2021年1月現在も、新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威をふるっています。日本では感染者数の急増を受け、一部地域を対象とした緊急事態宣言を発令。また、飛沫感染対策を意識するよう政府は呼びかけています。要潤、コロナ禍での『悩み』を告白感染拡大を防ぐには、対面での会話や食事を避けたり、マスクなどを着用したりといった対策が重要です。しかし、マスクを着けると顔の半分が隠れてしまうため、テレビ番組や舞台では透明のフェイスシールドやマウスガードが代用されています。同月22日、俳優の要潤さんがTwitterにある悩みについて投稿。コロナ禍で、要さんは気になっていることがあるといいます。アゴ長い人用のフェイスシールド作ってもらえないかなぁ…— 要潤 (@kanamescafe) January 22, 2021 『アゴの長いイケメン』として知られる、要さん。これまでも「アゴだけ日焼けしたかも」などと、顔の特徴をネタにしていました。面長の要さんは、市販されているフェイスシールドを着けると口元まで覆いきれないのでしょう。確かに、感染対策という点では深刻な問題といえます…。要さんならではの悩みに、多くの人からコメントが寄せられました。・要さん、自分で積極的にネタにするの強すぎるし好感度爆上げ。・めちゃくちゃ笑った。要さんのこういうところが大好き。・要さんって、こんなにキレのあるツイートする人だったんだ!?一気に好きになったわ。また、面長の人からは共感する声も。同じような悩みを持っている人は少なくないのかもしれません。要さんや全国にいる面長の人たちの切実な悩みを知り、今後、長めのフェイスシールドが発売されることを祈るばかりです。[文・構成/grape編集部]
2021年01月23日A型男子はデリカシーのない女性の行動に大きな不快感を覚えます。具体的にはどんな行動や言葉に、A型男性はカチンと来たり、がっかり感を持ってしまうのでしょうか。悲惨な結果を避けるためには、相手を思いやる心が大事です。部屋の物に勝手に触れるのはNG個人差は当然ですが、A型男子は基本的にとても几帳面で綺麗好きです。部屋は常にピカピカ、物は丁寧に整理整頓されている事が多いです。A型男子のお宅に遊びに行った時は、むやみに部屋の物に触れてはいけません。本人が最もベストな状態に整理整頓しているわけですし、そもそも勝手に私物を取り出してまじまじと見るのは、失礼な事です。特に本棚やファッションアイテムを無断で取り出して観察するのは絶対にNGです。他にも大事そうに飾っているポスターやフィギュアなども触れるは厳禁。どうしても気になる時は必ず男性のOKをもらってからにしましょう。プライベートな質問を連発されたくないA型男子はプライバシーを大切に考えており、まだ知り合って間もない相手には、あまり個人的な話をしません。いわゆる恋人の関係だったとしても、プライベートな話題はあまり自分から話さない事がほとんどです。女性としては、素敵な彼氏にはなんでも聞きたい、知りたいと思うのがある意味で自然です。ただ付き合いが浅いA型男子に対して、プライベートな質問をいきなり連発するのは厳禁です。土足でプライバシーに触れてくるデリカシーのない女性という見方をされかねません。A型男子の人生観や家族構成、学歴や趣味などが気になっても突然質問するのではなく、十分に信頼関係を築いてから徐々に聞いていくのがベストです。A型男子は真面目で悪口は大嫌いA型男子は真面目で実直な性格をした方が大多数です。誰に対しても誠実に平等にコミュニケーションを交わしたい、そういった本質的な考え方を持っています。A型男子の前で、むやみに友達や上司の悪口を言ったり、仕事の愚痴をこぼすのはNGです。真面目な性格のA型男子からすると、むやみに人の批判をしたり、開口一番文句ばかりを言う女性は、とても不真面目に見えてしまうためです。A型男子は生産性のある前向きな話題が好み。雑学や面白い体験談なとをメインの話題にした方が、A型男子の好感は得やすいでしょう。A型男子を幻滅させないためにA型男子は良いも悪いも非常に真面目で綺麗好きな人が多いです。おふざけや女性校のノリが通じない可能性大。勝手に私物に触れたり、ずけずけとプライベートな質問を連発するのは避けたいところです。また他人の悪口や仕事の愚痴ばかりを零していると、不真面目な女性だと見られる可能性も。話す話題には気を付けましょう。
2021年01月12日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「子供・若者白書」です。自己肯定感の低い若者たち。長所を伸ばせる社会に。内閣府が毎年国会に提出している「子供・若者白書」。2019年に発表された「日本の若者意識の現状~国際比較からみえてくるもの~」が話題になりました。これは‘18年の冬に7か国の13~29歳の男女を対象に行われた調査で、国際競争力や結婚観、自ら切り拓く力など、日本の国力に関わる若者の実態を知ることが目的で行われました。この結果、日本の若者は他国の若者と比べて、自己肯定感が低い傾向にあることがわかりました。「自分自身に満足しているか」という問いに対して、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」を含め、イエスと答えた若者は、日本は5割に届きません。ところがアメリカは「そう思う」が57.9%。肯定的回答を合わせると、欧米諸国はほぼ8割を超えています。「自分に長所があると感じているか」という問いには、「そう思う」と断言する日本の若者はわずか16.3%。他の6か国は日本の倍近く、さらにそれ以上の高い割合で「そう思う」と答えています。日本の若者の自己肯定感の低さは、自分は役に立たないと感じる「自己有用感」の低さが関わっているようだと内閣府は分析しています。一方で、家族に大切にされていると感じる若者は多く、海外留学や海外居住を求める割合は低い。堅実で謙虚な優しい日本の若者像が浮かび上がりました。なかでも気になったのは、「よく嘘をつくか」という問いに7割の若者が、つかないと答えている一方で、「人は信用できないと思う」という設問に肯定的回答をした割合が5割以上。これは、政府のモリカケ問題や桜を見る会の問題、ブラック企業やいじめを隠蔽しようとする学校など、社会に対する不信感の表れなのではないかと思います。「うまくいくかわからないことに意欲的に取り組むか」という設問にはイエスとノーの回答がほぼ半々でした。成功体験の有無が影響しているのかもしれません。1月11日は成人の日。若者たちがそれぞれの特性に応じて活躍できる環境を、社会として作るべきではないでしょうか。若者のみなさんには、とるに足らない人間なんていないのだから、好きなことを追求して長所を伸ばしていってほしいと思います。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が昨年公開された。※『anan』2020年1月13日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年01月09日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「脱ハンコ」です。無駄な手続きを省くのが目的。押印否定ではない。菅政権になり、書類に押印をする手続きを簡略化しようと「脱ハンコ」の動きが官民で急速に進んでいます。コロナ禍のなか、テレワークが推奨されながらも、経理部門などでは、押印のためにわざわざ出社しなければいけないというような事態になっていたことも、改革の後押しとなりました。ただ、河野太郎行政改革大臣も話していましたが、政府はすべての押印をなくそうとしているわけではありません。印鑑証明や銀行印、契約書の押印などは残ります。そもそもハンコの問題ではなく、書類申請や申し込みなど、責任を分散させるために何人もの承認印を押させるなど、煩雑だった手続きを見直すことから始まりました。契約書の押印も、実は民法上では必須ではありません。口約束でも証明さえできれば契約は成立します。ただ、たとえば裁判になったとき、「自分で判を押した」ということが本人の承認意志の有無の証明になるため、押印を求められることが常になっているのです。インターネットの登場とともに電子取引が増え、2001年には電子署名法が施行されました。しかし、電子認証の申請手続きのハードルが高く、なかなか利用されませんでした。その後、テクノロジーが発達し、民間企業の方で電子署名の仕組みが進み、2017年以降、電子契約サービス市場は急速に伸びています。2018年に約37億円程度だったのが2023年には198億円になる見込みです。コロナ禍で契約者数が増え、電子契約サービスを導入している日本の法人数は300万社前後にのぼりました。Eメールの登場で、逆に、手書きの文書が特別なものになったように、今後、印を押す行為は文化として継承されていくのではないかと思います。脱ハンコは菅政権の行政改革の「1丁目1番地」。デジタル化の一つとして進められました。安倍政権のころから提案されていた事案。代替サービスもありますし、押印の必要性は法的根拠もなく、なんとなく皆が続けていた古い産業形態だったので、おそらく誰も反対はしない。ここにメスを入れるのは、菅総理にとって、手柄を立てるのにもってこいのテーマだったんです。堀潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年12月23日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年12月24日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「大阪都構想」です。大阪をきっかけに、都市のあり方の再検討が進めば。11月1日、大阪都構想についての住民投票が行われ、反対多数で否決されました。大阪都構想とは、大阪府が「都」になることではありません。大阪市を廃止して、4つの特別区として再編。東京23区のように地域ごとに行政区を割って、地域特性を生かし細やかな地域サービスを実現。広域的な行政は大阪府が行うという提案でした。これまで大阪府も大阪市も同じように権限を持ち、財源もあるため、「二重行政」となって税金の無駄遣いになっていると問題視されていました。たとえば、大阪府で高層商業ビルを建てたのに、同じようなビルを大阪市でも建てたり。あるいは、府がやろうとすることに市が反対し、プロジェクトが進まないというような事例も重なり、大阪の産業の衰退を招いたといわれてきました。それを解消しようと当時、府知事だった橋下徹さんと松井一郎さん(現在の大阪市長)が中心となり、2010年に「大阪維新の会」が立ち上がり、大阪都構想を掲げたのです。2015年に住民投票をしましたが否決。今年2度目の住民投票も再否決され、廃案になりました。大阪維新の会は新自由主義的な政党なので、競争させて無駄は省くという考え方。コストカットの側面から、行政サービスが悪くなるんじゃないか、というのが反対派の見立てでした。廃案になったものの、菅総理は「大都市制度の議論に一石を投じた」と提案については一定の評価を示しました。実際、平成の大合併により、多くの市町村の再編が行われ、同じ市のなかでも中心部は潤うが山間部は廃れるといった格差も生まれてしまいました。逆に、合併を選ばなかった村が地域特性を生かして発展していったケースも。社会的ニーズが多様化し、生活環境が変化に富むいま、暮らしや財政の基盤となる行政はもう少しミニマムにしていったほうが、隅々にまで目が届くのではないかと思います。松井市長は、その後、大阪市を残したまま区の権限を強くする8つの「総合区」を設置する条例案を来年2月に市議会に提案すると表明。大阪に限らず、これを機に地方行政のあり方を再検討する動きが進むことを望みます。堀潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年12月9日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年12月08日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「新疆ウイグル問題」です。企業のSDGsの意識を強めるきっかけになった。中国の新疆ウイグル自治区では、中国政府がウイグル族の人々を弾圧したり、100万人以上を収容所で強制労働させているなど、非人道的な行為が長年、世界的に問題になっていました。ウイグル族はイスラム教を信仰しており、中国共産党は実質的に宗教の自由を認めていません。特定の宗教は弾圧し、言葉や文化も漢民族への同化政策をとっています。そのことに反発し、一部のイスラム原理主義への回帰思想の人たちがテロを起こすようになり、中国共産党はそれらの過激派をテロ組織と認定し、取り締まりを強化するという悪循環も生まれているのです。今年、新疆ウイグル問題がさらに注目を浴びたのは、3月にオーストラリアの政府系シンクタンクが、世界の82社のサプライチェーン(部品や原材料の調達から製造、販売、消費までの一連の流れ)に、ウイグル族の強制労働が含まれていると発表したからです。そのなかにはアパレル、自動車、電化製品、携帯端末、ITなどの世界の有名多国籍企業や日本の企業も数多く含まれていました。これまでは人権や環境に配慮していると宣言していた企業でも、ウイグルの人たちから搾取するような強制労働に加担していることが明らかになり、各社対応に追われました。いまやESG投資が広まっており、人権や環境に感度が高い企業が投資の対象になり、それらに問題を抱えているとただちに企業価値を損ねます。しかし、サプライチェーンは多岐にわたっているため、メーカー側にしてみれば、まさか自分たちの会社が!と寝耳に水の出来事でもあったのです。トランプ政権は6月にウイグル人権法案を施行。ウイグル族弾圧に関与していることがわかった中国当局の担当者に、制裁を科せるようにする法律です。9月にはウイグル自治区で生産されている綿製品の輸入の禁止を宣言し、対中政策を強化しました。もしかしたら、私たちが普段着ている服や使っているスマホが、ウイグルの人々の強制労働につながっているかもしれません。そういう想像力を欠かさないようにしたいですね。こういう動きをきっかけに、SDGsの取り組みが世界的に進むことを願います。堀潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年11月25日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年11月19日俳優の要潤さんが2020年11月18日、自身のTwitterを更新。街で見かけた、親子を救ったヒーローを讃えました。要潤「すこし泣けた」要さんは、自転車に子供を乗せている母親が横断歩道の縁石につまづいたところを目撃したといいます。「そのまま倒れたら大惨事…」と思っているとスケートボード(以下、スケボー)を手に持って歩いていた男性が…。子供を乗せたママの自転車が横断歩道の縁石に躓きあわや倒れかけた時、スケボーを持った歩行中のお兄さんがすかさずスケボーに乗りいち早く手を貸してあげた姿にすこし泣けた。若者よ、見ていたぞ、あの子供は。助けてくれた君の勇姿を。— 要潤 (@kanamescafe) November 18, 2020 男性は、颯爽と手に持っていたスケボーに乗って、倒れそうになった母親に手を貸してあげたのです。その姿を見た要さんは「若者よ、見ていたぞ、あの子供は。助けてくれた君の勇姿を」とコメント。また「少し泣けた」と男性の行動に感動したことを明かしました。投稿には、男性への称賛の声が寄せられています。・ヒーローですね!若者も捨てたもんじゃないです。・子供を自転車に乗せているとバランスを崩しやすいからね。・情景が浮かびます!かっこいいお兄さん。親子は、男性のおかげで大きなケガを免れたことでしょう。危険な場面に出くわしたり、困っている人を見つけたりしたら男性のように、すかさず手を貸せるようにしたいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年11月19日お笑いトリオ『ネプチューン』の名倉潤さんが、2020年11月4日にInstagramを更新。52歳の誕生日を迎えたことを明かしました。名倉潤「本当に楽しく幸せな時間でした」同日、京都で大切な友人や家族に囲まれて、誕生日を祝ってもらったという名倉さん。今日で52歳になりました今年も京都にて大好きな家族のような友人家族たちに囲まれ誕生日をしてもらいました本当に楽しく幸せな時間でした感謝ですnagrat1968ーより引用「本当に楽しく幸せな時間でした」と感想をつづり、妻でありタレントの渡辺満里奈さんとのツーショット写真を公開しました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る Jun Nagura(@nagrat1968)がシェアした投稿 - 2020年11月月3日午後4時13分PSTぴったりと身体を寄せ合って、笑顔を浮かべる2人の姿からは、幸せな様子が伝わってきますね。名倉さんは、『#東京にいるスタッフ友人メッセージやプレゼントありがとうございます』『#応援してくれてる皆様にも感謝です』とハッシュタグで、周囲の人への感謝の言葉もつづりました。また、妻の渡辺さんもInstagramで夫と京都を観光する様子を公開しています。 この投稿をInstagramで見る 渡辺満里奈 marina watanabe(@funnyfacefunny)がシェアした投稿 - 2020年11月月4日午後7時16分PST夫の誕生日もお祝いしてもらったり、子どもたちもたくさんの経験ができで感謝しかない同じ空間にいることの大切さを噛み締めて。funnyfacefunnyーより引用それぞれの投稿に対し、ネット上では祝福のコメントが寄せられています。・お誕生日おめでとうございます!素敵な1年になりますように。・素敵なツーショット写真ですね。仲のよさが伝わってきます。・夫婦そろっての幸せそうな笑顔を見て、こちらまで嬉しくなりました。名倉さん夫婦の仲睦まじい姿は、多くの人の心を和ませました。[文・構成/grape編集部]
2020年11月05日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「小選挙区制」です。時局により、すぐ体制が変わりやすい選挙制度。安倍前総理の退陣により発足した菅内閣の任期は2021年の9月末までです。支持率の高いうちに衆議院を解散、総選挙を行って、盤石な体制を整えようという声も自民党内から強く上がっています。いま衆議院選挙で取り入れているのは小選挙区比例代表並立制。小選挙区制では、1つの選挙区から1人を選出します。この場合、与党かそれ以外か、ほぼ一騎討ちになるため、時の風によって体制が一気にひっくり返りやすい。民主党政権も、原発や消費税問題で対応を間違い、あっという間に政権が自民党に戻ってしまいました。小選挙区制では少数派の意見を拾いにくいという問題もあります。実は1993年までは中選挙区制でした。同じ選挙区内から3~5人を選べたので、多様な議員を国会に送ることができたのです。ただ、選挙区が広いと選挙運動に金がかかり、地元の有力者や代々政治家家系の候補者が有利になり、汚職も広がりやすい。それを改善しようと小選挙区制になりました。選挙で「支持する候補者はいるが、所属する政党は支持していない。どうしたらいい」という悩みをよく聞きます。僕は、小選挙区制では政治家個人の資質を見て選び、比例代表制の政党は、普段から自分の考え方に近い政党に投票するようにしています。ただ、比例代表制も、党の判断で名簿上位に並んだ候補者が私たちが選んだわけではないのに当選し、その後、汚職にまみれていく問題などが起きています。自民党の青年局が73歳定年制を打ち出したときには、党内でも相当の抵抗がありました。73歳を越えた候補者が比例代表の名簿の上位におり、本当にこの人たちは必要かと切り込んだのです。国民にとっていい政策を実現するには、与党と野党が緊張関係を持ち、多様な意見が飛び交い、慎重に議論できるようにしておくことが必須です。現在、女性議員や女性閣僚の比率はOECD加盟国でも日本は最低レベル。時代にマッチした、新しい感覚を持った議員が活躍できる国会や政府であってほしいですね。そのためにこの選挙制度は最適なのか、あらためてチェックする必要があるのかもしれません。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年11月4日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年11月03日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「菅内閣誕生」です。なぜ改革が必要か、目的と理由の情報公開も求む。安倍総理が病気を理由に退陣。9月16日、自民党の菅義偉総裁が、第99代内閣総理大臣に指名され、菅内閣が発足しました。就任の記者会見ではデジタル化強化のために新しくデジタル庁を創設することや、少子化対策として不妊治療の保険適用を実施したいと発言しました。安倍政権の流れを汲み、継承していくのは安全保障政策や自衛隊のあり方、憲法改正など。菅さんは外交経験は少ないため、ロシアのプーチン大統領など、前総理がこれまでに積み上げてきた信頼関係を生かし、体調が回復し次第、安倍さんが外交特使として派遣されるのではないかと注目が集まっています。特にいまは、アメリカと中国が牽制し合っている最中なので、前任者に託すというのは、いい対策なのではないかと思います。一方、内政に関して菅内閣は、積極的に改革を行おうとしています。安倍さんとの大きな違いは、菅さんは世襲政治家ではなく無派閥ということ。会見でも「行政の縦割り、既得権益、悪しき前例主義を打ち破り、規制改革を全力で進める」と断言していました。前政権では、成長戦略が道半ばで終わってしまったので、これからは民間の参入を積極的に打ち出すことになりそうです。政府内でもベンチャー企業が活躍できるかもしれないという期待は、企業家の間に高まっています。また、官邸人事は強化されるでしょう。内閣の方針に沿う人は重用するけれど、抵抗する人は容赦なく切るという傾向は今後も続きそうです。9月には「日本学術会議」が推薦した候補者のうち6名の任命を見送りました。その理由が不明だという声が上がりましたが、明確な説明はなされていません。パンケーキ好きなど、柔らかいイメージのメディアプロパガンダも効いて、就任時には74%と高い支持率を集めました。しかし、改革により、特定の産業や企業、一部の富裕層や企業家にのみ利益がもたらされ、弱者が切り捨てられることになってはいけません。「誰にとっての改革なのか」ということは見失わないでほしいと思います。また、なぜ改革が必要なのか、目的と理由に関するしっかりとした情報公開はぜひ求めたいところです。ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年10月28日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年10月21日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「政府事業の民間委託」です。問題点は行政側に。新規民間の参入と育成が課題です。新型コロナウイルス対策の「持続化給付金」の支給において、経済産業省がサービスデザイン推進協議会に事業委託。そのほとんどを電通に再委託していたことが発覚し、中抜き疑惑が湧き起こり問題になりました。こういう大きな行政事業は、お金の管理、宣伝文句やデザイン、業者への発注など、仕事が多岐にわたります。しかも迅速に実行しなければいけないとなると、ノウハウを持ち安心して任せられるのは大手広告代理店しかないというのも事実です。東日本大震災で、計画停電を急にしなければいけなくなったときも広告代理店がいろいろなプロジェクトを組んで進めていました。前述の問題の決定的なミスは、説明がきちんとなされなかったことでしょう。不透明な関係で、本当は発注に偏りがあるのに、あたかも公平にやっているかのように見せかけた手法が問題。最初から、こういった大事業を頼める業者は限られていることを正直に公表すればよかったのだと思います。ただ、発注先が限られるということは、市場競争が起こらないため、価格が適正なのかどうかも判断がつきません。この状況を変えるためには、日頃から、様々な業界が行政事業に参入しやすくすることではないでしょうか。アメリカではオバマ政権以降、「オープンガバメント政策」を打ち出しており、政府の透明性、国民参加、官民協業を謳っています。地方行政では福岡市がITやデジタル技術を積極的に使った、新たな行政サービスを次々と打ち出しています。交通では配車サービスの「Uber」のライドシェアをいちはやく実験的にスタート。ベンチャー企業の誘致も進め、育成に力を入れてきました。LINEやYahoo!などのテック系、デジタル系新興企業と連携してプロジェクトを動かすなどしており、他県から視察も多く来ているようです。大手広告代理店が悪いという話ではなく、政府はきちんと情報公開をして、民間参入者を増やし、新たな産業を起こしたり企業育成をすること。本当の意味での効率を高めて、先鋭的、前衛的な新陳代謝のいい国になる必要があるのではないかと僕は思います。ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年10月14日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年10月12日2020年9月27日、俳優の竹内結子さんが自宅で亡くなったことが分かりました。華やかな美貌と演技力の高さで、数多くの作品に出演していた俳優の突然の訃報は、世間に衝撃を与えています。要潤が「自己肯定感を高めましょう」と呼びかけ同日、俳優の要潤さんがTwitterを更新。「自己肯定感を高めましょう」と周囲に呼びかけました。自己肯定感を高めましょう。自分だけの価値、周りからの必要性を感じる。今はぼんやりとしか見えないかもしれませんが、その輪郭を捉えられるだけで充分です。すでに自分の価値がそこにあります。大丈夫、今僕ともこうして繋がってる瞬間があります。— 要潤 (@kanamescafe) September 27, 2020 要さんは、自分の価値をぼんやりとでもとらえられるだけで十分だとし、「大丈夫、今僕ともこうしてつながっている瞬間があります」と訴えかけます。さらに、次のような投稿をしました。地位や名誉が無くても、お金が無くても、身体一つあれば何者にでもなれる。自己破産や、犯罪歴が例えあったとしても、そこから這い上がることだって可能である。今は暗黒の中でも必ず目線を上げれば光があります。それは歴史が証明しています。— 要潤 (@kanamescafe) September 27, 2020 2020年は、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の流行や、芸能人の訃報といった暗いニュースが相次ぎ、心が晴れない日々が続く人もいるでしょう。要さんは、不安になりやすい時を過ごす人々に向けて、前を向けば必ず光があることを伝えたのです。【ネットの声】・要さん、前向きなメッセージをありがとうございます。救われる人がたくさんいると思います。・涙が出て、気持ちがすうっと軽くなりました。自分のペースで、ゆっくり生きていきたいです。・自己肯定感を持つことは本当に大切です。暗いニュースが続く今こそ、明るさを忘れないようにします。コロナウイルスのまん延により、私たちの生活は一変しました。先の見えない状況に不安や悩みを抱く一方で、他者との交流が減り、知らず知らずのうちにストレスをためこんでしまうことも。自分の大切にしている人やものを改めて振り返り、周囲の人と想いを伝え合う時間を作っていきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年09月28日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「日本の防衛」です。攻撃力を高めるより外交、経済政策でリスク回避を。日本の防衛における今年の大きなトピックは、河野防衛大臣が陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の秋田・山口への配備を撤回したことでしょう。撤回の理由は、想定されていた安全が確保できないこと。改修に費用がかかりすぎることなどでした。イージス・アショアは、飛んできたミサイルを撃ち落とすシステムです。いま計画を撤廃することで、防衛のためには敵基地に攻撃する能力のあるミサイルシステムが必要なんじゃないかと、話は思わぬほうに進んでいます。そうなると新しい兵器を買わなくてはいけませんし、攻撃能力を持てば、当然攻撃されるリスクも高まります。こうして、際限なく防衛力の拡張にひきずりこまれてしまうことを「安全保障のジレンマ」といいます。2020年度の防衛予算は5兆3130億円と過去最大になりました。2010年くらいまでは5兆円程度でしたが、近年一気に跳ね上がっています。理由の一つは、アメリカが防衛費を見直したこと。自国の経済も疲弊しているアメリカは、日本や韓国から軍を撤退し、自分の身は自分で守ってくれという姿勢でいます。これを受け、これまで空母を持たなかった日本も、空母の機能を持たせるために護衛艦いずもを改修したり、母艦に離発着できるオスプレイを配備したり、宇宙やサイバー関連にも防衛費を投入しました。ただ、安全保障は、軍事力増強だけが方法ではありません。外交政策も大きな歯止めになります。経済的な結びつきを強め、相手国を攻撃すれば自分たちも不利益を被る、という関係を作っておくことはとても有効です。EUが誕生したのも同じ理由です。2つの世界大戦の反省を受け、経済的関係を強めることでEU圏内は戦争を回避してきました。日本も、TPPやRCEPなど、アジア太平洋地域で大きな貿易圏を作り、互いを攻撃しにくくする方法を構築しようとしています。いま新型コロナで、人もモノも行き来しづらくなり、自国第一主義に走りがちです。しかし、各国の連携が薄れれば、リスクも高まります。このなかでどういう防衛協調策があるのか、今後もウォッチしていきたいと思います。ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年9月30日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年09月23日大好きな彼氏であっても、なんだか言動が引っかかることってありますよね。嫌味ともとれるような言葉は、実は彼女に対する対抗心が原因かもしれません。彼氏の心理状態を把握して、対抗心からくるマウンティングの対処法を知っておきましょう。負けず嫌いの男性は多いもしも彼氏からチクチク嫌味を言われたら注意が必要です。彼女へ対抗した気持ちからくる、彼のマウンティングかもしれません。表面には出さないけれど、負けず嫌いの男性は大勢います。友達や同僚など身近な同性だけではなく、自分の彼女にもマウンティングをする男性は実は多いのです。自分よりも優れたところがあると気がついた時、男性は例え彼女であってもマウンティングを行おうとしてしまいます。彼氏と良好な関係をキープしたいなら、彼からのマウンティングをうまくかわすことが必要になってきます。間違っても一緒に対抗してはいけませんよ…!自分が常に上に立っていたいと思う男性の闘争本能を理解して、うまくてのひらで転がしてしまいましょう。彼氏の長所を思いきり褒める自分に対する自信を失うと、男性は途端にひがみっぽくなります。彼女に対する嫌味の中に「どうせ俺は」や「それに比べて俺は」と自分を比べるような言葉を混ぜてきたら、それは自分よりも彼女の方が優っている事実を受け入れられない気持ちからマウンティングを行なっている証拠です。なので彼が自分を下卑し始めたら、相手の長所を思いきり褒めてあげるようにしてみてください。ポイントは「そんなことないよ!私よりもすごいよ!」と自分と比べて褒めるのではなく、全くの別ジャンルで褒めることです。「この料理作るの本当にうまいよね」や「今日の服のセンスいい感じだね」など、なるべく彼女とは比べることができないジャンルで積極的に褒めてあげると、彼氏は自分に自信がつくようになります。また、褒めてくれる彼女への信頼度もアップするので、関係は良好に。「自分のことを理解してくれる大切な女性」として尊重するようにもなりますよ。ただし、あからさまなお世辞はNG。「俺のこと馬鹿にしてるのか」とプライドを傷つけられたように感じてますますひがみが強くなるので、褒める時は心から褒めれるポイントを探すようにしてくださいね。褒められた時は「彼氏のおかげ」とフォロー彼女の仕事が認められたり、他の男性からアプローチされているのを見て、彼氏が機嫌を悪くすることはカップルであればあるあるな話。彼女をそのまま誇りに思ってくれれば良いのに、男性は「俺じゃ釣り合わないのでは…」となぜか自分と彼女を比べて惨めな気持ちになってしまうのです。で、そのままどうにか勝てないかとマウンティングが始まってしまいます。なのでそんなシチュエーションがやってきた時は、すかさず彼氏のフォローに回るようにするのが彼女の対応としてはベスト。「あの時アドバイスしてくれたからかも!」や「他からモテてもあなたじゃないと意味ないよ」など、彼氏に具体的な言葉で説明することが大切です。自分の成功には彼氏の協力があったことや、彼氏が一番好きなことを伝えることで、彼のプライドはすぐに回復しますよ。重要なポイントは「彼氏のおかげ」と感謝の気持ちを表すこと。「それじゃあもっと魅力的な女性になるよう手伝ってあげよう」と彼氏は自分と彼女を同じフィールドに入れることをやめるようになります。男性は女性が思っているよりも意外と嫉妬深くて負けず嫌い。彼女に対するマウンティングが増えてきた時、そのまま勝てないと判断してしまうと、別れの選択をしてしまう場合もあります。彼氏のプライドを満足させて、彼氏彼女を比べること自体が間違いだとわからせることができれば、二人の関係は長く続けることができるでしょう。
2020年09月19日俳優の要潤と女優の奥菜恵が16日、都内で行われた国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(略称:SSFF&ASIA)2020」のオープニングセレモニーに登壇した。要と奥菜は、ARUHIアワード大賞受賞作品をショートフィルム化した『おたんじょうびおめでとう』に夫婦役で出演。要は「心温まる脚本。日常の些細な感情をより深く切り取った脚本で、読んだ時に『ああそうだよな』って。ちょっと見逃しがちだったなと思ってすごく感動しました」と作品の魅力を伝えた。奥菜は、夫役の要について「本当に安心感しかなかったです」と言い、「共演は何度かさせていただいていたんですけど、夫婦としての共演は初めてで、普段からマイペースで明るいし、優しいし、現場を和ませてくれる方なので、安心してリラックスして撮影に参加させていただきました」と要の人柄を伝えた。そして、要は「タイトルの通り、『誰の誕生日なんだろう?』とクエスチョンマークが出ると思いますが、意外な人・もののお誕生日で、最後までいろんな要素が入って、見飽きない作品になっているので、最後までご覧ください」とメッセージ。奥菜は「今コロナで大変な時期で、私自身も会いたい人に気軽に会えない。そういう中でこの作品を撮影しました。当たり前の日常の中にあるささやかな幸せのありがたみをものすごく感じる日々ですが、この作品を通しても、人とのつながりや温もりを、少しでも多くの方にお届けできたらなと思っています」と語った。22年目を迎える同映画祭は、米国アカデミー賞公認、日本発・アジア最大級の国際短編映画祭。毎年6月に開催をしていたが、今年はコロナ禍の影響で延期し、9月16日~27日に、東京4会場とオンライン会場にて開催する。世界112の国と地域から応募された作品の中から厳選された約150作品を配信。実際の会場での上映も含めると今年は約200本の上映を行う。オープニングセレモニーでは、同映画祭の代表を務める別所哲也、フェスティバルアンバサダーのLiLiCoがMCを担当した。
2020年09月16日テレワーク中の彼氏にLINEするのは一体いつがベストタイミングなのでしょうか?最適な時間を間違うと、痛恨の既読スルーに遭遇するかもしれません。送信タイミングを決める上で目安になるヒントはあるのでしょうか?お昼の休憩時間を意識するいわゆる普通のサラリーマン男性の場合、テレワーク中でも基本的に働く時間帯は同じです。出社勤務中とテレワーク中でも、お昼休みのタイミングはほぼ同じなので、彼がお昼ご飯を食べているであろう時間帯を見計らってLINEをすれば既読スルーになる事はないでしょう。丁度お昼休みと言えば朝のお仕事が落ち着き、彼もリラックスしているところです。特に中身のない世間話を送付したり、ちょっとした冗談のメッセージを送付しても快く返信してくれる可能性は高いです。朝の仕事を労う可愛いLINEスタンプを添付してみるのも、良いテクニックです。勤務時間が終わったタイミングテレワークでも終業時間は基本的に同じである事がほとんどです。要するに普通のサラリーマン男性であれば、午後5時から6時頃にはテレワークでも仕事がひと段落つき、その日の業務は終了となります。午後5時から6時のタイミングでLINEメッセージを送付すればきちんと相手に読んでもらえますし、彼の方もお仕事が済んだ時なら機嫌よくメッセージを返信してくれる事でしょう。彼の努力を誉めるメッセージを送付したり、ほっこりした気分になれるアニメスタンプを送付すれば、良いリアクションが期待出来ます。テレワークの場合、原則として残業はありませんので終業時間をすぎれば、いつでも安心してLINEを送れます。土日祝日なら彼も返信しやすいテレワーク勤務とは言え、月曜日から金曜日はみっちりと仕事のスケジュールが入っています。在宅ワーク状態でも、サラリーマン男性には色々な作業があります。朝はオンラインでクライアントと打ち合わせ、午後は上司と同僚を交えてのテレビ会議、さらにプレゼン資料の作成やその送付等など、平日は忙しさに目が回る程です。一方で土日祝祭日なら、多忙な彼もお仕事が休み、もしくは仕事量が減っているタイミングです。平日を避けて土日を意識してLINEを送付すれば既読スルーという悲しい結果を避けられますし、彼も気分よく彼女とコミュニケーションが出来て円満な関係を続けられます。テレワーク中も基本は同じテレワーク中でも彼の働き方は会社勤務の頃と同じ、この点を意識すれば自然とLINEを送るべきタイミングと送付に向かない時間帯が分かります。在宅勤務でもサラリーマン男性は多忙ですが、お昼休憩の時やお仕事が終わった夕方、そして土日祝祭日のタイミングを意識すれば送付したLINEが読まれずにスルーされる事はないでしょう。
2020年09月03日女優の川栄李奈が1日、都内で行われた「#みんなの国勢調査キックオフイベント」に、俳優の要潤、放送プロデューサーのデーブ・スペクター氏、高市早苗総務大臣とともに出席した。国勢調査は、日本に住むすべての人と世帯を対象として行われる調査で、5年に一度実施。今年の調査は、 9月14日からインターネット回答期間が、10月1日から調査票での回答が始まる。これに伴い、キックオフイベントを開催。9月7日から放送される新CMに出演する要、川栄、デーブ氏、高市総務大臣が登場した。川栄は「CMでもスマホを使って回答しているんですけど、スマホやパソコンで手軽にできることをアピールできたらいいなと思っています」とコメント。また、「感染対策として、人と接触せず回答できるのは、家族をお持ちの方でも安心して回答していただけると思います」と話した。昨年5月に俳優・廣瀬智紀との結婚と妊娠を発表し、同年11月に第1子出産を報告した川栄。高市総務大臣から「川栄さん、お子さんお誕生おめでとうございます」と祝福されると、「ありがとうございます」と照れ笑い。フォトセッションでは、大きな赤ちゃんのぬいぐるみを抱いて撮影に応じた。そして、この5年間での変化を聞かれると、「家族ができたことですね。人生においてすごく一番大きな出来事なので、一番の変化かなと思います」と回答。この日が初対面となった要から「川栄さんは映像の通り、ちっちゃくてかわいらしいなと。これでママなんだ、すごいなと……」と感心される場面もあった。
2020年09月01日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「コロナ禍の災害支援」です。被災地と離れていながらできる、新しい支援に注目。今年も豪雨災害が続いています。7月には熊本を中心に、九州やその他の地域が大きな被害に見舞われました。しかし、このコロナ禍では感染リスクもあり、自由に移動ができません。現地ではやはり人手が足りていないとのこと。とはいえ、県外の方が来ると地元から一斉に不安の声があがり、疑心暗鬼も招いてしまうそうです。そんななか、新しい支援の形が2つ見られました。一つは、被災した当事者がAmazonの「ほしい物リスト」で必要物資を公開し、支援を募るというもの。八代市の水没した保育園では、園児の帽子からフェルトペン、シーツに至るまで具体的に必要なモノと数をリストアップしました。これまでは、被災地で何が必要なのかの情報をリアルタイムに得るのが難しく、物資を送っても自治体の倉庫で管理されて適切に届かないというような問題がありました。その点、この方法は明快で合理的です。もう一つは、熊本地震をきっかけに結成された支援団体「BRIDGE KUMAMOTO」の働きです。広告を手掛けるデザイナーや映像クリエイターらが中心メンバーで、7月の豪雨災害を受け、いち早く基金を創設。これはクラウドファンディングで支援金を募り、被災地支援を行う組織や団体はBRIDGE KUMAMOTOに申請して、助成金を受け取れるというシステムです。全国のクリエイターたちに呼びかけて動画メッセージ集を作るなど、お金以外の支援も行っており、僕もナレーターとして参加しました。このように中間支援団体がSNSを展開して支援に入るというのは新しい動きです。行政では手の回りにくいところを細やかにサポートしています。豪雨や台風災害は今後も起きるでしょう。地震や富士山の噴火の危険もはらんでいます。コロナ禍の複合災害では、外に出られない、外からの支援が得られない状況が続く恐れがありますから、食糧や水、常備薬に加え、マスクや消毒液も適量、備蓄しておいたほうがよいでしょう。これまで避難所ではたびたび、食中毒や感染症の問題が起きていました。コロナにより、衛生面の危機意識が一般的に高まったのは、良かったことかもしれません。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。3月に監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開された。※『anan』2020年8月26日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年08月19日要潤が主演を務めるショートフィルム『おたんじょうびおめでとう』の製作が決定。吹越満、福田麻由子が出演するショートフィルム『シャフリヤールの昼と夜』の予告編も到着した。米国アカデミー賞公認日本発・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)」が運営する短編小説公募プロジェクト「ブックショート」は、<1.大切な「ある日」2.新しい生活3.マイホーム>をテーマに、7,000字以内の短編小説を募集する「ARUHIアワード」を開催。564作品の中から選ばれた「ARUHIアワード」大賞受賞作品をショートフィルム化したのが『おたんじょうびおめでとう』だ。要さんが父親役を、奥菜恵が母親役を演じる家族の物語となっており、次女の絵に書かれた『おたんじょうび おめでとう』の文字をきっかけに、平和な休日がバタバタと動き出していく。本作は、9月16日(水)より開催の「SSFF & ASIA 2020」での完成発表後、ARUHIコーポレートサイトおよびARUHIマガジン内で公開。要さんは「この作品は希薄になりつつある現代家族の姿を捉えながらも、見終わった後にはきっと皆さんの心が穏やかになる作品だと思います」と作品について説明し、「撮影現場も終始穏やかに進み、天候にも恵まれて、申し分なく進んでいます。短い尺の中にも沢山のメッセージが詰まっています。ぜひ、楽しみにしていてください」とメッセージ。奥菜さんは「なんでもない日常の中にある当たり前が、時に眩しいくらいに煌めき、心に温もりを与えてくれる瞬間がある。短い物語の中に凝縮された日常の風景。そこにある家族の幸せ。そんな空気を感じながら撮影に参加させていただいています」とコメントしている。さらに、おとぎ話や昔話、民話、小説などをもとに創作した短編小説を公募し、大賞作品をショートフィルム化しているブックショートプロジェクトの、2019年度「ブックショートアワード」受賞作品による『シャフリヤールの昼と夜』が完成。本編は、「SSFF & ASIA 2020」にてプレミア公開される。また、2020年第6回「ブックショートアワード」大賞作品も発表。受賞したのは、応募総数902点の中から選ばれた短編小説、「みにくいあひるの子」を原作に二次創作した、森な子による「どこにもいかずここにいる」。なお、続く第7回「ブックショートアワード」の募集は、本日よりスタートした。(cinemacafe.net)
2020年08月06日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「9月入学」です。コロナ禍では無理。じっくりと時間をかけて再考を求む。学校の入学・始業時期を4月から9月にする案は「今年度・来年度のような直近の導入は困難」と、見送られることになりました。9月入学制度はこれまでにも何度も議題にのぼっています。世界ではアメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ベルギー、トルコ、モンゴル、ロシア、中国などの国が9月入学制度を導入しています。日本も明治維新後、西洋の教育を導入した当初は9月始業でした。ところが、国の会計を4月~3月を一年とする年度制を採用したこと、徴兵制の始まりなどから4月始業に変わり、今に至ります。今年、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために学校の休校が続き、授業の遅れが問題になりました。そんななか、高校生のツイートをきっかけに、全国知事会から国へ9月入学の検討要請があり、安倍首相も「有力な選択肢の一つ」とコメント。いったん検討し始めたのですが、実際に導入するとなると、初年度の入学生徒数が半年分増加し、大量の教員不足が生じてしまうこと、また、保育所の入学待機児童数が増大すること、システムやカリュキュラムの再編など、拙速な対応は無理と判断されたのです。このコロナ禍で、ただでさえ問題が山積するなか、大きな改変をしようとしたのは現場の声を無視した行動だったと思います。授業の遅れを取り戻すことが目的なら、感染者数は地域によって差がありますし、全国一律にすること自体がナンセンスなのではないでしょうか。4月でも9月でも、いつ学校が始まっても継続してきちんと教育を提供できる仕組み作りを議論するべきなのではないかと思います。日本は会社も年度ベースなので、学校の始業時期をずらせば就職にも影響が及びます。会社を通年採用に変え、大学も途中入学を許すなど、個々のスタイルに合わせた社会設計が必要になるでしょう。世界の学校制度はもっと柔軟です。イギリスは年に3回、入学の機会がありますし、フランスでは家庭での義務教育の就学も可能になっています。また、海外は飛び級制度も広く採用されていますね。日本もこれを機に時間をかけて議論し、右に倣えではない、多様な学校制度へと見直してみてはいかがでしょうか。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。3月に監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開された。※『anan』2020年7月15日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年07月09日日米両国の新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催中止となった「ボストン美術館展 芸術×力」がオリジナル動画コンテンツとして6月3日(水)午前0時に動画配信サービスHuluで配信される。「ボストン美術館展 芸術×力」は、4月から東京都美術館をはじめとした3都市で開催される予定だった。今回配信される番組では、“日本にあれば国宝”とも言われる二大絵巻《平治物語絵巻 三条殿夜討巻》や 《吉備大臣入唐絵巻》など、展覧会の主要作品の解説に加えて、作品にまつわる“力(権力)”にまつわるエピソードを紹介。ナビゲーターには、話題のアニメ『鬼滅の刃』に出演する鈴村健一と櫻井孝宏を迎え、音声ガイド収録中の二人の様子やインタビューも放送される。さらに「音声ガイド」のみの配信も決定。視聴には、アコースティガイド・ジャパン公式アプリ「聴く美術」のダウンロードが必要となる。アプリでは、オフィシャルサポーター、要潤が出演するボーナストラックも視聴できる。「ボストン美術館展 芸術×力」配信日時:6月3日(水)午前0:00〜公式サイト: 動画配信サービス「Hulu」にて配信!
2020年06月02日嫌なことがあった時、その出来事から目をそらし、結局考えないようにしている人も多いのではないでしょうか。しかし、考えないようにしても、ずっともやもやした気分が残りますよね。せるこ(@seruko)さんが、『愚痴をあまり言葉にできない人に知ってほしいこと』を漫画にし、話題となっています。愚痴あまり出せないタイプのひとに見てほしい、ストレスを言語化するの大切よって話です。(以前話題になったものをまとめ直しました)些細なことでも意識的に言葉にするの大切らしい…ネガチブの海に流されるのはあかんけど、私も気付かず溜め込むタイプなのであらためて気を付けねば… pic.twitter.com/vc2LhQ838T — せるこ (@seruko) May 21, 2020 思いきって誰かに愚痴を聞いてもらった時、「それはあなたがもっとこうすればよかった」「ほかにもっとつらい人はいる」などといわれ、逆に落ち込んだという人もいるのではないでしょうか。そういった経験があると「愚痴は吐いてはだめ。我慢しないと」と思ってしまいますよね。投稿には多くの声が集まりました。・分かります!ストレスを溜めすぎて何もかも嫌になる時は、言葉に書き出してみるとスッキリします。・私は「愚痴は心のデトックス」と思うようにしています。・漫画を読んで涙が出ました。私も、自分に合う方法をいろいろと試してみようと思います。・私も溜め込んで爆発してしまうタイプの人間です。これを機に、言語化してみます。せるこさんは、「悪口になってしまうと自分にもよくない感情が生まれるので、愚痴と悪口は違うものだと思っていますが…難しいところです」とも語っています。また、コメントには「SNSに愚痴を書き込んでいると嫌な気持ちが増幅してしまった」という人もいました。嫌だった気持ちを肯定されたり否定されたりすると、必要以上に攻撃的になってしまう人もいるかもしれません。自分に合った方法で、ストレスを言語化し、解消したいものですね。[文・構成/grape編集部]
2020年05月28日俳優の要潤が25日、公式YouTubeチャンネル「要 潤【Jun Kaname】」に投稿した動画で、トム・クルーズ主演、渡辺謙出演の大ヒット映画『ラストサムライ』(03)のオーディションを受けていたことを明かした。要はその冒頭で、「今日は、僕がどうしても出演したかった作品の話をしようと思います」と切り出し、「僕も役者を20年やっていますので、いろいろな作品に参加してきました。でも、スケジュールとかのタイミングでどうしても参加できなかった作品も同じように多々あります」と俳優人生を回顧。「実はあるハリウッド映画のオーディションを受けていたんです」「そのハリウッド映画は『ラストサムライ』です」と告白した。そのオーディションは、『仮面ライダーアギト』(01~02/テレビ朝日系)を終え、昼ドラ『新・愛の嵐』(02/東海テレビ・フジテレビ系)の準備に入っていた頃。ハリウッド作品の侍役であることや「殺陣ができる人を探しているらしい」という事前情報をマネージャーから告げられ、「『仮面ライダー』で1年間ずっと殺陣の練習をやってきましたし、武士の役のために道場にも通っていました」と要にとっては絶好の機会だった。気合十分でオーディションに挑んだ要だったが、ある不運に見舞われる。動画ではその真相やオーディションの詳しい内容も赤裸々に語っている。コメント欄には「すごいお話」「まじすか」「初めて聞くお話で、びっくり」など、驚きの声も寄せられている。
2020年05月27日渡辺直美のTBS連続ドラマ初主演作「カンナさーん!」が、4月27日(月)から10日間、“一挙放送SP”として再放送が決定した。本作は、深谷かほるの同名漫画のドラマ化で、2017年7月期に放送。イケメンだけど“マザコン&ゲス”な元夫や、泣き虫で甘えん坊な4歳の息子、そして理不尽な会社の上司など、家族や周囲の人々に振り回されながらもハッピーに生きる河東カンナの奮闘ぶりを描いたハートフルエンターテインメント。渡辺さんがカンナさんを演じるほか、元夫役には要潤、職場のメンバーに山口紗弥加やトリンドル玲奈らが出演した。そんな本作の全話一挙再放送が決定。ポジティブでハッピーな働くママ・カンナが視聴者に元気を届ける。今回の一挙放送に関して渡辺さんは「再放送、『カンナさーん!一挙放送SP』皆さまぜひ、見てください!」とコメントしている。「カンナさーん!一挙放送SP」は4月27日(月)深夜23時56分~TBSにて放送(※一部地域を除く)。(cinemacafe.net)
2020年04月22日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「通常国会」です。テレビ中継が審議のすべてではありません。国会には、通常国会(常会)、臨時国会、特別国会、参議院の緊急集会があります。常会は毎年1月に召集され、150日間開催。審議が長引けば、会期を延長します。国会では翌年度の予算を決めたあとに、様々な法案を審議します。令和2年の常会は約50本の法案が提出されました。夏に東京五輪を控えていたため、会期延長は難しいだろうと法案の数が過去最少に抑えられました。多い年は100近い法案があがることもあります。国会というと、テレビで中継されるものがすべてと思われるかもしれませんが、そうではありません。テーマごとに少人数の「委員会」で議論を交わし、そのあとに「本会議」で採決をとります。内閣委員会、総務委員会などの「常任委員会」と、会期ごとに編成される「特別委員会」があり、国会議員は各々専門分野の委員会に割り振られます。委員会ではしっかり内容を揉み、法案の8割以上が与野党全会一致で可決しています。テレビで取り上げられる本会議は、派手な動きがあったり、政府の疑惑や不祥事を追及する場面が多いので、揉めてばかりいる印象ですが、その他の場所で建設的な議論が着々と進められているのです。新型コロナウイルス対策以外に現常会で注目されているのは「年金制度改革関連法案」。定年の延長も推進されることになりました。その他「デジタル・プラットフォーマー取引透明化法案」。巨大IT企業に、運営状況の報告や企業内情報の提出を求めることができる法律です。たとえばアマゾンなどが突然大きな規約変更を行い、取引業者や消費者が不利益を被ったときに、メスを入れられる体制をとるためのものです。また、高齢ドライバーの交通事故対策を盛り込んだ「道路交通法改正案」も審議されています。近年、高齢者ドライバーによる交通事故が多発していることを受けて提案されました。運転技能検査の基準に達しない場合には75歳以上の免許更新を認めないという法案です。私たちの暮らしにかかわる法律が日々作られているのが国会。衆議院、参議院のHPでは、審議中継をインターネットで見ることができるので注目してみてください。ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。『わたしは分断を許さない』(監督・撮影・編集・ナレーション)公開中。※『anan』2020年4月22日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年04月20日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「指定感染症」です。過度に怖がらず、みんなで、変わらぬ日常を送る訓練を。昨年12月に中国の武漢から発生した、新型コロナウイルスによる感染症。日本政府は1月28日に政令を出し、「指定感染症」に定めました。感染症は、感染症法により、危険度によって5つに分類されています。風しんやインフルエンザは五類。マラリア、デング熱は四類、コレラ、細菌性赤痢は三類、SARS、MERS、結核が二類。深刻な被害をもたらすエボラ出血熱、ペストは一類です。新しい感染症に関しては、検証するまでに時間がかかります。そのため、国が患者に対して入院勧告などができるよう、暫定的に「指定感染症」に定めるのです。今回の新型肺炎は、最初にリスクはそれほど高くないといった情報が流れ、WHOも緊急事態宣言を一度見送ってしまい対応が遅れました。実際には、潜伏期間が予想以上に長く、保菌者でも症状が出ない場合があり、そこから感染が広がることがわかりました。感染者はいま(3月6日現在)南極を除く全大陸で見つかっています。中国は強硬策をとり、武漢を封じ込めました。僕は2月末に、元医療ジャーナリストの武漢市民に、ネットを通じて直接話を聞きました。武漢では隔離生活が続いており、粉ミルクなどのモノの調達が厳しくなってきているとのこと。その方の親戚は5人が感染。そのうちガンの持病があった50代の女性1人が死亡しましたが、健康だった30代のいとこ2人は、入院もせず、薬の投与もなく回復しているそうです。WHOと中国の専門家は、2月20日までに感染した患者5万5924人を対象に共同で調査を行いました。それによると、死亡した患者は2114人で致死率は3.8%。ただし、重症化するのは60代以上の持病のある人で、約8割の人の症状は比較的軽く、肺炎の症状が出ない場合もあると報告されました。手洗いをしっかり行い、よく食べよく寝て、免疫をつけておけば必要以上に怖がることはないと思います。今回、多くの企業がテレワークなどを実施しました。これを機に普段から、家にいながら仕事ができる訓練をしておくとよいと思います。日本は災害国ですから、何が起きても日常を過ごせる強い社会を作りましょう。ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。『わたしは分断を許さない』(監督・撮影・編集・ナレーション)公開中。※『anan』2020年3月25日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年03月18日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「ニュースとアンアン」。『anan』50周年を記念して、連載でイラストを担当してくださっている五月女ケイ子さんと一緒に国会議事堂見学へ行ってきました。国会議事堂見学に行ってきました!五月女:生きているうちに、国会議事堂に来られてよかったです(笑)。堀:ここで様々なことが決まります。でも、本当に物事が動くのは控室や廊下のほう(笑)。議場は、事前に提出した議案に対して用意していた答弁を読み上げる、いわば「セレモニー」のようなものですからね。五月女:そうなんですか!?それはちょっと悲しい。その場で思いついたことは話しちゃいけないんですか?堀:無責任な発言はできないので、仕方ないですよね。大臣の読む答弁書を作るために、各省庁の官僚は国会が始まると毎日深夜まで働いています。五月女:事前に用意しているはずなのに失言が出るのはなぜ?政治家ってよく失言するイメージがあります(笑)。堀:(笑)。失言は、国会よりも、オフレコの会見や、支持者向けの講演会場で起きることが多いですね。五月女:普段、国会で我慢をしているぶん、支持者の前では気が緩んじゃうんですかね(笑)。「社会のじかん」で毎号イラストを描くようになって、政治の世界って意外に人間的なんだなと思うようになりました。堀:そうですよ!五月女:最初はTPPかPPTかもわからないくらい、時事に興味なかったけれど、堀さんのおかげで面白いと思うようになりました。国同士のいざこざも、家族や身近な社会と同じ、人間関係の縮図なんだなって。喧嘩したり仲直りしたり。喧嘩しているように見えて、世界に向けたアピールだったり。堀:外交は交渉術ですからね。五月女:前は、ニュースを聞くたびに、いちいち怖がっていたけれど…。堀:何もわからない暗闇にいると不安になりますが、全体の構造がわかると、不安も軽減しますよね。僕は『anan』では、普段のニュースでは届かないところに言葉を届けられている感触があります。報道の狭い世界にいると、どうしてもニュース好きの人にだけ向けてしまうところもあるので。五月女:わかります。ニュース番組はよくわからない単語の羅列で、「私には向けられてないんだな」と寂しい気持ちになることも(笑)。堀さんは、どのテーマでも中立で、良い面/悪い面、賛成派/反対派の両方を教えてくださるのがすごくいいなと思います。社会の出来事って、批判的な意見ばかりが聞こえてきて、私はそういうところが好きじゃなかったんです。堀:敵味方に分かれて撃ち合い、それに飽きたら、内輪で叩き合って何も成し遂げられないということは多々ありますね。本気で解決しようとすると、どちらの言い分もあるので簡単にはいきません。でも、僕は両方の意見を知りたいというのが、取材のモチベーションになっています。時代の変化に柔軟に。楽しいをモットーに50年。堀:『anan』は50周年だそうですが、時代ごとに若者もカルチャーも次々入れ替わるのに、先を読み変化し続けているところがすごいですね。五月女:50年って相当な重みですよね。堀:雑誌も年数を重ねると、作り手も一緒に年を取るので、意識していないと若い読者とのギャップに気づけなくなると思います。「社会のじかん」も、上から目線ではなく、僕の経験から知ることを参考までにシェアします、くらいのスタンスでいたいですね。五月女:『anan』は「こうしなさい!」という、高圧的なところがない。そこが、私には居心地がいいです。堀:権威にならないようにしているのでしょうね。国際貢献などの記事をさらりと取り上げてみたり、ニュース解説も、「効率良く生きるための武器としての教養」ではなく、「役に立つかはわからないけど、考えてみると面白いんじゃない?」という軽やかな印象。五月女:根本に、「楽しいこと、面白いことをいちばん最初に見つけて伝えたい!」という姿勢がある気がします。私は、「たかが一票で社会なんか変わらない」と思っていたタイプなんですけど、この連載に関わるようになって、自分のできることをやってみたり、考えたりすることが、社会につながっていくんだなあと思うようになりました。堀:どんな問題も、たどっていくと自分の生活につながります。この連載が、少しでも何かを考えるきっかけになる、楽しい場でいられたらと思います。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。映画『わたしは分断を許さない』(監督・撮影・編集・ナレーション)が3/7公開に。五月女ケイ子イラストレーター。楽しいグッズが買える「五月女百貨店」が評判。エッセイ『親バカ本』、作品集『五月女ケイ子ランド』も発売中。LINEスタンプも好評!※『anan』2020年3月11日号より。写真・大澤千尋題字&イラスト・五月女ケイ子取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年03月05日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「民主主義の歪(ひず)み」です。歪みが生まれたもとにあるのは、果てなき欲望。香港をはじめ、世界中で政府に抗議をするデモが行われています。フランスの黄色いベスト運動は1年以上続いていますし、南米チリでは地下鉄の値上げを発端に、抗議運動が暴徒化しました。昨年、ベルリンの壁崩壊から30年がたちましたが、せっかく自由を得たというのに、旧東欧諸国には民主主義を否定する声も上がっています。なぜ、民主主義にこのような歪みが生じてしまったのか。理由のひとつには、グローバル化により、世界における経済の回る速度がものすごく速くなったことが挙げられるでしょう。ベルリンの壁崩壊のころに比べ、金融の仕組みも変わり、インターネットを使ったサービス、流通網が世界に広がりました。人も情報もお金もスピードを増して行き交います。そんななか、多くの民の意見をぶつけあいながら物事を地道に進めていく民主主義は、決定までに時間がかかる。それよりも強い決断力を持つ国家元首の存在が、国民生活の向上には必要だという空気を生み、アメリカンファーストのトランプ大統領や、EUからの離脱を目指す英国のボリス・ジョンソン首相が生まれ、中国の習近平国家主席やロシアのプーチン大統領が盤石の体制を築きました。しかし、それはあくまで経済発展を基準にした価値観です。独裁的なトップのスピーディな決定により、開発のために個人の土地が強制的に奪われるようなことが、カンボジアやアフリカや南米で起きています。個人の尊厳に価値を置いて世界を見渡せば、個人が国家に弾圧されている状態。それは、民主主義が欲望に耐えられなかった結果なのだと思います。賃金格差が広がり、教育格差が固定されてしまうと、階層社会の下層に追いやられてしまった人は、這い上がることができなくなります。生活の安定を求めて共産主義的なものを求める貧困層と、資本を持ち、大きな力で帝国を築こうとする国家主義がぶつかりあう。これは、第一次世界大戦、第二次世界大戦の始まるころの構図とよく似ているのです。いま個人に最も必要なのは、自分の尊厳を維持できるかどうか。「仕方がない」と魂を売らずに、誇りを持って自分を大切にしてほしいなと思います。ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。映画『わたしは分断を許さない』(監督・撮影・編集・ナレーション)が3月7日公開。※『anan』2020年1月22日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年01月15日いま付き合っている彼氏がいても、彼があなたをずっと好きでいてくれる保証はありません。男性はどんなときに、彼女がいても他の女性を好きになってしまうのか見ていきましょう。長い間、会えていないとき遠距離恋愛や、仕事の都合で休みを取れるタイミングのズレなどで、なかなか頻繁に会えないというカップルも少なくないのではないでしょうか。長い間、直接会えないでいると、男性は他の女性に気持ちがなびいてしまうことがあります。付き合っているのに、会えない状態が続くと寂しい気持ちが募るのは女性だけでなく男性も同じです。身近なところで自分に優しくしてくれる女性がいれば、どうしても好きになってしまう可能性は高くなってしまうのです。会えない時はLINEの文字やスタンプだけでも、思いやりをもってでのやりとりするようして、出来ればお互いの顔を見て通話するなど相手を近くに感じることが出来る工夫をしたほうがいいでしょう。彼女から女性らしさを感じられなくなったとき長く付き合っている彼の前では、すっぴんが当たり前で、言葉遣いも悪くなったり、彼の目の前で普通に着替えてしまう、あなたはそんな状態になっていませんか?付き合う前は、彼に振り向いて欲しくてお化粧や可愛く見える仕草などの研究を熱心に頑張っていたはず。けれど、付き合っていくうちにだんだんオシャレもおざなりに…それでは男性も幻滅して、他の可愛らしい女性に目移りしてしまいます。いくら付き合いが長くなっても、身だしなみに手抜きしすぎたり、女性らしい恥じらいを無くしてしまうのはNGです。マンネリを感じたとき付き合いが長くなると付き合い初めの頃のドキドキ感は薄れて、どちらかというと家族と同じような安心感を覚えるようになります。この先、結婚して一緒に生活するという観点では決して悪いことではないのですが、刺激のないマンネリ化した状態ともいえます。そんなときに、彼の本能を刺激するような魅力的な女性が現れた場合、彼はそちらに流されてしまう恐れがあります。そうならないためにも、時々は付き合った頃のドキドキを再び二人で味わえるようなことをしてみましょう。例えば、思い出のデートスポットに改めて足を運んで当時の思い出話をしてみれば、お互いにその時の新鮮な気持ちがよみがえって、ドキドキするかもしれませんよ。
2020年01月07日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「日本人の英語力」です。国費を投じても、グローバルな人材を育成すべきです。2020年度から始まる大学入学共通テストで活用される予定だった、英語民間試験の導入が延期になりました。従来の試験では「読む・聞く」能力を問いますが、実践的な英語を身につけるには、「読む・聞く・話す・書く」が必須。この4技能を測るテストを一から作るには技術もコストもかかるため、7種類の民間試験の導入が提案されていました。しかし、受験生の家庭の経済力や、都市部と地方でも受験機会に差が出て、公平性に欠けると問題になり、延期が決まりました。スイスの国際語学教育機関の調べによると、日本の英語力は非英語圏の中では100か国中53位。中国や韓国を大きく下回り、‘18年より4位順位を下げています。日本の英語教育が遅れたのは、日本語だけで事足りる、非グローバル社会だったからだと思います。かつて日本が一流の消費国だった時代は、貿易が盛んでした。しかし、経済が下降し日本は世界から、商売相手として認められなくなりました。かつての日本は長い間、人件費の高い国でしたが、今は円安政策を行っており、人件費も物価も安くなっています。今後、世界の労働産業で、日本は使う側から、使われる側に回らざるを得なくなるでしょう。今、日本人にとって英語教育はとても重要なのに、英語民間試験の問題が起きました。国策にグローバル感覚がないことが明らかになったと思います。国力の低下を正面から受け止められず、格差の現状から目をそらし、一部の業界への利益誘導に終始した結果です。本来ならば、海外で勉強したい学生は、国費を投入してでもどんどん送り出していくべきなのだと思います。そうして、海外との競争力をつけ、日本市場以外でも生きていける日本人を育てることが、多くの問題を抱える日本の打開策でもあり、国の役割なんじゃないかと思います。英語はあくまでコミュニケーションツール。日本人は発音や文法の正確さにこだわりますが、移民の多いアメリカなどでは、訛りや誤りなど気にせず自由に話しています。語学力以上に問われるのが自分の意見です。考えを言語化して伝える習慣を、まずは日本語でつける教育改革が必要でしょう。堀潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。映画『わたしは分断を許さない』(監督・撮影・編集・ナレーション)が’20年3月7日公開。※『anan』2019年1月1日-8日合併号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年01月06日