■前回のあらすじ母乳が出ないことで赤ちゃんの体重が増えず、さらには黄疸になってしまいました。自分を「母親失格」と責め続け、涙が止まりませんでした…。■不安な気持ちのまま迎えた退院の日結局退院日まで母乳はほとんど出ないまま。黄疸も良くならないし、お世話の仕方も不安が残る…。夫は新しい家族を迎えて家に帰ることをとても喜んでいましたが、私はただただ不安でした。■義両親との同居生活がスタート実は出産前にこんな話があり…、手伝ってくれるのは嬉しいのですが、気が休まらなそう…。不安を抱えながら、産後1ヶ月間義両親と同居することになりました。退院当日…義母はとても親切に気遣ってくれましたが、義父に「出産は病気じゃない」と言われ、少しモヤっとしてしまいました…。次回に続きます。8月28日公開予定! 【同じテーマの連載はこちら】 義父母がシンドイんです! この連載の全話を見る >>
2020年08月23日前回 からのあらすじ(全3編)義両親との旅行で同じ部屋に泊まらせようとする夫。しかし同僚との飲み会である真実を聞いてしまい…。【妻side STORY】私が実家にいると、夜遅くに夫がタクシーを飛ばしてやってきたのです。今日は飲み会で遅くなると聞いていたのに、そのあまりの慌てぶりにすっかり驚いてしまいました。温泉旅行は、私の予約した旅館に宿泊でき、楽しむことができました。「俺って良い嫁もらったでしょ?」アピールをしたかった夫。そして「ハズレ嫁だと思われたくない…」と思っていた私。もしかしたらお互いさまだったのかもしれません。夫にしてみれば、私の顔を立てようとしてくれていたとも言えますしね…。今回のことでお互いの理解が深まり、私の父の還暦祝いも、夫は参加してくれました。「妻を使って親孝行をする」ことは、離婚に直結するほどのことなのかはわかりません。ですが、夫の両親への孝行を「妻の義務」として強制するのは夫婦の溝が広がる原因になるよ…とだけ夫には伝えておこうと思っています。※この漫画は実話をべースにしたフィクションですイラスト・ ぺぷり \「うちのダメ夫」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年07月11日前回 からのあらすじ(全3編)自分の両親の親孝行を妻にさせる夫。そんな夫が義両親との旅行を勝手に決めてきて…。【夫side STORY】子どもができたことで、男の俺でも「親の気持ち」が少しずつわかるようになってきて、自分の親にもこれまでしてこれなかった親孝行をしたいと思うようになりました。しかし両親との旅行プランを任せた妻が提示してきたのは、2部屋のプラン。「せっかくの家族旅行なんだから、大部屋の1部屋でいいじゃん」と伝えたところ…。俺には、なぜ妻がそんなに怒っているのかさっぱりわからなかったのです。妻から怒りをぶつけられた日の夜、同僚との飲み会があり、そこで同僚からある衝撃な事実を聞かされて…。同僚は「義母に裸を見られたくない」「いちいち着替えの度に、義父の目を気にするのがイヤ」など、夫の両親と旅行に行くのが疲れる理由を語っていて俺は、妻の気持ちをわかってなかったのかなぁ…と不安に。「実家付き合いの問題はうちに限ってない」と高を括っていたけれど、家に帰ると「実家に帰ってます」という置き手紙が…もしかしたら家出するぐらい嫌だったのか…!!→次回(7/11UP!)に続きます ※この漫画は実話をべースにしたフィクションです。イラスト・ ぺぷり \「うちのダメ夫」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年07月10日私は夫の両親・祖母と完全同居をしています。妊娠中から出産、子育てとわからないことだらけで困っているときに、義両親との関わり方、育児の考え方の違いでずいぶん戸惑いました。 同居のデメリットは?私の場合、近くにいる分、家事も育児も目に入ってしまうので、どうしてもお互いのやり方の違いに不満やイライラが出てきてしまいました。 料理の仕方・味付け、食器の片付け、掃除のやり方などもそうですが、子どもへの接し方、話しかけ方、どこまで甘やかすかなどの違いも目につきます。また、自分と子どものタイミングだけで日常生活が進まず、家族の予定で振り回されることもありました。 同居のメリットは?私の場合は完全同居のため、家賃・水道光熱費・食費など、アパートで生活していたときの半分の出費で抑えられるようになりました。また、困ったことや不安なこと、わからないことをすぐに相談でき、ひとりで悩みすぎて落ち込む心配が少ないように思います。 生活も子育ても、日々わからないことだらけ。ひとりでネットや本を見ていても解決しないことも、実際に義両親に話したりすると、思ってもいなかった角度からの意見をもらえて、ハッとさせられることがありました。 同居してみてわかることがある!同居生活は、「夫の帰りが遅くて、ひとりで育児している」という切ない気持ちを軽くしてくれました。私は話すことでリフレッシュできるタイプだったので、「みんなで子育てしている」という安心感が得られました。 義両親に思っていること・悩んでいることを話すとアドバイスをくれますが、毎回アドバイス通りにすると疲れてしまうので「やれたらやってみますね~」と笑顔で流しています。 完全同居はお互いに気をつかう部分がたくさんあり、自分のタイミングだけでは生活が進まないことが多いですが、うまく義両親と付き合えるような関係が築ければ、困ったときの救世主になってくれます。みなさんも適度な距離を保ちつつ、うまく甘えてみてくださいね。 イラスト:sawawa著者:河合愛絵一男の母。第二子を妊娠中。化学薬品品質管理の経験から、化学系の資格を取得。地方で子どもと夫、夫の両親と完全同居。地方での子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2020年07月10日【妻side STORY】私は里菜、夫と娘の茉奈と3人暮らしです。夫は、独身のときには、実家にほとんど顔を出さず、ご両親に記念日のプレゼントなどもあげたことがなかったと聞いています。それなのに、結婚したとたん「親孝行する息子」に変身。しかしその親孝行は、私を利用して行うものだったのです。義両親はけっして悪い人ではありません。プレゼントをすれば喜んでくれるし、娘にも贈り物をいただいたりなど、おそらく関係は良好といえるでしょう。でも夫は私に頼むだけで自分では何も動かず、私だけがいつも手配に追われるのです……。“家族”って言っても…私は気をつかうんだって…という言葉を言いかけて飲み込んでしまいました。ここで全力で反対すると、私が義父母を嫌っていると思われてしまう…。そう思うと、断固反対! とは言いづらくて。これまで「良い嫁」を演じてしまったことが、この事態を招いているとも言えます。結婚した当初、記念日に義両親に贈り物をしようと提案したのは私でした。そして息子から贈り物をもらったことがなかった義両親は、「息子はなんて良いお嫁さんをもらったんだ!」といたく感激。そんな両親を見た夫は、それからというもの「俺って良い嫁もらったんだ」アピールがすごいのです。そして今度は旅行。しかも温泉…。とても気が重い! 親孝行が目的の旅行なら、自分で何とかしてほしい…。でも「ハズレ嫁」のレッテルも避けたい!そこで私が考えたのは…→次回(7/10UP!)に続きます ※この漫画は実話をべースにしたフィクションです。イラスト・ ぺぷり \「うちのダメ夫」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年07月09日前回 からのあらすじ(全3回)義母訪問を夫たつやに相談すると「文句あるなら出てけ」と怒られます。そんなある日、夫は義母に「私が嫌がるから家には来るな」と言ってしまい…。夫と話し合いすらできず、しても論点がずらされて私が悪者になるだけ…。義母について相談しても、今回と同じようにさらに事態が悪化するだけが目に見えていました。そんな毎日にいつしか私は夫に心から失望し、そして彼に望むことは止めました。望むことを止めたことで、かえって私は自分の平穏を取り戻せたのかもしれません。\「モラハラ夫図鑑」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪▼「夫はモラハラかも?」と思ったら… 「離婚できない妻のモラハラ対処法」 連載Vol.1 【専門家監修】あなたの夫はモラハラ体質?その特徴や原因とは ※この漫画は実話をべースにしたフィクションです。イラスト・ もちふわ
2020年06月22日前回 からのあらすじ(全3回)夫の両親と二世帯住宅に暮らすことにしたみなこ。しかし義母が毎日のように出入りし、小言を言われることに限界がきて…。私の気持ちをまるで無視したたつやの爆弾宣言。私をサポートしてくれようとしたのかもしれませんが、私からすればたつやは面倒だから楽に処理をしただけにしか見えませんでした。義両親との二世帯住宅は、私にとってはアウェーな状況。だからこそ夫には私の気持ちに寄り添ってほしかったし、できるだけ穏やかに義両親とも生活をしていきたかった。でも私の想いすら踏みにじった発言に、怒りよりもまず悲しみに襲われました。次回、妻の気持ちを省みないたつやはさらなる最悪な言葉を吐き続け…→次回(6/22UP!)に続きます\「モラハラ夫図鑑」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪▼「夫はモラハラかも?」と思ったら… 「離婚できない妻のモラハラ対処法」 連載Vol.1 【専門家監修】あなたの夫はモラハラ体質?その特徴や原因とは ※この漫画は実話をべースにしたフィクションです。イラスト・ もちふわ
2020年06月21日大学の同級生だったたつやとは若くして結婚したため、お互い金銭的な余裕はありませんでした。そんなときたつやのご両親から「援助するから二世帯住宅にしよう」と提案されました。そしてたつやの実家を二世帯にして半同居へ。しかし二世帯住宅に住み始めてから、夫と私の間で何かが変わってきたような気がしました。同じ話を何度も繰り返され、そして事あるごとに私のせいにする義母。夫には義両親のことを悪くは伝えたくないし、夫も自分の親を悪く言われたら機嫌良くないだろうと思ってずっと我慢してきました。それに「二世帯に住まわせてもらっているのだから…」という負い目もありました。しかし、もう私の心は限界に来ていたのです。次回、夫に義母のことを相談すると思っても見なかった言葉が…!→次回(6/21UP!)に続きます\「モラハラ夫図鑑」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪▼「夫はモラハラかも?」と思ったら… 「離婚できない妻のモラハラ対処法」 連載Vol.1 【専門家監修】あなたの夫はモラハラ体質?その特徴や原因とは ※この漫画は実話をべースにしたフィクションです。イラスト・ もちふわ
2020年06月20日こんにちは! あん子です。今回は、私と義両親との関わり方について書こうと思います。義両親はとても良い方で、孫をすごくかわいがってくれます。私たちが帰省するとすごく喜んでくれて、みんなでBBQをするのが毎回の恒例行事となっています。いつも優しくて本当の両親と同じように慕っている義両親なのですが、私が長女を出産した頃、少し違和感を感じた出来事があったんです。■義母との子育て方法の違いに戸惑いそれは生後3ヶ月の長女を連れて帰省した時のことでした。沐浴をすませ、着替えをさせようとしているとから始まり、「離乳食はまだ始めないの? 私のときは、2ヶ月から果汁を飲ませていたものよ。もう果汁や重湯やおみそ汁の上澄みを飲ませていいんじゃない? 息子が生後6ヶ月を過ぎた頃には、多くの食材を食べさせていたわ」と言われました。他にも、お義母さんの時代は、早くから離乳食を与えることが当たり前だったそうで、「離乳食は、親が一度口にいれて噛んで柔らかくしたものを子どもに与える家庭も多かったのよ。」と言われた時には、と、恐ろしい怪談話を聞かされてるのか思うくらい背筋がゾワ~となったこともありました。いろいろアドバイスをくれたのは、まだ離乳食を始めていないことが、お義母さんにとっては非常識なことだったからかもしれません。当時の私は、お義母さんのアドバイスを「う~ん、今の時代じゃそんなこと、しなくてもいいって言われてるしな~」「アレルギーの心配もあるから急いで与えなくていいと思ってたんだけどな 」と子育て方法の違いに戸惑っていました。産後のホルモンの影響もあったのか、何気ない一言にもモヤモヤしていて…。でもお義母さんの子育てを否定したいわけではないんです。お義母さんにどう伝えればいいか戸惑っていたときに、「今と昔では子育ての考え方も変わってるんだよ。私たちが口出しするのはやめよう」と助け舟を出してくれたのは、お義父さんでした。お義父さんのおかげで、私の気持ちを素直にお義母さんに伝えることができ、「そうね…、昔と今じゃ、だいぶ違ってるのね。」とお義母さんも理解を示してくれるようになりました。■今ではお義母さんの気持ちが良くわかる当時は言われたことに違和感を感じていましたが、現在ではお義母さんの気持ちがよくわかります。なぜなら我が家の三女を妊娠してから、年の差姉妹ならではのギャップを感じることが多々ありました。たとえば、1度に複数の予防接種を受けることができるようになっていたり12年でこんなにも子育てに関して世の中が変化していたのかと衝撃でした。そう考えると、今の私たちの子育て世代と親世代とでは意見が食い違うことは当たり前なのかもしれません。自分だけの一方的な考えに固執せず、他の意見に耳を傾けることが大切なことだと感じています。■我が家の義実家とのちょうどいい距離感とはお義父さん、お義母さんが娘たちをかわいがってくださるおかげで、娘たちもおじいちゃんおばあちゃんが大好きです。義両親とは遠方なので頻繁に会うことは難しいのですが、できるだけ顔を見に行こうと思っています。近づき過ぎず、でも離れすぎない。お互い踏み込みすぎない、つかず離れずぐらいの距離感が私にとってベストな関係だと思っています。私もいつか娘が結婚し、孫が生まれておばあちゃんになったとき、今の当たり前が通用しない時代になっているのかもしれません。その時がきたら自分の意見を押しつけずにいたい! だけど…、もしかしたら「お母さんの時代はね~」って未来の私が言っちゃうかも(汗)その時は、「お母さん、それはもう今の非常識だから。今の常識はね…」と教えてね! と娘たちに伝えています。
2020年05月27日「何かお願いしても『後でやるよ』と言いながらやり忘れる夫」「問題が起こってどうしようもなくなってから、やっと取りかかる夫」…。そんな「後回し夫」にイライラすることはありませんか?「もう少し早く取りかかってくれれば、私もイライラしなくてすむのに…」「どうして問題が大きくならないと手をつけようとしないんだろう…」。夫に対して、そんな不満を持つ妻は少なくないでしょう。どうして夫は、自分に不都合なことほど後回しにしてしまうのでしょうか?■後回し夫「今、目の前」にあることしか見えない朝出かける前に「晩ごはんはカレーライスがいいな」と夫が言うから、カレーライスを用意したら、「あ、昼にカレーライス食べちゃった」って言われてがっかり…なんてことはありませんか?夫はこういう時、「晩ごはんはカレーライスがいいな」と言ったことはすっかり忘れていて、「カレーライスが食べたい」という欲求だけが残って、目の前のランチに選んでしまい、妻の怒りを買ってしまうわけです。男性は基本「今、目の前にあること」だけしか見えない、考えられない傾向にあります。仕事に行く前は頭が仕事モードになっていますから、それ以外のことは忘れてしまい、後から問題になるということになるのです。以前、 「男子ワールド炸裂「恐怖! わが子のポケットに大量のダンゴムシ…」理解不能な行動にママはどうする!?」 記事でもご紹介しましたが、これは、女性に比べ男性は「脳梁(のうりょう)」、つまり右脳と左脳をつなげる回路が少ないことから起こります。息子を育てているママは、日々実感していることではないでしょうか? 「部屋を片付けなさい」「宿題はやった?」と言っても、「後で…」「わかった!」と言ったままやらず…の繰り返しですよね。「後回し夫」は、その男の子がそのまま大きくなったわけです。さらに、男性は左脳優先で考える傾向が強く、「今、目の前のこと」を重要度が高いと思う順に感情抜きで理路整然と優先順位をつけ、その一番上から対応していきます。例えば、今日はゴミを出さないといけない日でも、朝の会議での発表が気になったら、ゴミ出しはすっかり忘れてしまうわけです。そして、「ゴミ出しをお願いしたじゃない」と妻に怒られて、ようやく「ゴミ出し」の優先順位が頭の中で上がるのですが、その時はもう遅い…というわけです。■家事育児「家のこと」は後回しにする夫、その理由は…家事や育児など、いわゆる「家のこと」は基本、男性の頭の中ではあまり優先順位が高くないようです。ただし、それは重要に思っていない、軽んじているというわけではありません。要は「やったことがないことが多く、わからない」から優先順位が低くなっているだけです。普段やっていない、見ていない、経験が浅いことで、先延ばしにしたらどんなトラブルに発展するかが想像できないのです。そのため「後回しにするから問題が起こったでしょ?」と妻から怒られても、「なるほど、そうだね」と口では言っても夫は理解してはいないので、また同じことを繰り返し、さらに大きなトラブルを招く結果に。あとは、いろいろ文句を言いながらも妻が家事育児を完璧にこなしているから、夫は「やらなくても、妻がどうにかしてくれるだろう」という甘えや安心感を持っているのでしょう。それがさらなる「後回ししたうえに忘れる」という行動につながるのです。例えば、電気を消し忘れていても、朝起きたらいつの間にか消えている。「あれ? 消した記憶はないけれど、きっと妻が消してくれたんだろう」といったことの積み重ねでしょう。ある意味、夫は妻を信頼しきっているともいえます。そんな「後回し夫」に妻はイライラ…。夫は、妻に怒られてようやく相当なトラブルになっているんだなと気づき、頭の中の優先順位を急いで書き換えるわけですが、それは一瞬です。そもそも、妻が考える「優先順位」と夫の考える「優先順位」の間には大きな隔たりがあるので、夫が妻の希望を先回りしてトラブルを回避することは永遠に訪れません。■後回し夫には「今すぐ」か「計画性」かでは「後回し夫」にイライラしない方法はあるのでしょうか? それは、夫に何かやってほしいことがある場合は、「今すぐ」のタイミングでお願いすることでしょう。例えば、ゲームをやってる夫に「あとで洗たく物を取り込んでおいてね」と頼んでも通じません。また「○月○日に実家へ行くからね」と早めに伝えても、忘れてしまう夫は多いでしょう。すぐやってほしいことは、その場に連れて行ってすぐ取りかかってもらう。出かける予定は、その直前にもう一度声がけをする、その場でスケジュール帳に記入させるなどで対策をしましょう。また、男性は計画性をもって予測や見通しが立つことは進んでやる傾向があります。さきほどの洗たく物の例で言えば「今日夕方から雨の予報だから、夕方までには洗たく物を取り込んでおいてね」という頼み方をすると、優先順位が上がってくるのです。ただし、目の前のこと、例えばゲームやスマホ、テレビなどに集中している時に声をかけてはダメ。そういう時は耳に入らないので、ちょっと気を抜いている時、ボーッとしている時を見計らって声がけしましょう。もし、夫の集中が途切れない時に声がけをしたら、そのあとに「○○やってくれた?」とLINEなどで念を押しておくと、やり忘れ、後回しが防げるようになり「頼んだじゃない!」「聞いてない!」といったケンカが予防できるのではないでしょうか。■夫の「後で」は永遠にこないまた、面倒なこと、例えば義両親や親戚との付き合いやトラブルなども、夫の頭の中の優先順位は下がります。「後で」と言いつつ、トラブルが大きくなるまでやらないパターンです。「後で」というのはとても便利な言葉で、期日がありません。そのため、夫が口にする「親には後で言っておくよ」「後で親戚と相談する」は永遠にこないと思って間違いありません。そのうち、問題が大きくなってどうしようもなくなってから「今やろうと思っていたんだ」と言い始めるのです。ですから、夫が「後で」と言った時は、「後っていつ? いつまでって言ってもらわないと困るんだけど」と期日を明確にしてもらうか、「じゃあ、いろいろ準備もあるから、来週末までにはお願いね」というように、こちらから理由とともに締切を設定する必要があるでしょう。それでも夫がのらりくらりとかわすようなら「私から言うよ」とした方がいいかもしれません。夫に任せてイライラを募らせるよりは、妻が引き受けたほうが意外にスムーズに解決することも多いでしょう。特に義両親や親戚付き合いの場合、夫を通すことで、自分の意図とは違う内容が伝わってしまって一層モメるケースもあります。そういった誤解を生まないためにも、「夫から直接やりとりしてと言われたので、ご連絡しました」と前置きしてお話しすればいいでしょう。この時、「夫から」と付け加えるのがポイント。この一言を伝えることで、義両親や親戚はあなたの言葉ではなく「夫の言葉」として受け入れるからです。例えば、子どもの初節句や七五三、入園式、運動会など、家族の節目の行事などでは、準備などを一手に引き受ける妻が一番大変ですよね。それなら面倒くさがりの「後回し夫」を通すよりは直接、義両親や親戚とやりとりし、余計なストレスを抱えない方がいいでしょう。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2020年01月27日突然ですが、じつは私は超ド級の「貧乳」です。少年のようにあばら骨が浮き出て上半身はガリガリ…。なのに、下腹から下半身は太いのです(涙)太腿はセルライトでパンパン、スキニーパンツなんてタイツみたいにパツパツになって、とてもじゃないけど履けません…。そんな自分の “アンバランスな体型” に、強いコンプレックスを持っていて、それに悩んでいること自体も、ひたすらに隠しています。体型に関する話題がでると、表面上はさも気にしていないように振舞ってはいますが、とても神経質に反応してしまうのです…。たとえば温泉などでは、お湯につかる直前までタオルで体を隠し、のぼせそうになってもガリガリの上半身をさらすことができずに、結局お湯につかりっぱなしでフラフラになってしまったり。こんなふうに体型コンプレックスが強すぎて、大好きな温泉も心から楽しむことができないのです…。だれも私の体なんて見ていないのに、自意識過剰になってしまうんです。いままでは温泉では周りが知らない人ばかりだったのが、せめてもの救いでした。ところが結婚してから、あらたな試練にぶちあたりました。それは、「義理の家族との温泉」。義両親も義姉も、温泉が大好き。年に3度ほど全員で集まる機会があるのですが、そのたびに「温泉に行こうか」という流れになるのが、正直とても辛いのです…。義両親や義姉と仲が悪いわけではありません。むしろいつもすごく気を使ってよくしてくれる、本当にいい義家族で、苦手意識は全くありません。せっかくの楽しい帰省も「義家族との温泉」のことを考えるだけで憂鬱になり、気分が落ち込んでしまうようになっていました。さらに、そんなことを気にしていること自体も恥ずかしい…。勇気を出して夫に相談してみると、「タオルで隠しとけば大丈夫だって」…と軽くあしらわれました。一人だけならタオルで隠しつつ、そそくさと入ってそそくさと出られるかもしれないけれど、子どもがいると子どもを洗ったりしている時は完全無防備。それはとても耐えられない…。悩んで悩んで「同じ気持ちの人はいないかしら?」とネットで検索してみると…いるわいるわ。しかも、対処法を見ていると、結構みんなはっきりと断っている?!私が子どもの頃は、私の祖母(母にとっては姑)や伯母さん(母にとっては義妹)たちは仲良く一緒に温泉に行っていたので、これはそういうもので“嫁に拒否権はない”と、すっかり思い込んでいました。だから、理由もなく断ると仲に亀裂が入ってしまうと思い、いつも“どうしようもできない「何か」のせい”にして、「やむなくお断りする」ことでなんとかやりすごしてきたのです。(義家族からすれば「それもどうなの?」と思っていたかもしれないけれど… ^^;)私にとっては血のつながった祖母だけれど、“姑”と温泉に行くことになる母や伯母たちは、もしかして乗り気じゃなかったのかも? と、この時初めて気づきました。なんと、すんなりOKしてもらえました。拍子抜け。これまで悩んでいたのは、なんだったのか。一人で考えすぎて、無理やり理由をこじつけて、温泉に誘われる度に気まずい思いをしていたのは、一体なんだったのか。案ずるより産むが易しって、本当なのかもしれない。これまでの自意識過剰が逆に恥ずかしい。お義母さんやお義姉さんに体型を値踏みされるんじゃないかって、勝手に恐れていた。人は他人のことなんて、そこまで考えていないというのに…。もうこれからは、温泉に誘われても怖くない!もしも私と同じように悩んでいる方がいらっしゃったら、勇気を出して本心を言ってみると、案外いい方向に進むかもしれません。もちろん相手にもよると思いますが、これまでうじうじと悩んでいたのがバカらしくなるくらい、あっけなく了解をいただけるかもしれませんよ。
2019年12月06日こんにちは、とまぱんです。いつのまにか9月ですね。道を歩いてるとハロウィンのかぼちゃが置いてあり、「めっちゃ季節外れじゃん…」と思っていたら、テレビでハロウィンのCMがやっていました。怖いですよね、もうハロウィンが近づいているなんて…。さて、今回は義実家について書こうと思います。■マイペースな実家と、会話スピードが速い義実家実家と義実家って当たり前ですが、少なからずギャップがありませんか?私の家族はみんなのんびり、マイペース。私たち本人はそう思っていないのですが、周りから言われるので恐らくそうなのでしょう。私は話すスピードがゆっくりらしく、話している途中で他の人に遮られることが多々あります。いつも最後まで話を聞いてもらえません…。それにくらべ義家族は話すスピードが速く、結婚のあいさつで初めて義実家にお邪魔したときは義母の言っていることが何ひとつ聞き取れませんでした。国籍は一緒なのに…。質問されたのに、聞き取れず「もう一度お願いします」と返す私。「この子大丈夫?」ときっと思われたことでしょう。義両親は70歳超えていますが、脳年齢は私のほうが上だと思います。■義両親の会話に口を挟むのは至難の業?義両親と夫は頭の回転が速いのか、会話のスピードがとても早いです。私はただその会話をボーッと聞いていることが多いのですが、この間目の前でこんな会話が繰り広げられていました。(ちなみに6月に引っ越しをしたのですが、引っ越す前の会話です)■義父の矛盾した発言に突っ込む義母…、まるで夫婦漫才!今漫才してた?私一言も話せなかったけどなんか完結したっぽい。最近は義両親の話すスピードにも慣れ、何を言っているかわかるようになりました。きっと脳年齢も若くなってきたことでしょう。
2019年09月19日ウーマンエキサイトの読者のみなさんこんにちは! ねここあんな。です!今回のテーマは「夫婦喧嘩」!!!よく喧嘩と仲直りを繰り返している私たち。そんな私たちが付き合って6年、今までで一番ひどかった喧嘩と言えば…息子が2歳を迎えて間もなくでした。きっかけは…ウーマンエキサイトさんの記事にも載せましたが、2歳になった息子が胃腸炎になった時の出来事でした。私は看病にいっぱいいっぱいだというのに、翌朝私たちに断りもなく義両親がお見舞いに来てしまったんです…。さらには片道4時間かけて来たならということで、夫は泊まっていくように勧めたのでした。詳しいことはその時の記事 「息子が胃腸炎で苦しむ中、義両親の襲来! お願いだから空気を読んで!」 (前後編)を見ていただけたらと思います!■なかなか消えない胃腸炎事件の“モヤモヤ”義両親と過ごす二日間が過ぎてから息子の体調は少しずつ良くなったのですが、私の心の中にはあの時の苦しみみたいなものがモヤモヤと残っていました。次の夫の休みの日、私は「あの日大変だった分、夫は私に自由な時間をくれるはず」、「夫は息子と散歩にでも出かけて、一週間体調不良の息子と過ごした私に休みをくれて当然」と、漠然とした期待を抱いていました。そして、私の悪い癖「察してちゃん」が出てしまいました。もちろん口に出さなければ伝わらない夫は、いつも通り過ごしていました。それは自分でも考えられないぐらい息苦しい時間でした。こんなに鬱々したのは産後初めてかもしれません。夫とうまくやっていく自信を失っていました。振り返ってみると実はこの数日間はちょうど生理前だったこともあり、余計に体がしんどかったんだと思います。それでも救いなのは、「だるい」ということを伝えると夕飯を夫がつくってくれたということです。■ついに切れてしまった! 過去最悪の夫婦喧嘩が勃発しかし鬱々した気持ちが止まらない私の脳内は、そんな夫の優しささえ理解できずにいました。完全にダークモードでございます!!!!! 今振り返ってみても恐ろしい脳内だなって思います(笑)ついに何かが切れる。頭の中では夫の言い分もわかります。確かにこの日に限らず、休みの日にはよく掃除や買い物、夕飯の準備などやってくれる人なのです。だけど私の中にはどうしても「家事よりも育児をやってくれよ」という思いがありました。なんせこの頃の息子はイヤイヤ期マックスで、今よりも一緒に過ごすのは苦労していました。初めて箸と眼鏡を投げました…(良い子はまねしないでね!)自分は何かがぶっ壊れたんじゃないかと思いました。でも一瞬の出来事なのに夫に当たらないコースどりをしていたので、なんとか理性はあったと思います。←言い訳そんな、過去最悪のケンカを止めてくれたのは…■たまらず泣き出してしまった息子息子が私たちの言い合いにかぶせるようにして、大きな声を出していました。今思い出しても泣きそうになる出来事です。私はこんなふうに息子の前で喧嘩をしてしまったこと、物を投げてしまったこと、大声を出したことが申し訳なくて、この時の息子の顔はまともに見られませんでした。異常事態なことは息子にも伝わっているだろうし、このままじゃ息子がかわいそうだと思い頭を冷やすべく私は別室に行きました。■鬱々とした気持ちが止まらない…! その理由とは?それから一時間以上泣き腫らし、自分のこの鬱々した気持ちが不安でスマホで調べてみると…、あれ? PMS(月経前症候群)※かも? ということに思い当たりました。今回のこと、たしかに原因は息子の病気と義両親が泊まったことでしたが、私自身、夫の優しさに気づけていない部分がたくさんありました。さらにそこに生理前の不調が重なり、感情を抑えられなくなり最悪な喧嘩を招いたのだろうと思います。そして冷静になった私は夫と息子のいる部屋に行き…などと伝えました。自分のイライラや鬱々した気持ちに理由があったのかと思うと、少し素直になって話し合えました。だけどこうなった原因の一つである、義両親のことだけはきちんと伝えました。もちろん向こうからも謝ってもらい一件落着。■喧嘩したから見直せた“夫婦のルール”そしてこの喧嘩のおかげで、夫の本音が聞けました。息子への愛に感動するよりも先に、「えっ何もしなくていいの!?」と内心ガッツポーズです。私は料理は嫌いではないのですが、なんとなくわが家にはお惣菜などを買わない、お弁当は手作り(冷凍食品とか入れない)みたいな暗黙のルールがありました。夫のお母さんは一日に2時間かけて夕飯の支度をする方なので、そういう影響もあるのかもしれません…。料理だけが一日のやることなら簡単ですが、それを「育児と両立する」のが本当にしんどかったのです!なのでこの喧嘩を機に、毎日がすっごく楽になりました!実際は夕飯作るんですけど、まぁ作れなかった日は夫に頼めばいいんだ~ぐらいの気持ちです。(ちなみに洗濯はしんどく感じないのと、掃除は土日に協力してやったり、気が向いた平日にやっています)それと先ほど述べたPMS(月経前症候群)ですが、この日の翌日にお医者さんに相談したら漢方を処方してくれました。その後私たちは喧嘩をしなくなりました。(たまに言い合うけどね!)これをキッカケに、私たちが得た“新しい決まり事”をご紹介します。1.息子の前で言い争わない!2.ケンカしたらその日のうちに解決!3.生理前はしんどい(ケンカしやすい)から、漢方を飲んで休む!4.平日、私の仕事のメインは育児!(家事ではないからできる範囲のみやる)この決まり事のおかげで、家事のできない日があっても罪悪感がありません(笑)。全ては息子が、毎日を楽しく過ごせるためです。二度と喧嘩なんてしたくありませんが、こういった出来事があるからこそ得ることのできた新しい夫婦のかたちなのかなと思います。※ PMS :月経前症候群。生理前に起こる心やからだの症状のこと(厚生労働省研究班監修 女性の健康推進室 ヘルスケアラボより)
2019年06月28日不妊治療をしていた頃、ふと気になって調べた事がありました。それは「不妊治療している、もしくはしていた事を両親や義実家に話すべきなのか」です。もしかしたら、悩んでいる方の何かの役に立つかもと思ったので、我が家の場合を書いてみたいと思います。母が私を生んだのが35年前なので、その頃はまだ不妊治療が一般的ではなかっただろうし、きっと、よくわからない治療を娘がする事に不安を感じたんだろうなと今なら思うんですが、その時は、母に分かってもらえず悲しい気持ちが少なからずありました。結局、その後不妊治療について改めて話をする事もなく、その場をおさめて終わったきりになっているので、うちの両親は体外受精をした事を今も知らないままです。娘が体外受精によって産まれた事を隠している訳ではないですが、わざわざ改めて言う必要もないかなと。同じように、義実家にも特に治療の話はしていないのですが、出産後…遠方で年に1度しか合わないので孫の話も特にされないなーと思ってたんですが、どうやら夫には言っていたようでした。私に原因のある不妊だったので、きっと義実家に直接催促されていたら精神的にしんどかったろうなと思います。それを分かってか、私の耳に入らないようにしてくれた事はとても嬉しかったのですが、立ち会い出産の際に株が下がりに下がりまくっていたので(前日に飲みに行って陣痛室のソファーで爆睡、からのいざ産むって時に行方不明)プラマイゼロくらいな感じでした笑。ただでさえ肉体的にも精神的にも負担の多い不妊治療なので、余計な事は考えずに挑みたいですよね。
2019年06月25日私は夫の両親・祖母と完全同居をしています。妊娠中から出産、子育てとわからないことだらけで困っているときに、義両親との関わり方、育児の考え方の違いでずいぶん戸惑いました。 同居のデメリットは?私の場合、近くにいる分、家事も育児も目に入ってしまうので、どうしてもお互いのやり方の違いに不満やイライラが出てきてしまいました。 料理の仕方・味付け、食器の片付け、掃除のやり方などもそうですが、子どもへの接し方、話しかけ方、どこまで甘やかすかなどの違いも目につきます。また、自分と子どものタイミングだけで日常生活が進まず、家族の予定で振り回されることもありました。 同居のメリットは?私の場合は完全同居のため、家賃・水道光熱費・食費など、アパートで生活していたときの半分の出費で抑えられるようになりました。また、困ったことや不安なこと、わからないことをすぐに相談でき、ひとりで悩みすぎて落ち込む心配が少ないように思います。 生活も子育ても、日々わからないことだらけ。ひとりでネットや本を見ていても解決しないことも、実際に義両親に話したりすると、思ってもいなかった角度からの意見をもらえて、ハッとさせられることがありました。 同居してみてわかることがある!同居生活は、「夫の帰りが遅くて、ひとりで育児している」という切ない気持ちを軽くしてくれました。私は話すことでリフレッシュできるタイプだったので、「みんなで子育てしている」という安心感が得られました。 義両親に思っていること・悩んでいることを話すとアドバイスをくれますが、毎回アドバイス通りにすると疲れてしまうので「やれたらやってみますね~」と笑顔で流しています。 完全同居はお互いに気をつかう部分がたくさんあり、自分のタイミングだけでは生活が進まないことが多いですが、うまく義両親と付き合えるような関係が築ければ、困ったときの救世主になってくれます。みなさんも適度な距離を保ちつつ、うまく甘えてみてくださいね。 イラスト:sawawa著者:河合愛絵一男の母。第二子を妊娠中。化学薬品品質管理の経験から、化学系の資格を取得。地方で子どもと夫、夫の両親と完全同居。地方での子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年06月18日ウーマンエキサイトで連載中のねここあんな。さんの記事 「息子が胃腸炎で苦しむ中、義両親の襲来! お願いだから空気を読んで!」 (前後編)で、義両親との付き合いについてのアンケートを実施しました。家族とはいえ、義両親は血のつながらない他人。夫でさえ生活習慣や価値観の違いに戸惑うこともあるのだから、義両親と考え方や感覚の違いがあるのは当然。しかし、合わないからと言って、付き合わなくていいわけではないのが悩ましいところ。そこでアンケートから、みなさんが義両親とどのようにして付き合っているのか、探っていきます。■義両親との付き合いに「困っている」妻が8割!アンケートで、夫「の両親(義両親)との付き合いで困ったことありますか?」と質問をしたところ、「とてもある」が45%、「たまにある」が36.4%との回答。合計8割以上の妻が義両親との付き合いで「困ったことがある」とわかったのです。Q1.夫の両親(義両親)との付き合いで困ったことありますか?とてもある 45%たまにある 36.4%ほとんどない 13%ない 5%その他 0.6%■「義両親ストレス」ケース1:出産時トラブル実際に義両親との間でどんな困ったことが発生しているのでしょうか。アンケートで1番多く挙がっていたのは、「出産前後のエピソード」でした。母としては、出産は感動的でうれしい反面、命がけで行うものでもあり、その前後は心身ともにナーバスになりやすい時期。そんなときだからこそ普段なら許せることも、忘れられないつらい出来事としてママの記憶に残ってしまうものなのかもしれません。「帝王切開の術後から義母が病室にずっといました。熱はあるし、血圧が高く頭痛もつらくて、満身創痍のなか眠ることもできず…。その後も、毎日病室に。赤ちゃんも小さく生まれたためGCUへ。両親がいないと面会ができないため、義母が来るたびに点滴を引きずって階が違う赤ちゃんのもとへ。赤ちゃんのことより義母に気を使う、とても疲れた出産でした。」「2年前の1人目出産時、産後1日目から義理家族たちが来ました。さらに、その後2ヶ月ほど週3~4ペースで夜の8時ごろから来たこと。旦那は「来てもらえば心強いでしょう」ぐらいに思っていたよう。本当につらかったです。いま2人目妊娠中ですが、『私が許可出したときしか家に人を入れない』という約束になりました」「出産立ち会いに義母が同席しようとしたので、陣痛中、必死に旦那に義母は来ないでとメール。それでも一緒に来て、分娩室の手前の待合室にいました。産まれてすぐに入ってきて、先生にすかさず『五体満足ですか?』と。その他にもいろいろ失礼発言などあり、出産時のことは一生忘れません」初孫の場合には、とくに「会いたい」という気持ちになって当然。しかし、出産直後はママの体調や精神状態を見ながら、ママの気持ちを一番に考えて行動してもらえたら助かりますよね。そのへんのコンセンサスをパパが取ってくれたらいいのですが…。とくに第一子の場合、パパやママ、初孫だったら義両親も初めてのことで、それぞれの気持ちや状況を想像するのが難しく、アクシデントも起きやすいのかもしれません。■「義両親ストレス」ケース2:ドン引き行動ほかにも、義両親との付き合いで嫌な思いをしたというエピソードが集まりました。もちろん義両親の方にも言い分はあると思いますし、予兆があったときにママやパパが早めに対処することで嫌な思いをせず済むこともあるかも…と思います。とはいえ、妻の気持ちを無視した義両親の行動がとても多く、驚かされました。「アポなしで来る。約束しても1時間前に来る。くれる野菜の量が尋常じゃないくらい多くて困る。冷凍焼けした魚を大量にくれる」「娘が生まれて4年、ほとんど毎日、突然来て、合鍵で勝手に入ってきます。夜来るときには義母も一緒です。初孫でかわいいのはわかりますが、『連絡はしてほしい』と主人に伝えてもらいましたが変わらず…「断りもなくおしゃぶりを勝手に口に入れたり、食べさせたことのない食材を食べさせられました。食材は1人目ということでアレルギーなどに慎重になっていたので本当に心配でした」■「義両親ストレス」ケース2:トンデモ発言さらには妻を傷つけるような無遠慮発言も…! こんなこと言われたら、良好な関係なんて築けないのではないでしょうか?「義父から、『早く子どもを産め』発言。妊娠報告時には、『陣痛が始まったら家族総出で駆け付ける』と…。いろいろ言われても何もしてくれない夫にも不満爆発!!」「義父が妊娠してから会うたびに私の体重を聞いてきたこと。娘の初節句のおひなさまを勝手に買っていたこと」「義母が、子どもが泣くことに対して『かわいくない』と冗談めいて言うことが耐えられません。冗談っぽく言えば許されると思っているところがムカつきます」「毎月帰省するたびに義父から『子どもの発達のこと』を言われて…。正直会わせたくないし、帰省したくない気持ちになっている」悪気なく発した言葉や行動でも、相手が傷つけばそれは人間関係にヒビが入ります。妻と義両親の関係が良好だったとしても、つねに相手の気持ちを想像すること、またわからないことは相手にきちんと確認することで、お互い嫌な思いをすることが減るのかなと思います。一方で、義両親とステキな関係を築いているママもいました。「先日人生初のインフルエンザになった際、飛行機ですぐに飛んで来てくれて、トイレ掃除から排水溝掃除まで家事は全部してくれました。帰り際に一言。『今のままでいいからね。ゆっくりのんびり育児を楽しもうね。がんばらなくていいんだよ』と! ステキな義母です」もちろん、義両親とママの性格や相性もあると思いますが、こんな関係なら家族が増えるのっていいなぁと思えますよね。ママたちも、そして義両親もお互いに思いやりを持つことができれば、「いま、どうして欲しいのか」「どんなことがストレスなのか」がみえてくるはずと思うのですが…。■義両親ストレス、じつは元凶は夫!?さて、みなさんは義両親との間で何かモヤモヤすることが起きたとき、どのような対応をしていますか?妻としては義両親にハッキリ物申すのも気が引けるし、かといって言わないと今後の関係を続けられないし…、と悩んでしまうのではないでしょうか。そんなときは、夫が間に立って両者の言い分をすり合わせてくれれば…と思いますよね。しかし、アンケート結果を見てみると、「義両親への対応をめぐって、夫ともめた経験がある」と答えた妻は64%もいたのです。Q2.夫の両親(義両親)への対応をめぐり、夫婦でもめたことはありますか?たまにある 35%とてもある 29%ほとんどない 20%ない 15%その他 1%夫からすれば、妻と実の両親の間に挟まれて、ハッキリどちらかにつくことはできないというのもあるかもしれません。しかし、だとしても「嫌な気持ちにさせてごめんね」や「いつもありがとう」など、フォローだけでも入れてもらえれば妻の気持ちも違うと思うのですが、実際はどうなのでしょうか。「孫フィーバーがひどく、いきなり家に来るということが何度もありました。さすがにもう勘弁してほしいと旦那から伝えてもらったのですが、たいして変わらず…。イライラが募りまた旦那に愚痴を言うと『だったらおまえの両親にも息子を会わせるな』と…」「旦那は両親が好きで、お母さんから連絡が来ると、『いいよぉー。いいよねぇ?』と聞いてきます。義両親の前だと断りづらいし、『相談してから返事するよ』と言ってくれればいいのに。私が『なんで勝手に決めるの!』と言うと、主人は『何か用があった? 嫌だったらその場でいえばよかったじゃん』と…。イライラして『マザコン!』と夫に言い放ってしまう…。大体これでケンカしています」「淡泊な家で育った私には義家族のやたらベッタリなところや頼ってくるところ、つねに私を気にかけて『心配してる』と言う義母にうんざり。旦那に話しても『悪気ないんだから、気にしなくていい』と取り合ってくれず。それって結局私に『我慢しろ』ってことなんだけどな…」義両親への対応で悩んだとき、「相談したい」、「自分の気持ちをわかってほしい」と思う人は、夫ではないでしょうか。なのにそれで夫ともめたら…、さらに嫌な気分を味わうことになり、夫婦関係が壊れてしまう可能性も。本人同士のことではなく、義両親のことで夫婦が不和になるのは悲しいですよね。■義両親とのつきあい。「良い嫁をやめる」という選択も今回集まったアンケートのコメントを見ると、義両親への対応は夫婦によってさまざまでした。「義実家には夫と子どもだけで行く」と答えた人、「受け流す」人、「手伝いを頼まない」という人など。また、夫に自分の気持ちを伝えることの大事さも感じました。言葉にして気持ちを知ってもらうこと。そして、夫がそれについてどう考えているのか聞くこと。そこから一緒に対応策を考えられるといった、“夫の理解”があれば、妻を少し楽にさせることができるのではないでしょうか。「夫の実家に帰省するたびに『子どもはまだ? 早くお願いね!』とプレッシャーをかけられて、夫に子どものことを言われるから行きたくないと泣きながら訴えました。夫は『子どもの事は言わないように』と、義両親に言ってくれました。お互いに思っていることを伝えて対応する事は大切だと再認識しました。ねここあんな。さんの記事では、2歳になる息子さんが胃腸炎になったときに、義両親が来訪→しかも泊まっていくことなったエピソードが描かれていました。自分の気持ちをよそに夫と義両親が宿泊していくことを決めて、爆発しそうになったとき、これまで自分が「良い嫁でいなきゃ」と思いこんでいたことに気付くのでした。義両親とは、誰でもうまくやっていきたいと思うもの。でも、無理をして「良い嫁になろう」とすれば、逆に自分をつらくさせてしまいます。さらには夫や子どもなど1番大切な家族に我慢をさせ、夫婦間にわだかまりができてしまったりと、悪い方向につながることもありそうです。「私は義両親が家に来たときも、夫の実家に行ったときも、子どもと一緒に昼寝しました(笑)。『一緒に寝てないと起きちゃうから』みたいな感じで。夫も、久しぶりに自分の親とゆっくり話せてよかったみたいです。夫の両親は、他人なのでやっぱり気を使いますけど、気を使いすぎないのが一番かなと思います」自分にとって今、何が大事なのか。それを柱に、対応を考えていければいいのかもしれませんね。義両親が孫をかわいがってくれるのは、けっしてあたり前ではなく、とってもありがたいこと。その好意があるからこそ、義両親もついいろいろ言いたくなったり、会いにきてしまうのでしょう。だからといって、気を使いすぎて、自分を苦しめてしまっているなら、心に余裕を持てるまで、時間または距離を見直してみてはいかがでしょうか? しんどいときはお断わりしたり、夫に相談する時間を作るなど、少しでもストレスをためずにお付き合いしていけたらいいですよね。Q1.夫の両親(義両親)との付き合いで困ったことありますか?回答数:1577Q2.夫の両親(義両親)への対応をめぐり、夫婦でもめたことはありますか?回答数:1587Q3.夫の両親(義両親)との付き合いについてご意見、エピソードをお願いします。回答数:368アンケート集計期間:2019/4/15~5/24
2019年06月13日「けんかするほど仲が良い」けんかができるのは信頼している相手だからこそ、という意味でしょう。皆さんはどのくらい夫婦けんかをしていますか?「日常茶飯事」「時々」「けんかは一切しない」とさまざまかと思いますが、実はけんかには「良いけんか」と「悪いけんか」があります。良いけんかをすると夫婦仲はいっそう深まりますが、悪いけんかは関係性を悪化させる恐れも…。今回は「良いけんかの仕方」について、考えてみることにしましょう。 ■悪いけんか「夫を深く傷つける4つのタブー」けんかをするときには、きっかけとなる言葉や出来事があるものですよね。ささいなことではじまった夫婦けんか。それが、良いけんかになるか悪いけんかになるかは、「口をついて出てしまった内容」によって判断できます。それによっては、ゆくゆくは夫婦関係の破綻につながっていくものも…。「悪いけんか」と認定できるのは、主に次のような内容です。・夫の人格を否定する。・すでに終わった(かたがついた)過去の出来事を持ち出す。・夫の両親や兄弟など、第三者を悪くいう。・夫の社会的な立場をけなす。例えば、「そんなに悠長に構えてて大丈夫なの?」「いうことが細かすぎてうっとうしいんだけど」など人格を否定する。数日前ならまだしも数カ月、数年前の出来事を持ち出して相手をなじる。夫の家族や関係のある第三者の悪口をいう。「そんなんだから部下がついてこないんじゃない?」など、夫の仕事上の立場についてバカにしたり、けなしたりする…。もし、自分がいわれた側であったら、嫌な気持ちになりますよね。このような内容のけんかは、あとから「いいすぎた、ごめんね」と謝っても、夫の心に「自分(親、仕事)のことを妻はそんな風に見ていたのか」という驚きと失望が残ってしまうものです。すると、妻に対して100%の信頼感、安心感が持てなくなってしまうでしょう。そういった気持ちが積もり積もれば、妻への愛情も薄れてしまうかもしれません。でも「傷つけるのは分かっているけれど、つい口に出してしまう」という人もいます。どうして、妻は夫の信頼を裏切ることをいってしまうのでしょうか。それは、もしかしたら妻のなかに「自分が絶対正しい」という思いがあるからかもしれません。「夫のほうが悪い点を正すべき」「夫に私の言い分を認めさせたい」という強い信念を持っていることが、悪いけんかを引き起こしている可能性があるのです。■けんかの目的は?「カチンときた時の第一声」では、悪いけんかを良いけんかに切り替えるには、どうすれば良いのでしょうか。良いけんかとは、言いかえれば「建設的なけんか」のこと。「どちらが正しいか」を明らかにするのではなく、自分と相手との「違いを知る」ことを目的とします。まずは「私は〇〇だと思うけど、あなたはどう思う?」という働きかけをしていくのです。例えば、「趣味(ゲーム)にお金を使い過ぎな夫」に対し、苦言を呈したいと思っているとしますよね。普通なら「3万も使うなんて信じられない! 何が楽しいの?」とストレートに言ってしまいそうです。でも、そう頭ごなしに言われたら、「勝手だろ」と夫も対抗したくなりますよね。そんな「悪いけんか」を避け、夫の趣味を否定せずに建設的な言い方をするとどうなるでしょうか。「私はゲームに3万円も使うのはもったいないと思うけど、あなたはどう? ゲームは半分くらいにして、残り半分は2人でおいしいものでも食べに行かない?」このような声がけに変わるでしょう。「あなたはどう思う?」とまずは夫の気持ちを大事にすることで、ひと言物申してやる! という怒りもわきにくくなります。「盗人にも三分の理」ということわざがあるように、どんなにこちらの言い分が正しい状況でも、相手にだって相手の言い分が必ずあります。窮地に立たせず、逃げ道をつくってあげる、というのも大事なことではないでしょうか。反対に、相手からカチンとくる言い方をされたときはどうしたらいいのでしょうか。売り言葉に買い言葉では建設的とはいえません。そんなときは「その言い方は腹が立つよ」「今の言葉、すごく傷ついたよ」など、自分の気持ちを言葉にして返すようにすると良いでしょう。「ほんとにイライラさせるよね」などと感情に任せて相手を攻撃するのではなく、どう感じているのかを伝える。そうすることで、感情そのものに振り回されず、冷静に話し合うことができるはずです。■「けんかは悪いこと」の思い込みがあなたを苦しめる「けんかはなるべくしないほうがいい」育ってきた環境にもよりますが、ほとんどの人がそう思うでしょう。特に女性は、けんかそのものを否定的にとらえ、ほかの人と衝突するくらいなら自分が我慢すればいい…と、不満を心に溜めている人が多いように感じます。しかし、溜まった不満は自然に溶けてなくなるものではありません。いつか必ず、さまざまな形となって外に出てきます。けんかができるということは、「相手は絶対、自分を嫌わない」という信頼関係が前提となります。不満を溜め込むくらいなら、日々小さなけんかをくりかえしてガス抜きしたほうが健康的で、気持ちの良い日々を過ごすことができると思います。それに良いけんかは相手をより深く知ることができる手段でもあります。どんな話、言い方で怒るのか、自分とどこが違うのかを出し合うことで互いの妥協点がわかり、より快適な関係になれると思います。だから、けんかを必要以上に避けることはないのです。ただ、だからといってやみくもにけんかをするのもおすすめしません。特に子どもの前でのけんかは絶対にやめましょう。子どもは話の内容を理解できなくても、パパとママの怒った表情や飛びかうピリピリしたエネルギーを感じ取るもの。結果、漠然とした恐怖や不安感を抱いたり「自分が悪いことをしたのだろうか」と自分を責めたり、「なんとかパパとママを仲良くさせなくちゃ」と子どもなりに間を取り持とうと、気持ちを抑えて良い子を演じるようになってしまうことがあります。良いけんかにしろ悪いけんかにしろ、カッとなって声を荒げそうになったら、まずは一旦深呼吸。そして、夫に「2人で話したいから、この続きは夜に話していい?」と提案してみるといいでしょう。こらえきれず子どもの前でけんかに発展してしまったら、早めに切り上げるのが肝心です。「はい、仲直り! ママとパパはけんかするほど仲が良いんだよ~」と仲直りするところまでを見せるようにしましょう。夫婦のけんかは子どもの前ではしない、という約束事を踏まえつつ、建設的な「良いけんか」は心の健康にもおすすめです。「雨降って地固まる」ではありませんが、それを経てより一層、夫婦の関係は深まるのではないでしょうか。
2019年05月30日こんにちは、とまぱんです。4月も半ばで、もう少しするとゴールデンウィークですね。あっという間すぎる...。みなさんはどこか行かれる予定ありますか? 私は義実家に泊まるくらいでしょうか。今回は以前、義実家に遊びに行ったときのお話を描こうと思います。■好奇心旺盛な娘の行動に、全然椅子に座れない…!? 小さな子どもがいるご家庭だと子どもが届く範囲に物を置かないようにしますよね。ただ、小さな子どもがいないおうちは、もちろん位置関係なく物が置いてあります。娘がまだ寝返りもできないころに義実家に行ったときは気にならなかったのですが、娘が歩き出したとき、あることに気がつきました。この家、娘がいたずらし放題じゃん!!文房具、何かの書類、薬、缶コーヒー、輪ゴム...。娘の興味をひくものが手の届く範囲にあふれかえっていました。それを見たお義母さんは棚に布をかけてくれました。そうなりますよね!!■疲れも吹っ飛ぶ! 義実家で私が楽しみにしていること自分の家だと座って娘の様子を見ることができますがそれができないのが地味につらい!(笑)娘の後を常に追って、取り出すものを戻すの繰り返しでした。義実家ではそんな大変なこともありますが、そんなつらさも吹っ飛ぶある“楽しみ”があります。それは食事!!!私たちが遊びに行くと、義両親はいつも市場で新鮮な魚介類を買ってきてくれるのです。日頃節約して海鮮なんてなかなか食べない私にとってはとても楽しみでした。人の作ったご飯って、なんでこんなにおいしいんですかね。ゴールデンウィークに行ったときは、手の届くとこに物がなかったらうれしいなぁ~っと薄っすら思う私でした(笑)
2019年04月22日【 前回 のお話】息子のきっくんが嘔吐を繰り返し、母子ともに疲労困憊。そんな中、義両親がやって来て、しかも泊まることになり…。こんにちは! ねここあんな。です。今回は 前回 の続きです。■少しずつたまっていく黒い気持ち息子は具合が悪く寝てばかりいましたが、起きていても愚図り、看病は100%私です。そして前日にあまり眠れなかった私は、息子と一緒に寝たいのに義両親の前では寝られずにいるのでした。お昼寝をたっぷりしたきっくんは夕方に起きて、少し体調も良くなった様子。しかし食欲は全くないようでイチゴやスープだけをなんとか食べたのち、眠たそうにするのでお風呂に入れ、すぐにお布団へ連れて行きました。幸い旦那も義母も買い物や料理は積極的にしてくれました。内心、私に準備する余裕もないので当然と思いながらも……しかし、前向きになったのもつかの間。24時間以上おっぱいをあげなかったので(このころはまだ卒乳前)、お乳がガチガチになってきました。洗面所で絞りたくても他人がいるから簡単にはできない…!みんなは楽しそうにお酒を飲み、私は常に息子がいつ泣いてもわかるようアンテナを立てながら過ごす。せめて仕事を残すまいと、お皿を洗う私。少しずつ黒い気持ちがたまってゆきます。■義母の“愚痴タイム”で疲れがピークに!そしてこの日一番疲れを感じたのは、義母が親戚の愚痴をこぼした時でした。毎度のことながら愚痴が始まると、普段の良い人はどこに行ったの? というぐらい止まらなくなるお義母さん。そしてようやく飲み会はお開き。みんなが寝静まった深夜、息子が苦しそうに起きました。大人が4人いるこの家の下、私一人で息子の衣服やシーツを洗う時の感情を、私は一生忘れないでしょう。■翌日も朝からフル稼働。そして気づいたこと少し体調がよくなったのか、翌朝の息子は普段より早くに起きました。グータラしていたいところですが、眠い目をこすって洗濯機を回し、朝ごはんの支度をします。さぁ食べ始めるぞ! というころには息子がまた「ねんね!」と愚図りました。私は朝ごはんをかっ込み、また寝室へ行きます。気配や会話で、洗濯物を旦那と義母が干したこと、義両親が帰っていくことがわかりました。が、わかっていながらも見送ることもせず息子の隣で寝続けました。あとで電話であいさつすればいいじゃないかと思いながら。だって、何が今一番大事なのかを考えたら、息子に決まってるんです。それでも義両親の登場に、気づかないうちに「良い嫁」になろうと演じていました。だからしんどかったのかもしれません。逆の立場だったら…そもそも行きませんが(笑) でももし自分が姑で息子宅に泊まるんだったらせめて、看病をしている嫁の負担を少しでも減らそうと思います。この時のお義母さんも気を遣って干してくれたんでしょうし、快く思えないのは私の心がすさんでいたのかもしれません(笑)なので、自分ももっと「助けてほしい」と頼っても良かったと思います。さすがに「帰ってほしい」とまでは言えないにしても、来る前に夫に相談すべきだったなぁと思います。■夫にとっては“頼れる母親”だけど夫婦で話してみたら、どうも出発後に連絡があったようなので、夫も「来てしまうのなら家のこととかやってもらおう」ぐらいの気持ちだったようです。夫にとっては頼れる母親でしょうが、私にとっては気を遣う相手という認識が夫には足りなかったようです…。ちなみにこの後、夫には「息子が病気な時に一番つらいのは母親なんだから、その私の許可もなく人を泊まらせるな」とこっぴどく言いました(笑)どんな時も話し合いが大切ですね。
2019年04月15日こんにちは! ねここあんな。です!今回はわが家の愛息子きっくんが、初めてウイルス性胃腸炎になったときのお話です。実はこの出来事、今年の2月上旬に起きた最近の出来事なのです。■2歳の誕生日を目前にして、突然の嘔吐!だいぶ免疫も付いてきたのか、息子も最近はひどい風邪をひくことなく、暖かい季節を迎えようとしていました。ところが、なんだか小食気味だったある晩のことです。今日はもう眠いのかな、なんて思っていました。夜9時ユラユラ寝かしつけてみると、めずらしくなんだかうとうと。このとき、二回吐きました。ここで真っ先に浮かんだことは、この吐き方…ウィルス性胃腸炎かもしれない。汚物は乾くと菌が飛散すると聞いたことがあったので、私と息子は洋服を着たままシャワーを浴びて汚物を流してから脱ぎました。(その後全身洗って、排水溝にたまったものもビニール袋へ)ちなみに汚れた衣服は、明日の洗濯機を回すまではお風呂場に置いて隔離。夫はありがたいことにリビングのカーペットや、床、オモチャなどをキレイにしてくれました。(すべてティッシュなどでふいて、袋に入れて捨てる。タオルなどは使わずに)手を洗った後のシンクにも塩素系の台所用スプレーで菌をシャットアウト!そして市販のノロ対策専用スプレーで菌を攻撃し、ひとまず落ち着きました。かと思えば一息ついたのもつかの間、また吐くのでビニール袋でキャッチしました。■翌日の誕生日会は急きょ延期に翌日はきっくんの誕生日を祝うために義両親が来ることになっていましたが、こんな状況ですので誕生日会は延期にすることに。まだ21時頃だったのもあり、夫から連絡を入れてもらいました。その晩はきっくんの体調が心配なのと、「いつ吐かれるか」の恐怖や「汚れる心配」などを抱え、ちっとも眠れませんでした。深夜2時頃にも一度吐いたので、義両親との約束は延期にして本当に良かったなあと思っていました。翌朝、寝不足で遅くに起きた私。そんなにわたしたいのならイチゴ送れよおおおおおおおお!!!!っていうか夫そこはことわれよおおおおおお!!!!!と思わず心の中で叫びました。ちなみにイチゴはひとつずつ緩衝材に並べられたものではないため、打ち身の心配を懸念して宅配業者さんに配送は断られたんだとか。イチゴさんごめんなさい…。お義父さんたちも、こんなこと思う嫁でごめんなさい…。それぐらいその日は睡眠不足もあり、ひたすらツライ思いだったんです。トドメは夫のこの発言です。夫が二日酔いになったら、私の両親を家に呼ぼうかと思いました。■義両親来訪。さらなる展開に真っ青に…!何もわかっていない夫。マイペースすぎるお義父さん。同じ母でありながらも来るという決断をしたお義母さん。…四面楚歌状態です。昼過ぎに来た二人をとりあえずお迎えしました。もちろん元気のないきっくんに一緒に遊ぶ余裕などありませんでした。辛そうなきっくんは眠りたいと私にすがってくるので、二階の寝室で寝かしつけをしました。でも大好きなおっぱいを飲むこともなく、ぐったりと眠りに落ちる姿を見て、息子の体調が心配だし、私も寝不足だし、今一緒に眠りたいなぁと思うのですが…もちろんそんなこともできず、一階に降りてお茶を飲んだりしました。日が暮れそうな頃、そろそろ帰ろうとする義母に、まさかの夫がかけた言葉とは。。。おおおおおおおおおおおおおいいいいいいいいい!!!!!!!義母は最後まで悪そうに断ってくれましたが、なんせ夫がしつこく誘うので「じゃぁ泊まろうか」という流れに。義父は泊まるための寝間着なんかも実はすでに用意していて、言葉が出ませんでした。たしかに片道4時間かけてきた人に帰れとは言えません。私も「ぜひ」とニッコリしてしまうのでした…。(結局自分も悪い)ちなみに最後まで遠慮してくれていた義母に対しては、さすが味方だなぁと思いました。…この時までは。さてどんな夜が待っていたのでしょうか…?(次回に続きます)
2019年03月26日皆さん、結婚後も頻繁に実家と連絡を取り合っていますか?結婚後、両親と距離をどう取るかについてはあまり悩まないかもしれません。しかし、義両親との距離感で悩む方は多いと思います。メキシコ在住の筆者の場合は、文化の違いもあり慣れるまでは正直、かなり疲れました。今回は、メキシコ流の結婚後の実家や義両親との付き合い方についてお話します。メキシコ人は家族が一番大切だと思っている国民メキシコ人は家族をとても大切にする国民です。独身でも既婚でも、家族に対する思いは変わりません。特に娘と母親の結びつきは強く、結婚しても毎日電話で話している、なんて友人も少なくありません。メキシコでいう家族とは両親と子どもだけでなく、親戚全体を意味します。近くに家族(親戚)が住んでいれば、毎週のように集まるのも決して珍しくありません。家族の誕生日はもちろん、イベントごとには必ず家族が集まる習慣もあります。日本人の筆者からすると、ちょっとベタベタした関係すぎると感じていました。■ メキシコの女性は結婚後も頻繁に実家と連絡を取るメキシコ人女性の場合、結婚しても母親とは毎週会ったり、電話をしたりと仲良しの関係が続くのが普通です。一方で男性は、日本人男性と同じで、仕事の忙しさから連絡をあまりしなくなるのが普通のようです。それでも、1か月に1回くらいは実家に連絡を入れ、近況報告をしあいます。ちなみに、筆者の夫の両親は車で15分の距離に住んでいます。普段から会っているので、彼らは時々メッセージでやりとりをしている程度です。■ メキシコの男性が妻の両親へ連絡するのは月1回程度メキシコ人の友人に聞くと、結婚後、夫は妻の両親にほとんど連絡をしないということです。男性は大抵仕事が忙しいし、あまり気にしないのでしょう。妻の場合、頻度に差はあるものの夫の実家への連絡は多い方で月に1回程度と言われています。久しぶりに電話をかけて、近況報告をするくらいの距離が普通なのだそう。会える距離に住んでいる場合は、毎週のように会うのが普通なので、良くも悪くも距離はとても近くなると言えます。筆者の場合は、義両親とは頻繁に顔を合わせるので、基本的に用事がないと連絡しませんが、なんだかんだで毎週連絡を取っています。もちろん、彼らの誕生日や祝日は必ず皆で集まり、予定が合えば一緒にホリデーに出かけることもあります。■ 日本人妻には頻繁すぎる家族との交流に戸惑うことも結婚当初はほぼ毎週末、家族皆(夫の姉と祖母含め)が集まる時期がありました。この距離は近すぎではないか?と思う日々で、一人だけ参加しないわかにもいかず、ちょっとしたストレスになっていました。現在は、夫の仕事も忙しくなったため、家族皆で食事をするために集まるのは多くて1か月に1回程度。ですが、近い距離に住んでいるため、買い物ついでに彼らの家に寄ることはよくあります。現在の距離は、ちょうどいいです。また、現在は行きたくない時は正直に行きたくない気持ちや、その理由を夫に言えるのでストレスも減りました。■ 義両親との付き合い方で大事なこととは?njvc / PIXTA(ピクスタ)メキシコ人の友人Tは、常に口を出してきては批判的なことを言う義理母を好きではありません。それでも、月に一度は電話で連絡を取っています。義両親との良い関係を保つには、少しの努力も大切だなと思いました。また、筆者が学んだのは、両親が近くに住んでいて、あまりに頻繁に家族皆で集まるのが嫌なら、その気持ちを正直に夫に伝えることです。ただし、義両親との関係に波風がたたないように、せめて2回に1回は顔を出すことも大切です。電話のみの連絡になる場合も、自分たちのことを忘れているのでは?と思われないように、誕生日や母の日など機会を見て連絡すれば、きっと良い距離を保てる思います。
2018年12月16日自分以外の誰かに子どもを預けなければならなくなったとき、なんとなく不安になることはないでしょうか? 「預けても大丈夫かな…」というママの不安。実は子どもにも伝染しています。今回は、ママの不安と子どもの不安、その両方をやわらげるための「預け先と子どもへの働きかけ方」について考えていきましょう。■「子どもを預けるのが不安…」心配性ママの心得3カ条子どもを預けるとき、自分はどんな顔をしていると思いますか? 浮かない顔で不安そうにしていたり、考えごとで眉間にシワが寄っていたりすることはないでしょうか。預け先に着くまでにママのそんな表情を見た子どもは「あれ、今から行くところって怖いところなのかな?」「安心できる人はいないのかな?」と不安に感じてしまうことがあります。不安定な気持ちのまま預け先に残された子どもは、ずっとその不安な気持ちを引きずることになってしまいます。子どもにそんな思いはさせたくないものですよね。そこで「預ける」と決めたときに心得ていてほしい3つのことをご紹介しましょう。1.罪悪感を持たない「子どもを預けてまで出かけるなんて、やっぱりダメだよね…」なんて罪悪感を持っているママは少なくありません。その罪悪感は子どもにも伝染します。ママの気持ちを見抜いた子どもは「自分はこのまま捨てられちゃうのかも」と感じ、大声で泣き始めることもあるでしょう。こうなると余計に罪悪感がつのって離れられなくなったり、反対に「早く行かなくちゃならないのに」とイライラしてしまったり…。しかし、「子育てはママ担当」と誰が決めたのでしょうか? もしかしたら、ママ自身がそう思い込んでいるだけかもしれません。だから、罪悪感が芽生えてしまうのかも…。子育ては、ママだけではなく、いろいろな人の手助けやサポートがあってこそできるものです。子どもを預けることに、罪悪感を持つことはありません。2.覚悟を決めて、預け先を信頼する特に保育士やベビーシッターといった他人に預ける場合は、どうしても心配になってしまうママもいます。そんな不安はなんとなく子どもも感じ取るものですから、預けると決めたなら、徹底的に預け先を信頼しましょう。ママが「大丈夫、信頼しています」というオーラを出していると、子どもの警戒心も徐々に薄れていきます。また、子どもを預ける際に、保育士さんやベビーシッターさんに「信頼しています」といった言葉を伝えるのもいいでしょう。声に出すことで、自分自身の不安を取り除く効果もあります。3.終始、笑顔朝起きて、預け先に到着するまでの間は、常に笑顔でいることを忘れないようにしましょう。朝から「今日は子どもを預ける日だけど大丈夫かな」と不安そうな顔をしていては子どもも不審に思います。反対にママがずっと笑顔なら「ママは何も怖がっていない」と子どもは安心するでしょう。 ■子どもと預け先への働きかけとは?母子それぞれの不安を取り除くために、ママから預け先にできる働きかけには、どのようなものがあるのでしょうか?ここからは比較的近しい存在である義両親やママ友の場合、プロにお願いする保育士やベビーシッターの場合に分けて、それぞれご紹介していきましょう。義両親、ママ友に預ける場合義両親やママ友はいずれも見知った仲なので、子どもにとってもある程度見慣れた人で、過ごす場所も慣れた場所であることが多いですよね。そのうえで、子どもにより安心してもらうためには「おばあちゃんと一緒にお留守番していてね」「〇〇くん(ちゃん)ママとみんなで楽しく遊んでいてね」など、声をかけて共同意識を持たせてあげるといいでしょう。また、保育士・シッターさんよりざっくばらんに言いやすい間柄なので「できればしてほしくないこと」を伝えておくのもいいかもしれません。例えば「ごはんの前にはお菓子を食べさせない」「食事中はテレビを見せない」といったことですね。ただし、伝えつつも強要はせず、基本的には預け先の習慣に従う姿勢でお願いしましょう。そうすることで「伝えたいことは伝えつつ、互いを尊重する」という関係性を保つことができますね。保育士、シッターに預ける場合保育士さんやシッターさんなど、まだ慣れていない預け先の場合は、子どもが警戒心や不安を抱かないようにすることが大切です。例えば「○○さん(先生)、すごく優しい人なの。ママみたいな人だから一緒に待っていてね」など「ママはこの人を味方だと思っている」ということを子どもに伝えておきましょう。そうすることで「この人はママと同じなんだ、安心できるんだ」と子どもの不安感を減らしてあげることができます。また、保育士さんやシッターさん本人への働きかけとして「私はあなたを100%信頼しています」という気持ちを直接伝えておくのもいいと思います。相手はビジネスとして預かってくれるわけですが「ベテランの〇〇さんなら安心してお任せできます」など「預けるからには全幅の信頼を置いています」という空気を漂わせておくのも、ママの不安を取り除くひとつの方法です。一方、その言葉をかけられた保育士さんやシッターさんには、信頼されたことで責任感が生まれ、子どもとよりよい関係を築く努力をしてくれる効果も期待できます。「預けるときは笑顔で」とお伝えしましたが、それは迎えに行ったときも同じです。子どもの顔を目にしたら「待っててくれてありがとう」と思い切り抱きしめてあげてくださいね。預け先によって働きかけの対処法は変わりますが、ママに意識してほしいことは変わりません。預けると決めたなら覚悟を決めて、相手を心から信頼する。そして、笑顔を絶やさず、預けることに罪悪感を抱かないこと。そう意識することがママ、そして子どもも笑顔でいられる秘訣だと思います。
2018年11月09日二世帯住宅を建てることになり、夫側、妻側どちらの義両親と一緒に住むかどうかでも、いろいろと悩みがあるようです。今回は二世帯住宅を建てる前に、夫側、妻側どちらの義両親のどちらの場合でも、うまくいく「住まい」のあり方について確認しておきたい基本ポイントをご紹介します。実際、義両親とは良好な関係だけど、二世帯住宅をきっかけに仲が悪くなってしまうのではないか?価値観がまったく合わずストレスになってしまうのではないか?など悩みは耐えないもの。上下階か左右で生活空間を分けたとしても、同じ屋根の下に暮らすのですから不安があるのは当たり前です。だからこそ事前に話し合うなどをして準備をしておくことが大切なのです。■ 二世帯住宅を建てるときに、「義両親・夫側」と「妻側」とで考えておく基本ポイントKY / PIXTA(ピクスタ)ここでは、二世帯住宅を建てることを決めたら、建てる前に事前に考えておきたいポイントを紹介します。1.夫、妻共通のまず考えておく基本ポイントQ.二世帯住宅をどのタイプにするか?千和 / PIXTA(ピクスタ)二世帯住宅のタイプは、「完全同居型」「部分同居型」「完全分離型」の3つがあります。まずはどのタイプの暮らし方にするのか話し合いましょう。今までの事例として、夫婦が完全分離を検討していたところ、それを聞いた義両親はあまり良い思いをしなかったということもありました。お互いの考えや価値観に相違がないか、しっかり確認が必要です。Q.もし部分同居型なら、どの部分を共用するのか?部分同居型は多く選ばれるタイプです。どこを共用するのか話し合いが必要です。例えば、玄関は共用にすることで、出掛けたり帰宅する様子をお互いに把握できます。K.M.S.P. / PIXTA(ピクスタ)それがゆえに生活スタイルや時間が異なることでストレスになったり、気を使って暮らしにくくならないのか、どこまで許容できるのかを考えておかないければいけません。Q.電気・ガス・水道のメーターは分けるのか?一緒にする場合は月々の支払いをどうするのか?CORA / PIXTA(ピクスタ)光熱費は毎月かかるもの。事前に検討しておかないと、あとで分けたいと思っても、かえって手間がかかってしまいます。費用面は特にシビアなものなので、必ず話し合いましょう。Q.義両親世代の寝室の上は収納にする?両親は遅くまで起きている方もいますが、早く寝る方が多いのではないでしょうか。そんな中、二世帯住宅では気になるのが音問題です。特に親が寝ている中、足音などに気を使うのも疲れてしまいますよね。間取りを検討する段階で、親の寝室の上はあまり物音を立てにくい収納スペースや書斎、もしくは寝室にするなど考えておくといいでしょう。スムース / PIXTA(ピクスタ)Q.一階と二階の廊下の行き来は開放するのか、それとも扉をつけるのか?イグのマスタ / PIXTA(ピクスタ)基本的に二世帯住宅は一階と二階が行き来できるようにしないといけません。ですが、あまりにも開放してしまうのは嫌だという方もいますし、その逆もしかりです。扉をつけるのか、または鍵もつけるのかなど小さなことですが、意外と大切なところでもあります。Q.相続問題は解決できているか?吉野秀宏 / PIXTA(ピクスタ)二世帯住宅で懸念されるのが兄弟(兄妹)問題です。土地の名義や建物の名義をどうするか兄弟(兄妹)を含めて話し合いをしておかないと、相続が争続に発展することも珍しくありません。二世帯住宅にする上で1番大切な話し合いといっても過言ではありません。1-1. 同居するのが夫の両親の場合考えておく基本ポイントxiangtao / PIXTA(ピクスタ)夫の両親と住むパターンで、やはり義両親と妻がうまくいかないことが多いです。しかし事前に考えておくことで、軽減されますので、準備しておきましょう。キッチンを共有するかどうかを話し合うYUMIK / PIXTA(ピクスタ)キッチンは女性にとって1番大切なスペースといっても過言ではありません。もしキッチン部分を共用するならば、どちらに合わせるのか確認が必要です。例えば、人それぞれ快適なキッチンの高さや広さは異なります。どちらが長くキッチンに立つか?など確認しましょう。またキッチンを別々にするとしても、キッチンにどのような設備を入れたいのか、一緒にショールームに行って確認しましょう。息子夫婦が資金をすべて支払う予定なのに、妻がある程度我慢して、義両親が良いキッチンにしていて、納得がいかなかったという事例もあります。収納部分をある程度決めておくチンク / PIXTA(ピクスタ)収納はいくらあっても多すぎることはないほど大切なスペースです。決められた土地の大きさの中、お部屋を確保しつつも、収納もしっかりと確保しなければいけません。もし収納を共用すると、どちらか世帯が知らずのうちに占領してしまうかもしれません。譲り合う部分も出てくるので、それぞれが納得のいくまで確認しておきましょう。せっかく新しく家を建てたのに、かえって不満が増えた、という風にはなりたくないですよね。子育ての方針などを話し合うucchie79 / PIXTA(ピクスタ)もし妻も働いており、子どもの面倒を四六時中見れない場合は、義両親の理解も必要です。「忙しくて夜ご飯を作ってあげられない」「送り迎えに行けないときがある」など協力してもらいたいときもありますよね。どうしても気を遣ってしまうところではあるので、事前にどの程度面倒見てもらえるのか、といったことについて話し合うかどうか夫に相談しておきましょう。1-2. 同居する義両親が妻側の場合考えておく基本ポイントEKAKI / PIXTA(ピクスタ)プライバシー空間を検討するどうしても妻側の夫婦との二世帯住宅となると、肩身が狭くなる人もいます。夫が快適に暮らせるように、プライベートな空間を検討すると良いでしょう。二世帯住宅を建てる時の資金についてローンは夫婦で組むこともありますが、夫が組むことが多いのではないでしょうか?家族とはいえ、費用についてはシビアに考える必要があります。息子(夫婦)がほとんどの費用を支払うのか、援助はどの程度してくれるのか?また、その費用の割合で、どこまで自分たちのしたいことなどを主張できるのかまで話し合えたら理想的です。■ うまくいく二世帯住宅事例から見た、親夫婦との生活と関係性xiangtao / PIXTA(ピクスタ)お互いの距離感をうまく保っている家族の生活スタイルでまったく同じスタイルの家族なんてひとつもありません。お互いに理解をして、遊びにきたいときはいつでも来ても良い、くらいのスタンスで干渉しすぎないことが二世帯住宅のうまくいくコツです。コミュニケーションを大切にする深く関わるのはお互いに負担が大きくなりますが、朝の挨拶や子どもの誕生日のときは集まるなどして、メリハリをつけてコミュニケーションをとることで良い関係を保つことができます。■ まとめEKAKI / PIXTA(ピクスタ)筆者はハウスメーカーでさまざまなご家族の住まいづくりをお手伝いさせていただきましたが、ひとくちに二世帯住宅といっても、どのご家族も同じ暮らしはありませんでした。ですが、それぞれに悩みや不安を抱えつつも、大切な家族との暮らしを守るためにお互いに理解しようと努力している人がほとんどのようです。話し合えばわかること、話し合ってもわからないこともありますが、不満を抱えているよりも、しっかりと話し合えている家族の方が結局はうまく暮らしていけるのかな、と感じました。これから二世帯住宅を検討される方は、ぜひ参考にしてみてください。
2018年09月30日夏の帰省で、義両親の孫差別にショックを受けたというママもいるでしょう。孫が数人いると、どうしても出てしまう孫差別。我が子が差別されるとショックですし、傷付いた子どもをケアしてあげたいと思うものですよね。今後も続くであろう孫差別に、どう対処するかをご紹介します。相手を変えるのは困難孫差別にも、「息子の子どもより、娘の子ども」「内孫より外孫、もしくは外孫より内孫」「次男より長男、次女より長女」「男の子より女の子、もしくは女の子より男の子」「大人しい子より元気な子、もしくは元気な子より大人しい子」を可愛がるなど、様々なタイプがあります。そこには、その人の持っている価値観が現れます。親としては、「言えば変わってくれる」と期待してしまいますが、難しいでしょう。何十年もその価値観や好みで生きてきた彼らが、価値観を変えるというのは難しいもので、ほぼ無理と言えます。変えようとしても変わってくれなければ、こちらはイライラしてしまいます。価値観はほぼ変わらないものなので、「そういうもの」と捉えておきましょう。孫差別の原因による対処法では、義両親の孫差別に対して、どう対処すべきでしょうか。まずは嫁である自分と義両親の間にまだ距離がある場合、義両親との距離を縮めてみましょう。あなたとの距離が縮まれば、孫差別が軽減されることもあります。そして、孫と接する時間が短いゆえに、義両親が子どもの性格を誤解しているケースも少なくありません。子どもは何でもストレートに口に出しますから、「生意気な子」と思われることもあるでしょう。大人しい子のことを、「可愛げがない子」と思うこともあるでしょう。誤解を解くためにも、普段の子どものエピソードを話したり、子どもの気持ちを代弁してあげるのも良いでしょう。中にはあまりに露骨だったり、言い方や差別の仕方が子どもに悪影響なこともあります。この場合は帰省頻度を減らしたり、帰省日数を減らしたりして、義両親との距離をとるようにしましょう。「ママはあなたが一番好き」と伝えよう一番大切なのは、差別された子にママが愛情表現をしてあげることです。「他の子には秘密だけれど、ママはあなたが一番好きなんだよ」と2人きりになって伝え、スキンシップをしたり、褒めたりしてみましょう。結局子どもはママが一番大好きですから、ママから愛されていれば自信が保てます。「家族は社会の縮図」と言いますが、社会へ出れば差別に合うこともあるでしょう。それでも自分を心から愛してくれる人が1人でもいれば、立ち直る勇気を持てることでしょう。ママも一つの社会経験として捉え、子どもを抱きしめてあげてくださいね。PHOTO/Fotolia
2018年09月05日結婚すると、ほぼ必ず出てくる問題が、「義両親との付き合い方」ですよね。ネット上を見ても、「どう付き合えばいいのかわからない」や「どうしても義両親を好きになれない」など、悩みを吐露するママたちの声が散見されます。なかでも気になるのは、義両親との旅行…。義両親との旅行は疲れてしまう…夫と子どもや友人たちとの旅行であれば、必要以上に気を遣うこともなく、楽しい時間を過ごせますが、義両親との旅行になると、そうはいかず…。義両親の好みを考えたり、自分の印象をよくするために、普段以上に明るく振舞ったり、服装を気にかけたりなど、気疲れポイントは多数あります。だからこそ、「義両親とは旅行に行きたくない」と感じてしまうママもいるようです。そこで気になるのが、“上手な断り方”。もしも、義両親から旅行に誘われたら、どう断るのがよいのでしょうか?ママたちの声を見てみると…。行きたくないなら、しっかりと断るべき?まず、もっとも無難だと思われる方法は、仕事を理由にすること。夫でも自分の仕事でも構わないので、「●日はどうしても仕事を休むことができないので…」と、断るというママの声がちらほら。たしかに、義両親も「仕事であれば仕方がないか」と諦めてくれそうですよね。他には、「自分の気持ちはしっかり伝える」という意見もあります。その場しのぎの嘘は相手にも伝わってしまうので、「お誘いはとても嬉しいのですが…」とお礼を伝えつつも、自分の考えを素直に話すのだとか。とはいえ、“行きたくなくてもできる限り行く”という声も散見されます。あまり好きではない義両親であっても、夫にとっては大切な親であり、自分にとっても家族なのだから、思い出を作るためにも旅行に行くそう。また、行く前はイヤな気持ちがあっても、実際に行ってみると楽しいなんてこともありますよね。苦手意識をもって義両親と接するよりも、一歩踏み込むことで良好な関係を築いているママも多そう。みなさんは、義両親から旅行に誘われたら、行きますか?行きませんか?(文・山手チカコ/考務店)
2018年04月04日お墓というとご先祖様が眠る場所…そんな、どこか遠いイメージがありませんか? でもいつかは自分も入る場所。自分はどのお墓に入るのか、夫は? 義両親は? 子供がいない場合は? わからないことだらけのお墓のキホンをおさえておきましょう。■誰がどのお墓に入るかはどうやって決める?誰がどのお墓に入るのかということを定める法律はなく、家族や親戚との話し合いで決めることになります。ただ慣習では、長男長女が先祖代々のお墓を承継者として受け継ぎます。お墓を承継すると、そのお墓に本人とその妻や長子も入ることができます。これまでは、長子以外の次男などは別のお墓を建てていましたが、最近では、お墓をひとつにまとめるケースも増えつつあります。つまり次男でも承継者の承諾を得て同じお墓に入れるということ。とくに子供がいない場合などはそのケースも多いようです。また、長子と結婚した女性の場合、嫁ぎ先のお墓に入ることが一般的とされてきましたが、最近では必ずしもそうしない夫婦も増えてきました。「夫と同じ墓はイヤ!」「義両親と同じ墓には入りたくない」 という場合は、夫婦のお墓を別に建てたり、自身の実家のお墓に入ったりということも可能です。■お墓っていくらぐらいするの?あらたにお墓を建て、維持するためには、いくらぐらいかかるのでしょうか?<お墓にかかるコスト>・墓地の永代使用料(霊園や寺院などに支払う土地利用料)・墓石代とその工事費・維持管理費お墓の値段は、一般的には「永代使用料+墓石で100万円~200万円ぐらい」が多いそう。ただし墓石の値段や立地、区画の広さなどで大きく異なります。永代使用料は安い場合で約30万円、都心の霊園では400万円以上というものも。維持費はお墓の管理費や掃除代などとしての設定が多く、公営や民営の霊園、寺院などによって含まれるサービスや料金はさまざまです。ある地方では、公営霊園の場合は掃除なしで年間維持費が1,000~1万円、民間霊園では掃除代を含めて年間3~4万円とか。また、寺院の場合は、お墓の管理維持費としてではなく、だん家としての会費を支払う形が一般的。寄付やお布施などをあわせると、総額としては公営や民営より高額になるパターンも多いようです。 ■子供がいない場合はどうなるの?子供のいない夫婦や独身の人など、将来お墓を供養してくれる人がいない場合は、「永代供養墓」や「共同墓」という方法があります。「永代供養墓」は、生前にお墓に入る人が費用を前払いすることで、お寺や霊園などが永代に渡り管理してくれるお墓のこと。「共同墓」は、親族以外の他の人と同じお墓に入って供養・管理していくものです。料金などは永代供養墓と同様のケースが多いようです。お墓トラブルで多いのは、維持費を支払っていた人が亡くなり、承継者である子供がいなくなってしまった場合に滞納してしまう…というケース。滞納が続くと撤去のおそれだけでなく、膨らんだ滞納金を親族が請求されてしまうことも。「お墓の維持費を誰が負担するか」は十分に話し合っておくことが重要です。元気なうちは想像もできないことですが、いつかは考える必要が出てくるお墓問題。自分がどのお墓に入りたいのかを実現させるためには、家族で一度ゆっくり話し合うことが大事です。また自分の希望をかなえるために、生前にお墓を用意する、遺言に書き記すといった用意も必要となってきます。自分はどこで永眠したいのかということを、一度ゆっくり考えてみてはいかがでしょうか。
2016年11月15日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「義両親と別居したい」という、ポポさん(36歳・パート)に、心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんからアドバイスをいただきました。■ポポさんのお悩み義両親と同居して3年。すぐにでも別居したいです。最初の2年は義両親が住んでいるところに居候させてもらっていたということもあり、なにか不満があってもやり過ごしていました。結構いい嫁を演じていたと思います。義両親は本当に良い人達です。わたしたち夫婦のためにありとあらゆる事をしてくれます。でもプライベートがないし、余計なお世話が多いです。 主人は長男ですし、義両親との同居もうまくいっていたので戸建てを買うことにしました。当初は二世帯の予定でしたが、金銭面で完全同居になりました。今までもやってこれたし、私も適当な性格なため、なんとかやっていけるだろうと思っていました。でも、念願だった私達の家ができてからは、義両親と同居してるのが嫌で嫌でたまりません。せっかく私達で購入した家なのに、家に長くいるのは義両親…。少しは援助してもらったけれど、ほとんど主人のお金です。今までとはスタンスが違うせいか、なんだかプライベートを占領された気分になり、何をしてもらっても感謝できずにいます。喧嘩も1度しました。住んで1ヶ月なのに別居もどうなのか、根性が足りないのではないか、と考え別居はやめました。だって悪いのは私なのです。義両親はいろいろ世話を焼いてくれているのですが、本当は主人と2人で暮らしたい。いちいち義両親を気にする暮らしはもうやめたい。別居をすればストレスもなくなり子供を授かることができるかもしれない。もう高齢出産の年齢のため、早く子どもが欲しいのですが、毎月生理が来るたびに義両親のせいにしたくなります。主人は優しい人なので、親に強く言えません。しかも悪い人たちじゃないし、もうすぐ義理父は70歳。まだ働いてるけど、追い出すにはかわいそうで…。私が我慢すればいいのもわかってますが、ホルモンのバランスが悪く我慢できない時も多いです。 好き嫌いの多い義母の料理も嫌です。同じことを何十回も話す義父の相手も疲れました…。ちょっとした言い回しにも腹が立ちます。妊娠したいんです。親に孫を見せたいです。親にも心置きなく家に遊びに来てほしいです。なんとか、なんとか早く別居したいです。 ■心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんよりポポさんこんにちは心屋塾認定講師の坂崎ひでこです。相手が悪人や意地悪な人なら、ののしることも悪口を言うこともさほど罪悪感なくできるけれど、なまじいい人だと、やっかいですよね。ところで、義両親が「本当にいい人たち」と書いてありますが、ほんとにいい人たちですか?・息子である、ご主人のお金で建てた家に、図々しく遠慮なくいる。・余計なお世話が多くて(つまり、口出しも多いのだろうなあと想像できる)・好き嫌いが多くてめんどくさい義理母・同じ話を何十回も繰り返すわずらわしい義理父おそらく、これらはほんの一例。もっとイライラすることはあるのでしょう。ポポさんがおっしゃるほどの「いい人」には思えません。不満を抱くのは当たり前だと思います。ほかにも、バシっと言ってくれない、親に優しいご主人。味方は一人もいない、しかも、プライベートは義両親に占領されている…という状況。それに加えて、「だって悪いのは私なのです」と、ポポさんまでが義両親の味方をして、自分を責めていらっしゃる。どうでしょうか?ご自身もおっしゃっています、「いい嫁を演じてきた」と。このまま演じ続けますか?いい嫁を演じ続けて、嫌われないように我慢して、我慢のしすぎで体調を崩し、妊活もうまくいかず、気がついたときは妊娠可能年齢をとっくに超えてしまう…。親も友達も家に呼べず、家に自分の居場所はない。それにひきかえ、義両親は、老いて、もっと、わがまま放題、お金もほとんど出さず。もしもそうなったら、さらに恨みが増すでしょう。そして、ますます義両親を嫌いになり、「いい人たち」を嫌う自分を許せなくなりそうです。そのうち、夫ともギクシャク。そうなるまで、いい嫁を演じ続けますか? それとも、今、嫌われる覚悟で悪い嫁になりますか? 「言いたいことを言う」に挑戦しますか? 私は、元夫を大事にしていたつもりでした。でも、それは、「自分がどう思われるか」を気にして「いい嫁」を演じていた状態でした。我慢しているという自覚さえなく、言いたいことを我慢して、相手を優先して「嫌」を言わずに…。そして、うつになって15年間ほぼ寝たきり、結婚は破たんしました。だから、「言いたいことを言う」のが、恐怖なのもわかります。「嫌われる覚悟」が、難しいのもよくわかります。でも、せめて、「自分が悪い」と言うのはやめましょう。言いたいことが言えない、いい嫁を演じる自分を、せめて「ああ、私よくがんばってきたなあ」とねぎらってください。そして、独り言でいいから「うるさーーーーい。いちいち口出しするなーー」「出てけーー。ここは、私の家だーー」「私のなわばりに入ってくるなーーー」そうやって怒ってみてください。ポポさんは、きっと小さいころから、文句を言わずにがんばってきたのでしょう。そんな人は、怒る練習、文句を言う練習だと思ってやってみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年08月09日話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は「義両親を許す気になれない」という、ももんがさん(37歳・パート)へ心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんからアドバイスをいただきました。■ももんがさんのお悩み私には3歳の娘がおり、主人の両親と同居しています。悩みは義両親との関係についてです。色々なことが積もり積もって、今では顔もみたくないほど嫌いな存在になってしまいました。 でも、主人は自営業の長男ということもあり、別居はできない、と言います。それならと、私は娘をつれて実家に帰ったこともあります。でも、主人の考えは変わらず、結局私がまた戻ってきました。 毎日、義両親の足音、声に敏感に反応し、なるべく会わないように避ける生活です。精神的にも疲れてしまいます。 なんとか義両親と仲良くできないかと、心理学の本や心屋さんの本も読みましたが、どうしても、ピンとこないし、義両親を許す気になれないのです。「私は悪くない!」という気持ちが、押さえきれません。 でも、私はなんとかこの家で、穏やかに暮らしていきたいのです。どうすれば、義両親を許すことができるでしょうか?■心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんよりこんにちは。早く許さないと自分がこの家に住めなくなる等、損得勘定を横に置いて考えた場合、義両親のことを許したいですか? もし純粋に仲良くしたい、許したいと思っておられるなら、その気持ちに素直になるだけであとは時間が何とかしてくれると思います。ところがご相談から、ももんがさんにとっては許すよりも大切なことが他にあるのでは?と感じましたのでその方向でお話させていただきますね。まず結論から言うと、義両親のことは今すぐ努力して許さなくてもよいでしょう。許せない状態は心が苦しいですよね。ですが今は「許す」「許さない」ということから少し離れてみましょう。いま目の前で起こっている問題について、義両親は全く関係ないとしたら? 少し視点を広げて、あなたの心のカラクリを見つめてみると本当にあなたが必要としていることが見えてきます。ももんがさんは過去に義両親に何かいやな気持ちになるようなことをされたと感じ、今でも腹を立てているし、許せないと思っています。またそんな自分を責める気持ちもあるのかもしれません。ですが、まずその腹が立っていたり許せない気持ちを思いきり認めてあげてください。それを何とかしようとするのではなく、ただそう感じている自分がいる。それだけです。また、頭では『感謝しなければいけない』と分かっているのに心がついて行かないですよね。そこは無理に感謝しなくていいのです。感謝「したい」ではなく、しなければという「べき」はあなたの心を苦しめ、ますます頭と心がバラバラになってしまいます。本音はいつも「心」が教えてくれます。そちらに耳を傾けてみてください。さて、許してしまうと、どんな嫌なことが待っているでしょうか。 たとえば、まだ傷ついている心が収まらないまま相手を受け入れなければならなかったり、負担が増えそうな気がしますね。つまり、今のあなたにとって「許す」=ガマンが増える。になっているかもしれません。 ガマンするということは相手に粗末に扱われるのを受け入れる行為で、ますます自分を犠牲にしてしまいそうです。いかがでしょうか。ここで視点を広げてみます。今は義両親のことが許せないのだけれど、もともとあなたは被害者意識を感じやすかったかもしれません。それがいま目の前にいる義理のご両親など目の前の人たちを通して「私は大切にされないみじめなヤツ」「どうせ誰も私の気持ちを分かってくれない」「やっぱりガマンしないといけない」と思いたい自分がいるかもしれないということです。なぜなら自分はこういう人だ(セルフイメージ)と思い込んでいるからです。一度その視点でご家族をぐるりと見まわしてみてください。自分のセルフイメージや心の前提がいまの現実を創っているとはこういうことで、実は知らないうちに他人に粗末に扱われるよう自分で仕組んでいるかもしれないということです。それは自分が自分を粗末に扱ってきたから。何か嫌なことをされて言い返せなかったり、相手の立場を優先しすぎて自分がガマンを重ねたり。また、傷ついているのに「今のままでは自分はダメだ、もっとしっかりしなきゃ。頑張らなきゃ」など、できない自分、弱い自分にまだまだむち打って嫌ってしまったり。心当たりはありませんか?これからは弱い自分のことも、誰かを許せない心の狭い自分のことも、あなた自身がまず優しく受け止めてあげる練習をしてみてください。そして嫌なことを伝えたり、言い返したりしてもいいのです。もしかしたら義両親はあなたが嫌な気持ちになったことすら知らないだけかもしれません。嫌な気持ちをガマンして飲み込むことは、あなたがあなたを傷つけてしまいます。いま起こっている現実を使って、あなたが自分と仲直りするチャンスです。子育てに、嫁業、妻業もがんばっているあなた自身をねぎらいつつ、たくさんわがままを言わせてあげてください。最後に、この魔法の言葉をプレゼントします。「心が狭くてダメな私だけど、どうせ愛されてるし」「本音を言ってもいい」「もうガマンをやめてもいい」「愛されている」のは義両親やご家族を超えたもっともっともっと広い大きな範囲だと想像しながらこの言葉を口にしてみてくださいね。どうか心穏やかな日々が訪れますように。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年05月17日