第72回ゴールデン・グローブ賞授賞式が11日(現地時間)、ロサンゼルス開催され、同じキャストで12年間かけて撮影した『6才のボクが、大人になるまで。』がドラマ部門作品賞、監督賞、助演女優賞の最多3部門を受賞した。ゴールデン・グローブ賞はハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)会員の投票によって決定するもので、最多7部門で候補となっていた『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』はコメディ/ミュージカル部門男優賞、脚本賞の2冠となった。コメディ/ミュージカル部門作品賞は『グランド・ブダペスト・ホテル』が受賞した。『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で同部門男優賞を受賞したマイケル・キートンは、「(受賞者が)多くの人に感謝を述べるには理由があります。本当に感謝すべき人が大勢いるからです」と、まずはゴールデン・グローブ賞にコメディ部門を設けたHFPAに感謝し、質素な家庭に育った生い立ちから息子への愛まで涙ながらのスピーチ。会場の感動を誘った。ドラマ部門で男優賞を受賞したのは『博士と彼女のセオリー』スティーブ・ホーキング博士を演じたエディ・レッドメイン。先日ゴールインしたばかりの彼にとって、素敵な結婚プレゼントになったことだろう。功労賞にあたるセシル・B・デミル賞を受賞したジョージ・クルーニーは、7日(現地時間)にパリで起きた新聞社襲撃事件犠牲者に「Je suis Charlie(私はシャルリー)」のバッジを胸につけて登壇。大作以外にも光をあてるゴールデン・グローブ賞に感謝を述べ、「大作は大丈夫ですが、小規模作には観客が必要です」とコメント。さらに、昨年亡くなったローレン・バコールとロビン・ウィリアムズの名前を挙げて、受賞することよりも人々の記憶に残ることの大切さについて語り、会場にいる夫人に向かって「アマル、君の夫であることを何より誇りに思っているよ」と語りかけた。そして、同日パリで行われた大規模なデモにもふれ「Je suis Charlie」と支持を示すひと言で締めくくった。授賞式前半ではHFPA協会長のテオ・キングマも「国際ジャーナリストである我々は芸術表現の自由の重要性を理解しています。北朝鮮からパリまで、言論の自由を抑圧しようとする人々と戦うために団結しましょう」と昨年末に起きたコメディ映画『THE INTERVIEW』(原題)の公開をめぐる騒動、パリの新聞社襲撃事件に言及したスピーチを行い、スタンディング・オベーションを受けた。授賞結果は以下の通り<映画>ドラマ部門作品賞:『6才のボクが、大人になるまで。』男優賞:エディ・レッドメイン(『博士と彼女のセオリー』)女優賞:ジュリアン・ムーア(『アリスのままで』)コメディ・ミュージカル部門作品賞:『グランド・ブダペスト・ホテル』男優賞:マイケル・キートン(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 』)女優賞:エイミー・アダムス『ビッグ・アイズ』助演男優賞:J・K・シモンズ(『セッション』)助演女優賞:パトリシア・アークエット(『6才のボクが、大人になるまで。』)監督賞リチャード・リンクレイター『6才のボクが、大人になるまで。』脚本賞アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、 ニコラス・ヒアコボーネ、アレクサンダー・ディネラリス・Jr、アルマンド・ボー(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 』)外国語映画賞『リヴァイアサン』(ロシア)アニメ作品賞『ヒックとドラゴン2』作曲賞ヨハン・ヨハンソン『博士と彼女のセオリー』主題歌賞GLORY『SELMA』(原題)<テレビ>TVシリーズドラマ部門作品賞:「THE AFFAIR」(原題)男優賞:ケヴィン・スペイシー(「ハウス・オブ・カード 野望の階段」)女優賞:ルース・ウィルソン(「THE AFFAIR」原題)TVシリーズコメディ/ミュージカル部門作品賞:「TRANSPARENT」(原題)男優賞:ジェフリー・タンバー(「TRANSPARENT」)女優賞:ジーナ・ロドリゲス(「JANE THE VIRGIN」原題)ミニシリーズ・TV映画部門作品賞:「FARGO/ファーゴ」男優賞:ビリー・ボブ・ソーントン(「FARGO/ファーゴ」)女優賞:マギー・ギレンホール(「THE HONORABLE WOMAN」原題)助演男優賞:マット・ボマー(「ノーマル・ハート」)助演女優賞:ジョアンヌ・フロガット(「ダウントン・アビー」)(text:Yuki Tominaga)
2015年01月12日サンフランシスコ映画批評家協会が、『6才のボクが、大人になるまで』を今年の最優秀映画に選んだ。同作品からは、ほかにリチャード・リンクレーター監督が監督賞を、パトリシア・アークエットが助演女優賞を受賞したほか、編集賞も獲得した。その他の写真主演男優賞に輝いたのは、『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のマイケル・キートン。主演女優賞は『アリスのままで』のジュリアン・ムーア、助演男優賞は『バードマン…』のエドワード・ノートン。脚本賞は『バードマン…』のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、脚色賞は『Inherent Vice(原題)』のポール・トーマス・アンダーソン、外国語映画賞はポーランドの『Ida(原題)』が獲得した。文:猿渡由紀
2014年12月16日ゴールデン・グローブ賞のノミネーションが発表された。その他の情報作品部門(ドラマ)の候補に上がったのは、『6歳のボクが、大人になるまで』『フォックスキャッチャー』『イミテーション・ゲーム』『博士と彼女のセオリー』『Selma。』作品部門(コメディまたはミュージカル)には、『イントゥ・ザ・ウッズ』『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『グランド・ブダペスト・ホテル』『St. Vincent』『Pride』が上がった。主なノミネーション結果は次のとおり。作品部門(ドラマ)『6歳のボクが、大人になるまで』『フォックスキャッチャー』『博士と彼女のセオリー』『イミテーション・ゲーム』『Selma』作品部門(コメディまたはミュージカル)『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『イントゥ・ザ・ウッズ』『グランド・ブダペスト・ホテル』『St. Vincent』『Pride』主演男優部門(ドラマ)スティーブ・カレル『フォックスキャッチャー』ベネディクト・カンバーバッチ『イミテーション・ゲーム』ジェイク・ギレンホール『Nightcrawler』エディ・レッドメイン『博士と彼女のセオリー』デビッド・オイェロウォ『Selma』主演女優部門(ドラマ)ジュリアン・ムーア『アリスのままで』ジェニファー・アニストン『Cake』フェリシティ・ジョーンズ『博士と彼女のセオリー』リース・ウィザスプーン『ワイルド』ロザムンド・パイク『ゴーン・ガール』主演男優部門(コメディまたはミュージカル)マイケル・キートン『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』レイフ・ファインズ『グランド・ブダペスト・ホテル』ビル・マーレイ『St. Vincent』ホアキン・フェニックス『インへレント・バイス』クリストフ・ヴァルツ『ビッグ・アイズ』主演女優部門(コメディまたはミュージカル)エイミー・アダムス『ビッグ・アイズ』エミリー・ブラント『イントゥ・ザ・ウッズ』ヘレン・ミレン『マダム・マロリーと魔法のスパイス』ジュリアン・ムーア『マップ・トゥ・ザ・スターズ』クワべンジャネ・ウォレス『アニー』監督部門アルハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』デビッド・フィンチャー『ゴーン・ガール』アヴァ・デュヴァーナイ『Selma』ウェス・アンダーソン『グランド・ブダペスト・ホテル』リチャード・リンクレーター『6歳のボクが、大人になるまで』
2014年12月12日第72回ゴールデン・グローブ賞のノミネートが11日(現地時間)、ロサンゼルスのビバリー・ヒルトン・ホテルで発表になった。最多ノミネート作は作品賞など7部門で候補となった『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』。『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』は、『バベル』のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の作品で、舞台で起死回生を図る落ち目の映画スターの物語。作品賞のほかに主演のマイケル・キートン、助演のエドワード・ノートンとエマ・ストーンを始め、監督賞、脚本賞、音楽賞で候補となった。次いで5部門で候補となったのは、ベネディクト・カンバーバッチが第二次世界大戦中にドイツ軍の暗号を解読した数学者アラン・チューリングを演じた『ジ・イミテーション・ゲーム』(原題)と、1人の少年の成長を6歳から12年間同じキャストで撮り続けた『6才のボクが、大人になるまで。』。長編アニメーション部門の候補入りが期待された高畑勲監督の『かぐや姫の物語』は残念ながら選ばれなかった。ゴールデン・グローブ賞はハリウッド外国人映画記者協会の投票によって決定する映画賞。アカデミー賞前哨戦の目玉の1つであり、賞レースの指標として注目されている。映画部門の主なノミネーションは以下の通り。<ドラマ部門>作品賞『6才のボクが、大人になるまで。』(原題)『フォックスキャッチャー』『ジ・イミテーション・ゲーム』(原題)『SELMA』『博士と彼女のセオリー』主演女優賞ジェニファー・アニストン(『CAKE』原題)フェリシティ・ジョーンズ(『博士と彼女のセオリー』)ジュリアン・ムーア(『アリスのままで』)ロザムンド・パイク(『ゴーン・ガール』)リース・ウィザースプーン(『WILD』原題)主演男優賞スティーヴ・カレル(『フォックスキャッチャー』)ベネディクト・カンバーバッチ(『ジ・イミテーション・ゲーム』原題)ジェイク・ギレンホール(『NIGHTCRAWLER』原題)デヴィッド・オイェロウォ(『SELMA』原題)エディ・レッドメイン(『博士と彼女のセオリー』)<コメディ・ミュージカル部門>作品賞『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『グランド・ブダペスト・ホテル』『イントゥ・ザ・ウッズ』『PRIDE』(原題)『ST.VINCENT』(原題)主演女優賞エイミー・アダムス(『ビッグ・アイズ』)エミリー・ブラント(『イントゥ・ザ・ウッズ』)ヘレン・ミレン(『マダム・マロリーと魔法のスパイス』)ジュリアン・ムーア(『マップ・トゥ・ザ・スターズ』)クワベンジャネ・ウォレス(『ANNIEアニー』)主演男優賞レイフ・ファインズ(『グランド・ブダペスト・ホテル』)マイケル・キートン(『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)ビル・マーレイ(『ST.VINCENT』)ホアキン・フェニックス(『INHERENT VICE』原題)クリストフ・ヴァルツ(『ビッグ・アイズ』)長編アニメーション賞『ベイマックス』『THE BOOK OF LIFE』(原題)『THE BOXTROLLS』『ヒックとドラゴン2』(仮題)『LEGO(R)ムービー』外国語映画賞『ツーリスト』(原題/スウェーデン)『GETT: THE TRIAL OF VIVIANE AMSALEM』(原題/イスラエル)『イーダ』(ポーランド)『リヴァイアサン』(ロシア)『TANGERINES MANDARIINID』(原題/エストニア)助演女優賞パトリシア・アークェット(『6才のボクが、大人になるまで。』)ジェシカ・チャステイン(『A MOST VIOLENT YEAR』原題)キーラ・ナイトレイ(『ジ・イミテーション・ゲーム』原題)エマ・ストーン(『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)メリル・ストリープ(『イントゥ・ザ・ウッズ』)助演男優賞ロバート・デュヴァル(『ジャッジ裁かれる判事』)イーサン・ホーク(『6才のボクが、大人になるまで。』)エドワード・ノートン((『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)マーク・ラファロ(『フォックスキャッチャー』)J・K・シモンズ(『WHIPLASH』原題)最優秀監督賞ウェス・アンダーソン(『グランド・ブダペスト・ホテル』)アヴァ・デュヴァネイ(『SELMA』原題)デヴィッド・フィンチャー(『ゴーン・ガール』)アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ((『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)リチャード・リンクレイター(『6才のボクが、大人になるまで。』)最優秀脚本賞ウェス・アンダーソン(『グランド・ブダペスト・ホテル』)ギリアン・フリン(『ゴーン・ガール』)アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ、ニコラス・ヒアコポーネ、アレクサンダー・ディネラリスJr.、アルマンド・ボー(『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)リチャード・リンクレイター(『6才のボクが、大人になるまで』)グラハム・ムーア(『ジ・イミテーション・ゲーム』原題)(text:Yuki Tominaga)
2014年12月12日SAG(映画俳優組合)賞のノミネーションが発表になった。演技に対して贈られるこの賞で、最多ノミネーションに当たる4部門で候補入りしたのは『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』。続いて、『イミテーション・ゲーム(原題)』と『博士と彼女のセオリー』が3部門でノミネーションされた。その他の情報受賞発表は来年1月25日(現地時間)。主な部門のノミネーションは次のとおり。アンサンブル部門『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『イミテーション・ゲーム(原題)』『博士と彼女のセオリー』『グランド・ブダペスト・ホテル』『6才のボクが、大人になるまで。』主演男優部門スティーヴ・カレル『フォックスキャッチャー』マイケル・キートン『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』ジェイク・ギレンホール『Nightcrawler(原題)』エディ・レッドメイン『博士と彼女のセオリー』ベネディクト・カンバーバッチ『イミテーション・ゲーム(原題)』主演女優部門ジュリアン・ムーア『Still Alice(原題)』ジェニファー・アニストン『Cake(原題)』フェリシティ・ジョーンズ『博士と彼女のセオリー』リース・ウィザースプーン『ワイルド(原題)』ロザムンド・パイク『ゴーン・ガール』助演男優部門J・K・シモンズ『Whiplash(原題)』エドワード・ノートン『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』イーサン・ホーク『6才のボクが、大人になるまで。』マーク・ラファロ『フォックスキャッチャー』ロバート・デュヴァル『ジャッジ 裁かれる判事』助演女優部門パトリシア・アークエット『6才のボクが、大人になるまで。』ナオミ・ワッツ『St. Vincent(原題)』エマ・ストーン『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』キーラ・ナイトレイ『イミテーション・ゲーム(原題)』メリル・ストリープ『イントゥ・ザ・ウッズ』文:猿渡由紀
2014年12月11日2月のアカデミー賞発表に向けて各映画賞レースが始まったが、7日(現地時間)にロサンゼルス映画批評家協会(LAFCA)賞が発表になり、高畑勲監督の『かぐや姫の物語』が長編アニメーション賞に輝いた。作品賞はリチャード・リンクレイター監督の『6才のボクが、大人になるまで。』。1人の少年の成長を12年間かけて撮影した作品で、監督賞、主演女優賞(パトリシア・アークエット)、編集賞も合わせて受賞した。主演男優賞は、全編車の中でたった1人というシチュエーションを演じきった『Locke』(原題)のトム・ハーディという意外な結果。次点は、本命視されていた『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のマイケル・キートン。主演女優賞の次点は『Still Alice』(原題)のジュリアン・ムーア。助演男優賞は『ウィプラッシュ』(原題)のJ・K・シモンズ(次点は『バードマンあるいは(無知のもたらす予期せぬ奇跡)』のエドワード・ノートン)、助演女優賞はポーランド映画『イーダ』のアガタ・クレシャ(次点は『Nightcrawler(原題)』のレネ・ルッソ)。『イーダ』は外国語映画賞も受賞した。作品賞、監督賞で次点だった『グランド・ブダペスト・ホテル』のウェス・アンダーソンは脚本賞を受賞した。同作は美術賞も受賞。脚本賞の次点は『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ、ニコラス・ヒアコボーネ、アレクサンダー・ディネラリス・Jr.、アルマンド・ボー。同作はエマニュエル・ルベツキが撮影賞を受賞した。『かぐや姫の物語』が受賞した長編アニメーション賞の次点は『LEGO(R)ムービー』。ロサンゼルス批評家協会賞はアカデミー賞の前哨戦の1つとして知られ、2002年に長編アニメーション賞を受賞した宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』はその後アカデミー賞長編アニメーション賞も受賞。『かぐや姫の物語』も今回の受賞で、今後の映画賞レースでの健闘が期待される。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:かぐや姫の物語 2013年11月23日より全国にて公開(C) 2013 畑事務所・GNDHDDTKグランド・ブダペスト・ホテル 2014年6月6日よりTOHOシネマズ シャンテ、シネマカリテほか全国にて公開(C) 2013 Twentieth Century Fox
2014年12月09日ナショナル・ボード・オブ・レビューの最優秀作品に『A Most Violent Year(原題)』が選ばれた。犯罪に満ちた1981年のニューヨークを舞台にしたダークなドラマで、同作品に出演するオスカー・アイザックとジェシカ・チャステインも、それぞれ主演男優賞、助演女優賞を受賞した。主演男優賞では、『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のマイケル・キートンも同時受賞している。その他の情報主演女優賞は『Still Alice(原題)』のジュリアン・ムーア、助演男優賞は『バードマン・・・』のエドワード・ノートン、監督賞は『アメリカン・スナイパー』のクリント・イーストウッド。アニメ賞は『ヒックとドラゴン2』、」外国語映画部門にはアルゼンチンの『Wild Tales(原題)』が輝いている。文:猿渡由紀
2014年12月04日ゴッサム・インディペンデント映画賞が発表になった。作品賞に輝いたのは、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』。最多ノミネーションを受けた『6才のボクが、大人になるまで。』を打ち負かしての受賞となった。『6才のボクが…』は、観客賞を受賞している。男優賞は『バードマン…』のマイケル・キートン、女優賞は『Still Alice(原題)』のジュリアン・ムーア、ドキュメンタリー賞には『Citizenfour(原題)』。ブレイクスルー俳優には、『Dear White People(原題)』のテサ・トンプソンが選ばれている。文:猿渡由紀
2014年12月03日東京都・谷中のSCAI THE BATHHUOSEでは、デフォルメしたポートレート作品などで知られるアーティスト、ジュリアン・オピーの新作個展「Street Portraits」を開催している。開催期間は12月20日まで(日月祝は休廊)、開場時間は12:00~18:00。入場無料。「Street Portraits」と題された同展は、オピーが暮らすロンドンの雑踏の光景に加え、東京の賑わうストリートで無作為に撮影された人々の顔を題材にした新たなポートレイトのシリーズを、絵画、彫刻、映像作品として展開している。今回の新作についてオピーは、「制作スタジオから外界を見渡して、いま世界がいったいどんな気分なのかを描写する現代の言語を探しています。これらの作品は、ロンドンと東京、二都市の街頭で集めたイメージを、LEDやビニール、アクリルをなど商業的なメインストリートでみられる画像生成技術と組み合わせて作りました。それは、原始時代から行われてきた人間の描写方法(顔のイメージを一瞬とめて記録するポートレイト)を、刻石やモザイク画、油彩ではなく現在の素材をつかって、そして象形文字からオールド・マスター、浮世絵、マンガまでに至るアート言語から抽出したかたちなのです」と説明している。なお、ジュリアン・オピーは1958年ロンドン生まれのアーティスト。1980年代初期に芸術活動をスタートし、ユーモアと批評性をあわせもった彫刻作品でイギリスのアートシーンの寵児として注目されるようになる。90年代以降に制作された、BLURのメンバーの顔を単純化したアートワークや、街角で目にするサインやピクトグラムを想起させる人物像のシリーズなどで知られている。また、広重の風景画や歌麿の人物像を敬愛するオピーは日本にも関わりが深く、日本の風景を描いた作品が東京国立近代美術館に収蔵されているほか、電通本社の「歩く人」の彫刻、2008年の水戸芸術館での大規模個展などを通して、日本にもファンが多い。
2014年11月27日若きオスカー女優にして、そのファッションや恋愛の動向などまで常に大きな注目を集めるジェニファー・ローレンスが主演を務める大人気シリーズ『ハンガー・ゲーム』。先週末11月21日(現地時間)に全米公開されたシリーズ最終章となる2部作の前編『ハンガー・ゲーム:モッキングジェイPart1』(原題)が、本年度最高の全米オープニング成績を記録!主演のジェニファーは本シリーズで“最も興行成績を上げたアクション映画のヒロイン”としてギネス世界記録に認定され、さらに日本での公開が2015年6月となることも決定した。戦いのステージは、ついに最終章へ。独裁国家パネムに対する反政府勢力のリーダーとなったカットニス(ジェニファー・ローレンス)は、コイン大統領(ジュニアン・ムーア)率いる革命軍に加わり、事態は独裁国家との全面戦争へと突入。また、滅んだとされていた第13地区の存在も明らかになる。この国の運命は、炎の少女カットニスに託された――。アカデミー賞女優のジェニファー、若手のジョシュ・ハッチャーソン、リアム・ヘムズワースに加え、ジェフリー・ライト、ドナルド・サザーランドら超豪華キャストが再集結した本作。本年度のカンヌ国際映画祭「女優賞」を受賞したジュリアン・ムーアが、本作からシリーズに参戦し、今年2月に惜しくもこの世を去った名優フィリップ・シーモア・ホフマンが前作に引き続いて登場することでも話題となっている。原作が全米だけでシリーズ累計6,500万部という大ベストセラーの本シリーズは、前作『ハンガー・ゲーム2』が2013年度全米興行収入ランキングで『アイアンマン3』を抑えて第1位を記録。また、過去2作品で全米8.3億ドル(978億円)、全世界で15.58億ドル(1,556億円)を超えるメガヒットとなり、ジェニファーを一気にスターダムへと押し上げたアクション超大作シリーズ。その最新作となる、シリーズ最終章の前編『モッキングジェイPart1』は、全米4,151館で週末興行成績1億2,300万ドル(約144億円)という本年度最高の全米オープニング記録を達成。同時公開された世界85か国では、1億5,200万ドル(約178億円)を突破し、各国でオープニング成績第1位を記録する見通しで、あわせて推定約2億7,500万ドル、日本円にして322億円のオープニング興収が見込まれるという。この快挙に、“最も興行成績を上げたアクション映画のヒロイン”としてギネス認定されたジェニファーは、「作品を観たわ。すごく気に入った。映画は間違いなく最高よ」とコメント。「予想をはるかに超えてたわ。カットニスのストーリーの続きで、第13地区とキャピトルとの間で戦争が始まって、もうゲームはないの。存在すら知らなかった地区で目覚めるから、自分を取り戻さないといけないのよ」と明かしている。日本公開はまだ少し先となるが、若きハリウッドのヒロイン、ジェニファーがまた新たなる伝説を生み出してくれるに違いない。2014年USオープニング成績TOP51位:『ハンガー・ゲーム:モッキングジェイPart1』 1億2,300万ドル2位:『トランスフォーマー/ロストエイジ』1億3万8,390ドル3位:『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』9502万3,721ドル4位:『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』9,432万0,883ドル5位:『GODZILLA ゴジラ』9,318万8,384ドル(Box Mojo調べ)『ハンガー・ゲーム:モッキングジェイPart1』(原題)は2015年6月よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月25日オスカー女優ジェニファー・ローレンス主演に世界中で大ヒットした『ハンガー・ゲーム』シリーズの第3弾となる『ハンガー・ゲーム:モッキングジェイPart1』(原題)が2015年に日本公開される。これに先駆けて、11月17日(現地時間)にL.A.プレミアが行われ、ジェニファーを始め、本作でシリーズ初参戦となる今年カンヌ国際映画祭女優賞を受賞したジュリアン・ムーアらが登場した。シリーズ前作興収は2013年度全米No.1を記録し、原作は全米だけでシリーズ累計6,500万部突破するなど、驚異のメガヒットを記録しているアクション超大作『ハンガー・ゲーム』シリーズ。本作主演のジェニファーは、本シリーズで主人公カットニス役を演じたことで、「最も興行成績を上げたアクション映画のヒロイン」としてギネス世界記録に認定され、最新作となる本作でも更に数字を伸ばすことが期待されている。今回のL.A.プレミアには、徹夜組も続出したという熱狂的なファン3,000人が集まった。自身が広告モデルを務める「クリスチャンディオール(Christian Dior)」の白いドレスに身を包んだジェニファー。レッドカーペットに登場すると、ファンから大きな声援が飛び、興奮のあまり泣き出すファンの姿もあった。インタビューでは「本作の冒頭で、故郷の第12地区が破壊されて、自分を取り巻く環境も変わってしまってカットニスは動揺を隠しきれずにいる。その部分を演じるのは大変だったわ」と苦労した部分について語るジェニファー。そんなジェニファーのことを本作から参加するジュリアンは、「彼女の才能はずばぬけてるわ。素晴らしい俳優で性格も明るい。ラブリーで面白くて優しい人よ」と絶賛。続けて、前作から引き続き監督を務めるフランシス・ローレンスも「最高だよ。プロフェッショナルだし、いつも明るいし、頭もいい。最高の仕事をしてくれた」とコメント。この日は、アーティストとしても著名なレニー・クラヴィッツ、若手イケメン俳優のリアム・ヘムズワース、エリザベス・バンクス、ジェフリー・ライトらキャスト陣のほかに、本作のサウンドトラックを監修した注目の歌姫・ロードも登場し会場をわかせた。『ハンガー・ゲーム:モッキングジェイPart1』(原題)は2015年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月19日全米で圧倒的なヒットを記録しているシリーズの最新作『ハンガー・ゲームモッキングジェイ Part1(原題)』のLAプレミアが現地時間17日にLAのノキアシアターで行われ、ジェニファー・ローレンス、ジョシュ・ハッチャーソン、リアム・ヘムズワース、ジュリアン・ムーア、ドナルド・サザーランドら出演者とフランシス・ローレンス監督が登場した。その他の写真『ハンガー・ゲーム』は全世界でベストセラーになっているスーザン・コリンズの小説を基にしたアクション大作。富裕層が支配する独裁国家で、国民を服従させるために実施されるサバイバル・ゲーム“ハンガー・ゲーム”に身を投じることになった少女カットニス(ローレンス)の戦いが描かれる。カットニスが率いる革命軍と独裁国家の最終決戦を描く第三章『…モッキングジェイ』は2部作で、Part1は21日に全米公開される。過去2作の全米興収が8億ドルを突破している超人気作だけあり、会場には3000人のファンと200もの媒体が集結。主演のローレンスは「本作の冒頭では、故郷の第12地区が破壊されて、自分を取り巻く環境も変わってしまってカットニスは動揺を隠しきれずにいる。その部分を演じるのは大変だった」と撮影を振り返り、ローレンス監督は「カットニスは責任ある大役を請け負い、革命を起こす。彼女がどう戦うかを観てほしい」とメッセージをおくった。会場には徹夜で並ぶファンや、数日前からテントをはってプレミアにそなえるファンが現れるなど、本作への期待は高まっており、今週末のボックスオフィスでどれだけの興行収入をたたき出すのか気になるところだ。『ハンガー・ゲームモッキングジェイ Part1(原題)』2015年全国ロードショー
2014年11月19日アカデミー賞の行方を占う前哨戦の1つ、ハリウッド・フィルム・アワードが14日(現地時間)発表され、デヴィッド・フィンチャー監督の『ゴーン・ガール』、ベネディクト・カンバーバッチ主演の『The Imitation Game』(原題)が主要部門受賞を分け合う結果となった。ベン・アフレックが失踪した妻の殺害容疑をかけられる夫を演じた『ゴーン・ガール』は作品賞、原作者で脚色も手がけたギリアン・フリンが脚本賞を受賞した。第二次世界大戦中、ドイツ軍の暗号解読に従事した数学者のアラン・チューリングを描く『The Imitation Game』はチューリングを演じたベネディクト・カンバーバッチが男優賞、チューリングの同僚で婚約者でもあったジョーン・クラークを演じたキーラ・ナイトレイが助演女優賞、ノルウェー出身のモルテン・ティルドゥムが監督賞に輝いた。候補者、プレゼンターともにハリウッドの一流スターがそろうアワードだが、ドキュメンタリー賞のプレゼンターを務めたジョニー・デップは、泥酔しているかのようにおぼつかない足取りで登場。ごく普通のマイクスタンドを前に「こんなヘンテコなマイク、見たことない」と言うと、体をふらつかせ、「何て書いてある?」などとつぶやきながらテレプロンプターを凝視しつつ、なんとか受賞作『Supermensch: The Legend of Shep Gordon』(原題)と同作の題材となった音楽業界のエージェント、シェップ・ゴードンの紹介文を最後まで読んだ。だが、途中で放送禁止用語を口走り、あわてて口に手をあててクスクス笑うなど、明らかにいつもと違う様子で、会場にはやや気まずい空気が流れた。ちなみに『Supermensch: The Legend of Shep Gordon』の監督は『オースティン・パワーズ』シリーズでおなじみのマイク・マイヤーズ。彼は受賞後のバックステージで、ジョニーの行動について「すごくロックンロールだった」と話していた。主な授賞結果は以下の通り作品賞:『ゴーン・ガール』ブロックバスター賞:『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』男優賞:ベネディクト・カンバーバッチ(『The Imitation Game』原題)女優賞:ジュリアン・ムーア(『Still Alice』原題)助演男優賞:ロバート・デュヴァル(『ジャッジ裁かれる判事』)助演女優賞:キーラ・ナイトレイ(『The Imitation Game』原題)新人男優賞:エディ・レッドメイン(『The Theory of Everything』原題)新人女優賞:シャイリーン・ウッドリー(『きっと星のせいじゃない。』)監督賞:モルテン・ティルドゥム(『The Imitation Game』原題)新人監督賞:ジャン・マルク・ヴァレ(『Wild』原題)脚本賞:ジリアン・フリン(『ゴーン・ガール』)アンサンブル賞:『フォックスキャッチャー』キャリア功労賞:マイケル・キートンハリウッド新人賞:ジャック・オコンネル(『Unbroken』原題)ドキュメンタリー賞:『Supermensch: The Legend of Shep Gordon』(原題)(text:Yuki Tominaga)
2014年11月17日アワードシーズンで最も早く発表になるゴッサム賞のノミネーションが発表された。最多ノミネーションは、リチャード・リンクレーター監督の『6才のボクが、大人になるまで。』で、作品部門、俳優部門(イーサン・ホーク)、女優部門(パトリシア・アークエット)、ブレイクスルー俳優部門(エラー・コルトレーン)の4部門で候補入りした。その他の画像ほかには、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』、ウェス・アンダーソン監督の『グランド・ブダペスト・ホテル』、アイラ・サックス監督の『ラブ・イズ・ストレンジ(原題)』、ジョナサン・グレイザー監督の『アンダー・ザ・スキン種の捕食』が作品部門にノミネートされている。俳優部門の候補者は、ホークのほかに、マイケル・キートン(『バードマン~』)、ビル・ヘイダー(『The Skeleton Twins(原題)』)、オスカー・アイザック(『A Most Violent Year(原題)』)、マイルス・テラー(『Whiplash(原題)』)。女優部門には、アークウェットのほかに、ジュリアン・ムーア(『Still Alice(原題)』)、スカーレット・ヨハンソン(『アンダー・ザ・スキン』)、ミア・ワシコウスカ(『Tracks(原題)』)、ググ・ンバータ=ロー(『Beyond the Lights(原題)』)が候補入りしている。授賞式は現地時間12月1日。文:猿渡由紀
2014年10月25日ジュリアン・ムーアとエレン・ペイジが主演を務めるレズビアン映画『Freeheld』(原題)の撮影が、ニューヨークのカトリック系高校に断られていたことを「US Weekly」が明らかにした。『Freeheld』はアカデミー賞の短編ドキュメンタリー映画賞を受賞した同名のドキュメンタリーをもとにピーター・ソレット監督が制作した映画で、同性愛者の権利を求めるカップルの姿を描いた社会派ドラマだ。この映画のシーンの撮影のため、スタッフはカトリック系の高校に使用許可を取ろうとした。初めは学校側もこころよく同意したのだが、映画のテーマ(=同性愛)について知った途端に許可を取り消してしまったという。同映画のプロデューサーであるマイケル・シャンバーグ氏は「彼らの“ノー”という権利を尊重するよ」「だけど悲しい」と、やりきれない心中を吐露している。また同氏は「The Hollywood Reporter」に、その学校が過去にミュージック・ビデオやテレビCMの撮影に対しては許可を出していたとも語った。「(学校側は)内容を知ったから断ったんだ」「この映画は同性婚の話ではない、結婚をしようとする女性の話でもない。勇敢だった女性の尊厳を伝えるためのものだ。この映画のテーマは、フランシスコ法王が昨日、教会が同性愛者を受け入れるべきだと提案したもの(と同じ)だと思っている」。(※ローマ教皇であるフランシスコ法王は、今月13日にローマ・カトリック教会の同性愛者受け入れを提起した)同性愛者であることをすでに告白しているエレン・ペイジは学校側の拒絶に対し、Twitterを通して次のような明確な態度を打ち出している。「宗教を使って偏見が正当化されるのは悲しいことです。学校のLGBT(※)の生徒に私のサポートを送ります、(彼らが)受け入れられますように」(※LGBT…ゲイやレズビアンなどセクシャル・マイノリティーの人々の総称)『Freeheld』が映画の中のみならず、現実の撮影でも偏見と闘わなくてはならなかったという事実は多くの課題を提起している。様々なメッセージが含まれると予想される映画『Freeheld』は2015年に本国で公開予定だ。(text:cinemacafe.net)
2014年10月24日鬼才デイヴィッド・クローネンバーグ監督の最新作『マップ・トゥ・ザ・スターズ』の予告編映像が公開になった。ハリウッドで暮すセレブ一家の崩壊を描いた作品で、ジュリアン・ムーアが今年のカンヌ映画祭で最優秀女優賞に輝くなどすでに高い評価を集めている。予告編映像『イースタン・プロミス』や『コズモポリス』など独創的な映像世界を描き出し、全世界に熱狂的なファンをもつクローネンバーグが初めてアメリカのハリウッドで、元リムジン運転手だった脚本家の実体験を基に撮影したのが、新作『マップ・トゥ・ザ・スターズ』だ。主人公はハリウッドで暮すセレブな一家、ワイス家で、セレブ相手のセラピストをしている父を筆頭に、ステージママの母、名子役として人気の息子が優雅に暮している。しかし、ある時、フロリダの施設に入れられていたワイス家の長女がハリウッドに戻ってきたことで、一家の歯車が狂い始める。カンヌで賞賛を集めたムーアをはじめ、ミア・ワシコウスカ、ジョン・キューザック、ロバート・パティンソンら豪華キャストが共演。名声に酔い、名声にとりつかれてしまった者たちが直面する悪夢のようなドラマを風刺を交えて描いており、カンヌだけでなく他の映画祭、映画賞でも候補入りが有力視されている。『マップ・トゥ・ザ・スターズ』12月20日(土)、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
2014年10月22日アシュトン・カッチャーとミラ・クニスが、娘の誕生を祝うカバラの儀式を行い、アシュトンの元妻デミ・ムーアを招待した。ミラは先月30日(現地時間)、アシュトンとの間の第1子となるワイアット・イザベルを出産したが、誕生から間もない先週末にアシュトンとともに、彼の信奉する「カバラ」による誕生祝いの儀式を行なった。儀式には昨年11月に離婚が成立したアシュトンの元妻のデミ・ムーアと、デミとブルース・ウィリスの間に生まれた2人の娘、ルーマーとタルーラも出席した。デミはかなり以前からユダヤ教の神秘主義思想・カバラに入信していて、アシュトンも彼女の影響で信者になった経緯がある。16歳上のデミと結婚していた間、10歳下のルーマーを始め、デミの娘たちはもちろん、ブルースとも仲良く家族ぐるみのつき合いをしていたアシュトン。とてもオープンな家族観の持ち主のようだ。居合わせた人物がイギリスの「The Sun」に語ったところによると、デミはアシュトンとミアの新生活を落ち着いた様子で見守っていたという。カシミア製のベビー毛布と名前が彫られた写真立てをプレゼントしたそうだ。(text:Yuki Tominaga)
2014年10月10日『危険なメソッド』『コズモポリス』の鬼才デヴィッド・クローネンバーグのもとに、ジュリアン・ムーア、ミア・ワシコウスカ、ジョン・キューザック、そしてロバート・パティンソンとハリウッドの個性派キャストが集結した最新作『MAPS TO THE STARS』(原題)。このほど、『マップ・トゥ・ザ・スターズ』という邦題で、12月に公開することが決定した。ハリウッドの典型的なセレブ家族のワイス家。父(ジョン・キューザック)は、テレビ番組も持つセレブ向けのセラピストで、ドラッグの問題を乗り越えた超有名子役の息子ベンジーと、ステージママの母クリスティーナと暮らしている。何不自由なく富と名声も手に入れたように見えるワイス家だが、実はこの一家には封印された秘密があった。ワイスのセラピーを受けている、落ち目の有名女優ハバナ(ジュリアン・ムーア)は、知人の紹介で顔にヤケドの跡がある少女アガサ(ミア・ワシコウスカ)を個人秘書として雇う。実はこのアガサは、ある問題を起こしてフロリダの施設に入れられたワイス家の長女だった。アガサがハリウッドに戻ってきたことにより、一家の封印された秘密が明らかに。やがて、一家や周囲の人々の歯車が狂い始める――。本作は、実際にハリウッドでリムジン運転手をしていた脚本家ブルース・ワーグナーの実体験に基づく物語。意外にも、キャリアの長いクローネンバーグ監督が、アメリカ・ハリウッドで撮影を実施したのは本作が初めてとなる。数年前からクローネンバーグ作品への出演を切望し、契約書にサインをしていたジュリアンは、敬遠されがちな“落ち目の女優役”を熱演。クローネンバーグ監督に「素晴らしいモンスターが誕生した!」と言わしめただけでなく、今年のカンヌ国際映画祭で「最優秀女優賞」に輝いた。また、ガス・ヴァン・サント、ジム・ジャームッシュ、パク・チャヌクなど世界の巨匠たちに愛されるミアは、顔にヤケドの跡があり、恐るべき内面を持つ少女を巧みに表現。ほかにも、名声にとり付かれた典型的な成り上がりを演じるジョン・キューザックや、『コズモポリス』で監督に惚れ込み、二つ返事で出演を快諾したロバートなど、文字どおりハリウッドの豪華キャストが濃厚な人間ドラマを練り上げる。鬼才クローネンバーグ監督が、腐敗したハリウッドの実態をえぐり出す物語。極上な“ハリウッド・ゴシック”の誕生に期待が高まる。『マップ・トゥ・ザ・スターズ』は12月より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月03日リーアム・ニーソン主演の新作映画『フライト・ゲーム』にジュリアン・ムーアが出演している。飛行中の航空機の中で繰り広げられる“連続殺人”を描いたアクション大作で、ムーアは主人公と行動を共にする乗客ジェン・サマーズを演じているが、彼女は事件の容疑者のひとりでもある。果たしてジェンは何者なのか? ムーアは彼女をどう演じたのか? 国際電話で話を聞いた。その他の写真本作でニーソンが演じるのは、警備のために乗客を装って飛行機に乗り込む保安官のビル。離陸後、「1億5千万ドル送金しなければ、20分ごとに1人殺す」という脅迫メールを受け取ったビルは、自身にも疑惑がかけられる中、偶然に隣の席に座ったサマーズらの協力を得て146人の乗客の中から犯人を見つけ出すべく奔走する。ムーアが演じるジェンは、ビルと隣の席になったことで彼の捜査に協力をするが、彼女がどんな人物なのか物語の冒頭では明かされない。ムーアは「それこそが演じていて本当に楽しい部分でした!」と声を弾ませる。「実生活でも、人は自分の明かしたい部分しか見せないですよね? 飛行機で隣同士になっても、プライバシーを保ちたいから自分の言いたいことだけを言うし、何かを言っても実は嘘かもしれない。このようなミステリアスな作品では、何か演じることで観客はその“意味”を推察してくれます。だから本当に演じがいのある役でした」本作は完全密室内で起こった連続殺人のトリックや息詰まるアクションを描きながら、同時に、キャラクターたちの感情のやりとりも見事に描いている。「それこそがこの映画の重要なポイントです。例えば、ジェンは明確な理由がないのに、ビルを信用します。でも人間というのはミステリアスなもので、なぜ人に惹かれたり、信用したりするのかわからないわけです。この映画ではロジカルなミステリーと、人間の感情の不思議な部分をうまくミックスして描いている点がとても素晴らしいと思います」。ジェンはビルは本当に “仲間”なのか?ふたりは本当に事件の犯人ではないのか? 次々に犠牲者が出る緊迫したサスペンスを描いた本作は、ニーソンやムーアら演技派俳優たちの繊細な演技と駆け引きも楽しめる1作に仕上がっている。『フライト・ゲーム』9月6日(土)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2014年09月04日ナオミ・ワッツ&ロビン・ライトという2人の実力派女優が、『ココ・アヴァン・シャネル』のアンヌ・フォンテーヌ監督のもと、親友同士でありながら互いの息子と関係を持つという禁断の愛に挑んだ『美しい絵の崩壊』(現在公開中)。このほど、2度のオスカーノミネーションを誇るナオミでさえ共感するのに苦労したという、本作の役柄について語ったインタビュー映像が到着した。オーストラリアの美しいビーチ・タウンで、幼少のころから親友として育ったロズ(ロビン・ライト)とリル(ナオミ・ワッツ)。互いの10代の息子たちも、同様に強い友情を築いてきた。だが、ある夏の日、かねてからロズに想いを寄せていたリルの息子・イアン(ゼイヴィア・サミュエル)は、決壊寸前の感情を彼女に打ち明ける。そして、ロズもそれを受け入れ、戸惑いながらも真剣に愛し合う2人。その関係を、ロズの息子・トム(ジェームズ・フレッシュヴィル)が知ったことで運命の歯車は大きく狂い出し…。本作は、オドレイ・トトゥ主演『ココ・アヴァン・シャネル』、ジュリアン・ムーア&アマンダ・セイフライド共演『クロエ』などで、男女の官能的なドラマをスリリングな映像美で切り取ってきたフランス人監督アンヌ・フォンテーヌが、英国のノーベル賞作家ドリス・レッシングの原作を映画化。脚本を『危険な関係』や『つぐない』で知られるクリストファー・ハンプトンが手がけた。ナオミもロビンも、アラフォーとは思えぬほどの美しいボディで、“一線”を超えてしまう母を見事に演じきっている。『インポッシブル』を撮影中のタイで、まずパソコンで本作の脚本を読み、すぐに「気に入った」という返事をフォンテーヌ監督に送ったというナオミ。だが、やがて監督と対面し原作を渡されたものの、当初は、親友が自分の息子と、自分もまた親友の息子と激しい恋に落ちてしまう、この2人の女性たちの行動には理解できなかったという。「彼女たちを断罪するか、許すべきか迷うなんて珍しい体験」だったと。親友同士、しかもタブー愛に溺れた女同士でもある2人の母親と、その息子たちという、2組の母子。彼らが過ごした楽園のような浜辺の、まるで1枚の絵のようだった“美しい風景”が崩れたとき、ナオミ演じるリルはどんな選択をするのか、ぜひ劇場で見届けてみて。『美しい絵の崩壊』は新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、横浜ブルク13 ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年06月05日『キッズ・オールライト』の製作スタッフが再び集結し、現代を生きる家族の新しい愛の形を描いた『メイジーの瞳』。離婚した両親に振り回される6歳のメイジーの目線から見た、不器用にしか生きられない大人たちが登場する本作は、メイジーを演じたオナタ・アプリールの可愛らしさや、ロック歌手兼ママを演じたジュリアン・ムーアのカッコよさもさることながら、今年狙い目の男性像ともいえる“子ども好き男子”にも要注目。いち早く本作を鑑賞した各界のママ芸能人たちからも絶賛の声が相次ぐ中、実は意外にも「色気にやられた」(女優・広田レオナさん)という声が続出しているのが、ジュリアン扮するロックなママの若き再婚相手にして、メイジーの良き遊び相手となる青年・リンカーンなのだ。自分の事に忙しく、身勝手な両親に振り回されてきたメイジーの前に現れたリンカーンは、イケメンで長身、笑顔がとってもキュートな“子ども好き”男子。メイジーとお絵描きをしたり、お散歩したりして一緒に遊ぶ姿は、自分自身も心底楽しんでいるような、やんちゃで優しい笑顔を振りまいており、その姿には大人女子の視線が釘付けになること必至。「優しい大男が、彼を敬愛する小さな女の子とスクリーンに登場するというアイデアが非常に気に入った」と監督も語っているとおり、長身のリンカーンが小さなメイジーと過ごすシーンは観ていてとても微笑ましく、そのビジュアル面でのギャップは、萌え要素を倍増させている。この2014年狙い目の“子ども好き男子”リンカーンを見事に演じ、女性たちを虜にするのは、スウェーデン出身の俳優アレキサンダー・スカルスガルドだ。『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズにも出演する名優ステラン・スカルスガルドの息子として、8歳で俳優のキャリアをスタートさせた彼は、母国スウェーデンの映画やTVに出演し国民的スターに。2001年には『ズーランダー』でハリウッドに進出し、大ヒットTVシリーズ「トゥルーブラッド」(’08~13)のエリック・ノースマン役に抜擢され、大ブレイクを果たした。今年はその人気が日本にも上陸すること間違いなしの、いま大注目のイケメン俳優。アレキサンダーはリンカーンの役を通して、「ただ何となく生きていた男が、小さな子どもを愛し始め、人生で初めて誰かの面倒を見ることを学ぶ、とても美しいストーリーだ」と、本作に太鼓判を押す。小さなメイジーと大きなリンカーンがニューヨークの街で過ごす楽しい休日は、劇中でも要チェック。子どもにとっては何よりも一緒にいてくれる時間が大切であり、血のつながりだけが家族の絆ではないということを改めて考えさせてもくれる、幸せに満ちたシーンに仕上がっている。『メイジーの瞳』は1月31日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、シネマライズほか全国にて順次公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:メイジーの瞳 2014年1月31日よりTOHOシネマズ シャンテ、シネマライズほか全国にて公開(C) 2013 MAISIE KNEW, LLC. ALL Rights Reserved.
2014年01月09日『(500)日のサマー』『ダークナイト ライジング』のジョセフ・ゴードン=レヴィットが自らペンをとり、カメラの後ろ側に回った監督デビューの主演作『ドン・ジョン』。いままで目にしたことがないようなジョセフの姿が観られる、注目の最新予告編が解禁となった。平凡な生活を送るジョンは、家や車も自分好みにセレクト、家族関係も良好、教会にもきちんと通うかたわら、鍛えられた身体と甘いルックスで夜な夜な女性をお持ち帰り。そんな彼を仲間たちは“ドン・ファン”にひっかけて“ドン・ジョン”と呼ぶ。だが、その一方で、「ポルノに敵う女はいない」が持論の彼は、一人でパソコンでのポルノ動画鑑賞の日々を送っていた…。今回、公開された予告編では、『(500)日のサマー』の主人公、トム・ハンセンのようにナイーブな草食系男子のイメージが強いジョセフが、ムキムキに鍛えた体で自信満々のプレイボーイぶりを発揮!とはいえ、夜のポルノ動画三昧もやめられない。そんなジョンの日常をノリノリ・ビートの音楽で、スタイリッシュでセクシー、かつコミカルに見せている。やがて、彼の前に現れた超ゴージャス美女バーバラ(スカーレット・ヨハンソン)と恋に落ちるも、ある晩、ポルノを見ているところをバーバラに見つかり、大ゲンカに。そして、もう一人の女性・エスター(ジュリアン・ムーア)も現れ…。さらに、映像にはカメオ出演している豪華ゲストの姿も登場している。ジョセフ演じる“ドン・ジョン”は、2人の美女、スカーレット・ヨハンソンとジュリアン・ムーアとのやりとりから、一体、何を学び取るのか、2人のどちらを選ぶのか、結果が知りたくてうずうずしてしまう予告編を、まずはその目で確かめてみて。『ドン・ジョン』は2014年3月15日(土)より角川シネマ有楽町、シネマライズほか全国にて公開。(後藤ゆかり(cinema名義))■関連作品:ドン・ジョン 2014年3月15日より角川シネマ有楽町、シネマライズほか全国にて公開(C) 2013 Don Jon Nevada, LLC. All Rights Reserved.
2013年12月05日デミ・ムーアが、昨年11月に破局を発表した夫のアシュトン・カッチャーが先週ついに離婚申請をしたことに大きなショックを受けているという。「New York Post」紙によると、デミはアシュトンと慰謝料について話し合い、合意したうえで離婚申請を行うつもりでいたが、アシュトンはそんなに気長に待つことはできなかったのだという。アシュトンは昨年、海外TVシリーズ「ハーパー★ボーイズ」への出演で2,400万ドルの収入を得ている。関係者は「デミはかなりの高額を要求していて、(話し合いは)いつまでも続いていたんです。アシュトンはすっかり嫌気が差して、申請書を提出してしまいました。そうすることで、離婚の話し合いに透明性をもたらしたかったのです」と語る。デミは元夫のブルース・ウィリスとの離婚で9,000万ドルの慰謝料を得たと言われているが、アシュトンとの場合、離婚の原因の一つは彼の浮気がバレたからでもあり、デミとしてはブルースと同じくらいは支払ってもらって当然と考えているようだ。突然の離婚申請は税金対策のため、という声もある。そのために今年中に決着をつけたかったのか?あるいは今年に入って始まったミラ・クニスとの交際が順調で、次のステップに踏み出したいのか?アシュトンの行動の真意はどこにあるのだろうか?© FameFlynet/AFLO(text:Yuki Tomoinaga)■関連作品:チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ [海外TVドラマ]
2012年12月27日16歳年下の夫、アシュトン・カッチャーとの離婚問題から激ヤセ、薬物中毒のリハビリ生活を送っていたデミ・ムーアに新しい恋人が出現!なんと24歳も年下の青年であることが判明した。今年50歳のデミのお相手はアート・ディーラーのヴィト・シュナーベルさん。画家で『潜水服は蝶の夢を見る』『夜になる前に』などの監督としても知られるジュリアン・シュナーベルの息子だ。2人は今月上旬にインドで開かれたナオミ・キャンベルの恋人の誕生パーティで出会ったらしい。「New York Post」紙上で目撃者が「体をくっつけ合ってダンスしていました。大勢の招待客の目の前で、おおっぴらにね」と語っている。それ以来、彼らは一緒に静かな時間を過ごしているという。ヴィトはこれまでも現在49歳のモデル、エル・マクファーソンや35歳のリヴ・タイラーなど、年上の女性と浮き名を流してきた。アシュトンとの破局からちょうど1年経ち、年下好きのデミにピッタリのお相手が登場したようだ。(text:Yuki Tominaga)© Abaca USA/AFLO
2012年11月29日新作映画の撮影で留守中を狙われる先日、エミー賞でミニシリーズ・映画部門の主演女優賞を受賞したジュリアン・ムーア。華やかな喜びの陰で、なんと12万7000ドル(日本円にして約1000万円)相当の宝石を盗まれるという大変な被害に遭っていたことが分かった。年を重ねてなお美しく輝き続ける女優の代表的存在でもある彼女。オフブロードウェイやテレビでの活躍から、映画女優へと進み、インディペンデント映画から大作映画まで、数々の名作で、豊かな演技をみせている。現在も新作映画に携わっているようで、その撮影のため自宅を離れていた。それにあわせて、今年の6月6日から8月28日にかけ、改装工事を行っていたそうで、その間に盗難に遭ったとみられている。早期解決が望まれるニューヨーク・ポストなどが伝えるところによると、10個の宝石が盗まれたそうで、そのうち7個はCartier(カルティエ)のものといい、プラチナ・ダイヤモンド・テニス・ブレスレットや高級時計など、まさに名品といえる高価なものばかり。この被害で自宅に捜査は入っているものの、セキュリティーカメラなどもなく、犯人特定につながる証拠はまだ見つかっていないようだという。彼女の美しさを引き立てる、愛用の品々だったはず。一刻も早く事件が解決し、宝石もジュリアンのもとに戻ってほしいものだ。元の記事を読む
2012年10月06日『ハンガー・ゲーム』、『ラブリーボーン』などに出演している渋い名脇役、スタンリー・トゥッチが9月29日(現地時間)にロンドンで挙式し、メリル・ストリープやユアン・マクレガーら大勢のスターが出席した。昨年11月、ロンドンを拠点にしている著作権エージェントのフェリシティ・ブラントさんと婚約したスタンリーは、8月にメリル・ストリープ主演の『Hope Springs』(原題)のプレミアに出席した際、「New York Daily News」紙の取材を受け、すでにフェリシティさんと結婚したことを認めていた。結婚について積極的に公表しなかった2人だが、「Us Weekly.com」に関係者が語ったところによると、結婚式は以前から計画していたそうだ。式ではブラントさんの姉で女優のエミリー・ブラントが花嫁介添人を務め、花婿の介添人はスティーヴ・ブシェミが担当。スタンリーやエミリーと『プラダを着た悪魔』で共演したメリルにユアン、さらにコリン・ファース、ジュリアン・ムーア、エミリーの夫のジョン・クラジンスキー、パトリシア・クラークソン、ケネス・コール、エイダン・クインらが出席した。スタンリーは2度目の結婚。3年前に乳がんで亡くなった夫人との間に3人の子供がいる。(text:Yuki Tominaga)© AP/AFLO■関連作品:ハンガー・ゲーム 2012年9月28日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 LIONS GATE FILMS INC. ALL RIGHTS RESERVED.
2012年10月02日今年で64回目を迎える全世界のTV業界で最も権威あるエミー賞の授賞式がロサンゼルスで開催され、その受賞作品がついに発表された!注目のドラマ・シリーズ部門の作品賞は、5年連続の受賞を狙う「マッドメン」が無冠に終わる中、数多の強豪を押しのけ見事、「HOMELAND」(原題)が4部門を受賞した。「HOMELAND」は、アフガニスタンで救出された後、国際テロ組織のスパイの疑いがかけられた元米兵を描く緊迫のサスペンスドラマで、米オバマ大統領のお気にい入りドラマとしても知られており、2011年にはゴールデングローブ賞ドラマ部門を受賞するなど、今回の本命として注目を浴びていた。作品賞以外では、主演女優賞(クレア・デインズ)、主演男優賞(ダミアン・ルイス)、脚本賞(アレックス・ガンサほか)と堂々の大勝利を収めた。マーティン・スコセッシが製作総指揮を務め、禁酒時代のアメリカを舞台にハードでダークな人間ドラマが展開する「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」は、同部門で監督賞(ティモシー・ヴァン・パタン)だけに留まった。コメディ・シリーズ部門で圧倒的な強さを見せたのは、「モダン・ファミリー」。“モダン=現代”のアメリカ社会に生きる3つの家族の姿を描いたドタバタコメディーで、2012年ゴールデングローブ賞のミュージカル・コメディ部門では最優秀作品賞を受賞している。今回は、作品賞と併せ4部門での受賞と、国民的ドラマの実力を見せた結果となった。日本でも大人気のラブコメドラマ「New Girl ~ダサかわ女子と三銃士」のズーイー・デシャネルは、主演女優賞にノミネートされていたものの惜しくも受賞とはならなかった。また、毎年映画スターがズラリと名を連ねるミニシリーズ/TVムービー部門では、米大統領選の裏側を描いた「ゲーム・チェンジ大統領選を駆け抜けた女」のジュリアン・ムーアが主演女優賞を受賞したのを含め、作品賞など4部門と前評判通りの実力を見せた。オバマ大統領の再選に注目が集まるこのタイミングであったことも、注目を集めた理由のひとつかもしれない。そのほか、同部門の主演男優賞には「Hatfields&McCoys」(原題)のケヴィン・コスナーが選ばれるなど、今年も豪華なハリウッドスターたちが会場を大いに沸かせていた。第64回エミー賞授賞式は、9月29日(土)より海外ドラマ専門チャンネル「AXN」にて日本独占放送。公式サイト:axn.co.jp/program/emmy/index.html第64回エミー賞 主な受賞結果一覧◆「ドラマ・シリーズ部門」作品賞:「HOMELAND」主演男優賞:ダミアン・ルイス(「HOMELAND」)主演女優賞:クレア・デインズ(「HOMELAND」)助演男優賞:アーロン・ポール(「ブレイキング・バッド」)助演女優賞:マギー・スミス(「ダウントン・アビー」)監督賞:ティモシー・ヴァン・パタン(「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」)脚本賞:アレックス・ガンサ、ハワード・ゴードン、ギデオン・ラフ(「HOMELAND」)◆「コメディ・シリーズ部門」作品賞:「モダン・ファミリー」主演男優賞:ジョン・クライヤー(「Two And A Half Men」原題)主演女優賞:ジュリア・ルイス=ドレイファス(「Veep」原題)助演男優賞:エリック・ストーンストリート(「モダン・ファミリー」)助演女優賞:ジュリー・ボーウェン(「モダン・ファミリー」)監督賞:スティーヴン・レヴィタン(「モダン・ファミリー」)脚本賞:ルイス・C・K(「Louie」原題)◆「ミニシリーズ/テレビムービー部門」作品賞:「ゲーム・チェンジ大統領選を駆け抜けた女」主演男優賞:ケヴィン・コスナー(「Hatfields&McCoys」)主演女優賞:ジュリアン・ムーア(「ゲーム・チェンジ大統領選を駆け抜けた女」)助演男優賞:トム・ベレンジャー(「Hatfields&McCoys」)助演女優賞:ジェシカ・ラング(「アメリカン・ホラー・ストーリー」)監督賞:ジェイ・ローチ(「ゲーム・チェンジ大統領選を駆け抜けた女」)脚本賞:ダニー・ストロング(「ゲーム・チェンジ大統領選を駆け抜けた女」)■関連作品:ゲーム・チェンジ大統領選を駆け抜けた女 [海外TVドラマ]New Girl ~ダサかわ女子と三銃士 [海外TVドラマ]© 2011-2012 Fox and its related entities. All rights reserved.モダン・ファミリー [海外TVドラマ]ボードウォーク・エンパイア 欲望の街 [海外TVドラマ]2011 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.HOMELAND [海外TVドラマ]
2012年09月24日スティーブン・キング原作で1976年にブライアン・デ・パルマ監督の手で映画化され、世界に震撼をもたらしたサイコ・サスペンス『キャリー』。それから36年、『キック・アス』、『モールス』などで頭角を現し、いまをときめく若手女優クロエ・グレース・モレッツを主演に迎え、同タイトルにて映画化された『キャリー』が来年5月より日本で公開されることが決定し、これに先駆けて劇中の写真が初めて披露された。内気な女子高生・キャリーと、彼女を厳格に育てる狂信的なクリスチャンである母、そして彼女を疎外する高校の同級生たちをめぐる青春サイコ・サスペンス。パルマ監督版は、実はテレキネシス(念動能力者)だったキャリーが、抑圧されていた怒りを爆発させ、いじめっ子たちを襲うショッキング・シーンが当時、圧倒的な迫力と衝撃で話題となり、いまもなお語り継がれる伝説のシーンとなっている。また、また、キャリーを演じたシシー・スペイセクと母を演じたパイパー・ローリーは、本作でアカデミー賞にWノミネートされ、原作者のキング氏も「私の作品に最も忠実に映像化されている」と絶賛していた。前作をどこまで越えられるかに焦点が集まりそうな本作だが、その指揮をとるのは『ボーイズ・ドント・クライ』でヒラリー・スワンクにアカデミー賞主演女優賞をもたらしたキンバリー・ピアーズ監督。これまでも一目置かれる存在感と強烈なインパクトを放ってきたクロエから、今回いかにシリアスでサイコな演技を引き出せるのか、その手腕に期待がかかる。また、キャリーの内向性を増長させることになる異常なまでに厳しい母親には、『ハンニバル』、『めぐりあう時間たち』の演技派女優ジュリアン・ムーアが扮する。今回公開されたのは、2枚の劇中の場面写真。1枚目は、真っ赤な血を浴びたクロエ扮するキャリーの写真。真っ白のプロムのドレスが深紅に染まり、キャリーの怒りと共に能力が爆発するという、映画の重要な瞬間の写真である。もう1枚は、胸にかけた十字架とその表情が物語る通り、狂信的なクリスチャンであるキャリーの母親の写真。果たして、2人はどのような“狂気”の競演を見せてくれるのか…?『キャリー』は現在トロントを中心にして撮影中、全米では2013年3月15日(現地時間)に公開。日本では2013年5月、全国にて公開。■関連作品:キャリー 1977年3月より公開キャリー (2013) 2013年5月、全国にて公開
2012年08月27日デミ・ムーアに新しい年下の恋人ができたようだ。昨年アシュトン・カッチャーと破局して以来、私生活が乱れ気味だったデミだが現在、37歳のニュージーランド出身の新進俳優、マーティン・ヘンダーソンと交際しているという。デミとマーティンはコネチカットでロマンティックな休日を過ごしているようで、先日2人がレストランで一緒にランチを楽しんでいる姿を目撃されており、2人が“イチャイチャ”していたと「Life&Style」誌で報じられている。目撃者は、「デミはマーティンの横に座っていて、コルビー・キャレイの曲が流れ出すと、デミは歌い、はしゃぎながら誘うようなダンスをし始めたんです。ランチの後、2人は近くの雑貨店に立ち寄り、その後バケーションのために2人が泊まっていた部屋へと車で戻って行ったんです。2人ともお互いにとても居心地が良さそうでしたね」と話している。その休日の3日前には、2人は友人たちとアウトドアパーティに参加しており、同席した関係者によれば「ずっと笑いながらおしゃべりしていた」、「デミはとても楽しそうでしたね。口数も多く、健康的で幸せそうでした」とのこと。デミの新しいお相手・マーティンは、オーストラリアのTVシリーズ「Sweat」でヒース・レジャーと共演し一躍脚光を浴びるようになり、その後ブリトニー・スピアーズの「Toxic」のミュージックビデオや映画『プライドと偏見』などにも出演している若手注目株。元カレ・アシュトンも先日ミラ・クニスとの同棲のうわさを報じられたばかりだが、どうやら2人とも新しい恋愛への一歩を踏み出したようだ。
2012年07月27日人気俳優のジョセフ・ゴードン=レヴィットの監督デビュー作が着々と進行している。ジョセフの監督デビュー作となる『Don Jon’s Addiction』(原題)に今回、チャニング・テイタム&ジョナ・ヒル主演の『21 Jump Street』(原題)にも参加しているブリー・ラーソンが出演することになった。本作は、ジョセフ演じる現代版ドン・ファンが、未亡人になったばかりのジュリアン・ムーア扮する年上女性に出会ったことで、「自己中で最悪な男」から抜け出そうと奔走するドラマだ。ジョセフが主演、脚本、監督の3役を務める同作には、このほかスカーレット・ヨハンソン、ロブ・ブラウン、トニー・ダンザらが共演予定で、ニコラス・シャルティエのボルテージ・ピクチャーズが出資し、『ハングリー・ラビット』のラム・バーグマンが製作を務める。また今回出演が決まったブリーも、ピーター・ボグダノヴィッチ監督作『Squirrel to the Nuts』(原題)のほか、『Relanxious』(原題)、『The Spectacular Now』(原題)など新作コメディー作品への出演を多く控えており、チャニング・テイタム&ジョナ・ヒル主演の『21 Jump Street』(原題)の続編にも出演予定だ。そんなジョセフは、最新作出演作『ダークナイト ライジング』(7月28日公開)のPRのため7月25日(水)に来日、東京国際フォーラムで開催されるジャパン・プレミアに出席する予定だ。■関連作品:ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2012年07月10日