映画『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』の日本語吹替え版声優を務める渡辺直美が2月25日(水)、国立科学博物館(東京・上野)で行われたイベントに出席。ハプニングで放屁するという大失態を演じ笑いを誘った。人気シリーズの第3弾にして完結編。ロンドンの大英博物館を舞台に動き出した展示物と警備員がドタバタを繰り広げる。本作の公開を記念して、国立科学博物館内にミニ展示「ナオミ ミュージアム」が期間限定でオープンすることが決定。この日は、そのお披露目のイベントとなった。渡辺さんは「エジプト王妃をイメージした」という衣裳で登場したが、司会者や報道陣からは「カブトガニの親分」「コマイヌ」といった声が上がる。歴史ある博物館での「ナオミ ミュージアム」の開催については「すごいことですよ!歴史ある博物館でありがたい、光栄なこと」と笑顔を見せる。渡辺さんは、自身の生い立ちや、渡辺さんが携わってきたブランドのアイテムなどが展示されると嬉々として説明したが、関係者によると「そういうものは一切、ありません」とのことで、これは完全にデマ!実際には、渡辺さんが本作のアフレコで使用した台本、さらに本当に撮影で使用された主人公の警備員の衣裳、キーアイテムとなる石版などが展示されるという。この日は、その警備員の制服が特注のマネキンに着せた状態で登場。かなり貴重なものであり、渡辺さんは事前に主催者から「絶対に触ってはいけない」と厳命されていたが、この「絶対にしてはいけない」という言葉を「ダチョウ倶楽部」風に前フリと解釈し、「どうします、これ?『触るな』と言われてますが…(笑)」と触ろうとし、さすがにガチでNGを出される一幕も…。「ふざけちゃいけないです。歴史ある博物館ですから!」と自らに言い聞かせるように語るが、そう言ってるそばから「すいません。オナラしてしまいました…。恥ずかしい(笑)」と告白し、会場は笑いに包まれる。本人の申告によると、この時だけでなくイベントを通じて「8回くらいやった」そうで「最近、すごくて。気づいたら止まらない」と苦笑を浮かべつつ明かしていた。報道陣からは「体調が悪いのでは?」と心配する声も上がったが、本人は否定。イベント中、渡辺さんは「ナオミ ミュージアム」に展示する品として「ダイオウイカのミイラ」と称してスルメイカを持参するなどのボケを披露するも反応はイマイチ…。予期せぬ放屁の申告が一番の笑いを誘っていた。『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』は3月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密 2015年3月20日より全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.
2015年02月25日女優・樹木希林がカンヌの常連、河瀬直美監督とタッグを組んだ映画『あん』。小さなどら焼き屋を舞台に描く本作には先日、永瀬正敏が出演することも発表されたが、このほど、9年ぶりの映画出演となる市原悦子が樹木さんと初共演することが明らかとなった。あることがキッカケで刑務所暮しを経験し、縁あってどら焼き屋「どら春」の雇われ店長として単調な日々をこなしていた千太郎(永瀬正敏)。ある日、その店で働くことを懇願する一人の老女、徳江(樹木希林)が現れる。彼女の勢いに押されるように、どら焼きの粒あん作りを任せた千太郎だが、彼女が作る粒あんがあまりに美味しく、次第に来客数も増え、店がみるみるうちに繁盛していく。いつも、潰れたどら焼きだけをもらいに通っていた近所の女子中学生・ワカナも次第に徳江と心を通わせていく。だがある日、徳江が昔ハンセン病を患っていたことが近所のうわさになる。一気に客足が遠のき、千太郎も徳江を辞めさせなければならないこと状況になる。この状況を察した徳江は、潔くその店を去り、それ以来徳江は千太郎やワカナの前に姿を見せることはなかった。それぞれの想いを抱えて、徳江の足跡を探す千太郎とワカナ。そして、2人が対面したものは…。『萌の朱雀』(’97)でカンヌ国際映画祭「新人監督賞」を史上最年少で受賞、その後『殯の森』(’07)では同映画祭で「グランプリ」を受賞した、世界が認める河瀬監督が、作家、歌手、パーソナリティーとして幅広く活躍するドリアン助川の著書「あん」を映画化する本作。市原さんが演じる役柄は、樹木さん扮する元ハンセン病患者・徳江が暮らす療養所内の喫茶店で働く佳子。徳江と佳子は親友であり、長い年月をともに療養所で過ごした間柄だ。市原さんは、1957年に俳優座に入団し「りこうなお嫁さん」でデビューし、新劇女優として高い評価を得た。その後、舞台だけでなく、映画・テレビなど多方面で活躍。1990年には『黒い雨』で日本アカデミー賞「最優秀助演女優賞」を受賞し、役者としての地位を確立した。映画出演は2006年公開『バルトの楽園』以来9年ぶりで、河瀬監督作も初出演となる。今回の共演は、樹木さんが河瀬監督へ提案し実現に至ったという。市原さんは、樹木さんとの初共演を受けて「楽しかったです。お互いに50年以上役者の仕事をしてきたのにこれまで一度も御一緒しませんでした。希林さんは年を経たこと、またお体の具合も万全ではないことが、より魅力的にしているのかなと感じました。撮影を待つ間も楽しかったです」と語った。さらに河瀬監督についても、「自然との共生について、監督は地に根を張っていらっしゃると感じました。優しく、竹のようにしなやかな女性の力が心強かった」と称賛のコメントを寄せている。『あん』は6月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月25日小出恵介・主演のWOWOW連続ドラマW「天使のナイフ」が2月22日(日)よりスタートするにあたり、本作で少年A・B・C役を演じた若手俳優の村上虹郎、北村匠海、清水尋也が豊川稲荷神社で大ヒット&更正祈祷を行った。祈祷を終えた3人は無事“更正”されたようで、「お経が1曲の音楽のようで、あっという間の10分間でした!」と爽やかな笑顔を見せた。本作は、少年法に守られる殺人犯と、プライバシーを晒される被害者やその遺族の両者の視点から描かれ、デビュー作ながらも第51回江戸川乱歩賞を受賞した作家・薬丸岳の小説が原作だ。本作で、刑法で保護され刑事責任能力も問われない14歳未満の殺人犯、少年A・B・Cの3人を演じた村上さん、北村さん、清水さんはそれぞれに“最旬”の若手俳優。俳優・村上淳の息子でもある村上さんは昨年、河瀬直美監督の映画『2つ目の窓』で主演を務め、第29回高崎映画祭にて「最優秀新人男優賞」を受賞したほか、『神さまの言う通り』に出演、今後も作品出演が目白押しだ。さらに、ダンスロックバンド「DISH// (ディッシュ)」のメンバーでもあり、『陽だまりの彼女』にも出演し、俳優としても活躍をし始めた北村さん。『渇き。』で印象的なボク役を演じた清水さん。彼らの演じる緊迫感あふれる演技に注目だ。村上さんが「僕は一番小さいんですけど、一番年上なんです。今回、実年齢が一番下の清水くんの後ろについていく役柄だったので、中学生の清水くんの勢いについていこうと思いました。やっぱり少年AにBとCはついて行くんだということをまっとうしました」と撮影をふり返ると、「物語の急展開が多いだけでなく、どの年齢層が観ても考えさせられるものになっていると思うので、大人の方はもちろん、同年代の方にも観てもらいたいと思っています」と北村さん、清水さんもドラマの魅力をアピールしていた。連続ドラマW「天使のナイフ」は2月22日(日)22時~スタート(全5話)。※第一話無料放送(text:cinemacafe.net)
2015年02月16日3月20日公開の映画『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』アフレコ会見が21日、都内のスタジオで行われ、お笑いタレントの渡辺直美が出席した。本作は、夜になると博物館の展示物たちが生き生きと蘇り、奇想天外なアドベンチャーを繰り広げる超人気シリーズ『ナイト ミュージアム』の最終章。そんな本作で、ロンドン大英博物館の警備員ティリー(レベル・ウィルソン)の日本語吹き替えを渡辺直美が担当している。渡辺は「声優というか女優としてハリウッドに進出しましたから、上品にピンクのドレスにしてみました。香水もたっぷりつけていますよ」とハリウッドセレブを気取るも、役になりきってアフレコにチャレンジしてもらおうと、スタッフから用意された警備服に生着替え。さらに本物の警備員から護衛術を学んで再びアフレコ収録を行うも、この日収録されたアフレコは採用されず「ちょっと待って下さい!ここまで頑張ったのに!」と不満気だった。イベント中に行った生着替えについて「初めてでした。この時代になかなかないですよね。今後も皆さんが望んでいれば、いくらでもやりますよ」と色気を見せた渡辺。そんな彼女は、現在、一般の男性に片思いしていることを告白して「年末からですね。私が好きっていうことも知らないですが、ご飯は一緒に行きましたよ。どこで会ったかは秘密です!告白は恥ずくないですか?(笑)。デートというデートをしてないので、イイ感じになったら美術館に行ってデートしたいです!」と恋愛の話になると饒舌。また、昨年留学したニューヨークで遊んでいたという報道に「ビックリしましたよ。3カ月間毎日勉強してましたから遊んでません!ゲイバーも1回しか行ってないのに…」と語るも、習得したという英語の方はさっぱりだった。映画『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』は、3月20日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国公開。
2015年01月22日初の劇場映画『萌の朱雀』でカンヌ国際映画祭「新人監督賞」を史上最年少で受賞し、『殯の森』で同映画祭にグランプリを受賞するなど世界が認める河瀬直美が、日本を代表する女優・樹木希林を主演に迎えて手がけた最新作『あん』。このほど、樹木さん演じる主人公・徳江を雇うことになる店長役を永瀬正敏が演じることが決定。これに併せ、特別映像も解禁となった。あることがキッカケで刑務所暮しを経験し、縁あってどら焼き屋「どら春」の雇われ店長として単調な日々をこなしていた千太郎(永瀬正敏)。ある日、その店で働くことを懇願する一人の老女、徳江(樹木希林)が現れる。彼女の勢いに押されるように、どら焼きの粒あん作りを任せた千太郎だが、彼女が作る粒あんがあまりに美味しく、次第に来客数も増え、店がみるみるうちに繁盛していく。いつも、潰れたどら焼きだけをもらいに通っていた近所の女子中学生・ワカナも次第に徳江と心を通わせていく。だがある日、徳江が昔ハンセン病を患っていたことが近所のうわさになる。一気に客足が遠のき、千太郎も徳江を辞めさせなければならないこと状況になる。この状況を察した徳江は、潔くその店を去り、それ以来徳江は千太郎やワカナの前に姿を見せることはなかった。それぞれの想いを抱えて、徳江の足跡を探す千太郎とワカナ。そして、2人が対面したものは…。作家、歌手、パーソナリティーとして幅広く活躍するドリアン助川の著書「あん」を映画化した本作。今回、暗い過去を持ちながらも、どら焼き屋の雇われ店長を任され単調な日々を過ごしている千太郎役に、『KANO 1931 海の向こうの甲子園』でも主役を務め世界を舞台に活躍する永瀬さん。働きたいと懇願する徳江と出会い、彼女と過ごすうちに心を開き“生きる”事に真剣に向き合い前に進み始める。そんな千太郎を永瀬さんは男の悲哀たっぷりに好演している。河瀬監督からの熱烈オファー受けたという永瀬さんは、「まさか、自分にお声掛けしてもらえるとは思いもしなかったので大変嬉しかったです。映画の枠を越えた何かが作品の中に息づいている気がしていました」と喜びを語った。またカンヌ出品については「それはまだなんとも…。ただフランスとドイツが制作に入っていると聞いているので、両国のみなさんにも観て頂ける機会があればいいな、とは思っています」と海外も視野に入れていることを明かした。永瀬さんは、主演の樹木さんと2001年公開の映画『ピストルオペラ』以来14年ぶりの共演。カンヌ国際映画祭でも常連となった河瀬監督と海外作品にも多数出演経験を持つ永瀬さん、日本が誇る大女優・樹木希林のタッグで、世界での評価に期待したい。『あん』は6月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月22日人気シリーズの完結編となる『ナイトミュージアム エジプト王の秘密』で日本語吹替えを担当するタレントの渡辺直美が1月21日(水)、アフレコの模様を公開。警備員役にちなんで、護身術を学びながらアフレコを行なうという異色の収録現場となった。渡辺さんが演じるのは、ロンドン大英博物館の警備員のティリー役。ティリーを演じるレベル・ウィルソンはアメリカで大人気のコメディエンヌで、ふくよかなボディが渡辺さんを彷彿とさせるが、渡辺さんは今回の声優としての起用はあくまでも「声で勝負した。(理由は)声だけです!」と強調。この日も「声優、女優としてハリウッドデビューしまして」とすっかりハリウッド女優気どりで、上品なドレスと気取った口調で登場し、出来ばえについて「かなりクオリティ高いです!」と自信満々だった。だが、これに対し制作陣からは渡辺さんのアフレコのやり直しという非情の命令が出される。「より警備員になりきる」というのが制作側の指令だったが、そのために渡辺さんは華麗なドレスから警備員の制服への“生着替え”を命じられる。さらに、本物の警備員の指導による訓練が行われ、もしもアフレコ中に暴漢に襲われるようなことがあっても、相手を撃退できるようにといくつもの護身術を教えられる。この訓練を踏まえて、アフレコがやり直され、渡辺さんは暴漢の攻撃にさらされつつも華麗に撃退し、収録をやり終えた。しかし、収録中の渡辺さんの鼻息が荒すぎるという理由で、一連の収録はボツとなり、すでに事前に収録されたバージョンが正式に採用されることに…。この一連の段取りにはさすがの渡辺さんも「何だこの茶番…?」と苦笑を浮かべていた。イベント後に報道陣の取材に応じた渡辺さんは、この冬の休みは友人とプーケットを訪れたことを明かす。あくまでこの旅は本当に“友人”と一緒だったようだが、それとは別に「意中の人がいます」と報道陣に告白。相手は芸能人ではなく一般の男性で、現在、片想い中とのこと。「向こうは私が好きということも知らない」と語りつつも「いい感じになれたら…」と成就を祈っていた。『ナイトミュージアム エジプト王の秘密』は3月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月21日カンヌをはじめ各国の映画祭で高い評価を集める河瀬直美監督の映画『2つ目の窓』のブルーレイ&DVDが本日リリースされたのを記念して、河瀬監督が作品に込めた思いを語る特典映像の一部が公開された。特典映像の一部本作は、河瀬監督が自身のルーツである奄美大島を舞台に、ふたりの高校生の初恋と成長、そして彼らを取り巻く大人たちの生き方を通して、命のつながりや人と自然との共存について描いた作品。オーディションで選ばれた村上虹郎と吉永淳が主演を務め、杉本哲太、松田美由紀、渡辺真起子、村上淳らが共演する。『萌の朱雀』『沙羅双樹』『殯〈もがり〉の森』など河瀬監督がオリジナル脚本で手がけた作品としては7作目となる本作は、カンヌ映画祭コンペティション部門に正式出品されたほか、ウラジオストク映画祭でグランプリを受賞、サハリン映画祭では主演女優賞(吉永淳)を受賞した。このほど公開された特別映像は、ブルーレイ&DVDに収録される特典映像の一部を抜粋したもので、リリースに際して河瀬監督は「奄美大島の自然は世界一です。朝日の神々しさ、満月の夜の神秘、そのどれもがフィルムに刻まれている。そこに少年少女のほとばしる生命力。言葉では言い表せないものの数々を繰り返しブルーレイ&DVDで体感してください」とコメントを寄せている。本日リリースされたブルーレイ&DVDは特典映像満載の2枚組仕様で、初回版にはスペシャルアウターケースとブックレットが付いてくるほか、制作日記が封入される。特典映像には、メイキング・オブ・『2つ目の窓』、ナビゲーション番組(映画『2つ目の窓』から見える風景 カンヌの窓から/奄美の窓から)、カンヌ映画祭記などが収録される。『2つ目の窓』ブルーレイ&DVD 発売中ブルーレイ:5500円(税別)DVD:4500円(税別)発売・販売元:ポニーキャニオン(C)「FUTATSUME NO MADO」JAPANESE FILM PARTNERS, COMME DES CINEMAS, ARTE FRANCE CINEMAS, LUIS MINARRO
2015年01月21日少子高齢化により、明日を担う子どもたちに期待が集まる一方で近年、人生の円熟期=“プレミアムエイジ”と呼ばれる60歳以上のシニア層にも注目が集まっている。シニアたちがどのようなセカンドライフ(シニア生活)を理想としているのか、実態を探る意識調査が行われ、「樹木希林」がプレミアムエイジの憧れる“女性著名人”第1位であることが明らかとなった。今回の意識調査は、セカンドライフの総合プロデュース企業として総合介護サービスを展開している日本ロングライフ株式会社が、2014年12月11日~14日の4日間、全国の60~79歳の男女を対象に「人生の円熟期“プレミアムエイジ”と理想のセカンドライフに関する意識調査」としてインターネットリサーチを行ったもの。その中で、全回答者(1,000名)に「70歳代でセカンドライフを満喫していると感じる、憧れの女性著名人は?」と質問をしたところ、第1位が「樹木希林」、第2位は「野際陽子」、第3位に「吉行和子」、第4位は「加藤登紀子」、第5位は「倍賞千恵子」という結果となった。さらに男女別に見てみても、男性が選ぶ第1位は「倍賞千恵子」に譲ったものの、女性が選ぶ第1位は「樹木希林」だった。現在、72歳の樹木さん。舞台の上で、TVの画面の中で、銀幕の世界でーー実に50年以上もの間、女優として活躍し続ける一方、“ロック”な夫・内田裕也との夫婦関係や「全身がん」を患っていることなどを公言しており、その飾り気のない毒の効いた小気味好い“希林節”と呼ばれる語り口がたびたび注目され、昨年大ヒット記録を打ち立てた『アナと雪の女王』のテーマよろしく“ありのまま”を体現している人物でもある。今年の6月には、「やり残したことは、ありませんか?」というキャッチコピーが話題となっている、“カンヌの常連”河瀬直美の監督最新作『あん』で主演を務めており、昨年末に開かれた製作発表会見では「役者という我が身を映し出す仕事を選んだのには、何かがあった」と自身の人生の意味を自問自答するシーンが印象的だった。ちなみに、憧れの“男性著名人”の第1位は「加山雄三」、第2位「石坂浩二」、第3位は「高橋英樹」、第4位には「鳥越俊太郎」、第5位は「小泉純一郎」。また、第6位は「渡哲也」、第7位に「渡瀬恒彦」と兄弟揃ってベスト10入りを果たしている。(text:cinemacafe.net)
2015年01月20日3月6日(金)より東京・新橋演舞場で上演される『スーパー喜劇「かぐや姫」』の制作発表が1月15日に行なわれ、主演の藤山直美ほかキャストが出席した。【チケット情報はこちら】「スーパー喜劇」とは三代目市川猿翁による「スーパー歌舞伎」と、藤山直美が演じる喜劇が合体したもので、2005年に第1弾として『狸御殿』を上演。今回、10年ぶりに第二弾として『かぐや姫』を上演する。主演のかぐや姫を演じる藤山は「私とかぐや姫が対極にあるっていうのは分かってるんですが、演出の齋藤さんと脚本の佐々木さんに物凄く大きな竹を作るからって言われたので(笑)、かぐや姫をやらせていただく事になりました」とコメント。手応えについては「来月から稽古なのでまだ分からないんですが、新しいひとつの“ジャンル”になれば良いなと思っています。ただ、出演者に珍獣が集まりましたので“ジャングル”になりそうな気もしています(笑)」と笑いを交えて語った。中宮役を務める市川笑也は、同作のエグゼクティブスーパーバイザーを務める猿翁の言葉を用い、「スーパー喜劇というのは、よりよくお客様を楽しませようと言うのがコンセプト。私の師匠である猿翁も“演劇はお客様あってのもの。お客様をどれだけ楽しませるかという所で頑張らなくてはいけないんだよ”とよく言っております。精一杯やらせていただこうと思います」と意気込んだ。また、月のウサギ役を務める市川猿弥は「前回のスーパー喜劇も思い出深い作品。前回は狸で、今回はウサギ。何で動物ばっかりなのかと思いますが(笑)今回も面白い作品になればと思っています」と話した。演出を務める齋藤雅文は、物語の見所のひとつである、藤山演じるかぐや姫の登場シーンについて「東京に初めてゴジラが登場したぐらいの衝撃があるのではないでしょうか(笑)。直美さんがやるからには歌って踊って暴れて・・・というようなお芝居になれば」とコメント。それを受けて藤山は「ゴジラに例えられて凄く幸せという方はいらっしゃらないと思うんですけど(笑)、ただ登場の仕方はどうでも良くて、最近は下を向くようなニュースが多いので、お客さんが劇場に来た時だけでも、心がほころんで帰ってもらえれば」と語った。また「喜劇というからにはお客さんに笑ってもらいたいですが、何でも良いから笑ってもらうというのは好きではない。喜劇というのは人の心情に自然と入り込んで笑ってもらうもの。登場シーンだけではなく、物語が作り出す情愛を感じて笑ってもらえたら良いですね」と話した。『スーパー喜劇「かぐや姫」』は3月6日(金)から3月31日(火)まで東京・新橋演舞場、4月5日(日)から27日(月)まで、大阪・松竹座で上演。なお、チケットぴあでは東京公演の先行抽選いち早プレリザーブを実施中。受付は1月19日(月)午前11時まで。また、先行抽選プレリザーブは1月17日(土)午前11時より受付開始。
2015年01月16日“カンヌの常連”河瀬直美監督が、樹木希林を主演に迎えて贈る最新作『あん』から、初の映像となる特報映像が解禁。2014年には「旭日小綬章」を受章した大ベテランの樹木さんが、本作の特報で初のナレーションを務めていることが分かった。あるきっかけで刑務所暮しを経験し、縁あって、どら焼き屋「どら春」の雇われ店長となった千太郎。ある日、その店の求人募集の貼り紙を見て働きたいと懇願する老女・徳江(樹木さん)が現れる。彼女が作る粒あんはあまりに美味しく、瞬く間にどら焼きは人気商品となり、店はみるみるうちに繁盛していく。また、いつも潰れたどら焼きだけをもらいに通っていた近所の女子中学生・ワカナも、次第に徳江と心を通わせていった。だがある日、徳江が昔、ハンセン病を患っていたことが近所の噂になり、事情を察した徳江は店を去る。今、徳江はどうしているのだろう…?それぞれの想いを抱え、千太郎とワカナは徳江の足跡を探すことに…。原作は、河瀬監督の『朱花の月』にも出演しているドリアン助川の同名小説。河瀬監督が原作モノの映画化に挑むのは初となる。主演を務めた樹木さんは、2008年に「紫綬褒章」を受賞し、2013年には『わが母の記』で日本アカデミー賞「最優秀主演女優賞」を受賞。全身がんであることを告白しながらも仕事は継続しており、年末のスペシャルドラマではお笑い芸人の又吉直樹(ピース)とも異色のコンビで絶妙な掛け合いを見せていた。本作では、小さなどら焼き屋を舞台に、人々の心をホッと和ませる粒あんを作るひとりの老女の姿を熱演。初の映像となった今回の特報でも、「やり残したことは、ありませんか?」と問いかける樹木さんの実生活とも重なる語りと、グツグツと煮える小豆や出来たてのどら焼き、そして、そのどら焼きを手に「おいしい…」とつぶやく劇中のワンシーンが納められている。製作発表会見では「遺作になることを望まれている」とジョークにしながらも、渾身で挑んだ本作。樹木さん以外にも豪華共演者が名を連ねているというから、続報にも注目だ。『あん』は6月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月05日河瀬直美監督最新作で、樹木希林主演の『あん』の製作発表会見が12月11日(木)、都内で行われ、「全身がん」を公表している樹木さんだが、本作では元ハンセン病患者であんこ作りの名人の主人公を演じることが発表された。原作は河瀬監督の『朱花の月』にも出演しているドリアン助川の同名小説で、河瀬監督にとっては初の原作の映画化となる。どら焼きやの「どら春」の求人募集の張り紙を見て店で働くことを懇願する老女・徳江。彼女の手による粒あんのどら焼きは瞬く間に人気商品となるが、彼女がかつてハンセン病を患っていたことが噂となり客足が一気に遠のき、事情を察した徳江は店を去るが…。会場には主催者の予想を超える報道陣が詰めかけ、設置されていたイスを撤去してスペースを作るなど大盛況。和菓子職人の衣裳で登場した樹木さんは「(こんな盛況は)トム・クルーズの来日以来らしいですけど(笑)」ととぼけた口調で語る。『朱花の月』に続いての河瀬作品出演となる樹木さんだが『朱花の月』の際の報酬が5万円で交通費は自腹だったことを苦笑交じりに明かしつつも、そんな河瀬監督の演出や人間性に何かを感じたよう。あんの映画ということで、河瀬監督が地方の畑に赴き小豆作りから小豆を干してあんにしていくまでの過程をつぶさに観察し「小豆の声を聴く」と話していたことを明かしつつ、樹木さんは「いまの時代、私はそんなもの聞こえません(笑)!」とピシャリ。それでも「そんな映画作りに参加させていただき、70を過ぎて、50年も役者をやってて“感性”というものを要求されました」とふり返る。改めて河瀬組の撮影をふり返り「結果的にありがたい仕事になりました」と語り「役者であったら一度は河瀬監督の作品をやったらいいんじゃないかとお世辞ではなく思う」とも。「やり残したことは、ありませんか?」というのが本作のキャッチコピーとなっているが樹木さんは「何にもない。元々、期待がないから『もっと…』というのが一切ない」と自らの哲学を語り、撮影が終わると出演作の台本も捨ててしまうとも明かす、その一方で「この(『あん』の)仕事をやらせてもらった後で、もうちょっと心してやらないといけなかったんだなという思いになりました。役者というわが身を映し出す仕事を選んだのには、何かがあったんだと。『やり残したことがあったな』と思いました」としみじみと語った。実際に撮影前に樹木さんは、ひとりで鹿児島にあるハンセン病の患者の施設にも足を運んだという。また撮影でも国立のハンセン病療養施設の多磨全生園にも足を運んだそうだが、それを踏まえて「ハンセン病というものを実感しました。全生園で撮影して、広いけれどここから出られないというあの閉塞感…。あそこに何十年もいる人の思いを実感しました。同時に、(東日本大震災の)仮設住宅はもっと狭い。(避難者は)その仮設住宅に4年もいるんです。原発事故を身近に思いました」と憂いの表情を浮かべていた。映画の公開まで6か月ほどあるが、この段階での記者会見に樹木さんは「河瀬監督は『(樹木さんの)遺作ということで売りたいんじゃないか?』と言ってました」と笑い「遺作になることが望まれているのでなかなか次(の作品のこと)を言い出せないでいますが、いつ何が起こるか分からない。死ぬ死ぬって言ってて詐欺みたいだけど、私が言ってるわけじゃなくてお医者さんに『全身がん』という病名をいただいてる」と冗談めかした口調で続ける。体調については「ヘバる時はヘバりますね」と語るも現在は良好な状態のよう。「薬を一切飲まないのが元気の元」と語った。先日、高倉健、菅原文太という日本映画を背負ってきた大スターが続けてこの世を去ったが、この2人とのエピソードなどを尋ねられると「ありますけど(コメントを)留め置かれてます。せっかくの大スターに余計なこと言って水を差さないようにと夫から。深い深い話があるんですけど」と静かに微笑んでいた。『あん』は2015年6月公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月11日国内外の映画人が注目する『萌の朱雀』『殯の森』などで知られる、女流監督・河瀬直美の最新作『2つ目の窓』が、2015年1月21日(水)にBlu-ray&DVDでの発売が決定。これを受け、河瀬監督と監督直々に見出され、主演を務めた村上虹郎と吉永淳がコメントを寄せた。自然と神と人が共存する奄美大島を舞台に、母の死、家族の再生。そして繋がっていく命を描いた力作。河瀬監督は「奄美大島の自然は世界一です。朝日の神々しさ、満月の夜の神秘、そのどれもがフィルムに刻まれている。そこに少年少女のほとばしる生命力。言葉では言い表せないものの数々を繰り返しBlu-ray&DVDで体感してください」とコメント。島の高校生・界人(かいと)役の村上さんは、「奄美大島の大いなる自然で少年少女がまた自然と一部として痛く切なくもがく。静かに、時に荒々しく震う波。どうしようもないなんてことないんだって、少し先しか見えないけど、必死に向き合い続けた先に瞳の奥で光るそのなにかを信じて生き生きと、香りのする一秒一秒をどうかお見逃し無く」と見どころを語る。同じく島の杏子(きょうこ)役の吉永は、「わたしは、出演していながら、この作品から多くを学びました」と回想した上で、「この映画は、人生を通して光り続けるためのエネルギーをわたしに分けてくれました。ぜひ、みなさんもこの作品に出てくる界人と杏子の息吹に耳を澄ましてくだされば幸いです」とコメント。村上さんとともども爽やかな演技は必見だ。セルDVD/BDは特典映像満載の2枚組仕様で、初回版にはスペシャルアウターケースとブックレットを封入予定。河瀬監督の世界観を美しい映像で堪能してみて。<『2つ目の窓』Blu-ray&DVDリリース>【セル】ブルーレイ¥5,500(本体)+税【セル】DVD¥4,500(本体)+税発売日:2015年1月21日(水)発売元・販売元:ポニーキャニオン(C) 2014“FUTATSUME NO MADO” JFP, CDC, ARTE FC, LM.(text:cinemacafe.net)■関連作品:2つ目の窓 2014年7月26日より全国にて公開(C) 2014“FUTATSUME NO MADO” JFP, CDC, ARTE FC, LM.
2014年11月05日盛況のうちに幕を閉じた「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」において、各賞を受賞したコンペ出品作品と並び、センセーションを巻き起こしたのがフォアキャスト部門で上映された『瘡蓋譚 -カサブタタン-』。監督の上野遼平はなんと、現役の“高校生”である。『瘡蓋譚』は39分のショートフィルム。妻の傷口にできたカサブタをある夜、夫は妻が寝ている間に衝動的にはがして食べてしまう。夫は罪悪感を感じつつも妻のカサブタを食べ続け、やがて妻もそれに気づくが、彼女は夫の期待に応えることに快楽を覚え始めるという、シュールかつエロティックな世界が展開する。上野監督は1996年生まれの現役高校生。奈良在住で、同じく奈良を拠点に世界的な活躍を見せる河瀬直美監督(『萌の朱雀』『殯の森』)のワークショップで学び、本作も河瀬監督のプロデュースで完成した。本作について、上野監督は「高1のときに(脚本を)書いて、高2で撮影した」と明かすが、その世界観はとても高校生のものとは思えず、早熟の才気を感じさせる。自ら“童貞”であることを公言しているが、劇中では夫婦のセックスシーンや、主演の花岡芙喜子が演じる妻がヌードで屋外で踊りを舞うシーンも。この舞のシーンは1月の撮影初日、奈良の山奥で撮影されたそう。映画祭の舞台挨拶で上野監督は「母親の裸しか見たことなかったので、知らない女性の裸見るというのはすごかったです(笑)」と語り、会場は笑いに包まれた。若き監督は映画祭期間中、物怖じすることなく、映画祭に参加した映画関係者に積極的に話しかけていたそうで、最新作を出品していた井口昇監督や「ニューウェーブアワード」を受賞した宮藤官九郎らにも自作をアピールしていたという。クロージング作品『野のなななのか』の大林宣彦監督は現在76歳だが、クロージング作品の舞台挨拶やパーティの席でも60歳ほど年の離れた若き才能との出会いについて言及。審査員として映画祭に参加した俳優の斎藤工も、自身の初監督作品の上映時の舞台挨拶で「今年は10代の監督も参加してますが」と語るなど、大いに映画関係者の中でも話題になっていたよう。2回の映画祭での上映には一般の観客はもちろん、多くの報道陣や映画関係者の姿も見られた。舞台挨拶に上野監督は上半身裸で、ズボンのファスナーからはゴム製の男性性器のおもちゃをぶら下げた姿で登壇し、主演で夫役の加門功もなぜかパンツ一丁で出席。上野監督は「ここ(ゆうばり映画祭)に来ている人は(セックスに)飢えている人が多そうなので(笑)」と挑発的に自作のエロティックな描写をアピールし、作品について「賛否は分かれるかもしれませんが、一生懸命作りました」と語り、会場を沸かせていた。映画祭公式パンフレットや公式サイトのプロフィールには、ピースした監督の写真が掲載されており「秋元康氏を勝手に心の師と仰ぐ」との一文も。いまどきの若者の感覚と早熟した感性を同居させる若き才能が今後、どのような作品を作り上げていくのか、注目を集めそうだ。(黒豆直樹(cinema名義))
2014年03月04日今年デビュー25周年を迎えた歌手の田村直美が、7月16日(月・祝)にSHIBUYA O-EASTで自身のキャリア初であるアニソンライブを開催する。東方神起がアンドロイドに?!最新シングルのジャケ写解禁このライブでは自身の最大のヒット曲である『ゆずれない願い』をはじめとした、今まで発表してきたアニソンは歌うのはもちろん、他にも有名アニソンのカバーなども行うとのこと。オープニングアクトは今年の5月にCDデビューしたばかりのSweetyが行い、さらにシークレットゲストの出演が決定している。ライブ終了後には田村直美とSweetyによるハイタッチ会も実施されるとのことで、ファンには楽しみなライブになりそうだ。7月11日(水)には現在放送中のアニメ「クイーンズブレイド リベリオン」のオープニングテーマである『命のうたが聞こえる』も含めた彼女のこれまでアニメに使用された楽曲と、『残酷な天使のテーゼ』や『CHA-LA HEAD-CHA-LA』など、この作品のために新たに収録したアニメの名曲カバーも収録したアルバム『リスペクト フォー アニソン』をリリース予定。こちらもライブと合わせてチェックしよう。■-アニROCK★2012 OPEN WATER- 田村直美祭り!2012年7月16日(月・祝)会場:SHIBUYA O-EAST料金:1Fスタンディング 5,000円(別途ドリンク代500円)出演:田村直美、Sweety(オープニングアクト出演)時間:開場16:00/開演17:00
2012年06月15日ビヨンセのものまね芸で人気の渡辺直美が初主演を飾った映画『SPOTLIGHT』が、現在開催中の第4回沖縄国際映画祭・地域発信型プロジェクト部門にて上映され、渡辺をはじめ浜崎綾監督、小林星蘭、木村祐一が舞台あいさつを行った。舞台あいさつの模様地域発信型プロジェクトは、昨年から始まった新プログラムで、全国各地で映画を撮影し、その土地の良さや魅力を世界へ発信しようというもの。浜崎監督が選んだ地域は“東京都”。昭和12年に開業した歴史あるキャバレーでダンサーになることを夢見る女性が、挫折しながら自分の夢に立ち向かっていく姿を描く人間ドラマ。浜崎監督は「歌手になりたいとかサッカー選手になりたいとか夢を持っていても、実際には難しく、いまひとつ頑張れない弱さを誰もが持っているもの。この映画では、夢が叶ったか叶わなかったかではなく、寄り道すること、自分の弱さに向き合うこと、そうやって成長していくことを説教くさくなく伝えたかった」と、映画に込めた想いを語った。浜崎監督は、フジテレビの『新堂本兄弟』『ミュージックフェア』などの音楽番組を担当、2010年に『ピカルの定理』の立ち上げに加わるなど、人気番組で経験を積んできた有望株だ。ヒロインに大抜擢された渡辺は、「まさか自分が映画の主演を務めるとは思わなかった。不安の方が大きかったけれど、浜崎監督とは仕事をしたことがあるので仲のいいスタッフさんも多く、楽しい現場でした。初のお披露目は緊張しますね」と、芸人としてではなく“女優”として淑やかにあいさつし、「渡辺直美のいろいろな顔が詰まっています。ダンスも注目してほしい」とアピール。そんな渡辺の女優っぷりを共演の木村は、「彼女は主演顔ですよ、だって脇にいたら邪魔ですからね(笑)。ビーチの大きなスクリーンでも耐えられると思います」と、冗談をまじえながらも絶賛し「映画は芸術なので、好きか嫌いかでいいと思うんです。僕はこの映画好きです!」と監督を称えた。また、同映画祭の第1回目からすべて参加している木村は、「毎回、僕ら(芸人)が来て笑いを届けていると言われていますが、実際はその逆。声援をもらって、握手を求めてもらって、沖縄で映画祭が開催されることを心から喜んでもらって、僕らの方が感動と元気をもらっています」と、感謝を伝えた。第4回沖縄国際映画祭3月31日(土)まで開催取材・文・写真:新谷里映
2012年03月29日タレントの渡辺直美が12月22日(木)、都内で行われた人気海外ドラマ「glee/グリー」シーズン2のDVD発売イベントに出席。同作に出演するクリス・コルファー(カート役)が大好きだという渡辺さん。しかし「ウィキペディアで調べたら、(役柄と同じく)本当にゲイでした。恋愛関係になれないなんて…」とショックを隠しきれない様子だった。オハイオ州の片田舎・ライマにある、ウィリアム・マッキンリー高校のグリークラブ(合唱部)を舞台に、落ちこぼれ負け犬部員と新米教師が州大会優勝を目指す青春ストーリー。シーズン2では、実力不足を痛感した部員たちが、新戦力のスカウトに奔走。州大会にリベンジし、ニューヨークで開催される全国大会出場に照準を合わせるが…。今回も新旧ヒット曲のオンパレード。グウィネス・パルトロウやブリトニー・スピアーズら、有名スターの出演も大きな見どころになっている。“ビヨンセ”ネタで大ブレイクした渡辺さんのアンテナにも、「glee/グリー」はしっかり届いていたようで、「シーズン1のDVDを何度も何度も見ていたので、ずっと待っていました」とシーズン2のリリースに大喜び。「個性的なキャラクターに、『これからどうなるんだろう?』というストーリー。それに感動するシーンもある」とアピール。さらに「私も出演したい。どうにかならないですかね…」と自ら立候補し、「出させていただければ、美空ひばりさんを歌います」と早くも出演する気満々だ。そんな渡辺さんがいま一番会いたいのが、来日中のレディ・ガガ。「すっごく会いたい。もし、今日の模様をテレビで見て『ちょっと、この子、クールじゃない?』ってことになれば(笑)。ガガさん、これを見てたら、吉本まで連絡ください!」と猛烈アピールだ。この日は、ガガのヒット曲「Born This Way」に乗せてダンスも披露しただけに、ひょっとするとガガ様の目に触れるかも?最後に「クリスマス、冬休みにご家族、カップルで楽しめるドラマ。私もずっと応援します」とドラマをPRしていた。「glee/グリー」シーズン2はDVDレンタル中、発売中。『glee/グリーザ・コンサート3Dムービー』DVD&ブルーレイは、2012年1月7日(土)に発売。「glee/グリーシーズン2」DVDレンタル中<セル>「glee/グリーシーズン2DVDコレクターズBOX」価格:18,480円(税込)発売中「glee/グリーシーズン2ブルーレイBOX」価格:23,100円(税込)発売中「glee/グリーザ・コンサート・ムービー3枚組3D・2Dブルーレイ&DVD&デジタルコピー(初回生産限定)」価格:5,990円(税込)発売日:2012年1月7日(土)発売元:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン公式サイト:© 2011 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.■関連作品:glee/グリー踊る♪合唱部!? [海外TVドラマ]© 2009-2010 Twentieth Century Fox Film Corporation.All Rights Reserved.glee/グリーザ・コンサート3Dムービー 2011年9月23日よりTOHOシネマズ六本木ほか公開TM & © 2011 Twentieth Century Fox. All rights reserved.■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.220大人気「glee」の舞台裏に潜入!第4回シネマカフェ的海外ドラマvol.219大人気「glee」の舞台裏に潜入!第3回シネマカフェ的海外ドラマvol.218大人気「glee」の舞台裏に潜入!第2回シネマカフェ的海外ドラマvol.217大人気「glee」の舞台裏に潜入!第1回ヒロイン役は誰の手に?S・ヨハンソン、T・スウィフトらがヒロイン役候補で競合
2011年12月22日『殯の森』で2007年にカンヌ国際映画祭のグランプリに輝いた河瀬直美監督の発案で、世界中の名だたる映像作家21名が、3月11日の東日本大震災の被災地に捧げるために製作した3分11秒のショートフィルムを集めた『3.11 A Sense of Home Films』。先日より開催中の「第24回東京国際映画祭」と「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)」の連動企画として10月27日(木)より開かれる「フォーカス・オン・アジア&ワークショップ」において本作が上映される。同時に本イベントにおいて、山田孝之主演の『指輪をはめたい』の岩田ユキ監督が、クリエイター育成を目的としたワークショップを行うことも決定した。『3.11 A Sense of Home Films』は、タイトルにもある“A Sense of Home(「家」という感覚)”をテーマに、「家族・ふるさと・祖国への想いを世界中の人と考えること」を目的として、河瀬監督の発案で企画がスタート。女優で監督経験も持つ桃井かおりを始め、スペインが生んだ名匠ヴィクトル・エリセに国際映画祭の常連である中国のジャ・ジャンクー、『母なる証明』、『殺人の追憶』などを手がけ日本でも高い人気を誇る韓国のポン・ジュノら21名が賛同し、それぞれが3分11秒の作品を手がけている。ポン・ジュノ監督は参加に際し「私は、自分のカメラを通して、慰めの言葉を届けられればと思いました」とコメント。震災から6か月の節目となる9月11日には、河瀬監督のホームタウンである奈良県・吉野の金峯山寺にて奉納野外上映が行われた。「信じよう。映画の力。」をスローガンに掲げる東京国際映画祭では、今年もアジア最大級の国際短編映画祭である「SSFF & ASIA」とのコラボレーションで「フォーカス・オン・アジア&ワークショップ」を開催。東京都美術館にて10月27日(木)から10月30日(日)までの日程で行われ、『3.11 A Sense of Home Films』の東京初上映に加えて、今年の「SSFF & ASIA」の受賞作品、さらに『オールド・ボーイ』で知られるパク・チャヌク監督がiPhone4で撮影し、ベルリン国際映画祭2011にて短編映画金熊賞を受賞した『波瀾万丈/Night Fishing』なども上映される。ワークショップは最終日の10月30日(日)に開催。スキマスイッチの楽曲「8ミリメートル」のミュージックビデオを手がけ、今年の映画祭にも出品された『指輪をはめたい』のメガホンを握った岩田監督が、映画製作のノウハウについて講義を行う。長編映画だけでなく、ショートフィルムでも世界の錚々たる名匠たちの作品が東京に集結!彼らが“Home”に込めた思いを体感してみては?「フォーカス・オン・アジア&ワークショップ」は東京都写真美術館にて10月27日(木)から30日(日)まで開催。岩田ユキ監督によるワークショップ概要日時:10月30日(日)14:00〜18:00(予定) ※途中休憩あり参加費:無料(※事前登録制、定員になり次第受付終了)会場:東京都写真美術館(東京・恵比寿)※申し込みは公式ホームページにて。公式ホームページ:■関連作品:指輪をはめたい 2011年11月19日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011 Kino Films/Kinoshita Management Co.,Ltdショートショート フィルムフェスティバル & アジア2011 [映画祭] 2011年6月16日から6月19日まで表参道ヒルズスペース オー、6月22日から6月26日までラフォーレミュージアム原宿ほかにて開催第24回東京国際映画祭 [映画祭] 2011年10月22日から10月30日まで六本木ヒルズをメイン会場に都内各所にて開催© 2011 Tokyo International Film Festival All Rights Reserved.■関連記事:あなたは見つけられる?『指輪をはめたい』特製デコトラ“迷走”中!【TIFFレポート】岡田将生&原田泰造通訳付き映画祭公式上映にハイテンション!【TIFFレポート】加瀬亮、デニス・ホッパーの息子と朝4時までの付き合いを明かす【TIFFレポート】山田孝之、司会者に「本当の恋愛って何ですか?」と逆質問【TIFFレポート】小栗旬「毎日、逃げ出したいと思ってた」と監督経験を述懐
2011年10月26日いよいよ今週末に閉幕となる第64回カンヌ国際映画祭。「コンペディション」部門には河瀬直美監督の『朱花の月』、三池崇史監督の『一命』、「監督週間」には園子温監督の『恋の罪』がエントリーし、日本映画への注目度も高く、各賞のゆくえも気になるところだ。映画祭には今年も、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』をひっさげたジョニー・デップ、『ツリー・オブ・ライフ』、『カンフー・パンダ2』とそれぞれの出演作が出品されたブランジェリーナをはじめ、豪華な顔ぶれが揃った。ここでは写真と共に映画祭に華を添えた女優、俳優たちをご紹介しよう。ブラピ主演の『ツリー・オブ・ライフ』の公式上映に参加したアンジェリーナ・ジョリーはアトリエ・ヴェルサーチのチョコレート色のシルク・ドレスを着用。前面には深いスリットが入り、背面には複雑なドレープが波打つゴージャスなデザインだ。自身の出演作『カンフー・パンダ2』のフォトコールではサルヴァトーレ・フェラガモのヌード・ベージュのシンプルなワンピース姿で自然体の魅力をふりまいた。『Sleeping Beauty』(原題)のダイアン・クルーガーはカルバン・クラインのシャンパンゴールドのドレス、監督作『The Beaver』(原題)の公式上映に主演のメル・ギブソンを伴って登場したジョディ・フォスターはジョルジオ・アルマーニのワンショルダーのドレス。ネイビーブルーがお気に入りらしく、『Melancolia』(原題)の公式上映出席時は同系色のバレンシアガのホルターネックのドレスを着ていた。アトリエ・ヴェルサーチ、オスカー・デ・ラ・レンタ、エリー・サーブを着こなし、連日注目を集めたのは中国出身のファン・ビンビン。とりわけ目立ったのはオープニング・セレモニーのときに着た赤のドレス。鶴の刺繍が入った着物風のデザインは彼女のスタイリストによるものだという。若手女優たちは清楚な装いで勝負。アストリッド・ベルジェ=フリスベはシャネルのアイボリーのドレス、ミア・ワシコウスカはフィロソフィ・ディ・アルベルタ・フェレッティのローズのシルクドレスや、ヴァレンティノのピンクのドレスで爽やかさを演出した。16日(現地時間)にはスーパーモデルのナオミ・キャンベルが東日本大震災被災者支援のチャリティ・ファッションショー「Fashion For Relief: Japan」を開催、ゾーイ・サルダナやロザリオ・ドーソン、そして70歳を超える名女優のジェーン・フォンダらがモデルとしてランウェイに立った。会場ではドルチェ&ガッバーナがデザインしたチャリティTシャツも販売された。ドルチェ&ガッバーナの人気は高く、サラ・ジェシカ・パーカーや本年度コンペ部門の審査員を務めるユマ・サーマンらがプレミアやフォトコールで白に刺繍の入った2011年春コレクションのドレス(サラ・ジェシカはたっぷりとしたマキシ丈、ユマは身体にフィットした膝丈)を着ていた。ちなみに、審査員全員のフォトコールでユマと並んだ審査員長のロバート・デ・ニーロのよれよれの普段着姿は、ある意味究極の外しの美学かも。さて、あなたが選ぶ今年のカンヌのベストドレッサーは?(text:Yuki Tominaga)特集「カンヌ国際映画祭現地から最新ニュースお届け」■関連作品:第64回カンヌ国際映画祭 [映画祭]カンフー・パンダ2 2011年8月19日より新宿ピカデリーほか全国にて公開KUNG FU PANDA 2™ & © 2010 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.ツリー・オブ・ライフ 2011年8月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2010 Cottonwood Pictures, LLC. All Rights Reserved一命 2011年10月、公開© 2011映画「一命」製作委員会恋の罪 2011年公開© 2011「恋の罪」製作委員会朱花の月 2011年9月、渋谷ユーロスペース、TOHOシネマズ橿原 ほか全国にて順次公開© 「朱花の月」製作委員会パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 2011年5月20日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.■関連記事:【カンヌレポート7】瑛太、初カンヌに緊張監督は時代劇に3D起用理由を説明ジョニー・デップの膨大な帽子コレクションに危機!ヴァネッサが断捨離を迫るジョニーもペネロペも欲しがる…?「手に入れたい泉」の投票結果を大発表!海賊たちが可愛い人形に!『パイレーツ・オブ・カリビアン』フィギュアを2様プレゼントジョニーの横断幕はストで届かずも、日本人キャスト・松崎悠希、渾身のボケかます
2011年05月20日空き巣に入った家で、カップルを衝動的に殺した死刑囚。彼の元に面会に訪れる一人の女性。彼女は被害者の男性の婚約者であり、被害者男性は別の女性との逢瀬の最中に殺害されたのだった。死刑囚と婚約者を殺された女性。その2人の間に愛が芽生えたら――。『真幸くあらば』はまさに“究極”と呼ぶにふさわしい、純愛を描いた作品。タイトルはかつて謀反の罪で捕らえられた有間皇子が刑死間近に詠んだという歌から取られている。自分の婚約者の命を奪うと同時に、その不実をも明かした死刑囚に心惹かれていくヒロインを演じたのは尾野真千子。深遠なる感情表現と共に、体を張ってこの純愛を体現した。一見、ありえないと思えるこの2人の関係を、演じた尾野さん自身はどのように捉え、表現したのか?まずは尾野さん自身について質問。1997年のデビュー作『萌の朱雀』(河瀬直美監督)以来、本作を含め人間の“命”、“生きる”ということをテーマにした作品への出演が数多くみられるが、作品を選ぶ上での本人の意思なのだろうか?「いや、実は私自身というわけではないんです。あえて言うなら事務所や周りのみなさんがそうした作品をすごく大切にしていて、私のところに持ってきてくれる。それはすごく幸せなことですし、人の生や死というとても大切なことに向き合える作品に出られるのは嬉しいです。私自身で言えば、やはり原点が『萌の朱雀』にあるのは確かです。どこかで道を外れたら、『原点に戻ろう』という自分がいますね」。では、本作『真幸くあらば』について。最初に脚本を読んで、出演すると決めるまでの経緯を尋ねた。「脚本を読んで、すぐに『やります』とは言えなかったです。やろうか?どうしようか?できるか?できないか?かなり悩みました。死刑囚という存在にどう向き合うのか。しかも、そこで恋に落ちる…。どう向き合えばいいのか全く分からなかった。セリフなんて言ってしまえばいいけど、そのセリフを言うためにどんな顔をしたらいいのか?そこですごくあやふやな感情でいたんですが、御徒町監督に会って、私たち俳優の気持ちをすごく大切にしてくれる方で、この人になら付いていけるかも、という気持ちで出演を決めました」。その御徒町監督の現場作りや演出は、これまで経験したことのないものだったと明かす。「本読みの段階で、脚本は横に置いておいて、私と監督と(死刑囚役の)久保田(将至)くんの3人で気持ちを作るレッスンをしました。例えば、場所は喫茶店で、私と久保田くんは昨夜初めて会ったばかり、という状況を与えられて自由に演技してみたり。いま、持っている気持ちをどうやって演技として引き出し、表現するかということを練習したんです。本番でも、監督は自分がOKやダメ出しをするのではなく、私たちに聞いてくるんです。『どうだった?互いの気持ちは繋がっていた?』って。こっちが『できてました』と言うと、『じゃあOKだね』とそこでOKが出る。ある意味、すごく怖かったです」。そんな中で尾野さんが薫という女性を自分のものにした瞬間は?そう尋ねると、クスリと笑って、柔らかい口調でこんな答えが返ってきた。「私は普段から、あまり考えてないんですよ(笑)。現場に入らないとよく分からなくて…。例えば、リハーサルで何もないところで演技しても何の感情もわいてこない。現場で相手と向き合って、ようやく相手の感情が見えてきて『こんなこと考えてるのかな』という気持ちになって涙や笑いがこみ上げてくる。今回も、“掴んだ”のは現場。久保田くんは今回が映画初主演で、どういう演技してくるのか分からなかった。『こうしてくるかな?』とか思ったら、全然違うことしてくる。そういうのがドキドキする瞬間ですね。順撮りだったんですが、久保田くんが徐々に変わってくるのが目に見えて分かるんです。こっちが鳥肌立つくらい。そこに気持ちを入れるのはすごくやりやすかったです」。そして、ラスト近く。差し入れの聖書への書き込みで互いの思いを伝え合った2人が、遠く離れていながらも結び付き、交わるという場面。尾野さんは月の光の下にその美しい肉体を露わにする。最終日に撮影されたというこのシーンについても語ってくれた。「私自身、このシーンがあることはもちろん知っていたんですが、“覚悟”を決めたという瞬間はなかったです。むしろ、ずっと不安で考えないようにして、目の前のシーンに集中していましたね。当日は、普通なら、体を隠す“前張り”というのをするんですが、私はできなかったんです――。ここで隠してしまえば、“彼”にも隠しているような気がして、そうしたら一緒になれないように思えて『隠しません』と言って、生まれたままの姿で撮影に臨みました。なりきれていたからこそできたんだと思います」。「普段の私は“女優”じゃないですよ(笑)」、「素の自分を知られるのは恥ずかしいですね」と屈託のない笑顔で話す尾野さん。スクリーンの中で見せる表情とのギャップに少し驚きつつ、まぎれもなく彼女が“女優”であることをまざまざと感じさせられた。今年、20代最後の年を迎える彼女のさらなる活躍に期待したい。■関連作品:真幸くあらば 2010年1月9日より新宿バルト9ほか全国にて順次公開©2009「真幸くあらば」製作委員会殯の森 2007年6月より全国にて公開©KUMIE / Celluloid Dreams Productions/ Visual Arts College Osakaクライマーズ・ハイ 2008年7月5日より丸の内TOEI1ほか全国にて公開© 「クライマーズ・ハイ」フィルム・パートナーズ■関連記事:堺雅人が語る太宰、そして『人間失格』――。「近代文学と“再会”できました」阿部寛「役をもらえたのが奇跡」、仲里依紗は涙!「毎日映画コンクール」表彰式日本アカデミー賞『おくりびと』が独占追うは『母べえ』&『クライマーズ・ハイ』堤真一&堺雅人、快挙!『クライマーズ・ハイ』コンビが報知映画賞ダブル受賞福山雅治「堤さんは普通の関西のおっさん」柴咲コウはセクハラトークに献身の日々!
2010年01月08日