2018年春夏、2018-19年秋冬のアマゾン ファッション ウィーク東京(AFWT)のキービジュアルのアートディレクションを手掛けた「螢光TOKYO」の手島領がミュージシャンネーム、LUDWIG3rd.(ルードヴィヒ3世)名義で発表した曲「TOKYO “妄想”2020 feat.音宮いろは」が話題を集めている。同曲は、東京でのオリンピック開催が決定した翌年の2014年に、手島が「KEI-KO TOKYO」名義でYoutubeにアップした動画「KEIKO TOKYO 2020」がオリジナル。当時はボーカロイド、初音ミクのボーカルで制作されたものが、2020年を迎えるタイミングでインターネット配信用にリメイクされた。このニューバージョンでは最新のAIリアルタイム声質変換ソフトウェア「Voidol(ボイドル)」のキャラクター「音宮いろは」をボーカルに起用し、80年代テクノポップ風のサウンドにキャッチーなメロディと歌詞が印象に残る2020年のアニバーサリーソングとなっている。Voidolとは初音ミクなどのボーカロイドとは違い、鍵盤で音程を打ち込むことなく特定のキャラクターにリアルタイムで声質を変換するソフト。この数年、急激に増加しつつあるVチューバー(バーチャル・ユーチューバーの略語)に向けたアプリケーションとして知られていたが、今回初めて楽曲に使用された。AIリアルタイム声質変換技術の開発の元となったのは、声を失った人が過去の自分の声のアーカイブからその声を再現することを目的に医療用に研究されていたもの。必要な音声データさえそろえば、機械学習によりリアルタイムで男女関係なく声質変換できるという。誰でも憧れの人の声で歌える時代が来るかもしれないという“妄想”が現実になりつつあるわけだ。エレクトロニックミュージックシーンのエフェクト・ボイスの人気やNHKの放送で話題を集めた美空ひばりのAI歌唱など、2020年代は“声”の進化がさらに進みそうだ。
2019年12月27日1966年に別役実らと早稲田小劇場を立ち上げて60年代の小劇場運動を牽引し、1976年には拠点を富山県利賀村に移して劇団名をSCOT(Suzuki Company of Toga)と改称、80歳を迎えた今もなお精力的に活動している鈴木忠志。その名を世界に轟かすこの演出家が2007年、全三幕から成る三島由紀夫の名作戯曲から第二幕のみを取り上げて初演した『サド侯爵夫人(第二幕)』が、12月13日(金)から23日(土)まで東京・吉祥寺シアターで上演される。利賀村と武蔵野市が姉妹都市であることからSCOT作品を頻繁に上演している同劇場に、2017年に鈴木による新演出バージョンとして登場して好評を博した舞台だ。三島による『サド侯爵夫人』は、“サディズム”の語源ともなっている実在の小説家サドを巡る、妻のルネ夫人ら6人の女たちのドラマ。鈴木は三島の書いた言葉は変えないまま、美空ひばりの演歌を流すなどの三島の指示通りではない演出によって、三島がルネ夫人に託した芸術家としての思いを浮かび上がらせる。初日と楽日以外は鈴木によるトーク付きの上演となっているほか、中日には演劇評論家・渡辺保と鈴木が観客からの質疑にも応じる「対話」(チケット代は“ご随意に”とのこと)もあり、あわせて楽しみたい。文:町田麻子
2019年12月09日昨年“助六ロス”を巻き起こしたNHKドラマ『昭和元禄落語心中』での天才落語家役も記憶に新しい、俳優の山崎育三郎。今春には尾上松也、城田優とエンタテインメント集団「IMY」を旗揚げするなど舞台を主軸に、近年は映像界にも進出。その他、番組MC、声優を務めるなど多方面で存在感を発揮中だ。2020年は、最新カバーアルバム『MIRROR BALL ’19』を携え、全国ツアーで幕を開ける。「山崎育三郎」チケット情報アルバムは、50年代から90年代までのヒットソング全13曲を収録した名作選。各時代の名曲をミラーボールミュージックとして令和に蘇らせるというコンセプトのもと、音楽プロデューサーにヒャダインを迎えた。例えば、舟木一夫『高校三年生』はヒップホップ調に、ミュージカル映画でお馴染み『雨に唄えば』では山崎の声を男女2役に加工し、ユーロビート調に仕上げるなど、異色の仕上がりとなっている。「ミュージカルではバラードを朗々と歌い上げるイメージが強いと思いますが、コンサートを重ねる中で、次はアップテンポの盛り上がる楽曲を作りたいとの思いがずっとありました。どの曲も1度聴いただけで忘れられないフレーズがあるのは、名曲の強み。僕が選んだのは、祖母や母の影響で大好きになった、美空ひばりさんの『お祭りマンボ』。ヒャダインさんには、令和の若者に響くカッコいいアレンジをとリクエストしました」。ヒャダインの一押しは、70年代女子プロレス界のアイドル、ビューティ・ペアの名曲『かけめぐる青春』。城田優とのデュエットを強くすすめられた。「最初の打ち合わせの段階から、“もうふたりで歌っている姿が見えているから”と言われて。優も『やる!』とすぐに返事をくれました。僕らは普段からハモって遊んでるので、レコーディングも一発でキレイに録れて、ヒャダインさんも『いいね、これこれ!』という感じ(笑)。毎回そんな風に誉めていただけるので、僕もだんだん解放されて、新たな一面を引き出してもらえました」。コンサート当日は、ミュージカル俳優ならではの演出にも期待してほしいと話す。「『お祭りマンボ』のミュージックビデオでは、僕がエルヴィス・プレスリー風に登場し、バブル時代の肩パットスーツから、ヒップホッパー、ギャル男を経て、現代の高校生のTikTokまで、時代を象徴する衣裳やダンスを使い、アルバムのコンセプトを表現しました。コンサートでも時空を超えて旅するような、ストーリー性のある構成でお届けできるのが僕の強みかなと。ミュージカル俳優の仲間をダンサーに迎え、弾き語りや、タップダンスも踊ります。『お祭りマンボ』ではお客様と一緒にワッショイ!コールで盛り上がりたいですね」。大阪公演は2020年1月12日(日)にフェスティバルホールにて開催。チケットは11月2日(土)一般発売開始。取材・文:石橋法子
2019年11月01日9月29日、ドキュメンタリー番組『NHKスペシャル AIでよみがえる美空ひばり』(NHK総合)が放送された。没後30年を迎える美空ひばりをAI技術によって蘇らせ、一夜限りの新曲披露コンサートを開催。ネット上ではファンはもちろん、美空ひばりを知らない世代からも“AI美空ひばり”を絶賛する声があがっている。番組ではNHKやレコード会社に残る膨大な音源と映像をもとに、最新のAI技術を駆使して美空ひばりを復活させる企画に挑戦。AIはひばりの超人的な歌唱力や表現力を数値化し、さらには歌唱中の目や口の動きを抽出。4Kの3Dホログラム映像で、等身大のひばりを出現させた。またAIで蘇ったひばりによる一夜限りのコンサートを行うべく、彼女の生前最後の曲「川の流れのように」を手がけた秋元康(61)が新曲「あれから」をプロデュース。ひばりをリスペクトする天童よしみ(65)が振り付けを考案し、ひばりの晩年の衣装をすべてデザインしてきた森英恵(93)がコンサートの衣装を担当した。こうして作り上げられた“AI美空ひばりコンサート”に、駆けつけた一般のファンは皆号泣。間奏で「お久しぶりです、あなたのことをずっと見ていましたよ。頑張りましたね。さぁ、私の分までまだまだ頑張って」と優しい笑顔で会場に語りかけるAIひばりの姿に、客席に招かれた養子の加藤和也さんが涙する場面もあった。ネット上でもファンから“AI美空ひばり”の歌声に心打たれたという多数のコメントが。《AI美空ひばりを見て、涙がとまらない…》《凄かった! 本当に美空ひばりさんが新曲を歌っていた!この曲、欲しい!!やっぱりひばりさんは良いなぁ…》《AI美空ひばりさんすごかった! AI技術ももちろんすごいけど、美空ひばりさんを蘇らせたいというたくさんの方々の想いと熱意がすごい!!感動…!!!》また当時の美空ひばりを知らない若い世代からも、令和の時代に再現された「昭和の歌姫」の圧巻の歌声を絶賛する声が多数あがっていた。《NHKスペシャルでAIの美空ひばりをやってた。なんかわからないけど感動して泣きました。ひばりさん、、リアルで会ってみたかったです…》《私は美空ひばりをリアルタイムで聴いたこと無いし、曲もちゃんと聴いたことが無いのにもかわらず、AI美空ひばりの新曲の声にボロボロ涙が出た。人工歌声で感動できるって、生の美空ひばりの歌声はどれだけ人の心を動かす力があったんだろうと思う》
2019年09月30日7月9日、ジャニーズ事務所はジャニー喜多川社長が解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血のためこの世を去ったことを発表した。享年87。葬儀・告別式は“子供”であるタレント達とJr.のみで執り行う家族葬になるという。事務所発表によるとジャニーさんは6月18日11時半ごろに自宅で体調の異変を訴え、病院へ向かおうとしたところ意識不明になり救急搬送。集中治療室で救命措置を行い、一般病棟へ移っていた。その後もジャニーさんが寂しい思いをしないよう、タレント達が入れ替わり立ち代り病室を訪問。ときに危険な状態に陥ったが、そのたびにタレントたちが呼びかけると容体が回復したことも。最後は最愛の子どもたちに見守られながら、2019年7月9日午後4時47分に人生の幕を下ろしたという。1931年、父の仕事の都合で米国・ロサンゼルスに生まれたジャニー社長。戦時中は和歌山で空襲に巻き込まれ、宿泊先の旅館で防空壕に入れず、逃げ出したところ、防空壕に避難した人は大勢亡くなったという。終戦後はロスの自宅に帰り、仏教寺院のマネージメントを担当していた父をサポートした。当時は日本のスターが多く訪米し、寺院を劇場として利用していたそうだ。「当時11歳の美空ひばりさんもその一人でした。ジャニーさんはこうした経緯からショービジネスの世界に魅せられたそうです。日本に戻り、米軍の通訳として仕事を始めたころ、運命の出会いがあったんです」(舞台関係者)ジャニー社長が最初に芸能界でデビューさせたグループは62年の『ジャニーズ』だった。27年前、本誌にその経緯を語っている。「“ジャニーズ”というのは、少年野球のチーム名だったんです。当時僕は在日米軍の住宅に住んでいたんですが、塀を乗り越えて野球しにくる中学生がいて、僕がその子たちを集めてチームをつくったんです。それがきっかけ。そのチームの子と『ウエストサイド物語』を見に行ったら、みんな興奮して『僕たちもああいうのをやってみたい!』と言い出して」以後、フォーリーブス、たのきんトリオ、光GENJI、SMAP、TOKIOらを輩出したジャニー社長。アイドル育成の極意を当時、本誌にこう語っていた。「僕はひと山いくらで売り出すためにグループをつくっているんじゃない。個々のキャラクターを生かすために組ませているんです。“18歳までに基礎を教えれば育つ”というのが僕の信念。才能を磨いて輝かせるのがわれわれの仕事です。これからは、日本発の世界に通用するアーティストがどんどん育っていくことでしょう」ジャニー社長は12年に、ギネスブックに『最も多くのコンサートをプロデュースした人物』『最も多くのNo.1シングルをプロデュースした人物』『最も多くの音楽チャート1位獲得アーティストを生み出した人物』の3分野で登録されている。ジャニーズタレントの実績を世界配信したいという意図でテレビ初出演した6年前の『NHK WORLD』の全編英語放送番組で、ジャニー社長はこうも語っている。「私が何かをすることが大事ではなく、次の世代が若い世代につなげていくのです。今、そういう作業に直面しています。(私がいなくなった後もジャニーズ事務所は)もちろん続いていくでしょう。その瞬間になっても、あれこれ言うことはありません。見届けるだけです。彼らには十分な経験がありますから、私がいなくなっても大丈夫ですよ」
2019年07月10日ワハハ本舗の“歌姫”こと梅垣義明が、昨年に引き続き単独公演を行う。その名も『梅垣義明60 還暦記念リサイタル!』。60歳を迎えた翌日から幕を開けるステージの詳細を掘り下げるべく、梅垣のもとに向かった。【チケット情報はこちら】シャンソン・ポップスといった定番曲の生歌に、過剰な“客席サービス”を盛り込むショーで知られる梅垣。越路吹雪がカバーした『ろくでなし』を歌いながら鼻から豆を飛ばすパフォーマンスが特に有名だ。しかし、今回のサブタイトルは『本物のシャンソンが歌える年になりました』。おなじみのネタを封印して美声のみを響かせるのか? そう尋ねると「年を重ねないとシャンソンは歌えない、みたいなステレオタイプへの皮肉」と笑う。そんな舞台を30年ほど務めてきた梅垣には、今や280近いネタが。この還暦記念リサイタルでは「昨年のベスト版で披露しなかったステージを届ける」と意気込み、「去年ご覧になった方も楽しめる内容」と予告。特に大阪では日ごとにネタを変え、東京では新宿コマ劇場でしかやったことのないネタを展開するという。還暦記念は演出家の変更にもおよび、今回は監修にまわった喰始に代わってワハハ本舗の設立メンバー・すずまさが登板。美空ひばり『悲しい酒』を歌いながらオムツに酒を注ぐ……といった“1曲あたりひとつのアイディア”とMCの繰り返しだった従来の構成を大胆に翻し、「後半戦はメドレーを投入してノンストップで歌う“波”を起こし、喋りなしで一気に突っ走る演出を模索しています」と構想を明かした。ピアニスト・田中大介とのセッションも予定されている。客席サービスに関しても、来場者全員に女性用パンティを配布して被らせた過去を引き合いに出しながら「開演の前後にも“非日常”の空間をつくることが僕の仕事」と語り、今回も同じような取り組みを行うことを匂わせた。どんなアイテムですか? と身を乗り出した筆者を制するように「言いませんよ!」と口を閉ざしながらも、梅垣は「ちゃんと剃ってありますから」と脇の下をチラ見せ。カメラの撮影を受け入れた。どのようなパフォーマンスが行われるのか、ぜひ会場で確認してほしい。公演は7月13日(土)から15日(月・祝)まで、大阪・森ノ宮ピロティホールにて。その後、19日(金)に東京・山野ホール、27日(土)と28日(日)に宮城・誰も知らない劇場、 8月23日(金)に愛知・ダイアモンドホールと巡演する。チケット発売中。取材・文:岡山朋代
2019年06月06日「小林さんは鼻歌を口ずさみながら部屋に戻ると、待っていた男性に『会計したから先に出て大丈夫よ』と声をかけていました。付き合いたてというより、長年一緒に寄り添っている雰囲気でしたね」(目撃した女性客)ゴールデンウイーク明けの5月7日21時ごろ、若者でにぎわう東京・下北沢のカラオケ店にいたのは小林聡美(53)だ。3時間ほど滞在して約5千円の会計を済ませ、部屋へ戻った小林。男性に声をかけるとトイレへ向かっていった。すると、部屋からメガネをかけた小太りの中年男性が。彼は周囲を警戒しながら、彼女と時間差で店をあとにした。カラオケデートを堪能した小林。しかし、気になるのはお相手。彼女をよく知る友人はこう語る。「小林さんはエッセイでも『非常に緊張する』とつづるほどカラオケが苦手なんです。そんな彼女が一緒にカラオケに行くということは、よっぽど心を許した間柄ということだと思います」11年、小林と三谷幸喜(57)は16年間の結婚生活にピリオドを打った。三谷は、13年に元女優の女性と再婚。その翌年には第1子が誕生した。いっぽうの小林は離婚後、女優業に専念。そのかたわらで大学に入学し、趣味の俳句にもいそしむおひとりさま生活を送ってきた。そんな彼女が“メガネの男性”とのデートに興じる裏にはこんな思いがあったという。「仲のいい女性が離婚して子供と実家に帰ってしまってから、小林さんは1人で飲むことが増えたそうなんです。親しいスタッフに『私も子供がいたらなぁなんて考えるときがあるんだけど、もうこの年だから出産なんてねぇ……。チクショー!』と愚痴をこぼしていたといいます」(前出・小林の友人)小林は14年10月7日号の『婦人公論』でもこう寂しさをあらわにしていた。《私は1週間の5日、下手すると6日はひとりでご飯を食べている。確かにサビシイというかワビシイというか、なんで今夜もひとりで晩御飯を食べているのか、ふと考えるときがある》そんな心の隙間を埋める男性の存在が、小林を変えたという。友人はこう続ける。「離婚後は愛猫との生活を満喫してきた小林さんですが、50歳を過ぎて『やっぱり話せる相手がそばにほしい』と改めて思ったそうです。恋愛にも前向きになり『次は価値観が合う人がいいかな』とよく語っていたそうです」故・美空ひばりさん(享年52)がカラオケの十八番だという小林。果たして“愛燦燦”となるか――。
2019年05月23日「『川の流れのように』を発表して、すぐに亡くなったので、おふくろはこの曲を20回も歌ってないんじゃないでしょうか。でも、30年たっても、全世代から愛していただける。本当にありがたいことです」ファンへの感謝の気持ちを語るのは、昭和の歌姫・美空ひばりさん(享年52)の息子で「ひばりプロダクション」社長の加藤和也さん(47)だ。’89年1月11日にシングル『川の流れのように』を発売してから30年。ひばりさんが命を削って世に送り出した名曲の陰にあった孤独と病魔を、和也さんが、静かに述懐してくれた――。「ずっと、足の痛みを訴えていたのですが、太ももの付け根の関節部分の骨がもろく、潰れてしまう大腿骨頭壊死と診断されたのは、’87年です。肝炎の症状もあることがわかり、いずれも過度の飲酒が原因だとみられました」(和也さん)ひばりさんは’81年、子役時代から共に“美空ひばり”を作り上げてきた、最愛の母・喜美枝さんを亡くし、’83年、’86年にも相次いで弟を失っている。「非常に絆の強い家族が亡くなり、残ったのは16歳のボクだけ。酒量が増えたもの、仕事の重圧ばかりでなく、孤独という側面も大きかったと思います」(和也さん)退院後、ひばりさんは大好きだったお酒を断ち、復帰を志した。ファンも“不死鳥”のようによみがえる美空ひばりを期待した。’88年12月、アルバム『川の流れのように~不死鳥パートII』を発表。年が明け、昭和から平成に時代が変わって4日目の1月11日に、『川の流れのように』のシングルが発売される。だが、ひばりさんは親友で女優の中村メイコさん(84)にこんな心境を打ち明けた。「『とってもいい曲だけど、なんか私が死んじゃうような曲ね』と話していました。すでに“予兆”のようなものを感じていたのかもしれませんね」(メイコさん)2月から全国ツアーが始まるが、初日から肝硬変の悪化によるチアノーゼ状態に。予定されていた全国ツアーは2回で中止となった。「4月には、横浜アリーナのこけら落としの公演も予定されていました。ボクの初プロデュースの舞台として1年近くかけて練り上げていましたが、命には代えられないので、中止することは迷いませんでした。でもおふくろには『親子で初めての公演なのに。情けない……』と大泣きされました」(和也さん)療養中のひばりさんは、自宅でパジャマ姿のまま、油絵や水彩画を描いて過ごした。「いつも家にいない母だったので、不思議な感覚。特別なことなんて話しません。今日あったことを話して、一緒にご飯を食べて、テレビを見るくらい。はじめて経験する“普通の母子”の時間でした」(和也さん)穏やかな日々だったが、こんな苦しみを親友に吐露している。「真夜中の電話はいつものことでしたが、そのときは様子が違って……。『メイコ、今、試しに布団をかぶって“リンゴ追分”を歌ってみたんだけど、ワンコーラス歌うと、息が苦しいの。“あの美空ひばり”が、だよ』と、くやしそうに訴えるんです」(メイコさん)歌手として、万全な態勢で臨めない現実にもがきながらも、ひばりさんは一つの答えを出したと、和也さんは語る。「亡くなる1カ月ほど前、ボクに宛てた手紙で、“もう(ステージ上で)死にたいなんて思わない。早く元気になって和也と楽しい人生を送りたいと夢見ています”と伝えてくれました。ようやく、歌手を引退したあとの第二の人生も考え始めてくれたと思っていたのに、間もなく病状が急変しました」(和也さん)間質性肺炎のために緊急入院したひばりさんは、人工呼吸器につながれた11日後の6月24日に、逝去した。だが、遺作『川の流れのように』は平成の時代を駆け抜け150万枚を超えるヒットとなり、今なお、幅広い世代で愛されている。「生前『自分の歌を聴いてくれる人がいるから、歌手でいられる』と話していました。この歌の力もあって、死後も“美空ひばり”をまっとうできていると思います」(和也さん)不死鳥は、これからも羽ばたき続ける――。
2019年01月11日いまから30年前に発表され、美空ひばりさん(享年52)最後の曲となった秋元康作詞、見岳章作曲の『川の流れのように』。誕生の裏にひばりさんの苦悩と、最愛の息子の支えがあった――。「『川の流れのように』を発表して、すぐに亡くなったので、おふくろはこの曲を20回も歌ってないんじゃないでしょうか。でも、30年たっても、全世代から愛していただける。本当にありがたいことです」ファンへの感謝の気持ちを語るのは、昭和の歌姫・美空ひばりの息子で「ひばりプロダクション」社長の加藤和也さん(47)だ。’89年1月11日にシングル『川の流れのように』を発売してから30年。ひばりさんが命を削って世に送り出した名曲の陰にあった孤独と病魔を、和也さんが、静かに述懐してくれた。「ずっと、足の痛みを訴えていたのですが、太ももの付け根の関節部分の骨がもろく、潰れてしまう大腿骨頭壊死と診断されたのは、’87年です。肝炎の症状もあることがわかり、いずれも過度の飲酒が原因だとみられました」(和也さん・以下同)ひばりさんは’81年、子役時代から共に“美空ひばり”を作り上げてきた、最愛の母・喜美枝さんを亡くし、’83年、’86年にも相次いで弟を失っている。「非常に絆の強い家族が亡くなり、残ったのは16歳のボクだけ。酒量が増えたもの、仕事の重圧ばかりでなく、孤独という側面も大きかったと思います」退院後、ひばりさんは大好きだったお酒を断ち、復帰を志した。ファンも“不死鳥”のようによみがえる美空ひばりを期待したが、息子の気持ちは“体が優先”だった。「’88年4月に、東京ドームでの復帰公演も、親子で大げんかです。『何かあったらどうするんだ!』と中止を説得しました。それでも『私はステージの上で死ぬ覚悟がある。美空ひばりとしての責任があるの』と引かないんです」母から、生きがいを奪っていいのか……。16歳だった和也さんは、ある決意をする。「金髪を黒髪に染め戻し、遊ぶために取っておいたお金でスーツを新調。その姿で、おふくろに『できれば、仕事を手伝わせてもらえませんか』とお願いしました。仕事のスタッフは、それぞれの立場でおふくろを守ってくれますが、家族の立場で守る人間も必要だと思ったんです」和也さんの格好を見たひばりさんは「何、それ」とびっくりしたが、同時に頼もしく、うれしくもあったはずだ。同年10月には、新たなアルバム作成に入る。ひばりさんが意識したのは、ファン層を若い世代に広げることだった。「ボクが中学生くらいのころから、よく『あんたくらいの年代に、私の曲はわかるの?』って聞かれて、『美空ひばりなんて、誰も聴かないよ』と答えていたんです(笑)。そのためか、若い人の感覚を知りたかったようで、ボクと一緒に『夕やけニャンニャン』を見ていました。だから自然と、おニャン子の仕掛け人の秋元(康)先生のことも知っていたんです」こうした経緯があったからこそ、アルバム作成の際に秋元康の名が挙がったとき、ひばりさんは快諾したのだった。「『川の流れのように』のデモテープを聴くと『まるで、私の人生そのものを歌わせてもらえるような楽曲ね』と、強い思い入れを持ちました。本来は別の曲がシングルカットされる予定だったのですが、おふくろのたっての希望で変更になったのです。このようなことは、長い歌手人生で初めてだったそうです」遺作『川の流れのように』は平成の時代を駆け抜け150万枚を超えるヒットとなり、今なお、幅広い世代で愛されている。
2019年01月11日「私自身はね、歌えるのならどこにでも行って歌いたいと思っているけど、まぁ時代も違うからね」そう語るのは、歌手・雪村いづみ(81)。53年にデビューし、いまは亡き美空ひばりさん、江利チエミさんとともに“三人娘”として一世を風靡してから、すでに60年以上がたつ。しかし雪村は、いまも現役歌手としてステージに立ち続けているのだ。今年7月には群馬県高崎市でのコンサート、そして11月13日にも日本歌手協会主催の『歌謡祭』に出演したばかり。「高崎には車に乗せてもらって行ったのよ。私にはファミリーがいっぱいいるからね。やっぱりファミリーのために稼がなきゃ(笑)。三人娘は、みんな同じ37年生まれ。チエミちゃんが1月、私が3月、そしてひばりちゃんが5月生まれでした。あの2人に出会うことができて本当に良かったと思っているの。三人娘の時代があったから、歌い続けることができるのね」『ジャンケン娘』(55年)、『ロマンス娘』(56年)、『大当たり三色娘』(57年)……大ヒット映画を立て続けに作ってもらったという。「やっぱりチエミちゃんとひばりさんがいなかったら、いまの私はいないわよ。あの2人のためにも、頑張って歌わなきゃね」美空さんと江利さんの曲も歌い継いでいる雪村。いまも声に衰えは感じさせない彼女の日課は散歩だという。ほかにも健康の秘訣を聞くと……。「……う~ん、私がお酒が飲めなかったこともあるかもね。ひばりちゃんもチエミちゃんも、お酒が飲めたから。だから私より先に亡くなっちゃった。でも私は飲めなかったから、こんなに長生きしたんだと思うの」悪戯っぽく笑うその姿は、スターそのものだった。
2018年12月08日サザンオールスターズの桑田佳祐(62)が12月2日、『平成三十年度!第三回ひとり紅白歌合戦』の最終公演をパシフィコ横浜で行った。昭和から平成まで55の名曲を3時間45分にわたって熱唱した桑田。西城秀樹さんやさくらももこさんに捧げたメドレー、巨大衣装で披露した美空ひばりさんの『愛燦燦』などが話題を呼んだ。ワイドショーではあまり触れられることがなかったが、もう一つ観客をどよめかせた出来事があった。「ちょうど8時を過ぎたころ、『8時だよ!全員集合!』の掛け声とともにサザンのメンバーが登場しました。カラフルなハッピ姿で5人がステージに並び、誰もがドリフの曲を歌うと思ったそのときに『世界に一つだけの花』が始まりました。会場では割れんばかりの歓声が上がりました」(音楽関係者)SMAP最大のヒット曲である『世界に一つだけの花』。サザンの5人は、歌唱力に定評のある原由子(61)や松田弘(62)だけでなく、ほとんどボーカルをとることがない関口和之(62)や野沢秀行(64)も熱唱。サビの振り付けでは会場が一体となった。歌番組でも共演していたサザンとSMAP。桑田は自身のラジオ番組でたびたびSMAPの楽曲を弾き語りしており、原由子は’97年に香取慎吾(41)とデュエット曲『みんないい子』をリリースしている。「サザンの5人はあえてSMAPについては言及せず、歌に徹しているようでした。それでも桑田さんは歌い終えて『ドリフがSMAPを歌う。格好いいね』と一言つぶやき、笑顔を見せていました」(前出・音楽関係者)Twitter上ではSMAPのファンから《サザン5人でSMAPのあの大ヒット曲歌ってくれた!!泣いた》《もう涙しかなかった》と感動の声が。ライブ終盤には桑田のメッセージがスクリーンに映された。それは「流行歌。ヒット曲。大衆と、ほどよくがっぷり四つに組み、あらたな音楽を作り続けていくことを、私は辞めないだろう」という、大衆音楽作家としての矜持を示した言葉だった。アイドルでありながら「平成のドリフ」とも呼ばれたこともあるSMAP。サザンによる『世界に一つだけの花』の熱唱は、ともに「大衆音楽」を支えた同志へのリスペクトがこめられていたのだろうか。
2018年12月05日ロシア生まれのバリトン歌手ヴィタリ・ユシュマノフが、毎年大好評のいずみホール『クリスマス・オルガンコンサート』に出演する。今年は12月23日(日・祝)に開催。「クリスマス・オルガンコンサート」チケット情報ヴィタリにとってのクリスマスの思い出といえば、初めてドイツのライプツィヒを訪れたときのこと。「ドイツへ留学したとき、街中にクリスマスの飾りつけがされていて、とても綺麗で可愛らしい感じでした。卒業後に行くと、4月で飾りつけがなかったので、『同じ町かな』と道が分からなくなってしまいました」と振り返る。ライプツィヒでは、バッハゆかりの聖トーマス教会のオルガンの音色に魅せられた。同教会で行うオルガニストの練習をよく聴きに行ったという。「体の中まで響いてくる音色で、本当に特別な場所にいると感じられました。教会の中には、バッハのお墓があるので、彼は自分の曲を聞いていたかも。なので間違えたらダメ」とほほ笑む。本公演では、その憧れのオルガンと初めての共演となる。「オルガンの響きに、自分の声を乗せて歌うことは、とても素敵。ひとつの楽器で、いろんな音を同時に出せる楽器なので、オーケストラの伴奏で歌う感じになる」と語る。プログラムは、ヴィタリが一番好きなクリスマスの曲を選んだ。「『主の祈り』は、お客様には失礼かもしれないけれど、祈りの曲なので神様に向かって歌わないといけません。『ホワイト・クリスマス』は、ハリウッドのクリスマス映画を想像できるようなおしゃれな曲なので、その雰囲気に合わせて歌いたい。『オー・ホーリー・ナイト』は、重厚な感じで。『神の御子は今宵しも』は、ラテン語で歌うので、伝統や歴史を感じられると思う」ヴィタリの多彩な表現力は、豊かな感性にある。その国の言葉が持つ美しさを尊重し、歌に秘められた文化までを引き出すのだ。それは、日本歌曲にも当てはまる。2008年にマリインスキー劇場の一員として来日して以来、日本に魅了され、日本歌曲も歌っている。「美空ひばりさんが歌っていた『荒城の月』『出船』など、日本に素晴らしいクラシック歌曲があることを知りました。日本語の美しさも」。奈良の春日大社の森に入ると、太古の空気が流れているように感じるという。思わず日本人の面影を感じさせるヴィタリ。そもそもロシア人と日本人には共通点があると言い切る。「どちらの国も、たいてい悲しい曲が多いですね。悲しさとか苦しさを人前に出さないで、自分の中で苦しんでいる、ひとりでお酒を飲みながら…。『悲しい酒』のように」と美空ひばりの歌を口ずさんだ。この深い洞察力で、本公演では、ライプツィヒで出会った美しい景色を描くような、ヴィタリならではのクリスマスの音楽を届けてくれるだろう。「今回のプログラムは、素晴らしい曲ばかり。オルガンの伴奏でクリスマスソングを歌うのは珍しくて、この公演でないと聴くチャンスがないと思う。是非、たくさんの皆さまに聴いていただきたいです」チケットは発売中。取材・文:金子真由
2018年11月16日先月デビューを果たした「TOKIO」の城島茂に激似とうわさの遅咲き新人歌手“島茂子”が、「徹子の部屋」6月6日(水)放送回で初登場。この度、番組に茂子さんと縁の深い城島さんも出演することが分かった。昨年8月にリリースされた「TOKIO」のシングル「クモ」のカップリング曲「女の坂道」を歌う女性歌手として、突然現れた茂子さん。今年5月には「戯言」で待望のデビューを果たし、松岡昌宏主演ドラマ「家政夫のミタゾノ」の主題歌にも起用された。今回、初の「徹子の部屋」登場に、「初めまして」と登場した茂子さんだが、「初めてとは思えない」と笑顔を見せる黒柳徹子。「TOKIOの城島さんにちょっと似ていると言われるんじゃない?」「年齢も血液型なども全部、城島さんと同じらしいですね」「城島さんにお会いになったことは?」と次々と切り込んだ質問に、茂子さんは「ものすごくやりづらい回ですね」とタジタジの様子。また、黒柳さんから「(城島さんは)タイプ?」と聞かれると、「長瀬智也さんの方が(笑)」と回答も。また、憧れの歌手だという美空ひばりさんの「川の流れのように」をカラオケで歌うと茂子さんが話すと、黒柳さんが「歌ってみて」とリクエストし、美声を披露したり、「戯言」を熱唱したり、結婚観についてもトークが展開される。さらに、黒柳さんから「城島さんを呼んできて」と言われ、黒ジャケット姿の城島さんが登場!茂子さんにも繋がるという自身の母親との最近のやりとり、デビュー前の会食の席で黒柳さんと一緒になった際に起こった“フィンガーボール”をめぐる騒動についてエピソードを披露。「知らなかった~!(笑)」と黒柳さんを驚かせたそのエピソードとは――?“茂子”と“茂”、2人の本音トークに期待していて。「徹子の部屋」は6月6日(水)昼12時~テレビ朝日系にて放送。(cinemacafe.net)
2018年06月03日エンターテインメントの発信基地といえる東京・日比谷に、3月29日(木)よりTOHOシネマズ日比谷が新しくオープン。さらに、日比谷シャンテに新たなエンターテインメント&グルメ施設が登場し、日本随一の劇場街が“日本版ブロードウェイ”へと進化する。この度、その施設の情報が明らかになった。日比谷にはかつて「日比谷映画」「有楽座」「みゆき座」「スカラ座」など、映画好きから親しまれる映画館が多く立ち並び“日比谷映画街”と呼ばれ愛され、また「東京宝塚劇場」「日生劇場」「帝国劇場」「芸術座(現:シアタークリエ)」など、演劇においても老舗の劇場が数多く点在し、“映画演劇の街”として発展し続けてきた。■各界のレジェンドたちの手形が壁一面に「The Star Gallery(ザ・スター・ギャラリー)」まず2月1日(木)から登場するのは、「The Star Gallery(ザ・スター・ギャラリー)」。日比谷の名所にもなっていた、“合歓の広場(ねむのひろば)”に設置されていたスターたちの手形が今回姿を変え、東京メトロと日比谷シャンテをつなぐ地下通路の壁面に設置。高倉健、役所広司、森光子、吉永小百合などの名優から、近藤真彦、美空ひばりら日本を代表する歌手、さらにジャッキー・チェンやトム・クルーズなどの海外スター総勢77名の手形が並ぶ。■様々なチケットが購入できる「ローチケ HIBIYA TICKET BOX」登場日比谷周辺の劇場の限定チケットをはじめ、様々なチケットを販売・発券できるチケットボックス「ローチケ HIBIYA TICKET BOX」が、シャンテ前広場内に登場。オープン記念として、4月・5月帝国劇場公演「1789-バスティーユの恋人たち-」、4月シアタークリエ公演「火星の二人」の良席保証のチケットを抽選発売する。■“女性のための本屋”「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE(日比谷コテージ)」日比谷シャンテ3Fには、「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」がオープン。全ての女性たちが忙しい日々の中でふと立ち止まり、軽やかに歩き出す力を得る「東京の真ん中の小さな別荘」をコンセプトに、映画・演劇などに関する書籍・音楽/映像ソフトを充実させた新しいタイプの書店が誕生する。■グルメも充実!さらに、女性に嬉しいグルメも登場。日比谷シャンテ別館1Fには、“世界一安いミシュランレストラン”と称される、香港で大人気の点心レストラン「添好運(Tim Ho Wan/ティム・ホー・ワン)」が日本初出店!また、1Fにはビストロのような雰囲気とフランスの伝統的なパンが味わえる、京都で大人気のベーカリーカフェ「ル・プチメック」が登場する。なお、「ローチケ HIBIYA TICKET BOX」「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」「ル・プチメック」は3月下旬オープン、「添好運Tim Ho Wan 日比谷店」は今春オープン予定。(cinemacafe.net)
2018年01月23日1月3日(水)から25日(木)まで大阪・上本町の新歌舞伎座で行われる『デビュー35周年記念 神野美伽新春特別公演』。歌手の神野美伽による芝居と歌の座長公演だ。1984年に『カモメお前なら』でデビューして35年、メモリアルイヤーの幕開けを華々しく飾る。「神野美伽 新春特別公演」チケット情報第一部は芝居「おおきにな~浪花のゆうれい女房~」を上演。舞台は大阪、笑いと涙の夫婦愛を描いた時代劇だ。「新歌舞伎座に立たせていただく中で大事にしていることのひとつに、お芝居は大阪弁でしたいという思いがあります。また、私が今、お客様にお届けするべきことは、見てスカッとする、分かりやすい喜劇だと思うので、今回も楽しんでいただけたら」と神野。主役ながらも序盤で間もなく“幽霊”となる。「お客様だけに見える存在として面白くできたら」と意気込む。第二部は「神野美伽オンステージ」。美空ひばりのヒット曲や、尺八奏者の辻本好美を迎えてのコラボレーションで江利チエミカバーなど趣向を凝らしつつ、自身のオリジナルもたっぷりと聴かせる。「新歌舞伎座のステージからは1階席はもちろん、2階席、3階席のお客様の顔がちゃんと見えるので、客席フロアの照明はなるべく明るくしています。時間が経つにつれ、お客様の顔がどんどん変わり、最後には素晴らしい表情をされているんです」と楽しそうに語る。また、オンステージでは1か月公演だからこそのものを届けたいと言う。「傾斜をつけただけのシンプルな舞台美術を考えています。バックスクリーンや床を染める照明の美しさや音の響き、そして私の歌を楽しんでいただけたらと思います」。近年はニューヨークのジャズクラブでコンサートを開き、国内でもロックミュージシャンとフェスに出演するなど、さらなる進化を遂げている。「私は“演歌歌手”と呼ばれることにものすごく抵抗がありました。なぜ“歌手”という表現ではダメなんだろうと。でも今は、演歌を歌っている歌手だからこそ、できることがあったと気がついて。いろんな経験を通して演歌を歌っているということに確信が持てました」と、今が一番楽しいと目を輝かせる。チケットは発売中。取材・文:岩本和子
2017年12月28日20世紀を代表する振付家、モーリス・ベジャール没後10年を迎える今秋、彼が率いたモーリス・ベジャール・バレエ団が日本公演を行う。7月24日、一般の観覧者約500人を招いての特別記者会見および秘蔵映像上映会が開催され、ジル・ロマン芸術監督、ダンサーの那須野圭右が公演への抱負を語った。モーリス・ベジャール・バレエ団 チケット情報ベジャールについて、「モーリスの作品を稽古していると、彼がいつもそばにいるように感じる」と話すロマン。11月の日本公演では、Aプロはベジャールがモーツァルトのオペラに振付けた『魔笛』を、Bプロではロマン振付の『アニマ・ブルース』『兄弟』、ベジャール振付『ピアフ』、またバレエの金字塔と言われる『ボレロ』も上演する。このうち『兄弟』は「ふたりの日本人ダンサー、那須野と大貫真幹にインスピレーションを得て創った」とロマン。主演の那須野は「お前らいつも一緒にいるな、兄弟みたいだな、というところから始まりました。ジルが僕をメインに創ってくれた初めての作品。日本で上演できてとても嬉しい」と笑顔を見せた。「このプログラムには複数の関係性が紡ぎ出されています。『兄弟』では美空ひばりさんの「ラ・ヴィ・アン・ローズ」を使っていますが、これはモーリスの作品『ピアフ』に繋がる。ラヴェルの音楽も用いているが、これは『ボレロ』と響き合う──。ベジャール作品と現代の新作をふたつの柱として上演していく、私たちの姿を映しています」(ロマン)ベジャールの命日にあたる11月22日と翌23日に開催される、東京バレエ団との特別合同ガラ〈ベジャール・セレブレーション〉の内容も明らかに。今回はその稽古のための来日でもあったロマンだが、第1部の『テム・エ・ヴァリアシオン』では、「日記を綴るように、現在のカンパニーの姿をモーリスに伝えたい」。さらに第2部『ベジャール・セレブレーション』はベジャール作品の傑作集で、ここに東京バレエ団のダンサーたちが参加。那須野は彼らの指導を担う。「ベジャールは東京バレエ団を愛していた。没後10年にここでコラボレーション行うのは、不可欠で重要なことです」(ロマン)。秘蔵映像上映会では、これまでの日本公演の映像、また次回上演予定作品のハイライト映像が披露され、ベジャールの多様で鮮やかな作品世界が蘇った。「秋の公演を楽しみにしていてください」と締めくくったロマン。那須野も、ダンサーとしては「これが最後の舞台になると思う。ぜひ観に来ていただきたい」と思いを明かし、充実の舞台を予感させた。公演は11月17日(金)から26日(日)まで、東京文化会館、11月28日(火)・29日(水)に兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホールにて。なお、東京公演のインターネット先行を7月27日(木)午前10時より受付。取材・文:加藤智子
2017年07月26日「デビュー37年目になりますが、その中ですばらしいジャズに触れる機会もたくさんあって、いつか私も機会があったらジャズの歌を歌ってみたいなって思っていたんですけど、それが今回、このように実現したってことですよね」 3月30日に放送された『SONGS』(NHK)でそう語ったのは、松田聖子(55)。3月29日、自身初となるジャズアルバム『SEIKO JAZZ』をリリースした。 タッグを組んだのは、グラミー賞の常連プロデューサーのデビッド・マシューズ。アルバムはチャップリンの『スマイル』や『追憶』、『イパネマの娘』など、スタンダードからボサノヴァまで名曲のカバーで構成されている。これは永遠のアイドルからの脱皮だ、と指摘するのはレコード会社関係者だ。 「美空ひばりさんも晩年、ジャズを歌ったように50代も半ばを迎え、情感をしっかり歌う大人のシンガーを目指したんだと思います」 今回、彼女はこの渾身のアルバムを引っさげ、全米でも勝負に出る。5月12日に米名門ジャズレーベル『Verve Records』から『SEIKO JAZZ』を出すことが決まっているのだ。 「プロモーションを米国でも行う予定なのですが、今回が最後のアメリカ挑戦になると思います」(前出・音楽関係者) これまでもアメリカで存在感をアピールしてきた聖子だが、過去の“挑戦”は必ずしも満足のいくものではなかった。しかし、最近相次いだ日本人アーチストたちの成功がそんな聖子を刺激したという。 「宇多田ヒカルが去年リリースした『Fantome』は、全米iTuneチャートで3位まで行きました。さらにピコ太郎の『PPAP』が大ヒットし、ビルボードのシングルチャート77位を記録したとき、マスコミが90年の聖子の57位を引き合いに出したんです。聖子さんも“夢よ、もう一度”と、改めてアメリカに挑戦したいと考えたのでしょう」(前出・音楽プロデューサー) 大人のシンガーとしてアメリカで勝負したいという聖子だが、彼女がジャズに転向したのは別の理由があったと話すのは、レコード会社関係者だ。 「彼女は例年、アリーナツアーを行って来ましたが、最近は『赤いスイートピー』などの曲で、若いときには普通に出せていた高音のサビを歌うのに苦労するようになっていました。声を張り上げる部分では客席にマイクを向けて歌わせるように、うまく逃げるようになったんです。そこで、高い声を無理に出さなくてもよくて、歳をとっても長く歌えて感情も込めて歌うことができるジャズで勝負しようと思ったのでしょう」 55歳の女性にとって、声帯の“異変”は切実な問題だ、と耳鼻咽喉科の音声専門医師もこう話す。 「女性の場合、閉経が関与しているとされ、50代になり女性ホルモン(エストロゲン)が減ると、声帯はむくんで太くなります。そうすると声が低くなるんです。さらに喉の潤滑油が乾いてきて、声帯に潤いがなくなると、高い声は出せなくなりますね」 声質が変わり、シンガーとしても新たな方向性を模索し始めた聖子。その妥協なき姿勢は私生活にも及んでいるという。アルバムのレコーディング終了後、聖子はアメリカでの再挑戦に備えて、のどを守るなど体調を整え、日常生活にも気を使ってきた。 「故郷・久留米名物の“八女茶”はテアニンをたっぷり含み、リラックス効果にいいからと、毎日何杯も飲んでいるようです。そのおかげか睡眠もたっぷりとれて、気力・体力とも充実しているようです」(芸能関係者) 声帯に負担をかけないようにと、食生活も野菜中心に変えたという。 「聖子さんは、3月に亡くなった大物プロデューサー、トミー・リピューマ氏(享年80)の縁もあって、今回の名門レーベル入りを果たしました。『絶対に全米で成功したい』と、彼女はすでに渡米しているそうです」(前出・音楽プロデューサー) 背水の陣で全米に挑む聖子は、声の衰えを乗り越えることができるか。“最後の挑戦”が注目される。
2017年04月06日故美空ひばりの生誕80周年を記念したメモリアルコンサート『だいじょうぶよ、日本!ふたたび』が4月5日(水)に東京ドームで開催される。同イベントの発表記者会見が東京目黒の美空ひばり記念館でおこなわれ、イベントで司会を務める徳光和夫、出演者を代表して氷川きよし、そして長男でひばりプロダクション代表取締役社長の加藤和也が出席した。【チケット情報はこちら】美空ひばりが『不死鳥コンサート』をおこなった思い出の地である東京ドームでメモリアルコンサートが行われるのは、2011年に東日本大震災のチャリティコンサートとして『だいじょうぶ、日本!』を開催して以来2度目。加藤は「生前、数々のチャリティに携わってきた母の思い出を継承して6年前にコンサートをおこないました。今回もジャンルを越えたたくさんのアーティストの皆さんにご参加いただきます。親子三代で観に来ていただける、そういうイベントにできたらと思っております」と語った。前回も司会を務めた徳光は「これほどアナウンサー冥利につきるものはない。ひばりさんは日頃から、気配り、心配り、目配りができる方でした。それをしっかりと受け継ぎまして、今の世代にも伝わるような司会進行を務めさせていただこうかなと思っております」と意気込みを語った。徳光と同じく前回も出演した氷川は「前回は緊張しながら『人生一路』を歌わせていただきました。ひばりさんはご自身の身体が大変なときに、この景色をご覧になられながら歌ってらっしゃったんだなと思うと、胸にぐっとくるものがありました」と振り返った。また「ひばりさんは歌で人生を伝えるために生まれて来られた方なんだなと、歌手になってすごく感じました。(ひばりさんの歌のように)自分も生きていきたいですし、また、ひばりさんの作品を後世に伝えていくことが僕の使命でもあるなと感じました」と力強く語った。コンサートには、五木ひろし、AKBグループメンバー32名、きゃりーぱみゅぱみゅ、さだまさしらも出演。会見にはムービーコメントが寄せられ、ひばりさんとの思い出やイベントへの意気込みが公開された。『美空ひばり生誕80周年記念 だいじょうぶよ、日本!ふたたび 熊本地震・東日本大震災復興支援チャリティーコンサート』のチケット一般発売に先がけて、先行を実施中。受付は2月6日(月)午前11時まで。取材・文:門 宏■『美空ひばり生誕80周年記念 だいじょうぶよ、日本!ふたたび 熊本地震・東日本大震災復興支援チャリティーコンサート』日時:4月5日(水)開場15:30 / 開演17:30会場:東京ドーム(東京都)出演:※敬称略、50音順五木ひろし / AKBグループメンバー32名 / 華原朋美 / きゃりーぱみゅぱみゅ / Crystal Kay / ゴスペラーズ / 坂本冬美 / 佐々木秀実 / さだまさし / 清水翔太 / 天童よしみ / 夏川りみ / 氷川きよし / 堀内孝雄 / 三山ひろし / May J. / UNIONE / Little Glee Monster / 他
2017年02月02日女優の有村架純が30日、東京・渋谷のNHKホールで、『第67回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 31日19:15~23:45)のリハーサルを行った。紅組司会を務める有村は、最初は右肩を大胆に露出した黒のドレスで登場。シックな印象ながら、可愛らしさも見せる姿で会場を魅了した。また、後半では紅組にふさわしくシンプルな赤のドレスに着替えた。前後で長さの違うスカートで、歩くとひらめくシルエットを見せた。本業は女優ということもあり、午前中は不慣れな様子を見せた有村。ところどころ言葉につまり、「乃木坂46」を「乃木坂フォーティーチックス」、「美空ひばり」を「ミソバひばり」など、"カミカミ"で本人が焦ってしまう場面もあった。しかし、午後に再度登場すると進行にも慣れたのか、安定した様子でよどみなく司会を務めるように。途中の企画「有村架純プレゼンツ ふるさと」では、有村の出世作であるNHK連続テレビ小説『あまちゃん』舞台となった岩手県・久慈市でロケを行った様子を、情感を込めて紹介していた。今年の紅白のテーマは「夢を歌おう」で、紅組23組・白組23組の計46組が出場。紅組の司会は有村架純、白組の司会は嵐の相葉雅紀で、総合司会は武田真一アナウンサーが務める。昨年は、紅組が優勝し、通算の対戦成績は紅組30勝、白組36勝。
2016年12月30日アイドルグループ・嵐の相葉雅紀が30日、東京・渋谷のNHKホールで、『第67回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 31日19:15~23:45)のリハーサルを行った。相葉は白組司会を務め、紅組司会は女優の有村架純、総合司会は同局 武田真一アナウンサーが担当する。相葉は単独としては初司会となるものの、嵐としては5回の司会経験があり、登場から堂々の司会っぷりを見せた。不慣れな有村が美空ひばりを「ミソバ……」と詰まっても穏やかに待ち、担当箇所を忘れると肘でちょんちょんとつついて気付かせる。司会スペースに出演者が来ると、有村を立ち位置に誘導してみせるなど、兄のようにリードしていた。また相葉は、リハーサルながら台本に書かれていることも自分なりにアレンジしながら話を展開。出演者とも他の番組で共演しているためか親しい雰囲気があり、RADIO FISHの藤森慎吾にも「ここは本番で触れてもいいの?」と、自ら確認しながら進行を行っていた。29日に行った会見では、櫻井翔が相葉司会に「ある程度のハプニングは期待してますよね。きっちり、かっちりは求めてない。ミスを恐れずやってもらいたいですね」と期待したが、堂々の司会っぷり。松本潤が「締めるとこは締めると思いますよ。経験あるんで、有村さんを引っ張って行かれると思います」と予想し、大野智も「だってもう何回もやってるから」と期待したように、柔らかながらもどこか貫禄のあるリハーサルだった。今年の紅白のテーマは「夢を歌おう」で、紅組23組・白組23組の計46組が出場。昨年は、紅組が優勝し、通算の対戦成績は紅組30勝、白組36勝。
2016年12月30日俳優の島津亜矢が29日、東京・渋谷のNHKホールで、『第67回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 31日19:15~23:45)のリハーサルを行い、終了後の囲み取材に応じた。今回島津は、美空ひばりの名曲「川の流れのように」を披露するが、「私のような歌手には荷が重くて…。ずっと緊張の日々を過ごしているんですけど、与えていただいたチャンスですし、ひばりさんに近づけるようにという思いで、一生懸命務めさせていただきたいと思います」と、プレッシャーとの戦いを明かした。さらに、今年から新設される2階ステージで歌唱することになっており、「下が網になっているので、そこが怖かったです…」と、ここにも思わぬプレッシャーが。それでも、今年大地震に見舞われた故郷・熊本への思いも馳せながら、「どんなことがあっても、熊本の人たちは底力があると信じています」と力を込めた島津。「まだまだ復興は始まったばかりですけど、前だけを見て、明日の光を見て、1日も早く元の生活が戻ってくることを心から願って、私もできることがあればぜひ、お役に立たせていただきたいという思いも少し重なったりします」と話していた。今年の紅白のテーマは「夢を歌おう」で、紅組23組・白組23組の計46組が出場。紅組の司会は有村架純、白組の司会は嵐の相葉雅紀で、総合司会は武田真一アナウンサーが務める。昨年は、紅組が優勝し、通算の対戦成績は紅組30勝、白組36勝。
2016年12月29日昭和の日本を照らした“2つの太陽”、美空ひばりと石原裕次郎の生涯を秘蔵映像、関係者の証言や再現ドラマで綴った「実録!美空ひばりと石原裕次郎幻の映像ついに初公開昭和スター伝説の真相」が10月6日(木)今夜放送される。今年デビュー70周年を迎える「歌謡界の女王」ひばりさん、そして今年デビュー60周年を迎える「日本人が最も愛した男」裕次郎さん。2人は終戦から荒廃した日本が復興し高度経済成長を経て繁栄、そしてバブル期へ突入した戦後の日本を照らし続けた2つの太陽だった。昭和と共に生きた2人の何が人々を魅了し熱狂させたのか。そして人々は2人に何を求めたのか。昭和33年5月、敗戦からの復興を果たし新たな時代を迎えようとしていた日本。墨田区にある両国国際スタジアムで開催される「美空ひばりショー」に裕次郎さんがゲスト出演。二人が同じステージ立つのはこの日が初めてとあって1万人が詰め掛けた。映像も音声も存在せず写真が残っているだけの幻のコンサート。今回番組ではその内幕を取材し、ひばりファン、裕次郎ファンにとって夢のコンサートとなった当時の詳細を明らかにする。また176本あったと考えられるひばりさん出演映画だが、現在となっては所在がわからないものもある。番組ではそんな幻の映画のひとつ「ひばりのアンコール娘」が東京・九段の「一般社団法人記録映画保存センター」に保管されていることを突き止め、12歳のひばりさんが「東京ブギウギ」などを歌うシーンが収録されたこの映像が同曲をひばりさんが歌う最古の映像だと確認。その貴重な歌唱シーンを今回テレビ初放送する。またホームグランドとして23年間連続公演を実施した新宿コマ劇場公演での知られざるエピソードや、昭和63年、東京ドームでコンサートを行い復活を果たしたひばりさんが「今度だけは私に決めさせて、頼むから」とこだわって選んだ新しいシングル曲「川の流れのように」。スタッフの誰もが感じたその曲に賭ける熱意の裏にあったものとは?さらに番組では石原プロモーションの倉庫を大捜索、数々の驚くべき映像を発見、一部始終を大公開するほか、裕次郎さんが自ら制作プロダクションを立ち上げて完成させた映画『黒部の太陽』の公開秘話や、14年間に渡って出演したドラマ「太陽にほえろ!」の最終回、「このシーンを俺にくれないか」と監督に懇願して臨んだワンカット7分間の芝居とそこにこめられた裕次郎さんの想いとは。数々の貴重な証言と圧倒的な量の秘蔵映像、そして詳細な再現ドラマで昭和を駆けぬけた2人の実像が今蘇る。出演はナビゲーターに仲間由紀恵。証言者として浅丘ルリ子、石原慎太郎、石原まき子、なかにし礼。あの時代を体験した世代は懐かしく新たな秘話を発見し、知らない世代は芸能界の先駆者である2人の生き様に驚嘆する。「実録!美空ひばりと石原裕次郎幻の映像ついに初公開昭和スター伝説の真相」は10月6日(木)19時~TBS系で放送。(笠緒)
2016年10月06日「AKB48」グループや“坂道シリーズ”の「乃木坂46」「欅坂46」のプロデューサーであり、グループの全楽曲の作詞を手掛け、各グループの冠番組の企画構成やドラマの脚本なども手掛ける秋元康が、新たに劇団プロジェクトを立ち上げることが分かった。秋元さんは、高校時代から放送作家として活動し、「ザ・ベストテン」の番組構成をはじめ、「とんねるずのみなさんのおかげでした」の企画構成、雑誌の連載など、多岐にわたり活躍中。作詞家としては、美空ひばり「川の流れのように」をはじめ、中島美嘉「WILL」ほか、数々のヒット曲を生み、2008年11月、ジェロ「海雪」で第41回日本作詩大賞受賞。アイドルグループの総合プロデューサーとしてもその手腕を見せ、48グループおよび公式ライバルグループである「坂道シリーズ」や、かつては「おニャン子クラブ」のプロデュースを担当した。今回、秋元さんが新たにプロデュースするのは、“劇団”。演劇や歌、ダンスを中心とする劇団をプロデュースし、今春には秋元さんオリジナル脚本・演出の旗上げ公演を実施するという。秋元さんは、「旧来から親交があった松浦勝人(※エイベックス・グループ・ホールディングス代表取締役社長CEO)から、新しいプロジェクトの依頼があり、2人で話し合った結果、劇団をつくろうという話になりました。性別を問わず15歳以上の役者志望の方々を全国から募集し、『やってみなきゃわからない』という挑戦的な気持ちをコンセプトに劇団を発足致します」とコメントを発表。本日9月28日より特設サイトがオープンしており、劇団員募集の要項が公開。募集対象は15歳以上の男女で、自薦・他薦は問わないようだ。12月には劇団員の発表があり、2月には都内劇場にて公演を実施予定である。これまでも世の中に新しいエンターテインメントのムーブメントを巻き起こしてきたavex・松浦勝人と秋元さんのタッグに、期待せずにはいられない。オーディション応募期間は9月28日(水)~10月31日(月)。(text:cinemacafe.net)
2016年09月28日アイドルグループ・関ジャニ∞の村上信五、安田章大、大倉忠義がこのほど、東京・六本木のテレビ朝日で行われた同局系音楽特番『関ジャニ∞のTheモーツァルト音楽王No.1決定戦』(30日19:00~21:48)の収録後に取材に応じ、緊張高まる熱戦を見届け、疲労感を見せた。この日は「カラオケ王No.1決定戦」を収録。3連覇を狙うミュージカル女優の新妻聖子と、彼女に挑む7人の挑戦者が熱戦を繰り広げた。村上は、挑戦者たちについて「スタッフがよう口説き落として、つかまえてきたな」と高いレベルに関心。「予期せぬドラマがたくさん起こって、プロ意識のすごさを存分に見せていただきましたので、聴いてるだけやったんですけど、僕らもコンサートが終わったかのような疲労感がございます」と、率直な心境を吐露した。また、安田は「回数を重ねるごとに、ハードルは自然と上がっちゃうと思うんですが、毎度毎度それを越えて、驚きの展開を用意してくださる。生モノなのに、ここまでクオリティが高く出るか…」と舌を巻き、大倉も「出てくる人たちの選び方から何から、すげぇなと思いました」と同調した。女王・新妻の歌唱について、村上は「貫禄もさることながら、自然体というのがあの方の一番の魅力だと思うので、そのらしさが存分に出てた戦いっぷりだった」と解説し、安田は「きっと他人には絶対言わないくらいのすごい練習量をやりこなしてきたんだなと、教えられた気がしました」と影の努力を称賛。大倉は「スイッチが入ったら別人になるんです。その感じが、近くで見てると分かるんですよね」といい、「すごい舞台に立ってきた方なんだなというのが分かりました」と、あらためて迫力を実感したようだ。この新妻と、1回戦にセリーヌ・ディオンの「My Heart Will Go On」で対決する挑戦者は、オペラ歌手の鷲尾麻衣。村上は「お金払わなアカンくらいのすごさ」と絶賛し、安田は「S席になりますよね」と恐縮していた。1回戦の他のカードは、平井堅「瞳を閉じて」で、May’n(ロックシンガー)vs北川大介(演歌歌手)。美空ひばり「川の流れのように」で、erica(シンガーソングライター)vs青木隆治(ものまね)。Superflyの「愛をこめて花束を」で、アマチュアオーディション勝者vs當山みれい(ダンサーソングライター)となっている。
2016年09月14日ものもねタレントで歌手の青木隆治が、30日(19:00~21:54)に放送されるテレビ朝日系音楽特番『関ジャニ∞のTheモーツァルト音楽王No.1決定戦』のカラオケ王No.1決定戦に登場。得意の美空ひばり「川の流れのように」を封印して対戦に挑む。「川の流れのように」は、青木にとってものまねレパートリーの代表格。今回の対戦曲に同曲が用意されたが、青木はものまねを封印し、自分の声で勝負すると宣言する。その理由は、誰のまねでもない自分の歌声で認められたいという、歌手志望の夢を持ち続けているため。体に染み付いた"美空ひばりを抜く"という作業を行った上で、ステージに上がる。青木の対戦相手は、路上ライブ出身の女性歌手・erica。実力者ながら、ゴールデン番組への出演経験はゼロだが、動画再生数3,500万回という実力を引っさげて対戦に臨む。このほかの1回戦の対戦は、平井堅「瞳を閉じて」で、May’n(ロックシンガー)vs北川大介(演歌歌手)。Superflyの「愛をこめて花束を」で、『モーツァルトへの道』勝者(アマチュア)vs當山みれい(ダンサーソングライター)。セリーヌ・ディオンの「My Heart Will Go On」で、鷲尾麻衣(オペラ歌手)vs新妻聖子(ミュージカル女優)となっている。
2016年09月09日毎日暑いですね。この時季ならではの開放感に休暇、イベント…夏こそ恋の季節!なんて言いますが、手応えはいかがですか?「チャンスはあるはずなのに、さっぱり」「ひと夏の恋はイヤなの」という人も多いかも?そもそも、夏って本当に恋の季節なんでしょうか?クリスマスやバレンタインがある冬のほうが燃え上がりそうだし、出会いは春のほうが多い気も。そこで「恋の季節っていつ?」というテーマでアンケートを取ってみました。春=出会いのイメージが定着?・「新しい出会いが一番多く、環境も変わる人が多数いるから」(20代男性)・「クラス替えや入学の節目だから」(30代女性)卒業・入学や入社・人事異動など人の動きの激しい春。別れと出会いの季節というのも定番のイメージです。新しい環境で出会いがあり、そこから恋に発展…そんな期待も否応なしに膨らむもの。様々な花が咲き乱れ、気温と同時に気分も上がってくるのがこの季節特有の現象。中医学では、春は生命エネルギーが急上昇する季節と言われています。体の奥底から力が湧き上がるような感覚があったり、不思議とウキウキしたりするのは、その影響なんだとか。当然、恋愛に向けての意欲がムラムラと湧いてくるのも不思議じゃありませんよね。恋の季節はやっぱり「夏」・「露出が増えるし夏休みもあるしで、開放的になって恋愛に積極的になる人や性欲が理性に勝る人が増える」(40代女性)・「春に出会った人に、花火大会・お祭りなどのタイミングで告白する人が多い気がします。なので春~夏かと」(30代女性)確かに!何をおいてもこの開放感は、恋を進めるのに強力な追い風となってくれるはず。そして、暑さのせいで判断力が鈍るのか、肌の露出が増えるからなのか、異性に対するストライクゾーンも少々広めになるとかならないとか。美空ひばりさんに始まり、サザンにチューブに西野カナさん…数多のアーティストがサマーラブソングを世に出していることを思うと、やっぱり夏は恋の季節なのかもって思ってしまいます。物寂しく人恋しくなる「秋」こそ?・「新しいクラスや環境に慣れてきた頃」(40代女性)・「涼しくなってきて人恋しくなる季節だし、冬に向けて恋人がいたら楽しいだろうなと思う」(20代女性)にぎやかだった春・夏が過ぎ、気持ちも落ち着いてくる秋には、やはりどこか人恋しくなるもの。そんな時こそ、やはり恋の季節なのでしょうか。そうそう、イベント満載の冬を心温かく過ごすためにも、ぜひこのタイミングで恋人を作りたい!と考える人も多そうですね。ちなみに、人間の発情期は秋ではないか、とする説もあるそうです。現代ではどの季節に出産しても大差はありませんが、原始では食べ物が豊富で活動しやすい春夏に出産したほうが断然有利。そのため、秋に発情するようにプログラムされているという専門家も。恋のキューピッドは「冬」に来る?・「クリスマスやバレンタインなどカップルでのイベントが多く、2人寄り添うのがぴったりな季節」(30代女性)・「冬だからスキーや温泉が楽しめるし、クリスマス、元旦、バレンタインなど業者からカモにされるイベントが多く、それに対応する活動費も冬のボーナスで万全だろうから」(40代男性)寒い季節はどうしたって温もりが欲しくなるもの。クリスマスを始めとしたカップル向けのイベントの存在もまた、人恋しさに拍車をかけますから、「クリスマス前には恋人が欲しい」と焦る、いや恋に意欲的になる男女も多いことでしょう。そうそう、ボーナス時期が重なるのも大きいかも!自分磨きに、デート費用にと、資金的な余裕が気持ちを大きくするのも少なからずあるかもしれませんね。結局、恋の季節はいつ?とはいえ、人間は「一年中発情期」とも言われていますし、いつ始めたら幸せになれるか、というのもケースバイケース。よく、春に出会い、夏に燃え上がり、秋に倦怠期が来て、冬に別れてまた春に出会い…なんてループ説を聞きますが、・「毎日が恋の季節。○○だから恋をするのではなく、素敵な人が目の前に現れた瞬間なので」(40代男性)という素晴らしい回答もあったので、その人のペースとご縁のなせるワザ、ということにしておきましょうか。そして、この夏はみなさまの元にも素敵な恋が訪れますように。筆者も祈っております!ライタープロフィール石村佐和子エディター・Webディレクターを経て、結婚、出産後、フリーライターに。微妙に偏った恋愛経験を持つ、アラフォー二児の母。好きなことはモノ作り、工場見学、カフェ巡り。将来は陶芸などしながら優雅に暮らしたいと目論んでいます。
2016年08月06日歌手の北島三郎が、8月5日に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『ダウンタウンなう』(毎週金曜19:57~20:54)に出演。卒業宣言した『NHK紅白歌合戦』への思いを語る。北島は、ダウンタウンと坂上忍が、ゲストとお酒を飲みながら語り合う「本音でハシゴ酒」企画に登場。15分遅刻してきた浜田雅功に、静かな口調で「時間は守ってもらわないと(笑)」と伝えると、浜田は「声が小さいから、よけい怖い(笑)」と返す。そして、坂上は『NHK紅白歌合戦』の卒業宣言の真意に切り込むと、北島は「(紅白)に少しずつ変わってほしかった。誰かが幕を上げたら、誰かが引かなければならないと思う。俺が引くことで、新たな人たちが出てきて、変わっていくかなと思った」と心境を告白。さらに、卒業後の意外な大みそかの過ごし方や、DJ OZMAが着用した裸に見えるボディースーツ事件の裏側や、美空ひばりとの思い出など、驚きのエピソードが次々に飛び出す。ほかにも、北島の嫁婿である北山たけしと、北島の三女で歌手・女優の水町レイコも登場。知られざる北島の弟子たちの一日、歌手デビューでの儀式、こだわりのパンツの話など、家族だけが知っている北島の裏の顔を明かしていく。収録後、北島はあらためて紅白への思いを語り、「最近は、歌合戦ではなくなってしまっているので、"祭典"として大きくやるべきだと思うんです」と主張。「例えば、"日本の歌の祭典"というようなタイトルで、桜や富士山があってという日本のすばらしさを世界に発信できるような番組にすればいいんです。(NHKには)『変えなさい』と、いつも言ってきたんだけど、なかなか分かってくれないんだよね(笑)」と、なかなか提言が通らないことを苦笑いしていた。
2016年07月29日ワイドショー、週刊誌、スポーツ新聞などで報道された芸能ニュースをコラムニストの木村隆志が、「芸能界のしがらみ無視」で厳選紹介! 芸能人の熱愛・破局・スキャンダル・事件……これさえ見れば、一週間の芸能ニュースをサクッとつかめる。■5位:「ものまねプリンス」青木隆治に二股疑惑! 証拠メールも『FLASH』が「ものまね界のプリンス」青木隆治(35)の二股疑惑を報じた。青木はグラビアアイドルAさんと2014年3月~2015年10月、キャバクラ勤務のBさんと2015年2~5月に交際していて、二股状態だったという。驚くのは、2016年3月にAさんとBさんが共通の友人を介して知り合い、青木の二股が発覚したこと。行きたがるラブホテルまで同じだったことなどに怒りを覚えた2人は青木の公演舞台裏へ行き問い詰めようとしたが、二股男は美空ひばりさんのものまね衣装のまま逃走……。報道には二股の証拠メールも添付されているだけに、逃げ切るのは難しいか……と思われたが、青木は27日の公演後に急きょ会見を行い、「2人とも仲よくしていた事実はありますが、二股はしていません。もし傷ついているなら申し訳ないです」と否定した。女性2人が舞台裏へ訪れたことに関しても、「僕のところには来ていません。お会いしていないです」とキッパリ。さらに、自ら告白して交際していたことにも、「そう思わせてしまったのなら、申し訳ないんですけど」と全否定で押し切った。女遊びや天狗疑惑など、ブラックな噂の多い人だけに、もう少し好感度の高い会見をしておいたほうがいい気がする。■4位:日本代表・長谷部がモデル・佐藤ありさとついに結婚へサッカー・日本代表主将の長谷部誠(32)が結婚を発表した。長谷部は自身の公式サイトに、「来月入籍する運びとなりました」とコメント。相手の名前こそ挙げていないが、モデルの佐藤ありさ(27)であることは明白で、結婚の時期は来月中旬という。2人の出会いは、2010年12月に行われた『non-no』の対談企画。その後、佐藤が出演するスポーツ番組で長谷部にインタビューするなど距離を縮め、2012年春ごろ交際に発展し、約4年にわたって愛を育んできた。長谷部は所属チームに合流するため、来月上旬にドイツへ出発。来月中旬ごろに婚姻届を提出するようだが、佐藤の今後などはまだ発表されていない。ドイツと日本を行き来しながら新婚生活を送るのだろうか。ともあれ、先日「アモーレ」宣言したばかりの長友佑都(29)と平愛梨(31)よりもひと足お先のゴールを決めることは確実。残る大物は「恋人がいない」とコメントしたばかりの香川真司(27)だけ。ひそかにアプローチを狙っている女性タレントが確実に何人かいるだろう。■3位:Perfume・あ~ちゃんとサバンナ高橋の熱愛再び! 事務所公認か『FRIDAY』が報じたのは、あの2人の熱愛続報。新宿「ルミネtheよしもと」で仕事を終えた高橋茂雄(40)は愛車で表参道へ。裏路地で車に乗り込んだのは、Perfumeのあ~ちゃんこと西脇綾香(27)だった。その後、銀座三越の地下食料品売り場でショッピングを楽しんだあと、高橋はあ~ちゃんを自宅マンション近くへ送り届けたという。さらに5月半ばにも、あ~ちゃんの家から仕事場に向かう高橋の姿が、6月上旬には高橋の家に向かう2人の姿を目撃しているらしい。5月の『女性セブン』交際報道時、高橋は「大ファンでファンクラブとかにも入っていて、一緒にお仕事もさせていただいたりして、お友だちっていう感じなんです」と否定していたが、やっぱりつき合っていたということか。双方の事務所とも「プライベートは本人に任せております」と否定しなかったことがそれを裏づける。「中学のときイケてないグループに属していた芸人」として知られる高橋は、あ~ちゃんとの交際を「100億円が当たるような話」とたとえていた。今回はどんなコメントをするのか? 芸人としてのセンスに期待したい。■2位:高島礼子、涙をこらえ謝罪会見。「離婚」が言えない女心夫・高知東生(51)が覚せい剤と大麻の所持容疑で逮捕されたことを受け、高島礼子(51)が30日、京都で会見を開いた。薄化粧でやつれた表情の高島は、「もっと早く皆さまの前に出てお話させて頂くことも考えましたが、気持ちの整理と事実関係が少しでも明らかになってからと思い、このような形になりました」と釈明し、事情聴取と検査を受けたことを明かした。逮捕の一報を聞いたときは、「『冗談か?』と思うほどに実感がありませんでした。本当に、ホンットにわかりませんでした。彼はもともと感情が豊かな明るい人なので」。まさに青天の霹靂だったようだ。浮気相手の女性に関しては、「(高知から)10年くらい前に友人の友人として紹介されて会っているらしいです」と面識を認めた。今後については、「(高知が)どうやって更正していくか見極めたい」と責任を感じつつも、「支えてくれる方たちのためにも大人の判断をしたい」とも明言。女心なのか「離婚」の2文字は口にしなかったが、視野に入っているのは間違いない。現在パーキンソン病を患っている父には「まだ報告していません」とのこと。ここでドッと涙があふれたのは、父が交際時から高知との結婚を猛反対していたことを思い出したからなのか。今月スタートの主演連ドラは奇しくも刑事モノ。高島は「警察署の総務課に勤める職員で、刑事さながら事件を解決する」という物語なのが皮肉だ。■1位:SMAP・草なぎ剛が30代美女と焼き肉デート! 結婚はあるか?今週の1位は、『女性セブン』がキャッチしたSMAP・草なぎ剛(41)と30代女性との焼肉店デート。6月下旬の夜、草なぎが背中まで伸びたストレートヘアの長身美女と行きつけの焼肉店で食事する姿が目撃された。特筆すべきは、個室ではなく、パーテーションで仕切られただけの席で堂々とデートしていたこと。食事後は約100mの距離を取って歩きながら草なぎの自宅マンションへ。その後も鳥料理の店で食事する姿が目撃されているという。この女性は30代で、以前からの友人だったが、最近になって交際スタート。解散騒動のころ、悩む草なぎを支えていたらしい。国民的アイドルとは思えないオープンな交際は、単に浮かれているというより、彼女に対する感謝の気持ちか。解散騒動こそ落ち着きつつあるが、SMAPは9月でデビュー25周年。メモリアルイヤーの忙しさで結婚どころではないのかもしれないが、不倫や薬物のニュースが続く今の芸能界なら、これ以上ないほどの祝福を受けるはず。相手が一般人なら、なおのことだろう。□おまけの1本:「NHKの現役アナが不倫カーセックスの衝撃!」『FRIDAY』の第2スクープは、NHKアナウンサー同士の不倫カーセックス。その内容は、「夕方の帯番組で共演している2人が、放送後に路上で……」という信じがたいものだった。6月下旬の20時、停車中のワンボックスカーで目撃されたのは、30代後半で既婚者の加賀隆一アナと20代半ばの山田優香アナ(両者とも仮名)。つい1時間前まで夕方のニュース番組に出演していた2人がまさかの不倫。しかも、女性の生足や抱き合う姿を写真に収められていた。同誌は週に複数回、時には3日連続でデートを楽しむ姿を目撃しているという。報道では仮名にされ、目こそ隠されていたが、もはや名前の発覚は免れない。それにしても、ホテルや相手の家に行けないのはわかるが、まさか路上とは……。不倫だけでなく、駐車禁止や公然わいせつなど多くの問題があるだけに、NHKはどう対処するのか。地方配属のアナウンサーとは言え、スルーはできないだろう。■木村隆志コラムニスト、芸能・テレビ解説者、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブに毎月20~30本のコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。
2016年07月03日NHK・BSプレミアムが贈る、夜の音楽番組「The Covers」。この度、7月18日(月)の放送にて、声優・歌手の水樹奈々が出演することが分かった。歌は歌い継がれることでスタンダードとなり、永遠の命を授けられる。この番組では、ジャンルを超えたJ-POPのアーティストたちが、日本の歌謡曲やポップスを中心に、自身が影響を受けた名曲を、それぞれの持ち味でカバーし、新しい命を吹き込んでいく。 MCには、歌謡曲をこよなく愛する、俳優・リリー・フランキーと、この4月から新たに参加している女優・仲里依紗が務める。今回ゲストとして登場するのは、昨年11月の放送以来、2度目の出演となる水樹さん。近年では『ハンガーゲーム』シリーズや、現在も公開中の『スノーホワイト/氷の王国』で声を担当するなど、声優や歌手として絶大な人気を博している。初出演となった前回では、中森明菜の「セカンド・ラブ」や美空ひばりの「悲しき口笛」カバー、また自身の楽曲「エデン」を歌唱し楽しませていた。そして、今回水樹さんが披露する楽曲は、「B’z」のヒット曲「LOVE PHANTOM」(’95)や、渡辺真知子の「迷い道」(’77)をカバー。そして、今月13日(水)リリース予定の自身34枚目のシングル「STARTING NOW!」も披露。この楽曲は、水樹さんも立花夢子として登場する、この夏放送のTVアニメ「この美術部には問題がある!」のオープニングテーマにもなっている。水樹さんが「B’z」や渡辺さんの楽曲をどうカバーするのか。まさにファン必見の夜となりそうだ。「The Covers」は7月18日(月)23時15分~BSプレミアムにて放送。(cinemacafe.net)
2016年07月01日歌手の森昌子が、あす30日(19:00~21:48)に放送されるテレビ朝日系特番『甦る歌謡曲! 昭和スターお宝映像発掘SP』で、子役時代の美空ひばりのモノマネを披露する。この番組は、和を彩った懐かしの名曲を貴重映像で振り返るほか、昭和歌謡に詳しいプレゼンターたちが知られざるエピソードを語り尽くしていくという人気シリーズで、司会は高橋英樹・真麻親子が担当。この中で、かつて歌手がモノマネを競い合っていた同局系の番組『象印スターものまね大合戦』(1967~77年)の映像を紹介し、当時アイドルながら"モノマネ女王"として活躍していた森が、エピソードを披露する。そして、デビュー当時から美空にかわいがってもらっていたという森が、今は自身のコンサートでしか披露していないという、美空の"再現モノマネ"をテレビで初公開。初期の名曲「悲しき口笛」(1949年)をタキシード姿、「東京キッド」(1950年)をベレー帽姿で熱唱し、プレゼンターの徳光和夫は「全然昌子ちゃんの声じゃないよ! ひばりさんの声だ!」と絶賛する。
2016年06月29日