ホームでオーストラリア代表を迎え撃ち、アイルランド、スコットランドらを相手取る欧州3連戦へ突入する。ラグビー日本代表の秋の強化シリーズの全容が見えてきた。9月15日にポルトガル戦、17日にホームでのワラビーズ戦、9月21日には2021年度秋の男子日本代表候補選手が発表された。『リポビタンD チャレンジカップ2021』『ラグビー日本代表 リポビタンD TOUR2021』を戦う日本代表候補メンバー39名とともにナショナル・デベロップメント・スコッド(NDS=将来日本代表に選出される可能性の高いポテンシャルを持った人材)5名が決定したのだ。メディアブリーフィングには藤井雄一郎ラグビー日本代表ナショナルチームディレクターが出席、このようにコメントした。「来週から合宿が始まる。選手たちにはすでに個別のメニューを配っている。来週集まって、ワラビーズ戦の準備をしていく。新しく選んだ選手、復帰した選手がいるが、若い世代の試合もなかったので、NDSとして若い選手を呼んでいきたい。次の世代を担う選手も呼びたいということで、多めに選手を呼んでいる。コロナの影響で当初よりも準備期間は少なくなったが、欧州遠征へ向けて強化していきたい」■日本代表候補メンバー39名【RP】稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、ヴァル アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、垣永真之介(東京サントリーサンゴリアス)、具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)、中島イシレリ(コベルコ神戸スティーラーズ)、クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、森川由起乙(東京サントリーサンゴリアス)【HO】坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、庭井祐輔(横浜キヤノンイーグルス)、堀越康介(東京サントリーサンゴリアス)【LO】ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモレッドハリケーンズ大阪ドコモレッドハリケーンズ大阪)、ジェームス・ムーア(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安)、リアキ・モリ(横浜キヤノンイーグルス)【FL】小澤直輝(東京サントリーサンゴリアス)、ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、德永祥尭(東芝ブレイブルーパス東京)、長谷川崚太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)【No.8】テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)、アマナキ・レレイ・マフィ(横浜キヤノンイーグルス)、姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)【SH】荒井康植(横浜キヤノンイーグルス)、齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)、茂野海人(トヨタヴェルブリッツ)、流大(東京サントリーサンゴリアス)【SO】田村優(横浜キヤノンイーグルス)、松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)【WTB】髙橋汰地(トヨタヴェルブリッツ)、ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)、シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)、レメキ ロマノ ラヴァ(NECグリーンロケッツ東葛)【WTB/FB】セミシ・マシレワ(花園近鉄ライナーズ)【CTB】シェーン・ゲイツ(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安)、中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)、ラファエレ ティモシー(コベルコ神戸スティーラーズ)、ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)【FB】山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)■NDS5名【PR】淺岡俊亮(トヨタヴェルブリッツ)【HO】武井日向(リコーブラックラムズ東京)【LO/FL】ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)【FL/No.8】福井翔大(埼玉パナソニックワイルドナイツ)【WTB】中野将伍(東京サントリーサンゴリアス)メンバーを選出したジェイミー・ジョセフヘッドコーチは、以下のコメントを寄せた。「今秋のツアーに向けたブレイブ・ブロッサムズのトレーニングスコッドを発表できることを大変うれしく思う。メンバーはこの夏の間、トレーニングプログラムを行い、宮崎と別府でベストなコンディションに持っていけるよう、非常に良く準備をしてくれた。夏のツアーを経験したことで、今後の試合に向けてチーム内には大きな期待と興奮が広がっている。今回のチームは、若さと経験がしっかりと組み合わされており、グループ全体に強さと深さがある。何人かの若い選手は初めてチームに合流となる。我々はこのグループには可能性があり、今後の日本のラグビー界で一緒に活動していきたいと考えている。これらの選手から最終メンバーに選ばれることも十分にあり得る。これからの試合では、ホームとアウェイの両方で、非常に厳しい相手と戦うことになる。世界の強豪チームとコンスタントに対戦することは、 2023 年のフランス大会に向けて必要な準備となるだろう」メディアブリーフィングで今ツアーの目標について問われると、藤井チームディレクターはこのように返答した。「もちろん勝利を優先して考えているが、中身が大事。どんな相手でも変わらないパフォーマンスを見せられるのか。久々の南半球のチーム、自分たちがどの位置にいるのかを測っていきたい。今回テストマッチができない中、貴重な4試合になる。プレッシャーのかかる中でどれぐらいのパフォーマンスをできるかを見極める場であり、国際舞台なのでしっかり勝つことを目標にしている。どういうオプションやスキルが重要かコーチ陣が見る場にもなる。アタックやディフェンス、モールで取られないとか。こういう形で守りたい、しっかりボールキープができた、しっかりチャンスを作れたかという中身を見ていきたい」『ワールドカップ2023』へ向けてのシミュレーションの場にするかについて、こう答えた。「アウェイで勝たないといけない。アウェイでどれだけ自分たちの力を出せるのか。アウェイで起きるイレギュラーな出来事にどれだけ対応できるか。『W杯』うんぬんよりも、目の前の試合を代表のプライドで勝つことが大事」ティアI勢だけではなく、ポルトガル戦をマッチメイクした意図について、藤井チームディレクターはこう明かした。「狙い撃ちしたわけではなく、スペインやフレンチバーバリアンズとか選択肢もあったが、最終的にポルトガル戦しかなかった。アイルランド戦、スコットランド戦はベストメンバーで勝ちにいくことになるが、すべての選手にテストマッチを経験させる意味で、ひとつ落ちた相手と組みたかった。そういう相手と試合を組めたのは良かった」新しい選手への期待については、次のようにコメントした。「若い選手を見てみたいということで、前回のトップリーグで活躍した選手を呼んでいる。次の世代をうまくポジションを含めて入れ替えていかないといけない。もちろん彼らも次の『W杯』に出る可能性はあると思う。どれぐらいのエネルギーがあるのかを見てみたい」さらにワーナー、福井について言及した。「ワーナーはサイズが大きい選手。福井選手はトップリーグにも出ている。ふたりとも将来的に代表に絡んでくる選手。早めに呼んでいろいろ経験してほしい。ワーナーは試合に出ていないが、あのサイズは日本代表の中でもいないので」代表復帰したSH流、復帰していないHO堀江翔太について質問が飛ぶと、藤井チームディレクターは次のように説明した。「『W杯』直後にトップリーグがあり、体調管理やモチベーションが大変なこともあり、冷却期間が必要だった選手もいる。常にコミュニケーションを取っていたので、その中で復帰してくる選手もいるし、このタイミングではない選手もいる。これから徐々に戻ってくるのでは」SOが『W杯2019』経験者のふたりだけとの指摘には、こう返した。「ポジションチェンジとかも考えている。コーチの中では何名か考えている」日本代表候補とNDSの44名は9月29日(月)~10月16日(土)の宮崎合宿を経て、改めて日本代表メンバーを発表。10月16日(土)~27日(水)の別府合宿を実施し、23日(土)・昭和電工ドーム大分にて『リポビタンDチャレンジカップ 2021』豪州代表戦を開催。豪州戦後は『ラグビー日本代表 リポビタンD TOUR2021』へ出発。11月6日(土)・ダブリンでのアイルランド代表戦、13日(土)・リスボンでのポルトガル代表戦、20日(土)・エディンバラでのスコットランド代表戦がラインナップ。フランス1部リーグ『トップ14』で戦うASMクレルモン・オーヴェルニュ所属の松島幸太朗は欧州遠征から合流予定だという。日本×豪州のチケットは10月9日(土)午前10時より一般発売。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年09月22日ラグビー元日本代表の斉藤祐也さんが、自身のYouTubeチャンネルで、現役時代にあったケガを振り返りました。斉藤祐也が現役時代にしていた壮絶なケガケガをしないために、斉藤さんは、「身体づくりや栄養摂取、転ばないよう身体をコントロールすることが大事」といいます。斉藤さんは現役時代、頻繁に鼻を骨折していたそうです。最初に鼻をケガした、当時の状況を振り返りました。ボールを持って倒れこんで、ボールを(味方に)出す時に、相手のヒザが『ドン!』とぶつかった時に鼻が『く』の字に曲がってしまう。格闘技でもよくありますけど、ラグビー選手もよく鼻をぶつけて骨折する選手がいます。ラグビー元日本代表 斉藤祐也のラグビーチャンネルーより引用通常は真っ直ぐな骨であるはずの鼻が、ぐにゃりと曲がる…考えただけで痛そうですよね。斉藤さんは続けて、パスをして無防備だった状態で、相手選手にタックルを受けた時も振り返りました。立ち上がるんですけど、鼻を触ってみると、鼻がない状態、ぺっちゃんこだったんですね。ハーフタイム(試合前半と後半の間の休憩時間)だったと思うんですけど、監督に「鼻がない」と話をしたら、「全然大丈夫だ!」ということで。その試合は、最後まで出ることになりました。ラグビー元日本代表 斉藤祐也のラグビーチャンネルーより引用この時、鼻は陥没骨折していたとのこと。シーズン中の試合でしたが、全試合が終わった後、斉藤さんは鼻の手術を受けました。へこんだ鼻を持ち上げ、針金で支えて完治を待つ、というものです。その状態で、骨折前から決まっていた海外留学に行った斉藤さん。手術から2か月が経過し、「現地にいたトレーナーに針金を抜いてもらった」と振り返りました。斉藤さんは、鼻が曲がったり、へこんだりするなど、想像を絶する痛みと闘いながら、試合に臨んでいたようです。当時のエピソードを知り、多くの人が反応しました。・鼻のケガのお話は終始かなり痛そうで…。鼻がない感覚が考えられませんね。・お話を聞くだけで、身体中の穴という穴が全て縮こまってしまいました…。・どれほどの痛みなのか…。栄養を取ったり、身体のバランスを整えたりすることが大事なんでしょうね。ラグビー選手のプレーは激しく、観客を魅了させますが、その裏ではケガとの戦いもあったのです。そう考えると、ラグビーへの見方もいささか変わってくることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年08月12日“静岡ショック”をダブリンで再現する! ラグビー日本代表が敵地でアイルランド代表に挑む。2019年9月28日・エコパスタジアムでの対戦から早くも2年近くが経とうとしている。それでも、『ラグビーワールドカップ(RWC)2015』で日本が南アフリカを撃破した“ブライトンの奇跡”に続く、世界のラグビー史に残るジャイアントキリング“静岡ショック”を明確に記憶しているファンも多いことだろう。世界ランキング1位で『RWC2019』へ乗り込んできたアイルランドに序盤から2トライを奪われても、日本は慌てなかった。スタンドオフ(SO)田村優のペナルティゴール(PG)で3点ずつ加点し、後半勝負に備える。58分には途中出場したウイング(WTB)福岡堅樹が大仕事をやってのけた。ゴールポスト前の密集から出たボールを中村亮土、ラファエレ ティモシーの両センター(CTB)がスピーディに回し、最後は福岡が一瞬で加速でインゴールを陥れた。16-12と日本が逆転した5分後、アイルランドが近場をしつこく攻める得意のFW戦からトライを狙うも、フランカー(FL)姫野和樹がジャッカルをズバリ、ピンチを脱した。その後、田村のPGで加点、福岡のインターセプトからの独走トライは決まらなかったが19-12。最後は自陣深くでボールを獲得したアイルランドがボーナスポイント1を得るためにボールを蹴り出したのだった。エコパの奇跡から1年9か月、『RWC2019』のメンバーを軸にする日本代表が、ブリティッシュ&アイリックス・ライオンズへ主力を送り出しながらも選手層の厚さを見せ付けるアイルランドと対峙する。両軍の試合登録メンバーは以下の通り。【日本代表】1稲垣啓太(パナソニック)、2坂手淳史(パナソニック)、3具智元(Honda)、4ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモ)、5ジェームス・ムーア(宗像サニックス)、6リーチ マイケル(東芝)、7ピーター・ラブスカフニ(クボタ)、8姫野和樹(トヨタ自動車)、9齋藤直人(サントリー)、10田村優(キヤノン)、11シオサイア・フィフィタ(近鉄)、12中村亮土(サントリー)、13ラファエレ ティモシー(神戸製鋼)、14セミシ・マシレワ(近鉄)、15松島幸太朗(クレルモン/フランス)、16堀越康介(サントリー)、17クレイグ・ミラー(パナソニック)、18ヴァル アサエリ愛(パナソニック)、19ジャック・コーネルセン(パナソニック)、20テビタ・タタフ(サントリー)、21茂野海人(トヨタ自動車)、22 松田力也(パナソニック)、23シェーン・ゲイツ(NTTコム)【アイルランド代表】1デイヴ・キルコイン、2ロナン・ケレハー、3フィンレイ・ビーラム、4アルタン・ディラン、5ジェームズ・ライアン、6ピーター・オマホニー、7ジョシュ・バンダーフリアー、8ケーラン・ドリス、9ジェイミソン・ギブソンパーク、10ジョーイ・カーベリー、11ジェーコブ・ストックデール、12スチュアート・マクロスキー、13クリス・ファレル、14ジョーダン・ラーマー 、15ヒューゴ・キーナン、16ロブ・ハーリング、17エド・バーン、18ジョン・ライアン、19ライアン・ベアード、20ギャビン・クームズ、21クレイグ・ケイシー、22ビリー・バーンズ、23シェーン・デイリーエコパでの屈辱を知る8人とともに将来有望な若手を並べるアイルランドをジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチ(HC)は「ホームで85%の勝率を誇るアイルランド対戦できるのは我々にとって大きなチャレンジ。スタートからアタックしてくるだろう。新しい選手もアピールをしたいだろうし、新しいコーチ陣もいる。主力がライオンズに選出されていないとかは関係ない。アイルランドは経験豊富なチーム。そしてダブリンではどのチームにも勝っている、オールブラックスにも勝っている。アイルランドには450キャップ以上持っている素晴らしい選手が揃っている。今回彼らも勝ちたいと向かってくることだろう」と警戒する。アタックを担当するトニー・ブラウンとスクラムを鍛える長谷川慎の両アシスタントコーチ(AC)も指揮官の意見に同意する。ブラウンAC「ダブリンで勝つことはタフなこと。本当に簡単ではない。アイルランドもケガ人が出たりしているので、そこは自分たちのチャンスとして試合を進めなければならない。アイルランドはディフェンス面で成長しているし、キッキングゲームも成長している。ディフェンスは本当に強いのでそこは警戒していきたい」長谷川AC「アイルランドという相手を考えると自分たちは仇になる。ホームで簡単に勝てる相手ではない。ライオンズ戦のレビューがそのままアイルランド戦のプレビューになるとは思えないので、しっかり細かいところまで落とし込んでしっかり勝っていきたい。(スクラムは)全選手の組み方、何をターゲットにしているか、全選手が理解できている。それをいかに本番でできるか」齋藤直人(c)JRFUジョセフHCはスクラムハーフ(SH)齋藤の先発起用について言及した。「直人はライオンズ戦で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。彼のエナジー、判断をすごく評価している。先発でプレッシャーはかかるとも思うが、彼のポテンシャルを見てみたい。彼にとってもすごく大きな試合になるだろう。ただ彼に特別なことをやってもらおうとは考えてない。直人には9番としてしっかり自分の仕事をしてもらいたい。パスやキックやラン、しっかりやってほしいと考えている。若い選手だが、彼はライオンズ戦でも経験の浅さは見せなかった」さらに指揮官は田村とのコンビにも期待を寄せた。「田村はライオンズ戦でいい活躍をしてくれた。オフロードやそこからのタックルも見せくれた。1試合で400回くらいボールにタッチする試合をする中で10番としていい結果を出してくれた。田村は齋藤とトレーニングでも9・10番のいいコンビネーションを見せてくれている」ジョセフHCは代表デビューとなるWTBマシレワ、CTBゲイツについてもコメントした。「マシレワは経験があるが、別府合宿でケガをしリカバリーしていた。彼のスキルセットは素晴らしい、キッキングゲームになると予想しているが、彼のハイボールへの技術は素晴らしい。プレッシャー下でのプレーを見てみたい。またゲイツについてはリザーブを(FWとBKの比率を)6-2から5-3に戻したので、トップリーグでは素晴らしいパフォを見せているが、プレッシャー下でどれだけやれるか見てみたい」松島のフルバック(FB)起用について問われると、HCはこう答えた。「山中(亮平)はライオンズ戦でも素晴らしいプレー、一貫性のあるプレーを見せてくれた。山中もがっかりしたことだろう。松島は合流してから時間が少ないので、フランスやサントリーでもプレーしていた15番でプレーしてもらうことにした。マツはハイボールのキャッチもうまいし、アサイアとのコンビネーション、マシレワを含めた3人のコンビネーションを見てみたいと思いこのメンバーにした」今回の英国遠征で初キャップが期待されたFLベン・ガンターがメンバーに選ばれなかった点を指摘されると、ジョセフHCは持論を展開した。「自分として答えはシンプルだ。ガンターは姫野、リーチ、(アマナキ・レレイ・)マフィと同じポジションだということ。彼らよりもいいプレーをしなければならない。これはトップリーグではなくテストマッチだ。ジャージが用意されているわけではない。彼らは日本代表で活躍していく選手、彼(ガンター)が入るとキャプテンが変わることになる。でも彼は若い。今後チャンスはあるだろう。ライオンズ戦はすごいプレッシャー下で行われたが、タタフはそんな中いいパフォーマンスを見せてくれた。試合に出ている選手を評価しているのであって、試合に出ていない選手を評価していないわけではない」ブラウンACの言葉はもっと直接的だ。秋シリーズに代表入りを目指す選手たちにこのようなエールを送った。「しっかりスタンダードを上げてほしい。2023年に向けて10倍以上上げなければならない。テストマッチはレベルが高くなる。しっかりフィットネスを上げなけなければならない、コリジョン、コンタクトをインターナショナルレベルにしっかり上げなければならない。トップリーグとは違う」ライオンズ戦でのアタックやスクラムの改善点について、両ACは指摘した。ブラウンAC「スキルベースの遂行力が大事。チャンスを作れてはいたが、仕留めることはできなかった。スキルの部分、個々の遂行力を高めていかないといけない。ライオンズがプレッシャーをすごくかけてきたので、遂行できなかった。テストマッチはチャンスを作った時に取り切る遂行力が必要」長谷川AC「今回からゲームシナリオをターゲットにした。(ライオンズ戦では)ターゲットにしているところはある程度できたが、ちょっと意識が低かったところは見逃されず、突いてこられた。あとは後半きつくなった時間帯にどれだけがんばれるかは伸び代になると思う。今までは自分たちのスクラムに相手に合わさせることが多かったが、これからは誰と組むのか、どこで組むのか、誰に裁かせるのかに対応できるよう、相手に合わせられ、見せ方もわかっているというスマートでハイブリットなスクラムを目指したい」ジョセフHCもアイルランド戦の勝利を誓った。「テストマッチは勝たないといけない。ライオンズ戦での改善点もある。前回の試合ではソフトモーメント、しっかりオーガナイズできない時間帯があった。ただ前回は準備期間が少ない時間での試合。ポジショニングをしっかりオーガナイズして臨むことはできると考えている。ライオンズ戦でも4・5回チャンスがあったが、自分たちのスキルミス、判断ミスでトライに至らなかった。相手のトライも自分たちのミスからトライを与えてしまった。そこをしっかり修正できるか。アイルランド戦はハードでフィジカルな試合になると予想されている。自分たちはしっかり経験のある選手を使う必要があると考えている」『ラグビー日本代表リポビタンDツアー2021』日本代表×アイルランド代表は7月3日(土)・アイルランド・ダブリンのアビバスタジアムにてキックオフ。試合の模様はBS日テレにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年07月03日日本代表×ライオンズ。ラグビーファンにとって、まさに夢のカードだ。ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとは4年に一度、イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドを代表する選手で編成される英国オールスターチームのこと。100年以上の歴史を誇るこのドリームチームは基本的に北半球では試合を行わず、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカを4年ごとに順次遠征している。日本ラグビーにとって今回初めてのドリームマッチが実現するのだ。日本代表×サンウルブズもある意味ドリームカードである。サンウルブズとは2016年から5年間『スーパーラグビー(SR)』に参戦した日本のチームのこと。『ラグビーW杯(RWC)2019』へ向けて日本代表の強化の目玉として編成されたチームである。NZ、豪州、南アの強豪クラブとアルゼンチンのジャガーズに揉まれた日本代表選手たちはインターナショナルレベルのラグビーとタフな移動を連戦で感じ、逞しく成長していったのだ。日本代表の強化に多大な貢献をしたサンウルブズだが、ラストの2020シーズンは新型コロナウイルスの影響で途中で打ち切りとなり、消化不良のまま2020年8月8日・秩父宮ラグビー場での『ヒト・コミュニケーションズ サンウルブズメモリアルセレモニー』で歴史に幕を閉じたのだった。そのサンウルブズが再び日本代表のために立ち上がる。対戦相手の来日が困難なコロナ禍において、サンウルブズが一日限りの復活を果たし、日本代表に腕試しの場を提供するのだ。5月30日のメンバー発表メディアブリーフィングにて、藤井雄一郎ディレクターが今回の経緯を説明した。「国内で試合をするのがなかなか難しい状況だが、何とかライオンズ戦の前に試合をしたいということで、国内の最強チームのサンウルブズを再結成してもらった。一番のセレクションポリシーは最も強いチームで挑むということ。強い相手となると候補はトップリーグ選抜かサンウルブズしかいない」藤井ディレクターは日本代表からサンウルブズへ回るメンバーもいると語る。「代表全員を試合をした上で遠征へ連れていきたいということと、もっとも強度の高いチームとやりたいということ。代表が強度の高い練習をしているので、代表からサンウルブズへメンバーを回した方が強度の高い試合になるだろうと。大久保(直弥)コーチ、沢木(敬介)コーチに指揮してもらって、6月8日(火)から完全にふたつに分かれて準備を行う。日本代表の試合メンバー23名以外からサンウルブズへ回すのではなく、通常のサブをサンウルブズへ回す考え。リザーブだとどうしても出場が短くなるので、基本的にゲーム時間を多く作りたいという考え」日本代表メンバーは以下の通り。【PR】稲垣啓太(パナソニック)/ヴァル アサエリ愛(パナソニック)/垣永真之介(サントリー)/具智元(Honda)/クレイグ・ミラー(パナソニック)/森川由起乙(サントリー)【HO】坂手淳史(パナソニック)/堀越康介(サントリー)/彦坂圭克(トヨタ自動車)/ 庭井祐輔(キヤノン)【LO】マーク・アボット(宗像サニックス)/ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモ)/ヘル ウヴェ(ヤマハ発動機)/ジェームス・ムーア(宗像サニックス)【FL】小澤直輝(サントリー)/ベン・ガンター(パナソニック)/ジャック・コーネルセン(パナソニック)/ピーター・“ラピース”・ラブスカフニ(クボタ)/リーチ マイケル(東芝)/長谷川崚太(パナソニック)【NO8】テビタ・タタフ(サントリー)/アマナキ・レレイ・マフィ(キヤノン)/姫野和樹(ハイランダーズ/トヨタ自動車)【SH】荒井康植(キヤノン)/齋藤直人(サントリー)/茂野海人(トヨタ自動車)【SO】田村優(キヤノン)/松田力也(パナソニック)【WTB】シオサイア・フィフィタ(近鉄)/レメキ ロマノ ラヴァ(宗像サニックス)/セミシ・マシレワ(近鉄)/高橋汰地(トヨタ自動車)【WTB/FB】ゲラード・ファンデンヒーファー(クボタ)/松島幸太朗(クレルモン)【CTB】シェーン・ゲイツ(NTTコム)/中村亮土(サントリー)/ラファエレ ティモシー(神戸製鋼)【FB】山中亮平(神戸製鋼)※姫野、松島は欧州遠征から参加。サンウルブズのメンバーは次の通り。【PR】北川賢吾(クボタ)/三浦昌悟(トヨタ自動車)【LO】秋山大地(トヨタ自動車)【FL】エドワーク・カーク(キヤノン)/布巻峻介(パナソニック)【SH】中嶋大希(NEC)【SO】前田土芽(NTTコム)/山沢拓也(パナソニック)【WTB】ホセア・サウマキ(キヤノン)【CTB】梶村祐介(サントリー)/ディラン・ライリー(パナソニック)【FB】尾﨑晟也(サントリー)/野口竜司(パナソニック)(写真左より)沢木敬介コーチングコーディネーター、大久保直弥ヘッドコーチ(C)JSRA photo by H.Nagaokaサンウルブズのラストシーズンを率いた大久保HCはこのように意気込みを語った。「私も沢木も再びサンウルブズで仕事できることを光栄に思う。もともと地球3周半するようなチーム、準備期間が短く、タフな環境でやっているのがサンウルブズ。初めてやる選手もいるが、そういうアイデンティティを持って試合に臨みたい」キャプテンにはカークを指名した。「カークをキャプテンにしたのは彼がミスターサンウルブズなので。若手たちに戦う姿勢などを引き出してくれるのを期待している」対日本代表に秘策があるか問われると、こう返答した。「相当練習しているようなので、ライオンズが牙を剥く前に我々に狼らしい牙の剥き方ある。意表を突くではないが、いくつか策を考えている。ジェイミー(・ジョセフHC)とブラウニー(トニー・ブラウンAC)が指揮する日本代表になかなか勝てる秘策はないが、1週間覚悟を積み上げていけばいい試合ができるのでは」指揮官はファンに熱戦を約束した。「最後のシーズンがああいう形で終わったので、静岡でサンウルブズのジャージを着てサンウルブズとして戦えるのはうれしく思う。亮土、姫野、坂手もサンウルブズでインターナショナルの強度で戦える自信を得て代表へ定着していった。サンウルブズの選手にはインターナショナルレベルでやれる自信を得てもらいたい。ファンに楽しんでもらえるゲームをしなければならない」また大久保HCはメンバーのモチベーションも心配してはいなかった。「僕らがモチベートしなくても、選手たちにはこの試合で活躍すればインターナショナルの扉が開く。キープハンティング80というスローガンのもとチャレンジし続ける、トライを狙い続ける、ボールを奪い続けることを80分間追い続けるよう選手に求めたい」一方、日本代表選手たちのモチベーションは言うまでもない。選手たちは『RWC2019』後初めての合宿へ集合。選手たちは5月24日から順次オンライン取材機会に出席し、コメントを発した。「『RWC2019』が終わってブランクが空いてここからのスタート、言い訳せずにやっていくことが大事。僕らはティアⅠのチームとして行動していくが大事。若い選手が入って来て、スタンダードをがっかりさせない、見本になるように意識している。一番フォーカスしないといけないのがトランジション、攻守の切り替えで世界一を目指さないといけない。立ち上がるスピードも世界一を目指さないといけない。タイトな試合の勝ち方、どうやって勝つかをチームに落とし込むことが大事。まずはそこをフォーカスしたい。『トップリーグ』のスタンダード、ティアⅡのスタンダード、ティアⅠのスタンダードは明らかに違う。リーダー陣がひとつのことにフォーカスすることが大事」(リーチ)「(『RWC2019』での代表引退を口にしていたが)コロナでいろんな人が大変な思いをしている人が多かったが、僕にとってはラグビーから離れる時間も多く、それでまたそういう思いが湧いてきた。その中でジェイミーからチャンスをもらえて、自分の気持ちが整理できた。心が充実した状態で『トップリーグ』に臨めたのが大きい。そんなに先のことは見られないので、このツアー、この合宿をがんばる。日本代表でコミットして持っているものを100%チームに還元したい」(田村)「ティアⅠの高いスタンダードを持とう、もっと成長しないといけない、常に成長にしないと後退していく。小さいことをしっかりすることによって前へ進んでいくと自分は考えている」(ラブスカフニ)「ジェイミーとはコミュケーションを取った。内容は言えない。このきつい合宿をがんばりたい。監督が僕のことを信じてくれてありがたい。このチャンスをしっかりつかみたい。モチベーションはたくさんある。第一は家族、第二は日本のファン。どんなきつい練習であってもそう思って臨む。ステップバイステップでこの合宿だけにフォーカスしたい」(マフィ)「世界一のスクラム目指す。前回、世界一のスクラムの南アフリカにコントロールされて負けたので、そこを超えないといけない。目的はプレッシャーをかけること。マイボールでも相手ボールでも、ライオンズ、アイルランド、イングランドはセットピースでペナルティを狙って来る。そういう中こっちでプレッシャーをかけてコントロールしなければならない」(稲垣)「次の2023年へ向けてもっともっと成長しないといけない。追う立場、追われる立場は関係なく、10番として試合に出るため一日一日過ごしていくことが大事。優さんの経験値や落ち着きは自分も高めていかないといけない。『トップリーグ』で10番でたくさん出られたのはブラス、優さんとコミュニケーションを取って高めていきたい」(松田)「2019年にかけた思いが強かったが、現役を続ける以上高いレベルでラグビーしたいと思っていた。日本代表のみんな、ジェイミー、ブラウニーと一緒にラグビーするのは楽しい。リーチも優も同期が多いので最年長という感じはない。そこは意識せずにがんばっていきたい。同期が多いので引っ張っていきたい」(山中)5月29日にはジョセフHCがメディアブリーフィングで意気込みを口にした。「(1年半ぶりに選手と対面し)すごくワクワクしている。その反面ナーバスな気持ち。マイナスなことではなく、大きな試合が2試合ある。不安もあるが、明日7時に練習を始めれば、不安は消えるだろう。一番キーになるのは選手が主体性を持って主体的に動くこと。コーチが言ってやるのではない。ただコーチは選手と同じ絵を見ないといけない。このチームは彼らのチームなんだ、自分たちのチームなんだという気持ちを持つことが大事。我々はなぜ『RWC2019』で成功したのかを考えないといけない。我々コーチがコーチとして仕事がないくらい選手が主体性を持っていくことが理想」『リポビタンDチャレンジカップ2021』日本代表×サンウルブズは6月12日(土)・エコパスタジアムにてキックオフ。チケットは本日6月2日午後6時より一般発売。日本代表はサンウルブズ戦後に英国遠征『ラグビー日本代表リポビタンDツアー2021』を実施。6月26日(土)・エディンバラ(スコットランド)にてブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ戦、7月3日(土)・ダブリン(アイルランド)にてアイルランド代表戦と対戦する。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)チケット情報
2021年06月02日日韓共同でワールドカップ(以下、W杯)が開催され、アジアがW杯ブームに包まれた2002年。当時、W杯以外にも日本国内で大ブームを巻き起こした1人の男性がいました。それが、サッカー元イングランド代表のデビッド・ベッカム。2002年のベッカムブームはすさまじく、彼のヘアスタイルを真似する若者が街中にあふれかえったほどです。端正な顔立ちから『貴公子』とも呼ばれたベッカムも、2021年で45歳に。アイドルグループ『スパイスガールズ』の元メンバーであり、妻のヴィクトリア・ベッカムとの間に4人の子供も生まれ、子だくさんパパとしても知られています。そんなベッカムの遺伝子を色濃く受け継いだ子供たちが「美男美女!」と話題に。絶賛の声が寄せられた、家族写真がこちらです。 この投稿をInstagramで見る David Beckham(@davidbeckham)がシェアした投稿 長男のブルックリンはモデルとして活躍するかたわら、アマチュア写真家としても活動中。次男のロメオは、2014年にファッションブランド『バーバリー』の広告キャンペーンに起用されたことでも話題になりました。さらに三男のクルスは音楽の才能にあふれ、音楽業界への進出もウワサされているほど。そしてベッカムキッズの紅一点、長女のハーパーはまだ幼いながらも、母親ゆずりのファッションセンスと父親そっくりな美貌で、生まれた頃から常に注目の的でした。才能豊かな美男美女ぞろいなだけでなく、家族仲のよさもたびたび話題になるベッカムファミリー。これまでにも、家族そろった写真がInstagramで公開され、そのたびに「仲がよくてうらやましい」「イケメンぞろい」と絶賛の声が寄せられていました。 この投稿をInstagramで見る David Beckham(@davidbeckham)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る David Beckham(@davidbeckham)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る David Beckham(@davidbeckham)がシェアした投稿 ベッカムの遺伝子を強く受け継ぐ子供たちが、今後どのような活躍をしていくのか…世界中が注目しています![文・構成/grape編集部]
2021年04月06日AIGジャパン・ホールディングス株式会社(以下、AIG ジャパン)は、全国のラグビーキッズを応援するプレゼントキャンペーン「タグラグビーキットプレゼント」を2月22日(月)より開催中です。キャンペーンフォームより応募いただいた全国のラグビーを楽しむ団体の中から抽選で合計100団体に「AIGオリジナルタグラグビーキット」をプレゼント。また、当選したタグラグビーキットを活用している動画をSNSやYouTubeに投稿していただける団体の中から抽選で、AIGジャパンがオフィシャルパートナーを務める、神戸製鋼コベルコスティーラーズの選手とのオンラインミーティングにご招待します。タグラグビーとは?タグラグビーはタックルの代わりに相手選手が腰に着けた帯状の「タグ」を取るスポーツです。文部科学省の「小学校学習指導要領 解説書」でも取り上げられ、小学校の体育授業を通じ、普及が進むことが期待されています。少年少女が一緒になって簡単かつ安全に楽しむことができ、特に学童期の子どもたちが楕円球に親しむ第一歩に適しているスポーツとされています。AIGジャパンの取り組みAIGジャパンは、2013年より日本ラグビーフットボール協会(以下、JRFU)の「ジャパンラグビー グラスルーツパートナー」として、グラスルーツ(草の根)レベルでのラグビー普及を支援しています。その取り組みの一つとして、ラグビーの魅力を子どもたちに伝え競技人口を増やすことを目的に、小学1年生〜6年生を対象としたタグラグビー教室を、2019年まで7年連続で全国各地のトップリーグの試合会場にて開催してきました。これまでの参加人数は3,200名を超えていますが、世界的な感染症の流行に伴い、昨年は当タグラグビー教室を実施することができませんでした。引き続き困難な状況は続いておりますが、前向きに頑張る全国のラグビーキッズを少しでも応援・サポートできればと本オンラインキャンペーンの実施を決定しました。「タグラグビーキットプレゼント」キャンペーン概要■応募方法:応募期間中に、ラグビースクールや小中学校、学童クラブなど、団体単位で代表者がキャンペーンページ(記事下部参照)より応募してください。■応募対象:全国のラグビースクール、および小中学校、学童クラブなど、複数人数でラグビーを楽しむ団体■応募期間:2021年2月22日(月)〜2021年3月31日(水) ■賞品:①AIGオリジナルタグラグビーキット合計100セット(1セットにはボール8個とタグ40枚が含まれます。団体の所属人数が20名以下の場合は、ハーフセットを贈呈します)②当選したタグラグビーキットを活用した動画を「#AIGタグラグビー キット」のハッシュタグとともにSNS(Twitter、Facebook、インスタグラムなど)やYouTubeに投稿してくださる団体から抽選で2団体を、神戸製鋼コベルコスティーラーズの選手とのオンラインミーティングにご招待(当選発表はプレゼント発送をもってかえさせていただきます)応募期間は3月31日ですので、ラグビーを楽しんでいる団体の方はぜひご応募をお忘れなく!【参考】※「タグラグビーキットプレゼント」キャンペーンURL
2021年03月04日元スペイン代表で2018年からは日本のヴィッセル神戸でプレーし昨年1月の天皇杯を最後に現役を引退したダビド・ビジャさんが、この度、著書『ダビド・ビジャのサッカー講座試合で活躍するために大切な11科目』の発売を記念し、オンラインセミナーを開催しました。引退後はプロ選手としての経験を生かした『DV7サッカーアカデミー』を設立。現在は世界7カ国で展開し、2020年から日本でも始動しています。今回のトークショーでは、これまでの選手としての経験とこのプロジェクトで日本の子どもたちと関わって感じていること、選手を伸ばすために大事なことや、親とのかかわり方など日本のサッカーキッズ&保護者に向け、 サッカーがうまくなるために大切なことを、 技術と心得の両面から率直なお話をきかせてくれました。オンラインで日本の子どもたち、保護者へのアドバイスを送ってくれたダビド・ビジャさん■身体が小さくても焦らなかったのは両親の言葉のおかげ小さいころからサッカーが大好きで、家の中でもボールや紙を丸めてボール代わりにしたものを蹴って食器を割ったりして母親に叱られたこともあるというビジャさん。子どもの頃から周囲より身体が小さかったものの、所属していたチームではずっとゴールを量産し、エースだと思っていたといいます。しかし、13~14歳ごろになると周囲が大きくなりフィジカル面で不利になり、モチベーションが下がったこともあるそう。そんな時に救ってくれたのがご両親の言葉だったといいます。「小さい選手がいつまでも小さいわけではない」と常に声をかけてくれて、焦りを感じないようにしてくれたのだそうです。それで「小さくても自分がほかの選手に勝てるものは何か」と考えてプレーするようになり、自信をつけていったのだそう。海外のクラブチームでは、毎年同じメンバーが昇格するわけではなく、何人かはふるいにかけられチームを去ることが珍しくありません。競争が激しくなるほど選手は孤独を感じるのだと語ってくれました。そして「親はグラウンドの外で支えてあげて。頑張る子どもへ愛情をかけてほしい」と保護者へのアドバイスを送りました。また、保護者がサッカーの内容に口を出すと子どもが混乱することにも言及。「指導者はサッカーを教えるためのライセンスを持ち勉強している。親はコーチより上の立場で要求しないでいただきたい」と、コーチへのリスペクトを持ってほしいと参加者たちに訴えかけました。■サッカーは自分だけではできない。ボールを持ってない時間が大事イベントの終盤では読者から事前に募集した質問に答える時間も。その中には技術に関する質問もあり、「ドリブル、パスなど個人技を身につけるためにはどうしたらいいか」という選手からの質問には「ドリブルもパスも大切なトレーニングだけど、それができるからといって試合で活躍できるかは別。試合の中ではボールを持つのは2分、あとの88分はボールがないところのアクションです。メディアではボールを持った時のアクションがフォーカスされるので、選手も父母もそれが大事だと思いがちですが、実際は88分のほうが大事だと気付くことができるか。仲間や相手の位置、ボールとの関係など複合的な動きが重要なのです」とアドバイスを送りました。FWをしている選手からの「裏に抜けるタイミングが難しい」という悩みには、「裏に抜ける動きは自分だけでどうこうできる訳ではないので一番難しい。チームメイトのパスのタイミング、相手DFの動きがある。多くの失敗を繰り返してタイミングを見つけ出すものなのです。そのためにはチームでの練習が大事です」と、サッカーは個人技の繰り返しではなく、チームでの連携が何より大事なのだと語りました。■日本の子どもは個人プレーに走りやすい日本の子どもたちの印象については、ビジャさんだけでなくこの日参加した「DV7サッカーアカデミー」のアレックスコーチも「勤勉でまじめ。指導者の指示をインプットして練習で出そうとする」と称賛。まじめで勤勉、言われたことはしっかりできるけれど、「遊び」がなく相手に読まれやすいのも日本のサッカーの課題とも言えますが、アレックスコーチは「チームプレーの理解が低く個人プレーに走りがち」なのも課題だと指摘。ビジャさんも言っているように、試合の中では一人がボールを持つのは90分中2分程度とすれば、チームメイトと連携して動ける思考や動きを身につけるよう意識するのが大事なのです。また、試合を観ることもサッカー上達につながるので、家でできるサッカー上達の習慣としてあらゆる試合をたくさん観ることだとビジャさん。チームごとに特長があるので「このプレーすごい」「このプレーは自分もできるかも」というプレーを見つけてほしい、試合を見る習慣がある選手は強い。と選手たちにアドバイスを送りました。■夢は子ども自身が叶えること。親はサポートを子ども時代にたくさん両親にサポートしてもらい感謝しているというビジャさん。現在は自身も父親として子どもをどうサポートするか、という質問には「自分は子ども時代に幸せだったので、自分の父母のようになりたい。『子ども時代、幸せだった』と思っているようにしたい」と自身のスタンスを語りました。最後に日本の保護者に向けて、日本の選手の多くが世界で活躍できるポテンシャルがあることや、子どもたちの夢は子ども自身が叶えるものであり、親は(手を出しすぎず)サポートする存在であってほしいことなどのアドバイスを送り、コロナ感染が落ちついたらまた日本に行って子どもたちと会いたい。との希望を語ってイベントを終了しました。送迎などの行動におけるサポートだけでなく、フィジカル差で負けてモチベーションが落ちたり、競争の中で孤独を感じたりしながらも大好きなサッカーを頑張り続けるわが子の心をサポートし続けたビジャさんのご両親のスタンスは、保護者の皆さんも参考にしたいものではないでしょうか。
2021年02月12日ターゲットは決まった。12月14日・パリで、『ラグビーワールドカップ2023フランス大会』の組み合わせ抽選会が行われ、日本は前回準優勝のイングランド、最高位3位のアルゼンチン、オセアニア代表、アメリカ大陸第2代表と上位2枚の決勝トーナメントのキップを争うことになった。ドローイングを見届けたイングランド代表・エディー・ジョーンズヘッドコーチ、アルゼンチン代表マリオ・レデスマHCは紳士のスポーツらしく外交辞令のコメントに終始した。エディーHCが「アルゼンチンと日本は今最も成長しているチーム。おそらくここにトンガが入って来る。エキサイティングでタフなグループだ。日本と対戦すればタフな試合になる。相当な準備をしてくる相手なので、こちらも違うやり方をしなければならない。アルゼンチンはフィジカルなチーム。マリオは素晴らしい若手を育てている」と評価すれば、マリオHCも「プールDはイーブンな戦いが多くなるだろう。(同組になる可能性が高い)トンガ、アメリカかカナダのような国が『RWC』ではサプライズを起こしている。日本もそういう存在だったが、今では日本が勝っても誰も驚かない」とリスペクトの念を表した。ラグビーワールドカップ2023フランス大会の組み分け一方、『RWC2019』で時計が止まっているジェイミー・ジョセフ日本代表HCは相手どうこうよりもまず自分たちにフォーカスしたいと語った。「今年は試合ができなかった。プレーできることが大きな挑戦。ニュージーランドに勝った2チームが揃うタフなグループになった。ただまずは我々のチームをラグビーに戻すことが先決だ」世界ランキングを見るとイングランドが2位、アルゼンチンが8位、日本が10位である。ランキングが一番下の日本が今年テストマッチを開催できなかったのに対し、イングランドは『シックスネーション』3年ぶり37度目の優勝を果たすとともに、『オータムネーションズカップ』でも全勝Vをマーク。アルゼンチンも1か月前に30回目の挑戦で初めてオールブラックスに勝利する快挙を成し遂げた。地力で勝る2強がいいスタートを切ったのだ。エディーHC、マリオHCはともに自信を覗かせた。「今年の結果については非常に満足している。9勝した。我々のベストを見せられた。『シックスネーションズ』はタフな大会。挑み挑まれ、これ以上の大会はない。次の『シックスネーションズ』が楽しみだ」(エディーHC)「(ニュージーランドに1勝1敗、オーストラリアに2分の2位で)『トライネーションズ』を終えて、ハッピーだ。我々には新たな結果が出てきた」(マリオHC)(左上から時計回りで)イングランド代表エディー・ジョーンズHC、日本代表ジェイミー・ジョセフHC、アルゼンチン代表マリオ・レデスマHCドローイングから一夜明けた15日、ラグビー日本代表ジェイミー・ジョセフヘッドコーチは再びオンライン会見に登場し、「まずはプール戦突破が目標。決勝トーナメントに勝ち上がってから次の目標へ移行していく。イングランド、アルゼンチンに勝てるチームを作っていかなければならない」とキッパリ。2大会連続のベスト8進出を誓った。コロナ禍での出遅れは気にしない。ジョセフHCは前だけを向いた。「2020年はラグビーのない状態。選手は十分すぎるほど休めた。我々のコントロールできないことに執着しても仕方ない。6月のブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ戦から2023年を見据えていきたい」改めて、イングランド、アルゼンチンの分析について質問が飛ぶと、指揮官はこう答えた。「相手はセットピースが強く、体が大きく、フィジカルが強い。3年間準備する時間がある。スクラム、ラインアウトを強化していかないといけないし、ディフェンスももっともっとやっていかないといけない。相手は我々のスキを突こうとしてくる」もちろん格上相手にも気後れはない。ジョセフHCは「我々のラグビースタイルはフリーフローでスピーディでスキルフル。相手とは全く違うスタイル。向こうからしても、やりにくい相手だろう」と自信をチラリ。(写真左より)藤井雄一郎ナショナルチームディレクター、ジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチ3年後を睨みつつ、まずはコロナ前の状況に戻すことが大事だと力説する。「今大事なのは選手をラグビーに戻すこと。1月には『トップリーグ』が始まる。6月にはライオンズ戦がある。すべてが『RWC』につながっているが、最初にやるべきことは元のフォームに戻すこと」HCは新戦力の台頭に期待する。「コロナでリセットした。新たな選手も入って来るだろう。『トップリーグ』でアピールしてきた選手を私たちはしっかり評価する。2016年に帝京大時代の姫野(和樹)を見たが、今も記憶に残っている。今の大学生たちが2023年のフランスのピッチに立っていても何ら不思議ではない」若手だけではない。ジョセフHCは経験値の高い主力たちに全幅の信頼を寄せる。「我々には堀江(翔太)、リーチ(マイケル)、姫野という経験がある選手がいる。松島(幸太朗)もフランス(クレルモン)で大活躍している。松島の活躍でほかの選手たちが海外でやれるという自信を持ってくれる。非常にポジティブなことだ」福岡堅樹と並びフェラーリと称された松島幸太朗(C)スエイシナオヨシ福岡堅樹が代表引退を表明したウィング(WTB)は人材発掘が急務である。「福岡は素晴らしい選手。本人の決断は尊重するが、残念。代表にとっては大きな損失だ。次の選手を見つけなければならない。ただ過去には大畑大介がいた。日本には定期的にトライゲッターが出てきている。次の大畑、次の福岡を探すことが自分の仕事だと思っている」WTBだけではない。大きく屈強なロック(LO)も探している。「セカンドロウのポジションも厚くしたい。昨年の『RWC』で思ったことはいくら準備万全でもケガ人は出て来る。日本の次の課題は選手層の厚み。テストマッチを戦える選手をどれだけ揃えられるか。ケガ人が出ても、ローテーションで戦えるだけの厚みを2023年までにつけていかなければならない」『RWC2023』の組み合わせ抽選の結果は以下の通り。【プールA】ニュージーランド(3位)、フランス(4位)、イタリア(14位)、アメリカ大陸第1代表、アフリカ第1代表【プールB】南アフリカ(1位)、アイルランド(5位)、スコットランド(7位)、アジア・パシフィックプレーオフ勝者、ヨーロッパ第1代表【プールC】ウェールズ(9位)、オーストラリア(6位)、フィジー(11位)、ヨーロッパ第2代表、最終予選勝者【プールD】イングランド(2位)、日本(10位)、アルゼンチン(8位)、オセアニア代表、アメリカ第2代表※カッコ内の数字は12月7日現在の世界ランキング。『RWC2023』は2023年9月8日に開幕し、10月21日の決勝まで全48試合が行われる。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2020年12月16日18年目を迎える『ジャパンラグビー トップリーグ 2021』のチケットは、かつてないほど激しい争奪戦となるだろう。日本代表が悲願のベスト8進出を果たした『ラグビーワールドカップ(RWC)2019』後の『トップリーグ』は新型コロナウイルスの影響でシーズン前半での中止を余儀なくされ、来季には新リーグがスタートする。そう、今季の『トップリーグ』は最後のシーズンとなるのだ。さらに開幕戦は収容人数の50%以下の入場規制をかけて行われる。今週末一般発売となる『トップリーグ2021』ファーストステージ第1・2節のチケットは、プラチナチケットとなる条件が揃っている。マカゾレ・マピンピ(NTTドコモレッドハリケーンズ)ボーデン・バレット(サントリーサンゴリアス)マイケル・フーパー(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)グラウンド上の話題も事欠かない。今季も大物選手たち大挙して来日を果たす。『RWC2019』を沸かした各国のスタープレイヤーたちがやって来るのだ。『RWC2019』チャンピオン南アフリカ代表スプリングボクスの最強&最速トライゲッターのマカゾレ・マピンピ(NTTドコモレッドハリケーンズ)にニュージーランド代表オールブラックスの10番ボーデン・バレット(サントリーサンゴリアス)、先日100キャップを突破したばかりのオーストラリア代表ワラビーズの主将マイケル・フーパー(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)やヨーロッパ王者イングランド代表の大物ロック(LO)ジョージ・クルーズ(パナソニック ワイルドナイツ)、『RWC2015・2019』で日本代表の前に立ちはだかったスコットランド代表の司令塔グレイグ・レイドロー(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス)などなど、スター選手は枚挙に暇がない。グレイグ・レイドロー(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス) (c)Craig Watson開幕カードもズラリと好カードが並ぶ。サントリーとともに『トップリーグ』最多優勝を誇る東芝ブレイブルーパスと進境著しいNTTコムの一戦は「スタジアムでラグビーを見たい!」と言う声に応えるべく、会場を秩父宮ラグビー場から国立競技場へ変更。リーチ マイケルとアマナキ・レレイ・マフィの日本代表サードロウ対決やレイドロー&豪州代表クリスチャン・リアリーファノのNコムハーフ団など見どころは多い。流大(サントリーサンゴリアス) (C)F.SANO関東だけではない。中部地方ではトヨタ自動車×サントリーが豊田スタジアムでラインナップされている。トヨタのフォワード(FW)第3列には豪州代表現主将フーパーとNZ代表前主将キーラン・リードが並び、最後尾には南アフリカ代表フルバック(FB)ウィリー・ルルーが控える。まさに夢のような布陣だ。対するサントリーもスタンドオフ(SO)バレットとコンビを組むのは日本代表の流大か、次期代表候補のルーキー齋藤直人か。もうひとりのスーパールーキー中野将伍が日本代表中村亮土&豪州代表サム・ケレビのセンター(CTB)争いに割って入るかも気になる。五郎丸歩(ヤマハ発動機ジュビロ) (C)F.SANO関西では初代トップリーグ王者であり、前回覇者でもある神戸製鋼コベルコスティーラーズがヤマハ発動機ジュビロをノエビアスタジアム神戸で迎え撃つ。世界最高の司令塔ダン・カーターが去ったSOには元オールブラックスのアーロン・グルーデンが入った。世界最強LOブロディ・レタリックと究極のユーティリティプレイヤーのベン・スミスというNZ代表80キャップを超える大物がFW、バックス(BK)にそれぞれ配置されている。プロップ(PR)中島イシレリやCTBラファエレ ティモシー、フルバック(FB)山中亮平など日本代表戦士も続く。一方のヤマハ発動機の最後尾には今季限りでの引退を発表した五郎丸歩がいる。山中と五郎丸の新旧日本代表FB対決は見ものだ。堀江翔太(パナソニック ワイルドナイツ) (C)JRFU好カードはまだある。PR稲垣啓太、HO堀江翔太、ウイング(WTB)福岡堅樹らとともにクルーズ、ウェールズ代表CTBハドレー・パークスが新加入したパナソニックは新たな本拠地・熊谷ラグビー場に登場し、NECグリーンロケッツと対峙する。南ア代表HOマルコム・マークス、豪州代表SOバーナード・フォーリー、NZ代表CTBライアン・クロッティら充実のメンバーを並べるクボタスピアーズは三菱重工相模原ダイナボアーズと江戸川区陸上競技場で対戦し、SH田中史朗&SO田村優の司令塔コンビを擁するキヤノンイーグルスは駒沢オリンピック公園総合運動場でリコーブラックラムズと激突する。花園ラグビー場での日野レッドドルフィンズ×NTTドコモならマピンピとともにハカのリーダーとして知られるTJペレナラ(NTTドコモ)のプレーが見られ、鈴鹿サッカー・ラグビー場でのHonda HEAT×宗像サニックスブルースでは古巣に挑むWTBレメキ ロマノ ラヴァ(サニックス)の勇姿がバッチリ。今季の『トップリーグ』はまさにハズレなし。どのカードもどのチームも話題が尽きない。最後の『トップリーグ』は2ステージ制およびプレーオフトーナメントによってタイトルを争う。1月16日(土)~3月6日(土)のファーストステージで16チームを2カンファレンスに分け、1回戦総当たりのリーグ戦を行い、3月26日(金)~4月25日(日)セカンドステージでは『ジャパンラグビー トップチャレンジリーグ2021』の上位4チームも加えた計20チームを4プールに分けて1回戦総当たりのプール戦を実施。セカンドステージの各プール上位2チームによるプレーオフで5月8日(土)~23日(日)に一発勝負のトーナメントを繰り広げるのだ。ファーストステージ第1・2節のチケットは12月12日(土)午前10時より一般発売。さあ、あなたはどの試合を抑える?かつてない『トップリーグ』チケット争奪戦に乗り遅れるな!文:碧山緒里摩(ぴあ)
2020年12月11日2020年12月9日、ラグビー元日本代表の五郎丸歩選手が現役を引退することを発表しました。2015年に開催されたラグビーワールドカップ(W杯)では、胸の前で人差し指を合わせる『五郎丸ポーズ』が話題を呼び、一躍時の人となった五郎丸選手。2021年1月にスタートするトップリーグを最後に、現役引退の意向を示しています。五郎丸選手は、今回の引退発表に際して、自身のInstagramを更新。 この投稿をInstagramで見る 五郎丸歩(@ayumugoromaru_official)がシェアした投稿 本日リリースされた通り、今シーズンを最後に引退を決意しました。ラストシーズン自分らしく!!ayumugoromaru_officialーより引用「ラストシーズンも自分らしく挑みたい」と意気込みをつづった五郎丸選手。ネット上では、次のような応援と感謝のコメントが相次いでいます。・さびしいです。今まで本当にお疲れさまでした。・大好きな選手なのでショックですが、これからもずっと応援しています!・あなたが見せてくれた、数々の素晴らしいプレーを決して忘れません。ありがとうございました!2020年12月16日に、五郎丸選手は今回の発表について、記者会見を行う予定とのことです。さまざまな試合で、私たちを魅了してくれた五郎丸選手の雄姿を、最後まで目に焼き付けたいですね![文・構成/grape編集部]
2020年12月09日ダイエット・コレステロール担当医の新刊3月11日、毎日1杯飲むだけでやせられるという出汁を紹介している新刊『毎日1杯、体すっきり! 不調も治る! やせる出汁』が発売された。著者は福岡県みやま市の工藤内科副院長で、ダイエット・コレステロール外来を担当している工藤孝文氏である。同書にはかつお節や煮干しなど、4つの材料だけで作ることができる「やせる出汁」を掲載。A4判で64ページ、TJMOOKとして宝島社から880円(税別)の価格で発売中である。材料はかつお節・煮干し・刻みこんぶ・緑茶だけ福岡大医学部卒の工藤孝文氏は、アイルランド、オーストラリアへの留学経験があり、専門は糖尿病、高血圧、ダイエット治療などで、現在は工藤内科の副院長を務めている。同氏はNHK「ガッテン!」、日本テレビ系「世界一受けたい授業」などのテレビ番組の出演でもよく知られている。また、『毎朝こんぶ茶を飲んだら2週間で3kgやせた』や『医者の新常識 病気にならない最高の食べ方』などの一般向け書籍も多数著している。新刊ではかつお節と煮干し、刻みこんぶ、緑茶というこれだけの材料で作ることができる「やせる出汁」を紹介。この出汁により、やせるだけでなく、肥満やお通じ、高血圧など、体の不調の改善効果も期待できるという。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※毎日1杯、体すっきり! 不調も治る! やせる出汁 - 宝島社の公式WEBサイト 宝島チャンネル
2020年03月18日King & Princeの平野紫耀が出演する求人メディア「タウンワーク」の新CM タウンワーク誰かな? 「ラグビー」編が2月1日よりOAされる。CMでは、歓声が湧き上がるラグビー会場で、体格の良いラグビー選手たちに軽やかにリフトされながら、華麗にボールをキャッチする「タウンワーク」の箱をかぶった人物が映し出される。しかし相手チームの選手に勢いよくタックルされ、そのまま選手たちの下敷きになってしまい、タウンワークの箱が奪われると、現れたのはぼう然とする平野。体当たりでラグビーに挑む平野さんの勇姿と、シュールなオチが見どころのCMとなっている。中学生の頃、2カ月間ラグビーの経験があるという平野は、大好きだというラグビーの演技に「本格的にCMでラグビーに挑戦できるのは素直に嬉しかったです」とコメント。気温約9°Cと、寒空の下での撮影だったが、撮影の合間には選手たちとキャッチボールをしながらフォームを確認したり、ボールの持ち方を細かく聞いたりと気合十分だった。リフトされるシーンなど本格的なプレーを披露するシーンについはて「難しかった。やっぱり2カ月の経験じゃ...」と謙遜するも、指導にあたった選手は「平野さんは体幹が強く安定感もあって、フォームも素晴らしかった。普通の人ではグラグラしてしまうが、平野さんは芯がブレていなかった」と太鼓判を押した。全力疾走中に相手選手からタックルを受けるシーンの撮影前には、「(他の選手役の)皆さんは、大きいし迫力があるので、怖くて帰りたくなりました」と冗談交じりに語っていた平野だが、撮影が始まると自ら保護マットを取り払うよう指示。心配するスタッフたちに対し「全速力でやるので、保護マットがあると意識してしまいやりづらくなってしまう」と、こだわりを見せる。撮影後には「結構本気でタックルされたけど、ラグビーの世界観に入りこめていると感じられて楽しかった!」と、手応えを感じていた。平野は前作のバスケシーンに引き続き、アクロバティックで難易度の高い動きが求められたが、撮影を通じて「めちゃくちゃしんどかったけど、色々なプレーにチャレンジできて楽しかったです。箱を被っているので見えないですが、箱の中ではずっと笑顔でした」と、撮影を楽しめた様子。「今回一番体を使っているんじゃないか、というくらい走ったりボールを掴んだりタックルしたけど、ちゃんとそこは僕なんだよ、というのを理解しながらぜひ見ていただきたい」とすべて本人が演技していることを熱く語った。
2020年01月31日選手も観客もワンチームで熱く燃えたラグビーワールドカップの開幕式で、『連獅子』の勇壮な毛振りを披露した市川右團次・市川右近親子。「獅子は我が子を谷底に落とし、這い上がってきた子だけを育てる」という中国の故事に習った、歌舞伎界屈指の人気舞踊だ。2分半の抜粋編ながら、その本質を踏まえた親子舞踊で、父・右團次の懸命な指導のもと9歳で見事に踊りぬいた息子・右近。これをきっかけに初の親子共演ツアーが決定した。演目は、右團次の弟子たちが踊る江戸時代の廓の雰囲気を描いた舞踊『吉原雀』、市川九團次と大谷廣松が連れ舞う歌舞伎舞踊の名作のひとつ『二人椀久』、そして『連獅子』と、それぞれ違う魅力を持った歌舞伎舞踊を3演目用意し、全国10ヵ所を巡演する。「近頃、親バカで通っています(笑)」とうれしそうな右團次が、「伝統芸能 華の舞」について語った。「伝統芸能 華の舞」チケット情報ワールドカップの開幕式での『連獅子』は「2019年の我々親子最大のトピックスで、永遠の思い出です。当然のごとく、ラグビーファンになりました」と笑顔の右團次。ラグビーW杯公式マスコット・レンジーは、『連獅子』をモチーフにしたもの。親子で『連獅子』をと、右團次・右近に白羽の矢が立った。右近は右團次が46歳の時に授かった最初の子で長男。「『連獅子』を早くやりたいなと思っておりました。ただ、せがれはまだ9歳ですから、ちょっと無理かなと思ったんですが、親子で勤めさせていただき、『連獅子』の本質を全世界に発信しようと懸命に指導しました。せがれもついてきてくれて、堂々と踊っていました。それで、『これはイケそうやな』と(笑)。かくなる上はたくさんの人たちにその姿を見ていただきたいなと思っていたところ、このような機会をいただき本当にありがたいと思っています」。演目については「華やかな『吉原雀』は右團次の一門の三名、ワンチームで。華麗でちょっと幽玄な『二人椀久』は、九團次さんと廣松さんに頑張っていただく(笑)。そして『連獅子』。同じ歌舞伎舞踊でありながら、全部色目が違うのはおもしろいと思います」。見どころは、右近初となるフルバージョンの『連獅子』だ。「前半は狂言師として登場してストーリーテラー的な役目を務め、後半は獅子の精になって勇壮な毛振りをご覧いただく。親子でありながら、話の語り部にならないといけない前半が非常に難しい。今回、せがれができるかどうかと思いながらやってしまうのは、ひょっとすると谷から突き落とすようなところがあるかもしれないですね。懸命に指導して、谷からあがってきてくれるよう祈っています」。取材・文:高橋晴代
2020年01月27日その電話は、思いがけないタイミングでかかってきた。11月1日、調布市の東京スタジアムでのラグビーW杯日本大会の3位決定戦が終了して、まだ間もない時間帯のこと。この試合には、先ごろ譲位された上皇上皇后両陛下が、ご観戦に訪れていた。美智子さまからの電話を取ったのは、岩手県八幡平市在住で、絵本編集者の末盛千枝子さん(78)。美智子さまの講演録『橋をかける』の編集を手がけ、今年3月には『根っこと翼皇后美智子さまという存在の輝き』を出版するなど、文学を通じて30年以上の親交がある末盛さんは、この電話で、感慨を抱いたという。「それにしても、試合が終わって戻られて、本当にすぐという感じのお電話で。そんなことからも、ああ、陛下がご譲位なさって、少し余裕も出てこられたのだなぁと思ったんです」この9日後には、令和の御代を迎えての、天皇皇后両陛下の御即位祝賀パレードが行われた。「驚くような報道があると思うけれど、そういうことだから」末盛さんに、美智子さまからそんな電話があったのは、16年夏。その数週間後、『天皇陛下退位』の速報に接して、「このことだったのか」と合点がいったという。その意義について、歴史学者で静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さん(67)は語る。「高齢となられた天皇が公務を担えなくなるという人間的な課題を自ら表明し、それに国民が共鳴して、天皇の“生前退位”を実現させたことは、長い歴史の中でも最も画期的なことでした」そして今年5月、平成の天皇は譲位されて上皇となり、30年以上もの間、皇后として共に歩んできた美智子さまも上皇后となられた。譲位後、上皇ご夫妻は、3食を必ずご一緒にとられ、早朝の東御苑などでの散歩を日課にされていると、10月の美智子さまのお誕生日に宮内庁から発表があった。ふり返れば、常にマスコミにも注目され続けた60年間だった。長くジャーナリストとして皇室を取材してきた渡邊満子さん(57)はこう話す。「皇室は、日本の縮図でした。そんな中で、美智子さまは、広く報道にも目を通されて、国民の思いを感じ取り、全身全霊でどう行動すれば良いかと考えるプロデューサーでもいらっしゃった。皇室に嫁がれて以降の美智子さまの真摯なお姿に心服し、応援する国民も増えていったのだと思います」前出、小田部雄次さんは語る。「皇室だけでなく、戦後日本の生活様式をけん引したという点では、天皇陛下(上皇陛下)や皇室全体の意向を、美智子さまが民間出身としての立場を生かしながら、国民との接点を広げ、かつ強めていったといえるでしょう」12月4日に、令和の天皇陛下のご即位に関するすべての儀式が終了した。令和元年の年末には、台風19号の被災地を、即位後初めて両陛下で訪問されるとの発表もあった。平成流は、確実に、天皇陛下と雅子さまに受け継がれている。美智子さまが、祈りとともに各地でかけ続けた橋は、これからも、いまを生きる人々と次世代にとっての確かな支えとなるだろう。最後に、18年のお誕生日に際しての、美智子さまのご感想から。《私も陛下のおそばで、これまで通り国と人々の上によきことを祈りつつ、これから皇太子と皇太子妃が築いていく新しい御代の安泰を祈り続けていきたいと思います》美智子さまは、これまでにもどれほどのご自分の時間を国民のために使ってこられたか。それを思うと、今後は、お好きな読書や庭作りのお時間が少しでも多くあらんことを願うばかりだ。「女性自身」2020年1月1日・7日・14日号 掲載
2019年12月28日シンガーソングライター・松任谷由実(65)が12月19日、大晦日のNHK紅白歌合戦に出場すると発表された。松任谷は84年リリースのアルバム『NO SIDE』に収録されている、『ノーサイド』を歌唱する。ラグビーをテーマに作られた同曲は、戦う選手を見守る女性の気持ちが描かれている。さらに松任谷と共に、稲垣啓太(29)や姫野和樹(25)といったラグビーW杯で活躍した選手もスペシャルゲストで登場する。松任谷は紅白歌合戦の公式サイトにコメントを寄せた。「先ずは、日本中に興奮と感動を与えてくれたラグビーワールドカップ日本代表の方々に、ひとりのファンとして、感謝の気持ちをお伝えしたいです」とし、「当日は、ラグビーワールドカップ日本代表の選手の皆さん、そして、これまで日本のラグビーを築いてきた全てのラガーマンに届くよう、勇姿を胸に歌いたいと思っています」と意気込んだ。松任谷にとって、同曲はテレビ初歌唱となる。だが、これまでもラグビーと縁を紡いできた楽曲だ。05年から08年に渡り、「全国高等学校ラグビーフットボール大会」で公式テーマ曲として起用。13年12月1日に行われた「ラグビー関東大学対抗戦明治大学vs早稲田大学」でも、松任谷が国立競技場で生歌を披露していた。また10月27日に放送された『サンデースポーツ2020』(NHK総合)では、ラグビーW杯日本代表の活躍を振り返るVTRの音楽としても起用された。ネットでは期待の声が上がっている。《想像するだけで泣けます!》《ウワーそれは凄い!!デビュー以来のユーミンフアンとしても、そしてONE TEAMフアンとして今年の紅白は楽しみ~!!》《紅白でユーミンが「ノーサイド」を歌うんだね。 今年は、ラグビーが盛り上がったから、最高の選曲。 これは、聞いてみたい》音楽ファンもラグビーファンも盛り上がりそうだ。
2019年12月19日連日の興奮も記憶に新しい、2019年ラグビーW杯(ワールドカップ)日本大会。その快進撃を支えたのは、厳しい重圧の中で培われたチーム力だった。不動の司令塔として仲間を鼓舞し続けてきた田村優選手に、日本中にめくるめく高揚をもたらしたその舞台裏をインタビュー。柔らかなウールのスーツに身を包み、カメラの前に立つ田村優さん。フィールドでの凄み漂う姿とは対照的に穏やかな表情だけれど、鍛えられた体と深い眼差しからは、圧倒的な存在感がにじみ出てくる。日本中が注目したラグビーワールドカップ2019年大会の余韻がまだ残る、11月の初旬。2015年に続き、自身2度目のW杯を戦い終えた田村さんは言う。「準々決勝で敗退してしばらくは、夢と現実の間で浮遊している感覚でしたね。決勝戦を観て、『自分たちもここで戦っていたんだ』とようやく実感できたくらい」無我夢中の1か月半。そこに至る道のりは、厳しいものだった。決められたスケジュールを休まずにこなし、1日数時間にも及ぶ負荷の高いトレーニングに耐え…。「練習もハードでしたけど、それよりきつかったのがプレッシャーとの戦いです。ノーマークだった前回大会と違って、今年は強豪国扱いで研究されていた。しかも自国開催で、ベスト8入りを期待されていました。何より、負けたら日本のラグビーも終わってしまうという危機感があった。みんな、相当な重圧を感じていました」ともすれば押しつぶされてしまいそうなプレッシャーを、力に変えたもの――。それが、ジェイミー・ジョセフHC(ヘッドコーチ)が掲げた「ONE TEAM」の発想だった。「みんなで考えて実行し、失敗も成功も全員で共有する。それを徹底することで、互いに認め合えたし、尊敬し合えた。このメンタリティがあったからこそ、ここまで来られたんだと思います」とくに田村さんが担う「スタンドオフ」は、攻撃のパターンを決定するチームの“要”であり、「みんなに信頼してもらって初めて成り立つポジション。自分のプレーで誠意を見せるだけでなく、周りと常にコミュニケーションをとることを大事にしてきました」練習のないときも仲間と食事やコーヒーブレイクに出かけて意見を交わしたり。そんな地道な積み重ねで、信頼関係を築いてきた。そうして迎えた開幕のロシア戦。「直前は眠れなかった」と田村さんも振り返るほどの緊張の中、日本のチーム力が相手を圧倒。そこから重圧を一気にはねのけ、「爆発しました。みんな全開で、すべての試合を100%楽しんでいた」。1次リーグ4試合を全勝してグループ1位で決勝トーナメントに進み、初のベスト8入り。まさに爆発という言葉がふさわしい快進撃に、日本中が歓喜と熱狂の渦へと巻き込まれていく。最後は優勝した南アフリカに敗れて終わったけれど、「ただ『やりきった』という思いしかありませんでした」。試合後の涙も、その思いから?「あれはみんなが泣いていたので…もらい泣きです(笑)。でも、本当にいいチームでした」信頼する仲間全員でこじ開けた、ベスト8への扉。その先には、ベスト4の新たな壁が待っている。「次回ワールドカップはさらにプレッシャーがかかるはず。その中で何かを残すことが、代表として活動する者の使命だと思います」激闘を終え、1月に開幕する国内のトップリーグの前にしばしの休息期間を迎える田村さん。実は沖縄が大好きだそうで、「オフは沖縄の祖父母の家で数日、ゆっくりしてきます」。最後に、今回のW杯でラグビーの魅力に目覚めた女子たちへのメッセージを…とお願いすると。「僕ら選手は試合でパフォーマンスを見せることしかできない。でも、会場に来てくれたら必ず楽しませます。ぜひ生で観てほしい。TVで観るよりも興奮しますよ」再びの熱狂を、約束してくれた。たむら ゆう1989年、愛知県生まれ。國學院栃木高校時代にラグビーを始め、明治大学を経て社会人チームへ。2017年よりキヤノンイーグルスにプロ選手として所属。正確なキックと緻密な戦略で、ジェイミー・ジョセフHC(ヘッドコーチ)からも「日本一のスタンドオフ」と信頼される。今回のW杯でも5試合すべてに出場。大のコーヒー好き。ジャケット¥310,000ニット¥203,000パンツ¥149,000ポケットチーフ¥14,000(以上エルメネジルド ゼニア/ゼニア カスタマーサービス TEL:03・5114・5300)シューズ¥79,000(エルメネジルド ゼニア クチュール/ゼニア カスタマーサービス)ジャケット¥275,000シャツ¥47,000パンツ¥57,000ポケットチーフ¥14,000(以上エルメネジルド ゼニア/ゼニア カスタマーサービス)ベルトはスタイリスト私物※『anan』2019年12月18日号より。写真・的場 亮スタイリスト・伊達祐輔ヘア&メイク・田中徹哉取材、文・新田草子(by anan編集部)
2019年12月13日ジャーナリストの池上彰氏が6日、都内のホテルで行われた「第67回菊池寛賞」の贈呈式に出席し、高校時代にラグビー部に所属していたことを明かした。今年は、ラグビーワールドカップで活躍した日本代表チームが受賞。選考顧問を務める池上氏は「こんなにも日本にラグビーファンがいたのかとビックリする状態になりまして、『実は昔やってたんだ』とカミングアウトする人たちがにわかに出てきましたね」と、社会現象の影響を振り返った。そして、「実は私も、高校時代にラグビー部にちょっとおりまして。補欠の上にタックルの練習をしてるうちに腰を痛めてしまって、結局ダメになったってことをずっと悲しい歴史として封印してきたんですが、今回の活躍を見て『実は私も…』とカミングアウトして、みんなからビックリされるということがありました」と、自身もその1人だったことを明かした。また、「テレビを見ていて『これはノックオンと言って…』とか、思わず解説したいという欲求を満たされることができて、大変楽しかったなと思っております」とご満悦の様子。さらに、「なんと言っても日本代表チームというのは多様性ですよね。日本国籍を持ってなくても日本チームなんだよということで一丸になれば、これだけのことができるんだと、これからの日本をあり方というのを本当に体現しているのではないかと思いました。私たちを勇気づけてくれましたし、日本のこれからのゆく道というのを示してくださったような気がします」と賛辞を送った。「第67回菊池寛賞」には、ラグビー日本代表のほか、NHK Eテレの子供向け番組『おかあさんといっしょ』、作家の浅田次郎氏、バレリーナの吉田都氏、『[証言録]海軍反省会』を結実させた海軍史研究家の戸高一成とPHP研究所が選ばれた。
2019年12月07日「嵐」チームとゲストチームが体感型ゲームで対戦するフジテレビ系「VS嵐」。11月28日(木)今夜放送回は、廣瀬俊朗ら「チームラグビー」が嵐チームと対戦。嵐のメンバーは成田凌、黒島結菜ら映画『カツベン!』キャストをプラスワンゲストに加えて迎え撃つ。今回、「チームラグビー」として参加するのは、元ラグビー日本代表で現在は俳優としても活動する廣瀬俊朗をはじめ、おなじく元日本代表でプロとしても活躍した齊藤祐也。明治大学、トヨタ自動車でラグビー選手を続け、俳優へと転身した佳久創。9代目林家正蔵の長男にして中高とラグビー経験のある林家たま平。高校時代にラグビー経験のある中川家。全国高校ラグビー大会の番組キャスターを4年連続で担当してきた小島瑠璃子。廣瀬さん、齊藤さん、佳久さん、たま平さんはこの夏ドラマ「ノーサイド・ゲーム」に出演したことで注目を集めたのも記憶に新しい。対する嵐チームにプラスワンゲストとして参加するのは、一大ブームを巻き起こした「逃げるは恥だが役に立つ」や「人は見た目が100パーセント」、「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season」などのドラマで注目され『スマホを落としただけなのに』と『ビブリア古書堂の事件手帖』で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞も果たした成田さん。大河ドラマ「花燃ゆ」や「時をかける少女」で注目を集めると、『サクラダリセット』のヒロイン役や『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』では主演と一躍人気若手女優に仲間入り。『十二人の死にたい子どもたち』や放送中の「死役所」などその後も着実に実績を重ね続ける黒島さんの2人。「ピンボールランナー」では今回、落ちてくるボールがラグビーボールの形に。また「クリフクライム」での佳久さんのプレイにも注目だ。今回のプラスワンゲスト、成田さんと黒島さんが出演する映画『カツベン!』は周防正行監督の5年ぶりオリジナル最新作にして成田さんの映画初主演作。サイレント映画の時代に、楽士の奏でる音楽と共に、独自の“しゃべり”で観客を映画に引き込む「活動弁士」(通称:活弁)に憧れる若者を描く。映画『カツベン!』は12月13日(金)より全国にて公開。「VS嵐」は11月28日(木)今夜19時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2019年11月28日ラグビーW杯日本代表の稲垣啓太選手(29)とAKB48元メンバーでタレントの倉持明日香(30)が交際していると、15日に一部スポーツ紙が報じた。同日、倉持の事務所は各メディアに対して「もう大人ですので、プライベートは本人に任せております」とコメント。報道を否定しなかった。「倉持さんはもともとプロレスの大ファンを公言していましたが、出会う前から稲垣選手のファンだったそうです。日本人レスラーでもなかなか稲垣選手を上回る体格の選手はいないので、ストライクゾーンど真ん中のお相手だったのではないでしょうか」(アイドル誌記者)稲垣選手は14日放送のTBS系トークバラエティー番組「櫻井・有吉THE夜会」に日本代表選手とともに出演。何があってもポーカーフェースで「笑わない男」と呼ばれているが、憧れの女性という秋元梢(32)がサプライズ登場すると表情に異変が。思わずほおを緩め、周囲からは「ちょっと、うれしそう~」と冷やかされる展開となっていた。「好きな女性の話になると、稲垣選手も柔らかい表情を見せるということです。稲垣選手のツイッターによると、17日に都内でイベント出演する予定とのこと。報道陣は『倉持さんの質問すれば、さすがに笑うはず!』と意気込んでいます」(スポーツ紙記者)交際発覚後の初イベントで、稲垣選手は「笑う男」になるのだろうか。
2019年11月16日11月15日、元AKB48でタレントの倉持明日香(30)がラグビーW杯日本代表の稲垣啓太選手(29)と交際していると報じられた。各スポーツ紙によると倉持が数年前にラグビー取材をしたことを機に、共通の知人から稲垣選手を紹介されたとのこと。今年の夏前に交際へ発展したという。倉持といえば元プロ野球選手の倉持明氏(67)を父に持ち、芸能界でも指折りのスポーツファンとして知られている。とりわけ、プロ野球とプロレスへの造詣の深さは有名だ。倉持はそんな強みを生かし、「スカパー!プロ野球PRアンバサダー」として16年から4期連続で就任。Amazon Prime Video配信番組『有田と週刊プロレスと』でもシーズン1からMCとして活躍している。実はそんな倉持とラガーマンである稲垣選手には、“共通点”があった。中学時代は野球少年として過ごした稲垣選手は、野球から運動動作の基本を身に着けたという。10月22日に開催されたプロ野球日本シリーズ「巨人VSソフトバンク」の日本テレビ系中継番組では、スペシャルゲストとして生出演。稲垣選手の名解説ぶりは視聴者から称賛の声が相次いだ。SNSでは倉持と稲垣選手の交際を祝福する声があふれている。《めっちゃいい~こーゆう付き合いって応援したくなる》《倉持明日香とラグビーの稲垣選手が付き合っているとは!爽やかなカップルだな ラガーマンは知的で良いと思うよ もっちぃもプロ野球選手の娘さんということでここまで誠実で真面目な生き方をしてきているのが伝わる とてもお似合いだと思う このままゴールインとなれば言うことないな》《倉持明日香 さんってお父さんプロ野球選手だったもんねぇ 稲垣さんすっごいしゃべくりみて好感度高くて ワールドカップのときもトライしてむっちゃ嬉しかったんだよ ゴールインしてほしいなぁ》さらには、倉持が「神」と崇める元プロレスラー・小橋建太氏(52)も同日にTwitterで盛大に祝福のメッセージを寄せた。《朝起きてテレビを見たらビックリ……… 倉持明日香ちゃんと“笑わない男”ラグビー日本代表・稲垣啓太選手と交際発覚のニュースが!!だから最近、大人っぽく綺麗になっていたのかおめでとう!!》
2019年11月15日世界のラグビー選手の髪型を集めました!!ニュージーランドの至宝 ボーデンバレットボーデン・バレット風 ベリーショートニュージーランド代表のSOのボーデン・バレット選手をイメージして作りました。サイドも長さを調節できるのでアレンジ可能です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。ボーデン・バレット風 ベリーショートを見る機動力抜群。世界屈指のスーパーLOブロディー・レタリック風ベリーショートニュージーランド代表のLoのブロディー・レタリック選手をイメージしています。ベリーショートで3㎜からのグラデーションをかけたベリーショートです。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。ブロディー・レタリック風ベリーショートを見る変幻自在のファンタジスタ トゥシ・ピシトゥシ・ピシ風刈上げツーブロックサモア代表のSoのトゥシ・ピシ選手の髪型をイメージしました。サイドバックをグラデーションで刈り上げてトップを残したスタイルです。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルもとても得意としてます。トゥシ・ピシ風刈上げツーブロックを見るクレーバーなプレーが光るジャパンキラー グレイグ・レイドローグレイグ・レイドロー風クセ毛ショートスコットランド代表のSHのグレイグ・レイドロー選手の髪型をイメージしてカットしていきました。ラフセット時をイメージしています。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。グレイグ・レイドロー風クセ毛ショートを見る世界最高のプレーメーカー ジョナサン・セクストンジョナサン・セクストン風フェードカットアイルランド代表のSOのジョナサン・セクストン選手をイメージして作りました。しっかり刈り込んでいるので楽チンスタイルになります。外国人スタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。ジョナサン・セクストン風フェードカットを見るアイルランドの将来を担う大器ギャリ―・リングローズ風アップバングショートアイルランド代表のCTBのギャリ―・リングローズ選手をイメージしたスタイルです。サイドバックは短く刈上げ、前髪はアップしやすいようにカットしています。外国人スタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。ギャリ―・リングローズ風アップバングショートを見る高いスキル持つパワフルなサードローフランソワ・ロウフランソワ・ロウ風ベリーショート南アフリカ代表のFLのフランソワ・ロウ選手をイメージしたベリーショートです。サイドバックはグラデーションで刈り上げて、トップを長く残したスタイルです。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。フランソワ・ロウ風ベリーショートを見る力強いランニングが光るCTBDTH・ファン・デル・メルヴァDTH・ファン・デル・メルヴァ風フェードカナダ代表のCTBのDTH・ファン・デル・メルヴァ選手をイメージして作りました。0.8㎜からのグラデーションでかりこんでいます。短くてもできる外国人スタイルです。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さいDTH・ファン・デル・メルヴァ風フェードを見るイングランドのキーマン オーウェン・ファレルオーウェン・ファレル風ツーブロックショートイングランド代表のSO・CTBのオーウェン・ファレル選手をイメージしてカットしていきました。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルもとても得意クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。オーウェン・ファレル風ツーブロックショートを見るフランスのウルヴァリン マキシム・メダールマキシム・メダール風マッシュフランス代表のFBのマキシム・メダール選手をイメージして作りました。パーマは外国人のくせ毛の雰囲気をだしてくれます。外国人のような柔らかいくせ毛のようなスタイルが得意です。マキシム・メダール風マッシュを見るジョージ・フォード風 サイドバックイングランド代表ジョージ・フォードをイメージして作りました!前髪は上げて少し横に流すように切っていきました!サイド、バックはどの長さでも調整が利きます!お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルを得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。ジョージ・フォード風 サイドバックを見る髪型からラガーマンを目指しましょう! この投稿をInstagramで見る 上村隆太/外国人風クセ毛パーマ/クセ毛髪質改善カット (@jiji_ryuta)がシェアした投稿 - 2020年 3月月31日午前5時52分PDT この投稿をInstagramで見る 上村隆太/外国人風クセ毛パーマ/クセ毛髪質改善カット (@jiji_ryuta)がシェアした投稿 - 2020年 7月月10日午前4時46分PDT メンズヘアスタイル ツーブロック 刈り上げ パーマ ベリーショート 刈り上げ外国人 ミディアム ショート 韓国 ツーブロックショート 刈り上げツーブロック ロング マッシュ 刈り上げベリーショート ツーブロックビジネス ツーブロックミディアム 外国人風 ツーブロックベリーショート ベリーショート刈上げソフトモヒカン ベリーショート刈上げ 40代 ツーブロックオールバック 刈り上げバーバー ツーブロックパーマ パーマツーブロック ベリーショート外国人 センタ―パート パーマショート ツーブロックマッシュ ショートビジネス 30代 ミディアムウルフ ぼうず 刈り上げパーマ パーマミディアム 海外 刈り上げショート ミディアムパーマ ビジネス ショートツーブロック ツーブロック40代 ミディアムツーブロック パーマロング パーマ外国人 ベリーショート40代 ショート刈り上げ ツーブロックロング 刈り上げマッシュ おしゃれボウズ パーマツイスト ベリーショートツーブロック 2021 ミディアムビジネス ショート外国人 ショートマッシュ 外国人 ベリーショートビジネス フェード
2019年11月10日日本で開催されてたラグビー・ワールドカップ!日本代表もグループリーグ四連勝を飾り、史上初のベスト8進出を果たして盛り上がりました。いままでラグビーを知らなかった……という人も、テレビやニュースで見かけることが多くなり、興味を持ち始めた方もいるのでは多いのではないでしょうか。ラグビーといえば、鍛え抜かれた男性のスポーツ、というイメージですよね。体が大きい男たちがぶつかるので、むしろ怖いというイメージを持つかもしれません。でも、実はラグビーは紳士のスポーツ。選手にはとても紳士的な人が多いのです。しかも、それはプロだけではなく、サークルや部活で経験がある人全般に対してもいえること。どのスポーツをしている人と付き合うのがおすすめ?と言われたら、胸を張って「ラガーマン」と言います!今日はその理由を詳しくお伝えしますね。■ 1)ラガーマンは紳士!ラグビーはタックルやスクラムなど、筋肉と筋肉をぶつける激しいスポーツ。でも、審判の存在は絶対で、ラグビーの試合では他のスポーツと違って、審判に異議を唱えたり、暴言を吐く選手はほぼいません。また、激しい体のぶつかり合いを伴いますが、相手を傷つける行為に対しては厳しく反則を取られます。また、試合中はエキサイトしたとしても、試合が終われば「ノーサイド」。敵味方なくお互いを称え合う姿は本当にすがすがしいもの。一途にチームのために頑張り、試合が終われば敵とも仲良く。このようにラグビーにかかわる男性は、本当に素敵な紳士が多いのです。■ 2)ラグビーは戦略的でおもしろく、コミュ力が求められるラグビーは野球やサッカーに比べて、ゴールを奪うためにより緻密な戦略が求められます。多くの球技のなかでも最も知性を求められるのがラグビー、と言っても過言ではありません。勇敢に相手に飛び込むことと、局面局面で状況を判断し、考える力。両方が必要となります。かつ、15人が意思を一緒にしないと、なかなか上手く点数を取れない……つまりコミュニケーション力が高くないとダメなんですね。動いている味方の意図を察したり、自分のやりたいプレーを伝えたりすることが重要!これって、男女関係で求められることと一緒ですよね。ラガーマンは、勇敢で、頭が良く、そしてコミュ力が高い人が多いので、彼氏としては最高……なんですよね。■ 3)ラグビー観戦デートはコミュニケーションがたくさんラグビー好きな彼との、ラグビー観戦デートは、野球やサッカーに比べて、二人でいる楽しさをたくさん味わえます。サッカーでは前後半45分間のプレー中、息をつく瞬間があまりなく、彼も観戦に集中してしまうので、あまり会話を楽しめない……なんてことも。いっぽう、野球では一球一球でプレーが途切れ、また試合時間も長くなるので、ダレてしまう……。ラグビーは、プレー時間が前後半40分と決まっていますし、プレー中に明確に止まるタイミングと、ゲームが激しく動く場面がハッキリ分かれています。ゲームが止まっている間には彼からプレーの解説やルールを優しく教えてもらい、ゲームが動く局面では興奮を一緒に味わう。おしゃべりとスリル、両方よいバランスで体験できるんです。このようにラグビー観戦デートは、たくさんあるスポーツ観戦のなかでも一番楽しいと自信を持って言えます!いかがでしたか?ラグビーを全く知らなかった、という人もまだまだワールドカップはこれから!もし「ぼくラグビー好きなんだ、やっていたんだ」という男子に誘われたら、それは素敵な男子かもしれませんよ!(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年11月05日ラグビー日本代表の田村優選手が、10月31日に沖縄セルラースタジアムで開催された「ENEOS侍ジャパンシリーズ2019」日本対カナダの強化試合で、自身初の始球式を行った。大観衆に迎えられた田村は、背番号10の侍ジャパンユニフォームを着て登場。マウンドに上がると、場内の雰囲気を味わいながら肩を回す。投球動作に入り、勢い良く投げたボールは見事ストライク。球場から大きな歓声が上がった。始球式を終え、報道陣の取材に応じた田村は、「(自身の投球は)100点です(笑)。はじめて投げました。今回沖縄で投げることが出来て大変光栄です。僕のおじいちゃんおばあちゃんもいますので、良いところ見せれたかなと思います」とコメント。「プレッシャーあると思いますが、すばらしい舞台だと思うので楽しんで100%でやって欲しいと思います」と侍ジャパンにエールを送り、「目標も僕らより高い位置に設定していると思うので、有言実行で日本に力を与えてくれると思います」と期待を寄せていた。
2019年11月02日歌手の松任谷由実がパーソナリティを務めるニッポン放送『松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD』が25日(22:00~)に放送され、ラグビーW杯日本代表の堀江翔太選手がゲスト生出演した。ラグビー大好きの松任谷と堀江選手とはこの日が初対面。松任谷が観戦したスコットランド戦の話などラグビーW杯の話はもちろん、「ラグビー選手って下の毛を剃るって本当?」との質問に対しては、堀江選手は「本当です。全員ではないですけど、剃る人は足の毛から全部です。テーピングを足に巻くことが多いので、毛が引っ張られるのが嫌なんだと」と明かした。さらに松任谷からは「その髪型は作戦?」「奥さんとの出会いは?」などといった質問もされ、堀江選手も様々な裏話やエピソードを披露した。続いて、ゲストに登場したのは、りんごちゃん。ラジオ出演は今回が初めてであり、2人の前で「ミニミニものまねショー」を披露した。「りんごちゃんのギャップがたまらなく面白い」という堀江選手に対して、りんごちゃんは「試合中の闘争心と、今目の前にいる普通のときの柔らかい感じがすごくいい空気です」とお互いのギャップを語っていた。
2019年10月27日ラグビーW杯、観ていますか?初の決勝トーナメント進出を決めたスコットランド戦、ラスト10分は呼吸もできないくらいテレビに齧りついていた…なんて方も多かったのでは?極度の運動音痴で、野球やサッカーのルールもろくに知らないココロニプロロ編集部員も、流行りに乗って、すっかりラグビーファン化しています。■あの選手の2019年10月の運勢を占う!屈強な男たちが全力でぶつかり合い、トライを決めた仲間と笑顔でハグし、ときに男泣きを見せる…なんて姿にキュンキュンしっぱなし。画面を通して彼らの熱を感じ、まるで恋でもしているような気分になることも!恋…そう、ココロニプロロは「恋愛×占い」サイト。せっかくなので、10月20日の準々決勝「南アフリカ戦」を前に、気になる(というか、ときめいた)選手たちの「基本性格」と「2019年10月の運勢」をチェックしてみました。用いた占いは、テレビや雑誌で大人気の占い師・水晶玉子さんの「オリエンタル占星術」です。水晶玉子さんは、あのゲッターズ飯田さんが「唯一尊敬する」と言うカリスマ占い師で、月の運行から占う「宿曜占星術」をもとに、オリジナルの「オリエンタル占星術」を編み出しました。【「宿曜占星術」とは?】インド発祥とされる東洋のホロスコープ「宿曜経」を用いた占術。生年月日によって、27種類の「宿」に分類され、宿ごとに性格や吉凶を占えます。宿の組み合わせで観る相性占いも人気の占いのひとつ。同じ占星術でも、西洋占星術とは違った視点で占いを楽しめますよ。ご自身の宿を知りたい方は「水晶玉子のオリエンタル占星術で占うあなた宿と基本性格【無料占い】」をお試しください。■選手4人の性格、そして運勢は?気になる選手だらけなので、正直、誰の占い結果を載せるか、かなり迷いました…。が、今回はこの4名で!◎リーチ・マイケル(主将)--------------------------【軫宿の性格】たくさんの人とのまじわりを好む27の宿のうちナンバーワンの社交家タイプ。たくさんの人からエネルギーをもらうことで、自分も元気になっているでしょう。周囲が無意識に認めてしまうタイプの人です。【10月の運勢】自分の気持ちと周囲の状況が美しく調和します。この月は物事が成就しやすい状態なので、今までがんばってきたことが実を結ぶでしょう。それと同時に、新しい流れが始まる時でもあります。--------------------------頼れるキャプテン、リーチ主将はこんな結果でした。ボールを持つと会場中の人が「リーーーチ!」と叫ぶ様子は、まさに『たくさんの人からエネルギーをもらうことで、自分も元気になっている』という占い結果通り。私たちもテレビの前で叫ばなくては!『がんばってきたことが実を結び、新しい流れが始まる』って、もしや準々決勝も勝ち越して次の段階に進めるってこと!?◎稲垣啓太(FW)--------------------------【亢宿】信念をつらぬく革命家タイプ。自分の思い描く高い理想や夢を絶対に曲げようとはしません。ひとりで反抗するのではなく、たくさんの仲間と一緒に既存の価値観を打ち破ろうとするでしょう。その頑固さは27宿中ナンバーワンです。【10月の運勢】悩みから解放され、不安定な状況が落ち着いていく月です。動揺した気分が収まり、進むべき道が明確になるでしょう。様々な事情があり、今まで取り組めなかったことがあるなら、ぜひこの時期に進めてください。思っているよりも簡単に進むかもしれません。想像以上の成功を収めることもありえるでしょう。--------------------------ワイルドでコワモテ。笑わないことで有名だけど、たまーに笑顔を見せる。洋服が好きで“おしゃれ番長”と呼ばれるなど、ギャップありまくりのモテ男・稲垣選手。『様々な事情があり、今まで取り組めなかったこと』というのは前回のW杯での苦渋、予選敗退の話?でも今月は『思っているよりも簡単に進むかも』『想像以上の成功を収める』との占い結果。この南ア戦はもちろんですが、今後の進展も期待できそうです。◎福岡堅樹(BK)--------------------------【危宿】自分に嘘をつけない性格です。根が悪くなく人当たりがいいのでいつも人気者になります。苦しい人生も楽しい人生も、同じ人生ならとことん楽しもうというタイプ。その瞬間瞬間を大事にしていきます。今、ここにいる自分が一番大事なのです。【10月の運勢】望みどおり、あるいは、それ以上の展開になりますから、楽しみにしていてください。とはいえ、何もしなければ何も起こりません。できることから始めましょう。穏やかな気分で進めることができますから、最初の一歩を踏み出せば、あとは自然な形で展開していきます。--------------------------引退後は医師の道に進むという福岡選手。『望みどおり、あるいはそれ以上の展開』とは?現在4トライ。この試合でもトライを決めるのでしょうか?どういった結末を迎えるのかワクワクしますね!◎松島幸太朗(BK)--------------------------【觜宿】普段は無口でも、話さなければいけない場面ではしっかり弁が立つでしょう。知識も豊富な松島幸太朗さんのことなので、どんな人が来ても話し相手になれます。目上の人のウケがいいようです。よく引き立てられます。そして立派に期待に応える人。【10月の運勢】ときめくことやうれしいことが多い時。目の前にチャンスが来たら、それがどのような結果につながるのか、いったん立ち止まって考えたほうがいいでしょう。ピンチとチャンスが紙一重の時期ですから、感覚を研ぎ澄ませましょう。能力が飛躍的に伸びる可能性も。--------------------------とにかく俊足!というイメージが強いのでは?大会トップタイの5トライを決めた松島選手は、今大会のトライ王を狙いたいと言っているようですね。占い通り『感覚を研ぎ澄ませ』ば、それも夢ではないかも?■彼らは「きっとやる!」なんともアツい占い結果にドキドキしてしまいました。『想像以上の成功』とか『望みどおり』の展開とか…。この選手たちは「きっとやる!」そんな気がしてきませんか?こうなったらもう、恋する乙女モード全開で応援しなくちゃ。日本中が熱のこもったエールを送れば、選手たちだってパワーを受け取り、元気が倍増するはずです。いよいよ始まる「南アフリカ戦」ではどんなプレーが展開されるのか。本当に本当に楽しみですね!監修者紹介水晶玉子幼いころから占いに興味をもって、東洋、西洋の枠を超え、数々の占術を研究。オリジナルな視点にたった解説は的中率も高く、またわかりやすいことから、多くのファンを持つ。人気占い師ゲッターズ飯田氏が”唯一尊敬する占い師”。
2019年10月19日ワールドカップと言えば、目下日本で開催中のラグビーにスポットがあたりますが、バレーボールのワールドカップ(W杯)も先日まで日本で開催され、盛り上がりを見せました。日本女子は5位と健闘。男子もロシアを10年ぶりに撃破するなど、メダルには届かなかったものの4位と熱い戦いを繰り広げました。元全日本選手として活躍した益子直美さんは、バレーボールの育成を真剣に考えるOGのひとりです。毎年1月に福岡県宗像市で自身の名を冠した「益子直美カップ小学生バレーボール大会」が開催され、来年の1月で6回を数えます。この大会、実はちょっと変わった「決めごと」があるのです。それは、「監督は絶対に怒らない」というもの。どうしてその「決めごと」を作ったのか伺いました。(取材・文:島沢優子)益子直美カップは怒られないので、「いつもより思い切ってプレーできる」という子どもたちの声も■「ああ、やっぱりね」怒ることが競技上達を阻む理由「監督は絶対に怒らない」決めごとを遂行するためにどんなふうにしているのでしょうか。益子さん:選手には、「もし、監督が怒ったら教えてね」と伝えてます。怒った監督は私が叱ります。長くやっているので、怒りそうな方は大体わかっています(笑)。そういったチームが試合をするときはベンチの横に座って、目を光らせています。とはいえ、すべてのチームを益子さんがチェックできるわけではありません。開催地の福岡以外に山口、佐賀、長崎、大分、熊本、鹿児島からも参戦するので男女合わせて450チーム以上。およそ600人の小学生が参加します。そこで、子どもたちの自己申告制にしてあるのだそうです。益子さん:子どもたちに「監督さんが怒鳴ったり、怒ったりしたら、私のところに報告に来なさい」と伝えています。すると、「益子さん、うちの監督が怒った!」とやってくる。そこで、私が監督さんのところに行くと「怒ってませんよ~」とおっしゃる。「でも、子どもたちが怒ったと言ってますよ」と伝えます。「次またやったら出て行ってもらうこともあるし、次の大会は出られませんよ」とそこまで言っちゃいます。重視するのは勝ち負けではなく「子どもたちが楽しくのびのびとプレーする」こと。それが大会のコンセプトであることを理解し、大会を機会に自分の指導の仕方を見直してほしいという思いもあるためです。試合の後などにヒアリングすると、益子さんに怒られた指導者は驚いたような顔をするそうです。「いや、怒ってませんよ」「あれは怒っているうちに入らない」「自分では怒ってないと思っていた」益子さん:いや、いや、いや。怒られて泣いている子たちもいるじゃないですか、と。それでも、指導者の方たちには、怒っている意識がないんですね。怒らないとなると、どうやって指導していいかわからないという話をされますね。自分から口にテープを×点に貼ってベンチに入る方もいます。一方の子どもたちはどうかというと、選手たちに話を聞くと、益子カップを楽しみに待っていたという声が多いのだと教えてくれました。なぜなら、「コーチの怒鳴り禁止」なので、失敗を恐れずに済むからです。この大会では思い切ってチャレンジできるからなのだそう。益子さん:「監督に怒られないとわかっていたから、いつもなら打てないアタックを打てた」とか「思い切って飛び込めた」という感想がありました。ああ、やっぱりそうなんだ、普段は怒られるからトライできないんだと思いました。この話は非常に興味深いものです。「大人が怒鳴ると子どもが委縮してトライできない」という事実を明確に示しているではありませんか。つまり、小学生バレーボールの指導者は、怒ることで子どもを委縮させてしまう「リスク」に気付いていないようです。試合でチャレンジできず安全なプレーだけをしていれば、上達は遅れてしまいます。失敗して学ぶというスポーツに最も必要なプロセスをたどれないのですから。益子さん:怒らなくても、怖い顔をしたまま黙って座っている人は少なくありません。怒ってはいないけれど、そのチームの子がのびのびプレーできているかと言えばそうではないことが多いです。怒るのをやめたら、次の段階として「ナイスサーブ!」とか褒める言葉を増やす。ポジティブな声掛けをしてもらいたいですね。■一番応援しなければならないのは、育成年代のスタートとなる小学生この大会に自分の冠をつけるなら独自性を出したい、ただの大会では終わらせたくないという思いがあったと益子さんは言います。過去にも、益子さんはゲイの方たちのバレーボール大会を10年間主催した経験を持ちます。現在のようにLGBT(性的少数者)が社会に理解される時代ではなかったため、ひっそりと10回やり終えたのだそうです。益子さん:この大会をやったあと、打診されたのがこの小学生の益子直美カップです。やはり一番応援しなくてはいけないのは、育成のスタートになる小学生だと思ったのですぐにお受けしました。すると、話し合いの中で、監督さんに怒らないでやってもらおうというコンセプトが出てきました。実は、開催に向け中心となって動いた男性は、当時9歳の長男と6歳の長女を水難事故で失っています。小学校入学前だった長女が、その男性が指導するバレーボールチームへの入団を楽しみにしていたのだそう。ただただバレーボールをやりたかったわが子の希望を叶えられなかったことを思い、子どもたちが楽しくできるバレーボールの大会を始めたそうです。益子さん:益子カップをやって、本当に良かったと思います。私自身にも大きな気づきがありました。自分がなぜバレーボールが大嫌いなのかがわかったのです。中学、高校と、厳しい指導を受けてきました。私たちの時代はそれが当たり前でしたし、おかしいとか、理不尽とか、何とも思いませんでした。後編では、選手時代はずっと怒られ「バレーボールが大嫌い」だった過去から、益子さんが気づいたものとは何かをお伝えします。益子直美(ますこなおみ)東京都生まれ。中学入学と同時にバレーボールを始め、高校は地元の共栄学園に進学。春高バレーで準優勝し、3年生の時に全日本メンバー入り。1980年代後半から1990年代前半の女子バレーボール界を席巻した。卒業後はイトーヨーカドーに入団。全日本メンバーとして世界選手権2回、W杯に出場。現在はタレント、スポーツキャスターなど幅広く活動中。
2019年10月18日「インフルエンザの集団感染や学級閉鎖が相次いでいます。今年は、新型インフルエンザが猛威を振るった’09年に匹敵する速さで感染拡大する恐れがあります」こう話すのは、環境ジャーナリスト・村田佳壽子さん。東京都は9月26日、都内がインフルエンザの流行期に入ったと発表した。この発表は昨年より2カ月以上も早い。「1医療機関あたりの報告数が平均1件を超えると、『流行』と判定されますが、すでに沖縄県や九州地方などをはじめ全国9つの都県で『流行』状態。患者数は’19年第38週(9月16日〜22日)の時点で約5,700人にものぼっているんです」ここ数年の同期報告件数と比較しても、今年は“異例”であることがわかる。毎年12月から翌3月あたりに猛威を振るい、いわゆる「真冬にかかる病気」というイメージがあるインフルエンザ。その常識を覆すような今年の流行の背景とはなんなのだろうかーー。「今年の夏休みの海外旅行者は300万人近くと過去最高であり、南半球への旅行者も増加しただろうことが挙げられます。オーストラリアやニュージーランドの7〜9月は寒く、インフルエンザの流行時期。現地で感染した旅行者が帰国し、一気に拡散というケースもあったでしょう」現在日本各地で開催されているラグビーW杯の観戦のため、南半球から多くの観光客が押し寄せ、その往来が例年より多いことも考えられるだろう。「東京では9月19日に最低気温17.1度と、前日から10度近く下降。しかし10月に入って最高気温30度を記録したりというように、全国的に寒暖差が激しい。気候の不安定さについていけず、免疫力を弱めてしまう人も多いため、さらに患者が増え、例年より早く『警報』が発令される恐れも考えられます」あけのほし内科クリニック院長・丸山祥司さんは、ウイルスの特徴と対策についてこう語る。「インフルエンザウイルスは、気温が低いと飛散・拡散しやすいのが特徴ですが、今年の“季節外れの学級閉鎖”に見られるように、気温が高くてもまん延する可能性は十分に考えられます。対策としては、手洗いやうがいはもちろんのこと、人ごみを避けること。仕事や学校行事などに出向く際には必ずマスクを着用してください。水分を十分にとり、のどを清潔に、湿潤環境を保つように心がけましょう」前出の村田さんは、こうアドバイスしてくれた。「来る警戒レベルの感染に備え、まずは緑茶、紅茶を飲むことと、予防接種を。そのうえで、外出時には首、手首、足首、おなかを冷やさないようにスカーフやセーターといった『もう1枚羽織るもの』を持参しましょう。寒いと感じたら、すぐに身につけてください」“まだ寒くないから”とインフル対策を怠るのは命取りになりそう。
2019年10月12日お笑い芸人の土田晃之が、29日に放送されたニッポン放送『土田晃之 日曜のへそ』(毎週日曜12:00~)で、ラグビーワールドカップに夢中になっていることを明かした。28日に強豪・アイルランド代表を相手に大金星をあげたラグビー日本代表。土田も「普段はサッカーばかり見ているんですけど、昨日は大興奮でございました」と話した。土田は、夜からの再放送も視聴したことを明かし、「本当にあの時、ラグビー部入っときゃ良かったなと思うぐらい」と漏らした。続けて「試合見てたら、すごいスポーツだよね。あんなガタイの良い外国の選手たちに、勇気もってタックルなんていけないじゃん! トラックにぶつかるくらいの感じじゃない。怖いですよ」と評していてた。さらに「スクラムの最前列の人、背骨とか折れない?」としつつ、「そのポジションに、ウチの後輩が背番号18番で途中出てきてやっててさ」と、同じ正智深谷高等学校出身のバル・アサエリ愛に注目しているようで、「愛ちゃん頑張れー!って」と応援していたことを告白した。
2019年09月30日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。いよいろ20日から始まったラグビーW杯。そこで、今回はイケメンラガーマンをイケメン評論家の沖直実さんに教えてもらいました!「イケメンラガーマン探しはお宝発掘感がすごい!そのなかでもハグされたいたくましい肉体を持つ男らしさと、きらきら王子系の部分を併せ持っている選手をご紹介しますね!」と沖さん。まずはラグビー選手のイメージをくつがえすような日本代表選手2人から。■流大(27)「レモンのような爽やかさ!笑顔がかわいいベビーフェースなきらきら系ラガーマンとして私のイチオシです!」(沖さん・以下同)■姫野和樹(25)「『anan』で肉体美を披露したり、バラエティ番組にも登場したりして、ラグビー界の女性人気を高めてくれる日本の至宝よ」そして、海外の代表も甘いマスクを持つ選手の宝庫でした。■AJ・マクギンティ(29)「アメリカ代表選手。一緒に散歩したくなる癒し系なルックスです。子役経験があって、アンジェリーナ・ジョリーと共演したことも!」■ボーデン・バレット(28)「名門ニュージーランド・オールブラックスの選手。司令塔であり顔もいいだなんて天は二物を与えてしまったのね」ほかにも、田村優選手、ロブ・カーニー選手(アイルランド)などたくさん。イケメンを切り口にW杯を楽しんでみて!
2019年09月30日ラグビーW杯、盛り上がっていますね。みなさんもご覧になってますでしょうか。実際に観戦に行かれた方もいらっしゃるかもしれませんね。今回も、ラグビーをはじめサッカー以外のスポーツの例も挙げながらお送りします。サッカークラブや各種スポーツ団体を対象に「スポーツマンのこころ」と銘打つ講義で、一流アスリートになるための心得を伝え続ける岐阜協立大学経営学部教授の高橋正紀先生。ドイツ・ケルン体育大学留学時代から十数年かけ、独自のメソッドを構築してきました。聴講者はすでに5万人超。その多くが、成長するために必要なメンタルの本質を理解したと実感しています。高橋先生はまた、「スポーツマンのこころ」の効果を数値化し証明したスポーツ精神医学の論文で医学博士号を取得しています。いわば、医学の世界で証明された、世界と戦える「こころの育成法」なのです。日本では今、「サッカーを楽しませてと言われるが、それだけで強くなるのか」と不安を覚えたり、「サッカーは教えられるが、精神的な部分を育てるのが難しい」と悩む指導者は少なくありません。根性論が通用しなくなった時代、子どもたちの「こころの成長ベクトル」をどこへ、どのように伸ばすか。「こころを育てる」たくさんのヒントがここにあります。(監修/高橋正紀構成・文/「スポーツマンのこころ推進委員会」)<<前回|連載一覧|次回>>スポーツでは相手への敬意と思いやりをもった態度が求められるのです(写真は少年サッカーのイメージです)■「ノーサイドゲーム」が伝える、今この時代だからこそ必要な精神初めての日本開催となったラグビーW杯が、予想以上の盛り上がりを見せています。開幕前は、日本代表選手が「今一つ盛り上がっていない」とこぼしていたと聞きますが、始まれば会場はどこも満員で、テレビの視聴率は日本戦以外も高い数字をマークしているそうです。その盛り上げに一役買ったのが、TBS系で放送されたドラマ「ノーサイドゲーム」ではないでしょうか。ラグビーのゲーム映像もとても迫力のあるものでした。実はドラマの中で、印象的だったセリフがあります。「ラグビーはこの会社や日本に必要だろうか」ラグビー部のGMである君嶋(大泉洋さん)へ、天敵だった上役の滝川(上川隆也さん)が尋ねます。すると、君嶋はこう答えます。「理不尽がまかり通る時代になっています。ノーサイドという精神は日本ラグビーのおとぎ話かも知れない。でも、今、この世界だからこそ必要なんだと私は思います」理不尽と言えば、ブラック部活が問題になったときのこと。私の仕事を手伝ってくれているライターさんがブラックな部活で苦しむ生徒の親を取材したところ、「社会が理不尽なのだから、理不尽を経験することは悪いことではない」と言われたそうです。ライターさんは「理不尽に耐えることが美徳になったら、理不尽な社会を変える力を持てないじゃないですか」と反論したそうです。理不尽を変える力。これを身につけることは、スポーツの意義のひとつだと思います。それは、子どもや若者が人としての正しさが求められるスポーツマンシップを学べるからです。■大阪なおみ選手が見せたスポーツマンシップ私がドイツ留学前、まだグッドルーザーの大義など知らなかったころ。私は接戦で勝って喜び合う学生たちに言いました。背後では敗れた相手が地面に膝をついて泣きじゃくっています。「喜ぶのはロッカールームに行ってからにしよう。相手も君たちと同じぐらい死に物狂いで練習してきたんだ。気持ちを察しよう」教育とか、スポーツマンシップ云々ではなく、ただ自分の感覚で自然に出た言葉でした。加えて、テニスの4大大会最終戦・全米オープンの4回戦で敗れ、大会連覇を逃した大坂なおみ選手が、「全米オープン・スポーツマンシップ賞」に選出されました。3回戦で15歳の米国選手、コリ・ガウフに勝利したさと、号泣したガウフのもとに歩み寄って慰めたうえ、自分と一緒にインタビューを受けるよう促し会場から喝采を浴びました。この振る舞いがスポーツマンシップのお手本に値するとして、受賞が決まりました。彼女がプレーするテニスや卓球などは、ポイントごとに歓喜の声を出すプレーヤーがいますが、時にそれは対戦相手に背を向けて行われることがあります。どちらの選手も、対戦相手がミスしたときは基本的にガッツポーズをしません。また、卓球では、台の角に当たって決まる「エッジボール」の際は、エッジボールによってポイントを手にした選手は相手に対して謝るようなしぐさをします。それは暗黙のマナーです。女子サッカーW杯で日本代表が米国代表を下して優勝したとき、米国のエースであるアビー・ワンバック選手が涙を流して喜ぶ日本選手のもとへ自ら駆け寄り握手を求めていました。このように、スポーツの世界では、フェアで相手への敬意と思いやりを持った態度が求められます。それこそがスポーツマンシップです。スポーツマンシップのひとつの定義がこれです。「楽しかったから、また君たちと試合をしたいと、相手から言われる振る舞いをする」それを実現するには、審判に抗議したり、相手を過度に威嚇したり、試合後に勝敗に関係なく相手をさげすむような発言や態度をとることはなりません。ところが、日本のスポーツ現場では、選手にスポーツマンシップとは真逆の教育をしてはいないでしょうか。少し前に高校球児が試合後の握手をしなかったことが話題になりました。あるスポーツでは、選手は試合終了後に礼をしたらすぐに自分のベンチに戻って片付けていました。普通は、礼をしたら、握手をして相手ベンチにあいさつに行く習慣があります。でも、どの試合もみんな握手もハグもせず、試合終了の余韻にひたることもなくサッサと片付けて退散します。その徹底ぶりは、どうやらテレビ中継の時間に合わせるため、試合進行を遅れさせられないのではないか、大人の都合なのではないかと憶測したくなるほどでした。日本の部活動は教育の一環と言われますが、その風景だけを見ると一体何が教育なのかと思ってしまいます。■「理不尽を変える力」を育てるために指導者が学ぶべきものスポーツマンシップを学ぶことが大事なのです(写真は少年サッカーのイメージです)この「教育」がスポーツの現場に正しく継がれていったのが、ラグビーなのかもしれません。生身で体をぶつけ合うラグビーは「紳士がする野蛮人のスポーツ」などと揶揄されることもあります。歴史をひもとくと、1823年、イングランドの有名なパブリックスクールであるラグビー校でのフットボールの試合中、ウィリアム・ウェッブ・エリスがボールを抱えたまま相手のゴール目指して走り出したことがラグビーの起源とされています(諸説あります)。以来、「ドリブリングゲーム」がサッカーに、「ハンドリングゲーム」はラグビーへと枝分かれしました。サッカーは、工場労働者が休暇などに試合をしているうちに、みんなが見に来るようになり、工場が「プレーする時間分の給料を出す」と言ってチームが増え、リーグが作られて世界に広まっていきました。対するラグビーは、パブリックスクールごとにチームが作られたことから、教育的な意味を持って「ノーサイド」の精神が残ったと言われています。その態度は正しいか否か。スポーツマンシップに反するか否か。まずは、指導者のみなさんがスポーツマンシップを学びましょう。そのうえで、理不尽を変える力を育ててあげてください。<<前回|連載一覧|次回>>高橋正紀(たかはし・まさのり)1963年、神奈川県出身。筑波大学体育専門学群ではサッカー部。同大学大学院でスポーツ哲学を専攻。ドイツ国立ケルンスポーツ大学大学院留学中に考察を開始した「スポーツマンのこころ」の有効性をスポーツ精神医学領域の研究で実証し、医学博士号を取得。岐阜協立大学経営学部教授及び副学長を務めながら、講演等を継続。聴講者はのべ5万人に及ぶ。同大サッカー部総監督でもあり、Jリーガーを輩出している。Jリーグマッチコミッショナー、岐阜県サッカー協会インストラクター、NPO法人バルシューレジャパン理事等を務める。主な資格は、日本サッカー協会公認A級コーチ、レクリエーションインストラクター、障害者スポーツ指導員中級など。
2019年09月27日