デルは11月17日、中小・中堅規模法人向けに第13世代Dell PowerEdgeシリーズサーバの新モデル4製品の出荷を開始した。4製品には、ラック型とタワー型の2種類があり、ラック型の「PowerEdge R330」「PowerEdge R230」、タワー型の「PowerEdge T330」「PowerEdge T130」となる。新製品の旧世代からの強化点として4製品ともに最新のインテル XeonプロセッサーE3-1200 v5製品ファミリー、DDR4メモリ、およびPCI Express Gen 3.0(PCIe 3.0) I/Oにより、将来的な拡張の余地を確保しながらアプリケーションを高速化している。そのほか、メモリパフォーマンスの向上を図り、4つのDIMMスロットとDDR4メモリによって最大64GBのスルー時間を実現し、旧世代のDDR3に比べてデータ転送速度が33%向上したほか、2~4個のPCIe 3.0スロットにより、PCIe 2.0と比較して2倍のデータスループットを実現。そのほか、PowerEdge PERC9 RAIDコントローラにより、PERC8搭載の旧世代のPowerEdge R320と比べて2倍のIOPSパフォーマンスを有する。ラック型サーバのR330はSMBとリモートオフィス/ブランチオフィス向けに拡張性と可用性に優れたエントリーレベルの1ソケットラックサーバで、自社のアプリケーションの高速化を可能とし、最大4台のケーブル接続/ホットプラグ対応の内蔵3.5インチHDD、または最大8台のホットプラグ対応2.5インチHDDにより、データの増大に対応している。同サーバのオプションでサポートされる最大2台の1.8インチSSDドライブにより、ストレージオプションを強化し、システムの起動/再起動時間を短縮した。仮想化はCitrix XenServer、Microsoft Windows ServerのHyper-V、VMware vSphere ESXi、Red Hat Enterprise Virtualizationをサポートしており、参考モデル構成価格は57万9825円(税別)~。また、R230ラックサーバは効率性と汎用性に優れた1ソケット1Uエントリーラックサーバとなり、データ統合とアプリケーションの高速化を実現する。ケーブル接続型またはホットプラグ対応3.5インチHDDを最大4台内蔵する1つのサーバに、複数のノートパソコンやデスクトップのデータを統合し、最新のインテル XeonプロセッサーE3-1200 v5製品ファミリーを搭載し、仮想化はR330と同様のサービスをサポートしており、参考モデル構成価格は43万9676円(税別)~。一方、タワー型サーバのT330は中小規模企業およびリモートオフィス/ブランチオフィスのビジネスアプリケーションを高速化し、データの増加に対応する。1ソケットタワーサーバで、最大8台の内蔵3.5インチホットプラグ対応ハードドライブにより、ユーザーのペースに合わせて拡張可能なデータストレージ。加えて、同サーバは最大64GBの合計メモリ容量をサポートし、成長に合わせてメモリ容量を拡張するほか、8つの外部USBポートにより、簡単かつ柔軟に周辺機器への接続を可能としており、参考モデル構成価格は52万277円(税別)~。さらに、T130は1ソケットのミニタワー型で、スモールオフィス/ホームオフィスや中小規模企業向けにデータの統合やアプリケーションの高速化を目的とした1台目のサーバとして最適という。同サーバは3.5インチハードドライブを最大4台内蔵する1つのサーバに、複数のノートパソコンやデスクトップのデータを統合できるほか、T330と同様に8つの外部USBポートを備える。参考モデル価格は35万6130円(税別)~。
2015年11月17日ICT機器のディストリビューターであるテックウインドは11月10日、Quanta Cloud Technology(QCT)製ストレージサーバの新ラインアップとして、1Uのスペースに最大12本のHDDが搭載可能な「QuantaGrid D51PH-1ULH」と4Uのスペースに最大78本のHDDが搭載可能な「QuantaPlex T21P-4U」の発売をそれぞれ開始した。D51PH-1ULHはデータセンターでニーズが高まっているスケールアウト型オブジェクトストレージ向けに開発された製品。メモリ容量は最大256GBで1Uサイズの筐体に3.5インチ/2.5インチ×12台のHDDとSSD×4台を搭載可能でストレージの物理容量は最大48TB。プロセッサーにはインテル Xeon E5-2600 v3ファミリーを2基搭載し、最大16本のDDR4 RDIMMをサポートしており、データセンターに導入する拡張性を有したオブジェクトストレージとして最適という。また、ホットスワップやRAID機能もサポートしており、オブジェクトストレージ用途のみならず、単一ノードのファイルサーバとしても利用可能だ。参考価格は税別で143万円となる。一方、QuantaPlex T21P-4Uは超高密度のストレージサーバで、エンタープライズやサービスプロバイダーなどの多様なニーズ向けに最適化されており、限られたラックスペースを有効に活用できる。メモリ容量はRDIMMで512GB、LRDIMMで1024GBで4Uサイズの筐体に3.5インチ/2.5インチ×78台のHDDとSSD×2台を搭載可能でストレージの物理容量は最大624TB。また、3.5インチHDDを搭載する場合はHDDトレイはネジが不要な構造になっているためインストールおよびHDD換装作業はツールレスで行うことができる。さらに、ディスクインジケータによりトップカバーを外す必要なく各ディスクのステータスが確認できるため、効率的なメンテナンスを可能としており、参考価格は税別で900万円。プロセッサーにはD51PH-1ULHと同様にインテル Xeon E5-2600 v3ファミリーを搭載し、最大16本のDDR4 RDIMM/LRDIMMをサポートしており、通常は1ノードのストレージサーバとして利用できるが、ノードを追加することにより2ノード(各ノード3.5型×35台のHDD)のストレージサーバとしても利用が可能だ。
2015年11月11日米Intelは9日(現地時間)、高密度マイクロサーバやストレージ、ネットワーク機器向けSoC「Intel Xeon D-1500」ファミリに新モデルを追加した。「Intel Xeon D-1500」ファミリは、Broadwellアーキテクチャをベースとしたサーバ向けプロセッサ。Xeonブランドとして初のSoC製品で、チップセットをCPUに統合している。2015年3月に第一弾モデルとして「Xeon D-1520」「Xeon D-1540」を発表し。今回新たに8モデルを追加した。既存モデルでは対応メモリがDDR4のみのところ、新モデルではDDR4とDDR3の両対応となっている。低消費電力なことに加えて、最大128GBのメモリに対応するなど、高密度環境で運用を必要とするネットワーク機器、クラウド・ストレージ、企業向けストレージ、IoTなどの用途に好適という。Intelによると、いまのところ50を越える製品が「Intel Xeon D-1500」ファミリを用いて開発されているという。また、Intelはイーサネット・マルチホスト・コントローラー「FM10000」ファミリと、イーサネット・コントローラー「X550」ファミリを合わせて発表した。「FM10000」ファミリは最大200Gbpsの広帯域マルチホスト接続と複数の100GbEポートを備え、サーバー間ネットワークのボトルネックを低減するという。一方、「X550」ファミリは10 Gigabitのイーサネット接続ソリューションを提供するとしている。
2015年11月10日静岡県御殿場市のクラフトビールメーカー、御殿場高原ビールはこのほど、「御殿場コシヒカリラガー」を発売した。○「ごてんばこしひかり」の、食味値80点以上の「厳選特A米」使用同商品は、JA御殿場の協力により、今秋に収穫された地元特産の「ごてんばこしひかり」の新米を使用し、醸造したプレミアムラガービール。原料となる「ごてんばこしひかり」は、富士山の麓に広がる御殿場市・小山町の標高300~600mの準高冷地帯に、冷涼で昼夜の気温差が大きい気候と、富士山の豊富な伏流水を利用して栽培されている。また、徹底した品質管理のため、年間収穫量も少ないブランド米となる。その高い品質と味わいは全国品評会において数々の受賞歴があり、東京・築地の老舗寿司店で採用されるほどの実力だという。今年収穫された貴重な「ごてんばこしひかり」の中でも、希少価値の高い食味値80点以上の米に与えられる「厳選特A米」を原材料比率17%以上とふんだんに使用。米のうまみを余すことなくビールに表現するため、ホップの香りは控えめにすっきりとした飲み口で、後味に米の甘みを感じつつ上品な香りと、のど越しを楽しむことができるとのこと。350ml缶で、価格375円(税込)。販売は、御殿場高原ビール内売店または、オンラインショップにて。御殿場高原ビール内の地ビールレストラン「グランテーブル」、バイキングレストラン「麦畑」でも提供する。
2015年10月28日はてなは10月27日、ニフティと連携して「Mackerel for ニフティクラウド」を提供開始した。はてなのサーバ監視サービス「Mackerel(マカレル)」をニフティのクラウド・サービス「ニフティクラウド」に対応させ、ユーザーに向けた無料または有料の特別プランを提供するもの。Mackerelは「直感的サーバ監視サービス」といい、今回の連携により、これまでMackerelのサイト経由での申し込みが必要だったニフティクラウドの利用者が、自身のnifty IDで「Mackerel for ニフティクラウド」を無料で利用できる。MackerelのUIとロールの概念による管理、多様な通知、連携機能などを使ったサーバ監視が可能になるとしている。有料プランを申し込んだ場合はnifty IDへ紐付けるため、費用の請求をニフティクラウドと一本化できるという。
2015年10月28日ドイツの南に位置するバイエルン地方。ノイシュバンシュタイン城があることでも有名な地域ですが、このあたりでは、朝食にビールを飲む習慣があることをご存知ですか?朝ごはんにビールなんて、ちょっと信じられませんよね。でも、実はそこには、ちゃんとした理由があります。ビールは、大麦の麦芽を使ってアルコール醸造させる、発酵麦芽飲料です。ビールの酵母菌は、ヨーグルトのように腸におだやかに働きかけてくれるのだとか。また、ビールの原材料であるホップや麦は、ビタミンやミネラルも豊富。やはりヨーロッパで古くから飲まれているワインに比べるとアルコール度数も低いので、昔の人は、栄養ドリンク感覚でビールを飲んでいたのでしょう。とくに、バイエルン地方で飲まれる白ビールは、苦みが少なく酸味の効いたさわやかな味わいが特徴。白ビール独特のフルーティーで甘い香りも、朝の食卓にぴったりです。今では一般家庭でそのような朝食を取ることはほとんどないようですが、土曜の朝には、ビール、白ソーセージ、プレッツェルをみんなで囲むことも……。家族や友だち同士でワイワイいいながら、週末の朝のブランチを一緒に楽しむのです。ドイツ旅行の際は、朝食ビールに挑戦してみませんか?
2015年10月27日IDC Japanは10月19日、国内企業のITインフラにおける仮想化の実施状況に関する調査結果を発表した。同調査ではサーバ仮想化を実施している企業および組織を対象としたアンケート調査を2015年7月に実施し、516社から有効回答を得た。すでにサーバ仮想化を実施している企業において、社内の全アプリケーション(PCやモバイルのアプリケーションは除く)のうち、仮想サーバ上で稼働しているアプリケーションの割合は平均53.2%で2014年調査の49.2%から4ポイント上昇し、半数を超える結果となった。また、財務/会計管理システムや販売/顧客管理システムなど、基幹業務システムでのサーバ仮想化の導入率が2014年調査よりも上昇しており、仮想環境が拡大。サーバ、ネットワーク、ストレージすべてのITインフラリソースにおいて仮想化を実施している企業は28.3%だった。さらに、サーバとストレージでの実施は16.1%、サーバとネットワークでの実施は10.1%となった。一方、サーバだけ仮想化を実施している企業は45.5%となり、半数以上の企業はサーバのみの仮想化だけではなく、ネットワークあるいはストレージにおいても仮想化を実施している状況にある。2013年調査と比較すると、サーバ以外の領域での仮想化実施率が大きく上昇(参考資料参照)。このことから、同社ではITインフラ全体での仮想化が着実に進んでいると考えており、ネットワーク仮想化による効果が大きかった上位3項目として「ネットワークの設定作業負担の軽減」「ネットワークの冗長性/可用性の向上」「ネットワーク構成の柔軟な変更」が挙げられている。加えて、多くの仮想サーバを運用している企業では「VLANの拡張」が上位のほか、ストレージ仮想化による効果が大きかった上位3項目としては「ストレージ容量の有効活用」「ストレージコストの削減」「ストレージ管理の一元化」が挙げられてる。IDC Japan ソフトウェア&セキュリティ リサーチマネージャー 入谷光浩氏は「仮想化技術がITインフラ全体に適用されることで、コスト削減効果だけではなく、管理の効率化や一元化、柔軟性や拡張性の向上など、その効果がより大きく発揮されるようになる。ユーザー企業は仮想化ソリューションの導入を行っていく際、ITインフラ全体の観点からネットワークとストレージの仮想化についても検討していくことが必要である」と述べている。
2015年10月19日2月に加SophosLabsが行った調査で、同社が新たに発見した悪意あるWebサイト17万8635件のうち、Linuxサーバーが使われている比率が80%に達していた。すべてのWebサイトのうち非Windowsサーバが占める比率は73%なので、これを上回ることになる。なぜLinuxはマルウェアを配信する際に悪用するのか?同社は、攻撃者がLinuxを好む要因として、以下の3つを指摘している。Linuxサーバは低コスト(無料)で柔軟性があることから、予算の厳しいクラウド・ホスティング事業者が好んで利用している。Linux管理者とサーバ運用者はLinuxはマルウェアに感染しないと思い込んでいることもあり、ウイルス対策ソフト、ファイアウォール、侵入検知システム(IPS)などの防御技術を設定せずに利用していることが多い。Linuxは主にデータセンターで利用されており、ネットワーク・リソースの利用を疑われることなく大規模な帯域にアクセスできる。エンタープライズ環境でLinuxは保護されていないという特性により、長期的に悪用することが可能となっているというわけだ。さらに、問題があることを疑っていない場合、その検出は難しい。Linuxベースで構築されたインフラの悪用を阻止するにはどうすれば良いのか? ソフォスは以下の4つの対策を推奨している。Windowsサーバと同時に、Linuxサーバもアップデートするようスケジュールを組む。アマチュアならブログやWebサイトのために自分たちでサーバ運用に責任を持つよりも、クラウドサービスを利用するほうが良い。OSの種類を問わずすべての技術資産に対してアンチ・ウイルスソフト、ファイアウォール、IPSを導入する。2要素認証を導入することで、FTPとSSH証明書と鍵が盗まれた場合の悪用を防止し、パブリッシュシステムを保護する。
2015年10月16日NECは、CPUやメモリなど主要なハードウェアをすべて二重化し、システム停止のリスクを低減した無停止型サーバ「Express 5800/ftサーバ」の新製品2機種を10月13日から販売すると発表した。価格は、236万9,000円~(税別)。販売されるのは、「Express5800/R320e-M4」と「Express5800/R320e-E4」の2機種。新製品は、最大12コアの最新CPUの搭載により、処理性能を従来機比20%向上させたほか、16GbpsのFCや12GbpsのSASの対応により、外部ストレージへの転送速度を従来機比最大2倍に高速化した。また、サーバ1台当たりの運用可能な仮想サーバ数を従来機比1.2倍に拡大し、設置スペースや運用コストを削減している。そのほか、冷却設計の最適化により、動作環境温度を従来モデルより5度緩和し、40度環境での動作保証を実現したほか、バックアップ装置接続用のUSBポートを搭載することで従来のテープ媒体に加え、持ち運び可能なRDXへのバックアップを可能にした。
2015年10月13日本連載では、日本マイクロソフトの「Microsoft System Center」を用いて、サーバ管理にまつわる手間を低減する方法を解説します。初回となる前回はサーバ管理のポイントを紹介しましたが、今回は、System Centerを構成する製品群の特徴について説明しましょう。なお、本連載では、Microsoft System Center 2012 R2 のバージョンを中心に各製品の機能について説明していきます。○多彩な製品群で構成されるSystem Centerなら管理の一元化が可能マイクロソフトのサーバ運用管理製品である「System Center」は、モバイル、クライアント、サーバ、Windows/Linux の混在環境、オンプレミス、サービスプロバイダー、Microsoft Azureを含めた、システム基盤全体を一元的に管理します。本稿執筆時点(2015年9月)で、最新版として「System Center 2012 R2」が提供されており、以下の図に示される8つの製品から構成されています。System Center製品群は1つの製品 (機能) のみで動作させることも可能ですが、各製品を連携させることで、運用管理の自動化および効率化を行い、運用にかかるコストを削減することが可能です。以下が、各製品群の特徴となります。Operations ManagerOperations Managerは、組織内に構成されたサーバ、クライアント、ネットワーク機器およびアプリケーションの稼働監視を行います。また、障害の検出と通知、分析レポートなどにより、運用業務で発生する負荷を軽減します。Configuration ManagerConfiguration Managerは、システム内に存在するサーバ、コンピュータ、モバイルデバイスといったITリソースに対して効率的な構成、資産管理を行うためのソリューションを提供します。ITリソースの構成情報の収集、アプリケーション、セキュリティ更新プログラムの配布、OSのアップグレードおよび展開を行うことが可能です。Endpoint ProtectionEndpoint Protectionは、マルウェア対策行うためのソリューションを提供します。Configuration Managerクライアントとして動作するクライアント、サーバに対して、定義ファイルの自動配信、および検知状態の確認を実施、管理することが可能です。Data Protection ManagerData Protection Managerは、サーバ、クライアント、アプリケーションのデータ保護管理を行うためのソリューションを提供します。保護するデータは、ディスクやテープ、Azure上のストレージへバックアップを行うことが可能、ベアメタル回復といったBCPやディザスタリカバリにも対応。Virtual Machine ManagerVirtual Machine Managerは、仮想化されたサーバ群で構築されたITシステム基盤を管理するためのソリューションを提供します。プライベートクラウド環境として展開するための仮想化ホスト、ストレージ、ネットワークリソースを構成および管理機能に加え、アプリケーション展開にも対応しています。Service ManagerService Managerは、ITILおよびマイクロソフト製品のシステム製品の技術的ガイドであるMOF (Microsoft Operations Framework) をベースとした IT サービス運用、管理ソリューションを提供します。ITサービス運用、管理における構成管理、インシデント管理、問題管理、変更管理、リリース管理をサポートします。OrchestratorOrchestratorは、ITサービス運用の中で発生するユーザー、グループの作成時に必要なアクセス権やフォルダの設定といった定型的な作業の自動化ソリューションを提供します。App ControllerApp Controllerは、プライベートクラウド (Virtual Machine Manager もしくはWindows Azure Pack) と パブリッククラウド (Microsoft Azure) に対して共通のセルフ サービス環境を提供します。なお、次期製品となる「System Center 2016」では新しい機能が追加される一方で、削除される製品および機能の一覧がFeatures Removed from System Center Technical Previewで公開されています。これらは今後変更される可能性がありますが、System Centerによる運用管理基盤の導入を検討中であれば、確認されることをお勧めします。次回は、Operations Managerを使用したサーバの稼働状況の把握、管理について説明する予定です。編集協力:ユニゾン小賀坂 優(こがさか ゆう)インターネットイニシアティブ所属。前職にて技術サポート、インフラ基盤のシステム提案・設計・構築を経験した後、2015年7月より Microsoft Azure、Office 365 を中心としたマイクロソフト製品・サービスの導入、および IIJ GIO と組み合わせたハイブリッド クラウド ソリューション展開や開発を担当。2012年から Microsoft MVP for System Center Cloud and Datacenter Management を連続受賞。個人ブログ「焦げlog」にて、マイクロソフト製品を中心とした情報やTipsを発信中。
2015年10月08日今年も「オクトーバーフェスト」の時期がやってきました。秋の夜風に吹かれながらドイツビールを堪能し、ソーセージに舌つづみを打つ、ビール好き、お祭り好きにはたまらないイベントです。いまでは日本全国で楽しめるようになっていますが、もともと、ドイツはミュンヘンの伝統あるビールの醸造シーズンの幕開けを祝うお祭りです。毎年の入場者数は約600万人!世界一のビール祭りといえるでしょう。■ビール祭りオクトーバーフェストの由来1810年に、バイエルン王国のルートヴィヒ王太子の結婚式を機にはじまったといわれています。厳密にいえば、オクトーバーフェストと呼ばれるのはミュンヘンで開催されるものに限るそうですが、いまではカナダ、アメリカ、ブラジル、オーストラリア、香港、そして日本など、世界各地で開催されるようになっています。本場では9月下旬から10月の第一日曜まで開催されるイベントですが、日本では、秋だけでなく、春に開催されるところも。もはやオクトーバーだかなんだかよくわかりませんが、ビール好きにうれしいお祭りであることには変わりませんよね。■日本で開催されるオクトーバーフェスト日本では年間、ドイツ大使館が公認しているものだけでも12(2014年度)のオクトーバーフェストが開催されています。日本のオクトーバーフェストは、イベント会社、食品や酒造メーカーや輸入商社が主催する大規模なもの、地域がバックについている「まちおこし」目的のもの、インターナショナルスクールが主催する国際交流的なものまでさまざまです。入場料は主催団体によって異なりますが、無料のところがほとんどです。■オクトーバーフェストを楽しむ人たち筆者の地元でも、小規模ながらオクトーバーフェストが開催されていましたので、さっそく現地に行ってみました。ステージではバンドが陽気なチロル地方の音楽を演奏しています。そのうち、客席の人たちも盛り上がって一緒に踊りはじめました。老若男女、腕を組んで大きな輪になったり、三拍子に合わせて右へ左へ、ゆーらゆら揺れたりしています。中にはアルプスの少女ハイジみたいな格好をしている年配の女性もいらっしゃいます。男性でも、トンガリ帽子をかぶった人や、民族衣装を着て楽しんでいる方々も。民族衣装のレンタルサービスなどもあるようですね。かなりノリノリで踊っていた40代くらいの男性に話しかけてみました。彼は去年、初めてオクトーバーフェストを知り、その盛り上がりがあまりに楽しかったので、それ以来、各地のオクトーバーフェストを訪れるようになったそうです。友だちと一緒に来たこともありましたが、「ノリが違うと100%楽しめないので、主にひとりで行くようになった」とのこと。ちなみに、「オクトーバーフェストが、もともとドイツのどの都市発祥のお祭りかご存知ですか?」と聞いてみたところ、「いやー、ドイツってことしかわかりません!」とキッパリ答えてくれました。生粋のオクトーバーフェストファンでもそうでなくても、ビールを囲んで楽しみたい人なら誰でも楽しめる、懐の広いお祭りなのです。*オクトーバーフェスト未体験の方は、まず実際に行ってみることをオススメします。その盛り上がりと熱気と、そしてもちろん、ドイツビールのおいしさに、きっと圧倒されることと思いますよ。(文/Kinkiii)【参考】※木村麻紀(2015)『ドイツビール おいしさの原点』学芸出版社※OKTOBERFEST 2015 日本公式サイト※ドイツ大使館
2015年10月07日Nginxは10月5日(米国時間)、「10 Tips for 10x Performance - NGINX」において、Webサーバを高速化するためのノウハウを紹介した。高速化は対象となるシステムがどのような特性であるかを加味するとともに、状況に応じて実施する必要がある。予算の関係もあり実施できる高速化にも限界があるが、さまざまな側面から高速化する方法が紹介されており、チューニングのための導入資料として役に立つはずだ。紹介されている主なノウハウは次のとおり。ロードバランシングとリバース・プロキシサーバの導入ダイナミック・キャッシュの導入とスタティック・コンテンツの活用適切なメディアファイルの使用(写真にはJPEG、グラフィックにはPNG、動画にはMPEG-4、音楽にはMP3といったもの)HTMLやテキストデータの圧縮機能の有効化TLS/SSLの最適化HTTP/2やSPDYの活用バッファ、キープアライブ、ワーカープロセス、ソケットシャーディング、スレッドプールなど性能に関連する機能の活用やチューニングNginxの性能に関与するLinuxカーネルのパラメータの変更(net.core.somaxconn、sys.fs.file_max、net.ipv4.ip_local_port_range、net.ipv4.tcp_fin_timeout)関連するソフトウェアを最新版へアップグレードロードバランシングを導入すれば高いスケーラビリティが期待できるが、それだけ予算も必要になる。Nginxの設定やカーネルのパラメータ設定の変更などで実現できる高速化もあることから、Nginxの高速化に興味ある場合には試してみる価値はありそうだ。
2015年10月07日ミラクル・リナックスは10月6日、大規模システム向け統合監視サーバ「MIRACLE ZBX8220」の提供を開始した。価格は1年サポートパックで270万円(税別)~。新製品は、同社の統合監視ソフトウェア「MIRACLE ZBX」のほか、監視サーバ専用にチューニングしたLinuxサーバOSや監視に必要なソフトウェア、クラスタソフトウェアなどをハードウェアにインストールした状態で提供するハードウェア一体型アプライアンスとなり、すぐに監視設定を開始することができる。CPUはIntel Xeon E5-2620 v3 2.4GHz(6C/12t)、メモリは8GB 2133 RDIMM、HDDはSAS 450GB RAID1。また、監視サーバがダウンした場合でも監視を継続可能なHAクラスタ構成による利用が可能。さらに、ハードウェアに富士通製の最新PCサーバ「FUJITSU Server PRIMERGY RX2530 M1」を採用したほか、同梱するZabbixのバージョンが2.0から2.2に更新されている。主な機能・特長はHAクラスタリングソフトウェア「MIRACLE CLUSTERPRO X」を標準実装し、監視サーバのクラスタ化でシステム全体の可用性を向上。さらに、監視ソフトウェアやデータベース、OS、クラスタソフトウェアまでをハードウェアにインストールし、監視に必要なソフトウェアなどを最適化し設定済のため導入・設定工数とコストを削減。加えて、ZabbixやDB、クラスタ、ハードウェアとの障害切り分けが不要なサポート窓口により、迅速な障害対応が可能とし、ワンストップサポートによりシステム管理者の負荷を軽減し、迅速な障害対応を実現している。同梱ソフトウェアとしてOSはAsianux Server 4==MIRACLE LINUX Vで監視ソフトウェアはMIRACLE ZBX 2.2(オープンソース版Zabbix 2.2.9をベースとした独自パッケージ:MySQL 5.5.43、DBパーティショニング(HouseKeeper停止)、SNMP振り分けスクリプト、設定バックアップオプション、監視データ出力オプション、PRIMERGY監視テンプレート、リカバリディスク(MIRACLE System Savior)。そのほか、監視項目数は10万監視項目程度(監視間隔5分、ログ/SNMPトラップ監視を含まない場合)。なお、新製品の1年サポートパックは270万円(税別)、5年サポートパックは620万円(同)、クラスタ1年サポートパックは490万円(同)、クラスタ5年サポートパックは890万円(同)、1年延長サポートは128万円(同)、クラスタ1年延長はサポート160万円(同)となる。
2015年10月06日軽井沢ブルワリーは、「THE軽井沢ビール」シリーズの冬季限定商品として、日本画家・千住博による雪景色デザインラベルビール「THE軽井沢ビール<浅間名水> 冬紀行(白ビール)」を発売する。販売開始は10月13日。価格は288円/本。同商品は、日本画家・千住博が2014年にオペラ「夕鶴」の背景として描いた、壮大な雪景色がデザインされた白ビール。これは「THE軽井沢ビール」シリーズの冬季限定商品として毎年販売されているもので、観る人を荘厳で静寂な雪の世界へと誘う芸術的な商品として好評を得ているという。今年からは冬のギフト商品限定で、千住博の絵本「星ふる夜に」のしおりがセットになった、お歳暮ギフト向けの冬紀行瓶ビールも用意されるということだ。また、ビールは選び抜いた小麦麦芽を用いた、上面発酵(エールビール)ならではの上品かつ繊細で、フルーティな香味が特長。酵母が入った淡い色調と柔らかな味わいは冬の温かい料理との相性が良い白ビールに仕上がっている。原材料は麦芽(大麦・小麦)、ホップ。アルコール分は5%。なお、千住博は1958年東京都生まれ、ニューヨーク在住の日本画家。1995年、代表作「ウォーターフォール」でヴェネツィア・ビエンナーレ絵画部門で名誉賞を受賞。1998年より大徳寺聚光院の襖絵制作にとりかかり、2002年の伊東別院完成に引き続き、2013年京都本院の襖絵も完成した。2007年~2013年3月まで京都造形芸術大学学長を務め、現在は東京藝術学舎学舎長。
2015年10月06日トーワ電機は5日、同社が運営に参画「G-DEP」より、DeepLearning専用サーバ「DeepLearning Server」を発売した。スタンダードモデルの価格は税別1,288,600円から。縦置きでデスクサイドに設置可能なほか、横置きで19インチラック(4U)にも収納可能な2way対応のワークステーション。OSのUbuntuに加えて、DeepLearning用のツールをまとめた「NVIDIA DIGITS」などのソフトウェアをプリインストールする。長期間の運用を考慮した部品選定や排熱設計を採用。特にグラフィックスカード周りのエアフローを改善することにより、グラフィックスカードを4枚搭載したときのファン回転数を約23%削減しつつ、GPUコアの温度が10度以上低下したという。スタンダードモデルでは、GPUとしてNVIDIA Quadro M6000を標準で搭載。また、オプションして最大4枚のNVIDIA Quadro M6000や、NVIDIA Tesla K40の選択も可能となっている。スタンダードモデルの主な仕様は、Intel Xeon E5-1650 V3(3.5GHz)、チップセットがIntel X99 Express、メモリがDDR4-2133 32GB(8GB×4)、ストレージが480GB SSD + 2TB HDD、GPUがNVIDIA Quadro M6000 12GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、電源が1500W 80PLUS SILVER、OSがUbuntu。3年間の保証が付属する。
2015年10月05日アイ・オー・データ機器は1日、音質にこだわるユーザー向けの新ブランド「fidata(フィダータ)」を立ち上げた。第1弾として、ネットワークオーディオサーバ「HFAS1」を発表。オーディオ専門店や直販サイト「ioPLAZA」などで、同日より販売開始する。ラインナップと価格は、500GB SSD×2基搭載の「HFAS1-S10」が税別370,000円、2TB HDD×2基搭載の「HFAS1-H40」が税別320,000円。「HFAS1」は、ハイレゾ音楽再生用のネットワークオーディオサーバ。きょう体の材質や基板設計、部品を細かく吟味し、試作・視聴を重ね約3年をかけ本体を設計したという。本社が所在する石川県内の工場で生産する。きょう体は高剛性フルメタルで、天板に4.0mm厚のアルミ板、底面に2.3mm厚・2.2kgのベース鋼板を採用し、振動に対する安定性を確保した。内部は、電源・基板部とストレージ部を完全分離した2室構造とし、ストレージからの放射ノイズを低減させ、電源・基板部へのノイズ影響を抑制する。2基のHDDを搭載する「HFAS1-H40」はファンレス設計を採用。本体とマウンターとの間に高減衰特性の樹脂を使った低共振のクアッドダンパーを挿入することで、HDDの振動を低減させた。内蔵HDDはウエスタンデジタル製のカスタム仕様で、低偏心プラッターを採用し振動を抑えている。2基のHDDは左右にレイアウト。ドライブの回転方向やヘッドシーク動作が互いの動きを打ち消し合うよう、1台を反転させて配置する。搭載容量は4TDだが、同じデータを同時に2台のドライブに書き込むRAID1構成により、実質容量は2TBとなる。一方、2基のSSDを搭載する「HFAS1-S10」では、Samsung社の850EVOを採用。こちらもファンレス設計の上、HDDと異なり可動部が無いため、ほぼ無音のリスニング環境が実現できるとする。なお、内蔵SSDは500GB×2基だが、複数ストレージを1台として処理するスパンニングにより実質1TBとして動作する。インタフェースは10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN×2(DLNA 1.5対応)、USB 2.0×1。LANポートを2基搭載し、一方にオーディオプレイヤー、もう一方をルータなどに接続し、ルータにPCを接続することで、「HFAS1」側で音源のダウンロードや管理、再生を行える。楽曲データの管理・送信・配信は、PacketVideo社が提供する「Twonky Server7」を採用する。本体サイズはW350×D350×H64mm。重量はHDDモデルが約7kg、SSDモデルが約6kg。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10、OS X 10.7~10.10。対応OSはInternet Explorer 9 / 10 / 11、Microsoft Edge、Safari 6 / 7 / 8。対応ファイル形式は、wav、mp3、wma、m4a、m4b、ogg、flac、aac、mp2、ac3、mpa、aif、aiff、dff、dsf。製品の開発背景として、ハイレゾ音源がインターネット上で手軽に入手できるようになった一方で、ハイレゾ音源の入手先であるPCは接続や設定の難しさ・煩雑さに加え"ノイズの塊"であるため、その再生に課題があったとする。今回、これを解消するネットワークオーディオを提供。同社は今後、「HFAS1」を中核としてオーディオ関連機器のビジネス拡大を目指す。
2015年10月01日GMOクラウドは10月1日、WADAXブランドの専用サーバーを新規契約した場合に、サーバーおよびオプションの初期費用が実質0円になるキャンペーンを開始した。本キャンペーンは、WADAXブランドの専用サーバー全プランを新規で24カ月契約した場合、サーバーと同時申し込みしたオプションの初期費用の全額を、月額利用料金から割り引くことで実質0円にするもの。これを利用すれば、WADAXフルマネージドプラン(サーバーの運用をすべてGMOクラウドで行なうプラン)も初期費用0円で導入でき、サーバー料金は172,800円のコストダウンができることになるという。なお、キャンペーン期間は2015年10月30日(金)18時まで。
2015年10月01日ラリタン・ジャパンは10月1日、サーバーやルーター、スイッチ、ファイヤーウォールといったネットワーク機器、ラック用電源タップ(PDU:Power Distribution Unit)などシリアルポートを持つ製品を遠隔アクセス・制御するIPベースの次世代シリアルコンソールサーバー「Dominion SX II」の販売を開始した。価格はオープンプライス(市場想定価格は4ポートのエントリーモデルが税別で20万円台~)。新製品はポート数4、8、16、32、48ポートの5種類があり、AC/DC電源、内蔵モデムオプションの違いにより全部で13モデル。各IT機器に接続してどこからでも管理・制御できるためサポートに要するコストやスタッフの移動などの時間を削減し、迅速に各種インシデントや問題を解決することでビジネスのアップタイムの向上が見込める。また、ネットワークの障害発生時にもコマンドラインにより対象機器へのアクセスが可能でトラブルシューティングや再構成、修復/復元、リブート、電源のオン/オフをリモート実行できる。そのため、デバイスがハングアップしても新製品と同社のインテリジェントラックPDUを用いて、各デバイスの電源スイッチを切った直後に入れ直すことを可能としている。さらに、Unix/Linuxサーバーやネットワーク機器、セキュリティアプライアンス、セルラー/モバイル移動通信機器などのリモート管理を必要とするモバイルオペレーターやデータセンター、ならびに、支店、営業所のシステムのリモート管理用に導入実績がある「Dominion SX」の後継モデルでハードウェアおよびソフトウェア設計を一新し、性能、信頼性、セキュリティや操作性を向上させた。新製品は1Uサイズで最大48ポートを収容し、緊急時においても確実なIT機器へのアクセスを確保するため13モデルすべてに二重化AC/DC電源、自動フェイルオーバー機能付き二重化ギガビットLAN接続、ポリシーや運用方法に応じて選択可能な多様なラック前ローカルアクセス、および全モデルに内蔵モデムオプションを有する。CPUは従来の133MHzから1GHz CPUにアップグレードし、RAMを8倍に増強、最大8GBのフラッシュストレージを搭載し、1ポートあたり最大10セッション、合計最大200のシリアルセッションのサポートが可能となった。そのほか、同時接続、接続スピード、シリアル処理を向上させたことで導入に要する時間短縮が図れる。加えて、FIPS 140-2および256ビットAES暗号化に対応してセキュリティレベルを高め、USBメモリーまたはTFTPサーバー経由で自動インストール/構成を可能にするなどの機能を追加。さらに、企業全体にわたる全IT機器の制御・アクセスを実現するため同社のKVM-over-IPスイッチと同様に「CommandCenter Secure Gateway」によるシングルサインオンでの統合管理ができる。なお、現状ではデータセンターや金融機関からの引き合いがあるという。
2015年10月01日○システム内に存在するサーバをどう管理するか?近年、仮想化技術、クラウドに加え、コンテナ技術の発展により、物理的に構成されたサーバは集約され、数は減ったように見えます。しかしながら、論理的なサーバが「どの物理サーバ上で動作しているか」「ネットワークのどのセグメントに接続されているか」、また、業務で使用するアプリケーションやサービスがどのように構成・設定されているかなどを把握することが必要になってきており、システム基盤はより複雑になり、管理するサーバも増えてきているのが実情です。さらに、負荷状況によりサーバ内のメモリやディスク、あるいはサーバ自身といった IT リソースが動的に変化する状況の場合、即座にシステム全体の状況を把握するのは困難となっています。こうした状況の中で、サーバを運用するにあたって管理すべき主な項目を以下の表にまとめてみました。なお、ITサービスマネジメントのデファクトスタンダードとなっている「ITIL (Information Technology Infrastructure Library) 」を用いた運用とサービス管理を実施する企業も増えてきており、エンジニアが運用管理を行う作業量、コストは増加しているようです。○運用管理製品選定のポイントは統合的に一元管理できるかどうかこのように、運用管理業務が複雑化し、負荷が増大しているなか、人の手だけで行うことはすでに困難な状況にあると言えるでしょう。そのため、国内外を問わずベンダー各社から運用管理製品が提供されています。運用管理製品は、ある管理項目に特化したものもあれば、複数の製品を組み合わせた運用管理製品群として提供しているものもあります。運用管理製品を選ぶ際のポイントは統合的に一元管理できるかどうかにあります。特定の管理項目を対象とした製品ではなく、運用管理製品群を利用するメリットとして「各製品間の連携により一元的な運用管理が行えること」「各製品の問い合わせやサポートを受ける際、問い合わせ先を集約することができること」が挙げられます。以下の表に、主なサーバ運用管理製品群および提供ベンダーを示します。本連載では、マイクロソフトが提供する「Microsoft System Center 2012 R2 (以降 System Center) 」に焦点を絞り、各製品 (コンポーネント) に搭載されている機能によって、どのようにサーバを管理していくかを紹介していきます。System Center は非常に高機能であるため、主に大規模エンタープライズ環境、データセンターに導入されることが多く、構成の配置やインストール、設定において他ベンダーが提供している運用管理製品群より手間はかかりますが、以下のようなメリットが挙げられます。管理画面の統一System Centerで提供される製品の管理画面はリボン形式で統一されており、これにより、各製品における操作のばらつきが軽減されています。Windows、SQL Serverなどの最新バージョン/サービスパックの対応自社製品ということもあり、最新バージョンおよびサービスパックが提供された時、他の運用管理製品群よりも早いタイミングで対応した管理パックやテンプレートを提供しています。マイクロソフト製品以外のソフトウェア (Linuxなど) についても、対応した管理パックやテンプレートの提供を行っています。PowerShellコマンドレットの提供GUI上で実施している操作をPowerShellコマンドレットを用いて実行することが可能です。このことにより、繰り返しの多い操作の場合はPowerShellのスクリプトを用いて実行し、操作ミス防止や作業工数を低減することが可能となります。今回は初回として、サーバ管理のポイント、主要なサーバ運用管理管理群について説明しました。次回は、System Centerを構成する製品群の特徴を紹介する予定です。編集協力:ユニゾン小賀坂 優(こがさか ゆう)インターネットイニシアティブ所属。前職にて技術サポート、インフラ基盤のシステム提案・設計・構築を経験した後、2015年7月より Microsoft Azure、Office 365 を中心としたマイクロソフト製品・サービスの導入、および IIJ GIO と組み合わせたハイブリッド クラウド ソリューション展開や開発を担当。2012年から Microsoft MVP for System Center Cloud and Datacenter Management を連続受賞。個人ブログ「焦げlog」にて、マイクロソフト製品を中心とした情報やTipsを発信中。
2015年10月01日インフィニコは9月29日、大規模エンタープライズ向けハイスペックDHCPアプライアンス・サーバ「NetNebulas NSX-Dシリーズ」の受注を開始した。価格はオープンプライス、年間販売目標は300台。新製品は、1万から最大5万個の動的IPアドレスを配布可能であり、固定IPアドレスと合せて2万から10万個のIPアドレスを配布可能という。配布数1万から最大5万IPアドレスへは、ライセンスのアップグレードによる拡張が可能。また、共有ネットワーク(スーパースコープ)やDHCPオプション82にも対応する。DHCPセキュリティ機能を搭載し、登録した安全なMACアドレスのみにIPアドレスを配布するホワイトリストをサブネット単位で設定可能。また、IPアドレスを配布したくないMACアドレスへはブラックリストによるMACフィルタ機能で配布制限できる。さらに、MACアドレス・ベンダー・コードによるMACフィルタリングや、DHCPオプションによる配布有無にも対応したDHCPポリシー機能を搭載する。IPアドレスマネジメント(IPAM)では、IPアドレスの配布履歴やIPアドレスのカレント配布状態、MACアドレス状況をリアルタイムで表示可能。稼働統計とIPアドレス枯渇監視はメールで通知し、一目でIPアドレス配布状況が判るマップ機能も搭載する。冗長構成が可能であり、DDHA(Active/Standby)方式による拠点間または同一拠点での冗長化を標準搭載する。また、仮想IPアドレスによるV-HAでの同一拠点冗長構成にも対応し、冗長構成を組む機器間のDHCP設定情報の同期(レプリケーション)や冗長状態変化のメールおよびSNMPトラップで通知する機能を備える。DNSサーバ機能を搭載し、Windows DNSサーバへの動的更新にも対応する。NTP(時刻同期)サーバ機能も実装する。さらに、IPv4に加えてDHCPのIPv6であるDHCPv6にも対応予定だ。
2015年09月30日トレンドマイクロは、10月1日より総合サーバセキュリティ対策製品の新バージョン「Trend Micro Deep Security(以下、Deep Security)9.6」を提供開始すると発表した。Trend Micro Deep Securityは、ウイルス対策、IPS/IDS(侵入防御)、Webレピュテーション、ファイアウォール、ファイルやレジストリなどの変更監視、セキュリティログ監視を 1つのソリューションとして実装した総合サーバセキュリティ対策製品。新バージョンでは、エージェントレス型セキュリティ対策を提供しているDeep Security Virtual Applianceが、ハイブリッドクラウドの基盤ソフトウェアの最新バージョンであるVMware vSphere 6.0に対応。また、新たに有償オプションとして「Trend Micro Deep Security for SAP Systems」を提供。これにより、サーバに保存されたSAPのデータに対して不正プログラムの検索・駆除を実施する。このオプションの価格は、新規で220万円、更新で110万円(いずれも税別、1年間のスタンダードサポートサービスを含む5~24ライセンス数分の使用許諾料金)。さらに、新しくWindows Server Core、Debian 6 、7、SUSE Linux Enterprise Server(SLES)12、Oracle CloudLinux 7、Oracle Linux 7のプラットフォームに対応する。トレンドマイクロは本製品により今後1年間で売上25億円を目指す。
2015年09月29日仕事を終えての一杯は最高!疲れも吹き飛びますよね。でも、ビールを飲んだあと、からだになにが起きているのかをご存知ですか?『Yahoo Health』が、ビールを飲んでからからだに起きる変化について伝えています。国立アルコール乱用・依存症研究所のジョージ・クーブ博士の解説と一緒に、ビールがからだに及ぼす影響を、1時間以内にすぐに起きる変化と、長期間にわたってビールを飲むと起きる変化に分けて見てみましょう。まずは、ビールを飲んで1時間以内に起きる変化から。■1:脳に影響してどんどん飲みたくなるほんのちょっとビールを舐めるだけでも、気分をよくさせるホルモンであるドーパミンが出ます。そのため、もっと飲みたいと思ってしまうのです。1杯飲んだら、どんどん飲みたくなってしまうのも納得です。■2:血糖値が下がっておつまみが欲しくなるビールを飲むと血糖値は少し下がります。するとふらふらして、スナックや甘いものがほしくなります。■3:利尿効果のせいでトイレが近くなるアルコールはコーヒーと同じく抗利尿ホルモンを阻害する働きがあり、トイレに行きたくなります。■4:抑制が効かなくなるたった1杯ビールを飲むだけで、間違いなく抑制が効かなくなります。クーブ博士は「1杯飲んだら、おしゃべりになって、人とのふれあいを持ちたくなります。たとえば、お近づきになってみたいと思っていた同僚のところに行きたくなるとか。だから、お酒は潤滑油と呼ばれるんですね」と語っています。■5:体より先に心に酔いが回ってくるお酒を飲むと抑制が効かない状態になって、大胆な行動に出てしまうことがありますよね。クーブ博士によれば、ビールはからだよりも先に、心に影響を与えるそうです。■6:女性は男性より感情的になるアルコールの影響が出るかどうかは、性別や体重などのいくつかの要素が関連しています。一般的に、アルコールは男性よりも女性の方が影響が出やすいといわれています。おもに体内水分量と体脂肪率の影響から、女性の方が男性よりも感情的になりやすいといえます。女性は男性よりも体内水分量が少なく、同じ量を飲んだ場合では30~40%感情的になりやすいのです。女性のみなさんは要注意です。次は、ビールを飲み続けると長期的に起きる変化です。■1:白内障になりにくくなるなんと、ビールが酸化防止剤の注入を促し、白内障のリスクが減るといいます。■2:腎臓結石になりにくくなる驚くべきことに、腎臓結石の回数は減る可能性があります。アメリカで発表された疫病に関する論文誌(American Journal of Epidemiology)によれば、1日に1本ビールを飲んでいる人は腎臓結石のリスクが40%減少したということです。■3:心臓病になりにくくなるワインは心臓の健康によい影響があると話題になりますが、アメリカ化学会がビールの効果についても示唆しています。心臓の動脈の病気を持った男性たちに約340mlのビールを1ヶ月間毎日飲んでもらったところ、心臓病のリスクを軽減する可能性があったというのです。これは、ビールの抗酸化効果や抗炎症効果のおかげではないかと考えられています。*ビールが健康にもいいなんて、お酒好きには意外な朗報です。体のなかで起きていることに思いを馳せながらビールを飲めば、いつもとはちょっと違った味わいを楽しめるかもしれません。(文/スケルトンワークス)【参考】※What Happens to Your Body Within an Hour of Drinking a Beer-Yahoo Health
2015年09月23日このところクラフトビールの専門店が増え、人気を博しているが日本のクラフトビールの草分け的存在といえば、埼玉・川越発の「COEDOビール」をおいてほかにないだろう。そのCOEDOビールの"原点"であるごく小さな醸造所「1000ラボ」を併設するコンセプトレストランが6月下旬、リニューアルオープンしたという。どんなCOEDOに出合えるのか、ちょっと体験してみた。○小江戸・川越の特産を活かした地ビールビールといえばのどごし命。ごくごく、ぷは~っというのが最高! という人も多いだろう。もちろんそれも大きな楽しみ方のひとつだが、じっくりと深い味わいを堪能するのもまた一興。そんなビールの奥深い楽しみを教えてくれるのが、歴史的な街並みを今に残す「小江戸」こと川越で、「地産のもので街の特産を」という願いから生まれたCOEDOビールである。ビールとは"ホップと麦で作るもの"というイメージが強いが、実はさまざまなものを利用して作ることができる。例えば、COEDOビールには川越の特産品であるサツマイモを用いた「紅赤」もあり、今では味わい深い6種類のビールを展開している。ドイツからブラウマイスターを招聘し、本格的かつ伝統的なビール造りにこだわっているだけあり、ビールはビールでもそれぞれ味も性格もかなり違う。特徴があるがゆえ、オーストラリアやヨーロッパのアワードで数々の賞を獲得し、いまや日本だけでなく海外へも輸出される"日本のクラフトビール代表"的な存在になっている。○ここだけの、今だけのビールもそのCOEDOビールの醸造所「1000ラボ」を併設したコンセプトレストランは、「小麦市場」という名でイタリアンを提供していたが、6月下旬に本格的な広東料理の店「香麦―Shang Mai」へと生まれ変わった。香麦へのアクセスは、JR川越線「川越駅」より東部バスに乗り換えて 「福田」で下車し、そこから徒歩3分となる。ラボではさまざまなフレーバーのビールが造られているが、中でもその季節にあった美味なものを1,000L限定で提供するという季節限定のビールもある。もちろん、この店でしか味わえない。その第1弾として7月には山椒とレモンを用いたさっぱりきりりとしたビール「CX Golden Ale」がサーブされ、第2弾として10月中旬に「Saison Farmhouse Ale」が登場する予定だ。今のところ醸造中とのことで、発売日、価格ともに未定。しかし、商品説明には「霞がかったイエローゴールドに、柑橘とかすかな花のアロマ。そこにセゾン酵母のクローブなどのスパイス感と濡れた大地を感じさせるフレーバーが重なります」とあり、こちらも期待値大である。フルーツやスパイスなど意外な素材から作られるビールの味わいは奥深く、じっくりゆっくり堪能するのがオススメだ。ちなみに、香麦ではほかの5種類のレギュラーメンバーもケグから直接注がれる、ものすご~っく新鮮な生ビールだ。○ビールで"ペアリング"を楽しむそしてもうひとつ、ここへ来たらぜひともトライしてほしいのが"ペアリング"だ。フランス料理店などではおなじみの、料理ごとにそれに合ったワインを少しずついただくことだが、ここではビールでペアリングを行う。香麦ではグラスをミニサイズから展開しているので、注文した料理に合わせてビールを注文することができる。例えば、先述のビール「CX Golden Ale」には「担々麺」(900円)という風に、どの料理にどのビールが合うかは店員に聞いてみれば教えてくれる。もちろん、ひととおり全部飲んでみてから自分でマッチングを見つけてみるのもおもしろそうだ。単品のほか、本格的な広東料理のコースもある。前菜からデザートまでの7品に飲み放題がついて5,200円で、これに1,000円をプラスすると、季節限定ビールも含め全種類のCOEDOビールも飲み放題になる。COEDOビールのラボでは常に多くのビールを製造している。自分のお気に入りや究極の味を求めて、足しげく通いたい。※記事中の情報・価格は2015年7月取材時のもの。価格は税別
2015年09月21日本場ベルギービールと郷土料理を味わいながらベルギーの文化に触れられるイベント「ベルギービールウィークエンド東京2015」が、六本木ヒルズアリーナにて開催中。明日からシルバーウィークに突入し、ますます大きな賑わいとなりそうだ。ベルギービールウィークエンド東京2015 飲食チケットベルギーでは、首都ブリュッセルで毎年9月の第1週末に開催される本イベント。日本では2010年に初開催され、今年で6度目。4月に名古屋で幕開けし、広島、福岡、大阪など7都市で52日間にわたり開催。ここ東京でフィナーレを迎える。今年は、ホワイト・ビールやゴールデン・エールなど醸造法の異なる11タイプのベルギービールが揃った。飲みやすくて爽やかな味わいの「ヒューガルデン ホワイト」や、“世界一魔性を秘めたビール”と称される「デュベル」など、全61種類。料理は、ベルギーのフライドポテト「フリッツ」や、「アントワープ風グリルソーセージ」、「カルボナード(牛肉のベルギービール煮)」などビールに合う伝統料理から、ベルギーワッフルやアイスクリームなどのスイーツまで提供。飲食には飲食用コイン(1枚210円分)が必要で、ビールは1杯につき3~5枚、料理は1品につき1~5枚で交換できる。また、会場に設けられたステージでは様々なイベントが開催され、ベルギーのトップミュージシャンたちによるライブステージも開催。ベルギーで数々の音楽賞を受賞するロックバンド、トリガーフィンガー(9/18・19出演)や、ラテン・ポップのシンガーソングライター、ガブリエル・リオス(9/21・22・23出演)らがイベントを盛り上げる。取材した17日は、生ビールを最高の状態で提供するコンテスト「ステラ・アルトワ ワールド ドラフト マスターズ」が開催され、トップバーテンダーたちが技を競い合い、会場を沸かせていた。「ベルギービールウィークエンド東京2015」は、9月23日(水・祝)まで毎日開催。入場無料。開催時間は、平日14時~22時、土日祝11時~22時、9月23日(水・祝)11時~21時(ラストオーダーは閉場の30分前まで)。飲食用コイン11枚とオリジナルグラスが付いたチケット(3,100円)が発売中。
2015年09月18日日本ストラタステクノロジーは9月17日、無停止型サーバシステムである「ftServer 2800/4800/6800」およびストレージアレイの「ftScalable G3」の提供を開始することを発表した。販売価格はftServer 2800が151万6000円~(税別)、ftScalable G3の最小稼動構成価格が320万円~(同)。ftServer 2800のCPUはインテル Xeon プロセッサ E5-2630v3(8コア、2.4GHz)、搭載可能メモリは8GB~64GB。ftServe 4800のCPUはインテル Xeon E5-2670v3(12コア、2.3GHz)、搭載可能メモリは16GB~256GB、販売価格は税別で340万円~。ftServer 6800のCPUはインテル Xeon E5-2670v3(12コア、2.3GHz)、搭載可能メモリは32GB~512GB、販売価格は税別で597万1000円~。各製品のディスク構成はSASディスクで300GB/600GB/1.2TB、またはSSD400GB。サポートOSはMicrosoft Windows Server 2012 R2 Standard、Datacenter Edition、Microsoft Windows Server 2008 R2 Standard、Enterprise、Datacenter Editionとなる。12コアプロセッサを搭載することにより最大48スレッドまでをサポートし、大規模処理に対応でき、最大512GBのメモリ搭載が可能で全モデルにDDR4-1866を採用。また、ftScalable G3を組み合わせてシステム構築することにより、顧客のITシステムに連続可用性と拡張性、シンプルな運用管理を可能とした。一方、ftScalableは最大6シャーシ、最大搭載ドライブ数は144ドライブ、最大容量(物理)は172TB(1.2TB SASディスク使用時)、86TB(600GB SASディスク使用時)、サーバーとのインターフェースは16Gb/sファイバーチャネル、10GB iSCSI SFPの混在が可能。暗号化ディスクを採用したことでセキュアにデータを保護し、自動階層化ストレージの機能により自律的な負荷分散処理のパフォーマンスの最適化を実現。さらに、SSDリードキャッシュ機能で読み込み速度を向上し、シンプロビジョニング機能によりビジネスニーズに応じたタイムリーなリソースの確保が可能となっている。
2015年09月18日IDC Japanは9月15日、2015年第2四半期(4月~6月)の国内サーバ市場動向を発表した。これによると、同年同期の国内サーバ市場規模は1204億円で、前年同期から26.4%増となった一方、出荷台数は12万5000台で前年同期から6.5%の増加となった。製品別では、x86サーバの出荷額は前年同期比で22.3%増加し、出荷台数は同6.9%増加。出荷額の増加要因としては、前年同期の消費税増税に伴う需要低迷に対する反動による出荷台数の増加に加え、平均単価の上昇があったという。x86サーバの平均単価は、円安による部材コストの上昇を販売価格へ転嫁したことや、仮想化の導入によるオプションの増加によって上昇し、メインフレームでは大型機の出荷が好調で、前年同期比で大幅に出荷額が増加した。また、RISCサーバではHPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング)専用機の大型案件が市場を牽引し、前年同期から大幅に出荷額が増加した。一方、IA64サーバ、ビジネスサーバは大幅に出荷額が減少した。ベンダー別出荷額では、NECが首位となった。同社はメインフレームでは金融向けの大型案件により大幅なプラス成長となり、x86サーバは2ケタのプラス成長だった。第2位は富士通で、ビジネスサーバを除くすべての製品分野で出荷額が大幅なプラス成長だったほか、今期もRISCサーバでHPC専用機の大型案件があったという。第3位はIBMで、メインフレームの新機種の出荷が好調だったほか、RISCサーバも大幅なプラス成長となった。第4位はヒューレットパッカードでx86サーバーが大幅なプラス成長だった。第5位は日立製作所で、x86サーバとメインフレームが2ケタのプラス成長だった。x86サーバ市場は出荷額が775億円、出荷台数は12万3000台となり、出荷台数は前年同期比で5四半期ぶりにプラス成長を確保したという。
2015年09月16日ワールドリカーインポーターズは10月2日、「クラフトビールタップ ヨドバシAkiba店」を東京都千代田区にオープンする。同社は、約20年にわたって海外ビールの輸入販売を行っている。「クラフトビールタップ」は、同社直営の本格クラフトビールレストラン。今回は東京都・新宿3丁目店に続き、2店舗目をオープンする。同店では、常時15種類を超える独占輸入の樽生ビールに、季節のビールなども含めた50種以上のビールを提供。そのほか、ビールに合う手頃な価格のフードなども取りそろえる。フードメニューは、衣にビールを使用した「ビールタップ流フィッシュ&チップス」や、「ビールタップ特製スペアリブ・アラジン仕立て」など。なお同店は、新宿3丁目店では営業していないランチタイムも営業し、こだわりのランチメニューを提供予定とのこと。
2015年09月13日楽天リサーチはこのほど、「ビールに関する意識調査」の結果を発表した。同調査は7月30日~31日、20代~60代の男女1,000人を対象にインターネット上で実施したもの。まず、ビール系飲料(プレミアムビール・スタンダードビール・発泡酒・第三のビール)、ノンアルコールビールを「ほとんど毎日~1カ月に1度未満程度」の頻度で飲んでいる人に、購入の際に重視する点を尋ねた。プレミアムビール、スタンダードビールを飲んでいる人は「おいしさ」を重視する割合(平均76.4%)が、発泡酒、第三のビール、ノンアルコールビールの3種(平均42.8%)と比べて高かった。また、プレミアムビール、スタンダードビールにおいては、飲んでいるビールの「ブランド(銘柄)」に価値を感じて購入する人(平均10.1%)が、その他3種の飲料(平均4.6%)と比べると約2倍多かった。発泡酒、第三のビールを飲む人が購入時に重視しているのは、「おいしさ」(平均42.7%)より「値段の安さ」(平均51.6%)であることが判明。一方、発泡酒、第三のビール、ノンアルコールビールを飲んでいる人は、プレミアムビール、スタンダードビールの2種を飲む人と比べ、「カロリーの低さ」など、健康に関する点を重視していることがわかった。続いて、各種ビール系飲料やノンアルコールビールを購入する際に「おいしさ」を重視していると回答した人に、各飲料について好きな点を尋ねた。プレミアムビールを飲む人に好きな点を聞いたところ、「コク」(35.9%)が最多となった。スタンダードビールでは、好きな点として「コク」(26.9%)や「キレ」(23.1%)と回答した人が多い。発泡酒・第三のビールの好きな点で最も多かったのは、「喉ごしの良さ」(平均26.3%)だった。ノンアルコールビールにおいても、「喉ごしの良さ」(24.6%)を好きな点としてあげる人が最多となった。最後に、「外食時に、アルコール飲料を提供している店で1杯目に何を注文することが多いか」を聞いたところ、約半数が「ビール」(44.9%)と回答した。性年代別に比較すると、30~60代の男性は、1杯目にビールを注文する人が各世代で60%を超えたのに対し、男性20代は49.0%と5割を切り、若年層のビール離れがうかがえる。
2015年09月10日9月15日(火)~9月23日(水・祝)、六本木ヒルズアリーナにて「ベルギービールウィークエンド東京 2015」が開催される。「ベルギービールウィークエンド」は、ベルギーの首都ブリュッセルにある世界遺産グランプラス広場にて毎年9月の第1週末に行われるベルギー最大のビールの祭典。2010年9月に海外初展開として東京で開催されて以来、毎年開催都市を増やし、6回目を迎える今年は、名古屋、福岡、横浜、大阪、広島、仙台、東京の7都市で開催される。同イベントでは、フルーツ・ビールやホワイト・ビールなど、ビールが苦手なひとにも飲みやすい銘柄から、ビール通好みのトラピスト・ビールやスペシャル・ビール、今年初登場となるビールタイプ「IPA」を含めた11タイプ61種類のベルギービールが勢揃い。これまで販売されなかったビールを特別にセレクトしたスペシャルブース「BBW Boutique」も出展され、新しいビールと出会うことができるイベントとして、東京会場では45,000人の来場者を見込んでいる。フード出展には、ベルギーの無形文化遺産に登録されたフリッツ(フライドポテト)をはじめとするベルギー伝統料理や、人気のベルギーワッフル、アイスクリームなどを提供。ステージでは、ヨーロッパを中心に活躍中のベルギーのアーティストによるライブパフォーマンスや、トークショーやゲーム、ベルギー旅行やベルギービールの詰め合わせなどが当たる抽選会が開催される。ビール好きはもちろん、ベルギーの文化に触れることができるイベントとして、ぜひチェックしてみて。「ベルギービールウィークエンド東京 2015」9月15日(火)~9月23日(水・祝)、六本木ヒルズアリーナにて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年09月09日リコーは9月7日、IT サービス総合メニュー「ITKeeper」の新サービスとして、サーバの脆弱性対策と多様化するサーバ環境(物理・仮想化・クラウド)に対応したクラウド型のセキュリティ対策サービス「クラウドサービス for サーバーセキュリティ」を発売すると発表した。新サービスは、ウイルス対策や仮想パッチによる侵入防御などサーバの多層的な防御機能を持つトレンドマイクロのクラウド型総合サーバセキュリティサービス「Trend Micro Deep Security as a Service」(DSaaS)に、リコーのヘルプデスクと運用支援サービスをワンパッケージにして提供するもの。具体的には、仮想パッチによって脆弱性を狙った攻撃からサーバを保護し(IPS/IDS)、不正なURLへのアクセスをブロックすることでWebの脅威から保護し(Webフィルタリング)、IPアドレス/MACアドレス/ポートのフィルタリングをサーバごとに設定できる(ファイアウォール)。また、事前に指定したファイルやレジストリ、ファイル権限、ポートなどを監視し、変更があった場合に管理者に通知するほか、Windowsのイベントログやアプリケーションのログを監視し、あらかじめ指定された閾値を超えた場合に管理者にアラートを通知する。Amazon Data Service Japanの「アマゾン ウェブ サービス 」(AWS)をはじめとするクラウド環境に対応しているため、クラウド上で動的に増えるサーバーを自動的に保護することが可能。DSaaS 管理サーバはクラウド上で提供するため、管理サーバの構築・運用は不要となる。このほか、リモートで画面共有を行いながらの操作支援や、オプションサービスとしてリモートやオンサイト訪問による導入サービスが用意されている。「クラウドサービス for サーバーセキュリティ」の価格は、初期料金が1万3500円、月額料金が1台当たり1万3500円となっている(いずれも税別)。
2015年09月07日