漫画『ハイキュー!! 』は古舘春一による"熱血青春バレーボール物語"。現在週刊少年ジャンプ(集英社)にて連載中で、既刊18巻の単行本は累計1,600万部を突破し、アニメは2期が放映中だ。高校バレーボール部を舞台に、身長が162.8cmと小柄ながらバレーボールに魅せられた主人公・日向翔陽が、中学生時代に日向が試合で惨敗した天才プレーヤー・影山飛雄と再会し、チームメイトとなって全国を目指す物語。高校生たちの、逆境や困難に負けずひたむきにバレーボールに打ち込む姿、チームメイトとの切磋琢磨、ライバル校との戦いを通して成長する姿などが描かれている。11月には須賀健太主演(日向翔陽役)の演劇も上演開始され、東京、大阪、そして物語の舞台である宮城での公演が順に行われている。さらに最終公演は全国89館でリアルタイムでのライブビューイング(映画館での上映)が予定されており、今最も波に乗っているコンテンツのひとつだ。今回、同作品の男性キャラクターで「最もカッコイイ・恋人にしたい人」をマイナビニュース会員の男女300名にアンケートした。Q.漫画・アニメ『ハイキュー!! 』の男性キャラクターの中で最もカッコイイ・恋人にしたいと思うのは誰ですか?1位 日向翔陽 37.3%2位 影山飛雄 11.0%3位 月島蛍 7.0%4位 菅原孝支 3.3%5位 澤村大地 3.0%Q.なぜその人物を選びましたか? また、その人物のどういうところがカッコイイ・恋人にしたいと思いますか? また、好きな台詞やシーンなどがありましたら教えてください。■日向翔陽・「小柄な体で頑張る姿がいい」(男性/35歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「背の低さをカバーするさまざまなスパイクなどの技が新鮮でカッコイイ。バレーは自分もやっていたが背は高くなかったので、ものすごく親しみがわいた」(男性/50歳以上/電機/技術職)・「ポジティブで真摯なところ」(男性/48歳/アパレル・繊維/事務系専門職)・「自分より身長も低く、さらにバレーには向かない手をしていて、それでも運動神経の良さを武器に一生懸命バレーを続けているところ」(男性/50歳以上/その他/その他)・「主人公だし、みんな彼についてきそう」(男性/28歳/情報・IT/技術職)・「人がいい、性格がいい」(男性/30歳/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)・「頑張るところ」(男性/24歳/その他/その他)・「小さいけどそれに勝るところをたくさん持っているから」(女性/33歳/その他/クリエイティブ職)・「優しいから」(女性/36歳/医療・福祉/専門職)・「笑顔がかわいいから」(女性/24歳/医薬品・化粧品/営業職)・「何にでも一生懸命なところ」(女性/25歳/その他/その他)・「何より明るくて、どんな人にも優しいと思うからです」(女性/23歳/小売店/販売職・サービス系)・「素直でまっすぐだから」(女性/35歳/商社・卸/事務系専門職)■影山飛雄・「天才であり、努力もしている姿にひかれるため」(男性/28歳/金融・証券/専門職)・「冷静だが熱い心を持っているところ」(男性/50歳以上/建設・土木/技術職)・「バレーに対してのストイックさがカッコイイから」(男性/26歳/農林・水産/技術職)・「クールなところ」(男性/31歳/運輸・倉庫/技術職)・「ちょっと俺さまで、天才肌なところにひかれるから」(女性/27歳/金融・証券/事務系専門職)・「髪型、キャラクターが好き。ストイックなところもいい」(女性/29歳/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)・「悩みがかわいい。好み」(女性/43歳/学校・教育関連/事務系専門職)■月島蛍・「皮肉屋なところがすてき」(男性/36歳/小売店/販売職・サービス系)・「クールでカッコイイけれど、どこか憎めないところもあるから」(男性/33歳/学校・教育関連/専門職)・「スカしているが、実は兄の影響で誰よりもバレーに対して熱い心を持っているのではないかと思う」(男性/30歳/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)・「実はいい人だから。大事にしてくれそう」(女性/29歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)・「ちょっとひねくれてるところがいい」(女性/49歳/その他/その他)・「長身でインテリなところ」(女性/24歳/金融・証券/営業職)・「ミステリアスなところ」(女性/29歳/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)■菅原孝支・「努力の人ってところがカッコイイ」(男性/28歳/その他/その他)・「後輩に抜かれてレギュラー落ちしても、腐らないところがいい」(男性/27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「優しさとものの考え方がいい。顔もカッコイイから」(女性/30歳/食品・飲料/技術職)・「さわやかで笑顔がかわいいので好き」(女性/27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「優しい雰囲気が好き」(女性/27歳/小売店/販売職・サービス系)・「穏やかな感じが良い! 」(女性/33歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)■澤村大地・「キャプテンシーがあり、チームメイトに活を入れる姿がカッコイイから。『勝とうとしなきゃ勝てないよ』」(男性/43歳/機械・精密機器/技術職)・「温厚ながら芯がしっかりしていて頼れるところがカッコイイ」(男性/33歳/機械・精密機器/技術職)・「絶対的な安心感!! 頼れる兄貴分……というかお父さん!! (笑)。甘やかされたーい!! すべてのシーンが胸キュンです」(女性/27歳/商社・卸/事務系専門職)・「頼りになるから」(女性/23歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「包容力があるから」(女性/30歳/その他/その他)■総評漫画『ハイキュー!! 』の中でカッコイイ・付き合いたいと思う男性キャラクター、トップは主人公の日向翔陽だった。その支持率は37.3%。さすが主役というところだろうか。日向を挙げた人の男女比は6対4程度で、男性のほうが多かった。回答を見ると男性からは、"バレー選手としては小さい"というハンディがあっても頑張る姿に共感する声が多かった。「体格の小ささにめげず、運動神経とトリッキーな技で戦っていくところがカッコイイ」とのこと。女性からは明るくまっすぐでポジティブな性格が好まれているようだ。2位は影山飛雄で11.0%。日向とのコンビで「変人速攻」を決める天才セッターも人気が高い。影山を選んだ理由で最も多かったのが、「クールでストイックな性格に魅力を感じる」というコメント。男女比はほぼ半々だが、男女共にこのような意見が見られた。中には、「天才なのに努力し続けているのがいい」「俺さまな性格がかわいい」という人もいた。皮肉屋といわれる月島蛍は3位。普段クールなのに、ところどころで優しさをのぞかせる性格が男女共に好まれているようだ。また、女性の中には高身長やスタイルの良さを推す声も多く見られた。抜けているのはこの3人で以下、菅原孝支、澤村大地と続くが3%前後の支持だった。菅原孝支と澤村大地は女性に人気が高かった。菅原は優しさや穏やかな性格、また表から裏からチームを支える様子が、澤村はキャプテンとしての統率力や頼もしさ、安心感が女性の心をとらえているようだ。※画像は本文と関係ありません調査時期:2015年10月27日~2015年11月6日調査対象:マイナビニュース会員調査数:300名調査方法:インターネットログイン式アンケート
2015年11月29日2015年10月よりTOKYO MXほかにて放送開始となったTVアニメ『スタミュ』。今回は、第3幕のあらすじと先行場面カットを紹介しよう。○TVアニメ『スタミュ』、第3幕のあらすじと場面カット■第3幕 あらすじ初稽古を経て、チームメイトとの実力の差を思い知った星谷は、那雪のサポートを受けながら自主練に励む日々。しかし、なかなか稽古のペースについていけず……。そんな星谷に、ついに梨園の貴公子・天花寺の怒声が飛ぶ!「チームが生き残るために、チームから外れろ」そう迫られ、星谷は――? そして、怒れる天花寺の妖しい秘密とは――?Q!(脚本:坂井史世、絵コンテ・演出:平田豊、作画監督:堤谷典子)TVアニメ『スタミュ』はTOKYO MXほかにて放送中。放送時間などの詳細はアニメ公式サイトをチェックしてほしい。(C)ひなた凛/スタミュ製作委員会
2015年10月19日魅惑誘惑幻惑の学園異能ファンタジー『無彩限のファントム・ワールド』(KAエスマ文庫)のアニメ化が決定! 2016年1月より、ABC朝日放送、TOKYO MX、テレビ愛知、BS11にて放送開始予定となっている。アニメーション制作は京都アニメーションが担当。『ファントム』――それは幽霊・妖怪・UMAなど、人々がそれまで"幻"だと思い続けてきた存在。そのファントムに対抗するため学園に設置された『脳機能エラー対策室』。そこに所属する一条晴彦は、先輩の川神舞と共にファントム退治に日々悪戦苦闘していた。そんな彼らの元に、今日もまた依頼が飛び込んでくる――。TVアニメ化にあたり、監督は石原立也氏、シリーズ構成は志茂文彦氏、キャラクターデザインは池田和美氏、アニメーション制作は京都アニメーションがそれぞれ担当。注目のキャスト陣は、一条晴彦役を下野紘、川神舞役を上坂すみれが演じるほか、早見沙織、内田真礼、田所あずさ、久野美咲、井上喜久子らの名前が明らかにされている。○『無彩限のファントム・ワールド』登場キャラクター■一条晴彦 (いちじょう はるひこ) cv. 下野紘ホセア学院高等部1年A組。15歳。膨大な量の本を読破しており、豊富な知識で様々な難題を乗り越えるたくましい一面がある一方、使えないムダ知識を熱弁することもあり、周囲には『残念知識』と呼ばれている。絵を描くことが趣味で、常にカバンの中にスケッチブックを隠し持っている。ファントムを絵に描いて封印したり、逆に絵に描いたファントムを召喚したりして戦う。いつも持っているカバンはいなくなった母からの贈り物。■川神 舞 (かわかみ まい) cv. 上坂すみれホセア学院高等部2年A組。16歳。ブロンド髪のクォーターでひたすらに胸が大きい、活発ポニーテール美少女。両目の下にあるほくろがチャーミング。考えるより先に身体が動く攻撃的なタイプ。その性格もあってか誰もチームを組んでくれず、チームメイトは晴彦だけ。父に習った中国拳法を初めとし、格闘技全般と『五行の氣』を組み合わせた特殊武術でファントムと戦う。スカートだろうが気にしない。■和泉玲奈 (いずみ れいな) cv. 早見沙織ホセア学院高等部1年B組。15歳。4月からホセア学院に来た編入生。長く艶やかな黒髪をなびかせ、常に敬語口調で話す良家のお嬢様。お嬢様らしく所作が美しく、合気道も嗜んでいる。異性に不慣れであり、時より晴彦を合気道でねじ伏せてしまう。食べる事が大好きで、ファントムですら吸い込み食べてしまう、通称『ファントム・イーター』。ただし食べたくないものは食べたくない。■水無瀬 小糸 (みなせ こいと) cv. 内田真礼ホセア学院高等部1年C組。16歳。赤い髪とヘッドフォンがトレードマークの、クールビューティー。晴彦たちの所属する『脳機能エラー対策室』の一員ではなく、その高い能力を買われ一人ファントム退治をする、孤高の戦士。音楽が趣味で、その美しい『歌声』から発現する鎖で相手を縛り、炎で燃やし尽くす。ファントムは封印するものではなく、〝処分〟するものと考えている。可愛い星のヘアピンは、彼女の趣味。■ルル cv. 田所あずさ手のひらサイズの妖精ファントム。いつも晴彦と一緒にいる、お茶目でお気楽でお馬鹿なファントム。悪さをするわけではないので、退治されずに済んでいる。自由気ままにテンションで生きているため、晴彦たちに問題が起こる度に面白がって首を突っ込んでくる。面白ければそれでいい。小さくても、身体つきは大人。■熊枕 久瑠美 (くままくら くるみ) cv. 久野美咲ホセア学院初等部4年2組。10歳。触覚のように伸びるツインテールが異彩を放つ、内気で弱気な小学生。常にクマのぬいぐるみ・アルブレヒトを連れていて、度々アルブレヒトに話しかける。とにかくクマが大好き。クマであれば何でもいい。アルブレヒトに命令を下すことで動かし戦う『ドールマスター』。あとは見てるだけ。■諸橋翔介 (もろはし しょうすけ)ホセア学院高等部1年A組。15歳。ヘアバンドで髪を上げている、快活で気持ちのいい少年。晴彦のクラスメイトであり、『脳機能エラー対策室』の一員でもある特異能力者。『火球』を操りファントムを焦がし戦う。彼自身は恋に焦がれている。■姫野アリス (ひめのありす) cv. 井上喜久子ホセア学院高等部、国語教師。26歳。『脳機能エラー対策室』の顧問でもあり、和服の上から白衣を羽織る眼鏡美人。穏やかな性格をしており生徒たちにも人気が高いが、実はドライブテクニックが非常に荒かったりする。舞にも負けないナイスバディー……らしい。あと耳ざとい。TVアニメ『無彩限のファントム・ワールド』は、2016年1月より、ABC朝日放送、TOKYO MX、テレビ愛知、BS11にて放送開始予定。すでに公式サイトもオープンしているので、あわせてチェックしておきたい。■TVアニメ『無彩限のファントム・ワールド』おもなスタッフ原作 / 秦野宗一郎(KAエスマ文庫/京都アニメーション)◇原作イラスト / しらび◇監督 / 石原立也◇シリーズ構成 / 志茂文彦◇キャラクターデザイン / 池田和美◇総作画監督 / 池田和美◇美術監督 / 渡邊美希子◇色彩設計 / 宮田佳奈◇小物設定 / 唐田 洋◇ファントムデザイン / 澤 真平◇撮影監督 / 中上竜太◇音響監督 / 鶴岡陽太◇音楽 / EFFY◇アニメーション制作 / 京都アニメーション■TVアニメ『無彩限のファントム・ワールド』おもなキャスト一条晴彦 / 下野紘◇川神 舞 / 上坂すみれ◇和泉玲奈 / 早見沙織◇水無瀬 小糸 / 内田真礼◇ルル / 田所あずさ◇熊枕 久瑠美 / 久野美咲◇姫野アリス /井上喜久子(C)秦野宗一郎・京都アニメーション/無彩限のファントム・ワールド製作委員会
2015年10月16日2015年10月5日(月)よりTOKYO MXほかにて放送開始となったTVアニメ『スタミュ』。今回は、第2幕のあらすじと先行場面カットを紹介しよう。○TVアニメ『スタミュ』、第2幕のあらすじと場面カット■第2幕 あらすじ華桜会の異端児・鳳が率いる『team鳳』のメンバーとして、ミュージカル学科の候補生に残ることができた星谷。しかし、チームメイトの那雪・天花寺・月皇・空閑は、実力は申し分ないものの、みんな何かしらの問題を抱えていて……。ぎくしゃくとした空気のなか、鳳による、一風変わった稽古が開始される。「さあ、ボーイズ。遊びの時間だ!」(脚本:渡邊大輔、絵コンテ・演出:松澤建一、作画監督:佐々木睦美))TVアニメ『スタミュ』はTOKYO MXほかにて放送中。放送時間などの詳細はアニメ公式サイトをチェックしてほしい。(C)ひなた凛/スタミュ製作委員会
2015年10月12日10月5日・都内にて、10月9日(金)に開幕する『NBL 2015-2016シーズン』の開幕記者会見が行われた。日本代表のメンバーに名を連ねる、橋本竜馬(アイシンシーホース三河)、松井啓十郎(トヨタ自動車アルバルク東京)、古川孝敏(リンク栃木ブレックス)らが出席。今シーズンの意気込みを語った。NBL 2015-2016 チケット情報全12チームで行われる今年のレギュラーシーズンは、これまでの2カンファレンス制を廃止し、全チーム5回戦総当たり戦で行う。その中から、上位8チームがプレーオフに出場する。昨季王者・アイシン三河は、開幕戦で千葉ジェッツの本拠地へ乗り込む。アイシン三河・橋本は「去年チャンピオンになれたが、今年もチャレンジャーの気持ちで一からやっていきたい。チーム一丸となって気を引き締めて頑張りたい」と謙虚な姿勢を見せた。対する千葉・小野龍猛は「今年はヘッドコーチも変わり、チームメイトも変わった。良いチームになるんじゃないかと思います。アイシン三河が初戦なので、良いゲームをしたい」と語った。『天皇杯』覇者の日立サンロッカーズ東京・広瀬健太は「昨シーズンは、(プレーオフ)セミファイナルで敗れたので、その悔しさをチーム・選手と共有して、開幕からスタートダッシュできるようにやっていきたい」と気を吐いた。日立東京と初戦で対峙する東芝ブレイブサンダース神奈川・篠山竜青は、「日立東京は、昨シーズン『天皇杯』で優勝しているチャンピオンチームですし、挑戦者として全力でぶつかっていきたい」と闘志を燃やした。また、『NBL 2015-2016 ALL-STAR』の開催も発表された。今シーズンのオールスターは2016年1月17日(日)・川崎市とどろきアリーナにて行われる。NBLオールスターゲームはもちろん、高校選抜オールスターゲーム、NBDLオールスター×大学選抜オールスターの対戦、子ども向けのバスケットボール教室など、各世代が楽しめる内容となる予定だ。10月9日(金)・日立サンロッカーズ東京×東芝ブレイブサンダース神奈川・大田区総合体育館を皮切りに、『NBL2015-2016シーズン』がいよいよ開幕する。チケット発売中。
2015年10月06日イギリスで開催中のラグビーのワールドカップ。今までW杯で1勝しかしていない日本代表が、9月19日(日本時間20日深夜)、過去2度の優勝を誇り、今大会も優勝候補の南アフリカに勝ちました!ネット上では「桐谷美玲がレスリングで吉田沙保里に勝つようなこと」などと喩えられ、イギリスのニュースでも「史上最大の番狂わせ」と報じられた歴史的な勝利。その裏でここ数年、ラグビー好きの女子“ラグ女”が増えているってご存知ですか?そしてこの“ラグ女”、実はかなりのモテ力を発揮するツワモノなのだとか。◆“ラグ女”のモテ力の秘密は?“ラグ女”がなぜモテるのか。その秘密は、男性に無理なく「コイツわかってるな」感をアピールできる点にあります。サッカーや野球に比べ、よりマニアックで、グッと「男の世界」のイメージが強いラグビー。そんなラグビーに興味を持つ女性は「他の子よりも意識が高く、男ゴコロをわかってくれそう」と思わせることができるのです。“ラグ女”の切り札は、一般の女性が知らないラグビーの知識やルールをネタにして、男性のハートのふか~い部分を突く“ほめトーク”を繰り出せるところ!彼女たちは、男性が密かに認めてほしいと思っている部分や、彼ら自身も気づいていない一面を、あるときは女子マネのように優しく、またあるときはハードなタックルを浴びせる日本代表のように刺激する術を持っているってわけ。ラグビー人気が沸騰している今、この“ラグ女”のテクニックを使わない手はありません。◆ラグ女流・男のほめワザ1ボールを後ろの人に渡しながら、前に進む!ラグビーの一番の特徴は、ボールを前に投げてはいけないこと。ボールを前へ前へと進めて相手ゴールをめざしつつも、前に投げるのはNGという不思議なスポーツなのです。だからボールを持った選手は、敵チームの陣地めがけて突進し、相手に捕まりそうになったら、後ろにいるチームメイトにボールをパス。もしくは、敢えて敵チームの選手にぶつかっていき、相手を自分に引きつけておいて後ろの味方にボールを渡します。また、味方がボールを持って敵チームの陣地に突進しているときは、次にボールを受け取ることができるよう、後ろをサポートして走ります。【おすすめのほめ方】この基礎知識を活かし、日々、上司やクライアントからのプレッシャーと戦いながら仲間と仕事をしているカレをこんなふうにほめてみましょう。「次々にボールを渡しながら相手陣地をめざしていくって、〇〇くんが今取り組んでる仕事に似てるね。チームワークを大事にしつつ、自分のやるべきことをやって、次のメンバーに仕事を託していくってカッコいい!」◆ラグ女流・男のほめワザ2ボールを持った人が先頭を走る[その1]で説明した「ボールを後ろの人に渡しながら、前に進む!」と同じ意味なのですが、これはつまり、ボールを持った人が常に最前線、敵にイチバン近い場所にいることを意味します。ラグビーはよく「紳士のスポーツ」と言われます。理由は諸説ありますが、防具をつけず生身で激しくぶつかり合うので、フェアに戦うことが大前提。「紳士としての精神を持っていること」が必要なんですね。また、中世ヨーロッパでは戦争のとき、身分の高い騎士が先頭に立って敵陣に切り込んで行きました(映画でも、王様が先陣を切って突進していくシーンが描かれていたりしますね)。ラグビーも、ボールを持った人=イチバン重要な選手が、真っ先に敵陣に突進していきます。その姿が騎士、後の紳士の振る舞いを象徴しているというわけです。【おすすめのほめ方】いろいろなことに積極的に取り組んでいるカレの姿勢をラグビーのスピリットと重ね合わせて、こんなふうにほめてみましょう。「ラグビーってボールを持った人がイチバン前に出て相手チームに向かっていくんだよね。いつも責任を持って難しい仕事にチャレンジしてる〇〇くんって、ボールを持った選手みたい」◆ラグ女流・男のほめワザ3キックが重要!3つめは詳しく説明するとややこしくなるので、思いきって簡単に言います。ラグビーはパスや相手にぶつかりながらボールを前に進めていきますが、実は「キックが重要!」なのです。今回のワールドカップでも、南アフリカ戦で大活躍したイケメンラガーマン・五郎丸選手のキックが注目を集めています。主に相手が反則した時に、ペナルティキックの権利が与えられ、ゴールを狙ったり、ボールを敵陣深くまで蹴り込んだりして次の攻撃を始めることができます。このペナルティキックをする役目は、各チームでほぼ特定の選手に決まっています。ラグビー日本代表チームの場合は、前述の五郎丸選手です。力強く正確なキック力を武器に、学生時代から活躍しています。【おすすめのほめ方】ラグ女直伝の男のほめワザ、3つめはこれです。「ペナルティキックを蹴る選手って決まってるんだよね。大勢が見つめる中で1人でキックするって、すごいプレッシャーだと思う。でもそのプレッシャーに負けないでいるから、今の〇〇くんがあるんだよね!」いかがですか?彼氏や気になる男性とのトークに使ってみてはいかがでしょうか。いきなり試すのは難しそう…?その場合、ラグビー好きは実はちょっと年配の人に多いので、上司に試してみるのもオススメ。ただし、効き目がありすぎて、妙な気を持たれないようご注意を!ちなみに、今日の夜、地上波でサモア戦の生中継が放送される予定です。とりあえずそちらを見て、予習しておくのもいいかもしれませんね。(文=マサル)あの人が恋人に求めること【無料占い】
2015年10月03日Wargaming.netブースでは、World of Tanks推奨PCを販売するメーカー3社によるトーナメントマッチを開催された。各チームがメーカーの「中の人」に加え、プロゲーマーや実況プレイヤー、アイドルなどがメンバーに起用。白熱の戦いを繰り広げ、多数の観客でにぎわっていた。トーナメントに参加したのは、「ユニットコム」「マウスコンピューター」「サードウェーブデジノス」の3社。いずれもバラエティーに富んだ助っ人をチームメイトに加えた。メンバーは以下の通り。(カッコ書きが入っているものは助っ人)試合形式は3チームの総当たり戦で、勝利条件は一勝先取制(敵全車両撃破か敵陣地奪取)。試合時間は最長10分で、使用車両はTier 8以下かつ軽戦車、中戦車、重戦車、駆逐戦車、自走砲で、プレミアム砲弾は使用禁止となっている。マップは当日発表ということだったが、普段使われることが少ないチームバトル専用の「ゴーストタウン」が使用された。○1回戦:レベル インフィニティ vs G-Tune途中、カメラ代わりに使われていたオブザーバーに対して発砲するトラブルと(設定ミスで)バーズアイ視点による中継が行われなかった。試合は次第に"白兵戦"となるつつきあいに。最後は名取氏が操縦していたT49の榴弾砲が当たったことでレベル インフィニティが勝利した。負けたチームG-Tuneの総師範KSK氏によると「このマップだけ隠れるところが少なく、作戦が立てられなかった」と敗因を語っていた。そこで作戦として「全員で陣地まで突っ走ろう」と決めたものの「重戦車が待ち構えていて動けなかった」という。○第2戦:レベル インフィニティ vs ガレリア開始早々ガレリアチームのリーダーが操縦する自走砲が、レベルインフィニティの軽戦車見つかり撃破。「今回のルールは5対5で少ないので一両やられるだけでも結構プレッシャー」とのこと。しかしその後、レベルインフィニティのリーダー車が2対1の戦いを強いられ撃破され、残機が1対3に。レベルインフィニティは「Tier8だと装弾40秒」の自走砲のみとなり、ガレリアチームの勝利。○第3戦:G-Tune vs ガレリアG-Tuneチームが町の外、ガレリアが町中で構える形でスタート。序盤からガレリアが攻め込み、実況(名取氏)いわく「戦術がうまくて、どんだけ練習してきたんでしょうか?」という形となる。そのままガレリアチームが的確に敵を倒し、無傷で全車両を撃破。ということで、チームガレリアが2勝したことで、PCメーカー対抗World of Tanksトーナメントはサードウェーブデジノスのチーム ガレリアが栄冠を手に入れた。
2015年09月22日泥だらけになるラグビー、そんな土臭いイメージはもう古い!?敵陣へと果敢に体を張って乗り込む勇者たちを、9月18日から始まるワールドカップで要チェック!チームメイトとのじゃんけんに勝ってゲットしたというTシャツ姿で、凛々しくポーズを決める五郎丸歩選手。185cm、100kgたくましい体と甘いマスクは多くの女性に、ここぞとばかりに決めるキックの成功率の高さではラグビーファンに、いま最も注目を集めている、日本代表選手だ。「怪我で倒れたらやかんで水をかける!なんてことはひと昔前の話。ウェアも進化して、汗臭さも半減ですよ(笑)。ラグビーは技術も頭もフルに使うスポーツ。全身で表現し、15人が一つになった時に力を発揮できるのが醍醐味です。まあ軽い事故ともいえる人と人とのぶつかり合い、あの非日常的な光景は、ほかにはない面白さ。そこを楽しんで見てほしいですね」五郎丸選手の落ち着いた話しぶりは、緊迫するゲームの最中に見せる、キックの姿とも重なる。「外れる、外れないなど目に見えないものを恐れるより、今まで積み重ねてきた経験を信じて蹴るだけ。状況に振り回されない冷静さを、いつも大切にしています」そんなハンサムトークから一転、好物のトンカツに話が及ぶと、うれしそうな笑顔がこぼれた。「海外遠征前には絶対に食べます。あのサクサクッとした衣は、日本でしか味わえませんから(笑)」過酷な練習に耐えてきた仲間と共に挑むラグビーワールドカップ。「日本ラグビーの歴史を変えたいと、4年間それだけを目指してきた僕らの姿、見ていてください」◇ごろうまる・あゆむ1986年生まれ。3歳からラグビーを始める。日本代表メンバーでポジションはフルバック。ヤマハ発動機ジュビロに社員契約で所属。オフシーズンはデスクワークも。※『anan』2015年9月23日号より。写真・山本あゆみ構成、文・青野ゆう
2015年09月20日日本テレビ系にて放送中の「24時間テレビ」にて、メインパーソナリティを務める「Hey! Say!JUMP」の山田涼介を主演に、「V6」井ノ原快彦や「NEWS」増田貴久、若手俳優の間宮祥太朗、坂口健太郎らが出演したドラマスペシャル「母さん、俺は大丈夫」。この度、本作のブルーレイ&DVDが12月23日(水)よりリリースされることが決定した。原案は清水久美子・著の「サッカーボーイズ~明日への絆君のためならがんばれる~」(カンゼン刊)。病に侵されながらも、ピッチに戻れることを信じ、 壮絶な闘病生活を送った高校生とその家族の物語が描かれる。主演を務める山田さんが演じたのは、佐々木家の二男・諒平。とにかくサッカーが大好きで、やっと弱小サッカー部の副キャプテンに選ばれ県大会出場を目指し仲間たちと練習に励む日々の中、突然、急性脳腫瘍を発病。「病に勝つ」と弱音ひとつ吐かず、サッカーを再びやることを目指し、運命の中でベストを尽くした少年を熱演した。山田さんの家族役には豪華俳優陣がずらり。兄の哲平に、山田さんの事務所の先輩にあたる「NEWS」の増田さん。三男の世話に掛り切りで諒平の発病で初めて彼に向き合うこととなる母・萌子に安田成美。諒平と父子家庭のような生活を送った父・弘に赤井英和。そして、長く入院生活を送る三男・証平に、『くちびるに歌を』にも出演した下田翔大が配役。さらに、所属するサッカー部監督の永田に、「24時間テレビ」初の2世代パーソナリティーとして話題を集める「V6」から井ノ原さん。諒平の帰りを信じ地区予選で奇跡の勝利をあげたチームメイト役には、「学校のカイダン」間宮さんや『俺物語!!』坂口さんら若手注目株が集結。本ブルーレイ&DVDには、特典映像として本作のメイキング映像を収録予定。また、本ブルーレイ&DVDの売上の一部がチャリティーされることが決定している。続編制作が決まった『暗殺教室』や、生田斗真、浅野忠信らと共演する『グラスホッパー』など、近年映画作品へ多く出演し、俳優として今後ますますの活躍が期待される山田さんの、渾身の演技をぜひ本作でもチェックして。「母さん、俺は大丈夫」のブルーレイ&DVDは12月23日(水)よりリリース。(text:cinemacafe.net)
2015年08月23日photo by pinterest気が付いたら、すでに夏休み後半戦。バイトに明け暮れるだけの毎日になっていませんか?実はこんなに自由な時間が持てるのは人生の中でも貴重。若さと時間を無駄にしないためにも年上の女性たちが薦める「20代の夏」にしておきたいことを紹介します!■1.新しいスポーツに挑戦「まだ運動能力の限界を感じたことがないなら、今が新しいスポーツに挑戦するのに絶好のタイミングです。(体力のピークはほとんどのスポーツにおいて25~35歳と考えられています)とはいえ、数字のことは置いておいて、ワクワクして自信につながるような、新しい自分を見つけましょう。新しいスポーツを始めたら、今まで出会わなかったような人、チームメイトやトレイナー、ジムですれ違った人との出会いにも積極的になりましょう。」サーフィンやスキューバなど、夏は挑戦してみたいスポーツがたくさん。いずれにせよ始めるのは早い方が有利かもしれません。来年、と思わずにやりたいと思ったら素早く行動に移せると良いですね。また、新しいことを始めれば、新しい出会いが必ずあります。そしてスポーツが生み出す達成感が人とのつながりを強くし、かけがえのない出会いとなるかもしれません。■2.怖いことにあえて挑戦「基本、いくつになっても毎日何かしら恐れることに挑戦すべきです。苦手な電話をかけることや、アドレナリンが身体中を駆け巡ってしまうようなことなど、苦手を克服することはいつでも良い学びになります。しかし30代になると、体力的に、もっと保守的になり恐怖の度合いも大きくなります。例えば25歳の時に怖いものがスカイダイビングだったら、それを是非やるべきです。なぜなら、あなたは出来るはずだし、やればもっと強くなれます。年を重ねると柔軟でなくなり、ちょっとした冒険にも二の足を踏んでしまいます。しかし、若い時に思い切ってやった経験があれば強いです。」大人になり、お金や地位など確かなものを得ていくにつれ、失うことの怖さに邪魔されて身動きが取れなくなってしまうこともあります。経験値が上がるのはもちろん素晴らしいことですが、臆病になってしまうのは悲しいですよね。だからこそ、若くて心が真っ白なうちに、苦手なことにあえて挑戦してうんと強くなれたら、無敵の30代を迎えることが出来ます。■3.ひとり旅に挑戦「ひとり旅は、はじめひるんでしまうかもしれませんが、実は一番開放的になれる経験です。相手に気にせずなんでもやりたいことをやりたいときに出来るのです。独りでしか出来ないことに挑戦出来ます。たくさんの素晴らしい出会いがあります。そしてかけがえのない自信を得ることができます。」チケットを取って、宿泊先を手配して、1日のスケジュールを立てて、行き先の詳細を調べて。頼る人はいないけれど、誰に気を使うことなく、すべて自分の好きなようにアレンジできるひとり旅は、究極の自分開放法。旅の終わりには自立した自分に大きな自信を感じることが出来そうです。また、ひとり旅の方が出会いも生まれやすいでしょう。いつものメンバー、そして普段の行動範囲から離れて視野を広げることも旅の大きな収穫です。■さいごにまだ、自分が何者なのか試行錯誤している途中の20代。その分、何のしがらみがなく、たくさんの自由な時間も持てるいま、特別な夏を経験してひとつ成長した自分で秋を迎えられたら良いですね♪参照:(神田アナ/ライター)
2015年08月21日現在女子小学生を中心に人気を集めているTVアニメ『プリパラ』(テレビ東京系 毎週土曜10:00~)の新キャラクターとして、ぶっとびアイドルの黄木あじみが発表された。黄木あじみは、メガネがトレードマークの新アイドル。ところかまわず落書きをする、擬音まじりでしゃべりまくる、会話の端々にアート関係のダジャレが混じるなど、やることなす事ハチャメチャでとらえどころのないキャラクター。チャームはポップで、チャームカラーはブルー。『ハナヤマタ』関谷なる役で知られる上田麗奈が声優を担当する。なお、黄木あじみの登場と同時に、新しいブランド「CandyAlamode more」も追加され、アーケードゲームには、この秋からの登場するという。『プリパラ』は、主人公・真中らぁらが、チームメイトの南みれぃ、北条そふぃとともに"神アイドル"を目指していく日々を描いた作品。タカラトミーアーツのアーケードゲームから人気に火がつき、TVアニメや映画とさまざまなメディアで展開中。アニメでは、芹澤優、久保田未夢、山北早紀、澁谷梓希、若井友希、渡部優衣、牧野由依、佐藤あずさ、赤﨑千夏、鈴木千尋、寺島拓篤、高乃麗、伊藤かな恵と豪華声優陣が名を連ねている。(C)T-ARTS/syn Sophia/テレビ東京/PP2製作委員会
2015年07月17日6月29日に都内にて、『2015Jリーグ ヤマザキナビスコカップ』決勝トーナメントの抽選会が行われた。決勝トーナメント進出チームから、柴崎岳(鹿島アントラーズ)、関根貴大(浦和レッズ)、武富孝介(柏レイソル)、吉本一謙(FC東京)、指宿洋史(アルビレックス新潟)、川又堅碁(名古屋グランパス)、丹羽大輝(ガンバ大阪)、安田理大(ヴィッセル神戸)の8人がドローに参加。抽選の結果、準々決勝の組み合わせは次の通りに決定した。【ナビスコ杯準々決勝対戦カード】鹿島×FC東京(9月2日(水)・味の素スタジアム、9月6日(日)・県立カシマサッカースタジアム)、神戸×柏(9月2日(水)・日立柏サッカー場、9月6日(日)・ノエビアスタジアム神戸)、名古屋×G大阪(9月2日(水)・万博記念競技場、9月6日(日)・パロマ瑞穂スタジアム)、浦和×新潟(9月2日(水)・デンカビックスワンスタジアム、9月6日(日)・埼玉スタジアム2002)2011・2012年と連覇を果たした鹿島・柴崎は「1試合1試合しっかりと準備をしていい対戦が出来れば結果はついてくる」とコメント。対するFC東京・吉本は「(鹿島とは)相性が悪い」と話しながらも「(2009年の優勝時には)ユースに所属して応援していたので、自分でカップを掲げたい」と戴冠を見据えた。また、前柏監督で今季は神戸を率いるネルシーニョ監督や、FW・レアンドロの移籍報道など因縁浅からぬ対決となった神戸×柏は、ドローに参加した安田(神戸)、武富(柏)共に、チームメイトやスタッフから「引き当ててこい」と言われたと話した。連覇を狙うG大阪の生え抜き・丹羽は「最低でも連覇、最高でも連覇」と力を込めた。また、ハリルホジッチ監督率いる日本代表ではチームメイトでもある名古屋・川又は、「初優勝したいです」と意気込んだ。決勝の地となる埼玉スタジアム2002がホームの浦和・関根は「2試合あわせてしっかり勝つことが大事」とし、「埼スタで決勝を戦えるのはモチベーションが上がる。埼スタで最後に試合ができるように勝ち上がっていきたい」と闘志を燃やした。激突する新潟・指宿は「失うものは何もない。優勝を目指す」とキッパリ。決勝は10月31日(土)・埼玉スタジアム2002にて開催される。『ナビスコ杯』のチケット一般発売は、順次決定する予定なので要チェックを。
2015年06月29日●アニメの話ができる人が周りに少なくて…ゴールを決めるたびに、好きなフィギュアを一つプレゼント――。そんなユニークなスポンサー契約が、サッカーファンやアニメファンの間で話題になっている。フィギュアメーカーのコトブキヤと、東京ヴェルディのキャプテン・井林章選手が交わした、世にも珍しい「フィギュアパートナー契約」だ。ちなみに東京ヴェルディとの契約ではなく、井林選手との個人契約である。それにしても、ゴールを決めるたびに報酬がもらえるのはわかるとして、なぜそれがフィギュアなのか?ファンにはよく知られた話だが、実は井林選手、サッカー界きってのアニメ好きなのである。それも、キャラ付けとか、イメージ戦略とか、そういう"まがい物"ではない。正真正銘、ホンモノのアニオタなのだ。そんな井林選手の活躍の影響かどうかは定かではないが、最近ではサッカーとアニメによる異色のコラボ企画が次々に立ち上がり始めた。例えば、東京ヴェルディ、FC岐阜、水戸ホーリーホックの3チームがそれぞれアニメ作品とコラボして試合を行う「アニ×サカ!!」。従来のサッカーファンだけでなく、多くのアニメファンを動員し、コラボグッズの物販や声優イベントなども開催した。先日、行われた水戸ホーリーホックとの試合では、井林選手もゴールを挙げ、チームの勝利に貢献。同時にフィギュアパートナー契約から2体目となるフィギュア獲得の権利を得た。井林選手はいったい、どんな道を歩んでアニメ好きになったのか。「サッカーとアニメ」というテーマでインタビューを試みた。○きっかけは姉の影響で『コードギアス 反逆のルルーシュ』を見たこと――井林選手がアニメ好きとして知られるきっかけになったのは、サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』本紙の一言紹介欄に「アニメ『フォトカノ』の最終回に一言言いたい!」というコメントが載ったことだったと記憶しています。そうでしたね。あの時、記者の方と話していて、なぜかたまたまアニメの話になったんですよ。それで、当時やっていたアニメの話をしたら、それがそのまま記事になってしまったんです。――サッカーの話題から、"たまたま"アニメの話に……?う、うーん。どういう経緯だったのかな……もう覚えてないんですよね(笑)。――井林選手はいつからアニメを見るようになったのですか?広島が実家なんですが、テレビがリビングに一つしかなかったんです。そのテレビでは、いつも母と姉がアニメを見ていまして、僕も一緒に見ていました。――ご家族がアニメ好きだったんですね。特に姉がアニメ好きでしたね。アニメ好きというか、声優好きだったのかな。姉は『忍たま乱太郎』が好きで毎回見ていたのですが、毎回キャラを見て「◯◯さん!」って出てくる名前がぜんぶ声優さんなんです(笑)。当時は聞き流していましたが、今思うとすごいなと。――なるほど。お姉さんの影響が大きかったと。大きかったですね。あれが分岐点でした。今でも自分の軸になっていると思いますね。――アニメにハマるきっかけになった作品を覚えていますか?『コードギアス 反逆のルルーシュ』ですね。当時、高校生でした。最初は渋々見ていたんですよ。それしか見られなかったので。ところが、見ていくうちに、あれ?面白いぞ?と。そこからアニメに興味を持ち始めました。『コードギアス』はとにかく伏線が張り巡らされた綿密なストーリーが魅力なんです。キャラクター一人ひとりの性格も個性的で、駆け引きがあって面白い。ピリピリした状況が続くので、目が離せないんですよ。――大好きなことが伝わってきます(笑)。好きなことになるとテンションが上がってしまうんです。アニメの話ができる人が周りに少なくて、こういう機会をいただけると、どうしても喋っちゃう。「好きなことにはやたら突っ込んで話したがるよな」って周りからもよく言われます。逆に興味のないことは、まったく喋らないらしいです。何を喋ればいいかわからないので、とりあえず聞くだけで「ふーん」って相槌を打っています。自分が知っている話題になると、一気にスイッチが入ってしまうんですよね。●今期の注目作は『アルスラーン戦記』『血界戦線』『パンチライン』――ということは、今はテンションが上がっている状態?そうです。どんな話題が来るのかなってワクワクしています!(笑)――それではぜひ、大学以降のアニメライフについても教えてください。大学に入って、一人暮らしをするようになってから、アニメ好きがちょっと過激になってきます。大学に入ってから見ていた作品で印象深いのは、『コードギアス』の2期。それも面白くて、ずっと見ていました。あとは『喰霊-零-』と『Fate/Zero』が特に印象に残っていますね。『Fate/Zero』は今でも本当に大好きです。――大学時代、チームメイトにアニメ好きはいなかったんですか?いなかったですね。だから、好きな作品を薦める布教活動をサッカー部でやっていました。でもあまり好きになってくれなかった……という。――それはちょっと寂しいですね。友達はどっちかいうと、可愛い系のアニメに行ってしまったんですよね。『迷い猫オーバーラン!』とかそっちの萌系が好きになったみたいで。僕はどっちかいうと熱いアニメが好きなんですよ。もしかして僕はちょっとズレてるのかなって。――十分に布教活動が成功しているように思えます(笑)。えっ、そうなのかな。○コラボを通して、アニメファンにもサッカーの魅力を広めたい――ユニークなコラボ企画についてもお話を聞かせてください。フィギュアメーカーのコトブキヤさんと、フィギュアパートナー契約を結ばれていますよね。昨年、見事にフィギュアをゲットされ、今年も契約を更新されました。そうなんです。しかも応援していただいた方もフィギュアがもらえるということで、うれしいですよね。自分もどんな形であれ名前が挙がるのはうれしいです。ポジションがディフェンスということもあり、1点の重みが大きいなと思います。――ゴールへの意識に変化も?チーム中心でやっているので、勝利に貢献するという意味でも、セットプレーなどは大事にしています。でも、やはり「アニ×サカ!!」などの試合では、より強くゴールを意識しますね。自分が決めたら何か起きそうだなと思いますし、フィギュアがいただけるという意味で2倍の喜びがありますから。――その「アニ×サカ!!」についても聞かせてください。アニメとサッカーのコラボイベントとしてスタートし、東京ヴェルディは『甘城ブリリアントパーク』とコラボしました。3月21日の第3節では、井林選手も見事にゴールを決めています。勝利に貢献できたのはうれしかったですね。それに、「アニ×サカ!!」にはアニメが好きな方も来てくれました。自分はあまりSNSをやらないのですが、やっている選手から、そうした方から直接コメントも届いているようです。サッカーに興味を持ってくれる人が増えるのはうれしいことですね。――アニメ作品のゲームフラッグを掲げるファンもいますよね。そうなんです! ピッチからもよく見えるんですよ。漫画家の高田桂先生によく作っていただいています。『コードギアス』のゲーフラなんかはすぐわかります。前の方にあるし、色使いが普通のゲーフラとぜんぜん違うので(笑)。本当にうれしかったですね。――井林選手は「アニ×サカ!!」の企画にも関わっておられるのでしょうか。いえ、直接は関わっていないですね。当日、物販なども見せていただいたのですが、とても良かったと思います。以前にコラボしたアニメ『とある科学の超電磁砲』の美琴のユニフォームなんかは本当に欲しかった(笑)。――「アニ×サカ!!」に対するチームメイトの反応などはいかがでしたか?皆、試合に集中していたので、あまり気にしていなかったですね。「アニ×サカ!!」でかかるBGMは基本的にアニソンなんですけど、「この曲は何?」って僕に聞いてくることは多かったかな。○今期の注目作は『アルスラーン戦記』『血界戦線』『パンチライン』――井林選手に聞けばわかるというのは、皆さん、ご存知なんですね。井林選手はアニソン好きでもあると伺っています。アニソン、いいですよね。iPodに入れてある曲の7割くらいはアニソンです。全部がアニソンっていうのはまずいかなって思って、J-POPもぼちぼち入れてありますけど。アニソンが好きだから見ているアニメもあるんですよ。――といいますと?大学のときの話ですが、『けいおん!』は歌がマジで好きでした。アニメ自体は普段あまりハマらないタイプの作品だったんですが、歌が大好きで見ていましたね。やっぱり声優さんが良いからかなって思うんですよね。声優さんの声が好きなんです。●たまにアニメを敬遠する人がいますが、日本にいて何で? って思います――お姉さんの影響でしょうか。少なからず影響はあるかもしれません。声で惹かれるキャラクターもいますからね。――好きな声優さんは?釘宮理恵さんの声があまりにも好きすぎて、ちょっと病気かなって思うくらい。『銀魂』の神楽が特に好きですね。頭に残るじゃないですか。落ち着かない感じがいいんですよ――では、今期のアニメについてもお聞きします。注目の作品は?注目しているのは『アルスラーン戦記』。前に見ていた『キングダム』が好きだったのですが、雰囲気が少し似ている気がします。ぜひ、花を咲かせていただきたいですね。それから、『血界戦線』も安定していると思います。意外と『パンチライン』も嫌いじゃないです。他にもいろいろあって、絞り切れないですね。――かなりご覧になっていますね。見ることのできるアニメは全部見ますね。クールが終わる頃になると、来期は何があるのか調べて、全部予約しています。――それだけ多いと時間のやりくりも大変では?リアルタイムでは見られない作品が多いので、撮り溜めして、まとめて見ることが多いですね。練習から帰って、たしか今日はあのアニメがあったよなとか思いながら、とりあえず録画の一覧を見ます。オフの日はまだ見てない回を見たり、溜めたまま見ていない作品もあるので、それを消化したりしています。それでも溜まってしまうんですよね。見なきゃ見なきゃとは思っているんですけど。アニメ、多いですよね。全部見ている人っているんでしょうか?――いるかもしれませんが、サッカー選手にはいないのではないかと……。そうなんでしょうか……。――井林選手にとってアニメとはどんな存在なのでしょうか?サッカーの息抜き的なものですか?息抜きというわけではなく、日常の一部ですね。見ていて面白いから見ているだけなんです。もう習慣になっているんですよ。――習慣(笑)。今後、サッカーとアニメのコラボがますます盛り上がってくるのではないかと思いますが、井林選手としてやってみたいことなどはありますか?自分としては……あまりないんですよね。表に出るのが恥ずかしいので……。――例えばアニメから声優としてのオファーがくるかもしれませんよ。それ、ちょっと考えたことあるんですけど、まずいと思うんですよ。だって、アニメファンからしたら、お前誰だよってなるじゃないですか。それが怖いんですよ……。――声優以外が声優をやることについては批判も多いですもんね……。ただ、井林選手なら好意的に迎えられると思いますよ。では、サッカーとアニメ全体の関わりについて、今後の期待や展望などは?今はまだアニメとコラボしているチームは少ないので、色々な地方の色々なチームがどんどんアニメと絡んで、限定グッズなんかが増えてきたら、ファンもうれしいんじゃないかなと思います。地域の発展という意味でも良い取り組みだと思いますし、色々な地方の、普段関わらないような方に来てもらえるので、地域振興にもつながる。サッカーとアニメがコラボすることで、アニメファンにはサッカーの、サッカーファンにはアニメの魅力が伝わることを期待しています。――最後に井林選手の今後の目標を教えてください。目標というのとはちょっと違うかもしれませんが、アニメを見ることをやめたくはないですね。アニメ文化は世界的に見ても日本が突出していますし、ずっと好きでいたいと思います。たまにアニメを敬遠する人がいますが、日本にいて何で? って思います。イメージが良くないのかな。そういう人たちにも自分がアニメの魅力を広めていきたいですね。――サッカー選手としてはどうでしょうか。自分がステップアップしていくことが大事だし、今年はキャプテンとしてやらせていただいている以上、チームを上に引っ張っていきたいと思いますね。プロサッカー選手でありながら、忙しい毎日の合間を縫って、放送されているアニメのほとんどを見ているという井林選手。サッカーとアニメを結びつけ、盛り上げていくことができるとしたら、それができるのは井林選手をおいて他にはいないだろう。コトブキヤのフィギュアパートナー契約も今年で2年目。すでにゴールを挙げてフィギュア獲得が決定している井林選手のさらなる活躍に期待したい。■プロフィール井林章1990年9月5日生まれ 広島県出身。2009年、関西学院大学在籍時に第87回関西学生サッカーリーグ優勝、新人賞も獲得。2013年に関西学院大学を卒業し、同年に東京ヴェルディへ入団。2014年シーズンの背番号は3。東京ヴェルディのオフィシャルサイトでは、「プライベート編」のホームタウンに、甘城ブリリアントパークを挙げている。座右の銘は「友情こそ最高の戦術」。
2015年06月21日6月30日でTVアニメ第3期の最終回を迎える『黒子のバスケ』(MBS 毎週土曜26:58~、TOKYO MX 毎週火曜23:00~ほか)の声優キャストたちが、最後のアフレコ後に会見を行った。『黒子のバスケ』は、漫画誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)で2009年~2014年まで連載された藤巻忠俊氏の人気コミック(全30巻)。2012年4月~9月にTVアニメ第1期(全25話)、2013年10月~2014年3月にTVアニメ第2期(全25話)が放送され、女子からの圧倒的な人気を得て社会現象に。高校バスケットボールを舞台に描かれる本作は、「キセキの世代」と呼ばれた中学バスケットボール界の5人の天才たちを"影"となり支えていた主人公・黒子テツヤが、火神大我ら誠凛高校のメンバーとともに、強豪校やかつてのチームメイトたちと熱い闘いを繰り広げる姿を描いている。黒子を演じた小野賢章は、「ずっと続くと思っていた収録がついに終わってしまい、いまだに実感がありません」と力が抜けた様子。しかし、1期・2期と続いたアニメシリーズを振り返り「皆さんと最後まで戦えたことを本当に誇りに思います。この作品を通してさまざまなことを学び、成長できました」と感謝の気持ちを伝えた。黒子とともに日本一を目指す火神を演じた小野友樹が「チームメイトのみんなの声や、皆さんの応援が本当に力になっていました。いよいよ最後。ぜひ、僕たちの戦いを見届けてください。 そして一緒に、勝とうぜッ!!」と役柄同様に熱いコメントを寄せると、監督兼マネージャーの相田リコを演じた斎藤千和が、「最終話では友樹君がテストから全力出し過ぎてクラっと倒れちゃったくらい(笑)、魂が込められてました」と収録中のエピソードを披露した。日向順平役を演じた細谷佳正が、「空気や集中力がとても心地よく理想的」で「奇跡の空気感」と表現したように、収録現場はキャストそれぞれに愛着があるようで、赤司征十郎を演じた神谷浩史も、「本当にコート上にいるかのような緊張感に包まれたものすごいスタジオでした」と振り返った。木吉鉄平役の浜田賢二いわく「今まで応援してくださった皆さんをスッキリさせるラスト」になっているという最終回。黄瀬涼太を演じた木村良平が「終わってしまうのはさびしいですが、最終話まで無事にたどり着けたのは本当に素晴らしいこと」とコメントすると、伊月俊とテツヤ2号役の野島裕史は「作品としてはずっと残っていくものなので、僕の代表作のひとつとして、大切にしていこうと思います」と役への愛を語った。(C)藤巻忠俊/集英社・黒子のバスケ製作委員会
2015年06月17日8月28日に公開されるアニメーション映画『劇場版 弱虫ペダル』に登場する、主要キャラクターの設定画が公開された。本作は、累計発行部数1300万部超えを記録した、「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載中の漫画作品『弱虫ペダル』を原作に、原作者の渡辺航氏が映画のため新たにストーリーを書き下ろした完全新作。主人公・小野田坂道が所属する総北高校自転車競技部が優勝を果たしたインターハイ後、成績優秀チームが出場する「熊本 火の国やまなみレース」が舞台となる。打倒総北に燃える箱根学園、京都伏見、広島呉南といったライバルチーム、そして「炎のクライマー」吉本を擁する地元熊本台一など、全国の強豪チームが参戦し、現行のチーム総北にとって"最後のレース"が、熊本、阿蘇の山を舞台に繰り広げられる。今回公開されたのは、総北高校自転車競技部のレギュラーメンバーとサポートメンバー、そして、ライバル校・箱根学園レギュラーメンバーの総勢18名。それぞれ、劇中で見せる表情のカットに加え、ユニホームをまとった全身カットが明らかになっている。総北高校自転車競技部からは、往復90kmの秋葉原通いで身につけたペダリングが武器の"驚異の高回転クライマー"こと、主人公の小野田。そして、総北次世代のエースを目指す"覚醒した天才ルーキー"今泉俊輔、小柄ながら派手に目立つことを信条とするスプリンター"浪速のスピードマン"鳴子章吉、総北自転車競技部の頼れる主将を務め、離されても食らいつく粘り強い走りが魅力の"石道の蛇"金城真護、自己流のダンシング走法で全国屈指のクライマーまで上り詰めた"頂上の蜘蛛男"巻島裕介、熱い言葉と走りでチームメイトを鼓舞する"暴走の肉弾頭"田所迅、さらに手嶋純太、青八木一、杉元照文、寒咲通司、寒咲幹、橘綾ら、彼らの走りを支えるサポート陣も登場。また箱根学園からは、絶対的エース"すべてに討ち勝つ絶対王者"こと福富寿一をはじめ、"天性のクライマー"真波山岳、その圧倒的なヒルクライムから"山神"とも呼ばれる東堂尽八、爆発的なスピードを誇る"箱根の直線鬼"新開隼人、抜群のバイクコントロールとスピードでゴールを狙う"飢えた野獣"荒北靖友、鍛え上げた強靭な筋肉を持つ"全身スプリントマシーン"泉田塔一郎の姿を見ることができる。映画は、TVアニメシリーズで監督を務めた鍋島修氏が総監督を務め、2014年に放送されていたTVアニメ『鬼灯の冷徹』で副監督を務め、本作が初監督となる長沼範裕氏がメガホンをとる。脚本は、スタジオジブリの『猫の恩返し』などで知られ、アニメ版ではシリーズ構成を務めた吉田玲子氏が担当。キャストには、小野田役の山下大輝、巻島役の森久保祥太郎、東堂役の柿原徹也、橘役の潘めぐみ、新キャラクター吉本進役の宮野真守、待宮栄吉役の関智一らが参加している。(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/劇場版弱虫ペダル製作委員会
2015年06月17日公開初日を迎えたアニメーション映画『台風のノルダ』の初日舞台あいさつが5日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われ、俳優の野村周平、新井陽次郎監督、キャラクターデザイン・作画監督の石田祐康氏が登壇した。本作は、とある離島の中学校を舞台に、ナイーブで素直になれない少年・東シュウイチと、正義感が強く実直な西条ケンタの友情を描いた物語。ある悩みを抱えた東は、親友でチームメイトの西条に黙って野球部をやめてしまう。そのことで2人は気まずくなっていたが、文化祭前夜に島を襲う台風にのってきたという不思議な少女・ノルダが現れたことで、2人の関係に変化が起きていく。野村は本作で声優に初挑戦し、主人公の東を演じている。無事に初日を迎えることができた新井監督と石田氏は、2人が所属するスタジオコロリドにとって初めて大規模な体制での制作となっただけに、「感無量」と感激した様子。一方の野村は、初めての声優挑戦に「恥ずかしいです」とはにかみ、「声だけの出演は初めてで、初めてのドラマに出演しているような気持ちになりました。こんなにたくさんの人に、自分の"初めて"を見てもらうのは恥ずかしいです」と繰り返した。アフレコについて野村は、「普段は俳優をやっているので、声だけで演技しているつもりでも、体が動いてしまう。それで音を立ててNGを出してしまった」というエピソードを紹介。役作りでは、新井監督から「中学生の役だから、声を高くしてみよう」と提案があったが、野村は最初「自分は低い声なので大丈夫かな」と不安もあったという。しかし、スケジュールがなかなか合わず、収録に十分な時間がかけられなかったにも関わらず、中学生・東シュウイチを演じきった野村。新井監督も、「普段は俳優として演技をしているだけに、キャラクターに入り込むのがすごくうまい」と絶賛すると、野村は「恥ずかしいです」と再びはにかんでいた。主人公・東と同じように学生時代は野球をやっていたという野村だが「僕の青春は、この映画みたいに淡くはなかったなあ」と振り返り、「野球に関しても、東や西条みたいに『野球やろうぜ!』ってキラキラしてなくて、『野球でもするか』って感じでした」コメントし、会場を沸かせていた。初の劇場アニメとして、本作でメガホンをとった新井監督は、スタジオジブリ出身。『借りぐらしのアリエッテイ』、『コクリコ坂から』、『風立ちぬ』などにアニメーターとして参加した経験を持つ。また、キャラクターデザイン・作画監督を担当した石田氏は、ショートアニメ『フミコの告白』で第14会文化庁メディア芸術祭優秀賞をはじめ、数々の賞を受賞し、『台風のノルダ』と同時上映されている『陽なたのアオシグレ』では監督を務めている。さらに、劇中の音楽を手がけたのは、「ファイナルファンタジー」シリーズで知られる作曲家の浜渦正志氏。ほかにも声優として、若手俳優の金子大地、女優の清原果耶らが参加している。
2015年06月06日前節、首位・浦和レッズは3-1と優位に試合を進めたが、3連敗中の“鬼門”ユアテックススタジアム仙台でべカルタ仙台と勝点1を分け合った。暫定2位・FC東京は過去10試合で5分5敗と苦手とする鹿島アントラーズにハイプレスとセットプレーの対策を練られ、0-1と沈黙した。短期決戦となる『明治安田生命J1リーグ』1stステージでは、次のゲームが重要となる。他の星取勘定で1位&2位という暫定の立場も変わらない。5月16日(土)・埼玉スタジアム2002での浦和×FC東京は、今後のV戦線を占うひとつのターニングポイントになる。5月16日(土)浦和×FC東京 チケット情報浦和は攻撃面で明るい材料が出た。仙台戦は開幕戦以来となる3得点以上を挙げた。さらに5月5日の『ACL』で戦線復帰したFW・興梠慎三が復帰戦に続く2試合連続ゴールを決めた。しかも、後半10分に勝ち越しとなる2点目、後半36分に同点ゴールと複数得点を叩き込んだのだ。9試合で4失点とリーグ最少失点を誇った堅守が90分間で同じ失点を喫した理由も明白である。徹底してロングボールを放り込んできた仙台に対し、浦和DF陣はズルズルとラインを下げ、セカンドボールを奪われたのだった。FC東京も鹿島戦の敗戦の中にも光明が見えた。前半はシュート1本に封じ込められたが、ハーフタイムで2枚カードを切り、4-3-1-2から4-4-2にシステムを変更し、押し込むシーンが多々見られた。コーナーキックも後半だけで9本獲得し、左SB・太田宏介が放つ高精度のボールからあわやという局面を何度か見せた。試合後、フィッカデンティ監督が語った「チームはうまくいっているが、不運がありいい結果が転がり込まなかった」という言葉は、決して強がりではない。両軍のGKにも注目したい。『ブラジルW杯』で第2・3GKを務めた西川周作(浦和)と権田修一(FC東京)は、これまでチームの好調を支えてきた。西川は高い位置を保つ最終ラインの裏のスペースを、広い守備範囲でカバーするとともに、相手の決定機をスーパーセーブで防いできた。スーパーセーブなら権田も負けてはいない。チームメイトも失点を覚悟したピンチを封じるだけではなく、完全な読みと素早い反応でPKストップを成し遂げる。浦和とFC東京はガンバ大阪と同じくリーグ最少2位タイの8失点の数字を残す。最後尾の西川と権田が、ビッグセーブで堅守を支えていることは言うまでもない。浦和もFC東京も前線からのハイプレスで組織的な守備網を敷く。浦和は柏木陽介、FC東京は太田という絶対的なキッカーもいる。浦和は9人がスコアラーに名を連ねどこからでもゴールを奪える攻撃を見せれば、FC東京は得点ランキング2位タイの8ゴールを量産する武藤嘉紀の個の力が光る。『明治安田J1』第12節・浦和×FC東京の首位攻防戦は、どちらに凱歌が上がるのか? チケット発売中。
2015年05月13日ゴールデンウィークの予定はもう決まりましたか?旅行やショッピングも楽しいところですが、お家でゴロゴロしていたい!というアナタ。ゴロゴロしながら、海外ドラマを一気見しちゃうのはいかがでしょうか?さらにオススメなのは、ゴロゴロしながら“ドロドロ”すること!お休みの日にこそじっくりどっぷり楽しみたい、ドロドロ系海外ドラマをご紹介します。1本目は、この春に日本上陸したばかりの「DALLAS/スキャンダラス・シティ」。テキサス州ダラスに君臨するセレブファミリーが主人公の本作は、ドロドロの人間関係がとことん楽しめるシリーズ。石油ビジネスで財を成したユーイング一家が、お金や事業を巡って裏切り合ったり、ののしり合ったり、騙し合ったり…。ファミリー内で権力闘争を繰り広げるのはもちろん、ラブ問題ですったもんだするのも当たり前。ユーイング家の未来を担うイケメン御曹司2人を中心に、ドロドロに次ぐドロドロが繰り広げられていきます。2本目は、いまや「GOTHAM/ゴッサム」の主演スターとなったベンジャミン・マッケンジーの出世作「The OC」。西海岸オレンジ・カウンティの高級住宅街ニューポート・ビーチを舞台にした本作は、ティーンの日常を見つめた青春ストーリーでありながら、ドロドロした人生ドラマでもあります。警察に逮捕された不良少年が、担当弁護士の家に引き取られる冒頭からスタート。少年はリッチな世界に足を踏み入れることになりますが、リッチな世界もなかなかハードで、ドラッグあり、アルコールあり、暴力沙汰や犯罪あり、金銭トラブルあり、親子の確執あり…。もちろん、恋愛のああだこうだも当然のようにあり、爽やかな西海岸のロケーションとドロドロのギャップにハマります。3本目は、今度は東海岸から「ゴシップガール」。こちらは、ニューヨークの高級住宅街アッパー・イーストサイドが舞台となっています。主人公の完璧美女・セリーナをはじめ、登場人物はリッチなヤングセレブ揃い。パーティに、ブランド店でのショッピングに、ゴージャスなレストランでのディナーに…といった華やかな世界が広がっていますが、ニューヨークでもやはりセレブはドロドロ。女子同士のいがみ合いや駆け引きから男同士の虚勢の張り合いや嫉妬心のぶつけ合いまで、ドロドロしない日常など物足りないと言わんばかり。セックス、ドラッグ、マネーも絡み合い、サスペンスの様相すら呈してきます。そして4本目は、「One Tree Hill/ワン・トゥリー・ヒル」。こちらはノース・カロライナ州の小さな町トゥリー・ヒルが舞台です。主人公の男子2人が腹違いの兄弟という設定からして、すでに親世代のドロドロが感じられるもの。母親も育った環境も異なるルーカスとネイサンが高校のバスケットボール部でチームメイトとなり、火花を散らしていきます。そこに関わってくるのは、2人の間で揺れる美少女や友情、家族の問題。登場人物たちの成長を追う青春ドラマではありますが、長いシリーズの間にはまさかの殺人や誘拐、暴行などの事件も発生し、小さな町の日常もなかなか衝撃的なのだと教えてくれます。所変われば、ドロドロもいろいろ?全米各地のドロドロ系ドラマを制覇!なんてゴールデンウィークも、ちょっと楽しいかもしれませんよ。(text:Hikaru Watanabe)
2015年04月22日2015年シーズンのJ1が、いよいよ3月7日に開幕する。初めてJ1の舞台に立つ松本山雅FCの精神的支柱・DF田中隼磨は、永遠にその背中を追いかけ続ける故・松田直樹さんの魂を引き継ぎ、経験の少ない仲間に伝えながら、J1のピッチで体現していく決意を固めている。○初めてのJ1で求められる松田さんの意志パソコン内に収めてあるデータのなかには、消去するのが忍びないものが少なくない。4年前の夏。急性心筋梗塞に倒れ、34歳の若さで天国へ旅立った松田さんを生前にインタビューしたときの音声データもそのひとつだ。取材当時は横浜F・マリノスでプレーしていた松田さんは、自身のサッカー人生をこう振り返っていた。「相手にビビったり、相手に名前負けして試合に臨んだりしたことは一度もないですね。アトランタオリンピックでブラジル代表に勝ったときもそうでした。これは自分の誇りでもあるんです」。故人が貫き通した気概が、初体験のJ1に挑む松本山雅FCにも求められる。現時点の所属メンバーで、J1を経験している選手は数人しかいない。その一人である32歳の田中は、いまこそ松田さんの意志を実践すべきだと力を込める。「アトランタのブラジル戦は、僕もテレビで見ていました。もちろん経験は必要だけど、あの試合で見せていた姿勢や気持ちといったものがすごく大事なんです。J1が初めてという仲間が大勢いるけど、ひるむことなく、相手をリスペクトして戦えばJ1でも絶対に結果を出せる。名前負けするとか、そういうことを考えるレベルにはまだ到達していないチームなので」。○若手にあえて厳しい言葉を投げかける理由名古屋グランパスから契約を更新しないと告げられた2013年シーズンのオフ。J1で通算355試合に出場した田中のもとには複数のオファーが届いた。田中はあえてJ2の松本山雅FCを選んだ。生まれ育った長野県松本市に誕生したJクラブであることと、理由がもうひとつあった。マリノス時代にプロの生きざまを教えてくれた松田さんが「絶対にJ1へ導く」という壮大な志を抱き、移籍したクラブが当時JFLだった松本山雅FCだった。「僕自身、若いころはマリノスでマツ(松田)さんをはじめとする偉大な選手の背中を見ながら、いろいろなものを教わった。同じように山雅のチームメイトたちに、経験や厳しさを伝えていかないといけない」。松田さんは時に怒りを前面に押し出しながら、若手を忌憚(きたん)なく叱咤(しった)激励した。故人の役割を担うと決めた田中は、まだ道半ばと真剣な表情で打ち明ける。「本当に死に物狂いで戦わないとJ1では結果を残せない。その意味では、ぬるま湯につかっている選手がまだ多い。ただサッカーをしているだけの選手や、僕の気持ちが伝わらない選手はプロとしてまだ甘い。厳しい言い方になりますけど、そういうことに対して平気でいられるところが僕は許せないんです」。○背負った「3」番に秘められた覚悟と故人の魂田中自身も覚悟を決めて移籍した。松田さんが死去した後は空き番となっていた背番号「3」を、松田さんの家族の後押しもあって引き継いだ。「山雅の『3』は特別な背番号だし、マツさんの魂や気持ちを抱いて戦わなければ背負う資格はないとも思ってきた。『3』をつけることでいろいろな人の想いや願いを背負いましたけど、だからといってこの番号が重たいとは一度も思いませんでした」。昨年5月のジュビロ磐田戦で右ひざ半月板損傷の大けがを負った。痛みとチーム状態を鑑みた結果、首脳陣以外にはひた隠しにして試合に出場することを決めた。豊富な運動量で右サイドを支配し、正確なクロスと1対1における強さでチームけん引した。11月1日のアビスパ福岡戦で勝利し、悲願のJ1昇格を決めるまで全39試合に先発フル出場した。「天国の松田さんに笑われたくない」―。この一念が174cm、64kgの体を支えた。「昇格を決めた次の日から、今シーズンの開幕へ向けてリハビリを積んできました。開幕前の合宿でもフルメニューで練習してきたので問題ありません」。2月21日に日産スタジアムで行われたマリノスとのプレシーズンマッチ。0対0で迎えた試合終了間際に生まれた決勝点の起点となったのは、攻撃参加した田中が送ったクロスだった。○天国から見守る松田さんに認めてもらうためにこのオフにチーム得点王のFW船山貴之(現川崎フロンターレ)、堅守を支えた犬飼智也(現清水エスパルス)と多々良敦斗(現ベガルタ仙台)の両DFが抜けたが、戦い方は変わらない。マリノス戦のように土俵際で踏ん張り続けて、最後にうっちゃる。「走れない選手は使わない」と宣言し、猛練習を課してきた3年間でチームを屈指のハードワーク軍団に変貌させた反町康治監督は不敵に笑う。「外から見ると鈍臭く映るかもしれませんけど、我々はずっと真剣な思いとともにサッカーに取り組んできましたから」。指揮官の青写真をピッチ上で体現する役目も担う田中は、マリノス戦後にこう語っている。「この程度じゃマツさんは褒めてくれない。もっと、もっと熱いプレーをして認めてもらわないと」。誰よりもサッカーを愛し、究極の負けず嫌いを自任していた松田さん。パソコン内には、声を大にしてこう宣言している音声データが残っている。「サッカーが大好きというヤツには、絶対に負けたくないんですよ」。どちらがサッカーを好きなのか――。競い合う機会は永遠に訪れなくなったが、だからこそ田中は1分1秒を無駄にすることなく突っ走ると心に誓っている。「僕自身もサッカーに対する思いは強い。すべてをピッチの上で表現していきたい」。時の流れとともに、松田さんの薫陶(くんとう)を直接受けた松本山雅FCの選手は3人となった。それでも彼らと、そして田中を介して故人の魂は引き継がれる。2015年3月7日。豊田スタジアムで午後2時にキックオフを迎える古巣グランパス戦から、田中と松本山雅FCの新たな歴史が幕を開ける。写真と本文は関係ありません○筆者プロフィール: 藤江直人(ふじえ なおと)日本代表やJリーグなどのサッカーをメインとして、各種スポーツを鋭意取材中のフリーランスのノンフィクションライター。1964年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒。スポーツ新聞記者時代は日本リーグ時代からカバーしたサッカーをはじめ、バルセロナ、アトランタの両夏季五輪、米ニューヨーク駐在員としてMLBを中心とするアメリカスポーツを幅広く取材。スポーツ雑誌編集などを経て2007年に独立し、現在に至る。Twitterのアカウントは「@GammoGooGoo」。
2015年03月05日2月19日(木)、ぴあJリーグ観戦ガイド2015が発売になった。観戦も食事も観光も買い物もトコトン満喫する新定番の2015年版。第3弾となる今年は、アウェー旅のお供に最適なお手軽サイズにリニューアルした。さらにサッカー専門新聞ELGOLAZOの編集協力で内容も充実。詳しい内容は、以下の通り。【第1特集】全国各地に新発見の旅へ満喫! Jリーグ×旅行J1・J2・J3全52クラブを旅する指南書的な特集。各ホームタウンの観光スポットや名産、主要駅からスタジアムへの所要時間を明記。J2昇格を果たした金沢の観光スポット、温泉でゆったりするアウェー旅、旅のお供の駅弁などを紹介。【第2特集】J2・J3ホームタウン 全国うまいものめぐり各ホームタウンのマストな郷土料理やB級グルメなど、絶対に外せない逸品を特集。北海道のジンギスカンに岩手のじゃじゃ麺、岐阜の飛騨牛、愛媛の鍋焼きうどん、熊本の馬肉料理などをチェック。【J1・J2・J3クラブ徹底ガイド】展望……各クラブの担当ライターが、今季を展望します。イチオシ×おススメ(J1・J2のみ)……今季期待の選手や各クラブ自慢のグルメ、イベント企画などを紹介。監督・選手名鑑(J1・J2のみ)……所属スタッフ・選手のプロフィールを掲載。キーマンへの5つの質問(J1・J2のみ)……チームのキーマンに5つの質問(Q1.自分のストロングポイントは? Q2.チームのセールスポイントは? Q3イチオシのチームメイトは? Q4.サポーターへひと言 Q5.今季の目標は?)をぶつけます。その答えは?スタジアムMAP……席割図・アクセスMAP・チケット料金を紹介。名物スタジアムグルメ(J1のみ)……各スタジアムの人気メニューを3つ紹介。ホームタウン絶品グルメ(J1のみ)……郷土料理や地元で人気の店舗など3店舗紹介。立ち寄りスポット(J1のみ)……アミューズメント施設や神社仏閣、宿泊施設など外せない観光スポットを4件紹介。定番&最新みやげ(J1のみ)……定番ものから最新の人気の一品まで、みやげを4品紹介。2015明治安田生命J1リーグスケジュール2015JリーグヤマザキナビスコカップスケジュールAFCチャンピオンズリーグ2015スケジュール2015明治安田生命J2リーグスケジュール2015明治安田生命J3リーグスケジュール全国の書店、ネットショップ、BOOKぴあ(piabook.com/)にて本日発売。BOOKぴあ購入者にはオリジナルクリアファイルをプレゼント。ぴあJリーグ観戦ガイド2015を手に、いざスタジアムへ!
2015年02月19日2シーズンぶりにJ1へ挑む湘南ベルマーレ。オフの補強で注目を集めたのが、柏レイソルから加入したFW高山薫だ。ベルマーレがJ2へ降格した2013年オフに移籍してからわずか1年。前例のない復帰劇の主役となった26歳は原点に帰り、大暴れを狙っている。○青天の霹靂となった湘南からのオファー思わず自分の耳を疑った。「冗談を言われているのでは? 」と勘ぐりたくもなった。昨シーズンも残り数試合となった段階で、高山のもとへ届いた移籍のオファー。2013年シーズンまでプレーしたベルマーレから、再び声がかかった。文字通りの青天の霹靂(へきれき)だった。「次のシーズンも普通にレイソルでプレーすると思っていたし、実際に契約も残っていた。最初は『マジっすか』という感じでした。完全移籍でベルマーレを出ていったのに、もう一回誘ってもらえるなんて考えられないじゃないですか。しかも、たった1年で」。2013年シーズンをJ1で戦ったベルマーレは、16位に終わって残留することができなかった。J1の厚い壁の前に開幕から苦戦を強いられ続けた中で、高山は左MFのポジションで攻守両面において群を抜く存在感を発揮。レイソルを率いていたネルシーニョ監督(現ヴィッセル神戸監督)のメガネにかなった。○ベルマーレで成長したいという気持ち昨シーズンに記録的な独走劇でJ2を制したベルマーレは、早い段階からJ1の舞台を見据えて2015年のチーム編成を進めていた。3トップの左で活躍していた武富孝介が、期限付き移籍を終えてレイソルへ戻ることが確実視されていた。オフの移籍市場で誰を獲得すべきか。白羽の矢を立てられたのがFW出身の高山だった。形の上ではレイソルとの交換トレードとなる。しかし、ベルマーレの曺貴裁(チョウ・キジェ)監督は、チーム内の競争の激しいレイソルで32試合に出場した高山をあるときにはファンの立場で応援し、またあるときには親心をもって見守ってきた。そして、レイソルから断られることを覚悟の上で出したオファーが高山の心を打った。「プロになったときもレイソルに移籍したときも、不安のほうがめちゃ大きかった。ベルマーレへの思い入れは確かに強かったけど、それ以上に今回の話をもらったときに、自分の中で不安よりも『楽しみだ』『もう一回挑戦したい』『ベルマーレで成長したい』という気持ちが純粋に膨らんできたんです」。○古巣の快進撃に刺激を受けてきた2014年川崎フロンターレの育成組織で育った高山は、専修大学を経て2011年シーズンにベルマーレへ加入。ルーキーイヤーはFWとして、チーム最多の9ゴールをあげた。2年目からは曺新監督のもと、スピードと運動量をさらに生かすためにMFに転向。若さを前面に押し出すベルマーレの象徴となった。再びJ2を戦う仲間たちに別れを告げて、新天地へと旅立った2014年シーズンも古巣は常に気になる存在だった。「開幕から勝ち続けてすごくうれしかったけど、途中からは勝ち過ぎていたというか……。レイソルのチームメイトからも『お前がいないほうが強いじゃん』とかいじられて、すごく悔しかったですね(笑)。僕にとって刺激になったし、モチベーションを上げてくれました」。かつてともに戦ったMF永木亮太、DF遠藤航がベルマーレに残留するという一報も入ってくる。悩むこと約2週間。高山はレイソルのフロントへ移籍したい意思を伝えた。○「自分が進む道に自信を持っていく」レイソル、ベルマーレ双方の選手やサポーターを驚かせた移籍が発表されたのは昨年のクリスマスイブ。最後はレイソルの吉田達磨新監督が高山の背中を押した。「達磨さんは『お前が思うようにするのがベストだ』と言ってくれた。僕の気持ちを尊重してくれた達磨さんとレイソルのフロントの方々には、本当に感謝しています」。古巣への復帰となると最近では中村俊輔(横浜F・マリノス)が代表的だが、決断したのは32歳のときだった。高山は26歳と心技体のすべてで脂が乗りきった年齢で、新天地で活躍した上、契約を残したまま1年で戻ってきたとなると前例はほとんどない。もちろん、歓迎されるだけではないだろう。J2を戦った2014年シーズンにいなかったことが、もしかすると快く思われないかもしれない。それらをすべて受け入れた上で、高山は再びベルマーレの一員となった。「自分が進む道に自信を持っていくことが、大事だと思っているので」。○背番号『23』に込められた決意今シーズンもキャプテンを務める永木とはフロンターレのジュニアユース時代の同期であり、中学年代の3年間で厳しく指導してくれたのが曺監督だった。サッカーを通じて育まれた絆にも感謝すると同時に、そうした縁に甘えることは許されないと高山は自分自身に言い聞かせている。実際、曺監督は「ポジションを約束することはない」と明言している。「(永木)亮太とはいまも仲がいいですけど、傷をなめ合うようなことは絶対にしない。監督の厳しさはわかっているし、最初にベルマーレにいたときから自分のポジションは確立されていなかった。そういう方針のほうが僕も成長できるし、練習からポジションを奪う気持ちでやっています」。背番号は自らの希望で『23』とした。入団1年目に背負った番号に、高山の決意が込められている。「もう一回、一からやるので」。J1へ再チャレンジするだけではなく、厚い壁に風穴を開けて日本サッカー界に驚きを与えることを目標にすえた2015年。静かに牙を研ぐベルマーレの中心に、原点に返った高山がいる。写真と本文は関係ありません○筆者プロフィール: 藤江直人(ふじえ なおと)日本代表やJリーグなどのサッカーをメインとして、各種スポーツを鋭意取材中のフリーランスのノンフィクションライター。1964年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒。スポーツ新聞記者時代は日本リーグ時代からカバーしたサッカーをはじめ、バルセロナ、アトランタの両夏季五輪、米ニューヨーク駐在員としてMLBを中心とするアメリカスポーツを幅広く取材。スポーツ雑誌編集などを経て2007年に独立し、現在に至る。Twitterのアカウントは「@GammoGooGoo」。
2015年01月24日映画『アゲイン28年目の甲子園』の初日舞台あいさつが17日、東京・丸の内TOEIで行われ、キャストの中井貴一、波瑠、工藤阿須加、柳葉敏郎と大森寿美男監督が出席した。主演の中井は、「大人の人に向けて、青春は終わってないんだと感じて頂ければと思いながら作った映画です」とあいさつしつつ、「まだ観てないもんですから、どんなシーンがあるのか……。数日のうちに必ず拝見します」と明かして、観客の「ヒドい!」という声に平身低頭。そんな中井に、波瑠は、「本当にすごく頼もしい先輩。撮影中は緊張感もあるけど、それを解いてくれるような空気がある。言葉ではなく空気で包まれているような感覚でした」と尊敬の眼差しを向けていた。本作の撮影では、実際に甲子園球場を使用しており、柳葉は、「お芝居どうこうよりも、甲子園のマウンドに立ったことが印象的。日本人としてこんなに光栄なことはない」と大感激。一方、冬場の撮影だったため、「『ケガをするから、寒い時期はやっちゃいけませんよ』というのがオフシーズンなのに、そこに押し込まれた」とこぼした中井は、「8月に1ヶ月間練習したんですけど、撮影は12月。50歳を超えた2人は案の定、肉離れしました」と柳葉と共にケガに見舞われたことを打ち明けていた。また、本作の主題歌には、浜田省吾の10年ぶりの新曲「夢のつづき」が起用されており、「『この映画は人の思いをつなぐ作品です』とおっしゃっていた中井貴一さんの言葉を思い出します。その思いの連なりが、来場されたみなさまの心を温めることができたら、この作品に参加させて頂いた1人として誠に幸せです」と浜田からの手紙が読まれる場面も。中井は浜田と20年来の知り合いだそうで、柳葉は、「中井くん良いな~。今度、俺を紹介してくんない?」とアピールして笑いを誘っていた。重松清の同名小説を実写化した本作は、元高校球児たちが再び甲子園を目指す実在の大会"マスターズ甲子園"を描いた作品。元高校球児の坂町晴彦(中井)は、亡くなった元チームメイトの娘・美枝(波瑠)と出会う。父親の思い出を追い求める美枝と接するうち、坂町は仲間とともに大会への参加を決意する――というストーリーで、映画は全国公開中。
2015年01月18日オヤジ臭全開の映画である。『アゲイン 28年目の甲子園』というタイトルからして汗の匂いが漂ってきそうだ。さて、これを若い世代、特に女性にどうしたら観てもらえるか…?「こんなこと言うと後で怒られるんだけど…(苦笑)」。中井貴一はそう前置きし、優しくマイルドな口調で、それでいて遠慮なく言うべき言葉を続ける。「いつも言ってるんです。『子どもは観なくていい。観てもらいたいなんて思ってないもん』って(笑)。そういう強さをいつも持ちたいと思ってます」。ここで「じゃあ観ない」とケンカ腰にならず、どうか少しだけ、彼の言葉に耳を傾けてほしい。それは大切な、いつかは必ずこの映画の中のオヤジたちと同じように年をとることになる、若い世代に向けたメッセージであると思うのだ。原作は「とんび」、「ビタミンF」など映像化もされた人気作品を手がけてきた直木賞作家・重松清が現在も「小説すばる」に連載中の小説。ある事件のせいで甲子園の土を踏む機会を逸した中年オヤジたちが、元高校球児たちの祭典「マスターズ甲子園」を目指し奮闘する姿を描く。中井さんが演じるのは妻と離婚し、離れて暮らす娘とも絶縁状態の坂町。高校時代に県大会決勝まで進んだチームのキャプテンであり、亡くなったかつてのチームメイトの娘である美枝(波瑠)の勧めでもう一度、グローブを手に取る。当然、野球のシーンは必須である。当初、中井さんは本作のオファーを断った。運動神経に自信がないから…では決してない。野球経験はないが、学生時代はテニスにかなり打ち込んだ経験を持つ。いや、だからこそ断った。「僕自身、スポーツ映画が大好きですが、テニスの映画を観ると、プレイ以前にラケットを握る姿を見た瞬間に『この人はやったことないんだ』と分かっちゃう。ましてやこの映画は野球という、日本では国技に近いスポーツを描いて、みんなで甲子園目指すのに、バット持った瞬間に『こいつ嘘だ』って分かったら映画に申し訳ない。だから、お断り申し上げたんです」。だが、それでも製作陣は「ぜひ中井さんに」と譲らず大森寿美男監督と会って話をすることになった。「監督は『中井さん、これは野球の映画じゃなくて、人間の心の葛藤を描いた映画にしたいんです。野球は出てくるけど、そっちの方が大きいんです』と、子どもに諭すように言われて(笑)。でも『大きな嘘はいいけど、小さな嘘はついちゃいけない』というのが僕の主義ですから、野球の部分に現実性がないと全てが嘘になると…。『いやでも』『だから』というやりとりが8回くらいあって、最終的に映画の野球監修を務める大石慈昭さんにお会いすることになったんです」。こうして今度は、元プロ野球選手である大石氏に会い、大森監督に対して語ったのと同じ考えを伝えた。「大石さんは『中井さんの話を聞いて嬉しいです。僕も大事にしたいのはそこなんです』と。『これでいいじゃない』と言う俳優とではなく、そこで嘘をつきたくない俳優と一緒に仕事がしたいと仰って『中井さん、僕には何の権限もないけど、やってもらえませんでしょうか?その代わり、野球に関しては一切、恥をかかせませんので』と真摯で真っ直ぐなスポーツマンの目で言ってくださったんです。それでお引き受けしたんですが、よく考えると『恥をかかせない』ということは、特訓をするってことだと炎天下のグラウンドに立った時に気づきました(苦笑)」。9月の炎天下にトレーニングを開始。その後「普通は『野球をやってはいけませんよ』と言われてる時期で、プロ野球選手もグァムやハワイで自主練を積むような(苦笑)」真冬に撮影は行われた。オヤジたちの苦難、推して知るべし。一方で映画で描かれるのは、やはり単なる野球の勝ち負けではなく、家族の物語…とりわけ、器用に思いを伝えられない父親と娘、息子たちの関係性である。「監督が言っていたのは“家族”ですよね。家庭の中で父権が弱くなっているけど、子どもとの関係をやり直したい――そこにも『アゲイン』があるということ。甲子園を目指す28年ぶりというスパンだけではなく、日常の中に『やり直したい』というものがあるし、それが一番大きいですね」。いつの頃からだろうか?例えばドラマ「風のガーデン」の医師・白鳥、『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』の主人公・筒井、決して出演時間が長いとは言えない『麒麟の翼』の殺人の被害者の青柳でさえもそうだ…。枚挙にいとまがないが、作品の中を生きる中井さん演じるキャラクターからは、若い世代、未来への強いメッセージを感じさせられることが多い。同時に、作品の中だけでなく20代、30代の若い世代の俳優たちを導き、何かを託そうとしているようにも…。「50歳を過ぎてからかな…。20歳の成人式の時は『大人になった』なんて気持ちはなかったし、30歳、40歳で世界観が変わるかと思ってたけど、そんなことなかったんです。『年齢なんて関係ないな』と思い始めていたんですが、50歳を超えた時に“エンド”が見えてきたんですよね。人生が山だとすると、40歳じゃまだ頂上しか見えないけど、頂上の向こうの下り坂が見えてくるのが50歳。そこでね、ここから守りに入るのではなく“攻撃的”に生きていこうって決めたんです」。先ほどの野球の話ではないが、肉体的な意味でのピークはとっくに過ぎている。「五十にして天命を知った」わけだが、そこからさらにアグレッシヴな生き方を志した。「その“攻撃的”という言葉には、オレたちが先輩から受け継いできたものを後輩にバトンタッチするという意味合いも含まれていると思います。オレたちも『いまどきの若いモンは…』って言われたけど(笑)、若い人は若い人なりのポリシーも持って生きてるんだから。オレたちができるのは、そこにプラスアルファとして先輩に乗っけてもらったものを伝えること。それは意識してやっているけど、口で伝えるよりも自分が精一杯やっている後ろ姿を見てもらいたいという気持ちが強いかな。こちらが『こうした方が…』と言うのではなく、『あの人はこうしてたな』と思わせるものを残せたらいいなと思ってます」。こちらから伝えるばかりでない。本作では波瑠、門脇麦といった若い世代と共演しているが、若い世代から「逆に勉強させられることの方が大きい」とも。「デビュー時に、ある先輩に『貴一、お前がこれからどんなに頑張っても、デビュー作を抜くことはできないからな』と言われたんです。その意味がずっと分からなかったけど心の中にあって、いまになって、あんなに無作為にカメラの前に立つことはもうできないってことだと分かります。いま一番やりたいのは、まさに純真無垢にカメラの前に立つこと。ピカソが写実的な技巧を極めた末に、子どもが描くようなあの絵にたどり着いたように。小津安二郎監督の映画で(笠智衆が演じる父親が)『やあ、どうしてる?元気かい?元気にしてるよ』と本当に(口調は)平坦なんだけど、そこに関係性や喜びや哀しみを感じさせるように。技巧がないとそれはただの“出来ない人”なんだけど、技巧を捨てて、そこにたどり着きたい。いま、まだ経験のない若い子たちの芝居をカメラの横で見ながら、純粋にカメラの前に立つ精神性を学ばせてもらってます」。何とも楽しそうに語る中井さんの表情が唯一、曇ったのが、映画でも触れられる東日本大震災に話が及んだ時だ。震災で亡くなったかつてのチームメイトの墓参りに被災地を訪れるシーンがあり、背景には実際の仮設住宅が映し出される。「本当にあそこから見る海って、震災の映像でも出ていた海なんです。穏やかな海で…でも海抜1メートルあるかないかで、本当に海と共存してきた人たちがああいう惨劇に遭ってしまったんです。演じていてふとお墓を見ると、震災の日付が刻まれていて、8歳とか2歳の子の名前の墓石がたくさんあり、胸が痛くなりました。仮設住宅にもうかがい、住んでいる方ともお話をしたんですけど、『早く仮設でなくなるといいですね』と言ったら、『なんかね、(仮設住宅に)慣れてきちゃってね…。それが自分では怖いと思ってる』と仰ってました。総選挙で税金を700億円も遣うなら仮設住宅や被災地に回せばどれだけのことができるのか…。そういう優先順位を政治が間違っているということになぜ気づかないのか?あの場に行って、話を伺ったことをふり返ると本当にそう思います」。では、最後に観客側の若い世代にこの映画の魅力を…というこちらのお願いに対して、出てきたのが冒頭の「子どもは観なくていい」という暴言(!)である。さて、その真意は?少し長いが、ここまで来たら最後まで読み切っていただければ幸いである。「昔、オレらがガキの頃ってね、子どもに不親切な時代だったと思うんです。大人のものが中心で、それを横から『(TVを見ながら)あ、チューしそう…』って見てたら親が『早く寝なさい!』って(笑)。妄想とか想像力が膨れ上がって、大人に対する憧れが生まれた。でも、ある時期から子ども主体の世の中になって、10代、20代がターゲットの映画やドラマ作りが始まって、それはふり返ると、子どもが『大人になりたくない』って言い出した時代なんですよね。いまは子どもがコーヒーなんか飲んでたりして『お前、コーヒー飲んでるの?』って驚くもん(笑)。昔は『カフェイン入ってるものなんてダメ!』とか言われて…よく考えると日本茶は飲んでたわけだし、矛盾はあるんだけど(笑)。ともかく『子どもはダメ!』という区別、それは差別ではなく『早く大人になりたい』と思わせるようなものがあったし、それがいまの世の中にはなくなってる。オレはずっと『大人向けのドラマや映画を作ろう』って言い続けてきたんです。この映画はまさにオヤジ向けで、オヤジたちが観たら、相当泣くと思う(笑)。でもそういう作品が当たり前に作れるようになったら、本当の意味で日本映画の力が付いてきたってことだと思います。アメリカ、フランスじゃ40、50代が主役の映画は当たり前にあるし、こびへつらってないところがいい。でも、そういう作品を若い世代や子どもが観ても理解できるし、楽しんでもらえる。そういう思いで作った映画なんです。『最後から二番目の恋』というドラマの時も、小泉(今日子)くんと『子どもは見なくていいから!』って言いながら作ってて、でも鎌倉のロケ地に子どもたちが来たりするんです。『お前ら見てないだろ?』って聞くと『お母さんが録画で見てる…』って。それで母親と一緒に見て、僕と小泉くんの掛け合いが子どもにはコントみたいに見えてたりする。そうやって作っていく中で、新しい日本の“強さ”が作られていくんじゃないかと僕は思ってます」。「五十にして天命を知り、六十にして耳順う(=五十歳で天から授けられた運命を知り、六十歳で他人の言葉に素直に耳を傾けられるようになる)」というが、この男、果たして…?さらにアグレッシヴに山を下っていく背中を見せ続けてほしい。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:アゲイン28年目の甲子園 2015年1月17日より全国にて公開(C) 重松清/集英社(C) 2015「アゲイン」製作委員会
2015年01月16日映画『アゲイン 28年目の甲子園』の完成報告会見が7日、東京・中央区の東映本社で行われ、キャストの中井貴一、波瑠、工藤阿須加、柳葉敏郎と大森寿美男監督が出席した。重松清の同名小説を実写化した本作は、元高校球児たちが再び甲子園を目指す実在の大会"マスターズ甲子園"を描いた作品。元高校球児の坂町晴彦(中井)は、亡くなった元チームメイトの娘・美枝(波瑠)と出会う。父親の思い出を追い求める美枝と接するうち、坂町は仲間とともに大会への参加を決意する――というストーリーで、映画は17日から全国公開。主演の中井は、「淡々とした話だからこそ、演じるのが難しい。俳優として挑戦したなと思う。気楽に観て頂ける作品になった」とアピールし、大きな花柄の振袖姿で会場を魅了した波留は、「先輩のみなさんについて行くので必死だったけど、とても素敵な時間を過ごせた」とにっこり。また、新年ということで、中井が“蓄積”という書初めを披露すると、あまりの達筆さに驚く波瑠は自身の書初めを恐る恐る出しながら、「恥ずかしくて見れません!」と赤面していた。一方、劇中で坂町の高校時代を演じた工藤は、元プロ野球選手で福岡ソフトバンクホークスの工藤公康監督を父に持つが、「正直、野球は興味がなかったけど、この映画で好きになることができた」と刺激になった様子。野球未経験だったため、「サードだったので、『長嶋さんをイメージしたら?』って言われたけど、どうイメージしていいか分からなかった(笑)」と父親からのアドバイスを打ち明けた工藤は、「(父は)憧れであり越えられない壁。越えたいけど越えられないんだろうな」と語っていた。また、会見後は一般客を招いた試写会が行われ、かつてのチームメイトを演じた同年代の中井と柳葉は、「同じ時代を生きてきたのでナチュラルに楽な気持ちで立たせてくれた」(中井)、「2人のシーンは良い気持ちになる空気だった」(柳葉)と共演に大満足。そんな2人に、「夢が見つからない」という相談事が投げかけられ、「夢は結婚相手と同じで出会うもの」とアドバイスした中井は、「夢を持った人とお付き合いしてみたら?」と提案した柳葉に、「それ良いね~! 男を見つけるってことじゃない?」と和気あいあいとトークを展開していた。
2015年01月08日様々な場面で活躍する女性達の“輝き”の理由に迫る連載「輝く女性の秘密」。第14回後編は、「マイ・リトル・パリ(MY LITTLE PARIS)」のイラストレーターのKanakoさんにお話を伺いました。――ファニー・ぺショダさん(MY LITTLE PARIS創業者)の部屋にKanakoさんとの出会いのシーンのイラストが飾ってありました。その時のことを教えてください。誕生日にファニーに贈ったイラストですね。私は2005年にパリに来て、日本からの仕事を受けながら生活していたのですが、あるアートイベントに誘われて出展した時に、たまたま社長の妹のアマンディーヌが友達に連れられてやってきたんです。その1年後に彼女から突然電話があって、「姉と一緒に絵を見せてもらいたいから夜カフェに来て欲しい」と言われました。その時何のことか全然分からなかったのですが、とりあえず行ってみようと思ったんです。そこで2人から新しく始めるビジネスの話を聞きました。最初、「お金は出せないけど、上手くいったらお金を払える」と言われたんです。友人達からは「騙されるかもしれないからやめた方がいい」と言われたりしましたが、丁度そろそろ帰国しようと考えていた時だったので、パリでの最後に思い出で作りのような気分で参加しました。後から聞いたところ、ファニーからイラストレーターを探すように頼まれていたアマンディーヌが、たまたま持っていた私のポストカードを見て思い出してくれたらしいのです。今考えると、私の人生を完全に変えてしまった仕事がこんな風に始まったなんて、おとぎ話みたいに感じます。――このビジネスが成功すると思っていましたか?今でもファニーに「こんな風になると思ってた?」と聞くことがあるんですが、ファニーもここまでは予想していなかったみたい。私はとにかく夢中でここまで来ました。実は、最初の1年間は無休で働いたのですが、その時が一番楽しかったように思います。“お金をもらっていないのにこんなに楽しいなんて、自分によほど楽しいに違いない”と脳が納得してしまっていたのかも。フランス語もほとんど分からない状態だったんですよ。――最初は3人だけでしたね。3人だけだった当時はファニーのアパートで週1回、ピザを食べながらミーティングしていました。今が三つ目のオフィスで、ここに来て初めて思い描いていた環境が実現しました。こんな良い環境、フランスでもめったにないですよ。壁にも絵を描かせてもらえて、イラストレーターとしても嬉しいです。――創業当時と今で変わったことはありますか?それが、ビジネスが拡大しても、ウェブサイトの雰囲気など表の面だけでなく、社内の人間関係も変わらず、アットホームで温かい当時のムードのままです。ファニーの人柄と能力のお陰だと思います。今まで仕事が忙しくて辛くなったり、他から素敵な仕事のお誘いをいただいたり、いろいろありましたが、やっぱりやってきてよかったと思う。他だったらここまで長続きしなかったと思います。本気で嫌になったことは一度もありません。ファニーやチームメイトに、クリエーターとして守られ、プロデュースしてもらって来たので。ここまでの信頼関係を築けたのは、すごいなと自分でも思います。ファニーと私は全然違うタイプだけど、本気で大事にしてくれていると感じるんです。例えば、一度イラストレーターを何人か雇ってチームにしたらどうかという話が出たのですが、私はどうしても嫌で反対したんです。その後急に忙しくなって辛くて悩んでいたその時、「イラストレーターはKanako1人体制でやって行くということは皆で決めたことだから、1人ですべてを負う必要はない。辛い時はちゃんと伝えて」と言われて救われたし、とても嬉しかったのを覚えています。他にも、忙しくて家の掃除も出来ない時に掃除の方を寄越してくれたこともありました。――たくさんの人が海外に行きますが、パリに居続けられた理由は?1個しかないです。運です!――運を引き寄せる何かがあったのでは?私、諦めが悪いんです。“向いてない”“駄目だなと”とすぱっとあきらめて帰る人がいると思うのですが、私は逆。それに、野生の勘のようなものがあって、例えば、ファニーと出会った時も、どれだけ他の人に反対されても、“彼女には人がついてくる”“信頼出来る人だ”とどこかで思っていたんです。カフェで出会った彼女は、ビジネスウーマンらしくかっこいい服を着ていて、なんと履歴書を持ってきていました。「自分はこういう人間で、こんなことがやりたい」と語る彼女に、気概と誠意を感じました。その後もいろんな人に会いましたが、彼女ほど誠実な人はいなかったように思います。――日本とパリとの違いは?パリでは、会社を離れても、イラストレーターという立場が、社会の中で他の職業と同じ様にリスペクトされているのを実感します。それに、街にクリエーションが溢れていて、生活の中にもインスピレーションがいっぱい。友達を待っている時間や、ふとしたシーンが、自然に頭にストックされていって、それが私のイラストへとつながっていきます。――これからもパリに住み続けますか?はい。ここから離れることは考えられません。夢見た以上の経験をさせてもらっていますから。それに、パリに9年いますが、まだまだフランス人について理解できないことがたくさんあるんです。それが分からないうちは、次への結論が出せませんね。【Kanako プロフィール】多摩美術大学で学んだ後、イラストレーターとして活躍。2005年に渡仏。2008年にファニー&アマンディーヌ・ペショダ姉妹と知り合い、意気投合して3人でMY LITTLE PARISをスタート。その後イラストのすべてを手掛ける。パリで人気のイラストレーターの一人として知られ、2013年8月には、パリ市との共同企画「レ・パリジャン(LES PARISIENS)」で、パリ市内の約1,000ヶ所に彼女のイラストが展示された。Youtubeでは、彼女の生い立ちを自身のイラストと共に綴った動画が公開されている。
2015年01月04日10月、交通事故で亡くなった奥大介さんの追悼試合が2015年1月18日(日)・ヤマハスタジアムで開催される。奥さんが現役時代所属した3クラブでチームメイトだった三浦知良、名波浩、中澤佑二が発起人となり、実現の運びとなったのだ。試合は、ジュビロ磐田、日本代表でともにプレーしたOB、現役で構成するJアミーゴスと、横浜F・マリノス、横浜FCで同じユニフォームを着たOB、現役で構成する横浜フレンズが対戦する。出場選手の発表は未定だが、発起人を中心に豪華メンバーが揃うことだろう。カズ、名波、中澤、発起人3人の共同コメントは以下の通り。「2014年10月17日、ジュビロ磐田、横浜F・マリノス、横浜FCで活躍し、それぞれのクラブの発展、日本サッカーの発展に貢献してくれた奥大介氏が急逝されました。現役時代、彼の創造的なプレー、サッカーへの情熱、その飾らない人柄に、僕らをはじめチームメイトやサポーター、多くの方々が魅了されたことと思います。彼の想いをみんなで共感し、彼と共に楽しんだサッカーで彼を送り出してあげたいという想いから、今回の追悼試合を実施することに致しました。彼の愛したサッカーを、彼に想いをよせるメンバーでプレーすることで、是非多くの方に楽しんで頂くと同時に、彼のことを偲んで頂ければと思います」J1リーグで通算280試合に出場し、62得点をマークした奥さん。磐田、横浜FMではそれぞれ2度のリーグ制覇に貢献した。Jリーグベストイレブンを3度受賞するとともに、日本代表としても26試合2得点というリザルトを残した。2007年、横浜FCで現役引退するまで、14年間を駆け抜けたのだった。『奥大介 追悼試合 ~Daisuke OKU MEMORIAL MATCH~』のチケットは12月13日(土)午前10時に一般販売開始。チケット代には70%の弔慰金が含まれ、当日の収益とともに奥さんの両親に渡される。
2014年12月12日サッカー選手のデビッド・ベッカムと15才の息子ブルックリンが11月29日(現地時間)に英国にて車の衝突事故に巻き込まれた。事故はデビッドがブルックリンのサッカー試合後に迎えに行った後に起こったようだ。幸運なことに2人に事故による大きな怪我はなかったが、精神的にかなり不安を感じているという。ある情報筋は「Telegraph」に事故について「彼らは動揺しています」「かなりスピードが上がっている時の衝突でしたからね。でもみんな怪我はしていません。みんな無事です。ありがたいことにエアバッグ(安全装置)があったのです」と語っている。しかしデビッドの方は、チームメイトによると肩を多少負傷している可能性があるとのことだ。ブルックリンは事故の前にサッカーの試合をしていたというが、試合の相手チームのメンバーの一人はTwitterにて「さっきまでブルックリン・ベッカムと試合してたなんてヘンな感じだ。それにいまデビッド・ベッカムが事故を起こしたなんてもっとヘンな感じ」と呟いている。ちなみにデビッドとブルックリンは過去にも2度事故を起こしており今回で3度目だという。いずれにせよ、2人が無事でファンは安心していることだろう。(text:cinemacafe.net)
2014年12月02日お笑いコンビ・爆笑問題の田中裕二、Wコロンのねづっち、木曽さんちゅう、大森寿美男監督らが24日、都内で行われた映画『アゲイン28年目の甲子園』のトークイベントに出席した。野球好きの田中は、自身と同じく野球好きの若手芸人や業界人、一般人を集めた"田中裕二の野球部"のメンバーであるWコロンやツインタワー、放送作家の高橋洋二氏らを引き連れて登場。イベントでは、部員たちの結束を確認すべく、甲子園に関する問題に対して全員一致の回答を目指す企画が行われた。しかし、おのおの真の野球好きとあって、「大投手と言えば?」という問題では松坂大輔と桑田真澄に分かれ、「最強スラッガーと言えば?」では、清原和博と松井秀喜で分かれるなど1度も揃わず、田中は大いに悔しがっていた。また、ゲストで登壇した大森監督は、本作で主演を務めた俳優・中井貴一が、野球未経験だったために半年ほど練習を重ねたことを明かし、「打ったり、投げたりは何とかなるけど、バッターボックスまで歩く姿やベンチにいる姿は、バレるから撮らないで欲しいって言うくらい怖がってましたね」とエピソードを披露すると、田中は、「野球選手って独特の体つきだけど、中井さんはユニフォームがすごく似合う。ふくらはぎが原辰徳に近い」と大絶賛。続けて、甲子園で行われた本作の試合シーンについて、「真剣勝負でやってもらった。ガチでやってるので、みんな素のリアクションです」と話した大森監督は、最後に、「この映画で感じた幸せを誰かの胸に投げてくれれば」とアピールした。重松清の同名小説を実写化した本作は、元高校球児たちが再び甲子園を目指す実在の大会"マスターズ甲子園"を舞台に、夢を追う不器用な父親たちを描いた作品。元高校球児の坂町晴彦(中井貴一)は、"マスターズ甲子園"のスタッフとして働く元チームメイトの娘・美枝(波瑠)に参加を勧められる。父親の思い出を追い求める美枝と接するうち、坂町は甲子園への参加を決める――というストーリーで、映画は来年1月17日に全国公開予定。
2014年11月25日『ダークナイト』、『インセプション』のクリストファー・ノーラン監督最新作『インターステラー』の公開を前に11月19日(水)、父と娘の愛を描く本作にちなんで、元プロ野球選手の東尾修とその娘にして石田純一の妻で、ゴルファーの東尾理子によるトークイベントが行われた。地球で人類が生きていくことができる“期限”が迫る中で、人類の未来のために宇宙探査のミッションを背負った者たちのドラマを描く本作。その一員である主人公は娘と必ずまた帰ってくると約束を交わす。このトークイベントの直前に映画本編を鑑賞したという東尾親子だが、2人とも劇中の父と娘の姿に涙したそう。修さんは「まだ目が赤い。(理子さんに)バレないようにするの大変だった。我慢してたんです」と語るが、ひとつ席を開けて同じ列で観ていた娘にはバレバレだったようで「我慢できてない(笑)。鼻水をすする音が聞こえました。最後はティッシュを渡しました(笑)」と語る。父の涙を目にするのは初めてだったようで「見たことがなかったです!」と驚きの表情を浮かべていた。修さんはこの映画を「もっと早く、10年、20年前に観たかった」とも。その真意を問うと「(プロ野球の)現役当時は福岡と東京で離れて住んでいて、たまに会う喜びや絆…と『たまに』という言葉がいつも付いていた。もっと早く観ていれば、娘に対しても違った形があったかも…」と少し悔いるように語った。理子さんは子供時代の父の不在について「ずっといないのが当たり前で慣れていた」とあっけらかんと語りつつ、「ママからは『パパは家族のために頑張っている』と聞かされていた」と父が家族のために家を空けていることはしっかりと理解していたよう。修さんは、数年前には関西地域限定とはいえ、理子さんの石田純一との結婚に伴い「ベストファーザー・オブ・ザ・ブライド」、つまり“花嫁の父”としてベストファーザー賞を受賞している。そんな修さんから見て、現在の義理の息子である石田さんの評価はというと「ベスト・ファーザーに認めます。太鼓判を押す」と絶賛。たっぷりと家族サービスができる石田さんが「羨ましい」と本音も。理子さんも夫・石田さんのパパぶりについて「お願いすることがない。頑張ってるというより自然にやってくれる。(石田さんの理子さんとの結婚以前の)ほかのお子さんにとってはどうだったのか分かりませんが(笑)、私と理汰郎にとってはベストファーザー!」と笑顔を見せた。また、この日は映画にちなんで理子さんが父への思いを綴った手紙を朗読。手紙の中で、理子さんは修さんの現役時代のチームメイトで、大ファンだった清原和博に会わせてもらえたことを一番嬉しかったことに挙げ、さらに「子供の頃にはできなかった家族旅行に一緒に行けるように、長生きして下さい」と伝え、修さんを感激させていた。『インターステラー』は11月22日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インターステラー 2014年11月22日より全国にて公開(C) 2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2014年11月19日中井貴一を主演に迎え、元高校球児が再び甲子園を目指す実在の大会を舞台にした映画『アゲイン28年目の甲子園』。11月16日(日)に開催されたこの映画のモチーフとなる「マスターズ甲子園」で、大会試合終了後に行われた「甲子園キャッチボール」に、中井さんを始め波瑠、柳葉敏郎ら主要キャストが参加した。映画は、ドラマ化もされた「とんび」で知られる人気作家・重松清の新作小説(集英社「小説すばる」連載)を、『風が強く吹いている』の大森寿美男監督が映像化したもの。46歳の坂町晴彦(中井貴一)のもとに、ある日、高校時代ともに甲子園を目指した野球部のチームメイトの娘・美枝(波瑠)が訪ねてくる。美枝は、東日本大震災で亡くなった父の遺品の中から、毎年出さずにしまい込まれていた27年分の年賀状の束を坂町に差し出すのだが――。今年で10回目を迎えたマスターズ甲子園。「甲子園キャッチボール」に登場した中井貴一、波瑠、柳葉敏郎、工藤阿須加は、高校球児たちの憧れの地である阪神甲子園球場で、一般の参加者らとともに約7分間のキャッチボールを行った。4人がキャッチボールをしている間のBGMには、本作の主題歌である浜田省吾の新曲「夢のつづき」が流れた。キャッチボール終了後、司会者からキャッチボールの感想を聞かれ、中井さんは「学生時代、自分はずっとテニスをやっていたので、甲子園球場自体に思い入れは無かったんです。しかし昨年、この作品の撮影で実際に甲子園球場のグラウンドに立つと、共演役者陣が全員感動で涙を流していたのを見て、甲子園の偉大さが分かりました」とコメント。マスターズ甲子園のスタッフとして働く美枝を演じた波瑠さんは、「私も昨年甲子園を訪れ、大会ボランティアスタッフのみなさんの頑張る姿がとても印象に残っています」。高校時代の坂町役の工藤さんは、「実は生まれてからいままで野球をしたことがありませんでしたが、今回、この作品に出演し大好きになりました。興奮しながら芝居をすることが出来ました」と本作について語った。坂町の元チームメイトでかつてのエースピッチャー・高橋役を演じた柳葉さんは、ハイテンションで観客に向かって「こんにちは!!聖地・甲子園球場最高です!この場所は日本人にとって特別な場所。日本の文化ともいえると思う。今回、甲子園キャッチボールを経験させてもらって、改めて映画を通じてマスターズ甲子園のよさをみなさんに知って頂ければと思います」。イベント終了後、報道陣から作品についての質問に、今大会の公式応援団長であり、映画の原作者でもある重松清氏は「必死に毎日生きている人たちが、もう一度何かに夢中になって頑張っている姿を見て欲しい。そんな思いで本を書きました。実際に私も作品を観て泣きました。おじさんおばさん世代、反発することもある若者世代、双方が分かり合える時間はあると思っている。私たちの世代で中井さん、柳葉さんは大スター。オヤジの手本を見せてくれて嬉しい」と語った。柳葉さんは「私がこの作品を引き受けた理由は2つあって、1つは野球ができるから。もう1つは、中井貴一と一緒に仕事ができるから。この2つだけで達成感のある仕事ができるかなと思った。実際、いまは達成感で満ちあふれています。これから一歩を踏み出す人の参考になると思っています」と本作への思いを語った。また、中井さん、柳葉さん、工藤さんの男性陣全員がテニス経験者であることにちなみ、前日15日(現地時間)に行われた男子テニスATPツアー・ファイナル準決勝での錦織圭選手の試合について質問が飛び、中井さんが「錦織選手は絶対勝てると思っていたので残念です。でも、本当に頑張っていました」と答えると、柳葉さんも工藤さんも大きくうなずいていた。『アゲイン 28年目の甲子園』は2015年1月17日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月17日