全米監督組合(DGA)賞が5日(現地時間)に発表され、『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督が長編映画部門で受賞した。32歳のチャゼル監督は初ノミネートで初受賞を果たした。過去のDGA賞受賞者は同じ年のアカデミー賞監督賞も受賞することが多く、26日発表の第89回アカデミー賞にノミネートされているチャゼル監督の受賞の可能性はさらに高まったと言えそうだ。新人監督に贈られる長編映画第一作監督賞は、『LION/ライオン ~25年目のただいま~』のガース・デイヴィスが受賞した。アカデミー賞では13部門14ノミネートという最多タイ記録の『ラ・ラ・ランド』だが、1月のノミネーション発表時に主演のライアン・ゴズリングとエマ・ストーンは、スマートフォンのビデオ電話「フェイスタイム」で祝ったという。当日、ロサンゼルスにいたライアンは発表後にチャゼル監督の訪問を受けたという。彼らは同じホテルに宿泊中だった。「かなり遅い時間に、デイミアンがドアを騒がしくノックしてきた。シャンパンを飲んでいた彼はなぜか携帯電話を10個持っていて、いろいろな人とフェイスタイムをしていたんだ」とライアンは「E!News」に語った。監督が話していた相手の1人が、中国に滞在中だったエマだ。監督の恋人で『ラ・ラ・ランド』にも出演している女優のオリヴィア・ハミルトンから、「いまからライアンのところに行くの」とフェイスタイムで知らされたという。ドアを開けたライアンは電話を手渡され、エマも一緒に喜びを分かち合うことができた。エマは「とっても2017年っぽい祝い方だったわ」とふり返っている。(text:Yuki Tominaga)
2017年02月06日映画雑誌「キネマ旬報」が主催する「第90回キネマ旬報ベスト・テン表彰式」が2月5日(日)、都内にて行われ、受賞した宮沢りえ、柳楽優弥、杉咲花、竹原ピストル、小松菜奈らが登壇した。2002年度の『たそがれ清兵衛』、2004年度の『父と暮せば』に続き、『湯を沸かすほどの熱い愛』で3度目の主演女優賞受賞となった宮沢さんは、出演の決め手について、「この役をほかの女優さんがやったら嫉妬するだろうなって思うほど、好きな脚本でした」と、中野量太監督の熱い思いに共鳴していた。「キネマ旬報ベスト・テン」は、アメリカのアカデミー賞よりも古い歴史を持ち、その年の称賛すべき作品や映画人を多面的に選び出している特徴を持つ賞。年齢や所属の幅も広い映画を多く観ている選出者が、当年の映画界の実勢を反映することから、最も中立的で信頼に足る映画賞という評価も受けている。宮沢さんは、『湯を沸かすほどの熱い愛』で余命2か月と宣告され、残された時間と命を家族のために使おうとひたむきに生きる双葉を熱演した。「『紙の月』の後に、たくさんの方から『次はどんな監督、作品をやるの?』って言われて。興行的な映画を初めて撮る中野監督と、一緒にやりたいと思いました。『次は中野監督』って言うと、みんなびっくりしていたので、ちょっとやったなって思いました(笑)」と、笑顔で出演の経緯をふり返った。花束ボーイとしてサプライズ登場した中野監督は、「誰がやってくれるかで決まると思っていました。最初にりえさんがやると言って、(杉咲)花もやると言ってくれたとき、これはいけるんじゃないかなと思いました」とうれしそうに語り、自身の受賞がないことには「全然大丈夫です!」と大声で言い切って、宮沢さんらを笑わせていた。同作で、宮沢さん演じる双葉の娘・安澄を細やかな芝居で演じきった杉咲さん。「作品に愛情を持って温かい人々しかいない現場で。そんな作品に巡り会えただけでも幸せなのに、素敵な賞をいただけて、ただただ感謝しかありません」とあふれんばかりの作品への愛をにじませた。宮沢さんについて、杉咲さんは「毎日メールをして写真を送り合うこと、敬語をやめること、お母ちゃんと呼ぶルールがありました。カメラに映っていないところでもお母ちゃんでいてくださって救われました」と役作りを明かし、宮沢さんに「花、おめでとう!」と微笑みかけられ、親子さながらのやり取りを壇上で交わしていた。「こんな素敵な賞をいただけるなら、バカみてえな芸名にしなければよかった(笑)」と会場を爆笑の渦に包み込んだ竹原さんは、『永い言い訳』で助演男優賞を受賞。主演の本木雅弘とのやり取りがいまでもあると明かし、「本木さんは、しばしば私にメールをくれますが文末に必ず(返信不要)と書いております。ずっと返信していなかったら、(返信不要。でも元気かどうか知りたいです)ときて(笑)、どっちなんだよと。毎回困ります」と温かいエピソードを披露していた。『ディストラクション・ベイビーズ』で主演男優賞に輝いた柳楽さんは、『誰も知らない』(2004年度)で新人男優賞受賞以来となった。柳楽さんは「12年間悩んだり、いろいろやっていたんですけど、光栄です。演技に対してしっかりと真面目に向き合って、いい作品に出れるような人でありたいと思います」と真摯に語った。現在公開中の『沈黙 -サイレンス-』に出演中の小松さんは、このたび『溺れるナイフ』、『ディストラクション・ベイビーズ』など計5作品による新人女優賞受賞となった。小松さんは「自分の心が追いつかないくらい、全身全霊で戦った年でした。特に『溺れるナイフ』では、すべてをむき出しに無我夢中で走り続ける現場で、私の中で大切な作品になりました。これからも努力を惜しむことなく頑張っていきたいです」と、さらなる飛躍を誓った。(cinamacafe.net)
2017年02月05日映画雑誌「キネマ旬報」が主催する「第90回キネマ旬報ベスト・テン表彰式」が2月5日(日)、都内にて行われ、4冠受賞となった『この世界の片隅に』のメガホンをとった片渕須直監督、声の出演を務めたのん、真木太郎プロデューサーが出席した。弾む足取りで登場したのんさんは、「片渕監督をはじめ、スタッフ、キャストの皆さま、皆さんですごく同じところに向かう気持ちがありました。観てくださった方も、製作者の一員かのように、この映画を広めてくださった印象があります」と、満面の笑みで喜びのスピーチを行った。「キネマ旬報ベスト・テン」は、アメリカのアカデミー賞よりも古い歴史を持ち、その年の称賛すべき作品や映画人を多面的に選び出している特徴を持つ同賞。年齢や所属の幅も広い映画を多く観ている選出者が、当年の映画界の実勢を反映することから、最も中立的で信頼に足る映画賞という評価も受けている。日本映画ベスト・テン、日本映画監督賞、読者選出日本映画ベスト・テン、読者選出日本映画監督賞の各部門で受賞となった本作。アニメーション作品の第1位は、1988年度『となりのトトロ』以来、さらにアニメーション作品の日本映画監督賞受賞は初めてという快挙を成し遂げた。こうの史代の同名コミックをアニメ映画化した『この世界の片隅に』は、昭和19年、広島市から呉に嫁いできた18歳のすず(のんさん)が、戦争で物資が欠乏する中、つつましながらも前向きに生きる日常を繊細に描いた。ヒロインを演じたのんさんの感情豊かな表現が胸を打つ本作。意表をついたキャスティングについて、真木プロデューサーが「監督が、どうしてものんさんを起用したい思いがありまして」と明かすと、片渕監督も、「こうのさんが原作で描かれたすずさんという18歳の主婦の魂を実在する人のように信じたかった。何よりも、声が備わったときに完成したと思いました。のんさんにやっていただけて、本当によかったと思います」と感謝の言葉をつらねた。拍手喝さいを受けたのんさんだったが、「読者の皆さんが監督を選ばれているというので、すごくうれしいことだと思いました。形に残るもので評価していただけるのが、私も自分のことのようにうれしいです」と言うと、すかざず片渕監督に「自分のことだと思います」と突っ込まれた。慌てたのんさんは、「いや、でもこれは監督にもらった賞なので!すごくこんなに(トロフィーが)重いと、いただいたんだなって思います」と話し、あどけなさに観客からは温かい笑いが起こっていた。そのほか、表彰式には、主演女優賞の宮沢りえ、主演男優賞の柳楽優弥、助演女優賞の杉咲花、助演男優賞の竹原ピストル、新人女優賞の小松菜奈らが出席した。(cinamacafe.net)■関連作品:この世界の片隅に 2016年11月12日より全国にて公開(C) こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
2017年02月05日ウィル・スミスらアカデミー賞受賞&ノミネート俳優たちが結集し、『プラダを着た悪魔』のデヴィッド・フランケル監督が贈る最新作『素晴らしきかな、人生』。この度、本作のレディー・ガガの「ミリオン・リーズンズ」歌付きスポットが到着が到着。また併せて新たな場面写真も公開された。ニューヨークの広告代理店で成功を収めていたハワード。しかし彼は最愛の人を失い、深い喪失感に見舞われ、プライベートも仕事もやる気なし。会社も危ない。同僚たちもそんなハワードと会社を心配していた。そんなある日、人生ドン底のハワードの前に3人の奇妙な舞台俳優が突然現れた。不可思議な言動をハワードに投げかける年代も性別も異なる3人。しかし、その出会いによってハワードに徐々に変化が…。物語の主人公、“人生ドン底男”のハワード役を演じるのは、ウィル。そして彼の親友でバリキャリウーマンのクレア役にケイト・ウィンスレット、彼の人生を取り戻すために一役買った舞台女優たちにヘレン・ミレンやキーラ・ナイトレイ。そのほか、エドワード・ノートン、マイケル・ペーニャ、ナオミ・ハリスら豪華キャストたちが集結。ニューヨークを舞台に繰り広げられる本作は、全ての大人たちに、人生の試練から再び歩き出す力を与えてくれる。また、主題歌にはいま人気上昇中のロックバンド「ワンリパブリック」の「レッツ・ハート・トゥナイト」が起用され、音楽ファンからも注目されている本作。そんな中、アメリカではガガの楽曲を使用したTVスポットも放送され、今回日本公開を目前に控え、そのTVスポットが日本に到着!ウィル演じる主人公・ハワードが、自信に満ちた様子で「人と人がつながる」ことをスピーチする場面から始まる今回のスポット。しかし、一転して人生のドン底に。そんな彼に新たな一歩を進んでもらうべく、彼の元に集まる仲間たち、このハートフルストーリーに集結した実力派俳優陣の面々、そして”愛“に扮した舞台俳優エイミー(キーラ)らがハワードに語りかける“愛のメッセージ”など見どころ満載。そして、クライマックスで流れるのが、昨年10月に発売されたガガの最新アルバム「ジョアン」の収録曲「ミリオン・リーズンズ」だ。日本でも、“泣ける曲“として評判のこの楽曲は、恋人の元を去ることを心に決めつつも「頭を下げて祈りを捧げるの最悪の状態も最良に捉える努力をしているの神様、どうか方法を教えて下さい(中略)去るべき理由はたくさんあるベイビー、ひとつでもいいから留まるべき理由が必要なの」と、なお彼との関係をつなぎとめようとする心情を歌い上げるガガの歌声が、本作の主人公ハワードの心情ともリンク。エールを送っているかのようなスポットとなっている。『素晴らしきかな、人生』は2月25日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:素晴らしきかな、人生 2017年2月25日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS NORTH AMERICA INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT, LLC
2017年02月03日ジェニファー・ローレンスとクリス・プラットという人気俳優をW主演に迎えたスペース・スペクタクル・ロマン『パッセンジャー』。実は本作は、2年前の映画賞レースを席巻したベネディクト・カンバーバッチ主演『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』と、意外な共通点があることが分かった。本作は、新たな居住地を目指すべく、冬眠装置で眠る5,000人の乗客を乗せ、地球を後にした豪華宇宙船アヴァロン号が舞台。だが、エンジニアのジム(クリス・プラット)と著名作家のオーロラ(ジェニファー・ローレンス)だけが、なぜか早く目覚めてしまう…。地上では決して出会うことのなかった、身分違いの2人の壮絶な愛と運命を、壮大なスケールで描き出すのは、新進気鋭の注目監督モルテン・ティルドゥムだ。前作『イミテーション・ゲーム』でアカデミー賞監督賞に初ノミネートされて以来の監督作となる彼は、本作で描かれる宇宙のラブロマンスに、前作で世界中から絶賛された“孤独な博士”のストーリーとの意外な共通点を盛り込んでいるという。主人公となるジムとオーロラは、地球から目的地の惑星到着まで120年かかるなか、なぜか90年も早く目覚めてしまう絶望的な孤立無援の状態に置かれる。さらに追い打ちをかけるように、宇宙船は目覚めぬ5,000人の乗客を乗せたまま、予期せぬトラブルに見舞われてしまう。そんな壮絶な運命をたどる男女に、監督は「ジムとオーロラは、極限状況に直面し想像を超えるような選択をしなければいけない。僕は昔から、自分の状況に危機感を持っているキャラクターや、大変な決断を迫られる作品に魅力を感じてきたんだ」と語る。『イミテーション・ゲーム』では、カンバーバッチ演じる数学者アラン・チューリングが、極限状況に苦悩し、重大な決断を迫られる様が見事に描かれていた。このチューリングは、第二次世界大戦中のイギリスで、敵国ナチス・ドイツの“エグニマ暗号”解読を任された人物。周囲から孤立しつつ目標の暗号解読に取り組みながらも、国の運命を左右する決断を背負わなければならない極限状況だった。宇宙のラブロマンス、孤独な博士のストーリー、まったく異なるジャンルの2作に共通するのは、“極限状況に置かれた緻密な人間ドラマ”なのだ。そんな監督の演出を、本作で主演を務める2人のハリウッドスターも絶賛している。ジムを演じたプラットは、「監督が描く2人きりの空間には、孤独や孤立感が漂う一方で、愛、寛容性、優雅さなど人間の良い面も同居している。この作品では、普通の物語ではできないような疑問を投げかけつつ、人間的な感情、欲望、葛藤などいろんなものが見えてくるんだ」と、テーマの多彩さを説明。さらに、オーロラを演じるローレンスも、「2人が直面している状況が、非常に緊迫した決して普通ではない場所だからこそ、全てが際立って見えてくるの。人間性を観察できるとても興味深い状況で、オーロラに感情移入する過程も面白かったわ」と語り、その“状況”を楽しみながら演技に臨んでいたことを明かしている。“極限状況下の人間ドラマを描く天才”ティルドゥム監督が、宇宙でたった2人きりの男女の愛と運命を描く本作。その手腕をスクリーンで目撃する日を、楽しみにしていて。『パッセンジャー』は3月24日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パッセンジャー 2017年3月24日より全国にて公開
2017年02月03日ハーレイ・クイン、デッドプール、そしてドクター・ストレンジといった大人気のキャラクターを抑え、「最も期待されるアメコミキャラクターの実写デビューランキング」(米チケット販売サイトFandangoの調査)でNo.1に輝く『ワンダーウーマン』。その日本公開日が8月25日(金)に決定。ワンダーウーマンを演じるガル・ガドットと、監督のパティ・ジェンキンスからコメントが到着した。人間社会から孤立した女性だけの一族のプリンセスであり、誰よりも優しく育った最強の女戦士、ダイアナ・プリンス(ガル・ガドット)。ある日、浜辺に不時着したパイロット(クリス・パイン)を助けたことで、彼女の運命は大きく動き出す。人間社会とはじめて触れ合うことで、1人の女性として、また特別なチカラを持つ戦士として、彼女は何に目覚め、誰のためにその力を使うのか――?このダイアナ・プリンスことワンダーウーマンは、好奇心旺盛だが外の世界を一切知らず、“男性を見たことすらない”という世間知らず。大都会ロンドンを初めて訪れた際には、セクシーすぎるそのコスチュームに男性たちがドギマギしても、自分では気がついていないという女性だ。本作では、ただ強くて優しいだけのヒーローではない、そんなワンダーウーマンの魅力的な一面が描かれている。ワンダーウーマンを演じるのは、ミス・イスラエルであり、2015年の「世界で最も美しい顔100人」で2位に選出された美貌の女優ガル・ガドット。彼女は「現代においてどんな女性がワンダーウーマンか?」という問いに、「夢を持つ少女、働く女性、世の中のお母さんたち、人々を癒やす女性…いえ、女性なら誰でもワンダーウーマンね。本当にそう思う」と応じ、ヒーローモノのカテゴリだけで見られてしまいがちな『ワンダーウーマン』では、女性が共感できるいくつもの要素がテーマになっていることを明かす。また、監督のパティ・ジェンキンスを含め、数多くの女性スタッフたちによって製作された本作。監督は「『ほら、女だってこんなことができるのよ!』って必死に売り込む必要がない。ワンダーウーマンはそんな時代を体現するキャラクターだと思う」と語っている。『モンスター』(’03)でシャーリーズ・セロンをアカデミー賞主演女優賞へ導いたジェンキンス監督は、マーベル・スタジオからもオファーがあったといわれている注目の女性監督。そんな彼女が満を持して監督作に選んだのが『ワンダーウーマン』なのだ。この女性監督には、ミス・イスラエルにも選ばれた完璧な美貌を持ち、実際の兵役経験による“圧倒的”アクションセンスも持ち合わせるガルも「かつて少女だった女性こそ、この物語を正しく描ける」と、絶大な信頼をよせている。「自分の着たいものを着ているだけ」と人間社会を突っ走り、潔くチャーミングなキャラクターと芯のある美しさは、多くの女性たちを励まし、心を鼓舞してくれる存在となるだろう。『ワンダーウーマン』は8月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月03日謎の島に潜入した調査隊が巨大なモンスターに遭遇するアドベンチャー・アトラクション超大作『キングコング:髑髏島の巨神』。本作の日本語吹き替え版キャストに、GACKT、佐々木希、新日本プロレスの真壁刀義が起用されることが決定。佐々木さんは本作でハリウッド映画の吹き替え声優に初挑戦する。髑髏(ドクロ)島で、隊員たちの前に突如として姿を現したのは、島の巨大なる守護神“コング”。巨神の圧倒的なパワーの前に唖然とする隊員たち。骸骨が散らばる島の岩壁には血塗られた巨大な手の痕跡が…。だが、悪夢はそれだけではなかった。彼らの前には、謎の巨獣たちが次々と現れる。逃げても、隠れても、容赦なく襲いかかる巨獣たちを目の前に人間はなす術もない…。絶体絶命、待ったなしの猛襲が続く中、やがて明らかになる髑髏島の秘密。果たして、コングは人類にとって悪魔なのか、神なる存在なのか。人類は生きて、この島から脱出できるのか――。本作の主人公、トム・ヒドルストン扮する髑髏島へ派遣された調査隊リーダーのコンラッドの声を務めるのは、GACKTさん。年明けの朝日放送「芸能人格付けチェック」での連勝記録を48に伸ばし、その無双ぶりも話題に。これまでにTVアニメ「TRICKSTER -江戸川乱歩『少年探偵団』より-」、RPG「COMPILATION of FINAL FANTASY VII」などで声を務めているが、「GACKT 声優 うまい」と検索されるほど評価が高く、配給のワーナーブラザースは「キングコングに負けない存在感をGACKTさんに期待している」とコメント。貴族の家系に育ったトムヒの声を演じるにあたり、気品と強さを併せ持つGACKTさんの声はイメージにも合いそうだ。GACKTさんは、「先の読めない展開。全編、ビックリの連続!」と本作を評し、「“キングコング”だけじゃない、巨大生物と人類との戦い。自然と前のめりになるほどの映像美への感動。ジブリアニメへのオマージュをいくつも感じさせるシーン。まさに超一流のエンターテイメント。映画ファンはもちろん、『キングコング』を知らない若者達に、このぶっ飛んだ凄さを体験してもらいたい」とアツく語る。また、佐々木さんが演じるのは、『ルーム』でアカデミー賞主演女優賞に輝いたブリー・ラーソン演じる、写真家ウィーバー役。2009年『天使の恋』で映画初主演、その後も数々の主演作品を務めてきた佐々木さんは、満を持してハリウッド映画の声優に初挑戦。「初めての吹き替えということで、お芝居とはまた違った難しさがあるのではないかといまから非常に緊張していますが、ずっと吹き替えに挑戦してみたかったので、とても嬉しく思います」とコメント。「最強のモンスターであるキングコングの迫力ある姿を、スクリーンで見られることも楽しみです!」と、佐々木さん自身も巨神の降臨を楽しみにしている様子だ。さらに、“スイーツ真壁”として知られる新日本プロレスの真壁刀さんは、プロレスラーとしてのニックネームはなんと“暴走キングコング”!『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でイモータン・ジョーの息子リクトス・エレクトスの声優を務めた際のインパクトから、今回は怖いもの知らずの隊員ソルジャー役に抜擢された。「テレビや雑誌でオレのことを知って“スイーツ真壁”って呼ばれることが最近は多いんだけど、レスラーとしてのオレ様のキャッチコピーは“暴走キングコング”って言うんだよ!今回、映画の中で大暴れする“最強”キングコングに挑めることにワクワクしている。最高に嬉しいオファーだぜぃ!この映画、そんなに甘くねーぞ!期待して待ってろよ!」と力強いコメントを寄せている。『キングコング:髑髏島の巨神』は3月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月03日先日発表された、12月15日公開の「スター・ウォーズ」シリーズ第8弾『STAR WARS: THE LAST JEDI』(原題)の日本語タイトルが、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』に正式決定した。本作は、2015年、日本を含め世界中を「スター・ウォーズ」一色に染めた『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のその後を描く最新作。シリーズ1作目『エピソード4/新たなる希望』の全米公開から40周年を迎えるにあたり、2017年もさらなる興奮と熱狂が予想されている。全米興収ランキング歴代NO.1に輝き、歴史にその名を刻んだ『フォースの覚醒』は、孤独なヒロイン・レイ、キュートなドロイドBB-8、ダース・ベイダーを受け継ぐ存在となるカイロ・レンといった魅力的な新キャラクターをはじめ、ハン・ソロ、レイア、そして、ラストカットに登場し、強烈なインパクトを残したルーク・スカイウォーカーら“レジェンドたち”の存在が観客たちを魅了した。そして今回、発表されたタイトルは『最後のジェダイ』。だが、ストーリーはいまだ謎に包まれており、“最後のジェダイ"とは伝説のジェダイとなったルークを指すのか、もしくはフォースに目覚め、ルークを探し出したレイを指すのかは不明。また、本作のロゴもこれまでにない赤い色が配されており、シス、帝国軍の流れをくむファースト・オーダーを象徴しているかのようになっている。『LOOPER/ルーパー』を経て本作の監督・脚本を担当することになったライアン・ジョンソンは、本作について「『フォースの覚醒』は大冒険でキャラクターを紹介した作品。『最後のジェダイ』はキャラクターを掘り下げ、核心に迫ることになる」とコメント、前作よりさらに踏み込んだ内容となりそうだ。また、ジョージ・ルーカス、ロバート・ゼメキス、スティーヴン・スピルバーグ、デヴィッド・フィンチャーなど、さまざまな監督と作品をつくってきた、ルーカスフィルム社長で本作のプロデューサーであるキャスリーン・ケネディは、ハリウッドで最も期待されている監督の1人のジョンソン監督について、「こんなことは初めて言いますが、撮影中のライアンを見ていると、スティーヴン・スピルバーグと重なることがあります。ドラマ構築・ユーモアのセンス・カメラワークなど凄い感性の持ち主なので、皆さん楽しみにして大丈夫です!」と、異例ともいえる太鼓判を押している。『最後のジェダイ』には前作に引きつづき、レイ(デイジ-・リドリー)やフィン(ジョン・ボイエガ)、カイロ・レン(アダム・ドライバー)、パイロットのポー・ダメロン(オスカー・アイザック)、マズ・カナタ(ルピタ・ニョンゴ)に、ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)、レジスタンスの将軍でルークの双子の妹レイア(キャリー・フィッシャー)、口達者なドロイドC-3PO(アンソニー・ダニエルズ)など、お馴染みのメンバーが集結。さらに、役どころは明らかにされていないが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』や『『ボーダーライン』などで知られるアカデミー賞俳優のベニチオ・デル・トロ、『わたしに会うまでの1600キロ』で2度目のアカデミー賞ノミネートを受けたローラ・ダーンなど、新たな実力派キャストも加わり、製作総指揮には『フォースの覚醒』で監督を務めたJ.J.エイブラムスも名を連ねている。『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は12月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月03日ウィル・スミスをはじめ、アカデミー賞受賞&ノミネート俳優たちが結集した映画『素晴らしきかな、人生』。この度、本作に登場するキーラ・ナイトレイの出演シーンが初解禁された。ニューヨークの広告代理店で成功を収めていたハワード(ウィル・スミス)。しかし彼は最愛の人を失い、深い喪失感に見舞われ、プライベートも仕事もやる気なし。会社も危ない。同僚たち(ケイト・ウィンスレット、エドワード・ノートン、マイケル・ペーニャ)もそんなハワードと会社を心配していた。そんなある日、人生ドン底のハワードの前に3人の奇妙な舞台俳優(キーラ・ナイトレイ、ヘレン・ミレンほか)が突然現れた。不可思議な言動をハワードに投げかける年代も性別も異なる3人。しかし、その出会いによってハワードに徐々に変化が…。本作は、『プラダを着た悪魔』で恋に仕事に奮闘しながら、人生で一番大切なことの見つけ方を描き、世界中の女性を夢中にさせたデヴィッド・フランケル監督の最新作。大人になるとき、誰もが一度は人生のドン底を経験する。失恋、家族や友人との別れ、仕事での失敗――理由は人それぞれだけれど、何もかもが上手くいく人生なんてあり得ない。悲しみを乗り越える「ヒント」とは?恋に仕事に一生懸命な女性を励ましてくれた『プラダを着た悪魔』『マイ・インターン』に続き、本作では全ての大人たちに、人生の試練から再び歩き出す力を与えてくれる。そんな物語の主人公、“人生ドン底男”のハワード役を演じるのは、ウィル。そして彼の親友でバリキャリウーマンのクレア役にケイト・ウィンスレット、彼の人生を取り戻すために一役買った舞台女優たちにヘレン・ミレンやキーラ・ナイトレイ。そのほか、エドワード・ノートン、マイケル・ペーニャ、ナオミ・ハリスらが登場する。そして今回到着したのは、キーラ演じる舞台女優エイミーが初めて登場する本編映像。解禁された映像は、ハワードのオフィスで行われているコマーシャルのオーディションで、ハワードの同僚で親友のホイットが順番を待つ美女エイミーと出会うシーン。エイミーはホイットの考えたキャッチフレーズに対して、自分のものの方がよいと提案。その言葉に共感したホイットは、急いでスタッフに修正を指示。しかし、その間にオーディション会場を後にしてしまうエイミーを、思わず追いかけるホイット…これから何かが起こる予感のする映像となっている。『素晴らしきかな、人生』は2月25日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:素晴らしきかな、人生 2017年2月25日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS NORTH AMERICA INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT, LLC
2017年02月02日『ソーシャル・ネットワーク』、『マネーボール』、『キャプテン・フィリップス』といった、アカデミー賞作品賞の候補になるような作品を手掛けてきたプロデューサー・マイケル・デ・ルカが、ジョン・レノンとオノ・ヨーコのラブストーリーの映画化に向けて動いているようだ。「The Hollywood Reporter」によると、『博士と彼女のセオリー』のアンソニー・マッカーテンが脚本とプロデューサーも兼任し、『プリースト』の製作総指揮を務めたジョシュ・ブラットマン、オノ・ヨーコも製作に名を連ねているとのこと。タイトル未定のこの映画は、アメリカにおける愛や勇気、政治的な行動主義をテーマとし、現代の若者に対してどんな世界を望むのか、明確なビジョンを持って立ち上がってほしいという願いを込めて製作されるという。ジョンとヨーコは1966年に出会い、1969年に結婚。2人の出会いやラブストーリーとともに、ジョンが亡くなるまでの11年間の結婚生活で行ったクリエイティブなプロジェクトや反戦・平和運動についても描かれる。(Hiromi Kaku)
2017年02月02日ベネディクト・カンバーバッチが、マーベル・スタジオ最新作『ドクター・ストレンジ』(公開中)で、元天才外科医の魔術師として降臨! これまで彼は『SHERLOCK(シャーロック)』(10~17)のシャーロック・ホームズや『スター・トレックイントゥ・ダークネス』(13)の悪役ジョン・ハリソン、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(14)の天才数学者アラン・チューリングなど、幾通りものカリスマを演じてきた。今回も異色のヒーローがドハマリだ!交通事故で両手の機能を失い、絶望の淵に立たされたストレンジ。彼はカマー・タージと呼ばれる聖域で、神秘の力を操る指導者エンシェント・ワンの下で修行を積み、人知を超えた力を手にしていく。自身もチベット仏教僧院というスピリチュアルな場所で過ごした経験をもつカンバーバッチを直撃し、当時の体験や本作の撮影エピソードについて聞いた。――魔術を使うヒーロー、ストレンジはクールなのにコミカルでとても魅力的でした。浮遊マントとのやりとりも最高でしたね。マーベルの映画は、コミカルなシーンやユーモアを盛り込むのが絶妙にうまいですね。本作では浮遊マントとの絡みがキーになっていて、クスッと笑えるから、僕自身も演じていてとても楽しかったです。全編を通してアドリブも多く、実はマントの襟が涙を拭うシーンは僕のアイデアなんですよ。――マントの登場シーンもかなりインパクトがありました。マントは“もう1人のキャラクター”となっています。自分の意志を持つというところが、非常にユニークでしょ。普通ならばヒーローが自ら武器や道具を手に入れたり身につけたりするけど今回は逆で、マントの方がストレンジを見つけ出すんです。マントが向こうからやって来るというところも、今までの作品とは一味違った面白いポイントですね。ストレンジとマントが初めて対面するシーンでは、お互いにどんなやつなのか?と探り合うんです。ストレンジはマントの使い方を知らないし、マントも彼の人柄が分からないので、ギクシャクした感じになる。その凸凹コンビはまるで人間同士のようにとても面白く描かれています。ストレンジはまだ修行の身であり、マントを使いこなせない状況で、そこもまた笑いを生むんです。みんなでアイデアを出しながら、キャラクターとしてのマントを練り上げていきました。――19歳でチベット仏教僧院で過ごした経験があるそうですが、今回その経験はどんなふうに役立ちましたか?西洋の文化で育った若者が、初めて東洋の国に行って全く異なる文化に触れる、その体験自体が僕にとっては貴重なものでした。そういう意味でも、ストレンジという西洋人がチベットを訪れ、新しい世界に出会うというところがリンクしていますね。僕は当時物理学にとても興味があって、ものすごく難解な本を読む努力をしていました。そんな本を読みながら東洋哲学や物理学にふけりつつ、バックパッカーのようにリュックを背負い、インドのデリーからいろんな所を旅して回っていたんです。それまで目に触れることのない文化的な儀式や日常生活などを肌で感じ取っていったことを覚えています。――そこでの出会いも大きかったのでしょうか?そうですね。そこで出会った人々は、山に囲まれ、人里離れた所にいながらも非常にユーモアのセンスがありました。インターネットも使うし、ポップカルチャーなど、意外と近代文化にも精通していたので驚いたこともありました。異文化交流ということでも、お互いに素晴らしい関係性を築けたし、とても面白い体験ができたんです。僕が読んだ難解な本によると「1つの次元からもう1つの次元に移っていく」という感じで人間がステップを踏んで成長するためには「今の自分を知らなければいけない」とありました。物理学なのでたくさんの数式が出てくるのですが、残念ながら私は数学があまり得意ではなかったので「自分に物理学者は無理かな」と思って諦めてしまいました。ただ、数学や物理学などに興味があったので、とても面白かったんです。――今回の撮影では、どんな出会いがありましたか?撮影中には、ティルダ・スウィントンの友人で仏教徒の僧侶がセットを訪ねて来てくれました。私は当時の話をしながら、チベットの寺院で英語を教えていた思い出を振り返ったり、東洋哲学のことを語ったりして、とても楽しい時間を過ごしました。そういった瞑想やスピリチュアリズムを自分の中に取り込むことで、集中力が高まり、役に入りやすくなります。特に本作のようなファンタスティックでスペクタクルな世界を舞台にした映画で、地に足のついた演技をすることにおいてはとても役立ちました。また、現実というのは精神の力でどうにでも変えられるということが、この映画のテーマともリンクしていると思いました。自分自身の精神力によって現実というものは定義できる、それが東洋哲学には理論としてあるんです。――では、ドクター・ストレンジというキャラクターにも過去の経験がかなり反映できたということですね。僕は役者としてキャラクターになりきるには、そのキャラクター自身が抱える信念、哲学、信条などに100%共感できないと演じ切れないと思っています。そういう面でいえば、自分に土台があったということで役に入りやすかったですね。映画や舞台の現場は常にバタバタしていて、気が散ることがたくさんあります。そこでノイズをシャットアウトして集中するのは結構な技が必要なのですが、そういった時に瞑想などで集中できたからとても良かったです。もちろん偶然ですが、19歳の時に経験したことが一周回って、こういう形で助けになっていることにとても運命的なものを感じています。■プロフィールベネディクト・カンバーバッチ1976年7月19日、イングランド・ロンドン生まれ。数々の舞台で経験を積んだ後、2004年のテレビ映画「ホーキング」で注目され、テレビシリーズ「SHERLOCK(シャーロック)」(10~17)で人気を博す。映画は『戦火の馬』(11)、『ホビット』シリーズ、『それでも夜は明ける』(13)、『スター・トレックイントゥ・ダークネス』(13)などに出演。『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(14)の天才数学者役で、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。(C)2017MARVEL
2017年02月02日タレントの山口もえが2日(木)、都内で行われた映画『マリアンヌ』公開直前女性限定試写会に、お笑い芸人の東貴博と登壇し、夫で爆笑問題の田中裕二にいまさら言えない秘密を暴露した。爆笑問題の田中裕二との初めての子どもとなる第3子を授かり、現在、妊娠約6か月の山口さんは、アカデミー賞女優マリオン・コティヤール演じるヒロイン・マリアンヌをイメージした衣装で登場するも、細身の劇中衣装とは違い、ゆったりしたスタイルであることに、「ウエストがキュッとしたドレスを着たかったんですけど、80センチ以上あって入らなくなってしまったので…」と幸せそうな笑顔。また、99年に田中さんと一緒にレギュラー番組に出演していたそうで、「そのときにわたしがウエディングドレス、彼がタキシードを着て、結婚式場の下見に行くというロケをしました」とふり返ると、「お互いにいろんな人生があって、時を経て2015年にまた同じように結婚式をするようになって…」と人生の不思議をしみじみと語った。そんな2人は、東さんと安めぐみの披露宴に出席したことがきっかけで交際がスタート。作品に因み、夫に秘密にしていることを尋ねられた山口さんは「秘密にはしていないけど、いまさら敢えて言っていないこと」として、「披露宴で連絡先を交換したんですが、そのときの名前と電話番号が書いてある紙はいまでも大事に持っています。通帳と一緒に袋に入ってます」と大事にしていることを紹介。それを聞いた東は「とんでもない秘密が出てくると思ったらいい話」と感動しながらも、「それ、わかる!俺が安から最初に聞いたアドレスが書いてある紙の切れっぱし、まだ持ってます」と告白。2人の愛情あふれるエピソードに会場にはほっこりした空気が流れた。ロバート・ゼメキス監督、ブラッド・ピット主演の本作は、愛する妻マリアンヌ(マリオン)に向けられた信じがたい疑いを72時間以内に晴らさなければ、夫マックス(ブラッド)の手で妻の命を奪わなければならないという、過酷な運命を背負った夫婦の真実の愛を描いた感涙ラブストーリー。『マリアンヌ』は2月10日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マリアンヌ 2017年2月10日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2017年02月02日本年度アカデミー賞にて主要6部門(作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞)にノミネートされるなど、賞レースの台風の目となっている『マンチェスター・バイ・ザ・シー』が、5月より全国にて公開される。このほど、その待望の特報映像とティザービジュアルが解禁となった。本作は、マット・デイモンがプロデューサーを務める珠玉の人間ドラマ。監督・脚本は、自ら脚本を手がけた監督デビュー作『ユー・キャン・カウント・オン・ミー』(未)でアカデミー賞脚本賞にノミネートされ、『ギャング・オブ・ニューヨーク』の脚本でもアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされたケネス・ロナーガンが務めている。ボストン郊外で便利屋として生計を立てている主人公が、兄の死をきっかけに、帰ることはないと思っていた故郷の“マンチェスター・バイ・ザ・シー”へと戻り、16歳の甥の面倒を見ながら過去の悲劇と向き合っていく物語だ。主演は当初、マット自身が務めるはずだったが、親友ベンの弟ケイシー・アフレックにその座を譲り、ケイシーはそれに応えるかのようにキャリアの中でも傑出した演技を披露。「素晴らしい!」「偉大な俳優たちの仲間入りを果たした!」「オスカー最有力!」と各メディアも絶賛を寄せ、第74回ゴールデン・グローブ賞(ドラマ部門)ほか、ゴッサム賞、ニューヨーク映画批評家協会賞、ボストン映画批評家協会賞、クリティクス・チョイス・アワードなど…現在30を超える主演男優賞を受賞。賞レースを騒がす作品群の中でも圧倒的な受賞数で、アカデミー賞最有力候補と目されている。また、主人公の元妻を演じた『マリリン7日間の恋』『ブルーバレンタイン』のミシェル・ウィリアムズ、甥を演じた新星ルーカス・ヘッジズも、それぞれ各賞で助演女優賞、助演男優賞を獲得しており、主要キャストが揃ってアカデミー賞ノミネーション入りを果たしていることにも注目だ。このたび解禁となった30秒の特報では、突然の兄の訃報を受けて、ケイシー演じる主人公リー・チャンドラーが、戻りたくはなかった故郷マンチェスター・バイ・ザ・シーへと帰ってくるところから始まる。甥パトリック(ルーカス・ヘッジズ)の後見人になることを言い渡されて、困惑するリー。そして「あのとき 私の心は壊れた。あなたもでしょ?」と涙する元妻ランディ(ミシェル・ウィリアムズ)とのやり取りが映し出される。途中、何者かに殴りかかるリー。彼の過去に何があったのか、かき乱される感情の波に揺り動されながら、彼がどのように過去と向き合っていくのか、気にならずにいられない映像となっている。ティザービジュアルは、ケイシーとミシェルが悲しげな表情で海辺に佇み、向き合う姿をとらえているもの。「心も涙も、美しかった思い出も。すべてを置いてきたこの街で、また歩きはじめる――」というキャッチコピーもまた、胸うつドラマを予感させるものとなっている。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』は5月、シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月01日久々のラブストーリーで、渋みを増したカッコよさを見せるブラッド・ピットの主演最新作『マリアンヌ』。本作で、ブラッド演じる主人公マックスを虜にした、美しくも、その影に謎が残るミステリアスな女性“マリアンヌ”役のマリオン・コティヤールを、オスカー監督ロバート・ゼメキスが絶賛する特別映像がシネマカフェに到着した。マリオンが、タイトル・ロールの秘密を抱える女“マリアンヌ”に扮し、ブラッドとの初共演を果たした本作は、衝撃的な真実に向き合いながらも愛する人を信じて運命に立ち向かう2人が繰り広げるラブストーリー。2017年の“初泣き”ラブストーリーとして、試写会では早くも話題沸騰。ブラッドが大人の男性の色香と包容力を感じさせ、女性だけでなく男性も魅了させるとともに、マリオンもアンニュイな母国フランス語を駆使し、謎の女“マリアンヌ”に挑み、高い評価を受けている。映像では、マリオンが「2人は謎に満ちたキャラクターよ。少しずつお互いの本当の姿を知るの」と説明するように、戦時下のスパイ任務の途中で出会い、引き寄せられるように恋に落ちるも、マリアンヌに二重スパイの疑いがかけられたことにより、その運命に翻弄されていく複雑な心情が繊細に描かれている本作。マリアンヌは、さまざまな表情でブラッド演じるマックスの心をかき乱すキャラクターとなるが、ゼメキス監督は撮影をふり返り、「(マリオンは)素晴らしい女優だよ。多面的なキャラクターを見事に演じきったんだ」とその演技力を絶賛。さらに「彼女はどんな役柄も完璧に演じている。観客をドキドキさせて、魅了するんだ。それは彼女にしかできないよ」と、“マリアンヌ”という複雑な役には、マリオンのキャスティングが必要不可欠であったことを明かしている。『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』(’07)でアカデミー賞主演女優賞に輝き、その後、『君と歩く世界』や『サンドラの週末』といった作品でも数々の賞を受賞している実力派のマリオン。その一方、持ち前の美しさを武器にし、『インセプション』では、主人公コブ(レオナルド・ディカプリオ)の夢にたびたび現れ翻弄させる妻モル、『ミッド・ナイト・イン・パリ』では、1920年代のパリに迷い込んだギル(オーウェン・ウィルソン)が恋に落ちる魅惑の女アドリアナ、『ダークナイト ライジング』では、主人公ブルース(クリスチャン・ベイル)を支援しようと近づくが、実は思いもよらない秘密が隠されていたミランダ・テイトなど、男性を翻弄する妖しさを纏う女性も数多く演じてきた。本作では、“真剣愛”の雰囲気が醸し出しされているブラッドとの共演は世界的ゴシップとなるほどだったが、ブラッドがマリオンに心が傾いてしまったとしても納得(?)の妖艶な魅力を披露している。2013年には「世界で最も美しい顔100人」1位に選ばれ、いまなお美貌を維持し続けているマリオン。『君と歩く世界』のPRで来日した際は、空港でスッピン姿を披露し、「スッピンが美人すぎる!」とSNSで大きく話題に。さまざまな役柄でいくつもの顔を見せてきたマリオンが、本作で魅せる新境地と、その本作の真実の愛の物語に注目していて。『マリアンヌ』は2月10日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マリアンヌ 2017年2月10日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2017年02月01日エマ・ワトソン演じるベル役を昆夏美、ダン・ステーヴンス演じる野獣役を山崎育三郎と、ミュージカル界で活躍する実力派キャストがプレミアム吹き替え版で声を務めることになった実写版『美女と野獣』。このほど、本作の全米公開(3月17日)に合わせ、超豪華アーティストの英語版サウンドトラックのリリースが決定した。その芸術性と完成度の高さから、アニメーション映画として史上初めてアカデミー賞作品賞にノミネートされ、いまなお愛され続けている不朽のアニメーション『美女と野獣』(’91)を、主演にエマを迎え、ディズニー渾身の実写映画として新たに生まれ変わらせた本作。日本はもちろん世界でも圧倒的人気を誇りヒット曲を連発、グラミー賞ノミネートの実績も持つアリアナ・グランデと、トータル10のグラミー賞を獲得、アカデミー賞の受賞経験もあり、数々のヒットアルバムを生み出すシンガー・ソングライターのジョン・レジェンドが、タイトルトラックの「美女と野獣」をデュエットし、新たにレコーディング!エンドロールにて披露され、サウンドトラックにももちろん収録。アリアナは『SING/シング』、ジョンは『ラ・ラ・ランド』といった話題作にも参加しており、2人のコラボは大きな注目を集めている。この楽曲「美女と野獣」といえば、長編アニメーション映画化の際にセリーヌ・ディオンとピーボ・ブライソンによって歌われ、1991年にアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞、およびグラミー賞を獲得した言わずと知れた名曲。セリーヌは今回、本作のためにオリジナルの新曲「How Does A Moment Last Forever」で参加。さらに、癒やしのボーカルとして知られるジョシュ・グローバンも、新曲「Evermore」で参加する。アカデミー賞を8度も受賞しているアラン・メンケン(『リトル・マーメイド』『アラジン』など)が作曲を、同賞を3度受賞しているティム・ライス(『ライオン・キング』『エヴィータ』など)が歌詞を手掛けたこの新曲「How Does A Moment Last Forever」は、人生のかけがえのない時間を決して手放したくない、という気持ちを歌った感動的なバラード。挿入歌として部分的に映画全編に渡って使用され、フルバージョンはこちらもエンドロールにて披露される。セリーヌは、「オリジナルの『美女と野獣』に参加できたことは、私の人生の中で魔法のような素晴らしい経験でした。今回この映画に再び参加できることをとても光栄に思っています」と、喜びのコメントを寄せている。また、もう1つの新曲「Evermore」は、トップセールスを誇るソングライターのジョシュ・グローバンがレコーディング。劇中では、野獣(ダン・ステーヴンス)がベル(エマ・ワトソン)を彼女の父のもとに帰した後に歌うバラード。もちろんこちらも作曲はアラン・メンケン、作詞をティム・ライスが手がけている。Disc1には、これら新曲を含むオリジナルボーカルの楽曲を完全収録。そしてデラックス・エディションのDisc2には、スコア楽曲も収録した史上最強のサウンドトラックに。また、プレミアム吹き替え版の昆さんや山崎さんら豪華キャストが参加するサウンドトラック<日本版>は4月にリリースが予定されており(詳細後日発表)、実写版『美女と野獣』の音楽に期待の声が高まっている。「美女と野獣 オリジナル・サウンドトラック<英語版>」は3月22日(水)よりリリース。『美女と野獣』は4月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月01日名だたるハリウッド俳優のコーチングを担当するイヴァナ・チャバック。自らの過酷な幼少期の経験と、成功者と言われる人々との交流から得たメソッドの元になっているのは、逆境を学びに変えるというもの。その手法は演技だけでなく人生においても応用できると注目を集める。ワークショップのため来日中だった彼女に聞くその考え方とは。自分を哀れむのは他人にも自分にも助けにならない——出来事には2通りの見方があって、自分を壊すものとみるか、自分を成長させるのかだと言われていますね。その真意は?過去の出来事に対して、馬鹿なことをしてしまったと落ち込むか、その出来事が自分に起ったのはなぜかと考えるか。要はその出来事は恥なのか学びなのか?捉え方でその後の動きは大きく変わります。悪いことかが起こった時に「最悪だ、最悪だ」と嘆くか、自分にとってどのような糧になるかと見るのか?と。起こった悪いことを学びと捉えるのは、非常にハードです。自分を哀れむほうがよっぽど楽ですから。もちろん人間は楽なほうを選びたがるし、選んでしまうときもあります。でも、それは他人の助けにも自分の助けにもなりません。だから強さを持つ必要があります。太ってたってブスだって人は惹きつけられる——日本の女性はその強さをもって物申すことに尻込みしている気がします。日本の女性だって、押さえつけられたら不快なはずです。社会がこうだと言っているからといって、それを守る必要はありません。アーティストが演技を通して解放した感情に共感したら「私だけじゃなんだ。私も言っていいんだ」と思えばいい。社会に対して「それは受け入れらません」といっていいんです。それで誰かに嫌われるかもしれません。でも逆に愛され、ついてきてくれるかもしれない。それはあなた次第です。恐れを知らずに、人のことを気にしない。はっきり言って、それだけです。私は私のルールに従っています。人が何を言っても気にしません。ただ一つ私にとって大切なルールは「人を傷つけない」ということ。逆にその人を傷つけない限りはなんでもやるし、なんでも言います。人を傷つけない限りは自分の中で理にかなっていると思うことに従えばいい。そうすれば新しい道が開けます。社会のルールに挑戦すればするほど、自分がハッピィになれるし、それが自分のパワーになります。人々はこのパワーに惹かれるんです。世界で一番ブスで太っていたとしても、このパワーを持っていれば、人が周りに寄ってきて成功します。「恐れ知らず」というのがパワーです。ただね、恐れ知らずになるためには自分の中に恐れがあることを認めないといけないんです。恐れがあるから恐れ知らずになれる。恐れが大きいほど、恐れ知らずの度合いも大きくなる。これはとても大事なコンセプトです。——人々は「欲しいものを手に入れるため」に戦っていると言われますが、ANGIE読者にも「欲しいものが分からない」といった人が多数います。ステレオタイプ的にそう言われているからではないですか?日本でその問題は大きいと思いますが、アメリカでも同じです。私が育ったミシガン州では「女性は教会にも来ないで夫の面倒をみていろ」と言われ、20歳くらいで結婚、出産が普通です。働いている女性も少ない。でも、働きたいなら働きたいと言っていい。欲しいものは欲しいといったらいいんです。好きなことをやりたいと言っていい、でも選択にはリスクも——選択肢が広がったことで、今度は選べなくなっている女性もいます。自分が何を欲しているのかは、とにかくいろんなことにトライしてみないとわかりません。例えば、昨日私はエイヒレを初めて食べてとっても好きになったんです。でも食べてみなければ好きかどうかもわからないですよね。友人に有名な音楽大学を出たジャズミュージシャンだった人がいます。天才的なミュージシャンだったんですが、あまり演奏家であることを楽しんでいなかった。そこで学校へ戻っていろいろ勉強したり、インターンをしてみたりして自分が物理、そのなかでも核物理が好きだということに気づいたんです。それから本格的に核物理を勉強して今では著名な学者として世界中を回っています。彼は自分の好きなものを探すというトライと同時に、有名ミュージシャンという地位を捨てるリスクも取りました。選択とはリスクをとることでもあります。——リスクを取りたがらず、挫折を避けて通る人も多いですが。恐れを抱くことは容易で、勇気を持つことのほうが難しい。だからそこに簡単な答えはないんです。「やるしかない」女性ゆえに打ち破れない壁ってありますよ。私もいろいろひどいことも言われます。昔は傷ついていたりもしましたが、今は気にしない。周囲が私を押さえつけようとしても、私が気にしなければ何も起こりません。誰かから嫌われてもいい。十分すぎる数の人が私を愛してくれていますから。とあるビリオネアが「人から好かれるかどうかは気にするな。でも人から尊敬されるかどうかは気にしろ」といっていました。人に尊敬されるということは、私が尊敬されることをやっているから。人に尊敬される自分なら自分でも好きになれますよ。迷ったとしても、自分の道を歩いていればサポートしてくれる人が自然と出てきます。サポートを求めるんじゃないんです。自分の夢を情熱を持って追いかけて、魂込めて自分にも他人にも希望を与えることをやったら、人は集まってくるんです。自分で変わりたいと思っている人には、あらゆるメッセージは届きます。変わりたいと本気で思っていない人はこの記事も読まないでしょう?Never too late! (遅すぎることはない)なんだって可能なんです、自分が信じればね。要は、どれだけ本気で欲しいものを欲しい!と言えるか。その前にリスクをとってまで欲しいものを探せるのか?それが人を魅せられる女性の、人のあり方のなのかもしれませんね。イヴァナ・チャバックロスアンゼルス在住演技コーチ、著者、イヴァナ・チャバックスタジオ経営者。ブラッド・ピット、ビヨンセ、ハル・ベリー、ジム・キャリー、メグ・ライアン、ジェームズ・フランコ、シャーリーズ・セロンなど、錚々たるハリウッド俳優らを顧客に持つ。2006年度のアカデミー賞では演技賞のすべてに彼女の生徒がノミネートされた。イヴァナの長年の映画業界への貢献に対し、ロシア国際映画祭において、レオナルド・ディカプリオ、ウィリアム・フリードキン、フランシス・フォード・コッポラと並び、特別功労賞を受賞。ロスアンゼルスタイムス紙ベストセラー『イヴァナ・チャバックの演技術』は全米の数多くの大学で教科書として使用されており、世界8カ国語に翻訳されている。人間の深層心理への深い洞察力に基づいたその演技メソッドは、人生においての必勝テクニックとして、俳優だけでなく、歌手、脚本家、監督、プロデューサーからも熱い支持を集めている。photo by SHOHEI ISHIDA
2017年01月31日巨匠マーティン・スコセッシによる最新作『沈黙-サイレンス-』の大ヒット御礼舞台挨拶が1月31日(火)、TOHOシネマズ日本橋にて行われ、出演する窪塚洋介、イッセー尾形、塚本晋也が登壇した。公開されて1週間あまり経ち、3人のもとには感想が続々集まっているという。窪塚さんは、「僕が18歳でデビューしたときより反響が大きい気がしています。“一言では言えないんだけど”と言った後に永遠にしゃべってくる人が多かったりして」と、様々な方面からのリアクションを喜んでいた。『沈黙-サイレンス-』は、日本文学の金字塔と称される遠藤周作書「沈黙」を、スコセッシ監督が28年もの間、映画化を希望し温め続けてきた渾身作。幕府による非情なキリシタン弾圧下にある江戸初期の長崎を舞台に、ポルトガル人宣教師フェレイラ(リーアム・ニーソン)が拷問に屈して棄教したという真相を確かめるため、日本にやってきたロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)らの葛藤を描く。ハリウッド俳優に加え、窪塚さんや、イッセーさん、塚本さんのほか、浅野忠信、小松菜奈、加瀬亮らが参加していることでも大きな話題になっている本作。中でも、宣教師を取り締まる井上筑後守役のイッセーさんには大きな賛辞が集まっている。サンフランシスコ、LA、NYと渡り歩いたというイッセーさんだが、「映画が終わってロールが出てくるでしょう?全員が拍手をするんですけど、イッセー尾形のときはシーンとして(笑)。でも、日本で見た感想を聞くと“桁が違う”と言われます。100年に残る映画だと。…それは僕が言ったんだけど(笑)」とジョークを織り交ぜつつ充実感を語れば、窪塚さんも「100年、1,000年、万年残りますよ!」と力強く賛同した。本作は第89回アカデミー賞の撮影賞にロドリゴ・プリエトがノミネートされている。迫力のある映像美に圧倒されるが、塚本さんは「ご本人はいたって普通で。芸術家っぽくないというか、あんちゃん」と表現した。窪塚さんは、「“チョット、ミギ”とか“スイマセン”とか、誰よりも先に日本語を覚えてくれました。“こういうときは何て言うんだ?”って聞いてくれて、覚えると早速使って。そういうところも一流なんだなと思いました」と、撮影の様子をふり返っていた。『沈黙-サイレンス-』はTOHOシネマズ スカラ座ほか公開中。(cinamacafe.net)■関連作品:沈黙-サイレンス- 2017年1月21日より全国にて公開(C) 2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.
2017年01月31日いい年したおとな7人が互いのスマホを見せ合う、という奇妙なゲームを描き、イタリアのアカデミー賞「ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞」で作品賞&脚本賞をW受賞、28週間ロングランという驚異的なヒットを飛ばした『おとなの事情』。このほど、あるシーンの本編映像がシネマカフェに到着。なんと、あのIT界の超大物から着信があったことが分かった!いまや、スマホはプライベートの詰まったブラックボックス。「ゲームをしない?食事中、かかってきた電話、メッセージをみんなオープンにするのよ」。友人夫婦7人が集う夕食の場で、エヴァはいきなりそう提案した。新婚のコシモとビアンカ、反抗期の娘に悩むロッコとエヴァ、倦怠期を迎えたレレとカ―ロッタ、恋人に今日のディナーをキャンセルされたペペ。「何かやましいことがあるの?」と詰め寄る女性陣に、男性陣も渋々ポケットをあさり、テーブルには7台のスマホが出揃った。メールが来たら全員の目の前で開くこと、かかってきた電話にはスピーカーに切り替えて話すことをルールに、究極の“信頼度確認ゲーム”が始まる――!本作のテーマは、スマホをめぐる“夫婦・親友の秘密”。7人の友人夫婦が集まる食事会で、スマホの履歴を見せ合うという世にも危険なゲームをきっかけに、疑惑の嵐が吹き荒れる。たった1台の小さなスマホから、夫婦間のもめごとのみならず、働く男女それぞれが抱える家庭の問題、仕事の悩み、変えられない自分の性格など、次々と本当のことが明るみになっていく。このたび本作から解禁された映像では、ディナー中に掛かってきた1本の電話がちょっとした謎を呼ぶ様子を切り取っている。キッチンで食事の支度をする妻のスマホに着信があり、それを覗きこんだ夫は暫く沈黙する。「スティーブ・ジョブズからだ」という彼に、周りの友人たちが「一体どういうこと?」と不思議そうな表情で見つめる。“スティーブ・ジョブズ”と登録されている人物とは誰なのか、はたまた本当にあの本人からなのか!?いや、もう亡くなっているはずなのに…。そんな小さな“秘密”や“自分の知らない相手のこと”に始まり、本編ではさらに大きな波乱が待ち受けているという。本作のインスピレーションになった出来事として、パオロ・ジェノヴェーゼ監督は、「知り合いのカップルに起こったことなんだ。男性が事故にあって入院し、女性が病院に向かったとき、彼の携帯を渡された。そこでいろいろなテキストメッセージを見てしまったらしく、彼が退院したらすぐ別れたカップルがいたよ」と明かしている。次々にかかってくる電話、ロック画面に表示されるメッセージ…。果たして、それをパートナーや友人たちと共有できるのか、ドキドキしながら見守っていて。『おとなの事情』は3月18日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月31日恋に仕事に一生懸命な女性を励ましてくれた『プラダを着た悪魔』『マイ・インターン』に続き、今度はすべての大人たちに、人生の“ドン底”という試練から再び歩き出す力を与えてくれる『素晴らしきかな、人生』。主演のウィル・スミスをはじめ、ヘレン・ミレン、ケイト・ウィンスレット、エドワード・ノートン、マイケル・ペーニャら豪華キャストが競演する本作で産後復帰を果たした、キーラ・ナイトレイに注目した。ニューヨーク、華やかで時代の最先端を走る広告代理店の代表ハワード(ウィル・スミス)。だが、彼は最愛の娘を失ったことで、自分の人生を見失ってしまう。そんな人生ドン底を迎えた男の前に、ある日突然現れたのは3人の奇妙な舞台俳優たち。彼らとの出会いによってハワードの人生に変化が生まれ…。その美貌はもちろんライフスタイルまで、世界中の女性の憧れを集めるキーラ・ナイトレイ。近年では、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』でアカデミー賞にノミネートされ、「シャネル(CHANEL)」のミューズを務めるなど、その活躍は華々しい。第1子出産後の最新出演作となった本作は、絶大な支持を集めるジョン・カーニー監督の『はじまりのうた』と同様、ニューヨークが舞台。改めて、キーラ×ニューヨークの相性の良さを証明している。キーラが演じているのは、ちょっとミステリアスな舞台俳優エイミー。オーディション会場で出会ったホイット(エドワード・ノートン)に「殻を脱いで人生を変えよう」とひとことだけ残し、その場を去っていくが、エイミーの才能と美貌に魅かれたホイットは彼女の後をつけ、劇場で芝居の稽古をする3人の舞台俳優と出会うことに。本作の脚本がキーラのもとに届いたとき、彼女は長女を出産したばかりで、子育てを楽しんでおり、出演作を積極的に探していなかったという。「子どもが生まれて間もなかったし、あまり働きたくなかったんです。それで私はいつものように脚本を母に渡しました。たいていの場合、母は『ダメね。断って赤ちゃんと家でゆっくりしなさい』と言うんですが、このときは、読んだあとで泣きながら電話してきて『こんな気持ちになったのはずいぶん久しぶりだ』と言ったんです」とキーラ。そこで「私もすぐに脚本を読んだ」そうで、「とても感動したし、話の展開が予測できなかったので、ワクワクした」と、彼女は明かす。「エイミーは悲しむハワードに、愛はいいことだけに存在するのではなく、信じがたいほどの苦痛の中にもあること、弱まったり、なくなったりはしないことを教えたいんです。ものすごく興味深い考え方でしょ?」とも語り、今回の役柄の魅力も触れた。また、ウィルはキーラとの共演を「いろんなアイデアを出し合いながら、一緒にあれこれ考えるのが楽しかった。膝を突き合わせて“愛”とは何なのかについて話し合い、ハワードとエイミーの弁論・反論を構築していったんだ」と、その掛け合いをふり返っている。衣装を担当したリア・カッツネルソン(同じくNYが舞台の『ワタシが私を見つけるまで』など)は、カジュアルからエレガンス、クラシックまで着こなすキーラの今回の衣装について、「エイミーの服のスタイルはとても女性らしいんですよ。『プラダ(PRADA)』と『グッチ(GUCCI)』の新作とヴィンテージを組み合わせて、ニュアンスを出しました。花柄を中心に色は、藤色、紫、クリーム色が多く、ほんのたまにアクセントとして赤を使いました」という。「とにかく一歩ずつ踏み出すこと。呼吸を続けること。そうすれば陽の光を感じられる日がいずれまたやって来る。それこそが『素晴らしきかな、人生』なのだと思う」と、自らの想いを話してくれたキーラ。彼女がどんなキャラクターとなって、人生を輝かせるヒントをくれるのか、注目していて。『素晴らしきかな、人生』は2月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:素晴らしきかな、人生 2017年2月25日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS NORTH AMERICA INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT, LLC
2017年01月31日先日発表された第89回アカデミー賞にて視覚効果賞と音響編集賞の2部門ノミネートを果たした、大迫力の海洋ティザスター『バーニング・オーシャン』。その日本公開が4月21日(金)に決定し、マーク・ウォールバーグ演じる主人公のエンジニアが本作の舞台となる石油掘削施設について、10歳の娘に語って教える特別動画が解禁となった。本作は、世界を震撼させた“メキシコ湾原油流失事故”を完全映画化。2010年4月20日の大爆発から7月16日の流出停止まで、約3か月にわたって全世界が注視した“人災を”描き出す。その日、メキシコ湾沖約80kmの石油掘削施設ディープウォーター・ホライゾンが、海底油田より逆流してきた天然ガスの引火により大爆発。施設だけでなく海上一面が火の海と化した――。今回、日本公開日の決定を受けて、このディープウォーター・ホライゾンのメカニズムに迫る2分の特別動画が解禁された。家族の朝食の席、ウォールバーグが演じるディープウォーター・ホライゾン主任電気技師と妻(ケイト・ハドソン)は、10歳の娘が読み上げる「お父さんの仕事」という宿題に耳を傾けている。父は優しく、これから向かう仕事場について、缶コーラを小道具にして説明していく。「私のパパは海から石油を汲み上げてます」と読み始める娘に「石油の探査だ」と父。「石油はモンスターです。元はおっかない恐竜でした。3億年かけて―、恐竜の死骸が強く強く強くつぶされ」と続ける娘。他愛のない親子の会話に重ねて、映画の舞台となるディープウォーター・ホライゾンの実景が重ねられ、その仕組みが解説されていく。「パパたちが海底に穴を開け…、驚いた恐竜たちは、その穴から飛び出そうとし、そこに掘削泥水が…」と、娘は缶コーラに通された筒に油の噴出を抑える役割を果たす掘削泥水に見立てた蜂蜜を注ぐ。すると、ディープウォーター・ホライゾンでは異変の予兆が。そして、突如として食卓の缶コーラが凄まじい勢いで噴き出し始める。この後、「お土産に化石を。“パパが恐竜を捕まえたと”自慢したい」とねだる娘の声を受け、父はディープウォーター・ホライゾンへと向かう。この後、世界を震撼させた未曾有の大事故が待ち受けていることを、まだ知らずに…。監督を務めたのは、『ローン・サバイバー』『バトルシップ』など、リアルなアクション描写に定評のあるピーター・バーグ。未曾有の海底油田爆発事故と作業員の決死の脱出を、圧倒的な臨場感あふれる迫力の映像を作り上げている。『バーニング・オーシャン』は4月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月31日『ELLE』(原題/今夏公開)で、第74回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)を受賞、さらにアカデミー賞にも初ノミネートされたイザベル・ユペール。いま最も注目されているフランスが誇る大女優は、主演最新作『未来よ こんにちは』が3月25日(土)より日本公開される。このほど、還暦を超えたとは思えない、彼女の年齢を重ねた美しさが輝く劇中の場面写真がシネマカフェに到着した。パリの高校で哲学を教えるナタリー(イザベル・ユペール)は、同じ哲学教師の夫ハインツと独立している2人の子どもがいる。パリ市内に一人で暮らす母の介護に追われながらも、充実した日々。また、ナタリーの授業で哲学の面白さを知り、教師になったファビアン(ロマン・コリンカ)と久しぶりに再会するも、彼はすでに教師を辞め、執筆をしながらアナーキスト仲間と活動を共にしていた。そんな折、夫ハインツが結婚25年目にして「好きな人ができた」と唐突に告白、家を出てしまう。そして母の認知症が悪化し、施設に入ることに。母が溺愛していた猫のパンドラを、猫アレルギーのナタリーが飼うことになる。だが、ある日突然、母も他界。夫と別れ、母は亡くなり、ナタリーはたった1人となった。長い付き合いの出版社との著作の契約も終了し、仕事も行き詰まった彼女は…。第66回ベルリン国際映画祭にて銀熊賞(監督賞)を受賞した本作。ユペールは、『氷の微笑』ポール・ヴァーホーヴェン監督最新作の『ELLE』で賞レースを席巻する一方、本作『未来よ こんにちは』でもニューヨーク映画批評家協会賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞などで主演女優賞を数々受賞。また、ロンドン映画批評家協会賞では主演女優賞と映画への貢献を称えたディリス・パウエル賞のW受賞を果たしている。70年代初めに映画デビューして以来、クロード・シャブロル監督、ジャン=リュック・ゴダール監督、マイケル・チミノ監督などをはじめとする名だたる世界の巨匠たちの作品に軒並み出演し、特にシャブロル監督作『主婦マリーがしたこと』(‘88)での大胆な演技、奇才ミヒャエル・ハネケ監督作『ピアニスト』(‘01)の2度目のカンヌ女優賞を得た衝撃的な演技などは、映画ファンの記憶に刻み込まれている。2016年は『アスファルト』『母の残像』が日本公開され、「フランス映画祭2016」では“団長”として10年ぶりに来日、浅野忠信や是枝裕和監督らとオープニングセレモニーに参加した。ヴァーホーヴェン監督の『ELLE』ではゴールデン・グローブ賞の受賞とともに、オスカーに初ノミネートされている。なお、本作では、35歳の若き気鋭ミア・ハンセン=ラブがユペールを想定して脚本を執筆したというだけあり、彼女の魅力が最大限に引き出され、孤独や時の流れをしなやかに受け入れていく潔いヒロインの姿が鮮烈な印象を放つ。米国映画批評サイト「Rotten Tomatoes(ロッテン・トマト)」でも100%フレッシュという高い評価を受けている。ユペールが演じるのは、“おひとり様”になった50代後半の哲学教師。「まさか」というくらいに次々と起こる想定外の出来事に、うろたえても立ち止まらず、まだまだ輝く未来が必ずある、そう信じる主人公ナタリーの凛とした生き方をユペールは体現し、愛に満ちた人間ドラマを完成させた。今回到着した彼女の場面写真は、川辺での水着姿やイケメンな元教え子との2ショットとなっており、還暦を超えたいま、年齢を重ねてさらに輝きを増すユペールのナチュラルな美しさは注目だ。『未来よ こんにちは』は3月25日(土)よりBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月30日『ピッチ・パーフェクト』シリーズや『イントゥ・ザ・ウッズ』などの“歌ウマ女優”として知られ、現在公開中の『ザ・コンサルタント』ではベン・アフレックとの共演が話題を呼んでいるアナ・ケンドリックが本格アクションに挑戦した『Mr.Right』が、『バッド・バディ!私と彼の暗殺デート』として5月に日本公開されることが決定した。ダメ男とばかり付き合い、失恋を繰り返すちょっと変わった女の子マーサ(アナ・ケンドリック)。ある日突然、彼女の前に“理想の男”フランシス(サム・ロックウェル)が現れ、急速に惹かれあっていくが、彼は人殺しが許せず依頼人を殺す…という変わったヒットマンだった。世界中の殺し屋から狙われるフランシスと行動を共にしていく中、マーサは自分では気づかなかった“最強の殺し屋”としての素質に目覚めていき…。『クロニクル』『エージェント・ウルトラ』で注目を集める脚本家マックス・ランディスが手掛けた最新作は、恋に落ちた女の子が殺し屋の能力に目覚める“覚醒ラブ・アクション”。デイン・デハーン主演『クロニクル』では、超能力を手に入れたオタク男子高校生の行く末を描いて一躍脚光を浴び、ジェシー・アイゼンバーグとクリステン・スチュワートが恋人同士を演じた『エージェント・ウルトラ』でも、コンビニバイトが実はCIAの凄腕エージェントだったというアイデアで話題に。そして今回の本作では、二股をかけられた失恋女子が、伝説の殺し屋と恋に落ちることで暗殺能力が覚醒する、という奇想天外なストーリーが繰り広げられる。ダメ男ばかり好きになってしまうマーサを演じるのは、『マイレージ、マイライフ』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、『トワイライト』シリーズや『ピッチ・パーフェクト』シリーズで人気者となったアナ。本作では、これまで演じてきた歌ウマ&キュートな印象とは違い、銃やナイフを使ったアクションに挑戦!コメディも得意な彼女が、“イタイ女子”ד殺し屋”という2つの顔を併せ持つニューヒロインを演じるのは楽しみ。そして、マーサの暗殺能力を覚醒させてしまう“理想のカレ”を演じるのは、ダンカン・ジョーンズが長編初監督を務めたSFドラマ『月に囚われた男』やブラックユーモアあふれるアクション映画『セブン・サイコパス』ほか、『グリーンマイル』『アイアンマン2』の悪役の怪演でも知られるサム・ロックウェル。「殺人は悪いこと」という理由で、暗殺を依頼してきた人物を“逆に殺してしまう”というちょっとひねくれた伝説の殺し屋を、愛すべきキャラクターとして軽快に演じている。『バッド・バディ!私と彼の暗殺デート』は5月13日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月30日29日(現地時間)行われた全米俳優組合賞(以下SAG賞)授賞式で、『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーンが主演女優賞を獲得した。エマのほかに主演女優賞にノミネートされていたのは、『Arrival』(原題)のエイミー・アダムス、『ガール・オン・ザ・トレイン』のエミリー・ブラント、『ジャッキー/ファースト・レディ 最後の使命』のナタリー・ポートマン、『マダム・フローレンス!夢見るふたり』のメリル・ストリープと強敵揃い。SAG賞の主演女優賞を獲得した女優は、ジェニファー・ローレンス、ケイト・ブランシェツト、ジュリアン・ムーア、そして昨年のブリー・ラーソンと、過去4年間、アカデミー賞の主演女優賞に輝いていることから、エマがオスカーを手にする可能性はかなり濃厚と見られる。受賞スピーチのために登壇したエマは、興奮のためか、ややパニック状態でスピーチを始めた。しかし、『ラ・ラ・ランド』のデミアン・チャゼル監督に感謝の気持ちを述べた後、「ライアン、あなたは最高よ!それは紛れもない事実だわ!異論のある人はいないでしょ」と言って劇中のパートナーを褒めたたえ、会場を沸かせた。同作で共演したライアン・ゴズリングも主演男優賞にノミネートされていたが、残念ながら賞は『Fences』(原題)のデンゼル・ワシントンの手に。オスカー俳優のデンゼルだが、意外にもSAG主演男優賞は初めての受賞であった。(Hiromi Kaku)■関連作品:ラ・ラ・ランド 2017年2月24日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2017年01月30日先日、第89回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされた『ぼくと魔法の言葉たち』(原題:Life,Animated)。その待望の予告編映像が解禁となった。サスカインド家の次男オーウェンは、3歳を前に言葉を失い、7歳になるころまで誰ともコミュニケーションを取れなくなっていた。彼は自閉症スペクトラムと診断される。ある日、父のロンはオーウェンが発する意味をなさないモゴモゴとした言葉が、オーウェンが毎日擦り切れるほど観ていたディズニーのアニメ-ション映画『リトル・マーメイド』に登場するセリフだと気づく。意を決した父は、彼が大好きなキャラクターである『アラジン』のオウムのイアーゴになりきって、身を隠して語りかける。「どんな気分?」すると、まるで魔法のように、オーウェンが言葉を返した。「僕はハッピーじゃない。僕には友だちがいないから」。5年ぶりの息子の言葉にこみ上げる涙をこらえながら、イアーゴとして会話を続ける父。こうして、父と母、そして兄による、ディズニー・アニメを通じた“オーウェンを取り戻す”ための作戦が始まった――。自閉症スペクトラムと診断された少年オーウェンが、ディズニー・アニメから言葉を学び、周囲の人々とのかかわりを理解し、家族のサポートのもとコミュニケーションと自尊感情を取り戻していった奇跡のドキュメンタリー。サンダンス映画祭2016では、アカデミー賞監督であるロジャー・ロス・ウィリアムズが監督賞に選ばれ、先日発表された本年度アカデミー賞では長編ドキュメンタリー賞にノミネート、2度目の受賞が期待されている。また、“アニメ界のアカデミー賞”アニー賞では特別業績賞を受賞した。届いた予告編は、「ごく普通の男の子がいました…」というナレーションとともに素朴なタッチのアニメーションから幕を開ける。その声の主は、ほかならぬオーウェン自身。さらに、2歳ごろのオーウェンが父ロンとピーターパンごっこする姿がとらえられ、やがて両親の言葉が重なっていく。「ディズニー映画が息子を変えるかも」――。そして盛り込まれるのは、現在のオーウェンの姿。笑顔に満ち、大勢の前でスピーチをしたり、犬と遊んだり、自立した生活を送っている様子が垣間見られる。「いまも未来を探している」と語る彼と、彼を支え続けた家族の姿には、たくさんの勇気と希望が詰まっている。『ぼくと魔法の言葉たち』は4月上旬、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月30日世界的大ヒットゲームを新たなストーリー、異なるキャラクターで実写化した『アサシン クリード』。本作で主演を務めたマイケル・ファスベンダーが、映画の宣伝としては初めて来日することが決定した。遺伝子操作によって、アサシンとして活躍した祖先の記憶を呼び覚まされた男が、歴史に隠された真実に挑むミステリー・アクションとなる本作。記憶をなくした死刑囚カラム・リンチと彼の祖先である伝説のアサシンの2役を演じ、プロデューサーも務めているファスベンダーが自信作を引っさげ、ついに日本にやってくる。ストイックな役作りでも知られるファスベンダー。2011年、セックス依存症の男を演じた『SHAME -シェイム-』で第68回ヴェネチア国際映画祭にて男優賞を受賞し、一躍注目を集めると、『それでも夜は明ける』ではアカデミー賞助演男優賞、『スティーブ・ジョブズ』では同・主演男優賞候補にもなったことも記憶に新しい。『X-MEN』シリーズのマグニートー役としても知られ、人気・実力ともに兼ね備えたハリウッドを代表する俳優の1人としての地位を確立している。演技のみならず、「TC Candler.com」が毎年発表している“世界で最も美しい顔 100人”の1位に輝いたこともあるほど、セクシーなルックスでも人気。日本でも絶大な人気を誇るファスベンダーだが、映画の宣伝としての来日はなんと今回が初めて。プライベートで来日した際には、「キモノを来て写真を撮ってもらったんだ。それから、カラオケを楽しんだ。あと印象に残ったのは、日本の人々だね。みんな親切で、日本の文化や伝統が彼らにきちんと受け継がれているのがわかった」と、すっかり日本に魅了されたようだ。先日、「Time Out」誌に俳優業をしばらく休止する予定であることを明かし、世界中を驚かせたばかり。日本ではアリシア・ヴィキャンデルとの共演作『光をくれた人』の公開を3月31日(金)、『プロメテウス』の続編『エイリアン:コヴェナント』の公開を9月に控えているが、俳優を辞める可能性も否定しなかったことから、もしかしたら、この機会が俳優としては最初で最後の来日となる可能性もあるというが…。ファスベンダーが「この物語にあっという間に引き込まれた」と語り、さらには圧倒的な戦闘シーンの95%は自身で演じたという本作。プロデューサーも務め、俳優との二足のわらじで挑んだ渾身の1作であり、思い入れの強い作品を引っさげての今回の初来日では、大規模なレッドカーペットイベントが予定されている。大好きな日本の地で彼が何を語ってくれるのか、期待が高まる。『アサシン クリード』は3月3日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アサシン クリード 2017年3月3日より全国にて公開(C) 2016 Twentieth Century Fox and Ubisoft Motion Pictures.All Rights Reserved.
2017年01月30日『ハリー・ポッター』シリーズなどで知られるイギリスの名優、ジョン・ハートの逝去を受け、生前に交流のあったセレブたちから追悼の言葉が送られている。ゴールデン・グローブ賞助演男優賞を受賞した『ミッドナイト・エクスプレス』(’78)や『エイリアン』(’79)、アカデミー賞主演男優賞候補となった『エレファント・マン』(’80)、近年は『ハリー・ポッター』シリーズのオリバンダー老人役などで知られるハートは27日(現地時間)、膵臓がんのため77歳で亡くなった。「ハリー・ポッター」シリーズの原作者、J・K・ローリングは「偉大な才能の持ち主であり、深く愛されたジョン・ハートが亡くなりました。私の心は彼の家族と友人たちとともにあります」とツイート。『エレファント・マン』の製作総指揮を務め、監督作の『メル・ブルックス/珍説世界史PARTI』(’81)『スペースボール』(’87)でハートと仕事をしたメル・ブルックスは「ジョン・ハートの訃報を聞き、今日はとてつもなく悲しい。素晴らしい才能だった。誰も、彼ほど記憶に残るエレファント・マンを演じることはできない。彼はあの映画を不滅のものにした」と盟友の死を悼んだ。『コンフェッション復讐の暗殺者』(’11)で共演したキーファー・サザーランドは「ジョン・ハートのご家族と友人、ファンの方々にお悔やみを申し上げます。彼は大切な友人でした」とツイート。『オックスフォード連続殺人』(’08)のイライジャ・ウッドは「とても悲しい。あなたが働く姿を見られたのは、とても光栄なことでした」と、『スノーピアサー』(’13)のジェイミー・ベルは「比類なきジョン・ハートとの思い出を、ずっと大切にします。素晴らしい俳優で、美しい魂の持ち主でした」と、若い共演者たちもツイッターで追悼のメッセージを綴っている。2015年に膵臓がんを患っていることを公表した後も仕事を続け、今後もジョー・ライト監督、ゲイリー・オールドマン主演の『Darkest Hour』(原題)などの公開が控えているハート。日本では『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』が3月31日(金)に公開される。(text:Yuki Tominaga)
2017年01月30日俳優のマイケル・ファスベンダーが、主演とプロデューサーを務めた映画『アサシン クリード』(3月3日公開)を引っさげ来日することがこのほど、明らかになった。映画のPRとしての来日は今回が初めて。本作は、遺伝子操作によって、アサシンとして活躍した祖先の記憶を呼び覚まされた男が、歴史に隠された真実に挑むミステリー・アクション。全世界でシリーズ累計9,600万本以上を売り上げた世界的に有名なゲームと世界観は共有しているものの、主人公などキャラクターは異なり、新しいストーリーで描く実写作品だ。ファスベンダーは、記憶をなくした死刑囚カラム・リンチと彼の祖先である伝説のアサシンの2役を演じ、プロデューサーも務めた。ストイックな役作りでも知られ、『スティーブ・ジョブズ』で第88回アカデミー賞主演男優賞候補にもなったファスベンダー。演技だけでなく、「TC Candler.com」が毎年発表している"世界で最も美しい顔 100人"の1位に輝いたこともあるほどセクシーなルックスで人気を博している。過去にプライベートで来日したことがあるファスベンダーは「キモノを来て写真を撮ってもらったんだ。それから、カラオケを楽しんだ。あと印象に残ったのは、日本の人々だね。みんな親切で、日本の文化や伝統が彼らにきちんと受け継がれているのがわかった」と日本に魅了されたようだ。先日には、Time Out誌に俳優業をしばらく休止する予定であることを明かし、世界中を驚かせたファスベンダー。俳優を辞める可能性も否定しなかったことからも、日本では『エイリアン:コヴェナント』の公開も9月に控えているが、この機会が俳優としては最初で最後の来日となる可能性すらある。プロデューサーも務め、俳優との二足のわらじで挑んだ渾身の一作。来日では、大規模なレッドカーペットイベントを開催することが予定されている。ファスベンダーは「この物語にあっという間に引き込まれた」と言い、さらには、アクションもみどころの本作で、戦闘シーンの95%は自身で演じたという。日本の地で何を語るのか、注目が集まる。(C) 2016 Twentieth Century Fox and Ubisoft Motion Pictures. AllRights Reserved.
2017年01月30日女優の長澤まさみが、ユニバーサル・スタジオとイルミネーション・エンターテイメントによる新作アニメーション映画『SING/シング』(3月17日公開)でハリウッド映画の声優に初挑戦していることがこのほど、明らかになった。このたび、主人公バスター・ムーン役の内村光良に続く第2弾吹替え版キャストが発表された。長澤は、自分の歌声を信じオーディションを受けに来たロックミュージシャンのヤマアラシのアッシュ役を担当。字幕版ではアカデミー賞受賞女優のスカーレット・ヨハンソンが歌う本作のオリジナルソング「セット・イット・オール・フリー」の歌唱アフレコにも挑戦している。長澤は「この映画は、世代を超えて名曲やヒットソングがたくさん盛り込まれているので、世代を超えて楽しめるところが魅力の一つです」と作品をアピール。「アッシュ自身が自分の殻を破って曲を作り上げるという内容になっているので、それに自分も気持ちが乗れたかなと思いました。たくさんのキャラクターの想いがつまっていて、そして一生懸命前に突き進んでいく姿を、たくさんの楽曲とともに笑いながら楽しんでもらえたらと思います」と話している。また、ダンスと歌の名手であるブタのグンターには、歌がうまいと話題の斎藤司(トレンディエンジェル)。ハリウッド映画の声優初挑戦の斎藤が、レディー・ガガの代表曲「バッド・ロマンス」などを歌い上げる。そして、隠れた才能を持ち、バラ―ドを歌ったら右に出るものはいないゴリラのジョニー役はスキマスイッチの大橋卓弥が務め、サム・スミスの名曲「ステイ・ウィズ・ミー」などの歌唱に挑戦。かつての栄光の時代に人気を博した歌姫のナナ役には、ハリウッドのアニメーション映画の声優初挑戦となる女優の大地真央が決定した。斎藤は「僕も生まれたときモーツァルトがかかってたんで、音(オト)なしでは生きられない、斎藤にぴったりの映画だと思いましたし、とにかく音に埋もれたいっていう方には、最高です」と作品を絶賛し、大橋は「音楽は必ず、みんなで楽しめる、そして共感できるものだと思います。曲数の多さが『SING/シング』に関してはすごいですし、しかも大ヒット曲ばかりなので、普通のお芝居もあり、音楽もあり、二方面で楽しめる作品だと思います」とコメント。大地は「元気をもらえて、忘れていたものを思い出させてくれる、そんなすてきな映画を、臨場感あふれる劇場で楽しんでいただきたい」と呼びかけている。そのほか、声優界から人気と実力を兼ね備えたキャストが集結し、山寺宏一は、ムーディボイスが強みのジャズミュージシャンで、とんでもないトラブルを引き寄せてしまうネズミのマイク役を担当。一大決心しオーディションを受け、本当の自分を見つけるきっかけとなる仲間たちと出会うブタのロジータ役の声は坂本真綾が演じる。そして田中真弓は、内村演じる劇場支配人バスター・ムーンの秘書ミス・クローリー役、宮野真守は、バスターの大親友でアドバイザーのような存在である羊のエディの声を演じ、水樹奈々は、アッシュと同じヤマアラシのベティ役として参加。谷山紀章は、長澤演じるアッシュの相方であるヤマアラシのランス役の声を演じるだけでなく、本作オリジナルソングを披露する。(C)Universal Studios.
2017年01月30日映画『エル ELLE』が2017年8月25日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー。監督は『氷の微笑』のポール・ヴァーホーヴェン監督。主演はフランスの至宝イザベル・ユペールだ。彼女は本作で第89回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされている。イザベル・ユペール演じるミシェルは、ゲーム会社でCEOとして働いていたがある日自宅で覆面を被った男に襲われる。自分のペースを崩さず何事もなかったかのように日常生活を送るミシェルだったが、襲われた記憶がフラッシュバックし彼女を蝕み始める。自分をもてあそんだ犯人の正体を突き止めるべく、周囲に探りを入れていくミシェルだったが、やがて自身に潜んでいた欲望や衝動に突き動かされ、周囲を巻き込み波乱を巻き起こしていく――。カンヌ国際映画祭での上映時も衝撃的な内容が話題になった本作、今夏の日本での公開に期待が高まる。【詳細】『エル ELLE』公開日:2017年8月25日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー監督:ポール・ヴァーホーヴェン出演:イザベル・ユペール、ローラン・ラフィット配給:ギャガ© 2015 SBS PRODUCTIONS – SBS FILMS– TWENTY TWENTY VISION FILMPRODUKTION – FRANCE 2 CINÉMA – ENTRE CHIEN ET LOUP
2017年01月29日ブラッド・ピット、ビヨンセ、ハル・ベリー、ジム・キャリー、メグ・ライアンといった錚々たるハリウッドスターの演技指導をしたイヴァナ・チャバック。彼女のコーチを受けた翌日から、それまでオーディションに落ちまくっていた俳優が、オーディションに合格するといったことが相次ぎ、口コミでその実力が広がったと言います。今では世界中でワークショップを開催したり、教室を開いたりしています。そんな彼女のメソッドは、演技では無く現実の人生やビジネスにも応用が可能だと、注目を集めているのです。そのメソッドとはどんなものか?またそれはどのようにして生まれてきたのか?セミナーのため来日したイヴァナを直撃してみました!成功者が成功者となった原動力とは?——ご自身のメソッドは多くの成功者を分析して導き出されたそうですが、特に影響を受けた方っていらっしゃったんでしょうか?メンターと言える人はいなかったわね。私自身、精神疾患を持った母親に、肉体的・精神的暴力を受けてそだったの。父親は弁護士でとても忙しい人だったから、ずっと家にいなかったし。7人兄妹で、私は上の方だったから、自分だけでなく兄妹も含めて、そんな家庭でいかに生き延びるかを常に考えていました。得た教訓は「人生とは厳しいものだ」ということ。いわゆる「トラウマ」を抱えたなかで、どう生きるのか?自分も含め、成功した人は多かれ少なかれ「トラウマ」となる逆境を経験していて、それをむしろ燃料として困難を克服し、成功者になっていることが、多くの成功者と話をしてわかりました。——それを演技に応用したのは?アートとは「希望を与えるもの」だと私は思っています。演技だけでなく、小説も絵画も、芸術全てが。アーティストが感じたトラウマ、そしてそれを克服する熱量を芸術を通して受け手と共有することで、共感を生み「私も克服できるかも」と希望を与えることができる。アーティストの仕事は人を、世界を変えることができるんです。——芸術の世界と現実の世界では違うのでは?逆境に立った時、自分の境遇によって自分自身を壊してしまう人もいます。同じ経験、同じ情報を得ているのに成功者とは別の方向へ進んでしまう人。常に自己憐憫し、自分を憐れみ、一緒にいるだけでこちらが落ち込んでしまうような人。そんな人とはタダでも一緒にいたくないでしょう?ましてやお金を払ってまで。負の感情は演技であっても出てしまいます。そんな俳優をプロデューサーや監督が選ぶはずはありません。日本のことはまだそんなに知らないけれど、日本人は感情を表に出さない、むしろ表現することは恥だと思っているように感じます。感情を共有しない。だからといって感情がないわけではない。押さえ込んでいるんです。社会に抑え込まれていると言ってもいいかも。でも、押さえ込んでいると中で腐ってきてしまいます。俳優はそれを抑え込まず、演技を通じて解放しないと。観客が同調して「私にもできるかも」と思うことによって、希望が生まれるんです。今や教会へ行く人より、テレビや映画を見る人のほうがずっと数が多いですよね。だからアーティストは人々に希望を与える義務があるんです。ある感情はあなた一人が感じているものではなく、他の人も同様に感じているんだよとね。——逆をいうと、観客である私たちはその解放された感情から、現実世界に反映できる希望を感じ取る必要があると?演技を離れても、そもそも出来事に対して、2通りの見方があります。ある出来事は自分を壊すものか、自分を成長させるものか。成功者は後者のものの見方ができる。それを感じ取ることは、現実世界にとってとても重要なことです。逆境ですら人生の学びとする。そこに成功のヒントがあるのですね。取材中「あなたのようなジャーナリストが、『正しい』と思うことを伝えることで勇気を与えられると思うんです。このインタビューで私も熱をあなたに伝えたし、私ももらいました。」と言ってもらい、取材した私本人が一番勇気をもらった気がしました。次回は自身も封建的な地域で育った経験から、女性が「ルール」を破っていくことについて語ります。お楽しみに。イヴァナ・チャバックロスアンゼルス在住演技コーチ、著者、イヴァナ・チャバックスタジオ経営者。ブラッド・ピット、ビヨンセ、ハル・ベリー、ジム・キャリー、メグ・ライアン、ジェームズ・フランコ、シャーリーズ・セロンなど、錚々たるハリウッド俳優らを顧客に持つ。2006年度のアカデミー賞では演技賞のすべてに彼女の生徒がノミネートされた。イヴァナの長年の映画業界への貢献に対し、ロシア国際映画祭において、レオナルド・ディカプリオ、ウィリアム・フリードキン、フランシス・フォード・コッポラと並び、特別功労賞を受賞。ロスアンゼルスタイムス紙ベストセラー『イヴァナ・チャバックの演技術』は全米の数多くの大学で教科書として使用されており、世界8カ国語に翻訳されている。人間の深層心理への深い洞察力に基づいたその演技メソッドは、人生においての必勝テクニックとして、俳優だけでなく、歌手、脚本家、監督、プロデューサーからも熱い支持を集めている。photo by SHOHEI ISHIDA
2017年01月28日