上田ケンジとコイズミキョウコによる音楽ユニット黒猫同盟が、9月29日“招き猫の日”に1stアルバム『Un chat noir』をリリースすることが決定した。黒猫同盟は、コイズミがSpotifyオリジナル・ポッドキャスト番組『ホントのコイズミさん』を始めるにあたり、既存の曲をかけられないのならオリジナルを作ればいいと上田を喫茶店に呼び出したことから生まれたユニット。同時期に保護猫の黒猫を引き取り飼い始めたことがユニット名の由来で、黒猫の目線を通して見つめた今の世の中を描くのが楽曲のテーマとなっている。商品形態はCD、アナログレコード、カセットテープの3形態で、それぞれ異なる内容が収録される。CDには全16曲が収録され、アナログレコードはCDには収録されていないトラックを含めた全15曲を収録。カセットテープは全17トラックのうち楽曲7曲が収録され、「ホントのクロネコさん」なる架空の番組をコンセプトに、コントと楽曲で構成される遊び心溢れる内容となっている。さらにCDと黒猫同盟オリジナルTシャツがセットになったスペシャルパッケージに加え、黒猫同盟オリジナルのポータブルレコードプレーヤー、ポータブルカセットプレーヤーがそれぞれ完全受注生産でリリースされる。<リリース情報>黒猫同盟 1stアルバム『Un chat noir』2021年9月29日(水) リリース●CD:3,300円(税込)●アナログレコード(生産限定盤):4,290円(税込)●カセットテープ(生産限定盤):3,080円(税込)【ビクターオンラインストア 完全受注生産】●CD+黒猫同盟オリジナルTシャツ スペシャルパッケージ:7,600円(税込)※Tシャツのサイズは3種類(M・L・XL)からお選びいただけます。M:身丈 70cm / 身幅 52cm / 肩幅 47cm / 袖丈 20cmL:身丈 74cm / 身幅 55cm / 肩幅 50cm / 袖丈 22cmXL:身丈 78cm / 身幅 58cm / 肩幅 53cm / 袖丈 24cm※ビクターオンラインストアの他、一部取り扱い店舗がございます。対象店舗は、後日発表いたします。※ビクターオンラインストアのみ完全受注生産となります。※ビクターオンラインストア以外の一部店舗での販売は完全受注生産ではございません。【ビクターオンラインストア限定】●黒猫同盟ポータブルアナログプレーヤー:25,300円(税込)※数量限定・ステレオ・スピーカー搭載、オールインワン・レコードプレーヤー・USB端子を経由してレコードの音声をデジタルファイルに変換可能・リチウムイオンバッテリー搭載、フル充電で約4時間動作・付属のEZ Vinyl / Tape Converterは、1曲毎ファイルを分割しながらデジタル変換可能 ※iOS11以上は非対応です。・EZ Vinyl / Tape Converterソフトウエア付属・古いスーツケースを模したレトロなデザイン<仕様> ※仕様はことわりなく変更になる場合がございます。端子:標準的なRCA音声出力端子装備 / ヘッドホン端子装備 / ステレオミニジャックの外部入力端子を装備 / カセットデッキなどの外部ソースもデジタル化可能 / USB端子ターンテーブル使用:33-1/3、45、78回転対応サイズ:約343 x 114 x 254mm(W x H x D)重量:約2.7kg●黒猫同盟ポータブルカセットプレーヤー:6,050円(税込)※数量限定・本体カラー:ブラック(フレーム部分クローム仕上げ)<仕様>トラック方式:Hi-Fiステレオ再生方式:オートリバース機能切替付機能:再生・停止・早送・巻戻・音量出力:3.5mmステレオミニ端子インターフェース:USB2.0スタンダードPC録音フォーマット:MP3電源:1.5V単三乾電池2本又はUSB給電 ※本製品には充電機能はございません。連続再生時間:約1時間(単三乾電池使用時)サイズ:112 x 80 x 31 mm(W x H x D)重量:約186g・付属品USBケーブル簡易ステレオイヤホン取扱説明書・保証書※本製品には乾電池は付属しておりません。また、本製品には専用ACアダプタの付属及び同販売オプション等はございません。【受注受付期間】・クレジットカード / PayPay:8月15日(日) 23:59まで・コンビニ決済:8月10日(火) 18:00までお届け予定日:9月29日(水) 以降のお届け■ビクターオンライン販売ページURL・CD+黒猫同盟オリジナルTシャツ スペシャルパッケージ・黒猫同盟ポータブルアナログプレーヤー・黒猫同盟ポータブルカセットプレーヤー【収録内容】■CD1. Un chat noir2. 巴里のおてんば娘3. UNDEUX4. DING DONG DASH5. ニャー6. 異国の窓辺7. プロヴァンスで夜更かし8. プロヴァンスでニャー9. ベルベットリボン10. 黒猫サティ11. 星降る夜に傘の下で12. ニャーとフェー13. 黒猫探偵団14. イマノワタシ15. カラノワタシ16. Un chat noir ~DENPA FROM TOKYO~.■アナログレコードA面1. UNDEUX2. 巴里のおてんば娘3. ベルベットリボン4. ニャー5. DING DONG DASH6. 黒猫サティ7. 異国の窓辺8. ニャーとフェーB面1. プロヴァンスで夜更かし2. プロヴァンスでちょっとニャー ※アナログレコードのみに収録3. イマノワタシ4. カラノワタシ5. 黒猫探偵団6. 星降る夜に傘の下で7. Un chat noir■カセットテープA面1. オープニング〜ホントのクロネコさん※2. シーン1「待合室のひじきさんと小福田さん」※3. UNDEUX4. シーン2「黒猫柳さんと黒猫博士」※5. 星降る夜に傘に下で6. シーン3「ストレス同時通訳」※7. ベルベットリボン8. シーン4「コマーシャル3本」※B面1. プロヴァンスで夜更かし2. シーン5「海辺のひじきさんと小福田さん」※3. DING DONG DASH4. シーン6「これは猫です英会話」※5. 異国の窓辺6. シーン7「ニュースクロネボ!」※7. 黒猫探偵団8. シーン8「黒猫柳さんと黒猫博士2」※9. エンディング〜ポエム※※カセットテープのみに収録「Un chat noir」配信リンク:<番組情報>Spotifyオリジナル・ポッドキャスト番組『ホントのコイズミさん』#16 浦沢直樹#15 浦沢直樹#14 吉本ばなな#13 吉本ばなな#12 草野象(「オン・サンデーズ」)#11 古賀一考、宇田川しい(Over Magazine)#10 宮藤官九郎#9 宮藤官九郎#8 吉川凪(翻訳家)#7 金承福(韓国関連コンテンツ専門出版社CUON代表)#6 山内マリコ(作家)#5 「エトセトラブックス」代表:松尾亜希子 店長:寺島さやか#4 向田和子#3 KIGI(槇原亮輔、渡邉良重)#2 「COWBOOKS」松浦弥太郎#1 「COWBOOKS」松浦弥太郎『ホントのコイズミさん』配信URL:<ライブ情報>FUJI ROCK FESTIVAL ‘21※黒猫同盟は8月21日(土) NEW POWER GRAR Stage「Gypsy AVALON」に出演関連リンク黒猫同盟 レーベルオフィシャルサイト:黒猫同盟 Twitter:黒猫同盟 Instagram:黒猫同盟 TikTok:
2021年07月19日●原作に感じた余白の魅力当初は実写化を想定『カメラを止めるな!』の上田慎一郎氏と、妻でアニメーション監督としても活躍するふくだみゆき氏が、昨年社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメーション映画化。夫婦で監督・脚本を務め、新たな物語を加えた映画『100日間生きたワニ』がついに9日、公開を迎えた。このたび上田監督&ふくだ監督夫妻にインタビューし、制作の裏話や作品に込めた思いを聞いた。原作に込められたメッセージに強く共感し、映画化を熱望した上田監督が、妻のふくだ監督と初の共同監督・脚本で作り上げた本作は、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた物語。主人公・ワニ役の神木隆之介、ワニの親友・ネズミ役の中村倫也、モグラ役の木村昴ら豪華キャスト陣も話題を呼んでいる。監督夫妻は、脚本開発中にコロナ禍に直面し、劇的に変わってしまった日常と価値観の変化に戸惑いながらもその気持ちを登場人物たちに重ね、構成を大幅に変更。当初は全体の5%程度の予定だった映画オリジナルのストーリーの割合を約半分まで増やし、より心に響く物語を作り上げた。――まず、原作の魅力をどのように感じたか教えてください。上田監督:ツイッターの漫画を連載2日目から見始め、面白いなあと思って毎日のように読み進めていましたが、一番魅力を感じたのは語り過ぎない余白で、映画的だなと思いました。この先こうなるんじゃないか、あのセリフはこういう意味じゃないかと、見る人が語り合いたくなるような余白に魅力を感じ、映画化したいと思って30日目くらいの時に企画書を東宝に持っていきました。――共同監督でやろうと決めた理由も教えてください。上田監督:最初、僕が実写の企画として提出したんですけど、東宝の方から「上田さんとふくださんの共同監督で、アニメ映画で作るのはどうですか?」と提案いただいてこうなりました。――最初、実写で考えられていたんですね!上田監督:ワニの被り物をするとかCGとかではなく、人間に置き換えた実写を考えていました。――共同監督で、アニメで、と提案されたときはすんなり受け入れられましたか?上田監督:そうですね。ふくだ監督:話を聞いてびっくりしましたが、原作モノを2人ともやったことがなかったり、2人でずっと一緒に映画を撮っていましたが、共同監督でやったことはなかったですし、私はアニメといっても1人で作るフラッシュアニメを作っていて、制作会社の方と作ったことがなかったので、いろんなチャレンジができるなと。私自身も原作が好きでしたし、いろんな要素の中でチャレンジしてみようと思いました。上田監督:今はアニメにしてよかったと思っています。人間に置き換えると見る人との距離ができかねない。自分の人生ではないと。ワニやネズミなど、ある種、記号化されたキャラクターにすると匿名性ができて、自分や近くの人を重ねやすくなったと思います。――前半は原作がもとになっていますが、少し順番を変えたり、オリジナル要素を加えたりされています。どのように映像化したのでしょうか。上田監督:原作通りに並べると、ぶつ切りのダイジェストみたいになってしまうので、友情のライン、恋のライン、夢のラインといったラインを輪郭づけたうえで、物語を止めずに流れるように再構成しました。何日かに分けている話を1日に凝縮しているところもありますが、できるだけ原作と同じ世界に。構成はかなり試行錯誤し、時間がかかりました。――構成も2人で意見を出し合って?ふくだ監督:プロットの段階も2人でずっと話し合っていましたし、シナリオも、最初私が書いて、それを上田が直して、というようにリレー方式でやりました。また、きくちさんに見ていただいたり、(コンテ・アニメーションディレクトの)湖川友謙先生が意見をくださったり、何回も何回も直して、今のストーリーになるのにすごく時間がかかりました。●背中を“押す”のではなく“さする”映画に――後半のオリジナルの部分は、コロナ禍でガラリと脚本を変えたそうですが、どのように変えたのでしょうか。上田監督:初稿は原作に忠実で、原作を再構成したものが95%くらいで、最後の5%くらいが後日談でしたが、コロナ禍が本格的になり、ワニがいなくなってから残された人々がどうするかという物語を見たい、その先の物語を書かなければと思い、後日談を大幅に書き足しました。最終的に半分半分くらいバランスになり、タイトルも変えました。――当初は原作のタイトル『100日後に死ぬワニ』にしようと?上田監督:そうです。――『100日間生きたワニ』にした理由や思いを教えてください。上田監督:まず、半分がオリジナルのストーリーに変わっているので、タイトルも変えるべきだと思いました。そして、映画を見終わったときに『100日間生きたワニ』というタイトルを見たら、見る前と受け取り方が変わるのではないかなと、その感覚を得てほしいと思ったんです。もう一つ、これは後から気づいたことですが、原作の最終話が終わったときに、「これは100日間生きたワニの話だったんだな」と言っている方がたくさんいて、そうだよなと思ったのもあります。――オリジナルの部分はどのように物語を膨らませていきましたか?上田監督:最初に考えたのは、新しいキャラクターを出すことです。新しい生活、新しい日々というのは、誰かにとっては最初抵抗があるかもしれない。そんなものがいいのではないかというところから作っていきました。――映画オリジナルのカエルが重要なキャラクターとして登場しますが、演じた山田裕貴さんも「異物感」とコメントされていました。上田監督:注意を引きつけて、そこに意味を持たせるような役割になっています。――後半を描くときに特に意識したこととは?上田監督:どう乗り越えるかということだけではなく、「コロナもあるけど前を向いていこう」という人もいれば、「前を向いていこうよ」という言葉がしんどい人もいる。ポジティブきつい…みたいな。頑張っている人と何もできない自分を比べて余計に気が滅入ることもあるし、今を生きる人たちの誰も否定しない物語にしたかった。そこを探す旅でもありました。ふくだ監督:私たちとしても、きくち先生としても、この生き方が正解、これが正しい道だ、みたいにはしたくなくて、みんなそれぞれ考えや生き方があるということを、みんなそれぞれ受け取ってもらって肯定できたらいいなと思いました。――上田監督が「探す旅」と表現されましたが、かなり試行錯誤されましたか?上田監督:そうですね。どこまで何を語るか、それを言ってしまったら言い過ぎなんじゃないかとか、そこを悩みましたが、背中をドンと押すのではなく、背中をさする映画にしようと意識しました。押されたら嫌な人もいるので。ふくだ監督:さするのであれば、走り出してくれる人もいるし、もうちょっと休憩してからゆっくり歩き出す人もいるかもしれないですし。――原作のきくち先生とはどんなやりとりをされましたか?上田監督:連載中に映画化しましょうという話をしたときから、何回もお会いしました。やはり、きくちさんが生み出したキャラクターたちなので、「ワニはこういうときこう言うんじゃないですかね」「ネズミはこういう感じかもしれないです」といろいろアドバイスをいただき、自分たちだけでは書けなかった脚本になったと思います。――特にきくち先生のアドバイスが反映された部分はどこでしょうか?上田監督:セリフだと思います。セリフ回しが独特なので。ふくだ監督:きくちさんが提案してくれたセリフを見ると、「こっちがワニだね」と。私たちでは生み出せないセリフがたくさんあり、きくちさんとやりとりできたからワニの世界観を崩さずにやれたと思います。●制作過程で喧嘩ゼロ「こだわるポイントが違う」――『カメラを止めるな!』との振れ幅に驚きましたが、アニメーション監督であるふくだ監督とだからできたなと感じていますか?上田監督:そうですね。僕は日常系の作品よりエンターテイメントという作品が多いですが、ふくだは日常系の物語が多いので、アニメを提案されたときに2人でならという思いはありました。ふくだ監督:上田の監督作というと、すごいギミックやどんでん返しがあるのではないかと、そう期待して見る方は印象がだいぶ違うと思うので、どう受け取ってくださるのかなと(笑)。上田監督:ネタバレ厳禁みたいな映画を作りがちだと思われているので(笑)。ただ、試写で見た方の反応を聞くと、「上田さんらしくなくてよかった」という感想と、「上田さんらしかった」という感想と、どっちもあります。“らしい”というのは、構成的なものだと思います。――お二人だからこそ生まれた魅力をどのように感じていますか?上田監督:邦画のようなアニメを作りたいというコンセプトで作ったのですが、試写を見て「邦画を見たような感触があります」とおっしゃってくださった方がいて、良かったなと思いました。あまりない味わいのアニメになっていると思います。ふくだ監督:上田単独でも、私単独でもこの形になっていないですし、お互いの長所を生かしてバランスを取ったからできた作品になっているので、2人でやってよかったなと思っています。――インタビュー中も仲の良さが伝わりますが、制作の過程で喧嘩になることは?上田監督:しないですね。――意見が衝突することがあるのかなと思いましたが、公私ともに本当に素敵なパートナーなんですね。上田監督:日常生活でも喧嘩は1年に1回あるかないかです。ふくだ監督:近年は本当に喧嘩してないですね。上田は映画のことを四六時中考えている人で、人間としての生活力は弱いので、そういうところで私が小言を言うことはありますが、映画においてはお互いの長所を知っているし、信頼もしているので。しかも、得意不得意が全然違いますし、10年間一緒に映画を作っている中で、作品に抱いているビジョンを明確に共有できている部分もあるので、意見が対立することはなく、補足し合えた感じです。上田監督:クリエイター同士で喧嘩するときって、こだわりとこだわりがぶつかる時だと思いますが、うまいことこだわるポイントが違う。僕は脚本や編集、リズム、テンポにこだわり、ふくだは絵のディティールや表情の機微、セリフのニュアンスにこだわっていて、もちろんお互いそこもこだわりはありますが、相手の方が得意であるという信頼があるからぶつからないです。ふくだ監督:ここは上田の意見を聞こう、ここは私の意見を聞いてくれるみたいな部分が、感覚的に2人の中で合致しているので。上田監督:そうですね。服を買う時とかもそうなんですけど、ファッションセンスに関しては自分よりふくだの方が秀でていると思うので、ふくだがいいと言うほうを買うようにしています(笑)ふくだ監督:少し前まで1人で買い物に行っても写メで撮って「どっちがいい?」って聞いてきて、私が「こっちがいい」と言ったものを買ってきていました(笑)――素敵な関係ですね! お互い信頼し合い、それぞれの武器を生かして作られた作品であることがわかりました。上田監督: ありがとうございます。2人だからできた作品になっていると思います。(C)2021「100日間生きたワニ」製作委員会
2021年07月10日新海誠のアニメーション作品『言の葉の庭』の世界観に浸れる宿泊プラン「シネマティックステイ(Cinematic Stay) 言の葉の庭コラボレーションプラン」が、ホテルニューオータニ(東京)に2021年6月24日(木)から7月31日(金)まで登場する。新海誠『言の葉の庭』の世界観に浸れる宿泊プラン『言の葉の庭』は、『天気の子』や『君の名は。』を手掛けた新海誠が、原作・脚本・監督を務めた劇場アニメーション作品。梅雨の季節に日本庭園で出会った、靴職人を目指す少年と謎めいた年上の女性との淡い恋や心の揺らぎを、夕立や天気雨、豪雨などさまざまな表情を見せる雨に重ねて描いている。「シネマティックステイ 言の葉の庭コラボレーションプラン」は、『言の葉の庭』の“新緑”をイメージしたコラボレーションルームに宿泊できる特別なプラン。部屋には作品の美術をあしらった内装のほかに、数々の印象的なシーンのパネルを展示する。ウェルカムアメニティ「ビールとチョコレート」コラボレーションルームに到着して最初に提供されるウェルカムアメニティには、作中にも登場する印象的なアイテム「ビールとチョコレート」を用意。部屋の窓からは映画の舞台となっている新宿方面の景色を眺めることができるので、登場人物になりきって「ビールとチョコレート」を味わうことが可能だ。傘を片手に庭園散策また、部屋には物語にも登場する「傘」も用意されているので、傘を片手にホテルニューオータニの緑豊かな日本庭園を散策しながら、物語に想いを馳せるひとときを過ごすことができそうだ。美術画集をプレゼントさらに、宿泊者には6月24日(木)に発売される『新海誠監督作品 言の葉の庭 美術画集』をプレゼント。140点を超える美術背景や企画書、イメージイラストなど貴重な制作資料を掲載したファン必見の一冊だ。“オムライス&カクテル”を楽しむ「夕食付きプラン」も専用のメニューをルームサービスで届ける「夕食付きプラン」も登場。ホテルのシェフが作中に登場するメニューをイメージして特別にアレンジを加えた“オムライス”と、バーテンダーが物語の新緑をイメージして仕上げたカクテル「言の葉の庭 Special」を堪能できる。【詳細】「シネマティックステイ 言の葉の庭コラボレーションプラン」<1日1室限定>販売期間:2021年6月24日(木)~7月31日(金)※当初7月21日(水)までだったが好評を受けて開催延長が決定。場所:ホテルニューオータニ(東京)住所:東京都千代田区紀尾井町4-1料金:・1名朝食付き36,000円・2名朝食付き42,000円・1名朝夕食付き 42,000円・2名朝夕食付き54,000円※料金には、1泊室料、サービス料が含まれる※夕食はオリジナルオムライスとオリジナルカクテルをルームサービスで提供。※朝食は昼食へ振替可。※15時チェックイン / 11時チェックアウト※特別宿泊料金適用期間につき、7月21日(水)~は料金が変更になっている。【問い合わせ先】TEL:03-3234-5678(客室予約)※予約はウェブ限定■書籍情報タイトル:新海誠監督作品 言の葉の庭 美術画集発行:一迅社著者/監修:コミックス・ウェーブ・フィルム発売日:2021年6月24日(木)発売予定価格:2,970円160ページオールカラー/スリーブケース付き/B5横判
2021年06月21日映画『100日間生きたワニ』(7月9日公開)の脚本・監督を務めた上田慎一郎&ふくだみゆき夫妻が20日、都内で行われたオンライン ヒット祈願イベントに、神木隆之介、木村昴、ファーストサマーウイカとともに出席した。昨年、社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメーション映画化した本作は、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた物語。主人公・ワニの声を神木隆之介、ワニの親友・ネズミ役を中村倫也、モグラ役を木村昴が演じた。監督・脚本は、原作に込められたメッセージに強く共感し映画化を熱望した『カメラを止めるな!』の上田氏と、妻でアニメーション監督としても活躍するふくだみゆき氏が夫婦で担当。上田監督は、本作について「我が子。信じている我が子なので、信じているんですけど、声が届いてくるまでドキドキです」と心境を打ち明け、ふくだ監督は「自分たちのやりたいことを許していただいて、ギリギリまで粘らせていただいたので、楽しくもあり大変でもありました」と語った。原作の漫画を「2日目から見ていた」という上田監督。「最初は実写映画として考えていた。ワニの被り物をしてとかではなく、人間に置き換えて映画化したいと思っていた」と当初は実写化を想定していたことを明かし、「東宝さんから、福田と一緒にアニメにするのはどうですか? と言われて」と経緯を明かした。そして、上田監督は「試写の感想が飛び込んできたときに、作ってよかったなと福田と話したときがあり、早くみなさんに見ていただきたいと思いますし、みなさんに語っていただきたいなと思っています」とコメント。ふくだ監督は「この映画は世界を救うような派手な映画ではないですが、きっと誰かの世界を救うというか、そっと寄り添うような映画になっていると思います。ぜひワニくんたちに会いに来てください」とメッセージを送った。
2021年06月20日森見登美彦の小説『夜は短し歩けよ乙女』が、「ヨーロッパ企画」上田誠の脚本・演出で6月に舞台化される。歌舞伎界の中村壱太郎と乃木坂46の久保史緒里がW主演を務める本作。出演者の玉置玲央、白石隼也、尾上寛之に話を聞いた。「夜は短し歩けよ乙女」チケット情報ビジュアル撮影の日に行われた取材。それぞれ個性的な衣裳に身を包み、賑やかに語り合う姿に、どこかもう『夜は短し歩けよ乙女』の世界が垣間見える。「映像で実写化するとしたら『ハリー・ポッター』ばり!」(白石)というような、めくるめく展開が魅力の作品だが、その舞台版について玉置は「原作小説もアニメ版も拝見しましたが、きっとものすごいどんちゃん騒ぎの舞台になるだろうなと思い、そこに参加できるのが嬉しいです。物語の舞台は京都でヨーロッパ企画の本拠地ですし、脚本・演出の上田さんはアニメ版(’17年)の脚本も手掛けられていますし、そういう“親和性”から生まれるものにもワクワクしています」、白石は「すごく飛躍したフィクションなのにリアリティを感じることができるのは、やはり京都が舞台だからだろうなと思うような作品でした。森見さんは文体が面白いので、その文体を舞台でどう活かしてくのかとても興味があります」、尾上は「アニメ版を観ていたので、あれを舞台でどんなふうにやるのだろうとワクワクしています。早く稽古場で知りたいです。あと。作品に出てくる“偽電気ブラン”も飲んでみたいです(笑)」と、誰もが「あの原作をいったいどう舞台化するのか」と楽しみにしている様子。上田の演出を受けるのは『TOKYOHEAD~トウキョウヘッド~』(’15年)ぶりの尾上は「僕は当時コメディをあまりやったことがなかったのですが、上田さんの演出でコメディの面白さを学びました。今回もまた新しい発見ができたらいいなと思っています」、初めて上田の演出を受ける白石は「とても緊張していますが、森見さんの原作と上田さんの脚本を比べてみたら、上田さんが面白いと思われていることが少し見えてきて、安心しましたし、楽しみにもなりました」、同じく初めて上田の演出を受ける玉置も「僕もコメディをあまりやってきていないので、どんなふうに取り組んでいいのかも見当がついていない状態です。だけどヨーロッパ企画の皆さんも出演されますし、いろんな方に甘えながらぶつかっていければいいなと思っています。がんばります」とそれぞれ意気込んだ。作品の中身はもちろん、キャストもユニークで、どんな舞台になるのか期待が膨らむ本作の、東京公演は6月6日(日)から22日(火)まで新国立劇場 中劇場にて、大阪公演は6月27日(土)・28日(日)にCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて上演。取材・文:中川實穂
2021年05月24日松本穂香が熱狂的BL愛好家を演じるWOWOWオリジナルドラマ「グラップラー刃牙はBLではないかと考え続けた乙女の記録ッッ」の放送・配信が決定した。文房具メーカーに勤める児島あかねには、会社では誰にも知られていない趣味がある。それはBL(ボーイズラブ)。身近にあるごくありふれた物までBLに置き換えてしまうほどの熱狂的BL愛好家。そんな彼女はある日、国民的格闘漫画「グラップラー刃牙」と出会ってしまい、格闘家たちの肉体美や魅惑的な言動に濃厚なBLの可能性を見出す。会社では本当の自分を隠しながら卒なく仕事をこなし、夜は腐女子仲間と居酒屋でBLトーク、自宅ではひとり妄想の世界で刃牙BLを熱く語りつくす…そんな毎日が彼女の幸せだったが、大事なプレゼンを控える後輩・竹野や上司・梶原、さらに同級生の柴本との再会によってその平穏な日々が揺らぎはじめる――。本作は、金田淳子の「『グラップラー刃牙』はBLではないかと1日30時間300日考えた乙女の記録ッッ」を原案としたドラマ。板垣恵介による「グラップラー刃牙」は、シリーズ累計発行部数8500万部を突破する人気格闘漫画。これを初めて読んだBL研究家の金田さんが、「この作品、濃厚BLなのでは?」と発想したことから生まれた規格外エッセイだ。ドラマでは、「有村架純の撮休」に参加した山岸聖太が監督、「ヨーロッパ企画」上田誠が脚本を務める。「この世界の片隅に」『わたしは光をにぎっている』『みをつくし料理帖』の松本さんが演じるのは、主人公・児島あかね。文具デザイナーとして卒なく仕事をこなすが、一方で熱狂的BL愛好家でもある。「グラップラー刃牙」と運命的な出会いをはたしたことで、これをBLとして妄想し、登場する男性の裸や絡みを見てはエロやラブを1日30時間想像する腐女子という役柄。「題名から面白い予感が滲み出ているし、監督は山岸聖太さんだし、、、これは絶対面白い!!とワクワクしたのを覚えています」と当時をふり返った松本さんは、「いざ頂いた脚本を読んでみると、すごくしっちゃかめっちゃかな世界観!いい意味です。BL好きな乙女の頭の中を具現化すると、こんなにもカラフルな世界になるのだなぁと楽しい気持ちになりつつ、その膨大なセリフ量に圧倒されました。大変な撮影ではありましたが、とにかく楽しかったです!」とコメント。金田さんは「奇書を堂々と出版した私の目から見ても、ドラマ化という発想があまりにも奇怪で、最初は『騙されているのでは?』と思いました」と最初はドラマ化を疑っていたそうだが、「ドラマ化については、制作チームを信頼して何もかもお任せしています。『グラップラー刃牙』シリーズのファンも、妄想なら我にも語らせろというオタク女子も、松本穂香さんのファンも、それぞれに楽しんでいただけると思います」と話している。WOWOWオリジナルドラマ「グラップラー刃牙はBLではないかと考え続けた乙女の記録ッッ」は8月、WOWOWプライム&オンデマンドにて放送・配信予定(全7話)。TELASAにて各話終了後配信開始。(cinemacafe.net)
2021年05月21日「KAT-TUN」上田竜也が新ドラマ「ネメシス」に出演することが決定。広瀬すずと櫻井翔が演じるアンナと風真のいるチームネメシスの新メンバーとなり、“アニキ”と慕う櫻井さんと初共演を果たす。本作は、櫻井さん演じるポンコツ探偵と、広瀬さん演じる天才すぎる助手が、超難解な事件を次々解決していく極上のミステリー・エンターテインメント。今回、上田さんが演じるのは、依頼されたものは何でも作ってしまう、超職人気質な謎の道具屋・星憲章。横浜にある映画館「ジャック&ベティ」の地下にある星の仕事場に行くためには、顔認証に静脈認証、さらには合言葉を言わなければならない。そして、星に依頼をするためには、ある鉄の掟を守らなければならない。それは、“レアな駅弁を持参すること”。レアであればあるほど、面会時間は長くなる――という癖が強すぎるキャラクターだ。また、チームネメシスの道具屋という役どころで、どうやら風真とは昔からの顔馴染みのようだが、星は風真のことを完全に信用していない様子。初見のアンナに対しては「信用出来ない。なんか面白いことやって」と、信用ポイントは面白いかどうか…というこれまた謎ルールがある。さらに2話以降も、アンナと風真の凸凹推理をサポートする超便利な道具を作り出し活躍する。上田さんは「探偵ものでありながら、コミカルなシーンもあったり、いろんな要素が含まれていて脚本が面白い」と本作について語り、「星くんのキャラクターは、気難しい感じでいくのか、オタクっぽい要素を出した方がいいのか、様々なパターンを思い浮かべることができて楽しみでした。駅弁に物凄い執着があったりするところも興味深いキャラクターで、シーンシーンで演じることを楽しめるように心がけました」と今回の役柄についてコメント。共演の広瀬さんと櫻井さんについては「広瀬さんと櫻井さんとの掛け合いは、とても安心感があって、初日とは思えないほど自然に入りこむことができましたし、2人のテンションも身近に感じられて楽しめましたし、キャラクターの可愛らしさも出ていて、とてもいいコンビだと思いました」と印象を明かしている。「ネメシス」は4月、毎週日曜日22時30分~日本テレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年03月30日オムニバス映画『半径1メートルの君~上を向いて歩こう~』の1篇で、グローバルボーイズグループ「JO1」の豆原一成が映画初出演する『本日は、お日柄もよく』に、同じく「JO1」の川尻蓮、川西拓実、木全翔也が出演していることが分かった。岡村隆史(ナインティナイン)と豆原さんほか、海宝直人×亜生(ミキ)、倉科カナ×徳井義実(チュートリアル)、小池徹平×じろう(シソンヌ)、白石聖×後藤淳平(ジャルジャル)、般若×秋山竜次(ロバート)、松井玲奈×山崎静代(南海キャンディーズ)、水川あさみ×近藤春菜(ハリセンボン)というキャストが出演。脚本家には、上田誠(ヨーロッパ企画)、丑尾健太郎(日曜劇場「半沢直樹」)、品川ヒロシ、粗品(霜降り明星)、高須光聖、福田麻貴(3時のヒロイン)、福徳秀介(ジャルジャル)、又吉直樹(ピース)というクリエイター陣が集結(いずれも50音順)し、8組24名の人気俳優、吉本タレント、クリエイターがタッグを組み、各話約10分のショートストーリーを紡ぐ本作。その中で脚本家に丑尾氏を迎えた『本日は、お日柄もよく』は、岡村さん演じる中年サラリーマンと豆原さん演じる男子学生の物語。2人の会話から親子なのか他人なのかわからないまま進んでいく。そんな本作に「JO1」のパフォーマンスリーダー(ダンスリーダー)である川尻蓮、「PRODUCE 101 JAPAN」のビジュアルセンターにも選ばれた川西拓実、メンバーの中で唯一全てのバトルでベネフィット(順位に応じた加点)を獲得した木全翔也も映画初出演が決定、2人の物語に彩りを与える。「本当に初のお芝居だったので、ドキドキしながら現場に行きました」という豆原さんは、「『JO1』メンバーの川尻蓮、川西拓実、木全翔也も出演していますので、ぜひ劇場でご覧ください」とアピールしている。『半径1メートルの君~上を向いて歩こう~』は2月26日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:半径1メートルの君~上を向いて歩こう~ 2021年2月26日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©「半径1メートルの君~上を向いて歩こう~」製作委員会
2021年02月25日新海誠監督の『天気の子』地上波初放送を記念して、同監督の2作品『秒速5センチメートル』と『星を追う子ども』が一挙放送されることが決定した。『秒速5センチメートル』は、互いに思いを寄せ合いながらも離れ離れになった少年と少女が、大人になるまでの心の変化を描いた連作短編アニメーション。単館上映ながら異例のロングランを記録した人気作だ。そして、新海監督が冒険ファンタジーに挑んだ意欲作『星を追う子ども』は、地下世界アガルタからやってきた少年と出会った少女が冒険の旅へ。彼らを待ち受ける運命と少女の成長を映し出す。金元寿子、入野自由、井上和彦ら、豪華声優がキャラクターの声を担当しているのも注目ポイント。なお、これらは全て本編ノーカット版で放送する。『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』は12月29日(火)深夜2時20分~テレビ朝日にて一挙放送。『天気の子』は2021年1月3日(日)テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2020年12月17日俳優、吉本タレント、クリエイターという8組24名が参加するオムニバス映画『半径1メートルの君~上を向いて歩こう~』の公開が決定。各話ごとに2人の主人公が登場し、近距離での“心の濃厚接触”を描くショートストーリーを結集した、面白くハートフルで感動的、そして前向きな映画となっている。こんな時だからこそエンタメの力で人々の心を元気にしたい、笑顔で上を見上げることができる前向きな気持ちを届けたい、そんな思いから急遽、製作を開始した本作。企画には、岡村隆史(ナインティナイン)×豆原一成(JO1)、海宝直人×亜生(ミキ)、倉科カナ×徳井義実(チュートリアル)、小池徹平×じろう(シソンヌ)、白石聖×後藤淳平(ジャルジャル)、般若×秋山竜次(ロバート)、松井玲奈×山崎静代(南海キャンディーズ)、水川あさみ×近藤春菜(ハリセンボン)がそれぞれの作品に出演。また脚本は、ヨーロッパ企画の上田誠や、「半沢直樹」の丑尾健太郎、品川ヒロシ、粗品(霜降り明星)、高須光聖、福田麻貴(3時のヒロイン)、福徳秀介(ジャルジャル)、又吉直樹(ピース)がそれぞれ担当。監督は品川さんや粗品さん、「世にも奇妙な物語」など数多くのドラマを手掛けてきた山内大典監督と紙谷楓監督はそれぞれ3本のストーリーを務める。なお、各話のタイトルは発表されているものの、内容についてはまだ明かされていない。<『半径1メートルの君~上を向いて歩こう~』作品一覧>■『本日は、お日柄もよく』<出演>岡村隆史×豆原一成<脚本>丑尾健太郎<監督>山内大典■『同度のカノン』<出演>海宝直人×亜生<脚本・監督>粗品■『やさしい人』<出演>倉科カナ×徳井義実<脚本>高須光聖<監督>山内大典■『真夜中』<出演>小池徹平×じろう<脚本>又吉直樹<監督>紙谷楓■『まわりくどい二人のまわりくどい気持ちの伝え方は大胆でむしろまわりくどい』<出演>白石聖×後藤淳平<脚本>福徳秀介<監督>山内大典■『戦湯~SENTO~』<出演>般若×秋山竜次<脚本・監督>品川ヒロシ■『とある家のこと』<出演>松井玲奈×山崎静代<脚本>福田麻貴<監督>紙谷楓■『バックヤードにて』<出演>水川あさみ×近藤春菜<脚本>上田誠<監督>紙谷楓『半径1メートルの君~上を向いて歩こう~』は2021年2月26日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2020年12月10日8組24名の人気俳優、吉本タレント、クリエイターによるオムニバス映画『半径1メートルの君~上を向いて歩こう~』(2021年2月26日公開)が公開されることが10日に明らかになった。同作は、新型コロナウイルスの影響でたくさんの作品が公開延期となり、撮影も中止が続くなど大きな打撃を受けた映画界に対して、こんな環境だからこそ「前向きで、世の中に元気を届ける」ために「エンタメの炎を絶やさない」という想いのもと企画されたオムニバス映画。8組24名のキャスト、クリエイターが集結し、各話ごとに2人の主人公が出演、近距離での“心の濃厚接触”を描く、各話約10分のショートストーリーを結集した。「笑顔で上を見上げることができる前向きな気持ちを届けたい」という想いから急きょ制作を開始、スピード撮影で公開を決めたという同作。「エンタメは不要不急ではない、必要至急で作るのだ。人と人の距離をとらなければならないのなら、『心の濃厚接触』を描きたい。そこには心のマスクを脱いだ瞬間がある」という思いが示され、「映画館で人が映画を見るときは自然と『上を向いて笑っている』。どんなことがあっても笑うことをやめない、そのための映画をお届けいたします」と企画意図が語られた。企画では、岡村隆史(ナインティナイン)×豆原一成(JO1)、海宝直人×亜生(ミキ)、倉科カナ×徳井義実(チュートリアル)、小池徹平×じろう(シソンヌ)、白石聖×後藤淳平(ジャルジャル)、般若×秋山竜次(ロバート)、松井玲奈×山崎静代(南海キャンディーズ)、水川あさみ×近藤春菜(ハリセンボン)(50音順)という豪華キャストが賛同し、集結。JO1の豆原は映画初出演となる。そして脚本家には、上田誠(ヨーロッパ企画)、丑尾健太郎(日曜劇場『半沢直樹』)、品川ヒロシ、粗品(霜降り明星)、高須光聖、福田麻貴(3時のヒロイン)、福徳秀介(ジャルジャル)、又吉直樹(ピース)(50音順)という豪華クリエイター陣が集結した。品川と粗品は自ら監督も担当、そして粗品は映画初脚本&初監督、福徳秀介と福田麻貴は映画初脚本となる。また『世にも奇妙な物語』など数多くのドラマを手掛けてきた山内大典監督と紙谷楓監督がそれぞれ3本のストーリーの監督を務める。○作品一覧・『本日は、お日柄もよく』出演:岡村隆史(ナインティナイン)×豆原一成(JO1)×脚本:丑尾健太郎監督:山内大典・『同度のカノン』出演:海宝直人×亜生(ミキ)×脚本・監督:粗品(霜降り明星)・『やさしい人』出演:倉科カナ×徳井義実(チュートリアル)×脚本:高須光聖監督:山内大典・『真夜中』出演:小池徹平×じろう(シソンヌ)×脚本:又吉直樹(ピース)監督:紙谷楓・『まわりくどい二人のまわりくどい気持ちの伝え方は大胆でむしろまわりくどい』出演:白石聖×後藤淳平(ジャルジャル)×脚本:福徳秀介(ジャルジャル)監督:山内大典・『戦湯~SENTO〜』出演:般若×秋山竜次(ロバート)×:脚本・監督:品川ヒロシ・『とある家のこと』出演:松井玲奈×山崎静代(南海キャンディーズ)×脚本:福田麻貴(3時のヒロイン)監督:紙谷楓・『バックヤードにて』出演:水川あさみ×近藤春菜(ハリセンボン)×脚本:上田誠(ヨーロッパ企画)監督:紙谷楓(C)「半径1メートルの君~上を向いて歩こう~」製作委員会
2020年12月10日2020年4月、YouTubeチャンネル『太田上田【公式】』が開設されました。この『太田上田』は、2015年9月1日から、中京テレビで毎週火曜日の深夜に放送されているバラエティ番組。2017年4月1日までは5分間のミニ帯番組でしたが、4月5日以降は25分番組となりました。『爆笑問題』の太田光さんと『くりぃむしちゅー』の上田晋也さんは、20年来の知り合いだそう。『太田上田』は、そんな2人と旧知の仲であるプロデューサーが、楽屋でじゃれ合っている2人が面白いと思ったことから、中京ローカルの番組として制作され、番組内では太田さんと上田さんがペアルックの衣装を身につけて出演しています。YouTubeでは、この『太田上田』の5年分の名シーンが一挙に配信されています。今回紹介する動画のゲストは、TBSラジオで月曜日から木曜日の朝8:30~11:00に放送されている『伊集院光とらじおと』で活躍中の伊集院光さん。落語が好きな太田さんは、落語家出身の伊集院さんと、よく話をしているそうで、動画では、3人が楽屋に集まって世間話をしているような雰囲気で、太田さんと上田さんが伊集院さんを奥さんネタでイジリ返しています。まずは、YouTubeをご覧ください。話している内容は、まるで小学生のようですね…。最近はクイズ番組などのMCとしての印象が強い上田さんですが、この動画ではクラスメイトと話している小学生のようで笑顔も多く、3人が同年代ということもあってとても楽しそうでした。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2020年11月17日京都を拠点に、演劇、映像、イベントなど多岐にわたる活動を展開している人気劇団・ヨーロッパ企画。7月よりYouTubeチャンネルにて生配信劇シリーズ『京都妖気保安協会』を無料公開してきた彼らが、9月26日(土)にその集大成として“劇場”を舞台にした長編の生配信劇を行う。配信に向けて、ヨーロッパ企画メンバーがオンライン記者会見を行った。【動画配信】~ヨーロッパ企画の生配信劇シリーズ~『京都妖気保安協会』ケース4「鴨川ミッドサマードリーム」チケット情報コロナ禍の中で、「ヨーロッパ企画ならではの表現を模索してきた」という代表の上田誠。そんな中で立ち上がった企画が「京都のさまざまなロケーションを生かした生配信劇」だった。「リモートで生配信劇をされているところとか、劇場から無観客でされているところとかいろんな先人たちがいたので、自分たちならではの変化球が投げられればという気持ちで始めました。ヨーロッパ企画は演劇班だけでなく、映像班や配信班など、いろんなチームが混在している。その人たちが連携して成し得る、僕たちならではの表現だなという感覚が、やればやるほど強くなってきています」(上田)。本企画はこれまでに、運行する電車の中から配信した『嵐電トランスファー』、レトロな雰囲気の銭湯「源湯」を舞台にした『西陣ピクセルシャドー』、貴船の料理旅館を舞台にした『貴船スターシップ』といった短編劇を公開。続く“ケース4”は、シェイクスピアの『夏の夜の夢』をモチーフに、京都府立文化芸術会館より『鴨川ミッドサマードリーム』を生配信する。「毎回、シチュエーションに合わせて、地形とかその場所にあるもの、その特性などを取り込んだ劇を展開してきました。今回の京都府立文化芸術会館は、僕たちがいつもツアーの初日を迎える思い入れのある場所で、僕たちにとってはとても場所性のある土地でもあり、また、その中はキャンバス的な意味の空間でもあるので、その二重性がうまく使えたらいいなと。今までの映像収録で培ってきたやり方を生かしつつ、劇場で劇を見る喜びや面白さも感じていただける、ハイブリッドな新しい表現が作れたらと思います」(上田)。メンバーの中川晴樹も「コロナ禍で舞台ができない中、ヨーロッパ企画としてはこんな風に今の状況を乗り越えるんだというところを見ていただければ」と語るように、ヨーロッパ企画が作り上げる新たな演劇の形に期待したい。ヨーロッパ企画の生配信劇シリーズ『京都妖気保安協会』ケース4「鴨川ミッドサマードリーム」は、9月26日(土)15時開演。PIA LIVE STREAMにて配信チケット販売中。
2020年09月18日上田慎一郎監督の待望の最新作が『メランコリック』の気鋭俳優・皆川暢二を主演に迎えた『ポプラン』に決定、2人からコメントが到着した。上田監督といえば、2018年に公開した『カメラを止めるな!』が公開後、新宿K’s cinemaで連日満席となり「札止め満員」記録を更新。その後、SNSで口コミが広がり全国350館以上での公開となり興行収入31億円を突破した映画業界の最注目人物。また、本作の田上達也役で主演を務めるのは、『メランコリック』で銭湯でアルバイトをする東大卒でニートの主人公・和彦を演じた気鋭の俳優であり、同作のプロデューサーでもある皆川暢二。『メランコリック』は第31回東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ部門」で監督賞を受賞、さらに前年に『カメラを止めるな!』が観客賞2位(The Silver Mulberry Award)を受賞して話題となった「ウディネファーイースト映画祭」で新人監督作品賞に選出され、一部では“第2の『カメ止め』”とも評されて話題沸騰。日本映画の未来を背負う上田監督と皆川さんが本作『ポプラン』で初のタッグを組む。また、本作は、先日発表された「映画をもっと自由に」をモットーとした“映画実験レーベル”「Cinema Lab(シネマラボ)」が製作する1本。「Cinema Lab(シネマラボ)」は映画監督の「熱量」と「情熱」を込めた映画作品を届ける試みで、映画化の条件は「限られた制作予算」のみ。映画監督が自ら企画開発、脚本、キャスティング、ロケーション、演出までを自由に手掛け、いわば「監督絶対主義」で映画を製作、全てのクリエイティブは監督に基本一任される。上田監督のほか、本広克行、押井守、小中和哉が参画。日本映画界に少し違う角度から光を照らし、「映画をあまり鑑賞しない人」が映画に興味を持ってもらえたり、「映画好きな人が映画の面白さ」を再発見してもらえたり、「次世代の映画監督との出会い」があったり、日本映画界に少しだけ貢献できたら…という思いが込められている。「錚々たる巨匠達の中に混ぜて頂き、参加できる事を光栄に思います」と語る上田監督は、本作について「9年前に着想を得てから、ずっと温めてきたものです。自分の企画ストックの中でも一番の問題作で、今まで中々実現に至りませんでした。内容が発表されたら『なんじゃそりゃ!?』と驚かれると思います。そんな問題作にGOを出してくれたシネマラボの皆さんの勇気と寛容に感謝しています」とコメント。「主演の皆川暢二さんとがっつり肩を組んで、日々、共に悩み、迷い、もがきながら『まだどこにもないエンターテイメント』を追いかけてジタバタしています。『ポプラン』とは一体なんなのか?妄想を膨らませてお待ち下さい!」とアピールした。皆川さんも、「まず今回、クリエイター第一主義という理念を掲げて設立されたシネマラボには、純粋に凄いと思いました。そしてそんなシネマラボの中で、『ポプラン』という作品はシネマラボの理念を象徴するような作品になるのではないのかと感じています」と語る。上田監督とは「今回関わらせて頂く以前は作品、SNS上を通してでしか存じあげなかったのですが、そこから上田監督の考えと行動に対して勝手にシンパシーを感じていました。笑そんな上田監督とご一緒にできることは非常にワクワクしています!」とコメント、主演として「上田監督、キャスト、スタッフの皆さんと一緒に作りあげるという過程も大事にしたいと思います。全力でこの作品に向き合いたいと思います」と明かしている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ポプラン(C)映画「ポプラン」製作委員会
2020年09月15日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。コロナ禍以降、人が集まっての映画製作がなかなか難しい今。そんななか、「緊急事態」を題材に、なるべく非接触で打ち合わせし撮影した5組の監督によるオムニバス映画『緊急事態宣言』が、Amazon Prime Videoで話題です■映画『緊急事態宣言』Amazon Prime Videoで独占配信中まずは園子温監督作品『孤独な19時』を紹介。新型コロナウイルス終息後、新ウイルスが出現し、年数回しか外出が許されない日本。ソーシャルディスタンスは50メートルになり、一度も家から出たことがない青年の音巳(斎藤工)は、同居していた祖父母や父母とも死別して一人暮らし。そんなある日、外から妙な音が聞こえ、ついに外出を決意。それは男女のキスの音なのでした。このほかに、離れた親子がリモートで誕生日を祝う中野量太監督作品『デリバリー2020』、俳優・ムロツヨシとメディアクリエーター・真鍋大度、劇作家・上田誠によるユニット「非同期テック部」の『DEEPMURO』、三木聡監督による極貧生活の女優のホラーストーリー『ボトルメール』、世界各地の自粛生活映像を集めた真利子哲也監督『MAYDAY』など、いずれも深刻な題材を扱いながら、ユーモアや日常の大切さが随所にちりばめられています。新型コロナウイルスの終息を願って、少しでも工夫しながら毎日を強くたくましく生きる私たち。今だからこそ見たい映画です。(文:西元まり)「女性自身」2020年9月15日 掲載
2020年09月07日園子温、中野量太、真利子哲也ら日本を代表する5組の監督と豪華キャストが“緊急事態”をテーマに、それぞれ5本の映画に挑んだ『緊急事態宣言』。先週末に各作品の監督、キャストによるオンライン・リレー式の「完成記念会見オンラインイベント」が開催。作品公式Twitterアカウントで事前に募集した質問に対する名(珍)回答が続出するなど、生配信ならではの盛り上がりを見せた。『MAYDAY』より真利子哲也監督、岩瀬亮、内田慈ほかの4作品とは趣が異なり、本作はドキュメンタリー作品であることについて、真利子監督は「3月14日まで1年間アメリカにいたというのもあって、海外に住んでいる人の日常が気になってこのような作品になりました」とコメント。「近況を聞いてきになったことを撮ってもらうようにしました。送ってもらった映像はそれぞれ面白かったのですが、どういう話の組み立てにしよう何度か折れそうになりました。ありのままに撮ったものを構成していきました」と言い、「言葉がわからないけれど映像で伝わるものありました」と明かす。緊急事態宣言中は「完全にこの作品」に没頭していたそうで「皆さんに送っていただいていた映像を観て、そう作り上げていこうかと考えているうちに緊急事態宣言が明けていました」と監督。「世界中が同じような状況なので、みんな繋がっているなと感じました。新しいアプローチではあるけれども真利子監督の作品になっているねと言っていただけるとこのようなやり方もあるんだなと自分でも発見になりました」と、コロナ禍での発見をふり返っている。「役者として不思議な体験でした」という内田さんは「完成した作品をみると、それぞれが知らない人たちでありながら違う日常だけれど、各国のパートパートでバトンを渡しているような感覚」だったと本作について語っている。『デリバリー2020』より中野量太監督、渡辺真起子、青木柚「この状況で言い溜まっているものが、怒りだったり、閉塞的な感情が溜まっていたりしたので普段の食卓、家族、誕生日会という日常がコロナ禍というバックグランウンドでこれだけ変わるというのを描きたかった」と中野監督。「今回は『家族にみえる』という演出は難しかったので、脚本にその想いを込めました」と言う。すると渡辺さんは「中野節ここにありという作品になっていると思います。物語には素直に入っていったけど出来上がりが想像し辛かったけど、監督が脚本に自信満々なので、安心して臨みました」とコメント。「リモートでの撮影が初めて」という青木さんは「どんな映像になるのか想像がつきませんでした」と明かし、「黙って聞いているのも全て映っているので、しぐさを意識しました。3人の中に『ある出来事』が根底にあれば、家族として繋がっているように見えるとおっしゃっていたので意識して演じました」と“家族”にみえるポイントに言及した。『孤独な19時』より園子温監督、斎藤工「日本におけるコロナの拡がりをみていると不安になるところから」からストーリーを想起したと語る園監督。「ジャンルは星新一みたいなショートショートのイメージでSF」といい、「あまり現実味のないロケーションだとウィル・スミスのディストピア映画みたいになってしまいかねないので、近未来とはいえ今の日本に近いロケーションはイメージしました」と明かす。「誰にとっても孤独との戦いはあると思います。コロナとの戦いはどんな結末がまっているのか...」と語る園監督は「長い友達ではあるけど、しっかりと一緒にやれていないので、ハマり役をやっていただければ」と斎藤さんとのタッグに触れた。それに対し、「指名いただけたことは光栄につきます」という斎藤さんは、本作について「元々『100年ウィルス』というタイトルだったんですが現実もペスト、スペイン風邪など疫病が100年周期で来ているんですよね。地球からの警告、未来の話なのに過去を描いているような印象も受けました」と言う。演じた“一度も外出をしたことのない男”という役柄について、「『緊急事態宣言』中はコンビニすらいかなかったのでとてもリアルでした」とコメント、本作に登場する「象徴的な濃厚接触がキスシーンですが、今後意味が変わっていく。今を表す象徴的な一つだなと思います。キスをする映画の価値が変わってくると思います」と持論を展開した。『DEEPMURO』より非同期テック部(ムロツヨシ、真鍋大度、上田誠)「まだ完成形観てない!」というムロさん。「リモート飲みでこういう事態だからだからこそ、何かできることがないかと真鍋さんと話して酔った勢いもあり『やろう!』となってお話を作れる上田さんにお声をかけて」と、非同期テック部の設立を解説。「柴咲コウさんに半ば冗談でオファーしたら受けていただけたんです!部活じゃなくなった瞬間です。ちゃんとした映像作品としてご覧いただけるということを嬉しく思っています」と感慨深げ。「柴咲コウさんは芝居が出来上がっていたのにこちらが準備不足でヤバいと焦りました」と明かす。真鍋さんは、「ムロさんが家にいて、ムロさんの家にあるものを操作できると面白いんじゃないかというテック的なアイデアを出させていただきました。急にまた忙しくなったタイミングでこの作品にとりかかり、ムロさんがいなかったとしても成立するのでは...というテックを用いています」とコメント。そんな本作について上田さんは「ネタバレなしで観ていただきたい!ので本編の映像ナシ!」と自信をのぞかせた。『ボトルメール』より三木聡監督、夏帆、ふせえり「夏帆さんは追い詰めてみたいランキング一位だったので、この企画だと面白いと思いキャスティングさせていただきました。追い詰められている感じを強めるために夏帆さんの役は仕事を干されているという設定にしました」と激白する三木監督。夏帆さんは「実は休みをとって旅行に行こうと思っていたのですが、この状況だったので行けなくて声をかけていただけて良かったです。半年ぶりの現場だったんで、セリフを覚えられるか、声がうまく出せるかなど少し不安でした」とふり返る。また、「あれ、これどういう意味なんだろうっていうのが多かったんですが世の中もっと不条理なことはありますからね(笑)」と意味深に話すのはふせさん。「この制約された状況下での撮影は逆に楽しめました。前からソーシャルディスタンス女なので、やっと距離をとれるような時代になってくれてうれしいです」と語っていた。『緊急事態宣言』は8月28日(金)よりAmazon Prime Videoにて独占配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:緊急事態宣言 2020年8月28日よりAmazon Prime Videoにて独占配信© 2020 Transformer, Inc.
2020年08月26日日本を代表する5組の監督と、斎藤工、柴咲コウ、麻生久美子ら豪華キャストが“緊急事態”をテーマに自由な発想で映画に挑む『緊急事態宣言』。この度、本作の各作品の場面写真とあらすじ、そして予告編が公開された。Amazon Prime Videoにて配信される本作は、中野量太監督、園子温監督、非同期テック部(ムロツヨシ+真鍋大度+上田誠)、三木聡監督、そして真利子哲也監督の5組の監督が、「緊急事態」をテーマに5本の映画を撮り下ろし。このひとつのテーマをもとに、それぞれが全く異なるアプローチで、全く違う5つの映画を作り上げる。そんな各物語のあらすじが今回公開された。#1『デリバリー2020』(中野量太監督)自粛生活が続く中、離れ離れに暮らす家族が「誕生日は皆で祝う」というルールに従いオンラインで集まった。画面越しに食卓を囲む母、娘、そして息子。父は予定通り19時に帰宅するという。だがこの恒例行事には、オンラインという以外にも例年と違う点があった…。#2『孤独な19時』(園子温監督)COVID-19収束後に現れたさらに狂暴なウイルスにより、自粛生活の続く日本。人々は50メートルのソーシャルディスタンスを保って生活していた。生まれてから一度も外に出たことのない音巳は、外から聞こえる奇妙な音が気になるあまり、初めて家の外へ踏み出すが…。#3『DEEPMURO』(非同期テック部)俳優ムロツヨシは、念願だった柴咲コウとの恋愛ドラマの撮影に挑んでいた。だが、ムロの様子はどうも変だ。戸惑う柴咲は、心配そうにムロに話しかける。「ムロさん、いつもと違うけど大丈夫?」そのとき、撮影現場の扉が開いて入ってきたのは…!?#4『ボトルメール』(三木聡監督)第二波が来る少し前。不倫で仕事を干された女優、鈴音の下に謎のメールが届く。その指示に従って出かけた新作映画の主演オーディションで見事合格した彼女は、監督からリモートで演技指導を受けることになるが…。#5『MAYDAY』(真利子哲也監督)2020年5月。あらゆる国や地域で緊急事態が宣言され、世界中で自粛生活が続いていた。だが、風景や状況は全く違っても、地球上は同じ時間軸で繋がっている。北米、アジア、アフリカ、ヨーロッパ…。日本時間の19時ちょうど。世界はそれぞれの表情で過ごしていた。各話の映像が映し出された予告編も同時に到着。また、本作共通のオープニングテーマとして、テクノミュージシャン・音楽プロデューサーの石野卓球による書下ろし楽曲「Emergency Frequency(エマージェンシー・フリークエンシー)」が起用されることが決定し、オープニングのアニメーションは、ともに世界4大アニメーション映画祭の全てでノミネーションを果たした気鋭のクリエイター、冠木佐和子と水江未来が担当。映像では、これらの楽曲とアニメーションも収録されている。なお、配信を記念して8月22日(土)16時より、各作品の監督&キャストによるオンライン・リレー式の「完成記念オンライン会見イベント」が、公式Twitter(@KINKYU_JITAI)にてライブ配信予定。本イベントは後日、YouTubeにてアーカイブ配信を予定している。『緊急事態宣言』は8月28日(金)よりAmazon Prime Videoにて独占配信。(cinemacafe.net)■関連作品:緊急事態宣言 2020年8月28日よりAmazon Prime Videoにて独占配信© 2020 Transformer, Inc.
2020年08月19日日本を代表する監督と豪華キャストが参加したオムニバス映画『緊急事態宣言』が、Amazon Prime Videoにて独占配信されることが決定した。本作は、緊急事態のさなかで生まれた企画。“緊急事態”の記憶を、あるいはそれがもたらした変化や意味を、5組の監督たちの手で映画の形へと刻み込む。作品ラインアップは、園子温監督『孤独な19時』、中野量太監督『デリバリー2020』、ムロツヨシら「非同期テック部」による『DEEPMURO』、真利子哲也監督『MAYDAY』、そして三木聡監督『ボトルメール』の5作品。『孤独な19時』には、斎藤工をはじめ、田口主将、中條サエ子、関幸治、輝有子、鈴木ふみ奈が出演。『デリバリー2020』には、渡辺真起子、岸井ゆきの、青木柚が、『DEEPMURO』では、ムロさんが主演も兼任し、柴咲コウ、きたろう、阿佐ヶ谷姉妹が参加。『MAYDAY』には、各国の人々が出演し、日本パートには岩瀬亮と内田慈が。『ボトルメール』には、夏帆、ふせえり、松浦祐也、長野克弘、麻生久美子が出演する。本作は、新型コロナウイルス感染拡大防止を徹底した状況で撮影。いずれの作品も「緊急事態」をテーマに、それぞれが全く異なるアプローチで、全く違う5つの映画をつくりあげる。また今回、特報映像も到着。ホラー映画のように叫ぶ映像や、防護服を身にまとった斎藤さん、驚くムロさんと柴咲さんなど、各物語の映像を少し覗くことができる。監督&キャストコメント園子温監督(『孤独な19時』)現状が、「フィクションのような」時代に、頭が狂わないように、正気を保つために映画を作り続ける事が、大事だ。斎藤工(『孤独な19時』)この混沌とした時代を生き抜く先に光はあるのだろうか。列島が未曾有の疫病や災害に苦しむ中、暗闇にもがく中、映画に出来る事は何なのだろうか。その一つの答えを園子温監督は本作により出してくれたと思っています。この作品を届けたい人、届けたかった人に届く事を心から願います。中野量太監督(『デリバリー2020』)コロナ禍の制限された条件の中で、いったい何を撮れるのか? 考え抜いた僕の結論は、やっぱり家族でした。今、日本中のどの家族にも起こり得る食卓の話です。でもきっと、今まで誰も観たことが無い食卓の物語です。渡辺真起子(『デリバリー2020』)どんな状況であろうが、中野量太監督の歩き方はかわらない。目標を決めています。当たり前のようですが、そこへ向かう監督としての背中をみているのが、私は好きなので、声をかけられたら、一緒にいきます!って答えちゃいます。そして撮影を終えると、物語を通して家族っていいなって、しみじみ思います。岸井ゆきの(『デリバリー2020』)『デリバリー2020』は居る場所はバラバラでも同じものを待っている家族の話。何が届くのか。是非ご覧ください。ムロツヨシ監督(兼・主演)(『DEEPMURO』)緊急事態宣言というものが出されて、非同期テック部は始まりました。今できること、やりたいことを話し合い辿り着いた、一つの答えです。ただただ楽しみにしていてください。変な、恋の、おかしな恋の、お話です。真鍋大度監督(『DEEPMURO』)人の心を動かすものは何か。表情とは一体何なのか。DEEPなムロさんを観て色々なことを考えました。AI技術が作り出す不思議な表現を楽しんで頂ければ幸いです。上田誠監督(『DEEPMURO』)ちょっと胸がざわつくようなテックを使いました。しかし来るべき未来だそうです。果敢に顔をかしてくれたキャスト陣に感謝です。柴咲コウ(『DEEPMURO』)ムロさんとのラブストーリーとお聞きして、驚きと楽しみを持って撮影に挑みました。それがあんなことになるなんて・・・!真利子哲也監督(『MAYDAY』)緊急事態宣言中に完全リモート撮影の依頼を受けて、エジソンとリュミエールを見直して映画のはじまりから考えました。それから世界中の友人たちに声をかけて、コロナ禍にある2020年5月のビデオレターをもらったら、いろんな思いが浮かび上がってきました。それぞれは些細なことかもしれないけど、それがひとつに繋ぎ合わさった『MAYDAY』には、はじめて映画をみた人たちが味わったような驚きと発見があるように思います。岩瀬亮(『MAYDAY』)隣の人、遠くの人。知っている人、知らない人。その人達に思いを巡らせたり知りたいと思ったり。この映画に関わりながらそんなことを考えました。内田慈(『MAYDAY』)憧れの真利子組に。14か国・21都市の人々が関わる異色作。監督とリモートで相談しながら、コロナ下の日常をテーマに各都市各々で素材を撮影。出来上がったものは、各パートが作用しあって作品全体がうねり、テーマが立ち上がる妙はもう「観て」としか言えない。東京パートとして関われたこと、心から幸せです。三木聡監督(『ボトルメール』)街を捨てよネットに行こう。ギャグに右も左も無いけれど、右よりなコメディと右よりなコボケをカマしまくる現実が跋扈する今日この頃、今回は左よりな感じです。パヨクですが何か?夏帆(『ボトルメール』)唯一無二な三木さんの世界観に、ずっと憧れていました。そんな、初の三木組。意気揚々と現場に向かったものの、自粛明けのブランクがあるなかでの撮影は、今までとは勝手が違い、それはそれはハードでした。今だからこそ、つくれる作品。そこに三木さんのシュールな笑いが融合して、ざらりとした不思議な作品になったのではないかと思います。ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。ふせえり(『ボトルメール』)この『ボトルメール』は、三木作品の中でも特にぶっ飛んだ内容なので、真面目に観ないで頂きたい。制限のある中で作品を作るのは大変だが、バカパワーは出る。出演してる私も、バカパワーで演じた。『緊急事態宣言』は8月28日(金)よりAmazon Prime Videoにて独占配信。(cinemacafe.net)
2020年07月29日京都を拠点に活躍する劇団・ヨーロッパ企画が初めて長編映画を製作した。『ドロステのはてで僕ら』は2分後の未来がわかる物語。モニターのなかの自分と、モニターを見ている自分によって、現在、過去、未来がひとつの空間に現出するというワンダーな出来事を、ビルの1階、2階、5階を使ってワンカメ長回しで撮影した。俳優たちに漲る緊張感によってこれがただならぬ事態であることが伝わってくる。2分後の自分に出会ってしまった主人公カトウを演じる土佐和成はヨーロッパ企画の劇団員、彼がひそかに想う女性・メグミを演じる朝倉あきはヨーロッパ企画作品に初参加。ふたりはこの新感覚な映画にどう立ち向かったのか。ーー2分後の未来がわかるというユニークなアイデアのSF作品に出演したおふたりはSF映画はお好きですか。朝倉あき(以下、朝倉):SFには詳しくはないですが、『スター・ウォーズ』世代なので、宇宙を舞台にした映画は好きです。土佐和成(以下、土佐):『スター・ウォーズ』世代なんですか。朝倉:小学生の頃、エピソード1、2、3をやっていて好きで見ていました。最近観た『メッセージ』(2017)という宇宙を舞台にしたハリウッド映画は本当に面白かったですよ。土佐:僕は宇宙的な話はあまり得意じゃないんですが、時間ものは好きで、とりわけ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』先輩は好きです。『ドロステのはてで僕ら』からしたらあれは“時間もの”の直属の“先輩”ですから(笑)。ただ、『ドロステ』は時空をかけてはいないんですよね。登場人物が未来や過去に行くわけではなく、僕らは“現在”に存在するだけで、モニターごしに未来の自分が見えるという仕掛けなんです。朝倉:未来といってもたった2分後なんですよね(笑)。土佐:2分後が向かい合わせのモニターにいくつも連なっていく……と考えるとちょっと気が遠くなりそうな世界ですよね。脚本を書いた上田誠のSF的な世界をこれまでも演じてきた僕ですが、これまで以上に振りきった脚本にびっくりしました。これを上田はひとりで考えてひとりで書いたんだ、と思ったら彼の脳がちょっと心配になるくらい(笑)。それと同時に、これを映像化できたらとんでもない作品になるだろうという期待感が芽生え、どんなに大変な撮影でもやり抜こうと気合が入りました。朝倉:台本のほかにサブテキストがありましたよね。現在、過去、未来の関係性が図解入りで示されていて。サブテキストがある作品は初めてでした。でも逆に、図解を見ると混乱してしまったんですよ(笑)土佐:わかる!(笑)台本を読んでわかったつもりになって、サブテキストを見たら、あれ?って混乱してしまうので、僕は、サブテキストは参考にとどめました。朝倉:土佐さんもそうで良かった(笑)。私も科学的な理論のことは真っ先に考えることを放棄しまして(笑)。一視聴者として台本を読み進めていったら、脚本が面白くて、自然と理論も頭に入ってきたんです。土佐:僕らは台本を確実に演じればいいんですよね。でもモニターの中の2分後の未来の自分と、それを見ている今の自分、さらに過去の自分をカメラ長回しで撮影する場面は緊張しました。モニターのなかの自分と自然に会話しないといけなくて、映像のなかの僕のセリフにちょっとでもぶつかったらNGですから。また、すべての動きを2分でやるという縛りもあって、上田さん自らタイムキーパーをやって、「そこは絶対に2分やな」とこだわっていた。完成するまでは、あの2分の大切さを僕はそこまでわかってなかったんですよね。朝倉:厳密に2分じゃなくてもいいんじゃないかなと思いますよね。でも、出来上がったものを見たら2分縛りが効いてました。決められた枠のなかに生の芝居が合わさったときにどうなるか、上田さんは見たかったんだなぁとできたものを見てわかりました。上田さんは、「高校野球みたいな気持ちでした」とおっしゃってましたね。ほんとうに皆さん、一丸となっていました。私はヨーロッパ企画の作品に初めて参加しましたが、息がぴったり合っているし、こんなに大変なことを淡々と「OK、OK」とスムースに進めていてかっこいいなあと思いました。土佐:いや、実はみんな、内心は、すごいことに挑んでいるって大興奮していたと思いますよ(笑)。朝倉:カメラとマイクと俳優が一体になってワンカメで撮るとき、そこに小道具を仕込むスタッフもいて、忍者のように動き回ってましたね。大変でしたが楽しかったです。土佐:かなりスポーティーに動き回るシーンがありました。なかなかタイミングが合わず22テイクぐらい撮ったことも。途中でどうしていいかわからなくなって山口淳太監督の頭がショートして止まっちゃったんですよね(笑)。ーーひとつのビルの1階、2階、5階を使って7日間で撮影されたそうですね。土佐:ロケ場所のカフェは、ヨーロッパ企画の稽古場兼事務所の近くで、普段から使わせてもらっていて、朝倉さんが演じたメグミさんが働いている床屋さんも、上田が子供の頃から髪を切りに行っているところなんです。あのビルありきで『ドロステ』は生まれました。カフェは昼間は営業しているので、終業時間を待って夜から朝まで撮るという毎日でした。僕が演じたカトウが住んでいる部屋と同じ階や上の階には住んでいる方がいて、撮影が夜なので、あまりにうるさくしてしまったときは、菓子折を持って挨拶に行きました。あのビルの方々には本当に感謝しています(笑)。朝倉:カトウの住んでいる部屋に初めて入った時、共演者の藤谷理子ちゃんたちと「家賃聞きました⁉京都二条駅駅前でめっちゃ良くないですか⁉」と盛り上がりました(笑)。土佐:今、京都では、映画を見終わってから、このカフェに行って、ご飯を食べて、映画の話しをして……という流れがあるみたいで。それはすごく嬉しいですね。聖地巡礼として京都旅行の際は立ち寄っていただければ。ーー朝倉さんはヨーロッパ企画の舞台にも出てみたいですか?朝倉:出たいです。土佐:ほんとに⁉出てくれます?朝倉:出たいんですよ!でも怖い……。土佐:なんも怖くないでしょ!これだけ大変な映画を一緒にやったんですから。どんな舞台よりも今回の撮影がよっぽど大変じゃなかったですか?(笑)朝倉:私は『サマータイムマシン・ブルース』のメイキングを見て、めっちゃ怖いなと思って。土佐:何でですか?(笑)朝倉:今回の映画でもそうでしたが、ヨーロッパ企画の方々はすごく自然にやっているように見えるんですよ。何度も同じ芝居を繰り返しているようには見えず、あまりにも自然なので、私にはそこまで芝居を自分の中に落とし込める自信がなくて……。土佐:『サマータイムマシン・ブルース』は何度も再演をしているからじゃないかな。それに、舞台は1カ月ぐらい稽古する時間があるから大丈夫ですよ。朝倉:そうですよね。やれる機会があるならやってみたいです。土佐:僕たちも、朝倉さんのまだ世に出てない面白さを引き出せる自信も割と出てきているので。朝倉:思いきってぶつかってみたいです(笑)。土佐:ぶつかりましょう!(笑)ーー最後に映画をご覧になる方にメッセージをお願いします。土佐:劇団ヨーロッパ企画が初めて挑んだ長編映画です。劇場にお芝居を観に行くことはなかなかハードルが高いかもしれませんが、映画だったら演劇よりライトに僕らヨーロッパ企画のことを見ていただけるんじゃないかなと思っていて。ヨーロッパ企画を知らない方にも見ていただきたいですし、すでに僕たちのことを応援してくださっている方々には映像の僕たちを見ていただきたいと思っています。朝倉:本当に何度見ても面白い発見がある作品だと思うので、自分だったら2分後や2分前にこういう風にしていたなということを想像してもらいながら、このトリックをじっくり味わっていただきたいです。取材・文=木俣冬写真=池村隆司ヘアメイク:野中真紀子スタイリング:嶋岡隆(Office Shimarl)『ドロステのはてで僕ら』全国順次公開中
2020年07月17日人気声優・宮野真守が主演を務めるドラマ「U.F.O.たべタイムリープ」が、7月14日(火)12時よりYouTube LIVEにて配信されることが分かった。今回配信が決定したドラマは、焼きそばを食べようとするたびに様々な邪魔が入って食べることができないという場面を何度も繰り返す、タイムリープに翻弄される男の悲劇を描く、劇団「ヨーロッパ企画」の脚本・演出による作品。主演を務めるのは、声優だけでなく、歌手、俳優などマルチに活躍する宮野さん。今回、宮野さん演じる会社員が、お昼休みに焼きそばを食べようとお湯を注ぎ待っていると、突然、目の前に上司が現れる。上司のせいで食べられなかった彼は、なんと食べる前、過去にタイムリープしてしまう。その後も部下、ゾンビなど、予測不能な存在に邪魔をされ続ける…。本作は、ワンカメラの長回しで収録したドラマ作品。撮影では、宮野さんをはじめとした出演者と撮影クルーが息の合った動きを繰り広げ、ほとんどのカットが一発OK。宮野さんは、カメラが回っていないところでも共演者と談笑するなど積極的にコミュニケーションをとっており、緊張感に包まれた現場の空気もいつの間にか和やかなムードに変わっていったという。宮野さんは「僕らしさ全開で挑みました!声優の僕とはまた違う一面を楽しんでもらえればと思います!」と呼びかけ、ヨーロッパ企画代表の上田誠は「予期せぬ焼そばの食べられなさはタイムリープに値するでしょう。『3分』をテーマにしたタイムリープ焼そばSFができました」とコメントを寄せている。「U.F.O.たべタイムリープ」は7月14日(火)12時~YouTube LIVE(「日清食品グループ公式チャンネル」)にて配信。(cinemacafe.net)
2020年07月08日ヨーロッパ企画が、劇団として初めて取り組むオリジナル長編映画『ドロステのはてで僕ら』が現在公開中。この度、7月3日(金)よりオープンするTOHOシネマズ 池袋でオープニング上映されることが決定し、特別映像が公開された。本作は、京都を拠点に活動を続け、毎年の本公演では1万5千人を動員する人気劇団ヨーロッパ企画が、劇団として取り組む初のオリジナル長編映画。雑居ビルのカフェを舞台に、2分先の未来が見える“タイムテレビ”を巡る騒動を描いたエクストリーム時間SF。原案・脚本は、上田誠。監督は、ヨーロッパ企画の映像ディレクター、山口淳太が務める。ヨーロッパ企画のメンバーはもちろんのこと、藤谷理子が出演する。本作でヒロインのメグミを演じることになった朝倉あきは、『かぐや姫の物語』『四月の永い夢』『七つの会議』『仮面病棟』などで知られ、今回ヨーロッパ企画とは初タッグとなる。緊急事態宣言の解除後、6月5日より、下北沢トリウッド、京都シネマにて“じわじわ封切りキャンペーン”がスタート。トリウッドでは、初日から3日間の7回上映中5回のチケットが完売。6月5日19:00からは「PIA LIVE STREAM&uP!!!」でのオンライン上映会も開催された。各レビューサイトでも高評価を集め、トリウッドでは上映回数を増やしても連日満席が続出。また、2館同時に“ヨーロッパ企画が映画館にいますキャンペーン”と題して、メンバーが日替わりで観客を見送るという前代未聞のキャンペーンが実施された。以上の好評スタートを受け、7月3日にオープンするTOHOシネマズ 池袋のオープニング作品として上映されることが決定。さらに、TOHOシネマズ 日比谷での上映も決定している。都内シネコンでの公開決定とあわせて、映画プレゼンター・赤ペン瀧川氏とのコラボ映像「赤ペン瀧川の映画添削『ドロステのはてで僕ら』編」も公開。「変態的完成度を誇る作品」「劇団だからこそ挑むことができた無茶な作品。地方劇団無茶祭り!」など、独特のコメントで作品をアピールしている。『ドロステのはてで僕ら』TOHOシネマズ 池袋、TOHOシネマズ 日比谷、下北沢トリウッドほか全国順次公開中
2020年06月29日人気劇団ヨーロッパ企画が、劇団として初めて取り組むオリジナル長編映画『ドロステのはてで僕ら』。当初4月25日より公開が予定されていた同作。新型コロナウィルスの感染拡大による緊急事態宣言で公開が延期となっていたが、6月5日(金)より京都シネマから試運転上映がスタート。さらに同日、1日限りのオンライン上映会「『ドロステのはてで僕ら』オンライン上映会 @PIA LIVE STREAM & uP!!!」が開催されることが決定した。【チケット情報はこちら】『ドロステのはてで僕ら』は京都を拠点に活動を続け、毎年の本公演では1万5千人を動員する人気劇団ヨーロッパ企画が、劇団として初めて取り組むオリジナル長編映画。彼らのホームである、京都・二条で撮影を敢行し、クラウドファンディングプラットフォーム「Motion Gallery」にて国内外の上映に向けた支援を募集したところ、目標達成率617%を記録するなど、劇団初の映画公開に期待が集まっている。オンライン上映会「『ドロステのはてで僕ら』オンライン上映会 @PIA LIVE STREAM & uP!!!」では、本編上映前に原案・脚本の上田誠、山口淳太監督、キャスト全員によるオンライン舞台挨拶が行われる。オンライン配信は「チケットぴあ」が5月にスタートしたライブ動画配信サービス「PIA LIVE STREAM」と、KDDIとぴあが提供するエンタメサービス「uP!!!」を通じて実施。5月23日(土)AM10:00より、チケットぴあとuP!!!サイトにて視聴券販売開始。「『ドロステのはてで僕ら』オンライン上映会 @PIA LIVE STREAM & uP!!!」6月5日(金)19:00-(今回のオンライン上映会は、この映画を公開する映画館を支援する仕組みとなっております。視聴券購入時、15館のうちから支援したい映画館をご選択いただきます)■本編上映前に原案・脚本:上田誠、監督:山口淳太、出演者全員によるオンライン舞台挨拶あり■鑑賞者限定でメイキング映像が視聴できる特典あり■アーカイブ配信期間(日時):オンライン上映イベント終了後~2020年6月6日(土) 23:59生配信の視聴を購入済の方はそのままアーカイブ配信をご覧いただけます。また配信期間中、何度でもアーカイブ視聴可能です。【PIA LIVE STREAM】■視聴券は1,800円でご購入いただけます。■視聴方法は配信日当日に購入履歴にてご案内します。【uP!!!】■auスマートパスプレミアム会員の方は通常1800円のところ1200円で視聴いただけます。■uP!!!での視聴をご利用の際は、事前にauスマートパスプレミアム会員への入会、又はauIDの登録が必要となります。視聴券は1,800円でご購入いただけます。視聴方法は配信日当日に購入履歴にてご案内します。
2020年05月22日演劇プロデューサー・松田誠が、『舞台専門プラットフォーム「シアターコンプレックス」』プロジェクトを発足したことが24日、明らかになった。同プロジェクトは、新型コロナウイルス感染症(COVID19)の影響により大きなダメージを受けている舞台業界に希望を与えるために発足。5月1日よりクラウドファンディングを開始する。具体的には、インターネット配信サービスを開始し、「既存の舞台公演の映像配信」「今後上演される公演のライブ配信」「オリジナル番組配信」を行う。特にオリジナル番組配信は、クラウドファンディングで募った資金を利用し、キャストによる発案やファンの意見を取り入れたかたちでの実現を予定し、6月のサービスインを目指している。同プロジェクトは「この趣旨に賛同いただけるキャストやクリエイター、スタッフの皆さまには、新たな仕事が提供できる場を作れればと考えています・今までにない『舞台』に特化した配信サービスとして、演劇(ストレートプレイ、ミュージカル)を主軸とし、幅広いジャンルのエンターテインメントを提供いたします」とコメントしている。○松田誠 メッセージ自分の人生を救ってくれたのは舞台でした。また人生を豊かにしてくれたのも舞台です。その舞台が今まで経験したことのない危機に瀕しています。今まで当たり前だったことが当たり前では無くなってしまいました。役者、クリエイター、スタッフ、主催者、劇場など様々な仲間を守りたい。お客様との絆を守りたい。お客様に何かを届けたい。決して舞台の火を消してはいけない。何ができるか試行錯誤の上、クラウドファンディングで舞台専門の配信プラットフォームを立ち上げようと思い当たりました。ネット上に架空の劇場を作るイメージです。この架空の劇場を作ることによって様々な舞台のアーカイブ作品が観られたり、舞台の生中継を共有することができます。さらに役者が自ら企画をしたりお客様から企画を募って実施する新しい形のリモート演劇をお届けします。お客様が参加したり応援したりできる劇場にしたいと思ってます。新しいコンテンツを作ることで俳優やクリエイターに新しい仕事が生まれます。これによって多くの仲間を守れると考えました。キーワードは『舞台を救え』です。この活動に様々な会社や俳優の方々からご賛同をいただきました。舞台の火を消さないために、どうか皆さんの力をお貸しください。またリアルな劇場でお会いできる日を目指して!!舞台を救え○シアターコンプレックス協力企業一覧(順不同)ネルケプランニング、マーベラス、ぴえろ、バンダイナムコアーツ、集英社、講談社、小学館、KADOKAWA、白泉社、手塚プロダクション、ニトロプラス、リベル・エンタテインメント、キングレコード、テレビ東京、ブシロード、キューブ、エイベックス・エンタテインメント、エイベックス・ピクチャーズ、ゴーチ・ブラザーズ、DMM.com、ドワンゴ、AbemaTV、グリー、リコモーション、ユークリッド・エージェンシー、銀河劇場、アイア、MixaliveTOKYO、サンライズプロモーション東京、ローソンエンタテインメント、ぴあ、イープラス、ツインプラネット、S-SIZE、代々木アニメーション学院、デジタルクルーズ、ポニーキャニオン、日本2.5次元ミュージカル協会
2020年04月24日俳優の高杉真宙主演の映画『前田建設ファンタジー営業部』が24日、期間限定のオンライン無料上映を実施することを発表した。本作は、建設業界の新市場を切り開き「マジンガーZの格納庫」の建設設計に本気で挑んだ熱きサラリーマンたちの実話から生まれた感動の積算エンタテインメントで、アニメの世界の曖昧で辻褄の合わない設定に翻弄されながらも、技術の底力を駆使して無謀なプロジェクトに立ち向かう姿を描く。1月31日より全国公開となったが、新型コロナウイルス対策による緊急事態宣言の対象地域が全国に及び、作品を映画館で観ることができなくなったことを受け、製作委員会で協議を重ねたと結果、オンライン無料上映が決定。期間中、スタッフ・キャスト参加で、ビデオ会議アプリZoomを使用した生実況イベントの実施も予定している。オンライン無料上映期間は5月3日12時~5月6日23時59分。映画の公式サイト、もしくは公式Twitterの応募フォームから、1人1回に限り応募可能となっている。募集人数は1,000名で、当選者にはシリアルナンバーをメールにて配布、シリアルナンバー1つにつき1回限り視聴可能。特別サイトにアクセスのうえ、シリアルナンバーを入力することで、視聴開始(24時間有効)となる。シリアルナンバーは2つ送られるため、1つを友人にプレゼントして一緒に視聴したり、一緒に実況イベントを見ることも可能となっている。また、生実況イベントは5月6日15時より、ヨーロッパ企画 公式YouTubeチャンネルで行われる(Youtube上では本編の上映はなし)。ヨーロッパ企画の上田誠(脚本)・本多力が参加し、高杉、岸井ゆきののゲスト出演を予定している。○高杉真宙 コメント熱く夢があり元気になれるお話。今だからこそ観て頂きたい映画になっています。そしてそんな映画を今回、生実況させて頂けるということで、皆さんと一緒に映画を見る時間を共有出来るというのは初めてのことなので、少しでも皆さんの楽しみに繋がって頂ければ嬉しいです!○小木博明(おぎやはぎ) コメントこの映画を観て頂いたら、夢や、やる気が溢れて来てしまいます。こんな時期だから、慌てて外に出ないで下さいね。○上地雄輔 コメントこの作品は笑って泣けてホッとする作品になってます。ぜひ今、自分の中でモヤモヤやフラストレーションが溜まってる方はスッキリして素敵なゴールデンウィークを迎えて欲しいと思います!○岸井ゆきの コメント本当にあった前田建設"ファンタジー"営業部! 普段見ることのできない作り途中のトンネルのシーンがお気に入りです。今建っているもの全てに、想像して、計算して、実際に建てた人達がいて、そこには常にアツイ想いがある。熱量を感じられる作品です!○本多力 コメントとにかく熱が人から人へ伝播していく作品です。撮影現場も映画同様エネルギーに溢れてました。毎日もどかしい時間が続いていますが、お家でこの映画を観ていただいて、少しでもみなさんの日々の活力や楽しみに繋がったら嬉しいです!○町田啓太 コメントおうち時間にこの映画を!是非たくさん笑って気晴らしにしてください!ゆっくり楽しんでもらえることを願っています。○六角精児 コメントなかなか希望の持てない今日この頃ですが、この映画が少しでも皆様の明日への活力になることを願うばかりです。○上田誠(脚本) コメントいまこそ脳内に、いろんなものをおっ立てる時代がやってきたのではないかと思います。マジンガーZの格納庫なんか、おっ立ててみるのも面白いのではないでしょうか。おうちで見てください。あなたの脳を、大脳新皮質をこえ辺縁系の下、脳幹まで掘削し、ジャッキアップの夢をありありとお見せします。(C)前田建設/Team F(C)ダイナミック企画・東映アニメーション
2020年04月24日ちょっと笑かす芝居をさせたらピカイチ!そんな印象がある、俳優の佐藤二朗さん。その素顔は芝居に熱い、素敵な大人の男です。――佐藤さんは、いわゆる就職がとても厳しかった時代に、新卒で一流企業にお入りになった。にもかかわらず、それを捨てて芝居の世界に入ったと伺っています。芝居の何が、佐藤さんをそんなに惹きつけたのでしょうか?それ、すごく難しい質問なんですよね…。小さい頃からとにかくドラマが好きで、その頃から、“自分は役者になる運命だ”って思ってたんですよ。夢とか憧れじゃなく、“いやいや、なるよ、なるし”って(笑)。何の根拠もないですが。自分の書いたセリフを読んで、カセットテープに吹き込んで、「僕を使ってください」って、山田太一さんや倉本聰さん、『北の国から』の演出をされた杉田成道さんに送ったりしてて。愛知県の片田舎から。でも一方で、“役者で食えるわけがないし、万が一にも成功するわけがない”とも思っていた。学生時代は、ずっとその矛盾を抱えてました。別に顔もイケメンじゃないし、コネがあるわけでもない。会社に入って、結婚して家庭を作って、普通に人生終わるんだろう、でも世間に少しでも見る目があったら、俺は世に出られるのに…って。それで本当に会社に入って、むろん入ったその会社には何の問題もないんですけれど、会社員として働くという現実を目の当たりにして…。気がついたら実家に帰ってた(笑)。あの頃、ちょっとおかしかったんだろうな。今もおかしいけど(笑)。――その後、劇団を経て少しずつドラマや映画に出られるようになるわけですが、“売れる”ところまで、長い時間を経ましたよね。そうですね。AとかBみたいな役をやる時期も長かったですからね。でも、顔を知られていないっていうことは、実は役者にとっては武器にもなりうるんですよ。例えば刑事Aだとしても、やり方によっては本物の刑事に見えることもあるし、逆に強烈な印象を残すこともできる。僕は演じるときに、つねに“かも”を意識しているんです。こんな人いる“かも”とか、こんなこと言う“かも”っていう、そういうニュアンスを大事にしている。たぶん芝居を見ている人は、その“かも”の部分に惹きつけられるんじゃないかと。例えば、松田優作さんが『太陽にほえろ!』で演じた、拳銃で撃たれて殉職する有名なシーン。――大量の血を見て「なんじゃこりゃぁ!」と言う、あれですね。そう。みんな撃たれたことも、撃たれた人を見たこともそうそうないだろうけれども、でもいきなり撃たれたら、痛みを感じる前に血を見るだろうし、そうしたら「なんじゃこりゃ?」って言うかも…って思うでしょ?――なるほど。セリフひとこと、ふたことしかない役で、上手くできなくて悔しい思いもたくさんしましたから、だからこそ、どんな小さなセリフでも、“かも”を持たせようと頑張りました。以前『共犯者』っていうドラマでコンビニ店員の役を演ったときには、「いらっしゃいませ」というセリフを、「らっしゃいますぅぇ~」みたいな、妙な節で言ったんですけど、そういう店員いそうじゃないですか(笑)。たぶん脚本家にとっても、そんなに思い入れのあるセリフじゃないと思いますけれど、そこに工夫があるかないかで、作品のクオリティって絶対変わってくると思うんです。そういうところを見てくださった方々がいたから、今の僕があるんだと思っています。――そんな下積み時代が。“頑張って上がってきました”みたいな話、事実ではあるんだけれど、自慢ぽいからもう話すのやめようかなって思ってた時期があるんです。でもその頃、先輩の俳優に、「でも二朗、その話が、たくさんの若い俳優の希望になりうるんだぞ」と言われて。若い人たちのためになるならと思って、今は話すようにしてるんですが。でも実際、安田顕とかムロツヨシとか、僕が素晴らしいと思う俳優たちから「ずっと見てました」と言ってもらえるのは嬉しいです。――5月公開の2作目の監督・脚本作品『はるヲうるひと』に出ている山田孝之さんも、佐藤さんを慕う役者さんの一人ですよね。(山田)孝之が出演を受けてくれたときに、「ありがとう」ってメールをしたんですが、それに対して「何度読み返しても、のところで魂が震えます」って返信をくれたんです。彼はあまりそういうメールをくれるタイプじゃないから、すごく嬉しかった。僕が書いた本に役者が共鳴してくれて、すごい芝居を見せてくれて…。撮影現場で彼らの芝居を見ていて、“俺、ちょっと出たくない。誰か代わってくれねぇかな”って気持ちになりました(笑)。僕の本分は役者ですけれど、「演じる」とは別腹で「書く」欲求もあるので、機会があればぜひまた本を書いて、映画も舞台もやりたいですね。――矛盾を抱えていた時代と、芝居への熱い思いをストレートに出せる今、随分変わられましたね。今の自分を見ると、「夢のようだな」って言葉しか出てきません。銭湯通いをしていた頃から一緒にいた妻に言わせると、「随分遠くに来た感じがする」そうです。でも妻には、「もっともっと、遠くに行くよ」って言ってます。――カッコいい!そんな背中に、男子たちが憧れるわけですね。そっか。この間サービスエリアで、おじさん4人に声をかけられた理由はそれか(笑)。さとう・じろう1969年生まれ、愛知県出身。大学卒業後、サラリーマン生活をしながら’96年演劇ユニット「ちからわざ」を立ち上げる。その後劇団「自転車キンクリート」に入団。ドラマ『ブラック・ジャックII』の出演で注目を集めた。代表作は『JIN‐仁‐』『勇者ヨシヒコ』シリーズなど。また映画『memo』では監督、脚本、出演を務めた。25年以上連載が続く人気ギャグマンガ『浦安鉄筋家族』が、むちゃな名作が多いと話題の〈ドラマ24〉の枠で実写化!共演に水野美紀、岸井ゆきの、染谷将太など。監督は『おっさんずラブ』などで知られる瑠東東一郎、脚本は注目の劇団「ヨーロッパ企画」の脚本家・上田誠らが務める。4月10日スタート。毎週金曜24:12~テレビ東京系にて放送。※『anan』2020年4月15日号より。写真・中島慶子スタイリスト・奥塚美代子(アンジュ)ヘア&メイク・紺野亜季(A.m Lab)(by anan編集部)
2020年04月12日ドラマでも映画でも、主人公ではないけれど、なんかこのキャラ気になる…。そういう存在っていますよね?ここ数年、その“なんか気になる役”枠においてダントツに光を放っている人が、佐藤二朗さん。しかも最近は役者としてだけではなく、クイズ番組や歴史番組などのMCも務めており、それも大好評。そんな佐藤さんが、深夜ドラマで主役を演じるそうで…。――佐藤さんといえば、“名バイプレイヤー”と呼ばれることが多いですね。いやいや、最近ですよ、そんなふうに言っていただけるようになったのは(笑)。――今回、テレビ東京の深夜ドラマ『浦安鉄筋家族』で、主役の大沢木大鉄を演じると伺いました。主役というと、やはりちょっと気持ちは違いますか?う~ん、どうなんだろうなぁ…。でも今回は、原作を読んだときにも思ったんですが、僕だけじゃなく、家族全員が粒立っているんですよ。なので、一応僕が主役ってことになっていますが、あまり意識してない、ですかね。特に、僕の奥さんを演じる水野美紀ちゃんのコメディエンヌぶりが素晴らしいの!!初めてリハーサルをやったとき、いろいろとアイデアを出してくれたんですが、それが全部おもしろくて、のれるものばっかりで。だから「美紀ちゃん、やりたいこと全部やって!僕、ついていきます!」って感じ(笑)。同時に、僕が演じる大鉄という男は、非常にだらしなく、まったく能動的じゃない男なんですよ。一応大黒柱としているにはいるんだけれども、自分からなにかやろう、みたいなタイプではない。行動を起こすとしたら、周りから言われて…みたいな、受動的な人なんです。主役といいながら、周りに引っ張ってもらおうと思っている僕と、非常にカブっているなぁと思うので(笑)、みんなの芝居を受け、やっていこうと思っています。――ちなみに、プライベートではご自身も男の子を持つお父さんだと伺っています。家ではどんな感じなんですか?これ、よく言うんですが、僕は“精神年齢8歳の50歳児”なんですよ。全然大人じゃないんです。家庭では、父親であり、長男みたいなもんです。――奥さん、大変ですね…。よく妻に、「長男ひと役にならないようにしてよ」とか、「しっかりしなさい!」って言われてます。いかにプロの役者とはいえですね、威厳のある父親を演じるっていうのは非常に難しいわけで。――ついボロが出てしまう?はい、ボロが出ますね…って、ボロって言うな(笑)。いえ、すいません、ボロ出まくりなんですよ。例えば、僕はカニが大好きなんですけれど、この間家族で『かに道楽』にカニを食べに行ったんですよ。で、カニが出てくるまで一番そわそわしているのが僕。「まだかな、まだかな」って。で、奥さんに「そわそわしない!」って叱られたりして。――お子さんの反応は?ん~、そういえば息子もそわそわしてました(笑)。――さすが親子!でもカニが出てきたら、僕のほうが喜びますけどね。――そこ張り合うとこですか(笑)。確かに(笑)。あと、これもよく話すんですが、僕の一日の一番の喜びは、仕事が終わって家に帰って、晩酌をしながら妻に今日あったことを聞いてもらうことなんです。「聞いて聞いて」って。でも子供が生まれると、当然子供の話を、僕と妻とで聞くっていう構造になるでしょ?もちろん聞くんだけど、途中からウズウズしてきちゃうわけ。――何にですか?俺の話を聞いてほしくて(笑)。で、結局途中で「よしよし、わかった。じゃ、次はお父さんの番な」ってなっちゃって、お母さんに話を聞いてもらう権利を息子と熾烈に争う。毎晩そんな感じです。――ご子息はおいくつですか?8歳です。――佐藤さんの精神年齢と同じ年ということですね。今、ちょうどタメですね。――息子さん的に、「お父さん、子供っぽくね?」みたいなの、あるんでしょうかね…。思ってるんじゃないかな…。ここからは彼になんとか食らいついて、一緒に成長していければと思ってます(苦笑)。さとう・じろう1969年生まれ、愛知県出身。大学卒業後、サラリーマン生活をしながら’96年演劇ユニット「ちからわざ」を立ち上げる。その後劇団「自転車キンクリート」に入団。ドラマ『ブラック・ジャックII』の出演で注目を集めた。代表作は『JIN‐仁‐』『勇者ヨシヒコ』シリーズなど。また映画『memo』では監督、脚本、出演を務めた。25年以上連載が続く人気ギャグマンガ『浦安鉄筋家族』が、むちゃな名作が多いと話題の〈ドラマ24〉の枠で実写化!共演に水野美紀、岸井ゆきの、染谷将太など。監督は『おっさんずラブ』などで知られる瑠東東一郎、脚本は注目の劇団「ヨーロッパ企画」の脚本家・上田誠らが務める。4月10日スタート。毎週金曜24:12~テレビ東京系にて放送。※『anan』2020年4月15日号より。写真・中島慶子スタイリスト・奥塚美代子(アンジュ)ヘア&メイク・紺野亜季(A.m Lab)インタビュー、文・河野友紀(by anan編集部)
2020年04月11日『カメラを止めるな!』(17)などで知られる上田慎一郎監督が11日、ツイッターを通じ、肺がんで前日に亡くなった映画作家・大林宣彦さん(享年82)を偲んだ。上田監督は、「『ハウス』を観て映画ってこんなに自由なのかと衝撃を受けた」と大林監督が手掛けた同作に触れ、「カメ止めを観て頂いた時はぎっしり手書きの感想を書いて送って下さった」と感謝。「初めてお会いした時は『いいパジャマを着なさい。妻にだけ見せるお洒落だからね』という言葉をもらった」と金言を振り返り、「大林宣彦監督。唯一無二の方でした。ご冥福をお祈りします」と追悼した。また、「コロナでの延期がなければ今日4月10日は大林監督の最新作『海辺の映画館―キネマの玉手箱』公開初日だった。今日の夕方、『長岡花火大会が中止になった』というニュースを見て、嗚呼、と大林監督の顔がよぎっていた」と感慨深げな上田監督。「なんだろう。色々と考えてしまう」と心境をつづっている。
2020年04月11日俳優のみならず、近年は舞台の出演やMVの監督・プロデュースでも才能を発揮している、神木隆之介さん。アニメーション監督の新海誠監督が“俳優・神木隆之介”の色気について語ってくれました。『天気の子』では青年としての色気に腰が抜けそうに。役者は感情を表現するのに全身を使いますが、神木くんは優しさ、雄々しさ、色っぽさなんかを、声という彼固有の「音」だけで演じることができてしまう。声の持つ情報量が、普通の人よりとても多いのが魅力ですね。芝居の勘が抜群によくて、アニメーション作品に必要な「間合い」や「息芝居」というものを、理屈でも体感でも完璧に把握していると思います。考えることが大好きで、演じることも大好きで、作品も愛している神木くんと仕事をすることは、最高に楽しいですよ。素顔のときは「あなたのことが好きだから、僕は今あなたと話しているんですよ」と思わせてくれる。手のひらの上で踊らされているだけかもしれないけれど(笑)、とても素敵な資質だと思います。宮崎駿監督の『ハウルの動く城』では、マルクルの芝居のあまりの可愛らしさに一観客として悶絶しました。僕が『君の名は。』を監督したときには声の青春感、爽やかさに聞き惚れましたし、『天気の子』では青年としての色気に腰が抜けそうになりました(笑)。これからも声の演技もたくさん聞かせてほしいけれど、あまり他のアニメには出演しないでいてほしいです。嫉妬しそうだから(笑)。しんかい・まことアニメーション監督。2002年、短編作品『ほしのこえ』でデビュー。’16年、神木さんが声優を務めた『君の名は。』が国内外で高い評価を受け、続く『天気の子』も大ヒット。かみき・りゅうのすけ1993年5月19日生まれ、埼玉県出身。近年は舞台の出演やMVの監督・プロデュースでも才能を発揮。最新作『連続ドラマW 鉄の骨』は、4月18日(土)22時よりWOWOWプライムにて放送スタート。全5話・第1話無料放送。ジャケット¥24,000シャツ¥11,800トラウザーズ¥13,800(以上メゾン スペシャル/メゾン スペシャル青山店 TEL:03・6451・1660)※『anan』2020年4月1日号より。写真・ティム・ギャロスタイリスト・百瀬 豪ヘア&メイク・MIZUHO(vitamins)取材、文・兵藤育子(by anan編集部)
2020年03月31日「上田 薫展」が、2019年12月11日(水)から25日(水)まで、新宿高島屋にて開催される。写真などをもとに、それを徹底して写実的に描く、スーパーリアリズム。「上田 薫展」では、日本におけるスーパーリアリズムの第一人者である洋画家・上田薫の60年におよぶ画業を記念し、初期から近作までの約30点を展示する。会場では、今にも滴り落ちる溶けかかったアイスクリームが光を白く映す《チョコレートサンデー》、あるいは卵白が光を含んで光を揺らめかせ、黄身には風景までも映り込む《なま玉子F》などを展示する。さらに、野菜や果物は鮮やかでみずみずしく、金属製スプーンは無機的に光を反射する《サラダS》などの近作も紹介。感傷を廃し、写真さながらのイメージをキャンバスに落とし込んだ上田の作品の世界を楽しめるだろう。【詳細】上田 薫展会期:2019年12月11日(水)〜25日(水)時間:10:00〜20:00※13日(金)・14日(土)・18日(水)~24日(火)は20:30まで、最終日は16:00まで会場:新宿高島屋 10階美術画廊住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目24番2号※掲載した画像の作品は、本展に出展されない場合もあり【問い合わせ先】新宿高島屋TEL:03-5361-1111(代表)
2019年12月05日「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)にて25年以上にわたり連載中で、シリーズ累計発行部数4,400万部を誇る大人気ギャグ漫画シリーズ「浦安鉄筋家族」が実写ドラマ化。佐藤二朗が主演を務めることが発表された。「きのう何食べた?」や「勇者ヨシヒコ」シリーズ、現在放送中の「孤独のグルメ Season8」など数々の大ヒット作を生み出し、2020年1月クールには滝藤賢一と古館寛治がW主演を務める「コタキ兄弟と四苦八苦」の放送も控えているテレビ東京・金曜深夜「ドラマ24」枠。2020年4月クールの作品として登場するのが、浦安を舞台にパワフルな一家が大暴れする本ドラマ。原作は浜岡賢次の同名漫画で1993年から連載が始まり、「元祖!浦安鉄筋家族」「毎度!浦安鉄筋家族」「あっぱれ!浦安鉄筋家族」というタイトルチェンジを経て現在まで長期連載が続く。先日、11月28日発売の「週刊少年チャンピオン」52号にて「実写化」が解禁されると、瞬く間にTwitter のトレンド入り。原作ファンの大きな喜びの声と共に「実写化えぐい…」「キャストは!?」「実写化とかマジで言ってるの!?」と騒然となっていた。とにかく超テキトーでだらしがない主人公の大沢木(おおさわぎ)大鉄(だいてつ)を、子どもから大人まで幅広い支持を得る個性派俳優・佐藤さんが演じ、監督は「おっさんずラブ」シリーズの瑠東東一郎、脚本は『前田建設ファンタジー営業部』『夜は短し歩けよ乙女』などの「ヨーロッパ企画」上田誠という超強力な布陣。限りなく東京に近い千葉、浦安。“夢の国”から少し外れたところに、 パワフルでハチャメチャな家族――大沢木家が巻き起こす、どんな些細な出来事もドンチャン騒ぎになってしまう家族のエクストリーム・ホームコメディが誕生する!佐藤二朗「もう、役作りは不要。なんなら演じることも不要」25年以上も連載が続く大人気漫画が原作ということで、「俺が主演でエエんかいな」というのが正直な感想です。しかし僕が演じる大鉄は「とにかく超テキトーでだらしがない」人。 これは、もう、役作りは不要。なんなら演じることも不要。なにせ「精神年齢8歳の50歳児」の僕です。たまに、というか常時「ふにゃふにゃ」してる僕です。テレ東さんと手を携え、地上波のギリギリに、ふにゃふにゃしながら挑みたいと思っています。監督・瑠東東一郎「最高にぶっ飛んだ世界観」「テレ東史上最大の問題作にして下さい」プロデューサーからの第一声がこれです。「そんなオーダーのパターンある?」と思いつつ、非常に熱く燃えております。「浦安鉄筋家族」は僕らの世代にとっては伝説のマンガです。この最高にぶっ飛んだ世界観に共に挑むのは、10年来の盟友であるヨーロッパ企画の上田さん。これで楽しくないワケがありません。座長である佐藤二朗さんとお仕事するのは初めてですが、ずっと憧れていたモンスターです。その魅力の全てを作品に詰め込んで、前代未聞の問題作に昇華出来ればと思います。“笑い”のその奥に、家族ならではの“やわらかいもの”を描ければと思います。是非ご期待下さい!脚本・上田誠「エクストリームなホームコメディにできたら」「浦安鉄筋家族」31巻を繰りかえし読む日々です。ドラマ化の仕方がなかなか分からないから。ドラマ化できないギャグや、できるけど数億円かかるシーンが山ほど出てくる原作なんです。彼らはこの漫画の浦安の中で徹底して「生活」をしています。 ところが鉄筋家族なので、彼らにかかると禁煙が、家庭訪問が、孫を抱くことが、なんでだと思うほど エクストリームなことになるんです。そういうエクストリームなホームコメディにできたら。1話の1シーン目から、撮影できるのかなこれ、という場面になりましたけど、瑠東監督と佐藤二朗さん、 そしてキャストの皆様の家族愛にも似たチームワークで乗り越えてくださるでしょう。生活! 生活!! 生活!!!さらに、ドラマ化の知らせに「問題が多くて絶対無理だよ~」と思ったという原作者・浜岡賢次氏は「佐藤二朗さんはイメージ通り!!」と太鼓判を押している。ドラマ24「浦安鉄筋家族」は2020年4月、毎週金曜深夜0時12分~テレビ東京系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2019年12月02日