ウィル・スミス、ヘレン・ミレンら豪華共演で贈る『プラダを着た悪魔』監督最新作『素晴らしきかな、人生』。このほど、ロンドンにてヨーロッパプレミアが開催され、その模様が映像とともに到着した。ニューヨークで開催されたワールドプレミアに続き、12月15日(現地時間)にロンドンのレスター・スクエアにて華やかに開催された本プレミア。映画のタイトルとクリスマスのイメージが散りばめられたレッドカーペットには、主演のウィルに、ヘレン、エドワード・ノートン、ナオミ・ハリス、ジェイコブ・ラティモアら豪華キャスト、そしてデヴィッド・フランケル監督が登場。会場に集まった4,000人を越えるファンに温かく迎えられた。特に注目を集めたのは、ウィルが深紅のドレスに身を包んだヘレンをエスコートする場面。大人の女性の魅力あふれる英国の“デイム”ヘレンと、クールなダークスーツで決めたウィルの2ショットは場内を魅了した。また、セルフィやサインなど、気さくなファンサービスにも喝采が贈られた。まず、マイクを向けられたウィルが「素晴らしい気分だよ。みなさん、元気ですか?」と挨拶。続いてフランケル監督が「この映画を見て下さった方々が、大切な人との結びつきを求めて家族のもとに帰って行っていった。まさにそれが映画のテーマなんです」と、人と人との結びつきを描いたことを語った。ウィルの同僚役を演じたエドワードは「映画には愛がぎゅっとつまっている。登場人物は互いに深い友情と愛情で結ばれているのさ。そして、それが伝わってくる作品に仕上がっている」と、友情と愛を強くアピール。ヘレンもまた、「私はいままでこんなストーリーを読んだことがなかったわ。人生において、とりわけ重要で、想像力をかきたてるものが、この映画にはあるのよ」とアカデミー賞受賞女優をもうならせた、本作の脚本の魅力を語った。ギフトを感じさせる白のアクセントが印象的なドレスを着こなし、注目を集めていたナオミは、「主人公が人生の中の“美しさ”を見つけ出すお手伝い。映画はそんなことが描かれている」と笑顔でコメント。最後にウィルが、「『素晴らしきかな、人生』という映画は、どんな状況であったとしても、心を打つものがあるってことだ。特別な何かがすぐそこで起きている。この映画にはそんな人生のミラクルも描かれているんだ」と多くの人々がこの映画で励まされることを祈ったコメントで締めくくった。本作でウィルが演じるのは、最愛の人を失い、深い喪失感で仕事も何も手につかなくなってしまったハワード。そんな“人生ドン底”の彼にヘレンらが関わっていくという、温かな愛に満ちた“ギフト”のような作品となっている。『素晴らしきかな、人生』は2017年2月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月20日12月2日より中国にて公開された『君の名は。』が、この度興行収入5.34億元(約90億円)を記録し、同国で公開された日本映画として歴代興収の新記録を樹立したことが分かった。この結果は、『STAND BY MEドラえもん』の持っていた5.3億元を上回る記録となった。スペインで行われた「第49回シッチェス・カタロニア国際映画祭」では、Anima’t部門(アニメーション作品の部門)の最優秀長編作品賞、韓国の「第18回プチョン(富川)国際アニメーション映画祭」の長編コンペティション部門での優秀賞と観客賞をW受賞する快挙に続き、アニメのアカデミー賞と言われている「アニー賞」や、世界各国のプレスが選ぶ映画賞の「サテライト賞」でも各賞にノミネート。さらに、「第42回ロサンゼルス映画批評家協会賞」にて、アニメ映画賞(BEST ANIMATION)を受賞するなど、世界中で広がり続けている本作。また中国だけでなく、11月10日より公開されているタイでも4412.2万バーツ(約1.4億円)を記録し、同じく『STAND BY MEドラえもん』(39,560,890バーツ=約1.3億円)を抑えトップとなった。なお本作は、すでに世界92の国と地域で海外配給が決定しており、今後も12月28日のフランス、そして来年1月4日の韓国と各国で順次公開予定。日本では12月18日(日)までの115日間の興行成績は、動員16,079,937人、興収20,897,904,500円となっており、まだまだ世界中で『君の名は。』ブームは続きそうだ。『君の名は。』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年12月19日クリスチャン・ベイルが、ナタリー・ポートマン、ケイト・ブランシェット、イモージェン・プーツらアカデミー賞女優から新鋭女優まで6人の美女と関わる、テレンス・マリック監督作『聖杯たちの騎士』。このほど、独特の撮影スタイルで知られる巨匠監督の手法をとらえた、クリスチャンとナタリーによる美しい本編シーンが解禁となった。気鋭の脚本家リックが、ハリウッド映画の脚本依頼を請けたことをきっかけにセレブな生活に溺れていき、人生に彷徨い始める物語。リックは、6人の女性たちとの愛の記憶の中で、改めて自分の過去と向き合い始めるのだ。台本を役者に渡さず、俳優たちの即興芝居をうながすなど、その独特な撮影方法でも知られるテレンス・マリック監督。本作でも、撮影中に監督が主人公リックを演じるクリスチャンの役柄の設定を話しながら、その場で彼が反応する演技をしていくこともあったようだ。また、撮影監督としてマリック監督の映像美を支えるのは、『ゼロ・グラビティ』から『レヴェナント:蘇えりし者』まで、3年連続アカデミー賞受賞のエマニュエル・ルベツキ。あるときは、マリック監督とルベツキから高性能小型カメラ(GoPro)を渡されたクリスチャンは、「あの役と一緒にドライブに行ってきて」と言われ、小型カメラを手に持ったり、ダッシュボードに置いたり、ただ会話をしたり、散歩したり、時には泳いだりもしたという。ところが、そのときにハプニングが!クリスチャンが泳いでいる最中に、マリック監督のフッテージが大量に入った高性能小型カメラが、波にさらわれてしまったのだ!驚いたクリスチャンとスタッフたちは何時間も探したが、結局カメラは見つからず、いまも海の底に眠っているとか…。今回届いた映像は、その決定的瞬間!ではないものの、クリスチャンとナタリーが波打ち際でラブラブに戯れるシーンを収めたもの。マリック監督の独特な撮影方法を垣間見ることのできる貴重な映像となっている。『聖杯たちの騎士』は12月23日(金・祝)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月19日今年のカレンダーもいよいよ最後のページとなった12月、ハリウッドでは映画賞レースたけなわである。 「イマ旬!ハリレポ」では、ロサンゼルス在住・映画業界ン十年の筆者が、現地目線でアカデミー賞レースの様子を隔週レポートする。映画賞の最高峰であるアカデミー賞は今年でなんと89回目、世界の映画賞の中でも老舗中の老舗といったところ。受賞者に渡される黄金のオスカー像にちなんで愛称「オスカー」の名で親しまれているアカデミー賞は、映画関係者の多いハリウッドに住んでいる者にとっては感謝祭、あるいはクリスマス並みに心浮かれるフェスティバル的なニュアンスがある。街を運転していると「For Your Consideration」の巨大ビルボードが目についたり、1月に入るとアカデミー賞のオフィシャル・ポスターがあちらこちらに登場しはじめる。授賞式当日に向かって街の雰囲気が高揚していく様は、ハリウッド近郊に住んでいる生粋の映画ファンである筆者にとって毎年のことながら、たまらなくエキサイティングである。アカデミー賞授賞式は、現地時間2017年2月26日(日)開催予定で、まだ2か月以上先のこと。でも、先日12月11日(日)に授賞式があった放送映画批評家協会賞や、1月に入ると毎週末のように行われる有名映画賞は、その全てがオスカーの前哨戦といっても過言ではない。特につい先日ノミネーションが発表されたゴールデングローブ賞は、アカデミー賞の指針になると言われている注目の映画賞。だが日本では「ゴールデングローブ賞とはなんぞや!?」とおっしゃる方もまだ居ると思うので、サクッと説明させていただこうと思う。ゴールデングローブ賞というのは毎年1月に行われる賞で、ハリウッド外国人映画記者協会に所属する世界各国から集まった90名ほどの記者たちの投票で決められる映画&TV賞。アカデミー賞や米国映画俳優協会賞(通称:SAG賞)などと違い、投票者数が少なく外国人記者たちによる投票がゆえに、年によってはかなり妙な受賞作品が出るため「映画賞のはみだしっ子」とか、「酔っ払って見るのには最高の映画賞」などと、一部の関係者たちから軽んじられている面もあるが、アカデミー賞の行方を反映している映画賞としてとりあえず一般的には一目置かれている大賞だ。おまけに、2012年の第69回ゴールデングローブ賞より授賞式のテーマ曲がYOSHIKI作曲によるものが使用されているということで、日本人としてヒイキにしたくなる映画賞である(笑)。余談はさておき、ゴールデングローブ賞とアカデミー賞の大きな相違点のひとつは、ゴールデングローブ賞では作品賞がドラマ部門とコメディー/ミュージカル部門というふたつのカテゴリーに別れているという点だ。このふたつのカテゴリーを合わせるとゴールデングローブ賞のノミネート作品は10本。アカデミー賞に直結してきそうな作品が出揃った感じだ。その中でもとくに有力視されているのが、「あのライアン・ゴスリングがミュージカルに主演!?」という意表をついた作品『ラ・ラ・ランド』、そしてマット・デイモン製作総指揮でベン・アフレックの弟ケイシーの演技が絶賛されているドラマ映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題)/Manchester by the Sea』、そして相変わらずモソモソな喋り方だけど味のあるオヤジことジェフ・ブリッジェス主演「最後の追跡」、米タイム誌が今年のナンバーワン映画に選出しブラッド・ピットが製作総指揮であることも話題のシリアスなドラマ映画『ムーンライト』、この4本がとくに強力だ。だが、ここまで紹介して気がつくのは最も注目されているこれらの作品の日本公開がまだであるいう点だ。『ムーンライト』も『マンチェスター・バイ・ザ・シー』もこの原稿の執筆現時点で日本公開未定だし、本作とアカデミー作品賞を争うことになるだろうと言われている『ラ・ラ・ランド』の日本公開はアカデミー賞2日前の来年2月24日である。え~~!!…と嘆いていても仕方ないので、次回の「イマ旬!」ではアカデミー賞主演男優&女優賞候補となりそうな俳優たちにスポットライトをあてつつ、前出の作品も含めて彼ら主演のノミネーション有力作品を、まるで見た気分になるように(かつネタバレは避けつつ…)ガッツリ分析させていただこうと思う。(text:明美・トスト/Akemi Tosto)
2016年12月18日ナチスとスターリンに引き裂かれた国エストニアを舞台に、秘密警察に追われる元フェンシングのスター選手と子どもたちが希望を取り戻すまでを描く『こころに剣士を』。実話から生まれた本作から、主演を務めたマルト・アバンディのコメントとともに、子どもたちとフェンシングとの“出会い”のシーンをとらえた本編映像がシネマカフェに到着した。舞台となったエストニアは、第二次世界大戦中はドイツに、その末期からはソ連に占領され、2つの国に翻弄された人々は鬱屈した生活を強いられていた。父親がいなくなり、母親は働きに出て子どもたちは放っておかれ、誰もが下を向いてひっそりと暮らしている。そんな日常に、まっすぐに相手と向き合い、必要とあれば立ち向かっていくフェンシングというスポーツが、元フェンシング選手のエンデル・ネリスによってもたらされる。息の詰まる生活をしていた子どもたちはたちまちフェンシングに夢中になり、そこに希望が芽生え始める。さらに、秘密警察に追われるエンデル自身も、いつしか剣士のこころを取り戻していくが…。あるフェンシングの指導者の実話をもとにした本作。監督は、『ヤコブへの手紙』などで知られるフィンランドの名匠クラウス・ハロ。長編監督作全5本のうち、本作を含む4本がアカデミー賞外国語映画賞のフィンランド代表作品に選ばれている。2004年にはスウェーデンのアカデミー賞「イングマール・ベルイマン賞」を受賞。また、2016年の第73回ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞にもノミネートされた。そんな本作から届いた映像は、1人で壁に向かい、フェンシングの練習をするエンデル(マルト・アバンディ)に、地元の少女マルタが声をかける本編シーン。エンデルの人生も、子どもたちの人生も変わり始める“出会い”のシーン。「なにをやってるの?教えてください。バレエを習いたいけど教室がないの」とお願いするマルタの健気な様子が印象的だ。エンデルを演じたマルト・アバンディは、「この映画が大好きです。出演作だからではなく、客観的にみてもいい映画だと思います。誠実さがこの映画のいいところです。正直でまっすぐなのです。本作の強みである誠実さが、皆さんにも伝わるはずだと思います」と力強いコメントを寄せている。『こころに剣士を』は12月24日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月18日ニューヨークに暮す男女3人の、ちょっと“こじれた”三角関係を軽やかに描いたハートフル・コメディ『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』。本作で、ヒロインのマギーを演じるグレタ・ガーウィグの、“愛さずにはいられなくなる”場面写真がシネマカフェに到着した。「夫を前妻にお返しします」という前代未聞のもつれまくった夫婦関係と、不思議な三角関係を描く本作。『50歳の恋愛白書』でも、年の差がある男女の恋愛描写が高い評価を受けた女性監督レベッカ・ミラーがメガホンをとり、実力派俳優イーサン・ホークが前妻と“イマ妻”の間で揺れるダメ夫ジョンを、アカデミー賞女優ジュリアン・ムーアが彼の前妻ジョーゼットをコミカルに演じている。そして、アメリカの“インディペンデント映画の女王”として知られるグレタが演じるマギーは、自分の夫は前妻といたほうが幸せになれる、というまさかの決断を下すヒロイン。まず、自分には恋愛は向いていないと、結婚を飛ばしてシングルマザーになることを決めていたマギー。自分の意見をはっきりと持っており、それを簡単には曲げない。やがて、ジョンと結婚し、念願だった子どもも授かり、順風満帆…のはずだったが、結婚生活に不安を覚え始め、むしろジョンは元妻であるジョーゼットと一緒にいたほうが幸せなのでは?と思い始めるように。自分自身の幸せよりも、大切な人たちの幸せを願い、それを行動に移しながら本当の自分を探していくマギーの姿に、笑いながら共感し、彼女のようにたくましく、潔く生きていけたら…と思わずにはいられない。解禁された写真では、おどけた笑顔を見せるマギーと娘、音楽に合わせ1人で踊っているマギーと、自由に人生を楽しみながら子どもに愛情を注ぐ姿に思わずほっこり。イーサンやジュリアンにも負けないぐらいの存在感とインパクトを見せる、愛すべきマギーを演じるグレタから目が離せなくなりそうだ。『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』は2017年1月21日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月18日俳優のウィル・スミスは、多様性の欠如を非難するべく、今年度に続き来年度のアカデミー賞授賞式にも参加しない構えのようだ。アカデミー賞ノミネート者に顕著な人種の偏りがあったことを批判し、ウィルやその妻ジェイダ・ピンケットを含む多くの著名人たちが2016年度アカデミー賞授賞式への参加を拒否するという事態が起きていたが、来年度のアカデミー賞もウィルは自身のノミネートの有無に関わらず、参加しないことをほのめかしている。テレビ番組『ロレイン』に出演したウィルは「興行収入がすべてって時も僕の人生にはあったよ」「ノミネートされなかったらベッドで3週間くらい沈んでいたものさ」「あの式典に招待されるのはいつも楽しいんだけど、でもそれだけなんだ」と語った。しかしウィルは、アカデミー賞に対して恨みを持っているというわけではなく、この問題に対しアカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーが迅速に対応し、2020年までに女性と非白人会員数を2倍に増やすことを目標にすると宣言してくれたことにはとても喜んでいると以前語っていた。「映画芸術科学アカデミーがとてつもなくすばやく積極的に対応してくれたことをうれしく思っているよ。けど僕が言っていることの核心を明確にしておきたいんだ。これは僕だけの問題なんかじゃないんだ。式典とも関係がないんだ。式典は僕の意見を主張するためのただの一つのつまらない場というだけだよ。僕にとってみればこのことは多様性と包括という考え方についての問題なんだ」(C)BANG Media International
2016年12月18日『博士と彼女のセオリー』(14)でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたフェリシティ・ジョーンズが、16日に公開を迎えた『スター・ウォーズ』シリーズ最新作『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』に出演した。彼女が演じる女性は波乱万丈の人生をサバイバルするジン・アーソで、愛を知らない孤独な女戦士だ。闘うヒロインは最近のトレンドではあるものの、フェリシティ本人は「女性であることが、共感ポイントにはしたくなかったの」とキャラクター像を分析する。主人公のジン・アーソの魅力、そして『スター・ウォーズ』サーガの魅力について、日本公開直前に来日を果たしたフェリシティに、直接インタビューした。――来日記者会見で撮影現場にマーク・ハミルが遊びに来ていたと言われていましたが、"レジェンド"との対面はいかがでしたか?マークは初めて会った時にとてもオープンに触れ合ってくれたわ。私たちが体験していることは、彼は体験済みだから、すごく理解してくれたの。でも、マークはルークのイメージが強かったから、近くにいてなんだか不思議な感じがしたわ。――ギャレス・エドワーズ監督は『スター・ウォーズ』シリーズのマニアですが、撮影現場での様子はいかがでした?彼はとても情熱的で、カメラのオペレーションを監督自身がしていたの。それは、カメラの重みを作品の重みとして感じ続けていたことでもあるのよね。それほどギャレスにとっては特別な物語で、語るべき物語だったと思う。こだわりやディテールも素晴らしいわ。――映画で戦うヒロインが最近のトレンドではありますが、ジンは中でもズバ抜けてアウトローな上にジャンヌ・ダルク的なキャラクターを連想させますね。彼女のどこに魅力を感じますか?ただ、皆よりも一歩秀でた、すごい女性にはしたくなかったの。たくさんいる仲間のひとりで、観ているほうが共感を覚えながら物語に入っていければいい。だから、中世的と言うとヘンかもしれないけれど、女性であることは特に共感のポイントではないのよ。一人の人として、男性にも女性にも等しく共感してもらえるようなキャラクターにしたかった。女性だからということはまったく関係なく、この物語に入っていけるようなキャラクターにしたつもりなのよ。――とはいえ女戦士だったので、優れた戦闘能力を発揮する、大変そうなシーンもありました(笑)彼女は戦闘力が高い女性だったから、肉体的なことをここまで要求される作品に出会ったことはなかったわね(笑)。『インフェルノ』(16)でスタントを経験したけれど、基本的に走っているだけだったから、戦うことは今回が初めて。たまにトム・クルーズっぽくて「イケてるんじゃない?」って思う瞬間もあったけれど、一日終わるとアザだらけだったわ。――『スター・ウォーズ』ユニバースに加わることへの抵抗はありましたか? およそ俳優さんなら喜ぶと思いますが、同時に重責でもありますよね?不安とプレッシャーはあったわ。だって、アイコンですもの! しかも30年以上の歴史があって、かかわっているわたしたちは大きな責任を毎日感じていた。だから監督がOKテイクを出しても、もう1テイクと懇願して。それくらいキャストのわたしたちも献身的に作っていたのよ。――本作も『スター・ウォーズ』らしく、親子の物語でもありますよね。ジンと父親については、どういう関係だと解釈しましたか?そのとおりだわ。『スター・ウォーズ』はシェイクスピア的な側面が濃い物語ではあるけれども、彼は父親と娘の関係に興味を持っていたのよね。それが今回の作品の中心にもあるわけで、親の言動がどれだけ自分のアイデンティティーに影響するのか、そういうことを今回の作品では模索して掘り下げているのよ。『スター・ウォーズ』は、そのキャラクターのアイデンティティーがどこにあるのか、親の存在に対して子どものアイデンティティーはどうとか、その中で自立したアイデンティティーを見つけていくことがテーマでもある。それは、ほかの過去の作品でもあると思うわ。――『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は"希望"がテーマでしたが、ご自身ではどういう希望を感じましたか?『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の希望は団結することだと思っているけれど、それぞれの違いを忘れて一つの目的を持てた時に一つにまとまることができる、それこそがローグ・ワンのチームよね。目的があるからこそ、お互いの違いなどどうでもよくなる。そのことが素晴らしいと思ったわ。――さて今回の作品、初めて観る人には、何と言ってすすめますか?私たちが『スター・ウォーズ』に恋したように、今回もアドベンチャーが魅力なのよね。パークにいってライドに乗ってアトラクションを満喫するように、2時間くらい没入する状態が楽しい! それこそがローグ・ワンだと思うので、そういう楽しみ方をしてほしいわ!■プロフィールフェリシティ・ジョーンズ1983年、イギリス生まれ。幼い頃から演技に興味を持ち、12歳の時にTVムービー『The Treasure Seekers』(96)に出演。その後もいくつかのTVシリーズに出演した後、オックスフォード大学に進学。2005年にはOUDS(オックスフォード大学演劇協会)の一員として来日、シェイクスピアの「間違いの喜劇」の舞台に立った。以降、映画にも進出して、初のメジャー映画になる『アメイジング・スパイダーマン2』(14)を経て、『博士と彼女のセオリー』(14)でホーキング博士の妻ジェーンを好演。アカデミー主演女優賞、ゴールデングローブ(ドラマ部門)主演女優賞にノミネートされ、世界中の注目を集めた。近作ではダン・ブラウンのベストセラーを映画化した『インフェルノ』(16)でトム・ハンクスと共演。(C)2016 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2016年12月17日社会現象となった『アナと雪の女王』『ズートピア』に続くディズニー・アニメーション最新作『モアナと伝説の海』。現在、全米では興行収入ランキング3週連続1位を記録する大ヒットとなっているが、このほど、ディズニーNEWヒロイン・モアナが“海の向こうの世界への憧れ”を歌う主題歌「How Far I’ll Go」の24か国語Ver.ミュージック・クリップが解禁。『アナと雪の女王』の「Let It Go」と同様に、世界中の“モアナ”が歌声をつなぐ中、大トリを日本版モアナが務めていることが分かった。本作は、海に選ばれた少女モアナが、命の女神テ・フィティの盗まれた“心”を取り戻し、神秘の大海原へ飛び出して伝説の英雄マウイとともに世界を救う冒険に挑む物語。早くも、予告編映像などでモアナの声を務めるアウリィ・カルバーリョの歌声が注目を集めている中、その主題歌「How Far I’ll Go」“多国語Ver.”のミュージック・クリップが全米で解禁。世界各国の吹き替えから24か国語が選ばれ、各国の声優がそれぞれモアナの想いを込めて、歌声を披露している。英語版のアウリィをはじめ、タイ語、ブルガリア語、アイスランド語、ハンガリー語、タヒチ語、ロシア語、フランス語、中南米スペイン語、ギリシャ語、カスティーリャ語、デンマーク語、韓国語、ヘブライ語、スウェーデン語、ドイツ語、イタリア語、ポーランド語、ポルトガル語、中国語、チェコ語、ベトナム語、オランダ語…と続くが、なんとその大トリで、何よりも大事な歌詞「How Far I’ll Go」のパートを歌い上げるのは、日本版のモアナ。その圧倒的な美しい歌声の主、最も大事な歌詞を任された日本版モアナは誰が演じているのか?さらに期待値が膨らむ映像となっている。多国語Ver.の主題歌といえば、松たか子が“雪の女王”エルサの日本版声優を務めた『アナと雪の女王』が記憶に新しい。エルサの心情を歌い上げた主題歌「Let It Go」の25か国語版ミュージック・クリップでは、日本語の美しさと歌声の素晴らしさが全世界で話題となり、圧倒的な再生回数を記録。日本では映画公開前にも関わらず、胸に残るその音楽が万人に支持され、歴史的ヒットの一因ともなった。本作もまた、アカデミー賞の前哨戦といわれる第74回ゴールデン・グローブ賞で、アニメーション映画賞と主題歌賞にノミネートされている。アリエル(『リトル・マーメイド』)やジャスミン(『アラジン』)といった、伝説的なヒロインたちを送り出してきたロン・クレメンツ&ジョン・マスカーの巨匠監督コンビのもと、「ハミルトン」でトニー賞を受賞しているブロードウェイ・ミュージカル界のスター、リン=マニュエル・ミランダが楽曲を手掛けていることでも話題。『アナと雪の女王』に続き、アカデミー賞歌曲賞への期待も高まっている。『モアナと伝説の海』は2017年3月10日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月16日『プラダを着た悪魔』で世界中の女性を夢中にさせたデヴィッド・フランケル監督の最新作『素晴らしきかな、人生』。フランケル監督のもと、ウィル・スミス、ケイト・ウィンスレット、キーラ・ナイトレイ、エドワード・ノートン、ヘレン・ミレンら、アカデミー賞受賞&ノミネート俳優が結集した本作から、待望の予告編とポスタービジュアルが解禁となった。本作の舞台はニューヨーク。華やかで、時代の最先端を走る広告代理店の代表ハワードは、最愛の人を失ったことで、自分の人生を見失ってしまう。そんな人生ドン底を迎えた男の前に、ある日突然現れたのは3人の奇妙な舞台俳優たち。彼らとの出会いによってハワードの人生に変化が生まれ…。人生のドン底を経験した大人が、悲しみを乗り越えるための“ヒント”とは?恋に仕事に一生懸命な女性を励ましてくれた『プラダを着た悪魔』『マイ・インターン』に続き、本作はニューヨークを舞台に、すべての大人たちに人生の試練から再び歩き出す力を与えてくれる。本作で主人公を演じたウィルは、本作のオファーを引き受けた理由に“ギフト感”と“作品の素晴らしさ”を挙げる。「僕はアーティストとして“ギフト”を創り上げるため努力しているから、この映画は特に誇りに思える作品なんだ。オファーを受けた際に、デヴィッド監督と仕事ができるということにワクワクした。そして、脚本を読んだ。僕はいつも最後の10ページから読むんだけど、この映画の最後の10ページを読んだとき、間違いなく最高の内容だった!そして最初から一気に読んだ。こんなにも心を震わす脚本の映画に出演しないワケはない」と、本作にほれ込んだ理由を明かす。解禁となった予告編では、最愛の人を失い、深い喪失感にとらわれているハワード(ウィル・スミス)と、彼を気にかける3人の同僚たち(ケイト・ウィンスレット、エドワード・ノートン、マイケル・ペーニャ)が登場する。“人生のドン底”にいるハワードを、何とか救おうと画策する彼ら。そして、ハワードの前に現れる3人の奇妙な男女。演じるのは、ヘレン・ミレン、キーラ・ナイトレイ、そしてジェイコブ・ラティモア。彼らはウィル演じるハワードに、何を伝えようとしているのだろうか、気にならずにいられない。また、クリスマスシーズンのニューヨークの街並み、キャラクターたちが着こなすトレンドファッションも見どころとなり、人気バンド「ワンリパブリック」による主題歌「レッツ・ハート・トゥナイト」も感動を誘う。併せて完成した日本版オリジナルポスターは、“人生のドン底”の乗り越え方のヒントをくれる本作にちなみ、赤いリボンに映画タイトルがメッセージのように添えられた、“ギフト”のようなデザインとなっている。『素晴らしきかな、人生』は2017年2月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月16日いまハリウッドで最も旬な2人、ジェニファー・ローレンスとクリス・プラットをW主演に迎え、極限状況に置かれた男女の愛と運命を壮大なスケールで描く『パッセンジャー』。12月15日(現地時間)、ロサンゼルスのウエストウッドにて本作のワールドプレミアが盛大に執り行われ、ジェニファーとクリスの登場をファンたちが大興奮で出迎えた。本作は、新たなる居住地を目指して地球を後にした豪華宇宙船アヴァロン号の5,000人の乗客のうち、なぜか90年も早く目覚めてしまった2人の男女が、絶望的状況の中でお互いに惹かれ合っていくさまを描くスペース・スペクタクル・ロマン。本作の主人公オーロラを演じたジェニファーといえば、2015年と2016年にフォーブス誌が選ぶ「世界で最も稼いだ女優」に選ばれ、もう1人の主人公ジムを演じたクリスといえば、日本での大ヒットも記憶に新しい『ジュラシック・ワールド』や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で主人公を演じるなど、いま2人はハリウッドで最も注目されている男女。本作『パッセンジャー』は、そんな最旬2人の夢の初共演作としても、世界中で注目を集めている。会場となったウエストウッドの劇場には、漆黒の宇宙空間を表すかのような長い長いブラックカーペットが敷かれ、壁面は豪華客船アヴァロン号の船内を思わせるように一面真っ白。ゲスト登場ゲートにはコントロールルーム、そしてフォトエリアには2人の運命を引き合わせた冬眠装置が設置されるなど、まるで実際に宇宙船の乗客=“パッセンジャー”になったかのような感覚になる見事なセットが組まれた。さらに、主人公2人さながらに、冬眠カプセルから目覚める体験ができるVR体験エリアや、船内にあるバーカウンターなども再現。この日、会場には最旬な2人をひと目みようと多くのファンが集まり、世界中からマスコミが集結した。まずは、前作『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』でアカデミー賞にノミネートされた、俊英モルテン・ティルドゥム監督とマイケル・シーンが登場すると、会場から大きな拍手が。続いてジェニファーが、胸元にハートがあしらわれた純白のドレス、そしてダイヤモンドとブラックのチョーカーとフローラルなダイヤのイヤリングというセクシーな姿で登場すると、会場からは大歓声が沸き起こり、スチールのフラッシュが一斉に焚かれた。その純白のドレスは宇宙船の世界観やブラックカーペットと見事なコントラストを見せ、彼女の美しさをいっそう際立たせた。続いてジムを演じたクリスがシックな紺色のスーツ姿で、妻のアンナ・ファリスと登場。夫婦での登場に集まったファンから大きな拍手が沸き起こった。集まったファン1人1人に、握手やサインで応じていくジェニファーとクリス。ハリウッドのトップ俳優でありながら写真撮影にも快く応じる姿に、集まったファンの興奮はさらに高まった。ジェニファーは、本作について「2人の男女のドラマにあふれているストーリーよ。そして、その人間性がさまざまな疑問を投げかけると思うわ。しかも宇宙だしね!」と紹介。初共演となったクリスとは「速攻で友達になったわ。撮影中のムードを作ってくれたし、キャラクター作りにすごく役だったわ。映画はきっとみんな驚くわよ!」と、意味深にコメントした。また、クリスも「ジェニファーは最高だよ!僕らは一生の友達になったね!」と初共演をふり返り、「素晴らしいストーリーなんだ。しかも、この映画は人間性があふれている!ロマンス、アドベンチャー、アクション、ドラマが絶妙なバランスで描かれている。これまで一度も読んだことがないような、信じられないくらい想像力にあふれたストーリーだったんだ。みんな気に入ると思うよ」と語る。「ジェニファーとクリスと一緒に仕事ができたのは最高だったよ!」とティルドゥム監督もコメントし、「彼ら2人は劇中でスパークルするんじゃないかと思うほど、最高の化学反応があったんだ」と、2人を絶賛した。そのほか、会場には、本作の主題歌「Levitate」を歌いあげる人気オルタナティブ・ロック・バンド「イマジン・ドラゴンズ」や、クリスが出演する『マグニフィセント・セブン』のアントワン・フークア監督、本物の宇宙飛行士たちが登場し、世紀のスペクタクル・ロマンに相応しい華々しいプレミアイベントとなった。『パッセンジャー』は2017年3月24日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月16日ジミー・キンメルが、アカデミー賞式典の司会として1万5,000ドル(約180万円)のギャラをもらうそうだ。来年2月26日にロサンゼルスのドルビー・シアターで開かれるアカデミー賞式典の司会に抜擢されたジミーは、その思いのほか少額のギャラについて「たぶん無償っていうのは法に触れるんだろうね」と冗談を飛ばした。その後ジミーは、ラジオ番組『ケヴィン&ビーン』の出演の場でギャラを暴露してよかったのか焦る様子も見えたものの、「こんなこと明かしていいのか分からないけどね。でもダメとは言われていないから、向こうのせいってことにしよう」と主催者側に責任を押し付けた。そして、自身がホストに選ばれたのは、アカデミー側が希望していたほかの人たちの都合がつかなかったからだとジョーク交じりに話している。「彼らは14人くらいに聞いて、みんな断ったから、僕に回ってきたわけさ。僕はとにかく驚いたね」その大役が発表されてからというもの、ジミーは控えめな姿勢を見せており、自身のトーク番組『ジミー・キンメル・ライブ!』でそのニュースを明かした際には、その収録スタジオが式典会場となるドルビー・シアターに近いからだと笑いを誘った。「プロデューサー陣とアカデミーはたくさんの名前が並んだリストに目を通したんだけど、最終的には式典会場のすぐそばにこの番組のためにもう僕はいるっていうことで、僕が司会をするのに一番近い人材だったってわけさ」今年度のアカデミー賞はクリス・ロックが司会を務めており、話題の渦中にあった同式典での多様性の欠如についてオープニングで触れ、ブラック・ライヴス・マターの運動について触れて式典の幕を閉じていた。(C)BANG Media International
2016年12月16日「ハリー・ポッター」の原作者J.K.ローリングが初めて映画のために脚本を書き下ろした『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』。今年公開の実写映画で最速40億円突破の大ヒットを更新中だが、新シリーズを牽引する主人公、魔法使いで“魔法動物学者”のニュートを演じたエディ・レッドメインが、驚愕の秘密を明かしてくれた。『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門、英国アカデミー賞など、数々の主演男優賞を総なめにしたエディ。彼が演じたホーキング博士は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)という徐々に筋肉が衰え、自由に動かなくなっていく病気であることが知られている。エディは、博士の動画を観て、その生活を研究し、ALSの患者30人と面会をするなど、役作りに半年を費やしたという。また、その翌年には『リリーのすべて』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたが、この作品でも世界で初めて性別適合手術を受けたデンマークの画家を演じるため、およそ2年間、多くのトランスジェンダーの女性たちに話を聞いたという。エディの実力は、こうした彼自身の努力によって裏付けられているといってもいいだろう。そんなストイックな役作りで知られるエディが本作で演じたのは、人見知りの魔法動物学者。「ハリー・ポッター」のように原作もなく、ましてや、ホーキング博士やリリーのように実際の人物ではない役をどうやって演じたのだろうか?「撮影が始まる3、4か月前くらいから準備を開始して、デイビッド・イェーツ監督に『僕は想像力が乏しいんです。だから魔法動物たちとのシーンをどうやって撮影すれば良いか分かりません』って言ったんだ」と明かすが、自身でも「動物を扱っている多くの人に会いに行った」と言う。「ロンドンの郊外にあるワイルドライフ パークを管理している男性にも会った。小さなライオンの子どもが生まれたとき、そのライオンの子どもは彼と一緒にベッドで寝ていたんだ。動物とのそういうとても親密な関係や、彼らが動物たちとどのようにやり取りして、どのように話しかけ、動物たちがどんな音を立てるのかとかを観察した。かなりリサーチしたんだ」と、やはり本作でも例外なく、ストイックに役作りをしたという。さらに「動物の飼育係の人にも会った。生まれたばかりの小さなアリクイの赤ちゃんについて学んだ。そのアリクイの赤ちゃんは、いつも小さなボールの中に潜り込んでしまうんだ。でもお腹をくすぐると出てきてくれる。キラキラ好きな二フラーがコインをたくさんお腹にしまい込んだシーンでは、そこからアイディアをひねり出した。あのシーンは遊び心があって楽しかったよ」とふり返る。しかし、そんなエディが秘密を教えてくれた。「実は僕は動物アレルギーなんだ。すごく皮肉なことなんだけど。すごく猫が好きなのに近くにいられないんだ。それから、馬もくしゃみが止まらなくなってしまう。『レ・ミゼラブル』の撮影で馬に乗るときは、くしゃみ止めを飲んで撮影したんだ」。ヒロインのティナを演じたキャサリン・ウォーターストンが、「ニュートと魔法動物との共演は、本作の最高の見どころよ」と絶賛するエディの演技は、彼のアレルギーにも負けない!役作りがあったからこそ。初対面の“人間”に対しては挙動不審になってしまうニュートが、魔法動物とのふれあいで見せる別人のような姿を、劇場でも確かめてみて。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年12月16日映画『ラビング 愛という名前のふたり』が2017年3月3日(金)より順次公開される。本作は1958年のアメリカを舞台に、異人種間の結婚が違法だった当時結ばれたラビング夫妻の実話を元したラブストーリー。妻のミルドレッドが、ケネディ大統領の弟であるロバート・ケネディ司法長官に書いた1通の手紙をきっかけに法律が変わる軌跡を描く。実話に深い感銘を受けたのが、映画『英国王のスピーチ』でアカデミー賞に輝いたコリン・ファース。彼がプロデューサーに名乗り出て、今回の映画化が実現した。スクリーンに焼きつけられた実在の夫妻の慎ましくも美しい人生、そして主演の2名の一点の曇りもない演技が、観る者すべての心を揺さぶる。さらにラビング夫妻の当時の写真と、それを忠実に再現した場面写真が公開された。ソファや玄関先で仲良く寄り添う姿が映し出されており、国を動かした純粋なラブストーリーへの期待がさらに高まる。なお本作は、12月12日(月)に発表された第74回ゴールデン・グローブ賞にて、主演男優賞、主演女優賞の2部門にてノミネート。また、第89回アカデミー賞では「主演女優賞(ルース・ネッガ)」にてノミネートされている。■ストーリーずっと、そばにいた。ずっとそばにいたい。大工のリチャード・ラビングは、恋人のミルドレッドから妊娠したと告げられ、大喜びで結婚を申し込む。時は1958年、ここバージニア州では、異人種間の結婚は法律で禁止されていた。だが、子供の頃に出会って育んだ友情が、愛情へと変わっていったリチャードとミルドレッドにとって、別れるなどあり得ないことだった。2人は法律で許されるワシントンDCで結婚し、地元に新居を構えて暮らし始めるが、夜中に突然現れた保安官に逮捕されてしまう。2人は、離婚か生まれ故郷を捨てるか、選択を迫られる──。【作品詳細】映画『ラビング 愛という名前のふたり』公開日:2017年3月3日(金)、TOHOシネマズ シャンテ他 全国順次公開監督・脚本:ジェフ・ニコルズ出演:ジョエル・エドガートン、ルース・ネッガ原題:LOVING(C)2016 Big Beach, LLC. All Rights Reserved
2016年12月16日映画『20センチュリー・ウーマン』が、2017年6月3日(土)全国で公開される。監督は、『人生はビギナーズ』のマイク・ミルズ。前作では、監督自らの父親との関係を題材に、突然父親にゲイを告白された男性が、自らの人生も見つめ直していく人間ドラマを独特な感性と映像表現で描いた。今回は、“自身の母親”をテーマに、1970年代後半の南カリフォルニアで愛と自由を探し求める3人の女性たちの生き方を描く。注目は母親を演じたアネット・ベニング。本作での彼女の演技はキャリア史上最高と言われるほどだ。その他、『フランシス・ハ』のグレタ・ガーウィグ、『ネオン・デーモン』のエル・ファニングといった、各世代を代表する女優が集結。監督の分身とも言える少年ジェイミーを演じた新人の美少年、ルーカス・ジェイド・ズマンの瑞々しい演技も高い評価を得ている。第74回ゴールデン・グローブ賞では、作品賞(ミュージカル/コメディ部門)、主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)の主要2部門にノミネート。また、第89回アカデミー賞においては『20センチュリー・ウーマン』で、マイク・ミルズが脚本賞(オリジナル)にノミネートされた。マイク・ミルズのオスカーノミネートは初。彼は今回のノミネートに関して次のように述べている。「脚本を書くってなんて大変なのでしょう!だからこそ、このようにアカデミーから認められるのはとても光栄なこと。このパーソナルな映画を作ることができて幸運ですし、本作が人々の共感を呼ぶことにはとても意味がある。驚くほど才能豊かなアネット・ベニング、エル・ファニング、グレタ・ガーウィグ、ビリー・クラダップ、ルーカス・ズマン、そしてたくさんの愛情と知性で、ストーリーとアイデアに命を与えてくれたすべての人々。彼らなしでは私の脚本は完成しなかった。そしてスタッフのみんな!!彼らはストーリーを再現してくれた、私の大切なファミリーです。真の友人であるプロデューサー、そして脚本を信じてくれたアンナプルナとA24がいなければ実現しなかったでしょう」。【作品情報】『20センチュリー・ウーマン』原題:20TH CENTURYWOMEN公開日:2017年6月3日(土)、丸の内ピカデリー/新宿ピカデリーほか全国公開監督:マイク・ミルズ出演:アネット・ベニング、エル・ファニング、グレタ・ガーウィグ、ビリー・クラダップ配給:ロングライド(c)2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.■ストーリー1979年、サンタバーバラ。シングルマザーのドロシア(アネット・ベニング)は、思春期を迎える息子ジェイミー(ルーカス・ジェイド・ズマン)の教育に悩んでいた。ある日ドロシアはルームシェアで暮らすパンクな写真家アビー(グ レタ・ガーウィグ)と、近所に住む幼馴染みで友達以上恋人未満の関係、ジュリー(エル・ファニング)に「複雑な時代を生きるのは難しい。彼を助けてやって」とお願いする。15歳のジェイミーと、彼女たちの特別な夏がはじまった。
2016年12月16日映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』2017年5月より全国ロードショー。サンダンス映画祭で話題になり、その後、第89回アカデミー賞ではケイシー・アフレックが主演男優賞、その他、脚本賞も受賞した。マンチェスター・バイ・ザ・シーのあらすじボストンでアパートの配管工として人から避けるように孤独に生きていたリー・チャンドラー。漁師の兄ジョーの死をきっかけに生まれ故郷”マンチェスター・バイ・ザ・シー”に戻る。マンチェスター・バイ・ザ・シーとは、ボストンの北東、マサチューセッツ州の海岸部の街の名前を意味する。兄の死を悲しむ暇もなく、兄が残した16才の息子・パトリックの後見人も引き受けなければならくなった。彼は仕事を辞めて帰郷。多くの不安を抱いていた。心を閉ざしてしまうような辛い過去を抱えていたリーと、思春期真っ只中のパトリック。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』では、兄のいなくなった世界で、2人が懸命に生き、乗り越えようとしていく姿が描かれていく。主演にケイシー・アフレック、プロデューサーはマット・デイモン主役のリー・チャンドラーを演じるのは、ベン・アフレックの弟で『ゴーン・ベイビー・ゴーン』、『ジェシー・ジェームズの暗殺』のケイシー・アフレック(Casey Affleck)。パトリック役をルーカス・ヘッジズ、 リーの元妻ランディ役をミッシェル・ウィリアムズが演じる。監督・脚本は『ギャング・オブ・ニューヨーク』で脚本を手掛けたケネス・ロナーガン。プロデューサーはマット・デイモン。もともとマット・デイモンが主演するということで企画が進んでいたそうだが、彼は制作に留まり、主演は古くからの友達ケイシー・アフレックに譲ったと言われいてる。賞レースを席捲するマンチェスター・バイ・ザ・シー『マンチェスター バイ ザ シー』は、第32回サンダンス映画祭で発表されてから口コミが評判を呼びヒット。アメリカでは高評価を得ており、ロッテントマトでは支持率97%。ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞でも、最優秀作品賞に選出。そして、ゴールデン・グローブ賞では、ケイシ ー・アフレックが主演 男優賞を受賞。受賞スピーチでアフレックは、ケネス・ロナーガン監督や共演のミシェル・ウィリアムズはじめ制作陣に感謝を述べつつ、プロデューサーであり、今回の役にケイシーを抜擢したマット・デイモンに「もう今後、君は僕にこういったいい役を紹介してくれなくなるだろうね(笑)」とジョークを言ってデイモンを笑わせ、会場を沸かせていた。第89回アカデミー賞第89回アカデミー賞では、作品賞・監督賞・脚本賞・主演男優賞・助演男優賞・助演女優賞と主要6部門でのノミネートされ、主演男優賞と脚本賞を受賞している。主演男優賞を受賞したケイシー・アフレックはルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のタキシード、シャツ、ボウタイ、シューズで登場。シックな印象に仕上げた。ケイシー・アフレックはアカデミー賞「主演男優賞」受賞に関して、以下のようにコメントを残している。「私にとって大きな意味をもつ受賞です。ほかの候補の方もとても素晴らしい演技でした。私がここにいるのは、そんな多くの人たちの才能にインスパイアされたからです。そして、この役柄をケネス・ロナーガンが書いてくれたのでここに立つことができました。もっと意義ある大きな事を言いたいのですが、とにかく一緒につくり上げた仲間たちの一員であることを誇りに思っています。(プロデューサーの)マット・デイモン、こういうチャンスを与えてくれてありがとう!」パトリック役のミシェル・ウィリアムズはルイ・ヴィトンのカスタムメイド・ドレス、シューズ、ブレスレット、イヤリングを着用。デコルテが開いたドレスは、ショートカットの彼女の美しさを、一際引き立てていた。作品情報映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』原題:Manchester by the Sea)監督:ケネス・ロナーガン出演:ケイシー・アフレック、ミシェル・ウィリアムズ、カイル・チャンドラー、ルーカス・ヘッジズ公開:2017年5月シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー(c)2016 K Films Manchester LLC. All Rights Reserved.
2016年12月16日女優のジェニファー・ローレンスと俳優のクリス・プラットが15日(現地時間14日)、アメリカ・ロサンゼルスのウエストウッドの劇場で行われたダブル主演映画『パッセンジャー』(3月24日公開)のワールドプレミアに登場した。初共演のジェニファーとクリスがW主演を務める本作は、宇宙を舞台にしたスペクタクル・ロマン。乗客5,000人を乗せた豪華宇宙船アヴァロン号の120年の航路の中で、エンジニアのジム(クリス)と作家のオーロラ(ジェニファー)は、残り90年を残してなぜか冬眠装置から目覚めてしまう。2人は絶望的な状況の中でお互いに惹かれ合いながら、生き残る術を見つけようとするが、予期せぬ出来事が2人の運命を狂わせていく。会場には、漆黒の宇宙空間を表すかのような長いブラックカーペットが敷かれ、壁面は豪華客船アヴァロン号の船内のように一面真っ白。ゲスト登場ゲートにはコントロールルーム、フォトエリアには冬眠装置が設置されるなど、アヴァロン号の乗客になったのかと錯覚してしまうほど見事なセットが組まれた。また、主人公の2人のように冬眠カプセルから目覚める体験ができるVR体験エリアや、船内にあるバーカウンターなども再現された。そして、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』でアカデミー賞にノミネートもされた、モルテン・ティルドゥム監督とマイケル・シーンが登場すると、会場から大きな拍手が起こった。続いて、オーロラ役を演じたジェニファーが、肩が大きく開き胸元にはハートがあしらわれたセクシーな純白のドレス姿で観客を魅了し、ジムを演じたクリスは紺色のスーツ姿で、妻のアンナ・ファリスと登場。歓声が上がる中、2人や握手やサイン、写真撮影にも快く応じてファンを喜ばせた。ジェニファーは「2人の男女のドラマにあふれているストーリーよ。そしてその人間性がさまざまな疑問を投げかけると思うわ。しかも宇宙だしね!」とアピールし、初共演のクリスに対して「速攻で友達になったわ。撮影中のムードを作ってくれたし、キャラクター作りにすごく役だったわ」と感謝。「映画はきっとみんな驚くわよ!」と自信をのぞかせた。クリスも「ロマンス、アドベンチャー、アクション、ドラマが絶妙なバランスで描かれている。これまで一度も読んだことがないような、信じられないくらい想像力にあふれたストーリーだったんだ。みんな気に入ると思うよ」と作品を絶賛し、「ジェニファーは最高だよ! 僕らは一生の友達になったね!」と語った。そんな2人について「一緒に仕事ができたのは最高だったよ!」と語ったのは監督。「彼ら2人は劇中でスパークルするんじゃないかと思う程、最高の科学反応があったんだ」と明かした。
2016年12月15日ベン・アフレック監督による、映画『夜に生きる』が2017年5月20日(土)に公開。禁酒法時代のギャングとその破滅的な愛ストーリーの元になっているのは、アメリカのミステリー作家、デニス・ルヘインによるエドガー賞受賞の同名小説。20年代から30年代にかけて禁酒法時代のボストンを舞台に展開する。ひと度地下に潜れば、そこには独特の闇が広がっている、そんな時代を背景に、1人の青年がギャングの世界に足を踏み入れ、運命を狂わすほどの女性に出会う様を描いた。ベン・アフレックが監督・脚本・主演監督から主演、脚本までを担当するベン・アフレック。『アルゴ』では作品賞、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』では脚本賞と、それぞれアカデミー賞を受賞。俳優だけではなく監督も、そして、その作風からイーストウッドの流れを感じさせ、実力、評価ともにトップクラスの彼が5年ぶりにメガホンを取る注目の作品が『夜に生きる』だ。『夜に生きる』では、過去の作品(『ザ・タウン』『ゴーン・ベイビー・ゴーン』)でみられたように、自身の育った街ボストンが舞台となる。ベン・アフレックの他に、映画『ネオン・デーモン』では主演を演じたエル・ファニングや、モデルとしても活躍するシエナ・ミラーが出演する。ジョーの運命は大きく揺がす、マフィア&美女との出会い特別映像では、美女との出会い、権力者同士の抗争による銃撃戦からカーチェイス…といったギャング映画を象徴する場面が描かれている。ベン・アフレック演じるジョーは、第一次世界大戦に出兵後、人生で従うべきルールがないことを悟り、無法者のように淡々と日々を過ごす。そのうち、ギャングの世界へと足を踏み入れ、レモ・ジローネ扮する、イタリアン・マフィアの首領マソ・ペスカトーレと出会うマソに気に入られたジョーは、知らず知らずのうちに組織の一員へ。ギャングの愛人・エマ(シエナ・ミラー)、優艶な美女・グラシエラ(ゾーイ・サルダナ)、そしてジョーを阻む警察本部長の娘・ロレッタ(エルファニング)に出会う頃には、ジョーの運命は大きく揺れ動くなることとなる。『夜に生きる』ストーリー舞台は禁酒法時代のボストン。野心と度胸さえあれば権力と金を手に入れられる狂騒の時代に厳格な家庭に育ったジョーは、警官幹部である父に反発し、やがてギャングの世界に入りこんでいく。ある日、ジョーは強盗に入った賭博場でエマと出逢い恋仲となるが、彼女は対立組織のボスの娼婦だった...それは裏社会においては絶対に越えてはいけない一線であり、ジョーの運命は大きく狂っていく......。復讐と野心と裏切り、そして悲しくも切ない愛。激動の時代を生き抜こうとするギャングたちの生きざまを描いた犯罪ドラマ。作品情報『夜に生きる』(原題:Live By Night)公開時期:2017年5月5月20日(土) 丸の内ピカデリー 新宿ピカデリー他全国ロードショー監督・脚本:ベン・アフレックキャスト:ベン・アフレック、エル・ファニング、クリス・メッシーナ、シエナ・ミラ配給:ワーナー・ブラザース映画(C) 2016 Warner Bros. All Rights Reserved.
2016年12月15日『ゆれる』『夢売るふたり』などで知られる西川美和監督のもと、本木雅弘が妻の死さえ悲しむことができない“自意識の塊”のような人気作家を演じた『永い言い訳』。このたび、12月15日発売の「月刊ジェイ・ノベル」2017年1月号(実業之日本社)に掲載されている西川監督の連載エッセイ「映画にまつわるxについて」の中で、主演の本木さんが西川監督へ宛てたメールの数々が初公開されていることがわかった。『日本のいちばん長い日』『天空の蜂』で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞するなど、高い評価を受けた本木さんが、アカデミー賞外国語映画賞受賞作『おくりびと』以来、実に7年ぶりとなる映画主演に挑んだ本作。西川監督が自身の直木賞候補となった小説を映画化し、ミュージシャンの竹原ピストル、池松壮亮、黒木華、山田真歩、堀内敬子、さらに21年ぶりの再共演となった妻役の深津絵里など、実力派俳優が脇を固めた。現在公開中の本作は、鑑賞者の満足度が非常に高くリピーターが続出中、本年度の映画賞にも多数ノミネートされており、ロングランヒットを続けている。「特別編」と冠された今回の西川監督のエッセイのタイトルは、「x=主役」。撮影準備段階の2014年春から劇場公開後の2016年秋まで、およそ2年半という長期間、自作の主演俳優として本木さんを間近で見つめてきた西川監督が、17ページ1万5千字にわたり、本木さんの知られざる意外な素顔について記している。このエッセイの大半を占め、読者を驚愕させるのが、プロデューサーを介して西川監督が本木さんから受け取った大量のメールからの抜粋。監督からの出演オファーに対して延々と悩み、嫌がる監督に「役作りのため原作小説を読ませてほしい」と懇願し、ブラインドタッチやダイエットなどの課題に奮闘する本木さん…。秘められたエピソードが赤裸々に綴られ、西川監督曰く「底なし沼のような不安と不満、期待と反省」「言い訳と、覚悟と、友愛と共鳴に満ちた」という本木さんのメールの数々からは、一見“完璧”ともいえる“俳優・本木雅弘”のイメージからは想像もつかない、生身の“人間・本木雅弘”の複雑な内面と、周囲の誰もを虜にする天性のアイドル的魅力、そして何より、俳優として真剣に役柄と向きあい、作り手と作品に深い愛情を注いでいる様子が見てとれる。そんな本木さんを見つめる、西川監督らしい毒と優しさが織り交ざった軽妙な筆致も冴えわたり、通常はほとんど明かされることのない映画作りにおける監督と主演俳優との濃密な関係が浮き彫りに。本作に魅了されたファンも興味深く楽しめる貴重なエッセイとなっている。なお、本エッセイは、12月20日より4週にわけてWEBマガジン「ジェイ・ノベルプラス」でも無料で公開される予定だ。『永い言い訳』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年12月15日スタジオジブリにて『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』を生み出した米林宏昌監督による待望の最新作が、『メアリと魔女の花』と題し来年夏に公開されることが決定!「ハリー・ポッター」を生んだイギリスの児童文学を元に“魔女”を題材としたファンタジー超大作に挑む。ヒロインは11歳の女の子。背が低く、クセっ毛の赤毛にそばかす。ごくごく平凡な女の子「メアリ」が主人公だ。何をやってもうまくいかず、不満と不安を抱えている、そんな彼女がひょんなことから奇想天外な大冒険に巻き込まれることに!天真爛漫で感情に従順、どんなことにもまっすぐに立ち向かうメアリに、日本が夢中になること間違いなしだ。米林監督は、1996年にスタジオジブリに入社し『もののけ姫』『ホーホケキョ となりの山田くん』では動画、『千と千尋の神隠し』で初めて原画を担当。その後、『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』で原画を、『ゲド戦記』では作画監督補を担当。また、その年の邦画ナンバー1となる観客動員765万人・興行収入92.5億円を記録した『借りぐらしのアリエッティ』や、第88回米国アカデミー賞長編アニメーション映画部門にノミネートされた『思い出のマーニー』で監督を務め、華々しい経歴を持つ。本作は、そんな米林監督が2014年末にスタジオジブリを退社し、新スタジオにて満を持して世に送り出す監督3作品目。巨匠・宮崎駿の下で学んだスプリットとアニメーションで描く題材は、師と同じモチーフである“魔女”だ。原作は、1971年に描かれたイギリスの女流作家・メアリー・スチュアートによる児童文学。脚本は、高畑勲監督『かぐや姫の物語』で脚本を務めた坂口理子。音楽には、『クライマーズ・ハイ』『64-ロクヨン-前編/後編』『グッドモーニングショー』などの音楽を担当し、『思い出のマーニー』から引き続き米林さんをタッグを組む村松崇継。そして、企画制作に約8年を費やした初の長編プロデュース作品『かぐや姫の物語』で、第87回米国アカデミー賞長編アニメーション映画部門ノミネート、長編2作目となる『思い出のマーニー』で第88回米国アカデミー賞長編アニメーション映画部門にノミネートされた、西村義明(現在、株式会社スタジオポノック代表取締役)がプロデューサーを務める。野を駆け、空を飛び、雲の向こうの世界を旅するような、人が抱く未知なる世界への憧れを真っ向から描く、夏の“エンターテインメントの王道”の誕生に、いまから期待が高まる。『メアリと魔女の花』は2017年夏、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月15日『LION』(原題)でゴールデン・グローブ賞助演女優賞にノミネートされているニコール・キッドマンが、砂漠の地に魅せられた実在の人物を演じた『アラビアの女王 愛と宿命の日々』。本作で、もう1人の伝説的人物“アラビアのロレンス”を演じているのが、ロバート・パティンソン。このほど、彼が両手に赤ちゃんライオンを抱っこする萌えキュン必至(!?)画像がシネマカフェに到着した。20世紀初頭、ある女性が英国を旅立ち、アラビアの地へ向かおうとしていた。彼女の名はガートルード・ベル。オックスフォード大学を卒業後、上流階級の生活を捨て、アラビアの各地を約2,500kmも旅し、やがてイラク建国の立役者として尽力したベル。アラビアの人々は、彼女を“砂漠の女王”と呼んだ――。ドイツの巨匠ヴェルナー・ヘルツォークが、歴史の裏に隠されてしまったガートルード・ベルの不思議な魅力に取りつかれ、知性とたくましさを兼ね添えたオスカー女優ニコール・キッドマンを主演に迎えて映画化。また、ジェームズ・フランコ演じるイギリス大使館の書記官との悲恋、ダミアン・ルイス演じるトルコの副領事官との叶わぬ禁断の恋など、ベルの人生に深く関わる豪華俳優陣にも注目が集まっている。そのうちの1人、アカデミー賞7部門を受賞した名作『アラビアのロレンス』の主人公としても知られるトーマス・エドワード・ロレンスを演じているのが、ロバート・パティンソンだ。このたび解禁となった画像では、ロバートの両手に可愛い2匹のライオンの赤ちゃんが抱えられており、2匹の赤ちゃんライオンとピラミッドの前で記念写真を撮る、というワンシーンからの1枚となっている。“アラビアのロレンス”のこと、トーマス・エドワード・ロレンスは、ニコール演じるベルとヨルダンで出会い、お互いにアラビアの地で活動する同志として意気投合。ベルの気心の知れた友人として登場する。『トワイライト』シリーズの王子様キャラを封印するかのように、鬼才デイヴィッド・クローネンバーグ監督作に相次いで出演し、近年では『ディーン、君がいた瞬間』でジェームズ・ディーンを撮影した写真家になりきったり、『シークレット・オブ・モンスター』で独裁者の幼少期にかかわる重要人物を演じたりと、いまや演技派となり、大人セクシーになったロバート。そんな彼と可愛い赤ちゃんライオンとのギャップにも、ぜひ注目してみて。『アラビアの女王 愛と宿命の日々』は2017年1月21日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月15日ジェニファー・ローレンスとクリス・プラットのダブル主演による映画『パッセンジャー』が、2017年3月24日(金)より全国公開。20××年、新たなる居住地を目指し、5000人の乗客を乗せて地球を後にした豪華宇宙客船アヴァロン号。目的地となる惑星到着までの120年、乗客は冬眠装置で眠るはずなのだが、なぜか2人の男女だけが90年も早く目覚めてしまう。絶望的状況の中で惹かれ合ってゆく2人の愛と運命を、壮大なスケールで描くSFロマン作品となっている。エンジニアのジムを演じるのは、2015年映画興行ランキング第1位の『ジュラシック・ワールド』で主演を務めたクリス・プラット。対する作家のオーロラ役は、『世界でひとつのプレイブック』でアカデミー賞主演女優賞に輝き、『ハンガーゲーム』シリーズなどの大作にも出演するジェニファー・ローレンスが演じる。監督は、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』でアカデミー賞ノミネートのモルテン・ティルドゥム。ハリウッドで最も注目される2人の実力派俳優が、SFロマン大作で初共演に挑む。今まで見たことのない宇宙空間演出も見どころだ。予告編には、突然の無重力状態でプールの水が浮上し、水の塊に取り込まれるオーロラや、激しい炎の噴射に勢いよく船外へ飛ばされるジムなど、迫力のあるシーンが収められている。『パッセンジャー』は第89回アカデミー賞ノミネーションでは美術賞と作曲賞の2部門にノミネートされた。5,000人の乗客を乗せた豪華宇宙船アヴァロン号のデザインを手掛けたのは、『インセプション』でもアカデミー賞候補となったガイ・ヘンドリックス・ディアス。過去と未来が融合した、かつて見たことのない宇宙船に注目だ。なお、日本語吹替版テーマソングはJUJUが担当。自身初のとなる洋画実写映画への楽曲書き下ろしで曲名は「Because of You」。JUJUは、「この人だと思える人と出逢えることの素晴らしさを伝えられたら、と思いながら歌わせていただきました。」と語った。【詳細】『パッセンジャー』公開日:2017年3月24日(金)監督:モルテン・ティルドゥム出演:ジェニファー・ローレンス、クリス・プラット、マイケル・シーン、ローレンス・フィッシュバーン原題:PASSENGERS配給・宣伝:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント【ストーリー】20××年――新たなる居住地を目指し、5000人の乗客<パッセンジャー>を乗せた豪華宇宙船アヴァロン号が地球を後にした。目的地の惑星到着まで120年。冬眠装置で眠る乗客の中で、なぜか2人の男女だけが早く目覚めてしまった。90年も早く――。エンジニアのジムと作家のオーロラは絶望的状況の中でお互いに惹かれ合っていく。なんとか生きる術を見つけようとするが、予期せぬ出来事が2人の運命を狂わせていく――。
2016年12月15日昨年末、各国が『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に沸く中、スウェーデンで5週連続1位を獲得、国内歴代3位の記録的大ヒットとなった『幸せなひとりぼっち』。このほど、本作の主人公で、妻に先立たれた気難しいおじいちゃんの初めての子守りをとらえた本編映像が、シネマカフェに到着した。愛する妻を失い、哀しみにくれるオーヴェ。1人で生きていく人生に希望が持てず、墓参りのたびに失意を募らせていた。ある日、そんなオーヴェの隣にパルヴァネ一家が引っ越してくる。浴びせられる罵声をモノともせず、何かと問題を持ち込むパルヴァネにオーヴェは、次第に心を開いてゆく。悪態はいつしか愛嬌になり、彼は愛する妻との思い出をゆっくりと語りだす――。本作は、スウェーデン映画史上記録的な大ヒットとなった、「人は1人で生きられるのか?」「人生とは何か?」を問うユーモアたっぷりのヒューマンドラマ。その結末が多くの観客の胸を打ち、スウェーデンのアカデミー賞「ゴールデン・ビートル賞」で主演男優賞(ロルフ・ラスゴード)と観客賞をW受賞。第89回アカデミー賞外国語映画賞スウェーデン代表作品にも決定し、つい先日にはヨーロッパ映画賞でもコメディ映画賞を獲得したばかり。そんな中、主人公の孤独なおじいちゃん、オーヴェの初めての子守体験映像が到着。おじいちゃん+子どもはほっこり映像の鉄板であるものの、気難し顔のオーヴェがおっかなびっくりに子どもたちと接しながら、いつの間にかすっかり距離が縮まっている姿はなんとも言えない温かい気持ちにさせてくれる。また、オーヴェは子守以外にも片付けや家具の設置をしてくれるなど至れり尽くせり。人は見かけだけでは判断できない、だからこそ優しくなれる、という本作のメッセージを垣間見られる映像となっている。世界中で共感を呼ぶオーヴェの人生の旅路を、劇場でも楽しみにしていて。『幸せなひとりぼっち』は12月17日(土)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:幸せなひとりぼっち 2016年12月17日より全国にて公開(C) Tre Vanner Produktion AB. All rights reserved.
2016年12月14日2017年公開の映画から、注目の洋画作品を一挙紹介。日本で話題のものから、すでに公開されている国で話題になっているもの、アカデミー賞受賞作など盛りだくさんなので、年明けのお出かけプランの参考にしてほしい。話題作映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』は、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ待望の5作目。海賊船ブラック・パール号の船長にして、決して北を指さないコンパスを持つ伝説の海賊ジャック・スパロウはもちろんジョニー・デップ、そしていつもペットの猿を肩に連れた海賊ヘクター・バルボッサは、引き続きとジェフリー・ラッシュが演じる。公開日:2017年7月1日(土)詳細はこちら>>映画『メッセージ』映画『メッセージ』は、映像化不可能と言われていたアメリカ人作家テッド・チャンによる短編小説「あなたの人生の物語」を映像化したもの。突如地上に降り立った、巨大な球体型宇宙船。その内部にいる謎の知的生命体と意志の疎通をはかるため軍に雇われた言語学者・ルイーズを主人公に、“彼ら”が人類に何を伝えようとしているのかを探っていくSFドラマとなっている。公開時期:2017年詳細はこちら>>映画『ダンケルク』『ダークナイト』3部作や『インセプション』、『インターステラー』などで知られるクリストファー・ノーラン監督の最新作、映画『ダンケルク』。1940年、ドイツ軍に侵攻されたフランス北部の都市ダンケルクから、軍の船や民間船まであらゆる手段を動員して、イギリス軍とフランス軍の兵士約30万人を救出した「ダンケルクの戦い」を映像化したスペクタクル・サスペンスだ。公開日:2017年詳細はこちら>>映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol. 2』人気作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の第2作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol. 2』。ピーターの出生の秘密や新キャラクターの登場など、気になる要素が満載で、かつての敵対者は新たな同盟者に、コミックスのファンにはなじみのあるキャラクターがガーディアンズのために集合する。※日本の公開時期は未定。詳細はこちら>>映画『ブレードランナー 2049』リドリー・スコット監督映画『ブレードランナー』の続編の映画化が、34年の歳月を経て遂に実現した『ブレードランナー 2049』。続編の舞台は、1982年公開のオリジナル作品から数十年後の世界で、リドリー・スコットは製作総指揮、ハリソン・フォードが前作の主人公リック・デッカード役を再び演じている。日本公開:2017年11月詳細はこちら>>映画『攻殻機動隊』ハリウッド版実写映画『攻殻機動隊』は、スカーレット・ヨハンソンが草薙素子、北野武が荒巻大輔を演じている。発表された登場人物の中にクゼ ヒデオの名前がある事から、TVアニメシリーズ「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」が題材となる可能性が高まっている。公開時期:2017年3月31日(金)詳細はこちら>>映画『ワイルド・スピード ICE BREAK』世界中で大ヒットを記録している「ワイルド・スピード」シリーズの最新作『ワイルド・スピード ICE BREAK』。ヴィン・ディーゼル、ドウェイン・ジョンソン、ジェイソン・ステイサムといったシリーズお馴染みキャストの再集結に加え、アカデミー賞主演女優賞を獲得しているシャーリーズ・セロンなどの出演も決定している。メガホンを取るのは、『交渉人』『ミニミニ大作戦』『ストレイト・アウタ・コンプトン』などで知られるF・ゲイリー・グレイだ。公開日:2017年4月28日(金)詳細はこちら>>映画『スパイダーマン:ホームカミング』スパイダーマンシリーズの最新作、映画『スパイダーマン:ホームカミング』は、アイアンマンと夢の競演を果たすことで注目が集まる作品。15歳の少年ピーターが本作のスパイダーマンなのだが、彼の真のヒーローへの道がどう切り開かれていくのかが注目される。日本公開:2017年8月11日(金・祝)詳細はこちら>>映画『美女と野獣』ディズニー・アニメーション『美女と野獣』の実写映画。アニメーション公開から25周年目という節目の年にエマ・ワトソンが主人公のベルを演じる。野獣役はダン・スティーヴンス、父親のモーリスをケヴィン・クライン、野獣の城のウェイターでろうそくのルミエール役にはユアン・マクレガーなど豪華なキャストも見所。これまでに幾度となく実写化されてきた「美女と野獣」だが、アニメーション映画史上初のアカデミー作品賞ノミネート、作曲賞と歌曲賞を受賞したものの実写化とあり、注目が集まる。公開日:2017年4月21日(金)詳細はこちら>>映画『エイリアン:コベナント』映画『プロメテウス』の続編であり、『エイリアン』の前日譚に当たる『エイリアン:コベナント』。原題に“Alien”の文字があることで、作品にエイリアンが登場する可能性も示唆されている。舞台は、『プロメテウス』から10年後の世界。コベナント号が未知の楽園と思われる惑星を発見するも、そこには暗く危険な世界が広がっていた。唯一見つかったのはプロメテウス号の調査チームの生存者、デイヴィットだけだった…というところからストーリーが展開されるそうだ。※日本の公開時期は未定。詳細はこちら>>ドラマ・ラブストーリー映画『たかが世界の終わり』若き天才、グザヴィエ・ドラン監督の最新映画『たかが世界の終わり』。12年間家を離れていた主人公ルイ(ギャスパー・ウリエル)が、自らの死を告げに家に帰った1日を舞台にした作品だ。家族の誰もがルイに対し大きな愛情を抱き、再会の日を楽しいものにしようとしているのだが、すれ違い、ぶつかってしまうそれぞれの思い。レア・セドゥやヴァンサン・カッセル、マリオン・コティヤール、ナタリー・バイと言った実力派が演じきる1日から一時も目が離せないだろう。公開日:2017年2月11日(土)詳細はこちら>>映画『はじまりへの旅』映画『はじまりへの旅』は、コメディのようなタッチでありながら、「普通とはなにか」、「自分らしさとはなにか」といった誰もが抱えている普遍的な問いを観るものに問いかける作品。カンヌ映画祭を始めとする数々の国際的な映画賞を受賞しており、日本に先行して公開されたアメリカでは、わずか4館での公開から口コミで評判が広がり、600館にまで拡大した話題作だ。公開日:2017年4月1日(日)詳細はこちら>>映画『ラ・ラ・ランド』アメリカ・ロサンゼルスを舞台に、女優志望のミアとジャズピアニストのセバスチャンの恋模様を描いたミュージカル作品『ラ・ラ・ランド』。セバスチャン役には、日本でも人気の高いライアン・ゴズリング、そしてミア役には、アカデミー賞を始め数多くの賞にノミネートされた経歴のあるエマ・ストーンが抜擢された。公開日:2017年2月24日(金)詳細はこちら>>映画『夜に生きる』ベン・アフレック監督・脚本・主演を担当する映画『夜に生きる』。ボストンを舞台に禁酒法時代のギャングの生き様、破滅的な愛を描いていく。エル・ファニングや、モデルとしても活躍するシエナ・ミラーが出演する。公開日:2017年5月詳細はこちら>>映画『素晴らしきかな、人生』『プラダを着た悪魔』や『マイ・インターン』のデヴィッド・フランケル監督最新作『素晴らしきかな、人生』。ウィル・スミスやケイト・ウィンスレット、キーラ・ナイトレイ、エドワード・ノートン、ヘレン・ミレンら、アカデミー賞受賞&ノミネート俳優が結集した。公開日:2017年2月25日(土)詳細はこちら>>映画『ジャッキー/ファーストレディ』映画『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』は、2017年春に全国で公開される話題作。“ジャッキー”の愛称で親しまれ、今なお高い人気を誇るファーストレディ「ジャクリーン・ケネディ」をナタリー・ポートマンが外見だけでなく、話す英語のアクセントまで徹底的に再現して情感豊かに演じ切っている。公開時期:2017年春詳細はこちら>>映画『マリアンヌ』映画『マリアンヌ』は、ブラッド・ピット主演最新作。極秘諜報員とフランス人レジスタンスの男女にはばかる過酷な運命と究極の愛が試されるロマンチックスリラーだ。相手役には、数々の話題作に出演するマリオン・コティヤール。愛する2人を阻む社会的立場や、その間柄でも言えないような“秘密”など様々な要素の絡み合いが楽しめる作品となっている。公開日:2017年年2月10日(金)詳細はこちら>>映画「ビリー・リンの永遠の一日」巨匠アン・リー監督の最新作『ビリー・リンの永遠の一日』。19歳でイラク戦争の英雄となった、青年ビリーの戦争体験と心の葛藤を、美しい映像に乗せて描いた作品だ。ビリーが、英雄として取り上げられていく中で感じる葛藤や違和感。戦争が作り出した“ヒーロー”として彼の姿を通して、9・11以降のアメリカ社会のあり方、戦争とは何かを社会に問う感動の人間ドラマを描いている。公開日:2017年2月11日(土・祝)詳細はこちら>>映画『僕と世界の方程式』映画『僕と世界の方程式』は、2017年1月28日(土)に公開されるヒューマンドラマ。自閉症と診断された天才少年ネイサンが母親の深い愛情に支えられながら、数学の才能で自ら道を拓いていく姿を描く物語だ。主演は英国次世代スター、エイサ・バターフィールド。サリー・ホーキンス、エディ・マーサン、レイフ・スポールなどイギリス屈指の名優たちが脇を固めるキャスティングにも注目したい。公開日:2017年1月28日(土)詳細はこちら>>映画『天使にショパンの歌声を』小さなカナダの寄宿学校を舞台に物語が展開される『天使にショパンの歌声を』。劇中には、ショパンの「別れの曲」、リストの「愛の夢」など涙を誘うピアノの有名曲から、モーツァルト、ベートーヴェンのピアノソナタ曲、そして心洗われるヴィヴァルディの合唱曲「グローリア」まで数々の名曲が登場し物語を彩る。公開日:2017年1月14日(土)詳細はこちら>>SF・アクション映画『ジャスティス・リーグ』2017年冬に公開される映画『ジャスティス・リーグ』。スーパーマン亡き世界に台頭しつつある強大な敵に対抗するため、バットマンとワンダーウーマンが仲間たちを集めていくところからスタートする物語だ。ベン・アフレック(バットマン)、ガル・ガドット(ワンダーウーマン)、ジェイソン・モモア(アクアマン)と言ったお馴染みのキャストも楽しみの一つ。日本公開時期:2017年冬詳細はこちら>>映画『トランスフォーマー/最後の騎士王』2017年夏、全国で公開される映画『トランスフォーマー/最後の騎士王』。世界中で大ヒットしている「トランスフォーマー」シリーズの新3部作第1弾が本作だ。新キャストとして『羊たちの沈黙』でハンニバル・レクター博士を演じた大御所のアンソニー・ホプキンス、新ヒロインに『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のローラ・ハドックが参加。そのほか、御馴染みのジョシュ・デュアメル、タイリース・ギブソン、ジョン・タトゥーロ、スタンリー・トゥッチなどが再び出演する。公開:2017年夏詳細はこちら>>映画『グレートウォール』映画『グレートウォール』は、チャン・イーモウ監督の最新作。今や世界遺産となっている中国・万里の長城を舞台に、マット・デイモン演じる主人公ウィリアム・ガリンが中国の王朝と力を合わせ、“未知の怪物”との戦いを繰り広げる。公開日:2017年4月14日(金)詳細はこちら>>映画『Valerian(原題)』リュック・ベッソン(Luc Besson)監督の最新作『Valerian and the City of a Thousand Planets(原題)』は、フランスのSFコミック『Valerian and Laureline』を実写化した作品。舞台は28世紀で、700年後の宇宙空間やそこに棲む不思議な生き物たちが織り成す幻想的な世界は、リアルに再現されていながらも、現実を超えるほどの美しい光や色で、観るもの引き込む。※日本の公開時期は未定。詳細はこちら>>映画『ドクター・ストレンジ』マーベルが贈る異色の魔術師ヒーロー『ドクター・ストレンジ』。主人公のストレンジは、天才的な脳外科医でありながら、不慮の事故で両手の機能を失ってしまった男で、その傷を治す最後の手段として魔術師を頼る。すると手の感覚が戻るばかりかあらゆる“魔術”が使えるようになるのだが、医者という職業柄、人を傷つけることができず、大きな葛藤に悩まされる。公開日:2017年1月27日(金)詳細はこちら>>映画『ナイスガイズ!』映画『ナイスガイズ!』は、酒浸りの私立探偵マーチと腕っ節の強い示談屋ヒーリーの凸凹コンビに、マーチの娘・ホリーが加わった3人が事件解決に奔走するアクション・エンターテイメント。主演を務めるのは、オスカー俳優ラッセル・クロウとライアン・ゴズリングで、彼ら以外にも、アンゴーリー・ライスやマット・ボマーら豪華キャストが集結する。公開日:2017年2月18日(土)詳細はこちら>>映画『アサシン クリード』全世界でシリーズ累計3,700万本以上を売り上げている同名の人気アクションゲームをベースにしたミステリーアクション映画『アサシン クリード』。ゲームの世界観はそのままに、新しいキャラクターとストーリーが描かれる実写作品となっている。主人公は、記憶をなくした死刑囚のカラム・リンチ。遺伝子操作によってDNAに眠る記憶を強制的に呼び覚まされた彼は、ルネサンス期のスペインでテンプル騎士団に立ち向かう伝説のアサシンであった祖先の記憶を追体験させられることになる。公開時期:2017年詳細はこちら>>サスペンス・ファンタジー映画『ザ・コンサルタント』ベン・アフレックが主演を務める『ザ・コンサルタント』。彼が演じるのは本作のアンチ・ヒーロー“クリスチャン・ウルフ”だ。会計士の仮面をかぶり、夜は裏社会の殺し屋として巨悪に対峙するウルフ。年収10億円、天才的頭脳を持ち、最強のファイターでもあり、命中率100%のスナイパー。本籍・本名・私生活、そのすべてが謎に包まれた会計士が、アメリカ政府、マフィア、一流企業に追われてまで危険な仕事に手を出す本当の理由とは?公開日:2017年1月21日(金)詳細はこちら>>映画『ネオン・デーモン』エル・ファニング主演、モデル業界の煌めきと闇を描いた映画『ネオン・デーモン』。鬼才として知られるニコラス・ウィンディング・レフン監督が手がける最新作は、ロサンゼルスを舞台にモデル志望の女子が業界へ深く入れば入るほど、危険な存在になっていくというサスペンスホラーだ。公開日:2017年1月13日(金)詳細はこちら>>映画『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』ティム・バートン監督最新作、映画『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』が2017年2月3日(金)に全国の劇場で公開される話題作。原作は、ランサム・リグズによる小説『ハヤブサが守る家』(邦題)。ニューヨークタイムズ・ベストセラーにも選ばれた、ウェールズの小島を舞台に主人公の少年ジェイクの摩訶不思議な冒険を描いた作品で、映画内では、奇妙な能力を持つ子供達の世界を描いている。公開時期:2017年2月3日(金)詳細はこちら>>映画『Nocturnal Animals(原題)』トム フォード(Tom Ford)のデザイナーであるトム・フォードが監督を務める映画『Nocturnal Animals(原題)』。1993年に出版されたオースティン・ライトの小説「ミステリ原稿(Tony and Susan)」の実写化作品だ。アートギャラリーのオーナーであるスーザンのもとに、20年前に別れた元夫のトニーから小説原稿が届く。それを読み進めていくうちにあまりの衝撃的内容から不安に駆られ、彼の真意に迫る様子を描いたサスペンスとなっている。米国公開日:2016年11月18日(金)詳細はこちら>>ドキュメンタリー映画『人類遺産』かつて人間の手によって作られ利用され、やがて人間の都合で放置され朽ちてゆく世界中の「廃墟」を映し出した映画『人類遺産』。人々の健康を支えた病院や、高度成長期を支えたマンモス団地、壮大な建造物は朽ちて風が吹きすさび、子供たちの楽園だったテーマパークは、海の波に飲まれている。誰もいない風景に、まるでその場にいるかのような臨場感と不思議な生命力を感じさせられる。公開時期:2017年2月詳細はこちら>>映画『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』映画『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』は、イタリア最南端のランペドゥーサ島という穏やかな島の難民・移民の玄関口という別の顔に着目した作品。この島に住む12歳の少年・サムエレの何気ない日々と“もう一つの日々”を取り上げたドキュメンタリー映画だ。公開時期:2017年2月11日(土)詳細はこちら>>映画『アメリカンズ ロバート・フランクの写した時代』映画『アメリカンズ ロバート・フランクの写した時代』は、写真界の巨匠ロバート・フランクの人生と彼が生きた時代を、貴重映像や各時代の空気を伝える豪華な音楽を収録したドキュメンタリー。彼のチャーミングな人柄と作品群に魅了されたアーティストたちの協力を得て完成した作品で、「老齢を迎えた彼の遺産を残したい」という思いのこもったレガシー・プロジェクトとも言えるものに仕上がってる。公開時期:2017年4月下旬詳細はこちら>>
2016年12月13日『アルゴ』『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』のベン・アフレック主演最新作『ザ・コンサルタント』。本国アメリカでは、全米興行収入2,400万ドルを超えの初登場No.1を記録する大ヒットスタートを切り、日本でもこの冬、注目のサスペンス・アクションとして注目を集めている。そんな本作で、ベンが演じる主人公クリスチャン・ウルフは、会計士と腕利きの殺し屋という2面性を持ったキャラクター。普段は地味な会計士で、常に気難しい表情を見せては人を寄せ付けず、人とのコミュニケーションが苦手なクリス。しかし、いざというときには超几帳面な仕事ぶりを発揮するギャップも見せ、その姿はまるで、いま話題のTBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の“プロ独身”こと津崎平匡(星野源)にそっくり!?といわれている。1998年、大親友のマット・デイモンと脚本を共同執筆した『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』でアカデミー賞脚本賞を受賞したベン・アフレック。その後、自身が監督・主演を務めた『アルゴ』ではアカデミー賞作品賞とゴールデン・グローブ賞監督賞を受賞、さらに新バットマンとして、『ジャスティス・リーグ』などへの出演、単独主演作では主演・監督を務めることが業界で話題の彼は、脚本家や監督としてのキャリアも着実に築き上げてきた。本作では2つの顔を持つ男を演じるベンは、自身の役について「クリスは徹底的に鍛えられたファイターであり、もう一方で彼は数学に関して並外れた才能を持つ人物。ひとりの人物の個性としては相反するものに思える側面は、僕がそれまでに演じたどんな役柄とも違っていて、とても興味深いと同時に取り組み甲斐があったんだ」と、この2面性のある役を楽しんで演じたことを明かしている。地味めな外見に加えて、常に気難しい表情を見せるクリス。会計士としてキリリと仕事をこなす胸キュンな姿はもちろん、ちょっとダサめな斜め掛けバック姿など、劇中ではさまざまな表情を見せており、ひと足早く本作を鑑賞したマスコミ関係者からは早くも、「二面性が良い」「ギャップが萌える」というコメントも!このたび一挙に到着した場面写真から、その胸キュン必至の魅力に迫ってみた。■まるで「必殺仕事人」!?15年分の帳簿とペンを綺麗に並べる超几帳面男子クリスは頭脳明晰な数学の天才。劇中で、ある大企業の内部調査に招かれた彼は、15年分という莫大な数の帳簿をたった一晩で調べ上げ、あっという間に企業の不正を暴いてしまう。15年分の帳簿とペンをここまでかと几帳面に並べ、シャツの腕をまくり上げた姿は完全に“必殺仕事人”。帳簿にあるどの数字も見逃さない!■哀愁漂う!? 守ってあげたい独りポツネン姿!地味な見た目や、気難しい表情、人とコミュニケーションを取るのが苦手なクリスは、劇中ではひとりぼっちの姿が多い。そんな彼が狭い個室の広いベッドに足を投げ出して、ひとりでぽつん…と座る姿を見ると、女子はついつい守ってあげたくなること必至。しかもポツネン姿ではありながら、ポッブなデザインをモチーフとしたTシャツをチョイスしているところにも注目!■ちょいダサ感に悶絶する女子多し!?斜め掛けバック姿!劇中を通してクリスが愛用しているものはちょっとダサめの斜め掛けバック。斜め掛けバックに加え、銀縁のメガネ、サイズ感が何とも言えないスーツ姿のトリプルコンビネーションがちょいダサ感を際立たせる。劇中では、内部調査をきっかけに知り合うディナ(アナ・ケンドリック)と会話をするも、女性に不器用でうまく目を合わせることができず、ぞんざいな態度を取ってしまうクリス。クリスがディナといる姿は、女性に奥手な津崎平匡を彷彿とさせ、ググッときてしまう女子も多いかも。■やっぱり仕事が出来る男子はカッコいい!仕事をするキリッとしたベンの横顔!15年分の帳簿を夜通し計算するクリス。ホワイトボードにひとしきり書き尽くした後は、会議室の一面張りの窓ガラスをノート代わりに計算を続行。その真剣な横顔はこれまでのイケてないクリスとはまるで別人のよう。そのギャップと窓ガラスに映る表情にもキュンキュンすること間違いなし!ベン演じる、この主人公は、会計士や殺し屋としての二面性だけでなく、さまざまな表情を持ち、そのギャップで世の女性たちを魅了することになりそう。物語が進むにつれ、普通の会計士から一転、マシンガンを手にし、最強無双の戦闘術を身につけた殺し屋へと変貌する姿は見逃せない。さらに、来年2017年は、1月21日(土)公開の本作から、主演・監督作の『夜に生きる』、そして『ジャスティス・リーグ』(2017年冬公開)では特別映像が解禁され、映画ファンたちの話題を集めている。これからも、ベン・アフレックの活躍に注目していて。『ザ・コンサルタント』は2017年1月21日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月13日およそ1年前、映画賞レースを席巻し、本年度アカデミー賞にて最多12部門にノミネートされ6冠を制したほか、国内外で熱狂的なファンを生み出した『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。このほど、公開当時からファンの間では話題となっていた“幻”のモノクロ版<ブラック&クローム>エディションが、ブルーレイの発売に先駆け、劇場公開されることが決定した。石油も、そして水も尽きかけた世界。愛する家族を奪われ、本能だけで生きながらえている元・警官マックス(トム・ハーディ)は、資源を独占し、恐怖と暴力で民衆を支配するイモータン・ジョーの軍団に捕われる。反逆を企てるフュリオサ(シャーリーズ・セロン)、配下の全身白塗りの男ニュークス(ニコラス・ホルト)と共に、ジョーに囚われた美女たちを引き連れ、自由への逃走を開始するマックス。凄まじい追跡、炸裂するバトル…。絶体絶命のピンチを迎えたとき、彼らの決死の反撃が始まる!アカデミー賞監督賞にノミネートされたジョージ・ミラーが自ら「本作のベスト・バージョン」と豪語し、公開当時からファンの間では話題となっていたモノクロ版の<ブラック&クローム>エディション。モノクロ版だからこそ、よりいっそう引き立つ砂漠の上での怒涛のアクション、女戦士フュリオサの孤高の美しさや、マックスの寡黙な戦いぶりを、スクリーンでも確かめてみて。『マッドマックス 怒りのデス・ロード <ブラック&クローム>エディション』は2017年1月14日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マッドマックス 怒りのデス・ロード 2015年6月20日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
2016年12月13日実在した世紀の麻薬王にして“南米のゴッドファーザー”の異名を取るパブロ・エスコバルの真実を描いた壮絶なクライム・スリラー『エスコバル 楽園の掟』のBD&DVDが発売になったが、同作でエスコバルを怪演したアカデミー賞受賞俳優ベニチオ・デル・トロとアンドレア・ディ・ステファノ監督が、そのエスコバルについて語っている映像が到着した。この動画は『エスコバル 楽園の掟』BD&DVDに収録してある特典映像の一部で、デル・トロとステファノ監督が、エスコバルについて自身の分析を語っているもの。国会議員として数多くの慈善事業に携わり、民衆に愛されながらも裏では政府を相手にテロ活動を行い、1,000人もの殺人に関与した残忍非道な麻薬カルテルのボスであるエスコバルについてデル・トロは、「彼を一言で説明するなら、“矛盾”した人だと言える」と指摘。「家族を愛してたけど、コカインを売り、世界中の多くの家族を破壊した」と実例を挙げて分析する。ステファノ監督もエスコバルの二面性に惹かれたと言い、「実は彼は、とても家庭的な人物だった。想像と反する。その事実は、物語を伝える上でとても興味深いと思った」と告白。そして、名作ギャング映画を例に出して、「『ゴッドファーザー』の魅力は、主人公が殺人をくり返すからではない。彼も帰宅すると家族で食卓を囲み食べながら、家族や信頼関係、友人について話し合う」ことだとして、“南米のゴッドファーザー”を描いたという。数々の逸話を残して伝説となった、恐るべき男の実態を描いた『エスコバル 楽園の掟』。世界第7位の大富豪にまで上り詰めたエスコバルの真実に、特典映像とともに迫ってみて。<『エスコバル 楽園の掟』リリース情報>『エスコバル 楽園の掟』DVD価格:¥3,800+税『エスコバル 楽園の掟』ブルーレイ価格:¥4,700+税発売元:トランスフォーマー販売元:ポニーキャニオン(C) 2014 Chapter 2 - Orange Studio - Pathe Production - Norsean Plus S.L - Paradise Lost Film A.I.E - Nexus Factory - Umedia - Jouror Developpement(text:cinemacafe.net)
2016年12月13日昨年公開された映画『母と暮せば』が、長崎にて行われた「核兵器のない世界へ長崎国際会議」で上映会が行われ、山田洋次監督、吉永小百合が会場に駆けつけた。昨年12月12日に劇場公開され、19億円の大ヒット作となった本作は、終戦から3年後の長崎を舞台とした、山田監督初のファンタジー映画。吉永さん演じる助産師・伸子の前に、二宮和也演じる原爆で亡くなった息子・浩二が、ひょっこり現れる…というストーリー。吉永さんを始め、二宮さん、黒木華、浅野忠信といった豪華俳優陣の出演が大きな話題となり、二宮さんは本作で「第39回日本アカデミー賞」最優秀主演男優賞を受賞したことも記憶に新しい。さらに、来年に行われる「第89回米国アカデミー賞」の外国語映画賞の日本代表作品にも選出されている。イベント会場となったのは、長崎大学坂本キャンパス医学部記念講堂。長崎市内の市民や学生、海外からの長崎国際会議参加者ら約300人の観客が訪れ、ほぼ満席に。山田監督は「僕たちの国にとって大事な会議で、僕の映画が上映されたのは光栄に感じる」「ちょうど1年前、去年の12月12日に公開されたので、不思議な縁を感じます」と挨拶。また本作を製作した経緯について、「長崎大学の学生の浩二が死んでしまった話ですが、こういう悲劇が第二次大戦中に何百万どころでない犠牲者ひとりひとりにこのような悲劇があるのだと想像してもらいたいと思い、この映画を作りました」とコメント。一方吉永さんは「この映画に関わり、こんな形で3年も息子を待っていた母がいたということを実感しました。核兵器を廃絶するため、もっと声を出して世界に向かってアピールしなくてはいけないと撮影中に感じていました」と平和への思いを熱く語る。最後に吉永さんと山田監督は「若者のつながりについても心強い。白熱して話し合って、世界の若者が心つないで、1日も早く核廃絶がきて欲しいです。ぜひお願いします」(吉永さん)、「絶望するのは簡単。若者が情熱的に議論したと聞いて、希望を抱きます。ぜひがんばって」(山田監督)と呼びかけた。(cinemacafe.net)■関連作品:母と暮せば 2015年12月12日より全国にて公開(C) 2015「母と暮せば」製作委員会
2016年12月12日映画『ワイルド・スピード ICE BREAK』が、2017年4月28日(金)より、TOHOシネマズ 日劇ほか全国の劇場で公開される。全世界興収約1500億円を突破した前作『ワイルド・スピード SKY MISSION』は、北米を除く世界興収で『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『ジュラシック・ワールド』を超えて歴代3位というヒットを記録。『ワイルド・スピード ICE BREAK』のファミリーたちポール・ウォーカーの遺作となってしまった『ワイルド・スピード SKY MISSION』からの続編だけに、ファミリーはどうなるのか?という不安もあった中、シリーズ8作目となる『ワイルド・スピード ICE BREAK』には、ヴィン・ディーゼル、ドウェイン・ジョンソン、ミシェル・ロドリゲスらお馴染みのキャストが勢ぞろい。もちろん超人気ラッパーのリュダクリス、ミュージシャンとしても活躍するタイリース・ギブソンらお茶目なメンバーも続投。そのほか、アカデミー賞女優のヘレン・ミレン、巨匠クリント・イーストウッド監督の息子スコット・イーストウッドの出演も決定している。そして、最強の敵役として前作初登場のデッカード・ショウを再びジェイソン・ステイサムが演じる。『マッドマックス怒りのデス・ロード』でのカーアクションが記憶に新しいシャーリーズ・セロンも出演。彼女はどうやら適役に回るようだ。過去の作品で車が走り抜けてきた都市は、ロサンゼルス、東京、ブラジル、アブダビなど。世界各地で前代未聞のロケを行ってきたが、「ICE BREAK」その名が連想するように、氷の大地・アイスランドが舞台。そのほか、初上陸のニューヨーク、アメリカのメジャー作品としては初となるキューバでも撮影が行われいている。史上最大のスケールで物語が展開されるという。『交渉人』『ミニミニ大作戦』『ストレイト・アウタ・コンプトン』などで知られるF・ゲイリー・グレイが監督。また脚本は、シリーズ3作目以降全ての作品を担当しているクリス・モーガンが務める。作品情報【作品情報】映画『ワイルド・スピード ICE BREAK』原題:Fast&Furious 8公開日:2017年4月28日(金) TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー監督:F・ゲイリー・グレイ『交渉人』、『ミニミニ大作戦』、『ストレイト・アウタ・コンプトン』脚本:クリス・モーガン『ウォンテッド』、『ワイルド・スピード』シリーズ(※3作目以降全てを担当)出演:ヴィン・ディーゼル、ドウェイン・ジョンソン、ジェイソン・ステイサム、ミシェル・ロドリゲス、シャーリーズ・セロン、スコット・イーストウッド、カート・ラッセル、ヘレン・ミレン(C)Universal Pictures
2016年12月12日映画『ムーンライト』が、当初2017年4月を予定していた公開日を繰り上げ、3月31日(金)よりロードショー。公開規模も予定より大幅に拡大される。なお、本作は第89回アカデミー賞で作品賞を受賞している。ムーンライトのあらすじ・ストーリーブラッド・ピット率いる映画製作会社プランBエンターテインメントが手がけた『ムーンライト』は、マイアミを舞台に、自分の居場所とアイデンティティを探すある少年の成長を、少年期・ティーンエージャー期・大人になるまで、の3つの時代構成で描いたヒューマンドラマ。ドラッグ、いじめ、虐待、父親の不在と、たくさんの傷を負いながらも強く生きる主人公シャロンは、時代に分けてトレバンテ・ローズ、アッシュトン・サンダース、アレックス・ヒバートの3人の俳優が演じている。その他、麻薬常習者の母親を『007』シリーズのナオミ・ハリス、主人公の少年の面倒を見る麻薬ディーラーを人気ドラマ「ハウス・オブ・カード野望の階段」などに出演するマハーシャラ・アリらが出演。監督・脚本は、『ムーンライト』が長編2作目となる新鋭バリー・ジェンキンス、そしてエグゼクティブプロデューサーをブラッド・ピットが担当している。ムーンライトが賞レースを席巻「第26回ゴッサム・インディペンデント・フィルム・アワード」では、作品賞、審査員特別賞、観客賞、脚本賞の最多4部門を受賞。『スポットライト世紀のスクープ』、『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』、『それでも夜は明ける』と、同賞で作品賞を受賞した作品がそのままアカデミー賞作品賞に輝いていたが、第89回アカデミー賞では『ムーンライト』も同様に作品賞を受賞した。アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚色賞、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)、助演女優賞(ナオミ・ハリス)、編集賞、撮影賞、作曲賞と8部門でノミネートされ、作品賞、脚色賞、助演男優賞合計3部門を受賞。第74回ゴールデン・グローブ賞授賞式においても、ドラマ部門の作品賞を受賞した。そのほか、各映画祭や映画批評家協会賞など含めると307部門ノミネート、132部門以上の受賞を果たしている。監督のバリー・ジェンキンスは、作品賞を受賞した第89回アカデミー賞授賞式にディオール オム(DIOR HOMME)のタキシードで登場。白いコットンシャツにシルクのボウタイをスタイリングし、フォーマルなルックに仕上げていた。アカデミー賞では、作品賞発表の際、間違ったタイトルが呼ばれてしまうという前代未聞のハプニングで会場は混乱。結果的には簡略化したスピーチをしたジェンキンス監督。彼は、シングルマザーの元育ち、また、そんな母も薬物中毒という貧困家庭で育った。夢なんてかなうはずないと自身を否定し、自分自身にリミットを設けてきたという。そんな彼がアカデミー賞を受賞できたら…と次のようなスピーチを考えていたそうだ。「この映画の元になった戯曲を書いたタレル・アルバン・マクレイニーと僕は“シャロン”です。僕たちはあの少年そのものなんです。『ムーンライト』を観たら、あのような環境で育ってきた少年が、大人になってアカデミー賞に輝く作品を作るとは誰も思わないでしょう。僕も自分についてそう繰り返し思っていました。自らの夢を抑え込んで、否定してきたんです。周りに否定されたわけではなく、自分自身が。だから僕たちに自分を投影している人は、これを機に自分自身を愛して。なぜなら、そうすることによって夢を見るだけでなく、許されないと思っていた夢を実現できるかもしれないからです。」助演男優賞を受賞したマハーシャラ・アリは次のようにコメント。「多くの恩人に巡り合いました。キャスト、スタッフ素晴らしいチームでした。キャスト皆からインスピレーションを受けました。妻に感謝しています。4日間前に娘が生まれたんですが、その間もずっとサポートしてくれていました。ありがとう。」。作品情報映画『ムーンライト』(原題:MOONLIGHT)公開日:2017年3月31日(金)、TOHOシネマズシャンテ他全国ロードショー監督・脚本:バリー・ジェンキンスエグゼクティブプロデューサー:ブラッド・ピットキャスト:トレバンテ・ローズ、アッシュトン・サンダース、アレックス・ヒバート、マハーシャラ・アリ、ナオミ・ハリス、アンドレ・ホーランド【映画紹介】学校では“チビ”というあだ名でいじめられ、麻薬常習者の母親のポーラ(ナオミ・ハリス)からは育児放棄をされているシャロン(アレックス・ヒバート)はマイアミの貧困地域で暮らしている、内気な性格の男の子。生活の中で行き場を失ったシャロンだったが、彼にとっての唯一の救いは、自分の親代わりになってくれる、近所に住む麻薬のディーラーの男・ホアン(マハーシャラ・アリ)とその妻、そしてたった一人の男友達のケビンだった。そんな日々の中、シャロンは、ケビンに惹かれている自分に気づく。しかし、このコミュニティでは、この感情は受け入れてもらえないと、幼いながらも勘づいていたシャロンは、誰にも、もちろんケビンに対してもそのことを伝えられずにいた。そんな時、ある事件が起きて…。
2016年12月10日