遺伝子操作により、アサシン(暗殺者)として活躍した祖先の記憶を呼び覚まされた死刑囚を、マイケル・ファスベンダーが演じるミステリー・アクション『アサシン クリード』。遺伝子を呼び覚まされ、過去へとダイブするアサシンの怒涛のアクションをとらえた予告編が解禁となった。死刑囚カラム・リンチは、遺伝子操作(アニムス)によってDNAに眠る祖先の記憶を呼び覚まされる。カラムの祖先は、ルネサンス期のスペインで、テンプル騎士団に立ち向かうアサシン教団に属する、驚異的な身体能力を持つ伝説のアサシンであった。また、彼の祖先は禁じられた秘宝“エデンの果実”のありかを知る、歴史上最後の人物でもあった。現在と過去を行き来し、歴史の裏に隠された多くの謎と格闘しながら、祖先の持つアサシンとしての能力を手にしていくカラム。“エデンの果実”の秘密を求める彼は、自分の遺伝子の中に隠された、人類の未来を変える“禁断の秘密”を知ることになる――。世界的大ヒットゲームの世界観はそのままに、新しいストーリーを描く本作。主人公のカラム・リンチとその先祖を演じるのは、『スティーブ・ジョブズ』や『X-MEN』シリーズなどで知られるハンサムな演技派マイケル・ファスベンダー。さらに、謎の女性ソフィア・リキンには、アカデミー賞女優賞であり、フランス芸術文化勲章も受賞したマリオン・コティヤール。そして、2016年は『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』から『ある天文学者の恋文』『奇蹟がくれた数式』など公開作品が相次いだジェレミー・アイアンズも登場する。到着した映像では、祖先の記憶を蘇らされたカラムがアサシンへと覚醒していく様子とともに、怒涛のアクションシーンも描かれている。『マクベス』に続いてファスベンダー、コティヤールと再びタッグを組むジャスティン・カーゼル監督は、「多くの戦いのシークエンスやスタントを、役者やスタントマンが演じている」と語る。ゲームのアクションを視覚効果により単に真似するだけではなく、実際に役者たちがアクションを行うことでゲームよりも際立ったものにしようとしたという。さらに、「CGIをふんだんに使うやり方もできたが、観客にアサシンが実際にビルからビルへとジャンプできると信じさせることができたら面白いと思った」と続ける。「ゲームではできないことは何だろう?と考えて、“映画ではマイケル・ファスベンダーを15フィート(約4.5m)下に落とすことができる”と思ったんだ」という言葉通り、カラムを演じたファスベンダーも、昨今のアクション映画には欠かせないパルクールはもちろん、殺陣などを本格的に学び、かつてないアクションシーンに挑戦している。島じゅうが世界遺産という南ヨーロッパのマルタで、気温40度の屋根の上で撮影も行い、ルネサンス期の世界を駆け抜けるアサシンを再現した本作。ドキドキハラハラする驚愕のダイブを、こちらから確かめてみて。『アサシン クリード』は2017年3月3日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月21日音楽の殿堂カーネギーホールのアーカイブ1番人気を誇る、“伝説の歌姫”の実話を映画化した『マダム・フローレンス!夢見るふたり』。このたび、主演のメリル・ストリープが「婦人公論」11月22日発売号(12月13日号)の表紙に登場。撮影は篠山紀信が務め、アカデミー賞女優として初めて同誌の表紙を飾ることになった。N.Y.社交界のトップ、マダム・フローレンス(メリル・ストリープ)の尽きない愛と財産は、夫のシンクレア(ヒュー・グラント)と音楽に捧げられていた。フローレンスはソプラノ歌手になる夢を追い続けるが、自分の歌唱力に致命的な欠陥があることに気づいていない。愛する妻に夢を見続けさせるため、シンクレアは新たにピアノ伴奏者コズメ(サイモン・ヘルバーグ)を雇い入れ、マスコミを買収したり、信奉者だけを集めた小さなリサイタルを開催したりと、忙しく献身的に立ち回っていた。しかしある日、フローレンスがカーネギーホールで歌うと言い出したから大変。持病を抱えながらも音楽に生きる彼女の命がけの挑戦に、シンクレアも一緒に夢をみることを決める――。先日、来日した際にも、東京国際映画祭のレッドカーペットイベントでファンからの大歓声を受け、日本での人気の高さを見せつけたメリル。3度のアカデミー賞受賞、ノミネート最多19回を誇る彼女は、まさにハリウッドの生きる伝説だ。また、「婦人公論」は、内面・外面ともに美しく年を重ねる女性たちのために、豊かな人生のヒントを詰めこんだ、今年創刊100周年を迎える老舗雑誌。独自な切り口の特集企画を中心に、毎号、旬の芸能人や著名人のことば、話題の作家の小説、美容・ファッション・カルチャーなどの最新情報が取り上げられるが、その顔となる表紙は話題の人物が飾り、日本を代表するカメラマン・篠山紀信が撮影を手がけていることでも有名。今回、本作でマダム・フローレンスを熱演したメリルが表紙を飾ることになったが、アカデミー賞女優が表紙に登場するのは初めて。海外女優の登場自体も、約10年ぶりになるという。紙面では、最新作の本作についてや、ハリウッドの第一線で活躍し続けるメリルにとっての“女優”という仕事について、さらに家族の話にも触れている。また、女性の活躍についても語る中で、小池百合子・東京都知事についても言及していたという。アカデミー賞前哨戦としても知られる2017年ゴールデン・グローブ賞では、長年に渡り映画界に貢献してきた人物に贈られる特別功労賞(セシル・B・デミル賞)が授与されることも決まったメリル。「婦人公論」への登場とともに、“歌ウマ女優”が絶世のオンチを演じる新作に、期待していて。『マダム・フローレンス!夢見るふたり』は12月1日(木)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月21日「ルーモス・マキシマ(強き光よ)…」。約1年前、『ハリー・ポッター』の新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』から初めて届いた映像は、新たな主人公ニュート・スキャマンダーが唱えるこの呪文から幕を開け、多くのファンたちをときめかせた。おっちょこちょいで人見知り、魔法動物といるほうが気楽な魔法動物学者のニュートを演じるのは、日本でも大人気のアカデミー賞俳優エディ・レッドメイン。物語を牽引する仲間たちは、ハリー&ロン&ハーマイオニーのティーンエイジャー・トリオから、ニュート、アメリカ魔法省に勤めるティナとクイニーの魔法使い姉妹、さらにシリーズで初めて人間(米国ではノー・マジと呼ぶ)のジェイコブの4人になった。もちろんハリーたちと同じ魔法の世界だが、今回の舞台はニューヨークだ。もうまもなく日本でもお披露目される『ファンタビ』。新たなヒロイン、ティナの妹クイニー役のアリソン・スドル、魔法の世界に“初めて誘われる人間”ジェイコブ役のダン・フォグラーに、まず話を聞いた。本作は、『ハリー・ポッター』シリーズの生みの親J.K.ローリングが初めて自ら脚本を手がけた渾身作。新シリーズとして、全5部作になることも発表されたばかり。アリソン、そしてダンは『ハリー・ポッター』の世界に前から親しんでいたのだろうか?「僕は映画は観ていたけど、本はすごく重くて持って歩くのが大変だったんだ。だから読んでいなかった(笑)」とダン。一方、アリソンは「私は全部読んでいたわ。『ハリー・ポッター』の本が大好きだったの」と言う。J.K.ローリングは撮影のセットを何度か訪れていたそうで、「まるで小学校の子どもが先生を囲むように彼女の周りを囲んだんだ(笑)。それで、それぞれのキャストと話してくれて、『どう?』と聞いてくれたり、キャラクターが次の作品でどのように変貌していくのかを教えてくれたりした、ものすごく興奮したよ(笑)」とダンがふり返る。では、どんなことを“学んだのか”というと、「それは教えられないね(笑)。だけど、ワオ、とにかく僕のキャラクターが描く“軌道”は最高だということ。それしか言えないね」とユーモアたっぷりにコメント。その後、「かなり遠くまで行くことになると思う」とつけ加えると、「彼のキャラクターは誰よりも飛躍していくのよ」とアリソン。ダン「そうかな?」アリソン「そうじゃない!」ダン「えっと……」と考え込むも、固まりつつあった場の雰囲気を察してか、「僕はネタばらしてないよ!」と慌ててひと言。さすが、『カンフー・パンダ』などの声優やコメディ畑で活躍してきたダンは実に楽しい。また、アリソンはかつてソロシンガー「ファイン・フレンジー」として活動しており、日本デビューも果たしているが、本作が映画初出演。とても息ぴったりの様子の2人に、自身のキャラクターを説明してもらうと…。「クイニーはすごく美しい精神を持った人で、親切だし、心が優しいの。しかも愛情がものすごくあって、愛でいっぱいなのよね」とアリソン。しかも彼女は、人の心を読むことができる開心術(レジメンス)の使い手だ。「その人の人生から、痛みも、秘密も、何もかもすぐに読めてしまうの。私がこの役を演じられて嬉しいのは、彼女は美人だと人からは見られているわけだけど、自分ではまったくそう思っていないところ。それから彼女は自分の人生をすごく面白いと思っているし、楽しんでいるのよね。それからお姉さん(ティナ)のことが大好きなの」。一方のダンは、「ジェイコブの願いはただ1つで、パン屋さんを開いて、落ち着いた暮らしがしたいということ。でもそこで、彼らに出会ってしまうというわけなんだ」アリソン「クレイジーなキャラクターたちにね」ダン「そうそう、クレイジーなキャラクターたちに。彼はおとぎ話によくいるパン屋さんなんだよね」。そう、ダンが演じるジェイコブは、ニューヨークで自分のパン屋を開くことが夢だったのに、ある日、ニュートと偶然出会ったことから運命が一変、数々の夢のような体験に巻き込まれてしまう。「この映画の撮影で経験したことはすべて夢のように思える。何もかもね」と、ダン自身も言う。「このキャラクターって実は、僕自身を演じているようなものなんだ。というのも、僕の曽祖父はパン屋だったし、ロウアー・イースト・サイド(N.Y.マンハッタンの移民が多かった地区)で仕事していたんだ。だから、本当にこの役は僕がやるべくしてやったという気すらしている。それに、こういうファンタジーの設定の中で、完璧な悲しき道化師役を演じられるというのもすごく嬉しいんだよね」と、なんとも“マジック”な巡り合わせを明かしてくれた。さらに、「僕が(撮影中)滞在していた場所の前にすごく小さいなパン屋さんがあって、そのクロワッサンが最高に美味しくてさ。だから、“クロワッサン・デー”を作って、毎週金曜日に撮影現場に持っていってみんなに配っていたんだよね」と、パン屋を夢見るジェイコブらしいエピソードも。そんな彼にとって、ジェイコブを演じることは「曽祖父にオマージュを捧げている感じ」なのだという。「しかも、ニューヨークが舞台というのも僕にとっては完璧すぎる。もし2年半前に『ハリー・ポッター』シリーズに出るか?と聞かれたら、イギリスが舞台だし、僕は雇ってもらえないだろうと思ったと思うから。本当に宝くじに当たったとしか思えないような幸運だったよ。毎日『夢じゃありませんように』と顔をつねっているんだ」。「本当にそう、私もよ。彼ほど明確な結びつきはないにしても、もし、もう少し早くこの映画ができていたら私は起用されなかっただろうなあとは思う」とアリソンも応じる。「でも、私は魔法使いを演じられて、偉大な物語があって。その物語の主人公であるニュートは魔法動物学者であり、魔法動物を守ろうとしているわけよね。私は、実は国際自然保護連合(IUCN)の大使で、絶滅危機の動物を守る運動をしたりしているの」と、なんと彼女にもそんな巡り合わせが!「これってすごい偶然の一致だと思う」。そして、「私は大の『ハリー・ポッター』ファンだし、“マジック(魔法)”って言葉は、恐らく恥ずかしいくらい私が一番使っている言葉だと思うの。『ハリー・ポッター』シリーズが始まる以前からね」と続けるアリソン。「なぜなら私は世界には“魔法の力”があると信じているし、だから、この作品には私が日々語っているようなことが描かれていると思うから」と言う。その“魔法の力”とは、どんなものなのだろう?アリソンは「自分の心を開いて、自分の周りで起きていることを見ようとすること」だと語る。「その時は最悪と思えたこと、例えば、自分が仲良くなりたいと思っても友達になれなかったりして絶望的になったりしても、すぐ後で、その経験から新たなスキルを得たからこそ、次のステップに進めたりするの。自分が進むべき場所に進むことができたりするのよね。その前の出来事がなかったら、そこへ進むことはできなかったはずだし。そうしていると、いきなり目の前が明るく見えたり、街が明るく見えたりするようになる。それって驚異的なことだと思う。それってマジックじゃない?」まさにこの前向きな人生のとらえ方は、クイニーそのもの。とはいえ、“開心術”に長けたクイニーは、誰よりも傷ついた人の心まで分かってしまい、彼女自身もまた、実はたくさん傷ついてきたのではないかと勘ぐってしまう。「本当にその通りだと思うわ。いきなり人々について、ものすごい情報を得ることになるからね。でも人間って、実は多かれ少なかれ誰もがそういう能力を持っているものだと思うの。人が言っていることにしっかりと耳を傾けるようにすれば、人の気持ちを読み取るのは、それほど難しいことでもない気がする。なぜなら、人というのはみんな自分をとても分かってもらいたいと思っているものだから。だから、開心術は不可能ではないと思うわ」。そう言うアリソンが心を読んでみたい相手は、なんとビル・マーレー!「彼の心をずっと読み続けられたら絶対に最高だと思う」。そんなアリソン演じるクイニーにとって、ジェイコブは初めて出会ったノー・マジ(人間)であり、2人の出会いのシーンからも、ひと目で惹かれ合ったことが伝わってくる。だが、アメリカの魔法界はといえば、現実の、いま現在の分断を反映するかのように、魔法族がノー・マジと友人関係や婚姻関係を持つことを禁じているのだ。「それは人種差別とも言えるし、他人への恐怖でもあると思う。自分たちが知らない人たち、理解できない人たちへの恐怖。人間の歴史を振り返ってみても、そういうことってずっと起きてきて、現在の世界においても存在することでしょ。だけど、いつの日か私たち人間は、みんなここに一緒に共存しているのだということに気づかなくちゃいけないと思う。だから、それについて、まさにいま歴史のこの瞬間に、ジョー(J.K.ローリング)が私たちのキャラクターを通して描いているというのは、非常に重要なことだと思うわ」と、真摯に語るアリソン。「うん、僕もまったく賛成だよ」と、ダンも続ける。アメリカの魔法界と人間界の関係性は、「変わっていって欲しいとは思うけど、どうなるのかまだ分からないわ」とアリソンは言う。ただ、「いまから言っておきたいのは、この1作目は、これから起きることの本当にまだ始まりでしかないということ。本当にパワフルな物語がこの先もっと展開していくから」と力を込めて語っており、期待は募る。最後に、J.K.ローリングによるウェブサイト「ポッターモア」では、アメリカの魔法学校イルヴァーモーニーの4つの寮分けを体験できるが、アリソンがクイニーを演じる上で影響が出ないよう「意識的に避けている」のに対し、ダンは“癒しの動物”パグワジの寮になったことを明かす。「でも僕は心の底では、自分はハッフルパフだと思っているんだけどね(笑)」とダン。そういえば、マフラーからも分かるように、エディ演じるニュートもホグワーツ魔法学校時代の寮は、勤勉で献身的で、寛容なハッフルパフ。だからこそ、ダンのジェイコブは人見知りな魔法使いニュートと、いいコンビになることができたのかもしれない。(text:cinemacafe.net)
2016年11月20日アカデミー賞女優ヘレン・ミレンが主演を務め、故アラン・リックマンが共演する12月公開『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』。プロデューサーを務めるのは、『キングスマン』『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズなどでそのコリンが手放しでその才能を認め、2大ベテラン俳優と共演を果たしているのが、アーロン・ポール。全米の批評家・セレブなどからも絶賛を受け、日本でも高い人気を誇る海外ドラマ「ブレイキング・バッド」でブレイクしたアーロンの魅力に迫った。「ブレイキング・バッド」といえば、ゴールデン・グローブ賞やドラマ界のアカデミー賞にあたるエミー賞ほか、さまざまな受賞歴を持つ世界的な人気シリーズ。進行がんを宣告された、温厚で真面目な50歳の高校化学教師ウォルター・ホワイトが、残される家族のため、化学の知識を使って麻薬の精製という危険な副業を始める…というストーリー。2008年にスタートした本シリーズは、シーズンを重ねていくうちに、メキシコの麻薬カルテルなども巻き込み、ウォルターはどんどん悪へと道を踏み外していく。このドラマでアーロンは、ウォルターの元教え子で、彼を「先生」と呼びながら協力する麻薬ディーラーのジェシー・ピンクマンを好演し、世界的にブレイク。主演のブライアン・クランストンと共に各賞を席巻し、エミー賞助演男優賞に3度も選ばれる快挙を成し遂げた。輝かしい受賞歴を誇ったアーロンは、その後、映画界からのラブコールもとどまることを知らず、「働きすぎ」とファンから心配されるほど話題作への出演が続いている。すでに日本で公開されたのは、アマンダ・セイフライドの恋人役を演じたラッセル・クロウ主演『パパが遺した物語』、クリスチャン・ベイル主演×リドリー・スコット監督の歴史超大作『エクソダス:神と王』。そして、『トリプル9 裏切りのコード』では、ノーマン・リーダス、ケイト・ウィンスレットなど錚々たる名優たちと共演を果たした。さらに今後の待機作の中には、ロック様ことドウェイン・ジョンソン&ケヴィン・ハート共演の『Central Intelligence』(原題)などが控え、いまや映画界に欠かせない俳優の一人といっても過言ではない。また、「ハンニバル」のヒュー・ダンシーと共演するHuluオリジナルドラマ「THE PATH/ザ・パス」は「Hulu史上最高傑作」(TIME誌)と絶賛されており、日本でも配信中だ。そんな名実共に人気絶頂のアーロンが出演する『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』は、アメリカ・イギリスの合同軍事作戦で、1人の少女の命を犠牲にしてまで、テロリストを殺害するかどうかに迫る軍事サスペンスで、現実にドローン攻撃の誤爆による犠牲者が生まれている現在の戦争の疑問をストレートに描き出す。ドローン操縦士スティーブン・ワッツに扮するアーロンは、何千マイルも離れたアフリカ上空を飛んでいるドローンを遠隔操作し、自らのボタンで民間人に被害をもたらすことになる苦悩と葛藤を見事に演じている。出世作「ブレイキング・バッド」でも、次第にエスカレートしていく麻薬ビジネスに巻き込まれ、感情を爆発させたり、苦悩したりと感情の起伏を見事に表現していた。本作でも、多くを語らずとも目の動き、表情だけでも彼の心情を理解することができる。同じ俳優として活躍し、本作のプロデューサーを務めるコリンは、このアーロンの演技について、「緊迫した感情や良心の呵責を表現できる役者だ。僕が知っている役者の中でも特に、心の葛藤を力強く表せる。正しいことをしようという意志の強さが感じられ、同時に目の前に立ちはだかる障害に圧倒されているのも伝わってくる」と語り、限られた表現方法しかできない狭い操縦室で、正義とモラルの狭間で葛藤するアーロンの見事な演技を絶賛している。“ブレイキング・バッド(Breaking Bad)=道を踏み外す”ところからブレイクをしたアーロンから、これからも目が離せない。『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』は12月23日(金・祝)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月20日イーサン・ホークが、ジェームズ・ディーンを彷彿とさせる甘いマスクを持つ伝説のトランペット奏者チェット・ベイカーの波乱の人生に渾身の演技で挑んだ『ブルーに生まれついて』。このほど、大人の色気を醸し出すイーサンの新たな場面写真が解禁。いま、ノリにノっている実力派俳優の魅力に迫った。50’Sのウエストコースト・ジャズシーンを代表するトランペッターにして、シンガーのチェット・ベイカー。黒人アーティストが主流のモダン・ジャズ界において、あのマイルス・デイヴィスをも凌ぐ人気を誇るといわれ、一世を風靡した男は、甘いマスクとソフトな声で多くのファンを魅了したが、麻薬で身を滅ぼし過酷な日々を送っていた…。本作は、そんな1人の天才ミュージシャンの転落と苦悩を描くとともに、ある女性との出会いによって再生する姿を描いたラブストーリー。主演を務めたイーサンは、6か月に及ぶトランペットの集中トレーニングを受け、美声も披露している。チェットを題材にした映画には、写真家ブルース・ウェーバーによるドキュメンタリー映画『レッツ・ゲット・ロスト』(’89)が有名だが、25年の時を経て、またひとつ新たな伝説となる映画が誕生した。劇中には、イーサンが歌うスタンダード・ナンバー「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」をはじめ、「レッツ・ゲット・ロスト」「虹の彼方に」「ボーン・トゥ・ビー・ブルー」など数々の名曲が登場し、しっとりと本編を彩っている。まるでチェットが宿ったかのようなトランペットと、中性的ともいわれる歌声を自分のカラーに昇華し、見事な歌唱シーンを披露するイーサン。ご存知の通り、イーサンといえば、その目元には何かを含んだような愁いをたたえる、ハンサムな色男だ。若いころはその美しさで世を魅了し、年齢を重ねても、顔に刻まれるその皺にさえ魅力を漂わせる。1985年に15歳でスクリーンデビューした彼は、これまで着実に俳優としてのキャリアをマイペースに歩んできた。美少年ぶりを印象づけた『いまを生きる』(’89)、ベン・スティラー初監督の青春映画『リアリティ・バイツ』(’94)から、『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』(’95)をはじめとする『ビフォア』シリーズのラブストーリーを始め、『ガタカ』(’97)のようなSF映画までこなし、『トレーニング デイ』(’01)、『6才のボクが、大人になるまで。』(’14)ではアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。今年は、ドキュメンタリー初監督作『シーモアさんと、大人のための人生入門』が好評を得ており、マルチな才能を発揮するイーサン。今年9月の第64回サンセバスチャン国際映画祭では「生涯功労賞」を受賞した。私生活では、『ガタカ』で共演したユマ・サーマンと結婚するが、後に離婚。最近、2人の娘マヤ・サーマン・ホークが18歳でモデルデビューを果たした。さすが2人の娘!と言わんばかりの知的でコケティッシュな彼女の姿に、ジョニー・デップの愛娘リリー・ローズ・デップがデビューしたときのように、「美少女すぎる2世セレブ」として早くも業界からの注目が集まっている。さらに、本作の公開後も、2017年は1月21日(土)公開『マギーズ・プラン幸せのあとしまつ』では、ジュリアン・ムーア、グレダ・カーウィグに挟まれるダメダメな中年夫を演じ、1月27日(金)からはデンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イ・ビョンホンらと共に『トレーニング デイ』のアントワーン・フークワ監督のもと、敏腕スナイパーを熱演する西部劇『マグニフィセント・セブン』が公開。嬉しいことに、来年になってもイーサンにスクリーンで会うことができそうだ。『ブルーに生まれついて』は11月26日(土)よりBunkamura ル・シネマ、角川シネマ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブルーに生まれついて 2016年11月26日(土)よりBunkamura ル・シネマ、角川シネマ新宿ほか全国にて公開(C) 2015 BTB Blue Productions Ltd and BTBB Productions SPV Limited.ALL RIGHTS RESERVED.
2016年11月20日台湾で2015年No.1ヒットとなり、その後、アジア各国でメガヒットとなった『私の少女時代-Our Times-』が、いよいよ日本上陸。90年代ノスタルジーを織り交ぜた、懐かしくも新しい、この台湾青春ラブストーリーでヒロインを務めた、若手女優ビビアン・ソンのインタビュー&メイキング映像がシネマカフェに到着した。空回り気味の、どこにでもいる平凡なOLの林真心(リン・チェンシン)。彼女が何もかも嫌になったある夜、ラジオから流れるアンディ・ラウの歌声を聞いたとき、純粋で夢にひたむきだった、“少女時代”の輝かしくもほろ苦い想い出の数々がよみがえる。大スターのアンディ・ラウと結婚することを夢見ていた高校時代、学校一の王子様と、学校一のワルとの狭間で揺れた彼女の恋は、高校最後の夏にドラマチックな最高潮を迎えたが…。アンディ・ラウがエグゼクティブ・プロデューサーとして参加し、特別出演。また、本作をきっかけに大ブレイクした注目女優ビビアン・ソンと、次世代イケメン俳優ダレン・ワンに加え、人気グループ「F4」のジェリー・イェンも特別出演を果たしている。さらに、主題歌「小幸運」は、本作の大ヒットとともに大旋風を巻き起こしYouTubeで台湾・中国語楽曲史上初の“再生回数1億回”突破の快挙を達成した。アジア中の女性が、ラストに待ち受ける“胸キュンサプライズ”に涙したという本作。主演を務めたビビアン・ソンは、台湾のアカデミー賞といわれる「金馬奬」で主演女優賞にノミネート、上海映画批評家協会賞では主演女優賞を受賞しており、一躍、将来期待の新鋭女優のひとりとなった。ビビアンは、最初は冴えないドジばかりの女子高生だったが、恋にときめくにつれて、愛らしくイメチェンしていく主人公を見事に体現。本作の大ヒットとともにアジア各国で人気となっていった彼女の魅力は、今回の映像にもよく現れている。映像では、「自分は恋愛に奥手なのですが、主人公のリン・チェンシンは違います」と語るビビアン。映画前半の冴えないドジばかりの女子高生姿になった際には、「このだらしない姿になってから、カメラマンさんも話しかけてくれなくなった~」「実の父も私だって気づかなかった」というほど、役になりきっていたという。撮影で本人が一番大変だったと語るのは、外気温が12度という中、プールに潜るシーン。初めて水に入るシーンでは冷たさのあまり号泣してしまったと話す彼女は、クランクアップ時には監督と泣きながら抱き合う姿も見せていた。また、本作の大きな見どころは、チェンシンが映画前半のダサイ女子高生姿から一転、恋にときめくにつれて、美しく愛らしくイメチェンする姿。さながら現代版の『マイ・フェア・レディ』ともいえるほどの豹変ぶりだ。「『私の少女時代』は、ひとりの平凡な女の子の平凡じゃない日常を物語るの」とビビアンが語るように、イケてない女子高生姿から、ドラマチックに大変身するビビアンの魅力が、アジア中にインパクトを与えたことが伝わる特別映像となっている。『私の少女時代-Our Times-』は11月26日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月19日1994年にデビューした「オアシス」は、アルバム7作品すべてがUKチャート1位に輝き、全世界でCDトータルセールス5,000万枚以上を記録する90年代を象徴するバンド。そんな彼らが最も輝いていた3年間にフォーカスした音楽ドキュメンタリー『オアシス:スーパーソニック』から、バンドの神髄であるリアム&ノエル・ギャラガー兄弟の場面写真と製作の裏話が解禁となった。本作は、リアム&ノエル兄弟が製作総指揮を務め、バンド結成から96年のネブワース・ライヴまでの軌跡を描く「オアシス」初の長編ドキュメンタリー。製作には、アカデミー賞最優秀ドキュメンタリー賞に輝いた『AMY エイミー』のスタッフが結集した。先日の予告編映像でも示されたように、映画本編も冒頭はプロペラ音から始まり、伝説のネブワース・ライヴに向かうヘリから、観客たちを見下ろすオアシスのメンバーたちが登場する。当時のオーディエンスと同様、観る者もこれから始まる“ショー”の行方に心が躍らずにはいられない。なんと、この公演は、2日間のチケットに約260万人もの予約が殺到、最終的には2日間で25万人を集め、当時の野外コンサート動員記録をつくったのだ。製作陣は、ノエルとリアムをはじめとする「オアシス」関係者へのインタビューを敢行したが、総インタビュー時間は数百時間に及び、泣く泣く削った部分も多々あったという。仲の悪さでも世界一有名な兄弟、兄ノエルと弟リアムのインタビューは、もちろん個別に設定され、2人が顔を合わせることはなかった。それでも、2人の会話は絶妙に編集され、見事な掛け合いが連射されていく。2人の語りから、実は深いところで繋がっていることがわかり、それがまたファンにとってはたまらない。さらに、世界初公開となる貴重な映像がオンパレード。ネブワース・ライヴはもちろん、デビュー前の地下室での練習風景、レコーディングスタジオでのリラックスしたメンバーたち、来日時に滞在したホテルのプールサイドでふざけ合うノエルとリアム、新幹線のホームに立つ姿や、「渋谷クアトロ」でのライヴの模様などが連続する。だが、「本作を楽しめるのはオアシスファンだけか」というと、答えは「ノー」だ。ノエルは、マット・ホワイトクロス監督に対して、「古き良き時代の話ばかりする中年ロッカーの映画なんて見たくない」と話したという。この言葉のおかげで、本作はこれまでのバンド・ドキュメンタリー映画とは一線を画したものとなった。実はインタビューを受けた人たちの現在の姿は、ノエルとリアムも含め、この映画では一切見ることができない。激動の3年間をふり返るメンバーたちの声に耳を傾け、膨大な中から厳選された映像を観ていると、観る者はいつしか、自分も一緒にあの時代をふり返っているような錯覚に陥ってくるという。ファンはもちろん、彼らを何となくしか知らない人たちも、「オアシス」メンバーと共にあの時代を駆け抜けることができるのだ。『オアシス:スーパーソニック』は、12月24日(土)より、角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月18日2009年に解散したイギリスのロックバンド・オアシスの軌跡を描く初の長編ドキュメンタリー映画『オアシス:スーパーソニック』(12月24日公開)の場面写真が18日に公開され、本編の内容の一部も明かされた。リアム&ノエル・ギャラガー兄弟を中心に94年にデビューしたオアシスは、アルバム7作品すべてがUKチャート1位に輝き、全世界でCDトータルセールス5,000万枚以上を記録した90年代を象徴するバンド。リアムとノエルが製作総指揮を務める本作は、バンド結成から96年のネブワース・ライヴまでの軌跡を描くオアシス初の長編ドキュメンタリーとなり、製作にはアカデミー賞最優秀ドキュメンタリー賞に輝いた『AMY エイミー』のスタッフが結集した。このたび、リアムとノエルの場面写真とともに、本編の一部が明かされた。冒頭はプロペラ音で始まり、伝説のネブワース・ライヴに向かうヘリから25万人の観客を見下ろすオアシスのメンバーたちが映され、当時のオーディエンスと同様に期待が高まるスタートとなる。製作陣は、ノエルとリアムをはじめとするオアシス関係者へのインタビューを敢行。総インタビュー時間は数百時間に及んだという。もちろん、ノエルとリアムのインタビューは個別に設定され、2人が顔を合わせることはなかったが、2人の会話は絶妙に編集され、見事な掛け合いに。仲の悪さで世界一有名な兄弟だが、実は深いところでつながっていることがわかるものになっている。また、世界初公開となる貴重な映像の数々を収録。ネブワース・ライヴはもちろん、デビュー前の地下室での練習風景、レコーディングスタジオでのリラックスしたメンバーたち、来日時に滞在したホテルのプールサイドでふざけ合うノエルとリアム、新感線のホームに立つ姿や、渋谷のクアトロでのライヴの様子などが収められている。ノエルがマット・ホワイトクロス監督に「古き良き時代の話ばかりする中年ロッカーの映画なんて見たくない」と話したことで、この映画はこれまでのドキュメンタリー映画とは一線も二線も画したものに。インタビューを受けた人たちの現在の姿は、一切見ることができない。ファンはもちろん、彼らをよく知らない人たちも、オアシスメンバーと共に激動の3年間を駆け抜けることができる。本編では「ロックンロール・スター」「リヴ・フォーエヴァー」「ワンダーウォール」「モーニング・グローリー」ほか、バンドの軌跡を語る上で欠かすことのできない名曲が20曲以上を使用。また、映画のタイトルとなった「スーパーソニック」は、オアシスのデビューシングルのタイトルである。(C)Tim Abbot (C)Johnny Hopkins and Daniela Soave
2016年11月18日スティーヴィー・ワンダーとアリアナ・グランデのコラボによるエンディング・ソングで、早くも注目を集める新作アニメーション『SING/シング』。このほど、本作の公開日が2017年3月17日(金)に決定。動物たちが勢ぞろいする新場面写真とともに、「エアロスミス」feat. エミネムの「Dream On / Sing For the Moment」にのせた最新予告映像(Dream on編)が解禁となった。取り壊し寸前となってしまった劇場を立て直すために、コアラのバスタームーンが思いついたのは、たくさんの動物たちに向けた世界最高の“歌のオーディション”。ひとクセもふたクセもある動物たちが、それぞれ、人生を変えるチャンスをつかむため、オーディションに参加する!本作は、『ミニオンズ』『ペット』という大ヒット作を生み出した製作陣が贈る、誰もが歌いだしたくなり、元気になれるミュージック・エンターテインメント。アカデミー賞俳優のマシュー・マコノヒーやリース・ウィザースプーンに、『テッド』のセス・マクファーレン、『GHOST IN THE SHELL ゴースト・イン・ザ・シェル』も控えるスカーレット・ヨハンソン、『五日物語-3つの王国と3人の女』のジョン・C・ライリー、『キングスマン』のタロン・エガートン、シンガーのトリー・ケリーといった豪華スターが夢の共演を果たす。また、本作には、フランク・シナトラからスティーヴィー・ワンダー、ビヨンセ、テイラー・スウィフト、レディー・ガガといった、そうそうたるアーティストのヒットソングが65曲以上も使用されており、楽曲提供するアーティストの“グラミー賞受賞総数”は100を超えるという。今回解禁された予告映像は、極度のアガリ症のティーンエイジャー、ミーナ(ゾウ)、ギャングファミリーを抜け出し歌手を夢見るジョニー(ゴリラ)、我が道を貫くパンクロック風のアッシュ(ヤマアラシ)、25匹の子ブタたちの育児に追われる主婦のロジータ(ブタ)、貪欲で高慢な自己チューのマイク(ハツカネズミ)、常にパーティー気分の陽気なグンター(ブタ)など、歌のオーディションに向けて奔走する動物たちが登場。それぞれの悩みや境遇、自らを変えるために奮闘する姿が、「エアロスミス」の「Dream On」をエミネムがサンプリングした「Sing For the Moment」のリミックスヴァージョン「Dream On / Sing For the Moment(ドリーム・オン/シング・フォー・ザ・モーメント)」にのせて映し出されていく。映像終盤で繰り返し歌われる「Dream On(夢を持て)!」という言葉は、まるでそれぞれの動物たちが抱く夢を後押しするかのよう!彼らのパフォーマンスを目にしながら、思わず心が奮い立つ映像に仕上がっている。併せて到着した新場面写真では、コンテスト会場の劇場に、実に個性的な動物たちが大集合。その種類は水槽にいる魚から首を長く伸ばしたキリン、天井からぶら下がるクモまで数えきれないほど。彼らが繰り出す歌声やパフォーマンスに、期待高まる1枚となっている。『SING/シング』は2017年3月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月18日トム フォード(Tom Ford)のデザイナーであるトム・フォードが監督を務める映画『ノクターナル・アニマルズ(Nocturnal Animals)』の日本公開が決定。2017年11月3日(金・祝)より、TOHO シネマズ シャンテほか全国の劇場で上映される。デザイナー トム・フォード7年ぶりの新作ファッションデザイナーのトム・フォードが『シングルマン』(2009)以来、7年ぶりに監督を務めた『ノクターナル・アニマルズ』は、1993年に出版されたオースティン・ライトの小説「ノクターナル・アニマルズ」の実写化作品だ。愛と残酷さ、復讐と償いのきわどい境界線を揺れ動く心を描きだした、恋愛ミステリー映画となっている。小説・過去・現在が交差する物語アートギャラリーのオーナーであるスーザン(エイミー・アダムス)は夫とともに経済的には恵まれながらも心は満たされない生活を送っていた。ある週末、20年前に別れた元夫のエドワード(ジェイク・ギレンホール)から小説原稿「夜の獣たち(Noctural animals)」が届く。彼女に捧げられたその小説は、暴力的で衝撃的な内容だった。それを読み進めていくうちに感銘を受けたスーザンは、エドワードと過ごした日々を思い出す。自分が送ろうとしていた生活、エドワードにした仕打ち、現在の心を失う時間…。彼はなぜ小説を送ってきたのか、エドワードの真意にスーザンは迫っていく。ジェイク・ギレンホール×エイミー・アダムススーザン・モロー(エイミー・アダムス)エイミー・アダムス演じるスーザンは、エドワードとニューヨークで再会したころにはアーティストになる夢をあきらめ、美術史を学ぶ学生。エドワードは兄の友達で、恋心を抱いていたものの、それを口にせぬまま時は過ぎた。小説家になる夢を持ち、スーザンを評価してくれるエドワードと再会し、恋に落ちる。裕福な親は結婚に大反対だったが、それを押してエドワードと暮らし始める。小説もいまいちで、豊かではないエドワードとの生活に徐々に違和感を感じ始める。そして、エドワードを切り捨て、現在の夫となったハットンと再婚。映画の主軸となる現代では、スーザンはアートギャラリーのオーナーとして活躍するお金持ち。恵まれた生活ではあるが、夫ハットンには満たされていなかった。元夫エドワードから送られてきた小説を読み進めることで抱く「どうして彼を手放してしまったのだろうか…」という気持ちを抱いていく。過去、エドワードに対して「ひどい仕打ちをした」というが、それは一体どんな出来事だったのか…。エドワード・シェフィールド(ジェイク・ギレンホール)ジェイク・ギレンホールが演じるエドワードは、テキサスでスーザンたち家族の近くに暮らしていた。スーザンと同じく、エドワードも、彼女に惹かれていた。小説家志望とアーティスト志望の男女が故郷を遠く離れたニューヨークで再会。二人はすぐに距離を縮めていった。「彼だけはダメ。脆く、財力もない」と反対するスーザンの母。「エドワードの美点である繊細さをあなたはきっと憎むようになる」と呪文めいた言葉さえ投げかける。その言葉は真実となり、ぱっとしないエドワードへの気持ちは離れていく。「一度愛したら、簡単に手放してはいけない。努力をしていかないと」エドワードの言葉も虚しく、スーザンはある決定的な方法でエドワードを切り捨てるのだった…。離婚後、両者は合わなかったのだが、エドワードの書いた小説がスーザンの元に送られてくる。それが「夜の獣たち(ノクターナル・アニマルズ)」という小説だった。キャスト&トム フォード監督が語る『ノクターナル・アニマルズ』ジェイク・ギレンホール(エドワード役)、そしてエイミー・アダムス(スーザン役)のほか、『キック・アス』『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のアーロン・テイラー=ジョンソン、『ソーシャル・ネットワーク』のアーミー・ハマー、そしてマイケル・シャノンといった豪華メンバーが名を連ねる。エイミー・アダムスとジェイク・ギレンホール、そして監督のトム・フォードが『ノクターナル・アニマルズ』のあらすじやテーマについて語った。ジェイク・ギレンホールは作品のテーマについて「この映画は報われない愛について描いている。自分の心に従わないと大きな犠牲を払うということもね」とコメント。また、トム・フォードは「絆と誠実さがこの映画のメッセージ。大事な人がいるなら、手放すべきではないということを伝えたかった。この作品を見た観客に、人生で下した選択や周囲の人の大切さについて考えてもらいたい。人にとって最も大事なものは人間関係だからだ」と語っている。賞レースを席巻2017年1月8日に発表されたゴールデン・グローブ賞では、助演男優賞を受賞。受賞したアーロン・テイラー=ジョンソンは、劇中でエイミー・アダムス演じる主人公が読む小説に登場し、その狂った言動で主人公の心をかき乱していく男を怪演している。『キック・アス』や『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』などの過去出演作とは一線を画す変幻自在な演技に高い評価が集まった。さらに、第89回アカデミー賞助演男優部門に、マイケル・シャノンがノミネート。劇中でジェイク・ギレンホールが演じる男を手助けする寡黙ながらも熱のある警察官役の演技が評価された。2008年に公開されたレオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット出演の『レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで』の演技も高く評価され、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされており、本作が2度目のアカデミー賞助演男優賞候補となる。音楽を担当するのは気鋭アベル・コジェニオウスキトム・フォードの監督デビュー作『シングルマン』を手掛けたポーランド出身の気鋭音楽家アベル・コジェニオウスキが引き続き音楽を担当。オーケストラが奏でる甘美で危険が漂う旋律で、観客を濃厚な物語の世界へと誘う。作品詳細『ノクターナル・アニマルズ』公開時期:2017年11月3日(金・祝) TOHO シネマズ シャンテほか全国ロードショー脚本・監督:トム・フォード出演:エイミー・アダムス、ジェイク・ギレンホール、マイケル・シャノン、アーロン・テイラー=ジョンソン、アイラ・フィッシャー、アーミー・ハマー、ローラ・リニー原作:「ノクターナル・アニマルズ」(オースティン・ ライト著)原題:『Nocturnal Animals』■サウンドトラック情報ノクターナル・アニマルズアーティスト:アベル・コジェニオウスキ発売予定日:2017年10月11日(水)品番:RBCP-3215JAN:4545933132153価格:2,400円(税抜)《TRACKLIST》1.WAYWARD SISTER2.EXHIBITION3.RESTLESS4.A SOLITARY WOMAN5.OFF THE ROAD 6.REVENGE7.THE FIELD8.CROSSROADS9.MOTHERS10.CITY LIGHTS11.TABLE FOR TWO12.THE FIELD (ALT. VERSION)13.FAIRY TALE (BONUS TRACK)(c)Universal Pictures
2016年11月17日主演のアンドリュー・ガーフィールドをはじめ、日本から窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈らが参戦する『沈黙-サイレンス-』。『タクシードライバー』や『ディパーテッド』などで知られる巨匠監督マーティン・スコセッシが挑んだ渾身作として注目を集めているが、11月17日、スコセッシ74回目の誕生日に、先日の来日時に語った本作に込めた想いが明らかとなった。本作は、17世紀江戸初期、激しいキリシタン弾圧の中で棄教したとされる師の真実を確かめるため、日本にたどり着いた宣教師の目に映った日本を舞台に、人間にとって本当に大切なものとは何かを壮大な映像で描いた歴史大作。スコセッシ監督は、遠藤周作による戦後日本文学の金字塔「沈黙」(新潮文庫刊) を、28年におよぶ構想の末、米日の実力派キャストをそろえて映画化を実現させた。1976年、ロバート・デ・ニーロ主演『タクシードライバー』で全世界に衝撃を与え、80年には盟友デ・ニーロにアカデミー賞主演男優賞をもたらした『レイジング・ブル』、88年にはイエス・キリストを描いて大センセーションを巻き起こした『最後の誘惑』を世に送り出した。7度目のノミネートとなった『ディパーテッド』(’07)でついにアカデミー賞監督賞を受賞。その後も、映画創生期を描いた『ヒューゴの不思議な発明』(’12)、新たな盟友レオナルド・ディカプリオとの5度目のタッグとなった『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(’13)と、精力的に映画を創り続けてきた。その一方、音楽映画にも定評があり、1978年の『ラスト・ワルツ』、ノーベル文学賞授賞で話題のボブ・ディランを追った『ボブ・ディラン ノー・デイレクション・ホーム』『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』『ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』など、抜群のセンスでアーティストたちの新たな魅力を映画に定着させている。そんなスコセッシ監督が遠藤周作の「沈黙」に出会ったのは、いまを遡ること28年前、1988年のこと、キリスト教をモチーフにした『最後の誘惑』の撮影中で、読んだ瞬間に映画化を希望したという。「宗教というのは私の人生を色濃く色づけてきたものです。私は、たびたび作品の中で裏社会を描いてきましたが、さらにいろんなテーマを深堀りしていかなければならない、言葉ではなんとも表現できない領域に到達しなければならないと感じていました。それは“信じることとは何なのか”というテーマです」と、その当時の思いを語る。やがて、「数年後から脚本の執筆が始まり、2006年にようやく執筆が終わりました。20年という歳月を経ていますので、その間、父になり、夫になり、そしてフィルムの修復、保存活動などを通じて、私自身もこの小説と共に成長を遂げたと思っています。そういう思いがあってやっと今回作るに至ったのです」。原作にある深遠で複雑なテーマや、権利関係をめぐる調整など、映画化にはとにかく時間がかかったという。また、その撮影の中では、「山中や海など、さまざまなロケ地を巡りました。これが一種のキリスト教への巡礼のような体験になりました」とスコセッシ監督。「それでも、信じるということは、いまでも、劇中のロドリゴ(アンドリュー)やフェレイラ(リーアム・ニーソン)のように試練と感じるときもありますし、自然と享受できるものではない。自らが欲して勝ち取らなければならないものだと思います。人は日々考えたり、書いたり、映画を作ったりして、人間とは何なのか、人間とは良い存在か、悪しき存在なのかということを考えていますが、その過程が、信ずるとは何なのかを探る過程なのだと思います」と、本作の製作過程こそ巡礼の旅路のようだったと語る。さらに、「『沈黙』のストーリーが私の心をつかんでやまないのは、異文化の衝突を描いているからです。信ずるという信仰を心底分かるためには、ありとあらゆる衝撃を通過しなければならないのです。そしてこの物語において、やはり(日本という)異文化の中にキリスト教を持ち込むわけですから、少しずつ削っていかなければならないわけです。そして削っていく行為こそ、その神髄に至る過程なのだと思っています」とも語っている。「こんな想いで作った私の最新作を、早く皆さんにご覧いただきたいと願っています」と、メッセージを贈るスコセッシ監督。人間にとって本当に大切なものは何か、というテーマに挑み、28年の時を経た本作の完成は、間近に迫っている。なお、本作の前売券は11月19日(土)より全国の公開劇場ほかにて発売開始。劇場窓口購入特典は、劇中写真がデザインされたオリジナルしおり(4枚セット)となっている。『沈黙-サイレンス-』は2017年1月21日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月17日映画『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』が、2017年3月31日(金)にTOHO シネマズ シャンテほか全国の劇場で公開される。ジョン・F・ケネディの妻“ジャッキー”の物語“ジャッキー”の愛称で親しまれ、今なお高い人気を誇るファーストレディ「ジャクリーン・ケネディ」。ジョン・F・ケネディ暗殺後の知られざる彼女の姿を描いた『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』。1963年11月22日、夫である第35代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディは在任中にテキサス州ダラスで暗殺された。ジャクリーンの人生は一変。愛する夫の死を悲しむ時間などなく、葬儀の執り仕切り、代わりに昇格する副大統領の大統領就任式へ立ち会い、ホワイトハウスからの退去など、するべきことが山積みだった。そんな中、何よりも彼女の心を占めたのは、事件の直後から夫が「過去の人」として語られることへの憤り。夫が築き上げてきたものを単なる過去にはさせない、そう決意したジャッキーが葬儀までの4日間に取った行動が、最愛の夫を伝説にする。深い悲しみに浸りながら、夫から受け継いだものやケネディ政権とそれを取り巻く人々を指す“キャメロット”を守り抜く姿が描かれる。ファーストレディの視点から描いた重厚感ある意欲作に取り組むのは、『ブラック・スワン』でアカデミー賞主演女優賞に輝いたナタリー・ポートマン。外見だけでなく、話す英語のアクセントまで徹底的に再現して情感豊かに演じ切る。ナタリー・ポートマンがジャッキー役『ブラック・スワン』の監督ダーレン・アロノフスキ―が本作では製作をつとめ、『NO』でアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたパブロ・ララインが、初の英語作品となる本作のメガホンをとる。ジャッキー伝説1 - ホワイトハウスを修復ちなみにジャクリーン・ケネディがファーストレディになり、行ったことで有名なのは、”ホワイトハウスの修復”。「単なる大統領の自宅&仕事場ではいけない、アメリカの歴史、芸術、文化、国家を象徴する場所にしよう」と考えたジャッキー。過去の大統領遺愛品から良質なものを厳選、また、自身で調達した資金で芸術品を集め、ホワイトハウスを修復したという。その後、1962年にTV番組が、史上初めてホワイトハウスの奥深くに奥深くを取材。その内部を公開した。もちろん番組の制作風景も、『ジャッキー/ファーストレディ最後の使命』で再現されている。ジャッキー伝説2 - ファッションアイコンジャクリーン・ケネディはその美しさからファッションアイコンとしても注目を集めた。シチュエーションに合わせてエレガント、フェミニン、ゴージャスなど幅広く着こなし、ピルボックスハットやAラインコートなどは彼女が着たことが影響して流行となった。街には“ジャッキー・マネキン”もしばしば見受けられた。アカデミー賞にノミネート第89回アカデミー賞ノミネーションが発表され『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』からは、「主演女優賞(ナタリー・ポートマン)」、「衣装デザイン賞(マデリーン・フォンテーヌ)」、「作曲賞(ミカ・レヴィ)」が選出された。KIHACHIとのコラボメニューも映画『ジャッキー/ファーストレディ』とキハチ(KIHACHI)のコラボレーションメニューが青山本店、および横浜クイーンズイースト店で期間限定発売される。期間は3月15日(水)から4月14日(金)まで。青山本店ではファッションアイコンとして愛されたジャッキーのイメージにあう「赤」をテーマにしたサラダを提供。リコッタチーズと苺、 生ハムにパリッと香ばしいパンをあわせ、白ワインヴィネガーとはちみつのドレッシングをかけた一品だ。 春らしい軽やかな味わいに仕上がっている。そして横浜クイーンズイースト店では、ピンク色に染まった「ズワイ蟹を忍ばせた紅芯大根のスープ」を販売。鮮やかな赤の野菜“紅芯大根”の甘みが増すようにじっくりとソテーし、 ズワイ蟹とあわせた贅沢な一品となっている。ナタリー・ポートマンが着用した劇中衣装が日本上陸また、日本公開に先駆け、ナタリー・ポートマンが着用した劇中衣装が日本上陸。2017年4月2日(日)まで、バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)銀座本店・横浜店・福岡店の3店舗にて、期間限定で展示される。第89回アカデミー賞 衣装デザイン賞にノミネートされた、衣裳・マデリーン・フォンテーヌは、これまで『アメリ』や『イヴ・サンローラン』など、ファッションが物語のポイントとなる作品を手がけてきた人物。銀座本店では、ケネディ暗殺事件当日に着用していたピンクのシャネルスタイルスーツ、横浜店ではジャッキーがホワイトハウス内を案内するTV番組「A Tour of the White House with Mrs. John F. Kennedy」の際に着用した暗紅色のツーピース、福岡店では、ディオールの黒のドレスが実際に展示される。また、新宿店と神戸店ではバーニーズ ニューヨークで販売されているブランドを使用し、ジャッキースタイルをオマージュしたコーディネートが紹介される。ストーリー1963年11月22日、ジャッキーの愛称で親しまれたジャクリーン・ケネディの人生はこの日を境に一変した。テキサス州ダラスでパレード中、夫のジョン・F・ケネディ大統領が目の前で暗殺されたのだ。しかし、彼女には愛する夫の死を悲しむ時間はなかった。事態を飲みこめない幼い二人の子供たちへの対応に苦しみ、夫の命を奪った犯人に怒り、様々な感情がジャッキーを襲う中、何よりも彼女の心を占めたのは、暗殺されるや否や夫が「過去の人」として語られることへの憤り。夫の名が後世まで語り継がれるかどうかは葬儀までの4日間のジャッキーにかかっている―彼女自身がそのことを一番理解していた。夫が築き上げたものを単なる過去にはさせない―ジャッキーの決意が、最愛の夫を伝説にする。作品詳細映画『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』公開時期:2017年3月31日(金)TOHO シネマズ シャンテほかにて全国公開出演:ナタリー・ポートマン、ピーター・サースガード、グレタ・ガーウィグ、ビリー・クラダップ、ジョン・ハート監督:パブロ・ラライン脚本:ノア・オッペンハイム製作:ダーレン・アロノフスキ―ほか配給:キノフィルムズ© 2016 Jackie Productions Limited<コラボメニュー>■水牛のリコッタチーズと苺、 生ハムのピアーダサラダ販売期間:2017年3月15日(水)~4月14日(金)展開店舗:キハチ 青山本店価格:2,160円(税込)■ズワイ蟹を忍ばせた紅芯大根のスープ展開店舗 : キハチ 横浜クイーンズイースト販売期間:2017年3月15日(水)〜4月14日(金)価格:1,400円(税込)※ 天候・仕入れの状況により、 食材やメニューが変更になる場合あり。※ 上記税込料金に、 ディナータイムはサービス料として10%が追加される。■バーニーズ ニューヨーク『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』衣装展示開催期間:2017年3月7日(火)~4月2日(日)・銀座本店住所:東京都中央区銀座6-8-7 交詢ビル営業時間:月~木・日 11:00~20:00 金・土 11:00~20:30・横浜店住所:神奈川県横浜市中区山下町36-1営業時間:11:00~20:00・福岡店住所:福岡県福岡市中央区天神2-5-55営業時間:11:00~20:00
2016年11月17日11月17日(木)今夜放送の「ニンゲン観察!モニタリング」に、映画『聖の青春』から俳優の松山ケンイチと東出昌大がゲストで登場。オタクに変装して秋葉原のアイドルカフェ会場に潜入する。同番組は日常の中に出現するありそうでありえないシチュエーションに対して、一般の人々や俳優、タレントたち“素のリアクション”を観察するニンゲン観察バラエティ。今回は“いい夫婦の日”にちなんで「夫婦モニタリング」。“良い夫”代表として登場した松山さんと東出さんはオタク風のファッションに身を包み、秋葉原のアイドルライブ会場で潜入モニタリングに挑戦する。アカデミー賞受賞俳優が完璧な変装&役作りでオタクになりきり、サイリウムを握りしめ初めてのアイドルライブ現場で、ファンに混じって声援を送る姿は必見。果たして2人は気付かれずにライブを満喫できるのか?そのほかやしろ優と芸人の野村辰ニ夫婦と椿鬼奴と佐藤大夫婦の2組が「夫に危険な仕事のオファーが舞い込んだら妻はどんな反応を見せるか?」というモニタリングで登場するなど、様々な“夫婦”をテーマにしたモニタリングが放送される。今回ゲストで登場した松山さんと東出さんが出演している『聖の青春』は11月19日(土)から丸の内・新宿ピカデリーほかで全国公開となる。1994年、将棋のプロ棋士・村山聖六段は、将棋界最高峰のタイトル「名人」を目指し、15歳の頃から10年間弟子入りし同居していた森師匠の元を離れ、上京しようとしていた。聖の上京を広島の両親は強く反対する。その理由は、聖が幼少期より「ネフローゼ」という腎臓の難病を患っていたからである。彼は、常に死と隣り合わせで生きていたのだった。聖が七段に昇段したころ、同じ年齢の羽生善治が前人未到のタイトル五冠を達成し、「名人」のタイトルを獲得する。聖は強烈に羽生を意識、彼に対し、ライバルのような、憧れのような想いを抱いていた。そんな中、聖の身体に癌が見つかる――。主人公・村山聖を松山さんが、聖の最大のライバル・羽生善治を東出さんが演じ、染谷将太、リリー・フランキー、竹下景子、安田顕、柄本時生、鶴見辰吾、北見敏之、筒井道隆ら豪華キャスト陣が共演。病と闘いながら将棋に全人生を賭けて全力で駆け抜けた奇跡の実話を描く。松山さんと東出さんのレアなオタク姿が見られる「ニンゲン観察!モニタリング」は11月17日(木)今夜19時56分~TBS系で放送。(笠緒)
2016年11月17日ボブ・ディランが12月10日(現地時間)に行われるノーベル賞授賞式を欠席することになった。今年のノーベル文学賞にボブを選んだスウェーデン・アカデミーが「前から決まっていた約束があるため行くことができない」というボブからの手紙を受け取ったそうだ。同アカデミー公式サイトが発表した。手紙には「ノーベル賞を受賞できて本当に光栄だ」と受賞への喜びが強調されており、「賞を自分で受け取りに行くことが出来ればよかったのだが…」と授賞式に参加できないことを残念がっている様子もあったそうだ。アカデミーによれば、受賞者が授賞式に参加しないのは珍しいことではあるが、例外ではないという。過去にはドリス・レッシング、ハロルド・ピンター、エルフリーデ・イェリネクらノーベル文学賞受賞者も授賞式に参加しなかったが、ボブと同じで受賞者であることには変わりない。ボブの代理人として誰が賞を受け取るかなどの詳細は、金曜日(現地時間)に明らかになるようだ。受賞者としてボブに求められていることはただ1つ。授賞式の12月10日から6か月以内に「講演」を行うことで、アカデミーはそれを「大変楽しみにしています」と公式サイトに綴っている。(Hiromi Kaku)
2016年11月17日映画製作に関わる人間にとって、アカデミー賞を受賞するのはこの上ない名誉なこと。200本以上の映画に出演してきたジャッキー・チェンは、いつも父親に「どうしてアカデミー賞を獲ることができないの?」と尋ねられ、「ははは…」と笑い、「お父さん、僕はアクション・コメディ映画しか作っていないからさ」と答えるしかなかったそうだ。そんなジャッキーに、あのトロフィーを手にするときがやってきた。12日(現地時間)、アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーが、ジャッキーを含む4名に名誉賞を授与する授賞式を開いた。映画界における多大な貢献や成功を収めてきた人に与えられるこの賞は、まさにジャッキーにぴったり。「E!News」によると、トロフィーをジャッキーに渡したのは『ラッシュアワー』で共演したクリス・タッカー。トロフィーを受け取ったジャッキーは彼ならではのこんなスピーチを披露。なんでも、23年前にシルベスター・スタローンの家を訪れた際、飾ってあったオスカー像を見たジャッキーは、「触って、キスして、臭いを嗅いだんだ…。いまだに僕の指紋が付いていると思うよ!」とジョーク交じりに語った。また、ファンへの感謝も忘れず、「僕が窓から飛び降りたり、キックしてパンチして、骨折しながら映画を作り続けているのはすべて世界のファンのためだよ。ありがとう!」と述べ、会場でスタンディングオベーションが起きた。(Hiromi Kaku)
2016年11月14日ウェス・アンダーソン監督の映画『グランド・ブダペスト・ホテル』のメイキング・ブックが、2016年12月23日(金)に発売予定だ。第87回アカデミー賞において衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、作曲賞を受賞し、そして絵本のような美しい世界観や、有名ブランドとの協力による衣装などが高く評価された映画『グランド・ブダペスト・ホテル』。ブックでは、監督であるウェス・アンダーソン本人が作品づくりについて詳細に語り、影響を受けた映像作品や、インスピレーション源であるオーストリアの作家ツヴァイクの作品などを紹介する。また、音楽や衣装の分野でアカデミー賞受賞へと導いた、豪華スタッフ陣への取材も見どころだ。ウェス・アンダーソンの、スタイリッシュでキュートな世界を詰め込んだブックは、限定3,000部、クリスマスに合わせて発売される予定だ。【詳細】『ウェス・アンダーソンの世界 グランド・ブダペスト・ホテル』著:マット・ゾラー・サイツ、訳:篠儀直子発売日:2016年12月23日(金) ※予定価格:4,800円+税 ※予定
2016年11月11日映画『おとなの事情』が、2017年3月18日(土)より新宿シネマカリテほか全国の劇場で順次公開される。本作は、イタリアのアカデミー賞こと「ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞」で作品賞・脚本賞のW受賞を果たし、本国では驚異的な28週間ロングランを記録した大人のためのコメディ作品。5人の脚本家が集結し手掛けた巧みな脚本には、ブラックな中にも人生そのものの滑稽さを思わせる笑いの魅力が詰まっている。そんな本作のテーマは、スマホをめぐる“夫婦・親友の秘密”。7人の友人夫婦が集まる食事会というワンシチュエーションで起きたスマホの履歴を見せ合うという世にも危険なゲームをきっかけに、現代の働く男女が抱える家庭の問題、仕事の悩み、変えられない自分の性格などが、1台の小さなスマホによって次々と露呈していく。今回初公開となったスマートフォン型に縁取られたビジュアルは、7人がスマホ片手に視線をそらし合う意味深な関係を想起させるもの。人々がスマートフォンから与えられる情報にいかに囚われ、そして影響を受けているかという現代の闇をユーモアたっぷりに風刺した1枚だ。メガホンを取ったジェノベーゼ監督は、「男性が事故に遭って入院した時、病院へ向かった女性に彼の携帯が渡された。そこで色んなメールを見たらしくて、彼が退院したらすぐに別れたカップルがいたよ」と、知り合いのカップルに実際に起きたことが物語のインスピレーションになったと明かしている。<ストーリー>「今では携帯はプライベートの詰まったブラックボックス。ゲームをしない?食事中、かかってきた電話、メッセージをみんなオープンにするのよ」。友人夫婦7人が集う夕食の場で、エヴァはいきなりそう提案した。新婚のコシモとビアンカ、反抗期の娘に悩むロッコとエヴァ、倦怠期を迎えたレレとカ―ロッタ、恋人に今日のディナーをキャンセルされたペペ。「何かやましいことがあるの?」と詰め寄る女性陣に、男性陣も渋々ポケットを探り、テーブルには7台のスマートフォンが出揃った。メールが来たら全員の目の前で開くこと、かかってきた電話にはスピーカーに切り替えて話すことをルールに、究極の信頼度確認ゲームが始まる――!【作品情報】映画『おとなの事情』公開時期:2017年3月監督:パオロ・ジェノベーゼ脚本:フィリッポ・ボローニャ、パオロ・コステラ、パオロ・ジェノベーゼ、パオラ・マミーニ、ロランド・ラヴェッロ出演:ジュゼッペ・バッティストン、アルバ・ロルヴァケル、ヴァレリオ・マスタンドレア、カシア・スムトゥニアク©Medusa Film 2015
2016年11月11日今夏公開されるやいなや、大ヒットを記録したアニメ映画『君の名は。』が、アカデミー賞長編アニメ部門の審査対象になったことが明らかになった。今後審査を経て、まずはノミネート作品の5つに選ばれるかどうかに期待がかかる。北米での『君の名は。』(英題:「Your Name」)の配給権を持ち、アニメ制作や配信を行っている「ファニメーション」のCEO・ゲン・フクナガ氏が同社公式サイトで喜びを語っている。「『Your Name』がアカデミー賞長編アニメ部門のノミネート候補に入り、興奮しています。この映画は新海誠監督の最高傑作であり、オスカーの選考を受けるにふさわしい作品です。2017年に北米で公開するのを楽しみにしています」。北米での公開は2017年はじめに決定しているが、ノミネート及び受賞作品としての資格を満たすためには、前年までにロサンゼルスで最低7日間の劇場公開が必要なため、12月2日から8日まで「レムリ・ミュージック・ホール」で限定公開するという。日本で2016年ナンバーワンの動員数と興収を記録している『君の名は。』は現在も全国で上映中。映画の公式サイトによれば、12月初旬には劇場パンフレット第2弾も発売されるとのことで、アカデミー賞授賞式に向けてますますの盛り上がりを見せそうだ。(Hiromi Kaku)
2016年11月08日映画『素晴らしきかな、人生』が2017年2月25日(土)に全国で公開される。『プラダを着た悪魔』や『マイ・インターン』のデヴィッド・フランケル監督最新作。彼の元に、ウィル・スミスやケイト・ウィンスレット、キーラ・ナイトレイ、エドワード・ノートン、ヘレン・ミレンら、アカデミー賞受賞&ノミネート俳優が結集した。映画の舞台はニューヨーク。華やかで時代の最先端を走る広告代理店の代表ハワード(ウィル・スミス)が、最愛の娘を失ったことで、自分の人生を見失ってしまうことから物語が展開する。そんな人生のどん底を迎えた彼の前に突然現れたのは、3人の舞台俳優たち。彼らとの出会いによって、ハワードの人生が変化する。ひょんなことをきっかけに苦難を乗り越える力を身につけた時、目の前の風景が一変し、今までにない幸せが訪れるような、人生の試練の乗り越え方を描いた映画となっている。キーとなるのは親友でバリキャリウーマンのクレア(ケイト・ウィンスレット)、彼の人生を取り戻すために一役買った舞台女優たち(ヘレン・ミレン、キーラ・ナイトレイ)、彼の心に寄り添うカウンセラー(ナオミ・ハリス)だ。実は彼女たちも悩みや悲しみを抱えているのだった。冬のニューヨークが舞台ということもあり、劇中のファッションもトレンドが満載だ。30代のキーラ・ナイトレイ、40代のケイト・ウィンスレット、シニア世代のヘレン・ミレンが着こなす洋服にも注目。衣装を担当したのはリア・カッツネルソン。例えば、ヘレン・ミレンのアビスブルーのコートは、そのキャラクターにより深みを持たせるために、ブルーの明度を重視。劇中で、彼女が身に纏ったブルーは、これから主人公のハワードが立ち向かわねばならない“死”を考慮したものだとカッツネルソンは話す。その他にもキーラ・ナイトレイはイエローのベレー帽をコーディネートすることで、より大人可愛いらしさを強調。ケイト・ウィンスレットは花柄を取り入れることで、重くなりがちな冬のコーディネートを軽やかにしている。着用ブランドは、プラダ(PRADA)、グッチ(GUCCI)、クロエ(Chloé)、トム フォード(TOM FORD)、ジル・サンダー(JIL SANDER)、イザベル マラン(ISABEL MARANT)などで、秋冬コレクションの新作からヴィンテージまで、幅広いアイテムがスクリーンを彩る。【ストーリー】『素晴らしきかな、人生』ニューヨークの広告代理店で成功を収めていたハワード(ウィル・スミス)。しかし彼は最愛の人を失い、深い喪失感に見舞われ、プライベートも仕事もやる気なし。会社も危ない。同僚たち(ケイト・ウィンスレット、エドワード・ノートン、マイケル・ペーニャ)もそんなハワードと会社を心配していた。そんなある日、人生ドン底のハワードの前に3人の奇妙な舞台俳優(キーラ・ナイトレイ、ヘレン・ミレン他)が突然現れた。不可思議な言動をハワードに投げかける年代も性別も異なる3人。しかし、その出会いによってハワードに徐々に変化が。【情報】映画『素晴らしきかな、人生』原題:Collateral Beauty公開日:2017年2月25日(土)監督:デヴィッド・フランケルキャスト:ウィル・スミス、ケイト・ウィンスレット、キーラ・ナイトレイ、エドワード・ノートン、ヘレン・ミレン他(c) 2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS NORTH AMERICA INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT, LLC
2016年10月24日13日、ノーベル文学賞に選ばれたボブ・ディラン。あれからいまだに本人との連絡が付かず、同賞の選考委員会であるスウェーデン・アカデミーはついに直接コンタクトを取るのを諦めたようだ。選考結果が発表された日の夜、ボブはラスベガスでコンサートを開いていたが、口数は少なくノーベル賞に関するコメントもなかったという。翌日は音楽フェスティバル「デザート・トリップ」に出演。ボブの次にパフォーマンスを行った「ザ・ローリング・ストーンズ」のミック・ジャガーが「ボブ、素晴らしいステージをありがとう。ノーベル賞受賞者と同じセットを共有するなんて初めてだよ」と称賛するも、またしてもボブの口からノーベル賞という言葉を聞くことはできなかった。「The Telegraph」紙によると、アカデミーの事務次官サラ・ダニウスは「いまのところ、私たちが何か行動を起こすということはありません」とこれ以上の連絡は行わない旨を述べた。「彼に近い関係者に電話やメールをしたところ、好意的な返事をいただいたき、それで十分だと考えているので」ということだ。賞や権力に対するボブのこうした態度は昔からのことで、2000年にアカデミー賞の歌曲賞を受賞した際も授賞式に欠席。ボブの大ファンであるオバマ大統領からホワイトハウスでの演奏を依頼されても“しぶしぶ”承諾し、演奏後は写真撮影もせずとっとと帰ってしまった…。そんなボブの根っからのロッカー気質がさらにオバマ大統領の心をつかんだそうだ。(Hiromi Kaku)
2016年10月18日13日(現地時間)、スウェーデン・アカデミーが今年のノーベル文学賞を発表、アメリカのシンガー・ソングライターのボブ・ディランが受賞した。受賞の理由は「偉大なアメリカの歌の伝統の中に、新たな詩的表現を創造した」こと。スウェーデン・アカデミーのサラ・ダニウス事務次官は「彼は偉大な詩人です。英語話者の伝統の流れを汲む偉大な詩人であり、見本であり、非常に独創的。54年間、その伝統を体現し続け、常に新しい個性を作り出しています」と賞賛。これからディランの作品にふれようという人には「ブロンド・オン・ブロンド」(1966)を勧めたいと語った。従来の受賞者とは違い、執筆者というよりパフォーマーであるディランの受賞を意外視する声に、ダニウス次官は古代ギリシャの詩人、ホメロスやサッフォーの名前を挙げ、「彼らの作品も、楽器演奏と一緒に聴かれること、パフォーマンスとして表現されることを前提に書かれたものです。それはボブ・ディランと同じやり方です」と話す。今年4月に日本公演を行ったばかりのディランは75歳。1962年にレコード・デビューし、「風に吹かれて」、「ライク・ア・ローリング・ストーン」、「天国の扉」など歴史に残る数々の名曲を発表。これまでにグラミー賞やアカデミー賞歌曲賞(「シングス・ハヴ・チェンジド」/『ワンダー・ボーイズ』)、ピューリッツァー特別賞などを受賞、フランス芸術文化勲章やレジオンドヌール勲章、アメリカの大統領自由勲章なども受章している。授賞式は12月10日(現地時間)にストックホルムで行われる。(text:Yuki Tominaga)
2016年10月14日映画『モアナと伝説の海』を紹介ディズニーアニメーション最新作、映画『モアナと伝説の海』が2017年3月10日(金)に公開される。映画『モアナと伝説の海』のあらすじ南太平洋で語り継がれる神秘的な伝説をもとに、新たなストーリーを紡ぐ本作の舞台は美しい南の海。ヒロイン・モアナは数々の伝説が残る島で生まれ育った16歳の美しい少女。幼い頃“ある体験”がきっかけで海と運命的な絆で結ばれたモアナは、いつしか“海に愛される”という特別なチカラを持つようになり、愛する人々と世界を闇から守るため、傷つき悩みながらも心の声に導かれるように大海原へ旅立つ―。海を1つのキャラクターとして描く『モアナと伝説の海』。まるで本物の南太平洋の海と見紛うほどの煌めきと、海の存在が大きなポイントと言われており、映像美にも期待ができそうだ。予告編では、島の変わり者でモアナの唯一の理解者であるタラおばあちゃんと、モアナが旅の途中に出会う伝説の英雄で変身の達人でもあるマウイといった、物語のカギを握る新キャラクターが登場。マウイはモアナと共に冒険する重要な仲間で、“神の釣り針”があれば、何にでも変身できる力を持つ人物だ。モアナの相棒となる”伝説の英雄”マウイマウイは神に与えられた巨大な釣り針でどんな生き物にも姿を変える変身の達人。モアナが旅の中で出会う相棒でもある。冒険のカギを握る重要な存在であるマウイは、大きな体で一見怖そうだが、本当は陽気で、歌も踊りも良しの5000才。マウイも1000年間ある島に閉じ込められていたそうで、マウイはモアナと出会うことで、ようやく船で島から出ることができる。実は彼にも冒険に出なければならない理由と秘められた過去があった。ディズニーの新ヴィラン(悪役)タマトア冒険に出たモアナとマウイは、約15mもの巨大なモンスター“タマトア”に遭遇する。『アラジン』のジャファーや『リトル・マーメイド』のアースラに続く、ディズニーの新たなヴィランだ。キラキラと光り輝くものが好きなことやロックシンガーであるというキャラクターの設定は、デヴィッド・ボウイへのオマージュから生まれている。キャスト・スタッフ監督を務めるのは、『リトル・マーメイド』『アラジン』といった名作を生み出した、ロン・クレメンツ&ジョン・マスカー。また楽曲を提供するのは『ライオン・キング』『ターザン』などを手がけた音楽家マーク・マンシーナと、ブロードウェイの大ヒットミュージカル「ハミルトン」で第70回トニー賞受賞のリン=マヌエル・ミランダという名コンビだ。また、モアナの声を担当するのは、何百人ものオーディションによって選ばれたハワイ生まれの14歳、アウリー・クラヴァーリョ(Auli’i Cravalho)。そんな彼女の『モアナと伝説の海』での声は高く評価され、アニメーションのアカデミー賞といわれる「アニー賞」にて声優賞にノミネートされている。新たなディズニーヒロインの歌声に注目したい。日本語版の声優としてヒロインを演じているのは屋比久知奈で、ディズニーのヒロイン史上最大級のオーディションの中から大抜擢された。彼女は沖縄県出身の大学4年生。「ミュージカルのど自慢」(帝国劇場)で最優秀賞も受賞しており、期待が集まる中、『モアナと伝説の海』でデビュー。冒険を通して成長していく姿を表現し、また、16歳という主人公モアナのフレッシュさや、心に響く歌唱力も必要となり、難しい役をどう表現するかがポイントだ。その他の日本版の声優陣も個性豊か。モアナの良き理解者であるタラおばあちゃんを夏木マリ、伝説の英雄マウイを歌舞伎俳優の尾上松也が演じる。モアナを支える仲間たちの日本版声優たちのキャストは次々と発表されている中、主人公モアナ自身の声優はまだ発表されておらず、期待が高まっている。『モアナと伝説の海』がアカデミー賞にノミネート『モアナと伝説の海』が、2017年1月24日(火)、ビバリーヒルズの映画芸術科学アカデミーで発表された第89回アカデミー賞で、「長編アニメーション賞」と「主題歌賞」にノミネートを果たした。「長編アニメーション賞」は、『アナと雪の女王』、『ベイマックス』、『インサイド・ヘッド』と3年連続で、ディズニー・アニメーションとディズニー・ピクサー作品が受賞しており、4年連続のオスカー受賞の快挙に期待がかかる。また「主題歌賞」には、16才の主人公モアナの葛藤や一歩踏み出す勇気を歌う「How Far I’ll Go」も見事ノミネート。注目の第89回アカデミー賞授賞式は、2月26日(現地時間)にハリウッドのドルビー・シアターで行われる予定。加藤ミリヤが日本版エンドソングを担当そんな本作のエンドソング「どこまでも~How Far I’ll Go~(エンドソング)」を、若い世代から絶大な人気を誇る加藤ミリヤが担当することが決定。ディズニー作品初参加となる加藤ミリヤは、「12年くらい音楽をやらせてもらっていて、こんな気持ちになることはずっとなかった。すごくやりたかったことなので、本当に嬉しかったです。夢のような話でした」と起用が決まったときの喜びの心境をコメント。彼女が歌うエンドソング「どこまでも~How Far I’ll Go~(エンドソング)」は、モアナの心情を歌った曲。16年間島の外に出ることを禁じられたモアナが、海への憧れや、島の外に出ることを決意する気持ちを表現した、物語の重要な要素の一つだ。作品詳細ある時、世界を生んだ命の女神テ・フィティの”心”が盗まれ、世界に闇が生まれてしまった。1000年間、海の外に出ることを禁じられた島で育ったモアナは、愛する人々と世界を闇から守るため、父親の反対を押し切り、テ・フィティの“心”を取り戻す冒険に出る決意をする。そんなモアナが旅の途中に出会うのが、風と海の守り神にして伝説の英雄マウイだ。陽気でジョークが大好きな彼が、実はテ・フィティの“心”を盗み、世界に闇をもたらしたのだった。初めは相容れない二人だったが、次第に心が打ち解けていく。しかし旅の途中、マウイの大事な釣り針が傷ついてしまい、自分を責めてしまうモアナ。愛する人々と世界を救うという大きすぎる使命を背負ったモアナはくじけそうになるが、「モアナ、何を迷う?お前の心に従うのだ」というタラおばあちゃんの言葉を胸にきざみ...。『モアナと伝説の海』公開日:2017年3月10日(金)監督:ロン・クレメンツ&ジョン・マスカー製作:オスナット・シュラー製作総指揮:ジョン・ラセター配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン原題:Moana©2016 Disney. All Rights Reserved.
2016年10月08日オアシスの長編ドキュメンタリー『オアシス:スーパーソニック』が、2016年12月24日(土)より角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて全国公開される。本作は、1991年に兄ノエル・ギャラガーが弟リアムのバンドに加入してから、1996年、2日間で25万人を動員し、当時の野外コンサートとしての動員記録を更新したネブワース公演までのバンドの軌跡を描いた作品だ。オアシスはこの5年の間に、ファースト・アルバム『Definitely Maybe』、セカンド・アルバム『(What’s The Story) Morning Glory?』と音楽史に名を刻む2作品を発表した。劇中では、バンドの中心であるギャラガー兄弟に対する新たなインタビューのほか、バンドメンバーや関係者たちの証言、名曲の数々をとらえた貴重なライブ映像を公開。さらに、写真や資料などの膨大なアーカイブに前例のないレベルでアクセスを許可された本作の製作陣たちは、一部をアニメーションによって再現し、ありのままの彼らの物語を紡いで行く。製作総指揮は、ノエル&リアムのギャラガー兄弟らと共に、映画『AMY エイミー』で第88回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞したアシフ・カパディアがを務め、『グアンタナモ、僕たちが見た真実』で2006年ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した、マット・ホワイトクロスがメガホンをとった。マット・ホワイトクロス監督は、本作について以下のようにコメント。『本作で私が意図することは、バンドの核心を掴むこと、そしてリアム&ノエル・ギャラガーの強烈な関係性を前面に押し出すことです。なぜならその切迫した衝突関係こそが、このバンドを魅力的にしている要素だからです。彼らのコンサートはいつもこれが最後かもしれないと思わせるようなものでした。その不安定さこそオアシスを作る要素であり、同時に究極的には破たんの原因となったのです。本作は、壮大で快楽的、肯定的でメランコリック、そして時代を超越した彼らの楽曲に関する映画です。ワンダーウォール、シャンペン・スーパーノヴァ、ロックンロール・スター、ドント・ルック・バック・イン・アンガー。これらすべての忘れがたい名曲が勢ぞろいします。』【作品詳細】『オアシス:スーパーソニック』公開日:2016年12月24日(土)監督:マット・ホワイトクロス製作:フィオナ・ニールソン、ジェームズ・ゲイ=リース、サイモン・ハーフォン2016年/イギリス/英語/カラー/122分/配給:KADOKAWA
2016年09月30日映画『メッセージ』が、2017年5月19日(金)より、TOHOシネマズ新宿ほか全国でロードショー。未知なる飛行物体が伝える、人類に向けた美しくも切ない“メッセージ”優れたSF作品に贈られるネビュラ賞を受賞したアメリカ人作家テッド・チャンによる小説「あなたの人生の物語」が原作となる『メッセージ』。ポスタービジュアルに描かれているのは、あたりに何もない野原に突如降り立ち、空中にとどまっている黒い物体。それが何を意味し何がその中にいるのか、謎ばかりだ。突如現れた未知なる飛行物体“彼ら”が人類に何を伝えようとしているのかを解読しようとする人間たち。言語学者のルイーズはヘプタポッドと呼ばれる知的生命体が、人類にとって平和の使者なのか脅威なのかを判断するために、彼らと接触し言葉を理解してほしいと軍から依頼を受ける。物理学者のイアンとチームを組み、人間のものとは全く異なる、まるで動く絵画のような異質な言語解読に没頭するうちに、ルイーズは時間が逆行するような奇妙な錯覚に陥っていく――。そして言語の謎が解けたとき、彼らが地球にやってきた驚くべき真相と、人類に向けた美しくもせつないラストメッセージが明らかに。主演はエイミー・アダムス、監督は『ブレードランナー』の続編を手掛けるドゥニ・ヴィルヌーヴ主人公の言語学者・ルイーズ役を演じるのは『アメリカン・ハッスル』『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』のエイミー・アダムス。彼女とチームを組む物理学者イアン役には『ハート・ロッカー』のジェレミー・レナー。『大統領の執事の涙』のフォレスト・ウィテカーらが出演。また、『プリズナーズ』『ボーダーライン』などで独特の映像美と世界観が高く評価されているドゥニ・ヴィルヌーヴが本作でメガホンを取る。SF映画の金字塔と言われるリドリー・スコット監督作『ブレードランナー』の続編でも監督を務める、注目のカナダ人監督だ。アカデミー賞では「音響編集賞」受賞第74回ゴールデン・グローブ賞では、『メッセージ』は主演女優賞(ドラマ部門)、作曲賞の2部門でノミネート。英国アカデミー賞では9部門ノミネートを果たし、各ギルド賞でも軒並みノミネートされている。第89回アカデミー賞では、作品賞・監督賞・脚色賞、撮影賞、編集賞、美術賞など8部門でノミネート。「音響編集賞」を受賞している。さらに、ナショナル・ボード・オブ・レビューでは、エイミー・アダムスが主演女優賞を受賞。ハリウッドの殿堂入りを果たし、『メッセージ』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督と共演のジェレミー・レナーらとウォーク・オブ・フェイムの星形プレートを前に喜びを分かち合った。【詳細】『メッセージ』原題:Arrival公開時期:2017年5月19日(金) 全国ロードショー監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ脚本:エリック・ハイセラー原作:テッド・チャンキャスト:エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカー配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
2016年09月29日映画『ザ・コンサルタント』が、2017年1月21日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリー他にて全国公開する。主人公は、昼はさえない会計士、夜は裏社会の殺し屋として巨悪に立ち向かうクリスチャン・ウルフ。年収10億円、類まれな頭脳を持ちながら、命中率100%のスナイパー、最強のファイターでもある。世界中の危険人物の裏帳簿を仕切る裏社会の掃除屋だ。ストーリーは、ウルフが大企業の財務調査で不正を見つけるところから始まる。何者かに命を狙われるウルフ。本籍・本名・私生活と、謎ばかりの会計士が、アメリカ政府、マフィア、一流企業に追われてまで危険な仕事に手を出す本当の理由とは?というところが『ザ・コンサルタント』のポイント。アンチ・ヒーロー“クリスチャン・ウルフ”を演じるのはベン・アフレック。『アルゴ』『ゴーン・ガール』『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』と、俳優はもちろん監督としても続けてヒット作を送り出している。共演は『マイレージ・マイライフ』でアカデミー賞にノミネートされたアナ・ケンドリック、『セッション』でアカデミー賞の助演男優賞を受賞したJ・K・シモンズなど。監督は、『ウォーリアー』『プライド&グローリー』といった作品で演出と映像表現に定評のあるギャビン・オコナーで、一筋縄ではいかないストーリーを見事にまとめ上げた。解禁された特別映像内てには、メイキング風景も収められており、役の雰囲気とは違った笑顔を見せるベンが映し出されている。ベンはクリスチャン・ウルフという役について「今まで演じた役と全く違う。主人公であると同時に実在しそうな雰囲気も持ってるんだ」とコメント。また「本作は知的かつアクション満載で意外性もある」と彼が語るように、極上のサスペンス&アクションエンターテイメントに仕上がっている本作。ラストに解き明かされていくクリスチャンの真の目的、驚愕の真実は是非自身の目で確かめいただきたい。【ストーリー】田舎町のしがない会計士クリスチャン・ウルフに舞い込んだ、大企業からの財務調査依頼。彼は重大な不正を見つけるが、なぜか依頼は一方的に打ち切られる。その日から、何者かに命を狙われるウルフ。実は彼は、世界中の危険人物の裏帳簿を仕切る裏社会の掃除屋でもあったのだ…。年収10億円、天才的頭脳を持ち、最強のファイターでもあり、命中率100%のスナイパー。本籍・本名・私生活、そのすべてが謎に包まれた会計士が、アメリカ政府、マフィア、一流企業に追われてまで危険な仕事に手を出す本当の理由とは?【作品情報】映画『ザ・コンサルタント』公開日:2017年1月21日(金)より丸の内ピカデリー・新宿ピカデリーほか全国公開出演:ベン・アフレック、アナ・ケンドリック、J.K.シモンズ、ジョン・バーンサル、ジーン・スマート、シンシア・アダイ=ロビンソン、ジェフリー・タンバー、ジョン・リスゴー原題:The Accountant(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED
2016年09月29日アカデミー主演男優賞に2度輝く名優トム・ハンクスが、クリント・イーストウッド監督と初タッグを組んだ話題作『ハドソン川の奇跡』を引っさげ、3年ぶりに来日を果たした。「クリントとの仕事は素晴らしいの一言」とふり返るトムの“仕事を選ぶ基準”とは?「ハリウッドにはいまも昔もたくさんの脚本が存在するんだ。ありがたいことに僕のもとにも、数多くの脚本が届くけど、大切にしているのはやはり作品のテーマ性。そこに映画化すべき価値があるかどうかが重要だね。俳優として新たな発見があれば、なおうれしいよ。最近はベストセラーの映画化も多いけど、小説として優れていても、映画に向いていないものもある。具体的な判断基準というよりは、俳優としての“直感”を大切にしているよ」。そう語るトムの主演最新作『ハドソン川の奇跡』は2009年、ニューヨークで実際に起こった旅客機の不時着水を題材にしたサスペンスフルな人間ドラマ。トム演じるベテラン機長が、文字通り“直感”で乗員乗客155人全員の命を救い、全米はもとより世界中から英雄視される一方で、国家運輸安全委員会は「理論上、近くの空港に緊急着陸できたはず」という数値データを突きつける。機長の判断は、乗客を危険にさらす無謀な賭けだったのか?「機長として完ぺきな判断をしたはずが、犯罪者扱いされてしまう。わずか208秒間の出来事で、数十年のキャリアを失いかねない事態に巻き込まれた主人公の苦悩たるや、想像を絶するよ。それだけに演じがいもあるし、いわばテクノロジーと人間の“戦い”というべき現代的なテーマも興味深かった。例えば、あの日トラブルに見舞われた旅客機が自動運転だったら?99%自動化できたとしても、経験に裏打ちされた1%の決断が必要だと思うね」テーマ性もさることながら、アメリカ映画界の宝であるイーストウッド監督との仕事を断る理由はない。実際、予定していた長期休暇を返上し、本作に取り組んだというから、その思い入れの強さは格別だ。「現場では本番前のテストや、くどくどした説明は一切なし。まさに直感的に『さあ、始めよう』って感じで、カメラが回る。だから時間が浪費されることもないし、俳優はエネルギーと集中力のすべてを演技に注げるんだ。驚くべき現場だよ」(text:Ryo Uchida)
2016年09月24日映画『ラ・ラ・ランド(LA LA LAND)』が2017年2月24日(金)にTOHOシネマズみゆき座ほかにて公開。第89回アカデミー賞では、主演女優賞(エマ・ストーン)、監督賞(デイミアン・チャゼル)、歌曲賞(City of Stars)、作曲賞、撮影賞、美術賞の計6部門で受賞した。なお、日本では、公開2週目で100万人以上の動員&興行収入15億円を達成するヒットとなった。映画『ラ・ラ・ランド』のあらすじ自分のお店を持って演奏したいと夢見るジャスピアニスト、セブ(セバスチャン)が、女優を目指してオーディションを受け続けるミアに出会うことからストーリーが展開されていく。将来を語り合いながら恋に落ちていくのだが、先にバンドで成功してしまうセブ。二人は徐々にすれ違っていく…。『ラ・ラ・ランド(LA LA LAND)』は、アメリカ・ロサンゼルスを舞台に、彼らのラブストーリーを描いたミュージカル。50年代、60年代の古き良きハリウッド映画を彷彿させる、ゴージャスでロマンチックな展開にも注目したい。映画『ラ・ラ・ランド』のキャスト・スタッフ『ラ・ラ・ランド(LA LA LAND)』を手掛けるのは、デイミアン・チャゼル監督。弱冠28歳の時に制作した『セッション』では、鬼教師による狂気のドラムレッスン描き、わずか3億円の制作費でアカデミー賞3冠に輝く奇跡を起こした天才監督だセバスチャン役には、日本でも人気の高い『きみに読む物語』『ドライヴ』などで知られるライアン・ゴズリング、そしてミア役には『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』でアカデミー賞を始め数多くの賞にノミネートされたエマ・ストーンが抜擢された。2名は『ラブ・アゲイン』『L.A. ギャング ストーリー』に続く3度目の共演となる。キャストの感情や成長をあらわす衣装本作の衣装は、アカデミー賞衣裳デザイン賞にもノミネートされた経験を持つメアリー・ゾフレスが担当した。劇中での衣装チェンジの回数は主役の2人で合わせてなんと100回。2人が再会しデュエットを踊るシーンには、ロマンスの初期段階を象徴するイエローのドレス…というように、ストーリーの展開に合わせ、2人の感情の変化や成長を衣装で見事に表している。40〜50年代のスタイル思わせるクラシックで華やかな装いはミュージカルの世界観をより盛り上げる重要なポイントだ。ジョン・レジェンドが映画で初の大役に『ラ・ラ・ランド』の見所は音楽、そして、その音楽に華を添えるのがグラミー賞歌手のジョン・レジェンドだ。彼が、映画では初の大役、ミュージシャン役で出演する。ジョン・レジェンドが演じるキースは、セブと対立する役柄。彼によると「キースは50年も前のものをただ守っていくだけじゃなくて、学んだことを活かして今の時代に合ったものを創り出そう』というスタンス、一方でセブは『伝統に忠実にいこうという真逆のスタンス。」だそう。賞レース席巻賞レースも席捲中で、2016年ベネチア国際映画祭でエマ・ストーンが女優賞受賞を獲得、第41回トロント国際映画祭で最高賞である観客賞を受賞。また、ゴールデン・グローブ賞では、作品賞、監督賞、主演男女優賞など史上最多となる7部門でノミネートされた。アカデミー賞では最多の13部門でノミネート第89回アカデミー賞では、作品賞、監督賞、主演男優賞(ライアン・ゴズリング)、主演女優賞(エマ・ストーン)、脚本賞、撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン、録音賞、音響効果賞、作曲賞、主題歌賞(City of Stars、Audition)、の本年度最多13部門14ノミネートを果たした。14ノミネートは、『タイタニック』『イヴの総て』と並ぶ最多記録だ。そして、第89回アカデミー賞発表では、エマ・ストーンが「主演女優賞」、デイミアン・チャゼルが「監督賞」を受賞したほか、City of Starsで「歌曲賞」、ジャスティン・ハーウィッツが「作曲賞」、リヌス・サンドグレンが「撮影賞」、サンディ・レイノルズ・ワスコが「美術賞」を受賞している。なお、32歳という若さで受賞したデイミアン・チャゼルの監督賞は史上最年少(32歳と38日)。1931年『スキピイ』のノーマン・タウログ(32歳と260日)の受賞以来、85年間破られなかった記録だ。主演女優賞を受賞したエマ・ストーンは、ジバンシィ(Givenchy)のオートクチュールドレスを着用し登場。全身にハンドメイドの刺繍を施したこのオートクチュールドレスは、11人のクチュリエが1750時間を費やし制作したものだ。全身にレースを施したオールハンドメイドのロングドレスには、チューブで制作したフィッシュネットに繊細なゴールドやブロンズのスワロフスキークリスタルをあしらい、クリーム色とブロンズのグラデーションフリンジが美しい陰影と動きを与えている。足元の華奢なサテンサンダルで、オートクチュールルックがより繊細で贅沢なものに。また、共演のライアン・ゴズリングはグッチ(GUCCI)ブラックのタキシードで登場した。フォーマルなブラックのスタイリングで引き締まった印象を受ける。ゴールデン・グローブ賞で最多7部門受賞2017年1月8日、第74回ゴールデン・グローブ賞の授賞式が行われ、映画『ラ・ラ・ランド』は、7部門の最多受賞を果たした。受賞したのは「作品賞(ミュージカル・コメディ部門)」「主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)」「主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)」「監督賞」「脚本賞」「作曲賞」「主題歌賞」の7つ。主演のライアン・ゴズリングとエマ・ストーンは歌、ダンス、ピアノの猛特訓を経て全編吹き替えなしで挑んでおり、作曲賞、主題歌賞(「シティ・オブ・スターズ」)を受賞ということで、その音楽も大きな見所となっている。会場に登場した、エマ・ストーンは彼女のためにデザインされたヴァレンティノ(VALENTINO)のオートクチュールドレスを着用。ペールピンクにシルバーの星が散りばめられた可憐な一着は、彼女の美しさを益々引き立てた。一方、共演のライアン・ゴズリングは、グッチによるワンボタンのホワイトジャケットとイブニングシャツに、ブラックのタキシードトラウザーとベルベットボウタイを合わせシックに決めた。ジャパンプレミアの模様2017年1月26日(木)、デイミアン・チャゼル監督&主演のライアン・ゴズリングがジャパンプレミアに登壇。ゲストとして米倉涼子も参加し「オープニングから圧倒されて思わず拍手をしてしまいました。ただのミュージカル映画じゃない、タイムスリップしたかのような感覚がすごく幸せでした。」と本作の魅力を語った。デイミアンとライアンは、サインや写真撮影などファンサービスにも快く応え、監督は「初めての来日だけど、素晴らしい歓迎を受けてもう何度も来日したい気持ちになっています。アリガトウ!」と挨拶。「この映画を作ること自体が本当に夢でした。それが叶いました。映画の中で、ライアンは、ピアノも踊りも歌も全て自分でやっていて、素晴らしかった。彼は特別な俳優ので、また一緒に仕事をしたいですね。」とデイミアン監督は語った。それに返すかのように、ライアンも「デイミアンは、みんなが無理だと思っていることでも、それをやり遂げようとします。熱意が伝わるからみんなも頑張れます。」と監督としてのデイミアンを称賛した。映画情報詳細夢追い人が集まる街、ロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働くミア(エマ・ストーン)は女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。ある日、ミアは場末のバーでピアノを弾くセバスチャン(ライアン・ゴズリング)と出会う。彼はいつか自分の店を持ち、本格的なジャズを思う存分演奏したいと願っていた。やがて二人は恋におち、互いの夢を応援し合うが、セバスチャンが生活のために加入したバンドが成功したことから何かが狂い始める――。『ラ・ラ・ランド』公開日:2017年2月24日(金)監督・脚本:デイミアン・チャゼル『セッション』出演:ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、J・K・シモンズ配給:ギャガ/ポニーキャニオン上映:TOHOシネマズ みゆき座他全国ロードショー『ラ・ラ・ランド - オリジナル・サウンドトラック』発売:2017年2月17日 リリース価格:2,500円+税曲目:1.アナザー・デイ・オブ・サン - ラ・ラ・ランド・キャスト2.サムワン・イン・ザ・クラウド - エマ・ストーン、キャリー・ヘルナンデス、ソノヤ・ミズノ、ジェシカ・ローテ3.ミアとセバスチャンのテーマ - ジャスティン・ハーウィッツ4.ア・ラヴリー・ナイト - ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン5.ハーマンズ・ハビット- ジャスティン・ハーウィッツ6.シティ・オブ・スターズ - ライアン・ゴズリング7.プラネタリウム - ジャスティン・ハーウィッツ8.サマー・モンタージュ/マデリン - ジャスティン・ハーウィッツ9.シティ・オブ・スターズ - ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン10.スタート・ア・ファイア - ジョン・レジェンド11.エンゲージメント・パーティー - ジャスティン・ハーウィッツ12.オーディション(ザ・フールズ・フー・ドリーム) - エマ・ストーン13.エピローグ - ジャスティン・ハーウィッツ14.ジ・エンド - ジャスティン・ハーウィッツシティ・オブ・スターズ(ハミング) - ジャスティン・ハーウィッツ feat. エマ・ストーン15.シティ・オブ・スターズ(ハミング) - ジャスティン・ハーウィッツ feat. エマ・ストーン© 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND.Photo courtesy of Lionsgate.イベント情報「お台場イルミネーション“YAKEI”~映画『ラ・ラ・ランド』Ver.~」点灯期間:2017年2月1日(水)~3月5日(日)時間:18:00~24:00場所:お台場海浜公園デックス東京ビーチ3F シーサイドデッキ住所:東京都港区台場1-6-1・「樹木イルミネーション」と映画メインテーマ曲「Another Day Of Sun」18:00~21:30の間で毎時00分、30分スタート・「イリュージョンドーム」予告編放映(メインテーマ曲と連動はなし)18:00~21:15の間で毎時15分、45分スタート施設代表TEL:03-3599-6500
2016年09月23日映画 『ワンダーウーマン』が、2017年8月25日(金)より全国の劇場で公開される。“ワンダーウーマン”が誕生するまでの軌跡を描く『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』、『スーサイド・スクワッド』のDCが贈る実写映画第3弾となる本作では、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』にも登場した美女戦士ワンダーウーマンが主人公。圧倒的な美しさと強さを持つ彼女が、自分の真の姿や運命に気づき、ワンダーウーマンとして生きていくまで、そしてその活躍が描かれている。なぜ、プリンセスが最強美女戦士になったのかそもそもワンダーウーマンとはどんな人物か。彼女の本名はダイアナ。人間社会から孤立した、女性だけが住むパラダイス島を統治するヒッポリタ女王の娘=プリンセスとして生まれた。そんな地に不時着したパイロットとの出会いを通し、故郷を離れ人間社会で暮らし始め、やがて自身の持つ大きな力に気づき始める。そして、人を助けることに目覚め、ワンダーウーマンとして生きていくことを決意する。彼女の戦闘力は並外れたものだ。銃を撃たれてもブレスレットで弾き飛ばし、縄や剣を巧みに操って攻撃、車すらも持ち上げるほどのパワーでしなやかに美しくぶっ飛ばす。また、特殊な能力として、投げる輪にかかった者に真実を話させる“真実の投げ縄”などのパワーを備えている。こうして世界を救うため、生まれ育った島を飛び出したダイアナだが、新しい人たちと出会い、今まで知らなかった現実を知るうちに、彼女自身が成長していく。一見遠い存在であるワンダーウーマンだが、内面は誰もが持つ悩みや葛藤を抱えている。だからこど、その姿に誰もが共感できるのだろう。演じるのは、兵役経験のあるガル・ガドットワンダーウーマン役を演じるのは、ミス・イスラエルにも選ばれた美貌を持つ、モデルでハリウッド女優のガル・ガドット。実際の兵役経験による圧倒的なアクションセンスも持つ彼女が、DC史上最強と謳われる美女戦士役に挑戦する。ガルはワンダーウーマンの魅力に関して次のように話す。「この役は本当にすごいんです。あらゆる愛、思いやりや真実、正義、平和を表現している。彼女を好きにならない理由なんてどこにもありません。」「彼女がいかに大人になっていき、世界を違った目で見るようになるかという旅路を描いた成長物語」また、ワンダーウーマンが暮らす地に不時着し、彼女に助けられたパイロットのスティーブ・トレバー役を『スター・トレック BEYOND』のクリス・パインが務める。物語のキーを握る彼にも注目したい。監督は『モンスター』のパティ・ジェンキンス監督は『モンスター』で主演のシャーリーズ・セロンをアカデミー賞主演女優賞へ導いた実力派パティ・ジェンキンス。マーベル・スタジオからもオファーがあったと言われている注目の女性監督だ。アクションシーンはもちろんのこと、ワンダーウーマンの内面に迫るドラマチックなストーリー展開となっている。世界で旋風を巻き起こすアメリカではアメリカでは、ジョニー・デップ主演『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』、トム・クルーズ主演の『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』、X-MENシリーズ新作『ローガン』など並み居るアクション映画を抑えて興行収入で成功を収めた。初公開から4週間、全世界65ケ国で合計収入で約718億円を突破した。(1ドル110円計算)そのほか、『美女と野獣』『ラ・ラ・ランド』を超えて2017年1番ツイートされた映画に躍り出た。人類が待ち望んだスーパーヒーロー像が描かれた『ワンダーウーマン』が、全ての人が勇気をもらえる作品として時代に新しい風を吹き込む。既に『ワンダーウーマン』の続編の制作も決定アメリカ・サンディエゴで実施された世界最大級のポップカルチャーの祭典、コミコンで2017年7月22日、映画『ワンダーウーマン』続編決定を発表。強さに加えて、チャーミングな魅力も表現したガル・ガドットが続投する。アンバサダーに乃木坂46乃木坂46が本作の公式アンバサダーに就任。また、書き下ろしイメージソングを担当する。なお、本作とコラボ―レーションしたミュージックビデオの発表も予定しており、日本の美女アイドルグループと美女戦士ワンダーウーマンとのコラボレーションに期待が高まる。アンバサダーに乃木坂46 が抜擢されたのは、パティ・ジェンキンス監督からの直々のオファーから。「乃木坂46はワンダーウーマンが象徴しているものと同じものを持っていると思う。ワンダーウーマンの素晴らしさ、力強さ、美しさ、優しさ、愛情深さ、偉大さを伝えてほしい」とコメントを寄せている。日本のアーティストやキャラとのコラボ公開に先駆けて、日本のアーティストたちとのコラボレーションが続々発表されている。第1弾では「リカちゃん」×ワンダーウーマンが登場。リカちゃん史上最もパワフルなコスチュームに身を包んだ。リカちゃん以外にも足立慎吾、高田明美らとのコラボで様々なワンダーウーマンが描かれる。第2弾では、『夜は短し歩けよ乙女』などの書籍カバーを手掛けるイラストレーター中村佑介、『DC スーパーヒーローズ vs 鷹の爪団』の監督・脚本を務めるFROGMAN、『いつかティファニーで朝食を』の漫画家マキヒロチらの作品が発表された。なお、このコラボを紹介するワンダーウーマンアート展が、2017年7月28日(金)よりルミネエスト新宿店で開催される。”美女戦士”になりきり!コスプレ「ハローキティ」登場映画『ワンダーウーマン』公開を記念して、人気のサンリオキャラクター「ハローキティ」とのコラボレーションが実現。「ハローキティ」は、ブーツを履き、冠をあわせて、主人公のワンダーウーマンさながら”美女戦士”なりきっている。作品情報映画『ワンダーウーマン』公開日:2017年8月25日(金) 全国ロードショー監督:パティ・ジェンキンス出演:ガル・ガドット、クリス・パインほか配給:ワーナー・ブラザース映画© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC
2016年09月11日『シングルマン』でヴェネチア国際映画祭男優賞を受賞し、アカデミー主演男優賞に初ノミネート、『英国王のスピーチ』で見事アカデミー賞を受賞した英国俳優コリン・ファース。大ヒットした『キングスマン』で見せたキレキレアクションと凛々しいスーツ姿にはメロメロになってしまう女性も続出し、日本では“コリン旋風”が巻き起こった。このほど、9月10日に56歳(!)の誕生日を迎えることを記念して、コリンがこの秋、相次いで出演する『ベストセラー編集者パーキンズに捧ぐ』と『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』を徹底比較、2作品から初出し画像も解禁となった。◆やっぱりスーツ姿はかっこいい!レトロなスーツvsモダンなスーツ、どちらも楽しめる『英国王のスピーチ』や『キングスマン』などで、そのスーツ姿が印象的なコリン。『ベストセラー編集者パーキンズに捧ぐ』では、1920年代のニューヨークが舞台であるため、主人公のマックスウェル・パーキンズとしてクラシカルなスーツスタイルを披露している。当時の古着をリメイクして作られたこだわりの衣装で、特徴的な中折れ帽は、カリスマ編集者という“できる男”を象徴しているかのよう。一方、『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』では、人権派弁護士であり、保守的な性格のマーク・ダーシーらしい、3ピースのスーツをスマートに着こなす姿が収められている。シリーズ1作目では、90年代後半に流行したサイズが大きめのスーツを着用しているのに対し、今回は多くのセレブが愛用する「トム フォード(TOM FORD)」と英国王室御用達「ギ―ヴス&ホークス(Gieves&Hawkes)」による、シルエットがシャープなものに変化。シリーズ1作目から15年の時を経て、よりスタイリッシュに、現代風になったマークにご注目を。◆映画の舞台は誰もが憧れるオシャレな街!ニューヨークとロンドンで活躍するコリンに注目『ベストセラー編集者パーキンズに捧ぐ』の舞台は、1920年代のニューヨーク。現存する出版社スクリブナーズ社のおしゃれなビルと街並。劇中にも登場する「華麗なるギャツビー」の作家フィッツジェラルドが名付けたジャズ・エイジと呼ばれた時代の華やかなファッションとインテリア、そして何よりもたくさんの書物がアメリカ文学黄金期のニューヨークを魅力的に伝える。『ブリジット・ジョーンズ』シリーズの舞台といえば、現代のロンドン。劇中では、現代的な街並だけでなく、古くからの美しい石畳や歴史的建造物が多く残るロンドンを背景に、ブリジット(レニー・ゼルウィガー)とマークとジャック(パトリック・デンプシー)のドタバタな恋愛模様が描かれる。また、今回は敏腕弁護士として働くマークが、法服とかつら姿で弁護をするシーンも!撮影場所は1882年に開設された王立裁判所(Royal Court of Justice)で、こちらも英国らしい歴史的建造物。恋愛模様だけでなく、弁護士として活躍するコリンも堪能することができるはず。◆今年の秋は周囲の人に振り回されるコリンが見られる!?『ベストセラー編集者パーキンズに捧ぐ』で、カリスマ編集者パーキンズと、天才作家トマス・ウルフ(ジュード・ロウ)は名コンビぶりを発揮しており、家族や恋人を嫉妬させてしまうほど。大作の執筆に向けて創作の世界にのめりこんでいく姿には、編集者と作家という枠を超えた、熱い絆を感じずにはいられない。また、『ブリジット・ジョーンズの日記』ではアラフォーになってもブリジットのドタバタ振りは健在。サプライズな出来事が巻き起こり、ハンサムでリッチなIT企業の社長ジャックとコリンが演じる元カレ・マークの間で揺れ動くことに。今回もブリジットに振り回されっぱなしのマークだが、不器用ながらも誰よりもブリジットのことを理解し、献身的に尽くしていく。なお、コリンの誕生日9月10日(土)には、東京・新文芸坐にてオールナイト上映会「紳士はこうして創られた!?コリン・ファースと一夜を共に」として、『シングルマン』『裏切りのサーカス』『キングスマン』という贅沢すぎる一挙上映も予定されている。『ベストセラー編集者パーキンズに捧ぐ』は10月7日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』は10月29日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月10日映画『マリアンヌ』が2017年2月10日(金)より、TOHO シネマズ 六本木ヒルズほかで全国ロードショー。ブラッド・ピット主演最新作となる本作は、第二次世界大戦を舞台に、極秘諜報員とフランス人レジスタンスの男女にはばかる過酷な運命と究極の愛が試されるロマンチックスリラー。ブラッド・ピットは、近年プロデューサーとして『それでも夜は明ける』でアカデミー賞作品賞を受賞し、ますます活躍の幅を広げている。共演に名を連ねるのは、『インセプション』のマリオン・コティヤールだ。監督は『ザ・ウォーク』『フォレスト・ガンプ/一期一会』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の名匠ロバート・ゼメキスが務める。解禁となった特報映像では、ブラッド・ピット演じるマックスとマリオン・コティヤール演じるマリアンヌとの2人の仲睦まじい愛が描かれている。しかし、後半は一変。最愛の妻への「ある疑惑」を突き付けられたマックスが、苦悩を抱える痛々しく表情が映し出され、そんな疑いもつゆ知らず変わらぬ笑顔を振りまくマリアンヌとの対比が衝撃的に描かれている。本作について、マリオン・コティヤールは「エンターテイメント性に富んだサスペンスであると同時に、とても深く大きな愛の物語であるところが気に入っているのよ。悲劇的な愛の物語なの」と語っている。愛した美しい女性、そして妻となり優しい子供の母親となったマリアンヌは、本当に自分には言えない裏切りを働いていたのか。果たして、愛した女・マリアンヌの愛は真実だったのか。過酷な運命を前に、究極の愛が試されるラブストーリー『マリアンヌ』に期待が高まる。■ストーリー1942年、モロッコ・カサブランカ。マックス(ブラッド・ピット)とマリアンヌ(マリオン・コティヤール)は出会った。極秘諜報員とフランス軍レジスタンス、決して交わることのない人生を歩んでいたふたりは、ある重大なミッションによって引き寄せられる。それは夫婦を装って、敵の裏をかき、ドイツ大使を狙う作戦だった。その後、ロンドンで再会したふたり、愛が芽生え始めるのは自然のことだった。しかし、マリアンヌには愛した人にも決して言えない「ある秘密」を抱えていたのだった。【詳細】映画『マリアンヌ』公開日:2017年年2月10日(金) TOHOシネマズ 六本木ヒルズ 他全国公開監督:ロバート・ゼメキス主演:ブラッド・ピット、マリオン・コティヤール、リジー・キャプラン、マシュー・グード原題『ALLIED』(C)2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2016年09月09日