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健康にいい飲み物として人気の、緑茶。毎日飲んでいるという人も多くいるかもしれません。緑茶の商品の中には高濃度カテキン茶というものがあり、これには『摂取目安量』が記載されているのをご存じでしょうか。高濃度カテキン茶に『摂取目安量』が定められている理由を、飲料メーカーの株式会社伊藤園(以下、伊藤園)に聞いてみました。高濃度カテキン茶に摂取目安が定められているワケ――カテキンが豊富に入っているお茶に『摂取目安量』が記載されている理由は?『1日当たりの摂取目安量』が記載されているカテキンを含んだお茶製品は、『特定保健用食品』もしくは『機能性表示食品』です。これらの食品は特定の保健目的が期待できるため、正しく食品を摂取できるよう『摂取目安量』をパッケージに記載しています。※写真はイメージ――一般的なお茶と同じ感覚で、摂取目安以上に飲んでもいい?多量摂取してもより健康が増進されるわけではありません。先述のように、『特定保健用食品』もしくは『機能性表示食品』であれば、製品パッケージに『1日当たりの摂取目安量』が記載されているので、その量を遵守いただき、注意事項を確認してご飲用ください。――飲みすぎることによるデメリットはある?カテキンを一度にたくさん摂取した場合、肝臓などへの負担があることもございます。しかし、市場に並ぶ高濃度カテキン茶それぞれに記載のある『1日当たりの摂取量』を守っていただきましたら問題ございません。『お~いお茶 濃い茶』は1日に12003が目安――どのくらいの量を目安に飲めばいい?例えば、弊社のガレート型カテキン(※)が入った『お~いお茶 濃い茶』は、1日に12003が目安です。この摂取目安量を飲用することで、BMIが高めの人の体脂肪を減らし、BMIを改善する機能があることが報告されています。※コレステロール値と体脂肪を低減する作用があるといわれるカテキンの一種。※写真はイメージそもそも、『摂取目安量』が記載されていること自体を知らなかったという人もいるかもしれませんね。高濃度カテキン茶を愛飲している人は、目安量を守って飲むようにしましょう。[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]
2023年09月15日ユニ・チャーム株式会社(代表取締役 社長執行役員:高原豪久)は、軽失禁ケア用品の『チャームナップ 吸水さらフィ(R)』から、天然カテキンを配合した抗菌シートに消臭機能を搭載した『チャームナップ 吸水さらフィ(R)消臭タイプ』を2022年10月11日に全国で発売します。uc_01■発売の背景女性の軽い尿もれは、妊娠や出産の経験や加齢などに起因します。特に寒さが厳しくなる冬は、一年で最も尿もれのトラブルに悩まされやすく、失禁ケア用品の需要も高まります。※1また、尿もれに悩む方の多くは、ニオイについても敏感で、消臭タイプを選ぶ傾向にあります。※1そこでこのたび、天然カテキンを配合した抗菌シートの採用に加えて、ニオイが気にならない消臭機能を搭載した『チャームナップ 吸水さらフィ(R)消臭タイプ』を発売します。なお吸収量は15cc・70ccの2種類をご用意しました。※1 ユニ・チャーム調べ■商品の特長(1)天然カテキンを配合した抗菌シート※2を搭載・抗菌シート※2に配合される「セチルピリジニウムクロリド」が、ニオイのもととなるバクテリアの増殖を抑制します。・高分子吸収ポリマーと、なみなみシート(R)が水分とニオイをすばやく吸収し、シート表面に尿を残さずお肌サラサラです。uc_02(2)消臭ポリマー※3を配合・消臭するポリマーを配合することによって、気になるニオイを閉じ込めます。※3 ポリマーによるアンモニアに対する消臭効果。uc_03(3)個包装に花柄のデザインを採用・個包装には、清潔感を感じられるピンクと白色を基調とした花柄を採用しました。・明るいデザインで、前向きな気分にしてくれます。uc_04■入数・価格uc_05■発売時期2022年10月11日に全国で発売します。■『チャームナップ 吸水さらフィ(R)』ブランドサイト ■『チャームナップ 吸水さらフィ(R)消臭タイプ』の発売を通じて貢献する「SDGs17の目標」『チャームナップ 吸水さらフィ(R)消臭タイプ』を発売することは、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)で定めた17の目標のうち、下記に貢献するとユニ・チャームでは考えています。3. すべての人に健康と福祉を 5. ジェンダー平等を実現しようこれからも、商品やサービスの提供といった事業活動を通じて、環境問題や社会課題の解決し、SDGsの達成に貢献することを目指します。■会社概要社名 :ユニ・チャーム株式会社設立 :1961年2月10日本店 :愛媛県四国中央市金生町下分182番地本社 :東京都港区三田3-5-27 住友不動産三田ツインビル西館社員数 :グループ合計16,207名(2018年12月)事業内容:ベビーケア関連製品、フェミニンケア関連製品ヘルスケア関連製品、化粧パフ、ハウスホールド製品、ペットケア関連製品、産業資材、食品包材等の販売≪消費者の方のお問い合わせ先≫ユニ・チャーム株式会社 お客様相談センターTEL:0120-041-062ユニ・チャーム株式会社 ホームページアドレス 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月11日芝浦工業大学(東京都港区/学長 山田純)システム理工学部生命科学科・越阪部教授ら研究チームは、ココアやワインに多く含まれるフェノール性物質であるカテキン重合物画分の経口投与が、交感神経系の活性化を介して、燃焼型であるベージュ脂肪細胞を増加させることを実証しました。燃焼型脂肪細胞である褐色またはベージュ脂肪細胞は、脂肪を分解し、熱として体外に放出することが知られています。カテキン重合物を効果的に食事に取り入れることで、燃焼型脂肪細胞が増え、体内の余分な脂肪を燃焼させることで、肥満や心臓病の予防に役立つ可能性を示しました。※この研究成果は、「Nutrients」誌オンライン版に掲載されています。【ポイント】●カテキン重合物画分(フラバン-3-オール)の経口摂取が交感神経系を活性化し、白色脂肪の褐色化を促進●ココアやワインなどの効果的な摂取が肥満や心臓病予防に役立つ可能性図1. カテキン重合物で脂肪を褐色化させる対照マウス(左)とカテキン重合物投与マウス(右)の鼠径部脂肪組織の病理組織学的観察結果カテキン重合物を繰り返し投与すると、白色脂肪サイズが顕著に縮小し、細胞の大部分を占めていた脂肪滴が多房化する(矢印)といった、ベージュ脂肪細胞に特異的な変化が認められた。Repeated Oral Administration of Flavan-3-ols Induces Browning in Mice Adipose Tissues through Sympathetic Nerve Activation, OSAKABE et al, Nutrients 2021, 13(12),■研究の背景脂肪細胞には脂肪を蓄積する白色脂肪細胞、熱を産生する褐色脂肪細胞、そして近年発見されたベージュ脂肪細胞があります。白色脂肪細胞は体内の余分なエネルギーを蓄える細胞であり、褐色脂肪細胞やベージュ脂肪細胞は、脂肪を燃焼させて熱として体外に放出する細胞です。寒冷環境下では、一時的に交感神経が活性化することによって、褐色脂肪細胞やベージュ脂肪細胞が熱を発生して体温を保ちます。これは褐色脂肪細胞やベージュ脂肪細胞には、熱産生タンパク質である脱共役タンパク質(Uncoupling protein; Ucp-1)を含むミトコンドリアが多いためです。また寒冷環境が続くと、ベージュ脂肪細胞が増加することが知られています。寒冷暴露だけでなく、運動、カロリー制限などの適度なストレスも、交感神経系を刺激しベージュ細胞を増やすことがよく知られています。一方、食事中のカテキン重合物には、肥満に伴う高血圧・高血糖・脂質異常などのメタボリックシンドロームのリスクを低減させることが報告されています。しかしながら、その作用機構は今までよくわかりませんでした。本研究では、ココア、リンゴ、ブドウ種子、赤ワインに豊富に含まれるカテキン重合物画分(フラバン-3-オール)の摂取によって誘発される脂肪の変化を調べ、またカテキン重合物が交感神経を活性化するかどうかについて検討しました。■研究概要研究チームは以前、カテキン重合物の単回経口投与が脂肪燃焼の亢進と骨格筋血流の増加を引き起こすことを発見しています。今回は、マウスの脂肪組織におけるカテキン重合物画分の反復投与の効果を調査しました。マウスを2つのグループに分け、カカオ由来のカテキン重合物を2週間与えました。カテキン重合物を与えられたマウスの皮下脂肪では、対象マウスとの比較において、図1に示したように、ベージュ脂肪細胞の特徴である細胞サイズの顕著な縮小と脂肪滴の多房化が見られました。また、熱産生タンパク質UCP-1の発現が増加していました。引き続き、研究チームはカテキン重合物を単回経口投与した後のマウスの尿を採取し、交感神経活動亢進に伴って分泌されるノルアドレナリン・アドレナリンの排泄量を測定しました。その結果、カテキン重合物の投与により、これらの排泄量は顕著に増加することを見出しました。交感神経の活性化を評価するための尿サンプルの使用は、臨床研究においてはまだ議論の余地がありますが、ストレスに暴露されたマウスでは明らかに増加することが確認されています。本研究におけるカテキン重合物の経口投与は、適度なストレスを生体に与え交感神経活動亢進作用を示すことによって、心血管系や代謝系の維持・改善に有益であると考えられました。■実験結果と今後の展望この研究の結果は、カテキン重合物を食生活に取り入れることで、生活習慣病の予防に役立つ可能性を示唆しました。運動と同様に、カテキン重合物の摂取に応じて交感神経活動が亢進し、マウスの脂肪細胞に変化をもたらしました。一方、カテキン重合物は経口摂取しても、体内に吸収されないことから、これらの効果がどのように発現するかについて理解するためには、さらなる研究が必要です。図2. カテキン重合物の脂肪褐色化メカニズム仮説(越阪部教授提供)■研究助成本研究はJSPS科研費(JP19H04036)の助成を受けたものです。■論文情報著者 :芝浦工業大学システム理工学部生命科学科 教授 越阪部奈緒美芝浦工業大学大学院修士課程 石井結子芝浦工業大学大学院修士課程 牟田織江芝浦工業大学大学院修士課程 手島知洋芝浦工業大学大学院修士課程 平嶋那由多芝浦工業大学システム理工学部生命科学科 尾高南結芝浦工業大学大学院博士(後期)課程 伏見太希芝浦工業大学大学院博士(後期)課程 藤井靖之論文名:Repeated Oral Administration of Flavan-3-ols Induces Browning in Mice Adipose Tissues through Sympathetic Nerve Activation掲載誌:NutrientsDOI :10.3390/nu13124214■芝浦工業大学とは工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科 日本屈指の海外学生派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の理工系大学です。東京都とさいたま市に3つのキャンパス(芝浦、豊洲、大宮)、4学部1研究科を有し、約9千人の学生と約300人の専任教員が所属。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月14日株式会社つぼ市製茶本舗(代表取締役:谷本 順一)が、今冬の新商品として、「温(あったか)めぐり茶ティーバッグ」と「濃いカテキン緑茶」を発売いたします。冬の冷えるからだを温め、カテキンの効果で免疫力を高めることで体質を改善させ、お茶を飲むことを通して日々の健康増進にお使いいただけます。濃いカテキン緑茶&温(あったか)めぐり茶ティーバッグ■薬膳の効果でポカポカに!「温(あったか)めぐり茶ティーバッグ」温(あったか)めぐり茶は、薬膳インストラクター監修のもと8種類の和漢方素材と麦茶をブレンドしたティーバッグでお飲みいただける商品です。大麦、生姜(ショウキョウ)、黒豆、陳皮(チンピ)、当帰(トウキ)、牛蒡(ゴボウ)、黒胡椒、アメリカ人参のそれぞれの漢方素材の効果で、体をただ温めるだけではなく、血行・代謝の促進やリラックス効果もあるため、心身ともに温かになるお茶に仕上がっております。カラダを温める飲み物は生姜湯や甘酒など他にもたくさんありましたが、近年の健康志向から無糖で甘くなくノンカフェインのものが欲しいという声が沢山あり、今回開発に至りました。ティーバッグのため手軽で、ノンカフェイン、香料、保存料不使用のため安心してご利用いただけます。また、ストレートでも飲みやすい味わいですが、はちみつを入れると更に美味しくお召し上がりいただけます。1日の終わりのリラックスするひと時に、お楽しみいただけます。温(あったか)めぐり茶ティーバッグ■日々の生活から健康を見直す「濃いカテキン緑茶」濃いカテキン緑茶は、通常の煎茶の約1.4倍(※当社比)の370mgのカテキンが含まれる緑茶です。冬の免疫力が落ちてくる季節だからこそ、カテキンの力により、日々の生活を健康的にお送りいただきたいと考え、全国の茶産地から特にカテキン量の多い茶葉を厳選し使用しております。お茶の渋み成分であるカテキンは、抗菌殺菌作用やコレステロールの上昇抑制、口臭、虫歯抑制にも効果があるといわれております。最近の研究結果により、体脂肪を減らす働きやインフルエンザウィルスの粘膜感染を阻止する働きなどがあると明らかになっております。普段、急須でお茶を飲まれる方は、いつもの緑茶の茶葉を当商品に替えていただくことで、カテキンがより摂取いただけるようになります。濃いカテキン緑茶■お茶で免疫力を高め、健康な生活習慣を!お茶は、薬としても用いられていた歴史があるなど、さまざまな健康増進効果があるといわれております。新型コロナウイルスや季節性のインフルエンザなど、日々の生活で免疫力を高めて備えるためにも、日々の生活習慣の中にお茶を取り入れてみてはいかがでしょうか。■つぼ市製茶本舗についてつぼ市製茶本舗は、幕末の嘉永3年(1850年)に堺で創業した製茶企業です。「暮らしのお茶」として良質で新鮮、安心、安全なお茶をお求めやすい価格でご提供することを大切にしております。茶商自らが、茶の生産地に直接出向き、目利きをして原料の仕入れを行います。できるだけ中間業者を介さず仕入れることで、お値段以上の価値を提供できるようにしております。また、なんばや堺市内で茶寮を運営したり、小学校などでお茶の淹れ方教室を実施したりするなどし、茶文化のさらなる普及にも力を入れております。■商品情報商品名 :温(あったか)めぐり茶ティーバッグメーカー希望小売価格:500円原材料名 :大麦(日本)、生姜、黒豆、陳皮、当帰、ごぼう、黒胡椒、アメリカ人参内容量 :1袋12個入り商品名 :濃いカテキン緑茶メーカー希望小売価格:500円原材料名 :緑茶内容量 :80g■WEBサイト・SNSつぼ市製茶本舗 公式ホームページ: つぼ市製茶本舗 公式通販サイト : Instagram: ブランド公式 アレンジレシピ掲載 Twitter : Facebook : ■会社概要会社名:株式会社つぼ市製茶本舗責任者:代表取締役 谷本 順一所在地:〒592-0004 大阪府高石市高師浜1丁目14-18 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月30日ユニ・チャーム株式会社(代表取締役 社長執行役員:高原豪久)は、女性用軽度失禁ケア用品のトップブランドの『チャームナップ 吸水さらフィ』から、天然カテキンを配合した抗菌シートを採用して消臭機能を追加した『チャームナップ 吸水さらフィ』30cc・50ccの2種類を、2021年10月26日に全国で発売します。UC画像01■発売の背景近年、妊娠や出産、加齢などによって経験する“軽い尿もれ”はごく一般的なこととして認知されつつあります。特に寒さが厳しくなる冬は、尿トラブルを発生しやすく、年間で最も軽度失禁ケア用品の需要が高まります。そこでこの度、長時間使用しても「ムレ」を気にせず、周囲にニオイを気づかれない消臭機能を追加した、『チャームナップ 吸水さらフィ 消臭タイプ』30cc・50ccの2種類を発売します。<冬時期、年間で最も軽度失禁ケア用品の需要が高まる>・気温低下とともに、発汗量が低下し、尿が膀胱にたまりやすくなり、尿もれの量・頻度ともに増加します。・尿モレの多くが、咳やくしゃみをした時であり、冬にかけて季節需要が高まります。UC画像02■商品の特長(1)天然カテキンを配合した抗菌シート ※1を搭載・抗菌ティシュでバクテリアの増殖を抑制・高吸収ポリマーとなみなみシート(R)搭載で瞬間吸収でお肌サラサラUC画像03※1 セチルビリジニウムクロリドによる抗菌効果抗菌加工部位の表面での細菌の増殖のみを抑制。すべての細菌の増殖を抑制するわけではありません。(一社)日本衛生材料工業連合会抗菌自主基準による(2)消臭ポリマー※2を配合・気になるニオイも閉じ込めます。UC画像04※2ポリマーによるアンモニアに対する消臭効果がみられます。■『チャームナップ 吸水さらフィ』 シリーズ パッケージデザイン統一のお知らせ幅広いお客様が手に取りやすい、爽快感あるデザインへ変更し全てのパッケージを、2021年9月下旬より統一しました。UC画像05■入数・価格UC画像06■発売時期2021年10月26日に全国で発売します。■『チャームナップ 吸水さらフィ』発売を通じて貢献する「SDGs17の目標」『チャームナップ 吸水さらフィ』発売は、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)で定めた17の目標のうち、下記に貢献するとユニ・チャームでは考えております。3. すべての人に健康と福祉をこれからも、商品やサービスの提供といった事業活動を通じて、環境保護や社会課題を解決し、SDGsの達成に貢献することを目指します。■会社概要社名 :ユニ・チャーム株式会社設立 :1961年2月10日本店 :愛媛県四国中央市金生町下分182番地本社 :東京都港区三田3-5-27 住友不動産三田ツインビル西館社員数 :グループ合計16,207名(2018年12月)事業内容:ベビーケア関連製品、フェミニンケア関連製品ヘルスケア関連製品、化粧パフ、ハウスホールド製品、ペットケア関連製品、産業資材、食品包材等の販売≪消費者の方のお問い合わせ先≫ユニ・チャーム株式会社 お客様相談センター0120-041-062ユニ・チャーム株式会社 ホームページアドレス 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月07日香ばしい香りが心をほっとさせてくれるほうじ茶。カフェインの量が少ないことから、寝る前のリラックスタイムにほうじ茶を選ぶ人もいるのでは?でも、妊娠中や授乳期にほうじ茶を飲んでも大丈夫なのかと心配な人もいるかもしれませんね。そこで、ほうじ茶のカフェイン含有量や飲める量を知り、不安を解消しましょう。【監修】イシハラクリニック副院長 石原新菜先生小学校は2年生までスイスで過ごし、その後、高校卒業まで静岡県伊東市で育つ。2000年4月帝京大学医学部に入学。2006年3月卒業、同大学病院で2年間の研修医を経て、現在父、石原結實のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。クリニックでの診察の他、わかりやすい医学解説と、親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。著書に、13万部を超えるベストセラーとなった『病気にならない蒸し生姜健康法』(アスコム健康BOOKS)をはじめ、『「体を温める」と子どもは病気にならない』(PHP研究所)等30冊を数える。■ほうじ茶にカフェインはどのくらい入っている?カフェインが少ないことから、寝る前のリラックスタイムや妊娠中、授乳中の飲み物として重宝されるほうじ茶。そもそも、カフェインとはどんなもので、ほうじ茶にはどれくらい含まれているのでしょうか?▼そもそもカフェインとは妊娠すると、口に入れるものにはとても気をつかいますね。カフェインが多く入っているとされるコーヒーや紅茶を飲まなくなるのもそのひとつ。その代わりに、カフェインレスのコーヒーや、ほうじ茶をはじめとするカフェイン量の少ないものを選ぶように。このように多くの人が気にするカフェインですが、そもそもカフェインってどのようなものなのでしょう。そして、なぜカフェインが妊娠中や授乳中によくない影響を与えるといわれているのでしょうか。・カフェインのメリットカフェインは精神活性物質として数千年もの昔から使われてきた化学物質です。摂取すれば中枢神経が興奮し、覚醒、利尿作用などがあります。カフェインの持つ覚醒作用は、注意力や集中力がアップしたり、頭をスッキリさせてくれます。朝起きたとき、勉強や仕事に集中したいときなど、カフェインの入った飲み物が助けてくれます。でも、妊娠中や授乳中にはカフェイン摂取を控えたほうがいいというのはあまりに有名な話。結局のところ、カフェインって体にいいもの? 悪いもの? 迷ってしまいますね。参考書籍:『カフェインの真実 賢く利用するために知っておくべきこと』(白揚社)著者 マリー・カーペンター、訳者 黒沢令子・カフェインのデメリットカフェインが体にもたらす影響はいいものばかりではありません。カフェインを過剰に摂りすぎると動悸がしたり、眠れなくなったり、めまいがおきることも。また、普段からカフェインを摂っている人がその量を減らした場合は、頭痛やイライラなどが起きることもあるようです。怖いものでは、カフェインが多く含まれるエナジードリンクを日常的に大量に飲みすぎて、カフェイン中毒死した例もあります。カフェインにはいいところばかりではなく健康への影響もあるため、摂取に関しては国内外で注意喚起されています。アメリカでは、体重1キロあたり3mgまでの摂取であれば急性中毒の心配はないとされています。これは大人に限らず、子どもも同量で悪影響はないと推測されています。対して、子どもの年齢別に細かく摂取量を定めて注意喚起しているのがカナダ。健康な大人なら最大400mg/日までとされています。数値に差はあれど、このように海外では摂取許容量が設定されています。しかし、日本ではカフェインの過剰摂取に注意しましょうと呼びかけながらも、許容量が定められていないのが現状です。これは、カフェイン摂取によって受ける影響は個人差が大きいことが理由のようです。▼ほうじ茶に含まれるカフェイン含有量お茶の葉には2~4%のカフェインが含まれており、対してコーヒーの実には1~2%。加工前の葉と実の状態では、お茶のほうがカフェインの含有量が多いのです。しかし、お茶の製法過程でカフェインが昇華。ほうじるというひと手間が加えられたほうじ茶は、さらにカフェインの量が少なくなり、飲める状態になったほうじ茶のカフェインの量は100mlあたり20mg(浸出法:茶15g、90℃ 650ml、0.5分)です。▼そのほかのお茶と比較してみよう代表的なお茶に含まれるカフェインの量を比較してみましょう。<浸出液100mlあたりのカフェイン濃度>ほうじ茶 20mg煎茶 20mg玄米茶 10mg玉露 160mgウーロン茶 20mg紅茶 30mgコーヒー 60mg玉露のカフェイン含有量は特筆して多く、ほうじ茶の8倍。カフェインが多く含まれているイメージのあるコーヒーは60mgですから、比べても倍以上です。同じお茶類でもカフェインの量はさまざまなんですね。■ほうじ茶に含まれるカフェインは妊娠中に飲むと危険?▼妊婦にカフェインは禁物?適度な摂取は体にいい影響を与えるカフェインですが、妊娠しているなら話は別です。妊婦の場合は高濃度のカフェインを摂取すると、おなかの赤ちゃんの成長に影響を与え、低体重になる可能性もあります。そのため、アメリカでは、妊婦や授乳中はカフェインの摂取量を1日あたり200mgまでと提言しています。カナダでは、1日あたり300mg、イギリスでは200mgに制限するよう求めています。▼ほうじ茶はどのくらい飲むと危険なの?妊娠するとカフェインの代謝を担う物質が減少。カフェインの代謝が遅くなり体にとどまる時間が長くなることから、カフェインの影響を受けやすくなるといわれています。しかしながら、妊娠中はカフェインを避けたほうがいいとされるものの、世界保健機関(WHO)によると実はカフェインによる胎児への影響は未だ確定していないのだとか。それでも妊婦が飲むコーヒーの量は1日3~4杯までにすることを呼びかけています。100mlあたりのほうじ茶のカフェイン量はコーヒーの約3倍であることを勘案してWHOの基準を参考に計算すると、ほうじ茶は1日に9~12杯まで。500mlのペットボトルに置きかえると約2~2.5本分です。夏の暑い日に冷たいほうじ茶をゴクゴク飲むのなら、多少は気をつけたほうがいいかもしれませんが、コーヒーや紅茶の代わりにあたたかいほうじ茶を飲んでリラックスする程度なら、さほど神経質になることもなさそうです。▼乳幼児への影響は?カフェインの影響を受けやすい幼児は、カフェインを摂取すると落ち着きがなくなったり、眠れなくなったりと、興奮状態に陥りやすくなります。大人と比べて肝臓でのカフェイン代謝機能が低い子どもが大人と同じ量のカフェインを摂取するのは危険です。カナダではカフェインに対する感受性が高いとされる子どもには4~6歳なら最大45mg/日、7~9歳は最大62.5mg/日と摂取量の基準があります。カナダの基準をあてはめると、幼児には1日にほうじ茶は2杯まで。しかし、チョコレートやココアなど、ほかにもカフェインが入っている食べ物を口にする機会も多いはず。ほうじ茶だけではなく、トータルで考えて気をつけたほうがよさそうです。さまざまなメーカーから生後1カ月ごろからを対象とした赤ちゃん用の飲料としてほうじ茶が販売されています。一般的なほうじ茶と比べるとカフェインの量が控えめです。また、赤ちゃんの味覚に合わせて苦みを抑えられているものが多いので、赤ちゃんに飲ませるのであれば、ママのほうじ茶よりもベビー用のほうじ茶を与えたほうが抵抗なく飲めるかもしれませんね。■カフェインだけじゃない! ほうじ茶に含まれるもの▼カテキンやタンニンカテキンと聞けば、抗酸化作用やコレステロールの低下、抗菌作用など、健康的な成分だというイメージを持っていることでしょう。それではタンニンは? 実は、別のもののようで、実はカテキンはタンニンの成分の一部なのだとか。カフェインが入っているかどうかを気にする人は多くても、カテキンやタンニンを避けるべきものとして気にしている人はさほど多くはないかもしれません。一般的にはよいとされる成分でも、妊娠中は話が別。少し気をつけたほうがよさそうです。妊娠すると鉄欠乏性貧血になる女性が多く、その治療のために鉄剤を処方されることも。お茶に含まれるタンニン(カテキン)には鉄の吸収を妨げる作用があるため、せっかくの治療が無意味なものになってしまうかもしれません。<抽出液100mlあたりのタンニン含有量>ほうじ茶 40mg煎茶 70mg玄米茶 10mg玉露 230mgウーロン茶 30mg紅茶 100mgコーヒー 250mg緑茶を焙煎してできるほうじ茶は、茶葉をほうじることでカテキンは減少するという特徴があります。結果、ほうじ茶はお茶類の中でもタンニンの含有量が少なくなり、鉄分の吸収を阻害する影響は少ないと考えられます。また、鉄剤を服用する前後1時間を避けるなど、ほうじ茶を飲むタイミングも工夫できるといいですね。▼ピラジン茶葉をほうじることで減少する成分があれば、増える成分もあります。それがほうじ茶の香ばしい香りの成分となるピラジンです。香りがいいだけでなく、ピラジンは血液をサラサラにしたり、リラックスさせるうれしい働きをしてくれます。ピラジンを含んだほうじ茶は、実は家庭でも簡単につくることができます。作り方は、いつも飲んでいる緑茶や、少し古くなった茶葉をフライパンに広げて火にかけるだけ。あらかじめ茶葉をザルでふるい、粉になったものを除いておけば焦げる心配もありません。フライパンを振りながら好みの色になるまでいり、冷ましたらできあがりです。ほうじ具合で色やコク、味に違いが出るので、好みのほうじ茶を追求するのも楽しそう。ほうじ茶の香りを堪能したいなら、高温のお湯でいれるのがおすすめ。冷たく冷やすとスッキリとした味わいになります。参考書籍:『あたらしくておいしい日本茶レシピ』(日本文化社)著者 本間節子▼ほうじ茶のいいところお茶には、アミノ酸の一種であるうまみ成分の“テアニン”という物質が含まれています。テアニンには心身をリラックスさせる効果があることがわかり、注目を集めています。また、テアニンとカフェインをいっしょに摂取すると、カフェインだけを摂取したときよりも気分がよくなり、注意力がアップするという研究結果もあるのだとか。ほうじ茶を飲むと、ほっと心がほぐれるのにはきちんとした理由があったようです。また、先に述べたように、カテキンの含有量が緑茶と比べて少ないところもポイントです。ほかのお茶類と比べてカフェインやカテキンの含有量が少ないだけではなく、ほうじ茶にはさらにうれしいポイントがあります。それは、妊娠を希望する女性や妊娠中のプレママが意識的に摂取している葉酸を多く含んでいるところです。<浸出液100gあたりに含まれる葉酸の量>ほうじ茶 40mg玉露 150μg煎茶 16μgほうじ茶 13μg玄米茶 3μg紅茶 3μgウーロン茶 2μg一見すると、葉酸を多く摂取したいならほうじ茶よりも玉露や煎茶を飲んだほうがいいように思えます。しかし、これらには葉酸だけではなくカフェインやカテキンも多く含まれることを忘れてはいけません。その点、ほうじ茶は葉酸を多く含みながらもカフェインやカテキンの量が少なく、妊婦さんやママにとってはバランスの取れたうれしいお茶であるといえそうです。■まとめほうじ茶なら、コーヒーや紅茶、緑茶と比べてカフェインやカテキンの含有量が少ないことから、妊娠・授乳中でも比較的安心して飲むことができそうです。また、ほうじ茶ならではのうれしいリラックス効果も。最近では、ほうじ茶ラテや、タピオカほうじ茶も登場。和のイメージをくつがえし、ちょっとおシャレな飲み物という一面も見ることもできます。コーヒーや紅茶が飲めなくても、楽しいチョイスができるのはうれしいこと。もちろん、飲みすぎには気をつけて、すてきなティータイムを楽しんでくださいね。参考資料:・厚生労働省 食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~ ・文部科学省 「日本食品標準成分表 ・『茶の辞典』(朝倉書店)編者 大森正司ほか
2019年10月28日緑茶の茶葉には風邪予防に役立つカテキンという成分が含まれています。カテキンとはポリフェノールの一種で、お茶の苦味のもととなるものです。このカテキンは抗ウイルス作用や抗菌、殺菌作用があると言われており、この季節にはうってつけの飲み物です。お茶として飲むのはもちろんですが、飲み終わったあとのお茶がらにもカテキンは半分ほど残っているそう。せっかくの栄養、捨ててしまうのはもったいないですよね。そこで、茶葉で作るふりかけをご紹介しましょう。■茶葉ふりかけレシピ制作:管理栄養士 長 有里子<材料>※作りやすい分量茶葉、ごま 各小さじ1小エビ、鰹節 各小さじ2塩 小さじ1/8<作り方>1、材料をすべて混ぜ合わせる。茶葉そのものは苦みがありますが、鰹節や小エビ(桜エビ)、ごまなど、うまみの強い食材と合わせると気にならなくなり、ごはんに合うふりかけに!ちなみに、茶葉にはカフェインが含まれています。子どもに食べさせるとなると、適量がどのくらいなのか、気になりますよね。日本ではカフェインの摂取許容量は決められていませんが、子どもの摂取量基準があるカナダでは、4歳~6歳の子どもは最大45mg/日としています。今回のレシピにある茶葉小さじ1だと、カフェイン量は46mgになりますので、お子さんに使う場合は、少量にとどめておいたほうがよいでしょう。
2019年01月17日ジーンクエストは3月3日、伊藤園中央研究所との共同研究契約を締結したと発表した。同共同研究のテーマは「摂取カテキン応答能に関する日本人集団における個人差のゲノムワイド関連研究」。お茶に含まれるカテキン類には健康増進作用が報告されているが、お茶摂取後のカテキン類の血漿濃度には個人差があることが明らかになっており、その詳細なメカニズムや関連する遺伝子多型は解明されていない。そこで同共同研究では、血漿カテキン濃度の個人差に関する遺伝子多型を解析することで、摂取カテキン応答能についての知見を得ていくとしている。
2016年03月03日人が集まり、美味しいものを食べたり、飲んだりする機会が増えるお正月。食べる割に動くことが少なくなり、消費エネルギーより摂取エネルギーが上回りがち。毎年、正月明けは正月太りに悩まされるという人も少なくないのでは? そこで今回は正月太りを防ぐために、食べておきたい食材とレシピを紹介します。食物繊維たっぷりの「ごぼう」で満腹感を!食物繊維を多く含む食材は、腸内環境を整える働きがあり、噛む回数も増えるので、自然と満腹感を得やすくなります。野菜のなかでもとくに食物繊維が多いのが、ごぼう。水溶性食物繊維のイヌリンや不溶性食物繊維のリグニンなど、100gのなかに5.7gも食物繊維を含んでいます。ごぼうの種類はいろいろありますが、「滝川ごぼう」のような長い根のごぼうは冬が旬。皮の近くに香りが多いので、できれば泥付きがおすすめ。ごぼうの繊維は縦に走っているので、歯ごたえを楽しみたいなら、繊維に沿って切るようにします。納豆、大根、ごぼうが入った「具だくさんの納豆汁」は、ごぼうの風味と納豆のコクが好相性のおすすめレシピ。納豆には、脂質の代謝をサポートしてくれるビタミンB2も豊富です。▼具だくさんの納豆汁具だくさん納豆汁のレシピはこちら↓ 風邪予防にも! 緑茶のカテキンで脂肪燃焼緑茶に含まれるポリフェノールの一種であるカテキンには、脂肪燃焼効果が期待できるといわれています。毎日お茶を飲めば、自然に摂取できるので、手軽で簡単。カテキンは殺菌作用もあり、風邪が流行するこの時期は、風邪の予防として緑茶でうがいをしている小学校などもありますね。カテキンは虫歯や口臭の予防にも効果があるといわれています。お茶を飲むだけでもよいですが、淹れたあとの茶葉を使っておにぎりを作るのもおすすめです。栄養も無駄なく摂れるうえ、食材も無駄にしません。▼お茶をいれた後の緑茶葉おにぎりお茶をいれた後の緑茶葉おにぎりのレシピはこちら↓ 唐辛子のカプサイシンで肥満を燃焼唐辛子などに含まれるカプサイシンという辛み成分は、脂肪の分解を促してくれるといわれています。また血流をよくしてくれるので体を温める効果があり、寒い冬にもぴったり。ただ、摂りすぎると粘膜を傷つけてしまうこともあるので気を付けてください。カロリーが低いキノコを使った「キノコのダイエット炒め」は、唐辛子のぴりりとした刺激が味のアクセント。キノコはカロリーが低く、食物繊維も豊富。さらに、うま味成分もたっぷりといいこと尽くめです。▼キノコのダイエット炒めキノコのダイエット炒めのレシピはこちら↓ バナナのカリウムパワーでむくみを改善!お正月は味付けが濃く、塩分の多い食事を食べることも多いので、むくみがち。むくみ解消に効果があるといわれるのが、カリウムです。余計な塩分の排泄を促してくれるといわれます。カリウムは野菜や果物、魚など、さまざまな食材に含まれていますが、水溶性なので果物のように丸ごと摂れるものが理想的。果物のなかでもとくにバナナにはカリウムが豊富。整腸作用のあるヨーグルトと組み合わせれば、朝食にぴったりの一品になります。▼バナナヨーグルトバナナヨーグルトのレシピはこちら↓ お正月もできるだけ規則正しい生活とバランスのよい食事を心がけることが大切。今年こそお正月太りを防いで、気持ちよく新年をスタートさせたいですね。
2016年01月12日緑茶は抗酸化作用を持つカテキンが豊富で、ノンカロリーなヘルシー飲料。海外でも和食ブームを背景に興味を持つ人が増えています。今回は東京・西麻布にあるsouen櫻井焙茶研究所の所長、櫻井真也さんにお茶の美味しい淹れ方や楽しみ方を教えていただきました。桜前線の次は“新茶前線”が北上中「夏も近づく八十八夜……」という文部省唱歌『茶摘み』の歌詞もあるように、茶摘みが始まるのは八十八夜ごろ。立春から数えて88日目のことで、大体5月2日あたり。ただ実際には地域によって多少差があり、鹿児島のような暖かいところでは4月上旬ごろから、一方、静岡県の山間地など涼しいところでは5月中旬ごろから始まります。基本的には桜のように南から北上していくそうで、“新茶前線”なんて言葉もあるのだとか。「新茶の良さは、特有の青っぽさ、爽やかさ、みずみずしさなどにあります」と櫻井さん。なかにはみずみずしさを際立たせるよう、乾燥の具合を調整して水分量をわずかに多めに仕上げているものもあるそうです。身近すぎて意外に知らない!? お茶の種類ひとくちにお茶といっても種類はいろいろ。そもそもお茶とは、ツバキ科の植物であるチャノキ(茶の木)の葉を加工したものの総称です。茶葉は放っておくと、茶葉に含まれる酸化酵素の働きによって発酵が進んでいくのですが、これをどの程度に抑えるかでお茶の種類が決まります。緑茶はまったく発酵させない不発酵茶。烏龍茶などは半発酵茶で、紅茶は完全に発酵させた発酵茶です。緑茶にはおもに以下のような種類があります。・玉露茶摘み前に20日間ほど、茶畑全体に稲わらなどをかぶせて遮光する。渋味の元となるカテキンが抑えられ、旨みが増す。・普通蒸煎茶もっともポピュラーな緑茶。甘味と渋味のバランスがよい。・深蒸煎茶煎茶の一種で、蒸しの時間を普通蒸煎茶より長くとったもの。味が濃厚。・抹茶茶をもまずに乾燥させた“碾茶”(てんちゃ)から茎や葉脈を取り除き、石臼でひいて粉末状に仕上げたもの。ほどよい苦味とまろやかなコクがある。・かぶせ茶茶摘み前に茶畑を覆う。玉露よりは期間が短く、まろやかな旨味を持ち、すっきりした味わい。・茎茶(雁ヶ音)茎の部分を集めたもので、清涼感のある風味が持ち味。なかでも玉露の茎を雁ヶ音という。・番茶新芽のあとの二番茶、三番茶を指すことが多い。カフェインが少ないのでお休み前にも。・ほうじ茶煎茶や茎茶、番茶などを焙煎したもの。香ばしい香りが特徴。カテキンのパワーで身体のサビを防ぐ緑茶の成分の中で注目したいのは、なんといってもカテキン。ポリフェノールの一種で苦味や渋味の元になっている成分です。抗酸化作用が強く、ガン予防やアンチエイジングへの効果も期待できるほか、殺菌作用があり虫歯予防にも効果的だとか。ほかにもコラーゲン合成を助けるビタミンCや抗酸化作用のあるβカロテン、ミネラルも含みます。ノンカロリーなのも嬉しいところですね。ちなみにカテキン量は煎茶よりも番茶が多め。また、抹茶は茶葉を粉にするため、栄養成分を丸ごと摂取できるのがメリットです。お茶の保管方法、選び方開封後は2週間以内、長くても1カ月以内には飲みきるのが理想。お茶は日光や湿気に弱いので、茶筒など密閉容器に入れて、冷暗所で保管するとよいでしょう。吸香性も高いので、香りの強いものの近くには置かないよう注意。また、うっかり飲み忘れた煎茶などは、フライパンで乾煎りしてオリジナルのほうじ茶にするのもおすすめだそうです。お茶は産地も種類も多彩ですが、選び方にルールはなく、好みで選べばOK。迷ったときは、好みや予算を伝えて、お店の人に相談するのがお気に入りのお茶に出会える早道です。ちなみに料理に合わせるなら、前菜にはすっきりとした煎茶、魚や肉などのメイン料理には口の中の脂を流してくれる番茶などが好相性だそうです。美味しくお茶をいれるコツ同じお茶でもお湯の温度で味わいは変化するそうです。具体的には、90度くらいの熱めのお湯は渋味が出やすく、70~80度の低めの温度だと旨味が多く抽出されます。そのため、朝起きてシャキッとしたいときには熱めに淹れて渋味を楽しむなど、気分によって淹れ方を変えるのもおすすめだそうです。とはいえ、やはり基本の淹れ方はおさえておきたいもの。一般的な煎茶の手順を教えてもらいました。(1) 湯呑みに湯を注ぐ(2) 湯呑みから急須にお湯を移す(3) 再度、湯呑みにお湯を移す(※こうすることで湯呑みや急須が温まり、お茶の温度が適度に下がります)(4) その後、茶葉を入れ、お湯を急須に戻し、30秒~1分ほど待って、丁寧に湯呑みに注ぐポイントは最後の一滴まで注ぎ切ること。そうすると2煎目も美味しく飲めます。2煎目以降は待つ時間は少な目でOK。大体3煎くらいは飲めるそうです。お茶の新しい楽しみ方を教えてくれる「souen櫻井焙茶研究所」souen櫻井焙茶研究所は2014年12月にオープン。日本茶の新しい楽しみや価値観を広げ、もっとたくさんの人に伝えたい、という思いから開いたお店なのだそう。店内では、日本各地から選りすぐったお茶をはじめ、フリーズドライの果物やハーブなどを合わせた四季折々のブレンド茶、自家焙煎のロースト茶など約30種を販売。様々なお茶を一煎250円~テイスティングできます。阿波番茶(愛媛県)や黒茶(徳島県)など珍しいお茶も扱っており、土地柄外国人のお客さんも多いよう。店の奥にはお茶やお菓子、お酒などを楽しめる茶房も併設され、お茶をたてる所作をみながら、ゆっくりお茶を楽しめます。ほうじ茶の芳ばしい香りが漂う店内で、ゆっくりお茶の世界を楽しんでみては。取材協力/souen櫻井焙茶研究所東京都港区西麻布3-16-28ル・ベイン1階TEL:03-5786-0024営業時間: 11:00~19:00(茶房は23:00まで)休日: 月曜定休
2015年05月05日健康に役立つ“カテキン”を多く含む緑茶飲料!伊藤園は『2つの働き カテキン緑茶』を11月24日から発売する。2011年に販売された商品パッケージをリニューアルして全国で販売されるという。商品は“コレストロールが高くなりがちな人”や、“体の脂肪が気になる人”に役立つ、2つの作用を持つ【特定保健用食品】の緑茶飲料だ。リニューアルされたパッケージは“茶”をイメージさせる鮮やかなグリーンが使用されており、成分の働きを示す太いロゴ文字とともに、だれでも理解しやすいデザインに仕上げられている。商品の特色は?商品はペットボトル(350ml、1.5L、1.05L)と、缶340gの2タイプに分かれており、手ごろな価格に設定されている。また缶340gとペットボトル350ml商品の摂取量について、食事の時に1本が目安だという。またペットボトル(1.05Lと1.5L)商品の体内摂取量について、食事の時に350ml、1日700mlが目安だという。商品には【ガレート型カテキン】が90%含まれており、コレストロールと脂肪の吸収を制御する働きがある。さらに商品のカフェイン量について、一般的な緑茶飲料よりも少なくし、カテキン量は一般的な緑茶飲料よりも多くしてあるという。特に(悪玉) LDLコレストロールを減少させる為に役立つ商品なので、ダイエット中の人や、健康に気をつける人は活用してみては。(画像はニュースリリースより)【参考】・伊藤園 ニュースリリース
2014年11月22日プロテクティアは9月24日、独自技術「CateProtect」に基づくカテキン誘導体が、ノロ類縁ウイルスであるネコカリシウイルスを効果的に無力化することを見出した公表し、「日本防菌防黴学会 第41回年次大会」で詳細を発表した。同社は、大阪大学産業科学研究所の開發邦宏 特任准教授が研究してきた天然カテキン(EGCG)の誘導体に着目し、同大学発の産学連携ベンチャーとして、その実用化技術「CateProtect」の研究開発に取り組んできた。「CateProtect」は、天然カテキンの中で、最も抗ウイルス機能が高いエピガロカテキンガレート(ECCG)をベースに、EGCGを膜親和性にすることで、ウイルスや細菌の膜を捕えることを可能にする技術。これまで同技術を応用した部材がインフルエンザウイルスや細菌に対して優れた効果を示すことが確認されている。同社は非膜ウイルスであるノロウイルスにも同技術が応用できないかと考え、研究を進めた結果、カテキン誘導体がノロ試験用代替ウイルスであるネコカリシウイルスを最大99.9%以上無力化することを確認した。また、EGCGはタンパク質を含む汚れた環境で効果を発揮できないが、同技術を施したカテキン誘導体は、同環境においてもウイルスを効果的に無力化することもわかったという。今回の研究成果について同社は「従来のカテキンでは効果が現れにくい、嘔吐物や糞便などで汚れた環境下でも機能する、優れた消毒部材への応用が期待される」と説明。今後、「CateProtect」技術を用いて、食中毒対策も可能とするカテキン由来の新しい感染症対策部材の開発を進めていくとのこと。
2014年09月26日2つの健康強調表示許可の機能飲料!伊藤園が5日、体脂肪とコレステロールをおさえる働きがあるという特定保健用食品「2つの働きカテキン烏龍茶」を発売した。体脂肪とコレステロールという2つの健康機能について強調表示することを許可されたのは、烏龍茶飲料としては初となる。この「2つの働きカテキン烏龍茶」では、お茶に含まれるカテキンのなかでも、とくに脂肪やコレステロールの吸収を抑える働きのある成分とされている「ガレート型カテキン」を90%含んでいるそうだ。そのため、体脂肪およびコレステロールが気になる人に適した飲料として、消費者庁から表示許可を得た、特定保健用食品となっている。効果は保証済み!味も飲みやすく!効果は保証されていても、飲みづらい味では毎日続けにくい。そこで、美味しく飲めるよう、伊藤園では、より苦みをおさえ、飲みやすい烏龍茶の味わいに仕上げたそうだ。ボトルも特殊なバリアボトルで、お茶の美味しさと成分を安定的に保つものとしている。美容や健康への意識の高い消費者に、食生活改善のため活かしてほしいとのこと。もちろん商品はノンカロリー・脂肪分ゼロだ。毎日のお茶系飲料として、一度試してみては。元の記事を読む
2011年12月07日