宮沢りえ、大倉孝二、南沙良が出演する「ポッキー何本分」TV-CMシリーズの最新作として、「バレンタイン」篇が、1月11日(金)よりオンエア開始。“母”役の宮沢さんが“娘”役の南さんにバレンタインデーを前に秘策(!?)を伝授する微笑ましいCMとなっている。引っ越し、転校をきっかけに、複雑に揺れ動く親子の胸の内を、ドラマチックな世界観とともに描いた「ポッキー何本分」のCMシリーズ。昨秋の放映開始以来、好評を得ており、主題歌には「B’z」書き下ろしの楽曲「マジェスティック」が起用されていることでも話題。最新作のテーマは、間近に迫った「バレンタインデー」。娘の恋愛事情が気になり、この機会に応援したい宮沢さん演じる母・りえと、母親と恋バナをすること自体、気恥ずかしく、なかなか気が進まない南さん演じる娘・沙良が、両者の思いをつなぐポッキー片手に、淡い恋の話で打ち解け合っていく。一番の注目ポイントは、南さんと、南さんが想いを寄せる学校の先輩になりきった宮沢さんが、2本のポッキーとパッケージを巧みに(?)使い、一人二役で告白のレクチャーをする場面。今回は女性同士、“恋バナ”で無邪気に盛り上がる宮沢さんと南さん。劇中、宮沢さんの口から飛び出す夫婦の意外な馴れ初めのエピソードなど、母娘の微笑ましいやり取りにも注目だ。前回から4か月ぶりの再会となった宮沢さんと南さん。まだまだ成長期の現役女子高生の南さんを前にした宮沢さんと監督が、「あれ、ちょっと背が大きくなった?」「ホントだ!」と驚いたような表情で問いかけながら、終始和やかな雰囲気で撮影が行われた。宮沢さんは、本CMのように10代の女の子から好きな人に告白をするべきか相談されたらと問われると、「片思いでいることの楽しさもあるけど、人を好きになるのはとても素敵なことなので、恐れず前に進んで、告白した方がいいんじゃないかなと答えますね」と頼もしくコメント、「告白がうまくいったら、それを育んでほしいし、そうじゃなかったとしても、その時に感じた気持ちは決して無駄にはならないので」と語った。そして「今回はバレンタイン篇ということで、サラちゃんのとっても甘酸っぱい、可愛らしいエピソードも入りながら、大倉さんオリジナルののんびりとしたお父さんも登場しつつ、ほのぼのとした素敵な作品になっています。ぜひ皆さんもこの作品を見て、ほのぼのしていただけたら」と見どころもコメント。一方、南さんは自身のバレンタイン体験について、「小学校2年生の時、母と一緒に作ったチョコを、兄に渡したのが初めてのバレンタインチョコです。兄にも喜んでもらって、ホワイトデーのお返しに、ぬいぐるみをもらいました。今でも大切に部屋に飾ってあります」と明かしてくれた。江崎グリコ「ポッキーチョコレート」新TV-CM「バレンタイン篇」は1月11日(金)より全国にてオンエア開始。(text:cinemacafe.net)
2019年01月10日「子どもの発達に合わせて、そのときにもっともふさわしい教育をする」ことが特徴の「シュタイナー教育」(インタビュー第1回参照)。実際の教育現場ではどのような授業がおこなわれているのでしょうか。東京賢治シュタイナー学校で1年生のクラス担任を務める鴻巣理香先生は、その特徴を「世界とのつながりをとおして学ぶこと」だと語ります。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹(ESS)写真/石塚雅人(インタビュー・校内撮影のみ)記事冒頭画像:東京賢治シュタイナー学校 校内子どもには遊びでも明確な教育の意図がある――シュタイナー教育では1年生を「ならし期間」としているそうですが、一般の学校とどうちがうのでしょうか。鴻巣先生:当校には幼児部もありますが、学校にはいろいろな幼稚園、保育所から子どもたちが入学してきます。ですので、子どもたちの緊張がほどけて「仲間」になるまでには時間が必要です。そのため、最初に取り組むのは、「共同の生活の場」をつくること。一般の学校ではいきなり授業がはじまりますよね。でも、その前の段階が十分にできていないと、まだ幼児の延長上にある1年生は落ち着いて学べません。学びの特徴として、当校の1年生の席は円形になっていることが挙げられます。――それにはなにか大きな意味があるのでしょうか。鴻巣先生:これは「みんなが出会える場所」だということを意識したものです。入学当初の子どもたちが持っているのは「わたしと先生」という感覚。「わたしがみんなの一部」という感覚がまだないのです。だから、みんなが一斉に先生と話そうとする。そこで、「ひとりずつね」「誰かが話しているときは一緒に聞いてね」と話し、聴くことを練習していくなかで、子どもたちは「みんな」になっていくわけです。――いわゆる授業の内容はどんなものですか?鴻巣先生:いまお話した、円形に座ってお話をすることが1日のはじまり。そして、詩を唱えたり、歌を歌ったりします。これがもう授業なんです。椅子をしまって「ライゲン」(ストーリーを語りながら動物などを演じる教師を子どもが真似るリズム遊びのようなもの。※詳しくはインタビュー第2回参照)をすることもあります。お話をしながらいっぱい動くのですが、子どもたちにとっては遊びみたいなものでしょう。でも、教師としては、日本語のリズムで詩を一緒に唱えて覚えさせる、体の大きな動きやこまかい動きを練習させるといった、明確な意図があるものです。そして、これらの活動のなかには「共同でやること」、そして「自分自身が取り組み練習すること」が必ず含まれます。それが1年生にとっての学びなのです。「土台」ができあがれば学習速度が一気に上がる――一般的な授業とは大きく異なるようです。鴻巣先生:もちろん、国語や算数など、一般的な教科に該当する授業もあります。ただ、シュタイナー教育では、最初に学ぶための「土台」をつくることを重視します。先ほどお話したように、これらは子どもにとっては遊びみたいなものですから、親御さんに「今日は学校でなにしたの?」と聞かれると、子どもは「先生と遊んできた」と答える。ですから、親御さん、特にお父さんのなかには心配してしまう方もいますね。「この学校、大丈夫かな」って(笑)。ただ、わたしたちは、子どもがどんな時期なのかということに重きを置いて、人間の成長に合わせた無理のない学びにしているだけのことです。まわりから見ると、3年生まではすごくゆっくり学んでいるように見えるでしょう。ですが、きちんと土台ができあがると、4年生以降ではかなり早く学びが進むのです。――「エポック授業」というものが大きな特徴だと伺いました。鴻巣先生:これは、すべての学年の1時間目におこなわれる110分の授業です。110分というと長く感じると思いますが、1年生だったら最初の45分から1時間くらいは、先ほどお話したライゲンなどをして子どもたちは動いています。そして、30分くらい集中して勉強をする。そして最後の15分は教師の話を聴きます。勉強の内容は、一般の学校の国語、算数、理科、社会にあたる教科です。しかも、2週間から4週間ほどのスパンで、毎日、同じ教科の同じ内容を集中的に学びます。そして、その教科が終わったら、次の教科に集中する。前の教科で学んだことは、1回寝かせます。たとえるなら味噌のようなもので、寝かせて発酵させるわけです。――寝かせることにはどういう意味があるのでしょうか。鴻巣先生:寝かせているのですから、他の教科に取り組んでいるときには、学んだことが頭のなかに出てくることはありません。でも、しばらくたってふたを開けたときには熟成されている。しっかり潜在意識に刻まれ、強化された記憶のなかから「こうだった!」と取り出すことができるわけです。子どもの成長段階をしっかりと見つめる――貴校の授業で特に強く意識していることがあれば教えてください。鴻巣先生:一般の学校で学ぶ内容も、より生活に根差したものとしてとらえるということです。3年生の算数ではものの単位を習います。ただ、それを「紙の上」で終わらせることはありません。1kmを学ぶためには、1mのロープを10本つなげて10mのロープにして、それをみんなで持って実際に測ります。なぜなら、わたしたちのまわりには「世界と切り離されたもの」はなにひとつないからです。世界とのつながりをとおして学ぶことは、実際にそこにあるものの見方――「観点」を学ぶということ。だからこそ、授業でならったもの以外のものを見ても、学んだことをきちんと活かせるようになる。応用が効くと言ってもいいかもしれません。これは「紙の上」だけでの学びでは得られないものです。――一般の学校に通う子どもを持つ親御さんでも生かせる貴校の教育の考え方はありますか?鴻巣先生:まずは、いまお子さんがどういう時期にあるのか、しっかり見てあげてほしいですね。1年生は幼稚園児と比べると大きくなったように見えますが、さまざまな場面でまだ親の支えが必要な段階です。いまの子どもたちには、「できないことはいけないこと」という感覚があるように思いますが、できなくても平気なんですよ。失敗してもまたやってみたらいい。ただ、親が一緒にやってあげる必要があります。そして、もう支えがいらないのか、助けてほしいけど言えないだけなのか、そういうことをきちんと見抜いてあげてほしいと思います。■ 東京賢治シュタイナー学校■ 東京賢治シュタイナー学校幼児部たんぽぽこどもの園■ 東京賢治シュタイナー学校 インタビュー一覧第1回:「点数」で子どもを評価しない――力強い意志を育む「シュタイナー教育」の本質第2回:「模倣となりきり」で想像力が伸びる――感覚がフル稼働する「シュタイナー教育の1日」第3回:お片づけに“小人さん”が登場!?――「豊かなイメージ」が日々の子育てにも生きる第4回:1年生が「円形の席」で学ぶこと――シュタイナー教育が重視する「学びのベース」【プロフィール】東京賢治シュタイナー学校1994年、30年以上にわたり公教育に携わった鳥山敏子氏が公立学校を退職し、天地人のつながりのなかに生きようとした宮沢賢治の生き方を理想として長野・美麻に若者のための学びの場「賢治の学校」を立ち上げる。その後、ドイツのシュタイナー学校の見学をとおして「子どものための学校」こそ必要だとし、1997年に東京・立川に拠点を移して前身である「東京賢治の学校」を創設。1999年に幼児部、2005年には高等部を開設。2013年より現校名となる。鴻巣理香(こうのす・りか)東京賢治シュタイナー学校教師(1年生クラス担任)。「正直であるというところから人間は真の強さを生み出す」を信念とする。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2018年12月14日ドイツで生まれた「シュタイナー教育」の最大の特徴は、「子どもの発達に合わせて、そのときにもっともふさわしい教育をする」というもの(インタビュー第1回参照)。興味を持つ親御さんも少なくないはずですが、日本でシュタイナー教育をおこなう幼稚園は限られています。そこで、その教育手法を家庭で生かすための方法を、東京賢治シュタイナー学校の幼児部教師・池田真紀先生と学校教師・鴻巣理香先生に教えてもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹(ESS)写真/石塚雅人(インタビュー・校内撮影のみ)記事冒頭画像:東京賢治シュタイナー学校 校内子どもと一緒にまわりの大人も変わる――長く幼児教育に携わるなかで、いまの子どもの特徴として感じることはありますか?池田先生:いまの子どもは「忍耐力」がちょっと足りないかもしれません。すぐに「答え」がほしくなる傾向が強いようです。いわゆる、「間」(ま)のようなものが短くなっているように思います。ただ、それは大人も同じではないでしょうか。――知りたいことがあれば、ネット検索ですぐに答えが見つかる時代です。池田先生:そういう影響もあるのか、親御さんは子どもの「背景」をくみ取るのに苦労しているように感じるのです。子どもが「嫌だ」と言ったら、そのまま「嫌なのね」と受け取ってしまう。本当は、子どもは遊んでほしくてそう言っているのかもしれませんよね。子どもが発信しているものの背後にある、見えない気持ちを察するには、「間」や「立ち止まる」ことが必要です。子どもは大人の姿を模倣しますから、結果的に子どもにも影響を与えているのかなとも思います。――ネットの普及など社会環境だけではなく、親御さんの変化も影響している。池田先生:だからこそ、子どもとはどういう存在なのか、親御さんは学び、子育てを「練習」することが必要な時代なのかなと思います。でも、きちんと子育てに向き合えば、お母さんたちは大切なものをちゃんとつかんでいきます。そうすれば、子育てがもっと楽しくなる。そういうことを、当園に子どもを通わせる3年間で体験してもらいたいと考えています。鴻巣先生:親子が一緒に変わっていけることは、すごく面白いことだと思いますよ。家族にもいろいろ変化がありますよね。高齢になったおじいちゃんやおばあちゃんと同居するようになったり、下の子どもが生まれたり、あるいは引っ越したり。そういう変化のなかで、子どもを支えるまわりの大人も、子どもと一緒に育っていく。大人が変わるのはたしかに大変です。でも、「この子のために一緒に頑張りましょう」というのがわたしたちのスタンス。家か学校か、どちらか任せではありません。そういう意味では、親御さんとのやり取りが多いことが、当校の大きな特徴かもしれませんね。池田先生:幼児部も、「預けて終わり」ではありません。「こういう部分は一緒に協力してほしい」「園ではこうしているからおうちではこうしてみましょう」と、親御さんとは頻繁にやり取りをしています。子どもは「人をとおして」まわりの世界とつながる――シュタイナー教育では、テレビや映像作品、CDなどを排除していると伺いました。それもやはり親御さんと協力しながらしているものでしょうか。池田先生:「排除」というと、ちょっとちがいますね。たしかにそれらは控えてほしいというのがシュタイナー教育のスタンスです。だけど、わたしたちは強制することはありません。最後に決めるのは、結局は親御さん。もちろん、「『ファンタジーの力(インタビュー第2回参照)』を育てるため」という理由をお伝えして、納得したうえで実践してほしいと思っています。でも、決して禁止事項が多い教育というわけではありませんよ。鴻巣先生:ただ、幼い子どもにそれらが必要なのかと大人がちゃんと考えれば、たいがい「いらない」と言います。子どもにテレビを見せている理由を聞くと、「ちょっと忙しくて」「静かにさせたくて」というもの。自分が「本当にいい」と思っているわけではないものを子どもにさせるのは、気持ちが良くないですよね。子どもの発展を考えて、なにが必要なのか、大人になにができるかを考えなくちゃならない。なぜなら、大人が子どもの環境をつくり出し、大人自身も子どもにとっては環境だからです。その観点に立てば、わたしたちがただ「禁止」しているわけではないということがわかってもらえるはずです。――とはいえ、誰しも子どもの頃に見て忘れられない絵本などがあるものですよね。コンテンツの持つ力も、子どもの成長にとって大きいものだと思います。池田先生:もちろん、一様に禁止しているわけではありません。ただ、幼い子どもに絵本を与える場合も、その年齢、発達に合ったものをきちんと大人が選んであげるべきでしょう。難しく考える必要はなく、繰り返しの多い内容で、なおかつお母さんが「これだったらいいな」と思うもので十分です。図書館に行けば1回で20冊も借りられたりするものですが、そうではなくて、お母さんが本当にいいと思ったものをほんの2、3冊借りて、繰り返し読んであげる。そういう体験のほうが、多くの絵本に触れることより子どもの成長には重要なものです。鴻巣先生:「お母さんが一緒に読んでくれた」という体験が大切です。もしかしたら、大人になったときに、その情景は思い出としてははっきりと出てこないかもしれない。でも、大人になっても大好きな絵本があるということの下地には、そういう体験があるはずなのです。子どもは、「人をとおして」まわりの世界やものとつながるものですからね。小さなよろこびの積み重ねが子育てへの意欲を育てる――貴園の教育手法のなかで、家庭でも実践できることがあれば教えてください。池田先生:たとえば、子育て中の親御さんにとっておそらく身近な「おもちゃの片づけ」についていくつか提案できます。いま、どの家庭にもおもちゃが多すぎるように感じます。まず、おもちゃを減らすことをおすすめしますね。たくさんあっても、子どもの本当のお気に入りは一部のはずです。そういうものだけを残して、あとはしまってしまう。「あのおもちゃ、どこいったの?」と聞かれたら、「いまは小人さんに預かってもらってるの」などと伝え、子どもに「ファンタジーの力」を発揮させましょう。そして、片づけるときは、箱にごちゃごちゃにまとめてしまうのではなくて、それぞれのおもちゃの定位置にしまってあげる。電車のおもちゃだったら「ここが車庫」というふうに、おもちゃの「おうち」をつくってあげるのです。そうすれば、子どもはファンタジーの力で内面のイメージを膨らませながら片づけができるようになります。――想像力を育てながら、ものに対する愛着も持てるようになる。池田先生:それぞれのおうちを用意してあげると、おそらく親御さんにも、たくさんのおもちゃが置けないことがおのずとわかってくると思います。しかも、量が減ると片づけが嫌なものではなくなる。数が限られているので、子どもと一緒に片づけるにしても嫌ではないですよね。親が面倒だと思っていることは、子どもにも伝わるものです。子どもはしっかり親を見ているものですから、ものをボンと投げるようなことをすればすぐに真似をする。おもちゃの数が多くて大きな箱にまとめてしまっているような状況だと、親もどうしても乱暴に扱ってしまいがちです。――最後に、子育てに奮闘する親御さんにアドバイスを頂けますか。池田先生:いまの社会で子育てをしていると、忙しい日々につい流されがちだと思います。でも、あたりまえですが、子どもの幼児期というのは絶対に戻ってこないもの。だからこそ、大事にしてほしい。そのためにも、親御さんにはほっとできる自分の時間を1日に1回でもつくってほしいですね。その時間に、「あんな顔が見られてうれしかったな」「一緒に買い物に行けて良かったな」と、子どもとの出来事を振り返る。子育てって「大変」とばかり言われますが、そうではないはずですよ。そういう小さなよろこびを積み重ねることで、忙しくても大変でも「明日も頑張ろう!」と思えるのではないでしょうか。右:池田先生、左:鴻巣先生■ 東京賢治シュタイナー学校■ 東京賢治シュタイナー学校幼児部たんぽぽこどもの園■ 東京賢治シュタイナー学校 インタビュー一覧第1回:「点数」で子どもを評価しない――力強い意志を育む「シュタイナー教育」の本質第2回:「模倣となりきり」で想像力が伸びる――感覚がフル稼働する「シュタイナー教育の1日」第3回:お片づけに“小人さん”が登場!?――「豊かなイメージ」が日々の子育てにも生きる第4回:1年生が「円形の席」で学ぶこと――シュタイナー教育が重視する「学びのベース」(※近日公開)【プロフィール】東京賢治シュタイナー学校1994年、30年以上にわたり公教育に携わった鳥山敏子氏が公立学校を退職し、天地人のつながりのなかに生きようとした宮沢賢治の生き方を理想として長野・美麻に若者のための学びの場「賢治の学校」を立ち上げる。その後、ドイツのシュタイナー学校の見学をとおして「子どものための学校」こそ必要だとし、1997年に東京・立川に拠点を移して前身である「東京賢治の学校」を創設。1999年に幼児部、2005年には高等部を開設。2013年より現校名となる。池田真紀(いけだ・まき)(写真右)東京賢治シュタイナー学校幼児部教師(クラス担任)。「古くならないいまの時代に合ったシュタイナー教育」を目指す。鴻巣理香(こうのす・りか)(写真左)東京賢治シュタイナー学校教師(1年生クラス担任)。「正直であるというところから人間は真の強さを生み出す」を信念とする。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2018年12月12日「12月上旬、広田さんが挙式を行ったそうです」(知人)女優の広田レオナ(55)が4度目の結婚!そんな、驚きの情報が飛び込んできた。この知人によると、12月5日に広田がFacebookの友人限定投稿で結婚報告したとのこと。そこには、こんなコメントがつづられていたという。《神の前で、どうせレオナのツバメだろと言われていたオノコと、千代に八千代にをかなりナーバスな気持ちで誓いました》投稿には、白いドレス姿の広田が男性と仲良く手をつなぐ写真も。彼女の頭には花で編んだティアラ、左手には小さなブーケが。ささやかながらも、幸せいっぱいの様子が伝わってくる。そして《弁護士を入れて書面にいたしました》との言葉が続いていた――。気になるのは、結婚のお相手。いったい誰なのか?前出の知人がこう明かす。「22歳年下のTさんです。広田さんが代表をつとめる事務所に所属する俳優でしたが、現在は裏方に回っています。ただ広田さんの事務所といえば、元夫の吹越満さん(53)も所属しています。つまり、Tさんは吹越さんの“後輩”にあたるんですよね……」広田は歯科大の大学院生と結婚し、88年に長男(30)を出産。だが90年に離婚した。その後、94年に吹越と結婚。00年に長女(18)を出産した。当初は別居婚の形をとるなど新しい夫婦のあり方が注目されたが、05年に離婚。だが12年には吹越との再婚が報じられた。昨年1月には一部週刊誌でTさんとの“不倫疑惑”が浮上。吹越はすでにともに住んでいた一軒家を出ており、そこにTさんが出入りするようになったと伝えられた。だが彼女は不倫関係を否定。その上で、吹越とは16年12月に再び離婚していたことを明かした。そんな波乱万丈の半生を送ってきた彼女が、またしても結婚したという――。もちろん冒頭の投稿に、元夫である吹越の姿はない。夫婦水いらずの秘密の挙式だった。「広田さんとTさんは那須高原で式を行ったそうです。現地では宮沢賢治さんゆかりの素泊まり旅館で、秘湯を堪能。ご当地の巨大ステーキ店で舌鼓をうったようです。挙式だけでなく、“新婚旅行”も兼ねていたみたいですね」(前出・知人)昨年8月には長男の妻が出産して“祖母”になったことを明かした広田。だが55歳とは思えないほど、美貌は健在。22歳年下のTさんが夢中になるのも、当然かもしれない。そこで4度婚について聞くべく広田の所属事務所に事実確認したところ、担当者はこう答えた。「Facebookに書かれていたとおりです。ただ、籍はまだ入れていません」別の知人は、2人の今後についてこう語る。「当初はさすがに広田さんも、結婚には慎重でした。しかし彼女が体調を崩したとき、Tさんは献身的に世話してくれたそうです。年の近い娘さんとも、すっかり意気投合していると聞きました。そして裏方として再出発する彼の才能を見て、『支えたい』と考えるようになっていったといいます。入籍は、するかどうかも含めて未定だそうです。ただ年の差婚とあれば、将来的に介護も考えなくてはなりません。それでもTさんは『たとえ年老いても一生かけて愛する』と誓ってくれた。そんな男気をみせられ、彼女も決断したようです」傷つきながらも、ようやくたどり着いた幸せ。今度こそ最後のゴールインとなってほしい。
2018年12月11日ドイツで生まれた「シュタイナー教育」(インタビュー第1回参照)を、幼稚園から一般の高校にあたる高等部まで、15年間の一貫教育でおこなう東京賢治シュタイナー学校。その幼児部「たんぽぽこどもの園」ではどのような活動をしていて、それらは一般の幼稚園とどうちがうのでしょうか。幼児部教師の池田真紀先生に、まずは1日のスケジュールから教えてもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹(ESS)写真/石塚雅人(インタビュー・校内撮影のみ)記事冒頭画像:東京賢治シュタイナー学校 校内紙芝居や絵本でなく「素話」である意味――たんぽぽこどもの園では、子どもたちがどんな活動をしているのか、1日のスケジュールを教えてください。池田先生:8時15分から8時半までの間が登園時間で、その後、室内で「自由遊び」があります。お絵描きやごっこ遊び、積み木遊び、それから針でなにかを縫うといった手仕事など、さまざまな遊びをします。この時間では、大人から指示されて決められた遊びをするのではなく、子どもが遊びを生み出していくことが大切です。子どもたちは、自分が想像したものを、丸太、積み木、布、木、木の実といった、お部屋にあるさまざまな素材を使ってかたちにしていき、さらに友だちと一緒におこなう体験をしていきます。たとえば、おうちをつくって家族ごっこ、オリジナルの物語による人形劇ごっこといった具合です。代々、子どもたちの中で伝承されて、毎年やるのはお祭りごっこですね。お囃子や獅子、白狐の格好をした子どもたちが、テーブルの上に乗って演じます。まるで本当のお祭りを見ているみたいでとても楽しいですよ。また、3歳から6歳までの子どもが同じ部屋で過ごしますから、兄弟のように関わり合う姿には温かいものがあります。10時になったら、おもちゃなど使ったものの「お片づけ」。その後は「ライゲン」という活動をします。――そのライゲンというのはどんなものですか?池田先生:一般の幼稚園でいうところの、「リズム遊び」に近いものですね。内容は季節を取り入れたもので、歌や音、言葉とともにその物語のなかで想像しながら教師とともに動きます。たとえば、教師がハトになったらハトに、ネズミになったらネズミにと、みんなで輪になって教師の模倣をします。7歳までの子どもは、模倣することであらゆることを身につけることができます。それも、どのような思いでその行為をしているのかという内面のありようまで模倣する。また、ライゲンでは、みんなで「中心に集まる~広がる」「ジャンプ~小さくなる」などの対の動きも取り入れます。それは、「収縮と拡散」「静と動」というリズミカルな動きの体験です。こういった動きも教師と一緒にすることで、子どもたちの体が健全につくられていくのです。――なるほど。スケジュールの続きを教えてください。池田先生:11時になったら「お弁当」の時間。そして、今度は外での「自由遊び」をします。子どもたちはとてもダイナミックに遊びます。のぼり棒にロープを横にかけると、そこはお猿島。てっぺんにはかわいい子ザルに扮した子どもがいます。ブランコも子どもたちは大好き。ふたつのブランコに板を渡すと、何と6人乗りの宇宙船に。ジャングルジムにも板をかけて、2階建てや屋根付きのおうちをつくります。その他、鬼ごっこ、縄跳び、竹馬、砂山つくり、泥だんごやごちそうつくり、などなど、とにかく体を動かし、感覚をフルに働かせて遊ぶ時間です。1時間ほど遊んだら、またおもちゃをすべてもとの場所に戻して、お部屋に入ったら「お着替え」です。みんなが着替え終わるまでお絵描きをして待って、最後に「お話」の時間がある。これは、「素話」です。紙芝居や絵本を見せるのではなく、教師が子どもたちを見渡しながらお話をするということですね。――それにはどんな理由があるのですか?池田先生:わたしたちは「ファンタジーの力」と呼びますが、幼い子どもは、たとえば、雲を大好きなクマに見立てるなど、強い想像力を持っています。教師の素話によって、子どもはたくさんのイメージをつくることができる。そのイメージを大切にすればするほど、内側の世界が豊かになり、その後の思春期における内面形成、思考形成の土台になるのです。お話は10分から15分程度。そして、13時半に降園となります。【たんぽぽこどもの園の1日】08:30 登園、自由遊び(室内)10:00 片づけ、ライゲン11:00 お弁当、自由遊び(戸外)12:30 片づけ・着替え、お話13:30 降園東京賢治シュタイナー学校 校内決まったリズムと繰り返しが健康な体をつくる――このスケジュールはずっと変わらないものですか?池田先生:いえ、わたしたちは「1週間のリズム」と呼びますが、曜日によって少しだけ内容が変わります。たとえば、火曜日は「自由遊び」の時間に「にじみ絵」という絵の具を使った活動、水曜日はライゲンの代わりに「オイリュトミー」という身体表現をします。【たんぽぽこどもの園の1週間のリズム】月曜日:お散歩火曜日:にじみ絵水曜日:オイリュトミー木曜日:みつろう粘土金曜日:お掃除池田先生:でも、朝の自由遊びを、日によって10時までにしたり11時までにしたりするといったことはなく、1日の基本的な流れはずっと一緒ですね。なぜかというと、子どもは「繰り返す」ことで「安心感」を得るからです。いつもより自由遊びの時間が長いなど、やることが変わると子どもはドキドキして不安になってしまう。毎日、同じリズムで子どもが安心して過ごせることは、気持ち良く呼吸できて、脈拍が整うことにもなります。このリズムと繰り返しが、健康な体をつくっていきます。――オイリュトミーとはどんな活動なのでしょうか。池田先生:オイリュトミー用のドレスを着て、専科の教師の話を聴きながらいろいろな動きをするというものです。幼児においては、体を生き生きとさせる効果があります。――ライゲンとのちがいはどういったものになりますか?池田先生:オイリュトミーは、たとえば、言葉なら「く」や「う」の動き、音程なら「ラ」や「ミ」の動きというふうに手や腕の位置、動きが決まっています。一方、ライゲンにはそういう決まりはありません。言葉で説明するのは難しいのですが、ライゲンはイメージしながら動くものですね。スケジュールはただの時間の区切りではない――一般の幼稚園との大きなちがいはどこにあると考えていますか。池田先生:一般の幼稚園も、スケジュールは決まっているかと思います。ただ、わたしたちの園では、それによって「なにが子どもにもたらされるか」という観点をとても大切にしています。どうして絵本ではなく素話にするかということもお伝えしましたが、わたしたちの園でおこなう内容には、一つひとつに意味があります。お片づけもそう。お片づけはみんなが取り組みます。それも、年少さんはひもを巻く、年長さんは大きな積み木を運ぶというふうに役割が決まっている。毎日その時間になると、お部屋中に広がったおもちゃを決まった場所に戻してあげて、お部屋が綺麗になり、全員が「気持ち良くなった」という体験をする。この体験は、一人ひとりに「収縮と拡散」の心地よいリズムを与えます。シンプルですが、すべての行為に意味があるのです。■ 東京賢治シュタイナー学校■ 東京賢治シュタイナー学校幼児部たんぽぽこどもの園■ 東京賢治シュタイナー学校 インタビュー一覧第1回:「点数」で子どもを評価しない――力強い意志を育む「シュタイナー教育」の本質第2回:「模倣となりきり」で想像力が伸びる――感覚がフル稼働する「シュタイナー教育の1日」第3回:お片づけに“小人さん”が登場!?――「豊かなイメージ」が日々の子育てにも生きる(※近日公開)第4回:1年生が「円形の席」で学ぶこと――シュタイナー教育が重視する「学びのベース」(※近日公開)【プロフィール】東京賢治シュタイナー学校1994年、30年以上にわたり公教育に携わった鳥山敏子氏が公立学校を退職し、天地人のつながりのなかに生きようとした宮沢賢治の生き方を理想として長野・美麻に若者のための学びの場「賢治の学校」を立ち上げる。その後、ドイツのシュタイナー学校の見学をとおして「子どものための学校」こそ必要だとし、1997年に東京・立川に拠点を移して前身である「東京賢治の学校」を創設。1999年に幼児部、2005年には高等部を開設。2013年より現校名となる。池田真紀(いけだ・まき)東京賢治シュタイナー学校幼児部教師(クラス担任)。「古くならないいまの時代に合ったシュタイナー教育」を目指す。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2018年12月10日「シュタイナー教育」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。ドイツで誕生した教育思想ですが、おそらく多くの人にとって耳慣れないものでしょう。日本でシュタイナー教育をおこなう東京賢治シュタイナー学校の取材をとおして見えてきたのは、一般常識や他人の意見でぶれることのない、力強い「意志」を育てる教育でした。同校幼児部教師・池田真紀先生(写真右)と、学校教師・鴻巣理香先生(写真左)にお話を聞きました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹(ESS)写真/石塚雅人(インタビュー撮影のみ)ドイツで生まれ日本の風土に合わせて発展――そもそも、「シュタイナー教育」とはどんなふうにはじまったものでしょうか。池田先生:もともとはオーストリアの哲学者であるルドルフ・シュタイナー氏がはじめた教育です。当時は第一次大戦のさなか。「健全な人間が育たないと健全な社会には変えられない」という、社会運動の一端としてはじめられたそうです。鴻巣先生:当時のドイツの普通教育は、いまの小学4年生くらいまで。その後は、上の学校に進むのか、あるいは社会に出て徒弟制度のなかで働くのか、その時点で決めないといけませんでした。その頃、シュタイナーの講演を聴いた大きなタバコ会社の社長が、彼に「学校をつくってほしい」と依頼しました。従業員のほとんどはごく短い期間の普通教育を受けただけだったということもあり、従業員たちが「子どもたちには彼らに合う場でしっかり学ばせてあげたい」と社長に要望したのだそうです。そうして、はじめてのシュタイナー学校が誕生しました。池田先生:その後、日本に伝わった当時は、ドイツでの手法をそのまま踏襲していたようです。でも、日本のなかでそれぞれの学校や幼稚園が試行錯誤しながら、その地域に合ったシュタイナー教育をおこなうようになっています。ただ、根本となる「人間」とはなにか、というとらえ方は、どこのシュタイナー教育も同じものです。子どもたちの年齢と成長に合った教育――その根本である、シュタイナー教育の特徴というとどんなものになるのでしょうか。池田先生:「子どもの年齢や発達にふさわしい教育を与える必要がある」という発想ですね。まだ合わないものを早くさせたり、逆に必要なことをさせなかったりということではなく、そのときそのとき、成長を続ける子どもに合ったカリキュラムを組んでいます。鴻巣先生:シュタイナー教育は1919年にはじまり、2019年に100周年を迎えます。でも、100年たったからといって、子どもが育っていくために必要なものは変わりません。子どもの年齢、成長に合ったものを手渡していくということが、シュタイナー教育のいちばんの特徴だと思います。当校の教師は、一般の公立校や私立校で教師をしていた者がほとんどですから、一般の学校とのちがいをよくわかっています。そのちがいとは、人間のとらえ方、発達に関する観点ですね。幼児期に体ができてはじめて勉強ができる――シュタイナー教育では、0〜7歳、7〜14歳、14〜21歳という7年単位で人間の成長をわけて考えているとのこと。実際に、7年が区切りになっていると感じますか?鴻巣先生:本来、人間の成長はひとつながりのものです。でも、学校制度のなかでここからは上の学年だというふうにわけざるを得ません。そういうなかで子どもたちをどう発展させるかというところは、学校であり教師が工夫するしかない。わたしたちの教育は、幼児だからここまで、1年生だからこれをやる、2年生だからこれをやると押し付けるものではありません。もちろん、各学年で取り組むべきカリキュラムはあります。それは、それぞれの「時期に合っている」もので、「彼らの成長を助ける」ものだということです。池田先生:7歳を例にすると、「歯が抜ける」ことが大きなサインとなります。乳歯が抜けるのはだいたい1年生の前後です。それが、シュタイナー教育では、「きちんと体ができた」「勉強ができるようになった」というサイン。0歳から7歳までのあいだは、勉強させるのではなく、きちんと体をつくってあげることが大きなテーマなのです。鴻巣先生:乳歯が抜けると、すでにその下には永久歯が準備されていますよね。ということは、体のなかでもっとも硬いものをつくっていた大きな力が余っているということ。その力を使って「覚える」ということが可能になる、とシュタイナー教育では考えているのです。一般の学校だと、1年生になるといきなり勉強に入ります。でも、まだ体ができあがっていない幼児の名残がある状態では、「覚える」ことがすごく難しいのだと私たちは見ています。シュタイナー教育が育む自分を信じる力――シュタイナー教育を受けた子ども、そうでない子どもで、その後にどんなちがいが出るものでしょうか。鴻巣先生:卒業生がよく口にするのは、「根拠のない自信がついた」ということ(笑)。それは、小さい時期を競争しないで育っているからだと思います。もちろん、高等部など上の学年に進めば切磋琢磨することも必要ですが、基本的には「この子は100点、この子は50点」というふうに点数で子どもを評価しません。そうすると、「これは自分がしっかりできる」「この子はこういうことが上手だから教えてもらおう」という考えが身について、なにかが「できないから責められる」という経験がないのです。それが「根拠のない自信」につながっているのではないでしょうか。――とはいえ、大学進学などを考えれば、競争も必要になってきます。鴻巣先生:当校の卒業生たちは、「点数」で進路を選びません。偏差値がいくつだからこの大学に行くというようなことはしないのです。「○○先生がいるから」「学びたいことを学べるから」と明確な志望理由を持っていますし、進学しない子にもきちんと理由がある。そして、「ちがう」と思ったら、また戻って自分がやるべきこと、やりたいことを探している。その「へこたれない力」は、本当にすごいと思いますね。もちろん、卒業後に夢を持ちながらもまだ中途半端な状態にある子もいます。若者ですから、そういう時期があって当然でしょう。ただ、そんな子も、「いまの仕事が一生の仕事ではないけど、学ぶところがあるからいまはこれをやる」というふうに、自分が立っている位置をきちんと理解しています。池田先生:当校の教師が、いろいろな生き方を認めていることも大きいかもしれません。普通だと、高校卒業の時点で進学先や就職先など送り出す先が決まっていないと、教師も心配しますよね。でも、当校の教師はいろいろな可能性を認めて待ってあげている。それで、「先生たちは自分をちゃんと受け止めてくれている」「ひとりじゃないんだ」「やっていける」と感じているのではないでしょうか。■ 東京賢治シュタイナー学校■ 東京賢治シュタイナー学校幼児部たんぽぽこどもの園■ 東京賢治シュタイナー学校 インタビュー一覧第1回:「点数」で子どもを評価しない――力強い意志を育む「シュタイナー教育」の本質第2回:「模倣となりきり」で想像力が伸びる――感覚がフル稼働する「シュタイナー教育の1日」(※近日公開)第3回:お片づけに“小人さん”が登場!?――「豊かなイメージ」が日々の子育てにも生きる(※近日公開)第4回:1年生が「円形の席」で学ぶこと――シュタイナー教育が重視する「学びのベース」(※近日公開)【プロフィール】東京賢治シュタイナー学校1994年、30年以上にわたり公教育に携わった鳥山敏子氏が公立学校を退職し、天地人のつながりのなかに生きようとした宮沢賢治の生き方を理想として長野・美麻に若者のための学びの場「賢治の学校」を立ち上げる。その後、ドイツのシュタイナー学校の見学をとおして「子どものための学校」こそ必要だとし、1997年に東京・立川に拠点を移して前身である「東京賢治の学校」を創設。1999年に幼児部、2005年には高等部を開設。2013年より現校名となる。池田真紀(いけだ・まき)(写真右)東京賢治シュタイナー学校幼児部教師(クラス担任)。「古くならないいまの時代に合ったシュタイナー教育」を目指す。鴻巣理香(こうのす・りか)(写真左)東京賢治シュタイナー学校教師(1年生クラス担任)。「正直であるというところから人間は真の強さを生み出す」を信念とする。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2018年12月08日「言葉」で書いて「絵」で届ける子どもに「表現力のある作文を書かせたい」と思っている親御さんは多いでしょう。実は子どもの表現力を磨くことは、そう難しいことではありません。それどころか、コツさえつかめば、とても簡単です。表現力が磨かれていくと、作文能力も飛躍的に伸びていきます。何よりも子ども自身が書くことを「楽しい」と感じるようになります。ポイントは、「『言葉』で書いて『絵』で届ける」ことです。表現力のある作文ほど、読んだ人の頭のなかで、パっと絵(場面)が思い浮かぶものです。この書き方ができるようになると、読む人が作文の内容に興味をもちやすくなります。もちろん、内容の理解も深まります。「絵」で届ける方法のひとつが「オノマトペ」の活用です。「オノマトペ」とは、「擬声語」のことで「擬音語」と「擬態語」を合わせたものです。【擬音語:物が発する音や声を描写した言葉のこと】例→グラグラ、ガタガタ、ドテッ、クシャ、ドッカーン、ガチャン、チャリン、プップー、ドドドッ、ヒューヒュー【擬態語:状態や心情、様子など、音のしないものを音として描写した言葉のこと】例→びくびく、ハラハラ、そわそわ、グダグダ、イライラ、とぼとぼ、しくしく、うとうと、キョロキョロ、シャキッオノマトペの絶大な効果とは?以下、【1】と【2】の文例を読み比べてください。【1】はオノマトペを使っておらず、【2】はオノマトペを使っています。【1】めのまえに、ふじ山が、あらわれたのです。【2】めのまえに、ふじ山が、ドーンとあらわれたのです。【1】ぼくは、おそばをすすりました。【2】ぼくは、ズズズッと、おそばをすすりました。【1】ごはんを食べたら、げんきが出た!【2】ごはんを食べたら、モリモリッとげんきが出た!【1】足がしびれて立ち上がれなくなりました。【2】足がジンジンして立ち上がれなくなりました。【1】きずがいたむ。【2】きずがズキズキいたむ。【1】クルマが走りぬけていきました。【2】クルマがビューンと走りぬけていきました。【1】犬のなき声が聞こえました。【2】クンクンと犬のなき声が聞こえました。【1】ジュースをのみました。【2】ジュースをゴクゴクのみました。【1】ひとりで家にいたら、しずかで、さみしくなりました。【2】ひとりで家にいたら、シーンとしていて、さみしくなりました。【1】おともだちが、ぼくの手をひっぱりました。【2】おともだちが、ぼくの手をグイッとひっぱりました。いずれの文例も、「絵」としてイメージしやすいのは、【1】よりも【2】ではないでしょうか。もっと言えば、【2】には【1】にはない「躍動感」や「リアリティ」が感じられます。どちらが表現力のある文章かは言わずもがなでしょう。子どもたちが大好きな漫画でもオノマトペは効果的に使われています。主人公の顔の横に「ビクっ」と書かれていると、驚いた顔の表情と相まって、主人公の驚きがより増幅して伝わります。ものによっては、いっさい吹き出し(台詞)がなく、オノマトペだけで、場面説明するようなページも少なくありません。ときにオノマトペは、文章による説明以上に、読む人にリアルな情報を届けてくれるのです。漫画を例にあげるまでもなく、子どもたちは感覚的にオノマトペが大好きです。たとえば、男の子であれば、ヒーローに変装して登場するときに「ジャーン」などと言うのではないでしょうか。あるいは、アクセサリーが好きな女の子であれば、「この宝石はキラキラしていてかわいいでしょ?」などと言うのではないでしょうか。子どもが日常のなかで自然と使っているオノマトペを、作文のなかに取り入れない手はありません。オノマトペに正解はない「あしたはクリスマスだからワクワクする」「さむくてブルブルふるえました」など、オノマトペには、お約束的な表現も少なくありませんが、子どもにオノマトペを書かせるときは、できるだけ子どもの自由な発想・感性に任せましょう。めのまえに、ふじ山が、ドーンとあらわれたのです。先ほど紹介した文例のひとつです。この場合のオノマトペも「ドーン」が正解というわけではありません。・めのまえに、ふじ山が、バキューンとあらわれたのです。・めのまえに、ふじ山が、バコッとあらわれたのです。・めのまえに、ふじ山が、ジョジョッとあらわれたのです。・めのまえに、ふじ山が、ブゥオーンとあらわれたのです。・めのまえに、ふじ山が、ニョロッとあらわれたのです。・めのまえに、ふじ山が、ジジッとあらわれたのです。・めのまえに、ふじ山が、ブ~~~ンとあらわれたのです。オノマトペに間違いはありません。くれぐれも「『ジョジョ』なんておかしいでしょ?」などと無粋なことは言わないでください。大事なのは、その子が自分でその言葉を選んだという事実です。人とは違うオノマトペが出てきたときほど「すごいね」「いいね」「かっこいいね」「すてきだね」と子どもを褒めてあげてください。文豪・宮沢賢治も愛したオノマトペもっとも、まだ作文慣れしていない子どもに「オノマトペを使って書きなさい」と言っても、難しいかもしれません。仮に「めのまえに、ふじ山が、あらわれたのです」と書いたとしたら、「どんなふうに現れたのかな?現れた様子に音をつけてみようか!」と自然な形で誘導してあげてください。また、日頃から、オノマトペを使うゲームを、親子で楽しむのもおすすめです。バナナを食べながら「食べている様子を『モグモグ』以外の音で表現してみよう」とか、「お父さんが怒っているときの様子を音で表現してみよう」とか。どんなお題でも構いません。親子のコミュニケーションも促されるうえ、情景や様子、自分の気持ちなどをオノマトペで表現するいいトレーニングにもなります。かの文豪、宮沢賢治は、オノマトペの名手としても知られています。「風がどうと吹いてきて、草はざわざわ、木の葉はかさかさ、木はごとんごとんと鳴りました」(『注文の多い料理店』より)などが一例です。彼の作品が老若男女に愛されたのは、その独特でリアリティのある情景・感情描写にあったのかもしれません。賢治のみならず、世の子どもたちもまたオノマトペの名手です。自由な発想に彩られた子どものオノマトペは、作文の魅力とクオリティを格段に高めます。もちろん、オノマトペで表現する楽しさを知った子どもは、作文を書くことが好きになるでしょう。
2018年11月28日Bunkamuraの30周年記念公演として「唐版 風の又三郎」が上演されることが発表されました。俳優の窪田正孝さんと元宝塚トップスターの柚希礼音さんがw主演する、注目の公演の詳細をご紹介します。舞台「唐版 風の又三郎」2019年に上演Bunkamuraの30周年を記念して、シアターコクーン・オンレパートリー2019「唐版 風の又三郎」が上演されます。記念すべく本公演には、俳優の窪田正孝さんが出演することが発表されました。およそ6年ぶりとなる窪田正孝さんの舞台での演技に注目が集まります。窪田正孝さんの唐作品の参加は、故・蜷川幸雄さん演出の「唐版 滝の白糸」以来およそ5年ぶり。「唐版 風の又三郎」とは?「唐版 風の又三郎」は、1974年の初演当初から人気の高い公演。作家・宮沢賢治の「風の又三郎」にギリシャ神話やシェイクスピアの作品の要素を織り交ぜて誕生した、“民衆の「神話」”とも呼ばれる作品です。かつて不忍池の水上音楽堂などで上演された際には、当日券を求めて観客が5時間以上並んでいたそう。W主演に柚希礼音さんが出演本作では、元宝塚歌劇団星組トップスターの柚希礼音さんが窪田正孝さんと一緒にW主演を担当。退団後は、ソロコンサートなど多方面で精力的に活躍する柚希礼音さんが初の唐作品に挑みます。舞台「唐版 風の又三郎」詳細東京公演公演期間:2019年2月8日(金)~3月3日(日)会場:東京・Bunkamuraシアターコクーン大阪公演公演期間:2019年3月8日(金)~3月13日(水)会場:大阪・森ノ宮ピロティホールチケット発売日・東京公演:2018年11月25日(日)10:00~・大阪公演:2019年1月中旬予定スタッフ作:唐十郎演出:金守珍出演者窪田正孝柚希礼音北村有起哉丸山智己江口のりこなど問い合わせ先舞台「唐版 風の又三郎」を見に行こう窪田正孝さん6年ぶりの主演舞台に注目が集まる「唐版 風の又三郎」。ぜひ記念すべくBunkamuraの30周年公演で生のお芝居を感じてみませんか。イベント情報イベント名:Bunkamura30周年記念 シアターコクーン・オンレパートリー2019 『唐版 風の又三郎』催行期間:2019年02月08日 〜 2019年03月13日住所:東京公演:Bunkamuraシアターコクーン大阪公演:森ノ宮ピロティホール
2018年10月24日宮沢りえ、南沙良、大倉孝二が出演する、現在公開中の「ポッキーチョコレート」(以下、ポッキー)のTVCM「何本分話そうかな・デビュー篇」。この度、新たにウェブ限定の超ロングバージョンムービー「何本分話そうかな・超ロング篇」が到着した。公開から1か月で247万回の再生を突破したCM「何本分話そうかな・デビュー篇」は、転校先の学校に馴染めない娘(南さん)と、その娘を心配する母親(宮沢さん)の物語が描かれた。そんな母親目線で描かれていたCMが、今回の約7分もある超ロングバージョンムービーでは、娘視点で進行。これまで明かされることのなかった娘の様々な悩みや葛藤、周りに素直になれないもどかしさ、母親への想いなど、家族に心配をかけまいと押し込めていた繊細な娘の胸の内が明らかに。映像では、なかなかうまくいかない学校での孤独感や幼い自分への苛立ちから、思わず海で絶叫するシーンや、「ポッキー5本分」話を聞く、という母親と2人っきりの会話では、「終わっちゃう~」と言いながらポッキーを食べるキュートなシーンも。「ポッキー何本分」というキーワードによってもたらされる、素敵なハッピーエンドに注目だ。また、「B’z」がCM主題歌として書き下ろした「マジェスティック」(作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘)のフルバージョンも収録されている。(cinemacafe.net)
2018年10月02日俳優の窪田正孝と柚希礼音が、Bunkamura30周年記念シアターコクーン・オンレパートリー2019『唐版 風の又三郎』で、W主演を務めることが20日、明らかになった。宮沢賢治の『風の又三郎』にギリシャ神話、シェイクスピアの『ヴェニスの商人』、さらに初演の前年となる1973年に起った自衛隊員による隊機乗り逃げ事件などをつきまぜながら、唐十郎によって1974年に誕生した同作。状況劇場公演として初演を迎え、根津甚八、李礼仙、小林薫といったアングラのレジェンドともいえる俳優たちが出演した。不忍池の水上音楽堂や夢の島に張られたテントなどでの上演では、当日券を求め5時間並ぶことも厭わない観客の熱狂ぶりも話題を呼んだ。東京の下町で出会った、精神病院から逃げてきた青年・織部(窪田)と、宇都宮から流れてきたホステスの・エリカ(柚希)は、恋人同士ですらなく、『風の又三郎』のイメージを介して結びつくもろい関係。汚濁した世間で生きていくことができずに病院に収容され、それでも、自分を連れ去る風の少年に憧れる織部は、その面影をエリカの中に見い出す。またエリカは自衛隊の練習機を乗り逃げした恋人を探す道連れとして、純真な青年を利用する。W主演の2人に加え、北村有起哉、丸山智己、江口のりこ、風間杜夫、山崎銀之丞、石井愃一、六平直政、大鶴美仁音と、演出の金守珍率いる劇団新宿梁山泊の面々など、若手からベテランまで豪華な顔合わせが実現した。○金守珍コメント唐ワールドの魅力は何といっても異次元の世界にワープし、物語の飛躍を楽しめることだ。渦巻き状のパワーを秘めたタイムトンネルをくぐり抜けることで、限りなく自由な想像力を我々に与えてくれる。この渦巻き状のパワーは荒々しい北風にも似て東北から生まれた宮沢賢治の世界とあいまってロマン溢れるファンタジーの世界を醸し出している。この度、素晴らしいキャスト・スタッフと共に『唐版 風の又三郎』をシアターコクーンで上演できることはこの上ない喜びである。ぜひとも劇場に足を運び、唐ワールドのダイナミックで美しい飛翔のイメージとノスタルジックな叙情をたっぷりあじわって頂きたい。○窪田正孝コメント蜷川幸雄氏演出『唐版 滝の白糸』でアリダを演じたのが昨日のことのように感じます。あれから5年も経っているとは。再び唐版に携われることが光栄です。風のようにやわらかく風のように凶暴に風のように自由に風のようにカタチにとらわれず唐版の戯曲を、言葉遊びに酔いしれたい。○柚希礼音コメントこの度『唐版 風の又三郎』に出演させていただくことになり身の引き締まる思いでございます。今まで出演させていただいた作品とは全然違う世界で、そして私ごとですが、来年芸歴20周年を迎え、その幕開けがこの作品になり、新人のつもりで体当たりで全てをかけて学ばせていただきたいと思っております。演出の金さんを始め、ご一緒させていただく窪田正孝さん、素晴らしい共演者の皆様からもたくさんのことを吸収させていただき、おもいっきり挑みたいと思います。このような素晴らしい体験ができることに感謝しながら、今までの自分からもまた一つ殻を破ることができたら……、そして憧れのシアターコクーンで演じることができるのも楽しみです。是非とも楽しみにお待ちください。宜しくおねがいいたします。
2018年09月20日今回カレーション編集部がピックアップしたのは、『いわて白金豚カレー』。突然ですが、「白金豚」って何て読むと思いますか?筆者はずっと“しろがねぶた”と読んでおり、東京都港区「白金」または“シロガネーゼ”(古い)のイメージから、浅はかにも「高級な味なんだろうな~」と思いながら、食すのを楽しみにしていました。ちなみに、港区の「白金」の正式町名は“しろがね”ではなく、“しろかね”なんだとか。 ■さあ、答え合わせ!「白金豚」の読み方は…?パッケージ裏によると、「白金豚」とは日本の銘柄豚で、またの名をプラチナポークとも呼ぶ、高源精麦株式会社の登録商標のようです。飼育環境に気を配り、丁寧に育てられた「白金豚」は、すっきりとジューシーな肉質でクセのない甘みのある脂身が特徴なのだとか。ちなみに「白金豚」の名前の由来は、岩手県花巻市出身の宮沢賢治。彼の作品『フランドン農学校の豚』に出てくる一文から「白金豚」=“はっきんとん”と名付けられたそう。ということで、正しい読み方は“はっきんとん”。“しろがねぶた”じゃなかった……。(泣) ■気になる“はっきんとん”のお味は…?ルーの色は、こっくりと深めな茶色。ルーの質感は、サラッと滑らか。はっきんとんと思われる豚肉がゴロゴロと5つほど入っており、大ぶりの角切りにんじんや玉ねぎなど、具材の充実っぷりにびっくりしました。これは満足できそうです。では早速、“はっきんとん”からいただきます。「“はっきんとん”うまっ!!!!」肉質はかなり柔らかく、脂身は少なめ。スジも口の中で簡単に噛み切ることができ、まさに「口の中でとろけるお肉」とはこういうものだと実感。 続いて、お肉以外の具材も食べてみましょう。にんじんは歯ごたえがありながらも主張しすぎず、パクパクといただけます。そして個人的に印象に残ったのは、意外にも“玉ねぎ”。写真では形状がなかなか確認しづらいものの、甘くてトロットロで美味しかったです! ■総評味★★★★★辛さ★★☆☆☆子供におすすめ★★★★☆「中辛」となっているものの、辛いもの好きの筆者からすると、かなり甘めの印象だったため、小さいお子さんでも食べやすいだろうと思いました。 “はっきんとん”を知るきっかけをつくった、宮沢賢治の作品に触れながら食べるカレータイムもアリ……?【筆者略歴】ナタリー
2018年09月13日宮沢賢治の童話の漫画化やアニメーション『銀河鉄道の夜』の漫画原作者としても知られている、ますむらひろしさん。なかでも猫と人間の理想郷を描いた漫画「アタゴオル」シリーズは彼の代表作だ。そのキャラクターと葛飾北斎の浮世絵が合体した展覧会が今、話題を呼んでいる。双方の魅力がより際立つ、漫画と浮世絵の異色コラボ展。ますむらひろし≪凱風快晴(冨嶽三十六景)≫2009年発表©ますむら・ひろし「きっかけは私が20年以上描いてきた雑誌の表紙のネタに困って、本棚にあった北斎の画集を手に取ったことでした。パラパラとページをめくる中、これを少し直せば“アタゴオル化”できるんじゃないかと思う浮世絵があって。そこから少しずつ北斎画のアタゴオル化に取り組むようになりました」(ますむらさん)実際に模写してみると、とんでもない先人の才能に悩まされ、七転八倒の日々を送ることになったとか。「通常の遠近法では考えられない北斎独自の視点やアングル、デフォルメがあるんです。それが私にはなかなか腑に落ちなくて。けれど、実際手を動かして、これこそが北斎画最大の魅力になっているとわかった時は『見たまま描いてちゃ、絵じゃねえだろ!』と北斎に言われている気がしましたね」そんな浮世絵の巨人に尊敬の念を込め、“自然との共存”を描いたというアタゴオル×北斎作品。本展ではその作品を、本物の北斎画と比較しながら楽しめる点が魅力だ。また今回のために描き下ろした新作(下)をはじめ、「アタゴオル」シリーズの漫画原稿やイラスト作品など140点もの作品が登場する。漫画ファンの期待も裏切らない内容だ。ますむらひろし≪漁師図≫2018年発表©ますむら・ひろしすみだ北斎美術館東京都墨田区亀沢2-7-2開催中~8月26日(日)9時30分~17時30分(入館は17時まで)月曜休一般1000円ほかTEL:03・5777・8600(ハローダイヤル)ますむらひろし1952年、山形県生まれ。‘73年『霧にむせぶ夜』で第5回手塚賞準入選。‘97 年には『アタゴオル玉手箱』で日本漫画家協会賞大賞受賞。※『anan』2018年8月8日号より。インタビュー、文・山田貴美子(by anan編集部)
2018年08月01日コニカミノルタプラネタリウム“満天””in Sunshine City が、2018年6月30日(土)にリニューアルオープンする。より臨場感のある映像美を実現これまでSABON(サボン)とコラボレーションした「スターナイト・ヒーリング~星に包まれた森~」やロックバンド・GLAYとタッグを組んだ作品「GLAY 星空が繋ぐ愛」など、映像作品に音楽や香りを融合することによって、大きな注目を集めてきたコニカミノルタプラネタリウム“満天”。今回のリニューアルでは、「夢よりも美しい、星空の下で」というコンセプトを掲げ、臨場感の高い鮮やかな映像美を叶える6台構成のレーザープロジェクターへと一新。都会の中心にいながら、これまで以上に美しい星空を鑑賞することができる。また寝転んで星空を眺められるプレミアムシート『芝シート』 は、芝の上にふかふかのラグと優しい灯りのランタンをセットしてアップデート。3組限定で利用することが可能だ。友人や恋人、家族との大切なひと時に利用してみてはいかがだろう。リニューアル記念『銀河鉄道の夜』を上映リニューアルを記念して、“満天”史上最も美しいと云われる宮沢賢治の代表作『銀河鉄道の夜』 を上映。プラネタリウムドーム360度に広がる美しい銀河のパノラマ風景を手掛けるのは、映像クリエイターKAGAYA。作品の持つ美しい世界観を繊細に再現し、日常からかけ離れたロマンチックな空間へと観客を誘う。【詳細】コニカミノルタプラネタリウム“満天”リニューアルリニューアルオープン日:2018年6月30日(土)休館日:6月11日(月)~29日(金) ※リニューアルに伴う工事の為場所:コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine City住所:東京都豊島区東池袋3-1-3 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル屋上営業日:不定休(作品入替期間は休館)上映時間:11時の回~20時の回 ※休館日、追加上映回などホームページ等で要確認料金:・プラネタリウム作品 (芝シート 3,500円/雲シート 3,800円/一般シート 大人1,500円、こども 900円)・ヒーリングプラネタリウム作品 (芝シート 3,900円/雲シート 4,200円/一律 1,700円)※未就学児は入場不可※芝/雲シートは、1シートで大人2名分の鑑賞料金を含み、1~2名で利用できる。※未就学児は2名まで定員に含まない。※土足不可※混雑により希望の時間に入館できない可能性有り。※上映時間・作品内容は、変更になる場合有り。上映途中の入退場不可。※障がい者手帳提示での割引は、一律半額。ただし、雲/芝シートには適用されない。鑑賞日当日に、障がい者手帳持参必要。同伴者も1名まで半額。■『銀河鉄道の夜』作品情報上映期間:2018年6月30日(土)~上映時間:約40分 12時の回※上映時間、休館日、追加上映回など、最新情報は下記ウェブサイトで確認撮影・脚本・CG:KAGAYA/音楽:加賀谷玲/朗読:桑島法子/ナレーション:大場真人【問い合わせ先】インフォメーションTEL:03-5610-3043(受付時間 10:00~19:00)
2018年05月13日宮沢りえ(44)が森田剛(39)との連名のファックスで3月16日、結婚を発表した。昨年末に森田と同じV6に所属する岡田准一(37)が結婚したばかりとあり、今回の報道には驚きの声も上がった。さらに別の“驚き”も生まれている。宮沢の文字が「うまくなった」のだ。 宮沢の文字は14年9月、最愛の母・光子さん(享年65)の訃報の際も話題となっていた。宮沢は光子さんが亡くなったことを直筆の署名入りのファックスで報告したが、個性的な文字での署名に「ギャル文字みたい」「美文字書きそうなのにショック」と揶揄する声が上がっていた。しかし今回の結婚報告での署名は筆跡が大きく変化した。個性的な文字から、丁寧な楷書に“モデルチェンジ”。新しい家族のため、襟を正した様子も伝わってくる。 Twitterでも《りえ文字のクセが治ってる》との声が上がっており、変化に気づいたファンも多いようだ。また《宮沢りえさんは、ギャル文字ではなく丸文字の世代だったのでは?》《昔のセブンティーンに宮沢りえ文字練習帳があったなぁ》と、宮沢の文字は「“時代の名残り”だった」という意見も。 「りえちゃんが、いろいろやっている中で その屈託のなさが出てるのは『絵』と『字』だよね」 これは14年11月、宮沢と対談した糸井重里(69)による発言だ。糸井は、宮沢が10代のころから多くの仕事を共にしている。そんな糸井に「劣等感があり、ずっと考え込んでしまう」と打ち明けた宮沢。それでも「自信をもって、『ねー!いいでしょーー!』って言ってみたい」と発言したときに、糸井は宮沢に「もっと屈託のない姿を見せてほしい」と示唆するように上記の発言をした。さらに糸井は光子さんの訃報の際の、宮沢の“文字”についても触れた。 「喪服を着ている文章のはずなのに、屈託のない文字で『宮沢りえ』と書いてあって、あれを見たときに、この子やっぱりこういう子だと思った」 自身が思い描いていた宮沢と、本来の宮沢との“ズレ”を再認識した糸井。宮沢の文字が「漫画っぽくて『ああ、いいな』」と思ったといい、その“屈託の無さ”を魅力と感じていたようだ。襟を正すのは勿論だが、ときには“いい文字”をまた見せてほしい。
2018年03月19日アイドルグループ・V6の森田剛(39)と女優の宮沢りえ(44)が3月16日に結婚したことを同日、ジャニーズ事務所を通じて連名で正式に発表した。 宮沢は09年4月に実業家の男性と結婚し女児をもうけたが、16年3月に離婚成立を発表。その後、2人は16年8月に上演された舞台で初共演し交際へと発展。同年10月には週刊誌で交際が報じられ、その後も順調に愛を育みゴールインとなった。 「りえさんの娘さんも、森田さんのことが大好き。2月にりえさんは娘さんと2人でファミリータイプの高級マンションにお引っ越ししたそうです。着々と森田さんとの結婚準備を整え、晴れて再婚となりました」(芸能記者) 今や日本を代表する女優の1人となったりえ。直近の主演映画「湯を沸かすほどの熱い愛」(16年公開)では主人公を熱演し、映画賞を総なめにした。これ以上ないタイミングでオファーを受けていたというのだ。 「同作の中野量太監督は商業用長編映画で初メガホンとあって、ダメ元でオファーしたそうです。当時は離婚発表前とはいえ、りえさんは1人で子育てに励んでいました。同作の主人公は、夫が失踪して銭湯を切り盛りしながら1人で子育てする役。りえさんはそんな主人公に猛烈に共感。自分の境遇とオーバーラップしたこともあって、迫真の演技につながったようです」(映画業界関係者) 今後、りえは森田と子供とすっかり幸せな家庭を築くことになる。演技の幅がまた一段と広がりそうだ。
2018年03月16日V6の森田剛(39)と女優の宮沢りえ(44)が結婚すると16日、分かった。同日、森田がファンクラブ会員向けに結婚報告の封書を送付。会員がネットへ投稿したことで、話題となっていた。その後、2人は連名のコメントをマスコミ各社へ送付。正式に結婚発表した。 V6はこれまでに井ノ原快彦(41)、長野博(45)、岡田准一(37)が結婚しており、森田は4人目の既婚者メンバーになる。 森田と宮沢は、’16年8月に舞台『ビニールの城』での共演をきっかけに交際をスタート。その後も代官山デートや沖縄旅行など、仲睦まじい様子が報じられていた。 本誌も’17年12月、都内にあるゴルフ場でデートを楽しむ2人をキャッチ。りえがソファに座る森田へ駆け寄り、キスする場面も。さらに森田のフォームをスマホで撮影するりえの左手薬指には、指輪が光っていた。 かねてから“結婚秒読み”と言われていたビッグカップルのゴールインにネットでは、「おめでとう!」「V6めっちゃ結婚するじゃん!」「本当に結婚する日がくるなんて」といった反応が上がっている。 森田は初婚。りえは’09年4月に元プロサーファーの実業家男性と結婚、翌月に女児を出産。その後、’16年3月に離婚成立を発表しており、再婚となる。
2018年03月16日3月14日、元SMAPの草なぎ剛(43)が、Twitterを更新。俳優の本木雅弘(52)と女優の宮沢りえ(44)との3ショット写真を公開し、ファンから歓喜のコメントが殺到し反響をよんでいる。 草なぎはTwitterに「今日はホワイトデー!スペシャルな、3ショット!」と画像とともにコメント。 投稿した画像には、着物姿の本木と宮沢がピースサインをしている姿が。草なぎは着物を着ておらず、洋服姿で集合写真に写っている。 続けて「さて、一体、コレは何でしょう!近日、乞うご期待!」とファンに向けて質問を投げかけ、新たな情報公開があることを示唆した。 現在、本木と宮沢はサントリーの緑茶「伊右衛門」のCMに出演中であるため、ファンは「え!なに?なに?この3ショット!もしかしてもしかする~CM?期待してまってますよ~つよしくん」「つよぽんの声って良いからナレーション!?」「江戸時代にタイムスリップしてきた人役?なんだろう、近日ご期待していますー」など、草なぎもCMに出演するのではないかと憶測の声が多く寄せられている。
2018年03月14日本格文學朗読演劇 極上文學 第12弾『風の又三郎・よだかの星』(原作:宮沢賢治)が、3月8日に東京・紀伊國屋ホールにて開幕した。神楽澤小虎が脚本、ナイスコンプレックスのキムラ真が演出を手がける本作品は、文学作品を朗読しながら、役者たちが動き、その世界観を表現する人気シリーズの第12弾。同シリーズ第2弾「銀河鉄道の夜」以来の宮沢賢治作品となり、誰もが知る名作「風の又三郎」と「よだかの星」の2作品から構成される。初日となる8日の『読み師』は、又三郎を深澤大河。よだかを三浦海里、一郎と鷹を白柏寿大、嘉助と弟を松本祐一、そして『語り師』を田丸篤志が務めた。田舎の小学校に転校してきた不思議な少年・高田三郎(又三郎)に翻弄される子どもたちを、原作の美しい日本語をそのままに作った「風の又三郎」。そして容姿が不格好だからと嫌われるよだかに、自己犠牲の精神を重ね綴った「よだかの星」。この2作品を巧妙にリンクさせ、ひとつの文学作品のように作り上げられた今作。深澤の不思議な雰囲気がぴったりの又三郎や、三浦の持つひたむきさが存分に発揮されたよだかはもちろん、2作品の間で毛色の違う敵役を演じ分けた白柏、静と動の相反するキャラクターを担う松本、また様々に声を使い分けシーンを彩る『語り師』の田丸と、宮沢賢治の世界を読み、表現する役者たちもそれぞれ個性たっぷりに熱演した。『読み師』はWキャストとなり上記キャスト他、納谷 健、藤原祐規、鈴木裕斗、市瀬秀和が出演。また『語り師』は田丸の他、赤羽根健治、折笠富美子、竹内順子、三浦祥朗、山口智広が日替わりにて出演する。全公演の組み合わせは異なり、組み合わせごとに新しい「風の又三郎」、「よだかの星」の世界が観ることができる。一度観たらまた違う組み合わせも試したくなること間違いなしの作品だ。公演は3月13日(火)まで。当日券は全公演、開演の1時間前より販売。(C)2018 CLIE/MAG.net
2018年03月09日稲垣吾郎(44)が、「Ameba」の中で2017年に最も注目されたブログを表彰する「BLOG of the year 2017」の最優秀賞に輝いた。昨年9月にジャニーズ事務所から独立後、草なぎ剛、香取慎吾とともにオフィシャルファンサイト「新しい地図」を立ち上げて新たな一歩を踏み出し、11月に生配信されたインターネットテレビ局・AbemaTV『72時間ホンネテレビ』をきっかけにブログをスタートさせた稲垣にインタビュー。前編では、ブログへの思いやブログを始めてからの変化などを聞いた。○■ブログを始めてよかったこと――はじめに、受賞の感想をお聞かせください。2006年から10年以上も続いている素晴らしい賞を与えてくださり、本当にうれしく思っています。ありがとうございました。特に藤田(晋)社長をはじめとするサイバーエージェントのみなさん、AbemaTVのみなさんが、新しい地図をスタートさせた際に力を貸してくださり、これから新番組も始まる。よりいいスタートを切ることができているので心から感謝したいです。――ブログを始めてよかったと思うことを教えてください。なんとなく1日が終わらない。常に自分の中で「これを投稿したらおもしろいかな」、「これを発信したら喜んでくれるかな」とか、日々自分の中で考えながら生活できるので、生活もきちっとしてくる感じがしています。なんとなく過ぎちゃう1日もあるんですけど、ブログをやることによって生活に張りが出てきました。ちゃんと更新しなきゃと思って忙しい時は多少焦るときもあるんですけど、書いていても楽しいですし、ダイレクトにファンのみなさんが反応してくださり、リアルにその場でコメントがあがってくるのを見るとおもしろいです。特にブログの読者の方々は文章も上手なので、ちょっと時間かけてからコメントされる。今日の午前に投稿したんですけど、たぶんみなさん何を書こうか考えて今頃からコメントが増えてくるのかなと。そのキャッチボールみたいなのがすごく楽しいです。みなさんの言葉から勉強になることもあります。僕が一つのテーマを決めて書いたとしても、それについてみなさんが思ったことを書いてきてくれると、「これ書けばよかったな」とか「この読者の方のこの言葉の方が僕よりよかったな」とか、そういうことが多くてすごい勉強になります。また、同世代の方は、僕のようにSNSに疎い方もいたと思うんですが、同時に一緒に勉強できている感じがして楽しいです。――ブログを書く時間帯や所要時間は?午前中に書くことが多いです。昔から何でも午前中の方が頭が回転するんです。台本を読んだり音楽を覚えたりとか、頭が一番活性化されるのが自分は午前中なのかなって。午前中という時間も大好きですし、午前中にアップして朝の模様を伝えるブログが多いと思います。所要時間は内容にもよります。映画やお芝居、美術のことはいろいろ調べたりするので少し時間がかかったりしますし、ブログは校閲がないので誤字脱字や日本語が間違っていないか何度も読み返したり、自信がないところは知り合いの作家さんやライターさんなどにチェックしてもらったり、どっちの表現がいいか聞いたり、そこはブログだからといって雑にしてはいけないなっていう僕のこだわりなのかな。行間の幅や写真のクオリティとか、そこもちゃんとこだわるところが自分自身楽しいというか。ツイッターはリアルに自分の言葉をどんどん…香取くんなんかは言葉が意味不明なときもありますし、草なぎくんはわけわかんないですからね(笑)。でもおもしろいのは、香取くんは文字を書くときに見た目から入るものがすごく重要みたいで、句読点も点にしないで丸の方が好きだったり、絵を描いてるから書体もビジュアルとして見てるみたいで、それぞれのこだわりがあるんだなと。言葉と向き合うのはすごく楽しいですし、日本語の美しさもあらためて感じています。何よりもファンの方が「自分のペースで」「稲垣さんのペースで更新してください」と言ってくださってすごく気持ちが楽に。なんとなく3、4日に1回くらいのペースでは投稿しなきゃと思いながらやっていますが、絶対と決めてるわけではなく自由にやらせていただいてますね。お言葉に甘えて。○■ブログで気付いた自分の妄想癖――執筆能力がどんどんアップしていきそうですね。そうですね。あと、「僕ってこういう生活してるんだ」、「こんなこと考えてたんだ」、「こんな言葉使う人間だったんだ」など、自分自身について気付くことがあります。書くという作業は自分と対話できるので、自分自身についての発見があります。――どんな発見がありましたか?意外と妄想癖があるなって。妄想というか、夢想というか…夢見がちなところがあるなと(笑)――どういうときにそう感じましたか?気付いたらそっちの方向に話がいっちゃうですよね。現実的なこと書いてても、ふっとファンタジーの世界に入っていっちゃうんです。音楽を聴きながら書いてるっていうのもあるんですけど、あんまり現実的で生々しいものが好きじゃないのかなって。たとえば、「今ここにいて、このテーブルに座って、この人としゃべっていて、僕は今こんな気分で…」っていうことをあまり生々しく伝えたくなくて、ついトリップしてしまう。そういう感覚が自分の中にあります。――それが稲垣さんのブログの世界観につながっているのかもしれないですね。そうなのかもしれないです。テレビとかは、いかに生々しく伝えるか。特に『72時間ホンネテレビ』はそうでしたか、本来の自分は、ある程度ベールに包まれていたり、生々しくないものが好きなのかなと。あと、人に対する言葉を書いていると、この人に対してこういう気持ちでいたんだとか、そういうことも書くことで気付くんだなと感じています。○■文章が好きになったきっかけ――本当にブログの言葉が美しいなと思って読ませていただいてますが、昔から文学少年でしたか? いつから文章が好きになったのでしょうか。僕もけっこう文章を目で見ちゃうところがあって、好きは好きですね。本も好きですし、本を扱う番組『ゴロウ・デラックス』(TBS系)もやらせてもらっていていろんな作家さんとお会いしますし、そういうものに触れる機会は多いです。でもここ2、3年です。番組が始まってからよりそれが濃くなってきたというか、子供の頃は文学少年ということは全然なくて、人並みです。映画が好きだったので好きな映画の原作を読んでみたりとかはありましたが、自分が出演する作品の原作を読んだり、仕事だから読む、聞く、見るというのが多かったです。――意外です。てっきり子供の頃から読書が大好きだったのかと思っていました。いくつか好きなものもありましたけどね。僕らの世代でいうと、銀色夏生さんの詩集とか、宮沢賢治さんとか、童話とかも好きだったり、小学生の頃はよくポプラ社の『怪盗ルパン』や『名探偵ホームズ』、『江戸川乱歩』も読んでいました。僕らの世代は子供の頃にこういったミステリーが流行っていて好きでしたね。ちなみに、18歳くらいのときにすごい憧れていた年上の女性にプレゼントしていただいたサリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』の話はよくしてるんですけど(笑)――ブログやツイッターを始めて覚えたネット用語はありますか?『72時間ホンネテレビ』を始めるときに勉強したんですけど、もう忘れちゃってます(笑)。「引用リツイート」とかはなんとなくわかってるつもりですけど、まだまだ勉強中です。でも、アナログなものも大切にしたいので、ブログでもあんまり今っぽくは…。そこはやっぱり日本語にこだわりたい、正しく使いたいなと思っています。時代とともに言葉の使い方ってけっこう変わるんだなと、そんな発見も。あと、「エゴサーチ」とか。ファンの方のコメントを見てると、すごく熱狂的な方が多くて、そういう方々のとか僕けっこう見てますよ(笑)――エゴサーチをしているということですか?そういうことになりますね。何人かかなりおもしろい方がいるんです。さすがにフォローはしてないですけど、こっちがそっちに恋しちゃってるみたいな(笑)。何人かいますよ、すごい人。熱狂的な方だったり、センスがいい人とか、文体が好きな人とか、ネットの世界はおもしろいですよね。自分が発信してても、自分自身誤解していることもあって、実はこういうことが求められてるんだなとか、時代に追いついてきた感はあるかもしれないです。僕らは旅に出ることになった形。新しい地図を描きながら、新しい出会いや新しい発見があり、今までこれでいいやと思ってストップしていたものも多かったなって。そこは反省なんですけど、こうやって始めることができてよかったなと、僕だけじゃなくて3人ともそう思っていると思います。■プロフィール稲垣吾郎1973年12月8日生まれ、東京都出身。1991年にSMAPとしてデビューして以来、数々の名曲を世に送り出し、『NHK紅白歌合戦』に23回出場。俳優としては1989年にNHK連続テレビ小説『青春家族』でドラマデビュー、 1990年に『さらば愛しのやくざ』で映画デビューを果たし、ドラマや映画、舞台で活躍。2016年12月31日にSMAPが解散した後、2017年9月にジャニーズ事務所から独立。草なぎ剛、香取慎吾とともにオフィシャルファンサイト「新しい地図」を立ち上げ、11月に生配信されたインターネットテレビ局・AbemaTV『72時間ホンネテレビ』や、同番組に合わせてスタートさせたSNSなどで注目を集めている。
2018年02月13日高橋一生(37)が2月8日、都内で行われた「ルーヴル美術館展 肖像芸術~人は人をどう表現してきたか~」の記者発表会に出席。予想外のコンプレックスを明かした。 高橋はオフィシャルサポーターとして、同展の音声ガイドにも挑戦する。しかし自身の声について、“眠くなる声”とよく言われることを明かしている。 「コンプレックスなのかな?人と話しているときにも『何?』と聞き返されることがある。これから収録なので、そういうことがないようにしたい」 ファンのあいだでは「いい声=イケボ」と「一生」を掛けて「イセボ」と呼ばれるほど、高橋の低音ボイスは魅力の一つ。95年に公開された宮﨑駿(77)監督作「耳をすませば」の天沢聖司役を担当したことで高橋は俳優を志したと15年、テレビのインタビューにて明かしている。 昨年7月にはキリンビール「旅する氷結」のプロモーションの一環で、電話をかけると高橋の声でメッセージを聞くことができるという企画も組まれた。その際は、スタートから3日間で2万件近いコールがあったそうだ。 何かと声にゆかりのある高橋。しかし公式プロフィールにも掲載されていない“声仕事”が、昨年末からTwitterで話題となっている。それは光村図書から出版されている「2015年版国語学習指導書付属CD」だ。 このCDには、各声優陣が日本の名作を朗読する様子が収められている。高橋も同CDで、6作の朗読を担当。なかには「クラムボンはかぷかぷわらったよ」でお馴染みの、宮沢賢治作「やまなし」もある。 あくまで教材ではあるが、教育学部のある大学図書館で借りることもできるそうだ。Twitterでは、「イセボ」ファンのうっとりする声が上がっている。 《高橋一生の「やまなし」すごく良い…。音源販売して欲しい…》《高橋一生の「やまなし」聞きながら寝たら安眠できそう》《こんなん小学生に聞かせて良いのか。色気ダダ漏れではないか》 本人の気持ちとは裏腹に、“イセボ”ブームは続きそう?
2018年02月10日日本有数の豪雪地、越後妻有(新潟県十日町市・津南市)を舞台に、2000年から3年に1度開催されている「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」が2018年7月29日から9月17日までの51日間の会期で開催される。総合ディレクターは、地域づくりと芸術をつなぐ取り組みを続けるアートディレクターの北川フラム氏。「人間は自然に内包される」を基本理念に展開する、「大地の芸術祭」の概要に迫ろう。地域に内在する価値を掘り起こし、その魅力を高め、地域再生の道筋を築くことを目指す「大地の芸術祭」は、5つのエリアで構成される。1つ目の見どころは、越後妻有里山現代美術館「キナーレ」を中心に展開される、わずか四畳半(方丈)のスペースで完結する住居、アトリエ、ショップ、ギャラリーなどの作品展示「方丈記私記~建築家とアーティストによる四畳半の宇宙~」だ。四畳半から世界を見ようとした鴨長明の方丈、良寛の五合庵、宮沢賢治のイーハトーブを起点に、現代における建築の役割と美術の力を問う内容となる。この展示と連動し、越後妻有文化ホールでは、作曲家・柴田南雄の楽曲を音楽家・小林武史プロデュースの特別編成で演奏するコンサートも行われる。2つ目の見どころは、農業を通して大地と関わり、「里山」の暮らしが今も豊かに残る越後妻有を舞台にした、現代アート作品50点の展示だ。人の私有地にアート作品を作る、という地域コミュニティーを解放した条件の元、廃校や空き家にレアンドロ・エルリッヒや礒辺行久、淺田創、Ma Yansong/MAD Architects、イ・ブル、クリスチャン・ボルタンスキー、サンティアゴ・シエラ、ニコラス・ダロットらの作品が展示される。この他、「大地の恵みプロジェクト」として、パーマカルチャー(持続可能農業)と文化のプラットフォーム作りについての展示や、香港、中国、オーストラリアの各国から越後妻有に長期滞在して芸術祭に参加している旅行者、サポーターによるレジデンス施設での展示、米澤文雄シェフ監修による「越後妻有の食」をテーマにしたオフィシャルツアーのランチ提供なども予定されている。北川フラム氏は「大地の芸術祭は、観光が“感幸”になることを目指している。Sight seeingからFeel Happinessに。地域のお年寄りの元気が、人々に勇気を与えることを願っている」と語った。チケットはパスポートで販売され、ガイド付き日帰りオフィシャルツアーも毎日2コース運行される。ふるさと納税による作品鑑賞パスポートの入手も可能で、スマホで会場マップや作品ガイド見られる公式ガイドアプリ「ON THE TRIP」(一部有料)も利用できる。【イベント情報】「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」会期:7月 29日~ 9月17日会場:越後妻有地域 (新潟県十日町市、津南町)料金:一般3,500円、高校・専門・大学生3,000円(前売り一般3,000円、高校・専門・大学生2,500円)公式WEB:
2018年01月13日鋭くもピュアな目線をカメラに向けたかと思えば、不意に外したり。その動きや表情には、惹きつけられるばかり! 人気モデルであり、注目の若手俳優でもある、宮沢氷魚さんの背景に迫ります。撮影当日、はにかみながら、静かにスタジオに入ってきた宮沢氷魚さん。とはいえ、184cmの身長に長い手足、透き通ったブラウンの瞳とくれば、自ずから目立ってしまう。現在、ファッション誌『メンズノンノ』の専属モデルとして活躍しています。歴代のメンノン専属モデルといえば、阿部寛さん、谷原章介さん、坂口健太郎さんなど、人気俳優として活躍する人が多いことで知られていますが、モデルデビューから3年目でドラマ『コウノドリ』で俳優デビューし、続けて1月スタートのドラマ『トドメの接吻』に出演する宮沢さんも、まさに期待の星!実は元THE BOOMのボーカル・宮沢和史さんのジュニアなんです!――まずは、この道に進むまでの背景から聞かせてください。宮沢:実は僕、子供のころ芸能界が嫌いでした。父はツアーに出てしまうと家に戻らないし、運動会にも来てくれなくて、それは全部芸能界のせいだと思ってて。でも高1の時、父のライブで父の歌を聴いた何千人もの人が感動しているのを見て、父を誇らしく思いました。僕も人に影響を与える仕事がしたい、と思ったのを覚えています。――その後、アメリカの大学に留学されたんですよね。宮沢:はい。高校時代に、父の知り合いから「モデルやってみない?」と誘われてはいたんですが、いまひとつ芸能界を目指すことに踏み切れなかったので、高校卒業後にアメリカへ。母がアメリカと日本のハーフで、僕は生まれがアメリカだったので、自分が生まれた国を知りたいと思ったんです。そこで初めて親元を離れ、一人で考える時間ができたので、この先自分は何がしたいんだろうと真剣に考えて、やっぱり芸能界に入りたいと思いました。――音楽の道を考えたことは?宮沢:僕、あまり歌が上手くなくて…(笑)。お父さんが歌手だから上手いでしょ、ってよく言われるんですけどね。音域が狭すぎるのか、サビの高い声が全く出ないんです。――では、名曲「島唄」は…。宮沢:Aメロまでしか声が出ません!(笑)それで、いろいろネットで調べていたら、当時新人モデルを募集していた今の事務所を見つけて、履歴書をフェデックスの速達で送りました。A4サイズで70ドルもしてびっくりしましたけど。でも、国内郵便が多い中、海外からの郵便物はすごく目立ってたみたいで、すぐに目に留めてもらえてラッキーでした。その後、大学2年の終わりに日本の大学に編入したので、そのタイミングで数回面接をして、事務所に入りました。――最初からモデル志望だったんですか?宮沢:俳優に一番興味があったんですが、当時は若かったので、モデルもタレントも何でもやりたかったんです。事務所に入ったら仕事がもらえると勝手に思っていたんですが、甘かったですね。毎週3~4回、オーディションを受けては落ちての繰り返しで、一回も受かったことがなくて。そんな時、メンノンのオーディションがあると知って即エントリーしました。というのも、留学時代に日本が恋しくて日本の雑誌をよく読んでいたんですが、メンノンもそのひとつで。でもまさか、僕が専属モデルになれるとは思わなかったし、初めて受かったオーディションがメンノンだなんてうれしくて、事務所から電話で合格を知らされた時、電話を切ってからめっちゃ跳びはねました。――その長身でめっちゃ跳びはねたら、天井に頭ぶつけそうですね。宮沢:あははは。でもとにかくうれしくて、実家の2階から1階までダッシュで下りて両親に報告したら、すごく喜んでくれました。当時、同じくメンノンモデルの坂口(健太郎)くんが映画やテレビに出ることが多くなっていて、僕もいつかは俳優になるという夢が叶うかも、という希望も見えて。――その夢が、わりと早く叶うなんて、すごいですね!でも、ご両親が有名人、というのはやはりプレッシャーもありますか?宮沢:ジュニアならではの苦悩もあるんですよ。最初から期待の目で見られているから、できなかった時の相手の落胆ぶりを見ると悔しいし、期待に応えないと、という想いは子供のころからいつもありました。でも、モデルを始めて2年間で、最初は怖かったカメラの前に堂々と立てるようになったし、自信もついた。そして、モデルで培った技術はすべて、俳優業に役立つこともわかって。――俳優デビュー作が人気ドラマ『コウノドリ』でしたね。宮沢:はい。ただ、主演の綾野剛さんはじめ吉田羊さん、先輩の坂口くん、星野源さん、大森南朋さんと、大先輩から今をときめく方々までが集結していたし、しかも前作があるから、すでにキャストやスタッフのチームワークが出来上がっていました。そこに芝居経験ゼロで入っていくのは怖かったですね。それで、父も昔ドラマに出演したことがあったので相談してみたら、「今失うものはなにもないんだから、全力で堂々とやれば周りが必ず助けてくれる」って言われて、励みになりました。それに、現場ではみなさんがすごくあったかく迎えてくれて、感動しました。みやざわ・ひお1994年4月24日生まれ、米・カリフォルニア州出身。大学在学中に受けた『メンズノンノ』専属モデルオーディションで見事グランプリを獲得し、2015年にモデルデビュー。ドラマ『コウノドリ』第2シリーズの赤西吾郎役で、俳優デビューを果たす。日曜ドラマ『トドメの接吻』(日本テレビ系)に出演中。ニット¥28,000(ジョン スメドレー/リーミルズ エージェンシー TEL:03・3473・7007)パンツ¥45,000(サイ/マスターピースショールーム TEL:03・5414・3385)靴¥65,000(パラブーツ/パラブーツ青山店 TEL:03・5766・6688)女を弄ぶナンバーワンホストの堂島旺太郎(山崎賢人)は、個人資産100億円といわれるホテル王の令嬢をターゲットに、彼女に迫る。ところが、死の接吻を受けて死んでしまい、気がついたら7日前に戻っていた…。日曜ドラマ『トドメの接吻』(日本テレビ系)は毎週日曜22:00より放送中。出演は山崎賢人、門脇麦、新田真剣佑、新木優子ほか。※『anan』2018年1月17日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・秋山貴紀インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2018年01月12日吐く息が白くなるほどの寒さとなった昨年12月30日の夕方。都心にあるゴルフ練習場に意外なカップルの姿があった。宮沢りえ(44)と、V6の森田剛(38)だ。 ともにモノトーンコーデで揃えている2人。りえがドライバーを打つ間、森田は後ろからフォームをチェック。気になる点があるとアドバイスを入れていく。しばらく繰り返した後、練習場に快音が。りえがドライバーを振り抜くと、ボールはきれいな放物線を描いて飛んでいった。 「キャー、やったー!」 嬉しさのあまり飛び跳ねると、りえは後ろのソファに座っていた森田のもとへ駆け寄る。少しかがむと、2人の顔が近づいていく。森田が目を閉じると、りえはそっと唇を重ね合わせた。一連の動作はあまりにも堂々としていて、大人の恋の香りに満ちあふれていた――。 2人の仲が公となったのは、16年10月のこと。りえの自宅に森田が“お泊り”する様子を「週刊新潮」が報じたのだ。翌11月には、本誌が沖縄旅行に出かけるふたりの姿をキャッチ。機内ではりえが森田にもたれかかり、到着後も手をつなぐなどラブラブ状態だった。 「2人は、この年の8月に上演された蜷川幸雄さん(享年80)の追悼公演『ビニールの城』で共演して意気投合。ほどなくして、交際へと発展したといいます。また“お泊りデート”翌日に森田さんが登場したイベントにも、りえさんは長女(8)をつれてかけつけていたようです。森田さんは彼女の娘さんからも慕われているようです」(芸能関係者) その後も、たびたび仲睦まじい様子が報じられてきた。昨年2月には、箱根への旅行デート報道が。また昨年8月には、森田がりえの自宅マンション近くへ引っ越していたことも明らかに。「“夫婦”生活スタート」と報じられていた。 冒頭のゴルフデートに向かう前、りえは午後から都内にある『近松心中物語』の稽古場を訪れていた。3時間ほどで稽古を終えると送迎車に乗り込み、いったん自宅へ。すると、待ち合わせていたかのように森田がすぐ近くのマンションから合流。すばやくゴルフバッグを積み込むと、そのまま急いで練習場へと向かった。 車が到着すると森田が右手で2人分のゴルフクラブを持つと、空いた左手にりえが腕を絡ませ半歩後ろをついていく。常連のようで、支配人らしき男性がエスコートしていた。フォーム修正の際には森田がりえの後ろについて、抱きつくような恰好になることも。当然りえも嫌がることなく、彼のアドバイスに聞き入っている。しばらくすると、りえはコートを再び羽織って席に座る。森田はそのまま練習を続け、ひたすらクラブを振り続けた。 すると、そのプロ並みのフォームに感動したのだろうか。りえがスマホを取り出して、撮影を始める。握りしめる左手の薬指には、指輪がキラリと光っていた。
2018年01月05日芸能人のSNSアカウント閉鎖が相次いでいる。 11月30日、宮沢りえ(44)がInstagramで「不快な思いをさせてしまった方達、ごめんなさいね」とコメント。12月5日にはアカウントを削除した。 11月1日には満島ひかり(32)がInstagramで「思っていたよりも長く続きました。終わりますね。どうもありがとう!」とコメント。こちらもアカウントを閉鎖している。記憶に新しいところでは、真木よう子(35)も 8月29日にTwitterのアカウントを削除。ここへきて、大物芸能人がSNSと決別し始めているのだ。 「宮沢さんがコメントしているように、芸能人のSNSアカウントは一般人よりも多くの人から注目されがち。そのぶん、荒らしや批判にも晒されやすくなります。結果として”SNS疲れ”を感じてしまい、続ける意味を見出せなくなるのでしょう」(IT関係者) こうした”SNS疲れ”は芸能人に限った話ではない。 昨年5月にはピッツバーグ大学医学部の研究チームが「SNSの利用頻度が高ければ高いほどうつ病になりやすい」という趣旨の論文を発表。また13年8月にはミシガン大学の研究チームが「フェイスブックの利用が若者の主観的幸福度を低下させる」という研究論文を発表している。 「多くの人はSNSに投稿する際、“充実した自分”を演出する傾向があります。そのため『みんなはキラキラしているのに、自分は偽りの人生をアップしている。いったい何をしているんだろう』と孤独を感じてしまうようです」(前出・IT関係者) 15年4月13日には、千秋(46)が「SNS全部やめたい」とのタイトルでブログを更新。Blog、Twitter、Facebook、Instagramについて「楽しいしマメだからどんどん更新しちゃうんだけど、iPhoneばかり触ってるのがやだ。SNSばかりの生活を見直したい。やめたい、せめて減らしたい、だけど面白いから辞められないジレンマ」と告白し話題を呼んでいた。 かつては「依存しすぎ」と指摘されるほど、SNSにのめり込んでいたという千秋。現在もSNSを続いてはいるものの、かなり投稿数を減らしているようだ。 「いいねやシェアの数が気になってしまい、依存状態になってしまう人も多いです。SNSが普及したいまだからこそ、その適度な付き合い方も大切になってきているといえるでしょう」(ウェブメディア関係者)
2017年12月17日女優の宮沢りえが14日、都内で行われたパペットアニメーション映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』(12月2日公開)のジャパンプレミアに登場した。フィンランドの作家トーベ・ヤンソンによるムーミンの物語の映画最新作となる同作は、冬のムーミン谷を舞台に、ムーミンたちが初めてクリスマスを迎えるまでを描く物語。主役のムーミントロールの声を演じた宮沢は「小さなときから大好きなムーミントロールの声をやらせていたき、すごく興奮しましたし、すごく幸せな時間を過ごしました」とうれしそうに話し、「いろんなイメージのムーミンがいると思いますが、新しいムーミンの魅力を感じていただけたらうれしい」と呼びかけた。また、「ムーミン谷にムーミンでいる気持ちを考えるとすごく気持ちよかった」と言い、「表情がシンプルなんですけど、その中にイマジネーションを膨らませる表現があり、そういうところが国境、時代を超えて愛される理由だと思った」とムーミンの魅力を熱弁。そんなムーミンを演じ「ドキドキしました」と話し、ムーミンが男の子であることについて「性別に関して考えすぎると作り過ぎた声になっちゃうと思ったので、ピュアな心、冒険心に満ちあふれているところ、穏やかに生活を考えて演じようと思った」と明かした。宮沢は、声を演じたムーミンと共にイベントに登場。途中、宮沢のひじがムーミンの顔に直撃する場面があり、宮沢は「ごめんなさい。ひじが当たっちゃった」と謝りながら優しくなでなで。微笑ましいやりとりに会場から笑いが起こり、温かい空気に包まれた。イベントには、ムーミンパパなど5役を演じた森川智之、ムーミンママなど13役を演じた朴ロ美(ロは王に路)、主題歌を担当したサラ・オレイン、さらにスナフキン、リトルミイも登場した。
2017年11月14日女優の宮沢りえが11月14日(火)、都内で行われた『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』のジャパンプレミアに出席。挨拶中、隣に立つムーミンに“ひじ鉄”をお見舞いしてしまい、「ごめんなさい」と平謝りするほのぼのハプニングがあった。“ムーミン役”として、12年ぶりに劇場版アニメの主演を務めた宮沢さん。「小さな頃から大好きなムーミントロールの声を演じられるなんて興奮しましたし、すごく幸せな時間を過ごせました」とふり返り、「とてもシンプルですがその分、イマジネーションを膨らませる表現があって、時代と国境を超えて愛される理由がわかりました」と魅力を再確認。「新しいムーミンとして、受け入れていただければ」と期待を寄せていた。ジャパンプレミアには宮沢さんをはじめ、人気声優の森川智之と朴ロ美、主題歌「ウィンターワンダーランド」を担当したシンガーのサラ・オレインが出席。森川さんは「以前、別のムーミン作品のオーディションに落ちたことがある」と明かし、本作での起用に感無量の面持ち。ムーミンパパ、スナフキン、ヘムレン、郵便配達員、めそめその5役に挑み、演じ分けの苦労を語った。森川さんの1人5役にも驚かされるが、朴ロ美さんはなんとムーミンママ、リトルミイ、ミムラねえさんら1人で13役を演じることに!台本を手にした際には「どこもかしこも朴ロ美、朴ロ美ばかりで誤植かと思った(笑)」そうで、「こんなにおったまげたことはないですよ。一体、誰が思いついたんですか?」と思わず苦笑。それでも、アフレコ本番では「もう何も考えずに挑むしかなかったですね」とプロ魂を発揮したそうだ。映画シリーズ初となる“冬のムーミン谷”が舞台となった今作。冬眠を前に、冬の到来を感じようと出かけたムーミンは、まもなくやって来るクリスマスに興味津々。「クリスマスさんって誰?」と思い立ち、一家でクリスマスさんをもてなそうと大騒ぎを巻き起こす。『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』は12月2日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月14日食事だけではなく店内のアートも楽しめる!?東京の名所・東京スカイツリーに隣接する「東京ソラマチ」では、多彩な店舗が揃い、買い物から食事、観光と1日中楽しむことができます。その6階にあるのが、韓国料理店「ぴょんぴょん舎Te-su(テェス)」です。店内にはオーナーが大好きなアーティストの作品が至る所に飾られ、おしゃれな雰囲気。木のテーブルやイス、緑の植物などが配置されナチュラルな雰囲気で落ち着いて食事が楽しめます。お店の名前の「Te-su」は大樹を意味する韓国語「Te-su」は、韓国語で「大樹」という意味。大きな森の守り神である「Te-su」は、過去の知恵と記憶をもって、自然の豊かさやその素晴らしさを私たちに教えてくれます。お店では、岩手の豊かな大地の自然が育んだ食材を使用。宮沢賢治の故郷である花巻のブランド豚・白金豚など、自然のおいしさを活かした韓国料理を提供しています。お肉と相性抜群! とろ~りチーズにからめてどうぞこのお店を訪れたら、ぜひとも注文して欲しいメニューが「とろ~りチーズのハーブサムギョップサル」です。チーズと豚バラ肉の相性の良さを存分に感じることができます。チーズ好きが多い女性には、やはり人気とのこと。ハーブの香りが効いているので、豚バラ肉の旨みがより引き立っています。食べたらやみつきになる味わいですが、野菜もたっぷり添えられているので女性にはうれしいポイントです。歯ごたえがたまらない! コシの強い自家製麺こちらのお店のもう一つの看板メニューが「盛岡冷麺」です。注文を受けてから製麺機から麺が絞り出されて、ゆであげます。ピチピチつるんとしたコシの強い麺の食感を楽しんでみてください。スープは、コクと甘みがあり、コラーゲンたっぷり。そのスープが爽やかなキムチの酸味と合わさって、ここでしか味わえない究極の逸品です。有名な冷麺店が新たな業態をここからスタート!昭和62年に創業した「ぴょんぴょん舎」。盛岡冷麺と韓国の家庭料理をアレンジした韓国めしをテーマに、ここ東京ソラマチの「ぴょんぴょん舎Te-su」から新たな業態をスタートさせました。今後は、「フュージョン、カジュアルな方向に展開していきたい」と考えているとのこと。東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」」および、京成押上線・東京メトロ半蔵門線「押上駅」から徒歩1分。店内のアートを目で見て楽しみながら、新感覚の韓国めしをおいしく頂けます。ここ東京ソラマチの店舗でしか味わえない限定メニューもあるそう。東京スカイツリーへの観光とともに、ぜひこちらのお店でお腹を満たしてください。スポット情報スポット名:ぴょんぴょん舎 Te-su住所:東京都墨田区押上1-1-2 東京ソラマチ 6F電話番号:03-5809-7119
2017年11月05日女優・宮沢りえが、絵本、コミックス、アニメーションと、世界中の人々から愛されているムーミンの映画最新作となるパペットアニメ『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』で“ムーミン役”として、12年ぶりに劇場版アニメ主演を務めることが決定した。これまで、岸田今日子(テレビアニメ「ムーミン」1969年、1972年)や高山みなみ(テレビアニメ「楽しいムーミン一家」1990年ほか)、松たか子(「ムーミン パペット・アニメーション」2012年)らによって演じられてきた主人公ムーミントロール。映画シリーズ初となる“冬のムーミン谷”が舞台となる今作では、主人公ムーミントロールを、『紙の月』『湯を沸かすほどの熱い愛』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞ほか各映画賞を総なめにした、日本を代表する実力派女優・宮沢りえが担当!宮沢さんは女優だけでなく、フランス映画『オーシャンズ』のナレーションや、実写版『ジャングル・ブック』の吹き替えも担当しており、劇場版アニメの吹き替えは、人形アニメ監督・川本喜八郎の『死者の書』以来実に12年ぶりとなった。宮沢さんは「ムーミンは子どもの頃、絵本やアニメで楽しませていただいてました。芸術的な絵の色彩やムーミン谷の世界観にドキドキしましたし、キャラクターそれぞれが本当に生き生きしていて、ムーミンの正義感、勇気、おおらかさ、自由さに、心踊っていましたから、今回声という表現で、参加させていただくことをとても嬉しく思っています」とコメント。また「子どもの頃人見知りだった私に母が『ねぇムーミン、こっち向いて…』というフレーズを借りて、私の名前でこの歌を口ずさむことがありました。それがとても好きだったし、大切な思い出です」と自身の幼少期をふり返り、「夢や希望だけでなく現実的なテーマにユーモアをちりばめたムーミンの世界観の魅力をお子さんは勿論、歳を重ねた方々にも、お届けできるように、私自身も楽しみながらムーミンを演じたいと思います」と意気込みを語った。さらに宮沢さんのほかにも、キアヌ・リーブスやトム・クルーズ、ユアン・マクレガーの吹き替えでお馴染みの森川智之と、「鋼の錬金術師」エドワード・エルリック役やルーシー・リューの吹き替えを多く担当する朴ロ美という実力・人気を兼ね備えた声優がそのほかの役を見事な声色で演じ分けるほか、歌手であり『アナと雪の女王』のアナ役の好演で一躍注目を浴びた神田沙也加がナレーションを担当することも明らかになった。『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』は12月2日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年09月30日女優の宮沢りえが、フィンランドの作家トーベ・ヤンソンによるムーミンの物語を原作とするパペットアニメーション映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』(12月2日公開)で、主人公ムーミントロールの声を今回担当することが29日、明らかになった。劇場版アニメの吹き替えは、人形アニメ監督・川本喜八郎の『死者の書』(2005)以来、12年ぶりとなる。宮沢は「ムーミンは子供の頃、絵本やアニメで楽しませていただいてました。芸術的な絵の色彩やムーミン谷の世界観にドキドキしましたし、キャラクターそれぞれが本当に生き生きしていて、ムーミンの正義感、勇気、おおらかさ、自由さに、心踊っていましたから、今回声という表現で、参加させていただく事をとても嬉しく思っています」と喜びのコメント。「子供の頃人見知りだった私に母が『ねぇムーミン、こっち向いて…』というフレーズを借りて、私の名前でこの歌を口ずさむ事がありました。それがとても好きだったし、大切な思い出です」と明かし、「夢や希望だけでなく現実的なテーマにユーモアをちりばめたムーミンの世界観の魅力をお子さんはもちろん、歳を重ねた方々にも、お届けできるように、私自身も楽しみながらムーミンを演じたいと思います」と話している。また、人気声優の森川智之と朴ロ美がその他の役を演じ分けるほか、ナレーションを『アナと雪の女王』(2014)のアナ役として知られる神田沙也加が務める。同作は映画シリーズ初となる、冬のムーミン谷が舞台。木々に降り積もる雪や、一面の銀世界など美しい冬景色とともに繰り広げられるムーミンの喜びと驚きに満ちた冒険劇となる。物語のはじまりは、木の葉が舞い落ちる秋。ムーミンは、まもなくやってくるという「クリスマス」の存在を知り、"クリスマスさん"って誰? どんな人? ムーミン一家はクリスマスさんをもてなそうと大騒ぎ。ムーミンたちが初めてクリスマスを迎えるまでを描く。(C)Filmkompaniet / AnimoonMoomin Characters
2017年09月30日すみだ水族館は、アーティスト清川あさみとのコラボレーション展示「フェアリーテール イン アクアリウム(Fairy tale in Aquarium)~水と幻想の世界~」を2017年9月29日(金)から11月19日(日)まで開催する。本展示では、写真に刺繍を施す手法を用いて、宮沢賢治作「銀河鉄道の夜」の絵本などを発表しているアーティスト清川あさみが展示演出を行う。館内をまるで絵本の挿絵のように美しく幻想的な世界観に彩る。50mのスロープが導くファンタジー世界メイン展示となるのは、長さ約50mのスロープの壁と天井に約5,000枚の鏡を貼りつめた「クラゲ万華鏡トンネル」エリア。色鮮やかな映像が、鏡に乱反射することで、重層的な輝きをもたらす。この不思議な空間で、「銀河鉄道の夜」に登場する天の川をイメージした映像が投影される。鏡張りのきらきらした空間に漂うクラゲたちを眺めながら、ファンタジーの世界に包まれる。非日常空間を友人や恋人と楽しんでみてはいかがだろう。「蟹の親子と輝く泡 ~「やまなし」より~」高さ約7メートルの吹き抜けのエントランスに登場するのは、宮沢賢治の「やまなし」の世界をイメージし、今回のために、清川あさみが制作したというオリジナル映像だ。カニの親子と優しい光、そしていくつもの輝く泡の世界。きらきらと光が差し込む水面を、見上げるかのような体験ができる。クラゲの森~「グスコーブドリの伝記」より~「蟹の親子と輝く泡 ~「やまなし」より~」を抜ければ、また新たな物語へと誘われる。そこは爽やかな「くらげの森」。ここは、宮沢賢治の代表的な童話のひとつでもあり、生前発表された数少ない童話のひとつでもある「グスコーブドリの伝記」をイメージした展示だ。作品の中で登場するブドリとネリが暮らした色彩豊かなイーハトーヴの森に、ふわりふわりとクラゲが浮遊する。ペンギンカフェでは限定メニュー登場銀河を漂うクラゲをイメージした期間限定のオリジナルメニューとして「銀河系スイーツプレート」が発売される。白いクラゲのようにふわふわとしたモンブランが、星くずを散りばめた銀河のようなベリーソースに浮かぶ。また、クラゲを模した綿あめをのせた梨ソーダも仲間入り。色とりどりのスパンコールやビーズをイメージしたゼリーのボールが光を受けてキラキラ輝く。開催概要すみだ水族館×清川あさみ「Fairy tale in Aquarium~水と幻想の世界~」開催期間:2017年9月29日(金)~11月19日(日)会場:すみだ水族館住所:東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ 5F・6F営業時間:9:00~21:00※入場受付は閉館の1時間前まで※季節による変更あり休館日:年中無休入場料:・一般料金 大人 2,050円、高校生 1,500円、中・小学生 1,000円、幼児(3歳以上) 600円※中学生、高校生は、チケット売り場で生徒手帳の提示が必要※障がい者手帳持参者と同伴者(1名)は、一般料金の半額・年間パスポート 大人 4,100円、高校生 3,000円、中・小学生 2,000円、幼児(3歳以上) 1,200円※中学生、高校生の方は、チケット売り場で生徒手帳の提示が必要※障がい者手帳をご提示の方は、年会費が半額・一般団体(20名様以上) 大人 1,850円、高校生 1,350円、中・小学生 900円、幼児(3歳以上) 540円5階ペンギンカフェ期間限定メニュー:販売時間:終日価格:・Fairy tale ソーダ 600円(税込)・銀河系スイーツプレート 650円(税込)
2017年09月23日