MVPを獲得した大谷翔平「大きい数字だと思うので、励みにしたいなと思ってます」日本時間の5月15日、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が、メジャー通算100号目のメモリアルアーチを放った。「メジャーでの100号ホームランは、日本人選手では松井秀喜さん、イチローさんに続く3人目。459試合での到達は日本人最速の記録で、100本塁打&250奪三振という“二刀流”の記録はベーブ・ルース以来の快挙です」(スポーツ紙記者)試合後の会見では冒頭のように喜びを語った大谷。プレッシャーについて問われ、「なかったです」「特にその100がどう、いつ打ちたいなっていうのはなかったかと思います」といつもどおり記録にこだわらない“らしさ”を見せた。たとえ本人が気にしていなくても、ファンにとってはまたしても打ち立てられた偉大な記録の1つ。気になるメモリアルボールの行方は……。「会見では“ケースに入れてもらったので、どこに行くかわからないですけど、なくさないようにしたいと思います”と“大谷節”全開で答えてましたが(笑)、試合直後は球団が記念写真撮影のためにメディアに公開していました。撮影隊が行列をなす、異様な光景でしたよ」(同・スポーツ紙記者)ホームランボールは数千万円にその後、ケースに入れた状態で大谷の手に渡ったのだろうが、本人も「どこに行くかわからない」と口にするということは、ほかの個人や団体のもとに渡る可能性もあるのかもしれない。もしそうなれば、かなりの値がつきそうだが……。メジャーでの記念ボール事情について、スポーツライターの梅田香子さんに話を聞いた。「アメリカの球場は日本に比べてネットで覆われた部分が少なく、観客席とグラウンドが近いのでよくボールが飛んできます。メジャーは観客も一緒にプレーしているという考え方なので、グローブを持ってくる人も多い。“記念のホームランだからボールが欲しい”という選手がいるときは、取った観客にお願いして自分のサイン入りグッズと交換してもらうことが多いです」かくいう大谷も、2018年にメジャー第1号を放った際はキャッチした観客にサイン入りのバットやボールを渡して記念ボールを手にしている。「オークション専門家の話だと、大谷選手の1号ボールは当時で1万〜2万5000ドルの価格が予想されています。MVP受賞などを経た今は、価値が上がっているでしょう」(梅田さん、以下同)価値の上昇を加味せずとも、日本円で最高320万円にも上る。では、今回の100号ボールはどうなのか。「1号と同じで1つだけの記念品ですから、同程度の価値があると推定します。メジャーの記念球の中には、数千万円の値がついているものもいくつかあります。活躍次第では、彼の1号ボールや100号ボールもその値段に届く可能性は十分にあると思います」22日には日米通算150号のホームランを放ち、止まることのない勢いで活躍を続ける大谷。豪快なスイングから放たれるボールに、破格の値段がつく日も近い!?
2022年05月23日俳優の大谷亮平と歌手の中島美嘉が3日、都内で行われたSpotify独占配信の音声番組『BATMAN 葬られた真実』の公開記念プレミアイベントに出席した。全世界で4億600万人以上のユーザーに利用されているオーディオストリーミングサービス「Spotify」では、 この日からSpotifyオリジナルポッドキャスト番組『BATMAN 葬られた真実』を世界同日配信する。オリジナル脚本のもと、9言語で制作された本作は、DCコミックスの代表的なシリーズ『バットマン』のエピソードを音声のみで表現。日本版ではバットマン/ブルース・ウェインの声を大谷亮平、バーバラ・ゴードンを中島美嘉が担当したほか本作の鍵を握るリドラーに岩田剛典、ケルを松井玲奈が演じている。主人公のバットマン/ブルース・ウェイン役の大谷は「最近ミュージカルの『ボディーガード』でケビン・コスナーさんが演じた世界的有名な役をやらせてもらい、皆さんが知っている役をやることはこの先ないなと思っていました。そんな矢先にまさかの『バットマン』。興奮しましたしまたね」と喜びを語った。普段の演技とは異なり、本作では声だけの演技となったが、「声だけで表現する難しさはありましたが、逆に集中できると思い、今回は気持ちを声に乗せたり役になりきることを肝に銘じました。とにかく楽しみましたね」とアテレコの感想を。一方の中島は「刑事役は色々と専門用語がいっぱいあって、どうやったら自然に言えるのかなと最初は考えました」と気をつけたポイントを明かしつつ「私も楽しむのが一番だと思いました。緊張はしていましたが、楽しませてもらいました」と振り返った。聴くだけで映画クオリティのストーリーが楽しめる同番組。大谷が「収録している時に『こんな感じで良いですか?』と監督さんとお話をしていたら、『カッコイイSEが入るので』と仰っていました。耳を感じる映画という意味では、多くの方に体験してもらいたいですね。没入感半端ないですよ」と品質の高さに驚がくしたといい、「真っ暗にした暗闇の中で聴いて欲しいです。そうすると新しい世界に引き込まれますし、イヤホンで聴くのも良いです」とオススメの視聴法を。中島も寝る前やヘッドフォンでの視聴を推奨し、「映像がなくても聴いているだけで色んなことを忘れて楽しめることがすごいですよ。自分の想像力がプラスして世界が広がっていくので、自分の声が気になりながらも『次なんだっけ?』とずっと気になりながら聴いていました。没入させてもらえる感じがあります」と語っていた。
2022年05月04日忙しい日々の中でのコーヒーブレイクが頭をクリアにしたり、自分らしさの輪郭に気づけたりする日常のスイッチに。十人十色の楽しみ方を伺った。今回は、スタイリスト・大谷優依さんの愛するコーヒー時間を教えてもらいました。4月27日(水)発売Hanako1208号「美味しいコーヒーと新しい習慣。」よりお届け。デザイナー時代から、大谷優依さんのデスクワークのお供はコーヒー。これから仕事を始める朝に淹れて気持ちを引き締め、やる気スイッチをオンにするという。2021年に第一子を出産した後も、付き合い方を少しだけ変えながら、暮らしのそばにはいつもコーヒーがある。豆を蒸らし、丁寧に落とす。待つ時間に心が整うような感覚に。〈堀口珈琲〉〈ONIBUS COFFEE〉などのデカフェたち。「こっくりした苦味の豆より、すっきりした味わいが楽しめて、ゴクゴク飲める浅煎りの豆が好きです。妊娠・出産を経た今は、カフェインレスの豆を飲み比べる楽しみも見つけました。最近はおいしいデカフェが増えているので、心躍るパッケージも含め、色々なお店の豆を集めることに探究心がくすぐられています」そして甘いものをいただくときにもハンドドリップで淹れたコーヒーを添える。後味をすっきりさせてくれるから、ガトーショコラにはコーヒーを。コーヒーサーバーは〈イエナ・グラス〉のビーカーを愛用。〈クリスチャンヌ・ペロション〉のカップ、〈クチポール〉のフォークなど、洗練された世界観が好み。「チョコレートのお菓子との相性が好き」と話す大谷さんのコーヒーと楽しむおやつ時間は、心と体をリフレッシュさせ、忙しい日常に有意義な休息をもたらしてくれる大切なひととき。そして最近は、ベビーカーを押して幼いお子さんと散歩する時間のお供としても、コーヒーが活躍中だ。「テイクアウトしたコーヒーを歩きながら飲むのも好きだし、豆の調達がてらコーヒー屋さんをコースに入れて巡るのも楽しいですね」多くのものとの出合いを経験し、類いまれなる審美眼を持つ、スタイリストの大谷さん。コーヒー周りのもの選びも気になるところだ。「お茶も好きですが、もの選びの基準は異なります。お茶には少しデコラティブな道具を選びますが、コーヒーは私の中で、よりベーシックな存在。パンや卵の朝食のシーンに合わせることも多いので、清々しい朝に似合う質感や色を選んでいます。洗練された中に、清潔感や温かみを感じるのが、好きなコーヒーの世界観です」確かに、大谷さんの食器棚を覗いてみれば、コーヒー周りのものは、乳白色やガラスなど、余白を楽しむデザインが多い。コーヒーの色が素直に映えるセレクトには、自身がまとう雰囲気と同じ、柔らかな空気が漂っている。Profile…大谷優依(おおたに・ゆい)エディトリアルデザイナーを経て、インテリアスタイリストに。雑誌や広告などで空間演出を手掛ける。物語を感じるスタイリングにファンが多く、インスタグラム(@otaniyui)も人気。(Hanako1208号掲載/photo : Kenya Abe, Yoichi Nagano, Yoshiko Watanabe text : Kyoko Kashimura, Mako Yamato edit : Nao Yoshida)
2022年05月02日富山県と長野県とを結ぶ世界有数の山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」(運営:立山黒部貫光株式会社、本社:富山県富山市)では、現在「2022立山黒部 雪の大谷フェスティバル」を開催しています。また、本年より新しく始まった「#ウチの大谷」というエリアでは、SNSで正式名称の募集も開始しました。「雪の大谷」のある室堂の隣の駅、「大観峰」でも「雪のトンネル」や「雪のポケット」といった、雪と絶景を楽しめるイベントを行っております。【新エリア「#ウチの大谷」とは?】雪の大谷フェスティバルの会場内(室堂平)に作られたミニ雪の大谷。「自由に遊べる大谷」をコンセプトにしており、高い雪壁に囲まれるという非日常な体験をしながら、雪壁にメッセージを書いたり写真撮影をしたりと自由に遊ぶことができます。また、こちらのエリアの現在の名称は「仮名称」であり、現在SNSで正式な名称を募集しています。応募された名称の中から来年の正式名称が決まるかもしれません。<名称の応募方法>(1) 「#ウチの大谷」へ実際に行き、雪壁に貼られたフレーム内に、自分が考えた名称を雪に刻む。(2) それを撮影した写真を「#ウチの大谷」を付けてSNSに投稿する。●「2022立山黒部 雪の大谷フェスティバル」特設サイト ●立山黒部アルペンルート公式SNSアカウント・Twitter ・Instagram 雪にメッセージを刻める「#ウチの大谷」雪壁に来場者が考えた名称を書いてもらう【大観峰に「雪のトンネル」が出現!】大観峰駅2階展望台に降り積もった雪を掘って作った「雪のトンネル」が4月24日(日)にオープンしました。トンネルをくぐった先には、後立山連峰のパノラマ絶景が広がっています。また、大観峰駅屋上テラスには「雪のポケット」も開催しております。こちらもあわせてお楽しみください。トンネルの先には絶景が待っています雪のトンネルという非日常体験を【立山黒部アルペンルートとは?】中部山岳国立公園・立山にある山岳観光ルート。富山県の立山駅から長野県の扇沢間は、雪の大谷の中を駆け抜ける「立山高原バス」や現在日本で唯一運行しているトロリーバス「立山トンネルトロリーバス」などの様々な乗りものを乗り継いで移動することができ、雲上の絶景を気軽に楽しむことができます。2022年度 営業期間:2022年4月15日 ~ 11月30日公式サイト: 立山黒部アルペンルート 路線図 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月28日2022年4月7日、アメリカで今シーズンのメジャーリーグベースボールが開幕。この開幕日に合わせて発行された、アメリカの大手誌『TIME』の表紙を『ロサンゼルス・エンゼルス』の大谷翔平選手が飾りました!TIME's new cover: Shohei Ohtani is what baseball needs pic.twitter.com/pa5qNMtEP7 — TIME (@TIME) April 7, 2022 メジャーリーグの『顔』となった大谷選手『TIME』では「大谷翔平こそ、野球が必要としているもの」というタイトルで、大谷選手の特集記事を掲載。アメリカン・リーグでMVPを獲得した2021年シーズンの成績や、幼少期から日本のプロ野球選手時代の大谷選手について詳しく紹介されています。また『TIME』のSNSでは、大谷選手のインタビュー動画も公開されました。“I want to do my best to become a player people will remember.” Shohei Ohtani is a baseball savant doing what has never been seen in Major League Baseball history pic.twitter.com/JyOQZ1w0PS — TIME (@TIME) April 8, 2022 インタビューの中で「長い野球の歴史の中で、人々の印象に残る1ページになれるように頑張りたい」と語った大谷選手。昨年の目覚ましい活躍によって、野球ファンの大きな期待を背負っていることについては、「プレッシャーといわれればプレッシャーになる時もあるかなとは思うんですけど、期待してもらえる楽しさのほうが大きいかなと思います」と返答。「プレッシャーさえも楽しむ」という言葉からは、実力に裏付けされた自信と精神力の強さを感じさせます。【ネットの声】・文句なくかっこいい!・彼は非常に才能ある選手であることに加えて、親切で謙虚で思いやりのある人。子供たちのいいロールモデルだ。・大谷選手はユニコーンくらい希少だよ。・『Sho time』は、僕の大好きな時間だ!『TIME』の編集者であるサム・ジェイコブスさんによると、野球選手が同誌の表紙を飾るのは17年ぶりなのだそう。アメリカでの大谷選手の注目度の高さが分かります。今の目標として「ワールドシリーズで優勝すること」と「野球の殿堂入りをするようなパフォーマンスを長く続けること」の2つを掲げた大谷選手。2022年シーズンは、どんな歴史に残るプレーを見せてくれるのか、楽しみですね![文・構成/grape編集部]
2022年04月13日ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が出演する、西川・エアー「エアーポータブル モバイルマット大谷翔平モデル」発売記念インタビュー動画が5日より、特設サイトにて公開される。今回のインタビューでは、大谷が幼い頃から現在までずっと大切にしてきたという実生活でのルーティー ンを公開。また、オフシーズンについても言及している。○■大谷翔平インタビュー――子どもの頃はどんな毎日を過ごしていましたか?僕が野球を始めたのは小学校2年生の秋、3年生になるかならないかぐらいの時で、小学校の時は土日が基本的に野球の練習や試合があったりという感じでした。僕はリトルリーグに所属していたものの、地元の少年野球団みたいな所には入っていなかったので、平日は普通に遊んだり、5年生か6年生ぐらいまでは週2でスイミングをしていたので、その練習をしていました。睡眠は、9時ぐらいには寝る子どもだったと思います。――オフシーズンにもルーティンはありますか?大体練習が10時ぐらいからスタートするので、8時ぐらいに起きてご飯を食べて、少しゆっくりしてから練習場に行って練習します。練習時のスケジュールは、ウエイトやトレーニングがあるかどうかで終わる時間が1〜2時間変わるのですが、遅くても3時くらいには帰ります。帰ったあとは、ご飯を食べて、そこから1〜2時間ぐらい昼寝をして、起きてやる事をやって、ご飯を食べてゆっくりして寝るという感じです。――長いシーズンを戦う上で、非常に大事なリカバリーの時間になっているという事ですね?大事ですね。ピッチャーは特に、投げて中5であったり4の時もありますが、その中でどれだけ回復させていくか、大体20から30試合投げる中では、特に後半に向けては大事になってきます。そのため、最初に疲れを溜めないのも大事ですが、後半にしっかり疲れを抜いて次の試合に臨むという意味でも睡眠は大きい事だと思います。――ご自宅ではずっと「エアー」マットレスをお使いとのことですが、遠征の際はどうされていますか?もうずっと使っています。枕も使ってます。もちろんビジターに行くとベッドが変わったりもするので、自分の家のベッドの方がより良い睡眠ができているとは思います。しかし、やはり深い眠り、質も大事なので、量と合わせてそこも大事だと思います。――シーズン中、試合の結果によっては眠れない日などもありますか?あります。僕は、負けた日や打てなかった日が寝れないという事があんまりないタイプです。むしろすぐ寝れます。どちらかというと勝った試合だったりとか、いい試合だったりとか、体が興奮している状態の方が寝れない時があります。――オフシーズンはよく眠れていますか?リラックスした状態で寝ることができます。次の日投げなきゃいけないプレッシャーはないので、ちゃんと睡眠が取れる環境はあるかなとは思います。精神的に興奮してる状態、試合が終わった後の状態みたいなものはないので、睡眠にしっかり集中できます。
2022年04月05日ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が出演する、デサントジャパン「デサント」の新ブランドムービー“DESCENTE x 大谷翔平「WE MOVE ON. 〜 想像の、はるか先へ。」が17日より、デサント公式YouTube内にて公開される。二刀流での活躍を続ける大谷によるベースボール界の新たな歴史の幕開け。社会の変化による新しいライフスタイルの幕開け。デサントの新たな挑戦の幕開け。新ブランドムービーでは、それぞれの幕開けを大谷の表情やセリフ、「WE MOVE ON. 〜 想像の、はるか先へ。」のメッセージと共に表現している。また同チャンネルでは、撮影現場の当日の様子を収めたメイキング映像やインタビューも合わせて公開される。インタビューで、大谷は「(二刀流が)ここまで続いてラッキーだなっていうのが一番かな」とコメント。「ケガとかもありましたけど、特に嫌になるってこともなかったですし、やめたいと思うこともなかった」「それはチームメイトだったり、スタッフの方であったり、そういう風に続けたいと思う環境があったので、それは運が良かったと思います」などと語っている。
2022年03月17日大谷翔平《忘れていませんでしたよ。お待たせしました!!》日本時間の3月11日、ロサンゼルス・エンゼルスが公式ツイッターに、笑顔の大谷翔平が映った動画を投稿。「メジャーリーグでは、選手の年俸や試合のルールを改定する“労使協定”をめぐって、リーグ機構と選手会が対立。交渉が難航したことで新シーズンの開幕が延期される事態となっていましたが、11日に急転、合意を迎えました」(スポーツ紙記者)エンゼルスの開幕戦は4月8日に決定。延期に伴い試合数が削減される可能性もあったが、従来どおり162試合が行われる運びに。これは、大谷のキャリアに大きく関わるという。「試合数の減少に伴って、FA(フリーエージェント)権の取得に必要なシーズン中の登録日数を満たすことが、難しくなってしまうおそれがあったんです。大谷選手は順調にいけば2023年のオフに取得可能となる予定ですが、引き続き交渉がもつれていたら、翌2024年に遅れてしまっていたかもしれません」(同・スポーツ紙記者)FA取得の頃には30歳を迎えている現在27歳の大谷は、2024年のオフには30歳に。30歳以上の選手との大型契約を敬遠する傾向にある大リーグにおいては、1年の遅れが大谷の足かせになることも考えられた。しかし、スポーツライターの梅田香子さんによると、仮に大谷がそんな事態に陥っていたとしても、対策が講じられていただろうとのこと。「野茂英雄さんが渡米した1995年は、前年から続いていた選手会によるストライキの影響で試合数が削減されましたが、日数にかかわらず1年分の登録を認める特別措置がとられました。今回も、もし日数が削減されていても同様の“特例”が認められていたでしょう」さらに、プレーの面でも期待できることが。「一般的に投手より打者のほうが、個人での調整が難しいようです。開幕が遅れた1995年は、継投も含めてノーヒットノーランが9試合もありました。“投手”大谷選手にとっては昨年以上の好成績を残す大チャンスです。また、今季からア・リーグとナ・リーグの両方でDH(指名打者)制がとられるため、打席数が増えることで“打者”としてもさらなる活躍が期待できます」(梅田さん)偉業達成ならプライベートも一大旋風を巻き起こした昨シーズン以上の活躍を見せれば、2年連続のMVP獲得も夢じゃない。歴史的偉業を果たした暁には、プライベート面での“ゴールイン”もついに近づくようで……。「以前は“現役のうちは、ちょっと考えられない”と漏らしていたくらいだから、仮にFA権の取得が遅れていたら野球人生が後ろ倒しになって、結婚にも影響が出ていたかもしれませんね。ただ、結果としてキャリアに影響は出ませんし、DH制のルール改定は“二刀流”の彼にとって完全な追い風。とりわけ意識の高い本人が“やり切った”と思えるくらいの成績を残せたら、プライベートなことに向き合う余裕も生まれてくるのでは」(大谷の知人)長らく続いた交渉もまとまり、ついに開幕が決定した大リーグ。昨年“伝説”となった大谷が今年も大活躍を見せ、私生活で“祝砲”が上がる日も近づく!?
2022年03月16日今回の大冒険の舞台は〈大谷資料館〉。宇都宮市・大谷(おおや)町の地下に広がる巨大空間は、元々、石を掘り出すための場所で、現在は資料館として開館しています。一見、「それ、博物館?」という指摘も飛んできそうですが、私にとっては冒険心をくすぐられ、神秘的な雰囲気を楽しむことができるアートスポットです。石を求めて。前回、〈江之浦測候所〉を訪れて石の虜となった私は、宣言通り、石を求めてやってきました。“採石場” だったというだけあって、360度どこを見まわしても、石! です。地下から地上を見上げると、わずかに降り注ぐ自然光。あの小さな穴から、どれだけの石を掘り上げたのかと想像するだけで、人間の不屈の精神にゾクゾクさせられるのでした。----------------------------------------------------------------「地下と深海」「毛玉取り」を初めて使った。電動の毛玉取りだ。生まれて25回目の立春を通り越そうとしている時に、毛玉取りの便利さに感動して、毛むくじゃらのセーターや手袋を取り出しては、嬉々として取っている。なぜ突然こんなことを始めたかと言うと、取材日の前夜、下調べのために〈大谷資料館〉のホームページを開くと、〈本日の館内気温:2度〉という案内を発見。「これはまずい!」と、用意したありったけの防寒グッズが、すべて毛玉だらけだったという訳です。ところで、調べていて気付いたのだけど、私、ひょっとするとこの地下空間が苦手かもしれない。というのも、最近、閉鎖された空間が信じられなくないくらい怖いのだ。これが結構深刻で、例えば電車に乗ることさえも怖かったりする。両脇に人が座っていると、それだけで息苦しくなってしまうし、井の頭線の「神泉駅」に差し掛かった時みたいに、突然外の景色が見えなくなると、冷や汗が滲んでいる。「なっちゃん、また生きにくくなっちゃったね…」とマネージャーさんからのひと言。そう、地下鉄に揺られながら通勤する道は残されていないと悟ったのだ。そんな自分が、はたして深さ30mの地下世界に潜ることができるのか。そういえば、サーフィンはしているけど、昔から海に潜るのも苦手であった。とまあ、色々考えを巡らせていたけど、実際にたどり着いた大谷資料館は本当に気持ちのいいところだった。波打つ岩肌にときめいて、深くふかく続いていく階段を降りていく度、インディ・ジョーンズの『魔球の伝説』を観た幼少期の興奮が蘇る。世界から遮断された石の中は、ひんやりしていて気持ちがいい。もしかしたら、深海の中もこんな感じなのかもしれない、とぼんやり思った。----------------------------------------------------------------今回訪れたのは…〈大谷資料館〉いつも取材先で案内をしてくださる学芸員さんのお人柄は、毎回の取材の思い出を大きく彩ってくれます。丁寧に説明してくださる方(埋蔵文化財調査センターの宮本さん)、寡黙に鑑賞を見守ってくれる方(深沢小さな美術館の友永さん)、情熱に溢れた方(早稲田大学演劇博物館の木村さん)、はたまた弟子入りを許してくれるお父さん(東京染めものがたり博物館の浅野さん)まで。今回、案内してくださった小野友也(おの・ゆうや)さんは、なんだか久しぶりに会った親戚みたいな方でした。石の中でホッとできたひとつの要因かもしれません。地下坑内への入口は、こちらの建物から。大谷石にまつわる「展示室」も併設。巨大建造物を思わせる幻想的な空間は、映画やドラマ、ミュージックビデオのロケ地として使われることもしばしば。地下坑内への入口は、こちらの建物から。大谷石にまつわる「展示室」も併設。巨大建造物を思わせる幻想的な空間は、映画やドラマ、ミュージックビデオのロケ地として使われることもしばしば。〈大谷資料館〉栃木県宇都宮市大谷町909028-652-12329:30〜16:30(16:00最終入館)火休800円photo : Yumi Hosomi
2022年03月02日大谷翔平選手2021年、最も日本を沸かせたスポーツ選手、と言っても過言ではない。エンゼルスの大谷翔平は今季、投手として23試合に先発して9勝2敗。打者としては46本塁打の活躍で、「リアル二刀流」を実現させた。それだけでなく、MLBオールスターでは日本人史上初となるホームランダービーに出場。満票でア・リーグMVPに選出された。■旅行のチケットをプレゼント今年の新語・流行語大賞では、「リアル二刀流/ショータイム」が年間大賞を受賞。2021年を象徴するアスリートとなった。そんな大谷の活躍と切っても切り離せないのが、通訳として帯同してきた水原一平だ。シーズン中はもちろんのこと、オフ中も一緒に行動。オールスターでは妻やパートナーと歩くのが慣例のレッドカーペットショーに同伴し、ホームランダービーでは捕手役を務めた。仕事は通訳の域を超え、動画撮影、キャッチボールの相手、車の運転、買い物、食事相手とまさに“ニコイチ”。「一番お世話になっているのは一平さんですね。いつも一緒に仕事をしてくれているので」帰国後の記者会見では、米国で一番お世話になった人物を聞かれると、真っ先に水原通訳の名前を挙げ、感謝を口にした。「水原が結婚した際、ハネムーンとして旅行のチケットをプレゼントしていました。婚約者の時代から水原夫妻と大谷は常に行動を共にしていて、早い段階から家族ぐるみの付き合いだったんです。結婚が決まったときは、大谷が飛行機の中でサプライズで結婚のお祝いをしたこともあったそうですよ」(球界関係者)■チーム内ではいじられキャラ気遣いのできる大谷と同じく、水原もサポートに余念がない。「水原さんは通訳ですから、別に何を食べようが何を飲もうが自由なはず。それなのに、大谷の前ではチョコレートやお菓子を食べないようにしているそうです。“翔平は甘いものが好き。それなのに、目の前でパクパク食べていたら食事管理を徹底して我慢している翔平に悪い”と。大谷のいないところではこっそり食べているそうですが(笑)」(スポーツ紙記者)一方で、コミュニケーションに関しては通訳にベッタリではない。大谷の英語力はここ1、2年で飛躍的に上がり、水原通訳なしでも会話できるまでに成長しているという。優等生というイメージが強い大谷だが、水原通訳には意外な一面を見せることもあるのだとか。「普段の大谷は冗談や多少の下ネタも言うような“普通の20代の男の子”だそうです。実は、エンゼルスのベンチ内で水原はイジられキャラなんです。他のチームメートからイジられている水原を見て、大谷もよくそれに乗っかっているんだとか。水原がイジられキャラになりきることで大谷がチームに馴染みやすくしているんじゃないかな」(前出・球界関係者)年齢は大谷の方が10歳年下だが、そこは気心が知れた仲。「タメ口」になることもしばしばだという。2022年はメジャー5年目。水原通訳と共にどんなショータイムを見せてくれるのだろうか。
2021年12月30日大谷亮平撮影/吉岡竜紀「5年前の初めての取材ですか?覚えてますよ。確か衣装は黒タートルネックでした(笑)。日本で活動する前は、韓国で11〜12年間生活していたんですが、本当にすごく長く感じたんです。でも、日本に戻ってからのこの5年間は、韓国での1、2年くらいの感覚。それくらい早く感じましたし充実していて、恵まれているなと思います」韓国を中心にアジアで活躍し、2016年から日本での活動をスタート。以来、ドラマに映画、舞台にと俳優として脚光を浴び続ける大谷亮平。本誌には『逃げるは恥だが役に立つ』出演中に黒タートルネックで初登場。あれからはや5年。40代となった自身の生活ぶりを振り返ってもらった。「『逃げ恥』に出させていただいたころは、日本での仕事がまだ数える程度でしたし、もういっぱいいっぱいだったので、当時から比べると仕事に向き合う姿勢だったりとだいぶ変わりました。40代になりましたが、僕自身は変わってない気がするんです。ただ、この前ある番組で、頑固な人はより頑固になったりと、年を重ねるにつれ自分の中にある根本的な要素がより強く前面に現れるというのを見て、これは危ないなと(笑)。肉体的な部分も含めて、より自己管理をしっかりしようと思うようになりました」恋愛に関しては「芯がしっかりしている女性であれば、あまりこだわりません」と以前語っていた大谷だが、現在は……。「恋愛観ですか?毎日変わります。自分には芯がないので(笑)。ただ、気を張ったりカッコつける関係は疲れてしまうので、一緒にいて楽な方がいいですね。素の自分を見せられたり、それを見せて冗談を言い合えたり。そういうことは若いころはあまりできなかったですし、自分に余裕ができたのか諦めを覚えたのかわかりませんが、年を重ねるにつれそう思えるようになりました(笑)」■昨年以上のものができればと期待が膨らむ最近は海外ドラマに夢中で数々の作品を見ていたそう。「『ウォーキング・デッド』とか、みんなが面白いと話すいわゆる王道の作品を見ます。自分からは冒険しません(笑)。『梨泰院クラス』も見たんですが、韓国にいたときに待ち合わせに使っていたホテルとか飲み屋が映っていたりして、懐かしかったです。なじみの場所から世界的なドラマが誕生したと思うと感慨深くなりましたね」そんな大谷は、来年1月21日から始まるミュージカル『ボディガード』に出演。昨年、本作で初舞台を踏むも、コロナ禍の影響で大阪公演が5回で中止。満を持して再演に挑む。「昨年の初舞台はもちろん完走したかったんですが難しい状況になり、まずは初めて舞台に立てたということが大きな収穫でした。念願叶(かな)っての再演ですし、昨年以上のものができればと、自分の中で今から期待が膨らんでいます」■ピアノにハマってます「小さいころピアノを習っていたのもあり、時間ができたときに、以前から弾きたい曲があったので電子ピアノを買って練習しました。曲名は『ラブ・アフェア』です。披露ですか?僕はトラウマがあって、小学校のピアノの発表会で、緊張しすぎて頭の中が真っ白になったんです。先生に助けてもらってなんとか最後まで弾けましたが、あれ以来恐怖で。なので、みなさんの前では披露できません(笑)」《出演情報》ミュージカル『ボディガード』2022年1月21日(金)〜1月31日(月)梅田芸術劇場メインホール2022年2月8日(火)〜2月19日(土)東京国際フォーラム ホールC
2021年12月27日メジャーリーグ、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手。現代野球では例のない『二刀流』として活躍する大谷選手は、2021年シーズン、投打ともに自己最高の成績をマークし、アメリカン・リーグMVPを受賞しました。アメリカのスポーツ専門メディア『The Sporting News』は、歴史を塗り替える活躍を見せた大谷選手を称え、アニメーション動画を制作し、Twitterに投稿しました。 ... #SN50 pic.twitter.com/JuxeZ7ffkM — The Sporting News (@sportingnews) December 22, 2021 動画では、大谷選手の2021年シーズンを、空を飛ぶなど超人的な描写とともに振り返っていきます。大谷選手がユニフォームを脱ぐと、アメリカン・コミックスのスーパーヒーロー『スーパーマン』の代名詞である『S』の文字が刻まれていました。また、野球の神様『ベーブ・ルース』や、バスケットボールの神様『マイケル・ジョーダン』など、神様と呼ばれたレジェンド選手たちと並んでいる描写もあります。『スポーツ史上最高の物語』と題されたこちらの動画には多くの反響があり、大谷選手の偉業に改めて驚かされるのでした。・どこかの惑星からスポーツ界に降り立った超人ヒーローみたいな扱いされてる!・歴代のスーパースターたちと、比較されている時点ですごすぎる…。・英語は分からないが、褒めちぎっていることは伝わった!大谷選手は、2021年シーズン、打者として46本塁打、100打点、103得点、26盗塁でキャリアハイの成績を達成。投手としても、23試合に先発し、チームトップの9勝を挙げました。同シーズンでは、まさに『スーパーマン』のような活躍を披露した大谷選手。来シーズンの活躍も、今から楽しみですね![文・構成/grape編集部]
2021年12月24日2021年11月22日現在、メジャーリーグの球団『ロサンゼルス・エンゼルス』に所属する大谷翔平選手。同年、投手として9勝、打者としてホームラン46本、100打点、26盗塁を記録し、投手と打者の『二刀流』の選手として大活躍しました。唯一無二の成績が評価され、同球団が所属する『アメリカン・リーグ』で大谷選手は同年11月18日(日本時間19日)、その年に最も活躍した選手に贈られる『MVP』を獲得しています。国民栄誉賞を辞退した大谷翔平同月22日、政府の松野博一官房長官は、大谷選手に打診していた『国民栄誉賞』への授与に関する発表を行いました。賞の授与について大谷翔平選手側に打診したところ、「まだ早いので、今回は辞退させていただきたい」とのことでありました。さらなる高みに向けて、精進、集中をするという強いお気持ちと受け止めております。国民とともに、大谷選手の、来シーズン以降のいっそうのご活躍をお祈りいたします。内閣官房長官記者会見ーより引用松野官房長官は、大谷選手に国民栄誉賞を授与しようとした理由を、「賞の授与に値する活躍があったため」と説明。ですが、大谷選手から辞退の連絡があったとのことです。過去、プロ野球界で国民栄誉賞をもらった人物の中には、王貞治さんや松井秀喜さん、長嶋茂雄さんといった、歴史に名を残す人物がずらり。辞退していなければ、こうした選手と肩を並べる形となった大谷選手ですが、今回のMVP獲得は1つの通過点にすぎないのでしょう。国民栄誉賞を辞退した大谷選手に、「謙虚すぎる」「どこまでも偉人だ…」と多くの人が称賛しています。2018年、メジャーにわたってから4年目のシーズンで大活躍した大谷選手。来シーズン以降も、国内外のファンをアッと驚かせるプレーを見せてくれるでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年11月22日メジャーリーグ、ア・リーグのMVPに輝いた大谷翔平「ショウヘイ・オオタニ!」日本中が注目した米・メジャーリーグのMVP発表。ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は、見事“満票”でア・リーグのMVPに輝いた。「打者としては並み居るスラッガーと最後までホームラン王を争い、投手としては9勝を記録。“二刀流”の活躍は世界中の野球ファンの心を鷲掴みにし、アメリカでも大きな旋風を巻き起こしました。MVP選出は発表前から確実視されていましたが、日本人としては’01年のイチローさん以来、満票での選出は日本人初の偉業ですよ」(スポーツ紙記者)■大谷翔平選手の父親が語った息子のこと選手間投票による『年間最優秀選手』や『コミッショナー特別表彰』など、今シーズン手にした栄誉は数知れず。漫画から出てきたようなスーパースターの活躍に多くの人が勇気を与えられているが、週刊女性は7月に、彼を育てた両親の“親心”を耳にしていた。「“二刀流”は本人がやりたいから、優先させました。でも、本音を言えば心配ですよ。休みながらやってほしいな、とか」そう語ったのは、自身も野球経験者であり、少年野球の監督も務めた大谷の父。厳しさを知った上で、息子の決意をこう振り返った。「“早くアメリカに行って、どこまで自分の力が通用するのかやってみたい”と言ってメジャーに挑戦しましたけど、今思えば正解かなと。やっぱり、選手としては1年でも長くプレーしたいものだし、サラリーマンみたいに定年が決まっているわけじゃありませんからね」心配の声を漏らしながらも、前人未到の記録を次々と打ち立てる息子を誇らしく語った父。母もまた、大谷を献身的に支えてきた。オフシーズンには、帰国した息子の住むマンションに手作りの料理を冷凍して持って行くこともあるそう。父にそのことを尋ねると……。「よく知ってますね(笑)。外食でコロナに感染したら困るし、妻は健康に気を遣ってますから。翔平の身体が心配なんですよね」もともと焼肉屋でパートとして働いていた母だったが、アメリカに渡る息子を全面的にサポートするため、体制を整えたという。「翔平がアメリカに行くときだったかな。バックアップするため、やることも出てくるだろうからパートは辞めました」(大谷の父)11月15日の会見では家族を持つことについて問われ、「特に考えていないですかね。よきタイミングでというか。まぁそうなるようにしかならないものだと思っているので。今のところまだまだ先じゃないかと思っています」と口にした大谷。彼のそばには、誰よりも心強い“MVP級”の家族の支えがあった。
2021年11月19日大谷翔平《ショウタイム。初のシルバー・スラッガー賞受賞、おめでとう!》日本時間11月12日、ロサンゼルス・エンゼルスが公式ツイッターで大谷翔平を祝福。「『シルバー・スラッガー賞』は“打撃のベストナイン”とも呼ばれ、日本人選手の選出は’09年のイチローさん以来2人目。指名打者部門での受賞は、日本人初の快挙です」(スポーツ紙記者)選手間投票による年間最優秀選手や『コミッショナー特別表彰』など、個人賞を次々に獲得。日本時間19日にはア・リーグのMVPの受賞者が発表される予定で、最有力候補とみられる大谷には大きな期待がかかっている。10月30日に帰国した際には記者の労いに「おつかれしたっ」と返し、リラックスした様子を見せた大谷。9月発売のスポーツ誌『Number』のインタビューではオフについて、《1週間くらい、何も考えずにゆっくりしたいですね。最近、姪っ子が産まれたので、一緒にのんびりしたいな》と語っていた。心身ともにリフレッシュしてほしいが、球界を席巻したスーパースターを世間は放っておかない。■テレビ局は「大谷が会いたい人探し」に奔走「11月15日には記者会見に出席。今後もトレーニングの傍らスポンサーとのミーティングや撮影に臨む予定ですが、今もっとも熱い視線を注いでいるのがテレビ業界です」(前出・スポーツ紙記者)日本のテレビはシーズン中も大谷の活躍を逐一伝えてきたが、オフに入ってもその露出が減ることはない。「試合映像でも視聴率が取れるので“本人出演”となればかなりの数字が見込めます。ただ、大谷選手がテレビに出演するのはとてもレア。’16年にテレビ東京系の番組に出演しましたが、理由はMCのビートたけしさんに“会ってみたかったから”。各局は彼の“会いたい人”を必死に調べています」(テレビ局関係者)多忙なスターの争奪戦が繰り広げられる中、あの年末の風物詩も動き出している。「NHKは『紅白歌合戦』の審査員のオファーを準備中です。東京五輪で活躍したアスリートとともに“今年の顔”としての出演を構想しています。大谷選手は古巣の日本ハムを日本一に導いた’16年に紅白の審査員を務めていて、関係者は5年ぶりとなる“再登板”の実現に意欲を示しています」(同・テレビ局関係者)司会者の『紅組』『白組』の線引きをなくすなど、時代に合わせて従来の姿を変えようとしている紅白。大谷を起用できれば、さらに注目が集まることは間違いない。「NHKは7月にメジャーリーグのホームラン競争を地上波で生中継し、10月には大谷のドキュメンタリー番組を放送するなど良好な関係を築いてきました。華やかな一年の締めくくりとして、大谷選手がオファーを受けたとしても不思議ではありません」(同・テレビ局関係者)エンゼルスカラーである赤と白のユニフォームで大活躍した大谷。戦闘服を脱いだオフも“紅白”に期待!?
2021年11月16日俳優の大谷亮平が11日、大阪・カンテレ本社で、ミュージカル『ボディガード』(大阪公演:来年1月21日~31日、東京公演:2月8日~19日)の取材に応じた。1992年にケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストン主演で、世界中で大ヒットを遂げた映画『ボディガード』の楽曲をふんだんに使った今作。2020年春には歌姫レイチェル役に柚希礼音・新妻聖子のダブルキャスト、そのボディガード役に舞台初挑戦の大谷を迎え、日本キャスト版の初演を東京・大阪にて予定していたが、コロナ禍の影響で大阪公演5回のみの上演となり、ほとんどの公演回が中止に。そして、この度再演が決定し、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールで、東京公演は東京国際フォーラム ホールCで上演される。自身にとって初舞台となった前回公演について「映像作品と違って、現場で出す芝居が100%ダイレクトに、かつリアルタイムで伝わるということにプレッシャーは感じていました。実際、稽古で完璧に作り上げても、本番を迎えてみないと分からないことが多くて、お客さんの顔を見て反応を伺いながら調整したり。『2時間ノーミスで演技するのか…』と本番前は緊張しました」と振り返る大谷。初の“ミュージカル”ともなった今作では新しい発見もあったそうで、「歌とダンスが演技の間に入ることで自分の気持ちが盛り上がってくるんですよね! 音楽に乗せられるというか…(笑)。なので、歌とダンスパートに負けないように自分は芝居を頑張って、逆にそちらへいいバトンを渡せるようにしようと思いました。演じる楽しみの大きい舞台でした」と語り、「運動会のリレーも曲がかかるから盛り上がるじゃないですか! あの感じですね(笑)」と自身の気持ちの高まりを表現し、会場は笑いに包まれた。レイチェルを守るボディガードにして、レイチェル最愛の人ともなるフランクを演じる大谷は「映画版が『世界中の女性が恋をした』というキャッチコピーで紹介されていた記憶があり、確かに1人の女性を愛し、守り抜くフランクの姿に女性は“キュンキュン”するなと(笑)。実際、前回の公演は女性のお客さんが多くて、おそらく映画を見られた方ばかりだったと思うので、今回もキャッチコピーに恥じないよう演技したいと思っています! お客さんに“恋”してもらえるようなフランクになりたいですね」と意気込みをコメント。「レイチェルをお姫様抱っこするシーンがキュンとした」という記者の声に対し、「実はあのシーンはなかなかプレッシャーがかかってまして…(笑)。フランクのカッコいい決めシーンなので失敗できないですし、下の台を操作しているスタッフさんと呼吸を合わせて『このタイミングなら行ける!』というところで抱っこしないといけないんですよ」と名シーンに隠された苦労を打ち明けると、「今回は大阪、東京合わせて30公演なので、30回抱っこする計算。それぞれのレイチェルに対応できるように今からスクワットもしようかな」とお茶目な一面を覗かせた。
2021年11月12日大谷翔平メジャーリーグでの大谷翔平の活躍はニュースなどで見て知っていることだろう。大谷のいちばんのすごさは、今シーズン、先発投手として9勝をし、また打者としても46本のホームランを打ったことだ。もし投手としてあと1勝していれば「1シーズンで2ケタ勝利と2ケタ本塁打」を達成したことになる。これは、野球の神様と呼ばれるベーブ・ルース以来、100年以上ぶりの快挙となるところだった。■「自分ならできる」が快進撃のヒミツこの大谷の快進撃のヒミツは何なのか。それは「自己肯定感」の高さだと臨床スポーツ心理学者の児玉光雄さんは分析する。「自己肯定感」とは、「自分ならできる!」と自分のことを信じるポジティブマインドのことだ。「これまでの野球界は、高校や大学で『4番でピッチャー』というチーム一優れた選手でも、プロでは投手か野手どちらかに絞るのが常識でした。しかし、大谷選手は『自分ならできる』という思いからどちらも諦めることなく精進を続け、その結果、投手としても打者としても活躍する前人未到の“二刀流”メジャーリーガーになれたのです」(児玉さん、以下同)「自分ならできる」というポジティブマインドは、何もプロスポーツ選手だけにとって重要なわけではない。多くの人は自分の能力を過小評価して、「これは私にはできない」と最初から諦めてしまいがちだ。しかし、自己肯定感を高く持ち、「大丈夫、私ならこの壁を乗り越えられる!」と考えるとやる気が出て、自分本来の力を発揮できるようになるのだ。また、自分だけでなく、子どもや夫にもポジティブマインドを持たせることができれば、大きな目標を実現できるかもしれない。では、どうすれば自己肯定感を高めることができるのか。そのための3ステップを紹介しよう。■ポジティブ思考でケガに負けない高校野球の名門、花巻東高校からドラフト1位で日本ハムファイターズに入団。大リーグ移籍の1年目から“二刀流”で、大活躍した大谷だが、これまでの野球人生はいつも順風満帆だったわけではない。高校2年のときには、股関節のケガで投手として出場することが困難な状態に。しかし、大谷は悲観することなく発想を切り替え、投手として練習ができないこの期間に打者として練習を積み重ね、才能を開花させたのだ。「ケガで投げられないという逆境こそが二刀流のきっかけになったといえます。もし、このケガがなく順調に投手として活躍していたなら、打者・大谷翔平は生まれていなかったかもしれません」この時期、大谷はこんなコメントを残している。《その時期は、辛いと思ったことはありませんでしたが、やるべきことは多かったですね。センバツ出場の可能性はあったので、それまでにはしっかりと良い状態でプレイできるようにしたいと思って冬を過ごしていました》(佐々木亨『道ひらく、海わたる大谷翔平の素顔』扶桑社より)大谷は、厳しい状況でもつらいと思うことなく、次の目標に向かってポジティブ思考を貫いている。「多くの人々はよくない出来事をそのまま受け止めて挫折してしまいますが、大谷選手はそのなかでもポジティブな要因を見つけ出し、モチベーションを維持することができるのです」ポジティブな要因を見つけ出すコツとして児玉さんが教えてくれたのが、ネガティブな出来事をポジティブに「書き換える」ということ。例えば、コロナ禍での自粛生活も、見方を変えれば集中してスキルを身につける絶好の機会。通信教育などを利用して、英会話や資格取得のための知識を蓄える、あるいは趣味の世界を広げるきっかけにもなるだろう。ポイントは、頭だけで考えるのではなく、実際にポジティブな言葉を手で書くこと。具体的に目に見える形にすることで、よりポジティブマインドが身につきやすくなる。■高校時代に培った目標達成テク目標を明確にし、その実現のために練習を積んできた大谷。どんなにつらい練習にも楽しさを見いだして高い目標を達成できた秘訣は、高校時代に作成していた「目標設定シート」だという。「目標設定シートは、中央のマスに目標を記入し、その周囲に目標を達成するために必要な要素を書き出したものです。このシートを作成することで、やるべきことが明確になるだけでなく、つらい練習にも価値を見いだしながら積極的に取り組む自主性が養われたのです」また、「目標設定シート」で大きな目標を細かい要素に分けることで、小さな目標を日々達成していくことができ、「自分はできる」「だから頑張ろう」という自己肯定感とやる気が生まれるのだ。「例えば、あなたが老後資金2000万円を貯めたいと思った場合、ただ漠然と貯め始めるよりも、左の図のように、細かい目標に分けるのがポイントです。まず何をするべきか見えてくるでしょう」■球速165キロが生まれたワケ細かい目標をつくり、それに向けた行動を始めたら、重要なのは継続することだ。そのためにはモチベーションの維持が大事になってくる。「モチベーションを高めるためには、目標を『数値化』することが効果的です」と児玉さんは言う。具体的な数値を入れた目標を立てると、記録が伸びることがさまざまな実験データで実証されている。「高校時代の大谷選手がプロの選手でもなかなか投げることのできない160キロの球速を目標にしたように、ダイエットなどでも『2キロやせる』と具体的な数字を挙げるほうが、漠然と取り組むよりも俄然やる気が出て、目標達成率が高まります」大谷が作成した高校1年生の目標設定シートにはしっかりと「スピード160キロ」と書かれている。こうした数値化による目標を常に持っていたことが、日本新記録となる球速165キロの達成につながったのだろう。ちなみに、小学生の立ち幅跳びの実験によると、目標の10%アップの数値を目指すと最大の効果が得られることがわかっている。そのため、例えば毎月5万円を貯金しているとして、その額を増やしたいなら、10%アップの5万5千円を目標にすると達成しやすいということだ。ひとつの目標を達成できれば、モチベーションがさらに高まり、大きな目標の実現に確実に近づくだろう。大谷翔平流の「ポジティブマインド」は私たちのような普通の人にも役立つものだ。この3ステップを意識して、ぜひ、日々の暮らしに役立ててみてほしい。■【1】「いやなこと」を“書き換え”てポジティブ思考!●大谷翔平の場合ケガで投手として出場できない……→打者としていい状態でプレーできるようにしよう!●主婦の場合コロナ禍の自粛でやりたいことができない……→新しい趣味を始めたり資格を取得するチャンス!夫の服装がダサい……→自分好みに改造できる!ポジティブ思考を貫き、ケガさえのちの“二刀流”のきっかけにした大谷翔平のように、「いやなこと」も見方を変えて捉え直せば、やる気が出て新しい可能性が広がる。■【2】目標設定シートをつくってゲーム感覚で楽しむ!●大谷翔平の場合大谷選手が高校1年生のときに作ったシートの一部。実際には例えば「体づくり」は柔軟性やスタミナといった具合にさらに細分化されている。●老後資金を貯めたい主婦の場合達成するために必要な要素を挙げていくと、やるべきことが見えてくる。達成できたマス目を塗りつぶしていくとゲーム感覚で楽しむことも。■【3】「数値化マジック」でモチベーションアップ!小学生にまず何の指示もせず立ち幅跳びをさせたのち、5つのグループに分け、目標なし、1回目の100%、110%、120%、130%の目標を持って2回目を跳んでもらったところ、110%のグループが最も記録を伸ばした。お話を伺ったのは……児玉光雄さん臨床スポーツ心理学者。追手門学院大学スポーツ研究センター特別顧問。近著に『大谷翔平・羽生結弦の育て方子どもの自己肯定感を高める41のヒント』(幻冬舎)がある。(取材/文村瀬航太)
2021年10月16日メジャーリーグ、ロサンゼルス・エンゼルスに所属する大谷翔平選手。メジャー4年目の今季は、『二刀流』として歴史的なシーズンを過ごすことになりました。現地時間2021年10月3日、今季最終戦で100打点目となる、46号本塁打を放ち、有終の美を飾った大谷選手。大谷選手はシーズン162試合のうち、158試合に出場しています。『投打二刀流でシーズンを通して出場する』というだけで、過去にほぼ前例のない快挙と呼べるのですが、大谷選手は、投打ともにチームを牽引する活躍を披露しました。本塁打王のタイトル獲得には、あと一歩およびませんでしたが、野手として46本塁打、100打点、103得点、26盗塁。投手としても防御率3.18、156奪三振を記録しました。この偉大な記録を、MLBの公式Twitterはこのように表現しています。投球から打撃まで、大谷はずっと『ショー』を開演していた@MLBーより引用(和訳)From pitching to hitting, Ohtani put on a Sho all season. pic.twitter.com/IinWgter11 — MLB (@MLB) October 5, 2021 アメリカでは、スポーツ選手がスーパープレーを披露すると『SHOWTIME(ショータイム)!』と盛り上げる文化があります。大谷選手の場合には、翔平の『sho』とかけて『SHO TIME』と表現されています。投稿された画像には、6人の大谷選手が並び、シーズン中の『SHO TIME』をたたえていました。【ネットの声】・漫画でもここまでのキャラはいない。・かっこよすぎる!神話だよこんなの…。・同一人物がやっているとは思えない成績。・どう考えてもおかしい!全部大谷じゃないか。大谷選手の今シーズンの活躍は、多くの人に夢と感動を与えてくれました。日本人としては2001年のイチロー選手以来となる、リーグMVPの獲得にも期待がかかっています。今後もSHO TIMEから目が離せませんね![文・構成/grape編集部]
2021年10月08日大谷翔平「これ以上やることは残されていない。彼がしてきたことは本当にアメージングだ」9月30日、ロサンゼルス・エンゼルスのペリー・ミナシアンGMは、大谷翔平に惜しみない称賛を送った。■ウワサの彼女が“匂わせ”連発「日本時間の10月4日に行われたシーズン最終戦、大谷選手は投手として登板せず、打者として出場。ベーブ・ルース以来の“2ケタ勝利・2ケタ本塁打”まであと1勝でしたが、大記録は来季に持ち越しになりました」(スポーツ紙記者)それでも、今季打ち立てた記録は数えきれない。9月30日の試合では、安打数・得点・投球回・奪三振の4部門で100を記録する「クワドラプル100」を達成。目覚ましい活躍を見せた大谷には現地の他球団からも熱い視線が寄せられているが、その去就はどうなるのか。スポーツライターの梅田香子さんに話を聞いた。「リーグMVPの最有力候補であることは間違いありませんが、本人は個人の記録にはこだわっていないみたい。“二刀流”でプレーさせてもらえる今の環境を大事にしていますし、ほかの球団に行きたいというより、あくまでエンゼルスをワールドシリーズ進出に導きたいと思っているようです」来季も残留が濃厚な様子。エンゼルスとしては絶対に手放したくない存在だが、日本にも彼を手放したくない人がいるようで……。「’18年ごろから交際が噂されている元バレーボール選手の狩野舞子さんが、9月15日に放送されたフジテレビ系『突然ですが占ってもいいですか?』に出演。遠距離恋愛の経験や結婚観などをかなり赤裸々に語っていて、ファンの間では大谷選手を意識した“匂わせ”なんじゃないかと話題になっています」(テレビ誌ライター)中でも注目を集めているのが、彼女が“玉の輿運”を持っていると占われたこと。「ともに出演した木村沙織さんも“やっぱり!”と言わんばかりの意味深な笑顔を浮かべていましたね。さらに“’19年の12月に交際をスタートした人ならうまくいく”と告げられた際には“なんかその時期じゃない気がする……”と困り顔で交際の時期まで口にしていて、ネット上では“大谷で間違いない”とまで言われていますよ」(同・テレビ誌ライター)以前からSNSの投稿が“匂わせ”だと言われていた狩野だが、公の場で結婚について語ったのは初めて。彼女の番組出演について、コラムニストのペリー荻野さんが分析する。■大谷翔平の「結婚観」「五輪が終わったことで、元アスリートとして張りつめていた気持ちも少し緩んだのではないでしょうか。それに“占い”なら、どこまでが真実か誰にもわからない。ぼんやりと伝える“匂わせ”とは、非常に相性がいいんです」“匂わせ女子”には批判が集まることも多く、有名人のパートナーには徹底して影をひそめる“プロ彼女”も多い。大谷ほどのスターとなると、そんな女性がいいのではと思ってしまうが……。「狩野さんは“匂わせのプロ”というか、両方の側面を併せ持っているんじゃないかなと思います。決して証拠はつかませないけど、多くの人が気になっていることを占いの場で語る。本人が意識しているかはわかりませんが、これが“匂わせ”だとしたらいい意味でみんなを振り回すことができる、すごく高度なやり方だと思います」(ペリーさん)さらに深まる、大谷と狩野の交際説。しかし、大谷を狙う女性は数知れない。現地アメリカの記者の間でも、その女性人気は有名だ。「彼目当てで会場に来る女性は多いし、連絡先を書いたボードを掲げてデートに誘う熱心なファンもいます(笑)。日本の女子アナも、大谷選手の取材のときは熱量が違いますよ」(前出・スポーツ紙記者)まさに引く手あまたのスーパースターだが、本人の結婚願望はというと……。「狩野さんと仲がいいことは周囲も知っていますが、結婚となると話は違うようです。本人は“現役のうちは、ちょっと考えられない”なんて漏らすこともありますからね。今は、野球に専念することしか考えていないんですよ。よっぽど“この人しかいない”という人に出会わない限りは決意も揺らがないし、そういった運命の人にも選手生活の終盤に出会いたいと思っているそう。それまでは家族や奥さんというよりも、野球一本に集中したいようです」(大谷の知人)■“野球第一”の恩師が影響?競技に専念したいからこそ家族のサポートを必要とするアスリートも多いが、大谷には心強い味方がいる。「専属通訳の水原一平さんです。公私にわたって大谷選手を支える存在ですが、日本語で気楽に話せる人が近くにいてくれるのは大きい。それに大谷選手は、かなりの読書家。ひとりの時間もまったく苦じゃないし、今のところ何も困っていませんよ」(前出・スポーツ紙記者)とにかく野球が最優先な大谷。そのひたむきな姿勢は、彼をプロ入りから指導し、見事超一流の選手に育て上げたかつての恩師に重なる。「日本ハムの栗山英樹監督の現役時代を思い出しますよ。すごくモテるのに、なぜ結婚しないのか不思議だったんです。オフシーズンは女性と食事にも行っていましたが、開幕後には別れていることが多くて。どうしても野球に集中してしまって、女性はその次になってしまうみたい。大谷選手も、そんな監督に影響されているように感じます。読書家なところも、そっくりですよ」(日本ハム関係者)日本ハム時代から、2人の異様なまでの“野球第一”な情熱は、関係者の間で知れわたっていた。「栗山監督は大谷選手が外出する際、誰とどこに行くのか必ず報告するよう義務づけて、徹底的に管理していました。でも、大谷選手もお酒の席が好きじゃないから、特に嫌な顔はしていませんでしたよ。クリスマスの時期に休日返上で練習している話をスタッフから聞いて、監督はうれしそうにしていました」(同・日本ハム関係者)栗山監督譲りのストイックな精神で進化を続ける大谷。大舞台で規格外な活躍を見せる彼が家庭に収まるのは、まだ先のことになりそうだ。
2021年10月05日大谷翔平、羽生結弦活躍する場所は違うけれど、どちらも1994年生まれで東北出身。大谷が野球を始めたのは、小学校2年生のとき。指導したのは、彼が小学校卒業まで所属していた『水沢リトル』の浅利昭治さんだった。■(1)始まりの地、東北「翔平は自分の小学校にある軟式野球のスポーツ少年団ではなく、硬式の水沢を選んだんです。“ここには友達がいないけどいいの?”と聞いたら“大丈夫です。僕は硬式がやりたい!”と。丸刈りでヒョロッとした普通の子だったけど、根性がありましたね」それから5年間、一度も練習を休まなかったという。「指導を受けると、次の練習までに改善してくる子でした。キャッチボールひとつとっても、回転を意識したりして1球も無駄にしない。普通の小学生じゃなかなかできないことですよ。プレーはずば抜けていたけど、偉ぶることなくチームメートと仲よくふざけていました」(浅利さん)一方、羽生がフィギュアスケートを始めたのは4歳。小2から小6までの間は、都築章一郎コーチが指導した。「幼いころに喘息だったので、治すためにとお姉さんと一緒に通い始めました。練習中は高い集中力を発揮するタイプで、納得するまで徹底的にやるんです。自分のスケートに対して貪欲というか、研究心のあるお子さんでした。現在の彼のストイックさは、当時から変わらないですね。身体的なことだけでなく、芸術的・音楽的なセンスも持ち合わせていて、将来が楽しみだと感じていました」仙台の同じリンクにはオリンピックで活躍した本田武史や荒川静香がいて、“自分も世界で戦える選手になる!”と思うようになっていった。「彼は仙台の街をとても愛してるんですよ。震災の経験も大きく、厳しいことをたくさん経験したのが、とても大きなエネルギーになっているんじゃないでしょうか。だから、日本を離れて海外に行くことには抵抗があった。でも、スケートを磨くためには必要だということで、私を含むみんなが背中を押したんです」(都築コーチ)同じ東北でキャリアをスタートさせた大谷と羽生。両者ともに、当時の恩師も絶賛する特別な存在だった。■(2)ライバルの存在2人の成長過程には、素晴らしいライバルがいた。高校時代、大谷を超える評価を受けていたのが現阪神タイガースの藤浪晋太郎だった。「大谷選手は岩手・花巻東のエースで4番、藤浪選手は強豪・大阪桐蔭のエースでした。2012年春の1回戦でついに直接対決が実現。大谷選手がホームランを打ち、勝負あったと思いきや……その後、投手としては大荒れの投球で失速。大阪桐蔭が逆転勝利を収めました」(スポーツ紙記者)プロ入りの際も、藤浪のほうが高く評価されていた。「大谷選手は日本ハムからの単独指名でしたが、藤浪選手には4球団からの指名が集まりました。阪神に入って1年目から1軍で活躍し、3年連続で2ケタ勝利を記録。2015年には、最多奪三振も獲得しています。将来を期待されていたんですが、2016年から調子を落としてしまい、昨年はわずか1勝。大谷選手が“二刀流”で脚光を浴びているのに対し、現在は苦しい状況に陥っています」(同・スポーツ紙記者)明暗が分かれることとなった大谷と藤浪。それに対し、羽生はアメリカのネイサン・チェンと切磋琢磨を続けている。「金メダル争いというのは上位4人くらいで繰り広げられるのが普通。でも、2人は頭ひとつ抜けている存在です。ネイサン選手はアクセルが苦手だったんですが、平昌五輪以降は克服していて今ではまず失敗しません。最近は直接対決で羽生選手が連敗している状態。前人未到の“4回転半”を跳ぶことが逆転のカギとなるでしょう」(スポーツライターの梅田香子さん)“宿敵”ではあるが、2人の関係は良好。これまでも、尊敬の言葉を送り合ってきた。「2019年のグランプリファイナルの際、羽生選手が“(ネイサンは)いつもスケートをやっている意味を教えてくれる存在”と刺激を受けていることを明かすと、ネイサン選手も“ゆづは史上最高の偉人。ただ会えるだけでクールだ”とリスペクトを口に。2人にとって、互いの存在はいいモチベーションになっています」(スケート連盟関係者)マンガから飛び出てきたようなヒーローには、やはり火花を散らすライバルがいた。■(3)パートナーの支え彼らの成功は才能と努力の賜物だが、支える人の存在を忘れてはいけない。大谷のパートナーといえば、専属通訳の水原一平氏。先日のホームランダービーで捕手を務めたあの人だ。「車の運転から何から、24時間態勢でカバー。日本人メジャーリーガーは2、3人態勢で支えることが多いんですが、彼はすべてを一任されています。大谷選手の性格がはっきりしてるから、水原さん本人は“一緒にいて疲れないし、みんなが心配するほど大変じゃないですよ”と言ってました」(梅田さん)日本ハムでは球団通訳を務めていたが、大谷のエンゼルス移籍に同行して公私にわたるサポート役に。「日ハムでは、慣れない日本で生活する外国人選手の家族を支えていました。通訳にとどまらないサポートのかたちは、そのころから変わらないんですよ。おしゃべりじゃないけど“愛されキャラ”で、みんなから“一平ちゃん”と呼ばれていました。人柄のよさもあって、大谷選手も信頼を深めていったんだと思います」(前出・スポーツ紙記者)グラウンドの外でもパートナーに助けられている大谷。対して、羽生の活躍を支えるのは氷上のスペシャリスト、カナダ人コーチのブライアン・オーサー氏。「おっとりとしていて、ビシバシと厳しい指導をするタイプではなく、選手に合わせた指導を行います。現役時代は“3回転半なんて跳べるわけない”と言われていた時代から練習を重ね、得意技にまでした選手。羽生選手は“4回転半”という前人未到の偉業に挑戦しているところですから、2人の絆を感じますね」(梅田さん)選手を“勝たせる”ことにおいて、オーサー氏は優れたコーチであるという。「選手の特徴や長所に合わせて技の構成を組み立てる能力が、非常に優れています。“高難度な技をどう組み合わせて得点を取るか”がわかっていて、教え子が勝つ作戦を立てることができる智将ですね」(スポーツライターの折山叔美さん)それぞれ第一線で活躍する2人のそばには、頼れる“相棒”の姿があった。■(4)2人の“ギャップ”とてつもない実績を残してきた両者は、それぞれギャップを持ち合わせている。大谷はあどけない少年のようなルックスなのに、外国人選手に引けを取らないパワフルなプレーをする。「やっぱり、野球の醍醐味はホームランとスピードボールなんですよ。大谷選手は次々とホームランを放ち、ピッチングは160キロ超え。ひと目でわかるすごさが、アメリカでも人気につながっています」(梅田さん)大谷の身体を見て、コアなファンや現地の記者は“革命的”と評している。「メジャーリーグでは、ステロイドによる筋肉の増強が認められていた時代が長かったんですが、今は完全に禁止。大谷選手は正しいトレーニングで健康的に身体を作り上げ、ホームランも量産する本物のスラッガー。“薬物なんか必要ない”という新時代の象徴ですよ」(梅田さん)対する羽生は、さわやかな“王子様”キャラ。しかし、見た目からは推し量れない熱い心を持っている。「とにかく負けず嫌いで、練習中のちょっとした失敗でも悔しさを全開にする。幼いころから、強い競争心を持ち合わせていましたね。“世界に挑戦しよう”という意識で練習していましたし、前人未到の領域である4回転半も“いつか跳びたい”と実は当時から目標にしていました」(都築コーチ)メディアへのたぐいまれな発言力にも、スケートに対する熱い思いが隠されていた。「会見で見せる堂々とした発言には“フィギュアを盛り上げるため”という側面もある。凛とした雰囲気の羽生選手が感情をあらわにして男らしい発言をするから、ファンはたまりませんよね。親世代の女性からしても、まさに“理想の息子”でしょう」(前出・スケート連盟関係者)ルックスからは想像もつかないパワフルさと情熱を持つ両者。多くの女性が2人に釘づけなのは、そのギャップのせいかも。■(5)それぞれの恋愛感世の女性がいま最も恋人にしたいアスリートである大谷と羽生。アメリカで活躍する大谷には、現地の女性からも黄色い声が寄せられる。「球場には、大谷選手目当ての女性も多いですよ。プラカードを持ってアピールする積極的なファンも。日本から取材で来る女子アナたちも、彼の取材のときは目つきが怖い(笑)。“狙ってるな〜”って感じですよ」(前出・スポーツ紙記者)日米でモテモテな大谷との交際が噂されているのが、元バレーボール日本代表の狩野舞子だ。「ファンの間で、2人がおそろいのティファニーのブレスレットをつけていることが話題になったんです。2018年には、狩野が自身の30歳の誕生日に、大谷が出場した試合を球場で観戦していたことが判明。ネット上では、このころから交際が噂されるようになりました」(同・スポーツ紙記者)今年7月、週刊女性が大谷の父親を直撃して交際について質問すると、多くを語らなかったもののはっきりとは否定しなかった。2016年にスポーツチャンネル『GAORA SPORTS』で行われた藤浪晋太郎との対談で、大谷は女性のタイプについて語っている。「普通にニコッとしてくれているような人ですかね。あとは、とりあえず身長が高い人(笑)。あんまりちっちゃいと、一緒に歩いてておかしなことになっちゃいますから」身長が高いって、たとえばバレーボール選手とか……?これに対し、羽生はまったくの逆。2011年に元スケート選手の浅田舞のインタビューを受けて語っていた。《あんまり身長が高くなくて、守ってやりたいっていう感じの人が好きです》加えて、“基本は(フィギュアスケートを)やっている人がいいです”とも。しかし、選手仲間から相手を選ぶとしても、ゴールまでには難関が。「彼のお母さんが本当にしっかりしている方だから、羽生さんのパートナーになる子は大変かも。人間的にはとても温和な方ですけど、愛する息子の結婚相手となると話は違うようです(笑)」(前出・スケート連盟関係者)スパイクを武器に活躍した大谷の“噂の人”とは対照的に、羽生のそばには優秀な“ブロッカー”がいるみたい。5つのポイントで比べてみた大谷と羽生。女性のタイプは異なるけれど、ライバルやパートナーの存在、ストイックさや女性を虜にするギャップは共通のもの。違った魅力を持つ2人の王子は、ステキすぎて……どちらか1人を選ぶなんて、無理!
2021年08月18日日本ではもちろん、海外でも高い人気を誇る野球選手の1人となった、メジャーリーグチーム『ロサンゼルス・エンゼルス』の大谷翔平投手。そんな大谷投手の、ある『コラ画像』が日本国内で話題になっています。大谷翔平とスギちゃんがそっくり!?画像は、日本時間2021年7月31日、アナハイムにあるエンゼル・スタジアムで行われた試合中、球場のバックスクリーンに映し出されたもの。大谷投手を、1970年代にヒットしたジョン・トラボルタ主演の映画『グリース』の画像に合成しており、隣には同映画のヒロイン、 オリヴィア・ニュートン=ジョンが写っています。ジョン・トラボルタに大谷投手の顔を合成した画像は日本国内でも反響を呼び、中には、あるお笑いタレントに似ていると指摘する声もあがっています。それは…「ワイルドだろ~」のネタで知られる、スギちゃん!話題のコラ画像とスギちゃんの写真を並べてみると、指摘されるのもうなづけるそっくり具合です。【ネットの声】・1970年代風の大谷選手の画像、スギちゃんかと思った!・ジョン・トラボルタになった大谷選手、スギちゃんの雰囲気にあふれている。・今まで気付かなかったけど、大谷選手って、もしかしてスギちゃんに似てる?思わぬ形で反響を呼んだ、大谷投手のコラ画像。いつかスギちゃんと並んだ2ショットを見てみたいと思ったファンは多いことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年07月31日メジャーリーグベースボールの『ロサンゼルス・エンゼルス』に所属する大谷翔平選手。日本時間2021年7月19日、今シーズンの中で第34本目となる本塁打を放ちました。大谷選手のホームランボールが観客席に飛び込むと、ボールを求めファンが集まります。激戦の末、ボールをゲットしたのはサングラスをかけた成人男性でした。喜びから、腕を上げてガッツポーズをするも…。その後の行動が、こちらです。#34! pic.twitter.com/uakFVHdqqZ — Los Angeles Angels (@Angels) July 18, 2021 男性は、近くにいた、チームの帽子とユニフォームを着た少年にボールを差し出しました!少年は、歯を見せてにっこり。取れなかったと思っていたところ、譲ってもらえて嬉しかったことでしょう。男性の行動を、多くの人が称賛しています。・男性がホームランボールを取って喜んだと思ったら、その後さっと少年に渡していて素晴らしいですね。・譲ってもらった少年も喜んでいて、見ている私たちも嬉しくなりました!きっと男の子にとって、ホームランボールは一生の宝物になったはず。男性の心優しい行動は、多くの人を笑顔にしたようです![文・構成/grape編集部]
2021年07月19日2021年、日米の野球界をにぎわす存在となった、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手。選手としての実力はもちろん、スタジアムの外での行動でも注目を集め、連日、メディアをにぎわせています。サイン求められた、大谷翔平とった『行動』に「なんて紳士的」と称賛の声同年7月で27歳を迎えた大谷投手ですが、年齢よりも幼く見えるルックスからか、アメリカでは「kawaii」「cute」といわれることも珍しくありません。しかし、全身を見てみると、幼い顔立ちと身体のギャップに驚きの声も…。アメリカでラテンシンガーとして活躍する、マーク・アンソニーが投稿した写真を見れば、いかに大谷投手が屈強な身体かが分かるはずです。大谷翔平投手との身長差が大変なことに…!アンソニーが投稿した写真は、両脇に大谷投手とニューヨーク・ヤンキース所属のアロルディス・チャップマン投手が並んだ3ショット。身長170cm前半のアンソニーが、まるで子供のように見えてしまうと話題の3ショットがこちらです。 この投稿をInstagramで見る Marc Anthony(@marcanthony)がシェアした投稿 ともに190cmを超えている、高身長の大谷投手とチャップマン投手。スポーツ選手ということもあり、たくましい筋肉がさらに2人の存在感を際立たせています。これには、アンソニー本人も「自分が小さいわけじゃない。彼らがでかすぎるんだ」と、ぼやきにも似たコメントをつづっています。写真を見たファンからも驚きの声が寄せられた、3ショット。「これは、ヤバイ」「ベビーフェイスと身体のギャップがたまらない」と反響が寄せられました。あどけない印象が強い大谷投手だからこそ、日々トレーニングをつんだ立派な身体のギャップに、改めて心をつかまれてしまった人は多くいたようです。[文・構成/grape編集部]
2021年07月17日大谷翔平選手「キャッチャーとしての構え方は、思わずツッコミたくなってしまうほど“素人感”が出ていました。でも、彼は野球をずっとやってきたわけではないから、当然と言えば当然かもしれませんけどね」(スポーツライター)7月13日、エンゼルスの大谷翔平選手がメジャーのオールスターゲームに出場。先発投手と“1番・指名打者”という史上初の偉業を成し遂げた。「オールスターの前日に行われた、ホームランダービーにも日本人として初めて選ばれました。1回戦で敗れてしまったものの、30本近いホームランを汗だくで量産し、プレー後はヘトヘトに。あんなに疲れている大谷選手は見たことがありませんでしたね」(同・スポーツライター)■日本での通訳としての評判は?注目が集まったホームランダービーで捕手を務めたのが、ほかでもない大谷の通訳を担当している水原一平氏。今回のオールスターゲームに限らず、大谷をカメラがとらえたときに、高確率で隣に写りこむ“あの人”だ。「試合や練習時の通訳だけでなく、トレーニングやキャッチボールの相手、球場への送迎など多岐に渡って大谷選手をバックアップしています。学生時代はサッカー部とバスケットボール部に所属していたらしいので、世界的アスリートのトレーニングについていける運動神経のよさは、そういったところからきているんでしょうね」(同・スポーツライター)大谷とは10歳ほど年の離れた36歳の水原氏。北海道で生まれ育ち、小学校から親の仕事の関係でアメリカに移住した。「大学卒業後の’10年に、当時ボストン・レッドソックスに所属していた岡島秀樹選手の専属通訳となります。’12年からは日本ハムファイターズの球団通訳を担当するため日本に帰国し、外国人選手のサポートをしていました」(同・スポーツライター)日本での通訳としての評判はどうだったのかというと、「“連絡があったらすぐに駆けつける”と言っていて、慣れない環境で生活する選手の家族までケアをしてあげていました。現在はアメリカで大谷選手を支えていますが、単なる通訳にとどまらないサポートのかたちは、実は日本にいるころから変わらないんですよ」(スポーツ紙記者)日々、選手の取材に明け暮れる記者に対しても、真摯な姿を見せていた。「取材にはかなり協力的だったのを覚えています。外国人選手の奥さんや家族に関する取材に、選手たちから写真をもらって提供してくれたことも。仕事ぶりは非常に丁寧で、嫌な顔ひとつせず協力してくれるから、記者からの評判もよかったですね」(同・スポーツ紙記者)外国人選手だけでなく日本人の選手にも好かれていて、周囲からは“一平ちゃん”と呼ばれていたそう。「現巨人の陽岱鋼(ようだいかん)選手とは特に仲がよくて、当時もたびたびキャッチボールの相手を頼まれていました。大谷選手のキャッチボール相手が務まるのも、彼に鍛えられたからかもしれませんね」(キー局スポーツ記者)■日本ハム時代に親交を深めていったプライベートでは’18年に結婚しており、過去には女性誌にその存在が報じられたこともあった。「日本ハムに所属していたころから付き合っていて、すごくきれいな人だというのは関係者の間でも話題になってました。ハーフ系の整った顔立ちで、まるでモデルのような人だと。“一度会ってみたいよね”なんて、現場で盛り上がることもありましたね」(同・キー局スポーツ記者)日常のやり取りは外国人選手が中心のため、大谷との繋がりは薄かったようにも思える。2人はどこで関係を深めていったのか。「もともと親交があったというよりは、大谷選手と仲がよかったメンドーサ選手を介して関係ができたそうですよ。よく一緒に食事に行っていましたからね。水原さんの人柄のよさもあって、大谷選手も信頼を深めていったんだと思います」(同・キー局スポーツ記者)’17年のオフに大谷が海を渡ることとなり、水原氏が専属通訳としてついていくことになった。チームを率いる栗山英樹監督からすれば、絶対的エースに加えて、これだけ優秀な通訳を手放すのは心苦しかったに違いない。「ホームランダービーでキャッチャーを務めたとき、栗山監督は“本当に大丈夫かな?”なんて冗談交じりに心配してましたけど、監督も彼のことをとても信頼していましたからね。球団のみんなから愛される“一平ちゃん”の存在は大きかったと思います」(前出・スポーツ紙記者)世界トップレベルのメジャーリーグで、大谷が異次元とも言われる活躍ができるのも、最高の“パートナー”がいつも隣にいてくれるからなのかも。
2021年07月17日アメリカのメジャーリーグで旋風を巻き起こしている、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手。日本時間2021年7月13日に行われたオールスターゲームでは、史上初となる投打の二刀流で出場し、ピッチャーとして勝ち投手となったことも話題になりました。日米の野球ファンから熱い注目を集める大谷投手ですが、選手としての実力だけでなく、人柄も最高だともっぱらの評判です。ロサンゼルス・エンゼルスがTwitterに投稿した動画は、大谷投手の人柄をよく表している内容でした。大谷翔平投手、ファンに紳士な対応動画は、試合後に私服に着替えスタジアムを後にする大谷投手を撮影したもの。連日、多忙を極め疲労困ぱいのはずの大谷投手ですが、途中、ボールにサインを求められると歩みを止め、持っていた荷物を地面に置き、紳士な対応を見せたのです。Next stop: the second half of the season ✈️ pic.twitter.com/KFyJ3vHxp5 — Los Angeles Angels (@Angels) July 14, 2021 荷物が大きかったためわざわざ地面に置いたとも考えられますが、片手でサインをすることもできたはずです。しかし、目の前のファンのため、時間を作り対応する姿勢は多くの人の胸を打った様子。球団が投稿した動画は、「オオタニを休ませてあげて!」「どこまでいい人なんだ」「だから愛される」「なんて紳士的」と国内外からさまざまなコメントが寄せられました。選手としての実力はもちろん、人柄のよさもまた、大谷投手が人気を集める理由の1つなのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年07月15日小学生時代の大谷翔平驚異的、怪物─そんな言葉すら、もはや生ぬるいかもしれない。アメリカ・メジャーリーグのエンゼルスに所属する大谷翔平の活躍っぷりのことだ。ピッチャーとバッター両方をこなせる“二刀流”選手として海を渡ってからはや4年目。ついに今年、その潜在能力を爆発させている。多くのプロ野球選手を取材してきたスポーツライターも、その圧倒的なパフォーマンスにはただただ舌を巻くばかり。「投手としては最速162キロの剛速球を投げ込み4勝。ほかの日本人投手たちだって今のところ4~7勝しかしていませんから十分すぎる活躍です。さらにすごいのは言うまでもなくバッターとして。並み居るメジャーの強打者を抑えてホームラン数で現在トップを独走中ですからね。まさか、ここまでとは……。野球マンガのヒーローでも、こんな活躍しませんもん」7月8日には、かつてヤンキースで不動のレギュラーとして活躍した“ゴジラ”こと松井秀喜が持っていた日本人最多記録を17年ぶりに塗り替える32本目のホームランを放ったが、「何がすごいって、あの日本最高のホームランバッターだった松井が1シーズンかけて“やっと打った”31本のホームランを、大谷は半分の試合数で打っちゃったということ。このまま打ち続ければ年間60本に到達するペース」(同・スポーツライター)大谷は日本時間7月14日に行われる『MLBオールスターゲーム』に出場するほか、その前日に開催される一大イベント“ホームラン競争”にも日本人選手として初参戦。気の早いファンからは年間最優秀選手(MVP)“当確”という声も上がっている。「大谷が、そして“二刀流”という唯一無二の存在がアメリカ社会で認められたということ。野茂も松井もイチローも本当にすごかったけれど、大谷への注目は野球という枠を飛び越えちゃった。今や大谷は“人類史上最高アスリート”と言われ始めています。日本の島国からやってきたオオタニショウヘイの無双ぶり……“ショータイム”に全米が釘づけになっています」(同・スポーツライター)■地元・岩手で少年時代を聞き込み野球史どころか人類史を塗り替え続けている大谷。地元・岩手で取材すると、意外と普通な少年時代。「翔平はお兄ちゃんとお姉ちゃんがいて。小学生のときから身体が大きかったからガキ大将のようなところはあったけれど、悪いグループに入るようなことはいっさいなかったです。とにかく明るいノリで誰からも好かれていましたね」(小・中学校の同級生)今の大谷からは、ちょっと考えられない一面も。「翔平君は高校1年生のころは身体が弱くてね。体調を崩して寮で寝ていることも多くて“いつも熱を出している子”という印象でした(笑)」(花巻東高校野球部の保護者)小学2年生から中学1年生まで所属していた野球チーム・水沢リトルで指導していた浅利昭治さんも懐かしむ。「翔平は同年代の子たちより身長が高かったけど、細くてね。野球を始めた当初は、本当になんにもできなかったんです」だが、そこからがとんでもなかった。「チームに入って3か月して、バッティングを“右打ち”から“左打ち”に変えたんです。普通、どんなに運動のできる子でも、打ち方を逆にすると最初はバットにボールが当たらない。でも翔平はちゃんと当たって飛ぶんです。1年後には、グラウンドのフェンスを越える特大ホームランまで打った。30年近くリトルリーグに関わってきましたが、後にも先にも小学3年生でオーバーフェンスは翔平だけですね」(浅利さん、以下同)ピッチャーとしても唯一無二の存在だったという。大谷が中学1年生で出場した、リトルリーグ東北大会の決勝戦は、まさに“ショータイム”。「17奪三振をやってのけたんです。リトルリーグの試合は6回までしかないですから、アウトは18個しかない。そのうち17個が三振だったんです。試合中、相手チームは静まり返ってしまって異様な雰囲気でした」■今も正月にLINEで挨拶をくれる浅利さんの元には今も大谷本人から連絡が届く。「毎年正月に“あけましておめでとうございます。今年も頑張ります”ってLINEが来るんです。短い言葉だけれど、それが本当にうれしくて。総理大臣からLINEをもらったとしても、それよりもうれしいです(笑)。本当に翔平は礼儀正しくて、翔平が高校を卒業して日本ハムファイターズに入団したときに“僕の野球の原点は水沢リトルです”って言ってくれたって人づてに聞いて。女房と大泣きしたんです」大谷の試合はすべて欠かさずリアルタイム観戦。「でもね……楽しみだしうれしいんですが、翔平がどんどん遠い存在になっていってしまうことが寂しくもあって。だから、こうやって話していても……泣けてきてしまって……。うれしいんですけど寂しい気がして」大谷の家族も、もちろん彼の活躍を見守っていた。祖母もNHKのメジャー中継を楽しみにしていた。「まじめにやってくれればいいんだぁ。でもケガが怖いの。また手術になったら、どうしようかって」祖母がケガと同じくらい気を揉んでいたのが、お嫁さん問題。記者が水を向けると、「(お嫁さんを)早く見たいんですよ!アレも困ったもんで、まだまだでねぇ。野球ばっかりで何にも言ってこない。え?ハリウッド女優が翔平を狙ってる!?とんでもないわ!この辺の人と結婚すればいいの。私はそう思っているんだけれど、どうなってんだかねぇ」■ズバリ、狩野舞子との交際は?元バレーボール選手・狩野舞子との熱愛が、このところ囁かれ続けている大谷。そこで、大谷本人に代わって彼の父親にズバリ狩野との交際について聞いてみると、「どうなんでしょう?噂ばかりが先行していて……。今は野球に打ち込んでいるから。先行きはどうなるかわからないけれど……」記者を煙に巻いた父だったが、息子の誠実さについてはハッキリ太鼓判を押す。「いつか結婚しても“ゲス不倫”みたいなことはしないでしょう(苦笑)。幸い、ウチの家系は女グセが悪いとか、酒に溺れるようなことは全然ないですからね」大谷も酒はたしなむ程度。「この家も建てて30年近くたったから屋根と外壁、内装をリフォームはしましたけど、翔平がリフォーム代を払ったわけじゃないですよ(笑)。私も家族も大きな家に住みたいとは思いませんし。家族に車もプレゼントしてくれましたが、全部、賞品でいただいた車ですし。私のと(彼の)姉の車はオールスターのときのだったかな?兄の車も何かの副賞ですよ」超がつくスーパースターになっても、ショウヘイは翔平のままだった。
2021年07月12日大谷翔平選手メジャーリーグでホームランを連発し、大活躍中の大谷翔平選手(ロサンゼルス・エンゼルス所属)。彼が花巻東高校から、ドラフト1位で指名され、日本ハムファイターズに入団したのは2013年のこと。その年。はじめてプロ野球のキャンプに参加した際、たった1冊だけ、キャンプ地に持って行った単行本があります。それはいったいどんな本だったのか?なぜ、その1冊だったのか?■無名の会社員が書いた本が選ばれた理由大谷選手がキャンプのお供に選んだのは、『壁を越えられないときに教えてくれる一流の人のすごい考え方』という、非常に長い題名の本です。書名からすると、一見、自己啓発書かビジネス書のようですが、中身はその中間のような内容。例えば、イチローやマザー・テレサなど、有名人や歴史上の人物のエピソードをクイズにアレンジして、人生のヒントにしてもらう……と、そんな本です。発売されたのは、’12年の9月。大谷選手がドラフト会議で日ハムに指名されたのが同年の10月25日ですから、ちょうど1か月前の発売ということになります。出版社は、健康に関する本などで数々のベストセラーを生み出している株式会社アスコム。そして著者は……。自分で言うのは、恥ずかしい限りなのですが、実は私なのです。しかも、私にとっては初めての本で、この本を出したときは、まだ、クイズ番組に出演したことがあるだけの「無名の会社員」でした。そんな自分のデビュー本を、あの大谷選手が、プロ入りして最初のキャンプに持ち込む唯一の本として選んでくださったのは、私にとっては奇跡的な出来事です。すでに自分の著書でも自慢……ではなくご報告をさせていただきましたし、SNSでも書かせていただいていますが、今回は、最近の大谷選手の大活躍に刺激され、恥ずかしながら、なぜ大谷選手がその1冊をキャンプへ持っていってくれたのか。その真相についてお話をしたいと思います。実は、私のその本を読んでくださった女性スポーツライターの方が、日ハムのキャンプに参加する直前の大谷選手に「面白い本があるよ、読んでみたら」と手渡してくれたのがきっかけでした。その女性は、東北地方のアマチュア野球やプロ野球を取材されているライターで、大谷選手とは以前からずっと知り合いだったのです。では、どうして私は、大谷選手がキャンプに本を持参してくれたことを知ることができたのか?それは、そのライターさんから、アスコム社に手紙が届いたおかげでした。手紙の中身は、簡単に言うと「私はスポーツ記事のライターをしています。出版社の許可も得ずに大谷選手に本を渡してしまったところ、それが新聞記事になってしまい、申し訳ありませんでした」と、そんな内容。えっ?新聞記事に?ライターさんは恐縮していましたが、こちらとしては、嬉しいことこの上ない話です。逆に「ありがとうございます!」と返事をしました。そんなわけで、大谷選手がキャンプに持ち込んだ本の件は、’13年1月31日の『スポーツ報知』に記事がデカデカと掲載されました。大タイトルは、『イチロードクター中松矢沢永吉赤塚不二夫夏目漱石江頭2:50から学び大谷超一流』小タイトルは、『考え方紹介の本持ち込むきょう沖縄入り』そして中身は……。《日本ハムのドラフト1位・大谷翔平投手(18)=花巻東=が“一流イムズ”を取り入れ、超一流への道を歩む。キャンプ地・沖縄入りを翌日に控えた30日、必須アイテムとして単行本『壁を越えられないときに教えてくれる一流の人のすごい考え方』(西沢泰生著、アスコム)=写真=を持ち込む考えを明かした。》という出だし。記事中には、大谷選手の言葉も載っていて、「1冊、持っていきます。一流の人の本です。あっちで読みたいです」と。本についてのくだりは「キャンプ中での自由時間に読むつもりで、一流を目指す黄金ルーキーが、偉人の教えを学び取る考えだ」と結ばれ、本の表紙もバッチリ掲載!実はこの本、発売日に朝の情報番組で紹介されて、いきなりドカンと売れた過去があるのですが、この記事が出た日は、その発売日と同様に、ネットでの売れ筋本ランキングの順位がドーンと跳ね上がり、著者としては、ありがたい限りでした。それにしても、いくら「黄金ルーキー」と呼ばれていたとはいえ、メジャーリーグのファンたちが熱狂し、オールスターゲームに史上初めて二刀流で出場するほどの大選手になろうとは……。新聞記事が出た当時の私は、「大谷選手、ぜひ頑張ってプロ野球で活躍してほしい!」なんて、本気で応援していました。今となっては、懐かしくも恥ずかしい思い出です。■大谷翔平選手へ伝えたいこと読書家の大谷選手のことですから、私の本を読んだことなど、もう忘れてしまっていることでしょう。でも、これからプロ野球を背負って立つ偉大な選手が、プロ入り後の初キャンプに自分のデビュー本を1冊だけ持っていってくれたというのは、私にとっては名誉以外の何ものでもありません。大谷選手に本を渡してくれたライターさん(その後、何度かお会いしています)と、それを律儀にキャンプに持っていってくれた大谷選手には、感謝の気持ちでいっぱいです。最後に、大谷選手へ「本のおまけ」として、もうひとつ、先人の名言を。《汝(なんじ)は、汝の道をゆけ そして人々にはその言うにまかせよ》(ダンテ 『神曲』より)「自分が信じる道を行きなさい。言いたいやつには言わせておけばいい」という意味です。野球ファンの1人として、今後のプロ野球の未来を担う大谷選手に伝えたいのは、ぜひ、周囲の声に影響されることなく、二刀流を続けてほしいということ。投打のどちらかの調子が悪くなったり、故障したりすると、必ず「大谷は投打のどちらかに専念すべき」と言い出す専門家が出てくると思うので、ぜひ、無視してほしい。もし、無理やり二刀流をやめさせようとする監督が就任したら、球団にトレードを申し入れて、理解のあるチームへ移ってでも、自分の意志を貫いてほしいと思います。私が言うまでもなく、大谷選手自身がそう考えていると思うので、余計なお世話ですが……。そして、「どうか故障することなく、シーズンを過ごしてほしい」と願うばかりです。(文/西沢 泰生)【著者PROFILE】にしざわ・やすお◎作家・ライター・出版プロデューサー。子どものころからの読書好き。『アタック25』『クイズタイムショック』などのクイズ番組に出演し優勝。『第10回アメリカ横断ウルトラクイズ』ではニューヨークまで進み準優勝を果たす。就職後は約20年間、社内報の編集を担当。その間、社長秘書も兼任。現在は作家として独立。主な著書:『壁を越えられないときに教えてくれる一流の人のすごい考え方』(アスコム)/『伝説のクイズ王も驚いた予想を超えてくる雑学の本』(三笠書房)/『コーヒーと楽しむ 心が「ホッと」温まる50の物語』(PHP文庫)ほか。
2021年07月11日大谷翔平選手ビッグフライ!オオタニサーン!!大谷翔平の勢いが止まらない!ロサンゼルス・エンゼルスの大谷選手は7月5日(現地時間7月4日)、ボルチモア・オリオールズ戦に2番DHで先発出場すると第2打席にホームランを放ち、松井秀喜氏が持つメジャーリーグでの日本人選手のシーズン最多記録31本に並んだのだ。「アンビリーバブル!信じられないのがまだオールスター前ということ。投手も兼任する“二刀流”だけに、シーズン終盤まで調子を維持するのは簡単ではありませんが、メジャー初の日本人ホームラン王の夢を見てしまいますね。コロナ禍で何かと暗いニュースが多い中で、彼の日々の活躍は多くの日本人に夢と希望を与えていることでしょう」(スポーツ紙記者)これまで松井氏をはじめ、日本から多くのホームランバッターが渡米するも、長距離打者の壁はなかなか超えられない現実があった。では、なぜ大谷選手はホームランを量産できるのか。野球専門誌のライターは「日本人離れした規格外のパワーがあってこそ」と語る。「彼が日本ハムファイターズでプレーしていた時、度肝を抜かれたのが試合前のバッティング練習でした。特に東京ドームでの“柵越え”は圧巻で、バックスクリーンどころかスコアボードのはるか上、ドーム天井に届きそうな打球を連発していたのです。同僚だった中田翔選手が“次元が違う”とこぼしていたのが印象的でした。そんな大谷選手はメジャーに移籍して3年目、特に今季は明らかに身体が一回りも二回りも大きくなっています。天性のバネに加え、筋力トレーニングを強化したことで、メジャーでもトップクラスのパワーを手に入れたのでしょう」しかも、メジャーリーグでは今シーズンから反発係数の少ない“飛ばないボール”を使用しているため、リーグ全体の打率は下がり、そしてホームラン数も減少傾向にあるという。その中での大谷選手の信じられない打棒というワケだ。■あれはやっている、疑惑がそのためか、ネット上では“反則級”のパワーに対して《間違いなくやってますわ》《あれ、絶対にキメてる》などと“疑惑の目”が向けられている。もちろん、メジャーリーグのみならず、オリンピックを含めたスポーツ界でしばしば耳にする、筋肉増強剤などの「ドーピング」問題、ではない。「肉体改造やダイエットにも効果を発揮するとされるプロテインの話です(笑)。大谷選手がホームランを量産できているのは、彼がCM出演している『ザバス』のプロテインを“キメてる”からだ、と面白おかしくつぶやかれ続けるお祭り状態に。中には、あまりの活躍ぶりに“メジャーでザバス禁止になるのでは?”と心配する声も上がっています(笑)6月1日から流れている新CMでも、“私は、大谷翔平の筋肉です!”と筋肉がしゃべり出すようなアテレコ演出でインパクトも強く、すっかり“大谷選手イコール”のイメージが定着していますね」(ウェブメディア編集者)同商品のCMサイトを覗いてみると、ノースリーブのトレーニングウェアを着て、たくましい上腕を露出してウェイトトレーニングに打ち込む大谷選手の姿があった。広告内のインタビューでは《将来、世界一の選手になるんだと思って練習やトレーニングの後には必ず飲んでいました》と、同ブランドのプロテインを爽やかに飲む姿も。確かに現在も“やって”いそうだ。■メジャー級のパワーの秘密『ザバス』を取り扱う株式会社明治の商品担当者によると、大谷選手は花巻東高校時代から愛飲しているようで、現在も同社の栄養サポートを受けながら、トレーニングに取り入れているという。そして今年の大活躍ぶりに、「大谷選手は、2015年から『ザバス』の契約アスリートとして、プロモーションにご協力くださっています。今シーズンの活躍で、さらなる注目が集まっており、より多くの方に認知して頂いていると考えております」と、その相乗効果に期待する。では、プロテインを摂取しただけで、大谷選手のようなメジャー級の肉体とパワーを得ることができるのだろうか。「プロテインは、たんぱく質などの足りない栄養を効率よく補うための食品です。ただ飲むだけで、カラダが強くなるということはありません。まずは、適切なトレーニングに加えて、バランスの良い食事。たんぱく質が不足する場合にプロテインを活用することで、なりたいカラダに近づけると考えております」(前出・明治商品担当者)残念ながら、ただプロテインを飲むだけで大谷選手のようになれるわけではなさそうだ。「当然ですよ」と苦笑いする、前出の野球専門誌のライター。「休み明けに“何をしていたの?”と大谷選手に聞けば、平然と“暇だったんでトレーニングしてました”と返ってくる。ほとんどのプロが、“家族や恋人と過ごした”“温泉に行った”などと野球から離れてのんびりと過ごすのに、彼は“どうしたら野球がもっと上手くなれるか”を四六時中考えて努力している。いまでも野球少年のような純粋な心を持ち続けているのがすごいんですよ」目標だった“世界一の選手”、メジャーでのホームラン王獲得に日々近づいている。
2021年07月06日現在放送中のドラマ『恋はDeepに』(日本テレビ系)に出演している大谷亮平さん。『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の風見涼太や、連続テレビ小説『まんぷく』の小野塚真一など、優しい人の役が印象的な大谷さんが今回演じているのは、綾野剛さん演じる蓮田倫太郎と対立する実兄の蓮田光太郎です。今回の役への向き合い方や、現在の心境について話を伺いました。「悪役に挑戦」という意識はない——ドラマ『恋はDeepに』への出演は新鮮に感じられたそうですね。大谷亮平さん(以下、大谷):はい。ラブコメのようなジャンルに出演する機会が少なく、わりとシリアスな作品が多かったので、新鮮でした。——大谷さんが演じる光太郎は、倫太郎にとって敵対関係にあります。これまで “いい人”の役の印象が強かったので、“ヒール”な役も新鮮でした。大谷:ありがとうございます。ただ、自分では光太郎のことを“悪いやつ”だと思っていなくて、特別に悪く見せようともしていないんです。これまでの放送分(編集部註:インタビュー時は5話まで放送)では弟の行動を邪魔するようなポジションなので、そう見えるかもしれないのですが、光太郎は光太郎の人生を生きているだけなんですよね。——光太郎の人生を生きているだけ。大谷:そうです。自分が信じる道、自分のやり方を貫き通した結果、見る人にとっては悪く見えるかもしれない。そんな感じです。僕は彼の行動には人間味があるなと感じていて。光太郎はずっと会社や仕事のことを第一に考えてきました。むしろそれしか選択肢がないと思っていた。そこに自分にとって脅威となるかもしれない存在が現れたら、正しいかどうかは別として、相手より先に成功を手にしようと焦ったり、邪魔をしてしまったりするのは人間ならば考えられる行動だと思います。仕事で切羽詰まったときや、とあるシチュエーションではそうなっていくこともあるよね、と。だから僕は光太郎を単純な“悪い人”にはしたくなくて、彼なりの生き方、考え方に思いを馳せながら演じました。細部にまで情熱を持つふたりとの共演——綾野さん、石原さんとの共演はいかがでしたか?大谷:おふたりに共通していると感じたのは、作品にかける熱量です。言葉にすると、一見当たり前なのですが……。近くで見ていて、細部に込める思い、魂のようなものをとても感じました。主演なので、僕らよりもずっと出番があって、何シーンも撮るのですが、このシーンはパッと終わるだろうという場面にもこだわる。なんとなくでは済ませない人たちなんです。ふたりの熱量を受けて、僕自身も引き出されていく感覚がありました。特に綾野さんとは、バチバチするようなシーンが多かったので、気持ちを受け取って、返して……というやりとりが面白かったです。綾野さんが演じると倫太郎はこんなふうに怒って、こんなふうにぶつかってくるんだって。芝居では怒るとか叫ぶという表現がよくあるのですが、人によってアプローチが全然違うんですよ。誰がキャッチするかによっても、全く違うものになります。そこがこの仕事の楽しいところで、やりがいだと僕は思っているんです。失敗が糧になるとはわかっているけれど…——著書の『日本人俳優』や過去のインタビューなどを拝見するとたびたび「自信がない」とおっしゃっていて、意外な感じがしました。今年は大河ドラマ『青天を衝け』にも出演されましたよね。何か「自信」に関して変化はありましたか?大谷:意外ですか?(笑)——韓国でのキャリアもありますし、日本に拠点を移してからも多くの話題作に出演されているので、外側から見ると順調なステップアップなのかな、と。大谷:自信は今もないですよ。周りに「こうだよ」「ああだよ」と言われると、そうなのかな?と流されてしまうことも多いですし。その結果、自分の直感を信じるべきだったなと思うことも多いです。失敗することだって怖いし……。だけど、今になって思うのは「若いときにもっと恥をかいておけばよかった」ということ。失敗してこなかったことを後悔しているんです。——たとえば、どのような失敗が必要だったと思いますか?大谷:仕事に関しては、演技で複数のプランが浮かんでも、安全なほうを選択してきたことがすごく歯がゆいです。ちょっとリスクを負ってでも挑戦を選んでいれば、その経験が自分のものになって、引き出しがもっと増えたのではないかと。恥をかくことを恐れて“セオリーどおり”にしてきたので、そこから外れたときどうなるのかイメージできないんですよ。蓄えがある感じがしない……というのが厄介だなと今はとても感じています。——それは、今からでも遅くないのでは?大谷:そうですね。でもやっぱり、年齢を重ねるほど失敗ってしづらいし、周りのことも意識してしまうし。いざその状況におかれるとなかなか……。自分のそういうところがイヤなんですけどね(苦笑)。——たしかに、失敗はしなくて済むならしたくないです。人に励まされても勇気が出ないというか。大谷:「大丈夫だよ」「自信持って」と言われても、結局は本人の問題なので。勇気を出すには「今それを引き受けないと、また10年後に後悔するぞ」と自分で自分に打ち勝っていくしかないのかな、と思います。■作品情報日本テレビ系水曜ドラマ『恋はDeepに』毎週水曜よる10時放送中(スタイリスト:伊藤 省吾(sitor)、ヘアメイク:堤 紗也香)(取材・文:安次富陽子、撮影:宇高尚弘)
2021年06月09日大谷翔平との交際説が囁かれたカマラニ・ドゥン(インスタグラムより)「ビッグフライ!オオタニスゥアン!」米・大リーグで本塁打王争いの最前線に立つエンゼルスの大谷翔平投手。打って投げてとその勢いはとどまることを知らない。規格外の能力はメディアでも「野球マンガのキャラクター」と形容されているほどである。その非現実ぶりはプレーに限ったことではなく、“内面”にも同じことがいえよう。甘いルックスでありながら野球一筋、高みに到達するために日々たゆまぬ自己研鑽を続けるストイックぶり。かと思えば、チームメイトからも愛され、ファンにも神対応をみせる。絶対にモテるはずなのに浮いた話は聞こえてこない。つまり、マンガの人なのだ。彼の成績が上向きになればなるほど、世間から聞こえてくるのは「大谷は誰と結婚するのか」の声である。ことプロ野球選手にはさまざまな面で妻のサポートが必要だと考えられているというのもあるだろう──。■栗山監督の“束縛”《たぶん、積極的にアプローチします。相手の出方を待ったりするタイプではないです》これは、女性誌『anan(アンアン)』のインタビューで“女性を好きになったら”と問われたときに大谷が出した回答だ。「積極的にアプローチする」としながらも、これまで決定的な熱愛報道はなかった。野球に打ち込みすぎて恋愛などしている暇がないのかもしれないが、理由はほかにもあったと考えられそうだ。それは、周囲が彼に干渉しすぎていたこと。色恋で道を踏み外さないようにと、とことん神経を尖らせてきた経緯がみてとれる。プロ1年目からメジャーに旅立つまで、“親代わり”として育ててきた日本ハムの栗山英樹監督は、“二刀流”ゆえにケアも2倍必要な大谷に対して特別な制限を設けていたと明かしている。《外出する時には、誰と行くのか、全部教えろ、と。特に北海道は、少し活躍するとすぐにスター扱いされてしまう。つい「ちょっとススキノ行くぞ!」となりがちなんです。(中略)外出相手をすべて僕に報告となればみんな誘いにくくなる。僕に誰とどこに行っているか把握されているので、相手も翔平に門限を破らせにくくなるんです》(『週刊新潮』2018年)目を丸くするような過保護ぶりというか、もはや束縛に近いものすら感じる。チームメイトとの関係がこじれなかったか心配になるくらいだ。遊び盛りのヤンチャ選手ならグレてしまいそうなものだが、大谷は違った。本人がインタビューで発していた一流の自制心を引用したい。《べつにディスコに行ってみようかなとか思わないです。(中略)こうやってチヤホヤされる世界ですし、王様になったら終わりの世界なんで、なかなか体験できないですよね》(『カドカワ』2017年)■牽制される女子アナたち栗山監督の監視とそれに呼応する大谷。この師弟関係がいわゆる「大谷と恋愛」を遠ざけてきた要因のひとつであることは間違いないだろう。栗山監督は「クリスマスイブにもひとりでバッティング練習に打ち込んでいた」と『新潮』に嬉々として綴っている。単に“スポ根”という言葉では括りきれない鬼気迫る何かがそこにはある。もうひとつ。“悪い虫が寄り付かないように”と牽制する存在があった。それは大手マスコミだ。振り返れば、スポーツ紙や週刊誌は常に忍びよる(?)女性の影について過剰反応を示してきた背景がある。たとえば、かつて噂になったバレーボールの狩野舞子についても「同じブレスレットをつけていた」「大谷の試合を観戦していた」というだけの理由で双方の親に直撃取材を敢行した。ほかにも、野球選手と近いポジションにあった女性たちにも厳しく目を光らせていたことがわかる。以下に挙げるのはあくまで一例。《大谷を“狙っている”のは「女子アナ軍団」にほかならない。過去にはカトパンこと加藤綾子アナ(32才)が大谷を取材時、「好みのタイプは?」「結婚は?」などプライベートな質問をしたり、テレビ朝日の宇賀なつみアナ(31才)が胸の谷間を強調した服装で大谷に挨拶をして話題となった》(『女性セブン』2018年)いかにも女性誌らしい切り口だが、とにかく文面から伝わってくるのは女子アナへの敵対視ではないか。インタビュー取材をしただけで叩かれるなら、女子アナとて「触らぬ大谷に祟りなし」と不用意な行動を避けるようになった側面もあるだろう。“メディアの抑止力”はこんなかたちでも働くのか。栗山監督による「守り」とマスコミの「攻め」。日ハム時代の大谷の周囲が“親衛隊”化してしまったのはむろん、彼が国宝級の野球選手であるからにほかならない。──現在は怪我もなく絶好調。ホームラン王争いの真っ只中にあって、前年までとくらべて現地の様子がより伝えられるようになった。すると、あることに気づかされる。外国人女性が仕掛けるアプローチの凄まじさだ。■外国人女性の積極性例は枚挙にいとまがない。週刊誌にはスポーツ専門の放送局に所属する美人リポーターのアレックス・カリーが球団関係者やメディア関係者に対して、「大谷を紹介してほしい」とお願いしてまわっていると報じられた。テレビ中継にはエンゼルスのユニホームを着た女性が「hey SHOHEI 私とデートしませんか。DATE? My# 私の電話番号→」と書かれたボードを掲げているのが映し出される。現地のファンがアップしたと思しきYouTube動画には、次の打席に備えて素振りをしている彼に、超至近距離で飛び跳ねながら嬌声をあげている様子も。動画のタイトルは『目撃!大谷翔平を狙うギャルたち』ときた。浮かびあがってくるのは、日本人女性のガツガツとはくらべものにならない積極性である。アイドル目線で彼を追っていた方々は今後、パワーヒッター揃いのL.A.女子たちを抑えられるかに注目するのも面白いかもしれない。無菌室で育てられたがゆえの恋愛免疫のなさがどう転ぶか……見ものである。ちなみに現地のゴシップメディアもすでに大谷の熱愛を追いかけているようで、ハワイ出身のソフトボール選手、カマラニ・ドゥン選手との熱愛疑惑について書いているメディアを発見。一緒に写っている写真が彼女のインスタグラムに掲載されたことから噂が広まったらしいが、よくよく記事内容を和訳してみると、《噂をクリアするために、私たちはカマラニ・ドゥンの社会的プロフィールを追跡した。するとドゥンは8年以上付き合っているボーイフレンドと至福の関係にあることがわかった》(『Bae Magazine』)8年越しの彼氏がいたことがわかったって堂々とされても……あまりに根も葉もなさすぎるだろう。大谷のスクープが出るのはまだ先になりそうだが、栗山監督の心中やいかに。〈皿乃まる美・コラムニスト〉
2021年05月29日