クロエ(Chloé)の2019年春夏ウィメンズコレクションが、フランス・パリで2018年9月27日(木)に発表された。ヒッピーモダニズムがキーワード今シーズンのクロエガールは旅に出る。大地を感じ、サンサンと降り注ぐ太陽のもと、自由なスピリットで旅を楽しむのだ。そんな彼女の自由さを表現するのが、ヒッピーカルチャー。70年代のレトロシックに固執するのではなく、ヒッピーの開放的な精神を受け継ぎ、モダナイズ。現代女性へ向けたファッションピースとして完成させる。動き回るテキスタイルで開放さを表現クロエガールのパワフルでアグレッシブなマインドは、動きのあるテキスタイルが具現化する。ドレスに巻かれたラップスカートは、至極軽量な素材で、歩みにあわせて後方にたなびき、ゆらゆらと揺れ動く。ヒッピーの文化からヒントを得たフレアパンツ。ふわっと広がったプレイフルなラインは、こだわりのレザーを格子状に編んで表現して、ラバーのようなツヤ加工を施した。足元は大地をしっかり踏みしめられるよう歩きやすさを重視して。チャンキーヒールやフラットシューズが、今季のクロエガールのワードローブに加わった。古代文化着想のプリント&カラーストーンコレクションにリズムを付けるオリジナルのパターン。クロエのアイコン・馬や今季のキーワードである太陽、そして華やかなフラワーなどをミックスさせたものは、実は古代文化から着想を得ている。また、ドレスやベストには立体的なカラーストーンをあしらって。大振りのストーンは纏うものに元気や勇気をくれそうだ。さりげなく香らせる「クロエ」のアイデンティティタイトフィットやボディラインを強調するピースが続いていたが、今季は軽やかな印象。レースやシフォン素材のドレスルックも多く、軽やかな素材使いが特徴的だ。肌に優しく馴染むシルクのブラウスにはさりげなくCロゴを。ストライプドレスに差し込んだレースにも「Chloé」のロゴを仕込んでいる。
2018年10月01日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Purple #30』2018-19年秋冬号にあたるPurpleの今号は、この10年間でロサンゼルスへの関心が高まり、クリエイティブな人々が街に集まる中、この街の特有の神話、伝説、価値観、イメージ、夢、古今をテーマとする。エディ・スリマン(Hedi Slimane)のお気に入りモデルとして知られるグレース・ハーツェル(Grace Hartzel)を淡いシャーベットカラーで包んだコム デ ギャルソン(COMME des GARÇON)のエディトリアルページ他、ファッションページも充実。ボリュームあるハードカバーのスタイルがすっかり定着し、今回は白いクロス装に14種類の表紙ジャケットが制作された。【書籍情報】『Purple #30』出版社:Purple Institute言語:英語ハードカバー/492ページ/330×240mm発刊:2018年価格:5,800円(為替により変動)■Shelfオフィシャルサイトで『Purple #30』を購入する
2018年09月29日世界中で空前の社会現象を巻き起こしたシリーズの最終章となる『フィフティ・シェイズ・フリード』が、10月5日(金)より公開される。この度、9月17日の「キュートな日」を記念して、本作のヒロイン・アナを演じながら美しさを増しつづけるダコタ・ジョンソンの“キュートな”瞬間を追った。様々な困難をくぐり抜けたクリスチャン(ジェイミー・ドーナン)とアナが、ついに夫婦として結ばれ、贅沢な新婚生活を満喫する、まるでおとぎ話のような日々から始まる本作。しかし今回は、そんな2人の幸せを危険にさらす新たな脅威が姿を現すことになる。『フィフティ・シェイズ』シリーズのポイントは何と言っても、恋愛経験ゼロの女子大生アナと、若き超絶イケメンCEOのクリスチャン・グレイとの特異な恋愛模様とその変遷。最終章となる本作では、ついに“グレイ夫人”となり、ますます磨きのかかったアナの美貌を存分に堪能できるのが大きな見どころ!結婚式でシースルーのウエディングドレスを着こなし、クリスチャンだけでなく老若男女誰もが釘付けになる美しさを見せつけたかと思えば、ナイトクラブのパーティーには胸も背中もザックリ開いたセクシーなドレスを新調。また、黒いジャケットを着たフォーマルな姿からは、バリバリ働く女性の力強い美も身につけていることが窺える。シリーズを通して彼女が身を投じてきた、過激で甘美な究極の愛は、1作目のちょっとドジでうぶな女子大生だったアナからは考えられないほどの美を目覚めさせてしまったらしい。本シリーズへの出演を機に一気にスターダムを駆け上がり、アナという決して負担の軽くないであろう役柄を通して、女優や女性としても成長し続けるダコタは、2017年度の賞レース注目作となった『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督が手掛ける、有名イタリア・ホラー映画のリメイク『サスペリア』(原題)への主演が大きな話題。同作ではクロエ・グレース・モレッツやティルダ・スウィントンら豪華キャストが共演している。キュートさと妖艶さを兼ね備える魅力が開花した本シリーズ。最終章にして最高潮なダコタ演じるアナの美しさを、ぜひ劇場で見届けて。『フィフティ・シェイズ・フリード』は10月5日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フィフティ・シェイズ・ダーカー 2017年6月23日より全国にて公開© 2017 UNIVERSAL STUDIOSフィフティ・シェイズ・フリード 2018年10月5日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2017 UNIVERSAL STUDIOS
2018年09月17日8月29日から9月8日まで開催中のヴェネチア国際映画祭に、世界各国から映画人が集結。金獅子賞の行方も気になるところだが、今回は映画祭中盤の現時点でSNSやメディアで話題になった奇抜&不思議なファッションをご紹介!まずはリメイク版『サスペリア』で映画音楽家デビューを果たしたレディオヘッドのトム・ヨーク。正装でキメる俳優陣の中、ブルーのグラデーションが鮮やかなスーツに足元はサンダル、髪型はマンバンとカジュアルないで立ちで登場。「ワーストドレッサー」の称号を与えるメディアもあれば、「クレイジーだけどトムだからこその着こなしだ!」と褒めるメディアも。続いては同じくリメイク版『サスペリア』のクロエ・グレース・モレッツ。レッドカーペットで「Miu Miu」の衣装を選ぶことが多いクロエは、今回も「Miu Miu Resort 2019」のポロシャツとワイドパンツをチョイス。しかしポロシャツのサイズが合っておらず窮屈そうで、ワイドパンツの裾についているファーが「まるでイエティ(雪男)みたい」と不評だった。最後は審査員の1人、ナオミ・ワッツ。ピンクの「Armani Prive」のドレスは「Mirror」紙などのメディアが「ベストドレッサー」と称える一方、ツイッターでは「ナオミがふせん紙に埋もれてる」との声が上がっている。(Hiromi Kaku)
2018年09月04日こんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。ベストセラー小説を原作にした映画は多いですが、映画を観たあと原作小説を読むのも楽しいですね。【シネマの時間】第38回は、”ティーンエイジノワールとして、マーク・トウェインやJ.D.サリンジャーと並ぶ傑作” と絶賛されたアメリカの新進作家サム・マイソンによるベストセラーノベル『November Criminals』を映画化した話題の『クリミナル・タウン』をピックアップ!メガホンを取ったのは、『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』『ヒッチコック』で高い評価を受けた実力派のサーシャ・ガバシ監督が演出を手がけ、どこまでもクールな視点で、アメリカの首都=犯罪の首都と化したワシントンD.C.の光と陰の実態を10代の甘酸っぱい青春と共に巧みに描き出しています。主人公アディソン役は、ハリウッド『ベイビー・ドライバー』で大ブレイクを果たしたアンセル・エルゴートがナイーブで傷つきやすく真っ直ぐな主人公を、ヒロインのフィービー役は、『(500)日のサマー』『ヒューゴの不思議な発明』などで、若手トップ女優の地位を確立したクロエ・グレース・モレッツが魅力的に演じています。さらに、アメリカワシントンD.C.の学園生活の様子やそれぞれの親子関係も繊細に丁寧に描かれ、愛する我が子がさまざまな問題に遭遇したときの親としてのあり方なども大変興味深く、老若男女どの世代の方々が観ても楽しめる映画です。ハリウッドの最旬キャストで贈る衝撃のクライム・サスペンス・青春映画。ぜひ、映画館でお楽しみください!■映画『クリミナル・タウン』あらすじーーワシントンを舞台に事件の真相解明に挑む高校生の姿を描くクライムサスペンス!政治の街ワシントンD.C.は、上流中産階級の人々が暮らすアメリカのシンボルタウンであると同時に、殺人件数・襲撃、強盗件数がトップとされる犯罪の街。そのワシントンD.C.にある公立高校の卒業を控えたアディソン・シャクト(アンセル・エルゴート)は、趣味は読書とデヴィッド・ボウイを聞くこと、VHSでビデオ日記をつけるといった父とふたり暮らしの高校生。その日、幼馴染のフィービー(クロエ・グレース)から、「大学に進学する前に心許せる相手に処女を捨てたいの」と爆弾発言され、初めてふたりで親密な時間を過ごすのですが、その直後に親友である優等生のケビンが、バイト先のコーヒーショップで銃殺されたという知らせを聞きます。警察とメディアは「チンピラの黒人少年が麻薬を巡るギャング同士の抗争に巻き込まれたのだろう」と、早々に調査を終結しようとします。しかし、アディソンはあの文学好きの優等生のケビンが、チンピラと言われ麻薬に関わって殺されたなんて信じられない……と納得がいきません。優等生のケビンが、なぜ殺されなければならなかったのか?親友の名誉を取り戻すためアディソンは、校内や各所に「事件の目撃情報求む」と、張り紙をしたりとフィービーと共に犯人捜しに乗り出します。しかし、証言を取り合おうとしない警察や、大学への推薦状を餌に操作を牽制する学校、「深入りするな」と脅しをかけてくる同級生など、なぜか街中が目を背ける雰囲気に。ひるまずに捜査を続けるふたりは、ケビンのバイト仲間、担当したカウンセラー、両親などに会いますが、肝心の両親が「息子は、この街に殺された……」と口をつぐむのでした。まるで街全体がこの事件をなかったかのように処理するさまに違和感を拭えないふたり。食い違う人物像、不可解な行動。危険を感じたフィービーが、調査を止めようと訴えるのをよそに、アディソンは事件の核心へと近づいていきます。しかしそれは、ワシントンD.C.の巨大な闇を突く、最も危険な捜査だったのです。やがて明かされる残酷な真実とは……!?ワシントンD.C.に根強く存在する格差と人種差別、高校生たちの間に広がるドラッグなど、今日のアメリカの10代の青春と絡めて鮮やかに社会問題を浮き彫りにしています。映画『クリミナル・タウン』作品紹介映画『クリミナル・タウン』は、2018年8月25日(土)より新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー!公式HP:監督:サーシャ・ガバシ原作:サム・マンソン「クリミナル・タウン」(ハヤカワ文庫2018年7月5日発売)原題:November Criminals脚本:スティーブン・ナイト、サーシャ・ガバシ製作総指揮:アンガス・サザーランド、タンニャ・タワージョ、マリンディ・フィックル製作:ベス・オニール、エリカ・オールド、アラ・ケシシアン、ビル・ジョンソン、ジム・セイベル、マーク・ビエンストック撮影:ミハイ・マライメア・Jr.美術:カート・ビーチ衣装:ジュリー・ワイス編集:マーティン・ペンサ音楽:デビッド・ノーランド音楽監修:ローラ・カッツ字幕翻訳:牧野琴子製作国:アメリカ製作年:2017年映倫区分:G上映時間:86分配給:ギャガ・プラス© 2016 NOVEMBER CRIMINALS HOLDINGS, LLC映画『クリミナル・タウン』キャストアンセル・エルゴート=アディソンクロエ・グレース・モレッツ=フィービーデヴィッド・ストラザーン=テオ・シャクトキャサリン・キーナー=フィオナ【シネマの時間】アートディレクション・編集・絵・文=諸戸佑美©︎YUMIMOROTO
2018年08月28日入野自由、早見沙織ら人気声優に加え女優・松岡茉優も声優として参加し2016年に公開された『映画 聲の形』が、8月25日(土)今夜、NHK Eテレで地上波初放送される。本作はまっすぐに“いま”と向き合う少年少女の姿を等身大に描き、全世代から共感と感動を呼んで「このマンガがすごい!2015」オトコ編第1位、「第19回手塚治虫文化賞」新生賞を受賞した大今良時の同名ベストセラーコミックが原作。ハイクオリティな作風で知られる京都アニメーションが本作を映像化。聴覚障害を持つ少女・硝子と、好奇心旺盛な男子・将也との出会いから始まる物語。彼女との出会いで、退屈から解放された日々を手に入れた将也。しかし、硝子とのある出来事がきっかけで将也は周囲から孤立。やがて5年のときを経て、別々の場所で高校生へと成長したふたり。ある出来事以来、固く心を閉ざしていた将也は硝子の元を訪れる。「俺と西宮、友達になれるかな?」再会したふたりは、いままで距離を置いていた同級生たちに会いに行く。止まっていた時間が少しずつ動きだし、ふたりの世界は変わっていったように見えたが…というストーリー。石田将也役には大ヒットシリーズとなった『千と千尋の神隠し』のハク役をはじめ「おそ松さん」松野トド松役や「深夜!天才バカボン」バカボン役などで知られる入野さん。西宮硝子役には「魔法つかいプリキュア!」の花海ことは/キュアフェリーチェ役をはじめ好評放送中の「はたらく細胞」などの早見さん。そのほか「魔法少女まどか☆マギカ」や『君の名は。』などの悠木碧、「黒子のバスケ」などの小野賢章、クロエ・グレース・モレッツの吹き替えなどで知られる潘めぐみ、「ユーリ!!! on ICE」などの豊永利行ら人気声優陣に加え、小学生の将也役として『万引き家族』などの松岡さんも声優として出演。製作を手掛けたのは「響け! ユーフォニアム」や「Free!」など数々の良質なアニメ作りでファンを虜にしてきた京都アニメーション。さらに主題歌を人気アーティストのaikoが担当している。『映画 聲の形』は8月25日(土)21時~NHK Eテレにて地上波初放送。(笠緒)■関連作品:映画 聲の形 2016年9月17日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 大今良時・講談社/映画聲の形製作委員会
2018年08月25日クロエ(Chloé)が新作バッグ「TESS」の発売を記念して、伊勢丹新宿店と大丸心斎橋にポップアップブティックをオープンする。2018-19年秋冬コレクションのランウェイショーで発表された「TESS」は、メゾンのDNAを受け継ぐ洗練されたラウンドボディに、フェミニニティーを表すシグネチャーの「O」を象った留め具が特徴的なデザイン。長さの異なる2種類のストラップを使い分けることで、ハンドキャリー、ショルダー、クロスボディで持つことができる。ポップアップブティックでは、セピアブラウン、モッティグレー、ディープフォレストといった、秋冬らしいカラーがそろうスムースレザーとスエードを組み合わせたタイプを始め、豊富なバリエーションの「TESS」を展開する他、ラグジュアリーなパイソン型押しの「TESS」(22万8,000円)がポップアップ限定モデルとして登場する。「TESS」ポップアップ限定モデル(22万8,000円)開催スケジュールは、9月12日から18日まで伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージ、9月26日から10月9日まで大丸心斎橋北館1階イベントスペースにて。
2018年08月18日シンガポールを舞台に、恋人とそのセレブ一族との間で揺れる女性の葛藤と成長を描いた『クレイジー・リッチ!』。本作には、『ラ・ラ・ランド』のソノヤ・ミズノを含む豪華なアジア系キャストが勢ぞろいしており、いま話題の『オーシャンズ8』の“一員”でもあるマルチアーティスト、オークワフィナも出演している。そんな注目の彼女から、本作について語ったコメントが到着した。現在大ヒット公開中『オーシャンズ8』で豪華キャストと共演を果たした、“ちょっと風変わりなスリ”役のオークワフィナ。彼女は全米で今週公開となる『クレイジー・リッチ!』では、主人公レイチェル(コンスタンス・ウー)のソウルメイト、ペク・リンを演じている。ハリウッドの話題作に立て続けに出演し、しかも観る者に強烈な印象を残していく彼女には、いまや世界が大注目!■ラッパーで女優、脚本家の顔を持つマルチアーティストオークワフィナ(Awkwafina)はニューヨーク州クイーンズ出身のアジア系アメリカ人。本名はノラ・ラム。ラッパーとしてデビューし、風刺の効いた陽気なオリジナル音楽で知られ、口コミ動画「My Vag」が2012年にインターネットで大評判となった。女優としては、2016年にザック・エフロン、クロエ・グレース・モレッツら共演のコメディ映画『ネイバーズ2』(未)で長編映画デビュー。現在公開中の『オーシャンズ8』ではサンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイなど豪華キャストと肩を並べる。『オーシャンズ8』で共同脚本を手がけたオリヴィア・ミルチ監督のNetflix映画『エンド・オブ・スクール』にも出演。また、ニューヨークのトラベルガイド出版や脚本の執筆活動などにも取り組むなど、マルチに活躍中だ。■「どんな代償を払っても、私はこの映画に参加しなきゃ」「(原作となった)ケビン・クワンの小説の大ファンなの!読む前から、書店でカバーをチラ見しただけですぐに引き込まれたわ!すごく意義深い物語よね。アジア人とアジア系アメリカ人が中心の物語であると同時に、世界中どこに住んでいても誰もが共感できる普遍的な物語なの」と、世界17か国でベストセラーとなった大人気小説について語るオークワフィナ。また、本作出演の経緯について「この素敵なチャンスの話が来たとき、私はマネージャーさんに言ったわ。『どんな代償を払っても、私はこの映画に参加しなきゃなんない』って。そしてオーディションを受けに行った。その時すでにこの映画に出演することがどんなに大事か悟ってたわ」と本作に対する覚悟を語った。そして自身が演じた役については「ペク・リンはラッパーみたいな生き方をしてる(笑)」とコメント、「彼女は本当に頑張って生きてる。見る人はきっと彼女の風変わりな性格を好きになるはず。ちょっとオカシイけど、面白いんだよー!」とノリノリで教えてくれた。さらに、「私たちの世代やコミュニティにとって代表的な1作になると思う。そんな作品に参加できて最高!この映画では、ロマンスや笑い…そして私の髪型を楽しみにしてね(笑)」と、いまの時代に作られた本作の重要性、そして彼女オリジナルの魅力について、私たちが見逃せない理由を語ってくれた。先日8月7日(現地時間)にロサンゼルスでプレミアが行われると、試写会のチケットはソールドアウトになるほどの人気ぶり。全米批評サイト「Rotten Tomatos」では驚異の100%を記録(8月10日時点)。「非常に満足!」(CNN)、「ラブコメの必修科目!」(New York Post)、「息をのむほど楽しい!」(Vanity Fair)など、批評家の間ですでに高評価のレビューが続々と上がっている。『オーシャンズ8』に続き、本作のヒットも期待されるオークワフィナ。彼女の活躍からも目が離せない!『クレイジー・リッチ!』は9月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:クレイジー・リッチ! 2018年9月28日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND SK GLOBAL ENTERTAINMENT
2018年08月15日クロエ(Chloé)の2018-19年秋冬コレクションより、新作バッグ「TESS」が登場。2018年9月12日(水)から9月18日(火)までは伊勢丹新宿本店で、9月26日(水)から10月9日(火)までは大丸心斎橋北館にて、発売を記念した限定イベントを開催する。丸型ボディのフェミニンなショルダーバッグ「TESS」新作バッグ「TESS」は、丸みを帯びたボディに2種類のストラップが付属するショルダーバッグ。アクセントとしてバッグフロント部分のフラップには“フェミニニティ”を象徴する「〇」を象った留め具があしらわれている。サイズは2パターン。スモールタイプの素材は、ディープフォレストやビニルブルーなどが揃うスムースカーフレザーまたはスエードカーフレザー、モダンなジオメトリックプリント、そして温かみのあるキルティングスエードを用意。また、ミディアムタイプにはブラック、モッティ グレー、バートンブラウンといった、どんなワードローブにも合わせやすいスムースカーフレザーおよびスエードカーフレザーを揃えた。期間限定イベントでは限定モデルも期間限定イベントでは、「TESS」の新作コレクションに加えて限定モデルを発売。ボディにパイソンの型押しを用いたラグジュアリーな仕上がりだ。キャンペーンビジュアルにも採用「TESS」は、2018-19年秋冬コレクションのキャンペーンムービーにも登場している。広い空を背景にした街の中、優美なクロエガールたちの姿を映し出した。なお、撮影はフォトグラファーのスティーヴン・マイゼルによって行われた。彼はこれまでロエベ(LOEWE)やプラダ(PRADA)などのキャンペーンも手掛けており、クロエでは今季が2作目となる。【詳細】新作バッグ「TESS」価格:スモール(W20.5×H17.5×D6cm) 199,000円+税~、ミディアム(W26.5×H22.5×D7cm) 222,000円+税~※素材によって価格が異なる。■Chloé “TESS” POP-up boutique・伊勢丹新宿店本館1階=ハンドバッグ/プロモーション日程:2018年9月12日(水)~9月18日(火)・大丸心斎橋北館 1階イベントスペース日程:2018年9月26日(水)~10月9日(火)【問い合わせ先】クロエ カスタマーリレーションズTEL:03-4335-1750
2018年08月11日これまでも様々な形で次世代を担う若きクリエイターの支援を行ってきた「ジョルジオ・アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」から、その支援の最新プロジェクト「ARMANI/LABORATORIO(アルマーニ/ラボラトリオ)」の詳細が発表。日本でも大ヒット中の『君の名前で僕を呼んで』のイタリア人監督ルカ・グァダニーノがその指揮をとる。本プロジェクト「アルマーニ/ラボラトリオ」は映画の世界に進むことを夢見る学生を支援するもので、第1シーズンは昨年11月に始動、その際は8名の若きクリエーターが選出された。彼らは定期的なレッスンを受け、今年2月のミラノコレクション期間中に完成作品『UNA GIACCA -A JACKET-』がお披露目。1着のジャケットを軸に時空を超えて展開されるストーリーは、短編映画としての高いクオリティが話題となった。今回、その注目プロジェクトの第2シーズンが立ち上がり、現在、参加クリエイターを募集中。応募は世界中から可能で、もちろん日本からの応募も可能となっている(応募フォームやレッスンは英語)。第2シーズンの指揮をとるのは、シチリア生まれの映画監督ルカ・グァダニーノ。現代社会の複雑さを切り取る鋭い目線と優れた美的感覚で、世界的に高い評価を得ており、『君の名前で僕を呼んで』は本年度アカデミー賞に作品賞、主演男優賞(ティモシー・シャラメ)など4部門にノミネート、最新作『Suspiria』(原題)にはダコタ・ジョンソンやクロエ・グレース・モレッツ、ティルダ・スウィントンらが出演する。これまでにヴェネツィア国際映画祭で審査員を務めた経験もあり、彼の代表作の1つ『ミラノ、愛に生きる』(ボルダー国際映画祭で最優秀作品賞を受賞)は、その名のとおりミラノを舞台とした作品で、ミラノへの強い愛を持つ人物として知られている。グァダニーノ監督以外に各分野のプロフェッショナルとして学生の指導にあたるのは、『胸騒ぎのシチリア』で監督と組んだデヴィッド・カイガニック/David Kaganich(脚本)ほか、Lucas Gath(撮影技術)、Walter Fasano(編集)、 Giulia Piersanti(衣装デザイン)、Fernanda Perez(メイクアップ)、Manolo Garcia(ヘアスタイル)といったメンバー。ジョルジオ・アルマーニ氏は、「映画はファッションのように、ビジュアルを駆使して私たちを魅了します。制作に関わる全ての人たちの仕事が最終結果に結びつく、究極のチームワークです。『アルマーニ/ラボラトリオ』は、映画業界のトップとして活躍するキープレーヤーたちの指導と支援を得て、生徒が一緒に作業を行う場です。この場のことを私は-フィルムアトリエ-と名付けたいと思います。今年は、イタリアや国際映画シーンで最もオリジナリティが高くエレガントな監督の1人であるルカ・グァダニーノとこのプロジェクトを行えることを非常に嬉しく思います」とコメント。また、グァダニーノ監督は「アルマーニ氏に最も敬意を表するのは、彼が彼の時代を作り上げてきたということです。今回、新世代の映画ファンをサポートする彼の熱い思いに心から共感し、私はこの招待状を喜んで受け入れました」とコメント。「優れた専門家をプロジェクトに参加させることで、非常に魅力あるチームを結成しました。今回は成長、アイデンティティ、女性の新しい世界、といったことをテーマに作品を作り上げます。そう、非常にアルマーニらしいキーワードをテーマに選んだのです」と、“いま”にふさわしいテーマを掲げている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:君の名前で僕を呼んで 2018年4月27日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© Frenesy, La Cinefacture
2018年07月05日クロエ(Chloé)の2018-19年秋冬コレクションより、新作のデイリーバッグが到着した。今回のコレクションで新たに発表された「TESS」は、クロエらしい丸みを帯びたフォルムに、フェミニニティーを表すメゾンのシグネチャー「O」を象った留め具があしらわれたエレガントなデザイン。スムースレザーとスエードを組み合わせたデザインを始め、アーストーンのレザーにホースのエンブロイダリーが施されたものなど、豊富なバリエーションを展開する。コンパクトなサイズ感ながら、幅広のマチで収納力があり、長さの異なる2種類のストラップを操れば、さまざまなスタイリングを楽しむことができる。同じく新ラインの「TAO」は、ストラップ使いで2通りのシェイプが生まれるユニークなデザイン。長いショルダーストラップで持つとトート型に、サイドにあしらわれた短いストラップで持つと丸みのある巾着のようなシェイプに変形し、その日の気分やシーンによって使い分けられる。素材はナイロン・ラムスキン・コットンキャンバスの組み合わせと、レザーの2タイプ。大きく開くジップトップや2つのインナーポケット、マチの調節が可能なサイドストラップなど、モダンなデザインに加えて優れた機能性も兼ね備えている。ナターシャ・ラムゼイ=レヴィ(Natacha Ramsay-Levi)によるファーストコレクションでデビューし、メゾンの新たなアイコンバッグとなった「ROY」は、大胆なジオメトリックプリントやウォータースネークプリント、グロッシーなラムレザーなど、素材とデザインを秋冬らしくアップデート。さらに、「ROY」の特徴的な要素をキープしつつ、よりウエアラブルに進化したバケツ型の「ROY BUCKET」には、シックなアースカラーやホースの刺繍とバロック文字「C」のデボス加工が施されたデザインが新しく登場する。そして、メゾンのシグネチャーバッグ「FAYE DAY」には、モッティグレー、クラウディブルー、ブラッシュヌードといった落ち着いた色彩のスムースカーフレザーを始め、アースカラーのキルティングレザー、スムースカーフレザーのボディにホースの刺繍を配したポップなタイプなど、シルエットの美しさが引き立つ新たなパターンが仲間入り。フロントにあしらわれたループリングやチェーンといった、70年代のスピリットを表現したキーエレメンツはそのままに、洗練された都会的なデザインがそろう。デイリーバッグの他、話題の新作スニーカー「SONNIE」を始め、アンクルブーツやレースアップブーツなど、秋冬の装いを華やかに彩るシューズも順次展開される予定。
2018年06月23日クロエ(Chloé)の新作『「Sonnie」スニーカー』を紹介。『「Sonnie」スニーカー』は、スエードカーフスキンと合成素材をミックスしたハイブリッドデザインのシューズ。随所に複数のカラーを織り交ぜて遊び心をプラスしている。足首までしっかりとホールドしてくれるナイロンストラップは、アッパーと絶妙にカラーを変えたことで、その存在感を強調。またラバーソールに配したバイカラーは、スニーカーに多彩な表情を与えてくれる。タンには、ブランドロゴ&メゾンを象徴する「0」のマークをさり気なくオン。丸み帯びたフラットアーモンドトゥシェイプを採用したことで、カジュアルなムードの中にも女性らしさを香らせる一足に仕上がった。なおスニーカーを直用したモデルたちは、クロエのクリエイティブ・ディレクターに就任したナターシャ・ラムゼイ=レヴィが提案するクロエガールズ。東京を背景にしたフォトシリーズが、フォトグラファー・Hiromixによって手掛けられた。【詳細】クロエ『「Sonnie」スニーカー』価格:・ロートップ 78,840円(税込)・ハイトップ 96,120円(税込)サイズ:35~40※フォトシリーズはクロエのオフィシャルインスタグラムで2018年6月25日(月)より順次公開予定。【問い合わせ先】クロエ インフォメーションデスクTEL:03-4335-1750(平日10:00~19:00)
2018年06月09日『ベイビー・ドライバー』のアンセル・エルゴートと、『キック・アス』のクロエ・グレース・モレッツのW主演で話題を集めている『クリミナル・タウン』。スタイリッシュなクライムサスペンスの本作から、この度ポスターと予告編が届いた。「ティーンエイジノワールとして、マーク・トウェインやJ.D.サリンジャーと並ぶ傑作」と絶賛された小説を、『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』『ヒッチコック』で高い評価を受ける実力派サーシャ・ガヴァシがメガホンを取り映画化した本作。この度、解禁された予告編は、アディソン(アンセル・エルゴート)とフィービー(クロエ・グレース・モレッツ)の2人がシーツの中でキスを交わすシーンから始まり、一転して同時刻に親友のケビンが殺されるショッキングなシーンへ。親友の死因に納得できないアディソンが、真相を突き止めるため「ケビン事件の情報求む」と書いた貼り紙を学校の廊下に貼りつけ、フィービーを巻き込み手掛かりを探すが、教師や同級生からは事件に首を突っ込むなと忠告を受けるというもの。いま最も旬なアンセルとクロエの瑞々しい演技と、観るものをたかぶらせる展開が印象的だ。そして、同時に解禁されたポスタービジュアルでは、アンセルとクロエの顔がアップで並び、2人の間に「真実が潜む場所は、どこだ。」というコピーが。ほかにも物語の鍵と思われるワードが散りばめられ、不穏な雰囲気が漂う。はたして2人が目にする、親友の死の真相とはいったい何なのか、気になる仕上がりとなっている。『クリミナル・タウン』は8月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:クリミナル・タウン 2018年8月25日より新宿シネマカリテほか全国にて公開© 2016 NOVEMBER CRIMINALS HOLDINGS, LLC
2018年05月20日アンセル・エルゴート、クロエ・グレース・モレッツらハリウッド最旬キャストによるクライム・サスペンス『クリミナル・タウン』が8月25日(土)より公開されることが決定。この度、場面写真も解禁となった。■あらすじワシントンD.C.に暮らすさえない男子高校生アディソンの元に届いた、優等生の親友ケビンが銃殺されたというニュース。事件は「チンピラの黒人少年が麻薬を巡るギャング同士の抗争に巻き込まれたもの」とされ、犯人は組織内で始末済みとして、捜査は早々に終結の様相となる。彼が麻薬に関わって殺されたなどあり得ない。親友の名誉を取り戻すためアディソンは、幼なじみにして恋人未満のフィービーと共に犯人を追いはじめる。しかし、証言を取り合わない警察、大学への推薦状を餌に捜査を牽制する学校、街中が目を背ける空気、「息子はこの街に殺された」と口をつぐむケビンの両親…。まるで街全体がこの事件をなかったかのように処理しようとする様に、違和感を拭えないアディソンとフィービー。やがて二人は、戻れないところへと足を踏み入れていく――。■アンセル&クロエ、最旬キャストが集結!「ティーンエイジノワールとして、マーク・トウェインやJ.D.サリンジャーと並ぶ傑作」と絶賛された小説「NOVEMBER CRIMINALS」を原作に、『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』『ヒッチコック』で高い評価を受ける実力派サーシャ・ガヴァシが監督を務めた本作は、高校生アディソンとフィービーの幼なじみ2人が、親友の優等生ケビンが銃殺された事件の真相に挑むスタイリッシュ・クライム・サスペンス。主人公のアナログを愛する冴えない少年アディソンを演じるのは、『ベイビー・ドライバー』で大ブレイクを果たしたアンセル・エルゴート。容姿端麗な優等生にして、時に積極的なフィービーに、『キック・アス』で一躍ヒットガールとなったクロエ・グレース・モレッツ。2人の共演は2013年公開の『キャリー』以来だが、今回は幼なじみとなって事件に挑む。さらに、この度解禁する場面写真には、まさかこの後銃殺されることになるとは知らないケビンと笑いあうフィービー。アディソンが手に持つビデオカメラには、何か事件の鍵が隠されているのか?物語の真相が気になるビジュアルとなっている。『クリミナル・タウン』は8月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年05月11日東京・新宿にあるミニシアター、シネマカリテでは「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2018」(「カリコレ2018」)が、7月14日(土)から開催。この度、第1弾ラインナップが発表された。2014年の第1回開催から今年で5周年を迎える本イベントでは、上映本数&内容ともにさらにパワーアップして開催。今回発表された第1弾では、ジャンルや国境を超えた選りすぐりの新作11作品、旧作1作品の全12タイトルがラインナップ。■オープニング作品『クリミナル・タウン』今年のオープニングを飾るのは、『キャリー』以来2度目の共演となるアンセル・エルゴート(『ダイバージェント』『ベイビー・ドライバー』)とクロエ・グレース・モレッツ(『キック・アス』『モールス』)が出演する『クリミナル・タウン』。優等生の親友はなぜ殺されたのか?幼なじみの高校生2人が事件の真相に挑む、スタイリッシュ・クライム・サスペンスだ。■先行プレミア作品『バンクシーを盗んだ男』正体不明のグラフィティアーティスト、バンクシーがパレスチナの壁に描いた1枚の画を発端に、芸術の著作権問題が浮き彫りになる、様々なアーティスト、クリエイター、コレクターたちのインタビューをもとにバンクシーへと迫るドキュメンタリー作品。『いつも月夜に米の飯』『おんなのこきらい』の加藤綾佳監督最新作。『最低。』で女優デビューした山田愛奈を主演に迎え、母親が失踪したことから新潟で小料理屋の女将になった千代里が、そこで働く年上の料理人・アサダと共に常連客や料理に触れ、少しずつ成長していく恋愛群像劇。■MOOSIC LAB 2018 スペシャルプレミア『いつか輝いていた彼女は』さらに、スペシャル・プレミア作品では数々の名作や映画監督、ミュージシャン、俳優などを輩出してきた音楽×映画の祭典「MOOSIC LAB(ムージック・ラボ)」から届いた意欲作『いつか輝いていた彼女は』を上映。スリーピースバンド「MINT mate box」のマホとマホのかつての親友であった茜を中心に、高校時代の2人の純粋さと歪んだプライドを描いた青春音楽映画。■新作&旧作もチェック!『アニー・イン・ザ・ターミナル』『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クイン役で注目を集め、5月に日本でも公開される『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』でアカデミー賞主演女優賞ノミネートを果たしたマーゴット・ロビーが妖しい謎の美女を演じるリベンジ・アクション。『モンキービジネスおさるのジョージ著者の大冒険』「おさるのジョージ」の著者、ハンス・レイとマーガレット・レイ夫妻の波乱万丈の人生を、膨大な記録と貴重な原画、手書きのアニメで描く初のドキュメンタリー作品。『リチャード・リンクレイター職業:映画監督』『ビフォア』シリーズや『6才のボクが、大人になるまで。』、『スクール・オブ・ロック』など、多彩な作品で観客を魅了してきたハリウッドを代表する映画監督リチャード・リンクレイター。今作は、監督デビューから今年で30周年を迎える彼の軌跡を追うドキュメンタリー。そのほか、孤島を訪れた新任の気象予報士が怪しい灯台守の男グラナーと共に、毎夜襲いかかってくる謎のクリーチャーと激闘するサバイバル・アクション『コールド・スキン』。ジェイソン・モモアとスティーブ・ラングが共演を果たした『ワイルド・ブレイブ』。不思議な力を手に入れた少女と彼女に恋をする少年のサイキック逃亡劇を描いた『First Light』(原題)。『ハリー・ポッター』シリーズのダニエル・ラドクリフが病に伏せる妻を救うために麻薬密売を請け負うパイロットを熱演したサスペンススリラー『BEAST OF BURDEN』(原題)。そして旧作は、全米に突如殺人トマトが現れ、次々と人間を襲い始め、犠牲者続出。ついには軍対巨大殺人トマトたちの全面戦争が勃発し、街が大パニックに陥る様子を描いた“不朽の駄作”と誉れ高い伝説的カルトムービー『アタック・オブ・ザ・キラートマト』(1978年アメリカ公開)を上映する。「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2018」は7月14日(土)~8月24日(金)まで6週間、新宿シネマカリテにて開催。(cinemacafe.net)
2018年04月28日X-girl(エックスガール)とクロエ・セヴィニー(Chloë Sevigny)のコラボレーションコレクション「X-girl for Chloë Sevigny」が、2018年4月13日(金)より展開される。女優、映画監督として活躍する傍ら、ファッションアイコンとしても世界中から注目を集めるクロエ・セヴィニー。X-girlのモデルも務める彼女とのコラボレーションコレクションには、ブランド誕生の"1994年"をオマージュしたアイテムがラインナップする。デザインには、1994年から世界25ヶ国でリリースされているフリーマガジン「ヴァイス・マガジン(VICE magazine)」の復刻版として撮り下ろされたクロエ・セヴィニーのフォトを使用。パームツリーを背にしたカットを、写真の中でクロエが着ているリンガーTシャツにプリントしたものや、ヴァイスのカバーになった様々な表情を見せるクロエの写真をコラージュ風にプリントしたシャツ&スカートなど、ユニークでインパクトのあるデザインに仕上げた。他にも、ブランド誕生当初から顧客であったクロエが当時着用していたモデルの復刻版も登場。"X-girl"のロゴが大きくプリントされたTシャツなど、シンプルながら可愛らしさもある"リアルな女の子のストリートスタイル"を感じる初期アイテムとなっている。【詳細】X-girl for Chloë Sevigny発売日:2018年4月13日(金)アイテム例:・CHLOE SEVIGNY RINGER S/S TEE(ホワイト/ブラック/ライトパープル) 各6,480円(税込)・CHLOE SEVIGNY ALL OVER PRINTED SHIRTS 14,040円(税込)・CHLOE SEVIGNY ALL OVER PRINTED SKIRT 10,800円(税込)・RINGER S/S TEE(ホワイト/ブラック/ライトブルー) 各5,940円(税込)【問い合わせ先】X-girl ストアTEL:03-5772-2020
2018年04月15日クロエ(Chloé)の2018-19年秋冬ウィメンズコレクションが、フランス・パリで2018年3月1日(木)に発表された。ナターシャ・ラムゼイ・レヴィの2シーズン目となる今季は、クロエのアーカイブやメゾンのコードを巧みに取り入れることにチャレンジしている。ショーの幕開けとともに登場したのは、カール・ラガーフェルドがデザイナーとして活躍した70年代からヒントを得たシルクプリント。ジグザグとしたラインが、柔らかなシフォンの上を幾何学的に走り回る。パレットはカーキやベージュ、ブラウンなどアースカラーでまとめて。これは、創業者のギャビーアギヨンがエジプト出身であることから生まれたブランドを象徴するパレットである。そして、クロエウーマンのワードローブといえば、シフォンブラウスとシャツドレス。それらは、パレットや素材に伝統的なムードを反映しつつも、アンバランスなシルエットに解体してモダンさを纏わせた。シャツドレスは胸元を大きくVの字に開けて、腰や胸の位置で穴をあけるようにカッティング。バックスタイルをウエスト位置でバッサリと切り取り、プリーツスカートを組み合わせた繊細なシルエットもある。大きく空いた胸元からのぞくのは、胸下でカットアウトされたクロップドトップスだ。柔らかなシフォンブラウスや、ブラトップの形にしたレースをアタッチしたニット、フリルをあしらった立ち襟のブラウスなどと、バリエーション豊富なコンパクトトップスとレイヤードされる。アウターには、フィービー・フィロ時代を想起させるオーバーサイズのアウターをセレクトして。フード付きのミリタリーコートには、昨シーズンも登場した馬のモチーフが所狭しと並んでいる。乗馬を1つのキーワードとして受け継いできたクロエならではの発想で、アイコンボトムスはカーゴポケット付きのジョパーズパンツに決定。膝を囲むようにして、クロエのCを意味するステッチが配されている。
2018年03月09日3月6日、パリのルーブル美術館でニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)によるルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)が2018-2019年秋冬ウィメンズコレクションを発表した。高畑充希や中田英寿、エマ・ストーン(Emma Stone)、ミシェル・ ウィリアムズ(Michelle Williams)、クロエ・グレース・モレッツ(Chloë Grace Moretz)など、世界中から多くのゲストが招かれた。
2018年03月07日ナターシャ・ラムゼイ=レヴィ(Natacha Ramsay-Levi)によるクロエ(Chloé)は、国営ラジオ放送局のメゾン・ドゥ・ラ・ラディオで2018-19年秋冬コレクションショーを開催した。あらゆるものを惹きつける、しかし同時に近寄り難い「マグネティック・ウーマン」をイメージしながら、フリュイディティ(流動性)とムーヴメント(動き)をキーワードにコレクションを構成。キーモチーフとなったグラフィカルなプリントは、1973年のカール・ラガーフェルド時代のアーカイブより引用されたもの。女性の身体を象ったチャームのネックレスと、風にそよぐようなスカートをコーディネートして、軽やかさを表現している。アイコニックな馬モチーフは、今シーズンはスポーティーなブルゾンやゴートファーのジャケットに刺繍され、ゴシック書体のCモチーフのプリントをライニングに配している。ゴートファーをサイドに配したパンツや、異素材をミックスしたカーゴパンツなどは、今までのクロエにおけるマスキュリン・フェミニンな手法とは一味違う、独自性あるアイテム。そして、二の腕に配したブレスレットや装飾として服に取付けられているメタルパーツ使いなど、そのどれもがモダンでエッジー。前シーズンのファーストコレクション以上に、ナターシャ・ラムゼイ=レヴィによる新しいクロエ像を強烈に印象付けることとなった。
2018年03月07日4日(現地時間)、デビッド&ヴィクトリア・ベッカム夫妻の長男ブルックリン・ベッカムが19歳の誕生日を迎えた。ブルックリンは誕生日前日を昨年9月復縁して以来、順調交際を続けているクロエ・グレース・モレッツとともに素敵な時間を過ごしたもよう。クロエのインスタグラムのストーリーにはにぎやかなバーかクラブのような場所で、ブルックリンに「ハッピーバースデー」と大きな声で祝うクロエ、照れるブルックリンが映っている。綿あめに包まれ、バーナーであぶるとケーキが現れるというデザートがブルックリンに振る舞われていた。クロエはほかにも「ずっと笑顔でいてね。愛しているわ。お誕生日おめでとう、ブルックリン」とコメントを添え、ブルックリン単独のモノクロ写真を投稿。ブルックリンの母ヴィクトリアはブルックリン、ロメオ、クルーズ、ハーパーの4人が一緒になって笑顔を見せている写真を掲載し、「あなたを誇りに思う」と成長した息子を称えた。父のデヴィッドは「情熱的に生き、誇りを持ち、謙虚でいなさい。そして自分らしくいるんだよ」とティーンエイジャー最後の年を迎えた息子にアドバイス。次男ロメオは「世界で一番素晴らしい兄貴! 19歳になっただなんて信じられないよ。最高の一日を過ごしてね」、三男クルーズは「大好きだよ、お兄ちゃん」とブルックリンは家族中からお祝いを受けた。(Hiromi Kaku)
2018年03月05日クロエ(Chloé)から新フレグランス「クロエ ノマド(NOMADE) オードパルファム」が登場。2018年3月7日(水)より発売される。"フリージアの花"を取り入れたパワフルな新フレグランスブランドが描く女性像である、自由な精神を備えた“クロエガール”をイメージした新フレグランス「クロエ ノマド オードパルファム」。フリージアをメインにしたフローラルシプレーのパワフルな香りだ。ミネラルを感じさせるオークモスを西洋スモモのミラベルが包み、フレッシュさとツヤ感が特徴の明るいフリージアへと続く。未知の世界へ飛び込むことを恐れない“クロエガール”を体現するような、柔らかさと力強さを備えた香りとなっている。また、丸み帯びたO型のガラスボトルには、まばゆく輝くゴールドキャップをセットした。ボトルの首元にあしらった、ローズベージュのリボンが、気品あふれるムードをプラスしてくれる。ビジュアルにアリアーヌ・ラべド起用新フレグランスのキャンペーンムービーには、フランス人女優、アリアーヌ・ラべドを起用。撮影地のインドのラージャスターン州で、いくつもの境界線を越えて冒険し続ける、パワフルな女性を演じる。その姿は、まさに自由な精神と内なる強さを持ち合わせた"クロエガール"そのものだ。【詳細】クロエ ノマド オードパルファム発売日:2018年3月7日(水)価格:30mL 8,500円+税、50mL 11,500円+税、75mL 14,000円+税【問い合わせ先】ブルーベル・ジャパン株式会社 香水・化粧品事業本部TEL:0120-005-130(受付時間 10:00〜16:00)
2018年02月18日クロエ(Chloé)がナターシャ・ラムゼイ=レヴィ(Natacha Ramsay-Levi)のファーストコレクションを祝して、世界の主要都市に期間限定ポップアップショップをオープン。日本では、伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージにて2月14日から20日まで開催中。ポップアップ会場では、コレクションにも起用されたアーティストのリティカ・マーチャント(Rithika Merchant)が手掛けたアートプリントや、写真家のスティーヴン・マイゼル(Steven Meisel)によるファーストコレクションのキャンペーンフィルムなど、ナターシャ自身がセレクトしたアートピースで空間を飾り、メゾンの新しい世界観を表現。ランウェイショーで発表された最新のレディ・トゥ・ウエアを始め、ファーストコレクションのキーアイテムである「DREW BIJOU」バッグや、複数モデルで展開する新作の「ROY」バッグ、ウエスタンブーツをよりモダンに表現したシューズ、フェミニニティーを象徴するお守り的存在のジュエリーまで、注目のアイテムが世界に先駆けて発売された。新作「ROY」 さらに期間中は、今回のポップアップショップのために書かれたテキストやショーのバックステージ写真、 ナターシャ・ラムゼイ=レヴィがピックアップしたキャンペーンイメージなど、今回のコレクションにまつわる特別なストーリーを収めた限定ブックレットの配布も実施中。伊勢丹新宿限定ブックレット
2018年02月13日クロエ(Chloé)のフレグランスラインより、新コレクション「ノマド(NOMADE)」が3月7日に登場。一部店舗にて先行発売を開始する。「クロエ ノマド オードパルファム」(30ml 8,500円/50ml 1万1,500円/75ml 1万4,000円)新作フレグランス「クロエ ノマド オードパルファム」(30ml 8,500円/50ml 1万1,500円/75ml 1万4,000円)は、柔らかさと力強さを備えたパワフルなフローラルシプレー。柔らかくうっとりするような印象のミラベルが濃密でミネラル感のあるオークモスを包み込み、このフレッシュな香りから、フリージアの明るくセンセーショナルなフローラルの香りへと続く。調香師クエンティン・ビスクが厳選した香料がしっかりと調和し、エスケープする時のような高揚感を表現した。ボトルはクロエらしい丸みを帯びたO型のフォルム。旅をイメージしたローズベージュカラーが透けて見える透明なボトルには、明るい輝きを放つキャップを組み合わせ、ピンクのリボンが結ばれている。ボックスはピンクベースにゴールドの装飾を施し、高級感のある雰囲気に仕上げた。またフレグランスと同じ香りのボディケア製品「クロエ ノマド シャワージェル」(200ml 5,900円)、「クロエ ノマド ボディローション」(200ml 6,900円)もあわせて登場する。新コレクションのミューズにはフランス人女優のアリアーヌ・ラベドを起用。コンテンポラリーアーティストのライアン・マッギンリーにより、インドのラージャスターン州にて撮影され、同じくラージャスターン州で撮影されたキャンペーンムービーはフルール・フォルチュネが監督を務めた。風になびく髪、朝陽に染まる顔、自由に導かれた軽やかな足取りで、いくつもの境界線を超え冒険を続けるノマド精神を備えた女性を体現している。
2018年02月01日クロエ(Chloé)の2018年春夏コレクションから新作ファインジュエリーが発表された。新クリエイティブ・ディレクターのナターシャ・ラムゼイ=レヴィ(Natacha Ramsay-Levi)による初のランウェイコレクションから届いたのは、メゾンの長い歴史の中で誕生したアイコンやスタイルを、コラージュするように蘇らせた4つのライン。「FEMININITIES」は、メゾンを象徴する“女性”や“小さな馬”をシンボルにしたお守りのようなジュエリーシリーズ。幼少期をエジプトで過ごしたクロエの創始者ギャビー・アギョン(Gaby Aghion)に着想を得て、さまざまな素材やカラーを組み合わせてデザインされた。スカルプチャーのペンダントトップが付いたネックレスや精巧なホースペンダントのイヤリング、ブレスレットなど、メゾンの遊び心が感じられるアイテムがそろう。「REESE」は、今季から新しく生まれ変わったバッグ「DREW bijou」 をインスピレーション源に、大きさの異なるリングを無造作につなぎ合わせたデザイン。インダストリアルな印象を与えるマルチフィンガーリングは、スタイリングのアクセントになるエッジーなボリューム感が魅力。ヒスイ、アベンチュリン、カルサイト、カルセドニーなどの宝石にレザーストラップを組み合わせた「ROMIE」には、優美なネックレスがラインアップ。また、20世紀のアメリカ現代美術を代表する女性画家ジョージア・オキーフ(Georgia O’Keeffe)にインスピレーションを求め、アメリカ西部や砂漠のシンボルをあしらった「RITA」では、動物の骨を模ったネックレスやカフ、イヤリングなどが展開され、ディテールの美しさが際立つアイコニックなジュエリーラインとなっている。
2018年01月27日クロエ(Chloé)の2018年春夏コレクションより、バッグ&シューズの新作コレクションが到着した。2014年に初登場し、丸みを帯びた愛らしいフォルムと洗練された素材のコンビネーションで人気を博すバッグ「DREW」シリーズからは、美しいカーフレザーのキルティングと、重なり合うリングをつなぎ合せたようなジュエルチェーンでアップデートした「DREW BIJOU」が登場。ブレスレットのように繊細なチェーンを手で持ったり、ロングレザーストラップを肩掛けしてカジュアルに持つこともできるマルチウェイタイプ。3つのスタイルで展開される今季の新作バッグ「ROY」は、メゾンのロゴからインスピレーションを得た“O”のメタルピアスが特徴的。ファンクショナルでありながら繊細なディテールを兼ね備えたユニークなデザインで、たっぷりとしたマチがある「ROY DAY BAG」はデイリーユースに最適。「ROY CLUTCH」はボディラインに沿うようにデザインされたレザーストラップ付きのミニマルなクラッチバッグ。コントラストカラーのポーチが連なったクールで都会的なダブルクラッチバッグ「ROY DOUBLE CLUTCH」は、2つセットでも、クリップを外して単体でも使うことができる。シューズのラインアップはブーツが中心。クラシックなウエスタンブーツをよりモダンに表現した「RYLEE」は、長めのトゥとスリムなシルエット、ブラックのチャンキーヒールが特徴。フラワーモチーフのカッティングが美しい膝下ブーツやパイソン柄をあしらったローブーツ、カットアウトが印象的なオープントゥサンダルなど、フェミニンなムードの中にマスキュリンな要素も感じられる大胆でシャープなモデルが登場する。
2018年01月23日エル・ファニング、クロエ・グレース・モレッツ、エマ・ワトソンら若手女優の活躍が目立つ昨今。いまをときめく若手女優陣の勢いにも引けをとらない、大ベテラン女優勢が主演を務め、あらゆる世代の女性たちを応援する映画が4本続けて公開される。今回は“オーバー70”のパワフルな女優たちが出演する作品をピックアップ!歳を重ねるたびにますますパワーアップしていく彼女たちの主演最新作をぜひチェックしてみて。■ヘレン・ミレン(72歳)ヘレン・ミレン×ドナルド・サザーランドが再び夫婦役! 『ロング,ロングバケーション』/1月26日(金)公開夫婦生活はや半世紀となる元文学教師のジョン(アルツハイマー進行中)と妻のエラ(末期がん)。愛車のキャンピングカーでルート1号線を軽快に走り、向かうはジョンが敬愛するヘミングウェイの家があるフロリダ・キーウェスト。毎晩思い出の8ミリを投影し、共に歩んできた人生を追懐しながらひたすら南へと旅していく――。パオロ・ヴィルズィ監督がメガホンをとり、ヴェネチア国際映画祭、トロント国際映画祭でも熱い称賛を浴びた至福のロードムービー。本作で実に7度目のゴールデン・グローブ賞ノミネートを果たしたヘレン・ミレン。道中、ジョンがエラを置き去りにしてキャンピングカーで出発してしまい、見知らぬ男のハーレーに乗って追いかる羽目になったり、いまも会っているというジョンの誤解から初恋の相手を探したり…と次々に予期していなかったハプニングが起こるも、「こんな旅は初めて!」と豪快に笑い飛ばしてしまうエラを、力強くユーモアたっぷりに好演。また名俳優ドナルド・サザーランドとは『黄土の英雄/軍医ベシューンの生涯』以来2度目の夫婦役となり、息ぴったりの掛け合いにも注目だ。■シャーロット・ランプリング(71歳)青春の記憶をたどることで見えてくるものとは…『ベロニカとの記憶』/1月20日(土)公開引退生活を送るトニー(ジム・ブロードベント)の元にある日、見知らぬ弁護士から手紙が届く。その手紙には、ある女性がトニーの学生時代の親友が遺した日記を渡したがっているとあり、その女性とは40年前の初恋の人ベロニカの母親だった。なぜベロニカの母親の元にその日記があったのか?長い間忘れていた青春時代の記憶がベロニカとの再会を果たすことにより、大きく揺らぎ始める…。本作は、2014年にスマッシュヒットを記録した『めぐり逢わせのお弁当』のリテーシュ・バトラ監督が、2011年英国ブッカー賞に輝いた記憶と時間をめぐるサスペンスフルな小説「終わりの感覚」(ジュリアン・バーンズ著)を映画化。シャーロット・ランプリングが演じるのは、謎に包まれた過去を持つベロニカ。唯一無二のミステリアスな眼差しを持つシャーロット・ランプリングのハマり役だ。■シャーリー・マクレーン(83歳)シャーリー・マクレーン×アマンダ・セイフライド初共演作『あなたの旅立ち、綴ります』/春公開ビジネスの成功で財を成した老婦人のハリエットは何不自由なく暮らしていたが、80代に入ってから孤独と死への不安を感じていた。そこで、ハリエットは地元の若い新聞記者であるアンに自身の訃報記事を生前に執筆すること依頼するが、自己中心的なハリエットのことを良く言う人はおらず、理想とかけ離れた原稿を読んだ彼女は、“最高の訃報記事”に欠かせない4つの条件を満たすため、自分を変えることを決意する――。『アパートの鍵貸します』『愛と追憶の日々』など、60年以上にわたってハリウッドを支え続け、いまなお輝きを放つ大女優シャーリー・マクレーン。本作では、嫌われ老婆役に挑戦しているが、毒を吐いてもなおチャーミング。記者役のアマンダ・セイフライドと激しくぶつかりながらも刺激し合い、いつしか世代を越えた友情が芽生えていく2人の姿に注目。■ダイアン・キートン(72歳)実話を基に描く大人のための物語『ロンドン、人生はじめます』/GW公開夫が他界した後に残された様々な問題から現実逃避している未亡人エミリー。ある日、自宅の屋根裏部屋から双眼鏡で外を眺めていると国立公園で生活する男性ドナルドを見つける。余計なものを持たずDIY暮らしで幸福なドナルドと知り合い、頑固だけど温かい人柄に惹かれていくエミリー。そんな中、世間を巻き込む事件がドナルドに降りかかり、2人の恋の行方は予測不可能な展開に…。『アニー・ホール』『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』のオスカー女優ダイアン・キートンが、チャーミングで等身大のヒロインを演じる本作は、ロンドンの高級住宅地“ハムステッド”の森で手作りの家で生活していたホームレスの男性が、計らずもその土地の所有権を手にし、一夜にして資産家となった実話を基に、『新しい人生のはじめかた』のジョエル・ホプキンス監督が映画化した大人のためのロマンティックコメディ。不思議と観る者を幸せにするダイアンの自然体な魅力は、70歳を過ぎたいまでも健在だ。(cinemacafe.net)
2018年01月21日ファッションデザインで身につけたメソッド(方法論)で作品制作を行うシンガポールのアーティストグレース・タン(Grace Tan)の展覧会「Materials & Methods」をポーラ ミュージアム アネックスにて1月19日から2月18日までの期間で開催する。「refuge」 2013年 素材:ループピン ©Caleb Mingグレース・タンは、デザイン・アート・数学的思考すべてを取り入れ、素材や形態に潜む意味や関係性を探りながら作品制作を進行。2003年に発表した実際に着用可能な布の構造と方法論を探るプリーツの彫刻作品「the kwodrent シリーズ」で注目を集め、その後、素材やフォルム、構造の考察を繰り返すことで、作品は布から逸脱し、よりファインアートや立体、オブジェの領域へと移行していった。近年は、ファッションの枠を超え、ダイナミックなインスタレーションや空間建造物なども手がけ、シンガポールを代表するアーティストとして国内外で高い評価を得ている。本展覧会では、初期の作品から最新作まで15年間にわたる彼女のクリエーションの代表的な作品約35点が集結。オール・ハンドメイドの作品から生まれる多種多様なフォルムや色彩、質感が、ギャラリー空間全体に独特な雰囲気を溢れさす展覧会となる。2018年1月20日には、グレース・タンを講師に、マテリアル・ワークショップを開催。作品「refuge」にも使用されたループピン(洋服などの値札を付ける際に使われるプラスティックのタグ)を使って、実際に素材と遊びながら手の平サイズの作品を作る。通訳有。【イベント情報】グレース・タン「Materials & Methods」会期:2018年1月19日〜2月18日 時間:11:00〜20:00 (入場は19:30まで)会場:ポーラ ミュージアム アネックス住所:中央区銀座1ー7ー7 ポーラ銀座ビル3階料金:入場無料休館日:会期中無休マテリアル・ワークショップ会期:2018年1月20日時間:14:00~15:00講師:グレース・タン募集:15名(応募多数の場合は抽選)参加費:無料※詳細はギャラリーのメールマガジンにて後日、告知。
2018年01月03日コーチ(COACH)から新作フレグランス「コーチ フローラル オードパルファム」が登場。2018年3月21日(水)に発売される。「ティー ローズ」から着想、フローラル フルーティの香り「コーチ フローラル オードパルファム」は、ブランドのレザーバッグやアクセサリーに取り入れられているフラワーモチーフ「ティー ローズ」からインスパイアされた香水。アメリカの春の草原を思わせる、フローラル フルーティの香りだ。トップノートは弾けるようなシトラスノートとほんのりと香る快活なピンクペッパーコーン、そして華やかなパイナップルソルベ。その後、ローズティーやジャスミンサンバック、ガーデニアといった花々が香り立つ。最後はエレガントなクリーミーウッド、パチョリ、ムスクが包み込んでいく。「コーチバッグ」をイメージしたボトルフェミニンなオーバル型のボトルには、今回インスピレーションになった「ティー ローズ」のチャームとブランドロゴが入ったローズゴールドのハングタグがあしらわれている。またこれまで同様、ゴールドのスプレーキャップは、コーチバッグの留め金として用いられるアイコニックな「ターンロック」を表している。ボディローションとセット使いもなお、フレグランスと併せて使いたいボディローションも同時に展開される。セットで使えば、香りがより立体的でまろやかになり、香りの持続時間も長くなるのでおすすめ。ビジュアルに女優クロエ・グレース・モレッツビジュアルには、女優のクロエ・グレース・モレッツが起用された。夏の日、花咲く野原に横たわり、フローラルプリントのドレスを纏いながら「ティー ローズ」があしらわれたバッグを抱えた姿が切り取られている。人生を楽しむ、自立したコーチガールのスピリットを体現した。【詳細】■コーチ フローラル オードパルファム発売日:2018年3月21日(水)価格:30mL 5,900円+税(流通限定)、50mL 9,000円+税、90mL 13,400円+税■コーチ フローラル ボディローション150mL 4,600円+税【問い合わせ先】ブルーベル・ジャパン株式会社 香水・化粧品事業本部TEL:0120-005-130(受付時間 10:00〜16:00)
2017年12月28日突然ですが、「まだまだ自分は若いから病気のことは気にしなくても大丈夫」と思っていませんか?そこで、誰にでも起こりうる原因不明の病に襲われた若い女性を描いた注目作をご紹介します。その作品とは……。衝撃の実話を映画化した『彼女が目覚めるその日まで』!【映画、ときどき私】 vol. 131憧れていたニューヨーク・ポスト紙で働く21歳のスザンナ。1面を飾る記者になる夢へと着実に進みながら、ミュージシャンのスティーヴンとも付き合い始め、まさに仕事も恋も順風満帆だった。ところが、突然物忘れがひどくなり、重要な取材でもまさかの大失態。次第に幻覚や幻聴にも悩まされ、全身がけいれんする激しい発作を起こしてついに入院することに。検査結果では「異状なし」と診断されるものの、症状が悪化して会話もできなくなったスザンナは、医師たちから精神科への転院をすすめられてしまう。しかし、スザンナの心の叫びを感じ取った両親と恋人だけは諦めなかった……。本作は2012年に全米でベストセラーとなったノンフィクション『脳に棲む魔物』を映画化した作品ですが、その経緯を少しでも多くの人に知って欲しいという思いを抱えたある方にお話を聞いてきました。それは……。原作者であるスザンナ・キャハランさん!今回描かれているのは、おそらくほとんどの人が聞いたことのない「抗NMDA受容体脳炎」という急性脳炎のひとつといわれている病気。スザンナさんは世界で217番目の患者となり、7か月にわたる闘病生活を実際に経験されています。2007年になってようやく病名が付けられましたが、それまでは精神病や悪魔憑きと誤って診断されてきた可能性も指摘されている難しい病気なのです。とはいえ、現在の日本でも年間1000人ほどが発症しているといわれているだけに、もはや他人事ではないこの病気について、克服した心境や発見に必要なことなどについて語ってもらいました。まずは、映像として自分の物語を観たときはどう思いましたか?スザンナ自分の名前や出来事がスクリーン上で展開していて、最初は奇妙な感じたと思ったわ。でも、主演のクロエ(・グレース・モレッツ)がすごくいいお芝居をしてくれていて、私の経験したことを見事に再現してくれていたので、やっぱりすごく感動したわね。そのなかでも特に印象に残っているシーンは?スザンナ私の病気を発見してくれたナジャー先生が「僕は君がそこにいるのをちゃんとわかっているからね」みたいなセリフを言うところがあるんだけど、それを見たときには泣いたわ。というのも、私はそのときは意識がなくて、リアルタイムで体験していなかったから、それが再現されるのを見たときにはすごく感動したの。人生において一番辛い時期にもう一度自分で向き合いながら執筆するというのは、かなり苦しい作業だったはず。本を書き上げるなかで自分を支えていたものとは?スザンナ一番のモチベーションになったのは、「この病気についての認識を広げていかないといけない」という目的意識。というのも、最初に書いた記事に対する反響が想像以上のものだったので、これは語らなければならないものであり、世の中にはそれを読みたいというニーズがあるんだということがわかったからなのよ。だから、熱にうなされるようにして、1年でいっきに本を書き上げたんだけど、もちろん挑戦的な作業ではあったわ。でも、苦しいときに自分の支えとなったのは、これは世のためになっているという意識や一刻も早くこのストーリーをみなさんに開示して人々を救いたいという思いね。ただ、ここまでの世の中にインパクトを与えるものになるとは思っていなかったけれど、そういう使命感はあったわ。病気になる前といまとで人生観や考え方が変わったと思うことはありますか?スザンナこういう病気をすると、「今日が人生最後の日であるかのように生きる」とか、「小さいことは気にしない」とか、そういう領域に達するのかなと思われがちなんだけど、全然そんなことはなくて、いまだに小さなことは気になるのよ(笑)。ただ、自分が一番変わった部分はどこかというと、ある種の目的意識と情熱を持っていま生きていること。そして、この病気について語らなければならないという記者としての方向性も決定づけられたことかしら。それらは人の生死に関わるテーマだから、確かにそのほかのことがたいしたことないように感じられて、そういう意味では物事の見方は変わったかなとは思うわ。ただ、行列に誰かが割り込んできたら腹が立つし、そういうちっちゃいところはいまだにあるけどね(笑)。映画を見ていると、家族や恋人など自分を支えてくれる存在がいかに大きいかを改めて感じさせられるもの。その経験を経て、逆に自分が周りへの接し方や向き合い方に変化はありましたか?スザンナ変わったはずだと思うわ。というのも、まずは誰と時間を過ごしたいかというその相手を厳選するようにはなったわね。やっぱり自分が一番親しくしている人、信頼している人、愛している人に時間を費やしたいし、気にかけたいと思うようになったのよ。それと、自分が病気を経験したことによって、本当に周りが支えてくれたので、そういうみんなからも学んだわ。実は数年前に父が交通事故にあって大けがをしたり、母も一時期がんを患ったりしていたんだけど、私が病気の間は両親がこういうふうに看病してくれたんだなというのを見習って、同じようにケアできるように意識するようになったの。そうやって自分の経験を通して、病気やけがをしている相手をどのように面倒を見ればいいのかわかってきたからそういうところは変わってきたわね。今回、クロエ・グレース・モレッツがみせる迫真の演技は私たちによりリアルさを持って訴えかけ、この作品にとっても核となっているところ。自身の役にクロエが決まったときはどう思いましたか?スザンナ数年前にちょうど映画化の企画が持ち上がっていたとき、オフブロードウェイの舞台でクロエのお芝居を初めて見たんだけど、そのとき一緒にいた友人に、「彼女の年齢がもう少し上なら、この役にぴったりだったのにね」って話していたの。だから、最終的にちょうどよく年月が経って、この役をやってくれたことは私もすごくうれしかったわ。役作りでアドバイスしたことは?スザンナ最初はスカイプでやりとりしてたんだけど、クロエのお母さんが看護師さんということで、彼女は医療にまつわるいろんなディテールに興味があったのよ。だから、こちらからは私自身のビデオに録画された記録や医療上のいろんなカルテとかそういうものを送ったりしたわ。そうやって役作りをしてもらったんだけど、クロエは繊細で的を射た質問が多く、この病気を患うというのはどういうことなのか、というのを真摯に考えながらアプローチしてくれたわ。日本でもスザンナさんと同じ病気で苦しんだある女性の実話が、佐藤健さんと土屋太鳳さんの主演作『8年越しの花嫁』として映画化されたことが話題となっていますが、なんと偶然にもこの2作品は同日公開。それだけに、日本でもより多くの人が「抗NMDA受容体脳炎」へ関心を寄せることが期待されているところ。そのことに対してどのように感じていますか?スザンナ10年前はこの病気のことを誰も知らなかったのに、ここにきてこの病気を患ったキャラクターを主人公にすえた大がかりな2本の映画が同時公開されるというのは私にとってはまるで信じられない気持ちよ!こんなふうに真摯に描いてくれる映画がでてきてくれるのは私にとってはうれしいことだし、医療界だけでなく一般の人たちにとっても認知を広げるという意味ではすごく力になると思うわ。それらが、「もしかしたらこの病気かもしれない」というひとつの気づきにもなるし、声高に訴えるひとつの力に繋がると期待しているところよ。この病気は自分で発見することが難しい病気だけに、自分の家族や友人など、いかにお互いのことを気にかけられるかが大きなわかれ道。最後にこの病気に早く気がつける注意点があれば教えてください。スザンナこの病気の特徴を時系列的にあげるなら、最初は節々が痛かったり、倦怠感があったり、インフルエンザのような症状。それが進んでいくと態度や気分が急に変わったりしてきて、さらにエスカレートしていくと精神病のような状況になって、幻聴や幻覚が始まって暴力的なことを起こしたりするの。そして、硬直状態が続いて口もきけなくなったり、同じ動作を繰り返したりするのが主な症状なのよ。あと、一番顕著なことのひとつとしては、突然の発作というのもあるわね。もちろん必ずしもみんなが同じ症状を見せるとは限らないけど、とにかくいままでに見たことのない態度を見せるときは気を付けたほうがいいと思うから、そのときはできれば検査を受けて欲しいわ。インタビューを終えてみて……。壮絶な経験をしてきたことが想像できないほど明るく、まるで女優のようにかわいらしいスザンナさん。自分の経験で多くの人を救いたいという強い思いがひしひしと伝わってくるのと同時に、その様子を隣で優しく見つめている旦那さんの存在の大きさも感じました。これからもジャーナリストとしてさらなる活躍を楽しみにしたいと思います。自分を支えてくれる人との絆が生命を救う!先が見えない暗闇に希望を生み出すことができた愛の力、そして諦めずに信じ続けてきた家族に起きた奇跡には、思わず込み上げてくるものがあるはず。いつ誰に襲いかかるかわからない病の現状を知るという意味においても、ひとりでも多くの人に観てもらいたい作品です。感動を呼ぶ予告編はこちら!作品情報『彼女が目覚めるその日まで』12月16日(土)より角川シネマ有楽町他全国ロードショー配給:KADOKAWA© 2016 On Fire Productions Inc.
2017年12月14日クロエ・グレース・モレッツが、また1つ、大きな挑戦をやってのけた。『キック・アス』でキュートな激ツヨ少女を演じてブレイクした彼女は、『キャリー』でスティーヴン・キングが生んだホラーヒロインを現代に蘇らせ、『モールス』ではスウェーデンの傑作ヴァンパイア映画のリメイクに挑んだ。切ないストーリーが話題を呼んだヤングアダルト小説の映画化『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』からSFサバイバル・ミステリー『フィフス・ウェイブ』などまで幅広い役柄をこなしつつ、現代フランスを代表する名匠のもと『アクトレス ~女たちの舞台~』ではパパラッチに追われる“お騒がせ人気女優”に、シャーリーズ・セロン主演『ダーク・プレイス』でもカギを握る“悪女”を演じてみせた。そして今回、最新作『彼女が目覚めるその日まで』で挑んだのは、あの『エクソシスト』のモデルになったともされる難病「抗NMDA受容体脳炎」に冒された実在の女性ジャーナリスト。近年プロデューサーとしても手腕を発揮するシャーリーズが、そのジャーナリスト、スザンナ・キャラハンが綴った手記「脳に棲む魔物」の映画化に奔走した。「シャーリーズから電話があって『私があなたのエージェントだったら絶対にこの役をすすめるわ。きっと脚本も気にいってくれる。これは特別な作品になるから、よく検討してね』と言われたの」と、ふり返るクロエ。実は当初、主演はダコタ・ファニングに決まっていたが、スケジュールが合わずに降板。撮影を1か月後に控えたところで、『ダーク・プレイス』でクロエの実力を目の当たりしたシャーリーズが彼女に白羽の矢を立てた。「(ジェラルド・バレット)監督ともスカイプで話をして、こういうふうに撮っていきたいというビジョンをいろいろ聞いたわ。そしてすぐに脚本を読んで気にいって、同じ日に原作も読み終えて、2週間後にはバンクーバーに飛んで撮影に挑んだの」。憧れのニューヨークポスト紙で新人記者として働き、「いつか1面を飾る記事を書きたい」と前途洋々だったスザンナは、最初はただの風邪かと思いきや、やがて不眠やもの忘れ、幻聴、幻覚、手足のまひなど、原因不明のさまざまな症状に次々に見舞われていく。クロエが実在の人物を演じるのは、今回が初めてだ。「リアリティをもって演じなければならなかったから、スザンナとはかなり緻密にコミュニケーションを取ったわ」とクロエ。「スザンナからは医者が記録した情報を提供してもらい、その1つとして彼女がてんかんを起こしているときの動画を見せてもらった。そして、彼女自身の視点が欲しかったので、発病したときはどうだったか、病状が進むにつれどのくらい意識があったのか、いつ頃から意識がなくなったのか、そういうことを中心に、根掘り葉掘り聞いたの。それに、彼女の病気を突き止めたナジャー医師とも話をすることができ、すぐに打ち解けられたので役作りに協力してくれたわ」。共同プロデューサーでもあるスザンナ本人と脚本を読み進め、話し合いながら役作りをしていったというクロエ。「特に、当時どういうふうに世界が見えていたか、彼女自身がどういう気持ちでいたかを聞かせてもらった」と明かす。「幻聴が聞こえたり、幻覚が見えたりする。周りが私を操作しようとしている、私をみんなが捕まえようとしているでのは、という恐怖心に苛まれていた、毎日そんな状態だった」という彼女の体験を知ったクロエ。「その後、意識が混濁状態になり、最後には体が硬直状態になってしまうんだけど、そこまで来ると意識がはっきりしている時は少なくて、まれに意識が覚醒する時にはどういうふうだったのかなど、掘り下げていったわ。前夜まではそうやって翌日のシーンの準備を進めつつ、当日は直感で演技をした。あまり考えすぎると難しいシーンが多いから、逆効果になりかねないので」。その綿密なリサーチと“直感”で悪夢のような症状を体現していったクロエは、突然錯乱して泣き叫んだり、職場で机に立ち上がって奇声を発したり、真っ赤な顔でてんかんの発作を起こしたりと、これまでに目にしたことのない姿を披露する。まさに、“魔物”か何かが取り憑いてしまったかのような熱演だ。「てんかんはシーンによって種類が違うんです。例えばベッドの中で両腕を突き出しているときのてんかんと、食事をしているときのてんかんなど、すべてシーンにおいて専門医に説明してもらったわ。また、患者の方にも、このようなてんかんが起きた時はどうだったのか聞いたりもした。かなり緻密にリアリティを追求して、技術的に攻めていったわ」と言うクロエ。「実際、精神的にも体力的にも参ってしまうので、同じシーンは撮れて2、3テイクだった」と、その壮絶さも改めて口にした。そんなスザンナを懸命に支え、文字どおり“彼女が目覚めるその日まで”寄り添い続けたのは、両親や恋人、職場の上司たち。演じるのは、『マトリックス』のキャリー=アン・モスや『ホビット』3部作のリチャード・アーミテイジ、『ゴーン・ガール』のタイラー・ペリー、『gifted/ギフテッド』のジェニー・スレイトと実力派がずらり。特に、『キングコング:髑髏島の巨神』『ぼくとアールと彼女のさよなら』などの注目の若手トーマス・マンが演じる恋人スティーヴンとの場面は、一服の清涼剤ともいえるほど、キュートで瑞々しく愛情に満ちたものとなった。「私自身も母親が病気をして大変だったから気持ちがわかる。自分の愛する人が病気になるといつ何が起こるかわからないから、一瞬でもそばを離れたくない。看病する方にも負担がかかるから、その局面に差し掛かったときこそ本心がわかる。本当の友情や、家族の絆の強さや、その人との関係性が見えてくるんです」と真摯に語るクロエ。そして実際のスザンナは、闘病中に献身的に支えてくれたスティーヴンと回復後に結婚、現在は夫婦となっている。「2人が結婚したことに、私も感動したわ。真実の愛よね」とクロエ。「この現代に関係を続けられることは素晴らしいことだと思う。発病したとき、2人は付き合いだしてまだ1か月くらいで、付き合い始めたばかりだったのに、最後の最後まで頑張って一時も離れなかった。そして諦めなかった。私も2人の話を聞いていると心が温まるの」。“脳の中の魔物”によって閉じ込められてしまった本来の彼女を、信じて待ち続けた真の愛情に、クロエ自身も感銘を受けている。(text:cinemacafe.net)
2017年12月13日