野田秀樹が2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件に触発され、書き下ろした英語戯曲「THE BEE」が2021年秋、阿部サダヲ、長澤まさみ、河内大和、川平慈英という新キャストを迎えて新たに上演されることになった。家路を急ぐ平凡なサラリーマン[井戸]が我が家の前で遭遇したのは警察とマスコミの喧騒だった。脱獄囚[小古呂]が井戸の妻子を人質にとり、井戸宅に立てこもっていたのだ。[井戸]は妻子を救出しようと、どこか頼りない警察と共に行動を起こすが、事態は思わぬ展開へ…。野田氏が筒井康隆の小説「毟りあい」を題材に、ロンドンで現地演劇人とワークショップを積み重ねた今作。初演は2006年のロンドン。2007年には東京で日本語版が初演され、本作はこれまでにニューヨーク、香港、エルサレム、パリなど10か国14都市で上演、各地で称賛されてきた、野田氏の代表作にして最大の衝撃作。新キャストに名を連ねるのは、阿部サダヲ、長澤まさみ、河内大和、川平慈英といういずれ劣らぬ実力派4人が集結。そして、これまで「THE BEE」全公演に出演してきた野田氏は、今回初めて演出に専念する。9.11に象徴される“報復=暴力の連鎖”は、いつの時代、いかなる国や地域でも絶えず蔓延り、繰り返され、今日も止む気配はない。そこに「THE BEE」が世界の観客から支持された理由がある。この秋に登場する新生「THE BEE」に注目だ。NODA・MAP番外公演「THE BEE」【東京公演】11月1日(月)~12月12日(日)東京芸術劇場シアターイーストにて、【大阪公演】12月16日(木)~12月26日(日)ナレッジシアター(グランフロント大阪北館4階)にて上演。(text:cinemacafe.net)
2021年09月07日2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件に触発された野田秀樹が、筒井康隆の小説『毟りあい』を題材につくりあげ、国内外で上演、高い評価を得ている『THE BEE』が2021年秋、NODA・MAP番外公演として9年ぶりに日本上演される。『THE BEE』は野田がロンドンで現地演劇人とワークショップを積み重ね、書き下ろした英語戯曲。2006年にロンドンで初演され、2007年には東京で日本語版が初演。2012年にはイングリッシュバージョンを世界4都市、日本語バージョンを国内5都市で上演する海外・日本ツアーも敢行、これまでにNY、香港、エルサレム、パリなど10カ国14都市で上演、各地で称賛されてきた。まさに野田秀樹のマスターピースともいえる本作に今回、新キャストとして阿部サダヲ、長澤まさみ、河内大和、川平慈英の実力派4人が集結。これまで『THE BEE』全公演で出演(井戸・小古呂の妻役)してきた野田は、今回NODA・MAP作品としては初めて演出に専念するという。野田秀樹が演じてきた[井戸]を演じる阿部サダヲは、2012 年の『THE BEE』松本公演に衝撃を受け「いつかこの役をやりたい」と思っていたという。一方、野田も「次に上演するなら阿部サダヲで」と考えていたとのことで、両者の思いが今回実現することになる。繊細かつ豊かな身体性を誇る演技で観客を魅了する阿部サダヲは狂気に駆られていく平凡なサラリーマン[井戸]をどう演じるのか? 期待が高まる。NODA・MAP初参加となる長澤まさみはリポーター役とストリップダンサー・小古呂(おごろ)の妻役。阿部演じる[井戸]と対峙する“脱獄囚の妻”であり、“脱獄囚の息子の母親”でもある彼女の妖艶な変容の演技に注目したい。『エッグ』『MIWA』『「Q」:A Night At The Kabuki』では抜群の身体能力で個性的なアンサンブルを担い、NODA・MAP作品には欠かせない存在となっている河内大和は横柄な権力を振りかざす百百山(どどやま)警部と、スキャンダルを消費するように群がるマスコミのリポーター役などを演じる。そしてNODA・MAP初参加となった『フェイクスピア』でのアブラハム役も記憶に新しい川平慈英は下卑た警官・安直(あんちょく)、脱獄囚の・小古呂、そして6 歳児の小古呂の息子、リポーターの四役を担う。上演に際し、野田は「10秒に一度、何かが起こる。それがこの作品が持つ業である。人間が何かの弾みで、ひとたび堕ち始めると、あっという間に堕ちていく。それが、10秒に1度、堕ちていく姿だ。それは、海を越えて、いずこの国の観客にも届いた。(中略)これほど幾度も幾度もロンドンー東京を行ったり来たりしながら創った作品はない。そして、これほど観客の想像力って、凄いんだ、ゴメンナサイ、みくびってました。と思わされた作品もない。」と当時の経験とともに、本作への思い語っている。<あらすじ>家路を急ぐ平凡なサラリーマン[井戸]が我が家の前で遭遇したのは警察とマスコミの喧騒だった。脱獄囚[小古呂]が井戸の妻子を人質にとり、井戸宅に立てこもっていたのだ。[井戸]は妻子を救出しようと、どこか頼りない警察と共に行動を起こすが、事態は思わぬ展開へ…。新キャスト4名のコメント【阿部サダヲ】作品を観て、凄くカッコ良くて、「この役いつかやりたい!」と思いながら、劇場を出たことを覚えています。まさかこんなに早く実現するとは…。初演時の野⽥さんと今の⾃分の年齢が同じで、不思議な巡り合わせを感じています。【長澤まさみ】この⽇が来るのをずっと楽しみにしていました。ワークショップの時に、野⽥さんは⼀緒に考えてくれる「⼀員」でもあることが印象的でした。⻑く⼤切にされているこの戯曲を今の私⾃⾝の⼒を振り絞って演じたいと思っています。【河内大和】東京に来て10年、野⽥さんとの出会いはオーディションで受かった作品でした。とにかく⾒える所に⾶んで⾏って、「僕ここにいます!」とアピールしたのを覚えています。今回の抜擢は夢のようで、ちゃんと⾒てくださっていたんだ、やって来てよかったと思えた瞬間でした。不安もあるけれど、野⽥さんが信じてキャスティングしてくださったので、丸ごとぶつかって⾏きます!【川平慈英】演出家の野⽥さんはとてもミステリアスだけど細かい所まで情熱を持って⾒てくれるんです。今回のような負の部分が強いディープな役は初めてなので、良いチャレンジをさせてもらえるという⾼揚感があります。もがいてもがいて楽しいものを作ろうと思います。この4⼈で尋常じゃない、スパークする、「これが演劇だ!」というものをお届けいたします!NODA・MAP番外公演『THE BEE』の上演は東京公演が2021年11月1日~12月12日・東京芸術劇場シアターイーストにて、12月16日~26日までナレッジシアター(グランフロント大阪北館4階)にて大阪公演が予定されている。チケット一般発売は東京公演が10月24日より、大阪公演が12月5日より、各プレイガイドにて。NODA・MAP番外公演『THE BEE』演出:野田秀樹原作:筒井康隆~「毟りあい」(新潮社)より~共同脚本:野田秀樹&コリン・ティーバン出演:阿部サダヲ … 井戸長澤まさみ … 小古呂(おごろ)の妻/リポーター河内大和 … 百百山(どどやま)警部/シェフ/リポーター川平慈英 … 安直(あんちょく)/小古呂/小古呂の息子/リポーター東京公演:2021年11月1日(月)~12月12日(日)東京芸術劇場シアターイースト大阪公演:2021年12月16日(木)~12月26日(日)ナレッジシアター(グランフロント大阪北館4階)
2021年09月06日●「無限にゲームはできる」アイデア続々お笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタルが、ゲーム開発やパーソナルジムの立ち上げなど、多才ぶりを発揮し注目を集めている。ゲーム作りを趣味とし、お笑いのネタにも用い、今年4月には自身が手がけたNintendo Switch用ゲーム「スーパー野田ゲーPARTY」が発売に。その続編「スーパー野田ゲーWORLD」の開発も先日発表された。7月にはパーソナルトレーニングジム「クリスタルジム」をオープンし、趣味だった筋トレも仕事にしている。NBAのバスケットボール選手レブロン・ジェームズを主演に迎え、無限バーチャル・ワールドで繰り広げられるeスポーツバトルを描いた映画『スペース・プレイヤーズ』(8月27日公開)では声優に初挑戦。バスケットボールとゲームの趣味が仕事に結びついた。「かみ合いすぎていて、この仕事がなくてもこの映画は見ていましたね。レブロンも好きですし」と言うほど、自身にぴったりの作品で声優デビュー。ただ、「芸人が吹き替えをやると怒られがち」という印象があるようで、オファーを受けたときは「世間に怒られないように」と気が引き締まったという。低音ボイスが魅力の野田が吹き替えを担当したのは、NBA・WNBAの選手たちが演じる敵チーム[グーンスクワッド]の一人、クレイ・トンプソン選手/ウェット・ファイヤー役。アフレコで意識したことを尋ねると、「映画の邪魔にならないようにと、それ一つでした。俺1人でこの映画をぶっ壊すわけにはいかないので」と話した。eスポーツバトルを描いた本作に参加し、ゲームクリエイターとして刺激を受けたという。「バスケのゲームを作りたいなと思いました。作りたいゲームは、この映画のゲームみたいなもの。バスケの域を超えた、芸術点などで点をとっていくのは、いいなと思いました」。本作でレブロンらが戦うバスケのゲームは、ゲーム開発者を夢見るレブロンの息子ドムが作り出したもの。野田は「ドムに先にやられました(笑)」と悔しがった。声優決定が発表された際、「アフレコ自体をゲームにできるんじゃないかと思いました」とコメントしていた野田。「常にアンテナを張っているわけではないですが、『今のゲームにできるな』と思うことはあります」と言い、取材メンバーを見て「カメラマンもゲームにできますから。『ベストショットを撮れるかゲーム』。取材もゲームにできるかもしれない。どれだけ話を引き出せるか。一番難易度が高いのはスーパーベテラン俳優で、何もしゃべってくれないとか、面白そうですね(笑)」とアイデアが続々。「無限にゲームはできますね」と笑った。ゲーム好きになったきっかけを尋ねると、「幼稚園に行く前に毎日ゲームをやらせてもらっていました。兄弟も親父も全員ゲームをやっていたので」と説明。最初にゲームを作ったのは、小学生の時。ゲームを作れるソフト『RPGツクール』で作ったそうで、「すごく衝撃的でした。主人公に『うんこ』って言わせたんですけど、感動しすぎて泣きそうに。僕がやってきたゲームの主人公はそんな言葉絶対言わなかったですから。それを僕が『うんこ』って文字を入力したら、『うんこ』って言うんですよ! その衝撃が忘れられないです」と当時の興奮を振り返った。そして、芸人になってから本格的にゲーム制作に取り組み、ネタにも使用。『R-1ぐらんぷり2020』では「自作ゲームの実況」というネタで優勝をつかんだ。ついに今年4月、自身が制作したNintendo Switch用ゲーム「スーパー野田ゲーPARTY」が発売され、月間ダウンロードランキングにランクインするなど話題に。「僕が作ったミニゲームがたくさん入ったものが発売されたらうれしいなとずっと思っていました。Switchから出すのはハードル高いと思っていましたが、実現するもんだなと(笑)。でも、出して終わりではないですね。これからも僕のゲームは続くので」野田は「ゲーム自体、お笑いだと思っている」と語る。「ゲームはゲーム、お笑いはお笑い、という考えではなく、笑いの取り方の一個としてゲームがある」。どちらも目的は「人を楽しませること」。野田としては同じ括りなのだ。●「やることは決まっている」今後を語る『スペース・プレイヤーズ』ではバスケットボール選手の声を演じたが、野田は小学2年生でバスケを始め、中学でもバスケ部に所属。吉本興業のバスケ部にも所属し、芸人仲間とバスケを楽しんでいる。筋肉芸人としても知られているが、「ダンクがしたくて筋トレを始めました」とバスケがきっかけ。2015年にジェラードン・かみちぃがアップした動画で野田のダンク成功を見ることができる。成功したもののまだ満足していないそうで、もっとジャンプ力をアップさせて豪快なダンクができるようになりたいと考えている。「中学生の時もジャンプ力が高いと言われていて、自分でもジャンプ力を鍛えまくって、もう伸びしろなくなったと思っていた現役時代よりも20センチ高く今、跳べているので、まだまだ跳べる。トレーニング次第で伸びると思います」筋トレに励む理由はもう一つ。憧れの松本人志の影響もある。「まっちゃんが鍛えていたので。マッチョ順に面白いのだと(笑)。松本さんはいまだにマッチョなので、あの年齢までは僕も鍛えようと思います!」今年7月に野田のパーソナルトレーニングジム「クリスタルジム」が吉本興業の運営でオープン。野田をはじめとする筋肉自慢の芸人たちがトレーナーを務めている。純粋な芸人としての仕事に加え、ゲーム作り、ジムと大忙しだが、「つらくはないです。楽しいです」と充実した表情。「仕事にしないと筋トレする時間がないと思ってジムを作りました」と、筋トレできる時間が確保できて喜んでいるようだ。仕事とプライベートの境界線が曖昧だが、「最終的には、プライベートが全部仕事になっている状態になったらいいな」と理想を述べ、「すべてはお笑い。ゲームもお笑いだし、筋トレもお笑い。クリスタルジムは面白いですから」と強調。さらに、「やることは決まっています。ゲームに関しては、自分が作ったゲームの発展と、自分自身がゲームをたくさんやれる状況。筋トレに関しては、ジムの発展と、自分自身が筋トレをたくさんして豪快なダンクができること。そして、のんびり漫才とかネタをやる」と今後について語った。また、「何事も面白くすること。お笑い芸人はそれがすべて」と、自身の軸となっている考えを説明。「ネタがすべったのも面白いとしようよって。お笑いに限らず、何か嫌なことがあっても、それも面白いとしようよって。それができたら芸人だと思う」すべてを面白くするために、野田は2006年から日記を書き続けている。「現場で嫌なことがあっても、日記に書くことでその日一日を面白いとする。ブラックに書くのではなく、面白く書く! 嫌なことを乗り越えるには、それを面白いとするしかないですから」。すべて面白いことに変換することは精神的に「大事なこと」だと実感しているそうで、「みんな日記を書いたらいいのに」と勧める。何事も面白くする、日々の心がけも野田の活躍につながっているのかもしれない。■野田クリスタル1986年11月28日生まれ、神奈川県出身。2007年に村上とお笑いコンビ・マヂカルラブリーを結成。『M-1グランプリ2017』の決勝で審査員の上沼恵美子が酷評し最下位になるも、全国区の知名度を得て、『M-1グランプリ2020』では悲願の優勝を果たした。野田は『R-1ぐらんぷり2020』でも優勝した。ゲーム開発も行っており、2021年4月に自身が手がけたNintendo Switch用ゲーム「スーパー野田ゲーPARTY」が発売に。また、野田のパーソナルジム「クリスタルジム」も吉本興業の運営で7月にオープンした。
2021年08月27日東京芸術劇場芸術監督・野田秀樹の戯曲に、国内外の演出家が挑むシリーズ企画。その第5弾は、2000年にNODA・MAPで初演された『カノン』を野上絹代の演出で上演。新型コロナウイルスの影響で昨年は公演中止、そして今年も初日延期となったが、いよいよ8月25日(水)にシアターイーストにて開幕する。野上絹代は、社会性とポップなユーモアを併せ持つ作品をアップデートする劇団「快快(ファイファイ)」のメンバーで、2015年に「演劇系大学共同制作Vol.3」で『カノン』を演出。これを目にした野田が「冴え渡った演出に吃驚し、再演をすれば、更に磨きがかかるのではないか」と、その才能を見込み再演を希望。そこから企画が動き出し、今回、野上演出での『カノン』再演が実現することに。物語は、牢番の太郎が囚われの身の沙金に心奪われ、牢から逃してしまうことから始まる。その罪の放免の為に、太郎は権力者・天麩羅判官に沙金率いる盗賊団のアジトで“ある事”を探る密偵を命じられる。窃盗に対して弱腰の太郎だったが、思想犯で捕らえられた弟・次郎を助けるために人を殺め、罪を重ね、更に沙金への想いを募らせていき……。太郎を演じるのは、舞台出演は今回が2度目となる中島広稀。「1年以上前に一度稽古を終えた『カノン』ですが、お披露目をせずに今回もう一度稽古から始まる事に少し戸惑いがあるのは事実です。しかし、キャストの皆様のお顔、稽古風景を思い浮かべると戸惑いよりも期待感を強く抱いています」と明かしていたが、新たな稽古を経てどんな太郎を体現してくれるのかに注目。そして沙金役のさとうほなみは「“前へ行くよ、前へ”。わたしが演じさせて頂く沙金の作中での台詞です。このひとことにわたしはすごく心を動かされました。ただ前向きなだけの言葉でもなく、後ろ向きな言葉でもない。すごく強い意志を感じました。また前に進める機会を頂けたこと、心より感謝しております」とコメント。「ゲスの極み乙女。」のドラマ―としての活躍ほか、演技でも注目される彼女の新たな魅力にも期待だ。また、天麩羅判官役は野田作品にも多く出演してきた渡辺いっけいが務める。役者たちが縦横無尽に舞台上を走りまわり、その疾走感がスペクタクルに昇華する名作『カノン』。野上絹代の演出と新たなキャスト陣でどのように再構築されるのか注目を。文:伊藤由紀子『カノン』作:野田秀樹演出:野上絹代出演:中島広稀 / さとうほなみ名児耶ゆり / 永島敬三 / 大村わたる / 山本栄司 / 長南洸生 / 緒形敦 / 川原田樹手代木花野 / 佐々木美奈 / 前原麻希 / 本多遼 / 湯川拓哉 / 小田龍哉 / 村田天翔 / 竹内蓮 / 田坂歩木津誠之 / 家納ジュンコ / 佐藤正宏渡辺いっけい2021年8月25日(水)~2021年9月5日(日)会場:東京芸術劇場 シアターイースト※公演関係者の新型コロナウイルス感染により、8月25日(水)~8月28日(土)公演が中止となりました。最新の公演情報は公演公式サイトよりご確認ください。
2021年08月25日お笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタルと村上が19日、オンラインで行われた吉本興業の新サービス「FANY GAMES」発表記者会見に出席。終了後に報道陣の取材に応じた。吉本興業は、「面白い」に特化したゲームを提供する新サービス「FANY GAMES」を開始。第1弾プロジェクトとして、世界中の人とオンライン対戦できるユーザー共創型オンラインゲーム『スーパー野田ゲーWORLD』の開発が決定した。同ゲームの開発資金調達のため、19日22時より「FANY Crowdfunding」でクラウドファンディングが開始された。前作『スーパー野田ゲーPARTY』のクラウドファンディングでは、目標額400万円に対して達成率339%となる13,573,000円が集まり、約2000人の支援者と共にゲームを制作。今回も、前作の支援額13,573,000円を目標額に設定し、制作資金の支援と共に、実際にゲームに登場する素材やアイデアをリターン品(特典)として支援者から提供してもらう。“社長”として会見に登場した野田は、「野田ゲー世界進出」「みんなが喜ぶ」など同じフレーズを繰り返し、村上からツッコまれていたが、取材会で「リハーサルでは、5分で終わってしまうんじゃないかと全員が焦り、5分で終わる記者会見なんてやっていいのかということで相当パニックになりました。しかし、いざ本番を迎えてみたら、やはり芸人の力、16分まで延ばすことができました。全員でなんとか遅延行為。何度も同じことを繰り返し、みんなの力で記者会見を乗り切ったと思います」と話して笑いを誘った。そして、「FANY GAMESの“社長”ということで、吉本の新しい若社長、野田クリスタルが、吉本のゲームを背負い、ゲーム界のてっぺんを目指そうと思っております。てっぺんです!」と意気込んだ野田。“社長”の役割を聞かれると、「優秀な部下たちがたくさんいますので、基本的には部下たちの言いなりという形をとらせていただこうかなと。言いなりの社長。言われた通り動く。矢面に立って矢が刺さる。そんな社長でありたい」と答えた。村上は「(会見は)すべった空気が流れていた。新しいゲームを作るということなので、そちらはすべらずに成功させてほしい」とコメント。自身の関わり方を聞かれると、「しっかり入り込むのはやめておこうと。すゑひろがりずみたいに100万円出して自分のゲームを作ってもらうとか、そういう関わり方はやめておこうと思います」と話した。
2021年08月19日お笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタルと村上が16日、都内で行われた映画『スペース・プレイヤーズ』(8月27日公開)の公開直前イベントに登場した。NBA史上最強のプレイヤーと呼び声の高いバスケットボール選手レブロン・ジェームズを主演に迎え、壮大な無限バーチャル・ワールドで繰り広げられるeスポーツバトルを描いた本作。イベントでは、レブロンの前に立ちはだかる敵チーム、グーンスクワッド“最強の殺し屋軍団”の声優を務める、田中直樹(ココリコ)、中澤佑二、野田クリスタル、丸山桂里奈、村上佳菜子が勢ぞろい。また、村上がMCを務めた。冒頭、村上がMCとして挨拶すると、野田が「お前関係ないだろ~!」とツッコんで笑いを誘い、村上は「関係ないことはないです。相方が出ているんですから。一心同体なので」と返した。オールスター常連のクレイ・トンプソン選手役/ウェット・ファイヤー役を担当した野田は、声優陣5人の顔ぶれに「すごい変なメンツだなと思いました。この5人でバスケやったらそこそこ強いんじゃないか」と話し、完成した映画を見た感想を聞かれると「自分の声の場面が近づくにつれて緊張します。俺の声だって。みんなの邪魔にならなきゃいいなと思っています」と答えた。相方の村上もすでに本作を鑑賞。「(野田が)どこで出るかわからずに見ていて、野田の声はわかるので野田だと思って、そこから集中できなくなりますね。恥ずかしくもなりますし、大丈夫かな、ちゃんとできてるかなって、親みたいな気持ちにもなります」と語った。イベントでは声優を務めた5人が2つのゲームに挑戦。本作の魅力を30秒で伝えるプレゼントークバトルと、30秒でどれだけゴールを決められるかを競うバスケットボールシューティングゲームに挑戦し、2つの結果から村上佳菜子がNo.1プレイヤーに決定した。
2021年08月16日山田洋次監督が手がける松竹映画100周年記念作品『キネマの神様』に野田洋次郎が出演している。野田はRADWIMPSのメンバーとして活動するだけでなく、俳優や映画音楽の制作など様々な分野で活躍しているが、その際、単に“映画をつくるためのメンバー”として参加するのではなく、自身と映画のつくり手の間に起こる化学反応を重視しているという。野田は音楽活動を続けながら、俳優として松永大司監督の『トイレのピエタ』や、豊田利晃監督の『泣き虫しょったんの奇跡』などに出演してきた。「単純に“その役を演じてみたい”という気持ちは非常に大事なことだと思っています」と語る野田は「その一方で、その作品に出演するかどうかはいつも冷静に判断している部分もあります」と説明する。「その役を自分が演じることが一番良いと思えるか?は考えます。演じている時は常に自分をなくす作業なんです。映画の劇伴をつくっている時も同じで、いつも“その映画にとって一番大事なものは何か? 音楽で何ができるのか?”を考えているんですけど、役者でいる時も気持ちは同じかもしれないですね。だから良い意味で“我がない”というか、監督が旗振り役をしてくれますから、自分がいかに誠実にそこに向き合うかを考えていると思います」野田にとって俳優や映画音楽を手がけることは、作業や出演の一部を担うだけでなく、自身が映画のつくり手の“伴走者”になることなのかもしれない。「そういう部分は間違いなくあると思います。僕がその映画に関わることによって、そこに良い意味での変化が起きるべきだと思うんです。僕が参加したことによって明らかに良い変化が起こる。でなければ僕がそこにいる価値はないと思いますし、いかに変化を起こせるのか、どうすれば作品の輝きを増すことができるのかをいつも意識していますし、そうあり続けたいなと思っています。だから僕は“監督と俳優”として、めまぐるしく過ぎていく日常の中で刹那的にすれ違うみたいに参加することは、これからもない気がしていて、やっぱり監督とじっくりと話したり、面白いと思っているものについて話したり……これまでもそうやってきたんです。僕は俳優をやることがメインではないというのもあるとは思うんですけど、いかにして面白いものを世の中に出していくのか……自由研究みたいな部分があるのかもしれないです(笑)。だからこそ自分をとことんまで突き詰めてやっている部分もあります」「テラシンみたいなヤツが僕にもいてくれたらな、と思います」そんな野田が本作で伴走するのは、日本映画史に残る作品を数多く手がけてきた山田洋次監督だ。「常に燃えたぎっていて情熱があるし、つねに新しいものをつくろうとするし、すごく研究熱心で新人たちの映画も観ている。あそこまで表現を愛し続けている人に出会うことは本当に励みになりますよね。だけど山田監督からもらってばっかりだとダメだし、自分としても与えたい。だから思考し続けたいし、映画に出続けることのできる人間でいたいなと思います」自身の役を全うするだけでなく、少し離れた位置や、様々な視点から作品を眺め、自分だけでなく“作品そのもの”が輝く方法がないか探る野田の姿勢は、本作で演じた役と重なる部分がある。映画『キネマの神様』は、現在はギャンブル漬けで借金まみれのダメ親父・ゴウと妻の淑子、その娘の歩、孫の勇太のドラマから始まる。かつてゴウは映画撮影所で汗を流す助監督で、いつかは自分で映画監督になる日を夢見ていた。そんなゴウと同じ撮影所で映写技師として働き、友人であるゴウを見守り、彼の才能を信じ続ける心優しい男、それが野田が演じるテラシンだ。「テラシンはめちゃめちゃいいヤツですよね」と語る野田は、テラシンがゴウの才能を信じる強さがこの映画の土台になる、と分析する。「僕としてはこの映画はあくまでもゴウの物語であってほしいんです。その時にテラシンは、ゴウの才能を心の底から100パーセント信じ続ける男の役だから、そのシーンがどれだけ強いかによってこの物語の土台というか強さみたいなものは決まるなと。やっぱり才能を持ち合わせた人は大事だし必要だけど、そのことに気づかせてあげる人は同じぐらい世の中には必要だし、両者は同じぐらい価値があると思うんですね。才能のある人を心の底から全身全霊で信じて、なにかをつくる人が心が折れそうになったりとか、才能に気づけなかったり、自分自身がすごく平凡なものに感じてしまう瞬間がある時に全身全霊でそれを支えて、愛し続ける。その構図がブレてしまったら、この物語はどこかに嘘が含まれてしまう。だから演じる上では、ゴウを支え続ける覚悟をするべきだなと思いました」野田が演じた若き日のテラシン、名優・小林稔侍が演じる現代のテラシンはどちらもゴウを信じ、映画を愛する心優しい男として描かれており、もし“キネマの神様”が存在するのだとしたら、テラシンはその神様がつかわした天使のような役目を担っている。そういうと野田は「テラシンみたいなヤツが僕にもいてくれたらな、と思います」と笑顔を見せる。「改めて“自分はミュージシャンなんだな”と思います」ゴウの才能と未来を信じ、撮影所で奮闘する日々を通じて生まれた想いや、コロナ渦で撮影が中断してしまったこと、当初、映画に主演予定だった志村けん氏がこの世を去ったことなど様々な想いが積み重なり、野田はひとつの曲を書いた。「アイデアのようなポツポツと浮かぶものは撮影中にも台本に書いたり、携帯にメモしたりしていたんですけど、だんだん撮影が中断し、志村さんが倒れ、その後にお亡くなりになり、映画の撮影が長期でとまった時に、“あれ?あれだけの時間が幻に終わっちゃうのかな”という雰囲気さえ感じるようになって。だから自分の中ではあの時の美しかった経験を残したかったですし、志村さんのことも含めて、現実とフィクションの境界線が曖昧になっていて、あの世界だけは自分の手で何とかして残したいという気持ちが起きて、撮影が終わって1ヶ月後だと思うんですけど自粛期間中にデモをつくって、プロデューサーの方にお渡ししました」野田がプロデューサーに渡した楽曲『うたかた歌』は、その後にRADWIMPSと本作に出演した菅田将暉によってレコーディングされ、映画の主題歌になった。「だから改めて“自分はミュージシャンなんだな”と思います。そこでいただいた感情、通過した感情だったり、経験した想い、触れてきた人々みたいなものをやっぱり自分は音楽で残したい人なんだなと。それが映画と結びついて主題歌になってくれるパターンもあるとは思うですけど、そうじゃないパターンもあって、やっぱり僕にとっては通過した上で曲を作って、音楽にすることで、ひとつの区切りになるのかな、という気がしましたね」映画そのものと伴走し、演技し、結果として主題歌を手がけることになった野田洋次郎。観客は、彼が本作の制作を通じて感じたものや、想いを映画『キネマの神様』の随所に観て、感じることができるはずだ。『キネマの神様』8月6日(金) 公開(c)2021「キネマの神様」製作委員会撮影:杉映貴子
2021年08月02日作・野田秀樹、演出・野上絹代の舞台『カノン』が、8月19日(木)〜9月5日(日)に東京芸術劇場シアターイーストにて上演される。2009年、野田の芸術監督就任以来、次世代の演劇界を牽引する若い才能を紹介する「芸劇eyes」シリーズを上演している東京芸術劇場。今回の『カノン』は、野田の戯曲に国内外の演出家が挑むシリーズ企画。きっかけとなったのは2015年、演劇系大学共同制作Vol.3で上演された本作『カノン』に遡る。野上演出の舞台を目にした野田が「再演をすれば、さらに磨きがかかるのではないか」と言葉を残し、さらなる進化を遂げた『カノン』の熱気をシアターイーストに蘇らせる本企画へと至った。しかし、新型コロナウィルスの影響で本番直前に中止が決定。この度、1年半を経て、野上演出版2021年『カノン』がシアターイーストの舞台に戻ってくる。『カノン』の物語は、牢番の太郎(中島広稀)が、囚われの身の沙金(さとうほなみ)に心奪われ牢から逃すことから始まる。その罪から放免されるため、太郎は沙金率いる盗賊団のアジトに潜り込んで探ることを、都の権力者・天麩羅判官(渡辺いっけい)に命じられる。太郎役の中島広稀は、「時を経てご覧になっていただけること、才能溢れるキャストとまた時間をともにできることを嬉しく思っています。1年以上前に一度稽古を終えた『カノン』ですが、お披露目をせずに、もう一度稽古から始まることに少し戸惑いがあるのは事実です。しかし、キャストの顔、稽古風景を思い浮かべると戸惑いよりも期待感を強く抱いています」とコメント。また、沙金役のさとうほなみは、「“前へ行くよ、前へ”。私が演じさせて頂く"沙金"の作中での台詞です。このひとことに私はすごく心を動かされました。ただ前向きなだけの言葉でもなく、後ろ向きな言葉でもない。すごく強い意志を感じました。また前に進める機会をいただけたこと、心より感謝しております」と語った。チケットは7⽉17⽇(⼟)10:00から発売。『カノン』2021年8月19日(木)~9月5日(日)東京芸術劇場シアターイースト作・野田秀樹、演出・野上絹代出演:中島広稀、さとうほなみ、名児耶ゆり、永島敬三、大村わたる、山本栄司、長南洸生、緒形敦、川原田樹、手代木花野、佐々木美奈、前原麻希、本多遼、湯川拓哉、小田龍哉、村田天翔、木津誠之、家納ジュンコ、佐藤正宏、渡辺いっけい
2021年07月13日人気バンド・RADWIMPSのボーカルを務める野田洋次郎(36)がまん延防止等重点措置が適用される東京で、明け方まで誕生パーティをしていたと7月10日に報じられた。厳しい声も上がるなか、ファンの間では擁護する声も多いようだ。『NEWS ポストセブン』によると野田は4日、自身の誕生日を記念し焼肉店を貸し切って食事会を開催。二次会はカラオケバーへと向かい、のちにカラオケ店も訪問。参加したのは10人ほどで、明け方には泥酔した様子で仲間からのハグされる場面もあったという。当日の東京都はまん延防止等重点措置が敷かれており、飲食店には営業時間の時短要請が。また酒類の提供は1グループ2人までで90分以内などのルールもあった。野田や彼の出向いた店々はそれに反しているといえそうだ。野田は8日に自身も出演する予定だった『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021(以下・RIJF)』が新型コロナウイルスの影響で中止すると発表されたばかり。その際、Twitterに《効果があったのか分からない3度目の緊急事態宣言の考察や反省も見えません》と投稿。そこには《“自粛に疲れた若者たち”がどこか悪者になっている空気を最近感じます》《「ふざけんな」という気持ちです》ともあり、反響を呼んでいた。そのためネットでは、野田の矛盾を指摘し《ライブやりたいけど中止になりました、誰のせい?こいつ特大ブーメランかましてんじゃん》《野田さん特大ブーメランくらっちゃった》など“ブーメラン”との批判が集まることに。しかし、一部ファンの間では《ブーメランではなくない?》《一貫性がある気がする》といった声が上がっている。■「五輪がいいなら他のイベントもOKでは?」というスタンス野田のTwitterを振り返ると『RIJF』の中止が発表された際、彼は《五輪に対して反対の立場ではありません》と明言。いっぽう「東京五輪はOKにもかかわらず、フェスが中止になるのはおかしい」「成人式や修学旅行といった貴重なイベントの機会も奪われ、なぜ黙っていなければいけないのか」といった趣旨のことをつづっている。「つまり野田さんは『五輪がいいなら他のイベントもOK』というスタンスなんです。ファンはそれを知っているため、『ブーメランでも何でもない』との声が。また新型コロナの影響で長らく音楽産業が停滞しているため、『RIJFの中止に怒りの声を上げたからといって、パーティを批判するのは筋違いでは』といった意見もあります」(音楽ライター)いっぽう「ブーメランじゃない」との擁護の声に対して、こんな声も上がっている。《「自分たちは感染対策を考えてるのにフェスが中止になった」っていうことに対して、不要不急な外出と酒を伴う飲食の自粛っていう最低限の感染対策すらしてなかった。ってところがブーメランなんやで》《ブーメランじゃないって人いるけど、気をつけて気をつけてフェスをしようとしてたんでしょ?》《野田さんのやつ、単純にめちゃくちゃダサいじゃん 擁護するポイントが“特大ブーメランか否か”って部分しかない》6日、誕生パーティで撮影されたであろう写真とともに《こんな厄介でめんどくさいけど、たまにとてつもやく素敵な世界に産みおとしてくれた父さん母さん、ありがとう》とツイートしていた野田。論争が論争を生んでいることは、彼にとって“めんどくさい”のか“素敵”なことなのかーー。
2021年07月11日2015年、「人と人が交わるところに新しい文化が生まれる」をコンセプトに旅する文化ムーブメントとして、東京・駒沢公園でその幕を開けた「東京キャラバン」。野田秀樹総監修のもと、言語や国境、表現ジャンルを超えた多種多様なアーティストたちが集い、これまで、東京、リオデジャネイロ、東北、京都、熊本など、国内外16カ所を巡り、その土地の歴史や文化を学びながら、伝統芸能や文化の担い手らと唯一無二のパフォーマンスを創出する旅を続けてきた。そんな「東京キャラバン」が、2021年8月21日(土)、22日(日)に、旅の始まりの地である駒沢オリンピック公園にて、17カ所目の開催となる『東京キャラバン in 駒沢 2021』を開催する。全国を旅し続けて出会った、日本各地の伝統文化を担う表現者たちや、コンセプトに共鳴し創作に参加した彩り豊かなアーティストが、この夏、ふたたび駒沢に結集。「東京キャラバン」ならではの豪華メンバーによる、ここでしか見ることのできない貴重なパフォーマンスを、是非体験してみてほしい。参加アーティスト:松たか子/東京スカパラダイスオーケストラ/木村カエラ/津村禮次郎/沢則行/青柳美扇/宇治野宗輝/Daisy Balloon/和太鼓 Atoa. /“東京キャラバン” アンサンブル/琉球舞踊(立方:嘉数道彦、大浜暢明、玉城匠、上原崇弘 地謡:玉城和樹、和田信一)/秋田市竿燈会/村田製作所 チアリーディング部 /公益社団法人 北海道アイヌ協会/ライリー大仁/小山豊・小山会青年部/真船勝博/徳澤青弦 ほか参加クリエイター:服部基/名和晃平/原摩利彦/ひびのこづえ/赤松絵利/篠山紀信/奥秀太郎/青木兼治総監修:野田秀樹東京キャラバン in 六本木(2016年)撮影:篠山紀信東京キャラバン in 京都・二条城(2017年)撮影:井上嘉和東京キャラバン in 秋田(2019年) 撮影:コンドウダイスケ東京キャラバン in 北海道(2020年) 撮影:篠山紀信【開催概要】日時:2021年8月21日(土)13:00〜/18:00〜2021年8月22日(日)13:00〜/18:00〜会場:駒沢オリンピック公園総合運動場・体育館 (東京都世田谷区駒沢公園1-1)※事前申込制(7月12日締切)・応募者多数の場合は抽選※申込についてはこちら( )公式サイト( )
2021年06月15日NODA・MAP第24回公演、野田秀樹作・演出の『フェイクスピア』が東京芸術劇場プレイハウスにて上演中だ。タイトルはフェイク+シェイクスピアであること、物語の舞台は恐山でイタコが出て来ること……、事前に得られた情報はせいぜいこの程度で、多くの演劇ファンが野田の新たな劇空間を、そこにどんな驚きが仕掛けられているかを心待ちにしていたことだろう。シェイクスピアが生み出す虚構の世界、それのフェイク(偽物)なら裏返って真実に行き着くということ?と勝手気ままに推察するうち、「“言葉についての劇”らしい」という情報も入って来た。これまで縦横無尽に言葉を操り、解体し、肉体に乗せて空間へ放って来た野田が、あらためて言葉と向き合う。その意味とは何なのか。舞台上に広がるグレーの緩やかな傾斜は、恐山を示しているのだろう。そこに現れる白石加代子がイタコの役であることは誰もが想像したと思うが、百戦錬磨のベテランイタコではなく、もう半世紀もイタコ試験!? に落ち続けている見習いのイタコという設定にまず失笑。白石扮する“皆来(みならい)アタイ”のもとに降霊を求めてやって来た“mono”(高橋一生)、そして“楽”(たの、橋爪功)。ダブルブッキングで鉢合わせしたこのふたりが、イタコのアタイを押しのけて何者かに憑依したように不思議な対話を始める。それはシェイクスピア悲劇の台詞であり、その言葉に呼ばれるように“シェイクスピア”(野田)も現れて……。半人前のアタイを叱り飛ばす先輩イタコ、“オタコ姐さん”役の村岡希美は持ち前の艶やかな声と小気味良さで、神の使いと称して現れる“アブラハム”役の川平慈英と“三日坊主”役の伊原剛志はどちらもボケ担当の漫才コンビのような愉快な掛け合いを見せて、野田が仕掛ける異空間を快走し、軽妙なリズムを巧みに刻んでいく。稽古に入る前のぴあアプリ取材でNODA・MAP初参加を心から喜んでいた前田敦子は、アタイの母親らしき“伝説のイタコ”と“星の王子様”、そしてある重要な出来事の象徴となる“白い烏”の三役を担い、全力の声の張りも清々しく、猛進の演技で視線を集めていた。時に整然、時に多様なアンサンブルの俊敏な動きが想像の空間を膨らませ、テンポよく繰り出されるキャラクターたちの言葉が頬を緩ませる。ただ、笑いを誘うその勢いの中で、高橋一生の深く、明瞭に響く独白から、その手に持つ怪しげな匣から、橋爪功の朴訥なつぶやきから、震撼の記憶を呼び覚ます言葉が漏れていく。そのことに気づき、ゆっくりと記憶の焦点が定まっていって“ある出来事”にたどり着いた時、あっ、と合点した。いくつかの引っかかっていた言葉も、冒頭でアンサンブルが魅せた、樹々が倒れる美しいムーブメントのその意味も。この言葉は野田が生み出したフィクションではなく、野田が公式サイトの挨拶文で「コトバの一群」と綴った、“ある出来事”に関するノンフィクションだ。この一群を舞台に乗せることを「不謹慎にも思った」とも書いていた。観客各々、とくに年齢によって反応の温度差はあるだろうが、筆者はこのコトバの一群を前に、恐怖の記憶が蘇り、戸惑い、体を硬直させながら息を止めて圧巻のクライマックスを凝視した。終演後、落ち着きを取り戻した後に実感したのは、自らが創作した言葉ではない、フェイクではないコトバの一群を演劇作品とした野田の覚悟と、そのコトバに対する畏怖。そして、言葉の真実を見極める奇跡について思う。イタコの言葉は、死者の言葉は、神の言葉は本物なのか。何が本物で、何が偽物か。見える言葉(文字)も見えない言葉(声)も、その真偽を知ることは容易ではなく、私たちは言葉にどれだけ惑わされ、揺さぶられているのか。言葉によって「真実をつかんだ」と思い込むことの愚かさ……。生と死の境も曖昧とする野田の劇空間を思い起こしながら、思考がぐるぐると駆け巡る。“言葉についての劇”、そこにある観念的な問いは、しなやかなたたずまいと表現で惹きつける高橋、軽やかさと豊かさを併せ持つ白石と橋爪の強靭な二大柱に支えられ、アンサンブルを含めた鉄壁の布陣によって見事に提起されていた。新作の度に、悔しいほどに衝撃をアップデートして来る野田の今回の試みは、ノンフィクションの強度から観劇後に違和感を受け取る人もいるかもしれない。それでも挑み続ける俳優陣の奮闘を、目撃せずにはいられないだろう。劇場は心揺さぶられる場所であることを、あらためて強く気づかされた時間でもあった。取材・文:上野紀子NODA・MAP第24回公演『フェイクスピア』作・演出:野田秀樹出演:高橋一生 / 川平慈英 / 伊原剛志 / 前田敦子 / 村岡希美 / 白石加代子 / 野田秀樹 / 橋爪功 / 他★チケット情報【東京公演】2021年5月24日(月)~2021年7月11日(日)会場:東京芸術劇場 プレイハウス【大阪公演】2021年7月15日(木)~2021年7月25日(日)会場:新歌舞伎座
2021年06月09日東京芸術劇場、愛知・刈谷総合文化センター、熊本県立劇場が2021年全国共同制作オペラ「團伊玖磨 歌劇『夕鶴』」を新制作、および2021年10月から2022年2月にかけてそれぞれの劇場で上演することが決定した。本作は、木下順二の戯曲『夕鶴』をもとに團伊玖磨が作曲したオペラ。彼のオペラ作品の中で最も上演回数が多く、聴衆から愛され続けているこの作品を團伊没後20年記念として新演出で披露する。今回、この名作を手がけるのはオペラ初演出となる岡田利規。チェルフィッチュを主宰し、現代演劇の旗手としてヨーロッパの劇場から定期的に招聘されるなど、国内外で演劇・芸術・文学と多岐にわたる活動を続ける岡田が、これまでとは全く異なる新しい21世紀の『夕鶴』を創出する。出演は、2009年全国共同制作オペラ「トゥーランドット」(リュー)で頭角を現し、近年も野田秀樹演出の「フィガロの結婚」においてスザ女(スザンナ)役で高い評価を受けた小林沙羅が満を持して“つう”初役として登場。幼少期からバレエ、日舞などを習得してきた彼女の経験が活きた表現に期待が募る。さらに、今回の演出上でキーマンともいえる“与ひょう”には与儀巧が同じく初役として登場。天性の輝かしい声を持つ今が旬の寺田功治が“運ず”役でシリーズ初登場、さらに当シリーズに数多く出演し、歌って演じる歌手・三戸大久が“惣ど”役として脇を固める。指揮は、全国共同制作オペラで長年指揮を務める辻博之が10月の東京公演に登場。1月の愛知公演、2月の熊本公演には、バッハ・コレギウム・ジャパン首席指揮者でオルガン奏者、演出家、作曲家、プロデューサーと各方面で活躍する鈴木優人が参加する。歌劇『夕鶴』は2021年10月30日に東京公演を終えた後、2022年1月30日に愛知公演、2月5日に熊本公演を実施。うち、東京公演のチケットはすでに一般発売が開始されている。演出、出演者ともに最強の布陣で挑む、新演出の『夕鶴』に期待してほしい。團伊玖磨/歌劇『夕鶴』(新演出)10月30日 (土)14:00 開演会場:東京芸術劇場コンサートホール指揮:辻博之演出:岡田利規出演:小林沙羅(ソプラノ)、与儀巧(テノール)、寺田功治(バリトン)、三戸大久(バスバリトン)
2021年06月02日野田秀樹率いる NODA・MAP の新作『フェイクスピア』が5月24日(月)、東京芸術劇場プレイハウスにて開幕する。野田戯曲の特徴として必ず取り上げられるのは、巧妙に仕掛けられた“言葉遊び”だが、今作はいきなり言葉遊びを思わせるタイトル。シェイクスピア?フェイク?その意味、意図は何も明かされていないが、野田はこれまでシェイクスピア作品に関連する多くの作品を手掛けている。前回作『「Q」:A Night At The Kabuki』では、『ロミオとジュリエット』の2家間の争いを源平の時代に置き換え、もし、ふたりが生きていたらという着想のもと“2組のロミジュリ”を描いている。また、過去には『野田秀樹の十二夜』や『野田秀樹のから騒ぎ』、『野田秀樹の真夏の夜の夢』など、シェイクスピア作品をモチーフ、または潤色した戯曲もある。さらに、シェイクスピアに掛け合わせたタイトル頭の“フェイク”。これは今や世界中に“フェイクなコトバ”がはびこる中、野田は正面から“コトバ”というものと向き合ってみようという思いで挑んでいるという。そして、現在明かされている物語の設定は、あの「恐山(おそれざん)」を舞台にイタコが登場するとのこと。一体どんな世界が出現するのか?主演は野田作品初参加となる高橋一生。昨年はシェイクスピア全作の要素が盛り込まれた井上ひさしの大作『天保十二年のシェイクスピア』に出演した彼だが、謎に包まれた今作ではどのようにシェイクスピアに絡むのか? さらに、ミュージカルのみならず、今年は『藪原検校』でもその個性を発揮した川平慈英、AKB48での活躍後も映像や舞台で高い評価を得ている前田敦子も初参加。ほか、伊原剛志、村岡希美、そして野田作品への参加は27 年ぶりとなる白石加代子、6年ぶり8度目となる橋爪功という豪華布陣に野田を併せ、総勢8名が出演。近年のNODA・MAP作品において欠かせないアンサンブルキャストも出演する。先の見えない不安漂う現在の世で、野田は一体どんな“シェイクスピア”と“フェイク”を取り入れた劇世界を描き出すのか。幕が開く瞬間までのドキドキも含めて楽しみにしてほしい。文:伊藤由紀子NODA・MAP第24回公演『フェイクスピア』作・演出:野田秀樹出演:高橋一生 / 川平慈英 / 伊原剛志 / 前田敦子 / 村岡希美 / 白石加代子 / 野田秀樹 / 橋爪功 / 他★チケットは、チケットぴあにて販売中!【東京公演】2021年5月24日(月)~2021年7月11日(日)会場:東京芸術劇場 プレイハウス【大阪公演】2021年7月15日(木)~2021年7月25日(日)会場:新歌舞伎座
2021年05月24日「ワーイ、エム、シーエー!」今も全世代で歌われる『YOUNG MAN』に限らず、ファンとの掛け合いを日本に定着させた西城秀樹さん(享年63)。没後3年でも声援の大きさは変わらない。そこで本誌読者1,000人にアンケートを実施。最も多く寄せられたのは、熱いライブのヒデキが見たい!という思いだった。そこで、本誌秘蔵写真で熱いヒデキを振り返る−−題して「ファンの声で作る西城秀樹アルバム」♪【’75年】ドラマ『寺内貫太郎一家2』の名物だったけんかの場面で、全治1カ月の負傷を負った秀樹さん。【’77年】武道館でデビュー5周年記念コンサートを。ワイルドでsexyな情熱の嵐を見せた。【’78年】日比谷野音コンサート。「秀樹!」の掛け声をスタンドマイクで拾うパフォーマンスを。【’78年】後楽園球場ライブ。ド派手な演出と目の前まで近づいてのファンサービスに大興奮。【’79年】『YOUNG MAN』が大流行。子どもから大人までみな「YMCA」ポーズを踊っていた。【ヌードを披露】身長181センチ、股下81センチという長くてきれいな脚も魅力のひとつ。■ヒデキの思い出ランキング(西城秀樹さんで思い出されるもの、作品やキーワードの中で好きなものは?※複数回答可)第1位:『傷だらけのローラ』=788票第2位:バーモントカレー=779票第3位:『寺内貫太郎一家』=741票第4位:スタジアム・コンサート=719票第5位:『YOUNG MAN』=656票第6位:洋楽カバー=646票第7位:『ザ・ベストテン』=637票第8位:日本武道館=608票第9位:『愛と誠』=570票第10位:「青年(成年、盛年)の3部作」(『君よ抱かれて熱くなれ』『ジャガー』『若き獅子たち』)=542票■あなたが特に好きな西城秀樹さんは?《紅白初出場であの素敵な快傑ゾロの『傷だらけのローラ』が素晴らしいです。オーガンジーの仮面をあのきれいな手でとり、帽子で顔を隠してそこから一気に帽子を投げて顔出し!あのフィギュアのような抜群のスタイルで、熱唱し、日本初のスモークが流れる、私が小学校のときに恋に落ちた瞬間の秀樹です》《主催者側のミスでコンサート会場に人が集まらなかったとき、バラバラに座っている観客に“みんな前に集まって!”と声をかけて歌われた秀樹さんが素敵です》■あなたの西城秀樹さんエピソードを教えて!《うちの母は、西城秀樹ファンでしたが、母の姉は、郷ひろみファンでした。どっちがすごいか言い合いになり、どっちも譲らず、1年姉妹げんかで口をきかなかったエピソードが好きです》《子どものころハウスのバーモントカレーをいくつか買ったらコンサートチケットが当たる!のうたい文句で、嫌な顔をする母にたくさん買ってもらいました(笑)。応募しましたが見事にハズレでした(笑)》西城秀樹さんとの別れから3年……参加型ライブの元祖に、いまも熱い声援がやまず!「女性自身」2021年5月4日号 掲載
2021年04月25日30年以上にわたり第一線で活躍し続けるコスチューム・アーティスト、ひびのこづえ。その作品世界の全貌に迫る展覧会『森に棲む服/forest closetひびのこづえ展』が、9月10日(金)より横浜・そごう美術館にて開催される。野田秀樹演出の舞台衣装やNHK Eテレ「にほんごであそぼ」の衣装、セットデザインなど、演劇やダンス、映画、テレビといった幅広い分野で数々の作品を制作。想像力をかきたてる奇想天外なかたちやわくわくするような色彩の衣装で知られるひびのの作品世界に、幅広い世代が魅了されている。そごう横浜店を衣・食・住にまつわる膨大な品々が並ぶ森、会場となる6階の一番奥にある美術館をさらに深い森と見立てて開催される同展では、代表的な衣装や新作のほか、不思議な衣装をまとったダンサーたちによるパフォーマス、ワークショップなども実施。ひびのこづえの独創的な作品世界をあますところなく紹介する。『MAMMOTH』2020年 photo ©️出口敏行≪スワンの服≫2012年 Photo ©️角田航『Piece to Peace』九州国立博物館個展『太ンス宰府ク(ダンスザイフク)』2019年Photo ©ひびのこづえ『ROOT:根』2021年『ROOT:根』2021年【開催概要】『森に棲む服/forest closetひびのこづえ展』会期:9月10日(金)〜10月10日(日)会場:そごう美術館(神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店6階)時間:10:00〜20:00(入館は19:30まで)休館日:会期中無休※営業時間はそごう横浜店に準ずるそごう美術館公式サイト( )
2021年04月14日山田洋次監督が原田マハの小説を映画化する『キネマの神様』。この度、主人公ゴウ役の菅田将暉と、盟友テラシン役の野田洋次郎が「RADWIMPS feat.菅田将暉」として主題歌「うたかた歌」を歌唱することが分かった。劇中では、撮影所で働く盟友として熱い絆を結んだ2人。野田さんが作詞作曲を務め、ゲストボーカルとして菅田さんを迎えるという形となり、劇中のゴウとテラシンの役柄と重なり合うよう、歌詞に合わせて歌い分けされているという。今回の主題歌について野田さんは「最初は主題歌になるとかならないとかそういう話は全く無く、撮影中に歌の言葉の断片みたいなものをちょっとずつためていました。全部の撮影が終わった時に、感謝の気持ちを込めて『監督にこのデモをお渡しください』という感じで贈ったのが一番最初です」と明かす。一方、菅田さんは野田さんと一緒に主題歌を担当することについて「いやびっくりしました。謎でした。こんなありがたいことはないです。クランクアップした少し後に、野田さんから感謝の気持ちとして『こんなのできたから』ということでこの曲のデモを送ってもらって、それを聴いて『わぁ~!』と思っていたので、なんだか不思議な気持ちでした」と驚きを隠せなかった様子。また、2人で一緒に主題歌をレコーディングした際のことをふり返り、野田さんは「レコーディングは楽しかったですね。菅田君が色んな表情や色んなテイクを見せてくれたので」と語り、菅田さんは「二回レコーディングしたんです。それが良かったですし、今思えば、山田組っぽいですよね(笑)。良い作品にするためにリテイクするって。1日やって本当に難しくて表現しきれなかったこともたくさんあって、もう一回やることになりました。すると野田さんが『こういう風なリズムでやると歌いやすくなるかも』といったメールをくれて。それがとても良かったです。主題歌では野田さんが演出家で僕が演者みたいな気持ちでした」とその様子を語った。なお、主題歌の音源は近日中に公開予定。野田さんは「僕自身本当に大好きな曲ですし、『キネマの神様』があったから生まれた曲で、あの世界が音としてもこの世にずっと残っていって欲しいという願いがずっとあったので、本当に心から嬉しく思っています」と思いを述べ、菅田さんは「完成版の楽曲は、映画のエンディング版とは曲の尺が違うので、フル尺でもぜひ聴いてもらいたいですね」と楽しみに待つ方へメッセージを寄せている。『キネマの神様』は8月6日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:キネマの神様 2021年8月6日より全国にて公開©︎2021「キネマの神様」製作委員会
2021年04月09日ロックバンド・RADWIMPSの野田洋次郎が、大塚製薬・カロリーメイトの新CM「この世界で考えつづける人へ」編のために楽曲「鋼の羽根」を書き下ろし、自身も出演することが31日、分かった。新CMは2日から全国で放送される。サラリーマンやクリエイター、シェフ、バレリーナ、チェロリストなど、さまざまな職業の人々が、日常の変わった世界でも立ち止まらずに考え、行動し続ける姿を描いたCM。野田自身も出演し、思いを巡らせながら楽曲制作に取り組む様子や、「鋼の羽根」をファンに届けるかのように歌うシーンが収められている。撮影は、野田が実際に楽曲を制作するスペースを想定し、キーボードやアンプ、スピーカーなどの音楽機材を配置したセットで行った。キーボードを弾いたり、口ずさんだりしながら創作活動に励む野田の真剣な表情や美しい歌声が見どころだ。野田が壮大なステージでライブをしているイメージのシーンでは、実際に歌っている場面を撮影。霧がかかった幻想的なステージで、マイクスタンドを前に歌う様子は、本物のライブのような臨場感にあふれる映像に仕上がった。野田は提供した楽曲について「『この時期をどうやって生きていこう、この先どうやって自分で自分を鼓舞して希望を持って生きていこう』と、僕自身がもがきながら書き溜めていたものが、いただいたオファーの内容と重なっていたので、そこからさらにビルドアップして歌詞をどんどん詰めて完成した作品です。とても好きな曲になりました」と手応えを見せる。また、CMのメッセージである“この世界で、考えつづける人へ。”について、「考えつづけるということは、僕ら人間が持ちうるすごく美しい能力ですし、とても人間らしい行いだと思います」と共感し、「『今日じゃない自分になりたいんだ』というその意思を持つ人々は、同志として励みになりますし、この世界を、この国を、一緒に考えつづけて少しでも豊かにしていきたいなと強く思います」と思いを語った。
2021年03月31日RADWIMPSの野⽥洋次郎がバランス栄養⾷「カロリーメイト」の新CMに出演することが決定し、CM楽曲にRADWIMPSの新曲「鋼の⽻根」が起用されることが発表された。『この世界で考えつづける⼈へ』篇と題された今回のCMでは、⽇常が変化しても、何かできることはないかと、⽴ち⽌まることなく考えつづける⼈々の姿と希望が描かれている。そして本CMのために書き下ろした新曲「鋼の⽻根」は、この時代をどのように⽣き抜いたら良いのか、と野⽥⾃⾝が考えつづけてきたメッセージが詰まった楽曲となっており、今回のCMで初公開となる。考えつづける⼈の背中を押す歌詞にも注目してほしい。撮影はまず都内某所のスタジオで、野⽥の楽曲制作風景を想定しキーボードやアンプ、スピーカーなどの機材を配置して⾏われた。時折カロリーメイトリキッドを⼝にしながら、キーボードを弾いたり⼝ずさんだりして楽曲制作をつづけるシーンを撮影し、その後はライブをイメージしたセットにて、霧がかかった幻想的なステージでストレートなマイクスタンドを前に歌う様⼦が撮影された。カロリーメイト新CM『この世界で考えつづける⼈へ』篇より今回のCM出演にあたって、野田洋次郎からのコメントが到着している。――今回のタイアップが決まったとき、どのようなお気持ちでしたか。野田:このコロナ禍を⽣きるほぼすべての⼈が苦難に直⾯している世の中で、「背中を少しだけでも押せるような楽曲を作っていただけませんか。そういうCM にしたいんです」というお話をいただき、ぜひご⼀緒したいという気持ちが強くありました。こういう時期だからこそ、伝えられるものがあるのではないか、ここから少しでも光に向かっていけるような作品にできたらなと思いました。――本CM のメッセージである「この世界で、考えつづける⼈へ。」に共感する部分はありますか。野田:⾮常に共感します。⼀筋縄ではいかない世の中になっているので、ただ何かレールに乗ったり、世の中の⼀つの空気に乗っかるだけではすまされない世の中ですし、⾃分で⾃分の意思を確かめつづけて確認しながら前に進まなきゃいけない、選択の連続だと思います。そういう意味では、すべての⼈たちにとって本当に困難ではあるなと思いますが、惰性で⽣きるよりも⽣き甲斐のある世の中だなと思うので、たくましく⽣きなければいけないと、僕⾃⾝も強く思います。――今回の楽曲には、どのような想いを込めましたか。野田:この時期をどうやって⽣きていこう、この先どうやって⾃分で⾃分を⿎舞して希望を持って⽣きていこう、と僕⾃⾝がもがきながら、書き溜めていたものが、いただいたオファーの内容と重なっていたので、そこからさらにビルドアップして歌詞をどんどん詰めて完成した作品です。とても好きな曲になりました。――この世界で考えつづけているすべての⼈へ、メッセージをお願いします。野田:考えつづけるということは、僕ら⼈間が持ちうるすごく美しい能⼒ですし、とても⼈間らしい⾏いだと思います。「今⽇じゃない⾃分になりたいんだ」というその意思を持つ⼈々は、同志として励みになりますし、この世界を、この国を、⼀緒に考えつづけて少しでも豊かにしていきたいなと強く思います。歌詞(一部)とCM動画一覧■ 「鋼の⽻根」歌詞(⼀部)一人だけで生きていける強さを早く 手に入れる訓練の最中にあなたは物音ひとつなく現れて 今までの成果台無しにした怖くないとでも思ったかよバカ そんなわけでも怖さでは止められないこの胸の 高鳴りは揺るぎないものがほしかった 壊れない意志がほしかった容易い言葉はいつだって 賞味期限は持って3日枯れない夢がほしかった 「僕」という意味がほしかった宇宙にぽつんと咲いている 静かな理由がほしかったそれを君と探せるなら 遠回りでもいいと思えた『この世界で考えつづける⼈へ』篇 15秒ver.『この世界で考えつづける⼈へ』篇 30秒ver.『この世界で考えつづける⼈へ』篇 60秒ver.『この世界で考えつづける⼈へ』篇 105秒ver.本CMは4月2日(金)から放映開始。また、4⽉5⽇(⽉)からはカロリーメイトリキッドやオリジナルグッズが当たるTwitterプレゼントキャンペーンもスタートする。キャンペーン特設サイト: Official HP:
2021年03月31日野田琺瑯のキッチンアイテムをご紹介1934年創業の老舗、野田琺瑯。扱いやすくて丈夫な琺瑯(ホーロー)製品を作り続けていて、特にキッチンアイテムは既に使っているという方も多いのではないでしょうか。今回は、そんな長く愛用できる野田琺瑯のキッチンアイテムをピックアップして、新生活にもおすすめのラインナップをご紹介いたします。ぜひご覧になって下さいね。日々の調理シーンに役立つ琺瑯容器レクタングル浅型Sサイズ軽くて扱いやすい琺瑯素材の「レクタングル浅型」。酸や塩分に強い琺瑯は、食材や薬品の保存に適しているという実用性が特徴的。Sサイズのこちらのタイプは、このまま器として使える程よい大きさになっています。レクタングル浅型Mサイズ直火やオーブンで使える特性を持つ、琺瑯製品。こちらの浅型Mサイズは、直接火にかけながらコーヒーゼリーを作る際にも活躍してくれます。レクタングル浅型S・Lサイズ肉屋魚の下ごしらえにもあると重宝するレクタングル浅型シリーズ。下味を終えた後は、冷凍庫や冷蔵庫に保存ができます。別売のシール蓋を組み合わせても◎。作り置きや食材の保存にも便利レクタングル深型Mサイズ×シール蓋こちらのレクタングル深型は、作り置きの容器としても最適なアイテム。食材のにおい移りや型崩れがなく、汚れもつきにくいという万能な容器。別売のシール蓋と合わせて冷蔵庫へ。レクタングル深型Mサイズ×密閉蓋深型の琺瑯容器は、コーヒー豆などの保存にも優れている頼りになるキッチンアイテムです。密封性に優れている「密封蓋」と組み合わせて、鮮度を一段とキープしてくれそう。レクタングル深型Sサイズ×琺瑯蓋サイズのレクタングル深型に琺瑯蓋を組み合わせてバターケースとしても活用できます。このままテーブルに運んでも様になる、清潔感のある風合いが特徴的ですね。サイズ違いであると助かるバットとボウルオーブン調理もOKサイズのラインナップが展開されている琺瑯バット。サイズ違いでストックしておくと日々の効率がアップしそうですね。大きめなバットを使ってオーブン調理に活用し、そのままテーブルに出せます。お菓子作りにも重宝する清潔感のあるホワイトカラーの琺瑯キッチンアイテム。バットを使っておお菓子作りの一時置き場所を確保。琺瑯のボウルと一緒に使って、お菓子作りがスムーズに運びそう。野菜をまとめて洗える琺瑯ボウルは5サイズが展開されていて、卵を混ぜたりお菓子作りにも活躍してくれそう。一番大きなサイズのボウルに野菜をざっくりと入れて、まとめて洗える実用性がポイントに。持ち手が付いていて使いやすい持ち手付ストッカー角型L×密封蓋扱いやすい持ち手付のストッカー。冷蔵庫での保存ができる琺瑯容器なので、密封蓋と組み合わせて味噌の保存場所としても活躍してくれます。持ち手付ストッカー角型Lこのまま火にかけることができる琺瑯のストッカーは、ジャムやコンポートを作るときにも役立ってくれます。持ち手の部分は熱くなるので、火を使うときは鍋つかみと合わせて使うと◎。持ち手付ストッカー角型L×シール蓋砂糖や塩などの調味料入れとしても活躍してくれるストッカー。シール蓋と組み合わせて使ってキッチンに並べてみると、スッキリとした見た目になりますね。あると重宝するキッチンアイテムろ過式オイルポット一つあると重宝する琺瑯製オイルポット。放浪の持つ特性によって、油の質や風味の変化を防ぎながら保存できるという実用性のあるキッチンアイテムです。ぬか漬け美人冷蔵庫で低温保存できる「ぬか漬け美人」は、ぬか漬けをこれから始めたいという方にもおすすめ。サイズはSとLがあるので、お好みに合わせた大きさが選べる一面も◎。白い水切りかごステンレス素材の水切りカゴに、琺瑯トレイがセットになった機能的なキッチンアイテム。清潔感のある白い水切りかごは、どんなキッチンインテリアにも馴染んでくれそうです。野田琺瑯のキッチンアイテムまとめ今回は、日常シーンに活躍してくれる野田琺瑯(ホウロウ)のキッチンアイテムにスポットを当てて、おすすめのラインナップをご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。軽くて扱いやすい琺瑯製品は、シンプルで清潔感のある見た目もポイントに。琺瑯製品が気になるという方は、ぜひチェックして下さいね。
2021年03月28日3月18日号の『週刊文春』で、総務相時代にNTTから高額接待を受けていたと報じられた自民党の野田聖子幹事長代行(60)。記事によると、野田氏が接待を受けたのは2回。17年11月にNTTドコモ社長などを歴任した立川敬二氏から受け、18年3月にも当時のNTT西日本社長だった村尾和俊氏から受けたという。各メディアによると、野田氏は“接待疑惑”を否定。3月11日に報道陣に向けて、「仕事の話はほとんどしていない。総務省が全く関わらないプライベートな会合」と釈明したという。また野田氏は立川氏との会食について「岐阜県人会有志の会の先輩たちが懇談会をしようということになった」と説明し、「立川氏はすでに引退していた」「支払いも個人払いだった」とコメント。いっぽう村尾氏との会食については、「30年以上友人としてお付き合いをしてきた」と説明。また村尾氏が退任することなどから「友人として早めに伝えておきたかったという話や、京都の話をした」とコメント。さらに会食費用の26,150円は、最近になって返金したというのだ。「NTT法に基づいて事業計画や役員の選任などは、総務省の許認可を受けています。国家公務員倫理規程では、許認可などを受けて事業を行っている利害関係者から接待を受けることは禁じられています。さらに18年といえば、当時の官房長官だった菅義偉首相が携帯電話料金の値下げに言及し始めた時期。ですが、総務相だった野田氏は『長官に言われたから動くのではなく、常日頃から総務省は取り組んできた』と菅氏をけん制する勢いでした。野田氏はかたくなに“接待”を否定していますが、会食が行われた場所もNTTグループ会社の会員制ゲストハウス『CLUBKNOX 麻布』。総務相という立場であれば、疑われるような行動は慎むべきだったのではないでしょうか……」(全国紙記者)「会食はしたが接待ではない」「会費は返金した」と押し通す野田氏。だが、NTTグループ会社のゲストハウスでわざわざ“プライベートな会合”を催す必要はあったのだろうか。彼女の釈明に批判の声が殺到している。《総務省とNTTはプライベートな関係、つまり身内らしい。それでは、何が問題なのかが分からないわな》《またまた新手の言い訳が!仕事の話はなにもない、プライベートとしたらNTTは無駄な金を使っているということ?》《後から返金すればそれで済むのか。万引きして捕まってから、払うからと言っても許してもらえないだろう。国会議員が法を壊している》《この言い訳があまりにひどい。 これが大人の言うことでしょうか》
2021年03月13日野田秀樹率いるNODA・MAPの新作公演『フェイクスピア』が5月24日(木)の東京公演を皮切りに、7月25日(日)大阪公演まで全62ステージで上演されることが発表された。これまで『野田秀樹の十二夜』『野田秀樹のから騒ぎ』『野田秀樹の真夏の夜の夢』や『三代目、りちゃあど』など、シェイクスピアの作品をモチーフとした数々の戯曲を生み出してきた野田。しかし、今回はシェイクスピアではなく“フェイクスピア”。野田らしいウィットに富んだタイトルの本公演で、「コトバ」を生業としてきた彼は世界中を“フェイク”がはびこるこの時代に、「コトバ」というものに正面から挑む。『フェイクスピア』の舞台は恐山。そこに、古くから日本の北東北に存在する巫女職・イタコが登場する。霊を自らの身体に招き入れ、憑依させ、死者に代わってその意思を語る秘術“口寄せ”の使い手であるイタコが、本公演でどう機能していくのか。そんな謎に包まれた『フェイクスピア』で主演を務めるのは、舞台はもとよりドラマ、映画、音楽、CMと幅広く活躍する俳優・高橋一生だ。さらに『贋作 桜の森の満開の下』など、近年のNODA・MAPで鮮烈な存在感を放つ村岡希美、大倉孝二が出演。また、AKB48でセンターを務め卒業した後、舞台・映像でも高い評価を得ている前田敦子と、ストレートプレイからミュージカルまで、スポーツキャスター、CMでもマルチな才能を発揮する川平慈英、実に27年ぶりに野田作品に参加する白石加代子、野田作品に6年ぶり8度目となる橋爪功の総勢8名がステージを飾る。高橋、川平、前田は今回が野田作品初参加。そして近年のNODA・MAP作品において、絶対に欠かせないアンサンブルキャストも出演する。野田が改めて生の演劇の悦楽と、私たちが生きる現代を鮮烈に、挑発的に描き出す最新作『フェイクスピア』に注目だ。●高橋一生野田さんのワークショップで、キャストの皆さんと少年少女のように壮大なごっこ遊びをしていました。とても楽しい時間で、その感覚がきっと作品に昇華されると確信しています。●野田秀樹【公演概要】NODA・MAP第24回公演『フェイクスピア』作・演出:野田秀樹出演:高橋一生川平慈英大倉孝二前田敦子村岡希美白石加代子野田秀樹橋爪功協賛:住友生命 / 企画・製作:NODA・MAP公演に関するお問合せ:NODA・MAP(TEL:03-6802-6681 / )WEB先行予約会員募集中詳しくは:NODA・MAPホームページまで( )●東京公演 5月24日(月)〜7月11日(日)会場:東京芸術劇場プレイハウス<チケット>料金(全席指定・税込):S 席 12,000円 / A席 8,500円 / サイドシート 5,700円※25歳以下の方は、サイドシート 3,000円で購入可能チケット4月発売予定:東京芸術劇場ボックスオフィス / イープラス / チケットぴあ / ローソンチケット / CNプレイガイド主催:NODA・MAP / 共催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)●大阪公演 7月15日(木)〜7月25日(日)会場:新歌舞伎座<チケット>料金(全席指定・税込):S 席 12,000円 / A席 8,500円 / サイドシート 5,700円※25歳以下の方は、サイドシート 3,000円で購入可能チケット6月発売予定:イープラス / チケットぴあ / ローソンチケット / CNプレイガイド主催:NODA・MAP / 後援:FM 802 / FM COCOLO運営協力:キョードー大阪 / 協力:近鉄百貨店 / 近鉄不動産当日券:全公演、販売。詳細は主催まで高校生割引:1,000円(全席指定・税込 / 事前申込制 / 要学生証)販売に関する詳細は、4月23日(金)以降、HPで発表
2021年03月05日現在放送中のドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」も話題の高橋一生が、野田秀樹1年半ぶりの最新作、NODA・MAP第24回「フェイクスピア」に主演することが分かった。“偽物”、“でたらめな”、“ごまかし”を指すフェイク。いまやSNSから現実世界にまで蔓延る“フェイク”な「コトバ」。50年近く劇作という仕事に携わり、その「コトバ」を生業にしてきた野田さんが、世界中を“フェイク”が跋扈する時代に、「コトバ」というものに正面から向き合ってみようという思いで新作に挑む。NODA・MAP初参加の高橋さんをはじめ、本作には川平慈英、大倉孝二、前田敦子、村岡希美、白石加代子、橋爪功、そして野田さんらが出演決定。東京と大阪で公演が予定されており、東京公演は4月、大阪公演は6月にチケットが発売される。NODA・MAP第24回「フェイクスピア」東京公演は5月24日(月)~7月11日(日)東京芸術劇場プレイハウス、大阪公演は7月15日(木)~7月25日(日)新歌舞伎座にて上演。(cinemacafe.net)
2021年03月04日1999年に発表された、野田秀樹作・演出による傑作舞台『パンドラの鐘』。本作が約20年の時を経て、熊林弘高演出により現代に甦る。そこでキャストのひとりで、昨年から舞台出演が続いている金子大地に話を聞いた。彩の国シェイクスピア・シリーズ第35弾『ヘンリー八世』で初舞台を踏み、二兎社『ザ・空気 ver.3 そして彼は去った…』でも好演を見せる金子。この2作ですっかり舞台に開眼した金子だが、今回は少し勝手が違うようで…。「舞台は今やっていて一番楽しいお仕事ですね。ただ『パンドラの鐘』は…、やばいです!熊林さんがとても大切にされている戯曲のひとつなので、すでにものすごいプレッシャーなんです。しかも熊林さんが求められているレベルが尋常ではないくらい高くて…。ただ、役者としてひとつ殻を破りたいと思っていた時期だったので、このような機会をいただけて本当にありがたいです」物語の舞台は、太平洋戦争開戦前夜の長崎。巨大な鐘が考古学者たちの手により掘り起こされ、それを機に、葬られたはずの古代王国を巡る秘密が明るみになっていく。「熊林さんは北九州のご出身で、戦争や原爆に対して近いところで育っていらっしゃるんですよね。その想いに触れて僕はすごく怖かったのですが、まずは自分の中にある戦争に対する感情、のようなものを納得させなければと思っています。それは苛立ちなのか、怒りなのか、悲しみなのか…。今はまだわかりませんが、そのモヤモヤと沸き上がってきているものが、この作品に取り組む上でのヒントになりそうな気がしています」今回、熊林ならではの演出となるのが、現代と古代の登場人物を一人二役で演じるというもの。金子は葬儀屋のミズヲと、考古学者助手のオズを演じる。「役についてはまだまだで、漠然とも語りたくないぐらい、一筋縄ではいかない作品だと思います。中でもミズヲが生まれた時の記憶、その景色をお客様に伝えなければならないのは、すごく難しいことだと思っていて。もともと難しい事に挑戦するのは好きなので、逆に燃えてもいます!」演劇界にも大きな影響を与えている、このコロナ禍。いつ公演中止になってもおかしくない状況下で、金子は、一回一回の公演を「奇跡」と語る。「今舞台に立っていて改めて感じるのは、お客様に来ていただけることのありがたさです。この『パンドラの鐘』でも、観に来てくださる方に少しでも元気になってもらえるよう精一杯頑張りますので、期待していてください!」取材・文:野上瑠美子
2021年03月04日「本当に俺の楽屋で合ってる?」そんなひと言とともに、3枚の写真をTwitterに投稿したのは、お笑いコンビ『マヂカルラブリー』の野田クリスタルさんです。テレビ番組や舞台などの出演者が、準備をしたり休憩をしたりする場所である、楽屋。ほとんどの人が、シンプルな部屋を想像しますよね。しかし、2021年3月1日、野田クリスタルさんがスタッフに通された楽屋は、想像とはかけ離れた内装をしていたようです。野田クリスタルさんが驚愕した、その楽屋をご覧ください。本当に俺の楽屋で合ってる? pic.twitter.com/i8KyxMVh6R — マヂカルラブリー 野田クリスタル (@nodacry) March 1, 2021 白とピンクを基調とした家具や、棚の上に並べられた3つのクマのぬいぐるみなど、想像を絶するプリティさです!この楽屋しか空いていなかったのか、『マヂカルラブリー』というコンビ名から想像した部屋なのか…。真相は分かりませんが、野田クリスタルの投稿には「かわいい」「コンビ名と合っている」など、さまざまなコメントが寄せられています。・めちゃくちゃかわいい…。野田クリスタルさんっぽくはないですが、素敵な楽屋ですね!・『マヂカルラブリー』っていうコンビ名に、めちゃくちゃマッチしている楽屋。・こんな楽屋が存在するなんて、驚きました。私の部屋にしたい…!プリティな楽屋を前に、ソワソワする野田クリスタルさんの姿を想像すると、笑いが込み上げますね![文・構成/grape編集部]
2021年03月03日「優勝から一夜明けると、すでに50件以上ものメディア出演や広告契約のオファーが殺到したそうです。なかでも野田クリスタルさん(34)は、ゲーム業界から“熱視線”だといいます」(テレビ局関係者)12日20日に放送された『M-1グランプリ2020』(ABC・テレビ朝日系)で、過去最多となる5,081組の漫才師の頂点に輝いたマヂカルラブリー。最終決戦では“吊革につかまりたくない乗客”として、ひたすら床を転げまわるボケを披露した野田。喋りの掛け合いを見せることなく、斬新な表現で勝利を掴んだことから“漫才論争”が巻き起こったほどだった。今年3月に“ピン芸人日本一”を決める『R-1ぐらんぷり2020』(フジテレビ系)で優勝したことも記憶に新しい野田。『R-1』では自作ゲーム「太ももが鉄のように硬い男てつじ」と、「モンモンとするぜ!!ストッキング姉さん」の実況プレイするというネタを披露。ゲーム自体をボケに位置づけた“異色ネタ”は多くの支持を獲得し、賞金500万円を手にした。“ピン芸人”として頂点に立ったことで、野田の“ゲーム愛”にも大きな進展をもたらしたという。「25歳くらいからプログラミングを勉強している野田さんは、数年前にYouTubeで自作のゲーム実況動画をアップ。なかには彼がプログラミングを行う様子を実況する、風変わりなものもあります。そんな野田さんはR-1の賞金500万円を、ゲーム会社の設立費用に充てようとしていたのです。ところが、その矢先に新型コロナが直撃。仕事が激減し、『賞金は生活費に充てることになった』と明かしていました。ですが、『自分のゲームをNintendo Switchで出したい!』という目標は捨てずに持っていたそうです」(テレビ局関係者)1度はゲーム会社の設立を諦めたという野田だが、コロナ禍で再びチャンスがやってきた。吉本興業と株式会社カヤックが「スーパー野田ゲーPARTY」と題したゲームの開発資金を集めるため、7月21日にクラウドファンディングを開始。ユーザーがゲーム制作に参加できるというシステムで、21年3月を発売目標としている。「野田さんが落ち込んでいる時に、カヤックから『なにか一緒にやろう』と声をかけられたそうです。その誘いに野田さんは大喜び。『野田ゲー』のテーマは、“みんなで作る”です。例えば誰かの声をゲームに取り入れるなど、ユーザーからゲーム素材を集めるもの。特に今年はステイホームでオンラインが普及し、ゲーム機の需要も高まりました。今後もeスポーツの成長が期待されるなかで、野田さんのゲーム活動はいっそう注目されそうです」(ゲーム業界関係者)そんな野田の情熱を後押しするかのように、クラウドファンディングの当初の目標金額である400万円をあっという間に達成。さらに9月の締め切り日を迎えると、3倍を超える1,357万3,000円もの寄付金が集まっていたのだ!1,900人以上いる支援者の中には、芸人仲間のすゑひろがりずも参加しており100万円を寄付する太っ腹ぶりを見せていた。さらにM-1優勝後は、野田のゲーム情報を発信するTwitterアカウントもフォロワーが倍増。20日にフォロワー2,000人を達成したばかりだったが、現在は5,700人を超えている。漫才だけでなく、ゲーム作りの才能にも注目集まる野田。ゲーム界でも王座に輝く日がきちゃうかも!?
2020年12月23日その高い身体能力で縦横無尽に駆け回り、ストレートプレイからミュージカルまで幅広い演技で魅了する俳優・成河。野田秀樹やジョン・ケアード、サイモン・マクバーニーら国内外の著名演出家からも絶大な信頼と高い評価を受ける彼が38役を演じ分ける一人芝居『フリー・コミティッド』が11月13日(金)より東京・DDD青山クロスシアターにて開幕する。本作は、劇作家・女優・TVプロデューサーとマルチに活躍するベッキー・モードが、劇作家で俳優のマーク・セトロックの協力を得て創り上げた傑作コメディ。1999年にニューヨークのチェリー・レーン・シアターで初演されて以降、アメリカやイギリスで役者を変えて何度も上演されており、日本では2018年に成河が初演。38役を次から次へと演じる姿に客席は圧倒されながらも抱腹絶倒。大いに沸かせた話題作の待望の再演だ。主人公は、売れない俳優で、マンハッタンの超人気レストランの予約電話受付係をしているサム。その仕事内容は、人気店だけにすでに満席だが、なんとか予約を取ろうと電話をしてくる客たちに応対するというもの。オーディションの結果を待ちながらも仕事に勤しむサムだが、予約とは関係のない人物、ひとり暮らしの父まで電話をかけてきて……。成河はサムを演じながら、電話をかけてくる金持ちの社交界夫人、レストラン支配人、日本人観光客、カリスマ・シェフ、サムの父親、変わり者のボーイ長、ドミニカ共和国出身のコック、大柄でタフなフランス女、医者、優しい性格のウェイトレス、下っ端のマフィアなどなど、国籍も性別も違う様々なキャラクターを演じ分ける。演出を手掛けるのは初演に続き千葉哲也。近年は俳優のみならず演出家としても活躍する千葉と成河は、昨年再演された舞台『BLUE/ORANGE』でも息の合ったステージを見せている。ふたりのタッグにも期待が高まるステージだ。なお11月16日(月)、11月30日(月)にライブ動画配信も予定している。詳細は「PIA LIVE STREAM」 文:伊藤由紀子『フリー・コミティッド』作:ベッキー・モード翻訳:常田景子演出:千葉哲也出演:成河2020年11月13日(金)~ 11月30日(月)会場:DDD AOYAMA CROSS THEATER(東京)【ライブ配信】対象公演:2020年11月16日(月)14:00 ※アフタートーク付2020年11月30日(月)14:00※各公演開演時間より24時間後までアーカイブあり(チケット販売は各公演開演時間より22時間後まで)視聴方法詳細→PIA LIVE STREAM
2020年11月13日野⽥洋次郎カルティエは、新作「Pasha de Cartier」の発売にあたり、10月16日より、様々なジャンルで活躍する5名の日本のアチーバーズ(達成者)を起用した、日本オリジナルのキャンペーンを展開しています。アチーバーズの一人、野田洋次郎(アーティスト・ミュージシャン)が、パシャのスピリットに共鳴し、今回のために制作したスペシャル ストリーミングライブ コンテンツ (※事前収録)を10月30日(金) 21:00より、カルティエ公式LINEアカウント内にて公開いたします。野田洋次郎自ら、このキャンペーンのために楽曲を選曲。個人名義であるillionの楽曲からRADWIMPSの名曲までをここでしか聴けない特別バージョンのアレンジにて披露します。カルティエ公式LINEアカウント(@Cartier) のお友達だけに贈るプレシャスな時間をお楽しみください。野田洋次郎からのコメント「“自分たちのスタジオに皆さんを招いてひっそりと、しっぽりとライブをやる” そんな想いで今回やらせていただきました。ライブで歌えなくなってから早7ヶ月。カメラを通してとはいえ、久々に歌を届けられて幸せでした。」<2020年 「パシャ ドゥ カルティエ」 キャンペーン>新作「Pasha de Cartier」のグローバル・キャンペーンとして、たぐい稀な才能を持つ5名(ラミ・マレック、トロイ・シヴァン、ウィロー・スミス、メイジー・ウィリアムズ、ジャクソン・ワン)を起用し、9月より展開してまいりました。1985年にオリジナルモデルが誕生した「パシャ」は、当時の歴史的な達成者たちに愛され、伝説的なウォッチとして語り継がれてまいりました。このたび、現代に向けてよりモダンに進化した「パシャ」を通して、それぞれのアチーバーたちが「パシャ」が持つ精神を伝えています。<Cartier 公式LINE について> de Cartier コレクション>正反対のものを絶妙な調和で配する「パシャ ドゥ カルティエ」。円形のダイアルの中央に、レールウェイ ミニッツトラックがスクエアを描くデザインなど、これまでの慣習にとらわれないデザインがコードになっています。35mm、41mm でのサイズ展開。SS、ゴールド、ダイヤモンドセット、スケルトン、トゥールビヨンなど、多彩なラインアップ。新作全13 点。9月4日発売。<カルティエについて>世界有数のラグジュアリーメゾンとして、オープンなマインドと好奇心の代名詞とも言えるカルティエは、そのクリエイションにおいて際立ち、美が存在するあらゆるところにその美を明らかにします。ジュエリー、ファインジュエリー、ウォッチ、フレグランス、レザーグッズ、小物といったカルティエのクリエイションは、たぐい稀なクラフツマンシップと時代を超えたシグネチャーとの融合を象徴するものです。現在メゾンは世界中に265 店のブティックを擁しています。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年10月28日ロックバンド・RADWIMPSの野田洋次郎が、映画『キネマの神様』(2021年公開予定)に出演することが22日、明らかになった。本作は小説家・原田マハの同名小説を原作に、「松竹映画100周年記念作品」として山田洋次監督がメガホンを握る。ギャンブル漬けで借金まみれのゴウ(沢田研二)は妻の淑子(宮本信子)と娘の歩にも見放されたダメ親父だが、たった一つ「映画」を愛していた。 若き日のゴウ(菅田将暉)は助監督として撮影に明け暮れる傍ら、食堂の娘・淑子(永野芽郁)に恋をし、映写技師・テラシンとともに夢を語らい、青春の日々を駆け抜けていた。しかしゴウは初監督作品『キネマの神様』の撮影初日に転落事故で大怪我をし、その作品は幻となってしまう。半世紀後の2020年、『キネマの神様』の脚本が出てきたことで、沈みかけていたゴウとその家族は再び動き始める。野田は、ゴウ (菅田)とともに撮影所で青春を駆け抜け、映画に夢を見た盟友・テラシンを演じる。RADWIMPSとして活動し、独特の世界観で特に若い世代から熱狂的支持を集めているほか、illionとしてのソロ活動をはじめ、大物アーティストへの楽曲提供や、映画『君の名は。』(2016)の主題歌・劇中歌を手掛けている野田。一方、2015年に公開した『トイレのピエタ』で初主演を務め、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、その後も数々のドラマや映画に出演、今年はNHK 連続テレビ小説『エール』に出演するなど俳優としても活躍している。菅田とは、ドラマ 『dele』(18年)の第4話にゲスト出演して以来、約2年半ぶり2度目の共演となった。○野田洋次郎 コメントこの度『キネマの神様』に参加させて頂きました。物心ついた時からずっと山田監督の映画の世界に触れていた者として、今回頂いたお話はどこか絵空事のようでした。山田監督の演出は明確で、緻密で、何より映画への愛が溢れ出していました。もっともっと触れていたいと、監督の話を聞いてみたいと終盤に向かうに連れ名残惜しくなりました。きっとご覧になった誰しもが映画の持つ魔法に心を強く打たれることと思います。『キネマの神様』をどうぞお楽しみに。
2020年10月22日山田洋次監督がメガホンがとる、松竹映画100周年記念作品『キネマの神様』に、沢田研二、菅田将暉、永野芽郁、宮本信子に続いて「RADWIMPS」の野田洋次郎が出演することが決定した。野田さんが演じるのは、ゴウ(菅田さん)とともに撮影所で青春を駆け抜け、映画に夢を見た盟友・テラシン。野田さんといえば、言わずと知れた4人組ロックバンド「RADWIMPS」として活動し、独特の世界観で特に若い世代から熱狂的支持を集めている。illionとしてのソロ活動をはじめ、大物アーティストへの楽曲提供や、映画『君の名は。』『天気の子』の主題歌・劇中歌を手掛け空前の大ヒットを生み出すなど、まさに日本を代表するアーティスト。その一方、“俳優”野田洋次郎は2015年公開『トイレのピエタ』で初主演を務め、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。今年はNHK連続テレビ小説「エール」に出演し、その飄々とした佇まいと存在感に世間が注目した。そんな彼がついに、巨匠・山田洋次監督作品に初出演。菅田さんとは、2018年のドラマ「dele」の第4話にゲスト出演して以来、約2年半ぶり二度目の共演となる。若き日のテラシンは、主人公のゴウと共に撮影所で映写技師として働き、「将来は自分の名画座を持ちたい」と熱く夢を語る真面目で誠実な男だが、女性に対してはめっきり不器用という役どころ。芯があって愛情深く、それでいて哀愁漂う、深みのある役を見事に演じ切り、俳優・野田洋次郎の新境地を見せている。今回新たに公開されたビジュアルには、その誠実でひたむきな、心優しいテラシンの姿が映し出されている。今回解禁されたビジュアルは、先日公開された4名のビジュアルとともに虹の架け橋で繋がるデザインとなっており、野田さんが物語に新しい風を吹き込んでいる。今後新たに発表されるキャストも、一人一人のビジュアルが徐々に繋がっていく予定という、野田洋次郎 コメントこの度『キネマの神様』に参加させて頂きました。物心ついた時からずっと山田監督の映画の世界に触れていた者として、今回頂いたお話はどこか絵空事のようでした。山田監督の演出は明確で、緻密で、何より映画への愛が溢れ出していました。もっともっと触れていたいと、監督の話を聞いてみたいと終盤に向かうに連れ名残惜しくなりました。きっとご覧になった誰しもが映画の持つ魔法に心を強く打たれることと思います。『キネマの神様』をどうぞお楽しみに。『キネマの神様』は2021年、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キネマの神様 2021年公開予定©︎2021「キネマの神様」製作委員会
2020年10月22日「5年前より良くなっていると、はっきり書いてくれていい」そう手応えを語るのは指揮者の井上道義。総監督を務める、野田秀樹演出のモーツァルト《フィガロの結婚》の再演ツアーが始まっている(東京公演は10月30日&11月1日・東京芸術劇場)。2015年の初演時に大きな話題を呼んだ衝撃的な《フィガロ》だ。理屈抜きに、とにかく楽しい。「前回は僕も病み上がりだったけど(編注:2014年に咽頭がんの治療のため半年間休養した)、今度は元気。それに野田さんが真にオペラを愛するようになった。斜に構えたところがなくなったから、僕も楽になって、お互いの良いところが出ていると思う」物語の舞台を幕末の長崎に設定しているのがこの野田版の一番のポイント。伯爵夫妻とケルビーノは海を渡ってやってきた外国人で、その使用人たちが日本人の「フィガ郎」や「スザ女」たちなのだ。庶民と貴族の対立構造を、幕末の日本人と外国人の関係に落とし込んでいてわかりやすいし、設定に合わせて原語のイタリア語と日本語混在で演じられるのも特色だ。その演出プランをリアルなものにするために、外国人役には外国人歌手を配役することが前提だった。しかしコロナ禍により海外からの入国が不能に。一時は舞台裏で歌う歌手に外国人俳優が口パクで当てぶりする方法も真剣に検討されたというが、最終的には伯爵にヴィタリ・ユシュマノフ、伯爵夫人にドルニオク綾乃という、日本在住の外国人とハーフの歌手を起用した。とくにドルニオクは、抜擢と言っていい。「新しいスターが出てきたことを喜んでほしい。初演からのメンバーは前回みっちり稽古を重ねたので自由自在。新しく入ったメンバーもそれに合わせることができる。とくに大山大輔君(フィガ郎)と小林沙羅さん(スザ女)が中心にいることで、野田さんも安心していた。この二人がいなかったらできなかった」もう一つ、野田の「言葉」へのこだわりも大きなポイント。歌詞や台詞はもちろん、字幕まですべての日本語訳が野田の書き下ろし。単純な直訳ではないから面白い。しかも表面的なウケ狙いでなく、そこにはダ・ポンテの台本を深く読み込んだ結果が反映されているのだという。その野田=ダ・ポンテの世界にモーツァルトの音楽を吹き込むのが指揮者・井上道義の役割。話題が演出に集中しがちなことをどう感じているのだろうか。「構わない。とくに記事にするときにはそれが勝つと思うけど、野田さん自身も『オペラの中心は音楽でしょ』と言っている。オペラの感動は演出ではなく音楽で起きる。それは良い歌手たちとの、その場その場のほんの一瞬の積み重ねでしかできないこと。演出が良いぶん、こっちも頑張らなきゃ」手直しが重ねられ、どんどんパワーアップしているという再演の舞台。初見の人はもちろん、リピーターの人にも思わぬ驚きが待っているはずだ。マエストロも「見ないと取り残されるよ(笑)」と誘う。必見。(取材・文:宮本明)
2020年10月21日