ももさんは、年長の息子・イツくん、パパとの3人家族。イツくんの発達の遅れが気になっていたももさんは、小学校へ入学する前に発達障害の検査を受け、支援級へ行かせる選択をしました。それを義両親に報告すると「支援級なんて必要ない!」と全否定! その上……。発達障害について理解がなく、ももさんたちの選択を否定してばかりの義両親。何を言っても折れないももさんたちを見て、ついに義父は「子どもは親の言うことを聞くものだろう!」と、頭ごなしに押さえ付けました。 言いたいことはたくさんあったものの、ももさんは何も言わず退席したのでした……。 久しぶりに義実家へ行くと… 義両親と再び話し合うことはなく、義実家をあとにしたももさん夫婦。帰宅する車内で、ももさんが話の途中で退席したことを振り返るパパは、義実家ではお父さんが絶対的存在で、反発する人はいなかったと話したのでした。 “親(父)の言うことが絶対”という環境で育ったパパ。すでに成人し子どもがいる今でも「子ども」と認識し、言うことを聞かせようとする義父にも驚きですね。 パパはももさんに「あの態度はない」と言いましたが、皆さんはどう感じましたか? >>次の話 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター メイ
2023年12月25日大人気マンガシリーズ、進撃のミカさんの『病気で実家暮らしの俺を見下すエリート妹』を紹介します。病気でやむを得ず仕事を辞め、今は実家で在宅ワークをしている主人公。そんな主人公には、有名な私立大学に通うエリートの妹がいました。妹は、主人公が働いていないものだと勘違いしていて…。≪HPはこちら≫#1病気で実家暮らしの俺を見下すエリート妹出典:進撃のミカ勘違いしている妹出典:進撃のミカいつもイヤミを言われる出典:進撃のミカ妹の憧れの人は…出典:進撃のミカテレビで話題の女性社長出典:進撃のミカ両親からの注意出典:進撃のミカ甘やかしすぎ!出典:進撃のミカ主人公の収入で成り立っている出典:進撃のミカ父が働けなくなり…出典:進撃のミカ次回予告出典:進撃のミカ妹には勘違いをされていましたが、実は主人公は家族を養っていました。両親は妹に何度も説明しようとしますが、妹は聞く耳を持ちません。主人公が若いころから働くようになったきっかけは父の怪我で…。イラスト:進撃のミカ※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※この物語はフィクションです。(CoordiSnap編集部)
2023年12月25日ももさんは、年長の息子・イツくん、パパとの3人家族。やさしい義両親との関係も良好で、義実家への帰省もまったく苦ではありませんでした。しかし、今回の帰省では、大切な報告があって……。発達障害の検査を受け、医師の意見を聞き、夫婦で何度も話し合った結果、イツくんを支援級へ通わせるという選択をしたももさん夫婦。今回の帰省では、義両親に報告すると決めていました。 しかし義両親は、頭ごなしに「支援級なんて必要ない!」と否定してきたのです。 仲がよかった義両親と初めて溝ができ… 義両親から反対されることがわかっていたからこそ、夫婦だけで話し合って、支援級へ通わせると決めたももさんたち。義両親は発達障害について理解のない発言をするばかりです。 何を言っても折れないももさんたち……。痺れを切らした義父は「子どもは親の言うことを聞くものだろう!」と怒鳴ります。これまで義両親とは良い関係を築いていただけあって、義父の横柄な発言に引いてしまうももさんなのでした。 見た目にはわかりにくい発達障害は、「わがままを言っているだけ」と性格の問題にされたり「ちゃんと叱って」など家庭でのしつけの問題にされたりすることが多いようです。 ちゃんとしつければイツくんは普通級に通えると思い込んでいる義両親ですが、どうすることがイツくんのためになるかを、まず考えて欲しいですね。 >>次の話 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター メイ
2023年12月24日星河ばよさんの長男・タロくんが3歳だったころのこと。ばよさんは保育園の先生から「療育相談センターに行ってみますか?」と告げられます。保育園でのタロくんは、ほかの園児と同じ行動ができず、自分の興味のあることしかやらない、すぐに自分の世界に浸ってしまい、集中力が続かないというのです。それは暗に、タロくんが発達障害であることを示すような内容でした。戸惑いながらも療育センターで発達検査を受けると、「発達障害の特性をお持ちです」との結果に。その後、年長さんになったタロくんは、小学校入学を見据えた療育教室に通い始めます。そして、卒園を数カ月後に控えた夏。教育委員会との就学面談が行われ、特別支援学級の見学を提案されました。通常学級を望むばよさんの心は揺れ動きますが、その気持ちを諦めきれないまま、就学先を見極めるための就学相談会の日を迎えます。それから1カ月後、教育委員会から届いた報告書の結果は「特別支援学級への就学が望ましい」。結果を受けても悩みに悩み、ついにばよさんはタロくんを支援学級に通わせることを決断。それでもなお、気持ちは晴れきらずにいましたが、自分の決断を身内や友人に伝えるごとに、心が軽くなっていったのです。タロくんを特別支援学級に通わせるという決断を周囲に打ち明け、心が軽くなるのを実感していた、ばよさん。間近に迫った小学校入学に向け、ばよさん親子は就学先を決めた以降も、療育教室に通っています。 以前ほど、一喜一憂することもなくなって… 保育園の先生から「療育相談センターに行ってみますか?」と告げられたのは、タロくんが3歳だったころのこと。ばよさんは小学校入学までの日々を振り返り、ばよさん親子に関わり、サポートしてくれた人たちのことを感謝の気持ちとともに思い出します。 そして、タロくんは小学5年生に! 時に行きしぶることがありながらも、のびのびとした学校生活を送っているのでした。 小学生になったタロくんが放課後に通っている「放課後等デイサービス」。これは臨床心理士の先生の説明にもあったように、障害のある子どもや発達に特性のある子どもをサポートする福祉施設です。例外が認められるケースもありますが、6〜18歳の小学生・中学生・高校生を対象に、放課後だけでなく、休日や夏休み・冬休みの長期休業にも利用できる施設が多いようです。小児神経専門医の松井先生によると、放課後等デイーサービスに通うことで、子どもはさまざまな自立支援を受けて、成長することができるとのこと。一方で、学校はストレスを感じやすい場所なので、無理せずに時々は休むことも良いそうです。 放課後等デイサービスの制度が始まったのは2012年4月のこと。比較的、新しい福祉サービスです。 このように、子どもの成長を支援する取り組みは、少しずつ進化しています。お子さんの特性にかかわらず、子育てに不安になったときは、あらゆる支援のかたちに目を向けてみる——。そうしたら、育児に悩むママやパパも、少しは“自分はひとりじゃない”と思えるかもしれません。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター 星河ばよ 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生
2023年12月24日星河ばよさんの長男・タロくんが3歳だったころのこと。ばよさんは保育園の先生から「療育相談センターに行ってみますか?」と告げられます。保育園でのタロくんは、ほかの園児と同じ行動ができず、自分の興味のあることしかやらない、すぐに自分の世界に浸ってしまい、集中力が続かないというのです。それは暗に、タロくんが発達障害であることを示すような内容でした。戸惑いながらも療育センターで発達検査を受けると、「発達障害の特性をお持ちです」との結果に。その後、年長さんになったタロくんは、小学校入学を見据えた療育教室に通い始めます。そして、卒園を数カ月後に控えた夏。教育委員会との就学面談が行われ、特別支援学級の見学を提案されました。通常学級を望むばよさんの心は揺れ動きますが、その気持ちを諦めきれないまま、就学先を見極めるための就学相談会の日を迎えます。それから1カ月後、教育委員会から届いた報告書の結果は「特別支援学級への就学が望ましい」。結果を受けても就学先を決めきれず、再び、教育委員会との面談を受けると、決断までに残された期間は約1カ月……。ばよさんは悩みに悩みますが、ついにタロくんを支援学級に通わせることを決断したのです。タロくんを特別支援学級に通わせることを決断した、ばよさん。 そのことを臨床心理士の先生に伝えた後の帰り道。ばよさんは、何か自分の心に変化が起きているのを感じ取ります。 その週末、弟家族が遊びにやってきて… 「心から信頼する人に打ち明けて、相手がそれを受け止めてくれる……」。 タロくんに発達障害があること、特別支援学級に通わせると決めたこと。そのことを弟家族や友人に打ち明けるごとに、ばよさんの心は軽くなっていったのでした。 自分の中にため込み、ずっと悩んでいたことを誰かに打ち明けた瞬間、不思議と心が軽くなる……。そうした経験のある人は少なくないはずです。そんなとき、心が軽くなるのを感じるのと同時に、自分の打ち明けたことを受け入れてくれた相手に対し、感謝の気持ちでいっぱいになりますよね。 一方、ばよさんがそうであったように、人に話す前には悩みに悩み、苦しんだ期間があったはず。ひとりで抱え込まないためには人に相談することも大切ですが、悩みを乗り越えたときには受け止めてくれた人に感謝するだけでなく、悩みを乗り越えた自分自身を褒め、労ることも大事なのではないでしょうか? >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター 星河ばよ 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生
2023年12月23日ももさんは、年長の息子・イツくん、パパとの3人家族。イツくんの発達の遅れが気になっていたももさんは、小学校へ入学する前に発達障害の検査を受けたいとパパへ相談しました。しかし、パパは検査を受けることを全否定。「自分のほうがイツくんのことを理解している」と自身を正当化し、ももさんを責めました。しかし、ももさんはそんなパパに「ばかにするな!」と怒鳴ったのでした。翌日、パパは「イツくんの育児に十分関わっている気になっていた」とももさんに謝罪。ももさんも、パパの気持ちに共感しつつ、イツくんの将来のためにも発達検査を受けることはマイナスにならないと説明しました。 すると、パパはようやく発達障害の検査を受けることに前向きになってくれたのでした。 夫婦で何度も話し合い、悩んで決めた結果なのに… 夫婦でぶつかり合った末に受けた発達障害の検査。医師の意見を聞いたり、体験談を調べたり、夫婦で何度も話し合ったり……たくさん悩んでようやくイツくんを支援級へ行かせるという選択をしました。 しかし、そんな過程を知らない義両親は、ももさんたちの報告を受け、頭ごなしに「支援級なんて必要ない!」と否定するのでした。 子どもの発達の遅れをやっと受け入れたパパでしたが、次なる相手は義両親……。パパ同様に、受け入れるまでに時間がかかるのでしょうか。 両親が話し合って決めたことなので、頭ごなしに否定するのではなく、イツくんのためにどうするのがベストなのかを考えてほしいですね。 >>次の話 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター メイ
2023年12月23日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんは、看護師さんから言われたように、もうひとりでは通院が難しい状態になっていました。しかし、自分が認知症であることは頑として認めようとせず、認知症の薬が処方されているだけで怒り、勝手に病院を変えようとするなど、見ていないところで何をするかわかりません……。あーちゃんの認知症が進んでいくにつれて、悩みの種となっていたのが「どこまでまわりに話しておくか」ということ。今後ご迷惑をかけるかもしれない人には、伝えておかないといけないとは思いつつ、ウワサ話のように知れ渡るのは避けたいところ……。一応、実父と同居してはいるものの、こちらは頼れそうにない状況で……!? 自分たちのサポートだけでは厳しく… 実父と同居してはいるものの、夫婦仲は悪く何度も別居。さらに離婚調停も経験しています。そんなこともあり、こちらは頼れそうにない状況です……。 あーちゃんは、病院での注射が週1になっていることも忘れるし、薬が足りているかどうかもわからなくなっていて……。 メールのやりとりもかみ合わず、こまめな連絡だけでは限界を感じ始めています。 あーちゃんは、夫(つまり私の実父)である「たんたん」と同居しています。しかし、夫婦仲は悪く何度も別居をしているし、離婚調停も経験しています。たんたんは、経歴だけは立派で社会的地位もそれなりにありましたが、家庭での振舞いはとても褒められたものではありませんでした。 ただ、関係性はどうであっても、離婚せずに一緒に暮らしている以上、あーちゃんの付き添いや投薬管理は配偶者であるたんたんにやってほしいところです。とはいえ、これまでのことを考えると、たんたんはあーちゃんのお金を狙っているだけで面倒をちゃんと見るとは思えず、やはり姉妹で協力しなくてはいけないのかと思うのです。 最近のあーちゃんは、病院での注射が週1になっていることも忘れるし、薬が足りているかどうかもわからなくなっているし、メールのやりとりもかみ合わず、こまめな連絡だけでは限界を感じ始めています。医師からも、介護認定を受けて訪問看護で投薬管理をしてもらうほうがいいという提案をされ、また考えることが増えたのでした……。 --------------同居している夫がいるのに頼れないというのはつらいですよね。でも、訪問介護での投薬管理という新たな選択肢が出てきて、ワフウフさん姉妹の負担もすこし軽くなるかもしれません。それぞれ自分たちの生活もあると思うので、プロのサポートもうまく活用できるといいですね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 監修者:医師 医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長 菊池大和先生 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2023年12月23日星河ばよさんの長男・タロくんが3歳だったころのこと。ばよさんは保育園の先生から「療育相談センターに行ってみますか?」と告げられます。保育園でのタロくんは、ほかの園児と同じ行動ができず、自分の興味のあることしかやらない、すぐに自分の世界に浸ってしまい、集中力が続かないというのです。それは暗に、タロくんが発達障害であることを示すような内容でした。戸惑いながらも療育センターで発達検査を受けると、「発達障害の特性をお持ちです」との結果に。その後、年長さんになったタロくんは、小学校入学を見据えた療育教室に通い始めます。そして、卒園を数カ月後に控えた夏。教育委員会との就学面談が行われ、特別支援学級の見学を提案されました。通常学級を望むばよさんの心は揺れ動きますが、その気持ちを諦めきれないまま、就学先を見極めるための就学相談会の日を迎えます。それから1カ月後、教育委員会から届いた報告書に書かれていたのは「特別支援学級への就学が望ましい」という言葉……。ばよさんの心は支援学級に通わせることに傾きつつありましたが、決めきるには至らず、「あと一押しが欲しい」という気持ちを抱えながら、教育委員会の人との面談日を迎えたのです。「特別支援学級への就学が望ましい」という報告を受けてからおこなわれた、教育委員会の人との面談。しかし、息子のタロくんを通常学級に通わせるのか、それとも支援学級に通わせるのか、ばよさんは決めきることができずにいます。 「いかがですか?」と聞かれても… ※訂正:(誤)選択肢なかった→(正)選択しなかった 通常学級か、それとも特別支援学級か——。悩みに悩み、ついに決断できたばよさん。報告を聞いた臨床心理士の先生は、目に涙を浮かべます。その様子に少し戸惑いながらも、これまで見守り続けてくれた先生に、深く、心から感謝するのでした。 ばよさんを決断に導いたのは、悩みに悩んだ先にあった“シンプルな思考”。また、教育委員会の人から伝えられた「12月中旬くらいまでに決めてください」という期限も後押しになったようです。 そして、子ども本人と保護者の意見が最大限に尊重されることを前提に、最終的には各市町村の教育委員会が児童の就学先を決定することになります。これは文部科学省によって定められており、就学する年の1月31日までに、各家庭に最終的な通知がされるそうです。 こうした就学先決定の流れについては、文部科学省のほか、各自治体でも細かに公表されています。気になっている方は、まずは調べてみることから始めても良いかもしれません。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター 星河ばよ 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生
2023年12月22日ももさんは、年長の息子・イツくん、パパとの3人家族。イツくんの発達の遅れが気になっていたももさんは、小学校へ入学する前に発達障害の検査を受けたいとパパへ相談しました。しかし、パパは検査を受けることを全否定。ももさんがどんなに説得しても、パパはももさんの考えを否定するだけでした。さらにパパは自分のほうがイツくんのことを理解し、考えていると発言。「もうちょっと(イツくんのことを)考えて行動してあげたらいいのに」とパパに責められて、ももさんはとうとう黙っていられず「ばかにするな!」と怒鳴ったのです。その後……。 発達障害の検査を全否定していた夫がまさかの… その後、パパはももさんと同じように育児をして、イツくんと関わっている気になっていたとももさんへ謝罪。 同時にももさんも、パパにはイツくんの発達障害を受け入れるための時間が必要だったことがわかったよう。パパに寄り添った上で「検査を受けることはマイナスにならない」と説明しました。 ついにももさんの気持ちが届き、パパが発達障害の検査を受けることに前向きになってくれたのでした。 イツくんが発達障害かもしれないという事実に目を背けるパパに、一時はモヤモヤしましたが、イツくんの状態を知ることはイツくんに合った関わり方が見つかるということ。パパはママよりも時間がかかってしまいましたが、受け入れてくれて良かったですね。 >>次の話 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター メイ
2023年12月22日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんは、数分前のことも覚えていられなくなっていて、言うこともコロコロ変わってしまうような状態です。ひとりでの通院も難しいため、投薬管理と通院は姉妹で手分けしながらサポートするように。どうしても自分が認知症だと受け入れたくないあーちゃんは、ついに認知症の薬を処方する病院はもう通わないと言いだし、近所のクリニックへ足を運んでいました。しかし、持病も見てもらっていることも考えると、転院は得策ではないと説得。すると「この病院をやめるなんて考えたこともない」と言ったのでした……。 どこまで報告しておくべきか… 今、私たち家族が悩んでいることは、まわりの人たちにどれくらい現状を報告すべきか、ということです。 昔から群れるのを嫌っていたあーちゃんは、同性から嫌われやすいタイプでもあったので、ご近所で仲良くしている人は数人。しかし、この仲良しの方の中には、あーちゃんを嫌う集団とも仲良くしている方がいて……。 どこもおかしくないのに、どうして認知症の薬が出ているのかと納得できない様子のあーちゃん。先生が必要だと診断したからだと答えると「それって私が認知症ってことじゃない!」と怒りだしました。 私たちも、どうやって答えればいいのか回答に悩んでしまいます。しかし、さらに悩んでいるのが、まわりの人たちにどれくらい現状を報告すべきか、ということです。 ひとまず、今後ご迷惑をおかけすることがあるかもしれない学生時代からの友人には連絡しました。昔から群れるのを嫌っていたあーちゃんは、同性から嫌われやすいタイプでもあったので、ご近所で仲良くしている人は数人です。しかし、この仲良しの方の中には、あーちゃんを嫌う集団とも仲良くしている方がいて、ご近所中にあーちゃんが認知症だと知れ渡ってしまうキッカケになりかねないので、そこは慎重に判断すべきところです。 ダンスの先生や他の古いお友だちなど、言っておくべきだとは思うけれど「今」ではないと感じる方には、どんなタイミングで伝えるべきなのか……。初めてのことで何もわからずにいました。 --------------親の交友関係までしっかり把握している、という人はあまり多くはないのではないでしょうか。しかし、もし親にもしものことがあったら……と考えると、最低でも定期的に会っている人については、知っておいたほうが安心かもしれません。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 監修者:医師 医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長 菊池大和先生 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2023年12月22日星河ばよさんの長男・タロくんが3歳だったころのこと。ばよさんは保育園の先生から「療育相談センターに行ってみますか?」と告げられます。保育園でのタロくんは、ほかの園児と同じ行動ができず、自分の興味のあることしかやらない、すぐに自分の世界に浸ってしまい、集中力が続かないというのです。それは暗に、タロくんが発達障害であることを示すような内容でした。戸惑いながらも療育センターで発達検査を受けると、「発達障害の特性をお持ちです」との結果に。その後、年長さんになったタロくんは、小学校入学を見据えた療育教室に通い始めます。そして、卒園を数カ月後に控えた夏。教育委員会との就学面談が行われ、特別支援学級の見学を提案されました。通常学級を望むばよさんの心は揺れ動きます。普段のタロくんの様子を知るために保育園に見学に行ったところ、そこにはひとり絵本を読む息子の姿が……。それでも通常学級への望みを諦めきれないまま、ばよさん親子は子どもの就学先を見極めるための就学相談会の日を迎えます。その1カ月後、教育委員会から届いた報告書には「特別支援学級への就学が望ましい」と書かれていたのです。報告書に書かれた「特別支援学級への就学が望ましい」の一文を読んだ、ばよさん。結果を予想してはいたものの、落胆を隠しきれません。 この結果を予想してはいたけれど… 「あと一押し」——。 タロくんには特別支援学級のほうが合っているとは感じつつも、支援学級の実態が明確にはつかみきれず、ばよさんは誰かに背中を押してもらいたい気持ちになるのでした。 特別支援学級の実態がつかみきれずにいるものの、ばよさんの気持ちを支援学級に傾かせた1つの要因が、見学先の教頭先生の「主に国語と算数は“なないろ”(支援学級)で、それ以外の教科や給食のときは交流級でおこないます」という説明です。 交流級は「交流学級」とも呼ばれ、特別支援学級に在籍しながら一部の教科やホームルーム、給食といった時間に通常学級に参加することを指します。一方、通常学級に在籍しながら子どもの特性に応じた指導を受けられる「通級指導教室(通称・通級)」という教育のかたちもあるようです。 このように、支援や教育のかたちはさまざま。それだけに、かえって実態がつかみづらい側面もあるかもしれませんが、こうした就学に関する予備知識は無駄にはならないはず。また、実際の経験に基づいたばよさんのマンガが、当事者ママやパパの助けになるはずです。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 星河ばよ
2023年12月21日ももさんは、年長の息子・イツくん、パパとの3人家族。義実家とも良好な関係を築いていました。しかし、イツくんを支援学級へ通わせることを報告すると、義両親は大反対! 夫婦で決めたことなのに、そんな義両親にパパはうろたえるだけでした。実はパパも、イツくんの発達障害をすぐには受け入れられなかったのです。イツくんが小学校へ入学する前のこと。ももさんは、発達障害の検査を受けたいとパパに相談しました。しかし、パパは検査を受けることを全否定。 入学の時期が近くなり、ももさんがもう一度発達障害の検査について話し合おうとすると、パパは明らかに嫌そうな顔をしてーー。 発達障害の検査を受けさせたいママと対立するパパが口論に…! ももさんからどんなに説得されても、検査を受けることを否定するパパ。さらにパパは自分のほうがイツくんのことを理解し、考えていると発言したうえ、「もうちょっと考えて行動してあげたらいいのに」と、ももさんを責め始めました。 これにはももさんも黙っていません。イツくんが生まれてからほとんどの時間を一緒に過ごし、しんどいことにもすべて向き合ってきたももさんは、軽々しく自分のほうがイツくんのことを考えていると言うパパに「ばかにするな!」と怒鳴るのでした。 パパが言うように、発達障害が認定されることで、生きづらさを感じることがないとは言い切れません。しかし、イツくんと長い時間共に過ごしてきたももさんは、それもすべて考慮したうえで検査を受けたほうが良いと判断するに至ったのです。イツくんには自分の知らない面がある、とパパが想像できたらこんな口論にはならなかったかもしれませんね。 >>次の話 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター メイ
2023年12月21日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんに認知症と思われるような症状が出て、脳ドックを受けさせたのですが、そこまで心配するような結果ではなくホッとしていた矢先……。母ひとりで通院している病院の看護師さんから、通院には付き添いが必要だと言われてしまったのでした。検査結果とは異なり、そこまで楽観視できる状況ではなくなっていました。あーちゃんの通院スケジュールは、3週間おきに検査&診察、それ以外の週は注射のみというシンプルなもの。しかし、ワフウフさんの姉がちゃんと注射に行ったのか確認の電話を入れると「もうあの病院には行くのやめたの!」と言われてビックリ。もう近所にある別のクリニックの予約も入れていて……!? 通院スケジュールもこなせない母 母・あーちゃんの通院スケジュール。3週間おきに検査&診察があり、それ以外の週は注射のみなのですが……。 今度は母が突然、「膀胱炎っぽいのよ」と言いだしました。 自分は何も問題ないと信じているあーちゃん。どうやら認知症の薬が処方されているのが気に入らないようで、勝手に近所の病院に変えようとしていました。 結局、別の日に予約を取り直して注射は受けられました。しかし、今度は「膀胱炎っぽい」と言いだします。そこで尿検査もしてみたのですが、原因はよくわかりませんでした。そして、待ち時間の合間合間で、10年以上通い続けた病院は変えないほうがいいと説得に努めましたが……。 「この病院をやめるなんて、考えたこともないわよ!」と笑顔でひと言。 えぇぇぇ……? 自分がすごい剣幕で病院を変えようとしていたこと、忘れちゃったのですか……? --------------悪気がないというのは理解していても、こんなふうにたったひと言で振り回されてしまうと、家族も気苦労が絶えませんね。ひとりで抱え込まずに家族で協力しながら、辛抱強く寄り添っていきたいものですね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 監修者:医師 医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長 菊池大和先生 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2023年12月21日星河ばよさんの長男・タロくんが3歳だったころのこと。ばよさんは保育園の先生から「療育相談センターに行ってみますか?」と告げられます。保育園でのタロくんは、ほかの園児と同じ行動ができず、自分の興味のあることしかやらない、すぐに自分の世界に浸ってしまい、集中力が続かないというのです。それは暗に、タロくんが発達障害であることを示すような内容でした。戸惑いながらも療育センターで発達検査を受けると、「発達障害の特性をお持ちです」との結果に。その後、年長さんになったタロくんは、小学校入学を見据えた療育教室に通い始めます。そして、卒園を数カ月後に控えた夏。教育委員会との就学面談が行われ、特別支援学級の見学を提案されました。通常学級を望むばよさんの心は揺れ動きます。普段のタロくんの様子を知るために保育園に見学に行ったところ、そこにはひとり絵本を読む息子の姿が……。ばよさんは肩を落としますが、保育園の先生の「タロくんが頑張れるのは、お母さんという心のよりどころがあるから」という言葉に、救われたような気持ちになったのです。保育園の先生の言葉を受け、ばよさんはタロくんの発達障害を受け入れるきっかけをつかみ始めていました。 そして、教育委員会との就学面談から数カ月後、ばよさん親子は就学相談会の日を迎えます。 ついに迎えた就学相談会の日… 就学相談会から1カ月後に届いた書類に目を通し、ばよさんは、そこに書かれた報告の数々に納得します。そして、肝心の通常学級か、それとも特別支援学級かについての結果は「特別支援学級への就学が望ましい」だったのでした。 ちなみに、ばよさん親子が参加した就学相談会は「行動観察」に当たるようです。これは就学先を決定するための判断材料として、専門家が文字どおり、子どもの行動を観察する機会ですが、ばよさん親子のように参加者が1つの場所に集まっておこなわれるケースのほか、専門家が保育園や幼稚園を訪れておこなわれるケースもあるようです。 就学相談とはそもそも、障害のある子どもや発達に心配のある子どもの就学先を決めるためにおこなわれる、相談の機会のこと。行動観察だけでなく、面談や相談、専門家による診察・診断、就学検討先の見学・体験も就学相談のプロセスの1つです。ただし、就学相談の流れや方法は自治体によって異なり、一概には言えないようです。 いずれにしても、就学相談は保護者による申し込みが基本だとか。気になる方は、各自治体に問い合わせてみてください。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター 星河ばよ 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生
2023年12月20日ももさんが年長の息子・いつくんを支援学級に入れることを決めたときの話。激しいかんしゃくや言葉の遅れなどを心配していたももさんでしたが、パパや周りの人は“男の子だから”と真剣に取り合ってくれませんでした。発達検査を受けようと相談しましたが、パパは断固拒否! 「いつくんを発達障害児にしたいのか!」と責めるのでした。しかし発達障害について調べるようになったパパ……。いつくんに当てはまるものもあれば、当てはまらない特徴もあり、調べてもよくわかりません。 もし検査を受け、発達障害の診断が下されたら……。想像すると「怖い」という感情に苛まれるのでした。パパは検査結果を受け入れる準備ができていなかったのです。一方ももさんはーー。 パパともう一度話し合いたい! でも… パパから発達障害の検査を受けることを全否定され、自分の想定とはまったく異なる反応に驚くももさん。パパには「(発達障害の検査を受けることについて)考えてみる」と言ったものの、ももさんの気持ちはもう決まっていました。 話し合いの時間が取れないまま入学の時期が近くなり、ももさんが勇気を持ってパパに話しかけると、パパは明らかに嫌そうな顔をするのでした。 親なら誰しもわが子に何不自由なく暮らしてほしいと願うもの。話し合いを引き伸ばしてお互いモヤモヤしたままでいるよりも、お互いの気持ちをきちんと伝え、今後のことを考えられるといいですね。それが両親のためだけでなく、いつくんのためにもなるのではないでしょうか。 >>次の話 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター メイ
2023年12月20日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんの様子がおかしいと感じ、脳ドックに連れて行ったところ、実は少し前から持病の糖尿病を診てもらっている病院で認知症の薬が処方されていたことが判明。しかし、あーちゃん自身はどんな薬が出ていて、自分が服用しているのかどうかもわからない状態となっていました。姉妹で話し合い、投薬管理を含めて、今まで以上にまめに様子を見ることに。糖尿病の病院で院長先生と話し、処方されている薬について詳しく知ることができました。だいたい状況がわかったので、しばらく様子見……と思っていましたが、看護師さんから「もうひとりでの通院は難しい」と言われてしまい、忙しい時間の合間を縫って付き添いをすることに。 数分前の会話すら覚えていられない状態 当時、私の息子が遠方の学校に通っていた上に、運動部で朝練もあったため、始発で学校に行くことも多々ありました。出発までにお弁当の用意が必要になるので、必然と私も早朝から動き出さなくてはなりませんでした。 山のような「やることリスト」をこなし、あーちゃんの病院に付き添います。駅まで爆走することもしばしば……。そして、頑張ってたどり着いても「わざわざ来てくれなくても大丈夫」とあーちゃんから言われ、そこからは「どこがおかしいの?」の無限ループに突入……というのがいつものパターン。なかなかしんどいです。 そして診察を待っている間に話していても、先週・先々週どころか数分前の会話すら覚えておらず、また同じ話の繰り返しで、同じところで怒ったり悲しんだりしています。薬を服用していてもこんな状態でした。 --------------普段の生活だけでも忙しいのに、そこに通院の付き添いが加わると、本当に分刻みで動くような状態ですよね。何とか時間をやりくりして駆け付けているのに、来なくていいと言われてしまうのはつらいところ。本人には悪気がないこともわかっている分、気持ちのコントロールが難しいですね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2023年12月20日星河ばよさんの長男・タロくんが3歳だったころのこと。ばよさんは保育園の先生から「療育相談センターに行ってみますか?」と告げられます。保育園でのタロくんは、ほかの園児と同じ行動ができず、自分の興味のあることしかやらない、すぐに自分の世界に浸ってしまい、集中力が続かないというのです。それは暗に、タロくんが発達障害であることを示すような内容でした。ばよさんは戸惑いながらも療育センターを訪れ、タロくんは発達検査を受けることになります。すると、結果は「発達障害の特性をお持ちです」。保育園には加配の先生が配置されることになり、その後、年長さんになったタロくんは、小学校入学を見据えた療育教室に通い始めます。卒園を数カ月後に控えた夏には教育委員会との就学に関する面談が行われますが、通常学級への望みを抱くばよさんとは裏腹に、特別支援学級の見学を提案されます。そして、ばよさん親子と同様に支援学級を見学したママ友に話を聞くと、「うちは通常学級にするよ!」との返事。通常学級か、それとも特別支援学級かに迷うばよさんは焦りを感じますが、その年の秋に行われた運動会でのタロくんを見て、息子の成長を実感できたのです。小学校入学を数カ月後に控えた、保育園最後の運動会。一生懸命に頑張るタロくんの姿に、ばよさんは息子の成長を実感。 それだけに「通常学級で大丈夫なのでは?」と期待を抱きます。 普段の息子を知りに、保育園へ見学に行くと… 「タロくんが頑張れるのは、お母さんという心のよりどころがあるからではないでしょうか?」。 保育園の先生の言葉から、タロくんの発達障害を受け入れるきっかけをつかんだばよさん。もちろん、悩みや迷いが消えたわけではないはずです。しかし、以前よりも前向きな気持ちで、就学相談会の日を迎えたのでした。 保育園の先生の素敵な言葉かけに、心が洗われるようですね。時には保育園の先生とのコミュニケーションに戸惑い、不安になる保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。それでも保育園や幼稚園という場所において、何よりも大切なのは子どもの存在。「子どもの様子を知りたい!」と思うなら、ばよさんのように率直に、見学を申し出るのも1つの方法なのかもしれません。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター 星河ばよ 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生
2023年12月19日ももさんは、年長の息子・いつくん、パパとの3人家族。やさしい義両親とは良好な関係を築いています。あるとき、いつくんの支援学級進学を義両親に報告すると、義両親は大反対! うろたえる頼りないパパの姿を見ると、パパがいつくんの発達障害を認めるまでのことを思い出してしまいます。激しいかんしゃくや言葉の遅れなどを心配していたももさんでしたが、パパや周りの人は“男の子だから”と真剣に取り合ってくれません。 それでも、違和感を払拭できないももさんは、小学校入学前に発達検査を受けることをパパに相談しました。しかしパパは、検査を受けること自体を完全に否定し、怒鳴ったのでした。 自分の息子に発達障害があると想像したパパは… ももさんから発達検査を相談されて以来、パパは発達障害について調べるようになりました。しかし、調べてもよくわからないのが正直なところ。当てはまる項目もあれば、当てはまらない項目もあり、いつくんの発達の遅れは個人差だと思い込んでいました。 しかし、ママから聞いた話を思い出して不安が募るパパ。 もし検査を受けて、発達障害の診断が下されたら……怖い。 パパは検査結果を受け入れる準備ができていなかったのでした。 発達障害の有無や、特性がわかるのが検査です。検査を受けることで、子どもの特性を理解し、困りごとへの対処法がわかるようになるのです。子どもが困らないためにも、検査の必要性を理解してほしいですね。 >>次の話 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター メイ
2023年12月19日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんは、自分がどんな薬を処方されているのか、そしてちゃんと服用しているのか、自分では把握できない状態になっているようです。しかし、自分自身では今までと何も変わっていないと思っていて……。脳ドックへ行き、あーちゃんの脳の状態と普段から処方されている薬の詳細が判明。しかし、逆にそれが心配を大きくしたため、数日後に控えた糖尿病でかかっている病院の受診に付き添うことに。そこで、さらに詳しい状況がわかったのでした。 いろいろと詳しい事情が判明 あーちゃんは病院への付き添いを拒否しましたが、心配だからと押し切ってなんとか突破。突然やって来た娘たちに担当の院長先生も驚いた様子でしたが、とても丁寧に対応してくれました。 そこでわかったことは、あーちゃんがインスリン注射を断ったことや、認知症の検査をしたときに家族の連絡先を頑として教えなかったことなど……。知らなかったとはいえ、あーちゃんの失礼をお詫びすると、院長先生は「お上品だけど、頑固ですもんね」と。おっしゃる通りです……! ひと通り状況がわかり、しばらくはこれで様子見かと勝手に思っていたのですが、あーちゃんがひとりでインスリン注射をしに行った日、看護師さんから姉に連絡が入りました。それは、もうひとりでの受診は難しいから付き添いが必要だというものでした……。 --------------これまでは病院に付き添ったり服用する薬を共有する必要はなかったかもしれませんが、あーちゃんの置かれている状況を把握するには良い機会だったのかもしれませんね。特に糖尿病という持病がある以上、投薬管理は必須。一緒に受診できてホッとしたのではないでしょうか。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2023年12月19日星河ばよさんの長男・タロくんが3歳だったころのこと。ばよさんは保育園の先生から「療育相談センターに行ってみますか?」と告げられます。保育園でのタロくんは、ほかの園児と同じ行動ができず、自分の興味のあることしかやらない、すぐに自分の世界に浸ってしまい、集中力が続かないというのです。それは暗に、タロくんが発達障害であることを示すような内容でした。ばよさんはショックを受けますが、保育園の提案を受けてから1カ月が経ち、ついにタロくんを連れて療育センターを訪れます。そして、発達検査の結果は「発達障害の特性をお持ちです」。結果を受け、保育園には加配の先生が配置されることとなり、ばよさん親子は月に1度、療育センターに通い始めます。その後、年長さんになったタロくんは小学校入学を見据えた療育教室に通うことになりますが、卒園を数カ月後に控えた夏のこと、教育委員会との就学に関する面談が行われます。「通常学級でも大丈夫でしょう」と言われることを期待していたばよさんでしたが、その言葉はもらえず、特別支援学級の見学を提案されます。実際に見学に訪れたものの、そこで出会った先生は驚くほどに冷たい態度……。ばよさんは、より悩みを深めてしまうのです。特別支援学級を見学し、余計に悩みを深めてしまったばよさん。 見学に訪れた翌日、発達障害の子どもを持つママ友に、そのことを打ち明けます。すると……。 ママ友に見学の感想を伝えると… 療育センターに通ってはいるものの、タロくんになかなか変化が見られず、一時は通い続けることに疑問を持つこともあったばよさん。しかし、一生懸命に頑張り、楽しそうに競技をするタロくんの姿を見たことで、周囲のサポートに心から感謝の気持ちを持てたのでした。 通常学級か、それとも特別支援学級か……。タロくんの就学先を選択するときが近づきつつあっただけに、ばよさんの心は疲弊していたはずです。それでも、ばよさんの疲れた心を癒やしたのはタロくんの頑張る姿であり、療育センターや加配の先生に心から感謝の気持ちが持てたのも、タロくんの成長した姿を目の当たりにしたからに違いありません。 子育てに悩み、疲れ、ヘトヘトになっていても、お子さんの姿に心癒やされ、不思議と疲れも吹き飛ぶ。皆さんにも、そんな経験があるのではないでしょうか? >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター 星河ばよ
2023年12月18日ももさんは、年長の息子・いつくん、パパとの3人家族。義両親はやさしく、関係も良好で、義実家への帰省もまったく苦ではありませんでした。しかしある日の帰省の夜……。ももさんは、いつくんの支援学級進学を義両親に報告しました。義両親は戸惑いながら「必要ないでしょ!」と反対します。 そんな義両親を前にオドオドする夫……。そんな夫を見てももさんは、運動が苦手ないつくんに野球をさせようとしたときのことを思い出したのでした。 ママがパパに発達障害の検査を提案すると… ももさんは、いつくんが運動を苦手としていることより、激しいかんしゃくや言葉の遅れがあることが気になっていました。しかし、それをパパや周りの人に相談しても“男の子だから”と真剣に取り合ってもらえません。 それでもいつくんの将来を考えたももさんは、一生懸命夫に説明します。しかし夫は受け入れられず、大きな声でももさんを制したのでした 幼少期に発達障害を見極めるのは難しいもの。だからこそ、検査はとても大切です。特性がわかれば、その子にあった関わり方がわかります。 身近で見てきたママの小さな違和感を、大事にしてほしいですね。 >>次の話 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター メイ
2023年12月18日ももさんは、年長の息子・いつくん、パパとの3人家族。義両親はやさしく、関係も良好で、義実家への帰省もまったく苦ではありませんでした。義実家に帰省した日の夜のこと。いつくんを寝かしつけたマイコさんは、義両親や義妹、夫がいるリビングへ戻ります。今回の帰省では、みんなに報告すべきことがあってーー。 義両親への報告 義両親に報告したのは「いつくんを支援学級へ通わせる」ということ。しかし、いざ義両親へ伝えると、ももさんが予想していた通り「必要ないでしょ!」と反対する声が返ってきます。 そんな義両親を前に頼りない姿のパパ。そんなパパを見て、ももさんはこれまでの子育てを思い出し、切なくなったのでした。 子どもには個性があるので、保護者がさせたいことを子どもも好むとは限りません。それをママのせいにされるのは心外ですね。どちらかに子育てを押し付けることなく、助け合いながらできるといいですね。 >>次の話 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター メイ
2023年12月18日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんのプライドを傷つけぬよう、娘たちからのプレゼントということで脳ドックに連れ出すことに成功しましたが、当日の待ち合わせ場所に現れたあーちゃんは、何の日かすっかり忘れていました……。想像以上に深刻な状態かと思われましたが、検査の結果は特に大きな異常はなし。しかし念のため血液検査もすることに。脳ドックの結果、特に大きな異常はありませんでした。あーちゃんは、特に困っていることはない、薬は不要だと医師に自ら伝えたのですが、娘たちの本音としては薬は飲んでほしい……。しかし、お薬手帳をよくよく見てみると、なんとすでに認知症の薬が処方されていたのでした……! 「できるだけやさしく」をモットーに 病院から帰ると、あーちゃんは涙目で「私、どこかおかしいの?」と心配そうに聞いてきます。ハッキリ言ってほしいと言われても、本人を傷つけたくないという気持ちもあり、なかなかストレートには伝えられず……。 できるだけ言葉を選び、ふんわりとやさしくあーちゃんをなだめます。しかし、そうすると結局本人も理解できないようで、また「どんなところがおかしいの?」と最初に戻ります。いつまでたってもこの繰り返しで、無限ループに突入してしまうのです。 あーちゃんは、自分の母(つまり私の祖母)が認知症でどんどん壊れていく姿を目の当たりにしているので、自分はそうなりたくないと言う気持ちがとても強いのかもしれません。それはわかるのですが、無限ループは……正直キツイですね。 --------------毎回涙目で聞いてこられると、無下にすることもできないですし、家族としてはつらいですよね。とはいえ、ストレートに伝えて悲観されても困るので難しいところです。何か心が落ち着く「魔法の言葉」を見つけられるといいですね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2023年12月18日星河ばよさんの長男・タロくんが3歳だったころのこと。ばよさんは保育園の先生から「療育相談センターに行ってみますか?」と告げられます。保育園でのタロくんは、ほかの園児と同じ行動ができず、自分の興味のあることしかやらない、すぐに自分の世界に浸ってしまい、集中力が続かないというのです。それは暗に、タロくんが発達障害であることを示すような内容でした。ばよさんはショックを受けますが、保育園の提案を受けてから1カ月が経ち、ついにタロくんを連れて療育センターを訪れます。そして、発達検査の結果は「発達障害の特性をお持ちです」。結果を受け、保育園には加配の先生が配置されることとなり、ばよさん親子は月に1度、療育センターに通い始めます。その後、年長さんになったタロくんは小学校入学を見据えた療育教室に通うことになりますが、卒園を数カ月後に控えた夏のこと、教育委員会との就学に関する面談が行われます。「通常学級でも大丈夫でしょう」と言われることを期待していたばよさんでしたが、その言葉はもらえず、特別支援学級の見学を提案されます。それでもばよさんは通常学級への入学を諦めきれず、息子の発達障害を受け入れられない自分を恥じ、責めてしまうのです。どんなに悩んでいても、時間は進んでいきます。そして、ばよさんは夏のある日、家族一緒にとある場所を訪れます。 小学校入学は、すぐそこまで迫っているんだ… 以前、おこなわれた教育委員会との面談を経て、特別支援学級の見学に訪れたばよさん夫婦。しかし、支援学級の先生の態度に困惑し、通常学級か、それとも特別支援学級かの選択に、より深く悩んでしまうのでした。 特別支援学級の見学に訪れたばよさん夫婦ですが、特別支援学級だけでなく、通常学級の見学も可能なようです。障害のある子どもの就学先を検討するための学校見学は、文部科学省も「学校見学や体験入学の機会を活用した保護者への情報提供や面談等」というように位置づけています。学校見学は、保護者が情報を知るための重要な手段なのです。 学校の先生も十人十色のため、ばよさんのように悩みを深めてしまうこともあるかもしれません。ただ、見学は学級の雰囲気を実際に体感できる機会。 先輩ママやパパの経験談を見てみると、なかには子どもが実際に授業に参加したり、より就学時のイメージを膨らませるため、学区外を含めた複数の特別支援学級を見学したりした人もいる様子。やはり何事も、百聞は一見にしかず、なのかもしれません。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター 星河ばよ
2023年12月17日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんが、自分でお金の動きを把握できなくなったことがきっかけで、認知症なのでは……? という疑念を抱いたワフウフさん。早速姉に相談して母に脳ドックを受けてもらうことに。思えば、ほかにも気になる症状がいくつかあって、不安は大きくなるばかりで……。脳ドックの日、あーちゃんは待ち合わせ場所に現れたものの「今日は皆で何の集まりなの?」と言い、なぜ集まっているのか忘れてしまっていました。さらに病院への道中も、何度も事実と異なる話を繰り返すなど、姉と目くばせを交わしながら事態の深刻さを感じてしまいます。結局、その場では診断は下りず、血液検査をしてからいろいろと話し合うことになったのですが……。 知らぬ間に始まっていた治療 医師から「何か困ったことはないか」と尋ねられたあーちゃんは、オホホと笑いながら「まったくない」と答えました。いや、脳ドックの日に保険証を忘れて、マイナンバーカードにいたっては、作ったのかどうかもわからない状態で、十分困っていたのですが……? さらに、薬を出そうとする医師には自ら「お薬は必要ありません」と断る始末。そこは、姉が飲んでほしいとハッキリあーちゃんに伝えたのですが……。なんと、すでに通院している糖尿病の病院で、認知症の薬が処方されていたのです。これには皆ビックリ。 そしてお薬手帳をよく見てみると、もう1つ気になる点が。持病の糖尿病の治療として、インスリン注射が1カ月分処方されているのが確認できているのに、本人は「3回だけして終わった」と主張しているのです。投薬管理が自分でできているのか、そこから確認する必要がありそうです。 --------------自分では何も体の変化を感じておらず、困ったこともないと思っていても、家族にとっては不安になってしまうことばかり。さらに知らない間に認知症の薬が処方されていたことを考えると、少なくとも糖尿病の治療で通っている病院の医師は、何かしらの変化を確認しているのかもしれませんね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 監修者:医師 医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長 菊池大和先生 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2023年12月17日星河ばよさんの長男・タロくんが3歳だったころのこと。ばよさんは保育園の先生から「療育相談センターに行ってみますか?」と告げられます。保育園でのタロくんは、ほかの園児と同じ行動ができず、自分の興味のあることしかやらない、すぐに自分の世界に浸ってしまい、集中力が続かないというのです。それは暗に、タロくんが発達障害であることを示すような内容でした。ばよさんはショックを受けますが、保育園の提案を受けてから1カ月が経ち、ついにタロくんを連れて療育センターを訪れます。そして、発達検査の結果は「発達障害の特性をお持ちです」。結果を受け、保育園には加配の先生が配置されることとなり、ばよさん親子は月に1度、療育センターに通い始めます。その後、タロくんは小学校入学を見据えた療育教室に通うようになりますが、ばよさんは同じ教室に通う子どもたちとタロくんのことを比較してしまい、ひどく落ち込んでしまいます。しかし、それから数カ月後……。療育教室の一環として行われた懇談会に参加したばよさんは、同じ教室に通うママさんたちが抱える悩みを知り、「自分はひとりじゃないんだ」と思うことができたのです。前向きな気持ちと不安な気持ち、ばよさんは両方を抱えながら、日々を過ごします。 そして、大事な約束のあったとある日、タロくんの弟が発熱してしまい……。 次男が発熱。でも、市役所に行かなくちゃ… 「この子は何も変わってない……変わらなきゃいけないのは、私だ……」。 ばよさんの気持ちは一進一退。同じ療育教室に通うママたちの悩みを知り、一度は「私はひとりじゃない」と思えたのもつかの間、通常学級か、それとも特別支援学級かの選択に、心が揺れ動きます。 そして、「ママ、大好き」というタロくんの言葉に、息子が発達障害であることに戸惑い続ける自分を恥じ、責めてしまうのでした。 ばよさんが向き合うことになった、通常学級か、特別支援学級かという選択。どちらに進むべきなのか提案されることはあるにせよ、文部科学省は「本人・保護者の意見を最大限尊重し」としています。また、通常学級に入学し、途中から特別支援学級に転籍することも、反対に特別支援学級から通常学級に転籍することも可能な様子。一方、なかには特別支援学級のない学区もあるとか……。 さまざまなケースがあるだけに、かえって戸惑ってしまいますが、ばよさんの経験が描かれたこのマンガをはじめ、先輩ママやパパたちの経験談がきっと参考になることでしょう。子どもが過ごしやすい環境を第一に考えて、じっくり検討したいものですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター 星河ばよ
2023年12月16日ももさんは、年長の息子・いつくん、パパとの3人家族。義両親はやさしく、関係も良好で、義実家への帰省もまったく苦ではありませんでした。そんな義実家に、義妹・マイコさんの同居が決まり、今年の帰省では生まれたばかりの姪・はなちゃんに会えるのを楽しみにしていたのですが……。寝ているはなちゃんを気にもとめず、マイコさんの長男・たろうくんと、ももさんの長男・いつくんが騒いでいると、これまで穏やかだったマイコさんが、一方的に激怒します。 その様子を見て、ももさんは驚いてしまいました。義妹に謝ると、驚いた顔をして… 「いっくんもうるさかったね、ごめんね」と謝るももさん。すると、いつくんは赤ちゃんと暮らしていないのだからしょうがないと言って、マイコさんはいつもの穏やかでやさしい顔に戻りました。 マイコさんに怒鳴られたいつくん、たろうくんが心配になったももさんでしたが、2人が楽しく遊んでいる姿を見てほっとしたのでした。 たろうくんだけ怒られて、いつくんは「知らなかったのだからしょうがない」と許されましたが、うるさくしたのはどちらも同じです。帰省の間は一緒に生活するのだから、いつくんにも赤ちゃんとの暮らしの中で気をつけるべきことを教えてほしいと思ってしまいますね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター メイ
2023年12月16日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。ある日、母・あーちゃんから1本の電話がかかってきました。まとまった現金が置いてあるはずの貸金庫に、お金がないと大騒ぎするあーちゃん。しかし、お金を動かしているのはどう考えても本人。もしかして、忘れている……? ほかにも最近は少し様子がおかしいと感じることもあって、姉に相談して脳ドックを受けさせることにしたのですが……。自分がしているはずのお金の出し入れを忘れているのでは……? 1本の電話をきっかけに、あーちゃんの様子を冷静に思い返してみると、気になるところがいくつか出てきました。そこで姉に相談し、姉妹からのプレゼントということで、脳ドックを受けてもらうことになったのでした。 検査が終了。その結果は…? 待ちに待った脳ドックの日。あーちゃんは約束どおり待ち合わせ場所にやって来ました……が、到着するなりうれしそうに「今日は皆で何の集まりなの?」と聞いてきました。 あーちゃんは、脳ドックの日だということを忘れてしまっているようです。その後も、事実と異なる話を繰り返し話してきて、姉と目くばせを交わしながら、どんどん暗い気持ちになっていったのでした。 病院に着くとすぐに呼ばれ、小一時間ほどで検査は終了。医師によると、年齢なりの動脈硬化や萎縮はあるものの、特に大きな問題はないとのこと。しかし、オプションでつけたテストでは、なんとも言えない微妙な結果をたたき出していました。 結局、次に血液検査をしてからこれからのことを判断することに。次回の予約を入れて病院を後にしたのですが、あーちゃんからはどこかおかしいのかと何度も涙目で聞かれ、ひたすらなだめ続けながら帰りました。 --------------病院に来た目的を忘れている様子の母を見て、何となく暗い気持ちになってしまうのは理解できるのではないでしょうか。「長谷川式認知症スケール」とは、日本国内の多くの医療機関でも使用されている認知症の簡易検査。信頼性の高い評価法といわれています。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 監修者:医師 医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長 菊池大和先生 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2023年12月16日星河ばよさんの長男・タロくんが3歳だったころのこと。ばよさんは保育園の先生から「療育相談センターに行ってみますか?」と告げられます。保育園でのタロくんは、ほかの園児と同じ行動ができず、自分の興味のあることしかやらない、すぐに自分の世界に浸ってしまい、集中力が続かないというのです。それは暗に、タロくんが発達障害であることを示すような内容でした。ばよさんはショックを受けますが、保育園の提案を受けてから1カ月が経ち、ついにタロくんを連れて療育センターを訪れます。そして、発達検査の結果は「発達障害の特性をお持ちです」。結果を受け、保育園には加配の先生が配置されることとなり、ばよさん親子は月に1度、療育センターに通い始めます。療育センターに通い始めた当時、タロくんは保育園の年中さん。翌年には年長さんを迎えるにあたり、センターの人から「小学校入学を見据えた療育教室が始まります」との話が。しかし、療育教室の初日を迎えたタロくんは最後まで気分がのらず、その様子を見守っていたばよさんは、ショックと疲れを隠しきれません。療育教室からの帰宅後、ばよさんはあまりのショックから寝つくことができず、朝を迎えてもベッドから出ることができずにいます。 うちの子が一番できない… 誰かに話せたらラクになるはずなのに、なかなか話せない——。お子さんの成長に悩みがあると、ついつい周囲と比較してしまい、かえって話しづらくなってしまいますよね。 自分の子どもと他人の子どもを比較してしまうのは、お子さんが発達障害かどうかにかかわらず、誰しもが経験することではないでしょうか。しかし、ばよさんが経験したように、「うちの子はできない……」と思っていても、ばよさんの息子であるタロくんのことを好きな子がいるのです。 となれば、お悩みの種であるお子さんも、“誰かにとっての特別な存在”であるかもしれません。そんなふうに考えると、心が少し軽くなり、あたたかい気持ちになれるのではないでしょうか。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター 星河ばよ
2023年12月15日ももさんは、年長の息子・いつくん、パパとの3人家族。義両親もやさしく、関係は良好だと思っていました。ところが、いつくんのことがキッカケで、溝が生まれてしまうのです−−。世間では嫌がる人もいる義実家への帰省がまったく苦ではないももさん。物知りなお父さんと、料理じょうずできれい好きなお母さんは、いつでもももさんたちをやさしく迎えてくれました。 そんな義実家に、義妹・マイコさんが2人目妊娠を機に同居することになって--。義妹家族がいる義実家に帰省すると…!? 誤:大大丈夫正:大丈夫 ももさんが義実家へ帰省すると、かわいい女の子・はなちゃんが家族に加わっていました。 いとこ同士であるマイコさんの長男・たろうくんと、ももさんの長男・いつくんは、久しぶりの再会に大はしゃぎ! はなちゃんが寝ていることなど気にもかけず、騒ぐ声が聞こえてきました。 すると、穏やかだったマイコさんの様子が一変。一方的に、たろうくんを怒鳴ったのでした。 結婚したとはいえ、義家族は元々は他人です。育った環境・価値観・性格はもちろん、子育ての方針も異なるでしょう。帰省をしている間は一緒に過ごす時間も長くなるので、戸惑うことも多いはず……。うまく折り合いをつけて、付き合っていきたいですね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター メイ
2023年12月15日