「介護」について知りたいことや今話題の「介護」についての記事をチェック! (1/10)
大人気マンガシリーズ、エトラちゃんは見た!さんの『介護施設で深夜見回りをしていると…』を紹介します。大変なことも多い中、利用者の話を楽しく聞くなど、介護士の仕事にやり甲斐と誇りのようなものを感じながら日々をすごしていた主人公。そんなある日、主人公は介護施設に新しく入居してきた男性に呼ばれました。肩が痛いと言う男性を心配して様子を見ようとした主人公ですが、男性が突然主人公の手をぎゅっと握ってきて…。前回までのあらすじ前回までのあらすじ痛いのはどのあたり?出典:エトラちゃんは見た!主人公の若さで治った同僚を呼んで…折り紙を落としてしまった出典:エトラちゃんは見た!取ろうとすると…次回予告出典:エトラちゃんは見た!肩を痛がっていたにもかかわらず主人公の手を握り「若さに当てられて治っちまったみたいだな!」と笑顔で言ってきた男性。別の日、男性は主人公の同僚を呼ぶと、棚の下に落としてしまった折り紙を取ってほしいと頼んできました。同僚は男性のことを何も疑わず、膝を床について棚の下を覗き込む姿勢で折り紙を取ろうとしたのですが…。イラスト:エトラちゃんは見た!※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(愛カツ編集部)
2025年03月24日大人気マンガシリーズ、エトラちゃんは見た!さんの『介護施設で深夜見回りをしていると…』を紹介します。介護施設で利用者の食事や着替え、入浴の介助、排泄物や汚物の片づけなどを毎日している主人公。介護士の仕事は他の仕事と比べて休みがない方で、夜勤で介護施設に泊まることもありました。さらに夜勤中は利用者がトイレを利用するとランプが点灯するため、そのたびに主人公は手伝いが必要か確認するため利用者のもとへ駆けつけていて…。前回までのあらすじ前回までのあらすじ話を聞くのも仕事出典:エトラちゃんは見た!同僚にすごいと言われて…話を聞くのは苦じゃない尊敬できるエピソード出典:エトラちゃんは見た!何度も同じ話次回予告出典:エトラちゃんは見た!「今どきの若いものは…」という利用者の話を真剣に聞いていた主人公は、その真面目さを同僚に褒められました。主人公はこのご時世になかなか聞くことのできない体験談や、尊敬できるエピソードを聞くことを苦に感じていなかったのですが…。それでも利用者から何度も同じ話を聞くことになると、少しだけ疲れを感じていたのでした。イラスト:エトラちゃんは見た!※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(愛カツ編集部)
2025年03月23日大人気マンガシリーズ、嫁子のスカッと漫画さんの『自らの両親の介護を妻に押しつける夫』を紹介します。主人公は浮気を許す条件として、土日は家にいて義両親の介護をするよう夫に言い渡しました。本当は義両親に心労をかけないためにも浮気の暴露をするつもりがなかった主人公ですが、夫が家事や介護をサボろうとすると義両親に暴露する素振りを見せていて…。義両親に浮気を知られたくない夫は家事や介護をしっかりするようになり、主人公は夫が改心したと思って安心していました。前回までのあらすじ前回までのあらすじ平日の帰宅が遅い出典:嫁子のスカッと漫画買い物もせず…嘘の海外出張話す気がないと見抜いて出典:嫁子のスカッと漫画介護を押しつける言い訳次回予告出典:嫁子のスカッと漫画義両親に心労をかけたくない主人公が浮気を暴露することはないだろうと考えた夫は、また家事をしなくなりました。そのうえ夫は仕事だと見え透いた嘘をつき、主人公の目の前で浮気旅行をする準備を始めたのです。両親がいない主人公に義両親を大切にするよう言い、自分の親である義両親の介護を押しつけようとする夫ですが…。イラスト:嫁子のスカッと漫画※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※この物語はフィクションです。(愛カツ編集部)
2025年03月05日大人気マンガシリーズ、嫁子のスカッと漫画さんの『自らの両親の介護を妻に押しつける夫』を紹介します。さも家事と介護が主人公の仕事であるかのように、それぞれが自分の仕事を頑張ればいいと言って家事と介護をしようとしなかった夫。激怒した主人公が夫のための家事を放棄すると、反省した夫は主人公に頼まれた買い物や掃除などの家事を手伝うようになりました。しかしそのころから夫は平日に家事を手伝っているからと、土日は家から逃げるように外出することが増えたのです。前回までのあらすじ前回までのあらすじ介護を手伝わない夫出典:嫁子のスカッと漫画夫の浮気を知った話し合うことに義両親には知られたくない出典:嫁子のスカッと漫画家事のストレスで…次回予告出典:嫁子のスカッと漫画友人からのメッセージで、毎週土日に逃げるように家から出ていた夫が浮気をしていたことを知った主人公。激怒した主人公が夫の浮気について義両親に話すと宣言すると、夫は慌ててそれを止め、逆ギレしながら謝罪してきました。主人公が夫の逆ギレに冷たい目を向けると、夫は慣れない家事にストレスを感じて浮気に走ったと言い訳を始めて…。イラスト:嫁子のスカッと漫画※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※この物語はフィクションです。(愛カツ編集部)
2025年03月04日介護のコンサルティングを行うApoyoアポージョ(本社:福岡県福岡市中央区、代表:永田 美樹)は、適切な介護が学べる書籍『まちがいさがしで楽しく学ぼう!介護あるある89のポイント』を出版、書籍を活かした介護者向けのイベントを開始しました。書籍Amazonサイト 【増える不適切介護、職員教育に時間確保できない現状】2024年度の介護施設の職員による虐待件数は1,123件と過去最多でした(2024年12月厚生労働省発表)。昨年は、利用者の手や頭を叩き人格を否定する発言をしたとして職員が行政処分を受けた事案や、今年に入ってからは沸騰直後のみそ汁を飲ませて90代女性に大やけどさせた事件がありました。厚生労働省の調査によると、職員の虐待発生要因の8割近くが職員の「虐待や権利擁護、身体拘束に関する知識・意識の不足」でした。殴る・蹴るなどの暴力行為以外にも、「転倒しないようにベルトやひもで縛りつける」「何回も同じことを聞いてくるので無視をする」などということも虐待にあたります。このような不適切介護は、職員への研修で防げる場合も少なくありません。しかし、介護現場では慢性的な人材不足で職員の教育に十分な時間が取れていないのが現状です。【現場の声から生まれた、ひと目でわかる介護の入門書】一目瞭然のイラストで適切な介護が学べる書籍、『まちがいさがしで楽しく学ぼう!介護あるある89のポイント』が、介護支援者の中で話題です。著者は特別養護老人ホームの相談員、施設長、理事長を経験し、現在九州を中心に介護のコンサルティングや研修講師を行う永田 美樹。介護の専門的な知識を新人から指導者まで、楽しく読めて本格的に学べる内容になっています。例えば「排泄介助の際に、認知症等により反応が鈍く見える高齢者の方へ、本人の意向を確認できる前に衣服を脱がせてしまう。」これは、高齢者の羞恥心に配慮できていないため不適切なケアです。また、「食事介助の際に、介護者のペースで口元に食事を運んでしまう。」これは、食事を急かすと誤嚥など事故につながるため不適切です。ケアに時間がかかる場合はケアプランの見直しが必要です。このように、生活支援・食事支援・入浴支援・排泄介助など現場でよく見かける19のケア場面に、89個の介護のポイントを盛り込み、不適切ケアを解説しています。読者からは「相手は人なのに、つい流れ作業のようになっていたことに気づけた。」「時間的制約がある中、予定通りやった方がいいと良かれという思いでやってしまいがちだった。」などの感想をいただいています。書籍 内容紹介【良かれという行動が不適切なコミュニケーションになる時も】著者の永田は高齢者と介護支援者の幸福を支えたいという思いから、認識不足により起こるトラブルを防ぐために本著を執筆しました。書籍の内容も活用しながらさまざまな活動も行っています。3月1日土曜日には、大牟田市主催の認知症カフェ(11団体)の報告会で、永田による講演が行われます。参加者は認知症の方、地域の方、家族介護者の方などが対象で50名ほどが集まる予定です。当日は、ロールプレイなども交えながら、認知症の人とのコミュニケーションの方法の一つである「バリデーション」について伝えます。著者コメント「介護で悩んでいる方の多くが、コミュニケーションでつまずいておられます。高齢者も介護する方も快適に過ごせる適切な関わり方を広めていきたいです。」著者プロフィール写真《第2回おおむた認知症カフェ 開催概要》開催日時:2025年3月1日(土) 13:30~(受付開始 13:20)永田による認知症講話 13:35~14:35参加方法:会場へ直接お越しください。参加費 :無料会場 :大牟田市 市民活動等多目的交流施設 えるる主催 :おおむた認知症カフェ連絡協議会《書籍『まちがいさがしで楽しく学ぼう!介護あるある89のポイント』概要》監修者: 石本 淳也(いしもと・じゅんや)著者 : 永田 美樹(ながた・みき)判型 : B5判変形頁数 : 170頁価格 : 1,980円(税込)発売日: 2024年12月1日ISBN. : 9784824301604発行 : 中央法規出版URL : 書籍 表紙【会社概要】会社名 : Apoyoアポージョ代表者 : 永田 美樹本社 : 福岡県福岡市中央区事業内容: 介護事業所や施設向けに専門的なサポートと研修を提供URL : 活動案内: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年02月26日最愛の家族に手をかけてしまうという残酷な事件が後を絶たない。尊厳ある死を支えるために必要な介護のはずが……(写真:Michiko Design/PIXTA)「介護疲れが背景にある“介護殺人”や“介護心中”の事件は、平均して年間40件にのぼるという調査もあります。ほとんどが老老介護におけるもので、60歳以上の親族が加害者となっています。今後、介護サービスを受けられない人が増えた場合、家族の負担が増し、同様の事件が増える可能性は否定できません」そう警鐘を鳴らすのは、鹿児島大学教授で、社会保障問題に詳しい伊藤周平さんだ。“年間40件”ということは、およそ9日に1度の頻度で介護殺人や心中事件が起きていることになる。先月9日には、2022年に介護中の母親(当時92)の首を絞めて殺害したとして殺人罪に問われていた東京都在住の男性(61)に、懲役4年の実刑判決が下った。「この男性は、認知症の母親と2人暮らしでした。彼は、フレンチシェフだったそうですが、母親が要介護5に認定されたことがきっかけで離職。母親の年金で生活しながら介護に専念する中で貯金が底をつき、経済的にも追い込まれたことが犯行動機の一因になったとみられています」(全国紙記者)ほかにも、2024年11月には、神奈川県に住む男性(84)が、要介護者の妻(81)を絞殺。歩くのもおぼつかなくなった妻の介護を続けるなかで、「先を悲観して」の犯行だったという。同様の悲惨な事件は後を絶たない。介護をする人が、なぜそこまで追い込まれてしまうのだろうか。■政府の目標は“介護離職ゼロ”だが…介護殺人に関する裁判を傍聴してきた介護ジャーナリストでオールアバウトガイドの小山朝子さんは、事件の背景をこう推察する。「介護殺人や心中に及ぶ動機は、複合的です。特に男性の場合は、人に相談できず1人で抱え込みがちに。さらに、介護離職や近年の物価高による『経済的な困窮』も要因のひとつとなっています」(小山さん)親の介護によって仕事の両立が困難になり、やむをえず離職をする“介護離職”は深刻な問題だ。「政府はかつて“介護離職ゼロ”の目標を掲げていました。しかし減少は見られず、むしろ微増しています。現在でも、年間約10万人が親族の介護を理由に離職しているのです」(前出・伊藤さん)加えて、介護サービスの自己負担率上昇も追い打ちをかけている。「介護保険制度が始まった当初は、すべてのサービスは基本的に1割負担でした。しかしここ20年の間に、所得に応じて2~3割負担に引き上げられているのです。介護離職等で定期収入が途絶えた場合などは、たとえ1割負担でもきつく、サービスの利用を控える方も増えています」(前出・小山さん)たとえば週に2回デイサービスを利用すれば、その間だけでも家族は休息が取れる。しかし金銭的理由でサービスの利用をやめると、家族の精神的・肉体的負担は蓄積するいっぽうになってしまうのだ。さらに恐ろしいのは、介護サービスを受ける側の経済的理由のみならず、サービスを提供する側にも大きなひずみが生じているという実態だ。東京商工リサーチのデータによれば、2024年の「老人福祉・介護事業」の倒産件数は172件と過去最多になった。いままでの倒産件数と比べても、急激に増加していることがわかる。このうち約半数が、在宅での介護を支える訪問介護事業者(81件)だ。「NPOわかば」(東京都世田谷区)の代表でケアマネージャーの辻本きく夫さん(74)も、「3月をめどに訪問介護サービスを休止する予定だ」と肩を落とす。「私自身も高齢ですし、とにかくヘルパー不足で求人を出してもまったく応募がないためです」「NPOわかば」では、介護保険が始まった2000年から訪問介護サービスを提供してきた。「多いときは80人ほどの利用者がいましたが、現在は10人。サービスを受けたい人が減ったのではなく、人手不足のため定員を減らさざるをえないんです」(辻本さん)介護職員の人手不足は深刻だ。厚生労働省の試算によれば、介護を必要とする人が十分なサービスを受けられるようになるには2040年度までに介護職員を約57万人増やす必要があるという。しかし、実際には真逆の減少が進んでいる。同じく厚生労働省の調査によれば、’23年度の介護職員数は、前年度比2万9千人減少で212万6千人に。介護需要とともに増え続けてきた職員数が、はじめて減少に転じたのだ。なかでも、在宅介護を担う“ヘルパー不足”は深刻で、有効求人倍率は14.14倍と高止まり。ヘルパーの平均年齢も50~60代と高齢化しているーー。「こんなに人手不足が深刻化しているにもかかわらず、国は手を打つどころか、昨年訪問介護の基本報酬を2%以上引き下げたのです。待遇が下がったのですから、現場の人手不足が解消されるには程遠い状況です」(前出・伊藤さん)これらの理由から、昨年、訪問介護を中心に事業者の倒産が加速したと考えられる。前出の小山さんによれば、実際に、ヘルパーが突然来なくなるという事態も多く起こりうるという。「いつも来ていたヘルパーが突然来なくなると、認知症の利用者は不安を感じ、穏やかに過ごせなくなることもあります。次のヘルパーがすぐに見つかるとは限りませんし、仮に見つかっても、信頼を築くまでには時間がかかります。その間、家族には大きな負担がのしかかるのです」(前出・小山さん)ギリギリのところで耐えている介護者にとっては、こうした負担も、介護殺人などの引き金になりかねない。出の辻本さんは、もともとは昨年6月に訪問介護サービスを休止する予定だったが「利用者を路頭に迷わせるわけにはいかない」と、すぐに打ち切らずに、今いる利用者を別の事業者に引き継ぐまで、何とかサービスを延長してきたという。人の命がかかっている以上「たとえ赤字でも続けるしかない」と現場の努力にゆだねられている部分もあるのだ。■90歳一人暮らしでも「訪問介護」足切りの現実さらに驚くべきは、身のまわりのことが1人でできない独居の高齢者でも、訪問介護が受けられないケースがあるということだ。NPO法人「暮らしネット・えん」(埼玉県新座市)の代表理事で、訪問介護やグループホームなどを運営する小島美里さんは、こう苦悩を明かす。「当事業所でも、90歳の独居女性の訪問介護を受け付けられなかったことがあります。その方は、骨折したあと病院でリハビリを受け、自宅に戻ったばかりでした。買い物や掃除が困難なため当事業所にヘルパーを依頼されたのですが、女性の介護度は『要支援2』。人手不足でお断りせざるをえませんでした。ケアマネージャーは、よそもあたったそうですが、『その介護度に充当できるヘルパーはいない』と言われたと……」ヘルパーが不足していると、家事援助よりも身体介護が必要な利用者が優先されてしまう。その結果、90歳の独居女性であろうとサービスが受けられないという、残酷な事態も生まれてしまうのだ。一方で人口の少ない地方では、都市部とは違った問題が生じている。全国老人福祉施設協議会の副会長、小泉立志さんは「地方は、利用者の減少によって、訪問介護事業が成り立たなくなっている」と続ける。「当法人では、岡山県下で高齢者福祉施設や障害者施設等を運営していますが、以前は山間地域で訪問介護事業も行っていました。しかし岡山の山間部では、数年前から高齢者人口が減少に転じ、常勤ヘルパーを雇うと採算が合いません。赤字が膨らんでいき、’18年に訪問介護事業は閉鎖しました」閉鎖直前にいた利用者はたった5人。皆、同地域の別の事業者に引き継いでもらったという。ニーズがある限り、高齢者を見捨てるわけにはいかないだろう。奈良県にある人口約2800人の十津川村で、細々と訪問介護事業を続ける社会福祉協議会の職員Aさんも、こう吐露する。「十津川村は日本でいちばん面積の広い村なので、訪問先に行くまでに車で少なくとも1時間はかかります。1人のヘルパーが1日に何軒も回れませんから、複数の職員を雇う必要があるのですが……。そのためにはある程度の利用者がいないと採算がとれません」昨年の十津川村の訪問介護利用者は、2年前から2割減って、約60人。昨年の基本報酬2%減も響いているなか、これ以上利用者が減少すると「今以上に赤字が膨らんで、事業の存続が危うくなる可能性もある」という。「厚生労働省は、事業者が職員に研修を行うなどすると加算する“処遇改善加算”はアップしてくれましたが、それらの加算はすべて職員の賃金にしか充てられません。ガソリン代などの経費には充当できないので、物価高騰が続く限り経営は厳しいままなんです……」(前出・Aさん)ここまで、介護サービスの中でも特に“介護崩壊”が進みつつある訪問介護サービスの実態を見てきた。「訪問介護サービスが受けられないなら施設に入ればよい」と思った人もいるかもしれないが、それも簡単なことではない。「立地がよく、比較的低料金の『特別養護老人ホーム』は入居待ちの場合が少なくありません。また、低料金が売りの『有料老人ホーム』は増加しているものの、昨年は倒産も18件にのぼりました。突然、閉鎖されて入居者が取り残されるという事態も生じています」(前出・全国紙記者)昨年10月、ドクターハウスジャルダン(東京都足立区)という住宅型有料老人ホームが突然閉鎖を発表したニュースは記憶に新しい。現場には、置き去りにされた入居者とともに、使用済みのおむつや、汚れたままの食器などが散乱していたという。「賃金の未払いを理由に、多くのスタッフが一斉に辞めたことが倒産の原因です。じつに94人の入居者が取り残され、東京都や足立区が急ぎ受け入れ先探しに奔走しました。最終的に次の入居先が決まりましたが、渦中で体調を崩す方もいました」(足立区職員)このケースは、短期間で手広く事業展開した民間企業の経営の甘さが原因だったと見られている。だが、昨今の物価高と人材不足による経営悪化から、同様の倒産が今後増えることが懸念されている。このように訪問介護サービスは停止、施設も倒産となれば“介護保険あってサービスなし”の状態になるのも時間の問題だ。サービスを受けたくても生活が困窮していて受けられない。お金はあるが、サービスのキャパシティが少なく受け入れてもらえない……。これらの余波として、介護殺人や心中以上に増えることが予測されるのが、うつなどによる自死だ。「警視庁の発表によると、年間約2万人の自殺者のうち、介護や看護疲れが原因とみられる自死が令和5年度で348件もあります。介護サービスから漏れる人が増えれば、介護うつによる自死も増加する可能性が指摘されています」(前出・全国紙記者)こうした悲劇を生まないために、日本はどうすればよいのだろう。「まずは、介護職員の給与を増やしていくような待遇改善が必須です。そのほか、今の日本にほとんどない家族介護者のケアも不可欠だと考えます。たとえばドイツでは、家族介護者と要介護者の間に就労関係を認め、現金給付を行うことで人材不足と離職による収入減を緩和しています。こうしたことを実現するためには、低所得者ほど負担が大きい介護保険制度ではなく、税金で財源を確保すべきでしょう」(前出・伊藤さん、以下同)今年は、団塊の世代が全員75歳以上となる“2025年問題”にも直面している。「国民の約5人に1人が後期高齢者になったわけですから、希望してもサービスが受けられない事態になってきています。今のままでは、すべて実費で支払える富裕層しか介護を受けられない時代になるのも時間の問題です」介護崩壊は確実に始まっている。今のままでは介護殺人や心中、自死といった悲劇がさらに生まれるだろう。どんな人でも尊厳ある最期を迎えられるよう、国にはしっかりと対応してほしいものだ。
2025年02月25日制度をうまく利用して仕事を続けながら介護に取り組もう(写真:kapinon/PIXTA)帰省するたびに親の老化を感じ、「介護が近いかも」と不安を覚える人も多いのではないだろうか。介護は、経済的な不安も大きい。「介護は家族だけで背負わず、専門家を頼りましょう。そして、それらの費用は、基本的に親のお金でまかなうものです」そう話すのは“介護離職ゼロ”を目指す活動を続けるファイナンシャルプランナーの柳澤美由紀さん。実は、介護費用への補助制度はたくさんあるという。「ただし、補助は申請しないと受けられません。さまざまな情報を集めて、補助をどう活用して親を見守るかを考えるのが子どもの役目です」(柳澤さん、以下同)「親のようすがおかしい」「いつもきれいな実家が片付いていない」など親の異変に気づいたら、まずは地域包括支援センターに相談して、介護保険を利用しよう。介護保険は、介護が必要になった人が、生活援助や身体介護などの介護サービスを原則1割負担で受けられる制度だ。65歳以上が対象と思われがちだが、若年性認知症や末期がんなどで介護が必要な40~64歳の人も受けられる。また自己負担の割合は、現役並みの収入がある人などは2割や3割の場合もある(以下、本稿では1割負担として解説する)。介護保険サービスは、要支援1、2と要介護1~5の7段階の要介護度によって、1カ月に利用できる限度額が決まっている。在宅だと自宅での訪問介護や施設に通ってのデイサービスなどを組み合わせて利用することが中心だ。しかし、限度額以外で、自宅の改修などにも介護保険が利用できるそう。「手すりの設置など20万円までの住宅改修が、『居宅介護住宅改修費』として1割負担で行えます」玄関や階段、トイレ、風呂場などに手すりをつけて20万円かかっても、9割=18万円が返金される。1割分2万円の支払いですむ業者もあるそう。「住宅改修の補助は要支援の人も利用できます。原則1人1回の補助ですが、要介護度が3段階上がったときなどはもう1度使えます。ですから、早めに介護認定を受けることをお勧めしています」注意したいのは、最初に地域包括支援センターやケアマネジャーに相談すること。先に施工業者に見積もりを取るなどすると、介護保険が使えないことがある。また、介護保険では介護ベッドや車いすなど福祉用具をレンタルできる。レンタルは介護プランに組み込み、毎月の限度額内に含めて払うのが一般的で、1割負担だ。「ただ、ポータブルトイレや入浴用いすなどレンタルになじまない『特定福祉用具』を購入した場合、年10万円までは1割負担です」こうした介護保険サービスを最大限活用しても、仕事を休まざるをえない日もあるだろう。「介護で仕事を休む際は、介護休暇と介護休業が使えます」介護休暇は短期間の休暇で、休む当日に口頭での申請でもよい。年5日まで取得可能で、介護休暇の取得を会社は拒否できない。「ただし多くの場合、無給です」いっぽう介護休業は、介護される人1人につき3回まで通算93日間取得できる。さらに、その期間中は給料の67%相当の「介護休業給付金」が受け取れるのだ。雇用保険への加入などの要件を満たせばパートでもOK。生活費の心配を減らせるだろう。「介護休業は、介護プランの策定から介護される人が慣れるまでの期間や入所施設を探す時期など、介護の体制づくりに活用するといいと思います。突発的に病院への付き添いが必要になったら、有給休暇か介護休暇を使いましょう」介護休暇が有給扱いとなるなど手厚い制度の会社もあるそう。勤め先の介護制度は要チェックだ。「自治体独自の支援策もあります」多くの自治体で実施されているのが「家族介護慰労金」だ。介護保険サービスを利用せずに、在宅で介護を行う住民税非課税世帯に、年10万~12万円を支給する自治体が多い。なかには、岐阜県郡町のように年36万円という高額の家族介護慰労金もある。また、東京都中央区は3カ月以上在宅の要介護3以上で寝たきりか認知症の人に、年24万円支給する。介護保険サービス利用の有無や住民税非課税などの条件がない手厚い自治体もあるが……。「多くの家族介護慰労金は、介護される人が介護サービスの利用を嫌がるケースなどに限られます。該当する人は少ないかもしれませんが、忘れずに申請してください」また、住民のニーズに応えて、介護用品の支給や補助を行う自治体も多い。「東京都豊島区は月7千円まで紙おむつの購入費助成があります。おむつ代の補助は、おむつの現物支給やおむつ券の配布などやり方はさまざまですが、多くの自治体で実施されています」ほかにも食事の宅配や寝具の洗濯乾燥など“あると便利”なサービスが多い。「介護される高齢者のお住まいの自治体に問い合わせてください。せっかくの補助策を知らずに活用できないのはもったいないです」■デイケアなどが確定申告の医療費控除の対象にとはいえ、介護が始まるとお金がかかる。介護保険サービスの費用だってばかにならない。「介護保険サービスの利用者負担(1~3割)は、所得によって上限が決まっています。これを『高額介護サービス費制度』といい、上限を超えて払った分は、申請すれば返金されます」父親は他界し、専業主婦だった母親が、住民税非課税世帯で老齢年金収入等が80万円以下というのはよくあるだろう。このケースでは母親1人の介護サービス費は月1万5千円が上限だ。たとえば要介護2で在宅の介護サービス費を月2万円近く払う人は、約5千円の返金が受けられる。介護費の負担を抑えられる制度だ。「高額介護サービス費制度に該当する人には、自治体から書類が届きます。必要事項を記入などして返送。1度手続きすれば、それ以降の該当月は自動的に指定の口座に振り込まれます。ただ高齢者の家に届くので、手続きできず放っておく人もいるでしょう。帰省の折には、郵便物などもチェックしてください」さらに、入院などで医療費も介護サービス費も高額になり、それぞれの自己負担の合算額が著しく高額だった場合は「高額介護合算療養費制度」が利用できる。年間の負担上限が年収などにより決まっていて、上限を超えた金額が払い戻される制度だ。「これほど高額になる人は少ないと思いますが、セーフティネットがあることは覚えておきましょう」今年も確定申告が近づいてきた。実は、介護保険サービスにも「医療費控除」の対象となるものがあるという。医療費控除とは、対象となる医療費や薬代などが年10万円を超えるなどした場合、超過分が課税対象所得から差し引かれ、還付金として戻ってくる制度だ。「在宅介護では、訪問看護や訪問リハビリテーション、デイケアと呼ばれる施設に通ってのリハビリテーションといった医療系のサービスなどが医療費控除の対象です。また、訪問介護やデイサービスなどの福祉系サービスも、医療系サービスと合わせて利用した場合、医療費控除が受けられることも」ただし該当する費用の半額が対象という場合もあり、すべてを把握するのは難しい。「介護保険サービスの領収書の下のほう、合計額の近くに『医療費控除の対象額』が記載されています。これを合算して、医療費控除に利用してください」柳澤さんは「介護のために仕事をやめないで」と力説する。介護保険や雇用保険、自治体の補助、国の支援など、使える制度はすべて使い倒そう。経済的な負担を軽減して、親の介護を乗り切ろう。
2025年02月19日今回は「娘に介護を押しつけた母親の末路」を紹介します。祖父の介護を主人公に押しつけ、自分の思い通りにならないと激怒する母。そんな実の母のことについて主人公は兄に相談しました。すると、主人公の味方になってくれた兄。「自分のやりたいこと、見失うなよ!」しかし、今後の母はどうなるのでしょうか…!?出典:Youtube「スカッとドラマ」出典:Youtube「スカッとドラマ」出典:Youtube「スカッとドラマ」「お母さん、おじいちゃんが亡くなったこと。悲しくないの…?」10年後…祖父が亡くなりました。しかし母はなぜか嬉しそうな様子です。主人公は悲しくないのかと問いかけますが…。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(愛カツ編集部)
2025年01月09日重度の障害をお持ちの方に対する訪問介護サービスを全国で展開し、高齢者向けデイサービスや定期巡回、訪問看護も行うソーシャルビジネス企業・株式会社土屋(本社:岡山県井原市、代表取締役:高浜敏之、在籍人数:2,646人)は2024年12月14日、元俳優で現在介護士として勤務する岩佐真悠子氏を招き、介護の公開トークイベント『芸能界から介護職へ』を都内にて開催しました。本イベントでは、当社常務取締役・高浜将之によるモデレーターの下、芸能界引退後、初の公の場への登壇となる岩佐真悠子氏と、介護タレントとして活躍する盟友・西田美歩氏の息の合った対談が行われ、芸能界から介護という異色の経歴を持つ二人だからこそ語れる、介護の世界の新たな魅力や可能性についての話が展開されました。当日の模様 岩佐真悠子氏と西田美歩氏■イベント開催概要タイトル:岩佐真悠子の4年間の介護の仕事を盟友・介護タレントの西田美歩と語る日時 :2024年12月14日登壇者 :岩佐真悠子氏(元俳優・現介護職員)西田美歩氏(介護タレント)<モデレーター>高浜将之(株式会社土屋 常務取締役・高齢者地域生活推進委員会委員長)主催 :株式会社土屋 高齢者地域生活推進委員会開催場所:AP品川 Aルーム/オンライン■岩佐真悠子氏の経歴『ミスマガジン2003』にて16歳で芸能界デビューを果たし、テレビドラマ 『Deep Love~アユの物語~』、映画『受難』で主演を務める。『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』、『メイちゃんの執事』など数多くのドラマやグラビア、バラエティーに出演し、2020年に17年間の芸能生活に終止符を打つ。引退後は介護の道に進み、現在週5日で介護士として奮闘している。■当日のイベント内容の概要<介護職としての経験と、そこから得られた気づき>冒頭、「よく聞かれますが、介護の仕事をほんとにやってます」と語る岩佐真悠子さんは、芸能界引退後、介護タレントとして活動している大親友・西田美歩さんの語る介護の仕事に惹かれ、介護業界へと足を踏み入れます。無資格未経験で、特別養護老人ホームで派遣にて働き始めた岩佐さん。「何一つ分からない」という中、認知症の方とのコミュニケーションに戸惑いながらも、芸能活動で培った鋼のメンタルで徐々に介護現場に馴染んでいきます。「介護の仕事って、オムツを替えたりといったイメージが強かったんですけど、それってあくまで一部であって、日常生活のお手伝いをさせていただくことだと思うので、気持ちよく過ごしてもらえたらと。いつも不機嫌な人が笑顔になるだけで、よっしゃ!となるし、私は充実した毎日を送っています」多くの介護士が苦労する、認知症の方が繰り返す同じ話についても、ドラマの撮影現場で何十回も同じ稽古を積み重ねてきた岩佐さんにはお手のものです。「いつだって新鮮なリアクションで話を聞けるんです。それにアドリブ力もあるので、娘さんだと勘違いされたり、急な対応を求められても何とかなります」岩佐さんはその後、さまざまな介護現場を見てみたいとデイサービスや訪問介護、介護老人保健施設に転職し、現在は有料老人ホームにてパート勤務をしています。業務の中でも、とりわけ入浴介助が大好きだという岩佐さんは、日々風呂場で汗だくで奮闘。「サウナ大好きだったんですけど、最近行かなくなりました。職場でサウナ状態を味わえるので。お金もかからずラッキーです」と笑います。介護に関する暗いニュースが多い中で、実際の介護現場は「明るい」と語る西田さんも、介護に6年間携わる中で、「楽しく働きたいし、利用者さんにも楽しく過ごしていただきたいし、生きがいや楽しみを少しでも引き出せれば、介護士として働いてよかったなって」と介護の仕事の楽しさをアピール。「人生の先輩方に教えてもらうことが沢山」あるという介護の仕事の素敵さを皆に知ってもらうべく、SNSなどで発信を続けています。そんな西田さんは印象に残るエピソードについてこう語りました。「90代の男性の利用者さんがいたんですが、最初は何を話していいか分からなくて、一方的な会話になってしまってたんです。けれど、ある時私が送迎でお家にお送りした時に素敵なお花が沢山咲いていて、その方がお花を素敵に育てていることを知りました。そこからお花の話をしたりして、少しずつコミュニケーションが取れるようになったんですが、病気で入院してしまったんです。最後に送迎した時に、『もうちょっとしたら白い花が咲くから一緒に楽しみに見ましょうね』って言ってたんですけど、そのまま戻ってこられず…ある日、送迎の途中にその方のお家の前を通りかかった時、白いお花が咲いていて、私はそこで号泣しました。私のコミュニケーションを育ててくれた方です」<学歴や居住エリアに関係なく活躍できる仕事としての介護>若くして芸能界に入った岩佐さんは、学歴がなくても国家資格を取れるのが介護の魅力の一つだとして、現在、介護福祉士の資格取得を目指しています。西田さんも資格取得の勉強が、すぐに利用者のケアに活かせることで仕事自体も楽しくなったと言います。「(勉強して)利用者さんに対応すると、『帰りたい』って言ってた人がそう言わなくなったりして、勉強して良かったと実感するのがすごくいいです。資格を取ると自分の自信にもなりますし、お給料が少し上がったりもするので、いいこと尽くしです」そんなお二人が介護の中で気を付けていることは「やりすぎないこと」。「なんでも言われたようにやるのが介護の仕事ではなくて、自分でできることをちゃんとしてもらって、今ある能力が落ちないようなお手伝い」を心がけているという岩佐さん。想像力を働かせ、相手の立場に立ちながら真摯に介護に取り組む中で、今後については「自分が介護される側になるまで、何らかの形で関わっていきたい」として、「介護を受ける側と介護する側、双方ともに楽しく、心地よくやっていける環境を作る何かしらのお手伝いがしたい」と語りました。そして、転職の経験からは「いろんな事業所があるので、一回働いてみて『合わない』と思っても、介護の仕事をすぐに辞めるんではなく、違う所も見て経験してほしいです」「少し人の役に立ちたいという気持ちだけ持ってきてもらえれば、それだけでいいので」と、人材不足が深刻化する介護業界で働くケアワーカーとして、人材確保への切実な思いを述べられました。<メッセージ>岩佐「切実にきてほしいという気持ちでしかないんですが…もちろん楽しいことばっかりじゃないです。きついこと、時には泣くようなこともありますけど、それを踏まえても楽しいなと。…介護だけに限らず、『今日なんか楽しいことないかな』という気持ちで取り組んで、自分の中の楽しいことを、小さいことでもいいので見つけて、共有してほしいと思います。私にできるのはそういう小さな積み重ねだと思って頑張っていきたいです」西田「介護って今後皆さんが関わることが多くなってくると思うんです。そんな時に、少しでも情報が分かっていれば、その時不安だった気持ちがなくなったりすると思います。孤独や寝たきりなどの悲しいこともあったりするので、少しでも介護の世界を知ってもらうことで、自分の今後の人生の不安が取り除けたり、孤立や孤独が少しでも和らげたらいいなと思うので、知っていただけたら嬉しいです」本イベントでは他にも、ケアワーカーの低賃金問題や待遇、キャリアアップなど、多くの話題が取り上げられました。■株式会社土屋 常務取締役・高齢者地域生活推進委員会委員長のコメント株式会社土屋 常務取締役・高浜将之介護には「オムツ交換」「食事介助」「入浴介助」という、いわゆる3大介助のイメージがありますが、それ自体は介護の断片、作業の一つでしかないとも思われます。そのプロセスの中には、常に「相手がどのような気持ちでいるのか」ということがあり、それを裏側で考え続けているのが、我々介護職の仕事だと思います。やはり介護士の役割は、利用者ご本人が自分の人生を自分らしく豊かに過ごす伴走者としてのものであり、そうしたことを岩佐さんと西田さんの口から言っていただけたことが、今回のイベントの非常に大きな意義だと感じています。またその部分に、わずか4年で気づけたということに非常に驚きを感じました。介護の仕事は、社会的には「大変ね」「すごいね」と、同情とも賞賛ともとれる独特の見方をされますが、一方で閉鎖的な環境でもあることから、その中で介護士自身の感覚がマヒしたり、時間の経過と共にモチベーションを保つのが難しくなり、作業的な感覚になってしまう瞬間もあると思います。けれど、我々が当たり前になりすぎていた「仕事の価値」や「大切なこと」に、他業界から来た人だからこそ、冷静に介護という仕事を見つめ、気づけていただけたと感じます。そして、そうしたことを、我々にはできない形で発信していただけることを改めて強く感じました。介護は何らかの形で、いずれ誰もが必ず関わることになる身近な問題だと思いますが、お二人が介護についてフランクに話されることで興味を持って聞いてくださる方も多くいると思いますし、知名度もあり、発信力のルートも違う中で、我々では届かない層にもお二人なら届けられる可能性があると思っています。お二人には、これからも介護について色々な場で発信していただき、より多くの方に介護について知っていただければと願っています。【関連URL】<公式サイト> <公式X(旧 Twitter)> <公式YouTubeチャンネル> 【会社概要】会社名 :株式会社土屋所在地 :岡山県井原市井原町192-2 久安セントラルビル2F代表取締役:高浜敏之設立 :2020年8月事業内容 :障害福祉サービス事業及び地域生活支援事業、介護保険法に基づく居宅サービス事業、講演会及び講習会等の企画・開催及び運営事業、研修事業、訪問看護事業 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年12月27日全国対応の介護付き旅行サービスを行う「介護旅行専門店 ヤシの木」(所在地:福岡県福岡市、代表:今隈 朋子)は、介護・福祉・医療関係者を対象として、介護旅行・イベント業務代行サービスを2024年12月2日(月)から開始しました。介護旅行専門店 ヤシの木URL: 介護旅行専門店 ヤシの木|イメージ1■介護旅行・イベント業務代行サービスについて介護施設や医療機関の方からのご相談も多く、旅行の企画・提案から、各種手配、福祉車両の運転や付添、旅程の管理まで全てサポートする、代行サービスのご提供を開始いたしました。介護旅行専門店だからこそ、利用者様のニーズに沿ったイベント案をご提案させていただきます。■サービス概要(1) イベント・旅行プランの企画、作成(2) イベント・旅行に関する各種手配(3) 福祉車両の確保・運転(4) 経験豊富な介護福祉士が同行イベントの企画はもちろん、各種手配や目的地のリサーチも入念に行います。旅程もゆったりとしたスケジュールを組み、お手洗いも30分ごとに休憩をいたします。また、タクシー免許を持つ介護福祉士が同行するので、もしもの場合も安心してご利用いただけます。イベントの企画から当日の同行まで、全てお任せいただくことで、現場介護スタッフの負担を大幅に軽減することができます。詳細URL: ※実際のご利用例も掲載しております。■介護旅行専門店 ヤシの木の特徴(1) 全国対応の介護付き旅行サービス介助や介護を必要とされる方々が、安心して旅行やお出かけを楽しむことができるよう、国家資格を持った介護福祉士が常にサポートします。お迎えからお送りまで、お客様に安心して介護旅行を楽しんでいただけるよう、旅行中の同行介助や見守り支援などを行います。(2) 業界最安値のサービス料金自立の方から要介護の方まで、付添料金を全て一律でご提供しております。他社のように、介護区分によって付添料金が変動することはないので、車椅子やストレッチャーの方でも安心して介護旅行をご利用いただけます。(3) お客様のご状況に合わせたオーダーメイドプラン旅行国家資格「総合旅行業務取扱管理者」の資格を持ち、添乗員としての勤務経験を活かして、お客様のお迎えからお送りまで、旅行中全てのサポートを行います。ご希望の目的地や旅行日数、予算などを踏まえて、お客様にとって最適な旅行プランをご提案いたします。■ご利用の流れ公式LINE・お電話・お問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。ご利用者様の身体状況・介護状況・本人の意思確認などを確認いたします。お出かけの日程・行き先・その他ご希望をお伝えください。■会社概要商号 : 介護旅行専門店 ヤシの木代表者 : 今隈 朋子所在地 : 〒810-0001福岡県福岡市中央区天神2丁目2番12号 T&Jビルディング7F設立 : 2023年10月10日事業内容 : 介護旅行・外出支援サービス許可・認可: 国土交通省九州運輸局:九運旅二第51号URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】介護旅行専門店 ヤシの木 お客様相談窓口TEL : 070-9000-3568お問い合せフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年12月09日今回のお悩み「将来不安な親の介護。いくらくらいかかるの?」将来に向けて投資をしていますが、自分のためのお金だけではなく、親の介護にかかるお金についても不安に感じています。たとえば、親の片方が介護施設を利用することになったとしたら、または、在宅で介護することになったとしたら……毎月いくらくらいかかるものなのでしょうか?(30代半ば/不動産関係事務)■介護の方法や要介護度によって金額は変動する介護と一口にいってもさまざまな方法があります。在宅介護なのか、訪問介護をお願いするのか、通所するのか、施設に入るのかによってもかかるお金が変わりますし、介護認定がいくつかによっても変動します。さらに介護は子育てと違い、いつまでに手が離れるというゴールが見えにくいのも難しいところ。総額でいくらかかるのかは、ケースバイケースで実際に介護をすることになってからでないと分からないところも多いのです。公益財団法人生命保険文化センターが行った、「2021(令和3)年度生命保険に関する全国実態調査(※)」によると、月々の介護費用の平均は8.3万円(在宅平均4.8万円、施設平均12.2万円)、住宅を介護しやすく改造したり介護用のベッドを購入したりといった一時的な費用が平均74万円。介護期間が平均して5年1ヵ月(61.1か月)なので、総額5,800,000円以上という計算になります。そして、介護度が高くなればなるほど、介護者への負担が大きくなります。その負担を、施設などプロに任せる形でお金で解決するのか、在宅介護という形で自己で解決するのかでもかかる金額は異なります。親御さんがしっかりと貯蓄などで準備をしていたのであれば子どもへの負担は少ないですが、そうではないケースがあることも事実。兄弟がいるのであれば、兄弟間でどのように負担するのかも考えておかなくてはなりません。◇デイケア・デイサービスという選択肢も在宅介護と施設に預けるのとでは金額が変わりますが、宿泊に比べてデイケア・デイサービスは安価です。そして日中は施設へ連れていってもらえるので、その間に家事や仕事ができます。送迎付きデイケアであれば、預けるハードルも金額のハードルも宿泊施設よりも低く、フルで預けるorフルで在宅介護よりも負担を軽減できるかと思います。デイサービスやデイケアは、“寝たきり”の方でも受入が可能である事業所がありますので、かかりつけ医やケアマネージャーなどの専門家に相談しながら介護の方針を決めていきましょう。どういったサービスが自治体から提供されているのか、どのような支援を受けられる可能性があるのか、あらかじめ調べておくと安心でしょう。■かかる費用をどう賄う?活用できるサービスや制度は知っておこうでは、親の年金や蓄えだけでは賄えない場合、かかるお金をどうすれば良いのか。その場合は、できるだけ公的な施設を利用することと、公的な負担を軽減する制度を活用しましょう。お住まいの自治体の福祉課などで相談したり、ケアマネジャーさんにどんなサービスが受けられるかのアドバイスをもらったりするのが良いかと思います。場合によっては、兄弟姉妹で介護割合と介護費用の負担割合を取り決める方法も考えられます。家族の介護のために仕事を休んで介護に従事する場合には、介護休業が認められ、休業中は給与の67%を受給することができます。給付条件を満たせば、最長93日を限度として3回まで支給されます。(介護休業給付金)主な介護で使える制度には、以下のようなものがあります。◇居宅介護住宅改修費制度住宅を介護に適した状態に改修するための支援を介護保険から受けることができます。住宅の玄関、廊下、浴室、トイレなどに手すりをつけたり、段差をなくしたりする住宅改修が対象です。費用は、居宅介護住宅改修費(介護予防住宅改修費)として20万円を上限として給付されます。◇福祉用具購入費制度介護保険サービスの事業者から腰掛け便座などの福祉用具を購入したとき、その費用の9割分(1割負担者)、8割分(2割負担者)または7割分(3割負担者)が支給される介護保険の制度です。利用限度額は、要支援・要介護度に関係なく、1年間で10万円です。◇高額療養費制度医療機関や薬局などの窓口で支払った医療費の自己負担額が一定の金額を超えた場合、その超えた金額が高額療養費として給付される制度です。医療保険加入者は誰でも利用することができます。◇高額介護合算療養費制度医療保険と介護保険における1年間(8月1日~翌年7月31日)の医療保険と、介護保険の自己負担の合算額が著しく高額であった場合、自己負担額を軽減する制度です。申請をすることで、負担額の一部が払い戻されます。◇高額介護サービス費制度介護保険の自己負担額は所得に応じて1〜3割です。1割負担の方が1万円で訪問介護を利用した場合、自己負担額は1,000円で済みますが、日常的に介護保険サービスを利用していると、費用はどんどん嵩んでいきます。そこで、1ヶ月のサービス利用料の自己負担額の合計が高額になったとき適用されるのが、この制度です。個人の所得や世帯の所得によって決まる月々の負担額上限を超えた金額が、介護保険から支給されます。他にも自治体によっては、介護用のおむつ購入時の補助券がもらえることもありますので、使える制度は利用しましょう。■これから先は介護費用も高騰していく……先ほど平均8.3万円程度とお伝えしましたが、以前と比べ、基本的にさまざまなコストが上がっています。水道光熱費をはじめ、食費やサービス費用なども上昇傾向にあるのが現状。そのため、平均介護費用も年々上昇していくといえるでしょう。公的支援がどこまで入るかですが、少子高齢化社会で今後ますます高齢化が進むと、手厚くしたくても財源の面でなかなか難しいため、おそらく個人の負担はより重たくなっていくでしょう。まさに「老後2000万円問題」が「老後4000万円問題」と言われるようになっていますよね。これは、生活費がどれほど上がっているかをパーセンテージで考えた話で、介護なしでこの金額なんです。つまり、介護を入れると4000万円でも足りない可能性が大いにあります。◇親御さんの年金で賄えるパターンもある中には、親御さんがもらう年金で介護費用を賄えるパターンもあります。しかし、基礎年金部分の国民年金のみを受給されている方が施設に入所するのであれば、年金だけでは賄えず、別途金銭的な負担が生じるでしょう。その点は事前に把握しておくことが望ましく、親御さんがどの種類の年金をもらっているのかを確認するには、年金定期便をチェックしたり、介護費用のための蓄えを軽く聞いておくといいと思います。世知辛い世の中ですが、お金をどれだけかけられるかで出来ることが変わってくるのが現実。親御さんのためにできることをできる範囲ですることは大切ですが、自分やその家族のためのこれから必要となる備えまでも犠牲にする必要があるのか、その点は確認しておくべきといえるでしょう。■親御さんにエンディングノートのスタートを提案してみて金銭的に施設への入所が難しいのであれば、在宅に切り替え、兄弟姉妹間でローテーションを組むなどして介護を行っていく必要があります。ただし、どちらかが遠方にいる場合、どうしても親御さんの近くに住んでいる子供の方が負担は大きくなります。その分、片方がお金を多く出すなど、どちらかに不満が溜まってしまわないよう、コミュニケーションを取っておくことが大切です。また、親御さんが介護に対してどこまで考えているかを知っておくことも重要。とはいえ、直接「介護についてはどう?」と真正面から聞ける方は少ないと思います。そこでおすすめなのが、エンディングノートを親御さんに書いておいてもらうこと。医療機関にお世話になる際の「してほしいこと」や「してほしくないこと」、延命治療への考え方、個人情報や財産情報を前もって書いておいてもらうことで、話し合いがしやすくなります。その流れで「介護はこれでいいのね?」という確認を取っていくのがスムーズな方法でしょう。■介護用ベッドなどはレンタルもまた、在宅介護をする場合、自宅の設備を介護仕様へリフォームしなくてはなりません。また、介護用アイテムをそろえる必要もあります。介護用ベッドに関しては、購入するのは高額になりますが、レンタルが可能。サービスを上手に活用して費用の負担を軽減するといいでしょう。そして、リフォームなどに関しては自治体から補助金が出るケースもあります。ですが、実施後に申請しても受理してもらえないことがあるので、取り掛かる前にリサーチし、利用できる補助金制度があれば、それらを活用しましょう。事前に上手に擦り合わせつつ、制度を活用しながら介護と向き合うことをおすすめします。令和のマネーハック104介護にいくらかかるのかはそれぞれのケースによって大きく変わる!さらに今後、費用が高騰する可能性も……。まずは親が元気なうちに話し合っておこう。※生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」/2021(令和3)年度(監修:丸山晴美、取材・文:ameri、イラスト:itabamoe)
2024年09月09日全国対応の介護付き旅行サービスを行う「介護旅行専門店 ヤシの木」は、介護や介助を必要とされる方々を対象とした、付添料金無料で介護旅行ができる「付添料金無料キャンペーン」を7月1日(月)から開始しました。付添料金無料キャンペーンについて介助や介護を必要とされる方々も、安心して旅行やお出かけを楽しむことができる「介護付き旅行サービス」を多くの方に知ってもらいたく、初めてご利用されるお客様全員を対象に、付添料金無料でサービスをご提供いたします。■キャンペーン概要開催期間 : 7月1日(月)~8月31日(土)特典内容 : 介護旅行の付添料金が無料応募条件 : 当サイトで初めて介護旅行をご利用のお客様全員申込み方法 : 「介護旅行専門店 ヤシの木」の公式LINEを友達追加<注意点>※アンケート内容、写真・動画の著作権、二次使用権その他一切の権利は当社に譲渡されます。※特典権利の譲渡はできません。■介護旅行専門店 ヤシの木の特徴(1) 全国対応の介護付き旅行サービス介助や介護を必要とされる方々が、安心して旅行やお出かけを楽しむことができるよう、国家資格を持った介護福祉士が常にサポートします。お迎えからお送りまで、お客様に安心して介護旅行を楽しんでいただけるよう、旅行中の同行介助や見守り支援などを行います。(2) 業界最安値のサービス料金自立の方から要介護の方まで、付添料金を全て一律でご提供しております。他社のように、介護区分によって付添料金が変動することはないので、車椅子やストレッチャーの方でも安心して介護旅行をご利用いただけます。(3) お客様のご状況に合わせたオーダーメイドプラン旅行国家資格「総合旅行業務取扱管理者」の資格を持ち、添乗員としての勤務経験を活かして、お客様のお迎えからお送りまで、旅行中全てのサポートを行います。ご希望の目的地や旅行日数、予算などを踏まえて、お客様にとって最適な旅行プランをご提案いたします。■ご利用の流れ公式LINE・お電話・お問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。ご利用者様の身体状況・介護状況・本人の意思確認などを確認いたします。お出かけの日程・行き先・その他ご希望をお伝えください。■会社概要商号: 介護旅行専門店 ヤシの木代表者: 今隈 朋子所在地: 〒810-0001福岡県福岡市中央区天神2丁目2番12号 T&Jビルディング7F設立: 2023年10月10日事業内容: 介護旅行・外出支援サービス許可・認可: 国土交通省九州運輸局:九運旅二第51号(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2024年07月10日全国対応の介護付き旅行サービスを行う「介護旅行専門店 ヤシの木」(所在地:福岡県福岡市、代表:今隈 朋子)は、介護や介助を必要とされる方々を対象とした、付添料金無料で介護旅行ができる「付添料金無料キャンペーン」を7月1日(月)から開始しました。介護旅行専門店 ヤシの木URL: ■付添料金無料キャンペーンについて介助や介護を必要とされる方々も、安心して旅行やお出かけを楽しむことができる「介護付き旅行サービス」を多くの方に知ってもらいたく、初めてご利用されるお客様全員を対象に、付添料金無料でサービスをご提供いたします。介護旅行専門店 ヤシの木|付添料金無料キャンペーン■キャンペーン概要開催期間 : 7月1日(月)~8月31日(土)特典内容 : 介護旅行の付添料金が無料応募条件 : 当サイトで初めて介護旅行をご利用のお客様全員申込み方法 : 「介護旅行専門店 ヤシの木」の公式LINEを友達追加お申込みURL: <注意点>※アンケート内容、写真・動画の著作権、二次使用権その他一切の権利は当社に譲渡されます。※特典権利の譲渡はできません。■介護旅行専門店 ヤシの木の特徴(1) 全国対応の介護付き旅行サービス介助や介護を必要とされる方々が、安心して旅行やお出かけを楽しむことができるよう、国家資格を持った介護福祉士が常にサポートします。お迎えからお送りまで、お客様に安心して介護旅行を楽しんでいただけるよう、旅行中の同行介助や見守り支援などを行います。(2) 業界最安値のサービス料金自立の方から要介護の方まで、付添料金を全て一律でご提供しております。他社のように、介護区分によって付添料金が変動することはないので、車椅子やストレッチャーの方でも安心して介護旅行をご利用いただけます。(3) お客様のご状況に合わせたオーダーメイドプラン旅行国家資格「総合旅行業務取扱管理者」の資格を持ち、添乗員としての勤務経験を活かして、お客様のお迎えからお送りまで、旅行中全てのサポートを行います。ご希望の目的地や旅行日数、予算などを踏まえて、お客様にとって最適な旅行プランをご提案いたします。介護旅行専門店 ヤシの木|イメージ1介護旅行専門店 ヤシの木|イメージ4■ご利用の流れ公式LINE・お電話・お問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。ご利用者様の身体状況・介護状況・本人の意思確認などを確認いたします。お出かけの日程・行き先・その他ご希望をお伝えください。■会社概要商号 : 介護旅行専門店 ヤシの木代表者 : 今隈 朋子所在地 : 〒810-0001福岡県福岡市中央区天神2丁目2番12号 T&Jビルディング7F設立 : 2023年10月10日事業内容 : 介護旅行・外出支援サービス許可・認可: 国土交通省九州運輸局:九運旅二第51号URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】介護旅行専門店 ヤシの木 お客様相談窓口TEL : 070-9000-3568お問い合せフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年07月08日一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。普段、まる子さんが仕事に行っている間は、義姉が家に来て義母のお世話をしてくれています。しかし、紙に書いて説明したはずの直腸脱(肛門から直腸が飛び出す病気)のケアだけはノータッチ。結局、仕事帰りのまる子さんがやることに……。さらに、義母は1日に数回腸を戻すだけなら、手術は必要ないと言いだしました。もちろん、まる子さんは断固拒否! この生活が続くなら、いつか過労で倒れてしまうかもしれません。まる子さんがお風呂に入ろうとしたところ、義母の腸を戻してほしいと夫がやってきました。もう服を脱いでいるから代わりにやってと頼むと「頼む」と言われ……。結局、もう一度服を着て任務を完了したまる子さんでしたが、夫になぜやらないのかと聞いても、うまくはぐらかされてしまいました。朝から晩まで腸詰めをし続ける日々で、仕事中に義母から呼ばれる声やスマホの呼び出し音が幻聴で聞こえてしまうほど、体が拒否反応を示しています。 できることはやって! 自分で書き出した1日のスケジュールとともに、ひとりでは大変だから家族に手伝ってほしいと伝えます。 欲しい言葉はそれではなくて……。 何もやらないうちから、即答しないでほしい……。 大して人に迷惑をかけていないと思っている行為でも、実は誰かのストレスになっていたりするのです……。 直腸脱のケアも、呼ばれるたびにやっていると、家事や食事のタイミングが難しくなってしまうので、時間を固定することにしました。やることを時間とともに書き出してみると、分刻みでかなりタイトなスケジュールだということがわかります。そこで、そのスケジュールを見せながら、夫や息子にも介護や家事の分担をお願いしたいと伝えますが、「無理じゃね?」とあっさり却下……。 分担といっても、直腸脱のケアをお願いしたいわけではなく、食事の配膳や片付けなど、そこまで時間がかからず特別なスキルも必要ないものをお願いしたいと思っているだけです。 今日や明日、劇的に変わると思っているわけでもなく、過度な期待をしているわけでもありません。ただ、見えないところで私がどんな動きをしているのか、現状をわかってほしかったのでした。 --------------1日の流れを実際に紙に書き出してみると、家族も見えなかったところが見えてくるので、どれだけ忙しいのかを訴えやすくなりますね。分刻みで毎日休む暇もないまる子さんの状況を見て、家族は何を思ったのでしょうか……? 少しでいいから、何か目に見える変化があることを期待したいですね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター まる子
2024年06月22日今回は、物語をもとにしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。娘に介護を押しつけた母母から家事と祖父の介護を押しつけられている主人公。そして10年後、ついに祖父が亡くなりました。すると母は主人公へ実家を出ていくよう要求。祖父が亡くなったにもかかわらず、母は嬉しそうにしています。母は遺言状を持っていて…出典:Youtube「スカッとドラマ」母は「今まで介護お疲れ!財産は私がもらうわ(笑)」と宣言。なんと祖父に生前、遺言状を書いてもらったとのこと。それに対し主人公は「ごめんなさい。実は…」と言い…。問題さあ、ここで問題です。この後、主人公が放った言葉とは?ヒント主人公も祖父から預かっているものがありました。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:Youtube「スカッとドラマ」正解は「私も遺言状を預かっている」でした。なんと主人公も祖父から遺言状を渡されていたのです。遺産を独り占めするつもりだった母は…。「は?ちょっとまって」と動揺するのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(lamire編集部)
2024年06月06日今回は、物語をクイズ形式で紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。介護を押しつけ海外旅行をした夫主人公は義母の介護をしながら在宅ワークをしています。夫は主人公に介護を押しつけ、自分だけ海外旅行へ行く始末。その後、義母の容態が悪化。主人公は夫へ緊急で連絡を入れますが…。夫は「旅行を邪魔されたくない」と主人公をブロックしました。夫が旅行から帰ってきて…出典:Youtube「Lineドラマ」それから数日後、夫から帰国の連絡がきました。主人公は「お義母さんの葬式と通夜は終わりました」と告げます。まさかの事実に「…は?」と愕然とする夫。さらに主人公は「遺産の話をしましょう」と言い…。ここでクイズ遺産について、主人公はなんと言ったでしょう?ヒント!主人公の発言に夫は言葉を失います。話し合う余地もない出典:Youtube「Lineドラマ」正解は…正解は「話し合う余地がないくらい結論は出てる」でした。主人公は義母が遺言状を残していることを明かし…。出ている結論について話を始めたのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(Grapps編集部)
2024年06月05日株式会社日本教育クリエイト 三幸福祉カレッジ(所在地:東京都新宿区西新宿1-23-7 新宿ファーストウエスト7階、代表取締役:鳥居 敏)は、外国籍介護職員の介護福祉士取得を後押しするため、外国籍の方向けの介護福祉士受験対策講座を2024年8月2日(金)に開講します。外国籍介護人材向け介護福祉士受験対策講座介護業界の人材不足が深刻化する中、国は対策の一つとして介護ビザの導入や特定技能制度の新設など、外国籍人材の受け入れを進めています。こうした政府の後押しを背景に、2019年以降、医療福祉分野の外国人労働者数は大幅に増加しています。外国籍介護職員が長期的に働くには、介護福祉士の取得が必須となります。本講座では、介護福祉士の資格取得を目指す外国人の受験生が、学習をスムーズに進められるように、日本語教育も並行しながら介護福祉士国家試験合格を目指します。◆講座概要【特徴】・日本語教師の資格をもつ介護福祉士と看護師が講義を担当。・試験対策だけでなく、試験で使われる日本語のことばも学ぶことができる。・見逃し配信があるので、休んだ時でも安心。【講座日程】日程:2024年8月2日(金)~2024年12月27日(金)の毎週金曜日時間:13時~16時全20回(約60時間)+模擬試験1回【受講対象者】●日本語能力試験3級(N3)以上をお持ちの方●PC(推奨)、タブレット、スマホにて参加可能な方【受講方法】全日程オンライン【定員】15名 ※先着順【受講料】121,000円(税込)※法人様からのお申込みの場合10%OFFで108,900円※別途教材の購入(税込2,200円)が必要となります。詳細・お申込みはこちら ◆三幸福祉カレッジとは三幸福祉カレッジは、2000年の介護保険制度のスタートに伴い人材不足の介護業界に貢献するため、設立。実務者研修だけでも累計約18万人の方が当校で修了されています。「学びやすい」「通いやすい」「分かりやすい」学校を目指し、全国450教室(※1)で開講しています。受講生満足度は96.4%(※2)と高い評価をいただいています。※1 2022年度実績※2 2023年7月~11月の受講生へのアンケートにて、「授業内容が充実して役に立つ」と回答した方URL: ◆会社概要株式会社日本教育クリエイト代表者 : 代表取締役 鳥居 敏所在地 : 〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-23-7 新宿ファーストウエスト7階設立 : 1975年10月事業内容: <生涯学習事業>医療事務・介護職員初任者研修・介護福祉士実務者研修・登録販売者受験対策講座・カラーコーディネーター等、医療・福祉・薬剤・カラーに特化した生涯学習事業<人材紹介・派遣>医療・福祉・ITに特化した人材紹介・人材派遣・委託事業の運営<法人向け研修事業>医療・福祉・保育に特化した法人向け研修事業資本金 : 5,000万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年05月30日今回は、物語をクイズ形式で紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。※この物語はフィクションです。介護に理解がある会社転職したばかりの主人公。主人公の会社は育児や介護に理解があり「介護休暇」もありました。ある日、介護休暇で欠勤中の社員宛に1本の電話が…。デイサービスの会社から「お母さんが体調を崩されて…」という内容でした。主人公は「彼女はお母さんの介護中のはずですが…?」と対応します。部長の違和感出典:モナ・リザの戯言そのとき、部長が「気になることがある」と話し出しました。ここでクイズ介護のために現在の会社に転職したはずの社員に抱いた違和感とは?ヒント!部長が抱いた”違和感”は当たっていました。介護休暇を悪用していた出典:モナ・リザの戯言正解は…正解は「介護休暇の規定を超えて休んだことがないこと」でした。部長の話を聞き、社員の一挙一動が信じられなくなった主人公。後日、社員の母親が「娘がお世話になってます」と会社に来ました。突然の母親の登場に、社員は慌てふためきます。母親は「病気の予防のために、デイサービスへ時々行っている」と説明。欠勤していた理由とは違う言葉に、不信感を募らせる一同でした。イラスト:モナ・リザの戯言※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(Grapps編集部)
2024年05月16日皆さんは、介護休暇をとった経験はありますか?今回は「母の介護をする同僚」にまつわる物語とその感想を紹介します。※この物語はフィクションです。イラスト:モナ・リザの戯言母の介護をする同僚とある会社に転職したばかりの主人公。主人公が転職した会社は、育児や介護に理解があることが特徴です。ある日、同僚から母を病院に送るため、出社が遅くなると連絡がきました。すると部長は、同僚に休むように伝えます。同僚の母は要介護で、デイサービスの面談や母からの連絡があるたび、同僚は仕事を抜けたり休んだりしていたのです。主人公は、それでも働きたいという同僚を心配します。しかし、同僚の母が発熱して同僚が休んでいた日に、1本の電話がかかってきて…。デイサービスから電話がくる出典:モナ・リザの戯言主人公が電話に出ると、相手はデイサービスの介護職員でした。介護職員は同僚がいないか主人公に尋ね「お母さまが体調を崩されて…」と言います。どうやら同僚の母は、デイサービスに行った1時間後に体調を崩したようで…。同僚と連絡がとれない介護職員が勤務先に連絡をしてきたのです。介護のために休んだ同僚と介護職員の話の食い違いに、主人公は困惑。後に、同僚は母の介護で休んでいたわけではないことが発覚して、驚いてしまうのでした。読者の感想育児や介護に理解のある会社は、とてもありがたいですよね。同僚も介護で忙しく、会社に助けられていると思いましたが…。同僚と介護職員の話が食い違っていて、不安になりました。(30代/女性)育児や介護をしていると、突発的に休まなければならないこともあるので理解ある会社は助かりますね。介護しているはずの同僚がその制度を悪用していたら…と思うとゾッとしました。(20代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。(Grapps編集部)
2024年05月02日SOMPOホールディングス株式会社(グループCEO代表執行役社長:奥村 幹夫)は、介護に関心を持つ著名人と介護のプロが身近な介護問題について語り合う対談番組『もっと介護のハナシをしませんか?』(全3回)を2023年4月16日(火)からYouTube上にて公開いたします。本番組には、タレントの加藤綾菜さんと、SOMPOグループで介護事業を担うSOMPOケア株式会社 相談役会長の遠藤健が出演。介護を主題に全3つのテーマに沿ってトークします。テーマは「食へのこだわり」「人を支えること ~加トちゃんの夢実現のために~」「介護業界のDX ~未来の介護の在り方~」。介護に関心があり、介護関連の資格を取得している加藤綾菜さんが、加トちゃんこと、夫の加藤茶さんとの生活や、介護への考え方、自身の経験などについて赤裸々に語ります。加藤茶さんの夢を叶えるサポートや、健康面を気遣って試行錯誤してきたことなど、夫を支えるために行動していることを明かしました。■トーク番組『もっと介護のハナシをしませんか?』についてSOMPOグループでは、多様な事業を通じて、持続的に「安心・安全・健康」に資するサービスをお客さまに提供し、人々をリスクからお守りする、そして健康で豊かな社会づくりに貢献することを目指しています。また、SOMPOグループで介護・シニア事業を担うSOMPOケアでは、「介護の未来を変えていく」というスローガンのもと、介護サービス品質の向上やデータ・テクノロジーの活用などを通じ、ご利用者さまと全職員、さらには業界・地域・社会全体に対し、より良い未来社会の実現に取り組んでいます。今回の対談番組『もっと介護のハナシをしませんか?』では、介護に関心を持つ加藤綾菜さんと介護の経営に携わってきたSOMPOケア株式会社 相談役会長の遠藤健が、身近な介護に関する問題を語り合うトーク番組となっています。【概要】■出演者:加藤綾菜さん、遠藤健■テーマ・公開場所:SOMPOホールディングス公式YouTube チャンネルにて公開 ・第1回:「食へのこだわり」 動画1: ・第2回:「人を支えること ~加トちゃんの夢実現のために~」 動画2: ・第3回:「介護業界のDX ~未来の介護の在り方~」 動画3: ■公開日:第1回~第3回:4月16日(火)11:00【詳細】■第1回「食へのこだわり」介護食アドバイザーなど多数の資格を取得し、自身のYouTubeチャンネルでも料理動画をあげるなど、食の勉強に熱心な加藤綾菜さん。綾菜さんが、夫・加藤茶さんを支えるための食へのこだわりや、介護と食の関わりについてトークします。まず、遠藤が、綾菜さんのYouTubeチャンネルについて触れると、「夕飯を作る時についでに撮っておこうっていう形で、加トちゃんが私のケータイを使ってカメラマンをしてくれて。スタッフさん0人で、2人でずっとやっています」と意外な裏側を明かしました。綾菜さんは加藤茶さんの健康のために、結婚生活の始めの10年間は、試行錯誤を繰り返して料理をしていたことを明かします。その試行錯誤を経てたどり着いたのが“氷だし”。この氷だしのおかげもあり、なかなか下がらなかった加藤茶さんの血圧が今は安定しているとコメントしました。そして、氷だしを使った料理を遠藤に振舞いました。遠藤は、SOMPOケアの介護施設での食への取り組みについて説明し、介護予防という観点で食事は重要であると語りました。<トーク内容一部抜粋>※敬称略遠藤:まず、食事に関してはどんな思いでやってこられたのですか?加藤:加藤家は基本減塩の食事なんですけど、結婚2年目ぐらいから(夫が)すごい大病を重ねてきて、腎臓の数値とか内臓の数値がものすごく悪くなってきてたんですよ。先生にいきなり「完全に減塩、1日6gの塩分に抑えてください」って言われたんですよ。“えーっ”てなって。今まで加トちゃんは50数年間ドリフで忙しくてだいたい出前だったんです。出前で食べるのが、とんかつ、ラーメン、そば、この3つのみで。夜にお酒を飲みに行ってそのまま焼肉に行くかステーキを食べるかっていう生活で。魚は一切食べない、野菜はトマト以外食べないっていう生活でした。血圧も高かったので、一気に減塩するのはすごく難しくて。でもあまりにも腎臓が悪くて、透析が必要になるぐらいまでになっていたので、とりあえず塩抜きしようと思って。一切塩を使わなくなったんですけど、全然食事が進まなくて。食べるフリしては下に落として犬にあげたりとかして、どんどん痩せていったんですよ。どうしようって。でも減塩で教えてくれる料理教室を探しても日本になかなかなくて、減塩の本を作っている先生がいると知って、自ら会いに行って「減塩料理教えてください」と言って。あとかかっている病院や食について授業がある病院を調べて自ら病院に勉強しにいく中で、介護食の資格を取ろうと思って、介護食アドバイザーの資格をとりました。遠藤:なるほど。加藤:今、結婚13年目なんですけど、10年はもう試行錯誤で。(夫は)野菜も本当に食べないので、始めは3歳児の子どもが食べる野菜を食べさせるようなレシピを買ってハンバーグの中に練り込んだり、ドレッシングにしたりっていうのからちょっとずつ野菜に慣れていって。今は全部野菜も食べられるようになったし、魚も食べられるようになりました。遠藤:10年間の間、本当に工夫されて、苦労もされたんですね。加藤:10年なんとか減塩を一生懸命やってきたんですけど、本当に努力して“氷だし”にたどり着いて。氷だしの料理に全部変えたら、透析を受ける前日に腎臓の数値が良くなって、透析を免れたんですよ。遠藤:氷だしについてもう少し詳しく…。加藤:ちゃんと説明したくて持ってきたんですけど、食材は玉ねぎ、しょうが、酒粕、かつお節の4つの健康食材を使った万能だしです。鍋にすりおろした玉ねぎとしょうがを先に入れます。そこに水と酒粕を入れて沸騰したら5分煮ます。5分煮たら、火を止めて、かつお節としょうゆの順に入れてかつお節が沈むまで待って、ザルでこします。こして下にたまったものを製氷器に入れて、その1つの塩分が0.3グラムなので、それを冷凍庫で保管して、たくさん作っておいて2週間もつので、それを毎日の料理に使っています。遠藤:それは、お味噌汁に入れたりとか?加藤:スープに入れたり、煮物に入れたり。煮魚とかだと塩分が高くて食べられないんですけど、煮魚を氷だしで煮るようにしたら、塩分が1/3とか1/4になるのに、味があって旨味があってすごく美味しくて。今回食べてほしくて持ってきています!遠藤:ありがとうございます。加藤:茹でたほうれん草に氷だしを入れて混ぜ合わせただけのおひたしなんですけど、是非遠藤さん食べてみてください。■第2回「人を支えること ~加トちゃんの夢実現のために~」第2回では、数多くの介護関連の資格を取った綾菜さんが、介護への考え方や、実際にデイサービスで働いた経験について語りました。資格取得時、先生から「本当に加トちゃんを愛しているんだったら、加トちゃんができることを奪わないであげて」と教わり、「自立支援」が大事だと学んだという綾菜さん。一方で、デイサービスで働いた際はうまくいかなかった経験についても話します。しかし、経験を積んで、「コミュニケーションを取るのが好きなので、最後利用者さんに『また来てほしい、あなたは楽しそうだから120点』って言ってもらえて。めっちゃ嬉しくて、ものすごくやりがいを人生で感じたのがその瞬間だったんです。加トちゃんに『めっちゃ今日楽しかった、私向いとる介護!』と言ったら『綾ちゃん絶対やったほうがいいよ。キラキラしてるよ今日』って言われて」と介護に携わりたいと強く感じたエピソードを熱く語りました。また、今後加藤茶さんに介護が必要になった際、自宅で介護をするのか、施設へ預けるのか、考えを明かしました。さらに、綾菜さんは加藤茶さんの夢を叶えるサポートをしていることも話しました。<トーク内容一部抜粋>※敬称略遠藤:資格は介護食アドバイザー以外にも取られてるんですか?加藤:介護初任者研修と介護実務者研修、食育インストラクター、生活習慣病アドバイザーとか7個ぐらいは取っていると思います。5、6年かけて取りましたね。遠藤:そういう風に資格を取っていこうって思ったきっかけは?加藤:結婚した時が23歳だったので介護なんて興味もなく、結婚した当時にネットで、いずれ介護になるよとか言われたんですけど、自分には一切関係ないことだと思っていたんです。でも、結婚して25歳の時に加トちゃんがパーキンソン症候群っていう病気になって、点滴だけで生活するようになって。入院も長かったので私は隣に付き添うだけで何もできなくて。その時に、“こうなるなら、ちゃんと(資格を)取っておけば良かった”と思って。加トちゃんがリハビリに入ったタイミングで、学校に通い直すと言って。基本的なことは分かって資格が取れた時には、加トちゃんが1年半かけて、めちゃめちゃ完治していて。逆に仕事バリバリするようになって。良かったと安心した矢先に、コロナが流行り初めて。遠藤:あーそうか。加藤:コロナ期間中に身近な方が亡くなったりして、いなくなるとか、寝たきりになるとかっていうことを経験して、介護実務者研修を取って。何かあった時にも身構えられる、動揺しない自分になろうと思ってまた取り始めました。遠藤:介護実務者研修で教わったことは?加藤:それが「自立支援」という言葉なんですけど、そこが一番衝撃で。私は今まで、加トちゃんの靴下を履かせてあげたり、何かあったらお茶を取ってあげたりとか、できるだけ動かさないようにしていたんですけど、それが愛じゃないって先生に教わって。「あなたが本当に加トちゃんを愛しているんだったら、加トちゃんができることを奪わないであげて」って言われて。その日からは水も取りに行かないし、何か頼まれても「加トちゃん自分で行き〜」と言うようになって。そしたら加トちゃんから「愛が冷めたんじゃないか」とか色々疑われました(笑)。でも、「違うのよ、加トちゃんを愛しているから加トちゃんができることを私は奪ってないんよ」と言ったらわかってくれて。そこから私が仕事で遅くなった時とかにラーメンを作って待ってくれていたり、ジムなんて全然行くようなタイプじゃなかったんですけど、「ジム行きたい」と言って今では週2回ジムに行って。自ら動くことに喜びを感じるようになって。遠藤:それはいい話だな。加藤:やっぱり自立支援ってすごく大事ですよね。遠藤:(綾菜さんの夢は)加トちゃんの夢を叶えることだと、前にお聞きしたことがあるんですけど、どのようなことですか?加藤:加トちゃんの夢が108歳、108歳が茶寿って言うんですよ。加藤茶の茶に寿って書いて茶寿。だから、「俺は108歳まで生きる。95歳までは現役で舞台に立つ」っていう夢があって、それを絶対に叶えたいと思って私もサポートしています。「俺、芸能人で一番の長生きになろう」って言って。でもやっぱり健康じゃないと寝たきりだったらダメだから「歩ける108歳になりたい」って言って、今頑張っています。■第3回「介護業界のDX ~未来の介護の在り方~」2040年には介護業界で働く人が69万人足りなくなるという試算が出ています。介護にもテクノロジーを導入することで、利用者はより質の高いサービスを受けることができる一方で、職員は負担が減り、テクノロジーやシステムではできない、会話など人にしかできないことにもっと時間を使えるようになります。実際に介護現場に導入されているテクノロジーについての紹介のほか、テクノロジー導入の難しさについても言及しました。また、人材を増やす取り組みについてもトーク。志を持って介護の仕事に就いたものの、色々な現実にぶつかって辞めてしまう人が多い業界ですが、それを解決するためにSOMPOではまず教育システムを工夫していることを説明しました。そして最後に、綾菜さんから、介護の従事者へメッセージが送られました。<トーク内容一部抜粋>※敬称略加藤:そもそも介護をする人材を増やすためにどのような取り組みをすればいいと思っていますか?遠藤:これは一番重要なテーマです。まず、介護を目指す人はうちにも毎年300人前後の新卒職員が入社してくるんです。その学生たちは福祉系の学部を出ている人が2割ぐらいで、あとはみんな一般の学部を出た人。なんで介護業界を目指してきたのか聞くと、子どもの頃おじいちゃん、おばあちゃんに大変可愛がってもらって、恩返ししようと思った時にはもう亡くなったので、この仕事に入って社会的に恩返ししたいっていう子が大体30〜40%くらい毎年いるんですよ。こういう子たちが入社してきて、悩みにぶつかって、辞めていってしまう。こんなにもったいないことはない。だからまず1つは教育だと思いまして。今SOMPOには「SOMPOケアユニバーシティ」っていう、いわゆる企業内大学があって。教育に徹底的に力を入れているんです。そうしたら私が社長になった時に4人に1人がやめていく25%ぐらいだった離職率が今11%ぐらいまで下がって。だから、まず教育をしっかりする。それから次に働きがいですよね。働きがいは自分がケアしているご入居者やご利用者が元気になるとか笑顔が出るとか、これが一番嬉しいんです。だから自立支援ってものすごく重要なんですが、そういうことに向き合える時間を多く作らないと、介護記録を作るとかその他様々な雑務で(人と)向き合う時間がないってなると、“そんなはずでこの仕事選んだんじゃないのに”となってしまう。そういう環境をなくすために今SOMPOケアでは業界の先頭に立ってテクノロジーの導入・利用、それは入居者にとってもケアの質、サービスの質が上がる、働く人にとっては効率がよくなるっていうことを目指しています。遠藤:最後に、今まさに家庭内で介護している方とか、あるいは当社のように実際に介護の従事者として働いている方に綾菜さんから何かメッセージを送ってくれませんか?加藤:私は特に一人で抱え込む期間が2年ぐらいあって、すごく辛い思いをしたんですけど、今私に相談してくれる方もほぼ1人で両親をみたりとかお母さんみたりとか、高校生1人でお母さんをみてるとか…。遠藤:ヤングケアラーですね。加藤:すごく多くて。でも絶対に相談してほしいです。相談できるところはいっぱいあるので、一人で抱え込まないでほしいです。あと、私は今芸能界の仕事もやっていますけど、これから介護の現場に行きたいっていうのはすごくあって。こんなにテクノロジーが私の知らない間に発達しているっていうのを知ったら、ますます働きたいという思いが出たので、ぜひ一緒に頑張りましょう!■プロフィール加藤綾菜1988年4月12日、広島県出身。2011年に加藤茶さんと結婚。年齢差が45歳で年の差婚として話題になるもバッシングを受け続けたが、一切メディアやSNS等で反論することなく耐え続けた結果、世間の目やネットニュースでの扱われ方が変わり、献身的に支える良き妻としてテレビや雑誌で取り上げられ、年の差婚ならではの料理の秘訣やコミュニケーションの取り方など、ライフスタイルを中心に加藤流の考え方が注目されている。数々の資格を取得し、料理・介護等で活躍中。遠藤健SOMPOケア株式会社 相談役会長1954年、東京都出身。76年、早稲田大学卒、安田火災海上保険(現・損保ジャパン)入社。専務、ジャパン保険サービス(現・損保ジャパンパートナーズ)社長などを経て、2015年12月、SOMPOケアネクスト社長。17年6月、SOMPOケアメッセージ社長を兼任。18年7月、SOMPOケア(旧・SOMPOケアメッセージ)、SOMPOケアネクスト、ジャパンケアサービス、プランニングケアの4社が合併した新生SOMPOケアの社長に就任。24年4月より現職。■企業情報【SOMPOグループについて】SOMPOグループは、お客さまの視点ですべての価値判断を行い、保険を基盤としてさらに幅広い事業活動を通じ、お客さまの安心・安全・健康に資する最高品質のサービスをご提供し、社会に貢献します。<公式サイト> 【SOMPOケアについて】SOMPOケアは、超高齢社会におけるさまざまな時代のニーズに対応することで培ってきた総合力を活かし、「たとえ介護が必要になっても高齢者自身が住みたいと望む場所(住まい)で、自分らしい暮らしを続けられる環境の提供」に取組み続けています。<公式サイト> 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月16日一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。以前おこなった介護区分変更申請の結果は「要介護1」。でも、デイサービスに行かなくなった義母にとって、特に大きな変化はありませんでした。そんなある日、「今年の冬は越せそうにない」と、遠方に住むまる子さんの義兄を呼び出していた義母。ずっと横になっている義母を見て、義兄が何を思ったのか、まる子さんはふと気になってしまったのでした。息子とともに、新型コロナウイルスのワクチン接種をしてきたまる子さん。覚悟はしていたものの、今回も発熱や頭痛といった副反応が出てしまいました。義母には、事前に接種日を伝えていて、熱が出る前にいろいろと動いてはずなのですが、結局は悪寒や頭痛と格闘しながらお世話をするハメに……。 黄色い、長い、バーナーナー! 接種を翌日に控え、再度義母に説明しました。 本当ですか、それ……? やっぱり……。 申し訳ないと、本当に思ってくれていますか……!? 「申し訳ない」って言えばいいと思っていません……? 仕方なく家事をしていると、スマホにも呼び出しが……。 昼になり、悪寒が強くて料理をする気にはなれず、簡単にピザで済ませることに。 この状況で、それを言いますか……? このタイミングで、なぜその話……。 ※女玉:通常の義母(女王)よりもブラックな状態な義母のこと 過去の経験から、今回もきっと副反応の症状が出ると思い、自分なりに準備はしていたはずでしたが……。前回の接種時とは義母の状態が違っていて、今は歩行器で歩くのがやっと。それを見越して準備しておけばよかったと、後悔することに。 シャッターの開閉、部屋の換気、洗濯、朝食の支度……と、腕の痛みや倦怠感に耐えながら、結局いつも通りのお世話をしていた私。事前に接種日を伝えたときには、自分でやれると言っていたと思うのですが。 そして、私が悪寒に苦しみながら自分の食事を準備していると、横にやって来て「生協で何を買ったのか」と、「今??」と思うようなことを話しかけてきた義母。なんとか「バナナ」と声を絞り出しますが、聞き返されてしまったので、もう一度「バナナ!」と声を大きくして言います。が、さらに聞き返されたので、「黄色い、長い、バーナーナー!」と力の限り叫んでおきました。なぜか体調不良の中、義母とコントのようなやりとりを繰り広げることに……。 --------------準備は万端! と思っていても、意外と抜けていることは少なくありませんが、つらい中で結局いつもと同じようなお世話をすることになってしまい、大変でしたね。介護は、する側の健康があってこそだと痛感します。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター まる子
2024年04月01日一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。次も同じ状態が続くようなら退会しようと決めていた、デイサービス予定日の前日。おしりの状態が悪化していることを理由に、義母はデイサービスをお休みすると言いだしました。そんなわけで、1回も通うことなくあっさりデイサービスの退会が決定しました。まる子さん的には予想通りの展開で、特に落胆することもありませんでした。義母がデイサービスに通うことになって、まる子さんの家の玄関先には手すりが設置されました。しかし、デイサービスの退会が決定したため、不要になった手すりを撤去することに。すると、ご近所さんから「家族構成が変わった」と勘違いされてしまい、そんなふうに思われることもあるのか! とまる子さんは驚き、義母は家の中で元気に過ごしていることを伝えました。 モヤモヤが止まらない… 義母から大学病院を転院したいという話が出たので、早速担当医に相談してみることに。 担当医から言われたことを義母に報告すると……? いろいろと理由を並べて、結局「転院はしなくていい」という結論に。 ※ちょっとわがままな義母のときは「女王」、攻撃的な義母のときは「女玉」と表現しています 夫が改めて義母と話したところ、何年も持病の薬を飲んでいないという衝撃の事実がわかりました。 夫からの言葉を聞いて、自分の負担は軽くなるけど素直には喜べませんでした……。 若いころからの持病の経過観察のため、定期的に大学病院を受診している義母。しかし、大学病院の付き添いはとにかく手間がかかって大変です。それを心配してくれたのか、ある日義母から「まる子さんの負担を減らすためにも、近くの病院に変わったほうがいいと思う」と提案され、早速次の受診時に担当医に相談しました。 答えは、採血できる近くの病院なら転院は可能。持病が再発しないよう、治療の継続は必要……ということでした。それを義母に伝えたところ「できてすぐの新しい病院は信用できない」「こんなおばあさん診てくれるの?」など、ネガティブな発言が飛び出します……。そして、最終的には「まる子さんがお仕事を休んで付き添ってくれるから、転院はしなくていいわ」と自己完結。 私の負担を減らすための提案だったのでは……? しかも、夫が話をしたところ、圧迫骨折をしてから飲む薬が増えたため、たくさんの薬を一緒に飲みたくないという理由で、勝手に持病の服薬をストップしていたらしく……。それなら、もう通院自体が必要ないのでは? という結論に。それを聞いて、今までずっと仕事を休んで代理受診までしていたのに……と、私の中でモヤモヤが込み上げてきてしまいました。 --------------代理受診までしてもらっていた薬なのに、飲まれていなかったというのは衝撃的でしたね……。今後のためにも、かかりつけ医に事情を話して相談してみたほうがいいかもしれません。何はともあれ、何事もなくてよかったですね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。>>次の話 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター まる子
2024年03月07日「2024年度の介護報酬の改定では、物価上昇が激しいので引き上げられるとしても、介護保険財政の厳しさから小幅なものになると覚悟をしていました。しかし、まさか削減されるとは……。経営的に厳しい状況で仕事をしている小規模訪問介護事業者にとって死活問題です」“訪問介護崩壊”への警鐘を鳴らすのは、介護事業者『NPOわかば』(世田谷区)理事長の辻本きく夫さんだ。6月からの改訂で、特別養護老人ホームや老健の介護報酬が増額されるにもかかわらず、在宅介護に欠かせない訪問介護の介護報酬が減額となった。「その背景には、7.8%という高い収益率があったからです。しかし、そこには同じ建物に多くの利用者がいて、移動時間などなく効率的に生活援助できるサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)が訪問介護に含まれていることも要因の一つと見られています」(全国紙記者)辻本さんは“収益率7.8%”という数字をはじきだした介護事業経営実態調査に懐疑的だ。「客観性に欠けるものだと、昔から私個人は感じてきました。調査アンケートに答えた人ならわかると思うのですが、回答を記入するのに3〜4時間はかかります。つまり、アンケートの段階で、人員にも時間的にも余裕がある事業者が選別されている。収益率がこれほど高ければ、人員不足や経営難に陥ることはないはずですが、周囲を見渡してもそんな余裕のある経営をしている事業者はありません」こう語るように、訪問介護事業所は経営的に厳しく、待遇面でも他業種に比べ劣るという。「介護保険サービスが開始された当初、1件の介護時間が平均2〜3時間で、1日3、4件くらい回り、訪問ヘルパーさんの月収は25万円ほどでした。しかし、制度改定のたびに生活援助サービス時間が削減され、1回あたりのサービス時間が短くなり、またデイサービスの送り出しなど短時間のサービスが多用されるようになったため、現在では1サービスあたりの労働時間が平均40分ほどになってしまいました。このため、ヘルパーは短時間のサービスを1日7〜8カ所回ることになりました。同じ時間働いても、移動時間や待ち時間が占める時間が長くなり、月収は18万円くらいまで下がっています」(辻本さん)介護コンサルタント業務を請け負うスターパートナーズ代表の齋藤直路さんが補足する。「事業所によって違いはありますが、待機時間や移動時間に報酬は発生しないケースもあります。また、約束をキャンセルされるケースもあります。キャンセル料を設定することや、それを原資としてヘルパーへの手当として充当することも可能ですが、慣習的に行われておらず、ヘルパーへの補償もないのが実情です」もともと低賃金やきつい仕事であるため、慢性的に人材不足だという。2024年の介護職員の有効求人倍率は、施設介護職員が3.79であるのに対し、訪問ヘルパーは15.53。つまり、15社が求人しても、集まるのはようやく1人なのだ。結果、訪問介護事業所には若手が定着しないため、高齢化の一途を辿っており、4人に1人が65歳以上、平均年齢も54.7歳なのだ。高齢者でも活躍できる職場といえば聞こえはいいが、実際は「辞めたい」と言われても、人材不足のために慰留しているケースもあり、80代でも現役というのは珍しくない業界だ。静岡県の訪問介護事業所『てんまるっと』の村松幸男さんは、高齢者だからこそのメリットにも目を向けている。「たしかに杖をついているヘルパーが、杖をついていない利用者の訪問介護をしているケースもあります。うちでは84歳のヘルパーが最高齢です。1日100kmくらい車移動をするので、体力的にきつい部分もありますが、利用者の信頼を得ています。やはり高齢者の気持ちは高齢者がわかる。そのため、60歳以上のヘルパーを募集しています」使命感を持って介護現場に臨んでいるが、やはり訪問介護の経営は厳しいという。「介護保険だけでは収益を上げることは難しいので、介護保険外のオリジナルサービスを組み入れるなどして工夫しています。訪問介護を始めて3年ですが、まだ赤字が続いているためです」(村松さん)■介護離職する人の数は年間10万人と増えて真面目に働く業者が、経営難に直面しているのだ。東京商工リサーチの1月17日の発表によると、2023年、《「訪問介護事業者」の倒産は過去最多を大幅に上回る67件に達した》。その大半が小規模事業者だという。前出の辻本さんが語る。「世田谷区で調査したところ、訪問介護事業者の7割が、危機に直面している20人以下の小規模事業者でした。すでに60代、70代のヘルパーに支えられているため、若い人が入らず、このまま高齢化が進めば10年後には生き残れるのかどうか……」その影響は、私たち家族の在宅介護に及ぶのだ。「訪問介護は人材不足で、都内であっても一人の利用者を一つの事業所だけで見ることは難しい状況です。私はケアマネをしていますが、午前にA事業所、午後にB事業所と、どうやって人材を集めるのかが腕の見せどころとなっています。当然、希望の日時にサービスを入れることは難しく、利用者の施設入所や死亡によってサービスが空くのを待つこともあります。ほとんどの事業所で新規の利用者を受け入れることは難しくなっています。介護報酬が削減され、訪問介護が崩壊すれば、状況はますます悪化し、家族の負担が増すことになります」(辻本さん)ヘルパーは呼んでも来ない、なかなか予約が取れない、おむつや食事など、いままで訪問介護に頼っていた多くの生活支援なども、介護する家族にのしかかる。介護離職する人の数は年間10万人と増えている。在宅介護のため働きに行けなくなり、「破産」する家庭が急増することにーー。介護者や家族の悲痛な叫びを、国はどのように聞くのか。
2024年02月29日今回は、物語をクイズ形式で紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。介護を押しつけ海外旅行をした夫主人公は義母の介護をしながら仕事をしています。主人公が夫に協力を求めても、夫は介護をしようとしません。しかも夫婦の共同貯金を全額引き出し、夫は勝手に海外旅行に行ってしまいました。夫の海外旅行中、義母の容体が急変したため慌てて夫に連絡する主人公。しかし実は、浮気相手と海外旅行を楽しんでいた夫は…。主人公が必死に連絡しているのに「邪魔をするな」と連絡を断ったのです。結局夫が帰国したときには、義母は亡くなっており通夜も葬式も終わっていました。主人公は「お義母さん亡くなりました。遺産の話をしましょう」と伝えます。義母の遺言状出典:Youtube「Lineドラマ」「実子の相続権が優先される」と主張してくる夫。そんな夫に主人公は義母の遺言状の内容を伝えました。ここでクイズ遺産がもらえると信じている夫。遺言状の内容とは?ヒント!生前、義母は夫のことを「甘やかしすぎた」と考えていました。遺言状の内容出典:Youtube「Lineドラマ」正解は…正解は「夫が相続する遺産はなかった」でした。相続権のある実子が相続する割合が多いことは主人公も知っています。しかし「遺言状を残していた場合は別」ときっぱり夫に伝える主人公。義母が用意した遺言状には「息子には1円も相続させない」と記されていました。遺産の相続ができず、浮気の慰謝料まで請求された夫は「は?」と絶句するのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(Grapps編集部)
2024年02月26日皆さんは、介護の経験はありますか?今回は「義母の介護に口出ししてくる義姉」にまつわる物語とユーザーからの声を紹介します。(CoordiSnap編集部)イラスト:エトラちゃんは見た!義母が入院夫と共働きで暮らしている主人公。あるとき、1人暮らしをしていた義母が怪我をして入院します。医者からは、退院しても1人で暮らすのは難しそうだと言われました。しかし主人公夫婦は自宅で介護をする余裕はなく、施設への入居を検討することに。ところがその話を聞きつけた義姉が怒り出して…。口を出すだけの義姉出典:エトラちゃんは見た!「老人ホームに入れるなんてひどい」と主人公夫婦を責める義姉。いままでろくに義母の面倒を見てこなかった自分のことは棚に上げて「老人ホームは絶対ダメ」と命令してきました。そこで主人公は、義姉の指示通りに施設への入居を断念。そして退院当日、義母を義姉宅に送り届けてもらったのです。主人公に介護を押しつけるつもりだった義姉は、慌てて主人公に電話をかけてきましたが…。電話は繋がらず、渋々義母を自宅で預かることにした義姉。しかし、そこで義母の症状を目の当たりにするのでした。読者の感想自分は何もせずに口を出すだけの義姉に呆れてしまいました。どうしても意見を押し通したいなら、義姉が義母の面倒を見るのが当然だと思います。(40代/女性)今まで義母の面倒を見てこなかったのにもかかわらず、老人ホームを検討した主人公夫婦を責める義姉は自分勝手だなと思いました。これからは義母の介護をしっかり責任もってみてほしいです。(30代/女性)
2024年02月23日今回は、物語をクイズ形式で紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。介護を押しつける夫主人公は義母の介護をしながら仕事をしています。主人公が夫に協力を求めても、夫は介護をしようとしません。しかも突然、夫は海外旅行に行ってしまいます。介護を主人公に押しつけ、海外で趣味のサーフィンに興じる夫。そんななか、義母の容体が急変してしまいました。義母の容体が急変出典:Youtube「Lineドラマ」主人公は夫に「大変よ。お義母様が!」と伝えますが…。慌てる主人公に対し、夫は衝撃の発言をしたのです。ここでクイズ夫の衝撃発言とは?ヒント!夫は主人公が話を大袈裟にしていると思っています。夫の衝撃発言出典:Youtube「Lineドラマ」正解は…正解は「バカンスを楽しんでるのにじゃまするな」でした。「早く帰国させたくて話を盛ってるだろう」と言い放つ夫。主人公が説得しても聞く耳をもちません。夫は「救急車を呼ぶなりすればいい」と主人公に対応を丸投げし…。「邪魔をするな」と連絡を断ったのです。しかし夫が帰国し、連絡がついたときには義母はもう亡くなっていました。「お義母さんは亡くなりました」と主人公は夫に伝えます。しかも通夜も葬式も終わっており、夫は「は?」と驚くのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(Grapps編集部)
2024年02月17日人間誰しも、老いからは逃げることができません。歳をとるほど身体機能が衰えていくのは、有限の命を持つ生き物として、仕方のないことといえるでしょう。いつか必ずやってくる老い。社会で生きる多くの高齢者をサポートするため、多くの介護士がプロフェッショナルとして活躍しているのです。新人の介護士たちが教育係にいわれた『ひと言』介護施設で働いている、ジッピー(@zippy_desu)さんがX(Twitter)に投稿したのは、自らの仕事にまつわるエピソード。プロとして職に就いた介護士も、仕事を始めたばかりの頃は、先輩からさまざまなことを教わって成長していく必要があります。ある日、新人の介護士が集まる中、教育担当者はこのように呼びかけました。みなさん、初日のレポートを提出してください。そのひと言を聞いて、新人たちはざわつきました。なぜならば、新人たちはレポートの提出が必要なことを、誰一人として知らなかったのです。彼らは、あせりながらこう思ったことでしょう。「自分が聞き落としていたのかもしれない」「忘れてしまったら怒られるのかも」…と。場がざわつく中、レポートの提出を求めた教育担当者は、このように告げました。提出物なんてものは元からありません。今みなさんが感じたことが、認知症の方々の気持ちです。この気持ちを忘れないように。※写真はイメージ加齢によって発症する病気の代表格といえる、認知症。歳をとるほど発症率が上がっていき、65歳以上になると5~6人に1人が罹患するといわれています。主な症状はその名の通り、認知機能の低下。ついさっき起こった出来事を忘れてしまうなど、物忘れが多くなってしまいます。教育担当者が求めた、レポートの提出は真っ赤なウソでした。新人たちが忘れたわけではなく、一度たりともレポートの提出について告げられていなかったのです。「覚えていない」という不安やあせりは、認知症の当事者が日々感じているもの。その気持ちを身をもって体感してもらうため、教育担当者はウソをついたのでしょう。これから何度も向き合っていくであろう、認知症の人の気持ちを、新人たちに実感させた教育担当者。その対応に、ネットからは称賛の声が上がりました。・ハッとさせられた。自分も理解しているつもりでも、実際はできていないのかも。・言葉の説明だけでは理解できないことも多い。身をもって実感するって本当に大事だ。・「なるほど」と納得させられた。これが続くとなると、当事者は本当につらいんだろうな。人と接する上で大切なのは、相手の気持ちを感じ取ること。しかし、自分が経験したことのない立場の人の気持ちは、理解するのが困難です。介護も、人と人とのコミュニケーション。今回のエピソードによって、多くの人が、他者を理解する大切さを再認識させられました。[文・構成/grape編集部]
2024年02月12日一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。義母が積極的に動かなくなってしまい、介護の負担は増すばかり……。なんとかならないものかと、何げなく介護福祉センターからもらった資料を眺めていると、そこに「要介護区分の変更」という一文を発見! これだと思い、早速手続きをしたところ、運良く訪問調査員がすぐに来てくれて、前回よりも悪化している状況をわかってもらえました。ある日、義母から食事に出したゆで卵はいつのものか聞かれ、先週買ってきたものだと答えると、それがあたって気持ち悪くなったと言われました。賞味期限まではまだ4日もあるのに……と、納得できずにいると、納戸の中にヨーグルトを発見……。どうやら、義母の中では冷蔵庫と納戸は同等みたいです。 心身ともに、もう限界…! 朝、義母の部屋に行くと、ちょうど着替えているところでした。 勝手に手を出すと怒るのに、何もしなくても怒られるなんて……。 そういえば、息子には最近の出来事を話していませんでした。 想像力豊かな息子には、きつかったみたい……。ごめんね。 すかさず夫がフォローに入ります。 ※王子:まる子さんの息子 心身の限界を感じ、地域包括支援センターへ向かうために予約の電話を入れました。 あれ? 担当者によって言うことが変わっている……? 早速、義母への聞き取りがスタート。 よかれと思ってしていることも、「大きなお世話」になっているなら、もう私は頼まれたこと以外はやらないと決めていました。でも、義母にとっては「大変なところは察して助けて」となるようで、結局を文句を言われてイライラしてしまいます。 さすがにもう限界! ……そう思い、夫とともに地域包括支援センターへ行くことにして、予約の電話を入れました。その日はたまたま担当者がお休みとのことで、いつもと違うスタッフに話を聞いてもらったところ、なんだかトントン拍子に話が進んで、すぐに居宅介護支援事業所から担当者が来ることに。 義母はドヤ顔ではって生活していることを話しましたが、聞いていた担当者は絶句……。今の状況を見ると「要介護2」に相当すると思うと話してくれましたが、ちゃんと認定が下りるまでは少し控えめのケアプランを立てることになりました。今困っているのはトイレとお風呂、そして洗面所までの移動。これが解決して、最低限の生活ができるようになればいいなと思います。 --------------いつもと違う担当者だと、話が通じなかったらどうしようと不安になるかもしれませんが、まる子さんのように逆に話が進むこともあるかもしれないと思うと、とにかくいろいろな人と話をするのもいいかもしれません。介護区分が変更になって、大きな負担にならないようにサポートが受けられるといいですね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター まる子
2024年02月10日今回は、物語をもとにしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。介護を押しつけ海外旅行をした夫夫と2人で暮らし、義母の介護をしている主人公。夫は一切手伝ってくれず主人公に丸投げしていましたが、そんなある日、何の相談もなく夫は海外旅行へと行ってしまいます。夫が旅行している最中に義母の容態が急変し、夫へ連絡しますが連絡を無視。そして結局義母は亡くなってしまい、義母の葬儀などもすべて主人公が行うことに。それから3日後、夫は悪びれる様子もなく帰ってきました。主人公は「お義母さんが3日前に亡くなりました。遺産の話をしましょう」と話します。続けざまに離婚と慰謝料請求の話を切り出した主人公ですが…しかし夫への相続は…出典:Youtube「Lineドラマ」そんな夫に「あなたへの遺産の相続は何もなし」と告げます。夫は「…は?」と理解が追いつかない様子。ここでクイズ実の息子である夫に遺産が相続されない理由とは?ヒント!義母は亡くなる前に「あるもの」を用意していました。遺言状を…出典:Youtube「Lineドラマ」正解は…正解は「義母が遺言状を残していたから」でした。義母は亡くなる前に遺言状を用意しており…。そこには「息子には1円も相続させない」と記されていたのです。遺産の相続ができず、慰謝料まで請求された夫は青ざめるのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(Grappもちろん、
2024年02月05日一般的に、仕事が原因でなんらかの病気が発症した場合を指す、職業病。しかしネット上では、業務によってついた癖が、仕事以外で出てしまうことを、『職業病』と呼んでいます。例えば、『客として買い物をしていたのに、つい店員の声につられて、「いらっしゃいませー!」と復唱してしまった』といったものも、『職業病』の1種といえるでしょう。4つの『職業病』に「あるある!」きっと誰もが1つは持っているであろう、『職業病』。あとみ(yumekomanga)さんは、SNSのフォロワーから寄せられた、『職業病』にまつわる体験談を描きました。もしかすると、あなたもこれらの症状に身に覚えがあるかもしれません…!店内にあってはいけない場所が…ついつい気になってしまう…!私生活でもあふれる親切心強盗役もさすがに困惑!医療従事者や清掃員、介護職や銀行員など、さまざまな仕事にまつわる『職業病』。『職業病』を発症した経験のある人ならば、こういった症状が、無意識のうちに出てしまうということをよく知っているでしょう。これらのエピソードを寄せた人たちも、業務内容が身体に染みついてしまい、自然と反応してしまうようになったことが想像できます…!4つの『職業病』にまつわる体験談に、漫画を読んだ人たちから、共感する声やツッコミが寄せられました!・強盗にお礼をするのは最高に面白い。腹を抱えて笑った。・めっちゃ分かる!販売員を経験すると、どの店でも陳列をチェックしちゃう…。・無意識に「ありがとうございました!」は、ついやっちゃうよねえ。ある意味、職業病の発症は、仕事に対して真剣に向き合っている証拠といえるのかもしれません。職種の数だけ、世の中にはたくさんの職業病が存在する…と考えると、なんだか面白いですね![文・構成/grape編集部]
2024年01月29日