学校のコロナ対策で、過剰な負担が減った子・親・先生たちこんにちは。『発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換』ほか、著者・楽々かあさんこと、大場美鈴です。突如現れた未知の新型コロナウイルスのために、全国一斉休校措置となった、あの2020年春の緊張感を思い出すと、最近の「少しずつ、コロナ前の日常を取り戻しつつある」空気感を、私はとても嬉しく思っています。当時元気がなくて心配していた長女も、このころは毎日放課後、近所のお友達と外で走り回って遊べるようになりました。その一方で、長女の公立小学校では、運動会に向けて長時間の事前練習が始まったり、PTA講演会の動員が再開されたり…と、私には非合理的に思えることも一部で復活の兆しを見せており、「コロナを機に改善されたことも、また、元に戻ってしまうのではないか」という心配もしています。長男・次男の小学校時代、まずは自分たちでできる努力や工夫をした上で、私は合理的な配慮について学校側と相談してきましたが、公教育の体質的・制度的な大きな壁にぶつかり、「よほどのことがない限りは変われないだろうな」と諦めた部分も多々あり、長男・次男は私立中学受験を選択しました。その、「よほどのこと」が起きたのが、新型コロナウイルスの感染拡大です。新型コロナウイルス対策を機に合理化・効率化されたことのうち、発達障害・不登校傾向のある子など、学校生活に特に負担を感じやすい児童生徒を始め、多くの子どもたち・先生・保護者にメリットがあり、「ぜひ続けてほしい」「もとに戻さないで」と私が願う公教育の変化を5つ挙げます。立場や考え方によって、「旧来の方法のほうがよい」と思われる方もいらっしゃるでしょう。多様性を考えるひとつの視点として記させていただきます。1.オンライン授業の定着公立小中学校でのICT教育の推進は、政府のGIGAスクール構想の前倒しなどで、ひとまずはほとんどの児童生徒にタブレットが配布され、うちの小学校も全教室でWi-Fiが使えるようにもなりました。ただし、その活用度合は、「去年の担任の先生はタブレット沢山使ったけど、今年はあんまり使わない」などと長女が話すように、学習に十分に活かせている場合もあれば、未だに「持ち帰り訓練をするだけ」なんて場合もあり、地域・学校・先生による状況のようです。オンライン授業も、公立に通う長女は試験的に一度15分のホームルームが行われたのみですが、長男次男の私立学校ではすでに授業ノウハウがすっかり定着しています。学校間のICT格差がかなり開いているように感じます。それでも、感染拡大の局面でニュース等で報じられたような、教室の密を避けるために一部の学校で試験的に行われた、対面授業とオンライン授業が選択できる「ハイブリッド型の授業」の試みに、私は公教育への希望を感じました。コロナの影響で不登校の子も増えていると聞きますが、ハイブリッド型の授業が全国的に広まれば、不登校やいじめ、感覚過敏などで「教室にいるのがつらい」と感じる子の学びの選択肢を増やすことができます。離島や過疎地域などに住む通学負担が大きな子どもや、病気やケガで長期間登校できない子どもなどへの学びの保障にもなります。また、地震などの災害リスクに加えて、近年は気候変動の影響で、「危険な暑さ」の猛暑日や、台風・豪雨・豪雪などの異常気象が増え、徒歩通学の子ども達がとても心配になることもありますし、感染症の流行は新型コロナウィルスだけに限りません。最低限、各校でオンライン授業のノウハウを絶やさずにいれば、コロナ以外の理由でも、臨機応変にオンライン授業に切り替えられるので、子ども達の命や健康を守りながら、学びを止めずに済みます。2.デジタル教科書の普及2024年度より本格導入予定の「デジタル教科書」も、LD(学習障害/学習症)のある子どもの読み書きがラクになったり、忘れ物が多い子の心配事が減ったり、教科書すべてがタブレット一台に入れば子どもたちの過重なランドセルの負担を減らせたりできるので、私は大いに期待を寄せています。ですが、文部科学省の「デジタル教科書の今後の在り方等に関する検討会議第一次報告」(2021.6.8公表)によれば、デジタル教科書の発行状況は小中学校ともに約 95%に達しているものの(R3年度現在)、児童生徒への普及状況は「公立学校全体では 7.9%、公立の小学校では 7.7%、公立の中学校では 9.2%、公立の高等学校では 5.2%となっている」(R2.3.1.現在)とのこと。つまりは、「モノはあるけど、使いこなせていない」状況で、まだまだ十分な活用の実践例が不足しているようです。それでも、コロナを機に教育現場が重い腰を上げて、一歩でも二歩でも、導入の歩みを進めた実績は大きいでしょう。デジタル教材を十分活用できれば、個別最適化された学習もしやすく、宿題も「音読・漢字書き取り・計算ドリル」以外の選択肢を増やせるので、デジタルネイティブの子ども達の学習意欲と効率がUPするのではないでしょうか。そして、みんなが文房具のように学校でタブレットを使いこなしていれば、LDのある子どもが教室に持ち込んでも、誰も「〇〇さんだけズルい」だなんて言わないでしょうし、先生方がIT機器の取り扱いに慣れれば、親も理解を得るために何度も学校側と交渉しなくて済むハズです。多忙な先生方にとっても、デジタル教材の活用で、板書や教材作り、プリント配布や採点、提出物のチェックや検温記録の管理などの負担も減るでしょう。文部科学省|デジタル教科書の今後の在り方等に関する検討会議第一次報告3.学校行事の工夫と効率化ここ数年、多くの小中学校で、運動会や学習発表会などの行事を規模縮小しながらも、試行錯誤でなんとか工夫して実施していたことと思います。今年度から、手洗いや消毒などはしつつも、「コロナ前と同じ形」で、運動会が実施される学校もあると思いますが、これは、保護者によって賛否が分かれるのではないでしょうか。例えば、運動会での迫力ある組体操や、一糸乱れぬ動きの集団ダンスなどを観て感動する方もいれば、ケガや熱中症が心配だったりで「そこまで求めていない」という方もいるでしょう。そして、以前は子ども達も先生方も、一ヶ月以上前から膨大な時間をかけて、運動会の練習を積み重ねていました。率直に言えば、小学校の運動会の季節は、上の子たちも私も憂鬱でした。なぜなら、その時期は休み時間を削りながら炎天下で事前練習が続き、子どもの心身に大きな負担がかかるので、毎年決まって登校しぶりが続いたからです。また、疲れや不満が溜まるのは他の子も同じなので、運動会の前後はトラブルが発生しやすく、いじめ要注意の季節でもありました。ところがこの数年は、先生方は運動会の競技をさほど練習の必要がないレクリエーション的な内容に工夫してくれ、子ども達の心身の負担やトラブルも減りました。私は、「徒競走はみんなでゴール」などと言わずに、運動が得意な子には活躍の場を与えてあげて欲しいですし、みんなでひとつのことに向かって協力することは子どものソーシャルスキルや心の成長にも繋がりますから、運動会自体はぜひ実施していただきたいと思っています。でも、過剰な事前練習が必要だったり、安全面で不安があったり、整列や入退場の練習を繰り返したりすることはこれを機に見直し、より負担の少ない方法を継続してほしいですし、そのためには、保護者の側も学校行事に過剰な期待を寄せないであげて下さい。特に、運動が苦手な子どもは、危険度・難易度の高い競技や、「みんなの動きがピッタリそろうまで」ダンスの練習をすると、心身に過剰な負担がかかる上、自分ができないせいで他の子どもたちの練習量までが増えれば、つらい思いをします。体力がなかったり、感覚過敏などがある子どもは、大音量の音楽に合わせて何度も練習したり、身体接触の機会が多かったり、休み時間に休めないことが一ヶ月以上も続いたりすると、本番当日までに疲れ切ってしまいます。先生方も、ただでさえ人手不足で多忙な中、日々の感染症対策まで追加されている上、更に学校行事に多くの労力を費やすと、子ども達に余裕のある接し方ができなくなるかもしれません。この数年間のような工夫された運動会が定着すれば、児童生徒・先生方の負担が減り、保護者も、早朝から席取りや大人数分の弁当作りに追われたり、妊婦や乳幼児連れの親が長時間炎天下で立たなくて済みます。同様に、学習発表会などの事前練習の負担の大きな学校行事は、効率のよい方法を柔軟に続けて頂ければ、学校側も新しい学習内容や感染症対応で圧迫されている授業時間に、少しは余裕ができるのではないでしょうか。子どもたちも先生方も、休み時間は休みましょう。4.全校集会などの合理化長女の小学校では体育館での密を避けるために、全校集会がビデオ会議システムを使った各教室での「オンライン集会」に変更されました。長男は私立中学に入学して、まず真っ先に「全校集会で体操座りをしなくていい」ことを、嬉々として報告してきました。ADHD傾向のある彼にとって、小学校の体育館の硬い床の上で、狭いスペースに長時間姿勢を崩さずに黙ってじーっと座り続けることは、心底苦行だったようです。長時間体操座りをしなくて済めば、成長期の子ども達みんなが、体への負担を減らすことができるのではないでしょうか。また、全校集会のために、全児童・生徒を廊下に整列させて移動する時間の短縮にもなりますし、先生方の準備や後片付けの手間も減らせます。こういった、小さな負担の積み重ねを1つでも2つでも減らして、合理化していくことで、学校の印象は徐々に柔らかく変わっていくと私は思っています。5.欠席のネット連絡と書類のペーパーレス化子どもの欠席時、コロナ前は連絡帳を近所の子に手渡しする方式でしたが、接触機会の感染リスクを避けるため、うちの子が通う小学校では「欠席連絡専用メールアドレス」ができました。ほかにも、専用のグループウェアやSNSなど、「連絡帳以外の方法」で欠席を伝えることが可能になった学校は多いと思います。「正直、もっと早くやってほしかった!」……と、思う保護者は多いのではないでしょうか。なぜなら、連絡帳を手渡しするために、朝の忙しい時間に他のお宅を訪ねることは、預ける側・受け取る側双方の負担になるだけでなく、「帰り」も誰かが欠席した子の家に立ち寄る必要があったからです。特に、低学年や、部活や塾のある子どもや、自宅同士が離れた子どもが遅い時間に1人で立ち寄るのは、防犯面でも心配でした。そして、不登校傾向のある子とその親にとって、「連絡帳の手渡し」は、大きな心理的負担になっていたことと思います。うちでは次男が小5の時、学校に行けない日が続いた時期がありました。私は毎朝、連絡帳を同じ登校班の子に預けにゆき、帰りも同級生の女の子が遠回りして連絡帳をうちに届けてくれましたが、本当に申し訳ない気持ちでしたし、次男自身も、そのことをとても気にして負担に思っていたようです。また、ほかのお子さんに連絡帳を預けると、登下校中などに、ちらっと「中身」を見てしまうこともありました。時折、連絡帳には、発達面での気がかりや、クラス内の人間関係に関することなど、担任の先生にデリケートな相談内容を書くこともあるので、他のお子さんに預けるのは少々不安でした(以降、デリケートな相談内容は封書にするか、「お手すきの時にお電話頂けますか」とだけ書くようにしました)。これらの悩みを一発解決したのが、欠席のネット連絡の導入です。ありがとうございます。また、うちの子どもの小学校では、ネット連絡と同時に書類のペーパーレス化も進みました。子どもの欠席時の他、忘れ物の多い子や、仕事で多忙な保護者や、(私のように)書類の整理が苦手な保護者も、学校からのお便りがネットでいつでも閲覧・ダウンロードできるようになったので大助かりです。教頭先生も「紙代とインク代が大幅に節約できるし、担任の先生が各教室で紙を配る手間も減らせてよかった」とおっしゃっていました。また、PTAの議決やアンケート回答も、ネットから回答フォームで送信できるようになったので、集計作業はもう不要です。コロナ前には戻さないで。学校を誰もが頑張りすぎない環境へ。コロナ以前は、学校生活のあらゆる場面で、子ども・先生・保護者に過剰に負担がかかっていた状況だったように思います。それでも、なかなか柔軟に変われない印象を受けていた公教育の現場が、未知の感染症への対応を迫られたこの数年間は、学校をどんな子にとっても合理的で過ごしやすい環境に改善する千載一遇のチャンスでもありました。何度も小学校側に理解や配慮を相談してきた私には、「ここで変われないことは、もう二度とムリかも」とすら思えます。そして、学校を負担に感じているのは、発達障害・不登校傾向のある子だけではありません。多くの子ども達・保護者、そして先生方が、様々な事情を抱える中で、無理をし続けているのです。子ども達の笑顔につながること以外は、どうか、コロナ前に戻さずに、学校を誰もが負担なく、頑張りすぎない環境に改善されていくことを、社会全体で許容してあげてほしいと、私は切に願ってやみません。文:大場美鈴(楽々かあさん)(監修:井上先生より)新型コロナの流行は私たちの社会や学校にとって大きな衝撃でしたが、デジタル化や遠隔での授業の浸透、行事の簡素化など、革新的な面も多くもたらしました。楽々かあさんの言われる通り、これらの変化の中にはコロナ収束後もニーズの多様性への対応として重要なヒントが含まれています。地域や学校の実情に合わせて、ぜひ継続して欲しいと思います。このコラムを書いた人の著書大場美鈴(著),『発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた 楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換』あさ出版, 2020.6.27
2022年06月14日はじめての児童館。はじめて会う親子娘は2歳前ころから癇癪が激しく、私の悩みの種でした。そんな娘が1歳10ヶ月のときのお話です。私たち親子はよく公園には遊びに行っていたものの、ほかの親子に会うことが少なく、出会いを求め、近所の児童館に遊びに行きました。残念ながらその日、ほかの親子はおらず、私と娘の貸し切り状態。娘はお家にはないおもちゃや、広々としたスペースで楽しそうに遊びはじめました。(これはこれでいいかも!)と私も思い、親子で遊ぶことにしました。翌日も同じ児童館へ。その日は先に2歳半の男の子とママが遊びに来ていました。娘はおままごとのおもちゃで、男の子は滑り台で別々に遊んでいました。そんな子どもたちを見守りながら、私と男の子のママはお話をしていました。私は地元を離れて子育てをしており、当時周りに友人がおらず、夫以外の大人と話をする機会が本当に少なかったので、久しぶりに大人と会話ができることがとてもうれしかったことを今でも覚えています。娘と男の子は、はじめはお互いの様子を伺い別々に遊んでいたものの、だんだんと近くで遊ぶようになり、二人でおままごとのおもちゃで遊び始めました。Upload By 発達ナビ編集部おもちゃの取り合いで癇癪発動!おままごとのおもちゃの中には本物そっくりのマヨネーズのおもちゃがありました。押すと中身がピュッと飛び出してたのしいおもちゃ。ところがそのマヨネーズは1つしかありませんでした。娘も男の子もそのマヨネーズにロックオン!取り合いがはじまってしまいました。私も男の子のママも「順番に使おう」とわが子に声をかけましたが、うまくいかず…。大人二人がアワアワしている間におもちゃのひっぱり合いになってしまい、男の子がおもちゃを獲得しました。そして、娘の癇癪が発動…!Upload By 発達ナビ編集部このころ娘は一度泣き始めてしまうと大声で叫びながら1時間ほど泣き止まないことがしばしば。「ぎゃ~!」と泣き叫ぶ娘に、男の子のママはとても驚いていました。男の子のママ「ごめんなさい!!○○、ひっぱっちゃダメでしょ!貸してあげて!もう本当にごめんね」私「いえいえ、こちらこそすみません。こんなに泣かなくてもと思うんですが…本当にすみません」娘の泣き声にかき消されながらも大人二人で謝り続けていました。男の子はマヨネーズのおもちゃで少し遊んだあと、また滑り台で遊び始めました。男の子のママが、マヨネーズのおもちゃを渡してくれても大声で泣き続ける娘。抱っこも拒否され、「こっちのおもちゃで遊ぼう?」「絵本読む?」「おやつを食べる?」など空気を変えようとしてもダメ。とても気まずい空気になってしまいました。娘が大泣きする空間の中で、遊びにくくなってしまったようで「もう帰ろう」と男の子。男の子のママは気まずそうに「本当にごめんね」と言いながら帰っていきました。Upload By 発達ナビ編集部おもちゃの取り合いは、みんなが通る道?”おもちゃの取り合いは、みんなが通る道”と思いながらも、児童館での娘の止まらない癇癪と、はじめて会う親子を困らせてしまったことにはこたえました…。この経験はつらかったものの、”子ども同士で遊ぶ機会をつくりたい”と思っていた私は、数日後また同じ児童館に行ってみることにしました。私たちの行く時間がほかの親子とずれているのか、貸し切りのことがほとんどでした。少しだけホッとする自分と、娘にほかの子とも交流してほしいな…という気持ちがありました。別の日、また児童館に行くと2組の2歳くらいの女の子とママが遊んでいました。しばらくすると…娘と一人の女の子が、1つのおもちゃにロックオン!その日はひっぱり合いにはならなかったものの、ヒヤヒヤするやり取りが続きました。(また癇癪を起こしてしまったらどうしよう…)と私は心配になり、早めにお家に帰ろうと娘に提案しました。すると「帰らない(怒)!!」と娘の癇癪がはじまってしまいました。(ああ〜失敗しちゃった…)そう心の中で言わずにはいられませんでした。前回の経験から娘がなかなか泣き止まないと、ほかの子が遊びにくくなってしまう…ということが気になりその日は泣き叫ぶ娘をそのまま抱いて家に帰りました。そして、また別の日は、これまたはじめて会う男の子とおもちゃの取り合い、そしてまた癇癪を起こした娘。このようなことが続き、(室内でお友だちと遊ぶのは、娘にまだ難しいのかも?)と思いました。児童館はもう諦めた!公園に遊びに行くと…児童館は娘が癇癪を起こすきっかけが多すぎて、諦めました。きっと屋外だったらまだましだろうと思い、出会いを求め公園に遊びに行くことにしました。しかし公園に行けば行ったで、スコップやバケツの取り合いになってしまう娘。2歳ごろからは、おもちゃの取り合いなどなく遊べたとしても、「そろそろ帰ろう」と私が言うと、毎回癇癪を起こすようになってしまいまいした。娘の泣き声はそれはそれは大きな声で、周りの人も慌ててしまうほど。でも一度癇癪を起こしてしまうと、気持ちを切り替えることが難しく、収まるのを待つしかないので、外で癇癪になってしまうとそれはそれは気まずいものでした。Upload By 発達ナビ編集部娘が癇癪を起こすきっかけに室内、屋外は関係ないのかもしれない…。ほかの親子との出会いを求めていた私でしたが、娘の癇癪を起こす頻度が上がるごとに、ほかの親子がいないタイミングで公園に行くことが多くなりました。お友達とトラブルを起こしがちな娘を見て(娘はまだお友だちと遊ぶことを求めていないのかもしれない)とも思いました。それ以上に娘がいつ癇癪を起こしてしまうかドキドキしながらほかの親子と遊ぶということに私はとてもつらくなっていました。それでもやっぱり外に行きたい!児童館も、公園も穏やかに過ごすのは難しい。でも家の中で長時間過ごしていてもまた娘はよく癇癪になりました。娘はやっぱりお外に行きたいんだろう、というのもありましたし、私もまた二人きりで家で過ごすことに限界を感じていました。そこで、私は娘と近所中をお散歩をすることにしました。私が「もう帰ろう」と言うと娘は癇癪を起こすので、娘が自分で「おうちにかえる」と言うまでとにかく歩き続けました。朝10時に家を出て、お弁当を持って行ったり、パン屋さんのテラスでお昼にすることもありました。娘が「帰ろう」と言うのは、だいたいいつも夕方になってから。この当時はほぼ毎日朝から夕方まで私たち親子はお散歩をして過ごしました。娘は癇癪を起こすことがかなり減り、穏やかに過ごすことができました。ただこの時期の子育てはちょっと孤独だったな〜と思います。現在は10歳になった娘。やっぱりスイッチが入ると癇癪を起こすことはありますが、8歳ごろから、その頻度はめっきり減りました。言葉で説明すれば分かるようになった6歳ごろからは、私(母)とのやり取りがきっかけで癇癪を起こすことはあっても、お友達に自分の思いを言葉で伝えることができるようになり、仲良く遊べるようになりました。私もママ友が増え、孤独な気持ちは薄れてきたように思います。悩んでいたあのころの自分に「大丈夫だよ」と伝えてあげたいです。エピソード参考/カワカワイラスト/keiko(監修:三木先生より)毎日朝から夕方まで、大変お疲れ様でした。本人が気持ちを切り替えられるようになるまで、あるいは言葉が分かって説明できるようになるまでは、癇癪という形で表現するしかなかったんですよね。大きくなってご本人も楽になったと思います。これから親子ともにつながりが広がっていくと良いですね。あなたのエピソードもコラムになるかも?体験談募集中!保護者の方が日々子育てをする中で「こんなトラブルがあった」「こんなハプニングがあった」など悩みはつきないと思います。そんな発達ナビユーザーのみなさんの「困った」エピソードを募集しています。テーマは「反抗期・思春期」「自傷」「学習」「不登校」「ゲーム」「不器用」「ママ友・保護者」「ご近所トラブル」などに加え、今回より「パートナーや両親(義両親)、親族間トラブル」「冠婚葬祭」のお悩みも追加募集!パートナーなどとの意見の相違、冠婚葬祭でのルールが分からない、反抗期による親との言い争い、癇癪を起こして自分の頭を叩く、地団太を踏むなどの自傷行為…読み書きや計算の困りはもちろん、授業を落ち着いて受けられないなどの学習の悩み…行き渋りや不登校などの悩み…いろいろなお悩みエピソード、お待ちしております。お寄せいただいたエピソードの中から数作品、発達ナビの連載ライターさんにコラムとしてコミックマンガエッセイ化していただき、発達ナビで公開いたします!あるあるのエピソードからヒヤリとしたエピソード、SNSなどではなかなか言えないような家族やママ友とのトラブルまで。いろいろな「困った」エピソードをぜひ教えてください。
2022年06月11日化粧品の通信販売を行っている株式会社 未来(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:山口 俊晴)は、自社で出版をしている大人のためのアートフルネス絵本「0(ゼロ)を生きる」を多くの方に知っていただくため、2022年6月からSNSイベント「YouTube読み聞かせ」を開始します。当社絵本『0(ゼロ)を生きる」を購入した方であれば、どなたでも参加できるイベントです。絵本『0(ゼロ)を生きる」を朗読した音声動画をYouTubeへ投稿していただき、再生回数、内容に応じて、毎月10件の優秀作品を選出します。優秀作品には、感謝の意を込め、1万円の「朗読代」を10名様(計10万円分)に差し上げます。アートフルネス絵本「0(ゼロ)を生きる」アートフルネスアートフルネス絵本とは、アートと言葉と香り通して「自分の本音」と向き合ってもらいたいというコンセプトで生まれた大人のための心をととのえるための絵本です。書店では販売せず宣伝は一切行っていないにも関わらず、FacebookなどのSNS口コミで、月1,000冊以上売れています。購入された方の多くは、頑張っている40~50代の方々でした。【読者の声】「生きることを、自分自身をそっくりそのまま応援してくれるいのちの応援の様な絵本だなあと感じました。」(住所不明/40代・女性・キャリアカウンセラー)「涙が出てきて、何度も読んじゃった。絵も絵の色合いもすごくいい感じで好きです。この絵本出してくれてありがとうございます。」(東京都/40代・女性・主婦)「ページごとに自分の心の奥深くにあるものが震えます。どこかずっと待っていたような不思議な言葉。誰にも共感してもらえなかった自分を癒してくれる。」(愛知県/50代・男性・経営者)頑張っているけれど、誰からも認めてもらえない「自分を愛してくれる絵本」として、共感を得ているようです。そこで、もっとこの絵本の良さを多くの方に知っていただき、頑張り過ぎて疲れている方々を応援するために、この絵本を朗読してもらい、拡散してもらうSNSイベントを開始します。題して、「YouTube読み聞かせ」。YouTubeでの再生回数、内容に応じて、毎月10名の方へ1万円、合計10万円の「朗読代」を差し上げます。多くの方の参加をお待ちしています。<「アートフルネス絵本」が生まれた背景>代表の山口は、保険のトップセールスマンから転身し、数々事業を創り、2008年に化粧品会社を創業。美容液「アイムピンチ エッセンス」をヒットさせ、50億円企業にまで成長させました。しかし、経済的な豊かさが満たされる一方で、本当の自分の人生を生きていない気がして、日々生きづらさ感じ、心のやすらぎ、心の豊かさとはなんだろうか?と考えるようになりました。そんな時、子供のための知育を目的とした絵本はたくさんあるけれども、大人のために書かれた絵本がないことに気づきました。生まれてから死ぬまでに感じるさまざまな想い、感情を提示し、考えてもらう、自分と向き合ってもらうマインドフルネス的な絵本が作れないか?と考え、そして生まれたのが「アートフルネス絵本」でした。アートフルネス絵本『0(ゼロ)を生きる』には、当社の本業である化粧品会社らしく、アートフルネスな読書タイムをより楽しんでいただき、自分を整えていただくために本の内容をイメージした香りを楽しめるアロマミストを付けました。いつでもどこでも、アートフルネス絵本を開くだけで、あなただけの空間をつくり、あなた自身に向き合う体験をお届けします。人生100年時代を豊かに、幸せに過ごしたいあなたへ。【イベントの概要】イベント名 : YouTube読み聞かせイベント参加ページ: 開催期間 : 2022年6月~1年間参加条件 : アートフルネス絵本『0(ゼロ)を生きる』を購入された方購入はこちら→ イベント内容 :アートフルネス絵本『0(ゼロ)を生きる』を朗読した音声動画をYouTubeに公開し、再生回数が増えるように拡散をしていただく。拡散方法は自由。朗読代 :毎月10件のYouTube音声動画を選び、1万円(源泉税込み)を進呈入選作品の選定方法:YouTubeの再生回数や作品の内容をもとに「絵本制作チーム」で協議し選定。毎月10日までに、前月の入選作品を公式ホームページにて公開。翌月は、既に入選した作品を除き、新たに入選作品を選出。違う内容の作品(音声動画)であれば、同一作者の再入選も認める。表現方法 :他の著作権に抵触しなければ、特に制約なし。動画なし、写真やテキストのみ。自由な発想で、絵本の世界観を表現してください。例)独自のオープニング挿入、朗読後の感想、歌唱、BGM、CG、顔だしなし、一人語り、複数人数での共演、人形、ヴァーチャル・キャラクターなど。使用許諾される著作物:参加登録することで、アートフルネス絵本『0(ゼロ)を生きる』のYouTube上での朗読、表紙や付属物の画像、アートフルネス絵本のホームページの画像。禁止とする内容 :絵本のスキャン画像そのままの掲載、公序良俗に反する写真・イラストの使用参加方法 :イベント参加ページ( )で内容を確認していただき、「エントリーボタン」より必要事項を記入。参加登録をお願いいたします。参加登録により、著作権の使用許諾が与えられます。入賞作品の展示 :アートフルネス絵本のホームページに、参加者YouTube音声動画へのリンクしたポータルサイトを設置します。 【商品概要】商品名 : アートフルネス絵本『0(ゼロ)を生きる』-Living at ZERO-価格 : 3,960円(1冊)、11,880円(3冊)、オリジナル・アロマミスト付き購入方法: ホームページからの購入のみ ※書店では購入できません。【絵本制作チーム紹介】文:由佐 美加子(ゆさ みかこ)野村総合研究所、リクルートで勤務した後、グローバル企業の人事部マネジャーを経て、2011年に独立、3年後に合同会社CCCを設立し現職。いい・悪い、正しい・間違っているという二元的な世界観に立脚した生き方ではなく、すべてが“ただある”という内なる世界の受容と自己愛を源とした「全体性」から生きるための智慧や手法を生み出し、統合して個人や組織の覚醒と進化を様々な形で支援している。10 年にわたり、年間250日以上ファシリテーターとして場に立ち、1000 人以上の個人セッションから見出した、HMTと名付ける無意識下にある内面世界を紐解くための技術を体系化。様々な切り口で経営者、企業のエグゼクティブや管理職、一般向けに分かち合い、個人と社会の意識の変容をもたらす活動をしている。また、新しい人間観を元にした親子向けの会員制コミュニティー、じぶん共創塾を主催。現在、合同会社CCC(Co-Creation Creators) 代表株式会社LLT(Life Living Technologies) パートナー主な著作:オットー・シャーマー著「U理論」(訳者)「ザ・メンタルモデル 痛みの分離から統合へ向かう人の進化のテクノロジー」「無意識がわかれば人生が変わる - 「現実」は4つのメンタルモデルからつくり出される -」「ザ・メンタルモデル・ワークブック 自分を観るから始まる生きやすさへのパラダイムシフト」 絵:樫内 あずみ(かしうち あずみ)絵描き。1994年愛知県知多半島出身。幼少期より、絵を描く事と植物が好き。霊能者の祖母を持ち、信者が出入りする家庭で育つ。信仰とは何か考える。思春期は不登校…、にも関わらず生徒会長としても活動していた。5年制の看護高校へ進学。19歳でバセドウ病発症後、再び不登校になり在学4年目で退学。絵を描き始める。引きこもり生活からの社会復帰も兼ねて、20歳で岡山県美作市の限界集落へ移住し、山で暮らす。長野県松本市で初個展を開催。その後上京。23歳で画家のマシマタケシと出会い、画家としての生き方に感銘を受け、作家活動を本格化。24歳の時に母と死別。亡くなる直前の母の姿が死生観に影響を与える。現在は絵画の可能性について追究し、手で直接触れることのできる「触れる絵画」と、即興で個人のために絵を描く「絵詠み」をメインに活動している。活動を通して、人々に「人生の宝物」を見つめる機会を提供し、自分の手で自分の人生を豊かにする人が増える事を願っている。結婚1年目。パートナーは児童養護施設出身者を支援するNPO職員。入選・受賞歴:2021年「第1回 SAWAKAMI ART CONTEST」銅賞2018年「Heart Art in Tokyo 2018 精鋭作家展」入選 Instagram: @kashiuchi_azumi企画編集:山口 俊晴(やまぐち としはる)株式会社 未来 代表取締役愛知県出身。妻一人子供二人犬一人。趣味はヴィーガンスウィーツ巡り。広告代理店のサラリーマンを1年経験後。保険ベンチャー、ファイナンシャルプランニングのベンチャー、出版ベンチャー、D2Cのベンチャーなど。すべて未経験な分野で0を1に変え失敗ゼロ。今もゼロイチをこよなく愛するスタートアップのプロ。現代のナポレオンヒルとも呼ばれ、自身が数多くの成功者にインタビューしてプロデュースした著書「すごい人の頭ん中」シリーズはアマゾン総合ランキングで3日間1位となり、累計10万部を超える。一人ひとりの独自の人生目的を見出し、無限の可能性を解き放つことに貢献することを人生の目的と考えている。【会社概要】株式会社 未来 所在地: 〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦1-17-26 ラウンドテラス伏見10階設立 : 2008年7月1日業種 : 化粧品などの販売 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月08日全国の小中学校の教科書に準拠したデジタル学習教材「天神」を企画・販売する株式会社タオ(本社:滋賀県草津市、代表取締役社長:黒澤 慶昭)は、創業30周年を機に、デザインのリニューアルを行いました。デザインリニューアルお子様の無限の可能性を表現した『宇宙』がテーマ。同時に、タッチ操作等のユーザー体験の改善、お子様の心理に配慮した改良、塾や放課後等児童デイサービス等の施設利用時における改良を行いました。●ユーザー体験を大きく改善。低学年児童にも使いやすく。指でのタッチ操作に適した画面設計をはじめ、学習画面までの大幅な起動時間の短縮、ユーザーカスタマイズ画面の刷新、お子様の年齢に応じた漢字/ひらがな表記の変更など、低学年児童にもストレスなくご活用いただけるようになりました。●不登校児にも優しく。お子様の心理に配慮した改良。学校のチャイムを連想させるような音響効果の廃止や、色覚多様性のお子様にも文字が認識しやすいコントラストを意識した配色、不正解音を嫌がるお子様には不正解音を鳴らさないようにする機能など、不登校児や発達障害児をはじめとするお子様の心理に配慮した改良を行いました。●塾や放課後等デイサービス等では、デザインのカスタマイズも。塾や放課後等児童デイサービスなどの法人事業者向け製品では、少人数・多人数でも教室の運用にあわせて自動的にユーザー選択画面が最適化される他、ロゴや背景デザインを変更できるオプションプランも。教室専用にカスタマイズすることにより、オリジナリティを打ち出しやすくなります。●新デザイン版のリリースは6月7日(火)。ユーザーへのアップデートも同時実施。2020年度以降の製品バーションをご利用いただいている全ユーザー(ご家庭用向け・法人事業者向け)を対象に、インターネットの更新機能で、自動的にアップデートされます。なお、アップデートの対象の確認や方法は、サポートセンターでも受け付けいたします。●お問い合わせ先ユーザー専用サポートダイヤル: 0120-019-098ユーザー専用メールアドレス : support@tao-st.co.jp 営業時間 : 平日 10:00~21:00土祝 10:00~19:00(日曜日はメール受付のみ)●会社概要社名 : 株式会社タオ設立 : 1992年4月1日代表者 : 代表取締役社長 黒澤 慶昭資本金 : 1,000万円事業内容: 教育ソフト「天神」の企画開発と販売所在地 : 〒525-0032 滋賀県草津市大路2丁目9-1 陽だまりビル5階URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月07日赤城乳業の新作アイス「不二家ルックアーモンドアイスバー」が、2022年6月7日(火)より発売される。不二家のチョコ「ルック(ア・ラ・モード)」のアーモンドがアイスに!2022年に誕生60周年を迎える不二家のチョコレート「ルック(LOOK)」。一口サイズのチョコレート12粒入りの鮮やかなイエローのパッケージで親しまれるロングセラー菓子だ。「不二家ルックアーモンドアイスバー」は、そんな「ルック(ア・ラ・モード)」の“アーモンド”をイメージしたアイスクリーム。アーモンド風味のアイスクリームにローストアーモンドを混ぜ込み、仕上げにチョコレートでコーティングした。「ルック」の香ばしいアーモンドの風味と、コクのあるチョコレートがベストマッチな1品となっている。詳細「不二家ルックアーモンドアイスバー」151円発売日:2022年6月7日(火)発売エリア:全国【問い合わせ先】赤城乳業 お客様相談室TEL:0120-571-591(9:00~17:00 土、日、祝日、年末年始を除く)
2022年06月05日株式会社ウィザス(大阪府大阪市、代表取締役社長:生駒 富男)が運営する第一学院高等学校(全国54キャンパス)は、不登校や高校中退等を経験した生徒や、スポーツ・芸能活動などの「夢の実現と学業の両立」を目指す生徒も多く学ぶ広域通信・単位制高等学校です。このたび、「オフラインとオンラインの両特性を生かしたハイブリッド型のキャリア教育」の一環として、2022年6月13日(月)にプロデューサー/プランナー 石川 勝さんによる双方向リアルタイム配信授業「チャレンジレッスン」を実施します。2025年開催予定の国際博覧会「大阪・関西万博」のプロデューサーの1人に選出され、ロボットプロデュースなど幅広いジャンルを手掛ける石川 勝さんによる実践型の授業を通して、生徒たちが企画の極意を体感します。■「チャレンジレッスン」について各業界で活躍するプロフェッショナルによる、東京のスタジオと全国のキャンパス・自宅をオンラインでつないだ双方向のライブ配信授業です。生徒が将来を見据え、自身の興味や得意分野に気づき、学ぶ楽しさの発見へとつなげることを目的に実施しています。業界や社会の第一線で活躍する講師の方が携わる職業はもちろん、それに関わるさまざまな職業やその職業の裏側を知り、実体験を通じて将来を創造していきます。授業内では、タブレット端末やアプリを使用して質疑応答なども双方向(インタラクティブ)でリアルなやり取りを行えます。配信授業の特性を生かし、全国の仲間から配信されるコメントや講師からの即時フィードバックを通してさらなる学びを深めます。チャレンジレッスンについて( )2021年度の授業の様子はこちら( )2022年度第1回目の授業の様子はこちら( )※2022年度のチャレンジレッスンはこの後も、発明家、ポジティブ・クリエイターなどさまざまなジャンルのプロフェッショナルの講師の方をお迎えする予定です!■詳細日時 : 2022年6月13日(月)13時00分~14時50分授業配信場所: 第一学院高等学校 東京本部スタジオ(東京都港区芝1-5-9 住友不動産芝ビル2号館5F)※第一学院高等学校の生徒は、各所属キャンパスから参加します。キャンパスへの取材も受け付けています。講師 : プロデューサー/プランナー 石川 勝さんテーマ : 「大阪・関西万博プロデューサーが考える万博の作り方」<授業>プランナーである石川 勝さんに、企画の達人としての極意を今までのご経験を交えながらお話しいただきます。実際に、今回の万博で日本がPRしたいポイントやパビリオンの企画を考えてみるなど、第一学院生も企画立案にチャレンジします!■講師プロフィール講師:プロデューサー/プランナー 石川 勝さんプランナーとして、イベントプロモーション、文化・商業施設開発、コミュニケーションデザイン分野で実績を積む。博覧会や展示会を数多く手掛け、2005年愛知万博ではチーフプロデューサー補佐として基本計画策定に従事、ロボットプロジェクト、愛・地球広場、極小IC入場券をプロデュース。ロボット分野、コンテンツ技術分野に専門性を持ち、産学連携事業を推進したキャリアも。2020年に大阪・関西万博プロデューサーの10人に選出され万博運営プロデューサーとして活躍中。■第一学院高等学校について「1/1(いちぶんのいち)の教育」を教育理念とし、東京をはじめとした54キャンパス(2022年4月時点)を展開する通信制・単位制高等学校。「生徒第一」「1/1の教育」の想いを大切に、生徒をプラス思考に変える独自の「プラスサイクル指導」をベースとした「『もっともっと自分を好きになる』自分づくり」を実践し、「社会で活躍できる人づくり」に取り組んでいます。通信制の当校には、サッカー日本代表 山根 視来選手・水球日本代表 稲場 悠介選手・スケートボード 西村 碧莉選手や女性ヴォーカルグループLittle Glee Monsterなど、スポーツや芸能活動などの夢の実現と学業との両立を目指す生徒のほかにも、不登校や高校中退等を経験した生徒が多数在籍・卒業しています。そのような多様な生徒たちがそれぞれの希望する進路を実現できるよう、生徒一人ひとりの自己成長を支援しています。(第一学院サイトURL: ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月02日滋賀県のJR近江八幡駅にも近い、美しい山並みの緑を背にした住宅街をしばらく行くと、突然、童話に出てくるような三角屋根に白壁の建物が現れた。「かわいい!」思わず、声が漏れる。ガラス戸を開ければ、客が3人でいっぱいになりそうな小さなお店。ショーケースに並んだ“みいちゃんのいちごムース”や“みいちゃんのにこにこプリン”というネーミングだけでなく、ハートのイラストなどデザインも楽しいケーキや焼き菓子に見とれていたら、隣の工房から甘い香りが漂ってきた。ここが、「みいちゃんのお菓子工房」で、店長兼パティシエの杉之原みずきさんは、14歳。ケーキの販売は月2回、隔週日曜の来店予約制で、不定期で焼き菓子の販売も行う。数少ない開店日には行列のできる店として知られ、記者が訪れた5月半ばの土曜日も、入口には「次回販売日の予約満」のプレートが。午前10時、最初に工房に現れたのは、みいちゃんの母親で、この店のオーナーでもある千里さん(49)。あれ、みいちゃんは?「さっき、シャワーを浴びていましたから、まもなくだと思います。マイペースなんです(笑)」千里さんが注文を受けた焼き菓子の発送作業をしていると、10分ほどして、千里さんとおそろいのエプロンとキャップ姿のみいちゃんがやってきた。千里さんや記者たちが「おはよう」と声をかけるが、みいちゃんはチラと視線を寄越しただけで、もう工房に立っている。やがて、母と娘が並んでのケーキ作りが始まった。「今日は仕込みの日で、定番のケーキに加えて、“くまさんのムース”を作ります。このネーミングもレシピも、みずきなんですよ」そう言いながら、スマホをしきりに見ている千里さん。「みずきがスマートフォンにレシピを送っておいてくれたので、私はそれを見ながら進めます。さあ、そろそろ、みずきはゼラチンを溶かし始める時間やね」母の言葉にうなずくように、かすかに頭が動いたように見えたが、やはり言葉はなかった。みいちゃんが会話をしないのは「場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)」のためだ。不安症の一種で、特定の場所で話すことができなくなる精神疾患。子供に多く、小学生500人に1人の割合で発症するといわれ、みいちゃんの場合も、家庭以外の学校や外では言葉が出なくなる。さらに特定の動きができなくなる「緘動(かんどう)」が現れることもあり、取材の途中では、みいちゃんが急に冷蔵庫の前で立ち尽くす場面も。しかしすぐに作業に戻って、その後は14歳の人気パティシエの巧みな手さばきを見せてくれた。銀色のボウルに山盛りのアメリカンチェリーを洗いながら、千里さん。「みずきが旬のフルーツにこだわるので、朝一番で仕入れてきました。どんな調理法になるのか、私自身も楽しみです」2つと同じもののない独創的で愛らしいケーキや焼き菓子は、いまや海外でも評判で、インスタグラムのフォロワーは1.7万人を数える。しかし、ここまではけっして平たんな道のりではなかった。「みずきの不登校の時期もあり、お菓子作りは、この子の自立と社会適応訓練のためという意味合いも大きかったんです」■給食が食べられず、水も飲めず……。教室でできることが減っていき、不登校にみいちゃんは07年8月17日、近江八幡市に生まれた。会社員の父親・誠司さん(54)と千里さん、専門学校生の姉(19)、そして双子の兄である一樹さん(14)の5人家族だ。「うちは共働きですから、子供3人は1歳から保育園。みずきがいちばん手がかかったというのは、家で一度かんしゃくを起こすと、2時間も3時間も続くんです。なのに保育園では、お友達ともしゃべらない、工作もできない」理由を尋ねても、「……わからない」小さな声で、それだけ。「そんな気質の子やろうと思っていましたが、小学校に上がる前に保健師さんらのすすめで専門医に診てもらって、初めて場面緘黙症とわかり、私は落胆より、そういうことやったんか、と腑に落ちたような気持ちでした」同時に、自閉症スペクトラム、発達障害でもあるとの診断だった。病気のことを、一樹さんに告げたときだ。「オレがみいちゃんのこと、守ったげるから、ママ、だいじょうぶやで」双子の兄の頼もしい言葉もあり、近所の公立小学校へ進学。家ではランドセルを喜んでいたが、「もう、入学式から入場行進ができませんでした。その後も、集団生活の教室では声が出ない、体育ができない、給食も食べられないし水も飲めないしで、脱水症状や栄養失調状態になるほど。トイレだけは、友達の介助で行けました。2年生からは支援学級に入り、みずきのお守りのつもりで障害者手帳も取得しました」しかし、学年を重ねるたびに、できないことが増えていく。「体が固まると、かろうじて息をすることと目を動かすことしかできなくなる娘を見て、私も悲しいばかりで、毎日毎日を乗り切るだけで精いっぱいでした」小4で、不登校となる。「勉強もぐんと難しくなり、周囲は女の子の仲よしグループができていくなかで、やっぱり、みずきは、そういうのも希薄というか。やがて毎朝『おなかが痛い』と言いだして、3学期にはまったく通学できなくなるんです」■ネットで見つけた居場所は広がっていく。スイーツカフェはすぐに40席が満席に「転機は、不登校で家での生活となったとき、みずきにスマホを与えたことでした」千里さんの声が、少し明るくなる。そういえば、工房でも、母と娘は近くにいながら、スマホを使って円滑にコミュニケーションを取っていた。「家族の連絡用ということより、みずきに世界とつながっていてほしかったんです。私があの子に伝えたのは、『スマホを使えば文字で人としゃべられるんやで、インスタグラムでは自分のことを発信もできるんやで』と。もう、その日から、私や主人以上に使いこなしてましたね(笑)」さすが現代っ子のみいちゃんは、すぐにスマホで夢中になれることを見つけたようだ。「クックパッドや料理アプリを使い、次々にレシピを検索して自分で料理を始めたんです。最初はお総菜で、私も帰宅が遅れたときなど助かりましたが、そのうちお菓子作りにハマって、これじゃ夕飯のおかずにはならないと焦ったりも(笑)。私の勤務中にも、〈今日はコレ作ったで〉〈調味料は何?〉と、頻繁にLINEで届くようになって。ああ、この子、スマホを通じてなら、すぐに返事も返るんやと。このスマホとの関係は大事にせなあかんと、直感しました」娘が料理に関心を持ったのを機に、千里さんは18年春、閉店した弁当屋の厨房を借りて菓子製造業の営業許可を取得。ここで、「近江の野菜食堂」を始める。「食堂といっても、いわゆるマルシェ販売で、弁当も置きましたが、メインはみずきの蒸しパン。このころには、次々にオリジナルの新作メニューを考えるようになり、そのケーキの写真をSNSにアップすると『すごい!』など反響が届くのがうれしそうでした。親ばかですが、私から見ても、味もデザインも、お菓子作りのセンスをすごく感じて、好きなことを伸ばしてあげようという思いだけだったんです」やがて作りすぎたタルトなどをご近所におすそ分けしていると、次々に「作ってほしい」という注文が届きだす。「スイーツカフェ、やるか?」「うん」19年春、月1回限定のカフェを近所の空き店舗を借りてオープンすると、プロ顔負けのおいしさと、みいちゃんが一皿ごとに施すチョコペンアートの魅力が口コミで伝わり、すぐに40席が満席となってマスコミにも紹介される人気に。「これやわ!」千里さんが感嘆したのは、行列よりも、生き生きとケーキを作り続けるわが子の姿だった。「これまで就労支援で作業所にも行きましたが、体が固まってしまっていました。でも、お菓子作りでエプロンを着けると、この子は別人になる。もうプロやん、と」同じころ、みいちゃん自身も、インスタに〈いつか自分のお店を持ちたいです〉と書き込んだ。「それを見て、おっ、えらい大きく出たな(笑)と思うと同時に、そうか、自分の居場所が欲しいんやなとわかって、主人とも相談して、本格的にケーキ屋を始めることを考えるようになりました」続いて千里さんは、わが子をサポートするべく、製造に加え衛生管理などについても学ぶために、フルタイムで働きながら夜間の製菓技術専門学校に入学する。「夕方5時半まで仕事をして、京都の製菓学校に移動して9時半まで授業で、寝るのは深夜3時。やっぱり無謀でした(笑)。卒業まで、予定の倍の2年かかりましたから。でも、今まで、みずきのことを悩み心配してた十数年に比べたら、こんな夢のある苦労なんてないと思えたんです」さらに、うれしいことがあった。小さな成功体験を重ねるなかで、みいちゃんが再び学校へ通えるようになったのだ。「自分の居場所を見つけた自信が大きいと思いました。SNSの中で発見したことを思うと、あの子は、今の時代やからこそ生き延びたと思うんです」その後、開店資金のためのクラウドファンディングを実施し、これも達成。事業計画では、23年春にはグランドオープンして黒字化を目指すことなども報告された。そして20年1月、みいちゃんのお菓子工房のプレオープンは、彼女が12歳のとき。のちに滋賀県初のグッドデザイン賞金賞受賞となる三角屋根のデザインを、いくつかの候補のなかから即断で決めたのも、みいちゃん本人だった。小さなパティシエの挑戦は続いていくーー。【後編】ケーキは私の“声”不安症で話せない14歳人気パティシエの挑戦へ続く
2022年05月29日【前編】“場面緘黙症”で話せず不登校…14歳少女が行列店のパティシエにから続く「初めて来ました。三角屋根、ステキですね。みいちゃんをテレビで見て、応援したいと思ったのもありますが、実は、私自身がここ数日疲れ気味だったので、みいちゃんのお菓子で気分を上げてもらおうと思ったんです」取材中、市内から訪れたという60代の女性客は、そう話してくれた。ここは「みいちゃんのお菓子工房」。店長兼パティシエの杉之原みずきさんは、14歳だ。ケーキの販売は月2回、隔週日曜の来店予約制で、不定期で焼き菓子の販売も行う。数少ない開店日には行列のできる店として知られている。オーナーでもある母・千里さん(49)とともに厨房に立つみいちゃんだが、会話はなく、こだわりの詰まったオリジナルのお菓子やケーキのレシピは、LINEで千里さんに共有し、指示を出している。みいちゃんが会話をしないのは「場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)」のためだ。不安症の一種で、特定の場所で話すことができなくなる精神疾患。子供に多く、小学生500人に1人の割合で発症するといわれ、みいちゃんの場合も、家庭以外の学校や外では言葉が出なくなる。さらに特定の動きができなくなる「緘動(かんどう)」が現れることもあり、取材の途中では、みいちゃんが急に冷蔵庫の前で立ち尽くす場面も。しかしすぐに作業に戻って、その後は14歳の人気パティシエの巧みな手さばきを見せてくれた。2つと同じもののない独創的で愛らしいケーキや焼き菓子は、いまや海外でも評判で、インスタグラムのフォロワーは1.7万人を数える。しかし、ここまではけっして平たんな道のりではなかった。「みずきの不登校の時期もあり、お菓子作りやお菓子工房のオープンは、この子の自立と社会適応訓練のためという意味合いも大きかったんです」■いつの日か、何でも話せる友達を。工房から一歩ずつ、挑戦を続けていく取材中、お店は仕込み日で閉まっていたが、今年3月から冷蔵機能のあるロッカー式の「みいちゃんの自動販売機」が店頭に設置されていて、焼き菓子などを買うことができる。冒頭の女性が購入したのは、“みいちゃんのハートフィナンシェ”。「この繊細なデザインとカラフルなお菓子を見てるだけで、もう、心がほっこりしてきました」見た人、食べた人の心を瞬時につかむ、みいちゃんのお菓子の不思議な魅力。その基になっているのが、今は中3となり、養護学校に通っているみいちゃんの“こだわり”だと、千里さんは言う。「場面緘黙症という病気の特性であるこだわりが、お菓子作りに大きく反映されていると思います。みずきは、その日、作りたいと思ったものを作ります。自分の思いを突き詰めて、その感情をケーキに込めているんです。こだわりということでは、近所の農家さんに収穫体験に行ったことがきっかけで、地元産の材料をよく使うようにもなりました」そこから“みいちゃんの玄米サブレ”などの新商品も生まれた。リピーターも多く、オープン後に始まったオンラインショップでは6カ月待ちの商品も。「最初にお話ししたように、みずきはマイペースなうえにこだわるので、どうしても生産量が追いつきません。注文がたまるのは申し訳ないし、赤字も続いています」ずっと娘を見守るスタンスができていた両親だったが、オープン後の注文殺到を前に、一度はどちらかが仕事を辞めて店の営業日を増やすことなども検討したという。だが、「私たち夫婦は、今までどおりにフルタイム勤務を続けて、ケーキの売り上げを生活の基盤にするようなことはしないと決めました」すべては、みいちゃんに、今までどおりにケーキを作り続けてほしいと思ったからだ。「一度だけ、みずきのスマホ画面が目に入ったことがありました。ズラーッとまだ作っていないケーキの名前とレシピが並んでいて、驚きました。そのとき、あの子の小さなころを思い出したんです。かんしゃくを起こしては家族を困らせたみずきですが、きっと私たちの何倍も外からの刺激を受け止めて、感情を爆発させていたんですね。ですから、今は、その感情をケーキ作りに反映できるような環境を用意してあげるのが、私たちの役目と思っています」その一方で、いつも一緒にいる母親だからこそわかることもある。「思春期になって、これまではなかった工房での変化もあるんです。今日はケーキ作りにノッてないなとか、レシピが送られてくるのがやけに遅いなとか。中学には通っていますが、いまだに給食は食べられず、午前中だけの通学です。10代半ばの女の子の心は、たとえ病気を抱えていなくても揺れるものですよね」先日のこと、みいちゃんの双子の兄・一樹さんが自宅に友人を連れてきた。その後、兄から聞かされたみいちゃんの言葉は千里さんに重たかった。「私には言いませんでしたが、一樹がお友達と楽しそうに遊んでいるのを見て、『いいなぁ』と本音を漏らしたそうなんです。だから、みずきにも、なんでも話せる友達が一人でもいいからできるように願っています。普通の子がしている遊びを、いつかできるようになるといいですね。ヒントはあるんです。アイドルグループが好きだから、LINEなどを通じて“推し”仲間ができればと」思春期の苦悩を乗り越えようとするとき、やっぱり支えとなるのは家族と工房の存在だろう。「来春は、高校進学が控えています。これも、本人とも話して、みずきも『行く』と言っています。前に踏み出すことができるというのも、帰ってくる場所があるからだと思うんです」千里さんは、折に触れて、みいちゃんに言い続けている。「ずっと、このままじゃないからね。いつか、みんなとも話ができるようになるからね」みいちゃんからの返事は、残念ながらない。そんなとき母は、彼女の小6の卒業文集の「私の夢」と題された作文の最後を思い出す。〈中学校に行きながら3年後にケーキ屋さんをグランドオープンできるようにがんばります。私はみいちゃんのお菓子工房でみんなに笑顔を届けます〉今は言葉はなくても、ケーキやプリンに一つずつ描き込んでいくハートやスマイルマークで、みいちゃんはずっと、みんなに語りかけている。■コロナ禍でも、安心してお菓子を届けたい。生ケーキの自動販売はみいちゃんの発案だ「じゃ、がんばる」昨年9月、東京パラリンピックの聖火ランナーに選ばれた、みいちゃんと一樹さん。最初は嫌がっていたが、最後は「オレたち2人ならだいじょうぶや」という兄の言葉で納得し、みごと大役を果たした。また、今年4月の発達障害啓発週間には、みいちゃんの作った斬新なブルーのケーキが話題に。千里さんは、「青い色には驚きましたが、みずきは自閉症啓発のシンボルカラーなので採用したようです。完成すると、多くの人から『青い色して、あんなにおいしそうなケーキは見たことない』との声が。何より、最初に見た私が感動しましたから。またまた親ばかですね(笑)」およそ1年後の春には、みいちゃんの中学卒業とともに、工房のグランドオープンが控える。「とはいえ、一人の自立した大人として、ケーキ職人の道を行くスタートというだけで、開店日のペースなども変わらないかもしれません。もちろん、目標としていた黒字化も計画を変更して、今はまったく考えていません」千里さんは、むしろ同じ病気があったり、夢に踏み出すことをためらっている人のためにチャレンジを続けたいと話す。その一つが、この5月16日に始まったばかりの自動販売機による生ケーキの販売だ。「もともと自販機は、コロナ禍でのお客さまの利便性と、対面販売が苦手なみずきのことを思っての設置でした。最初は焼き菓子で始めましたが、この春、みずき自身が、『生ケーキも届けたい』と言いだしたんです」千里さんによれば、初日は12個のうち8個が売れたという。まずまずの滑り出しだろう。母と娘の二人三脚のケーキ作り、そして夢へのチャレンジは続く。「いつか、パリに行きたいです。場面緘黙症の治療には、大胆に環境を変えることもいいとお医者さんにも言われていて、実はコロナ前にも計画していました。でも治療目的ではなく、あくまで家族旅行。みずきも私たちも、やっぱり一度はパティシエの本場を体験してみたいですから」パリの華やかなショーケースに接したあと、みいちゃんの工房から生み出されるお菓子には、どんなメッセージが込められるだろう。
2022年05月29日病院での出来事わが家の息子は現在中学生。7歳のときに自閉スペクトラム症の診断を受けています。今回は息子が5歳のころに起きたゲームに関するトラブルのお話です。息子と病院に行った日のことです。基本的に一人で静かにブロックをしたり、ゲームをしたり、お人形での戦いごっこ遊びなどをして過ごすことが好きな息子ですが、その日は病院の待ち時間が長くなり珍しくうろうろと動き回り…。そんな息子の気を反らせたく、急遽スマホのアプリゲームをダウンロードしました。最初はすぐに飽きてしまうかな?と思ったのですが意外と夢中でゲームをする息子。5分くらい遊んだころでしょうか、診察の順番が来たので急いでゲームを止めて診察室へ。バタバタと診察室へ入り、私はそのままゲームアプリの存在を忘れていました。Upload By 発達ナビ編集部後日…なんと請求が!?ゲームアプリのことをすっかり忘れていたある日の事。携帯電話使用料の請求書を見てびっくり!なんと身に覚えのない4000円の請求が!4000円なんて使った覚えないし…不正利用?一体どこで…と頭を悩ませていたときでした。「あっ!病院のときのゲームアプリ!」そうです、息子がこのときに課金していたのです。どうりでゲームをする息子が楽しそうだったはず!と納得…。Upload By 発達ナビ編集部5分の間に4000円…理由が分かった私は笑うしかありませんでした…。笑っている私をみて息子はきょとん…。そんな息子に「携帯電話のアプリで遊ぶときはママと一緒のときだけにしようね」と言うと「はい!」といい返事をしましたが、ASDがあり発達のゆっくりな息子。いいお返事はしたものの、「課金」の意味もよく分かっていない様子でした。私はすぐにワンクリックで決済できないように設定を変更し、アプリは削除しました。4000円は…私の落ち度なので支払いました(泣)Upload By 発達ナビ編集部ゲームを使うにあたってのルールを決めたこれをきっかけにわが家ではゲームのルールを決めました。5歳の時点ではまだ「課金」の仕組みもよく分かっていなかったので、課金時に出てくる「パスワード入力画面=ここから先はすすめない」程度の認識でした。(まだ文字が読めなかったので、画面を画像として覚えていたようです)ダメと言われたことは基本やらないのでパスワード入力画面が出たら諦める、ということは理解できているようでした。小学生になり、理解力が増えていくと、課金の画面についても、その意味が理解できるようになり、ここからは「お金がかかる」と認識できるようになりました。そして小学校5~6年になると、課金の画面がでたら私に確認をするようになり、より安心してゲームをしている姿を見守ることができるようになりました。Upload By 発達ナビ編集部最初は驚いたけれど…最初は息子も訳の分からぬまま課金をしてしまいましたが、ちゃんとルールを決めて伝えることで、息子にとっても「やっていいこと」「いけないこと」が明確になり、母子ともに安心してゲームを楽しめるようになったと思います。ゲームのやりすぎには注意しつつ、これからも息子の成長を見守りたいと思います。エピソード参考/ななぱんちイラスト/taeko(監修:井上先生より)課金の話はよく親御さんから相談を受けます。基本的に親御さんのスマホの設定が課金できるような設定になっていることが多いです。ななぱんちさんのやられたように子どもと一緒にルールをつくりながらゲームを楽しめると良いと思います。病院受診の際の待ち時間は多くの親御さんにとって大きな悩みになっています。最近では診察の順番前になったら知らせてくれるサービスがある病院などもあるので、病院の中にある本屋さんやレストランなどで時間をつぶすこともできます。こういった病院が増えていくと良いですね。あなたのエピソードもコラムになるかも?体験談募集中!保護者の方が日々子育てをする中で「こんなトラブルがあった」「こんなハプニングがあった」など悩みはつきないと思います。そんな発達ナビユーザーのみなさんの「困った」エピソードを募集しています。テーマは「自傷」「学習」「不登校」「ゲーム」「不器用」「ママ友・保護者」「祖父母や親戚関係」「ご近所トラブル」などに加え、今回より「反抗期・思春期」のお悩みも追加募集!反抗期による親との言い争い、癇癪を起こして自分の頭を叩く、地団太を踏むなどの自傷行為…読み書きや計算の困りはもちろん、授業を落ち着いて受けられないなどの学習の悩み…行き渋りや不登校などの悩み…いろいろなお悩みエピソード、お待ちしております。お寄せいただいたエピソードの中から数作品、発達ナビの連載ライターさんにコラムとしてコミックマンガエッセイ化していただき、発達ナビで公開いたします!あるあるのエピソードからヒヤリとしたエピソード、SNSなどではなかなか言えないような家族やママ友とのトラブルまで。いろいろな「困った」エピソードをぜひ教えてください。
2022年05月28日日本初の家族療法専門機関である淀屋橋心理療法センターでは、不登校・摂食障害・ひきこもり・リストカットなどのお子さんを持つ親御さん向け勉強会を毎月開催しております。そして今回新たに、ネット・ゲーム依存でお困りの親御さん向けにアットホームな雰囲気を心がけた少人数制の勉強会を2022年5月27日(金)に開催することに致しました。所長・医師 福田 俊一■勉強会の開催概要開催日 : 2022年5月27日(金)場所 : 大阪府豊中市寺内2-13-49 TGC8-302時間 : 10:30~12:30料金 : 3,000円(税込)定員 : 10名お申込方法: (上記のURLより勉強会名を選んでお申し込みください。)対象 : お子さんのネット・ゲーム依存でお困りの親御さんが対象となります。条件 : 新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、1家族につき1名でお申し込みください。勉強会は事例紹介(当センターでは紙芝居形式で事例をご紹介)やQ&Aのコーナーがあり、事例の発表では、「事例に出てくる子が我が子に似てる」「具体的な子どもへの関わり方が分かって参考になった」「親が本気になって子どもと向き合うことで、こんなに変わるなんて驚きだった」「親から子どもにしてあげられることがこんなに沢山あるんだと、自信がついた」というご意見、また、Q&Aのコーナーは、「個別に相談できて満足でした」というご感想をいただいております。勉強会の冒頭で、「なぜ当センターの勉強会に来てくださったのですか?」とお聞きすると「薬に頼らない治療が良いと思った」「子どもへの具体的な関わり方が知りたいと思った」「本人が病院やカウンセリングに行きたがらないので、本人の来所が不要というのが良いと思った」とのことです。Q&Aのコーナーでは、熱心にご質問くださる親御さんたちの姿がとても印象的です。7月には、お子さんや配偶者の方のうつ病でお困りのご家族に向けた勉強会の開催も予定しております。事例発表 福田 俊介(臨床心理士)【淀屋橋心理療法センターについて】当センターでは設立以来、不登校・ひきこもり・摂食障害・家庭内暴力・ゲーム依存・うつ・リストカットなど、様々な困難を持ったお子さんへの対応で苦労しておられる親御さんを対象に、家族療法というアプローチを用いたカウンセリングでの解決をご提案しております。“見守りましょう”という様子見ではなく、まず、お子さんの性格分析を徹底的にして、お子さんの持ち味を見つけ出します。その後、お子さんの性格に合った具体的な対応方法を親御さんにお伝えしています。親御さんとお子さんの歯車がピタッとかみあったら、お子さんはどんどん成長し、目の前の不登校や摂食障害などという問題を乗り越えるだけでなく、その後の将来も自立して生きていけるよう成長のお手伝いを致します。家族の力というのはとても大きく、何年もの間解決しなかった問題が、当センターにおいて解決したという症例が多数あります。例えば、●海外在住で摂食障害の女性のケース→母親が当センターにて電話での対応方法を学び、国際電話で娘との会話を工夫したところ、海外留学中の女性の摂食障害が治りました●過食症で食べるものにこだわりがあり、家族みんなでそろって食事をするのを避けていた女性のケース→過食症を克服したことにより、家族みんなが揃って数年ぶりに食事ができました●ゲームばかりしていて学校に行かず、ゲームでうまくいかないと暴力をふるう男の子のケース→本人の来所は1度もないまま、親御さんが対応を変えただけで徐々に暴力を振るわなくなり、その後、学校にも行けるようになりましたこのようなケースも対応しております。当センターの家族療法では、本人の来所が不要なため、本人の良くなりたい・治したいという意欲がなくても、親御さんに我が子を何とかしたいという気持ちがあれば、問題解決する場合が多いのです。「子どもにどう対応したらいいかわからない」あるいは「本やネットで学んだことを実践しているがなかなか子どもに良い変化が現れない」そういう場合はぜひ当センターにご相談ください。最初からカウンセリングを受けることに抵抗がある方は、まず最初に勉強会に来て頂いて、当センターの雰囲気を見ていただくというのもいいと思います。【勉強会開催に伴い、ホームページのリニューアルも随時行っています】 【所長・福田 俊一のご紹介】大阪大学医学部卒。大阪大学精神神経科、大阪府立病院神経科にて精神医療に取り組む。米国フィラデルフィア・チャイルド・ガイダンス・クリニック(P.C.G.C.)にて家族療法をS.ミニューチンに師事。住友病院心療内科、大阪厚生年金病院神経科、大阪市立小児保健センター精神科に勤務後、1983年に淀屋橋心理療法センターを設立。<著書一覧>・職場のストレス・マネジメント(1989年8月刊)メディカ出版・家族療法の面接室から(1994年9月刊)ミネルヴァ書房・家族の心理療法(1998年3月刊)朱鷺書房・過食・拒食の家族療法(1999年5月刊)ミネルヴァ書房・しぐさでわかる心の病気(2000年1月刊)エール出版社・過食症と拒食症(2001年12月刊)星和書店・しぐさで子どもの心がわかる本(2004年12月刊)PHP研究所・克服できる過食症・拒食症(2005年5月刊)星和書店・ちょっと気になる子どもの『行動』(2009年4月刊)PHP研究所・母と子で克服できる摂食障害(2011年1月刊)ミネルヴァ書房・克服できるリストカット症候群(2011年6月刊)星和書店・親の「口ぐせ」で子どもの性格が変わる!(2019年7月刊)PHP研究所その他出版物、専門誌への寄稿多数(詳細: )【過去のメディア出演・取材・講演実績】<メディア出演>・読売テレビ「テレビドクター」出演~ひきこもり問題について(2005年11月)・CBCテレビ「ゴゴスマ」出演~ひきこもり・ネット依存について(2015年9月)・毎日放送「ミント!」出演~ゲーム依存について(2019年12月)<取材>・日本経済新聞にて取材記事掲載~『子育てはやり直せる』(2003年8月)・NTTドコモ「ママテナ」にて取材記事掲載(2016年1月:摂食障害、3月:環境の変化に弱い子への接し方、5月:五月病、9月:愛着障害)・関西テレビ「みんなのニュース ワンダー」家庭内暴力について取材(2016年8月)他、小学館やPHP研究所等より取材実績多数(詳細: )<講演>・教育委員会や学校施設、家庭裁判所等での講演実績多数(詳細: ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月25日発達ナビユーザーの体験をコミックエッセイ化!発達ナビにて行っている「みんなどんなトラブルで悩んでる?アンケート&エピソード大募集!」。今回は「保育園トラブル」についてのエピソードをコミックエッセイ化してご紹介します。発達の遅れが気になりながらも通わせていた保育園娘は2歳半。診断などは特におりていませんが、目が合わず、意味ある言葉や意思の疎通などはまだまだ…周りの子に比べて遅れを感じていました。今回はそんな娘が通っていた保育園でのトラブルのお話です。当時の私は加配制度なども知らず、保育園の先生からも娘に関して何も言われていなかったので、保育園から泣いて帰ってくることが多かったのは気がかりでしたが、特に特別なこともせず保育園に通わせていました。ですが、やはり発達の遅れが気になるので療育施設に通わせようと親子で準備をしていました。療育に通うことも決まり、保育園にもそのことを連絡帳で伝えて…これで娘の発達についての相談場所もできたと一安心していたときに事件は起こったのでした。保育園からの突然の呼び出し3月になり今年度もあと20日、もうすぐ娘も進級か~と思っていたある日のこと。突然、保育園の園長から呼び出しの電話が。一体何があったのかと思い向かうとそこには園長と主任先生たちが…。要件を聞くと、園長から開口一番「療育施設に行くなんて聞いていません」と言われました。いや、連絡帳に書いたし、保健師さんからも連絡が行っていると思いますし、それに担任の先生にも口頭でお伝えしましたが…答えると、園長から驚きの言葉が。Upload By 発達ナビ編集部「知能も10ヶ月程度しかないって聞きましたし、療育に通うようなほかの子どもと比べて劣っているような子の保育は難しいんですよ。専門の先生がいるわけじゃないのでね。お子さんに在籍いただけるのは今年度一杯が限界だと思います」私は耳を疑いました。怒りや悲しみをこらえて「退園してほしいと言うことですか?」と聞くと「そういうわけじゃないんですよ(笑)でも、言っても聞かないし、理解できていないですし。夕方になるとずっと泣いてるんですよね、お昼寝終わってから。それから給食もほとんど嫌がって食べないですし。家ではどうですか?」とまるでクレームのように言われました。Upload By 発達ナビ編集部同席していた主任先生からは「家での様子とか全然教えてくださらないのでこちらも対処が分からなくて本当に困ってるんです」と言われました。ですが、こちらとしては先生に家での様子を聞かれたことなどありません。そのことを伝えると「担任の先生から、以前家での様子聞いたらムッとされちゃって、聞けなかったと聞いてます」と…。そもそも担任の先生とほとんど話をしたことがなく、話をしても「こんにちは」「お願いします」くらいなので本当に質問された記憶もなければ、娘の様子に困っているといった相談も過去ありませんでした。すぐに退園を決意。その後はーー私は自宅に帰り、母に話をしました。保育に携わる責任者が子どもの能力を劣っていると表現したこと、「困っている」などの相談が今まで一度もなく退園勧告と同時にクレームのような形で一方的に言われ、歩み寄りの姿勢や相談がまったくなかったこと、私の気持ちは悔しさと怒りで「このような園にはわが子は預けられない、すぐに退園しよう」と決まっていました。その日のうちに私は保育園にある娘の荷物をまとめて引き上げました。突然の保育園退園、園長は最後の挨拶にすら顔を出しませんでした。そして一連の出来事を娘の療育施設の紹介などをしてくれた保健師さんに電話をしました。保健師さんと市の子ども課の方と面談し、新しい保育園をいくつか紹介いただき、見学に行きました。とても親身になっていただけ、手続きも柔軟に対応してくださったのですぐ保育園は見つかりました。そして今、娘は新しい保育園で現在娘は転園し、違う保育園に通っています。今の娘は泣いて帰ってくることがまったくありません。保育園の先生が「本当に楽しそうですね!」言ってくれるくらい毎日楽しそうに通っています。新しい保育園の園長先生は「子どもの発達は人それぞれスピードが違うし、発達がゆっくりな子どもから学ぶことも多く、いろいろな子どもがいる環境を大切にしたい」と話してくださいました。この園では、5歳児クラスに療育に行ってるお子さんがいるとのことでした。Upload By 発達ナビ編集部転園して今、思うこと娘が楽しそうなのが一番なので、転園して本当に良かったです。一方で、以前の園で泣きながら帰ってくるのも先生とのコミュニケーションがちゃんと取れていなかったのも「こんなもんだろう」と思ってしまっていたので、違いに驚いています。もっと早く娘にとって以前の園が笑顔になれる環境じゃないことに気づいていたら…と思い、本当に娘に申し訳ない気持ちになりました。今回の件で調べた際に、自治体によって加配の制度も異なることが分かり、もっと早く知っていればという思いもありました。以前の保育園では、加配制度などの知識がなかったように思います。娘の退園後に、自治体から指導があったようですが、ちゃんと保育園側もそのような制度があることを知り、保護者側に対しても周知する機会が必要だと感じました。ですが、確かに年齢相応の成長曲線ではなく成長がゆっくりな子どもたちの保育をするのは想像以上に大変だと思うし、1年娘を見ていただいていた以前の園の先生たちに感謝をしている気持ちは本当です。新型コロナウイルス感染予防の観点から、送迎の際のコミュニケーションがあまり推奨されない中でも、「こんなことできるようになりましたよ!」と笑顔で教えてくれる先生もいて、娘の成長を一緒に喜んでくれる様はとてもうれしかったです。だからこそ、発達の遅れなどがある子どもが適切なサポートが受けられるように、先生方が研修などで指導や情報のアップグレードができる機会が得られる仕組みを整えてほしい、そしてわが家のような思いをするご家庭がこれ以上でないことを願うばかりです。Upload By 発達ナビ編集部イラスト/taeko※エピソード参考者のお名前はご希望により非公開とさせて頂きます。(監修:三木先生より)対応に関しては園側のご事情もあるかと思いますのでコメントは差し控えますが、ただ園が「発達がばらついたり遅れたりしている子どもの面倒を見るつもりがあるか、ないか」は保護者にとってはとても大事な情報です。今回は残念な形での発覚になってしまいましたが、入園前であっても思いきって聞いてみることで、相手の反応から分かることはたくさんあります。よく保育園選びのときに「断られたらどうしようと思って子どもの障害の話をしていいものか迷う」というご相談を受けますが、正直に話してみて渋い反応が返ってくるようだったら、入園できたとしてもいつかトラブルが起きる可能性もあります。お互いに気持ちよく通園・保育できる環境を整えるためにも、丁寧なコミュニケーションができると良いですね。あなたのエピソードもコラムになるかも?体験談募集中!保護者の方が日々子育てをする中で「こんなトラブルがあった」「こんなハプニングがあった」など悩みはつきないと思います。そんな発達ナビユーザーのみなさんの「困った」エピソードを募集しています。テーマは「自傷」「学習」「不登校」「ゲーム」「不器用」「ママ友・保護者」「祖父母や親戚関係」「ご近所トラブル」などに加え、今回より「反抗期・思春期」のお悩みも追加募集!反抗期による親との言い争い、癇癪を起こして自分の頭を叩く、地団太を踏むなどの自傷行為…読み書きや計算の困りはもちろん、授業を落ち着いて受けられないなどの学習の悩み…行き渋りや不登校などの悩み…いろいろなお悩みエピソード、お待ちしております。お寄せいただいたエピソードの中から数作品、発達ナビの連載ライターさんにコラムとしてコミックマンガエッセイ化していただき、発達ナビで公開いたします!あるあるのエピソードからヒヤリとしたエピソード、SNSなどではなかなか言えないような家族やママ友とのトラブルまで。いろいろな「困った」エピソードをぜひ教えてください。
2022年05月21日お友達と一緒に公園へ長女が5歳、長男が2歳のときのお話です。長女は癇癪持ちで、スイッチがはいると1~2時間ほど大声で泣き続けることがしばしばありました。特に室内にいると癇癪がおこることが多いので、なるべく開放的な公園などに遊びに行くことを心がけていました。その日は平日でしたが幼稚園はお休み。ママ友とそのお子さん2人(Aくん5歳、妹3歳)と一緒に公園に遊びに来ていました。公園には小川と池があり、小さな生き物などもいて自然がいっぱいなので子どもたちが大好きな公園で、月に何度も行っていました。5歳の2人は木の側をお家に見立てて遊んでいました。2歳の長男は、長女たちを見守る私の近くでドングリ拾い、ママ友は少し離れた小川で3歳の妹と水遊びをしていました。Upload By 発達ナビ編集部長女がお友達との言い合いから、癇癪モードに突入それぞれ楽しく遊んでいたと思っていたら…「ちがう!!そうじゃない!!」と長女が大きな声で言いました。Aくんと遊んでいる中で意見が合わず、何度話しても折り合いがつかないため、とうとう長女が大きな声を出してしまったのです。ある程度は子どもたちのやり取りを見守りたいと思っていたのですが、次の瞬間、長女がAくんを押そうとしていました。咄嗟に私は長女を止めるために駆け寄りました。長女の手を止め、私はお互いの話を聞いてみようと思いました。ところが、私が介入したことで、長女はヒートアップ!癇癪モードに突入してしまいました。初めはAくんと意見が合わないことで、怒り始めた長女だったのですが、私が介入してしまったことで「お母さんが、嫌」という思考に変換されてしまいました。私が何を言っても「お母さんは言わないで!」「お母さんあっちに行って!」、離れようとすると「行かないで!」「話を聞いて!」…とパニック状態に突入。Aくんもどうしよう…、と困り顔。そのやり取りはしばらく続いていました。長男は、なぜか気にせず、その間夢中でドングリ拾いをしていました。ママ友に助けを求めようと思ったのですが、少し離れた小川にいて声は届きません。そして長女がパニック中なので移動することも難しく、周りの人からの視線もつらく…。イライラするやら、悲しいやら、でも、怒っちゃいけない…と思いながら、冷静を装っていましたが、私もパニックになりそうでした。長男が消えた!そのとき…、私は2歳の長男が側にいないことに気づきました。長女と会話を始めたときには近くでドングリ拾いをしていたのですが、長女と私がヒートアップしていく間にどこかへ行ってしまったのです。Upload By 発達ナビ編集部公園には小川と池があり、すぐそこに車道もあります。「待って、○○(長男)がいない!」と私が言うと、怒っていた娘もハッとして癇癪が収まりました。長男は今まで、私の側を離れていくことはありませんでした。それで安心しきっていたのが私の間違いだったのです。Aくんも状況を分かってくれて、長女とAくんと私で、長男の名前を叫びながら探しました。Upload By 発達ナビ編集部なんで手を握っていなかったんだろう…なんで目を離してしまっていたんだろう…後悔と焦りの中、公園の中を探し、小川のほうに行くと…小川で遊んでいたママ友と、Aくんの妹と一緒にいる長男を発見しました。「○○(長男)くんが、お池のほうに行こうとしていたから、お母さんと一緒にみんなで行こうね、って話してたところだよ」と言うママ友。「よかった~(涙)」と泣く私を見て、慌てるママ友にさっきまでのことを話しました。長女もAくんも「よかった~」と言い、長男はポカンとしていました。Upload By 発達ナビ編集部きょうだいでも個性はそれぞれ長女が2歳ごろのときは私と離れることを怖がっていて、特定のお友達ができてもある程度大きくなるまで私から離れて遊ぶことができませんでした。長男もまた公園に行っても私から離れることはなかったので、長女と同じように「自分から私の側を離れることはないだろう」と思っていました。しかし、この出来事をきっかけに、長男は興味を持ったら「お母さんと離れる」ということを気にせずに衝動的に動いてしまうところがあることに気がつきました。それまで、長男は公園に行っても私の側から離れることはなく、いつも私の側でドングリを拾っていました。それは、長男にとって「母の側」ということが重要だったのではなく、「ドングリ拾い」が楽しかっただけだったようです。そして「ドングリ拾い」に満足した長男はその日、「あっちに池がある」ということに気づき、衝動的に池に向かっていったのだと思います。心から反省する出来事で、思い出すと今でも背筋が凍ります。長男を保護してくれたママ友に今でも感謝しています。長女の癇癪ばかりに目を向けていたことにも反省しました。長男はこのころからどんどん活動的になり、衝動性、多動性が目立っていきました。同じように生活しているきょうだいであっても、子どもは一人ひとり個性が違うことを実感しました。また子どもの傾向を決めつけず、注意深く見ること、そして何より屋外で絶対に目を離してはいけないと胸に刻みました。エピソード参考/カワカワイラスト/taeko(監修:三木先生より)お子さん二人を一人で見るのはとても大変ですよね。特に片方に手がかかっているときは、もう一方のことはうっかり見落としてしまいがちです。そのことに気づいて、でもしばらくすると忘れて、また思い出して、の繰り返しなのかもしれません。こういうきっかけでそのことに気づけたのは、とても良いことでしたね。あなたのエピソードもコラムになるかも?体験談募集中!保護者の方が日々子育てをする中で「こんなトラブルがあった」「こんなハプニングがあった」など悩みはつきないと思います。そんな発達ナビユーザーのみなさんの「困った」エピソードを募集しています。テーマは「ゲーム」「不器用」「ママ友・保護者」「祖父母や親戚関係」「ご近所トラブル」などに加え、今回より「自傷」「学習」「不登校」のお悩みも追加募集!癇癪を起こして自分の頭を叩く、地団太を踏むなどの自傷行為…読み書きや計算の困りはもちろん、授業を落ち着いて受けられないなどの学習の悩み…行き渋りや不登校などの悩み…いろいろなお悩みエピソード、お待ちしております。お寄せいただいたエピソードの中から数作品、発達ナビの連載ライターさんにコラムとしてコミックマンガエッセイ化していただき、発達ナビで公開致します!あるあるのエピソードからヒヤリとしたエピソード、SNSなどではなかなか言えないような家族やママ友とのトラブルまで。いろいろな「困った」エピソードをぜひ教えてください。
2022年05月16日子どもの不登校、行き渋り、どのように寄り添ってあげたらいい?不登校とは、文部科学省の定義としては「連続又は断続して年間30日以上欠席し、何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しないあるいはしたくともできない状況である(ただし、病気や経済的な理由によるものを除く)」とされています。不登校になる原因やきっかけは子どもによってさまざまですが、早期解決できるか長期化させてしまうかは周囲の対処法によって大きく左右されると言われています。参考:児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査-用語の解説|文部科学省令和2年度の調査によると小・中学校における不登校児童生徒数は196,127人(前年度181,272人)であり、前年度から14,855人(8.2%)増加しています。児童生徒1,000人当たりの不登校児童生徒数は20.5人(前年度18.8人)。不登校児童生徒数は8年連続で増加し、過去最多となっています。また、新型コロナウイルス感染症によって学校や家庭における生活や環境が大きく変化し、それが子どもたちの行動などにも大きな影響を与えていることもわかります。新型コロナウイルスの感染回避による長期欠席者数は20,905人となっています。子どもが学校に通えなくなってしまった場合、子ども本人にはもちろん、保護者にもさまざまな不安が生じるかもしれません。いろいろな体験談と解決策を描いたコミックエッセイや、情報コラムから不登校や行き渋りの悩みの解決のヒントを見つけられるかもしれません。参考:令和2年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要|文部科学省Upload By 発達ナビ編集部不登校、行き渋りなどの情報コラム不登校の原因・きっかけはさまざまですが、早期解決できるか長期化させてしまうかは周囲の対処法によって大きく左右されると言われています。不登校はどのようにして起き、どんな経過を辿るのか、保護者の子どもとの接し方のポイントを解説します。子どもが学校に通えなくなってしまった場合、子ども本人にはもちろん、保護者にもさまざまな不安が生じるかもしれません。このコラムでは、不登校の子どもと保護者をサポートする役割を担う「教育支援センター(適応指導教室)」を取り上げます。日本で唯一の不登校専門紙「不登校新聞」。夏休み明けに増え続けている子どもの自殺を止めるために、私たち親は何ができるのか、石井志昂編集長(不登校新聞)と牟田編集長(LITALICO発達ナビ)とともに考えます。不登校、行き渋りのコミックエッセイADHDのある次男くんは4月から小学6年生。いよいよ本格的に中学校選びを始める時期になりました。中学1年生のときに対人関係のトラブルがあり、1年間不登校だったスガカズさん。「自分の子どもには同じような経験はしてほしくない」と「本人(次男)の意思に任せたい」で揺れておりーー。小学校でも中学校でも卒業式で涙を見せたことがなかった荒木まち子さんの娘さんですが、高校の卒業式では大号泣!その涙の理由は、卒業式直前に行われた、生徒主体の「学習発表会」で知ることができました。通信制高校の角川ドワンゴ学園S高等学校に在学中の高校1年生の加藤路瑛さん。今回は、ネットコース生である加藤さんの学校生活をお話しします。今話題の通信制高校のリアルを大公開!小学校入学以来、何度となく登校渋りを繰り返し、小学2年生の秋から不登校になった鈴木希望さんの息子さんですが、4年生になり普通に登校するようになりました。そこに至るまでに何があったのでしょうか。ADHDと自閉スペクトラム症の診断を持つ小学2年生、むっくん。今は不登校で自宅学習を選んでいますが、気になる将来のことについてフリーランス児童精神科医の三木先生に聞いてみました!ASDがあるいっちゃんは中学3年生。府内の美術系の高校への進学を考えており、この秋から受験塾(のようなところ)に通い始めました。しかし、塾に通うのは嫌だと言いだして…。まとめ不登校に限らず、思春期の子どもとの接し方に悩む保護者の方は数多くいるのではないでしょうか。思春期に起きる子どもの変化は、時として親子関係にも変化をもたらします。そうしたタイミングで子どもが不登校になったとき、親としての責任を感じて自分を責めたり、子育てに自信を失ってしまったりすることもあるかもしれません。ですが、不登校の原因は一つではなくさまざまな要因が複雑に絡み合っています。つまり、子どもが不登校になるのは必ずしも全て親の責任ではないとも言えます。子どもとの対話を通して、前向きに、少しずつでも前に進んでいけることを願います。
2022年05月04日発達ナビユーザーの体験をコミックエッセイ化!発達ナビにて行っている「みんなどんなトラブルで悩んでる?アンケート&エピソード大募集!」。今回はその中で投稿のあった「癇癪」についてのエピソードをコミックエッセイ化してご紹介します。2歳ごろから癇癪が激しかった娘娘は2歳前ころから癇癪が激しく、私の悩みの種でした。癇癪が始まると声が大きくなり、同じ娘だとは思えないような怖い表情になり、顔を真っ赤にしたまま1時間は癇癪モード。2時間くらいになるとさすがに疲れてくるのか、だんだんと落ち着いてくる、というのがほとんどでした。2歳ごろはいわゆるイヤイヤ期なのだろうと思っていましたが、3歳になっても、4歳になっても、5歳になっても落ち着くことはありませんでした。むしろ年齢が上がるごとに声はどんどん大きく出せるようになり、発語もはっきりしてきたため、癇癪を受ける側のダメージはアップしていきました。Upload By 発達ナビ編集部自分の要望が満たされなかったり、本人の予測と違ったことが起きると娘は癇癪になりました。特に癇癪を起こすタイミングは「出かける前」。そして娘が一番癇癪を起こしやすいパターンは「遊びを中断する」ということでした。そのため、出かける前に娘が時間がかかりそうな遊びを始めるのは高リスクでした。娘が遊びに熱中しすぎないように声をかけて気を逸らしたり、短いテレビ番組を流して”観終えたら出発”と約束してみたり、毎日同じ方法ではうまくいかず、とにかく娘がご機嫌に出かけられるようにできることを日々いろいろと考えました。その甲斐もあり「これから出かけるから、一旦遊びは終わらせて一緒に行こう」と落ち着いて話しをして、癇癪を未然に防ぐことができる日もありました。穏やかな朝が一変!掃除機が癇癪の引き金に娘、4歳5ヶ月のころ。その日は、いつもよりも穏やかに1日がスタートしていました。娘は朝の着替えを嫌がることもなく、朝ごはんもおいしそうに食べ、幼稚園に行くというスケジュールも理解していました。普段だったら娘が不機嫌になり、バタバタと出かける準備をしているくらいの時間だったのですが、不思議なくらいスムーズに事が運び、時間に余裕がありました。出発時間まではあと30分ほど。娘が出発前におもちゃを出して遊び始めても、落ち着いて話せば遊びをやめて出かけられそうな雰囲気がありました。時間があったので、私は少し離れたところで掃除機をかけ始めました。この油断がいけなかったのです。この日は、これが癇癪の引き金でした。娘「掃除機しないで!!」母「嫌だった?ごめんね」…娘の表情はみるみる変わっていきました。娘の表情を見たら(ああ、もうこれは癇癪モード突入だ…)とすぐに分かりました。Upload By 発達ナビ編集部癇癪のとき娘は「お母さん、ねえ、聞いて!」と叫ぶのがお決まりでした。「うん、なあに?」「聞いてるよ」と私が言っても、娘は理由などを言うわけでもなく…。娘が話し始めるのを待っていると「だまらないで!」「しゃべって!」と叫びます。そのあと私が「聞いてって言ってたから、待ってたんだよ」と言うと「しゃべらないで!」と娘、そして「お母さん、ねえ、聞いて!」に戻る…という。こんなやり取りが1時間続くというのがいつものパターンでした。こうなると私はもうサンドバッグ状態でした。完全に娘はパニック状態なので、少し距離を置いたほうがいいのかなと思い、そっとその場から離れようとすると「行かないで!」と叫ぶのです。娘が我に返るまで、私はとにかく娘のそばで終わるのを待つしかありませんでした。いつもの癇癪と思って耐えていたら、警察が…その日、癇癪が始まって40分くらいしたとき「ピンポーン」と自宅のインターホンが鳴りました。インターホンのモニターをみると、そこには警察らしき人が映っていました。「ああ、通報されちゃったんだな」とすぐに分かり、涙が出てきました。その日は窓を開けておくと気持ちがいい6月のとある日(しかも私の誕生日…)、大声で「お母さん!」「行かないで!」と言う声が外に響いていたのでしょう。Upload By 発達ナビ編集部突然のインターホンの音と「お巡りさんだ!」という私の声にびっくりして娘の癇癪も収まり、私は娘と一緒に玄関に向かいました。警察の方「○○署の者です。お子さんの泣き声がすると連絡があり…、お母さんどうして泣いているんですか?」私「すみません…。心配していただきありがとうございます。すみません、娘が癇癪を起こしてしまって…」このころ娘の癇癪がない日はほとんどありませんでした。毎日必死で向き合ってきたのに、それは誰にも伝わっていないんだな…と感じ、私はやるせなく涙が止まりませんでした(しかも誕生日なのに…!!)。Upload By 発達ナビ編集部そのあとは警察の方が、娘に「こんにちは」と言うと娘も「こんにちは」と答え、親子と警察の方で少し他愛もない会話を交わしたあと、心配ないと思ってくださったのか、特にほかに何か聞かれることはなく帰っていきました。ご近所の方への感謝と切なさ私は自分の地元を離れ子育てしており、このころご近所付き合いもほとんどありませんでした。ご近所の方は、子どもの激しい泣き声を聞いて、娘を心配して通報してくれたのだということは分かりますし、地域の方が子どものことを気にしてくださることに感謝をしています。ただ、娘がどんな子どもなのか、私がどんな子育てをしていてどんなことで悩んでいるのか、わが家がどんな家庭なのか…このとき心配してくださった方に伝える手段がなかったことが悲しく、少し苦い思い出として残っています。そして、誕生日が来る度に思い出します。この出来事のあと、私は地域の行事に親子で参加したり、地域の方と話す機会を意識してつくるようになりました。娘の激しい癇癪は私(母)に対してがほとんどですが、小学2年生くらいまで頻繫におきました。10歳になった娘は、今でもたまに怒りがコントロールできず「お母さん、ねえ、聞いて!」と言うお決まりのセリフで1時間怒っていることがあります。まさか10歳まで続くとは思っていなかったのですが、理不尽な会話で私がサンドバッグ状態になることはかなり少なくなりました。また怒りが落ち着いたタイミングで「怒る気持ちになると、自分でも言わない方がいいと思うことを言っちゃう」と話してくれるようにもなりました。娘が怒りの気持ちとこれからうまく付き合って行けるように親子でできることをしていきたいなと思っています。エピソード参考/カワカワイラスト/taeko(監修:三木先生)これはとてもつらい経験でしたね。しかし、そんな経験のあとに自分から地域に出ていくという行動を取られたことは驚きと称賛に値すると思います。そういったご苦労のおかげで、いま娘さんはだいぶ落ち着けるようになったんでしょうね。あなたのエピソードもコラムになるかも?体験談募集中!保護者の方が日々子育てをする中で「こんなトラブルがあった」「こんなハプニングがあった」など悩みはつきないと思います。そんな発達ナビユーザーのみなさんの「困った」エピソードを募集しています。テーマは「ゲーム」「不器用」「ママ友・保護者」「祖父母や親戚関係」「ご近所トラブル」などに加え、今回より「自傷」「学習」「不登校」のお悩みも追加募集!癇癪を起こして自分の頭を叩く、地団太を踏むなどの自傷行為…読み書きや計算の困りはもちろん、授業を落ち着いて受けられないなどの学習の悩み…行き渋りや不登校などの悩み…いろいろなお悩みエピソード、お待ちしております。お寄せいただいたエピソードの中から数作品、発達ナビの連載ライターさんにコラムとしてコミックマンガエッセイ化していただき、発達ナビで公開致します!あるあるのエピソードからヒヤリとしたエピソード、SNSなどではなかなか言えないような家族やママ友とのトラブルまで。いろいろな「困った」エピソードをぜひ教えてください。
2022年04月25日合同会社Spica(所在地:埼玉県川越市、代表社員:新田 哲男)は、不登校児向け児童福祉サービス「多機能型事業所スピカ」を埼玉県ふじみ野市にオープンしました。「多機能型事業所スピカ」詳細URL: 正面■施設の特徴*既存施設(放課後等デイサービス)との違い多機能型事業所スピカは、県から障害児通所支援事業所の指定を受けた、「児童発達支援」「放課後等デイサービス」の福祉サービスを提供する事業所です。従来の放課後等デイサービスは、いろんな特性を持ったお子様が利用するため、不登校児の受け入れは難しかったのですが、当デイサービスは「不登校児」向けのデイとなっており、お子様も保護者様も「安心して過ごせる場所」を目標に支援をしています。*e-ラーニングスピカでは、学習支援ソフト天神(e-ラーニング)を活用した学習支援を取り入れています。学習塾とは違い解法等を教えることはしませんが、お子様が無理なく学習に取り組める環境を用意します。学校からの認可を頂ければ、天神での学習療育により、スピカ利用日を出席扱いにしてもらえることもあります。学習支援に関しては、お子様が無理なく過ごせることを目標にしていますので、強制ではありません。*利用中のお子様と保護者様の声現在利用中の学校への行き渋りがあるお子様ですが、保護者様からは「学校に行ってないことによる学習への不安」や「お子様が家にこもってしまうことへの不安」が大きいとのことでした。当デイを利用しだしてから、本児が学習することへの喜びを感じたようで、自宅でも「いつスピカに行けるのか?」と家族に打ち明けてくれることが多くなりました。本児は学校だけでなく、同じ放課後等デイサービスへの行き渋りもあったのですが、「スピカには自分から率先して行ってくれる」との話があり、1つの成果として、大変嬉しい限りです。■クラウドファンディング実施中障害を持った子どもたちだけでなく「不登校」や「引きこもり」の子どもたちも利用できる学習型の社会福祉事業所の立ち上げを目指しています。(児童発達支援事業所、放課後等デイサービス)学校生活に上手く馴染めず行き場のない子どもたちが、安心して過ごせる、学習できる居場所を確保してあげたいという思いから社会問題と向き合う人のクラウドファンディングGoodMorningにて、プロジェクトを2022年4月12日から6月10日まで実施いたします。URL: ■店舗概要店舗名 : 多機能型事業所スピカ開店日 : 2022年3月1日(火)所在地 : 〒356-0041 埼玉県ふじみ野市鶴ケ舞1-1-18アクセス: 東武東上線・有楽町線「上福岡」駅 徒歩13分営業時間: 平日 9:00~18:00定休日 : 土・日・祝 年末年始:12月28日~1月4日夏季休暇:8月11日~8月17日URL : ■会社概要商号 :合同会社Spica市場 :法人番号 9030003018061代表者 :代表社員 新田 哲男所在地 :〒350-0014 埼玉県川越市古市場65-4設立 :2021年10月事業内容:児童福祉法に基づく障害児通所支援事業資本金 :220万円【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】多機能型事業所スピカTEL:049-257-4411 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月19日どの中学校が合っている?ADHD次男の中学校選びUpload By スガカズADHDとLD(書字障害)のある次男は4月から小学6年生。療育センターで、中学校進学に向けて学校での合理的配慮に備えるためにST(言語療法士)のところに通い始めるなど、少しずつ準備を進めています。中学校生活を送る上で、生活習慣や対人関係、勉強で数々の困難が待ち受けていることでしょう。子どもの中学校選びで親として何を一番大事にしたいのか、本人の意思を考慮すべきか…私自身まさに悩んでいる最中です。Upload By スガカズ次男は仲の良い友達がたくさん通う予定のA中学校を希望しているのですが、良い噂も悪い噂もあります。特に、対人関係のトラブルに関する噂が気になり、「A中学校を選ぶことは次男にとって本当に良いのだろうか?」とどうしても感じてしまいます。仲の良い友達がA中学校より少なくても、落ち着いた雰囲気の、特別支援学級の拠点校であるB中学校が良いのではと思っています。それには、親である私自身が中学校時代に苦い経験をしたからです。母の経験。対人関係でのトラブルに悩み、不登校だった中1Upload By スガカズ私自身、学校生活の中で一番つらいと思った時期は中学1年生のときでした。当時私が住んでいた地域は選択制ではなく、基本的には進学する中学校が決められていました。通っていた小学校の同級生はほとんどがその中学校に進学しました。私には小学校のころから、折り合いの良くない女の子(Aさん)がいました。小6のとき、Aさんの私への態度と、ほかの子への態度に差を感じていたので、共通の友達に相談したことがあります。共通の友達は、善意からAさんにその内容を伝えたようで、後日Aさんは私に直接「気のせいだ」と言いました。「そうなんだ。勘違いしてごめんね」と私は返答しました。小学校のとき、Aさんとは別々のクラスだったので、その一件のあと卒業まで特に何もなかったのですが、中学1年生になって、Aさんと私は同じクラスになりました。加えて私は、小学校時代の仲の良い友達とは同じクラスにはなれませんでした。Upload By スガカズ小6のとき、私がAさんのことを友達に相談したことについて、Aさんはきっと腹を立てただろうと思っていました。中学1年生で同じクラスになりましたが、Aさんとは少しぎこちない空気になっていました。そのうちに、クラスで私への陰口が始まりました。中学時代クラスの女の子たちは、よく一緒に行動する子同士でグループのようになっていました。Aさんは、そのグループの子たちに私のことを悪く言いだしたようで、それを聞いていたほかの2つのグループからも無視をされてしまいました。そんな状況から、私は自分からクラスの女子に話しかける勇気が出ず、だんだんと孤立していきました。ある日席替えがあり、Aさんのグループの子が、私の前に決まった子に対して「あの子(私)の前になっちゃったんだ。かわいそう〜」と、笑いながら話していました。言った子は、ふざけて言ったのかも知れませんが、近くで聞こえるように話していたことが本当にショックで、「そうか、私の近くにいる子はかわいそうなんだ。」と理解し、その場に存在することがとてつもなく惨めで、その日以降学校に行かないようになりました。両親や友達に相談する勇気がなかった当時の気もちUpload By スガカズ両親は私が中学1年の約一年間、不登校だったことを実は知りません。私は7つ上に兄がいて、重度の自閉スペクトラム症と知的障害があります。母は障害のある兄のサポートが大変ですし、父も仕事が忙しい時期だったので、自分から余計な心配をかけたくなかったですし、何よりも「クラスメイトからいじわるをされている」という事実を伝えたくありませんでした。家族の前では、今まで通りの自分でいたかったのです。また、友達にも先生にも相談できませんでした。もし間違って小学校のときのように、Aさんの耳に情報が届いたとしたら、ますます自分にとってつらい学校生活になってしまうのでは?といった不安があったからです。そのため私は、毎日登校したフリをして、1時間ほど近所で時間をつぶし、家族が外出するとこっそり家に帰るといった日々を送っていました。幸いにもAさんとは中2、中3は別々のクラスになり、新しいクラスには仲の良い友達がいたので、また学校に通えるようになりました。それでも、中1のころの心の傷が残ったままで、月に2~3日ほど、反動がきて学校に行くのがつらくて休む日もありました。今思えば不登校は短い期間だったわけですが、渦中にいた当時は、一日一日が苦痛で、自分がこの世にいてはいけない存在に思えました。私は人と争うことが苦手なタイプなので、大勢がいる教室で言い返すこともできません。もし3年間同じような状況が続いていたらどうなっていたのだろうと想像すると、ゾッとします。子どもには同じ経験はしてほしくない。でも…Upload By スガカズこういった私自身の中学校での経験から、子どもには、自分と同じような経験をさせたくないと強く思っています。それにはまず「自分の居場所がある」ということが大切です。その「自分の居場所」とは、先生と生徒の距離感であったり、通う生徒の属性、人数、教育方針など、さまざまな条件があると思っています。現在次男が通っている小学校では、いろいろありましたが、結果的に次男に合った環境だと感じています。次男が低学年、中学年のころ友達とケンカになってしまったとしたとしても、仲裁にはいってくれる先生や友達がいたりしました。そのお陰で、高学年になってからは、次男がほかの子たちのトラブルの仲裁に入ったり、友達に寄り添う姿も見られるようになりました。そんな次男には、「YES、NOを伝える」「人にやさしくする」力があると思っています。一方で、「自分の行動の理由を相手に説明する」ことに不得意があると感じます。次男は今、小学校で「自分の居場所」を持つことができています。中学進学が近づいてきていますが、私が子どもの中学校選びで一番大事にしたいことは、「自分の居場所がある」ということです。勉強は二の次で、少しでも安心して中学校に通えることを望みます。A中学校よりもB中学校の方が、今通っている小学校の雰囲気に似ています。であれば、B中学校の方が、今までどおり次男が自分の居場所を確保できるのでは?と思っています。一方で、次男自身が今希望しているA中学校の場合は、通っている小学校の雰囲気とは違いますが、次男と仲の良い友達が多く進学するので、自分の居場所の確保ができることもあるのではないか?とも思います。安心できる「居場所」という枠組みは、思春期の子どもが大勢いる環境では、とても不安定であるとも思います。前年度がそのときの子どもにとってよい条件だとしても、次年度は同じとは限りません。私のように、人(友達)に相談しても解決せず、居場所が小さくなってしまうことは大いにあると思います。次男の進学先に関して、まだ2つの中学校の間で迷っている状態ですが、本人の意向も理解した上で納得してもらえないと「あのときA中学校に通いたいと言っていたのに」と次男の中で不満がでてきてしまうでしょう。本人と保護者、双方が折り合いをつけられるように、慎重に見極めていきたいと思います。執筆/スガカズ(監修:井上先生より)スガカズさん自身が中学時代につらい体験をされたことから、息子さんの中学校選びに対して友人関係、学校の雰囲気などさまざまなことを考えて迷っておられることと思います。一方で息子さんと、スガカズさんが子どもだったころというのは、特別支援教室や自治体の配慮、システムなども変わってきている部分もあります。また、お母さんとお子さんは似ているところもあれば、違うところもあるのだと思います。安心できる居場所をキープするには困ったときに相談しやすい環境が大切です。これから思春期になり、学校でのことや友人関係のことを親に相談しにくくなる年齢になると思いますが、困ったときに自分から先生などに相談しやすい雰囲気のところがあるとよいですね。今回息子さんとお互いに本音で話し合うことをきっかけに、さまざまなことを話せる関係になっていくことを願っています。
2022年04月19日株式会社ウィザス(大阪府大阪市、代表取締役社長:生駒 富男)が運営する第一学院高等学校(全国54キャンパス)は、不登校や高校中退等を経験した生徒や、スポーツ・芸能活動などの「夢の実現と学業の両立」を目指す生徒も多く学ぶ広域通信・単位制高等学校です。このたび、「オフラインとオンラインの両特性を生かしたハイブリッド型のキャリア教育」の一環として、2022年4月27日(水)にプロトレーダー/YouTuber NOBUさんによるオンライン授業「チャレンジレッスン」を実施します。今年度より、高校家庭科で「資産形成」の授業が必修となることもきっかけとなり、トレーダーからお金の仕組みについて分かりやすく学ぶ授業を実施します。■「チャレンジレッスン」について各業界で活躍するプロフェッショナルによる、東京のスタジオと全国のキャンパス・自宅をオンラインでつないだ双方向のライブ配信授業です。生徒が将来を見据え、自身の興味や得意分野に気づき、学ぶ楽しさの発見へとつなげることを目的に実施しています。業界や社会の第一線で活躍する講師の方が携わる職業はもちろん、それに関わるさまざまな職業やその職業の裏側を知り、実体験を通じて将来を創造していきます。授業内では、タブレット端末やアプリを使用して質疑応答なども双方向(インタラクティブ)でリアルなやり取りを行えます。配信授業の特性を生かし、全国の仲間から配信されるコメントや講師からの即時フィードバックを通してさらなる学びを深めます。チャレンジレッスンについて( )2021年度の授業の様子はこちら( )※2022年度のチャレンジレッスンはこの後も、イベントプロデューサー、発明家、ポジティブ・クリエイターなどさまざまなジャンルのプロフェッショナルの講師の方をお迎えする予定です!【詳細】日時 :2022年4月27日(水)13時00分~14時50分授業配信場所:第一学院高等学校 東京本部スタジオ(東京都港区芝1-5-9 住友不動産芝ビル2号館5F)※第一学院高等学校の生徒は、各所属キャンパスから参加します。キャンパスへの取材も受け付けています。講師 :プロトレーダー/YouTuber NOBUさんテーマ :「お金を追求し続けると到達する領域~哲学の探求~」<授業>今年度より、高校家庭科で「資産形成」の授業が必修になることもきっかけとなり、その入口としてトレーダーからお金の仕組みについて学ぶことが出来る授業を実施します。大手銀行の普通預金金利は0.001%、100万円を1年預けても、利息はわずか10円。超低金利と言われている今の時代だからこそ、自分でお金を増やす力を身につけるための知識を学びます。■講師プロフィールプロトレーダー/YouTuber NOBUさん大学卒業後、2005年 野村證券株式会社(京都支店)入社、2009年 ソニー生命保険株式会社(代理店営業本部)、2014年 会計事務所勤務・兼業で量子力学コンサルティング業を経営とキャリアを積む。現在はプロトレーダー兼YouTuberとして活動。趣味は量子力学の研究・総合格闘技・宇宙全般に関することの検証。YouTubeチャンネル「NOBU塾」はこちら( )**プロトレーダー/YouTuber NOBUさん・生徒への取材を歓迎しております。お気軽にご相談ください。**■第一学院高等学校について「1/1(いちぶんのいち)の教育」を教育理念とし、東京をはじめとした54キャンパス(2022年4月時点)を展開する通信制・単位制高等学校。「生徒第一」「1/1の教育」の想いを大切に、生徒をプラス思考に変える独自の「プラスサイクル指導」をベースとした「『もっともっと自分を好きになる』自分づくり」を実践し、「社会で活躍できる人づくり」に取り組んでいます。通信制の当校には、サッカー日本代表 山根 視来選手・水球日本代表 稲場 悠介選手・スケートボード 西村 碧莉選手や女性ヴォーカルグループLittle Glee Monsterなど、スポーツや芸能活動などの夢の実現と学業との両立を目指す生徒のほかにも、不登校や高校中退等を経験した生徒が多数在籍・卒業しています。そのような多様な生徒たちがそれぞれの希望する進路を実現できるよう、生徒一人ひとりの自己成長を支援しています。(第一学院サイトURL: ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月19日株式会社すばる舎(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:徳留慶太郎)は道山ケイ先生出版記念“無料”オンライン勉強会 を5月15日(日)13時より開催します。”思春期の子育てアドバイザー”として1万組以上の親子関係の改善をサポートした道山ケイ先生が実際にあった親子関係の解決方法を具体例をあげながら伝授します。 「しなさい言葉」を減らす!「なかよし貯金」を貯める!等、効果抜群のスゴ技満載です。URL: 【本勉強会におすすめの人】勉強をしない子どもに悩まれている方。だらしない生活態度に困っていらっしゃる方。スマホやゲーム依存を心配してらっしゃる方。不登校や激しい反抗期でどう対応すればよいのかを苦しんでいらっしゃる方。思春期の子育てに悩まれている親御様全般。【内容】思春期になると、子どもは勉強しなくなります。それどころか、スマホやゲーム依存、不登校になるなど、激しい反抗期を迎えることになります。そこで思春期の子育てアドバイザーである道山ケイ先生に、思春期の子どもの複雑な心を踏まえた、効果的な子育て法を紹介してもらいます。その方法はシンプルで、子どもにいちいち指示をする「しなさい言葉」を使うのをやめ、子どもの気持ちに寄り添い、愛情を伝える 「なかよし貯金」を貯めるという発想で接することです。これだけで、またたく間に子どもが心を開いて素直になり、やる気を出して、何事も前向きに取り組むようになります。本勉強会は道山先生の新刊『ウチの子、最近、思春期みたいなんですが親子でイライラせずに乗り切る方法、教えてください!』を元に、特に大事なところを解説、そして、その場でマスターしてもらうことを目指しています。*勉強会内にて「日頃の子育ての悩み等ご質問」をお受けします。(可能な限り道山先生にご回答をしていただく予定です)【概要】・日時:2022年5月15日(日)13:00~15:00(受付開始時間12:45~)・参加条件:キャンペーン期間中(4月14日~5月8日)に『ウチの子、最近、思春期みたいなんですが親子でイライラせずに乗り切る方法、教えてください!』(道山ケイすばる舎)をご購入いただいた方のみ無料ご招待 *事前申し込みフォームに購入店名(*web書店も可)と購入月日を記載してください。・開催形態:オンライン配信・申込方法URL: より申し込み可能・主催:すばる舎*お申込みの方で、当日ご都合によりご参加できなかった方の為に、後日Youtubeにて「限定公開」をいたします。【講師プロフィール】◆道山ケイ(ミチヤマケイ)思春期の子育てアドバイザー。親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000組の親子をサポートし、約7割の親子関係が良好に変化している。勉強嫌いでスマホ依存の子が次のテストで5教科合計113点UP、反抗期が激しく親と食事すらとらない子が5教科合計481点獲得、不登校だった子が学校に行けるようになり5教科合計462点獲得。道山流で子どもに接すると成績が上がると話題になっている。元中学校教師で、学級崩壊の地獄と学年最下位クラスを9ヶ月でTOPに変えた天国を経験。この体験から思春期子育て法を確立。母親から絶大な人気があり、有料勉強会がすぐに満席になる。主な著書には「高校受験志望校に97%合格する親の習慣」(青春出版社)「親子で一緒にやるからできる中学生の勉強大全」(主婦の友社)がある。YouTube思春期の子育てChの登録者は、5万人を超える。1万組以上の親子をサポートした、”思春期の子育てアドバイザー”道山ケイ先生新刊『ウチの子、最近、思春期みたいなんですが親子でイライラせずに乗り切る方法、教えてください!』出版記念【無料オンライン勉強会】5月15日(日)13時より開催! : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年04月14日じっとできない!むっくんは小学校に通っていたころは、立ち歩くことはなく座って授業を受けていたそうです。だけど、家庭学習に切り替えてからは学習中にごそごそウロウロゆらゆらガタガタ。どうにもじっと座り続けることができません。イスはそれなりに座り心地の良い高いやつで、足おきもあります。だけどちょこっと机で問題を解いたらウロウロ。また戻ってきて解きながらガタガタ。今度は床にねそべって続きを解いて、トランポリン休憩をはさみ、ハンモックに乗ってユラユラしつつ問題を読み、机で次を解いたらまたゴソゴソ。どうにもせわしないのです。Upload By ウチノコどうして動くの?私から見ていると効率が悪いだけでなく、疲れるのではないかと感じるむっくんの姿。だけど発達障害の勉強会では、じっとできない陰には体幹の弱さから体を支えつづけることが難しい、ユラユラなどの強い感覚刺激を求めている、さまざまな刺激が気になり多動・衝動性からじっとすることが難しい、などいろいろな要因があるという話を聞きました。きっとむっくんにとっては何かしらの理由や必要性があるから動き回っているのだろうとは思うものの、むっくんが何を感じているのか知りたい!そこで本人に聞いてみることにしたのです。動き回る理由「どんな感じで動いてるの?そんなに動いて疲れないの?」私の質問を聞いたむっくんは、しばらく考えてこう答えました。「なんかじっとしていると、ムズムズするっていうか。体がくすぐったくなるんだよ。勉強しているとその間はじっとするじゃん?じっとするとまばたきで瞼しか動かせないでしょ?ずっとそうしてたらオレはくすぐったくてたまらなくなるけどなぁ」なるほど、むずむず!むずむずの理由は体幹の弱さなのか、感覚刺激なのか、いろいろと気になってしまうからなのか、分からないけれど。むっくんはむずむずしている不快感を解消する目的で動き回るということに納得です。動き回っていても、それなりに学習は進んでいることを考えると、動きながらの学習が今のむっくんにとっては集中しやすく心地良いのかもしれません。それなら今はこのままで大丈夫だなと安心した私。さらにむっくんはこう続けました。「むしろ瞼しか動かせないのに、平気な方がおれには分からないよ。どうしてお母さんは平気なの?」Upload By ウチノコじっとしている理由そんなこと、私は考えてこともありませんでした。どうして私はじっとしていられるんだろう?効率重視だから?じっとしている方が心地良い?体重が重いから動きたくない気はするが?じっとしていることが私にとって本当に効率が良いのだろうか?心地良いことなんだろうか?私は自分のことなのに、思考停止していたことに気がつきました。むっくんは答えてくれたのに、私は「分からない」としか答えられませんでした。じっと座ることは「いいこと」でウロウロすることは「わるいこと」という子どものころに植えつけられた価値観、学習はじっとしてするもんだっていう思い込み。それらに疑問を抱くことなく、私はぼーっと生きてきたのかもしれない!なんだかそれはもったいないような気もしてきました。心地良いを探すこの会話の最中、あっ!と叫んでむっくんは「あるもの」を取りに行きました。それはバランスボール。むっくんのお気に入りで普段からよく使っています。おもむろに自分の椅子を避けて、バランスボールをセッティング。イス代わりに腰かけてぼよんぼよんと楽しみます。「これなら瞼以外も動かせるし、机で字も書ける!長く座っててもむずむずしない!すごくいい!!」バランスボールがむっくんの学習お助け隊に入隊しました。Upload By ウチノコ目的を見失わないように「じっとすること」は子どもがよく大人側からよく求められる姿だと思います。生きていく中でじっとすることが大切なシーンもたくさんあるでしょう。「じっとすること」が必要なシーンを想定し、無理のない範囲でじっとする練習をすることも大切だと思います。だけど、日常の学習の目的はあくまでも学習です。目的達成のために学習を邪魔するほかの不快感を取り除き、自分が一番学習しやすい、つまり集中できて頭が使いやすい姿勢でいることのほうがこの場合大切でしょう。むっくんのゴソゴソウロウロは学習に集中するための彼なりの努力なのかもしれないなぁと考えて見守っています。そして、私にも学びに適した自分にしっくりくる姿勢があるかもしれません。むっくんに負けないように私も自分の心地良いを探求していこうと思います。執筆/ウチノコ(監修:初川先生より)今回もまた、むっくんの見事な言語化に驚きました。むずむずする、どうして瞼しか動かさなくて平気なの?この問いにどう答えたらよいのかは私も難しいなと思います。さて、ウチノコさんが書かれているように、立ち歩きは(座って学習できるタイプの人からすると)気になるものですね。立ち歩いているのは集中が切れたからだ、集中していないから立ち歩くのだと暗黙の了解として持ってしまう大人は多くいます。ただ、むっくんが体現しているように、動いている方が学習や作業に集中できる人はいます。座って、いい姿勢で授業を聞くとなると、座っていることだけで、いい姿勢を維持するだけでエネルギーの大半を使い果たしてしまって、肝心の内容が入ってこない、と語っていたお子さんもいました。大人になると、仕事しているときに、立ってPC作業している方が捗る人、絶えず貧乏ゆすりしながら考え事している人など、どこかしら動いていたり、自由度の高い姿勢を取っていたりする方もいますね。大事なのは、学習の内容を理解して習得すること。そのときの姿や行動は問わない。ウチノコさんがご指摘の通りです。それが実は学習という観点からすると一番本質的な捉え方です。もちろん集団の中で学習する場合には、周りの子や授業の進行自体に支障を来さないような工夫は必要になりますが、大事なことは座っていい姿勢で聞くことではなく、内容を習得することです。姿勢や行動は気になりますが、それには惑わされず、学習が成立しているかを確認しましょう。
2022年04月14日一般社団法人 子供自信協会(所在地:東京都中野区、代表理事:新井 輝一)は、不登校のお子さんをもつ親御様を対象とした「魔法の言葉がけセミナー」を提供しており、このたび再度の開催として2022年5月7日(土)、5月8日(日)、5月14日(土)分の販売を開始しました。「魔法の言葉がけセミナー」URL: ■提供背景コロナ禍の影響もあり、文部科学省の調査によると小・中学校における不登校の児童生徒数はついに20万人近くに達し※、年々悪化の傾向にあります。そんな中、2019年より不登校の再登校率100%を達成した個人カウンセリングでお伝えしていた「魔法の言葉がけ」の技術をオンラインセミナーで提供してほしいとのご要望が高まりました。このお声にお応えして2020年よりオンラインセミナーで提供を開始し、全国の多くの不登校の親御様にご受講していただいておりますが、この度5月に再度開催することが決定いたしました。※2020年度、小中学校における長期欠席者の数は28万7,747人、そのうち不登校の児童生徒数は19万6,127人に及ぶ出典元:文部科学省「令和2年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」 ■サービスの特徴*親御様が魔法の言葉がけを身につけるだけで、不登校が自発的に解決する魔法の言葉がけはお子様の情緒に深く、ホンモノ共感することで、お子様の自己肯定感を高め、不登校を自発的に解決するテクニックです。このためお子様の行動を変えたり、制限したりする必要は一切することなく、突然「俺、学校に行く。」とお子様から自発的に再登校していきます。*個人カウンセリングで再登校率100%を達成した「魔法の言葉がけ」重度のゲーム依存、ネット依存、昼夜逆転、超完璧主義、無気力状態、強い対人恐怖症、長期化している不登校・引きこもり、複雑な家庭環境で育ったお子様など、どんな重い状態のお子様でも、親御様が魔法の言葉がけを身につければ、お子様の自己肯定感が高まり、自発的再登校が実現できた方法です。*不登校の真の原因「役立たず不安」を解明した上での個別指導ご家庭・お子様の状況から、不登校の原因を徹底的に解明し、その上で、お子様の自己肯定感を高めるための個別の解決策を個別指導します。親子の会話の録音添削を行い、具体的な言葉がけの指導まで行っているので、誰でも魔法の言葉がけを身につけることができます。■サービス情報価格:3,000円(税込)日時:2022年5月7日(土)13:00-17:302022年5月8日(日)13:00-17:302022年5月14日(土) 13:00-17:30※Zoomでのオンライン開催■お申し込み方法下記リンクから申し込むことができます。 ■講師プロフィール新井 輝一プロフィール写真日本人で初めての不登校専門カウンセラー不登校セラピー 代表一般社団法人 子供自信協会 代表理事サラリーマン時代にうつになり、強烈な不安と自殺願望に苦しんだ経験からカウンセリングを学び始める。その後、不登校の女子高生が薬物療法でもよくならず過去のトラウマに苦しみ、涙を流す姿を見て衝撃を受けて、「苦しむ子供たちを救いたい」と、2007年、日本で初の不登校専門カウンセラーとして「不登校セラピー」を立ち上げる。無気力の不登校児童が、自発的に再登校する魔法の言葉がけ「ホンモノ共感」「プラス言葉」、親の不安やイライラのスイッチを切る「解除」など、それぞれの不登校の原因やパターンに応じた個別具体的な指導を提供。対応案件の2/3以上で、子ども本人に会わずして、不登校問題を解決している。相談件数は約1,400件以上、深刻なトラウマに苦しむ不登校児童、引きこもり・完全無気力・精神病などの困難な不登校児童を短期間で「根本的改善と自発的再登校」に導き、個人カウンセリングで2019年に再登校率100%を達成。夢は不登校児童ゼロ。そして自信いっぱいで幸福感と可能性に満ちあふれた子供が一人でも多く増えることを願い、現在は、オンラインセミナーとカウンセリングに当たっているほか、講演活動にも取り組んでいる。■会社概要商号 : 一般社団法人 子供自信協会代表者 : 代表理事 新井 輝一所在地 : 〒164-0001 東京都中野区中野3-28-9-103設立 : 2016年11月事業内容: 子どもの健全育成と社会教育推進等URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】一般社団法人 子供自信協会 事務局TEL : 03-3382-7680MAIL: info@jisinkodomo.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月06日SNSをはじめたことでとんでもない事件に巻き込まれた様子を描いた大人気マンガシリーズ、「SNSの罠で不登校になった話」。 今回は作者の永遠の厄年2人組(@eiennoyakudosi)さんに、漫画執筆のきっかけなどをインタビューしました。「SNSの罠で不登校になった話」みどころ投稿者のお兄さんは、生まれつきの障がいを持ち運動ができない分勉強や資格習得に力を入れる努力家。それは高校で表彰され話題になるほどですが、中には、兄に嫉妬して面白くないと考える人もいるようで…。そんな中、コロナウィルスが流行し、授業はオンラインとなりクラスメイトとは会えない日々が訪れてしまいます…。そこで兄は両親に止められていたSNSを内緒ではじめ、同級生たちと連絡を取るようになったのですが…?出典:instagram学校では兄がA梨さんにストーカーしたという嘘の噂が広がっていました!クラスメイトや先生の誤解を解こうと弁明しますが信じてもらえず…。物語後半、事態を把握した両親が気づいた違和感から“事件の真相”が明らかに…!ほとんどの人が利用している「SNS」はとても便利で楽しいものですが、一歩間違えればトラブルに巻き込まれることも…。使い方次第で被害者にも加害者にもなり得るということを、改めて考えさせられる素敵な作品となっています。このお話を書こうと思ったきっかけを教えてください。もともと、私達の学生時代に遭ったいじめの体験談等を投稿していました。それを読んで下さっていたあるフォロワーさんから自分の家族が同級生からSNSを使った酷いいじめに遭い、学校からもきちんとした対応をしてもらえず、無かったことのようにされてしまったので、その話を出来るだけ多くの方に知ってもらうために、話を漫画化してほしいというDMを頂きました。詳しくお話しを伺ったところ、あまりにも酷い話で、実話だと信じられる証拠も充分に提示して頂いたので、個人が特定されないようフィクションを混ぜた形で漫画化させて頂きました。このお話はどんな読者さんに見てもらいたいですか?誰でもスマホが持つことができ、SNSが中心となった現代社会では、SNSを使ったいじめは誰にでも起こり得る問題だと思います。加害者がまだ未成年の子どもの場合には、悪いことをしている意識が無く、面白半分やふざけてやっていることが多いかと思います。そのため保護者や学校の先生といった周囲の大人達がSNSの扱いを指導し、イジメは絶対に許されないことをきちんと伝えるべきだと思います。SNSを使う全ての人はもちろん、SNSを扱う子どもを指導する立場の人にも読んで頂きたいです。最後に、読者さんやファンの皆さんにメッセージがあればお願い致します!あまり楽しい話題とは言えず、逆に難しい問題を取り扱った漫画にも関わらず、たくさんの方に読んで頂けて本当にありがたいです!今回インタビューに答えさせて頂いたのは、主に作画担当のF美ですが、私は3人の子を持つ母親です。話を考え、絵を描くときに自分の子どもを重ねて、もし自分が親だったらどうするかだとかを考えたりもします。私達の投稿を通して「こんな事が実際にあるんだ…」とか「自分だったら、我が子だったら…」と些細なことでもいいので、少しでも何かを考えたり、意識が変わるといいなと思います!今回は永遠の厄年2人組さんの「SNSの罠で不登校になった話」についてご紹介しました!永遠の厄年2人組さんの作品にかける想いが伝わってくる内容でしたね。永遠の厄年2人組さん、ご協力いただきありがとうございました!"
2022年04月01日屋久島おおぞら高等学校指定サポート校屋久島おおぞら高等学校(広域通信制・単位制)の指定サポート校「KTCおおぞら高等学院」は、学校法人KTC学園(所在地:鹿児島県熊毛郡屋久島町、理事長:前田 益見)への移管に伴い、名称を「おおぞら高等学院」へ一新いたします。2002年の開校以来、3万名を超える高校生をサポートしてきた当学院ですが、より一層、生徒・保護者様の声に寄り添った教育サービスを提供してまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。1.学院名変更の経緯当学院は、2002年の開校以来、通信制高校のサポート校として多くの高校生の教育に携わってきました。開校当初は、不登校や経済的な理由等から全日制高校への通学が困難となった生徒へ高卒資格を取るためのサポートを行っておりました。しかし、近年、通信制高校の需要が増加し、通信制高校へ通う生徒数が全国で20万人を超える数となりました。不登校・経済的な理由などマイナスからの進学理由ではなく、通信制高校ならではの時間・場所にとらわれない自由な校風を求め、進路の一つとして選ばれる風潮が強まってきました。当学院も、当初は全日制高校からの編入生が大半でしたが、2020年、編入生を超える数の中学3年生からの入学をいただきました。この度の学院名変更に伴い、生徒一人ひとりが自由にみらいを描き、なりたい大人になるための多様な学びを提供できるよう、いっそう取り組んで参ります。2.シンボルマークシンボルマークおおぞら高等学院の新シンボルマークは、屋久島おおぞら高等学校本校の校舎をモチーフとしています。屋久島おおぞら高等学校の校舎は巣から飛び立つ鳥をイメージしており、生徒たちが、屋久島おおぞら高等学校・おおぞら高等学院で成長し社会へ自由に羽ばたいていけるように、という想いが込められています。屋久島おおぞら高等学校校舎3.サービス内容みらい学科™さまざまな体験型のプログラムに参加しながら、マイコーチ®が一人ひとりをきめ細かくサポートをします。 「子ども・福祉コース」「マンガイラストコース」「プログラミングコース」「住環境デザインコース」「進学コース」「基礎コース」の6つのコースがあり、自分の興味関心のある分野をより実践的に学ぶことも可能です。子ども・福祉コーススクーリングの様子屋久島スクーリング生徒は、年に一度屋久島にある、屋久島おおぞら高等学校へ訪れます。屋久島の自然を五感で感じ、不自由な環境の中で人とつながるスクーリングは、短くも特別な時間です。さまざまな地域の生徒が集まる場で自分を出すことはチャレンジでもありますが、屋久島の空気とそこで出会う仲間たちが背中を押してくれます。特別な環境で過ごすからこそ、大きく成長するかけがえのない機会となります。協力企業によるサポートおおぞらの教育方針や理念に共感する企業による、探究的な学びの場の提供や、インターンシップを通して、子どもに関わる仕事、福祉に関わる仕事、住環境に関わる仕事、プログラミングに関わる仕事などいろいろな仕事を体験の場を提供します。社会と生徒をつなげ、生徒たちの「好き」がカタチになった現場を体験し、卒業後のみらいがより現実に近づきます。インターンの様子通信制高校ならKTCおおぞら高等学院 - なりたい大人になるための学校 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年04月01日大人気マンガシリーズ、今回は永遠の厄年2人組(@eiennoyakudosi)さんの投稿をご紹介!「SNSの罠で不登校になった話」第12話、最終話です。両親は転校をさせようとしましたが教頭に止められ、お兄さんも卒業まで頑張ることを決めました。しかし学校の対応に納得のいかない両親は調査報告書の提出を求めました。待たされた質問状出典:instagramなぜ加害者は…出典:instagram最後に
2022年03月16日大人気マンガシリーズ、今回は永遠の厄年2人組(@eiennoyakudosi)さんの投稿をご紹介!「SNSの罠で不登校になった話」第12話です。クラスのみんなからストーカー呼ばわりされ、別室登校で頑張って通っていたお兄さん。しかし毎回教師にA梨さんの件で説教をされついに学校に行けなくなった…!転校出典:instagramそこまでしてくれるなら…!出典:instagram両親は転校させることを学校に言いましたが今まで出てこなかった教頭に止められてしまいました。卒業まで頑張ることを決めたお兄さんですが、両親は学校の対応に全く納得できませんでした…。次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@eiennoyakudosi)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年03月15日大人気マンガシリーズ、今回は永遠の厄年2人組(@eiennoyakudosi)さんの投稿をご紹介!「SNSの罠で不登校になった話」第11話です。ライブ配信をしながら自宅に突撃されたお兄さん。このことは学校に報告しましたが口頭注意で済まされてしまいました…。停学期間が終わり…出典:instagramクラス中に…出典:instagramお兄さんに説教…出典:instagram停学期間が終わり学校に行くとクラス中、誰一人としてお兄さんの味方はいませんでした。別室登校で頑張って学校に行きましたが毎回教師に説教をされ、学校に行けなくなってしまいました…!次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@eiennoyakudosi)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年03月14日大人気マンガシリーズ、今回は永遠の厄年2人組(@eiennoyakudosi)さんの投稿をご紹介!「SNSの罠で不登校になった話」第10話です。両親はT郎さんの父である生徒指導の教師にT郎さんにしか送ったことのない写真をB美さんが持っていたことを話しました。後日、家まで謝罪をしに来ましたがA梨さんの件は無関係と言い出した…!まだ停学処分中だったある日出典:instagram様子を見に…出典:instagram今日は帰ってもらえる?出典:instagram口頭注意
2022年03月13日大人気マンガシリーズ、今回は永遠の厄年2人組(@eiennoyakudosi)さんの投稿をご紹介!「SNSの罠で不登校になった話」第9話です。いろいろと話を聞いた両親は何かおかしいと思いました。するとお兄さんがT郎さんにしか送ってない写真をB美さんが持っていたことが気になると言いました…!面談出典:instagram本人に確認します…出典:instagramA梨さんにお願いされて…出典:instagram謝られても…出典:instagram両親はT郎さんの父である生徒指導の教師と面談をし事実を確認させました。しかしB美さんはT郎さんがなりすましたがA梨さんのこととは無関係だと…!次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@eiennoyakudosi)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年03月12日大人気マンガシリーズ、今回は永遠の厄年2人組(@eiennoyakudosi)さんの投稿をご紹介!「SNSの罠で不登校になった話」第8話です。生徒指導室に呼び出され、A梨さんが送ったメッセージが消された状態の証拠を見せられ生徒指導の教師に罵倒されました。その怖さからお兄さんは認めてしまい停学処分に…。両親にこっぴどく叱られ出典:instagramできないはず…出典:instagram気になることが…出典:instagram家に帰ると無断でSNSをやっていたことで両親に叱られてしまいました。お兄さんはT郎にだけ送った写真をB美さんが持っていたことが気になると両親に伝えました…。次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@eiennoyakudosi)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年03月11日博報堂こそだて家族研究所が発表した調査レポート「子どもの疲れとその理由」(2016年)によると、小学生の子どもをもつ母親の4割が「自分の子どもは疲れている」と答えています。学校、塾、習い事に加え、ゲームやスマホの長時間利用など、子どもたちの脳は常にフル回転。疲れがたまってしまうのも無理はありません。しかし、発達期の子どもにとって、疲労蓄積はかなり悪影響。なんと、疲れが脳にダメージを与えるらしいのです。今回は、子どもの「脳疲労」についてじっくり考えてみます。「脳疲労」とは?子どもも脳疲労になるの?脳疲労とは、脳がどんな状態になっていることを意味するのでしょう?京都御池メディカルクリニック院長・村西寛実氏は、脳疲労について以下のように説明しています。脳というのは非常に特殊な臓器ではあるので足や腕の筋肉痛のように脳疲労を簡便に説明するのは非常に難しいですが、簡単にかみ砕いて言いますと我々の脳は「理性」、「本能」、「自律神経」を司る大きく3つの部位があってそれぞれがうまく調整し合うことで入ってくる情報を次々と処理をしていますが、それがいわゆるキャパオーバーの状態になってくるとそれぞれが絡み合うカタチで脳の動きが鈍くなってきてしまいます。(引用元:京都御池メディカルクリニック|あなたの脳疲れていませんか?)村西氏はこの脳疲労の状態を、「パソコンで一気にいろいろなことをしすぎて、処理量が多すぎて固まってしまい、画面がフリーズしてしまうイメージ」と例えています。また、『脳と疲労』の著者で、理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センター センター長の渡辺恭良氏によると、疲労には「肉体的疲労」と「精神的疲労」の2種類があり、どちらの疲労も脳疲労につながるとのこと。肉体的な疲れがなぜ脳の疲労につながってしまうのか?その理由について渡辺氏は、「肉体を使う場合も、無意識のうちに脳を使っているので脳も疲れます。肉体的疲労と精神的(脳)疲労は密接な関係にあり、脳と肉体の疲労は切り離せないから」と説明しています。とはいえ、子どもの肉体的疲労は回復が早いため問題ないとのこと。深刻に考えなければいけないのは、精神的な疲労が原因の脳疲労のようです。次項で詳しく見てみます。子どもの脳疲労の原因は「過度なストレス」「目の使いすぎ」日本予防医薬株式会社HPによると、脳疲労の原因となるのは「過度なストレス」や「不規則な生活」とのこと。そしてストレスが脳疲労につながるメカニズムを以下のように説明しています。ストレスは自律神経を刺激し、身体を常に緊張状態にさせます。すると、自律神経をコントロールしている脳に負荷がかかり、脳は大量の血液と酸素を欲し、酸素消費量が増加します。それに反応して活性酸素が大量に発生し、体内の神経細胞が傷つくのです。これによりパフォーマンスが低下、これこそがストレスが疲労につながるメカニズムなのです。(引用元:日本予防医薬株式会社|あなたの知らない「疲労のメカニズムと回復法」)現代は、大人だけでなく子どももストレスフル。教育臨床心理学が専門の東洋大学名誉教授・中原美恵氏は、子どものストレス原因として次のことを挙げています。学校の勉強がわからない友だち関係で悩んでいる自由な時間がない(習い事や塾があるため)両親との関係(「勉強しろ」と言われる) また、習い事や塾などで就寝時間が遅くなるなど、不規則な生活をしているお子さんも少なくないでしょう。睡眠不足も、脳疲労の原因のひとつです。そして、睡眠不足とあわせて渡辺氏が問題視しているのが「目の使いすぎ」。目を酷使して脳を情報過多の状態にしてしまうと、脳疲労が起こります。では、脳疲労が起こると、子どもにどのような不調が現れるのでしょう。脳疲労が引き起こす子どもの不調実際に脳疲労が起こった場合、子どもには以下のような不調が現れます。不調1:学習意欲が低下する渡辺氏は、「睡眠不足が原因の脳疲労」は学習意欲の低下につながると指摘。睡眠は、起きているあいだに脳に入ってきた情報を整理してくれますが、睡眠が十分でない場合、脳は情報を整理しきれないため、頭がスッキリしません。また『脳を休める技術』著者で脳神経外科医の奥村歩氏は、スマホやPCなどの電子機器を使いすぎると、脳内が情報過多になり、脳疲労を引き起こすとしています。脳疲労になると脳の情報処理機能が低下してしまうので、「思考力、判断力、集中力、意欲」が落ちてしまうのです。不調2:キレやすくなる脳疲労が起こると、「つまらないことに固執する」「イライラする」「キレやすくなる」など、感情コントロールが効きにくくなります。脳生理学者の有田秀穂氏は、その原因が「セロトニン欠乏脳」にあると話します。理性をつかさどる前頭前野の機能を促進するのが脳内神経伝達物質セロトニンですが、脳疲労が起こるとセロトニン神経の働きが弱ってしまうのです。すると、セロトニンが分泌されにくくなるため、欲望や感情を抑える働きをする前頭前野がうまく働かなくなってしまい、キレやすくなるのだそう。不調3:休んでも疲れが抜けない「脳疲労への対処が遅れた場合、脳のダメージにつながる恐れがある」と言うのは渡辺氏です。脳が疲労している状態が続くと、脳がダメージを受け、休んでも疲れが抜けない「慢性的な疲労」となってしまうこともあるのだとか。そして脳科学者の水野敬氏も、子どもの脳疲労は早めに回復させるべきと主張するひとり。なんと、脳疲労を放置してしまうと、全身の疲労が続く「小児慢性疲労症候群(*)」を引き起こす可能性もあるとのこと。渡辺氏によると、脳疲労を感じている子どもは「自発的に言葉を発しなくなる」「笑顔がなくなる」などのシグナルを必ず発するのだそう。子どもの脳疲労の症状が悪化する前に正しく対処するのはもちろん重要ですが、日頃から脳疲労の予防にも気を配りたいですね。次項ではその方法について見ていきましょう。*・・・小児慢性疲労症候群(CCFS)は3か月以上の持続する疲労・倦怠感および睡眠・覚醒リズム障害などの症状が現れる病気であり、不登校児童・生徒に多く発症が見られる。子どもの脳疲労を回避する3つの方法脳を疲れにくくさせ、 “スッキリ脳” を手に入れるための、すぐに実践できる方法を3つご紹介します。脳を疲れにくくする方法1:正しい睡眠習慣をつける発達脳科学者で睡眠の専門家でもある成田奈緒子氏によると、子どもの理想的な睡眠時間は、5歳児で11時間、小学生で10時間。これは脳をしっかり休ませ、発達させるために必要な時間です。前述したように、睡眠には脳を休ませるだけでなく、情報を整理する役割があります。ですから、しっかりと寝ている子どもの脳は、学習した内容が整理され、学習記憶が定着するのです。また、子どもの睡眠障害に詳しい小児神経科専門医の三池輝久氏は、「夜ふかし習慣が、小児慢性疲労症候群の引き金になる」と断言しています。睡眠不足は脳疲労を引き起こしやすいーーだからこそ、子どもが小さいうちに「正しい睡眠習慣」をつけることが大切としています。脳を疲れにくくする方法2:ゲームは20分に1回休憩を入れる渡辺氏が指摘する「目の使いすぎ」による脳疲労も、日常の習慣を変えることで予防できるはず。人は、情報収集の9割を視覚に依存しているそう。そして得た情報はすべて脳で処理されるため、情報過多は脳疲労を引き起こします。ゲーム・PC・テレビ視聴時間が1時間以上の子どもは要注意です。疲れていないように見えても、子どもの脳は疲労しています。大好きなことをしているときはドーパミンが出ているので、疲労感が麻痺しているだけなのです。渡辺氏いわく「人が集中できる時間は20分」なので、20分に1回は休憩を入れましょう。しばらく目をつむり、脳への情報を減らすことで、脳疲労が回復するそうですよ。脳を疲れにくくする方法3:マインドフルネス多くの脳科学者や精神科医が、脳疲労対策に「マインドフルネス」をすすめています。マインドフルネスとは、「心を “いま” に向け、ただ目の前のことに集中している状態」です。精神科医で禅僧の川野泰周氏も、マインドフルネスを推奨するひとりです。Googleが社員研修に取り入れたことで、ビジネスパーソンのあいだでマインドフルネスが話題になりましたが、じつは子どもにもマインドフルネスは効果あり。イライラや不安が落ち着き、ストレスが軽減するのです。欧米ではすでに教育現場に取り入れられていますが、2021年5月、ついに日本でも科学的なアプローチに基づいたマインドフルネスプログラムを提供する株式会社Melonによって、全国複数の小学校で導入が開始されました。プログラムの実践前後の子どもたちのメンタル状態を比較したところ、全体の約71%の子どもに「ストレス反応の改善効果」が確認されたそうなので、効果はあると言えるでしょう。最後に川野氏が提案する「子どもに最適なマインドフルネスの方法」と、「子ども向けのマインドフルネス書籍」を紹介します。子どもは吸収が早いので、2週間程度で効果が出るそうですよ。■子ども向けマインドフルネス1:雲を眺める瞑想形が変わっていく雲をぼーっと眺めながら、「あの雲は猫に似ている」「車の形みたい」などのように、心が赴くままの連想を頭のなかで表現します。川野氏は「できるだけひとつの情報に注力して観察すること」が、脳を休めることになると言っています。お子さまと一緒にひたすら雲を眺めてみてくださいね。■子ども向けマインドフルネス2:呼吸を感じる瞑想仰向けになり、お腹の上にぬいぐるみやクッションを載せます(大きめでふわふわしたものが◎)。ぬいぐるみが上下する様子を観察しながら呼吸を繰り返しましょう。お腹がよく見えるように、低めの枕を使うといいそうです。呼吸のみに意識を集中してくださいね。■『学校と家庭でマインドフルネス!1分からこころの幸せ・安心を育む63のワーク』EQ(感情の知性)を伸ばす63ものワークが掲載されています。また1分から取り組めるというのも嬉しいかぎり。EQを育てるために、マインドフルネスはとても効果があるのです。ぜひ親子でトライしてみてくださいね。■『心が落ち着き、集中力がグングン高まる! 子どものためのマインドフルネス』心と体を上手にコントロールする方法を身につけるためのマインドフルネス書。雲や木になってみたり、クマさんの呼吸をまねしてみたり、いつでもどこでも簡単にできるエクササイズがつまっています。***川野氏によると、じつは「脳疲労」は正式な医学用語ではないのだそう。しかし、メンタルヘルスの専門家の多くがその存在を想定しているとのこと。脳疲労を甘く見ず、さっそく、生活習慣の見直しから始めてみませんか?(参考)博報堂 広報室|こそだて家族の「ママが実感する子どもの疲れとその理由」レポートベネッセ教育総合研究所|第57回「ゆとり」がない子どもたちの放課後―多忙な子どもたちの生活時間を考えるーROHTO|小学生の4割がお疲れモード 精神的疲労による脳ダメージに要注意?!チャイルド・リサーチ・ネット|子どもとストレス理化学研究所|小児慢性疲労症候群は報酬の感受性低下を伴う日本予防医薬株式会社|あなたの知らない「疲労のメカニズムと回復法」プレジデントオンライン|キレる人は、なぜキレるのか?NHK|“スマホ脳疲労”記憶力や意欲が低下!?大正製薬|脳疲労に要注意!「スマホ脳疲労」は集中力や記憶力にも悪影響!NIKKEI STYLE|慢性疲労、子供も注意 不登校の原因かも産経ニュース|「脳の働きすぎ」画像診断で判明J-STAGE|知っておきたい子どもの睡眠STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|子どもの脳をきちんと育てる「正しい睡眠」STUDY HACKER|「疲れすぎた脳」が休まる最高の習慣はあるのか? 精神科医の禅僧に聞いてみた。NHK|慢性疲労、子供も注意不登校の原因かもNHK|「マインドフルネス」とは?めい想の方法・効果と「呼吸のめい想」のやり方MELON|日本初、子供向けマインドフルネスプログラムを全国の小学校に無償提供戸塚真理奈(2020),『感情の知性(EQ)を伸ばす 学校と家庭でマインドフルネス!1分からこころの幸せ・安心を育む63のワーク』, 学事出版.
2022年03月11日大人気マンガシリーズ、今回は永遠の厄年2人組(@eiennoyakudosi)さんの投稿をご紹介!「SNSの罠で不登校になった話」第7話です。なんと自粛明けに学校に登校するとA梨さんがお兄さんに付きまとわれてると噂になっていた…!生徒指導室出典:instagram間違いないよね?出典:instagram一方的出典:instagram勘違いだろ!!出典:instagram生徒指導室に呼ばれたお兄さん。不自然にメッセージを消されお兄さんが送ったものだけが残っている証拠を突き付けられました。生徒指導の教師から罵倒され怖くなったお兄さんは無理矢理認めてしまいました…。次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@eiennoyakudosi)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年03月10日