松田翔太、前田敦子、木村文乃をメインキャストに迎え、発行部数130万部を超える(※1月時点)乾くるみの人気小説を映画化する『イニシエーション・ラブ』。このほど、ポスタービジュアルが初解禁!さらに、三浦貴大、前野朋哉、木梨憲武、手塚理美、片岡鶴太郎ら豪華キャスト陣の参加も明らかとなった。物語は1980年代後半の静岡と東京を舞台に、「Side-A」と「Side-B」の2編で綴られる青春ラブストーリー。合コンで出会った2人、就職活動中の奥手な大学生・鈴木と歯科助手・マユのぎこちない恋愛模様を描いた静岡編(Side-A)。就職して上京した鈴木が静岡に残ったマユと遠距離恋愛を始め、その関係が徐々に崩壊してしまう東京編(Side-B)。バブル最盛期の風俗を盛り込みながら、若い男女の切ない出会いと別れを描いた本作。だが、小説では最後の2行で、映画ではラスト5分で、甘く切ないラブストーリーから、驚愕のミステリーに変貌するという、独特のトリックゆえに「映像化不可能」と言われてきた。今回お披露目されたポスタービジュアルには一見、ラブストーリーを思わせる松田さんと前田さんのアップ写真が大きく使用されているのだが…その2人の顔の上には「最後の5分全てが覆る。あなたは必ず2回観る。」という“大どんでん返し”を予感させる言葉がビジュアルを覆うようにデザインされている。また新たなキャスト陣については、その役柄も発表。三浦貴大と前野朋哉は松田さん太演じる主人公・鈴木の同僚を。堤監督と親交が深く、今回特別出演となった木梨憲武は鈴木の上司役に。さらに、本作の劇中でもオマージュされている1980年代の大ヒットドラマ「男女7人秋物語」以来の共演となる手塚理美と片岡鶴太郎の大御所2人は、木村さん演じる美弥子の両親として出演することとなる。今回解禁された新ビジュアルが使用された劇場ポスター&チラシは、2月14日(土)のバレンタインデーより全国の劇場に掲出される予定だ。『イニシエーション・ラブ』は5月23日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月09日新垣結衣が“ワケあり”の音楽教師役に扮し、『ホットロード』『アオハライド』の大ヒットも記憶に新しい青春映画の名手・三木孝浩監督のもと主演する『くちびるに歌を』。このほど、本作の主題歌であるアンジェラ・アキの「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の映画Ver.ミュージック・ビデオが完成!三木監督自らが手がけ、未公開シーンの映像も含まれた感涙必至のMVとなっていることが分かった。本作は、長崎県・五島列島の中学校合唱部を舞台に、臨時教師としてやってきた悲しい過去を抱えるピアニスト・柏木ユキ(新垣結衣)と、15歳の生徒たちが、悩みぶつかりながらも前に進んで行く姿を、合唱を通して描き出していく爽やかな感動作。新垣さんは自身初の教師役で、ピアノにも初挑戦し、ショパンなどを猛特訓。また、木村文乃、桐谷健太、木村多江、石田ひかり、角替和枝、井川比佐志といった実力派俳優陣ががっちりと脇を固め、オーディションで選びぬかれた合唱部員役のフレッシュなキャストたちも熱演を見せている。本作の原作は、全国学校音楽コンクールの課題曲「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の作者アンジェラ・アキのテレビドキュメンタリーをもとに、中田永一が書きおろし、本屋大賞にもノミネートされたベストセラー。アンジェラ・アキの代表曲となり通算100万ダウンロードを突破している「手紙」は、いまや合唱の定番曲でもあり、かつて“15歳”だったすべての人へ贈る感涙の激励ソングとしても親しまれている。三木監督が自身で監修した本ミュージック・ビデオには、時に優しく、時に力強いアンジェラ・アキの歌声と共に、予告編にも使用されていない、本作のストーリーに迫る未公開の本編映像も使用。離島の雄大な自然を背景に、誰にも話せない悩みの種や秘密を抱える15歳の生徒たちと、新垣さん演じる臨時教師との、みずみずしくも熱い心の交流を映し出している。『くちびるに歌を』は2月28日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月02日韓国で最高視聴率37%を記録したドラマの原作コミック「銭の戦争」が日本でも映像化されることが決定。この度、主演に「SMAP」草なぎ剛が抜擢され、元「AKB48」の大島優子と、女優・木村文乃との三角関係が描かれることが明らかになった。主人公・白石富生は、東大卒で外資系証券会社に勤め、美人の婚約者も持ち、順風満帆の日々を送っていた。ところがある日、父親が多額の借金を残して自殺。連帯保証人の富生は貯金を全て借金の返済に充て、さらには金貸し業者に追われ、金も職も婚約者も全て失うことに…。ホームレスまで転落した彼が選んだ道は、自分をどん底に追い込んだ金貸し業。表向きは健全でも、裏では高金利で金貸しをしている「赤松金融」経営者・赤松大介の元で働く事に…。草なぎさん主演の火曜10時枠といえば、「いいひと」や「僕の生きる道」、「僕と彼女と彼女の生きる道」、「僕の歩く道」に代表される“僕シリーズ3部作”などがあげられる。キャラクターはどれも草なぎさんの人柄の良さがにじみ出てくる役ばかりだったが、今回演じるのは、エリートからどん底まで転落した男、そしてそこから這い上がる強さをもった、いままでで最も“熱量の高い男”を好演する。“復讐”というキーワードの本作について草なぎさんは、「韓国映画やドラマは好きで、よく見ますが、復讐劇は好きなジャンルです。怒りとかって、自分にエネルギーがないとできないので。見ている方には、面白く、時にはスカッとして楽しんでいただける“ただの復讐劇”ではないドラマにしたいなって思っています。元々は韓国の作品ですけど、日本でいままで見た事のない復讐劇にしたいです」と意気込みを語る。そんな草なぎさんを取り巻く女性たちに、「AKB48」を卒業後初の連続ドラマ出演となる大島優子が、高校時代の恩師の娘役で登場。さらに元婚約者の令嬢役に演技派女優・木村文乃が登場し、愛憎に満ちた複雑な三角関係に…。この複雑な三角関係について、もし草なぎさん自身が2人の女性から言い寄られたら?という問いに、「そういう経験がないから分からないですけど要するに、モテモテってことですよね?人生、そういう経験が一度でもあれば、いいお答えができるんですけど…(笑)。でもたくさんのファンの方に愛されるように、みんな好きだよ、っていうスタンスで『夜空ノムコウ』なんかを歌ってあげたりして、そのときのリアクションの良いほうにいくとかでしょうか…(笑)」と語る。「アイドルから役者に転身するということで、『AKB48』で活動してきた8年半をふり返り、これまでに経験してきたことを全てしっかり出し切らないといけないなと…」と真摯なコメントを寄せる大島さんは、今回の三角関係について、「木村文乃さん演じる梢とは距離感がすごくありますし、役柄が対極なので、バチバチと火花が散っているような関係性を見せられればいいなと思います。また、あちらは婚約者なので、こちらも負けないように、草なぎさん演じる富生との距離をどれだけ詰められるかが勝負だな、と思っています」と気合十分。ライバル役となる大島さんについて木村さんは、「曇りなく屈託なく話す大島さんをテレビで何度もお見かけしているので、それもあってか全くの初めましてという感覚はなく、裏表のない、話しててこちらまで明るい気持ちになれる方なのだろうなと一方的に思っているので(笑)、お会いできるのが楽しみです」とコメント。草なぎさん、大島さん、木村さんのほかに、草なぎさんが働くことになる金貸し業の経営者で、父親の死の真相を握っている上司役に渡部篤郎を始め、「ジャニーズJr.」の高田翔、新川優愛、志賀廣太郎、木野花、津川雅彦、ジュディ・オング、大杉漣が物語を盛り上げる。人気ドラマ「チーム・バチスタ」シリーズを手がけた脚本家・後藤法子が本作を担当し、どん底から這い上がり、父親の復讐を果たそうとするも、いつしか金に呑み込まれていってしまう男の人生を、金の魔力、家族愛、複雑な恋愛模様などを交えながら、テンポよく、時にはユーモラスに、時にはシリアスに描いていく。「銭の戦争」は、2015年1月6日より毎週火曜22:00~関西テレビ・フジテレビ系にて放送。(※初回のみ21:00から2時間スペシャル)(text:cinemacafe.net)
2014年12月01日女優の新垣結衣が初めて教師役を演じる主演映画『くちびるに歌を』(2015年2月28日公開)の予告映像が14日、公開された。全国学校音楽コンクールの課題曲となった「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の作者であるアンジェラ・アキのテレビドキュメンタリーをもとに、"乙一"名義でも多数作品を発表している作家・中田永一が小説『くちびるに歌を』を書き下ろした。この原作を、『ホットロード』(2014年)のヒットも記憶に新しい三木孝浩監督が映画化。長崎・五島列島の中学校を舞台に、天才ピアニストだったとうわさされる臨時教員・柏木先生(新垣)と合唱部の生徒たちとの人間ドラマが描かれる。今回公開された予告映像は、音楽の臨時教師として赴任した柏木が、生徒たちを前に「柏木です。適当によろしく」と無愛想に自己紹介するシーンからはじまる。そんな微妙な距離感から生まれた先生と生徒の関係。映像では、柏木と生徒たちが徐々に心を交わしていく様子が、主題歌「手紙~ 拝啓 十五の君へ」に乗せて描かれている。また、「逃げるな!」と生徒を叱りつつも「あんたは一人じゃなか」と方言を交えて優しく言葉をかけるシーンなど、初の教師役で女優として新境地を開拓する新垣の姿が映し出されている。新垣が演じる美人教師・柏木ユリは、ぼろぼろのトラックを愛用するようなぶっきらぼうな性格。事前にピアノの特訓に励み、「どんなに年齢を重ねようがその時その時で困難にぶつかることはあって、そんな心境や状況は柏木ユリやアンジェラ・アキさんの『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』という曲の歌詞にとてもリンクするなと思います」という思いで演じた。合唱部員の生徒たちは全員オーディションで抜てきされ、半年におよぶ合唱練習の後、長崎での撮影合宿に臨んだ。新垣のほか、木村文乃、桐谷健太、石田ひかり、 小木茂光、角替和枝、井川比佐志らが出演。撮影はオール長崎ロケを経て、すでにクランクアップを迎えており、11月末の完成を予定している。(C)2015 『くちびるに歌を』製作委員会(C)2011 中田永一/小学館
2014年11月14日主演作『トワイライト ささらさや』や、スペシャルドラマで戻ってくる「リーガルハイ」でも話題の新垣結衣が、自身初となる教師役を演じる最新作『くちびるに歌を』から、特報映像が解禁。『僕らがいた(前・後編)』『陽だまりの彼女』、最近では能年玲奈主演『ホットロード』といった、若者の葛藤や繊細な内面を描き続けてきた三木孝浩監督が新たに贈る、感動作の映像がお披露目された。ある日、長崎県・五島列島の中学校に、天才ピアニストだったと噂される臨時教師・柏木ユキ先生(新垣結衣)が東京からやってきた。合唱部顧問に就任した柏木は、合唱コンクール出場を目指す部員に「15年後の自分」へ手紙を書く課題を出すが、その手紙には、15歳の彼らが誰にも言えずにいる悩みと秘密が綴られており…。原作は、全国学校音楽コンクール課題曲であった「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」で知られるアンジェラ・アキのテレビドキュメンタリーを基に中田永一が書き下ろした同名小説。読書メーターおすすめランキング1位にも輝いたベストセラーを、青春映画の名手である三木監督が映像化した。初公開となる本作の映像は、柏木先生が「適当によろしく」と教師らしからぬ、何か訳がありそうな、無愛想な態度で自己紹介するシーンから始まる。だが、その後、アンジェラ・アキが歌う主題歌「手紙」にのせて、柏木と生徒がぶつかり合いながらも、徐々に心を通わせていく様子が映し出されており、大自然の中で生徒が笑顔で活き活きと歌う姿と、それを見守る柏木先生の姿が印象深く伝わってくる。本作の主人公・柏木を演じる新垣さんは、今回初となる教師役、しかも音楽教師とのことでピアノの特訓に励み、新境地を開拓。また、全員オーディションで選ばれた“15歳”の生徒たちは、半年間に及ぶ合唱練習をした後、長崎県での撮影合宿に挑んだ。撮影に向け特訓を重ねる様子は、まるで『ウォーターボーイズ』や『スウィング・ガールズ』といった代表的青春ドラマを連想させ、本作から生まれるであろう次世代のスターが披露する特訓の成果にも期待したいところだ。また、共演には木村文乃、桐谷健太、石田ひかり、小木茂光、角替和枝、井川比佐志といった豪華俳優陣を迎えており、新垣さん演じる訳ありな音楽教師と、思春期を迎える生徒たちとどう向き合っていくのかにも注目。不器用に、そしてひた向きに頑張る生徒たちの姿には、誰もが通ってきた15歳の自分を重ね合わせてしまうこと間違いなし。思わず目頭が熱くなるような本作の、来年の公開が待ちきれない。『くちびるに歌を』は11月末、完成を予定。2015年2月28日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月14日大ヒット小説『イニシエーション・ラブ』が俳優・松田翔太主演でヒロインに女優・前田敦子を迎え、2015年公開に向けて実写映画化されることが15日、明らかになった。『イニシエーション・ラブ』は、2014年10月現在で112万部を突破した乾くるみ原作の小説。一見純粋なラブストーリーが最後の2行で驚愕のミステリーに変貌する独創性が話題を呼び、著名人を巻き込んで社会現象化した。物語は、1980年代後半の静岡と東京を舞台に、就職活動中の奥手な大学生・鈴木と歯科助手・マユのぎこちない恋愛模様を描いた静岡編(Side-A)と、就職して状況した鈴木が静岡に残ったマユと遠距離恋愛を始め、その関係が徐々に崩壊してしまう東京編(Side-B)の2編で展開。小説では最後の2行だったが、映画ではラスト5分で甘く切ないラブストーリーがミステリーに変貌することになる。監督を担当するのは、『20世紀少年』3部作、『TRICK』『SPEC』シリーズを生んだ堤幸彦。トリックの特性ゆえに「映像化不可能」と言われた原作を、原作者協力のもと、新たな映像的ギミックを盛り込みながら実写化に挑む。主演は松田翔太、ヒロインは前田敦子、東京編での三角関係に登場する美弥子役には木村文乃を迎えた。松田は「台本と原作を読ませていただき、80年代ならではの男女の交際や、原作の持つ世界観がとても面白いと思いました。ファッション的にも当時のものにこだわり、皆さんにこの世界に浸っていただき、シュールなミステリーを味わって頂きたいと思います」とコメント。前田は「原作もとても人気がある作品なので堤組の皆さんと一緒に盛り上げていきたいと思います」と意気込みを見せ、木村は「いつかご一緒できたらと願っていた堤監督との初仕事なので今からとても楽しみです」と期待を示した。堤監督は「最高のキャストと我がチームの持てる力をフル動員して、この一筋縄ではいかない『イニシエーション・ラブ』に挑みたい」とコメント。原作者の乾は、原作にはない混浴露天風呂や観光地でグルメを食べ歩きするシーンについて、「そういう要素を無理やりねじ混んだ映画版を見てみたい気持ちも少しだけありますが、何卒お手柔らかにお願いします」とメッセージを寄せた。
2014年10月15日乾くるみの人気小説『イニシエーション・ラブ』が松田翔太を主演に迎えて映画化されることが発表になった。ヒロインを前田敦子が演じ、木村文乃らが出演する。その他の情報本作は、1980年代後半の静岡と東京を舞台にしたラブ・ストーリー。物語は、静岡で就職活動中の大学生・鈴木と歯科助手・マユの恋愛を描いた“Side-A”と、就職して上京した鈴木がマユと遠距離恋愛を始めるも、少しずつ関係が崩壊していく“Side-B”に分かれており、甘く切ない恋愛を描きながら、ラストの5分でミステリーに変貌する仕掛けだという。堤幸彦が監督を務める。鈴木役の松田は「台本と原作を読ませていただき、80年代ならではの男女の交際や、原作の持つ世界観がとても面白いと思いました。ファッション的にも当時のものにこだわり、皆さんにこの世界観に浸っていただき、シュールなミステリーを味わって頂きたいとおもいます」と言い、マユを演じる前田は「今回の役柄は、今まで体験したことのないキャラクターなのでとても楽しみです。設定も自分が生まれていない時代背景なので、それも楽しみたいです」とコメント。木村は東京編で鈴木とマユと三角関係になる美弥子役で「ほとんどが松田さんとの会話のシーンになるので、二人の微妙な距離感とちょっとした駆け引きを、空気感を大事に丁寧に重ねて行けたらなと思っています」と意気込みを見せている。映画化に際し「なんて挑みがいのある作品なのか!」と語る堤監督は「時代設定、キャラクター設定、そして驚愕のストーリー設定、全てが映画的だ。最高のキャストと我がチームの持てる力をフル動員して、この一筋縄ではいかない『イニシエーション・ラブ』に挑みたい」と語っており、これまでのラブ・ストーリーにはないテイストの作品になることが期待される。撮影は今月中旬からスタートし、2015年に全国東宝系で公開になる。『イニシエーション・ラブ』2015年全国東宝系にてロードショー
2014年10月15日「UVERworld」のTAKUYA∞、「くりぃむしちゅー」の有田哲平などの著名人たちがこぞって“オシの一冊”としてその名を挙げ、2014年10月現在で112万部を突破した、乾くるみの大ヒット小説「イニシエーション・ラブ」(文春文庫刊)。このほど松田翔太を主演に、ヒロインに前田敦子を迎えて映画化されることが決定!キャストからのコメントも到着した。物語は1980年代後半の静岡と東京を舞台に、Side-AとBの2編で綴られる青春ラブストーリー。合コンで出会った2人、就職活動中の奥手な大学生・鈴木と歯科助手・マユのぎこちない恋愛模様を描いた静岡編(Side-A)。就職して上京した鈴木が静岡に残ったマユと遠距離恋愛を始め、その関係が徐々に崩壊してしまう東京編(Side-B)。バブル最盛期の風俗を盛り込みながら、若い男女の切ない出会いと別れを描いた本作。だが、小説では最後の2行で、映画えはラスト5分で、甘く切ないラブストーリーから、驚愕のミステリーに変貌するという、独特のトリックゆえに「映像化不可能」と言われた傑作の映像化となる。今回、発表されたキャストは3名。松田さんは主人公の鈴木役を、前田さんはヒロイン・マユ役を、さらに東京編で描かれる三角関係で登場する美弥子役には、木村文乃が抜擢された。今回の出演を受け、3人からはそれぞれにコメントが寄せられている。■松田翔太/鈴木役「台本と原作を読ませていただき、80年代ならではの男女の交際や、原作の持つ世界観がとても面白いと思いました。ファッション的にも当時のものにこだわり、皆さんにこの世界観に浸っていただき、シュールなミステリーを味わって頂きたいとおもいます」。■前田敦子/マユ役「今回の役柄は、今まで体験したことのないキャラクターなのでとても楽しみです。設定も自分が生まれていない時代背景なので、それも楽しみたいです」■木村文乃/美弥子役「出版当時とても流行ったので私も手に取り、最後の数行にまんまと声を上げさせられました。それから数年たってまさか自分がその登場人物の一人をやらせていただくとは夢にも思ってみませんでしたが、この仕掛けを映像でどう表現していくのか、私も楽しみです。ほとんどが松田さんとの会話のシーンになるので、2人の微妙な距離感とちょっとした駆け引きを、空気感を大事に丁寧に重ねて行けたらなと思っています」。一方で、「アレを映像化するのですか?本当に?」とコメントを寄せるのは原作者の乾さん。「こちらとしても損はない話ですから、どうぞご自由に。おそらく原作とはかなり違ったものになるのでしょう。ちなみに、原作には混浴露天風呂のシーンはありません。観光地でグルメを食べ歩きするようなシーンもありません。そういう要素を無理やりねじ込んだ映画版を見てみたい気持ちも少しだけありますが、何卒お手柔らかにお願いします」と、ヒネた言葉で喜びを綴っている。メガホンを握るのは、『20世紀少年』3部作、『TRICK』『SPEC』シリーズを生んだ稀代の映像作家・堤幸彦。原作者の乾さん協力のもと、新たな映像的ギミックを盛り込みながら、実写化に挑むとのことだ。原作者がここまで「違ったものになる」とはっきり明言するのも珍しいが、それだけに果たしてどんな作品になるのか、大きな注目が集まりそうだ。映画『イニシエーション・ラブ』は2015年、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月15日「恋文日和」など女性から絶大な支持を得ているジョージ朝倉の大人気コミックを、田口トモロヲがメガホンを取り映画化した『ピース オブ ケイク』。この度、新たに松坂桃李、木村文乃、菅田将暉ら人気俳優陣が参加していることが分かった。梅宮志乃(多部未華子)はバイト仲間との浮気がばれ、DV体質の恋人・正樹からフラれると同時にバイトも辞めることに。心気一転しようと引っ越した先で出会った隣人の男は、なんと新たな職場の店長だった!その男、菅原京志郎(綾野剛)に強く惹かれるが、京志郎には同棲中の彼女、あかりがいて…。俳優、ミュージシャン、監督と幅広く活躍する田口トモロヲが実写化する本作。独りよりましという理由で言い寄られたら簡単に付き合う主人公・志乃を演じるのは、多部未華子。そして、志乃が想いを寄せる隣人でもありバイト先の店長・京志郎を綾野剛が演じる。今回新たに発表されたのは志乃の学生時代からの親友で、バイト仲間の “おかまの天ちゃん”役に、松坂桃李。初のオネエキャラで、時には冷たく時には優しく見守る主人公・志乃の心の支えを怪演する。そして同じく学生時代からの親友、ナナコ役に木村文乃。志乃・天ちゃん・ナナコの3人で繰り広げられる“ガールズ”トークの恋バナは必見だ。そのほか、京志郎の同棲相手であり、志乃のライバルとなるあかり役に光宗薫。また、志乃に言い寄るバイト先の同僚・川谷に菅田将暉、また、志乃の心にいつまでも残っている元彼の正樹役に柄本佑。さらには、中村倫也、安藤玉恵、森岡龍ら実力派俳優陣や、宮藤官九郎、監督・廣木隆一が俳優として友情出演するなど、個性豊かなキャストが集結した。■松坂桃李(天ちゃん役)初めての田口組、台本を手にした時は何だかワクワクしました。“おかまの天ちゃん”原作に負けないくらい愛すべきキャラクターに作り上げていけるよう、丁寧に楽しんで演じていきたいと思います。■木村文乃(ナナコ役)多部さんと舞台でご一緒させていただいていたとき、今度はもっと楽しい友達の役で側にいられたらなぁと思っていたところこんなに早く実現したので、志乃の数少ない親友として(笑)撮影も楽しませていただいています。田口組については以前ご一緒しているスタッフの方が多く、田口監督とは初めてになりますがみなさんこちらの心情を細やかに察してくださるので緊張しがちな私ですが穏やかに撮影に挑むことができています。登場人物の中で一番地に足着いた役柄なので、自分の中のふわふわしてる部分はしばらく忘れて、作品のいいスパイスになれたらと思っています。■光宗薫(あかり役)以前より原作のファンだったので、今回のお話をいただいた時はとても光栄に思いました。あかりは繊細な所が多く、またその感情に至る背景が原作でしっかりと描かれている分、表現の方法も深く考える必要があり、難しく、面白かったです。撮影中は田口監督をはじめ、多部さん、綾野さん、皆さんとても演技について真摯でいて学ぶことや得るものがとても多い、濃い日々でした。この作品には恋愛の面倒くさく、恥ずかしく、切ないくらい楽しい部分が沢山詰まっていると思います。■柄本佑(正樹役)正樹役をいただいてまず漫画を読みましたが、こんなイケメンを俺でいいのかしら?と正直思いました。しかし、この作品をやりたい第一の理由は「田口監督の現場をやりたい」だったので監督がOKならと開き直りました。田口組は無理に盛り上がることなく監督の独特の色気が漂う現場です。あと、撮影1日しかないのが残念ですが、頑張ります。■菅田将暉(川谷役)田口トモロヲ監督の描くリアルな人間像が好きだったので、いつかお仕事したいと願っていました。こんなに早く実現できたことがとにかく嬉しいです。原作と脚本を読んで、こんなに共感できた作品は初めて。それをリアルに伝えていきたい。川谷の今時の隠れざるラブハンター感を楽しみたいです。『ピースオブ ケイク』は2015年秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月13日俳優の松坂桃李が、多部未華子主演の映画『ピース オブ ケイク』(2015年秋公開)で初のオネエキャラを演じることが13日、明らかになった。本作は、漫画家・ジョージ朝倉の同名作品を原作に、田口トモロヲ監督が映画化。言い寄られたら簡単に付き合ってしまう主人公・志乃を多部、志乃が思いを寄せる隣人でバイト先の店長・京志郎を綾野剛が演じ、現代女性の切ない恋や仕事におけるリアルな心情を描いた。松坂が演じるのは、志乃の学生時代からの親友でバイト仲間"おかまの天ちゃん"。時には冷たく時には優しく見守り、主人公の心の支えとなる重要な役どころとなっている。田口組に初めて参加する松坂は「台本を手にした時は何だかワクワクしました」と当時の心境を振り返り、「"おかまの天ちゃん"原作に負けないくらい愛すべきキャラクターに作り上げていけるよう、丁寧に楽しんで演じていきたいと思います」と意気込みを語った。また、同じく学生時代からの親友・ナナコ役に木村文乃、京志郎の同棲相手で志乃のライバルとなるあかり役に光宗薫、志乃に言い寄るバイト先の同僚・川谷役に菅田将暉、志乃の元彼・正樹役に柄本佑。中村倫也、安藤玉恵、森岡龍のほか、宮藤官九郎や監督・廣木隆一が俳優として友情出演することも決まっている。撮影は10月中旬でクランクアップし、来年の完成を予定している。(C)2015 ジョージ朝倉/祥伝社/「ピース オブ ケイク」製作委員会
2014年10月13日主演・竹野内豊×脚本・バカリズムという異色タッグが贈る関西テレビ・フジテレビ系の連続ドラマ「素敵な選TAXI」。毎回、異なるゲストを迎える1話完結型の本作から、第3話のゲストに「明日、ママがいない」や『太陽の坐る場所』などに出演し、清涼感と共に圧倒的な存在感を見せる木村文乃が社長秘書役で出演することが明らかになった。本作の主人公は、乗客を自身の望む過去まで連れていくことのできる不思議な乗り物「選TAXI」運転手の“枝分(えだわかれ)”。人生の選択に失敗して焦る乗客に飄々とした語り口で話しかけ、時にさりげなく、時にユニークなアドバイスを送る。過去に戻ることができる不思議なタクシー運転手と様々な乗客による、人生再生エンターテインメント。第3話で登場する木村さんは、不倫相手の社長に結婚を迫る秘書という役どころ。「奥さんと別れて、私と結婚して」と社長・野々山に迫る。その言葉に興ざめして部屋から出ようとする野々山に、「妊娠した」と告げる麻里奈。しかし野々山は、離婚を考えるどころか金目当てのうそだと冷たく言い放ち、麻里奈に別れを告げて去って行ってしまう。ショックを受けた麻里奈は泣きながら、ホテルに停まっていた“選TAXI”に乗り込み、様子を心配した運転手の枝分(竹野内さん)に事情を話す。すると枝分は、「このタクシーなら、やり直したい分岐点に戻ることができる」と明かすと、麻里奈は授賞式の前に戻ることを決めた。60,000円というお代を支払い、会場に戻った麻里奈が見たものは、ホテルのラウンジで男性と会っている社長の妻・明歩の姿だった…。許されざる恋に振り回される麻里奈を演じる木村さんの相手役には「浅見光彦シリーズ」を始め、サスペンスから恋愛ドラマまで幅広く活躍する中村俊介、その妻役には日本のみならず韓国でも活躍している笛木優子が登場する。社長秘書を演じた木村さんは、「バカリズムさん脚本のテンポのいい会話と竹野内さんの絶妙な抜け感のコラボレーションがとにかく面白いです。真剣にやっているつもりがどこかコミカルになってしまう、でも実はしっかり人間味を表現しているところが見所だと思います」と本作の見どころについて明かす。10月14日(火)から放送開始となる本作は、第1話ゲストに安田顕と小西真奈美、第2話ゲストに仲村トオルが出演することが発表されており、レギュラーメンバーには竹野内さんを始めバカリズムさん、南沢奈央、清野菜名、升毅らが集結している。ドラマ「素敵な選TAXI」は、10月14日(火)より関西テレビ・フジテレビ系にて22時から放送。(text:cinemacafe.net)
2014年10月10日『ツナグ』などの直木賞作家・辻村深月の同名小説を映画化した『太陽の坐る場所』の初日舞台あいさつが4日、に都内で開催され、水川あさみ、木村文乃、森カンナ、矢崎仁司監督が登壇した。高校時代、クラスの中で太陽のように輝いていた高間響子(水川あさみ)と、彼女に寄り添っていた同じ名前のクラスメイト、鈴原今日子(木村文乃)。しかし、ある日をきっかけに2人の立場は逆転する。その10年後、彼女たちはクラス会で再会し、過去と対峙する。水川と木村は本作で初共演を果たした。水川は「いっしょに撮影したのは、ラストシーンだけだったんだけどね」と、笑顔で木村と顔を見合わせる。木村は、水川について「普段から明るい方だと思っていたけど、本当に太陽のような方でした」と好印象だった様子。水川も木村について「すごく真っ白で何色にも染まらない強さがある。でも女らしくて仮面な一面もある」と称えた。その後、冬の寒かった撮影について、水川たちから矢崎監督に恨み節が。木村が、ポスター撮りのシーンで急遽、動画撮影が始まった件で「ものすごく寒くて、セリフの量もけっこうあったけど、使われてなかったです」と訴えると、矢崎監督は「すみません」と苦笑い。水川も「寒くて口がガタガタ言って、NGを出したことを覚えています」と続け、森も「たぶん、いちばん私が寒かった。お墓参りのシーンでは、セリフをしゃべると口から白い息が出るから、氷を食べろと言われました」と抗議。矢崎監督は恐縮しきりで、会場からは笑いがもれた。最後に、水川は『太陽の坐る場所』について「人の心のどこかにあるざらっとした部分に触ってくるような映画です」と表現。矢崎監督は、『太陽の坐る場所』について「僕の中の最高傑作。素晴らしい俳優さんの今を撮れた最高のものだと思っています」と自信をもってアピールした。
2014年10月05日映画『太陽の坐る場所』が10月4日(土)に公開を迎え、水川あさみ、木村文乃、森カンナという女性キャスト3人と矢崎仁司監督が揃って都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇した。映画化もされた「ツナグ」などで知られるベストセラー作家・辻村深月の同名小説を映画化。高校時代は“女王”のような存在だったが、いまは地方局の女子アナとして充たされない日々を送る響子と、そんな彼女の影に隠れた高校時代を送るも、いまは女優として活躍する今日子という2人の“キョウコ”を中心に女たちのドラマが展開する。登壇するや、“女子会”のような雰囲気で楽しそうに話し、互いにツッコみ合う女優陣3人だが、撮影中に3人が顔を揃えるシーンはなく、メインキャストの水川さんと木村さんですら一緒のシーンはラストのみ。水川さんは「シーンの切り替わりですれ違ったり、あとは最初の本読みで顔を合わせただけ」と明かしつつ、2人の様々な思いが詰め込まれたラストについて「自然に、その場の空気や匂いの中であのシーンが出来たと思います」とふり返る。木村さんは共演シーンはわずかながらも、それ以外の時間でも水川さんの存在をしっかりと感じていたようで「普段から明るくて、本当に太陽みたいでした」と語り、“再会”のシーンでも「違和感なく『高間響子だ』と思えました」と述懐する。森さんは、なかなか胸の中の思いを言葉に変換できないようで、そんな様子を水川さんらからイジられ、励まされつつ、作品について「観終わって『女って切ない生き物だな』と感じました。男の人から見たら、どうでもいいことに囚われているように見えたかもしれないし、(舞台となった)山梨って東京に近いようで遠くて、『(地元から)出た組』と『出なかった組』とあって…」と映画に登場するドロドロとした思いを抱えた女たちの思いを代弁する。「言葉にしにくいものがあるけど、観終わったら分かっていただけると思います」とうなずいた。矢崎監督は「普段は映画を作る時に、映画史の中から『超えるべき作品』を見つけるんだけど、今回はそれが見つからなかった」と明かし、「僕の中で最高傑作と言えるかもしれない。繰り返し観るに耐えうる作品を作ったつもり」と落ち着いた口調のながらも強い自信を口にし、会場は温かい拍手に包まれた。『太陽の坐る場所』は有楽町スバル座ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2014年10月04日直木賞作家・辻村深月の同名小説を映画化した『太陽の坐る場所』が10月4日に公開を迎え、主演の水川あさみに木村文乃、森カンナ、矢崎仁司監督が有楽町スバル座で行われた舞台あいさつに登壇した。『太陽の坐る場所』舞台挨拶その他の写真映画は、高校時代は女王のような存在だったが10年後のいまは地方局の女子アナとして充たされぬ日々を過ごす響子と、高校時代は地味だったが、いまは女優として成功を収めた今日子。“キョウコ”という同じ名を持つふたりの姿を通じて、女性特有の心理を繊細に紡ぎ出していく。実は、水川と木村と森の3人が劇中で顔を合わせる機会は一度もなく、この舞台あいさつでしか見られない貴重なスリーショットとなった。劇中では様々な思いを胸に秘めている3人だが、壇上に並ぶと和気あいあいとしており仲の良い3姉妹のよう。水川は、木村と唯一の共演シーンとなったクライマックスについて「自然に、その場の空気でああいうシーンが出来ました」と述懐。「何とも説明しづらいんですが、不思議と“キョウコ”でした。印象に残るシーンになりました」と語る。木村もそのシーンに触れ「違和感なく『高間響子だ』と思えました」と語る。普段の水川については「本当に太陽みたい!」とその明るいキャラクターを称賛する。水川も木村も、撮影時の厳しい寒さについて顔をしかめて振り返っていたが「ふたりとも『寒かった』と言ってますが、一番寒かったのは私!」と異議を唱えるのは、同級生を演じた森。「とにかく寒かった! セリフを話すと口から白い息が出るので氷を食べて体の中から冷さないといけなかった」と苦労を明かした。完成した映画について森は「女って切ない生き物だなと思いました。男の人から見たら、どうでもいいことに囚われているように見えるかもしれませんが…」と女性特有の感情のもどかしさを語り、木村も「小さい時や思春期の傷が大人になっても癒えない人はいる。周りに『そんなの何でもない』と言われても、そうじゃないということを丁寧に描いた作品」と登場人物たちの思いを代弁する。水川は「気持ちいい映画じゃないかもしれないけど、懐かしさや青臭さを感じていただければ」と呼びかけた。『太陽の坐る場所』公開中
2014年10月04日水川あさみと木村文乃が正反対の2人の“キョウコ”を演じる『太陽の坐る場所』が、舞台となった山梨の先行公開でヒットスタートを切り、10月4日(土)より全国でも公開となる。このほど、本作で、かつての高校時代の人気者から一転、現在では閉塞した日々を送るヒロイン・響子を演じた水川さんの、“転落”劇中ビジュアルが到着した。学校中の人気を集め、クラスの女王として君臨していた高間響子。自分の立場も、好きな人も、友達すらも、欲しいものは何でも手に入ると信じていた完璧な高校時代。彼女の傍にはいつも、同じ名前を持つ同級生の鈴原今日子がいた。しかし、高校生活も終わりが近づいてきた日、ある出来事をきっかけに、その光と影が逆転。10年後、響子(水川さん)は過去の輝きを失い、地元局のアナウンサーとして満たされない毎日を過ごしていた。一方の今日子(木村さん)は、東京で誰もが憧れる人気女優として成功。そんな2人の元に、クラス会の知らせが届く――。2012年にヒットした『ツナグ』の原作者で、直木賞作家の辻村深月の同名ミステリー小説を、『ストロベリーショートケイクス』『スイートリトルライズ』の矢崎仁司監督が完全映画化した本作。ほぼ全編、山梨でロケを行い、山梨出身の「レミオロメン」の藤巻亮太が、ソロとして初の映画主題歌を書き下ろしている。そんな本作で、高校時代の女王の座から転落し、鬱々とした日々を送る響子役を演じているのが水川さん。劇中では、セーラー服姿でお天気レポートをし、ラジオのディスクジョッキーとして番組をそつなくこなしてはいるが、その表情はどこか浮かない。過去に囚われ、同級生たちからのシビアな言葉に暗く落ち込むシーンでは、全く違う雰囲気をまとい、“光と影”の2面性を見事に表現しているという。水川さんは、響子という役について「いろいろな側面がある女性。その時々の仮面をかぶって、取り繕っているようなイメージを受けました。だから、響子という女性のことをすぐに理解はできなかったんです」と明かし、常に複雑な心理状態を抱える響子は、なかなかの難役であったことを告白。しかし、「だからこそ挑戦したかったし、信頼を寄せている矢崎監督のもとで演じたい」との熱意で、この役に挑んだという。その水川さん演じる響子と、かつては地味だったものの、いまでは華やかな人気女優となった、木村さん演じる今日子を中心に進む、ひと筋縄ではいかないミステリー。なお、本作では、そんな2人の“キョウコ”にちなみ、有楽町スバル座限定で“キョウコ”さん割引を実施。免許証、学生証、保険証のいずれかを劇場窓口で提示すると、劇場料金が割引される。『太陽の坐る場所』は10月4日(土)より有楽町スバル座ほか全国にて公開、山梨にて先行公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:太陽の坐る場所 2014年10月4日より全国にて公開(C) 2014「太陽の坐る場所」製作委員会
2014年10月03日映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』の完成報告会見が14日、都内で行なわれ、キャストの竹野内豊、尾野真千子、成海璃子、木村文乃、本田翼、麻生久美子、阿川佐和子、中村ゆりかが出席した。同作は、芥川賞作家・川上弘美の同名小説を、「人のセックスを笑うな」の井口奈己監督が実写化したラブストーリー。仕事も出来て、ルックスもセックスも良く、女性に優しいモテ男・ニシノユキヒコ(竹野内)。オフィスラブに発展する上司・マナミ(尾野)や元恋人・カノコ(本田)、10年前に恋に落ちた人妻・夏美(麻生)らニシノを取り巻く女性たちの回想から、真実の愛を求めたニシノの切ない人生が浮かび上がる――というストーリーで、映画は2月8日から全国公開予定。稀代のモテ男を演じた主演の竹野内は、「裸にされて恥ずかしいこともあったけど、素敵な作品になった。女性が恋をしたくなるような作品」と胸を張ってアピール。長回しが多いことで知られる井口監督だが、尾野との共演初日の撮影はキスシーンだったそうで、「カットがかからないのでやり続けてたら、尾野さんが見る見るうちに赤面しちゃって。監督は本当にドS」と暴露すると、尾野は「終わってもポッポが止まらなくて……。そんなことってありますか!?芝居をしたかった。素でしたよ!」と恥ずかしそうに振り返った。また、女性にモテるニシノを「すごくうらやましいと思った」と言う麻生が、竹野内について「チャーミングでお顔も格好良いし、結構見つめてくるのでやられちゃう」と明かすと、女優陣は一斉に「そうそう!」と共感。竹野内より20歳以上年下の本田は「目の色が薄くて吸い込まれそうだった」とメロメロだったようで、成海も「可愛いところもあって、『触ってみたい』と母性本能をくすぐられる」とにっこり。そんな褒め言葉に、竹野内は「日本男児としてニシノを理解するのは非常に難しい。女性が求めてるものをすべて叶えてあげようとする人」と語りつつ、「私もモテたいので、参考にしたい」とニンマリしていた。
2014年01月15日映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』の完成報告会見が1月14日(火)に都内で開催され、主演の竹野内豊を始め、尾野真千子、成海璃子、木村文乃、本田翼、麻生久美子、阿川佐和子、中村ゆりか、井口奈己監督が揃って出席した。芥川賞作家・川上弘美の人気小説を『人のセックスを笑うな』の井口監督が映画化。女性に優しくセックスも上手で仕事もでき、女性から女性へと渡り歩き芯の愛を求めるも、なぜか必ず女性から別れを切り出されるニシノユキヒコの美しくも切ない人生を描き出していく。「死ぬほどモテる男」を演じた竹野内さんだが、なぜ彼がここまでモテるのかは「私は基本、日本男児なので(笑)、理解するのが難しい」と首をかしげる。井口監督の演出を「ドS」と語るが、特に尾野さん演じる上司とのシーンについて言及。「リハーサルをしたら『いまの10倍イチャイチャしてください』と言われてそそくさといなくなったんです(笑)。(本番で)なかなかカットが掛からないんですが、尾野さんが見る見るうちに赤面していきまして(笑)」と述懐する。尾野さんは「撮影中も(赤面して)ポッポして、完成した映画観てポッポして、今日もポッポしてます(苦笑)」とポッポ連発!竹野内さんが言及したシーンについては「カット掛けないで常にポッポさせてくるんですよ。とても恥ずかしいひと時でした。芝居がしたかったです(苦笑)」と語る。竹野内さんに「芝居してなかったの?」と聞かれると「素ですよ!」とこの場でさらに赤面しそうな勢いで語っていた。そんな“竹野内版”ニシノユキヒコについてエッセイストであり、インタビュアーとして幾人もの男性と対話をしてきた阿川さんは「自分を出すというよりも、ひとりひとりの女性のいいとこを同じように引き出そうとするので、(女性同士で)ライバル心や嫉妬がない。映画の中で私が言う『同志みたい』というセリフがあるんですが」と分析。麻生さんは「すごく見つめてくるのでそれにやられちゃう女性は多いと思う」と語り、成海さんは「スマートで何でもできちゃうけど、かわいらしい部分もあり『触ってみたい』と母性本能をくすぐる」と語る。木村さんは「竹野内さんもニシノユキヒコもよく分からない」と語るが「よく分からないからこそ気になって、気がつくと手の中にいるのかも」とすでにその術中にハマっているよう?本田さんは「竹野内さんは目の色が薄くて引き込まれそうになる」、中村さんは「話をすると穏やかで居心地の良い空間にしてくださいました」とまさに女優陣全員からべたぼめの嵐!井口監督も「想像をしていたよりも純粋な方で、普通の男性を超越していた」と役柄のイメージを超えたニシノユキヒコ像を竹野内さんが体現したと満足そうだった。竹野内さんは照れくさそうな笑みを浮かべつつ、改めてニシノユキヒコについて「女性の求めている全てを叶えたい思っており女性第一なんですね。私もモテたいので参考にしようかと(笑)」と語っていた。『ニシノユキヒコの恋と冒険』は2月8日(土)より公開。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:ニシノユキヒコの恋と冒険 2014年2月より全国にて公開(C) 2014「ニシノユキヒコの恋と冒険」製作委員会
2014年01月14日竹野内豊がルックスもよく、仕事もでき、セックスもよく、女には一も二もなく優しい…そんな完璧なモテ男を演じることで注目を集めている映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』。このほど、そんな竹野内さんのモテっぷりが収められた予告編映像が到着。さらに、本作の主題歌を七尾旅人が務めることが明らかとなった。川上弘美の連作短編集を原作にした本作は、容姿端麗・女に優しく・懲りることを知らない男“ニシノユキヒコ”と恋愛関係をもった、数々の女性たちが思い出を語り、真実の愛を探して彷徨う、彼の恋と悲しみの人生を切なく描き出したラブ・ストーリー。竹野内さん演じるユキヒコに恋をする女たちには、尾野真千子や本田翼、成海璃子、木村文乃、、麻生久美子、阿川佐和子ら豪華な女優陣たちが起用されていることでも話題を呼んでいる本作。今回到着した映像は、「ニシノくんってね、あらゆるタイプの女の人の心を虜にしちゃうの。でも、何故かニシノくんがフラれちゃう(笑)」という彼の不思議な魅力を登場人物が語るシーンから始まる。さらに、尾野真千子や本田翼ら美女たちに告白されたり、キスを求められたり、最後には尾野さんと本田さんが演じる女たちの修羅場に巻き込まる姿など、男性なら思わず“羨ましい!”と叫び出したくなるようなユキヒコのモテっぷりが存分に収められている。しかし、“フラれては、モテて”を繰り返すユキヒコはつぶやく――「僕はどうしていつも上手くいかないんだろう…」と。困ったように微笑みながら、どこか暢気な完璧男に見事にハマっている竹内さんの魅力に女性たちは胸キュン必至のはず。またこの予告編には、七尾さんが手がけた本作の主題歌「TELE〇POTION」も収められているが、竹野内さんは「自分が感じたニシノユキヒコは、いつも満たされることのない虚無感を抱いている人間だと思ったのですが、そんなニシノユキヒコの人間性を表現するかのような、七尾旅人さんの切ない歌声は、この作品にぴったりだと思いました。相手の逢いたいという気持ちに応えて、『君に逢いに行く』と最後に連呼している箇所があるのですが、そこは、相手の望んでいることを何でも叶えてあげたいと思う、まさにニシノユキヒコですね」とコメントを寄せている。『人のセックスを笑うな』で知られる井口奈己監督が描く、完璧で悲しい男・ニシノユキヒコ。果たして、どんな男なのだろうか?その片鱗をまずは予告編から覗いてみて。『ニシノユキヒコの恋と冒険』は2014年2月8日(土)より全国にて公開。七尾旅人「TELE〇POTION」発売日:2014年2日5日(水)価格:\1,200(税込)(text:cinemacafe.net)■関連作品:ニシノユキヒコの恋と冒険 2014年2月より全国にて公開(C) 2014「ニシノユキヒコの恋と冒険」製作委員会
2013年11月29日玉木宏、本田翼、東出昌大、木村文乃、高梨凛ら総勢10人の男女が、クリスマスの東京駅を舞台に繰り広げるラブストーリーを描いた映画『すべては君に逢えたから』。本作は、クリスマスという特別な日をきっかけにそれぞれの男女が想いを大切な人へと告白するシーンが魅力の一つとなっているが、中でも東出さんと木村さんが登場するストーリーで描かれる“遠距離恋愛”は多くの人が「あるある」と共感できるはず。過日、本作の公開を記念して「クリスマスだから、大切な人に伝えたい想いを手紙にしよう!」キャンペーンが実施された。およそ3か月間にわたって行われ、600通もの応募の中から、見事「ロマンティック賞」に輝いたのは、約25年前に遠距離恋愛を経験し、その後、結婚したというご夫婦。この2人のためだけに、『すべては君に逢えたから』プライベート試写会がプレゼントされたが、そんな彼らの“遠恋あるある”は?映画を鑑賞した2人は、東出さん演じる津村拓実と、木村さん扮する山口雪奈の東京~仙台間の遠距離恋愛でのすれ違いや、久しぶりに逢えるひと時のときめきを思わず思い出したと語る。東京~大阪間で遠距離恋愛を育んだご夫婦は、もともと大学時代の友人で、奥様は大阪の会社へ、旦那様は東京の会社へ就職。奥様が出張のため、偶然乗った新幹線で旦那様と再会したことがきっかけで交際がスタート。そして出張の度に、当時の最終新幹線“シンデレラエクスプレス”を利用して東京と大阪を行き来きしていたという。久しぶりに逢った後はいつも別れがたく、時には、見送るだけのはずが実際に帰り際の新幹線に乗り込んでしまい、翌日の始発で一人戻ってきたことも…。そんなエピソードは本作で描かれるシーンとも重なり、「新幹線を利用する遠距離恋愛中のカップルにとって、新幹線で相手を連れて帰ってしまうって、“遠距離恋愛あるある”なんですね!」と少し恥ずかしそうに語っていた。また木村さん演じる雪奈は、離れている相手のことが分からなくなり、すれ違いが生じて、東出さん演じる拓実とぶつかってしまうのだが、奥様は「離れているから相手のことが分からなくて不安になったことはない」と断言する。「相手(夫)はあんまり喋らないタイプで、私の話を聞くだけだったので疑うこともなかったんです。自分が忙しくて余裕がなかったので、待っている時間がなかったからかも(笑)」とも。そんな2人は、木村さんと東出さんが演じるカップルが決まり事にしている「モーニングコールを欠かさずする」ということはなかったそうだが…代わりに、毎晩のように電話をしていたそう。25年前は携帯もメールもなく、電話だけが唯一の連絡手段。だからこそ、雪奈と拓実のカップルが久しぶりに逢うシーンの高揚感や幸せはすごく共感できたと語り、キラキラと目を輝かせながら語る姿が印象的だった。離れている分、久々に逢えたときの喜びはひとしお。きっと、いつも一緒に過ごせるカップルにも負けない幸せなひとときを過ごしていたに違いない。その後、交際が1年を過ぎた頃に、2人は結婚を決めたそうだ。久しぶりに逢える嬉しさは、いつの時代も、どんな状況でも変わらない。遠距離恋愛中の人はもちろん、すべての恋人たちの胸をキュンとさせる本作で、遠距離恋愛ならではの“あるある”を見つけてみては?『すべては君に逢えたから』は丸の内ピカデリーほか全国にて公開中。(松雪範子(cinema名義))■関連作品:すべては君に逢えたから 2013年11月22日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013 「すべては君に逢えたから」製作委員会
2013年11月25日東京駅の開業100周年記念映画『すべては君に逢えたから』の中の一篇で東出昌大と木村文乃が主演する「遠距離恋愛」の東京駅での深夜ロケに潜入!クリスマスツリーの下でのプロポーズという胸キュンシーンの模様が明らかになった。本木克英がメガホンを取り、1日で100万人以上が利用する東京駅を舞台に10人の男女による6つの愛の物語が描かれる本作。東出さんと木村さんが出演するエピソード「遠距離恋愛」では東京と仙台で離ればなれで暮らすカップルの物語が展開する。JRの全面協力を得て、通常では撮影の許可の下りない東京駅でのロケが実現!とはいえ、撮影ができるのは最終電車と始発電車の間の真夜中の数時間のみ。この日は丸の内側出口の駅前のロータリーにて撮影が行われた。梅雨の真っただ中の6月下旬の撮影だが、クリスマスのシーンということで、現場には半年ほど早いツリーがイルミネーションを施されて出現し、周囲にはコートに手袋、マフラーを身につけた150名もの通行人役のエキストラの姿が…。東出さん演じる拓実は黒っぽいコートを羽織り、ツリーの下で木村さん扮する恋人の雪奈の到着を待つ。仕事の忙しさの中で互いの気持ちに寄り添うことができず、物理的な距離以上に心の距離が開いてしまった拓実と雪奈。だが、クリスマスの再会で拓実は雪奈に指輪を差し出し結婚を申し出る。言うまでもなく映画の中でも最重要パートの一つである。シーンにしてわずか数分の短いシーンではあるが、細かくカット割りがなされており、テストと本番を繰り返し、監督の「OK」の声が響きわたるとすぐさま別のカットへと目まぐるしくカメラの位置が変えられていく。夜明けがタイムリミットということでスタッフたちは文字通り、現場を奔走!空が少し明るくなり始めた午前4時ごろ、この日、予定されていた全てのシーンの撮影がようやく終了した。2人が交わす甘い(?)会話の詳細やプロポーズの成否については映画が完成してのお楽しみ。ホッとしたのも束の間、スタッフたちは総出で撮影現場の片付けに取り掛かる。そして、東出さん、木村さん、本木監督は集まった報道陣からの質問に応じてくれた。昼夜逆転での連日の撮影。しかも時間制限がある中で、かなりの数のエキストラを動員しての撮影という過酷な現場となったが、本木監督は「日本で一番美しい駅」と語る東京駅での貴重な撮影とあって、「その贅沢さはスタッフみんなが感じていたと思います。過酷ですが、お祭りのような昂揚感があった」と充実した表情で語る。東出さんの顔にも疲労の色が浮かぶが、一方で「ここ数日の昼夜逆転は面白かったです。時間が限られた中での東京駅の撮影ということで、不思議な体験でしたね(笑)」と明け方に差し掛かり、そしてプロポーズを終えてややハイ状態…?ラブストーリー初体験にして、クリスマスに東京駅のクリスマスツリーの下で恋人に指輪を差し出すという、90年代のトレンディドラマのような王道すぎるプロポーズを体現したが、感想を尋ねると「監督からは『恥ずかしがらずに2人の世界で』と言っていただいたんですが、実際にやってる最中は2人の世界でした。意外とイケるもんですね(笑)」と余裕しゃくしゃく?「主軸にある大事な感情『愛する』だったり、『好き』だったりというものが、演じてて何ら負荷がないというか、すごく楽しいことだったので、やってて面白かったです」と手応え十分の表情で明かした。木村さんも「いつも不倫や略奪愛だったり、報われない恋ばかりしてたので『大丈夫かな?』と思うところあったんですが(苦笑)、いざやってみたら、自分の中にも当たり前にある感情だったんだなと気づくことが多かったです。いままで『恋愛に向いてないのかな…?』って思うこともあったけど、私は何ら変わりない普通の女の子なんだなって感じられて、いままでと違った感情を見つけながらやれて楽しめました」と恋する乙女をしっかりと楽しんだ様子。同学年ということもあってか「遠慮なく接することができた」(東出さん)、「全く壁がなかった」(木村さん)と語るように、初共演ながら距離を縮めるのに苦労はなかったよう。互いの印象を「マイペースな人」と口を揃えるなど息の合った(?)恋人同士の空気を醸し出していた。本木監督は本作を「ロンドンを舞台にした『ラブ・アクチュアリー』、ニューヨークの『ニューイヤーズ・イブ』に続く“東京版の恋愛映画”になれば」と意気込む。木村さんは「駅と言うと、そこからどこかに行ったり、帰ってきたり、途中で降りたりというイメージですが、ここが物語の中心になっていくというのが面白い。人がたくさん集まる場所だからこそ、いろんな話や思いが集まってくる」と見どころを挙げる。東出さんはいまや“観光スポット”としても注目を集める東京駅の様々な設備や見どころポイントに触れ、「映画を観た人が東京駅を訪れて、『ここ知ってる!』と言ってもらえる記憶に残る作品になれば」と本作ならではの魅力をアピールしてくれた。『すべては君に逢えたから』の撮影は本エピソード以外の物語も含め、東京駅のほか都内スタジオ、宮城県内ほかで行われており、7月末にクランクアップを予定。11月下旬より全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2013年07月17日寺島しのぶを主演に迎え、映画監督の廣木隆一が手がけるWOWOWの新作ドラマW「ソドムの林檎~ロトを殺した娘たち」の制作発表記者会見が、3月19日(火)東京・帝国ホテルで行われ、寺島さんに廣木監督を始め、木村文乃、溝端淳平、石橋杏奈、野村周平ら主要キャストが登壇した。編集者の万里(木村文乃)は、口論が原因で別れた元恋人が自殺したと聞き、訪れた葬儀の場で、婚約していた女性の存在を知る。彼女の名前は宮村恵(寺島しのぶ)。婚活サイトで知り合ったという恵が気になった万里は、男性を装い、サイトに登録。やがてコンタクトに成功し、恵のマンションに向かった万里が見たのは、独特の風貌と“匂い”がする恵が警察に連行される姿だった…。本作で描かれるのは、外見の美しさゆえに偽りの愛を受け、それを憎んで自らの顔を醜く整形した女性・恵と、(容姿が)醜ければ愛されないと思い、美しい女性へと変貌した万里の2人の女性が抱く“愛されたいという欲求”と“女の業”。昨日で無事クランクアップを迎えたそうだが、その女性独特の心の闇を描き出したストーリーとあって、撮影をふり返ったキャスト陣は全員「とにかく難しかった…」と口を揃える。寺島さんは、「(観客に)優しい作品が多くなったこの時代に、こんなにも突き放した、媚を売らない作品ができたことが嬉しかった。でも、なぜ主人公の恵がこんな事件を起こすのか、全く分からなくて、しかも廣木監督も分かってなくて、とにかく難しかったです…」と難役に悪戦苦闘した日々を述懐。さらに、高校生時代を演じた石橋さんは“醜くなる”整形手術を受けた後の姿として大人になった恵役を演じたが、「整形後という役柄です…こういう役を引き受ける女優さんは少ないと思います。廣木監督とは4回目だと思いますが、私のブサイクな顔をいっぱい知っているので、ブサイクな私をいっぱい撮っていると思います」と語った。劇中でスポーツ紙記者・健吾役の溝端さんは、この目を塞ぎたくなるような深すぎる女性たちの闇に「オレはもう恋愛したくねぇ…」と虚ろな目で挨拶し会場を笑いで包んだ。さらに、劇中に登場する綺麗ではないが家庭的な恵と、美しいが家庭的ではない万里にちなんで「どちらの方がタイプ?」と、取材陣から質問が飛ぶと「両方がいいなぁ」と欲張りつつ、「でも、僕は自由に外で好きなことをしている女性の方が好きなので、美しさを取ります!」と女優陣を前にして気まずそうに答えていた。ドラマW「ソドムの林檎~ロトを殺した娘たち」は毎週土曜夜10:00 全4話で、3月23日(土)よりスタート。(※第1話は無料放送)(text:cinemacafe.net)
2013年03月19日今年も残りあとわずかということでエンタメシーンを振り返ってみれば、数々のお笑い芸人や俳優、ミュージシャンが登場。若手に限らず苦節10数年のベテランも活躍した今年、なかでも特に記憶に残る芸能人がいたのではないだろうか。そこで今回は「今年もっともブレイクしたと思う女性芸能人」を男女669名に聞いてみた。>>男性芸能人編も見るQ.今年もっともブレイクしたと思う女性芸能人は?(単一回答)1位剛力彩芽30.5%2位ローラ14.9%3位ももいろクローバーZ13.0%4位武井咲 10.2%5位壇蜜 9.0%6位島崎遥香(AKB48) 4.5%7位芹那 3.8%8位吉木りさ 3.4%9位鈴木奈々 2.8%10位木村文乃 2.1%次点 本田翼 1.3%次点 LiLiCo 1.3%1位は「今、彼女を知らない人はいないと思う」(女性・29歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)という声が挙がるほどCMやドラマ、映画などで大活躍した剛力彩芽。日本映画批評家大賞新人賞、講談社広告賞ベストキャラクター賞、ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2012など数々の賞を受賞した2012年は、まさに剛力YEARと言えるだろう。ちなみに、「今年もっともブレイクしたと思う男性芸能人」1位に輝いたスギちゃんもベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2012を受賞している。2位は、2012年に始めたツイッターのフォロワーが100万人を突破したローラ。男性だけではなく女性人気も高いのは「嫌みのないキャラで番組を盛り上げていた」(女性・22歳/団体・公益法人・官公庁/販売職・サービス系)ということだろうか。3位は紅白初出場を決めた、ももいろクローバーZ。「作り物のブームじゃない。本人たちの努力と実力」(男性・36歳/通信/営業職)という声があった通り、路上ライブやCDの手売りなどの下積みを経てのブレイク。パフォーマンスへの熱意や迫力も評価され、アイドル好きではない層からも支持されている。■総評2012年を彩った女性芸能人といえば剛力彩芽。そう言い切ってしまえるほど圧倒的な露出を誇り、ランキングでも1位を獲得。同じ事務所の武井咲は残念ながら出演ドラマの視聴率が思うように伸びず4位に。ランキング内で異彩を放っているのは、「エッチなお姉さん」こと壇蜜。2012年に『サンデージャポン』に出演して以来、テレビでの露出が急激に増え、知名度がアップした。ランク外ながら、壇蜜とは違って女性からの支持が高かったのが「野獣」LiLiCo。肉食系女子であることや、壮絶な過去など自分の内面をさらけ出すことで女性の支持を得たようだ。女優やモデル、バラエティタレント、アイドルなど多くの女性芸能人が活躍した2012年。来年はどんなタレントが芸能シーンを盛り上げてくれるか楽しみだ。(文・塩澤真樹/C-side)調査時期:2012年12月6日~14日調査対象:マイナビ ニュース会員調査数:男女669名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【女性編】来年のスターは誰!? そろそろブレイクしそうな若手女優ランキング【女性編】いい夫婦の日記念!今年結婚した有名人ベストカップルランキング【女性編】『100万回生きたねこ』や『大奥』など12月公開"お正月映画"の中で最も期待度の高い作品ランキング完全版(画像などあり)を見る
2012年12月31日多くのお笑い芸人たちが思わず涙したという鈴木おさむのベストセラー小説「芸人交換日記~イエローハーツの物語~」(太田出版刊)を、「ウッチャンナンチャン」の内村光良が監督を務め、伊藤淳史と小出恵介を主演に迎えて贈る『ボクたちの交換日記』。このたび本作の特報映像が遂に解禁となった。主人公は、結成12年目にしていまだ鳴かず飛ばずのお笑い芸人「房総スイマーズ」。これまでコンビの将来について真剣に話すことを互いに避けてきた2人が、何とかして生まれ変わるために“交換日記”を使ってコミュニケーションを取り始めることに――。主演の2人に加え、先日発表された長澤まさみ、木村文乃、川口春奈ら超豪華女優陣と佐々木蔵之助の出演でも話題を呼んでいる本作。長澤さんらの姿も確認できる今回の特報映像では、タイトルにもある2人の交換日記の中身が映し出されるが、そこには「解散しよう」の文字が!さらに最後に「交換日記をしなけらば、解散せずに済んだのかもしれない」というナレーションと共に映し出される小出さんは、どこか思いつめたような表情だ。果たして、交換日記に綴られた解散までの軌跡とは?自身もお笑い界に身を置く内村さんがメガホンを握るだけに、お笑いコンビのリアルな夢への渇望と絆をどのように描き出すのか楽しみに待ちたい。『ボクたちの交換日記』は2013年3月23日(土)より全国にて公開。© 2013「ボクたちの交換日記」製作委員会(text:cinemacafe.net)■関連作品:ボクたちの交換日記 2013年3月23日より全国にて公開
2012年12月28日映画『今日、恋をはじめます』が12月8日(土)に公開を迎え、主演の武井咲に松坂桃李、木村文乃、青柳翔、山崎賢人、新川優愛、高梨臨、古澤健監督が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇した。水波風南の人気漫画を原作にガリ勉でオシャレにも無頓着な“昭和女子”と、彼女とは正反対の学年一のモテ男が惹かれ合い、成長を遂げていくさまを描き出す。武井さんが映画を観終わったばかりの客席に向かって「胸キュンしましたか?」と問いかけると大きな拍手が。満足そうにうなずき「私も『こういう恋愛いいな、憧れるな』と思いながら撮影に臨んでいました」と笑顔を見せた。この日は、男女に分かれて恋愛観をチェック。女優陣からの「男子が胸キュンする女子のしぐさは?」という質問に、松坂さんは「普段、笑うイメージのない人が笑った瞬間『うわぁ!』ってなります」と告白。先日行われたライヴイベントで本作に楽曲を提供する中島美嘉を生で見たときにも感じたそうで、「クールビューティのイメージだったので歌い終わって中島さんが笑ったときに『笑ってくれた!』とドキッとしました」と明かした。逆に「女子がキュンとする男性のしぐさ」を尋ねられた女性陣は、「運転している男性が好き。ロケバスの運転手さんがカッコよく見える(笑)」(高梨さん)、「普段、コンタクトの人がメガネしてたり、寝坊して髪をセットしてなくてボサボサで眠そうだったりというギャップが好き」(新川さん)、「男性らしいレディファーストに弱い」(木村さん)とそれぞれの胸キュンポイントを吐露。武井さんは、先ほどの松坂さんと同じく“笑顔”を挙げたが、「思いっ切り笑っている顔が好き。シワが寄ったり、声を上げて笑ってるのがいい。桃李くんも結構、(笑うと)クシャクシャになるよね?見てますよ!」と微笑んだ。また「これをやられると好きになる」という行動や言葉について松坂さんは「弁当を作ってこられたら…。そういう経験がないから妄想しちゃいます」と願望(?)を明かした。青柳さんは「(自分が)ベロベロに酔って帰ってきたときに『はいはいはい』って感じで軽くあしらわれると」と大人な回答。山崎さんが「家庭的な感じを見せられたら。家に帰って『料理にする?』、『お風呂にする?』みたいな」と照れくさそうに語ると、ほかの男性陣から「賢人は若いのにエロい!」とツッコミが飛んだ。松坂さんからは女性陣に向けて「こんな男は好きになれないというタイプは?」という質問が飛び出したが、武井さんからは「靴下に穴が空いている男の人はイヤ。買いに行くから新しいの履いて、と思う」とかなり具体的な回答が。この日、靴下を履かない素足スタイルの青柳さんが「そもそも履いてない場合は…?」と不安そうに尋ねると場内は爆笑。武井さんは「ワイルドですね…。どうなんでしょう(笑)?清潔感がある人が好きです」とおかしそうに切り返していた。古澤監督は撮影をふり返り「あるとき、目の前にいるのが武井咲ではなく(役柄の)つばきだと思った」と現場に役柄として存在していた武井さんを絶賛。また遊園地でのロケでの出来事として「武井さんが『私、遊園地デートしたことないんです』と言ったら、それを聞いた桃李くんは僕のところに来て『素敵なデートにしましょう』と言ってくれた。ドSキャラを演じたけど、本人はすごく思いやりがあって優しいんです」とその素顔を明かし、改めて2人に感謝の思いを伝えた。松坂さんと武井さんは3回目の共演となるがラブストーリーは初めて。「告白のシーンのときに武井咲に『優しい目にグッと来た』と言ってもらえて、この現場に入ってよかったと思ったし、支えられているんだなと思った」と松坂さんが言えば、武井さんも「全く同じ気持ち。3回目でやっとちゃんと話せたけど、現場に行くのが楽しくて、撮影が終わってほしくないという気持ちだった」と胸の内を明かし、客席からは温かい拍手が沸き起こった。『今日、恋をはじめます』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:今日、恋をはじめます 2012年12月8日より全国東宝系にて公開© 2012映画「今日、恋をはじめます」製作委員会 © 水波風南/小学館
2012年12月09日ウッチャンナンチャンの内村光良が監督を務め、伊藤淳史と小出恵介がダブル主演する映画『ボクたちの交換日記』に、長澤まさみ、木村文乃、川口春奈が出演することが発表された。その他の写真本作は、放送作家の鈴木おさむが、売れないお笑いコンビの日常生活と葛藤を描いた小説『芸人交換日記~イエローハーツの物語~』が原作。伊藤と小出は、結成12年の売れないお笑いコンビ“房総スイマーズ”の田中(伊藤)と甲本(小出)を演じ、長澤、木村、川口は、ふたりを陰で支え、彼らの将来に影響を与えていく重要な役どころで出演する。『ピーナッツ』以来、約7年ぶり2作目の監督作となる内村は、「驚くべき理想のキャストだと思っています。各女優陣がこの映画を華やかに優しく彩ってくれたことに心から感謝しています」と話し、それぞれの役どころについて「長澤まさみさんには、時代時代の中で、恋人から妻、母親へと、大きな母性愛で主人公を見守っていく女性像を。木村文乃さんには、可愛くて尚かつ芯の強い恋人像を。そして、川口春奈さんには、個人的な想いも含めて理想の娘像を演じていただきました」と説明。昼は薬局で働き、夜はキャバクラに勤めながら、小出演じる甲本を懸命に支える新谷久美役を演じる長澤は、「内村監督は、とても丁寧に演出してくださって、分かりやすく場面の説明をしてくれるので、私もすぐに監督を信頼し演技できました。一途で素敵な監督だと思います」と監督の手腕を絶賛。さらに「内村監督が子供の頃から大好きだったので、出演を決めました。頑張る二人に共感していただけたら嬉しいです」とコメントを寄せている。『ボクたちの交換日記』2013年3月23日(土)新宿ピカデリーほか全国公開
2012年10月29日多くのお笑い芸人たちが思わず涙したという鈴木おさむのベストセラー小説「芸人交換日記~イエローハーツの物語~」(太田出版刊)を、「ウッチャンナンチャン」の内村光良が監督を務め、伊藤淳史と小出恵介を主演に贈る『ボクたちの交換日記』。このたび本作に、長澤まさみ、木村文乃、川口春奈ら超豪華女優陣が出演することが明らかになった。主人公は、結成12年目にしていまだ鳴かず飛ばずのお笑い芸人「房総スイマーズ」。これまでコンビの将来について真剣に話すことを互いに避けてきた2人が、何とかして生まれ変わるために“交換日記”を使ってコミュニケーションを取り始めるという、お笑い芸人の青春ドラマを描いた本作。長澤さんは、昼は薬局・夜はキャバクラに勤めながら小出さん演じる「房総スイマーズ」の甲本孝志を懸命に支える、のちの妻・新谷久美を演じる。『モテキ』での奔放な役柄が記憶に新しい長澤さんだが、本作では打って変わって、甲本を陰ながらじっと支える大和なでしこらしい役柄。そして、甲本の相方・田中洋平の妻となる宇田川麻衣子役に木村さん、甲本と久美の一人娘で、高校生となったサクラに川口さんが抜擢された。さらに、房総スイマーズを見出し、結果としてその運命を左右することになるTV局のプロデューサーを演じるのは、なんと佐々木蔵之介!と、予想を遥かに上回る実力派キャストたちが顔を揃えることとなる。今回の決定を受け、「夢に向かって一生懸命に生きる登場人物たちに勇気をもらえたのと、内村監督が子供の頃から大好きだったので、出演を決めました」(長澤さん)、「お話をいただいてから原作を初めて読んだのですが、すぐにやらせて下さいとお返事しました。ふり返って改めて麻衣子をやらせていただけてよかったと、心から嬉しく思っています」(木村さん)、「甲本さくらという役は自分に正直で家族思いで正義感のある子だと思います。とても人間くさくて、愛があふれている作品になったのではないかと思います」(川口さん)と、みな口々に出演への喜びを語っている。監督である内村さん曰く、「川口春奈さんには、個人的な想いも含めて理想の娘像を。木村文乃さんには、可愛くて尚かつ芯の強い恋人像を。そして、長澤まさみさんには、時代時代の中で、恋人から妻、母親へと、大きな母性愛で主人公を見守っていく女性像を、見事に演じていただきました」とのこと。彼女、妻、そして家族という、お笑い芸人を支える彼女たちの姿を通して、更なるドラマが生まれそうだ。『ボクたちの交換日記』は3月23日(土)より全国にて公開。■関連作品:ボクたちの交換日記 2013年3月23日より全国にて公開
2012年10月29日伊坂幸太郎の同名短編小説を映画化した『ポテチ』で、竹内結子がワンシーンのみのエキストラとして出演を果たしていることが明らかに!5月12日(土)に全国公開を迎え、新宿ピカデリーで濱田岳、木村文乃、中村義洋監督が舞台挨拶を行なったが、そこで濱田さんの口から明かされた。伊坂さんの短編集「フィッシュストーリー」(新潮社刊)に収められた一編を映画化した本作。全く同じ日に同じ病院で生まれ、全く違う人生を歩むことになった2人の男の運命を独特のタッチで描き出す。竹内さんは伊坂さん原作で中村監督がメガホンを取った『ゴールデンスランバー』に出演したほか、同じく中村監督の『チーム・バチスタ』シリーズに主演しており、本作のクランクイン時に別の映画のプロモーションでロケ地の仙台を偶然、訪れていたことから、本人の希望でエキストラ出演することになった。本作では中村監督も泥棒の“親分”役を自ら演じており、その出演シーンで後ろにいる通行人のひとりが竹内さん。仙台のご当地キャラの絵柄のトートバッグを持参しスッピンで現場に来たそうで、濱田さん曰く「イスも出さず、完全にエキストラ扱い」。中村監督によると「1回エキストラをやってみたかったらしいので、気を遣おうとするスタッフに『ほっとけ!』、『待たせておけ!』って言いました。あまり(竹内さんの訪問を周囲に)言ってなかったので、スタッフが機材を運びながら『えっ!』って二度見する感じでした」とおかしそうにふり返った。仙台での先行上映に続いて全国公開を迎えたが、満員の客席に濱田さんは「こんなにいっぱいにしてくれてありがとうございます」と感激の面持ち。木村さんは、印象深いシーンとして濱田さんと木村さんと大森南朋の車中での会話シーンを挙げ「炎天下での撮影で、ちょっとでも(タイミングが)ずれたら合わなくなるシーン。時間がかかってしまい印象に残ってます」と明かす。濱田さんはこのシーンで涙を流すが「一生懸命やったんですが、出来上がったのを見て『こんなブサイクなんだ!?』ってビックリしました」と苦笑い。中村監督は「撮影のときから『武田鉄矢さんでこの芝居見たことあるな』って思ってました」と感想を漏らし笑いがわき起こった。この日は、仙台在住の原作者の伊坂さんからもサプライズで手紙が届き「去年のいまごろ『ポテチ』の映画が観たいと監督に話しましたが、その日がこんなに早く来るとは思いませんでした」という喜びの声が伝えられ、濱田さんらは感激していた。『ポテチ』は全国にて公開中。■関連作品:ポテチ 2012年4月7日より仙台にて先行公開、5月12日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2007伊坂幸太郎/新潮社 © 2012『ポテチ』製作委員会■関連記事:濱田岳、ミス・ユニバース・ジャパン原綾子との対面に「キレイすぎてアタマ真っ白」中村義洋監督×濱田岳の最強タッグ再び!『ポテチ』試写会に10組20名様をご招待満席御礼!濱田岳&中村義洋監督が『ポテチ』を引っさげ、仙台に凱旋伊坂幸太郎の『ポテチ』をオール仙台ロケで映画化!濱田岳、斉藤和義らが再集結
2012年05月14日映画『ポテチ』の全国公開を前に4月25日(水)、都内で特別試写会が行われ、主演の濱田岳を始め共演の木村文乃、物語の舞台・仙台出身でミス・ユニバース・ジャパンに選ばれた原綾子が舞台挨拶を行なった。仙台在住の人気作家・伊坂幸太郎の人気短編を、過去に『ゴールデンスランバー』など伊坂作品の実写化を手がけてきた中村義洋監督が、斉藤和義を音楽に迎えて映画化。奇妙に交錯する人生を歩む、生年月日が同じ2人の男の運命を独特の切り口で描き出す。全国に先駆けて仙台では既に封切られ、大ヒットを記録している本作だが、この日の会場にも仙台から足を運んだという観客の姿も。濱田さんは夏の暑い盛りに行われた仙台でのロケに思いを馳せ「仙台のサポートメンバーのみなさんがいなかったら出来なかった作品です。現場って本当に酷くて、朝から晩までやることがある。昨日までお母さんをやってたような方に任せられるような仕事ではないんですが、それでもみなさん本当に一生懸命やってくださった。それを見て僕らも気が引き締まりました」と深々と頭を下げた。母親役を演じた石田えりについて濱田さんは「原作を読んでイメージしていたお母さん像があったんですが、お会いしたら『この人だ!』って思えました。すごい素敵なお母ちゃんで、どこかでえりさんに『お母ちゃん!』と甘えています」とふり返った。濱田さんが伊坂×中村作品の常連であるのに対し、木村さんは初めて。そんな中、濱田さんの存在に大いに助けられたようで「中村組がもう出来上がってるので『大丈夫かな?』という思いがあったんですが、(濱田さんは)本当にこのままの感じで(笑)、何も気にせずに入れました」と明かした。原さんは映画について「生まれ育った仙台の見たことある風景が出てきて、他人事とは思えず、映画の中に入り込んでるかのような気持ちで観ました。人を『何とかして助けたい』という気持ちが伝わってきました」と絶賛。濱田さんは原さんのあまりの美しさにポカンとした表情で「キレイすぎて頭が真っ白になりました」と照れくさそうな笑みを浮かべていた。中村監督はこの日、新作の撮影のため欠席となったが手紙で挨拶。「俺も原さんに会いたかった」、「岳ちゃん、原さんにくれぐれもよろしく」と未練たっぷりの様子が伝えられた。濱田さんは中村監督から具体的なメッセージがなかったことに「何だよそれ。一応、主演だよ?」とムクれて会場は笑いに包まれた。濱田さんは改めて「この映画のスタートのきっかけにはあの日のことがあります」と震災について触れつつ「でも、自分たちはどうすべきかとみなさんも考えたと思いますが、中村組は『僕らは面白い映画を作ることしかできない』と考えました。タイトな撮影でしたが、仙台で毎日楽しく作った映画。作り手がこんなに楽しんだんだからきっと楽しい映画になっています」と力強く呼びかけた。『ポテチ』は仙台にて先行上映中。5月12日(土)より全国にて公開。■関連作品:ポテチ 2012年4月7日より仙台にて先行公開、5月12日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2007伊坂幸太郎/新潮社 © 2012『ポテチ』製作委員会■関連記事:中村義洋監督×濱田岳の最強タッグ再び!『ポテチ』試写会に10組20名様をご招待満席御礼!濱田岳&中村義洋監督が『ポテチ』を引っさげ、仙台に凱旋伊坂幸太郎の『ポテチ』をオール仙台ロケで映画化!濱田岳、斉藤和義らが再集結
2012年04月26日『アヒルと鴨のコインロッカー』『フィッシュストーリー』『ゴールデンスランバー』に続き、作家の伊坂幸太郎氏と中村義洋監督が再びタッグを組んだ映画『ポテチ』。5月12日(土)の全国公開を前に、本作の舞台となった仙台にある5つの劇場で7日に上映され、濱田岳、木村文乃、中村監督による舞台挨拶が行われた。その他の写真本作は、プロ野球のスター選手・尾崎と、空き巣を生業とする今村が運命に翻弄される中で、大切な人たちと絆を深めていく姿を描いた人間ドラマ。伊坂氏と中村監督の「これまでと変わらず、もう一度仙台で映画を」という思いから、仙台駅や勾当台公園、仙台市民球場など、市民の協力を得て仙台オールロケで撮影が行われた。『アヒルと鴨の…』の撮影で何度も仙台を訪れ、本作では今村役を演じた濱田は、「(仙台は)何度来ても楽しい。色々なことがあったけど、僕らに出来ることは楽しい映画を作ることしかないと思った」と、企画立ち上げから1年足らずで公開に至った本作への熱い思いを語った。また、本来泣かないはずのシーンなのに思わず涙が止まらず、逆にそれがOKテイクとして採用されたという撮影秘話も明かされ、彼の仙台への愛着ぶりが垣間見れた。一方中村監督は、「『アヒルと鴨の…』の時は、初日舞台挨拶をしてもなかなか満席にならなかった。今回はどの劇場でも満席でとにかく嬉しい」と、全回満席となったことを喜んだ。中村監督やキャストから、「仙台の地元スタッフやエキストラの存在なくしては撮影は不可能だった」と語られる本作は、“サポートメンバー”と呼ばれる地元ボランティアと市民エキストラら延べ1000人に支えられ、わずか8日間の撮影で制作されたという。それに対して木村は、「エキストラの方たちが落ち着いて励ましあうことで撮影が無事に進められた。そういう部分も映画から伝われば嬉しい。仙台はどこにいても人の温かさを感じる」と感謝の気持ちを伝えた。本作は現在、宮城県内7劇場にて公開中、5月12日(土)より全国公開される。『ポテチ』5月12日(土)より新宿ピカデリーほか全国公開
2012年04月09日『アヒルと鴨のコインロッカー』、『ゴールデンスランバー』など仙台を舞台とした名作を多く送り出してきた中村義洋監督×原作・伊坂幸太郎の強力タッグが贈る最新作『ポテチ』が、5月12日(土)の全国公開に先駆けて4月7日(土)、オールロケが行われた仙台にて公開され、仙台市内の劇場で主演の濱田岳、木村文乃、中村監督が舞台挨拶に登壇した。昨年3月に起きた東日本大震災を受け、伊坂さんと中村監督が「これまでと変わらず、もう一度仙台で映画を」という思いから、3度目となるオール仙台ロケでの撮影を実現させた本作。プロ野球界のスター選手と凡人、全く同じ日に生まれながらも全く異なる人生を送ることになった2人の男を中心に、目に見えない絆で結ばれた人々が運命に翻弄されつつも強く生きていく姿を描く。撮影期間わずか8日間という過酷な撮影となったが、中村監督含めキャスト陣らが「彼らの存在無くしてはこの撮影は不可能だった」と語るのが、“サポートメンバー”と呼ばれる約1,000人に及ぶ地元ボランティア・スタッフと市民エキストラの方たち。主演を務めた濱田さんは「『アヒルと鴨のコインロッカー』の撮影で初めて来て以来、仙台には何度来たか分からないけど、何度来ても楽しいし、嬉しい。いろいろなことがあったけど、僕らにできることは楽しい映画を作ることしかないと思った」と真摯に胸中を明かした。さらに濱田さんは撮影中、地元エキストラの熱気に押され、本来泣かないはずのシーンで感極まって涙が止まらなくなり、さらにそのカットが本編で使用されたという撮影秘話を披露し、“地元”仙台での公開に感動もひとしおといった様子。この日、仙台市内の5つの劇場で行われた舞台挨拶の回は全て満席となった。この最高のスタートに中村監督は「『アヒルと鴨のコインロッカー』のときは初日舞台挨拶をしても、なかなか満席にならなかった。今回はどの劇場も満席でとにかく嬉しい」と喜びの胸中を明かし、温かい拍手に包まれながら“地元愛”に満ちた舞台挨拶は盛況のうちに幕を閉じた。『ポテチ』は仙台にて公開中、5月12日(土)より全国にて公開。■関連作品:ポテチ 2012年4月7日より仙台にて先行公開、5月12日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2007伊坂幸太郎/新潮社 © 2012『ポテチ』製作委員会■関連記事:伊坂幸太郎の『ポテチ』をオール仙台ロケで映画化!濱田岳、斉藤和義らが再集結
2012年04月09日