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葉加瀬太郎初のバイオリン教本 「1stポジションで情熱大陸が弾ける 葉加瀬アカデミー バイオリン・メソッド 入門編」からステップアップ! 初級者のためのバイオリン・レッスン書 Vol.2が発売株式会社ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス(本社:東京都豊島区代表取締役:堤 聡)は、新刊「エトピリカでポジション移動が学べる 葉加瀬アカデミー バイオリン・メソッド 初級編」を、2024年9月20日に発売いたします。エトピリカでポジション移動が学べる 葉加瀬アカデミー バイオリン・メソッド 初級編エトピリカ、ひまわり、情熱大陸など葉加瀬太郎の名曲で楽しくバイオリンを練習できるWEBレッスン「葉加瀬アカデミー」からポジション移動の練習を主軸にした初級者向けのレッスン内容をまとめたバイオリン教本です。各曲を部分的にピックアップし丁寧に解説していますので、達成感を味わいながら憧れの曲を弾けるようになります。葉加瀬校長が演奏のお悩みに応えるQ&Aも充実していて読み応えたっぷりの一冊です。 バイオリンを習い始めて少し弾けるようになってきた方、昔弾いていたけどもう一度はじめたいという方にもおすすめ。葉加瀬アカデミーが楽しいバイオリンライフをサポートします。ピアノ伴奏譜も付いていますので、ピアノとのアンサンブルもお楽しみいただけます。Part 1「エトピリカ」で学ぶ3rd ポジションとヴィブラートの基礎Part 2ポジション移動して葉加瀬楽曲を弾く・瑞風 ~MIZUKAZE~・博士ちゃん・ひまわり・情熱大陸・Angel In The House■葉加瀬アカデミーとは?『葉加瀬アカデミー』は、2018年にスタートした、葉加瀬太郎が“校長”を務めるオンライン・ バイオリンスクールです。バイオリンを“聴く”だけでなく、バイオリンを“弾く”喜びも知って欲しいという葉加瀬太郎の願いから生まれました。「情熱大陸」「エトピリカ」「ひまわり」「Another Sky」「博士ちゃん」他、葉加瀬太郎の名曲60曲以上の本人によるレッスン動画に加え、クラシック、ワールドミュージック等、多くのレッスン曲を揃えています。オンラインスクールならではの、日々追加され続ける750以上に分類されたレッスン、1,200本以上の動画、楽譜が読めなくても弾ける独自開発の動く練習譜面、見て読んで学ぶ図解など、オリジナルの教材コンテンツが満載です。バイオリン初心者から、「情熱大陸」にチャレンジしたい方まで、一人ひとりのレベルに合わせて、いつでもどこでも楽しく学べます。 商品詳細エトピリカでポジション移動が学べる 葉加瀬アカデミー バイオリン・メソッド 初級編定価:3,080円(10%税込)仕様:菊倍判縦/96ページ+別冊ピアノ伴奏譜28ページ発売日:2024年9月20日ISBN:978-4-636-11453-9商品コード:GTB01101778 ご予約受付中! : 【既刊好評発売中!】1stポジションで情熱大陸が弾ける葉加瀬アカデミー バイオリン・メソッド 入門編定価:2,750円(10%税込)仕様:菊倍判縦/96ページ+別冊パート譜16ページISBN:978-4-636-10554-4商品コード:GTB01100768 お求めは、全国ヤマハ特約楽器店・書店またはオンラインショップまで。【本商品に関するお問い合わせ】(株)ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス ミュージックメディア部問い合わせフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年09月13日■これまでのあらすじ結婚10年目の記念日、豪汰は仕事を終え家に帰る途中で、学生時代の家庭教師のアルバイトで教え子だった亜美と14年ぶりに再会した。その後、豪汰と亜美は体の関係を持つようになる。豪汰の裏切りに気が付いていた景子は、豪汰が出張と嘘をついて亜美と温泉旅行に出かけた翌週に、夫婦共通の友人・美咲と貴彦を自宅に招き、第三者を交えた話し合いの場を設けた。景子は裏切りの証拠写真を突きつけたが、豪汰は逆上し裏切りを認めなかった。そこへ、シングルマザーの成美が登場。二人の女性との裏切りが発覚し、豪汰は話し合いの場から逃亡する。亜美のマンションに逃げ込んだ豪汰は温泉旅行で成美に尾行されていたことを報告。亜美から離婚の意思を聞かれ、結菜を手放したくないと考える豪汰だったが、亜美から「子どもは無理」と言われすぐに諦める。一方、景子は美咲と貴彦から離婚を反対されていた。美咲は今後の生活費や結菜のことをよく考えるようにアドバイスするが、貴彦は成美が豪汰にとって都合のいい女だったことと比較して亜美には本気になっていることを指摘。景子が離婚に応じれば、豪汰はすぐに亜美と再婚するだろうと予想する。■相手の思うようにはさせない■敵にまわすと怖いタイプ!?■妻の気持ちに変化が生きている限り、裏切りの呪縛が続くように仕向け苦しめるとは、ゾッとするほど恐ろしくも頼もしい意見ですね。景子も冷静さを取り戻し「今は離婚のタイミングではない気がしてきたな…」と思いなおすのでした。さらに、貴彦は義理の両親との関係性についても聞いてきます。何か利用できることがあるのでしょうか…。次回に続く「離婚には反対です」(全83話)は22時更新!
2024年09月09日サッカーのポジションで「ウイング」は、前線左右両サイドの攻撃的なポジションです。主に3トップを採用した際に配置される、左右のサイド(タッチライン沿い)を主戦場とします。サイドハーフよりも高い位置で、ドリブルで仕掛けたりクロスボールをあげることはもちろん、中に切れ込んでシュートを放ったり、逆サイドからのクロスボールに合わせてゴールを狙ったり、より得点に直結するプレーが求められるポジションです。<目次>1.ウイングの役割2.ウイングに必要な能力3.有名なウイングの選手4.まとめウイングの役割ウイングは、主にサイド midfieldの位置で、タッチライン際を上下動するポジションです。主な役割は以下の通りです。チャンスメイク:ドリブルやパスでサイドを突破し、センタリングでゴールチャンスを演出します。得点:サイドからのカットインや、クロスに飛び込んで自らゴールを狙います。守備:相手のサイドバックやウイングの攻撃を封じます。ウイングに必要な能力スピード:サイドを突破するために必要不可欠です。ドリブル:相手をかわして突破する技術が必要です。パス:精度の高いクロスやパスでチャンスを演出します。シュート:カットインからのシュートや、クロスに合わせたヘディングシュートなど、様々な形でゴールを狙う能力が必要です。スタミナ:攻守において、サイドを何度も上下動する必要があるため、高いスタミナが求められます。有名なウイングの選手リオネル・メッシ(アルゼンチン)クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)ネイマール(ブラジル)モハメド・サラー(エジプト)などまとめウイングは、スピードとテクニックを活かして、チャンスメイクや得点に大きく貢献するポジションです。現代サッカーにおいて、非常に重要な役割を担っています。
2024年08月13日病気の療養から復職した新聞記者が、なにげない日常や社会との繋がりから心の居場所を見出していくノルウェー映画『ヒューマン・ポジション』(原題『A Human Position』)が9月14日(土)より日本公開決定。ティーザーポスターと特報映像が解禁された。青くて、物悲しいノルウェーの長い夏。うっとりするような静けさの中、パステルカラーに包まれた港町の丘をゆっくりと登って振り返るアスタ。新聞社に勤める彼女は、地元のホッケーチームや、アールヌーボー建築を保存するための小さなデモ、クルーズ船の景気など地元の人々を取材しニュースにする。彼女の支えとなるガールフレンドのライヴは、デザインチェアを修復し、キーボードを演奏し、作曲をする。子猫が歩きまわる家で、料理を作ったり、古い映画を観たり、ボードゲームを楽しんだりと2人は穏やかな時間を過ごしている。ある日、アスタは10年間ノルウェーに住み、働いてきた難民のアスランが強制送還されたという記事を目にする。その事件を調べて行くにつれ、アスタは自身を覆っていた無気力感を払拭し、仕事とプライベートの両方で自分が求める“心の居場所”を次第に見出していく…。監督は、本作が長編2作目となるノルウェーが生んだ才能アンダース・エンブレム。フィヨルドに囲まれ、絵画のような色彩豊かな風景で「ノルウェーで最も美しい街」と称される監督の故郷オーレスンを舞台に、写真集を捲るように優しく美しい筆致で、主人公の心の機微や日常を丁寧に描いた。繰り返されるショット、音楽の不在、削ぎ落とされた行間、街の音はもちろん呼吸音まで聞こえてきそうな長い静寂…。アスタとライヴを取り巻く環境を、カメラは空気をも映し出すかのようにゆったりと物語る。自身のインスピレーションの源としてロベール・ブレッソンと小津安二郎を挙げるエンブレム監督は、劇中でも『お茶漬けの味』のセリフを登場させ、小津愛溢れる演出を見せる。また、もう一つの主役とも呼べる椅子への想いが、2人をより結びつけている。ある喪失感を抱えた主人公の日常をそっと見守る子猫も、名脇役として登場する。主人公アスタを演じるのは、監督デビュー作『HURRY SLOWLY』(原題)に続いて再びタッグを組んだアマリエ・イプセン・ジェンセン。トラウマを抱える心の揺らぎや聡明さを、透明感を放ちながら抑制のきいた演技で表現。彼女に優しく寄り添うライヴ役にはマリア・アグマロ。そのコケティシュな仕草と歌声でほっこりと作品を彩る。柔道着を着て、着物を着る。日本の映画を観て、囲碁を打つ。箸を使って食事をする。日本文化に囲まれながら少しずつ描かれる2人の機微を愛でるように見守るプロセスは、観るものを心和む気持ちに導いてくれるだろう。窓越しの淡い新緑、葉のざわめき、風の通る木陰、船にぶつかる波の音、新聞のページを捲る音など、何気ない日々のスナップショットを並べたような描写と共に、柔らかな色彩に包まれたこの作品は、静かな佇まいで絵の具が乾くのを見るかのように進む。世界で最も裕福な国の1つといわれるノルウェーに対する、微妙な疑問とメッセージをそっと囁くように投げかける物語となっている。『ヒューマン・ポジション』は9月14日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2024年06月12日私は29歳、彼は30歳のときに結婚しました。彼の実家は男2人兄弟で、お母さんが唯一の女性。そのせいなのか、彼の実家でお母さんは「お姫様ポジション」として扱われているようなのです。結婚前からそのことについてはうすうす気づいていましたが、結婚してから「やっぱり」と思うことがたくさんありました。 いろいろな家庭があって当然ですし、否定するつもりはないものの、私にはとても抵抗があります。息子が生まれてから、義母とは月に1回くらいのペースで会っているのですが、帰るときに「バイバイするのが悲しくて涙が出ちゃう」と言って、本当に帰りの車の中で泣いているようです。 1歳になる自分の息子には初めから「お母さん」と呼ばせたい、と思いました……。 原案/森田ひかるさん作画/ちゃこ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2024年03月18日「それは惚れるだろっっっ!」本命ポジションを手に入れるためのコツ♡良好な恋愛関係を築くためには、まず、どんな状況でも信頼を築くことが重要とされています。では、そのときに、男性が心からあなたを信用できる特徴はいったい何でしょうか?今回はその特徴を深堀りし、本命ポジションを手に入れるためのノウハウを紹介します。過去の失敗をオープンにする自身の「失敗」をあえてオープンに話せる女性は信頼されます。例えば、彼が仕事でミスしたり、元気がないときなどに「私もそうした経験があるよ」と過去の失敗した経験などを話します。そうすれば、あなたの失敗体験も彼に役立つでしょうし、共感できる優しい女性だと思われるでしょう。あえて、自身の短所や恥ずかしい瞬間を他人に話せると、男性は親近感を感じ、結果的に信頼度が増すのです。自分を尊重するあなたは、自分自身を尊重していますか?恋愛するとき、彼に依存したり、自分自身を下げてしまうこともあります。ですが、他人に順応しすぎると「彼女は自分を大切にしてない人なんだ」感じ、さらにその存在価値を感じられなくなります。周りに合わせすぎずに、自分を尊重できる女性は、男性も惹きつけられ、さらに信頼されるでしょう。共感することができる彼からの信頼を受けるポイントの一つは、聞き上手になることです。その中でも特に重要なのが「共感を示すこと」です。仕事で失敗した、将来について心配している、人間関係で困っている、そんなときに、話を聞いてもらうだけで、多くの悩みが解消されます。あなたが彼の話をしっかりと聞き、共感すれば、彼は「感情を理解してもらえた」と感じることでしょう。信頼関係を大切に好きな相手との間に良好な関係を築きたいなら、まずは信頼関係を築くことから始めてみましょう。良好な「土台」があれば、関係がスムーズに進むでしょう。信頼関係こそが恋愛の基盤だということを、忘れないでおいてくださいね。(愛カツ編集部)
2024年02月17日チーム事情で上の学年に駆り出されてキーパーやらされているけど、本人は「キーパーは絶対やりたくない」と言う。春からは同学年のチームでもキーパーになりそう。人見知りだから今のチームで続けたいけどキーパーは嫌という息子。親も楽しかったサッカーが嫌なサッカーになってほしくない。どうしたらいい?とのご相談をいただきました。スポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、これまでの子育てと取材で得た知見をもとに、お子さんをサポートするために必要なことをお伝えします。(文:島沢優子)(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<下手くそと言われ「おまえはそんなに上手いのか?」と返す弁が立つ息子に困ってます問題<サッカーママからのご相談>小4(9歳)の息子が所属しているのはそんなに強くないチームですが、その中ではセンターバックのポジションでチームの中では一番走り回って頼りになる存在です。ですが、来年度のチームは学年が上がり5、6年チームになるのですがキーパーがいないのでうちの子がかり出されてキーパーをやらされています。本人は絶対キーパーはやりたくないと言います。フィールドを走り回るサッカーが大好きでキーパーは全然面白くないと言います。でもコーチが怖くていえないと言っています。このままでは学年上がったらキーパーにさせられそうです。でも親が口出すのは憚られそうで移籍も視野に入れております。本人は人見知りで出来ればこのチームで続けたいけどキーパーは嫌なのです。どうしたらいいのかわかりません。楽しいサッカーを嫌なサッカーにさせたくありません。アドバイスお願いします。<島沢さんからの回答>ご相談いただき、ありがとうございます。まず、ゴールキーパーというポジションについてお伝えしておきます。例えば日本では、子どもがサッカーを始めたら、ボール、トレーニングシューズ(トレシュー)やスパイク、そしてどこかの欧州クラブか代表のユニフォームを練習着として買ってあげる親御さんが多いです。一方ドイツでは、ボール、スパイク、キーパーグローブを購入すると聞いたことがあります。ドイツでカーンやノイヤーなど世界的なゴールキーパーが生まれていることからも、キーパーが人気のポジションであることがわかるかと思います。■欧州ではキーパーは人気ポジションなのに、日本ではネガティブなイメージを持たれているドイツや欧州ではゴールキーパーの役割がいかに大きいものかを、指導者、保護者ともに理解しています。そこが、サッカーがプロ化されてまだ30年の日本と、100年以上の歴史を持つクラブがひしめく欧州との大きな違いだと考えられます。さらにいえば、サッカーは小柄ですばしっこい子どもがやるスポーツという先入観もあって、身長が高かったり体の大きな子どもはバスケットボールや野球を選択します。そんな要素も相まって、キーパーというポジションが過小評価されているのかもしれません。このようにキーパーというポジションへの価値が乏しい一部の指導者は、試合に勝つために「大きくて動ける子ども」にずっとキーパーをやらせたり、消去法のように「フィールドではあまり動けないからキーパーでもやらせるか」という考え方になりがちです。本来なら小学生のうちにさまざまなポジションを経験してもらって、サッカーがどんなスポーツなのかをしっかり理解してもらうことが必要なのに、どうしても試合に勝つことが何より優先されてしまうのです。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■他の子もキーパーをやりたくないかもしれない、その場合の解決策をコーチに提案してみるそのような風土で息子さんも育っているわけなので「キーパーをやりたくない」という感覚を抱くのは仕方のないことでしょう。ただ、息子さんに「自分も嫌なんだから他の子たちも嫌かもしれない」という視点はないでしょうか。そこはお母さんが「君が嫌なら他の子も嫌なんじゃないかな?」と考える糸口を与えてもよいかと思います。だったら、どうすればいいかな?そんな問いかけをしてみてください。そこが第一段階です。おのずと「試合ごとに交替してキーパーをやる」という答えが出てくるかもしれません。もしもそういった結論に達したのであれば、息子さんと一緒にコーチと話してみてください。ここが第二段階です。キーパーは全員で交替でやれないか。小学生のうちはさまざまなポジションを経験させてほしい旨を伝えるのです。本来なら息子さんに任せて自分で言えるといいのですが、コーチが怖くて言えないということなのでお母さんが付き添ってはいかがしょうか。メールの文章だけなので、どんなクラブでどんな方針で指導なのかはうかがい知れません。ただ「親が口出すのは憚られる」とあるので、お母さんにとって自由に意見を言えるようなクラブではないのでしょう。コーチに言うのが難しいというのなら、とりあえず第一段階までやってみて、しばらくは息子さんに任せてみてはいかがでしょうか。■このチームにいたいけどキーパーは嫌、は子どもの問題親が転ばぬ先の杖を用意せず、見守ってご相談文に「どうしたらいいのかわかりません」と書かれていますが、本人が「もう嫌だ。このチームでやりたくない。僕は他のチームを探す!」と立ち上がるまで何もしなくていいと思います。「人見知りで出来ればこのチームで続けたいけどキーパーは嫌」これは息子さんの問題です。また「楽しいサッカーを嫌なサッカーにさせたくありません」とありますが、嫌なサッカーだからどうするか?を決めるのも息子さんです。今のお母さんの心情を察すると、転ばぬ先の杖を用意しようと一所懸命に見えます。「チームの中で一番走り回って頼りになる存在」なのに「キーパーをやらされるなんて悔しい」。そんな負の感情が、お母さんの中にあるかと思います。もちろんそう感じるのは当然です。かわいいわが子ですから自然なことです。私もかつてはサッカー少年と少女の母親だったのでよくわかります。とはいえ一番良いのは、息子さんが自分で「キーパーは交替でやりたい」と仲間やコーチに提案できることです。お母さんが「人見知りだからそんなことできない」と信頼できなければ、息子さんはそこから一歩踏み出すことができません。ゆっくりでよいので、背中を押してあげられたらと思います。■移籍を考えるタイミングは、我が子がそうしたいと言ってきたとき(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)それでも、所属されているクラブが交替でキーパーをやってみんなが試合に出られるよう工夫してくれない。もしくは息子さんが別のクラブでやりたいと自分から言ってきたら、そこで移籍を考えればいいことだと思います。ただし、移籍したとて、次もキーパーをやってと言われるかもしれません。お母さんにとって大事なことは、周りの環境に振り回されず自分を持った子どもに育てることです。息子さんが自分の意思を他者に伝えることができ、なおかつチームのことを考えられる人間になる。そのためにどうしたらよいかを、一緒に考えてあげられるお母さんでいてほしいと私は思います。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)。
2023年01月25日サッカー指導者の悩みで多く聞かれるのが「保護者対応」。子どもの出場機会やポジションについて口を出してくる保護者の対応に苦慮しているチームも少なくありません。かつては保護者と言い合う事もあったと言いますが、現在では大変良好な関係性を築いている強豪街クラブ・センアーノ神戸の大木宏之監督(以下、大木)に、保護者対応について伺うこのインタビュー。後編では、どんなふうに保護者とのコミュニケーションを深めているのか、具体的に紹介します。(取材・文:貞永晃二)センアーノ神戸の選手たち<<前編:かつては出場をめぐって保護者と言い合いも。センアーノ神戸が保護者と良好な関係を築くために大事にしていることサカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■試合報告とともに、指導者も勉強していることを伝える――最近はサッカー経験のある親御さんもいると思いますが、それゆえの子どもへの指導の難しさを感じられますか?大木やっぱり難しいですね。でもそこは自分らがその親御さんよりも勉強しているということをちゃんと伝えます。チームのホームページがあってその日の試合のコメントを書きますが、そこできちんと今日取り組んだ内容を書くようにしています。そうすると、私たちがきちんと意図を持って試合をしていることを理解いただき、変な誤解が出ないようにしています。あと、保護者の方と飲む機会もあり、そこでちゃんと話ができます。■「子どものことをちゃんと見てくれてる」と感じさせることが大事――そういう関係性を築かれているから親御さんから不満が出ないんですか?大木いやゼロじゃないですよ。いっぱいありますよ。例えば学年によって試合に勝つのが難しい年があるので、下の学年の子を入れる。そうなるとその学年の子の保護者からは「下の学年を出すんですか」みたいな、ちょっと嫉妬のようなものを感じることはあります。――飲み会で話をすることで"ガス抜き"をする感じでしょうか?大木ガス抜きの意味もありますし、こっちの方針みたいなのもちゃんと伝える機会にもなります。8割ぐらいは雑談ですけど、2割は真面目な話をしていますかね。乾杯とか挨拶のタイミングで自分の思いを少し喋ったりするようにして、だんだんお酒が入ってきたら、保護者から個別に相談とかくるので、それには真摯に対応します。――飲み会は定期的に開催されるのですか?大木決まってはいません。保護者の方からやりましょうか、とお声をかけていただいて開催される感じですね。学年毎や、チーム毎で開催します。参加されるのは15、6人ですから大体の方と喋れるんです。小学生のお母さん達は、普段あまりこういう場所に出られないので、楽しみにされていますね。親御さんも安心するじゃないですか、自分の子どものことを監督、コーチが話をしてくれると、「ああ、ちゃんと見てくれてるんやな」と。そこが大事だと思っているんです。だからサッカーノートでも同じで、僕らがちゃんとコメントを書く事によって自分の子どものことを見てくれているんだなという安心感を持ってくれたら、不満はだんだん減ってくるかと思います。それが一番大事です。そういう意味でサカイクのサッカーノートはすごくありがたいです。強豪街クラブ・センアーノ神戸の選手がサッカーノートを変えただけで上達した理由■ホームページでクラブの理念を伝える――ホームページの活動報告には、ホテルでの過ごし方への苦言もあり、親御さんに向けてちゃんと躾けてくださいとまで書いてあって驚いたんですが、それが言える関係性のチームなんだなと感じました。大木ホームページはオープンですので、ウチに入ってない方も見られるのでその方にも見てもらっていることを少し意識しながら発信しています。一番見てもらうのは、ウチの保護者なので、保護者に向けたメッセージでもあります。コーチが書いた言葉にちょっとネガティブなことが多いと、会議で共有したり、どんな風に書けばいいか話し合ったりしますね。――実際試合のことだけじゃなくて、他のチームでここまでやっているところはないなと。先のことを見て、すごくちゃんと人間として成長させたいと思っておられるからだろうなと思いました。大木僕らのクラブの理念があるので、そこが一番だと思っています。なのでサッカーを通じて伝えていくことが一番。クラブ理念にはこの後にもっと文言があるんですが、その中にも保護者の方と地域と三位一体でやるということも掲げているんです。だから保護者の方にも少し協力してもらいます。強制や当番とかはないんですが、やれることはやってほしいと。NPO法人ってサッカーの世界で限られているんで。スタッフを倍の人数にすればもっといろんなことができるのですが、経営的に難しいので、やはり保護者の協力は必要なんですよね。その中で快くやれる範囲でやってもらうためには、普段から関係性を良くしておく。その辺が海外との違いですね。海外はチームにスポンサーがついたり、地域で支援してくれますけど、日本はなかなかそういう文化が根付いていないですから。地域のスポンサーがついてくれたら嬉しいなとは思うんですけどね。■個別の状態に合わせて親のサポートをお願いをする――センアーノさんは、スクールから社会人チームまであって、生涯サッカーというか全年代対応ですね。大木そうですね。本音を言うと経営的には厳しい部分もあります。でもクラブの理念がそうなので、例えばウチの高校生は勉強もサッカーも真剣にやって、高体連でもJ下部でもないウチのようなチームがあれば、中学生、小学生がそこを目標にしてくれたらいいなという思いでやっています。――ワールドチャレンジで優勝した選手たちは小柄な子が多かったですが、逆に成長の早い子が多い年代もあります。そういうことも保護者とお話しされるんですか?大木小柄な子の場合は「中1、中2は多分あまり出場できずしんどいですよ」と。逆に早熟な子の保護者には、「今はフィジカル的に優位だから勝てているけど、周りも大きくなると今のようにはいかないから、今はしっかり技術を身につけるようにしてください」という話をして、その間ちゃんとサポートしてあげてほしいとお願いします。――そういうのはやっぱり親御さんも安心すると思います。大木そう思ってくれたらありがたいなと思うんで、できるだけ話します。一応30年やってきたデータが僕の中にあるので、そこは自分の中では宝かなと思っています。それを今若いスタッフにできるだけ伝えている感じですね。■保護者にも喜ばれた母の日企画口だけでなく親への感謝を感じるイベントに――Facebookで母の日に親御さんにハグをするという企画を拝見しました。大木あれはめちゃくちゃ親御さんが喜んでくれました。サプライズでやったんで。あの企画は、全国どこもやった方がいいと思います。6年生の男の子なんて口で感謝、感謝と言ったって、実際はしないんですよ。母親に対して口に出してなんてなかなか言わないんです。心の中では、いつもありがたいなというのは思ってるんですよね。日頃、これだけサッカーをやらせてもらって、お金も出してもらって、遠征も一杯行かせてもらっている。それは保護者の支えがあってのこと。でもそれを表現する機会がないので、このイベントでは保護者に手紙を書かせたんです。ありがたいという気持ちをちゃんと言葉で伝えることは自分の成長にもなるし、サポート、応援してくれたら自分の力になって返ってくるんだということ説明します。6年生くらいだと純粋なんで、親への手紙も真面目にちゃんと書いてくれるんですよ。■サッカーを頑張ること以前に、家庭での親とのコミュニケーションが大事――そういうふうに、クラブが親との繋がりもすごく考えてくれてることが伝わりますから、子どもを預けてよかったなと感じてくれるのでは?大木親御さんは普段本当に協力してくれるんですよ。だから、感謝を僕らも伝えたいなと思っているんで、母の日はやっぱり子どもからのありがとうという手紙を喜んでもらえますね。手紙だけでなく、ゲームの要素も入れました。10種類くらいカードを作って引かせ、そこに書いてある内容を親と一緒に実行してね、という内容です。"パワハラカード"って勝手に名づけたんですけど、このご時世にそんな名前つけていいかなと思ってしまいましたけど(笑)。「母親とハグをする」「ほっぺにチューをする」というカードは、親にとっては嬉しいだろうなと思いつつ迷いましたが、この2枚は入れていいか子どもたちの意見を聞いてから入れました。自分は当たらないだろうという前提で「OK」と言っていたキャプテンが見事にそれを引きまして。本人は照れていましたが、親御さんはとっても喜んでくれましたね。他は一緒に買い物に行くとか、トイレ掃除をするとかのカードで、保護者とのコミュニケーションを取る内容のものです。サッカーを頑張ることも大事ですが、それ以前に家庭での過ごし方、親とのコミュニケーションは大事ですから。そういったことは、今後もいろんな方法で伝えていきたいと思っています。保護者との関係性を良好にするにはコミュニケーションが大事。十分想像できた言葉でしたが、そこは大木監督独自の流儀がありました。母の日に子供たちから日ごろの感謝の思いを手紙や、お礼の行動で伝えさせる。きちんと言葉にして伝えることの重要性なども、長年の指導経験と自らの子育て経験からのアイデアで、親子で楽しめる企画を通じて伝えるなど、サッカーの場を通じた成長を提供していることが伺えました。保護者が納得してチームに子どもを預けるために、どんな風に考え、関係性を築くのか、今迷っているチームの方にとっても、センアーノ神戸のやりかたは一つのヒントになるのではないでしょうか。サッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とは
2022年10月17日サッカーにおける各ポジションや、そのポジショニングを理解させる効果的な方法はある?とのご相談をいただきました。サッカーを始めるのはのは3年生からの子が多く、技術もだけどルールもわかっていない子が多い少年団とのこと。同じようなチームの皆さんはどんなふうにしていますか。今回も、ジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、ポジショニングを理解させるアプローチをお伝えしますので、参考にしてください。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<ボールを持てるのは数人、他はパスも上手くできない。レベル差のあるメンバーが楽しく基礎技術を身につけられるメニューを教えて<お父さんコーチからの質問>こんにちは。スポ少でサッカーの指導をしています。(指導年齢はU-10)地方(かなり田舎)なので近隣にはほかのチームやスクールなど幼少期からサッカーをする環境はなく、3年生から入団しています。なので、技術だけでなくサッカーのルールなどもわかってない子が多いです。ほかのスポーツをする場所(クラブ、チーム、施設)もないので、昔からあるこのチームに入ってくる感じです。さっそくですが、サッカーにおける各ポジションやそのポジショニングを理解させる効果的な方法を教えていただけませんでしょうか。各ポジションでどう動いていいか、動く範囲や役割も含めて分かってない子が多くて困ってます。どんなふうに指導したらよいのか、アドバイスお願いいたします。<池上さんからのアドバイス>ご相談ありがとうございます。先日、石川県で「サカイク×池上カップ」を開催しました。その時のやり取りを挙げながら説明させていただきます。■映像を使ったレクチャーで子どもたちのポジショニングが良くなった当日は午前中があいにくの雨模様だったので、本来は午前中に私がクリニックをしてから子どもたちの試合を進める予定でしたが、午前中は室内でU-12ジュニアサッカーワールドチャレンジのアーカイブ動画(バルセロナ対ヴィッセル神戸)※大会公式ページに飛びますを一緒に観てから、レクチャーをしました。子どもたちは4年生が数人で5年生が中心です。事前に「2つのチームの何が違うか、意識して見てね」と話してからみせた後、子どもたちからこんな意見が出ました。「バルサの選手はいいポジションにいた」「バルサのほうが、攻撃するためのパスが前に入る」その後に私が「バルサの子たちは、相手が3メートルくらい近寄ったら、すぐにパスを出していた。日本の子は1メートルくらいまで相手が近づいてからしかパスを出していない」と解説しました。加えて、私が「サッカーはトライアングルが大事です。どうしてかな?」と尋ねると、「パスコースが2本できるから」と答えます。私がトライアングルと言ったので、3人を想定した答えです。そこで「では4人だと、トライアングルはいくつ?」と聞くと、最初は「2つ」の声があがりましたが、そのうち何人かが「4つ」と答えました。試合のときに自分がかかわっているところは、横に広がっているトライアングルと、縦にできるもので三つのトライアングルができます。そこで「じゃあ、5人になったら、いくつできる?」と聞くと、「めちゃくちゃたくさん!」と言ってくれました。「そうだね。どんどん増えるよね?プロの選手は11人でやっているから、めちゃくちゃたくさんのトライアングルを理解できているんだよ」子どもたちは目を輝かせて聞いてくれました。そこで「じゃあ、そういうことを考えて、午後はサッカーをやってみようね」と話しました。すると、午後の試合は「普段と変わった」とコーチが言うのです。皆さん「子どもたちが周りを見るようになった」「ポジショニングが良くなった」と言ってくれました。レクチャーしたことで、子どもたちの意識に変化が現れたのです。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■「広がること」が大事。幅と深さが浸透するように理解させること入り口のところで、このようなレクチャーをして子どもたちに理解をさせてください。多くのコーチが、子どもが左に偏っていると「右は?右は誰もいないよ」と言うだけです。欧州では、トライアングルのことを「カイト」と呼び、この原理を丁寧に教えます。それを知ったうえで、わざと左に偏らせておいてから、右にサイドチェンジして展開する。それがサッカーの醍醐味であり、ひとつの攻め方だと伝えてください。ポジショニングにしても、広がることが大事です。よく言われる「幅と深さ」が子どもたちに浸透するよう指導しましょう。例えば、単に「広がれ」ではなく「幅をとれ」で伝わるよう、事前にレクチャーをして原理原則を教えてください。そのうえで、チームのなかで「幅とれ」と言ったり「深さは?」と言えば何をしたらいいのかわかるようにしておく。つまり、共通理解が必要です。この連載や講習会でよく使うように「認知・判断・行動(プレー)」の順番で、選手たちの頭の中でサッカーのイメージを育ててください。まずはサッカーの原理原則を理解して、次にどう判断するかが重要です。■「いま、どこが見えてた?」と子どもたちの頭の中を確認しようそもそも、選手の頭のなかまでコーチは見ることができません。したがって、皆さん最後の「行動」つまりプレーについてのみ言及してしまいます。例えば、左サイドがフリーだったのに、パスせずにシュートを打ってしまった子に「どうして?左が空いてたよね」と声掛けします。プレーは目に見えるので言いやすいから、目に見えていることしか言わなくなる。そんな傾向はないでしょうか。そうではなく「いま、どこが見えてた?」と、そこの認知・判断のところに注目して問いかけてください。目に見えるプレー(行動)は誰でも見えます。仮にミスすれば、当事者である本人が一番わかっています。誰もがわかっていることを、コーチが「なんでミスするの?」と言っても意味がないのです。シュートを外した場合「どうして外したの?」ではなく、「右に味方がいたよね?見えていた?」と問いかけます。子どもが見ていなかったなら、「右にいたフリーの味方と、君のシュートではどちらが入る確率が高いかな?」と再び問いかけます。判断材料を補足してあげます。そうではなく、子どもが「フリーの味方がいるのは見えてたけど、僕はシュートしました」なら、それでOK。子ども自身の判断を否定しません。■育成年代の選手がミスするのは「認知・判断」の部分が8割(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)オランダ在住の倉本和昌さんによると、認知・判断・行動のうちで育成年代の選手がどこで最もミスをするかといえば、認知と判断のところが8割だそうです。行動、つまり止める、蹴るといったスキルのミスは2割だけです。日本の選手は、足元の技術ばかりを切り出して練習し、認知・判断のところを早くから学ばせていないようです。日ごろの練習で雨が降ったら、ぜひビデオレクチャなどの座学を取り入れてください。そのためにはコーチ自身が理解しなくてはいけません。育成年代に伝えたい原理原則は、私が監修したメニューを扱った何冊かの書籍に詳しいです。この連載のアーカイブにもたくさん載っています。▼池上正さんの著書(一部)池上正の子どもが伸びるサッカーの練習(池田書店)「蹴る・運ぶ・繋がる」を体系的に学ぶ ジュニアサッカートレーニング(カンゼン)池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2022年10月14日サッカー指導者の悩みで多く聞かれるのが「保護者対応」。わが子かわいさに親が起用ポジションやメンバー選考に口出し。テレビや動画で世界のサッカーを観られる昨今では、チームの戦術に意見する方もいるそうで、指導者たちは対応に苦慮しています。一方、保護者側も我が子の成長を願うばかりに、口出ししたら子どもの立場が悪くなりそうで疑問があっても話し合いができない、など指導者との関係に悩むケースもあるようです。セレクションを設けているチームは、ある程度同じ意識を持った方が集まるかもしれませんが、少年団や街クラブでは選手のレベルも親の熱意もバラバラです。今回は、「かつては保護者と言い合う事もあった」時期を経て保護者と良好な関係を築いている強豪街クラブ・センアーノ神戸の大木宏之監督(以下、大木)に体験を交えてお話を伺いました。(取材・文:貞永晃二)センアーノ神戸の選手たち<<関連記事:センアーノ神戸の選手たちも上達を実感!書くだけでうまくなるサッカーノートサカイク公式LINEアカウントで保護者のみなさんへお役立ち情報をお届け!■選手交代の意図を保護者にも伝えるなど、まめにコミュニケーションをとることを意識――最近の保護者との関係構築について、大木監督のように長年経験されてきた方はどういうふうに対処されていますか?大木まめなコミュニケーションですね。グラウンドで姿を見たら挨拶して、最近どうですかという感じでね。やっぱりいつも応援に来てくれている保護者がどんな表情で見ているかなと、すごく観察はしますね。よく見ているのは保護者の表情ですね。選手の(プレー面の)調子が悪いときは、親もそう思っているのがすぐ分かるので、練習後に「ちょっとうまくいってない所もありましたが、こういった感じでやれていたんで大丈夫ですよ」みたいな感じで。少しフォローを入れたりしますね。実は、全国大会につながるリーグ戦の試合で、対戦相手が予想と全く違う戦い方をしてきて、たまたま前半スタメンだった子を3分で代えたことがあるんです。交代は戦術上の理由でしたが、保護者にはそんなことは分からないですよね。だから選手には試合が終わって解散する前に、あえて保護者もいる前で「今日代えた理由はこうで、別にプレーが悪かったわけじゃないぞ、次のゲームは先発で行くからな」というような話をしました。その後、保護者にLINEを入れて、改めて交代の理由が戦術上の理由だったことと、お子さんのプレーが悪かったのではないということを伝えました。■クラブは保護者に選ばれる時代、保護者の理解を得ることを大事にしている――そういうフォローができているチームが多分少ないんでしょうね。それができるようになったきっかけはどういうことでしょうか?大木当然僕も子どもができて変わった部分もあります。親心が分かるようになったので。サッカーが好きで情熱を持って指導されている指導者には、未婚の方もいらっしゃいますが、少しでも親の気持ちを分かるようなコーチになっていくことが大事だと思います。とくに街クラブは保護者から選ばれる時代ですからね。そういった保護者の理解を得ることは僕らもすごく大事にしてますね。ウチのコーチも5人いますけど、僕以外は未婚で子どもがいないので、スタッフ会議でよく言うのは「難しいと思うけど、親心ってこんな感じやから、みんなもそこは意識してな」ということです。強豪街クラブ・センアーノ神戸の選手がサッカーノートを変えただけで上達した理由■口出しは不可、協力はしてもらう――基本的に保護者は練習も試合も見学自由なのでしょうが、応援というか、口を出すというのは?大木それは絶対ダメです。チームに所属する際、最初に説明会や父母会があるので、そういう会とかで、はっきりと「活動時は子どもに近づかないで、声もかけないでください」と伝えています。「我々の考え方はこうで、子どもたちには自立して欲しいので、基本的には声をかけないでください」と。ただ、その距離感ってすごく難しくて、保護者何にもしてはいけないみたいになるんで。さじ加減が大事です。例えばグラウンドで低学年はゴールを運ぶのも大変なんで、その時間をちょっとでも短縮できたら子どもを試合にいっぱい出してあげられるじゃないですか。そういったときは「お父さん、すいません、ちょっとゴール運びを手伝ってください」と言った感じで、協力を仰いだりすることもあります。■若いときは、出場機会について問いただしてくる親と揉めたことも――昔の上手くいかなかった時期というのは、親が口を出してきたということですか?大木昔はやっぱり(試合に)出る、出ないですね。試合に出られなくて子どもがつらい顔をしているようなときに、「なんで出られないんですか」と問われることが多かったです。「うちの子はすごく頑張っているのに」とか、「ほかの子より努力しているのに」と言われたりしましたね。当時は僕も若くて気が短かったので、言い返したりしてしまい、保護者と揉めたりしましたけど、自分自身が親になって初めてお父さんの言いたいことも分かるなと、一歩大人になりましたね。そういう経験を経て、保護者の思いも受け入れながら、「チームとしてこういうふうに考えています」と伝えるなどの対応ができるようになったと思います。■子どものポジションを指定してくる保護者への対応――最近は我が子のポジションを指定してくる親御さんがいると聞きました。大木そうですか、ウチには指定してくる人はいないんですが、「間接的にそういうこと言いたいのかな」と感じるときはあります。はっきりと「うちの子はFWにしてくれ」というような親御さんはいないですが、「うちの子は性格的に前の方が向いているんですよね」といった感じで伝えてくることはあります。選手たちで試合のメンバーを決めたりすることが多いので、そのときに親からFWやりなさいと言われた子はやりたいと言います。子どものポジションについては、「そこまで言ったらあかん」というのは多分保護者の方も分かってるんですが、ちょっと抑えられなくなる時があるんだと思います。でもウチはいろんなポジションをさせるので、受け流しますけどね(笑)。子どもたち自身、いろんなポジションを経験する中で、どこが向いているか分かってくるし、親御さんもそのうち理解してくれますよ。かつては出場機会などに口を出してくる保護者の方と言い合う事もあったそうですが、親という立場になり、保護者の気持ちも理解できるようになったことで、保護者に寄り添うコミュニケーションを取れるようになったと語ってくれた大木監督。保護者にとっての関心事である試合への出場や交代についても、理由を本人だけでなく親にも伝える(聞こえる位置で話すなど)ようにすることで、疑問やわだかまりを生まないようにしています。また、子どものいないスタッフにも親の気持ちを伝えることで、保護者に寄り添ったコミュニケーションをチームとして実現している点は、多くのチームでも参考になるのではないでしょうか。サッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とは
2022年10月07日サッカーの指導者の悩みで一番よく聞かれるのが「保護者対応」。最近ではインターネットの記事や動画で情報を得る方も多くなり、サッカーの経験がない親御さんも指導者に「ネットにはこんな指導が良いと書いてあった」「うちの子は●●が得意なので■■選手のようなポジションが合っていると思います」など注文を付けてくる方もいるそうで、頭を悩ませている指導者たちも少なくないようです。サカイクでは指導者たちのリアルな悩みを聞くために、オンライン座談会を実施しました。そこで聞いた現場の声をお届けします。写真は少年サッカーのイメージ子どもが心からサッカーを楽しむために大事にしてほしい親の心得「サカイク10か条」>>■上手い子の親たちが選手起用に意見してくる3、4年生を指導するAコーチのチームでは、学年の担当コーチに対して保護者から練習方法や選手起用について口を出されることが多いのが悩みだそう。チームの結果より自分の子が活躍したかどうかを重視し、勝ちを求めるために試合のメンバーについても「あの子たちと組ませてください」「あの子は外してください」など意見されることも多く、その対応に困っているとのこと。子どもたち同士はうまい下手に関わらず仲良く練習しており、指導者としても小学生年代は楽しむことを一番に、サッカーを嫌いにならないように全員を試合に出したりしているのに、親たちの方が勝利にこだわっており、その結果チームに不満が生じアレコレ言ってくる現実があることに悩んでいると教えてくれました。■わが子のポジションを指定してくるチームを指導して22年のベテラン指導者Bさんも、近年保護者の要求が変わってきたと感じている方の一人です。海外のリーグも気軽に視聴できる環境が整ったり、インターネットの普及もあり情報があふれた最近では、子どもの得意なプレーに照らし合わせて、例えば「うちの子はドリブルが得意なのでメッシ選手のようになれるでしょうか」のように、親から見てプレースタイルが似ていると思う有名選手のようになれるか聞いてくる保護者や、「うちの子はボールコントロールが得意なのでMFが適正だと思います(MFにしてください)」など、わが子のポジションを指定してくる保護者が増えているのだそう。また、試合では「ボールを持ったらドリブルしろ」など直接プレーを指導する保護者や、チームへの要望ではなく自分の子だけに親がやってほしいプレースタイルを指示する方もいるなど「チームスポーツをしているはずなのにまるで個人競技のようになっている」と教えてくれました。わが子の試合よりも、サッカー動画を見ることが多い保護者もいるそうで、動画で切り出されたプレーを見ていることで、サッカーの流れの中でのプレーより一瞬の技術にばかり注目して、それをわが子に求める方も増えつつあることを嘆いていました。■個人偏重は指導者にも原因が?低学年を担当するCコーチは、保護者のサッカーの個人偏重には、サッカーというスポーツの理解によるものではないかと言います。パスが通った、ゴールが決まったなど、結果が見えやすい、分かりやすい部分ばかり評価されることで、サッカー経験のない保護者の方々は結果ばかりに注目してしまう。これはチームとしてのやり方にも問題があると感じる、とCコーチは言います。そこでCコーチは、結果につながる一つ前のプロセスもしっかり褒めるなど、保護者に「いいプレーとは何なのか」を理解してもらうように心がけているのだとか。また、いわゆる「お父さんコーチ」として関わる保護者コーチもいるそうで、最初は子どもがサッカーを楽しめばそれでいいと思っていたお父さんコーチが、公式戦などが始まる年代になると「勝たせたい」という思いから勝利重視に変わってしまうことがあることが残念だと教えてくれました。保護者の方が勝ちたい思いが強くて、いつの間にかレギュラーメンバーを固定してしまったりするのだそう。そして、それまでは全員で楽しめればいいと思っていた保護者の方も「勝たせるメンバー選考」に賛同してしまうことが多いのだとか。チームとしては、小学生年代は楽しませることを重視し、中学以降もサッカーを続けてもらいたいので出場時間を平等にするなどの工夫をしていることをいかに理解してもらうか、という部分で苦心していると教えてくれました。■サッカー経験者の保護者が勝利を求めてくる同じく低学年を指導するDコーチも、チームとしてはサッカーを楽しいものと思ってもらいたいという方針で指導育成に当たっているのに、保護者の中でも学生時代にサッカー部だった方(主に父親)が勝利を求めてくることに歯がゆさを感じているのだと言います。試合に勝つためにはこんな風にした方が良いのではないか、といった練習内容や戦術についての提案に留まらず、「あの子たちを出すなんて負けに行くつもりですか?」など、出場メンバーについてほかの保護者がいる前でも心ないことを仰ることに心を痛めているとのこと。もちろん、チームとしての方針があるので全員出す理由を伝えはするものの、そういった保護者の方はなかなか納得してくれず、日々悩んでいるとそのつらい心の内を明かしてくれました。■指導者はアップデートしているのに......学生スポーツのニュースというと、どうしても旧態依然とした厳しい指導や暴力暴言での被害にまつわる記事が多いので、そのようなスパルタ指導者が多いと思う方も多いのかもしれません。ですが、近年サッカーの指導者は、ライセンス更新のタイミングや、様々な「子どもを伸ばす指導」の発信により、かつての指導と同じではいけないと常に情報をアップデートしている方がたくさんいます。逆に親御さんは、学生時代にサッカーを経験していてもそこからいったん離れ、わが子がサッカーをするようになってから再び関わる際に、自分の現役時代と同じ感じで関わってしまうことが多いので、このような指導者と保護者の感覚に乖離が生まれてしまうこともあるようです。今回お伝えしたのはほんの一部ですが、指導者のみなさんが様々な事情で保護者の方への対応に苦慮していることがうかがえました。子どもにいい指導を受けさせたい、と思う親御さんは多いでしょう。しかし、子ども以外の理由で指導者になりたい人が減ってしまったら、いい環境・いい指導者のもとに置くこともできなくなるのです。サカイク10か条では、保護者の心得として「サッカーのことはコーチに任せよう」としていますが、それは「親は一切口を出すな」ということではありません。よくわからないことや疑問に思うことは質問して話し合ったり、子どもたちのために何が一番いいのかを判断して一緒にサポートするということを大事にして、親御さんもわが子のサッカーを思いきり楽しんでください。子どもが心からサッカーを楽しむために大事にしてほしい親の心得「サカイク10か条」>>
2022年04月19日最近よく耳にする「ポジショナルプレー」ってなに?そんな人に「入門編」としておすすめなのが3月に発売された『こどもポジショナルプレー~ボールを追うサッカーから、ボールを追いかけるサッカーへ~』です。ポジショナルプレーをわかりやすい表現で解説するとともに、ポジショナルプレーが身につく練習メニューも紹介。本書にポジショナルプレーの達人として登場する中村憲剛さんも「これからはポジショナルプレーを標準装備する時代」とおすすめしています。本書の中から今回はポジショナルプレーを意識した「『+1』のビルドアップ」の解説と練習メニューを紹介します。<<ポジショナルプレーの鍵となる「中間ポジション」の位置と役割■「『+1』のビルドアップ」って何?数的優位をつくるためのビルドアップのしかたマンチェスター・シティやチェルシー、バルセロナ。日本でいえば川崎フロンターレや横浜F・マリノス。近年、世界各国で優勝を争うチームの多くがビルドアップを重視し、ポジショナルプレーに取り組んでいます。その理由はたくさんありますが、きっかけのひとつにはルールの変更がありました。2019年にルール変更があり、ゴールキックの際に攻撃側のフィールドプレーヤーが自陣のペナルティーエリア内でボールを受けることができるようになりました。すると以前のように大きく前線に蹴らずに、自陣から短いパスをつなぐチームが増えました。最初にペナルティーエリア内で受ければ、相手はペナルティーエリアの外にいるため、プレスをかけられずに試合を再開することができます。そこでポジショナルプレーを有効に使えば相手を崩していくことができるからです。前線からボールを奪いにくる相手に対して、どうやってビルドアップをしていくのか。そのひとつのアイディアが数的優位の「+1」を作ることです。相手が1トップでプレッシャーをかけてくる場合は、2人でビルドアップを始める。相手が2トップなら、3人でビルドアップを始めるという具合です。これも相手を困らせるポジショナルプレーのひとつと言えます。■「+1のビルドアップ」トレーニングメニューポジショナルプレーの眼【ねらい】ポジショナルプレーで、「意図的に」突破する【準備】1.15m×40(25+15)mのグリッドを作る2.攻撃側4人と守備側3人を図のように配置する【ルール】1.エリア外の2人からスタート2.エリア外の2人はパス交換しながら、エリア1の守備者2人と味方1人の動きを見てパスを入れる3.パスがつながったところで、エリア外にいた2人もエリア1に入り、攻撃側3人vs守備側2人の数的優位を作る4.同様にエリア2で待つ味方へパスをつないでから移動し、エリア2で4vs3(守備側2人もエリア2へ)5.最終的に奥のラインをドリブル突破したら攻撃側の勝ち■練習のポイントゲーム形式ではないですが、攻撃方向を決めてエリアを2つ設けることで、必然的に縦の距離(深さ)ができます。エリア外→エリア1→エリア2と相手のゾーンに進入していくことで、ビルドアップから相手の守備ラインをひとつずつ突破し、前進していく感覚を身につけるトレーニングです。パスだけでなくドリブルもプレーの選択肢に入ってきます。攻撃側は数的優位の状況で、どうすれば次のエリアにボールを前進させることができるか。たとえばエリア1では中間ポジション(守備側2人の間)にうまく立ってボールを受け、ターンすることができれば次のエリアへ縦パスを入れたりドリブルで運べます。中間ポジションでパスを受けられなくても、相手のマークを引きつけられれば、ほかの選手がフリーになって次のエリアへ縦パスを入れたり、ドリブルで運べます。狭いエリアで強度の高いプレーをする中で、相手と味方の位置を見ながら「レーン」や「中間ポジション」を見つける眼を養えば、試合でもポジショナルプレーで「意図的に」相手の守備を突破することができるようになるでしょう。ビルドアップはサッカーの攻撃を組み立てる大事な要素です。小学生年代からその基本はしっかり身につけておきたいもの。親御さんもこのようなサッカーの基本を知っておくことで、お子さんと一緒にサッカーを見るのが楽しくなったり、子どものサッカーへのかかわり方がもっと楽しめるようになることでしょう。
2022年03月31日最近よく耳にする「ポジショナルプレー」ってなに?そんな人に「入門編」としておすすめなのが3月に発売された『こどもポジショナルプレー~ボールを追うサッカーから、ボールを追いかけるサッカーへ~』です。ポジショナルプレーをわかりやすい表現で解説するとともに、ポジショナルプレーが身につく練習メニューも紹介。本書にポジショナルプレーの達人として登場する中村憲剛さんも「これからはポジショナルプレーを標準装備する時代」とおすすめしています。本書の中から今回はポジショナルプレーの鍵となる「5レーン」の解説と練習メニューを紹介します。■「5レーン」って何?ピッチを縦に5分割してそれぞれのレーンに選手を配置近年、ポジショナルプレーについての説明で「5レーン」という言葉がよく聞かれます。どのような考え方かざっくりと説明すると、ピッチを縦に5分割し、それぞれの「レーン」に選手を配置するというものです。相手が4バックの場合、DFだけでこの5つのレーンをすべて埋めることはできず、誰のマークについていいか迷うことになります。この「相手を迷わせる位置どり」が、ポジショナルプレーの基本になります。■「5レーン」トレーニングメニュー5レーンから始まる3vs2【ねらい】レーンの意識付け&どこに立つと攻撃が優位になるか理解させる。【準備】1.12m×20mのグリッドの中に5レーンを作る。2.攻撃側は3人、守備側は2人。3.最初は皆それぞれ異なるレーンにしか立てない。【ルール】1.まずは攻撃側の1人目が好きなレーンを選び、自由に位置を決めて立つ2.守備側の1人目は、異なるレーンに入りながら攻撃側の1人目をマーク3.その後も同じように攻撃側の2人目→守備側の2人目→攻撃側の3人目が異なるレーンにそれぞれ入っていく。4.5人が5つのレーンを埋め、立ち位置を決めたところから、指導者が攻撃側にボールを渡して3vs2がスタート。ここからはレーンに関係なく動くことができ、攻撃側はドリブルで奥のラインを突破したら勝利。■練習のポイント最初はボールを使わずに、立ち位置を考えることに集中させるところがポイントです。こうして5人が異なるレーンに入ると、数が1人多い攻撃側が有利な状況を作り出せるということを理解できると思います。異なるレーンに入るだけでなく、攻撃側の3人が同じ高さに立たない(縦ズレ)ことで相手がマークに付きづらくなるということも、この練習を通して感じることができると思います。まだ指導現場では浸透していないチームもあるかもしれませんが、親御さんもサッカーの最新戦術などを何となくでも頭に入れておくと、お子さんと一緒にサッカーを見るのが楽しくなったり、子どものサッカーへのかかわり方がもっと楽しめるようになることでしょう。
2022年03月29日親がわが子のポジションに口出ししてくる。「うちの子は足が速いのでFW向きだと思います」「ボールコントロールが得意な方なのでMFが適正では」など親がさせたいポジションを指定。低学年ではポジションを固定しなくていいと思うが、保護者達にどう説明すればいい?というお悩み。わが子のポジションを指定してくる親御さん、どうやら最近増えてきているようです。今回もジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、ポジション固定しない方がいい理由とお勧めの練習メニューを教えます。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<飛び込んで交わされたり、バランスを崩して転ぶ1対1の守備を身につけさせるにはどうしたらいい?<お父さんコーチからのご質問>池上さん、こんにちは。私はわが子(小6)のチームで指導している保護者コーチです。といっても、人数が足りなくて低学年(U-8)を見るのを手伝っている程度で、ちゃんとライセンスを持っているコーチが何人もいるので指導内容はその方たちが方針を決めています。相談したいのはポジションのことです。子どもの頃はいろんなポジションをさせた方が良いと聞きますが、保護者がわが子にさせたいポジションがあるのか口を出してくることがあります。(私がコーチ陣の中では若い方なので言いやすいのだと思います)「うちは足が速いのでFWが合っていると思います」「ボールコントロールが得意なので...(要は『MFが適正だと思う』という主張)」など、多くは前目のポジションをさせたがります。先日、野球の新庄剛志監督も選手たちにいろんなポジションを体験させて、相手のことを理解させるトレーニングをしているとニュースで拝見し、様々なポジションを経験することはチームで連携するうえで大事なことなのかなと思いました。低学年ではまだポジションは固定する必要がないと思いますが、保護者に理解いただけるようにするにはどうすればいいか悩んでいます。池上さんはこれまでどのように対応(または説明)してきたか、教えていただけますと幸いです。<池上さんのアドバイス>ご相談ありがとうございます。親御さんはわが子に成長してもらいたいと願っていますが、指導者も当然ではありますが自分の教え子を伸ばしたいと思っています。目標の着地点は同じなのに、向かうプロセスがちょっと違うようです。それを踏まえ、このポジション問題については指導者から親御さんに説明する必要がありそうです。■同じポジションを続けた方が上手くなる、と思っている理由「フォワードならずっとフォワードと、低学年から高学年までずっと同じポジションをやったほうがサッカーが上手くなる」例えば、そのように多くの保護者は考えています。そのほうが手っ取り早いと思っているようです。親御さんだけでなく、指導者においても長い間そう考えられてきました。「ひとつのことを長くやればやるほどうまくなる」スポーツでも、習い事でも、似た教育観が根付いていました。ところが、サッカーではさまざまなポジションを経験したほうが、どこが自分に合ったポジションなのかがわかる。そうやって積み上げてきたものが有効に働くと、今は考えられています。私は北海道から沖縄まで全国各地の少年サッカーコーチの方と交流がありますが、近年は「小学生の間はいろんなポジションをやらせる」とおっしゃる方が断然増えています。■成長すると「ポジションの適正」が変化する小学生のうちにポジションを限定しないほうがいい理由は、中学生になって第二次性徴期に入ると体格などが大きく変化するからです。身長がぐんと伸びる子、伸びない子の差が出てきます。体格が変わるので、小学生の時に足が速かった子があまり目立たなくなったり、そうでもなかった子が図抜けて速くなったりします。つまり、個々が持つ「ポジションの適性」が変化します。これらのことを踏まえると、小学生の間にポジションを決めるのは非常に危険だと言えます。私がJリーグ2クラブで育成に携わった10数年間だけでも、ジュニアユースやユースの選手をよく見ると、個々の適性がポジションと合っていないケースは少なくありませんでした。■「うちの子は○○のポジションでプレーしてほしい」という親の望みが重圧になるこれは子ども自身の希望があるのかもしれません。であれば、子どもたちの希望を聞きすぎてしまうのも問題かと思います。しかしながら、その背景には相談者さんが訴えている保護者の存在がありそうです。親御さんの「うちの子は前めのポジションでプレーしてほしい」という望みが、子どもの重石になっていることも少なくないはずです。この親子の希望に加え、子どもの成長より勝利を優先しがちな指導者のエゴも作用します。こうなってしまうと、子どもの将来のためになりません。サッカーをずっと続けてもらうためにも、サッカーのすべてのポジションを理解している、体験したことのある子どもに上のカテゴリーにあがってきてほしい。このようなことを、親御さんにも理解してもらうことが大事です。■保護者にも学んでいただくこと。ともに学びあうことが大事日本のサッカーでは、保護者の啓もうやきちんとした学びの場が設けられていません。仕組みがないので、各チームの指導者が伝えていくことが重要になります。そのためにも、指導者は勉強しなくてはなりません。「学ぶことをやめたら指導者ではない」の言葉は、どのスポーツでも言われていることです。今はインターネットで世界中からあらゆる情報を入手することができます。ネットの記事や書籍などでも、最新の育成方法が紹介されています。そういったものをコーチの方が保護者や他の指導者に伝え、ともに学び合うことが大事です。ご相談者様は幸い、「低学年ではまだポジションは固定する必要がないと思う」と理解してもらっているようです。理解していますが、保護者に理解いただけるようにするにはどうすればいいか悩んでいます。また、相談者は北海道日本ハムファイターズの新庄監督のことを例に挙げられていますが、この練習はプロ選手に向けたもので「他のポジションの選手の気持ちを知る」という目的のようです。少年サッカーでさまざまポジションをプレーすることの目的はそこではないので、上述したように違う事例をもって伝えましょう。池上正さんの指導を動画で見る>>■さまざまなポジションを経験できる練習メニュー(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)さまざまなポジションを経験できるメニューと言えば、ドイツの小学校低学年の子どもたちが行う「フニーニョ」という3対3のミニゲームがあります。ゴールは左右に2つずつ。4つあります。小さな簡易ゴールやコーンにバーをのせた小さなもので十分です。相手に攻撃されて守備に戻る際もゴールが2つあるため、3人で力を合わせて守らなくてはなりません。全員に守る習慣が植え付けられます。一方で、相手からボールを奪った瞬間、さあどこから攻撃したらいいか。最もいいポジションにいる味方にパスを出す判断をしなくてはならないので、そこで試合を組み立てる中盤の経験ができます。そうやって、シュートまで持ち込むプレーを3人全員が経験できます。ドイツサッカー協会は、フニーニョをやっていくとフォワード、中盤、バックとすべてのポジションを全部経験できることを、実際にデータを取って検証しています。そのエビデンスに基づいて、協会はこのメニューを推奨しているのです。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2021年12月10日自分がパスを受ける時には受けやすい位置をとれるが、チームメイトがボールを受けやすくするための動きができない子がいる。ポジショニングの役割、動きが理解できてない。相手の状況を理解させ、いつどこ(誰)にパスを出せばいいかを理解させる練習メニューを教えてほしいとのご相談をいただきました。今回もジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが具体的な練習メニューを例に挙げ、コーチにアドバイスを送ります。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<練習もダラダラ、ヘラヘラ目標も口だけ。まるで小学生な高校生をどう指導したらいい?<お父さんコーチからのご質問>池上さんこんにちは。私は子どもの小学校の少年団で教えております。指導年代はU-12です。お聞きしたいのは、ポジショニングの意識をどう身につけさせるか、という事です。自分がパスをもらう時に、受けやすい位置に動くことはできるのですが、自分以外の味方がボールを受けやすくするための動き、ポジショニングや身体の向きができてない子がいます。相手を釣る動きが上手くできません。相手を見る、だけでなく味方の位置も把握できていないのかなと思いますが、どのような練習をすればよいでしょうか。おすすめのトレーニングがあれば教えてください。<池上さんのアドバイス>ご相談ありがとうございます。指導されているのは小学6年生以下ですね。私はそのカテゴリーでは、ポジションチェンジはしないほうがいいと伝えています。■まずはその場で幅と深さを使ってどうプレーした方が良いのかを理解させる幅と深さを理解しなくてはいけないので、右にいる選手はその場でどうプレーしたほうがいいのかを学んだ方がいいでしょう。つまり、右にいる選手はそのまま右でプレーする。この場合相手は左の選手がマークするわけですが、どう動くと相手のマークから外れられるのか?ボールを持っている選手は、いつどんなタイミングで、その選手にパスを出せばいいのか?それを理解して、つながっていく必要があります。例えば、右の選手が下がってボールを受けた瞬間に、深さをとっていたトップの選手がボールをもらえるような動きをしてくれる。そこでダイレクトプレーが生まれたら、右の選手がワンツーで抜け出してシュートを打てる。そういうことを、小学生の間にできるよう育ってほしいと思います。相手をつる動きとしては、右の選手が下がってきたら前に大きなスペースができます。そうすると、トップの選手が右に流れてパスがもらえますね。でも、右の選手が左まで動いてとか、そういうことまでしないほうがいいでしょう。子どもが混乱するかもしれなので。■いつどこにボールを出せばいいのか、認知・判断・行動を素早く行うこと恐らくご相談者様は、ポゼッションの練習をたくさんやるのだろうと察します。そうなると「自由に動きながらボールを動かしてみよう」みたいなことになりがちです。そうすると、子どもたちはそれぞれ動けず止まってしまう――となってしまいます。ポゼッションが悪いとは思っていませんが、12歳でポゼッションをやった場合、選手からすると見る条件がいっぱい増えます。したがって、指導者はポゼッションができるようになるためのトレーニングではないと考えてください。いろんなところを見てパスを出す。そのためのトレーニングだと思ったほうがいいでしょう。味方が縦横無尽に動くなかで、誰がフリーで、いつどこに出したらいいかということを学ぶためにやる。周囲をみて素早く考えられる。なおかつ素早くプレーができる。まさしく認知・判断・行動をスピーディーにやる。そういった一連の行動をどんどん早くするためのトレーニングだと定義してください。■低学年でもできる「他人のために動けるようになる」練習メニューでは、どんな練習をするか。私が薦めるのは、数的優位なゲームです。2対1、あるいは3対1を、ゴールを設置して行います。もちろんコーンにバーを付けた小さなゴールで結構です。それであれば、低学年からでもできます。それをやっていくことで、ゴールにつながる一番いいポジションを見つけられるようになります。「日本人は他人のために動けない」とオシムさんはよくおっしゃっていました。仲間のためにスペースを空けて、ボールをもらわせる。そんな動きです。同様に「日本はもっと若い年代で、数的優位のゲームをたくさんした方がいい」とも言われました。なぜなら、オシムさんがジェフの監督に就任した当初、チームはサイドで2対1の数的優位をつくれているにもかかわらず、そこを攻撃できなかったからです。例えば、鳥かご。ポゼッションの練習によく行われるトレーニングですが、ボールを回すだけで前に行けない状況に陥りがちです。オシムさんが来る前のジェフも似た状態でした。それをオシムさんは3年ぐらいかけて修正したわけです。そう考えると、小学生が試合中のポジショニングを理解するのに、それなりに時間はかかります。まずは2人、3人、4人など少ない人数から始めて、難易度を上げていくことを考えましょう。■説明するときはゆっくり伝え、時間をかけて理解させる加えて、ゆっくり説明することも必要です。「今、ボールが動きました。もらいに動くと、相手はどう動きますか?ついてきたらどうするの?裏をとる?」そういったことを、じっくりと時間をかけて理解させます。小学生の間に数的優位のゲームを経験してきた子どもたちは、自分の味方のマークが少しでもずれて視界に入らなくなったら、一瞬で2対1のイメージができます。パスを出して前進することが怖くなくなるのです。そんなふうに数的優位のイメージをもつことが重要なのです。練習メニューは、ほかにもネットでもたくさん出ています。書店に行けば私が監修した『池上正の子どもが伸びるサッカーの練習(池田書店)』という練習メニューの解説書もあります。ただし、練習の際に子どもたちに「とられないように」を言いすぎると、縦にフィードしたり、スペースに速いスルーパスを出すといった効果的なプレーが少なくなります。気がつくと、ボールはいつも安全な外側しか回らない。上述したようにゴールまで進まない状況になります。池上正さんの指導を動画で見る>>■守備と攻撃両方の能力が同時にアップする守り方(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)うまくトレーニングできて、いっぱい見られるようになる。早く判断できるようになれば、いつ、どんな状態で相手をはがすとか、裏をとれるといったことがわかるようになります。チーム内でゲームをする際、アタック側がそういうプレーをすると、マンツーマンでつく守備側の能力も上がってきます。今の小学生はゾーンディフェンスが多いのですが、マンマークで守るよう指導しましょう。そうすれば、ディフェンスも、オフェンスの能力も同時にアップします。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2021年09月24日上手い子や昔から所属していた子が優先的にポジションを決められ、下の学年の上手い子も優先的に出される状況。まだ低学年だからポジションやメンバーを固定せず、みんなを出場させてあげてほしいと思うけど、親の意見をクラブに言ってもいい?子どもがチームに居づらくならない?というご相談をいただきました。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、悩めるお母さんに子どもが楽しくサッカーを続けるためのサポートをアドバイスします。(文:島沢優子)(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<仲間に心無い言葉を投げられる息子。親はどう介入すべきか問題<サッカーママからのご相談>今年からクラブチームへ入会した低学年(8歳)です。新学年になるタイミングでチームへ加入し練習試合がありますが、出場機会が平等にないように感じます。上手い子や昔から所属していた子が優先的にポジションを決められ、下の学年の上手い子も優先的に出される状況なので、うちの子の出場機会が少ないです。また試合に同行するコーチも毎回違い、指導者間でもやり方にも差があるように思います。まだ、低学年ですしポジションやメンバーも固定せず、せめて同学年は力量関係なく出して欲しいと思うのですが、こういった保護者の意見はクラブチーム側へ言っても良いのでしょうか?親が余計なことをして子どもがチームに居づらくなるのが心配です。通える範囲にはサッカーができる場所(チーム、スクールともに)ないので、クラブに面倒な親認定されたくないのですが、いいやり方があればアドバイスいただきたいです。<島沢さんのアドバイス>ご相談ありがとうございます。お母さんのように「出場機会が平等でないのはおかしい」と気づかれる方がもっと増えるといいのですが、まだまだ少ないのが現状のようです。周囲に相談できるママ友も多くないでしょうし、孤独感を持たれているのではないでしょうか。■全員出してほしい、という希望はごもっとも8歳で「低学年」とあるので、小学2年生でしょうか。お母さんが書いている「低学年ですし、ポジションやメンバーも固定せずせめて同(この)学年は力関係なく出して欲しい」という希望は、もっともだと思います。どんな性質のクラブなのかはわかりかねますが、コーチの方々の育成への理解がもしかしたら少し乏しいチームなのかもしれません。とはいえ「試合に同行するコーチも毎回違い、指導者間でもやり方にも差がある」というのは、例えば地域の少年団や町クラブで、指導者が他に職業をもったボランティアコーチで編成されているのなら、致し方ないかなとも思います。よもや有償のコーチを揃えた民間クラブだったとしても、運営は一部の大規模クラブ以外は経営が厳しい場合が多いです。コーチをやりくりするうえで全体を見ていることも少なくありません。■複数のコーチに見てもらうことは選手にとってメリットになることもあるただ、いつも同じコーチで、指導方法も同じの良さもありますが、選手を見る目やサッカーに対する考え方が偏ってしまうデメリットもあります。反対に、複数のコーチがみて違う方法で指導することは、一件継続性に欠けるかのように見えます。が、実は、さまざまな価値観にふれたり異なる指導を経験できるのは、選手にとってメリットになることもあります。例えば「利き足を磨け」と言うコーチがいる一方で、「左右蹴れるようになれ」と促すコーチがいる。でも、それを選ぶのは選手です。そして、選ぶ力をつける際は、サッカーコーチもサポートとしますが、その前に家庭の子育てがものを言います。■クラブに意見するというより、訪ねる形で切り出してみては次に、書かれている質問に答えさせてください。「こういった保護者の意見はクラブチーム側へ言っても良いのでしょうか?」意見するというよりも、「今の少年サッカーは、平等に出場させるというか、低学年は特にそんな傾向だと聞きますが、どんなふうに考えていらっしゃいますか?」と育成の方針を尋ねてみてはいかがでしょうか?育成の方針を聞いたうえで、日本サッカー協会が示している育成方針(スライド7枚目「将来に向けて この年代にふさわしいゲーム環境を」)などをホームページから抜き出してコピーしたものを渡してはどうでしょうか。そこで初めて「保護者としては全員に試合に出場する機会を設けてほしい。せめて低学年のうちは試合を平等に経験できるよう配慮してほしい」と希望を伝えます。■コーチの回答がどんなものでも、息子さんが他のことをしたいと言うまでは通わせてそうした場合、クラブ側の答えがどんなものになるでしょうか。「そうですね。まだ低学年だから全員出場させますね」と言ってもらえるとありがたいですね。しかしながら、それとは逆になる確率のほうが高そうです。例えば、私がこれまで似たようなケースで保護者がクラブ側に問い合わせた場合、もらった答えは以下のようなものです。「コーチの判断でやっていることなので、嫌だったらやめてください」「スポーツは実力の世界なので、試合に出たいなら上手くなれとしか言えません」「公式戦は勝たなくてはいけないので選ばれた子だけしか出られませんが、練習試合はほぼ同じ時間出られるよう調整します」こういった回答だった場合は、他のチームを探してみる選択肢もあります。ただし、通える範囲にはサッカーができる場所がここ以外にないとのこと。息子さんが試合の出場機会がなくてもサッカーを続けたいと言うのであれば、お母さんが妥協するしかないかもしれません。息子さんがサッカーに飽きたり、他のことをやりたいと言い出すまでは通わせてあげたほうがいいかと思います。■サッカー、スポーツに限らず何をするかを選ぶのは子ども自身しかしながら、日本に小学生ができるスポーツはサッカー以外にもたくさんあります。例えばスケートボードなど、さまざまな競技があることは、オリンピックやパラリンピックが教えてくれますね。よって息子さんに「他のスポーツに興味が出てきたら、言ってね。お母さんも調べたり、協力するよ」と言っておいてもいいかと思います。さらにいえば、スポーツに限らず、他にもたくさんあります。楽器、歌唱、囲碁や将棋、絵画といった芸術。加えて、スポーツの部類ですがダンス教室に通う子どもも増えています。さまざまな選択肢を与えてあげるのは親だとしても、そこから自分で選ぶのは子どもだという理解のもと、一緒に考えてあげてください。■子どもが楽しくサッカーしているかどうか、まずは様子を見よう(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)一方で、気になるのは「親が余計なことをして子どもがチームに居づらくなるのが心配」と書かれていることです。保護者が意見したくらいで子どもにしわ寄せが及ぶような状況、もしくはそのような不安を保護者に抱かせてしまうクラブが、息子さんにサッカーを楽しませてくれたり、成長できる時間や環境を与えてくれるかは疑問です。お子さんにその都度「サッカー楽しい?」と尋ねてあげてください。目の輝きやそぶりで、楽しめているのかどうかはすぐにわかるはずです。万が一目に余ることがあれば、違うことにシフトする提案をすればいいと思います。お子さんが楽しくないのであれば、サッカーにしがみつく必要はありません。とにもかくにも、まずは様子を見ましょう。お子さんがサッカーを楽しめる環境かどうかを観察しながら、少し離れた場所から見守ってあげてください。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。
2021年08月18日監督がリフティングの規定回数を設けていて、達成できない子は試合に出さない。リフティング回数より試合経験を積む方が良いと提案しているが聞き入れてもらえない。保護者の中にも回数を重視している方も多く、「できてないのに試合に出すのか」という声も。どうして日本はこんなにリフティングの回数を重要視しているの?と悩むコーチからのご相談です。既定の回数を設けて評価することは、本来のリフティングの目的から外れるのでサッカーのスキル向上が望めないことや、子どもの自信喪失につながると池上正さんは言います。ではどんな改善を行えばいいのか。これまでジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが送るアドバイスを参考にしてみてください。(取材・文島沢優子)(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<6歳までに脳の神経系発達は90%に!?サッカーの時間にできる未就学児におすすめの脳を発達させるメニューはある?<お父さんコーチからの質問>U‐8年代の指導をしているのですが、リフティングの回数についてのご相談です。監督がリフティングの規定回数を設けていて、できない子は試合に出しません。既定の回数ができていなくても試合経験を積ませる方が良いのでは、と提案しているのですが、改善してくれません。確かにボールコントロールを身につけるのに役立つ練習ではありますが、同じ場所で回数を重ねるリフティングがサッカーの上達に大きく影響するとは個人的にも思いませんし、実際にプロ選手や指導者の方も回数は重要ではないと言っていますよね。監督もですが、保護者の中にもリフティングの回数を重視している方も多く、「できてないのに試合に出すのか」という感じの事を言う方もいます。子どもたちもリフティング練習が好きで、一人でやれる手軽さもあって家でもやっているようですが、海外では日本のようなリフティング練習は無いとも聞きます。プロ選手でも何十回もできない選手もいるようですし。どうして日本はこんなにリフティングの回数を重要視しているのでしょうか。根深い問題だと感じています。リフティング信仰から目を覚まさせるアプローチや、おすすめの練習などはありますでしょうか。<池上さんのアドバイス>ご相談いただき、ありがとうございます。欧州や南米の子どもはリフティングをして遊びますが、回数を数えません。しかも、リフティングをするのは基本的に小学生くらいの年代、子どもの間だけです。有名な選手がやっていたリフティングの技を真似して遊びます。ロナウジーニョ(元ブラジル代表)やネルシーニョ(柏レイソル監督)などでしょうか。そして、それらを選手が試合で使っていることを知っているので、自分たちも実際に試合でやるために練習するのです。■規定回数での評価はスキル向上につながらないしたがって、回数を数えてリフティングをするのは日本だけです。コーチに「百回目指せ」とか「千回できた人から試合に出します」などと回数を定められ、その目標に向かって黙々とやります。規定回数があるため、失敗したくありません。失敗しないために、ずっと利き足だけでやる。もしくはずっと同じ蹴り方、例えば全部インステップでやるという状況になりがちです。ボールを扱うスキルを向上させるために始めたはずが、途中で「決められた回数をやる」という本来の目的とは違うものにすり替わっていきます。欧州や南米はそうならないのに、なぜ日本だけがこうなってしまうのか。それは教育が関係しているようです。学校教育の特徴として、テストであれば100点を取ることが求められます。何か数字的な目標があって、そこに向かって突き進む。よって、リフティングも回数が決められてしまうのだと考えられます。スポーツが「評価されるもの」というとらえ方を大人がするので、子どもにとってスポーツをする楽しさがどんどん半減していきます。しかしながら、そうなってしまうと、もとの目的からどんどん離れてしまう。もっと言えば、サッカーでなくなってしまうわけです。スキルの向上は望めないうえに、決められた回数に届かない子どもは「ぼくはダメだ」と自信を失います。回数というわかりやすい指標があるため、子ども同士で比べあってぎくしゃくすることもあります。■スキルを磨くのは試合で使うため例えば、少しボール扱いはスムーズでなくても、空間認知の能力が高くいいところでボールを奪えたり、危険察知能力があってポジショニングが上手な子など、目に見えづらい力を持っている子どもたちがいます。そういう子どもが意欲をなくしたり、悪くすればサッカーから離れるといったリスクも考えられます。先日、中学生が「ヒールリフトを練習したので、見てください」と言ってやってきました。実際、彼はとてもうまくなっていました。「せっかくうまくなったんだから試合で使ってごらんよ」私がそう言うと、彼は「え~っ?」と驚くのです。「いや、何のために練習したの。ヒールリフトってどうしても抜け出せないときに、使うと便利だよね。コーチも練習して使ったよ」彼の反応からは、使う気がないけれど練習したことが伝わってきました。そんな子どもをブラジルのコーチが見つけると、「君はサーカスに行くの?」と言います。練習はあくまでサッカーの試合に出てくる技術を磨くのが目的です。そうすると、リフティングをする場面はどのくらい出てくるでしょうか。百歩譲ったとしても、浮き球のコントロール程度です。それを何千回もできる必要があるでしょうか。フットサル指導者のミゲル・ロドリゴさんも「リフティングは試合で使わない」とおっしゃっていました。立ったまま動かずにボールを何度もリフティングするような場面は、試合にはありません。スキルを磨くのは試合で使うためです。日本の指導者や子どもたちはそこをもっと意識すべきです。■利き足だけでなく、身体のいろんな場所でのコントロールを心がけることよって、リフティング練習は基本、必要ないと思います。ただ、リフティングをさせるのなら、回数を目指すのではなく、試合で使うスキルを向上させることを念頭においてください。まずは、二人でボールを交換する練習をしましょう。パスを受けたらリフティングして返す。ダイレクトで返す。左右交互に使う。もも、肩、頭、胸など身体のいろいろな場所を使ってコントロールすることを心がける。二人でパス交換しながら移動してもいいし、ひとりでやるのなら壁に充てたボールをリフティングする。また、お母さんやお父さんに投げてもらったボールをコントロールして返す。それも可能なら移動してやる。このような練習は、ボールコントロールのスキルだけでなく、身体のバランスをよくするコーディネーションにもつながります。神経系を刺激して自分の思うように身体をスムーズに動かす力を養います。そのためにも右も左もバランスよく使うことが肝要です。私は大学時代、インステップを左右、アウトサイドで左右、インサイド左右からヘディング、そしてまたインステップに戻る練習をひとりでよくやりました。このようにさまざまな蹴り方、運び方を何周もするのは容易いことではありませんでした。ひとりでやるときは、そんな方法もあります。次ページ:指導者が制限をかけるとサッカーの楽しみが減ってしまう■指導者が制限をかけるとサッカーの楽しみが減ってしまう(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)もうひとつ、指導者の視点で言うと、ある意味自分が見てなくてもいいのがリフティング練習です。100回やるよと指示して、できない子にハッパをかける。言い方は悪いかもしれませんが、コーチが楽をできる練習です。そうやって指導者が子どもたちに制限をかけていくと、サッカーの楽しさが減ってしまうでしょう。指導の場面にそぐわないように思います。池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2020年09月11日ハイポジションが可愛い! ツインお団子ヘアアレンジアクティブなイメージのツインお団子ヘア! お団子は位置が高いほど、ガーリーなイメージになりますよ。小さめのお団子なら子供っぽくなり過ぎずおすすめです。友だちと遊ぶ日やイベントに出掛ける日は、テンションの上がるハイポジションお団子ヘアにしてみてはいかがでしょうか。ツインお団子ヘアの作り方1. 今回のモデルさんは背中の真ん中くらいの長さ。ベースの髪は巻いていても巻かなくても大丈夫ですが、巻いているほうがまとめやすくなります。(今回はストレートのままで進めます。)2. コームの先などで分け目をジグザグに分けたら、輪っかを作って結んでお団子を作ります。2. お団子部分の毛を引っ張って、ランダムに崩します。3. 毛先をお団子の根元にくるくる巻き付けてピンで固定。巻き付けた毛先部分やベースをバランスをみながら崩してあげたら完成です。顔周りも巻いてあげてください。カラフルポップなヘアアクセとも相性抜群!結び目にヘアクリップかリボンを付けても可愛いです。ポップカラーのカラフルアクセと相性のいいお団子スタイル。友だちとお揃いヘアにして旅行に行くのもアリですね♪美容師/加来えりな(BEER西新店)
2018年03月24日国民的アイドルグループであるSMAP。個性豊かな5人はチームとしてそれぞれのポジションを築いているように見える。そこで今回は、自分は会社のチームの中でSMAPの誰のポジションと言えるのか、マイナビニュース会員300名にアンケートをとった。Q.あなたは会社のチームの中で言うとSMAPの誰だと思いますか?中居正広 13.0%木村拓哉 8.7%稲垣吾郎 25.3%草なぎ剛 34.3%香取慎吾 18.7%■中居正広・「仕切り屋だと思う」(女性/32歳/建設・土木/技術職)・「年齢も同じだし、潔癖なところがにているかも」(女性/43歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「話を進めたり、盛り上げる役だから」(女性/23歳/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)・「まとめるところはまとめます」(女性/29歳/情報・IT/技術職)・「まわりと仲良くやれる」(女性/50歳以上/商社・卸/販売職・サービス系)・「周りを気にしてまとめようとする」(女性/26歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「リーダーだから」(女性/28歳/情報・IT/経営・コンサルタント系)■木村拓哉・「完璧主義なので」(女性/37歳/医療・福祉/専門職)・「中心的な役割だから」(女性/34歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「かっこいいポジション」(男性/32歳/食品・飲料/技術職)・「太っパラな感じかよいかな」(男性/30歳/運輸・倉庫/技術職)・「イケメンだから」(男性/37歳/情報・IT/クリエイティブ職)・「だれでもないです……。木村拓哉でありたい」(女性/30歳/医療・福祉/専門職)・「もくもくと仕事するから」(男性/26歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「バランス良く仕事をこなせるから」(女性/33歳/医療・福祉/専門職)■稲垣吾郎・「好きなことを好き勝手にやっているから(SMAPに例えるとかおこがましいですが)」(女性/26歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)・「冷静に周りを観察しそうなところ。自分から真っ先に動くことはない」(女性/32歳/食品・飲料/事務系専門職)・「黙々と仕事をするタイプだから」(男性/28歳/情報・IT/技術職)・「ちょっと外から俯瞰で見ていて、ポイントをついた仕事をするタイプだと思う」(男性/50歳以上/電機/技術職)・「マイペースで物静かだけど真は頑固で流されない」(女性/42歳/マスコミ・広告/事務系専門職)・「おとなしくて神経質そうだと思われていそうだから」(女性/31歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「やんわりと雰囲気づくり役」(女性/27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「影の立役者」(女性/25歳/マスコミ・広告/秘書・アシスタント職)・「チームの中でも独特な存在だから」(男性/50歳以上/その他)・「地味にコツコツ物事を消化していくから似ているかもと思った」(男性/37歳/団体・公益法人・官公庁/技術職)・「あまり話さない謎キャラな部分がかぶるから」(女性/26歳/生保・損保/専門職)・「リーダーシップを取るでもなく、なんとなく輪にいて、自分の得意分野でいきなり輝きだすタイプ」(女性/27歳/商社・卸/事務系専門職)・「暗躍的なポジションにいると思うから」(男性/28歳/情報・IT/技術職)■草なぎ剛・「ピエロにはなれないしリーダーもできないけど、時々ジョークくらいは言うし程よく器用」(女性/30歳/通信/事務系専門職)・「可愛い感じ」(男性/27歳/建設・土木/事務系専門職)・「目立つ立場ではない補佐みたいな感じ」(女性/35歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「いい人の存在でいるから」(男性/50歳以上/建設・土木/技術職)・「コツコツ真面目に努力して、いい人でもあり、地味ながら支えているから」(男性/32歳/通信/技術職)・「凛として決して出しゃばることはない」(男性/35歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「ぼーっとしてそうできちんとしてるタイプ」(女性/28歳/金融・証券/事務系専門職)・「中立的な立場を守っているから」(男性/22歳/食品・飲料/販売職・サービス系)・「さりげなく支える」(女性/28歳/情報・IT/事務系専門職)・「個人で仕事をする現在はともかく、会社員時代はバイプレイヤー的なところに居がちだった。俺が俺が……という面が強く無いので」(男性/35歳/金属・鉄鋼・化学/自営業)・「おっとりしているので」(男性/50歳以上/機械・精密機器/技術職)■香取慎吾・「年齢的にも下の方だから」(女性/26歳/食品・飲料/販売職・サービス系)・「ほんわかしているようでやるときはやる感じでしょうか」(男性/47歳/その他/クリエイティブ職)・「そうは見えないのに人見知りなところ。メールやSNSなんてもってのほか……。一人が大好き」(女性/28歳/商社・卸/営業職)・「一人で違う感性で仕事をしているようだから」(女性/35歳/その他)・「会社のムードメーカーだから。」(女性/36歳/医療・福祉/専門職)・「お笑い担当」(女性/24歳/農林・水産/その他)・「一番年下で多少のミスなどは目溢しして貰える立ち位置だから」(女性/25歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「愛嬌がある感じ」(女性/29歳/建設・土木/秘書・アシスタント職)■総評一番多かったのは草なぎ剛タイプという結果になった。「真面目」「コツコツ」「いい人」といったイメージが強い中で、「かわいい」「おっとり」といった意見も。また2番目に多かった稲垣吾郎タイプは、「黙々と仕事をする」「暗躍」「独自の得意分野がある」など、こちらもフロントには立たないが自分の領域を持っている点が近いと思われたようだ。「末っ子」「愛嬌がある」という香取慎吾タイプ、「リーダー」「まとめ役」という中居正広タイプは、会社の中での役職や立場にも大きく影響してくるかもしれない。一方で木村拓哉タイプを自認する人は少数派であり、エースのハードルの高さがありそうだ。一人一人が自分の役割を意識して働けば、チームはよりうまくまわることになるだろう。一度振り返って考えてみるのもいいかもしれない。調査時期: 2015年9月18日~9月20日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性136名 女性164名 合計300名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2015年09月23日2015年こそ、彼氏を! 結婚を! と悩みの種は尽きないアラサー女子のみなさん! 恋愛も、合コンも出会いも、全てはマーケティングが大切ですよ? だって、幸せを手に入れているモテ女は、恋愛市場において優れたマーケターです。さて、第2回は”ポジショニング”のお話しです。(第1回は こちら )みなさんは、自分のポジションを意識したことはありますか? 賢い女子は、自分の強み・弱みを見極めて、競合女子との差別化を図り、自分が優位になれる市場で自分を売り出しています。でも、どうやってやるの? という迷えるアラサー子羊さんたち! 一緒にあなたが取るべきポジションを考えていきましょう! マーケティングにおけるポジショニングとは、自社製品と他社製品の市場における位置づけのこと。独自のポジションを築き、売り上げを獲得するためにおこなったりブランド戦略を考える際に使用します。今回は前回のターゲット(外資系金融マン)に対して、自分の競合女子を把握し、自分が狙うべきポジションを導き出します! それでは、自分の市場価値(強み・弱み)を冷静に、客観的に考えてみましょう! 考えるべきポイントは1. 年齢(○○代前半、後半)2. 容姿(かわいい系、きれい系、エロい系etc…)3. 社会的地位(モデル、一般職、バリキャリetc…)4. 自分の売り(料理がプロ級、男性を養えるスペック搭載、浮気OK etc…)上記で、自分の客観的な(売りについては主観的ですが)事実を把握したら、ターゲット市場に参入してくる女性像を思い浮かべてください。あなたの敵はその女子たちです!! 私の場合、1. 20代後半2. 背が低く、デブ0.5歩手前のぽっちゃりFカップ、ブスではないけど愛嬌がある顔3. 外資系勤務の成り上がりバリキャリ目指し中4. 脇が甘く見えるバカっぽさを持ちながら政治、経済、下ネタと幅広い話題を話せるギャップと甘いトーンの話し方これらを総じて私はバカそうに見られがちです。そこで、落としたい男性と2人で出かける際は、戦略として大人数でいるときと違う一面を出すようにしています。このギャップが、私の市場に参入している敵“本当におバカなかわいい女子”や“綺麗だけどプライドエベレスト女王様”との差別化となり、外資系金融オジサマ市場において、一定のファンを獲得しています。彼らは口を揃えて「なんとなく見た目とキャラで脇が甘そうに見えるけど、仕事を聞いて驚き! 本当のところはどうなのだろう? って、興味が湧いてくる。実際に真面目な一面もあって、若いのにすごくしっかりしてるなって感心するよ。忙しい僕たちには、精神的に自立してくれていることはとても大切だからね」と言います。そう、この感想こそ市場調査とポジショニングの賜物です。まず、前回の市場調査で得たターゲットの『自分と同等かそれ以上の社会的地位、もしくはそれが見込める成長性』と『精神的に自立している』というニーズをしっかり捉えているのです。かつ、『脇が甘そうに見えるけど』の部分で、『単なるバカでもなく、プライドもNotエベレスト』という、競合女子と差別化されたポジションを築いています。ただし、真の競合というのは似て非なるもの。自分よりターゲットのニーズを満たす要素を持っていて、同じポジションを狙う女子こそあなたのド競合です。そんな時は真っ向勝負、自分を信じて突き進みましょう! あなたの強みはなんですか? 人には強い部分と弱い部分があります。彼氏がいない、出会いがないと嘆くだけでなく、自分を分析して、あなたのターゲットに対してどのようなアプローチが効果的か、競合女子とはどのように差別化を図ったらいいのかを一度考えてみてはいかがでしょうか? 幸せな恋愛ができるきっかけを掴むことができるはずです!
2015年03月29日あなたは気になる男性から見て、どんなポジションにいますか?心許せる幼なじみ、頼れるお母さん、ついていきたい姉御など様々でしょう。実は、ポジションってその男性と付き合えるかそうでないかが現れているんです。と言うわけで今回は「男が付き合わないポジションの女性」をピックアップしてみましたのでご紹介します。■1.いい子ポジション「いい子だなーって思うけどそれ以上はない。不満もなければ好意もないんだよね。嫌いじゃないんだけど、自分が彼女に求めているものを持ってないんだよな。」(24歳/男性)「いい子だけどね・・・」と言われてフラれる人たちは、相手におとなしい印象を与え、積極性が感じられない人。また、グッとくる何かが無い・・・そんな「人間的には嫌いじゃないが、恋愛的には好きになれない」タイプです。彼の好みを把握したうえで、自分はどこが欠けているのか検証し、足りない部分を補ってからアプローチを仕掛けましょう。■2.男友達ポジション「昔からクソ仲良い飲み友達がいてさ、そいつ女なんだけど男友達みたいに話しやすいんだ。色々ゲスい話とかも出来るんだけど、絶対に手を出したいと思えないんだよね。」(25歳/男性)一杯目は生、下ネタもガンガンいけちゃう!というような、ガサツでたくましい女性のこと。まるで男友達のようなポジションです。帰宅時に夜遅くなると途中まで送ってくれ、「気を付けて帰ってね」と言ったりして女の子扱いするシーンもあるのですが、彼らの中ではあくまでも男友達と同じ枠です。このタイプに無いのはただ一つ、性的魅力。女として見られていないのですから、求められないのは当たり前。容姿を改善して抱き寄せたくなるような女性らしさを出していきましょう。■3.友達の元カノ・友達の好きな人ポジション「友達の元カノとなんて付き合えるわけないだろ!そいつと会った時に気まずくなるし。俺は絶対無理だね。」(21歳/男性)これは複雑ですよね。例えば親友の元カノ・気になる人だったりしたら・・・手が出ないのも無理はありません。人間関係が気まずくなったり、そもそも穴兄弟とか絶対嫌だ!と思っている男性なら、その恋は成就しないと思った方がいいでしょう。押せばいけそうなら思い切ってぶつかり、ダメそうなら静かに手を引くべきでしょう。■4.セカンド・セフレポジション「セフレの子ってどこまでもセフレなんだよね。それ以上はない。だって本当に好きな女の子と、ただ体の関係だけ持てればいいやとは思わないから。本命の子とは普通に恋愛したいよ。」(26歳/男性)実らない恋ランキング第一位セフレ・二番手です。先に関係を持ってしまう女の子は、元々本命にならない予定の女の子のため、彼の心を揺さぶるには難しいでしょう。まずは一人の女性として自立し、安心感を与えるような女性を目指してみるといいでしょう。■おわりにいかがでしたか?気になる男性から見てあなたはどの位置にあるのでしょうか。まず自分の立場にあった手法で攻めるために、周りの意見も参考にして自分のポジションを割り出してみましょう。(平井エリカ/ハウコレ)
2015年02月18日サンコーは、無重力ポジションで座れる一人がけのリラックスチェア「ゼログラビティーチェア」を発売した。価格は税込み39,990円。「ゼログラビティーチェア」は、背骨の圧迫を軽減し、筋肉の緊張を和らげることができる「無重力(ゼログラビティ)ポジション」で座れるリラックスチェア。「無重力(ゼログラビティ)ポジション」は、宇宙飛行士が宇宙での無重力状態のなかでストレスなく自然に脱力できる姿勢とされている。また、スマートフォンやタブレットを固定できるホルダー付きのフレキシブルアームも搭載。端末を手で持つことなく、操作や動画鑑賞が行える。左ひじ掛け部分にはUSBポートを2基搭載。スマートフォンやタブレット端末などの充電ができる。出力は最大1Aと2A。そのほか、フットレストを格納すれば、ゆらゆらと揺れるロッキングチェアとしても使用できる。「ゼログラビティーチェア」のサイズは、折りたたみ時が幅約730mm×高さ約460mm×奥行き約940mm、使用時が幅約730mm×高さ約650mm×奥行き約1,400mm。重量は約24kg。スマートフォン・タブレットホルダーのサイズは、「大」、「中」、「小」と用意されている。それぞれの端末対応サイズは、「大」が幅約140mmから190mm×高さ約70mm×奥行き約15mm、「中」が幅約87mmから133mm×高さ約70mm×奥行き約14mm、「小」が幅約50mmから82mm×高さ約50mm×奥行き約13mm。フレキシブルアームの長さは約640mm。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年12月20日いつも周りの人から愛されて気を使ってもらえて、その子がいるだけで場が華やぐような女性、それが姫ポジションにいる女性です。彼女たちの特徴は、異性から好かれて特別扱いされるのはもちろん、同性からも愛されているところにあります。できるなら、そんな女性になりたいですよね。そこで今日は、小畑恵里さんによる『気がつけば姫ポジションになれる28通の手紙』より「愛され姫ポジションを目指すなら知っておくべきこと」をご紹介します。■1.無意識のサインに耳を傾ける「『ベビーサイン』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?まだ話せない赤ちゃんでも、自分の意思をジェスチャーで伝えている、というお話です。(中略)実は我々大人も、このサインを発しています。本当に言いたいことを言えないとき、無意識に仕草に表れることを指します。」相手が本当は不快に思っていてもそれを口に出すのは難しい状況もあります。そんな時に、無意識のサインに耳を傾けてサポートできる女性は心配りのできる女性、気が利く女性として愛される存在になります。逆に自分が嫌な気分の時に無理をしていると、それが無意識のサインとして表に出ていることがあるので、こちらも注意した方が良さそう。■2.人に語れるぐらいのこだわりを持つ「個性的なこだわりほど、周囲の人たちには魅力的に映り、あなたという人がどんな人なのか、気になって質問したくなるものです。それはあなただけが掲げることができる看板として、姫ポジション獲得に貢献します。」ポイントは自分が得意な話題になった時にさりげなくコツを伝えるなどして、こだわりを伝えること。その時に褒めてもらえたなら「そんなことないよ」「偶然だよ」と卑下することなく、「ありがとう」と素直に褒め言葉を受け入れるのも姫ポジションを確立するためには大切なこと。何も特徴のない女性よりも得意分野やこだわりを持っている女性の方が魅力的です。■3.苦手な人ともうまく付き合う「『嫌い』『苦手』というマイナスに振り回されないためには、あの人の『ここだけはいい』と思えるところを、ひとつ見つけるのもいい方法です。」相手の悪口ばかり言っている女性や、相手によって態度が異なる女性を見ると、あまり良い印象を受けませんよね。だからと言って、苦手な人を好きになろうと頑張っても苦しいものです。でも人には必ず1つは良いところがあるので、その良い面を見つけてあげれば「ここだけは尊敬できる」という目で相手を見ることができます。そうなると今までのようにただ「嫌い」「苦手」という意識とは異なる接し方ができるようになりますよ。■4.悪口を言われているのではという心配は不要「悪口でなくても、『私のこと悪く思われてないかしら・・・・・・』と周囲の声が気になることがあります。『よかれと思ってしたこと』『自分の価値観で判断したこと』が、先方にちゃんと伝わったのかどうか、なんて言われているのだろう、と私もたまに疑心暗鬼になることがあります。(中略)悪口と意見の差は紙一重。その差を見極める冷静さと信念をもっと培っていきましょう。」姫ポジションに近づくということは、当然目立つと言うことでもあります。大切に想ってくれる人が増えるのと同様に、それを妬み悪口を言ったり噂したりする人が増えるということでもあります。でも、そんな妬みを気にする必要はありません。ただ、本当にあなたのことを想ってくれる人の言葉を「また悪口を言われているのかな」と聞き流すことがないように、悪口と意見との違いはしっかり見極めて。■おわりに「姫」と言ってもみんなから愛される姫は、高飛車な女性やわがまなな女性ではなく、周囲に気遣いができ自分をしっかりと持っている女性なんですね。コレをきっかけに素敵な「愛され姫」を目指してみては?参考文献:小畑恵里著『気がつけば姫ポジションになれる28通の手紙』すばる舎リンケージ(栢原 陽子/ハウコレ)
2014年12月16日スポーツはポジションによって、求められる性格が違うと言います。サッカーの日本代表戦を観戦しながら、「自分ならこのポジション!」と想像を膨らませたことがある人も多いのではないのでしょうか。今回は、マイナビニュース会員に自分の性格をサッカーのポジションに例えてもらいました。調査期間:2012/8/28~2012/8/30アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数:1,000件(ウェブログイン式)まずは、「自分の性格はここ!」と回答した割合から。第1位DF(ディフェンダー) 22.7%第2位MF(ミッドフィルダー) 15.4%第3位GK(ゴールキーパー) 10.1%第4位FW(フォワード) 7.8%わからない44.0%もっとも多かったのは守りのポジション・DF(ディフェンダー)!ちなみに、2012年9月の日本代表メンバーの各ポジションの人数は、FW6人・MF6人・DF9人・GK3人。スターティングメンバーはFW3人・MF3人・DF4人・GK1人。現在の日本代表と同様に、アンケートにも「守備の国・日本」があらわれる結果となりました。それでは、それぞれの意見をみていきましょう。■DF後衛は任せておけ!・「保守的な性格なので向いている」(25歳/女性)・「強固な忍耐強さをもっているので」(30歳/男性)・「攻めて状況を打開するというよりは、地味だけど周りが困ったときにフォローをいれるタイプの方かな、と思うから」(20歳/女性)・「いろいろな局面を守り、前線には良いパス・アシストをし、最後の守りはGKに頑張ってもらうためにサポートするのが自分らしい」(30歳/男性)DFと答えた人の多くが、「守るタイプ」「受け身」「保守的」と自らの性格を分析しています。保守的だと自負しながらも、「周囲をフォローしたい」「縁の下の力持ちでいたい」と全体を支える役割に誇りをもっている声が多かったです。サッカーにせよ仕事にせよ、このような頼もしいDFがチームの後ろを守っていてくれたら安心ですよね。■MF臨機応変に攻守を切りかえる・「常に様子をうかがって、ディフェンスにいくか、オフェンスにいくかを考えながら動くから」(26歳/女性)・「周りを見渡して、その場に応じて立ちまわるように心掛けている」(23歳/女性)・「人付きあいで、まず引いてみながら少しずつ近づいて攻めるときや、話をきく側にまわって場をキープするときがあるから」(32歳/女性)・「ゲームをコントロールするブレインにむいている」(34歳/男性)MFと答えた数がDFの3分の2と、日本代表の各ポジションの割合と同じに!回答者の自己分析では、視野の広さやバランス力に自信がある人が多かったようです。MFは人と人との間をとりもつ協調性・多様性も求められるポジション。さまざまな組織において協調性が評価される日本で、MFタイプの人が多い事実にも納得です。■GK最後の最後はなんとかしてやる!・「休みは家に引きこもっているところがペナルティエリアからほとんど出ないGKそっくり」(36歳/男性)・「チームで作業するとき、みんなが気づかなかったミスをみつけて水際で阻止することが多いから」(22歳/男性)・「どっしりと構えているが、たまに攻撃的になるところがある」(32歳/男性)・「自分から積極的には攻めないが、重要な場面での責任は果たすから」(27歳/女性)3番目に多かったのはGK。選んだ人には、ピンチの中でも動じないで物事をみつめようとする、しっかり者の性格が多かったです。しかも、おとなしくしているだけではなく、ギリギリになって問題を阻止する行動力もそなえているよう。チームにはなくてはならない存在ですね!■FW人生攻めないと勝てないだろう?・「猪突(ちょとつ)猛進型の自分は、ガンガン攻めるFW」(45歳/男性)・「前へ前へと自分の意見を伝えたがるところが合っている」(27歳/女性)・「目立ちたいので、ゴールを決めて脚光をあびたい」(25歳/男性)・「自分はファンタジスタなので、ここしかないだろう」(39歳/男性)FWと答えた人はMFの約半分。「自分はもっている」と爽快(そうかい)に言い放つ人もちらほらと。チームの「攻め」を誰かに託すときは、このような自信家や目立ちたがり屋がいたら心強いです。皆さん、サッカーのポジションを巡り、自分のことをよく分析していることがわかった今回のアンケート。「あなたのポジションは○○だね」などと友人同士で話しながら観戦するのも、面白いかもしれません。(黒木貴啓+プレスラボ)
2012年11月17日電車は都市生活に欠かせない交通手段。どんなに混雑していても使わなければならないことはありますよね。では、そんな電車のなかで皆さんはどういう風に「ポジション取り」をしているのでしょうか。マイナビニュース読者に「電車でこだわっているポジション」についてアンケートしました。調査期間:2011/12/28~2012/1/5アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)■眠いときのベストポジション「運転席近くの角。寄りかかって眠れるので」(23歳/女性)「ドアのすぐ脇。立っても寝られる」(25歳/女性)「進行方向左側の窓側の席。右側だと、すれ違いの衝撃が激しくて寝れないから」(23歳/男性)電車の中で仮眠を取る人にとって、ポジション取りはかなり重要。最後のコメントの男性のようにすれ違いの衝撃まで考慮してポジション取りをしている人がいたことには驚かされます。■ラッシュ時のベストポジション「車両真ん中のロングシート前。ラッシュ時は一番すいている気がする」(30歳/女性)「優先席付近の連結部分に近いところ。奥に行けば行くほど混んでないし、痴漢にも遭いにくい気がする」(27歳/女性)ラッシュ時のポジション取りはうまくいくときといかないときがあって大変。朝のラッシュの電車だけで、一日分の体力を消耗した気持ちになることありますよね……。■気候に合わせたベストポジション「寒い日は真ん中の座席。ドアから遠いので暖かい」(25歳/女性)「冬は足もとから暖房がでる座席に。夏は扇風機の下の日差しが強くないところ」(27歳/女性)女性の意見に多かったのが、気候によって座る席を変えるというもの。個人的には、寒い日はあえて混雑している車両に乗って温まる、という考え方もアリかなと思います。■そのほか「女性の隣。シートが狭くないし、もし眠って寄りかかられても重くないから」(29歳/女性)「おじさんとおじさんの間には座らない……」(25歳/女性)「人に席を譲らなければならないような状況になりたくないので、そもそも座らない」(27歳/男性)なるほど、いろいろな考え方があります。電車内のポジション取りにはそれぞれのこだわりが出るもの。自分なりのベストポジションを確保して、日々の通勤を少しでも楽にしていきたいものですね。(山本莉会/プレスラボ)
2012年05月02日