1947年の創立以来、70年以上に渡ってヨーロッパの主要放送交響楽団の1つとして素晴らしい演奏活動を行ってきたケルン放送交響楽団が、ワルシャワ生まれの名匠マレク・ヤノフスキに率いられて来日する。両者の共演は1983年にまで遡り、2018年2月にはヒンデミット作品集を録音をするなど、関係性は抜群。2018年9月からは待望のベートーヴェン・チクルスを開始し、同時にレコーディングも進めているというのだから楽しみだ。今回はドイツ本国で行われたベートーヴェン・チクルスの勢いをそのまま持ち込むかのような日本公演が期待できる。ソリストには、2015年のショパン国際ピアノ・コンクールの覇者チョ・ソンジンを迎え、ベートーヴェンの偉大さを知る上で、欠かすことのできない「交響曲」と「協奏曲」の代表曲を披露する。いよいよ間近に迫った2020年の“ベートーヴェン生誕250年”を、より身近に感じさせるステージがこれだ!●公演概要・11月21日(木)東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル・11月25日(月)東京文化会館 大ホール・11月26日(火)サントリーホール 大ホール●マレク・ヤノフスキ (指揮)ワルシャワ生まれ。現代におけるドイツ伝統音楽の巨匠の一人。1939年ワルシャワ生まれ。ドイツで教育を受け、フライブルグ、ドルトムントの歌劇場で音楽総監督を務めた。ドルトムント在任中、その芸術性が高く評価され、ヨーロッパの主要な歌劇場に招かれるようになる。1970年代後半以降、世界の主要な歌劇場のうちヤノフスキが定期的に客演しない歌劇場は一つもないほどになり、その活躍の場はニューヨークのメトロポリタン歌劇場からミュンヘンのバイエルン国立歌劇場へ、シカゴやサンフランシスコからハンブルクへ、ウィーンやベルリンからパリへと広がった。これまでにフランス国立放送フィル音楽監督、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団首席指揮者、ベルリン・ドイツ響第1客演指揮者、モンテカルロ・フィル音楽監督、ドレスデン・フィル首席指揮者、ベルリン放送響芸術監督を務める。ワーグナー、リヒャルト・シュトラウス、ブルックナー、ブラームス、ヒンデミット、および新ウィーン楽派の解釈では世界的に定評があり、この幅広いレパートリーを網羅する多数の優れた録音を残している。2018/2019シーズンには、ドレスデン・フィル、ベルリン・フィル、ケルン放送響、フランクフルト放送響、NDRエルプフィル、ライプツィヒMDR、スイス・ロマンド管、オスロ・フィル、N響、サンフランシスコ響などを指揮予定。現在ヨーロッパと北アメリカの主要なオーケストラで特に高い評価を得ており、楽団を世界的な一流オーケストラへと育て上げる手腕を持つ指揮者としても知られている。●チョ・ソンジン(ピアノ)(C)Harald Hoffmann DG圧倒的な才能と生来の音楽性で、急速に世界的な活躍を繰り広げているチョ・ソンジンは、同世代の中で最も際立つアーティストの一人と認められている。2015年ショパン国際ピアノコンクールで念願の優勝を果たし、国際的な脚光を浴びる。ドイツ・グラモフォンと専属契約を結び、2016年にリリースされた最初のCDには、ノセダ指揮ロンドン響との共演による、ショパンのピアノ協奏曲第1番と4つのバラードが収録されている。2017年にはドビュッシーのソロ・アルバム、続く2018年には、ネゼ=セガン指揮ヨーロッパ室内管との「モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番、ソナタ第3番、第12番」のアルバムがリリースされた。これらのアルバムは、いずれも世界中の批評家たちから非常に高く評価されている。●ケルン放送交響楽団(C)Marek Janowski1947年創立。以来70年以上に渡り、ヨーロッパの主要な放送管弦楽団のひとつとして地位を確立。広大なレパートリー、芸術的完成度をトレードマークとする。大都市ケルンの主要なコンサート・ホールや音楽祭と数多く提携し、海外ツアー、数々のCDのリリースなど、その活動はドイツのオーケストラ界を代表する存在として国際的に重要視されている。1964年より、C.F.ドホナーニ、G.ベルティーニ、S.ビシュコフを、2010/2011シーズンよりユッカ=ペッカ=サラステを首席指揮者に迎える。その指導の下、特にマーラー、ショスタコーヴィチ、R.シュトラウス、ラフマニノフ、ヴェルディ、ワーグナー作品で頭角を現し、世界各国で頻繁にツアーを行うようになった。また多数の現代作品の世界初演を行うことで音楽史に貢献。これまでにストラヴィンスキー、ベリオ、ヘンツェ、シュトックハウゼン、カーゲル、リーム、ヴィトマン、ペンデレツキといった偉大な作曲家が自作を指揮している。さらに、テレビ・ラジオ放送、デジタルメディア、教育プログラムを通してクラシック音楽の普及に邁進している。1983年、指揮者マレク・ヤノフスキと初共演。2018年2月には、ヤノフスキと同団による、ヒンデミット作品を収録したCDがペンタトーンからリリースされた。また2018年9月よりベートーヴェン・チクルスを開始。初めてとなるベートーヴェン作品のレコーディングを進めている。2019年2月ヤノフスキ80歳の誕生日には、ソリストにチョ・ソンジンを迎え、ベルリン・フィルハーモニーでのコンサートを含むドイツ全国のツアーを敢行した。※関連公演・11月21日(木)東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル・11月25日(月)東京文化会館 大ホール・11月26日(火)サントリーホール 大ホール
2019年11月14日来る2020年2月7日(金)から19日(水)、ロシアの巨匠ラザレフ率いる日本フィルハーモニー交響楽団が九州各地を訪れる。県庁所在地7か所全てに加え、小倉、大牟田、唐津の総計10会場で演奏。海外公演にも匹敵する大規模ツアーだ。【チケット情報はこちら】1975年以来、45年目を数える毎年恒例のこの長期遠征は、開催地のホールが主催する公共事業ではない。日本フィルを聴きたい地元の音楽好きが実行委員を組織して、ホールを借り、手弁当で開くコンサートなのだ。指揮者ラザレフと二人三脚で現在の日本フィル復興を成し遂げた平井俊邦理事長いわく、「本当に苦しかったとき、九州の方々が日本フィルを呼んでなんとか助けようと始まりました。訪れる各地に実行委員会があり、1年前から準備を始め、企画、チラシ、チケット販売まで、地元ボランティアと日本フィルが一緒になって作っています」無論、どんなに社会的な意義があろうが、音楽がダメならそれまで。ラザレフと来るならこれ、という地元のリクエストに日本フィルが自信を持って応えたプログラムには、重厚なドイツ音楽の大作と、ボリショイ劇場音楽監督も務めた指揮者が十八番とするロシア音楽とが並ぶ。生誕250年を祝うベートーヴェンの巨大なヴァイオリン協奏曲を独奏する堀米ゆず子は、「譜面は簡単に見えますけど、ひとつの音を間違えても全然ダメになる落とし穴があり、弾きごたえがあります」と意欲満々。これまた超ヘビー級のブラームスのピアノ協奏曲第2番に挑む河村尚子も、「ラザレフさんとの初共演がブラームス第1番で、音楽の大きさ、雄大さ、流れなど、たくさん教えていただきました。ほとんど交響曲のこの曲をラザレフさんと共演でき、とても嬉しいです」聴き逃せないのは、プロコフィエフのバレエ組曲《ロミオとジュリエット》だ。ボリショイ劇場音楽監督を務めバレエ現場を知り尽くしたマエストロは、敢えて劇的な純粋管弦楽曲として再構築する。「プロコフィエフはバレエ音楽から3つの組曲を作り、第2組曲が最も人気があります。私たちは、第2組曲を《ジュリエットの墓の前のロミオ》で静かに終え、間を繋ぎ、最後は《ティボルトの死》で盛り上げます。筋からすると逆ですが(笑)、音楽だけを考えると悪くない」(ラザレフ)その音楽の熱さと精密さが世界でも高く評価され、今や日本発のブランドとなりつつある「ラザレフ指揮日本フィル」、九州各地でも本拠地東京と同じ真剣勝負が繰り広げられる。取材・文章:渡辺和
2019年11月08日今を遡ること20年前の1999年。NHKのドキュメント番組によってにわかに巻き起こったフジコ・ヘミング現象は本当に凄かった。しかし、クラシック界を席巻したこのブームも、他の現象と同様、時の経過とともに忘れ去られてしまのではと思われた方も多いのではないだろうか。しかし20年を経過した今もフジコ・ヘミングは健在だ。それどころか、今も世界各地からリサイタルのオファーが届き、年間70回近くものコンサートをこなしているというのだから素晴らしい。そのフジコが、MDRライプツィヒ放送交響楽団と共演する。1923年に創設されたこのオーケストラの歴代指揮者には、古くはカール・シューリヒトやヘルマン・アーベントロートといった巨匠たち、そして近年においては、イタリアのファヴィオ・ルイージや、日本でもお馴染みの準・メルクルなどの名匠が名を連ね、現在はクリスチャン・ヤルヴィが音楽監督を務めるというドイツ屈指の名門だ。プログラムには、映画『みじかくも美しく燃え』に使われたことでも有名なモーツァルトの「ピアノ協奏曲第21番」のほか、“フジコの代名詞”と言えそうなリストの「ラ・カンパネラ」が用意されるなど、ファン必聴のステージに期待がかかる。もちろん注目の指揮者クリスチャン・ヤルヴィが手掛けるベートーヴェンの「交響曲第5番『運命』」やバッハ(メンデルスゾーン編曲)の管弦楽組曲にも興味津々。名曲名演奏に浸る素敵な時間が過ごせそうだ。●公演概要10月26日(土)神戸国際会館こくさいホール10月31日(木)神奈川県民ホール大ホール11月3日(日・祝)東京文化会館大ホール
2019年10月22日イギリス・ロンドン発のライフスタイルブランド「サラミラーロンドン(SARA MILLER LONDON)」から、新作レディース腕時計が登場。2019年12月5日(木)から渋谷ヒカリエの期間限定ショップにて発売される。サラミラーロンドンとは2019年7月にレディースウォッチが日本初上陸した「サラミラーロンドン」は、“模様”と“色”をテーマにしたコレクションを展開するブランド。旅行や異文化から着想した動植物、民族衣装の柄を取り入れたデザインが人気を博している。“蝶が舞う”新作腕時計今回の期間限定ショップでは、ロンドン南西部に位置する世界遺産“キューガーデン”にインスパイアされた20年春夏の新作ウォッチ「キューコレクション」を発売。文字盤には庭園を舞う3羽の蝶が描かれており、蝶の翼の優美な曲線や鮮やかなカラーリングが目を惹く。展開されるのは計3型。ライトベージュのレザーベルトにゴールドケースを組み合わせたモデルは、水色、ピンク、オレンジに彩られた3色の蝶を配して。グレーのレザーベルト、ピンクゴールドのメッシュベルトのモデルには、ピンクの蝶をあしらった。【詳細】サラミラーロンドン 新作腕時計「キューコレクション」・ライトベージュレザーベルト×ゴールドケース 16,000円+税・グレーレザーベルト×ローズゴールドケース 16,000円+税・ピンクゴールドメッシュベルト×ローズゴールドケース 18,000円+税ムーヴメント:クォーツケースサイズ:34mm防水 :3気圧防水■期間限定イベントショップ・渋谷ヒカリエ 12月5日(木)~12月25日(水)住所:東京都渋谷区渋谷2丁目21−1
2019年10月11日スウェーデン・ストックホルム発の時計ブランド「ティッド ウォッチズ(TID Watches)」から、ロンドンのデザインスタジオ「ビルダーズ クラブ(Builders Club)」とのコラボレーションによる新作モデル「リミテッド エディション 005(Limited Edition 005)」が世界300本限定で登場。日本では2019年10月8日(火)より、ブラックがMoMAデザインストア表参道で、ホワイトがエイチエムエス ウォッチストア全店舗で発売される。“ミニマル”を追求する「ティッド ウォッチズ」の限定腕時計スウェーデン語で「時間」を意味する「TID」をブランド名に掲げる「ティッド ウォッチズ」。その最大の特徴は、ブランド名すら排除した簡潔で判読しやすいダイヤル、使い勝手のよさを考慮してフェイスの左側に配された特徴的なリューズ、長さ調整も容易なベルトなど、装飾を極限まで削ぎ落とし、必要な要素のみで構成したミニマルなデザインだ。世界的ブランドをクライアントに持つ「ビルダーズ クラブ」とコラボ今回は、シャネル(CHANEL)やエルメス(HERMÈS)、ナイキ(NIKE)、リモワ(RIMOWA)といった世界的なブランドの数々のキャンペーンをディレクションしているイギリス・ロンドンのデザインスタジオ「ビルダーズ クラブ」とコラボレーション。「No.3」コレクションをベースに、文字盤の針をカラフルにデザインのベースとなっているのは、ティッド ウォッチズの「No.3」コレクション。スイスで製造されている丈夫で軽量な「TR90」というプラスチック素材を採用した美しい曲線のケースに、手馴染みの良いシリコンラバー製のベルトを合わせたモデルだ。今回発売される限定モデルでは、ブラックもしくはホワイトのケース&ベルトに、それぞれイエロー、ブルー、レッドに染めたカラフルな時針・分針・秒針を採用。北欧のソリッドなデザインに「ビルダーズ クラブ」のファッショナブルなエッセンスをプラスした、大人の遊び心溢れる一本となっている。商品情報ティッド ウォッチズ × ビルダーズ クラブ 「リミテッド エディション 005(Limited Edition 005)」 ※世界300本限定発売日:2019年10月8日(火)価格:14,000円+税カラー:ブラック、ホワイト販売店舗:・ブラック - MoMAデザインストア表参道・ホワイト - エイチエムエス ウォッチストア全店舗【問い合わせ先】・MoMAデザインストア表参道TEL:03-5468-5801・エイチエムエス ウォッチストア全店舗TEL:03-6438-9321
2019年10月10日音楽監督の英国人指揮者ジョナサン・ノットが任期7シーズン目を迎える2020年度の東京交響楽団(東響)。すでに9月に発表されていた来季ラインナップについて、ノットも出席して記者会見を開いた(10月8日・ミューザ川崎)。【チケット情報はこちら】「これまでのシーズンを振り返り、そしてこれからの7年間を見据えて、私にとって大事なものをミックスして、ひとつに結晶させたようなプログラムを組んだ」(ノット)そのハイライトは2020年10月のワーグナー《トリスタンとイゾルデ》で決まりだろう。昨年まで3年連続で上演して好評を得たモーツァルトのダ・ポンテ三部作に続く、演奏会形式でのオペラ上演となる。東京定期(サントリーホール)と川崎定期(ミューザ川崎)で、第1幕と第2&3幕に分け、それぞれ中5日で上演する。じつはノットは息子さんに「トリスタン」と名付けたというほど、思い入れの強い作品なのだ。ノットは、この演奏会形式というスタイルが大好きなのだと語る。「オーケストラと歌手がステージ上でやり取りしてひとつの音楽を作り出せるのはとてもエキサイティング。ひとつだけ問題は音量。ピットよりも抑えて演奏しなければならないので、難しい技術が求められる。しかし東響は、深みのあるmfやmpで、見事に歌手と対峙することができる。そこから生まれる、音量ではないパワーをを楽しんでいただけると確信している」題名役のトリスタンにブライアン・レジスター(テノール)、イゾルデにリサ・リンドストローム(ソプラノ)という、ワーグナー歌手として注目を集めるふたりを招聘する。演出がカウンターテナーの彌勒忠史というのも注目ポイント。声楽ファンには、2020年4月のウォルトン《ベルシャザールの饗宴》も見逃せない。合唱はノットが「この合唱に自信がある」と信頼を寄せる東響コーラス。日英交流年(UK in JAPAN 2019?2020)のスペシャル・プログラムで、十八番の英国音楽に、いまや日本を代表する藤倉大を組み合わせた。藤倉は英国在住。ノットとも周知の友人だ。同じ4月には、継続中のベートーヴェン交響曲シリーズが完結する。交響曲第2番にストラヴィンスキー《カルタ遊び》と、酒井健治のヴァイオリン協奏曲(独奏=辻彩奈)を組み合わせたプログラムも、ノットの面目躍如。邦人作曲家でいえば、ノットが矢代秋雄のピアノ協奏曲(独奏=小菅優)を振るのは実にうれしい(2020年11月/ブルックナーの交響曲第6番と)。客演指揮者陣も多彩。イタリア若手三羽烏のひとりミケーレ・マリオッティや、昨年東響で日本デビューのマキシム・エメリャニチェフ、2度目の定期登場のリオネル・ブランギエ、そして今年9月のブザンソン国際指揮者コンクールの覇者・沖澤のどかなど、中堅から新人まで若い力の積極的な起用も、近年の東響の勢いを感じさせる。楽しみなラインナップの全貌は、ぜひ楽団のホームページでご確認を。取材・文:宮本明
2019年10月09日クラシックの盛んなイギリスに於いて、“現在最もエキサイティングな指揮者”と讃えられるロビン・ティチアーティが来日公演を行う。2014年に、31歳の若さでイギリス伝統の音楽祭「グラインドボーン音楽祭」の監督に就任するなど、躍動感溢れる指揮ぶりと聴衆を魅了する音楽性によって、その評価はうなぎのぼりだ。今回は、2017年に音楽監督に就任したドイツの名門、「ベルリン・ドイツ放送交響楽団」を率いての来日公演となるのだから楽しみだ。しかも同公演に随行するソリストの顔ぶれがものすごい。三浦文彰(ヴァイオリン)、辻井伸行(ピアノ)、服部百音(ヴァイオリン)、森麻季(ソプラノ)、反田恭平(ピアノ)、高木綾子(フルート)、吉野直子(ハープ)と、日本のトップ奏者を散りばめた陣容は豪華絢爛。どれも聴き逃がせない公演のオンパレードだ。中でも注目は、10月9日に東京オペラシティコンサートホールで開催される森麻季との共演。リヒャルト・シュトラウスの『ドン・ファン』&『4つの最後の歌』とマーラーの交響曲第1番「巨人」を重ねたプログラムは、若きマエストロ、ティチアーティの実力を確認するのにうってつけ。ドイツの名門オーケストラが自国の作曲家の作品にかける思いにも興味津々だ。
2019年10月04日人気指揮者にして鍵盤楽器奏者の鈴木優人が、2020年4月1日より、読売日本交響楽団の指揮者/クリエイティヴ・パートナーに就任することが発表された。任期は2020年4月1日~2023年3月末までの3年間となる。鈴木優人と読売日本交響楽団の関係はといえば、2016年6月に行われた《読響アンサンブル・シリーズ》での鮮烈なデビューを皮切りに、2017年8月には《三大交響曲》を指揮。さらには、2019年4月の《名曲シリーズ》で手掛けたラモーやストラヴィンスキー作品においても高評価を得ていたことが思い出される。鈴木優人は、現在バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)の首席指揮者を務め、国内各地のオーケストラを指揮するほか、チェンバリストやオルガニストとしても活躍中だ。バロック・オペラの分野では、17年のモンテヴェルディ:歌劇『ポッペアの戴冠』に続き、2020年10月にはヘンデル:歌劇『リナルド』を上演予定。調布国際音楽祭のエグゼクティヴ・プロデューサーとして腕を振るい、NHK-FM「古楽の楽しみ」にレギュラー出演するなど多岐に渡り活動中。クラシック界の未来を背負う逸材として今後の活動からますます目が離せない。●鈴木優人(c)読売日本交響楽団1981年オランダ生まれ。東京藝術大学及び同大学院修了。オランダ・ハーグ王立音楽院修了。第18回ホテルオークラ音楽賞受賞。2018年9月よりバッハ・コレギウム・ジャパン首席指揮者に就任。2020年4月1日より、読売日本交響楽団の指揮者/クリエイティヴ・パートナーに就任予定。音楽監督を務めるアンサンブル・ジェネシスでは、オリジナル楽器でバロックから現代音楽まで意欲的なプログラムを展開する。指揮者としてアンサンブル金沢、九州交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団、読売日本交響楽団等と共演。今年11月にはNHK交響楽団にも初登場予定。2017年11月には、モンテヴェルディ生誕450周年を記念し、歌劇『ポッペアの戴冠』を国際的で魅力に富む歌手陣で上演。高い芸術性と優れたキャスティングを生かした躍動感を伴った上演はバロック・オペラの新機軸として高い評価を得た。
2019年10月02日業界人がロンドンへ来る大きな目的は、新たな才能の発掘! ロンドンのモード業界全体で若手デザイナーのサポートに精を入れており、セント・マーチンズ美術大学やロイヤル・カレッジ・オブ・アートなど、名だたる名門校の卒業コレクションは毎年大注目されます。挑戦的でアヴァンギャルドな作風はロンドンならではですが、あくまで“作品”であり商品としてファッションビジネスに落とし込むのに苦戦し、ブランド継続が難しくなるケースも少なくありません。【2020春夏ロンドンウィメンズ総括:前編】ではビジネス的にも成長する成功例を挙げましたが、【後編】ではその可能性を秘めた若手デザイナーを主にご紹介します!モリー ゴダード2020年春夏コレクションロンドンで最も輝かしい新たな才能の一人と目されるモリー ゴダード(MOLLY GODDARD)。チュールとタフタが奇妙なバランスでミックスされる華美なドレスは、セレブリティの私服や歌手のツアー衣装として着用され、セント・マーチンズ美術大学在学中から注目を集めました。2014年に同大学を中退してブランドをスタートし、ロンドン・ファッション・ウィークで発表を続けています。デザイナー、モリー・ゴダード(Molly Goddard)自身もチュールのドレスにスニーカーを合わせるというスタイリングでアイコニックな存在になりつつあります。ブランド5年目の過渡期、次のステージへとステップアップするには、チュールのドレスだけでなく、それに合わせるカジュアルなアイテムやバッグなどの小物類が鍵になってきます。2020年春夏コレクションでは、ラッフルのトップスやミドル丈スカート、ニットウエア、初となるデニムを使ったアイテムが登場しました。生産は未定ですが、バッグも数種類オリジナルで制作。ラフな眉毛にキャットアイ、ダークカラーのリップで全体的に毒っ気のあるロマンティシズムなショーに仕上げましたが、バイヤーや顧客から受け入れられるかは微妙。アイテム単体で見た時に、ドレス以外のアイテムに強い個性が感じられず、まだまだ成長の余地がありそうだなと感じました。モリー ゴダード2020年春夏コレクションモリー ゴダード2020年春夏コレクション全ルックモリー ゴダードと同じロマンティック路線での成功例といえば、シモーネ ロシャ(SIMONE ROCHA)です。2010年セント・マーチンズ美術大学卒業と同時にロンドン・ファッション・ウィークでデビューを果たし、着実にクリエーションとビジネス両面でブランドを発展させています。今季は19世紀に建設された劇場アレクサンドラ・パレスをショー会場に、デザイナー、シモーネ・ロシャ(Simone Rocha)の出身地であるアイルランドの伝統行事から着想を得たコレクションを披露しました。陶器の絵柄、テーブルクロス、壁紙、カーテンなどホームインテリアをヒントにしたプリントや生地によって、どこか温かく懐かしい雰囲気。シアーなチュールを合わせたテーラードや、膝あたりで寄せたギャザーによってバルーンに膨らむシルエットのドレスなど新たな提案もありました。私が特に気になったのはシューズです。ヒールがクリスタルのシューズは「シモーネ ロシャ」のシグネチャーですが、今季はさらにパールやスタッズといった甘辛ミックスの装飾が施されており挑戦しやすそうでした。ショーを見ていたアナ・ウィンター(Anna Wintour)が、フィナーレ直後に小走りでバックステージへ向かいロシャを祝福していた光景が印象に残っています。ウィンターもうならせる、エモーショナルでダイナミック、最上級にカワイイコレクションでした。シモーネ ロシャ2020年春夏コレクションシモーネ ロシャ2020年春夏コレクション全ルック今季私が出会った中で気になる若手デザイナーが2人います。まずは、アイルランド出身のリチャード・マローン(Richard Malone)。2014年にセント・マーチンズ美術大学を卒業後、トップショップ(TOPSHOP)が支援する若手の合同ショー「ファッション・イースト(Fashion East)」に選出されデビューを果たしました。曲線的なシルエットとプリントの組み合わせ、独特のカラーパレットが魅力。複雑なフォルムのコートやドレスはシームレスに仕上げて着心地を追求し、インドネシアに生地を作りに行くなどクオリティーにもこだわっています。イブニングドレスは洗濯機で洗えるなど、実用性を兼ね備えているのは将来性が高いポイントでもあります。リチャード・マローンリチャード・マローン2020年春夏コレクションリチャード・マローン2020年春夏コレクション全ルックもう一人は、「ファッション・イースト」に選出され2017年にデビューしたマティ・ボヴァン(Matty Bovan)です。過去にはLVMHプライズ学生賞を受賞して、ルイ ヴィトン(LOUIS VUITTON)でアシスタントデザイナーとして働くも、一年足らずで自ら退社したそう。ニットを駆使して誇張したシルエットや破壊的なデザイン、気味悪いギリギリ手前の絶妙な色彩など、独創的なファンタジーの世界観を持つコレクションを披露しています。彼自身、ジェンダーの概念を超越した存在であり、デザイナーの枠にとらわれずイラストレーター、メイクアップアーティスト、スタイリストと変幻自在に業界を駆け巡るスラッシャーでもあります。彼が作品をどのように商品へと落とし込むのか見たい気もしますが、もしかしたらファッションビジネスには興味がないのかもしれません。“ブランドとして成功する=売り上げを上げる”という図式はもはや通用せず、彼のようなスラッシャーは特に自身のブランドにおいてはクリエーションだけに注力したいようにも見えます。成功とは何か、ファッションとは何か。概念は変化しており、多様な価値観が存在するダイバーシティーやインクルーシブといった、現代が生み出したデザイナーなのかもしれもしれません。マティ・ボヴァンマティ・ボヴァン2020年春夏コレクションマティ・ボヴァン2020年春夏コレクション全ルック
2019年09月27日9月13日から17日に開催された、2020年春夏シーズンのロンドン・ファッション・ウィークに参加してきました。どんよりした悪天候の多いロンドンですが、会期中はインディアンサマーに見舞われ、日中30度近く気温が上がる日もあったほど晴天に恵まれた5日間。そんな天候が後押ししてか、今季のファッション・ウィークも大盛況。特にロンドンは若手デザイナーの発掘の場として、新しい気鋭なクリエーションに出会える地。さらにここ数シーズンは、中堅デザイナーもたくましい成長を見せており、独自に進化しています。そんな今季のロンドン・ファッション・ウィークで注目したブランドを【前編・後編】で総括していきます!トーガ2020年春夏コレクションロンドンで気になるブランドいえば、やはり古田泰子デザイナー率いるトーガ(TOGA)ではないでしょうか。ロンドンに発表の場を移してから今回が12シーズン目となり、着実に安定した成長を続けています。時代の空気を読み解き、現代女性が潜在的に欲している物を絶妙なタイミングで提供してくれる、女性デザイナーならではのブランドです。今季はメキシコシティーを拠点に活動するベルギー出身のアーティスト、フランシス・アリス(Francis Alys)の作品から着想を得たコレクションを披露しました。彼の数ある作品の中で特に、メキシコシティー内を巨大な氷の塊を完全に溶け切るまで押し続けた様子を撮影した映像作品「実践のパラドックス1(ときには何にもならないこともする)」に感化されたそう。コレクションノートには、「生産過程において“不必要”なことにもっと多くの時間を費やし、そこから何が生まれるのかを見たかった」という古田デザイナーの言葉が記されています。ビニール素材の花のコサージュを合わせたテーラードジャケット、大きなスリットから花柄の裏地が見えるスラックス、PVC素材のエレメントが加えられたビーチサンダルなど、本質的には不必要なものから美しさを見出す試みです。ヘアメイクは個性を生かすかのように極めてナチュラルで、肩の力を抜きつつも、内側から滲み出るエレガンスや力強さを感じられるコレクションでした。「結局のところ、ファッションを作ること自体が不必要。でも、それこそが大切な道楽」と締めくくった古田デザイナーの言葉はとても意義深く、考えさせられました。トーガ2020年春夏コレクショントーガ2020年春夏コレクション全ルックロンドン・ファッション・ウィークの目玉であり、著しく成長する中堅、ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)も、程よくリラックスムードが漂う素晴らしいコレクションを発表しました。毎シーズン注目されるのはコレクション内容だけでなく、アートに造詣の深いクリエイティブ・ディレクター、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)が誰のどんな作品からインスレピレーションを受けるのかという点です。今季はカナダ人ヴィジュアルアーティストのリズ・マゴー(Liz Magor)という女性。「彼女が作品を通して伝えようとする“見る”という行為に惹かれた。不要になった物に焦点を当て、新たな居場所を与えるというアイデアだ。雑音を打ち消しシルエットにフォーカスした」とショー後のバックステージでアンダーソンは語りました。ショー会場内には、透明のバックスに古びた人形、古着、おもちゃなどの不用品が無造作に入った彼女のオブジェが飾られており、その間をモデルが闊歩するような演出です。ドレープの効いたアシンメトリーなドレス、スリーブが誇張されたトレンチコート、ウエストラインから妙に膨らむテーラードジャケットなど、芸術的とも言える程変幻自在なシルエットが印象的です。さらに、今季は煌びやかなジュエリーの装飾が目立ちました。エスパドリーユのレースでボトムスの裾をロールアップするスタイリングは、手持ちのシューズで今すぐにでもトライしてみたい!クリストファー ケイン2020年春夏コレクション中堅ブランド、クリストファー ケイン(CHRISTOPHER KANE)はラグジュアリーグループ「ケリング(Kering)」を離れてから初となるコレクションを披露。アイキャッチーではあっても売り上げに直結せず、ここ数シーズンは厳しい評価を受けていたところで独立の発表。業界人から懸念の声が多かったものの、気持ちが吹っ切れたのか本来のケインらしいサイケデリックなクリエーションを見せてくれました。コレクションの大テーマは、自然! 野草が華やぐ野原のプリントから秋めくペイズリー柄、鮮やかなブルーの空へ到達したかと思えば、地球を飛び出し宇宙へ。細胞構造の図解のような変容な柄のPVCのブーツやバッグ、ドレスの胸元のディテールが目を引きました。環境問題から触発され、自然をテーマにするブランドは最近多く見られますが、これほどまでにフューチャリスティックで楽しみに満ちたコレクションは初めてで、ケインの才能が際立っていたように思います。フィナーレでは、MORE JOYの文字プリントTシャツを着用したケインが挨拶しました。“人生は楽しんだ者勝ち! ”と言わんばかりの空気感とコレクションはエネルギッシュ。新たな方向へと舵を切った「クリストファー ケイン」の今後が楽しみです!クリストファー ケイン2020年春夏コレクションクリストファー ケイン2020年春夏コレクション全ルック後編:シモーネ ロシャの成功例に続くロンドン若手デザイナーは?
2019年09月27日毎年海外の名門オーケストラを招いて開催される「東芝グランドコンサート」。39回目となる2020年は、スウェーデンのエーテボリ交響楽団が、1985年生まれの新鋭指揮者サントゥ=マティアス・ロウヴァリとともに来日する。ベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番で共演するのが、パリを拠点に世界で活躍するピアニスト児玉麻里だ。「めったにない、素晴らしいアンサンブルで演奏するオーケストラです」【チケット情報はこちら】じつは児玉とエーテボリ交響楽団のつながりは密接だ。というのは、彼女の夫である指揮者ケント・ナガノが、2013~2017年に首席客演指揮者と芸術顧問を務めていたから。彼女自身も3年ほど前に、20世紀初頭に楽団の首席指揮者でもあった作曲家ヴィルヘルム・ステンハンマルのピアノ協奏曲を共演している。「海辺の街らしい、とても明るく勢いのある街です。その雰囲気はオーケストラにも通じていて、スカンジナビアらしい深みに、明るい勢いも持ち合わせたオーケストラです。そしてホールが素晴らしいんです。音響が良いだけでなく、バックステージに、楽員がアットホームに過ごせる環境が整っています。無料のカフェやバー、そしてたくさんのとてもきれいな練習室。みんないつもそこに入り浸って、大家族みたいな感じなんですよ。だから音も全員で一緒に作っているという感じで、和気あいあいとしたアンサンブルを聴かせてくれるのです」今回来日する指揮者ロウヴァリとは初共演。「とても楽しみです。よい噂しか聞きません。若くて勢いを持っているうえに、とても真面目で、すでに成熟した音楽家だと話題ですね。日本公演の前に2月にスウェーデンで同じプログラムを弾く予定です」ベートーヴェンの初期作品であるピアノ協奏曲第2番は、じつは第1番より先に作曲された、実質的には最初のピアノ協奏曲だ。「よくハイドンみたいで軽いと言われるんですけど、私はどちらかというと、すごく芯のある作品だと思っています。とても男性的。若いベートーヴェンの、理想と元気と夢が全部混ざった、とても機嫌のよい曲です。もちろんショパンみたいにフレキシブルに動いてはいけませんが、でも動かないと面白くない。動かないようで動いているような「間」。そのタイミングを、オケのひとりひとりと指揮者とソリストでやりとりして、同じ言葉で会話できれば、毎回舞台の上でちょっと違うことができます。そうなると、大きな室内楽みたいで、お客様も楽しいですね」思い入れがあるというこの曲。フォルテピアノで弾くために時代楽器の巨匠アンドレアス・シュタイアーにレッスンを受けたり、協奏曲全曲プロジェクトのときには、かねてからの師であるアルフレート・ブレンデルに夫婦で教えを受けたりと、すでに十分なキャリアを重ねてなお、謙虚に学ぶ誠実な姿勢を崩さないのは素敵なことだ。児玉が出演する公演は2020年3月に広島、東京、仙台で。楽しみでしかない。取材・文宮本明
2019年09月26日ワーグナー音楽の聖地バイロイトから素敵なニュースが届いた。日本フィルハーモニー交響楽団首席指揮者ピエタリ・インキネンが、あの「バイロイト音楽祭」において超大作『ニーベルングの指環』全曲(2020年のニュープロダクション)の指揮を託されたというビックニュースだ。「バイロイト音楽祭」と言えば、古くはフルトヴェングラー、クナーパッツブッシュ、ベーム、カラヤン、サヴァリッシュ、マゼール、クライバーetc 現役でもバレンボイム、ヤノフスキ、ティーレマンといった歴史に名を遺す巨匠のみが指揮することを許された名門中の名門であり、まさにワーグナーの総本山。ワーグナーに魅了され、作品の演奏実績を着実に重ねてきたインキネンにとって、バイロイトでの指揮というのはこれ以上ないエキサイティングな出来事であり、名誉であることは想像に難くない。日本フィル広報から届いた知らせによれば、普段クールなインキネンにしては珍しく興奮気味のコメントからも、その喜びを感じることが出来るという。日本のクラシック界とも太い絆で結ばれたマエストロ、インキネンの新境地への船出を心から祝福したい。●ピエタリ・インキネン:コメントバイロイト祝祭劇場という唯一無二の環境で、音楽劇の究極の傑作を指揮する名誉を授かった数々の伝説の指揮者たちのリストに自分の名前を加えて頂くことができ、大変光栄に思っています。出演者及び聴衆の多くの皆様と同様に、私も人生の早い段階で、不治の病であるワーグナー熱にかかってしまった一人です。音楽祭の特別な雰囲気の中で、多くの優れた才能と深い経験を持つ音楽家と共にワーグナーに浸り、舞台をご一緒できるのは、舞台の上でもそれ以外のすべてにおいても、間違いなく私の音楽家としてのキャリアのハイライトとなるでしょう。*詳細: ●日本における【ベートーヴェン生誕250年記念】のツィクルスにも是非注目を!・【ベートーヴェン生誕250年Vol.1】第714回東京定期演奏会 サントリーホール2019年10月18日(金)19時、2019年10月19日(土)14時指揮ピエタリ・インキネン[首席指揮者]ピアノアレクセイ・ヴォロディンドヴォルジャーク:歌劇《アルミダ》序曲ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ベートーヴェン:交響曲第3番《英雄》・【ベートーヴェン生誕250年Vol.2】第351回横浜定期演奏会横浜みなとみらいホール2019年10月26日(土)18時指揮ピエタリ・インキネン[首席指揮者]ピアノアレクセイ・ヴォロディンベートーヴェン:交響曲第1番ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ドヴォルジャーク:交響曲第8番・第382回名曲コンサート サントリーホール2019年10月27日(日)14時30分指揮ピエタリ・インキネン[首席指揮者]ピアノアレクセイ・ヴォロディンベートーヴェン:交響曲第1番ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ドヴォルジャーク:交響曲第8番●ピエタリ・インキネン(C)吉田タカユキインキネンは、そのキャリアを通じて、ワーグナーの音楽と深く特別な関係にある。2013年に、オペラ・オーストラリアの初の『指環』チクルス(ニール・アームフィールド演出)を指揮して好評を博し、ヘルプマン賞(2014)の「ベスト・ミュージック・ディレクション」に選出された。2016年にはメルボルンを再訪し、同作の再演を指揮して、グリーン・ルーム賞の「オペラにおけるベスト・コンダクター」に選ばれている。2018年には同歌劇場で『ニュルンベルクのマイスタージンガー』(カスパー・ホルテン演出)を指揮した。過去には、『ワルキューレ』と『ラインの黄金』をパレルモのマッシモ歌劇場でグラハム・ヴィック演出版を指揮し、イタリアの国立音楽批評家協会のフランコ・アッビアーティ賞の「ベスト・ショー」部門を、『ラインの黄金』で受賞。また、多くのコンサートでもワーグナーのオペラ作品を指揮しており、2020年には、彼にとって初となる『トリスタンとイゾルデ』をオペラ・クイーンズランドで指揮する。インキネンと長年共演し、2010年にEMIから発売され、高い評価を得たニュージーランド交響楽団とのワーグナーのアリア集の録音でも共演しているサイモン・オニールが主役を演じる。2017年9月より、ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任。また、日本フィルハーモニー交響楽団においては、7年間、首席客演指揮者として活躍した後、2016―17年シーズンより首席指揮者に就任している。2015年以来、プラハ交響楽団の首席指揮者も務める。2008年から2016年には、ニュージーランド交響楽団の音楽監督を務め、現在では同楽団の名誉指揮者となっている。また、2014年から2019年には、ルートヴィヒスブルク音楽祭の首席指揮者を務めた。客演指揮者としては、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団、南西ドイツ放送交響楽団、バイエルン放送交響楽団、シュターツカペレ・ドレスデン、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団、ブダペスト祝祭管弦楽団、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、ロサンゼルス・フィルハーモニック、ピッツバーグ交響楽団、そしてイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団と共演している。オペラの分野においても、ドレスデン国立歌劇場、フィンランド国立歌劇場、モネ劇場、ベルリン国立歌劇場、そしてバイエルン国立歌劇場で指揮している。インキネンは現在、ドヴォルザークとプロコフィエフの交響曲全集の録音を、ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団と行っており、SWRミュージックより発売予定。また、同楽団の首席指揮者として、初となるワーグナー作品のCDは2019年8月9日にタイムリーなリリースが予定されている。そのファーストCDには、ワーグナーの『ジークフリート』からの抜粋も収録予定で、ソリストは、インキネンとも過去にワーグナーでの共演経験があり、ワーグナー歌手として評価の高いリーゼ・リンドストローム(ブリュンヒルデ役)とシュテファン・フィンケ(ジークフリート役)を迎えての録音となっている。
2019年08月16日東京都交響楽団と東京都は、2020年に向けて芸術文化都市東京の魅力を伝える取組「Tokyo Tokyo FESTIVAL」の中核プログラムとして「TOKYO MET SaLaD MUSIC FESTIVAL(トーキョー・メット・サラダ・ミュージック・フェスティバル)2019」(通称:サラダ音楽祭)を開催することを発表した【2019年9月14日(土)~16日(月・祝)】。これに付随したサラダ音楽祭の [スペシャルコンサート] を10月27日(日)に日比谷公園大音楽堂での野外コンサート(入場無料)およびワークショップ&ミニコンサートを開催。その詳細も決定した。*サラダ音楽祭公式サイト salad-music-fes.com●概要(1) 47年ぶりに都響が「野音」に帰ってくる!1964年の東京オリンピックのレガシーとして誕生した都響が「野音」で演奏するのは、1972年以来47年ぶり。2020年の1年前のいま、オリンピック・マーチ(1964)をはじめ、映画『スター・ウォーズ』の楽曲やアニメ、ミュージカル、ジャズ、クラシックの名曲をちりばめた上質な“ポップス”コンサートを開催。【SaLaDミニコンサート(鑑賞無料/申込不要)】都内の商業施設などで、無料ミニコンサートを開催!都響メンバーによる弦楽四重奏の他、新国立劇場合唱団による声楽アンサンブル、芸劇ウインド・オーケストラ・アカデミーメンバーによる演奏が楽しめる。
2019年08月12日毎夏の恒例、東京フィルハーモニー交響楽団の「ハートフルコンサート」が、30周年を迎える。ユニセフ親善大使・黒柳徹子のユニークなトークと、素敵な音楽に彩られたこのコンサートは、クラシック界における夏の風物詩。毎年楽しみにされているファンもたくさんいるに違いない。普段クラシックにあまり親しみのない方でも楽しめる“耳馴染みのある名曲”をセレクトしたプログラムも人気の秘密。今年は、尾高忠明の指揮で、スッペの喜歌劇『詩人と農夫』序曲、オッフェンバックの喜歌劇『天国と地獄』序曲、そしてグレン・ミラーの『ムーンライト・セレナーデ』にラヴェルの『ヴォレロ』などなど、ウキウキするような名曲のオンパレードだ。暑い夏のひとときを、涼しいコンサートホールで過ごす非日常の時間は格別です。(C)上野隆文■公演概要8月15日(木)東京芸術劇場コンサートホール「ハートフルコンサート2019」■出演尾高忠明(C)Martin Richardson指揮:尾高忠明管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団お話:黒柳徹子
2019年08月09日6歳でアメリカの名門ジュリアード音楽院に入学し、8歳でズービン・メータ指揮ニューヨーク・フィルとのデビューを果たす。そして、10歳でハイフェッツの持つCDリリース最年少記録を更新した天才少女サラ・チャン。13歳の時には、大ヴァイオリニスト、メニューインに「最も完成され、最も理想的なヴァイオリニスト」と評された彼女は、世界の檜舞台にデビューしてからすでに30年が経過した。“かつての神童も時が経てばただの人”というケースがままある中で、サラ・チャンは違う。2018年4月には、イギリスの人気ラジオ番組「Classic FM」において「世界最高のヴァイオリニスト25名」に選ばれるなど、深い精神性が加わった演奏ぶりは、今まさに充実の時を迎えようとしている。9年ぶりの来日となった2017年以来、3年連続となる今回の来日公演では、フランクの『ヴァイオリン・ソナタ』にバルトークの『ルーマニア民族舞曲』&ラヴェルの『ツィガーヌ』などなど、ヴァイオリンの王道を行く名曲がずらりと並ぶ。「すべてのレパートリーを完璧に磨き上げられるまでに決して公では演奏しない」と語るサラ・チャンだけに、これは楽しみ!1717年生の名器グァルネリ・デル・ジェスの音色にも興味津々!●公演詳細10月7日(月)紀尾井ホール「サラ・チャンヴァイオリンリサイタル」●サラ・チャン(ヴァイオリン)/Sarah Chang, Violin1980年フィラデルフィア生まれ。4歳でヴァイオリンを始め驚くべき上達を見せて6歳で名門ジュリアード音楽院に合格、ドロシー・ディレイに師事する。8歳でメータ指揮ニューヨーク・フィルでデビュー、同年ムーティ指揮フィラデルフィア管弦楽団と共演した。10歳でEMIクラシックスでCDデビューしたが、これは11歳でファーストアルバムがリリースされたハイフェッツを上回る史上最年少記録である。これらの実績によりメニューインに「私が知る限り最も素晴らしく、最も完成され、最も理想的なヴァイオリニスト」と評された。世界各国の主要オーケストラとその後も共演を重ね、ウィーン・フィル、ベルリン・フィルをはじめ近年ではロンドン交響楽団、ロサンゼルスフィル、ワシントン・ナショナル交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団、ロイヤル・フィル、チェコフィル、ロッテルダム・フィル、サンクトペテルブルク・フィル等と共演。この他ノルウェー、ルーマニア、オーストリア、カナダ、ポーランド、デンマーク等でリサイタルを開催。室内楽でもこれまでにズッカーマン、サヴァリッシュ、ブロンフマン、アンスネス、ヨーヨー・マ、スターンやベルリンフィルのメンバーと共演している。受賞歴も多岐にわたっており、1993年ドイツェ・グラモフォン「ヤングアーティストオブザイヤー」、99年エイヴリー・フィッシャー賞、ドイツのエコー賞レコード大賞をはじめ、2006年にはニューズウィークの「20人のトップ女性」に、また08年WEFのヤング・グローバル・リーダーに選出。11年アメリカ大使館の芸術大使任命、12年ハーバード大学による芸術賞等を受賞している。使用楽器は1717年グァルネリ・デル・ジェス。
2019年08月07日ロンドン映画祭のクロージング作品に、マーティン・スコセッシの『アイリッシュマン』が決まった。同作品は一足先に行われるニューヨーク映画祭の開幕作品に決まっており、世界プレミアはこちらだ。ロンドンは、インターナショナルプレミアとなる。出演はロバート・デ・ニーロ、ジョー・ペシ、アル・パチーノら。スコセッシが2008年から抱えてきたプロジェクトで、当初はパラマウントが世界配給する予定だったが、予算高騰を受けて2017年にNetflixが引き継いだ。北米でのNetflix配信は秋の予定。それに先立って、劇場限定公開が行われるものと見られている。ロンドン映画祭は10月2日(水)から13日(日)まで。文=猿渡由紀
2019年08月06日リンクス オブ ロンドン(LINKS OF LONDON)から“動物&フラワー”モチーフの新作チャーム「ワイルドライフ チャーム コレクション」が登場。英国の動物&フラワーがジュエリーにリンクス オブ ロンドンの新作は、英国の田園地方にインスピレーションを得た。森林地帯に咲く花々や河口付近に見られる鳥たちなどをジュエリーに落とし込み、可愛いらしいデザインを完成させた。幸運の象徴として知られる「ヤブノウサギ」は、ウサギの素早い身のこなしを躍動感あふれるシルエットで表現。ヒゲや耳、毛並みまでも“まるで生きている”かのようにリアルに再現している。ボディは、エナメルを濃淡をつけたブラウンで染め上げることで、温かみのある佇まいに。フェイス部分のイエローゴールドヴェルメイユとうまく調和している。「アカシカ」や「アカリス」も、長く伸びた角や毛並みをリアルに表現している。イエローゴールドやローズゴールドの上にのせた、つぶらな瞳も可愛いらしい。「アカシカ」は、強さや自信を与えてくれるモチーフなので“お守りチャーム”として、ネックレスなどの取り入れるのがおすすめ。「アカリス」のファーに細かく刻まれたローズゴールドヴェルメイユは全て手作業によって施されている。変化の象徴とも言われる「チョウ」は、半透明のエナメルを使用して自然な色合いを表した。ブラックダイヤモンドやサファイヤをアクセントとしてセッティング。古くから英国の森林地帯に咲く花「イングリッシュブルーベル」は、バイオレットブルーのエナメルで花びらを再現した。繊細なロングチェーンとの相性がよく、上品なフラワーチャームがコーディネートに品を与えてくれる。【詳細】リンクス オブ ロンドン「ワイルドライフ チャーム コレクション」※2019年8月現在発売中。取り扱い店舗:リンクス オブ ロンドン全店・「チョウ」15,000円(税込)素材:スターリングシルバー×18K イエローゴールドヴェルメイユ×ブラックダイヤモンド×サファイア・「イングリッシュブルーベル」19,000円(税込)素材:スターリングシルバー×エナメル×ホワイトサファイア・「ヤブノウサギ」14,000円(税込)素材:スターリングシルバー×18Kイエローゴールドヴェルメイユ×エナメル・「アカシカ」11,000円(税込)素材:スターリングシルバー×イエローゴールドヴェルメイユ×ブラックロジウムプレート・「アカリス」11,000円(税込)素材:スターリングシルバー×ローズ&イエローゴールドヴェルメイユ×ロジウムプレート×ブラックエナメル【問い合わせ先】株式会社フォリフォリジャパンTEL: 03-3497-5770
2019年08月04日みなさんはロンドンのお土産といえば何が思いつきますか?やはり紅茶でしょうか、それとも紅茶にぴったりなイギリスならではのクッキーでしょうか。今回はロンドン旅行に行ったスタッフが、地元スーパーから、お土産ショップ、市場に大英博物館と名所を巡り、バラマキにぴったりなお土産を探してきました!実際に購入したおすすめアイテムを紹介していきます♪まずはロンドンっ子御用達のスーパーマーケットをチェック!今回、私が行ったのはロンドン中心部。大英博物館やバッキンガム宮殿、ハイドパークにグリニッジ天文台など、言い出したらキリがないほど観光スポットが点在する言わずと知れた大都市です。そんな中でも中心街を少し外れれば庶民的なスーパーマーケットが並びます。・《ハリボー》グミ:2.5ポンド・《XTREME》ガム:0.9ポンド・《GODIVA》板チョコ:2ポンド・《EXTRA Peparmint》:0.5ポンドそこで見つけたのはこちら!現地ならではのお菓子はスーパーマーケットで安く売っていてコスパもいいのでばらまき用のお土産にはぴったりです。〔ゴディバ〕の板チョコや、ガム、日本でよく見る〔ハリボー〕もすごい色……!こんな色のお菓子も外国ならではですよね。・〔TWINGS〕の紅茶各種:2ポンドスーパーマーケットでは日本でも定番の〔TWININGS(トワイニング)〕の紅茶が各種フレーバーがそろいます。さすが紅茶の国・イギリス!やはりみなさんがイメージする英国のお土産、紅茶をもらったら家族にも自慢したくなりますよね♪定番のお土産ショップも見逃せない・《キーホルダー各種》:各1ポンドロンドンを代表するバスや電話ボックス、「LONDON」という文字、一見定番過ぎかな……?なんて思うかもしれませんが、形がかわいいのでお土産にすると喜ばれますよ。こちらのキーホルダーなら路面店やお土産屋さんなど、ロンドンのいたるところで目にします。例えば5つで5ポンド(日本円で約650円)など、お店によっては安く売っているのでたくさん買ってお友達に配ってあげましょう♪・《缶紅茶》:6つで7ポンド他にもおしゃれな缶に入った紅茶は小物入れとしてもつかえるので人気のようです。カムデンタウンのお土産をチェック!ロンドンの中心部から北に位置するカムデンタウンは、東京で言うなら原宿や下北沢のような雑貨やアパレルショップ、お土産屋さんなど、路面店が多く並ぶ街です。お土産に迷ったらここもおすすめです!・ザ・ビートルズのコースター:12ポンドカムデンタウンのマーケットで、ザ・ビートルズのイラストが描かれたかわいいコースターを購入しました。お客さんが4人来たときに出してあげたいですね♪ロンドン名物の一つ「バラマーケット」で紅茶を購入!テムズ川にかかるロンドンブリッジは晴れの日なら歩いているだけでもとっても気持ちのいいスポットです。ロンドンブリッジ近くにはバラマーケットという活気のある食料品の市場があります。野菜やフルーツ、シーフードにお肉が並び、地元の人や観光客など、多くの人でにぎわいます。・袋入り紅茶ティーバッグ:各2ポンドそんなバラマーケットでは紅茶を購入しました。やはりイギリスの紅茶はもらうと嬉しいですよね。その場でテイスティングができるのもマーケットのいいところです。スーパーマーケットなら定番の〔TWININGS〕を買えますが、マーケットでは地元ならではのオーガニックティーを見つけることができますよ♪大英博物館のミュージアムショップもチェック!世界を代表する大英博物館では、一日では見切れないほど世界中の展示品が並びます。入場も無料なのでおすすめです♪展示はもちろん、博物館や美術館のお楽しみの一つはミュージアムショップですよね♪ミュージアムならではのアイテムは見ていてもワクワクしてきます!・The British Museumの足型計算機:4ポンド●《The British Museum足型計算機》4ポンドかわいらしい足の形をした計算機を購入しました。「TheBritishMuseum」と記載があるのも嬉しいところ。裏面は迷路になっています。遊び心があってお子さんも喜びそうです。・(左)The British Museum EGYPTIAN HIPPO:6ポンド・(右)The British Museum ロゼッタストーンキーホルダー:3.8ポンド他にもおしゃれなカバのオブジェや、ロゼッタストーンをかたどったキーホルダーも購入しました。ついついこういうところに来ると買ってしまいますよね。ロンドンらしさとコスパも◎なお土産を見つけよういかがでしょうか。海外のお土産はもらうと嬉しいですよね。その土地ならではのもの、定番のものや外国ならではのかわいいデザインのアイテムなど、あげる人の顔を思い浮かべながらお土産を選ぶのも旅の楽しみの一つです♪みなさんもぜひロンドンに行った際は参考にしてみてくださいね♡
2019年06月27日アディダス オリジナルス(adidas Originals)とロンドン発のオンラインラジオ局「NTS Radio」のコラボレーションコレクション「アディダス オリジナルス バイ NTS(adidas Originals by NTS)」が登場。2019年5月25日(土)より、アディダス オリジナルス フラッグシップ ストア トウキョウをはじめ、一部アディダスショップにて発売される。今回のコラボレーションは、“音楽”“カルチャー”“スポーツ”がテーマ。アディダス オリジナルスのフットボールカルチャーを背景とするアパレルライン「SPRT」のアイテムをベースに、トラックスーツやTシャツ、ショーツなどが登場する。Tシャツとショーツは、フットボールチームのホームとアウェイユニフォームから着想し、セットアップでの着用が可能。それぞれのアイテムには、「NTS Radio」ロゴを総柄でデザインし、アディダス オリジナルスのロゴとコラボレーションオリジナルのパッチを施した。バックからフロントにかけて伸びるスリーストライプが特徴的なフーディーは、ブラック、ホワイト、グリーンで構成されたレトロ感のある配色が目を惹く。フード裏のテープには「NTS Radio」の文字とアイコニックなトレフォイルロゴが配置された。【詳細】アディダス オリジナルス バイ NTS発売日:2019年5月25日(土)販売店舗:アディダス オリジナルス フラッグシップ ストア トウキョウ、アディダス オリジナルスショップ 六本木ヒルズ/ダイバーシティ東京 プラザ/GINZA SIX/ラゾーナ川崎プラザ/心斎橋/福岡、アディダス ブランドコアストア 渋谷/名古屋価格:フーディー 12,000円+税、トラックトップ 12,000円+税、トラックパンツ 11,000円+税、ジャージーTシャツ 7,990円+税、ジャージーロングスリーブTシャツ 8,990円+税、ショーツ 6,990円+税【問い合わせ先】アディダスグループお客様窓口TEL:0570-033-033(土日祝除く、9:30~18:00)
2019年05月27日2019年は、日本・ハンガリー外交関係開設150周年の記念年ということで、ハンガリー関連のコンサートが多数開催される中、ひときわ華やかな華やかな公演が、小林研一郎指揮、ハンガリー・ブダペスト交響楽団公演だ。小林が名誉指揮者を務めるこのオーケストラは、45年前に第1回指揮者コンクールで第1位を獲得した際に指揮して以来、長きに渡って共演を重ねてきた特別な存在だけに、感慨もひとしおであろうこと間違いなし。ソリストには、日本人の父とハンガリー人の母を持つ人気ピアニスト金子三勇士が登場するのも話題の1つ。プログラムには、小林研一郎が得意とするドヴォルザークの交響曲第9番「新世界」&ハンガリー出身のピアノの鬼才フランツ・リストの「ピアノ協奏曲第1番」が予定されるほか、小林研一郎作曲の「ハンガリーへの想い」日本初演も行われるなど、日本とハンガリーの絆を感じる熱い時間が楽しめそうだ。小林研一郎 Ken-ichiro Kobayashi(指揮者,Conductor)東京藝術大学作曲科および指揮科卒業。第1回ブダペスト国際指揮者コンクール第1位、特別賞受賞。ハンガリー国立交響楽団(現ハンガリー国立フィル)音楽総監督をはじめ、国内外のオーケストラの数々のポジションを歴任。ハンガリー政府よりリスト記念勲章、ハンガリー文化勲章、星付中十字勲章、ハンガリー文化大使の称号が授与されている。2011年文化庁長官表彰を受け、2013年には旭日中綬章が授与された。現在、日本フィル桂冠名誉指揮者、ハンガリー国立フィルおよび名古屋フィルの桂冠指揮者、読売日響の特別客演指揮者、群馬交響楽団ミュージック・アドバイザー(19年4月より)、九州交響楽団の名誉客演指揮者、東京文化会館音楽監督、長野県芸術監督団音楽監督、東京藝術大学、東京音楽大学およびリスト音楽院名誉教授、ハンガリー・ブダペスト交響楽団名誉指揮者などを務める。国内外のオーケストラへの客演も数多く、日本を代表する指揮者の一人である。金子三勇士 Miyuji Kaneko(ピアノ,Piano)ハンガリー・ブダペスト交響楽団 MÁV Budapest Symphony Orchestra1945年、ハンガリー国営鉄道によって設立される。ハンガリーならびにヨーロッパ各地で公演を行い、これまでにハンス・スワロフスキー、フランコ・フェラーラ、クルト・マズア、ヘルベルト・ブロムシュテット、ジェイムズ・レヴァイン等巨匠が定期的に登壇。日本からは小林研一郎が定期的に客演し、現在では名誉指揮者を務めている。この他、パヴァロッティ、キリ・テ・カナワ、ペレーニ、ゲリンガス、メニューイン等世界的な演奏家が客演している。CDはソニー、ナクソス等から多数リリース。
2019年05月15日世界屈指の美の殿堂、ロンドン・ナショナル・ギャラリーの世界初となる大規模所蔵品展「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」が、東京・上野の国立西洋美術館で2020年3月3日から6月14日まで開催される。ロンドン中心部、トラファルガー広場に面して建つ世界屈指の美の殿堂、ロンドン・ナショナル・ギャラリー。西洋絵画に特化し、粒ぞろいの質の高いコレクションで多くの人々を魅了し続けている。しかし、同館はその多くを常設展示しているため作品の貸出に極めて厳しく、英国外で所蔵作品展が開かれたことは、200年近い歴史の中で一度もない。本展は、ロンドン・ナショナル・ギャラリーがこれまで世界のどの場所でも開催したことがない、大規模な所蔵作品展となる。イタリア・ルネサンスからポスト印象派にいたる、幅広い年代、地域とジャンルの西洋絵画の名品約60点を一挙公開。英国で築かれた、ヨーロッパ美術を網羅するコレクションの歴史を紐解く。また、フェルメール《ヴァージナルの前に座る若い女性》、レンブラント《34歳の肖像画》、ゴッホ《ひまわり》など、同館所蔵の世界的傑作が待望の初来日を果たす。全作が初来日となるこの機会は、まさに歴史的な展覧会となるだろう。【展覧会情報】ロンドン・ナショナル・ギャラリー展会期:2020年3月3日~6月14日会場:国立西洋美術館時間:9:30~17:30(金・土曜日は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(3月30日、5月4日は開館)※本展は2020年7月7日から10月18日まで国立国際美術館(大阪)にも巡回
2019年03月20日首席指揮者ファビオ・ルイージとともに来日中の北欧の名門デンマーク国立交響楽団による「東芝グランドコンサート2019」。ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番を弾くアラベラ・美歩・シュタインバッハーに話を聞いた。【チケット情報はこちら】作品は、ヴァイオリニストなら誰もが幼い頃から学ぶ、このジャンルの定番曲だ。「たくさんの思い出の詰まった、人生をともに歩んできたような曲です」初めて弾いたのは11歳の時。第2楽章で彼女がソロを聴こうと会場が静寂に包まれた瞬間、会場の教会の鐘が鳴った。「だから今でも、そこで耳の中に鐘が響きます(笑)」バイエルン国立歌劇場のコレペティートルだった父と、日本人声楽家の母との間にミュンヘンで生まれた。指揮者ファビオ・ルイージは父の劇場ピアニスト仲間として、彼女がまだ14歳の頃から顔見知りだった。「当時からとてもあたたかくてチャーミングな方でした。父は亡くなったけれど、自分の家族を知っている人とツアーをするのは格別なこと。とてもいい友情だと思っています」彼の指揮者としての魅力は、その豊富なオペラ経験にあるという。「父もよく、歌手は自由に歌うので、伴奏が難しいと言っていました。彼は一緒に『呼吸』してくれるので、私はとても自由に弾けるのです」彼女自身も「歌」の中で育った。「ピアノを弾く父の膝の上で、たくさんの歌手たちの歌い方や呼吸を聴いて育ちました。演奏家はみんな、歌の真似をしているのだから、私にとっては歌が先生です」幼い頃から夏休みは、葛飾区柴又の帝釈天近くの祖父母の家で過ごした。「親と離れて、祖父母に可愛がられて過ごすのだからパラダイスです(笑)!東京の蒸し暑い夏も大好き。やわらかい空気や言葉、食べ物。すべてが大切な思い出です」子供時代に1番好きだった日本食は、「カッパ巻き!(笑)その頃はお刺身が食べられなかったから。納豆だって食べられますよ!」帝釈天といえば「寅さん」だ。現在彼女が暮らすウィーンには、葛飾区と友好都市関係を結ぶフロリズドルフ区があり、そこには「寅さん公園」もあると伝えると、「今度行ってみるわ!」と目を輝かせた。公演の聴きどころを、「カラフルなコンビネーション」と語る。「デンマークのオケ、イタリア人指揮者、ドイツと日本の血を引く私。いろいろなバックグラウンドがミックスされるコンサートです。私が大好きなデンマーク家具のデザインを見てもわかるように、彼らはとてもクリエイティブ。すべてのものをシックに居心地よく作るのが得意で、全体を明確に構築して、その中に奇を衒わずにいろんなものを調和させることができるのです。今回も、音楽の中に調和を感じていただけると思います」3月19日(火)サントリーホール大ホール公演の後は、21日(木・祝)兵庫・22日(金)宮城を周る。取材・文:宮本明
2019年03月18日冬はクリスマスやお正月、バレンタインデーなどイベントごとが多いのでワクワクしますよね。しかし同時にインフルエンザなど、風邪が流行する季節。お正月を日本で迎え、新しい年も頑張るぞ!と意気込んでいた矢先、風邪を引いてしまいました。しかもピアノ試験の直前!そんな今回は、ちょっとロンドンの冬についてお話ししたいと思います。 ロンドンの冬は、東京とあまり気温は変わりません。マイナスになることはほとんどありませんし、雪も降りません。ただ、日本の冬のカラッと晴れている冬とちがい、基本的に雨か曇り。陽は5時頃には落ちてしまい、とってもどんよりしています。日本からロンドンに戻り、体調崩さないように頑張らないと、と意気込んでいたところ、突然の高熱。ロンドンに来てから4年目、初めての出来事にとても慌ててしまいました。症状からしてインフルエンザかな…と思い、ちいさい日系の病院へ。しかしインフルエンザの検査は陰性で、イギリスの大きい病院で検査をすることに。 イギリスの病院は初めてだったので、とっても緊張しましたが、39.5度の中救急へ。しかし受付で、書類が必要だの、15分ほど立ったまま質問攻め。ふらふらになりながら検査に入ると、お医者さんは皆おもいっきりリラックスムード。談笑しながら机を囲んでいるお医者さんもちらほら。そんな中また放置され… 検査の結果はなにもなく、帰っていいよ!といわれ、なにか薬をもらえるのかなと待っていると、自分で市販の薬買ってね〜!と言われました。ちなみに、上の写真は自分でスーパーで35p(約50円)で買った薬。イギリスの病院はいつもこんなにリラックスなのでしょうか…。ちょっとだけ日本が恋しくなりました。 イギリスの大学にはMitigating Circumstancesという制度があります。これはなにか病気や、やむを得ず試験が受けられない場合に、学校に提出する書類です。今回試験直前だったのにもかかわらず、練習ができなかったのでこの書類を提出しようとしたら、「もう熱はないんでしょ?じゃあ大丈夫!試験頑張って!」といわれてしまいました… なにはともあれ治ってよかったですが、練習、全力でがんばります。 記事:京花Instagram:
2019年02月21日ピアニストの横山幸雄が、3月12日(火)東京・サントリーホールで「東芝グランドコンサート2019」に出演。ファビオ・ルイージ指揮デンマーク国立交響楽団との初共演で、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番《皇帝》を弾く。【チケット情報はこちら】ピアノ協奏曲第5番はナポレオンがウィーンを占領した1809年に完成、1811年にドレスデンで初演された、ベートーヴェンの最後のピアノ協奏曲。「ベートーヴェンのピアノ協奏曲といえば《皇帝》でしょ?というぐらいの代表作。若い頃から書き始めて、ついにここに到達したと言える作品だと思います。ベートーヴェンが自分でこれを最後にしようと思っていたかどうかはわからないですけれども、ひとつの到達点として意識して書いたのではないかという感覚は、僕の中にはあります」私たちの持つ「ピアノ協奏曲」のイメージを決定づけたのがこの作品だという。「バロックの時代に、チェンバロとアンサンブルというところから始まって、ベートーヴェンの時代にピアノが飛躍的に発達したことで、ピアノという楽器がソロ楽器として前面に出てくるようになった。ベートーヴェンのピアノ協奏曲の中でも、特にこの第5番で、楽器としてのピアノの扱いがかなりスケールアップしています。この曲によって、ピアノ協奏曲のあり方、スタイルが確立したと言えるのです」ソナタ全曲演奏や、ピアノ協奏曲全5曲の一挙上演など、ベートーヴェンへのリスペクトをエネルギッシュに解放する横山が、ベートーヴェンと最初に出会ったのは、まだ物心がついたばかりの子供時代だったという。「家にレコードがあって、よく聴いていたのがベートーヴェンでした。だから僕の、音楽との最初の意識的な出会いというのはベートーヴェンが非常に大きかったんですよ。ピアノ協奏曲はブレンデル。ソナタはバックハウス、ときどきリヒテルという感じで。朝起きて、寝る前に、食事のとき……。1日に何度も聴いていました」。まさに「三つ子の魂百まで」!趣味の域を超えたワイン通としても知られる横山。《皇帝》をワインにたとえると?「それは変なことは言えませんね(笑)。どんな演奏かによっても違ってくるかもしれませんし。でもお遊びとしてオーバーラップさせるならば、輝かしさと力強さがあって、わかりやすい。だからといって飽きることもない。でも第2楽章の天国的な美しさがあるので、単純に“力強い”“わかりやすい”だけでもない。いろんな素晴らしさを持ち合わせているということで……。うーん。やっぱり非の打ちどころがない、ロマネ・コンティでしょうか。でも、《皇帝》は演奏される機会も多いから、その意味では、なかなか口にできる機会がないロマネ・コンティとは違うかもしれませんけれども(笑)」軽く100万円を超える最高峰ワインにはなかなか縁がない私たちも、横山幸雄の《皇帝》は聴きに行ける。力強く、高貴なベートーヴェンの最高峰を味わいに出かけよう。取材・文:宮本明
2019年02月18日2月9日(土)、サントリーホールで行われる東京都交響楽団プロムナードコンサートでは、小泉和裕と川久保賜紀による、季節を彩る演奏が楽しめそうだ。【チケット情報はこちら】川久保賜紀がチャイコフスキー国際コンクールで最高位、サラサーテ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝してから、15年以上が経つ。その後、同世代の音楽家とピアノ・トリオを結成したり、タンゴの演奏に取り組んだりと演奏家としての幅を広げつつ、現在もソリストとして第一線で活躍しているのは多くの方がご存知の通りだ。ヴァイオリン協奏曲のなかでチャイコフスキーと並んで人気の高いシベリウスは、川久保が昔からレパートリーにしている作品のひとつ。続いて演奏される《冬の日の幻想》と曲の冒頭がそっくり、という共通点をもった凝ったプログラミングと合わせてお楽しみいただきたい。チャイコフスキーの交響曲第1番を小泉和裕が都響で取り上げるのは、今回を含めてなんと3回目。同じチャイコフスキーの交響曲でも第2番や第3番より演奏している点を鑑みれば、小泉の思い入れが伝わってくる。初期の作品ではあるが、チャイコフスキーらしい哀愁と情熱が詰まった名曲であることを、小泉による重厚な音楽づくりで気づけるはずだ。公演のチケットは発売中。文:小室敬幸(音楽ライター)
2019年02月01日テレビ朝日系「ミュージックステーション」3時間スペシャルが2月1日(金)今夜オンエア。先日2020年での活動休止を発表した「嵐」が東京フィルハーモニー交響楽団とコラボ、またコンサートでも定番の名曲「感謝カンゲキ雨嵐」もパフォーマンスしてくれる。大野智、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤の5人で結成されに1999年にデビュー、グループとしてこれまで数々の記録を塗り替え、5人それぞれが俳優やニュースキャスターなど個人でも大きな活躍をみせてきた「嵐」が今回は東京フィルハーモニー交響楽団をバックに、相葉さん主演ドラマ「僕とシッポと神楽坂」の主題歌「君のうた」を歌い上げる。また2000年11月にリリースされた4thシングルでコンサートの定番曲としてファンに愛されている「感謝カンゲキ雨嵐」も披露する。今回の「君のうた」コラボに当たり二宮さんは「トップクラスの楽団の方々と一緒にやらせていただけるなんて光栄です」、大野さんと相葉さんは「やっぱり迫力が違いますよね」「豪華すぎて緊張します…」、櫻井さんも「生楽器に感じられる音圧が好きです」、松本さんも「いつもとはまったく違うパフォーマンスになると思うので、とても楽しみにしています!」とそれぞれ喜びや意気込みなどをコメント。また重岡大毅、桐山照史、中間淳太、神山智洋、藤井流星、濱田崇裕、小瀧望の7人による「ジャニーズWEST」は最新曲「ホメチギリスト」をテレビ初披露。「サビの振り付けを覚えて、ぜひ一緒に!」とメンバーが口を揃える特徴的なステップとダンスに注目しつつ、デビュー5周年を迎え改めて勢いづく7人の元気なパフォーマンスをお楽しみに。そのほか「THE YELLOW MONKEY」が「太陽が燃えている」を、大塚愛は「さくらんぼ」を、「ORANGE RANGE」は「花」を、「ZARD坂井泉水&倉木麻衣」が「負けないで」を、「GENERATIONS」が「AGEHA」を、Superflyが「Force」を、「乃木坂46」が「シンクロニシティ」を、秦基博が「ひまわりの約束」をそれぞれ披露するほか、「嵐」とコラボする「東京フィルハーモニー交響楽団」も「ドクターXのテーマ」を演奏する。テレビ朝日開局60周年「ミュージックステーション」3時間スペシャルは2月1日(金)19時~テレビ朝日でオンエア。(笠緒)
2019年02月01日『スター・ウォーズ』のテーマ曲を手掛けた映画界の巨匠、ジョン・ウィリアムズ(86)が、ディズニーに新曲を提供した。現在カリフォルニア州のディズニーランドと、フロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートに建設中の、同映画のテーマパーク「スター・ウォーズ:ギャラクシー・エッジ」のテーマ曲だ。ディズニーは、ロンドン交響楽団による演奏の録音風景を収めた動画を公開。ウィリアムズと長年タッグを組んでいるウィリアム・ロスが指揮を務め、「アビー・ロード・スタジオ」で録音されたという。「スター・ウォーズ:ギャラクシー・エッジ」には、このテーマ曲以外にも音楽が用意されているそうだ。テーマ曲を聴いたファンたちは、「世界観にぴったり合っている」、「全部の曲を聴きたい」、「鳥肌モノの素晴らしさ」と喜びや感動の声を寄せた。動画が公開されたことでSNSでは一時「ジョン・ウィリアムズ」がトレンド入りを果たしたことから、「彼の名前をトレンドで見て一瞬パニックを起こしちゃったよ。これ(新曲の動画)のためだったんだね。よかった!」と高齢のウィリアムズの身に何か悪いことが起きたのだと早とちりしてしまったファンも。ウィリアムズは、『スター・ウォーズ』シリーズの曲作りは来年公開の「エピソード9」を最後に引退することをほのめかしている。(Hiromi Kaku)
2018年11月19日ジャムホームメイド(JAM HOME MADE)より、映画『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブンハイエボリューション』の公開を記念したコラボレーションリングが登場。2018年11月10日(土)より、予約の受付がスタートとなる。全てハンドメイドで製作されたジュエリーには、素材にプラチナを使用。稜線が交わらないよう、ねじり加工が施されたリングは、“2つの世界が交わらない”という、新劇場版第2部のストーリーとリンクさせたデザインとなっている。さらに、2009 年に公開された映画『交響詩篇エウレカセブン −ポケットが虹でいっぱい−』、2012年に放映されたTV版の続編『エウレカセブンAO』において製作されたアクセサリーシリーズの再受注を期間限定で開催。作品の世界観が表現されたアクセサリーを是非手にしてみてはいかがだろうか。【詳細】ジャム ホーム メイド×映画『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブンハイエボリューション』予約開始日:2018年11月10日(土)販売店舗:ジャム ホーム メイド 東京店、ジャム ホーム メイド オンラインショップ、ジャム ホーム メイド ZOZOTOWNショップ価格:・EUREKA SEVEN HI-EVOLUTION <約束の指輪> 20,000円+税■過去コラボレーションアイテム(予約受付中)・レントンネックレス 13,000円+税・エウレカネックレス 11,000円+税・レントン、 エウレカネックレスSET 22,000円+税・バングル(ロープあり)真鍮 8,000円+税、シルバー 14,000円+税・バングル(ロープなし)真鍮 5,000円+税、シルバー 11,000円+税・K10WG 122,000円+税
2018年11月10日ジョナサン・ノットが音楽監督に就任して6年目のシーズンを迎える東京交響楽団。すでに9月はじめに2019/20年シーズンのコンサート・ラインナップを発表していたが、11月6日にあらためて、ミューザ川崎で記者会見があり、新シーズンの概要を説明した。【チケット情報はこちら】「東響の素晴らしさのひとつは、素晴らしい合唱の存在だ」。いの一番に手兵の東響コーラスへの厚い信頼を語ったノット音楽監督。最初に挙げた聴きどころも、彼らが難曲のリゲティ《レクイエム》を歌う7月の東京と川崎での定期演奏会だった。この演奏会は、ノットのプログラム構成の巧みさが象徴的。合唱はもう1曲、英国ルネサンスの作曲家トマス・タリスの、40声部からなる《スペム・イン・アリウム(我、汝の他に望みなし)》にも挑戦するが(オケの定期なのに、なんと無伴奏の合唱曲!)、その2曲を挟むのが、J・シュトラウスIIのワルツ《芸術家の生涯》と、R・シュトラウスの《死と変容》だ。後者は、死の床の芸術家による人生の回想。プログラム全体を、「二人のシュトラウス」「芸術家」「死」といったキーワードがふわりと覆う。ノットは、スタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』の音楽に用いられたリゲティとR・シュトラウスを並べたかったとも(ならば、J・シュトラウスもまた然り)。そしてさらに、来シーズンのノットの最後の出演となる11月の東京オペラシティ公演でも、再びリゲティとR・シュトラウスが組み合わされる。1回の演奏会だけでなく、シーズンを通してもリンクが張られているという仕掛けだ。また、拠点のミューザ川崎シンフォニーホール開館15周年記念公演(10月)は、シェーンベルクの大曲《グレの歌》。来年は読売日本交響楽団や東京都交響楽団など、なぜか《グレ》の当たり年だが、オケ・合唱ともに巨大編成が必要なこの作品の演奏機会は、普通は滅多になく、東京交響楽団が1986年以降、4回(全7公演)にわたって再演を繰り返しているのは特筆ものだ。もちろん、シーズン幕開けの桂冠指揮者・秋山和慶による近現代フランス・プロ(4月)、1986年生まれの新鋭指揮者リオネル・ブランギルの登場(9月)、伝統の「第九と四季」を衣替えして単独で演奏する《第九》(12月)、正指揮者・飯森範親の現代プロ(2020年1月)、鈴木優人指揮のメンデルスゾーン版J・S・バッハ《マタイ受難曲》(2020年3月)など、注目公演、聴きどころはありすぎる。「自分でも“うわっ、すごい!”と、あらためて感動するラインナップ」と笑うノット。変化に富んだ、そしてひねりの効いたシーズンの全貌は、ぜひ楽団のホームページで。なおこの日はほかに、スマートフォンやパソコンで東響の演奏を楽しめる音楽・動画配信サービス『TSO MUSIC & VIDEO SUBSCRIPTION』が同日からスタートしたことも併せて報告された。取材・文:宮本明
2018年11月08日日本初のゲーム音楽プロ交響楽団「JAGMO(JApan Game Music Orchestra)」が、12月2日(日)にNHK大阪ホール(大阪市中央区)にて、『幻想水滸伝』~『幻想水滸伝V』の5作品を網羅したフルオーケストラ公演『幻想水滸伝 × JAGMO Orchestra Concert in OSAKA』を開催する。「幻想水滸伝×JAGMO Orchestra Concert in OSAKA」チケット情報1995年に株式会社コナミデジタルエンタテインメントよりシリーズ第一作目となる『幻想水滸伝』が発売。『幻想水滸伝 × JAGMO Orchestra Concert in OSAKA』は、それ以来20年以上にわたって国内外のゲームファンを魅了し続けてきた幻想水滸伝シリーズとJAGMOによる2度目のコラボコンサートだ。今年8月に開催した東京公演では、初めて幻想水滸伝シリーズの楽曲を大々的に取り上げて演奏し、大反響と共に再演を望む声が多数あがった。今回はその反響に応え、兼ねてから要望の多かった大阪での公演が決定した。世代を超えて多くのファンから根強い支持を受け続け、シリーズの中核を担う『幻想水滸伝』~『幻想水滸伝V』の5作品の歴史を彩ってきた珠玉の楽曲たちを、まるでその壮大な物語を追体験しているかのようなストーリー性溢れた交響組曲形式にて、大迫力のフルオーケストラ生演奏でお届けする。チケットは、11月15日(木)10:00より一般発売開始。それに先駆け、11月7日(水)23:59までチケットぴあにて先行抽選販売を受付中。
2018年11月05日