ヒュー・ジャックマンが、「NARUTO -ナルト-」のハリウッド実写映画版にも抜擢された新鋭監督マイケル・グレイシーとタッグを組んだミュージカル・エンターテインメント『グレイテスト・ショーマン』(原題:The Greatest Showman)の日本公開が、2018年2月に決定した。夢と愛に生きた、伝説のエンターテイナーの映画史上最高にロマンティックな一途な愛と、ドラマティックな人生を描いた本作。実在の人物P.T.バーナムの野心と想像力にインスパイアされた本作のストーリーは、空想家のバーナムが何もないところからアイデアと野心でショービジネスを立ち上げ、世界中でセンセーションを巻き起こしたショーを作り上げるまでに焦点が当てられる。主人公P.T.バーナムを演じるのは、『レ・ミゼラブル』で世界中を魅了し、今年は『LOGAN/ローガン』で最後のウルヴァリンを熱演したヒュー。さらに、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー賞にノミネートされたミシェル・ウィリアムズ、『スパイダーマン:ホームカミング』のゼンデイヤ、『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』『ベイウォッチ』(原題)のザック・エフロン、『ライフ』のレベッカ・ファーガソンとキャスト陣は実に豪華。ヒューは、「イマジネーションや、自分自身の直感を信じ、ほかの誰にも自分の定義づけなどさせず、自分がやりたいことをやるんだ。自分の夢を生きるんだ」というメッセージを、バーナムから感じたと明かす。本作のテーマについても、「ほかの人と違うことこそが、自分を特別な存在にしてくれる。それを誇りに思い、正面から向き合うということだ」と続けた。監督を務めるのは、人気漫画「NARUTO -ナルト-」のハリウッド実写映画化にも起用されている期待の新鋭、マイケル・グレイシー。また、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞に輝いたベンジ・パセック&ジャスティン・ポールのコンビが音楽を手がける。グレイシー監督は「『雨に唄えば』や『ウエスト・サイド物語』、『サウンド・オブ・ミュージック』のように“題名を聞くと歌が浮かぶ”そんな作品にしたい」と、夢にあふれた意気込みをコメント。続けて、「『VOGUE』から抜け出したようなファッションだ」と語り、本作の煌びやかな衣装をはじめ、多彩なエンターテイメント性についても言及した。米国のエンターテインメント紙「ハリウッド・レポーター」が公表したところによれば、早くも、2018年のアカデミー賞作品賞候補、ヒューの主演男優賞候補にも選出されている本作。監督も「ヒューこそが最高のショーマンだ」と絶賛する彼の演技と歌声をはじめ、おそらく各部門で賞レースを騒がせることになるであろう本作を、期待して待っていて。『グレイテスト・ショーマン』は2018年2月より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月11日突然の年金打ち切りに端を発した、平均年齢80歳以上のジーサンたちの“銀行強盗”を描く痛快コメディ『ジーサンズ はじめての強盗』。6月24日の公開以来、名優たちの豪華共演やジーサンズが奮闘する様子が評判を呼び、SNS上でも鑑賞後の絶賛コメントが相次ぐなど、好調なスタートを切っている本作から、銀行強盗の“予行演習”で大目玉をくらう本編映像が解禁となった。退職後、慎ましくも幸せな老後生活を送っていたウィリー、ジョー、アルの3人。ところがある日、長年勤めていた会社の吸収合併によって、年金を止められてしまう。このことをきっかけに、ジョーの発案からある企てを決意。何としても年金を取り戻し、愛する孫たちや仲間たちとの幸せな余生を続けられるよう、3人は大胆で危険な賭けに出るが…。40年以上も真面目にコツコツと働いた会社から年金打ち切りを宣告され、銀行からも冷たくあしらわれたジーサンたちが、80歳オーバーにして一世一代の賭け=銀行強盗に出る本作。体力以外は誰にも負けない、最強のジーサンたちを演じたのは、モーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、アラン・アーキンという、全員アカデミー賞受賞者のハリウッドのレジェンドたち。今回届いた本編映像では、銀行を襲う前に、まずは予行演習としてスーパーで万引きを目論むジーサンズたちのその後が…。彼らの万引きに気づいた女性警備員から逃走するも、追い詰められたウィリーとジョーはとっさに老婆から電動車椅子を奪い、“ET”のごとく車道へ!小麦粉をばらまき、追跡を振り切ろうとするが、そこはジーサン、あっさりと捕まってしまう。そしてスーパーの事務所に連れてこられた3人は、店長(キーナン・トンプソン)に監視カメラの映像を見せられる。そこには、ズボンの中にブロック肉を押し込むウィリー(モーガン・フリーマン)の姿がはっきりと収められている。80歳オーバーのハリウッドの名優たちが、「ママが泣くぞ」と叱られるシーンはまさに見もの。こんな調子で“本番”の銀行強盗は成功するのか!?その結果はスクリーンで確かめてみて。『ジーサンズ はじめての強盗』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年07月10日旬なゲストのここでしか見ることのできない素顔に迫る日本テレビ系「おしゃれイズム」の7月9日(日)放送回は、ゲストに全国公開中の『メアリと魔女の花』で声優を務める女優の杉咲花を迎え、その“面白すぎる私生活”を大公開する。CMでおいしそうに回鍋肉を食べる美少女として話題になり、湊かなえの小説をドラマ化した「夜行観覧車」では一転、学校でいじめを受け家庭内暴力に走る中学生の少女を演じて、その演技力の高さが評判をよんだ杉咲さん。その後はドラマ「緊急取調室」をはじめ『メアリと魔女の花』と同じ米林宏昌監督作の『思い出のマーニー』や『イン・ザ・ヒーロー』、ドラマから映画へと展開した『MOZU』シリーズなど続々とドラマ、映画に登場するように。そして昨年放送された連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で高畑充希演じる主人公・小橋常子の娘役を演じてその知名度を一気に高めると、今年3月には『湯を沸かすほどの熱い愛』で第40回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞と新人俳優賞をダブル受賞する快挙を達成。木村拓哉、福士蒼汰らと共演した『無限の住人』も大ヒットを記録。いま最も注目される女優の1人となった。今回は杉咲さんがプライベートを公開。“京都の高級寿司店で○○を全て食べ尽くす”“休日は家から一歩も出ない!?”といったことから友人の女優による“意外な弱点”の暴露。さらにスタジオをあ然とさせた「趣味の動画作品」も紹介してくれるほか、アカデミー賞受賞一か月前から起きていた体の異変など、素の彼女の内面性を知ることができるエピソードトークも。またMCの森泉と共に夏にぴったりの絶品スイーツ店へ。色々な面から杉咲さんの素顔に迫っていく。そんな杉咲さんだが全国東宝系にて公開中の『メアリと魔女の花』でヒロインのメアリの声優を担当している。赤い館村に引っ越してきた主人公メアリは、森で7年に1度しか咲かない不思議な花<夜間飛行>を見つける。それはかつて、魔女の国から盗み出された禁断の“魔女の花”だった。一夜限りの不思議な力を手にいれたメアリは、雲海にそびえ立つ魔法世界の最高学府“エンドア大学”への入学を許可されるが、メアリがついた、たったひとつの嘘が、やがて大切な人を巻き込んだ大事件を引き起こしていく――。『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』の米林宏昌監督最新作となる本作。杉咲さんのほか、『千と千尋の神隠し』や『君の名は。』など声優としても大ヒット作を連発する神木隆之介や天海祐希、小日向文世、満島ひかり、佐藤二朗、遠藤憲一、渡辺えり、大竹しのぶら豪華俳優陣が集結する。「おしゃれイズム」は7月9日(日)22時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年07月09日ハン・ソロの若き日を描いた『スター・ウォーズ』のスピンオフ作品(以下、略して“ヤング・ハン・ソロ”)の監督コンビ、クリス・ミラー&フィル・ロードの2人が、撮影の真っ最中に突然クビになった。この異様なニュースでハリウッドは蜂の巣をつついたような大騒ぎになった。いったい何があったのか?本当の理由は本人たちのみぞ知るところだが真相を解明するべく色々まとめてみた。■楽園のトラブル『スター・ウォーズ』の登場人物の中でも特に人気があるハン・ソロの若き日々、知られざる過去を描いた作品として注目を集めていた本作。撮影がスタートした日、監督コンビのひとりであるクリス・ミラーはツイッターで、「この映画のコードネーム(暗号)は『レッドカップ』!」と発信。Very excited. Celebrating by drinking fancy whiskey out of this cup: pic.twitter.com/RpJKzmW5Ns— Chris Miller (@chrizmillr) 2015年7月7日暗号:レッドカップの由来は、アメリカのハウスパーティーなどでよく使用される赤いプラスチック・カップのメーカーが「SOLO」であることから。このツイートで世界中のファンが監督自身の興奮と喜びをガッツリと共有してワクワクしたものである。HanFirstShot pic.twitter.com/KReR6rgKFT— Chris Miller (@chrizmillr) 2017年1月30日この時点で順風漫歩に見えた監督コンビが、撮影最終日3週間半前にルーカス・フィルムから突然クビにされるとは誰が想像したことか!「ハン・ソロの映画監督、突然の解雇!」のニュースにハリウッドは騒然となった。今年のアカデミー賞で起きた封筒取り違え事件に負けないような騒ぎである。ディズニーと共に『スター・ウォーズ』シリーズを仕切るルーカス・フィルムの社長キャスリーン・ケネディは、「フィルとクリスは大変よくやってくれたものの、クリエイティブ面の相違で監督の座を去ることになりました」的な、当たり障りのないコメントを公表。そして渦中の監督ふたり組も「クリエイティブ面の違いという言葉はありきたりで使いたくないけど、今回はまさにその通りで監督降板となった」と言葉少ないコメントを発表した。■歴代の監督クビについて軽く…映画撮影開始前に監督が降板したという話しはそうそう珍しいことではない。ヒュー・ジャックマン主演『ウルヴァリン』は、当初アカデミー賞受賞監督ダレン・アロノフスキーがメガホンをとることになっていたが、製作準備中に海外ロケ撮影が1年近くになるという可能性が出てきたため、家族思いの監督はファミリー優先という理由で降板。また、当初『アントマン』のメガホンをとることになっていたエドガー・ライト監督が、“クリエイティブ面での相違により”という例のお決まり理由で降板することとなった。ほかにも数ある監督の交代劇だが、撮影真っ只中、それも残すところ3週間半という時点で「解雇」されたという監督のエピソードはそうそうあるものではない。「クリエイティブ面での相違により…」って?ハリウッド映画業界で誰かが降板することになると、このお決まりのコメントをよく耳にする。これは離婚で言うならば「折り合いのつかない性格の不一致」という感じだろう。映画製作はアートの域なので厳密にいえば「創意面での不一致」なのだが、心底わかりあっている友人関係、あるいはお互いに尊敬の念を持ち、協力しあっていこうと決意している人間同士であれば、「クリエイティブ面での相違」というのも話し合って理解し合うことで解決していけるはずなのである。…と綺麗ごとを並べてみればそうなのだが、一筋縄ではいかないのが人間関係。何人もの人間が集まって作るのが映画だから、クリエイティブ面で折り合いが合わないこともある。ケネディ社長は、きっちりと計画を立てて撮影を進めていく着実派なのと対照的に、コメディ映画出身のミラー&ロード両監督はアドリブや「その場の雰囲気」を大切にするという自然体重視の監督だったという。例えばケネディ社長が、「もっと様々なアングルから撮影したほうがいい」と監督コンビにリクエストしても、2人は結局自己流に撮影をして次のシーンに移る、というパターンを繰り返していたらしい。ケネディ社長からすれば、上司の言うことを無視する社員…という構図になる。おまけに撮影の休暇中にミラー&ロード両監督の撮影したフッテージをラッシュで見たときに、ケネディ社長ならびに往年のクリエイティブ・チームはそれぞれ、「悪くはないのだが、『スター・ウォーズ』というブランドから何かかけ離れたものになっている」という印象を持ったという。これは40年にわたる大フランチャイズの観点から見ると一大事である。一方、ミラー&ロード両監督は、アニメ/実写映画『LEGOムービー』で大ヒットを放ち、その後もチャニング・テイタム&ジョナ・ヒル主演コメディ『21ジャンプストリート』(日本未公開)、『22ジャンプストリート』(日本未公開)でセレブ監督の仲間入りを果たした監督コンビは、カッ飛んだコメディ・センスとヤング世代から大人気で、TV業界からも引く手数多の売れっ子だった。“ヤング・ハン・ソロ”の監督を頼まれたときは、向かうところ敵なしの気分だったに違いない。ところが、両監督にとって憧れの“ヤング・ハン・ソロ”の仕事は、何もかもがこれまでとは違っていた。監督コンビが慣れていた自由スタイルでの撮影方法は受け入れられず、細かいやり方にまで干渉してくるルーカス・フィルム。自由に指揮のできない撮影現場にミラー&ロード両監督は大いにイラついていたらしい。■「餌をくれる手を噛むべからず」英語で、Do not feed the hand that feeds you という言い回しがある。「餌をくれる(飼い主)手を噛むべからず」ということなのだが、今回の場合における「飼い主」とは、ルーカス・フィルムの社長キャサリン・ケネディ氏である。そしてもうひとりの大切な仕切り役は、“ヤング・ハン・ソロ”の脚本家で『スター・ウォーズ帝国の逆襲』や『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』なども手掛けた大御所ローレンス・カスダン氏である。ケネディ社長と共に、ミラー&ロード両監督にルーカス・フィルムの意向をことごとく提示するにもかかわらず、自分のやり方を曲げない両監督の“聞かん坊”さに、かなりイラついていたらしい。結局ケネディ社長は、監督コンビが履いている靴下の色にすら嫌悪感を催すほど怒りが心頭に達し、撮影をたった3週間半残すという段まで我慢したものの、遂に堪忍袋の尾が切れて監督コンビをクビにする、という決断に至ったという。ミラー&ロード両監督の後釜には、「ハリウッドの禅僧」の異名をとるロン・ハワード監督が就任。子役時代からハリウッドを渡り歩いているベテランで酸いも甘いも心得ていて、どんな仕事もきちんと片付けてくれるというスタジオからの信頼が厚い監督だ。ちなみに、どんなに人気のある監督でも『スター・ウォーズ』に勝る存在の監督というのは存在しないと思う。そんなすごいシリーズの監督を任されたのであれば、どんなに上の人とソリが合わなくても、仕事をキープしたいのであれば、やはり仕切っている上の人たちを立てて物事をうまいこと進行していくのが“大人の世界”なのである。例えば、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の監督ギャレス・エドワーズも似たような問題にぶち当たったが、彼は社長らと協調して映画完成に漕ぎ着けた。現在、ハリウッド界隈の最新情報によると、せっかく撮影した“ヤング・ハン・ソロ”のフッテージは、その大半がロン・ハワードによって再撮影されるという噂が流れている。ハリウッドも外めには華麗に見えるが、蓋を開ければイバラの道、厳しき世界なのである。(text:明美・トスト/Akemi Tosto)
2017年07月08日『アーティスト』のアカデミー賞受賞スタッフが手掛け、『グランド・イリュージョン』のジョゼ・ガルシアが主演を務める『ボン・ボヤージュ~家族旅行は大暴走~』。本国フランスで公開されるやいなや、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』や『モアナと伝説の海』などと並び、4週連続TOP10入りを果たした話題の本作だが、中でもアンドレ・デュソリエのぶっ飛んだおちゃらけ具合に注目だ。待ちに待った夏休み!整形外科医の父・トム、妊娠中の母・ジュリア、ちょっと不思議な9歳の娘・リゾン、とても活発な7歳の息子・ノエ、4人家族のコックス一家は、おじいちゃんと共にトムの自慢の最新テクノロジーを搭載したピッカピカの真っ赤な新車でバカンスへ。しかし出発直後、なんとブレーキが制御不能に…時速160kmでハイウェイを大暴走!役立たずの無能警官、能天気なカーディーラー、追走する怒り心頭男、さらには後部座席に隠れていた謎の○○?そしてフランス全土を巻き込み、車内は究極のパニック状態に。そんな絶体絶命の“密室”で次々明かされていく“秘密”の数々に家族の絆は崩壊<ブレイク>寸前。そして向かう先には未曾有の大渋滞が待っている!果たして、コックス一家を待ち受ける運命とはいかに――。本作は、待ちに待った夏休みに自慢の新車でバカンスに出発したものの、まさかのブレーキ故障で車が止まらず大暴走するコックス一家の、ハプニングとスリルに満ちた爆笑ドライヴ・コメディ。ブレーキが壊れて大暴走の中、そこに拍車を掛けるようにさらに車内を混乱の渦に陥れるのが、“おちゃらけ過ぎ”、“テキトー過ぎ”、“空気読めなさ過ぎ”の3拍子揃ったお調子者のおじいちゃん、ベン。彼は、サービスエリアで見知らぬ迷子の不思議ちゃんを車内に連れ込み、大暴走中の様子をスマホで撮影、いまにも大渋滞に突っ込もうかというタイミングで「実は本当の父ではない」と衝撃の告白…などなど、そのぶっ飛び度合いは群を抜いている。そんなベンを演じているのは、フランスを代表する名優の一人アンドレ。ジャン=ポール・ベルモンド、イザベル・ユペール、ジャンヌ・モローらを輩出した名門フランス国立高等演劇学校(コンセルヴァトワール)を一等賞で卒業し、フランソワ・トリュフォーの『私のように美しい娘』でスクリーンデビュー。その後、『マイ・ラブ』『美しき結婚』『恋するシャンソン』などに出演。また近年では、『アメリ』のナレーションを皮切りに、『ロング・エンゲージメント』『ミックマック』に出演、フランス版アカデミー賞のセザール賞には5度ノミネートされ、3度受賞している超実力派名優だ。「本当にいいコメディーだと思えるようなシナリオに出会うことはめったにない」と話すアンドレは、「繰り返し読むたびにいつも同じ箇所でまるでびっくりしたように笑うんだ。とてもいい兆候だよ。何よりも賭けだったのは、アクションとコメディーを結び付けたことだね。非常にうまく調和をとっている。それは監督のおかげだ。彼が私にこの役を、と考えてくれたことはまさに奇跡だよ。誰かが自分のことを思ってくれるというのは、ましてやそれが若い時代の演出家だと、私はいつも、まるで子どものように驚嘆するんだ」本作について語っている。『ボン・ボヤージュ~家族旅行は大暴走~』は7月22日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2017年07月08日ついに『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』が7月1日に公開され、週末2日間で興行収入10億4,827万1,900円をマーク!これは『美女と野獣』の初週末2日間の動員を越える、2017年洋画No.1ヒットとなった。そんな本作を手がけたヨアヒム・ローニング監督にインタビューし、ジョニー・デップの魅力をはじめ、驚くべきポール・マッカートニーのキャスティング秘話について聞いた。本作では、海賊ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)の過去を知る最恐の敵・海の死神サラザール(ハビデル・バルデム)が解き放たれ、壮絶な復讐劇が繰り広げられる。これまでも親子の絆のドラマが織り込まれてきた『パイレーツ』シリーズだが、今回はその極みともいえるエモーショナルな結末が用意され、予想外に涙腺を刺激される。本作を手がけたのは、第85回アカデミー賞の外国映画賞にノルウェー代表作品としてノミネートされた『コン・ティキ』のヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドリムというノルウェー人監督コンビだ。本作では、ジャック・スパロウの叔父アンクル・ジャック役で、元ビートルズのポール・マッカートニーがキャスティングされたことでも話題騒然。ヨアヒム・ローニング監督のインタビューで、その驚くべき経緯も明かされた。――『コン・ティキ』はノルウェー映画史上最高の製作費がかけられ、最大のヒット作となった映画でした。『パイレーツ~』も同じ海洋ものということで、その経験は活かされましたか?確かに『コン・ティキ』の規模はノルウェー最大だったけど、作品の規模を『パイレーツ~』に換算すると、ケータリング代くらいにしかならないんだ(苦笑)。もちろん、最高の人たちといっしょに作品を作るという意味では変わりない。『コン・ティキ』ではスタッフも少なくて、ポスターも自分で作ったくらいだから。――アンクル・ジャック役にポール・マッカートニーのキャスティングが決まった時の感想を教えてください。ポールが「イエス」と言ってくれた時はドキドキしたよ。実はもともとキース・リチャーズ用に書かれた別のシーンがあったのだけど、今回オーストラリアで撮影したから、キースのスケジュールが難しくなってしまったんだ。――キース・リチャーズはジャック・スパロウの父親キャプテン・ティーグ役。ジャック一族は最強です!そうだね。ジャックの家系は世界で最もクールな家系ということさ。それでジョニーと話し合って、今回その家系をさらに掘り下げようということで、何人かの名前をリストアップしたんだ。そのいちばん上に名前があったのが、サー・ポール・マッカートニーさ!――ポール・マッカートニーへ出演交渉をされたのはジョニー・デップだったそうですね。実はジョニーのスマホにポールの番号が入っていたんだ。だからそのままジョニーがポールにショートメールを送ってくれた。そのやりとりが数日間行われていく中で、そのメッセージの内容が、どんどん海賊がしゃべっているような感じになっていった。それを見たとき、ああ、ポールはきっとやってくれると確信したよ。――現場でのポールはいかがでしたか?彼は世界で最もアイコン的なミュージシャンといっても過言ではない。彼はプロフェッショナルだけど、人当たりがすごくいいし、台詞も全部頭に入れてやってきてくれた。リバプールのアクセントの直しはもちろん、衣装を着たり、メイクをしたりと、海賊になることを心から楽しんでくれた。でも、考えてみたら、彼が映画のなかで誰かを演じるのなんて久しぶりだったはず。彼は大いに作品に貢献してくれたよ。――ジョニーとポールの共演シーンはしびれますね。もともとスマホに番号があったことからわかるように、ジョニーとポールは以前に仕事をしていて、お互いのことを知っている友人関係だった。でも、ポール・マッカートニーといえば、“ナイト”の称号を得ている人だし、すごく存在感がある。彼と仕事ができるチャンスなんてそうそうないから、特別なことだったとは思う。現場でのポールとジョニーはかなり相性がよく、台詞のやりとりも事前にすり合わせて、とても楽しそうにやっていたよ。――また、本作は『パイレーツ~』シリーズ始まって以来の感動作になっています。特にどんなことにも動じないジャック・スパロウが、初めて憂いを帯びた表情を見せるシーンが印象的でした。ジャックは100%ジョニーが作り出した素晴らしいキャラクターだ。ジャックとジョニーは、ほとんど同じ人間じゃないかと思えるような部分もあるし。ただ、普通の主人公は何かを経験して学んでいくけど、ジャックは成長するタイプのキャラクターではないから、実はなかなか難しい部分もあるんだ。今回5本目を制作するにあたり、彼の違う一面を見せたいと思った。少しだけ、ジャックの薄い皮をむいて見せようとしたんだ。だから、魔法のコンパスを手放した後、運に恵まれずに戸惑う彼がいるし、最後に予想外の出来事で悲しい表情も見せている。もちろんジャックの「なるようになるさ」という性格が変わることはないけど、ジョニーもジャックの少し違う側面を掘り下げようとしてくれたよ。■プロフィールヨアヒム・ローニング1972年5月30日生まれ、ノルウェー出身の映画監督。『バンディダス』 (06) 『ナチスが最も恐れた男』(08)、『コン・ティキ』(12)を同郷のエスペン・サンドベリとのコンビで監督。『コン・ティキ』は第85回アカデミー賞や第70回ゴールデングローブ賞の外国映画賞でノルウェー代表としてノミネートされた。(C)2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2017年07月06日映画『ユダヤ人を救った動物園アントニーナが愛した命』が2017年12月15日(金)に全国公開される。第二次世界大戦中の実話本作の原作は、作家ダイアン・アッカーマンによるノンフィクション「ユダヤ人を救った動物園 ヤンとアントニーナの物語」。第二次世界大戦中のポーランド・ワルシャワで、動物園の園長夫妻ヤンとアントニーナがユダヤ人を動物園に匿い、300名もの命を救った姿を描いた感動の実話だ。自らの命の危険を冒してでも、ナチス・ドイツに対して勇敢に立ち向かっていった、彼らの強い信念。そして人も動物も母性で包み込むアントニーナの深い愛情。それは絶望の淵へ立たされたユダヤ人たちを勇気づける、大きな希望となった。本当に大切なものを見つめる心、戦争でも奪えない命の輝きを描いた作品となっている。主演はジェシカ・チャステイン主人公・アントニーナを演じるのは、アカデミー賞作品賞他多くの賞レースにノミネートされた『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェシカ・チャステイン。強さと優しさを兼ね備えた美しい女性を熱演する。ストーリー1939年、ポーランド・ワルシャワ。ヤンとアントニーナ夫妻はヨーロッパ最大の規模を誇るワルシャワ動物園を営んでいたが、その年の秋にドイツがポーランドに侵攻し、第二次世界大戦が勃発。動物園の存続も危うくなる中、夫のヤンから「この動物園を隠れ家にする」という驚くべき提案をする。ヤンがゲットー(ユダヤ人の強制居住区域)に忍び込みユダヤ人たちを次々と救出し、動物園の檻に忍び込ませ、アントニーナは得意のピアノや温かい食事で、彼らの傷ついた心を癒していく。時にそのピアノの音色は「隠れて」「逃げて」などの合図になることもあった―。この“救出活動”がドイツ兵に見つかったら自分たちだけでなく我が子の命すら狙われてしまう。いくつもの危険を冒しながら、彼らはいかにして300もの命を救ったのか―。【作品詳細】『ユダヤ人を救った動物園アントニーナが愛した命』公開時期:2017年12月15日(金)、TOHO シネマズ みゆき座他にて監督:ニキ・カーロ脚本:アンジェラ・ワークマン出演:ジェシカ・チャステイン、ヨハン・ヘルデンベルグ、マイケル・マケルハットン、ダニエル・ブリュール原作:ユダヤ人を救った動物園(亜紀書房)原題:The Zookeeper’s Wife©2017 ZOOKEEPER’S WIFE LP. ALL RIGHTS RESERVED.
2017年07月06日エイドリアン・ブロディが8月4日(現地時間)にスイス南部のロカルノで開催されるロカルノ国際映画祭で生涯功労賞「名誉豹賞」を受賞することになった。歴代の受賞者には作曲家のエンリオ・モリコーネ、テリー・ギリアム監督、高畑勲さんらが名を連ねている。エイドリアンは1989年、16歳のときにマーティン・スコセッシ、フランシス・フォード・コッポラ、ウディ・アレンの3大巨匠がメガホンを取ったオムニバス映画『ニューヨーク・ストーリー』でデビュー。2002年の『戦場のピアニスト』で実在のユダヤ系ポーランド人のピアニストを演じ、史上最年少(当時29歳)でアカデミー主演男優賞を獲得したことで話題に。フランス版アカデミー賞と呼ばれるセザール賞の主演男優賞、ボストン映画批評家協会賞の主演男優賞にも輝いた。その後も華々しい活躍を続けている。エイドリアンの「名誉豹賞」受賞の決め手は『戦場のピアニスト』の功績と、多才な俳優として手本になっていること、ハリウッドやその他の国々のフィルムメーカーからの圧倒的な支持されていることだと公式サイトが発表。彼の肩書は「俳優」よりも「アーティスト」の方がしっくりくると絶賛している。来月に行われるロカルノ国際映画祭では、『戦場のピアニスト』を上映し、エイドリアンと会える機会も設けられるとのことだ。(Hiromi Kaku)
2017年07月05日ジェイク・ギレンホールにライアン・レイノルズ、レベッカ・ファーガソン、さらに先日、アカデミー賞新会員候補として招待された真田広之ら、豪華共演で贈る『ライフ』。このほど、本編映像をはじめ、貴重なキャスト&スタッフのインタビューなどを収めた特別映像が公開された。本作は、未知なる生命体<ライフ>を調査している宇宙飛行士6人が、無重力の宇宙船内で直面する恐怖と死闘を描いたSFホラー。今回届いた映像は、豪華キャストによる本作の、究極の“密閉空間”の極限恐怖世界を予習できる、見どころがたっぷりの公開直前特別映像だ。地球に残した家族のもとに新しい命を授かった、真田さん演じるシステム・エンジニア、ショウ・ムラカミと、その新たな生命の誕生に歓喜する仲間のクルーたちの和やかな劇中シーンから始まる本映像。そんな彼らに課された任務は、火星で採取された土壌サンプルを回収し、史上初の“地球外生命体”を確認、調査すること。見事ミッションに成功した彼らの、美しく神秘的な生命体を見守るシーンが映し出される。だが、その世紀の大発見は一転、人類を滅ぼす大惨劇へと向かっていくことになる――。主人公の医師デビッド・ジョーダンを演じたジェイクは、「テンポが良く、怖い脚本だった」と語り、続いて航宙エンジニア、ローリー・アダムス役のライアンは「物語に引きこまれ、生命体を見出す乗組員の興奮を味わえる」と語り、引き込まれるストーリー展開と、地球外生命体に直面する極限の恐怖を描いた本作の印象を語っている。またジェイクは、「よくある娯楽的な着想かと思えば意表をつく方向に展開する」と、想像だにしないストーリー展開を見せることにも言及。生命体の想像を絶する凶暴性を目の当たりにしたクルーたちは、あらゆる手段を尽くして生命体を隔離しようと試みる。それは、もしも地球に漂着したら人類滅亡の危機さえ引き起こしかねない、絶望的な戦いの始まりだったのだ。製作のデヴィッド・エリソンは、「企画当初から重視したのは、いま起きそうな現実味だ」と、本作で追求したリアリティへのこだわりについて語り、監督のダニエル・エスピノーサもまた、「我々が重視したのは、描かれる生命体の科学的な裏付け」と、地球外生命体についても現実性を重視してこだわりをもって描いたことを強調する。あることをきっかけに人間へ突如襲いかかることになる、この生命体<ライフ>について、ライアンは「人間は一線を越えがちだ、そして報いを受ける」と、人間のエゴから惨劇がはじまる側面を語り、真田さんもまた「これは娯楽作品であり、人類への警告でもある」と、ただのエンターテインメントだけでなく、作品に込められた大きな意味合いについても語っている。SF映画史上最高といわれる圧倒的なリアリティ描写で、「明日、起きても不思議ではない」現実味あふれるストーリーを描いた本作。この夏の“最恐”SFホラーを、まずはここからチェックしてみて。『ライフ』は7月8日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ライフ 2017年7月8日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開
2017年07月04日ルーニー・マーラが主演を務め、ブロードウェイにも衝撃を与えた戯曲を基に描く『ウーナ』。このほど、その予告編映像とポスタービジュアルが公開された。ウーナは、13歳のときに許されぬ恋をした。相手は父親の友人でもある隣人のレイ。2人の年齢は親子ほど離れていたが、お互いに愛し合っていた。しかし、その恋はある夜に突然終わりを告げる。レイは少女と関係を持ったことにより、逮捕・収監され4年服役。その後、町から姿を消した。一方、ウーナは事件から15年たったいまもレイのことが忘れられず、意味もなく名も知らぬ男に抱かれ、抜け殻のような毎日を送っていた。ウーナと将来を誓ったあの夜、なぜレイは戻ってこなかったのか。ウーナは、レイの所在を突き止め15年ぶりに会いに行くが、彼は名前を変えて過去を捨て、新しい生活を送っていた――。アカデミー賞受賞作製作陣のもとに豪華キャストが集い、デビッド・ハロワーによるローレンス・オリヴィエ賞の戯曲「ブラックバード」を基に描く禁断の恋と破滅の物語。美しい少女ウーナの大人になった姿を演じるのは、『キャロル』でカンヌ国際映画祭女優賞受賞はじめ、アカデミー賞にもノミネートされたルーニー。少女ウーナと禁断の関係を持つレイには、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の将校クレニックやNetflix「ブラッドライン」で知られる名優ベン・メンデルソーン、さらに同じく『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のボーディやTVドラマ「ナイト・オブ・キリング 失われた記憶」のリズ・アーメッドらが共演。無垢で危うい13歳の少女ウーナを、新星ルビー・ストークスが鮮烈に演じている。予告編では、13歳のときに愛した、親子ほど歳が離れていた男レイをようやく見つけたウーナの姿をとらえている。15年ぶりの再会が思いがけないものであることは、レイの狼狽えぶりからも伝わってくる。あのころ、わたしは“タブー”を冒したのか――。この禁断の愛の結末は、スクリーンで確かめてみて。『ウーナ』は7月16日(日)、19日(水)、21日(金)、22日(土)にて新宿シネマカリテ「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2017」にて上映。そのほか「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2017」出品作品の予告編が公開された。■『グレースフィールド・インシデント』■『DEAD7 デッド・セブン』■『パトリオット・ウォー ~ナチス戦車部隊に挑んだ28人~』■『ケージ・ダイブ』「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2017」は7月15日(土)~8月18日(金)新宿シネマカリテにて開催。(text:cinemacafe.net)
2017年07月03日ひとり息子を亡くした夫妻が、ペンと葉書だけを武器にヒトラー政権に抵抗していった驚くべき実話を映画化した『ヒトラーへの285枚の葉書』。このほど、妻アンナを演じたイギリス出身のアカデミー賞女優エマ・トンプソン、夫オットーを演じたアイルランド出身の名優ブレンダン・グリーソンのインタビュー動画がシネマカフェに到着した。フランスがドイツに降伏した1940年6月、ベルリンのアパートで暮らすオットーとアンナのクヴァンゲル夫妻のもとに1通の封書が届く。それは最愛のひとり息子ハンスが戦死したという残酷な知らせだった。心のよりどころを失った夫婦は悲しみのどん底に沈むが、ペンを握り締めたオットーは、「総統は私の息子を殺した。あなたの息子も殺されるだろう」とヒトラーへの怒りをポストカードに記し、アンナとともにそれを街中にこっそりと置く、というささやかな活動を繰り返すようになる。だが、ゲシュタポのエッシェリヒ警部(ダニエル・ブリュール)の捜査がクヴァンゲル夫妻に迫り…。600ページを越す大著をわずか4週間足らずで書き上げたという、ハンス・ファラダによる原作「ベルリンに一人死す」をもとに、ナチスドイツの“恐怖政治”に抵抗した実在の労働者夫婦を描いた本作。息子を戦争で亡くした母親アンナを熱演したのは、『ハワーズ・エンド』(’92)でアカデミー賞主演女優賞、『いつか晴れた日に』(’95)ではアカデミー賞脚色賞受賞と2度のオスカーに輝き、『ハリー・ポッター』シリーズのトレローニー教授や『美女と野獣』のポット夫人役でも知られるエマ・トンプソン。イギリスの名門ケンブリッジ大学で学んだ知性派の彼女は、最愛の息子を失ったことで戦争に疑問を抱く労働者階級の母親を演じた本作について、市民が互いに監視しあい、行動を密告することが推奨され、普通の人間として振る舞うことが難しかった時代に、夫婦が純粋に行動した姿に感動したと熱く語る。「私は高等教育を受けることができ、知識を得ることで自信を持つことができたが、恵まれない境遇で狭い世界で生きてきたアンナが生きる目的をみつけ、自発的になっていくことが素晴らしい」と、アンナの思いにも寄り添った。さらに、「(夫役の)ブレンダン・グリーソンとの関係構築を主導してくれた」のはヴァンサン・ペレーズ監督だったそうで、「夫婦の物語の真実を描いている」と絶賛を贈っている。また、オットーを演じたのは、同じく『ハリー・ポッター』シリーズのマッドアイ・ムーディ役として世界中の子どもたちの人気者でもあり、最近では『未来を花束にして』でキャリー・マリガン演じる主人公モードと密接に関わる警部役が印象深い名優ブレンダン・グリーソン。私生活では、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』などのハリウッド大作から『ブルックリン』『エクス・マキナ』などの個性的な作品で活躍している俳優ドーナル・グリーソンの実父としても知られている。グリーソンは、「エマ・トンプソンと共演できるまたとない機会だ」とその共演を喜び、本作を「息子の死で打撃を受けて消えかけた夫婦の愛情が再び燃え上がる美しい物語」と分析。物語のモデルとなった夫妻が残した実際の葉書も目にしたそうで、原作の名著が生まれるまでの経緯にも触れながら、「残された写真を見るとなんだか鳥肌が立つよ」と明かしている。『ヒトラーへの285枚の葉書』は7月8日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヒトラーへの285枚の葉書 2017年7月8日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開(C) X Filme Creative Pool GmbH / Master Movies / Alone in Berlin Ltd / Pathé Production / Buffalo Films 2016
2017年07月03日エズラ・ミラーが主演を務め、1971年に実際に行われた“世界一悪名高い”心理実験「スタンフォード監獄実験」を映画化した衝撃作『プリズン・エクスぺリメント』。サンダンス映画祭で3冠を獲得した本作から、予告編とともにポスター&場面カットが一挙に解禁となった。1971年8月――。スタンフォード大学心理学部のジンバルドー教授(ビリー・クラダップ)は、夏休みの校舎を利用してとある実験を始めた。被験者として募集された男子学生を、9名の看守と9名の囚人グループに分け、刑務所生活を再現、“役割”が人にどのように影響するかを調べるというものだった。“看守は囚人に暴力を振るわない”など、いくつかの条件の下、実験は始まった。囚人番号8612となったダニエル(エズラ・ミラー)は刑務所に収監されるが、反抗的な態度から看守役の屈辱的な命令がエスカレートし、ついには禁止されているはずの暴力にまで発展する。しかし、監視カメラで様子をみているジンバルドー教授はスタッフの制止もきかず、実験の続行を命令。その一方、ダニエルはひとり、気が狂ったふりをして脱出し、皆を助けに戻ると約束するが…。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』や『ジャスティス・リーグ』の注目俳優エズラが主演を務める本作。『ハート・ロッカー』でアカデミー賞を受賞した仕掛け人ブライアン・ジェラティが、1971年にアメリカ・スタンフォード大学で実際に行われた心理実験を、2001年のドイツ映画『es/エス』、2010年のアメリカ映画『エクスペリメント』に続いて映画化した。その心理実験とは、健康な男子大学生を囚人役と看守役に分け、“立場”や“役割”が人に与える影響を調べるもの。期間は当初、14日間の予定だったが、実験が開始するや否や暴力が蔓延し、学生たちの精神を破壊、わずか5日で幕を閉じたとされる。本作では、原作となった心理学書「ルシファー・エフェクト」を忠実に映像化。“命令”の名のもとに、普通の人間がいとも簡単に残忍になり、人格破壊をしていくかをあぶり出し、サンダンス映画祭ほか世界中の映画賞で絶賛を受けた。エズラが主人公のダニエルを熱演し、心理学教授役を『ウォッチメン』『20センチュリー・ウーマン』などのビリー・クラダップが務めるほか、『NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム』「13の理由」のマイルズ・ハイザー、『ウォールフラワー』「ガールボス」のジョニー・シモンズ、スピルバーグ監督作『Ready Player One』(原題)や『X-MEN:アポカリプス』のタイ・シェリダン、『キングコング:髑髏島の巨神』のトーマス・マン、『JUNO/ジュノ』『ジャッジ・ドレッド』のオリヴィア・サールビーなど、若手キャストたちが集結。まずは、“人間が壊れる”その過程を、この予告編から確かめてみて。『プリズン・エクスぺリメント』は7月19日(水)より新宿シネマカリテにて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月03日映画『ザ・ウォール』が、2017年9月1日(金)より全国の劇場で公開される。イラク戦争時に実在し、37人ものアメリカ兵を殺害したイラク最恐のスナイパー・ジューバに狙われた主人公が、極限の頭脳戦に挑む様を描く本作。謎多き最恐のスナイパー・ジューバの狂気と緊迫感溢れる展開で、観る者をスクリーンに引きずり込むサバイバル・スリラーだ。最恐のスナイパー・ジューバとは?ジューバは当時アメリカ軍兵士を次々と狙撃する動画をインターネットに投稿し、その過激性で注目を集め欧米諸国を震撼させた人物。イラクでは若者たちからヒーローとして崇められるほどの伝説的存在であったが、その後の行方は今も判明しておらず、ISISに殺害されたとの噂もあるが遺体は見つかっていない。名匠ダグ・リーマンが監督メガホンを取るのは『ボーン』シリーズの仕掛人として名を馳せているほか、『Mr.&Mrs.スミス』や『オール・ユー・ニード・イズ・キル』でのアクション・ディレクティングでも高い評価を得ている名匠ダグ・リーマン。2017年にはトム・クルーズと再びタッグを組んだ『American made(原題)』がアメリカ公開を控えるなど、その勢いは留まるところを知らない。主演に『キック・アス』のアーロン・テイラー=ジョンソンそして主人公アイザックを演じるのは、映画『キック・アス』の主演で注目を集め、その後『GOZZILA/ゴジラ』や『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』など話題作への出演が続く、若手注目株のアーロン・テイラー=ジョンソン。2017年秋に公開となるトム・フォード監督映画『Nocturnal Animals(原題)』で見事ゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞した彼は、本作で最恐のスナイパーに狙われ翻弄される主人公を演じる。なお本作の脚本は、まだ映画化されていない良質な脚本をハリウッドの重役たちか毎年選出する、“ハリウッド ザ・ブラックリスト”に選出された1本。近年では『スラムドッグ$ミリオネア』や『アルゴ』、『セッション』、『スポットライト 世紀のスクープ』など、ブラックリスト選出脚本の映画化作品でアカデミー賞を受賞している作品が数多くあることから、本作にもその期待が高まっている。あらすじ2007年、アメリカ兵のスナイパーであるアイザック(アーロン・テイラー=ジョンソン)とマシューズ(ジョン・シナ)は、イラクの荒廃した村で瓦礫の中に残った大きな壁に潜む敵を狙っていた。しかし5時間経っても動きがない。マシューズが様子を見に壁に近づくと、想定外の場所から銃撃に遭い倒れる。援護に向かったアイザックも撃たれ、壁の背後に命からがら逃げ込む。身動きの取れなくなったアイザックの無線に、謎の男からの声がかかる。「仲間だ。すぐに助けに行くから、名前とIDを言え。」男のかすかな訛りを聞き分けたアイザックは、男の正体を確かめようとするのだが...。作品情報映画『ザ・ウォール』公開日:2017年9月1日(金)原題:THE WALL監督:ダグ・リーマン脚本:ドウェイン・ウォーレル(『デンジャー・コール』)キャスト:アーロン・テイラー=ジョンソン(『キック・アス』『GOZZILA/ゴジラ』『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』)、ジョン・シナ(WWE 所属プロレスラー)製作:Amazon Studios(c)2017 AMAZON CONTENT SERVICES LLC
2017年07月03日エマ・ワトソンがベル役を好演する、現在絶賛公開中の映画『美女と野獣』。4月の公開より『アナと雪の女王』を越える大ヒットスタートを切った本作が、公開69日目を迎えた6月28日(水)時点で、興行収入119億1,670万円、動員859万1,200人に到達。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の116億円を抜き、ウォルト・ディズニー・ジャパン歴代興行収入歴代3位に浮上したことが分かった。魔女の呪いによって野獣の姿に変えられてしまった美しい王子。呪いを解く鍵は、魔法のバラの花びらが全て散る前に誰かを心から愛し、そして愛されること――。だが、野獣の姿になった彼を愛する者などいるはずがなく、独り心を閉ざして暮らしていた。そんな絶望の日々に変化をもたらしたのは、聡明で美しい女性、ベル。自分らしく生きながらも、周囲から「変わり者」と呼ばれ心に孤独を抱えていた彼女は、外見に囚われ本当の自分を見失っていた王子を少しずつ変えていくが…。『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役でお馴染みのエマがベル役を演じているほか、野獣役をダン・スティーヴンス、野獣の宿敵・ガストン役をルーク・エヴァンス、ルミエール役をユアン・マクレガー、ポット夫人役をエマ・トンプソンが扮しているなど、絢爛豪華な実力派スターが結集しているのも注目どころ。また、昆夏美(ベル役)や山崎育三郎(野獣役)など、実力派豪華キャストが揃う“プレミアム吹き替え版”も好評を得ている。今回、興収119億円突破、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の記録も超え、日本での『美女と野獣』大ヒットの祝福ムードにぴったりの本編映像が到着。映像は、野獣の城で囚われの身となったベルを、お城の住人たちが心を込めてもてなす「Be Our Guest(ひとりぼっちの晩餐会)」のシーン。アカデミー賞8回受賞を誇るディズニー音楽の巨匠、アラン・メンケンが手掛けた名曲を、ユアンが歌いあげる華やかな一幕だ。また、ネット上ではユアンの美声に歓喜する一方で、プレミアム吹き替え版で同じくルミエールを演じる成河について、「声に惚れた」「演技も歌も最高」「ユアンに全然負けてない成河さんのルミエール素敵」と絶賛の声が相次いでいる。映像ではそんな声に応えて、ユアンが歌う字幕版と併せ、成河さんのプレミアム吹き替え版バージョンも解禁。2人の声を一気に堪能できる、贅沢クリップとなっている。そして実はこのシーン、完成までに1年が費やされ、映画1本つくることができるくらいの費用がかけられたという驚異の場面!ビル・コンドン監督は、“観客にはエマ・ワトソンと同じ場所に座っている気持ちになり、目の前でステージの幕が開き、すばらしい舞台を見るという疑似体験をして欲しい”という考えのもと、最高のスタッフ陣と制作に取り組んだそう。実際に映画を観た人からは、「ディズニーランドに来たみたいに、楽しい気持ちなる!」という声が上がっており、ぜひ劇場の大スクリーンで体感して欲しい注目シーンともなっている。『美女と野獣』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:美女と野獣 (2017) 2017年4月21日より全国にて公開(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
2017年06月30日過去のつらい出来事により心に大きな悲しみを抱えた人々が、ある出会いによって、少しずつ前向きに生きていこうと変わり始める…。そんな“出会いと再生”の映画の傑作が、この7月に連続公開される。これから夏休みにかけて何か新しいことに挑戦するという人や、久々にゆっくり家族と過ごすという人も多いはず。1つ1つの新しい出会いや関係性が、いっそう大切なものに思えてくる、“出会いと再生”の3作品をご紹介。■最高の友情を手にした2人の女性の人生賛歌!『歓びのトスカーナ』7月8日(土)公開イタリアのアカデミー賞といわれる「ダビッド・ディ・ドナテッロ賞」にて作品賞、監督賞、主演女優賞ほか5部門受賞した本作。日本でもスマッシュ・ヒットを飛ばした『人間の値打ち』の名匠パオロ・ヴィルズィ監督が、イタリアの名女優ヴァレリア・ブルーニ・テデスキと再タッグを組む。緑あふれるトスカーナの診療所から抜け出した、おしゃべりで自由奔放な自称・伯爵夫人のベアトリーチェ(テデスキ)と、自分の殻に閉じこもるタトゥーだらけのドナテッラ(ミカエラ・ラマッツォッティ)。外見も性格もまるで正反対の2人が、過去のトラウマを清算する旅路の中で、やがて掛け替えのない絆で結ばれていく友情ドラマ。ユーモアと、時に辛らつな表現も織り交ぜながら、思うようにはいかない人生の喜怒哀楽を情感たっぷりに描き出す。■ある女性との出会いが過去も未来も変える!?『甘き人生』7月15日(土)公開巨匠マルコ・ベロッキオ監督が、イタリアで大ベストセラーとなった自伝小説を映画化したトリノとローマを舞台に紡がれる人間ドラマ。母の謎の死によって心を閉ざしてしまったマッシモ。大人になり、ローマでジャーナリストとして活躍するも、サラエボで紛争を取材した後にパニック障害を発症して病院に送られてしまう。そこで精神科医のエリーザと出会いマッシモは心を開いていく。しかし、今度は父が亡くなり再び過去のトラウマと向き合わなければならなくなる…。激動の戦後イタリアの歴史が1人の男の人生を通して描かれる。『ローマに消えた男』『おとなの事情』などで知られる人気俳優ヴァレリオ・マスタンドレアと、『アーティスト』のフランス女優ベレニス・ベジョが共演。■最愛の人を亡くした父と娘の前に天才セラピスト現る!?『君はひとりじゃない』7月22日(土)公開第65回ベルリン国際映画祭にて銀熊賞(監督賞)を受賞した作品。スイス・ロカルノ国際映画祭で新人監督賞にあたる銀豹賞、ベルリン国際映画祭でLGBT作品に送られるテディ賞受賞の経歴を持ち、ジュリエット・ビノシュを主演に迎えた『ジュリエット・ビノシュ in ラヴァーズ・ダイアリー』も手がけた、いま最も注目すべきポーランドのマウゴシュカ・シュモフスカが監督。彼女の作品が日本で劇場公開されるのは本作が初めて。最愛の母の死以降、摂食障害に陥った娘。そして、妻を失い、死に関して感情を抱かなくなってしまった父。娘を見かねた父はセラピストのアンナのもとに通わせるが、アンナのセラピーは、普通では考えられない方法だった――。止まってしまった時間を、悲しみと寄り添いながら二人三脚で取り戻していく家族ドラマも必見。(text:cinemacafe.net)
2017年06月30日当時迫害されていたユダヤ人を動物園の檻に匿い、300人もの命を救うという奇跡を起こした感動の実話を描いた映画『The Zookeeper’s Wife』(原題)が、『ユダヤ人を救った動物園 ~アントニーナが愛した命~』の邦題で12月に日本でも公開されることが決定した。1939年、ポーランド・ワルシャワ。ヤンとアントニーナ夫妻は、ヨーロッパ最大の規模を誇るワルシャワ動物園を営んでいた。アントニーナの日課は、毎朝園内を自転車で巡り動物たちに声をかけること。時には動物たちのお産を手伝うほど、献身的な愛を注いでいた。しかし、その年の秋にはドイツがポーランドに侵攻し、第二次世界大戦が勃発。動物園の存続も危うくなる中、夫のヤンから「この動物園を隠れ家にする」という驚くべき提案をされる。人間も動物も、すべての生けるものへの深い愛情を持つアントニーナはすぐさまその言葉を受け入れた。ヤンがゲットー(ユダヤ人の強制居住区域)に忍び込みユダヤ人たちを次々と救出し、動物園の檻に忍び込ませ、アントニーナは得意のピアノや温かい食事で、彼らの傷ついた心を癒していく。時にそのピアノの音色は、「隠れて」「逃げて」などの合図になることもあった…。この“救出活動”がドイツ兵に見つかったら、自分たちだけでなく我が子の命すら狙われてしまう。夫のヤンが不在になることも多い中、アントニーナはひとり“隠れ家”を守り、決してひるむことなく果敢に立ち向かっていった。いくつもの危険を冒しながら、いかにして300もの命を救ったのか――。本作は、作家ダイアン・アッカーマンのノンフィクション「ユダヤ人を救った動物園 ヤンとアントニーナの物語」(亜紀書房)が原作。第二次世界大戦中のポーランド・ワルシャワで、動物園の園長夫妻ヤンとアントニーナが、ユダヤ人を動物園に匿い、300人もの命を救った姿を描いた知られざる感動の実話だ。公開されたアメリカでは、541スクリーンの小規模ながらTOP10に入る大ヒットを記録。今年公開のインディペンデント映画作品において、公開1週目で今年度最高(4月時点)の興業収入で1位を獲得している。主演を務めるのは、アカデミー賞作品賞ほか多くの賞レースにノミネートされたキャサリン・ビグロー監督作『ゼロ・ダーク・サーティ』で、CIAの女性分析官を演じたほか、『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』『オデッセイ』などに出演するジェシカ・チャステイン。本作でも、強さと優しさを兼ね備えた美しい主人公・アントニーナを熱演している。またアントニーナの夫・ヤンを、第86回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『オーバー・ザ・ブルースカイ』のヨハン・ヘルデンベルグが演じるほか、「ゲーム・オブ・スローンズ」ルース・ボルトン役でお馴染みのマイケル・マケルハットン、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』『ヒトラーへの285枚の葉書』のダニエル・ブリュールらが出演。監督は『クジラの島の少女』のニキ・カーロが務めている。『ユダヤ人を救った動物園 ~アントニーナが愛した命~』は12月、TOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年06月30日『トイ・ストーリー』で“おもちゃの世界”、『モンスターズ・インク』で“モンスターの世界”、『ファインディング・ニモ』では“海の中の世界”、そして『インサイド・ヘッド』では“頭の中の世界”をイマジネーション豊かに描いてきたディズニー/ピクサー。今度は“死者たちの世界”を舞台に描く『リメンバー・ミー』が、2018年3月16日(金)に改めて公開決定、初映像となる特報が到着した。本作の主人公となるミゲルは、音楽が大好きな天才ギター少年。しかし、過去の悲しい出来事がきっかけで彼の一族には「音楽禁止」の厳しい掟があり、ミゲルはギターを弾くどころか、家で音楽を聞くこともできない…という。このたび到着した初映像となる特報では、家族に見つからないよう憧れのミュージシャン・デラクルスを真似て、こっそりギターを弾くミゲルのシーンからスタートする。ある日、家族から禁じられた音楽への夢を募らせるミゲルが、デラクルスの霊廟に飾られたギターを手にしたことをキッカケに、夢のように美しく、まるでテーマパークのような“死者の国”へと迷い込んでしまった!生きている人間に驚いてしまうような、ユーモラスなガイコツたちが暮らす国で、1人混乱するミゲル。そんな彼が出会ったのはガイコツになった、彼のご先祖たち。果たして、彼は無事に元の世界に戻れるのか?すべての謎を解く鍵は、故デラクルスの美しい名曲バラード「リメンバー・ミー」に隠されているというが…。イマジネーションの無限の可能性を追求してきたピクサーが初めて描いた、誰も見たことのない死者の世界を垣間見ることができる、まさに驚きたっぷりの映像だ。そして、『リメンバー・ミー』の重要なキーワードの1つとなるのが、音楽。音楽といえばディズニー・アニメーションが得意とするところだが、ミゲルのセリフでも「音楽の力を信じる」という言葉や、日本語タイトルに使用された作中の「リメンバー・ミー」という曲など、ピクサー史上初めて“音楽”が重要な意味を持つことになった。そんな本作の制作陣には、ピクサー・スタジオの精鋭が集結。製作総指揮は、もちろんジョン・ラセター。そのエモーショナルな展開で世界中を涙させた名作『トイ・ストーリー3』の監督リー・アンクリッチ、プロデューサーのダーラ・K・アンダーソンの2人が再びタッグ。本作でアカデミー賞長編アニメーション賞と主題歌賞にも輝いた2人が7年ぶりに生み出す最新作は、彼らが得意とするファンタジックなストーリーと音楽で、涙なしには観られない感動作となりそうな予感大。とはいえ、今回届いた劇中画像にもあるように、コミカルなガイコツたちの表情には何だかワクワクしてしまう。ラセターも「『リメンバー・ミー』は、あなたの家族を称え祖先を称賛する、とてもエモーショナルで、日本の皆さんにとっても、とても特別な作品になると思います」とコメントを寄せている本作。そんな不思議で、どこか陽気な、“この世のものとは思えない”驚きの世界を、ここから確かめてみて。『リメンバー・ミー』は2018年3月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月30日7月2日に31歳になるリンジー・ローハンが、誕生日を目前にして無邪気で切ないツイートを投稿した。誕生日をギリシャで祝う予定らしいリンジーは、「ブリトニー、パリス、今週末、私の誕生日を祝いにミコノスに来て。ビヨンセ、あなたもね」と3人を誕生日パーティーに招待。「#ナイスガールズ」のハッシュタグと、頬を赤く染めて笑っている絵文字付きだ。リンジーはかつてブリトニー・スピアーズ、パリス・ヒルトンとよくつるんでいた。しかし、2006年、パリスの悪友ブランドン・デイヴィスがクラブでリンジーを目の前にして暴言を吐き、それを見ていたパリスが大笑いしたことから2人は犬猿の仲に。さらに2013年にはパリスの弟バロンがリンジーの連れの男性に暴行を受けたとしてパリスがリンジーに絶縁宣言した。ブリトニーはイスラエル公演を控え、ビヨンセは双子を出産したばかりで招待に応じることは無理そうだが、パリスなら仲直りするいい機会にも!?3人からの返信はまだない。さらにリンジーはもう1件、無謀なツイートをしている。アカデミー賞女優のエマ・ストーンに向けて『ミーンガールズ2』(原題)を一緒に撮ろうと呼び掛けたのだ。ところが、『ミーンガールズ2』というタイトルの映画はすでに存在することがファンの指摘で発覚。リンジーが本気でエマを誘って『ミーンガールズ』の続編を作りたいなら、まずタイトルから考えなくては…。(Hiromi Kaku)
2017年06月29日アル・ゴア元アメリカ副大統領が出演し、地球と人類の未来を予見するドキュメンタリー『不都合な真実』の続編となる『不都合な真実2:放置された地球』。この度、本作から我々へ警笛を鳴らす、目を背けずにはいられない特報映像と、本ポスタービジュアルが公開された。第79回アカデミー賞にて、長編ドキュメンタリー賞と歌曲賞の2部門を受賞したドキュメンタリー作品『不都合な真実』。また、アル・ゴアは地球環境問題啓発に貢献したとしてノーベル平和賞を授与され、映画はドキュメンタリー映画史上に残る記録的大ヒットを記録。その10年ぶりに製作された第2弾が、本作『不都合な真実2:放置された地球』だ。到着した特報映像では、数々の報道番組でもナレーションを務め、本年度の声優アワードで助演男優賞を受賞した声優界の重鎮、大塚芳忠のナレーションで進められていく。氷河融解、超巨大嵐、豪雨、洪水、大気汚染など地球温暖化の影響により起こる様々な異常気象が発生する現状に対し、「地球が悲鳴を上げている!もう限界なんだ!」と声を荒げるアル・ゴア。その一方で、映像ラストでは「地球温暖化が必要だ!寒すぎる!」と訴える米大統領ドナルド・トランプの姿も映し出され、シリアスな中にも皮肉がたっぷり込められた映像に仕上がっている。米国によるパリ協定の離脱が発表され、同盟国や米経済界などで波紋が広がる中、トランプの決断に対しアル・ゴアは「無謀で全く擁護できない行動」と一蹴。「これにより、世界の中での米国の立場は弱まり、限られた時間の中で気候問題を解決することが危ぶまれます」と警笛を鳴らし、「今回のトランプ大統領の決断は、多くの米国人が望んでいる結果とは異なりますが、彼が何をしようとも、我々のこの革命は続きます」と声明を発表、改めて地球環境問題解決への取り組みに対する確固たる決意を表明した。また、ボニー・コーエンとジョン・シェンク監督もまた、今回の決断に対し「非常にショックを受けるとともに失望しています」と声明を発表。本作について「当時パリ協定を実現させるために裏で奔走した人々の努力や情熱が描かれています」と語り、「トランプ大統領が世界に対する米国の貢献を邪魔するのであれば、我々ひとりひとりがこの地球のために立ち上がろうではありませんか」と訴えかけている。『不都合な真実2:放置された地球』は2017年秋、TOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年06月29日NASAの宇宙開発史を陰で支えた、知られざる黒人女性たちの実話を映画化した『ドリーム』。このほど、彼女たちの目標が人類の夢へと重なっていく日本版予告が完成、さらにケビン・コスナー、キルスティン・ダンストらの姿も見える、新たな場面写真も到着した。ブラッド・ピット×デヴィッド・フィンチャーの「Empire 成功の代償」で第73回ゴールデン・グローブ賞TVシリーズ部門主演女優賞を獲得したタラジ・P・ヘンソン、『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』で第84回アカデミー賞助演女優賞を受賞したオクタヴィア・スペンサー、第89回アカデミー賞作品賞『ムーンライト』にも出演する個性派シンガーのジャネール・モネイが、それぞれNASAの“頭脳”=コンピュータとして重要な役割を担った3人の黒人女性に扮する本作。さらに、『ムーンライト』で見せた熱演により第89回アカデミー賞助演男優賞に輝いたマハーシャラ・アリ、ケビン・コスナー、キルスティン・ダンスト、ジム・パーソンズら、キャストのアンサンブルも見逃せない。監督は、日本でもスマッシュヒットを記録したハートフルコメディ『ヴィンセントが教えてくれたこと』のセオドア・メルフィが務めている。そんな本作から、苦難に屈せず奮闘する3人の黒人女性たちの思いが、前例のない人類の夢へと重なっていく日本版予告が到着。舞台となるのは、1960年代初頭、有色人種への差別意識がまだ色濃い時代。加えて、アメリカは宇宙開発競争において、旧ソ連に遅れをとっていた。映像では、故障車とともに立ち尽くす3人の黒人女性が白人警官に呼び止められるものの、彼女たちがアメリカの威信を懸けた一大プロジェクトである宇宙開発を推進するNASAの職員だとわかれば、警官がパトカーで先導する、奇跡的ともいえる光景から始まっている。ただ、そのNASAでは彼女たちの扱いは劣悪そのもの。それでも、白人男性社会の中でも決して卑屈になることなくひたむきで、キャサリン(タラジ・P・ヘンソン)はスタッフォード(ジム・パーソンズ)に邪険にされながらも特別チームで天才的な計算能力を発揮し、誰よりも鋭い観察眼を持ち合わせ設計に携わるメアリー(ジャネール・モネイ)は「君が白人男性ならエンジニア希望かね?」という上司の問いにも「別に。もうエンジニアですから」と強気の反撃、また多くの女性職員たちのお手本であり続け、陰のスーパーバイザーとなり、正式な管理職への昇進を夢見るドロシー(オクタヴィア・スペンサー)の頼もしい姿を垣間見ることができる。公私ともに直面する人種差別・女性差別の中、「人を宇宙に連れていく」という前例のない人類の夢の実現へ奮闘する彼女たちの驚くべき道のりが、親しみやすく、心揺さぶる爽快なストーリーとして描かれていることが分かる。また、そんな予告編を彩る音楽は、11度のグラミー賞に輝く人気実力ともに頂点に立つミュージシャン、ファレル・ウィリアムスが書き下ろしたもの。どこか60‘Sの懐かしさがありながらも、ポップでポジティブな精神を感じさせる曲ばかり。本作に強く共感したファレルは、音楽のみならず製作にも名を連ねており、「これほど強く刺激を受けたことはないよ。この話には上昇気分がみなぎっているから、音楽でもふさわしいものにしなければならないと思ったんだ。これらの歌が彼女たちのエネルギーの根源を反映できているといいね」と、音楽に込めた思いを明かしている。合わせて到着した場面写真には、黒板にギッシリと数式を書き込んでいくキャサリン、同僚の女性たちを引き連れ、自信をみなぎらせるドロシーに加え、宇宙特別研究本部のボスとして、史上初めて黒人女性のキャサリンを登用するハリソンに扮したケヴィン、「偏見はない」と口では言いながら、ドロシーの昇進の障壁となる上司ミッチェルに扮したキルスティンを演じた2人の、味わい深い好演にも期待が高まるショットとなっている。『ドリーム』は9月29日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドリーム 2017年9月29日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) 2016Twentieth Century Fox
2017年06月29日アカデミー賞を主催している映画芸術科学アカデミーが、公式サイトにて今年のアカデミー新規会員候補を発表した。57か国、774名の候補の中には日本人の名前も。俳優部門に真田広之、菊地凛子、監督部門に三池崇史、ドキュメンタリー部門・フィルム編集部門の2部門に『ミリキタニの猫』の出口景子らが発表されている。アカデミーは去年と同じく会員の“多様性”を課題としており、今年の新規会員の39パーセントは女性、30パーセントが有色人種、7部門が女性のメンバーが男性より多く、19歳(エル・ファニング)から95歳(ベティ・ホワイト)と幅広い年齢層から選んだ。家族のつながりも大切にしているようで、アナ・ファリス&クリス・プラット、カリーナ・ラウ&トニー・レオン、『ムーンライト』のプロデューサーのアデル・ロマンスキー&撮影監督のジェームズ・ラクストンは、夫婦でリスト入りを果たしている。会員候補者たちは、アカデミーの招待を受け入れれば、秋には正式な会員となる。通常、ほとんどの候補者たちが会員になるが、過去にはヴィゴ・モーテンセンが2007年に『イースタン・プロミス』で主演男優賞にノミネートされた後、会員候補となったが辞退。2016年に『はじまりへの旅』で再び主演男優賞にノミネートされた際、「もしまた会員候補にしてくれるなら今度はぜひ会員になりたい」と「The Wrap」に語っていた。その言葉を受けてか、ヴィゴは今年、再び会員候補入りしている。(Hiromi Kaku)
2017年06月29日『母と暮せば』の二宮和也と『おくりびと』の名匠・滝田洋二郎監督のコンビが初タッグを組み、注目を集める『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』。このたび、二宮さんはじめ、西島秀俊、綾野剛、宮崎あおい、竹野内豊ほか実力派キャスト陣が集結した30秒の特報映像と、登場人物たちの劇中ビジュアルが解禁となった。戦争で失われた、伝説の“料理全席”――。激動の1930年代、満州に渡った天皇の料理番・山形直太朗(西島秀俊)が考案した究極の美味112品によるフルコース「大日本帝国食菜全席」。歴史の闇に消えたレシピの謎を追い、メニューの完全再現に挑むのは、絶対味覚=“麒麟の舌”を持つ料理人・佐々木充(二宮和也)。彼はこれまで、愛を知らずに生きてきた。もう1人の“麒麟の舌”を持つ男の生涯を知るまでは…。かつて世界を料理で変えようとした料理人が、自らの命をかけてレシピに隠した秘密とは?伝説のメニュー、最後の1皿=(ラストレシピ)が再現されるとき、70年の時を繋ぐ“壮大な愛”が明らかになる――。2006年公開のクリント・イーストウッド監督作『硫黄島からの手紙』ので世界中から注目を集め、2015年公開の山田洋次監督作『母と暮せば』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。いまや名実ともに日本を代表する演技派俳優となった二宮さんが主演を務める本作。2008年公開『おくりびと』で日本アカデミー賞最優秀作品賞・最優秀監督賞W受賞をはじめ、第32回モントリオール世界映画祭グランプリ、さらには日本映画史上初の快挙となる第81回米国アカデミー賞外国語映画賞を受賞した滝田監督と初めてのタッグを組んだ。このほど解禁された特報映像では、西島さん演じる天皇の料理番・山形が、70年前に考案した幻のフルコースがお披露目される。原作は、伝説のTV番組「料理の鉄人」を手がけた作家・田中経一、絢爛豪華なメニューの映像化と出演者への調理指導は料理界の重鎮・服部幸應が全面協力しているだけあり、その料理の数々も目を見張る。滝田監督のもと、二宮さん、西島さん、綾野さん、宮崎さん、竹野内さんら超豪華俳優陣が紡ぎだす、現代と過去が交錯する映像は必見。二宮さん演じる佐々木、西島さん演じる山形、そして佐々木の唯一無二の理解者である、綾野さん演じる柳沢のそれぞれの涙の理由とは?『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』は11月3日(金・祝)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月29日『40歳の童貞男』でメガホンを取ったジャド・アパトーが製作を手掛ける、“ポップスター”の失敗と挫折と転落を描いた、波瀾爆笑のしくじりコメディ『俺たちポップスター』(原題:『POPSTAR NEVER STOP NEVER STOPPING』)。この度、本作の予告編と、ゴールドの背景が目立つポスタービジュアルが公開された。幼なじみのコナー(アンディ・サムバーグ)、オーエン(ヨーマ・タコンヌ)、ローレンス(アキヴァ・シェイファー)が結成した世界的に有名なヒップホップバンド“スタイル・ボーイズ”。 ところが、フロントマンのコナーが“コナー4リアル”として突如ソロデビューし、バンドは呆気なく解散。 専属DJに成り下がったオーエンと、引退して農場主となったローレンスを尻目に、ファーストアルバムが大ヒット して人気絶頂のコナーは自分のドキュメンタリーを製作することに。 しかし、やることなすことが全て裏目に出てしまい、セカンドアルバムは不評で大コケ。世界ツアーも大トラブルで中止に追い込まれてしまう。 果たして、彼らの運命は…?『40歳の童貞男』や『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』のジャド・アパトーが製作を手掛け、「サタデー・ナイト・ライブ」でブレイクしたコメディ・グループ「ザ・ロンリー・アイランド」のアンディ・サムバーグ、ヨーマ・タコンヌ、アキヴァ・シェイファーが製作・監督・脚本・出演を務めるなど、ハリウッドを代表するエンターテイナーがタッグを組んだ本作。到着した予告編では、子ども時代、楽しそうに歌う場面や、見事なドラム演奏を披露するシーン、そして大勢の観客の前でライブを行うシーンなどが映し出される。さらに本作には、俳優、コメディアン、ミュージシャンなど、あっと驚く豪華セレブも多数カメオ出演しているのも注目。『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したことでも記憶に新しいエマ・ストーンや、シンガーソングライターのマライア・キャリーを始め、ジャスティン・ティンバーレイク、キャリー・アンダーウッド、リンゴ・スター、ビル・ヘイダー、ウィン・バトラー、「ザ・ルーツ」などなど、ほかにも錚々たるメンバーが出演する。『俺たちポップスター』は8月5日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2017年06月29日映画『アトミック・ブロンド』が、2017年10月20日(金)より全国ロードショー。シャーリーズ・セロンが魅せるスパイアクションMI6の女スパイ、ロレーン・ブロートンが、消えた諜報員と最高機密のリストの奪還を命じられ、世界中のスパイたちと争奪戦を繰り広げるアクションムービー『アトミック・ブロンド』。ブロートンは、接近戦のプロ”で、エレベーターが到着するシーンでは“潜入と脱出、容赦なく群がる殺し屋たちとの激しいバトルを繰り広げる。その他にも、ピンヒールを使った攻撃、敵の首に縄を括り窓から飛び降りるなど、次々とアクションを繰り広げていく。主人公の女スパイ、ロレーン・ブロートンを演じるのは、『モンスター』でアカデミー賞を受賞し、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などでも高く評価されている。シャーリーズ・セロンは『アトミック・ブロンド』で大迫力のアクションを入魂の演技で体現する。フランスの美しき女スパイ「デルフィーヌ」ブロートンと心を通わせようとするフランスの美しき女スパイがデルフィーヌ。周囲が信用できず1人任務遂行のために命を賭けているブロートンの唯一の救いとも言えるキャラ。両者のやり取りは、どこか危険で妖艶な美しさを漂せている。この役を演じるのはソフィア・ブテラ。ヒット映画『キングスマン』では義足の殺し屋ガゼルを演じで大きなインパクトを残した。ソフィアは、デルフィーヌについて次のように話す。「出会った瞬間からデルフィーヌはブロートンに魅了されます。とても美しく、自信に満ちていて、威厳がありますから。デルフィーヌの愛情は、ブロートンの冷たい外見や態度を少し溶かし始めていくんですよ。」可憐な衣装また、可憐な衣装も見どころのひとつ。「80年代のファッションから最高にカッコいい要素を見つける」というテーマの元、当時のベルリンにあった60年代・70年代のアイテムも巧みに取り入れつつ作り上げられたそのスタイルは、まさにシャープでスタイリッシュ。セロン本人からの「革のコートを着てガーターベルトを付けて変装しているスパイがいたらどうだろう」というアイディアも加わり、独特なスタイルが完成している。その他のキャスト監督は『ジョン・ウィック』の共同監督で、『デッドプール』の続編監督にも決定しているデヴィッド・リーチ。キャストには、『X-MEN: アポカリプス』や『スプリット』の主演を務めた演技派俳優ジェームズ・マカヴォイ、ジョン・グッドマン、トビー・ジョーンズらが出演。作品詳細映画『アトミック・ブロンド』公開日:2017年10月20日(金)監督:デヴィッド・リーチ出演:シャーリーズ・セロン、ジェームズ・マカヴォイ、ソフィア・ブテラ、ジョン・グッドマン、トビー・ジョーンズ他配給:KADOKAWA© 2017 COLDEST CITY, LLC.ALL RIGHTS RESERVED.
2017年06月27日スペインのアカデミー賞である第30回ゴヤ賞で、作品賞や監督賞、主演男優賞、助演男優賞、脚本賞と最多5冠に輝いた『しあわせな人生の選択』が、7月1日(土)より日本公開される。本作で主人公を演じるのは、米アカデミー賞最優秀外国語映画賞『瞳の奥の秘密』やアルゼンチンの大ヒット作『人生スイッチ』などで知られるリカルド・ダリン。このほど、彼が演じる余命わずかな主人公が、愛犬を心配するあまり、かかりつけの獣医を困らせてしまう(?)本編映像がシネマカフェに到着した。フリアン(リカルド・ダリン)はスペインで俳優として活躍し、愛犬トルーマンと暮らしていた。一方、トマス(ハビエル・カマラ)はカナダの大学で教鞭をとりながら家族と暮らし、2人はそれぞれの人生を送っていた。年月は流れ、ある日突然トマスがフリアンの前に姿を現す。それは、フリアンのいとこパウラ(ドロレス・フォンシ)から彼の具合がよくないと聞かされたからだった。フリアンはすでに治療をやめ、身辺整理を始めていた。説教されることを嫌がり、最初は親友トマスを追い出そうとするが、トマスはそんなことはおかまいなしに4日間滞在するという。やがて2人は、昔の遠慮のない関係に戻り、フリアンの残り少ない時間を愛犬トルーマンの里親探しや、留学中の息子に会いに行くことなどに費やす。それは2人が一緒に過ごせる最後の日々でもあった――。ペドロ・アルモドバル監督『オール・アバウト・マイ・マザー』やイザベル・コイシェ監督『あなたになら言える秘密のこと』など、数々の名作を世に送り出してきたスペイン映画界から新たに誕生した傑作といえる本作。余命わずかな日々を愛犬トルーマンと共に過ごす男フリアンをきめ細やかに演じるのは、アルゼンチンで最も有名な演技派俳優の1人、リカルド・ダリン。フリアンに振り回されながらも一緒に行動し寄り添う親友トマスを、『トーク・トゥ・ハー』のハビエル・カマラが演じ、フリアンの忠犬トルーマンの演技と存在感も必見となっている。今回解禁された本編映像では、余命わずかな主人公フリアンが親友トマスと共に行きつけの動物病院を訪れるところから始まる。フリアンには長年共に暮らしている愛犬のトルーマンがいる。この先、自分がいなくなった後にひとり残されてしまう愛犬の身を案じ、フリアンは新しい里親を探していたのだ。獣医に「いままでの飼い主がいなくなると犬も喪失感を感じるか?」「新しい里親は自分と同じ独り暮らしの男がいいのか?」と、質問攻めにするフリアン。揚げ句、「あいつ、ほかの犬と暮らせるかな」と心配そうにつぶやく。そんなフリアンの愛犬トルーマンに対する過保護ぶりに、友人のトマスは若干あきれ気味。果たして、フリアンは納得のいく新しい里親を見つけることができるのだろうか…。また、フリアンとトマスが共に過ごす4日間はどのようなものになるのだろうか。2人の名優が織りなす、男たちの友情の行方も気になるばかりだ。『しあわせな人生の選択』は7月1日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:しあわせな人生の選択 2017年7月1日よりヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開(C) IMPOSIBLE FILMS, S.L. /TRUMANFILM A.I.E./BD CINE S.R.L. 2015
2017年06月25日ディズニー最新作・映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』が2017年7月1日(土)に公開される。孤高の海賊“ジャック・スパロウ”など個性的な登場人物も人気な大作だ。孤高の海賊、キャプテン・ジャック・スパロウの過去を知る最恐の敵、“海の死神"サラザールが解き放たれた時、海賊全滅へのカウントダウンが始まってしまう。ジャックがサラザールの復讐から逃れる方法はたった1つだけ。”最後の海賊”のみが見つけ出せると言われる伝説の秘宝「ポセイドンの槍」を手に入れることだった。かつてジャックと冒険を共にしたウィルの息子ヘンリー、女性天文学者カリーナ、宿敵バルボッサなど、様々な運命が交差する中、最後に宝を手に入れるのは誰か?そして、ジャックVS海の死神の決戦の行方はどこへ?すべての謎が明かされる冒険が、ついに幕を開ける。ジョニー・デップにインタビュー『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』の公開前に、ジョニーデップが来日。本作の舞台裏や彼が演じるアイコニックなジャック・スパロウについて話を聞いた。ジャック・スパロウというキャラクターをどのようにして作り上げたのですか?脚本をもらった当初に望まれていた“ジャック・スパロウ像”から、私はだいぶ変えました。彼を演じる上でイメージしたのは、ルーニー・テューンズ(Looney Tunes)に登場するスカンクのキャラクター「ペペ・ル・ピュー(Pepé Le Pew)」です。ぺぺは自身のことをすごくかっこいいと思っているけれど、スカンクなので実際は匂う。ジャックには、それに似たナルシスト的な部分が合うと思ったのです。ジャック・スパロウの魅力は何でしょうか。ジャックの魅力は、とても無邪気で純粋な子供みたいなところ。どんなに無責任でバカバカしいことをしても、許されるところがありますし、どんな状況でもなんとか切り抜けられてしまうのです。おそらく、彼は生きてきて一度も内気だったことがない。そういった意味で、このキャラクターは本当に珍しい役だと思います。ジャック・スパロウを演じる面白さを教えてください。私は絶対に私生活でジャック・スパロウのような行動はできません。俳優として彼になりきれるからこそ、劇中で色んなことができるだけなのです。ジャックになりきっているときは何でもできる、という安心感があるので、彼を演じるのは本当に楽しくてしょうがないです。本作では「ジャック・スパロウ」の誕生が描かれましたが、若き日のジャックをご覧になって、いかがでしたか。また、こういった最先端の映像技術に関してどう思いますか。シリーズで初めて、若き日のジャック・スパロウが登場していますが、それを見たときは奇妙でシュールな感じがしました。本当に自分なのか?と疑ったほどです。こういったテクノロジーがさらに進んでいくと、映画の世界で何でも可能になると思います。例えば将来的に、亡くなった役者が映像内で蘇り、彼らとの共演が可能になるかもしれないですよね。新悪役のサラザールとして、ハビエル・バルデムが出演していますね。ハビエル・バルデムは私の古くからの友なので、彼が参加すると聞かされた時は嬉しく思いました。彼は、相手にやるべきことは何か?熟考すべきことは何か?を的確に投げかけてくる役者です。一緒に演技をしていると、同じリングの上で、お互いに技をかけ合っているかのよう。そういう風にハビエルを目の当たりにできたことは素晴らしい経験になりました。バルデムのサラザールに対するアプローチは威厳がたくさん込められているし、ある種の敬意もたくさん込められている。“コウモリのように地獄からやってきて仕留めてみせる”という執念。サラザールはジャックを殺したいと思っているけど、その一方で、心に傷を負ったヒーローでもあるのです。今作では新しい監督が抜擢されています。監督のヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリは、素晴らしいサプライズでした。彼らは、私がどんなに奇異なことを本作に新たに加えようとしても、常に大歓迎してくれたのです。例えば、あるシーンを幾つか別の方法で撮ってみてほしいと要望すれば、それを試してくれる。アドリブでバカなこともやらせてくれ、創作の一環としてそれを取り入れてくれる。役者の本当の責務は、監督に自分の意見を提出することですからね。最後に『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』について一言お願いします。私たちは今作で、新しいアングルやサプライズを編み出しています。前作以上に奇怪でダークなものにさえなっていて、とても可笑しいことも描かれている。なので、1作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』にあったサプライズ要素を持った作品になっていると思います。『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』の見どころ&新キャラ紹介ディズニー最新作・映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』の見どころ、そして物語を盛り上げるキャラクターたちを演者と共に紹介。あらすじ孤高の海賊、キャプテン・ジャック・スパロウの過去を知る最恐の敵、“海の死神"サラザールが解き放たれた時、海賊全滅へのカウントダウンが始まってしまう。ジャックがサラザールの復讐から逃れる方法はたった1つだけ。”最後の海賊”のみが見つけ出せると言われる伝説の秘宝「ポセイドンの槍」を手に入れることだった。かつてジャックと冒険を共にしたウィルの息子ヘンリー、女性天文学者カリーナ、宿敵バルボッサなど、様々な運命が交差する中、最後に宝を手に入れるのは誰か?そして、ジャックVS海の死神の決戦の行方はどこへ?すべての謎が明かされる冒険が、ついに幕を開ける。ジャック&バルボッサが大暴れ海賊船ブラック・パール号の船長であり、決して北を指さないコンパスを持つ伝説の海賊ジャック・スパロウは言わずもがなジョニー・デップだ。そして、いつもペットの猿を肩に連れたシリーズお馴染みの海賊、キャプテン・バルボッサのジェフリー・ラッシュも登場。ジョニー・デップは「新しい視点や新しい驚きがあります。色々と、より変わった要素があるし、本当におもしろい要素もまた同様に含まれている。だから、『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』以来の、驚きに満ちた作品になると思います。」とコメントしている。新悪役 “海の死神”サラザール新悪役として登場するのは、全海賊の滅亡を謀る“海の死神”サラザール。かつてスペイン将校として、海賊撲滅に情熱をかけていたサラザールは、まだ少年だったジャックにはめられ、死者でも生者でもない存在に。その呪いから解き放たれたことで、幽霊船員を率いながらジャック・スパロウへの復讐のためだけに生きていく。ジャック・スパロウは、この運命から生き延びるために、伝説の「ポセイドンの槍」を見つけなければならない。この役には『ノーカントリー』の冷酷無比な演技でオスカーを受賞し、『007スカイフォール』での悪役の怪演を披露したハビエル・バルデムが抜擢された。ウィルの息子ヘンリーウィル・ターナーの息子のヘンリーは誠実で繊細、その中にも熱い部分を持つ青年。彼は父にかけられた“10年に1度しか陸に上がれない呪い”から助けたいという一途な想いを持っており、呪いを解く「ポセイドンの槍」を手に入れようとジャックに近づく。本作は父のターナーよりも息子のヘンリーが中心となって話が進みそうだ。ヘンリーとカリーナは、本シリーズを通して登場してきたウィルとエリザベスをまさに体現するような男女。彼らの関係にも注目したい。ヘンリー役は『マレフィセント』でオーロラ姫に恋するフィリップ王子役を演じ注目された、イケメン俳優のブレントン・スウェイツ。話題作への出演が続き、今ハリウッドで注目されている若手俳優だ。日本語吹き替え版は、新進気鋭の実力派俳優”中川大志が担当する。ヒロインは天文学者のカリーナヒロインは「ポセイドンの槍」を見つける鍵を握る、美しい天文学者でカリーナ。男勝りで自立しており、エリザベスに近いキャラのようだ。演じるのは、『メイズ・ランナー』シリーズなどで活躍した若手女優カヤ・スコデラーリオ。日本語吹き替え版はハーリウッド映画の出演経験もあり、映画やドラマで活躍する“日本を代表する女優“栗山千明が担当する。オーランド・ブルーム&キーラ・ナイトレイが再びそのほか、自らが海賊の息子だということを知らずに幼少時代を過ごしたウィル・ターナー役をオーランド・ブルーム、さらに彼の妻であるエリザベスとして、キーラ・ナイトレイが復帰。豪華俳優陣が再び大集結した“新生・パイレーツ・オブ・カリビアン"に期待が高まる。最新作の監督に抜擢されたヨアヒム・ローニング&エスペン・サンドベリ『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』の監督は、ノルウェー出身のヨアヒム・ローニング&エスペン・サンドベリ。実話である壮大な海洋冒険物語を描いてアカデミー賞にノミネートされた『コン・ティキ』(2012)など、海が舞台の作品に定評がある注目コンビだ。主に欧州を拠点としていた彼らがどのような味付けをするのかも見所の1つ。日本限定!ずぶぬれ演出ありの「4D上映」が決定さらに『パイレーツ・オブ・カリビアン』作品史上初となる4D上映が決定。シートが前後や上下左右に動いてその衝撃を再現したり、嵐のシーンでは水や風が吹きつけ、雷鳴に劇場全体がフラッシュするなど、映画のシーンを感情的に盛り上げる。他にも香りや煙など、様々な特殊効果で、まるで映画の世界に入ったような感覚で楽しめる鑑賞スタイルだ。4D上映の最大の注目は水の量。テーマパークのアトラクションのようなずぶぬれ演出が体験できるのは日本だけ。圧倒的な海の脅威や、ダイナミックな変貌を描く映像…まるでジャック・スパロウたちと海賊になったような気分で冒険を体感できる。作品詳細『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』原題:Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales公開日:2017年7月1日(土)監督:ヨアヒム・ローニング/エスペン・サンドベリ製作:ジェリー・ブラッカイマー出演:ジョニー・デップ/オーランド・ブルーム/ハビエル・バルデム/ブレントン・スウェイツ/カヤ・スコデラーリオ/ジェフリー・ラッシュ ほか配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン© 2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.<ずぶぬれスプラッシュ4D試写会>実施劇場一覧:イオンシネマ名取、109シネマズ富谷、ユナイテッド・シネマ新潟、中川コロナワールド、金沢コロナワールド、TOHOシネマズ岡南、ユナイテッド・シネマ キャナルシティ 13、ユナイテッド・シネマ熊本実施日:6月23日(金)
2017年06月25日映画『きっと、いい日が待っている』が、2017年8月5日(土)より全国ロードショー。本作は、1967年、デンマークで2人の幼い兄弟が起こしたある愛と奇跡の物語を映画化したもの。舞台は、コペンハーゲンの養護施設。病気の母親から引き離され、”しつけ”という名の体罰が横行する施設に暮らす2人が、絶望と恐怖に立ち向かう様を描いた。2人の絆や、力強い眼差し、そして夢を追い続ける純粋さは、観るものに勇気を与えるだろう。本作のために、デンマークで史上最高視聴率を記録したテレビドラマ「THE KILLING/キリング」の制作スタッフとキャストが集結。デンマーク・アカデミー賞2017では、最多となる6部門を総嘗めするなど、実力派の製作陣による話題の作品だ。監督を務めるのは、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のイェスパ・W・ネルスン。カンヌ国際映画祭の最高賞の受賞暦も持つデンマークの名監督ラース・フォン・トリアー率いる製作会社、ツェントローパの次世代を担う俊英だ。■ストーリー1967年、コペンハーゲン。労働者階級家庭の兄弟、13歳のエリックと10歳のエルマーは、病気の母親と引き離され、男児向け養護施設に預けられるが、施設では、しつけという名のもとの体罰が横行していた。エリックたちは慣れない環境に馴染めず、上級生たちからイジメの標的にされてしまう。弟のエルマーは病を抱えながら宇宙飛行士になるという夢を持っており、エリックは複雑な思いを抱いていた。ある日、叔父が「一緒に暮らそう」と施設を訪ねてくるが、ヘック校長に一蹴されてしまう。悲観したエリックとエルマーは施設からの逃亡を図ろうとするが―。【詳細】映画『きっと、いい日が待っている』(原題:Der kommer en dag)公開日:2017年8月5日(土) YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショー監督:イェスパ・W・ネルスン出演:ラース・ミケルセン(「SHERLOCK」「THE KILLING/キリング」「ハウス・オブ・カード ソフィー・グローベル(「THE KILLING/キリング」) ハーラル・カイサー・ヘアマン、アルバト・ルズベク・リン©2016 Zentropa Entertainments3 ApS, Zentropa International Sweden AB.
2017年06月24日“メイド・イン・ジャパン”のスーパーヒーローを、ハリウッドが圧倒的スケールで描く『パワーレンジャー』。本作をはじめ、アクション大作が続々と公開となるこの夏、実はオーストラリア出身俳優の活躍が目覚ましい。オーストラリア出身といえば、『LOGAN/ローガン』で“ウルヴァリン”を卒業した名優ヒュー・ジャックマンを筆頭に、『マイティ・ソー バトルロイヤル』が控えるクリス・ヘムズワース、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのジェフリー・ラッシュ、海外ドラマ「メンタリスト」のサイモン・ベイカー、さらにニコール・キッドマンやケイト・ブランシェットなど女優陣と、過去にもアカデミー俳優を多数輩出している。2017年夏、映画ファン必見の次世代オーストラリア出身俳優3人に注目した。■デイカー・モンゴメリー:『パワーレンジャー』レッドレンジャー(ジェイソン)役世界中に熱いファンを持つ「パワーレンジャー」シリーズの最新映画で、“レッド”を演じるデイカー。自分の存在価値に悩む高校生でありながら、ヒーローとして仲間たちと地球を守るという“普通の高校生”と“ヒーロー”の両面を持つ主人公を熱演する22歳。まだあどけなさが残るつぶらな瞳と顔つきを残しながらも、ヒーローに変身すると表情は一転。使命感にあふれる厳しい表情に変わり、その多彩な演技の幅を感じさせてくれる。まもなくピンクレンジャー(キンバリー)を演じるナオミ・スコットとともに初来日する。『ダークナイト』でアカデミー賞助演男優賞を受賞した故ヒース・レジャーと同じ、オーストラリア・パース出身。ヒューも卒業した演技学校、西オーストラリア・パフォーミングアート・アカデミー(WAAPA)を卒業するや、『パワーレンジャー』で見事主役の座をつかみ、今年ハリウッドデビュー。まさに“第2のヒュー・ジャックマン”にふさわしい逸材だ。今後は、Netflixの社会現象ドラマ「ストレンジャー・シングス」シーズン2への出演も決定しているので、また新たな表情にも期待したい。■ブレントン・スウェイツ:『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』ヘンリー・ターナー役『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ最新作で重要な新キャラクターとなる、ウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)の息子ヘンリー役を射止めたのは、オーストラリア・クイーンズランド州出身の27歳。先日はジョニー・デップらと来日し、プレミアイベントにも参加した。まさに王子といわんばかりの端正で爽やかなマスクが注目を集め、『マレフィセント』(’14)でフィリップ王子役に大抜擢されると、『キング・オブ・エジプト』(’16)では恋人を死後の世界から連れ戻そうとするベック役で、引き締まった肉体美を見せつけるアクションシーンも熱演!男女問わず人気を集める彼の魅力はとどまるところを知らず、今後も話題作への出演が続くことは間違いない。■ルーク・ブレイシー:『ハクソー・リッジ』スミティ・ライカー役アカデミー賞を席巻した注目作で、主演アンドリュー・ガーフィールド演じる信念の主人公デズモンド・ドスのライバルとして登場するオーストラリア・シドニー生まれの28歳。監督のメル・ギブソンからも“将来有望”と太鼓判を押された彼だが、メル監督も共演のサム・ワーシントンもオーストラリア育ちという共通点が。デビュー作の自国ドラマでいきなりハリウッド関係者の目に留まり、セレーナ・ゴメス共演の『恋するモンテカルロ』(’11)に出演したシンデレラボーイ。『X-ミッション』で主演を務めるなど超大作に次々と出演し、肉弾戦から銃撃戦、カーチェイスなどの激しいアクションシーンを華麗に演じている。その実力と鍛えられた肉体に、一時はあのセレーナもメロメロになったというのも頷ける!?新しい“オージーの波”は、この夏、日本を熱くしてくれそうだ。『パワーレンジャー』は7月15日(土)より全国にて公開。『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』は7月1日(土)より全国にて公開。『ハクソー・リッジ』は6月24日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アラビアの女王愛と宿命の日々 2017年1月21日より新宿シネマカリテほか全国にて公開(C) 2013 QOTD FILM INVESTMENT LTD. ALL RIGHTS RESERVED.パワーレンジャー 2017年7月15日より全国にて公開Motion Picture Artwork (C) 2016 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.POWER RANGERS and all original names, original characters, distinctive likenesses thereof and original trademarks and logos are the exclusive property of Toei Company,ハクソー・リッジ 2017年6月24日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開(C) Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊 2017年7月1日より全国にて公開(C) 2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved
2017年06月24日『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の無双女子・フュリオサ役も記憶に新しいアカデミー女優シャーリーズ・セロンが『ジョン・ウィック』&『デットプール2』の監督と組んで贈る、スタイリッシュ・スパイアクション『アトミック・ブロンド』(全米公開:7月26日)の日本公開が決定。シャーリーズの“ブロンド”がクールな、ティザービジュアルと特報映像が解禁となった。『モンスター』でアカデミー賞を獲得し、近年では『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で高い評価を受けているシャーリーズが、最強の女スパイを演じる本作。『ジョン・ウィック:チャプター2』でもキッレキレの友人キアヌ・リーブスとトレーニングを重ねたそうで、激しいアクションに生身で挑んでいる。メガホンをとったのは、『ジョン・ウィック』の共同監督であり、2018年公開の『デットプール』続編の監督にも決定しているデヴィッド・リーチ。共演には、『X-MEN』シリーズや『ウォンテッド』のジェームズ・マカヴォイに、『キングスマン』のガゼル役で一躍注目され『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』では王女ミイラ役に抜擢されたソフィア・ブテラ、さらに『キングコング:髑髏島の巨神』のジョン・グッドマン、『キャプテン・アメリカ』シリーズのトビー・ジョーンズなど、豪華実力派俳優が脇を固めている。そんな本作から初解禁された特報映像は、「これは私が選んだ人生」とシャーリーズ演じるMI6の女スパイ、ロレーン・ブロートンの独白と、華麗なるガンアクションから幕を開ける。消された諜報員と消えた最高機密のリストの奪還を命じられたロレーンは、世界の運命を握るリストの行方を追ってベルリンへ。映像には、シャーリーズ演じる女スパイのプロポーションの美しさがひと際映える格闘シーンが、クイーンの名曲「キラー・クイーン」に乗せ、繰り広げられる。中でもピンヒールを使った攻撃や、敵の首に縄を括り窓から飛び降りるなど、前代未聞のアクションシーンは圧巻のひと言。マカヴォイやブテラらの姿も確認できる。また、同時に解禁されたティザービジュアルは、印象的な“ブロンド”のロレーンが、クールにサングラスをきめ、革のニーハイブーツを履きこなすスタイリッシュなもの。銃を片手にこちらを見つめる、まさに「最強の女スパイ」の姿とともに「誰も信じるな」というコピーが印象的。その言葉が意味する、最強の女スパイの前に立ちはだかる敵とは…?超豪華なキャストとスタッフが放つ、クールな女スパイの超絶アクション。今後の続報にも期待していて。『アトミック・ブロンド』は10月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月23日『メアリと魔女の花』の劇場公開を7月8日(土)に控え、金曜ロードSHOW!では、米林宏昌監督がスタジオジブリ時代に手がけた『借りぐらしのアリエッティ』と『思い出のマーニー』を2週連続で放送することになった。7年に一度しか咲かない不思議な花<夜間飛行>を見つけた少女・メアリ(声:杉咲花)。一夜限りの不思議な力を手に入れて、雲海にそびえたつ魔法世界へと足を踏み入れるが…。主人公メアリ役を、『思い出のマーニー』でも印象的な声の演技を見せた杉咲さんが演じ、メアリの小さな嘘により大事件に巻き込まれてしまう赤い館村の少年・ピーターを神木隆之介が務めるほか、天海祐希、小日向文世、満島ひかり、佐藤二朗、遠藤憲一、渡辺えり、大竹しのぶといった日本を代表する俳優陣が声優を務める本作。その公開に合わせ、米林監督が手掛けたスタジオジブリ作品『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』が7月7日(金)より2週連続で放送される。今回、ノーカット放送となる『借りぐらしのアリエッティ』(‘10)は、床下に住む小人の少女・アリエッティのひと夏の冒険を描いたファンタジー。「人間に見られてはいけない」それが小人たちの掟だった。しかし、好奇心旺盛なの少女・アリエッティは、その家に病気療養にやってきた少年・翔に姿を見られてしまう。アリエッティと翔の間には不思議な絆が生まれていくが、その2人の交流はアリエッティ一家に危機を招くことになってしまい…。宮崎駿の企画・脚本を米林監督により映画化。アリエッティの声を志田未来、翔の声を神木さんが務めたほか、大竹さん、竹下景子、藤原竜也、三浦友和、樹木希林と豪華なキャストが集結。人間の世界での小さなアリエッティの大冒険は、見ているだけでワクワクする。「天才・宮崎監督の脚本をどうやって映像化するかずいぶん悩みました」という米林監督。「床下で必要なものを“借り”ながら生活している小人たちに、自分たちを重ねながら作った作品です」「人間の男の子“翔”を演じてくれた神木隆之介さんとは『メアリと魔女の花』で7年ぶりに一緒に仕事をしました。改めて彼の能力の高さを知った収録でした」と、感慨深げにコメント。また、7月14日(金)本編ノーカット放送となる『思い出のマーニー』(‘14)は、北海道を舞台にしたファンタジー。幼いころに両親を亡くし、あることをきっかけに周囲に対して心を閉ざしてしまった12歳の少女・杏奈。喘息の療養のため、養母・頼子の親戚が暮らす海辺の村で過ごすことに…。その村には入り江に面して建つ古い屋敷があり、杏奈は村の人が「湿っ地(しめっち)屋敷」と呼ぶその屋敷に心惹かれていく。夢の中にも出てくるようになった湿っ地屋敷には、何故か必ず金髪の不思議な少女・マーニーの姿があって…。やさしく包み込んでくれるような、あたたかい感動の物語。米林監督が脚本も手がけ、杏奈役を高月彩良、マーニー役を有村架純、さらに松嶋菜々子や黒木瞳らが声優を務めた。第88回アカデミー賞長編アニメーション映画賞にノミネートされた。米林監督は「『思い出のマーニー』の制作中にスタジオジブリ制作部の解散が伝えられました」とふり返る。「この作品は静かですが、とても情熱的。僕も思い入れの深い作品です。作中で東京から来た少女“彩香(さやか)”役で出演した杉咲花さんは、『メアリと魔女の花』で主役のメアリを演じてくださいました。彼女の個性ある声は不思議と観た人の心をつかみます」と語り、その声に絶賛を寄せた。「両作品、そして新作『メアリと魔女の花』も主人公が新しい一歩を踏み出す作品です。題材は違っても、作品が観た人の力になれたら…という思いは変わりません」と、言葉に力を込める米林監督。いずれも爽やかな感動をもたらす2作品で、夏の始まりを迎えてみては?金曜ロードSHOW!『借りぐらしのアリエッティ』は7月7日(金)21時より、『思い出のマーニー』は7月14日(金)21時より日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)■関連作品:借りぐらしのアリエッティ 2010年7月17日より全国東宝系にて公開(C) 2010 GNDHDDTW思い出のマーニー 2014年7月19日より全国東宝系にて公開(C) 2014 GNDHDDTKメアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年06月22日