北村一輝が演じる“まだら鬼”の異名を持つコワモテの剣豪・斑目久太郎と、白猫・玉之丞のツンデレな関係を描く“いやし”の動物時代劇「猫侍」シリーズ。このほど、北村さんの“猫萌え”なナレーションがオモシロ過ぎる、最新作『猫侍 南の島へ行く』の劇場マナーCMが完成した。斑目久太郎(北村一輝)は、かつては無双一刀流免許皆伝の腕前で、“まだら鬼”の異名を持つ・剣豪だったが、いまは故郷・加賀藩で姑・タエ(木野花)の恨み節を背中に浴びながら浪人生活を送る日々。そこへタエが、四国・土佐藩の剣術指南役の話を持ち帰ってくる。単身赴任に気乗りしないながらも、愛猫・玉之丞を連れて土佐藩へと旅立つ久太郎。だが、船着き場を目前にして謎の忍者(木下ほうか)に荷物を盗まれ、分身の術に惑わされている間に四国行きの船が出てしまう。実はその忍者、久太郎と娘・お静(横山めぐみ)の離縁を目論むタエが、裏で手を引いていたのだった!?それでも小舟を「れんたる」して土佐を目指す久太郎は、空腹やゲリラ豪雨に耐えて島を発見。「四国だ、土佐だ」と喜んだのも束の間、それは島ではなく、まさかの巨大なクジラ!?果たして久太郎と玉之丞は、無事に土佐にたどり着けるのか?コワモテの侍が白猫に萌えるというギャップが人気を呼び、瞬く間に人気コンテンツとなった本シリーズ。2014年に公開された劇場版第1弾『猫侍』も全国62館でのスタートながら、幅広い客層を動員し、興行収入約2億1,000万円を記録する大ヒットに。ニューヨークで開催された北米最大の日本映画祭「第8回JAPAN CUTS~ジャパン・カッツ!」では、主演の北村さんが「CUT ABOVE Award for Excellence in Film」を受賞し、ニューヨーカーたちからも「『猫侍』サイコー」と大絶賛された。今回到着した、まさかの映画化第2弾となった『猫侍 南の島へ行く』のマナーCMは、久太郎が「『猫侍』は劇場内でマナー守らない人を許さない侍」と鋭い眼光でどう喝するシーンからスタート。続くシーンでは、忍者を相手に戦いながら「携帯電話の電源は、切るべし!切るべし!切るべし!」と吠え、南の島で釣った魚を焼くシーンでは「NO SMOKING!」と自らツッコミ。最後には「マナーを守らない人はメッ!」と、何とも優しい言葉(?)でマナーを呼びかけており、「劇場で萌えまくろう」と、相棒の白猫・玉之丞にデレデレの姿を見せている。また、本映像には、南の島で過ごす玉之丞の愛らしい姿も初公開されている。北村さんと玉之丞の“バディ”が続投し、新たなヒロインとして映画コメンテーターのLiLiCo、敵役でプロレスラーの高山善廣が共演する本作。現在発売中の劇場前売り券の特典クリアファイル(先着2万人限定)には、物語の重要なカギを握る(?)バナナにつかまる玉之丞が登場しているというから、こちらもチェックしてみて。『猫侍 南の島へ行く』は9月5日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月12日コワモテ剣豪・斑目久太郎と愛猫・玉之丞のコンビが多くの人気を集める『猫侍』シリーズ。このたび台湾にて開催された、最新作『猫侍 南の島へ行く』プレミアイベントに主演の北村一輝が登場。前作『猫侍』が7週連続1位を獲得した台湾で、現地ファンから熱烈な歓迎を受け、感謝の気持ちを語った。無双一刀流免許皆伝の腕前で、“まだら鬼”の異名を持つ剣豪にも関わらず、江戸での仕官が叶わず、故郷で浪人生活を送っていた斑目久太郎(北村一輝)。姑・タエ(木野花)の口利きにより土佐藩での剣術指南役につくことになり、愛猫・玉之丞を連れて旅立つが、思わぬ横やりが入ったりとその道のりは前途多難で…。TVドラマに端を発し、映画も今回が2作目となる大人気シリーズとなった『猫侍』。その人気は国内だけに留まらず、7月23日に行われた韓国・ブチョン国際ファンタスティック映画祭に続き、台北の人気シネコン・アンバサダーシアターにて、2度目のアジアプレミアが開催された。台湾では、昨年公開した前作『猫侍』が7週連続1位を獲得したというだけあり、イベントのチケットは発売開始からわずか40秒で即完売!北村さんが登場すると「北村さ~ん!」という日本語でのかけ声が飛び交い、場内は興奮と熱狂で大きな盛り上がりを見せた。過去、訪台経験はあるものの、公式のイベントに出るのは初めてという北村さんは、趣味で学んだという中国語で自己紹介をしたほか、「小籠包を食べに行きたいです」と話すと会場からは感嘆の声が!また、「ハウカンマ(面白かった?)」と中国語を交えながら挨拶すると、ファンから「おもしろかった!」と日本語で合いの手が入り、「チャンダマ?(ほんと?)」と聞き返すと、会場から大きな拍手と歓声が上がり、台湾ファンの心をがっちりと掴んだ様子。本作については、「世の中の映画はCGなどを使ったりどんどん先に進もうとしていますが、なにかを忘れているような気がします。猫のダンスでごまかしたところもありますが(笑)、本来の娯楽映画らしい、分かりやすい、家族揃って観てもらえる映画を作ったつもりなので、少しでも笑って、楽しんでいただければ嬉しいです。先日もニューヨークの映画祭に招待されましたが、怖い顔をした侍と可愛い猫がいて、侍はほとんど喋らないのに、アメリカでも観てくださる方がイスから転げ落ちるくらいウケているんですよね。こういう気楽に楽しめる映画が増えたら面白いなと思うんです」と、その思いを語った。トーク中には、台湾映画界について話が及ぶ場面もあり、北村さんは「ホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督作のような芸術性が高い作品が好き」とラブコール。監督の最新作『黒衣の刺客』に出演した友人の妻夫木聡から、事前に連絡をもらっていたエピソードを明かし、「羨ましい」と本音をもらした北村さん。台湾には優秀な監督が多く「熱がある」と話し、現地のスタッフと仕事をしてみたいと希望を示した。また、「SMAP」のメンバー、木村拓哉がジョン・ウー監督と組んで台湾観光PRフィルムに出演したことに関し、観光大使を務めたいかと聞かれると「台湾に来れるの?」と記者に逆質問し、再訪台を期待する心境をのぞかせていた。イベントの最後に、北村さんは「こんなに盛り上がって、逆に気分をよくしていただいてありがとうございました。台湾でこの映画が人気になればまた、台湾に来れるかなと思っております。ほかの台湾の映画にも出演できるかもしれません(笑)」と告白。「こんなに温かくみなさんに迎えていただいたことを日本のみんなに伝えたいと思います。次回の『猫侍』は台湾と日本の合作で作れるかも知れませんね!」と笑顔を見せ、現地ファンに向け、感謝の気持ちを語った。台湾では7月31日より世界最速公開が決定、大規模公開も予定されている本作。すでに韓国と香港での配給も決定しており、『猫侍』旋風が海外でも吹き荒れている。『猫侍南の島へ行く』は9月5日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月29日オアシスティーラウンジが展開する台湾カフェ「春水堂(チュンスイタン)」は7月21日、豆花(トウファ)シリーズから「マンゴーかき氷豆花」と「タピオカかき氷豆花」(各税込700円)を夏季限定で発売した。販売は9月30日まで。「豆花」は台湾の伝統的な豆乳スイーツ。夏になると、豆花の上にシャリシャリのかき氷をかけて食べるのが一般的であるという。「マンゴーかき氷豆花」は、マンゴーの甘酸っぱさが特徴とのこと。「タピオカかき氷豆花」は、オリジナルのタピオカを使用しており、もちもちした食感が楽しめるという。なお両商品、しっとりと炊きあげた十勝産大納言小豆をトッピングしている。販売店舗は、ルミネ新宿店を除く全店舗。
2015年07月21日「猫侍」の2作目となる映画『猫侍 南の島へ行く』の公開日が9月5日に決定した。あわせてこのほど、ストーリーやキャストの詳細も公開された。「猫侍」は、"まだら鬼"の異名を持つ剣豪・斑目久太郎と、白猫の玉之丞(たまのじょう)の交流を描いたテレビドラマ。2014年には劇場版第1作も公開され、興行収入約2億1,000万円を記録する大ヒットとなった。2015年春からはドラマのシーズン2も放送している。劇場版第2弾では、四国・土佐藩での剣術指南役の仕事の話を受けた久太郎が、小船を"れんたる"して玉之丞とともに土佐を目指すというストーリー。ゲリラ豪雨や海賊の襲来といったトラブルを久太郎がどう乗り越えていくかが見どころのひとつ。海賊に襲われた久太郎が、玉之丞を懐に抱えながら戦うシーンも盛り込まれている。また、今回は玉之丞と黒猫の恋も描かれるという。二匹のほほえましいやりとりを、そわそわと見つめる久太郎の姿も必見とのこと。今回、新たなヒロイン役として映画コメンテーターのLiLiCoさんを迎えた。久太郎の敵役にはプロレスラーの高山善廣さんが登場。そのほか、酒井敏也さん、木野花さん、横山めぐみさんらが脇を固める。久太郎を演じる北村一輝さんは、今回、原案と脚本にも携わった。「試行錯誤しながら皆で作り上げた作品です。時代劇というハードルを壊そうとかかなりぶっとんだ内容になっています。南の島で繰り広げられる、奇想天外な出来事が満載の映画に仕上がりました」と北村さんはコメントを寄せている。(C)2015「続・猫侍」製作委員会
2015年06月10日俳優・北村一輝扮するコワモテ剣豪・斑目久太郎と愛らしい白猫・玉之丞に萌える癒し動物時代劇「猫侍」の劇場版第2弾『猫侍南の島へ行く』の公開日が9月5日(土)に決定。この度、玉之丞が恋をするキュートな黒猫が登場する特報が解禁された。斑目久太郎(北村一輝)は、無双一刀流免許皆伝の腕前で、“まだら鬼”の異名を持つ剣豪だったが、江戸での仕官が叶わず、今は故郷・加賀藩で姑・タエ(木野花)の恨み節を背中に浴びながら浪人生活を送る日々。そこへタエが、四国・土佐藩の剣術指南役の話を持ち帰ってくる。単身赴任に気乗りしないながらも、愛猫・玉之丞を連れて土佐藩へと旅立つ久太郎。だが、船着き場を目前にして謎の忍者(木下ほうか)に荷物を盗まれ、分身の術に惑わされている間に四国行の船が行ってしまう。実はその忍者、久太郎と娘・お静(横山めぐみ)の離縁を目論むタエが、裏で手を引いていたのだった…。久太郎と白猫・玉之丞が活躍する本作は、2013年に放送された連続ドラマが好評を博し、翌年には劇場版も公開。全国62館でのスタートながら興行収入約2億1000万円を記録する大ヒット。さらに今年の春月にはドラマのシーズン2も放送するなど動物時代劇に魅了される人が続出しているという。今回の映画では、映像にも登場する黒猫に玉之丞が恋に落ちる。つまり前作は「猫派vs犬派」だったが、今度は「白猫 meets 黒猫」なのだ。そわそわする久太郎を尻目に(ちょっと嫉妬)、まぶしい陽光が降り注ぐ南の島で繰り広げられる白猫と黒猫のキュートな恋模様が描かれる。物語も前作から大幅にスケールアップ。海を漂流し、謎の黒人部族に捕まり、海賊まで襲来する命懸けの状況の中で、久太郎が玉之丞を懐に抱えて華麗な剣さばきを披露するおなじみのシーンも。久太郎を演じる北村さんは、主演のみならず、今回は共同脚本としても参加。「今作は原案・脚本から携わり、試行錯誤しながらみんなで作り上げた作品です。時代劇というハードルを壊そうとかかなりぶっとんだ内容になっています。南の島で繰り広げられる、奇想天外な出来事が満載の映画に仕上がりました。笑いと癒しの動物時代劇を劇場で、家族一緒にお楽しみください」とコメントを寄せた。玉之丞には、前作のメイキングDVD「三匹の玉之丞」がオリコン総合ランキング1位、「玉之丞写真集」もベストセラーとなるなど、いまやスター猫のあなごとさくら。そして、新たなヒロインをLiLiCoが務め、プロレスラーの高山善廣が敵役として出演する。『猫侍南の島へ行く』は9月5日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月07日バンダイが展開するアクションフィギュア「S.H.Figuarts」シリーズより、2015年9月発売予定の『S.H.Figuarts 西木野真姫(僕らは今のなかで)』の予約受付が、全国の家電量販店、ホビーショップ、オンラインショップなどでスタートしている。価格は4,860円(税込)。「S.H.Figuarts」は、「可動によるキャラクター表現の追求」をテーマに、造形・可動・彩色とあらゆる技術を凝縮した手の平サイズのスタンダードフィギュアシリーズ。TVアニメ、アニメーション映画と大ヒットを記録しているスクールアイドルプロジェクト『ラブライブ!』からは、高坂穂乃果、園田海未、南ことり、矢澤にこに続く第5弾として西木野真姫が立体化される。『S.H.Figuarts 西木野真姫(僕らは今のなかで)』は、商品名のとおりTVシリーズ1期オープニング「僕らは今のなかで」のコスチュームで立体化。豊富な手首パーツに加え、全4種の表情パーツには照れ困り顔も用意されている。セット内容は本体に加え、交換用表情パーツ3種、交換用手首左右各7種、スタンド。なお「S.H.Figuarts ラブライブ! スペシャルページ」では、各フィギュアの詳細まで確認することができる。(C)2013 プロジェクトラブライブ!
2015年05月07日今も昔も、数多のデザイナーが好むフラワーモチーフ。しかし、ムッシュ・ディオールほど深く花を愛し、これほど見事に美しく花々を取り入れたデザイナーは他に例をみない。彼にとって花々は、この世で女性の次に美しい絶え間ないインスピレーションの源だった。『花々は神がこの世に与えた、女性の次にもっとも美しいものである』-クリスチャン・ディオールムッシュ・ディオールと花の出会いを紐解いてみると、幼少期にまで遡る。グランヴィルの生家には草花の溢れる美しい庭園があり、植物への愛情は自然と育まれていった。自ら植物の標本集をつくり、芳しいバラの庭園で何時間も過ごした経験は、後にデザイナーになった彼のクリエーションにおけるあらゆる原点となる。時に、そのノスタルジックな思い出は一輪のスズランに託され、ファッションショーでは幸運を招くラッキーチャームとして必ず彼のボタンホールに飾られていた。『私はここグランヴィルにて、最も甘美で、感嘆に満ちた想い出を過ごしました。それどころか、私の人生、私のスタイルのほとんど全てを、その境遇と建物から影響をうけています』-クリスチャン・ディオール『花のような女性たち、ファム フルール』花々は、ムッシュ・ディオールのクリエーションに次々と彩りを加えていった。素材として、アイテムとして、カラーとして、シルエットとして、そして香りとして。彼の代名詞ともいうべき"ファム フルール(=花のような女性たち)"では、シルエットに花を取り込み、柔らかな肩、花開いたような胸元、蔓植物のようにほっそりとしたウエスト、花冠のように大きなスカートなど、女性の曲線をより美しく描きだした。そして、花々がムッシュ・ディオールにとってインスピレーションの泉であり続けたように、彼の志を継ぐデザインナーや調香師にとっても、彼の遺した美しいイマジナリーガーデンは、永遠の原点として今でもメゾンに脈々と受け継がれている。そんな美しい花々に出会いに、最新コレクションが並ぶ表参道ブティックのフラワーコードを探しに出かけてみよう。
2015年05月06日人気TVアニメ『ラブライブ!』に登場する「西木野真姫」が、2.5頭身のデフォルメフィギュア「ねんどろいど」シリーズで立体化され、2015年8月に発売されることが決定した。現在「GOOD SMILE ONLINESHOP」にて予約受注で、価格は3,241円(税別)。西木野真姫は、9人のスクールアイドルグループ「μ’s」(ミューズ)のメンバーで、周囲に本心を見せないクールな少女。主人公の高坂穂乃果に音楽的才能を見込まれ、「START:DASH!!」の作曲担当をきっかけに、μ’sオリジナル楽曲の作曲を一手に引き受けている。「μ’s」メンバーの「ねんどろいど」としては8人目で、ラストには「東條希」が控えている。『ねんどろいど 西木野真姫』には、表情パーツに知性あふれる美貌の「笑顔」、少し目を伏せ頬を赤らめた「照れ顔」を用意。フリルがふんだんに入ったスカート、裾のフリフリが可愛い半袖ブラウス、背中のクロスしたサスペンダー、ミニハットと「西木野真姫」の衣装が細かい部分まで造形されている。髪をいじる仕草の腕パーツと組み合わせれば、照れ隠ししているような彼女らしい様子を楽しむことも可能。これまでの「μ’s」と同様に、『僕らは今のなかで』のダンスシーンが再現できるほか、曲げ腕や手のひらパーツも豊富に付属しており、さまざまなポージングを楽しむことができる。商品価格は3,241円(税別)で、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の受注締切は、5月20日21:00。商品の発売および発送は、2015年8月を予定。なお「GOOD SMILE ONLINESHOP」の予約特典として、「ねんどろいど用特別仕様台座 ストライプ柄」「ねんどろいど台座 拡張パーツ 小」「ねんどろいど台座 拡張パーツ 大」が用意されている。(C)2013 プロジェクトラブライブ!
2015年04月21日俳優・北村一輝が主演を務める『猫侍』シリーズ第2弾の製作が決定し、先月末から栃木・日光のEDO WONDERLAND日光江戸村で撮影をスタートした。ドラマ版『猫侍 SEASON 2』(テレビ東京系)は4月放送、劇場版(タイトル未定)は秋公開を予定している。『猫侍』は2013年10月から12月にドラマ版が放送され、2014年3月に映画版が公開された人気シリーズ。"百人斬り"と恐れられた北村演じる貧乏コワモテ浪人・斑目久太郎とツンデレ白猫・玉之丞(たまのじょう)のコンビが話題になり、映画版は全国62館でのスタートながら、幅広い客層を動員し興行収入2億1,000万円を記録した。さらにその人気は、玉之丞を演じる猫の「あなご」と「さくら」にも波及。前作公開後に発売されたメイキングDVD『三匹の玉之丞』はオリコンDVD総合ランキングで1位、写真集『玉之丞写真集』はAmazonランキングで2位、ドラマ版のDVD-BOXはAmazonランキングで2位を記録するなど、関連作品のヒットが続いた。そして今回、公開後から続編を熱望するファンの声が数多く寄せられたことから、再びチーム"猫侍"が集結。横山めぐみといった前回のレギュラー陣に加え、ヒロインにはドラマ『ディア・シスター』(フジテレビ系 14年)や映画『太陽の坐る場所』(14年)など話題作の出演が続く森カンナを起用した。そのほか、モト冬樹、木野花らが脇を固める。この知らせを受け、北村は「前作を共にした出演者、スタッフと続編ができることが何より嬉しく、新たなキャストの方々、そして、あなご(玉之丞)に会えることを心待ちにしています」と感激。「そして前作同様、キャストスタッフ一丸となり、飛ばして行きたい!と思います。ドラマから皆さんの想像を超える変化球が投げられると確信し、家族揃って楽しめるそんな作品になるよう邁進いたします」と意気込み、「ぜひご期待ください」と呼びかけている。(C)2015「続・猫侍」製作委員会
2015年02月02日高田聖子のユニット月影番外地による新作公演『つんざき行路、されるがまま』が11月7日(金)に開幕する。1995年に「月影十番勝負」がスタート、十番終了後の2008年からは「月影番外地」として再開し今作が4本目。前作『くじけまみれ』に続いて脚本は福原充則、演出は木野花が手がける。その稽古場からレポートが届いた。月影番外地『つんざき行路、されるがまま』チケット情報穏やかな夫婦生活を営んでいた木枯日出男(粟根まこと)の元から、ある日突然妻の吹子(高田聖子)が姿を消す。なぜ妻が失踪したのか、妻はどこへ行ったのか。戻らない妻を探しに日出男は旅に出る。妻を探しながら日出男がわかったことはただひとつ。妻の正体は口笛だったのだ!粟根をはじめ、竹井亮介、植田裕一、田村健太郎と、個性豊かな共演者たちを迎えての稽古場はさながら木野監督の全員野球のよう。俳優たちを巻き込み、コミュニケーションをとりながらシーンを作っていく。木野「今、どういう気持ちだった?」木野「なるほど。それはどうして?」木野「なるほどね。……それだったらもっと重大だよね?」木野「じゃあもっと大切にその言葉、投げかけてみようよ」俳優たちは日々自分の役への理解を深め、台詞の一つひとつに説得力が増してくる。初めのうちは手探りだった相手役とも呼吸が合ってきて、舞台上でも互いを信頼しながら刺激し合い、非常に楽しそう。座組に脂がのってきた証拠だ。木野の演出も日を追って激しさを増している。脚本解釈を進めラストシーンまでたどり着いたとき、木野の口から発せられた言葉は「これは究極の愛なのよ!」。はたして、日出男は再び吹子と会うことができるのか、幸せな生活を取り戻すことができるのか。そして究極の愛とはなんなのか。公演は11月7日(金)から16日(日)まで東京・下北沢のザ・スズナリにて。チケット発売中。
2014年10月28日西炯子のベストセラー・コミックを榮倉奈々、豊川悦司をダブル主演に迎えて映画化した『娚の一生(おとこのいっしょう)』の公開日が来年2月14日(土)に決定し、特報とポスター画像が公開になった。特報映像本作は、仕事を辞め、祖母が暮す田舎の一軒家に移り住んだ女性つぐみ(榮倉)と、52歳独身の大学教授・海江田(豊川)の同居生活と恋愛を描いた作品。向井理、安藤サクラ、木野花らが共演し、『100回泣くこと』の廣木隆一が監督を務める。このほど公開された特報映像は、つぐみと海江田が少しずつ距離を縮めて恋に落ちていく過程がテンポよく描かれるほか、JUJUが手がける主題歌『Hold me, Hold you』も登場。年齢も立場も違うふたりの恋模様がリアルに綴られている。『娚の一生』2015年2月14日(土) 全国公開
2014年10月22日お部屋に花を飾っただけで、一気に空気が華やいだり、居心地のよい空間に変わったりした経験はありませんか。たった一輪の花でも、大きな存在感でもって心を癒してくれますよね。そんな美しい花を、生活に取り入れるヒントを得られそうなイベントが行われます。それは、5月23日(木)から28日(火)まで、松屋銀座8階イベントスクエアにて開催されるマミフラワーデザインスクール講師による作品展、マミフラワーデザイン展 2013「花、ディスカヴァリー」です。マミフラワーデザインスクールは、総長であるマミ川崎さんがアメリカ留学時代に触れた「暮らしの中で触れ合う自然な花の使い方」を日本に普及しようと1962年に設立した日本初のフラワーデザイン学校。それから半世紀以上にわたり、植物との触れ合いを通して日々の暮らしの中で楽しさを見つけ、豊かな心を育むことを理念に揚げてきたそう。そこにマミフラワーデザインスクール主宰の川崎景太さんがアーティスティックな感性をプラスすることで世界から注目される学校になったそうだから、このデザイン展も要注目ですよね。今回は、タイトルを「花、ディスカヴァリー」と題し、「金属」「土・石」「木・竹」「紙」の4つの素材をテーマにそれぞれの素材特徴を追求した作品が展示されます。花からは遠いイメージの素材もあるので、どんな作品なのか気になります。会期中は、マミフラワーデザインスクール校長であり花文化研究者の川崎景介さんが、会場を回りながら各作品のポイントを分かりやすく解説する「ギャラリートーク」も合わせて開催されるので、作品をじっくり堪能できそう。さらに毎日、マミフラワーデザインスクール本部講師が日々の生活に花を取り入れて楽しむヒントを披露する「花のミニデモンストレーション」や手軽に作れて持ち帰ることができる「花のワークショップ」、「人気作品投票イベント」が行われます。投票に参加すると、マミフラワーデザインスクールでのレッスンが割引になる等の投票者特権もあるから、お気に入りの作品を見つけて投票してみては?(詳細は こちら )そして、このデザイン展のハイライトは、2014年ソチ冬季オリンピック出場を目指す日本代表を応援するために、マミフラワー発祥の地でもある東京都大田区の町工場が中心となって作った初の国産「下町ボブスレー」を、川崎景太さんがアーティスティックにアレンジするという異色のコラボ作品。ボブスレーと花がどんな風にコラボしているのか、初お披露目となる作品だけにこれも注目したいですね。5月24日には、特別企画として、7月20日に封切りされる映画『シャニダールの花』の監督、石井岳龍さんと、川崎景介さんのトークショーも行われます。人間と花の関係性を通して、世界の新たな見方を大胆に表現したこの映画の歴史背景や文化に触れるトークを聞けば、新たな花の見方が発見できるかも。このデザイン展では、会期を前期・中期・後期と分け、各々100点以上、計300点以上もの作品に触れられるとのこと。たくさんの花、そして作品を見れば、その美しさに心癒されるだけでなく、植物を暮らしの中に取り入れデザインすることの楽しさやヒントが得られそう。ぜひ足を運んでみては?・マミフラワーデザインスクール 公式サイト ・マミフラワーデザイン展 2013 「花、ディスカヴァリー」 公式サイト 【イベント概要】期間 : 2013年5月23日(木)~28日(火)開場時間 : 前期 23日10:00~20:00、24日10:00~18:00中期 25日10:00~20:00、26日10:00~18:00 後期 27日10:00~20:00、28日10:00~17:00 会場 : 東京・松屋銀座店8 階イベントスクエア
2013年05月22日花図鑑サイト「みんなの花図鑑」を運営する花の製作委員会は21日、「花に関するアンケート調査」結果を発表した。同調査は、12月3日~17日に実施。「みんなの花図鑑」アンケート画面にて、10代~80代の男女1,018サンプル(男性:405人、女性:613人)の回答を取得した。「クリスマスのプレゼントにもらいたい花」を聞いたところ、年代が高くなるにつれて、「シクラメン」の人気が高い結果となった。20代以下ではクリスマスにシクラメンをもらいたいと答えたのが9%だったのに対し、60代以上の人は42%の人がクリスマスにシクラメンをもらいたいと回答。また、若い世代になるにつれてクリスマスローズの人気が高くなる結果となった。「プレゼントされて一番うれしかった花」では、「バラ」が1位に。約4人に1人が一番うれしかったと回答した。以下、「ラン」「コチョウラン」と続く。「パートナーとの仲がとても良い」と答えた人ほど「花が好き」な人が多い結果に。パートナーとの仲が「とても良い」人のうち、花がとても好きな人の割合は69%だったのに対し、パートナーとの仲が「あまり良くない」「非常に良くない」と回答した人のうち、花がとても好きな人は43%だった。また、「パートナーとの仲がとても良い」「そこそこ良い」と答えた人のうち、22%~26%は年に2~3回以上花をパートナーに贈っている。「仲があまり良くない」「非常に良くない」と答えた人で花を年2~3回以上贈っている人は、8%~17%。また、「仲が悪い」と回答した人ほど、花を贈った経験がないことが明らかとなった。調査では、パートナーとの仲が良い人ほど、パートナーに花を贈る頻度が高いと分析している。その他、調査結果の詳細は「花に関するアンケート」結果レポートで参照できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月25日花の製作委員会は19日より、花図鑑サイト「みんなの花図鑑」において、新たに“花カレンダー”の提供を開始した。同サイトは3,000種以上の花が掲載された国内最大級の花図鑑サイト。新たに加わった“花カレンダー”は、毎月毎日の花の情報が一目でわかるコンテンツとなっている。カレンダーの中には、各テーマに沿った花の画像や花言葉などが表示され、季節の花の旬な情報をすぐに知ることができる。「誕生花カレンダー」では、毎日の誕生日の花(誕生花)がカレンダー上でチェックでき、自分や家族、友達などの誕生花や花言葉を知ることができる。また、花の画像をクリックすることで、その花の詳細な図鑑情報が表示される。「みんなの投稿カレンダー」は、その日に投稿された花の写真のうち、一番人気のあった投稿写真がカレンダー上に表示される。その日に撮影された花もリアルタイムに一覧表示され、当日どんな花が咲いていたのかを知ることができる。「旬の花カレンダー」では、その月に咲いている花をランダムに表示。今月咲いている旬の花をすぐに確認できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月20日3つの花々のエキスで身体の内側から健やかにナガセビューティケァ(長瀬産業の100%子会社)は、“くちなしエキス”、“桜の花エキス”、“紅花エキス”の3つの花々のエキスで、身体の内側から健やかな状態に保ち、輝く美しさをサポートする美容食品、「ナガセトリアンヌ」を、2013年2月より新発売する。*画像はニュースリリースより美パワーを閉じ込めた“紅”と“桜”のピンクの粒が「美活」をサポート「ナガセトリアンヌ」は、つややかな透明感のための“くちなしエキス”、糖化に着目した“桜の花エキス”と、毎日のスムーズな流れをサポートする“紅花エキス”のトリプルアプローチが、女性の美しさを内側から元気づけ、ふっくら、つややかな美しさをサポートする美容食品。美パワーを閉じ込めた“紅”(くちなしエキス、紅花エキス、大豆エキス、ローズマリーエキスなど)と“桜”(桜の花エキス、N-アセチルグルコサミン、セラミドなど)の2種のピンクの粒が身体の内から「美活」をサポートするという。元の記事を読む
2012年12月13日12月9日(日) 渋谷・Bunkamuraシアターコクーンにて、舞台『祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~』KERAバージョンの初日が開幕した。『祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~』公演情報“21世紀の演出バトル”と銘打ち、ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)書き下ろしの新作脚本を、12月にKERA自身が、2013年1月には蜷川幸雄がそれぞれ演出し、Bunkamuraシアターコクーンで連続上演するという挑戦的な企画。KERAバージョンのキャスト総勢28名。出演者全員によるコロス(合唱隊)の歌や、美しい装置と照明、驚きの映像効果、音楽担当のパスカルズによる生演奏によって、物語世界が眼前に無限に広がっていく大作に仕上がった。架空の町・ウィルヴィル。海と火山に囲まれた小さな島のこの町は、ドン・ガラス・エイモス(生瀬勝久)に支配されている。ガラスは巨大な邸宅に、長女バララ(久世星佳)、次女テン(緒川たまき)、三女マチケ(安倍なつみ)、母ジャムジャムジャーラ(木野花)そして後妻のエレミヤ(峯村リエ)とともに住む。祖父の代から続くエイモス家の支配。その威光により、この町には”ヒヨリ”と呼ばれる差別を受ける人々が存在している。町の動物園で働く飼育員トビーアス(小出恵介)は、祖母ドンドンダーラ(木野花/二役)とふたりで暮らしている。祖母を思うトビーアスは、貧しい生活の足しにするため、幼なじみのパブロ(近藤公園)と毎夜、盗みを働く。パブロは宗教者の卵として司祭グンナル(西岡徳馬)のもと、教会で働いている。そんな町にあるとき、錬金術師ダンダブール(山西惇)とその助手・パキオテ(大倉孝二)や、密航者(丸山智己)らがやってくる。それぞれに複雑な事情を抱えた人々が絡み合い、やがて町を揺さぶる大事件に発展する……。冒頭、パスカルズの奏でる哀愁を帯びた弦の響きが、またたく間に観客を寓話的な世界に誘う。古い西洋の町並みを彷彿とさせる舞台セット。独特なマークを掲げそびえ建つ教会、権力者の彫像、町の広場、墓。理不尽な権力が横行し、教会は堕落し、差別と反発分子がひそむ。その中で生きる人々の、それぞれの想い、愛、友情、嫉妬、憎しみ、様々な感情が渦巻き、それがいつしか大きな物語のうねりとなっていく。物語は、エイモス家をとりまく一大群像劇であり、寓話的でありながらそれぞれのドラマは緻密さとリアリティをもって心に迫り、観客は気がつけば、登場人物の誰かに自分を投影している。壮大で見応えある、贅沢な大人のファンタジー。KERA vs 蜷川幸雄の演出対決としても注目される今作品。異なる演出家、異なるキャストによって、おそらく全く異なる作品が創り上げられることだろう。『祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~』KERAバージョンは、12月9日(日)~30日(日)東京・Bunkamuraシアターコクーン、2013年1月11日(金)~14日(月・祝)大阪・イオン化粧品 シアターBRAVA!にて上演。なお、蜷川バージョンは、2013年1月、Bunkamuraシアターコクーン他にて上演。
2012年12月10日花の製作委員会は5日、3,000種以上の花が掲載された花図鑑サイト「みんなの花図鑑」(PC版)をリニューアルした。同サイト内の「花の名前を教えあう」では、花の名前を知りたいユーザー等からの投稿写真を一覧でタイムライン表示。名前を教えあうなどのコミュニケーションをとりやすくしたという。「メール投稿」では、スマートフォンや携帯電話で撮影した写真をメールに添付し、特定の宛先に送信するだけで、花の写真を投稿できるようにした。アプリをダウンロードする必要はないとのこと。散歩中や旅先で見かけた花の名前を知りたいときなどは、メールの件名を空欄にして送信すると、サイト上に「花の名前募集中」と表示される。「開花情報を見る」では、お気に入りの植物園や公園を登録すると、その場所の開花状況がメールで送られてくる。登録地点は3カ所まで。今後は紅葉情報の配信も行うという。今回は「みんなの花図鑑」(PC版)のみのリニューアルだが、追ってスマートフォン専用サイトも更新を予定している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月06日劇団☆新感線の女優・高田聖子が、劇団公演ではできない試みに挑戦する個人ユニット「月影番外地」。その新作『くじけまみれ』が8月3日、東京・下北沢のザ・スズナリにて開幕した。脚本は福原充則、演出は木野花が務める。『くじけまみれ』公演情報高田が演じる鳥山麻子は、東京都北区赤羽に住む45才の独身女性。ティッシュ配りの仕事を始めて20年が経つものの、8割の人にティッシュを受け取ってもらえず、「毎日こんなに大勢の人に拒絶される仕事があっていいのだろうか」と嘆く日々が続いていた。さらに麻子の会社の社長・真壁(政岡泰志)は下にきびしく上にへつらって生きる最低の男で、見下し続けたいために麻子に結婚しようと迫る。不幸のどん底にいる麻子だが、ラジオの海賊放送で「燃やせ!なにもかも!」と、ひとり孤独に暴動を扇動する青年・薬師寺(丸山厚人)と、運命的な出会いをすることで、人生に変化が訪れる。恋に落ちたふたりは、すべての赤羽住人が不幸になれば麻子の不幸は当たり前になると考え、赤羽住人を暴動へと導いていく。『くじけまみれ』というタイトルの通り、登場するのはことごとく不幸な人間ばかりだ。そんな彼らが自分よりも下の人間を見つけ「こいつよりマシ」と思うことだけで生きている。まっとうな社会生活を送ることができないほど性格が破綻しているのだが、彼らなりに自分を必死に肯定し、何とか生きようとしている姿はどうにも憎みきれない。「自分の不幸を受け入れるために他人を不幸にする」という反社会的な動機ながらも、みじめな主人公がようやく前向きな一歩を踏み出し、それが赤羽全体を巻き込む大きな流れとなっていく様は、ばかばかしくも感動的なカタルシスがある。物語にネガティブな言葉が多いにも関わらず、気持ちよくしっかり芝居を楽しめるのは、セリフの面白さと出演者の高い演技力があってこそ。舞台と客席が近い小劇場で、高田の演技を細部にわたって楽しむことができるのも、本作の魅力のひとつだ。高田の相手役である丸山は劇団唐組で鍛えられただけあって、堂に入ったセリフ回しで観客を惹きつける。政岡の、おとぼけと狂気を行ったり来たりする独特の存在感は、アングラな世界観に見事にマッチ。不器用で孤独な男と女のラブストーリーというと月並みであるが、それだけで終わらないめちゃくちゃさが楽しい。楽しいことが最近ひとつもないという人、そして赤羽になじみのある人は、必見の舞台だ。月影番外地 その3『くじけまみれ』 は、ザ・スズナリにて8月12日(日)まで。取材・文:大林計隆
2012年08月06日演出家の鴻上尚史率いる「虚構の劇団」が、次なる演出家との出会いを求めた企画「虚構の旅団(りょだん)」をスタートさせる。その第1弾として鴻上は、全幅の信頼を寄せる木野花を指名。そこで、鴻上と木野に現在の思いを訊いた。虚構の劇団番外公演虚構の旅団vol.1「夜の森」チケット情報企画のきっかけとして鴻上は、「僕はいい意味でも悪い意味でも、役者を愛し過ぎてしまうところがある。だからちょっと、僕以外の目で見てもらう必要があると思ったんです」と明かす。そんな時、鴻上の頭にパッと浮かんだと言うのが木野。木野は外部の目から見た虚構の劇団について、「虚構(の劇団)は鴻上さんの劇団だから、良しにつけ悪しきにつけ、仕上がっちゃうという不幸がある。自分たちで手探りするところに、役者の成長ってあるのに」とズバリ。その言葉に鴻上が深くうなずく中、木野はこう続ける。「それがもったいないと思うところでもあり、私が若い連中とやるのが好きということもあり、引き受けさせてもらうことになりました」。役者を愛するという点では、木野も鴻上と同じ。しかし決定的に違うのは、木野が「ライオンが子供を崖に落とすように」演出するのに対し、鴻上は「崖の下に一応マットを置いておく」ということ。だからこそ鴻上は「木野さんの演出で這い上がってこられたら、役者として絶対に一皮剥けるはず」と大きな期待を寄せる。上演する『夜の森』は、かつて木野が若い役者の育成を目的に立ち上げた「木野花ドラマスタジオ」の卒業公演用に書き下ろしたもの。元はスタジオの生徒に当て書きされた作品だが、今回木野は「エチュードをやりつつ、虚構の役者に合わせて変えていこうと思っています。そして私としても一度やっているものなので、これをいかに壊せるかが課題。しかも無意味に壊すのではなく、虚構でやるからこそこうなったという必然的な舞台が見つかったらいいですね」と、本作への意欲を覗かせた。さらに木野は、「若い役者への演出は、未熟である分、より頭を使わされる」と言う。そこが木野にとって大きな魅力であり、同じベテラン演出家である鴻上としても、共通する思いなのだろう。ちなみに本作、鴻上は完全にノータッチ。だが誰よりもこの作品を楽しみにしているのは鴻上自身のようで、「4年間鴻上がつき合ってきた虚構のメンバーたちが、木野花ワールドでどのような花を咲かせるのか、非常に楽しみ」と目を輝かせる。鴻上&木野のWテイストで味わう、一度で二度おいしい舞台。今からその開幕が楽しみでならない。公演は4月5日(木)から15(日)まで東京・新宿シアターモリエールにて開催。チケットは発売中。取材・文:野上瑠美子
2012年03月08日