(山形県三川町「天然モクズガニ」) 故郷や応援したい地方に寄付ができるふるさと納税は、実質自己負担2,000円で税金対策になり、返礼品をもらえるとあって活用しないと損!とはいえ、’17年4月に総務省が豪華な返礼品を控えるよう“お達し”を出したことで、返礼品の還元率が寄付額の3割以下に制限され、パソコンや自転車などの高額商品、金銭類似性が高い商品券やプリペイドカードなどがNGに。 「確かに一部で変更はありましたが、より使いやすく、魅力は依然高まっています。昨年4月から大きく変わったのは、自治体側が税金の使い道をより明確にするようになったこと。返礼品もこれまでのようにお得感だけでなく、地域の魅力をアピールするものを増やしたり、寄付者目線になっていたりするんです」 そう教えてくれたのは、日本最大級のふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を企画運営するトラストバンクの宗形深さんと田中絵里香さん。’08年4月にふるさと納税がスタートして、ちょうど10年。 返礼品の還元率が3割以下に制限されてから、“お得感”が減ったかといえば、実はそうでもないらしい。その地域では安くても、都会では手に入れにくかったり、高くついたりするものは送料を考えても、ネットで買うより断然お得だという。 年末に駆け込みで申し込む人も多いふるさと納税だが、人気の返礼品は品切れになっていることも多い。一年を通して“いつ”“何を”申し込むのが“お得”かを、あらかじめ知って、計画を立てておきたいところ。そこで、7月~12月までの狙い目とオススメの“豪華返礼品”を紹介! ■7月の狙い目は「冷たいスイーツ」 アイスクリームなど、冷たいスイーツが狙い目。意外と知られていない“ご当地スイーツ”を探す楽しみも。下半期に向けて返礼品を入れ替える自治体もある。 オススメ:北海道豊富町「とよとみ牛乳ソフトクリーム」寄付金額・1万円以上。 ■8月の狙い目は「秋のフルーツ先行予約」 秋の収穫に向けて、巨峰やサンシャインマスカット(9~11月ごろ配送)、りんご(9~11月ごろ配送)、柿(9~10月ごろ配送)など予約が増える。8月末ごろからチェックしておこう。 オススメ:栃木県栃木市「栃木市岩舟産巨峰2kg」寄付金額・1万2,000円以上。 ■9月の狙い目は「新米」 北海道から九州まで全国的に新米が登場。期間限定や数量限定のものも多いので、小まめに確認を。還元率も高く、スーパーで買うと重いお米が送られてくるのもうれしい。 オススメ:新潟県魚沼市「魚沼産コシヒカリ特別栽培米5kg」寄付金額・1万円以上。 ■10月の狙い目は「感謝券」 レジャーに使える感謝券をチェック。返礼品の中には、地元のよさを知ってもらおうと、温泉、宿泊施設やスポーツ体験、歴史散策ツアーなどのチケットも豊富。 オススメ:神奈川県湯河原町「湯河原温泉ふるさと納税宿泊ギフト券」寄付金額・3万円以上。 ■11月の狙い目は「リッチ商品」 年末の駆け込み前に、返礼品の追加が増えてくる。まだ余裕があるので、お歳暮やクリスマスディナー用の豪華返礼品や高級おせちの予約などを、じっくりと。 オススメ:山形県三川町「天然モズクガニ(生きたまま発送)」寄付金額・1万円以上。 ■12月の狙い目は「鍋セット、おせち」 寄付率が最も高い月で、返礼品が続々と追加される。集まりが多い時期だけに、鍋セットやおせちなどが見逃せない。ただし、すぐに売り切れる返礼品も多いので注意。 オススメ:高知県奈半利町「キンメダイの鍋セット」寄付金額・1万円以上。 行楽シーズン前には、地域を訪れて土地の魅力を知る「体験型」の返礼品に注目が集まるそう。実用的な感謝券は、旅行シーズンに使えるタイミングで申し込みを。
2018年01月17日「1万円で15キロもらえたお米が10キロになったり、お肉の量が減ってしまったりしたこともあって、それまで頼んだことのなかった北海道のアイスクリームを選んだら、量は多いし、びっくりするほどおいしかった!魅力的な返礼品はまだまだあるんですね」 こう驚くのは、5年間ふるさと納税を続けている東京都在住の主婦・中塚幸代さん(46)。故郷や応援したい地方に寄付ができるふるさと納税は、実質自己負担2,000円で税金対策になり、返礼品をもらえるとあって活用しないと損!とはいえ、’17年4月に総務省が豪華な返礼品を控えるよう“お達し”を出したことで、返礼品の還元率が寄付額の3割以下に制限され、パソコンや自転車などの高額商品、金銭類似性が高い商品券やプリペイドカードなどがNGに。 「確かに一部で変更はありましたが、より使いやすく、魅力は依然高まっています。昨年4月から大きく変わったのは、自治体側が税金の使い道をより明確にするようになったこと。返礼品もこれまでのようにお得感だけでなく、地域の魅力をアピールするものを増やしたり、寄付者目線になっていたりするんです」 そう教えてくれたのは、日本最大級のふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を企画運営するトラストバンクの宗形深さんと田中絵里香さん。’08年4月にふるさと納税がスタートして、ちょうど10年。 返礼品の還元率が3割以下に制限されてから、“お得感”が減ったかといえば、実はそうでもないらしい。冒頭の中塚さんは「その地域では安くても、都会では手に入れにくかったり、高くついたりするものって多いですよね。送料を考えても、ネットで買うより断然お得です」と、返礼品の魅力を語る。 つい還元率やボリュームばかりを気にして、返礼品を選びがちだが、“地域流通品”や希少価値のある“名産品”が、直接、送られてくるのは、確かにかなりお得! 「全国流通に乗らないブランド米やフルーツが、地域の魅力を伝えるための返礼品として、数多く出ています。また、その地域まで出かけないと食べられない郷土料理が、加工されて返礼品となっていることも。『なかなか手に入らないものを見つける楽しさにハマった』という声を、最近よく聞くようになりました」(田中さん) 「魚が丸ごと届いてもさばけず困った」「量が多すぎて使いづらかった」といった寄付者からの声を反映するべく、自治体側も工夫を重ねている。小分けタイプやレシピ付きなど、使いやすい返礼品が増加中なのが、その証しだ。 「岩手県北上市には野菜セットにシールを付けたユニークな返礼品があります。これは『子どもたちに野菜を好きになってほしい』という地域の生産者の思いから。ふるさと納税を通して、生産者は直接メッセージを届けられる。作っている人の思いも一緒に受け取れるのが、返礼品の魅力となっています」(宗形さん)
2018年01月17日ふるさと納税の仕組みを徹底的に調査。調べていくうえで「なるほど」と思った情報をまとめてみました。すぐに利用できるおすすめポータルサイトも併せてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。節約やお得情報を紹介するメディアで多く取り上げられ、ふるさと納税はママたちの間でも話題となっています。「こんな豪華な返礼品がもらえた~!」という話を聞くと、ちょっとやってみようかな…と気になりますよね。倹約家の賢いママがやっているイメージで、わたしもそうなりたい、いつか利用してみたいと常々思っていました。でも、メリットばかりがクローズアップされて肝心な仕組みがイマイチわからず、これまでなかなか踏み切れずにいたのです。ふるさと納税とは?そもそもふるさと納税とは、生まれ故郷はもちろん全国の応援したい自治体に寄付金を送ることができる制度です。ふるさと納税を受けた自治体は、その寄付金を地域の取り組みに活用。その感謝の気持ちとして、寄付してくれた人に地元の名産品やサービスなどが「お礼品」として送られる仕組みになっています。ふるさと納税の仕組みと計算法ふるさと納税で支払ったお金は法律上「寄付金」として取り扱われるため、その寄付額に応じて所得税や住民税といった税金が控除されるというのが実は最大のメリットです。寄付額は、以下のような内訳となります。「寄付額=控除額+2,000円」例えばある自治体に10,000円寄付し、その自治体が扱っているお礼品から「黒毛和牛ロースステーキ200g×2枚」を選ぶとしましょう。一見、「ステーキ2枚で10,000円ってこと?」と思ってしまいますが、実質の自己負担額は2,000円で、残りの8,000円はその年の所得税の還付と、翌年度の個人住民税から控除を受けられます。つまり、たった2,000円の負担で寄付した自治体からお礼の品が届き、本来支払うべき税金も安くなるというわけです。ただし、所得税控除の対象となるふるさと納税額は、総所得金額の40%が上限。住民税控除の場合は30%が上限と定められています。具体的な限度額を知りたい場合は、総務省のふるさと納税サイトにある、「全額控除されるふるさと納税額(年間上限)の目安」という項目でチェックすることができます。ちなみに、ご自身の控除上限限度額以内であれば、寄付先の数や金額に上限はありません。ふるさと納税の申し込みはいつまで?1月1日から12月31日まで、年間を通していつでも申込みが可能です。1年の所得に対して税の軽減を受けられるため、毎年1~12月を一区切りに申し込むことができます。基本的にその年の寄付金として処理できるのは、受領証明書に記載されている入金受領日が同年の12月31日までのものとなります。1月1日からは、また翌年の寄付金扱いになります。手続きはとってもカンタンふるさと納税の手順としては、まず寄付する自治体を選びます。選ぶ際はのちほどご紹介するサイトを利用すると便利です。お礼品や応援したい地域などから寄付先を決め、申し込み手続きへ。すると後日自治体から「お礼品」と「寄付金受領証明書」が届くといった流れです。そして忘れてはならないのが、税金の控除申請。控除を受けるためには「確定申告」または「ワンストップ特例」のいずれかの手続きを行なう必要があります。確定申告の際は「寄付金受領証明書」の提出が求められるため、大切に保管しておきましょう。ふるさと納税サイトを比較!では、実際にふるさと納税の寄付先はどうやって選べばよいのでしょうか?ここでは、選ぶ際にぜひ利用したいおすすめポータルサイトをピックアップしてみました。■ ふるり(PR) 地域密着型サイト。お礼品がメインではなく、自治体の特色や取り組みの発信に力を入れています。子育て政策や自然保護などさまざまなジャンルのプロジェクトを検索でき、共感したものに寄付できるといった仕組みです。税金を納める意味を考えさせられ、ふるさと納税の本質に沿った寄付ができるメリットがあります。定番の高級肉はもちろん、群馬県富岡市の「シルク化粧品セット」や滋賀県高島市の郷土食「鮒寿司」など、地域限定アイテムを多く取り扱っています。 ふるりの詳細はこちら(PR) ■ 楽天ふるさと納税 楽天ポイントを寄付額に充当できるだけでなく、通常のショッピングと同様に楽天ポイントが貯まる仕組み。楽天市場のシステムをベースにしているため、手厚い配送サービスで快適にやりとりできます。取り扱いジャンルが豊富で、買い物感覚で選べる点も魅力です。人気の品は、宮崎県の黒毛和牛や豚肉セット、北海道のいくら詰め合わせなど。10,000円~20,000円の価格帯がランキング上位を占めています。 楽天ふるさと納税の詳細はこちら ■ さとふる 取り扱いジャンルが豊富で、お礼品の発送が早い点が特徴。品ごとにレビュー一覧があり、リアルな評価を参考にして選べるのも大きな魅力です。ジャンルごとに特集が組まれていたり、豪華賞品が当たるキャンペーンが開催されていたりと楽しい要素がたっぷり詰まったサイトです。評判が高いのが、体験型タイプ。地域の特色を活かした工芸品制作プランや、地元グルメを満喫できる旅行プランなど、さまざまな体験ができるお礼品が揃っています。中には十二単着付け体験、ダイビングライセンス取得プランなど珍しいものも! さとふるの詳細はこちら ■ ふるさとチョイス 自治体網羅率100%で、他サイトを圧倒する情報量の多さを誇ります。お礼品の数も群を抜いており、データの充実度としてはNo.1といえるでしょう。随時「災害支援プロジェクト」を行なっており、被災自治体をリストで紹介しているため、寄付先を選びやすいといったメリットもあります。人気の品は、佐賀県の黒毛和牛や滋賀県の近江牛といった肉類。中には東京都墨田区の「東京スカイツリーの展望デッキでランチ」などユニークなお礼品もあります。 ふるさとチョイスの詳細はこちら メリットばかりではない?魅力的な名産品がもらえたり、税金が控除されたりとメリットの多いふるさと納税。自治体によっては、寄付金の使い道を寄付した人が指定できるところもあります。教育・福祉・文化財の保護などから役に立ちたいジャンルを選べるため、社会貢献への大きな実感につながるでしょう。ただし、最適な寄付額の計算が少々複雑な点が残念なところ。年間所得が確定する前の寄付になるため、予想で寄付額を決める必要があるのです。上限を超えて寄付してしまうと、超えた分はすべて自己負担額となり損をしてしまいます。また、税金控除手続きも面倒に感じる人が多く、「ちょっとややこしい」要素がいくつかある点に注意です。とはいえ、実はそう難しく考える必要はありません。年間収入の目安や家族構成をもとに最適な寄付額を算出できれば、あとはお得な要素ばかり。むしろ、得られる恩恵を考慮すると「ふるさと納税を利用していない家庭は損」といっても過言ではないでしょう。地域やふるさとをサポートすることの大切さふるさと納税にはメリットがたくさんあり、節約にひと役買ってくれるお得な制度です。しかも、経済的なメリットだけではありません。生まれ故郷へ寄付することで、地域の活性化に貢献できることはもちろん、子どもに自分の「ふるさと」を教えるきっかけにもなります。また、地域をサポートすることの大切さを見直すことができるでしょう。我が家もついにふるさと納税デビュー! 今回は悩みに悩んで定番の「お米」をチョイスしましたが、次回は「野菜セット」にする予定です。採れたての特産野菜に触れたり食べたりしながら、子どもたちとプラスαの話ができたらいいなと思っています。ぜひふるさと納税を通じて、家族で地域やふるさとの魅力を語り合ってみてはいかがでしょうか。 ふるさと納税しないと損? 仕組みとお得なポイントまとめふるさと納税まとめ記事はこちら>>
2017年12月26日ふるさと納税という制度、きっと1度は耳にしたことがあると思うけど、やったことはありますか?今回は働く女性のみなさんにふるさと納税の実施率を調査。満足度や、1番良かった返礼品を聞いてみました。やったことが無い人も、この結果を見たらやりたくなるかも!?ふるさと納税、したことある?したことがある64%したことがない36%ふるさと納税の返礼品に、満足してる?※シティリビングWeb読者を対象としたWeb調査調査期間:2017/9/20〜10/10有効回答数:187人1番満足度が高かった返礼品は果物。 64%の人が経験済のふるさと納税、みんなの意見は?64%の人が「したことがある」と答えたふるさと納税。「知っていますか?」の質問には98%の人が知っていると回答し、認知度と実施度の高さがうかがえました。「1番満足度が高かった返礼品は?」の質問には、1位が果物で2位がお米、3位が肉。特に果物ではモモが人気で、次いでメロン、ブドウという結果に。また、「とても満足している」と「満足している」を足すと96%と、満足度がとても高かったのも印象的でした。やったことが無い人のコメントでは、「面倒そう」や「やり方がよくわからない」というコメントが目立ちましたが、こんなに満足度が高いなら、やってみる価値はあるかも?「やってもいいかな」と思うけど、なんだか面倒くさそうでやっていない…(みーこ/31歳)地方の新鮮な野菜や魚が食べられるし、地方の活性化につながればいいと思います。できれば東北や宮崎、大分、熊本など震災・災害があった地域に納税したいと思います(ももりん/47歳)去年はしたが、寄付金が偏ってしまって特に都市部が困っていて子育て(保育園増設)に影響があると知って、今年はどうしようか迷っている(のりひら/41歳)なによりも「お得感」が魅力ですが、さらに、今まで知らなかった土地に親近感を覚えたり、ネットショップを利用してみようという気持ちになったりするので、息の長い地域振興策になれば良いと思います(T/41歳)節税できて返礼品ももらえて良さそうなのですが…いまいち節税効果がわからない。また、どこを選べばよいのかもわからずでやっていません(よち/43歳)お得で大好きです。返礼品が豪華すぎると批判があるけど、豪華ではなくてもいいからその土地の自慢の品を紹介する場として使ってほしい。ふるさと納税をきっかけにお取り寄せグルメしたり、旅行先の候補にしたりと知らない土地のことを知っていける気がする(きのこのこのこ/31歳)今年からは条件によっては確定申告しなくても良くなったと思うけど、以前やったときに税務署の方に少額すぎる申告で苦笑されました(ボブ姉/42歳)返礼品を探すのも楽しいし、いただくのはもっとうれしい。けれど自分の住んでいる区では、昨年ふるさと納税0件と聞いて、やはり税金は根拠のある(たとえば生まれ育った地、学生時代を過ごした地、転勤で行った地など)に納めるべきだと思いました(ゆきんこ/34歳)返礼品をもらうために始めたのですが、税金の仕組みや確定申告についても勉強する機会になって良かったと思う(M/44歳)できるだけ所縁のある市町村や、災害にあわれて復興を目指している市町村などに寄付しています。最初は返礼品が目的だったときもありますが、今は何をもらうかよりもその市町村がどのような考え方をしているか見極めて、選んでいます(ニュームーン/36歳)返礼品にお米がいいなあとネットで見ていて、人口3500人ほどのある村を知りました。村長さんのコメントに感動して、ふるさと納税しました。こういう出会いが本来の形なのかもと思いました(みっちぇる♪/38歳)編集部VOICE「だって、面倒そう…」という理由でまだ未経験です。みなさんのコメントを参考に、今年こそチャレンジ!ふるさと納税の返礼品に、満足してる?他のランキングもCHECKするふるさと納税の返礼品に、満足してる?とても満足している54%満足している42%普通3%そのほか1%ふるさと納税、したことある?他のランキングもCHECKする調査期間:2017/9/20〜10/10有効回答数:120人
2017年10月24日「ふるさと納税」の寄付金が届いた町がいま一体どのようになっているのか――?女優・北乃きい、「おかずクラブ」、コウケンテツ、森崎博之(「TEAM NACS」)の4組が4つの町を訪れリポートする番組「希望の海・夢の大地我ら北海道・ふるさと納税 探検隊」がTBSにて放送。その中で料理研究家のコウケンテツさんが、オリジナルレシピを考案し、レシピ検索サイト「クックパッド」に掲載して町を応援する。HBC北海道放送が制作した本番組では、日本全国から集まった「ふるさと納税」が、過疎化が進む北海道のマチでどのように活かされているのかを伝えていく。地域の人々の生き生き輝く営みを通して、「ふるさと納税」の本当の意味が見えてくる…。「おかずクラブ」のオカリナとゆいPの2人は、廃校の危機に立たされた母校を守るため、生徒が育てた羊の肉でハムやソーセージなど作ってふるさと納税の返礼品とした、日本最北の農業高校「遠別(えんべつ)農業高校」を訪問し、高校生たちの思いに触れる。また北乃さんは、「日本一子育てしやすいマチ」を宣言した十勝平野の北部にある上士幌町(かみしほろちょう)を訪れ、さらに帯広市の隣町・芽室町(めむろちょう)を、演劇ユニット「TEAM NACS」のリーダー・森崎さんがリポートする。そして中でも注目なのが、料理研究家のコウケンテツさんが担当した増毛町。ここは日本有数のエビのまち。今回は、そんな増毛町のふるさと納税返礼品を使ったオリジナルレシピを考案!番組ではそのレシピを人気レシピ検索サイト「クックパッド」に掲載し、町を応援する。かつて高倉健主演の映画『駅 STATION』の舞台にもなった増毛町だが、現在は過疎化が進み、昨年には鉄道が廃線になるなど大きな岐路に立たされている。そんな中、全国から集まる「ふるさと納税」は、地方創生の“カギ”のひとつに。「町おこしの役に立ちたい」と町民たちが生み出した返礼品は、日本でも有数の漁場とされる増毛の近海で獲れた甘エビをはじめ、日本酒や地元農家手作りの漬物など、いまでは50種類以上に及んでいるという。「クックパッド」に掲載中のレシピは、増毛町の人気の返礼品である旨味たっぷりの甘エビと、春雨を使った簡単料理。甘エビの旨みを十分に吸った春雨の食感がたまらない逸品だ。さらにこのほかにもう1品、コウケンテツさんがロケの際に作った、タコを使ったポテトサラダのレシピも掲載中となっている。「希望の海・夢の大地我ら北海道・ふるさと納税 探検隊」は8月5日(土)16時~TBS系全国ネットで放送。(cinemacafe.net)
2017年08月04日地域の特産や情報を案内し、かつ地域の事業者の商品を販売するフェリシモの『日本全国WEBの駅』では7月25日(火)と8月6日(日)の土用の丑の日に合わせて、「国産!こだわりのウナギ特集」を7月中旬より公開しています。1989年に産声をあげた泰正養鰻のウナギ1989年に産声をあげた泰正養鰻は、大自然豊かな鹿児島大隅半島にある家族経営の小さな養鰻場です。豊富な湧水に恵まれ、豊かな自然環境を活かした養鰻を創業以来続けています。鰻の成長によって独自の餌を使い分け、出荷するまで薬を使わない完全無投薬にこだわりを持って、我が子を育てるように愛情を込めた鰻だそうです。[鹿児島県大崎町]泰正の無投薬で育てた『S級』鰻1セット7,301円(+8%7,885円)セット内容/鰻蒲焼(170g~195g)×2尾、タレ2袋付き賞味期限/製造日より冷凍90日※ご注文いただいた日から1~2週間で商品をお届けします。※天候や交通の状況でお届けの運送便に影響が出る場合があります。(製造加工:日本)発送元:有限会社泰正養鰻事業者名(販売元):フェリシモ商品の詳細とお申し込みすべて手焼きの千歳鰻の白焼・蒲焼千歳鰻の白焼・蒲焼はすべて手焼きされています。鰻といってもそれぞれ大きさや厚さは違うため、均一な焼き方では素材のよさを活かしきれません。そこで、手焼きで「一尾一尾」、最適な焼き加減で脂を落としすぎないよう、ふっくら焼き上げます。こうすることで、素材のよさを活かしたおいしい白焼・蒲焼が生まれるのです。「一尾一尾、焼き加減を変える!」それが千歳鰻の自信の源です。一尾一尾、丁寧に手焼きされた千歳鰻自慢の白焼・蒲焼。鰻の大きさにもびっくり![鹿児島県大崎町]鹿児島県大隅産千歳鰻の白焼・蒲焼・鰻焼肝セット1セット9,398円(+8%10,149円)セット内容/白焼:200g以上×1尾、蒲焼:200g以上×1尾、焼肝50g×3パック(タレ味)、タレ:約60ml×2個賞味期限/製造日より冷凍90日※ご注文いただいた日から1~2週間で商品をお届けします。※天候や交通の状況でお届けの運送便に影響が出る場合があります。(製造加工:日本)発送元:千歳鰻事業者名(販売元):フェリシモ商品の詳細とお申し込み特集ページうなぎの生産量が鹿児島県が日本一って知ってましたか?<大崎町のウナギ大解剖>ウナギ図鑑Part1ウナギが還るまち大崎町「土用の丑の日って?」「おいしいウナギが育つために必要なことは?」答えはこちらウナギ図鑑Part2ウナギが食卓にのぼるまで「おいしいうなぎはどこからやってくる?」「おいしいうなぎはどうやって作られる?」答えはこちら「国産!こだわりのウナギ特集」フェリシモ『日本全国WEBの駅』についてフェリシモ『日本全国WEBの駅』は地域の魅力的な産品を紹介・販売するサイトです。昨年の12月より埼玉県深谷市と鹿児島県大崎町の産品から試験的に立ち上げられ、6月1日から本格的にスタートしました。「ふるさと納税」をきっかけに商品を購入した後も、フェリシモ『日本全国WEBの駅』でなら、リピート購入や継続購入も可能となります。また、当サイトでは、商品情報に加えて、地域情報の案内も充実しており、事業者を対象とした販売促進に加え、地域の活性化向上や、生活者と地域のつながりを作るお手伝いなど、自治体を対象としたサービスも行っています。フェリシモ『日本全国WEBの駅』商品のご注文・お問い合わせ0120-055-820(通話料無料)0570-005-820(通話料お客さま負担)(受付時間:月曜~金曜/午前9時00分~午後5時)※携帯電話など「0120」を利用できない場合は、「0570」で始まる番号をお使いください。※お客さまからのお電話は、ご注文の内容を確認・記録するために録音させていただいております。※「0570」通話料は20秒につき10円(税別)かかります。※PHS・一部のIP電話ではご利用できない場合があります。
2017年07月27日加熱する各自治体間の返礼品合戦に、総務省が「待った!」をかけたのも記憶に新しいふるさと納税。その一方で、ふるさと納税を“町おこし”の絶好の機会と捉え、熱い思いで取り組む“役場の星”たちがいる−−。 「私たちが提供する返礼品には、ほかの自治体にはない厳しい基準があります。寄付金を集めることだけが目的ならば、海のない天童市でもタラバガニを返礼品にすることができます(笑)。しかし私たちの目的は市のブランド力を上げていくこと。返礼品は“町の顔”ですから、これからも質にこだわっていきます」 さくらんぼや桃、ラ・フランスなどのフルーツの返礼品で人気を集める山形県天童市。ふるさと納税を担当する沼澤賢次さん(37)が、こう語る。’15年度には32億円の寄付を集めて全国3位になった天童市。人口6万人ほどの小さな市では、ふるさと納税によって毎年10億〜12億円ほど財源が増えている。 「自分の商品を返礼品として扱ってほしいという事業者はたくさんいますが、私どもでは本社が市内にあり、通販の実績があるなど厳しい要件があります。電化製品を作っている工場があっても天童市に本社がなければ、家電を返礼品にはしません。また天童市らしくない返礼品もNG。原材料、製造、販売の3つのうち2つ以上が市内で行われていることが条件です。寄付者の方に市を好きになってもらうことが大事なので“天童らしいもの”に限定しています」(沼澤さん) 天童市がふるさと納税を始めたのは’14年から。当初目標にしていた寄付金額は年間100万円。ところが開始初日で目標金額を達成。初年度に集まった寄付金は7億8,000万円!沼澤さんは、そこでふるさと納税が持つ可能性を予感したという。 「全国から天童市のものが欲しいという声が届いたことで、市民が故郷に対してプライドを持てるようになりました。衰退産業でもある農業や伝統工芸に光を当てられたことも大きい。返礼品を提供する生産者にとっては、収入に直接つながり、売り上げを伸ばすチャンスにもなるのです」(沼澤さん) 奇抜な返礼品で勝負しなくても、ふるさと納税には計り知れない潜在力があるようだ。 「男性の名前で寄付をいただいていても、返礼品を選んでいるのは、実は奥さまなど女性が多いという実感がありました。地方の活性化には女性の力は欠かせません。そのために女子の心をつかむような返礼品をそろえていきたい」 そう話すのは、新潟県柏崎市でふるさと納税を担当する今井由衣さん(29)。’08年にふるさと納税を始めた柏崎市だが、寄付は思うように増えなかった。そこで昨年度から返礼品のメニューに、30代女性をターゲットに絞ったものをそろえる“プロジェクト”を開始。8人の20〜30代の市職員らが「女子チーム」を結成。彼女たちのアイデアにより、’16年度は前年度よりも寄付件数が約2倍に。寄付金額も5,000万円を超えた。 これまで寄付者は40〜60代の男性からが圧倒的だったが、女性目線を取り入れたことで変化が生まれた。 「返礼品には男性目線で選ばれる、お肉やお酒が多いのですが、一度だけの関係になってしまうことが少なくありません。そこで、返礼品の食材を使った料理を紹介するパンフレットをつけたり、美や健康をキーワードにした返礼品(型染め柄の和紙で作られた特殊加工の化粧ポーチと名刺入れの『門出和紙女子力セット』など)を心がけたりしています。そんな女子力がある返礼品だと、お問い合わせがあったり、ほかの特産品にも関心を持ってもらえたり、ご縁につながることが多いのです。また、私も女性を意識した市内の特産物を探すことで、新たな町の魅力を見つけることがあり、それを楽しんでいます」(今井さん) 肉や酒、米などの定番の返礼品だけでなく、“女子力を上げる”返礼品が地方を変えるかもしれない。
2017年07月12日加熱する各自治体間の返礼品合戦に、総務省が「待った!」をかけたのも記憶に新しいふるさと納税。その一方で、ふるさと納税を“町おこし”の絶好の機会と捉え、熱い思いで取り組む“役場の星”がいる−−。 「平戸市に住んでいる、お菓子作りが趣味だった30代の主婦は、ふるさと納税を原資に市が実施した起業塾で学び、事業補助金でスイーツアトリエを開業。今では返礼品用のスイーツも提供しています。そんな若い人たちが増え、町に活気が戻っています」 そう話すのは、長崎県平戸市の黒瀬啓介さん(36)。海に囲まれた人口3万人ほどの平戸市を一躍有名にしたのは、’14年度にふるさと納税で14億円の寄付を集めて日本一になったこと。’15年度も26億円集めるなど、全国トップクラスをキープする、その立役者が黒瀬さんだ。 「地方が元気にならないと、日本には未来がないと考えています。そのためには、ふるさと納税で地域をどう活性化させるか、ということがとても大事。この制度は“自治体が儲かる”というレベルではなく、日本全体に関係しています。小さな町から日本を変えられるのです」(黒瀬さん・以下同) 黒瀬さんが、ふるさと納税に関わるようになったのは4年前。当時の平戸市には明るいニュースがなかったという。 「人口がどんどん減り続けていくなか、地元で商売をしている人は現状維持がやっと。未来をあきらめてしまう生産者もたくさんいました。でも、ふるさと納税で日本一になったことで、町に無関心だった市民に誇りと自信が生まれました。つまりゼロが1になった。ゼロにいくらかけてもゼロですが、1になったことで可能性が無限に広がったのです。平戸だからこそできるチャレンジがいろんなところで生まれています」 黒瀬さんがこれからのふるさと納税について語る。 「この制度は永遠ではありません。今は返礼品が地場産業の活性化の起爆剤になっていますが、そこに依存しているだけでは生き残れません。ふるさと納税をきっかけにして、市内の生産者や事業者が、商品やブランドを磨き上げることが重要です。ふるさと納税は地方自治体が試されている制度でもあるのです」
2017年07月12日加熱する各自治体間の返礼品合戦に、総務省が「待った!」をかけたのも記憶に新しいふるさと納税。その一方で、ふるさと納税を“町おこし”の絶好の機会と捉え、熱い思いで取り組む“役場の星”たちがいる−−。 「正直、“安定”が公務員を選んだ理由のひとつでした。でも、ふるさと納税を担当するようになり、仕事に対する意識が大きく変わりました」 そう語るのは、愛知県碧南市の伊藤桃子さん(24)。名古屋から40キロ圏内にある港町・碧南市。役所に勤めて3年になる伊藤さんは、入庁後、ふるさと納税を担当する課に配属になったという。 「本当は子育て関連の仕事をしたかったので、ふるさと納税について、まったく知識がありませんでした。でも担当してからすぐに、“あしながおじさん”のような存在が現れたんです」(伊藤さん) 碧南市の返礼品には、寄付金100万円以上で「へきなん満喫スペシャル」という市内の遊園地を貸し切りできるプランがある。ある男性が寄付をして得た遊園地を貸し切りできる権利を使い、児童養護施設の子どもたちを招いたのだ。 「本来は社員旅行などに使ってもらうプランですが、こんな利用法があるんだと驚きました。しかも、善意の連鎖が続き、翌年以降もほかの方から寄付をいただいて、3回も児童養護施設の子どもたちを招待できたのです。遊園地で笑顔を見せる80人ほどの子どもたちを見て、自分だけでなく、多くの人を巻き込むことができる、ふるさと納税に魅力を感じました」(伊藤さん) 現在は、市内の生産者や企業を回って返礼品の収集に力を注いでいる伊藤さん。毎日が驚きの連続だという。 「私は碧南市の隣の市の出身で、碧南に日本最古のみりんの醸造元があるなんて知りませんでした。しかも地元の人は、このみりんを調味料としてだけでなく、バニラアイスにかけたりして楽しんでいます。そんな素晴らしい特産品を若さと女性の感覚でどんどん見つけていきたいです」(伊藤さん) ふるさと納税を新しい“販売ルート”にして、町の活性化を成功させたのが、人口1万4,000人ほどの鹿児島県大崎町。全国的に注目されるようになったのは、’14年度に約1,000万円だった寄付金が、1年間で約27億円になったことから。それを成し遂げたのが市の職員である竹原静史さん(41)だ。 「税収が一気に増えたことで、私の給料も上がっただろうといわれますが、5,000円だけ(笑)。それより町に元気が出てきたことがうれしい」(竹原さん) 高齢化による福祉医療費の増大、公共施設建設による借金の返済などで財政難だった町を救った方法とは−−。 「返礼品には審査基準が厳しいイメージがありますが、大崎町はハードルが低い。それは地元の事業者に、ふるさと納税を販路拡大のツールとして使ってもらいたかったから。通常、生産者と消費者の間には中間業者が入りますが、ふるさと納税はいわば“直販”。ダイレクトにつながることができます。お客さんの厳しい意見や喜びの声を聞く機会がなかった生産者にとって、重要な機会でもある。生産意欲を高めたり、責任感が生まれ、生産者の育成にもつながるのです」(竹原さん) 税収が増えただけでなく、さまざまな相乗効果が町に表れているという。 「多くの寄付を集める町ということで、県外から視察ツアーが組まれ、それをサポートするボランティアも立ち上がっています。地元の女性たちは返礼品をつくる食品加工グループを結成し、食堂までオープンしました。閉塞感が漂っていた町民たちが『何かしてみよう』と動きだした効果が、着実に出ているのです」(竹原さん)
2017年07月12日大阪府池田市はふるさと納税の返礼品として、池田城跡公園のやぐらを貸切にして8月19日(土)に開催される「第69回猪名川花火大会」が観覧できるプランを立ち上げ、話題となっている。「第69回猪名川花火大会」観覧プランこれは、総務省がふるさと納税の返礼割合を3割以下にするよう求めたことにより、各地方団体で返礼品見直し検討が相次ぐ中で生まれたプラン。寄付金100万円(1口限定)で20名まで入場可、飲み物と食事付だ。また少人数向けに、寄付金25000円(100口限定)で猪名川河川敷特設会場にて花火大会を観覧できるプランもあり。こちらは別会場で食事の後、招待席付近までバスで送迎してもらえるもの。迫力あるスターマインや打ち上げ花火など約4000発が今年も猪名川河川敷で打ち上げられる予定。毎年多くの人でごった返す猪名川花火大会だが、今年はふるさと納税で優雅に観覧してみませんか?受付は6月22日(木)より、チケットぴあWEBサイトにて。
2017年06月22日GW期間中にあたる、2017年5月3日(水・祝)~5月7日(日)までの5日間、東京・日比谷公園にて、ふるさとを応援する祭典「ふるさと応援祭2017 in 日比谷公園」が開催。日本各地のカルチャー、エンタメ、グルメが大集合し、都会の真ん中でふるさと愛に浸れるイベントです。「ふるさと応援祭2017」とは?「ふるさと応援祭」は、それぞれのふるさとに思いを馳せ、ふるさと愛に満ちた祭典になることを目指すイベントです。世界中の「カルチャー」、「エンタメ」、「グルメ」が東京に集まり、みんなでふるさとを応援することが目的となっています。注目ポイントをチェック!●「カルチャー」「カルチャー」では、人気のキャラクターやふるさと応援企画などの展示とライブが多数開催。キャラクター、コスプレ、映像上映、オリンピック・パラリンピック応援の展示など、観て、感じて、ふるさとを応援するカルチャー空間となっています●プリキュアオールスターズ“プリキュアオールスターズ”が日比谷公園に登場。“うちやえゆか”ソングステージも開催されます。●戦國のアルカディア松本零士が新たに放つ、各地の戦国武将が、「ふるさと応援祭2017」で初お披露目です。●ZUMBA世界185か国、1.400万人以上が毎週レッスンを受講している大人気のダンスフィットネスプログラムを楽しめます。●「エンタメ」アイドルから本格的バンドまで、魅力のステージが目白押し。アイドル、イケメン、阿波踊り、チアリーディングなど、歌とダンスのエンターテイメント空間が繰り広げられますよ。●未来音楽祭〜ミライ・フェスイケメン総動員の人気イベント「ミニコレ」やFresh!!で放送中「今夜はアナタの番組」とコラボレーション。3日間で約100組のアイドルLIVEと近年再ブーム到来の大規模チェキ会を展開します。日本のポップカルチャーを体感&エンジョイしてくださいね。●野音IDOL FESTIVALブレイク直前の男女のアイドルユニットを無料で観覧。LINELIVEでの生放送も決定しています。さらに、ステージ終了後はブースでのコミュニケーションタイムも用意。お気に入りのアイドルとお近づきになれるかもしれませんよ。●ヘルプマークミュージックエイド外見からは分からなくても援助や配慮を必要としている方のマークである「ヘルプマーク」普及を応援する音楽ライブステージです。●「グルメ」厳選された、ふるさと食材にこだわった約50店舗が集結。フレンチ、イタリアン、和食、スイーツまで、食べて、飲んで大満足のグルメ空間となっています。●シェ大竹東京最高のレストランに選ばれた名店が初出店します。限定数の絶品料理を堪能してください。●石垣牛石垣島八重山郡内で生産・育成された純粋の黒毛和種の雌牛生産者直送の絶品肉料理を安価に堪能できますよ。●マルコパスタ世界パスタ大会を2度優勝し、20年間トップに君臨したマルコの絶品料理が登場します。東京にいながら、様々な地方のカルチャー、エンタメ、グルメを楽しめる「ふるさと応援祭2017」は、GWのお出かけにもぴったり。ぜひ足を運んでみてくださいね。イベント詳細イベント名:ふるさと応援祭2017場所:日比谷公園 小音楽堂、大噴水前広場、第二花壇住所: 東京都千代田区日比谷公園開催期間:2017年5月3日(水・祝)~5月7日(日)開催時間:10:00~22:00 予定(最終日20:00まで)入場料:無料(会場内での飲食は有料)公式サイト:
2017年05月01日好きな自治体を選び寄付(納税)することで、その地域の特産品などを返礼品としてもらえるとあって人気の「ふるさと納税」−−だが、ここにきて異変が! 事の発端は、総務省が4月1日付で、ふるさと納税の「返礼品は寄付額の3割以下」と“お達し”を出したこと。さらに、贈らないようにするものとして、次の返礼品が記載されていた。 「プリペードカード」「商品券」「電子マネー」「ポイント」「マイル」「通信料金」、さらに資産性が高い「電気・電子機器」「家具」「貴金属」「宝飾品」「時計」「カメラ」「ゴルフ用品」「楽器」「自転車」が名指しされている。 電化製品やギフト券を多く取り扱う大手ポータブルサイト『ふるなび』の広報は、今後のふるさと納税制度について、次のように推測する。 「全国的に見直しを検討する流れになっています。ただ、今回の通知で“高額返礼品合戦”が下火になったとしても、各自治体が工夫を凝らし、特産品や限定品といった、より地域の特性に特化した、魅力的な返礼品が増えていくのではないでしょうか」 そんな中止される可能性の高い返礼品も、今ならまだ間に合うかも。そこで、今がラストチャンスの高額返礼品を紹介! ■山形県米沢市・還元率約5.7割 寄付金額180,000円。返礼品「NEC LAVIE Direct NS(e)【’17年春モデル】15.6型液晶搭載のスタンダードノートパソコン」(102,800円相当)。 ■長野県飯山市・還元率約5.8割 寄付金額50,000円。返礼品「iiyama製28型フルHD液晶ディスプレイ」(約29,000円相当)。 ■群馬県草津町・還元率5割 寄付金額の半額の「くさつ温泉感謝券」(草津町内300以上の温泉宿泊施設、飲食店や土産店などで使用可能)。 ■静岡県焼津市・還元率7割 寄付金額10,000円。返礼品「ボイルずわいがに脚1.3kg(5〜7肩)」(7,000円相当)。 ■島根県浜田市・還元率約4.5割 寄付金額20,000円。返礼品「のどぐろ一夜干し(特大・約240g×4枚)」(約9,000円相当)。 ■福岡県久留米市・還元率約5.5割 寄付金額80,000円。返礼品「自転車『カルクデラックス』(ブリヂストン)」(43,800円相当)。 ■佐賀県上峰町・還元率約4.8割 寄付金額10,000円。返礼品「“九州産”黒毛和牛切落しドカ盛り1,200g」(約4,800円相当)。 ■宮崎県都城市・還元率約6割 寄付金額10,000円。返礼品「都城産ひのひかり15kg(5kgパック×3)」(約6,000円相当)。 ※’17年4月14日現在、取り扱いのある返礼品を掲載。還元率および返礼品の値段は、すべて編集部調べ。
2017年04月24日「ふるさと納税」と呼ばれる制度をご存じでしょうか?この制度は税制を通じてふるさとに貢献するための制度であり、この制度をより利用しやすくするために平成27年には「ワンストップ特例制度」が新設されました。今回は、ふるさと納税に関する概要とワンストップ特例制度について解説していきます。■ふるさと納税の仕組みは?ワンストップ特例制度って何だろう?ふるさと納税は自治体への寄付に関する制度です。自治体に寄付をした場合に、この制度が適用されると税金の一部(所得税と住民税)が控除されます。対象となる金額は、自己負担額である2,000円を除いた寄付金額の全額です。例えば、あなたが自治体に対して50,000円の寄付をしたとしましょう。自己負担額は一律2,000円なので、ふるさと納税の対象は「50,000円-2,000円=48,000円」となります。この48,000円分の税金が、所得税と住民税から控除される仕組みです。では、ふるさと納税はどのような目的で整えられた制度なのでしょうか?ふるさと納税ができた背景には、日本の現代社会が大きく関係しています。現代の日本では、若年層が地方から都会へと移り住むケースが少なくありません。そうなると、地方出身の方は育った自治体に対して恩返しをすることが難しいため、その問題を解決するためにふるさと納税は制度として整えられました。ふるさと納税では、自分が生まれた街以外への寄付も対象とされています。そのため、学生時代に数年暮らした自治体や配偶者の故郷など、様々な自治体を積極的に応援しやすくなりました。ふるさと納税を通して寄付をした資金は、自治体ごとに少し異なります。各自治体が寄付金の使い道や考え方などをホームページで公表しているので、興味を持った方は一度確認してみてはいかがでしょうか?そのような情報を調べることで、応援したくなる自治体が見つかるかもしれません。【税制改革でふるさと納税はどう変わった?】平成27年の税制改革によって、ふるさと納税は以下の2点が変更されました。・ふるさと納税枠が拡大された・ワンストップ特例制度が新設されたふるさと納税枠は従来の2倍ほどに拡大され、控除対象となる金額が拡大されました。これにより、以前に比べて選んだ自治体をさらに応援しやすくなったと言えます。ワンストップ特例制度についても、ふるさと納税を利用しやすくなるために新設された制度と言えます。控除を受けるためには確定申告が必要になるケースが多いですが、この制度の新設により一定の条件を満たすことで確定申告は不要となりました。つまり、控除を受けるために余計な手間を発生させないための制度です。では、具体的にどのような条件を満たせば、確定申告が不要になるのでしょうか?主な条件としては以下の3つが挙げられます。・寄付をする自治体が5つ以下・サラリーマンなど、確定申告をする必要がない方・申告特例申請書を寄付をした自治体に提出した方上記の中で間違えやすいポイントとしては、寄付をする自治体の数です。ワンストップ特例制度は1年間の寄付が対象となりますが、同じ自治体に何回か寄付をした場合でも、寄付をした自治体は1つとして数えられます。■従来は確定申告が必要だった?ワンストップ特例制度が導入される前は、ふるさと納税には確定申告が必要でした。サラリーマンのように確定申告が必要ない方であっても、ふるさと納税で控除を受けるには確定申告で所定の手続きをする必要がありました具体的には、以下のような手順で控除申請が行われていました。【STEP1】証明書類を用意するふるさと納税を行うと、寄付したことを証明する書類が発行されます。自治体ごとに具体的な必要書類は異なりますが、多くの自治体では確定申告時にこの証明書類が必要です。【STEP2】確定申告書を作成する確定申告については、寄付をした翌年の3月15日までに行う必要がありました。それまでに確定申告書を作成し、税務署や役所などに提出をすることで控除の申請となります。本来確定申告をする必要がない方にとって、上記の手続きは面倒なものです。中には、この手続きによって「ふるさと納税を諦めた…」という方もいることでしょう。元々確定申告の必要がある方にとっては大きな手間ではありませんが、必要がないサラリーマンなどにとっては大きな手間と負担です。そこで導入されたのが、前述でもご紹介したワンストップ特例制度です。この制度の導入により手続きが簡略化され、上記の手続きをしなくても控除を受けられるようになりました。「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」を提出する必要はありますが、控除に必要なほかの書類や情報に関しては、この制度を利用することで自治体側がそろえてくれます。確定申告書を作成する場合と比べると、手間や負担を大きく抑えられる方法と言えるでしょう。では、このワンストップ特例制度が導入されたことで、ふるさと納税の実績はどのように変化したのでしょうか?平成27年度の実績を見ると、この制度が導入されたことで状況が変わったことが確認できます。・受入額は約1,653億円であり、前年の約4.3倍・受入件数は約726万件であり、前年の約3.8倍(総務省:ふるさと納税に関する現況調査結果)上記の結果を見ると、ふるさと納税の利用は今後ますます増加する可能性があると言えるでしょう。ワンストップ特例制度を活用することで、余計な手間を減らしつつ好きな自治体に貢献することができ、控除というメリットも得られます。興味を持った方は、一度好きな自治体への寄付を検討してみてはいかがでしょうか?■こんな場合には要注意!ワンストップ特例制度が適用されないケースがある?ワンストップ特例制度には条件が備わっているので、ふるさと納税をしたからと言って必ずしも利用できるわけではありません。では、実際にどのようなケースに該当すると、ワンストップ特例制度が適用されないのでしょうか?以下で詳しく見ていきましょう。【その1】確定申告が元々必要な方ふるさと納税をしなかったとしても、元々確定申告が必要な方は多く見られます。そのような方については、基本的にワンストップ特例制度が適用されることはありません。確定申告が元々必要な方としては、以下のケースなどが挙げられます。・年収が2,000万円を超えているサラリーマン・給与所得が一ヶ所ではなく、複数の企業などから給与が支払われている方・事業所得がある方・不動産所得がある方・副業や投資をしている方確定申告が必要な方は確定申告時に寄付の証明書類を用意しておき、ふるさと納税の控除申請をきちんと行うようにしましょう。【その2】寄付をした自治体の数が多い場合前述でご紹介しましたが、ワンストップ特例制度を利用するには寄付をする自治体を5つまでに抑えなくてはなりません。寄付をした自治体が6つを超えると、確定申告をしなければ寄付した金額は控除がされないので注意が必要です。【その3】その他の還付申告を伴う方ふるさと納税以外にも、還付申告が必要になる制度はいくつか見受けられます。そのような制度を利用する方は、確定申告をしなければふるさと納税の控除を受けることができません。還付申告が必要なほかの制度としては、医療費控除や住宅ローン控除などが挙げられるでしょう。なお、住宅ローン控除については2年目から確定申告が必要ないケースもあります。住宅ローン控除は複数年に及ぶケースが一般的ですが、2年目以降は年末調整で処理がされるので、サラリーマンの方などは確定申告をする必要がありません。ただし、1年目については確定申告が必ず必要になるので、ワンストップ特例制度は適用されないことを覚えておきましょう。■「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」提出後の注意点申告特例申請書を提出した場合であっても、以下のケースに該当する場合は確定申告が必要になる可能性があります。以下でご紹介するケースを確認し、自分が該当していないかをきちんと確かめた上で行動をするようにしましょう。【ケースその1】その年の年収が2,000万円を超えた場合ひとつの勤務先に勤めているサラリーマンであっても、年収が2,000万円を超えると年末調整の対象ではなくなります。つまり、翌年の3月に確定申告をする必要性が生じてくるので、ワンストップ特例制度が利用できません。昇給などにより年収が変化しそうな方は、2,000万円を超えないかどうか事前に確認しておくことが望ましいでしょう。【ケースその2】その年の途中から収入源が増えた場合その年の途中から収入源が増えた場合も、確定申告が必要になるので注意が必要です。雇用形態が変更になった方や、不労収入がある方などは特に意識しておきましょう。【ケースその3】急な病気やけがで多くの医療費がかかった場合急な病気やけがで医療費がかかると、医療費控除の対象に含まれることがあります。ふるさと納税の控除に加えてこの医療費控除も受けたい場合には、確定申告できちんと控除申請をしなければなりません。このようなケースで確定申告を怠ると、「ワンストップ特例制度は利用できるものの医療費控除は適用されなかった」といった状況に陥る可能性があるので注意してください。■ワンストップ特例制度の申し込みは?提出期限はある?ここまでワンストップ特例制度の概要についてご紹介してきましたが、そもそもこの制度を利用するためにはどのような手順で申し込むのでしょうか?以下では、ワンストップ特例制度の申し込み方をステップに分けて解説していきます。【STEP1】申告特例申請書を郵送してもらう前述でもご紹介しましたが、ワンストップ特例制度の申し込みには申告特例申請書が必要になります。しかし、この申告特例申請書は必ずしも郵送されるものではありません。ふるさと納税を希望する場合は、各自治体の払込取扱票に記載をした上で寄付を行います。この払込取扱票に申告特例申請書の欄があるので、必ず「申請書送付を希望する」の欄にチェックを入れるようにしましょう。この欄にチェックを入れることで、自治体から申告特例申請書が郵送されてきます。もしチェックを入れ忘れた場合、待っていても自宅に申請書が届かなかった場合などは、各自治体のホームページから申請書をダウンロードすることが可能です。【STEP2】申告特例申請書を提出する申告特例申請書を手に入れたら、案内などに従いながら必要事項を記入していきます。必要事項をすべて記入し終わったら、ふるさと納税で寄付をした自治体に返送をしましょう。【STEP3】受領されれば完了返送した申告特例申請書が自治体に受領されれば、申し込みは完了となります。申請にはある程度の時間がかかり、記入漏れがあるとさらに手間が発生してしまうので、ワンストップ特例制度の申し込みは早めに行うことが大切です。【2016年以降はマイナンバーも必要!】2016年以降からは申請時にマイナンバーの記載が必要になりました。申請書にマイナンバーの記入欄があるので、自分のマイナンバーを確認した上できちんと記入するようにしましょう。また、マイナンバーに加えて本人確認書類が必要になる点も忘れてはいけません。本人確認書類については、以下のものを用意しておきましょう。・個人番号カードを持っている場合個人番号カードの表面と裏面をそれぞれコピーしたものが必要です。・通知カードしか持っていない場合通知カードのコピーに加えて、顔写真が貼られている本人確認書類のコピーが必要です。具体的なものとしては、運転免許証やパスポートなどが挙げられます。・通知カードを無くしてしまった場合マイナンバーが記載されている住民票の写しに加えて、運転免許証やパスポートなどのコピーが必要です。ワンストップ特例制度の申請は1年中受け付けていますが、提出の期限があります。税金の計算は毎年1月~12月までの期間に基づき行われるので、申請書類の提出はふるさと納税をした翌年の1月10日までであり、この期日までに自治体に到着することが必要となります。この期限を過ぎてしまうと、ふるさと納税ワンストップ特例制度の適用を受けることができなくなるため注意してください。■まとめ今回は、ふるさと納税とワンストップ特例制度についてご紹介してきました。ワンストップ特例制度の開始により、サラリーマンでも利用しやすくなったふるさと納税。この機会に地方創生への想いも込めて、ふるさとへの恩返しやお世話になった地域への貢献の方法として、ふるさと納税を利用してみてはいかがでしょうか?
2017年04月18日・一発でガツンと大きくトクする! 家計を元気にする税金のイロハ ・贈与税の裏事情でトクをする!? 親もママも税金対策できる “住宅購入” のコツ ・住宅ローン控除を利用できる人、利用できない人 ・聞きづらい財産の話はどう話す? 30代で知らないと損をする「親の相続」問題点 ・教育資金はおトクに贈与してもらう! パパ・ママが「親のお金」をうまく生かす方法 の続きです税金の制度が大きく変化している中、ぜひガツンと大きな節約をしてもらいたいと考えた、本連載も最終回を迎える。最後は、税金の制度の中で、ママにとってはもっとも身近な税金、「ふるさと納税」と「医療費控除」の新制度について説明したい。これらは「家計を元気にする」おトクな節税の第一歩。この税金のおトクを知ることについて、税理士の湊 義和(みなと よしかず)さんは、「税金に親しむキッカケにしてみては?」と話す。■使わなかったら損! 「ふるさと納税」「ふるさと納税」とは、応援したい地方自治体へ寄付することによって、所得税が還付(戻ってくること)されたり、また住民税が軽減されたりする制度のこと。2015年度から、控除(本来支払う税金から差し引いて計算すること)の限度額が2倍になり、2015年4月1日以後の寄付から、確定申告が必要ない使い勝手の良い制度になった。Q. 年収500万円の夫が、K市に3万円のふるさと納税をしました。夫の税金はどうなりますか?A. 税金が2万8千円安くなります。(所得税率は20.42%、住民税は10%で試算)多くの人にとって興味があるのは「税金がいくら安くなるか?」であって、「税金が安くなるメカニズム」ではないだろう。ゆえに、 税金が安くなるメカニズム は、本記事の最後を参照してほしい。■「ふるさと納税ワンストップ制度」が使える人ふるさと納税で覚えておきたいのは、「ふるさと納税ワンストップ特例制度」だ。これは、2015年4月1日以後の「ふるさと納税」について、次の条件を満たした場合、確定申告不要になるという制度だ。ふるさと納税ワンストップ制度を利用した場合、自分が住んでいる市区町村の住民税が減額される。この場合は、所得税は、年末調整で計算が終わっているので、本来、確定申告をして所得税からも控除される分も含めて、住民税から減額となる。●ふるさと納税ワンストップ制度が使える人1)確定申告が不要である給与所得者であること(年末調整だけで済む人のこと)ちなみに、「医療費控除」で確定申告を行う場合には、「ワンストップ制度」は利用できない。すでに申請していても無効となるので、忘れずに確定申告で「寄付金控除」の対応を! 2)「ふるさと納税」をした県や市などへ確定申告不要制度を活用したい旨の申請を行うこと。3)その年の12月31日までに「ふるさと納税」をおこなった自治体の数が5か所以内であること。出典:『 家計を元気にする 税金活用術 「節税」から「活用」へ 』(湊 義和著/中央経済社刊) ■「医療費控除」の新しい制度がスタート!さて。本連載も、いよいよ最後の項目。今回は、税金のおトクとしてもっとも有名な医療費控除の新ニュースをお伝えしよう。2017年1月1日から、市販薬の購入についての新しい制度がスタートした。その名は、「セルフメディケーション税制」。セルフメディケーション税制とは、適切な健康への取り組みをしている人が、「対象の市販薬」を年間1万2000円以上購入した場合に、税金が安くなる制度だ。この制度を利用するには、定期健康診断を受けるなど、適切な自分管理が必要となる。また、対象とされる薬は、「バファリン®」など、誰もが購入する機会があるごく一般的な市販薬だ。「セルフメディケーション税制は、『自分の健康は、自分で守るという意識』の起爆剤になるかもしれませんよね」(湊さん)いままでは、医療費控除は、「最低額は10万円もしくは所得の5%を超えた場合」が対象。それが、たとえば、年間の医療費が10万円未満で医療費控除がダメでも、「対象の市販薬を年間1万2000円超で買った場合」には、セルフメディケーション税制が使える。この制度は、従来の医療費控除と選択制で、次の2つを満たしている時に利用できる。●セルフメディケーション税制を使うポイント1)特定健康診断、予防接種、定期健康診断、健康審査、がん検診を行っていること参考サイト:厚生労働省「 セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)について 」2)厚生労働省が定める市販薬を購入する参考サイト:厚生労働省「 セルフメディケーション税制対象医薬品 品目一覧(全体版) 」(PDF)■税金優遇の「要件」は、主婦が知っておくべき必須情報全6本に渡りお送りした「知っている人だけトクする税金術 2017」もこれで終わりだ。この連載を書きながら、「法律は、生き物のようだなぁ」と思った。たとえば、植物が自然と光の方向を向くように、法律も、日本が行くべき方向に向かって、どんどん変化していく。文中に何度も書いたけれども、税金の優遇を受けるためには、国が示す「要件」を満たしていないとならない。つまり、税金で家計を元気にするためには、主婦が、この「要件」を知っておく必要があるということだ。税金の知識は、家計を元気にするのに、「一発でガツンと効く」のだから、難しいと敬遠して知らないのはもったいない!「税法を毎年チェックしていくことで、私たち達が歩む道が見えてくるのではないか?」 そんな気持ちから本連載には、「2017」と付け加えることにした。今後も、定期的に「家計を元気にする」税法をチェックしていきたい。この記事は2017年1月の取材に基づいて書いています。■今回取材にご協力いただいた湊 義和さんの著書『 家計を元気にする 税金活用術 「節税」から「活用」へ 』湊 義和 / 中央経済社 ¥1,600(税別)湊 義和さんプロフィール中小企業を応援する政府系金融機関のサラリーマンから一念発起して税理士になった経歴の持主。とかく難解な税金の世界の水先案内人として、一般の方の税金相談から独立開業、二代目の事業承継などさまざまな相談に乗るのが生きがい。趣味は最近少し人気が回復してきたスキー。【プチ知識】ふるさと納税で税金が安くなるメカニズム年収500万円(※)の人が、30,000円のふるさと納税をした場合、28,000円の税金が安くなる。(※所得税率は20.42%、住民税は10%で試算)税金が安くなるメカニズムは、図にすると下記の如くになる。それぞれをみていこう。1)所得税所得税では、K市へのふるさと納税は、K市への寄付金として取り扱う。この場合、K市へ寄付した金額のうち2000円(A)を超える金額が所得から控除されるため、所得税としては、次の金額が軽減される。(30,000円 − 2,000円) × 20.42% = 5,718円(B)2)住民税住民税では、以下の2段階で、税金が軽減される。▼第1段階K市への寄付金のうち2,000円を超えた金額の10%が控除される。(30,000円 − 2,000円) × 10% = 2,800円(C)▼第2段階K市への寄付金のうち2,000円を超えた金額に以下の割合を掛けた金額が控除される。(30,000円 − 2,000円) × (1 − 所得税率 − 住民税率)ただし、夫の住民税所得割額の2割が上限だ。(30,000円 − 2,000円) × (1 − 20,42% − 10%) = 19,482円(D)
2017年04月15日「ふるさと納税」という言葉を耳にしたことはありませんか?このふるさと納税は、上手に利用すればサラリーマンでも節税対策をすることができる魅力的な制度と言えます。ただし、より効果的にふるさと納税を利用するためには、「ワンストップ特例制度」についても理解を深めておく必要があるでしょう。そこで今回は、ふるさと納税とワンストップ特例制度について解説していきます。■ふるさと納税はどんな制度?「ふるさと納税」と聞くと故郷に税金を納めるように聞こえますが、正しくは「ふるさと納税=自治体への寄付金」のことです。では、そんなふるさと納税はどのような目的があって整えられた制度なのでしょうか?現代では地方で生まれ育った子どもが、進学や就職を機に都会へ引っ越すケースが多く見られます。そのまま都会での生活に慣れて、都会で結婚をして長期間住み続けることも珍しくはありません。そうなると、その人は都会に対して地方税などを納めることになります。サービスに関しても都会のものを利用することになるでしょう。そのような方でも子どもの頃は、生まれ育った故郷のサービスを受けていたはずです。しかし、大人になってから都会へ移り住むことになると、故郷に対して税金を納めたりサービスの対価を支払ったりすることができません。これは自治体にとってはマイナス要因であり、本人にとっても「地元に貢献できない」といったデメリットが発生します。そこで整えられた制度がふるさと納税です。ふるさと納税では自分が選んだ地方自治体へ寄付をすることで、寄付をした金額の一部が税金控除の対象となります。所得税と住民税が安くなるので、この制度が整えられたことで積極的に寄付をしやすくなりました。寄付の対象となる自治体は自由に選べるので、生まれ育った自治体以外にも学生時代に過ごした街、自分の子どもが住んでいる街などに寄付をしても控除を受けることは可能です。ふるさと納税はこのような制度なので、「地方創生」という大きな役割も担っています。控除の対象となるのは自己負担額(2,000円)を除く寄付金の全額なので、人によっては節税対策としても活用できるでしょう。その上、自治体によってはふるさと納税をすることで、趣向を凝らした返礼品を受け取ることもできます。【寄付先は情報収集をしてから選んでみよう!】日本全国の自治体は、ふるさと納税に関する目的や寄付金の使い道などをホームページ上で公表しています。そのため、「寄付金が何に使われるか分からないから…」と悩む必要はありません。また、中にはふるさと納税を行う本人が、寄付金の使い道を選択できる自治体も見られます。そのような自治体を選べば、納得できる形で寄付をすることができるでしょう。ふるさと納税の寄付先は、情報収集をしてから選んでも遅くはありません。きちんと情報収集をしてから自治体を選べば、不本意な形で寄付をしてしまうことは防げるでしょう。■寄付金額の上限は?全額控除になるふるさと納税額の目安上記ではふるさと納税の概要をご紹介しましたが、必ずしも全額控除を受けられるわけではありません。例えば年間で50,000円の税金を納めている場合、それ以上の控除を受けることは難しいでしょう。納めた税額以上の控除を受けることは基本的にできないので、その点には注意が必要です。では、全額控除になる寄付金額は具体的にどれぐらいなのでしょうか?納税者の年収や家族構成により目安は異なりますが、以下ではいくつかのモデルケースをご紹介いたします。【その1】ふるさと納税を行うサラリーマンの給与収入が300万円の場合・独身または共働き夫婦では28,000円・共働きで高校生の子供が1人では19,000円・共働きで大学生の子供が1人では15,000円・共働きで大学生と高校生の子供2人では7,000円・配偶者に収入がなく高校生の子供が1人では19,000円・配偶者に収入がなく大学生の子供が1人では11,000円【その2】ふるさと納税を行うサラリーマンの給与収入が500万円の場合・独身または共働き夫婦では61,000円・共働きで高校生の子供が1人では49,000円・共働きで大学生の子供が1人では44,000円・共働きで大学生と高校生の子供2人では36,000円・配偶者に収入がなく高校生の子供が1人では49,000円・配偶者に収入がなく大学生の子供が1人では40,000円・配偶者に収入がなく大学生と高校生の子供2人では28,000円【その3】ふるさと納税を行うサラリーマンの給与収入が700万円の場合・独身または共働き夫婦では108,000円・共働きで高校生の子供が1人では86,000円・共働きで大学生の子供が1人では83,000円・共働きで大学生と高校生の子供2人では75,000円・配偶者に収入がなく高校生の子供が1人では86,000円・配偶者に収入がなく大学生の子供が1人では78,000円・配偶者に収入がなく大学生と高校生の子供2人では66,000円【その4】ふるさと納税を行うサラリーマンの給与収入が1,000万円の場合・独身または共働き夫婦では176,000円・共働きで高校生の子供が1人では166,000円・共働きで大学生の子供が1人では163,000円・共働きで大学生と高校生の子供2人では153,000円・配偶者に収入がなく高校生の子供が1人では166,000円・配偶者に収入がなく大学生の子供が1人では157,000円・配偶者に収入がなく大学生と高校生の子供2人では144,000円上記で紹介したモデルケースは、住宅ローン控除などほかの控除を受けていないサラリーマンの例です。年金収入だけの人や事業所得者、その他の控除を受けているサラリーマンの人などは上限額が異なる場合があるため注意してください。あくまでも目安としての年間上限額のため、実際の金額はお住まいの自治体に問い合わせることが大切です。■ふるさと納税の寄付金控除を受けるための手続きふるさと納税の寄付金控除は、原則として確定申告をしなければ受けられません。では、具体的にどのような手順で確定申告をすれば良いのでしょうか?以下で詳しく解説していきます。【STEP1】寄附金受領証明書を受け取るふるさと納税で寄付をすると、寄付先の自治体から「寄附金受領証明書」と呼ばれる書類が届きます。この書類は確定申告時に必要になるので、必ず無くさないように保管しておきましょう。自治体によっては、専用振込用紙の払込控が受領証になる場合もあります。【STEP2】受領証明書を添付して確定申告をする受領証明書を受け取ったら、確定申告書の指定された箇所にその証明書を貼り付けましょう。その後、確定申告書に必要事項を記入して提出をすれば手続きは完了です。この手続きにおいて注意するべきポイントは、確定申告の「期日」です。控除を受けたい場合には、寄付をした翌年の3月15日までに確定申告を行う必要があるので必ず忘れないようにしましょう。上記の手続きが完了すると、所得税と住民税が以下のように控除されます。・所得税…寄付をした年の所得税から還付される・住民税…寄付をした翌年6月以降分の税額が減額されるなお、国税庁が提供している「確定申告書等作成コーナー」を利用すれば、画面の案内に従って各項目を入力していくだけで簡単に確定申告書を作成できます。「確定申告書の作り方が分からない…」と悩んでいる方は、このようなサービスを積極的に活用してみましょう。確定申告書の提出については、お住まいの地域を管轄する税務署に郵送または持参するか、e-Tax(電子申告)を利用して申告する方法があります。ただし、e-Taxでの申告には事前の手続きが必要になるので注意してください。■ワンストップ特例制度によりサラリーマンは確定申告が不要になる場合も!上記ではふるさと納税による控除を受けるために、確定申告が必要になるとご紹介しました。しかし、実は一定の条件を満たすことで確定申告が不要になるケースがあります。それが「ワンストップ特例制度」と呼ばれる制度です。この制度が平成27年に新設されたことにより、多くの方がふるさと納税を利用しやすくなりました。平成27年から納税枠が約2倍に拡大されて、控除の範囲が広がった点も私たちにとっては嬉しいポイントです。例えば、元々確定申告をする必要がない方にとっては、確定申告の手間が増えることは負担です。「控除が少額なら行っても仕方ない…」と感じていた方も、中にはいるかもしれません。しかし、以下の条件を満たすサラリーマンの方であれば、ふるさと納税により寄付をしても確定申告なしで控除を受けられるようになりました。・ふるさと納税をした自治体が1年間に5つ以内の方・年収が2,000万円未満、副収入を得ていないなど、元々確定申告をする必要がない方上記の条件を満たしている方は、所定の手続きを済ませることでワンストップ特例制度が適用され、確定申告をしなくても控除対象になります。では、この制度の適用を受けるにはどのような手続きが必要になるのでしょうか?【ワンストップ特例制度で必要な手続き】ワンストップ特例制度の手続きでは、以下の書類が必要になります。・ワンストップ特例申請書(寄附金税額控除に係る申告特例申請書)・本人確認書類のコピーなど寄付をした自治体に対して、上記2つの書類を郵送することで手続きができます。なお、2017年3月現在ではマイナンバーの記載も必要になったので、マイナンバーが分かる書類もきちんと用意しておきましょう。この手続きを済ませると、自治体同士で納税者の情報が共有されて自動的に税金が減額されることになります。確定申告の手間を一気に省けるので、ふるさと納税を検討している方はワンストップ特例制度の利用も考えてみましょう。ただし、上記の申請を行った後に住所などが変更になった場合は、さらに手続きが必要になるので注意しておきましょう。このようなケースでは、寄付をした翌年の1月10日までに「申告特例申請事項変更届出書」を寄付先の自治体に提出をする必要があります。■ワンストップ特例制度の申し込み期限ふるさと納税のワンストップ特例制度は、1月~12月までいつでも申し込むことが可能です。ただし、所得税などの控除は1年単位で適用されるので、年をまたぐと前年分の申請ができなくなる可能性があります。寄付をする場合には、早めにワンストップ特例制度も申請しておきましょう。なお、年末に申請をする場合には特に注意が必要となります。申請から受領まではある程度の日数がかかりますし、自治体によっては12月の早い段階で受付を締め切ることもあります。各自治体で締め切りは異なるので、必ず寄付先の自治体に関する情報は事前に調べておきましょう。また、ふるさと納税の期限に関しても注意が必要です。受領証明書に記載されている受領日が12月31日を過ぎると、その年の控除申請ができなくなる恐れがあります。その場合は翌年分として扱われますが、節税対策としてふるさと納税の利用を検討している方は注意するべきポイントでしょう。なお、受領日の扱いは以下のように送金方法によって異なります。・クレジットカードの場合…決済が完了した日・銀行振り込みや払込取扱票による支払い…指定口座に支払いした日・現金書留…自治体が受領した日上記の送金方法による違いも意識しながら、ふるさと納税やワンストップ特例制度を上手に使いこなすようにしましょう。これらの制度を上手に活用すれば、節税対策をしながら社会貢献もできるはずです。■まとめ今回は確定申告不要でサラリーマンでも簡単に利用できる、ふるさと納税のワンストップ特例制度についてご紹介してきました。いかがでしたでしょうか?ふるさと納税のワンストップ特例制度を上手に利用すれば、サラリーマンでも節税対策をすることができます。また、ふるさと納税を通して故郷やお世話になった地域に貢献することもできます。今回ご紹介した内容を参考にして、みなさんもふるさと納税を利用してみてはいかがでしょうか?
2017年04月13日*画像はイメージです:月になり、確定申告のシーズンに突入しました。とはいえ多くの会社員にとっては会社が年末調整を行なってくれるため、確定申告なんて縁遠いものだと感じている方も多いのではないでしょうか。でもちょっと待ってください。実は今、会社員でも確定申告をするケースがあるということをご存知でしょうか? ■そもそも確定申告とは?まずはそもそも確定申告とはどういう制度かをおさらいしておきましょう。確定申告とは、簡単にいえば1年間の所得税額を確定させるために行う手続きのことを言います。会社員の方であれば毎月の給与額から一定の所得税が天引きされていることと思いますが、その天引き額がその人にとって適正な税額なのかどうかは「1年間(1月〜12月)全体」の所得額や各種控除などを確認する必要があるのですね。ただ、多くの一般の会社員の方はこの確認作業を「年末調整」として会社が個人の代わりに行なってくれているのです。 ■会社員での確定申告の必要性また、会社員であっても年収2,000万を超える場合や副業等の収入が20万を超える場合は確定申告の必要があります。ただ、多くの会社員にとって確定申告を行うのは税金の還付を受けるケースでしょう。例えばレーシック手術を受けるなどして医療費が年間10万円を超えるような場合や、初回の住宅ローン控除を受ける際には確定申告によって税金の還付を受けることができます。また、下記で解説する寄附金控除(いわゆる「ふるさと納税」)ではより簡単に確定申告を行うことができるのです。 ■ふるさと納税で簡単に確定申告が出来るサービスとは?ふるさと納税をご存知で、すでに利用されている方もいるのではないでしょうか。ふるさと納税には条件を満たした人が利用できる「ワンストップ特例制度」があります。この制度は、確定申告の不要な給与所得者が納税した場合、確定申告をしなくても寄付金控除を受けられる制度です。ふるさと納税のポータルサイト「さとふる」ではサイト内の画面案内に従うだけで、簡単に確定申告書を作成することができます。また、ふるさと納税を行った人で注意したいのは、2016年1月1日以後、ワンストップ特例制度を利用する場合、マイナンバーを記入した申請用紙を別途寄付した市町村に提出する必要があります。それに伴い、なりすまし防止の書類を2通(個人番号確認の書類、本人確認の書類)申請書と共に郵送することになりました。こちら制度の変更に伴い、お忘れになっている方が多いのではないでしょうか?ふるさと納税をした方で申請書類をお忘れの方はさとふるのようなサービスを利用してスマートに確定申告を行なってみてはいかがでしょうか。 *取材・文:ライター松永大輝(個人事務所Ad Libitum代表。早稲田大学教育学部卒。在学中に社労士試験に合格し、大手社労士法人に新卒入社。上場企業からベンチャー企業まで約10社ほどの顧問先を担当。その後、IT系のベンチャー企業にて、採用・労務など人事業務全般を担当。並行して、大手通信教育学校の社労士講座講師として講義サポートやテキスト執筆・校正などにも従事。現在は保有資格(社会保険労務士、AFP、産業カウンセラー)を活かしフリーランスの人事として複数の企業様のサポートをする傍ら、講師、Webライターなど幅広く活動中。【画像】イメージです*よっし / PIXTA(ピクスタ)
2017年02月25日「会社員やパートの方も、確定申告することで、還付金が手に入るかもしれません。申告漏れはもったいないですよ」 そう語るのは、経済ジャーナリストの荻原博子さん。今月16日にスタートする確定申告。今回はその直前対策として、新たに導入される制度の注意点や、特に注目したい控除について、荻原さんが解説してくれた。 【1】マイナンバー導入元年 「マイナンバーの運用は昨年1月から始まりましたが、確定申告での導入は今回が初めてになります。昨年までとの違いは、申告書に12ケタの個人番号を記入すること。また申告書提出の際、マイナンバーカードやコピーの提示が必要になったことです。とはいえ、マイナンバーカードを作っていない方も多いと思います。その場合は、マイナンバーの通知カードと、運転免許証や健康保険証などの身元確認書類が必要です」 【2】クレジットカード納付 「今年1月から、所得税や法人税、消費税などの国税がクレジットカードで納付できるようになりました。カードによっては分割払いも可能です。ただし、インターネットの『国税クレジットカードお支払サイト』からの決算に限定されています。税務署や金融機関の窓口では、カード納付はできませんのでご注意ください」 【3】住宅ローン控除を受ける 「昨年は、日銀によるマイナス金利政策の影響もあり、住宅ローン金利は過去最低レベルでした。ローンの借り換えを行った方も多いと思います。住宅ローン控除は、ローン残高の1%、最大40万円が10年間控除される大きなもの(’14年4月以降の借り入れの方)。ほとんどの場合、借り換えても控除対象になります。ただし、借り換え後のローン期間が10年未満だと、控除は受けられません。ローン期間は、新しいローン単独で10年以上が条件です」 【4】リフォーム減税で戻るお金 「空き家問題が深刻化するなか、政府は中古住宅のリフォームを推進しています。そのため、リフォームの種類別に所得税の控除を設けています。このうち昨年4月に新設されたのが、3世代同居を目的とした住宅リフォーム減税です。ほかに耐震や省エネ、バリアフリーなどがあり、ローン利用の有無や期間によって控除額が決まっていて、併用できるものもあります」 【5】被災された方は控除申請を 「昨年は熊本や鳥取で大きな地震があったほか、北海道や岩手では台風による被害など、自然災害の多い1年でした。こうした災害による損害は、『雑損控除』か『災害減免法による控除』のどちらか有利なほうを選べます。損害額や年収、保険金額によって控除額は異なりますから、税理士にご相談ください」 【6】ふるさと納税と確定申告 「話題の『ふるさと納税』をした方も多いでしょう。従来、ふるさと納税で寄付金控除を受けるには確定申告が必要でしたが、’15年4月からは『ワンストップ特例制度』が始まりました。ふるさと納税以外で確定申告の必要がない会社員などは、寄付先の自治体が5つ以内であれば、確定申告が不要になったのです。ワンストップ特例と確定申告とでは、控除される税金がことなります。ワンストップ特例は、すべての控除額がこれから支払う’17年分の住民税に充てられます。これに対して確定申告では、控除の一部がすでに払った’16年分の所得税に充てられますから、還付金が戻ります。少額でも現金がうれしい方は、確定申告のほうがいいでしょう」 【7】退職・転職した方の注意点 会社員の方で、転職や退職などのため昨年の年末調整を受けていない場合は、確定申告が必要です。転職後に年末調整を受けていても、前職の源泉徴収票を提出していない場合、1年を通じた計算になっていないからです。そもそも毎月、源泉徴収される税金は、前年1年間の給与を基準に算出しています。働いていない期間があれば、その分収入が減るので、税金も安くなります。つまり、税金を払いすぎている可能性がありますから、ぜひ確定申告で取り戻してください」 【8】医療費控除も要チェック 「医療費控除を、『10万円は超えないから』とあきらめる方がいますが、実は医療費を“ためる”コツがあります。まず、医療費は家族分を合算できます。次に、たとえば人間ドックなど、病気予防のための検査費用は医療費に含まれませんが、もし病気が見つかって治療が始まると、人間ドックの費用も医療費と見なされます。また、子どもの歯科矯正も医療費として扱われます(成長を阻害する可能性があるため)。大人でも、医師が『機能的に問題がある』と診断すれば、医療費に含められます。さらに今年1月から『セルフメディケーション税制』が始まりました」
2017年02月16日「『ふるさと納税』の返礼品には、ふだん使う食材が多くて主婦には大助かり。ママ友の中には、1年間のお米を返礼品で賄ったり、旬の野菜やお肉が定期的に届くコースにして、食費を大幅に浮かせたりしている人もいます。うちではビールなど、重くて買い物が大変なものは返礼品で。“送料”もかからず、かなり便利でお得度も高いですね」 こう話すのは主婦で個人投資家の夕刊マダムさん。これまでも寄付金額を上限いっぱいまで利用して、さまざまな自治体に寄付をしてきた。 「主婦目線で返礼品を選ぶことで、『ふるさと納税』はもっと便利に活用できるんです。たとえば、かさばるトイレットペーパーや、重たい洗剤といった日用品を選べば、家計が助かるだけでなく、買い物がずっとラクになりますよね」 そんな“ふだん使うもの”こそ狙い目だと語る夕刊マダムさんに、お得な返礼品を賢くゲットするコツを教えてもらった。 「たとえば10万円を『ふるさと納税』にするとき、1つの自治体にまとめて寄付してもいいし、2万円を5つの自治体に振り分けてもいいのですが、一度に寄付すると、クレジットカード払いの場合は一気に引き落とされるし、返礼品も集中して届いてしまいます。だから一年の中で、分散して寄付するほうがおすすめですね」 「ふるさと納税」は通年で行われているが、返礼品の追加は随時、しかも突然されたりする。このことからも、一度に寄付してしまわず、こまめにポータルサイトをチェックしながら、欲しい返礼品が見つかったときに寄付するのが、より賢く楽しむコツなのだそう。 「すぐに品切れになってしまう返礼品を逃がさないためにも、こまめなチェックは有効ですね。宮崎産マンゴーや高級さくらんぼなど、そもそも生産数の少ないものは、返礼品の数にも限りがあります。また、フルーツは寄付金額の4~5割程度の返礼品をもらえるものが多く、高級品だと6~8割になることもあるので、とくに人気です。また、野菜やフルーツは収穫時の数カ月前から受付けが始まることがほとんど。秋冬が旬のフルーツは、3月下旬から4月上旬に募集が始まり、収穫時期に届くものが多いのです。この受付け開始日を狙って応募する人もたくさんいるので、人気商品はすぐに品切れになってしまいます」 では、一年のうちで新しい返礼品が多く登場する時期というのはあるのだろうか? 「まず1月と、年度変わりの4月ですね。さらに7月は、下半期に向けて返礼品の入れ替えをする自治体も多いようです。そして通年の寄付の60%が集中する、年末の“駆込み納税”の時期に近づくにつれ、品切れも続出するようになっていきます。反対に、2月から4月にかけては一年の中でも申し込みが少ない時期。“早い者勝ち”を狙えるタイミングでもあります」 品切れ必至の旬の農産物をゲットしたければ、これから4月にかけてはとくに、こまめなチェックが重要だ。
2017年02月15日「『ふるさと納税』は、好きな自治体に寄付できる制度。その最大の魅力は、お礼として自治体から送られてくる返礼品です。これまでは男性目線のものが多く、どうしても肉や海産物が目立っていました。しかし最近になって、洗剤や化粧品など日用品をそろえる自治体が急増。家計を助けてくれたり、女子力をアップさせるものなど、女性目線の品物も充実してきています」 そう語るのは、自身も「ふるさと納税」を活用している税理士の眞喜屋朱里さん。’08年にスタートした「ふるさと納税」。初年度に集まった寄付金は約72億円だったが、年々注目度が高まり、’16年の寄付金は3,500億円になる見込み。これは’15年の実績の2倍以上!人気の秘密を探ってみると、その理由が見えてきた。 【1】主婦目線の返礼品が充実! 家庭で日常的に使う消耗品を返礼品にしている自治体が増えているという。 「2万円の寄付で届く約半年分の洗濯洗剤『アリエール』(岐阜県七宗町)や1万円の寄付で送られてくる96個の『トイレットペーパー』(岐阜県池田町)は助かりました。日用品を買うお金をランチに回せるので、主婦にとってはとてもお得です。そして何よりうれしいのがお米。全国の自治体が競うように銘柄米を返礼品にしています。相場は1万円の寄付で20キロほど。しかも、一度に大量にお米が届くのではなく、年に数回に分けて届けてくれる定期便もあります。主婦にとっては心憎いサービスです」(眞喜屋さん) 「ふるさと納税」で得た食品のみで家族4人で生活している達人・金森重樹さんも、こう語る。 「玉ねぎやじゃがいもなど同一の野菜だけが大量に届き、食べきれないこともあったのですが、最近は、いろいろな野菜が少しずつ入ったセットものの返礼品が増えています。また、肉や魚などの食材もいいのですが、共働き家庭や主婦が手を抜きたいときに助かるのが、ご当地名物の加工品。1万円の寄付でもらえる『美唄焼き鳥セット』(北海道美唄市)や『ふっくらとろける蒲焼(特大)』(福岡県福智町)は、調理不要で長期保存も可能なんです」 【2】大手家電メーカーの製品が返礼品に! 肉や魚、野菜といった食材が多い返礼品だが、このところ増えてきた家電製品も見逃せない。 「寄付金額はそれなりに上がりますが、長野県伊那市ではダイソンの家電が用意されていて、15万円で空気清浄機、20万円でロボット掃除機が返礼品として選べます。3万円の寄付で手に入る炊飯器(静岡県小山町)などは、還元率(コスパ)も高いといえるでしょう」(金森さん) 眞喜屋さんもこう語る。 「家電メーカーの城下町だったり、製造工場があったりする自治体では、家電が“特産品”になります。私も今年は電化製品を選ぼうと思っていて、今はベランダ掃除のために5万円の寄付でもらえる『高圧洗浄機』(広島県府中市)を申し込もうか検討しているところです」 【3】“行って楽しむ返礼品”が人気に! さらに最近、じわじわ増えてきたのが、寄付先の観光地などでの宿泊券や施設利用券。 「神奈川県湯河原町の『宿泊ギフト券』は還元率が寄付金額の50%。宿泊施設でしか利用できませんが、湯河原温泉は質の高い旅館が多いので、けっこうな頻度で利用しています。また宿泊券よりも還元率がいいのが、ご当地の商店やレストランで使える金券。『かつうら七福感謝券』(千葉県勝浦市)は1万円の寄付金で70%の還元率。加盟店もどんどん増えて、ますます便利になっています。住んでいるところの近くや、行きたい自治体の返礼品に金券や感謝券があれば狙い目です」(金森さん) なかには「1日町長体験」(福岡県みやこ町・寄付金額100万円)や「日帰り人間ドック」(奈良県生駒市・寄付金額15万円)なども。 「現地に行って、新鮮な魚介類を味わうツアーや、いちご狩り、田舎暮らしなど、地元体験型の返礼品も要チェックです」(眞喜屋さん)
2017年02月15日「主婦目線で返礼品を選ぶことで、『ふるさと納税』はもっと便利に活用できるんです。たとえば、かさばるトイレットペーパーや、重たい洗剤といった日用品を選べば、家計が助かるだけでなく、買い物がずっとラクになりますよね」 こう話すのは主婦で個人投資家の夕刊マダムさん。これまでも寄付金額を上限いっぱいまで利用して、さまざまな自治体に寄付をしてきた。“ふだん使うもの”こそ狙い目だと語る夕刊マダムさんに、主婦が“得する”おすすめの返礼品を教えてもらいました。 ■重くて買い物が大変なもの【トイレットペーパーW96個セット】岐阜県池田町・寄付金額10,000円 返礼品の中には日用品も。かさばるトイレットペーパーもそのひとつ。池田町は寄付金1万円以上で、エンボス加工ミシン目入りのトイレットペーパーW30メートルが96個も届く。これだけ“もらい置き”があれば安心! 【そうじゃのお米・精白米20キロ】岡山県総社市・寄付金額10,000円 「ヒノヒカリ」「にこまる」「きぬむすめ」「朝日」の中から収穫時期に合わせて届く、期間・数量限定の精白米。申し込みは2月28日まで。届くのは11月予定。お得で数量限定の返礼品は見つけたときが勝負! ■旬が味わえるもの【合志の旬のお野菜セット】熊本県合志市・寄付金額10,000円 産地直送で旬の野菜10~12品が届く。阿蘇山の火山灰が降り積もった「黒ボク」と呼ばれる火山灰性腐植土に覆われた、広大な農地が広がる土地で丹精込めて作られた野菜セット。内容は時期によって異なる。 【山形市産さくらんぼ・佐藤錦、紅秀峰】山形県山形市・寄付金額10,000円 高級さくらんぼ「佐藤錦」と晩生種の「紅秀峰」が500グラムずつ2種類入った数量限定もの。「高級さくらんぼは大人気です。品切れも早い」(夕刊マダムさん)。申込みは3月31日までで、配送は6月中旬~7月上旬予定。 ■キレイになれるもの【ミスアール シャンプー・リンスセット】香川県宇多津町・寄付金額10,000円 髪と地肌をすこやかに保つ成分「ライスパワーNo.1-E」が入ったシャンプーとリンスのセット。地肌をさっぱりと洗い上げ、パサつかずまとまる髪に。さわやかなフローラルの香りで、女子力アップ。 【北上製ボンボン付 カシミヤ100%マフラー】岩手県北上市・寄付金額30,000円 熟練した職人が製作する“大人カワイイ”ボンボンがついたカシミヤ100%マフラー。上品な肌触りから年齢を問わず使える一生もの。女子力を高めるのに高級品はぴったり。黒・茶色・グレーの3色から選べる。 家事が助かり、キレイになれて、家計にうれしい「ふるさと納税」――まずは“得する”返礼品選びから始めてみませんか?
2017年02月15日沖縄県今帰仁村(なきじんそん)が、「沖縄県今帰仁村ふるさと納税サイト」にて、ふるさと納税のお礼品として、完熟マンゴー5品目を追加しました。2015年度は約5,000件の注文が殺到!今帰仁村産のマンゴーは沖縄県内のコンテストでも常に上位を占めるなど、その品質の高さで知られ、消費者や市場関係者からも高い評価を得ています。今回追加となったのは、「今帰仁マンゴー(A級品1kg)」「今帰仁マンゴー(A級品2kg)」「今帰仁マンゴー(S級品2kg)」「今帰仁マンゴー特別便(2kg×7ケース)」「今帰仁マンゴー特別便(2kg×35ケース)」の5品目です。今冬に予約注文を受付け、来年7月に収穫されるとれたてマンゴーが生産者から直送されます。本商品は2015年度に4,955件の注文があった人気のお礼品です。そのため、2016年度はラインナップがリニューアルされました。2015年度に引き続きリピートされる寄附者も多く、すでに多数の注文が届いているそうです。数量限定商品ですので、早めの注文がおすすめです。沖縄県今帰仁村ふるさと納税サイトお礼品の詳細「今帰仁マンゴー(A級品1kg)」寄附金額1万円以上でもらえる「今帰仁マンゴー(A級品2kg)」寄附金額2万円以上でもらえる「今帰仁マンゴー(S級品2kg)」寄附金額3万円以上でもらえる級品とA級品の違いは色付きの良さ。マンゴーらしい鮮紅色が7割以上を占めていればS級品、5割以上はA級品となります。形状や味に大きな違いはありません。見た目も味わいたい方にはS級品、たっぷり食べたい方にはA級品がおすすめです。「今帰仁マンゴー特別便(S級品2kg×7ケース)」寄附金額20万円以上でもらえる「今帰仁マンゴー特別便(S級品2kg×35ケース)」寄附金額100万円以上でもらえる贈答用にもぴったりのS級品2kgが、それぞれ7ケース、35ケースもらえる特別便です。マンゴーの旬は7~8月なので、御中元にも最適。送り先を伝えれば、今帰仁村からギフトとして配送してもらうこともできます。喜屋武 治樹村長のメッセージ今帰仁村は沖縄県内では数少ない基地のない緑豊かな癒しの村です。昨年度ご寄附いただいたふるさと納税を財源に大学進学希望者への入学準備金の貸与や美しい砂浜を守るための海岸漂着物の清掃などこれまでできなかった事業を行うことができました。寄附者の皆様には心より感謝申し上げますとともに引き続き今帰仁村にご支援を賜りますようお願いいたします。
2016年12月22日最近、よく“ふるさと納税”という言葉を聞きますが、イマイチどんなものかわからない人もいるのではないでしょうか?そこで、ふるさと納税の仕組みや最新情報をご紹介します。どんなものかわかったら、早速お目当ての地方自治体を見つけて、寄付してみませんか?ふるさと納税って?一言でいうと、自治体への寄付です。生まれ育ったふるさとでも、応援したい地域でも、好きな自治体を選んで寄付ができます。この寄付が、その地域のまちづくりや伝統的建造物の維持といった自治体の活性化への手助けになるのです。さらに寄付をした自治体から名産物が届き、寄付した本人も嬉しい。相互にとってプラスになるのが、ふるさと納税なのですね。加えて、一定額を差し引いた寄付額は寄付者自身の所得税や住民税から減額されます。実際にふるさと納税を行っている30代女性によると、季節ごとにお米や果物、お肉などその土地の名産品が届くので、楽しみが増えたそう。では、ふるさと納税の流れを簡単に説明しましょう。その自治体のホームページからメールまたは電話で、問い合わせをしてふるさと納税寄付の旨を伝えます。その後自治体から連絡がきた後に支払いをします。クレジットカード決済できるふるさと納税もあるので便利ですよ。特産品や領収書が届いたら、領収書は確定申告のためにとっておきましょう。ただ、2015年4月1日から税制改正が行われ、年間5自治体までの寄付の場合、確定申告が不要になりました(※寄付ごとに寄付した自治体に「寄付金税額控除に係る申告特例申請書」を郵送する必要はあります)。実際に、どれくらい税金が減額されるのでしょうか。例えば、5万円をふるさと納税で寄付したとすると、4万8千円が所得税や住民税で減額されます。つまり、5万円自治体には入りますが、寄付者は実質2千円の出費ということに(寄付する人の収入により、減額される金額は異なります)。さらに自治体からの返礼品もかなりお得で、還元率50%の自治体だと2万5千円分の返礼品をもらえます! 2千円で2万5千円・・・めちゃお得ですね。使用目的で選ぶふるさと納税がお得なものということはわかったけど、どこの自治体がふるさと納税を受け付け募集しているかわかりませんよね。また知っていたとしても、あまりに多すぎてどう選べばいいかわからないなんてことも。そんなときは、総務省ふるさと納税ポータルサイトをチェック!ふるさと納税の仕組みをさらに詳しく知ることができ、ふるさと納税を受け付けている自治体を検索することもできます。寄付金の使い道、お礼品、おすすめなどから寄付先を選びたい場合は、ふるさとチョイスも参考にしてみてください。ふるさと納税には、さまざまな使用目的があります。たとえば岐阜県美濃市では町並みや伝統文化を守るため、香川県高松市では文化芸術の持つ創造性をまちづくりに活かすため、北海道斜里町では原生の森の復元のためと、その自治体それぞれに目的は異なります。その目的に賛同して選ぶもよし、自然保護や国際交流、高齢者、公共設備、音楽など自分の興味ある分野で選ぶのもいいかもしれません。また、台風や地震で被災地になった地域を、ふるさと納税という形で支援することもできるのです。たとえ遠くの地域だとしても、ふるさと納税をきっかけに繋がり、お役に立てるって嬉しいですよね。いつかその地域を訪れてみるのも素敵ではないでしょうか。名産物から体験型までさまざまな「お礼品」地方の名産物は、お肉やお米、野菜から、ビール、スイーツ、バラの花束まで実にさまざま。その地方の自慢の逸品ばかりなので、どこの自治体のお礼品も魅力的です。最近では、名産品以外にも体験型のお礼品なんていうものもあります。たとえば、・平安装束「十二単衣」着装体験、パラグライダータンデムフライト体験(茨城県土浦市)・乗馬1日体験(北海道東神楽町)・消防士体験(福岡市苅田町)などユニークなものも。好奇心旺盛な方やその地域に実際に足を運びたい方には、最適のお礼品といえるでしょう。その地域で実体験することで、忘れられない思い出になるはず。ふるさと納税は、自動車税や消費税と違い、自分で好きなものを選べるのが最大の魅力です。新たな地域との繋がりをつくるふるさと納税で、お金を有効活用してみませんか?地域も自分の心も潤って一石二鳥!参考:ふるさと納税ポータルサイト、ふるさとチョイス、さとふるふるさと納税サイト、一般社団法人東京法人会連合会
2016年11月02日実質負担2,000円で、ご当地のお礼品がもらえると話題の「ふるさと納税」。興味はあるけれど「実質負担2,000円」と言われてもピンとこないし、手続きが面倒そう、と二の足を踏んでいる方もいらっしゃるかもしれません。私ももそう思っていたひとりでしたが、昨年ふるさと納税をしてみたら、思ったよりかんたんで、そして節税効果もばっちり実感できました。あらためて「ふるさと納税」の仕組みと、我が家の実例をご紹介します。■「ふるさと納税」の仕組みをおさらいふるさと納税とは、ざっくりいうと地方自治体へ寄附をすることで「寄附金-2,000円」が税金から控除される制度のことです(※控除の上限あり)。寄附をおこなった自治体からは、「お礼品」が届きます。たとえば、年収500万円の人が、5つの自治体に1万円ずつ、計50,000円分を「ふるさと納税」制度を利用して寄附をし、確定申告でふるさと納税をおこなったことを申告したとします。すると、所得税の一部が還付金として戻り、翌年の住民税は「寄附金50,000円-2,000円-所得税の控除額」分が減額されます。このケースでは、税金の控除額の合計は48,000円ほど。つまり、2,000円の負担額で税金が安くなり、さらに5つの自治体からお礼の品が受け取れるのがふるさと納税の大きなメリットです。■実際、税金はどうなった? 我が家のケースをご紹介!ふるさと納税での節税効果を感じられるのは寄附をおこなった翌年のため、実際どうなるかイメージしにくいかもしれません。百聞は一見にしかず、我が家が昨年ふるさと納税をおこなった結果、税金がどのように変化したかをご紹介します。昨年は、4つの自治体へ合計40,000円を、ふるさと納税ができるウェブサイトを通して寄附し、お肉や高級魚、果物、キッチンアイテムをお礼品として受け取りました。ちなみに、年収や家族構成によって、ふるさと納税で全額控除される金額が異なります。ご自身の上限額を知りたい方は、総務省のふるさと納税ポータルサイトなどでシミュレーションできます。我が家では昨年のふるさと納税の際、「ワンストップ制度」を利用しました。ワンストップ制度とは・ふるさと納税をおこなう人が会社員などで確定申告をする必要がない・寄附先が5つの自治体以内の場合に使える制度で、これを利用すると確定申告をしなくても控除が受けられるメリットがあります。手続きは、ウェブサイトなどを通しての申し込み時に「ワンストップ制度を利用する」をチェックし、自治体から送られてきた申請用紙に記入して送り返すだけ、とかんたんでした。ただし、2016年度の申請分から、申請用紙のほかマイナンバーカードなどの提出が必要になっています。また、ワンストップ制度を利用すると、所得税からの控除はなく、寄附金-2,000円が翌年の住民税から引かれることになります。とはいえ、確定申告でもワンストップ制度でも控除の合計額自体に変わりはないので、還付金を受け取るか、還付金分も含め住民税から減額されるか、の違いと考えてよいでしょう。さて、40,000円のふるさと納税以外の控除項目が増えたわけでもなく、年収も大きな変化がなかった我が家では、実質負担額の2,000円を引いた38,000円が住民税から控除されるはずです。その結果…。我が家では今年の6月以降、前年に比べ住民税が月約3,300円安くなりました。年間にすると、約40,000円の負担減です。税金の算出にはふるさと納税での控除以外にもさまざまな要素が加わりますので、ぴったり38,000円ではありませんでしたが、ふるさと納税による控除が含まれていることがわかる、うれしい結果となりました。節税しつつ、地方ならではのお礼品が受け取れるお得感はもちろんのこと、寄附額自体はささやかではありますが、各自治体を「応援している感」が得られ、より地方活性化への関心が深まったことも、ふるさと納税の大きな収穫でした。「私もふるさと納税をやってみよう!」と思われた方は、年末調整直前になると申し込みが殺到しお礼品が品薄になったり、手続きが遅くなったりするケースがあるようですので、10月、11月中がおすすめです。寄附をする私たちも、寄附をされる側の地方自治体も、みんながハッピーになれるふるさと納税、今年こそ活用してみてはいかがでしょう。総務省 ふるさと納税ポータルサイト
2016年10月31日赤ちゃんが産まれる前に、必要なものを準備している人も多いですよね。反対に産まれてみないと分からないから、あまりベビー用品を用意しない人もいたりレンタルを検討するケースもあります。使用期間は数ヶ月だから、わざわざ買うのはもったいない。でもあると便利なものって意外に多かったりしますよね。そんなときには、実質負担がほとんどないにもかかわらず、地域の特産品などがもらえるふるさと納税品をおすすめします! 実は赤ちゃん世帯にぴったりな品がたくさんあるんです。機能的なベビーアイテムを厳選してご紹介します。ふるさと納税ってなに?ふるさと納税は自治体への寄付金のことで、いくつもの好きな自治体に好きな額だけ寄付することができます。そして、寄付した額に応じて税金の還付・控除などがあり、さらに自治体からお礼の品をもらうことができます。申し込みはネットから可能で、収入額に応じた控除額シミュレーションなど事前に費用面の確認もできます。自治体へ寄付し、お礼の品と一緒に届く受領証明書を確定申告時に税務署に提出することで、所得税から還付金が戻り、住民税からの控除が適用となります。赤ちゃんのいる家庭にうれしい「お礼の品」って?ベビー用品は「欲しいけれど費用がかかるからもったいない」という声も。そんなアイテムがふるさと納税品にあったら、ママもうれしいですよね。届いてすぐに使える、実用性のあるものを集めてみましたのでご紹介します。・ おやすみたまご 兵庫県小野市のおやすみたまごは、丸い姿勢で寝かせられる赤ちゃんサイズのクッション。まるで、まだお母さんのお腹の中にいるかのような安心感を感じる赤ちゃんは長時間熟睡できそう。泣いては抱っこ、べッドにおろしてはまた泣くという寝かしつけスパイラルに終止符がうてるかもしれません。・ ハンズフリー授乳 NEWママ代行ミルク屋さん おやすみたまごと同じく、兵庫県小野市の「NEWママ代行ミルク屋さん」は授乳の負担を助けてくれるハンズフリーの哺乳瓶授乳クッション。子育て中のママの負担をサポートしてくれるうえに、赤ちゃんは自分のペースでミルクを飲むことができます。ママの体調が優れないときにも重宝しますね。・ 純オーガニックコットンで新生児をお祝い スペシャルギフトセット 千葉県銚子市のスペシャルギフトセットには、純オーガニックコットン100%でつくられた肌着、ドレスオール、スタイ、アフガンなど新生児向けウェアがつまっています。刺激に弱く、敏感な赤ちゃんの肌にも安心・安全。肌にとことん優しいベビーウェアは、こだわりのあるママのお眼鏡にもかなうはず。ふるさと納税をして、赤ちゃんにぴったりな品がもらえることを知らない人も多いかもしれません。もらえるものを選べるのがふるさと納税の醍醐味! 各自治体の取り組みをのぞいてみてくださいね。
2016年08月06日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「ふるさと納税」です。***ふるさと納税とは、好きな自治体に寄付をする制度です。寄付をすると、その額から2000円を引いた額が、所得税と住民税から控除されます。日本は東京が中心となり、大都市ばかりに人もお金も集まってしまっています。地方にお金が回るようにと、ふるさと納税制度は2008年に公布されました。寄付した人には地方の特産品などのお礼の品が送られます。理念は素晴らしいのですが、年々、自治体ごとの寄付金獲得競争が加速、返礼品がエスカレートして豪華になってきてしまいました。自治体の方でも返礼品が重荷になったり、返礼で受け取った金券を転売する寄付者が出てくるなど、本末転倒な事例も。公布から8年たち、そろそろ制度の見直しが必要なのかもしれません。また、ふるさと納税を使って、高額所得者が高額の寄付をし、寄付額がほとんど還付される、節税対策に使われていることを問題視する人もいます。いわば、日本のタックスヘイブンです。ただ、都市と地方の格差は広がる一方。地方は財源を得るのが本当に大変です。ですから、たとえタックスヘイブンになったとしても、地方にお金が回るのは良いことなんじゃないかと思います。最近では被災地にふるさと納税する人も増えていますね。熊本への寄付金も増えて、復興に役立っています。問題は、寄付をする側の姿勢ですね。ただの節税対策や、返礼品目当てのショッピングモールになってしまうのは残念。集まった寄付金の使い道は各自治体で公開していますので、寄付をしたら、ぜひチェックしてください。また、一度その土地に足を運んで、実際に見てきてほしいですね。都市部はどうしても消費が中心。地方が生産を支えています。農業、林業、水産業の「生産者を守る」という意識で地方を応援していきたいですね。実際に生産の現場の大変さを知ると、無駄な消費をしなくなります。日本はレストランでもコンビニでもたくさん食品を捨てていて、食品ロスが多いんです。過剰な消費から生まれる社会問題は少なくありません。生産と消費、都市と地方のいいバランスを目指していきたいですね。◇堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2016年7月20日号より。写真・中島慶子文・黒瀬朋子
2016年07月17日豪華な特産品がもらえる!と少し前に話題になった「ふるさと納税」をご存じでしょうか?実は、ふるさと納税でもらえるお礼の品の中にはネイルキットや美容機器など、キレイになれるアイテムがたくさんあります!実質2,000円しか負担がないふるさと納税ですが、「よく分からない」という人も多いかもしれません。そこでキレイになれる商品の紹介とともに、実際にどのくらいの還付、控除があるのか?申し込み後の流れは?などの疑問を解消していきましょう!ふるさと納税って?ふるさと納税は簡単にいうと「税金の収入が少なくて悩んでいる自治体と、他の自治体との格差をなくすためにつくられた制度」で、自治体への寄付金のことです。ふるさと納税の特徴は、以下のとおり。1.好きな自治体に寄付できる2.複数の自治体に寄付できる3.寄付した額に応じて税金が還付・控除される4.寄付した自治体から特産品や宿泊券など、さまざまなお礼の品がもらえる寄付する自治体は「この前行った旅行先」や「友だちの住んでいるところ」、あるいは「欲しいお礼の品があるところ」など自分の「ふるさと」である必要はなくどんな場所でもOK!複数の自治体に寄付できるのもうれしいですね。超簡単!ふるさと納税の仕組みって?Photo by さとふるでは申し込み後は、どんな流れになるのでしょうか?年収600万円のAさんを例に、申込みから還付・控除を受けるまでの流れを説明しましょう。()内は、寄付のタイミングについて説明しています。1.5つの自治体に合計65,000円を寄付(例:2016年1~12月)2.5つの自治体からそれぞれ「お礼の品」と「寄付金受領証明書」が届く(例:2016年1~12月)3.確定申告で「寄付金受領証明書」を税務署に提出(例:2017年3月まで)4.所得税から6,300円の還付金が戻る(例:2017年3月~4月)5.住民税から56,700円が控除される(例:2017年5月)この例でいえば、65,000円の寄付で63,000円の還付・控除があったため、実質2,000円で5つの自治体からお礼の品をもらえたことになります。ふるさと納税はこのように、わずかな負担金でたくさんのお礼の品をもらうことができます。また、現在は確定申告が不要となる「ワンストップ特例制度」ができたのでより便利に!ただ、こちらの制度は寄付するたびに申請書を各自治体に提出する、年間5自治体まで、などの条件があるので注意が必要です。ふるさと納税は「さとふる」で申込み可能。収入額に応じた控除額シミュレーションもできるので、参考にしてみてくださいね。日本全国の「キレイになれる」ふるさと納税をご紹介それでは、数多いふるさと納税のお礼の品の中から「美容」に関する商品をご紹介しましょう!Photo by ふるさとチョイス全国屈指のバラ産地、山形県の寒河江市では10,000円以上の寄付で「バラ風呂セット」が届きます!48個の生バラが届くので、高級リゾートホテルのような生バラ風呂が楽しめます。バラの彩りと香りによる非日常空間をつくれるのはこのセットならでは!Photo by ふるさとチョイス「日立マクセルライフソリューション事業本部」がある福岡県の福智町からは、56,000円以上の納税で目元ケア「ハダクリエ アイ」が届きます。温式・乾式、温冷・温・冷のモードが選べ、疲れ目、乾き目などの解消に役立ちますよ!Photo by ふるさとチョイス広島県の熊野町から60,000円以上の寄付で届くのは、チーク、シャドウ2種類、アイブロウ、リップがセットになった「化粧筆 Happy box」。全国の筆の生産量80%を占める熊野町の「熊野筆」は今やブランドとしてその地位が確立されています。「筆なんてみんな同じでしょ?」と思っている人にこそ使ってほしい「熊野筆」は、ギフトとしても人気が高いようですね。Photo by ふるさとチョイス愛知県の春日井市から30,000円以上の寄付で届く「はじめてのジェルネイルキットセット」は、ペラっと剥がせる新感覚のジェルネイル!ネイル除去のためのアセトンを使わないので、爪を痛めずにジェルネイルが楽しめます。「不器用だからネイル自体が苦手」という人や、ジェルネイル初心者の人も早く・簡単に仕上がりますよ。ネイル下地剤1本、カラージェル(赤・ベージュ・ピンク)各1本、LEDライト1台がセットになっています。ふるさと納税は「震災復興のための建築」や「美しい自然のための森林育成」など自分で使い道を選ぶことができます。普段は使い道の不透明な税金だけに、どう使うか選べるのも魅力のひとつ!気になった人はぜひ検討してみてくださいね。
2016年06月16日かつて住んでいた故郷や応援したい市町村など、思い入れのある地域があるという人も多いことだろう。「ふるさと納税」はそんな大切な地域に対して、居住地に関係なく納税(寄附)ができる制度。最近では、民間企業が運営する「ふるさと納税」の専用ポータルが登場したり、返礼品として、地域の特産品だけでなく“体験型”の特典を用意する自治体が増えたりと、新たな動きもみられているという。「ふるさと納税」限定 “体験型”の特典が大きな魅力!「ふるさと納税」の受入額は、2015年度上半期(4月~9月)だけでも、対前年度同期比のおよそ3.9倍となる、約453.6億円にのぼる。その人気の秘密は、地域ならではのさまざまな特典(返礼品)。トレンド総研が「ふるさと納税」経験者を対象に実施した調査によると、「ふるさと納税」をしようと思った理由の第1位は「特典(返礼品)が魅力的だったから」という意見で、79%にものぼっている。中でも、特に注目が集まっているのが“体験型”の特典。農水産物や伝統工芸品といった地域の特産品などに加え、地方自治体ならではの体験型アクティビティを通じて、故郷の魅力を再発見する人も増えてきているのだとか。「ふるさと納税」における“体験型”の特典は、地域のさらなる活性化につながりやすいと考える人も多いようだ。「ふるさと納税」の専用ポータルが登場“体験型”と同様、ヒトと地域のつながりを深める仕組みとして注目を集めているのが、「ふるさと納税」の専用ポータル。最近では、大手航空会社・ANAがポータルサイト、『ANAのふるさと納税』をオープンし、話題になっている。『ANAのふるさと納税』はクレジットカードでの寄附に対応し、手軽に地域貢献できるのが魅力だ。ANAではこの事業を通じて「地元に来てほしい」というニーズを持つ地方自治体と、ANA利用者をつなぐことで、地域への送客を含めた地域活性化への貢献を目指しているとのこと。今回のポータルサイトにおける参加自治体数も、6月には21自治体、9月には約50自治体まで増加予定。12月にはさらに数が増える見込みだ。ANAのマーケットコミュニケーション部・渡邊勇喜さん(写真中央)は、「市町村のカラーをしっかり打ち出した“体験型”の特典は、農水産物や工芸品といった通常の返礼品以上に、地域へ足を運ぶ人を増やすきっかけになりやすいようです」とコメント。ここでも“体験型”の特典がポイントとなっているようだ。こうした専用ポータルの登場などにより、自治体のPRチャンスは日々拡大している。今後は「ふるさと納税」をフックにして、いかに地域の魅力の訴求につなげられるかが、自治体の新たな課題となりそうだ。【参考】※ANAのふるさと納税
2016年05月25日こんにちは、金融コンシェルジュの齋藤惠です。みなさんはもう『ふるさと納税』をしていますか?納税する側も自治体もお得がいっぱいのふるさと納税ですが、これから納税先を検討する際にぜひ候補に入れていただきたいのが“被災地への納税”です。今回は、ふるさと納税で被災地を支援する具体的な流れと方法についてご紹介します。●ふるさと納税とは? おさらい『ふるさとチョイス』のホームページによると、**********ふるさと納税とは、自治体への寄附金のことです。個人が2,000円を超える寄附を行ったときに住民税のおよそ2割程度が還付、控除される制度です。また、2015年4月1日より、確定申告が不要な給与所得者等に限り、確定申告の代わりとなる「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」を寄附先自治体へ寄附する都度提出(郵送)することで住民税から控除されます。つまり、実質今収めている県民税・市民税の一部を任意の自治体へ移転する事になります。**********と記載されています。さらに、自治体からお礼の品がもらえたり、税金の使い道を指定できたりと納税者にとってとても魅力的な内容となっています。自治体も地元のPRができるため、双方が積極的にふるさと納税に参加することで、地方経済の促進につながっていく のです。●被災地へ積極的な納税を!現在、『ふるさとチョイス』では、平成28年熊本地震で被災した自治体を支援する活動を積極的に行っています。具体的な納税の仕方は、・被災した自治体に直接寄附(納税)する方法・被災地に代わってふるさと納税の受付をしている自治体へ寄附(納税)する方法の2種類から選択できます。納税する側にとっては、自分のお金がどような形で復興に役立てられるのかを把握できる ので、とても透明性の高い資金援助の仕方といえます。被災地へ募金を検討している方は、ふるさと納税をしてみてはいかがでしょうか?ただし、ご注意いただきたい点として、自治体によっては返礼品がなかったり、あっても到着が大きく遅れる可能性がありますので、そちらをご了承の上で申し込んでください。もちろん、ふるさと納税ですので、寄附受領証明書はどの自治体も発行してくれるようですからご安心を。----------「ふるさと納税」は地方再生への大切な役割を担う制度です。私たち一人ひとりが考え、上手に活用することで、自分たちのお財布だけではなく被災地の助けにもなります 。税金対策と被災地支援の相互利益という新しい納税方法がこれからますます浸透し、このような税金の使われ方が当たり前になっていくと素敵ですね。【参考リンク】・緊急寄附申込み受入れ自治体 | ふるさと納税サイト [ふるさとチョイス]()●ライター/齋藤惠(金融コンシェルジュ)
2016年05月09日岡山県備前市は、同市の2016年度ふるさと納税返礼品として、日本マイクロソフトのタブレット「Surface Pro 4」および、ノートPC「SurfaceBook」を1日から追加した。4月1日から追加された「Surface Pro 4」はCore i5モデルで、ブラックの専用タイプカバーがセットになっている。主な仕様は、CPUが第6世代Intel Core i5、メモリが4GB、ストレージが128GBなど。320,000円以上の寄付で選択できる。「SurfaceBook」は第6世代のIntel Core i7モデルで、主な仕様はメモリが16GB、ストレージが512GBフラッシュメモリ、グラフィックスがNVIDIA GeForce(1GB GDDR5)、OSがWindows 10 Proなど。こちらは720,000円以上の寄付で選択可能だ。岡山県備前市のふるさと納税担当者によると、ふるさと納税のお礼品としてSurfaceシリーズを採用した自治体は全国で初という。同市はマイクロソフトと直接のつながりはないが、2年ほど前より公立の小中学校でマイクロソフトのタブレットを活用してきた経緯から、今回返礼品に採用したとしている。
2016年04月05日ふるさと納税の魅力はなんといっても、各自治体が用意するさまざまな特典です。応援する「ふるさと」からの産直グルメや工芸品が届くのは魅力的ですよね。今回さらにオススメしたいのは、選んだ「ふるさと」に自分からお出かけして楽しんじゃう「体験型特典」です。■ふるさと納税とは?ふるさと納税では、好きな自治体を選んで「寄附」を行います。その金額のうち2,000円を超える部分は、所得税と住民税から、原則的に全額控除されるという仕組みです(要申請、また一定の上限はあり)。つまり、次の年に納税するはずだった金額を、自分が応援したい自治体へ先行して投資するようなイメージで利用できます。確定申告の手間をかけてまで産直品をもらうことに興味がないなあ、とふるさと納税をいままでスルーしてきた人も多いと思います。しかし、ふるさと納税でもらえるものは産直品だけではありません。お中元やお歳暮では手に入らないようなユニークな特典もあるんです。どっぷりディープな「体験型特典」の一例をご紹介します!■パラグライダー、舟下り、花火の打上げ、みそづくり 岐阜県大垣市岐阜県の大垣市は、国内でも有数のゆたかな地下水に恵まれた「水の都」。この土地ならではの舟下りや、たらい舟乗船をはじめ、パラグライダー、ゴルフ、花火の打上げ、豆腐・みそづくり、化石さがしなど豊富なラインナップが魅力です。家族やカップルで特典を持ちよれば、さらに充実のツアーを楽しめそう。■農家民泊、とれたて野菜や釣ったマスで晩ごはん 宮崎県西諸県郡高原町九州の宮崎県からは、神話のふるさととしても親しまれる高原町をご紹介。注目はずばり「むらうちさん家の農家民泊1泊3食付」です! 地元農家に泊まり、野菜の収穫やマス釣りをして、とれたてを食べる美味ざんまい。牛のえさやりや犬のさんぽもできます。高原町の特典には、同じグルメでも、自家製の「じゅんばあのたれ」「まさばあのたれ」が並んでいるなど、あったかい土地柄がうかがえます。■十二単、束帯、子ども大鎧、本格派の平安コスプレ 岩手県奥州市東北地方のなかほどにある岩手県の奥州市。世界文化遺産でもある平泉のすぐそばにも、ユニークな特典があります。大河ドラマや映画などのロケ地にもなっている「えさし藤原の郷」で、あこがれの十二単の着付け体験ができるというものです。ペア予約もOKのため、束帯姿の彼とおひなさまみたいに並ぶのもよし(申込みは二口必要)。子ども用の大鎧や平安貴族風衣裳もあるので、親子撮影もできます。日本全国、出身地や居住地に関わらずどこでも好きな自治体を選べるのが、ふるさと納税の楽しいところ。せっかくご縁ができるなら、今年は旅行先に選んでみるのもよさそうです。第二、第三のふるさとができるかもしれません。 ・総務省 ふるさと納税ポータルサイト ・ふるさと納税サイト ふるさとチョイス
2016年04月01日