26日早朝、東出昌大との元旦“電撃”入籍を発表した杏が、モーゼの妻役で日本語吹き替えに初挑戦するリドリー・スコット監督の最新作『エクソダス:神と王』。このたび、全米オープニングNo.1に輝いた本作中で表現された、あのモーゼ最大の奇跡“紅海の海割れ”のビジュアルが、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて再現されることが明らかとなり、またクリスチャン・ベイルらキャストたちが劇中で実際に使用した豪華絢爛な衣装の来日も決定した。紀元前1300年、巨大王国エジプトの王家で養子として育てられたモーゼ(クリスチャン・ベイル)は、兄弟同然のように育てられたエジプトの王ラムセス(ジョエル・エドガートン)に反旗を翻し、400年もの間虐げられるヘブライの民を救うため、“約束の地”を求める苦難と冒険の旅路に就く…。スコット監督自身が「過去最大の予算を投じた」という本作は、細部まで忠実に再現したリアリティと、最新の視覚効果と3D技術を駆使し、長らく語り継がれてきた“奇跡”を映像化。古代エジプトの壮大な風景と強大なエジプト軍との熾烈極める闘い、猛威を振るう“10の奇跡”といったスペクタクルシーンは観る者を圧巻させる。“モーゼ紅海の奇跡”を再現した幅およそ11mもあるビジュアルは、本日12月26日(金)から2015年1月29日(木)の約1か月間、TOHOシネマズ六本木ヒルズ内5階スクリーンへと続く回廊をジャック。また、『グラディエーター』でアカデミー賞「衣装デザイン賞」を受賞したスタッフが手掛けた英雄モーゼ、その妻ツィポラ、エジプト王ラムセス、エジプト王妃ネフェルタリなどの衣装が来日し、実際に撮影で使用されていた衣装を間近で目にすることができる。すべての衣装が、2014年12月27日(土)~2015年1月15日まで船橋のららぽーとTOKYO-BAYにて、その後ラムセス、ネフェルタリの衣装が1月20日(火)~1月29日(木)までTOHOシネマズ六本木ヒルズ、モーゼ、ツィポラの衣装が1月21日(水)~1月27日(火)まで大阪・阪急メンズ館、1月28日(水)~2月15日(日)神戸のOSシネマズミント神戸にて順次展示される予定だ。『エクソダス:神と王』は2015年1月30日(金)TOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。2015年1月29日(木)には3D限定前夜特別上映(一部劇場を除く)。(text:cinemacafe.net)
2014年12月26日リドリー・スコット監督が旧約聖書に綴られたモーゼの物語を基に描いたアドベンチャー映画『エクソダス:神と王』のメイキング映像が公開になった。スコット監督が本作にかける意気込みや魅力について語ったインタビューや壮大な規模で行われた撮影風景が登場する。『エクソダス:神と王』メイキング映像本作は紀元前1300年を舞台に、最強の王国エジプトの王家の養子として育てられるも、兄弟同然に育ったエジプトの王ラムセスに反旗を翻した男モーゼの数奇な運命を描いた超大作。ヘブライの民を救うために繰り広げられるエジプト軍との壮絶な戦いや、有名な紅海の海が真っ二つに割れる場面も登場する。モーゼの物語は世界中の多くの人に知られ、語り継がれてきたがスコット監督は「モーゼは知れば知るほど奥深い。彼の壮絶な人生の物語に私は度肝を抜かれた」という。そこでスコット監督は自身のキャリアの中で最大規模の撮影を敢行して、モーゼの数奇な運命や苦悩を描くことに決めた。しかし、撮影は苦労の連続だったという。デジタル技術が発達してスケールの大きな映像が比較的、簡単に表現できるようになったが、スコット監督は実際にロケで撮影し、エキストラを集めてバトルシーンを描くことにこだわったからだ。映像ではプロダクションデザインを手がけたアーサー・マックスが「セットはすべて限界まで大きくした」と言い、彼の言葉通り、巨大な神殿や像、街が登場する。さらに「この題材の魅力は美しさと雄大さにある」というスコット監督は、作品にピッタリの場所を徹底的にリサーチし、そこで撮影を行った。険しい山々や美しい海は実際には機材を運び込んで撮影することが困難なケースが多いが、本作のスタッフは壮大な映像を描き出すべく700人超のクルーと共に撮影を敢行した。メイキング映像にはキャストが命がけでぶつかる合戦シーンや、街に火の手があがる場面、クリスチャン・ベイルらキャストに熱心に演出するスコット監督の姿が収められている。『エクソダス:神と王』2015年1月30日(金)TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
2014年12月25日『グラディエーター』を始め、『エイリアン』『ブレードランナー』『ハンニバル』など数々の傑作を生み出してきた巨匠リドリー・スコットが「(自身の作品としては)過去最大の予算を投じた」という『エクソダス:神と王』。人類史上、最初にして最大の“モーゼの奇跡”を描く本作で、クリスチャン・ベイルが演じる主人公モーゼの妻の日本語版吹き替えに、女優やモデルとして大活躍の杏が初挑戦することが分かった。ナイル川が血に染まり、おびただしい数のカエルが地を覆い、紅海が割れ――。3,300年に渡って語り継がれてきた数々の巨大な災いと奇跡を、科学的な史実であるという視点に立ち、最新の視覚効果と3D技術を駆使して完全映像化を実現させた本作。杏さんが吹き替え声優にチャレンジするのは、今回が初。「声のお仕事にはもともと非常に興味がありましたので、自分としては初めての試みですが、是非チャレンジしてみたいと思い、オファーをお引き受けしました」と言う。その初めてとなる役柄は、夫であるモーゼを献身的に支え、40万人の民を救うために旅立ったモーゼを信じて待ち続ける、芯の強い女性ツィポラ(マリア・バルベルデ)。国民的女優としての清廉で風格を感じさせるイメージが、伝説的英雄モーゼの妻役にまさにぴったりであることから、今回の起用が実現した。全話・平均視聴率22.4%を記録したNHK朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」でも、東出昌大演じる夫を支える妻を熱演した杏さん。「これまでのモーゼに対するイメージを覆す、新たなモーゼ像を描いた作品。モーゼはとても強く聡明で素晴らしい男性だと思います」と、伝説的な夫を絶賛。「ひとりの男性として、頼もしさを感じました。ただ、(妻である)私を置いていってしまうのは困りますね(笑)」と苦笑しながらも、本作については、「ひと言で言うと、“スペクタクル・アドベンチャー作品”。音も映像も本当に素晴らしかったので、ぜひこの重量感を楽しんで欲しいです。私が演じた妻ツィポラとモーゼの夫婦の絆も見どころの一つです」と話し、スコット監督が描き出した世界観をアピールしていた。『エクソダス:神と王』は2015年1月30日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月17日リドリー・スコット監督が旧約聖書に綴られたモーゼの物語を基に描いたアドベンチャー映画『エクソダス:神と王』の日本語版キャストが決定し、主人公モーゼを宮内敦士が、ラムセスを小山力也が、モーゼの妻・ツィポラを女優の杏が演じることが明らかになった。その他の写真本作は紀元前1300年を舞台に、最強の王国エジプトの王家の養子として育てられるも、兄弟同然に育ったエジプトの王ラムセスに反旗を翻した男モーゼの数奇な運命を描いた超大作。ヘブライの民を救うために繰り広げられるエジプト軍との壮絶な戦いや、有名な紅海の海が真っ二つに割れる場面も登場する。『ダークナイト』トリロジー、『アメリカン・ハッスル』のクリスチャン・ベイルがモーゼ役を、“狂気の王”として彼の前に立ちはだかるラムセス役を『ゼロ・ダーク・サーティ』『華麗なるギャッビー』のジョエル・エドガートンが演じ、ベン・キングズレー、シガーニー・ウィーバー、ジョン・タトゥーロらが出演する。杏が演じるツィポラは、モーゼを献身的に支える女性。杏は日本語吹き替えをするのは初めてだが「声のお仕事にはもともと非常に興味がありましたので、自分としては初めての試みですが是非チャレンジしてみたいと思い、オファーをお引き受けしました」と言い、「この作品では、これまでのモーゼに対するイメージを覆す、新たなモーゼ像を描いているので、彼の物語にあまり馴染みのない人であっても、エンターテインメントとして楽しめる作品になっています。一言で言うと、“スペクタクル・アドベンチャー作品”。音も映像も本当に素晴らしかったので、ぜひこの重量感を楽しんで欲しいです。私が演じた妻ツィポラとモーゼの夫婦の絆も見どころの一つです。ぜひ、劇場で観て頂きたいです」とコメントしている。モーゼ役の宮内は俳優、声優として活躍しており、『アメリカン・ハッスル』の日本語版でもベイルの声を演じている。またラムセス役の小山も数々の吹き替えで知られる名優だ。他にも山野丈人、石川禅、小川真司、高山みなみ、勝生真沙子ら実力派キャストが声を演じる。『エクソダス:神と王』2015年1月30日(金)TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
2014年12月17日女優の杏が、リドリー・スコット監督最新作『エクソダス:神と王』(2015年1月30日公開)の日本語吹き替え版で、主人公モーゼの妻・ツィポラ役の声を演じ、吹き替え声優に初挑戦することが16日、明らかになった。本作は、旧約聖書の「出エジプト記」につづられたモーゼの英雄譚を映画化したアドベンチャー超大作。俳優のクリスチャン・ベールが英雄モーゼを演じる。そしてこのたび、マリア・バルベルデ演じるモーゼの妻・ツィポラ役の吹き替え声優に、杏が大抜擢。国民的女優として清廉で風格を感じさせるイメージが、3300年にもわたって語り継がれる伝説的英雄の妻役にぴったりであることから、起用が実現した。杏が声を演じる妻・ツィポラは、夫であるモーゼを献身的に支え、40万人の民を救うために旅立ったモーゼを信じ、待ち続ける芯の強い女性。全話平均視聴率22.4%を記録したNHK連続テレビ小説『ごちそうさん』でも夫を支える妻を熱演した杏が、本作でも辛抱強く夫を支える。「声のお仕事にはもともと非常に興味があり、初めての試みですがぜひチャレンジしてみたいと思い、オファーをお引き受けしました」と意気込む杏は、「この作品では、これまでのモーゼに対するイメージを覆す、新たなモーゼ像を描いた作品」と本作の魅力を語る。そして、主人公モーゼについても「とても強く聡明で素晴らしい男性だと思います。一人の男性として頼もしさを感じました」と絶賛。「ただ、(妻である)私を置いていってしまうのは困りますね(笑)」と付け加え、「私が演じた妻ツィポラとモーゼの夫婦の絆も見どころの一つ」とアピールしている。(C) 2014 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.
2014年12月17日米BOX OFFICE MOJOは12月12日~12月14日の全米週末興業成績を発表した。3週連続トップに立った“ハンガー・ゲーム”シリーズ最新作『ハンガー・ゲーム:モッキングジェイ Part1(原題)』を引きずり落とし、『エクソダス:神と王』が首位初登場。旧約聖書の『出エジプト記』に描かれたモーゼ率いるヘブライ人のエジプト脱出の奇跡を巨匠リドリー・スコット監督が最新VFXを駆使した3D映像で映画化した歴史大作。主人公・モーゼを『ダークナイト』3部作のクリスチャン・ベイル、エジプト王ラムセスを『ゼロ・ダーク・サーティ』『華麗なるギャツビー』などで注目を集めたジョエル・エドガートンが演じている。4位『Top Five(原題)』も今週初登場。脚本家、プロデューサー、人気コメディアンのクリス・ロックが監督・脚本・主演を務めるコメディで、結婚を機に、イメージアップのためシリアス路線の俳優への転身を図るコメディアンの苦闘を描く。その他、リース・ウィザースプーン主演の伝記ドラマ『Wild (2014) (原題)』が前週15位から10位に急浮上。人生をやり直すため1770キロ歩いた女性の自叙伝を『ダラス・バイヤーズクラブ』のジャン=マルク・ヴァレが映画化したロードムービー。過激なシーンに体当たりで挑んだウィザースプーンの演技がアカデミー賞の前哨戦とされるゴールデン・グローブ賞でドラマ部門主演女優賞にノミネートされたことを受けて注目度が高まり、公開2週目でトップ10入りを果たした。
2014年12月15日『グラディエーター』でアカデミー賞「作品賞」に輝く巨匠リドリー・スコット監督が描く最新作『エクソダス:神と王』。本作の公開を記念し、12月3日(現地時間)、ロンドン中心街のレスター・スクエアにてワールドプレミアが華やかに開催され、スコット監督や主演のクリスチャン・ベイルら豪華キャスト陣が登場した。本作は、旧約聖書に記された“神に選ばれた男”英雄モーゼと、“神になろうとした男”ラムセスという、運命に翻弄されたふたりの男を巡る人類史上最古の英雄譚。真紅のカーペットにエジプト風の装飾が施され、おりからの寒波をものともしない熱気の中行われたプレミア。クリスチャンを始め、共演のジョエル・エドガートン、名優ベン・キングズレー、モーゼの妻を演じるマリア・バルベルデらが登場すると会場の熱気は一段とヒートアップ。続いて行われたプレミアでは2時間30分の超大作に観客は酔いしれた。モーゼ役のクリスチャンは「非常に多く人に大きな意味のある物語なので、この役を正しく演じられるかプレッシャーを感じていた。この映画は、神の声を聴いた男と、自らを神だと信じた男がぶつかり合うダイナミックな物語になった。リドリーは本物の個性派監督で、本当に一切妥協がない。彼は最高の監督だ。しかもこの映画を僅か74日で撮影した」と語った。スコット監督は、プレミアを迎えて「自分の仕事が好きだ。その好きな仕事をこの年まで出来て、しかもこんなプレミアをホームタウンのロンドンで行えるのはとても嬉しい。クリスチャンはパーフェクトにモーゼを演じてくれたし、ジョエルがいなければこの映画は出来なかっただろう」とキャスト陣を称賛した。またスコット監督は、1989年の『ブラック・レイン』で主役に起用した高倉健との思い出を語った。「彼はいつも協力的で、そして周りに気を配る人だった。あるとき、僕はひどい風邪をひきながら、タバコをたくさん吸い続けていた時期があった。健さんはそんな僕に毎朝『タバコはやめた方がいい』と助言してくれた。風邪がもう6週間も続いていると知ると、『私がそれを治してみせる』と言って翌日には漢方薬を持ってきてくれたりした。その薬を飲んだ2日後にはすっきり治ってしまったのをよく覚えている」「その後も、何かとてもにおいのきつい魚、おそらくイワシだったと思うけど、そこから抽出したペレットが入った小さな箱を持ってきては、『これを飲めば風邪をひきにくくなる』と勧めてくれた。そういう気遣いをいつもしてくれる 、とても素晴らしい人だった」「お互いにクリスマスカードを送ったり、毎年連絡を取りあう仲だった。『ブラック・レイン』の撮影の終わり に、彼から貰った編み細工の美しい籠(かご)は今でも大事にとってあるよ。それを見るたびに“ケン・タカクラ”を思い出すんだ。彼は とても優しくて寛大な人だった。右も左も分からなかった(東京、いや、)大阪に滞在していた僕たちにいつも親切に気持ちよく接して くれたことは今でも忘れられない。懐が深い人で、俳優としてもとても素晴らしい人だった」。『エクソダス:神と王』は2015年1月30日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月05日『グラディエーター』でアカデミー賞「作品賞」に輝く巨匠リドリー・スコット監督が、クリスチャン・ベイルを主演に迎えて贈る『エクソダス:神と王』。このほど、スコット監督も渾身の本作から劇場用本ポスターが到着。また、最新の予告映像も解禁され、過去最大規模のスケールで描かれた本作の製作秘話も明らかになった。本作は、旧約聖書に記された“神に選ばれた男”英雄モーゼと、“神になろうとした男”ラムセスという、運命に翻弄されたふたりの男を巡る人類史上最古の英雄譚。舞台は紀元前1300年、栄華を誇る巨大王国エジプト。その王家で養子として育てられたモーゼ(クリスチャン・ベイル)は、数奇な運命に導かれ、兄弟同然に育てられたエジプトの王ラムセス(ジョエル・エドガートン)に反旗を翻す。やがてモーゼは、400年もの間、虐げられている40万の民を救うため、“約束の地”を求める苦難と冒険の旅路に就くが――。豪華キャストによるエモーショナルな人間ドラマに加え、3,300年に渡って語り継がれてきたモーゼの“10の奇跡”を、科学的な史実であるという視点から最新の視覚効果と3D技術を駆使して完全映像化し、映画史上かつてないスケールで描き出していく本作。徹底したリアリティを追及するスコット監督は、イギリスのパインウッド・スタジオで屋内のシーンを撮影した後、地中海に面したスペインで大規模なロケ撮影を行ったという。王ラムセスの宮殿、ヘブライの貧民街、エジプトの街並の巨大なセットが実際に建てられ、撮影のエキストラは延べ15,000人。バトルシーンの撮影ではカメラ17台を投入し、馬55頭、騎手48人、エキストラ300人が一堂に会し、チャリオット(戦闘用の二輪馬車)での壮絶な戦いを繰り広げた。また、“奇跡”のシーンを始め、蛇、ラクダ、鷲、チーター、象、そして400匹の蛙など、多くの本物の生きた動物たちも物語の影の主役になっており、制作関係者たちは「『グラディエーター』『ロビン・フッド』『キングダム・オブ・ヘブン』の3本を足しても本作の規模には及ばない」とコメントを寄せるほど。まさに映画史に残る、前代未聞の撮影規模であったこと伺わせている。さらに、『ダークナイト』で新たなヒーロー像を確立したオスカー俳優クリスチャン・ベイルは、本作でも、これまで語り継がれてきたモーゼ像を一新。到着したビジュアルからも、たったひとりで巨大なエジプト軍に挑む“戦うモーゼ”と、モーゼが導く“10の奇跡”が見て取れる。ベイル自身、「あまりに大きなプレッシャーをかけられた男が、前へ進もうとする話」と語っている本作。2015年、世界は人類が初めて経験した“奇跡”を目の当たりにし、新たなヒーローの誕生を目撃することになるかもしれない。『エクソダス:神と王』は2015年1月30日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月27日リドリー・スコット監督が旧約聖書に綴られたモーゼの物語を基に描いたアドベンチャー映画『エクソダス:神と王』のポスター画像が公開になった。スクリーン上で英雄が起こした“奇跡”の数々を描き出すため、スコット監督は過去最大のスケールで撮影にのぞんだという。その他の写真本作は紀元前1300年を舞台に、最強の王国エジプトの王家の養子として育てられるも、兄弟同然に育ったエジプトの王ラムセスに反旗を翻した男モーゼの数奇な運命を描いた超大作。ヘブライの民を救うために繰り広げられるエジプト軍との壮絶な戦いや、有名な紅海の海が真っ二つに割れる場面も登場する。『ダークナイト』トリロジー、『アメリカン・ハッスル』のクリスチャン・ベイルがモーゼ役を、“狂気の王”として彼の前に立ちはだかるラムセス役を『ゼロ・ダーク・サーティ』『華麗なるギャッビー』のジョエル・エドガートンが演じ、ベン・キングズレー、シガーニー・ウィーバー、ジョン・タトゥーロらが出演する。長きに渡って繰り返し語り継がれてきた物語を、21世紀のスクリーンに新たに描き出すため、スコット監督は徹底的にリアリティを追求することを決めた。その結果、『エイリアン』の撮影も行われたイギリスのパインウッド・スタジオで屋内シーンを撮影した後、地中海に面したスペインで大規模なロケ撮影が行われることになった。ラムセスの宮殿、ヘブライの貧民街、エジプトの街なみの巨大セットが実際に建てられ、15000人ものエキストラが撮影に参加。さらに戦争のシーンでは17台のカメラが持ち込まれ、馬55頭、騎手48人、エキストラ300人が戦闘を展開した。本作の撮影規模は、過去のリドリー・スコット作品の中でも最大であるばかりか、彼の過去作『グラディエーター』『ロビン・フッド』『キングダム・オブ・ヘブン』の3本を足しても本作の規模には及ばないほどだという。監督がこれだけの予算と人材を投じて描くのは、民を守るために立ち上がり、苦境に決して負けることなく戦い抜こうとした男が起こす“奇跡”の数々だ。このほど公開されたポスター画像には、自身の運命と真正面から向き合い、戦うことを決めた主人公モーゼの凛々しい姿と、“戦う者だけに「奇跡」は訪れる”というコピーがデザインされており、映画ファンの期待をさらに高める内容になっている。『エクソダス:神と王』2015年1月30日(金)TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
2014年11月27日クリスチャン・ベイルが主演する映画『ファーナス/訣別の朝』のブルーレイ&DVDが来年2月3日(火)に発売されることが決定し、ベイルのコメントが公開された。その他の画像本作は、すべてを失い絶望の淵に追い込まれた男の孤独な戦いを“ファーナス=溶鉱炉”を舞台に描くクライムドラマ。『クレイジー・ハート』のスコット・クーパーが監督を務め、レオナルド・ディカプリオ、リドリー・スコットが製作に名を連ねているほか、ウディ・ハレルソン、ケイシー・アフレック、フォレスト・ウィテカー、ウィレム・デフォー、ゾーイ・サルダナ、サム・シェパードら演技派が顔を揃える。「心を奪われたし、本を読むように楽しんで読めた。この脚本には正に一本の筋が通っていて、ここと特定は出来ないけれど、脚本全体に惹き込まれてしまった」と明かすベイルは、本作で、寂れた製鉄の町を愛し穏やかな生活を望み、静かに人生を送ることだけを願う誠実で寡黙な労働者ラッセルを演じている。だが、ある夜を境に彼の人生は大きく一変してしまう。本作についてベイルは「人生で消えゆくものについて描いているよね。兄弟愛も描いてる。故郷への愛とそれを失う事も。自分の周囲のものが失われていく時、人はどうなるかを描いていると言えるね」と語っている。来年2月3日(火)に発売されるブルーレイ&DVDには、クーパー監督のコメントやメイキング映像、音楽を監修したディコン・ハインクリフェの解説などが特典映像として収録される。『ファーナス/訣別の朝』2015年2月3日(火)ブルーレイ&DVDリリース※レンタル&デジタル配信同時スタートDVD:3800円(税抜き)ブルーレイ:4800円(税抜き)発売元・販売元:ポニーキャニオン
2014年11月20日にぎやかなハロウィンも終わり、街はすっかりクリスマス・モード。実は今年、イエス・キリストの降誕を祝うクリスマスの前から年始にかけて、“聖なる”映画が続々と公開され、早くも話題を呼んでいる。世界で最も名高く、最も多くの人々に読まれているベストセラーである「聖書」。中でもイエス・キリストの数奇な生涯の物語は広く愛され、ジョージ・スティーブンス監督の『偉大な生涯の物語』(’65)、マーティン・スコセッシ監督の『最後の誘惑』(’88)、メル・ギブソン監督の『パッション』(’04)と、映画史に残る大作のテーマにもされてきた。時代が移り変わっても、「聖書」がこれほどまでに人々を惹きつけるのは、普遍的な魅力を放つ“奇跡”を語り続けてきたから。そして2015年1月10日(土)、日本にも、キリストの“奇跡”を描き全米大ヒットとなった『サン・オブ・ゴッド』が登場する。本作は、2014年2月に全米公開されるや初登場で第2位を記録、3週連続でトップ10入りを果たし、世界各国でも大ヒットに。特に映画史上、最も端正な顔立ちのキリストとして主演し、“ホット・ジーザス”との愛称までついたポルトガルの新鋭ディオゴ・モルガドの存在は大きな注目を集めた。ローマ帝国支配下に、救い主(メシア)としてこの世に現れたイエス・キリスト。その誕生から復活までを聖書に忠実に再現しながら、歴史的背景にも触れたスペクタクル巨編となる本作は、イエスの十二使徒のひとりであるヨハネを語り部となり、「ラザロの復活」を始めとする有名なエピソードを織り込みながら、イエスが行った伝道活動の軌跡をたどっていく。一方、12月13日(土)には、一命をとりとめた少年が話し始めた天国の旅行記が聖書の内容と酷似していた、という実話を基にした『天国は、ほんとうにある』が公開される。アメリカ、ネブラスカ州。ある日、3歳になる男の子コルトンが高熱と嘔吐を繰り返し、病院に緊急搬送される。生死の境をさまようコルトンに、牧師でもある父トッド(グレッグ・キニア)は、神に祈るしかなかった。やがてコルトンは一命をとりとめたが、元気になったコルトンがトッドに語り始めたのは、手術中に天国を旅してきた話。それは、あまりにも聖書の内容と一致する、天国の描写だった…。また、旧約聖書における有名な人物モーゼにオスカー俳優クリスチャン・ベイルが扮し、リドリー・スコット監督がかつてないスケールと巨額の製作費で描いた『エクソダス:神と王』は、1月30日(金)に公開となる。舞台は、紀元前1300年。ヘブライの民を救うため、兄弟同然に育ったエジプト王・ラムセス(ジョエル・エドガートン)に反旗を翻したモーゼ(クリスチャン・ベイル)。砂漠でのエジプト軍との壮絶な戦い、エジプト全土を襲うさまざまな厄災に、有名な紅海の海割れなどを圧倒的映像美で実現させながら、“約束の地”を目指すモーゼの長い旅路を描き出す。加えて、全米で『天国は、ほんとうにある』、そして『ノア 約束の舟』と共にベストテンにランクインする大ヒットとなっていた、無神論者の哲学教授VS神の存在の証明に挑む大学生を描く『神は死んだのか』(12月13日公開)も登場。こちらも一連の作品に、一石を投じることになる可能性は高い。イエス・キリストにモーゼ、そして現代に起こった聖書にまつわる奇跡の実話。いままで、知っていそうで知らなかった聖書の入門編としても楽しめる“聖なる”物語に、この冬、ぜひ触れてみては?『サン・オブ・ゴッド』は2015年1月10日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月12日マット・デイモンとポール・グリーングラス監督が『ボーン』シリーズに復帰する。9月ごろから噂は浮上していたが、先週金曜日にデイモン自身がコメントして明らかになったもの。撮影は来年の秋からはじまり、北米公開されるのは2016年であるとし、グリーングラスが監督してくれることが絶対条件だったとも語っている。その他の情報一方で、『ボーン・レガシー』に主演したジェレミー・レナーが続投するシリーズ最新作も現在準備中で、2016年7月の公開が予定されている。同じシリーズのこのふたつの企画を、ユニバーサル・ピクチャーズがどう整理するのかは明らかになっていない。デイモンは現在、リドリー・スコット監督のSF映画『The Martian(原題)』の撮影準備中。共演はジェシカ・チャステイン。文:猿渡由紀
2014年11月10日紀元前1,300年のエジプトを舞台に、人類史上最大の“モーゼの奇跡”をクリスチャン・ベイル主演で描くスペクタル・アドベンチャー超大作『エクソダス:神と王』。『グラディエーター』でアカデミー賞「作品賞」を受賞したリドリー・スコット監督が「過去最大の予算を投じた」と語る渾身作の本予告映像が解禁となった。栄華を誇るエジプト王家で、養子として育てられたモーゼ(クリスチャン・ベイル)。彼は、兄弟同然に育てられたエジプト王・ラムセス(ジョエル・エドガートン)に反旗を翻し、400年もの間虐げられている40万ものヘブライの民を救うため、たったひとりで“約束の地”を求める旅路に就く…。先日、米・ロサンゼルスにてマスコミ関係者向けにフッテージ上映会が開催され、30分間にも及ぶ本編の一部が初お披露目となった本作。そして、前回公開された予告映像からさらにスケールアップした本予告映像が、日本にも到着した。ベイルやジョエル・エドガートン、ベン・キングズレー、シガーニー・ウィーバーといった実力派の豪華キャストが織りなすエモーショナルなドラマだけでなく、最新の視覚効果と3D技術を駆使して完全映像化を実現。エキストラは延べ15,000人、1シーンで使用したカメラは最大17台。さらに猛威を振るう“10の災い”のシーンでは、多数の生きた本物の動物が使われており、かつてないほどの壮大なスケールとリアリティが追求されている。特に、上映会では、科学的根拠に基づいて映像化されたという蛙の大量発生、真っ赤な血に染まるナイル川、紅海の圧巻の海割れなど、語りつがれてきた“モーゼの奇跡”の数々に多くのメディアが度肝を抜き、全米各誌もこぞって絶賛。また、上映会に登壇した主演のベイルは、「モーゼのストーリーをどこまで描くか選ばなければならなかった。脚本を執筆したスティーヴ・ザイリアンは、本作を革命の話として捉え、彼の解釈による(革命家としての)エクソダスのストーリーとなった。だからこそ、このタイトルは“モーゼ”ではなく“エクソダス”なんだ。モーゼはとてつもない重荷を背負い、運命に抗いながら懸命に頑張る。本作では、あまりに大きなプレッシャーをかけられた男が、前へ進もうとする話にすべきだと思った」と、アツくコメント。『ザ・ファイター』『アメリカン・ハッスル』など、そのなりきりぶりで知られ、『ダークナイト』3部作ではバットマンをリアルなひとりの男として体現した演技派のベイルが、どのようなモーゼ像を演じているのか、注目を集めている。今回解禁された映像は、まだほんの一部。リドリー・スコットが描く最大規模の“奇跡”から、今後も目が離せない。『エクソダス:神と王』は2015年1月30日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月29日リドリー・スコット監督が旧約聖書に綴られたモーゼの物語を基に描いたアドベンチャー映画『エクソダス:神と王』の新映像がこのほど公開になった。本作は“神になろうとした男”ラムセスと、“神に選ばれた男”モーゼを主人公にした壮大なスペクタクルを描いた作品だ。最新映像本作は紀元前1300年を舞台に、最強の王国エジプトの王家の養子として育てられるも、兄弟同然に育ったエジプトの王ラムセスに反旗を翻した男モーゼの数奇な運命を描いた超大作。ヘブライの民を救うために繰り広げられるエジプト軍との壮絶な戦いや、有名な紅海の海が真っ二つに割れる場面も登場する。『ダークナイト』トリロジー、『アメリカン・ハッスル』のクリスチャン・ベイルがモーゼ役を、“狂気の王”として彼の前に立ちはだかるラムセス役を『ゼロ・ダーク・サーティ』『華麗なるギャッビー』のジョエル・エドガートンが演じ、ベン・キングズレー、シガーニー・ウィーバー、ジョン・タトゥーロらが出演する。このほど公開された新映像では、栄華を極めた巨大王国エジプトの光景と、彼らに虐げられているヘブライの民の姿が描かれる。何不自由のない生活を送り、人々から信頼と賞賛を集めていたモーゼは数奇な運命に導かれるように、ラムセスと刃を交える。映像の後半は神が起こしたかのような災難が次々に登場し、40万の民を率いるモーゼと彼らを根絶やしにしようとするラムセスの対決と、モーゼが起こす“奇跡”が描かれる。主演のベイルは「モーゼのストーリーをどこまで描くか選ばなければならなかった。脚本を執筆したスティーヴ・ザイリアンは、本作を革命の話として捉え、彼の解釈による(革命家としての)エクソダスのストーリーとなった。だからこそ、このタイトルは“モーゼ”ではなく“エクソダス”なんだ。モーゼはとてつもない重荷を背負い、運命に抗いながら懸命に頑張る。本作は、あまりに大きなプレッシャーをかけられた男が、前へ進もうとする話にすべきだと思った」とコメント。モーゼの話は長年に渡って繰り返し語られてきたが、本作では最新の映像技術と壮大なスケールで、“新たなモーゼの物語”を描き出すようだ。『エクソダス:神と王』2015年1月30日(金)TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
2014年10月29日「パルムドールを受賞して、確かに人生が大きく変わったわ。でも、女優として10年歩んだ積み重ねがあるからこそ、より幅広いチャンスに恵まれるようになったんだと思うの。今回、『美女と野獣』のベルを演じたおかげで、街で子どもに声をかけられることも増えたのよ」。『アデル、ブルーは熱い色』で女優として史上初めて、カンヌ国際映画祭で最高賞の「パルムドール」を受賞。数々の話題作に出演する一方で、「PRADA(プラダ)」の新作フレグランス「PRADA CANDY FLORAL (プラダ キャンディ フロラーレ オーデトワレ)」の広告モデルを務め、ファッションアイコンとしても注目を浴びるのがフランス生まれの女優、レア・セドゥだ。来年クランクインが予定される『007』シリーズの最新作『Bond 24』(原題)で、ボンドガールにも決定した彼女が、フランスで語り継がれる永遠のファンタジーを実写映画化した『美女と女優』でヒロインのベルを演じている。公開を前に約2年ぶりの来日を果たし、インタビューに応じた。ディズニー長編アニメでも知られる『美女と野獣』だが、もとは18世紀にフランスで生まれたおとぎ話が原作。母国では1946年に芸術家のジャン・コクトーが映画化しており、「私にとっても、コクトー版はインスピレーションの源になったわ。違いがあるとすれば、今回私が演じたベルは愛を発見することで、少女から大人への成長を遂げる点。自分自身で運命を切り開こうとする姿もとてもモダン的だと思うわ」と語る。さらに「私はベルが強い意志をもった女性であってほしいと願った。運命に流されるのではなく、野獣と対等な存在にしたかったの」とも。そんな思いは、役柄を飛び越えて、彼女自身の仕事に対するスタンスにも色濃く反映されている。「作品選びのキーになるのは、監督ね。題材や役柄、共演者も大切だけど、やはりどんな監督と仕事できるかが最も重要な要素だわ」。野獣を演じるのは、フランスを代表する国際派スターのヴァンサン・カッセル。レアにとっては世界を舞台に活躍する“先輩”でもある。「彼とはキャリアについて話をしたわ。ちょうどこの作品を撮っている頃は、多忙を極めていたの。そんな私にヴァンサンは『そろそろバカンスを取ったら?』って言ってくれた。ただ、いまは彼の方が働き過ぎかもしれないけれど(笑)。現場での彼は本当に冗談好きで、何度も笑わされた。バカンス?去年のクリスマス休暇にモロッコに行ってきたわ」と共演をふり返る。「野獣はもちろん、家族のなかで孤立しているベルもまた、アウトサイダーなの。そんな2人が結びつくのが今回の『美女と野獣』のユニークな魅力ね。私もどこか夢見がちで、想像上のお友だちと遊んでいるような子どもだった。周りからはちょっと浮いていたかもね。ベルを演じるということはとても光栄だし、すぐさま私のための映画だと確信したわ。魅惑的なヒロインが、愛を見つけるために冒険に繰り出すなんて、とっても素敵だもの」。■レア・セドゥ1985年7月1日、フランス・パリ生まれ。セザール賞にノミネートされた『美しいひと』(’08)で注目を浴びた後、クエンティン・タランティーノ監督の『イングロリアス・バスターズ』、リドリー・スコット監督の『ロビン・フッド』、トム・クルーズと共演した『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』といったハリウッド大作で存在感を発揮。ブノワ・ジャコー監督の『マリー・アントワネットに別れをつげて』で再びセザール賞候補となり、ウェス・アンダーソン監督の『グランド・ブダペスト・ホテル』、本年度のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された『イヴ・サンローラン』、レイチェル・ワイズと共演する“THE LOBSTER”など話題作への出演が相次いでいる。『美女と野獣』は11月1日(土)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(photo / text:Ryo Uchida)■関連作品:美女と野獣 2014年11月1日よりTOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開(C) 2014 ESKWAD - PATHE PRODUCTION - TF1 FILMS PRODUCTIONACHTE / NEUNTE / ZWOLFTE / ACHTZEHNTE BABELSBERG FILM GMBH - 120 FILMS
2014年10月27日クリスチャン・ベールが、ウォルター・アイザックのベストセラーノンフィクション本『ジョブス』の映画化に出演を交渉中だ。その他の情報ベールがこの映画でジョブスを演じるというニュースはかなり前にも流れたが、後に「まったく根拠のない噂」との否定説が出ていた。一時はレオナルド・ディカプリオが興味を示していたこともある。監督はデヴィッド・フィンチャーが話し合いを進めていたが、最終的にはダニー・ボイル監督に決まった。脚色は『ソーシャル・ネットワーク』のアーロン・ソーキンが手がける。撮影開始は、来年春を目指しているようだ。ベールの次回作は、リドリー・スコット監督の『エクソダス:神と王』。日本公開は2015年1月30日(金)。来年は、テレンス・マリック監督作2作品『Untitled Terrence Malick Project(原題)』『Knight of Cups(原題)』の公開が控えている。文:猿渡由紀
2014年10月16日公開中の映画『記憶探偵と鍵のかかった少女』で英国人俳優マーク・ストロングが主演を務めている。ガイ・リッチーやリドリー・スコットら名監督と仕事をしてきた彼は、謎に満ちた本作のテーマは“自由”だと分析する。本人の最新コメントが到着した。その他の写真本作でストロングが演じるのは、他人の“記憶”に潜入し謎を解く記憶探偵ジョン。彼はその特殊な能力を駆使して数々の難事件を解決してきたが、ある出来事をきっかけに第一線から退いていた。そんなとき、資産家夫妻から、自室に閉じこもり絶食している16歳の少女アナの記憶に潜り込み、その理由を探ってほしいという依頼を受ける。ストロングはジョンについて「監督としてはフィルムノワールというか、古典的な刑事役をイメージしていたようだ。ハンフリー・ボガードのような」と説明するが、ストロングは「彼の“弱さ”に惹かれた」と話す。「冒頭でわかるが、彼は私生活において悲劇的な過去を持っている。人生の厳しい局面にいるわけだが、そういった苦難と直面している人物は興味深いものだ」。依頼を引き受け、アナの記憶に潜ったジョンは、実父の事故死、教師による性的虐待、ルームメイトの殺人未遂事件など衝撃的な出来事の数々を目の当たりにする。だが、その記憶は、アナの周囲にいる事件の関係者たちの証言と食い違うものばかりで、なかなか真相に辿りつくことができない。ストロングはジョンを演じることは「非常に難しいチェスみたいなもの」だと表現する。「記憶の中の記憶だったり、嘘の記憶、本当の記憶、現実世界での場面など、自分が今どこで何を演じているのをしっかりと把握しなくてはいけないのは大変だった」。本作は、謎を解き明かしていく過程と、ジョンとアナが次第に心を通わせていく過程が並行して描かれる。「本作は自由を主題にしている」というストロングは「主役のふたりは捕えられている。アナは文字通り部屋に、ジョンは過去の記憶にね。ふたりはお互いに出会うことによってのみ解放されるんだ」と説明する。謎に満ちた世界の中で、ジョンとアナはどのようにして捕らわれていた檻を出るのだろうか? 本作は、先の読めないミステリーでありながら、演技派俳優たちがみせる重厚な“人間ドラマ”でもあるようだ。『記憶探偵と鍵のかかった少女』公開中
2014年10月02日“人類の起源”をテーマにしたリドリー・スコット監督のSF大作『プロメテウス』(’12)。その続編が2016年3月に公開予定だが、『グリーン・ランタン』(’11)の脚本家マイケル・グリーンにより改稿されることが明らかになった。先週、米20世紀フォックスがタイトル未定の作品を含め、2018年までの公開予定作品を発表。スコットが監督を務める本作も、「タイトル未定」ながら2016年3月4日(現地時間)公開予定としてリストアップされていた。その作品こそ『プロメテウス』続編だと複数の関係者が認めたと、米エンタメ情報サイト「The Wrap」が報じている。スコット監督は先のインタビューで、2014年と2015年に撮影する予定の作品として、旧約聖書のモーゼを主人公にした『Exodus』(原題)、もう1作は「SF作品」とだけ話していたようだ。脚本家のマイケル・グリーンは、スコット監督の『ブレードランナー』続編の脚本も担当しており、『プロメテウス』続編でも抜擢を受けたよう。続編の脚本は、6月に日本公開予定のジョニー・デップ主演『トランセンデンス』を手がけたジャック・パグレンが草稿しており、グリーンはパグレンから脚本を引き継ぐ形となる。製作は『Exodus』(原題)撮影が終わった今秋以降の予定だ。関係者の話では、『プロメテウス』は“『エイリアン』の前日譚”的な作品ということで、続編では『エイリアン』シリーズで描かれてきたような、よりダークな部分を掘り下げるストーリーラインになり、前作でマイケル・ファスベンダーが演じたアンドロイドの“デヴィッド”が複数体登場することになるだろうと語っている。(text:Mieko Nakaarai)■関連作品:プロメテウス 2012年8月24日より全国にて公開(C) 2012 TWENTIETH CENTURY FOX
2014年03月27日キャメロン・ディアスとペネロペ・クルスが女の魔性と純真を体現し、ブラッド・ピット、マイケル・ファスベンダー、ハビエル・バルデムが男の切なさや愚かさを滲ませる心理サスペンス『悪の法則』。力強い女性像は、リドリー・スコット監督作の代表として印象付けるが、群を抜いて妖艶で謎めいた雰囲気を漂わせるキャラクターを披露したのが、大女優キャメロンだ。この度、その魔性の女っぷりが確認できる映像がどこよりも早くシネマカフェに到着した。すべての始まりは、若くハンサムで有能な弁護士が、出来心で裏社会のビジネスに手を染めたことだった。美しいフィアンセとの輝かしい未来を夢見たその欲望は、周囲のセレブリティたちを否応なく危険な事態に巻き込み、彼らの虚飾に満ちた日常を揺るがしていく。しかし彼らは、まだ気づいていなかった。自分たちがこの世の闇に渦巻く“悪の法則”に魅入られ、もはや逃れようのない戦慄の罠に絡め取られてしまったことに…。キャメロンは、ハビエル演じるカウンセラーの友人の派手好きな実業家ライナーの豪邸に住むミステリアスな愛人・マルキナ役を熱演。公開された映像では「懐かしむって、失ったものが戻るように願うこと。でも、戻らない。真実に温度などないんだから。」と真顔で冷静に言い放つキャメロンの姿。それを聞いたハビエルも凍りついた表情を見せている。コメディやドラマでキュートな笑顔が魅力的な彼女だが、本作では、いままでスクリーン上で見たことのない氷のような冷酷なキャラクターとして新境地を切り開いているようだ。マルキナという女性についてキャメロンは、「マルキナは社会病質者で、とても頭が切れる人。彼女はどんなことでもやれる。マルキナには人間らしさはまったくないの。彼女が常に自問していることは、どうやって自分にふさわしいものを手にできるか?何が自分のものになるか?それ以外のことは何一つ、誰のことも気にならない。彼女が望んでいるのは全てのことからもっと多くを奪うということだけ。マルキナはあらゆる男のパワーを取り上げて吸いつくすの」とコメント。従来のイメージを根底から覆す異色のキャラクターに挑んだスター俳優たちが、大胆に挑発するセクシュアルな魅力を披露する本作。眩い陽差しと漆黒の夜が鮮烈なコントラストを成すアメリカ南西部を舞台に、魔性の女と化すキャメロンの姿をチェックしてみて。『悪の法則』は11月15日(金)TOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:悪の法則 2013年11月15日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開(C) 2013 Twentieth Century Fox
2013年10月10日ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)が11月15日全国公開の映画『悪の法則』に出演する、マイケル・ファスベンダー(Michael Fassbender)、ペネロペ・クルス(Penelope Cruz)らの衣装を制作した。本作はリドリー・スコット監督、コーマック・マッカーシー脚本によるスリラー映画。ブラッド・ピット(Brad Pitt)、キャメロン・ディアス(Cameron Diaz)、ハビエル・バルデム(Javier Bardem)ら豪華なキャスティングも話題を呼んでいる。弁護士が違法な取り引きにかかわり、事件に巻き込まれていくストーリー。マイケルは作中で「エンポリオルマーニ(EMPORIO ARMANI)」のスーツを着用。ペネロペが纏うドレス、カーディガン、トレンチコートもアルマーニによるもの。アルマーニは今回、アカデミー衣装デザイン賞の受賞歴もあるデザイナー、ジャンティ・イェーツ(Janty Yates)をサポートする形で衣装を提供した。過去にもイェーツやスコット監督とコラボレーションしており、彼らと再びコラボできることについて「大変嬉しい」とコメントを発表している。
2013年09月28日キャメロン・ディアス、ブラッド・ピット、ハビエル・バルデム、ペネロペ・クルス、マイケル・ファスベンダーらの豪華共演で贈るリドリー・スコット監督による新作『悪の法則』。人気と実力を兼ね備えたオールスター・キャストが勢ぞろいした本作のポスタービジュアルが解禁された。その他の写真『悪の法則』は、アメリカ南西部を舞台に、“カウンセラー”と呼ばれる若くハンサムな弁護士(ファスペンダー)が裏社会のビジネスに手を染めたことで、周囲のセレブリティたちを否応なく危険な事態に巻き込み、彼らの日常を揺るがしていく様を描いたクライム・サスペンス。ディアスとクルスは女の魔性と純真を体現し、ピット、ファスベンダー、バルデムが男の切なさや愚かさを滲ませ、従来のイメージを覆す異色のキャラクターに挑んだ本作。登場人物の偶然と運命、罪と罰、そして生と死が交錯していく物語の最後には、あまりにも衝撃的な真実が待ち受けるという。ポスターのキャッチコピー「罪を、選んだ。」が意味するものとはいったい何のか? それぞれ5人のキャラクターには、誰もが目を疑うほどのショッキングな行く末が運命づけられており、ハリウッド・エンターテインメントの“既成概念を打ち砕く”驚愕の瞬間がいくつも用意されているという。『悪の法則』11月15日(金) TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
2013年09月19日キャメロン・ディアス、ブラッド・ビット、ペネロペ・クルスなど超一流スターが集結したことで早くも海外で話題となっている映画『悪の法則』が11月15日(金)に日本公開が決定!このほどキャメロンとペネロペの超セクシーな劇中ビジュアルがお披露目となった。物語の舞台はテキサス。喉の渇きと同じく、この街に集まる怪しげなセレブリティたちの欲望は尽きることがない。“カウンセラー”と呼ばれる弁護士もそのひとり。彼が遊び気分で手を出した麻薬取引をきっかけに、一人、そしてまた一人と危険な罠に絡めとられていく…。今回お披露目となったビジュアルは、キャメロンとペネロペがタオル一枚で横たわり、何かを見つめながら笑みを浮かべている姿。“コメディの女王”と呼ばれるキャメロンだが、本作では悪女役での出演となり、その笑みには何か危険な雰囲気が漂っているが…。映画化に挑むのは3度のオスカー・ノミネートに輝くリドリー・スコット監督。スタイリッシュかつスキャンダラスな映像美と、登場人物たちの偽りの仮面を、まるで表皮を一枚ずつ剥いでいくような細やかな演出を披露している。脚本は、アカデミー賞受賞作『ノーカントリー』の作家コーマック・マッカーシーが手がけている。本作はキャメロン、ブラッド、ペネロペを始め、ハビエル・バルデム、マイケル・ファスベンダーが出演。センセーショナルでスキャンダラスな“いつもの彼ら”とは違う俳優陣に誰もが引き込まれるはず。『悪の法則』は11月15日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:悪の法則 2013年11月15日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開(C) 2013 Twentieth Century Fox
2013年07月17日来春に公開されるクエンティン・タランティーノ監督の最新作『ジャンゴ 繋がれざる者』。本作で注目を集めそうなのが、タランティーノとは初タッグとなるレオナルド・ディカプリオの怪演だ。その他の写真思えばレオナルド・ディカプリオくらい困難なキャリアを強いられたスターもいない。天才子役からの脱皮というお決まりの難関は大前提として、歴史的大ヒット作『タイタニック』の主演俳優というレッテルからはどうあがいても永遠に絶対に逃れられないからだ。あれだけの代表作に取り憑かれた以上、タイプキャストに甘んじてスターの座にしがみつくか、敢えてメインストリームに背を向けるか、成功に溺れて身を持ち崩すか、普通に考えると三択しかない。しかしながらレオはいずれの道も選ばず、スコセッシやスピルバーグ、リドリー・スコットら巨匠中の巨匠と組むことで、着実に王道のキャリアを積み重ねてきた。そんなレオが、満を持して極悪非道な憎まれ役に初挑戦するのが西部劇『ジャンゴ 繋がれざる者』。奴隷同士を殺し合わせるのが無類の楽しみという牧場主カルヴィン・キャンディに扮している。ただしレオは、過去に一度、悪役に挑戦しかけたことがある。2005年に公開された『シン・シティ』で、ロリコンの猟奇殺人者イエロー・バスタードを演じるとウワサされたのだ。結局レオはオファーを断ったが、いま考えればあの時点では正しい決断だったろう。もし出演していれば「『タイタニック』のレオが性犯罪者に!」とセンセーショナルに騒ぎ立てられ、レオも作品も得をしない結果に終わったことは想像に難くない。しかしいまのレオは38歳の演技派スター。わざわざ奇矯な役でアピールする必要がないからこそ、好き放題に悪役が演じられるはず。監督のタランティーノも「レオが演じるのは映画史上でもまったく存在しなかった役だ!」と得意のビッグマウスでハードルを上げまくっている。強烈な悪役はアカデミー賞にも愛される。レオの怪演次第では、念願のオスカー像を手にする日が近いかも知れない。『ぴあ Movie Special 2012-2013』より文:村山章『ジャンゴ 繋がれざる者』3月1日(金)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2012年12月20日先日発表された、英「Glamour」誌で毎年恒例の「最もセクシーな男」ランキング。なんと先週末公開された作品に、ランク入りを果たした色男が3人も出演しているのを発見!ルックスだけでなく活躍度も評価されなければトップ10には入らない中、堂々のランクインを果たした俳優たちを紹介したい。恋人クリステン・スチュワートとの破局から復縁まで、ホットなゴシップで世間を騒がせたロバート・パティンソンが1位に。そして、昨年はランキング外であったトム・ヒドルストンが、『アベンジャーズ』での活躍などもあり、2位に急浮上するなど今年は若手やニューフェイスがランク入りを果たしたこのランキング。そんな新顔たちの激戦が繰り広げられる中、若手俳優のヘンリー・カヴィル(写真:中央)もランクイン。先週末公開を迎えたノンストップアクション・サスペンス『シャドー・チェイサー』では、ブルース・ウィリスやシガーニー・ウィーバーらベテラン大物スターを脇に、堂々と主演を演じている。さらに来る2013年には、奇才クリストファー・ノーランが手がけた話題作『マン・オブ・スティール』で主人公クラーク・ケント(スーパーマン)に抜擢されるなど、ただイケメンなだけでなく、その実力も着実に認められる超新星なのだ。アクションもこなせる演技派とあって今後の人気を考えると、いまからチェックしておくのがオススメかも。続くは、4位にランクインしたマイケル・ファスベンダー(写真:右)。2011年より、リドリー・スコット監督作『プロメテウス』や衝撃的なテーマで注目を集めた『SHAME−シェイム−』、『ジェーン・エア』、そして現在公開中の『危険なメソッド』とじわじわと人気が出始めた注目のドイツ人俳優だ。今後もブラッド・ピットと共演を果たした2本の作品『Twelve Years a Slave』(原題)と『The Counselor』(原題)など話題作に相次いで出演が決定しており、その独特の雰囲気が放つ色気にメロメロな女子が急増中なのだとか。最後は、ジェームズ・マカヴォイ(写真:左)だ。先日、公開を迎えたリンカーン大統領暗殺事件の真実を綴る『声をかくす人』では、善悪の狭間で葛藤に苦しむひとりの男性を渾身の演技で演じた彼。『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』や『X-MEN』シリーズとファンタジーやSF作品で人気を博し、その一方でゴールデングローブ賞 主演男優賞(ドラマ部門)にノミネートされた『つぐない』などの濃厚な人間ドラマ、さらにはアニメーション作品『アーサー・クリスマスの大冒険』では声優にも挑戦するなど、その多彩な演技で様々なジャンルを縦横無尽に横断するジェームズ。イタズラっ子らしく、無邪気なその笑顔にハートを鷲掴みにされた女子は後を絶たない。女子を思わず胸きゅんさせるセクシーな男たち。彼らのあふれる色気を、大きなスクリーンで体いっぱいに浴びてみてはいかが?2012年英「Glamour」誌が選ぶ最もセクシーな男性ベスト101位:ロバート・パティンソン2位:トム・ヒドルストン3位:ジョニー・デップ4位:マイケル・ファスベンダー5位:ベネディクト・カンバーバッチ6位:ロバート・ダウニー・Jr.7位:テイラー・ロートナー8位:ポール・ウェズレイ9位:ジェームズ・マカヴォイ10位:ヘンリー・カヴィル■関連作品:声をかくす人 2012年10月27日より銀座テアトルシネマほか全国にて公開© 2010 ConspiratorProductions, LLC. All RightsReserved.危険なメソッド 2012年10月27日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2011 Lago Film GmbH Talking Cure Productions Limited RPC Danger Ltd Elbe Film GmbH. All Rights Reserved.シャドー・チェイサー 2012年10月27日より有楽町スバル座、新宿ミラノほか全国にて公開© 2012 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2012年10月30日第25回東京国際映画祭特別オープニング作品で、東日本大震災のちょうど1年後の2012年3月11日に撮影された映像を広く募って作り出された『JAPAN IN A DAY』。映画祭初日の10月20日(土)に世界初上映となるワールドプレミアが行われ、イギリスから来日したフィリップ・マーティン監督に成田学監督、早川敬之プロデューサー、実際に投稿した映像が映画に使用された小泉徳宏、相川泰治、関根郁子が舞台挨拶に登壇した。オスカー監督のリドリー・スコットとその兄で先日、自殺を遂げたトニー・スコットが世界中から募った映像で作り上げた「LIFE IN A DAY」のスタイルを踏襲した本作。リドリー監督が製作総指揮を務め、日本国内を中心に12か国から8,000もの投稿があった。こうして集まった映像を編集したマーティン監督は「その数に圧倒されましたが、成田監督という素晴らしいパートナーと出会うことができ、見進めるうちに早い段階で我々が笑ったりおかしいと感じたりするところが似ていると感じ、1本の映画にできるという手応えを掴んでいました」と明かす。成田監督はこれらの映像を物語として紡ぐ上で、「素材を大切に、みなさんの思いを損なわずに作品にできればと思った」と真摯に語った。「LIFE IN A DAY」に続いて本作にも参加した相川さんは、投稿した映像にも映っているヤンチャな息子の泰治くんと登壇。「日常の穏やかな1日を素材として渡せればと思いました」と映像に込めた思いを語った。関根さんは福島出身。映像では自身の子供たちの姿をカメラに捉えているが「震災後は外で遊べず、運動会も外でできなくてみんな元気がなかった」と述懐。「いまは除染が進んで外で遊べるようになりました。子供たちに健康で笑顔で過ごしてもらえたらという思いで撮影しました」と切実な思いを語った。またリドリーからは参加者への感謝を伝えると共に「私の心はいつもみなさんと共にあります」というメッセージが寄せられた。『JAPAN IN A DAY』は11月3日(土・祝)より公開。「第25回東京国際映画祭」開催期間:10月20日(土)~28日(日)会場:TOHOシネマズ六本木ヒルズ・シネマート六本木・TOHOシネマズシャンテほか公式サイト:特集「東京国際映画祭のススメ2012」■関連作品:JAPAN IN A DAY 2012年11月3日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© 2012 FUJI TELEVISION NETWORK, JAPAN IN A DAY FILMS LTD.
2012年10月20日11月3日(土)から公開されるドキュメンタリー映画『JAPAN IN A DAY ジャパン イン ア デイ』が、オンライン上で各都道府県の観客を集めてオンライン上で試写会を行うことを発表した。その他の写真本作は、東日本大震災から1年後の2012年3月11日の日常の映像を幅広く募集し、日本をはじめとする12か国から寄せられた約8000件にものぼる映像を編集し、かけがえのない1日を描き出すドキュメンタリー。巨匠リドリー・スコットが製作総指揮を務めた作品で、今週末に開幕する第25回東京国際映画祭の特別オープニング作品に決定している。このほど行われる試写会は、映画が描く“日本をつなぐ”というメッセージから誕生した企画で、会場を使った通常の試写会ではなく、オンラインを使用することで全国から参加者を募り、試写会を通じて全国とつながろうという試みだ。試写会は特設ページから参加者を24日(水)まで募り、100人を“各県代表”として選出。26日(金)の12時から24時間、特設ページで本編をひと足早く観賞できる。『JAPAN IN A DAY ジャパン イン ア デイ』11月3日(土) TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開
2012年10月17日リドリー・スコット監督が『エイリアン』の前日譚を描いた『プロメテウス』のブルーレイ&DVDが来年1月に発売されることが決定し、誕生した“エイリアン”の生々しい姿が写真と予告編映像で公開された。『プロメテウス』特別映像『プロメテウス』は、『エイリアン』『ブレードランナー』などを手がけてきたスコット監督が『エイリアン』シリーズの製作スタッフらと新たに手がけたSF超大作。“人類の起源”を解明しようと宇宙に出た者たちが遭遇する異体験を描く。シャーリーズ・セロン、ガイ・ピアース、マイケル・ファスベンダー、ノオミ・ラパスら豪華キャストが顔を揃えている。これまで非公開とされていた写真と映像には、『エイリアン』の生みの親であるスコット監督が製作陣と新たに創造した、誕生したばかりのエイリアンが映し出されており、一瞬だがエイリアン独特の咆哮シーンも観ることができる。さらに、エイリアンのコンセプトアートや、メイキングシーン等も盛り込まれ、見応えのある内容となっている。このたび発売されるブルーレイには、スコット監督があえて劇場版に入れなかった別オープニング、別エンディングや、スコット監督による音声解説、削除されたシーンを映像特典として収録。また、コレクターズ・エディションには、ドキュメンタリー映像やウェイランド社アーカイブ映像などを含めた約11時間に及ぶ映像特典が入り、本作と“エイリアン”に関わる謎が解き明かされる内容になっているという。さらに、『プロメテウス』をより深く楽しむことのできる『エイリアン』シリーズ4作とメイキング、アーカイブ集などが封入された9枚組の『プロメテウス』エボリューション・ブルーレイ・コレクションも4000セット数量限定版として同時発売される。『プロメテウス』ブルーレイ&DVD/4枚組コレクターズ・エディション価格:5990円(税込)エボリューション・ブルーレイ・コレクション/9枚組(4000セット数量限定)価格:13300円(税込)2013年1月9日(水)セル/レンタル発売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
2012年10月11日フィンランドからとんでもないSF映画がやって来た!時は2018年。何と、密かに月に巨大秘密基地を作り上げていたナチスが、宇宙艦隊を率いて地球を襲来するという衝撃の物語『アイアン・スカイ』が間もなく公開となる。その設定といい、ストーリー展開といい、実に荒唐無稽な本作だが、その中で強烈なインパクトと美貌を放つのが、ドイツ出身の新星、ユリア・ディーツェだ。役を離れての絶妙な語り口からも、彼女の大物ぶりがうかがえる。「ナチスが月からやってくる夢を見た」という脚本家のジョークがきっかけで、それを聞いていたティモ・ヴオレンソラ監督がある確信のもとに創作に乗り出した本作。だがその資金集めと並行して、幾度となく脚本が書き換えられたと言い、早々に出演が決定していたユリアも16種類もの脚本を手渡される羽目になったのだとか。「1回だけすごく哀しい変更があったわ。何人もの脚本家がこの作品に携わっているのだけど、一度、アメリカ人の脚本家が書いてきたスクリプトはとても退屈で、冷酷なジョークばかりの政治的に間違っていたひどいものだった。私は、本当に泣きながらティモに電話して『(ユリア扮する)レナーテの良い部分が全てなくなってしまっていて、こんな映画は観たくないわ』と言ったらティモも同調してくれて、『そうだね、このスクリプトはダメだ。フィンランドに帰ってやり直そう』と言ってくれたの。とても良かったと思ってるわ」。実は、SF映画には全く興味を持っていなかったと暴露するユリアだが、そもそも自身が育った母国の歴史をブラックユーモアとしてなぞる本作への出演を決めたのには、母国では描けない、ぶっ飛びすぎたユーモアがあったから。彼女が演じる、ナチスのプロパガンダに心酔する人格者・レナーテの役づくりにも、枠に囚われない彼女の柔軟さが感じられる。「ドイツの女優であるマレーネ・ディートリッヒ、マルコムX、キング牧師の研究はしたのよ。マレーネは人間性を持って国家社会主義思想と戦っていて、笑顔、ユーモア、慈悲を与えた。慈悲はとても重要な要素で、マザー・テレサのようだわ。ドイツで育っているから、ナチスの歴史や学校でもちろん習っているし、ヒトラーがどんなひどいことをしてきたかは知ってるわ。準備段階で考えたのは、地球では女性らしさをいろんなものから学べるけど、月面ではそういったことができない。男性が強い世界だしね。私は、(月面で生きる)彼女たちはチャップリンやマレーネから女性らしさやセクシーさを学んだのでは?と考えたの。だから、チャップリンやマレーネの作品をたくさん観て勉強したわ。私は、いつも演じるときに動物をイメージするんだけど、今回、レナーテは『白鳥』だと思うの。醜い姿から美しく威厳をもつ姿になる。少女らしい人から大人の女性に成長して強い女性になっていく。姿勢も白鳥のように、顎を上げて、羽が生えたように背筋を伸ばすことを心がけたわ」。ナチスに心酔していた月面暮らしから一転、アメリカに降り立ったレナーテはやがて、自身が信じていたものの危険な野望を思い知ることとなる。その中で生まれるアメリカ人とのほのかなロマンスのゆくえも見どころであるが、それと同じくして気になるのがユリアがファッショナブルに着こなすナチスの軍服を始めとするコスチュームの数々だ。その着心地は…?「マシュマロの衣裳がお気に入りよ。月面基地の中に戻ってくるときに来ている衣裳よ。車のタイヤを使っているのよ。『アイアン・スカイ』の衣裳は、リドリー・スコットの大作でも活躍しているデザイナーが、ノーギャラに近い形で携わってくれたの!」観る者を惹きこむ大きな瞳だけでなく、内側から放たれる健康的な色気は、男のみならず女性をも羨望させる美しさをもっている。その美貌の秘訣を聞くと、「あらゆる種類のダンスをいっぱいすることね。ダンスのコンクールにも挑戦しようと思ってるの」という彼女だが、無尽蔵な好奇心とアクティブさこそが最大の秘訣と言えそう。では、そんな彼女が目指す女優像とは?最後に聞いた。「メリル・ストリープ、シャルロット・ゲンズブール、それから『タイガー&ドラゴン』という日本の作品に出てた女優が好きだわ。歴史上の女性では、マザー・テレサ、そしてエルゼ・ラスカー=シューラーというユダヤ人の詩人。第二次大戦中でナチスの迫害によって故郷を追われ、悲劇の人生を生き抜き、イスラエルで死んだ女性よ。彼女の人生を映画化して出演したいわ。また、ケイト・ブランシェットも憧れの女優よ。彼女からのアドバイスで『究極の選択に直面するような女性を演じなさい』という言葉があって。私も、そういう役を演じていきたいと思っているの」。■関連作品:アイアン・スカイ 9月28日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© 2012 Blind Spot Pictures, 27 Film Productions, New Holland Pictures
2012年09月27日今年で25回目を迎える東京国際映画祭(以下、TIFF)の記者会見が、9月20日(木)、東京・六本木で行われ、上映作品の選定に携わった代表の矢田部吉彦やチェアマンの依田巽らTIFF関係者に加え、今年のアンバサダーに就任した女優・前田敦子、コンペティション部門に出品することとなった映画監督・松江哲明が出席した。毎年、ハリウッドスターや著名な監督たちが国内外から数多く参加し、大きな盛り上がりを見せるアジア最大級の映画の祭典である本映画祭。この日、前田さんは「AKB48」を卒業し、アイドルではなく女優として登壇。「25回目の開催、本当におめでとうございます。今回、TIFFアンバサダーに選んで頂いて、とっても嬉しいです。でもとっても緊張しています」と、映画祭の“顔”となった胸の内を明かした。「本当に映画が大好きで、映画館に1人で行ったり、DVDを借りて家で見たりしてます。映画館に行ったら、隣にいるかも(笑)」と“会いに行ける女優”であると明かし報道陣を沸かせた。さらに、今後どんな“女優”になりたいかとMCに問われると、「いま、素敵なスタートラインに立たせて頂いていると思います。(人々に)求められる女優になりたいです」と意気込みを語った。今年は世界中から、映画祭史上最多となる1,332本もの中から選ばれた作品がコンペティション部門で上映される。昨年、同映画祭の「日本映画・ある視点部門」作品賞を受賞した『トーキョードリフター』の松江哲明監督は、今回『フラッシュバックメモリーズ 3D』でコンペティション部門への出品となったが「昨年からの流れがあって、コンペに出させて頂けたので、非常に嬉しいです」と感激を隠せない様子。そのほかにも、『きみに読む物語』などで知られるニック・カサヴェテス監督の新作『イエロー』など、例年以上にバラエティーに富んだラインナップ。この日の会見では、今年のオープニング作品に決定した『シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語』で製作総指揮を務めたジェームズ・キャメロン監督からのメッセージも上映。「『タイタニック』が映画祭で上映されてから15年。東京国際映画祭とは、『タイタニック』、『アバター』と長年深いご縁があります。きっと今回の作品もみなさんに夢中になってもらえるはずです」と自信をうかがわせるコメント。また、クロージング作品となるクリント・イーストウッド主演作『人生の特等席』や、特別オープニング作品としてオスカー受賞監督のリドリー・スコットが製作総指揮を務め、東日本大震災から1年たった2012年3月11日の日常の投稿映像を繋いで製作された映画『JAPAN IN A DAY』の上映に加え、この日新たに、生誕50周年となる『007』シリーズの最新作『007スカイフォール』のフッテージ上映が行われることも発表された。さらに現在、国際情勢上での不和が取り沙汰されている中国や韓国などからも作品が出品されるとあって、報道陣からは政治的な事情が影響の質問が飛ぶなど国際映画祭ならではの会見となった。第25回東京国際映画祭期間:10月20日(土)~28日(日)まで場所:六本木ヒルズほか公式サイト:■関連作品:シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語 2012年11月9日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2011 Cirque du Soleil Burlesco LLC. All Rights Reserved.人生の特等席 2012年11月23日より丸の内ピカデリー3ほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.JAPAN IN A DAY 2012年11月3日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© 2012 FUJI TELEVISION NETWORK, JAPAN IN A DAY FILMS LTD.
2012年09月20日8月にアイドルグループのAKB48を卒業した前田敦子が20日に都内で行われた第25回東京国際映画祭(10月20日~28日開催)のラインナップ発表会見に出席し、映画祭の“顔”ともいえるTIFFアンバサダーの就任を発表した。その他の画像卒業後は目標だった女優の道を歩み出し、先日も黒沢清監督の最新作『一九〇五』でトニー・レオンと共演することが明らかになったばかり。今回、TIFFアンバサダーとして一足早い国際舞台でのデビューを飾り「25回おめでとうございます。素敵なお役目をいただき、本当に嬉しいです。緊張もしていますが、私自身も映画が大好きなので、たくさんの人と交流できるのを楽しみにしている」と抱負のコメント。今後の女優業について「素敵なスタートラインに立たせていただいた。どんな役にも挑戦し、求められる女優さんになりたい。頑張ります!」と決意を新たにした。コンペティション部門には松江哲明監督の『フラッシュバックメモリーズ 3D』(日本)をはじめ、『イエロー』(ニック・カサヴェテス監督/アメリカ)、『もうひとりの息子』(ロレーヌ・レヴィ監督/フランス)、『シージャック』(トビアス・リンホルム監督/デンマーク)、『未熟な犯罪者』(カン・イグァン監督/韓国)、『黒い四角』(奥原浩志監督/日本)など15作品を予定している。今年のコンペティション部門の審査委員長は、“インディペンデント映画の神”として名高いプロデューサーのロジャー・コーマンが就任。昨年、映画界に多大な功績を残した半生を検証するドキュメンタリー『コーマン帝国』が特別招待作品として上映された鬼才が、1年ぶりに“凱旋”し新たな才能に光を当てる。また、オープニング作品は『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』(アンドリュー・アダムソン監督)、クロージング作品にはクリント・イーストウッドが俳優復帰を果たした感動作『人生の特等席』(ロバート・ロレンツ監督)が上映される。また、特別オープニング作品として『JAPAN IN A DAY [ジャパン イン ア デイ]』の上映も決定。同作はリドリー・スコット監督による「3.11から1年後の“あの日”を、あなたはどう過ごしましたか?」という問いに対し、YOU TUBEを通して投稿された映像の数々を紡いだソーシャル・ネットワーク・ムービーだ。映画祭期間中は、昨年の“TIFF ARIGATO プロジェクト”に引き続き、募金などを通して震災復興への取り組みを継続することになっている。チェアマン就任5年目を迎えた依田巽氏は「今年のスローガンは“今こそ、映画の力”。今回、世界中からコンペティション部門に応募いただいたのは1332本。5年前の数字から倍増している」と国際的な注目の高まりをアピール。「多くの映画人による“国境”のない交流を通して、さらなるリンケージ(提携)が広がれば」と国際映画祭としてのさらなる飛躍を誓った。
2012年09月20日