女優・川口春奈と俳優・山崎賢人が、葉月抹茶氏のヒット漫画の実写映画『一週間フレンズ。』(2017年2月公開)で初共演し、W主演を務めることが1日、明らかになった。ドラマ『1リットルの涙』(05年・フジテレビ系)などで知られる村上正典監督がメガホンを取る。原作は、漫画誌『月刊ガンガンJOKER』(スクウェア・エニックス)で2015年まで連載され、累計130万部を突破した同名コミック。月曜日になると友達に関する記憶を失ってしまう女子高生・藤宮香織と、そんな香織をひたむきに思い続ける心優しい同級生・長谷祐樹の切ない青春物語が描かれる。2014年にアニメ化されたこともあって、実写映画化が発表された際には配役に注目が集まっていた本作。川口にとって「本当に難しくて」とハードルの高い役どころだったが、「過去のトラウマや病気と闘いながらも人の温かさにふれて不安の中、前向きに生きている女の子だと思いました。だけど決してかわいそうな子だとは思わず香織の成長物語だと思うので、気持ちの変化や表情や仕草細かいところまで丁寧に演じようと思い没頭しました」の言葉通り、しっかりと向き合って演じきった。一方の山崎は、クランクイン前に監督やプロデューサーから言われた「走り回って、汗かきまくってくれ」が出発点。その期待に応えながら、「空気を読むということが良いとされてる世の中で、自分で空気を変えていく。そんなやつになれば」の一心で演じたからこそ、「諦めずに、一生懸命になれば何かが変わる、思いは伝わるそんな事を感じてもらいたいです」という作品愛につながる。川口にとって、そんな山崎は「芝居が大好きで本当に長谷君にしか見えなくなって」と役者として刺激になる存在だったらしく、「すごく大切で大事な作品になりました。幸せです」とこちらも貴重な経験となったようだ。映画は、2015年11月14日に都内ロケにてクランクインし、オールロケで12月16日にクランクアップ。初共演でありながらも撮影初日から意気投合し、互いに「大きな信頼感をもって撮影に臨めた」という。約1カ月にわたる撮影を経て、2人とも「初めて挑むタイプの役柄」と口にしていたキャラクターの微妙な距離感を表現している。(C)2017 葉月抹茶/スクウェアエニックス・映画「一週間フレンズ。」製作委員会
2016年03月02日女優・川口春奈と俳優・山崎賢人という最旬の若手2人が、映画『一週間フレンズ。』で初共演。“一フレ。ロス”なる言葉を生み出したTVアニメ、舞台に続く、葉月抹茶によるベストセラーコミックの実写映画化で、W主演を務めることが決定した。本作は、1週間で友達の記憶を失くしてしまう女子高生・藤宮香織と、そんな彼女をひたむきに想い続ける心優しい同級生・長谷祐樹の2人が織りなす、ピュアで切ない青春ラブストーリー。原作は、月刊「ガンガンJOKER」(スクウェア・エニックス刊)にて2011年~2015年春まで連載された同名漫画。その透明感あふれる世界観や繊細なタッチ、あまりに切なく泣ける物語と、魅力的なキャラクターたちが多くの支持を集め、コミックのシリーズ発売累計はこれまでに130万部を突破。2014年4月にTVアニメ化されるや、 最終回の放送後には“一フレ。ロス”となるファンが続出。さらに、同年11月には舞台化も実現するなど、話題は尽きることなく、連載終了後のいまも世代を超えて多くのファンから愛され続けている。そんな話題のコミックの“圧倒的純真”な主人公たちを、実写では誰が演じるのか、大きな注目を集めていたが、このほど『好きっていいなよ。』「金田一少年の事件簿N」などで等身大の女子高生を演じ、黒沢清監督×西島秀俊の『クリーピー偽りの隣人』にも出演する川口さんが、1週間ごとに記憶をなくしてしまう女子高生・藤宮香織役に決定。そして、ドラマ「デスノート」やNHK連続テレビ小説「まれ」のほか、『ヒロイン失格』『orangeーオレンジー』『オオカミ少女と黒王子』『四月は君の嘘』と人気コミックをリアルに体現できる俳優として話題作が相次ぐ山崎さんが、香織に思いを寄せる長谷祐樹役に決まり、W主演を務めることになった。撮影は、2015年11月14日より都内ロケにてクランクインし、オールロケにて12月16日にすでにクランクアップ。初共演でありながらも撮影初日から意気投合し、お互いに大きな信頼感をもって撮影に臨めたという2人は、約1か月にわたる撮影の日々を重ねながら、少しずつ変化していく香織と祐樹の微妙な距離感を奥深い演技で表現していたという。“自身にとって初めて挑むタイプの役柄だった”というキャラクターを、それぞれ演じきった様子の2人。“1週間ごとの記憶喪失”という、気持ちを作ることが非常に難しい役どころに全身で挑んだ川口さんは、「山崎さんとは初めてお仕事させていただきましたが、山崎さんの芝居が大好きで本当に長谷君にしか見えなくなって、自分の感情を勝手にコントロールされてるかのようで不思議な時間でした。わたしにとってすごく大切で大事な作品になりました」とコメント。役作りについては、「香織という役は本当に難しくて、過去のトラウマや病気と闘いながらも人の温かさにふれて、不安の中、前向きに生きている女の子だと思いました。だけど、決して可哀想な子だとは思わず、香織の成長物語だと思うので、気持ちの変化や表情や仕草、細かいところまで丁寧に演じようと思い没頭しました」と強い思いを覗かせた。一方、毎週月曜日になるたび、自分のことを覚えていなくても何度も何度もめげずに香織に会いに行く、そんな全力でまっすぐな男の子を熱演した山崎さん。「諦めずに、一生懸命になれば何かが変わる、思いは伝わる。そんなことを感じてもらいたいです」と意気込みを語り、「全力で走り回って、汗をかいて、空気を読むということが良いとされてる世の中で、自分で空気を変えていく。真っ直ぐで、思いやりがあり、憎めない。そんなやつになれば良いなと思い演じさせてもらいました」と役柄に込めた思いを明かした。メガホンを取ったのは、映画『赤い糸』やドラマ「1リットルの涙」など、数多くの名作を手がけてきた村上正典監督。「それぞれの役にひたむきに向き合う姿は香織と祐樹そのもので、思いやりと優しさあふれる世界観に仕上がりました。友達を想い孤独を選んだ香織と、友達のために不器用ながらも全力で汗かく祐樹の姿から、リアルな関係の温かさを改めて感じてもらえればと思います」とコメント。撮影の合間も頻繁に主演の2人と会話を交わし、緊張感がありながらも、終始穏やかなムードの現場となっていた。また、今回の映画化に際し、原作者の葉月さんは「撮影現場を見学させていただき、お2人の香織と祐樹を見ることができた経験は、いまでも大事な思い出です。どのような映画になるか私も楽しみにしております。原作を知ってくださっている方、そして未読の方にも観てよかったと思っていただけることを願っております」と激励のコメントを贈っている。孤独な香織と、いつも前向きな祐樹という対照的なキャラクターに、「川口さんと山崎さんのそれぞれが持つ“光と影”が命を吹き込んでくれる」(プロデューサー)という本作。キラキラ輝く“純度200%”のピアなラブストーリーの続報を、これからも楽しみにしていて。『一週間フレンズ。』は2017年2月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月02日南海キャンディーズの山崎静代が5月公開の映画『ヒーローマニア-生活-』に出演することが発表になった。ボクシングを引退した山崎の4年ぶりの映画出演作になる。その他の写真映画は、福満しげゆきのコミック『生活(完全版)』を映画化するもの。コンビニでバイトしているフリーター、驚異的な身体能力を誇るニート、情報集能力抜群の高校生、定年間近のサラリーマンが町を守る自警団を結成するも、予想外の展開に巻き込まれていく様を描く。東出昌大、窪田正孝、小松菜奈、片岡鶴太郎が出演する。山崎が演じるのは、いつもブツブツと何かをつぶやいている“オカッパおばさん”。「台本を読んで、アタマではイメージしたおばさんは『変な人やな』って思った」という山崎は「漫画を読むと『あぁ、こんな人やったんや』って、なんだか嬉しくなりましたね。はちゃめちゃなとんでもない人なのがすごく印象的でした。豊島監督からは、現代が生み出した、災害的な、人間だけど“地球が生み出した人間”なんだって言われました。演じてみて、楽しかったです」と言い「この作品は、ちょっと若い人にも見やすい感じになるのかな?と。大人の年配の方にも何か感じてみてもらえる作品でもあると思います」とメッセージを寄せている。『ヒーローマニア-生活-』5月7日(土) 全国ロードショー(C)福満しげゆき・講談社/映画「ヒーローマニア-生活-」製作委員会
2016年02月09日4月に上演される『夢の劇-ドリーム・プレイ-』の制作発表が行われ、早見あかり、田中圭、江口のりこ、玉置玲央、那須佐代子、森山開次、山崎一、長塚圭史、白井晃が登壇した。舞台『夢の劇-ドリーム・プレイ-』チケット情報本作は、19世紀後半から20世紀初期に活躍したスウェーデンの作家ヨハン・アウグスト・ストリンドベリの後期の作品。イプセンやアントン・チェーホフなどと共に「近代演劇の父」と呼ばれ、芥川龍之介をはじめとする同時代を生きた日本の作家たちにも強い影響を与えた人物だ。バラモン教の神インドラの娘アグネスが地表に降り立ち、人間たちと共に過ごす中で知る、人間界の不条理を描いた本作。夜にみる夢の世界を戯曲化したとされ、唐突に場所が変わったり、登場人物が入れ替わったりと、現実にはあり得ない転換が組み込まれている。日本での上演機会も極めて少ない作品だ。白井は、本作を選んだ理由を「私は100年前のこの作品に今どこかシンクロするものを感じておりまして。登場人物たちの心象や不安感というものがなにか(現代の)大きな産業や経済、社会の変化というものと同機しているような感じを抱いています。描かれている人物は決して幸福な人物ばかりではないのですが、その中で夢が覚めたときに一縷の光を見る、そんな希望のある作品として読めました」と語る。「森山開次さんの振り付けを含め、できるだけフィジカルな面を強調していきたい」(白井)という本作の台本は長塚が担当。長塚は、「人間のグロテスクな世界を旅していく中で、インドラの娘は田中圭さん演じる詩人を支えにします。世の中、絶望的な状況になったときに詩人とか劇作家とか俳優とか、真っ先に必要とされなくなるようなものだと思うんですが、彼女は彼に頼ろうとする。これは人間賛歌であり芸術賛歌だと思うんです」と解釈を述べた。主演でインドラの娘を演じる早見は、本格的な舞台は初出演。これまで舞台出演を「“怖い”という気持ちが前に出てきてしまって避けてきた」と語り、会見では涙が出るほどの緊張を見せた。そんな中で本作に挑戦する理由は「正直よくわからないです。でもわからないからこそ、なんか面白いなって自分でもワクワクしている部分もあります」と笑顔を見せた。そんな早見に長塚は「インドラの娘が、どこか荒唐無稽な汚れたような人間世界を白馬のように駈けていってくれたら」と希望を託す。KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『夢の劇-ドリーム・プレイ-』は、4月12日(火)から30日(土)まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場にて上演。その後、長野、兵庫にて上演する。取材・文:中川實穗
2016年01月22日映画『orange-オレンジ-』が12月12日に公開を迎え、主演の土屋太鳳に山崎賢人、竜星涼、山崎紘菜、桜田通、清水くるみ、橋本光二郎監督が“卒業式”を銘打った舞台あいさつに登壇した。『orange-オレンジ-』舞台あいさつ/その他の写真10年後の自分自身から届いた手紙を元に、運命を変えようと奔走する女子高生と仲間たちの青春を描き出す本作。土屋はようやく公開を迎え、映画を観終えたばかりの観客の拍手に迎えられ「みなさんがキラキラしていて感動してます…真っ白になっちゃった!」と言葉が出てこないほど感激。「ずっとバトンを持って走り続けてきて、今日みなさんが受け取ってくださって…『orange』のバトンは届きましたか?」と客席に呼びかけると温かい拍手がわき起こった。実は、土屋と山崎のふたりはクランクイン前の7月上旬に、この公開初日12月12日のお互いに向けた手紙を執筆しており、それをこの舞台あいさつで開封して朗読! 山崎は土屋に対し「尊敬と感謝の気持ちでいっぱいです。焼肉行きましょう!」と書いており、これを読んだ土屋は「ただただ嬉しいです。この(手紙の)言葉を大事に生きていきます! ありがとう」と感謝。一方、土屋は山崎に手紙で「いままで本当に本当に本当にありがとう! おつかれさまでした」と感謝とねぎらいの言葉をつづっており、山崎も「ただただ本当に嬉しい」と顔をほころばせた。改めて土屋は、本作の撮影の日々を振り返り「主役として名前を出させていただいてますが、6人全員が主役。(メインキャストの)5人と監督に支えてもらってやってこれました」と語り、「今日は幸せな日。一生忘れません!」と感激の面持ちで語った。6人はこれから、ロケ地の松本に“卒業旅行”で凱旋するが、土屋の「松本行くぞ!」という掛け声に山崎らも「おぉー!」と応え、結束の強さをうかがわせた。『orange-オレンジ-』公開中
2015年12月12日映画『orange-オレンジ-』の完成披露試写会が11月23日(祝・月)に開催され、土屋太鳳、山崎賢人、竜星涼、山崎紘菜、桜田通、清水くるみ、メガホンを握った橋本光二郎監督が舞台挨拶に登壇。“言葉がいらない”関係を実証すべくジェスチャーゲームに挑んだ。高野苺の人気漫画を映画化。、10年後の自分から届いた手紙を元に、大切な人を失わないため、未来を変えようとする高校生たちの姿を描く。映画にちなんで、土屋さんらはオレンジ色のサイリウムで彩られた客席の間を通って登壇。土屋さんは「オレンジの宇宙を歩いてきたかのようで感動して震えてます!」と感激の面持ち。山崎(賢)さんは「みんなで愛を込めて作った作品です」語り、竜星さんは「やっと6人がそろうことができました。みんな、(撮影中は)制服だったので、こうやって正装していると同窓会みたいです」と笑顔を見せた。この日は、言葉が必要ないほどの絆で強く結ばれたキャスト陣を試すため(?)、男女ペアによるジェスチャーゲームを敢行!桜田さんと清水さん、竜星さんと山崎(紘)さん、山崎(賢)さんと土屋さんのペアで出題者と回答者を交代して計2巡し、回答している間、手に持った風船がだんだん膨らんでいくというもので、もしも風船が割れたら、監督が撮影中のキャスト陣の恥ずかしいエピソードを暴露するという罰ゲームつき!出題されるワードは全て、映画に深い関わりがあるものだが、予想外の難問続きで1巡目から風船はどんどん巨大化し、客席は悲鳴に包まれる。2巡目は「(撮影が行われた)松本」、「夕日」、「未来」などハイレベルなお題が続いたが、各ペアは鮮やかにクリアしていく。特に最後の山崎(賢)&土屋ペアのターンでは、共演陣から「あんな賢人、初めて見た!」という声が上がるほど、山崎(賢)さんは必死の形相で飛び跳ねたり、手ぶり身振りで「未来」という正解に土屋さんを導こうと奮闘!土屋さんが正解し、風船の巨大化が止まると一同、ホッとした表情を見せ、2人の愛の力(?)に会場は拍手に包まれた。見事、風船が割れる前に全問正解したが、橋本監督は土屋さんと山崎さんの、撮影現場での恥ずかしいエピソードをきっちりと披露!「リハーサルでトランプで遊ぶだけなのにケガしている人がいた」という言葉に土屋さんは「私です…(苦笑)」と恥ずかしそうに自己申告。さらに監督がプールのシーンに言及すると、山崎さんが観念した顔で「見ればわかりますが、プールのシーンで僕は(映画の中では)落ちてないんですが、落ちました…」と告白。ここぞとばかり山崎(紘)さんから「誰も見てないところで落ちてたよね?」と詳しい状況を明かされ、竜星さんからは「おれを道連れにしようとしてた」という訴えが…。改めて、仲の良い様子の6人に会場からは笑いがわき起こった。『orange-オレンジ-』は12月12日(土)より公開。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:orange 2015年12月12日より全国東宝系にて公開(C) 2015「orange」製作委員会 (C) 高野苺/双葉社
2015年11月24日V6の岡田准一が、作家・百田尚樹氏のベストセラー小説の実写映画『海賊とよばれた男』(2016年冬公開)で主演を務めることが5日、分かった。山崎貴監督がメガホンを取り、日本アカデミー賞で11冠を獲得した『永遠の0』(13年)の主演、監督、原作者が再集結する。本作は、主人公・国岡鐵造が明治、大正、昭和といった激動の時代を舞台に、名もなき青年から1人で身をおこし、戦後の日本に勇気と希望を与える大事業を成し遂げていく様を描く。原作は、2013年度本屋大賞で第1位を獲得。上下巻累計発行部数は364万部を突破しており、発表から3年を経て、実写映画化されることとなった。国内外の圧力に屈せず、石油事業を通して日本人の誇りを追求する情熱を持つ鐵造役を務める岡田は、「オファーをいただいた時は正直驚きましたが、山崎貴監督が『共に戦おう。』とおっしゃってくださいました」と回顧。「山崎監督を始めとした『永遠の0』チームで再び撮影できることを大変うれしく思いますし、主人公の国岡鐵造のように数々の苦難を乗り越え、道を切り開いていく姿を体現できたら」と意気込んでいる。劇中では、"海賊"と呼ばれた青年期から、幾多の困難を乗り越え"侍"と恐れられた老年期までを演じ切るという。一方の山崎監督は「終戦直後のあの時代、皆が下を向いていた時に、とんでもないことをしでかした男たちがいたということへの驚きが原動力」と映画化のきっかけを明かし、原作の魅力について「逆境の中でももがきにもがいて、少しでも前に進もうとする人間たちの素晴らしさ」と語る。岡田の起用理由については、「1人の役者で若い時代から壮年まで通したいと思いました」と前提した上で、「それを実現できるのは岡田君しかいないと思いました」と太鼓判を押した。一方で、「『永遠の0』がライバルとなってしまうので大変です(笑)」とも漏らしながら、「(『永遠の0』に)ちゃんと対抗できる作品に育てたい」とアピールした。山崎監督も話すように、本作には興行収入87億6,000万円を突破、2015年アカデミー賞で最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞ほか計11冠を記録した『永遠の0』チームが再結成。空襲に寄って廃虚と化した東京や、イランへと向かう大型タンカー・日承丸など、VFXを駆使した映像を見せる。先月中旬にクランクインしており、2016年1月のクランクアップを予定している。(C)2016「海賊とよばれた男」製作委員会
2015年11月05日NHK連続テレビ小説『まれ』で共演していた女優・土屋太鳳と俳優・山崎賢人が再共演する映画『orange-オレンジ-』(12月12日公開)で、山崎がクランクアップを迎えた。本作は、漫画誌『月刊アクション』(双葉社)で8月まで連載されていた高野苺による同名作品が原作。未来の自分から手紙が届くというファンタジックな世界観と大切な人を亡くさないために、"今"を変えようともがき奮闘するヒロインの姿が描かれている。既刊4巻のコミックスは210万部を突破。世代・性別を問わず、国内外からも注目を集めている。9月1日にクランクインしてから1カ月強となった先日、主要キャストの先陣を切って、山崎の撮影が完了。『まれ』のクランクイン(2014年10月7日)から約1年間に及んだ土屋との2人の共演に終止符が打たれた。山崎のクランクアップを見届けた土屋は、ロケ地となった長野を一足先に離れる山崎に対し、感謝の気持ちを込めた直筆の"卒業証書"を贈呈。「あなたは『orange-オレンジ-』の撮影において1場面1場面に丁寧に心を込め、周りの皆を大切に愛し、愛され、成瀬翔として山崎賢人として常に全力で立ち向かい翔(か)けぬけました。よってここに卒業証書を授与します。大好きだよ!」という心からの言葉でつづられた証書を受け取った山崎は、「すごくうれしい!」とサプライズに目に涙を浮かべながら「本当にうれしい!」と破顔した。ここでセレモニー終了かと思いきや、山崎から土屋への逆サプライズも。山崎自らが土屋をイメージして考案し、メッセージを書き込んだ"特製orangeケーキ"を贈った。「太鳳ちゃん 本当にありがとう」という直筆メッセージ入りのプレートと共に土屋の似顔絵が入った大きなクッキーが添えられた豪華なケーキに、土屋は「本当にうれしい! 本当にみんなに支えられてオレンジの撮影はできました。賢人くんありがとう。びっくりです! 自分のサプライズで終わりだと思ってたので…」と喜びと驚きを隠しきれず、感涙。山崎もうれしそうな反面、自身も土屋からのサプライズに「太鳳ちゃんからサプライズされた時、『逆じゃない?』って思いました(笑)」と混乱しつつも、「喜んでもらえてうれしい!」と伝え、最後にはハグを交わした。また山崎は「撮影が終了してホッとした気持ちもありますが、太鳳ちゃんと1年ずっと一緒にやらせてもらっていたので、それが終わってしまうと思うと寂しいですね…」と率直に吐露。「お芝居の面でも、現場にいてくれることで、心の面でも支えてくれて本当に感謝しています」「いつも現場のこと、僕のことも考えてくれていて、長く共演したからこそ普段だったら人に話さないことも話せました」と安心して撮影に取り組めたと打ち明ける。「共演が終わってしまうことに対して実感がわかない」としながらも「本当に良かったです。濃い1年間でした」と感慨を述べた。土屋も「この1年でいろいろなことがあったので、どこから話せば良いのか分からなくなってます!」と笑って口をそろえる。そして、「あらためて、賢人くんは本当にすごい役者さんだなと思います。現場では努力している姿や、悩んでいる姿も見せずに、全力で雰囲気を盛り上げ、皆を大切にしていました」と回顧。「またいつか共演したいです!」と語った。「今度、共演するとしたら、どんな役で?」との問いには息ぴったりで「時代劇!」と答えた2人。山崎が「太鳳ちゃんはすごく動けるので!」、土屋が「賢人くんは、はかまが似合うので!」と言い終えると、「…おぬし」と山崎。即興で土屋も「おぬし、何者じゃ?」とコントを始め、その場を沸かせた。こうして互いに支えあってすごした約1年間を締めくくった。『orange-オレンジ-』 は今週末10日から全国劇場にて、最新の予告編の上映が決定。さらに、原作のイラストをふんだんに使用した「"イマと未来をつなぐ"10年カレンダー」付きの劇場限定前売り券の発売も決まっている。なお、撮影は引き続き10月中旬まで行われる。(C)2015「orange」製作委員会(C)高野苺/双葉社
2015年10月08日コミックス既刊4巻ではやくも210万部を突破した話題の漫画を、土屋太鳳&山崎賢人という今年大活躍した若手俳優で実写化する映画『orange-オレンジ-』。9月1日のクランクインから1か月強の10月某日、山崎さんがクランクアップを迎え、2014年10月7日のNHK「まれ」クランクインから約1年間に及ぶ2人の共演が終了。互いにサプライズで感謝を気持ちを表現した。未来の自分から手紙が届くというファンタジックな世界観と、大切な人を亡くさないために奮闘する姿や、甘酸っぱい恋愛要素が共感を呼び、新たな形の「青春群像劇」として人気を集める本作。主人公・高宮菜穂役に土屋さん、菜穂が想いを寄せる成瀬翔役に山崎さんとNHK朝の連続テレビ小説「まれ」共演で注目された2人を迎え、原作の舞台となった松本を中心にオール長野ロケを敢行し、話題を呼ぶ。10月某日、主要キャストの先陣を切ってクランクアップとなった山崎さん。この日をもって、「まれ」から約1年間にも及んだ2人の共演に終止符が打たれた。山崎さんのクランクアップを見届けた土屋さんは、長い間主演としての自分を常に支え続けてくれた山崎さんへ感謝の気持ちを込め、直筆の“卒業証書”を贈呈。「あなたは『orange-オレンジ-』の撮影において 1場面1場面に丁寧に心を込め、周りの皆を大切に愛し、愛され、成瀬翔として山崎賢人として常に全力で立ち向かい翔けぬけました。よってここに卒業証書を授与します。大好きだよ!」と心からの言葉で綴られた証書を受け取った山崎さんは「すごくうれしい!」「本当に嬉しい!」とまさかのサプライズに目に涙を浮かべた。さらに山崎さんからも逆サプライズとして、山崎さん自らが土屋さんをイメージして考案した“特製orangeケーキ”が贈られた。「太鳳ちゃん本当にありがとう」という直筆メッセージ入りのプレートと共に土屋さんの似顔絵が入った大きなクッキーが添えられた豪華なケーキに、「本当にうれしい!本当にみんなに支えられてオレンジの撮影はできました。賢人君、ありがとう。びっくりです!自分のサプライズで終わりだと思ってたので…なんていえばいいのか、この気持ち…」と、土屋さんは感涙。最後には熱いハグで、互いに支え合った約1年間を感動と驚きで締めくくった。土屋さんは「賢人くんとの撮影が終わってしまうことが本当に信じられないです…。今日の撮影中は声や表情など雰囲気が変わっていくので、見ていてひとりですごい辛くなってしまいました。みんながいなかったらもっと泣いていました」と共演が終わる寂しさを告白し、「改めて、賢人くんは本当にすごい役者さんだなと思います。現場では努力している姿や、悩んでいる姿を見せずに、全力で雰囲気を盛り上げ、みんなを大切にしていました。そんな賢人くんにいつもパワーをもらっていました。またいつか共演したいです!」とコメント。山崎さんも共演が終わる寂しさを明かし、「お芝居の面でも、現場にいてくれることで、心の面でも支えてくれて本当に感謝しています。それが当たり前になっていたのですが、いつも現場のこと、僕のことも考えてくれていて、長く共演したからこそ普段だったら人に話さないことも話せました。太鳳ちゃんと一緒にやってこられて本当に良かったです。濃い一年間でした」と感謝を述べた。最後に「今度共演するとしたら、どんな役で共演したいか?」という質問には、口を揃えて「時代劇!」と答えた2人。「太鳳ちゃんはすごく動けるので!」(山崎さん)、「賢人くんは袴が似合うので!」(土屋さん)といい終えると、「…おぬし」(山崎さん)、「おぬし、何者じゃ?」(土屋さん)と息がぴったりの即興コントを始め、その場を沸かせた。『orange-オレンジ-』は12月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:orange 2015年12月12日より全国東宝系にて公開(C) 2015「orange」製作委員会 (C) 高野苺/双葉社
2015年10月08日NHK連続テレビ小説「まれ」で注目を浴びる土屋太鳳と山崎賢人の共演と、「コブクロ」が主題歌を担当することで話題を集める映画『orange-オレンジ-』。この度、原作の第1巻を忠実に再現したビジュアルが掲載された本作ポスタービジュアルが解禁された。原作は「月刊アクション」(双葉社)にて連載され、8月25日発売号にて惜しまれつつ完結、コミックス既刊4巻で180万部を突破した話題の漫画。未来の自分から手紙が届くというファンタジックな世界観と、甘酸っぱい恋愛要素が読者の共感を呼び、新たな形の「青春群像劇」として国内外に熱いファンを持つ。そんな人気作の実写映画化にあたり、NHK連続テレビ小説「まれ」で注目を浴びた土屋さんと山崎さんが本作で再び共演。さらに竜星涼、山崎紘菜、桜田通、清水くるみとフレッシュなキャストが集結し、原作の魅力でもある“青春の爽やかさ”を表現している。今回解禁されたポスタービジュアルでは、「ずっと一緒」「10年後も」「待ってるよ、みんなで」というコピーと共に、温かくも何か強い意志を感じさせる瞳で未来への希望を持った表情を見せる菜穂(土屋太鳳)や、まっすぐに、しかしどこか寂しげな瞳をした翔(山崎賢人)、そして10年後の自分から届いた手紙など、メッセージ性の強いキャスト陣表情に加え、本作のキーワードとなるう言葉やアイテムが随所に見て取れる。そこには、原作から飛び出してきたような須和・貴子・萩田・あずさの姿も。さらに原作の第1巻を忠実に再現した菜穂・翔・須和の3ショットビジュアルも初解禁!楽しそうに笑い合う姿はまさに原作の中にでてくる3人そのもの。原作のイメージを表現しながらも、実写化でしかできない空気感が醸し出され、作品への期待が高まる仕上がりだ。このポスターは10月3日(土)より、全国の劇場にて掲出予定。『orange-オレンジ-』は12月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月02日北海道札幌市出身、現役女子大生シンガーソングライター・山崎あおいさんの最新ミニアルバム。高校時代にコンテストで優勝しメジャーデビューの切符をつかんだ彼女も今年で22歳、急に大人になっていく時期の心情を切り取った作品が、『ピンヒールベイビー』です。「ギター女子」代表格の一人でもある山崎さん。楽曲のベースになっているのはアコースティックサウンドですが、今作はダンダブルなアレンジにも挑戦し新機軸を打ち出しています。エフェクトがかかったヴォーカルは、新鮮さとドはまり感を併せ持ち、今後の作品にも影響を及ぼしそうです。もちろん、アコースティックな部分も忘れてはいません。時に優しく、時に激しく、楽曲に合わせた感情をギターにぶつけてきます。憂いを含んだヴォーカルと切ないメロディラインが融合し、「山崎あおいワールド」を構築しています。作品リリース後は東名阪でインストアライブも開催、ぜひ足を運んでみてください!リリース情報:『ピンヒールベイビー/山崎あおい』(2015.9.16発売/¥1800(tax out)/VICL64410)※初回限定盤(¥2600(tax out)/VIZL843/フォトブック付)も同時発売
2015年09月20日新川直司原作の人気コミック『四月は君の嘘』が、広瀬すずと山崎賢人のダブル主演で映画化されることが決定した。広瀬が秘密を抱える自由奔放なヴァイオリニストを、山崎が母の死を境に弾けなくなった元天才ピアニストを演じる。その他の情報『四月は君の嘘』は、テレビアニメ枠“ノイタミナ”でも話題を呼んだ感動の青春ドラマで、音楽へ情熱をそそぐ高校生たちのドラマや切ない恋模様がみずみずしく描かれる。高校生の有馬公生は、“ヒューマンメトロノーム”と称されるほど正確な音色を奏でるピアニストだったが、母の死をきっかけにピアノが弾けなくなっていた。そんな公生が勝気なヴァイオリニスト・宮園かをりと出会い、彼女の自由で豊かな演奏に触れたことをきかっけに、ピアノと“母との思い出”に再び向き合い始める。かをりを演じる広瀬は「台本を読ませて頂いて、綺麗な時間の中で、登場人物みんなが自分自身の悩みと戦っている作品だと思いました。宮園かをりという自由奔放でキラキラした夢を持つ魅力的な女の子を皆さんに届けられるように頑張ります。監督やキャストの皆と一緒にカラフルで素敵な映画に出来ればと思っています」とコメント。一方、山崎は「この作品は日常がこんなにもカラフルなんだと教えてくれました。天才ならではの苦しみ、葛藤を抱えた難しい役どころですが新城監督をはじめとしたスタッフ・キャストの皆様と一丸となって、天才ピアニスト有馬公生を演じきりたいと思います」と意気込みを語っている。広瀬と山崎は本作のためにクランクインの約半年前からヴァイオリンとピアノの練習を開始。「今回、私はかをりちゃんを演じるにあたり、初めてヴァイオリンに触れました。まだまだ、苦戦していますが、私も日々、ヴァイオリンと作品に向き合い、戦っています」という広瀬は、指導者から「優れた音感の持ち主」と認められるほどの才能を発揮しているという。また山崎も、ギターの演奏経験はあるものの、本作で初めてピアノ演奏に挑戦。「原作の演奏シーンは実際に音が聞こえてくるような臨場感がありました。今回ピアノ初挑戦ですが、映画でも揺れ動く公生の心を音楽に乗せて届けられるよう日々練習中です」とコメント。山崎は集中力の高さとリズム感の良さから驚くべき成長を遂げているようで、指導者も「指が長くてまさにピアニストを演じるのに相応しい役者さん」と太鼓判を押しているという。みずみずしい青春ドラマに加え、ふたりが初めて見せる演奏シーンにも期待が高まる。また共演者に、E-girlsの石井杏奈、テレビドラマ『南くんの恋人~my little lover』への主演が決まっている中川大志が出演することが発表された。『僕の初恋をキミに捧ぐ』『潔く柔く』などの新城毅彦が監督を務め、『ストロベリーナイト』などの龍居由佳里が脚本を担当する本作は、10月から11月に撮影され、2016年に東宝の配給で全国公開される。『四月は君の嘘』2016年全国東宝系ロードショー
2015年09月04日劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)によるプロデュース・ユニット“KERA・MAP”が7年ぶりに始動、太宰治の未完の遺作『グッド・バイ』を舞台化する。KERA脚本・演出のもとで主演を担うのは、昨年末の舞台『夕空はれて~よくかきくうきゃく~』や今年1月のTVドラマ『怪奇恋愛作戦』でKERAと共同作業を重ね、厚い信頼を得ている俳優、仲村トオルである。「“未完の遺作”という謎めいた、神秘的な響きに惹かれましたね。太宰の一般的なイメージとは違った作風で、これを書いている途中で命を絶ったとはとても思えない、明るさ、ユニークな軽さがある。この後どういう結末に向かおうとしていたのか……。そこをKERAさんがオリジナルの作品として仕上げ、僕らをどう導こうとしているのか、興味があります」仲村が演じる主人公・田島は、田舎に妻子を残して単身東京に暮らす雑誌編集者だ。だが裏では闇商売で儲け、何人もの愛人を抱えるという不埒な側面を持っている。ある時、真面目に生きる決心をした田島は、愛人たちと別れるために美女・キヌ子と共謀。ふたりして次々と愛人のもとを訪れるが……。キヌ子役の小池栄子のほか、共演陣には水野美紀、緒川たまき、萩原聖人、山崎一など、KERA作品を熟知する実力派が揃った。「稽古場や撮影現場で目の当たりにして感じたことですが、KERAさんの演出は非常に精密。ひとつずつ段階を経て、確実に面白くなっていくんです。天才的な発想と、地味な努力の積み重ね、その両方から生まれる面白さだと思いますね」なんともとぼけた、真意の計れぬ田島というキャラクターについて、仲村は「最初に読んだ時は、それほど違和感がなかったんですよね。わりと時間が経ってからですね。とんでもない男なんじゃないか…!と気づいたのは」と笑う。KERAにこの役を任された理由を推察してもらうと、「僕、中学までは野球をやっていたんですけど…」と予想外の方向から話が始まった。「100%全力で投げないと絶対にストライクは入らない、と頑なに思い込んでやっていました。それを思い出したのは、これまで僕がKERAさんの作品で演じてきた役は全部、そういう人物だったような気がするから。また、田島にも共通する点だと思うんですよね。KERAさんは“自分の見ているもの以外、まったく見えなくなる人”を僕にやらせたら面白いと思ってくれてるんじゃないかな」熟考しながらゆっくりと言葉を繰り出す朴訥さ、その不思議な魅力に引き込まれ、すでに目の前に田島が息づいているような楽しい錯覚を味わった。KERAが「第二期KERA・MAPの始動」と宣言する本作。仲村トオルの全力投球が未完の物語にいかなる着地をもたらすのか、劇場でぜひ見届けたい。公演は9月12日(土)から27日(日)まで東京・世田谷パブリックシアターにて。その後、全国を周る。東京公演の当日引換券は9月5日(土)午前10時より発売開始。取材・文上野紀子
2015年09月04日『ヒロイン失格』の公開を控え、12月公開の映画『orange-オレンジ-』へも出演が決定するなど、いま最も勢いに乗っている若手俳優・山崎賢人。9月7日(月)に21歳の誕生日を迎える彼の、20歳の1年間に密着したDVD付きメモリアルBOOK「Scene #20 」(角川書店)の発売が9月26日(土)に決定。表紙と一部内容が解禁された。今回発売されるメモリアルBOOKには、等身大の山崎さんを楽しめる最新撮りおろしグラビアが掲載。神秘的で美しい水中写真などの大人っぽいシチュエーション撮影のほか、ナチュラルな笑顔が弾けるカットも満載。20歳の山崎さんの様々な表情を堪能できるようだ。また、「週刊ザテレビジョン」にて20歳の誕生日から1年間連載してきた「僕の空間(アキスペース)」の未掲載カットも収録。彼自身がやりたいことにこだわった企画は全24回!「思い出の公園でサッカー」、「逆チョコ作り」、「スノーボード」、「巨大習字」など…そのすべての回を網羅。さらに、ドラマ「デスノート」、NHK連続テレビ小説「まれ」と立て続けに話題作に出演し、大活躍だったドラマの撮影現場にも密着。普段はなかなか見られない作品と向き合う撮影中の真剣な表情からは、“俳優・山崎賢人”としての姿を伺い知ることができる。そのほかにも、20歳の1年間、そしてこれからについて語ったロングインタビューや、読者の質問に答えた「100問100答」企画など、20歳の山崎さんの思いが詰まった読み応えたっぷりの内容。さらに注目は、山崎さんにとって初となるDVDが収録されていることだ。約1年間の撮影を全て収録した映像は、73分間という大ボリューム!ナチュラルな表情からおちゃめな言動まで、あらゆる角度から彼の素顔がたっぷり見られる充実の映像に仕上がった。山崎さんの20歳の1年間がぎゅっと凝縮され、彼の魅力が存分に感じられる本書は、ファン必携の1冊となりそうだ。「山崎賢人メモリアルBOOK『Scene #20 』」は9月26日(土)より発売。(text:cinemacafe.net)
2015年09月01日お笑いコンビ、アンタッチャブルの山崎さんが8月14日に入籍したことが明らかになりました。9年間の交際の末に結婚した山崎さん。お相手の女性は32歳だったので、23歳の頃からのお付き合いということになります。「9年も愛を育んできたなんて…」という驚きがある一方で、「結婚までそんなに待てない!」と思う女性もいるでしょう。世の人は交際期間から結婚するまでどれくらいの期間を待つことができるのでしょうか?■1年以内に結婚したい女性が7割以上!一方男性は…婚活サービスを運営する株式会社IBJが会員登録をしている20~40代の未婚の男女227名を対象に行った「結婚観に関する調査」によると、理想とする交際から結婚までに理想期間は次のようになっています。未婚女性の交際から結婚までの理想期間・1年(63.0%)・2年(22%)・6か月(10.2%)・3年(3.9%)トップで多いのは1年で63.0%。6か月や3か月(0.8%)を合計すると、7割以上の女性が、結婚してから1年以内に入籍したいと考えているようです。一方男性はどうなのでしょうか?未婚男性の交際から結婚するまでの理想期間・1年(46%)・2年(27%)・6か月(12%)・3年(7%)男性にいたってはトップで多いのは1年で46%です。6か月や3か月(4%)を希望している男性もいるので、合計すると約6割の男性が女性と同様「交際してから1年以内に結婚したい」と希望しています。こう聞くと「早い!」と感じる人も多いでしょう。とはいえ、これは婚活サービスを利用している未婚男女の話。というわけで、働く女性の本音はいかがなものなのか調べてみました。■結婚まで「待てる」リミットは3年2014年11月にマイナビウーマンが22~34歳の働く女性246名を対象に行った結婚まで待てる期間の調査では、次のような結果が表れています。・3年(37.0%)・1年(24.0%)・5年(15.0%)・半年(8.9%)結婚願望はあるものの、「いつか結婚したいと思ってくれるかもしれない」と期待して気づいたら待ち続けているという女性が多いのかもしれません。3年も経てばお互いのことを理解しているだけではなく「この人しかいないかな…」といういい意味での諦めのつくころでしょう。そこで結婚の話が出なければ、見切ってしまうという女性が多いのかもしれません。いずれにしても、9年も交際をした末にゴールインした山崎さん夫婦。たっぷりと愛を育んだぶん、たっぷりと幸せになってほしいものですね。
2015年08月19日お笑い芸人の田中光が20日、同日発売となった脱力系1コマ漫画の書籍化第2弾『サラリーマン山崎シゲル ~THE SWORD OF GALAXY~』のサイン会を、東京・ブックファースト新宿店で行った。『サラリーマン山崎シゲル』は、とあるサラリーマン・山崎シゲルが、部長相手に繰り広げる異常な日常を、シュールな一コマで描く1コママンガ作品。脱力系のほのぼのした作風が話題を集め、女優の二階堂ふみや、ミュージシャンの吉田山田など、多くの著名人がファンを公言し、第1弾は11万部を超えるベストセラーとなった。同日、報道陣の取材に応じた田中は、現状の漫画家と芸人の仕事の比率を「9.5と0.5くらい」と、ほとんどが漫画家としての作業で占められていることを告白。芸人の仕事は、月1回程度だといい、事務所の先輩であるサンドウィッチマンからは「もう芸人辞めろよ」とまで言われていることを明かした。漫画家として多忙になっていく中で、芸人としてのネタ作りの時間が確保できないため、現在は「大喜利ライブやトークライブ的な準備が必要のないものは、積極的に出ています」という。芸人としては、ライブで腕を磨いて、テレビ出演というのが出世コースだが、「自分はタレントに向いていないと、お笑いを始めた頃から思っていたので、(芸人として売れなくて)すごく楽になった」と自虐的に語り、報道陣の笑いを誘った。前作分の印税は、これまでため込んだ貸しへの返済などでほとんど消化してしまったというが、キャラクターのLINEスタンプの売り上げは「如実に給与明細に反映されているので、すごく気持ちがいい」とニケやる田中。今後、コミック化やグッズの販売も決定しており、さらには「動画や絵本など、手を出せるものは出していきたい」と野望を語った。
2015年05月20日2015年1月の閉館を前に、青山円形劇場プロデュースによる「青山演劇フェスティバル」が復活。そのラストを飾る演目『夕空はれて~よくかきくうきゃく~』が、12月1日、同劇場にて開幕した。青山円形劇場プロデュース『夕空はれて~よくかきくうきゃく~』チケット情報本作は別役実が脚本を手がけ、1985年に初演された傑作不条理劇。それをケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)が潤色・演出を担い、KERA作品常連組とともにナンセンスコメディへと仕上げた。同フェスティバルでKERAが別役作品を演出するのは、1997年の『病気』以来2度目。舞台中央に浮かぶ扉の開いた檻。舞台上には7つの椅子が円形状に並べられている。椅子のひとつには花束が。するとそこにサラリーマン風の男が現れ、後からやって来た喪服の女と包帯を巻いた男に声をかけられる。ゆうべある人がライオンに噛み殺され、さらにその前の晩には包帯の男が耳を喰いちぎられたのだと。さらにふたりの姉妹、飼育係も現れて……。メインの出演者は7人。前半は6人の男女が、主にライオン――ある人にとってはそうではないのだが――に噛まれたくないという会話を繰り返している。だが彼らは本当に噛まれたくないのか、実は噛まれたいのか。答えの見えないやり取りは、一見するとただの不毛な会話の連続。しかしその底辺には確実に何かがうごめき、彼らの関係性に変化をもたらしている。この中でひとり常識的な考えのもと、必死に対話を努めようとするのは、仲村トオル演じる男1。その真っ直ぐで時に過剰なほどの演技は、他の5人に比べると異物に映り、それが笑いへと繋がっている。山崎一、犬山イヌコ、緒川たまき、奥菜恵、マギー演じる5人は、多少つじつまの合わないことであっても、自らの理論のみで語り続ける。こういった役どころに重要なのが細やかな間やニュアンスであり、彼らの巧さがまた、さらなる笑いを生み出している。そして2幕に新たに登場するのが、池谷のぶえ演じる男4。彼の存在が、事態を大きく変えていくのである。別役の脚本はもちろん面白いのだが、非常に危険でもある。この不条理極まりない状況は、演出により見え方がまったく異なるためだ。しかしナンセンスを得意とし、別役を敬愛するKERAは、コメディとしての笑いを重視しつつ、結末へと向かうにつれ緊迫したドラマを構築していく。さらにKERAの大きな武器は、円形劇場の舞台機構を知り尽くしているということ。円形劇場の面白さを改めて感じられた作品だけに、その閉館が非常に惜しまれる。公演は12月14日(日)まで。取材・文:野上瑠美子
2014年12月04日太宰治の絶筆となった未完の小説『グッド・バイ』を、劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)が脚本・演出を担当し舞台化することが決まった。KERA・MAP チケット情報太宰の遺作『グッド・バイ』は新聞連載を予定し13回分まで書いた時点で、自身が玉川上水での入水自殺を遂げ絶筆となった作品。その遺作をKERAが、7年ぶりに再始動する自身のプロデュース企画「KERA・MAP」の第6回公演『グッドバイ』として舞台化。仲村トオル、小池栄子の出演で2015年9月、東京・世田谷パブリックシアターで上演する。妻子を田舎に残し、単身東京に暮らす男、田島周二が主人公。雑誌編集者という体裁の裏で、闇商売でしこたま儲け、10人もの愛人を抱えているという不埒な男。しかし一転、田舎の妻子を呼び寄せて…という里心に近い気持ちが起こり、女たちと別れようと試みる…。小説の文体は軽やかでシニカル、ユーモラスな会話や描写が、その後の物語の展開を大きく期待させる。この未完の作品を、絶妙な会話劇の名手と言われるKERAがどのように舞台化するのか。KERAは舞台化にあたり、次のようなコメントを寄せている。「第二期KERA・MAP」の始動である。似た名前のユニットがあるらしいが、きっと偶然に違いない。第二期第一弾として、太宰治未完の絶筆「グッド・バイ」を、ナカグロ抜きの「グッドバイ」として舞台化する。「未完」といっても、ほとんど物語の導入しか書かれていない小説だ。太宰にさほど興味のない私だが、どうしてあんなペシミストが、最期にこんな軽くユーモラスな作品に取り組んだのかが、ずっと興味深かった。導入部のあとは私が書く。「ヘナチョコな色男田島(仲村)と怪力傲慢な美女キヌ子(小池)。そして沢山の田島の愛人」。軽妙酒脱な喜劇には格好の御膳立てと思われ、今回私はこれを、スクリューボールコメディとして成立させようと試みる。どうか御期待頂きたい」キャストには仲村、小池をはじめ、水野美紀、夏帆、門脇麦、町田マリー、緒川たまき、 萩原聖人、池谷のぶえ、野間口徹、山崎一といった実力派強力キャストが勢揃い。仲村のKERA作品への参加は、『黴菌』(2010年)、『夕空はれて ~よくかきくうきゃく~』(2014年12月)に続き、舞台では今作品が3作目。また来年1月からスタートする、KERA脚本・監督のTVドラマ『怪奇恋愛作戦』の出演も控えるなど、近年、KERA主宰の劇団「ナイロン100℃」の劇団員並のハイペースでKERA作品に出演を重ねており、KERAの信頼度が伺える。その信頼に応えて仲村は「「夏はドラマ(『怪奇恋愛作戦』)の撮影、そして今は舞台(『夕空はれて~よくかきくうきゃく』)の本番中。今年の大半は KERAさんの演出を受けていました。つまり夏以降は、俺、ほぼナイロン?のような…。来年の『グッドバイ』はまだかなり遠い話のような気がしますが、KERAさんに『これでさよなら』と言われないように、千秋楽の幕が降りる前にお客さんからは 『グッドバイと言わないで!』と言われるように頑張ります」とコメントしている。
2014年12月01日太宰治の未完の遺作「グッド・バイ」を演劇界の鬼才ケラリーノ・サンドロヴィッチが、7年ぶりに始動する彼のプロデュース公演「KERA・MAP」にて舞台化。太宰の分身のような主演の田島には、実力派俳優の仲村トオルが扮し、さらに小池栄子、水野美紀、夏帆、門脇麦といった豪華女性キャストが集結していることが分かった。妻子を田舎に残し、単身東京に暮らす男、田島周二。雑誌編集者という体裁の裏で、闇商売でしこたま儲けながら、10人もの愛人を抱えているという不埒な男。しかし一転、田舎の妻子を呼び寄せ、女たちと別れようと試みるが…。小説「グッド・バイ」は、太宰治が新聞連載を予定し13回分まで書かれていた未完の遺作。だが、太宰が玉川上水で入水自殺を遂げたため、まだ冒頭ともいえる部分のまま絶筆となっている。その遺作を2015年9月、ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)が脚本・演出を担当し、「KERA・MAP」の第6回公演「グッドバイ」として舞台化する。「人間失格」や「斜陽」などの退廃的な作風とは異なり、文体は軽やかでシニカル、ユーモラスな会話や描写が、その後の物語の展開を大きく期待させている小説「グッド・バイ」。残念ながら永遠に未完となったこの作品を、絶妙な会話劇の名手とされるKERAがどのように舞台化するか、早くも注目を集めている。主演・田島役の仲村さんを始め、キャストには小池さん、水野さん、夏帆さん、門脇さんに、町田マリー、緒川たまき、 萩原聖人、池谷のぶえ、野間口徹、山崎一といった実力派俳優たちが集結。仲村さんのKERA作品へ参加は、「黴菌」(‘10年)、この12月公演の「夕空はれて ~よくかきくうきゃく~」に続き、今作品が3作目。また、来年1月からスタートするKERA脚本・監督のTVドラマ「怪奇恋愛作戦」への出演も控えるなど、とりわけここ1年はKERA主宰の劇団「ナイロン100C」の劇団員並のペースで彼の作品への出演が続いており、その信頼度の高さが伺える。また、田島が数々の浮気相手と別れるべく、妻と偽り愛人たちに会わせていく、絶世の美女だが男勝りで口の悪いキヌ子を演じるのは、数々の舞台で高い評価を受ける小池さん。さらに夏帆さんや門脇さんら若手を始めとする女優陣の多彩さ、豪華さにも注目。KERA作品の常連俳優も多く、“太宰治×KERA”というかつてない作品世界を存分に体現してくれそうだ。今作で、知性と不純性を併せ持つ田島という男を演じることになった仲村さんは、「夏はドラマ(『怪奇恋愛作戦』)の撮影、そして、いまは舞台(『夕空はれて~よくかきくうきゃく』)の本番中。今年の大半はKERAさんの演出を受けていました。つまり夏以降は、俺、ほぼ『ナイロン(100C)』?のような…。来年の『グッドバイ』はまだかなり遠い話のような気がしますが、KERAさんに『これでさよなら』と言われないように、千秋楽の幕が降りる前にお客さんからは『グッドバイと言わないで!』と言われるように頑張ります」とユーモアたっぷりに意気込みをコメント。7年ぶりに第2期「KERA・MAP」をスタートさせるKERAは、「太宰にさほど興味のない私だが、どうしてあんなペシミストが、最期にこんな軽くユーモラスな作品に取り組んだのかが、ずっと興味深かった。導入部のあとは私が書く。『ヘナチョコな色男・田島と怪力傲慢な美女キヌ子。たくさんの田島の愛人』。軽妙酒脱な喜劇には格好の御膳立てと思われ、今回私はこれを、スクリューボールコメディとして成立させようと試みる」と語り、自身も期待を込めている。「KERA・MAP」第6回公演「グッドバイ」は2015年9月より世田谷パブリックシアター、10月より全国にて公演予定。(text:cinemacafe.net)
2014年12月01日1987年にさだまさしが発表した名曲「風に立つライオン」。この楽曲に惚れこんだ俳優・大沢たかおが小説化・映画化を熱望したことで、2013年にさだまさしが同名小説を発表したが、さらに、このほどアフリカのケニアを舞台に映画化されることが決定。主演を大沢さんが務め、共演として石原さとみ、真木よう子らが出演することも明らかとなった。そもそもこの楽曲「風に立つライオン」は、さださんの父親の友人であり、アフリカ・ケニアの長崎大学熱帯医学研究所に赴任し、国際医療ボランティア活動に従事した実在の医師・柴田紘一郎氏から聞いた話にインスパイアされ、作詞し作曲されたもの。同名小説では主人公の関係者の証言により、アフリカで巡回医療に携わる青年医師の活動や戦闘で傷ついた少年兵士との心の触れ合いが綴られている。今回の映画版で大沢さんが演じるのは、大学病院からケニアの研究施設に派遣される日本人医師・島田航一郎。アフリカへの渡航は、アフリカ医療に生涯をささげたシュバイツアーの自伝に感銘を受け医師を志した航一郎にとって願ってもいないチャンスだったが、女医として父の跡を継ぎ、離島医療に従事する婚約者・秋島貴子(真木よう子)との長い別れでもあった。渡航後ほどなくして、現地の戦傷病院からの派遣要請を受けた航一郎は、その過酷すぎる環境を目の当たりにし、医者としての使命を感じざるをえなかった。戦傷病院への転籍を決意した航一郎は、つらく厳しい現実の中でも、同じ志をもって病院を支える看護師・草野和歌子(石原さとみ)や仲間と共に充実した日々を送っていた。そんなある日、少年兵・ンドゥングが病院に担ぎこまれてきて…。アフリカが主な舞台となる本作。メガホンを三池崇史監督が握り、10月中旬から長崎でクランクインし、11月初旬に長崎パートのロケが終了。そして現在、およそ1か月におよぶのアフリカ・ケニアパートのロケ撮影が行われているとのこと。今回の映画化について、大沢さんは「最初に『風に立つライオン』という曲を聞いたのは10年以上前になります。素晴らしい曲だと思いました。その時に、まさか今、アフリカの大地にさださんと立っているということを全く想像できなかったです。映像化のことはもちろん、プロの俳優として映画製作に携わるひとりとして、物語になったものが出来た場合、それを映像で見てみたいし、もし自分に配役があれば自分が演じてみてその世界を映画館で観たいと思っているので、さださんに原作をお願いした時に映画にしたいと話をしました。その後、できあがった原作を読んで感動しましたし、本当に素晴らしかったので、是非映画にと話をした自分の責任もそこから具体的に発生しました」とコメントを寄せている。さらに「今回のような歌から始まって小説、そして映画に至る流れって、なにかに守られているというか、なにかに後押しされているような、そんな風に感じています。小説の中に命のバトンを繋いていくというメッセージがあるように、今回のプロジェクトには、さだまさしさんの『風に立つライオン』という歌があり、それが小説というバトンとして、僕からプロデューサーの方に引き継がれ、三池監督が引き継ぎ、現場で僕なりがそのバトンをもらって芝居をして、映画として最後にたくさんのお客さんに向けて、そのバトンを渡す。引き継いだ全員の魂がそこに乗って、何かがみんなに届くような作品にしていかなくてはいけないなということを改めて強く感じています」と劇中で演じた航一郎のように使命感が芽生えていると語る。今回の撮影で「ケニアは2度目」という大沢さんだが、1度目の渡航では各地を巡り「一人ロケハン」したというほどの熱の入りよう。撮影はマサイ族の土地でも行われているそうで、大沢さんは「今回、マサイ族の人たちの住む土地をお借りして一緒に映画を作れることは、すごく光栄な事でとても嬉しいです。そして、マサイ族の人たちとの共演は、自分の表情も含めて自然と出て来る空気みたいなものを大切にして、あまり作り込んだ感じにはせずに自然に出来たらいいなと思います」とも。また、石原さんや真木さんに加え、萩原聖人、鈴木亮平、藤谷文子、山崎一、石橋蓮司らも共演として出演するとのことだが、果たして雄大なアフリカの地でどんな作品が完成するのだろうか?『風に立つライオン』は2015年3月14日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月27日俳優の山崎賢人が6月28日(土)、7月の“土ドラ”枠で放送される「水球ヤンキース」の放送記念トークショーに出席。自身の競パン一丁の等身大パネルがお披露目されると、「裸より恥ずかしいですね」と思わず赤面。駆けつけたファン約2,000人が黄色い声援を贈った。フジテレビが日本で初となる水球をモチーフとした青春ドラマ。山崎さんを始め、連続ドラマ単独初主演となる「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔、同グループの高木雄也、千葉雄大、中川大志、吉沢亮ら人気イケメンが勢揃いし、“水中の格闘技”に青春をぶつけるという夏にぴったりな注目作だ。「バレーボールの水バージョン…みたいに考えていたんですが、いざやってみると本当にキツいです。水の抵抗がすごいし、足がつかない深さのプールなので、常に浮いているのに必死で」と初体験の水球に悪戦苦闘中の山崎さん。日夜、肉体づくりにも励んでいるそうで「プロテインを飲んで、腕立てと腹筋をしている」のだとか。また、“水中の格闘技”という言葉にふさわしく、試合中は水面下で激しい攻防が繰り広げられるそうで「審判には見えない場所で、パンツを引っ張られることも…」と恥ずかしそうに明かすと、再びファンからは悲鳴にも似た歓声が沸き起こった。ちなみに、共演者について話題が及ぶと「裕翔とは前のドラマ(『弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~』)でも一緒で、今回も変わらず天使のような明るさで、現場を盛り上げてくれる」「高木君とは初めての共演。すっごくいい人で、ゴーグルを忘れたオレに、買ったばかりの新品をくれたんですよ」と声を弾ませていた。関係者によると、会場となった池袋・サンシャインシティ噴水広場には朝早くからファンが集まったそうで、最終的には2,000人がイベントを見守った。山崎さんは主人公・尚弥とぶつかりながらも、徐々に水球部の中心的存在になってゆく水球経験者の三船龍二を演じている。ドラマ「水球ヤンキース」はフジテレビの7月クール・土ドラ枠にて毎週土曜23時10分~23時55分放送。(text:cinemacafe.net)
2014年06月29日井上ひさし作、蜷川幸雄演出による舞台『しみじみ日本・乃木大将』の開幕が、7月12日(木)に迫った。『井上ひさし生誕77フェスティバル2012』と銘打って今年8本上演される井上戯曲のうち、本作はその第5弾にあたる。稽古の様子を取材した。「うるさいチームだよ、まったく」と笑い混じりに蜷川がこぼすのは、キャスト陣のことだ。風間杜夫、根岸季衣、六平直政、山崎一、大石継太、朝海ひかる、香寿たつき、吉田鋼太郎。いずれも舞台が原点といっていい生粋の演劇人が揃う。特に目立ったのは、六平。演技を始める直前までギャグを飛ばし、出演者同士で段取りを確認した後には「みんな、わかったよな?」と仕切ってみせる。さらに、それに応える面々の切り返しもまた笑いを生み、稽古場の一体感が高まっていく。芝居が始まり、各人が役に扮しても、この空気は変わらない。むしろ、歌がふんだんに使われている分だけ、にぎやかさは増している。時は明治天皇大葬の日、殉死することを決意した陸軍大将・乃木希典の物語。設定だけ聞けば、重くシリアスな作風を想像しそうだが、実際には、驚くほどばかばかしい。“何を描くか”と“いかに描くか”。テーマとテイストの間に飛躍があるからこそ、ドラマがいっそう輝きを放つ。まさに井上作品の真骨頂がそこにはあった。日露戦争の英雄と称えられる一方で、愚将の烙印を押されることも少なくない乃木。彼は明治天皇にどんな思いを抱いて命を絶ったのか。周辺の人物によるコメントを通して主人公の人物像を浮き彫りにする物語は少なくないが、本作が珍しいのは、5頭の馬がその役割を務めるところ。しかもそれぞれ、前足と後足が別の意志を持つ。知的に考える前足たちと、生理にまかせて行動する後足たちと。10の人格ならぬ“馬格”による乃木の立場をめぐっての議論が、天皇制に対する賛否両論と重なって興味深い。また、「もしも○○が乃木大将の立場だったら、こんな態度に出るかも」と馬たちが何パターンも演じ分ける場面は、バラエティ番組さながらのおかしさだった。1979年に芸能座が初演した作品で、今回は、1991年のこまつ座公演以来21年ぶりの上演となる。蜷川は「俳優が演技を競い合うような戯曲。ト書きに細かく書かれているので、演出家はほとんどすることがない」と言いながら、「軽演劇風にみせたい」と明快に方向を示す。7月12日(木)から29日(日)まで彩の国さいたま芸術劇場 大ホールで上演。その後、大阪、新潟で公演を行う。
2012年07月06日作・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)と、女優・広岡由里子との演劇ユニット「オリガト・プラスティコ」。その第5弾となる『龍を撫でた男』が、2月3日(金)、東京・本多劇場にて初日の幕を開ける。初日前日の2日、通し稽古が行われた。『龍を撫でた男』チケット情報精神病医の佐田家則は、妻の和子とその弟・秀夫、義母との4人暮らし。かつて事故でふたりの子供を亡くしており、そのショックから義母は精神に異常をきたしてしまっている。正月、そんな佐田家を訪れた、家則夫婦の知人で劇作家の綱夫と舞台女優の蘭子兄妹。綱夫は和子に、秀夫は蘭子に気があり、また蘭子と家則はちょっとワケありの様子だ。5人の思惑が交錯する中、「異常心理学会創立準備委員」と名乗る男たちまでもが現れて……。作・福田恆存、演出・KERAという、なんとも意外かつ、ワクワクする組み合わせが実現した。福田は評論家としても著名なだけに、硬い文章を想起する人も多いかもしれない。だが『龍を撫でた男』というタイトルからも分かるように、その文体はどこかユーモラス。さらに人間という愚かな生き物に対する優しい眼差しが、セリフの端々から感じることができる。恐らくKERAが本作に惹かれたのも、そんな点にあったのではないだろうか。そしてKERAは、その福田の世界観を過度に現出させることなく、それでいて行間には彼らしい過剰さもしっかり忍ばせる。もちろんそれを体現できる、KERA作品おなじみの役者陣が担ったものの大きさは言うまでもない。夫として、そして精神病医として妻を見守り、そして苦悩を募らせていく家則を演じるのは、山崎一。彼の中に積み重ねられていった、佐田家の負の要素。それゆえの微妙な変化を見せられるのは、やはり山崎の高い演技力あってこそだろう。和子役の広岡由里子、綱夫役の大鷹明良、蘭子役の緒川たまきは、感情の起伏、間合い、話し方など、正気と狂気の境界線上にいる人間ならではの見せ方が絶妙。狂気をさまよう人間の、切なさまでもが伝わってくるようだ。また秀夫演じる赤堀雅秋は、いい意味での気持ち悪さを醸し出し、その存在を強く印象づけた。本作の登場人物たちは、山崎演じる家則以外、何かしら皆精神を病んでいる。ゴーリキーの『どん底』の歌詞のように、暗い牢屋の中で、鉄の鎖に捕らえられてしまっているのだ。だが果たして牢屋にいるのは自分なのか、相手なのか。そして人生で真に望むべきものは、新しい冒険なのか、日々の繰り返しなのか。狂気と正気の差はまさに紙一重。辛辣なラストに、その答えを見た気がした。公演は同劇場にて2月12日(日)まで。チケットは発売中。文・野上瑠美子
2012年02月03日JR京都駅から東海道本線で5駅。そのJR山崎駅から、10分ほど歩くと現れるのが、日本初のモルトウイスキー蒸溜所「サントリー山崎蒸溜所」だ。1924年の竣工以来、ジャパニーズウイスキーをつくり続けている。タイプの異なる酵母、そして、木桶とステンレスタンクの発酵槽の使い分け、蒸溜時の加熱方法、形状の異なる複数の蒸溜釜を使い分けることなどで、個性豊かな、モルト原酒を生み出す蒸溜所として世界的にも知られている。そして、日本を代表するシングルモルトウイスキー「山崎」がつくられている場所だ。緑豊かな敷地内に足を踏み入れると、森林浴をしているような、すがすがしい気分にさせられる。天王山のふもと、霧が発生しやすい湿潤な気候が、モルトウイスキーの製造に適している。山崎は、桂川、宇治川、木津川の3つの川が合流する場所。ウイスキーの仕込み水として使用するのは、ミネラルバランスがよい軟水。その昔、千利休が茶を点てたことでも知られる名水だ。蒸溜所では、蒸溜設備の見学と、モルトウイスキーがつくられる工程についての知識を深められる、ガイドツアーに無料で参加できる(平日、土・日・祝日の午前中実施。約60分。前日までに要予約)。木桶での発酵工程。温度管理が難しく、手入れも手間がかかるが、保湿性に優れるなど利点も多い。木桶内の乳酸菌や微生物の働きによって、優れたモルト原酒をつくり出す。大小、形状もさまざまな銅製の蒸溜釜(ポットスチル)が並ぶ。これらを使い、加熱方法を変えるなどして、ライトからヘビーなものまで、タイプの異なる原酒をつくりわける。樽に詰めた原酒を熟成させる樽貯蔵庫。オーク樽をメインに、種類、形状、サイズの異なる何万もの樽が、静かに熟成までの時間を過ごす。日本独自のミズナラ樽も使用。ビャクダンやキャラを想わせるオリエンタルな香りが特徴だ。貯蔵庫を巡ると、この地で最初に蒸溜した原酒を詰めた、1924年の樽を見ることもできる。ガイドツアーの最後には、「山崎」の試飲も。手間と時間をかけて育まれた、さまざまな原酒を合わせた琥珀色のしずく。背景を知った後での味わいは格別だ。ウイスキーライブラリーには約7000本もの原酒を展示。テイスティングカウンターでは、モルト原酒の香味の違い、経年によるモルト原酒の香味の比較なども体験できる(有料)。併設のショップでは、限定のウイスキーや貯蔵に使用した樽材を再利用したオリジナルグッズなどを手に入れられる。山崎蒸溜所ならではの日本のウイスキーづくりの歴史やこだわりに触れられ、さらには、味わうこともできる蒸溜所見学ツアー。京都や大阪など、関西方面への旅の計画に加えてみては。お問い合わせ:サントリー山崎蒸溜所 tel.075-962-1423大阪府三島郡島本町山崎5-2-1【工場見学】開館時間:10:00~16:45(最終入館16:00)休館日:年末年始・工場休業日(臨時休業あり)※要予約。 公式サイト 取材/はまだふくこ
2011年12月08日