『ゼロ・ダーク・サーティ』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、12月には『ユダヤ人を救った動物園 ~アントニーナが愛した命~』の日本公開が控える人気女優ジェシカ・チャステイン。彼女が怪演を披露し、第74回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞にノミネートされた『Miss Sloane』(原題)が、『女神の見えざる手』との邦題で日本公開されることが決定した。天才的な戦略でロビー活動(私的政治活動)を仕掛けるエリザベス・スローン。真っ赤なルージュをひき、一流ブランドとハイヒールに身を包み、大手ロビー会社で花形ロビイストとして辣腕をふるう彼女が、銃の所持を支持する仕事を断り、銃規制派の小さな会社に移籍する。アイデアと大胆な決断力で難しいと思われた仕事に挑み、勝利の兆しが見えてきた矢先、彼女の赤裸々なプライベートが露呈し、重ねて予想外の事件が事態を悪化させていく。勝利の女神は誰に、どんなふうに微笑むのだろうか…?オスカー7部門受賞の『恋におちたシェイクスピア』や、大ヒットした『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』のジョン・マッデン監督がメガホンをとり、ジェシカが主人公のエリザベス・スローンを怪演した本作。オリンピック誘致や、トランプの当選…といった重大な政治の決断に影響を与え、世論も左右するプロの集団「ロビイスト」。いったい彼らは、どんな戦略を巡らせて、その見えざる手で権力をも操作し、人々の心を動かしていくのか?「銃規制法案」という生々しいトピックを題材に、ロビイストの知られざる実態に迫る、問題作にして話題作が誕生した。主演を務めたジェシカは、“仕事人”としての矜持と人間くささの両面を見事に体現、観る者の目をクギづけにする演技で、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)にノミネートされた。共演者には、『キングスマン』のマーク・ストロング、Netflix「ザ・クラウン」の名優ジョン・リスゴーなどが脇を固め、物語にいっそう重厚なリアリティをもたらしている。ロビー活動の攻防には巧妙な罠も仕掛けられており、一瞬先も読めないハイレベルのサスペンスが展開。逆転に次ぐ逆転劇の末にもたらされる結末は、予想外に清々しく、エモーショナル。エリザベス・スローンの決意と運命に、心を揺さぶられるはずだ。『女神の見えざる手』は10月20日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月28日全米をはじめ世界47か国でオープニング初登場NO.1を獲得、早くも来年のアカデミー賞最有力との声も聞かれる『ダンケルク』。このほど、本作を引っさげクリストファー・ノーラン監督の7年ぶりの来日が決定!監督のコメント付き予告が公開された。舞台は1940年、海の町ダンケルク。迫りくるドイツ敵軍80万人。浜辺の兵士たちの背後には敵軍が迫り、目前の海中にはUボート、空からは爆撃機が容赦なく襲いかかる。敵軍の総攻撃はいつ始まるか分からないという絶体絶命の窮地に、英仏軍40万人の史上最大の救出作戦が決断される。民間船までもが救助に乗り出し、エアフォースが空からの援護に駆る。陸・海・空、3つの時間。走るか、潜むか。前か、後ろか。1秒ごとに神経が研ぎ澄まされていく。果たして、若き兵士トミー(フィオン・ホワイトヘッド)は、この窮地を生き抜くことができるのか!?『ダークナイト』『インセプション』など、新作ごとに圧倒的な映像表現と斬新な世界観で、観る者を驚愕させてきた監督が、トム・ハーディ、マーク・ライランス、ケネス・ブラナー、キリアン・マーフィーら豪華アンサンブルキャストと共に、史上最大の救出作戦の実話を描く本作。究極の臨場感にして、究極のタイムサスペンス、究極の映像体験。息もつかせない99分間、観客はスクリーンに釘付けになる。先週末より日本に先駆けて公開された本作は、公開3日間で世界興行収入1億ドルを超え、世界47か国でオープニング成績初登場NO.1を獲得。米批評家サイト「Rotten Tomatoes」のファーストレビューでは、『ダークナイト』の94%を超える批評家評価98%の満足度を叩き出し(※7月18日時点)、「オスカー候補となるべき今年No.1の映画」(Variety)、「ノーラン最高傑作」(The Guardian)など、早くも2018年のアカデミー賞最有力候補の大本命として各海外メディアが一斉に報じ、映画業界を席巻中だ。その本作で監督・脚本・製作を務めたノーランの来日が決定。妻として、そして長編デビュー作からプロデューサーとして長年パートナーを組んでいるエマ・トーマスと共に、8月23日(水)~25日(金)と3日間に渡って本作のプロモーションに当たる予定という。今回の来日についてノーラン監督は、「映画『ダンケルク』は、史実を知らない人にとっては、強烈な体験になるはずです。この並外れた物語を、究極のタイムサスペンスとして描きました。観客たちを戦場に引きずり込み、息もつけない緊迫の状況に追い込む、最高の映像体験になると思います」と日本のファンに向けてコメント。さらに、「最新新作での来日が実現して嬉しく思っています。数年ぶりなので、とても楽しみにしています。時間があれば、列車で京都にも行きたいです」と親日家ぶりもアピールする。来日は2010年の『インセプション』以来、7年振り4度目。キャンペーン中は、ノーラン自身がこだわるフィルム上映によるジャパンプレミア試写会、ノーラン最高傑作の評価を受けた本作を語る記者会見や、ノーラン・ファンイベントの開催も予定されている。ノーラン監督がキャリア史上初めて挑んだ実話は、相手を打ち負かす「戦い」ではなく、生き残りをかけた「撤退」の物語。本作の大半をIMAXの超高解像度2Dフィルム搭載カメラで撮影。このカメラが、より素晴らしい領域と息をのむ映像クオリティで本作の世界観を構築する。デジタルもCGも極力使わず、本物の戦闘機を飛ばすなど、徹底してリアルにこだわった本作。陸海空の3視点が同時進行し、時を刻む音が秒単位の緊迫感を高めるこのタイムサスペンスは、ノーラン最高傑作を彩るアンサンブルキャストたちと共に、観客をダンケルクの戦場に引きずりこむ。『ダンケルク』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダンケルク 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017 Warner Bros. All Rights Reserved.
2017年07月27日ジェニファー・ローレンスとクリス・プラットという人気俳優2人が豪華競演、その圧倒的な世界観から第89回アカデミー賞美術賞にもノミネートされた『パッセンジャー』。本作のブルーレイ&DVDが8月2日(水)にリリースされることに合わせ、オスカー女優ジェニファーの“笑いが止まらない”NGシーンを収めた特典映像がシネマカフェに到着した。『ハンガー・ゲーム』シリーズ、『X-MEN』シリーズなどに出演し、いま最もホットな若手実力派であるジェニファーと、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズや『ジュラシック・ワールド』シリーズなどの超大作で活躍する“ワイルド系男子”のクリスという2人が、極限状況の宇宙船の中で織りなすかつてないSFドラマ。素朴でシャイなエコノミークラスのエンジニア、ジムと、裕福で洗練されたファーストクラスの作家オーロラは、ほかの乗客より90年も早く目覚めてしまい、恋に落ちるのだが…。ブルーレイ&DVDセル商品には、舞台となった壮大なセットと美しいデザインがいかに生まれたかを語る<アヴァロン号ができるまで>や、クリスのおちゃめすぎる素顔が垣間見える<撮影現場でのクリス・プラット>、アヴァロン号での宇宙旅行をリアルに夢見てしまいそうな<ホームステッド社のCM>など、貴重な映像特典が収録されている。今回その中から、豪華キャストたちによる数々のNGを集めた映像特典<NGシーン>の一部が到着、ジェニファーが共演者と息のあったコンビネーションを披露し、撮影を存分に楽しんでいる様子を目にすることができる。まず、宇宙船アヴァロン号内のバーで、シャンパンを飲みながら「年齢を調べた?未成年かも」とクールにジョークを飛ばすはずだったジェニファー。だが、うまく飲むことができず吹き出してしまい、ロボットのバーテンダーを演じるマイケル・シーンに「うまく飲めない?未成年ですね?」と巧みにフォローされてしまう。また、宇宙服を着用しての撮影では、ジェニファーが急いでヘルメットを脱ごうとすると、シールドだけがとれてしまうというハプニングが!クリスが人工冬眠について説明しているシーンや、鍵を握るキャラクターとして登場するローレンス・フィッシュバーンがこれまでの人生について語るシーンでは、シリアスな雰囲気に耐え切れずに笑ってしまい、「ごめんなさい、笑うつもりじゃ…」と謝る、キュートな彼女の姿も。笑いの絶えないNGシーンの数々はファン必見となっている。『パッセンジャー』ブルーレイ&DVDは8月2日(水)より発売。デジタルセル先行配信中、7月19日(水)デジタルレンタル開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パッセンジャー 2017年3月24日より全国にて公開
2017年07月26日映画界で最も成功し、最も影響力のある監督の1人、スティーブン・スピルバーグの待望の最新作『レディ・プレイヤー・ワン/Ready Player One』(原題)の日本公開が2018年に決定。合わせて、米サンディエゴ「コミコン」にて初お披露目された最新映像が到着した。舞台は、貧困の差がいっそう激しくなった西暦2045年。人類の歴史を変えた仮想ネットワークシステム「オアシス」に、世界へ向けてメッセージが突如発信された。この仮想世界を開発し巨万の富を得たジェームズ・ハリデーが死去、「オアシス」に隠された謎を解き明かした者に、すべての遺産を譲り渡すと――。かくして、その覇権を賭けた争奪戦が開始された。オタクの高校生ウェイド(タイ・シェリダン)もその1人。彼の唯一の特技は、この「オアシス」に誰よりも精通していること。果たして、ウェイドはすべての秘密を解き明かすことが出来るのか!?『シンドラーのリスト』『プライベート・ライアン』で2度のアカデミー賞監督賞に輝き、監督作のトータル世界興行収入は93億6,000万ドル(※Box Office MOJO 調べ)を超えるスピルバーグ。『E.T.』『ジュラシック・パーク』『A.I.』『マイノリティ・リポート』と数々のSF映画の金字塔を打ち立て続けてきたレジェンドが、今回、『ハリー・ポッター』シリーズのワーナー・ブラザースと『A.I.』以来16年ぶりにタッグを組み、彼にしか描けないSF超大作を生み出した。アーネスト・クラインによるベストセラー小説「ゲームウォーズ」を原作にした本作。若きスピルバーグ監督を形作ったような1980年代のポップカルチャーや、いまなお世界のエンターテインメントへ影響を与える日本のアニメ・特撮ネタが、原作小説ではふんだんに盛り込まれたストーリーが描かれている。先日、米サンディエゴにて開催された世界最大のポップカルチャーの祭典「コミコン・インターナショナル」では、約2分半もの特別映像がお披露目。『X-MEN:アポカリプス』『MUD-マッド-』などで知られるタイ・シェリダン演じる主人公のウェイドが、2025年生まれながら「1980年代に生まれたかった」と語るところから始まる。その彼がバーチャルリアリティの世界へ飛び込むと、目を見張るほど美しく刺激的なVRの世界が次々と展開!初めて目にする映像世界がスピーディーに繰り広げられる中、そこには『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンや、『アイアン・ジャイアント』そっくりのロボ、『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クインや『エルム街の悪夢』のフレディ・クルーガーらしき姿が。さらに、『AKIRA』に登場する金田のバイクのようなバイクも!?しかも、このバイクをよく見れば、キティちゃんのステッカーとSEGA のステッカーらしきものが張られている!?この映像が解禁されるやいなや、世界中で話題騒然、早くもさまざまな憶測が飛び交っている。映画を愛し、世界の映画界をけん引し続けるスピルバーグ監督だからこそ描くことが許さる究極ワールド。ストーリーやキャラクターはまだ謎に包まれているが、その驚きのVR世界を、ここから覗いてみて。『レディ・プレイヤー・ワン』(原題)は2018年、全国にて公開(全米公開:2018年3月30日)。(text:cinemacafe.net)
2017年07月25日ジュリアン・ムーアがトリンプを纏うトリンプ・インターナショナルは5日、2017年秋冬「FLORALE by Triumph(フロラーレバイ トリンプ)」のグローバルキャンペーンのイメージキャラクターとして、アカデミー賞主演女優賞をはじめとした数多くの賞を手にしている女優、ジュリアン・ムーアを起用したことを発表した。大人のためのブランドトリンプの伝統を体現した「フロラーレ バイ トリンプ」は、華やかさと繊細な仕上がりにくわえ、安心感のあるサポート力を備えたプレミアムブランド。日本では2016年6月から販売がスタートし、高い美意識と時代を読む感度の高いアンテナ、そして「自分らしさ」をもつ大人の女性に愛されている。こうしたブランドイメージやターゲットに対し、洗練されたスタイリッシュさをもつジュリアン・ムーアがイメージキャラクターとして抜擢された。著名フォトグラファーとタッグカメラマンには有名ファッションフォトグラファー・ランキンを起用し、現代女性の自信と時代を超えたスタイルのストーリーを表現していくという。ジュリアン・ムーアはこのたびのイメージキャラクター就任に対し『フロラーレ バイ トリンプ』は優雅で、現代的で、美意識を満たしてくれるという、私が自分のスタイルに求めるすべての要素を体現するブランドです。このコレクションには素晴らしいアイテムがそろっています。トリンプのグローバルイメージキャラクターに仲間入りできることを光栄に思います。(プレスリリースより引用)とコメントを寄せている。ジュリアン・ムーア×ランキンによるブランド新ビジュアルは、2017年9月より公開される予定だ。(画像はプレスリリースより)【参考】※トリンプ・インターナショナルプレスリリース
2017年07月24日展覧会「メアリと魔女の花 ジ・アート展」が、2017年7月26日(水)から31日(月)まで、東京・小田急百貨店新宿店で、8月5日(土)から8月22日(火)まで大阪・あべのハルカス近鉄本店で開催される。『借りぐらしのアリエッティ』(2010年)で同年の邦画興収第1位に輝き、『思い出のマーニー』(2014年)で第88回米アカデミー賞長編アニメーション映画部門にノミネートを果たした、米林宏昌監督による最新作『メアリと魔女の花』。スタジオジブリの志を受け継ぐ「スタジオポノック」第1回長編映画として注目を集める話題作だ。本展では、米林監督が得意とする圧倒的なアニメーション表現と、精緻で美しい背景美術を支える貴重な制作資料が一同に集結。日本を代表するアニメーション美術監督である男鹿和雄、武重洋二らをアドバイザーに迎えた世界最高峰の背景美術スタジオ「でほぎゃらりー」と、美術監督・久保友孝による手描き美術背景を中心に、キャラクターや設定資料など、約3年間を要した映画制作の全貌を紹介する。また会場には、インタラクティブコーナーやフォトスポット、グッズコーナーも設置するほか、米林宏昌監督によるサイン会、メアリと写真撮影が出来るイベントなども開催される予定だ。スタジオポノック初となる貴重な展覧会、この機会に是非足を運んでみては。【開催概要】「メアリと魔女の花 ジ・アート展」■東京開催期間:2017年7月26日(水)〜31日(月)会場:小田急百貨店新宿店 本館11階=催事場時間:10:00〜20:30入場料:一般700円(税込)/大学・高校生500円(税込)/中学生以下無料※7月30日(日)は20:00まで、最終日は17:00閉場。※各日入場は閉場時間の30分前まで。※障がい者手帳の所持者とその同伴者1名は入場無料。※小田急ポイントカードまたは小田急レディスクラブ会員証カードの提示で入場料200円引き。(カード会員本人のみ)■大阪開催期間:2017年8月5日(土)〜8月22日(火)会場:あべのハルカス近鉄本店 ウイング館4階 第2催会場時間:10:00〜20:00入場料:一般700円(税込)/大学・高校生500円(税込)/中学生以下無料※8月7日(月)は19:00、最終日は17:00で閉場。※各日入場は閉場時間の30分前まで。※障がい者手帳の所持者とその同伴者1名は入場無料。※近鉄クレジットカード(外商カード)、KIPSカード、近鉄友の会会員証カード、ハルカスシニアパスポートを提示で、3名まで入場料を200円引き。©2017「メアリと魔女の花」製作委員会<イベント情報(東京)>■米林宏昌監督サイン会開催日時:2017年7月26日(水) 11:00~参加方法:当日、会場のグッズコーナーにて対象書籍の購入者先着50名に整理券を配布。※整理券は、10:00から配布。※整理券1枚につきサインは1冊。※都合により、イベントの内容が変更または中止になる場合あり。※詳しくは売場係員まで。■メアリと一緒に写真撮影開催日:7月29日(土)・30日(日)時間:各日 11:00~、13:00~、15:00~※各日10:00から 本館11階=催物場にて整理券を配布。(各日各回先着40組限り)※カメラは要持参。
2017年07月22日実際に起きた史上最大の救出作戦を描く、クリストファー・ノーラン監督作『ダンケルク』。9月の日本公開を前に全米では今週末7月21日(金)に公開を迎えるが、全米公開直前に、陸海空のシーン写真が一挙公開された。本作は、ノーラン監督が初めて挑んだ実話で、イギリス人なら誰もが知る史上最大の救出作戦を映画化。舞台は1940年、海の町ダンケルク。陸海空から迫りくるドイツ敵軍80万人。浜辺の兵士たちの背後には敵軍が迫り、目の前の海中にはUボート、空からは爆撃機が容赦なく襲いかかる。敵軍の総攻撃はいつ始まるか分からない。刻一刻と変わる絶体絶命の窮地に、英仏軍40万人の撤退作戦が決断された。民間船までもが救助に乗り出し、エアフォースが空からの援護に駆る。爆破される陸・海・空、3つの時間。走るか、潜むか。前か、後ろか。1秒ごとに神経が研ぎ澄まされていく。果たして、若き兵士トミー(フィオン・ホワイトヘッド)は、絶体絶命の窮地から生き抜くことが出来るのか――!?このほど解禁された場面写真では、オーディションによってアレックス役を獲得し、俳優デビューを果たしたハリー・スタイルズ、観客の案内人となる兵士トミー役を演じる、皿洗いから大抜擢された新人フィオン・ホワイトヘッドら陸地の兵士たち。自分には果たすべき使命があると、武器を持たずにドーバー海峡を渡りダンケルクへと船で向かう民間人ドーソンに扮したマーク・ライランス。英国の秘密兵器スピットファイアを駆るパイロット、ファリア役のトム・ハーディの姿が捉えられている。さらに、ダンケルクの埠頭で若き兵士40万の状況に危機感を募らせる軍人、ボルトン大佐役のケネス・ブラナーのシーンも初公開された。また、早くも2018年のアカデミー賞最有力候補の大本命として、各メディアが一斉に報じている本作。7月18日(火)時点で、米批評家サイト「Rotten Tomatoes」では、『ダークナイト』の94%超える批評家評価98%を叩き出し、全米で拡大公開をする著名監督としてこれまでの史上最高記録を更新!辛口の批評で有名な英国のガーディアン紙は、☆満点を付け「この黙示録的な戦争叙事詩は、ノーランの最高傑作。巧に練られたストーリーと、素晴らしくパワフルな作品だ」と報じているほか、「衝撃的。ノーランの手腕はもちろん、撮影、音楽、そして素晴らしいアンサンブルキャストの演技、すべてにおいて間違いなく、オスカー候補となるべき今年No.1の映画だ」(Variety)、「驚きの連続。バズルのように構築されたスリル満点の作品。すべての映画製作者を刺激し、100年以上に渡って語り継がれるだろう」(Chicago Tribune)、「お手上げだ。観終えた後残るのは、ヒロイズムや直情的なメッセージでもない。決して消えることない、心に残る蓄積されたシーンの数々だ。これは、アートと呼ぶことができる、今年の最高傑作だ」(Entertainment Weekly)、「印象派のような芸術的傑作だ。感動的に戦争を鼓舞するような、今までに描かれてきた戦争映画ではない。いまこの瞬間と我々が直面する問題、そして愛する人の帰還や未来への希望を描いているのだ」(The Hollywood Reporter)と各誌が絶賛。無冠の天才が、記念すべき長編第10作目の『ダンケルク』で遂にオスカーを手にするのか、世界中から注目が集まっている。『ダンケルク』は9月9日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ダンケルク 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017 Warner Bros. All Rights Reserved.
2017年07月21日ソフィア・コッポラ初演出のオペラ『ソフィア・コッポラの椿姫』が映像化。2017年10月6日(金)よりTOHOシネマズ日本橋にて2週間限定公開、その後順次全国公開となる。ソフィア・コッポラとは映画監督のソフィア・コッポラは『ゴッドファーザー』で知られる、フランシス・フォード・コッポラの娘であり、兄弟や親戚に監督や俳優が多い、芸術一家の生まれ。『ヴァージン・スーサイズ』(99)で監督デビューし、『ロスト・イン・トランスレーション』(03)など注目作を発表し続けてきた。人気悲恋オペラ『椿姫』を演出今回コッポラが初演出するのは、イタリアの作曲家ジュゼッペ・ヴェルディの人気悲恋オペラ『椿姫』だ。主人公は華やかなパリ社交界に生きる、高級娼婦のヴィオレッタ。数々の裕福な男たちを虜にしてきた彼女が、見つけた「真実の愛」の行方を描く名作にモダンなタッチを加えた。本公演はローマ歌劇場で2016年5月24日(水)から行われたもので、ヴィオレッタ役としてフラン チェスカ・ドット、そしてアルフレード役として来日公演も増えてきているアントニオ・ポーリが出演している。なお今回の演出は、ヴァレンティノ(VALENTINO)創始者であるヴァレンティノ・ガラヴァーニが、彼女の代表作のひとつ『マリー・アントワネット』(06)を見て感銘を受け、直々にオファーしたそう。衣装にも注目鮮やかな赤色が印象的なヴィオレッタの衣装はヴァレンティノ・ガラヴァーニがデザイン。さらに、劇中の衣装は、ヴァレンティノのデザイナーとして活躍するピエールパオロ・ピッチョーリや、ヴァレンティノのデザイナーであったマリア・グラツィア・キウリ(現ディオール(Dior)のデザイナー)が手がけており、本公演の見どころの1つとなっている。舞台美術にも注目また舞台美術には、ハリウッドで数々の大作を手掛け、『プレステージ』(06)、『ダークナイト』(08)、『インターステラー』(14)でアカデミー賞美術賞に3度ノミネートされ、話題の作品『ダンケルク』も手掛けるプロダクションデザイナーのネイサン・クロウリーが大抜擢されている。【詳細】『ソフィア・コッポラの椿姫』公開日:2017年10月6日(金)※TOHOシネマズ日本橋2週間限定公開、その後順次全国公開演出:ソフィア・コッポラ指揮:ヤデル・ビニャミーニ合唱指揮:ロベルト・ガッビアーニ舞台美術:ネイサン・クロウリー衣装:ヴァレンティノ・ガラヴァーニ、マリア・グラツィア・キウリ、ピエールパオロ・ピッチョーリキャスト:ヴィオレッタ:フランチェスカ・ドット、アルフレード:アントニオ・ポーリ、ジェルモン:ロベルト・フロンターリ原題:La Traviata©Yasuko Kageyama
2017年07月21日ディズニーファンに向けて行われるイベント「D23 Expo Japan」。2018年2月10日(土)から12日(月)の3日間東京ディズニーリゾート(R)にて開催される今回のテーマやショー&プレゼンテーションが公開!『美女と野獣』などで知られるアラン・メンケンの日本初開催となる特別コンサートが予定されていることが分かった。「D23 Expo」は、ディズニー本社によって設立されたディズニー公式ファンクラブ「D23」による、もっとも熱心なファンに対する活動の一環として、アメリカで2年おきに開催されている特別なイベント。2013年にディズニーは、「究極のファンイベント」という本来のビジョンを受け継ぎつつ、日本独自の「D23 Expo Japan」を初めて開催。2015年にも、「Power of Story」というテーマのもと、「D23 Expo Japan 2015」を開催。そして、今回で3回目の日本開催となる2018年のテーマは、「Beyond Imagination(ビヨンド・イマジネーション)~これまでも、これからも、想像を超えて~」。 ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニー95周年や、ミッキーマウスのスクリーンデビューから90周年など、ディズニーにとって特別な年となる2018年。アニバーサリーイヤーに相応しい、ディズニーならではの特別な体験が用意されているという。「舞浜アンフィシアター」では、3日間にわたってディズニー、ピクサー、スター・ウォーズ、マーベルなどの、多くのショー&プレゼンテーション、コンサートを開催。特に、アカデミー賞8度受賞など輝かしい受賞歴を持ち、『リトル・マーメイド』『美女と野獣』『アラジン』『塔の上のラプンツェル』など数々のディズニー作品で素晴らしい楽曲を生み出しているディズニー・レジェンドアラン・メンケンが、「D23 Expo Japan 2018」のためだけに贈るスペシャルなステージは必見。また「シネマイクスピアリ」では、「ディズニー・マジカル・シアター」と題し、大人気ゲームの最新情報から日本初公開のテレビシリーズなど、3日間限定となるファン必見の特別プログラムをシネマスクリーンで楽しむことができる。「キングダム ハーツ」のファンイベントや、スマホゲーム「LINE:ディズニー ツムツム」のスペシャルステージを開催するほか、映画『ベイマックス』のその後を描くディズニーXDオリジナル・アニメーション・シリーズ「ベイマックス ザ・シリーズ」など、ディズニー・チャンネル&ディズニーXDの新作テレビアニメーション3作品の特別長編エピソードが、「D23 Expo Japan 2018」で日本初公開される。また、過去2回で大好評となった特別展示では、「ウォルト・ディズニー・アーカイブス展(Inside the Walt Disney Archives~From Mickey Mouse to Forever After~)」と題し、ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーに関する様々な資料を収集・管理しているウォルト・ディズニー・アーカイブスより、90周年を迎えるミッキーマウス、ディズニーと日本の関わりに関する展示も登場。35周年を迎える東京ディズニーリゾートの展示も予定だ。今回も盛りだくさんの内容となっている「D23 Expo Japan 2018」。チケットの抽選販売は、8月23日(水)より発売開始予定となっている。同時に公開されたキービジュアルには、「ファンタジア」ミッキーの魔法のハットから広がる想像の世界に、ディズニー、ピクサー、スター・ウォーズ、マーベルというディズニー・ファミリーのキャラクターがつくるConstellations(星座)が輝き、“ここでしか体験できない特別なプログラムで、ゲストの思いが星空のように「きらきら」と輝いてほしい”という想いが込められた。さらに、「D23 Expo Japan 2018」開催記念の特別企画として、日本初開催となる「『リトル・マーメイド』イン・コンサート」が、来年2月11日(日)、12日(月)に東京(日本武道館)、14日(水)には大阪(大阪城ホール)で開催されることも決定した。「D23 Expo Japan 2018」は2018年2月10日(土)~12日(月)東京ディズニーリゾート(R)にて開催。(cinemacafe.net)
2017年07月19日オスカー女優のナタリー・ポートマンと、ジョニー・デップの愛娘リリー=ローズ・デップが美人姉妹役で初共演を果たした『プラネタリウム』。このたび、ミステリアスな2人の愛憎を映し出した予告編とポスタービジュアルが解禁となった。舞台は1930年代、パリが最も華やかだったとき。アメリカからやってきた“スピリチュアリスト”のローラとケイトのバーロウ姉妹は、憧れのパリへと向かう。美しく聡明な姉のローラはショーを仕切る野心家で、好奇心旺盛で純粋な妹のケイトは自分の世界に閉じこもりがちな少女。2人のショーは、死者を呼び寄せる降霊術を披露し、話題の美人姉妹として活躍し金を稼いでいた。そんな2人の才能に魅せられた映画プロデユーサーのコルベンは、世界初の心霊映画を撮影しようと姉妹と契約する。果たして、姉妹の力は本物なのか?やがて姉妹の運命が狂いだす――。ハリウッドが誇るアカデミー賞受賞女優で、先日、4年ぶりの来日も決定したナタリーと、ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの愛娘で、女優のみならず「CHANEL(シャネル)」のミューズとしても活躍するリリー=ローズが姉妹役で初共演した本作。ヴェネチア国際映画祭ワールドプレミアおよびトロント国際映画祭ガラ・コレクションで上映され、大きな話題を呼んだ。監督を、“フランスのソフィア・コッポラ”とも称される、美貌の次世代監督レベッカ・ズロトヴスキが務めている。今回お披露目された予告編は、あの『ブラック・スワン』を越える野心を抱く姉・ナタリー演じるローラと、ピュアでイノセントなリリー=ローズ演じる妹・ケイトが、不思議な力を持つ本物のスピリチュアリストなのか、それとも人々を騙す詐欺師なのか、美しい姉妹が観る者を引きつける、幻想的でミステリアスな映像となっている。パリでスピリチュアリストとして華々しく活躍する2人は、やがて出会った映画プロデューサー、コルベンが訪れる。コルベンの「降霊術を撮りたい」という依頼に姉妹は協力し、世界初“本物の超常現象”映画の撮影が始まるが…。「成功してすべてを手に入れるわ」と野心を膨らませていくローラ、「私には特別な才能がある」という純粋無垢なケイト、そして映画製作に大金をつぎ込んでいくコルベン。映像には、同じバスタブにつかる姉妹をとらえ、熱い抱擁をかわす様子も収められており、年の差18歳のナタリーとリリー=ローズの、まるで本当の姉妹のような雰囲気にも目が離せなくなる。あわせて解禁となったポスターも、「美しい姉妹 美しい秘密」とのコピーにあるように、バスタブでじゃれ合う姉妹がまるで悪巧みをしているかのような、どこか儚くも美しいビジュアルに仕上がっている。『プラネタリウム』は9月23日(土・祝)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:プラネタリウム 2017年9月23日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開
2017年07月19日ライアン・ゴズリングとハリソン・フォードが新旧“ブレードランナー”を演じ、リドリー・スコットが製作総指揮、『メッセージ』でアカデミー賞にノミネートされたドゥニ・ヴィルヌーヴが監督を務める『ブレードランナー 2049』。全世界から注目される本作から、新たな映像満載の最新予告編が解禁となった。SF映画史上最高傑作として、いまも語り継がれる『ブレードランナー』の続編となる本作。舞台は前作から30年後、2049年のカリフォルニア。ライアン演じる“ブレードランナー”Kは、ある重大な秘密に辿り着き、その真相を知るためハリソン演じるかつてのブレードランナー、デッカードの行方を追っている。ブレードランナーとは、人間社会に紛れ込んでいる労働用の人造人間、“レプリカント”を処分する役目の捜査官のこと。このほど届いた新予告編では、冒頭である男(デイヴ・バウティスタ)に、Kはデッカードの行方を問いただす。一方、レプリカントを製造するウォレス(ジャレッド・レト)は、「“彼”が鍵を握っている」と言うが、彼とはいったい誰を指すのだろうか?デッカードの居場所をつきとめたKは、過去に何があったのかを彼に問う。前作『ブレードランナー』でレプリカントの恋人レイチェルと逃亡したデッカードが、その後どうなったのか…は、この続編にあたり、ファンが最も知りたいことの1つだろう。その真相が、本作ではついにデッカード本人によって語られることになるらしい。やがて、危険な事実に近づいた2人の新旧ブレードランナーは、“レプリカント”を追う立場から、今度は追われる立場へ――。また今回、重要な役どころと思われるのが、シルヴィア・フークス演じる女性。ウォレスの部下であり、高い戦闘能力を備えているようで、上層部の捜査官(ロビン・ライト)に「彼はどこ!?」と詰め寄るシーンは圧巻だ。そしてもう1人、キーとなる女性となるのが、アナ・デ・アルマス演じるジョイ。Kとは恋愛関係にあるのだろうか、「私も一緒に行くわ」との言葉をかけ、Kと一緒に“秘密”の解明に挑む。これまでの予告編からさらに詳細に、2049年の未来都市の圧倒的な風景が描かれた本映像。もやがかかったビルの谷間、どこまでも続くハイウェイ、荒廃した砂漠の街…。すべてのショットが謎に満ち、いまだ明かされないストーリーには、憶測や期待が止まらない。「35年前に『ブレードランナー』を作り上げたとき、この作品がこんなにも象徴的な作品になるなんて夢にも思わなかった」とスコットが明かし、「リドリーがこの映画を観るのだと思うと…これほどまでに大きなプレッシャーを感じたことはない」とヴィルヌーヴ監督が語る本作。30年後の世界は、その圧倒的な映像美をよりパワフルに引き継ぎながらも、新たな世界観を生み出している。『ブレードランナー 2049』は10月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブレードランナー 2049 2017年10月27日より全国にて公開
2017年07月18日ナタリー・ポートマンとリリー=ローズ・デップが姉妹役で初共演を果たした映画『プラネタリウム』。この度、本作のジャパンプレミアが7月20日(木)に開催され、ナタリーとレベッカ・ズロトヴスキ監督が登壇することが緊急決定した。1930年代、パリが最も華やかだったとき。アメリカ人スピリチュアリストのローラとケイトのバーロウ姉妹は憧れのパリへと向かう。美しく聡明な姉のローラはショーを仕切る野心家で、好奇心旺盛で純粋な妹のケイトは自分の世界に閉じこもりがちな少女。ショーでは死者を呼び寄せる降霊術を披露し、話題の美人姉妹として活躍し金を稼いでいた。そんな2人の才能に魅せられた映画プロデユーサーのコルベンは、世界初の心霊映画を撮影しようと姉妹と契約する。果たして、姉妹の力は本物なのか?見えない世界を見せられるのか?姉妹の運命が狂いだす――。ヴェネツィア国際映画祭ワールドプレミアおよび、トロント国際映画祭ガラ・コレクションで上映され大きな話題となった本作。野心家の姉ローラを、『レオン』で鮮烈な映画デビューを飾り、『ブラック・スワン』でアカデミー賞主演女優賞を受賞、また『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』でもアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、常に第一線で活躍し続けるナタリーが、純粋でイノセントな妹ケイトを、ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディを両親に持ち、『コンビニ・ウォーズ~バイトJK VS ミニナチ軍団~』『ザ・ダンサー』に出演するリリーが演じている。また監督を務めるのは、フランスのソフィア・コッポラとの呼び声も高く、初の長編監督作『美しき刺』がカンヌ国際映画祭の監督週間部門で上映され、次世代の監督として称賛されたレベッカ・ズロトヴスキ。さらに次に発表された『グランド・セントラル』は、カンヌ国際映画祭のある視点部門に出品され、まさにカンヌに愛された人物。そして今回、7月20日(木)に本作のジャパンプレミアの開催が決定。ここには主演を務めるナタリーとズロトヴスキ監督が登壇。実は10年来の親友でもあるこの2人。ナタリーは4年ぶりの来日となり、今年の2月に第2子を出産したばかり。久しぶりの日本のファンの前への登場に期待高まるばかりだ。『プラネタリウム』は9月23日(土)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:プラネタリウム 2017年9月23日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開
2017年07月14日先日、野村周平主演で製作が発表された、史上初のディズニー/ピクサー公認となる実写版ミニドラマ「ランナーズ/クロスロード」。いよいよ明日7月15日(土)公開となる映画『カーズ/クロスロード』に先駆け、本実写版ミニドラマの全編映像が公開された。衝撃的な大クラッシュをしてしまい、“人生の岐路”(クロスロード)に立たされてしまう天才レーサー“マックィーン”の物語を描く、『カーズ』シリーズ最新作『カーズ/クロスロード』。すでに公開を迎えた全米では、ディズニー/ピクサー映画として16作品目の初登場1位にとなり、メディアからは“大人が泣ける”と高く評価。また日本では発売わずか2週間で特典付きの前売券が完売するなどその期待の高さが伺える。さらに本作と同時上映される短編アニメーション『LOU』は早くもアカデミー賞受賞が期待されており、こちらも注目だ。そんな話題沸騰する中、またさらに注目を集めたのが、実写版ミニドラマ。天才レーサーの主人公ライトニング・マックィーンの物語を、陸上競技に全てをかけるランナー・幕井雷斗(マクイ・ライト)に置き換えた内容となっており、幕井雷斗役は人気俳優の野村さんが演じている。そして今回、その全編映像が解禁!人生の岐路=クロスロードに立たされる物語を描く映画本編でと同様、完成したミニドラマも、陸上部でエースとして活躍していた幕井のもとに、才能あふれる1年生、ツトムが現れるところから始まる。そして激しい競争の中、幕井は選手生命を揺るがす激しい転倒をしてしまう…。そして、マックィーンの再起を掛けるトレーナー“クルーズ”をイメージさせる女の子・来栖が、幕井を支える様子や、マックィーンの親友“メーター”を彷彿させる友人も登場。“人生の岐路”(クロスロード)に立ち、運命の決断を前に仲間たちとの絆を深めていくこのストーリーは、映画さながら大人たちの胸を打つ感動ドラマとなっている。また映像後編では、野村さんが本ドラマと映画本編の見どころを語るコメントも。「映画本編では、車たちがもの凄く熱い、人間ドラマを演じているので、この実写版ミニドラマではそのストーリーを人間で表現してみました」と自信を見せ、加えてこのミニドラマには“隠れカーズ”が存在していると明かす野村さん。一体どこに隠れているのだろうか?見つけられなかった方は、もう一度映像をチェックしてみて。なお本日7月14日(金)19時57分からは、シリーズ第1作目『カーズ』がフジテレビ系にて放送。最新作、実写版ミニドラマと併せて、こちらもぜひお見逃しなく。『カーズ/クロスロード』は7月15日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:カーズ/クロスロード 2017年7月15日より全国にて公開(C) 2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2017年07月14日テレビ界のアカデミー賞と呼ばれるエミー賞のノミネーションが発表された。最多22ノミネートを受けたのは、アンソニー・ホプキンスやエド・ハリスが出演している「ウエストワールド」(ドラマ部門)と「サタデー・ナイト・ライブ」(コメディ部門)。スーザン・サランドンとジェシカ・ラングが火花を散らす「Feud:Bette and Joan」(原題)と、昨年シーズン1でコアなファンを獲得した「ストレンジャー・シングス 未知の世界」が18ノミネートで次点となった。テレビ局別では「ウエストワールド」、「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」などのHBO局が圧倒的な強さを見せつけ110ノミネート、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」、「ザ・クラウン」、「ハウス・オブ・カード 野望の階段」などのNetflixが91ノミネートと続いた。授賞式は9月17日にロサンゼルスのマイクロソフトシアターで開催される。司会はスティーブン・コルベア。主なノミネーションは以下の通り。ドラマ部門作品賞 :「ベター・コール・ソウル」「ザ・クラウン」「The Handmaid’s Tale」(原題)「ハウス・オブ・カード 野望の階段」「ストレンジャー・シングス 未知の世界」「THIS IS US 36歳、これから」「ウエストワールド」ドラマ部門主演男優賞:スターリング・K・ブラウン「THIS IS US 36歳、これから」アンソニー・ホプキンス「ウエストワールド」ボブ・オデンカーク「ベター・コール・ソウル」マシュー・リス 「ジ・アメリカンズ」リーヴ・シュレイバー「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」ケヴィン・スペイシー 「ハウス・オブ・カード 野望の階段」マイロ・ヴェンティミリア「THIS IS US 36歳、これから」ドラマ部門主演女優賞:ヴィオラ・デイヴィス 「殺人を無罪にする方法」クレア・フォイ「ザ・クラウン」エリザベス・モス 「The Handmaid’s Tale」(原題)ケリー・ラッセル「ジ・アメリカンズ」エヴァン・レイチェル・ウッド「ウエストワールド」ロビン・ライト 「ハウス・オブ・カード 野望の階段」コメディ部門作品賞:「Atlanta」(原題)「Black-ish」(原題)「マスター・オブ・ゼロ」「モダン・ファミリー」「シリコンバレー」「アンブレイカブル・キミー・シュミット」「Veep」コメディ部門主演男優賞:アンソニー・アンダーソン「Black-ish」(原題)アジズ・アンサリ 「マスター・オブ・ゼロ」ザック・ガリフィナーキス「Baskets」(原題)ドナルド・グローヴァー 「Atlanta」(原題)ウィリアム・H・メイシー「シェイムレス 俺たちに恥はない」ジェフリー・タンバー「トランスペアレント」コメディ部門主演女優賞:パメラ・アドロン「Better Things」(原題)トレイシー・エリス・ロス「Black-ish」(原題)ジェーン・フォンダ 「グレイス&フランキー」リリー・トムリン「グレイス&フランキー」アリソン・ジャニー「Mom」(原題)エリー・ケンパー「アンブレイカブル・キミー・シュミット」ジュリア・ルイス=ドレイファス「Veep」(Hiromi Kaku)
2017年07月14日スペインで記録的大ヒットとなった『永遠のこどもたち』製作陣が再結集し、新たに仕掛けるスペイン発の衝撃サスペンス『ボーイ・ミッシング』。本作でカギを握る少年の姿をとらえたポスタービジュアルとともに、予告編映像が解禁となった。その日、高名な弁護士であるパトリシア(ブランカ・ポルティージョ)の息子ビクトル(マルク・ドメネク)が負傷した状態で警察に保護される。ビクトルは通学途中で何者かに拉致され、自力で逃げ出したという。証言を元にモンタージュが作成され、前科者のチャーリー(アンドレス・エレーラ)が容疑者として逮捕される。しかし、チャーリーは事件当日のアリバイを主張。パトリシアは安全のためにもチャーリーを勾留するよう警察に強く求めるが、ほどなくして彼は証拠不十分で釈放される。その夜から、パトリシアとビクトルの身の回りでは不審な出来事が次々と起こりはじめた。それらがチャーリーの仕業だと確信したパトリシアは、再び警察に彼の逮捕を要求するも断られ、かつて裏稼業に手を染めていた友人ラウル(ホセ・コロナド)の元を訪ねる。ラウルのコネクションを通じてチャーリーへ“警告”を与えるよう依頼するパトリシア。しかし、そのことが思いもよらぬ惨劇を招くこととなり…。本作は、トム・ホランドが注目を集めた『インポッシブル』や今年日本公開された『怪物はささやく』で知られ、『ジュラシック・ワールド』続編の監督にも抜擢されたJ・A・バヨナ監督の衝撃デビュー作『永遠のこどもたち』(’07)を生み出したスタッフが再結集したスパニッシュ・スリラー。メガホンをとるのは、『永遠のこどもたち』『ロスト・アイズ』などをプロデュースしてきたマル・タルガローナ。数々の傑作に関わってきた制作手腕を遺憾なく発揮し、信頼するスタッフたちとともに新たな傑作を、監督として作り上げた。主演を務めたのは、巨匠ペドロ・アルモドバルの『ボルベール<帰郷>』でペネロペ・クルスらと共にカンヌ国際映画祭の女優賞を獲得したブランカ・ポルティージョ。ゴヤ賞(スペイン・アカデミー賞)で3度のノミネートを誇るラテン映画界の名女優が、息子を思うあまり犯罪に手を染め、惨劇に巻き込まれてゆく女性弁護士を濃密な演技で披露する。また、裏社会に精通する男ラウルを、実際のテロ事件をモチーフにした傑作スリラー『悪人に平穏なし』でゴヤ賞主演男優賞を受賞したホセ・コロナドが演じるほか、スペイン映画界からも錚々たる名優たちが集結。少年の行方不明事件からはじまり、次々に惨劇が加速するスリラーを、まずはここから確かめてみて。『ボーイ・ミッシング』は8月3日(木)より新宿シネマカリテ「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2017」にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月12日天才レーサー・マックィーンが衝撃的な大クラッシュをしてしまい、“人生の岐路(クロスロード)”に立たされてしまう『カーズ』シリーズ最新作『カーズ/クロスロード』。この度、本作と同時上映される新作短編アニメーション『LOU』の内容が明らかになり、本編映像が到着した。新作短編『LOU』は、誰もが楽しく懐かしい思い出に浸ってしまうような、子どもたちが遊びまわる休み時間の運動場が舞台。子どもたちが各々に遊ぶ中、みんなのおもちゃを次から次へと自分のリュックに隠してしまうイジメっ子が出現。そんなイジメっ子の行く手をはばむのは、「忘れもの預かりボックス」に潜む不思議な生き物…。どんな学校にも必ず一人はいた、ちょっぴり意地悪な子。そんな懐かしさを思い起こさせる男の子と、野球ボールの目と赤いフードの顔が愛らしい生き物との交流の先には、思いがけない心温まるラストが待ち受けており、きっと大人たちの懐かしい気持ちが蘇る作品となっている。過去12回のアカデミー賞ノミネート、うち4作品受賞というクオリティの高さを誇るディズニー/ピクサー歴代の短編作品。また、短編監督を務めたのちに長編アニメーション監督を務めることも多く、短編作品は“新たな才能の発掘の場”としても注目され、ピクサーの次世代を担うクリエイターの登竜門とも言われている。そんな注目の本作を手掛けるのが、今回が監督デビューとなるデイヴ・マリンズ。2000年にピクサー・アニメーション・スタジオに加入して以来、『ファインディング・ニモ』『Mr.インクレディブル』『レミーのおいしいレストラン』などアカデミー賞を受賞した数々の長編アニメーション作品でアニメーターとして活躍した彼は、『カールじいさんの空飛ぶ家』ではディレクティング・アニメーターを務め、ピクサーの“大人が泣ける感動ドラマ”に大きく貢献してきた人物。待望の監督を務めることになった今回は、長編アニメーションで培った実力を存分に発揮している。到着した本編映像では、休み時間の合図とともに一斉に子どもたちが教室から飛び出してくるところからスタート。そして、各々休み時間を楽しむ子どもたちの中、イジメっ子が登場。さらに、“LOST AND FOUND”と書かれたボックスには、たくさんのおもちゃに混じって不思議な生き物が…。昨年に続き、早くもアカデミー賞受賞が期待される短編映画『LOU』。こちらにもぜひ注目していて。『カーズ/クロスロード』は7月15日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:カーズ/クロスロード 2017年7月15日より全国にて公開(C) 2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2017年07月12日ヒュー・ジャックマンが、「NARUTO -ナルト-」のハリウッド実写映画版にも抜擢された新鋭監督マイケル・グレイシーとタッグを組んだミュージカル・エンターテインメント『グレイテスト・ショーマン』(原題:The Greatest Showman)の日本公開が、2018年2月に決定した。夢と愛に生きた、伝説のエンターテイナーの映画史上最高にロマンティックな一途な愛と、ドラマティックな人生を描いた本作。実在の人物P.T.バーナムの野心と想像力にインスパイアされた本作のストーリーは、空想家のバーナムが何もないところからアイデアと野心でショービジネスを立ち上げ、世界中でセンセーションを巻き起こしたショーを作り上げるまでに焦点が当てられる。主人公P.T.バーナムを演じるのは、『レ・ミゼラブル』で世界中を魅了し、今年は『LOGAN/ローガン』で最後のウルヴァリンを熱演したヒュー。さらに、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー賞にノミネートされたミシェル・ウィリアムズ、『スパイダーマン:ホームカミング』のゼンデイヤ、『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』『ベイウォッチ』(原題)のザック・エフロン、『ライフ』のレベッカ・ファーガソンとキャスト陣は実に豪華。ヒューは、「イマジネーションや、自分自身の直感を信じ、ほかの誰にも自分の定義づけなどさせず、自分がやりたいことをやるんだ。自分の夢を生きるんだ」というメッセージを、バーナムから感じたと明かす。本作のテーマについても、「ほかの人と違うことこそが、自分を特別な存在にしてくれる。それを誇りに思い、正面から向き合うということだ」と続けた。監督を務めるのは、人気漫画「NARUTO -ナルト-」のハリウッド実写映画化にも起用されている期待の新鋭、マイケル・グレイシー。また、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞に輝いたベンジ・パセック&ジャスティン・ポールのコンビが音楽を手がける。グレイシー監督は「『雨に唄えば』や『ウエスト・サイド物語』、『サウンド・オブ・ミュージック』のように“題名を聞くと歌が浮かぶ”そんな作品にしたい」と、夢にあふれた意気込みをコメント。続けて、「『VOGUE』から抜け出したようなファッションだ」と語り、本作の煌びやかな衣装をはじめ、多彩なエンターテイメント性についても言及した。米国のエンターテインメント紙「ハリウッド・レポーター」が公表したところによれば、早くも、2018年のアカデミー賞作品賞候補、ヒューの主演男優賞候補にも選出されている本作。監督も「ヒューこそが最高のショーマンだ」と絶賛する彼の演技と歌声をはじめ、おそらく各部門で賞レースを騒がせることになるであろう本作を、期待して待っていて。『グレイテスト・ショーマン』は2018年2月より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月11日突然の年金打ち切りに端を発した、平均年齢80歳以上のジーサンたちの“銀行強盗”を描く痛快コメディ『ジーサンズ はじめての強盗』。6月24日の公開以来、名優たちの豪華共演やジーサンズが奮闘する様子が評判を呼び、SNS上でも鑑賞後の絶賛コメントが相次ぐなど、好調なスタートを切っている本作から、銀行強盗の“予行演習”で大目玉をくらう本編映像が解禁となった。退職後、慎ましくも幸せな老後生活を送っていたウィリー、ジョー、アルの3人。ところがある日、長年勤めていた会社の吸収合併によって、年金を止められてしまう。このことをきっかけに、ジョーの発案からある企てを決意。何としても年金を取り戻し、愛する孫たちや仲間たちとの幸せな余生を続けられるよう、3人は大胆で危険な賭けに出るが…。40年以上も真面目にコツコツと働いた会社から年金打ち切りを宣告され、銀行からも冷たくあしらわれたジーサンたちが、80歳オーバーにして一世一代の賭け=銀行強盗に出る本作。体力以外は誰にも負けない、最強のジーサンたちを演じたのは、モーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、アラン・アーキンという、全員アカデミー賞受賞者のハリウッドのレジェンドたち。今回届いた本編映像では、銀行を襲う前に、まずは予行演習としてスーパーで万引きを目論むジーサンズたちのその後が…。彼らの万引きに気づいた女性警備員から逃走するも、追い詰められたウィリーとジョーはとっさに老婆から電動車椅子を奪い、“ET”のごとく車道へ!小麦粉をばらまき、追跡を振り切ろうとするが、そこはジーサン、あっさりと捕まってしまう。そしてスーパーの事務所に連れてこられた3人は、店長(キーナン・トンプソン)に監視カメラの映像を見せられる。そこには、ズボンの中にブロック肉を押し込むウィリー(モーガン・フリーマン)の姿がはっきりと収められている。80歳オーバーのハリウッドの名優たちが、「ママが泣くぞ」と叱られるシーンはまさに見もの。こんな調子で“本番”の銀行強盗は成功するのか!?その結果はスクリーンで確かめてみて。『ジーサンズ はじめての強盗』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年07月10日旬なゲストのここでしか見ることのできない素顔に迫る日本テレビ系「おしゃれイズム」の7月9日(日)放送回は、ゲストに全国公開中の『メアリと魔女の花』で声優を務める女優の杉咲花を迎え、その“面白すぎる私生活”を大公開する。CMでおいしそうに回鍋肉を食べる美少女として話題になり、湊かなえの小説をドラマ化した「夜行観覧車」では一転、学校でいじめを受け家庭内暴力に走る中学生の少女を演じて、その演技力の高さが評判をよんだ杉咲さん。その後はドラマ「緊急取調室」をはじめ『メアリと魔女の花』と同じ米林宏昌監督作の『思い出のマーニー』や『イン・ザ・ヒーロー』、ドラマから映画へと展開した『MOZU』シリーズなど続々とドラマ、映画に登場するように。そして昨年放送された連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で高畑充希演じる主人公・小橋常子の娘役を演じてその知名度を一気に高めると、今年3月には『湯を沸かすほどの熱い愛』で第40回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞と新人俳優賞をダブル受賞する快挙を達成。木村拓哉、福士蒼汰らと共演した『無限の住人』も大ヒットを記録。いま最も注目される女優の1人となった。今回は杉咲さんがプライベートを公開。“京都の高級寿司店で○○を全て食べ尽くす”“休日は家から一歩も出ない!?”といったことから友人の女優による“意外な弱点”の暴露。さらにスタジオをあ然とさせた「趣味の動画作品」も紹介してくれるほか、アカデミー賞受賞一か月前から起きていた体の異変など、素の彼女の内面性を知ることができるエピソードトークも。またMCの森泉と共に夏にぴったりの絶品スイーツ店へ。色々な面から杉咲さんの素顔に迫っていく。そんな杉咲さんだが全国東宝系にて公開中の『メアリと魔女の花』でヒロインのメアリの声優を担当している。赤い館村に引っ越してきた主人公メアリは、森で7年に1度しか咲かない不思議な花<夜間飛行>を見つける。それはかつて、魔女の国から盗み出された禁断の“魔女の花”だった。一夜限りの不思議な力を手にいれたメアリは、雲海にそびえ立つ魔法世界の最高学府“エンドア大学”への入学を許可されるが、メアリがついた、たったひとつの嘘が、やがて大切な人を巻き込んだ大事件を引き起こしていく――。『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』の米林宏昌監督最新作となる本作。杉咲さんのほか、『千と千尋の神隠し』や『君の名は。』など声優としても大ヒット作を連発する神木隆之介や天海祐希、小日向文世、満島ひかり、佐藤二朗、遠藤憲一、渡辺えり、大竹しのぶら豪華俳優陣が集結する。「おしゃれイズム」は7月9日(日)22時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年07月09日ハン・ソロの若き日を描いた『スター・ウォーズ』のスピンオフ作品(以下、略して“ヤング・ハン・ソロ”)の監督コンビ、クリス・ミラー&フィル・ロードの2人が、撮影の真っ最中に突然クビになった。この異様なニュースでハリウッドは蜂の巣をつついたような大騒ぎになった。いったい何があったのか?本当の理由は本人たちのみぞ知るところだが真相を解明するべく色々まとめてみた。■楽園のトラブル『スター・ウォーズ』の登場人物の中でも特に人気があるハン・ソロの若き日々、知られざる過去を描いた作品として注目を集めていた本作。撮影がスタートした日、監督コンビのひとりであるクリス・ミラーはツイッターで、「この映画のコードネーム(暗号)は『レッドカップ』!」と発信。Very excited. Celebrating by drinking fancy whiskey out of this cup: pic.twitter.com/RpJKzmW5Ns— Chris Miller (@chrizmillr) 2015年7月7日暗号:レッドカップの由来は、アメリカのハウスパーティーなどでよく使用される赤いプラスチック・カップのメーカーが「SOLO」であることから。このツイートで世界中のファンが監督自身の興奮と喜びをガッツリと共有してワクワクしたものである。HanFirstShot pic.twitter.com/KReR6rgKFT— Chris Miller (@chrizmillr) 2017年1月30日この時点で順風漫歩に見えた監督コンビが、撮影最終日3週間半前にルーカス・フィルムから突然クビにされるとは誰が想像したことか!「ハン・ソロの映画監督、突然の解雇!」のニュースにハリウッドは騒然となった。今年のアカデミー賞で起きた封筒取り違え事件に負けないような騒ぎである。ディズニーと共に『スター・ウォーズ』シリーズを仕切るルーカス・フィルムの社長キャスリーン・ケネディは、「フィルとクリスは大変よくやってくれたものの、クリエイティブ面の相違で監督の座を去ることになりました」的な、当たり障りのないコメントを公表。そして渦中の監督ふたり組も「クリエイティブ面の違いという言葉はありきたりで使いたくないけど、今回はまさにその通りで監督降板となった」と言葉少ないコメントを発表した。■歴代の監督クビについて軽く…映画撮影開始前に監督が降板したという話しはそうそう珍しいことではない。ヒュー・ジャックマン主演『ウルヴァリン』は、当初アカデミー賞受賞監督ダレン・アロノフスキーがメガホンをとることになっていたが、製作準備中に海外ロケ撮影が1年近くになるという可能性が出てきたため、家族思いの監督はファミリー優先という理由で降板。また、当初『アントマン』のメガホンをとることになっていたエドガー・ライト監督が、“クリエイティブ面での相違により”という例のお決まり理由で降板することとなった。ほかにも数ある監督の交代劇だが、撮影真っ只中、それも残すところ3週間半という時点で「解雇」されたという監督のエピソードはそうそうあるものではない。「クリエイティブ面での相違により…」って?ハリウッド映画業界で誰かが降板することになると、このお決まりのコメントをよく耳にする。これは離婚で言うならば「折り合いのつかない性格の不一致」という感じだろう。映画製作はアートの域なので厳密にいえば「創意面での不一致」なのだが、心底わかりあっている友人関係、あるいはお互いに尊敬の念を持ち、協力しあっていこうと決意している人間同士であれば、「クリエイティブ面での相違」というのも話し合って理解し合うことで解決していけるはずなのである。…と綺麗ごとを並べてみればそうなのだが、一筋縄ではいかないのが人間関係。何人もの人間が集まって作るのが映画だから、クリエイティブ面で折り合いが合わないこともある。ケネディ社長は、きっちりと計画を立てて撮影を進めていく着実派なのと対照的に、コメディ映画出身のミラー&ロード両監督はアドリブや「その場の雰囲気」を大切にするという自然体重視の監督だったという。例えばケネディ社長が、「もっと様々なアングルから撮影したほうがいい」と監督コンビにリクエストしても、2人は結局自己流に撮影をして次のシーンに移る、というパターンを繰り返していたらしい。ケネディ社長からすれば、上司の言うことを無視する社員…という構図になる。おまけに撮影の休暇中にミラー&ロード両監督の撮影したフッテージをラッシュで見たときに、ケネディ社長ならびに往年のクリエイティブ・チームはそれぞれ、「悪くはないのだが、『スター・ウォーズ』というブランドから何かかけ離れたものになっている」という印象を持ったという。これは40年にわたる大フランチャイズの観点から見ると一大事である。一方、ミラー&ロード両監督は、アニメ/実写映画『LEGOムービー』で大ヒットを放ち、その後もチャニング・テイタム&ジョナ・ヒル主演コメディ『21ジャンプストリート』(日本未公開)、『22ジャンプストリート』(日本未公開)でセレブ監督の仲間入りを果たした監督コンビは、カッ飛んだコメディ・センスとヤング世代から大人気で、TV業界からも引く手数多の売れっ子だった。“ヤング・ハン・ソロ”の監督を頼まれたときは、向かうところ敵なしの気分だったに違いない。ところが、両監督にとって憧れの“ヤング・ハン・ソロ”の仕事は、何もかもがこれまでとは違っていた。監督コンビが慣れていた自由スタイルでの撮影方法は受け入れられず、細かいやり方にまで干渉してくるルーカス・フィルム。自由に指揮のできない撮影現場にミラー&ロード両監督は大いにイラついていたらしい。■「餌をくれる手を噛むべからず」英語で、Do not feed the hand that feeds you という言い回しがある。「餌をくれる(飼い主)手を噛むべからず」ということなのだが、今回の場合における「飼い主」とは、ルーカス・フィルムの社長キャサリン・ケネディ氏である。そしてもうひとりの大切な仕切り役は、“ヤング・ハン・ソロ”の脚本家で『スター・ウォーズ帝国の逆襲』や『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』なども手掛けた大御所ローレンス・カスダン氏である。ケネディ社長と共に、ミラー&ロード両監督にルーカス・フィルムの意向をことごとく提示するにもかかわらず、自分のやり方を曲げない両監督の“聞かん坊”さに、かなりイラついていたらしい。結局ケネディ社長は、監督コンビが履いている靴下の色にすら嫌悪感を催すほど怒りが心頭に達し、撮影をたった3週間半残すという段まで我慢したものの、遂に堪忍袋の尾が切れて監督コンビをクビにする、という決断に至ったという。ミラー&ロード両監督の後釜には、「ハリウッドの禅僧」の異名をとるロン・ハワード監督が就任。子役時代からハリウッドを渡り歩いているベテランで酸いも甘いも心得ていて、どんな仕事もきちんと片付けてくれるというスタジオからの信頼が厚い監督だ。ちなみに、どんなに人気のある監督でも『スター・ウォーズ』に勝る存在の監督というのは存在しないと思う。そんなすごいシリーズの監督を任されたのであれば、どんなに上の人とソリが合わなくても、仕事をキープしたいのであれば、やはり仕切っている上の人たちを立てて物事をうまいこと進行していくのが“大人の世界”なのである。例えば、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の監督ギャレス・エドワーズも似たような問題にぶち当たったが、彼は社長らと協調して映画完成に漕ぎ着けた。現在、ハリウッド界隈の最新情報によると、せっかく撮影した“ヤング・ハン・ソロ”のフッテージは、その大半がロン・ハワードによって再撮影されるという噂が流れている。ハリウッドも外めには華麗に見えるが、蓋を開ければイバラの道、厳しき世界なのである。(text:明美・トスト/Akemi Tosto)
2017年07月08日『アーティスト』のアカデミー賞受賞スタッフが手掛け、『グランド・イリュージョン』のジョゼ・ガルシアが主演を務める『ボン・ボヤージュ~家族旅行は大暴走~』。本国フランスで公開されるやいなや、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』や『モアナと伝説の海』などと並び、4週連続TOP10入りを果たした話題の本作だが、中でもアンドレ・デュソリエのぶっ飛んだおちゃらけ具合に注目だ。待ちに待った夏休み!整形外科医の父・トム、妊娠中の母・ジュリア、ちょっと不思議な9歳の娘・リゾン、とても活発な7歳の息子・ノエ、4人家族のコックス一家は、おじいちゃんと共にトムの自慢の最新テクノロジーを搭載したピッカピカの真っ赤な新車でバカンスへ。しかし出発直後、なんとブレーキが制御不能に…時速160kmでハイウェイを大暴走!役立たずの無能警官、能天気なカーディーラー、追走する怒り心頭男、さらには後部座席に隠れていた謎の○○?そしてフランス全土を巻き込み、車内は究極のパニック状態に。そんな絶体絶命の“密室”で次々明かされていく“秘密”の数々に家族の絆は崩壊<ブレイク>寸前。そして向かう先には未曾有の大渋滞が待っている!果たして、コックス一家を待ち受ける運命とはいかに――。本作は、待ちに待った夏休みに自慢の新車でバカンスに出発したものの、まさかのブレーキ故障で車が止まらず大暴走するコックス一家の、ハプニングとスリルに満ちた爆笑ドライヴ・コメディ。ブレーキが壊れて大暴走の中、そこに拍車を掛けるようにさらに車内を混乱の渦に陥れるのが、“おちゃらけ過ぎ”、“テキトー過ぎ”、“空気読めなさ過ぎ”の3拍子揃ったお調子者のおじいちゃん、ベン。彼は、サービスエリアで見知らぬ迷子の不思議ちゃんを車内に連れ込み、大暴走中の様子をスマホで撮影、いまにも大渋滞に突っ込もうかというタイミングで「実は本当の父ではない」と衝撃の告白…などなど、そのぶっ飛び度合いは群を抜いている。そんなベンを演じているのは、フランスを代表する名優の一人アンドレ。ジャン=ポール・ベルモンド、イザベル・ユペール、ジャンヌ・モローらを輩出した名門フランス国立高等演劇学校(コンセルヴァトワール)を一等賞で卒業し、フランソワ・トリュフォーの『私のように美しい娘』でスクリーンデビュー。その後、『マイ・ラブ』『美しき結婚』『恋するシャンソン』などに出演。また近年では、『アメリ』のナレーションを皮切りに、『ロング・エンゲージメント』『ミックマック』に出演、フランス版アカデミー賞のセザール賞には5度ノミネートされ、3度受賞している超実力派名優だ。「本当にいいコメディーだと思えるようなシナリオに出会うことはめったにない」と話すアンドレは、「繰り返し読むたびにいつも同じ箇所でまるでびっくりしたように笑うんだ。とてもいい兆候だよ。何よりも賭けだったのは、アクションとコメディーを結び付けたことだね。非常にうまく調和をとっている。それは監督のおかげだ。彼が私にこの役を、と考えてくれたことはまさに奇跡だよ。誰かが自分のことを思ってくれるというのは、ましてやそれが若い時代の演出家だと、私はいつも、まるで子どものように驚嘆するんだ」本作について語っている。『ボン・ボヤージュ~家族旅行は大暴走~』は7月22日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2017年07月08日ついに『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』が7月1日に公開され、週末2日間で興行収入10億4,827万1,900円をマーク!これは『美女と野獣』の初週末2日間の動員を越える、2017年洋画No.1ヒットとなった。そんな本作を手がけたヨアヒム・ローニング監督にインタビューし、ジョニー・デップの魅力をはじめ、驚くべきポール・マッカートニーのキャスティング秘話について聞いた。本作では、海賊ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)の過去を知る最恐の敵・海の死神サラザール(ハビデル・バルデム)が解き放たれ、壮絶な復讐劇が繰り広げられる。これまでも親子の絆のドラマが織り込まれてきた『パイレーツ』シリーズだが、今回はその極みともいえるエモーショナルな結末が用意され、予想外に涙腺を刺激される。本作を手がけたのは、第85回アカデミー賞の外国映画賞にノルウェー代表作品としてノミネートされた『コン・ティキ』のヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドリムというノルウェー人監督コンビだ。本作では、ジャック・スパロウの叔父アンクル・ジャック役で、元ビートルズのポール・マッカートニーがキャスティングされたことでも話題騒然。ヨアヒム・ローニング監督のインタビューで、その驚くべき経緯も明かされた。――『コン・ティキ』はノルウェー映画史上最高の製作費がかけられ、最大のヒット作となった映画でした。『パイレーツ~』も同じ海洋ものということで、その経験は活かされましたか?確かに『コン・ティキ』の規模はノルウェー最大だったけど、作品の規模を『パイレーツ~』に換算すると、ケータリング代くらいにしかならないんだ(苦笑)。もちろん、最高の人たちといっしょに作品を作るという意味では変わりない。『コン・ティキ』ではスタッフも少なくて、ポスターも自分で作ったくらいだから。――アンクル・ジャック役にポール・マッカートニーのキャスティングが決まった時の感想を教えてください。ポールが「イエス」と言ってくれた時はドキドキしたよ。実はもともとキース・リチャーズ用に書かれた別のシーンがあったのだけど、今回オーストラリアで撮影したから、キースのスケジュールが難しくなってしまったんだ。――キース・リチャーズはジャック・スパロウの父親キャプテン・ティーグ役。ジャック一族は最強です!そうだね。ジャックの家系は世界で最もクールな家系ということさ。それでジョニーと話し合って、今回その家系をさらに掘り下げようということで、何人かの名前をリストアップしたんだ。そのいちばん上に名前があったのが、サー・ポール・マッカートニーさ!――ポール・マッカートニーへ出演交渉をされたのはジョニー・デップだったそうですね。実はジョニーのスマホにポールの番号が入っていたんだ。だからそのままジョニーがポールにショートメールを送ってくれた。そのやりとりが数日間行われていく中で、そのメッセージの内容が、どんどん海賊がしゃべっているような感じになっていった。それを見たとき、ああ、ポールはきっとやってくれると確信したよ。――現場でのポールはいかがでしたか?彼は世界で最もアイコン的なミュージシャンといっても過言ではない。彼はプロフェッショナルだけど、人当たりがすごくいいし、台詞も全部頭に入れてやってきてくれた。リバプールのアクセントの直しはもちろん、衣装を着たり、メイクをしたりと、海賊になることを心から楽しんでくれた。でも、考えてみたら、彼が映画のなかで誰かを演じるのなんて久しぶりだったはず。彼は大いに作品に貢献してくれたよ。――ジョニーとポールの共演シーンはしびれますね。もともとスマホに番号があったことからわかるように、ジョニーとポールは以前に仕事をしていて、お互いのことを知っている友人関係だった。でも、ポール・マッカートニーといえば、“ナイト”の称号を得ている人だし、すごく存在感がある。彼と仕事ができるチャンスなんてそうそうないから、特別なことだったとは思う。現場でのポールとジョニーはかなり相性がよく、台詞のやりとりも事前にすり合わせて、とても楽しそうにやっていたよ。――また、本作は『パイレーツ~』シリーズ始まって以来の感動作になっています。特にどんなことにも動じないジャック・スパロウが、初めて憂いを帯びた表情を見せるシーンが印象的でした。ジャックは100%ジョニーが作り出した素晴らしいキャラクターだ。ジャックとジョニーは、ほとんど同じ人間じゃないかと思えるような部分もあるし。ただ、普通の主人公は何かを経験して学んでいくけど、ジャックは成長するタイプのキャラクターではないから、実はなかなか難しい部分もあるんだ。今回5本目を制作するにあたり、彼の違う一面を見せたいと思った。少しだけ、ジャックの薄い皮をむいて見せようとしたんだ。だから、魔法のコンパスを手放した後、運に恵まれずに戸惑う彼がいるし、最後に予想外の出来事で悲しい表情も見せている。もちろんジャックの「なるようになるさ」という性格が変わることはないけど、ジョニーもジャックの少し違う側面を掘り下げようとしてくれたよ。■プロフィールヨアヒム・ローニング1972年5月30日生まれ、ノルウェー出身の映画監督。『バンディダス』 (06) 『ナチスが最も恐れた男』(08)、『コン・ティキ』(12)を同郷のエスペン・サンドベリとのコンビで監督。『コン・ティキ』は第85回アカデミー賞や第70回ゴールデングローブ賞の外国映画賞でノルウェー代表としてノミネートされた。(C)2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2017年07月06日映画『ユダヤ人を救った動物園アントニーナが愛した命』が2017年12月15日(金)に全国公開される。第二次世界大戦中の実話本作の原作は、作家ダイアン・アッカーマンによるノンフィクション「ユダヤ人を救った動物園 ヤンとアントニーナの物語」。第二次世界大戦中のポーランド・ワルシャワで、動物園の園長夫妻ヤンとアントニーナがユダヤ人を動物園に匿い、300名もの命を救った姿を描いた感動の実話だ。自らの命の危険を冒してでも、ナチス・ドイツに対して勇敢に立ち向かっていった、彼らの強い信念。そして人も動物も母性で包み込むアントニーナの深い愛情。それは絶望の淵へ立たされたユダヤ人たちを勇気づける、大きな希望となった。本当に大切なものを見つめる心、戦争でも奪えない命の輝きを描いた作品となっている。主演はジェシカ・チャステイン主人公・アントニーナを演じるのは、アカデミー賞作品賞他多くの賞レースにノミネートされた『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェシカ・チャステイン。強さと優しさを兼ね備えた美しい女性を熱演する。ストーリー1939年、ポーランド・ワルシャワ。ヤンとアントニーナ夫妻はヨーロッパ最大の規模を誇るワルシャワ動物園を営んでいたが、その年の秋にドイツがポーランドに侵攻し、第二次世界大戦が勃発。動物園の存続も危うくなる中、夫のヤンから「この動物園を隠れ家にする」という驚くべき提案をする。ヤンがゲットー(ユダヤ人の強制居住区域)に忍び込みユダヤ人たちを次々と救出し、動物園の檻に忍び込ませ、アントニーナは得意のピアノや温かい食事で、彼らの傷ついた心を癒していく。時にそのピアノの音色は「隠れて」「逃げて」などの合図になることもあった―。この“救出活動”がドイツ兵に見つかったら自分たちだけでなく我が子の命すら狙われてしまう。いくつもの危険を冒しながら、彼らはいかにして300もの命を救ったのか―。【作品詳細】『ユダヤ人を救った動物園アントニーナが愛した命』公開時期:2017年12月15日(金)、TOHO シネマズ みゆき座他にて監督:ニキ・カーロ脚本:アンジェラ・ワークマン出演:ジェシカ・チャステイン、ヨハン・ヘルデンベルグ、マイケル・マケルハットン、ダニエル・ブリュール原作:ユダヤ人を救った動物園(亜紀書房)原題:The Zookeeper’s Wife©2017 ZOOKEEPER’S WIFE LP. ALL RIGHTS RESERVED.
2017年07月06日エイドリアン・ブロディが8月4日(現地時間)にスイス南部のロカルノで開催されるロカルノ国際映画祭で生涯功労賞「名誉豹賞」を受賞することになった。歴代の受賞者には作曲家のエンリオ・モリコーネ、テリー・ギリアム監督、高畑勲さんらが名を連ねている。エイドリアンは1989年、16歳のときにマーティン・スコセッシ、フランシス・フォード・コッポラ、ウディ・アレンの3大巨匠がメガホンを取ったオムニバス映画『ニューヨーク・ストーリー』でデビュー。2002年の『戦場のピアニスト』で実在のユダヤ系ポーランド人のピアニストを演じ、史上最年少(当時29歳)でアカデミー主演男優賞を獲得したことで話題に。フランス版アカデミー賞と呼ばれるセザール賞の主演男優賞、ボストン映画批評家協会賞の主演男優賞にも輝いた。その後も華々しい活躍を続けている。エイドリアンの「名誉豹賞」受賞の決め手は『戦場のピアニスト』の功績と、多才な俳優として手本になっていること、ハリウッドやその他の国々のフィルムメーカーからの圧倒的な支持されていることだと公式サイトが発表。彼の肩書は「俳優」よりも「アーティスト」の方がしっくりくると絶賛している。来月に行われるロカルノ国際映画祭では、『戦場のピアニスト』を上映し、エイドリアンと会える機会も設けられるとのことだ。(Hiromi Kaku)
2017年07月05日ジェイク・ギレンホールにライアン・レイノルズ、レベッカ・ファーガソン、さらに先日、アカデミー賞新会員候補として招待された真田広之ら、豪華共演で贈る『ライフ』。このほど、本編映像をはじめ、貴重なキャスト&スタッフのインタビューなどを収めた特別映像が公開された。本作は、未知なる生命体<ライフ>を調査している宇宙飛行士6人が、無重力の宇宙船内で直面する恐怖と死闘を描いたSFホラー。今回届いた映像は、豪華キャストによる本作の、究極の“密閉空間”の極限恐怖世界を予習できる、見どころがたっぷりの公開直前特別映像だ。地球に残した家族のもとに新しい命を授かった、真田さん演じるシステム・エンジニア、ショウ・ムラカミと、その新たな生命の誕生に歓喜する仲間のクルーたちの和やかな劇中シーンから始まる本映像。そんな彼らに課された任務は、火星で採取された土壌サンプルを回収し、史上初の“地球外生命体”を確認、調査すること。見事ミッションに成功した彼らの、美しく神秘的な生命体を見守るシーンが映し出される。だが、その世紀の大発見は一転、人類を滅ぼす大惨劇へと向かっていくことになる――。主人公の医師デビッド・ジョーダンを演じたジェイクは、「テンポが良く、怖い脚本だった」と語り、続いて航宙エンジニア、ローリー・アダムス役のライアンは「物語に引きこまれ、生命体を見出す乗組員の興奮を味わえる」と語り、引き込まれるストーリー展開と、地球外生命体に直面する極限の恐怖を描いた本作の印象を語っている。またジェイクは、「よくある娯楽的な着想かと思えば意表をつく方向に展開する」と、想像だにしないストーリー展開を見せることにも言及。生命体の想像を絶する凶暴性を目の当たりにしたクルーたちは、あらゆる手段を尽くして生命体を隔離しようと試みる。それは、もしも地球に漂着したら人類滅亡の危機さえ引き起こしかねない、絶望的な戦いの始まりだったのだ。製作のデヴィッド・エリソンは、「企画当初から重視したのは、いま起きそうな現実味だ」と、本作で追求したリアリティへのこだわりについて語り、監督のダニエル・エスピノーサもまた、「我々が重視したのは、描かれる生命体の科学的な裏付け」と、地球外生命体についても現実性を重視してこだわりをもって描いたことを強調する。あることをきっかけに人間へ突如襲いかかることになる、この生命体<ライフ>について、ライアンは「人間は一線を越えがちだ、そして報いを受ける」と、人間のエゴから惨劇がはじまる側面を語り、真田さんもまた「これは娯楽作品であり、人類への警告でもある」と、ただのエンターテインメントだけでなく、作品に込められた大きな意味合いについても語っている。SF映画史上最高といわれる圧倒的なリアリティ描写で、「明日、起きても不思議ではない」現実味あふれるストーリーを描いた本作。この夏の“最恐”SFホラーを、まずはここからチェックしてみて。『ライフ』は7月8日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ライフ 2017年7月8日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開
2017年07月04日ルーニー・マーラが主演を務め、ブロードウェイにも衝撃を与えた戯曲を基に描く『ウーナ』。このほど、その予告編映像とポスタービジュアルが公開された。ウーナは、13歳のときに許されぬ恋をした。相手は父親の友人でもある隣人のレイ。2人の年齢は親子ほど離れていたが、お互いに愛し合っていた。しかし、その恋はある夜に突然終わりを告げる。レイは少女と関係を持ったことにより、逮捕・収監され4年服役。その後、町から姿を消した。一方、ウーナは事件から15年たったいまもレイのことが忘れられず、意味もなく名も知らぬ男に抱かれ、抜け殻のような毎日を送っていた。ウーナと将来を誓ったあの夜、なぜレイは戻ってこなかったのか。ウーナは、レイの所在を突き止め15年ぶりに会いに行くが、彼は名前を変えて過去を捨て、新しい生活を送っていた――。アカデミー賞受賞作製作陣のもとに豪華キャストが集い、デビッド・ハロワーによるローレンス・オリヴィエ賞の戯曲「ブラックバード」を基に描く禁断の恋と破滅の物語。美しい少女ウーナの大人になった姿を演じるのは、『キャロル』でカンヌ国際映画祭女優賞受賞はじめ、アカデミー賞にもノミネートされたルーニー。少女ウーナと禁断の関係を持つレイには、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の将校クレニックやNetflix「ブラッドライン」で知られる名優ベン・メンデルソーン、さらに同じく『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のボーディやTVドラマ「ナイト・オブ・キリング 失われた記憶」のリズ・アーメッドらが共演。無垢で危うい13歳の少女ウーナを、新星ルビー・ストークスが鮮烈に演じている。予告編では、13歳のときに愛した、親子ほど歳が離れていた男レイをようやく見つけたウーナの姿をとらえている。15年ぶりの再会が思いがけないものであることは、レイの狼狽えぶりからも伝わってくる。あのころ、わたしは“タブー”を冒したのか――。この禁断の愛の結末は、スクリーンで確かめてみて。『ウーナ』は7月16日(日)、19日(水)、21日(金)、22日(土)にて新宿シネマカリテ「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2017」にて上映。そのほか「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2017」出品作品の予告編が公開された。■『グレースフィールド・インシデント』■『DEAD7 デッド・セブン』■『パトリオット・ウォー ~ナチス戦車部隊に挑んだ28人~』■『ケージ・ダイブ』「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2017」は7月15日(土)~8月18日(金)新宿シネマカリテにて開催。(text:cinemacafe.net)
2017年07月03日ひとり息子を亡くした夫妻が、ペンと葉書だけを武器にヒトラー政権に抵抗していった驚くべき実話を映画化した『ヒトラーへの285枚の葉書』。このほど、妻アンナを演じたイギリス出身のアカデミー賞女優エマ・トンプソン、夫オットーを演じたアイルランド出身の名優ブレンダン・グリーソンのインタビュー動画がシネマカフェに到着した。フランスがドイツに降伏した1940年6月、ベルリンのアパートで暮らすオットーとアンナのクヴァンゲル夫妻のもとに1通の封書が届く。それは最愛のひとり息子ハンスが戦死したという残酷な知らせだった。心のよりどころを失った夫婦は悲しみのどん底に沈むが、ペンを握り締めたオットーは、「総統は私の息子を殺した。あなたの息子も殺されるだろう」とヒトラーへの怒りをポストカードに記し、アンナとともにそれを街中にこっそりと置く、というささやかな活動を繰り返すようになる。だが、ゲシュタポのエッシェリヒ警部(ダニエル・ブリュール)の捜査がクヴァンゲル夫妻に迫り…。600ページを越す大著をわずか4週間足らずで書き上げたという、ハンス・ファラダによる原作「ベルリンに一人死す」をもとに、ナチスドイツの“恐怖政治”に抵抗した実在の労働者夫婦を描いた本作。息子を戦争で亡くした母親アンナを熱演したのは、『ハワーズ・エンド』(’92)でアカデミー賞主演女優賞、『いつか晴れた日に』(’95)ではアカデミー賞脚色賞受賞と2度のオスカーに輝き、『ハリー・ポッター』シリーズのトレローニー教授や『美女と野獣』のポット夫人役でも知られるエマ・トンプソン。イギリスの名門ケンブリッジ大学で学んだ知性派の彼女は、最愛の息子を失ったことで戦争に疑問を抱く労働者階級の母親を演じた本作について、市民が互いに監視しあい、行動を密告することが推奨され、普通の人間として振る舞うことが難しかった時代に、夫婦が純粋に行動した姿に感動したと熱く語る。「私は高等教育を受けることができ、知識を得ることで自信を持つことができたが、恵まれない境遇で狭い世界で生きてきたアンナが生きる目的をみつけ、自発的になっていくことが素晴らしい」と、アンナの思いにも寄り添った。さらに、「(夫役の)ブレンダン・グリーソンとの関係構築を主導してくれた」のはヴァンサン・ペレーズ監督だったそうで、「夫婦の物語の真実を描いている」と絶賛を贈っている。また、オットーを演じたのは、同じく『ハリー・ポッター』シリーズのマッドアイ・ムーディ役として世界中の子どもたちの人気者でもあり、最近では『未来を花束にして』でキャリー・マリガン演じる主人公モードと密接に関わる警部役が印象深い名優ブレンダン・グリーソン。私生活では、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』などのハリウッド大作から『ブルックリン』『エクス・マキナ』などの個性的な作品で活躍している俳優ドーナル・グリーソンの実父としても知られている。グリーソンは、「エマ・トンプソンと共演できるまたとない機会だ」とその共演を喜び、本作を「息子の死で打撃を受けて消えかけた夫婦の愛情が再び燃え上がる美しい物語」と分析。物語のモデルとなった夫妻が残した実際の葉書も目にしたそうで、原作の名著が生まれるまでの経緯にも触れながら、「残された写真を見るとなんだか鳥肌が立つよ」と明かしている。『ヒトラーへの285枚の葉書』は7月8日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヒトラーへの285枚の葉書 2017年7月8日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開(C) X Filme Creative Pool GmbH / Master Movies / Alone in Berlin Ltd / Pathé Production / Buffalo Films 2016
2017年07月03日エズラ・ミラーが主演を務め、1971年に実際に行われた“世界一悪名高い”心理実験「スタンフォード監獄実験」を映画化した衝撃作『プリズン・エクスぺリメント』。サンダンス映画祭で3冠を獲得した本作から、予告編とともにポスター&場面カットが一挙に解禁となった。1971年8月――。スタンフォード大学心理学部のジンバルドー教授(ビリー・クラダップ)は、夏休みの校舎を利用してとある実験を始めた。被験者として募集された男子学生を、9名の看守と9名の囚人グループに分け、刑務所生活を再現、“役割”が人にどのように影響するかを調べるというものだった。“看守は囚人に暴力を振るわない”など、いくつかの条件の下、実験は始まった。囚人番号8612となったダニエル(エズラ・ミラー)は刑務所に収監されるが、反抗的な態度から看守役の屈辱的な命令がエスカレートし、ついには禁止されているはずの暴力にまで発展する。しかし、監視カメラで様子をみているジンバルドー教授はスタッフの制止もきかず、実験の続行を命令。その一方、ダニエルはひとり、気が狂ったふりをして脱出し、皆を助けに戻ると約束するが…。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』や『ジャスティス・リーグ』の注目俳優エズラが主演を務める本作。『ハート・ロッカー』でアカデミー賞を受賞した仕掛け人ブライアン・ジェラティが、1971年にアメリカ・スタンフォード大学で実際に行われた心理実験を、2001年のドイツ映画『es/エス』、2010年のアメリカ映画『エクスペリメント』に続いて映画化した。その心理実験とは、健康な男子大学生を囚人役と看守役に分け、“立場”や“役割”が人に与える影響を調べるもの。期間は当初、14日間の予定だったが、実験が開始するや否や暴力が蔓延し、学生たちの精神を破壊、わずか5日で幕を閉じたとされる。本作では、原作となった心理学書「ルシファー・エフェクト」を忠実に映像化。“命令”の名のもとに、普通の人間がいとも簡単に残忍になり、人格破壊をしていくかをあぶり出し、サンダンス映画祭ほか世界中の映画賞で絶賛を受けた。エズラが主人公のダニエルを熱演し、心理学教授役を『ウォッチメン』『20センチュリー・ウーマン』などのビリー・クラダップが務めるほか、『NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム』「13の理由」のマイルズ・ハイザー、『ウォールフラワー』「ガールボス」のジョニー・シモンズ、スピルバーグ監督作『Ready Player One』(原題)や『X-MEN:アポカリプス』のタイ・シェリダン、『キングコング:髑髏島の巨神』のトーマス・マン、『JUNO/ジュノ』『ジャッジ・ドレッド』のオリヴィア・サールビーなど、若手キャストたちが集結。まずは、“人間が壊れる”その過程を、この予告編から確かめてみて。『プリズン・エクスぺリメント』は7月19日(水)より新宿シネマカリテにて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月03日映画『ザ・ウォール』が、2017年9月1日(金)より全国の劇場で公開される。イラク戦争時に実在し、37人ものアメリカ兵を殺害したイラク最恐のスナイパー・ジューバに狙われた主人公が、極限の頭脳戦に挑む様を描く本作。謎多き最恐のスナイパー・ジューバの狂気と緊迫感溢れる展開で、観る者をスクリーンに引きずり込むサバイバル・スリラーだ。最恐のスナイパー・ジューバとは?ジューバは当時アメリカ軍兵士を次々と狙撃する動画をインターネットに投稿し、その過激性で注目を集め欧米諸国を震撼させた人物。イラクでは若者たちからヒーローとして崇められるほどの伝説的存在であったが、その後の行方は今も判明しておらず、ISISに殺害されたとの噂もあるが遺体は見つかっていない。名匠ダグ・リーマンが監督メガホンを取るのは『ボーン』シリーズの仕掛人として名を馳せているほか、『Mr.&Mrs.スミス』や『オール・ユー・ニード・イズ・キル』でのアクション・ディレクティングでも高い評価を得ている名匠ダグ・リーマン。2017年にはトム・クルーズと再びタッグを組んだ『American made(原題)』がアメリカ公開を控えるなど、その勢いは留まるところを知らない。主演に『キック・アス』のアーロン・テイラー=ジョンソンそして主人公アイザックを演じるのは、映画『キック・アス』の主演で注目を集め、その後『GOZZILA/ゴジラ』や『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』など話題作への出演が続く、若手注目株のアーロン・テイラー=ジョンソン。2017年秋に公開となるトム・フォード監督映画『Nocturnal Animals(原題)』で見事ゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞した彼は、本作で最恐のスナイパーに狙われ翻弄される主人公を演じる。なお本作の脚本は、まだ映画化されていない良質な脚本をハリウッドの重役たちか毎年選出する、“ハリウッド ザ・ブラックリスト”に選出された1本。近年では『スラムドッグ$ミリオネア』や『アルゴ』、『セッション』、『スポットライト 世紀のスクープ』など、ブラックリスト選出脚本の映画化作品でアカデミー賞を受賞している作品が数多くあることから、本作にもその期待が高まっている。あらすじ2007年、アメリカ兵のスナイパーであるアイザック(アーロン・テイラー=ジョンソン)とマシューズ(ジョン・シナ)は、イラクの荒廃した村で瓦礫の中に残った大きな壁に潜む敵を狙っていた。しかし5時間経っても動きがない。マシューズが様子を見に壁に近づくと、想定外の場所から銃撃に遭い倒れる。援護に向かったアイザックも撃たれ、壁の背後に命からがら逃げ込む。身動きの取れなくなったアイザックの無線に、謎の男からの声がかかる。「仲間だ。すぐに助けに行くから、名前とIDを言え。」男のかすかな訛りを聞き分けたアイザックは、男の正体を確かめようとするのだが...。作品情報映画『ザ・ウォール』公開日:2017年9月1日(金)原題:THE WALL監督:ダグ・リーマン脚本:ドウェイン・ウォーレル(『デンジャー・コール』)キャスト:アーロン・テイラー=ジョンソン(『キック・アス』『GOZZILA/ゴジラ』『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』)、ジョン・シナ(WWE 所属プロレスラー)製作:Amazon Studios(c)2017 AMAZON CONTENT SERVICES LLC
2017年07月03日エマ・ワトソンがベル役を好演する、現在絶賛公開中の映画『美女と野獣』。4月の公開より『アナと雪の女王』を越える大ヒットスタートを切った本作が、公開69日目を迎えた6月28日(水)時点で、興行収入119億1,670万円、動員859万1,200人に到達。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の116億円を抜き、ウォルト・ディズニー・ジャパン歴代興行収入歴代3位に浮上したことが分かった。魔女の呪いによって野獣の姿に変えられてしまった美しい王子。呪いを解く鍵は、魔法のバラの花びらが全て散る前に誰かを心から愛し、そして愛されること――。だが、野獣の姿になった彼を愛する者などいるはずがなく、独り心を閉ざして暮らしていた。そんな絶望の日々に変化をもたらしたのは、聡明で美しい女性、ベル。自分らしく生きながらも、周囲から「変わり者」と呼ばれ心に孤独を抱えていた彼女は、外見に囚われ本当の自分を見失っていた王子を少しずつ変えていくが…。『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役でお馴染みのエマがベル役を演じているほか、野獣役をダン・スティーヴンス、野獣の宿敵・ガストン役をルーク・エヴァンス、ルミエール役をユアン・マクレガー、ポット夫人役をエマ・トンプソンが扮しているなど、絢爛豪華な実力派スターが結集しているのも注目どころ。また、昆夏美(ベル役)や山崎育三郎(野獣役)など、実力派豪華キャストが揃う“プレミアム吹き替え版”も好評を得ている。今回、興収119億円突破、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の記録も超え、日本での『美女と野獣』大ヒットの祝福ムードにぴったりの本編映像が到着。映像は、野獣の城で囚われの身となったベルを、お城の住人たちが心を込めてもてなす「Be Our Guest(ひとりぼっちの晩餐会)」のシーン。アカデミー賞8回受賞を誇るディズニー音楽の巨匠、アラン・メンケンが手掛けた名曲を、ユアンが歌いあげる華やかな一幕だ。また、ネット上ではユアンの美声に歓喜する一方で、プレミアム吹き替え版で同じくルミエールを演じる成河について、「声に惚れた」「演技も歌も最高」「ユアンに全然負けてない成河さんのルミエール素敵」と絶賛の声が相次いでいる。映像ではそんな声に応えて、ユアンが歌う字幕版と併せ、成河さんのプレミアム吹き替え版バージョンも解禁。2人の声を一気に堪能できる、贅沢クリップとなっている。そして実はこのシーン、完成までに1年が費やされ、映画1本つくることができるくらいの費用がかけられたという驚異の場面!ビル・コンドン監督は、“観客にはエマ・ワトソンと同じ場所に座っている気持ちになり、目の前でステージの幕が開き、すばらしい舞台を見るという疑似体験をして欲しい”という考えのもと、最高のスタッフ陣と制作に取り組んだそう。実際に映画を観た人からは、「ディズニーランドに来たみたいに、楽しい気持ちなる!」という声が上がっており、ぜひ劇場の大スクリーンで体感して欲しい注目シーンともなっている。『美女と野獣』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:美女と野獣 (2017) 2017年4月21日より全国にて公開(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
2017年06月30日