ハードで危険な大人のルパンを描く『LUPIN THE IIIRD』シリーズ。最新作は、アニメ史上最強のセクシー・ミューズ、峰不二子を主役にした『LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘』。峰不二子を執拗に追う殺し屋ビンカムの声を演じた宮野真守さんにお話をうかがいました。写真・大内香織 文・田嶋真理 スタイリスト・横田勝広(YKP) ヘアメイク・Chica(C+)【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 37変幻自在! マルチなエンターテイナー原作者であるモンキー・パンチ氏が、 1967年に連載を開始した『ルパン三世』。テレビアニメ化、映画化を経て、現在は世界中にファンを持つ、日本発の超人気漫画に成長しています。ハードでビターな原作のテイストを受け継いだ『LUPIN THE ⅢRD』シリーズ。待望の第3弾『LUPIN THE ⅢRD 峰不二子の嘘』では、峰不二子に絶体絶命の危機が迫ります。主演はルパン三世役はおなじみの栗田貫一さん、峰不二子役は2011年から彼女の声を担当している沢城みゆきさん。そして、本作で『ルパン三世』シリーズ初参加となるのが、オリジナルキャラクター、ビンカムを演じる宮野真守さん。宮野さんと言えば、声優・俳優・歌手と多彩に活躍する才能の持ち主。本作でもビンカムの心の奥底まで描き出す豊かな表現力が存分に発揮されています。ーーオファーをいただいたときのお気持ちは?宮野さん 『ルパン三世』は、名作アニメとして長年愛されている作品です。僕自身、小さい頃に再放送された『ルパン三世』を見て、ハードボイルドで粋な主人公・ルパンに魅了されました。ルパンを見ていると、軽妙な立ち振る舞いをするけれど、最後はビシッと決める男の美学のようなものを感じます。『LUPIN THE ⅢRD』シリーズは原作をリスペクトしながら新しい魅力を打ち出していて、よりハードボイルドで渋いルパンを描いています。もし、自分もシリーズに携われる機会があればとずっと思っていました。今回、その機会をいただき、光栄に思っています。ーー脚本を読んで、ビンカムをどう思いましたか?宮野さん ビンカムは、峰不二子に立ちはだかる最強の敵として登場します。愛情を知らずに、殺し屋として育ったビンカムが、次第に峰不二子に影響されていく。そこが物語の大事な流れになっています。ーー峰不二子の三代目声優の沢城みゆきさんとは旧知の間柄ですよね? ルパンの収録現場に参加した際の印象は?宮野さん シリーズに参加することが決まって、まっさきに沢城さんからお電話をいただき、“一緒に(声を)録れるの!?”と聞かれて。“一緒に録れます!”とお答えしたら、安心されていました(笑)。ルパンの収録現場は、すでに家族のような雰囲気ができあがっていました。とても居心地が良くて。新参者の僕を自然に受け入れてくださるふところの広さが、このシリーズにはあるんだなと思いました。ーービンカムは口、指の爪など全身が凶器で、普段は人を傷つけないように拘束具を装着しているという恐ろしいルックス。モンスターのようなビンカムと峰不二子との対決シーンは、見ごたえがありました。宮野さん 本作をご覧になった方は、“あれ、不二子強いじゃん!”と驚くと思います。ビンカムはほとんど不二子に触れずに彼女をふっとばすような得体の知れないキャラクター。ところがそんな相手に対しても、不二子はどんどん向かってくる。ふたりが展開する肉体派のアクションを楽しんでいただきたいです。ーーそんなビンカムに対しても峰不二子は魔性を発揮。自分の性的魅力でビンカムを惑わし、利用しようとします。もし、宮野さんが不二子に遭遇したら?宮野さん 子どもの頃、アニメの『ルパン三世』に登場する峰不二子を初めて観たとき、“エロいな~”と思いました(笑)。峰不二子という名前からしてどこかセクシーに感じますし。もし、僕が彼女を目の前にしたら、本作に登場するモーテルの主人のようにドキドキしてしまうかもしれません。僕でなくとも男性ならみんなそうなんじゃないかなぁ(笑)。ーー最後に、本作の見どころをお願いします。宮野さん 不二子と壮絶な対決を繰り広げた後、ビンカムの純粋な気持ちが表れるクライマックスは、個人的に気に入っているシーンです。かなり気合いを入れて演じました。普段はアニメを観ないような方にも楽しんでいただける内容に仕上がっていると思います。インタビューのこぼれ話偶然にも宮野さんのインタビュー取材は、新元号発表の日! 令和の抱負について聞くと、こんな楽しみな答えがかえってきました。「今年は令和元年で、さらに僕は年男です。新しいエネルギーに後押しされたかのように、これからいろいろと令和初のチャレンジをする予定があります。ますます頑張っていきますので、楽しみにしていてください」。Information『LUPIN THE ⅢRD 峰不二子の嘘』5月31日より新宿バルト9ほかにて限定劇場公開。監督・演出・キャラクターデザイン:小池健声の出演:栗田貫一、小林清志、沢城みゆき、宮野真守ほか共同配給:ティ・ジョイ、トムス・エンタテインメント原作:モンキー・パンチ ©TMS衣裳クレジット:シャツ/¥15,000 ジャケット/¥68,000
2019年06月05日私には2歳になる長男と、生後3カ月になる次男がいます。長男は下の子が生まれるまでは穏やかな子でしたが、下の子が生まれてからスイッチが切り替わったかのようにイヤイヤ&赤ちゃん返りを炸裂! 今回は、突然やってきた「魔の2歳児」あるあるを紹介します。 場所は関係なし! どこでも座り込むイヤイヤ期に突入した長男は、1つでも気に食わないことがあると、どこであろうと地べたに座り込んでしまいます。「抱っこしてほしいタイミングで抱っこしてくれない」「お菓子が食べたいのにお菓子をくれない」と、不満たっぷりに座り込みます。 どこでも関係なしに座り込むので、抱っこして立たせようとすると、まるでタコのように体をぐにゃぐにゃと脱力! まったく立ち上がってくれません……。抱っこをしようにも、イヤイヤと暴れるという有様で、機嫌を取って立ち上がらせるのがとても大変です。 「ごはんなんかいらない!」椅子に座って「いただきます」をして、ごはんを食べ始めたかと思うと、2口目で食べ物をすべて拒み始め、椅子から立ち上がって遊び始めてしまいます。「おなかは空いてるけど、もういらない」「お菓子を食べたい」「ごはんイヤ!」とごはんを拒否してしまいます。 なんとか口をあけて食べさせようとすると、右手でパシッとスプーンをたたかれます。床にごはんが飛び散ると、「あーぁ」とため息をつく息子。「あーぁ」とため息つきたいのはママのほうです……。 誰でもおかまいなしに叩く!?公園に行くといつものようにすべり台で遊ぶ長男。そこに、ほかの子が遊びにやってくると、ものすごい顔でその子を睨み、叩きます。未然に防ごうにもあまりに突然のできごとで、なかなか叩く前に止めることができません。 自分が持っているもの、遊んでいるものをほかの人に取られると、誰かれかまわず叩きます。「ここに来るな!」「僕のものに触らないで! 近寄らないで!」とまるでジャイアンのようです。我が出てきているんだなと思いますが、行動が過激で、言い聞かせるのに苦労することもしばしば。 魔の2歳児、恐るべしです。何もかも「イヤイヤ!」となると手に負えませんが、きっと本人も何が嫌なのかわかっていないのかもしれません。毎度のようにイヤイヤしていると親としてもつらいですが、子どもなりに頑張って心を鍛えている時期だと思うのでやさしく見守ってあげたいですね。著者:木村えま二児の母。年子育児に奮闘するかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年05月19日今も昔も、カップルの試練として魔の三ヶ月は変わらないようです。いつも三ヶ月を越えられない、という女子も多く、いつまでもときめきが続くカップルでいる秘訣はないのでしょうか。自然体でいられる関係性三ヶ月目というのは、お互いの盛り上がりが落ち着き、少し冷静になる時期です。あんなに好きだったのになんだか最近そうでもない、なんて話もよく聞く時期です。付き合い始めはお互い気合が入っているので、メイクもくまなく仕上げますし、身だしなみも何度も確認して、いつでも完璧でいようとします。いつも気合を入れると疲れてしまい、緩んできてしまうのがこの三ヶ月目です。ドキドキから安心感へと少しずつ変わっていくのですが、どれだけ自然体でいられるかが今後のカギになってきます。ドキドキを毎日求めるのではなく、ふとした自然体の中のときめきを見つけるのが大事です。「必ずする!」といった約束は作らない付き合い始めに良くありがちな、毎日必ず電話する、などを絶対守らせようとする約束です。最初の頃は続くでしょうが、毎日となると正直面倒です。毎日話すようなこともありませんし、決まった時間が取れるとは限りません。こういった約束事を決めてしまうと、内容に悩み、果ては連絡するのが億劫になってきてしまいます。何で連絡くれないの、と小さなケンカを繰り返すくらいなら、連絡は必要最低限の方が無難です。中には四六時中一緒にいたい、関わっていたい!といった熱烈なタイプもいますが、短期間にずっとくっついていると、飽きるのも早くなるので要注意です。適度な距離感休みが合う日は片っ端からデートの予定を入れていませんか?よほど気の合うカップルでない限り、毎週毎日会おうとするのは危険です。特に女性と男性では、生活の中で恋愛が占める割合が違い、男性は女性に比べ、恋愛を生活の一部として認識しています。だからデートも友達との遊びも全ての予定を均等に入れようとし、女性はそれに対してやきもきします。あまり縛り付けられるとうんざりしてしまうのが人間です。ある程度相手の予定は放っておいて、やたらに聞き出さない方が良いでしょう。お互いの信頼感これが何より重要です。適度な距離感を持つということは、お互いが想い合っている信頼感が必要です。それは常に言葉で問いただすのではなく、相手の予定を無理に知ろうとしない、交友関係に口を出さないなど、「ある程度放っておく」ということです。連絡は時々気が向いた時や必要な時にとどめておいて、デートの予定は休みが合った時くらいにしておくと、お互い信頼されていると感じることが出来ます。常に恋人の事だけを考えるのではなく、他にも自分の私生活を充実させ、人間としても女性としても磨かれておくようにしましょう。
2019年05月19日第二子が生まれて数日したころ、おむつ替えのときに出血を確認しました。長女のときにはこんなことはなかったのでビックリ。そんな私の体験談をお話しします。 新生児のビックリ! 「新生児月経」生後3日から5日ぐらいに、女児の性器から少量の出血が見られる現象を「新生児月経」というそうです。健康上の問題はないそうで、すべての女の子にあるわけではないとのこと。わが家も長女のときにはありませんでした。 母親からの女性ホルモンの作用で起こる現象らしく、これによって痛みや貧血が起こることはなく、特別な処置は必要ないのだそうです。 うちの子の「新生児月経」出産後の入院中、生後2日目ごろにおむつ替えをしていたら、やや明るい色の血液がおむつにほんの少量ついていました。明らかにおしっこでもうんちでもなかったので、毎朝赤ちゃんを診察してくれている小児科の先生に聞きました。 「生理みたいなものだから心配いらないし、すぐに出血しなくなるよ」とのことでした。先生の言う通り、2~3日で出血は見られなくなりました。 新生児のビックリ! 「魔乳」わが子の新生児月経に加えて、もう1つ驚いたことがありました。それはわが子のおっぱいから白い液体、母乳みたいなものがちょっと出ていたことです。 これも母親からの女性ホルモンの影響で起こる現象らしく、もう少しソフトな言い方はないのかとも思うのですが、「魔乳」と呼ばれているそうです。1週間ぐらいでおさまる新生児特有のもので、男の子でも「魔乳」が出ることがあると言われています。いったいこの子にはどれだけ私のホルモンが注入されたんだ! と、ドキドキしてしまいました。 経験しなければ知ることがなかった「新生児月経」と「魔乳」。これから女の子を出産される方は、驚かないように覚えておきたいですね。著者:山田孝子不妊治療を経て高齢出産し、現在は三児の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味は旅行、仏像鑑賞、モノづくり。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年05月11日宮野真守が、映画『LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘』に出演することが決定。併せて、本作のストーリーが明らかになり、キービジュアルと予告編、さらに新規カットも公開された。■ストーリー不二子は逃げていた。父親が横領した5億ドルのカギを握る少年ジーンと共に。2人はジーンの父・ランディを襲った殺し屋ビンカムに命を狙われていた。呪いの力によって人の心を操るビンカムから一度は逃げ延びるが、拘束されてしまい…。■描き下ろしキービジュアル到着『LUPIN THE IIIRD』シリーズ第3弾となる本作では、史上最もSEXYで最強のミューズ、峰不二子に絶体絶命の危機が迫るという!強くてキュートな不二子の声を担当するのは、もちろん本作でも沢城みゆき。到着した小池健監督による描きおろしキービジュアルには、バラを背負った不二子が魅力的に描かれている。■宮野真守、初参戦! 不気味なビジュアル解禁レギュラーメンバーに加え、本作のオリジナルキャラクター、不二子の敵で殺し屋のビンカム役には、「機動戦士ガンダム00」の刹那・F・セイエイ役、「DEATH NOTE」の夜神月役などでお馴染み、声優だけでなくアーティスト、俳優としても大活躍の宮野さんが決定。今回「ルパン」シリーズ初参加を果たす。■「ヤバいぜ、不二子」危機迫る予告映像!さらに到着した予告編では、美しくセクシーな不二子が消えた5億ドルを追って、小さな依頼人少年ジーンと共に逃げるシーンや、不気味な呪術を使う殺し屋の姿が映し出される。なお、キャストや監督が登場予定の完成披露上映会の実施も決定。チケットの発売は、4月13日(土)AM0時よりスタート。『LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘』は5月31日(金)より新宿バルト9ほかにて限定劇場公開。(cinemacafe.net)■関連作品:LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘 2019年5月31日より新宿バルト9ほかにて限定劇場公開原作:モンキー・パンチ ©TMS
2019年04月12日女性は知らず知らずのうちに、男性に対して魔のフレーズを言ってしまっていることがあります。それがエスカレートすると、恋人はもちろん、周りの男性も離れていく事態に…。どんな言葉やフレーズが彼に別れを決断させるのでしょう?最悪の事態にならないように、魔のフレーズを覚えておくことをオススメします。■ ○○君は△△男性はプライドの高い生き物。他の誰かと比較されることはプライドが許さず、そんなフレーズには神経質になっています。例えば、「友達の彼はすごくイケメンで俳優の○○似なんだよ」とか、「○○君って、T大学なんだって」などの発言は世間話だとしても控えた方が良いでしょう。これがたまになら彼もスルーしてくれそうですが、回を重ねれば重ねるほど、「だから何?何が言いたいの?そういう男が好きなの?」とイラつかせてしまいます。彼女の何気ない言葉に、彼のプライドはズタズタにされることを覚えておきましょう。■ 他人の悪口人の悪口を言う姿はみっともないですよね。場合によっては、エゲツなさにドン引きするほどです。妬みや嫉み、不平・不満、ネガティブな言葉は、自分を不幸にしかしないし、周りの空気を悪くし、運気も下げます。自分の恋人のそんな状態を歓迎する男性はいません。悪口を言う彼女の表情は、目がつり上がっていたり、眉間にシワが寄っていたりと醜いものになっているはず。そんな姿に幻滅し、彼女の心の中の闇におののき、彼はそっと離れていくのです。■ 仕事と私のどちらが大事なのよ!」仕事は人が生きていくためには当然しなくてはいけないもの。今や男女問わず働くことは当たり前だし、特に男性は「稼いでナンボ」という意識が高いです。社会的にも男性への期待値は高いし、人生を左右するほど大切なのが仕事です。それに、「将来的に彼女や家族を食べさせていかなければならない」というプレッシャーもあるでしょう。経済的な基盤を築くために残業や休日出勤も辞さずに頑張っているのに、彼女の「仕事と私のどちらが大事なの?」という言葉は、彼にとっては落胆ものでしかありません。きっと超がっかりしていますよ。放っとかれて切ない女性心理は分かりますが、彼の内心は仕事も彼女もどちらも大切で、彼女のことを幸せにしたいからこそ仕事を一生懸命にしているのです。そんな彼の気持ちを踏みにじるような「仕事と私のどちらが大事」は絶対にタブーです。■ まとめお付き合いしている彼女の口から魔のフレーズが発せられた時、彼はとても複雑な心境にいることでしょう。いずれも相手のことを思いやっていれば、絶対に出ることはない言葉なのに、まさか恋人の口から…。絶望すら感じるかもしれません。それを知らずに魔のフレーズを重ねれば、彼は付き合いに終止符をつけたくなるし、結婚も断念してしまうかも。それほどに重いものと心得て、魔のフレーズは封印してくださいね。(森山まなみ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年04月01日『翔んで埼玉』が大ヒット中の魔夜峰央・原作の超人気作品を、加藤諒主演で映画化する『劇場版パタリロ!』。この度、楽しさてんこ盛りのポスタービジュアルをはじめ予告編映像が公開された。シリーズ累計発行部数2,500万部を超える大人気コミックを2016年の2.5次元ミュージカル化に続いて映画化、原作の魔夜氏からは「感無量!」とのコメントも届いている本作。この度到着した予告編はキラーショット満載で、早くも“お腹いっぱい”の内容。映像となって登場した“生きたパタリロ”=加藤諒のインパクトはさらに際立ち、あらためて原作からの再現力に驚かされる。これは演技というよりも、憑依という言葉がふさわしいレベル!?圧倒的な存在感で、歌って、踊って、スベって、ドタバタと躍動していく!しかも今回の予告編で嬉しいのは、舞台でも披露されたクセになりそうな数々の名曲(?)の一部が聞けること。「まさかお前たち、埼玉県民だな!?」というセリフも飛び出し、独特の耽美な世界にも誘われる。さらには巨大化するパタリロなど、大迫力の最新VFXシーンが解禁されるとともに、青木玄徳、佐奈宏紀、須賀健太、西岡徳馬、哀川翔ら話題の豪華俳優陣たちもチラ見せ。まさに、おいしいところの詰め合わせ、いいとこ取りの全部盛りなハイテンションの予告編。『翔んで埼玉』で魔夜峰央ブームが再来している中、今度は「パタリロ!」が新たなセンセーションを巻き起こすはずだ。■ストーリー常春の国マリネラ王国の皇太子パタリロ・ド・マリネール8世が、側近のタマネギ部隊を引き連れて大英帝国にやってくる。パタリロの前に現れたのは、ボディガードを任命されたMI6のバンコランと、謎の美少年記者マライヒ。権力争いで命を狙われているパタリロを中心に、美少年たちの耽美な世界が繰り広げられる。やがて舞台はマリネラ王国、銀河系宇宙、埼玉県春日部、バンコランの過去にタイムスリップなど、時空を超えて縦横無尽に駆けめぐるのだが…。『劇場版パタリロ!』6月28日(金)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:劇場版パタリロ! 2019年6月28日よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて順次公開©魔夜峰央・白泉社/劇場版「パタリロ!」製作委員会 2019
2019年03月29日映画「パタリロ!」が6月28日に公開されると、3月12日に各メディアが報じた。同作は映画「翔んで埼玉」原作者・魔夜峰央さん(65)の人気作を実写化。マリネラ王国国王のパタリロ・ド・マリネール8世(通称・パタリロ)が周囲を巻き起こすコメディ作品で、これまでテレビアニメ化や舞台化されていた。各メディアによると、16年と18年の舞台版でも主演をつとめた俳優の加藤諒(29)が主演をつとめるという。「舞台版では加藤さんの“再現力”の高さが話題になっていましたし、『翔んで埼玉』でもその熱演がファンの涙を誘っていました。“魔夜ワールド”にどハマリするファンも多かっただけに、今回の公開発表に歓喜の声があがっています」(映画関係者)だが公開までには、出演者による不祥事もあった。昨年4月に青木玄徳(31)が路上で女性に抱きついてケガをさせたとして、強制わいせつ致傷容疑で逮捕されたのだ。「一時期は『映画がお蔵入りするのでは』とも言われていました。しかし青木さんが後に不起訴となったこと、そして『翔んで埼玉』の大ヒットも“追い風”になって公開が決定したようです。青木さんのシーンもそのまま上映されると聞いています」(芸能記者)最近では新井浩文被告(40)やピエール瀧容疑者(51)など、出演作の公開延期が相次いでいる映画界。「パタリロ!」の公開決定は、明るい話題となるのだろうか。
2019年03月14日魔夜峰央の漫画「パタリロ!」が、ミュージカル化に続き映画公開決定。舞台版と同じく加藤諒が主人公・パタリロを演じることが判明し、場面写真も到着した。1978年の連載開始から40年以上も愛され続け、シリーズ累計発行部数が2500万部を超える「パタリロ!」。2016年には2.5次元ミュージカル化もされ話題に。映画では、舞台のアナログ感と映像化ならではアクションと白組によるVFXが融合し、“見たことはあるけど、観たことのない”「パタリロ!」ワールドが全開の作品となるようだ。舞台版と同じく本作でも主人公を演じることとなった加藤さんは「こんなに作品に愛を注いだことは初めてなので、パタリロ役は他の人に演じてほしくないんです。舞台版がすごく楽しかったので、それを同じスタッフ、キャストで映画にすることができてさらに楽しかったです」と思いを明かし、「コミックのファンの方も舞台のファンの方も、『パタリロ!』を観るのが初めての人も、誰にでも喜んでもらえる素敵な作品になっています」と自信を見せる。また「今回の映画では、舞台版にはなかったソロの挿入歌を初めて歌いますのでお楽しみに!!」と呼びかけている。なお、本作では青木玄徳と佐奈宏紀が演じる、バンコランとマライヒの倒錯した純愛も大きな見どころ。タマネギ部隊の一員として須賀健太が登場しているほか、哀川翔、西岡徳馬、鈴木砂羽、松村雄基、近江谷太朗、木下ほうから個性的なキャストが揃っている。監督は舞台「パタリロ!」の演出も手掛けた小林顕作。「観たこともない感じの映画に…するつもりはなかったけれど、結果的に考えてもみなかった映画になりました。スタッフが感情移入してくれて、舞台の空気感をそのまま“少しだけ映画寄り”にしてみました」と本作について語っている。『劇場版パタリロ!』は6月28日(金)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2019年03月12日アニメーション映画『LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘』が、2019年5月31日(金)より新宿バルト9などで公開される。“大人のルパン”第3弾は、最強ミューズの峰不二子に焦点『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』『LUPIN THE III RD 血煙の石川五ェ門』に続く“大人のルパン”シリーズ第3弾となる本作では、抜群の美貌とプロポーションを武器にし、男を惑わし、己の欲望にのみ従って生きる峰不二子にフィーチャー。最強ミューズ・峰不二子に迫る絶体絶命の危機が描かれるという。峰不二子役を演じるのは、2011年より同役を担当している沢城みゆき。ルパン三世役はもちろん、栗田貫一が務める。ストーリー『LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘』は、“消えた5億ドル"を巡る、不二子の奮闘を描いたストーリー。ある日不二子のもとにやって来たのは、“小さな依頼人”少年・ジーン。父親が横領した5億ドルのカギを握るその少年は、父・ランディを襲った殺し屋ビンカムに命を狙われており、少年に関与した不二子もその標的となってしまう。呪いの力によって人の心を操るビンカムから一度は逃げ延びる2人だったが、再び魔の手に捕まってしまう。ビンカムの持つ鋭利で不気味な爪が、不二子に襲い掛かるーー!峰不二子を表す名言たち峰不二子の魅力は、類まれな外面だけでなく、何事にも揺るがないハートの強さ。男を利用するために嘘はついても、自分には決して嘘はつかず、「出来もしない嘘だけはつきたくない。それだけよ」というセリフを作中で残している。作品では、そんな彼女の魅力が溢れる名言が数多く登場するので、ぜひその目で確かめてほしい。監督は前2作に引き続き小池健監督はスタイリッシュかつハードな演出に定評のある小池健が務めるほか、脚本に「ルパン三世 PART4」でシリーズ構成・脚本を務めた高橋悠也、音楽にCM・映画音楽で活躍するジェイムス下地、アニメーション制作にテレコム・アニメーションフィルムと、前2作のクリエイターたちが再集結する。劇場購入特典付きのムビチケ3月29日(金)からは、公開劇場にて劇場購入特典付きのムビチケ(1,300円)が発売。小池健監督が書き下ろした峰不二子の原画をデザインしたA5クリアファイルがプレゼントされる。作品情報『LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘』公開日:2019年5月31日(金) 新宿バルト9ほか限定劇場公開原作:モンキー・パンチ監督・演出・キャラクターデザイン:小池健脚本:高橋悠也音楽:ジェイムス下地クリエイティブ・アドバイザー:石井克人声の出演:栗田貫一、小林清志、沢城みゆき、宮野真守ほか製作・著作:トムス・エンタテインメントアニメーション制作:テレコム・アニメーションフィルム共同配給:ティ・ジョイ、トムス・エンタテインメント
2019年03月11日「2月最終週の週末観客動員数ランキング1位!しかも、埼玉をおもしろおかしく描いているのに、埼玉県でまさかの記録的な大ヒットという珍事に、うれしい半面、戸惑いもあったりします」そう語るのは、二階堂ふみ(24)とGACKT(45)のダブル主演が話題の『翔んで埼玉』(東映系)で、メガホンを取った武内英樹監督(52)だ。原作は、『パタリロ!』の作者でもある魔夜峰央さん(66)が、30年前に発表した同名ギャグ漫画。その昔埼玉県民は、東京都民から執拗に虐げられるなか、東京の名門高校の生徒会長を務める壇ノ浦百美(二階堂ふみ)が、埼玉出身の転校生・麻実麗(GACKT)に心を寄せ、埼玉解放に動きだすという、ボーイズラブあり、コメディありのストーリーだ。「ボクも、東京から虐げられる立場の千葉県出身なので、埼玉県民の気持ちがわかるんです。原作は未完ですが、埼玉と千葉が戦う大スペクタクル感を出して、最後は手を取り合って東京に立ち向かう物語が“見えた”んです」(武内監督・以下同)キャストからのアイデアで、台本になかったシーンも加わった。「あるとき、GACKTさんがすごく真剣なまなざしで『ボクと伊勢谷(友介)くんのキスシーンがあったほうが、いいんじゃないかな』と提案してきたんです。“え、何言っているんだ?”って思ったけど、確かにボーイズラブは、原作にも描かれている重要な要素です」ところが伊勢谷は「それ、必要ですか?それは……。う~ん」と、動揺の色を隠さなかったとか。「真剣に考えた結果、2人のキスシーンが作品に彩りを与えるということで、納得してくれました。ただ、決断するまでに時間がかかっていましたけど」埼玉と反目する、千葉解放戦線のリーダー・阿久津翔役の伊勢谷が、GACKTを縛り上げ、チラチラ見える乳首を責めながら、キスに臨んだ。「現場は異様な緊張感で、女性スタッフたちが集まって2人を凝視していました。ボクが『カット!』の声をかけると、伊勢谷さんは『あ、女性とするのとあんまり変わらなかった』って笑いを誘っていました。多分、彼なりの照れ隠しもあったんでしょうね(笑)」公開から3日で、すでに25万人を笑わせた『翔んで埼玉』。「理屈なく楽しめるし、郷土愛や耽美的な要素もちりばめられています。ぜひ、ご観賞ください」そう武内監督が自信を見せる本作の裏には、“真面目にふざけた”俳優たちの汗と涙と、ボーイズラブがあるのだ。
2019年03月08日フランク・ワイルドホーンといえば、ミュージカルを中心に世界的に注目を集める作曲家。その彼の実生活の伴侶でもある和央ようかが、この3月、彼の人気ナンバーを日米韓のトップ歌手と共にステージで魅せる。【チケット情報はこちら】「フランクも私もアメリカに住んでいますけど、日本でこのようなコンサートをお届けできることに大きな意味を感じています」韓国からはオク・ジュヒョン、日本からは城田優、アメリカからはコンスタンティン・マルーリスが登場。和央はジュヒョン、城田とデュエット曲も披露する。「素晴らしい歌手の方たちばかりですから、今からとても楽しみです。もう本当に全員、ホンモノ。そのホンモノたちの中でどう自分が存在できるのか、ですね。フランクはニューヨークから最強のバンドを連れてきますし、最高の世界観が広がることと思います。そこはもうノー・クエスチョンに素晴らしいはずです。私はせめて、その場にふさわしい人間でありたいと願っているところです」公演前の2月には、宝塚の『ベルサイユのばら45』に出演。双方のステージに機能する声を準備するなど、備えに怠りはなかった。「宝塚の方は男役ですから、かなりキーが低い。それはフランクの曲想とずいぶん違いますから、高い方の曲も歌えるように気をつけていました。フランクの『ドラキュラ』は低い方もありつつ高いところも出すので、そのあたりを真ん中に持ってきて調整しました」今回のステージでは、夫が彼女のために書き下ろした新曲も用意される。「新曲についてはポップスを意識した曲になっていますが、まだキーもちゃんと決まっていません。本番ではどうなるのか。私はあまり器用な方ではありません。とりあえず目の前のことをひとつずつ、明日のことをまず頑張ろうと生きてきた人間です。お客様に少しでもいいものをお届けできるよう、私なりに調整して頑張りたいと思っています。お楽しみいただければ幸いです。ご期待ください」公演は3月26日(火)・27日(水)いずれも19時から、東京・Bunkamura オーチャードホールにて。取材・文:賀来タクト
2019年03月08日「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ!」そんなセリフ満載の映画が大ヒットしている。当の埼玉県民がいちばん笑っている今作の裏に、一流俳優たちの体当たり演技があった――。「2月最終週の週末観客動員数ランキング1位!しかも、埼玉をおもしろおかしく描いているのに、埼玉県でまさかの記録的な大ヒットという珍事に、うれしい半面、戸惑いもあったりします」そう語るのは、二階堂ふみ(24)とGACKT(45)のダブル主演が話題の『翔んで埼玉』(東映系)で、メガホンを取った武内英樹監督(52)だ。原作は、『パタリロ!』の作者でもある魔夜峰央さん(66)が、30年前に発表した同名ギャグ漫画。その昔埼玉県民は、東京都民から執拗に虐げられるなか、東京の名門高校の生徒会長を務める壇ノ浦百美(二階堂ふみ)が、埼玉出身の転校生・麻実麗(GACKT)に心を寄せ、埼玉解放に動きだすという、ボーイズラブあり、コメディありのストーリーだ。「ボクも、東京から虐げられる立場の千葉県出身なので、埼玉県民の気持ちがわかるんです。原作は未完ですが、埼玉と千葉が戦う大スペクタクル感を出して、最後は手を取り合って東京に立ち向かう物語が“見えた”んです」(武内監督・以下同)撮影がスタートして、まずキャスト全員に伝えたのは「ど真面目に演じてくれ」ということだった。「コメディだからといって、ふざけたり、ちゃらけたりすると、逆に面白くなくなる。だから大河ドラマに出ているつもりで、江戸川を挟んだ埼玉と千葉の戦いも、それぞれが戦国武将になったように演じてほしいと伝えました」埼玉と反目する、千葉解放戦線のリーダー、阿久津翔役の伊勢谷友介(42)も、監督の言葉に苦悩した。「伊勢谷さんはセリフ一つ一つに魂を込める。二階堂さんとGACKTさんに『ようこそ、おもしろ半島、ちばへ!』とすごむセリフや、『東京ドイツ村、伊藤ハム東京工場、東京ベイシティ交通、ららぽーとTOKYO-BAY!』と、東京の名がついている千葉の施設を列挙するセリフに、“これにどうやったら気持ちが込められるのか、本当に難しい”と悩んでいました(笑)」その伊勢谷の配下を演じた小沢真珠(42)も、女優魂を見せた。「台本ではほとんど登場シーンがなかったキャラなんですが、海女さんの格好をして、サザエを持ってGACKTさんを威嚇する姿があまりに面白くて、あらゆるシーンで登場していただきました」埼玉県人役の加藤諒(29)は迫力満点の演技だった。「GACKTさんが埼玉県民に奮起を促すため、『ダサいたま、くさいたま』とあおったのに対し、諒くんが『何もなくても、住みやすくていいとこじゃないか!』と仲間を鼓舞するときの演技が素晴らしくて、現場で涙を流すスタッフがいたほどです」公開から3日で、すでに25万人を笑わせた『翔んで埼玉』。「理屈なく楽しめるし、郷土愛や耽美的な要素もちりばめられています。ぜひ、ご観賞ください」
2019年03月07日「2月最終週の週末観客動員数ランキング1位!しかも、埼玉をおもしろおかしく描いているのに、埼玉県でまさかの記録的な大ヒットという珍事に、うれしい半面、戸惑いもあったりします」そう語るのは、二階堂ふみ(24)とGACKT(45)のダブル主演が話題の『翔んで埼玉』(東映系)で、メガホンを取った武内英樹監督(52)だ。原作は、『パタリロ!』の作者でもある魔夜峰央さん(66)が、30年前に発表した同名ギャグ漫画。その昔埼玉県民は、東京都民から執拗に虐げられるなか、東京の名門高校の生徒会長を務める壇ノ浦百美(二階堂ふみ)が、埼玉出身の転校生・麻実麗(GACKT)に心を寄せ、埼玉解放に動きだすという、ボーイズラブあり、コメディありのストーリーだ。「ボクも、東京から虐げられる立場の千葉県出身なので、埼玉県民の気持ちがわかるんです。原作は未完ですが、埼玉と千葉が戦う大スペクタクル感を出して、最後は手を取り合って東京に立ち向かう物語が“見えた”んです」(武内監督・以下同)映像化するにあたり、もっともこだわったのはキャスティングだ。「バカバカしい内容だけに、演技が上手な人でなければ、単なる茶番になってしまう。魔夜先生が描くきらびやかな世界にもピッタリなので、少年である百美役を二階堂ふみさんにお願いしました。衣装は、宝塚歌劇団をイメージして、こだわってもらいました。すっかり役にはまり込んで、撮影後にカツラを外すと、逆に違和感があったほど」麗役には、何人もの若手イケメン俳優の名が候補に挙がったが、武内監督は首を縦に振らなかった。「埼玉県を笑う内容だから、リアルであればリアルであるほどシャレにならないんです。“これは虚構の世界のお話ですよ”と一発で伝えられる、ぶっ飛んだ存在が必要だったんですね」会議の場でようやくGACKTの名が出たときは……。「『そういうことだ!』と声を張り上げていました」GACKTもオファーを受けた際、「高校生役というだけで、即答で断った」と明かした。だが、漫画好きで、魔夜作品のファンでもあるということから、急転直下で主演が決まったのだ。「かつて、ボクが監督した『テルマエ・ロマエ』で、阿部寛さんがローマ人の主人公を受けてくれたときのワクワク感が蘇りました」公開から3日で、すでに25万人を笑わせた『翔んで埼玉』。「理屈なく楽しめるし、郷土愛や耽美的な要素もちりばめられています。ぜひ、ご観賞ください」
2019年03月07日現在公開中の映画『翔んで埼玉』の大ヒット舞台あいさつが5日、東京・渋谷TOEIで行われ、二階堂ふみ、ブラザートム、島崎遥香、武内英樹監督が出席した。埼玉県を徹底してディスることが大きな話題となった魔夜峰央原作の『このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉』を、二階堂ふみ&GACKTのW主演で映画化した本作。週末興行ランキングで堂々1位を獲得したほか、「ぴあ映画初日満足度調査」(2月23日 ぴあ調べ)では、93.5点で1位を記録、さらには都道府県興行収入シェアで東京を抑えて埼玉県が全国1位になるなど、ヒットを記録している。二階堂は「まさかこの映画が大ヒットするとは思いませんでした(笑)。色んな方々から反響の声をいただきましてすごくうれしいです。この映画を通して劇場で皆さんと顔をあわせることが出来て本当にうれしいです」と観客に感謝し、埼玉県出身の島崎も「生きている間に埼玉がヒットするなんてことがないから、もうないと思うので本当にうれしく思います」と笑顔を見せていた。本作はすでに73万人以上もの観客が劇場に訪れ、興行収益は10億円を突破。映画の大ヒットを受けて、埼玉県出身のブラザートムが埼玉県戸田市の特殊詐欺被害撲滅大使に起用された。そんなブラザートムが二階堂に「これが代表作ですよ。素晴らしいですよね。きっと来年アカデミー賞に出ると思うよ」と声をかけると、二階堂は「埼玉はこの映画をやる前から素晴らしい場所で、すごく心も寛大で懐も深くて、そういう土地柄が出ていると思います」と笑顔を見せつつ、「今日で区切りをつけて、今後は沖縄の方にも力を注いでいかないといけないです(笑)」と埼玉が注目される以上に、地元でもある沖縄県が注目されることを願った。イベントの最後には埼玉県のゆるキャラも登場し、特産品でもあるネギをプレゼントされた二階堂。「GACKTさんが公開初日の時にテレビでネギが大好きだとおっしゃったら、その後にネギが大量に届き、それをインスタにあげていたんです。私には届いてないな」と明かし、「とってもうれしいです。涙が出るくらいうれしいですよ。現場では監督をはじめスタッフさん、そしてキャスト全員で一生懸命作りました。是非もっともっと広まって第2回の大ヒット舞台あいさつができればと思います」と観客との再会を期待した。
2019年03月06日●CGに近いGACKT&確かな演技力の二階堂ふみ1982年に発表された未完の作品ながら、2015年に復刊され、"埼玉dis"漫画として突如ブームとなった『翔んで埼玉』がまさかの実写映画化となり、現在全国で公開されている。埼玉県人が東京都民からひどい迫害を受けている世界を舞台に、東京都知事の息子・壇ノ浦百美(二階堂ふみ)が、アメリカ帰りの謎の転校生・麻実麗(GACKT)と惹かれ合うも、実は埼玉県人だった……。22日に公開されると、週末興行収入ランキングで1位を記録。さらに埼玉での興行収入が記録的数字となったことで、ますます注目されている。同作を生み出したのは、『パタリロ!』『ラシャーヌ!』などで知られる漫画家・魔夜峰央。耽美な絵柄で破壊的なギャグを繰り出し、45年間現役で漫画を描き続ける同氏だが、この作品のヒットには「意味がわからない」と首をひねっているという。今回は「埼玉だから許された」という同作について、話を聞いた。○新しい作品だったら、成立しない可能性も――『翔んで埼玉』が、原作のヒットからまさかの映画化ということで、話を聞いた時の心境を教えてください。おかげさまで本がヒットした後に、まずはアニメの話があったんですよ。アニメの方が現実的だなと思っていましたが、いつの間にか「無理だろう」と思っていた実写映画の方が完成してしまいました。だって、この作品をどう実写化するのか……「正気ですか? 誰が責任を取るんだ」「私は知りませんよ」という感じでした(笑)。――映画化に関して、内容には何かご意見などされたんですか?全くタッチしていませんし、「好きにやってください」と言わざるを得なかったです。何も考えてなかったですから(笑)。最初に武内監督とプロデューサーが会いに来てくれて、「どうやら本気らしい」と思ったんですが、キャストにまず「GACKT」という名前が出てきて、びっくりしました。その場にいた人は全員のけぞったけど、次の瞬間にはうなずいてたわけですよ。よく考えてみたらこういう巨大な虚構作品の主役を張るからには、本人が相当なキャラクターでないと太刀打ちできません。GACKTさん自身、異世界の存在みたいなところがありますし、生きてる人間よりCGに近いし、試写を見せていただいて、最初に飛行機から降りてきた時に「これだ」と思いました。百美役の二階堂さんはコスチュームから何からそっくりで、ここまで似せる必要があるのか、と思ったくらいによくできてました。原作ではほとんどお人形さんみたいな扱いだったところにキャラクターを肉付けして、人間にしてくれた。監督は、二階堂ふみの演技力を最初から買ってたらしいので、さすがだなと思います。――『翔んで埼玉』という作品は、なぜ30数年ぶりに受け入れられたのでしょうか?私にとっては全く謎で、理解できません(笑)。――私自身も埼玉出身なので、すごく笑えるところが多かったです。埼玉の人は、逆に遠慮なく笑えると思います。他の県の人たちは、遠慮するんですって。本当に笑っていいのかな、差別にならないのかな? と。それはもう、遠慮しないで笑って欲しいですよね。――県民ならでは、というネタも多かったと思いますが、元埼玉県民としては、映画版はどのようにご覧になったんですか?「元埼玉県民」って、初めて言われましたね(笑)。私はまだ埼玉に住んでいたとしても、もっといじめて欲しかったかもしれない。やっぱり監督も千葉出身だから、遠慮したのか、最後の方はかなり気を使って、埼玉を持ち上げてましたね。逆に終盤は監督が千葉のことを放りっぱなしだったので、千葉の人の反応が怖いです(笑)。他のどの都道府県でも成り立たなかった作品だと思います。埼玉県民だけが鷹揚なんですよ。――たしかに、故郷ではあるけど、埼玉という名前がなくなってもいいや、くらいのゆるい感覚ですね。結局、そこに行き着くんですよね。郷土愛があるとかないとかじゃなくて、「たまたまここに住んでる」みたいな感覚だから、きっと許されるんですね。これが京都だったらと思うと、想像しただけで怖いです。ただ、それも30数年前の作品だから、許されたのだと思います。これが新しい作品だったら、出版されることもなかっただろうし、まして映画化なんて。ある程度時効になっているから許せるということで、現実化しているんじゃないかな。それをとやかくいう人も、今のところはいないですし。まあ、言いたいことがあって、やりたいことがあるならやればいいし、反対意見があるなら堂々と言えばいい。なんとなく「いけないんじゃないか」で終わらせていたら、始まらないとは思います。●ギリギリを超えない感覚で攻める――この作品は先生が埼玉に住んでいた頃に書かれて、埼玉から引っ越した時に「ただのディスになるから」と辞められたんですよね。そこの感覚もすごいな、と思ったんですが。実際、自虐ネタなんですよね。自分がよそに出たら自虐じゃなくなるから、そこはちょっと。まあ、続きも考えていなかったですし(笑)。――でも改めて、この面白さってどこにあるんだろう、と思いながらも映画を観ました。人間には、誰にでも差別意識はあるし、ごくつまらないことでも人と比べたがるし、比べられてしまう。それを逆手にとって笑い飛ばそう、というのがこの作品なんです。だから遠慮なく笑ってもらいたいし、この冗談が否定される世界だったら、その方が怖いでしょう。――差別意識をおちょくる、みたいなところが。冗談は、ある程度まではきつければきついほど面白いんですよ。それを超えるとダメなんですけど、『パタリロ!』も、結構ギリギリのところまでやるタイプですから。――そういう感覚は、どこで培われたんですか?生まれつきですね(笑)。反射神経で、勝手に出てくる。そう考えると、やっぱり今回はもうちょっとやっても良かったかなと思います。大抵の埼玉県民からは、物足りなかったという話を聞きます(笑)。――改めて、映画の中で印象的だったシーンをぜひ教えてください。面白かったですよ。監督と感性が似ているんだなと思いました。印象的だったのは、埼玉と千葉のカードバトルと、群馬県の空を飛ぶプテラノドン。私だったら、UFOを飛ばすかもしれないですね(笑)。○実は家族で映画に出演――映画の冒頭には先生も出演されていたんですが、ご家族と聞いて驚きました。マシュー・ボーンの『白鳥の湖』のパロディのような雰囲気で……。監督は、なんとなくその雰囲気を出したそうです(笑)。「この作品はフィクションです」というナレーションが必要で、私がやることになり、気がついたらああいう風になっていました。周りの男性ダンサーについては、プロデューサーがあちこち電話したら、所沢のNBAバレエ団が埼玉つながりで引き受けてくれました。息子以外の方はみなさん、トッププリンシパルやプリンシパルだったんですよ。自分よりはるかにえらい方達が、センターに出してくださるので、息子が恐縮していました。――ご家族で出演されて、思い出にもなりましたか?それは、そうでしたね。でもバレエの発表会など、4人が同時に出る舞台はしょっちゅうやっているんです。初発表会の時は、人生で一番緊張して3日間は頭の奥がぎゅっとなっていたんですが、だんだん数を重ねて、今年1月の会では一番楽しくやれました。奥さんがシンデレラで、私が意地悪なお姉さん役でした(笑)。――それはぜひ観てみたいです。最後に、映画を楽しみにしている方へのメッセージをお願いします。とにかく楽しい作品ですから、もう何も考えずに見ていただきたい。「ここで笑ってはいけないんじゃないか」とか、そういうことは一切気にしないで、ただただ、おかしかったら、遠慮なしに笑っていただければ嬉しいです。■魔夜峰央1953年3月4日生まれ。73年に『デラックスマーガレット』(集英社)でデビュー。78年、『花とゆめ』(白泉社)にて代表作『パタリロ!』の連載を開始。『パタリロ西遊記!』などのスピンオフ作品を生む大ヒット作となり、82年にはCX系列でテレビアニメ化もされる。現在、『マンガPark』(白泉社)にて『パタリロ!』を連載中。また、『まんがライフ』(竹書房)では年に1回、『眠らないイヴ』を掲載している。15年に本作の原作にあたる「翔んで埼玉」(82)がネット発で話題となり、約30年ぶりに宝島社から復刊された。
2019年02月27日2019年2月22日(金)より公開される、二階堂ふみさん・GACKTさん主演の映画『翔んで埼玉』のオリジナルポスターが作成され、全国の地方飲食店をジャック中。解禁されたポスターや、コラボ店舗などをご紹介します。映画『翔んで埼玉』が2019年2月22日に公開!『翔んで埼玉』は、『パタリロ』などで一世を風靡した漫画家・魔夜峰央さんの伝説的埼玉ディス漫画『翔んで埼玉』の実写映画。『テルマエ・ロマエ』シリーズで知られる武内英樹監督が手がける、“郷土愛”をテーマにした壮大なエンターテインメント超大作です。主演は二階堂ふみさんとGACKTさん(C)2019映画「翔んで埼玉」製作委員会強烈なディスをお見舞いする生徒会長役を二階堂ふみさん、隠れ埼玉県民の転校生役をGACKTさんが演じます。伊勢谷友介さん・京本政樹さん・ブラザートムさん・成田凌さんなど、個性的なキャストにも注目です。映画『翔んで埼玉』のシーンをチラ見せ!(C)2019映画「翔んで埼玉」製作委員会(C)2019映画「翔んで埼玉」製作委員会(C)2019映画「翔んで埼玉」製作委員会(C)2019映画「翔んで埼玉」製作委員会(C)2019映画「翔んで埼玉」製作委員会映画『翔んで埼玉』の地方別コラボポスターが解禁!公開に伴い、映画『翔んで埼玉』が全国の地元民に愛される地方飲食店20店舗以上と協力し、地方別「埼玉扱い」のコラボポスターを作成。2019年2月12日(火)の週から、全国に400以上あるコラボ店舗にて続々と掲示されています。二階堂ふみさんとGACKTさんがご当地グルメをディスる、ユニークなポスターは必見です。映画『翔んで埼玉』を観たくなるポスターデザイン埼玉をディスる衝撃的な劇中のセリフ「そこらへんの草でも食わせておけ。埼玉県人ならそれで治る」をもじって、地方の飲食店メニューに「これを食ったら治るだろう」というディスをお見舞い。究極の地方ディス映画『翔んで埼玉』に興味をもちたくなるような、面白いデザインになっています。解禁されたコラボポスターのSNSの反応は?映画『翔んで埼玉』のコラボポスターのプロモーションが開始されると、SNSでは早速ポスターを発見した人の投稿がちらほら。「うちの県がディスられていない」など、ディスられたい願望をあらわにするようなコメントもあります。“なんやかんや、盛り上がっているようで(^o^;)日本全国の皆様❗地元メシ、思いっきり宣伝してくださいね❗\(^o^)/私は、埼玉県民なので、そこら辺の草を食います❗”出典:“埼玉県民は そこらへんの草 なのに、北海道民はチャイナバーガーやら餃子カレーやら何だか良いもの食べさせてもらえて願ったり叶ったりなんですが・・・埼玉の皆様、北海道民贅沢でごめんなさい”出典:“伊勢うどんがありますように伊勢うどんがありますように今からでもコラボ検討していただけますようにm(_ _)m”出典:映画『翔んで埼玉』地方別コラボポスター概要期間2019年2月12日(火)の週から順次、全国のコラボ先計400店舗以上に掲出コラボ先一覧 公式HP(C)2019映画「翔んで埼玉」製作委員会
2019年02月25日「ぴあ」調査による2019年2月22日、23日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、魔夜峰央(新潟県出身)のギャグ漫画を二階堂ふみとGACKTの主演で実写化した『翔んで埼玉』が第1位になった。出口調査では「埼玉を最高にイジッていてギャグ満載」(埼玉県民)、「もう全部おもしろかったー!」(東京都民)、「ぶっ飛びすぎていて笑うしかなかった!」(千葉県民)などの熱い声が多くあがった。本作は、伝説パートと現代パートの2部構成になっており、伝説パートではその昔、埼玉県民は東京都民から迫害を受けており、東京に行くには“通行手形”が必要で、持っていないものは強制送還されるため、埼玉県民は救世主の出現を願っていた、という設定の下、都知事の息子(二階堂ふみ/沖縄県出身)と、アメリカ帰りの転校生(GACKT/沖縄県出身)が出会い、埼玉を解放する闘いに身を投じていく様が描かれる。調査を行った都内の劇場には都民だけでなく、埼玉県民、千葉県民などが集結! 映画館に行列ができる盛況ぶりで、本作に惹かれた理由について「予告がぶっ飛んでいたから」(未回答)、「埼玉に住んでいるので興味をもった」(埼玉県民)、「千葉がどれだけひどい扱いなのか気になった」(千葉県民)、「原作ファンだから」(東京都民)と回答。上映後の出口調査では「ずっと笑っていた!」(埼玉県出身で東京都民)、「バカな部分を全力で演じている俳優さんたちがよかった」(未回答)、「埼玉県民しか知らないようなローカルなネタも織り交ぜられていて、知ってるから楽しめる嬉しさもあった」(埼玉県民)、「東京に住んでるけど、埼玉の人とかに共感しちゃった」(東京都民)、「原作のキャラに似せていたのがよかった」(未回答)などの声が寄せれており、楽しそうに話す姿が印象的だった。中には「なぜか最終的には埼玉に行きたくなる、好きになる、そんな映画で、愛を感じた」(未回答)、「なかなか深い映画だった」(東京都民)、「最後は笑えて泣けた」(埼玉県民)と話す人もいた。本ランキングは、2/22(金)、2/23(金)に公開された新作映画13本を対象に、ぴあ編集部による映画館前(東京都内)での出口調査によるもの
2019年02月25日映画『翔んで埼玉』地元―1グランプリ表彰式が23日に埼玉・新所沢レッツシネパークで行われ、二階堂ふみ、GACKT、武内英樹監督が登場した。同作は『パタリロ!』などで知られる魔夜峰央が1982年に発表した作品で、2015年に復刊されたことをきっかけに、テレビ番組、SNS、インターネットなどメディアで多数取り上げられ、大反響を呼んだ。埼玉県民が東京都民からひどい迫害を受けている世界で、東京都知事の息子・壇ノ浦百美(二階堂)は、アメリカ帰りの謎の転校生・麻実麗(GACKT)と惹かれ合うも、実は埼玉県出身の麗は埼玉解放運動に身を投じていく。PR期間中に行っていたキャンペーンの一つ、「地元-1グランプリ」の表彰式が開催された。全国の劇場がそれぞれ地元の魅力を掲げ、各劇場の地元の魅力に対して一般人が“応援したい”と思った劇場に投票するキャンペーン。事前に応募のあった137の劇場の中から激戦を制し、グランプリを獲得したのは「“所沢なのに“狭山”茶が名産、だけど麻実麗様のふるさと!!」というキャッチコピーを掲げた、「新所沢レッツシネパーク」だった。授賞式では劇場の早瀬智宏支配人がステージに登壇し、主演の2人は本日のために特別に作られたお手製感満載の襷と王冠、監督は埼玉をイメージした「彩玉ボール」を贈呈した。早瀬支配人は「このグランプリを取れたのも、所沢市の皆さんが応援してくださったおかげ。劇場からも所沢市の皆さんに向けた様々なプロモーションが、ちゃんと心に届いたからだと思っています」と、笑顔で喜びの言葉を述べた。同劇場は2年前のリニューアルでコンセプトを一新し、通常空席になりがちな前方にリクライニング付きのシートを供えたり、最前列には炬燵で映画を鑑賞できる「コタツシート」(冬季のみ)が備えたりするなど、「くせが強い」劇場となっている。登壇した3人も、報道陣がコタツシートエリアから取材する様子を見て驚き、二階堂は「何です? このコタツの席(笑)。理想的なシートですね、私こういった席があったらいいなと思っていたんです。すごく素敵な劇場だと思います」と絶賛。GACKTは「人生で初めて、メディアの方がコタツに足を入れ写真を撮っている姿を見ました。その姿が今年1番のつぼです(笑)」と爆笑していた。○二階堂ふみ コメント公開2日目を向かえて、たくさんの方たちにこの映画が観て頂き始めていると周りの方たちから聞いて、とてもうれしく思いました。初日には初めて大入り袋をいただきまして、今まで関わった映画で、こういったものをいただくのは久しぶりだったので、もっともっとたくさんの方たちに観ていただいて、楽しんでいただきたい作品です。○GACKT コメント何度も足を運んでいただき、映画館でしか味わえないスケールを是非楽しんでください。武内監督のこだわりを感じる細やかなネタが随所に出ている作品になっています。○武内監督本作は、たくさんの小ネタを盛り込んだ作品になっていますので、何度も見て色々な小ネタを探してみてください。そして埼玉県の人からすると前半の30分は辛い時間帯が続くかもしれませんが、最後には、埼玉を愛する郷土愛に話しになっていますので、是非SNSなどでも感想をつぶやいていただければと思います。
2019年02月24日映画『翔んで埼玉』公開初日舞台挨拶が22日に都内で行われ、二階堂ふみ、GACKT、伊勢谷友介、京本政樹、武内英樹監督が登場した。同作は『パタリロ!』などで知られる魔夜峰央が1982年に発表した作品で、2015年に復刊されたことをきっかけに、テレビ番組、SNS、インターネットなどメディアで多数取り上げられ、大反響を呼んだ。埼玉県民が東京都民からひどい迫害を受けている世界で、東京都知事の息子・壇ノ浦百美(二階堂)は、アメリカ帰りの謎の転校生・麻実麗(GACKT)と惹かれ合うも、実は埼玉県出身の麗は埼玉解放運動に身を投じていく。作中で男子高校生役を演じていた二階堂は、白の紋付袴姿で登場。「プロモーションもずっとパンツスタイルだったので、ぜひ紋付袴を着せていただきたいなと思い、希望させていただきましたが、いかがでしょうか」と観客に語りかけると、拍手が起こっていた。「原作の世界観がすごく強いものだったので、その強さを失わないように」と意図を明かした二階堂。「性別や年齢を全て超越しているので、あまりそこにはこだわり過ぎず、でもちゃんと男の子として見ていただけるように努力しました」と振り返る。埼玉県知事にも会いに行ったというが、「県知事も『埼玉の人たちは心が寛大なので、こういうことで怒りません』と公認をいただいたので、よかったな。本当に寛大に受け止めてくださって、より好きになりました」と埼玉愛を明かした。またこの日は特製のくす玉で「脱! ダサイタマ」を祝った。
2019年02月22日映画『翔んで埼玉』公開初日舞台挨拶が22日に都内で行われ、二階堂ふみ、GACKT、伊勢谷友介、京本政樹、武内英樹監督が登場した。同作は『パタリロ!』などで知られる魔夜峰央が1982年に発表した作品で、2015年に復刊されたことをきっかけに、テレビ番組、SNS、インターネットなどメディアで多数取り上げられ、大反響を呼んだ。埼玉県民が東京都民からひどい迫害を受けている世界で、東京都知事の息子・壇ノ浦百美(二階堂)は、アメリカ帰りの謎の転校生・麻実麗(GACKT)と惹かれ合うも、実は埼玉県出身の麗は埼玉解放運動に身を投じていく。作品について、「印象に残りまくりですね」という伊勢谷だが、「だんだん、なかったシーンが急に出てきた。(百美の)妄想中にGACKTさんとチューするという。びっくりでしょ!」と苦笑。武内監督が「GACKTさんの提案で。こういうシーンがあったほうがBL感が出るんじゃないかって」と明かすと、GACKTは「公私混同っていうんですよ。どうしても伊勢谷くんとチューしたいという」とジョークを飛ばす。1週間抵抗していたという伊勢谷だが、最終的には「"ポセイドン"という杖の逆側でGACKTさんの胸をぎゅっとやるんですけど、胸が大きくていらっしゃって。乳首がギリギリ見えてるなと思いながらチューをさせていただいたことをすごく覚えてます」と撮影を振り返った。さらに武内監督は「カット! って言ったら、(伊勢谷が)『ああ〜意外と女性と変わんねえや!』と言ってた」と暴露。伊勢谷が「GACKTさんが縛られっぱなしのところでチューしてるんですけど、僕とチューしたのに口も拭かず、待ってらっしゃるんですよ」と思い出すと、GACKTは間髪入れず「あれから拭いてないですからね」とニヤリ。伊勢谷は「GACKTさんの懐で、僕はあたたかく芝居をさせていただきました」と感謝した。二階堂は「そういうのがあるっぽいという噂は聞いていたんですけど、まさかここまで本格的なものをされてるとは思ってなかったので、すごい役者魂だなと思った」と感嘆する。武内監督が「市場調査したら長すぎて耐えられないということで、カットさせていただきました。DVDで復活させますので」と約束すると、観客からも歓声が上がった。GACKTは改めて「伊勢谷くんは真面目なんですよ、本当に。あのスティックで僕の胸を押しながら『左の乳首を舐め回しながら……右の乳首をぐるっと回して……監督、こういう感じでよろしいでしょうか』」と伊勢谷が演技を確認する様子を再現し、「何やってんのかなあ、とかずっと思ってたんですけど、いかに真面目かということがわかっていただけると思います」と説明。「これで、いい営業ができたと思います」と、舞台挨拶のトークにも満足げだった。
2019年02月22日X JAPANのYOSHIKI(年齢非公表)が映画『翔んで埼玉』のPR動画で、自身が許可をした覚えのない画像が使用されたことについて神対応をしたとして話題だ。2月22日公開予定の『翔んで埼玉』は、『パタリロ!』で知られる魔夜峰央(65)の原作。埼玉県のローカル性をネタにしたコメディ作品だ。20日、映画公開直前のプロモーションのため公開された短編動画の1つが、千葉県と埼玉県がそれぞれの出身地代表のロックスターをアピールし合って戦うものだった。埼玉県側は高見沢俊彦(64)、千葉県側は館山市出身としてYOSHIKIの旗を掲げて、一触即発の雰囲気で向かい合っている。どうやらこの投稿、YOSHIKI本人は許可を出した記憶がないよう。YOSHIKIは自身の公式Twitterでと寛大な心を見せている。《なにこれ。。びっくり。。許可した?まーいいか。笑》この神対応を見たファンたちは《許して下さるところが、YOSHIKI様の寛大さですね》《まさかの無許可…なんですか!?それでも許してしまうYOSHIKIさん、心広すぎです》とYOSHIKIの器の大きさを称賛。映画の舞台は、埼玉県出身者が差別される世界。YOSHIKIの友人でもあるGACKT(45)が、埼玉県生まれという過去を隠しながら生活し、二階堂ふみが男装して演じる友人役と交流を深めていくストーリー。原作者の魔夜も「主演が決まったと聞いたときは驚きました」と語るほど豪華なキャスティングだ。YOSHIKIも後押しする大作に期待したい。
2019年02月22日映画『翔んで埼玉』に出演しているGACKTと二階堂ふみが、2月14日(木)放送の「ぐるぐるナインティナイン」の「ゴチになります!20」にVIPゲストとして出演、“本物を知る男”GACKTさんと元ゴチメンバーの二階堂さんはどんな戦いをみせる!?2001年には紅白出場、2005年には東京ドーム公演を実現させるなどアーティストとして成功を収めるとともに、大河「風林火山」などで俳優として、「TRICKSTER」などでは声優として演技の才能もみせるGACKTさん。『ヒミズ』『悪の教典』などで注目されると『私の男』でアカデミー優秀主演女優賞に輝き、『オオカミ少女と黒王子』から『リバーズ・エッジ』まで幅広いジャンルで活動する二階堂さん。2人を迎えた今回は東京ドームホテル最上階の高級イタリア料理店「アーティストカフェ」を舞台に“バレンタインゴチ”を展開。フィレ肉がゴロゴロ入ったハンバーグステーキなど独創的な料理が登場する。世界中の美食を堪能してきた舌を持つGACKTさんに「この料理なら6万円出します」と言わしめた子羊を使った“ヒトサラ”は必見。いまブレイク中のジェンダーレス芸人・夢屋まさるから「GACKTさんとやりたい」と詰め寄られ突然キレて…一体何があったのか?さらに一方的なライバル心を燃やす「ナインティナイン」岡村隆史にもGACKTさんのイライラが募っていく。そのせいか「激ムズ!高級食材本物当てクイズ」ではまさかの大混乱をみせる事態に。果たして“本物を知る男”GACKTさんの戦いの行方は!?さらに運命の結果発表ではまさかの“ピタリ賞”が!ピタリ賞を取ったのは果たして誰か?今回のゴチバトルは最後まで見逃せない。GACKTさんと二階堂さんのW主演でおくる映画『翔んで埼玉』は魔夜峰央の人気コミックを実写化した作品。「埼玉が東京に虐げられる」という埼玉を徹底的にディスったストーリーに“埼玉の対抗組織・千葉”や“高みの見物・神奈川”、“秘境・群馬”ほか茨城、栃木など関東圏一帯を巻き込んだ大スペクタクルが加えられてスケールアップした愛と革命の物語が描かれる。『翔んで埼玉』は2019年2月22日(金)より全国に公開。「ぐるぐるナインティナイン」は2月14日(木)19時56分~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年02月14日2月22日公開の映画『翔んで埼玉』でGACKTとともにダブル主演を果たした二階堂ふみが7日、埼玉県さいたま市の埼玉県庁にブラザートム、武内英樹監督と訪れ、埼玉県知事表敬訪問を行った。埼玉をディスった原作コミックを映画化したということで、この日は主演の二階堂ふみらが埼玉県庁を訪れて上田清司埼玉県知事と対面。まずは武内監督が「このようなディスるような作品を作って誠に申し訳ありませんでした」とお詫びし、「決して埼玉をディスる物語ではなく、郷土愛をテーマにした作品なので、埼玉県民が戦っている姿をぜひ見ていただけたらと思います」と弁明。上田県知事に理解を求めた。二階堂も「この映画は最終的なテーマが郷土愛で自分のアイデンティティーを感じられる映画となっています。前半20~30分は埼玉の方にとって辛いシーンもありますが、それを超えたエンターテイメントになっているので、そういったところを楽しんでいただけたらと思います」とアピール。二階堂らの言葉を受けた上田県知事は「埼玉の皆さんは大らかで優しいんですよ。この映画のことでメールが来ましたが、『悪名は無名に勝る』とか『話題になること自体は悪くない』といったものばかりでした。聞けば、最後は埼玉を褒めるらしいということを聞きましたので、それを楽しみしたと思っています」と話し、最後は武内監督の要望を受けて知事の公認を与えた。表敬訪問後には報道陣向けの会見に応じた二階堂は「すごく緊張したんですが、映画のことも理解してくださって、すごく包容力のある優しい方だと思いました」と好印象のようで、「公認をいただけたので、我々としては力強い気持ちになれました」と笑顔。さらに、「今日改めて上田知事にお会いして埼玉の魅力をたくさんお聞きできました。この映画のプロモーション中は埼玉代表のつもりでプロポーションしていければと思います」と意欲を見せていた。『パタリロ』などで知られる漫画家・魔夜峰央が1982年に発表し、2015年に復刊されたのを機にメディアで取り上げられて大反響を呼んだ漫画コミック『翔んで埼玉』。そんな同コミックを二階堂ふみ&GACKTのダブル主演でまさかの実写化が実現した。埼玉県民が東京都民にひどい迫害を受けている世界を舞台に、東京都知事の息子・壇ノ浦百美(二階堂)は、アメリカ帰りの謎の転校生・麻実麗(GACKT)と惹かれ合う。だが、実は埼玉県出身の麗は埼玉解放運動に身を投じていく、というストーリーとなっている。映画『翔んで埼玉』は、2月22日より全国公開。
2019年02月08日昨年11月に40周年を迎えたこのモンスター漫画『パタリロ!』を生み出したのが、魔夜峰央さん(65)だ。だが、そんな大御所にもピンチの時代が……。そこから救ってくれたのは、自分自身が若き日に描いた『翔んで埼玉』だった――。「主演がGACKTさんに決まったと聞いたときはのけぞりました。実際、お会いしたGACKTさんはオーラがすごかった。漫画好きだとは聞いていたんですが、私の作品の大ファンだと言ってくれて、とてもうれしかったですね。もう1人の主役で、少年役に挑戦してくれた二階堂ふみさんも、コスチュームを含め、原作の世界観を忠実に再現してくれました」そう語るのは2月22日に公開される『翔んで埼玉』(東映系)の原作者で、『パタリロ!』(白泉社)でも知られる漫画家の魔夜峰央さん。『翔んで埼玉』の世界では埼玉は東京から徹底的に差別されている。二階堂ふみ(24)が演じるのは、東京都でも屈指の名門高校・白鵬堂学院の生徒会長を務める壇ノ浦百美。埼玉から東京に引っ越してきたZ組の生徒が病気を訴えても「そこらへんの草でも食わせておけ!」と埼玉県人に対して横暴な態度をとっている。そんななか、謎の帰国子女・麻実麗(GACKT・45)が転校してくるところから、物語は動きだす……。魔夜さんが『パタリロ!』、そして『翔んで埼玉』について語ってくれた。■全部出さないと新しいものは入らない新潟県で生まれた魔夜さん。高校を卒業後、大阪芸術大学に進学したが、2年生の冬休みに退学を決意。その後、新潟の実家に戻り、漫画を描いては東京に送った。20歳のとき、漫画誌『デラックスマーガレット』(集英社)に投稿した『見知らぬ訪問者』でデビューを果たす。魔夜さんの転機となったのが、’78年に発表された『ラシャーヌ!』という作品だ。それまでシリアスな作品が多かったなかで、初めてコメディ要素の入った作品だった。「“この路線ならいけるんじゃないか”、“ギャグも描けるんだ”と自信を得ました。自分にはそんな才能がないと思っていたのに」(魔夜さん・以下同)そんな矢先、60ページの執筆依頼が舞い込む。そのとき描いたのが『パタリロ!』(’78年)。人気に火がつき、魔夜さんが描く原稿も、月に100ページを軽く超えるようになった。こうなると、アシスタントがいない新潟で、1人で描き続けるのは困難だ。「『花とゆめ』の編集長に『東京に出たい』と相談したところ、“同業者が多く住んでいて、交通の便がいい西武線沿線がいいんじゃないか”と紹介されたのが、埼玉県の所沢でした」住まいは、憧れた東京のような都会ではなく、のどかなねぎ畑に囲まれた一軒家。東京とは異なる時間の流れと、風景。そこで思いついたのが、『翔んで埼玉』だった。「でも、作品は3話で終了しました。所沢から横浜に引っ越したためです。住んでいない土地のことをちゃかすことはできませんから」プライベートでは、ファンイベントに参加していた、当時高3だった芳実さんに“一目ぼれ”し、’84年に結婚。2児にも恵まれ、パタリロもわが子のように育てたが……’11年ごろから苦境に追い込まれる。「単行本が以前ほどは売れなくなって、経済的に苦しくなった。“この先どうなるんだろう”という不安な時期が、数年間も続きました」最終的に税金を滞納せざるをえなかったこともあった。「印税が入ったそばから徴収されてしまいました。『パタリロ!』全盛期のときに買っていた宝石や貴金属も、売り払った。バレエダンサーだった妻が自宅の地下に作ったスタジオで、バレエ教室をやっているのですが、その収入にも助けられました」しかし、ついに「妻と『このままでは自宅も手放さなければならないかもしれない』と話していた」ころ、30年以上前に発表した『翔んで埼玉』がSNSなどでおもしろすぎると話題になっていた。’15年に宝島社が単行本化を決定する。発売の1カ月前、『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)で大きく取り上げられるなどの追い風もあり、現在まで合計66万部という大ベストセラーになった。税金の滞納分も、借金も全額返済できたのだ。「本当にすべてを失ったときに、埼玉が救ってくれました。全部を出し切らないと、新しいものは入ってこないのかもしれませんね」劇場版『翔んで埼玉』では苦楽をともにした家族と共演もした。「映画は私が登場するシーンで始まります。じつは、最初にバレエダンサーが出てくるのですが、それが長男。漫画を描く私の両側で踊っているのが、妻と長女です。試写会では、埼玉に遠慮して、笑うのを我慢したという他県出身者もいたそうですが、遠慮することはありません。『翔んで埼玉』は埼玉でいちばん売れているんですから(笑)」
2019年01月26日漫画好きなら、誰もが知っている『パタリロ!』。昨年11月に40周年を迎えたこのモンスター漫画を生み出したのが、魔夜峰央さん(65)だ。そんな魔夜さんが若い日に描いた快作『翔んで埼玉』(白泉社)を原作とした、劇場版『翔んで埼玉』(東映系)が2月22日に公開される。「主演がGACKTさんに決まったと聞いたときはのけぞりました。実際、お会いしたGACKTさんはオーラがすごかった。漫画好きだとは聞いていたんですが、私の作品の大ファンだと言ってくれて、とてもうれしかったですね。もう1人の主役で、少年役に挑戦してくれた二階堂ふみさんも、コスチュームを含め、原作の世界観を忠実に再現してくれました」『翔んで埼玉』の世界では埼玉は東京から徹底的に差別されている。二階堂ふみ(24)が演じるのは、東京都でも屈指の名門高校・白鵬堂学院の生徒会長を務める壇ノ浦百美。埼玉から東京に引っ越してきたZ組の生徒が病気を訴えても「そこらへんの草でも食わせておけ!」と埼玉県人に対して横暴な態度をとっている。そんななか、謎の帰国子女・麻実麗(GACKT・45)が転校してくるところから、物語は動きだすのだが……。じつは魔夜さんも埼玉と深い因縁がある。■パタリロを殺そうとした過去新潟県で生まれた魔夜さん。高校を卒業後、大阪芸術大学に進学したが、2年生の冬休みに退学を決意。その後、新潟の実家に戻り、漫画を描いては東京に送った。20歳のとき、漫画誌『デラックスマーガレット』(集英社)に投稿した『見知らぬ訪問者』でデビューを果たす。魔夜さんの転機となったのが、’78年に発表された『ラシャーヌ!』という作品だ。それまでシリアスな作品が多かったなかで、初めてコメディ要素の入った作品だった。「“この路線ならいけるんじゃないか”、“ギャグも描けるんだ”と自信を得ました。自分にはそんな才能がないと思っていたのに」(魔夜さん・以下同)そんな矢先、60ページの執筆依頼が舞い込む。そのとき描いたのが『パタリロ!』(’78年)だ。人気に火がつき、魔夜さんが描く原稿も、月に100ページを軽く超えるようになった。こうなると、アシスタントがいない新潟で、1人で描き続けるのは困難だ。「『花とゆめ』の編集長に『東京に出たい』と相談したところ、“同業者が多く住んでいて、交通の便がいい西武線沿線がいいんじゃないか”と紹介されたのが、埼玉県の所沢でした」住まいは、憧れた東京のような都会ではなく、のどかなねぎ畑に囲まれた一軒家だった。「じつは編集長も、それよりも怖かった編集部長も家がすぐ近所でした。完全にだまされたんです!」かくして“軟禁状態”を強いられながら、ただひたすら原稿に向き合う日々が始まった。「1日12時間漫画を描いて、12時間寝て、12時間雑用をする。36時間だから計算が合わない。やっぱり埼玉は魔境なんでしょう。朝、味噌汁の具がないときは、近くの畑からねぎを引っこ抜いたりしましたね」東京とは異なる時間の流れと、風景。そこで思いついたのが、『翔んで埼玉』だったのだ。「でも、作品は3話で終了しました。所沢から横浜に引っ越したためです。住んでいない土地のことをちゃかすことはできませんから」プライベートでは、ファンイベントに参加していた、当時高3だった芳実さんに“一目ぼれ”し、’84年に結婚。2児にも恵まれ、パタリロもわが子のように育てたが……。「じつはパタリロを“殺そう”としたことがあります。’90年に連載が『花とゆめ』の本誌から別冊に移ったんですが、“左遷された”というような気持ちになって、やめようと思ったんです。『鉄腕アトム』最終回で、アトムは地球を救うために太陽に突っ込むんですが、パタリロも同じように太陽に突っ込ませて終わらせようかと。でも、やっぱり気が変わって、宇宙人に地球に連れ戻されるというオチを加えました」昨年11月、『パタリロ!』は連載開始40周年を迎え、単行本も100巻を達成した。「次は200巻ですね。もう40年待ってください」
2019年01月26日「主演がGACKTさんに決まったと聞いたときはのけぞりました。実際、お会いしたGACKTさんはオーラがすごかった。漫画好きだとは聞いていたんですが、私の作品の大ファンだと言ってくれて、とてもうれしかったですね。もう1人の主役で、少年役に挑戦してくれた二階堂ふみさんも、コスチュームを含め、原作の世界観を忠実に再現してくれました」そう語るのは2月22日に公開される『翔んで埼玉』(東映系)の原作者で、『パタリロ!』(白泉社)でも知られる漫画家の魔夜峰央さん(65)だ。『翔んで埼玉』の世界では埼玉は東京から徹底的に差別されている。二階堂ふみ(24)が演じるのは、東京都でも屈指の名門高校・白鵬堂学院の生徒会長を務める壇ノ浦百美。埼玉から東京に引っ越してきたZ組の生徒が病気を訴えても「そこらへんの草でも食わせておけ!」と埼玉県人に対して横暴な態度をとっている。そんななか、謎の帰国子女・麻実麗(GACKT・45)が転校してくるところから、物語は動きだす……。魔夜さんが漫画家になったきっかけを語ってくれた。■大学を退学するための“でまかせ”で、漫画家に!新潟県で生まれた魔夜さん。漫画好きの少年だったという。「中学生のとき、少女漫画というものを読んで、“きれいな世界だな、描いてみたいな”と思って、高校生になるころには、寝る間を惜しんで、漫画を描いていました」(魔夜さん・以下同)高校を卒業後、大阪芸術大学に進学したが、まったく面白くなかった。2年生の冬休みに、帰郷したときに退学を決意する。「親に『卒業する予定までのあと2年、食べさせてください。それまでに漫画家になるから』と頼みこみました。やめるための“出まかせ”が本当になっちゃった」新潟の実家で漫画を描いては東京に送った。20歳のとき、漫画誌『デラックスマーガレット』(集英社)に投稿した『見知らぬ訪問者』でデビューを果たす。「これで執筆依頼がどんどん来ると思っていたら……まったく来なかった。駆け出しの漫画家は、ネーム(下書き)を編集部に送ってアピールするものなんですが、そんなことは知らず、ただ待っていたのがいけなかったみたい(笑)」なかなか仕事が決まらなかったが、下積み時代に、後に共に少女漫画界を牽引することになる、あの漫画家との邂逅を果たしている。「『ガラスの仮面』の作者、美内すずえ先生を手伝うため、新潟から東京に一度だけ呼ばれたことがあります。美内先生とは年はあまり変わらないのですが、向こうは高校生のころにデビューし、すでに売れっ子でした。でも、現場に行くと、肝心の先生が“行方不明”だったんです」編集者が総出で捜索していた。現場に現れたのは、なんと魔夜さんが到着してから6日後だった。「何事もなかった様子で『どうも~』という感じで入ってきて(笑)。漫画家って、締切りを守らない人ばかりです。でも私は“人と同じことが大嫌い”。だから、逆に締切りだけは守ろうと、このとき決意したんですよ」魔夜さんの転機となったのが、’78年に発表された『ラシャーヌ!』という作品だ。それまでシリアスな作品が多かったなかで、初めてコメディ要素の入った作品だった。「“この路線ならいけるんじゃないか”、“ギャグも描けるんだ”と自信を得ました。自分にはそんな才能がないと思っていたのに」そんな矢先、60ページの執筆依頼が舞い込む。そのとき描いたのが『パタリロ!』(’78年)だ。昨年11月、『パタリロ!』は連載開始40周年を迎え、単行本も100巻を達成した。「次は200巻ですね。もう40年待ってください」魔夜峰央はまだまだ翔ぶ!
2019年01月26日『パタリロ!』が単行本100巻目に到達。作者・魔夜峰央さんにお話を伺いました。祝・連載40周年、画業45周年!101巻に向けて、魅力をおさらい。単行本は100巻目に到達。魔夜峰央さんの『パタリロ!』は、少女マンガ界に金字塔を打ち立てた名作中の名作だ。下ぶくれで天才、私利私欲に走りがちなくせに人情に弱い、国王パタリロに加え、脇を固めるキャラクターたちも個性派揃い。「私が人と同じことをやるのが嫌いな性格なので、従来のマンガの主人公にはいないタイプにしようと腐心した結果だと思います。なお、パタリロは“ドラえもん”に似ているという方もいらっしゃるくらい赤ちゃん体型。人に警戒心を与えないのも美点かもしれません」マライヒやバンコランといった超美形の人物を軸としたロマンスにもうっとりするが、パタリロ殿下に振り回されつつも寄り添うタマネギ部隊に萌えるファンも。「キャラとして登場する以上、いずれなんらかの役割を果たすのはタマネギたちの宿命で、アイデアを拡げるためには格好の集団だったといえます。なかでもいちばんまともなのは、霊感青年44号だと思います」また、ストーリーには、ギリシャ神話やクトゥルー神話、耽美趣味、悪魔崇拝、オカルト、SF、性愛と、刺激が強めなモチーフを多用。ギャグは必ずあるのに、人の優しさや愛情、あるいは残酷さや身勝手さなどを描き、さまざまな感情を喚起させる物語の完成度にも脱帽する。「描けるものを描きたいように描いた結果としか言えないのですが、パタリロたちの活躍に任せていれば展開に悩むことはほぼないし、ギャグに至っては反射神経のみですね(笑)。ちなみに100巻では、98巻から始まった長編〈イカロスの羽〉が完結。101巻ではミーちゃんが走り回った舞台をパタリロが破壊的に駆け抜けます。どうぞお楽しみに」現在『パタリロ!』100巻発売、連載開始40周年を記念して、「パタリロ! 100Project」が進行中。まだまだ間に合う原画展、実写版映画が今年公開予定など、味わい尽くそう!明治大学米沢嘉博記念図書館では「魔夜峰央原画展」第4期:ミーちゃん特集を開催。1/18(金)~2/11(月)まで。入場無料。初のオフィシャルファンブック『パタリロ![トリビュート・ファンブック]』99.9も発売中。880円『パタリロ!』100巻ではミーちゃんが大活躍、懐かしキャラも多数登場。春に101巻が刊行予定。現在はエンタメアプリ「マンガPark」で連載中。白泉社429円©魔夜峰央/白泉社まや・みねおマンガ家。新潟県出身。〈永遠の28歳〉を自称、ミーちゃんの愛称で、しばしば作中にも登場する。他の代表作に「ラシャーヌ」や「アスタロト」が活躍するシリーズがある。※『anan』2019年1月23日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2019年01月18日千葉のロックミュージシャン・JAGUR(ジャガーさん)が、映画『翔んで埼玉』(2019年公開)に出演することが25日、明らかになった。同作は『パタリロ!』などで知られる魔夜峰央が1982年に発表した作品で、2015年に復刊されたことをきっかけに、テレビ番組、SNS、インターネットなどメディアで多数取り上げられ、大反響を呼んだ。埼玉県民が東京都民からひどい迫害を受けている世界で、東京都知事の息子・壇ノ浦百美(二階堂ふみ)は、アメリカ帰りの謎の転校生・麻実麗(GACKT)と惹かれ合うも、実は埼玉県出身の麗は埼玉解放運動に身を投じていく。物語の中で“伝説の人物”とされる埼玉デューク(京本政樹)は、埼玉県人でありながら、東京を歩いても誰からも疑われず、むしろ都会人に間違えられるほど。東京で虐げられていた埼玉県人たちに声を掛け、クーデターを仕掛けようとしていたが、何者かに正体を知られて命からがら逃亡する。その"何者か"の正体が、JAGUR演じるエンペラー千葉となる。埼玉が通行手形の撤廃をかけて戦う一方で、千葉県も同じく通行手形の撤廃を目論んでおり、“エンペラー千葉”が暗躍。埼玉デュークとは、因縁のライバルになる。
2018年12月25日アカペラグループ・RAG FAIRの土屋礼央が、17日に放送されたニッポン放送『土屋礼央 レオなるど』(毎週月曜~木曜 13:00~)で、妻が胃がんの手術を受けていたことを告白した。土屋は自身が10月に番組を急きょ欠席した際、「家族の手術に立ち会うため」であったことを番組で語っていたが、今回、妻の胃がん手術だったことを明らかにした。そして自身も人間ドックを受診してきたことを報告した。土屋は夏休みに家族旅行をしていた際、義母との会話で「ピロリ菌がいるかもしれないから検査した」という話があり、妻も受診する流れになったと経緯を説明。検診の結果、妻が「進行がん」であることがわかったという。その後、妻の手術日が決まったが、同番組の生放送日と重なっていた。結果的に、土屋は代演パーソナリティを立てることを決断し、番組を休んで手術に立ち会った。手術の結果は、胃の全摘出であり、医師からは「あと半年遅れていたら、助からなかった」と告げられたことを語った。今回、この一連の出来事を番組で語った理由は、妻から「あなたは、物事を世の中に伝えられる役割をもっているんだから、発信してほしい」と言われたこと。土屋はリスナーにも胃カメラによる検診を受けてほしいという気持ちと、そのためには自分自身が受診すべきだと感じて行動に移したことを明かした。
2018年12月17日