日本演劇界が誇る名女優・藤山直美の最新舞台は、山本周五郎の小説が原作、そして石井ふく子演出による『おたふく物語』。江戸の下町に暮らす人々の愛と人情を描いた傑作だ。家族の問題を抱えながらも、健気に暮らす“おしず”を藤山、おしずが思いを寄せる彫金家“貞二郎”を錦織一清、おしずの妹“おたか”を田中美佐子が演じ、その他豪華出演者が脇を固める。舞台『おたふく物語』チケット情報「この物語では、綺麗でもなんでもない普通の女性・おしずが、ひとりの男性に凄く惚れるんですわ。でも、ストーカーみたいな感じではなく、本当に一途に愛らしい想い。女性のチャーミングな情念が出たらええなと思いますね。あと、家族のいろいろな問題も出てきます。表面上はとても良い感じに見えていても、どこの家族も他人には言えへんな~みたいな見せたくない小部屋みたいなんがある。その辺りも丁寧に描いてあって、その中でおしずがどんな風に現実と向き合っていくか。笑いながらもちょっと考えさせられる感じになるかもしれませんね」本作同様、山本周五郎原作、石井ふく子演出、藤山直美主演で舞台化された『かあちゃん』を、今年3月に明治座で上演。こちらも大好評だったという事で、またの石井とのタッグにも期待が高まる。「石井さんは本当に稽古でどんどん変えていかはる方。頭の中にビジョンがちゃんと出来上がってらっしゃるんでしょうね。いやもうお元気で。太陽電池かなんか入ってらっしゃるんやないやろか(笑)。表ではレジェンドやって言うてますけど、妖怪辞典に載りそうな勢いですわ。って、こんなの言うたら怒られるわ(笑)」映画『団地』では上海国際映画祭で日本人女優として初めて最優秀女優賞を受賞するなど、まずます注目も高まっているが、本人は「映画の賞は、やっぱり監督のもの。自分が貰ったという意識はない」とあくまで自然体。そして演じる事への気持ちはどんどん貪欲になっている。「父(藤山寛美)の時代は、芝居が一番の娯楽やった時代。今は多種多様で、いろいろな選択肢がある。その中で劇場や映画館に足を運んで頂くことの難しさも痛感しますね。テレビと違って、おもろないからって途中で変更もできませんから。責任もって最後まで楽しませなアカン思います」公演は9月25日(日)まで東京・明治座、10月5日(水)から27日(木)まで福岡・博多座にて。チケット発売中。
2016年09月13日黒沢清、園子温、熊切和嘉、李相日、石井裕也ら、現在の日本映画界を代表する監督を次々世に送り出してきた「ぴあフィルムフェスティバル」(PFF)のコンペティション「PFFアワード」。今年38回目を迎える「PFFアワード2016」の最終審査員に、新海誠監督の最新作『君の名は。』の音楽を担当するロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎ら、5名のクリエイターが決定した。第38回を迎えるPPFは、9月10日(土)~23日(金)まで、京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターにて開催される。そのメインプログラムとなる世界最大の自主映画のコンペティション「PFFアワード」では、今年、483作品の中から入選を果たした20作品がグランプリを競う。手がける監督は、最年少20歳から最年長41歳と幅広く、平均年齢は25歳。世代間ギャップが何かと指摘される現代に、“いまの日本の若者”の想いや状況を色濃く映し出す20作品となっている。そして今回、この20作品を審査する最終審査員が決定。映画監督を含むクリエイターで構成される審査員は、例年、違う顔ぶれとなっている。今年は、『永遠の0』『岸辺の旅』に続き、『続・深夜食堂』を手がける映画プロデューサーの遠藤日登思、松田龍平主演『モヒカン故郷に帰る』が高い評価を受けた沖田修一監督、生田斗真がトランスジェンダーの女性を演じる『彼らが本気で編むときは、』が2017年2月に控える、「PFFアワード」出身者の荻上直子監督、「バガボンド」「働きマン」「宇宙兄弟」などのヒット作を手がけてきた編集者の佐渡島庸平に、昨年、主演作『トイレのピエタ』で映画デビューを果たした野田さんの5名。野田さんが作詞作曲とヴォーカル&ギター&ピアノを手がける「RADWIMPS」は、神木隆之介&上白石萌音が声を務める新海監督の長編アニメーション『君の名は。』の音楽を担当することでも話題を呼んでいる。「PFFアワード」のグランプリをはじめとする各賞は、映画祭最終日23日の表彰式にて、最終審査員が登壇して発表を行う。日本映画界のこれからを担うであろう、次世代の監督誕生に注目していて。「第38回PPF(ぴあフィルムフェスティバル)」は9月10日(土)~23日(金)東京国立近代美術館フィルムセンターにて開催、京都・神戸・名古屋・福岡と全国の会場を巡回。(text:cinemacafe.net)
2016年08月22日『逆噴射家族』『蜜のあわれ』などで知られる石井岳龍(聰亙)監督が、7月16日に早稲田大学で行われている講義『マスターズ・オブ・シネマ』に登壇した。講義に先立ち、今なお伝説のカルト映画として絶大な人気を誇り、クラウドファンディングによるブルーレイ・リマスター版制作プロジェクト並びに、今秋の劇場上映を目標に掲げる『狂い咲きサンダーロード』(1980年)を上映。観終わったばかりの学生を前に、石井監督が熱弁をふるった。また本講義は第38回PFFとの連動企画であり、同映画祭の荒木啓子ディレクターも参加した。講義『マスターズ・オブ・シネマ』の模様第2回PFFにノミネートされた石井監督は、当時を「情報がビジネスになると知ったのが、雑誌ぴあだった。同時にぴあには、若者の文化やクリエイティブなことをしようとしている人を応援しようという機運があって、一般の劇場で公開されている映画と僕らの自主制作映画を同列に扱ってくれた。『ぴあ』がやることに注目していたし、コンテストに出てなんとか作品をアピールしたかった」と述懐。また監督の初期作品に、現在の日本映画を支える錚々たるスタッフ・出演陣が名前を連ねていることに触れられると、次のように語った。「最終的にやる気のある人が残っていった。みんな才能なんてなかったんですよ。だけど、やり続けた、諦めなかった。何かをやろうとすると、やっぱり10年かかるんです。それをやった人たちが残った。技術はついてくる。大事なのはなんとしてもこれをやるんだというスピリット。映画を作るというのは大変なんですよ。でも残った人にはそういうスピリットがあった」。学生たちの質問にも積極的に答え、自身の映画作りの肝に触れた。「私が重要だと思っているのはキャラクターの感情。シーンごとの中心人物の感情は絶対に逃さない。必ず撮る。それを大前提にしてシーンを組み立てるし、作品全体を組み立てる。お客さんはキャラクターたちの感情の在りようを見ているのだと思っている。そして何がしかを観た人に問いかけ、それぞれに自分の解答を選んでほしい」。8ミリで劇場映画を撮った監督と、デジタル時代の学生たち。時代も環境も違えど、“映画”を媒介に熱い空気が充満していた。第38回PFFでは【世界縦断プロジェクト】PFF×ベルリン国際映画祭×香港国際映画祭の共同企画で送る『8ミリ・マッドネス!!~自主映画パンク時代~』にて、石井監督の『1/880000の孤独』(1977年)の上映が決定している。第38回PFFぴあフィルムフェスティバル9月10日(土)から23日(金)まで東京国立近代美術館フィルムセンター(月曜休館)10月29日(土)から11月4日(金) まで京都シネマ11月3日(木・祝)から6日(日) まで神戸アートビレッジセンター11月11日(金)から13日(日) まで愛知芸術文化センター2017年4月福岡市総合図書館取材・文・写真:望月ふみ
2016年07月16日歌手の内田裕也と、女優の樹木希林夫妻が、17日(18:57~21:56)に放送されるテレビ朝日系の大型特番『黒柳徹子だけが知っている THEテレビ伝説60年史』で、トークバラエティ番組初のツーショットを披露することが13日、明らかになった。この番組に、樹木はご意見番として出演。テレビCMの歴史を振り返るコーナーで、樹木が内田と共演した結婚情報誌「ゼクシィ」(2011年)のCM映像が紹介される。別居生活を続ける夫婦が、紋付き袴と留め袖姿で結婚を語るというシュールさで注目を集めたが、数カ月後に内田がある事件で逮捕され、放送中止となったいわくつきのCMだ。それについてトークをしている最中に、突然サプライズゲストとして内田が登場。スタジオは騒然となるが、内田はそんなことに目もくれず、黒柳に赤、樹木に白のバラをプレゼントし、そのまま黒柳が仕切って『徹子の部屋』ばりのトークがスタートする。2人が会うのは昨年秋以来で、今年に入って初めて。年に1~2回のペースで会うそうだが、樹木いわく「介護保険料の報告とか、お互いにしゃべることがいっぱいある(笑)」そうだ。サプライズ登場という演出に、内田は「珍しくあがった」、一方の樹木は「照れます」と終始伏し目がちで進行する。別居生活について、内田は「良かったと思う」と言い、「(ケンカしたら)半端なくすごい。男相手にやってるみたい」と樹木の意外な一面を紹介。これに対して樹木は「寝ているときは無防備だから刺せる。とっくにどっちかが刺されていておかしくない」と、常人には理解しがたい同居の恐怖を語る。収録後、黒柳は「お2人並んだ映像は、これからもテレビで見ることはまずできないと思いますが、よくお似合いでした。心が通じているお2人なんだと思います」と興奮。内田のような男性は「ああいう激しい方とはご一緒にはいられないと思います(笑)」と遠慮したが、先日の『徹子の部屋』で、元占い師の脚本家・中園ミホ氏に「来年の7月に結婚する」と言われたのをとても喜んでおり、「相手は今のところまだいませんが、1年以上ありますから、なんとかなるんじゃないかしら」と、ウキウキになっていた。
2016年07月13日食通の間でも絶大な人気を誇るスーパーマーケット「成城石井」。珍しい輸入食品や新鮮な食材などが豊富なため、私もよく宝探し感覚で買い物を楽しんでいます。なかには、美容と健康に嬉しい効果が期待できる食品があるのをご存知でしょうか?フードコーディネーター・美容ライターの私が、”美味しくて美容と健康に◎!”と自信をもっておすすめできる商品をご紹介(※あくまでも個人的な感想です)。ぜひ、参考にしてみてくださいね!アンチエイジング効果も期待できる「サチャインチオイル」Photo by Otonaka Sara「サチャインチオイル」(研光通商)2,150円(税込)/270gアマゾン原産のサチャインチを低温圧搾したオイル(グリーンナッツオイル)。サチャインチとは、種に各種脂肪分を豊富に含むトウダイグサ科の蔓性植物。とくに、コレステロールを抑える働きなどで近年話題のオメガ3脂肪酸を約48%も含有。栄養価も高く、抗酸化で知られる天然のビタミンEも豊富に含むため、エイジングケアにもおすすめのオイルです。加熱せず、サラダやカルパッチョにかけるなど生で食べるのがベストです。風味がよく、シンプルな味付けでも食材を美味しく引き立てます。夏の冷えに悩む方に!「生姜蜂蜜漬」Photo by Otonaka Sara「高知県産生姜使用 生姜蜂蜜漬」(成城石井)915円(税込)/280g高知県産の生姜をスライスし、自然豊かなニュージーランドで採蜜された蜂蜜に漬け込んだ、成城石井オリジナル商品。お湯で割るのはもちろん、炭酸水で割ってジンジャーエール風にしても美味しいですよ。生の生姜に含まれるジンゲロールには、殺菌や解熱効果があるため風邪の予防に◎。温めることで血流をアップする働きのある生姜オールという成分に変わり、体を温めてくれます。エアコンによる冷えや代謝の低下対策には、ホットで飲むのがおすすめ。話題のタイガーナッツ入りグラノーラPhoto by Otonaka Sara「ごろごろナッツグラノーラ」(万直商店)862円(税込)/220g甘さ控えめのグラノーラに、成城石井こだわりの大粒アーモンドやカシューナッツ、くるみ、さらにいま大注目のタイガーナッツを贅沢にブレンド。名前のとおりナッツがたっぷり入った、大人のグラノーラです。タイガーナッツとは「ナッツ」といえど、実は「カヤツリグサ」という植物の地下茎にできる塊のこと。栄養価が高く、アーモンドと比較すると食物繊維はその3倍以上、ビタミンEは2.5倍以上とも言われますが、ナッツに比べてカロリーは低いためキレイにダイエットを目指す方におすすめ。人気モデルも食べていると話題の食品です。ミルクやヨーグルトをかけて朝食に、そのままスナック感覚でおやつ代わりに食べて手軽にインナーケアを取り入れられますよ。今回紹介したおすすめ商品はほんの一部。「成城石井」に行くと食のトレンドがわかるのも魅力です。ぜひまめにチェックしてくださいね。成城石井お客様相談室フリーダイヤル0120-141-565(受付時間土・日・祝祭日を除く平日 10:00-17:00)
2016年07月07日瀬々敬久、黒沢清、石井裕也など名だたる映画監督の下で助監督を務めた菊地健雄が、晴れて長編監督デビューを果たした『ディアーディアー』。このほど、ブルーレイ・DVDが発売になり、本作の主演・中村ゆりがインタビューに応じた。借金苦の兄、虚言癖の弟、依存症の妹――幻の“シカ”をめぐる三兄妹の軌跡を描いたヒューマン・コメディーで、観る人によって感動の種類が違ってくるだろう快作について想いを聞いた。ある山あいの長閑な町にはかつて、“リョウモウシカ”という幻のシカがいたとされ、そのシカを発見したという三兄妹は一躍、時の人となる。しかし、ほどなく目撃は虚偽とされ、三兄妹はうそつきというレッテルを貼られてしまう。二十数年後、別々の人生を送っていた三人だったが、父の危篤がきっかけで久々に再会。シカ事件で人生が狂ったと思っている三人はまた、山の中へと入っていく――。“リョウモウシカ”という幻のシカに振り回され、思うように人生を操縦できないダメな人間たちのドラマ。ファンタジックな世界観ではあるが、脚本の印象について中村さんはこう明かす。「鹿がモチーフになっているという意味ではファンタジックなストーリーですが、キャラクターの個々の掘り下げ方が家族の関係性を含めて丁寧だったので、最近では出会うことも少なくなったテイストの素敵な物語だと思いました」。主要登場人物は、中村さん演じる末娘の顕子をはじめ、老朽化した工場と莫大な借金を背負う長男の冨士夫(桐生コウジ)と、シカ事件で精神を病み、病院で暮らす次男の義夫(斉藤陽一郎)。およそハッピーな人生を送っているとは言い難いが、人間味がある三兄妹ではある。「自分自身も含めて、立派な大人になれたと実感できている人なんて少ないような気がして、そういう意味でこの映画って、全然皆ダメでどうしようもないけれど(笑)、そこに人間の愛しさがある気がします。そういう映画になればいいなと思いながら、撮影していましたね」。中村さん演じる末娘の顕子も実に人間臭く、リアリティーの強い女性だ。駆け落ちの果てに酒浸りの生活を送っていて、シカ事件を機に町を捨て、同時に何かも失ってしまったような感もある。顕子を演じるにあたって中村さん自らの提案が反映されたシーンの一つが、ラブシーンだった。「ラブシーンは男性の場合、遠慮がちになることがありますが、私があれくらいやりたいって言ったんです(笑)」。「結局、顕子は文句を言っているようで、ブツブツは言っているけれど、実際はあまり弱音を吐いていないんです。でも、彼女がアルコールに走っていることは、拠り所であることは間違いない。ぐでんぐでんに酔うことは弱さであり、流されて欲情するような人間らしさを作りたかったんです」。それが奏功して顕子が本音を言うシーンとして、彼女の人間性を一段階掘り下げることに成功している。そしてどこか、愛おしくも映る。「意外と、周りに甘えているんですよ。でもそれは、男性目線ですよね。私はあまり関わりたくない。(笑)ただ、顕子は、知能的な悪い人じゃないんです。立派な人でもないですが」。そして、鹿。“リョウモウシカ”という得体の知れない存在。もちろんこれは何かの象徴ではあるが、その正体は「観る人が決めること」と中村さんは語る。「観ている人が決めていいと思うんです。お父さんの象徴とか神の使いとか、いろいろな意見を伺って、私もびっくりしました。私の解釈としては、過去から何かのせいにして成長できていない、ただのダメな大人の象徴みたいなもの(笑)。何かのせいにして生きてきた大人たちの物語なので、私はそういう風に受け取っていますね」。確かに、シカのせいにして生きていれば楽なのだ。「そうなんですよね。でも、周りからしたら『何それ?』と思われることでも、意外と本人にしてはこだわってしまって、そこから抜けられないこともあるでしょう。だから、そういう象徴なのかなって思いました。観る人それぞれ、いろいろな意見があって面白いです。人が生きるって、頑張っていないと続かないことなんですよね。恵まれていても貧しくても、それぞれが何かを抱えているものじゃないですか。だから、こんなどうしようもない人達でも映画の主人公として描かれていいと思うんです」。この映画、出てくる人皆、聖人君主は一人もいない。ボンクラとまではいかないまでも、そういう人間のおかしみ哀しみなどを観ていると、自分も含めて優しく認めてあげたい想いが自然とあふれてくる。「この映画に出てくる人たちはダメな大人なんですけど、オフビートのなかでクスッと笑える瞬間もあると思うので、そういうところも楽しんでもらえればいいなって思います」。ヘアメイク・衣装クレジットニット¥27,000(JOHN SMEDLEY)パンツ¥23,760(muller of yoshiokubo)スタイリング:阪上秀平ヘアメイク:藤田響子(text/photo:Takashi Tokita)
2016年05月18日成城石井は3月26日、オリジナル商品シリーズ「desica(デシカ)」の第1弾の焼き菓子5種を「成城石井」全店舗で発売する。○高品質な原材料で成城石井の職人たちがレシピを開発「desica」は、同社が2017年で創業90周年を迎えるにあたり、より一層おいしく、こだわった商品を届けたいという思いから、同社オリジナル商品の価値を超える最高峰のシリーズとして展開するもの。シリーズ名「desica」は、「Delights Seijo Ishii Chef Approved」=「成城石井の職人が認めたおいしさ」の頭文字を取った言葉となる。自家製総菜やデザートの看板商品を生み出した職人たちが、すべてのレシピを開発。販売は「成城石井」店頭だけでなく、卸売先、ネットショップなどのチャネルを活用する。これまで立地的な理由で自家製総菜・デザートを届けられなかったユーザーにも、同社の職人の味を楽しんでもらえるよう展開していくという。シリーズ第1弾には、「和三盆ポルボローネ」(税別450円)、「クロッカンショコラ」(税別390円)、「アーモンドフロランタン」(税別390円)、「サブレココ」(税別390円)、「サブレココショコラ」(税別390円)の5種類の焼き菓子が登場。「和三盆ポルボローネ」は、高品質なフランス産の小麦粉を使用し、口の中でやさしくホロホロと崩れるクッキーに仕上げた。細かく砕いたアーモンドも入っており、食感のアクセントになっている。5月には、第2弾としてドレッシング4種が発売予定。目玉の「シーザーサラダドレッシング」は、自社輸入のイタリア産24カ月熟成のパルミジャーノ・レジャーノを使用した、これまでの概念を覆すようなドレッシングとなるとのこと。さらに今後は、パスタソースなどを展開していく予定。※商品名、パッケージは変更になる場合がある
2016年03月24日国内だけでなく海外でも高い評価を集めている日本映画を上映し、作り手たちをゲストに迎えたトークショーも楽しめる恒例イベント“ミューズ シネマ・セレクション 世界が注目する日本映画たち”が今年も19日(土)から開催される。会期中は、松尾スズキ監督、黒沢清監督、塚本晋也監督、石井裕也監督らが登場し、作品の秘話をじっくりと語る予定だ。その他の画像本イベントは、毎年、埼玉県所沢市で開催されている企画で、今回で16回目になる。今年は8作品が上映され、すべての回にゲストが登場。19日(土)の『あん』には原作者のドリアン助川が、『ぼくたちの家族』には石井裕也監督が登場。20日(日)の『滝を見にいく』には沖田修一監督が、『夢は牛のお医者さん』には時田美昭監督が、『岸辺の旅』には黒沢清監督が、21日(月・祝)の『トイレのピエタ』には松永大司監督が、『ジヌよさらば~かむろば村へ~』には松尾スズキ監督が、『野火』には塚本晋也監督が登壇する。上映後にはゲストによるサイン会が行われるのが恒例で、観客が映画の作り手たちと直で交流できるのが本イベントの最大の魅力になっており、今年も多くの映画ファンが足を運ぶことが予想される。第16回「ミューズ シネマ・セレクション 世界が注目する日本映画たち」3月19日(土)13:30~『あん』ゲスト:ドリアン助川さん(原作)16:45~『ぼくたちの家族』ゲスト:石井裕也監督3月20日(日)11:00~『滝を見にいく』ゲスト:沖田修一監督13:45~『夢は牛のお医者さん』ゲスト:時田美昭監督16:30~『岸辺の旅』ゲスト:黒沢清監督3月21日(月・祝)11:00~『トイレのピエタ』ゲスト:松永大司監督14:15~『ジヌよさらば~かむろば村へ~』ゲスト:松尾スズキ監督(大人計画)17:30~『野火』ゲスト:塚本晋也監督会場:埼玉県・所沢市民文化センター ミューズ
2016年03月08日成城石井は10月より、新業態店舗「成城石井 SELECT」を順次オープンしている。「成城石井 SELECT」は、10坪程度の狭小店舗業態となる。同社が取り扱う商品からさらに品ぞろえを厳選し、1店につき約2,000アイテムを取りそろえる。10坪という売り場面積は、既存の最小店舗(成城石井グランゲート東京駅店)の約2分の1に当たるとのこと。また、出店する地域・場所の特性を勘案し、同店のために約280アイテムを新規で開発・導入する。旅や出張の移動中に食べたくなるようなローカル弁当や飲料、小容量の菓子、手土産に適した自家製デザートに輸入菓子、自宅で味わえる自家製総菜やワインなど、さまざまなシーンで利用できるブランドとして展開するとのこと。また、おすすめの商品が月ごと・日ごと・時間ごとに次々と入れ替わっていくことで、いつ来店しても新しい驚きを感じることができるという。「成城石井 SELECT」は10月15日に1号店となる「豊橋店」(愛知県豊橋市・JR豊橋駅在来線改札内)を開業しており、12月11日には「名古屋駅太閤口店」(愛知県名古屋市)をオープン予定。営業時間は、「豊橋店」で8:00~22:00、「名古屋駅太閤口店」で7:00~23:00となる。
2015年10月27日1995年、佐藤浩市や根津甚八、本木雅弘、ビートたけしなどが出演し、「日本のフィルム・ノワール最高峰」「バイオレンスアクションの傑作」として国内外から高い評価を受けた『GONIN』。その続編として、9月26日(土)より全国公開された『GONIN サーガ』が、第34回バンクーバー国際映画祭にて9月30日(現地時間)に上映。主演の東出昌大が石井隆監督とともに舞台挨拶に登壇し、初の海外映画参戦に興奮気味に英語でスピーチを披露した。バンクーバー国際映画祭といえば、昨年は石井裕也監督の『バンクーバーの朝日』が「観客賞」を受賞したことでも話題になった北米最大級の映画祭のひとつ。今回、前作『GONIN』が95年に、『GONIN 2』が96年にそれぞれ上映されていることもあり、映画祭側からの熱烈なオファーを受けて上映が実現した。9月30日(現地時間)に行われた上映では、会場となったINTERNATIONAL VILLAGE THEATREには400人の観客が押し寄せ、海外ジャーナリストやカナダ人、カナダ在住の日本人など多くの観客で満員御礼。上映終了後の劇場に、本映画祭には初参加の石井監督、そして自身初となる海外映画祭参加の東出さんが登場すると、会場は大きな歓声に包まれた。バンクーバー在住の日本人も多く詰めかけた会場を見て、「不慣れな英語を話さなくてもいいんじゃないか、と思った(笑)」と言いながらも、司会者に「英語話せるんですよね?」とムチャぶりされて苦笑い。だが、東出さんは「たくさんの国の方がいらっしゃる会場で、日本語だけでは不公平だから」と、彼らしい気遣いを見せ、この日のために用意し、練習してきたという丁寧な英語のスピーチを披露。その姿に、会場のファンから温かい拍手が贈られました。拍手と歓声はそのままに、熱い質問が飛び交うQ&Aに移ると、早くも続編に関する質問も。「GONIN」そして石井隆監督の、海外での高い人気を伺わせる舞台挨拶となった。さらに、劇場の外に設置されたレッドカーペットには、劇場に入れなかったファンおよそ100人が詰めかけ、東出さんが登場すると会場は一気にヒートアップ。現地媒体のインタビュー取材に応じた後は、もみくちゃになりながらも多くのサインや握手に応じるなどファンサービスを行い、映画祭ならではの観客との距離を存分に堪能した様子。1泊3日という超過密スケジュールでの参加ながら、初の海外映画祭を肌で感じた東出さんは、「もう少しいたかった!」と本音を漏らす一幕も。また、観客の反応に大いに刺激を受けたようで、「観ているものは同じなのに、ここで笑うのか、とか、こんな見方もあったのか!と思うほど新鮮だった」と述懐。「映画に携わる人間として、これからも海外の人にも自信を持って贈りだせる作品を作っていかなければならないと思った」と、気持ちを新たにしていた。また、映画祭のプログラマーのトニー・レインズ氏からは、「この凶暴な新作『GONIN SAGA』に驚きながら、石井隆については二つのことが明らかだ。一つ目は、この20年間の社会的経済的な変化の中でも彼が最先端であり続け、数少ない監督にのみ可能なことだが、いまについて正確につかんでいるということだ。二つ目は、日本ネオ・ノワールの、比類なきマスターであるということだ」と、惜しみない賛辞の言葉が寄せられていた。また、海外映画祭初参加にあたって東出さんからコメントが届いた。■東出昌大多くの邦画ファンからカルト的な人気を集めている石井隆監督の激流のような撮影現場に参加させていただいたことは、私にとって栄誉であり、かけがえのない財産になりました。その作品で、自身初の国際映画祭に参加できることは呆然とするような、急に叫び出したくなるような言葉にできない思いでいっぱいです。撮影現場で苦楽をともにした、キャスト、スタッフ皆様の思いと日本人であることの誇りを背負って、胸を張って登壇できればと思います。『GONIN サーガ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:GONIN サーガ 2015年9月26日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開(C) 2015『GONIN サーガ』製作委員会
2015年10月02日成城石井は10月1日、同社が展開するワインバー「Le Bar a Vin 52 AZABU TOKYO(ル バーラ ヴァン サンカン ドゥ アザブ トウキョウ)」の全3店舗「麻布十番店」(東京都・麻布十番)、「関内店」(神奈川県横浜市)、「横浜ベイクォーター店」(同)でグランドメニューをリニューアルする。第1号店である麻布十番店を2013年12月にオープンして以来、グランドメニューの大幅なリニューアルは初めて実施するという。今回のリニューアルで、現行メニューの約6割が入れ替わる。○銘柄牛や生ハムなどをラインナップリニューアルの目玉は、「銘柄黒毛和牛 赤身希少部位のグリル ~フランス産ゲランドの塩とフライドポテトを添えたステーキフリット~」(3,580円)。銘柄牛のランプ、イチボ、シンシンといった赤身の希少部位をグリルし、肉の旨みを堪能できる厚切りにして提供する。牛の一頭買いを行っている同社商品部の調達力を活用して、より付加価値が高い「銘柄牛」を投入するという。また、プレートに添えられているマスタードやゲランドの塩はフランスから直接仕入れ。独自の輸入機能で調味料にまでこだわった。「生ハムとサラミ類6種盛り合わせ」(1,680円)は、ボリュームと価格はそのままに、イタリア産の「プロシュート・ディ・サンダニエレから、24カ月熟成したスペイン産イベリコ生ハムに変更。新たに登場する「スペイン生ハム3種の盛り合わせ」(1,680円)では、イベリコの中でも最高ランクといわれるイベリコベジョータ、しかも40カ月熟成のものを提供する。○ゆるやかな糖質制限食「ロカボ」の視点を本格導入リニューアル後のメニューでは、北里大学北里研究所病院・糖尿病センター長の山田悟氏が推進しているゆるやかな糖質制限食「ロカボ」の視点を本格的に導入。山田氏監修の下、「ロカボ」にふさわしいメニュー1品ごとに糖質量の目安をグラムで分かりやすく記載した。ロカボでは、食事における糖質摂取量を1食あたり20~40g、1日当たり70~130gに制限することで、食後の血糖の上昇を抑え、さまざまな疾患のリスクを低減できるといわれている。日常の食事で継続的に摂り入れると生活習慣病予防にもつながり、身体に負担をかけないダイエットとしても注目されているとのこと。○「スーパーフード」を使用したメニューもまた、健康にいい栄養分を豊富に含みながら、一般的な食品より栄養価が高い食品「スーパーフード」を使用したメニューも開発した。「キヌアと13品目のシェフズサラダ」(980円)には、チアシードをはじめ、キヌア、くるみ、ゴジベリー(クコの実)などのスーパーフードが一度に楽しめる。自家製ドレッシングにも、フラックスシードオイル(亜麻仁油)を使用。デザートでも、「キヌアを使用した三重県産赤卵と北海道産純生クリームの自家製クレームブリュレ」(480円)が登場する。※価格はすべて税別
2015年10月01日注目のイットガールが登場する連載の今回のゲストは、E-girlsのメンバーとしても活躍している女優・石井杏奈さん。若くして演技力が高く評価されている石井さんは、9月12日公開の『ガールズ・ステップ』で映画初主演を果たした。「クラスの端くれもの的女子5人が、ダンスを通して成長する姿を描く青春ストーリーです。撮影1か月前からダンスの練習は毎日4時間。部活さながらの日々でした。劇中で5人が絆を深めていく様子が描かれていますが、実際もそのまま。撮影が終わるのが寂しかった」。石井さん自身が好きな映画は意外にもアニメ。「『ドラえもん』は毎作必ず観ます。ジャイアンの優しさが泣けるんです」◇いしい・あんな1998年生まれ。2011年よりE-girlsのメンバーとして活躍。映画『ソロモンの偽証』でキーパーソンを好演し、注目を集める。『世界から猫が消えたなら』が来年公開。◇ダテメガネにハマっています。「最近のお気に入り。簡単にオシャレ感を出せるので他にも欲しい!」◇愛犬との添い寝でパワーチャージ☆「もふもふ感がたまらない、元気の源。一緒に寝て癒されています」◇いらない紙があればつい手が動く!?「レシートや割り箸の袋を見るとすぐ、鶴や箸置きを折りたくなる(笑)」※『anan』2015年9月16日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子
2015年09月15日これからの活躍が期待される若手映画作家の映画製作をPFF(ぴあフィルムフェスティバル)がサポートする育成プロジェクトとして続くPFFスカラシップ。PFFが製作から劇場公開までをトータルプロデュースするこのプロジェクトによって、これまで園子温、矢口史靖、石井裕也ら現在第一線で活躍する監督たちが劇場用映画監督デビューを果たしている。その最新作『過ぐる日のやまねこ』は、PFFアワード2012でグランプリとジェムストーン賞に輝いた『くじらのまち』の鶴岡慧子監督作品。弱冠26歳の彼女は今後の飛躍が期待される新鋭だ。その他の画像現在のPFFスカラシップは、その年のPFFアワードでグランプリなどを受賞した監督たちから企画を募り、うちひとりだけが権利を手中にする。この過程について鶴岡監督はこう振り返る。「PFFでの受賞が9月で、企画の提出期限が12月。正直言うと、そのとき、なにも企画を持ち合わせていなかったんです。ですので、まさか自分が最終的にスカラシップの権利を手にできるとは思っていませんでした。あまり背伸びしてもボロが出る(笑)。とにかく自分がいまできることを全部出してみようと臨んだのがよかったのかもしれません」こうして彼女が作り上げたのは、失業を機にかつて暮らした田舎町に戻った21歳の時子と、兄同然の青年の死を受け入れられない高校二年の陽平の偶然の出会いからの交流を見つめた物語。セリフに頼ることなく若いふたりの心情を表出させる堂々たる演出で、実は大きな喪失を抱える彼らの心の再生と新たな人生の旅立ちが描かれる。「脚本を書き始めたときから主題としてあったのは、他者への思いやりと自然への畏敬の念。どこか見返りばかりが求められるいまの世の中や、たとえばやまねこの存在といった人知が及ばぬ領域や存在、人の死、地方コミュニティなどに対しての自分なりの考えが出ている気がします」撮影は故郷である長野県上田市で行った。また、メインのスタッフにはこれまで一緒に映画を作ってきた大学の同期や先輩と組んでいる。「田舎の風景を考えたとき、やはり頭に浮かんだのは故郷の上田でした。生まれ故郷の人たちの協力のもと映画を作れたことは、自分にとってかけがえのない時間になりました。同時に自分のルーツを実感する時間でもありました。これまで一緒にやってきたメンバーと組んだのは、ここから一緒にステップアップしたい気持ちがあったからです」劇場映画監督デビューとなる本作について今こう感じている。「私自身が学生から社会人になった時と、この作品の製作期間がちょうど重なるんです。ですから、大学から始めた映画作りのひとつの区切りであり集大成になった感触がすごくある。ひとつの節目でここからが新たなスタートというか。それと、“自分はこの世界でやっていくんだ”と、決意表明できた気がしています」『過ぐる日のやまねこ』9月19日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開取材・文:水上賢治写真:源賀津己
2015年09月15日「E-girls」の石井杏奈の初主演映画『ガールズ・ステップ』が9月12日(土)に公開を迎え、石井さんをはじめ、小芝風花、秋月三佳、小野花梨、上原実矩、川村泰祐監督、主題歌を歌う「GENERATIONS from EXILE TRIBE」のメンバーが舞台挨拶に登壇した。性格も歩んできた道のりも異なる5人の女子高生がダンスユニット「ジミーズ」を結成し、友情をはぐくみながら大会に向けて成長していくさまを描く。「E-girls」ではなく「ジミーズ」の一員として映画の中でダンスに臨んだ石井さんは「5人で何もない状態から2か月毎日レッスンして、感情も入るしみなさんの前で踊ったときは達成感がありました!」と充実の表情。メンバーを見やり「みんながジミーズでよかった!この映画で殻を破って、初主演の夢も叶い、みんなとも出会えました」と涙を浮かべながら感慨を口にし、思わず隣の小野さんと上原さんもつられて涙ぐむ一幕も!秋月さんはすっかり“定番”となった「『E-girls』の三佳です!」という挨拶で、上原さんから「今日3回目(笑)」と突っ込まれつつ、ノリノリで「2階席~!」と観客を煽り「温かいですね」と満面の笑み。ダンスシーンに関しても「(自分が)『E-girls』と思うのみでした。そうしたら最高のパフォーマンスができるので、『E-girls』を見ながら“私もあそこにいる”とイメージして、『E-girls』だと思って踊りました」と語る。さらに怖いもの知らずの秋月さんは「『GENERATIONS』さん的にはどうでしたか?」と自らのダンスの出来について果敢に質問し中務裕太から「素晴らしかったですよ」との称賛コメントを引き出し「優しいなぁ…」と嬉しそうに微笑んだ。「GENERATIONS」の数原龍友は「バラバラだったジミーズが、仲間の大切さに気付き、仲間のために頑張り、ひとつの夢を叶えていく姿は、共感するところも多く感情が入った」と語り、片寄涼太は主題歌「ALL FOR YOU」について「映画の内容を伝えて歌詞を書いていただいたんですが、自分たちにとっても共感できる部分が多かった」と楽曲と映画をグループとも重ね合わせていた。石井さんは、これからもジミーズとして踊りたいか?という質問に「踊りたいです!第2弾ができるように!」と続編を熱望していた。『ガールズ・ステップ』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ガールズ・ステップ 2015年9月12日より全国にて公開(C) 2015「ガールズ・ステップ」製作委員会
2015年09月12日成城石井は9月10日、11月19日に解禁となる「ボージョレ・ヌーヴォ2015」の予約受付を全国の店舗とオンラインショップで開始する。ボージョレ・ヌーヴォはフランスのブルゴーニュ地方、ボージョレ地区でその年に収穫されたばかりのブドウで作るフレッシュなワインで、毎年11月の3週目の木曜日に解禁される。同社によれば、今年のヌーヴォは暑さと強い日照りにより原料となるブドウの成熟がよく進んでいるため、例年よりブドウのうまみが凝縮されたコク深い味わいになることが期待されているという。同社が用意した5種のワインは、日本に100名程度しかいない「エノログ」という資格を持つワイン醸造の技術管理士が厳選し直輸入したもの。このうち「カーヴ・ド・ジュリエナス ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ」は、フランス・リヨンで開催されているワインコンクール「トロフィー・リヨン・ボージョレ・ヌーヴォ」で昨年金賞を受賞した1本。店頭販売価格は税別2,590円(750ml)。予約すると特別価格の税別2,460円で購入することができる。また樹齢50年以上の樹木からとれたブドウを使用した「カーヴ・ド・ジュリエナス プレミアム ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ V.V.」はまろやかで深みのある味わいが特徴。店頭販売価格は750mlで税別3,290円(予約特別価格: 3,120円)。予約の受付期間は9月10日~11月18日で(発送の場合は11月17日まで)、販売開始は11月19日の午前0時となっている。各店舗の販売数量に達し次第、受付を終了する。
2015年09月04日女子高生がダンスに青春を燃やす姿を描いた映画『ガールズ・ステップ』に主演する「E-girls」の石井杏奈をはじめ、小芝風花、小野花梨、秋月三佳、上原実矩が7月19日(日)に行われたダンスイベントに出席。劇中のダンスを観客の前で披露した。「E-girls」が所属する「LDH」主催のダンスイベント「EX SHOW」にゲストとして登場したもので、5人が劇中で結成するダンスグループ「ジミーズ」をこの日のために再結成。LDHが運営するダンススクール「EXPG」に通う女子中高生約30名をバックダンサーとして従えて、映画の中でも披露している、「GENERATIONS from EXILE TRIBE」の楽曲「ALL FOR YOU」に合わせたダンスを、女子高生の制服姿で踊った。「E-girls」のライヴの時よりも緊張したという石井さんだが「ステージに出たら、みんながいて、お客さんがいて、楽しく踊れました」と満面の笑み。小芝さんは「(緊張で)足に力が入らず、失敗したところもあって悔しいですが、また5人で踊れて楽しかった」と嬉しそうに語る。小野さんは「舞台袖で杏奈が『E-girlsのライヴの時より緊張する』って言ってるのを聞いて、やめてくれよ!勘弁してって思った」と苦笑しつつ「楽しかったです」とホッとした様子。上原さんは、撮影では観客も含め、全員が自分たちのために集まった“ホーム”だったのに比べ、今回は「私たちがお邪魔させていただいた」と正反対の立場であり「練習の時に先生が『全員、敵と思って踊った方が良いよ』と言ってたんですが、出て行った瞬間に『ワァーッ!』となって…思った以上の歓声でちょっと調子に乗りました(笑)」と語った。秋月さんは壇上での自己紹介で「E-girlsの三佳です!」と語り、笑いを誘っていたが「2週間前から『やる』と決めていた(笑)」とか…。本作への出演をきっかけにE-girlsが大好きになったそうで「今日はついに自分もE-girlsになれる日だと…」とノリノリで語っていた。石井さんは今後、映画の中にもあるように「ジミーズで地域のお祭りとかで踊ったりをサプライズでやってみたい!」とジミーズとしての活動継続に意欲をのぞかせていた。『ガールズ・ステップ』は9月12日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ガールズ・ステップ 2015年秋公開予定(C) 2015「ガールズ・ステップ」製作委員会
2015年07月19日“名は体を表す”と言いますが、確かに人と話していて「名前と雰囲気が合ってる」と感じることってありますよね。「華やかな人だな~」と思ったら、名前にキャラとぴったりの漢字が入っていたり。そういうのってちょっと不思議な気がしますが、実はごく自然なことなのかもしれません。だって、名付け親は「こんな子に育ってほしい」と願いを込めて付けたわけだし、本人も呼ばれるたびに、その名が作り出すオーラみたいなものを意識しながら成長してきたのでしょうから。◆名前の持つ個性~「2系」~ところで、「仙台の母」こと人気姓名鑑定士の上和野麗華さんいわく、名前には「1系」「2系」といったグループがあり、「~系」ごとに特徴が決まっているそうです。今回はその中から「2系」をお持ちの方のキャラクターや恋愛傾向をご紹介します。★「~系」とは?画数の下一桁の数字が何であるかで、その人の大まかな性格や運が決まります。例えば総画数が「21画」の名前なら「1系」、「32画」なら「2系」です。「1系」~総画21画の山Pは浮気性?名前でわかる!男女別・恋愛傾向◆「2系」の方のキャラクター「2系」の方は、物事にじっくりと向き合う慎重な性格です。軽々しい発言や行動をしないため、周囲の人から信頼されているでしょう。また、人に配慮できる優しさを持っているようです。どこにいても気を遣うタイプですが、そんなところも好感を持たれるはず。決して目立つ存在はないけれど人望がある人と言えます。◆男性の場合相手の気持ちを考えすぎて、一歩前に出られないことがありそうです。せっかく出会いがあっても、迷っているうちにチャンスを逃してしまうこともあるかも。特に22画の人は、早々に挫折する傾向あります。異性の気持ちを捉えるには、粘り強さを手に入れたいところ。有名人ではどんな人がいるかと言うと…【22画】向井理さん真面目な印象の理系イケメン、向井さん。「2系」の特徴である「軽々しい発言や行動をしない」というのは、まさにイメージ通り!?昨年末に国仲涼子さんと入籍し、今年の秋にはお子さんも生まれる予定ですが、最初に結婚話が出たのは2年前だったとか。過去にインタビューで結婚について聞かれた際は「タイミングが大事だから、無理して急ぐことじゃない」と回答。相手の気持ちはもちろん、仕事や周囲とのしがらみを考え、いろいろな葛藤があったのではないでしょうか?国仲さん、待っていてくれて良かったですね!彼女以前に熱愛報道のあった女優さんは、付き合っていても結婚話が進まないことから、気持ちが冷めてしまったという噂も。「結婚」の2文字を出すと、のらりくらりとかわそうとする「22画」の男性には、国仲さんのように癒しオーラ全開で接しつつ、「女性にはリミットがある」ということを、しっかり伝えたほうがいいのかもしれませんね。【32画】又吉直樹さん自身初の本格小説『火花』が芥川賞にノミネートされ、一躍、時の人となったピースの又吉さん。この方も「2系」が表す通り、本当に真面目なイメージがありますよね。「気を遣う」「目立つ存在はないけれど人望がある」なども、彼そのものという感じ。知的なうえにサッカーが上手で、しかも実はかなりのイケメン!とモテ要素が揃っているのに、恋愛下手(本人談)なのも「2系」っぽい?いつか彼の前に、一緒に古書店巡りができるような、読書好きの素敵な女性でも現れればいいのですが…。そのときはぜひ粘り強さを手に入れて、お相手の心をしっかりつかんでほしいものですね。◆女性の場合とても繊細で、ささいなことでも気にしがちな人が多いよう。それが恋愛に出ると、迷いや悩みを深めてしまいそうです。若い頃から気持ちを伝えようか、どうしようかと迷うことが多かったのでは?おおらかで楽天的な男性をパートナーに選ぶとうまくいくでしょう。【22画】井上真央さん大河ドラマ『花燃ゆ』主演の井上さん。子役時代から人気の女優さんですが、10代の頃には受験勉強のために芸能活動を休止していたことでも知られています。その甲斐あって明治大学に進学。「2系」の人って、本当に真面目で頑張り屋なんですね。また、性格も良く、共演者やスタッフへの気遣いを忘れないうえ、差し入れや手紙をもらったら翌日には返事を書くなど、とても礼儀正しい人なのだとか。そんな井上さんは、嵐の松本潤さんと長年にわたって熱愛関係と言われていますが、相手が人気アイドルなだけに、思うように恋を進展させられず、悩んでしまうことも多いのかも?松本さん、「楽天家」というよりは、どちらかというとナイーブな感じですし…。【32画】満島ひかりさん幅広い役柄を演じ、演技力に定評のある満島さん。7月11日スタートのドラマ『ど根性ガエル』では、主人公の相棒・ピョン吉の声を担当することでも話題に。仕事に対してはかなりストイックで、お芝居で納得いかないことがあると、監督や脚本家と徹底的に議論するそうです。それも「2系」ならではの「物事にじっくりと向き合う」「ささいなことでも気にしがち」といった特徴ゆえのものかも。ちなみに、プライベートでは一般人のブログに「いい人すぎる」と書かれるほど性格が良いようです。ご主人の映画監督・石井裕也さんとは、2010年公開の映画『川の底からこんにちは』がきっかけで出会い、結婚。石井監督も仕事面ではストイックなイメージがありますが、本来の性格は温厚(本人談)とのことなので、彼女とすごく相性がいいんじゃないでしょうか。「2系」を持つ女性は満島さんと石井監督のように、公私共に支え合い、お互いを高めていけるパートナーを見つけるといいのかもしれませんね。…ということで、「2系」を持つ男性を落としたいときは、やや積極的にアプローチするのがオススメ。自分が「2系」の女性は、穏やかで器の大きい男性を選ぶと良さそうです。身の回りに「2系」の方がいたら、そんなアドバイスをしてあげてはいかがでしょうか。「3系」以降の特徴は、また今度お届けします!監修者紹介上和野麗華(うわのれいか)「奥州仙台の母」と呼ばれ慣れ親しまれている有名鑑定士。その的中率と的確なアドバイスに定評を得ている。運命の時期や家庭内の問題に対して、本当の母のように温かく導いてくれ老若男女を問わず慕われている。モバイルサイト仙台の母◆姓名判断姓名判断~無料でわかる名前占い・あなたの裏性格【無料占い】
2015年07月11日「E-girls」の石井杏奈が初主演果たす青春映画『ガールズ・ステップ』。9月12日(土)に公開を迎える本作のポスタービジュアルが、このほど公開となった。必修科目であるダンスのテストを欠席した5人の高校生、あずさ(石井杏奈)、愛海(小芝風花)、葉月(小野花梨)、環(秋月三佳)、美香(上原実矩)は、陰で「ジミーズ」と呼ばれる地味で浮いた面々。単位を落とせば進級ができない崖っぷちの「ジミーズ」5人に課されたのは、2週間後に行われる地元のフェスティバルでストリートダンスを踊ることだった…!完成したポスターは、ピンクを背景に青春の瞬きが表現されたシャボンの中で、まさに青春がハジけた瞬間を切り取ったようなポップでキュートなデザインに仕上がっている。「いっちょ、ハジけますかっ」というキャッチコピーの通り、クラスでも地味で浮いていた「ジミーズ」が、ダンスを通して自分の殻を破り、成長した5人のナチュラルな表情が印象的だ。今年5月に実施されたポスターの撮影では、昨年11月に撮影を終えて以来久しぶりの集合となる「ジミーズ」が再会を楽しむ女子トークを繰り広げ、賑やかな雰囲気の中行われたそう。「GENERATIONS from EXILE TRIBE」が歌う主題歌「ALL FOR YOU」が流れるとリズムに合わせて5人が楽しそうに踊りだす場面もあり、撮影以後は踊っていないにも関わらず全員がほぼ完ぺきなダンスを披露する5人にスタッフがビックリする場面も!女子高生限定150名で実施したモニター試写で、92%と非常に高い満足度を獲得した本作。6月末より開始したマスコミ試写会では、子供を持つ世代からも「中高生に見てほしい映画」「ジミーズを応援したくなる」「感動して泣いた!」など自分の青春時代と重ね合わせての感想や子供に見せたいという絶賛の声が相次いでいるという。さらに追加キャストとして柳ゆり菜、松浦雅などのキャストに加え、宝塚歌劇団の卒業生・音月桂の出演も明らかになった本作。ポスターは、7月11日(土)より全国劇場にて順次掲出されるという。『ガールズ・ステップ』は9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ガールズ・ステップ 2015年秋公開予定(C) 2015「ガールズ・ステップ」製作委員会
2015年07月10日パイ インターナショナルは6月11日、書籍『黒い鳥の本』(文・石井ゆかり、絵・沙羅/税別1,400円)を刊行する。著者は、星占いの記事やエッセイなどを執筆し、独特の文体で老若男女を問わず人気を集める、ライターの石井ゆかりさん。2010年刊行の『12星座シリーズ』(WAVE出版)は120万部を超えるベストセラーとなった。著書は他に『禅語』(パイ・インターナショナル)、『愛する人に。』(幻冬舎コミックス)等多数。同書は、幸せを見つける『青い鳥の本』、人との関係や恋愛に悩む人に向けた『薔薇色の鳥の本』、ビジネスやお金に悩む人に向けた『金色の鳥の本』に続く、青い鳥シリーズ第4弾となる。青い鳥シリーズは、本をぱっとひらき、そこにある文章を読む占い(ビブリオマンシー)のシリーズ。今回は、怒り、悲しみ、恨み、嫉妬といった心の闇「黒い鳥」を見つめることがテーマとなっている。同書の前書きでは、次のように綴られている。"ビブリオマンシー本『青い鳥の本』から始まった「鳥」シリーズ、これで四作目となりました。ビブリオマンシーとは、ごく古くからある占いです。厚みのある、聖書のような本を、ひといきにぱくんと開いてそこに偶然出てきたページにある言葉を「お告げ」として捉える、という占いです。もちろん、最初のページから順にめくって、ミニエッセイのように楽しんで頂くこともできます。既刊と同じく、私のWebサイト『筋トレ』の毎週の占いや、ブログやツイッターなどの記事を抜粋・加筆したものと、書き下ろしの文章とをまとめて収録しています。ですが、今回はだいぶ様相がちがいます。これまでの三作は、どちらかと言えば明るく、やわらかい雰囲気のものだったのですが、本書は敢えて、心の中の一番暗く湿った場所をイメージして、そこから書き上げました。たとえば、本当に疲れ切ったときや、気持ちが落ち込んでいるとき、ふさぎ込んでいるとき、涙に暮れているときなどは、明るく前向きなものなど、見たくもないように思います。私たちの心の中には、前向きで正しくあろうという思いと同じくらい、ネガティブな、または攻撃的な感情も潜んでいるものではないでしょうか。それを打ち消してしまうことが「成長」かというと、そうでもないように思われます。昨今、正しくあろう、前向きでありたい、と思うあまり、自分を責めすぎたり、心の暗がりを否定しすぎたりして、苦しんでいる人が少なくないように見えます。私たちは本来、みんな大きくちがった存在なのに、どこかにある正しさに自分を合わせようとして必死になっている人もよく見かけます。そうした苦しみの中には、無益なものもあるのではないでしょうか。私たちはもっと悪意に満ち、無様で滑稽ですらあることを、もう少し、受け入れてもいいのではないでしょうか。そんな思いから、敢えて思い切って、「暗い側」に舵を取ってみた本作です。占いの結果として読んだ時、「悪い答え」が出たように思えても、決してあわてたり、悲観したりしないで下さい。この本には、「良い答え」も「悪い答え」もありません。この本を開いて出る「占いの結果」は決して、ものごとの未来のなりゆきでないのです。この本で占いをして出てきた言葉は、あなたの心の中に、あるいはだれかの心の中にあった「過去のこと」だと考えると、ピンとくるものがみつかるかもしれません。私自身、悲しみや苦しみ、悩みや迷いの中で「きれいごとを云うな!」「他人に何がわかる!」などと、自暴自棄気味になったことが何度もあります。そんな気持ちの時に、「アドバイス」ではなく、もっと別な「対話」ができるような本になればと思いました。皆さんの心が嵐の中に置かれたとき、その嵐をさまたげることなく、孤独を少しでも共有できたら、と願う次第です。石井ゆかり"
2015年06月02日戦前のカナダ・バンクーバーで、差別や貧困の中にあってもフェアプレーの精神でひたむきに戦い抜き、日系移民に勇気と誇り、そして希望を与え、さらには白人社会からも賞賛と圧倒的な人気を勝ち得た実在の野球チーム“バンクーバーの朝日”。この伝説の野球チームの当時の記録をもとに、戦前の日系移民の壮大なドラマを描き出した映画『バンクーバーの朝日』のブルーレイ&DVDが7月15日(水)に発売となる。このたび、本作の3枚組となる豪華版には特典映像として、妻夫木聡、亀梨和也、石井裕也監督による“撮り下ろし”ビジュアルコメンタリーの収録が決定した。ちょうど1年前となる2014年2月~4月に撮影された本作。先日、レジー笠原役の妻夫木さん、ロイ永西役の亀梨さん、石井監督によるビジュアルコメンタリーの収録が行われ、進行役をフジテレビアナウンサーの笠井信輔が務めた。妻夫木さん、亀梨さんはともにビジュアルコメンタリー初挑戦。妻夫木さんが「自分の作品を観ている顔を撮られるのは恥ずかしい。つい当時を思い出して画面の中の自分と一緒に演技しちゃったりするんだよね。反省点を探しちゃったりして」と言うと、亀梨さんも「今日の朝までオーディオコメンタリー(音声のみ)だと思ったから、控え室にメイクさんがいて、『え!顔も映るの!?』って驚いた」と、“初”となる撮影に緊張気味。映画がスタートすると、撮影に入る前の期間にどう役作りをしたのか、どのように感情を作っていったのか、などシーンに合わせてそれぞれが解説。唯一野球未経験だった妻夫木さんは、撮影前の合宿で人一倍トレーニングに励み、怪我を負ってしまったという。それは撮影に入る2~3週間前のことで「撮影に間に合うか焦ったけど、怪我をしたおかげで、“キャッチボールだけでもできないか”とか、とても野球をやりたい気持ちが高まった」と怪我の功名を明かした。一方野球経験がある亀梨さんは投球フォームを変えていたそうで、「当時の資料を見ると、いまの投球フォームのほうがメカニカルなので、それをちょっとくずしたいというのと、僕の時代はアメリカに行ったのが野茂さんだったので、リスペクトの意味を込めて大げさにならない程度にひねりを入れて、(フォーム)を作りましたね」と話すと、石井監督は「初めて聞いた」と感心した表情を浮かべ、妻夫木さんも「しっかり考えてますよね。頼りになるロイでした」と称えた。コメンタリーではこのほかにも、まだまだ尽きない野球シーン撮影のエピソードも満載。さらに、キャスト同士でのメールのやり取りを明かしたり、撮影以外でのエピソードも次々と飛び出し、ここでしか聞けない貴重な裏話が満載のコメンタリーとなったようだ。最後に、本作を「かえがけのない作品」という妻夫木さんに対し、亀梨さんは「ふり返ったときに大きな財産になっていると思う」と続け、石井監督は「この作品を作って良かったと思う。このメンバーでこの作品を作れたことは誇りに思う。死ぬときに思い出すかもしれない」と本作をふり返った。撮影秘話もありの豪華な特典映像となっていること間違いなしの本コメンタリー。初挑戦のビジュアルコメンタリーに少し緊張気味!?な妻夫木さん&亀梨さんにもぜひ注目を。『バンクーバーの朝日』Blu-ray豪華版3枚組価格:7,800円+税DVD豪華版3枚組価格:6,800円+税発売日:7月15日(水)発売元:フジテレビジョン販売元:東宝(C) 2014「バンクーバーの朝日」製作委員会(text:cinemacafe.net)■関連作品:バンクーバーの朝日 2014年12月20日より全国東宝系にて公開(C) 2014「バンクーバーの朝日」製作委員会
2015年05月30日吉田大八の『桐島、部活やめるってよ』、呉美保の『そこのみにて光輝く』、熊切和嘉の『私の男』、そして石井裕也の『バンクーバーの朝日』など、現在の邦画界をけん引する監督から多大なる信頼を寄せられ、国内外から注目を集める数々の名作の撮影を手掛けるカメラマン・近藤龍人。そんな近藤さんの魅力に迫る特集上映が、4月11日(土)に開催されることが分かった。近藤さんは1976年、愛知県生まれ。大阪芸術大学在学中に熊切監督の卒業制作『鬼畜大宴会』にスタッフとして参加、その後、大学同期である山下敦弘監督らと多くの作品を制作。その撮影作品は、『私の男』から『四十九日のレシピ』『夏の終り』『横道世之介』など、話題作ばかり。2010年には『パーマネント野ばら』で第54回日本映画撮影監督協会「新人賞(三浦賞)」、今年『そこのみにて光輝く』で第36回ヨコハマ映画祭「撮影賞」を受賞し、公開待機作品には、岡田将生主演・瀬々敬久監督の『ストレイヤーズ・クロニクル』も控えている。今回、4月11日(土)にオールナイト上映される今回の特集では、近藤さんが自ら選んだ、山下監督、岡田さん&夏帆出演、くらもちふさこ原作の『天然コケッコー』(’07)、近藤さんと親交の深い松江哲明監督がシンガーソングライター・前野健太を追ったドキュメンタリー『ライブテープ』(’09)などを上映。縁のあるゲストを招いたトークイベントも行われる。松江監督は、製作当時をふり返り、こうコメントを寄せている。「『ライブテープ』の撮影を決めて、最初に声を掛けたのは近藤君だ。前野さんはライブで2時間以上、歌っているのを見たことがあったけど、ワンカットで映画が撮れるかは僕には分からなかったからだ。近藤君は『ゲリラで撮るってことは周囲に人が映っても大丈夫ですか』とだけ聞き、僕は『これは僕の自主制作だから責任は取るよ』と答えた。そして『分かりました』と言って引き受けてくれた」。「最初に完成したバージョンでは“演出・構成”といういつも使っていたクレジットを入れていたが、違和感があったので“監督”に変えた。僕がした仕事はスタッフに『スタート』と言って『カット』と締めることだったからだ。あのとき、近藤君が了解してくれたお陰で、僕は映画監督になれた」。松江監督を始め、厚い信頼を寄せられる日本映画界の先端を活写するカメラマンが映し出す、光と影、ひらめきと計算。その魅力を堪能できるイベントとなりそうだ。「カメラマン 近藤龍人、オールナイト特集上映」は4月11日(土)、テアトル新宿にてオールナイト上映。(text:cinemacafe.net)
2015年03月13日電子書籍レンタルサイト「Renta!」のテレビCMが、1月26日より関東・関西・東海の3エリアで放映される。「Renta!」は最新の人気マンガから定番マンガまで、いつでもどこでも手軽にレンタルできる画期的な電子書籍サービス。2007年のオープンから会員数を伸ばし、2014年には会員数100万人、累計販売冊数1億冊を突破した。○“マンガ好き女子”代表の麻生久美子さんを起用CMキャラクターは、多彩な演技でシリアスからコメディまで幅広く活躍し、ご自身も大のマンガ好きという女優の麻生久美子さん。忙しい毎日でもマンガを楽しむことは忘れない「大人のマンガ好き女子」という役柄を等身大で演じられることが、起用の決め手になったそう。CMでは仕事や人間関係のモヤモヤに翻弄されながらも「Renta!」のマンガレンタルで束の間の癒しを楽しむ女性の姿を、チャーミングかつリアリティー豊かに演じている。そんな麻生さんに普段読むマンガやCM制作時の印象などを聞いた。――麻生さん、実はかなりのマンガ好きだとお伺いしました。今回CMキャラクターに選ばれた感想をお聞かせください。麻生さん 監督に、「今回表現したいのは『マンガ読んでますけど、何か?』というちょっと不敵な気分なんです」と言われた時、「わかる!」ってすごく共感したんです!マンガが好きでよく読んでます、と言うとちょっと驚かれたりして(笑)マンガ読んでていいじゃないって思っているので、マンガ好きにとってはすごく感情移入できるCMだと思いますし、すごく嬉しいお話でした。――普段はどんな時にマンガを読みたくなるんですか?麻生さん 時間が空いたらいつでも!(笑)でも一番はやっぱり夜、寝る前ですね。家に帰ってリラックスして、さあ、マンガ読むぞーっていう時がとっても幸せです。――一番好きなマンガ、もしくは思い入れのあるマンガはなんですか?(Renta!で扱っていない作品でも可です)麻生さん「BASARA」と「うしおととら」ですね。――しかも麻生さん、以前から電子書籍ユーザーだとか。電子書籍の良いところってどんなところですか?麻生さん 外出先でも、夜中でも、読みたい本がすぐに読めるところです。これが本棚だったら、何十万冊も本を並べておいたり、ましてや持ち歩いたりなんて、絶対できないですし、モノを増やしたくない私にとっては、こんなに素敵なことはないです。我慢しないで沢山の本が読める。最高に幸せです。――撮影の時、印象に残ったことは?麻生さん 設定では「ちょっと居心地の悪い飲み会」のシーンなのだけれど、カメラが回っていない時はみんなでおしゃべりしたり、すごく和気あいあいとした空気だったこと。ロケ現場の居酒屋さんの雰囲気もあったかくて、仲のいい同僚の人たちと会社帰りに飲みに来ているみたいでした。あとは、少女マンガ好きなことをからかって私に「壁ドン」してくる上司役の方が、実は少女マンガ大好きだったこと! 「こういう『勘違い壁ドン』みたいなことってすごくイラッとする! って、演じている僕が一番分かってます」と言っていました……!――最後に、メッセージをお願いします。麻生さん イライラすることや悲しいことがあった時、お風呂に入ったり、お酒を飲んだりしてストレス解消しますよね。それと同じように、マンガの世界にひたるのもリラックス効果があると思うんです。皆さんも「やってらRenta!」な気分の時、ぜひ「Renta!」のマンガレンタルで癒されてください!――ありがとうございました。○麻生さんの“正反対の魅力"がひとつに! CM撮影エピソード徹底的にリアリティを追求した今回のCMは、現役で営業している老舗居酒屋を貸し切って撮影された。役作りにもこだわり、麻生さん演じる主人公はもちろん、同僚の一人ひとりにまで細かい設定が付けられている。中でも強烈だったのが、勘違い上司が繰り出す”残念すぎる壁ドン”。笑顔で凍り付く麻生さんの迫真の演技は、撮影と分かっていてもハラハラしてしまうほど! まさに「やってらRenta!」な気分を表現したインパクト抜群のシーンとなりました。そしてもう一つの見せ場が、帰り道に「Renta!」で少女マンガを楽しむ麻生さんの幸せそうな表情。キスシーンにつられて唇をとがらせるその乙女な仕草に、スタッフ一同、胸キュンしっぱなしだったそう。○CMオンエア期間中に”3巻無料キャンペーン”を実施「Renta!」のCMオンエアを記念して、より多くの方にマンガレンタルの魅力を体験してもらうために「3巻無料キャンペーン」を展開する。キャンペーンでは、CMの中にも登場している人気マンガ6作品が3巻まで無料で楽しめる。このキャンペーンは会員登録をしていなくても利用出来る。キャンペーン期間:2015年1月26日(月)~2月9日(月)※一部作品はキャンペーン最終日前に無料終了になります。麻生久美子1978年6月17日生まれ、千葉県出身。1995年『BAD GUY BEACH』(あいかわ翔)で映画デビュー。98年、今村昌平監督作品『カンゾー先生』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞・新人俳優賞を始め数々の映画賞を受賞。近年の映画出演作に『モテキ』(11/大根仁)、『宇宙兄弟』(12/森義隆)、『グッモーエビアン!』(12/山本透)、『おおかみこどもの雨と雪』(声の出演・12/細田守)、『舟を編む』(13/石井裕也)、『ばしゃ馬さんとビッグマウス』(13/吉田恵輔)、『ニシノユキヒコの恋と冒険』(14/井口奈巳)。ドラマ『泣くな、はらちゃん』(13)『弱くても勝てます』(14)など。連続ドラマ初主演となる、ケラリーノ・サンドロヴィッチ監督「怪奇恋愛作戦」(TX)が放送中。3月5日より舞台『結びの庭』(本多劇場他)に出演する。
2015年01月26日1月12日(月・祝)、俳優の妻夫木聡が、石井裕也監督と共に『バンクーバーの朝日』のティーチイン付き大ヒット御礼舞台挨拶に登壇。サプライズゲストとして客席に紛れていた「ボストン・レッドソックス」の上原浩治選手から質問を受け、レッドソックスのユニフォームを贈られると、袖を通して上原さんと握手をし「なんか契約したみたい」と喜びを爆発させた。戦前に実在した日系カナダ移民たちによる野球チーム「バンクーバー朝日」の活躍と、彼らをとりまく差別の現実を描いた『バンクーバーの朝日』は、昨年12月20日の公開から今年1月10日までのおよそ3週間で、87万人の観客動員の大ヒットを記録。この日は、観客の質問に直接、登壇者が答えるティーチイン形式での舞台挨拶が行われた。このイベントのオファーを4日前に受け「野球の宣伝のためにもいいと思って快く受けた」という上原さんは、3人目の質問者として「そこのマスクをしている男性の方」と司会者から指名されると、「ボストンから来ました上原です」と自己紹介。「えっ!ビックリした!」と驚く妻夫木さんに「野球はほぼ素人だと聞きましたが、映画の中ですごく上手でした。どのような練習をしたのですか?」、興奮を隠せない石井監督には「ヤンキースとボストン、どちらが好きですか?」と質問し、会場を驚きに包んだ。これに妻夫木さんは「指導の先生に教えてもらいました。ボコボコした石垣にボールを投げると、どこに返ってくるか分からないので、それを捕るという自主練もしていました」と回答。それに対し、「ちゃんと野球の形になっていたので、もしかしたら僕も活かせるんじゃないかと思って聞いたんですが、実際にやっている人が多い練習方法でした。僕らは(凸凹の壁じゃなく)凸凹のボールを使うんです」と上原さん。そして、ヤンキースでもボストンでもなく「上原さんが好きです!」と答えた石井監督は、「2013年のポストシーズンでマウンドに向かう時の上原さんの表情が大好き。あの時の気持ちは?」と通な質問を返し、「『ここを抑えたら目立つかな』という気持ちでマウンドに上がる時って結構あるんですよ。それで抑えたら『あ、次の日の新聞ちょっと買おうかな』と思うんですけど、それで載ってなかったら結構ショックですね」という上原さんの答えに一同爆笑となった。さらに、妻夫木さんが「生涯メジャーで?日本に帰ってくる気は?」「監督をいずれやってみたい?」「野球は楽しい?」と次々と質問を投げかけると、上原さんは「声がかかれば考えるけど、今のところはメジャーで」「アマチュアを教えてみたいという気持ちはあるので、高校や大学の監督はやってみたいけど、プロは教えることがないから」「楽しいですね。年をとればとるほど、すごく今、楽しくなってきている」と回答。その言葉の一つ一つを嬉しそうに聞いていた妻夫木さんから最後に「僕も役者はすごく楽しくて天職だと思っているけど、年をとればとるほど、悩むことも多くなった。そういうことはないですか?」と質問を受けると、「20代後半や30代前半に僕も危ない時期があった。役者の方はこれから何十年とまだまだあるけど、僕らの世界では、正直僕も先が見えているので、だから逆に楽しいと思えるのかもしれないですね」と答え、深い感銘を与えていた。『バンクーバーの朝日』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バンクーバーの朝日 2014年12月20日より全国東宝系にて公開(C) 2014「バンクーバーの朝日」製作委員会
2015年01月13日映画『バンクーバーの朝日』が12月20日(土)に公開され、舞台挨拶に登壇した主演の妻夫木聡が、壇上で感極まって涙を見せた。戦前のカナダ・バンクーバーを舞台に、差別や貧しさの中で日本人社会の希望の星となった日系人野球チーム「バンクーバー朝日軍」の活躍を描き出す。この日は妻夫木さんに加え、亀梨和也、勝地涼、上地雄輔、池松壮亮、高畑充希、佐藤浩市、石井裕也監督も登壇。上映直後の劇場の客席の間を通って妻夫木さんらが登壇すると会場は拍手と歓声に包まれた。妻夫木さんは「ようやくスタートです。昨日は眠れずに12時頃に監督とメールをしてました(笑)」と明かし、「全身全霊を尽くして、みんなで思いを込めて作った作品です」と力強く語った。朝日軍のエースを演じた亀梨さんも「この作品に参加させていただいたことを誇りに思います。同じ日本人としてこの映画を通じて歴史を感じ、『生きる』ということを感じていただければ」と呼びかける。妻夫木さんの父親役を演じた佐藤さんは「最初に話が来たとき、打って投げて走る気満々だったんですが…」とチームの一員として出演するものと思っていたそうだが、父親役ということで「そういうシーンは一切なく…」と残念そう。グラウンドで躍動する妻夫木さんらの姿を見て、体がうずくこともあったようで「フィールドの中でみんな、苦労していて、妻夫木さんが『もう1回お願いします!』と言ってたりして『なぜオレはあの中にいないんだ!』と思い、それだけは悔いが残ってます」と悔しそうだった。実際、野球未経験だった妻夫木さんは、硬球での、しかも当時の薄い革のグローブでのプレイで「中指にヒビが入った」ことも。しばらくプレイできなかったが「そのおかげで野球が好きだと気づけたのが最大の救いだった」とふり返る。亀梨さんはそんな妻夫木さんについて「背中で引っ張ってもらえた」と語る。「2人でのシーンもすごく印象的で、妻夫木さんの人柄を感じました。包容力がある」とそのリーダーシップへの惜しみない称賛と感謝の思いを口にした。「朝日軍」のメンバーが揃い、笑いに満ちた舞台挨拶だったが、最後に締めの挨拶のためにマイクを握った妻夫木さんは、胸の内の思いを語る中で感極まって言葉を詰まらせる。涙を見せまいと何度も後ろをふり返りながら「一生懸命頑張っている姿は、どんなに着飾っている姿よりもカッコいいと思います。観ていただいた方に少しでも希望を与えられたらと思っていました。いまの世の中、選択肢はいろいろあると思いますが、目の前にあることから逃げないでください!」と映画作りの過程と当時のバンクーバー朝日軍の面々の生き方を重ね合わせつつ、観客に向け、涙ながらにメッセージを送り、会場は温かい拍手に包まれた。『バンクーバーの朝日』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バンクーバーの朝日 2014年12月20日より全国東宝系にて公開(C) 2014「バンクーバーの朝日」製作委員会
2014年12月20日三十代半ばに差しかかり、演技力に磨きがかかるだけでなく、頼れる存在として前に進み続けている俳優・妻夫木聡。最新主演作『バンクーバーの朝日』では、戦前のカナダ、バンクーバーに実在した野球チーム“バンクーバー朝日”の選手のひとり、レジー笠原を演じている。弱小チームが戦術を磨くことによって勝ち進んでいく物語を「石井監督も僕らも、ただの青春映画にはしたくなかったんですよね」と、この映画の核になるもの、もっと大切なものは別にあると言う。いつの時代でも人は悩み、自分が何者であるのかを問いかけ、そうやって生きる素晴らしさを実感していく。妻夫木さんはレジー笠原を“生きる”ことで、それを実感した。遡ること13年──初映画主演はご存知『ウォーターボーイズ』。その当時、仕事を始めたころは「作品ごとに変わる世界のそのすべてが新鮮で、刺激的で、監督やスタッフ、キャストとの出会いから日々多くのものを吸収してすごく楽しかった。楽しいだけで芝居ができていたんです。でも、いつの間にか芝居を“こなす”ようになっていったんですよね…。座長とか、ヒットさせなきゃとか、余計なことばっか考えていました」。そんな葛藤や苦悩から抜け出すきっかけとなったのが、日本アカデミー賞「最優秀主演男優賞」に輝いた『悪人』。2010年の出来事だ。「『悪人』が転機になったという話はもう散々言ってきたことなんですけど、あのときは、演じることだけ、役のことしか考えていなくて、ようやく開放されたなぁって思えた。今回の『バンクーバーの朝日』も、なんかその時の気持ちと同じものを感じたんですよね…」。真実の物語ではあるけれど、当時の詳しい資料はほとんど残っていなくて、答え合わせをすることができない役柄。できるのは「役を作るよりも、そこに“生きる”ことだった」と説明する。「僕らが実際に生きた世界でも時代でもないけれど、それを映画のなかで真実に変えなければならないんです。だから、そこに生きているということを意識していました。すごく寒かったんだろうなぁとか、食べるものもお金もなくて大変だっただろうなぁとか。そして、労働の間に野球をやることが楽しみだったんだなぁって。そういう小さなことを心にとめて演じていた気がします。演技をこうしよう、ああしようと頭のなかで考えるんじゃなく、毎日、這いつくばっていましたね」。撮影中に2度大雪が降って思うようにスケジュールが運ばなかったり、野球経験者が多いというプレッシャーのなか野球の技術を身につけたり、大変なことはほかにも多々あったそうだが、妻夫木さんがこれまでの役者人生で学び見出したのは「逃げないこと、自分自身に打ち勝つこと、自信がなくてもとにかくやってみること」。それはそのままバンクーバー朝日のスピリットに繋がる。石井監督は、主人公・レジーが劣勢のなかで己の弱点を受け止め、考え、全力を尽くすことに焦点を当てた。妻夫木さんを始め、亀梨和也、勝地涼、上地雄輔、池松壮亮たちはそのスピリットを受け止め、成長を見せていく。そこに観客は深く感動する。「…って言っても、僕自身は打たれ弱くて。褒められると伸びるタイプなんです(笑)」とはにかみながら自分の弱点を告白するが、打たれ弱いと知っているからこそ強くあろうとする。本当は強い人だ。そんなふうに妻夫木さんが強くいられたのは「一緒に戦ってくれる人、一緒に悩んでくれる人」と絶対的な信頼を寄せる石井裕也監督の存在も大きい。監督とは『ぼくたちの家族』に続いてのタッグとなる。「決め手はもちろん石井裕也監督でした。主演の話をもらった時はまだ台本がなくてプロットだけだったけれど、石井さんとならどんなことでも戦える、というのを『ぼくたちの家族』で知っていたので。クランクインする前から何度もご飯を食べに行って、いろいろ話しをしました。でも、レジーをこういうふうに演じてほしいとかは言われなかったんです。レジーって、明るい性格だとか暗いとか、日々悩んでいるとかそういうことじゃなくて、なんて言うか、全部をひっくるめた人間であると思うんですよね。日本人でありながらもカナダで生まれ育ち、なのに差別や迫害を受けながら生きている。カナダという国を嫌いになれなくて、好きでいたいけれど自分たちに対しての差別もある。そういう自分たちが何者なのか分からないなかで、野球をやっているんです。だから、野球の試合でカナダ人に勝ちたいとか、見返してやりたいとか、そういうことではないんじゃないかなって。そんなことをあれこれ考えながらやっていったら、ああいうレジーになったんです」。「役のことだけ考える」と言いながらも、さりげなく主演としてチームを引っぱっていくのも妻夫木さんのカッコいいところ。撮影前に「みんなで合宿がしたい」と提案。多忙なキャストたちのスケジュールを調整して、バンクーバー朝日のメンバーで一泊二日を過ごし撮影に臨んだ。5人の俳優のあの何とも自然なチーム感はそうやって出来上がっていった。また、同年代の俳優との共演だけでなく、レジーの父親役の佐藤浩市からはこれからの課題を受け取った。「嬉しいことに浩市さんとは何度か共演させてもらっているんですが、親子役は初めて。今回、一番甘えられたのかもしれない。過去の浩市さんとの共演ですごく嬉しかったことがあって…。『感染列島』でご一緒してご飯を食べに行ったときに『聡が出ている映画のオファーがあったら出るし、お前が面白いと思うことにも乗るよ』って。すごく嬉しかった。あれだけの大御所なのに同じ目線で考えてくれる、後輩想いですよね。と同時に、僕らがガツガツいかないと僕らの後が育たないぞ、という想いも込められている。そのためにもしっかり足跡を、結果を残せよって言われている気がしました」。確かに、佐藤さんの出番は決して多くはないけれど「一攫千金を夢見てカナダに渡った日系カナダ移民一世としての日本人の誇りを、浩市さんが体現してくださった。だから僕は安心してのびのびとレジーとしてあの場所に生きることができたんです」と言うように、佐藤さんはしっかりと足跡を残している。佐藤さんから受け継いだものを今度は妻夫木さんが後輩に渡す時期は近いのだろうか。「いや、オレはまだまだ無理です。ただ今回、浩市さんと一緒にいて思ったのは──浩市さんって、酔うと『相米(慎二監督)のおやじがよぉ…』って、すごく愛おしそうに昔話をするんですね、必ず。そういう姿を見るたびに、いつか自分も『石井裕也(監督)がよぉ…』って、話せる時が来たらいいなぁって(笑)」。そう語る妻夫木さんの眼差しも、もちろん愛に満ちていた。(text:Rie Shintani/photo:Nahoko Suzuki)■関連作品:バンクーバーの朝日 2014年12月20日より全国東宝系にて公開(C) 2014「バンクーバーの朝日」製作委員会
2014年12月18日戦前のカナダのバンクーバーを舞台にした映画『バンクーバーの朝日』の上映会が12月17日(水)、カナダ大使館にて外国人特派員協会との共催で開催され、上映後には主演の妻夫木聡、石井裕也監督が質疑応答を行なった。史実に基づき、戦前にバンクーバーに渡った日系移民の2世たちによる野球チーム「バンクーバー朝日軍」の活躍、現地での差別や自身のアイデンティティの所在に苦しむ若者たちが野球を通じて葛藤を乗り越えようとしていくさまを描き出す。本作はバンクーバー国際映画祭でプレミア上映され、「観客賞」に輝いたが、現地に赴いた妻夫木さんは「(日系人への)差別や迫害のシーンもあり、カナダの人たちがそれを見てどう思われるかという不安もありましたが、ジッと見ていただき、その後の野球のシーンでは、僕が初めてバントを決めるところでは手を叩いて笑ってくれて、涙が出るほど嬉しかったです。国や言葉といった次元を超えて結びつきが生まれる瞬間を感じ、生きててよかったと思うほどの感動がありました」と改めて喜びを口にする。戦前のバンクーバーの日系人社会を描くにあたり、取材を重ね、様々な資料にあたったという石井監督。だがその一方で「(対象を)日系カナダ人に限定してしまうと、固有の独特のものになってしまう。極端に言えば『ニューヨークの朝日』でもベルリンでも東京でもよかった。息苦しさや『なんで自分はここで生まれたのか?』と感じる人々が立ち上がる話です。“生きづらさ”を感じている全ての人に理解し、受け入れてもらえるようにということを心掛けた」と日系人社会を描く上での思いを語った。「頭で考えるのではなく、その時代の人になり、僕自身が這いつくばることが大事だと思った」と語る妻夫木さん。カナダの日系コミュニティで生きた人々に思いを馳せ、「日本人としての誇りや日本人だという思いもあるけど、カナダのバンクーバーで生まれ育ったという思いもあっただろうし、狭間にある状態だったと思う。差別を受ける苦しみだけじゃなく、野球を通じてささやかな幸せに喜びを感じていたとも思います。あまり差別を意識して演じるということはなかったです」とふり返った。ここで描かれるチームの様子やリーダシップが、前世紀的な“スポ魂”の熱血ドラマ調ではなく、現代に近いソフトなコミュニケーションの中で描かれている点についても質問が飛んだ。石井監督は「僕が調べた上での想像ですが」と断った上で、「そんなに精神論を振りかざすような2世はあまりいなかったのではないかと思います。アイデンティティの揺らぎといったことも含め、彼らは危うい立場にさらされており、無駄な争いや摩擦を避けて生きていたと思います。(彼らの間で)『しょうがない』という言葉が多用されていたとのことですが、その存在自体、また差別にさらされることも『しょうがない』と受け止め、無駄な抵抗はしなかったのだと思います。生きづらさや閉塞感といったことも併せて、今日の日本や世界に通じるものがあり、だからこそ、いま、この映画を作る意味を見出しました」と熱く語った。劇中、英語でのセリフを披露している妻夫木さんは大使館での上映ということで「英語のセリフが聞き取ってもらえるか?そこが不安でした」と語るが、絶賛の声にホッとした様子で嬉しそうに何度も頭を下げていた。バンクーバーでの上映の際は、大使館でのレセプションで、劇中の様子から妻夫木さんが流暢な英語を話せると思った現地の人々から次々と英語で話しかけられたそう。妻夫木さんは外国人記者たちを前に申し訳なさそうに「僕は、英語は話せません!すいません(苦笑)」とあくまでセリフとして覚えた英語だったことを強調。客席からは笑いと拍手が沸き起こった。『バンクーバーの朝日』は12月20日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バンクーバーの朝日 2014年12月20日より全国東宝系にて公開(C) 2014「バンクーバーの朝日」製作委員会
2014年12月18日俳優の妻夫木聡が12月15日(月)、武蔵野美術大学で『バンクーバーの朝日』のティーチイン試写会にサプライズで出席。「この日を楽しみにしてきた」という妻夫木さんは、予定の時間を40分も延長し、石井裕也監督と共に美大生たちの質問に応じ、熱いメッセージを送った。「大阪芸大出身の自分としては、武蔵美はオシャレで羨ましいと思っていた」という石井監督の紹介でサプライズ登場した妻夫木さんは、「今日は事務所に確認とって、写真撮っても大丈夫にしたので、ツイッターでもなんでも上げてください」と冒頭から大サービス。騒然となる教室で、「今回の映画で僕自身、一つの物事に一生懸命になるということを学ばせてもらったから、特に若い人に観てもらいたい」と笑顔で呼びかけた。そして、ティーチインでは「戦前の衣装を再現するにあたって意識したことや参考にしたものは?」「時間の移り変わりを表現するために気を付けたことは?」「バンクーバーの空と、撮影した栃木の空をどうやって合わせたのか?」「当時の関係者へのインタビューはどのぐらいしたのか?」といった細かい質問が続出。そんな中、自主制作をしているという映像学科の女子学生から「フィルムとデジタル、どちらで作っていくのがいいのか…」という悩みを相談されると、石井監督は「これは完全に私見だけど、人間を捉えるメディアとしては、フィルムが今のところ最高だと思う。予算や機動性の問題があるから『フィルムでやりたい』と言うと煙たがられるし、現実的ではなくなってきているけど、フィルムの良さは独特の抽象性。4Kだなんだと、映像をくっきり綺麗に撮ればいいということではないと思います」と持論を展開。妻夫木さんも「カメアシさんがフィルムを交換するロールチェンジを眺めながら、『ああ、自分は映画の現場にいさせてもらっているんだなあ』と噛みしめるのが好きだったんですよね。日本映画は、フィルムを無駄にしないために、段取りやテストを何回もやって、本番は1回で撮るのが基本。デジタルにはデジタルの素晴らしさがあると思うけど、本番のありがたみは薄れるのかな。僕にとっては残ってほしいと思う存在」と、衰退しつつあるフィルム撮影への想いを語った。さらに、「体調管理法を教えて」とリクエストされた妻夫木さんは、「本番前でスイッチを入れられる役者だったらいいけど、僕は不器用でそれができない。だから、いつも1か月以上前から仕事は入れないでもらって、役に没頭して身を捧げちゃう。それがいいかは分からないけど、私生活まで役に引きずられて、食べるものも顔つきも変わっちゃうタイプ。だから、体調管理はしてないです(笑)」と明かし、学生たちを驚かせていた。そんな2人は回答に熱が入るあまり、スタッフに「まだいける?時間延ばして」と度々ジェスチャーで伝えながら、予定の時間を40分も延長。最後に、妻夫木さんは「みんな目がキラキラしていて、これからの夢や希望に満ちあふれているんだなと本当に思いました。これからいろんなことがあると思うけど、信じることはすごく大事。失敗したっていいんですよ。僕なんか何百回と失敗してきたし、くじけそうになってきたけど、好きだから続けられることが絶対にある。そういう自分を信じてあげて、一生懸命ぶつかって、これからの可能性をどんどん広げていってほしい」と熱いメッセージを送り、「超楽しかった!もっとやりたい」と石井監督と笑いあっていた。映画『バンクーバーの朝日』は12月20日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バンクーバーの朝日 2014年12月20日より全国東宝系にて公開(C) 2014「バンクーバーの朝日」製作委員会
2014年12月16日俳優の妻夫木聡、映画監督の石井裕也が15日、東京・小平の武蔵野美術大学で行われた映画『バンクーバーの朝日』ティーチイン付き試写会に出席した。本作は、戦前のカナダ・バンクーバーを舞台に、差別や貧困の中にあってもフェアプレーの精神でひたむきに戦い抜き、白人社会からも絶賛と人気を得た日系人で構成された実在の野球チーム"バンクーバー朝日"を描いた作品。公開を間近に控えたこの日は、武蔵野美術大学で大学生を対象にした試写会が実施され、試写会後に特別野外授業として妻夫木と石井監督が学生からの質問に応じた。まずは石井監督が「僕は大阪芸大出身ですが、むさびはオシャレで羨ましいとずっと思ってました。だから今日来ることができてうれしいです」と笑顔を見せ、妻夫木は「この映画で目の前に一生懸命なるというか挑むことを学ばせてもらいました。この映画を見て、そういうことを感じてもらったらいいし、そういう熱い思いを誰かに届けて下さい」とアピール。質疑応答では、芸大ということで技術的なことなどの質問が集中する中、卒業制作を控える4年生から「オススメの体調管理は?」という質問に妻夫木は「僕は不器用なので、映画が始まる1カ月ぐらいからあまり仕事を入れません。本当に作品に没頭するタイプで、私生活まで役に引きづられます。食べるものや顔つきも変わり、だから体調管理をしていません(笑)。ご飯さえ食べれば大丈夫だと思うので、頑張って下さい」と回答した。質疑応答が終わった後、妻夫木は「目の前にあることにくじけず進んで下さい。僕なんか何百回も失敗しているので。好きだから続けられるというのもあるし、可能性を信じて下さいね」と学生たちにエール。また、学生の印象として「むさびのみんなの目はキラキラしていたよ」と語るなど、学生から刺激を受けた様子だった。映画『バンクーバーの朝日』は、12月20日より全国公開。
2014年12月16日今秋で36回目を迎えた映画祭“PFF(ぴあフィルムフェスティバル)”が現在、京都で開催されており、18日(土)からは名古屋で、20日(土)からは神戸で開催される。世界最大級の自主映画コンペ“PFFアワード”はこれまで数多くの映画監督を輩出しており、今年も活躍が期待される監督たちの作品がそろっている。その他の写真“PFF(ぴあフィルムフェスティバル)”は、世界最大級の自主映画コンペ“PFFアワード”をメインプログラムに据えている映画祭。今年も全国から集まった528作品の中から21作品が入選作として上映され、各会場で入場者の投票により、京都賞、名古屋賞、神戸賞が決定する。また映画祭ではアワードの入選監督から企画を募り、PFFが製作から公開までをプロデュースするPFFスカラシップを実施。内田けんじ監督の『運命じゃない人』、石井裕也監督の『川の底からこんにちは』など人気作を数多く手がけており、先ごろ鶴岡慧子監督の最新作『過ぐる日のやまねこ』が完成した。映画界もこれらの作品を高く評価しており、先ごろ、スカラシップ作品のプロデューサーを務めてきた天野真弓プロデューサーが、優秀な作品の完成に大きな貢献を果たしたプロデューサーにおくられるSARVH賞を受賞。講評では「これまでの長きに渡る天野真弓氏の業績に対して、SARVH賞を授与できることは、この賞が創設されて十年という節目の年に最もふさわしい」というコメントが出された。ちなみに今年のPFFアワードの入選監督もスカラシップの権利をかけて各監督の企画提出が予定されており、映画祭で“明日の映画界を担う才能”を発見することができそうだ。第36回PFFぴあフィルムフェスティバル12月19日(金)まで京都シネマ12月18日(木)から21日(日)まで愛知県芸術文化センター12月20日(土)から23日(火・祝日)まで神戸アートビレッジセンター2015年1月3日(土)から9日(金)まで京都シネマで開催
2014年12月16日成城石井はこのほど、神奈川・関内にワインバー「Le Bar a Vin 52 AZABU TOKYO 関内店」をオープンした。世界中から選りすぐった上質なボトルワインを120種類以上そろえるというワインバー。週末には、グラスシャンパンを1杯つけた「シャンパンランチ」を1980円(税別)で販売するが、12月の6日7日13日14日は特別に「ドンペリニョン」を提供する。メインは黒毛和牛のハンバーグ。1日限定14食。
2014年12月04日