アーティストの眉村ちあきが20日、新曲「ピッコロ虫」のMVを公開した。本作はこれまでにも眉村のMVやライブの演出映像を手がけてきた映像監督・松浦本が制作した。眉村は「ピッコロ虫は、初めての正統派メジャー感醸し出し曲です」と明かし、松浦監督については「松浦さんはスーパー監督で、正統派からむちゃくちゃなMVまで作ってしまいます。頭の中がどうなってるのか見てみたいです」と表現する。今回のMVは「イメージはカラフルな海外雑誌に憧れて真似する昭和の可愛い女の子」がテーマとのことで、松浦監督は「当初のイメージはカラフルな海外ポスターの様な世界観。ですが、撮影中赤い衣装に映えるベルトはないかな?とつぶやいたところ、眉村さんがご自分の靴下を腰に巻き出したので、可愛いくダサい昭和レトロでいこうと決めました」と明かした。
2018年08月22日アーティストの眉村ちあきが、4日に東京・新宿 LOFTで行われたワンマンライブ「眉村ちあき 2nd ワンマンライブ~SOLD OUT 関係者席ありません~」にて、レコード会社・トイズファクトリーと仮契約し、19年6月4日に東京・新木場STUDIO COASTで3rd ワンマンライブを開催することを発表した。眉村は"弾き語りトラックメイカーアイドル"として、テレビ東京バラエティ番組『ゴッドタン』やTBSラジオ『アフター6ジャンクション』に出演するなど、注目を集めている。4日のワンマンライブでは、5月にリリースされたアルバム『目尻から水滴3個、戻る』や最新配信曲「ピッコロ虫」を中心に23曲披露し、アンコールではこれまでの軌跡を振り返る映像が放映された後、「MAYUMURA CHIAKI 2018~2019」と題してトイズファクトリーと仮契約することなどが発表された。その他にも、眉村ちあきドキュメンタリー「眉村ちあきのすべて(仮)」の映画化決定、12月「無人島クリスマス」イベント開催、19年1月にクラブクアトロ(東京・渋谷と大阪・梅田)でのライブ開催が発表された。それぞれイベントの詳細やチケットについては、後日発表を予定している。
2018年08月07日今や世界中で大人気の細田守監督のアニメーション。前作から3年、待望の新作『未来のミライ』がついに今月公開に!その完成を祝して、細田作品を大特集します。細田監督が子供向けアニメーション『デジモンアドベンチャー』で映画監督デビューした時から注目していたという放送作家の古川耕さん。細田作品の傾向や魅力は「圧倒的な新しさ」にあると語ってくれた。「初の長編映画『時をかける少女』は、過去に何度か実写化されていますが、それらの作品とは一味違う“躍動感あふれるみずみずしさ”が鮮烈でした。新しい風が吹いてきた!と感動したのを覚えています。また、それ以降のオリジナル作品は、監督自身の体験とリンクしながら“親戚と仮想空間” “母と子”など、既存のアニメーション映画になかった題材を取り上げ、良質なエンターテインメントに昇華させている。アニメーション映画は、子供たちを含む“公共のもの”であるべきという信念を監督は持っていて、それがどの作品にも反映されています」また、ただの娯楽作品とは一線を画す、緻密な演出と絵のクオリティも特筆すべきと、古川さん。「監督は絵画の知識や技術が豊富で、アニメーションとしての根本的な演出力の高さ、画づくりへのこだわりが抜きんでています。全カットが明確な意図を持って描かれ、メタファーもちりばめられているから、その解釈に気づくと作品をより深く楽しめますよ」下で細田監督の4作品を振り返り、見どころを解説。初めての人も再び観る人も、夏にふさわしい爽やかな感動に浸れるはず!2006年『時をかける少女』筒井康隆の原作を、現代を舞台に再構築。タイムリープの力を手に入れた高校生の真琴と、同級生の功介、千昭の友情や恋愛模様を描く。小規模公開から9か月に及ぶロングランを記録。「学生時代を思い出してノスタルジーに浸れるはず。映像がスタイリッシュで、真琴のアクションに彼女の性格や心の葛藤がにじみ出ているのも興味深い。真琴役の仲里依紗さんが注目された作品でも」(古川さん)2009年『サマー・ウォーズ』細田監督初のオリジナル劇場作品。数学が取り柄の高校生・健二が憧れの先輩の夏希の親戚たちと、「仮想世界OZ」の混乱から始まった世界の危機に立ち向かう。「夏の風景と仮想空間の対比、小気味よいバトルアクションシーンなど、監督が培ってきたものが凝縮された一本。脚本のレベルも高く、娯楽映画としてのクオリティが突出している。いち早くiPhoneが登場しているのも注目です」2012年『おおかみこどもの雨と雪』“おおかみおとこ”と恋をして、姉弟の“おおかみこども”を授かった花の13年間を描く。「子供たちをひとりで育てる母親を主人公にした叙情作。細田監督の個人的な体験や想いが出発点ですが、それを普遍性のある物語へ昇華しようとしています。背景の美しさやカメラワークも素晴らしく、トップクラスのアニメーターを集めて、表現的にも次のフェーズに入った作品といえます」2015年『バケモノの子』孤独な少年・九太とバケモノの熊徹は、生活を共にして絆を深めながら、お互いに成長していく。「王道のアクション活劇だけど、血の繋がらない親子の絆や、子供に育てられて親になっていく大人の姿も描き、是枝裕和監督の『そして父になる』の細田版とも言える。リアルに描かれた街並みも見どころだし、キャストも役所広司さん、宮崎あおいさん、リリー・フランキーさんら、名優揃いです」さらに、細田作品に登場する魅力的な男性キャラクター“細田作品男子”をピックアップ。『時をかける少女』やんちゃなムードメーカー間宮千昭(推定17歳)イケメン&やんちゃキャラでファン多数。想いを寄せる真琴に軽口を叩いて何かとちょっかいを出したり、自転車2人乗りからの告白シーンにキュン!『時をかける少女』頼れる兄貴分津田功介(推定17歳)成績優秀なオトナ系メガネ男子。真琴、千昭の友達であり、よき理解者。後輩女子の告白を、勉強に専念したいと断る実直さが魅力でも。ややマッチョなのも◎。『おおかみこどもの雨と雪』放っておけない一匹狼彼(年齢不詳)ニホンオオカミの末裔でオオカミと人が混ざり合った血を受け継ぐ最後の存在。排他的な雰囲気があり、時折見せる儚げな笑顔が母性をくすぐる。『バケモノの子』不器用な熱血漢九太(17)幼い頃は大人への敵対心から生意気だったが、心身ともに強くアツい青年に成長。熊徹との不器用なやり取りがイイ!知的好奇心旺盛で勉強熱心な一面も◎。※『anan』2018年7月18日号より。取材、文・熊坂麻美©「時をかける少女」製作委員会2006 ©2009 SUMMERWARS FILM PARTNERS ©2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会 ©2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS ©2018 スタジオ地図
2018年07月17日細田守監督の最新作『未来のミライ』がいよいよ公開。作品の魅力やその背景を細田監督に聞きました。実体験を基にした普遍的なテーマを、時にファンタジックに、時にリアルに描き、比類のない作品を生み出してきた細田守監督。その人気と評価は今や国内にとどまらず、最新作『未来のミライ』は、日本公開に先駆けてカンヌ国際映画祭の「監督週間」で公式上映され、大きな注目を集めた。主人公は、4歳の男の子・くんちゃん。そこに込めた想いとは。非常に野心的な作品――。『未来のミライ』の企画書に、細田監督ははっきりそう書いたという。「4歳の男の子を主人公にすること自体、チャレンジング。子供の目線から、幅広い世代にどうアプローチしていくか。課題が多い分、裏を返せば、これまでにない作品になるという予感がありました」企画の出発点は、監督の息子さんに妹ができたこと。それまで独り占めしていた両親の愛情が赤ちゃんに向けられて、嫉妬心を爆発させた息子さんは床を転げ回って泣き叫んだそう。「その姿が面白くて。『これが愛を失った人間の哀れな姿か』と(笑)。でも考えてみれば、人生って愛を得たり失ったりの繰り返し。つまり息子は人生初の愛をめぐる場面にいる。これは単なる赤ちゃん返りの話ではなく、人生の普遍的な話になるんじゃないか、と」4歳の目線から物語を描くことは、おのずと家族のあり方を見つめることに繋がった。物語では、くんちゃんの両親の心のすれ違いや子育ての葛藤も丁寧に描かれる。「自分や周囲にいる身近な夫婦の姿を反映させました。くんちゃんのおとうさんは気が利かない男ですけど、つまりそういうことです(笑)。自分に子供が生まれてわかったのは、自然と親になるのではなく、子供に教えられながら努力して親になっていくのだということ。これは兄妹や夫婦の関係にも言えることで、お互いの努力や歩み寄りなくして、関係は構築できないんです。さまざまな価値観が変わり、決まった家族の形がない時代だからこそ、自分たちで家族のあり方を見つけていかなきゃいけない。現代の家族に必要なことを、4歳の子と彼を育てる親の姿から描きたいと思いました」画面の中のくんちゃんは、エネルギッシュで愛らしく、そしていじらしく、生身の温度を持って胸に迫ってくる。4歳の子供をどう表現するか、それも大きなチャレンジだったと細田監督は語る。「子供を描いたアニメーションはほとんど存在しないから」というのがその理由だ。「アニメーションなんだから、子供が描かれていると思うでしょ。でも実際のそれは“キャラ”であって子供じゃない。制作現場は長年、子供をちゃんと描く努力をしてこなかったし、僕らにもその経験は乏しかった。だから今回は子供の表現をイチから勉強しました」スタッフの子供たちを集め、20人ほどのアニメーターと一緒にひたすらスケッチを重ねた。子供たちの動きや表情、仕草をつぶさに観察して、抱っこして重さや温かさ、柔らかさを感じて、頭を撫でて繊細な髪質や髪色を確認して。子供を実際に「体験」しながら、鉛筆と紙でどう表現するか、みんなで模索していったという。「遠回りで大変な作業でしたけど、ここから取り組まないとダメだと思った。アニメーションなのに子供をちゃんと描いた作品がないというのは、問題意識として心のどこかにあったのかもしれない」「問題意識」。母の死や子育てなどパーソナルな題材を映画にする理由を尋ねた時にも、細田監督はこの言葉を使って答えてくれた。「映画を作る根拠として、自分の体験や問題意識が必要というのかな。そういうことと全く関係ない物語っていうのは、作り手としてはどうも難しい。自分の中のものをテーマにしないと嘘っぽくなる気もして。とはいえ、嘘でも面白ければいいとも思うし、根拠や問題意識に囚われるのもいい加減イヤなんだけど、結局自分が納得できないと作れないから。そんな葛藤は常にありますね」ジレンマを抱えながら内なるものと向き合い、細部まで妥協なく一つ一つのシーンを作り出していく。「3年に1本作るのが、やっと」と細田監督が言うのはそれゆえのこと。でも、そんな中で『未来のミライ』は、葛藤よりも作る喜びが際立つ作品になった。「映画制作という大義名分の下、思う存分、子供を観察できたからね、作っていてすごく楽しかった。子供と一緒にいると、その子の目線になって人生を生き直しているような感覚になるんですよね。それに男の子って、やっぱりかわいいし面白い。甘ったれで頑固で、存在自体がどこか切なくて。そういう男の子の本質的な魅力を多くの人に味わってほしいですし、『未来のミライ』を観た人が、くんちゃんと同じ曇りのない目で人生の大事なことを見つけられたらいいなと思っています」細田守1991年に東映動画(現・東映アニメーション)に入社し、1999年の『劇場版デジモンアドベンチャー』で初監督。‘06年の『時をかける少女』から3年おきに話題作を発表する。‘11年にスタジオ地図を設立。『未来のミライ』ある日、4歳の男の子・くんちゃんの家に、生まれたばかりの妹がやってくる。初めての経験に戸惑うくんちゃんの前に、未来から来た妹のミライちゃんが現れ、時を超えた家族の物語に旅立つことに。小さな兄ちゃんの大冒険が始まる。※『anan』2018年7月18日号より。写真・小笠原真紀取材、文・熊坂麻美©2018 スタジオ地図
2018年07月16日細田守による映画『未来のミライ』をモチーフにしたコラボカフェ「未来のミライカフェ」が、池袋パルコおよび名古屋パルコに期間限定でオープンする。期間はそれぞれ、2018年8月10日(金)から9月24日(月・祝)、8月24日(金)から9月24日(月・祝)まで。『時をかける少女』や『サマーウォーズ』で知られる細田守監督の最新作『未来のミライ』は、甘えん坊の男の子・くんちゃんと、未来からやってきた妹・ミライが織りなす、過去から現在、そして未来をめぐる家族の物語。本作の公開を記念してオープンするコラボカフェは、“くんちゃんの家”がコンセプト。自分の子ども時代を追体験出来るような遊び心ある空間で、犬の姿になったくんちゃんを表現した「ゆっこ返りなの!犬のくんちゃんバーガープレート」や、くんちゃんとミライが初めて出会った植物園をイメージした「ミライちゃんの植物園サラダパスタ」など、劇中に登場するキャラクターやシーンをモチーフにしたコラボメニューが楽しめる。『未来のミライ』以外にも、過去にオープンした「時かけカフェ」で人気を博した『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』をイメージしたメニューの数々もリバイバルして再登場する予定だ。また、細田守監督作品のオフィシャルグッズを取り扱う「スタジオ地図SHOP」も併設。ここでしか買えない、カフェならではの各種限定グッズが用意されているので、こちらも合わせてチェックしてほしい。【店舗情報】「未来のミライカフェ」<東京>期間:2018年8月10日(金)~9月24日(月・祝)会場:池袋パルコ 本館7F営業時間:10:00~22:00(フードL.O.21:00 / ドリンクL.O.21:30)<名古屋>期間:2018年8月24日(金)〜9月24日(月・祝)会場:名古屋パルコ 西館8F営業時間:10:00〜21:30(フードL.O. 20:30 / ドリンクL.O. 21:00)
2018年07月13日Scye(サイ)の直営路面店・サイ マーカンタイル(Scye Mercantile)より、「河内洋画材料店」とコラボレーションした「ペインターコート」が登場。2018年6月28日(木)に京都・y gionにて先行発売され、7月13日(金)よりサイ マーカンタイルにて発売される。「河内洋画材料店」は、大正9年に大阪で創業した画材店“KAWACHI”の創業時の屋号を継承し、画材から着想を得たライフスタイルグッズを販売するショップ。コラボレーションアイテムの「ペインターコート」は、筆やペン、クロッキー帳を入れられるポケットを配したリネンのコートだ。ペインターコートの機能を備えながらも、日常のスタイリングにも取り入れやすい、シンプルなデザインが特徴。オーバーシルエットながらも軽やかな着心地で、ユニセックスで着用できるモデルだ。コラボレーションアイテムは「河内洋画材料店」が6月28日(木)より京都の「y gion」にて開催する"Draw Your World" Exhibitionにて先行発売される。また、サイ マーカンタイルでは、7月13日(金)から7月16日(月)まで「河内洋画材料店」の期間限定ショップを開催。「ペインターコート」の他、「河内洋画材料店」オリジナルのパステル「BIG OIL PASTEL」や、若手注目アーティスト2人のグラフィックをプリントしたTシャツも取り揃える。【詳細】サイ マーカンタイル×河内洋画材料店・ペインターコート 47,000円+税 ※ユニセックス、1サイズカラー:ブラック、ベージュ(※京都イベントではブルー、ブラック)・Tシャツ 7,200円+税 ※3サイズ(36、38、40)展開カラー:ブラック、ホワイト・BIG OIL PASTEL(全18色) 1,800円+税~■京都 先行イベント開催期間:2018年6月28日(木)~7月12日(木) 15:00~24:00 ※火曜日定休場所:y gion住所:京都府京都市東山区弁財天町19問い合わせ先TEL:河内洋画材料店/06−6241−1510■サイ マーカンタイル期間限定ストア開催期間:2018年7月13日(金)~7月16日(月) 12:00~20:00 ※火・水曜日定休場所:サイ マーカンタイル住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷3−54−13問い合わせ先TEL:サイ マーカンタイル/03−5414−3531
2018年06月28日河内洋画材料店は、ポップアップショップ「“Draw Your World” Exhibition」を、6月28日から7月12日まで京都・祇園の「y gion」にオープン。新たなオリジナル商品の他、サイ(Scye)とのコラボレーション商品も限定発売する。大正9年に創業した画材店「KAWACHI」の創業時の屋号を継承し、2017年にデビューした河内洋画材料店。同イベントでは、人気の“BIG OIL PASTEL”の新色・蛍光6色や、品質にとことんこだわったオリジナル・アクリル絵の具を発売する。画材の他にも、原点である「KAWACHI画材店」の創業時の資料を元に、京都在住のグラフィックデザイナー・三重野龍と、ペインター・濱大二郎の作品をモチーフに、サイが製作した河内洋画材料店のオリジナルTシャツが登場。古い資料を2人の若手注目アーティストがそれぞれ違うテイストでモダンに表現した。さらに、ペインターコートとしての機能を備えつつ、サイのデザインとパターンでファッションアイテムとして仕上げた、サイと河内洋画材料店のコラボレーション・ペインターコートも限定発売する。会期中には、オリジナル・アクリル絵の具や同店が厳選した画材を使って自由に試し描きや落書きが楽しめる「Draw Your World 画材ラボ」コーナーが登場。ルーフトップには、フルーツ酎ハイのパイオニア「サワー(Sour)」による「サワーガーデン」が開設される他、土日のランチ限定で京都の伝説のうどん店「萬樹」が、土日の夜限定で京都のアーティスト達に愛された「むんと食堂」がそれぞれ特別営業する。週末にはアーティストによるライブペイントを、音楽とフード・ドリンクと共に楽しむイベントを開催。6月30日は、DJ・プロデューサーとして活躍する、田中知之(FPM)がスペシャルゲストとして参戦し、濱大二郎のライブペイントを盛り上げる。この他、7月1日はライブペイントをsimo(WHOLE9)、DJをDJ SHIOTSU、YOTTUが、7日はライブペイントをOT29、DJをsintaro fujita/seQuenceが、8日はライブペイントを三重野龍、DJを夫婦が担当。各日18時スタート、別途エントランス料金が必要となる。なお、7月13日から16日には、東京・千駄ヶ谷のサイ マーカンタイル(Scye Mercantile)でも、サイとのコラボレーション・ペインターコートとオリジナルTシャツの限定販売を実施する。【イベント情報】“Draw Your World” Exhibition会期:6月28日~7月12日会場:y gion住所:京都市東山区弁財天町19時間:15:00~24:00定休日:火曜日
2018年06月21日映画監督・細田守の展覧会「未来のミライ展〜時を越える細田守の世界 『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』」が、2018年7月25日(水)から9月17日(月・祝)まで、東京ドームシティ Gallery AaMoにて開催される。細田守最新作『未来のミライ』にフォーカス細田守の最新作『未来のミライ』の公開を記念して開催される本展は、東京・大阪・富山で延べ13万人を動員した「バケモノの子展」に続く、2回目の大規模展覧会。細田守監督が描く『未来のミライ』の世界を、イベントならではの体感型展示・テクノロジー・原画・背景画などを通じて、様々な角度から紹介するものだ。5つのエリアで『未来のミライ』の世界観を体感会場は5つのエリアで構成される。A パート「ミライちゃんとの出会い」始まりとなるA パートは、「ミライちゃんとの出会い」と題し主人公のくんちゃんと生まれたばかりの妹・ミライちゃんとの出会いを表現。劇中絵本「オニババ対ヒゲ」が巨大絵本になって登場し、まるで絵本の中に入り込んだかのような特別な空間が広がる。B パート未来のミライちゃんとの出会い続くB パートは、未来からやってきたミライちゃんとの出会いにフォーカス。ミライちゃんの等身大フィギュアが設置されているので、来場者はくんちゃんになった気分で、ミライちゃんとの出会いを体感できる。またここでは、『時をかける少女』の真琴、『バケモノの子』の楓にもフィーチャーする。C パート「幼き母との出会い」~D パート「青年との出会い」C パート~D パートでは、少年時代の母や父の面影を宿した青年との出会いに焦点を当てる。過去作を含め、映画制作時に描かれた絵コンテ、原画など数百点におよぶ資料を一挙に紹介。初だしとなる、オリジナル原画、背景美術も堪能できる貴重なエリアとなる。E パート「未来の東京駅と"黒い新幹線”」E パートでは、映画の中でも最もインパクトを放つ未来の東京駅と架空の新幹線を描き出す。駅長の姿を最新技術を使って3Dホログラムで再現。また、実際に触れることのできる黒い新幹線の座席も登場する。サマーウォーズや時をかける少女など過去作もさらに会場では、過去作の『時をかける少女(2006)』、『サマーウォーズ(2009)』、『おおかみこどもの雨と雪(2012)』、『バケモノの子(2015)』に関する資料も合わせて展示。新作との関係性を分析・紐解くことで、細田守監督と多くのスタッフが作り上げた作品の魅力に迫る。【詳細】「未来のミライ展〜時を越える細田守の世界 『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』」開催期間:2018年7月25日(水)〜9月17日(月・祝)会場:東京ドームシティ Gallery AaMo(文京区後楽 1-3-61)時間:10:00〜18:00(17:30最終入場)料金(前売り):大人(大学生以上) 1,500円、小人(高校生以下) 700円、親子ペア件(大人券+小人券) 2,000円※3歳以下無料。※障がい者手帳の提示により介助者1名の入場料が免除。本人は入場券必須。©2006 TK/FP ©2009 SW F.P. ©2012 W.C.F.P©2015 B.B.F.P ©2018 CHIZU
2018年06月18日元SDN48の河内麻沙美(31)が15日、自身のブログを更新し、第2子の性別が男児であることを明かした。河内は「ドキドキの性別が先日の検診で分かりました!!」と報告。「男の子でも女の子でもどちらでも嬉しいですが、性別は早く知りたいタイプ産まれるまで性別がどっちかなーと想像しながら過ごすのも楽しそうですけどね」とつづり、「ハワイの前にもしかしたら…〇の子かも!?とは言われていたので5ヶ月すぐで実は教えてもらってたのですが、まだ未確定だったので、先日また聞くと、これは確定だね!と…」と先日の検診で性別が判明したという。ブログでは、性別がわかったときのエコー写真も公開。「分かるかな?一見右側が顔に見えるのですが、これは実はお尻を下から見た状態で、左の太ももも写っています」と説明し、「おおおおおお!!ハッキリと…(笑)2人目は男の子の予定です」と報告した。そして、自身初となる男児の妊娠に「自分のお腹の中に男の子がいると思うとなんだかすごい不思議な気持ち」と心境を明かし、「早くも胎動がすごいのでやんちゃな子なんだろうな~早く会いたいでもまだまだお腹の中で立派に成長してね!」と締めくくった。河内は、2015年12月11日に一般男性と結婚し、2017年2月3日に第1子となる女児を出産。今年5月11日にブログで第2子妊娠を発表し、「新しく家族が増えることの喜びを感じています」とつづっていた。
2018年06月15日歌手で俳優の星野源が、12日深夜に放送されたニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』(毎週火曜 25:00~27:00)にて、ゲスト出演した声優・宮野真守との相思相愛ぶりを披露した。星野源昨年にも同番組にゲスト出演した宮野。前回の放送では、NHKの音楽バラエティ番組『おげんさんといっしょ』で共演し、収録後にそのまま食事へ行き2人で深い話をするなど、意気投合したことを明かしていた。番組冒頭から宮野を「マモー!」と愛称で呼ぶなど、星野はハイテンションに。「お互い好きなところは?」というテーマについて、宮野が「かわいい!」と断言すると、星野も「じゃあ、俺のお返しとしては…超かわいい」と返答し、「気持ち悪いね、俺ら(笑)」と笑い合った。その後は真面目なトーンでお互いの素晴らしさについて言及する場面も。星野が「世が世なら『笑っていいとも!』のレギュラーになっている人」と宮野のバラエティ番組に対する適応力の高さを評価し、「培ったスキルの発揮の仕方が気持ちよくて…そういうところも好きです」と告白した。一方の宮野は星野を「かしこい」と評し、「周りをしっかり見ていて、瞬時にその人の本質を知ろうとする。そういう頭の回転の速さが人の輪をつくっていくんだなぁって…」と分析。さらには「星野さんを嫌いな人なんて誰もいないと思うよ!」と手放しで絶賛し、「大リスペクトしている」と明かした。それに対して星野が「あなたのこと嫌いな人もいないでしょ!」と返すと、宮野は「なに、この会話? (笑)」と一言。「これがセールストークじゃないっていうのが逆に気持ち悪いっていう」と星野が言うと、宮野もそれに同意して爆笑していた。
2018年06月13日元AKB48の宮澤佐江(27)が5月24日、7月末をもって芸能活動を一時休止すると公式サイトで発表。これに伴い、事務所とのマネジメント契約も終了するという。 宮澤はサイトでこう、明かしている。 「2006年にAKB48の一員としてデビューし、約12年間走り続けて参りましたが、一度足を止めて自分自身を見つめ直したいとの思いから、2018年7月末日をもって芸能活動を一時休止することとなりました」 さらに「突然のご報告となりましたこと深くお詫び申し上げます」とファンに理解を求めている。 宮澤は06年、AKB48の2期生として加入。14年2月の「組閣」ではSKE48チームSを兼任し、リーダーを務めた。16年3月に卒業コンサートを開催し以降は、女優として活躍。現在も地球ゴージャスプロデュース公演「ZEROTOPIA」に出演している。 宮澤は舞台「朝陽の中で微笑んで」にちなんだインタビューで17年11月、“将来”についてこう言及している。 「『この作品によって、私の将来は決まるんじゃないかな』という気がしています」 同舞台について「この世界でお仕事を続けていくかどうかを決める、『分岐点』になる作品だと感じています」と明かした宮澤は、自身の芝居について自信があるわけではないとしつつ「『お芝居で生きていきたい』と思っています」と発言。さらに「今回の作品によって、少しでも自分に自信をもてるように変わるか、それとも、自分はもっともっと、がんばらなきゃいけないんだと思うのか」と推測し、こう語った。 「そのどちらでもなく、もっと違う道で楽しいことを見つけようと思うのか。作品が終わった後、この『3つの選択肢』から、未来を選ぶことになると思っています」 ネットでは今回の件について「残念」とし、エールが上がっている。 《何かショックだな。舞台にも良い役で出演したりとか頑張ってたし、AKBの発展を支えたいぶし銀なメンバーでしたね》《さえちゃぁぁぁぁぁぁん 戻ってくることを願います》《こんなふうに今一度、自分を見直してみることが出来る人は、その先も着実に歩んで行けるんだと思う。たいしたもんだ、またいつかどこかで》
2018年05月24日元AKB48で女優の宮澤佐江(27)が24日、所属事務所の公式サイトを通じ、芸能活動の一時休止を発表した。宮澤佐江所属事務所は「2006年にAKB48の一員としてデビューし、約12年間走り続けて参りましたが、一度足を止めて自分自身を見つめ直したいとの思いから、2018年7月末日をもって芸能活動を一時休止することとなりました」と報告し、「突然のご報告となりましたこと深くお詫び申し上げます」と謝意を示した。また、「それに伴いまして、(株)フレイヴエンターテインメントとのマネジメント契約の終了も併せてご報告させて頂きます」と契約解除も公表。「日頃よりお世話になっております関係者の皆様や、これまで応援してくださったファンの皆様には心より感謝申し上げます。これからも宮澤佐江への変わらぬご声援、何卒宜しくお願い申し上げます」と呼びかけている。これを受け、宮澤のツイッターにはファンから「何があったの?」と心配する声のほか、「ゆっくり休んで」「復活たのしみ」「いつまでも待ってます」「引き続き応援させてもらいます」「ずっとずっと待ってるから必ず戻ってきて」といった労いと応援の声も多数寄せられている。
2018年05月24日●『マイナビ Laughter Night』の制作秘話TBSラジオで放送されている『JUNK』(毎週月曜~金曜)と『マイナビ Laughter Night』(毎週金曜 24:00~)。この2つの番組に携わっている宮嵜守史氏と越崎恭平氏に、制作の舞台裏などを聞いた。○若手芸人の発掘方法は左から越崎恭平(こしざき・きょうへい)、宮嵜守史(みやざき・もりふみ)――はじめに、越崎さんがディレクター、宮嵜さんが審査員として関わっている『マイナビ Laughter Night』(毎週金曜 24:00~)についてお聞きします。この番組は若手芸人さんたちがオンエア争奪ライブを公開収録で行い、その中から投票上位のネタが放送されるというものですよね。毎月どのくらいのエントリーがあるんですか?越崎:月によってバラバラですが、毎月100組以上は頂いています。それに加えて、自分がライブに見に行ったりテレビやラジオをチェックしたりして、いいなと思った人に声をかけます。宮嵜:自分も「ライブでこの人たち面白かったよ」とたまに言ったりしますが、基本的には越崎に任せています。2016年、17年の年間チャンピオンの空気階段も越崎がライブで見つけてきたんですよ。――かなり越崎さんはチェックされているんですね。越崎:若手芸人さんが出てるものはそうですね。ネット番組もそうですし、名古屋や大阪などのローカル番組も今はネットで見られるのもあるので。毎月40組も出る枠があるので、とりあえず一回出てもらうことができますしね。――お笑いライブによってかなりお客さんの雰囲気も違うと思いますが、『Laughter Night』のライブはどういった雰囲気ですか?越崎:本当にお笑い好きな方が多い感じがしますね。コアなファンの人が多いのかな。ちゃんと面白いところで笑う印象です。宮嵜:ネタ振りの段階では笑わないですよね。ちゃんと芸人さんが「ここで笑わせたい」というところで笑うイメージがあります。だから芸人さんにとっては良いお客さんだと思いますよ。ラジオリスナーというところとシンクロしてると思うんですけど、ちゃんとネタを分かろうと思っている方が多いと思います。○印象に残ったカミナリのネタ――お2人が印象的だったネタはありますか?越崎:たくさんあるんですが、、、空気階段が初めて『Laughter Night』に出たときにやった「多重人格のおっちゃん」っていうネタは印象に残っています。渋谷のヨシモト∞ホールで見たときは、会場で悲鳴が上がってたんですけど、こっちでは爆笑をとっていましたね。攻めた時事漫才をするエル・カブキも番組の常連なんですが、初出場の時に「初めてこのネタでこんなにウケました」って言っていたのを覚えています。後は、カミナリとか。宮嵜守史1976年 群馬県出身。TBSプロネックス所属。『マイナビ Laughter Night』番組審査員。プロデューサーとしての担当番組:『JUNK』(毎週月曜~金曜)、『アルコ&ピース D.C.GARAGE』、『うしろシティ 星のギガボディ』、『ハライチのターン!』宮嵜:僕もぱっと思いついたのがカミナリですね。最初に『Laughter Night』へ来た時も、たくみくんのツッコミが強烈なので、お客さんがちょっと引いたんですね。でも止めずに続けていて。ところが何度目かのネタ見せで、一回叩くのを躊躇してやめるくだりをネタの中に入れたんです。それによって叩く意味がちゃんと出たので、そこからはかなりウケ出して。ネタ終わりに2人のところに行って、「一回叩くの止めたでしょ、あれ超良かった」って感動して思わず話しかけましたね。――それはカミナリがまだM-1に出場してブレイクする前のことですよね。越崎:そうですね。3回くらい、番組でオンエアされなかったんですが、そのネタやった後にカミナリはすぐ月間チャンピオンになり、すぐM-1でブレイクして、と。勢いがすごいですよね。メイプル超合金やANZEN漫才もそうですが、『Laughter Night』を聴いたり観覧に来ると、芸人さんがブレイクするまでを間近で体感できます。――TBSラジオで、そういった方をラジオのパーソナリティにしたりはしないんですか?宮嵜:そう思いますよね(笑)。これは越崎も僕も、何年も言い続けてることなんですけど、『オールナイトニッポンR』羨ましいねと(笑)。ド深夜のハードルが高くない枠で、「この人いいな」と思った方に気軽にやってもらえる場所がなかなかないんですよ。僕は絶対必要だと思っているんですが、難しいですね。越崎:ほかの局よりも若手の方と繋がりはあると思うんですよ。業界の方に知ってもらえる役割にはなってると思うので、もちろん売れてくれるのはうれしいんですが、もうちょっとTBSラジオで活かせたらいいなとは思います。宮嵜:種だけまいて、収穫できてない感じね(笑)。『マイナビ Laughter Night』(毎週金曜 24:00~25:00)リスナー投票型の「芸人発掘」ラジオ。毎月開催されるオンエア争奪ライブ(公開収録)の中から、観客投票上位の芸人がオンエアされる。オンエアされた芸人の中から、リスナー投票数・YouTubeの再生回数・番組審査員による採点を総合して「月間チャンピオン」を決定。1年に1度、月間チャンピオンが集結する「チャンピオンLIVE」が開催され、優勝者にはTBSラジオ冠特番の権利を贈呈。現在は17年の年間チャンピオン空気階段による『空気階段の踊り場』(24:30~)が放送中。――『Laughter Night』として今後、どういう展開をしていきたいと考えていますか?越崎:番組が4年目を迎えたということもあり、志田プロデューサーのもと、「TBSラジオクラウド」や「Paravi(パラビ)」での配信サービスなど、番組の入り口となる場所を増やしているところです。今後も多角的に展開していければと思います。●越崎氏が語る日高晤郎さんとの思い出○2人がラジオの世界に入ったきっかけ――ここからは話題を変えまして、お2人がラジオの世界に入った経緯をお聞かせください。宮嵜:僕は19歳か20歳ではじめたTBSラジオのアルバイトADからですね。全然ラジオの世界に入ろうとは考えておらず、学校の先生になろうと思っていました。でも採用試験に落ちちゃったので、アルバイトを続け正社員になり、今に至ります。――越崎さんは『爆笑問題カーボーイ』でも触れられていましたが、先日亡くなられた日高晤郎さんの番組『ウィークエンドバラエティ 日高晤郎ショー』(STVラジオ/毎週土曜 8:00~)のスタッフご出身ですよね。越崎:僕は北海道出身で、専門学校時代にFM局と『日高晤郎ショー』のアルバイトをしてました。卒業後も別番組のディレクターをやっていたんですが、一旦やっていた番組が全部終わったんですね。「ずっと東京に行きたい」という思いがあったので、そのタイミングでずっと面倒を見て頂いていた元TBSラジオの方に紹介していただき、現在まで来た感じです。越崎恭平1987年 北海道出身。TBSプロネックス所属。ディレクターとしての担当番組:『爆笑問題カーボーイ』、『爆笑問題の日曜サンデー』、『マイナビ Laughter Night』――スタッフ時代の日高さんとの思い出をお聞かせいただけますか。越崎:孫くらいの年齢差があったので、すごく可愛がって頂いてたと思います。一番印象的なのが、僕とある女の子がバイトに受かったんですよ。でも、番組見学をして翌週からバイトとなったときに、局にその子の母親から「やりたくないと言ってるんで辞めます」という電話がかかってきたんです。そしたら晤郎さんが「自分でかけてこないってどういうことだ」って激怒して(笑)。放送でもそのことを話していて、「本物の現場見たら怖気づくのは当たり前。怖気づくのも素質のうちなんだ。でもそこで1歩踏み出すのが19歳だろう、なあ青年」って僕に振ってきて(笑)。「怖気づいたときこそ1歩踏み出せ」というのは晤郎さんによく言われていたので、その言葉がすごい好きで一番残ってますね。後は、あまり言えない話が多いですね(笑)。――その話と関連していうと、越崎さんは長年続く『爆笑問題カーボーイ』を途中で引き継ぎましたよね。その時、この日高さんのお言葉が思い出されたのではないですか越崎:まさに怖気づきましたね(笑)。中学生の頃から聴いていましたし、17年やっていた番組を引き継ぐのは、やりづらいなとも思いました。でもこんなチャンスないかというものあってお受けしました。○爆笑問題のオープニングトークのすごさ――爆笑問題さんも含め、『JUNK』のパーソナリティの凄さはどこにあると思いますか? どの番組も長寿番組ですよね。越崎:爆笑問題さんでいうと、20年以上やっているのに、いまだにオープニングトークを45分やっても話し足りないこともあったりと、ずっと喋り続けられるのがすごいなとまず思います。若手の人でも、10分のオープニングトークでもなにを話そうかという週が結構あったりするので。『爆笑問題カーボーイ』(毎週火曜 25:00~27:00)レギュラー番組や雑誌の連載を多数抱える爆笑問題が1週間の活動のベースキャンプにしているのが、この番組。彼らの漫才のプロトタイプとも言えるフリートークに、非常に優秀なリスナーから送られてくるメールをプラスして構成する、深夜の王道的番組。宮嵜:JUNKのパーソナリティの方々はこちらが足らなくても、なんとか形にしてくれるパワーと腕をお持ちです。――リスナーとしては『JUNK』と裏番組の『オールナイトニッポン』をどうしても比べがちですが、意識はされますか?宮嵜:リスナーを増やして聴取率を獲るための仕事なので、おのずと『ラジオ深夜便』(NHKラジオ第1)も『オールナイトニッポン』もその他すべての裏番組も気にします。でもだからといって、裏番組に勝てば良いというわけではなく、番組をより長く続けてより面白くするためにやっているので、意識はしますが、まずは『JUNK』をもっと面白くすることが一番です。広く「ラジオ業界」のことを考えると、『オールナイトニッポン』と『JUNK』がお互い比べられ、競い合って頑張るのは良いことだと思います。
2018年05月17日6万作以上の漫画を無料で読める状態にし、月間利用者は1億人とも言われた漫画村。閉鎖はしたものの、漫画村の運営方法や法的解釈、国としての対応など、未だ注目が集まっています。通常、著作権を侵害された者は損害賠償請求ができますが、この巨大サイトの場合、もし損害賠償をしたら一体いくらになるのか?りのは綜合法律事務所の荻原邦夫弁護士にお伺いしました。本当に違法ではないのか?漫画村サイト内では、「他サーバーにアップされた漫画を閲覧させているだけなので違法ではない」「海外運営なので日本の法律は適用されない」と説明されていました。本当にそうなのでしょうか?荻原弁護士「漫画村内のサーバーには画像を保管していないことについてですが、そもそも何をもって漫画村外だと主張しているのか、です。漫画村により管理されているのであれば、それは漫画村内と評価することができます。多量のデータを整然と管理できていることからも、漫画村の関与は推察されてしまうでしょう。また、海外での運営が本当だとしても、その実態が問題になります。実質の運営主体が日本にあるとされることは十分考えられます。また、日本に向けた日本語によるサービスであれば、それをもってそもそも日本で行われていると評価することができる場合もあります。漫画村側は、違法ではないことを主張していますが、それが裁判で認められるのは容易ではないと考えます。」利用しただけでも犯罪になる?法的に問題があるサイトを利用した場合、利用者も罪に問われることはあるのでしょうか?荻原弁護士「利用者の行為は、漫画村のWEBサイトで漫画を見ることですが、いわゆる海賊版ということになり、著作権法違反の問題を考えなければなりません。現在の著作権法では、仮にそれがいわゆる海賊版であるとしても、罰則が適用されるのは、ダウンロードして録音または録画をしたときです。漫画の閲覧だけで利用者に対して著作権法違反を問うことはできません。しかし、広い意味で違法行為への加担と評価する余地がないわけではありません。漫画村を利用することが完全に合法であると言い切ることは難しいです。」漫画村の存在自体もグレー、利用についてもグレーのようですね……。 賠償金は数百億円から数千億円!?もしも漫画村で閲覧可能にされた作品の全著作者が損害賠償請求したら、総額はいくらになりますか?荻原弁護士「損害額は、請求する側が算出する必要があります。漫画村の場合は、単純に物を転売された場合と異なり、複製が容易な著作物を閲覧させるという形態ですので、どのように損害を算定するかを考えなければなりません。ひとつの考え方として、本来であれば売れた商品が売れなくなったというものがあります。今回のケースでいえば、漫画村で閲覧されたものは、本来であれば正当な商品が買って読まれる商機を奪ったということになります。著作権法では、このような考え方により損害額の推定のための規定をいくつか設けています。実際の計算は複雑な部分もありますが、概要、次のいずれかの方法を取ることが可能です。1)侵害者の譲渡等数量×権利者の単位あたりの利益2)侵害者が得た利益3)ライセンス料相当額1)の方法が比較的容易な算出方法でしょう。漫画村への訪問者数が数億ならば、一冊あたりの利益を数百円とすれば、全体で数百億円から数千億円以上の損害額が推定は一応可能になります。もちろん、この金額は、現実の漫画の市場の規模からして大きすぎますので、それだけの損害が実際にあったといえるかという問題はあります。個々の著作権者全員が損害賠償を請求するともいえません。また、損害額が認められたとしても、侵害者側の支払能力がないことも考えられます。漫画村に類似する侵害行為は、今後も生じてくることが考えられます。個別の損害賠償事件としての性質もありますが、コンテンツ産業として、法整備も含めての対策が必要といえます。」著作者全員での損害賠償請求は途方もない金額になってしまいそうです。これが現実的な金額ではない可能性があるとはいえ、利用者の「タダで読めてラッキー」「違法じゃないなら利用してもいいだろう」という軽い気持ちの積み重ねがこの金額に表れているともいえます。漫画などのコンテンツ文化を廃れさせないためには、法整備などの対策とともに著作権に対する国民の意識向上が必要なのではないでしょうか。 *取材協力弁護士:荻原邦夫(りのは綜合法律事務所。刑事事件を主に取り扱っています。お客様に落ち着いていただき、理解していただけるよう対応します。)*取材・文:フリーライター 岡本まーこ(大学卒業後、様々なアルバイトを経てフリーライターに。裁判傍聴にハマり裁判所に通っていた経験がある。「法廷ライターまーこと裁判所へ行こう!」(エンターブレイン)、「法廷ライターまーこは見た!漫画裁判傍聴記」(かもがわ出版)。)*画像はイメージです(pixta)漫画村を全著作者が損害賠償請求したら総額はいくら?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。漫画村を全著作者が損害賠償請求したら総額はいくら?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。
2018年05月14日元SDN48の河内麻沙美(31)が11日、自身のブログを更新し、第2子を妊娠していることを報告した。河内麻沙美のアメブロオフィシャルブログより河内は「ご報告」と題して更新し、「この度、第二子を授かることできました」と報告。「安定期に入り、少しずつ体調も落ち着いてきたので、この場をお借りしてご報告させていただきます」とつづった。そして、「まだ1歳になったばかりの娘の育児をしながらの妊婦生活に毎日奮闘中ですが、日に日に大きくなるお腹を見ると、新しく家族が増えることの喜びを感じています」と心境を説明。「2人目だからか、腹筋がなくなったからか…(笑)お腹が大きくなるスピードが早くてビックリしています」と記した。ふっくらしたお腹を長女が触っている写真や、「成長を感じるエコー写真」とエコー写真も公開。そして、「マタニティライフを楽しみつつ、穏やかに過ごしていけたらと思います。あたたかく見守ってくださると幸いです」と呼びかけ、「いつも皆様からのコメントやサポートにたくさん元気をもらっています。本当にありがとうございます」と感謝の言葉で締めくくった。河内は、2015年12月11日に一般男性と結婚し、2017年2月3日に第一子となる女児を出産した。
2018年05月11日上白石萌歌や黒木華、星野源らが声優として参加することで注目を集める細田守監督最新作『未来のミライ』。その公開にあわせて、 “未来のミライ展~時を越える細田守の世界~『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』”が、7月25日(水)から東京ドームシティGallery AaMoにて開催されることが明らかとなった。今作は、甘えん坊の4歳の男の子“くんちゃん”と、未来からやってきた妹“ミライちゃん”が織りなすちょっと変わった「きょうだい」の物語。先日、第71回カンヌ国際映画祭「監督週間」に選出、正式上映されることが決定し、日本国内はもちろん、世界中でも大きな注目を集めている。本作の公開に合わせ、前回、東京・大阪・富山で延べ13万人を動員し、好評を博した「バケモノの子展」に続く2回目の大規模展覧会となる本展では、細田守監督が描く『未来のミライ』の世界を、体感型展示・テクノロジー・原画・背景画などを通じて立体的なイベントで再現することがコンセプト。日本テレビイベント事業部の福井プロデューサーが、細田監督にこのコンセプトを伝えたところ、「映画とは違う、イベントならではの表現で、子どもと大人が一緒に楽しめる空間を作ってほしい」と展示に対するアイデアや意見を監督からもらい、その刺激をイベントに生かすことで、“時を越える細田守の世界”を表現しようと準備を進めたという。さらに、『時をかける少女(2006)』、『サマーウォーズ(2009)』、『おおかみこどもの雨と雪(2012)』、『バケモノの子(2015)』の過去作の展示も用意。新作との関係性を分析・紐解き、細田守監督と多くのスタッフが作り上げた映画の魅力に迫っている。また、最新作はもちろん、過去作のオリジナルグッズも販売される「スタジオ地図SHOP」の併設も決定している。この夏、くんちゃんとミライちゃんが見る“未来”を体験し、『未来のミライ』の不思議な世界に“タイムリープ”してみてはいかがだろう。『未来のミライ』は、2018年7月20日(金)より、全国にて公開。「未来のミライ展~時を越える細田守の世界」は7月25日(水)~9月17日(月・祝)まで東京ドームシティGallery AaMoにて開催。(text:cinemacafe.net)
2018年04月25日■漫画村は違法ではないの?漫画村は、日本国内の漫画が不正にアップロードされていたサイト。漫画の作者や販売会社がその著作権を違法に侵害されたものと主張していました。日本国内で公開・販売されている漫画は著作物に該当するため、著作権法に基づく保護を受けます。作者が漫画村のようなサイトに掲載することを許可している場合は別ですが、していない場合は著作権侵害になりえるのです。サイト運営者が特定できた場合、実はその責任は重くその人物は最高で10年以下の懲役または1000万円以下の罰金が課せられることになります。また、それが法人の場合は3億円以下の罰金もありえます。あまりにも著作権者の利益を侵害する行為態様で、実際の損害が大きい場合には、かなり重い処分も想定されます。また、このほかに損害賠償請求を受ける可能性もあります。いずれにしても、漫画村は違法である可能性が極めて高く、その存在が疑問視され続けてきました。 ■なぜ存続していたのか?違法性が指摘されてきた漫画村がなぜ存続していたのか。その理由は運営者が海外にサーバーを置いていることを理由に、「日本の法律適用範囲外」と主張していたことにあります。これは国際私法のという領域の問題なのですが、要は、日本の法律が適用されずに済むのだ、という主張です。また、漫画村は違法性の指摘について「漫画村自身は違法アップロードしているわけではなく、ウェブ上に存在している画像データを参照しているだけだから違法性はない」としてきました。そうすると、実際に著作権を侵害されたことが明白であるにもかかわらず、作者は訴えようにも運営者の実態がつかめないこと、費用がかかることなどから泣き寝入り状態となっていたようです。ただし漫画作者もこの状況に辟易としており、「サイトをブロックできないか」と国内プロバイダに要請する準備していたと報じられています。 ■違法であることには変わりなしサーバーが海外にあったとしても、日本の著作物を違法にアップロードしている行為は明らかに違法。そして、「画像データを参照しているだけ」という主張についても、許諾なく著作権が認められる以下の三要素を満たしているとは思えません。①公表された著作物であること②公正な慣行に合致すること③目的が正当な範囲にあること しかも、「参照」というのであれば、著作権法上要求される引用の要件を検討する必要もありましょう。しかし、下記の要件も満たしていないものと思われます。①引用された部分が明確であること(明瞭区別性)②引用する側が「主」で,引用される側が「従」といえる関係にあること(主従関係性)したがって、漫画村の存在は、すべてが「違法」である可能性が極めて高いと言えます。漫画村が本当に閉鎖されたのかどうかについては今後の推移を見守る必要がありますが、作者と運営会社に多大な損害を与えたのは事実といわざるをえません。まずは、運営者を特定したうえで、日本のクリエイターの利益を保護すべく、法的措置が講じられることもひとつの解決方法なのではないでしょうか。 *弁護士監修/ 虎ノ門法律経済事務所池袋支店齋藤健博弁護士(弁護士登録以降、某大手弁護士検索サイトで1位を獲得。LINEでも連絡がとれる、超迅速弁護士としてさまざまな相談に対応。特に離婚・男女問題には解決に定評。今日も多くの依頼者の相談に多く乗っている。弁護士業務とは別の顔として、慶應義塾大学において助教も勤める。)*取材・文:櫻井哲夫(本サイトでは弁護士様の回答をわかりやすく伝えるために日々奮闘し、丁寧な記事執筆を心がけております。仕事依頼も随時受け付けています【弁護士監修】漫画村がついに閉鎖?その違法性について検証してみたはシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。【弁護士監修】漫画村がついに閉鎖?その違法性について検証してみたはシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。
2018年04月11日子供の健やかな成長を願い、神社でいただく「子供守」。最近では純和風一辺倒だった従来のお守りとは一線を画す、かわいらしい絵柄のお守りが続々登場しています。今回は子供にもたせたくなる「子供守」のなかから都内でお分かちいただけるもの3つを紹介しましょう。広大な上野恩賜公園にある〔上野東照宮〕のパンダ柄のお守り世界遺産に登録された日光東照宮がもっとも有名ですが、全国各地にも同じく徳川家康公を祀った東照宮があります。上野東照宮は、博物館や動物園が建ち並ぶ上野恩賜公園のなかにあり、徳川幕府を開いた徳川家康公をご祭神としてお祀りする神社として寛永4(1627)年に創祀されました。出世や必勝祈願、健康・長寿に御利益がある神社として信仰されてきました。金色に光輝く社殿は、戦禍を逃れた江戸初期の建築物として国の重要文化財にされています。そんな上野東照宮の子供守は、同じく上野恩賜公園内にある上野動物園の人気者、パンダの親子をあしらったデザインで人気を集めています。参拝の記念としてはもちろん、パンダをはじめ動物が大好きなお子さんに喜ばれそうなお守りです。【上野東照宮】●住所東京都台東区上野公園9-88●アクセスJR山手線、京浜東北線、都営地下鉄銀座線ほか「上野駅」下車徒歩7分子供服メーカー〔ミキハウス〕とコラボ! 「東京大神宮」の子供守「東京のお伊勢さま」として親しまれている、飯田橋にある東京大神宮は明治13(1880)年に伊勢神宮の遥拝殿として創建されました。伊勢神宮の神様のほか結びの働きを司る造化の三神をお祀りしていることから、縁結びの御利益で知られ、良縁を祈願する女性たちが大勢参拝に訪れる神社としてもたびたびテレビ等で取り上げられています。授与所に縁結びのおみくじやお守りが数多くありますが、ここで紹介したいのが東京大神宮の子供守。人気の子供服メーカー〔ミキハウス〕と共同で作ったお守りで、伝統的な麻の葉文様にかわいいウサギとクマのキャラクターをあしらっています。子供のオシャレにもこだわりたいお母さんにぴったりのお守りといえそうです。【東京大神宮】●住所東京都千代田区富士見2-4-1●アクセスJR「飯田橋駅」下車徒歩5分人気スポット、麻布十番に鎮座する「十番稲荷神社」の子供守各国の大使館や小洒落たレストランなどがある一方、昔ながらの雰囲気を保つ商店街が混在し独特の魅力を放つ麻布十番。「十番稲荷神社」は江戸時代に起きた火事の際に、池に住んでいたカエルが鎮火したという伝説がある神社です。境内にはこの伝説にちなみ、カエルの像やカエルのお守りなどがあります。厄除けのほか商売繁盛のご利益があることで知られ、鳥居の近くには大きな宝船の石像も。そんな十番稲荷神社の子供守は、かわいらしい親子の狐とカエルが描かれた愛らしいデザイン。かわいい我が子が通学や外遊びから「無事に帰る」を祈念して、持たせたくなるお守りです【十番稲荷神社】●住所東京都港区麻布十番1-4-6●アクセス地下鉄大江戸線「麻布十番駅」下車すぐ
2018年04月10日“破格”のバンドがデビューする。 そのバンドは「ジェニーハイ」。聞き慣れない名前だが、メンバーは川谷絵音(29)、小藪千豊(44)、くっきー(42)、「tricot」の中嶋イッキュウ(28)。そして“ゴーストライター騒動”の音楽家・新垣隆(47)だ。同バンドは3月16日にデビュー曲「片目で異常に恋してる」の配信を開始した。 「ジェニーハイ」は、小籔がメインMCを務める「BAZOOKA!!!」(BSスカパー)の企画で誕生した。同番組レギュラーの小藪、くっきー、中嶋の3人が、川谷にプロデュースを依頼したことから始まったという。さらにピアノに新垣を迎え、川谷もギターも担当することとなり“結成”となった。これで3つものバンドの“掛け持ち”となる川谷は「ジェニーハイで2度目の紅白を狙う」と野望を語っている。 芸人である小籔とくっきーはそれぞれドラムとベースの“リズム隊”を担当する。小籔のドラムの腕前は川谷からもお墨付きだ。昨年7月の同番組で川谷の所属する「ゲスの極み乙女。」の大ヒット曲であり難曲の「私以外私じゃないの」のドラムプレイを披露したところ、「凄い!普通に凄いです」と川谷も驚きの声をあげていた。くっきーも自身のバンド「盆地で一位」ではギターを長年担当しており、楽器経験は抱負だ。 さらに同バンドを異色づけているのは新垣の存在だ。新垣は14年、“全ろうの作曲家”佐村河内守(54)のゴーストライターを18年間務めていたことを公表していた人物だ。小籔とは、小籔が主催する音楽フェス「KOYABU SONIC」で共演してからの仲のようだ。もともと“天才音楽家”として名高かったが、「ジェニーハイ」でのピアノプレイにTwitterでは新垣を再評価する声が若い世代から上がっている。 《ジェニーハイ良い良い、新垣さんのピアノが気になっていたずっと》《新垣さんのピアノが凄すぎて笑い止まらなくなった》《あまりに新垣さんが刺さったので、ジェニーハイの曲、買いました》 新垣の、新天地での活躍が楽しみだ。
2018年03月16日現在公開中の『北の桜守』(滝田洋二郎監督)で、映画主演作が120本という節目を迎えた吉永小百合さん(73)。この作品は、『北の零年』(’05年)、『北のカナリアたち』(’12年)に続き壮大な北海道を舞台に描かれる“北の三部作”の完結編でもある。 吉永さん演じる“江蓮てつ”は、出征した夫の形見のようにして庭の桜を守っていた。太平洋戦争末期には樺太から息子と共に北海道に引き揚げる。戦後は極貧の生活を送りながらもたくましく生きていく。息子役で堺雅人、その妻に篠原涼子、夫役で阿部寛らが共演している。 吉永さんが『北の桜守』に込めた亡き母と祖母への思いを語ってくれた。『北の零年』や『母べえ』(’08年)など、母親役を演じることも多い吉永さん。 「前作『母と暮せば』(’15年)は嵐の二宮和也さん(34)と共演しました。亡霊となって出てきた息子に、『母さん、だめじゃないか』と叱られるような、いわば、はかないお母さんでした。今度のてつは、息子がいじめられていたら『殴り返してやれ』ときっぱり言います。成長したあとも『一人で生きていきなさい』と、突き放す母親なのでその強さをしっかり演じたいと心がけました。私は実生活では母親にはなりませんでしたから、母親役を演じるときは、自分の母のことを思い出すこともあります。私の母親も、やっぱり強い人でした」(吉永さん・以下同) 東京都渋谷区に終戦の年の昭和20年(’45年)3月13日に生まれた吉永さん。直前には東京大空襲もあった大変な時代だったが、病弱な父に代わり、母・和枝さんが3姉妹を守り育ててくれたという。 「私は自宅で生まれましたが、東京大空襲の3日後ですから、ほとんど防空壕で生まれたようなもんじゃないかと。わが家の地域は5月の空襲のほうが激しかったそうですから、乳飲み子を抱えての苦労も相当なものだったはずです。母は次女の私をおぶって神奈川の農家まで行き、自分の着物と食べ物を交換していました。幼い子どもが一緒だと少し分けてもらいやすくなると、後年語っていました」 母親の和枝さんは才能豊かな女性で、もともとはピアニスト志望だった。しかし、父親から音楽学校入学を許されずに、夢を断念していた。 「だから余計に、ぜんぶ、娘の私のほうにいろんな期待がかかったということもあったんでしょうね。母は’05年に亡くなりましたが、まだ自分の中には整理がついていない部分もあります。うちの庭には、桜の木が1本あって、その下で妹とままごとをしたり。それを思うと、桜には不思議な縁を感じます」 そして、『北の桜守』にはこんなエピソードが。 「もう一つ、ご縁という話では、“てつ”というのは、私の母方の祖母の名前と同じです。てつという名前は、激しい性格が出せるんじゃないかと思って、私からこの役名を提案させていただきました。実際の祖母は映画のてつさんとは違い、やさしいおばあちゃんでした。祖父が議員をやったり会社も経営したりして、祖母は苦労していたようです。だから、あの役をやらせていただくのは、天国の祖母へのレクイエムにもなるとの思いもありましたね」
2018年03月16日細田守監督3年ぶりの監督作となる、映画『未来のミライ』が、2018年7月20日(金)より全国東宝系にて公開される。細田守監督が描く“きょうだい”物語『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』、そして『バケモノの子』と日本を代表するアニメーション作品を世に送り出してきた細田守。ヒットアニメーション映画を続々と作り出す細田監督は、国内のみならず海外でも注目を集める人物だ。新作『未来のミライ』 は、『バケモノの子』同様、細田自らが原作・脚本を担当。すでに88の国と地域で公開が決定しており、第71回カンヌ国際映画祭では、1,609本もの応募作品の中から選ばれ「監督週間」として世界初の上映を行った。全20の作品の中で、アニメーション作品が選出されたのは、細田監督のみ。改めて細田守という名を世界にとどろかせた。甘えん坊の男の子と未来からやって来た!?妹が時をこえる旅へ細田守監督3年ぶりの新作は「きょうだい」の物語だ。主人公のくんちゃんは、両親の愛情をいっぱい受けて育った4歳の甘えん坊の男の子。しかし、くんちゃんに妹が出来るとその生活が一変する。生まれたばかりの妹に両親の愛情を奪われ、初めての経験に戸惑うくんちゃん。そんな彼のもとにやってきたのは、自分のことを「おにいちゃん」と呼ぶ不思議な少女“ミライちゃん”だった。未来からやって来た妹・ミライちゃんに導かれ、時をこえた家族の物語へ旅立つ。それは小さなお兄ちゃんの大きな冒険のはじまりだった。細田守監督にインタビュー公開に先駆け、細田守監督にインタビューを実施。最新作『未来のミライ』の制作秘話や作品にかける思いについて話を聞いた。Q.映画『未来のミライ』で細田監督が目指したストーリーはどんなものでしたか。様々な人が自分の子供時代を思い浮かべたり、自分の身近な家族を思い浮かべながら見る作品。ストーリー展開を子供の視点から描く作品は過去にないので描いてみたいと思いました。Q.そのきっかけ何でしょうか。それは息子の一言でした。ちょうど息子が3歳。下の子が生まれた時期でした。毎朝、僕は息子に聞くんです。「今日はどんな夢をみたの?」って。あるとき「大きくなった妹に会ったよ」って息子が言ったんです!いつもは「電車に乗ってた」とか言うのに…「妹が大きな赤ちゃんになっちゃったの?」と聞いたら「違う、お姉ちゃんになった」って。自分の妹の成長した姿に会ったって言うんですよ。「え、面白い!」って驚いて。妹はまだ小さな赤ちゃんなので、どんな女の子になるかも分からない時期です。なんか将来の娘に会ってみたいじゃないですか。夢を見た息子を本当に羨ましく思いました。Q.息子さんの夢をきっかけに作品制作を始めたのですか。はい。そこから想像し始めたのが始まりです。息子に「大きくなった妹と会って何したの?」って聞いたら、そこはいつもの回答で「一緒に電車に乗った」って答えるんですよ。「あ~やることは変わんないんだな」って思いながらこのエピソードも劇中に取り入れました。奥さんにその話をしたら「え、でも私はまだ小さいままがいいな…」って言われてしまい、この言葉もセリフとして取り入れました。Q.お子さんの夢から広がっていったんですね。ただ始めてみると、幼児の男の子を主人公にするってことはとてもチャレンジングでして…。そもそもなんですが、男の子の幼児を主人公にした作品というのは、世界の映画史の中を探してもあまりないんですよ。『クレヨンしんちゃん』は5歳児なんですが、それぐらいしかないです。逆に、主人公とは少し違いますが、メインキャラクターではある『となりのトトロ』のメイちゃん、ほかには『ミツバチのささやき』のアナ・トレント、『ロッタちゃん はじめてのおつかい』のロッタちゃんなど女の子の幼児が主人公の映画はあるんですよね、面白いことに。そういう点からスタッフも当然不安がる。主人公は4歳の男の子と話したときなんて、誰が見るんですか?無謀だ、挑戦的だ、子供が見るんですか?とか言われてしまいました。Q.意外ですね。そうなんです。アニメーションで子供や幼児を描くのって普通だと思いません?これが意外と普通じゃない。実はここ最近、アニメーションで子供を描いている作品なんてほとんどないんです。よもや、主人公になっている作品なんてもってのほか。ともなると、現場も忘れるくらい幼児を描いていないので、子供を描ける人がいない。もちろん脇役で子供が登場することはあります。例えば僕の作品では『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』などには幼児が登場していることはありました。でも、主役で描くことがいままでになくて現場も対応できない。なので、子供を観察するところから始めました。幼い子供たちをスタジオに連れていってスケッチをして、抱っこして重さや柔らかさを確かめたり。それはキャラクターデザインを描くときや作画がはじまったときなど、何度か行いました。たとえば劇中で階段の昇り降りをするシーンがあるのですが、そのシーンを描くアニメーターが、スケッチブックを構えて階段を降りる子供の姿を観察することもありました。Q.描くのさえ難しい4歳児の世界をどう広げていきましたか?4歳の男の子にとって家の中というのは、彼のほぼ全てじゃないかって思ったんです。そこから家1軒と庭1つで映画を作るという試みを行いました。4歳の男の子は幼稚園には行っていますが、まだ社会生活第1歩目を踏み出したくらい。その歳の子って1歳で大きく変わっていて、4歳より幼い年少さんだと自分のことばっかりでどこにいても一人で遊んでいる。年長さんだとだんだん社会性のある行動をするようになる。でも年中さんはそのちょうど間。微妙な4歳の時期を想像すると、彼の世界は家が中心だなと感じて。そこで、家の中そのものを主人公・くんちゃんの世界であるというように表現するといいんじゃないかなって思ったんです。家からほとんど出ない、家1軒と庭1つで映画を作るという試みそのものも過去に例がなくて、面白いかなって思い浮かびました。Q.確かにくんちゃんの家は傾斜があり個性的なデザインですよね。実際に本当の建築家さんに設計してもらったんですよ。普通だったら、美術監督が美術設定として考えたりすることが多いのですが、自分が家を購入するつもりで、予算はこのくらいで、とかリアルなところまでオーダーしながら作ったんです。なので、映画に登場する家は実際に建てようと思えば建つんです。Q.家のデザインでこだわった点は?新しい家族にふさわしい新しい家にすること。『未来のミライ』では、子育ての方法を含めていまの時代の新しい家族を描いているので、平屋のような伝統的で昔ながらのデザインは取り入れていません。段差を使って家の構造を仕切り、壁をなくす。壁がないので、どこにいても家族みんなのことが見える。主人公くんちゃんの子供部屋は1番下にあるんですが、そこから見上げると他の部屋が見える。4歳の子供が走り回って冒険できるような家にしたいと思って作りました。Q.表現的なことですが段差というキーワードは、細田監督のこれまでの作品に通じるところがありますよね。『時をかける少女』もそんなシーンが印象的に思えました。段差・斜面っていうのは映画にとって重要な要素です。例えば平地だと成り立たない、坂道がないところじゃないと物語が組めないことがしばしばあります。高低差がダイナミックな空間を生み出す。そこに映画的な力が宿ると思うのです。『未来のミライ』では、家はもちろん未来の東京駅のシーンでも段差の要素を取り入れています。地下ホームまでだーんと下がって上がるっていうのも、上下の関係を使った映画的な表現。上にいったかと思えば実は下がってた、そういう要素をどのように使うかというのも監督の腕の見せ所といいますか…。それが分かって頂けたのかカンヌ映画祭・監督週間の上映では、映画の美学みたいのを持ち込んでいるんですねって声をかけていただきました。Q.段差以外に『未来のミライ』でこだわったポイントはありますか。過去の作品では、群像劇とまでは言いませんが、平行していくつかのストーリーが進み、時間とともに話が繋がっていくという流れを作っていたのですが、今回は作品を5つパートに分けました。1番最初は犬のゆっこの話、2番目は妹のミライちゃん、3番目はおかあさん、4番目はおとうさん、最後は自分の話って、家族5人にそれぞれにフォーカスを当てた5つの話を作ってあげたいなって思ったんです。一人ひとりのストーリーを一巡すると、だんだんくんちゃんそのものが変化していく様をみせられたらいいなと思って。特に、1番最後に自分の話に立ち返るっていうのがポイントです。Q.『未来のミライ』で伝えたいテーマは何でしょうか。小さな子供と一緒に過ごす喜びをこの映画を通して味わって欲しいと思います。いま社会っていうのは子供から遠ざかっている気がしていて、少子化の影響もあると思いますが、子供のことをあんまり考えない環境、社会じゃないかと感じていて。でも僕は、子供と過ごす時間や人生、そして子供と過ごす社会っていうのは、すごく大事で得るものが多いんじゃないかと思います。いま子育てをしていて感じるんですけど、小さい子供と過ごしていると、もう一回子供時代を生き直している気持ちになるんです。それは自分の時間がなくなる、お金がかかるとか世間で言われているマイナスな要素を補っても余りあるほどのもの。もっと社会全体が子供を意識して、社会の中に子供がいることを幸せに感じること、そんな幸せがあることを忘れない方がいいと思います。映画を通して、小さな子供と一緒に過ごす喜びを味わって欲しい。僕が子育てで体験していることと同じようなことを観客の皆さんにも体感してもらえるんじゃないかと期待しているんです。上白石萌歌&黒木華が「きょうだい」役に主人公・くんちゃんの声を担当するのは、映画・ミュージカル・CMなど幅広い活躍をみせる新進気鋭の若手女優・上白石萌歌だ。当初ミライちゃんのオーディションを受けていた上白石だったが、細田監督の提案でくんちゃんの声に挑戦。見事に初主演の座を射止めた。また、未来からやってくる妹・ミライちゃんを黒木華が務める。黒木はこれまでも『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』と細田作品に出演しており、今回が3度目。時を越えてやってきた妹を魅力たっぷりに演じきる。くんちゃんとミライちゃんのおとうさん役には星野源、おかあさん役には麻生久美子を起用。くんちゃんのばあば役を宮崎美子、じいじ役を役所広司が、そしてくんちゃんが出会う謎の男を吉原光夫が担当する。福山雅治、アニメーション映画へ初の本格出演主人公くんちゃんが時をこえた旅先で出会うキーパーソンには、福山雅治が抜擢。福山のアニメーション映画への本格的な出演は、本作が初となる。細田と福山は、かねてから親交があったが共演は初めて。キャスティングが難航していたこの青年役のイメージに、福山の人間性がぴったり当てはまっていると感じたことから細田監督自らオファーをしたという。オープニング&エンディングテーマに山下達郎オープニング&エンディングテーマを手掛けるのは、山下達郎。細田守とは『サマーウォーズ』以来9年ぶり2度目のタッグとなる。山下達郎自身、映画のオープニングと主題歌の2曲を手掛けるのは初めての試み。オープニングは、アップテンポのポップチューン「ミライのテーマ」、エンディングは切ない曲調の「うたのきしゃ」で山下達郎の歌声が、観客を物語へより深く引き込んでいく。ストーリーとある都会の片隅の、小さな庭に小さな木の生えた小さな家。ある日、甘えん坊のくんちゃん(4歳)に生まれたばかりの妹がやってきます。両親の愛情を奪われ、初めての経験の連続に戸惑うくんちゃん。そんな時、くんちゃんが出会ったのは、未来からやってきた妹、ミライちゃんでした。このちょっと変わったきょうだいが織りなす物語。それは、誰も観たことのない、小さなお兄ちゃんの大きな冒険の始まりでした―。【作品詳細】『未来のミライ』公開日:2018年7月20日(金)より全国東宝系監督・脚本・原作:細田守作画監督:青山浩行、秦綾子美術監督:大森崇、髙松洋平プロデューサー:齋藤優一郎企画・製作:アニメーション映画制作会社 スタジオ地■原作小説『未来のミライ』 560円+税著:細田守発売日:2018年6月15日(金)発行:KADOKAWA 角川文庫刊※児童文庫レーベルの角川つばさ文庫からは6月30日(土)に発売予定、ライトノベルレーベルの角川スニーカー文庫からは7月1日(日)に発売予定。■主題歌:山下達郎「ミライのテーマ/うたのきしゃ」1,000円+税発売日:2018年7月11日(水)<収録曲>M1:ミライのテーマ、M2:うたのきしゃ、M3:僕らの夏の夢(Acoustic Live Version)、M4:ミライのテーマ(Original Karaoke)、M5:うたのきしゃ(Original Karaoke)
2018年03月05日声優としてだけではなく、歌手、俳優などさまざまな活躍を見せる宮野真守さん。そんな宮野さんの魅力に迫りました。――こんなふうに言うのも…ですが、以前は、声優というと俳優とは違う裏方のような存在として認識されていたように思います。そういう世間の見方が変わってきたのも、宮野さんの存在が大きかったように思うのですが。宮野:…18歳くらいの頃、本屋でバイトをしていたんですが、職業の本があって、声優の欄に“俳優の副業”って書いてあったんです。すでにその頃、声のお仕事を始めていたんで、コンニャローと思いましたよね。ただ、僕自身、声優を目指して勉強してきたわけではなかったので、やっていくうちに、世間ではそう見られているんだなって徐々に知っていった感じでした。でも、そのことよりも、声の現場が本当に嬉しかったし、楽しかったんですよ。初めてレギュラーをいただいたのが海外ドラマの吹き替えなんですが、毎週仕事があることが嬉しかったし、毎週毎週、大ベテランの先輩方の背中を見て学べるのも楽しくて、本当に感謝しかありません。確かにいま、世間的な変化は感じますけれど、いろんな方々が頑張ってきたことを知っているし、僕がどうこうより、業界自体が変わってきたのかなと。ただ、新しいことにチャレンジしてきたことの自覚はあって、ちゃんとパイオニアとしての道は自分なりに進めているのかなと思っています。――もともとミュージカルがお好きだったそうですね。ミュージカル『王家の絞章』で、ミュージカルの殿堂ともいえる帝国劇場の舞台にも立ちました。かつての夢をいま叶えているみたいなお気持ちはあったりするんですか。宮野:模索していた10代の頃に悶々と抱えていた怨霊が成仏した気はしてます(笑)。――舞台では体の動きを伴う表現が必要ですが、声優は声だけで表現しなければいけないお仕事です。両方を経験することでの変化はありましたか。宮野:もともと劇団で演技は経験していて、そこから声優のお仕事を始めた経緯もあって、違いはさほど感じてはいないんです。たしかに声優は声で伝える仕事ですけれど、例えば、体の動きや体勢によっても声の状態って変わってきますよね。それに関しては、体を使った芝居の経験が、声優としての表現のプラスになっていると感じることが多いです。キャラクターの置かれた状況をリアリティのあるお芝居でちゃんと伝えるためには、やっぱり実感や経験が必要なんですよね。『機動戦士ガンダム00』の出演が決まった時、ある声優の先輩から「ガンダムに乗っている感覚ってわかる?」って聞かれたんです。…そう言われても、わからなくて(笑)。でも、その先輩がすごくカッコよくて、その後で自分のスポーツカーに乗せてくださったんです。ガンダムには乗れないけれど、その時の振動やスピード感だったりを参考に、イメージを膨らませて実感に近づけることはできる。そう教えてくださったんですよね。そういう意味で、舞台もアフレコも、確実に相乗効果はあると思っています。――アニメは、実写や舞台以上に想像で追いつかない世界を形にしていかなければいけませんよね。宮野:時空を超えたり、ノートに名前を書いて人を殺したり、できないですからね(笑)。――それをリアルに落とし込むために、どうされていますか。宮野:集中力と瞬発力と読解力が身につきました。手がかりは台本ですから、まずは本番当日まで台本をとにかく読み込んで、書かれていない部分を想像して、いかに役を自分の中に染み込ませておくかが大事なんです。収録の日は、基本的にテストを1~2回やったらすぐ本番なので、周りの方の芝居や演出の方の指示に瞬時に対応していくことが求められますし。――日常生活の中で、役に使える感情を意識したりもするんですか。宮野:もちろん、こういう時にこう感じるんだって考えることは日々ありますよ。でも、作品の中ではそれ以上のことが起こるので、役にのめり込んで、起こっていることにリアルに反応していく方が感情が動く感覚はありますね。――女性が思い描く理想の男性を演じることも多いですよね。宮野:この仕事を始めた当初、恋愛シミュレーションゲームのアフレコで、ひとりで大量の甘いセリフを収録したんですけれど、恥ずかしくて全然できなくて、「ロマンスが足りない」ってダメ出しを受けたことがあります(笑)。いまも相手がいることを想定してからでないとできないので、収録にだいぶ時間はかかります。――作品の中のキラキラした青春に憧れたりすることはあります?宮野:『ちはやふる』という作品がまさにそう。主人公の千早を演じた瀬戸麻沙美ちゃんは、アニメが始まった当初は本物の高校生。本当にキラキラしていたんですよ。そんな彼女の一生懸命さに感化されて、現場は本当に部活をやっているような雰囲気で、まさに青春だったんですよね。この仕事をやっていると、いつでも青春できるんだなと思って嬉しかったです。――この先の展望として考えていることはありますか?宮野:振り返ってみると、自分でも予期せぬ出会いに恵まれたことが、ここまでいろんなお仕事をさせてもらえてきたことに繋がっているんですよね。例えば、いま出演させていただいている劇団☆新感線の演出家・いのうえひでのりさんは、帝国劇場にミュージカル『王家の紋章』を観に来て、こいつがやるなら大丈夫だと思ってくださったそうで。それって、やり終えた仕事が、次の仕事を繋げてくれているということで、そうなったのも目の前のことを一生懸命やってきたからだと思うんです。お仕事って、自分でやりたいと望んでも、チャンスが巡ってくるとは限らないもの。僕は、見えない先の何かを追いかけるんじゃなく、いまある目の前のことを一生懸命やっていくことを大事にしたいと思っています。みやの・まもる1983年6月8日生まれ、埼玉県出身。子役を経て、‘01年に海外ドラマ『私はケイトリン』で声優デビューを果たす。近作に、映画『劇場版はいからさんが通る』『GODZILLA怪獣惑星』など。‘08年よりアーティスト活動をスタートさせ、現在までに6枚のアルバムをリリースするほか、俳優として舞台にも出演。※『anan』2018年2月21日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・横田勝広(YKP) ヘア&メイク・Chica(C+)インタビュー、文・望月リサ
2018年02月15日人気声優の宮野真守さんをインタビューで直撃。撮影中にもお茶目なポーズをしてみせたり、冗談を言って笑わせたりとサービス精神旺盛。“イケボ”と言われる声以上に魅力的なのは、そのキャラクターそのものでした。いまの声優ブームには、この人の存在が大きく影響しているのは間違いない。声優として第一線で活躍する傍ら、歌手としてもコンスタントにライブをおこない、その高い歌唱力で帝国劇場のミュージカルにも出演。そして、現在出演中の劇団☆新感線の舞台『髑髏城の七人 Season月<下弦の月>』では、小栗旬さんや松山ケンイチさんらが演じた主人公・捨之介を演じている。そのマルチな才能で、従来の声優像を更新する宮野真守さんとは。――初の自叙伝『宮野真守Meet&Smile』が大きな反響を呼んでいます。自身を振り返る機会ってそうはないと思うのですが、こういう形でキャリアを振り返ってみていかがでした?宮野:7歳の頃に劇団ひまわりに入って、刷り込みのように、この世界にいることが当たり前だと思っていたんですよね。でも、逐一思い返す作業をしてみると、紆余曲折があったし、挫折もしたんです。こうしていろんな活動をさせていただけているいまだからこそ向き合えた過去のネガティブな部分もありますし、あらためて、自分がなぜこの世界にいて、何が好きで、どうして続けてきたのかを言葉にできた気がしています。――子役時代から、俳優をやめようと思ったことはないんですか。宮野:物心ついた頃に、自分はこの道で生きていくんだって決めちゃったところがあるんですよ。もともと目立ちたがり屋だったので、多くの人に見てもらって笑ってもらえることが単純に気持ちよかったんです。大人になるに従って自分の表現とは何かを考えるようになり、それがモチベーションへと変わっていったというんでしょうか。――ラジオや星野源さんのテレビ『おげんさんといっしょ』(宮野さんは、MCのねずみの声で出演)を拝見していても、トークが達者ですから、子供の頃から学校では人気者だったんじゃないですか。宮野:売れない子役でしたから、学校にしっかり通っていました(笑)。トークが上手いかどうかは自分ではわからないですが、昔から笑ってもらうのが好きで、ふざけてばかりいました。だから、目立ってはいたと思います。いまも、この仕事をやっていて、一番ガッツポーズが出る瞬間っていうのは、笑いをとった時です。…って、こんなふうに言うと、一体何の仕事ですか、って感じですけど(笑)。――笑いをとるために、なにもそこまでやらなくても、と思うことはあります。だって、ものすごい変顔とか、されていますよね?宮野:(こらえきれず笑いだして)…ククク(笑)…それは僕の性分なんで、しょうがないと思っていただくしかないです。だって鼻水描きたいし、ハゲヅラもかぶりたいんですもん(笑)。――そんな宮野さんを形成してきたカルチャーを知りたいんですが。宮野:とにかくテレビっ子で、とくにバラエティ…志村けんさんのお笑い番組が好きでした。あとは漫画、アニメ、ゲーム…。子供の頃、最新のスーパーファミコンのソフトを1個買うか、中古のファミコンのソフトを3つ買うかで悩んで中古を買ったことがありました。最新のほうがいいのではと思われるかもしれませんが、その時の僕はソフトを数多く集めることに意義を感じていたんですよね。――コレクター気質なんですか?宮野:その時はそうでしたが、いまは使える時間が限られているので、一点集中型です。ゲームも、決まったものをひたすらやる。ただ、やり始めるとやめられなくなっちゃうタイプではあります。みやの・まもる1983年6月8日生まれ、埼玉県出身。子役を経て、‘01年に海外ドラマ『私はケイトリン』で声優デビューを果たす。近作に、映画『劇場版はいからさんが通る』『GODZILLA怪獣惑星』など。‘08年よりアーティスト活動をスタートさせ、現在までに6枚のアルバムをリリースするほか、俳優として舞台にも出演。※『anan』2018年2月21日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・横田勝広(YKP) ヘア&メイク・Chica(C+)インタビュー、文・望月リサ
2018年02月15日ムロツヨシ、芳根京子、宮野真守、山寺宏一らが日本語吹き替えキャストを務めることでも話題の『ボス・ベイビー』。すでに、宮野さんは大人になったティム役を務めることが発表されていたが、実はもうひと役“あるキャラクター”を演じていることがこのほど明らかに。あわせてそのキャラクターが登場する本編映像も到着した。到着した映像は、アメリカが生んだ20世紀を代表するロックスターであるエルヴィス・プレスリーに扮した男たちが、次々とチケットを差し出し、ラスベガス行きの飛行機の搭乗口へと入っていく様子が映し出される。するとそこに、エルヴィスに扮してはいるものの、なにやら怪しげな風貌の男が。チケットの提示を求められ「盗まれた!」と訴えかけるものの怪しまれたため、隙をついて強行突破。実はその怪しげな男の正体は、ボス・ベイビーとティムだった――。今回、何十人ものエルヴィスに扮した男たちが登場するという本作。その全てを演じているのが、実は宮野さんだということが今回判明!「DEATH NOTE」「うたの☆プリンスさまっ♪」など様々な人気作でメインキャラクターを演じ、『怪盗グルー』シリーズや『SING/シング』など海外のアニメ作品の吹き替えも多数担当する宮野さん。この役を演じるにあたって、「監督サイドからの『実際のエルヴィスは、実はこうだった』という演出のもと、あの喋り方になりました」と明かし、自身も出演シーンを見たと言う宮野さんは、「自分でも爆笑してしまいました(笑)是非、皆様にも思いっきり楽しんで欲しいです!」とコメントしている。『ボス・ベイビー』は3月21日(水・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月08日ルシアン ペラフィネ(lucien pellat-finet)から、アートサプライブランド「河内洋画材料店」とコラボレーションしたスケッチブックに、ルシアン ペラフィネ オリジナルのオイルパステルとトートバッグがセットになったスペシャルアイテムが登場。ルシアン ペラフィネのスペシャルアイテム(1万円)「河内洋画材料店」は、大正9年に大阪心斎橋で創業した画材店KAWACHIの創業時の屋号を継承したアートサプライズブランド。今回コラボレーションしたスケッチブックは、ユーモア溢れるモチーフの塗り絵を楽しめるページもあり、大人だけでなく子供も楽しめる。12色入りのオリジナルのオイルパステルとトートバックには、ルシアン ペラフィネのアイコニックなリーフ、スカル、ピースがデザインされた。12月13日より、伊勢丹新宿店メンズ館にて開催中のポップアップストアでの先行販売を皮切りに、ルシアン ペラフィネ直営店にて展開。さらに、ポップアップストア会期中の12月23日、24日は、あたたかみのある優しいタッチのイラストで人気のアーティスト、デーヴィッド・セヴァンによるライブアートを開催。今年はルシアン ペラフィネのスペシャルなギフトとイベントで、アートなクリスマスを過ごしてみては。
2017年12月14日舞台「ONWARD presents 劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season 月 Produced by TBS」が23日に初日を迎え、<下弦の月>チームの宮野真守がコメントを寄せた。同作は劇団☆新感線による人気演目で、1990年の初演以来、7年ごとに上演されている代表作。今回は360°型の新劇場「IHIステージアラウンド東京」にて、2017年3月より1年3カ月のロングランを予定している。"花・鳥・風・月"の4シーズンに分け、すべて異なるキャスト、それぞれ全く違ったアプローチで上演する。"Season月"では「上弦の月」「下弦の月」チームに分かれ、同脚本で公演を行う。25日に初日を迎える宮野は「とてもワクワクしています。稽古場に居る時から『これが、あの劇団☆新感線か!』と、度肝を抜かれる瞬間がたくさんありました」と心境を吐露。「いのうえさんの演出のド派手さ、さらには、きめ細やかさ……。感動と共に、正直最初は、ついていくので精一杯でしたが、今は稽古を経て、自分の中での『髑髏城の七人』、自分たちにしか出来ない『髑髏城の七人』への、確かな手応えがあります」と自信を見せる。演じる捨之介役については「憧れの役ですし、今まで錚々たる皆さまが演じてこられた『捨之介』。そこに今、自分がチャレンジ出来ているという事実に、感謝しかありません」と語る。これまでの公演も観たという宮野は「捨之介の生き様、色気、けれん味、憂い、悲しみ、漢気、たくさんの素敵なものを感じさせていただきました。僕も、僕なりの『捨之介』に今、まっすぐ突き進んでいます」と意気込んだ。また、宮野は「上弦の月の福士蒼汰くんの存在もすごく大きくて。彼のキラキラと光る輝きを、ずっとそばで見せていただいたからこそ、僕の『捨之介』もあると思うんです。僕らは“Season月”として、みんなで力を合わせ臨んでいます」と、上弦・下弦合わせてのチーム感を強調した。360°のステージアラウンド東京については「すごい! すごい! もーーーほんっとにすごい! 未知の体験です! こんな劇場味わった事ない! スケールが大きすぎて、演じてるこちらも、本当にアトラクション感覚がある(笑)」と興奮を隠しきれない様子。「舞台稽古中から、楽しくて楽しくて仕方なかったです。『あー、楽しい、あー楽しい』ってうわ言のようにずっと言ってました(笑)」と大物ぶりを見せた。同脚本で2チームに分かれた「Season月」について、宮野は「<上弦の月>の放つ眩いばかりの輝きは、観る人全てを魅了すると思いますし、<下弦の月>は、『家族』のような『繋がり』を今は大切にしています」と違いを表す。「ひと公演ひと公演、全力で我々の『生き様』を貫き通します!」と力強く宣言した。<下弦の月>チームには他、鈴木拡樹、廣瀬智紀、木村了、松岡広大、羽野晶紀らが出演。また<上弦の月>チームには福士蒼汰、早乙女太一、三浦翔平、須賀健太、平間壮一、高田聖子らが出演する。
2017年11月24日シンガーソングライターの松任谷由実が17日、ユーミン×帝劇 vol.3『朝陽の中で微笑んで』製作発表に、寺脇康文、宮澤佐江、六平直政、斉藤洋介、脚本・演出の松任谷正隆と共に登場した。同作は2012年に開場101周年目の新たなスタートとなった帝劇と、デビュー40周年を迎えた由実のコラボレーションとして誕生したシリーズの3作目。俳優の演技と、由実の歌が一体となった空間を作り出す。今回は500年後を舞台に、職を失った中年男性・鳴沢肇(寺脇)が、20年前に結婚を約束した女性に生き写しの女性・紗良(宮澤)に出会う。由実が1976年に発表したアルバム『14番目の月』に収められた「朝陽の中で微笑んで」がタイトルに選ばれた。同曲について、由実は「荒井由実時代のものですけど、私の作品の中でも最も歌うのが難しい」と説明し、「こんなにレンジが広くて難しい歌になるとは思わずに、歌唱力を無視して作っていたものですから、難しいな、どうしようと思っています」と苦笑。しかし「キャリアの中で鍛えられてきたこともあるので、今の私の声で、今の表現力で、この歌をテーマとして歌うのはとても楽しみです」と意気込んだ。ミュージカル『王家の紋章』で2016年8月、2017年4月にヒロインを務め、今回もヒロイン役となる宮澤は、由実との共演に「親孝行になった」と喜ぶ。AKB48時代にはNHK紅白歌合戦で由実の後ろで「春よ、来い」を合唱した経験を振り返り「一番テレビに映りたかった瞬間。映り込めるかなというのを、素敵な場で考えちゃっていたのが思い出に残っています」と語った。ファンからの「宮澤さんが歌う場面もありますか」という質問には、正隆が「今ので考えました」と、2人で歌う可能性を示唆。宮澤は「ええ~!」と驚き、目を丸くして喜んでいた。また、寺脇が「中央フリーウェイ」を思い入れのある曲としてあげると、由実は「ちっともタダにならないんですよ」と客席を笑わせる。斎藤は「失われた青春がひょっとしたら蘇ってくるのかなという気がします」と、同作に対して期待を表した。一方六平は、KAT-TUNの亀梨和也主演の音楽劇『青い種子は太陽のなかにある』で音楽を担当した正隆とのエピソードを披露。「亀梨くんとデュエットがあったんですけど、松任谷さんも厳しいですよ。たまにバンドに『おい! そこ!』と怒っていて、蜷川さんと2人で『松任谷さん怒ったよ。怒ることあるんだ』って」としみじみ語った。ユーミン×帝劇 vol.3『朝陽の中で微笑んで』帝国劇場で2017年11月27日~12月20日に上演される。
2017年08月17日『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』などで知られるヒットメーカー・細田守監督作品『サマーウォーズ』が8月18日(金)日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」でオンエア。夏にピッタリの本作放送に向けて、制作を手がけた「スタジオ地図」の齋藤プロデューサーのコメントが到着した。主人公は数学オリンピックの日本代表をあと一歩のところで逃した、数学好きの高校生・小磯健二。健二は買い物から行政手続きまであらゆることができる仮想世界「OZ」のメンテナンスのアルバイトで夏休みを過ごしていたが、そこに憧れの先輩・篠原夏希から「田舎に一緒に帰ってフィアンセのふりをする」というとんでもないお願いをされることに。その頃「OZ」では健二のアカウントが乗っ取られシステムに障害が発生。そのせいで健二は容疑者として疑われてしまい、さらにその障害が世界に危機をもたらすことに。内気で弱気な理系少年の健二だが信じてくれる人のために、守りたい人のために、世界を救うために、田舎の大家族と一致団結して謎の敵に立ち向かう…。2006年公開の『時をかける少女』が国内外で数々の映画、アニメ賞などを受賞するなど高評価を得た細田監督が、同作の主要スタッフとともに挑んだ初完全オリジナル作品となる本作。健二役には『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』など俳優としての活動だけでなく、昨夏大ヒットを記録した『君の名は。』や現在公開中の『メアリと魔女の花』などで声優としても大活躍中の神木隆之介、夏希役を『進撃の巨人』シリーズや三菱地所のCMでおなじみの桜庭ななみがそれぞれ担当するほか、谷村美月、富司純子、仲里依紗、中村正、永井一郎ら豪華キャストが集結した。本作のプロデューサーであり、細田監督の制作拠点として立ち上がった「スタジオ地図」の代表取締役でもある齋藤優一郎氏から今回の放送にあたってコメントも到着している。「今年は『サマーウォーズ』の公開から8年目の夏、“金曜ロードSHOW!”で本作が放送されるとの決定を聞き、驚き、またうれしく感じています。僕も細田監督もこの作品を作っているときはこんなことが起こるなんて全く思っていませんでしたし、ただただ面白い映画を作りたい、その一点だけを思っていました」「実は僕らはいま、また新しい映画を作っているのですが、思いはあの頃と変わっていません。これからも映画の新しい可能性にチャレンジをして、子どもと大人が一緒に楽しめる夏のアニメーション映画を一生懸命作っていきたいと思っています」。「では今年の夏も『サマーウォーズ』をよろしくお願いしまぁぁぁすっ!!」。8月1日(火)からは東京ソラマチで本作の世界観を楽しめるコラボカフェ「サマーウォーズ OZ STAND -オズ スタンド-」も開催。この夏、あの感動と興奮をもう1度体感してみては!?金曜ロードSHOW!『サマーウォーズ』は8月18日(金)21時~日本テレビ系でにて放送。(笠緒)■関連作品:サマーウォーズ 2009年8月1日より新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズ、梅田ブルク7ほか全国にて公開(C) 2009 SUMMER WARS FILM PARTNERS
2017年07月14日声優の宮野真守が、佐藤健主演の映画『亜人』(9月30日公開)に出演することが11日、わかった。同作は、桜井画門による同名漫画を映画化。研修医の永井圭(佐藤)はある日交通事故に遭って死亡するが、直後に肉体が復活し、生き返る。絶対に死なない新人類【亜人】と発覚した圭は研究施設に監禁され実験のモルモットとなるが、【亜人】仲間に救出される。しかし、人間でいたい圭は亜人の仲間と対立していくことになる。アニメ版で主人公・圭を演じた宮野は、亜人同士にしか見えない、黒い粒子による人型のようなIBM(インビジブル・ブラック・マター)の声を担当する。声優として確かな実力を持ち、絶大な人気を誇る宮野は、予告編や特報でもナレーションを務め、本広克行監督からの信頼も厚い。今回は圭のIBMとして同作に良いスパイスを与えることになる。○宮野真守コメント僕にとって「亜人」は永井圭の壮絶な人生を通して、いろんな感情を味わった、とても思い入れの強い作品です。彼と一緒にいろんな想いを抱いて、たくさんの景色を見てきました。なので、「亜人」が実写映画化すると聞いたときも、また新たな「亜人」の姿が見られると思い、いちファンとしてわくわくしていました。そこでまさか自分にもIBMの声としてお声がかかるなんて、びっくりしましたけど、とても嬉しかったです。収録は本広監督にご指示頂き、丁寧に演出してくださったので、とても楽しい収録をさせて頂きました。いろんなパターンを録ったので、どれが使われるのか自分でも楽しみです。実写映画の映像も拝見したのですが、とにかくすごいです! IBMや亜人たちのド迫力なアクション。圧倒されすぎて楽しんで最後まで見てしまいました。アニメでも僕が印象に残っている人体実験のシーンがあり、佐藤健さんが体当たりで臨んでいる姿を見て、経験したこともない人体実験シーンを僕もアニメの収録のときに悩みながら全力で演じたなと思い返されました。あの残酷なシーンを体験された方が他にもいる! と佐藤健さんに勝手ながら親近感を覚えました(笑)。なんといっても、「亜人」が持つテーマをアニメ・実写共に、原作へのリスペクトで描かれていると感じました。“死ねないからこそ持つ葛藤”、そして“斬新すぎる設定”が魅力の作品です。アニメとはまた違った展開で進むストーリーも楽しんで観て頂けると思います。インパクトのあるIBMですが、実写映画ならではの魅せ方で登場するので、皆さん是非ご覧頂ければと思います。
2017年07月11日主演の宮野真守を始め、豪華人気声優たちが出演するゴジラの世界初のアニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』。本作の特報映像が7月8日(土)から順次劇場上映されることに先立ち、この度、Webにて先行解禁。さらに、新たな怪獣の情報と場面写真も公開となった。巨大生物「怪獣」の出現と、その怪獣をも駆逐する究極の存在「ゴジラ」。半世紀にわたる怪獣との戦争の末、人類は敗走を重ね、ついに地球脱出を計画。そして2048年、中央政府管理下の人工知能による選別を受けた人間だけが恒星間移民船・アラトラム号で11.9光年の彼方にある「くじら座タウ星e」を目指し旅立った。しかし、20年かけてたどり着いたタウ星eの地球との環境条件差は、予測値を遥かに上回り、人類が生存可能な環境と呼べるものではなかった。移民船に乗る一人の青年・ハルオ。4歳のとき、目の前でゴジラに両親を殺され、20年の間地球に戻りゴジラを倒すことだけを考え続けていた。移民の可能性を閉ざされ、生存環境も劣悪となった船内でハルオを中心とした「地球帰還派」は主流となり、危険な長距離亜空間航行を決断し地球を目指す。だが帰還した地球は、既に2万年の歳月が経過し、地上はゴジラを頂点とした生態系による未知の世界となっていた。果たして、人類は地球を取り戻せるのか。そして、ハルオの運命は――。本作が描くのは、2万年もの間地球に君臨し続けてきた“ゴジラ”と、それに対峙する人類の因縁の物語。ゴジラの襲撃で両親を失い、ゴジラに対する強い憎悪の心を持つ主人公の青年、ハルオ・サカキ役を宮野さんが演じるほか、櫻井孝宏、花澤香菜、杉田智和、梶裕貴、諏訪部順一ら第一線で活躍する声優陣が顔を揃えている。「シン・ゴジラから1年――」という文字から始まる特報では、地球に帰還した移民船の中から、青く美しい地球を険しい表情で見つめる主人公ハルオ(宮野真守)、地球にまさに降り立とうとする複数の揚陸艇、戦闘体制に入る乗組員たちの姿、そして地上に繁殖する未知の怪獣=セルヴァムと、武装した人類たちの激しい戦闘シーンなどがフラッシュバックのように次々と映し出される。セルヴァムは、地球揚陸部隊が発見したゴジラの亜種生物。地球脱出以前に人類がゴジラに対して行った2032年の核攻撃時に採取されたゴジラの細胞データに97%一致しており、ゴジラ同様、金属に極めて酷似した生体組織が、強い電磁気を発生させる特性を持つ。飛行可能な飛翔型セルヴァムと、地を這うワーム型の2種が確認されており、飛翔型はワーム型を、ワーム型はより小さい種を補食し、食物連鎖を形成しているという。そして、特報ラストカットには“ゴジラ”とおぼしき巨大生物の姿が、あの咆哮と共に出現!もはや絶望かと思えるその圧倒的な存在に対し、人類は立ち向かうことができるのか!?公開が待ち遠しくなる映像となっている。『GODZILLA 怪獣惑星』は11月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年07月06日