世界最大の言語サービスおよびテクノロジーソリューションプロバイダーとして、グローバル企業をサポートするTransPerfectは、カタール観光局のウェブサイト(www.VisitQatar.qa)に、TransPerfectのGlobalLink(R)テクノロジーを使用してスペイン語が加わった多言語ウェブサイトが公開されたことを発表しました。この多言語サイトには、TransPerfectのGlobalLink(R)テクノロジーがAdobe Experience Manager (AEM) as a Cloud Serviceに中東地域で初めて組み込まれています。カタール観光局Webサイトについては、www.visitqatar.qaをご覧ください。※本リリースは、TransPerfectが2021年12月21日(米国時間)に発表したリリースの抄訳です。 ■ 【カタール観光局のGlobalLinkを用いたデジタル観光戦略】カタール観光局は、外国人旅行者数を2030年までに3倍にするという意欲的な観光戦略の一環として、TransPerfectのGlobalLinkを採用しました。デジタルイノベーションとアウトリーチに注力し、世界有数の観光地としての地位確立を目指します。現在、カタール観光局はGlobalLinkを利用して、ウェブサイトの翻訳のみならず、モバイルアプリを5か国語の多言語コンテンツで制作および管理することで、さまざまなマーケティングキャンペーンを展開しています。複数の多言語プロジェクトを一元管理できるGlobalLinkを活用することで、カタール観光局のマーケティングチームはローカリゼーション作業のプロジェクト管理にわずらわされることなく、キャンペーンの開発、旅行者の呼び込みやリピーターの獲得に集中できるようになりました。また、TransPerfectのGlobalLinkとAEMが統合したことにより、利用者中心のデータ主導型コミュニケーションが実現。その結果、カタール観光局は「旅マエから旅アトまで」、旅行者にパーソナライズされたコンテンツを提供することが可能となりました。さらに、GlobalLinkに搭載されたレビュー機能とカタール観光局がこれまで蓄積してきた知識や情報を組み合わせることで、対象地域やターゲット向けの適切なコンテンツに仕上げることができます。今回のアップデートは、2021年11月に公開されたアラビア語、フランス語、ドイツ語、イタリア語に続くものです。この発表をもってプロジェクトの第1フェーズが完了します。2022年にはさらに多くの対象市場や言語が追加される予定です。■ ■カタール観光局最高執行責任者ベルトールド・トレンケル氏コメント世界中から旅行者を再びお迎えできるようになった今、豊かな文化や豪華な食事、貴重な体験や美しい風景など、この国のすべてを楽しんでいただけることを心待ちにしています。多言語で閲覧可能なウェブサイトとアプリの存在は、主要な外国市場向けにカスタマイズされた旅行体験を提供するにあたって不可欠です。■ ■カタール観光局デジタルマーケティング責任者アイリス・ワーグナー氏コメント観光客を増やすために私たちが必要だったのは、世界中の旅行者の心に響くカタールの姿をその国の言葉で伝えてくれるテクノロジーと言語パートナーでした。AEMとTransPerfectのGlobalLinkを組合せたソリューションは、私たちの目標を実現するとともに、シームレスかつ将来も安心なローカリゼーションプロセスを提供してくれるでしょう。■ ■TransPerfectの社長兼CEOフィル・ショウコメントカタールは世界中の旅行者から選ばれる観光地になるという強い意欲を持っており、その戦略の中でデジタルトランスフォーメーションは非常に重要です。目標の達成に向け、GlobalLinkとAdobeの組合せに信頼を寄せていただけたことを大変うれしく思います。■ 【GlobalLinkについて】GlobalLinkテクノロジーは、多言語コンテンツの作成、展開、維持の複雑な要求を管理することに特化して設計されたモジュール式ツールスイートです。これにより、ローカリゼーションプロセスに必要な時間と労力を大幅に削減できます。現在、5,000社を超える世界の主要企業がGlobalLinkのソリューションを利用して多言語でユーザーにリーチし、海外市場での投資収益率を最大化しています。■ 【カタールについて】カタールは中東の中心部にあるアラビア湾に突出した半島です。飛行機で6時間の範囲内に世界人口の80%が居住しています。2020年にNumbeoの世界で最も安全な国に選ばれたカタールは、すべての旅行者を歓迎しています。また、85を超える国の旅行者はビザなしで渡航が可能です。カタールはアクセスしやすい観光名所の宝庫であり、ジンベエザメをはじめ、優雅で美しいカタールの象徴であるアラビアオリックスなどのさまざまな動植物が生息しています。伝統文化と現代文化が入り混じった、他では味わえない体験をお楽しみいただけます。象徴的な美術館から高層ビルのレストラン、スリル満点の砂漠の冒険、そしてFIFAワールドカップ(TM)カタール2022大会に代表される数々の世界的なイベントまで、カタールでは予算や好みにあった様々な楽しみ方を用意しています。■ 【カタール観光局について】カタール観光局はカタールの観光開発および振興を担う政府機関であり、観光産業の飛躍的な成長を促進しています。カタールは独自の芸術、文化、スポーツ、冒険を求めて世界中から人々が集まる観光地で、プライベートな旅行や出張の需要に、卓越したサービスで応えています。カタール観光局は、観光バリューチェーン全体の強化、国内外の観光者需要の喚起、対内投資の誘致、および国内経済全体にわたる相乗効果を促進し、中東の観光地として最も急速な成長を遂げ、2030年までに600万人を超える外国人観光客を獲得するという意欲的な目標を掲げています。ウェブサイト: www.visitqatar.qaTwitter: @VisitQatarInstagram: @VisitQatar■ 【TransPerfectについて】TransPerfectは、世界最大の言語サービスおよびテクノロジーソリューションプロバイダーとして、グローバル企業をサポートしています。6大陸100以上の都市に拠点を展開し、世界中のお客様に向けて、170以上の言語で幅広いサービスを提供しています。TransPerfectのGlobalLink(R)テクノロジーは5,000社以上のグローバル企業で採用され、強力かつシンプルな多言語コンテンツ管理を実現しています。品質と顧客サービスに徹底的にこだわるTransPerfectは、ISO 9001およびISO 17100への完全準拠の認証を取得しています。TransPerfectはニューヨークにグローバル本社、ロンドンと香港に地域本社を置いています。詳細については、弊社ウェブサイトwww.transperfect.comをご覧ください。【トランスパーフェクト・ジャパン合同会社】所在地:東京都新宿区西新宿6-22-1新宿スクエアタワー27階設立:2013年2月事業内容:・翻訳・通訳・Webサイト・ソフトウェア ローカリゼーション・翻訳管理システム(TMS)・多言語デジタルマーケテイング・eラーニング開発とローカリゼーション・動画の字幕と吹替・機械学習用データのアノテーションWebサイト: 【お客さまからのお問い合わせ先】トランスパーフェクト・ジャパン合同会社担当:小杉 弘樹(こすぎ ひろき)電話:03- 3-6911-0721E-mail: tokyo@transperfect.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月02日エンタメの常識を覆す、話題の「仮想世界(メタバース)」を徹底解説!現実と変わらない生活をデジタル上の世界でも。最近、耳にすることが増えた「メタバース」という言葉。でも、そもそもの意味や、そこでできることなど、よくわかっていないという人も多いはず。「メタバースとは、SF小説『SNOW CRASH』の中に仮想空間を意味する言葉として登場しました。今は、現実とほぼ同じように生きていくことができるデジタルな世界を指すことが多いですが、厳密な定義はされていません。人によって捉え方は様々ですが、三次元のインターネットともいえるかもしれません。3DCGのデジタルな世界があり、プレイヤーがアバターとしてその世界を体験できること。コミュニケーションを中心としたアクティビティが楽しめ、また、現実と同じような経済圏が存在することは、共通している事項だといえます」(Mogura代表・久保田瞬さん)「デジタル上で暮らす時間が、フィジカルよりも長くなるようなイメージをしてもらえるとわかりやすいかもしれません。全世界の誰もがアクセス人数制限なく、デジタル上の同じ空間に集まれることも大きな特徴です。また、現在のインターネットと大きく違うのが、モノを所有するという概念です。たとえば現実世界で購入したスニーカーは、世界のどこへでも履いていくことができます。それが、インターネットでは、フェイスブックのフォロワーをツイッターのフォロワーにはできないし、ゲーム『フォートナイト』の中で購入したスキンは、そのゲームでしか使えません。でも、メタバースでは、そこがオープンになり、リアルな世界と同様にモノを所有できるように。最近は、デジタル世界でのアイテムの価値が、フィジカルより高くなる瞬間も出てくるといわれています」(「Off Topic」主宰・宮武徹郎さん)ここでは、『フォートナイト』などで体験できるメタバースの現在地を紹介。私たちの生活が根本的に変化する時に備えよう!「仮想世界(メタバース)」ではこんなことができるんです!1、わたしらしさは「スキン」で表現「たとえば、オンラインゲームの『フォートナイト』では、操作するキャラクターがスキンと呼ばれるコスチュームを身につけます。これはパフォーマンスには一切関係なく、あくまで自己表現のためのファッション。売り上げは毎年4000~6000億円とも。こうした傾向がより主流になりそうです」(宮武さん)2、「バーチャルライブ」は異次元の領域へ「現状、バーチャル空間で行われるライブは、一度開催されて終わりです。それが今後、全世界の人が常にアクセスできる、アーティストの街のような場所が生まれることになりそう。そこにはファンが集ったり、たまにアーティスト本人がやってきて、ライブなどのイベントを行うことができます」(宮武さん)3、世界観に没入する「ストーリーリビング」「アニメや映画などの映像作品を観るだけでなく、その世界に人が入り込み、物語の疑似体験ができる『ストーリーリビング』を目指す企業があります。実現すると、作品の中に入り込み、キャラクターと話すなど交流ができるように。これまでにはない没入感が味わえるはずです」(久保田さん)4、触って育てる「バーチャルペット」「バーチャル空間で触覚を再現するハプティクスという技術を使うことで、たとえバーチャルのペットであっても触れることができ、たとえば猫のふわふわとした感触などを味わうことができます。また、実在する生き物に限らず、自分が想像した好きなペットが作れるような時代がやってきます」(宮武さん)5、待ち合わせは「ワープ」で「メタバースの世界では、ワープのような概念と言葉が当たり前のものになるのでは。たとえば、映画館で待ち合わせとなった時、時間をかけてそこに行くのではなく、VRのヘッドセットなどを身につけることで瞬時にメタバースの中で集合できるように。人との会い方が根本的に変わります」(久保田さん)メタバースって何?超基礎Q&Aなんでいまメタバースが流行ってるの?「デジタルな世界へ行ったり、そこで暮らす感覚を得られるようなVRやARと呼ばれているデバイスの開発が進み、実現に近づいていることが一つです。また、ネットワークやCG、コンピューターの情報処理などの技術が飛躍的に向上したことも挙げられます」(久保田さん)「コロナ禍でゲームを遊ぶ人が増えたり、バーチャル世界に飛び込んだ企業が多いことも要因では。そんな需要を理解してフォートナイト内でバーチャルライブが開催されるなど、勢いは加速したはずです」(宮武さん)メタバースは誰が作るの?「研究者や政府が動いて作ったインターネットと違い、メタバースは複数の企業が作っています。主要なプレイヤーとしては、Metaや『フォートナイト』を手がけるEpic Games、Apple、Snapchatなどがあります。ただ、現状、指揮をとるような存在はおらず、使用するファイルの形式も様々。たとえばインターネットのJPEGのように、形式や規格を統一したり、様々なプラットフォームで使えるようにすることが課題です」(宮武さん)わたしたちが注意すべきことは?「体験するデバイスによって没入感が全く異なる点に注意。同じ内容でも、スマホなど画面を眺めるだけのデバイスと比べて異次元の体験になります。また、仮想空間上であり、アバターを使用しているとはいえ、人と人がコミュニケーションをとるという点では現実と変わらず、何をしてもいいわけではありません。実際、異常に顔を近づけてくるような嫌がらせ行為や、セクハラ被害に遭った人もいます」(久保田さん)久保田 瞬さん慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、環境省に入省し環境白書の作成等に携わる。VRやARが社会を変えていく無限の可能性に魅了され、株式会社Moguraを起業。VR/AR/MR/VTuber総合ニュースメディア「Mogura VR」編集長を務める。宮武徹郎さん米国を中心にスタートアップやテクノロジー、VCに関する最新ニュースをPodcastやニュースレターで配信する「Off Topic」を運営。Off Topicでのメディア/コンサル事業とともに、エンジェル投資や投資支援も行う。※『anan』2021年12月29日‐2022年1月5日合併号より。イラスト・LUCA TIERI取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2021年12月31日『anan』で連載中の「社会のじかん」スペシャルバージョンをお届け!読者を代表してイラストレーターの五月女ケイ子さんが堀潤さんに2022年の日本や世界について質問します。ここでは「地方創生」と「宇宙」に注目!デジタルの力で地方から日本を元気に。堀潤(以下、堀):2021年はデジタル庁が立ち上がりました。岸田政権では「デジタル田園都市国家構想」を掲げています。デジタルを使い、都市部と地方の格差をなくして、地方を活性化させようという構想です。日本経済を復活させるには、地方が元気にならないといけないんですね。五月女ケイ子(以下、五月女):私は山口県出身なんですが、先日娘に、「田舎は東京と全然違うんだよ」って話をしたんです。テレビ番組でも映画やお芝居、ライブでも、触れられるものが限られていました。文化的にすごく差があったんです。でも、今はTVerでどこでも同じ番組が見られて、Amazonを使えば珍しい本も手に入る。配信ライブもあるし、私の子供のころとだいぶ違うぞ?と気づきました。堀:これからは「地方創生×デジタル」がキーワードになって、ますます地方との距離はなくなると思います。地方で寝たきりのおばあちゃんの、毎日の体温を東京のお孫さんがウォッチできるようになるとか。地域から直接世界に向けて、SNSを使って地元の魅力を発信するようなことも増えてきていますよね。五月女:そういう動きに国は補助をしているんですか?堀:デジタル庁は、地域の細かな仕掛け作りをしている最中ですね。5Gなどのインフラ整備、遠隔医療や教育、スマート農業、交付金を出したりデジタル活用支援員を全国に展開しています。また、少し先の話をすると、政府はムーンショット目標というのを掲げているんです。五月女:初めて聞く言葉です。堀:2050年までに、人が体や脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現するというものなんですね。五月女:え?どういうことですか?堀:たとえば、五月女さんのアバターたちが、仮想空間のなかでお仕事を受けて、五月女さんの技術を使ってイラストを勝手に描いてくれるとか。五月女:私が2人いるということ?堀:何人でも使えます。五月女:それいい!PTAやママ友とのやりとりにも使えて便利ですね(笑)。堀:いいですね(笑)。ムーンショット目標に向けて、アバターやBMIといった世界がこれから様々な分野で裾野を広げていくと思います。2022年は「宇宙」がキーワード。新しい事業に投資も盛り上がるかも。堀:2022年は、「宇宙」に関するニュースが目白押しなんです。五月女:宇宙ですか!堀:まず、大分空港がアジアで初めて水平型宇宙港の準備をスタートさせます。ロケットを搭載した飛行機の離着陸をする場所に選ばれたんですね。アメリカの民間ロケット企業のヴァージン・オービットと提携して、2022年には人工衛星を打ち上げる計画があるそうです。五月女:大分から宇宙ですか。すごい!堀:また、海外に話を広げると、2022年には中国の宇宙ステーション「天宮」が完成します。そして、インドが有人宇宙船を打ち上げる計画もあります。ロシア、アメリカ、中国につぎ、4番目の飛行になります。五月女:世界的に宇宙イヤーなんですね。堀:アメリカは2019年に宇宙軍を創設しましたが、日本では’20年に自衛隊府中基地に「宇宙作戦隊」を発足しました。’22年度には、山口県防府市に第2宇宙作戦隊を新設します。五月女:なんだかSF映画のような世界が現実になっていっているんですね。堀:民間発の月面探査チームHAKUTOは、HAKUTO‐Rという新たなプロジェクトを立ち上げて、2022年にロケット打ち上げ、月面に着陸してサンプルを採集する予定。ですから、宇宙に対する投資も加速していくでしょうし、宇宙がより近く感じられる年になるんじゃないかと思います。五月女:宇宙って、いくらくらいで行けるんですか?堀:いまなら何千万円単位でしょうね。五月女:小学生の娘が大人になるころは、もう少しリーズナブルになりますか?堀:そうですね。国費で海外留学みたいなイメージで、いつか子供たちを宇宙に連れていってほしいですね。五月女:修学旅行先が宇宙とか?(笑)そんな子供たちが大人になったらきっと世界は変わりますね!ほり・じゅんジャーナリスト。「8bitNews」代表。「GARDEN Journalism」主宰。『モーニングFLAG』(TOKYO MX)、「ABEMA Prime」(ABEMA)ほか、レギュラー多数。そおとめ・けいこイラストレーター。オンラインストア「五月女百貨店」では、新年の商品も取り揃えている。LINE スタンプも展開。『乙女のサバイバル手帖』(平凡社)が発売中。※『anan』2021年12月29日‐2022年1月5日合併号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年12月27日身も心も軽やかに整えるケアツールで日々頑張る自分に、極上のごほうびを。次世代ライフに導く、“美容&健康系アイテム”をご紹介します!マスク生活の長期化でトレンドにも変化が。美容家電ブームの今、実力派の新製品が各メーカーから続々登場。「価格帯や機能面など選択肢が増えました。量販店やメーカーに勤める方によれば、マスク生活が始まった頃は『セルフケア、手抜きでいっか』と思っていたのが最近は『そろそろケアしないと』という風潮に変わってきたそうです。あとはパンデミックの影響で疲労困憊状態の人が多く、マッサージャー系の新製品も多数見られます」(家電女優・奈津子さん)’22年のトレンドは?「“マスク老け”対策になる、EMS(筋電気刺激)搭載のフェイスケアアイテムが増えそう。また今後は個人の肌質に合わせたパーソナライズ化のデバイスも出てきたら個人的にも嬉しいです!」POINT1:フェイスケアに特化したギアでマスク着脱も臆さない美顔に。マスク生活を送るうちに顔の下半分がたるんできたような……。しかし外食が徐々に増えるにつれ、人前でマスクを取る機会も増えてきた!「そんな今こそ取り入れたいのがフェイスケア用の美容家電。普段の洗顔の質を高めたり、衰えがちな表情筋に刺激を入れたりと毎日のフェイスケアを多角的にサポートしてくれます」POINT2:目元の印象を高めるアイケアは続々登場する専用ギアにお任せ。人と対面で会う機会も増えてきたものの、外出中のマスク着用はまだしばらく続きそう。「日頃のアイメイクに加えて、専用の家電を活用した効率的なアイケアもルーティンにして、いきいきとした目元を手に入れたいもの」。目も手も塞ぐことなく使える“ながら”アイケアアイテムを選び、時短美容を取り入れて。POINT3:なかなかエステに行けなくても、マッサージギアで上質なケアを。在宅中心のライフスタイルによる慢性的な運動不足や姿勢の乱れが原因で、全身のあちこちがツラい……。不調を軽くしてカラダを整えるにはマッサージギアを使ったセルフケアが確実。「ウィズコロナとなり、マッサージギアのラインナップも充実しています」。“ご自愛美容”のお供となるお気に入りの逸品を見つけよう。BEAUTY&HEALTH ITEMSハンズフリーの覆面保湿でスキンケアの質を底上げ。パナソニック「マスク型イオン美顔器 イオンブースト」ヒアルロン酸など大きい分子の美容成分も角質層まで浸透する「高分子浸透技術」搭載。「専用のスキンケア用品は不要で、手持ちの化粧水やシートマスクの上からかぶせて使うだけで、もっちりみずみずしい肌に。しっかりスキンケアしつつ他の作業もできます」。EH‐SM50¥38,500*編集部調べ(パナソニック TEL:0120・878・697)10分間の装着ですっきり。目元専用のEMS美顔器。ヤーマン「メディリフト アイ」2種類のEMSが目元の皮膚を支える眼輪筋と頭部へ繋がる側頭筋にアプローチ。「ハンズフリーでケアしながら両手が空くのが最高です。私はシートマスクの上から使っていますが、目のくぼみが減り、目が大きく見えるようになったと実感しています」。マスクは水洗い可能。¥30,800(ヤーマン TEL:0120・776・282)乾かしつつトリートメント。ミストケア機能搭載「美髪器」。サロニア「トリートメント ミストドライヤー」独自の「ミストケアモード」を搭載。「専用の美容液セラムをセットしてから乾かすことで、ヘア美容液のマイクロミストが発生。毛髪がつるりとコーティングされるので美容室で高いトリートメントをした後のような仕上がりに。速乾性が高いのも助かります」。¥25,300(I‐ne TEL:0120・333・476)疲れで重だるいパーツを手早くリカバリーケア。ドクターエア「リカバリーガン」3段階の振動と形状が違う4種類のアタッチメントで気になる部位を多角的に刺激。「1分間に約3500回も振動するパワフルさで、本当にカラダの疲れが回復します。コンパクトで女性にも扱いやすいのも魅力。パートナーと使い合うのも心地よいです」。充電式コードレス。3色展開。RG‐01¥9,900(ドクターエア)マスク着用中のながらケア。EMSで表情筋エクサ。アテックス「ルルドスタイル EMSマスク」EMS搭載の普段使いもできるマスク。「ほうれい線や首元、表情筋を微弱なEMSでエクササイズ。メイクの上からでも使用できるので、オフィスでの作業中もこっそり“ひとりフェイスケアタイム”が叶います(笑)」。リチウムイオン充電式。全3色、M・Lの2サイズ展開。AX‐FRL912¥8,800(アテックス TEL:0120・486・505)8種類のアプローチを1台で。オールインワン美顔器。パルティール「パスリル」特許波形EMSやイオンクレンジング、ラジオ波など4モード、8つの機能を搭載。「このモデルは防水機能がついており、入浴中やスチーマーの使用中もケアできます。仕事が続いて肌が疲れきっている時も、しっかり睡眠をとれた日のような肌に復活。即効性に感動します!」。ヘッド部分の水洗いも可。¥151,800(パルティール)奈津子さん家電女優(元SDN48)。家電アドバイザー保持。150台の家電に囲まれて暮らす新米ママ。Tokyo FM『スカイロケットカンパニー』出演中。インスタ(@natsuko_kaden)も要チェック。※『anan』2021年12月29日‐2022年1月5日合併号より。写真・安田光優漫画・春夏アキト文・門上奈央(by anan編集部)
2021年12月25日ライフスタイルがますます多様になる2020年代。現代のフレキシブルな働き方に重宝する最新ガジェットで業務をもっと効率的に!ここでは“お仕事ガジェット”に注目します。オンライン&オフライン両用のツールが狙い目。コロナ禍で働き方が多様化したのに伴いさまざまなお仕事ガジェットが新登場。「テレワーク下の心身のストレス解消に役立つデバイスや、ビデオ会議のパフォーマンスを高めるツールなどが増えました。またオフィスのフリーアドレス導入が普及している背景もあり、場所に縛られることなく働きたい人をサポートするアイテムも豊富です」(テックライター・太田百合子さん)今後もテクノロジーの発展が働き方に影響すると太田さんは予測。「リモートと会社を行き来する働き方が主流になるはずなので、チームの連携がテキストやビデオ会議から音声サービスやVR空間などさらに多様化しそう。ガジェットの進化に引き続き注目です!」POINT1:すっかり定着したビデオ会議が最新機器の導入でもっとスムーズに。「リモートワークが広まり、ビデオ会議もいまや日常に。社内外問わず行うからこそ、快適かつスムーズに進められるよう万全な対策をとりたいものです」。必需品となるイヤホンや、背景隠しにあると重宝するパーテーションなど揃えておくと、ビデオ会議がノンストレスに、また集中して臨めること間違いなし。POINT2:ヘルシーに働くには、いまやウェアラブルデバイスが必携?!「絶えず変化する働き方へのシフトに心身のリモート疲れはつきものです」。忙しくなるとセルフケアまで手が回らない、そんな人ほど活用してほしいのがウェアラブルデバイス。最新機器のなかには長時間同じ姿勢でいると教えてくれたり、心身のストレスを和らげるためのマインドフルネスをサポートしてくれるものも。POINT3:流動的な働き方に常に寄り添うアイテムで、よりフレキシブルに。「完全リモートからリモートと出勤のハイブリッドに移行しつつある昨今。今後も場所を固定しない働き方が主流になるでしょう」。よってお仕事道具をまるごと持ち運べるアイテムがあると便利。かさばりがちな道具をコンパクトに収納できて、移動時間をストレスフリーにするケースやバッグを今こそ揃えたい。WORK GADGETS姿勢の良し悪しや精神状態を追跡するウェアラブルメガネ。JINS「JINS MEME」鼻当て部分の「CORE」に心身の状態を計測する6軸モーションセンサーを搭載したウェアラブルデバイス。「長時間の同じ姿勢に注意を促したり、ストレス緩和のためのマインドフルネスを提案してくれます」。取得データは専用スマホアプリで確認可。フレームの形や素材などは複数種あり。オーバル¥19,800(JINS)声が相手にもクリアに届く通話音質も優れたイヤホン。パナソニック「テクニクス 完全ワイヤレスイヤホン」小型ながら厚みのある高音質に特化。また独自の通話音声処理技術「JustMyVoice」テクノロジーを搭載。「周囲の雑音を抑えて自分の声を聞き取りやすくしてくれるので、外出先などでビデオ会議に参加するシーンで重宝します」。3色展開。EAH‐AZ40オープン価格¥15,000*編集部調べ(パナソニック TEL:0120・878・982)PC・スマホの代替にも。頼れるスマートディスプレイ。Amazon「Echo Show 8」「Alexa」搭載のスマートディスプレイ。「フロントカメラには自動フレーミング機能もあり、『Echo Show』シリーズ同士、またはスマホと繋いでビデオ会議ができます。ほかにも画面にニュースや予定などを表示でき、サブディスプレイとしても重宝します」。2色展開。¥14,980(Amazon)イヤカフ感覚でサウンドを楽しめる小型&軽量イヤホン。ambie「サウンド イヤカフ」イヤカフのように装着できるワイヤレスイヤホン。「自由度の高い完全ワイヤレスで耳の穴を覆わないので外の音もはっきり聞こえて安心です。圧迫感を感じないのに加えて、片耳4.2gと軽量なので、ビデオ会議や長い通話をしても耳が疲れにくいのが魅力」。2色展開。AM‐TW01¥15,000(ambie)作業効率アップに一役買う「Google」自慢のスマホ。Google「Google Pixel 6」提供:Google「Google」独自開発のチップTensorを採用したスマホ。「写真から不要な背景を簡単に消せる『消しゴムマジック』や、音声を録音しながら文字起こしができるレコーダー、スムーズな同時通訳が可能な通訳モードなど仕事に便利な機能が目白押しです」。3色展開。128GB¥74,800256GB¥85,800(Google)ビデオ会議中の「あれ?」「映ってない!!」を解消林製作所「ZIP LINK」「ファスナーで連結する布製パーテーション。ビデオ会議のバーチャル背景では手に持った製品を見せる際、背景に溶けることが多いので大活躍」。フレームサイズの幅・高さは各3種類。7色展開。正規販売代理店『オフィス家具屋さん』などで購入可。70Sサイズ(W70×H120cm)¥11,822~(オフィス家具屋さん)仕事に必要なあれこれは全部まとめて、この中に。コクヨ「スタンドバックパック、スタンドフォンポーチ」「仕事道具一式を収納できる『THIRD FIELD』シリーズがあれば、リモートワークの場所を選びません」。自立するスタンド機能搭載&スリムで省スペースに役立つ。バックパックは2サイズ、各2色展開。ポーチは3色展開。左・バックパック¥18,150~右・スタンドフォンポーチ¥4,400(コクヨ)太田百合子さんテックライター、エディター。スマホやパソコンなどの身近なデバイスからウェアラブルデバイスやIoT機器といった最新ガジェット、関連するアプリケーションやサービスに造詣が深い。※『anan』2021年12月29日‐2022年1月5日合併号より。写真・安田光優漫画・春夏アキト文・門上奈央(by anan編集部)
2021年12月25日2022年、どんなテクノロジーやニューアイテムが登場し、私たちの生活はどのように変化を遂げていくのか。2人の識者が、これからのライフスタイルを大予測。漫画家の春夏アキトさんの特別描き下ろしストーリーでご紹介します!POINT1:環境保全と健康に貢献。植物性ミルクが台頭。テレワークだけでなく、徐々に出社や外での打ち合わせも増えてきて、いつでも最大限のパフォーマンスを発揮するために、朝食への意識が高まっている昨今。朝食の定番といえば牛乳だが、植物性ミルクの存在感が年々増している。「環境への関心が高まり、ミルクもCO2を排出する動物ではなく植物からとろうという流れに。アーモンドやオーツ麦のミルクは日本でもすでに出回っていますが、’21年の7月にスウェーデンでは、世界初となるジャガイモベースのミルクが開発されました。ビタミンDや葉酸など栄養バランスも。地球環境に良くて、手軽に栄養も摂れる商品は’22年もどんどん出てくると思います」(世代・トレンド評論家・牛窪 恵さん)POINT2:メタバースの浸透で、仮想空間がより近く。’22年のキーワードを考えたとき、やはりメタバース(=インターネット上に存在する仮想空間やそのサービス)は外せない。利用者はVRヘッドセットなどを使ってメタバースにアクセスし、仮想空間内で仕事や友人との交流、スポーツや買い物までもが可能に。「VRヘッドセットなどの導入に最初はハードルの高さを感じるかもしれませんが、遠隔操作ロボットが必要な“テレイグジスタンス”などと比べれば低コストで広がりやすい仕組み。かつてPCも限られた人だけのものでしたが、一般の人たちにもどんどん広がりました。今後、通信速度が6G、7Gと速くなることでさらに追い風となるでしょう」(日本大学文理学部情報科学科助教、次世代社会研究センター センター長・大澤正彦さん)POINT3:フレッシュなサラダを、効率よく自販機で購入。最新の決済システムの導入などが進み、’21年は無人コンビニやラーメンの無人販売所など様々な“無人スポット”が出てきたが、牛窪さんが特に注目しているのが無人サラダ自販機。「すでにアメリカではかなり利用されていますが、日本でも徐々に増えてきました。AIセンサーが自販機まわりの人の通過数や滞留数を計測し、その情報と時間などを組み合わせて野菜の仕入れをコントロールできるのでフードロス削減の一助に。また販売するスタッフもいらないので、人手不足の解消にも繋がっています。Z世代などの若い人ほど、SDGs、健康への意識は高くなっているので、今後はより増えてくるはず」POINT4:フェムテック市場は引き続き拡大の一途。’21年の新語・流行語大賞にもノミネートされ、数々のメディアで特集されることも増えた「フェムテック」。女性が抱える健康課題をテクノロジーで解決する商品やサービスのことを指す。「今までは生理休暇なども取りづらかったですが、企業として“女性活躍”を掲げる以上は改善しようという意識が浸透しつつあります。フェムテックに関する商品も増えましたが、先日、心斎橋のPARCOに、女性の心身の悩みに寄り添うクリニックやショップが並ぶウェルネスモールがオープンしたのも象徴的。すでに海外では数兆円規模の投資を集めている分野ですが、日本でもこの流れは高まるでしょう」(牛窪さん)POINT5:会えない時間を経て、ギフト需要が増加。なかなか収束の見えないコロナ禍だが、家族や友人とも気軽に会えなくなっている分、物を介した人々の“繋がり願望”が高まっていると牛窪さんは分析。「東日本大震災後もそうでしたが、不安なときこそ誰かと繋がりたい、助け合いたいという気持ちは強くなってきます。そこで市場として伸びているのが“プチギフト”。カジュアルなプレゼントにメッセージを添えて、想いを伝えるという人が増加傾向に。特に贈る相手をイメージしながら、自分で好みの色のインクを調合できるペンなど…贈り手がひと手間かけることで、“エモさ”が感じられるアイテムなども人気のようです」POINT6:ロボットと心を交わす日を夢見て、目下研究中。’21年は外食大手などで、配膳ロボットの導入が相次いだが、今後のロボットとの関わり方は気になるところ。必要なものを届けたり、掃除をしたり…様々な機能を備えるロボットは人手不足が深刻な現代社会に希望を与える存在だが、大澤さんが目指すのは「人間と心を通わすロボット」の姿。「『HAI(ヒューマン・エージェント・インタラクション)』という人と深く関わるためのAI技術の研究を日々進める中で、“賢さ”だけを追求すると、ロボットはただの道具に成り下がってしまうことがわかりました。一方で逆にどのようなデザインをすればロボットにも“心”を感じられるのかという知見も集まりつつあります。今はまだいくつものハードルがありますが、ロボットと共存することで多くの人が暮らしやすくなる未来もそう遠くないはず」POINT7:スマートグラスのさらなる有効活用に期待。ジョギングでは呼吸や体温、発汗などを計測ができるスマートウェアを身につけていたアン子だが、大澤さんは「スマートグラス」のさらなる可能性に注目。「例えば接客業の人がスマートグラスをつけることで、お客さんの名前や購買情報をパッと確認することができて、それによって顧客満足度もアップ。今までは人間の能力に限界がありましたが、テクノロジーのおかげで購買体験をより充実したものにできます。一方でプライバシーの問題もあるため、今後は使用する場所や時間を制限するなど新しいルールができてくるかもしれない。技術革新と社会受容のバランスは、すごく重要だと思います」POINT8:お酒は、“飲まない”方がクールな時代に!?おうち時間の増加や健康意識の高まりが影響して、国内外問わず“ソバーキュリアス”と呼ばれる、お酒をあえて飲まない人や、進んでローアルコールを選ぶ人が増えているそう。なかでも注目度が高まっているのが、“ハードセルツァー”という分野。サトウキビの糖蜜由来のアルコールを使用した「アルコール入りの炭酸水」のことで、米国で誕生したとされる。「’21年、飲料メーカー各社が微アルコール飲料や、糖質・カロリーが控えめのハードセルツァーなどの新商品を出しましたが、’22年もこの流れは継続。従来はお酒に弱い人向けとのイメージも強かったのが、今は強い人もあえて健康を考えてセレクトする時代になっています」(牛窪さん)牛窪 恵さん世代・トレンド評論家、立教大学大学院ビジネスデザイン研究科客員教授。近著に『若者たちのニューノーマル Z世代、コロナ禍を生きる 』(日本経済新聞出版)など。大澤正彦さん日本大学文理学部情報科学科助教、次世代社会研究センター センター長。HAIの研究開発を行う。著書に『ドラえもんを本気でつくる』(PHP研究所)がある。※『anan』2021年12月29日‐2022年1月5日合併号より。漫画・春夏アキト(by anan編集部)
2021年12月24日柔軟剤で、服は温かくできる!同社は2020年4月、独自技術により、しっかり汗をかいた後の衣服内にこもる熱気を放出し、衣服内の体感湿度のMAX(マックス)-10%(マイナス10パーセント)を実現し、涼しい着心地に導く柔軟剤「ハミング涼感テクノロジー」を発売しました。今回は、冬場の機能性衣料が洗濯によって繊維が劣化し、温かさの低減を感じている人たちがいる実態に着目。新商品は、洗濯や着用により繊維が細くなるのを抑制し、糸をふっくらさせることで糸内に空気を含みやすくして保温率を向上させます。そのほかの商品特長・24時間消臭・抗菌※1。・冬のこもった汗臭を防ぎます。・赤ちゃんの衣服にも使用できます。・部屋干しOK。・花粉の付着・洗たくじわ・静電気も防ぎます。・えらべる2つの香り(ミューゲフローラルの香り/スイートムスクの香り)。※1 すべての菌の増殖を抑えるわけではありません。花王(マイナビ子育て編集部)
2021年10月07日バレンシアガ(BALENCIAGA)は、22年スプリングコレクションをデジタルショーにて発表した。テクノロジーを通して見た“現実”とは今季のコレクションには、テクノロジーを通して見た時の“現実”の変化を映し出している。私達が日々目の当たりにしている“現実”とは、フォトショップなどを用いて編集され、洗練され、変更された“別の現実”であり、現実と“別の現実”を読み解き区別することがもはやできなくなりつつある。バレンシアガは、そんな現実世界を「デジタルクローンの世界」を通して表現する。コレクションルックには、バレンシアガのこれまでのショーやほとんどのキャンペーンに出演しているアーティスト、エリザ・ダグラスのイメージを用いたデジタルクローンが登場。機械学習によって作成されたディープフェイクやキャプチャ、CGスキャンによってエリザ・ダグラスの顔をデジタルで移植したモデルがランウェイを歩く。バレンシアガとグッチのコードを融合注目は、グッチ(GUCCI)の2021年秋「アリア(ARIA)」コレクションでも発表されたグッチとバレンシアガの「The Hacker Project」。グッチのシグネチャーをバレンシアガのプロダクトとして解釈し、両ブランドのメゾンのコードを交差させ融合させることで、「しばしば偽造や流用が発生するファッションにおいて何が本物で何をもって偽物なのか?」という問いを投げかける。例えば、グッチのアーカイブのダブルG ダイヤモンドモノグラムデザインは、バレンシアガのダブルBロゴを用いて再編成。あたかもグッチのモチーフであるかのような体裁で“実はバレンシアガのシンボルが用いられている”というフェイントが、ボストンバッグやショルダーバッグなどに仕掛けられている。さらに、ビッグサイズのトートバッグには「This Is Not a Gucci Bag」のメッセージをハンドペイント。あえて自ら“グッチのバッグではない”と表明することで、正しさや“本物であること”の概念に揺さぶりをかけている。身体を離れた仕立てまた、象徴的なのは、テーラリングを解体し、身体から離れてフィットするように仕立てられたウェアの数々。テーラードジャケットやカバーオールの肩は極端に張り出し、ゆったりとした身頃の仕立てによって身体に密着せず空間を作っている。バレンシアガのクラシカルなコクーンコートを彷彿させるオーバーシルエットのラップコートは、ラフに安全ピンで前を留めた、無造作なシルエットに。やや歪んだフォルムや裾のほつれといった、有機的な綻びが印象的だ。尚、ネイビーのラップコートには、クロックス(crocs)との2度目のコラボレーションによる、クロッグのブーツをコーディネートしている。イエローのウルトラプリーツドレスは放射状に広がるプリーツがエレガントなフォルムを描き出し、パファージャケットやパーカは、高く仕立てた襟が首から離れて自立し、スカルプチャーのような佇まいを見せている。斜めに立ち上がった襟がアイキャッチなダウンベストには、メタルフープやスタッズを張り巡らせてジッパーやストラップ、サイドポケットを最適化したデニムスカートを合わせ、ファンクショナルなエッセンスをプラス。身体性を離れたウェアと、身体性に即したウェアのコーディネートを提示した。ラストルックとして登場した真っ赤なドレスは、ドラァグ アーティストのディヴァイン(Divine)からインスパイア。裾の分量感をより一層強調しデフォルメすることで、身体にフィットしている部分とのコントラストを強めた。
2021年06月10日プーマ(PUMA)は、最先端のテクノロジー「ゼティック(XETIC)」を搭載した初のスニーカー「カリブレートランナーシーエス(CALIBRATE RUNNER CS)」と「カリブレートレストア(CALIBRATE RESTORED)」を、2020年8月7日(金)よりプーマストア、プーマ取扱い店一部、プーマ公式オンラインストアにて発売する。プーマの最新テクノロジー「ゼティック」搭載の新スニーカー今回登場する新作シューズの最大の特徴は、ソールに搭載したプーマの最新テクノロジー「ゼティック」だ。一見、3Dプリントのように見える八の字型の空洞構造は、プラスチックではなく、高いレスポンシブ性を備えた発泡体によって構成。プーマのクッショニングシステムと組み合わせることで、着地時衝撃を最小限に抑えるとともに反発性を生み、歩行時の快適性をこれまで以上に高めている。カリブレートランナーシーエス「ゼティック」を備えた「カリブレートランナーシーエス」は、足にフィットするニット素材をアッパーに採用。グラデーションのようなカラーリングのホワイト、ブラックの2色を用意する。カリブレートレストア「カリブレートレストア」は、鮮やかなカラーリングの2色展開。グレーは、淡い色を組み合わせて爽やかな印象に。ブラックには、イエローやブルーなど原色を配してポップな印象に仕上げている。【詳細】「カリブレートランナーシーエス」「カリブレートレストア」発売日:2020年8月7日(金)・カリブレートランナーシーエス販売店舗:プーマストア(原宿、大阪、京都)、プーマ公式オンラインストア価格:16,500円(税込)・カリブレートレストア販売店舗:プーマストア(原宿、大阪、福岡)、プーマ公式オンラインストア価格:16,500円(税込)※プーマ取扱いの限定店舗については各ウェブサイトにて確認。※商品によりプーマストアの取扱い店舗が一部異なる。
2020年08月09日テクノロジーカルチャーの祭典「メディア アンビション トウキョウ 2020(Media Ambition Tokyo[MAT]2020)」が開催される。なお、WEB・SNSを通じてイベントを紹介する「eMAT」でも実施する。「MAT」最先端のテクノカルチャー作品を体感2020年で8回目を迎える「メディア アンビション トウキョウ」通称「MAT」は、テクノロジーカルチャーを実験的なアプローチで都市実装するリアルショーケース。会期中は、最先端のアートや映像を展示するほか、音楽、パフォーマンス、トークショーを実施する。気鋭のアーティストが集結2020年もテクノロジーカルチャーの世界を牽引する気鋭のアーティストたちが集結。メディアアーティスト、学際情報学博士の落合陽一、東京とロンドンに拠点を置くビジュアルデザインスタジオ・WOWら多数の作家が出展し、プログラムを配信していく。【詳細】メディア アンビション トウキョウ 2020開催期間:2020年2月28日(金)~3月8日(日)、3月14日(土)※WEB配信でも対応。<参加作家/プログラム例>落合陽⼀、脇⽥玲、高嶺格、IMG SRC、Qosmo、三浦亜美×板坂諭、WOW、小野澤峻Naotaka Fujii + GRINDER-MAN + evala、会⽥虎次郎、三木麻郁、中山祐之介、Wyatt Roy、Amir Zobel、Olga GengoRaw (石橋友也/新倉健人/吉田竜二/二口航平/吉田智哉)、トモトシ、Camila DeEzkauriatza、SUZY SULAIMAN、hysteria collective、Fablab 品川、OPEN MEALS、Rhizomatiks Architecture、Chevalvert、竹村眞⼀、坪倉輝明、小松宏誠、WOW、Vegetable Record、恵比寿映像祭、MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless、未来の学校祭、DIGITAL CHOC 2020、デジタルハリウッド大学大学院 成果発表会 DEFRAGMENT ‒DHGS the DAY‒
2020年02月02日サンローラン(SAINT LAURENT)が、グーグル(Google)が開発した最先端テクノロジー「ジャカードTM(JacquardTM)」 とのコラボレーションによって誕生した「Cit-e(シティ)バックパック」を、11月27日より直営店舗限定で発売する。COURTESY OF SAINT LAURENT「Cit-e(シティ)バックパック」(10万5,000円)は、伝導性繊維が織り込まれた素材をストラップ部分に使用したバックパック。バッグの内側にあるポートにタグを差し込み、スマートフォンとBluetooth接続をすることで、リュックを背負ったままスマートフォンの操作を可能にしてくれる。「Cit-e(シティ)バックパック」(10万5,000円)COURTESY OF SAINT LAURENTアプリを設定することで、「BRUSH UP(上にスワイプ)」「 BRUSH DOWN(下にスワイプ)」「 DOUBLE TAP(ダブルタップ)」「COVER(抑える)」といった4つの簡単な動作とアラートによって、音楽のコントロール、マップへのピン立て、写真撮影といった19の機能を操作することができる。なお、アプリはiOSとアンドロイドの両方に対応している。
2019年11月26日第1回20年後、どんな力を身につけなければならないかはじめまして!日本の教育を草の根から変えていこうと奔走する、二児のパパ&スーパー銭湯大好きな高山智司です。衆議院議員を3期10年務め、教育政策にも長年関わってきた経験から、国会議員を退いた今も、EdTech(エドテック)による “教育の民主化”を目標に掲げ日々活動しています。と言っても、EdTechって何?教育の民主化ってどういうこと?と思う方がほとんどでしょう。まずはそこから説明しましょう。EdTech が20年後の教育を大きく変える!EdTechとは、Education(教育)×Technology(テクノロジー)のこと。Finance(金融)×TechnologyでFinTech(フィンテック)という言葉はみなさんも聞いたことがあるでしょう。要するに、様々な分野をテクノロジーと掛け合わせることで、これまでできなかったことができるようになったり、新しい価値やビジネスが生まれたり、革新的なパラダイムシフトが起こることを指します。私はEdTechに興味を持ち、2016年にデジタルハリウッド大学院に入学しました。EdTechの第一人者佐藤昌宏研究室で学ぶためです。その後、2017年にテキサス州オースティンで毎年行われるSXSW Edu(サウス・バイ・サウスウエスト・イー・ディー・ユー)というIT界最大級の展示会に参加して衝撃を受けました。SXSWは、世界中から最先端のITベンチャーが集う、IT界のパリコレとも呼ばれるイベントで、Twitterとかエアビ(Air BnB)もSXSWに出展し注目されるようになりました。SXSWの教育に特化したものが、SXSW Eduです。そこでAdobeやGoogleといった企業も、教育関連のアプリやサービスを出展していましたが、「子ども用のツール」を開発するのではなく、ビジネスでも使われているツールを「子どももあたりまえに使っている」前提で、教育の未来像が描かれていることに、とても驚かされました。日本も負けてはいられないと、私はEdTech Japanを立上げました。EdTechを知ってもらうためにワークショップを開催したり、海外のEdTechイベントに日本の教育スタートアップの紹介もしています。ところで、つい先ごろ、OECDが先進48か国を対象にした、教育のICT活用の現状を調査した結果が発表されましたが、日本はビリから2番目。このままでは日本はどうなってしまうのか、不安で仕方がありません。変化する世の中に、従来型の学校システムでは対応できない!日本の教育はこれからどうなっていくべきなのでしょうか。近い将来には、多くの仕事がAIに取って代わり、今の子ども達が大人になる頃には、その半数以上は今存在しない仕事に就いているだろうと言われています。また、これからは、一生一つの仕事に従事するのではなく、転職を繰り返しながら複数のキャリアを築いたり、同時に2つ以上の仕事を持つ人も増えていくでしょう。世の中は、不確実化、複雑化、複線化しているのに、学校現場は相変わらず「一斉型・画一型」の授業が中心です。このような教育を行っていたのでは、未来の変化に対応できません。医者になりたい人も、プログラマーになりたい人も、科学者になりたい人も、みんな一斉に同じ勉強をする、というのが今の学校システム。そうではなく、これからの学びは、アダプティブラーニング、つまり、一人ひとりの能力やニーズに合った、個別最適型学習であるべきです。しかし、それを実現するためには、多様な環境や教える人材が必要です。そんなことができるのは一部の余裕のある人だけでしょう。でも、テクノロジーを使えばそれが可能になります。たとえば、2008年ごろからアメリカで始まった大規模公開オンライン講義「MOOC」は、eラーニングの技術を使って、世界中のどこにいても、アメリカのハーバード大学やスタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)などの講義が受講できるプラットフォームです。テストに合格すれば単位も取得でき、しかも受講料は無料。もう実際の大学に行かなくても、高度な教育を受けることができるのです。2013年から、東京大学もMOOCに参加しています。身近なところでは、海外のネイティブ講師と1対1で英会話をする「オンライン英会話」の授業を採り入れている学校もありますし、いつでもどこでも好きな時に好きな場所で勉強できる映像授業行う学習塾もあります。テクノロジーを使えば、時間や場所の制約なく、自分の学びたいことを自由に学べるアダプティブラーニングの時代がもうそこまで来ているのです。これからの子ども達は何を学ばなければならないか未来を生きる子ども達は、これから何を学ぶべきなのでしょうか。従来の読み書き計算に加え、英語などの語学、ICTリテラシー、そして、最近ではSTEAM教育が大事だということが言われています。STEAMとは、サイエンス(科学)、テクノロジー(技術)、エンジニアリング(ものづくり)、アート(芸術)、マセマティックス(数学)の略です。つまり、これまでの日本の教育で行われてきたように、文系理系で分けるのでなく、様々な分野について横断的に学ぶことが必要になると言われているのです。しかし、今の教育現場では、STEAMを教えられる人材も環境も揃えることは難しい。そこで、テクノロジーの出番です。e-ラーニングシステムを使って遠隔授業をしたり教育アプリを活用することで、全国どこででも質の高いSTEAM教育が受けることが可能になります。教育の民主化=広くあまねく、教育の機会が与えられることところで、最初に言った「教育の民主化」とはどういうことか。テクノロジーによって、本来なら一部の裕福な人にしかできない個別最適な学習=アダブティブラーニングが、広くあまねく誰にでも可能になる。これが、教育の民主化です。これを私は広げていきたいと考えています。でも、様々な制約がある公教育の中でこれを実現するには何年もかかるでしょう。アメリカでは、「20年も待っていられないよ!」という親たちが、新しい学校を作る動きが始まっています。次回はそのことについてお話ししたいと思います。高山智司(EdTechJapan リサーチアナリスト・公共政策シンクタンク代表理事)衆議院議員3期10年の経験を生かし公共政策シンクタンク設立。公共政策ファシリテーターとしてセミナー講演多数。本業はシブヤの大企業役員と社会人大学院生。中学生と小学生の父親。好きなこと:スーパー銭湯とマラソン取材・構成石井栄子
2019年06月28日最先端テクノロジーカルチャーの祭典「メディア アンビション トウキョウ 2019(Media Ambition Tokyo 2019)」が、六本木ヒルズ展望台 東京シティビューをはじめとする東京都内各所にて開催される。期間は2019年2月23日(土)から3月3日(日)まで。7回目を迎える「メディア アンビション トウキョウ」は、最先端のテクノロジーカルチャーが東京の街に集結するイベント。「ART & TECH TOKYO」をテーマに、メイン会場の六本木ヒルズ展望台 東京シティビューをはじめ、六本木、渋谷、銀座、虎ノ門、台場といった都内各所で、最新テクノロジーを駆使したアートや映像などが展開される。参加アーティストは、ピカチュウ大量発生チュウ!やアンリアレイジ(ANREALAGE)の展覧会などで活躍する「ライゾマティクス アーキテクチャー」や、森ビルと共に手掛けた巨大デジタルアートミュージアムも話題の「チームラボ」、変態する音楽会などを手掛けるメディアアーティスト落合陽一など。ポケモンGOでタッグを組む「ナイアンティック」と「ポケモン」、"宇宙を人類の生活圏にする"をビジョンに掲げる企業「ispace」なども初出展する。【詳細】メディア アンビション トウキョウ 2019会期:2019年2月23日(土)~3月3日(日)会場:六本木ヒルズ/東京シティビュー、TOKYO culture research(六本木)、アンスティチュ・フランセ東京(飯田橋)、デジタルハリウッド大学(御茶ノ水)、日本科学未来館(台場)、代官山 T-SITE(代官山)、銀座蔦屋書店(銀座)、TSUTAYA TOKYO ROPPONGI(六本木)、EDGEof TOKYO(渋谷)、新虎通りCORE(虎ノ門)、MORI Building DIGITAL ART MUSEUM : EPSON teamLab Borderless(台場)ほか出展作家:tiks Architecture/ispace/teamLab/落合陽一/WOW/nor/Enhance/ANOTHER FARM(スプツニ子×串野真也)/PARTY/脇田玲/IMG SRC/IMA/Thierry FOURNIER/田所淳/Qosmo ほか総勢30組予定
2019年01月20日テクノロジーの新しい方向性に注目!ここでは2019年に流行りそうな“ロボット”に迫ります。便利さより、心の満足度を追求。「“テクノロジー=便利さ”という流れは、穏やかに感じられそうです」と、「ギズモード・ジャパン」編集長の鈴木康太さんは予測。「’19年は、人の心を満足させることにテクノロジーを生かしたロボットが続々と生まれそう。すでに’18年、『Qoobo』というクッション型セラピーロボットが発売されており、’19年には『LOVOT』が登場します。どちらも人の代わりに仕事をするのではなく、何もしないのに存在することで温かい気持ちになれるという特徴があります。ロボットの進化が新たなフェーズに入ったのでしょう」LOVOT“LOVE×ROBOT”をテーマに開発された人の愛する力を育む家族型ロボット。甘えたり、人見知りをしたりと、行動に人間らしさがあふれる。予約受付中。販売は’19年。OQTA HATOスマホから鳴らせる鳩時計。離れて暮らす家族に、“用事はないけどあなたを想っているよ”と伝えられるシンプルなコミュニケーションとして人気に。¥15,800(OQTA TEL:03・6300・5736)Qooboふわふわの見た目や愛らしい丸いフォルムに心が癒される、ペット感覚で付き合えるセラピーロボット。撫で方によって、しっぽの動き方が変化するところがポイント。¥12,000鈴木康太さん 「ギズモード・ジャパン」編集長。ガジェットやプロダクト、テクノロジーにまつわる最新情報を発信する。※『anan』2019年1月2・9日号より。取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2018年12月28日専門家・プロ:渡邉純子(コドモット)小宮山利恵子(こみやまりえこ) リクルート次世代教育研究院院長。同研究院はリクルートマーケティングパートナーズにおける次世代の教育を考える調査研究機関で、小宮山さんは立ち上げからかかわり、未来の教育を研究している。超党派国会議員連盟「教育におけるICT利活用促進をめざす議員連盟」有識者アドバイザー。2018年8月より東京学芸大学客員准教授。第4回教育とテクノロジーの融合がひらく子どもの未来とは?渡邉:教育にテクノロジーが入ってくることで、これからの教育はどう変化していくのでしょうか。小宮山:テクノロジーのなかでも、VR(仮想現実)やAR(拡張現実、現実の風景とデジタル情報を重ね合わせて表示する)が教育に入ってくると、かなり変わってくることが予想されます。先日わたしが参加した米国の発表会では、VR・ARを使って古代エジプト史を学ぶというコンテンツが紹介されていました。ピラミッドの中に友だちといっしょに入って、壁画を見たりできるんです。医療にはすでにVR・ARが入ってきている例もあります。手術の前の子どもたちは精神的にとても不安定なので、VR・ARを使って直前に気もちを緩和してから手術室に行くと、脈拍などが安定するそうです。こういった取り組みは、運動会がいやだ、数学がいやだという子に、その前にゲーム的な取り組みで緩和するというようなかたちで、学校に応用できるかもしれません。渡邉:過去のできごとのように実際に体験できないこと、子どもの気もちや技術が理由でできないことを、できるようにするためのサポートをテクノロジーがして、子どもの世界を広げていく時代になりそうですね。小宮山:潜在的な能力を引き出すことって、カンに頼っているところが多いですよね。それは先生もそうです。いままでカンで、こういう子はこう、みたいな導きがあったと思いますが、はたしてそれが今後もそうなのかわからない。そして、テクノロジーが進展していくなかで、去年成功していたことが今年はもう陳腐化してしまうこともある。だから、学びもどんどん刷新していかないと追いつかないんです。そのなかで、昔はこうだったという話がどこまで通用するでしょう。そこにテクノロジーが役立ちます。テストの解答分析や学習者全体のデータ分析などから、潜在的な能力を引き出すためのレコメンドやアドバイスが可能ですから。もちろんそれがすべてではありませんが、選択肢の一つとして提示できる。スタディサプリはそんなふうに、教育を科学したいんです。渡邉:そうなってくると、家庭でのサポートも変わってきますね。保護者がどうサポートすると、子どもたちの未来につながるのでしょうか。スタディサプリを運営する(株)リクルートマーケティングパートナーズのオフィス。壁面いっぱいに教育に関する本が集められている小宮山:選択肢をできるだけ多く設けて、子どもがやりたいと言ったらやらせる。そのための環境を整えるのが一番重要だと考えています。子どもが大人になるころには、保護者にはわからない未来が広がっているわけですから、保護者が子どもにアドバイスするのって難しいと思うんです。それからわたしは、やりたくないものは無理してやらなくても良いと思っています。人生100年、健康寿命80年とされる一方で、企業の平均寿命が22~23年と言われています。20歳から働き始めたとして、その後の人生60年と22~23年には大きな差がありますよね。さらに、企業の終身雇用はほとんどなくなるかもしれません。そのような状況になると、兼業するか、フリーランスになるか、転職をくり返すか、しかありません。そこでは、自分の強みがなにかわかっている人が強いんです。そして、自分に足りない部分は、その分野の能力が強い人を連れてきてチームを形成する、という社会になると思います。だから、いかにその子の好きを伸ばしてあげられるかが重要なんです。そして、お母さん、お父さんも自分の好きなものを見つけましょう。親が自分の好きなものをもっていると、子どももそれがわかるんです。渡邉:スマホやタブレットを使って学習するときに、保護者が注意する点はどんなことですか?小宮山:自分の目の届くところで使うことです。わが家でも、必ずわたしがいるところでやることを徹底しています。自分の部屋ではなく、必ずわたしがいるリビングでスタディサプリの学習をやっています。また、もし不安でしたら、始めのうちは1日に30分とか1時間とか、時間制限をかけて、ルールを決めてやってみると良いと思います。その際には、必ずスマホやタブレットを渡す前にルールを決めること。渡してしまってからだと、ルールがなし崩しになりますので。ルールが破られたときのことも決めてしまい、もしルールが破られたら、必ずそれを実行する。そこまでやると、平和が保たれると思います!(笑い)小宮山:それから、お子さんには、テクノロジーに早めに触れさせておくのが良いと思います。どれだけテクノロジーに触れているかで、高校生、大学生、大人になったときに、編集能力や発信力、デジタルリテラシーや情報リテラシー※1が変わってくると思うんです。早いうちに失敗しておけば、ああ、これはネットに書いちゃいけないんだなとわかりますが、ある程度年齢がいってからだと、炎上したりして大惨事になって、就職にも影響するかもしれない。そうなってしまったら困るので、小さなころから触れさせるのがわたしは良いと思います。※1:リテラシーとは、ある事柄に関して適切な判断を下したり、ふさわしい使い方ができるような能力のこと。また、これからは世界の人たちと。外国からの労働者が増えるかもしれないし、機械翻訳の精度が上がってどんどん世界の人たちといっしょに働く。そうなったときに、テクノロジーがわからないと、自分が困ってしまうんです。ほかの国々は、発展途上国でも、テクノロジーに触れていますから。※2100%でなくて良いんです。5%でも10%でも良いから、テクノロジーに慣れるようにしていってほしいと思います。渡邉:本日はありがとうございました。※2:PISA2015年調査国際結果(OECD)などによる 第1回国内外で累計約74万人が利用している動画授業とは第2回スタディサプリで子どもの学びはどう変わるのか第3回スタディサプリで学校はどう変わるのか第4回教育とテクノロジーの融合がひらく子どもの未来とは?渡邉純子(コドモット)(わたなべじゅんこ)株式会社コドモット代表取締役社長。NTT在籍時代の2001年、子ども向けポータルサイト「キッズgoo」を立ち上げ、同サイトでデジタルコンテンツグランプリ・エデュテイメント賞受賞。独立後は小学生向けのコンテンツを中心に、企業の子ども向けWebサイトや公共団体の子ども向けツールなどの企画制作を数多く手がける。一男一女の母。
2018年09月28日専門家・プロ:渡邉純子(コドモット)小宮山利恵子(こみやまりえこ) リクルート次世代教育研究院院長。同研究院はリクルートマーケティングパートナーズにおける次世代の教育を考える調査研究機関で、小宮山さんは立ち上げからかかわり、未来の教育を研究している。超党派国会議員連盟「教育におけるICT利活用促進をめざす議員連盟」有識者アドバイザー。2018年8月より東京学芸大学客員准教授。第3回スタディサプリで学校はどう変わるのか渡邉:スタディサプリは学校でも使われているのですか?スタディサプリを導入した学校のようす。右側の男性は生徒のサポートをするスタッフ小宮山:現在、全国に約5000校ある高校のうち2353校に学校向けのスタディサプリが導入されています。小学校・中学校に自治体単位で導入していただいている地域もあります。たとえば、東京都の渋谷区では公立の全小学校・中学校に、大阪府の寝屋川市では公立の全中学校でスタディサプリが導入されています。導入した学校では、宿題をスタディサプリでやる、事前の学習をスタディサプリでやる、昼時間を使った15分授業で従来のミニテストのかわりにスタディサプリを使うというように、さまざまな使い方をしていただいています。反転学習※を行なっているところもあります。※授業をオンライン等で自宅学習し、学校ではグループワークや討論などを行なう授業型式小宮山:学校と家で同じタブレットを使うようになると、テクノロジーが日々のシーンのなかにあることが当たり前になるので、学校内と学校外のつながりに断絶がなくなっていますね。ただ、スタディサプリはあくまでもサプリメント(補助栄養)で、補助教材、副教材という位置付けで、先生の授業を補強する意味合いが強いです。渡邉:学校でスタディサプリを使って、成績は上がりますか?小宮山:上がった例もあります。渋谷区内のある中学校では、スタディサプリを使って到達度テストの成績が、2カ月半で平均20点アップしたそうです。その中学校では、使い慣れた学習ノートを活用して、問題、動画、解き直しのサイクルをルール化したということです。スタディサプリを使う前と後でノートのとりかたが変わり、以前は教科書の丸写しだったのが、要点を考えながらノートにまとめるようになったそうです。渡邉:アクティブ・ラーニング※でも使われているのですか?※アクティブ・ラーニングとは、一方向的な講義形式の授業ではなく、子どもが能動的に学習する方法のこと。問題解決学習や、教室内でのグループ・ワーク、ディスカッションなども含まれる。小宮山:スタディサプリは教科教育ではない動画も用意しています。これからの正義とはなにか、哲学、経営といった、21世紀型の学びに関する内容のものです。スタディサプリを導入している奈良県の市立一条高校では、これらの動画を使って、アクティブ・ラーニングを実施しています。動画を見たうえで、グループごとに地図を1枚渡し、ハンバーガー店をどこに出店すると一番売上げが上がるか考える演習を行なっているんです。生徒のスマホを使って案をまとめ、発表します。アンケートもスマホで行ないます。渡邉:経営に詳しい先生がいないからできない、という学校間の格差の解消にもなりそうですね。先生の役割も変わってくるのでしょうか。小宮山:わたしは、一方的に教える“Teach”という言葉はもうなくなって、“学び合う”という言葉が主流になってくると考えています。テクノロジーが普及することで情報を受け取りやすくなったせいで、先生よりも子どもたちのほうがより知っている情報があるかもしれないし、たとえばプログラミングのように、子どもたちのほうができることもあるかもしれない。ですから、子どもたちから学ぶことはより多くなるのではないかと思うんです。それはテクノロジーの恩恵だと思います。当然、先生の役割も変わってくる。Teaching、つまり教えることの割合が少なくなると考えています。もちろん学校という存在は重要ですが、医学とか理科系科目以外は、100年前から教えていることがほとんど変わらないという状況だとすると、その部分はスタディサプリのようなテクノロジーでぎゅっと圧縮して学べる可能生が高い。そして、チューター、メンター、ファシリテーターの3つの役割が大きくなるのではないかと思います。チュ-ターとは、子どもに寄り添う伴走者としての役割、メンターとは、子どもの意欲を引き出し潜在的な能力を見つける役割です。ファシリテーターは、集団の議論を運営して高い成果を出していく役割ですね。授業も変わってくるのではないかと考えています。「この動画を予習として見ておいて」と宿題にして、学校ではグループ学習やアクティブ・ラーニング、課題解決型学習といった、議論などを中心にした授業を行なう、という具合です。そのときに、それぞれの子どもがどこまで理解できているのか把握し、議論を回していく力がこれからの先生には必要なのではないかと思います。小宮山:講演をすると、先生方から「わたしたちの仕事はなくなるんでしょうか」と聞かれるのですが、わたしは「なくなりませんよ」とこたえます。どこの研究所で出している発表でも、先生の職はなくならないと言っています。教材や役割の内容は変わっても、先生自体はすごく重要な存在なんです。 ――先生の役割が変わるという小宮山さんの指摘に、保護者の想像をこえた未来を子どもたちが生きていくのだと実感させられます。最終回となる次回は、教育にテクノロジーが入ることで、子どもの未来がどう変わるのか、そしてそんな時代の家庭の役割について聞きます。 第1回国内外で累計約74万人が利用している動画授業とは第2回スタディサプリで子どもの学びはどう変わるのか第3回スタディサプリで学校はどう変わるのか第4回教育とテクノロジーの融合がひらく子どもの未来とは?渡邉純子(コドモット)(わたなべじゅんこ)株式会社コドモット代表取締役社長。NTT在籍時代の2001年、子ども向けポータルサイト「キッズgoo」を立ち上げ、同サイトでデジタルコンテンツグランプリ・エデュテイメント賞受賞。独立後は小学生向けのコンテンツを中心に、企業の子ども向けWebサイトや公共団体の子ども向けツールなどの企画制作を数多く手がける。一男一女の母。
2018年09月21日近年、「スマート〇〇」という言葉をよく聞くようになりましたよね。中でもスマートスピーカーは昨年秋に〔Google〕から発売された《GoogleHome》を皮切りに〔Amazon〕の《AmazonEcho》など、わずか半年で身近なものになりました。そこで、今回はスマートスピーカーを利用した生活空間を提案する「スマートホーム」を体験してきました。もしかしたら数年後、今回体験したような生活が当たり前になっているかもしれません。みなさんも未来の生活をひと足はやく体験してみましょう。リノベーションをプロデュース!〔リノデュース〕とは……?〔リノデュース〕は、中古マンションの物件探しとリノベーションをするサービスを提供しています。中古マンションで、新築よりもお手頃な価格で理想の住まいを実現できる点がポイントです♪中古マンションの物件探しから、お部屋のデザイン、家具の手配、リノベーションのプランニング、施工、アフターサポートまで、ワンストップで行っています。そんなリノベのプロの〔リノデュース〕が、リノベーションのサービスの一環として「スマートホーム化」を提案しています。リノベ×スマートホームで暮らしをもっと豊かにスマートホームは、家の中の家電や照明などをインターネットにつなげることでより便利になる暮らしのこと。例えば《AmazonEcho》などのスマートスピーカーがあると、各家電へネット経由で指示をだして、声だけで照明のオンオフ、明るさの調光、鍵の施錠やロボット掃除機の操作などが可能になります。〔リノデュース〕さんは、「まだまだこれからの事業ですが、趣味嗜好や生活全般をスマートホームで、より便利にしたい」とおっしゃっていました。また、すべての機能をコンピューターに任せる、というのは抵抗がある方もいるかもしれませんが、家の中のすべての家電を座っているだけで動かす、というわけではありません。毎日使っている家電はそのままに、例えば、料理をしていて両手がふさがっているときにロボット掃除機に音声で指示を出して掃除をしてもらう、など手が回らないときの「サポート」としての側面が強いそうです。あくまで快適なお住まいの提案なので「サポート」という点がポイントです。そんなスマートホーム化した暮らしを体験させていただきました。まずはスマートスピーカー《Amazon Echo》を使ってみました!今回、使用するスマートスピーカーは〔Amazon〕の《AmazonEcho》です。「アレクサ」と話しかけるだけでお部屋のあらゆる家電を動かしてくれるAIが搭載されています。私は今回初めて体験してみたのですが、「すごい!」の一言に尽きます。この《AmazonEcho》はインターネットを経由した家電への指示だけでなくスピーカー本体でもいろいろできるみたいです。さっそく試してみました。「アレクサ、今何時?」「現在の時刻は〇時〇〇分です」(アレクサ)すごい!確かに教えてくれた!「アレクサ、お茶を買って」「税込みの金額は●●円です。カートに入れますか?」(アレクサ)「はい、入れます!」すごい!確かにカートに入っています。過去の買い物の履歴からお茶を入れてくれるそうです。頭がいいです……!他にも《Amazonミュージック》のストリーミングサービスを利用して音楽の再生もできるようです。「アレクサ、音楽を流して」「再生します」(アレクサ)流れてきました!「アレクサ、1分早送りして」そんな機能もあるんですね!他にもアラームやタイマーの設定、その日の天気も事細かに教えてくれたり、所在地を登録すれば周辺の上映している映画の情報など、レジャーの情報も教えてくれます。これだけでとっても便利!声だけで照明をつけてみよう!とっても便利な《AmazonEcho》ですが、さらに家電とも連動しています。まずは照明を試してみましょう。「アレクサ、照明を消して」確かに消えました。なるほど、夜疲れて帰ってきて、そのまま電気を点けたまま横になってしまったとき、寝たまま《AmazonEcho》に声を掛ければ電気を消せるのは便利ですね。《AmazonEcho》と電球が連動し照明を調節しているようです。施錠もお任せ!声だけで戸締りもできる《スマートキー》というハードを玄関にとりつければ、施錠も可能なようです。「アレクサ、玄関をロックして」「玄関をロックしました」(アレクサ)確かにロックされました。外からでもスマホを使えば操作は可能となっています。これなら両手がふさがっているときなど、鍵を探す煩わしさがなくなりましたね。ルンバに指示して、掃除もできる!〔iRobot〕のロボット掃除機《ルンバ》はもともとスマホなどで操作は可能ですが、《AmazonEcho》と連動させれば声だけで操作が可能です。「アレクサ、ルンバを使って掃除をして」掃除の開始と停止、充電器の基地に戻る機能に対応しています。時間指定の掃除も可能です。でかける前に《AmazonEcho》に一言いっておけば掃除をしておいてもらえるんですね。これは便利♪《FireTV》でテレビの操作も続いてはテレビです。《AmazonEcho》とテレビとの接続は未実装ですが、《Amazonプライム》に契約をしていれば《FireTV》のリモコンについているマイクから映画や番組など、音声での再生が可能となっています。スマートホーム、今後の展望今後のスマートホームは、今言える範囲ですと、壁付けのコンセントをスマート化するプランが海外の開発段階にあるそうです。これができるとコンセントに繫がれている家電をすべてスマホでオンオフができたり、エアコンの調節などができるようになるそうですよ。それは便利ですね♪スマートホームが気になった方は〔リノデュース〕さんで無料相談や体験会も随時開催されているそうですよ。ぜひリンクをクリックしてみてくださいね。〔リノデュース〕ホームページ
2018年05月18日六本木、渋谷、銀座、お台場など都内10ヶ所で、1ヶ月にわたり日本のデジタルクリエイターの作品を中心に最新テクノロジーアートを展示・実演するMAT(MEDIA AMBITION TOKYO 2017/メディア アンビション トーキョー2017)が2月11日、六本木ヒルズ52階でスタートした。今年で5回目を迎えた同展にはこれまでに、ライゾマティクス、チームラボ、WOWなどメディアアートの第一線で活躍するアーティストたちが参加。六本木ヒルズの展望フロア、52階の東京シティビューへの入場料だけで入場可能で、夜景を活かした作品展示は認知度も年々高まりつつある。従来の美術館、ギャラリーでの展示とはまた違った楽しみ方のできるテクノロジー系イベントとして、昨年は六本木ヒルズだけで8万人の入場者があったという。今回の六本木ヒルズの会場ではWOWがレクサスとコラボレーションし、東京をテーマとしたモーショングラフィックスをドーム型モニターで体感できる装置を展示。また、デジタルネイチャーを提唱する落合陽一の浮遊をテーマにしたインスタレーション作品、デザインエンジニアリングという考え方を実践しているTakramによる3作品、今年のアルスエレクトロニカに出展した小室哲哉と脇田玲による映像作品など、コマーシャル業界を始め幅広いジャンルで知名度のあるチームやアーティストたちが出品している。「Android Experiments OBJECT」のコーナーでは、Googleが主催して行った同コンテストでグランプリに選ばれた4つのアイデアを出展。洋服の襟に付けることで各個人に最適な英会話を生成する小型マイクデバイス、マタニティマークをスマホに連動させたアプリなど、実用化が形として見えるプロダクトが展示されている。さらに今回、次世代を担う若手作家として学生作品を多数紹介。筑波大学・落合陽一研究室の作品ゾーンでは、蚕を3Dプリンターとしてとらえ立体作品を制作するアイデアや、形状記憶合金を用いた3Dプリンター作品など、すぐにでも実用化できそうなアイデアが提案されている。学生作品は日本科学未来館で2月24、25、26日の3日間「学生CGコンテスト受賞作品展 / Campus Genius Meeting」が、MATの一環として開催される。また、2020年東京オリンピックに向けての実験的なアプローチを今回のイベントは兼ねており、「ジャンルやボーダーを超えた自由な実証実験の場として、テクノロジーの可能性を探る」(谷川じゅんじ・MAT実行委員会)ことを目的としたトークイベントや、「2020年の東京オリンピックは東京の街全体を使わないとだめ」とライゾマティクスの斉藤精一代表取締役が話す、AIと3DデータとICT・IoTが建築にどのように影響を与えるか、というワークショップなどが期間中に予定されている。海外からの作品は、二つの巨大な花のスカルプチャーが向き合い、お互いが会場の音や動きをセンサーで読み取ることで対話を行うというダビッド・ルテリエ(David Letellier)のキネティックスカルプチャー「ヴァーサス(Versus)」が出品されている。同会場で唯一インタラクティブな要素を備えたこの作品は、2012年のアルスエレクトロニカ賞受賞作品で、他の作品に商業主義的なアプローチが目立った分、アート作品としての存在が際立った。音楽アーティストとしてもさまざまな名前で活躍しているルテリエは初日の11日夜に行われたライブイベントで渋谷慶一郎とライブパフォーマンスも披露した。同作品はMATの関連イベントとして2月10日から3月20日までアンスティチュ・フランセ東京などで開催されている日本とフランスのメディアフェスティバル第6回「デジタル・ショック」とも連動。ロボットと人間の感情的な関係性をテーマにしたインスタレーションやライブ、講演会がアンスティチュ・フランセでは行われる。【イベント情報】MEDIA AMBITION TOKYO 2017■六本木会場六本木ヒルズ52階 東京シティビュー住所:東京都港区六本木6-10-1<展示>会期:2月11日から3月12日時間:10:00から22:00入場料:無料(東京シティビュー入場料が別途必要)<全会場>*開催期間は会場によって異なる01. 六本木ヒルズ02. ART & SCIENCE GALLERY LAB AXIOM(六本木)03.アンスティチュ・フランセ東京(飯田橋)04. 渋谷ヒカリエ(渋谷)05.ラフォーレミュージアム原宿(原宿)06.代官山T-site(代官山)07. チームラボ(水道橋)08.日本科学未来館(お台場)09. Apple Store, Ginza(銀座)10. デジタルハリウッド(お茶の水)Text: 野田達哉
2017年02月14日最新テクノロジーを知って作る、闇夜に輝く蛍光ネオンネイル。日本人ネイリストは、形が正確なフレンチネイルや、繊細なネイルアートが得意!本当に高いテクニックを持っていると、自信を持って言えます。多様なテクニックを身に着けているからこそ、SNSなどで作品を見たときに「ふむふむ、こんな感じで作るのかしら?」なんて予想がついてしまうことも多いのではないでしょうか。だからこそ、作り方が分からないデザインや、斬新な質感に出合うと、ハッとします。「え!なにこのエフェクト!どうなってるの?」なんて思うと、作り方を知りたくてドキドキしてきます。もはや定番になった「鏡のようにギラリとするミラーネイル」、光を吸収する蓄光材(ちっこうざい)を混ぜ込むことで「暗闇で光るグローネイル」、磁石を近づけるとキャッツアイのように表情が変わる「マグネットジェル」などなど。現在は手作業の技のみならず、テクノロジーとお友達になることで、刺激的なネイル作りができるようになってきました。 ネイルが暗闇で光る “近未来な60’s サイケデリックデザイン”今回のネイルアートは、“60’s サイケデリック”をテーマにした作品を中心に、ご紹介していきます。(ジェルはすべて、ジュエリージェルの商品を使用しています。)サイケデリック(幻覚作用)とトランス(覚醒)に支配される、60年代の夜をイメージしました。このサイケな感覚にぴったりだったのが、ジュエリージェルの「ネオンカラー(蛍光色)」と蛍光色を混ぜ込んだメタリックカラー「ランタナ」です。クラブで使用されるブラックライトに、これらのカラーが晒されると、デザインの表情がガラリと変わります。闇に妖しく浮かぶ、近未来的な輝きを発するのです。 蛍光ネオンカラーは、2つの表情とも美しく作るのがポイント暗闇で表情を変えるネイルを作る場合、私は忘れないようにしていることがあります。それは「2つの表情とも美しく作る」ということ。暗闇で光るときにはクールだけれど、太陽の下ではなんだかダサい(笑)なんて、ちょっと悲しいですよね。2つの顔ともかっこいいネイルでこそクール!「真夜中は別の顔」なんて小説のタイトルを、ネイルにも拝借したくなります。雑誌やデザイン性の強いネイルのみならず、この光と闇のマジックは素敵に働きます。通常のネイルデザインの一部に、ネオンカラーやランタナシリーズを使うことで、思いもよらない表情を見せるかもしれませんよ。お試しください! 最新テクノロジーが後押しする、近未来ネイルアートに注目技術鍛錬はもちろん必要なことです。その上で、テクノロジーの進化にも目を光らせておくと、アイディアの幅がぐっと広がります。画材屋、ホームセンターは「宝箱の眠る海」といっても過言ではありません!お休みの日に覗きに行くと、発見があるかもしれませんね。ネイリストたちの実験や練習を礎に。テクノロジーが後押しする近未来ネイルアートが、今日もどこかで生まれています。ネイルアーティスト/田邉 薫(mini-ka SURGA)
2017年02月12日テクノロジーアートの祭典「メディア アンビション トーキョー2017(MEDIA AMBITION TOKYO [MAT] 2017)」を六本木ヒルズを始めとする都内各地で開催。会期は、2017年2月11日(土)から3月12日(日)まで。現代において、テクノロジーはその勢いを止めることなく飛躍し続け、もはや単なる有用性という枠組みを超えて、私たちの知覚や文化体験そのものを変化させている。5回目となる「MAT」では、最先端のテクノロジーカルチャーを実験的なアプローチで提案。六本木を中心に、渋谷、銀座、お台場など東京の街全体を舞台に、様々な分野のアーティストや企業、そして一般の参加者を巻き込んで、アート、映像、音楽など、様々な”未来”のカルチャー体験を探ってゆく。今年も、WOWやライゾマティクスなど、第一線で活躍するアーティストが多数参加。人間、自然、そしてコンピューターがシームレスにつながり合う「デジタルネイチャー」を提案する話題の研究者・落合陽一や、テクノロジーを手段にデザインの可能性を探るTakram、さらに小室哲哉も初登場だ。さらに、おなじみのチームラボは、子供に向けたワークショップを開催する。作品の展示や、映像、トークセッション、さらには新技術を使った実験的な音楽ライブまで、様々なアプローチの企画を実施。中でも今回は、「笑い」と「新しい視覚体験」の特化した。日常的な笑いをテクノロジーアートに取り入れ、直観的に楽しめる作品を多数展示。また、会場では全天球型スクリーンやシャボン膜に映像を投影するスクリーンを設置。レクサスとWOWの共同制作よる、全天球型のモーショングラフィックス「TOKYO LIGHT ODYSSEY : future by LEXUS」は、高層ビルの光や、街頭のネオン、電車や車のライトなどで、無数の光に溢れる東京の街を、まるで宇宙船で浮遊しているような不思議な視点から見ることができる。【詳細】メディア アンビション トーキョー2017会期:2017年2月11日(土)〜3月12日(日) ※会期は会場によって異なる会場:六本木ヒルズ(六本木)、ART & SCIENCE GALLERY LAB AXIOM(六本木)、アンスティチュ・フランセ東京(飯田橋)、渋谷ヒカリエ(渋谷)、デジタルハリウッド大学(御茶ノ水)、チームラボ(水道橋)、ラフォーレミュージアム原宿(原宿)、日本科学未来館(お台場)、Apple Store, Ginza(銀座)、代官山蔦屋書店(代官山)■参加アーティスト例落合陽一、寺田鵬弘、水口哲也、長谷川愛、チームラボ、脇田玲、小室哲也、WOW、ライゾマティクス※各プログラムやトークショーなどの詳細については公式サイト(より。
2017年02月11日リーボック(Reebok)が2月4日、「The Pumpテクノロジー」を搭載し、デザイン性と機能性を両立させた新作ランニングシューズ「ポンプ シュプリーム(Pump Supreme)」の第1弾を発売する。1989年に空気でフィット感を調整する「The Pumpテクノロジー」を初めてバスケットボールシューズに搭載して以来、1994年に発表された「インスタポンプフューリー」など、数々のシューズを生み出してきたリーボック。今回発売される「ポンプ シュプリーム」では、「The Pumpテクノロジー」をシュータンのトップから中足部にかけて配すことでスタイリッシュなシルエットとデザインを実現させながらも、履く人の足にあったフィット感を実現した。さらに、ミッドソールに軽量性とクッション性の高いカーボネイテッドフォームを採用し、アウトソールにはリーボック独自の「メタスプリット構造」を採用しカーボン素材を中足部に使用し剛性を高めることで、一歩一歩足を踏み出すごとに安定感を生み出すシューズに仕上げられた。また、メッシュ素材「フュージョンフィットスリーブ」をアッパーに採用することで、より足のシルエットに近づけたスリップオンスタイルのシューズを実現している。同シューズは2月4日よりファッションセレクトショップを中心とした限定店舗で発売した後、同日に伊勢丹新宿店限定で2カラーを発売。その後、3月にはBEAMS限定の2カラーを、4月にはBEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS限定の2カラーを、5月にはファッションセレクトショップを中心とした限定店舗にて2カラーを発売し、春夏シーズンを通して全10カラーを展開予定だ。また、「ポンプ シュプリーム」のデザインを継承し、「The Pumpテクノロジー」や「フュージョンフィットスリーブ」はそのままにシンプルなデザインに仕上げた、10kmまでのランニングやジムでのトレーニングに最適なランニングシューズ「ポンプ プラス(Pump Plus)」を2月3日に発売。その他、「The Pumpテクノロジー」をなくすことでよりシンプルなランニングシューズに仕上げた「リーボックライト(ReebokLight)」も3月3日に発売される。
2017年02月01日読売テレビは、最先端のテクノロジーなどにフォーカスした特別番組『ハッカテン~HACKATEN~』(関西ローカル)の第2弾を、24日(深夜1:59~2:29)と、8月5日(深夜2:18~2:48)の2回にわたり放送する。今月24日の放送は、「近未来のテクノロジーとモノづくり」をテーマに、家電ベンチャーの草分け的存在であるCerevo代表・岩佐琢磨氏がゲストに登場。アニメに出てくる特殊な銃を再現した玩具や、プロジェクターを搭載したロボット、本体を強く振らないと音が止められないアラームといった、同社のユニークな家電がスタジオに登場し、岩佐氏が考えるモノづくりの哲学に迫っていく。翌週8月5日放送のテーマは「クラウドファンディング」。国内最大級のクラウドファンディングサービスを運営する、サイバーエージェント・クラウドファンディング取締役の坊垣佳奈氏をゲストに迎え、活用が急拡大する背景に迫るほか、成功例のプロジェクトを紹介していく。司会は、読売テレビの立田恭三アナウンサーで、スタジオゲストに、松尾貴史、黒田有彩、伊藤有(週刊アスキー編集部)が出演。関西ローカルだが、地上波での放送終了後から同局の無料見逃し配信サービス「ytvMyDo!(ワイティービー まいど!)」で公開され、全国で視聴できる。
2016年07月22日毎月やってくる生理。心身ともに大きく影響されるこの期間は、少しでも快適に過ごしたいものです。いまどきの生理用品は高機能で頼れるものが多いですが、こんなテクノロジーはついぞ思いつきませんでした。なんとタンポンにBluetoothが付帯され、スマホ上で取替えどきを教えてくれるというのです。モレの不安や長時間使用から女性を守る長時間にわたって席を離れられない仕事や、スポーツ、旅行時などに便利なタンポン。ですが、日によってはモレが心配になるもの。また、タンポンの長時間使用は、トキシックショック症候群(TSS)と呼ばれる、発熱や発疹を伴うショック症状を引き起こすおそれがあることが知られています。ごく稀とはいえ症状が悪化することがあり、注意が必要です。そんな不安を解消すべく生まれたのが、スマート・タンポンのアイデア。「my.Flow」は消費カロリーや運動量、睡眠時間などを計測するウェアラブル端末のように、使用中のタンポンがどのくらい持つかをトラッキングできます。スマホ上で吸収率が一目瞭然そのしくみは、商品説明ビデオによると、通常のものよりかなり長いタンポンの紐がBluetooth機器とつながるというもの。タンポンの水分量をモニターして、現在何パーセントの吸収率かをスマホ上のアプリで数字で教えてくれるのです。ガジェットはクリップ型になっており、洋服のウエスト部分に留める形で使用します。小さくてかさばらないので、ほかの人からは身に着けていることがわかりません。なんでもモニタリングして可視化できる時代に現在開発中で、来年に発売予定のこちらのプロダクト。ほかにも、通常の生理アプリのように生理サイクルのフローチャートの機能もあり、女性のからだや生理サイクルのしくみをモニタリングするのに役立つと、開発者は語っています。どれほど多くの女性たちがこのようなハイテク・タンポンを必要とするかについては未知数ですが、経血量まで可視化できるなんて、時代は変わったと感心せずにはいられません。テクノロジーがどんどん発達しているなか、今後も私たちをあっと言わせる製品が出てきそうです。[my.Flow]photo by pixtaあわせて読みたいドナルド・トランプの顔つき生理ショーツに注文殺到!もし男性に生理があったら? メンズタンポンCMが訴える水問題痩せづらいのは年齢のせいじゃなく「モナリザ症候群」かもしれないこの記事を気に入ったら、いいね!しよう。Facebookで最新情報をお届けします。
2016年06月01日米Appleは3月30日(現地時間)、Webブラウザ「Safari」のテクノロジープレビュープログラムを開始し、Safari Technology Preview Release 1(OS X 10.11.4以上)を公開した。Google ChromeやMozilla FirefoxのBetaプログラムと同様、今後Safariに組み込む予定の新しいWebテクノロジーや新機能のプレビュー、最新のパワフルな開発ツールへのアクセスを提供し、フィードバックを収集する開発者向けプログラムだ。SafariのブラウザエンジンであるWebKitにも「WebKit Nightly」という開発者向けプログラムがあるが、Safari Technology PreviewはSafariの機能を備えたSafariのテスト版であり、Nightlyよりも安定している。Appleによって署名されているので、iCloudとの連携(ブックマークやリーディングリスト、履歴のクラウド同期など)といったAppleのサービスを利用可能。Mac App Storeにも対応しており、最初にAppleの開発者向けサイトからダウンロードしてインストールしたら、その後はOS XのApp Storeを通じて数週間ごとにアップデートが提供される。Safari Technology Previewはスタンドアロンのアプリケーションとして動作し、OS X標準の製品版Safariと併用できる。履歴、ブックマーク、クッキー、キャッシュといったローカルデータは、製品版のSafariとは別に保存される。Release 1は高速なB3 JavaScript JITコンパイラを搭載し、ECMAScript 6のサポートの向上が図られている。また最新のShadow DOM仕様に対応し、Content Security Policy Level 2をサポートする。現時点でSafari Technology PreviewはOS X版のみ。iOS版のSafariにもテクノロジープレビューが拡大するかは不明だが、Safari Technology Previewのサイトには「OS XおよびiOSの来たるべきWebテクノロジーをスニークピーク」という記述がある。
2016年03月31日システム・テクノロジー・アイは3月29日、マイクロソフトが提供するクラウド版グループウェア・サービス「Office 365」とシステム・テクノロジー・アイの学習管理システム「iStudy Enterprise Server」をクラウドにより連携させるサービスを2016年5月より順次提供すると発表した。。「iStudy Enterprise Server」は集合研修管理やeラーニングの実践、学習結果管理、受講案内など、人材育成に必要な機能をすべてパッケージ化されている。大規模ユーザーへの対応として複雑な組織管理ができることに加え、システム・テクノロジー・アイが持つ200以上の学習コンテンツを利用することが可能。独自のコンテンツを作成することもでき、柔軟な社内教育や研修環境の実現に貢献するという。連携の第1弾となるサービスとして、Excel Online上で学習コース情報の「iStudy Enterprise Server」への一括登録を可能とするモジュールをOffice ストアにて提供する。Office 365ユーザーは同モジュールを無償で利用することができ、教育計画を設計後に個別入力するといった煩雑な作業の軽減を見込める。今後は、マイクロソフトのクラウド型認証基盤 「Azure Active Directory」を利用した、「Office 365」から「iStudy Enterprise Server」へのシングルサインオンによる研修の受講、テストの開催などの予約情報の「Outlook Online」スケジュールへの登録といった連係機能を順次開発していくという。また、「iStudy Enterprise Server」のインフラを、マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」へ移行する計画。
2016年03月29日日本ユニシスとシステム・テクノロジー・アイは28日、両社の製品を用いてセキュアな企業内教育をサポートする両社サービスの共同販売を開始することを発表した。業務効率化や働き方の多様化など、自宅や出張・外出先と働く場所を選ばないワークスタイル変革に取り組む企業が増えている。かたや、IT環境の変化や新事業への取り組みなど、企業内での教育環境の重要性も、従来以上に増している。そんな中、企業が社員に対してどこからでも充実した研修を実施できるように日本ユニシスとシステム・テクノロジー・アイが提携し、互いのメリットを活かせる共同販売を4月1日から開始する。日本ユニシスが提供する「SASTIKサービス」はUSBメモリ型認証キーを挿すだけでセキュアな認証と通信を確保してクラウド環境への接続を実現する。認証には、格納されたデバイスID + 鍵情報(アカウントID、パスワード)による二要素認証、通信にはSSLやリバースプロキシを使ったアクセスを用いる。SASTIKキーを抜くと自動的にローカルPCのキャッシュを削除、特定グループに登録したWebのみに利用を制限できるなど、手軽にセキュアなクラウドへのアクセス環境を構築する。システム・テクノロジー・アイの「iStudy Enterprise Server」は、独自のe-ラーニングコンテンツも作成できる総合学習管理システムでスキル診断、管理から学習までトータルに企業内教育をサポートできるシステム。オプションでのIT系資格取得コンテンツを200以上揃えるなど大規模な企業での導入事例も数多く、同社Webサイトに掲載してある。今回の共同販売により、日本ユニシスの「SASTIKサービス」から、システム・テクノロジー・アイの「iStudy Enterprise Server」へと接続する環境を提供。自社のサービスやノウハウを含む機密事項が含まれた場合であっても、充分にセキュアな社外環境での企業内研修が可能になる。
2016年03月28日リニアテクノロジーは3月17日、デュアル・フィードの大電力テレコムおよびデータコム・ボード向けのダイオードORコントローラ「LTC4371」の販売を開始したと発表した。同製品は冗長電源間でシームレスな切り替えを行い、パワー・ショットキー・ダイオードおよび関連するヒートシンクをNチャネルMOSFETに置き換えることで、電力損失、電圧降下を低減。落雷によるサージ、負荷の切り替え、電源の短絡時に発生する±300Vもしくはそれを超える電圧トランジェントに耐えるようにされている。シャント安定化電源を内蔵し、暗電流が350μAで、高インピーダンスのドレイン・ピンを備えているので、大きな値の外付け抵抗を使って、このような高電圧トランジェントが発生した場合にデバイスの電流を安全に制限することができるとしている。また、外付けのトランジェント電圧サプレッサが不要なので、コストと基板面積を節減することができる。さらに、理想ダイオードMOSFETの順方向電圧降下を15mVという低い値に制御して、大電流アプリケーションでの電力損失を最小限に抑えるほか、リニア・サーボ技法により、DC逆電流を防ぐとともに、電源切り替え時のスムーズな電流転送を実現している。加えて、入力電源の短絡時は、2Aの強力なゲート・ターンオフ電流によってトランジェントの逆電流を最小限に抑え、5mAの強力なゲート・プルアップ電流により、MOSFETを高速でオンできるためAC整流アプリケーションが可能となる。50Aや100Aの大電流アプリケーションで複数のMOSFETを並列接続する際は、大きなゲート電流によって十分な駆動を行う。内蔵のシャント・レギュレータにより動作電圧範囲が数百ボルトに広がり、最低4.5Vの電源電圧により-5Vおよび-12Vの低電圧OR接続アプリケーションも対応可能となっている。LTC4371は0℃~70℃のコマーシャル温度範囲と-40℃~85℃のインダストリアル温度範囲で仕様が規定されており、10ピンMSOPパッケージと3mm x 3mmDFNプラスチック・パッケージで供給される。1000個時の参考単価は2.50ドルからとなっている。
2016年03月17日ライゾマティクス、チームラボなどによる最先端のテクノロジーカルチャーを集約し、都市へ実装する実験的なアートイベント「MEDIA AMBITION TOKYO 2016(メディア アンビション トーキョー)」が、2月26日(金)~3月21日(月・祝)都内各所で開催される。今年で4回目を迎える「MEDIA AMBITION TOKYO 」(MAT)は、開催エリアを拡大し、六本木を中心に青山・銀座・飯田橋・御茶の水・お台場・天王洲等、都内各所を舞台に最先端のアートや映像、音楽、パフォーマンス、ハッカソンやトークショー等が展開される。六本木ヒルズ森タワー52階東京シティビューでは、2月26日(金)20時から「MEDIA AMBITION TOKYO」オープニングライブとして、渋谷慶一郎がプロデュースする「Digitally Show」を開催。その後の3月21日(月・祝)までは、アーティストと企業による新しい都市実験の場「MAT LAB」が開催され、「THE NORTH FACE × Spider with EUGENE KANAGAWA」による人工合成クモ糸を衣服の繊維に用いて作られた革新的な衣服「MOON PARKA with SANSUI」などが紹介されるほか、著名アーティストを招いたトークイベントも多数開催される。その他、2月29日(月)のチームラボの創作の現場を公開するオフィス体験ツアーや、3月11日(金)~13日(日)の3日間行われる、2011年3月13日の消灯から5年ぶりとなるの六本木ヒルズけやき坂「Counter Void」の再点灯、さらに寺田倉庫での名和晃平とダミアン・ジャレによる美術と舞台芸術の二つの世界をつなぐ「身体」の映像表現「Vessel」の上映など、各地で多彩な企画が展開される。ジャンルやカテゴリーの枠を超え、さまざまな視点と最先端技術で未来を生み出すムーブメントを体感できる本イベント。プログラム詳細を公式サイトでチェックして、気になるプログラムへぜひ足を運んでみてはいかが。(text:cinemacafe.net)
2016年02月27日最先端のテクノロジーアートを展示する「MEDIA AMBITION TOKYO 2016」が、2月26日から3月21日まで都内各所で開催される。「MEDIA AMBITION TOKYO」は、最先端のテクノロジーカルチャーを実験的なアプローチで実装するリアルショーケース。第4回となる今回は、六本木を中心に、青山、銀座、飯田橋、御茶ノ水、お台場、天王洲といった都内各所にて、最先端のアートや映像、音楽、パフォーマンス、ハッカソン、トークショーなどが実施される。六本木ヒルズ 森タワー52階の東京シティビューでは、アーティストと企業による新しい都市実験の場「MAT LAB」が開催。自己認識と身体感覚の新しい体験ができる「The Mirror」や、革命的な電動義手「handiii / HACKberry」、3Dホログラムで追求する映像実験「3d laser mist hologram(仮)」など全11作品が展示される。また、ウェストウォーク2階には2月16日から29日まで、アーティストのダグラス・ディアスとRhizomatiks Architectureによる身体データを可視化した作品「Everything is as it is」が登場。けやき坂では3月11日から13日まで、2011年3月13日の消灯から5年ぶりとなる宮島達男の「Counter Void」の再点灯など、未来の生き方や人間のあり方を考えるイベントは開催される。その他、天王洲の寺田倉庫にて、名和晃平とダミアン・ジャレによる未定美術と舞台芸術、二つの世界をつなぐ身体の映像作品「Vessel」の上映や、水道橋のチームラボのオフィス体験ツアー、代官山 蔦屋書店の体験型アートの展示会、青山のレクサス(LEXUS)による先進的なモーションライティングなどが行われる。また、各会場にてトークイベントも開催。3月3日の19時からは、六本木ヒルズにて水口哲也と斎藤精一のトークイベント「デジタルとリアルの新たな身体性(仮)」を開催。3月15日の19時からは平川紀道と谷川じゅんじによる「人間の感性とテクノロジーが切り開く、表現の新しい地平(仮)」も実施される。3月13日の16時からは、宮島達男、名和晃平、谷川じゅんじによる「時の経過がアートにもたらすもの(仮)」など都内各地で全7件のトークイベントが行われる。なお、イベントの開催期間は作品によって異なり、一部の閲覧には入場料が必要となっている。【イベント情報】「MEDIA AMBITION TOKYO 2016」会場:六本木を中心に青山・銀座・飯田橋・御茶の水・お台場・天王洲等、都内各会期:2月26日~3月21日(※各会場によって異なる)
2016年02月24日テクノロジーとの出合いが、ファッション界に新たな旋風を巻き起こす――多くの人が肌で感じているのではないだろうか。新たなクリエーションとして、時代の一歩先を行く先進的なファブリックが多く生み出されている。最新テクノロジーを駆使した「ギア服」にフォーカスしたポップアップが、2月17日伊勢丹メンズ館1階で開催される。そこで国内初披露となるブランドの一つが、DYNE(ダイン)だ。DYNEでデザイナーを務めるクリストファーはNYのFIT(ファッション工科大学)でテキスタイルを学び、アディダス(adidas)やショーン・ジョン(Sean John)と名だたるブランドで経験を積んだ後、ナイキ(NIKE)のディレクターを務め、現在も多くのプロジェクトに関わっている。13年にはMIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボの研究員12人のメンバーの1人にも選ばれ、世界最先端の環境で技術革新に携わっている人物。豊富な知識と経験を持つ彼が作るDYNEの洋服は、随所まで綿密に計算され尽くした孤高の品。だが、一見してその難解さに気付くわけでない。むしろ、極めてシンプルなデザインの中に、ミニマリズムの美意識が感じ取れる。DYNEの洋服に最も魅せられる理由は、肌触りと着心地の良さだ。今まで触れたことのない生地の感触は、新たな“体験”かのように私たちを驚かし、その優れた機能性は現代人のライフスタイルに寄り添って作られていることがよく分かる。科学技術なくしてDYNEあらずだが、意外にも彼は「テクノロジーだけではDYNEは成り立たない」と言う。インタビューを通して、先鋭デザイナークリストファーの壮大なブランドの世界観が垣間見えた。ーー自身のブランドを立ち上げたきっかけは何だったのですか?もともとビジョンはありました。明確なコンセプトが曖昧でフワワフしていたものが、あらゆる経験を経て遂に自分の中で形になったんです。DYNEで用いるテクノロジーの基盤はNIKEでの経験によるものです。MITラボではテクノロジーだけでなく、デザインに必要な科学的知識や数学を深く学びながら開発に関わっています。そこから人脈やコミュニティーの輪も広がり、工場などの環境も整えることができました。数年前から“ファッション×テクノロジー”が一つのカテゴリーとして注目されるようになり、ここにきて徐々に台頭に乗り始めているんじゃないかな。そんな時代の流れも感じて、このタイミングだ!と思ったんです。ーー DYNEのブランドコンセプトは?テクノロジーを実用目的に構成し、日常着として身に纏うアイテムとして作り出すこと。基盤となるのはテクノロジーとファッション、そして自然とのハーモニー。過去の経験で得た、スポーツアパレルで使われる生地の特性や機能性に対する知識をファッションに適応させながら、生活の質を上げるアイテムを提供したいという思いが根底にあります。ーーどのようなテクノロジーを用いているのか、教えてもらえますか?企業秘密だから簡単にだけ(笑)。2シーズン目となる16FWの最新コレクションには、NIKEのシューズ「フライニット」の技術を用いています。ロンドンオリンピックのマラソン競技に出場した選手も履いていたこのシューズに使われている生地は、糸で精密に編み上げられたワンピースの構造によって、抜群の通気性と軽量性、高い耐久性を兼ね備えています。縫い目がなく、見た目にも斬新さが表れているんじゃないかな。時に温かく、時に涼しく、ストレッチがきいて心地良く体にフィットし、より軽く水にも強い。それでいてハイスペック過ぎないというのも重要な要素です。「アウトドアには最適だが、街着には適応しない」ではなく、毎日着られるアイテムとしてデザインやカラーリングに工夫を加えています。ーー“自然”の要素はどこに取り入れられているのですか?生地の開発におけるアイデアソースは、自然から学んでいます。例えば、スイスのテキスタイルプロデューサー・C_CHANGと共に新たに開発した生地は、気候に応じて開閉する“まつぼっくり”の仕組みを取り入れています。気温や体温が高くなると空気を外に空気を送り出すように繊維が開き、防寒が必要な時には閉じるといった具合に。製造工程においても、素材のロスを最小限に抑え、環境への害を軽減できるようフッ化炭素を含有しない繊維を使用しています。ーー自然界の優れた知恵と人間の最新科学技術が見事に融合しているのですね。自然の英知を借りているといった感じでしょうか。環境問題にも以前から取り組んでいます。ファッション業界が与える環境破壊への影響は深刻。しかし、知恵を絞って科学を応用すれば、それを最小限に抑えることも可能だと信じています。デザインには何ができて、何をしなければならないのか、そこに挑戦し続けるブランドでありたいです。ーー自然と科学、に加えて人間らしさを感じるのもDYNEの魅力の一つだと感じます。機能性の高さやデザイン、一度着たら他の洋服は着られなくなりそうなほど(笑)。ありがとうございます。自然、科学、人間は地球というコミュニティーの一部。ただ革新的な新しい科学技術を用いた洋服を作るのではなく、コミュニティーであったり人間味を忘れないブランドにしたかったので、今のところ思い通りにできているのではないかと思います。それらが組み合わされば大きなプラスの力になり、生活をより豊かにできる。そういう意味もあり、ギリシャ語で「力」という意味の“DYNE”をブランド名にしました。ーー2月17日から新宿伊勢丹で開催されるポップアップは、日本初展開となるため、お客様の反応が楽しみです。こんな人に着て欲しいといったDYNEのターゲット像はありますか?どんな人にでも着て欲しいですね(笑)。日本は大好きで既に20回程度訪れているけれど、東京などの都会暮らしの人には特に合うんじゃないかな。街の雰囲気にもとてもマッチすると思う。アウトドアを楽しむ人はもちろん。そうでない人も毎日仕事場にも着て行けるよう、カジュアル過ぎずスポーティ過ぎないデザインになっています。日常着として重宝してもらえたら、デザイナー冥利に尽きるね。
2016年02月10日