2015年10月よりTBSほかにて放送開始となったTVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』。手塚治虫の名作『ブラック・ジャック』の主人公である奇跡の天才外科医ブラック・ジャックこと間黒男の若かりし頃の姿を描く本作より、第9話「無残帳 その1」のあらすじと先行場面カットを紹介しよう。○TVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』#09「無残帳 その1」本越大学に、日本の整形外科を牽引すると言われた帝都大の元教授、百樹丸雄がやってきた。事故で両手足を失い、義手で車椅子を動かしながら講義をする百樹。彼は黒男の命の恩人である本間丈太郎先生の教え子であり、黒男とは以前からの知り合いでもあった。久しぶりに再会した黒男は、百樹の研究の手伝いを申し出る。数日後、百樹のもとへ澪という女性が尋ねてくる。百樹と澪の様子を影から見守る黒男と舞子。2人のある話を耳にした途端、舞子は思わず身を乗り出し、飛び出してしまう。そして、澪のおかげで外科医としての自分を取り戻すことを決心した百樹は、帝都大の同期にある手術を持ちかける。(脚本:森田眞由美 / 絵コンテ:藤本さとし / 演出:西田健一 / 作画監督:興村忠美、LEE JUNG-JON / 総作画監督:片山みゆき、三浦菜奈)TVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』はTBSほかにて放送中。放送時間など、そのほか詳細はアニメ公式サイトにて。(C)ヤング ブラック・ジャック製作委員会
2015年11月25日2015年10月よりTBSほかにて放送開始となったTVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』。手塚治虫の名作『ブラック・ジャック』の主人公である奇跡の天才外科医ブラック・ジャックこと間黒男の若かりし頃の姿を描く本作より、第7話「苦痛なき革命 その1」のあらすじと先行場面カットを紹介しよう。○TVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』#07「苦痛なき革命 その1」アメリカにやってきた岡本と黒男。2人はバーミングハム大学記念病院で、名医リーゼンバーグ教授の公開手術を見学する。その病院で岡本は、以前留学していた時に知り合ったティアラと再会し、彼女から黒人解放運動の活動家であり幼なじみのジョニーを紹介される。4人がレストランで食事をしていると、突然、ジョニーを黒人男性2人組が襲う。たまたま発砲された銃弾によってティアラは腹部をケガし、ジョニーも2人組からの暴力により右腕を複雑骨折する。一刻も早くジョニーの手術が必要な状況下の中、執刀医が足りずに黒男たちが困っていると、「私がやろう」とリーゼンバーグ教授が現れる。TVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』はTBSほかにて放送中。なお、TBSでの第7話放送は、11月12日(木)の深夜2時01分~(15分繰り上げ)となるが、「世界野球プレミア12」の延長時間によりら最大85分繰り下げ(深夜3:26~)、90分以上延長の場合は放送休止となる。CBCでは11月12日(木)の深夜2時20分~(70分繰り上げ)となるが、「世界野球プレミア12」が延長になった場合は時間移動の可能性あり。また、サンテレビは11月13日(金)の放送予定だが、放送当日、番組放送情報などを確認してほしい。そのほか詳細はアニメ公式サイトにて。(C)ヤング ブラック・ジャック製作委員会
2015年11月12日ヒュー・ジャックマンが怪演する悪の海賊・黒ひげと、ハリウッド注目の30代ギャレット・ヘドラントが扮するピーターパンの“兄貴分”のような存在で、プリンセスと恋までしてしまう若き日のフック船長。魅力的な大人の男2人が、このファンタジー大作に深みを与えている。先日、公開を迎えた映画『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』。あの誰もが知るピーターパンがどのように生まれたのか?その秘話が描かれるが、メガホンを握ったジョー・ライト監督に、本作の魅力――特に、多くの女性が心惹かれるヒュー&ギャレットが演じる、黒ひげとフックについて解説してもらった。ライト監督といえば『プライドと偏見』、『つぐない』、『アンナ・カレーニナ』と文芸作品の映像化のイメージが強い。本作についても「私たちがよく知るピーターパンの物語ではあるけど、独創的で魅力的な脚色が施されていて、これまでの作品とは一線を画している」と単なるこども向けファンタジー、童話の前日譚にとどまらないと自信をのぞかせる。ロンドンの孤児院で暮らしていた少年ピーターが、あのピーターパンになるまでを描くが、まさにピーターを特別な世界へと連れ去るのが、本作の最大の悪党であり、ネバーランドに君臨する大海賊の黒ひげである。ヒューは、気まぐれに人を殺し、時に歌い、時にピーターを試し、またある時は老いを前にうろたえるなど、様々な表情を見せる黒ひげを魅力的に体現している。ライト監督は、黒ひげとピーターが対峙するあるシーンを挙げ、黒ひげについてこう語る。「私がこの映画で最も好きなシーンが、黒ひげがピーターに剣を突きつけ『勇気はあるか?』と問う場面です(※これにピーターは『そうありたいと思ってる』と答える)。そこで黒ひげは、“死”について語るのです。その姿は、まるで死を望んでいるかのようにも見えます。彼は永遠の若さを望んでいるのに!非常に興味深いところです。彼はピーターに剣を渡しますが『ここで自分を殺してもいいんだ』『そんな勇気がお前にあるのか?』という問いかけでもあります。どこか、壊れかけた人間の魅力が彼には宿っているのかもしれません」。ライト監督は、こうした内面をも含め見事に黒ひげを体現したヒューへの賛辞を惜しまない。「私は演劇での経験を積んだ俳優が好きです。規律を重んじ、技術的な積み重ねを持ち、こちらの意見や要望を、マインドをオープンにして受け入れ、理解してくれます。今回の彼との仕事も、撮影の技術的な部分について話した後は、ほぼ彼の感性に任せて演じてもらいましたが、常にこちらの想像を超える演技で驚かせてくれました。そうした俳優は監督にとって最も楽しみな存在です。一方で、彼は大スターでありながら、エゴのかけらもなく、常に誠実にスタッフと接し、作品作りに没頭します。まさに“巨人”と言うべき優れた俳優です」。一方のギャレットが演じた、若き日のフックもまたワイルドさとユーモアを兼ね備えた魅力的な男である。黒ひげの下で働きつつ、チャンスを逃さずピーターと共に脱出し、冒険を共にすることになる。観客は、彼がいずれはあのフック船長となり、ピーターと対決することになるのを知った上で、見ることになるが…。「本来、フック船長が座るべき立場にこの映画では黒ひげが居座っているので、フックには異なる役割を課しました。ずっと崇めていたり、長く好意を持っていた相手が、実はそんな存在ではなかったと知った時、その落胆はより大きなものになるでしょう?私はそのギャップが好きなんです(笑)。映画ではフックはピーターの兄貴分のような存在ですが、そうやって慕えば慕うほど、あとで互いの立場が変わってしまった時の憎しみも増すことになる。そういう前提でフックという人物を描きました」。演じたギャレットに対し、ライト監督はヒューとはまた違った興味を見出している。「ギャレットには、先ほど、ヒューについて語ったような演劇的な素地はありません。全く違うアプローチで俳優になっていますが、彼の演技は本能的で、勘の鋭さを持っていますし、10代のころから数多くの映画での経験を重ねているだけに、しっかりとした演技力を備えています。ミネソタの北部出身ですが、何もない田舎で育ったそうで、どこかジョン・フォード監督の映画から抜け出てきたような存在感があります。そうした彼の持つ“素材”としての面白さをそのまま、この映画で活かしました」。ピーターを間に挟みつつの三つ巴の戦いが展開するが、あなたが惹かれるのはどっち?(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~ 2015年10月31日より全国にて公開(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年11月05日2015年10月よりTBSほかにて放送開始となったTVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』。手塚治虫の名作『ブラック・ジャック』の主人公である奇跡の天才外科医ブラック・ジャックこと間黒男の若かりし頃の姿を描く本作より、第6話「ベトナムにて その3」のあらすじと先行場面カットを紹介しよう。○TVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』、第6話のあらすじと場面カット#06「ベトナムにて その3」米軍の軍医による手術で、命を救われたスティーブ。翌朝、彼の姿が見当たらなくなっていた。ずっと意識が混濁したままだったため、いまだ自分が捕虜のままだと思っているのかもしれないと黒男は言う。彼を見つけ、説得をしたときに悲劇が起こる。スティーブが地雷を踏んで亡くなったのだ。そんなとき、黒男たちが世話になっている村の外れで、倒れていた人が見つかる。運ばれてきた人物はファンの幼なじみであるアイン。黒男たちが捕まっていた基地の兵士であり、ボブにとっては憎むべき相手だ。そんな彼を黒男や軍医は治療すると言う。自分たちを殺そうとした敵を助けることに納得のいかないボブは……。(脚本:野崎透 / 絵コンテ:於地紘仁 / 演出:前島健一 / 作画監督:小林ゆかり、申馨植 / 作画監督:片山みゆき、三浦菜奈)TVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』はTBSほかにて放送中。なお、TBSでの第6話放送は、11月5日(木)の深夜2時18分~(2分繰り下げ)放送予定となっている。(C)ヤング ブラック・ジャック製作委員会
2015年11月05日2015年10月よりTBSほかにて放送開始となったTVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』。手塚治虫の名作『ブラック・ジャック』の主人公である奇跡の天才外科医ブラック・ジャックこと間黒男の若かりし頃の姿を描く本作より、第5話「ベトナムにて その2」のあらすじと先行場面カットを紹介しよう。○TVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』、第5話のあらすじと場面カット#05「ベトナムにて その2」ベトナムの地で、反政府軍の捕虜となった黒男たち。一緒に捕虜となった米軍兵・ボブは、敵の隊長に不当な拘束を解くことと、重症を負った仲間・スティーブの治療を要求する。だが、その要求は聞き入れられることはなかった。地下倉庫のような場所で、まともな食事も与えられず、両手両足を拘束されたまま数日間が経過。ある日の朝、輸送隊の通訳として雇われたベトナム人のファンが、反政府軍の人たちに連れ出されて拷問を受ける。拷問が終わりふたたび部屋へ戻ってきたファン。その手にはなぜか拘束具の鍵があった。「説明は後」という彼女の指示通り、黒男たちはその場から逃げ出すことにする……。(脚本:野崎透 / 絵コンテ:西田正義 / 演出:山口頼房 / 作画監督:小林明美、斉藤圭太 / 総作画監督:片山みゆき、三浦菜奈)TVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』はTBSほかにて放送中。なお、TBSでの第5話放送は、10月29日(木)の深夜2時18分~(2分繰り下げ)、CBCでは10月29日(木)の深夜3時28分~(2分繰り下げ)放送予定となっている。(C)ヤング ブラック・ジャック製作委員会
2015年10月29日当然のことながら、これまでとは違う。その違いこそが、新しさを生んでいる。ジェイソン・ステイサムからバトンを受け取り、シリーズ再始動作『トランスポーター イグニション』で天才運び屋フランク・マーティンを演じたエド・スクレインは、ストイックでスマートな役の魅力を保ちつつ、フレッシュでスウィートな“新フランク”を誕生させた。黒いスーツに身を包み、愛車のアウディS8を自在に操る2代目フランク。華麗なドライビングテクニックと格闘技術を持つ彼のキャラクターは、アクション・コーディネーターとの二人三脚で作り上げたものだとエドは言う。「クラヴマガ、カリ、ボクシング、キックボクシングを取り入れながら、フランクのスタイルを作っていったんだ。マーシャルアーツに挑戦するのは初めてだったし、とてもとても大変な作業だったよ(笑)。でも、フランクになるには、それが最も重要なプロセスだったんだ。普通は台詞を言いながら役の内面を模索するものだけど、フランクはアクションを通して感情を掘り下げられる役。肉体の動きと感情が密接にリンクしているからね」。そんな彼の物語の中で注目すべきは、愛する父親の存在。運び屋フランクの協力を何としても取りつけたい依頼者の美女3人が、父親を人質に取るところから話は展開していく。「今回の物語には、フランクの様々な面を見せる素晴らしいチャンスがあったと思う。彼の強みだけでなく弱みも見せられたからこそ、より深みのある人間像になったんじゃないかな。父親役のレイ・スティーブンソンとは実際にもすごく仲良くなったんだ。それはスクリーンを通しても感じてもらえると思うし、フランクと父親の場面は僕が最も好きなシーン。カメラの前以外でも、僕たちは一緒に過ごすことが多かったね。その時にどんな話をしたかは言えない!教えてもいいけど、原稿にはできないと思うよ(笑)。下らなくて、ダークで、子どもっぽいユーモアのこもった会話を交わしたんだ。しかも、僕の父もレイと仲良くなってね。オンスクリーンの父とオフスクリーンの父が僕にはいる感じかな」。父親の命を救うべく危険に身を投じる姿も格好いいが、やがて美女たちの抱える事情を知り、親身になっていくのもエド版フランクのスウィートなところ。ただし、「僕自身とは女性に対するアプローチの仕方が全然違う(笑)」そうだ。「女性たちを助けてあげようとする姿勢は尊敬に値するけど、フランクの生き方はちょっと危険過ぎるよ。3人の美女たちからは危険な香りがプンプンと漂っているわけだし…。僕がフランクにアドバイスをするなら、『素敵な女性を見つけて、仕事をやめて、安全運転をして、人と戦うのはやめて、子どもでも作りなよ』ってとこかな。でも、そうしたら話が終わっちゃうから、それはそれで困るよね」。ちなみに、出演ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」でも、エドは逞しい美女に理解を示す男を演じていたが…、「そこは僕の実人生に近いところだね(笑)」とのこと。「子どもの頃は母ガモについていく子ガモのようだったし、今はパートナーが僕を導いてくれる。仕事や人生の重要なポイントは自分でコントロールしたいと思うけど、家庭では決して(積極的に主導権を握る)アルファなタイプじゃないんだ。周りにいるダイナミックな女性たちに主導権を渡すことに全く抵抗はないんだよ」。柔らかな物腰、口調の穏やかさ、そして真摯な態度。そこからはエド自身の人柄に加え、映画に対する愛が見て取れる。主人公の宿敵を演じるマーベル映画『デッドプール』の公開を来年に控え、今後のキャリアにも注目が集まる中、「俳優だったらジャック・ニコルソン、スティーブ・ブシェミ、マッツ・ミケルセン、スティーブン・レイ。監督だったらシェーン・メドウズ、マイク・リー、マイク・ニューウェル、クエンティン・タランティーノ」と、仕事をしてみたい映画人の名前をポンポンと列挙。人生のベスト1映画を訊くと、「1本?困ったな…」と苦渋の表情を浮かべながらも、マチュー・カソヴィッツの『憎しみ』を挙げた。「僕は映画作りを心から愛している。完成した後の宣伝活動すらもね。僕はこうして日本に来られて幸せだし、皆さんとお話できるのが楽しくて仕方ないんだ。もちろん、一番好きなのは撮影現場だけどね。上手くいかない時に試行錯誤するのも含め、映画作りの現場が好き。よりよいものにする、シーンの真実を見つける、そして真実を伝えるために最善を尽くすことに魅力を感じている。フランクはストイックな男だからカメラの前以外でもシリアスな表情をキープしていたけど、心の中ではいつも笑顔だったよ(笑)」。「日本に来られて幸せ」という言葉は本音のようで、実は来日中、日本語でのツイートにもチャレンジしていたエド。日本を離れる際も、「こんなにも早く日本を去るのは悲しいのだけど…いつかまた会える日を思うとワクワクします。いつも心に日本を」と、心に染みるコメントを書き込んでいた。「本当は日本語が話せる…と言いたいところだけど、今はGoogle翻訳という素晴らしいアプリがあるから活用させてもらったよ(笑)。日本にいるのだから、日本語でツイートしなきゃね!今回はあまり長くいられないけど、すぐにでもまた戻って来たいな」。(/photo:Nahoko Suzuki)■関連作品:トランスポーター イグニション 2015年10月24日より新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2014 - EUROPACORP - TF1 FILMS PRODUCTION/Photo:BrunoCalvoトランスポーターイグニション 2015年10月24日より新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2014 - EUROPACORP - TF1 FILMS PRODUCTION/Photo:BrunoCalvo
2015年10月23日2015年10月よりTBSほかにて放送開始となったTVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』。手塚治虫の名作『ブラック・ジャック』の主人公である奇跡の天才外科医ブラック・ジャックこと間黒男の若かりし頃の姿を描く本作より、第4話「ベトナムにて その1」のあらすじと先行場面カットを紹介しよう。○TVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』、第4話のあらすじと場面カット#04「ベトナムにて その1」1カ月前、黒男に刺激され、一から出直したいと戦地・ベトナムへ向かった藪。その後連絡は途絶え、黒男は藪を捜しにサイゴンへやって来る。藪に現地の病院を紹介したルポライターの高柳から話を聞き、黒男は藪がいる可能性の高いダリッドへと向かう。ダリッドまでは高柳と一緒に、米軍の輸送部隊に同行させてもらうことに。その道中、敵襲を受ける。このときはじめて黒男は、自分が戦地にいる現実をまざまざと思い知らされるのだった。目の前で銃撃戦が繰り広げられる中、ケガ人の兵士を発見した黒男。いてもたってもいられず、「バカ野郎! 出るな!」との米軍兵・ボブの制止も聞かずケガ人のもとへ。(脚本:野崎透 / 絵コンテ:寺田和男 / 演出:西田健一 / 作画監督:内田裕、清水健一、三浦菜奈 / 総作画監督:片山みゆき、三浦菜奈)TVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』はTBSほかにて放送中。なお、CBCでの第4話放送は、10月22日(木)の深夜3時17分~放送予定(13分繰り上げ)となっている。(C)ヤング ブラック・ジャック製作委員会
2015年10月22日●天才運び屋としての役作りとアクション秘話プロの運び屋(=トランスポーター)である主人公フランク・マーティンの奮闘を描く、リュック・ベッソン製作・脚本のカーアクション『トランスポーター』シリーズ第4弾『トランスポーター イグニション』が、10月24日に公開を迎える。本作で2代目フランクを演じているのが、アクション界の新星エド・スクレイン。ラッパーから俳優に転向後、大ヒットテレビドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』(11~)でブレイクするなど活躍し、ミラ・ジョボヴィッチやジェイソン・ステイサムら数々のスターを生み出してきたリュック・ベッソンの目に留まり、大抜てきされた。天才的なドライビングテクニックと、いかなる敵をも倒す格闘センスを兼ね備えた運び屋・フランクは、過去3作ではジェイソン・ステイサムが演じ、アクションスターとして世界にその名を知らしめた役だ。今回新たにこの役に挑んだエドは、大迫力のカーアクションや緊迫の接近戦を繰り広げ、そして、親子の関係性や依頼主である美女との駆け引きなども見ごたえ十分に演じ切った。9月に初来日を果たした際にインタビューし、撮影の裏話や俳優としての今後の目標、さらに私生活にも迫った。――はじめに、2代目フランクに抜擢された時の気持ちを教えてください。役をいただく時はいつもワクワクするものだし、それぞれ違った形で興奮するものだけど、今回脚本を読んだ時から、絶対楽しい内容になることははっきりしていた。そして、フランスでの撮影、リュック・ベッソンと仕事ができること、また、今まで自分がやったことのないようなアクションを学ばなければいけないというところにもワクワクしました。――ジェイソン・ステイサムさんが演じた過去3作は公開当時に見ていましたか?実は、今回オーディションのチャンスをいただいた時は見ていませんでした。とはいえ、それは珍しいことではなく、僕は人より5年10年遅れていて、みんなが盛り上がったあとに一人で見て興奮するタイプなんです。作品については、ファンが『トランスポーター』にどんなものを望んでいるのか抑えることは重要でしたが、同時にそれに引きずられ過ぎないということも重要でした。どの映画もそうですが、僕は常にピュアな形で臨み、誠実に向き合いたいと思っている。言ってしまえば、映画だと思わないし偽物だと思わない。だから、シリーズものであっても前作のことはなるべく考えないで、その瞬間リアルであろうと、そういう演技の仕方をしているので、今回も見て楽しみはしましたが影響されるということは特にないです。――なるほど。その中でも、『トランスポーター』にファンが望んでいるものは抑えて、役に挑まれたのですね。過去3作を見ても、脚本を読んでもそうでしたが、フランクは、強さ、ストイックさ、シリアスさ、自立心を持ったキャラクターだと思いました。同時に、セリフでユーモアがにじむようなものもある。そして、シリアスなトーンから一転して、ものすごいアクションをこなしてしまう。そういう部分は見せなければと思いました。――カーアクションも、敵と向かい合っての接近戦も、アクションに圧倒されました。トレーニングはどれくらいやられたのでしょうか。カーアクションについては、パリの南にある滑走路で、初めて愛車のアウディS8に乗りました。普通はアクセルを少しずつ踏んでいくと思いますが、一気に全部踏み込んで運転するんです。そして、普通の車だとアクセルを踏むだけだといろんな方向に行ってしまいますが、この車はまっすぐに軌道を修正してくれるんです。ほかに、エンジンやハンドブレーキを改良しているスタント用の車にも乗り、ドリフト走行やハンドブレーキを使ったターンなどをやりました。最初はいろんな失敗もやらかしましたが(笑)、とても楽しかったです。肉体的な面では、まず12週間ロンドンで、自分の体の強さとコーディネーションを上げるワークアップをしました。そのあと、格闘技関連の先生と一緒に、ボクシング、ムエタイ、カリ(フィリピン武術)、接近戦のさまざまなテクニックを組み合わせて、自分の強みに合わせた振り付けを作り上げていったんです。――アクションで一番苦労したことは?脚本に書かれていた通り本当に撮影するのかと思っていたのが、車に女性3人を乗せたまま自分だけ降りて戦って戻るシーン。「本当にやります」と言われた時はちょっと驚き、不安もありました。今回の映画で一番最初に撮影したアクションシーンでもあり、パリの郊外で夜間に3日間くらいかけて撮りました。車が遠隔操作によって本当に動いている状況で戦っているので、タイミングを合わせる必要がありました。大きな挑戦だっただけに、うまくいった時は報われました。そしてもう一つ、崖でのバトルシーンは、温度が37度くらいあり、スーツ姿な上に、本当に崖ギリギリのところで撮影していたので、かなり危険でした。時には、監督がヘリに乗って、われわれに近づいて撮っていたので、そういった意味でも危険な瞬間がありました。どれもそれぞれ大変でしたが、ものすごく大変だったというわけではないんですけどね。(C)2014 - EUROPACORP - TF1 FILMS PRODUCTION/Photo:BrunoCalvo●新星エドの素顔と日本への特別な思い――そもそも、ラッパーから俳優に転身したきっかけを教えてください。10代からの友人でプランBさんというシンガー(ラッパー)がいて、僕からするとリュック・ベッソンと並ぶオーラとビジョンを持ったクリエイティブで尊敬している人物なんだけれども、僕が27歳くらいの時に、その人が脚本を書き、主演をやってほしいと言われたんです。それまで演技をしたこともないし、役者になろうなんて考えたこともなかったので驚きましたが、新しいことにチャレンジするのが大好きだし、なんとかなるだろうという自信もあり、たとえうまくいかなかったとしても得られる経験はあると思いチャレンジしました。そして今につながっています。――こんな俳優になりたいというイメージはありますか?この役者さんのようになりたいという考え方をするタイプではないんですけど、影響を受けた大好きな俳優さんはたくさんいます。例えば、ジャック・ニコルソン、スティーヴン・グレアム、スティーヴ・ブシェミ、ジョン・グッドマン…大好きです。――ジェイソン・ステイサムさんは『トランスポーター』シリーズをきっかけにアクションスターとしてブレイクしました。エドさんも、本作をきっかけにさらに活躍すると期待されていますね。確かにこの作品を通して、自分自身に対しても世界に対しても、アクション映画の中でそれなりの仕事をできるということが証明できたかなという気持ちはあります。これからも自分がやりたいと思うアクション映画のチャンスをいただけるならやりたいという気持ちがありながら、もともとインディーズ系、単館系の作品が大好きで、『デッドプール』や『トランスポーター』の前はそういった作品に出演していたので、今はまたそういう作品をやることを楽しみにしているんです。アクションもインディーズも両方やっていき、映画のさまざまなスタイルにチャレンジしていきながら役者として向上していけたらうれしいですね。――日本でも2代目フランクのエドさんはどんな人だろうと、注目されています。普段プライベートの時間はどんなことをして過ごしているのか教えてください。仲のいい俳優ニール・マスケルに言われた言葉なのですが、「人生の目的は、非日常的なすばらしいキャリアを持つことと、普通の日常的な人生を歩むこと」。僕の人生はとても普通で、大好きな時間の過ごし方は、息子と公園や遊び場に行くこと、家族や友人と楽しむこと、おいしい食べ物をいただいたり、人と会ったり、愛する人と時間を過ごしたり。スポーツも好きで、週6日くらいはトレーニングをしていますし、音楽も暇があれば聞き、ライブにも行く。食べることはとにかく好きで、だから日本に来て僕はハッピー! 僕を見かけると、だいたいいつも何か食べているよ(笑)――そうなんですね(笑) 今回の初来日では何を食べましたか?寿司とお刺し身が大好きなんですが、焼き鳥も和牛のステーキもいただき、かなりいろいろチャレンジしています。栗もすごくおいしかったし、おいしい日本酒もいただきました!――初来日をとても楽しみにしてくださっていたとのことですが、実際来ていかがですか?美大で絵画をやっていた時に、日本人とコラボレーションし、彼を通して日本の文化や日本食が好きになりました。今回のプロモーションでほかの国も訪れましたが、一番来たい国が日本でした。そして実際に来て、その期待をはるかに上回りました! 礼儀正しさや謙虚さ、温かい歓迎に感動しましたし、とても清潔で、建築も含めて美しい街だと思います。明治神宮や秋葉原にも行くことができて興味深かったですし、これからも機会があったら絶対に戻ってきたいです。いつか日本で映画を撮って、4、5カ月と長期滞在できたらと思います。■プロフィールエド・スクレイン1983年3月29日、イギリス生まれ。2004年よりミュージシャンとして活躍するも、俳優へ転向し、2012年に『PIGGY』(未公開)でスクリーンデビュー。大ヒットテレビドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』(11~)のダーリオ・ナハーリス役でブレイクし、screen誌の“2013 Star of Tomorrow”にも選出される。そして、『トランスポーター イグニション』で2代目フランク・マーティンに大抜擢。今後、マーベルコミックス原作の『デッドプール』で主人公の宿敵エイジャックスを演じるほか、ニコラス・ホルト主演『Kill Your Friends』など多くの公開作品が控えている。(C)2014 - EUROPACORP - TF1 FILMS PRODUCTION/Photo:BrunoCalvo
2015年10月19日キャラクターグッズメーカー・エクスレアは、【ぷりっしゅ】第一弾商品として、10月から放送開始となったTVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』より、ラバーストラップ6種を発売する。【ぷりっしゅ】は、キャラクターの魅力はそのままに、ぽてっとしたポーズやステッチ模様、そしてタグ風チャームなどぬいぐるみ要素を取り込んで可愛くデフォルメした新シリーズ。今回リリースされるラインナップは、「間黒男」が2種類と、後の「ブラック・ジャック」、そのほか「藪」「軍医」「百樹丸雄」など全6種類。ブランドボックス方式で、価格は1個600円/1BOX3,600円(税別)となっている。すでにWEB通販サイトやアニメショップでは予約受付がスタートしており、発売は2015年12月中旬頃の予定となっている。(C)ヤング ブラック・ジャック製作委員会
2015年10月16日『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』のプローモーションのため来日していたヒュー・ジャックマンが、10月15日(木)放送のバラエティ番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」の名物コーナー「新・食わず嫌い王決定戦」に初登場することが明らかになった。対戦相手は、こちらも初登場となる西内まりやが務めるという。フジテレビの看板番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」の名物コーナー「新・食わず嫌い王決定戦」には、これまでもクリスティアーノ・ロナウドやハメス・ロドリゲスら海外の超大物が続々と登場。今回は、『X-MEN』シリーズのウルヴァリン役や、『レ・ミゼラブル』『チャッピー』で知られる世界的映画俳優ヒュー・ジャックマンが登場する。「よろしくおねがいします」と笑顔で挨拶から始めたヒュー・ジャックマンは、バケーションで来日した際も富士山登山にも挑戦したという親日家らしいエピソードを披露。番組内のトークでは「映画撮影秘話」「スポーツ」「日本食」「アカデミー賞」「体づくり」など、様々な話題について語った。一方対戦相手は女優、モデル、そして歌手として大活躍中の西内さん。ドラマ「ホテルコンシェルジュ」では主人公を務め、「Kis-My-Ft2」玉森裕太と共演する『レインツリーの国』で映画初出演を果たす西山さんは、本コーナーへの初出演について「小さい頃から見ていたコーナーなので今日は光栄」と話す。また、ヒュー・ジャックマンを前に「地元」「音楽」「食」などについてトークを展開したという。ヒュー・ジャックマンは石橋貴明と、西内さんは木梨憲武とタッグを組み、互いに4品の中から相手の苦手な食べ物ををチョイスし勝利を目指す。果たしてどちらが勝利したのか!?結果はぜひ本放送でチェックしてみて。「とんねるずのみなさんのおかげでした」食わず嫌いSPは、10月15日(木)21時よりフジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年10月14日10月から放送がスタートしたTVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』(TBS毎週木曜26時16分~ほか)のオープニング曲を歌う歌手のUMI☆KUUNが、アニメのワンシーンを再現した全裸ビジュアルを公開した。UMI☆KUUNにとってメジャーデビューシングルとなる本楽曲のタイトルは「I am Just Feeling Alive」。主人公のブラック・ジャック(間黒男)になりきったコスプレに身を包んだジャケットが公開され、こちらも話題を呼んでいた。現在YouTubeで見る事ができるミュージック・ビデオでも、コスプレ姿でアニメとリンクした世界観を描いている。今回公開された画像では、アニメのワンシーンを忠実に再現するため全身特殊メイクに挑戦。企画の意図についてUMI☆KUUNは、「もともと大好きな作品なので、歌わせていただく自分が『ヤング ブラック・ジャック』をより広めるために何ができるのかをいろいろ考えた結果、自分の得意なコスプレでインパクトのあるビジュアルを作るということに思い至りました」と説明している。「カメラマンさんやアートディレクターの方と試行錯誤しながら作り上げて行く過程はとても充実感もありました」と、その出来には満足しているようで、「賛否両論あることは重々承知ですが、これを機にたくさんの人に『ヤング ブラック・ジャック』を知っていただけたら幸いです」とコメントを寄せる。メイクには、間黒男の特徴である傷の部分の作り込み、移植した皮膚の部分の色付けなど、約2時間ほどかかったという。UMI☆KUUNのメジャーデビューシングル「I am Just Feeling Alive」は、10月28日発売。ミュージック・ビデオDVDと『ヤング ブラック・ジャック』描き下ろしアニメ図柄ステッカーが付属する「初回限定盤」は1,500円(税込)、「通常盤」は1,000円(税込)となる。(C)手塚プロダクション(C)田畑由秋・大熊ゆうご(ヤングチャンピオン)
2015年10月13日医療漫画の金字塔、手塚治虫の『ブラック・ジャック』。その主人公である奇跡の腕を持つ天才外科医ブラック・ジャックの知られざる過去を描き出すTVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』が、SWEETS PARADISE(スイーツパラダイス)とのコラボレーションカフェをオープンする。『ヤング ブラック・ジャック』とSWEETS PARADISEのコラボカフェは、2015年10月10日(土)より、横浜ビブレにてオープン。店内には、『ヤング ブラック・ジャック』の世界観にあわせた装飾がなされ、写真スポットも用意。こだわりのコラボメニューもフード・スイーツ・ドリンクを楽しむことができる。また、コラボメニューを頼むとオリジナルのコースターとランチョンマットがプレゼントされる点も注目だ。○『ヤング ブラック・ジャック』×SWEETS PARADISE - コラボメニュー●追加オーダー限定メニュー●ドリンクメニュー(C)ヤングブラック・ジャック製作委員会
2015年10月09日2015年10月よりTBSほかにて放送開始となったTVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』。手塚治虫の名作『ブラック・ジャック』の主人公である奇跡の天才外科医ブラック・ジャックこと間黒男の若かりし頃の姿を描く本作より、第2話「拉致」のあらすじと先行場面カットを紹介しよう。○TVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』#02「拉致」突然、夜道で襲われ、どこかへとさらわれた間。目を覚ますとそこは薄暗い部屋の中だった。数人の男たちと一緒に拘束される間の前に、取り立て屋の立入が現れる。「今日皆さんにお集まり頂いたのは、借金をチャラにする、素晴らしい提案をするためだ!」と言う立入。それは、ある資産家に自分の心臓を差し出す臓器移植の提案だった。適合検査の結果、間とレイモンドという男がドナーに選ばれる。金さえ積めばどんな移植だって引き受ける闇医者・Dr.ジョーカーによって行われるはずの生体間心臓移植手術は、相手の都合により直前でキャンセルされる。窮地に立たされた立入のとった行動とは……。TVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』はTBSほかにて放送中。なお、CBCでの第2話放送は、10月8日(木)の深夜3時22分~放送予定(8分繰り上げ)となっている。(C)ヤング ブラック・ジャック製作委員会
2015年10月08日アン・ハサウェイ、ロバート・デ・ニーロが出演し、『恋愛適齢期』『ホリデイ』など名作を次々に手がけてきたナンシー・マイヤーズが脚本と監督を手がけた『マイ・インターン』の特別映像が公開になった。数多くの名作を手がけ、名優たちから絶大な信頼を集めるマイヤーズ監督の魅力に迫った映画ファン必見の映像だ。『マイ・インターン』特別映像本作の主人公は、ニューヨークのファッション業界でオンラインサイトのCEOとして活動する女性ジュールス。華やかな世界で暮らし、多くの人から羨望のまなざしで見られる立場にある彼女の前に、40歳も年上の“シニア”インターンの男性ベンが現れるところから物語が始まる。あまりに年齢の離れたベンを前に、ジュールスは戸惑うが、ふたりは次第に心を通わせていき、ジュールスは実は気づかないままでいた人生の難問の数々に立ち向かっていく。自分で脚本を執筆し、監督もする映画作家は数多く存在するが、マイヤーズ監督はその中でもトップ・クラスの人物だ。彼女は脚本家、映画製作者として『プライベート・ベンジャミン』『赤ちゃんはトップレディがお好き』などを手がけ、監督業に進出。『恋愛適齢期』『ホリデイ』など数多くのヒット作をおくりだしている。彼女の最大の魅力は、現代を舞台にしたドラマづくりと、クラシカルな映画づくりを両立させ、商業的な成功をおさめていることだ。ムダなVFXや、激しいアクション、観客を煽るためだけの撮影や編集、物語を進めるためだけのセリフはマイヤーズの映画にはない。このほど公開された映像でデ・ニーロが「彼女のこだわりは、クラシック映画のコメディに通じる」と分析する通り、すべてが正攻法で、観客を楽しませてくれる表現になっている。魅力のあるキャラクター、思わずニヤリとするセリフ、流れるようなカメラワーク……デ・ニーロは彼女の作品を“小細工のない映画”と評する。このほど公開された映像では、これまでにマイヤーズ監督が手がけた作品の映像が次々に登場。メリル・ストリープやジャック・ニコルソンら名だたる俳優たちからラブ・コールを受けてきた監督の軌跡が描かれる。映像には監督のインタビューも収録されており、彼女は「(前作の)『恋するベーカリー』の後で、恋愛以外の人間関係が描きたくなった」と発言。本作では、40歳も離れた男女が共に行動し、友情を築き上げ、それぞれが人生の問題に向き合って、少しだけ前を向こうとする過程がコミカルに描れるが、もちろん、その完成度は高く、本作に出演したレネ・ルッソは「ナンシーの映画は完璧」と断言している。『マイ・インターン』10月10日(土) 新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー(C)2015 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED
2015年10月06日U-NEXTが運営する映像配信サービス「U-NEXT」では、2015年10月5日より、『ヤング ブラック・ジャック』の配信を見放題にて開始した。『ヤング ブラック・ジャック』は、秋田書店「ヤングチャンピオン」で連載中の、天才外科医ブラック・ジャックの知られざる過去を描いた同名漫画をアニメ化した作品。監督に『最終兵器彼女』を手がけた加瀬充子氏、スーパーバイザーに「装甲騎兵ボトムズ」シリーズの高橋良輔氏を迎え、社会や医療問題を鋭く描写している。『ヤング ブラック・ジャック』は、2015年10月1日からTBSにて放送が開始されているが、本日10月5日よりU-NEXTにて最速配信スタートとなる。詳細については「U-NEXT」の特集ページをチェックしてほしい。
2015年10月05日1年4カ月ぶりに来日した俳優のヒュー・ジャックマンが1日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた映画『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』(10月31日公開)のジャパンプレミアに登場。主人公ピーター役のリーヴァイ・ミラー、ジョー・ライト監督、日本語吹き替え版主題歌を歌う松田聖子と共に、約1時間熱心にファンサービスを行った。スキンヘッドにひげという強烈な姿で冷酷無比の海賊"黒ひげ"を演じたヒュー・ジャックマンは、役とは異なる優しい笑顔でレッドカーペットに登場。650人の観客から歓声が上がる中、約1時間かけて握手やサイン、記念撮影に応じ、ファンを喜ばせた。途中、サイン入りTシャツを投げ入れる場面もあり、そのたびに会場が沸いた。その後ステージに登場したヒューは、「アリガトウゴザイマス!」と雨にも関わらず駆けつけてくれたファンに感謝。"黒ひげ"のようにひげを付けたファンを見つけると「ひげ素晴らしい!」と呼びかけ、「スキンヘッドとても楽しかったです」と伝えた。そして、「この映画の関係者の一員になれて誇りに思っています」と胸を張り、「これは監督のイマジネーションが創り出した世界。そこにはハートがいっぱい、少年のハートがあふれています」とアピール。「アドベンチャーアクションもたくさんあり、ビジュアルもすごい。大人が子供に帰れる薬になるような映画です」と熱く語った。また、"今最も美しい少年"と称されるピーター役のリーヴァイについて「世界中がこの若い少年に恋をすると思う。それくらい素晴らしい演技をしました」と絶賛。前日9月30日がリーヴァイの誕生日だったことを明かし、観客を巻き込んでバースデーソングを贈った。リーヴァイも「信じられない経験。アイコンのようなピーターパンを演じられたことは素晴らしい経験でした」と目を輝かせ、「とにかく映画を楽しんでください。特に感情的な演技の部分を楽しんでほしいです。ネバーランドで自分を発見していくピーターの思いを共にしてほしい」と呼びかけた。本作は、今まで語られることのなかったピーターパンの過去を描いた物語。母と再会するためにネバーランドへと旅立った少年ピーターが、若き日のフック船長やタイガー・リリーとの出会い、宿敵・黒ひげとの戦いを通して成長していく姿を映す。(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年10月01日オーストラリアのフラッグキャリアであるカンタス航空は、オーストラリア出身の俳優、ヒュー・ジャックマンをグローバル・アンバサダーに任命することを発表した。ヒューは今後オーストラリア国内の地域プロジェクトにおいてもカンタス航空と連携して活動していく。9月12日(土)に公開の映画『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』では、悪役“黒ひげ”を演じたことでも話題のヒュー・ジャックマンは、言わずと知れたは世界的なスーパースターで、オーストラリア人の中で最も大きな成功を収めた一人。映画『X-MEN』や舞台「ボーイフロムオズ」、映画版『レ・ミゼラブル』と数々の名作に出演してきた。今回、カンタス航空のグローバル・アンバサダーに就任したヒューは次のようにコメント。「カンタスのアンバサダーになったことを誇りに思うと同時に、カンタスと協力してオーストラリアの素晴らしさを伝えることができることを楽しみにしています」さらに続けて、「私はたくさん旅をします。そして、すべてのオーストラリア人と同様に、世界のどこにいてもあの親しみのある赤い尾翼とカンガルーのロゴを見るといつもわくわくします。カンタスは優れたスタッフを擁する優れた航空会社で、素晴らしいオーストラリアを代表しています」また、カンタス航空のアラン・ジョイスCEOは、ヒュー・ジャックマン氏をカンタスのファミリーに迎え入れることを心から喜んでいます、と述べている。また、カンタス航空が、11月と12月にオーストラリアで上演されるジャックマン氏のアリーナでの舞台「Broadway To Oz」の共同スポンサーになったことが最近、発表されている。カンタス航空との取り組みについてのヒュー・ジャックマンのビデオレターはこちらのYoutubeから閲覧が可能だ。(text:Miwa Ogata)
2015年09月29日カンタス航空(本社: シドニー)は9月8日、「ボーイ フロム オズ」(Boy from Oz)の舞台で知られるオーストラリア出身の俳優、ヒュー・ジャックマン氏と世界規模のプロモーションにおいて新たに提携したことを発表した。ジャックマン氏はWestern Australian Academy of Performing Artsを卒業するとすぐに、テレビドラマ「Correlli」に出演し、それ以来30年間にわたって活躍し、俳優として高い評価を受けている。最近では、映画「X-Men」や「ボーイ フロム オズ」の舞台、映画版「レ・ミゼラブル」、間もなく公開予定のファンタジー映画「Pan」を含む数々の作品に出演している。ジャックマン氏はオーストラリアを代表する航空会社であるカンタス航空の公式グローバル・アンバサダーに就任し、今後、オーストラリア国内の地域プロジェクトにおいてもカンタス航空と連携して活動していく。詳細は追って発表される予定となっている。ジャックマン氏は、「私はたくさん旅をします。そして、全てのオーストラリア人と同様に、世界のどこにいてもあの親しみのある赤い尾翼とカンガルーのロゴを見るといつもわくわくします。カンタスは優れたスタッフを擁する優れた航空会社で、素晴らしいオーストラリアを代表しています。これからカンタスとともに、オーストラリアの素晴らしい都市や景色、さらには米国やアジア、その他の国々での体験をご紹介していきます」とコメントしている。
2015年09月08日ヒュー・ジャックマンが、昨夏に大流行した「アイスバケツ・チャレンジ」に挑戦した。目的はもちろん、筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者と関係団体の支援だ。昨夏、映画スターや人気ミュージシャン、スポーツ選手から政治家まで、世界中のあらゆるセレブが参加し、社会現象となった「アイスバケツ・チャレンジ」。昨年はその輪に加わらなかったヒューだが、「遅いのは分かってる。でも、2015年ALSアイスバケツ・チャレンジだ」と参加を表明。5日(現地時間)、ツイッターとインスタグラムのアカウントに動画をアップした。動画では、白シャツに蝶ネクタイ姿でバスタブの中に座ったヒューが「遅いのはわかってる」と言うや、赤いプラスチック容器いっぱいの氷水を頭から被ってみせた。ツイートには、ヒューの故郷であるオーストラリアでALSなど運動ニューロン病(MND)患者を支援する団体「MNDオーストラリア」のハンドル名「@mndaustralia」も記載してある。(text:Yuki Tominaga)
2015年09月08日1960年代、学生運動・ベトナム戦争等激動の時代を背景に若かりし頃のブラック・ジャックの知られざる過去を描き出すTVアニメ『ヤングブラック・ジャック』。2015年10月より放送開始予定の本作から追加キャストが発表された。のちに間黒男のライバルとなりうるアメリカ軍の軍医役を諏訪部順一が担当することが決定。軍医との出会いが、今の、そして、のちの黒男に何をもたらすのか? 諏訪部の演技とあわせて、登場を楽しみにしたい。なお、間黒男役の梅原裕一郎がさまざまな角度から作品の魅力を伝えるWEB動画番組『ヤングハート・ジャック』。9月22日から放送開始となる番組サイトへの簡単アクセスや、さまざまな作品情報が掲載される日本コロムビアによるアニメ特設サイトが公開されているので、こちらもチェックしておきたい。TVアニメ『ヤングブラック・ジャック』は、2015年10月1日よりTBSほかにて放送開始予定。(C)ヤングブラック・ジャック製作委員会
2015年09月08日ひとりの少年が“ピーターパン”になるまでを描くファンタジー超大作『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』の公開を記念して、ヒュー・ジャックマンと、ピーターを演じるリーヴァイ・ミラー、ジョー・ライト監督の来日が決定した。3人は10月1日(木)に都内で開催されるジャパン・プレミアイベントに登壇する。その他の画像/ジャパン・プレミアイベントに登壇『PAN…』でネバーランドを牛耳る海賊“黒ひげ”を演じているジャックマン。来日は約1年4か月ぶりとなり、日本のファンへ向けて「私たちが出演している作品は、ピーターパンの秘められた過去が描かれていて、それはとても感動的なストーリーになっています。10月に日本に行くので、日本の皆さんにご紹介することが待ち遠しいです!すぐお会いしましょう!」とメッセージを送っている。リーヴァイは「日本の皆さん、こんにちは!リーヴァイ・ミラーです。初めての来日ですごくワクワクしています!」とコメント。彼はジャックマンと同じオーストラリア出身で、2010年からミュージカルや短編作品に出演し、オーディションでピーター役を射止めた。“いま最も美しい少年”とも称されており、ラルフローレンのチルドレンズウエアの新しいアンバサダーに選ばれるなど、早くも多方面から熱い視線が注がれている新星だ。そんなリーヴァイについてジャックマンは「彼は、とても才能豊かなんだよ。本作が初めての本格的な映画出演なのに、あれだけのことができるなんて本当にすばらしい。彼の演技には、みんな心打たれるよ。それから何と言ってもジョー・ライト監督がつくった、魔法みたいで面白く、そして音楽に満ちた世界での撮影はまさに喜びと言っていい体験だったよ」と語っている。『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』10月31日(土)新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国公開
2015年09月02日2015年10月より、TBSほかにて放送開始予定となっているTVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』。原作は、「ヤングチャンピオン」(秋田書店刊)にて連載中の漫画「ヤング ブラック・ジャック」(原作:手塚治虫、脚本:田畑由秋、漫画:大熊ゆうご)で、手塚治虫の名作『ブラック・ジャック』の主人公である奇跡の天才外科医ブラック・ジャックこと間黒男の若かりし頃の姿を描くというアニメとなっている。そこで今回は、主人公・間黒男を演じる梅原裕一郎が語った、作品のみどころやキャラクターの魅力などを紹介しよう。まず初めに出演が決まったときの率直な気持ちとして、「とても大きな作品に主役で選んでいただいて光栄だと思うと同時に、作品を背負っていく責任を感じました」という梅原。意識していることや役作りに関しては、「医療用語が多いので、台本をいただいてから意味や用途を調べ、自分に落としこむようにしています。キャラクターとしてはクールかつ頭が良い人物なので、あまり焦ったような話し方をせず、手術中でも落ち着くようにしています」と語った。また、大先輩であり初代ブラック・ジャックを演じた大塚明夫がナレーションで参加することに対しては、「プレッシャーはもちろん感じますが、あまり意識しすぎずに、盗める要素は盗みつつ、"ヤング"ブラック・ジャックとして自分なりの間黒男をつくっていこうと思っています」と意気込みを表した。第1話の映像を観たという梅原は、「手術室のシーンの緊張感は絵と音がつくと、一段と増し、違ったように見えました。視聴者の方々が考えたり感じたりするきっかけになるような、重々しく辛いシーンや、間 黒男の内面部分があらわれるシーンもあるので、その部分にも注目していただければと思います」とみどころを伝えた。さらに、9月22日(火)より配信が開始されるWeb動画番組「ヤング ハート・ジャック」に関しては、「アニメ本編は多少なりとも重々しい雰囲気があるのですが、こちらはふわふわとしたトークでお送りしています(笑)。お便りを読んだり、様々なことに挑戦したり……。今は1人で撮影しているのですが、今後はゲストの方を迎えての収録もできれば良いなと思っています」と語った。最後にこれから始まるアニメを観る方々へのメッセージとして、「ヤング ブラック・ジャックという作品はシリアスなシーンも多く描かれていますが、1960年代の時代背景を反映させたような出来事なので、僕自身を含め当時を知らない方にも、いろいろと考えながら観て欲しいです。また、間黒男の成長を見守っていただきつつ、原作はもちろん、多方面で興味を持っていただけたら嬉しいです。よろしくお願い致します」と締めくくった。TVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』はTBSにて10月1日(木)の深夜2時16分より放送開始予定。CBC・サンテレビ・BS-TBSにて10月より放送予定となっている。梅原裕一郎のほか、藪役で遊佐浩二、岡本舞子役で伊藤 静、ナレーションで大塚明夫の出演が決定している。(C)ヤング ブラック・ジャック製作委員会
2015年08月25日手塚治虫氏の名作『ブラック・ジャック』の主人公である奇跡の天才外科医ブラック・ジャックが、まだ医学生だった頃を描く話題作『ヤング ブラック・ジャック』がTVアニメ化。今回は新たに公開されたスタッフやキャスト、放送日などの情報を紹介しよう。TVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』の放送は、TBSでは2015年10月1日(木)深夜2時16分より、そしてCBC、サンテレビ、BS-TBSでも順次放送が予定されている。監督は『リストランテ・パラディーゾ』や『クリスタル ブレイズ』『最終兵器彼女』を手掛けた加瀬充子氏、『火の鳥』や『ガサラキ』、『装甲騎兵ボトムズ』などで監督を務めた高橋良輔氏がシリーズ構成・スーパーバイザーを担当する。アニメーション制作は手塚プロダクション、音楽制作にはビーイングが参加している。キャスト陣は、「間 黒男」役を梅原裕一郎、「藪」役を遊佐浩二、「岡本舞子」役を伊藤静、ナレーションを大塚明夫が担当する。なお、9月22日(火)より、主人公・間黒男役を演じる梅原裕一郎が出演し、『ヤング ブラック・ジャック』の魅力を伝えるWEB動画番組「ヤング ハート・ジャック」の放送がスタートするので、こちらもあわせてチェックしておきたい。そのほか、オープニングテーマはUMI☆KUUNの「I am Just Feeling Alive」。エンディングテーマは焚吐が担当する。TVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』は、2015年10月よりTBSほかにて放送開始予定。(C)ヤング ブラック・ジャック製作委員会
2015年08月09日ジョニー・デップが、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ最新作を撮影中のオーストラリアで、ジャック・スパロウの扮装でコウモリの赤ちゃんに授乳している姿を公開した。コウモリや野生動物の治療を行なう施設「The Australian Bat Clinic & Wildlife Trauma Center」が公開したビデオで、ドレッドヘアにヒゲをほどこしたジョニーは片手にすっぽり収まる大きさのコウモリの赤ちゃんに極小の哺乳瓶で授乳している。実はジョニーは、グリーンの毛布に包まれたこの小さなコウモリ、ジャッキー・スパロウの里親。施設はFacebookの公式ページに「ジョニー・デップが先週、小さなジャッキー・スパロウ(彼が里親になっているみなしごのコウモリ)の様子を見に、再訪してくれました」「パパがみなしごの赤ちゃんにミルクをあげているビデオです」とコメント付きでビデオを投稿した。ビデオでジョニーはときどきカメラの方に視線を向けながらも、完全にパパ・モードで「まだ残ってるよ。まだもうちょっとあるよ」とジャッキーに話しかけながら授乳していた。(text:Yuki Tominaga)
2015年07月27日バンダイは23日、アニメ「ラブライブ!」のキャラクターアイコンを刻印した「ラブライブ!アルミ削り出しイヤホンジャックカバー」の予約受付を開始した。発送は7月を予定している。ギルドデザインとのコラボ商品で、直販サイトでの価格は税込1,080円。アルミ素材のイヤホンジャックカバーに、「ラブライブ!」のキャラクターアイコンをレーザー刻印した製品。スマートフォンとの接続部分にはゴムリングを使用し、イヤホンジャックに水やほこりが入り込むのを防ぐ。製品ラインナップは、高坂穂乃果ver(オレンジ)、南ことりver(グレー)、園田海未ver(ブルー)、東條希ver(パープル)、矢澤にこver(ピンク)、絢瀬絵里ver(ライトブルー)、星空凛ver(イエロー)、小泉花陽ver(ライトグリーン)、西木野真姫ver(レッド)の9種類。(C)2013 プロジェクトラブライブ! BANDAI 2015 MADE IN JAPAN
2015年06月23日「ジャック・スペード(JACK SPADE)」と「ビューティ&ユース(BEAUTY&YOUTH)」のコラボアイテムが7月14日より発売される。「ジャック・スペード」は、アメリカでもっとも一般的な名前“ジャック”を冠し、誰にでもマッチするシンプルで機能的なデザインを目指している。「ビューティ&ユース」とのコラボレーションのコンセプトは「ジャックな人たち(JACK People)」。誰もが知る実在の人物をモチーフにした「Kennedy(ケネディ)」、「Nicholson(ニコルソン)」、「Kerouac(ケアルック)」の3つのデザインをTシャツとペーパーボーイバッグで展開する。イラストレーションはメアリー・マトソンが担当。歴史的大統領からインスパイアされた「Kennedy」は、彼が生涯愛し続けた女性のイラストをロゴプリントに使用。男優として最多のアカデミー賞ノミネートを受ける俳優からインスパイアされた「Nicholson」は、彼の代表作となった映画に登場する斧のイラストをロゴプリントに使用。ヒッピーを中心に多くの愛読者をもつ小説家からインスパイアされた「Kerouac」は、代表作『路上(On the Road)』の中で描かれるシーンより、サボテンのイラストをロゴプリントとして使用した。Tシャツは6,800円(税抜き)、バッグは7,500円(税抜き)。
2015年06月20日キューバの米海軍基地で起こった殺人事件をきっかけに、軍隊の正義と悪がむき出しになる法廷劇、『ア・フュー・グッドメン』。アーロン・ソーキンが脚本を手がけ、ブロードウェイでロングランを果たした今作は、トム・クルーズ主演の映画によってより広く知られるようになった。この作品が再び舞台に戻ってくる。しかも今回は、たった7人の出演者によって演じられることに。鈴木勝秀が演出を手がけ、ドラマ『ファーストクラス』や『昼顔平日午後3時の恋人たち』などで最近頭角を現している淵上泰史が初舞台にして初主演を飾る。舞台『ア・フュー・グッドメン』チケット情報公開ゲネプロの前に行われた取材で、「何の心配もない」と余裕の表情を見せる鈴木とは対照的に、「とにかく緊張しています」と淵上。淵上演じるキャフィ中尉とともに被告の弁護を務めるギャロウェイ少佐役の瀬奈じゅんは、「法廷シーンでは高揚感があります」と笑顔。事件の秘密を握るジェセップ大佐を演じる田口トモロヲは「ここまで大きな権力を持った役は初めて。『俺もとうとう(映画でこの役を演じた)ジャック・ニコルソンまできたか』と思いました」と報道陣を笑わせた。ゲネプロが始まると、ステージの空間は鉄条網が張られた高いフェンスによって囲まれ、他には小さな台がふたつ置かれているだけ。この究極にまで削ぎ落とされたセットが、ときにはキューバ基地の内側に、そしてときにはワシントンの法廷になる。鈴木が「想像をかきたてることこそ演劇の醍醐味」と語っていたとおり、セットが全く変わらないのに、キャストの振る舞いによって場面の変化がきちんと伝わってくる面白さがある。淵上演じるキャフィ中尉の、軽くてちょっと適当な感じが口のきき方や佇まいから伝わってくる。ところが彼は様々な真実を知るうち、初めて本気で正義のために戦う決意をする……。時間が経つほどに真剣な面持ちになってゆくキャフィだが、圧巻はやはりクライマックスの、法廷でジェセップ大佐と対決するシーンだ。音楽も入らず、照明も変わらず、これまで以上にストイックな空間のなか、ふたりが対峙する。若く必死なキャフィに、落ち着き払った大佐。ところが途中から、キャフィの言動に序盤の軽みが戻って来る。そこからの数分間は役の上での対峙にベテランの田口に若さで食らいつく淵上という構図が重なり、観る側も緊張と興奮がぐんぐん高まっていく。「若さ、体力、鮮度どれをとっても淵上くんにはかなわない。そのぶん、芝居でコテンパンにできたら」と冗談まじりの田口に、「思いっきりぶつかりたい」と淵上。ふたりの対決をぜひ目に焼き付けてほしい。公演は6月19日(金)から28日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。取材・文/釣木文恵
2015年06月19日メキシコのリゾート地、カンクンで開催中のイベント『Summer Of Sony 2015』でジャック・ブラック主演作『GOOSEBUMPS』の会見が行われた。R.L.スタインのベストセラーを映画化した作品で、小説の中で活躍していた透明人間やミイラ、狼男といったモンスターが、本から飛び出して現実世界で暴れまわる作品だ。その他の写真会見にはブラックのほか、出演者のディラン・ミネット、オデイア・ラッシュ、ライアン・リー、ロブ・レターマン監督が登場。子どもたちとモンスターを再び本の中に封じ込めるために活躍する作家を演じたブラックは「僕は映画『シャイニング』が一番好きなんだけど“恐怖”ってものには何かすばらしいものがあるよね。科学的には何かはわからないけど、高揚するような、ドキドキハラハラさせられるところがいい」と語り「僕には7歳と9歳の子供がいて、(彼らも)怖がるものが好きなんだ、怖いものをみること自体がクールで、怖いものを見て耐えられることがかっこいい、という感覚が子供にはあるんだよね。だけど子供たちには『シャイニング』はまだ見せられないし、子供たちに見せたい映画を、という想いもあって、この映画をやることにしたんだ」と振り返った。原作は様々な主人公、モンスターが登場するアンソロジーだが、ブラックとスタッフたちは原作者のスタイン自身を“主人公”に構成して脚本を開発。ブラックは「この脚本は、面白くて、怖くて、子供を連れて行けて、僕自身も面白いと感じて楽しめる」と言い、タイトルになっている“GOOSEBUMPS=鳥肌”について質問されると「誰かが映画のなかでヒーローになって活躍するとき、男の涙が出て、鳥肌が立つんだ。『Mr.インクレディブル』で、お母さんが、手をびよーんと伸ばして子供をかばうシーンは、何度観ても涙が出て鳥肌が立つよ」と回答した。映画はホラーのテイスト、ブラックが得意とするコメディの要素、モンスターの楽しさがつまった作品で、日本でも幅広い年齢層の観客から人気を集めることになりそうだ。『GOOSEBUMPS』2016年公開
2015年06月15日トム・クルーズ主演映画で知られる軍事法廷サスペンス『ア・フュー・グッドメン』が、鈴木勝秀脚本・演出の舞台劇として新たに登場する。映画『ソーシャルネットワーク』、TVドラマ『ニュースルーム』の人気脚本家アーロン・ソーキンが手掛け、1989年にブロードウェイで上演されたオリジナル戯曲は20人以上の登場人物を要したが、鈴木はそれを7人の出演者のみで構築するドラマにブラッシュアップ。米海軍基地を舞台に奮闘する若き弁護士ダニエル役にTVドラマ『昼顔』で注目された新鋭、淵上泰史を抜擢し、紅一点の女性法務官ジョアン役を瀬奈じゅん、基地司令官のジェセップ大佐役を田口トモロヲが演じるなど、個性派による新鮮な顔合わせが実現した。舞台『ア・フュー・グッドメン』チケット情報6月19日の開幕を前に、公開舞台稽古が行われた。稽古場に入るや取材陣が見たものは、検察官ロス役の小西遼生、判事ランドルフ役の阿部丈二、被告人ドーソン役の平埜生成の3名による快活なウォーミングアップだ。海兵隊の物語よろしく、腹筋や腕立て伏せなど、顔を真っ赤にして息を弾ませるほどに入念に動く様子を、瀬奈が笑いながら見守っている。その横では初舞台にして初主演の淵上が、一心に台詞をつぶやき続けていた。演出の鈴木が所定の位置につくのに合わせて、各々もスタンバイ。演出家が自ら音響を操作して、海兵隊の訓練音を流す。それと同時に冒頭から立ち稽古がスタートした。いかにも鍛えられた海兵隊員のように、感情を見せず、声を張って堂々と事件を供述する平埜。彼の弁護人に志願するジョアンの熱意を、背筋の伸びた美しい立ち姿で表現する瀬奈。ダニエルの若さゆえの大胆不敵な勢いを、全身で軽快に見せる淵上。最小限のセットのみで展開する序盤は、各キャラクターの個性が観る側にはっきりと迫ってくる。ダニエルの友人ながら事前取引を持ちかけられても揺るがないロス役の小西は、瞬時に甘さを消す怜悧な瞳が魅力的だ。事件のカギを握るケンドリック中尉に扮した菅原永二も、少ない言葉の中に不穏なムードを漂わせ、気になる存在である。俳優の空間移動による場面転換、テンポのよい会話の応酬によって、スリリングな空気が見事に増幅していった。欠席の田口の代役を途中まで務めていた阿部が、判事として舞台中央に立つ。芯のある穏やかな声が響き、いよいよ緊迫の法廷シーンへ突入か……と思ったその時、鈴木が「じゃあここまで」とストップをかけた。取材陣に向けられた「続きは劇場にて」という微笑みまじりの言葉に、思わず脱力。たった7人による巧妙な会話劇、その濃さとスピード感にまんまとあおられてしまった。この後に控える手に汗握る法廷対決は、なんとしても劇場で確かめなければならない。映画ではジャック・ニコルソンの怪演が光ったジェセップ大佐を、田口がどう立ち上げてくるかにも期待したい。公演は6月19日(金)から28日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。取材・文:上野紀子
2015年05月28日24日夜(現地時間)、第68回カンヌ国際映画祭の授賞式が行われ、コンペティション部門の最高賞パルムドールはジャック・オディアール(仏)監督の『ディーパン』(原題)に贈られた。また、日本から妻夫木聡が参加した『黒衣の刺客』の侯孝賢(ホウ・シャオシェン/台湾)監督が、監督賞に輝いた。侯孝賢監督は壇上で、「監督賞をいただけて感激です。作家映画を作るのは決して簡単なことではありませんし、資金を獲得するのも難しいことです。スタッフに感謝します。また主演のスー・チー、チャン・チェン、そして全ての人に感謝いたします」と喜びを語り、会場にいたスー・チーとチャン・チェンも感激の面持ちだった。すでに帰国していた妻夫木さんは「侯孝賢監督の作品に参加できたこと、このような素晴らしい賞を受賞したこと、こんな奇跡的な瞬間に立ち会えたことに幸せを感じています。一期一会の心を忘れず、これからも人や作品に出会えていけたらと思います」とコメントした。日本の是枝裕和監督の『海街diary』は無冠に終わったが、「ある視点」部門では黒沢清監督が『岸辺の旅』で監督賞を受賞した。パルムドール受賞作『ディーパン』(原題)は、スリランカ内戦で全てを失ったタミール族の兵士ディーパンが、偽装家族とフランスで難民として暮らす姿を描く。オディアール監督は『預言者』で2009年にグランプリを受賞しているが、パルムは初となった。下馬評の高かったポール・ソレンティーノ(伊)の『YOUTH』(英題)、ナンニ・モレッティの『MY MOTHER』(私の母)などイタリア勢を破っての受賞に、記者席の一部からはブーイングもあがったが、力強いラブストーリーとなっている。一方、誰もが納得したのが、男優賞の『MEASURE OF A MAN』(英題)で、失業とモラルの狭間で苦悩する男を演じたフランスの人気俳優ヴァンサン・ランドン。ハンガリーの新鋭ラズロ・ネメスがユダヤ人強制収容所を舞台にした『SON OF SAUL』(英題)のグランプリ受賞も、期待通りの結果となった。審査員の1人である女優シエナ・ミラーは「私は観たときに、圧倒されてしまった。映画祭が始まってすぐに観たのに、最後までその強烈さは忘れられなかった」と明かした。女優賞は『CAROL』(英・原題)のルーニー・マーラ(米)、『MON ROI』(原題)のエマニュエル・ベスコ(仏)の同時受賞。メキシコの若手監督ミシェル・フランコがティム・ロス主演で終末医療専門の看護師を描いた『CHRONIC』(原題)が脚本賞に、ヨルゴス・ランティモス(ギリシャ)が独身者が禁じられた近未来をコリン・ファレル主演で描く『THE LOBSTER』(原題)が審査員賞に輝いた。2人は前作がいずれも「ある視点」部門のグランプリを受賞しており、まさにカンヌの申し子となった。全体にフランス勢が圧勝という印象であり、現地のテレビではヴァンサン・ランドンの栄冠が大きく報じられている。(photo / text:Ayako Ishizu)
2015年05月26日