数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。■恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門57彼氏が欲しいのに独り身の30歳は、どのような点が問題で彼氏ができなのか、について書きます。いえ、本当はダメ出しするようなことは書きたくないんですよ。あなたはあなたのままでいい!そのままのあなたが美しい!と言いたいのです。がしかし、今回はなぜかこのテーマで書くことになりました。あまり気を悪くなさらず、読み進めてくださればと思います。■30歳でなかなか彼氏ができない人の問題点30歳で彼氏ができない女性は、他人とうまくやっていく能力が低いのが問題だといきなり決めつけます。じゃあ、24歳で彼氏をつくって結婚した女子は、他人とうまくやっていく能力が高いのか?と問われたら、う~ん、そういう人ばかりではないですね。運が良かったから若くして彼氏に恵まれ結婚できた、という女子も明らかにいます。あるいは、20歳くらいから「絶対にこの彼と結婚する」と決めていて、そうなるように頑張り、その努力を(奇跡的にも)彼が買ってくれたから結婚できた人もいますね。彼氏ができるとか結婚って、運がものを言うこともあるから、それはそれでいいのでしょう。がしかし、30歳で彼氏ができない女性は、他人とうまくやっていく能力が低いのが問題だと、ここではいきなり決めつけます、はい。■男からすれば「え~!そこかい!」みたいな話30歳くらいのフリーの男女が飲むときに「え?俺のそこがNGだから付き合ってくれないの?」みたいなことを、女子に言う男がいます。要は、彼からすれば箸の上げ下げみたいな「些末な」点に、彼女はNGを出して、付き合ってくれなかったと。反対に、最初は間口を広くとって、相手の男性のいいところを見つけて、そこが気に入って何回かデートして付き合うことになって結婚した、という女性もいます。なかなか彼氏ができない女性って、男からすれば「俺のそんなところを見て、NGを出してるの?」というようなことを「しばしば」やっているのだろうと、ぼくには見えます(聞こえます)。■10人いたらそのうちの3人、誰とでも付き合えるある男性は「10人の女性がいたら、そのうちの3人の誰とでも付き合える能力を持っている人は、どんな相手とでもうまくやっていける能力が高い人だ」と言います。いわゆる女好きのことを言っているのではないんですよ。他人とうまくやっていく能力の話です。言葉を換えるなら、友だちをつくる能力の高さを言っています。ここで出会ったのもなにかの縁だと思って、相手のいいところに気持ちを集中させ、相手に興味を持つ――こういう能力が高い人は、友だちに恵まれますよね?恋人にも恵まれます。友だちと恋人は別ですか?女性はしばしばそう言いますよね。でも、他者を受容し、好きになるというのは、友だちも恋人も同じじゃないですか?■じつは自分のことが好きではないはず!他人とうまくやる能力が低い人って、じつは、自分のことがあまり好きではない人です。自分のことが好きではないから、自分が出会った人のこともなかなか好きになれない。「もっと他にいい男性がいるのではないか」と絶えず考えてしまって、つい出会いをふいにしてしまう――こういうことも言えるように思います。でも、思うのですが、自分のことが好きじゃなくても、彼氏ができる人もいますよね?それってやっぱり、他人とうまくやる能力を、その本人が(人知れず・無理をしてでも)自分で育ててきたからではないでしょうか。■他人とうまくやる能力を磨くのが大事彼氏をつくるとなると、ルックスとか収入など、男性がもつ条件面から入りたいと思うのが、女心かもしれませんね。条件面を検討し、彼の「男としての」能力を吟味し……という手順を踏むところに、ぼくはある種の女性らしさを感じます。がしかし、男女の性差を超えた視点から、恋人づくりや結婚を見ると、他人とうまくやる能力が高い人は、やっぱり有利ですよ。友だちが自然とでき、その流れで恋人ができて……という感じになりやすいから。「女磨き」や「自分磨き」など、ことさら自分にこだわるのもけっこうですが、他人とうまくやる能力を磨くと、生きていることそのものが楽しくなって、なにかとお得なのではないかと思うのです。
2019年10月24日数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。■恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門56彼氏がいないから淋しいという人は、まだ救いようがあります。彼氏ができれば、もしかしたら淋しさから逃れられるかもしれないからです。彼氏とケンカしていて淋しいという人も、救いがありますよね。仲直りしたら淋しさが消えてくれるどころか、家族になり、「チーム」として充実した毎日を送ることができるかもしれないから。でも、彼氏がいて、その彼氏と仲が悪いわけでもないけれど、なぜか漠然と淋しい人は大変です。そういう人は、誰と一緒にいようと、何をしていようと、どこに行こうと、とにかく漠然とした不快な淋しさがついてくるから。さて、今回は、そのような漠然とした淋しさの原因と、その解消法について、一緒に見ていきたいと思います。■漠然とした淋しさの正体とは?ある人は、漠然とした淋しさの正体とは「隠すこと」だと言います。つまり、彼氏がいてもなぜか漠然とした淋しさを抱いているという事実を彼氏に隠すから、あなたは漠然と淋しいのだ、と言います。あるいは、いわゆる自分(の適職や生き方)を探している人の中には、そういうものを探しているという事実を他人に知られるのが恥ずかしくて、ひそかに探している人がいますね。彼氏が家に来たら、自己啓発の本を押し入れに隠しちゃうような人。そういう人は、本当は、自分探しをしていること自体が恥ずかしいのではなく、自分探しをしている自分を隠してしまう自分のことを恥ずかしいと思っているのです。で、恥ずかしいからそういう自分を隠す――これこそが、漠然とした淋しさの正体なのです。■漠然とした淋しさを消す方法とは?隠すという行為そのものが、漠然とした淋しさの原因なのだとすれば、漠然とした淋しさを消す方法は簡単ですよね?隠さなければいいのです。たとえば彼氏に「わたしさぁ、あなたがいてもなぜか漠然と淋しいんだよね」と伝えたとします。そうすれば、彼は「なにがそんなに淋しいの?パッと焼肉でも食べに行って寝よ!」と言ってくれるかもしれないでしょう?そしたら「まあまあ」救われた気分になるでしょう?それでも救われた気分にならない人は、わりと重症だと思います。どう重症かと言えば、常に心の中で過去と対話をしているという意味において重症です。そういう人は、今、目の前にいる彼を見ているようで、じつは見ていないんですね。自分にとって「消したい過去」に心がつながれてしまっていて、それと常に対話しているのです。だから「なぜか漠然と」淋しいんですね。過去とはすなわち記憶で、人の記憶なんてあいまいなもの(思い違いを多分に含んでいるもの)です。そういうあいまいなものと対話をする、つまり実態のないものと対話していたら、そりゃあ「なぜか」「漠然と」としか言い表しようのない淋しさに心を支配されますよね。ということは、そのような人は、今この瞬間を感じることができれば、救われる可能性があります。要は、心を過去のある1点から解放してあげるといいのです。今この瞬間とは、常に変化しているから言語化できない瞬間、結局のところ感じるしかない時制なので、とにかく五感を使ってなにかを感じることに意識的になるとわりと救われやすいでしょう。たとえば、花鳥風月を愛でる、でもいいんです。■淋しさの正体を説いた「ある人」とは?ネットの恋愛コラム業界では、女性の読者は自分が知らないものに拒否反応を起こす、と、言われています。なので、最後まで読んでいただきたかったため、「ある人」としか書きませんでしたが、このある人とは、デンマークの哲学者であるキルケゴールです。今から150~200年ほど前の人ですね。彼は、親とうまくいかず、親子問題に葛藤し、それを哲学した最初の人でした。また、いわゆる引きこもりを哲学した最初の人です。世間となじめない、なじめなさを哲学した最初の人と言えます。彼氏がいるのに(彼と仲がいいのに)なぜか漠然と淋しい人や、自分探しをしているから(けど)淋しい人にとって、キルケゴール哲学は、かなり参考になります。が、いかんせん哲学なので、本を読んでもむずかしいと感じる人が多いと思います。だから、こうやってかみ砕いてお届けしました。キルケゴールは、なぜか漠然と淋しい人に向けて、ここにご紹介したことを含め多くのことを書き残しています。リクエストがあれば、あらためてキルケゴール哲学を簡単にご紹介しますので、ご希望の方はその旨をお知らせくださいね。
2019年10月17日この連載は……モデルの日登美(ひとみ)さんは、ドイツ人数学者の夫とともにベルリン在住、2歳から17歳まで、6人の子どもを持つお母さん。いっぽうで、マクロビオティック料理教室や日本の伝統食を手作りするワークショップを開催するなど、マクロビオティックインストラクターとしても活躍。この連載では、ベルリンでのオーガニックライフを、食、子育て、そして暮らしを通して、綴っていきます。ベルリンの学校どうしよう!どうなるの?来年度小学校一年生になる息子の学校の申し込み、ベルリンの新入学戦線真っ只中で格闘しておりました。すでに願書は出しているのだけど、我が子的に多分、地元の学校でもいいし、プライベートでもいい。どれでもいいならいいじゃん?って思うところだけど、それがまた悩ましい。何が子供にとっていいのか、っていうのが上の子供の頃よりもうんと複雑になってきているからかもしれないなぁと思いつつ、もちろん変わらない我が家、私の教育方針てのはあるのだけど、それをどこまで守るかってのも今までとは違ってきてる。いやはや子育て歴ほぼ二十年なくせにまだまだ悩ましいことだらけです。しかもね、ベルリンの学校。公立も場所によっては競争率が高くてですね、ほんとにお受験戦争みたくなってるんです。まさかここにきて自分がお受験ママになるとは!いや、お受験してるわけでもないですけど、雰囲気はそんな感じ。学校選びってやつが白熱してるんです。公立一つとっても、地域によってそのレベルがすごく違って、私のエリアはとても良いエリアではあるのだけど、(地域によってはドイツなのに90パーセント以上が母国語がドイツ語でないという学校もあるのだとか)やはり学校によってかなりカラーが違う。私は指定されているところから変更願いを出してはいるのだけど、これがまた、めちゃくちゃな競争率でどの学校に変えてもらえるか、もしくは変えてもらえないのかもわからない。受験なら点数とか手応えとかなんかあるけど、何を基準に選ばれたり落とされるのか役場しかわからないからなんか受験よりタチ悪いような気が(笑)そんなわけでここ最近、希望校提出期限の10月頭にかけてはどの学校もオープンデーをやっていて、たくさんの親が訪れていました。どの学校も色々な特徴をアピールして面白いけど、魅力的なところは立ち見御免って感じですごい賑わい。英語に力を入れてるとか、数学です!とか、コンピューターだ!とかアートですとか。学童も無料で、部活も色々あるよとか、もう何が本当にいいのやら。まるで深夜の通販みたいになんだかいいことを並べてくるもんで、困ってしまう。その上親も真剣で説明会は質問ぜめ。希望者の多い学校などはもう大変な熱気なのです。そんななか一生懸命資料に目を通し、亀の歩みでドイツ語説明に必死でついて行く私。。。我が家はずっとシュタイナー教育で育てているけれど、逆にずっとシュタイナー教育で育ててきたので、その良い点もそうでない点も見えている分以前とはまた違う角度から子育てを見ている部分もあるし、一言にシュタイナーといっても、シュタイナーならオールオッケーってわけではないのは当たり前だけど、以前と比べて検討したい点がたくさんでている。それでももちろんシュタイナー教育の良いところは相変わらずで、だからこそ悩む。また子供によって向いている、向いていないというのもあるのでその辺の見極めが以前よりもうんと難しくなっているのも悩ましい原因の一つです。こちら、そこまで人気ではない学校ですがのどかでよい雰囲気。それでも説明会開始すると教室は人で溢れてました。というわけでプライベートといっても教育法はモンテッソーリからシュタイナー、学力に力を入れるところ、フリースクールのようなところ、バイリンガルなどなど、選ぶ幅も広い。またベルリンに住んでいると、とにかくインターナショナルなので、母国語以外に別の言葉を話す子も少なくない。我が家のようにハーフの子供も多いからというのもあるかもしれないけれど、英語を一年生から強化していますっていうところも公立でも多くなってる。あまりに悩んで上の子供たちに「ねぇ、ユニオの学校どうしようか悩んでるんだけど、やっぱシュタイナーにしようかなぁ、それとも公立でもいいと思う?」とか聞いてみたりして。すると意外にも子供らが、「えーユニオは日本語とドイツ語しか話さないんだから英語の学校に入れたら?」とか言われる始末!日本語、ドイツ語、ポルトガル語と3ヶ国語で暮らしてる上の子供たちは今や学校では英語もできないといけないんで、英語を早い時期から学んでる友達のスムーズさが羨ましいらしい。だから弟には早いうちに英語もやらせたいと(笑)君たちは教育ママか!って突っ込みたくなりましたが、なるほど、そういう考え方もあるのだな、と。それでまた悩むわけです。うーん。。。教育って何が一体大事でしょうね?て根本的な問題に突っ込みたくなったりもして。確かにシュタイナー教育のような見えない世界からも人間を捉えていく教育も大事だし、一般社会での知識量ってのも必要になる。どの時期に何をどれくらい勉強する必要があるのかってのは時代の欲求でも変わってしまうし、子供によっても違う。家族のあり方や環境でも必要な教育って違ってくるしねぇ。で、最終的に学校選びって親のこだわりなのか、それとも子供にとっていいことを見つけるのは親の仕事なのか、とかね。そういうことも考えたりして。ともあれ、ベルリンでの様子を見る限りでは多くの親御さんは我が子に人よりも抜きん出た才能を身につけさせたい、学力を身につけさせたい、という期待が大きいように感じました。何か特別にさせたい。特別な環境で育てたいというか。だからこそ親が白熱してる。きっとそうでないとこの社会で生き残れない、そういう不安もあるのかな、って気もしたのです。結局わたしも散々説明会に行き、悩み、まだまだどうなるかわからないんだけど、どれだけ計画したってなるようになる、無理が通れば通りが引っ込む、なんだから自然な流れにまかせよう!という心境に辿りつきました。それにしたって知らなかったなぁ、ベルリンの学校事情。子供の学校教育に対する期待と競争。こんなに激しかったとは!のほほんととりあえず学校に通ってればいいよね、なんて時代は過ぎてしまったようですね。と激動のベルリンで思うのでありました。日登美(ひとみ)10代よりファッションモデルとして雑誌、広告等で活躍。その後4人の子供を授かり自身の子育てから学んだ、シュタイナー教育、マクロビオティック、ヨガなどを取り入れた自然な暮らしと子育てを提案した書籍を多数出版。食についてもクシマクロビオティックアドバイザー修了後よりマクロビオティック料理を教え始め、オーガニックな家庭料理を提案したレシピ本を出版する。2013年ドイツ人数学者と再婚しブラジルを経てドイツ、ベルリンに移住。ベルリンではドイツ発祥の自然療法である国際ヒルデガルト協会認定ホリスティック医療コース修了しヒルデガルドヘルスケアドバイザーを取得。現在はオーガニック、ナチュラル、ヘルシーをモットーに台所からの食と暮らしと子育てのWSなど行っている。三男三女6児の母でもある。連載一覧はこちら
2019年10月10日数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。■恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門55婚活で「はじめまして」の男性と初デートをする場合、彼が食事代を全額負担してくれるケースと、男性のほうから割り勘と言われるケースがあると聞きます。「なんで割り勘?」と思う女性も多いのか、「割り勘男とは2回目のデートはしない」という声もよく聞きます(もちろん、反対に、割り勘で全然OKという女性もいますね)。さて今回は、割り勘にする男性は、なぜそうするのか?そのホンネに迫りたいと思います。■本当に本当の割り勘男のホンネとは?お金がないから割り勘にするとか、この女性にはお金をかけたくないから割り勘にする、というのが、わりとありがちな割り勘男の意見ですね。そういうのはネットにたくさん出ています。だがしかし、お金がないけど全額負担する男性もいますね。この女性にはお金をかけたくないと感じつつも、女性に失礼だからと思って全額負担する男もいるでしょう。では、本当に本当の割り勘男のホンネとは何?ゆくゆくは女性が「とても大切なもの」を差し出してくれるかもしれないという認識が欠如している、というのが、割り勘男の気持ちの根底にある本当の気持ちです。具体的に言うと、婚活で初デートをする場合、やがてふたりはエッチすることになるかもしれません。そういう可能性を秘めつつデートしますよね?女性にとって自分のハダカを差し出すとは、おそらく「自分にとって、もっとも大切なものを相手に差し出すこと」を意味するはずです。対して男は……自分の身体をそこまで「大切なもの」とは思っていません。「ありふれたもの」と考えています。男にとって自分の胸は「ありふれたもの」であり、自分のホースは「子どもであれば、つい最近までモザイクをかけてもらえなかったありふれたもの」なのです。■割り勘男が理解していない2つのことつまり、割り勘男は、2つのことを理解していない男なのです。1つ目は、女性の身体とは、文字通り、女性にとってもっとも大切なものであること。2つ目は、その大切なものを、ゆくゆく「いただく」ことになった場合、そのあり難さ(あるのが難しいさま/奇跡)に対して、男としてどうお礼をするべきか理解していないということ。たぶん、割り勘を嫌がる女性は、自分が金銭的に損をしたくないということだけを考えているわけではないと思うのです。<私>という「価値ある女」に対し、その価値を認めていると感じられる、わかりやすいサインのようなものが欲しいと願っているのではないでしょうか。そのサインが、「たとえば」全額負担だと。また、ゆくゆくエッチして結ばれる可能性を秘めたデートにおいて、「わたしにとってもっとも大切なもの」を差し出す準備段階において、そのもっとも大事なものを、敬意をもって扱ってくれる男性かどうかを見ているのだろうと思います。だから、割り勘男は、上に示した2つのことを理解していないと言えるのです。■お金もエッチも単体では存在しない書きながら思ったのですが、割り勘もエッチも、相手に対する敬意を行為で示すもの、ということを、(期せずして)書いていたんですね。実際、そのとおりだとぼくは思います。お金って、お金だけ単体で存在するものではないし、エッチもエッチ単体でそこに存在するものではないでしょう?そこには、相手に対する敬意とか、敬意までいかなくとも思いやりがあるでしょう?「ヤラせていただくのだから、せめてカネでも」というのは、ある意味では男の身勝手極まりない表現だとされている今の世の中だけど、でもこう言える男は、女性のハダカを「その女性にとってもっとも大切なもの」という認識があるからそう言うのです。そうとすら言わない、というか、言えない「初デートで割り勘男」は、だから、その言えなさゆえ、男のランキングの中の下のほうに位置するとぼくは感じるのですが、みなさんはどう思われますか?
2019年10月10日数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。■恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門53ネットの情報によると、男性が結婚したい女性とは、たとえばポジティブな女性なんだそうです。たしかに結婚生活は長いし、いろんなことがあるから、どんなことにも前向きに取り組める女性といたほうが、なにかといいなあと(経験から)感じます。がしかし、ネガティブな女性が、今から性格をポジティブに変えようと思っても無理です。よく言われるように、持って生まれたベースの性格は変わらないから。それに、ネガティブな女性だって結婚していたりするので、なにがなんでもポジティブな女性と結婚したいと願っている男ばかりでもないのです。さて、今回は、本当のところ男性ってどんな女性と結婚したいと考えているのか?について、一緒に見ていこうと思います。■ズバリ「自分のことを大事にしてくれそうな女性」男性が本当のところ結婚したいと思っている女性とは、自分のことを大事にしてくれそうな女性です。これ、ある種の女性とまったく同じ考えですよね。女性も当然、結婚相手の男性に対して、好みのルックスやスタイル、収入などの「条件」をいくつか(いくつも)持っていると思います。がしかし、そのような条件より何より「わたしのことを大事にしてくれる男性と結婚したいの!」と言う女性がいるではありませんか!そういう女性って、その女性にモテようと努力している男にとって天敵だったりするのです。モテようと思うと、男は洋服に気を遣ったり、がんばってお金を稼いだりしますが、彼女はそんなことより何より、「わたしのことを大事にしてくれる男性と付き合って結婚したい」と思っているわけです。「俺、がんばって、やっと月収100万になったのに、俺が仕事に精を出している間に、彼女は俺より安月給の、わりと暇な男と結婚してしまった!」彼はこう嘆くのです。■自分のことを大事にしてくれそうなのはどんな女性?でも、彼が嘆いたところで、やっぱり彼女の意思は固いのです。だって、お金がどうとか、彼のルックスがどうとかというより、究極的には「わたしは結婚相手に大事にされつつ歳を重ねたい」と思っているのだから。男もまったく同じです。ルックスがかわいいとか、かっこいい美人さんとか、スタイルがいいとか、そういうことよりも「俺のことを大事にしてくれる女性と結婚したい」と考えているのです。そういう男性の気持ちを、具体的に、たとえば「浮気をしない女性」とか「嘘をつかない女性」「実家と仲良くできる女性」などとネットに書いています。そのとおりだと思います。でも、「大事にしてくれる」というのは、具体的な事象を超えて、ようするに他者に対する思いやりのことですね。男であるとか女であるという性差を超えて、人として思いやりのある女性――そのような女性と結婚したいと思っているのが男です。ちなみに、女性が言う「わたしのことを大事にしてくれる男性」とは、精神的包容力&年収というところですか?■人としての思いやりとは?今の恋愛市場に、ぼくは作為を感じます。つまり、こうすればいい男性に選ばれるだろうとか、こうしたほうが男ウケがいいだろう、というようなテクニックが先行しているように見えます。テクニックって、ないよりあったほうがいい時もあるので、テクニック先行の恋愛市場でも別にかまわないと思います。がしかし、テクニックが先行する中で、思いやりが薄れているように見えるのです。そもそも、好きな人がいて、その人に振り向いてもらいたい(その人と付き合いたい)と考えれば、まずは相手に親切にしようと思うでしょう?精神がお子ちゃまな男は、好きな女性にいじわるするのが常だけど、それだって、親切にしたいという気持ちの裏返しだったりするじゃないですか。好きな人に親切にしたい、好きな人から親切にされたい――つまり、好きな人と思いやりのキャッチボールをしたい、そのキャッチボールが心地よいものだと結婚したいと思う――これが、結婚相手選びにおいて「本当は」男性が思っていることです。ことさら「かわいい女子がいい」とか「スタイルがいい女子がいい」などと言い立てる男ですが、こと結婚となると、じつはこんなシンプルなことを考えているのです。
2019年09月26日この連載は……モデルの日登美(ひとみ)さんは、ドイツ人数学者の夫とともにベルリン在住、2歳から17歳まで、6人の子どもを持つお母さん。いっぽうで、マクロビオティック料理教室や日本の伝統食を手作りするワークショップを開催するなど、マクロビオティックインストラクターとしても活躍。この連載では、ベルリンでのオーガニックライフを、食、子育て、そして暮らしを通して、綴っていきます。ベルリンでの不登校とカウンセリングまさか自分の子供が不登校になるなんて思ってもいなかった。しかもベルリンで。予想がつかないことが起こるのが子育て。そうはいっても、ベルリンでまだ生まれたての赤ちゃんを抱えてのあの日々は確かに親子で大変だったなぁというのを思い出します。ブラジルからベルリンに引っ越して半年が過ぎ、赤ちゃんも無事に生まれ、子供たちの学校も決まり色々落ち着いてきたと思われたころ、それは突然やってきました。双子の片方がなぜか毎朝お腹をこわしてしまう。トイレからでれなくなってしまう。もちろんそんな様子だから学校には行きたくない。初めは風邪かな、と思っていました。ベルリンはブラジルより寒いし、気候も違うし、食べ物もまた違います。だから安易に風邪かな、ですませていたのです。そして子供も「風邪」を装っていたのだと思います。そうすればとりあえず親は自然と学校を休ませてくれるから。けれどさすがにそれが二日、三日と続くことが多くなり、学校には行きたくない、としか言わなくなり、いよいよこれが噂の登校拒否、不登校か。と気づいたのです。こういう不測の事態って、気がつくのが遅くなるのは、実は自分がそんなこと起こってほしくない、起こるわけないと思っているからだったりもして。ただでさえ、生まれたての赤ちゃんはいるし、子供はたくさんいるし、その上問題など起こってほしくない!という私の無意識の願いが見たくないものは見ないようにしていたのかもしれません。それでもやっぱり、起こるべきはきちんと起こります。大変だったけど結局は必要なプロセスだったと、今となって言えるのは良かったなぁと思うのですが。実際思ってみれば、この子の不登校には理由がありました。引っ越して来た当初、公園で一人の男の子と友達になったのですが、その子が双子の片方と同じクラスになり、この学校を休みたい子のほうは全くの転入生として新しい仲間と学校生活を送らなければならなかったのです。特に多感になり始めた小学五年生。ブラジルを経てのドイツ引っ越し。国の雰囲気も学校のあり方も全く違うわけです。ドイツ語はまだその頃はほとんど上手に話せませんでした。その上誰も知っている人がいない。しかもブラジルでは双子は同じクラスにしてもらっていたのですが、ドイツに来てからクラスを別にしてもらっていたのです。ただでさえ二人で一つと同一視されてしまいがちな双子をいつも同じ環境においておくのでなく、違う環境で一人一人の人間として育っていってほしい、とそういう風に考えて以前日本でそうしていたように違うクラスに入れるように学校にお願いしていました。きっと二人なら大丈夫だろうと思っていたのが甘かったのです。とても陽気だけど繊細な性格の双子の傍、不安と恐れ、慣れない学校で一人という環境の中でそれでもよく頑張っていたと思います。だけどとうとう限界で学校に行かなくなってしまいました。お腹を壊していったように、心がちょっとづつ壊れていったのだと思うととてもショックでもありました。それとも反対に、心が壊れたからお腹も壊れたのかもしれません。ともあれ、実際自分の子供が困難な状況にあるというのを目の前に見せつけられることがどれだけ親にとって苦しいことかとそのとき改めて感じたわけです。子供が自信をなくし、やる気をなくし、困っているところで、親としての私も自分の子育てを振り返り「なぜ気づいてやれなかったか?」と自分の子育てに自信をなくしていきます。親子共々負のスパイラルの中でどうやって立ち上がり、どうやってポジティブになっていったらよいのかと考えた日々でありました。それでもはじめは、「もうちょっと頑張ったら?」とプレッシャーをかけてみたり、自分が焦っているもんだから子供をもっと頑張る方向にひっぱたりもしました。もちろんよくなるわけありません。かといって、そのままにしておくと学校に行かないまま寝ている、ということになっている。これはどうしたもんか。しかもドイツでは学校を無断で休むことが硬く禁じられているのです。三日以上休むときは医者の処方が必要。ですからそう長く休ませるわけにもいきません。そうこうしているうちに、そもそもの原因は何かというのがわかってきました。友達とまだうまくいかない、馴染めない、言葉も難しい、表現できない、でも頑張りたい、輪に入りたい。一方で双子のもう一人は新しい友達とうまくやってる。だから余計自分もそうならなきゃいけない、そうなりたいって気持ちもある。でもできない。そのジレンマの中で糸口を見つけられずにいたのでした。そう言われてみれば本当に当たり前のことだと思います。もし自分が同じ環境ならきっと同じように滅入っただろうなぁ、あまりにも乗り越えねばならない壁が大きすぎる。それを「がんばれ!」の一言ですませてしまうのはあまりに酷。不登校と一言にいうとまるで突然の難病みたいな気持ちがするのですが、やっぱりそこには何かメッセージがあり、プロセスがあるのです。少なくとも私の子供の場合はそうで、それに早く気づいてあげれなくて悪かったなぁと自分を責める気持ちもありました。そして「がんばれ!」という言葉の重みにも思い至りました。頑張ればいいってもんじゃない。なんでも頑張れば乗り越えられるもんでもない。こちらが応援しているつもりでもこの一言がプレッシャーになることもあるんだって。次第に私にもこどもの心境を共感できる余裕ができ、状況を理解したのですが、それでもこの状況を変えることができるのはやっぱり本人なのです。さて、どうやって乗り越える力を見つけるのか。そんなとき、夫が言ったのはなんと「心理療法(Psychotherapie)に行ったら?」だったのです。なんでも家族で解決するのが一番。と思っていた私、まして日本人からするとまだまだ敷居の高い精神科的な分野。ですからその答えはとても意外だったのですが、ドイツではとてもポピュラーなことだそうで。ちょっと内科に行くような感じで、多くの人がごく自然に心理療法のカウンセリングを受けているんです。「ちょっと夫婦がうまく行かない」とか、「落ち込みやすい」とか、いろいろと自分で解決できない心の不調を話にいく、または体の不調の原因となっているストレスや心の問題の解決をサポートしてもらう。専門家に全ての信頼を預ける必要はないのですが、やはり専門的に心の仕組みをわかっている人と話すことで何かの解決に繋がることがある。とりあえず、私たちもアポイントを取り子供を連れていってきました。初めは心理療法という言葉にさらに緊張と不安を見せていた我が子。けれど中に入るとイメージしていたそれとは違い、それこそ内科の受診を待っているような雰囲気、そして来ている人も同じ年齢のクラスメイトのような子供達ばかり。それでほっとしたのか、カウンセリングも安心して行えました。そして途中でI.Qテストのようなものもしたのですが、その結果がとても良かったこともあり、そこでぐっと自信を取り戻した様子もありました。カウンセリングの内容は特筆すべきなことはなかったのですが、先生も双子を一つのクラスに戻した方がいいとおっしゃていたのに、意外にも子供は同じクラスになりたいとは言いませんでした。双子の彼にとってこれはいつか乗り越えねばならない壁だということがわかっていたのでしょうか。憶測でしかありませんが、一卵性双生児の彼らにしかわからない何かもあるのだろうと思うと、この不登校の持つ意味は私が思っていたより彼にとってうんと大きく意味深いものではないかと思うようになりました。ともあれ何回かカウンセリングに通って、一人一人でじっくりと向き合って話をしているうちに「もう俺このカウンセリングに行きたくないから学校に行く。」と言い出して、あっという間に登校するようになったのでした。悩んだ割にはあっけにとられるほど、解決は早かったのですが、実際何が決定打になったのかはわかりません。精神科医に通うのがめんどくさくなり、それより学校に行く方がいいじゃんと思ったのかもしれません(笑)先生と普通に話をするうちに、自分自身の問題もそれとなく解決してしまったのかもしれません。ただわからないまま親子であっちこっちに行き、話をして、一緒にいて、気持ちを寄せて、たくさんの人のなかで専門家の意見も聞いたり、他に悩みを抱える人を見たりもして、そういうひとつひとつが「なにか」になったのかもしれません。ともあれ終わらない冬はない。と心の隅っこで親子揃ってまたいつもの日常を取り戻せた喜びを感じたこの一件。いつも一緒に育ってきた双子達。ドイツにきていよいよ違う道を歩み始めています。当時はとっても大変だったのに今となっては「そんなこともあったよね~」という我が家の笑い話に。こういう一つ一つを経験しながら子供がたくましく育っていく力を見せてもらい、私も親として更に一つ成長させてもらったように感じています。そしてまだまだその旅は続いています。日登美(ひとみ)10代よりファッションモデルとして雑誌、広告等で活躍。その後4人の子供を授かり自身の子育てから学んだ、シュタイナー教育、マクロビオティック、ヨガなどを取り入れた自然な暮らしと子育てを提案した書籍を多数出版。食についてもクシマクロビオティックアドバイザー修了後よりマクロビオティック料理を教え始め、オーガニックな家庭料理を提案したレシピ本を出版する。2013年ドイツ人数学者と再婚しブラジルを経てドイツ、ベルリンに移住。ベルリンではドイツ発祥の自然療法である国際ヒルデガルト協会認定ホリスティック医療コース修了しヒルデガルドヘルスケアドバイザーを取得。現在はオーガニック、ナチュラル、ヘルシーをモットーに台所からの食と暮らしと子育てのWSなど行っている。三男三女6児の母でもある。連載一覧はこちら
2019年09月20日数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。■恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門52彼との関係は心地いいし、もっと深い関係になりたいけど、自分に自信がなくて恋愛を進められない。そんなときは、その恋をどうやって前に進めていけばいいのでしょうか?今回は、男性のホンネを交えつつ、どのように恋を進展させていくといいのかについてお届けしたいと思います。■まずは深刻に考えないことそもそも、自分に自信がなくて、それゆえ恋が前に進まなくても、彼氏が超積極的な人であれば、彼が「結婚しよう」と言ってくれて、サクッと結婚できる女性もけっこういるんですよね。なので、自信がなくて恋が前に進まないとき、自分に自信をつけるにはどうすればいいのか?なんてことを深刻に考えない!これをまずはおすすめします。自分に対する自信って、さまざまなことを経験する中で、ふと、ある日ついていたことに気づくのであって、仕事で言うところの「Plan→Do→See」みたいに、なんらかの論理をともなって身につくものではないんですよ。経験が知らず知らずのうちに育ててくれているものが、自信だから。■隠すから自分に対する自信を持てないと前置きをした上で、さて、どうやって恋愛の駒を前に進めましょうかね。ひとつには、彼に正直に相談するという方法があるように思います。つまり「わたしは自分に自信がなくて、それゆえ、この恋をどうやって前に進めればいいのかわからず、困っている」と彼に相談するということです。自分に対する自信のなさがどこから来ているのかと言えば、隠すクセから。真剣に考えていることや悩んでいることを、他者に対して(あろうことか、愛する彼に対して!)隠す、という行為が、自信のなさを生んでいるんですね。なので、まずは言う!言える人は言ってみてください。それでどうにかなるはずです。彼は「君がそこまでこの恋について真剣に考えていたとは知らなかったよ、つらい思いをさせてごめんね」と言ってくれますって!■やっと男のホンネの話です言えない人はどうしましょうかね。男のホンネから言えば、彼との関係が良好だということは、彼はあなたの自分に対する自信のなさっぷりをかわいいと思っているということがまず言えます。だってそうでしょう?あなたの自信のなさを彼が「よくないこと」と思っていれば、今のようにあなたと彼は仲良くできていないでしょう?あなたの自信のなさっぷりを、彼が「いいもの」と思っているのだから、あなたは彼にとって「いい人」として、自分がしたいことを彼に言えばいいんです。結婚して子どもをもうけたいでもいいでしょうし、同棲したいでもいいでしょう。自分が彼とやってみたいと思っていることを、ふつうに彼に言うといいですよ。■過去に生きるのではなく今を生きよう!女性が、自分に自信を持てないと悩んでいても、じつは彼はそんな彼女の悩みにちっとも気づいていなかったりすることもある、ということです。なぜなら彼は「今、目の前にいる彼女」が好きで、あなたと付き合っているからです。自分に自信がないと悩んでいる人って、往々にして「過去のどこかの時点の自分」のことを悩んでいるんですよね。たとえば、過去に母親とうまくいかなくなったときのこととか、受験に失敗したときのこととか、高校時代にいじめられて病んでしまったときのこととか。そういうのをいまだに引きずる気持ちはわかるのですが、でもそれが起こったのは過去です。要は過去のどこかに心をつなぎ留められているから、あなたは自分の生き様に自信を持てないのです。あなたが過去と絶えず対話していることなんて、彼は知らないですよ。あなたに興味がないから知らないのではないんです。彼は「今の」あなたのことが好きだから知らないんです。過去に生きるのではなく、今を感じましょう!
2019年09月19日“【お便り募集】文筆家ひとみしょうさんにあなたのお悩み解決してもらいませんか?”にお悩みを送ってくれた方の中から、ピックアップしてひとみしょうさんが解決していきます。〜「ちゅるちゅるさん 27歳」のお悩み〜ひとみしょうさん初めまして。拙い文章で申し訳ございませんが、便りを綴ります。今年の2月初めにインターネットをきっかけとして知り合った男性がいます。彼とは知り合ったその日の流れでそのまま会い、そのまま肉体関係を持つようになりました。互いにとてもフィーリングや話が合うし盛り上がるので、いまでは毎週のように会っています。いわゆるセフレの状態です。(誘えば普通に遊んでくれますが)しかし、こうも毎週のように会っていると流石に彼に対して恋心が芽生えてきてしまい、正直戸惑っています。戸惑う理由としては、彼が「エッチする相手にはべつに困ってないけど、お前には会いたいから誘う」と言うからです。こちらに会いたいと思ってくれているのは嬉しいのですが、私以外にもエッチする相手がいることをあえて言ってくるので一線引かれてるのかなと思っております。また、「俺付き合ったりすると結構口うるさいんだよねぇ」などなど...自らネガティブキャンペーンをたびたび口にします。こういう風に彼自身がマイナスになることを言ってくるあたり、彼は私に恋心は持たないでほしいと考えているのでしょうか。判断材料が足りないかも分かりませんが、男性目線で教えてください。ちなみに互いに独身でフリーです。〜ひとみしょうさんのお悩み解決コラム〜彼はちゅるちゅるさんのことが好きで、ちゃんと付き合いたいと思っているものの、自分の生き様に自信を持てないから、どうすればいいのか迷っているんだと思います。 彼は自分の生き様に自信が持てない男です自分の生き様に自信を持てない男子って、すぐネガティブなことを口走るんですよね。「俺付き合ったりすると結構口うるさいんだよねぇ」とか!また、そういう男子は、へんにかっこつけます。「エッチする相手にはべつに困ってないけど」なんて言ったりして。これ、なにも彼はちゅるちゅるさんに対して一線を引こうと思って言っているわけではないんですね。単純に「俺、モテる男なんだぜ!かっこいいって女子たちから言われてるんだぜ。そんな俺と付き合いたい?」みたいに、斜に構えてかっこつけているだけです。中二病か!みたいなもんです。女子がどうなのかよく知らないけど、男は、自分の生き様に自信が持てないと、それがもろに恋愛に影響してくるんですよね。女子のことは知らないけど、でも見ている限りにおいて、女子は自分の生き様に自信が持てないからといって、それがダイレクトに恋愛に影響していないように見えるなあ。男は、生き様に自信を持てないと、好きな女子に対して素直になれません。だから彼はそういう素性を隠して、ネットでセックスありきみたいな関係でOKしてくれる女子を探したのだろうと思います。で、運よくちゅるちゅるさんと出会って、お互いにフィーリングが合うのだからちゃんと彼氏彼女の関係で付き合えばいいものを、彼は自分の生き様に自信が持てないものだから、あなたの前でかっこつけるでしょう? 彼の腕を引っ張って!いま僕は大学に通っているので、20代の男子を毎日たくさん見ます。30代の男子もたくさん見ます。見ていて思うのは、自分の生き様に自信が持てない男子は、向こう5年10年、ずっと自信を持てないまま、恋愛弱者として生きていくことになるんだろうなあということです。もっとも、過去の自分を見ているようで、ときに切なくなったり、ときにイラっとしたりすることもあるけど、僕のことはさておき。男って、生き様に自信が持てるなんらかのきっかけがないと、ずっと自信を持てないままなんです。そのきっかけに、ちゅるちゅるさんさんがなる、というのは、現実的にアリじゃないかなと思います。つまり、「なんでもいいから、うちら付き合うよ」と彼の腕を引っ張って、彼と付き合ってしまうのです。彼にほかにセフレなり彼女なりがいるのであれば、付き合ったあとで清算させればいいのです。ちゅるちゅるさんがそこまで強引にやらないと、彼はいつまで経っても「おれ?セフレが何人もいるぜ?」みたいな、しょ~もない男のままです。ちゅるちゅるさんという女子が、彼の腕を引っ張って「しっかり生きんしゃい!」とカツを入れてあげることで、彼はやっと目を覚まし、ちゃんと生きていこうと思うようになります。そして日々努力して、やっと男に「なります」。男って、生まれつき男じゃないですからね。男は努力に努力を重ねてようやっと男に「なる」のです。*ネットで知り合おうとどこで知り合おうと、フィーリングが合い、話が合い、盛り上がる相手というのは、かけがえのない相手です。ぜひ大事にしてください。お互いがんばっていきましょう!と、彼にも伝えてください。しっかりせぇ!と、ひとみが言っていたとお伝えください。(ひとみしょう/作家)
2019年09月17日数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。■恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門51今回は、結婚を視野に入れている男性が結婚相手に求めていることについてお届けしたいと思います。おそらく20代から40代まで、幅広い年齢層の女性がこの項をお読みでしょうから、世代別に見ていきたいと思います。■20代――ひとり相撲20代の男子は、自分が思い描いている理想の結婚相手像と、実際に目の前にいる彼女(あなた)との差異を見ています。たとえば、コアラ顔で、家庭的な雰囲気の女子を理想としている男子は、その理想に比べて目の前にいる彼女はどうなのか?というのを見ているんですね。「ありのままのわたしを見てほしい」なんていう女子の思いもむなしく……といったところですが、でも20代くらいだと、まだ恋愛における経験値も浅いし、人間を見る目もそこまで養われていないので、仕方ないといえば仕方のないことです。あなたもきっとそうでしょう?自分が理想とする結婚相手像と、目の前にいる彼氏との差異を見て、その差が小さければ小さいほど、その相手と結婚したいと思うわけでしょう?20代の男子は、結婚相手に、自分の理想とおなじ人であってほしいと望んでいるのです。つまり、ひとり相撲をしているのです。極論すれば、リアルに目の前にいる彼女には、とくになにも望んでいないということ!Oh! My God!みたいな話ですね。■30代――チャラい女子は勘弁!30代の男性は、生きることに真剣です。社会の成り立ちもわかってきて、必然的に社会における自分の立ち位置も見えてきています。なので、今の自分のポジションから、どうやって駒を進めると定年くらいまで食っていけるのかを、リアルに計算しています。そんな、生きることに真剣な男性が結婚相手に望むのは、ただ1つ、少なくともチャラくない、ということです。チャラい女子は勘弁!ということ。なのでたとえば、インスタでゴージャスな料理の前でピースしている女子はちょっとね……と彼は思うのです。その豪華な飯の向こうに、どうせ男がいるんだろ?チャラっ!みたいに感じるのです。■40代――「人として」理解しあえる感じ40代にもなると、男は、自分の中の男っぽさと、女子っぽさの両方を理解するようになります。これ、きっと、女性もおなじだと思うんです。女性の心の中には、永遠の少年みたいなのがいますよね?だからたとえば、女性の歌手が女性の想いを歌う歌詞に「ぼく」と出てきたら、その「ぼく」をちゃんと「自分のこと」と理解できるわけですよね。また、40代にもなれば、自分の女性らしいところと、男より男っぽいところが、自分の中に同居している感覚を抱き、その感覚に違和を感じることなく、ふつうに受け入れているでしょう。40代の男もおなじです。自分の中の男っぽさと、女性より女っぽいところを自然と受け入れます。男女それぞれがもつ男っぽさと女っぽさが、絶妙なバランスで相まみえるとき、彼は彼女に「結婚してください」と言います。つまり、40代の男性は、異性として結婚相手になにかを求めるというよりは、「人として」理解しあえる感じを結婚相手に求めているのです。■結局、男が結婚相手に求めることは?各世代の特徴を短い文章にまとめなくてはならなかったので、言葉足らずな点もあると思います。それゆえ、誤解が生じていることもあろうかと思います(とくに20代の項はひどく書きすぎましたかね?)。でも思うんですが、男が結婚相手に求めることって、よくネットで言われているみたいに、常識と教養とか、性格の良さとか、価値観の一致ではないんですよね。ましてや金銭感覚ではないんです。まだまだ女というものや人というものを知らない20代はどうしても、ひとり相撲的に自分の理想という「枠」と格闘せざるをえません。生きることに真剣になった30代の男は、彼女との性格の相性とかよりなにより、チャラくない女性であることを願います。40代になれば、80代(つまり生の終わり)が見えてくるのだから、同志とか仲間みたいな感じで、人としての相性を願うんですよ。参考になりましたか?
2019年09月12日この連載は……モデルの日登美(ひとみ)さんは、ドイツ人数学者の夫とともにベルリン在住、2歳から17歳まで、6人の子どもを持つお母さん。いっぽうで、マクロビオティック料理教室や日本の伝統食を手作りするワークショップを開催するなど、マクロビオティックインストラクターとしても活躍。この連載では、ベルリンでのオーガニックライフを、食、子育て、そして暮らしを通して、綴っていきます。大きな子供たちの移動教室先日八年生、十年生の大きな子供たちが学校の移動教室に行ってきました。3人の子供が1週間いなかったので我が家の子供はチビ二人だけ。つかの間の静けさを楽しんだものの子供たちが帰ってくるなり移動教室での話を始めてそれはそれは大爆笑したのです。というのも、まずだいたい旅行に出発する前から笑えます。持ち物とか親の力量を試しているかと思うほどアバウトな設定。肝心なのは集合場所と時間という感じで、万一遅れた場合置いていかれることも本当にある、というほど以外にもスパルタ。ちなみに我が夫は中学生の時に5分集合時間に遅れて置いていかれた経験あり(笑)夫いわく、「ほ んとに置いていかれるんだから、なめたらあかん、ドイツの学校」だそうで。それが功を奏してか、子供らの緊張ぶりも半端なく、目覚ましできっちり起きてくるし、やっぱり置いていかれるのはいやだよね、ってことでドイツの心理作戦は教育の現場でも活きているのだと実感したのでありました。また知らないとびっくりする意外なマストアイテムがベッドカバーにシーツ、もしくは寝袋の類。日本のお宿の人がふっかふかのお布団を敷いてくださっている修学旅行しかしらない私たちには驚きの事実ですが、宿泊先もやはりエコ大国ドイツですから、シーツは自分で持っていくのです。洗濯物少なくてすむもんね。持っていかないときはお金払う。で、それは意外と安くて4ユーロとかだけど、やっぱり払いたくないからみんなだいたい持ってきます。その辺かなり堅実なドイツの家庭。今回はその上にさらに驚くべきことが。十年生の子供らのご飯は夕飯しかなく、昼と朝は自分らで調達しなさいってことだったそうです。このだったそうですってあたり、私が父母会できちんと話を聞いていない証拠かと思われますが、それくらいアバウトでも子供達はその場で危機をしのいで行きますから大丈夫です。場数を踏むほど子供は臨機応変に活きていく力がつくものですね、なんていうと子供に叱られそうですが!ちなみに何を食べたのか、作ったのかと聞いたら、その辺でパスタを買ってトマトソースをあっためて激まずいパスタを食べたりしたそうで。いいダイエットになったと娘は喜んでいました。ナイスポジティブシンキング!けどそういう経験から料理に目覚めてくれたらいいな、なんて思ったりもしますね。そう思うと、オーガナイズ不足の旅行自体が実はドイツ政府の教育における策略ではないかと思えたりもします。足りないなら自分でなんとかしなさい的な。自立力をつけるにはもってこいかもしれません。八年生のクラス旅行の部屋にはまるで独身寮の様に台所が。ここで自分らでご飯用意したらしい。さて、そんなはちゃめちゃなオーガナイズの旅行から帰ってきた子供たち、話を聞けば4時間カヌーで漕ぎまくりとか、自転車20キロの旅とか、毎日のアクティビティが修行のよう。もちろん夜は寝ないから朝まで生トークで1週間。全身筋肉痛と寝不足で帰宅した子供達は即爆睡でした。しかも十年生ともなると、この国では16歳からタバコもお酒(ビールとワイン)は解禁ですから、一応持ってきちゃダメよってことになっているけど、その辺にワインの瓶が転がっているわけで。宿を抜け出してビーチで夜更かしして先生が警察に呼び出されたりなんてこともあったよう。クラス旅行の帰りの電車、疲れ切って寝てる子供ら。こんな話をするとどれだけやばい学校なんだ?と思ってしまいますが、こちらではこんなの結構普通。(ですよね?ドイツ在住のみなさん?)お酒とかタバコとか年齢制限が低いから学校の休み時間でもタバコを吸っている子供もいますし、実は金八先生とはちょっと雰囲気が違うのです。その辺は自由にさせておきながら、時間に来なかったら置いていかれたり、ドイツの教育は日本のそれとは随分違うのだなぁと今回改めて実感。基本的には子供たちがラグジュアリーな環境に置かれることはなく、むしろシャワー三日くらい入らずにパンをかじりながら山ぐらい登れる子供が育ちそうなシステムで教育されているのがドイツの学校。自己責任のプレッシャーは高いが、個人の自由は尊重する。まぁ、それも悪くないな、と思っている在ドイツ四年目の私です。日登美(ひとみ)10代よりファッションモデルとして雑誌、広告等で活躍。その後4人の子供を授かり自身の子育てから学んだ、シュタイナー教育、マクロビオティック、ヨガなどを取り入れた自然な暮らしと子育てを提案した書籍を多数出版。食についてもクシマクロビオティックアドバイザー修了後よりマクロビオティック料理を教え始め、オーガニックな家庭料理を提案したレシピ本を出版する。2013年ドイツ人数学者と再婚しブラジルを経てドイツ、ベルリンに移住。ベルリンではドイツ発祥の自然療法である国際ヒルデガルト協会認定ホリスティック医療コース修了しヒルデガルドヘルスケアドバイザーを取得。現在はオーガニック、ナチュラル、ヘルシーをモットーに台所からの食と暮らしと子育てのWSなど行っている。三男三女6児の母でもある。連載一覧はこちら
2019年09月10日数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。■恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門50彼がたとえば仕事で悩んでいるとき、彼女として彼のそばにいてあげたいとか、彼の悩みを聞いてあげたいなどと感じたことがあると思います。そういうときに、彼が「ひとりにさせてよ」と言ってきたら哀しいですよね。「わたしじゃダメなのかな」とか、ひどい場合だと「彼がホントはどんな人間なのかわからない」「彼はホントはわたしのことが好きではないのだろうか」などと考えちゃいますよね。彼、じつはあなたのことが好きなんです。でもひとりにしてほしいのです。今回はそのへんの男心についてお話したいと思います。■「ひとりにして」と言う彼の心の奥にあるものとは?男ってわりと過去に生きています。丁寧に言うと、多くの男と、女子の中でも病んでいる人は、過去に生きているんですね。対して、多くの女性は今を生きています。たとえば、彼が仕事のことで悩んでいる場合、彼は今朝、上司に叱られたことを悩んでいます。今朝起こった出来事とは過去のことです。つまり彼は過去のことを悩んでいる、過去に生きているのです。あるいは、その悩みが大きくなると、彼は「俺がこの会社に就職したのが間違っていた。第一志望のあの会社に入れていたら……」という悩み方をするようになります。今からはるか過去の「就活時代の俺」のことを、クヨクヨと考えているのです。ようは過去に生きているのです。ちなみに、病んでいる女子もおなじです。元カレのことを忘れることができないとか、小学生のときいじめられたことを今でも忘れることができないとかというのは、その悩みの大変さを度外視していえば、ようするに過去に生きているということです。終わったことを終わったこととして、今は今の風を感じて生きていたら、人はそんなふうに悩まないから。対して、心がそこそこ元気な多くの女性は、そこまで過去にこだわらないでしょ?仮に意に染まない会社に就職していたとしても「まあしかたないか」と思い「さて、今日は仕事が終わったらインスタ映えするパンケーキ屋さんで女子会!」とか、そうなっているでしょ?■男が過去に生きがちな理由男が過去に生きがちな理由はいくつかあると考えられますが、ひとつには、男の価値観が相対的にできているということが言えるように思います。たとえば、同期が自分より先に出世した場合、すごく落ち込む男がいます。彼女が「同期が課長になったって別にいいじゃない。課長手当って5000円でしょ?そんなお金べつにどうでもいいじゃない」と言っても、彼はいつまでも悩んでいる、みたいなケース。彼は周囲の人がどうであろうと、自分がこの仕事をしたくてやっている、とは思っていないんですよね。そういう絶対的な価値観がないから、彼は肩書きにこだわるのです。肩書きって、それをもらった瞬間から過去のものでしょう?今、たとえば課長なら課長にふさわしいふるまいをするというのが「今」であって、肩書きそのものは過去にもらったものでしかないのですよ。■彼と一緒にしあわせになりたいのであればつらいとき、「ひとりにして」と言う彼は、あなたのことが嫌いなのでありません。自分の過去と、心の中で激しく葛藤しているのです。なにかと葛藤しているときって、きっとあなたも、ひとりにしてほしい、そっとしておいてほしいと思うでしょう。彼氏に「悩み、聞こうか?」と言われても「あとにして」と思いますよね。心がそこそこ健全なあなたは、そこまで頻繁になにかについて激しく悩むことがないと思うけど、相対的な価値観に生きている男は、わりとよく激しく悩みます。つまり、わりとよく自分の過去とたたかっています。そんな彼と一緒にしあわせになりたいのであれば、今を今としておおいに楽しむことを、彼女であるあなたが、彼に教えてあげる必要があります。さもなくば、彼は若くしておっさんになってしまうからです。過去の栄光にすがりつき、一度手にした権力は、なにがあっても死ぬまで離さないのがおっさんです。つまり、おっさんは過去に生きていて、今の「今性」に気づいていないのです。彼におっさんになってほしくないのなら「ひとりにして」と言う彼の腕を強引に引っ張って、おいしいものでも食べに行くべきです。おいしいと感じるのは「今」だから、おいしいものを食べるだけで彼は過去をつかの間忘れることができ、救われた思いがするのです。
2019年09月05日数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門49男とはじつに不思議な生き物で、仕事のときは曖昧なグレーな返事をするくせに、いざ彼女と結婚したいとなると「結婚してください宣言」をするんです。仕事のときって、上司や取引先の顔色なんかをうかがって「その件についてはなるべく早めに回答します」とか「社内のアグリーを待っています」とか、曖昧なことを言う男っていますよね。でもそういう彼も、この彼女と結婚したい!と思えば「結婚してください!」と言うのです。あなたの彼は言わないですか?あなたが「結婚したいサイン」を出しても言わないですか?ではその理由を以下でご説明しましょう。■「結婚したいサイン」をわかっているのが男女性が発する「結婚したいサイン」って、たとえば、結婚した友人のことを話すとか、「子どもは何人ほしい」など将来の話をするとか、家族や親友に彼を紹介する、みたいなことですよね。これらのサインが意味するところを、じつは彼は理解しています。彼女は俺と結婚したいと思っているんだなと、ちゃんとわかっています。問題は、理解はしているけど、さほど心に響いてこないということなんです。彼女は俺と結婚したがっているのか、ああそうか、以上、終わり、みたいな。ではなぜ、さほど心に響いてこないのでしょうか?■理由は2つありますひとつは、彼は今すぐ誰かと結婚したいと思っているわけではないから。ほら、たとえば、あまりお腹がすいていないときに「今夜は焼肉よ」と母親に言われても「ああ、そうなんだ」としか思えなかったりするじゃないですか。彼がすごく結婚したいときに、あなたが結婚したいのサインを出すと、彼はそれに食いつくけれど、あまりお腹がへっていない状態だと……ちょっとね、ということです。2つ目は、彼は恋愛より大切なことに心奪われているからです。あくまでも一般論だけど、女性って、あるていどの年齢になると結婚して家庭をもって、という考えをする人が多いですよね。もちろん男の中にもそういう考えをする人はいるのだけれど、ある種の男はロマンを追いかけることに忙しく、結婚とか家庭という発想が湧いてこないことがあります。ロマンという言葉は、永遠とか、憧れとか、そういう言葉に置き換えることができます。■男のロマンとは永遠のことであるたとえば、研究職の男性であれば、研究において達成したいロマンティックな目標をもっていたりする、というのは、想像すれば誰にでもわかりますよね。ごくふつうのサラリーマンであっても「この仕事をとおして、いつか見た、ここではないどこかにある高み」にたどり着きたいと思っていたりするんですね。見た目はごくふつうだし、彼女であるあなたから見てもごくふつうにしか見えなくても、彼はロマンとか永遠とかを追いかけているのです。だから、彼女がちょっとやそっと結婚したいのサインを出したところで、彼の心にはさほど響かないのです。なんといっても、彼は永遠に心奪われているのだから。■それでも彼と結婚したいあなたへ女性で永遠とか憧れとかに心奪われて、結婚したいと思わないとか、家庭というものにあまり興味がない人って、わりと少ないですよね。あくまでも男に比べて相対的にということですが、でも少ないですよね。女性は、たとえば20代前半に自分探しとかさんざん悩んでも、あるていどの年齢になれば、それまでの悩みとパッとさよならして、明るく元気に結婚しちゃったりするじゃないですか。「君は20代前半の頃、あんなに悩んでいたのにね」と言っても「そんな過去あったっけ?忘れた」とか平気で言うじゃないですか。対して男は……目の前にかわいくて知的な彼女がいても、永遠に心奪われっぱなしなんですね。なので、彼の首根っこをつかんで、なかば強引に「ほら、ぼ~っとしてないで、うちら結婚するよ」と言ってあげてください。あなたのその行為が、彼にとってもあなたにとっても「いい結果」をもたらすと思うから。そもそも永遠になんか心奪われていてもろくなことがないんです。それより、具体的に生きるほうがずっと幸せなんですよ。
2019年08月29日数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門48彼が部屋にはじめて遊びに来た日に、合鍵を渡す彼女は、いわゆる「重たい」女性なのかといえば、重たいかもしれないし、重たくないかもしれませんねぇ……という答えしか出せません。彼にどんなことをするのか?という目に見えることが、「重たい・重たくない」を決めるのではなく、どういう動機でそれをしたのか?そんな、目に見えないことが、重たいか重たくないかを決定づけるからです。「重たい」というのだって、目に見えないことでしょう?目に見えないことは、目に見えない動機によって判断されるのです。さて今回は、男性はどういう女性を「付き合ったら重たそう」と感じるのか?についてお話したいと思います。■それをする動機が問題彼に自分の部屋の合鍵を渡そうと、彼の不在時に彼の家にあがりこんで掃除洗濯をしようと、そういうのは、べつにどうだってかまいません。したければすればいいし、したくなければしなきゃいい、以上、おわりです。がしかし、冒頭に書いたように、それをする動機が問題なんです。で、男はバカじゃないから、その動機についてはよく見抜いています。つまり、彼にすがるように恋愛している女性は「何をしても」重たいと認識されるのです。彼にすがる女性のみならず、恋愛にすがる女性も、同様に彼に「重たい」と思われています。■どこからが重たい関係なのかたとえば、いわゆる自分探しの途中みたいな女性!自分が何をしたいのかよくわからないとか、自分が今置かれている状況がどうも好きになれず逃げ場がほしいと考えていて、彼の存在を逃げ場としている女性!こういう人は、彼氏に重たいと思われています。と書くと、恋愛って、多かれ少なかれ、お互いにお互いの存在を「避暑地」みたいに思うものじゃないの?と反論したくなる女性もいるかもしれませんね。ある程度は、彼氏は彼女に精神的に甘え、彼女は彼氏に精神的に甘える……こういう関係が、恋愛における「ふつう」じゃないの?と思う人だっているでしょう。これはね、もう主観的に、自分がちがうと思ったらちがう、としか言えません。つまり、なにがふつうの関係で、どこからが重たい関係なのか、というのは、彼が決めることであり、あなたが決めることであり、ふたりの決めたところが食いちがえば、彼は彼女のことを重たいと思い、彼女は彼のことを冷たいと感じるということです。■重たくても全然OKだと思います重たい恋愛を絶賛展開中の女性であっても、あと2~3年もすれば、きっと誰かの奥さんになって、もしかしたら子どももいるかもしれません。女性って、今とても重たい恋愛をしていても、数年のうちに状況が変化して、しっかりしたお母さんになっていたりするものなんですよね。対して、彼女にさんざん「重たい」なんて言っていた彼氏は……2~3年経ってもまだ独身どころか彼女もいなくて、恋愛氷河期を絶賛爆走中だったりするのです。彼氏にすがるように恋して、彼を自分の救世主かのように思って恋して、その結果、「精神的に重たいんだけど」と言われてもいいじゃないですか。彼氏にすがる、恋にすがる――そういう、いわば精神的にバランスを崩す時期って、誰にだってあるのだから、べつにいいと思うんです。■2~3年後のあなた、そして彼は?で、この話のオチは「重たい」と言ってマメマメしく尽くしてくれる彼女を邪険に扱った彼に天罰が下る、というところだと、ぼくは感じています。先に書いたように、2~3年後、あなたが立派な妻&子の親になったとき、彼は……恋愛&セックス氷河期にあえいでいるのです。そういうのが、ぶっちゃけのリアルなところだとぼくは考えていますが、あなたはどう思いますか?
2019年08月22日この連載は……モデルの日登美(ひとみ)さんは、ドイツ人数学者の夫とともにベルリン在住、2歳から17歳まで、6人の子どもを持つお母さん。いっぽうで、マクロビオティック料理教室や日本の伝統食を手作りするワークショップを開催するなど、マクロビオティックインストラクターとしても活躍。この連載では、ベルリンでのオーガニックライフを、食、子育て、そして暮らしを通して、綴っていきます。ベルリンの東急ハンズ的なお店「Modulor」新学期が始まっているベルリン。そうなるとよく行くことになるのが文房具屋さん。質実剛健なドイツの文具は定評がありますが、種類豊富なマテリアルも手に入るいわばベルリンの東急ハンズ的なお店が「Modulor」というお店。アートの盛んなベルリンでは特に若者を中心に大人気のお店です。こちらがお店の外観。中は2階建てと規模はそんなに大きくありません。先ほども書いたように文具店ではあるのですが、色々な素材が揃っているので、お客さんにはアート関係の学生などが多く、メタルや布、紙や細かい素材を見ているだけでこちらもワクワクしてきます。またなんでも自分で作ったり修理する傾向が高いドイツの人たち。DIYにはうってつけのお店でもあるのです。ちょっとした照明やカーテンのレール、などなど。アイデア次第で色々なことができそうな予感がしてしまうのがこのお店の楽しいところであります。ですからアート関係者に限らず老若男女様々な人がこのようなお店を利用します。もちろん、鉛筆やペン、消しゴム、紙類といった子供達が使うものも充実のラインナップ。値段も手頃なものから上等なジャーマンクオリティのものも揃うのでお土産にもおすすめ!筆記用具コーナー。えんぴつだけでもピンからキリまでデザインも用途も豊富!また子供が工作をするための素材もたくさんあるので子供も楽しめるお店でもあります。我が家の子供は連れて行くと余計なものまで欲しがるので!(これはスーパーでも一緒ですが)ちょっと危ないお店でもあります(笑)子供が工作できるキットなどもあり楽しい。出来上がったものをあげるのではなく、素材をあげて何かを一緒に作ったり、またはそのアイデアを得るにはこのような素材が揃っているお店はとてもいいな、と思います。けれど日本のハンズなどと比べると品物の数やお店の規模はとても小さいと感じますし、そんなにたくさんお店自体もないので拍子抜けするところがあるかもしれません。けれどそういう環境にいてドイツは買い物が便利な文化というよりは、クリエイトすることに良い環境だな、と思うようになりました。日本コーナーを発見!簡易包装が基本のベルリン。包み紙などはこちらではやや高級品扱いです。お店にはカフェと本屋さんも併設されていてゆっくりできます。なんでもないから作る。ものの仕組みを理解して自分でできるようになる。ちょっとした不便さを残して暮らしや教育に活かす。そういう姿勢は学校教育でも見受けられるように思います。意図的に不便にしているのか、ただ自然とそうなっているのかはわかりませんが(笑)そして私も台所からそんな風に子育てをしたいなぁと思うのです。日登美(ひとみ)10代よりファッションモデルとして雑誌、広告等で活躍。その後4人の子供を授かり自身の子育てから学んだ、シュタイナー教育、マクロビオティック、ヨガなどを取り入れた自然な暮らしと子育てを提案した書籍を多数出版。食についてもクシマクロビオティックアドバイザー修了後よりマクロビオティック料理を教え始め、オーガニックな家庭料理を提案したレシピ本を出版する。2013年ドイツ人数学者と再婚しブラジルを経てドイツ、ベルリンに移住。ベルリンではドイツ発祥の自然療法である国際ヒルデガルト協会認定ホリスティック医療コース修了しヒルデガルドヘルスケアドバイザーを取得。現在はオーガニック、ナチュラル、ヘルシーをモットーに台所からの食と暮らしと子育てのWSなど行っている。三男三女6児の母でもある。連載一覧はこちら
2019年08月20日数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。■恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門47自身のことを「男を見る目がない」と感じている女性や、ダメンズ大好きな女性の中には、「私を本当に大切にしてくれる男性と付き合いたい(結婚したい)」と思っている人がいますよね。では、自分を大事にしてくれる男性って、どんな人?と聞かれたらなんて答えますか?「だから、私を大事にしてくれる男性のことです」と答えたのでは話が無限ループするわけで。さて、あなたのことを本当に大切にしてくれる男性の特徴とは?■女性を大事にしない男たち女性を大事にしない男たち、つまり、いわば男尊女卑的な思想をもっている男たちは、具体的には女性の何を認めていないのか?というところからお話しましょう。われわれ一般人に関係のない(?)政治の世界における男尊女卑(権力闘争)とか、会社における男尊女卑など、局地的な話ではなく、もっと大きな視点に立ったとき、「女性も性に興味があるし、性欲だってある、あって<ふつう>だ」ということを、男尊女卑的な思想をもっている男たちは、認めていない――たとえばこういえると思います。古くは樋口一葉や田村俊子といった作家たちが、そういう男の思想(世間の風潮)を、おおいに問題視して、それを小説という形で表わしました。彼女たちが問題視したことは、彼女たちの死後100年くらい経っても、いまだ問題のままです。あなたのことを大事にしない男は、たとえば自分の欲しいままにあなたのカラダを求めてくるでしょう。機嫌が悪いとあなたに八つ当たりし、外に出かけて、キャバクラでもスナックでも、好きなところで酒を飲んだりしていますよね?女性にも性欲があって「当たり前」――こう認識している男は、不思議と感情を荒立てないんです。それはおそらく、彼女も自分もおなじ「人間」だという認識をもっているから。彼女の「女」の部分が気に食わない、ではなく、「おなじ人間」として、彼女のことを理解している、つまり彼は、彼女を通して「自分」を見ている。だから自分のことを大事にするかのごとく、彼女のことも大事にするのです。■それなりに「きれいに」遊んできたということで、あなたのことを本当に大事にしてくれる男性の特徴とは、まず第一に、それなりにきれいに遊んできた男性であるといえます。きれいに、というのがポイントです。遊んだ彼女をポイ捨てするのは「きれいに」といわないですよね。ざっくりいえば、人としてのマナーと節度をもって「わりとよく」女性と遊んできた男、といえるでしょう。バツイチ男性はモテる、というのもこれに似ています。バツイチ男性は、ほかの女性とよく遊んだとか、きれいに遊んできたとか、そういうことではないですよ。結婚生活を通して、女性にも性欲があってふつうだ、女性も男みたいに荒ぶる感情をもっていてふつうだ、という認識が育つんですね(育たない人もいるけど)。だからバツイチ男性はモテるのです。そんなわけで、それなりにきれいに遊んできた男性を選べば、あなたは彼にすごく大事にしてもらえるかもしれません。■女性のほうが男より偉いと思っている先に書いたことを、まるっと一般化していうなら、男より女性のほうが偉いと思っている男性は、彼女のことを大事にします――こういい切れるかもしれません。男が「女性のほうが偉い」という認識をもとうと思えば、女性とよく接する必要があります。接しないと、女という生き物がどのような生き物なのかわからないから。なので、妹の世話をよくしてきた兄とか、母親とよく接してきた男とか、それこそ上に例として挙げたように、女性とよく遊んできた男とか、そういう男性は、あなたのことを本当に大切にしてくれるといえるでしょう。■たくさんの男性と接することが大事ではそういう特徴をもつ男を、どう見極めるのか?ということですが、これは、それこそ、あなたが数多く、しかも「きれいに」男たちと接しないと見えてこないだろうと思います。男と接するというのは、会社の男性と飲みに行く、でもいいし、男友だちとバーベキュー大会をする、でもいいし、街コンに行く、でもなんでもいいんです。とにかくたくさんの男性と接することで、男を見る目が養われ、ひいてはあなたのことを大切にしてくれる男性と出会うことができます。平たくいえば、女性にも性欲があって「ふつう」と思っている男性を探したい、とつねに思っていると、そのような男性に出会える確率がうんと高くなる、ということです。つねに意識していることは、現実のものになりやすいからです。
2019年08月15日この連載は……モデルの日登美(ひとみ)さんは、ドイツ人数学者の夫とともにベルリン在住、2歳から17歳まで、6人の子どもを持つお母さん。いっぽうで、マクロビオティック料理教室や日本の伝統食を手作りするワークショップを開催するなど、マクロビオティックインストラクターとしても活躍。この連載では、ベルリンでのオーガニックライフを、食、子育て、そして暮らしを通して、綴っていきます。旅にあると便利!小さなレスキューグッズドイツの夏休みは州毎に違うので、今年はベルリンの夏休みはもう終わり、新学期が始まっています。ドイツでは夏休み明けに学年が変わるのでみんな文字通り一つ大きくなっての新学期。さて、どんな一年になるのでしょう。夏休みと言えば、ベルリンでは多くの人が旅行に出かけます。ここでは長い休みに旅行にいくのがみんな楽しみなようで、物を買うより経験や旅行にお金を使う傾向が強いように思います。ともあれ、我が家もこの夏は約3週間の旅行にイタリア近辺にでかけました。旅行といっても我が家の場合、台所が使える旅行先がメイン。どこの国にいっても小さな台所一つあれば、その国の味、そして自分たちにあった食のメンテナンスができるので楽チンです。イタリア旅行では一軒家を借りて、台所がある旅は快適!また小さな子供と旅行に行くとなると、持っておいた方が良いのが小さなレスキューグッズ。普段から必ずバッグに忍ばせてあり、自然療法のアイテムが基本となっています。今回はそんな我が家の旅にあると便利なナチュラルレスキューアイテムをご紹介します。まず欠かせないのは絆創膏。私はキズパワーパッドタイプと普通のと両方常備しています。小さな缶なんかに入れておくと取り出しやすくて便利。私はお菓子の空き缶を利用しています。それに傷につけるクリームは二種。急な怪我のケアにはに花のエネルギーを使った自然療法で有名なドクターバッチのレスキュークリームを。また虫刺さされ、日焼けや火傷にはオーガニック、アントロポゾフィー思想、自然原理をモットーにしたヴェレダ社のコンブドロンジェルを。これらのクリームはもうかれこれ長女の幼児期から15年以上のお付き合い。どちらもあるととっても安心。そしてもう一つ傷が長引いてるときや湿っている傷にはパウダー状のヴェレダのWecesinを。ドイツでは赤ちゃんのおへそのケアによく使われています。以外にも以前森の中で毛虫に刺され夜になって体にたくさん発疹と痒みがでたときにこのパウダーを振りかけて随分子供達の症状が和らぎました。なので山や森に行くときは持っていくようにしています。そしていくつかの主要なホメオパシーのレメディをセレクトして持参します。これで大きな怪我でなければひとまず自然治癒力を活かして自分で対処できるかな、という感じです。これからのアイテムはおそらく日本でも購入できるかと思います。レスキューレメディたち。コンパクトだからいつでも持ち歩ける。そのほかには体調をメンテナンスするためにヒルデガルト療法の特別なハーブをいくつか。フェンネルシードは胃腸の調子が悪い時にお茶にして飲むと効果的。またヒルデガルト療法でもフェンネルは100%治癒力を持つ食品として知られています。こちらでは朝にハーブティーを飲むことが多く、フェンネルは是非持っていたいハーブの一つ。お茶一つ自分で入れられる台所がある旅行はこういう時にとても便利。そのほかに虫刺されを予防するハーブ、免疫を強く保つもの、風邪のひき始めに良いもの、などいくつかのハーブを持って旅先でも食卓から健康を微調整するのが我が家流。ヒルデガルトスパイス、ハーブの数々。風邪の予防やメンテナンスにあると便利。おかげで今回も3週間、大きな怪我もなく体調も崩さず快適に過ごすことができました。台所と自然の力を借りでできることは小さなことではあるけれど、かすかな体の不調など内側の声に耳を澄まして早めに対処することで旅先でも安心して過ごすことができます。そしてやっぱり、台所って便利だなぁっと思った今回の旅行でありました。日登美(ひとみ)10代よりファッションモデルとして雑誌、広告等で活躍。その後4人の子供を授かり自身の子育てから学んだ、シュタイナー教育、マクロビオティック、ヨガなどを取り入れた自然な暮らしと子育てを提案した書籍を多数出版。食についてもクシマクロビオティックアドバイザー修了後よりマクロビオティック料理を教え始め、オーガニックな家庭料理を提案したレシピ本を出版する。2013年ドイツ人数学者と再婚しブラジルを経てドイツ、ベルリンに移住。ベルリンではドイツ発祥の自然療法である国際ヒルデガルト協会認定ホリスティック医療コース修了しヒルデガルドヘルスケアドバイザーを取得。現在はオーガニック、ナチュラル、ヘルシーをモットーに台所からの食と暮らしと子育てのWSなど行っている。三男三女6児の母でもある。連載一覧はこちら
2019年08月10日数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。■恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門46料理がうまいと結婚しやすいとか、経済観念がしっかりしていれば彼に結婚したいと思われるとか、女子の「結婚しやすさ」について、ネットにいろんなことが書かれていますよね。でも、料理が超下手な女子も結婚しているし、散財癖をもったまま結婚している女子もいるし……いったい何が女子の結婚しやすさを保証してくれるのでしょうか?今回は、男心をもとに、女子の結婚しやすさについてお話したいと思います。■男は「〇〇のために」生きている男って、究極的には「生活感」ほしさに結婚します。つまり、未婚の男子の生活感のなさっぷりは半端ないということです。男でわりとマジメな人って、「〇〇のために」生きていることが多いです。〇〇には、たとえば出世が入ります。出世のために生きる男……マジメな男あるあるですよね。あるいは、10年後、年収1000万の男になるためにがんばって生きている。ここまでは理解できますよね。女子にとって、なかなか理解不能かもしれないのが、中高生の頃に見た「永遠」を追い求めて、永遠に近づくために生きている男子です。たとえば、中高生の頃にネットで株をやって大儲けしている人をテレビで見て、その人にあこがれ、その人を目指している男子とか。あるいは、商社で油田を開発する仕事にあこがれていて、油田を開発することを目標にしている男子とか(商社マンの中にはかならずいます)。先に書いた「永遠」とは、ロマンを含む壮大な目標みたいなものですが、そういうものをひそかにもっている男って、じつはまあまあいるんですよね。そういう人はとくに生活感に乏しいのです。今どんなに地に足の着いた仕事をしていようと、彼の心は永遠という霞(かすみ)を追いかけているのだから、必然的に生活感に乏しくなります。■男が結婚したいな…と思うときこのように、「〇〇のために」生きている男子は、松竹梅さまざまなランクがあれど、みなさん多かれ少なかれ生活感に乏しいのが特徴です。生活感に乏しいというのは、つまり、この世的な愛に飢えているということを意味します。今、目の前にあるおいしいものを「おいしいね」と言って彼女と食べればいいものを、彼はPCの画面をにらみながらカップラーメンをすすっているんです。今、目の前にいる彼女とニャンニャンすればいいものを、彼は仕事のための本をむずかしい顔をして読みふけっています。ね? 彼はこの世的な愛情に乏しいでしょ?「だから」彼は結婚したいと思うのです。俺はまだ自分が立てた目標に届いていないけれど、でもこのへんで結婚したいな、ひとりで目標の「ために」生きるのも疲れたな……たとえば彼はこう思っているのです。■誰でもできる彼へのアピール方法そのような彼は、どういった女性と結婚したいと思うのか?まずは生活感のある女性ですよ。「〇〇のため」なんていう「あの世的な」基準で生きている女子ではなく、現実的な愛を豊かにたたえている女子と結婚したいと彼は思うのです。ゆえに、彼と結婚したいとき、彼にアピールするポイントとは、あなたがもっている生活感なのです。生活感といえば、真っ先に「料理がうまい」と連想する人もいると思います。もちろん料理も生活感のひとつだけど、たとえば、先に言ったように、おいしいものを「おいしいね」と言って食べるとか、つまらないテレビ番組をぼ~っと見ながら「お風呂でも入る?」と言うとか、そういう「なんでもない」「ありふれた」時間の使い方をする彼女に、彼は生活感を見出すのです。特別なことをする必要はありません。「楽しいね」「暑いね」「寝る?」こんなありふれた会話を「豊かに」できる女子を男は求めているのです。※毎週木曜日更新
2019年08月08日数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。■恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門45彼と「いつか結婚しよう」と話をしたにもかかわらず、その後、彼は結婚に二の足を踏んでいる……彼はなぜ結婚に前向きではないのか?どうすればわりと近い将来、彼と結婚できるのか?について、今回は解説したいと思います。男にもマリッジブルーがある?なくはないですが、そういう理由だけで彼がブルーになっているわけではないのですよ。■お金がないという現実「俺、月収20万で貯金ないけど、結婚しようよ」このセリフを言えないがために、プロポーズを先延ばしにする男性が、じつは多いのです。結婚となると、まずはお金!と、多くの男が思い込んでいるということです。結婚生活とは、男の稼ぎによって営むものであり、女性のお金を当てにするのはなんとなく間違っている、と考えているのでしょう。とは言うものの、今の20代は、20年前の人より気軽に結婚しているように見えます。今の20代って、バブルを知らないから、わりと地味な生活で当たり前だし、お金がなくて当たり前、ないお金を男にタカろうとも思っていない人が多いからしょうか?お金がなかったらないところからふたりでやっていけばいい、という、超健全な考えを持っているからかもしれません。対して、今40代の人は、若い頃、世の中にお金がそれなりに回っていました。山一証券が倒産しようと、北海道拓殖銀行がつぶれようと、局地的にはまだまだバブルでした。それに、キャリアウーマンに憧れている女性も多かったのです。だから、男は「お金がないと結婚できない」と思い込み、女性は女性で「やっぱり高収入の男性と結婚したい」と考えていました。この世代は、就職氷河期だと言われているけれど、それだけが理由ではなく、「お金がないと結婚できない」と思い込んでいたから、晩婚化が進んだのではないでしょうか。というのが、偏見も含む、僕の見立てです。つまり、お金がなかったらないところから、ふたりで始めようと思える人が増えると結婚する人が増えるし、お金は男が用立てるもの、と思っている人が増えると、どうしても結婚しない人や晩婚の人が増えてしまうのです。■そもそも結婚とはそもそも結婚って、互助制度みたいなものだと、思想家の内田樹氏は言います。つまり、お金がないふたりが寄り添い、助け合って生きていけるための制度が、本来の結婚制度だと、氏は説いています。むかしの日本って貧しかったから、ホントに結婚って互助制度みたいな要素があったのでしょう。結婚後の生活はぜんぶ男が面倒を見る――これって、男女差別の裏返しみたいな考え方だと僕は思うけど、女性がさかんに男女平等をうたうわりに、なぜ結婚後の生活費は男が面倒を見るという考え方はなくならないのか? ……などなど、語りたいことは山のようにありますが、そろそろまとめに入りましょう。彼は、自分の稼ぎに不安を覚えているから、結婚に二の足を踏んでいます。それだけのことです。なので、女性であるあなたが、「私も働いているのだから、ふたりの収入を合わせたら、月40万円くらいにはなるでしょ?そしたら郊外のマンションにふたりで暮らせるでしょ?結婚式?お金が貯まってからやればいいじゃない」と彼に言ってあげると、彼は速攻であなたと結婚するはずです■それでも結婚に後ろ向きな彼の本音は…もし速攻で結婚してくれないのなら、そういう彼氏は、収入と自分の生き様に対する自信が比例関係にあると思っています。「月収が増える=自分の生き様に対する自信が増える」と、彼は思っています。自分の生き様に対する自信がないと、彼女と結婚しても彼女を路頭に迷わせるかもしれない――彼は、こんなマジメなことを考えているいい男です。そういう彼氏には「自信なんてあってもなくてもいいの。私と結婚したら私があなたに自信を持たせてあげるから」と言っておくといいです。男って、ホント不思議なことに、結婚したら「不惑」になる場合もあるのだから、そう言っておくといいです。■お金がなくても結婚はできるお金がない男とは結婚したくない。やっぱ結婚生活ってお金よね――女性のこんな言い草を(失礼!)さんざん聞いてきたバブル最後期の僕としては、「お金がなくても結婚できるよ?」と言う今の20代の女子が女神に見えるのです。みなさん、先立つもののことなんか気にせず、サクッと結婚して、幸せになってください。お金って、後年、どうにでもなるのだから、ホントに。※毎週木曜日更新
2019年08月01日数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。■恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門44彼が彼女から愛されているか不安になる、彼女のことを信用していいか不安になるのは、どのようなときなのか?について、今回は解説したいと思います。たとえば、彼女が彼氏をおいて飲み会に参加したとき不安がる彼氏がいるそうですが、そういう彼は、彼女に対する自分の愛に自信がないだけだったりします。日ごろから彼女のことをちゃんと愛していれば、彼女がちょっと飲み会に参加しようと、二次会で終電を逃そうと、どうということはないのです。それが、いわゆるまともな男です。がしかし、まともな男でも凹んでしまう彼女の言動なるものが、じつはあります。■男は「急」に耐えられない彼女の態度が急に冷たくなった……昨日までは「あなたのこと好き好き」と言っていたのに、今日になると、彼女はアンニュイな表情で無口……となると、どんな男でも「えっ?」となります。彼女のことを信用してもいいのかな?ダメなのかな?と、不安に思うのです。女子のことはあまりよく知らないけど、たとえば生理のとき、わけもなく悲しくなったり、わけもなく彼氏に意地悪したくなったりする人っているらしいですね。そういう女性の彼氏は、毎月、「俺は彼女から本当に愛されているのだろうか?彼女のことを信用してもいいのだろうか?」などと不安に思っているのです。■「彼女の態度豹変」に絶望する男たち女性が急に態度を変えるとか、気まぐれになる、というのは、それこそが女性の特徴なのかもしれないと思います。だから、急に態度を豹変させるのはやめましょう、とか、気まぐれな態度はできるだけ彼氏の前で慎むようにしましょう、と言いたくありません。とくに若い女子の気まぐれさって、ものすごいものがありますよね。そういう女子でも、歳を重ねるごとに、いわゆる常識が身につき、まるい穏やかな性格になったりするものです。だから、女性も経験を重ねることで、男の心の痛みを学ぶのなら、それでいいのだろうと思います。それに、男だって、女子の気まぐれさに、この世の終わりかのような絶望を抱き、その不快な気持ちをひとりで乗り越えることによって男になるのだから。なにも女性だけが100%善くないとは思いません。がしかし、やっぱり、女性の手のひらをかえしたような態度って、男は身にこたえるんですよねえ。桑田佳祐さんの歌に「昨日まで冗談でおっぱいを触らせてくれたのに、なぜ今日になると触ったら怒るの?」みたいな歌詞があります。男にとって、突然のつれない態度は歌詞になってしまうほど「忘れられないこと」なのでしょう。■男には気持ちを言葉で伝えてだから、彼氏のことは気にせず飲み会に行っても、ほかの男に対して多めにボディタッチをしてもいいんです。誰にでも優しく、男友達が多くてもOK。あなたの彼氏は、彼女のそういうところには耐えられます。でも、「急」と「気まぐれさ」にだけは、耐えられません。彼女、急に態度が冷たくなったな……先週までは俺と結婚したいと言っていたのに、今日は彼女の部屋から『ゼクシィ』が消えているし、部屋が妙にすっきり片付いているな……。こんな不安を彼に抱かせてしまったらもう終わりです。彼、そういう不安な気持ちを言葉にして伝えられないから。そのままどんどん気持ちが萎えていって、あなたへの恋心も冷めてしまうでしょう。そうならないよう、自分の気持ちを態度に出す前に、まず言葉にしてあげてください。「今日は生理でイライラしてるの。だからわたしに近寄ったら殴るで」こうやって正直に自分の気持ちを言葉にしてくれる彼女が、男にとって理想の彼女なのです。※毎週木曜日更新
2019年07月25日この連載は……モデルの日登美(ひとみ)さんは、ドイツ人数学者の夫とともにベルリン在住、2歳から17歳まで、6人の子どもを持つお母さん。いっぽうで、マクロビオティック料理教室や日本の伝統食を手作りするワークショップを開催するなど、マクロビオティックインストラクターとしても活躍。この連載では、ベルリンでのオーガニックライフを、食、子育て、そして暮らしを通して、綴っていきます。ドイツのヴァルドルフ園ヴァルドルフ保育園(シュタイナー教育の保育園)に下の子供二人が転園して1〜2ヶ月が経ちました。最初に入園した頃にはならし保育があり、1〜2週間子供と保育室で一緒に過ごさせていただきました。そのときにみた光景から今回は少しドイツのヴァルドルフ園の様子をお伝えしようと思います。以前いた保育園もとても楽しく通わせていただき、親子共々良い友達もでき、先生とも仲良く大好きだったのですが、「ヴァルドルフ」というコンセプトがあるだけあって、こちらの園もまた違ったよさがあります。以前通っていた保育園。カラフルでワクワクするような室内。使い勝手も子供に合わせてくれています。遊具は様々、本に楽器、音に運動と子供の興味で何でも遊べるようになっていた以前の保育園。今まで我が子たちは日本のヴァルドルフ幼稚園や自然育児系の園で育ち、ヴァルドルフ教育というのは我が家の子育てのベースになっているようなものですが、ここにきて一般的な保育園とヴァルドルフを近い時期で体験することでまた新たに気がついたことなどがありました。まずは保育園という環境が一つの「おうち」のようになっていることです。空間の作り方、物の設置の仕方、その素材、配色。そういうもの全てに独自のやり方があるのは知っていましたが、改めてその心地よさを感じています。部屋は全て自然素材、淡い色で統一され、おもちゃも石や木や布、琺瑯やアルミなどシンプルな物ばかり。また部屋の中には小さなキッチンがついているので朝、部屋の中にはいると先生がそこでおやつを作っています。時にはパンの焼ける匂い、時にはフルーツを刻む姿。そういう一つ一つの要素が「おうち」にいるような安心感につながる。大人の私でさえそのように感じるのですから、感覚の鋭敏な子供たちは、より環境からの印象をたくさん吸い取っているのだろうな、と想像します。これは決しておうちがこうであるべき、というモデルとしてではなく、ただ単にこういう環境を人は「家」だと感じるのではないか、という気がするのです。自分が守られ暖かく迎えられている場所、その象徴としてこのような環境をヴァルドルフ教育では整えているのかな、と改めて感じました。変わって、以前の園では「子供が好きな物」を中心とした部屋の作りでした。子供が食べやすい机、子供の好むおもちゃがたくさん用意され、ちょっとしたアミューズメントパークの様な環境だったと思います。子供が喜ぶだろう、というのが印象的な環境で、コンセプトの違いはありますが「子供の為に」というのは同じなのかもしれません。ヴァルドルフ保育園の遊具はシンプルな自然素材ばかり。子供は想像力を広げてよく遊びます。保育のお部屋では毎朝おやつを準備します。子供と一緒にお皿を並べたりまるで大きな家族のようです。また園で子供たち、先生との様子をみると、とても顕著な違いとしては先生の子供たちに対する言葉がけや、遊びへの導入、干渉が圧倒的に少ない、というのがあります。見守っているという言い方が近いでしょうか。子供たちが自らイメージして遊んでいく様子を見守り、言葉がけで正すこともありますが、先生も一人の大人として、その場に「存在」しているのです。ある先生は編み物をしながら、ある先生は木工をしながら、熱心にその「仕事」に向かっています。もちろん、子供たちにしっかりと目を配りながら、その「仕事」に興味を持つ子供にはそれを教えてあげたりもしています。その様子は生活がある、というか生きているという風に感じました。ヴァルドルフ保育園をみていると、先生と子供たちという大きな人間の輪が有機的に生きている、活動している。というように感じるのです。そう思った矢先に、保護者会がありまして、先生からこんな話を聞きました。「私はここで教育者として、保育者としているわけですが、実はそのように思ってここにいることはありません。私は教育者である前に一人の人として、子供の前にいます。そして私という人の生きる姿を子供は見て育ち、それこそが教育、と呼ばれる事よりも、子供が真に欲していることだと思っています」と。これまたやはりもうひとつの家族のような印象ですね。どうやら「教育」ということのコンセプトが一般的な保育園ではしつけや規範を教え社会の秩序を伝える、ということが一つの大きな目的であるのに対し、ヴァルドルフ教育ではもっと漠然とした「命や人生、生きる事、人生の喜び」ということを自ら発見し、生み出していくことに重きを置いている、ということのようです。ヴァルドルフ教育が「自由への教育」「芸術の教育」と呼ばれるのはそのせいかもしれません。どちらの教育の要素も人の成長には欠かせないものだと思います。両方の良いところを取り入れながらこれからも親子共々更に育っていけたらいいな、と思っています。日登美(ひとみ)10代よりファッションモデルとして雑誌、広告等で活躍。その後4人の子供を授かり自身の子育てから学んだ、シュタイナー教育、マクロビオティック、ヨガなどを取り入れた自然な暮らしと子育てを提案した書籍を多数出版。食についてもクシマクロビオティックアドバイザー修了後よりマクロビオティック料理を教え始め、オーガニックな家庭料理を提案したレシピ本を出版する。2013年ドイツ人数学者と再婚しブラジルを経てドイツ、ベルリンに移住。ベルリンではドイツ発祥の自然療法である国際ヒルデガルト協会認定ホリスティック医療コース修了しヒルデガルドヘルスケアドバイザーを取得。現在はオーガニック、ナチュラル、ヘルシーをモットーに台所からの食と暮らしと子育てのWSなど行っている。三男三女6児の母でもある。連載一覧はこちら
2019年07月20日数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。■恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門43この記事が公開されるころには、新海誠監督の『天気の子』が封切されていると思います。今回は、新海監督の映画の主人公を通して、男性が真剣に付き合いたいと思う女性のどんなところに惹かれるのかについて見ていきたいと思います。■ポイントは「もう半分」先に答えを言ってしまうと、男女問わず、多くの人は、じつは新海作品に出てくる男女の登場人物のように「もう半分」の自分を相手の中に見つけることで相手に惹かれ、付き合っているんです。もう半分の自分というのは、たとえば、いつかの過去に失くした自分のことだったりします。『君の名は。』に至っては、時空を超えた男女の入れ替わりという、理屈で考えるととてもややこしいシチュエーションを描いています。にも関わらず大ヒットしたのは、多くの人が漠然とではあっても理解し、共感したから。ということは、もう半分の自分を相手の中に見出すパターンの恋愛を、じつはひそかに多くの人がしている、あるいは、憧れているということでしょう?■「もう半分の自分」を見つけるとは?男性が女性の中に「もう半分の自分」を見出すとは、具体的にどういうことだと思いますか?たとえば、極端だけどわかりやすい例として、弁護士とキャバ嬢の話をしましょうか。個人で弁護士事務所をやっている男性の中には、女性と出会う機会が極端に少ない人がいるそうです。出会う女性といえば自己破産の相談に来る女性ばかり(つまりクライアントばかり)……みたいなこともあると言います。なので、人によってはキャバクラに通うようになり、やがてキャバ嬢に「人として」「真剣に」惹かれるようになるとのこと。弁護士といういわゆる学歴エリートが、キャバ嬢に惹かれるのはなぜか?彼が彼女の中に「いつかの過去に失くした自分」を見出すからです。つまり彼は、お利口さんになるためにお勉強にいそしむ前は、ヤンチャで元気のいい、いわばキャバ嬢みたいな子どもだったのです。それが、熱心に勉強に打ち込む中で彼のヤンチャさは影を潜め、気づけば超マジメな男になってしまっていた。がしかし、彼女に出会って、いつかの過去に失くした自分が目覚め、真剣にキャバ嬢と交際し、結婚する、ということです。■じつは男性が思っていることこういうまどろっこしいというか、人に言うのが恥ずかしい話って、ふだん私たちはそう口にしないですよね。「わたしはあなたの中に、過去に失くした自分を発見してしまったので、あなたに惹かれました。つきましては、付き合ってください!」なんて、あなたは言ったことないはず。言ったことがなくてふつうでしょう。でも、心のどこかで「彼はわたしが失くしたわたしに似ているな(そういうわたしを持っているな)」と思って相手に惹かれたことはあるのでは?男性も同じです。「君は僕がいつかの過去に失くした僕を持っています! だから真剣に付き合ってください!」こうはっきり言わないけれど、でも男性はひそかに、女性の中にもう半分の自分を探し求めているのです。だから、これまた極端な例だけど、キャバクラとか風俗店において、男は、初恋のあの子に似ているとか、元カノに似ているという理由だけで女性を指名するのでしょう。■恋愛は、失くした自分を探すこと人はきっと、いつかの過去に失くした自分を探し求める旅の途中にいるのでしょう。だから男性は「もう半分」を持っている女性を見つけたら迷わず真剣に付き合いたいと思うのでしょう。女性だって、きっと同じですよね?さて、『天気の子』において、新海監督は「もう半分」をどう描いているのでしょうか。興味がある人はぜひ映画館に足を運んでみてはいかが?(僕も観に行きます)。※毎週木曜日更新
2019年07月18日この連載は……モデルの日登美(ひとみ)さんは、ドイツ人数学者の夫とともにベルリン在住、2歳から17歳まで、6人の子どもを持つお母さん。いっぽうで、マクロビオティック料理教室や日本の伝統食を手作りするワークショップを開催するなど、マクロビオティックインストラクターとしても活躍。この連載では、ベルリンでのオーガニックライフを、食、子育て、そして暮らしを通して、綴っていきます。ドイツの教育ベルリンはすっかり夏休みになりました。ドイツでは夏休みの前までが学年末。夏休み明けにはみんな大きくなって一学年上のクラスになるのです。学年末と言えばやはり成績表。我が家の子供たちも貰ってきましたよ。よく海外では成績がテストの点だけで決まらないとか申しますが、ほんとにその通り。子供たちの成績は大きなテスト、小テストだけでなく、日々の発表、そしてなによりもプレゼンテーションのできばえに重点を置かれているようです。人前で自分の意見をはっきりと述べる事。自分で調べて、疑問点や興味の有る点を深め発表出来る形にまとめていくこと。そういうことがどの教科でも課題として出されている様に思います。中でもそのプレゼン力を発揮するのが「プラカート」と呼ばれるポスターでの発表。日本でいうところの新聞のような、チラシのようなものでしょうか。例えば英語の授業では一つのテーマに沿って調べて書く、デザインや絵も盛り込んで評価の対象になる。それを最後にみんなの前で英語で発表し質疑応答を受ける。と中学1年生でもなかなか難しいことをやっていました。我が子達は公立の普通の学校ですから英語に特化しているわけではありません。ですが調べた内容を英語で発表しなければならないって大変ですよね。そんな感じで母国語でなくても、人前で話すということ、意見を述べることが重要視されています。上の子が小学生のときのプラカート。自分で調べて発表します。我が子の通うモンテッソーリ教育ベースの中学校。自主学習の時間が普通より多いようです。では幼稚園や保育園はどうか、というと。先日3年ほど通った保育園を転園したばかりの我が家の5歳と3歳のおちびさん。以前通っていた保育園ではたびたび先生と子供の育ちについて面談がありました。そのときに印象的だったのは「いやだ」とはっきり言える様になること、「自分の気持ちを相手にはっきり言えるようになる」ということが一つの成長の目標になっているようだ、ということでした。なので他の子と喧嘩をしたり、物をとったりとられたり、というような子供の間で起こる些細な出来事でも、「人の物をとる」とか「喧嘩をする」ということを問題視するよりも、やられてばかりで「嫌だ」といえないことの方が問題だ、という感じなのです。そしてそういう細々したことをとにかく子供にも説明してる。それがすごく印象的でした。転園する前にいただいた保育の記録。大事な思い出写真と共に成長の記録をしてくださっていました。またドイツの保育園では何かを教える時に「まだ子供だから」という雰囲気が感じられません。小さい子にも切々と言葉で説明している。そういう積み重ねでしょうか、確かに子供たちは思っていることをどんどん人に伝えます。良い事でも悪い事でも(笑)周りの大人をみてみても、言われて黙っているような人はあまりみかけません。日本ではむやみに気持ちを発言しないことが美徳とされている所もありますが、ドイツではそれは通用しないというのを日々の暮らしでも良く感じます。ベルリンから出すよう推奨されている保育記録には、思い出だけでなく、言語の発達段階、社交性、知能技術など成長に必要な記録もしっかりと記載。そしてそういうベースは既に保育園の教育からも培われているようで、その延長戦上に小学校、中学校などの学科でのプレゼンテーションという部分にもつながっていくのかもしれないな、と思います。また誰もが自分の意見を言う事が当たり前なので、どんな発言も取りあえず受け入れてもらえるという土台がもともと文化の中にあるのも、発言しやすさのひとつかもしれません。そういう環境の中で自分の意見を伝えるという能力も身に付いていくのかな、と思うと学ぶということは子供一人の努力だけでなく、文化や教育制度、社会の雰囲気全てが関わっているんじゃないかなと思う今日この頃です。日登美(ひとみ)10代よりファッションモデルとして雑誌、広告等で活躍。その後4人の子供を授かり自身の子育てから学んだ、シュタイナー教育、マクロビオティック、ヨガなどを取り入れた自然な暮らしと子育てを提案した書籍を多数出版。食についてもクシマクロビオティックアドバイザー修了後よりマクロビオティック料理を教え始め、オーガニックな家庭料理を提案したレシピ本を出版する。2013年ドイツ人数学者と再婚しブラジルを経てドイツ、ベルリンに移住。ベルリンではドイツ発祥の自然療法である国際ヒルデガルト協会認定ホリスティック医療コース修了しヒルデガルドヘルスケアドバイザーを取得。現在はオーガニック、ナチュラル、ヘルシーをモットーに台所からの食と暮らしと子育てのWSなど行っている。三男三女6児の母でもある。連載一覧はこちら
2019年07月10日数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。■恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門41本命の彼女がいるにもかかわらず口説いてくる男性は、本気なのか、本気ではなくなんらかの理由があって口説いてくるのか?もし本気だとすれば、その「本気」とは、いったいどういう気持ちなのか?について、今回は解説したいと思います。■ヤリたい……だけではない、のが男浮気する男に対して、かならず言われるのが「あの人はエロいから」という言葉ですよね。つまり、ヤリたくてヤリたくてしかたなく、その溢れんばかりの性欲を満たすために、本命以外の女性のことを口説くと。まあ、そういう男性もいます。それに、これは女性もおなじだと思うけど、ヤリたいか、ヤリたくないかと問われたら、ヤリたいでしょう。心身がそれなりに健全な人間って、ヤリたいと思うようにできているのだから。とはいえ、男がみんなヤリたいって気持ちだけで浮気しているわけではありません。そこには、なにかしら理由があるんです。だから、「男はヤリたいから本命以外の女性を口説く」といった言い方は、正しいようで間違っているし、間違っているようで正しいと言えます。それなのに、このような説明が幅を利かせているは、正しいのだか間違っているのだかよくわからなくても、日本の社会ではわかりやすい説明が流行る傾向にあるからなんでしょうね。■男になりたいです!という男のホンネ本命の彼女がいてもほかの女性を口説く男は、「男になりたいです!」と、真剣に思っていたりします。男って、自分が好きな女性に、自分のことを認めてもらうことによって、男になりたいと思っているのです。「認めてもらえる」の最たるものは、彼女がもっとも大事にしているものを見せてくれる・触らせてくれる、です。つまり、彼女がハダカを差し出してくれることによって、「俺は男になったのだ!」と喜悦し、実感し、納得し、その結果、深く安心するのです。そもそも男って、普通にぼ~っと生きていたのでは、男になれないんですね。男である、のだけれど、それは単純に物理的に男である、というだけのことです。対して、女性は、生まれながらにして女ですよね。3歳の女児を見ていたらわかるでしょう?この子まだ3歳なのに、もう「女してるわ」なんて子ども、いっぱいいますよね?男はそうはいかないのです。いろんな経験をし、ときに失敗して絶望し、ときに女子に「キモイから寄ってこないで」と言われ、女子に告白したら泣かれ……さまざまな痛い思いをして、ようやっと「男になる」のです。■彼がはじめて男になった日彼がはじめて男になった日、それは、はじめてエッチした日です。エッチの相手が、初恋の女子であれば、彼はその後、自分に対するおおいなる自信を得て、人生の表街道を歩みます。風俗店で童貞を捨てた彼は……ちょっと裏街道に憧れるようになります。なにも風俗店が良くないということではないですよ。初恋の相手は、男にとって、やっぱり何かが違うのです。初恋の女性以外と、なにかがひと味違うのです。そんなふうにオトナになった彼には、やがて本命の彼女ができます。本命の彼女に好きと言われ、彼もまた相手に好きと言い、お互いにハダカになって熱心にコトに励むなかで、彼はますます男になります。がしかし、ここからが問題なのです。一度「男になった」男は、時間の経過とともに、ふたたび「自分の生き様に自信を持てない男」に戻るのです。というのも、自信とは今現在の自分に対する感覚のことだからです。つまり、「今」自分に対する自信を感じているから、人は「俺は自分に自信を持っている」と言えるのです。だから、普通にぼ~っと生きていたのでは、自分に対する自信が減ってくるのです。■「減った分」を埋めるのが浮気ですその、減った分のスキマを、どう埋めるのか?なにをすれば、再び「俺は自分の生き様に自信を持っている!」と胸を張って言えるのか?それは、浮気によって、です。男というものは、男に認められるより、女性に認められることで、自分に対する自信を深めます。だから「英雄、色を好む」なんです。英雄だって、自信を失くすこともあるだろうけど、そうなると大変ですよね。自信が減って弱気になったら戦争に負けるかもしれないでしょう?だから、英雄は色を好まざるをえないのです。■本命彼女がいても浮気する男って…あなたの彼は英雄ではないと思うけど、でも、英雄になりたがっています。つまり、自分の生き様に自信を持って堂々と生きていきたいと思っています。だから、時間の経過とともに薄れつつある「自分に対する自信」を、再び取り戻すために、本命の彼女がいても浮気をするのです。女性に認められることによって、自信を手にしたい――どんなに立派な大学教授も、音楽家も、スポーツ選手も、見ていたら、みなさんこう思っておられるようです。彼がそう思うことによって、もっとも割を食うのは、言うまでもなく本命の彼女なので、男のそういう傾向性を熟知している女性は、生涯独身を貫くのかもしれないですね。※毎週木曜日更新
2019年07月04日数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。■恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門40「このまま誰のことも好きになれないかもしれない」とか、「好きな人ができないかもしれない」などと、不安な気持ちにさいなまれつつ、なんとなく暮らしている人とは、要するに、自分の人生に絶望している人です。自分の人生に(軽くではあっても)絶望している人というのは、わけもない淋しさ怒りの感情を抱えています。そして、そういう人は、自分がそれらの感情を抱えていることを知っていますね。だから「こんな私のことを好きになってくれる男性なんていないよね」と思い、ますます絶望の色を濃くしてゆくのです。というのが、ある哲学者が言っていること(の意訳)です。今回は、自分に絶望している人でも、来年にはきっと彼氏ができているから大丈夫です、というお話をしたいと思います。■状況が変われば、人も変わる…自分に絶望している人でも、来年には彼氏ができていると、なぜ断言できるのかといえば、あなたも、あなたのまわりの状況も、絶えず変化しているからです。生きている限り、人は誰しも変わり続けます。同じ状況が永遠に続くなんてことは、「絶対」にない。だから、今の彼氏がいない状況は、来年にはガラッと変わるのです。と、ここまで読んで「そんなことはない!わたしの会社は社員5人の小さな会社で、大企業のように人事異動なんてものはない。だから5年前も今も、まったく同じ状況だ」とツッコみたくなる人もきっといるはずです。■過去に生きるか今を生きるか「今も来年も再来年もずっと同じ状況が続くだろう」としか思えない人は、感覚が死んでいると言ってもいいかもしれません。五感でなにかを感じるのではなく、頭であれこれ考えるクセが染みついてしまっているのです。「感じる」とは、つねに「今」です。その瞬間に感じているわけでしょ?対して、頭であれこれ考えるというのは、言葉を使って行うことです。言葉には、書いたそばから(喋ったそばから)過去になるという特性があります。つまり、頭で「私はこのまま誰のことも好きになれないかもしれない」と考えている人は、つねに過去に生きているというわけ。なので、そういう人は、五感を使ってなにかを感じること(まずは外に出ること!)をしさえすれば、人生が劇的に変わるんです。感じる、つまり「今を生きる」と、彼氏ができるのです。よくネットなんかで「今を生きよう」みたいな、口にするのもおおいに恥ずかしい言葉が語られていたりするけれど、今を生きるとは、すなわち、頭であれこれ考えないで、「感じる」をやってごらんなさい、ということです。まるっと言えば、外に出ようぜ!ということ。■一方、男はなにを考えているか…男で「今を生きている」人は少ないです。多くの男性は、いまさらどうにもならない自分の学歴にこだわっています。また、これからの出世のことや、これから稼げるであろうお金の計算をしています。つまり、すべてのことを頭で考えつつ暮らしているということ。だから五感が死んでいるんです。すなわち、多くの男性は、あなた同様、自分に軽く絶望しています。もっと平たくいえば、多くの男性は、あなたと同じく「俺にはこのまま誰のことも好きになれないかもしれない」と、恐れおののいているのです。そのような男性は、元気がよくて、色気のある、いわゆるモテるタイプの女性をまず好きになりません。そういう女性にあこがれはしますよ。「あの子、元気がいいし、ちょっとエロそうに見えるな」と思って、熱を上げることはしばしばあります(だからその手のキャバ嬢はつねに人気なのです)。が、互いの生命力があまりにも違うので、結局付き合えないんですね。■男が「癒し系の女性」を求めるわけ付き合えなかったという結果を前に、彼はさらに絶望します。あこがれの限界を知った彼はやがて、自分と似たような女性(つまり、あなた)に惹かれるようになります。あこがれの限界を知るとは、自分の人生の「枠組み(成り立ち)」をいやというほど知るということだからです。自分に絶望している女性であっても、来年にはきっと彼氏ができる…というのは、男もあなたと同じだけ(あるいはそれ以上に)自分に絶望しているからなのです。絶望している人は、結局のところ、絶望している自分の気持ちを認め受け入れてくれる相手としか交際しない(できない)のでしょう。■「癒し系の女性」って、つまり?自分に絶望し、淋しさや怒りの感情を抱えている人は、今生きているだけでちょっと苦しいと思います。その苦しさとは、あなたが他者の気持ちを豊かに想像できる女性に生まれ変わるためのレッスンとして、いわば神様(あるいは、生まれ育ちなど、いまさら選びようのない「選べなさ」)が与えたものなのです。他者の気持ちを豊かに想像できる人、つまり優しい女性こそを、男たちはつねに探し求めています。男は癒し系の女性が好きと言われているでしょう?癒し系の女性とは、1度は自分の人生に絶望し、その絶望の淵から、偶然にも、奇跡的にも、這い上がってきた人のことなのです。なに、大丈夫ですって。1年もあれば、人は絶望の淵から這い上がれるから。※毎週木曜日更新
2019年06月27日この連載は……モデルの日登美(ひとみ)さんは、ドイツ人数学者の夫とともにベルリン在住、2歳から17歳まで、6人の子どもを持つお母さん。いっぽうで、マクロビオティック料理教室や日本の伝統食を手作りするワークショップを開催するなど、マクロビオティックインストラクターとしても活躍。この連載では、ベルリンでのオーガニックライフを、食、子育て、そして暮らしを通して、綴っていきます。夏のベルリンいよいよベルリンにも待ちに待った夏がやってきました!夏のベルリンは本当に最高。基本お天気がずっといいし、湿気がないから快適でビールも美味しい(笑)また建物の中は石造りのせいか涼しいので、気温は日本とあまり変わらないけど基本的にはクーラーが存在しないのです!自宅でクーラーがついている家ってほとんどない。もちろん、学校や保育園にもありません。電車でも基本クーラーが入っていないのですよ。結構電車の中とか暑いのですけど、窓があけてあるだけ、という(笑)ドイツ人はそれで誰も文句いわないし、クーラーが苦手な人が多いほど。わたしも今やすっかりクーラーなしライフで快適です。ともれ今年ベルリンは夏休みになるのが早くて6月末から8月頭まで、ということもあって既に我が家はホリデーモード。ドイツでは州別に夏休みが決められているので、全国一気に夏休みに入る、ということはありません。そして毎年違うのでそれによってスケジュールが変わって来るという仕組みなのです。今や学期末のこの時期、最近気温が30度を超える日々が続き、上の子供たちの学校(中学校)では高温につき学校を早めに切り上げるなんてことも。授業が無くなった子供たちは嬉しそうに遊ぶ約束をして帰ってきます。そんな子供たちの行く夏の定番の遊び場、それは「湖」。ベルリンは近辺に海はないものの湖が沢山あるので子供たちは湖に泳ぎにいくのです。私も昨年始めてベルリンの湖に泳ぎにいきました。湖といってもビーチのようになっていてまるで波のない海。小さな子供とも遊びやすくていいですね。都心から車で1時間ほどの場所にある湖へ。波がなく穏やかで子供も遊びやすい湖。そしてもうひとつ、都心の夏のお気に入りスポットは「Freibad」と呼ばれる屋外プール。これがまたお子様連れの家族にもとても人気がありポピュラーなのです。というのも屋外のスペースには芝生が広がり、好きな場所にピクニックシートを敷いて一日中そこで過ごす事ができるのです。プールに飽きたらボール遊びをしたり、砂場があったりするのでそこで遊べる物を持ち込んで遊んでもいいし、私は絵本を持っていったりボードゲームを持っていって、木陰を陣取って、お弁当とおやつをたっぷり持って一日中子供と屋外プールを満喫するのが好き。周りを見渡すと、小さな赤ちゃんをベビーカーで連れてきて裸で日光浴をさせたりしているママグループをたくさん見かけます。この暑さだから公園デビューよりもママ友と水着で日光浴しながら赤ちゃんも寝かせかれるしっかりしたベビーカーで連れてきて1日みんなでゆっくりすごす、という方が多いみたい。中にはほんと生まれたて?みたいな赤ちゃんを連れて屋外を満喫しているママやパパもいて最初はびっくりしましたが、ドイツでは日光浴って日焼けというだけでなく、日照時間が短い冬の間に足りなくなるビタミンを補うという意味で健康の為にもこの時期にしっかり日光を浴びるのが大事だそうで。だから赤ちゃんでも生まれて割とすぐに外に出して、外気に触れさせる、お日様の光りを浴びさせるというケースが多いようです。赤ちゃん連れのママに大人気の屋外プール。屋外には小さい子用、大きな子用とみんなが楽しめる様に色んなプールがある。プールから出たら、芝生でお弁当食べたり、砂場で遊んだり。広い敷地に大きな樹のある屋外プール。木陰があるので便利。ともあれ、夏のベルリン子育ては屋外プールでピクニックが断然オススメ!今年はマンスリーチケット買っちゃおうかなぁなんて思っている今日この頃です。日登美(ひとみ)10代よりファッションモデルとして雑誌、広告等で活躍。その後4人の子供を授かり自身の子育てから学んだ、シュタイナー教育、マクロビオティック、ヨガなどを取り入れた自然な暮らしと子育てを提案した書籍を多数出版。食についてもクシマクロビオティックアドバイザー修了後よりマクロビオティック料理を教え始め、オーガニックな家庭料理を提案したレシピ本を出版する。2013年ドイツ人数学者と再婚しブラジルを経てドイツ、ベルリンに移住。ベルリンではドイツ発祥の自然療法である国際ヒルデガルト協会認定ホリスティック医療コース修了しヒルデガルドヘルスケアドバイザーを取得。現在はオーガニック、ナチュラル、ヘルシーをモットーに台所からの食と暮らしと子育てのWSなど行っている。三男三女6児の母でもある。連載一覧はこちら
2019年06月21日数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。■恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門39男女ともに脈がありそうと思っている(と、ありありと感じられる)にもかかわらず、彼がわたしのことを口説いてこない……なぜだろう?とあなたが思う時、じつは彼があなたのことを口説くのをあきらめている、というケースがあります。彼も「脈あり」と思っている、つまり「この女性なら、俺が頑張れば口説き落とせる」と、一度は確信したにもかかわらず、彼はあなたを口説くのをあきらめたのです。■彼女の態度が冷たいと感じたから男女がお互いに相手のことを意識しだすと、お互いに軽く緊張しちゃうものだから、彼に対する態度が、いつものそれとはちがって、少しよそよそしくなる女性っていますよね。自意識過剰みたいに、急に彼と目を合わせなくなるとか、へんに彼のことを意識してしまっていつもの笑顔が出てこなくなるとか。そういう女性の態度を見て、「ああ、この人は俺のことが好きではないんだろうな。彼女に対する好意が俺の態度に出すぎていたから、彼女は俺にドン引きしてしまったのだろう」と思う男っているんですよね。少し時間を置いて、彼とふたりきりで飲みに行くなり、お茶するなりして、よく話をするといいです。「よくよく話を聞いてみると」相思相愛だった、という結論になるのが常だから。この「よくよく話をする」のができない、というか、話をするのを恐れ避けていると、どうしても恋って前に進まないですもんね。■どうしていいかわからないから人を好きになったのち、どうやって恋人関係にもっていけばいいのか、その方法を知らない男って、意外と多いです。知らない、というより、自分の妄想が先走ってしまって、じつは知っている方法を使えない(使わない)男というか。あるいは、彼女のことが好きだから付き合いたいと思っているにもかかわらず「いや、俺と彼女は純愛でいい。俺が彼女のことを一方的に思うだけで満足!」と、自分で自分に言い訳しちゃう男も、実際にいるんです!女性からすれば「ホントにそんな男っているの?」と不思議に思うかもしれないけれど、ホントにいるんですよねえ。■彼女に嫌われたくないから本当に脈ありだという100%の確信がないまま、彼女のことを口説いたら、「わたしはそんなつもりはなかったのに」とか「せっかくいいお友達になれると思ったのに、あなたがわたしのことをそういう風に思っているのなら、友達にすらなれないよね」などと言われるかもしれない。それはなんとしても避けたい。だから「なにもしないに越したことはない」――こう思って、いったん彼女のことを口説くのをあきらめる男もいます。■「100%の確信」がないと動かない男…お互いに脈ありっぽいと思えば、本当はふたりで飲みに行って、お酒の力を借りつつ、うまくやっていくといいんです。頭で「どうして彼はわたしのことを口説いてこないのだろう」と思い悩んでも、なにも始まらないのだから、彼と一緒に遊ぶことです。飲みに行くとか、カラオケに行くとか、どこかの美術館に行くとか、ふたりで楽しく遊んでいれば、お互いの気持ちがクリアにわかってくるしね。というようなことを、本当は男に言って聞かせないといけないのかもしれません。がしかし、「100%の確信」がないとなにもしない、動こうともしない男で、今の世の中は満ちています。男って、仕事をしていてもそうだけど、100%の確信がないと動かないでしょう?五分五分だけど成功するほうに賭けてみようという男って、ホント少ないですよね。さらに具合の悪いことに、そういう自覚に乏しいのもまた、今の男の特徴です。みずから女性のことを口説く気概のある男性を探すか、さもなくば女性から男に声を掛けるか――この二択しかないのが、今の恋愛市場の、女性にとってしんどい実情なのかもしれないですね。※毎週木曜日更新
2019年06月20日数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。■恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門38不倫している男って、なんらかのきっかけで不倫を止めたいとは思っていないんですよね。むしろ、なにがあっても不倫相手と「永遠に」仲良くしたいと考えていたりします。なぜなら男は、不倫相手に人生の救いを求めているからです。不倫するような男の下半身は猿も同然で……みたいな言われ方をするけれど、でも彼はエッチしたいという気持ちだけで不倫関係を続けているわけではありません。奥さんとちがって、いわば「まっさらな」女性と、「新しい」「別の」人生を歩きたいと思っているから、いつまでも不倫関係を止めようとしないのです。なので、不倫を清算したいと思っている女性は、自分の意思で、自分から不倫を卒業する必要があります。が、それっていつ?どのタイミングで?というのが今回のお話です。■不倫のベストな止め時とは?本当は、不倫相手の彼と、自分の人生が「まったく別もの」に思えたときが、不倫を止めるのに、もっともふさわしいタイミングなのだろうと思います。恋愛関係にしろ、不倫関係にしろ、ある日突然「ああ、わたしと彼は、まったく別の人生を歩く人なんだ」と思えてくるときってあるでしょう?それまですごく好きだったのに、急になぜか、相手のことが「遠い存在」「別の存在」に感じられる瞬間。そういうときは、もう、あなたの人生が、あなたに「彼とは別の道を歩くように指示している」のだから、人生の求めに応じて、素直に不倫関係を解消させるとよいでしょう。でも、そんな「人生の声」が聞こえてくるのはラッキーなほうで、おそらく多くの人は、自分の人生が自分になにを求めてきているのか、よくわからないから、不倫の止め時に悩むわけですよね。■怒りの感情が生まれたときたとえば「不倫相手の彼は、わたしとのデートが終わってバイバイしたら、あたたかいおうちに帰るんだ。わたしはひとり暮らしの冷たいおうちに帰るのか……なんだか、彼だけおいしい思いをしているみたい、不倫なんてやっているのもバカらしい。妻帯者にエッチさせてやるなんて損な役回りだよね」などと、あなたの中に不倫相手に対する怒りの感情が生まれたら、それはきっと不倫の止め時なのだろうと思います。実際に、そのタイミングで不倫相手に別れを告げた女性もいます。別れを告げられた男は、ものすごくシュンとしちゃって、別人のようになるけれど、でもまあ、あなたが不倫を止めたいと思うのなら、そのタイミングがいいのかもしれないですね。というのも、冒頭に書いたように、男は「永遠に」不倫相手とラブラブしたいと思っているから。なので、男の様子をうかがいながら「今このタイミングでわたしが別れを切り出したら、彼はシュンとしちゃって老け込んでしまうかもしれない」なんて心配をしていたら、いつまでたっても不倫を卒業することなどできないのです。■不倫の「時」を支配しているのは、女性なのです「不倫相手には、妻との間に子どもがいるのに、彼はわたしとの子どもを作ろうとはしない。こんちきしょう!別れてやる!」でもいいと思うんです。なんでもいいので、彼に対するなんらかの怒りが湧いてきたら、あなたからスッパリ別れを切り出してください。がしかし、この話には後日談があります。怒りの感情にまかせて不倫相手と別れ、自分も結婚して子どもをもうけました、となったあと、再びその不倫相手と不倫関係になる人もいるのです!もちろん、過去の不倫相手とは一切連絡をとらない人だっていますね。でも、連絡をとる人もいるそうです。ともあれ、男は、不倫相手と永遠にラブラブしていたいとしか思っていないのだから、不倫を止めたい女性は、自分の気持ちに敏感に(正直に)なって、みずから卒業するしかありません。不倫に限らず、男女関係における時を刻むも、止めるも、いずれも女性がその主導権を握っているのです。男はフラれて老け込むのみ。これが現実社会における不倫の末路の実態だと、僕には見えるのです。※毎週木曜日更新
2019年06月13日この連載は……モデルの日登美(ひとみ)さんは、ドイツ人数学者の夫とともにベルリン在住、2歳から17歳まで、6人の子どもを持つお母さん。いっぽうで、マクロビオティック料理教室や日本の伝統食を手作りするワークショップを開催するなど、マクロビオティックインストラクターとしても活躍。この連載では、ベルリンでのオーガニックライフを、食、子育て、そして暮らしを通して、綴っていきます。乳製品が多いドイツドイツに来てこちらの家族や友人などの作るメニューをみて日本と違うな、と思った事に乳製品の多さというのがあります。保育園のおやつやメニューでもヨーグルトやチーズなどの頻度はとても多いです。ヨーロッパは乳製品がアジアや日本と違ってとても充実しているのは周知の事実ですが、さすがにスーパーでの乳製品売り場の大きさなどもみるとなかなか圧巻です。気候や風土が違うことで食卓の様子が違うというのをひしひしと感じるものでもあります。スーパーのショーケースには山ほどのチーズ。いつか全部試してみたい(笑)全て把握できないほど乳製品一つでもいろいろとありますが、中でもドイツのフレッシュチーズであるQuark(クアーク)はチーズケーキやおやつに使われ、生でも食べられており、ヨーグルトよりはこくがあってクリームのような味わいでチーズ臭さはまったくなし。是非ドイツに来たら食べてみていただきたいひとつ。子供のおやつにもクリームチーズよりは軽くフレッシュなので我が家でもよく登場しています。ドイツのフレッシュチーズ「クアーク」を使って作る我が家の定番ケーキ。イチゴとも相性抜群!そしてなによりびっくりはバターに続いて牛乳。特にオーガニックではパスチャライズ(低温殺菌牛乳)で、ノンホモジナイズ(不均質化)のものが主流。上部にはクリームのような物が浮いているのが当たりまえで、味は自然な甘みがあってとっても美味しいです。ハードチーズなどは別ですが、ドイツではフレッシュな酵素や乳酸菌を含む乳製品が多く、まるで日本の刺身のように新鮮。そのせいか食べると元気が出る気がします。やはり土地に根ざした食べ物は美味しくて体によいのでしょうね。とにかく乳製品が大量に消費されているドイツですが、日本人の私達には常に乳製品となるとちょっと消化が難しいことがあるのも事実。ですがビーガンの動きも大きいベルリンではそれと同じ様に代替ミルクも豊富なのがまた嬉しいところ。乳製品大国のドイツでもいまやベルリンでは多くの人が代替ミルクを新たな選択肢として日常的に手軽に取り入れています。豆乳を始め、アーモンドミルク、ライスミルク、ヘンプミルク、オートミルク、きびミルクなど、そしてそのバリエーションが山ほど。しかも値段はオーガニックでも1~2ユーロと激安。それでもオーガニック牛乳より高価という、オーガニック食品が低価格なのはとにかくベルリンのいいところ。オーガニックスーパーの代替ミルクの品々。穀物クリームなどもあり料理にも便利。数ある穀物ミルクでも最近とてもポピュラーなのはオートミルク。普通のカフェに入ってもラテを豆乳かオートミルクに変えられる所が多いというほどの普及率。我が家でも常にストックしていて、オートミルクとシュガーフリーのシリアルの組み合わせは簡単な朝ご飯やおやつによく登場しています。ほんのり甘みがあり癖が無い味は、牛乳とは違った美味しさがあるので普段穀物ミルクを飲み慣れていない方でも楽しめるのではないかな。必ずストックしているオートミルクとシュガーフリーのスペルトシリアルはおやつの定番。オートはドイツヒルデガルト療法では心を元気にする作用があり、鬱などの症状にも効果的。またシュタイナー教育においては元気が有り余っているようなお子さんに適している穀物と考えられています。ともあれミルク一つをとっても多様な選択肢があるのはベルリン子育てのよいところだな、と思っています。日登美(ひとみ)10代よりファッションモデルとして雑誌、広告等で活躍。その後4人の子供を授かり自身の子育てから学んだ、シュタイナー教育、マクロビオティック、ヨガなどを取り入れた自然な暮らしと子育てを提案した書籍を多数出版。食についてもクシマクロビオティックアドバイザー修了後よりマクロビオティック料理を教え始め、オーガニックな家庭料理を提案したレシピ本を出版する。2013年ドイツ人数学者と再婚しブラジルを経てドイツ、ベルリンに移住。ベルリンではドイツ発祥の自然療法である国際ヒルデガルト協会認定ホリスティック医療コース修了しヒルデガルドヘルスケアドバイザーを取得。現在はオーガニック、ナチュラル、ヘルシーをモットーに台所からの食と暮らしと子育てのWSなど行っている。三男三女6児の母でもある。連載一覧はこちら
2019年06月10日数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。■恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門37結婚したくて、でもなかなか結婚相手に恵まれない女性の中には、「自分には結婚するためのどういう要素が欠けているのだろう?」と考える人がいますよね。そういう人は、「男が結婚したい女性の条件」というものが複数あると思っていて、その複数の条件と自分とを照らし合わせているはずです。たとえば「手料理?わたしはうまい」とか「癒し系のルックス?わたしにはない」などと考えていたりするでしょう?でもじつは、男は「こういう条件を持っている女性とじゃないと結婚したくない」とは考えない生き物なんですよね。もちろん例外はあるけれど、一般的には、男はそういう「条件」で結婚相手を選ばないと言っていいでしょう。だから、出会った瞬間に「俺、この子と結婚するかも」と直感し、実際に結婚する男がいるのです。では、どんなときに、男は「俺、この子と結婚するかも」と思うのでしょうか?■「次に付き合った人と結婚したい」たとえば、何人もの女性と交際してきた男の中には「次に付き合った人と結婚したい」と渇望している人がいます。渇望する理由はたくさんあるけれど、たとえば「これ以上、人のことを傷つけたくないから」です。別れるとどうしても、多かれ少なかれ、相手の女性が傷つくでしょう?「もうそういうことをしたくない。穏やかな家庭的な雰囲気の中で暮らしたい」こう思って、「次に付き合った人と結婚しよう」と切実に思う男がいます。■出会った瞬間に直感する男もいるちょっと話が脱線するように感じられるかもしれませんが、この項の本質にはやく入りたいので、別の事例をご紹介します。スナックでバイトしている女性と、そこにお客さんとして来ていた男(建築現場の作業員)の話です。彼はある日、同僚たちと「2軒目」にスナックに立ち寄ったそうです。カウンターに座った彼の目の前に彼女が立った瞬間、彼は「俺、この子と結婚するかも」と直感したそうです。そして、実際にその翌年、ふたりは結婚しました。出会った瞬間になぜそう直感したのか、自分でもよくわからないそうです。彼女の表情というか全身から、なにかを感じたらしいのですが、何を感じたのか、自分でもよくわからないとのことです。■偶然性と奇跡性についてテレビでも芸能人が、交際0日で結婚しましたとか、交際1週間で結婚しましたなどと言っていたりしますよね。今すぐにでも誰かと結婚したいと思っている女性は、そういう芸能人のことを羨ましく思うかもしれないですね。でもこういうのって、たとえば「なぜかわからないけど、ピアノコンクールで優勝しました」というのと同じです。本人が謙虚に言ったほうが得策だと意図して「なぜかわからないけど優勝しました」と言っているケースもあるのかもしれないけれど、本当に本人にも優勝した理由がわからないときだってあるわけで!人生の3つの坂の話は知っていますよね?ネットで「名言」が流行ったとき、よく出ていました。つまり「上り坂」「下り坂」「まさか」の3つです。誰の人生にも「まさか」と思える瞬間が訪れます。男女に関係なく訪れます。だから「自分の人生にも、偶然にも、奇跡的にも、なんらかの素晴らしいことが起こるにちがいない。起こってほしい」こう願うところからしか、「まさか」は生まれないと思うんですが、あなたはどう思いますか?■男はある日突然、心を奪われる生き物冒頭に書いたように、少なくとも男は「こういう条件を持っている女性じゃなければ結婚したくない」とは、あまり考えない生き物です。村上春樹さんの短編小説に、『四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』というのがあります。この短編が好きな「男」は大勢いると見えて、もう30年ほど前の小説ですが、今でも人気だそうです(何人かの「男」が映画化している)。男はある日、本当に、出会い頭に、理不尽なまでに相手に心を奪われる生き物です。心を奪われるというのが「恋」なのか「愛」なのか「結婚」なのか、それはさまざまでしょう。でもそんな「精神分析」より何より、まずは「今すぐ結婚したい」と思って、外に出て、誰かと会ってみてはいかがでしょうか。人生の偶然性と奇跡性とは、全身で感じるものであって、頭で考えるものではないからです。※毎週木曜日更新
2019年06月06日数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。■恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門36「この女性は遊びでいいや」というのと、「この女性とはガチで付き合いたい!」というの、男たちはどのような基準で線引きしているのか、不思議に思ったこと、ありますよね。自分は本命だと思っていたら、彼は遊びのつもりだったとか、反対に、わたしは遊びのつもりだったのに、彼にしつこく付き合ってと言われてホントにウザかった、とか、そういう経験って、「年齢の数÷10」くらいの回数、みなさんお持ちでしょう。さて、今回は、男性にとって「遊び止まりの女性」と「本命の女性」の線引きはどのへんなのかについて、一緒に見ていきたいと思います。■女性から言われないと真剣になれないよく「セフレの彼と、本当は真剣に交際したいのですが、彼が付き合おうと言ってくれません」という相談が寄せられます。男って、セフレに対して、好きと言ってはいけないと思い込んでいるから、女性から「真剣に付き合おう」と言わないと、付き合えないです、というのが答えです。彼女のほうが、ライトな関係を希望している(つまりセフレでいいと思っている)と、彼は思っています。ライトな関係を希望している女性に、「付き合ってください」などと重たいことを言ってしまうと、ヤラせてくれるものもヤラせてくれなくなる――男はこういう恐れを抱いているのです。だから、女性から「付き合ってよ」と言わない限り、彼はあなたのことを本命とは意識しないのです。セフレの関係しかり、友達関係しかり、です。■心に引っかかるものを感じられるか?漠然とした言い方しかできないんですが、心に引っかかるものを相手の女性に感じたら、なんとなくその女性に興味を抱き、真剣に付き合ってみたいなあと思う、というのがあります。だから心理学は、自己開示の必要性をこんこんと説くのです。自己開示、つまり、自分のことを相手に正直に話すことが、すなわち本命の彼氏・彼女として付き合える近道ですよ、ということですね。遊びの女性止まりというのは、その「引っかかるもの」を、彼が感じられなかったということです。つまり、表面的な関係から、もっと奥深くに入れなかったということ。それはあなただけの責任ではなく、ふたりの「関係の責任」です。関係はつねに偶然性を持っているので、ある意味ではどうにもできないことだったりします。チャラい男女がふたりで何かをチャラく喋っているなかで、お互いの内にある何らか深いものを心で拾って、それぞれの心に引っかかるものが生まれたから付き合えた、ということもありますしね。反対に、どんなに誠実な男女がふたりで深い話をしても、彼氏・彼女の関係になれないケースも大いにあります。■遊び相手にされるのも経験です真剣に付き合いたい彼に、遊び相手にされたままだと哀しいでしょう。また、真剣に付き合いたい彼が「ずっと友達でいようね」などと言って、本命の彼女にしてくれなくてもつらいでしょう。そういう時は、偶然が生まれるための貯金をしていると思う、というのも方法です。理想通りの恋って、結局は運なんですよね。運を具体的に言うなら、偶然性と奇跡性をキャッチするということです。それをキャッチしようと思えば、頭の中だけで、ああでもないこうでもないと考えるだけではダメで、やっぱり外に出て、いろんな人といろんなふうに接していかなければなりません。つまり、経験がある一定量を超えないと、偶然も奇跡も起きないんです。彼に遊び相手にされるのも経験です。本命の彼女にしてもらえなくて凹むのも経験です。でもそういう、いわばイヤな経験がある量を超えると、なぜか花開くものがあったりします。これまで見えなかったものが見えてくることがあるんですね。そうすると、「この彼は遊び相手としてキープしておこう」とか「この彼とは真剣に付き合おう」など、今度はあなたが恋の主導権を握れるようになります。そうなれば、もうこの世に怖いものなどなにもないのです。恋愛は「頭で学ぶもの」ではなく「感じるもの」である以上、心を育てないといい恋はできないという昔からの教えは、だからとても正しいのです。※毎週木曜日更新
2019年05月30日