6月1日(土)に東京・明治神宮外苑総合球技場 軟式球場で開催される葉加瀬太郎主宰の野外フェス「久原本家 茅乃舎 presents 葉加瀬太郎 音楽祭 2024」に、今井美樹の出演が決定した。「葉加瀬太郎音楽祭」は、葉加瀬が行ってきた野外フェス「情熱大陸ライブ」「葉加瀬太郎 サマーフェス」を引き継ぐ形で、“世代を問わない、ご家族連れも気軽に参加できる野外フェスティバル”として2019年に京都・上賀茂神社で初開催。2020年・2021年はコロナ禍で未開催となったが、2022年に復活し、2023年も開催して東京・明治神宮と京都・上賀茂神社で大成功を収めた。今回、3年連続での開催で、葉加瀬の他、EXILE TAKAHIRO、奥田民生、清塚信也、島津亜矢、羽毛田丈史、村治佳織といったクラシック、ポップス、ロック、演歌などのジャンルの枠を超えたラインナップが発表されていた中に、今井美樹が加わった。今井は「情熱大陸ライブ」に2度の出演経験があり、葉加瀬とは旧知の中。「葉加瀬太郎音楽祭」にも昨年の京都公演に出演し、代表作の「PRIDE」やKANの提供曲「雨にキッスの花束を」など4曲を歌唱した。今年は神宮でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか!?そして葉加瀬太郎とのここでしか見ることができない特別なコラボレーションをお楽しみに!本公演は“歴史ある特別な場所で、極上の音楽を豪華出演者がお届け”がコンセプト。初夏の空の下、歴史ある場所の厳かな雰囲気で味わう野外フェスをぜひ体感してもらいたい。《公演概要》公演名:久原本家 茅乃舎 presents 葉加瀬太郎 音楽祭 2024日時:2024年6月1日(土)会場:明治神宮外苑総合球技場 軟式球場公式サイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月19日「川は流れる」などで知られる歌手の仲宗根美樹(なかそね・みき、本名・國場勝子=くにば・かつこ)さんが24日午後12時5分、肺がんのため東京都内の病院で死去した。79歳だった。日本歌手協会が29日、発表した。訃報を受け、歌手仲間から追悼のコメントが寄せられた。日本歌手協会の会長を務める田辺靖雄は「ただただ驚いています。何しろ華やかな方でした。同年代ですからね。でも彼女のほうが先に大スターになって、実は『川は流れる』は自分のお小遣いで買った最初のレコードだったんですよ。いい歌で、エキゾチックなフィーリングと独特な声が印象的でした」としみじみ回顧した。「私が『紅白』の2回目のときは、紅組の相手が確か美樹さんで、当時の『紅白』は真剣勝負でお互いに『負けないよ』って言っていたことを思い出します」とエピソードを紹介。「そのあとは実業家として歩んでおられたんでお会いしませんでしたが、復帰してからは歌手協会の『歌語祭』などで時々、『川は流れる』を歌っていただき、うれしかったものです。どうぞあちらの世界でも華やかに明るくみんなを楽しませてあげてください」と悼んだ。園まりは「えっ?このごろ電話もしていなかったから『元気かな?』って思っていました。何しろ東洋音楽学校の同級生ですからね。少女時代から一緒に歩いてきた仲間です」と述懐。「学校時代に美樹ちゃんのほうが先にデピューして『川は流れる』で大ヒット。そのあとすぐに私は『鍛冶屋のルンバ』っていう歌でデビューしたんだけれど、その人気の差ったらすごくって…。ある日豊島公会堂だったと思うんですが、番組の公開緑音で一緒になったの。客席から美樹ちゃんにぱかり花束が来てね、私はまだ売れてないからひとつも来なくて。そうしたらステージ上で美樹ちゃんが私にその花束をひとつくれてね。やさしい人でしたよ。もっともっと一緒に歌ったりしゃべったりして80代を迎えたかったと思います。美樹ちゃんの分まで私頑張るからね。これからも見守っていてくださいね!」と誓った。
2024年02月29日「川は流れる」などで知られる歌手の仲宗根美樹(なかそね・みき、本名・國場勝子=くにば・かつこ)さんが24日午後12時5分、肺がんのため東京都内の病院で死去した。79歳だった。日本歌手協会が29日、発表した。仲宗根さんは1944年6月23日、東京都生まれ。1961年に日本テレビ『東京物語』に出演し、同番組の挿入歌「愛に生きる」でキングレコードより歌手デビュー。2枚目のシングル「川は流れる」が大ヒットとなり、『第3回日本レコード大賞』新人奨励賞を受賞、同曲で翌年の『第13回NHK紅白歌合戦』に初出場し、紅組のトップバッタ―を務めた。その後、『紅白歌合戦』には1967年の「恋しくて」まで5回出場した。両親が沖縄出身ということもあり「島育ち」はとめ「奄美恋しや」(「紅白」2回目出場の年の歌唱曲)、「永良部百合の花」「安里屋ユンタ」「てぃんさぐの花」などの島唄、沖縄ソングを続々とヒットさせ、沖縄シンガーの元祖としてのその地位を確立した。1971年、結婚のため芸能界を引退し、その後は実業家としての道を歩み、自らが経営する銀座のクラブのママとしても有名だった。1998年に請われてテレビ東京『年忘れにっぽんの歌』で25年ぶりに歌手復帰、歌番組のほかに2017年には『徹子の部屋』などにも出演したが、その後は病気がちでステージ、テレビ出演から遠ざかった。
2024年02月29日「入口から地下に続く長い階段を下りた先に楽屋とスタジオがあったのですが、その通路を主演のヒデちゃん(中山秀征)や湯江(タケユキ)君、(今井)美樹ちゃんと行き来していたのが懐かしい思い出です。スケジュールがすごくタイトで、撮影が終わるのが27時(午前3時)で、翌朝7時にはまた撮影開始という、“いつ、寝るの?”という日々でした」こう振り返るのは、香坂みゆきさん(60)だ。同ドラマが放送された時期は、ちょうど女優の仕事が増え始めたころだったという。「1977年に歌手デビューしたのですが鳴かず飛ばず。当時の所属事務所と『ドラマを増やそう』と方針転換をしていったんです」1984年に『金曜日の妻たちへ』(TBS系)のパート2に出演するなど、女優としての活躍が制作サイドの目に留まったのだった。「ナベプロ(現ワタナベエンターテインメント)イチオシの新人だったヒデちゃんや湯江君が高校生、私が大学生役で、アルバイト先のハンバーガーショップを舞台にした青春ドラマ。スタジオには本物の調理機材を入れて厨房を再現。有名ハンバーガーショップの社員さんに作り方の指導も受けました。それが面白くて、空き時間にフライドポテトを揚げたりハンバーガーを作って、食べたりしていました。スタジオの中に油のにおいが充満したときは、ちょっと胸焼けしてしまいましたけど(笑)。若い出演者はみんな、歌やドラマ、雑誌の取材で忙しく、アルバイト経験はなかったので、ドラマを通じて、普通の学生が送る青春を疑似体験していました」現場でムードメーカーとなったのは柳沢慎吾だったという。「とにかくいつもしゃべっているんです。楽屋でもメーク中でも、リハーサルでも、本番以外はずっと。だいたい私が相手をしていたのですが、『うるさい』と注意しても、『お前、ウチの姉ちゃんにそっくりだな』って、全然、話をやめようとしないんです」まだ歌手デビューをする前の今井美樹も、アルバイト役として出演していた。「楽屋で『こういう歌が好きなんです』と言って、ユーミンの曲を口ずさんでいました。当時から歌手を目指していて、自分で曲を作ったりしていたようです」同ドラマでは、主演の中山秀征とのキスシーンにも挑戦。「緊張したのは覚えていますが、あまり意識するとその後の演技にも影響するので、平常心で演技したと思います。たまに“ヒデちゃんの初キスシーン”ということで、テレビとかで取り上げられているんですが、ちょっと恥ずかしいですね(笑)」
2024年01月21日この記事では、2023年12月に妊娠を発表した芸能人や有名人をご紹介! 妊娠・出産時期が自分と近い芸能人や有名人には、なんとなく親近感がわくものですよね。五戸美樹さん、朝比奈彩さんなど、多方面でご活躍中の方々からおめでたいニュースが届きました。アナウンサー、モデルなど、3名の妊娠のニュースをお届けします。 妊娠発表五戸美樹(37歳)フリーアナウンサー 妊娠発表:2023年12月10日(2人目) 出産予定:2024年6月ごろ ブログ・SNS:Instagram(@mikigonohe)朝比奈彩(30歳)モデル・俳優 ※夫は山下健二郎(38歳)三代目 J SOUL BROTHERS 妊娠発表:2023年12月14日(1人目) ブログ・SNS:Instagram(@asahina_aya)上矢えり奈(32歳)元アイドルグループ・仮面女子 妊娠発表:2023年12月20日(1人目)ブログ・SNS:X(@erinyannn1015)気になる芸能人や有名人はリストの中にいましたか? 同じくらいの妊娠週数だったり、わが子と近い月齢の赤ちゃんが登場したりする芸能人のブログには、マタニティライフや子育てのヒントがあるかもしれません。家事や子育ての息抜きにチェックしてみてはいかがでしょうか。
2024年01月06日自民党女性局の“パリ視察”がほとんど観光だったと判明し、炎上中の松川るい&今井絵理子。ほかにも、各誌の「嫌いな政治家ランキング」で毎回ランクインしている“嫌われ女性議員”7人。彼女たちに共通するヘアメークの特徴を、ヘアメークアーティストの福川雅顕さんが解説!【今井絵理子(39)】「髪形は比較的若々しく見えるものの、今井さんも先輩議員同様にメークが濃くて、いまっぽさは感じられませんね。眉毛もアイメークも口紅もしっかりめで、王道のONメークという感じ。年配の方からの好感度を考えると、これが正解なのかもしれませんが……」(福川さん・以下同)【生稲晃子(55)】「前髪をくるんと巻き、きっちり感のあるハーフアップはうまくまとまっていると思いましたが、トータルで見るとやはり古い。ファンデもリップもマットな質感で重たいので、どこか1カ所でもいいのでツヤ感を出すと、かなり印象が変わると思いますよ」【杉田水脈(56)】「眉毛を気にしなさすぎです。全然整ってないし、生えっぱなしの印象。アイラインやリップの引き方も雑ですね。化粧が苦手なのかな?少し整えるだけで、かなりのあか抜けが期待できます。また、髪を片方だけ耳にかけると抜け感が出て軽くなりますよ」【松川るい(56)】「髪形が古臭すぎてびっくり!中途半端なハーフアップは、竹の子族みたいです。ひとつに結んですっきりさせればいいのに。眉毛もひどいし、残念ながらぶっちぎりで最下位です。このなかでは若いほうなのに、いちばんオバサン見えしてもったいないですね」【高市早苗(62)】「偉そうに見えるから国会には不向きだと思いますが、難易度が高い紫のリップ×生成色のジャケットは好相性でおしゃれ!演説で“華”を見せるときにはいいのではないでしょうか。でも、とにかく眉毛が問題。“描きました感”があって不自然なので、要改善です」【片山さつき(64)】「7人のなかでいちばんバブルを引きずっているのが片山さん。ふわふわな細かい巻髪や肩パッドが入ったジャケットが’80年代のアイドルみたいです(笑)。ファンデも舞台メークのように厚塗りだし、全体的に重い。まずはヘアスタイルを変えてみてほしいです」【稲田朋美(64)】「眼鏡はアクセントになるので、どこかで引き算しないといけないのに、ここでレースの襟と濃い眉毛……。おしゃれ好きに見えて、センスがないのかもしれません。“ゴテゴテ感”がすごいので、どこか1つ抜け感を作ることを強くおすすめしたいです」■オジサンたちに媚びメークが古い福川さんは、「最年少の今井さんを含め、昭和中期の写真かと思いました」と語る。「ベースのファンデーションが厚塗りで粉っぽく、王道の赤リップ×ピンクチークにしっかり引いたアイラインと弓なりの眉毛……。“引き算メーク”と真逆で、すべてが濃いから古く見えてしまうんだと思います。ただ、流行のツヤ肌やナチュラルメークはカジュアルに見えがち。仕事モードの正統派メークって、女性アナウンサーたちも同じなのですが、どうしてもこうなるのかもしれません」野暮ったい原因は、メークだけでなく髪形にもあるそうだ。「女性アナウンサーの場合、メークは古典的だけど、髪形はいまっぽい人が多いんです。いっぽう政治家の方々は、髪形もひと昔前のスタイル。全体的に重く、ツヤ感や抜け感がない。年配の政治家や有権者からの好感度を意識すると、こういう昔ながらのヘアメークが正解なのかもしれませんが、トレンドとはかけ離れていますね」昭和で止まったままの、オジサン媚びヘアメーク。改善する方法はないのだろうか?「髪はツヤ出しスプレーがおすすめ。ファンデーションはパールが入っている粉にするとか、旬の素材を入れてみるといいですね。また、口紅ではなくオイルリップがいまっぽいツヤ感とぽってり感を出してくれますよ」政策もヘアメークも、アップデートしてほしい!
2023年08月28日大炎上となった自民党女性議員らによるパリ視察。参加していた今井絵理子参議院議員(39)は自身のX(元Twitter)で《「公金を使って無駄だ」という指摘もありますが、無駄な外遊ではありません」》と頑なだが、自身のTikTokにまで火の粉が降りかかる事態に陥っている。パリ視察をめぐっては、自民党女性局長の松川るい参院議員(52)らが7月下旬にSNSに投稿した写真が“まるで修学旅行”と批判されていた。さらに、8月2日に「Smart FLASH」が3泊5日の視察の中で、純粋な研修に充てられていたのがわずか6時間だったと報道し、なお世間の反感を買い続けている。そんななか、今井議員のTikTokにも炎上が飛び火してしまったようだ。自身のTikTokアカウントで「旅行で使える手話」や「日常で使える手話」を発信している今井議員。現在15件投稿されている動画のうち、6件には「ベトナム視察」、2件には「フランス視察」との文字が。ほかの動画もすべて、空港や海外とみられる場所で撮られたものとなっており、手話動画は旅先で撮影することが多いようだ。8月9日に投稿されたのは、「今日は私が奢るね」という意味の手話をレクチャーする10秒ほどの動画。ヨーロッパ風のカフェテラスで、パスタを前に撮影されたもので、1万8千回ほど再生されている。しかし、この動画のコメント欄には《これが研修!?》《国民の税金で!?》《税金で奢るのですか?よろしいですね!》など批判的なコメントが相次ぐ事態に。同じシチュエーションで撮影された「これ一口ちょうだい」「食事をみんなでシェアしましょう」の手話での伝え方に関する動画にも《フランス研修の成果を発表してください!》《旅費はシェアじゃなくて自腹でね》と厳しい声が。「海外視察自体は内容が伴っていれば何ら問題もありません。しかし、今回の視察の中身や報告の仕方は、いかにも“観光旅行”。その結果、値上げや重い社会保険料負担に苦しむ庶民の気持ちを逆なでしました。手話動画の発信自体は何の問題もありませんが、背景が映える“旅先ばかり”というのも反感を買っている一因でしょう」(政治部デスク)この動画も、パリ視察による成果の1つなのだろうか。
2023年08月10日怒涛の展開がクセになる、坂口健太郎主演のノンストップ・ドクター・エンターテインメント「Dr.チョコレート」。次週放送の第5話に、今井翼と田中道子が出演することが分かった。第4話でその存在が明らかになった闇の組織「め組」。2年前に起こった爆発事件の実行犯・沢入(福山翔大)、城南警察の薮下(石川恋)、海王病院の堤(佐野弘樹)など、そのメンバーも徐々に判明し、ますます目が離せない展開となっている。第5話で今井翼が演じるのは、かつて「め組」の一員だったDr.チョコレートの新たな依頼人・結城鷹也。また、田中道子は「め組」信奉者・白石千尋を演じる。Teacher(坂口さん)のもとに舞い込んだ新たな依頼は肝不全の症状に苦しむ息子を助けてほしいというものだった。しかし、病に苦しむ息子を病院には一切連れて行かずその理由は頑として話さない依頼人・結城(今井さん)の不審な態度、またその暮らしぶりから1億円の報酬を支払えるとは思えないこと、そして、秘密保持契約のサインから結城と息子の関係にある疑惑を持ったTeacherは依頼をうけるべきか迷う。なかなかオペが決まらないことに業を煮やした結城は、Teacherと唯(白山乃愛)のもとに乗り込み、自分が以前「め組」の一員であり、Dr.チョコレートの正体を知っていることを明かす。戸惑うTeacherだったが、結城の息子の病状を見た唯の一言でオペが始まる。オペの最中に結城から明かされた事実は、Teacherの疑惑通り患者は結城の息子ではなく、「め組」の活動を通じて結城が知り合ったシングルマザーの白石千尋(田中さん)の息子・勇気だった。「め組」の活動にのめりこみ、勇気の体調が悪化しても病院にも連れて行かない千尋の姿に正気に戻った結城はDr.チョコレートの手術を受けさせるために勇気を誘拐したのだった。しかし、そんな結城の行動は「め組」に筒抜けになっていて…。今井さんは、「Teacher とDr.チョコレートを中心に個性豊かなメンバーの『カンパニー』の雰囲気がそのまま、撮影現場にも溢れていました」と撮影の様子を明かし、「いったい『め組』とは何なのか。誰が黒幕なのか。是非お楽しみ下さい」とコメント。田中さんは、母親役は初めての挑戦だったそうで、「苦悩の末、思い詰めるシングルマザーの千尋がどう動いていくのかご覧いただけたら嬉しいです!」とメッセージを送っている。「Dr.チョコレート」は毎週土曜日22時~日本テレビにて放送中。(text:cinemacafe.net)
2023年05月13日鮮やかなストライプが印象的な絵画シリーズを手がける画家・今井俊介(1978-)。東京の美術館における初の大規模な個展が、初台の東京オペラシティ アートギャラリーにて、4月15日(土)から6月18日(日)まで開催される。具象と抽象、平面と立体、アートとデザインという境界を軽やかに行き来しながら、表現の探究を続け、国内外で活躍する今井。美術館での大規模な個展は、2022年に香川県の丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で開催されて話題を呼んだ『今井俊介 スカートと風景』が初となる。今回は、その東京での巡回展。東京展では、初期作品を新たに加え、またオペラシティの空間に合わせた新たな展示として再構成される。展覧会タイトルにある「スカートと風景」は、ある時ふと何気なく目にした知人の揺れるスカートの模様や、量販店に積み上げられたファストファッションの色彩に強く心を打たれた体験が原点となって、今井を特徴づけるポップな色彩感覚の絵画シリーズが生まれたことに由来する。ストライプや水玉といった単純な色と形の組み合わせによる模様が波打ったり歪んだりしながら配置される作品は、絵画に対する飽くなき探求と言える一方で、その色彩や形態への取組みは、立体作品やインスタレーション、ファッションブランドとのコラボレーションや映像作品といった多彩なジャンルにも展開されている。同展では、ストライプを特徴とした絵画シリーズ《untitled》の原点となる2011年から2023年現在に至るまでの10年以上に及ぶ表現が、かつてない規模で一堂に並ぶ。これに初期作品も加えることで、今井の絵画の変遷をたどると同時に、ジャンルを横断した幅広い表現も総覧する。同ギャラリーの広いスペースを活かした、布を使った大規模なインスタレーションも大きな見どころとなるだろう。同展ではまた、オリジナルグッズにも力を入れているという。今井の作品がプリントされた反物から製作したトートバッグやポーチ、エプロンなど、明るく楽しい気分をくれるに違いないグッズが賑やかに並ぶミュージアムショップ 「Gallery5」へ立ち寄ることもお忘れなく。<開催情報>『今井俊介スカートと風景』会期:2023年4月15日(土)~6月18日(日)会場:東京オペラシティ アートギャラリー時間:11:00~19:00(入場は18:30まで)休館日:月曜(5月1日は開館)料金:一般1,400円、大高800円公式サイト:
2023年04月07日竹内涼真主演ドラマ「君と世界が終わる日に」Season4に、今井翼が出演していることが分かった。娘・ミライを何者かに奪われ、終末世界を彷徨っていた響(竹内さん)が、明日葉(玉城ティナ)率いる新山財団グループが拠点とする刑務所に保護され、そこで囚人たちの脱獄・反乱に巻き込まれるという、波乱の幕開けとなった第1話。続く第2話では、人類最後の希望の都市と噂される「ユートピア」の存在を確信した、響と新山財団グループ、そして囚人たちのバトルが勃発。新山財団グループに協力するかと思われた響によるまさかの裏切りが描かれ、リーダー明日葉を囚人たちに引き渡すという、衝撃的な展開で幕を閉じた。4月2日(日)配信の第3話では、ユートピアを巡る人間同士の非道な闘いが加速。その中で、ある謎に関する真相が明かされる。そんな第3話に出演することが明らかになった今井さんが演じるのは、刑務所から離れた森の中に佇む一軒家で、娘・小夜子(野澤しおり)と共にひっそりと暮らす若松鉄平。囚人たちのもとから逃れてきた明日葉と大地(大西利空)をかくまい、水と食料を分け与える。さらに、響のことも拘束するが、若松はどうやら響のことを知っている様子。第3話の予告映像では、響と若松の一触即発の様子も見られる。今井さんは「竹内涼真さんと、同じく娘を想う父親として芝居で向き合えた時間は熱く、感銘を受けました」とふり返り、「彼らの生き様を是非ご覧ください」と呼びかけている。<第3話ストーリー>響の裏切りにあった明日葉は、弟・大地と共に囚人に監禁されてしまう。彼女から“ユートピア”の情報を聞き出そうとする陸斗(姜暢雄)は、海斗(前田公輝)の前で大地を拷問する。しかしそのとき、伊織(桜井日奈子)が突然現れ、ある目的のため、明日葉と大地を逃す。2人を連れ戻そうとする響だったが、伊織の仲間で銃を持つ岩松(今井翼)に取り押さえられる。なぜか岩松は響のことを知っている様子。一方、連れ去られた明日葉たちを救うため、加州(溝端淳平)、佳奈恵(飯豊まりえ)たちは、行方を追っていた。ついに、囚人たちに見つかってしまう明日葉たち。彼女たちが逃げ惑う中、岩松に拘束されていた響はルカ(守屋茜)に解放され、岩松の家で衝撃の事実を知ることに。「君と世界が終わる日に」Season4はHuluにて独占配信中(毎週日曜新エピソード更新/全5話)。(cinemacafe.net)
2023年03月26日【前編】障害児キッズモデル「僕たちから目をそむけないで!」華ひらく社長・内木美樹さんよりつづく12月3日午前10時、週末の千葉県のイオンモール木更津。多くの家族連れでにぎわうなか、2階にある展示スペースで、ひっそりと小さな写真展が始まった。30点ほどのパネルには、子供たちがカラフルなバルーンやシャボン玉に夢中になっていたり、あどけない表情でソファでくつろぐ姿などが写されている。一見、何げない日常の光景だが、作為のない子供たちの表情や、会場全体の飾りつけもパステルのトーンで統一されていて、不思議な幸福感に満ちているのだ。《ここにいる全員、障害のあるキッズモデル》入口脇に掲げられた写真展のタイトルのとおり、実は、ここに写っているすべての子供が、何らかの障害と共に生活している。よく見れば、パネルの脇にモデルの名前と一緒に「7歳・自閉症・肢体不自由」「3歳・自閉症・重度知的障害」などとプロフィールが添えられていた。「写真も会場も明るい雰囲気で、驚かれたでしょう。私が何より大切にしているのが、この世界観なんです。障害につきまとう、暗かったり、マイナスのイメージを変えたいんです」そう話すのは、この写真展を主催した、障害のある子供たちのモデル事業などを手がける「華ひらく」(東京都新宿区)社長の内木美樹さん(40)。■結婚、起業……穏やかな生活は、授かった長男が2歳になる直前、保育士のひと言で一変「普通にわがまま(笑)、よくいえば活発な女の子でした」’82年12月4日、横浜市に生まれた内木さん。「航空会社勤務の父、専業主婦の母、3つ上の兄の4人家族。地元で小中高と公立校に進み、ずっと陸上部に所属していました」そんな、「ごく普通の生活」が中学1年のときに突然、断たれる。「母が膵臓がんで急死。当たり前だった、学校から帰宅しての『おかえり』という笑顔を失い、深い絶望に陥ります。その孤独や悲しみを12歳の私は抱えきれずにパニック障害を引き起こし、幸福な時期があるからつらいんだと自己防衛で忘れようとするうちに本当に記憶を失い、解離性障害と診断されました」そんなとき、図書館で1冊の学習漫画と出合う。「何げなく手にしたマザー・テレサの伝記を読んで、世界には、こんな不幸な私すら持っている家のない人や、ご飯さえ食べられない人たちがいることを知り、私も泣くばかりでなく、将来、マザーのように自分の体験を生かして何かできないかと、前を向けたんです」その夢を実現すべく、高校卒業後には留学準備の専門学校へ進み、19歳で渡米。ネバダ州のリノ市にある、看護学でも有名な短大TMCCへ入学。23歳で帰国後、コピー機の営業職などを体験。しかし、「上司からのノルマや罵声があったり。留学したせいで、日本の会社とはこういうもんだと思い込んでいましたが、やがて、いわゆるブラック企業だと気づくんです。これは自分の思い描いている道とは違う。だったら、会社に縛られない働き方をしたいと、起業に踏み切りました」’10年11月、たった一人で設立した「華ひらく」は、当初は留学体験を生かして、飲食店のインバウンド向けの接客の英会話教育などを請け負う会社だった。2年後の春に、日米間の長距離恋愛を続けていた克親さんも帰国して、結婚。穏やかな夫との生活のなかで、パニック障害もいつしかおさまっていた。そして、’13年10月8日、長男の尊くんが誕生する。「主人は会社員で経理を担当していて共働きですから、尊は6カ月から保育園。歩き始めるのが遅いくらいで、なんの心配もなく忙しく毎日を送っていました」その日常が、2歳になる直前、保育士のひと言で一変する。「タケちゃん、耳が聞こえてないかもしれません。お名前を呼んでも振り向かないんです」母親の直感で耳は正常だと思っていたが、不安を捨てきれずに、大きな施設を訪ねた。■ガラスの壁の向こうにいる人にも障害のある子供たちのことをどう伝えるか、ひらめいたのは……「自閉症と知的障害があります」市川市のこども発達センターの医師が告げたのに対して、事前に発達障害等について調べていた内木さんは、間髪入れず尋ねていた。「知的障害は中度ですか?」「重度に近い中度です」その言葉が重くのしかかる。「自閉症などの障害があっても、各分野で活躍している人もいます。その存在が私の最後の希望でしたが、重度の知的障害と聞いて、一気にくだかれました」しかし、女性園長は行政と相談して尊くんの担当となる加配保育士を付け、ほかの保護者たちも温かく受け入れてくれたのだった。「それでも、2歳、3歳と成長するにつれて、ますます尊がじっとしていられなくなったり、大声を上げたりするのを見て、私は、うちの子が園全体の和を乱しているのではと、心配するばかりで。’16年2月には、弟の謙くんも誕生。しかし、遊びたい盛りの男の子2人を公園に連れていくのは、いつも夕方5時を過ぎてから。「薄暗い公園を見渡し、ほかの子やお母さん方がいないのを確かめてホッとしている自分に気づいて、また泣きたくなったり」本来の自分らしさをどんどん失っていく内木さんだったが、わが子の障害を受け入れるきっかけは小学校入学と同時に訪れた。千葉県立の特別支援学校への入学式でのことだった。「最初の行事の集合写真の撮影で、尊がシャッターが1回下りただけのところで駆け出してしまったんです。私自身は、もう焦ってしまうばかりでした」すると、周囲の先生たちが、こんな言葉を口にした。「あらら、行っちゃったねえ~。元気でいいね」そのやわらかな笑顔を見て、内木さんは、ようやく自分たち母子の居場所を見つけたのだった。その初めての心の余裕が、彼女にあることを気づかせた。「ふり返れば、保育園でも、公園でも、みなさんは私たちを受け入れてくれていた。なのに、自分で見えないガラスの壁を作っていた。そうか、私こそが、障害のある人たちに対して、偏見や差別の気持ちを持っていたんだと」そして’20年に入ると、家族はまた大きな一歩を踏み出す。ユーチューブで、尊くんの日常を配信し始めたのだった。名付けて、「はばたけタケル」。1年後には登録者数も3千人まで増えるなど、一定の反響は得ていた。しかし、内木さんは、「ユーチューブを通じて、同じ障害のある人たちの輪はできました。でも、ふさわしい表現ではないかもしれませんが、傷のなめ合いをしているうちは、社会は変わらないだろうと思ったんです。だったら、かつての私のように、ガラスの壁の向こうにいるあちら側の人にも、障害のある子供たちと家族のことをどう伝えるか。お涙ちょうだいはイヤだし、できれば子供たちの自立につながってほしいと、思いました」仕事や家事をしながら、また夜も寝ずに考えに考えた。そして、「興味のない人も否が応でも目にしてしまうもの、感情に訴えるもの。そうだ、広告だ、キッズモデルだ!」■無我夢中でらくがきに没頭する子供たちの笑顔が広告に使われ大評判に「飛込み営業で、まずは世間的にSDGsに力を入れている会社などに連絡しましたが、ほとんどが『前例がありません』『障害者を利用してお金もうけをしているとのクレームにつながりかねない』というお返事でした。そこで、よし、外堀から埋めようと思うんです。社会のほうから“日本にだって障害のあるキッズモデルがいてもいいよね”というウエーブを作ろうと。その具体策が、写真コンテストでした」このコンテストは、新聞各紙などにも取り上げられ、冒頭のとおり、その後の写真展にもつながっていき、大きな成果を上げた。同時に進んでいたのが、ある広告プロジェクト。その相手企業がチョークや描いても消せる筆記具「キットパス」で知られる日本理化学工業(川崎市)だった。「60年以上前から障害者雇用に取り組み、社員の7割が知的障害者という日本理化学工業さんは、ずっと大ファンで、モデル事業を立ち上げたときに、ぜひお声がけしようと決めていたんです」同社広報部の雫緑さん(42)は、「今年4月、わが社のホームページのお問い合わせ欄に、内木さんの最初のメールが届きました。障害のある方への思い、ご自身のママとしての思いがあふれるほどの長文で、私自身4歳児の母親として大いに共感して、すぐに広告作りが動き出しました」早くも翌5月には、千葉県の鴨川でキットパスの新商品の広告の撮影が行われた。「華ひらく」から出演するのは、ダウン症のすみれちゃん(8)と自閉症と軽度知的障害のあるなぎさちゃん(7)。ほかの広告制作との大きな違いは演技指導などが一切ないこと。現場に立ち会った、なぎさちゃんの母親の武藤綾夏さん(34)は、「内木さんから『お絵描きの好きな子向きの仕事があります』と一斉メールが来て、なぎさにぴったりと思いました。家でも何時間でも描き続ける子なんです。撮影の現場でも、『この大きな窓ガラスに好きに絵を描いていいんだよ』と伝えられたあとは、大人は手出しせずに、のびのび自由にやらせていただけました」完成した広告写真は、商品チラシや展示会パネルに使用され、大評判となった。雫さんは、「現場で、無我夢中でらくがきに没頭する子供たちの笑顔こそ、私たちが伝えたかった商品のコンセプトそのものです。これは、新しい化学反応ができたなと、現場で広告の成功を確信しました」現在、「華ひらく」に登録しているキッズモデルは、0~13歳の38人、契約企業はフォトスタジオやこども食堂など7社。もちろん、この事業のきっかけとなった内木さんの長男の尊くんも、トランポリン施設の広告などに出演している。■障害のある子供たちが自立でき、そのとき彼らにやさしい社会が実現してほしい「タケちゃ~ん、戻っておいで」写真展の昼休みの時間に、会場近くの海の見える公園を訪れた内木さんファミリー。車を降りた途端に駆け出した尊くんは、もう50mも先にいて、まだ走り続けている。そのあとを克親さんが名前を呼びながら追いかけ、さらに謙くんが続く。「いつもの、わが家の光景(笑)。尊のおかげで、笑い声も絶えないし、教わることも多いです。障害のある子供がいると、両親がその子にかかりきりになって、健常の子が寂しい思いをすると知り、毎月、『タケルがママを独占できる日』と『ユズルがママを独占できる日』も作りました。「ほら、タケル。あっちは海だよ、オーシャン」 「オーシャン!オーシャン!」ようやく戻ってきた尊くん、今度は海を目がけて走り出す。語学に堪能な内木さん夫妻は、幼いころから兄弟に英語で話しかけていて、家族の会話にはよく英単語が混じるのだそうだ。海を見に行った母子を見送りながら、今度は克親さんが、「夫婦でよく話すのは、僕たち親は子供より先に死ぬこと。だからこそ、障害のある子供たちが自立でき、そのときに彼らにやさしい社会になっていてほしい。彼女の仕事はそのきっかけになると信じ、家族全員で応援しています」今後、キッズモデルたちの写真展は、12月21~27日に新宿髙島屋での開催が決まっている。内木さんは、木更津での取材翌日に40歳になったが、これまでと変わらず、次のクライアントや写真展の会場を探して、今日も飛込み営業の電話をかけ続ける。「いずれ60歳ごろまでに、里親や保護司を務めたいという思いもあります。もちろん、マザー・テレサがお手本。でも、まず今はキッズモデルを、もっと日本中の人に知ってもらうことが最優先。まだまだガラスの壁は厚いですけど」ポンと背中を押してくれるのは、たくさんの無垢な笑顔たちだ。
2022年12月18日10月2日、沖縄コンベンションセンター展示棟で開催されたイベントに島袋寛子(38)、上原多香子(39)、今井絵理子参院議員(39)が登場。“復活”したSPEEDだが、喜ぶ反応だけではないようだ。行われたイベントは、MAXやDA PUMPを輩出した「沖縄アクターズスクール」のコンサート。島袋のステージに、今井と上原がサプライズゲストとして出演し、デビュー曲「Body&Soul」を披露したのだ。この日、新垣仁絵(41)は出演を見送ったものの、メンバーが集結したのは2016年5月以来、約6年4ヵ月ぶり。一世を風靡したSPEEDメンバーが再集結したわけだが、この間SPEEDには穏やかならざる報道が相次いでいた。「今井議員は17年7月に橋本健元神戸市議(42)との“手つなぎ不倫疑惑”が報じられました。当時橋本氏は結婚していましたが、この報道を機に離婚。政務活動費の不正受給により議員も辞職するなど踏んだり蹴ったりでした。現在では橋本氏が今井議員の政治活動をサポートしており結婚間近とも言われていますが、周囲の反応も冷ややかだと聞きいています」(政治部記者)さらに上原も、不倫疑惑が報じられていた。「上原さんは12年にET-KINGのTENNさんと結婚しましたが、TENNさんは14年に自死。TENNさんの遺族が、その原因として上原さんの不倫を指摘し、大きな騒動になりました。上原さんは報道について触れないまま、17年には演出家・コウカズヤ氏(45)との交際が発覚。翌年にはコウさんと再婚し第1子を出産しています。上原さんは最近になって美容家への転身を発表しましたが、不倫報道からのイメージが回復できておらず、応援する声は少ないです」(芸能関係者)久しぶりのSPEEDのパフォーマンスに歓喜の声が集まるかと思いきや、こうした不倫報道の影響からインターネット上では冷ややかな反応が多く上がっている。《よく今井さんと上原さん出れたな。上原さんのファンとか居るんかな?あの一件以来応援する人は少なそう。》《メンバー4人中3人がこうやって揃う光景が見れるのは当時ファンだった自分からすれば素直に嬉しいけど、島袋以外の2人に良いイメージがない、、、やっぱり1度付いたイメージを払拭するのは厳しい、、、》《上原さんも酷いけど、個人的には今井さんへの嫌悪感が一番強いです。今でもカラオケで歌うし、とても好きなグループだったので、綺麗な思い出だけで終わらせて欲しかったです。》
2022年10月03日日本にはこれからも受け継いでいきたい伝統や文化が数多くありますが、そのひとつに挙げられるのは、450年以上の歴史を誇る紅花。現在は日本農業遺産にも認定されているものの、継承の危機に瀕しながら、山形の小さな農村で密かに守られてきました。そんな知られざる真実を収めたドキュメンタリー『紅花の守人いのちを染める』がまもなく公開。そこで、こちらの方にお話をうかがってきました。今井美樹さん【映画、ときどき私】 vol. 517本作には、ナレーションとして参加することになった今井さん。紅花栽培の工程が描かれている1991年公開のアニメーション映画『おもひでぽろぽろ』では、主人公タエ子の声を務めていたことでも知られています。今回は、作品を通して強まった紅花への思いや60歳を目前にしたいまの心境、そして若い世代に伝えたいアドバイスなどについて語っていただきました。―まずは、オファーがあったときのお気持ちからお聞かせください。今井さん最初は、「私が紅花の映画に!?」とすごく驚きました。でも、私というよりも、タエ子ちゃんが呼ばれたんだなと。『おもひでぽろぽろ』という作品は、自分が思っている以上にいまでもたくさんの方の心に強く残っている映画なんだと改めて実感しました。―今井さんにとって、タエ子はどんな存在ですか?今井さん30年前の私はタエ子ちゃんとほぼ同じ年でしたが、20代後半くらいの頃は自分のことでいっぱいいっぱいなので、近くにいてくれる人のことがよく見えていないことってありますよね?タエ子ちゃんは、まさにそんな存在だったのかなと。タイプは全然違いますが、年齢を重ねれば重ねるほど、あのときのタエ子ちゃんを愛おしく感じています。ただ、実は当時の私には、なぜ彼女が紅花摘みに参加したのかはわかりませんでした。でも、思い通りにならない自然と向き合うことは、強い意志を持っていないとできないこと。だからこそ、自分がわからなくなっている女の子が自分を取り戻すために、高畑勲監督が紅花と引き合わせたんだろうなといまはそう思っています。継続しているものは、漫然と続いてきたわけではない―なるほど。また、本作では紅花の作業工程や歴史など、普段なかなか見ることができない様子が丁寧に映し出されていて、非常に興味深かったです。今井さん恥ずかしながら、私自身も知らないことだらけでした。「日本に昔からある文化のひとつですよね」と言いながら、当たり前にある色合いだと思っていましたし、意味合いも知ったつもりになっていましたが、こんなにも大変だったとは……。紅花に限ったことではありませんが、継続しているものというのは、ただ漫然と続いてきたわけではなく、いろんな人が陰になり日向になって努力をしてきたから。そのためには、たくさんの方の愛情と労力が必要なんだと感じました。今回のように映画という形にしてもらうことによって、いまの私たちだけでなく、後世にもきちんと伝えられるのはよかったなと思います。―そのなかでも、印象に残っていることはありましたか?今井さんそれはもう、全部です!本当に初めてのことばかりだったので。ただ、これだけ手がかかることなんだというのは驚きました。実際、作っている方も「じゃじゃ馬娘みたいで扱いづらい」と言っているほどですから。でも、やっぱり色が素晴らしいので、手塩にかけて育てていくのにふさわしいというか、憑りつかれてしまうんでしょうね。そういうものに出会った人の苦悩と幸せというのは、そこに向き合った人にしかわからないものだと思います。傷だらけになりながら生産している人たちのすごさがなかなか一般の人たちに伝わらないのは切ないですが、紅花を使った製品から別のストーリーが生まれ、毛細血管が広がっていくようにいろんな時代と場所に恩恵が広がっていくのを感じました。もっと胸を張って世界に打ち出したほうがいい―山形の景色など、懐かしさを感じる部分もあったのではないでしょうか。今井さん思い出したのは、『おもひでぽろぽろ』のなかで、朝早くに紅花摘みをしているシーン。だんだんと周りが朝日に包まれていく様子が描かれているのですが、本作のなかで同じような映像があり、こんなにも忠実に再現していたのかと驚きました。実際、完成した『おもひでぽろぽろ』を試写で観たとき、そのシーンでは声が上がったほどでしたから。あの一帯でしか見ることができない美しい自然の一部なので、現地で本物を見たらきっと胸がいっぱいになるんだろうなと思いました。―本作をきっかけに、紅花に対する見方が変わる方も増えるのではないかなとも感じました。今井さん私自身もこれまでに巾着やお守り袋とか、紅花を使った製品を手にしているはずですが、「紅花じゃないかな?」と思うくらいで、その特別さに気がついていませんでした。特に、日本人というのは謙虚なので、宣伝するのが下手ですからね。大げさにアピールしないまでも、もっと胸を張って世界に向けて打ち出してもいいものだと思っています。「言わなくてもわかってもらえる」みたいに、わかってくれる人だけを相手にしているとつなげていくことができないので、続けていくためにどうしたらいいかを考える必要はあるのかもしれません。一度終わってしまったら、そのままなくなってしまうものがあまりにも多いので。受け継いでくれる人を育てるのは難しいことですが、喜びがないと携わってくれる人も少なくなってしまうので、喜びを見い出しながら人に伝えていくことの大切さを改めて考えさせられました。走れるうちに走っておいてよかったと感じる―そうですね。『おもひでぽろぽろ』からは30年以上が経ちますが、改めて振り返ってみていかがですか?今井さん私は住まいをイギリスに移したので、大きく路線変更したように思われますが、まだまだ旅の最中ですね。みなさんも一人一人が自分だけの旅を続けているので、それと同じですが、生きるということは変化していくこと。そのなかで、自分らしさをキープするための努力も必要だと思っています。同じ日は繰り返されないので、いまでも新しい毎日にドキドキしてしまうほど。それは、航海しているのと似ていると感じています。たとえば、昔は毎日という目の前の道を瞬発力だけで走れていたけど、だんだん足がもつれてくる。そのときにこれまで蓄えてきた自分の感性や経験、そして反省や学習したことをどう生かしていくのかにかかっているのかなと。でも、今年の4月で59歳になったときに気が楽になったんです。おそらく来年は還暦ということもあって、嫌でも周りから年齢を自覚させられる年になりそうですが(笑)。でも、その一歩手前の中途半端ないまが意外と快適だなと感じています。―ananweb読者に向けて、20代や30代の過ごし方について、ぜひアドバイスをいただきたいです。今井さん私がその世代の頃は、仕事のために生きているようなところがあったので、「もっと勉強しておけばよかったな」とか「もっと体に気をつければよかったな」とかそういうことは山ほどあります。でも、振り返ると「走れるときに走っておいてよかったな」という気持ちです。やっぱりスタートダッシュできるときは、どこまで走れるかにチャレンジしたほうがいいのかなと。いまだったら、スタートした途端に転んでしまいそうですから(笑)。もちろん、私たちの頃とは時代が違いますが、子どもから10代になり、社会に出ていろんな経験を積んでいくなかで、「自分は何をしたいのか?」とわからないまま毎日を生きていくことがあるかもしれません。それでも、前に進まないといけないので、走れるうちは走ったほうがいい、と元体育会系の私は思います(笑)。何かのせいにしていることをやめると、風通しがよくなる―その当時の今井さんは、どんな意識を持っていましたか?今井さん私にも生意気な時期があったので、そのときは取材でも「人の意見は一切聞かなくていい」と読者の方にアドバイスしていたこともありました(笑)。でも、実際にいくらすごい名言があっても、タイミングが合わなければ入ってこないものは入ってこないので、まずはできるだけ自分の“アンテナ”を磨くことが大事かなと思います。―そういう時期に、救いになった言葉などもあったのでしょうか。今井さん私もいままで仕事でもプライベートでもいっぱい転んで泣いたこともたくさんありますし、逆に感謝していることもたくさんあります。でも、ある時期からひとつだけ思っているのは、「人のせいにしない」です。自分が予想していた結果にならなかったときでも、「あの人がこうしたから」とかではなく、「それを自分が拒否しなかったんだ」とか「それを選んだのは自分だから。じゃあどうする?」と考えるようになりました。なぜかというと、人を恨むことはものすごくエネルギーのいることですからね。そんなネガティブな気持ちに囚われるよりも、「知らなかった私がダメだったんだよね。これで学習したから次!」のほうがいいんじゃないかなと。決してすべてを背負えばいいと言っているわけではなくて、何かのせいにしていることをやめてみると風通しがよくなるので、それを知ってほしいです。「人のせいにしない」。これは学校の制服の内ポケットに刺繍しておいてもいいんじゃないかな(笑)。嫌なことも蓋をせずに、自分自身を知ることが大切―そういう前向きな心がけが、いつまでも変わらない秘訣のひとつなんですね。今井さんいやいや、それが変わるんですよ(笑)。実際、以前のようにいかなくて苦しくなった時期もありました。でも、そのときの自分は体力的にもビジュアル的にも昔の自分とは同じではないので、比べること自体が不毛だと数年前から考え始めるようになったのです。今回の紅花もそうですが、いろいろと変化していくなかで、毎年いい状態をキープするのに欠かせないのは、ものすごい労力と強い意志。私たちも歳を重ねることで変化をするのは当然ですが、できるだけ自分らしくいるためには覚悟も必要になってくると思います。かつての自分と一緒ではないと感じたり、足がもつれて走れなくなったりするときがいずれ来ますが、それも「変わっちゃった」ではなく、「じゃあどうすればいいかな?」と考えてほしいですね。―それでは最後に、今井さんのように素敵に歳を重ねたいと思うananweb読者にメッセージをお願いします。今井さん日本の女の子たちは、30歳になると落ち込みますが、30歳って花が一気に咲き始める頃。大変なのはそのあとですから(笑)。まず意識してほしいのは、自分をちゃんと見つめること。もしうまくいかなければ、それなりの理由があるはずなので、慌てずちゃんと対策をする。そこで嫌なことに蓋をしてしまうと、わからないままそれが雪だるま式に大きくなってしまうだけですから。怖がるのではなく、自分自身をその都度知ることのほうがポジティブで大切だと思っています。インタビューを終えてみて……。終始優しい笑顔を浮かべ、前向きなオーラがひしひしと伝わってくる今井さん。年齢を聞いて思わず驚いてしまいましたが、いつまでも輝き続けている理由がよくわかる取材でした。ためになるアドバイスの数々は、しっかりと自分のものにしたいところです。美しい紅花の裏に隠された苦労と喜びを知る!これまであまり語られてこなかった知られざる歴史にはじまり、紅花によって生み出される奇跡の瞬間が詰まった感動のドキュメンタリー。文化を継承する重みを学ぶだけではなく、伝統を守り続ける人たちの真摯な姿に同じ日本人としても心を動かされるはずです。写真・山本嵩(今井美樹)取材、文・志村昌美ストーリー室町時代に中近東からシルクロードを経て中国に渡り、日本に伝わってきた紅花。皇室で珍重されたその色は、安価な化学染料の台頭だけでなく、第二次世界大戦中に国によって栽培を禁止され、継承の危機に瀕していた。ところが、山形の小さな農村の片隅で密かに守り継がれていたことによって、いまでは世界的な農業遺産として注目され始めている。多くの人が手間暇を惜しまず栽培して生まれた紅の染料からは、ごくわずかな紅色しか取ることができない。利便性から遠く離れているにもかかわらず、紅花文化を慈しみながら守り継ぐ人々の姿。4年という長い歳月をかけて記録された奇跡の物語とは……。魅了される予告編はこちら!作品情報『紅花の守人いのちを染める』9月3日(土)より、ポレポレ東中野ほか全国順次公開配給:株式会社UTNエンタテインメント️©映画「紅花の守人」製作委員会写真・山本嵩(今井美樹)
2022年09月02日中秋の名月をお部屋で楽しむ「絶景ムーンロード部屋食 特選会席プラン」を販売伊豆今井浜温泉 今井荘(所在地:静岡県賀茂郡河津町見高127総支配人:伊藤 成彦 客室数:45室)は、2022年9月8日(木)〜11月11日(金)までの期間、中秋の名月や「絶景ムーンロード」を上層階の部屋食プランでゆったりと楽しめる宿泊プランを販売いたします。客室からは、遠く伊豆七島を望む太平洋が一望でき、遠浅の浜は波も穏やかなため、満月の夜には美しい月の道(ムーンロード)がお部屋から楽しめます。「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選2022」もてなし部門2年連続入選2022年で第47回を迎えた「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」は、日本国内にある51,000軒の宿泊施設から、旅のプロである旅行会社の審査・選考により選出される国内で最も歴史のあるホテル・旅館ランキングです。伊豆今井浜温泉 今井荘では、「もてなし部門」の100選に昨年に引き続き、2年連続入選いたしました。中秋の名月を楽しむ絶景と、日本のおもてなしを紡ぐ老舗旅館の部屋食プランで、星空や朝日など、自然が織りなす豊かな絶景に癒される大人の旅をご堪能ください。※プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選 プラン概要[中秋の名月] 上層階限定 絶景ムーンロード部屋食 特選会席プラン期間:2022年9月8日(木)から2022年11月11日(金)まで中秋の名月(十五夜):2022年9月10日(土)満月:2022年10月10日(月)、2022年11月8日(火)料金:日程により異なります(公式サイトより)予約方法:公式サイトまたはお電話対象施設:伊豆今井浜海岸 今井荘 ※プラン販売日は満月の前後3日間より厳選しているため、販売日により料金が異なります。※月が見えなくても全室オーシャンビューのため、絶景による秋の夜長を楽しんでいただけます。※本プランはお部屋食となり、お座敷スタイルにてご提供いたします。※ご夕食時間は、18時または19時からとなり、ご予約状況によりご希望のお時間がお取りできない場合もございます。※お食事時間につきましては、ご予約状況により、チェックイン時にご案内させていただきます。※料金は各施設ルームタイプ、日付によって異なります。※本プランをその他割引と併用することはできません。※サービス内容は変更の可能性があります。[本件に関するお客様からのお問い合わせ先]伊豆今井浜温泉 今井荘TEL:0558-34-1155E-mail: info.imaiso@agora.jp 株式会社 アゴーラ ホスピタリティーズについてアゴーラ ホスピタリティーズは、「美しい日本を集めたホテルアライアンス」をビジョンに掲げ、お客様の期待を超える最高の場所を提供するとともに、地域に貢献できる「街の自慢」となるホテル、旅館の創出を目指します。全国で10施設、客室数1,232室を展開。URL:www.agora.jp<アライアンス ニューストピック>◎アゴーラ 東京銀座、ホテルのスイートルームを利用した会議や講演会など、新しい本格オンライン配信を提供開始 ◎伊豆今井浜温泉 今井荘が、旅して日本プロジェクト主催「温泉宿・ホテル総選挙2021」の「絶景」部門で全国8位 [新型コロナウイルス感染症への対策について]株式会社 アゴーラ ホスピタリティーズが運営するアゴーラ ホテル アライアンスでは、お客様により安心で安全な空間で快適にご滞在いただけるよう、新型コロナウイルス感染予防のガイドラインを策定し、感染予防の強化と衛生管理の徹底のため、以下の対策を取り組んでおります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月25日「ちょっとやせたんじゃない?」店主の問いかけに「最近仕事で外に出ることが多くなって」と答えていたのは今井翼(40)。この日は、初主演映画『TELL ME 〜hideと見た景色〜』の完成披露上映会に登壇。劇中で演じたX JAPAN・hideさんの実弟・松本裕士氏と対面し、感極まって涙を見せていた。今井は’14年にメニエール病を発症。めまいや耳鳴り、難聴といった症状が起こる原因不明の難病で、仕事のキャンセルが相次いでしまった。さらに、’18年に再発すると、ユニット「タッキー&翼」の解散とともにジャニーズ事務所退所も決断している。「今井さんは“ひとつのケジメ”と言い残して退所しました。それでも、表現者としてまた舞台に立ちたいという思いが消えなかったそうで、体調を第一にしながらも、’20年から徐々に活動を再開しています」(芸能関係者)体調もかなり回復したようで、大仕事を乗り越えた彼は、不調を一切感じさせず、カウンターに一人座って上機嫌でグラスを口に運んでいた。ここはしょうゆラーメン650円という格安店で、今井は生ビール、酎ハイ、おでん、枝豆などを注文していく。常連が多いこの店にすっかりなじんでいるようで、店員だけでなく、一般客との会話も楽しんでいた。「週に何度も来ることもありますよ。仲のよい野球選手を連れてきたこともありました」(常連客)さらに、店の前でたばこを吸っていた際には、通りがかった女性とも10分ほど談笑。自ら握手の手を差し出すサービス精神を見せた。昨年の秋に一部のファンの“追っかけ行為”に対して、インスタグラムで怒りのメッセージを投稿している今井。ファンとの“距離感”に悩んでいたのだが、それも払拭しつつあるのか。ジャニーズ時代からの今井のファンはこう話す。「翼くんは昔から生真面目で不器用。気分の波を感じることもあるんですが、それでもファンサービスは怠らないんですよね」40代の目標として「自分の家庭を持ちたいという思いはあります」と語っている今井。この幸せそうな笑顔と人懐っこさをもってすれば、決して難しくはないだろう。
2022年06月30日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代、夢中になったファッション雑誌の話。活躍する同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。■自然体でサバサバした女性が憧れの存在に『mc Sister』は、日本のファッション誌の草分けともされる『メンズクラブ』(mc)の妹(Sister)雑誌として、’66年に創刊した10代少女向けの月刊誌。「アイビールックが流行していた当時は、アメリカン・トラディショナル(アメトラ)に興味を持つ、おしゃれな女子が増えていました。さらに’70年代後半になるとニュートラやハマトラが流行し、トラッドな着こなしに注目が集まるように。こうしたトレンドをいち早く取り入れつつ、“おしゃれなモデル”に憧れる若い女性をターゲットにして、『mc Sister』は着実に部数を増やしていったのです」そう話すのは、世代・トレンド評論家の牛窪恵さん(54)。『mc Sister』から、さまざまなスターが輩出された。「高見恭子さんや今井美樹さん、RIKACOさんなど、表紙や巻頭を飾るモデルは“シスターモデル”と呼ばれ、その後、テレビなどにも進出しました。アイドル全盛でもあった’80年代は、ヘアスタイルやファッション、しぐさも含め、女のコに“かわいい”が求められた時代ですが、シスターモデルは着こなしも自然で、自由な印象がありました。またしぐさにおいても、たとえば笑うとき、手で口を隠さず、大きな口を開けて笑う今井美樹さんのように、自然体でサバサバした女性が憧れの存在として注目を浴びるようになっていきました」こびることなく、自らのファッションを楽しむシスターモデルたちは、“男性に付き従う世の中”を窮屈に感じていた女性たちから、時代の一歩先、二歩先を走っているように見えたのだろう。「毎年夏に開催された『シスターフェスティバル』のチケットは入手困難で、学校で『◯◯先輩が入手方法を知っているらしい』などと、まことしやかな噂も流れたりしたものです」ファッションやビューティだけでなく、音楽や映画、グルメ情報、街中でのスナップなど盛りだくさんだった『mc Sister』。「とくに洋服などの“買います、売ります”コーナーや、文通相手を募集したり、ペットの写真を投稿したりするページは、SNSを使いこなす現代のティーンには必要ないでしょう。しかし、そのぶん、雑誌から人の気持ちやあたたかさが感じられたものです」雑誌にもっとも勢いのあった時代を駆け抜けた『mc Sister』は’02年に休刊。ひとつの時代が終焉を迎えたのだった。【PROFILE】牛窪恵’68年、東京都生まれ。世代・トレンド評論家でマーケティングライターとして『ホンマでっか!?TV』フジテレビ系)など多数の番組で活躍
2022年05月22日休暇を自由に過ごす今井翼の様子を描いた、松永大司監督が手掛けたドキュメンタリー「#休暇今井」が、保存版としてBlu-ray化、6月22日(水)にリリースされることが決定した。本作は、「FOD」にて配信され、フジテレビでの地上波放送も控える、40歳を目前に休暇を通して初めて見せる、今井さんの“本当の自分”を詰め込んだドキュメンタリー。休暇を与えられた今井さんが自分自身の欲望を見つめ、自由に時間を使う様子をカメラが追っていく本作。「本当にやりたいこと」を思うとき、自然と浮かび上がってくる、その人がこれまで歩んできた人生。“いま、休暇にしたいこと”を見つめることで、今井さんの素顔を映し出す。名匠・山田洋次監督をはじめ、今井さんが会いたい人に会い、胸の内を熱く語り尽くすほか、地元・藤沢や、初公開となる自宅での家飲み、思い出の日生劇場での対談、キャンプなどを通して垣間見えるライフヒストリー。演技やフラメンコなどのダンスにストイックな一面や、野球や料理が好きな一面を、全6話に収めた。また、Blu-rayには休暇での思い出のワンシーンを切り取ったオリジナルポストカードも付いてくる。「#休暇今井」は4月11日(月)25時25分~フジテレビにて放送開始(毎週月曜日24時55分~※関東ローカル)。(cinemacafe.net)
2022年04月08日今井哲也著『ぼくらのよあけ』が映画化されることが発表された。『ぼくらのよあけ』は、『アフタヌーン』(講談社刊)にて連載され、星雲賞候補にもなった傑作SFジュブナイル漫画。舞台は2049年、宇宙とロボットが大好きな主人公の少年は、まもなく地球に大接近するという彗星に夢中になっていた。そんなある日、彼が出会ったのは、宇宙からきたという“未知なる存在”。公開されたティザービジュアルに描かれているのは、何やら怪しく輝く少年らが住む阿佐ヶ谷団地と、その奥にひっそりとそびえ立つ給水塔。そして、黎明の光が差し込む中、団地の屋上に佇む少年とロボットの姿。そんな彼らに訪れた、前代未聞の極秘ミッションとは?あわせて公開された特報映像では、ホルスト作曲の組曲『惑星』第4曲「木星」の有名なフレーズに合わせて、ティザービジュアルに描かれた団地屋上が美しく光り、徐々に朝陽が登っていく様子が映し出され、宇宙の壮大さを感じられる映像となっている。本作の映画化について、原作者の今井哲也からは「たくさんの方がすてきなアイデアを持ち寄って、作品がどんどん出来上がっている最中です。未来ってすごいですね。わくわくしています。みなさんもぜひわくわくしてください」と興奮のコメントが到着。さらには、映画化を祝う描き下ろしイラストも寄せられている。『ぼくらのよあけ』2022年初秋公開(C)今井哲也・講談社/2022「ぼくらのよあけ」製作委員会
2022年03月18日俳優の今井翼が18日、都内で行われたAmazon Originalドラマ『星から来たあなた』配信記念プレミアイベントに登壇。本作で悪役を演じた感想を語った。同ドラマは、韓国で人気を博したドラマの日本版リメイクで、400年間自分の正体を隠しながら地球で大学教授に扮し生活する宇宙人・東山満(福士蒼汰)と高飛車で自由奔放な大人気女優・笹原椿(山本美月)の恋愛模様を描いたラブファンタジー。今井は、椿に思いを寄せる幼馴染・宇和島浩哉(工藤阿須加)の兄・宇和島雅哉を演じた。「初めて悪役をやりましたが、救いようのない悪で癖になりました」とコメント。「『とにかく悪の魅力を出してほしい』ということだったので、どんなことがあっても動じずにポーカーフェイスに、余計なことをせずに演じました」と振り返った。続けて、「現実と離れているからこそ、これはこれで癖になりそうだなと。面白かったですね」とすっかり悪役を楽しんだ様子。また、「雅哉がどんなことを仕掛けていくのかということにもご注目いただきたいです」とメッセージを送った。『星から来たあなた』は、2月23日からAmazon Prime Videoで独占配信(全10話)。会見には、福士蒼汰、山本美月、工藤阿須加、福原遥、光石研も登壇した。
2022年02月18日俳優の今井翼、女優の南沙良、声優の森川智之が26日、都内で行われた「Amazonオーディブル 戦略発表会 2022」に出席した。世界最大級のオーディオブックおよび音声コンテンツ制作・配信サービスであるAmazonオーディブル(以下、オーディブル)は、1月27日より日本向けの会員プランを定額「聴き放題」制へ移行。オーディブル会員は、12万以上のオーディオブックとポッドキャストの対象作品を聴き放題で楽しめる。この移行に伴い、新たな作品を配信開始する。新たな作品として、DCコミック『The Sandman(サンドマン)』の日本語音声版を制作。ナレーターを今井翼、サンドマン役を森川智之、デス役を南沙良が演じる。今井は「初めてオーディブルに参加させていただいたんですけど、とても重厚感のあるサンドマンが日本に初上陸ということで、記念すべきときにナレーションを担当させていただけるというのは非常に光栄なことですね」とコメント。南は「初めて挑戦するジャンルのお仕事だったので不安はあったんですけど、とても光栄な気持ちで思い切って挑戦させていただきました」と語った。森川は「お話をいただいたときに声優冥利に尽きるというか、声優の起源は、ラジオドラマからなんです」と説明した上で、「時代を経て新しいコンテンツ、オーディブルとして、最新の技術を使ったオーディオでドラマを作れるその一端を担えるということで、すごく光栄に思うしうれしく感じました」と喜びを語った。
2022年01月26日俳優の今井翼、女優の南沙良、声優の森川智之が26日、都内で行われた「Amazonオーディブル 戦略発表会 2022」に出席。森川が、今井の声を絶賛した。世界最大級のオーディオブックおよび音声コンテンツ制作・配信サービスであるAmazonオーディブル(以下、オーディブル)は、1月27日より日本向けの会員プランを定額「聴き放題」制へ移行。オーディブル会員は、12万以上のオーディオブックとポッドキャストの対象作品を聴き放題で楽しめる。新たな作品として、DCコミック『The Sandman(サンドマン)』の日本語音声版を制作。ナレーターを今井翼、サンドマン役を森川智之、デス役を南沙良が演じる。作品の一部が公開され、森川の声が流れると今井は「やっぱり素敵な声ですね」とうっとり。森川は「いやいやいや、ありがとうございます」と照れていた。今井のナレーションもお披露目されると、森川は「今井さんのナレーション、めちゃくちゃかっこいいじゃないですか! 渋い声ですね。私、声優プロダクションの社長もやっているんですけど、ライバルが出てきちゃったなという感じです。ずっと聞いていたいというか、DC特有のテーマ曲に乗って、今井さんの渋い声のナレーション、一気に世界に引き込まれますよね。かっこいい!」と絶賛。今井は「まだ収録が続くので、ありがたいお褒めの言葉がプレッシャーにも感じていますけど」と恐縮。南も、今井のナレーションについて「聴いていて情景が頭が浮かぶというか、続きがすごく気になる。素敵だなと思いました」と魅力を述べた。森川はまた、デス役の南についても「透明感のある声でとても素敵」と称えていた。
2022年01月26日元SPEEDで参議院議員の今井絵理子氏が20日、都内で行われた「パラリンアート世界大会2021」表彰式に出席した。「パラリンアート世界大会」は、世界各国の障害を持つ人たちからアート作品を募集するコンテスト。今年度の応募数は、日本を含む世界29カ国より862作品。“笑顔(SMILE)”をテーマに国際色豊かなユニークな作品が多数集まり、その中から入賞作品が発表された。表彰式には、受賞者のほか、パラリンアートの理事を務める中山秀征、パラリンアートスペシャルサポーターを務める今井氏が出席。今井氏と中山は、日本テレビ『THE夜もヒッパレ』以来の共演となり、中山は「もう“絵理子”とは呼べない。“先生”です」と話して笑いを誘い、「政治の世界に飛び込んで活躍している姿を見ると感慨深いです」と語った。また、中山が「息子さんは今、プロレスラーとしてリングに上がっているでしょ」と、今井の息子でプロレスラーの礼夢選手について言及すると、今井氏は「そうなんです。一昨年の12月にデビューさせていただいて、今プロレスラーとして頑張っています」と笑顔で話した。また、「親としては心配ですし、毎回試合前には、ケガがないようにお祈りして見守るしかなくて。ただうれしいのは、夢とか生きがいを息子が見つけて本当に変わったんです」と今井氏。礼夢選手は先天性難聴で生まれつき耳が聞こえないという。今井氏は「人間の可能性ってハンディキャップがあろうがなかろうが、無限だなというのはすごく思いました」と語った。
2022年01月20日元SPEEDで参議院議員の今井絵理子氏、タレントの中山秀征が20日、都内で行われた「パラリンアート世界大会2021」表彰式に出席。日本テレビ『THE夜もヒッパレ』以来の共演を果たした。「パラリンアート世界大会」は、世界各国の障害を持つ人たちからアート作品を募集するコンテスト。表彰式には、受賞者のほか、パラリンアートの理事を務める中山、パラリンアートスペシャルサポーターを務める今井氏が登場した。今井氏と中山は、『THE夜もヒッパレ』以来の共演。中山が「もう“絵理子”なんて呼べない。“先生”よろしくお願いします!」と話すと、今井氏は「いやいやいや」と笑った。『THE夜もヒッパレ』当時、今井氏は中学生。中山は「元気な子供たちで、SPEEDという名前も番組の中で決めて発表させてもらったのが昨日のことのように。廊下を走っていて『走るな』って言った日は懐かしい思い出です。時間のない中でリハーサルをして本番に臨む集中力のすごさは、すごい子供たちが出てきたなと思いました」としみじみ。今となっては「先生です」と、再び“先生”と呼んで笑いを誘った。今井氏が母になってから飛行機で会ったエピソードも披露。「お母さんとしても一生懸命やっている姿を見たときに、絵理子もお母さんになって立派になって、お子さんは障害をお持ちだけど、踊りをやったり一生懸命やっていて、親子の関係を育んでいるなと感じて頭が下がる思いで、年は僕のほうが上ですけど、人生経験は絵理子のほうが先に進んでいるのかな、まさにSPEEDが早いなと思いました」と饒舌なトークで盛り上げた。さらに、「政治の世界に飛び込んで活躍している姿を見ると誇らしいですし感慨深い。親心みたいになっちゃいましたけど」と語り、今井氏が「ヒデさん」と呼ぶと、「ヒデちゃんでいいんだよ」とにっこり。今井氏は「障害のある子供を育てていく中で数々の障害のある方とお会いしました。その中ですごく感じたのは、障害というのは一つの個性だなと。その個性を認め合える社会に向けて、そして未来に向けて、ヒデちゃん、頑張って参ります!」と誓った。
2022年01月20日元SPEEDで参議院議員の今井絵理子氏が20日、都内で行われた「パラリンアート世界大会2021」表彰式に出席した。「パラリンアート世界大会」は、世界各国の障害を持つ人たちからアート作品を募集するコンテスト。今年度の応募数は、日本を含む世界29カ国より862作品。“笑顔(SMILE)”をテーマに国際色豊かなユニークな作品が多数集まり、その中から入賞作品が発表された。表彰式には、受賞者のほか、パラリンアートの理事を務める中山秀征、パラリンアートスペシャルサポーターを務める今井氏が出席。今井氏と中山は、日本テレビ『THE夜もヒッパレ』以来の共演となり、中山は「もう“絵理子”とは呼べない。“先生”です」と話して笑いを誘い、「政治の世界に飛び込んで活躍している姿を見ると感慨深いです」と語った。中山が「まもなく参院選。いかがでしょうか?」と切り込むと、今井氏は「しっかり2期目を目指して頑張ります」と宣言。「まだまだ障害政策って課題も山ほどあって、今回のアートもそうですが、文化芸術をもっと障害のある方と楽しむ環境づくりを整備していきたいと思います」と力強く語った。中山が「2期目、頑張ってください」とエールを送ると、今井氏は「2期目、頑張ります!」と笑顔。「障害の世界って、一歩ずつなんですね。息子の聴覚障害もそうですが、さまざまな障害があって、障害に応じた支援策が大切だなと思っています」と話した。
2022年01月20日今井翼が、1998年に急逝したhideの実弟を演じ『TELL ME~hideと見た景色~』で映画初主演。塚本高史、JUON、津田健次郎が共演する。その葬儀には約5万人が訪れ、日本中が早すぎる別れに涙した日本を代表するロックミュージシャン、hide。制作途中だったアルバム、そしてすでに決定していた全国ツアーや数々のスケジュール…。本人不在という異例の状況の中、hideのパーソナルマネージャーを務める弟ヒロシは、hideの意志を形にすべく、hideの共同プロデューサーI.N.A.をはじめとする仲間たちとともに、多くの困難を乗り越えていく。hideさんの実弟・松本裕士の著書「兄弟 追憶のhide」(講談社文庫刊)を基に、hideが遺した音楽を世に届けるため奮闘する弟たちの軌跡を描いた本作。I.N.A.による「君のいない世界~hideと過ごした2486日間の軌跡」(ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス刊)も原案協力。主人公hideの弟・ヒロシ役を務めるのは、本作で映画初主演を果たす今井翼。歌手、俳優、タレントとしてテレビや舞台など多方面で活躍。映画では、『終わった人』(18)、『彼女が好きなものは』(21)に続いて、今回初の主演を務める本作で、駆け出しのマネージャーながら、本人不在のhideプロジェクトを実現すべく奔走するhideの実弟を演じる。hideの共同プロデューサー・I.N.A.役には、『木更津キャッツアイ』シリーズほか多くの映画やドラマに出演、hideのドキュメンタリー映画『JUNK STORY』(15)でナレーションを務めた塚本高史。hideと二人三脚でソロ楽曲の制作を行い、hide with Spread BeaverのメンバーでもあったI.N.A.は、弟ヒロシを支える存在となる。hide役を演じるのは、女優りりィを母に持ち、ロックバンド「FUZZY CONTROL」のギター&ヴォーカル、そしてソロでも活動するロックギタリストのJUON。そしてレコード会社重役・鹿島役は、2020年度「第15回 声優アワード」で主演男優賞を受賞するなど人気声優として活躍、ドラマ「最愛」(21)での好演が話題となった津田健次郎が演じる。今井翼/ヒロシ役「生徒手帳にX JAPANの写真を入れていた」僕は中学生のときにX JAPANを通してhideさんのカリスマ性に魅了されました。世代問わずファンの心に生き続ける唯一無二のアーティスト、hideが遺したものは色褪せることはないと僕も思い続けています。弟であり、更にはアーティストhideのマネージャーとして、純粋で真っ直ぐに生きる彼の姿を誰よりも近くで見てきた裕士さんの想いや意志を胸に、丁寧に描かせていただきます。中学の生徒手帳にX JAPANの写真を入れていた自分が、この様な機会をいただけることは信じられません。hideさん、裕士さんに感謝して皆様に心からお届け致します。是非ともご期待ください。よろしくお願い致します。塚本高史/I.N.A.役「hideちゃんを近くに感じられたら」hideは、僕が小学生の頃に出会った永遠のロックスター。オファーを頂いた時、俺しかいないと思ったのはもちろん、hideちゃんを近くに感じられたらいいなと思いました。I.N.A.ちゃんの存在はhideのファースト・ソロアルバムの時から知っていて、hideのかっこいい音楽を一緒に作った人。I.N.A.ちゃんに寄せようという気持ちもありますが、僕が感じてきたもの、見てきたもの、自分で調べて知ったものをそのままぶつけたいと思います。監督とディスカッションしながら、みんなで恥ずかしくないものをhideちゃんに届けたい。これからhideを知る方々にも、hideはこんなに素敵な人だったというのが伝わる作品を届けられればいいなと思います。JUON/hide役「同じギタリストとして感じる全てを全力で注ぎたい」今回、この映画のお話を頂き、心から光栄に思います。嬉しいとか最高とかのキャパを超えすぎて、今の気持ちを言葉にするのは困難ですが、同じギタリストとして感じる全てを全力で注ぎたいと思っています!I.N.A.さんと楽曲制作をさせて頂いた事があるんですが、僕がギターを弾いて、スタジオで二人で「いいじゃーん」とか「ちょっと違うなー」ってやり取りしていた記憶が今、疑似体験だったかのような不思議な気持ちになります。僕たちの心に寄り添ってくれるhideさんの音楽を聞いて、まるで学生の頃みたいに部屋で汗だくでギター弾いて、弦が切れて、また弦を張って、歌っています。皆様、楽しみにしていて下さい。津田健次郎/レコード会社重役・鹿島役「今、彼の物語は、音楽はどう響く」90年代を駆け抜けたhideさんの映画。今、彼の物語は、音楽はどう響くのでしょう。どんな映画になるのか僕も楽しみにしております。まずは自分の役割をしっかり果たせるように最善を尽くします。どうぞ宜しくお願い致します。『TELL ME~hideと見た景色~』は夏、公開予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:TELL ME ~hideと見た景色~ 2022年夏、公開予定©2022「TELLME」製作委員会
2022年01月19日神尾楓珠が主演、山田杏奈、今井翼らが出演する、小説家・浅原ナオトの「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」(角川文庫刊)を原作にした映画『彼女が好きなものは』。この度、温泉デートの最中に起こるシリアスなシーンのメイキング映像が解禁となった。ある日、紗枝(山田杏奈)の師匠こと奈緒(三浦透子)と、その恋人の隼人(渡辺大知)を交え、グループデートで温泉にやってきた純(神尾楓珠)と紗枝。そこには誠(今井翼)も妻子と共に訪れていた。今回解禁されたメイキング映像は、純と紗枝の温泉デートの最中、とある理由で純と誠のキスシーンを目撃してしまう。思わず手に持っていた水風船を投げつけ、紗枝が問い詰めるというシリアスなシーンの一部。神尾さんと今井さんが対峙するシーンや、戸惑う紗枝の感情の起伏を草野翔吾監督が山田さんに伝え、それに応えようとする彼女の真剣さが垣間見える。また、神尾さんと今井さんが顔を見合わせているところに水風船がぶつかり、弾けさせるという難しいシーンでは、助監督が投げた水風船が絶妙にヒットし、カットがかったと同時に周りのスタッフからは拍手が!水に濡れた神尾さんと今井さんも手ごたえを感じたのか、笑顔を見せる。その後、キャスト、スタッフ全員で映像をチェックすると、一同が「おぉぉぉ!」と声をあげ、草野監督が思わず拍手。監督からの「完璧だ、OK!」という言葉もあり、現場の熱気と和やかな雰囲気が伝わるメイキングシーンとなっている。草野監督は神尾さんについて、脚本を書いているときから“どこか影があって、まとっている空気が純とピッタリだ”と感じていたという。また山田さんについても初めて会ったときに、“この子が紗枝だ!”と直感したとふり返る。誠については、原作を読んだ時からワイルドで色気がある人がいいなと思っていた際、ふと今井さんが思い浮かんだという。ベストなキャスティングに恵まれ、監督とキャストの信頼関係のもと完成した本作で、この温泉デートをきっかけに純、紗枝、誠の関係性が変わっていく重要なシーンとなっている。『彼女が好きなものは』はTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:彼女が好きなものは 2021年12月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開予定(c)2021「彼女が好きなものは」製作委員会
2021年12月06日今井翼が、リーディング・コンサート『ベートーヴェンからの手紙』で朗読劇に初挑戦する。劇中では、楽聖ベートーヴェンの死後、彼が“不滅の恋人”に宛てたラブレターをめぐるミステリーが、読売日本交響楽団チェリスト・渡部玄一率いるトリオによるベートーヴェンの名曲の生演奏に乗って繰り広げられる。ベートーヴェンの弟子フェルディナント・リースに扮する今井は、どのような想いで作品に取り組もうとしているのか──。稽古前の心境に、耳を傾けた。師匠ベートーヴェンの音楽を毎朝聴いて、弟子リースの役イメージつかむ──台本を拝読して、たった2日間の上演ではもったいない作品だと思いました。本作へのご出演が決まった際の率直な想いをお聞かせください。年齢やキャリアとともに挑戦を重ねていきたい──という思いが役者としてあるので、初めて取り組む朗読劇にワクワクしています。“不滅の恋人”はいったい誰なのか、師匠の愛した女性を探す旅に出かけるリースは、劇中でストーリーテラーの役割を果たします。台本を読むだけでなく、登場人物の想いをきちんと咀嚼して臨みたいですね。──今井さん演じるフェルディナント・リースは、ベートーヴェンの前でどんな弟子だったと思いますか?台本を拝読する限り、リースはベートーヴェンのいちばん近くにいた理解者だと思います。彼のつくる音楽に魅せられ、一緒に過ごす時間も長かった。音楽家として致命傷の難聴になって、絶望に苛まれた師匠の胸の内も察していたと思います。遺された手紙には、会うことが叶わない“不滅の恋人”に一刻も早く伝えたい──という情熱がほとばしっていた。誰よりも繊細であるがゆえに、情熱的な音楽をつくってきたベートーヴェンの横顔を知っていたからこそ、リースは“不滅の恋人”探しに出たんじゃないでしょうか。僕には自然な感情の流れに感じました。──やがてリースは出会った“不滅の恋人”候補の女性たちからベートーヴェンの素顔を知ることになります。いまお話しいただいたような彼の人物像を、今井さんは初めての挑戦となる朗読劇でどのように立ち上げていこうと考えていらっしゃいますか?いまは台本を頂戴したのみで、ベートーヴェン役の宮原浩暢(LE VELVETS)さん、ベートーヴェンが初めて結婚を意識したジュリエッタ・グイチャルディ役の小宮有紗さん、“不滅の恋人”として最も有力視されているアントニー・ブレンターノ役の貴城けいさんとのセッションはこれからなんですよね。だからこれまで意識していなかったベートーヴェンの音楽を聴いて、イメージをたくさん膨らませているところです。朝起きて、すぐベートーヴェンの音楽をリビングで流すようにしています。リーディング・コンサート『ベートーヴェンからの手紙』──本作にはベートーヴェンの名曲が10ほど登場します。リビングで聴いているのは劇中のナンバーですか?いえ、登場しないナンバーも聴いていますね。ビギナーなので、できるだけベートーヴェンのいろんな音楽に触れたくて。毎朝聴いていると気分が高揚してきて、活力になる気がしました。繊細なベートーヴェンだからこそ生まれた情熱的なメロディに、きっと影響されているんでしょうね。──本作に登場する・しないを問わず、今井さんの中で印象に残っているベートーヴェンの楽曲を教えてください。そうですね、いっぱいあって困ってしまいますね(苦笑)。有名な「交響曲第5番(運命)」や「交響曲第6番(田園)」は自然と耳に残りますけど、やっぱり持っているCDの1曲目を一日のはじまりに聴く、という意味で「交響曲第1番 ハ長調」ですね。いまやすっかり生活の一部に溶け込んで、僕に“癒し”をもたらしてくれています。──非常に穏やかな楽曲なんですね。ビギナーでいらっしゃるなら、「運命」や「第九(交響曲第9番:歓喜の歌)」のように、リズムを強調した迫力あるメロディが特徴的な代表曲を選ばれるものかと思っていました。そうですよね、ベートーヴェンといえばたしかに「運命」や年末に合唱される「第九」のイメージが強い。でも台本から受け取った僕のベートーヴェン像は、すごく繊細で。愛する人を原動力に想像力が掻き立てられて、どんどん曲が生まれる。そうした楽曲は力強い旋律ではなく、優しく穏やかな作品が多いんじゃないかな……と感じました。リースとして師匠に寄り添う劇中の旅路を前に、自然とベートーヴェンを理解したい気持ちで聴いているのかもしれません。チャレンジ精神を忘れない東山紀之“先輩”に触発され、初挑戦の朗読劇をこれまで、今井さんは歌やダンスで熱量を見せる舞台に数々出演してこられたと思います。対して自身の声や必要最小限の動きのみで魅せる“朗読劇”は、これまで培ってきた武器が封じられているのかな、と感じるのですが……どのように受け止めていらっしゃいますか?「言葉だけの表現」はおっしゃる通り、なかなか奥深い世界ですよね。ただ自分がやるからには、これまで経験させてもらったこと、病を経て得た実感、活動再開して2年目を迎えた“いま”だからこそ血肉になっていることを、初挑戦となるこの朗読劇に注ぎ込めたら……と思っています。──ちなみにリースにとってベートーヴェンが敬愛した“師匠”であったように、現実世界の今井さんにとってそういった存在はどなたになるのでしょうか?若いころから長くお世話になってきて、事務所は変わりましたがいまでも可愛がってくださる東山紀之さんが、僕にとってのすべてにおいて“心の師”なんですよね。東山さんって、歳やキャリアを重ねる中でも常にチャレンジ精神を忘れない方。その真摯な姿勢を後輩として近くで拝見していたからこそ、僕も初めて朗読劇に挑戦してみようと感じました。いちばん尊敬する先輩であって、僕の行動指針となるような存在ですね。──その東山さんにもしっかり作品世界を届けるには、要所で奏でられるベートーヴェンの音楽も欠かせませんよね。朗読と生演奏(トリオ)が融け合うことで生まれる相乗効果を、今井さんはどのように捉えていらっしゃいますか?僕たちキャストの朗読で“不滅の恋人”に対するベートーヴェンの内面や楽曲が生まれた背景が語られたあと実際に生演奏が入るわけですから……すごく贅沢な空間になる予感がしています。劇場で朗読と生演奏が溶け合う時間を体感したら、より高揚してくるんじゃないかな。まずリースを演じる僕自身が、幸福感を抱きつつ形にしていけたらと思っています。──最後に、お誘いのメッセージをお願いします。舞台に限らず、食事やファッションといった趣味嗜好って自分の好きなチョイスに偏りがちですよね。だけど、これまでと異なる栄養を摂ってみると体に変化が訪れるように「あ、こんな世界もあるんだな」って新たな発見に繋がると僕は常々感じているんです。初挑戦の朗読劇も「尊敬する師匠を理解したい」というリースの旅路と似ていて、まだ見ぬ景色を体感したいから。経験できた喜びを、皆さんとも分かち合うことができたら幸いです。声と音楽による、シンプルながらも上質な空間に身を委ねていただきたいですね。取材・文:岡山朋代リーディング・コンサート『ベートーヴェンからの手紙』日程:2021年12月3日(金)・ 4日(土)会場:彩の国さいたま芸術劇場音楽ホールチケット情報
2021年12月01日映画『彼女が好きなものは』(12月3日公開)の先行上映イベントが26日に都内で行われ、神尾楓珠、山田杏奈、今井翼、草野翔吾監督が登場した。同作は小説家・浅原ナオトの『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』(角川文庫刊)の実写映画化作。ゲイであることを隠しながら生活する男子高校生・安藤純(神尾)と、BL好きを隠しているクラスメイトの女子・三浦紗枝(山田杏奈)との恋愛を通じ、世間にはびこる“ふつう”という価値観とのギャップに向き合う男女の姿を描く。2019年4月にはNHKで『腐女子、うっかりゲイに告る。』のタイトルでドラマ化もされ、大きな反響を呼んだ。今回恋人役を演じた神尾とのシーンについて、今井は「純と愛し合うシーンがあって、女性とのラブシーンもそうですけど、メインとなる純が美しく見えることを自分なりに心がけてやらせていただきました」と振り返る。「僕より全然年下で素敵な俳優さん。楓珠くんが僕なんかよりもとってもしっかりされてるので、いろいろと安心してやらせてもらいました」と感謝した。一方神尾は「(今井演じる)誠さんにラムネを開けてもらうシーンで、ラムネがこぼれているカットが使われてるんですが、実際はこぼれる予定なかったんですよね。いざ開けたらこぼれちゃって、それを今井さんが『こぼれちゃったな』と、芝居でカバーしてくれたんです。目の前でそのお芝居をされた時に泣きそうになっちゃって、誠さんの優しさがすごい出ていました。でも、ここで泣くのは違うなって思いながら」と明かし、「今でも泣きそうになっちゃう」と感極まる様子も。草野監督も「いいよね! ハンカチをスッと差し出して、衣装じゃないですよね?」と興奮気味に尋ねると、今井は「合間の汗拭きかなんかで入れていたものを、瞬時に使いました。撮影を重ねる中でのコミュニケーションが、そういうところに自然と出ることができたのかな」と説明した。また、今井が主役としての神尾を「過密なスケジュールの中でも全然疲れたそぶりも見せない」と絶賛し、「年齢的に一回り以上違うんですけど、巷では若い頃の僕の顔と系統が似てると言ってくれる人もいるみたいで、ありがとうと思いながら……」と明かすと、神尾は「よく言われます」と恐縮する。神尾は「本当に、濃い絵ですよね。濃い顔と濃い顔で、なかなかの迫力になってたと思うんですけど」と苦笑しつつ、「今井さんが先輩ですし、プライドがあるのかなと思ってたんですけど、意外と今井さんっていい意味でそういうところがなくて、僕らに合わせてくださる。弱いところも見せてくださって、『初日って緊張しちゃうんだよね』と話をしてくれた時に、こちらも構えてた部分が一気になくなって、本当にありのままで対峙できた」としみじみ。今井は「僕が単に度胸がないだけ」と言いつつ、瑞々しい高校生を演じた神尾たちを再度絶賛し「40になったんですけど、願わくばまた学生服を着て芝居ができたらなと思いました」と野望を見せていた。
2021年11月26日ゲイであることを隠しながら生活する高校生と、そんな彼に恋する同級生の姿を描いた映画『彼女が好きなものは』。この度、主人公を演じる神尾楓珠と、その恋人役・今井翼の新場面写真が解禁となった。神尾さん演じる主人公の安藤純は、「異性を愛したい」「家庭を築きたい」と世間でいわゆる“ふつう”と言われる幸せを手にしたいと願いながらも、自分らしさとの狭間で葛藤する高校生。そんな純に恋をする山田杏奈演じる同級生・三浦紗枝は、自分の好きなものを素直に好きだと言えない悩みを抱えながら、純と共に成長していくことになる。今回解禁となったのは、純(神尾楓珠)と純の恋人、佐々木誠(今井翼)の2人を捉えた新場面写真2点。ゲイであることを家族や友人ら誰にも打ち明けられずに悩む純と、自分の性的指向やアイデンティティに悩む純に、かつての自分を重ねるように純を優しく見守る誠。純はBL好きを隠しているクラスメイトの紗枝と書店で鉢合わせたことから急接近し、やがて紗枝から告白される。「自分も“ふつう”に女性と付き合い、“ふつう”の人生を歩めるのではないか?」。一縷の望みをかけ、純は紗枝の告白を受け入れ、付き合うことになったのだが…。なお、本作は公開1週前の11月26日(金)より先行上映が決定。実施劇場は【東京】TOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ新宿、【大阪】TOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズセブンパーク天美の4劇場となり、この先行上映には神尾さん、山田さん、今井さんが登壇予定の舞台挨拶も実施される。『彼女が好きなものは』は12月3日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:彼女が好きなものは 2021年秋、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開予定(c)2021「彼女が好きなものは」製作委員会
2021年11月05日スラリとした美人。控えめな言葉の端々に、意志の強い武骨な真面目さも見える。表現者には大事な気質だ。ヴァイオリンの小林美樹がユニークな構成のコンサートを開く[10月29日(金)紀尾井ホール]。題して「八季~エイト・シーズンズ」。ヴィヴァルディの《四季》と、生誕100年のピアソラの《プエノスアイレスの四季》。2つの《四季》を彼女の独奏で一気に弾く。「四季+四季で八季。いつか絶対にやりたいと思っていました。コロナ禍もすでに8シーズン。次のシーズンが幸せに始まりますようにという気持ちも込めて。私は昨年、音楽をやる意味を考え込んで、1か月間ヴァイオリンを弾かない時期もありました。舞台に立ち、弾き終えて拍手をいただくこと。仲間と演奏すること。当たり前だったことがじつはとても幸せなことで、そのために頑張ることが自分の原動力になっていたのだと、あらためて確認できたのはよかったです」ピアソラ の《四季》を、ヴィヴァルディと同じヴァイオリン独奏と弦楽合奏版に編曲したのはロシアの作曲家デシャトニコフ。大胆にも曲中にヴィヴァルディを引用しているため、〝八季〟が有機的につながる。編曲の域を超えた独創的な作品だ。「ピアソラもすごいですが、このアレンジもすごいんです。同じモティーフを使っても、まったく違うイメージになるのは驚きです。たとえば〈冬〉の最後にヴィヴァルディの〈冬〉の第2楽章がちょっと出てくるだけで、こんなにも沁みるものかと。私のお気に入りポイントです。〈秋〉に、チェロの長いソロがあるのも聴きどころで、絶対に素敵に弾いてくれるであろう上村文乃さんにお願いしました」その上村は大学の同級生。もう一人、やはり同級生の会田莉凡(ヴァイオリン)ら、弦楽合奏の豪華メンバーはほぼ同世代の仲間たちだ。小林自身が一人ひとりに直接声をかけて集めた。「学生の頃から私を知ってくれている方ばかり。気兼ねなく、思ったことをストレートに言いあえる皆さんにお願いしました。だからリハーサルも楽しみですし、本番で私が瞬間的に感じたことを即興的に仕掛けても、それを受け止めてくれるはず。とても心強いです」ヴィヴァルディの《四季》は自然の美しさや恐ろしさを、ピアソラは人間の日々の小さな幸せや悲哀を訴えてくるという。「客席の皆さまに、私たちは生きているということを感じてもらえる一夜になると思います。ぜひ聴いてください」(文・宮本明)
2021年10月08日