『オーシャンズ』(’09)の監督コンビが、地球とともに生きてきた動物たちの間近に迫る新たなるネイチャードキュメンタリー『シーズンズ2万年の地球旅行』。このほど、本作の日本語版テーマソングにクリスタル ケイの新曲「Everlasting」が決定。本楽曲が盛り込まれ、日本語版ナレーターを務める笑福亭鶴瓶と木村文乃のナレーションが入った本予告映像も解禁となった。本作は、地球の主人公、野生生物の目線でとらえた2万年の歩みを追うネイチャードキュメンタリー。総製作費40億、構想4年、400人のスタッフが最新の撮影機材を駆使し、歴史学、動物行動学、人類学、哲学、民俗学、植物学ら多くのスペシャリストと共に、2万年という悠久の時間を超え、地球で懸命に生きる生命をドラマティックに描き出す。今回、届いた予告編では、全てを包みこむような優しさに溢れる鶴瓶さんのナレーションと穏やかでありながらも力強く語りかける木村さんのナレーションが融合し、壮大でドラマティックな本作の世界観を表現。さらに、クリスタル ケイさんの圧倒的な歌声が映画を盛り上げていく。氷河期が終わり、あらゆる生命が春を謳歌し始めた2万年前から現在、そして未来へと至る地球の歩みを、動物の目でとらえた映像に圧倒される。世界初の無音小型バギーの開発により、馬やオオカミと同じ目線で狩りの臨場感溢れる疾走に肉薄した映像が押さえられ、『WATARIDORI』で開発した軽量飛行機のさらなる改良により、雁の群れを並走飛行で撮影することに成功、大空を遊泳する気持ち良さを体感できるものとなっている。配給元のギャガは「本作は2万年前から現代に至る自然の移り変わりを<季節>と絡めて野生動物の視点で描かれています。厳しい自然環境の中、懸命に生き抜いてきた動物たち。家族のために愛情を注ぎ、闘い、そして世代へ引き継ぎ、果てていく―それはまるで人類も含め命あるものの宿命を描き出しているかのようです。本作をアピールするためには、この永遠に続く壮絶な命のサイクルに<やさしさ>と<喜び>を加えたいと思っておりました。クリスタル ケイさんの圧倒的な歌唱力にのせ“普遍的な愛”をテーマにした楽曲は、説明せずとも感動を引き寄せてくれると思い、今回書き下ろしでのオファーをさせていただきました」とクリスタル ケイさんの起用理由明かす。また、クリスタル ケイさんは今回、初のドキュメンタリー映画のテーマソングを手がけることに、「映画のテーマを聞いて、想像を膨らませて、メロディを考えてつくりました。気にいってもらえたらいいなと思っていたので、採用してもらえてすごく嬉しかったです!」とコメント。本作を目の当たりにして、「いろんな動物や季節の移り変わりが綺麗に映像におさめられていて、すごい撮影が大変だったんだろうなと思いながらも(笑)、素敵な作品だと思いました」と語る。「日本語版はより分かりやすく、ほんわかしたファミリー感が出ていたなと感じました。真剣なシーンがありつつも、笑えるシーンもあって、笑えるシーンでは、鶴瓶さんの関西弁が効いていて(笑)面白かったですし、とても素敵でした」と、鶴瓶さんのナレーションにすっかり癒された様子。さらに、「馬のシーンがあるんですが、めちゃくちゃかっこいいです!野生の馬のアクションというのはなかなか見れないと思いますし、その姿が力強く美しかったですね」とも明かし、その臨場感に太鼓判を押している。『シーズンズ2万年の地球旅行』は2016年1月15日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月25日ネイチャードキュメンタリー映画『シーズンズ2万年の地球旅行』(2016年1月15日公開)の日本語版テーマソングに、歌手のクリスタル ケイの新曲「Everlasting」が決定したことがこのほど、明らかになった。また、同楽曲が盛り込まれ、笑福亭鶴瓶と木村文乃のナレーションが入った本予告が25日、公開された。本作は、日本でも大ヒットを記録した『オーシャンズ』(09)のジャック・ペラン×ジャック・クルーゾ監督コンビが手がけた新たなネイチャードキュメンタリー。氷河期が終わった2万年前から現代に至るまでの地球、そして生き物たちの壮大な生命の歩みを、野生生物の目線でとらえている。日本語版テーマソングに抜擢されたクリスタル ケイは「正式なオファーをいただく前に、そういうチャンスがあるかもというお話をいただいたんですが、その当日にスタジオに入ったんです(笑)。映画のテーマを聞いて、想像を膨らませて、メロディを考えてつくりました。気にいってもらえたらいいなと思っていたので、採用してもらえてすごくうれしかったです!」とオファーを受けた時の気持ちを告白。「とてもすてきな映画です。たくさんの動物のかわいいところやかっこいいところがたくさん出てきます」と本作をアピールし、「最後に私の『Everlasting』で温かい気持ちになってください」とメッセージを送った。配給するギャガは「厳しい自然環境の中、懸命に生き抜いてきた動物たち。家族のために愛情を注ぎ、闘い、そして世代へ引き継ぎ、果てていく…それはまるで人類も含め命あるものの宿命を描き出しているかのようです」と映画の魅力を伝え、「本作をアピールするためには、この永遠に続く壮絶な命のサイクルに"優しさ"と"喜び"を加えたいと思っておりました。クリスタル ケイさんの圧倒的な歌唱力にのせ"普遍的な愛"をテーマにした楽曲は、説明せずとも感動を引き寄せてくれると思い、今回書き下ろしでのオファーをさせていただきました」と起用理由を説明している。また、同楽曲を使用し、日本語版ナレーターを務める笑福亭鶴瓶と木村文乃のナレーションが入った本予告も公開。クリスタル ケイの歌声が映画を盛り上げ、鶴瓶と木村が優しく、力強く語りかけている。(C)2015 Galatee Films - Pathe Production - France 2 Cinema - Pandora Film - Invest Image 3 - Rhone-Alpes Cinema - Winds - Pierre et Vacances.
2015年11月25日松坂桃李を主演に迎え、毎回様々な展開をみせる「サイレーン刑事×彼女×完全悪女」。今夜放送の第6話では、松坂さん演じる刑事・里見が菜々緒演じる美しき殺人鬼・橘カラをベッドに押し倒すシーンが放送されることが明らかとなった。先週放送の第5話では、カラの罠にまんまとハマってしまった里見とその相棒で恋人でもある猪熊(木村文乃)の仲はさらに雲行きが怪しくなってしまい、念願の捜査一課への内示を受けたにも関わらず「どちらかが捜査一課へ行ったら結婚しよう」という里見との約束が頭から離れず複雑な心境の猪熊。一方の里見はアイ(佐野ひなこ)とレナ(入山杏奈)に協力を依頼し、カラの家を見つけて潜入する。そこで見つけたのは、警察や犯罪捜査に関する本や手錠。さらにレナからの情報で、8年前に自分が担当していた未解決事件の被害者がカラの恋人だっとという事を突き止める。ところが、同じ頃その事件の当時の被害者の家に聞き込みに行った猪熊は、被害者とカラが一緒に写った写真を発見してしまう。“カラも事件の被害者だと考える猪熊”と“カラこそが犯罪者と考える里見”とで真っ向から対立し再びケンカ別れをしてしまう…。そして今夜放送の6話では、ついに物語に新展開が起こる。猪熊に拒絶された里見は、速水(北山宏光)から猪熊が捜査一課へ異動することを聞かされる。そのうえ、猪熊が返事を保留していると知り、自分との結婚を躊躇しているのではとショックを受ける。その頃、里見に自分の情報をリークしたのがレナだと気付いたカラは、それを逆手にとり、あることを企てる。さらに、渡(光石研)には警察官にストーカーされていると訴え、里見の写真を見せると、渡はカラの思惑通り、街で偶然見かけた里見を尾行する…。一方、里見は居酒屋に猪熊を呼び出し、結婚の意思を確認しようとするが、再び言い争いになってしまう。怒った猪熊が店を出て行くと、そこへ、レナから呼び出しのメールが。猪熊のことを気にしながらも、指定されたホテルへと急ぐ里見。しかし、指定されたホテルの部屋に入ると、突然何者かが襲いかかってくる。そしてついに猪熊にもカラの魔の手が忍び寄る…。里見がカラをベッドに押し倒した理由とは…?カラの“計画”がついに実行される第6話に期待したい。「サイレーン刑事×彼女×完全悪女」は毎週火曜22時よりフジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2015年11月24日松坂桃李を主演に迎えて贈るドラマ「サイレーン刑事×彼女×完全悪女」。17日今夜放送の第5話にて、美しき殺人鬼・カラ演じる菜々緒が、彼女に翻弄される男演じる光石研とラブシーンを披露することが明らかとなった。前回までの放送では、主人公の警視庁機動捜査隊の里見(松坂さん)とその相棒であり恋人の猪熊夕貴(木村文乃)をターゲットにしている美しき殺人鬼・カラ(菜々緒)。猪熊に近づくために里見の家の前に住む40代独身のデザイナー渡公平(光石さん)を手玉に取り、カラは二人の監視を続けていた。そんなことは知らず、渡はカラに翻弄され、結婚指輪まで用意しプロポーズまでする始末…。しかし、そんな彼の恋心を逆手に取ったカラは、ある計画をもくろみ、思わせぶりな返事をする。一方で、猪熊から里見を引き離したいカラは、変装で尾行している里見の写真を見せ、あたかもストーカーをしていると誤解するように相談。そこで実は恋人であると打ち明けてしまう猪熊。そんな二人のやり取りがあることも知らず、徹底的にカラをマークし続ける里見はまんまとカラの罠に引っかかってしまう――。そして今回放送の第5話では、カラとホテルのエレベーターで接近しているところを猪熊に目撃され、カラとの関係を誤解された里見は、何とか猪熊と話をしようとするが、露骨に避けられてしまう。翌朝、安藤(船越英一郎)に呼ばれた猪熊は、本庁捜査一課への異動を内示を受けるが、里見との約束が頭をよぎり躊躇してしまう。前日の一件で、里見が何か隠し事をしていると確信した猪熊は返事を保留。一方、猪熊栄転のうわさを聞きつけた速水(北山宏光)は、猪熊が活躍するきっかけになったのはカラだとあたりをつけて、密かにカラに接触…。その頃、自分一人でカラと対峙することに限界を感じた里見は、アイ(佐野ひなこ)とレナ(入山杏奈)に協力を依頼。カラの住所を聞き出し、家の侵入に成功した里見。そこで、カラの過去を暴く思わぬものを発見する――。さらに今回は、原作でも描かれているカラを寝室へと誘うファンには待望の名シーンが実現される。この撮影では光石さんのアイデアも飛び出し「今夜、僕の寝室に来てくれないか!」のセリフで寝室の扉を開ける動きを追加、さらに「好きだからでしょ!?だったら!」でベッドを指さした自然な動きも「いいですね!」と演出の本橋も絶賛。カラを誘うために悲しいほど必死な渡にカラは「口を開けて」と命令。そして、あんぐり大口を開けた渡にカラの顔がだんだんと近づいていき…。今回の撮影を終えた光石さんは、「カラは…魔性」と渡同様力尽きた様子で話していた。菜々緒さんとの共演については「世の男性に刺されるんじゃないかな(笑)。渡自身はラブストーリーだと思ってやっているのに、カットがかかるとみんなが大笑い(笑)。芝居としてやりすぎかなと思うこともありますが、監督は『もっとやってください』と言ってくださるので、調子に乗ってやっています」と自身も楽しんでやっているとコメント。先週のラストでカラの罠にまんまとハマってしまった里見。里見に疑問を抱く猪熊との仲はいったいどうなってしまうのか。カラの過去とはいったい…。ますます雲行きが怪しくなっていく本作に目が離せない。「サイレーン刑事×彼女×完全悪女」は毎週火曜日22時よりフジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2015年11月17日動物と人間の関わりをひも解く最新ネイチャードキュメンタリー『シーズンズ2万年の地球旅行』の公開アフレコが11月12日(木)、都内で行われ、日本版ナレーターを務める笑福亭鶴瓶、女優の木村文乃がマイクに向かった。日本でも大ヒットを記録した『オーシャンズ』のジャック・ペラン×ジャック・クルーゾ監督コンビが、総製作費40億円、構想4年を費やし、生命が紡ぐ2万年の時空をドラマティックに描いた本作。「いやあ苦労した。普段、台本なんて真っ白なのに、今回は(書き込みで)グチャグチャ」とアフレコに悪戦苦闘の鶴瓶師匠。特に「イヌ」「クマ」「イノシシ」といった動物名のイントネーションに苦労したそうで、アフレコに立ち会った動物学者の新宅広二氏から何度となくダメ出しされたのだとか…。それだけに「新宅っていう人が、学術用語は大阪弁じゃダメって言うから、(アフレコが行われた)6時間くらいずっとケンカでしたよ(笑)」と温厚な笑顔で恨み節。この日もアフレコを見守った新宅氏が「今日は、いままでで一番良かったです!」と鶴瓶師匠を褒めると、「監督はキューを出し忘れるし、仕事とはいえ、いじめられている感じ…」と肩を落とした。一方、もともとネイチャードキュメンタリーが大好きだった木村さんは「私にとっては、すてきなお仕事であり、大きなチャンス」と喜びの声。見どころは「ありのままを生きている動物たちの姿」だといい、「師匠のナレーションも加わって、より前向きで暖かい気持ちになれる作品になった」とアピールしていた。『シーズンズ2万年の地球旅行』は、2016年1月15日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月12日クラシエ製薬はこのほど、日本人の風邪のひきはじめの症状とその対策を把握することを目的として「風邪のひきはじめとその前兆」に関する意識調査を実施し、その結果を発表した。最初に、「あなたは、風邪のひきはじめの症状が出る前に感じる身体の変化はありますか」と質問したところ、のどの痛みや発熱などの風邪の症状が出る前に体の変化を感じる人は約6割(59.0%)存在。その実態は、1位「ぶるっとする(寒気がする)」(55.3%)、2位「疲れやすくなる」(43.1%)、3位「のどが渇く」(24.6%)となっている。次に、「ご家庭で受け継がれている風邪に対する民間療法は、具体的にどのようなものですか」と質問したところ、1位「ショウガのスープを飲む」(41.6%)、2位「たまご酒を飲む」(28.6%)、3位「くず湯を飲む」(23.6%)となった。また、風邪のひきはじめの最初の対処法をたずねた質問では、「解熱剤を飲む」と回答する人が25.7%存在し、「体を温める」民間療法と薬で「熱を下げる」対極的な対策をしている実態が分かった。「あなたは、自分の平均体温が何度まで上昇すると仕事または家事を休みますか」との質問では、「自分の平均体温+2度」と回答した人が25.6%と最も多く、「自分の体温が何度に上昇しようとも仕事(家事)は休めない(休まない)」という人が約15%も存在。役職や職業、主婦等に関わらず、総じて真面目な日本人気質が多いことがうかがえるとコメントしている。最後に、風邪のひきはじめに看病してほしい芸能人を男女別にたずねたところ、男性が選んだ女性芸能人1位は「石原さとみ」さん(20.2%)で、2位に「新垣結衣」さん(18.1%)、3位に「木村文乃」さん(12.1%)が選ばれた。女性が選んだ男性芸能人1位は「西島秀俊」さん(14.8%)、2位は「福士蒼汰」(14.0%)さん、3位は「井ノ原快彦」さんとなった。同社は「優しそうで包容力のあるイメージから、『風邪のひきはじめに看病してもらえたら、元気になれそう! 』と考える方が多いのかもしれない」と推察している。同調査は、全国の20~69歳の男女1,000名(各性年代100名ずつの均等割付)を対象として、10月23日~26日の期間にインターネット調査によって実施された。
2015年11月10日初回視聴率好発進となった、松坂桃李主演のフジテレビ系で放送中の連続ドラマ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」。里見を誘惑する会員制高級クラブのホステス役・佐野ひなこと入山杏奈に加え、新たに女医役で笛木優子が出演することが決定した。そして、話題満載のドラマから11月3日(火)放送の第3話の詳細が到着した。原作は、週刊モーニングで連載されていた人気コミックス「サイレーン」。機動捜査帯(通称:キソウ)の物語が描かれ、相棒でありながら実は恋人同士である里見(松坂桃李)と猪熊(木村文乃)が、とある殺人現場に突如現れた謎の美女・橘カラ(菜々緒)と出会い、運命を狂わされていくクライム・ラブサスペンス。前回放送の2話では、管内で起きた2つの事件をきっかけに、カラの存在が気になり始める里見。そんなある日、被害者が通っていた美容整形外科にカルテを借りに行った里見は、院長の月本(要潤)と対面。しだいにすべての黒幕は月本なのではないかと考え始める。一方猪熊はカラとの距離を急速に縮めていく。数日後、繁華街で通り魔事件が発生。犯人の説得に失敗した猪熊は自分の力不足に落胆し、里見の慰めも耳に入らないまま二人は喧嘩別れしてしまうといったところで物語は終わっていた。松坂さん演じる里見がオタク風の格好に変装し捜査するなどなかなか見ることの出来ない松坂さんに話題を集めた回となった。今回出演が決定した笛木さんが演じるのは、主人公の里見(松坂桃李)が、3話で出会う被害者を担当する医者・倉本。佐野さんと入山さん演じるアイ&レナ同様、原作でも描かれている登場人物で、里見を誘惑するものの、里見の協力者となる重要な役どころ。そして11月3日放送の第3話では、通り魔の一件で、自分も猪熊の正義感を手に入れたいと考えるようになったカラ。一方、月本こそが一連の事件の黒幕ではないかと考えた里見は月本をマーク。とある高級会員制クラブに出入りしていることが分かると、猪熊にも内緒で潜入捜査を開始する。やがて、紹介されたアイ(佐野ひなこ)とレナ(入山杏奈)から、クラブの実態が売春組織であること、さらに月本とクラブの関係を聞き出すことに成功した里見。しかし、その話をライバルの速水(北山宏光)が聞いていた。一方で、マンションで待っていた猪熊は、帰ってきた里見からほのかに香水の匂いがすることに気付き、不安を覚える。しばらくして、里見の報告書がきっかけで署に捜査本部が開かれ、クラブを摘発することに。ところが当日、現場で待機していた里見と猪熊の元に、突如「捜査中断」の指示がかかる――。そんなお色気あふれる3人が登場するのは3話以降。4話から登場する笛木さん演じる倉本が、酔った勢いで里見の体をツンツン突いて、手を重ねたりするシーンでは「日曜の早朝、西麻布で酔っ払いのハイテンションシーンの撮影はキツイものがありました(笑)私が里見さんを誘惑しなきゃいけないのに(松坂さんが魅力的で)こっちが落とされてしまいそうで逆に身の危険を感じました(笑)」と語り、「年の差もあるのでイタくならないよう頑張りつつ、倉本としてこれから里見さんを色々と助けられたらいいなと思います」と意気込みを語った。また里見をホテルで誘惑するシーンで3話から登場する佐野さんは、「撮影を行う前に、助監督さんとリハーサルを行ったのですが…(松坂さん)筋肉の質感が全く違いました。助監督さんは筋肉なかったです(笑)でもそんなリハーサルの効果もあって、“思い切り演じきらないといけないんだ”っていう心構えができました」撮影秘話を暴露。一方、入山さんも「初日は、いきなり松坂さんの服を脱がせるシーンだったのですが“何をされても平気なので好きにしちゃってください”と言ってくださって、その優しさが嬉しかったです」と話した。なぜカラは猪熊をつけ狙うのか、事件を謎得ヒントを握る彼女たちの活躍にも期待したい。「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」は毎週火曜日22時よりフジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2015年11月03日初回のスペシャル放送で視聴率12.9%と好スタートと切った、松坂桃李主演の連続ドラマ「サイレーン刑事×彼女×完全悪女」。この度、本作で美しき殺人鬼・橘カラ役を演じる菜々緒が今月28日に誕生日を迎え、共演の松坂さんと木村文乃と共に菜々緒さんを祝った事が分かった。原作は「週刊モーニング」で連載されていた山崎紗也夏の同名人気コミック。刑事の中でも初動捜査に携わる機動捜査隊(通称:キソウ)の物語で、相棒でありながら実は恋人同士でもある松坂桃李演じる里見偲と木村文乃演じる猪熊夕貴が、とある殺人現場に突如現れた菜々緒演じる“美しき殺人鬼”橘カラと出会い、運命を狂わされていくラブサスペンス。今回、“美しき殺人鬼”橘カラを演じている菜々緒さんが、今月28日に27歳の誕生日を迎えた。当日は、本作のドラマ撮影が行われていたのだが、撮影が終わると、スタッフが「重大発表があります!今日は菜々緒さんのお誕生日です!」と叫ぶと同時に、花火が弾ける特製ケーキが運ばれてきた。なんとケーキにには、第1話で菜々緒さん演じるカラが、真っ赤なミニワンピース姿で、連続殺人犯のタクシー運転手(板尾創路)をバールで殴りつける姿が描れていた。「なにコレ、すごいのが来た!」と驚いた様子の菜々緒さん。いかにも呪われそうな丸いケーキの周りには、飛び散った血しぶきをイメージさせる赤いクリーム。さらに、ハロウィンにちなんだドクロ、カボチャ、コウモリの飾り。そんな悪女全開のケーキに「すごい、バールのシーンだ!」と菜々緒さんも大喜びの様子。さらに、「サイレーンチームからです!」と松坂さんがプレゼントを手渡し。開けると同時に菜々緒さんは大爆笑!プレゼントはなんと“デビルに変身セット”。「いまの私に一番求められているやつだ」と笑いながら、真っ赤でセクシーなミニワンピースに、デビル角のカチューシャ、黒いレースのマスクを箱から取り出し、さっそくマスクを着けて、1話のセリフ「私の計画に変更はないから」と決めポーズをとってみせていた。その様子に木村さんも「似合いそう!」と話し、菜々緒さんが「着なきゃね」と答えると、松坂さんがすかさず「どこに着ていくの!?」とツッコミを入れ、「え?現場に着ていくよ、(ハロウィン当日は撮影)ないかな?」と淡々と答える菜々緒さんに「げ、現場に…!?」と松坂さんは目を丸くし驚きを隠せない様子。そして最後に「プライベートでこれを着て、初のハロウィンに参加しようかな?仕事ではあるけどプライベートではハロウィンをしたことがないんですよ。本当にありがとうございました」と微笑んでいた。また、11月3日に放送される第3話では、カラを整形した整形外科医・月本(要潤)の正体を秘密裏に潜入捜査を進める里見(松坂桃李)と、そんな恋人の様子に不安を覚える猪熊(木村文乃)の間に距離が生まれ始める。その一方、猪熊が持つ正義感を追体験したいカラは、新たな計画を企てる…。里見は猪熊を守れるのか。更なる里見とカラの対決から目が離せない。「サイレーン刑事×彼女×完全悪女」は毎週火曜日22時よりフジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2015年10月30日初回視聴率を関東地区12.9%、関西地区14.4%と好スタートを切った連続ドラマ「サイレーン刑事×彼女×完全悪女」。本作が4回目の共演で息の合った恋人同士を自然体で演じている主演の松坂桃李と木村文乃、さらに整形し、完璧な美しさを持ちながらも猟奇殺人を繰り返している“完全悪女”を瞬きもせずに怪演している菜々緒の存在など、話題が満載のドラマから、今夜10月27日(火)放送の第2話の詳細が到着した。初回の2時間スペシャルでは、バディであり、恋人同士でもある機動捜査隊(通称:キソウ)の里見(松坂桃李)と猪熊(木村文乃)の目の前に現れた“美しき殺人鬼”橘カラ(菜々緒)が、猪熊に近づくため、次々と殺人を犯すシーンが描かれた。そして、勘の良い里見が、連続して起こる殺人事件の裏で、カラが関連しているのはないかと疑問を抱いたところで物語が終わっていた。今夜の第2話の放送では、管内で起きた2つの事件をきっかけに、カラの存在が気になり始めた里見だが、前回の自殺した絞殺事件の被疑者とカラとの接点を見つけられずにいる。そんなある日、被疑者が通っていた美容整形外科にカルテを借りに行った里見は、院長の月本(要潤)と対面。その晩、里見は酔った勢いで安藤や速水(北山宏光)をカラが働くキャバクラへと案内する。泥酔した里見がトイレで寝ていると目の前にカラが現れ、いとも簡単に里見の体を抱き起こすが、その腕力に思わず正気に返る里見。一方のカラは、突然店に来た里見の真意が分からず苛立ちを覚える。里見は、自殺した被疑者同様、「カラも月本の患者なのでは…」と考え、クリニックを見張り始めるが…。また、今回はカラについて捜査を進める一方、先輩刑事・千歳(山口紗弥加)から、ある尾行を頼まれた里見と猪熊は、捜査の一環としてカップルを装うことに。その尾行のため、松坂さん演じる里見が変装したのは、まさかの“オタク”。前髪をピシッと7:3に分け、黒縁メガネ、チェックのシャツをウォッシュデニムにインし、リュックサックを背負うという出で立ちで撮影現場に登場した松坂さんに、木村さんやスタッフも爆笑。松坂さんの捜査のための変装シーンは今後も登場していくというから要チェックだ。さらに、2話では、繁華街でナイフを振り回す通り魔事件が発生する。その通り魔役を熱演するのは、ドラマ「マザー・ゲーム ~彼女たちの階級~」や映画『愛を積むひと』など、さまざまな役を幅広く演じることで定評のある岡田義徳。里見と猪熊が事件現場に向かうことを察知した菜々緒さん演じるカラは、自ら通り魔の前に立ちはだかる。興奮した通り魔男は、突然カラを襲い、思い切りナイフを振りかざし…!?果たして、カラの真の狙いとは?早くも“ハマリ役”と絶賛されている、松坂さん演じる刑事・里見と菜々緒さん演じる美しき殺人鬼・カラの対決と、生じる“化学反応”から、ますます目が離せない第2話となりそうだ。「サイレーン刑事×彼女×完全悪女」は10月27日(火)22時より関西テレビ・フジテレビ系にて放送(※日本シリーズ放送のため、放送時間に変更の可能性があります)。(text:cinemacafe.net)
2015年10月27日女優の木村文乃が22日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた第28回東京国際映画祭(TIFF)のレッドカーペットに登場した。同映画祭の特別招待作品『シーズンズ2万年の地球旅行』(2016年1月15日公開)の日本版ナレーターを務める木村は、同じくナレーターを務める笑福亭鶴瓶と、ジャック・クルーゾ監督と共に登場。白いロングドレスで、カーペットに華を添えた。木村はステージで、「愛にあふれた作品。監督の動物に対しての愛情がこんだけあるんだというのが、動物たちの表情を通して伝わってくる作品」と本作を絶賛。「かわいがるだけじゃなくて、愛することが大事なんだなっていうのを一緒にわかってもらえたらうれしい」と呼びかけた。『シーズンズ2万年の地球旅行』は、日本でも大ヒットを記録した『オーシャンズ』(09)のジャック・ペラン×ジャック・クルーゾ監督コンビが手がけた新たなネイチャードキュメンタリー。氷河期が終わった2万年前から現代に至るまでの地球、そして生き物たちの壮大な生命の歩みを、野生生物の目線でとらえている。第28回東京国際映画祭は、10月22日~31日の10日間にわたって開催。従来の六本木を中心に、今年は新宿にもエリアを広げて展開する。上映本数は205本(昨年:200本)。出演者による舞台あいさつなどイベントも連日行われる。撮影:蔦野裕
2015年10月22日松坂桃李がゴールデンプライム帯で初主演を果たした連続ドラマ「サイレーン刑事×彼女×完全悪女」。この度、初回の2時間スペシャル放送の視聴率が関東地区12.9%、関西地区14.4%、と好スタートを切ったことが分かった。原作は「週刊モーニング」で連載されていた人気の同名コミック。刑事の中でも初動捜査に携わる機動捜査隊(通称:キソウ)の物語で、相棒でありながら実は恋人同士でもある松坂さん演じる里見偲と木村文乃演じる猪熊夕貴が、殺人現場に突如現れた菜々緒演じる“美しき殺人鬼”橘カラと出会うことで、運命を狂わされていくラブサスペンスだ。初回放送では、里見と猪熊が殺人現場で出会った橘カラが、ターゲットにした猪熊に近づくため主人公たちの知らないところで殺人を犯すシーンが描かれ、勘の良い里見は、連続して起こる殺人事件の裏でカラが関係しているのはないかと疑問を抱いたところで物語は終わった。この放送は、関東地区、関西地区で高視聴率を獲得したほか、名古屋で15.3%、北部九州で13.8%、札幌では13.2%、仙台では14.5%、広島では13.9%、静岡では14.9%、さらにこの8地区の平均が14.1%で、占拠率もすべての地区で20%超えと、全国的に好調な視聴率を記録した。続きが気になる次週27日放送の2話では、里見が、被疑者が通っていた美容整形外科の院長の月本(要潤)と対面。その晩、酔った勢いで安藤や速水(北山宏光)をカラが働くキャバクラへと案内する。泥酔した里見がトイレで寝ていると目の前にカラが現れ、いとも簡単に里見の体を抱き起こす。その腕力に思わず正気に返る里見。一方のカラは、突然店に来た里見の真意が分からず苛立ちを覚える。翌日、以前に猪熊たちと訪れたカラオケ店で月本と会ったことを思い出した里見は、自殺した被疑者同様、カラも月本の患者なのでは、と考え、猪熊にも内緒でクリニックを見張り始めるが…。SNS上では早くも「#今夜は桃李に守られたい 」と「#菜々緒様に襲われたい」のハッシュタグが飛び交い、物語の展開を楽しみにしているファンが大勢いることが伺える。2話以降もハラハラドキドキする展開の連続の様子。カラの目的はいったい何なのか?そして里見はどうやって猪熊を守っていくのか?悪女注意のサイレンが日本中に鳴り響く本作からますます目が離せない。「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」は毎週火曜日22時よりフジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年10月21日松坂桃李を主演に木村文乃、菜々緒を迎えて贈るドラマ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」。本日20日(火)21時より初回2時間スペシャルで放送開始される本作から、主演の松坂さんが警視庁を訪れ、警視庁第一機動捜査隊の原きよ子と対談を行ったことが明らかとなった。原作は、週刊モーニングで連載されていた人気コミック「サイレーン」。機動捜査隊の物語が描かれ、相棒でありながら実は恋人同士でもある松坂桃李演じる里見偲と木村文乃演じる猪熊夕貴が、とある殺人現場に突如現れた菜々緒演じる謎の美女・橘カラと出会い、運命を狂わされていくクライム・ラブサスペンス。今回主演の松坂さんが訪れた原さんは、今春、刑事部門の花形ポストである機動捜査隊に初の女性機捜隊長として着任した人物。その他二人の隊員も参加して対談が行われた。そんな原さんは、ドラマの内容を理解した上で「ドラマに合わせて男女2人を揃えました。…恋人同士ではないですけど!」と原さんの心遣いに、思わず笑顔がこぼれる松坂さん。また松坂さんが最初に気になったのは、隊員2人の襟バッジ。「何のバッジですか?」と問うと、男性隊員は「警視庁機動捜査隊を示すバッジです。Mobile Investigative Unit=機動捜査隊で、頭文字を取り“MIU(ミュウ)”と読みます」と答えた。また「そもそもなぜ警察官になろうと?」という問には、「体を動かすのが好きなことと、刑事ドラマを見て、漠然と憧れていて」と原さん。男性隊員も「刑事ドラマの刑事に憧れて」というのが理由だという。意外にもテレビドラマの影響が強いことを知り、驚きの様子を隠せない松坂さん。そして、「身の危険を感じた瞬間は?」という質問には、男性隊員から「夜中の呼び出しで行くと、一番のりで現地に到着。通常、周囲を固めて応援を待ちますが、明らかに裏手から逃げる音がしたので急いで回りました。懐中電灯で照らすと犯人は2人。数で負けていたので、まずいな!と思いながら格闘しましたが、結局、一人逃しました」とドラマと重なるエピソードに思わず「サイレーンですね!」と興奮を隠せない松坂さん。さらに、初の刑事役を演じるにあたって松坂さんに刑事の心得のアドバイスもしていた。原さんは、「捜査できるのは警察官であり、刑事です。それを思えば、自分がやるべきことがわかる。ぜひ、この心を忘れずいろんな挑戦をして頂ければ、良い刑事になれると思います」。また男性隊員は「機捜では行いませんが、刑事であれば犯人を取り調べる仕事も出てきます。被害者を慮れば“この野郎!”となるけれど、相手を知ろうとしなければ、解決しない。結果、被害者のためにならないのです。許せない事案もたくさんあるけれど、冷静になることが大事です」。そして女性隊員も「一番は、諦めないこと。そして、些細なことも見逃さないこと。会話の中の些細なこともちゃんと受け止めて考えることです」と貴重な助言を述べていた。最後に原さんから「私たちからすれば、松坂さんが機捜刑事を演じてくださることで、より多くの方に機捜刑事の存在や仕事を知ってもらえるのは凄くありがたいこと。ぜひ頑張ってください!」とエールを贈られた松坂さんは「頑張ります!今日もこれから撮影なので、今聞いたアドバイスをしっかり体に入れてやります!」と意欲を見せていた。「サイレーン刑事×彼女×完全悪女」は10月20日(火)より毎週火曜日22時~放送。初回のみ21時から22時48分の2時間スペシャルで放送。(cinemacafe.net)
2015年10月20日女優の木村文乃が、ネイチャードキュメンタリー映画『シーズンズ2万年の地球旅行』(2016年1月15日公開)の日本版ナレーターを務めることがこのほど、明らかになった。木村が映画のナレーターを務めるのは今回が初となる。本作は、日本でも大ヒットを記録した『オーシャンズ』(09)のジャック・ペラン×ジャック・クルーゾ監督コンビが手がけ、氷河期が終わった2万年前から現在、そして未来へと至る地球の歩みを、野生生物の目線でとらえた作品。総製作費40億、構想4年、400人のスタッフが最新の撮影機材を駆使し、歴史学や動物行動学、植物学ら多くのスペシャリストと共に、感動的なストーリーを完成させた。先日、日本版ナレーターに笑福亭鶴瓶が起用されたことが発表されたが、このたび、木村文乃が共に日本版ナレーターを務めることが決定。「小さい頃、何度も繰り返して見るほどネイチャードキュメンタリーが大好きで、この仕事をする上でいつからか追いかける夢の一つになっていました。ずっとこういうお仕事をしたいと言い続けてきたのでとてもうれしいです」と喜びのコメントを寄せた。本作を鑑賞した木村は「登場するすべての生き物たちをいとしいと思わずにいられないほど動物が動物たるかわいらしい瞬間と、今にもその毛並みに手が触れられそうな至近距離での映像が詰まっていました」と感激。「どう撮っているのか目を見張るカメラワークと生きるままの姿を伝えようとするスタッフ陣の熱い気持ちが伝わってくるような気がしました」と語る。また、何度か経験のあるナレーションの仕事について「声というものはとても表現や扱いが難しいものだと常々思っています」と言い、「初心の気持ちを忘れず、スタッフの方々の意図をしっかりと組み込みながら映像に寄り添う事ができたら」とコメント。共演の鶴瓶を「とても尊敬する方」「気持ちのくみ取り方、物事への思いやりを言葉にして表現する幅がとても広く大きい方」と尊敬し、「光栄である反面、並ぶことが大きな挑戦でもあるなと引き締まる思いですが、すてきな大先輩と共演させていただくことを楽しみつつこの作品にとってのベストは何かを考え、そして表現していけたらと思っています」と意気込んでいる。配給するギャガは、一人でも多くの世代の人たちに見てもらい、かつわかりやすく伝えるため、日本版ナレーターは「幼年から壮年まで幅広く愛される方に」と考えていたと説明。「笑福亭鶴瓶さんには、動物たちに寄りそった目線で語っていただく一方、壮大な時間軸の中で、移ろいゆく自然の様子と懸命に生きる動物たちを、俯瞰(ふかん)の立場で観客をナビゲートしていただく女性パートには、動物好きとして知られ、その確かな演技で説得力ある木村さんは最適な方だと確信し、オファーさせていただきました」と木村の起用理由を明かした。本作は、10月22日より開催される第28回東京国際映画祭の特別招待作品として上映されることも決定している。(C)2015 Galatee Films - Pathe Production - France 2 Cinema - Pandora Film - Invest Image 3 - Rhone-Alpes Cinema - Winds - Pierre et Vacances.
2015年10月20日総製作費40億、構想4年を費やし、2万年という悠久の時間、そこで懸命に生きる生命をドラマティックに描いた『シーズンズ 2万年の地球旅行』。10月22日(木)より開催される第28回東京国際映画祭にて特別招待作品としての上映も決定している本作の日本版ナレーターを、女優の木村文乃が務めることが明らかとなった。日本でも大ヒットを記録した『オーシャンズ』のジャック・ペラン×ジャック・クルーゾ監督コンビが贈る本作。400人のスタッフが最新の撮影機材を駆使し、歴史学、動物行動学、人類学、哲学、民俗学、植物学ら多くのスペシャリストと共に時空を超えた感動的なストーリーを紡ぎ出す。これまでも、『アース』の渡辺謙や『オーシャンズ』の宮沢りえ、『日本列島 いきものたちの物語』の相葉雅紀、長澤まさみ、ゴリ、黒木瞳など、いずれのネイチャードキュメンタリーも豪華な面々がナレーションを担当している。先日発表となった、本作の日本版ナレーター・笑福亭鶴瓶に次いで起用が決定した木村さん。木村さんが映画のナレーターを務めるのは今回が初となる。今回木村さんを起用した理由について、配給のギャガは「先日発表致しました笑福亭鶴瓶さんには、動物たちに寄りそった目線で語って頂く一方、壮大な時間軸の中で、移ろいゆく自然の様子と懸命に生きる動物たちを、俯瞰の立場で観客をナビゲートして頂く女性パートには、動物好きとして知られ、その確かな演技で説得力ある木村さんは最適な方だと確信し、オファーさせていただきました」とコメント。作品の案内人に抜擢された木村さんは「小さい頃、何度も繰り返して見るほどネイチャードキュメンタリーが大好きで、この仕事をする上でいつからか追いかける夢の一つになっていました。ずっとこういうお仕事をしたいと言い続けてきたのでとても嬉しいです」と喜びを口にすると共に、鶴瓶さんとの共演について「光栄である反面、並ぶことが大きな挑戦でもあるなと引き締まる思いですが、素敵な大先輩と共演させていただくことを楽しみつつこの作品にとってのベストは何かを考え、そして表現していけたらと思っています」と意気込みを語った。『シーズンズ2万年の地球旅行』は、2016年1月15日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月20日10月20日(火)からスタートする新ドラマ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」で、地上波ゴールデン枠連続ドラマ初主演を果たす松坂桃李が、今週放送の「さんまのまんま」に初登場。デビュー作の戦隊ヒーローの撮影ウラ話を披露したり、明石家さんまの恋のアシスト役(?)を引き受けたりと、男前な松坂さんの魅力がたっぷり詰まった回となったことが分かった。昨年、大河ドラマ「軍師官兵衛」で好演を見せ、今年はドラマのほか、『日本のいちばん長い日』『ピース オブ ケイク』『図書館戦争 -THE LAST MISSION-』など6本の映画に出演、いまや若手実力派俳優となった松坂さん。デビューは7年前の「侍戦隊シンケンジャー」のシンケンレッド役。戦隊モノは1年間の番組が終わると、翌年は全国でヒーローショーをやる仕組みで、「撮影が終わった後もセリフや動きなど、戦隊モノ独特のクセが抜けなくて大変だった」と、松坂さんはふり返る。実は、主演の“殿”こと志葉丈瑠/シンケンレッドを演じていたが、番組が始まって10か月ほどたったころにプロデューサーに呼び出され、ある告白をされたという。松坂さんも「いままでの戦隊モノ史上初」と衝撃を受けた、その告白の内容とは?そのほか、デビュー当時に苦労したことや、戦隊モノの現場ならではのヒエラルキー、同じ特撮でも「仮面ライダー」がうらやましかった理由などを明かしていく。また、今回のお土産は、いまハマッているという本を3冊。それが、「未知生物」「UFOと宇宙人」「ムー的都市伝説」と超常現象ものばかり。「巨人がいたことが証明されたんです。ワクワクしませんか?」「UFO見たことあります」と熱く語りだす松坂さんに、さんまさんがとった反応とはいったい…?さらに、松坂さんは戦争映画の撮影本番中に見たという幽霊の話を持ち出す。本物の防空ごうの中で、松坂さんはほかの役者と一緒に日本兵を演じていたが、いざ本番が始まるとそこにいないはずの人影が。さらに、この話には後日談もあって…。こうした“らしくない”オカルトチックな話で盛り上がる中、「サイレーン」の相手役が木村文乃だと知ったさんまさん。「松坂、(俺のために)どうにか動いてくれへんか」と、なんと木村さんとのお食事会を懇願。それを受けた松坂さんは「僕、動きますよ」とさんまさんの頼みを快く引き受けるものの、「木村さんのタイプは枯れ専らしいですよ」と天然発言、「オレ、枯れてる?」とさんまさんを引かせるひと幕も。そして、ラストのまんまコーナーでは、さんまさんと松坂さん、そして、まんまがフラフープでガチの真剣対決を披露するというから、最後まで要チェック。「さんまのまんま」(ゲスト:松坂桃李)は10月17日(土)13:56~関西テレビにて、10月18日(日)13:00~からフジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年10月17日主演に松坂桃李を迎え、自身ゴールデン・プライム帯初主演作品となる、フジテレビ系連続ドラマ「サイレーン刑事×彼女×完全悪女」。10月からの放送開始を目前に控え、主演の松坂さんとヒロインの木村文乃が2日違いで誕生日を迎え、都内撮影現場でサプライズバースデーセレモニーを行ったことが分かった。原作は、週刊モーニングで連載されていた山崎紗也夏の同名コミックをドラマ化したもの。刑事の中でも初動捜査に携わる機動捜査隊の物語で、相棒でありながら実は恋人同士でもある里見偲(松坂桃李)と猪熊夕貴(木村文乃)が、とある殺人現場に突如現れた謎の美女・橘カラ(菜々緒)と出会い、運命を狂わされていくクライム・ラブサスペンス。今回、まさに本作の撮影真っ只中の都内某所で、主演の松坂さんとヒロイン・木村さんがそれぞれ17日と19日という2日違いで誕生日を迎えるにあたって、サプライズバースデーセレモニーが行われた。事件現場に二人が捜査に入るシーンの撮影を終えた直後、スタッフもキャストも全員が揃っているそのままの状態で、スタッフから「きたる10月17日に松坂さん、19日に木村さんがお誕生日を迎えられます!」と声がかかった。ハッピーバースデーの歌が響く中、驚く2人の前に登場した大きなケーキ。なんとケーキの上には、PRスポットで流れている、“2人のキスシーン”を再現した飾り物が堂々と主張していたのだ!それを見た松坂さんは「なんでこのシーンを切り取ったの!?」と驚きを隠せない様子。また木村さんも「恥ずかしー!」と両手で顔をおおって照れ笑いを浮かべていた。松坂さん演じる里見が下、木村さん演じる猪熊が上の体勢の、本人でなくても照れてしまいそうな、熱烈で幸せな恋人たちのラブシーン。さらによく見ると2人の背後からその様子をじっと見ている人影が…。「あ、これ、菜々緒さんだ!」と気づいたのは松坂さん。謎の美女・カラ役の菜々緒さんに似せた人形が、2人をつけ狙うかのような特別なケーキに大興奮の様子。そして、さらに、スタッフに「2人でケーキ入刀をお願いします」と言われ、松坂さんは「え、なんで(笑)」木村さんは「ホントにやる?(笑)」と一瞬躊躇した感じだったが、見事にナイフを入れていた。そして番組を代表して船越英一郎から、“I ラブ ”のあとにお互いの顔写真が胸にプリントされた世界にたった2着のペアルックパーカーといった遊び心いっぱいのプレゼントが贈られていた。「よく作りましたねー」と照れを超えてもはや感心した様子の松坂さん。木村さんも「今日着まーす!」と胸の前に広げて笑顔で答えていた。そして最後に松坂さんは「今日は人が多いなーと思ったんですが、気づかなかった、こういうことなのか(笑)。27歳になる瞬間をこの現場で迎えられて幸せです。皆さんの愛情をすごく感じました。パワーをもらった!ドラマの最後まで駆け抜けます。そして、27歳のこれからもがんばります」と喜びと改めて本作への意気込みをコメント。そして木村さんも「手の込んだプレゼントを本当にありがとうございます。誕生日の19日はドラマ初回の前日で幸先いいスタートになりそう。大成功を目指してがんばります」とコメントを寄せた。ケーキに乗せられたあのシーンも気になるところ、信頼しつつもツッコミ合う二人の新たな名コンビをぜひテレビで確かめてみて。「サイレーン刑事×彼女×完全悪女」は10月20日(火)より毎週火曜日22時~フジテレビにて放送開始。初回のみ、21時~2時間スペシャルで放送。(cinemacafe.net)
2015年10月16日『図書館戦争 -THE LAST MISSION-』『劇場版 MOZU』など話題作に出演する俳優・松坂桃李がゴールデン・プライム帯初主演、共演に木村文乃で贈るフジテレビ系連続ドラマ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」。この度、原作にも登場し物語の中でキーとなる連続殺人鬼役を板尾創路が演じ、第1話に登場することが分かった。原作は、週刊モーニングで連載されていた人気コミックス「サイレーン」。刑事の中でも初動捜査に携わる機動捜査隊(通称:キソウ)の物語が描かれ、相棒でありながら実は恋人同士でもある松坂さん演じる里見偲と木村さん演じる猪熊夕貴が、とある殺人現場に突如現れた菜々緒演じる謎の美女・橘カラと出会い、運命を狂わされていくクライム・ラブサスペンスだ。板尾さんは、「家族ゲーム」で主人公に翻弄される歪んだ父親役、「極悪がんぼ」では一見温厚だがひとクセある元公務員役など、いままで一風変わった役を熱演。その独特な表現力やミステリアスな雰囲気に高い評価が集まっている。本作では、原作でも描かれているエピソードで、白いソックスを履かされた女性の変死体が次々と発見される“白ソックス連続殺人事件”の犯人役を演じる。「色んな殺人鬼を演じてきましたが、白いソックスに執着のある殺人鬼は初めてですね。それとタクシーの運転手は久しぶりでした。菜々緒さんは美しくて、人形のような完璧さがあり、強さに説得力がありました。連続殺人鬼は表情や心理など、役作りのし甲斐があるので、撮影はとても楽しめました。1話のキーマンなので、ぜひ楽しみにしていただけると嬉しいです」と見所を語った。先日、菜々緒さん扮する演じる謎の美女・橘カラを乗せたタクシーで闇夜に消えて行く、物語の中で重要なシーンの撮影を敢行。主人公の里見や猪熊が、まだ知らないところで繰り広げられているカラと殺人鬼のエピソードから、目が話せない。「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」は10月20日(火)21時より、初回2時間スペシャルで放送。(text:cinemacafe.net)
2015年10月15日フジテレビ系連続ドラマ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」の製作発表会見が10月4日(日)都内スタジオで行われ、主演の松坂桃李、共演の木村文乃、菜々緒、山口紗弥加、光石研、船越英一郎が出席した。漫画家・山崎紗也夏による同名コミックの連続ドラマ化。仕事上の相棒で恋人関係でもある警視庁機動捜査隊の里見偲(松坂さん)と猪熊夕貴(木村さん)が、謎の悪女・橘カラ(菜々緒さん)に翻弄されながらも、難事件解決に奔走していく。自分の中の悪女部分を聞かれた木村さんは「ちょっとわからないですねぇ」と首をかしげておとぼけ顔。すると船越さんが「今の態度がもう悪女。現場では毎回貢物を渡しています。木村さん程無自覚な悪女はいない」と暴露すると、松坂さんも「現場でも男性スタッフが今の感じでハッとなっていますよ」と手の平で転がすジェスチャーを交えてその悪女ぶりを証言した。当の木村さんは「スタッフさんには、構っていただいているだけ。テンションを上げてちょっかいを出して元気をもらおうと思って」と言い訳するも「あ、私ダメな奴かも……」と自らの悪女ぶりを反省していた。一方、悪女役が続く菜々緒さんは「性格が男っぽいので、世間的なイメージも気にしません。“悪女役ばかりで可哀想”と言われる事があるけれど、それも全然ない。街中を歩いていても怖がられて声をかけられないから楽」とサバサバ。劇中ではセクシーなランジェリー姿を披露するが「撮影中はバスローブも羽織らず、下着姿でウロウロしていました。今考えたらまずかったかな?と思う」と大胆過ぎる一面を明かした。地上波ゴールデン枠連続ドラマ初主演の松坂さんは「会話に入って行けないタイプだけれど、スタッフさんと交流したり、アダナをつけたり、現場を明るくしようと和気あいあいやっています」と座長ポジションを意識的に自覚。ビルの窓から飛び降りるなどのハードアクションにも挑戦しており「吹替えなしでやっています。本当はスタントを使った方がいいけれど、アクション監督から“やっちゃえ”と言われて。飛んだり跳ねたりしています」と熱演を報告した。フジテレビ系連続ドラマ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」は、10月20日(火)22時スタート。(text:cinemacafe.net)
2015年10月04日ダイハツ工業株式会社は新型軽乗用車「CAST(キャスト)」の発売を記念し、9月9日(水)、東京・ベルサール東京日本橋にてCM発表会を開催。会場にはCM出演者の女優・木村文乃、山崎賢人が駆けつけた。山崎さんと約3年ぶりの再会を果たした木村さんは「背も大きくなった?当時より大人になったように感じます」と再会を喜んだ。9日(水)よりオンエアされるCMは2種。木村さんが出演する「CAST STYLE」では、愛知県名古屋市の「オアシス21」を舞台に大人のデートシーンが描かれている。一方、山崎さんが出演する「CAST ACTIVA」では、和歌山県すさみ町の「海中ポスト」を舞台に「CAST ACTIVA」のある若者の生活をコミカルに描き、全く違うイメージのCMとなっている。この日、山崎さんのCMを初めて見たという木村さんは「車って大人の方が持つイメージが強かったのですが、とても身近に感じました」と、山崎さん演じる若者の姿に思わず笑顔を見せた。山崎さんは撮影当時をふり返り、「海底10mのところにポストがあるなんて初めて知りましたし、今年この撮影で唯一、海に入れたので、一夏の思い出にもなりました。海の中で叫ぶのはとてもストレス発散になりました」と話した。会場では、撮影の際に海中ポストへ投函された木村さん宛てのハガキも紹介された。ハガキを受け取った木村さんは、「とても嬉しいですね。(CMで登場する)青いハートのついたお手紙はどなたの元にと思ったら、私の元に!私も海底からお返事します」と海底ポストにも興味深々の様子だった。お二人でドライブデートはいかがですか?と司会者から振られると、「じゃあ海底ポストに行こうか」と木村さん。山崎さんは「いいんですか!?」とはにかんだような笑顔を見せた。「CAST(キャスト)」新CMは9月9日(水)より全国で放映スタート。(text:cinemacafe.net)
2015年09月09日ASIAN KANG-FU GENERATIONやORANGE RANGE、いきものがかりなど、数多くのアーティストのミュージックビデオを手掛ける三木孝浩監督。映画監督デビューを飾った『ソラニン』以来、能年玲奈主演の『ホットロード』、本田翼&東出昌大主演の『アオハライド』など、青春映画の新たな名手として着実にフィルモグラフィーを更新し続けている。15歳だったすべての人へ――。そんな印象的なキャッチがつけられた三木監督の最新作『くちびるに歌を』は、今15歳という年齢を迎える子どもたちや、かつて15歳だった私たち大人の心を、確かな感動で包み込むような素晴らしい作品に仕上がっている。乙一の変名として知られる中田永一による原作小説は、アンジェラ・アキ「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」を物語の主軸に、アンジェラさんが長崎県・五島の中学校を訪ねたテレビドキュメンタリーがもとになっている。原作を読んだ三木監督は、映画化への強い思いを抱いたそうだ。「ああそんなことに悩んでいたなあというような、自分が15歳だったときの気分を思い出させてくれた作品だったんです。だから自分の実体験も重ねやすかったですし、すごく自分で映画化したいなと思いました」。撮影に入る前に、ひとりでロケハンを行ったという三木監督。舞台となった長崎県・五島の透き通るような海の青と、生き生きとした緑が視界に飛び込む美しいショットの数々が映し出されている本作は、三木監督が「手紙」からイメージされる風景を自らの足で探し、イマジネーションを膨らましていったそうだ。本作の何よりの魅力は、合唱に夢中になって挑む子どもたちの真摯な姿だろう。仲村ナズナ役の恒松祐里や桑原サトル役の下田翔太をはじめ、今後この作品が機転となり活躍していくであろう子役たちが、演じる役とともに成長する姿を生き生きと感じることができる。映画制作において子役の演出は難しいと言われることがしばしばあるが、三木監督はその行程が楽しかったと語る。「むしろ大人に芝居をつけるよりも楽しいですね。すごく変化や成長しやすい時期ですし、“1”言ったら“5”も“10”も自分の中で考えてくれていたりするので。これだけ人数がいると、それぞれの相互作用があって、ひとりの子がいい芝居をすると、それに引っ張られるように周りもいい芝居をしたりとか、その影響し合う姿を観ても面白かったですね」。『ソラニン』『管制塔』と同様、ひとつの楽曲が物語の主軸となり、“未熟”な登場人物たちが、音楽を通して成長していく様を描く本作。だからこそ、クライマックスにおける演奏シーンが観るものの心に感動をもたらすのだが、過去作品を振り返りながら、合唱がテーマとなった本作の演出の裏側について三木監督は明かす。「みんなほぼ合唱に関してははじめてだったので、一から練習して本番に向けて頑張りました。そこが実は撮影の狙いでもあって、子どもたちが役者として成長していく姿と、この子たちが物語の中で成長していく姿というのが、撮りながらリンクしていくといいなと思ったんです。役者として合唱を練習していくその成長過程をちゃんとこの子たちが体感することで、物語の中でそれが投影されれば、すごくリアルにできるんじゃないかと。それは過去の作品にも言えるのですが、音楽単体で聞くよりも、物語のキャラクターをそれぞれ知った上で歌を聞くと、よりその歌が深く聞こえるというのはどの作品にも共通する部分だと思います。この作品も、最後に合唱する姿を観て、それぞれのキャラクターのいままでのことを思いながら、歌詞にその子たちの気持ちが乗って歌ってるんだということを、観たひとが想像してくれたらいいなと思っています。合唱っていうのは、たぶんそれぞれの悩みはあるけれど、一緒に歌うことでその子たちの救いになっているというのが、言葉での説明ではなく、観てるひとの体感として感じてもらえる効果があるんじゃないかなと思いましたね」。子役のキャスト陣に対して、大人側のキャストには木村文乃や桐谷健太といった魅力的な配役はもちろんだが、本作のもうひとつの大きな見どころとしてあげられるのは、やはり主演を務めた新垣結衣のキャスティングだろう。印象的な彼女の笑顔が封印され、まったく笑わないクールな柏木ユリ役を新垣さんが演じる本作は、観るものに新鮮な意外性と、新垣さんの新たな魅力を感じさせる。三木監督はそんなキャスティングへの“戦略”を語った。「毎回キャスティングするときに、特に女優さんは、いままでにない表情を切り取りたいなと思っていて、パブリックイメージと逆のキャスティングをしています。それが観ているひとの予想を裏切ったり、逆にギャップを感じさせることで、共感度が増すと思うんです。今回も、パブリックイメージ的には明るくて元気なイメージがある新垣さんにあえて笑っている姿を封印してもらうことで、どこかでドキッとするというか、“あれ、いつも笑っているひとが笑っていない”という負荷がかかっている状態で観てもらうことで、なぜそうなんだろうと能動的に想像してもらう。もしかしたら、普段は明るく見えている新垣結衣本人にもそういう一面があるんじゃないかと思ってもらえたら“勝ち”かなと思っているんですね。それが柏木ユリを演じてもらう上で実は大事なポイントだった気がしますね。特にあんまり自分の気持ちを吐露するキャラクターではないので、柏木は子どもたちを今観てどう思ったんだろうとかどう感じたんだろうと想像しながら柏木ユリが再生していく様を観てもらえればと思いました」。錆びてぼろぼろの車や折りたたみ式のガラケーなど、ユリの人物造形における細部に至るまでの設定が、柏木ユリという人物をなんとも実在感のあるキャラクターに仕上げることに成功しているのだが、実は柏木ユリ人物造詣の多くは映画オリジナルのもの。そこには、三木監督の並々ならぬ思いが注がれていた。「実は、原作はほとんど中学生それぞれの話なので、柏木ユリ自体のキャラクター造形や、柏木先生の視点は深く掘り下げられてないんです。ですが、物語のベースになっているアンジェラ・アキさんの『手紙』が、歌の一番が十五歳の自分が大人の自分に宛てて書いた手紙、二番が大人の自分が十五歳に向けて書いた手紙という構成になっているので、映画自体も十五歳の視点と大人の視点というのを相互に作用させられるような構成にしたいなと思いました。なので、柏木先生については、折りたたみケータイに執着してるところとか、映画オリジナルですごく膨らませた部分があります」。本作の人間ドラマとしての魅力は、三木監督が柏木ユキという主人公に仮託した大人の目線に他ならない。これまでの作品では、どちらかといえば物語の中で成長していく“子ども”の主人公たちに目線に寄り添ったかたちが多かった三木監督だが、本作における「手紙」の構成になぞらえて描かれた二つの視線は、本作をさらに感動的に演出している。そしてそんな柏木ユキの人物造形への思い入れは、三木監督自身が親になったことが大きいようだ。「今回視点の変化っていう部分では、自分が親になったっていうのがすごくありますね。今回の映画の中で中学生だけの視点だけじゃなくて、柏木先生というのを強く入れたかったというのはその部分で。撮影前の取材やオーディションをしたり準備をする中で、子どもたちの成長をみて自分がハッとさせられる瞬間っていうのが多かったんですね。子どもたち視点っていうのはもちろん大事なんですけど、子どもたちが成長する姿を観る大人がどう感じるかっていう方が、この作品を描く上では逆に一番重要なんじゃないかなと思ったんです。だからこそ、柏木先生が大人の代表として子どもたちの姿をみることで変化していくっていうのは、一番共感してもらえるんじゃないかなと思いました」。現在5歳と2歳の二人のお子さんがいるという三木監督。演出の際にも、自分の娘が十五歳ぐらいになったらどんな悩みを持つのか想像しながら作ったのだそう。本作に溢れる暖かい目線は、父親としての三木監督のひととなりが現れているからこそなのかもしれない。「今後残っていく作品にしたい」と思い制作したという本作を経たいま、今後の展望について語ってもらった。「映画の中で成長だったり再生だったりを描くのが、毎回自分の中でテーマになっていて、ジャンルは変わっても今後もそれがモチーフになるのは変わらない気はしますね。そこが愛おしいというか、未熟だったり未完成な人間が、それでももがきながら自分のあるべき姿を求めて頑張っている姿というのが、観る方としても感動しますし、作り手としてもそこを描きたいなと常々思っています」。人間ドラマの描き手として、今後の三木監督に期待したい。(text:cinemacafe.net)■関連作品:くちびるに歌を 2015年2月28日より全国にて公開(C) 2015 『くちびるに歌を』製作委員会(C) 2011 中田永一/小学館
2015年09月08日多部未華子、綾野剛に松坂桃李、木村文乃、光宗薫、菅田将暉ら最旬キャストを迎え、俳優・田口トモロヲがジョージ朝倉による人気コミックスを映画化した『ピース オブ ケイク』。共感度高い“流されやすい”ヒロインを好演する多部さん、かつてないナチュラルな役柄がハマる綾野さん、そして、実は“裏の主役”との呼び声も高い初のオカマ役を演じた松坂さんなど、何かと話題のつきない本作から、キス直前シーンほか撮影秘話も含めたメイキング写真がシネマカフェに到着した。現代女性の切ない恋や仕事におけるリアルな心情を描き、20~30代の女性を中心に熱烈な支持を得ているジョージ朝倉による原作コミックが、豪華なキャストでファン待望の実写映画化となった本作。綾野さん演じる京志郎は、“ヒゲ店”(ヒゲ店長)という愛称で親しまれており、ワイルドなヒゲが特徴だが、今回到着したのは、クライマックスのキスシーン直前の多部さん&綾野さんの写真。キスシーンでは「(ヒゲのせいで)多部さんが痛いのではないか」と心配した綾野さんが、自らヒゲをモミモミ、少しでも触れたときの痛みを和らげようとした、という微笑ましいエピソードを公開直前イベントで発言していた、まさにそのシーン。写真からは、多部さん、綾野さん、そして田口監督がこの重要シーンについて話し合っている様子が伺える。ちなみに、この直後に映りこむ大量の観葉植物「クワズイモ」は、スタッフが各自家に持ち帰り、大切に育てているという。続いては、京志郎への「好き」がスタートした直後のシーンの多部さんと田口監督の写真。バイト仲間が新しい仲間・志乃(多部さん)を温かく迎え入れ歓迎会!そんな楽しい宴を堪能し、アレやコレやがあった翌朝のシーンとなり、二日酔いなのか、お茶をゴクゴク飲む志乃の姿が気持ちのいいシーンでもある。田口監督と真剣に話し合っている様子の多部さん。田口監督は、25歳の志乃の気持ちをよりリアルに表現するため、撮影当時、同じ年齢だった多部さんに、たびたび25歳の女性の心情やセリフの言い回しを相談していたらしい。また、田口監督と写るのは、「劇団鹿殺し」座長の丸尾丸一郎さん。劇中に登場する「劇団めばち娘」に演出をつけている写真だ。「劇団めばち娘」は、「ツチノコの嫁入り」という演目を披露、看板役者であるオカマの天ちゃん(松坂さん)が衝撃的&刺激的な名演を見せるシーン。この「ツチノコの嫁入り」は、「劇団鹿殺し」によって実際に舞台化されることが決定しているが、座長の丸尾さんも映画にカメオ出演。どの場面に、どんなふうに出演しているのか、要チェック。撮影期間中は、スタッフ、キャストでよく食事に行っていたという本作。今回のメイキング写真からも、とっても明るく穏やかで和やかな撮影の雰囲気が伝わってきそうだ。『ピース オブ ケイク』は新宿バルト9ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピース オブ ケイク 2015年9月5日より全国にて公開(C) 2015ジョージ朝倉/祥伝社 /「ピース オブ ケイク」製作委員会
2015年09月08日公開初日を迎えた映画『ピース オブ ケイク』の舞台あいさつが5日、東京・新宿バルト9で行われ、多部未華子、綾野剛、木村文乃、光宗薫、柄本佑、峯田和伸、田口トモロヲ監督が出席した。本作は、ジョージ朝倉の同名漫画を実写化作品。何となく生きてきた志乃(多部)は、心機一転、引っ越した先で京志郎(綾野)に出会い、同棲中の彼女がいる京志郎に恋をする――というラブストーリーだ。俳優としても活躍している田口が、2009年公開の映画『色即ぜねれいしょん』以来、6年ぶりにメガフォンを執った。主演の多部は「とても親しみが持てた作品です。"次こそ失敗しない"と思っても恋愛しちゃうところや、付き合ってから不安になったりするところに共感できましたね」と笑顔を見せ、多部の相手役を務めた綾野は、恋愛映画の出演に「共感できる部分はあると思いますが、恋愛は何が正解なのか未熟すぎて分かりません」と感想を。また、志乃の親友・ナナコ役を演じた木村は「悩んでいる多部さんが可愛かったです。ずっと見ていたいと思いましたが、(役として)はっきり言わせてもらいました」と振り返ると、多部は「志乃ちゃんっぽい一面が文乃ちゃんにないってこと? 凄いよね! 私にもナナコさんみたいな強さが欲しい!」と羨望の眼差しを送った。劇中では「人を好きになるって最悪」という志乃のセリフがあるが、これにちなみ「人を好きになるってことって
2015年09月06日ジョージ朝倉の恋愛コミックを映画化した『ピース オブ ケイク』の初日舞台あいさつが9月5日に、新宿バルト9で行われ、主演の多部未華子、綾野剛、木村文乃、光宗薫、柄本佑、峯田和伸、田口トモロヲ監督が登壇した。舞台あいさつ/その他の写真俳優の田口トモロヲが6年ぶりにメガホンをとった本作。仕事も恋愛も、周囲に流されるまま生きてきた梅宮志乃(多部)は、DV体質の恋人・正樹との別れを機に、心機一転。引越をし、そこで出会った隣人で、新しいバイト先の店長・京志郎(綾野)に本気の恋をするが、京志郎には同棲中の恋人がいた……。映画の宣伝コピー「人を好きになるって…最悪!」にちなんだ質問に対して、多部は「人を好きになるって…タイミングですね。すべてはタイミングだと思います」と恋愛論を披露。一方、綾野は「人を好きになるのは、性(さが)ですね」と語り、「自分自身、あまりラブストーリーの経験がないので、映画を観ても恥ずかしさがあって、何が(演技の)正解か今も分からない」と率直な思いを明かした。この日は映画タイトルにちなみ、登壇者それぞれが、事前に思い思いのデコレーションを施した1ピースの“ケーキ”を持参。それらをひとつに合わせたお祝いケーキを舞台上で披露した。キャスト陣が和気あいあいのトークを繰り広げる様子に、田口監督は「ここまでデコボコな人たちが集まるのは珍しいこと」としみじみ語っていた。『ピース オブ ケイク』新宿バルト9ほか全国にて公開中取材・文・写真:内田 涼
2015年09月05日ジョージ朝倉の大人気コミックを映画化した『ピース オブ ケイク』の初日舞台挨拶が9月5日(土)、東京・新宿バルト9で行われ、初共演を果たした多部未華子と綾野剛が登壇した。仕事も恋愛も自分から行動することなく流されるまま生きてきた、24歳の志乃(多部さん)は心機一転、引っ越したアパートの隣人で新しいバイト先の店長・京志郎(綾野さん)に恋心を抱くが、京志郎には同棲中の彼女がいて…。司会者から演技について質問された多部さんは、「うーん、どうでしたかねー…」と語ると、その後は無言に。すると、隣に立つ綾野さんが「そういえば、共感できる点があるって言っていなかったっけ?」「どんなところに共感したの?」とスマートに“助け舟”を出し、「まだ、おねむの時間かな?」と若干寝ぼけた(?)多部さんをフォローしていた。映画のテーマにちなみ、「人を好きになるとは、どんなこと?」と聞かれると、多部さんは「タイミングですね。タイミングがすべてだと思います」と今度は即答。一方、綾野さんは「性(さが)ですかね…」としみじみ答えていた。舞台挨拶には多部さん、綾野さんに加えて、木村文乃、光宗薫、柄本佑、峯田和伸、田口トモロヲ監督が出席。この日はタイトルにあわせて、思い思いにデコレーションをした“ケーキの1ピース”を、寄せ集めてお祝いケーキを完成させた。『ピース オブ ケイク』は新宿バルト9ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピース オブ ケイク 2015年9月5日より全国にて公開(C) 2015ジョージ朝倉/祥伝社 /「ピース オブ ケイク」製作委員会
2015年09月05日新垣結衣主演の『くちびるに歌を』の三木孝浩監督、劇中の中学の合唱部員を演じた恒松祐里、下田翔大、葵わかな、山口まゆ、佐野勇斗が“同窓会”と銘打って、9月2日(水)にブルーレイ&DVD発売を記念して開催されたイベントに出席。これが最後となる合唱を披露した。長崎県五島列島の中学校を舞台に、15歳の合唱部員たちと、かつてはピアニストとして嘱望されるもある理由で島に音楽教師として戻ってきた女性教師の交流、彼らがコンクールに向け成長していくさまを描き出す。生徒たちは劇中の制服姿で登場!ちなみに、イベントの司会を「TKO」の木本武弘が務めたが、木本さんは木村文乃が演じた合唱部の顧問で産休中のハルコを献身的に支える夫役で4カットだけ出演している。映画の中で美しいボーイソプラノの歌声を響かせている下田さんは、昨夏の撮影時から10センチ以上も背が伸び、三木監督と同じくらいの高さまで成長!木本さんから「天使の歌声」と紹介されたが「声変わりして“天使の歌声”とやらが出なくなってしまったので、今日は男声パートで歌います」と語った。合唱部の中心的存在のナズナを演じた恒松さんは、オーディション後に半年に渡って行われ、クランクイン後も毎日のように続けられた合唱練習を述懐。「最初に歌った時はひどくて、これはダメだなと思いました(苦笑)。半年しかないのに(部活を)3年やってきた役だったので…」と苦労を明かした。そんなナズナの幼なじみのケイスケを演じた佐野さんは、恒松さんと2人で自転車を押して学校から帰るシーンについて「キュンキュンしながら演じてました!シチュエーションに『ヤバいな』と思いながら(笑)」と振り返る。さらに新垣さんについても「ホンットにかわいい!かわいいとしか言えない。この世の方とは思えない」と熱く語り、会場は笑いに包まれた。木本さんは島には1日だけの滞在で、生徒たちとは顔を合わさず、しかも台風の中でやっと島に着いたそうで「真っ暗な五島しか知らないです。監督に『どんな感じでやったらいいですか?』と聞いたら『台風の中、着いただけでOKです』と言われた」と苦笑。ちなみにライザップに通い、撮影時とは体型が全く違うという木本さん。三木監督も「いま、オファーするなら違う役ですね」と驚いていたが「体型、維持してます!体脂肪率9%です」とアピールし「まだ腹筋割れてます!」と生徒たちを前に、頼まれてもいないのにノリノリで腹筋を見せていた。新垣さんはこの日のイベントには来られなかったが、ビデオメッセージが届けられ、最後の“課題”として、主題歌「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」のラスト合唱を指示。生徒たちは壇上で、映画撮影時とはまた違った歌声を響かせ、会場は感動に包まれた。さらに、先日、誕生日を迎えたばかりの三木監督のために生徒たちはサプライズでカードを贈ると共にバースデーソングをプレゼント!これには監督も大感激だった。『くちびるに歌を』ブルーレイ&DVDは発売中。(text:cinemacafe.net)
2015年09月02日女優・多部未華子と俳優・綾野剛が主演を務める映画『ピース オブ ケイク』(9月5日公開)の巨大交通広告が、9月1日から東京・JR原宿駅で掲出される。2003年から2008年まで漫画雑誌『FEEL YOUNG』(祥伝社)で連載され、単行本の累計発行部数50万部(全5巻)を記録した同名漫画を原作に、田口トモロヲ監督が6年ぶりにメガホンを取った映画。多部演じる志乃が、隣人でバイト先の店長・京志郎(綾野)との出会いを通じて"本気の恋愛"と向き合っていく姿を描く。2人のほか、松坂桃李、木村文乃、光宗薫、菅田将暉、柄本佑らが出演する。今回の交通広告はJR原宿駅の表参道口改札内に9月1日から6日まで掲出され、6連貼2列の構成。作品のターゲット層と世界観に合わせ、高校生を中心にカップル動画やキス動画などで話題の10秒動画サイト"ミクチャ"こと「ミックスチャンネル」をモチーフに、「各登場人物の投稿」という設定でデザインされている。志乃が投稿したのは京志郎の胸元に抱きついた写真。「生まれてきて一番幸せ」「店長LOVE」などおのろけ全開だが、「幸せだと、好きだと感じるほど怖くて…不幸の準備をしてしまう」という不安も。一方の京志郎は志乃と温泉地を訪れた時の写真を投稿。こちらも「全部ひっくるめて、俺を愛してろ!」「好きだよ」とストレートな感情がつづられている。(C)2015 ジョージ朝倉/祥伝社/「ピース オブ ケイク」製作委員会
2015年08月31日多部未華子と綾野剛が恋人役を演じることでも話題の『ピース オブ ケイク』。この度、桜吹雪の中、多部さんが歌声を披露する本編映像が公開された。これまで仕事も恋愛も自分から行動することなく流されるまま生きてきた志乃。このままではいけない、と心気一転引っ越した先のベランダでばったり隣人の男にでくわす。しかもその男は、新たなバイト先の店長だった。その男、京志郎に運命を感じる志乃。しかし、京志郎には同棲中の彼女あかりがいたり、志乃を誘惑するバイト仲間がいたりで、志乃の恋は前途多難。今度こそ本気の恋愛がしたい志乃は、幸せを手にいれる事ができるのか――。俳優・田口トモロヲが6年ぶりに監督を務める本作。彼女持ちのバイト先の店長を好きになる、恋愛下手な主人公・志乃に多部未華子、DVD店の店長で志乃の部屋の隣に住む京志郎役に綾野剛を配し、二人の恋の展開に交えて現代女性のリアルな心情を描く本作。共演には、松坂桃李、木村文乃、光宗薫、菅田将暉、柄本佑、峯田和伸ら個性豊かな人気俳優陣が顔を揃えた。今回公開された映像は、本編終盤に登場する重要なシーン。多部さんが歌う「たやすいことよね」と名付けられているこの楽曲は、音楽担当の大友良英が作曲をし、原作者のジョージ朝倉が作詞を担当している。この詞は原作コミックにも登場しており、実写化にあたってメロディがつけられいるのだ。見事に原作の世界を表現したファン垂涎のシーンとなっている。映画のタイトルにもなっている「ピース オブ ケイク」とは、「たやすいこと」の意味。キャッチコピーの“大キライなのに、大好き。”というような矛盾も多々含まれる至極面倒な行為(=恋愛)だが、人に恋することはたやすいことである。という意味で、タイトルが付けられたのだとか。恋に落ちることはたやすいこと…恋愛や仕事で酸いも甘いも経験した志乃の心情をこちらの映像から読み取ってみて。『ピース オブ ケイク』は9月5日(土)新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピース オブ ケイク 2015年9月5日より全国にて公開(C) 2015ジョージ朝倉/祥伝社 /「ピース オブ ケイク」製作委員会
2015年08月28日8月26日(水)、大阪・ミナミのTSUTAYA EBISUBASHIにて、田口トモロヲ監督が多部未華子&綾野剛主演の最新作『ピース オブ ケイク』について語るトークイベントを実施。自らを「綾野剛です」と言い張る田口監督から、男性スタッフ4人でラブシーンの想定ビデオを制作した撮影秘話やマル秘の“注目シーン”など、恋愛トークを期待して来場した女子にはやや衝撃的(!?)な裏話が炸裂。映画評論家の平野秀朗氏とともに、“オトナ男子”トークを繰り広げていたことが分かった。世のオトナ女子から熱烈な支持を集めるジョージ朝倉の人気コミックを、多部さんに綾野さん、さらに松坂桃李、木村文乃、光宗薫、菅田将暉、柄本佑、峯田和伸ら、個性豊かな人気俳優陣を迎えて実写映画化した本作。予告編上映の後、登場した田口監督は、のっけから、「どうも、綾野剛です。今日は短い時間ですがよろしくお願いします。綾野剛です」と挨拶。その後も何かと「綾野剛です」と連発し、ノリノリ。平野さんが、『アイデン&ティティ』(’03)、『色即ぜねれいしょん』(’09)に続く監督作品3作目にして「ちょっとカラーが変わったのでは?」と尋ねると、“伝説的”ともいわれる恋愛コミックが原作であることに触れつつ、「そこに出てくるカルチャーが、自分が影響を受けたものと共通していたので、このラブストーリーを描くことが出来るかも、と思いました」と語り、「でも一番のハードルは、自分が50歳を過ぎたオッサンで、25歳の女子の恋愛を描けるのか?あるいは描いていいのか?描く権利があるのか?俺に描けるのか?あ、しつこいですね(笑)、そのあたりの心配がありました」と明かした。本作をすでに観賞していた平野さんが、「関西的に言うと、めちゃめちゃええ感じの映画です。めっちゃハマります。まさかこんなに女の子の気持ちに、そしてその相手役の綾野剛さんの役にググっとハマりましたね」と絶賛すると、「ありがとうございます。それは初めて言っていただきました」と、安堵の表情を見せる監督。このキャスティングが決まった経緯については、「多部未華子さんは満場一致でしたね。俳優としてはご一緒したことがあったんですが、今回改めて素晴らしいプロの女優さんだなと思いましたね」とベタぼめ。「撮影の日の最終カットは、多部カットで終わる、という流れがありました。現場のスタッフさんも疲れてくるんですけど、最終的には多部さんのアップを撮って終わろうと。照明さんもノって『もうちょっと明るくしようか!?』なんて、スタッフ殺しな多部さんはさすがでしたね」。一方、相手役の綾野さんは、今回初めてとも言えるほど、かなりナチュラルな役柄に挑戦している。「こんばんは、綾野剛です(笑)。いつもはシャープな役が多いと思うんですけど、今回は京志郎という、木の幹のようにどんと構えた役なので、これまでやったことないんじゃないかと思い、キャスティングしました」と、監督。「確かにこんな綾野さんは観たことないですね」と平野さんが応じると、「とてもナチュラルな、立っているだけでも優しさを感じさせるような佇まいでした」。「まず、リハーサルでやってもらうと、とても肉体表現のうまい役者さんなので動きが出るんですが、京志郎役は敢えて動かないようにお願いして、共同作業としてつくっていきました」と話してくれた。その作品全体に流れるナチュラルな空気感に、「多部さんと綾野さんは本当につきあっているのではないかと思いましたが(笑)」と平野さんが突っ込むと、「付き合ってるんじゃないですかね。うそです(笑)」。「R指定にはしない」という要望が製作サイドからあったというが、「よくある、倒れ込んだら翌朝になっているという(淡泊な)表現にはしたくなくて、なるべく攻めたいと。なので、アクションシーンだと考えて、あらかじめ練ったものを役者さんにお願いしました」。なんと、その練ったものとは、「演出部の男4人で組んずほぐれつの絡み合った映像を作りました。それを映倫のチェックも通して、『いじりすぎ!』『揉みすぎ!』なんて言われながら…」と、渾身の想定映像を製作していたことを告白。また、先日、光宗さん自らも明かしていたように、「ラブシーンつながりで言うと、光宗薫さん演じるあかりと京志郎の回想シーンがあるんですが、そこはイチオシのシーンです(笑)」と話すと、女性客たちがやや引き気味になるのを確認しながらも、「女性の方にもご覧いただきたいですね(笑)。かなりエロティックなシーンなんですが、役者さんが果敢に挑戦してくれたところに、とても美しいものを感じました」と語った。さらに、平野さんが「(多部さん演じる)志乃が菅田将暉さん演じる川谷にキスを迫られるシーンの、嫌なんだけどついつい…という顎の上げ方がもう芸術的なんですよ!(笑)」と、注目したシーンを振ると、「それはオッサンの言葉ですねー(笑)。さすがですね、人生長いぶんだけ、観てらっしゃる。あれはたまらんですわ(笑)。いまの若い人はこうするのか、と。いくら演出部のオッサンがやってもかなわなくて、やっぱり若い役者さんが演じると芸術的な、かなり攻めた表現になるんですね」と、多部さんが挑んだ“肉食系”の演技に賛辞を贈る。最後に、「東京のリアルな風景をバックに、堂々巡りを繰り返しながら、自分たちにとっての真実を求める恋人たちのオルタナティブなラブストーリーになっていると思います」と、手応えを覗かせる田口監督。「サブキャラクターの方たちも、素直に心情を共感できるように肉体化できたと思いますので、そのあたりを楽しんでいただけたらと思います。以上、綾野剛でした(笑)」。『ピース オブ ケイク』は9月5日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピース オブ ケイク 2015年9月5日より全国にて公開(C) 2015ジョージ朝倉/祥伝社 /「ピース オブ ケイク」製作委員会
2015年08月27日多部未華子と綾野剛を主演に迎え、単行本累計発行部数50万部を誇る人気コミックを実写化する『ピース オブ ケイク』。多部さんと綾野さんのほかにも松坂桃李&木村文乃&光宗薫ら個性派俳優が濃いキャラで出演していることでも話題の本作からこの度、キャスト陣が登場するTVスポットがひと足先にシネマカフェに到着した。これまで仕事も恋愛も自分から行動することなく流されるまま生きてきた志乃(多部未華子)。このままではいけない、と心気一転引っ越した先のベランダでばったり隣人の男に出くわす。しかもその男は、新たなバイト先の店長だった!その男、京志郎(綾野剛)に運命を感じる志乃。しかし、京志郎には同棲中の彼女あかり(光宗薫)がいたり、志乃を誘惑するバイト仲間がいたりで、志乃の恋は前途多難だった…。原作は2003年から2008年まで「FEEL YOUNG」(祥伝社)にて連載されたジョージ朝倉による人気コミックス。現代女性の切ない恋や仕事におけるリアルな心情が描かれた本作は20・30代の女性を中心に熱烈な支持を得ている。主人公の多部未華子と綾野剛を始め、松坂桃李、木村文乃、光宗薫、菅田将暉、柄本佑、峯田和伸ら個性豊かな人気俳優陣が顔を揃える。22日(土)から放送されるTVスポットは、多部さん演じる志乃の「大嫌い!」と叫びビンタするシーンから始まる。その後“おかまの天ちゃん”役を好演する松坂さんを始め、志乃の親友・ナナコ役の木村さん、バイト仲間役の菅田将暉などの豪華キャスト陣が登場。最後には、綾野さん演じる京志郎が全力で「いろんなことひっくるめて、俺を愛してろ!」と叫ぶシーンが映し出されている。志乃のようになんとなく恋をしてきたけど、もうちゃんとしたい…と思っている女子は少なくないはず。本作から本気の恋愛に目覚めてみては?『ピース オブ ケイク』は9月5日(土)新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ピース オブ ケイク 2015年9月5日より全国にて公開(C) 2015ジョージ朝倉/祥伝社 /「ピース オブ ケイク」製作委員会
2015年08月21日女優の木村文乃と杉咲花が、狂言師・野村萬斎とお笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之がタッグを組む映画『スキャナー記憶のカケラをよむ男』(2016年GW公開)で、Wヒロインを務めることがこのほど明らかになった。残留思念(物や場所に残った人間の記憶や感情など)を読める元お笑い芸人・仙石和彦を現代劇初挑戦の野村萬斎が、その元相方の丸山竜治を宮迫が演じる本作。木村と杉咲は、この元お笑いコンビ・マイティーズの2人を10年ぶりに再会させるきっかけとなり、ある事件の捜査へと巻き込んでいく。木村が演じるのは、行方不明の美人ピアノ教師・沢村雪絵。残留思念の中で仙谷の心をわしづかみにしてしまう美貌を兼ね備えている。自身の役柄について、木村は「人に面と向かって言えるくらいの経験をしている人だと思っています」と分析。「狼狽したりとか、女性らしさがあるというよりかは、どこか凛としていていいのかなと思って演じています」と語った。一方、雪絵の教え子で女子高生ピアニスト・秋山亜美を演じる杉咲。雪絵がかつてマイティーズのファンだったことから、2人に雪絵の捜索を依頼する。この役柄を杉咲は「いちずな子です。とにかく雪絵さんのことが大好き。ピアノは嫌いでやりたくないと思っているんですけど、どこかで雪絵さんがやれなかった分を頑張りたいって思いもある」と受け止めていて、「亜美の雪絵が好きだという思いを大事に演じています」という思いで役と向き合った。本作でメガホンを取った金子修介監督は、木村を「美しさはもちろん演技もしっかりした女優さん」「モニターを見ていて、仙谷の気持ちのように本当にドキッてなりますよ」と称賛。杉咲については、"今までにあったことのないタイプ"だとした上で、「お芝居が本当にうまいです。まだ17歳ですが、すごいキャリアがある女優に見える。大物ですよ」と太鼓判を押している。(C)2016「スキャナー」製作委員会
2015年08月16日