昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(70)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)を刊行したばかりの蛭子が、読者からの相談に答える!【Q】「26歳の息子は上司から何度も借金を頼まれ、20万円以上も貸しているようです。注意をすると『オレの金だから』と聞く耳をもちません。どうしたらやめさせられますか?」(星に願いをさん・54・パート・神奈川県)【A】「たとえ尊敬する人の頼みでも、嫌だと思ったら断っていい」(蛭子能収)本人が「痛っ!」と感じるまで貸し続けるでしょうから、放っておけばいいんです。それにしても、お金の貸し借りは、借りた者は堂々としているのに、貸したほうが気まずくなるのがおかしいですよね。昔、ある芸能人から「お金回してよ」と声をかけられたことがあります。偉そうに人に説教している姿を画面で見ますが、貸した30万円は返してくれません。なんか悲しいですよね。たとえ上司の頼みといっても、断ることができないとしたら問題ですよね。以前、尊敬するビートたけしさんと、知り合いの平口広美さんという漫画家に会いに行った帰りに、「いまから蛭子さんの家に行きたいな」と言われたことがあります。オレはたけしさんのオーラで緊張して疲れていたし、これ以上話すこともないから、「片付いていないからダメです」と断りました。上司でも、芸能界の重鎮でも無理に合わせるのはツラいものです。たけしさんはオレのウソを見抜いたうえで「そっか」と。あんな大御所なのに、すごく気を使う人なんです。
2018年09月10日昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(70)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)を刊行したばかりの蛭子が、読者からの相談に答える!【Q】「ガミガミのオバさんが隣に住んでいます。1歳の娘が泣くと『うるさい!』とガミガミと怒鳴ります。子どもが泣くたびにドキドキして窓も開けられません。どうすればいい?」(さえチェンさん・30・主婦・栃木県)【A】「近所の困ったオバさんの小言は『かわいそうな人』と受け流せ」(蛭子能収)これはしょうがないと思いますよ。オバさんから怒られたら「すみません」と謝ればいいだけ。あなたが転居するか相手が引っ越すのを祈るしかありませんね。でも思いどおりの環境なんてそうないから“ガミガミのオバさん”は、かわいそうな人だと受け流せばいいんですよ。ちなみに最近のオレは“トリガミのオッサン”です。これまでは「1256」のボックス買いをしていました。これが100円で1万円以上の配当がつく大穴「万舟」が出やすいんです。このところは「1234」のボックス買いばかり。インコースの選手が有利なので手堅い買い方なんです。1〜4号艇のボックス買いは、全部で24通りだから投資額は2,400円。ところが本命の「123」が来ると配当金は600円程度だから1,800円負けになります。舟券が当たっても、払い戻し額以上にお金を賭けていることを競艇用語で「トリガミ」といいます。“トリガミのオッサン”は、勝負に勝っても結局はマイナスに……。かわいそうな人なんです。
2018年09月03日昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(70)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)を刊行したばかりの蛭子が、読者からの相談に答える!【Q】「水泳部の顧問の先生や同級生から『来年は、お前が主将だ』と言われています。でも僕は人をまとめていくのは苦手なので、本当は断りたいです。どうすればいいのでしょうか?」(カンPさん・16・高校生・千葉県)【A】「『すべて人にまかせる』が蛭子能収のリーダー哲学」(蛭子能収)オレも人の上に立つのが嫌なので、気持ちがわからんでもないです。断ればいいんですが、おとなしそうな人だから、たぶん言い出せないと思いますよ。でも、人をまとめられないとか自分をわかっている人のほうが、主将に適している気がしますね。そもそもリーダーなんて、自分で作り上げるものではなくて、周りから作られていくもの。肩肘張らずにやってみれば、思いのほか、うまくいくかもしれませんよ。これまでオレはリーダーとかトップになった経験がありません。でも、大村競艇場がやっている「ボートレース殿堂」の選考委員長をしています。これは活躍した元選手の殿堂入りを決めて表彰するもの。といっても、副委員長で『神田川』の作詞家の喜多條忠さんにすべてお任せ。先日も、殿堂入りした大嶋一也元選手の表彰式に出席し、その合間に競艇をしましたが4万円の負け。本当は泣きたいほど悔しかったけど、涼しい顔をして表彰式に出ることがリーダーの務めです。
2018年08月27日親からも友達からも愛されたことがない青年が、壮絶な過去を乗り越えて、自分を拒絶してきた母の愛をつかみ取るまでの奇跡の実話『母さんがどんなに僕を嫌いでも』。この度、本作の予告編とビジュアル画像がついに解禁となった。■太賀、吉田羊が新たな表情で魅せる予告編この度解禁された予告編は、「あんたなんか生まなきゃよかった」と息子であるタイジに向かって泣き叫ぶ母・光子のショッキングな映像から幕を開ける。幼い息子に暴力を振るいながらつらく当たる母親を熱演する吉田さんの険しい表情は、これまでの爽やかな印象からは想像もつかないものだ。また、心をふさいだような伏し目がちな表情から、友人との出会いで徐々に前向きになり、ついには決意に満ちた力強い表情で「負けてたまるか」と母への想いを新たにする、大人になったタイジを演じる太賀さんの演技にも心を揺さぶられる。タイジが母親を背負いながら「母さん、僕がいるから!」と叫ぶシーン、そして2人が顔を合わせ涙するシーンからは、息子の母への強い愛が凍りついた母の心を優しく溶かしていく姿を垣間見ることができ、本作への期待が高まるものとなっている。■印象的な表情が心に残るビジュアルも公開また、併せて解禁された本ビジュアルは、懸命に母に向かい合おうとする太賀さん演じる息子と、目を背けながらも、目じりに涙を光らせる吉田さん演じる母親、両者の印象的な表情が心に残るものとなっている。2人が渾身の演技で魅せる、母子の実話をお見逃しなく。『母さんがどんなに僕を嫌いでも』は、 11月16日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、イオンシネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:母さんがどんなに僕を嫌いでも 2018年11月16日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、イオンシネマほか全国にて公開Ⓒ2018「母さんがどんなに僕を嫌いでも」製作委員会
2018年08月22日昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(70)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)を刊行したばかりの蛭子が、読者からの相談に答える!【Q】「暑いなか、営業していると、何もかも嫌に。蛭子さんもダスキンの営業をしていたそうですが、暑くて仕事を辞めたくなったことは?ついでに、サボり方も教えてくださ〜い」(ルネッサーンさん・24・会社員・愛知県)【A】「仕事で問題にすべきは『食えるかどうか』だけ」(蛭子能収)オレが営業していたのは、漫画では食えなくて、家族を食わすために稼がなければいけなかったから。やらなくては生活していけないのですから仕方がありません。そもそも営業でも何でも「この仕事をやりたい」とか「やりたいことをしている」と思って仕事している人なんているんですかね。仕事は「食えるかどうか」だけの問題。やりたいことをやっているわけじゃないので、暑いとか寒いとか以前の問題だと思います。オレは仕事をサボったことはないと思いますよ。ちり紙交換もダスキンも仕事は1人で行くから、担当する地区を回ったついでに、競艇場に通っていましたが、目的は真剣にお金を増やすこと。サボっているという感覚はありません。どうしても暑いときは井村屋の「あずきバー」です。食べれば6分くらいは頭がスカッとします。あずきバーがあれば夏は乗り切れます。井筒屋さん、オレをCMに使ってください。いい仕事すると思いますよ。
2018年08月20日犬や猫と暮らしながら、子育てをしているママやパパをご紹介する「いぬねこ うちのこ。」。第23回目は息子さん、2匹の犬、1匹の猫のほか、亀や蛙、魚、虫たちと、多くの動物に囲まれて暮らすこましろ母さんです。家の周りの草刈り前に作って遊んだタンポポの花冠。ぐっすり眠る息子とそれを見守る?姉と兄。自然のなか、2匹の犬とお散歩したり、キャンプする様子が、お子さんの成長とともに綴られたこましろ母さんのインスタグラム。ときどき登場する猫のわかばや亀、蛙も楽しみです。そんなこましろ母さんにうちのこのベストショット、犬や猫と暮らしながらする子育てについて、お話を伺いました。こましろ母さん プロフィール小さな頃から生き物や自然が大好きな主婦。夫、息子1人、犬2匹、猫1匹、亀3匹、蛙1匹、そのほか魚や虫たちと、北の大地の田舎でのんびり暮らしている。Instagram: @komashirohaha ■愛すべき「うちのこ」たちをご紹介!・ぶんちゃん 2歳・こまち 6歳 中型雑種犬・しろたん 推定7歳 秋田犬・わかば 推定10歳 メインクーン系の雑種猫嬉しそうな目線の先にはオヤツが。ぶんちゃんは、元気でおしゃべりな男の子。好きなものは動物、絵本、乗りもの、回るもの、トーマス。ふわふわの兄と姉に見守られ、のびのび育っています。雑種犬の「こまち」は子犬の頃に保護団体から譲り受けました。麿眉と大きな目、耳がチャームポイントの女の子。臆病で神経質ですが、実は家族には甘えん坊。そして、きょうだい一のしっかり者です。勝ち気な性格ですが、一応女の子。お花が似合います。秋田犬の「しろたん」は、保健所から個人のボランティアさんが引き取り、保護していたところを譲り受けました。分厚い耳と、ピンクの鼻がチャームポイント。おっとりしていて、細かいことは気にしません。白毛の体には青い空が映えます。猫の「わかば」は、夫の職場にガリガリ、ボロボロで迷い込んだところを保護し、家族に迎えました。グレーのロングヘアーと、少し裂けた左耳がチャームポイント。とても甘えん坊で、とにかく肝っ玉が座っています。おばあちゃんですが、まだまだ若者には負けません!【ママに質問!】 1:愛犬、愛猫たちとは、いつから一緒に暮らしていますか? こまちとしろたんは、子どもが産まれる前から一緒に暮らしています。退院して帰宅すると、物珍しそうに息子の匂いを嗅いだり、顔を舐めたりしていました。また、息子が泣いたり、声を出したり、ウンチをするとよく見に来ていました。仲良く生後200日。左がこまち。右がしろたん。お互いを意識して触れ合うようになったのは、息子がハイハイをしたり、自分の意志で移動できるようになった頃だったと思います。自分のペースでずんずん近付き、力加減も無く、いきなり触ってくる小さな怪獣。しろたんは最初こそ少し警戒していましたが、すぐに慣れて乗られても踏まれてもお構いなしになりました。まだ歩き出す前の息子。よくしろたんの毛を掴んでいました。(笑)一方、とても臆病なこまちはこの頃から息子を警戒し始め、息子が一歳半位になるまでこちらもかなり気を使っていました。こまちが息子を認め、その動きに慣れるまでの時間と、息子がこちらの言うことや注意を理解し、触れる力の加減や、タイミングの調節が少しずつできるようになってきた時期がちょうど合ったのが、一歳半のころだったと思います。猫のわかばは、息子がちょうど2歳になった頃に迎えました。息子はすでに猫が大好きで、お友達の家の猫やお店の猫とよく遊んでいたので、猫への対応については特に心配していませんでした。案の定、わかばを見た時はとても喜んでいましたし、来た日から自分から積極的に触れたり世話をしたりしていました。一方わかばも最初から息子を怖がることなく、撫でさせてくれ、今の良い関係へと続いています。わかばと出会った「若葉の頃」。話が反れますが、一番心配していたのは成猫で我が家にやって来たわかばが、同じく成犬であるこまち、しろたんとどう折り合いをつけて関係を作って行けるか、ということでした。最初は1階と2階で別居していた彼らですが、幸い堂々としたわかばの性格もあり、自然と距離を縮め、8ヶ月後には仲良く同居できるようになりました。今は当たり前のこの光景も、念願叶ってのものです。【ママに質問!】2:犬や猫と暮らすため、家族と決めているルールはありますか?一番大切にしていることは、息子にも動物たちにも、同じように公平に接し同じように愛情を注ぐということです。どうしても弱い立場になりがちな動物たちを “優先する” くらいの気持ちで、日々接しています。また、遠出をする時は犬たちを必ず連れて行き、皆で楽しめるよう旅を計画します。大好きな鯉のぼりと。動物たちと暮らすために、家の床は汚しても拭きやすく、動物が歩いても滑りにくい材質のものにしました。実はこまちは持病があり、ふらつきや転倒をしやすいので、最近はさらに床にカーペットを敷き、玄関に夫手作りのスロープを設置しました。また、散歩時にはサポート力の強いハーネスを使っています。あとは、猫のわかばの為に、家の柱や壁に板を付けてキャットタワー風にしました【ママに質問!】3:犬や猫と暮らすことで、お子さんにどんな影響があると思いますか?静かな雪の中で。息子には動物たちの気持ちを伝えながら育ててきました。次第に息子自身もこまち、しろたん、わかばとのやり取りを通じて彼らがどうしたいのか、どう思っているのかを自分なりに考えるようになりました。また、その子の性格によって触れ合い方や距離のとり方を変えることができるようになりました。『トイレに行きたそう』『具合悪そう』『ご飯食べたそう』…今では私より早くに皆の気持ちを教えてくれたりします。息子が大好きな電車を走らせながら、『ここはこまち駅です。』『しろたんトンネルです。』『わかば駅です。』というように動物たちを遊びに加えたり、おもちゃの車で遊びながらお話を作っているとき、同乗しているメンバーが大体家の動物たちだったりします。また、動物たちがくしゃみや咳をするなど、いつもと違う行動をすると『大丈夫?』と心配して話し掛けています。【ママに質問!】4:犬や猫のお世話で、お子さんにお手伝いしてもらっていることはありますか?たんぽぽの綿毛がいっぱい。息子の希望で、犬たちの食事前の号令(待て、よし)を行ってもらっています。また、人や車のいない空き地や公園など、安全な場所で散歩していて、犬たちが落ち着いているようであればリードを持たせてみることもあります。ほかにもブラッシングやトイレの掃除、オヤツを与えたりもするようになりました。どのお世話も完璧! という訳にはいきませんが、なるべく息子の気持ちを尊重し、できる限り自分自身の力でできるようサポートしています。【ママに質問!】5:犬や猫と暮らしながら子育てをすることのメリットは、ズバリ何でしょうか?みんなで夕日を眺めて。犬猫たちと暮らす中で、子どもが命の大切さ、愛しさ、弱いものを守る優しさを学ぶこと、動物の強さ、逞しさ、素晴らしさを身を持って知ることができるのが一番のメリットだと思います。また、犬や猫たちと一緒に子育てすることで、親は彼らに癒され励まされ…辛いことは半減! 楽しいこと、嬉しいことは何十倍にもなります! 出産から現在まで、本当に動物たちには大きな支えになってもらっています。子育て中の辛いとき、大変なとき、悲しいとき、何度励まし癒してもらったかわかりません。彼らがいたから頑張ってこられたと思っています。我が家でよく見られる居眠りコンビ。息子と遊んだり絵本を読んだりしながらこまち、しろたん、わかばのフワフワの毛を順番に撫でている時、皆で楽しく散歩しているときは、とても幸せな瞬間。また、息子と犬猫たちが昼寝をする姿は、何度眺めてもうっとり幸せな気分になり、疲れがふっ飛びます。【ママに質問!】犬や猫と暮らしたい! と考えているママさんやパパさんに伝えたいこと犬や猫と子どもが暮らす日々は、とても素晴らしいです。子どもにとっても親にとっても、毎日がとても豊かになります。しかし、それ相応の覚悟と忍耐、努力も必要となります。特に子犬や子猫を迎える場合、赤ちゃんが一人増えたつもりで、しつけや関係作り、社会化に時間をかける必要があります。可能であれば、お子さんが親の言うことを理解できるくらいまで成長してからの方が良いと思います。みんなでハロウィン。我が家の犬と猫たちは皆、保護犬や保護猫です。こまちは子犬の時に迎えましたが、しろたんとわかばは成犬、成猫で家に来ました。保護された子は様々な環境で育ち、複雑な背景を持っている子も多いです。そして、“おとな”がほとんどです。しかしその分、落ち着きがあり、ものの理解も早い子が多いです。もちろん愛情にも強く応えてくれます。河川敷や公園等、車で色々な場所へ散歩に出掛けます。子どもと一緒に子犬、子猫の成長を見守るというのも良い経験ですが、保護された成犬・成猫を迎えて、じっくりと関係性を作っていくという選択肢も、とても素晴らしいと思っています。犬や猫と子どもが暮らすためには、多くの苦労がありますが、それらが気にならないほど、何倍もの喜びや幸せを感じることができますよ。▼愛すべき「うちのこ」たちに伝えたい! ママからのメッセージ「こまち、しろたん、ぶんちゃん、わかば、いつも至らないお母さんを支えてくれてどうもありがとう。そして、毎日幸せをありがとう。これからもよろしくね」母よりこましろ母さん、ありがとうございました!
2018年08月15日昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(70)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)を刊行したばかりの蛭子が、読者からの相談に答える!【Q】「会社の女子の先輩のインスタグラムが『何を食べた』とか『彼氏と何している』など幸せ自慢ばかり。はっきり言ってウザい!でも、嫉妬している自分が嫌になります」(半分、黒い。さん・24・OL・神奈川県)【A】「剛力彩芽さんは想像力がないので競艇には向いていない」(蛭子能収)やっかみや嫉妬は人として当たり前の感情。心の中で「バカだな」と思っていればいいんですよ。幸せ自慢といえば、女優の剛力彩芽さんが、彼氏とサッカーを観戦したことをネットに公開して騒動になったようですね。若い彼女は、うれしかったから、写真をアップしただけ。そんなに大騒ぎすることもないと思いますけどね。ただ、人の喜びは嫉妬の標的になります。何かいいことがあっても、公表せずに自分だけのものにしておけばいいんですよ。芸能人でもそうっと過ごしていたほうが寿命は長続きする気がします。芸能人歴31年のオレが言うんだから、そんなに間違っていないと思いますよ。そもそも彼女はそんな自慢話をして、批判されることが想像できなかったんですかね。競艇では「本命がコケたらどうしようか」など、想像して舟券を買います。つまり想像力が大事。剛力さんは、競艇では勝てないと思いますよ。といっても、いろいろ想像しているオレも負け続きですけどね。ま、いっか!
2018年08月06日昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(70)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)を刊行したばかりの蛭子が、読者からの相談に答える!【Q】「将来の見通しがありません。結婚どころか、彼氏もできそうにありません。人生の目的も夢もありません。もう生きる価値さえ見いだせず……。生きることがもう嫌になりました」(ベジアさん・20・学生・東京都)【A】「生きる価値なんて誰にもない。死ぬのが怖いから生きてるだけ」(蛭子能収)この相談者、ベジアさんということは、外国人なのかな……(マネージャーが小声で「そこはだいたいペンネームですよ!」)。ええ、そうなの!?まいいか!でも、こんなことを考えるような人は、メチャクチャ多いと思いますよ。とくに若くて、考える時間がある人が、こんな発想をするのは普通のことだと思いますよ。そもそも生きる価値なんて、誰にもないとオレは思っています。ただ、生きるか、死ぬかと考えたら、オレは、絶対に生きるほうを選びますけどね。死ぬことを考えたら、怖くなるからです。アナタが、そんなに生きることが嫌だったら、死んだらどうなるか、紙に書いていけばいいんですよ。きっと恐ろしくなりますよ。目的や夢がなかったら、金を稼げばいいと思いますけどね。働かないで、暇だといろいろ考えて、それが悪い方向にいくんですよ。それに、長い間生きていれば、いいこともあるし、悪いこともある……。普通の相談だから、世間並みの答えしかできません。
2018年07月30日昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(70)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)を刊行したばかりの蛭子が、読者からの相談に答える! 【Q】「寝たきりになって、子どもたちに迷惑をかけたくありません。運動をしたり食生活に気を付けたりしています。この年になって、こんな心配をするなんて悲しくなりますよね」(サトのペリカさん・78・無職・東京都) 【A】「年を取ったら、深く考えずに子どもの世話になろう」(蛭子能収) オレも、この先、足腰が立たなくなるのが心配です。だから、月に1回ぐらい、多摩川の土手を散歩していますが、同じコースを歩いても飽きてしまって、500メートルぐらいで止めてしまいます。これじゃ、だめですね。 でも、オレは世話する人のことまで不安に思ったことはありません。オレが動けなくなったら、息子たちが世話するかもしれませんが、子どもたちには自分の生活があるから、全部できるわけではありません。どうせ心配するんだったら、国がやっている介護のサービスのことを子どもが知っているかどうかだと思いますけどね。 寝たきりになって重荷になりたくない、という気持ちはわかりますけど、あまり考えないほうがいいと思いますよ。というか、迷惑かけるのは仕方ないこと。お願いしたいことは「やってちょうだい」と素直に言って、子どもたちにできないと言われても気にしない。なにかしてもらったら「ありがとう」と言っていれば、子どももそんなに煩わしいことだとは思わないんじゃないですかね。
2018年06月04日昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(70)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)を刊行したばかりの蛭子が、読者からの相談に答える! 【Q】「大阪に1人で住む82歳の母。足腰が弱くなってきたので、『つえをつけば?』と言ったら『そんなんいらんわ!』と。私もついカーッとなって口論に。いいアドバイスをお願いします」(コマさん命っ子さん・50・会社員・神奈川県) 【A】「キレているところを見られるのは、すごく恥ずかしいこと」(蛭子能収) 母と娘で、言いたいことを言えるのはいいことだと思いますけどね。アナタの言い方が、どこかキツかったんですかね。ただ、お母さんに「いらん!」と言われて、カーッとなってしまうのはおかしいですよ。この人も50歳だったら、お母さんの言動に、いちいち反応せずに適当に笑っておけばいいと思うんですけどね。 というか、最近、すぐに頭に血が上る人は多いですよね。カッと熱くなってしまうと、ケンカになってしまったり、悪い結果になってしまったりします。 オレがギャンブルで心がけていることは、怒りの感情にまかせて勝負しないこと。感情が高ぶると、冷静な判断ができませんからね。だから、競艇で勝ってもぴょんぴょん跳ねるぐらい。大負けしても悔しさをグッとこらえます。熱くならないコツは、いつも誰かが自分を見ていると思うことです。熱くなっているところを見られたら、すごく恥ずかしいと思えばいいんです。
2018年05月28日昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(70)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)を刊行したばかりの蛭子が、読者からの相談に答える! 【Q】「40年来の友達が夫を亡くして落ち込んでいます。『元気出しなさいよ』と励まそうと思っても、どこか避けられている感じ。伴侶を亡くした人にはどう接したらいいでしょうか?」(シャン春ショーさん・62・主婦・愛知県) 【A】「夫を亡くした奥さんを励ますにはイケメンを紹介するのがいちばん」(蛭子能収) オレも前の女房をなくしたあとは、ずっと泣いて過ごしていました。あまりに気落ちしていたから、まわりの人たちも心配して声をかけてくれましたが、それで逆に女房のことを思い出してしまうんですよね。だからオレからは誰にも連絡しませんでした。競艇場に行ったり、フリー雀荘で知らない人とマージャンを打ったり、日常的なことをして気持ちを紛らわしていましたね。 たぶん今は、あなたが何を言っても、友達の頭には入らないと思いますよ。だから“しっかりしてね”と願いながら、黙っているのがいいと思いますけどね。 とはいっても、励ましたい気持ちもすごくわかります。オレの場合は、前の女房が亡くなった直後に、すごく寂しくて誰かと結婚したくなったんです。それで片っ端から女性に声をかけたり、ファンレターを読み直して連絡したりしたことも。「元気出して!」よりも「お嫁さんを紹介しようか?」と言われたほうが正直、救われました。アナタも、どこかのイケメンを紹介したらどうですか!
2018年05月21日昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(70)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)を刊行したばかりの蛭子が、読者からの相談に答える! 【Q】「子どもが通う小学校のPTAで、働いているお母さんたちは誰も役員をやらず、結局、私が引き受けてしまいます。不平等だし、ひょいひょい引き受ける自分も愚かだなと思っています」(イカメンチさん・36・主婦・青森県) 【A】「演劇は、ちょこちょこ人が動き回っているだけでつまらない」(蛭子能収) PTAの活動は手間がかかるんですかね。でも、一度引き受けてしまったのなら、面倒だと思わずに、楽しんでやったほうがいいと思いますよ。ほかの人は役員になるのを避けて、自分だけが貧乏くじを引いていると思うなど損得で考えてしまうけど、“ひょいひょい”と頼み事を受け入れるのは、それだけ受け入れられる力があることだから、素敵だと思いますけどね。どんなことも引き受けるようにしているオレですが、テレビで共演した人から「今度、舞台に出るので来てください」と誘われても、最近は「あ〜」と言いながら、ほとんど行かないですね。へへへ……。 前までは、演劇に誘われると、軽率にもチケットをもらって見に行っていましたが、おもしろいと思ったことが一度もありません。スクリーンに人がでっかく映る映画と違って、演劇はちょこちょこ人が動き回っているだけで迫力がなくて損した気分になります。基本的には寝るつもりで行っていました。“ひょいひょい”と受け入れているうちに、損か得かが見えてきますよ。
2018年05月14日注目の若手俳優のひとり・太賀と、実力派女優・吉田羊が共演し、これまでにない役柄に挑んだことでも大きな話題となった『母さんがどんなに僕を嫌いでも』。この度、待望の初映像となる特報と場面写真が到着した。■あらすじタイジ(太賀)は小さい頃から大好きな母・光子(吉田羊)に愛されないまま、壮絶な家庭環境の中で育てられた。耐えかねて17歳で家を飛び出し、1人で生きてきたタイジだったが、友人の言葉に動かされ、母と向き合う覚悟をする。大人になっても自分を拒絶していた母に歩み寄り、タイジは母からの愛を取り戻すために立ち向かっていく――。親からも友達からも愛されたことがない青年が、壮絶な過去を乗り越えて、母から愛をつかみ取るまでの実話を描く本作。映画化にあたり主人公のタイジを演じるのは、若手俳優のなかでも高い演技力を誇る太賀さん。母を演じる実力派女優の吉田さんは、これまでのイメージを覆すほどの鬼気迫る熱演を披露する。監督は、映画『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』の御法川修が務め、脇を固めるキャストに、森崎ウィン、白石隼也、 秋月三佳のフレッシュな顔ぶれを加え、木野花ら実力派も出演する。■太賀&吉田羊、迫真の演技のぶつかり合いこの度解禁された特報では、「あんたなんか生まなきゃよかった」と泣き叫ぶ母・光子の衝撃的なセリフから幕を開ける。太賀さんの目に溢れる涙や感情を露わにする痛切な場面、そして吉田さん演じる母のさびしげな横顔が次々と映し出され、感動の物語を予感させる内容となっている。併せて公開された場面写真には、特報の緊張感とは一転した仲むつまじい親子の様子が映し出されている。わずか15秒の特報と場面写真だけでも、“誰も見たことがない太賀と吉田羊”に出会えるという期待が高まる。『母さんがどんなに僕を嫌いでも』は11月より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年05月11日昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(70)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)を刊行したばかりの蛭子が、読者からの相談に答える! 【Q】「蛭子さんの本『ヘタウマな愛』を読んで、蛭子さんの優しさとまっすぐな姿勢に心打たれました。そんな愛情あふれる蛭子さんにぜひ聞きたいのです。『愛』とはなんですか?」(マーボーダンゴさん・46・会社員・栃木県) 【A】「オレは女房より競艇を愛している!」(蛭子能収) オレは「好き」も「愛している」も同じくらいの気持ちだと思っていたから、いきなり「愛とは?」と聞かれると迷いますね。家に帰って女房がいたら「あ〜この人がおってよかった」と思えることが、愛なのかもしれませんね。女房が出かけて2日間帰ってこなくて、寂しいなと思ったら、それも愛なんでしょうね。なにか手伝いをしても小遣いが増えるわけでもありません。どちらかというと怒られてばかりですが、女房と喫茶店でコーヒーを飲んでいるだけで楽しいことも。これも愛ですかね。 競艇で考えてみたら、競艇場に行って、ボートのエンジンを聞くと「あ〜来てよかった」と思うし、競艇場に1週間も行かないと、すごく寂しいです。どちらかというと連戦連敗で、涙が出てくるほど情けない気持ちにさせられるけど、時に勝たせてくれます。寝ても覚めても競艇のことばかり考えているし、死ぬんだったら、競艇場で大勝ちした瞬間に死ぬのもいいですね。オレはやっぱり女房より競艇を愛しているんだ。
2018年05月07日昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(70)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)を刊行したばかりの蛭子が、読者からの相談に答える! 【Q】「息子は、女性よりも男性が好きで、『一生独身で生きていくから』と。普通に育てたつもりなのに、子育てに失敗したのでしょうか。私の友達の孫の話を聞くと心が痛みます」(ヒロさん・67・主婦・神奈川県) 【A】「『同性が好き』という自分の考えを正直に話すのは立派なこと」(蛭子能収) この息子は、自分の思いや考えを親に正直に話しているんですよね。すごくエライことだと思いますけどね。 それにしても結婚したり、異性を好きになったりすることが普通なんですかね。この人の言っている「普通」がちょっとわかりにくいですね。別にどうでもいいけど。 友達の孫の話で思い悩むのなら、あなたの友達に「息子は男性が好きだから結婚しないの」と言ってみればどうですかね。変な顔をしたり離れていったりする人がいれば、その人とは付き合わなければいいだけですよ。 そもそも結婚って面倒くさいですよね。オレは、女房の趣味で神社仏閣巡りに付き合わされていますが、最初はおさい銭が10円でした。すると女房から「ダメダメ、最低でも1,000円!」と言われました。オレは10円でも高いと思っていたのに。この前、競艇のお小遣いが減らされているから、1,000円札をさい銭箱に入れるふりしてポケットに戻そうとしたら、女房に見つかって怒鳴られてしまいました。少しだけ独身が羨ましくなりました。
2018年04月23日店主のカエルへの愛の現れ! カエルグッズ満載のお店京都・出町柳の「けろった」は遠方からもカエルファンが集う、お好み焼きと鉄板焼きのお店です。白を基調としたお店の看板には淡い色でカエルが描かれ、のぼりにもカエルのイラストが描かれています。店内は13席のカウンター席のみ。席の前には鉄板があるので、アツアツの料理を食べられるのが嬉しいポイント。そんなカウンターの一角には、カエルのグッズでディスプレイされているコーナーがあります。ふと天井を見上げると、なんとカエルの手の模様が描かれているではありませんか。お店全体に、店主のカエルへの愛が溢れています。遠方から「カエラー」が訪れる、全面カエル押しのお店2008年にオープンした「けろった」ですが、創業当初は、現在ほどカエル押しの店ではありませんでした。そんなお店がカエルへの愛で溢れた姿に変わったのは、2014年のこと。「お好み焼き屋のまま終わるのではなく、カエル屋として死にたい! もっともっとケロりたい!」と店主が一念発起し、店内やキッチン、トイレにいたるまでカエルまみれのお店に変わりました。本物の2匹のカエルちゃん(ツノガエルとアマガエル)を筆頭に、多くのカエルモチーフの装飾が出迎えるお店には、遠方からもカエルを愛する「カエラー」が集います。カエルの形が楽しくておいしい!「豚玉 お好み焼き」「豚玉 お好み焼き」(650円)は、お店の看板メニューです。丸い形ではなく、カエルの顔の形をしており、お客さんが自分でソースやマヨネーズを使い、顔を書いて完成させます。キャベツや九条ネギは、京都の中央市場で仕入れた地元で採れた新鮮なものを使用しており、甘みが特徴です。豚肉もミートアドバイザーが厳選したものを使用しており、素材へのこだわりが感じられます。甘いキャベツとピリ辛ソースがマッチする、おいしい逸品です。「だし巻き」や「ケロナビール」もはずせない!「だし巻き」(500円)も、店主自慢の一皿。寿司屋の大将から、みっちり作り方を学んだ本格的な和食メニューです。キレイな焼き色のフワフワ玉子焼きに押された、カエルの焼き印が特徴となっています。「ケロナビール」(500円)は、お店を代表するドリンクメニュー。お店特製の、カエルカラーのビールです。お好み焼きや鉄板焼きと一緒にぐびっといただきたい、鮮やかな緑色のビールとなっています。けろったちゃんが顔をだす、楽しい時間を過ごせるお店お店には全国から「カエラ-」が訪れ、店主とカエル話に花を咲かせながら、おいしいビールやワイン、こだわりの食材で作る料理を味わい、楽しいひとときを過ごしています。時々、神出鬼没なお店の人気者である「けろったちゃん」が顔を出してくれることも。ちなみに、けろったちゃんは女の子。「中の人? そんなのいるわけないケロ」「けろった」は京阪鴨東線・叡山電鉄本線の「出町柳駅」から、徒歩15分ほどの場所にあります。駅からバスに乗車し、「下鴨神社前」で降りるのもおすすめ。世界遺産である「下鴨神社」の西隣にお店はあるので、観光と合わせて行きたいものです。あなたも「けろった」でカエルの形のお好み焼きを、カエル色のビールと共に味わいませんか。スポット情報スポット名:けろった住所:京都府京都市左京区下鴨松ノ木町49-8電話番号:075-721-7630
2018年04月20日昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(70)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)を刊行したばかりの蛭子が、読者からの相談に答える! 【Q】「野球が大好きです。とくに読売巨人軍が何年も優勝から遠ざかって、今年こそと毎年願っているが、かなわぬ夢。蛭子先生、どうすれば、昔の強い巨人になるか教えてください」(サクラさん・66・アルバイト・山口県) 【A】「選手全員、長嶋のような眉毛にすれば巨人はきっと強くなる」(蛭子能収) 野球といえば、オレは「AbemaTV」(インターネットテレビ)のニュース番組で、プロ野球のコーナーに毎週出演していたんですよ。そのコーナーでは、実際のプロ野球の試合映像が使えなかったから、オレがイラストを描いて、解説みたいなことをしていたんですよ。でも、この春から、映像が使えるようになってオレはリストラに。月に1度の出演になってしまいました。もっと野球を勉強して週1レギュラーの復帰を目指しています。 たしかに、最近は、聞いたことがないような球団が優勝していますよね。オレは、昔から巨人が好きでしたね。金にものを言わせて連れてきたいい選手がたくさんいて、ダントツで強かったのでいつも応援していましたよ。スター選手のなかでも、とくにオレは、王(貞治)選手よりも長嶋(茂雄)選手のほうが好きでしたね。なによりあの太い眉毛がいかにもホームランを打ちそうで、すごく気になっていました。今の選手たちも、長嶋のように眉毛を濃くすれば勝てるかもしれませんね。
2018年04月16日昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(70)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)を刊行したばかりの蛭子が、読者からの相談に答える! 【Q】「老人ホーム暮らしで生活がきびしいです。人生にゆとりもありません。施設には仲よしもいますが、意地悪な人もいて、よくケンカになります。この年になって悲しいですよね」(匿名希望さん・60・無職・兵庫県) 【A】「理想や野心を捨てたほうが人生はうまくいく」(蛭子能収) ついに競艇で使えるお金が、2万円に減らされました。余裕のないギャンブルだと大勝ちする気がしませんよ。 それにしても、この人は不満ばっかりですね。自分は特別な存在だと勘違いしているはず。だから、相手や境遇がすべて悪いと思ってしまうんですよ。60歳になっても、まだ理想とか野心があるんでしょうね。ウフフ。 オレも25歳で描いた作品が、憧れの『月刊漫画ガロ』に入選して、掲載されたときは野心を抱きました。でも原稿料は出ないし、編集部からもなしのつぶて。その後、エロ本自販機だけで売る漫画雑誌から依頼があり「オレにはこういう本からしか注文が来ないんだな」と理想を追うのをやめて仕事を引き受けました。 その漫画を描いているうちにテレビの仕事が増えてきたんですよね。強いこだわりとか理想像を追い求めることをやめたことで、人の評価とか気にならなくなったみたいです。理想とか野心はないほうがいい……。あっ、オレも競艇でも大穴を狙うのをやめたほうがいいかも!
2018年04月09日昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(70)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)を刊行したばかりの蛭子が、読者からの相談に答える! 【Q】「能天気な20歳の息子の将来が心配です。せっかく入った一流大学もやめてしまい、お気楽なバイト生活。いい会社に就職もできないでしょう……。先が思いやられます」(キャラメルコ〜ンさん・51・主婦・東京都) 【A】「今は親がいるから甘えてるだけ。バイトしているなら大丈夫」(蛭子能収) 放っておけばいいんですよ。オレの息子も小さいときから家でずっとゲームをしていれば満足というタイプ。今は、結婚して、好きなゲーム業界で仕事をしています。 しかもバイトしているなら、自分が食べられる分は稼げるはず。親がいるから今は甘えているだけ。いつか誰もいなくなったらなんとかするし、何か自分のいきがいを探している時期かもしれませんよ。 オレにとって仕事は金を稼ぐ手段。食っていくためにはやむをえないことだと思っています。テレビの仕事を「楽だ?」と言って、ヒンシュクを買うことがありますが、正直、嫌なことも少なくありません。ちり紙交換をしていたときも、トラックで競艇場に行く楽しみがありましたが、肉体的にはツラいことばかり。それでも「楽だ?」と割り切って働いていました。 それに比べて漫画の稼ぎは連載10本で月に20万〜30万円ほど。「楽だ〜」というしごとではなく、オレにとってはいきがいのようなものかもしれません。
2018年04月02日昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(70)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)を刊行したばかりの蛭子が、読者からの相談に答える! 【Q】「定年退職する夫と、日本中の温泉地を軽自動車のキャンピングカーで巡ろうと考えています。バスで全国を旅している蛭子さんにとって、お気に入りの温泉地を教えてください」(マーミンママさん・59・パート・東京都) 【A】「風呂は、体の汚れを落とすために入るもの。温泉なんて必要なし」(蛭子能収) 最近もギャンブルで負けてばかりです。一方、オレのマネージャーは、一昨日、競馬で25万円も勝ったからと、「いきなり!ステーキ」の1,500円もするランチをおごってくれました。情けないけど、おいしかったです。 もともとマネージャーはギャンブルには無関心でした。オレの担当をしてから競艇や競馬を覚えて、今ではオレよりも勝っています。舟券を買うコツを仕込んだのはオレなのに……。もう人には何も教えたくありません。 そもそも、オレは温泉が別に好きではありません。ロケで温泉に行ったときに、湯船で「ア〜」と声を上げますが、心地よいポーズをしているだけです。温泉といってもお湯ですから、サッパリ感はありますが、気持ちいいという感覚になったことがありません。それよりも服を脱ぐとか、人に裸を見られるとか煩わしいことばかり。だいたい、風呂やシャワーは、汗臭くなって人に嫌われないために入るだけのもの。温泉も、気持ちよくなるために入るものではないと思っているんです。
2018年03月26日昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(70)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)を刊行したばかりの蛭子が、読者からの相談に答える! 【Q】「スマホを勧められ手に入れましたが、使いこなせず。孫に聞いて、電話はかけられるようになりましたが、ほかはサッパリ!蛭子さんはどうやってスマホを使いこなしていますか?」(さっちんさん・67・主婦・岐阜県) 【A】「スマホは『便利に使っている』というより『使わされている』もの」(蛭子能収) オレもスマホは無理ですね。携帯電話でさえ使っているのは通話と仕事の予定が送られてくるメールだけです。黒電話が珍しかった時代から考えると、すごい進化ですよね。でも本当に世の中、便利になっているんですかね。 パチンコで言えば、昔は、台に打ち付けられた釘を読んで、出るかどうか判断していました。店には釘師がいて、勝っている人がいたら、釘と釘の間をトントンと「締めて」いました。あと台の裏には通路があって、玉が引っかかると、そこを走って店員が対応していました。 今のパチンコ台はすべて機械化して、コンピューターが勝敗を決めているみたい。前のように“遊んでやろう”というよりも、“遊ばれている”感じで悲しいですよ。それにパチンコ台が進化したことで、多くの釘師や店員が職を失ったと思うと複雑ですね。便利になればなるほど、不幸な人が出てくるもの。スマホは都合のいい道具かもしれませんが、便利で使っている人よりも、使わされている人も多いと思いますよ。
2018年03月19日昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(70)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)を刊行したばかりの蛭子が、読者からの相談に答える! 【Q】「『ワンルームマンションに投資しませんか?』『金を買いませんか?』という営業電話が悩みです。一生懸命話してくるのでつい聞いてしまい……。いい断り方はありませんか?」(トモトモさん・64・主婦・神奈川県) 【A】「『儲かる』という言葉に敏感なのは、生きている証し」(蛭子能収) オレも「必ず儲かります」と言われると、自分を失うことがあります。それで変な生命保険を契約したり、金の延べ棒を買ったりして、ほとんど損をしています。とくに金の延べ棒は一度も現物を見ないまま、「値が下がりました。追加で投資してください」と言われ数百万円も払ってしまいました。今、仮想通貨が騒がれていますが、オレの金の延べ棒は、本当に“仮想”だったみたいです。 それで、今でも女房に怒られます。違うことでケンカしていても、だまされたことを持ち出されて罵倒されることも。だから、最近は投資を持ちかけられても「女房が怖いからダメなんだよね」と。そうすると「それは仕方ありませんね」としつこく勧誘されなくなりました。 それにしても「ワンルームマンション」は興味ありますね。オレが住んでいるマンションは、駅から近くて、値段もあまり下がっていないみたいです。場所をしっかり選べば儲かるかもしれませんね。というか、生きている間は「儲かる」という言葉には敏感でいたいです。
2018年03月12日人気ブロガーで漫画家・小説家としても活躍する歌川たいじが自身の母親との関係を描き、多くの感動と反響を呼んだコミックエッセイ「母さんがどんなに僕を嫌いでも」(KADOKAWA刊)がこのほど映画化されることが決定。主人公を太賀、その母親役で吉田羊が出演することも明らかになった。原作は2013年に発売され、歌川氏自身が実際に経験した母子間の問題を乗り越え、母の愛を取り戻していく物語。コピーライターの糸井重里は「心臓が、なんどもぎゅうっとなった」と絶賛コメントを寄せるなど、心掴まれる読者が続出した。そんな瞬く間に話題となった本作を実写化するのは、『すーちゃんまいちゃんさわ子さん』『泣き虫ピエロの結婚式』の御法川修監督。社会人として働くタイジが、友人との出会いをきっかけに自身の壮絶な過去をふり返りながら、何年ものあいだ関係を断っていた母と向き合い、母への愛を一心に伝え、その愛を取り戻そうとする親子の愛を描いていく。タイジを演じるのは、『淵に立つ』でヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞し一躍注目を浴び、『ポンチョに夜明けの風はらませて』『南瓜とマヨネーズ』「ゆとりですがなにか」などに出演する太賀。本作への出演に関しては、「歌川さんの実人生を追体験するのは勇気がいることでした」と明かし、「心の底から嬉しかったことや、心の底から悲しかったこと、主人公が感じてきたことが何一つとして溢れ落ちないよう、全力で演じました」とふり返っている。またタイジの母親・光子を、「コールドケース~真実の扉~」「メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断」『嫌な女』などに出演し、5月には初の単独主演映画『ラブ×ドック』の公開が控える吉田羊。脚本・原作を読んでも“母さん”に共感できなかったと言う吉田さんだが、「気付けばボロボロ泣いていました」と語り、「子の躰の底から湧いて尽きない母への愛の叫びが、太賀さんの苦しいほどに繊細なお芝居と私演じる未熟な母を通して皆様の心に届いたら幸いです。『母親像』は人それぞれ。いろんな感想があるでしょうが、観終わったあと『母さんがどんなに僕を嫌いでも』の後に続くのは、愛の言葉だといいな」と話している。さらに、主人公を支える友人・キミツ役に、スティーブン・スピルバーグ監督最新作『レディ・プレイヤー1』へ出演を果たしたダンスボーカルユニット「PrizmaX」のメンバー・森崎ウィン。大将役に「仮面ライダーウィザード」「グッドモーニング・コール」『東京喰種トーキョーグール』の白石隼也、カナ役に『ガールズ・ステップ』「もっと熱いぞ!猫ヶ谷!!」の秋月三佳。そのほか、幼少期のタイジ役を人気子役・小山春朋、父親役を斉藤陽一郎、婆ちゃん役を木野花が演じる。また今回の映画化に関して歌川氏は、「まだ無名な私の本を『ぜひ映画化したい』と仰ってくださったプロデューサー、御法川監督をはじめスタッフ・キャストの皆様には感謝しかありません」と語り、すでに試写を観たそうで「自分の過去が、大勢の人の力で翼を広げ、映画になって自分のもとから飛び立ったのだと感じました。『飛び立ったのならば、できるだけ遠くまで飛んでいってほしい。そして、届くべきところにちゃんと届いてほしい』そんな気持ちで、いまはいっぱいです」とコメントを寄せている。『母さんがどんなに僕を嫌いでも』は2018年秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年03月12日昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(70)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)を刊行したばかりの蛭子が、読者からの相談に答える! 【Q】「姪が中学受験に失敗しました。励ましてあげたいのですが、いい言葉が思いつきません。これでも人を励ますのが苦手。効果的に人を勇気づける言葉があれば教えてください」(ユヅラブさん・51・会社員・千葉県) 【A】「落ち込んだときに欲しいのは、励ましの言葉ではなく1万円札」(蛭子能収) オレは「がんばれ!」という言葉が好きではありません。競艇場でも「がんばって当ててね」と声をかけられますが、オレは全身全霊を傾けて、舟券を選んでいます。これ以上、どうがんばればいいのかわかりません。たぶん「がんばれ」という人は、ほかにいい言葉がないから、適当に言っているだけだと思うんですよね。 以前、アンガールズの田中(卓志)さんが「ネタがスベって落ち込む」と言っていたから「大丈夫だよ、誰も田中君のことを見ていないから」と話したら、すごく楽になったと喜んでいました。でも、その後もスベり続けて、あげくの果てに番組に呼ばれなくなったと落ち込んでいました。励ますって、難しいですね。ウフフ……。 オレが競艇で負けてトボトボ帰っているときは、どんな言葉も励みになりません。まだ「次は、勝つんじゃない?」と言ってくれたほうがまし。そのうえで「次のために」と、1万円でも渡してくれたら、もっといいですね。結局、人は、お金でしか励まされませんよ。
2018年03月05日昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(70)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)を刊行したばかりの蛭子が、読者からの相談に答える! 【Q】「いつもは温厚な夫ですが、運転すると性格がガラリと。車線は譲らないし、ドライブスルーでも態度が悪いんです。ハンドルを握ると、男の人は性格が変わってしまうものですか?」(マリP~さん・34・派遣社員・和歌山県) 【A】「最近、競艇の負け額が女房に筒抜けになり、困っています」(蛭子能収) オレは車を運転しても性格が変わりません。だから運転すると、乱暴になる人の気持ちがわかりません。たぶん本人は気が付いていないと思いますよ。だから、「そんな運転をしていたら危ない」とか「もう一緒に乗りたくない」と言ってあげたほうがいいと思いますよ。 でも、夢中になると自分を見失うことは、よくありますよね。オレの女房は、最近、オレが競艇で負けた分をしっかりチェックしていて、先月は21万円も負けたと怒鳴られました。オレとしては3万?4万円ぐらいのマイナスかなと思っていましたから、ビックリです。 なぜオレの負けた額までわかるのか不思議だったんですが、ようやくわかりました。最近は、競艇に行くときは女房の友達の“コンさん”といつも一緒です。すごく性格はいい人ですが、どうやら、オレの見張り役のようです。オレがどれだけつぎ込んで、いくら負けたかを報告しているみたいです。いつもニコニコしていますが、オレを監視していたんですね。“コンさん”は侮れません。
2018年02月26日昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(70)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)を刊行したばかりの蛭子が、読者からの相談に答える! 【Q】「彼女が血液型占いにハマっています。恋愛や交際関係も血液型で決めて、僕との交際もO型の血液型がきっかけのよう。そんな彼女が心配。蛭子さんは血液型を気にしますか?」(ピロシさん・23・学生・東京都) 【A】「占いに頼る人は、自分の頭で考えない人」(蛭子能収) オレは血液型も占いも、まったく関心がありません。競艇場には予想屋もいますが、オレは参考程度にしか聞きません。実際には天候や風向きなど、いろいろなことを考慮したうえで舟券を選ぶから楽しいんですよ。しかも、負けたときは、予想している際に「もしかしてこの選手が勝つかも」と思って、一度、買う候補に挙げていることが多いんです。「あのとき買っていれば」と思うから腹立たしいし、次は取れるかもと思ってやめられないんですよ。血液型でも何でも占いに頼っていたら、興奮もしないし、人生が狭くなる気がしますね。 でも、女の人は占いが好きですよね。オレの女房も、占い師と共演する収録には付いてきます。とくにお笑い芸人で占い師の島田秀平さんがお気に入り。収録後に「私もいいですか?」と見てもらって、ご機嫌になっていました。女房が言うには、島田さんは、人を傷つけたり、悪いことを言ったりしないから好きなんだそうです。なんか、それでいいんですかね。
2018年02月19日昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(70)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)を刊行したばかりの蛭子が、読者からの相談に答える! 【Q】「ストレスがあると暴飲暴食してしまいます。仕事でストレスがたまると体重が5キロも増加。ダイエットしますが、またストレスがあるとリバウンド。なんとかしてください」(菓子パン子さん・33・OL・宮城県) 【A】「今は、何でも“ストレス”のせいにできる便利な世の中」(蛭子能収) モヤモヤした気分を、食べたり飲んだりして紛らわしているんですよね。なんとなく気持ちはわかります。 この人にとって暴飲暴食が楽しければいいですよ。オレは体重が増えることはどうでもいいけど、食べすぎておなかを壊すのは、ちょっと恥ずかしいですね。「腹痛くなるまで食うか」と怒られたらみっともないですよ。 もちろんオレにもストレスを感じるようなツラい仕事現場はあるし、家でも悩み事があります。たとえば、女房の許可がないと競艇場に行けないのは、イライラの元。でも、「もう嫌だ」とか「ツラいな」なんて思ったことは一度もありません。だって、生きていれば、そんなことは起こります。ストレスや悩み事も楽しいことだと思っています。それにオレにとって“満たされない気分”は、漫画のネタになりますからね。 それにしても、うまくいかないことを何でもストレスのせいにする人って多いですよね。ストレスって便利なモノですね……。別にどうでもいいですけど。
2018年02月12日この秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(70)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)を刊行したばかりの蛭子が、読者からの相談に答える! 【Q】「私の悩みは、異常に『若さ』にこだわるところ。今でも20代前半に見えることが自慢。でも『老い』には勝てません。『いつまでも若くありたい!』という、私のこだわりは変ですか?」(ハチさん・35・家事手伝い・新潟県) 【A】「こだわりなんてめんどくさいだけ。さっさと捨てて楽して生きよう」(蛭子能収) これは女性からの相談ですか?だったら、その気持ちもわからないわけではありません。でも、オレは小学校のときから、「オッサン顔」で、いつも年上に見られました。それでも40歳を過ぎたころから、反対に、年齢よりも若く見られるように。たぶん、この人は、40歳を超えたら、一気に老けて見られると思いますよ。 そもそも、こだわりを持ちすぎるのは、どうかと思いますけどね。最近、友だちで漫画家の根本敬さんが、ピカソの『ゲルニカ』と同じサイズの巨大な絵を仕上げ、美術雑誌で褒められていました。根本さんはオレと同じで、いつもチャチャッと簡単に描いていた人。こんなに時間をかけてきちんと絵を描くこともできたんですね。お金にならないのに……。でも、それに刺激を受けてオレも、とはなりません。だって、何かにこだわるのはめんどくさいですから。オレが興味あるのは、いかに効率的にお金を稼ぐか。やはり、楽してお金が増えるギャンブルにかなうものはないのです。
2018年02月05日この秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(70)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)を刊行したばかりの蛭子が、読者からの相談に答える! 【Q】「妻から、トイレで小をするときは『座って』と命令されています。汚れるし『掃除するのは私だから』と。ふがいないです。これからも妻に屈服させられていくのでしょうか」(ターメリックさん・31・会社員・栃木県) 【A】「オシッコは予想より前に飛ぶことを計算して便器に命中させるべし」(蛭子能収) トイレでするオシッコを立ってやるか、座ってやるかなんてどうでもいいこと。オレは自宅では、座って用を足します。それは女房に言われたからではなく、家にいるときは、ズボンが面倒くさいから基本パンツ一丁。サッと脱げるから便器に腰を下ろすだけのことです。 そもそもオレは、よそのトイレで「小」をしても、きっちり命中させるから、飛び散らすことがありません。オシッコは、自分の予想よりも前に飛ぶので、それを計算して狙えばいいだけ。もし便器の外に飛び散ったとしても拭き取ればいいだけ。この問題は、飛び散らかすことではなくて、汚さないままにしていることだと思いますよ。 オレには、なんとなく不潔なイメージがあるようですが、こう見えて“お尻まわり”はキレイ好きです。ロケ先で宿泊するときに、トイレがウォシュレットでなければ、たとえ太川陽介さんに命令されても、宿を変えてもらいます。とはいえ、夫婦円満のためには、女房の尻に敷かれるのはそんなに悪いことではありません。
2018年01月29日この秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(70)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)を刊行したばかりの蛭子が、読者からの相談に答える! 【Q】「わが家の生命保険料は夫婦で毎月7万円ほど。友人に話したら『払いすぎだ』と。保険会社の人に言ったら、今、解約すると損すると言われました。蛭子さん、どうすればいい?」(SHIHOっ子さん・51・主婦・福岡県) 【A】「生命保険はギャンブル。胴元が儲かるようにできている」(蛭子能収) 生命保険は、契約している間に、その人が死ぬか生きるかを賭けるもの。これはギャンブルですよね。オレも50年以上、競艇やパチンコ、海外ではカジノをしてきましたが、ギャンブルは、パチンコ店やカジノの胴元が絶対に儲かる仕組みになっているんですよね。生命保険も同じだと思っています。保険会社の人はいい給料もらったり、大きなビルを建てたりしていますからね。 オレも独身時代に、保険会社のヒョロヒョロしたオバさんに誘われて生命保険に契約していました。でも、あとから女房に怒られました。割りが悪い仕組みで、利息がつくどころか、貯蓄が減っていくみたいで、同じようなものに3つも入っていました。解約したらかなり損したみたい。ヒョロヒョロしたオバさんは侮れません。 生命保険料は、自分が出せる範囲で決めればいいんです。オレは、ギャンブルで使うのは給料の10%くらいと決めています。でも最近は女房に小遣いを減らされて……。どうすればいいか聞きたいのはオレのほうですよ。
2018年01月22日