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当時4歳娘の入園をきっかけに知り合った、ママ友のEさん。娘同士が仲が良くなったこともあり、連絡先を交換しました。しかし、このEさんは頻繁に連絡を取り続けたい人で、一方の私はメッセージのやりとりが苦手。ある日、幼稚園でEさんに会うと、私がやりとりを切り上げたことについてお怒りの様子。とっさに私は……。ずっとつながっていたいママ友Eさん娘同士の仲が良かったことをきっかけに、連絡先を交換したEさん。最初のやりとりは「よろしくお願いします」、「こちらこそ」とたわいもない会話で終わりました。私としては「また何か必要なときに連絡することもあるかな」くらいに思っていたのですが……。 すぐにEさんから「娘ちゃんて何か習い事してる?」と連絡がありました。「何か習う予定でもあるのかな?」と思いつつ「何もしてないよ~」と返すと、今度は「うちはピアノと水泳やってるの!」と返事がきました。 正直なところ、私はこまめな連絡が苦手です。ただこのときは「仲良くなりたいのかな?」と思い、頻繁な連絡に付き合っていました。 限界になり連絡を止めると、お怒り!頻繁な連絡に付き合っているうちに、「今日雨降りそうだね」、「昨日食べ過ぎて1kg増えちゃったー」などの連絡がどんどん続いてくるようになりました。 何度も「これで返信しなくても不自然じゃないし、返信せずこれで終わりにしよう」という場面があったのですが、そのたびに新しい話題を振ってくるEさん。「じゃあ、続きはまた幼稚園でね」と終わりにしてみても、翌日には「ところでさ」とまた別の話題を振ってくるのです。 もともと、連絡をとるならメッセージよりも電話してしまう私。メッセージを送り続けることが嫌になり、最終的には「ごめん、ちょっと今家でバタバタしてて」と切り上げてから、新しいメッセージに返信するのをやめました。 すると数日後、幼稚園で会ったEさんはお怒りの表情。会うなり「なんで返事くれないの?」と詰め寄ってきました……。 最初にしておくべきだった断りEさんに聞かれ、とっさに「ごめん! 最初に言っておくべきだったって反省してるんだけれど、私メッセージのやりとりがすごい苦手なの!」と謝りました。Eさんは「え……、そうなの?」と勢いを落としました。「本当にごめんね。普段は全然スマホも見ないし、だからEさんが嫌いだとかそういうことではなくて……」と説明しました。 するとEさんは「それうちの親と一緒じゃん! もー、ごめんね! 同い年だからと思ってガンガンメッセージしちゃったよ!」と笑ってくれ、大きなトラブルに発展することは避けられました。 これ以降、私はママ友と連絡先を交換するときには必ず、「私メッセージのやりとりが苦手なんだけどいい?」と断りを入れるようになりました。最初に断っておくことで相手も「そうなんだな」と認識してくれ、私も無理に「すぐに返さなくちゃ!」とストレスに感じることがなくなり、ずいぶん気がラクになりました。著者:山口花2017年生まれの女の子と、2021年生まれの男の子のママ。夫の地元で個性的な人たちに囲まれながら育児しつつ、教育系ライターとして活動中。
2024年06月28日なんでも興味をもってやってみたい! と挑戦する4歳の息子を頼もしく思っている私。やりたいことは何でも経験させてあげたいと思っていました。ある日、乗り物が大好きな息子にたくさん乗せてやりたいと、家族で遊園地に行ったわが家。しかし、私は自分の軽率な行動を後悔することになったのです……。好奇心旺盛な息子の成長のため4歳の息子は体を動かすことや乗り物が大好き。公園で年齢の大きな子の遊び方を見て「やってみたい」と新しい遊具に挑戦する息子を頼もしく思っています。また、動画サイトで観たダンスを踊ってみたり、おもちゃのレビュー動画を観て持っているおもちゃの遊び方を変えてみたりする姿を見て、「子どもの好奇心とやりたいと思う気持ちは大きな原動力だな」と感じていました。 ある日息子は、子どもが遊園地で遊ぶ様子を撮影した動画を観て、「僕もやってみたい!」と言うように。子どもの成長のチャンスを感じ、さっそく次の休みの日に家族で遊園地に行きました。 失敗! 子どもの好奇心を削いでしまい……私は絶叫系や動きの激しい乗り物がとても苦手。それでも遊園地の雰囲気を久しぶりに味わった私は、独特のワクワク感に気持ちが高揚したことと、次々と乗り物を楽しむパパと息子の姿を見て、苦手だけれど一緒に楽しみたいと思ってしまったのです。 そして息子と2人でコーヒーカップに乗ってみることに。座って動き出すアナウンスが入り、急に恐怖と緊張が私を襲いました。動き出し、回転ハンドルを握る息子に「ギャー! 回さないでー!」と本気で注意! 初めての体験にワクワクしている息子の表情がみるみる曇ってしまいました。 反省と私なりの改善策息子は楽しそうな表情から一変、不安そうに。怖がって叫ぶ私の反応を見ていたら無理もありません。しかし私は恐怖のほうが勝ってしまい、息子を気遣って平気なフリをすることはできませんでした。 コーヒーカップから降りた私は、夫から「そんなに怖がったら息子まで怖くなっちゃうじゃん」と指摘されて猛反省。初めての体験のときは、子どもが安心して取り組めるように見守るだけのほうがいいと思いました。 子どもの成長につながるはじめの第一歩は、好奇心から。初めてみる遊具に興味を持っていた子どもの前で「怖いー!」と叫んでしまい、子どもに過剰な不安を植えつけてしまった私。自分の感情のみで、子どものことを考えていなかった行動をとってしまったと後悔しています。今後は、子どものやる気を削がないように気をつけたいです。著者:三宅ちよこフリーランスとして働きながら1男1女を子育て中の母。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、株や不動産投資を副業としている。ライターとして主婦のためのお得な情報や子育てに関する体験談を執筆している。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月28日保育士の中田馨さんが、パパ育児の「実はNGな行動」について教えてくれました。パパが育児に積極的なのはママにとってもとても助かりますよね。夏は外で遊ぶことも多くなる時季。パパも一緒に遊ぶ機会も増えるので、どのような点に注意して子どもと遊ぶと良いのかを改めて確認しておきましょう!こんにちは! 保育士の中田馨です。今回はパパの育児について。ここ数年で、パパが積極的に育児に参加することが多くなったなと私自身も実感しています。これまで保育園の送り迎え、行事ごとは「ママだけ」が多かったのですが、「ママもパパも」が増えてきました。 実際、私の保育所の保育参観では、数年前まで「ママだけ」だったのが、最近では5家庭中4家庭が「ママもパパも出席」でした。このように、パパも育児に積極的になった昨今だからこそ、これからやってくる夏という季節特有の子育ての中で特に「外遊び」に特化して気をつけたいことをお話しします。 時間帯を考えて外出を!「普段からパパが子どもと一緒にたくさん遊んでくれるので、とっても助かるのですが、子どもが「外で遊びたい!!」と言ったから、カンカン照りの日中に出かけてしまって……。倒れていないかしら? と心配だった。」という話をママから聞いたことがあります。 いくら子どもが「外で遊びたい」と言ったとしても、夏の外遊びを楽しむためには、遊ぶ時間帯も考えて外出したいものです。特に8月は気温が高くなる日が多くなるので、1日の中でも気温が低めの朝早めの時間帯か、夕方は外遊びがしやすいでしょう。 とはいえ、朝早め、夕方と言えども夏はやっぱり暑いので、「1時間だけ遊ぶ」など遊ぶ時間をあらかじめ決めておくとよいでしょう。 服装を考えて外出する! 外では汗を拭く&着替えはこまめに!以前、「週末、パパと2人で山にお出かけしたんですが、虫よけをまったくしてくれなくて……」と手足に虫刺されをたくさん作ってきたお子さんがいました。 夏の外遊びのときは、服装も考えて外出したいですね。例えば、近所の公園に行くときには、半袖半ズボンでよいかもしれません。しかし、山など自然がたくさんあるところに遊びに行くときはどうでしょう? 半袖半ズボンでは、このご家庭のように虫に刺されることもあるかもしれません。夏のお出かけはそういった配慮も必要になります。 私の保育所は山間にあるわけではありませんが、蚊が出てくる時期から、外遊びの際は「薄手の長袖と長ズボンを持ってきてほしいです」とお願いしています。虫よけになるだけでなく、日焼け対策にもなります。 また、汗をかいたらこまめに拭く、着替える、帰宅したらシャワーをすることで、肌を清潔に保ってくれます。こちらも「パパに週末見ていてもらったら、あせもがたくさんできちゃって……」などと聞くこともあります。子どもは大人以上に肌を清潔にしてあげなければいけないということも知っておきましょう。 平日は、お子さんのことを見ているのはママで、パパは週末だけ、というご家庭もあるかと思いますが、普段ママが何に気をつけながら子育てしているのか? をパパに説明しないと伝わりません。「私の姿を見ていればわかるでしょ?」、「いつも私がしているじゃない!」と思いたくなってしまうところですが、ぜひパパにも教えてあげてくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。
2024年06月28日離乳食をまったく食べようとしない娘に悪戦苦闘する私を見た義母は、私のやり方を否定するばかり。そこで義母が作った離乳食を与えることにしましたが……。 私が作った離乳食を、義母が…生後6カ月ごろから離乳食を始めた娘ですが、生後10カ月になってもまったく離乳食を口にしようとしません。それでもなんとか食べることの楽しさを知ってほしいと離乳食を続けていました。 ある日、娘に離乳食をあげるタイミングで義母が遊びに来ます。「今来なくても……」と思いましたが、せっかく準備をしていたので、義母の見ている前で離乳食を与えることに。娘はいつも通り口を閉じ、まったく食べようとしてくれません。すると、そんな様子を見た義母がやれやれと言った様子で「あなたが作った離乳食はおいしくなさそう。それに食べさせ方もよくない。娘ちゃんがかわいそうだわ!」と指摘してきました。その言葉にイラッとしましたが、顔には出さず「私、昔から不器用で……。料理が得意なお義母さんが作ったものなら食べてくれるかもしれないので、ぜひ作ってみてもらえませんか?」と提案してみることに。義母は「最初から、素直にそういえばいいのよ」と得意げです。 後日近所の義実家で、義母が作った離乳食をあげてみることに。当日、義母は時間をかけて離乳食を作り、自信満々な様子で私たちを迎えてくれました。しかし、いざ義母が離乳食を与えようとすると、娘はギャン泣きで義母が作った離乳食をひっくり返します。腕によりをかけて作った離乳食が散乱する様子に、義母はあ然。そして義母は私に「離乳食を食べてもらうことがこんなに大変だなんて思っていなかったわ……。この前はひどいことを言ってごめんなさい……」と言ってくれたのです! 私も「いえ、せっかく作ってくれたのにひっくり返しちゃってすみません」と伝えました。それ以降は離乳食の進捗に口を出さなくなるどころか、「ごはんおいしいから食べてみて~」と娘に声かけをするなど、協力までしてくれるように。 1歳になった娘は、食べる量は少ないもののだんだんと口に入れてくれるようにもなっています。自分と同じ立場を経験してもらうことは、理解を得る近道なのかもしれないと実感。今後も何か問題に直面したときには、相手に実際に経験してもらうことも選択肢の一つにしようと思った出来事です。 作画/Pappayappa著者:伊藤まりな
2024年06月27日娘が1歳のときの話です。もともと胃腸の弱い私。その日も昼過ぎから胃腸のあたりに気持ち悪さを感じていました。どんどん悪くなる体調。水分も取れないほどの強い吐き気に加え、熱も上がってきてしまいました。そこで夫に夜ご飯の準備をお願いしたのですが……? 夫が作ってくれたものはまさかの…吐き気と戦いつつ、娘の様子を見ながら夫の夜ごはんができるのを待っていた私。私のためにおかゆを作ってくれているのだろうと思っていました。しかし、1時間経ってもまだ完成しないのです。この間、吐き気と格闘しながら娘をみるのはなかなかつらいものがあり、夫に早くしてと思ってしまいました。 料理開始から1時間半ほど経ち、ようやく夜ごはんができたと夫が呼びに来てくれました。テーブルについた私と娘の前に置かれたのは……。 香草の効いたビシソワーズでした。 吐き気でしんどい私。そのにおいすらも受け付けず、「ごめんね……食べられそうにない」と謝りました。すると、夫は「せっかく手間暇かけて作ったのに!」と怒ってしまったのです。本当はおかゆが食べたかったとは言えませんでした。それから数カ月後――。 今度は夫が体調を崩しました。寝込んでいる夫に、「何なら食べられそう?」と聞いたところ、不機嫌そうな声で「おかゆ」と言われました。「この状況で香草が効いたビシソワーズが食べられますか?」と質問したい気持ちをおさえておかゆを作りました。 おかゆを作ってくれていると思い込んでいた私も悪いのですが、体調の悪いときは、「何が食べたい?」「何が食べられそう?」と聞いてもらえるとうれしかったなと思いました。手の込んだ料理を作ってくれたことにも感謝していますが、とても驚いた出来事でした。夫が体調を崩したときに「おかゆ」が食べたいと言ったので、次はきっとおかゆが作ってくれると思います。 イラスト/まげよ著者:ぽて子
2024年06月27日外出帰りに眠くなってしまった息子。帰宅後、グズる息子を寝かしつけようとしていたら、同居の義母がありえないことを怒鳴りつけてきたのです。グズる息子を寝かしつけようとしていたら、義母がまさかの…息子が1才6カ月くらいの頃のことです。そのころ、わが家は義母と同居していました。 その日は、夫と私、そして息子で外出していたのですが、帰宅する車の中で寝てしまった息子。家に到着してもまだ寝ていて、眠りが中途半端な状態でチャイルドシートから息子を下ろそうとしたためか、泣き始めてしまいました。 私はこのまま家で寝かせてあげようと思い、急いでいると、家にいた義母に話しかけられたのです。 どうやら、その日義母は隣人とトラブルがあったらしく、それ私に話したくて仕方がなかった様子。でも、私は泣いている息子をもう一度寝かせようと必死だったため、話を聞いている暇はありません。すると義母は 「姑の話を聞く気がない嫁がどこにいる!」と怒鳴ったのです。グズって大泣きしている息子が目の前にいるのに、そんなことお構い無しに自分の話を先に聞け!と怒鳴ってくる義母……。息子が幼かろうが、義母はいつも孫より自分が優先だろ!という方だったので、いつも対応に困りました。本当に気が休まらない同居生活でした。 作画/加藤みちか著者:松尾なつこ
2024年06月27日「こどもまんなか社会」を作ろうと言われている昨今、思わず二度見する写真がXに投稿されていました。写真を見ると、オフィスの真ん中でスヤスヤと眠る赤ちゃんの姿……。一体どのような状況なのでしょう。赤ちゃんがスヤスヤ眠るオフィスは、おもちゃメーカー・ピープル株式会社。赤ちゃんが夢中で遊ぶおもちゃ「やりたい放題」を生み出した会社といえば、ピンと来るのではないでしょうか。 ピープル株式会社では、子どもがいるオフィスが日常なのだそう。泣いても大きな声を出しても誰も嫌がらないという、信じがたいその環境について、ピープル株式会社のママ社員さんに話をお聞きしました。かわいがるのも仕事のうち!? この写真は、オフィスに来ていた赤ちゃんが寝てしまった際の1シーンだそう。コメント欄には「癒される」「素敵な取り組み」という声がたくさん寄せらせていました。 「オフィスに子どもがいる」という環境は、思い起こすこと16年前にはすでにあったと言います。だからといって「子連れ出社制度」などという明確なルールはなく、子どもがいる社員が子連れで出社したいと思ったときに出社する、ただそれだけなのだそう。 コロナ禍以降リモートワークが主流となり、働き方が自由化されたこともあってか、時代に逆行し“ピープル内出生率”は大きくアップしているとのこと。子育て中の社員が増えるにつれ、子連れ出社の頻度は増していると言います。 子連れ出社、邪魔にならないの?しかし気になるのは、子どもが仕事の邪魔をしないのか? 危険はないのか? と言う点。 同社のママ社員に話を聞くと、社内で子どもの存在が仕事を妨げることはないとのこと。そもそも、子どもの興味関心に注目し、好奇心を育てるためのおもちゃを開発する同社にとって、子どもはアイデアの源。子どものすることすべてが興味の対象になっているそうです。 また、幸いこれまで大きなケガや事故は起きていないのだそう。これは、オフィスだからと言って子どものお世話が蔑ろになることはなく、あくまで在宅で仕事をするときと同じ心持ちだからと言います。オフィスでも自宅でも同じ目線で子どもを見守るため、オフィスだから危険、ということはないのです。 しかし、子どもと一緒に出勤する社員が増えている今、より子連れ出社しやすい環境を目指し、見直しをする必要性は感じているとのことでした。子連れ出社の環境は?ママと一緒に出勤した子どもは、思い思いに過ごします。ママの判断で、Xの写真のように一時的にフロアで寝かされる瞬間もあれば、お膝に抱っこされていることもあるのだそう。 厚手のマットにおもちゃを広げ、子どもと一緒に座ってパソコンを操作したり、デスクの横にベビーカーを置いたりと、子連れ出社をした社員は子どもと自身が過ごしやすい環境を作っているのです。 また、他の社員が子どもの相手をしてくれるシーンは、同社では珍しいことではないようです。さらには、子どもが泣きやまないなど、打ち合わせから抜けざるを得ない場合も、快くそれを受け入れてくれる環境だと話していました。 それでも子どもが飽きてしまったり、泣きやなまかったりするときには、早めの退社も可能です。子連れ出社に「子どもを無理やり仕事につき合わせている」という感覚はないと言います。 何より、一緒に出勤する子どもはオフィスが大好き! 見慣れないおもちゃがあることはもちろん、自分のことをかわいがってくれる社員さんがいるオフィスは、夢の国なのだそうです。会社に与えた良い影響実際に子連れ出社をするママ曰く、社内には「子連れで来ちゃってごめんなさい」という雰囲気はないとのこと。それでもママになってすぐは「本当は邪魔かな……」と思ったこともあると話します。 しかし、「子どもを面白がる」という気持ちが、子連れ出社に負い目を感じさせない空気を作っているのだそうで、すぐにそんな気持ちはなくなったと言います。 同社にとって子どもを観察できる環境にはメリットがあり、おもちゃのモニターやアイデアの創出に、子連れ出社をリクエストされることもあるのだとか。 また、子どもがいると社内がやさしい雰囲気になるということも、身をもって感じているそう。ミスをして注意されても子どもが笑う声を聞くと元気になり、自然とキツい言葉も避けるようになります。 子どもがコミュニケーションの潤滑油となり、社員間の関わりも濃くなると話していました。身をもって感じた子連れ出社のメリットさらに、ママとしても子連れ出社には大きなメリットがあるのだそう。 まず、多くの人がそれぞれの目線で子どもの成長を見守ってくれることで、自分では気づけなかった子どもの成長に気づくことができると話します。 また、社内のママ同士、子どもの含めた付き合いができるのもメリットと言えます。同じ年齢の子どもを持つ社員とは、仕事の他に子育てのことを相談できる仲になり、子育ての先輩社員からはアドバイスをもらい、自分だけで子育てをしているという孤独感が薄れるのだとか。 決して至れり尽くせりではないけれど、子どもと一緒に出社することは同社にとっては自然なこと。今ある環境を工夫すれば、不便も迷惑も、危険もないと言います。そして、同社に限らず、それぞれの会社にあった子連れ出社ができる環境が作れるのではと話していました。 ◇ ◇ ◇ 思い返せば、昔は放課後になると親の職場に行って応接室で待つ子どもがいたり、子どもをおんぶして仕事をしているママがいたりしたように思います。今でこそ、職場に子どもがいるという光景は珍しいものですが、話を聞いていると「社会で子どもを育てる」という古き良き原点に戻っているように感じました。 少子化に歯止めがきかない昨今、子どもを生もうと思わない理由を尋ねると「子育てと両立できる仕事が少ない」というひとつの要因が挙げられます。保育園を増やす・子育てにかかるお金を助成するなど、さまざまな政策がありますが、子どもがいても働きやすい職場づくりも、大切な要素だと感じずにいられません。 「こどもまんなか社会」を作るのは国のみにあらず。家庭や会社も同じです。子育てと仕事が両立しやすい社会が広がることを願います。
2024年06月27日息子が1歳半のときの話です。その当時、保育園でアデノウイルスが流行っていました。息子も発熱してしまったので、病院で検査を受けたところ結果は陰性。けれどもその後、驚きの事態に発展したのです―。 後悔の嵐…息子がアデノウイルス感染じゃなかったことにほっとした私。しかし、その後しばらく息子は40度の熱が続き、しんどそうでした。 このときにしっかり対策をしていれば、あんなことにはならなかったのに……。 それから1週間、ようやく息子は快復。しかし、私の目にかゆみが生じたのです。真っ赤に充血した目でかかりつけの眼科に行くと、他の患者さんと隔離されての診察になりました。 そこで告げられたのは、「アデノウイルス陽性」でした。 慌てた私は眼科の先生に息子のことを話しました。すると、「かかったばかりなどはウイルスの量が少なくて、検査で陰性と出てしまうことがあるんです」「息子さんもアデノに感染していたのかもしれませんね」とのこと。そういえば、息子を診てくれた医師も同じことを言っていたのを思い出しました……。 それから1週間、今度は私が40度の熱で寝込むことになってしまいました。 息子が熱を出したあとなどの数日後にもう一度検査してもらっていれば……、ちゃんと家庭内で感染対策していれば……と後悔の念ばかり。 親としてもっとできることがあったと、とても反省しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/まげよ著者:鈴木 茜
2024年06月27日妊娠初期から毎回妊婦健診では「順調ですね」と言われており、持病もなく、近所の産婦人科に通っていました。毎回順調だったため自分も夫も何も心配していませんでしたが、妊娠35週になりいつも通り妊婦健診にいったところ、「血圧が高いので大学病院に行ってください、今日から入院になるかもしれません」と言われました。 本当に…?徒歩10分以内の産婦人科だったので、その日は朝ごはんも食べずにマキシワンピにクロックスというラフな格好で来ていました。なので「一度家に帰って準備したほうがいいか」と聞いたところ、「家に帰らず今すぐに大学病院に向かってください」と言われました。 その当時は体調も悪くなく元気だったため、大げさに言ってるだけで入院にはならないだろうと考えていましたが、大学病院に着くとすぐに入院になりました。朝から何も食べていなくておなかもすいた状態で次から次へといろいろな検査を受け、ストレスを感じたのか私の血圧はどんどん上がってしまい、「これ以上血圧が高くなったら帝王切開します」と言われ、私も夫もそんなにやばい状態なのかとようやく理解しました。 なんとか気持ちを落ち着け、その日は血圧も収まり翌日に陣痛誘発剤を使って自然分娩で出産しました。妊娠36週0日で予定よりも1カ月早い出産となり、生まれた子どもも小さめですぐにNICUに入院になりました。 あんなにずっと順調だったのに最後の最後で大学病院に転院し、急に出産になり、出産は最後まで何があるかわからないというのは本当なんだなと思いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画/市田スナオ著者:相沢 ねこ夫とねこ2匹と暮らす会社員。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月27日当時5歳の息子と3歳の娘を連れ、図書館で本を借りようとしたときのエピソードです。モヤモヤが止まらない!子どもたちが些細なことからケンカをはじめ、娘が館内で大泣きしてしまいました。 いくらなぐさめても泣き止まず、急いで貸し出し手続きをしていたところ、見知らぬ高齢男性が近づいてきて「早く出ていけ」と罵声を浴びせられました。息子は状況がわからずポカン。娘は泣き続け、私はすごく傷つき、そそくさと退出せざるを得ませんでした。ものすごくモヤモヤしたまま図書館をあとにしました。 ◇◇◇ 図書館みたいなみんなが使うところで喧嘩をしたり、大きな声を出したら困る人がいることを教え静かにするよう今でも伝えています。私は同じ状況に出会っても、怒鳴ることはせず子どもにも伝わるような注意の仕方をしようと思いました。 作画/てる子著者:はるのさくら30代、7歳5歳0歳の母。普段はフルタイム。今は育休中
2024年06月27日子ども園の友だちと大きな公園に行ったときのことです。SNS好きのママが投稿した内容に私は驚愕してしまいました……。 バルーンアートの記念写真ある日、公園へ行くと、バルーンアートパフォーマンスがおこなわれていたので子どもたちは1列目の特等席に座って見ることに。バルーンアートパフォーマーがチューリップや犬を作り、次々と子どもたちにプレゼント!後半になってもなかなかもらえなかった娘。しかし、パフォーマンスの最後になったとき、突然パフォーマーに「こっちへ来てもらえますか」と娘が誘導されました。 音楽とともにフィナーレにふさわしい大きいハートの中にかわいい世界中が知っているキャラクターを作ってもらいプレゼントされました。犬のバルーンをもらった娘の友だちが娘に「今だけハートの貸して」と言ったので交換して記念撮影。 ママ友の投稿した内容は…するとその子のママがSNSにその場で写真を投稿!それは良いのですが、私はストーリーズを見て呆れてしまいました。 そこには「最後にハートのバルーンをもらえました!一緒に遊んだ子どもたちの中で最後に選ばれました!」と、事実と異なることが書いてあったのです。投稿後、24時間でストーリーズは消えるので、親の心理として少しでもわが子の自慢をしたかったのでしょうか。 一緒に過ごした立場としては、事実と違う内容の投稿を見るのは、なんだか気分が良いものではありませんでした。私はSNSで娘の写真やエピソードを投稿したことはないのですが、SNSとは程よい距離感で付き合っていきたいなと反面教師にした出来事でした。イラスト/きりぷち著者:伊東理恵子
2024年06月27日私は第1子を里帰り出産することにしました。初めての出産で不安なことと、母の希望もあって決めた里帰り出産。出産予定日の前後3カ月間を実家で過ごしたのですが、快適である反面ストレスが溜まることもあり……。久しぶりの実家での生活産院を転院する関係で、私は出産予定日の2カ月前から実家へ帰ることにしました。実家で長く生活するのは、高校を卒業して以来約10年ぶりのこと。夫を家にひとり残すのはちょっぴり心配でしたが、久しぶりの実家生活をとても楽しみにしていました。 産院は実家から近く、何かあったらすぐに駆けつけてくれる親戚も近くにいました。また、何よりもごはんを作らなくていい実家生活は、妊娠後期で体が重かった私にとって快適なものでした。 「水道光熱費が増えた」と小言が…無事に長男を出産した私は、退院して実家へと戻りました。慣れない育児、眠気と闘いながらボサボサ頭のまま長男のお世話をしていた私。ごはんを作ってくれる母、少しの間でも長男の面倒を見てくれる父の存在は、ありがたいものでした。しかしあるとき、母に「水道代が高い! 先月からすごく増えた!」と言われたのです。 確かに、里帰り中は家にいることが多く……。父と母の2人のときよりも、水道の使用量は増えると思います。トイレも膀胱が圧迫されるせいか1日10回は行っていました。増えた理由を話しても母は納得がいかないようで、「節約するように」と念を押されてしまいました。 電話しただけで大激怒に発展私が里帰りをしてからの水道光熱費が跳ね上がっていることを知った母は、いろいろなことに対して過敏に反応するようになりました。私のスマホが不調だったので実家の電話を使っていたら、「いつまで電話してるの! お金がかかる!」とものすごい剣幕で激怒されたこともあります。 産後1カ月は湯船につかれないため、毎日シャワーを15分程度使っていたら「シャワー使い過ぎじゃない?」と言われたこともあります。私はそんな母の小言に産後の疲れも加わり、とてもストレスを感じるようになってしまいました。おそらく母も同じようにストレスを感じていたと思います。 自宅へ帰る日に“あること”を実行そして長男の生後1カ健診が終わった日、自宅に帰ることになりました。その日に私が里帰りしたことで増えてしまった水道光熱費と食費として、10万円を母に渡しました。この10万は最初から渡そうと思っていたお金でしたが、里帰り中の母の小言を聞いて「絶対渡さなきゃ!」と思った10万でもあります。 お金をもらえると思っていなかった母は、これまでの自分の言動を申し訳なく思ったのか「ごめんね」と一言。そしてどこか納得したような表情を浮かべていました。 今回の里帰り出産で、親子間であってもお金の取り決めが必要だということ、お金を渡す旨も伝えておいたほうがいいということを学びました。そうすることで、私だけでなく、母のストレスも減らすことができたのではないかと感じています。 著者:小山田ちよえ/30代女性・主婦。2男1女の母、アラフォー主婦。夫の仕事が忙しく平日はワンオペ育児に奮闘中。復職に向けて資格取得を目指している。イラスト:森田家 ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
2024年06月27日一番上の子が産まれたばかりのころのことです。母乳のみで育てていたため、夜中に何度も起きて母乳を与えていた私。息子が泣いてもまったく気づかない夫にイライラは募るばかりだったのですが……? 夫の衝撃発言その日の晩も、夫はぐっすり眠っていました。それを横目に、3回ほど起こされた私。眠い目をこすりながら、泣いているのに気が付かずに寝ている夫にイライラしつつ、私はおむつを替えたり授乳したりしていました。 そして、次の日の朝――。 「おはよう」と起きてきた夫がかけてきた次の言葉に私は耳を疑いました。 夫は「昨日は3回起きてたね。おとといは2回だったよね。」と言ってきたのです。 寝ていると思っていた夫は、実は泣き声に気付いて起きていたのです。起きていたなら、あやしたりしてくれてもいいのに……「起きてましたアピール」はしなくてもいいのに……今さら何言ってるの!?と怒りが込み上げてきました。 思わず強い口調で「起きたなら手伝ってくれてもいいじゃん!」と言うと、まさか私が怒るとは思わなかったのか、夫は面食らっていたようでした。 その後、夫が夜中に起きて手伝ってくれることは残念ながらほぼなかったものの、「起きてましたアピール」もなくなりました。夫とは、ぶつかる前に小さなことから話し合いをしていかないといけないと痛感した私。第二子、第三子が生まれて子どもが増えた今、話し合いを重ねたからか、夫は少しずつ育児に協力的になっています。 イラスト/海乃けだま著者:青井地球
2024年06月27日妊娠36週目の初日、いつも通り5歳の長女を保育園に送って行きました。そのころは出産間近だったのでおなかも大きく、むくみや腰痛などもあったのですが、その日は何かが違うような気がしました。大量出血の原因は…ひとまず家に帰ってすぐに、布団を敷いて横になった私。するとしばらくして、生理中に大量に出たときのような感覚が……。起き上がって見てみると、布団は血の海でした。1回分のおしっこくらいは出血があったと思います。すぐに産院に電話して、陣痛タクシーを呼びました。産院からは落ち着いてゆっくりいらっしゃいとのことだったので、ひとりで慌てず向かいます。しかし「常位胎盤早期剥離」になりかけているかもしれないとのことで、緊急帝王切開で出産することになりました。あんなに大量の出血を見たのは人生で初めてで、とても驚いたのを今でも覚えています。 入院の準備が何もできていない中の出産だったので、とても大変でした。特に夫が必要な物について何もわかっていなくて、入院準備を代わりにしてもらうためにすべて細かく指示しなければいけなかったのが本当に大変で……。妊娠後期になったら、たとえ出産予定日がまだでも、早めにいろいろと準備をしておくべきだったなと反省。急に入院することになったら自分ひとりで準備はできないので、夫にもあらかじめ詳しく伝えておく必要もありました。備えあれば憂いなし。妊娠時に限らず、普段の生活でも早めの準備を心がけていこうと思った出来事です。 ◇ ◇ ◇ 常位胎盤早期剥離とは、妊娠中に何らかの理由で胎盤がはがれてしまう現象です。胎盤は赤ちゃんに栄養や酸素を届ける役割があるため、はがれてしまうと赤ちゃんの命に関わります。また、はがれる際に大量の出血があることも多く、妊婦さんが亡くなってしまう主な原因の1つでもあるのです。 主な症状としては、出血と下腹部の痛みやおなかの張り、板状硬という腹筋の緊張などがあります。特に、妊娠中に出血があった場合は、たとえ少量だったとしても常位胎盤早期剥離の疑いがないか確認が必要です。 常位胎盤早期剥離は、妊娠32週ごろから急に増え始め、妊娠36週が発症のピークとされています。しかし、それまで順調だったという人も、妊娠30週を過ぎたあたりからは、常位胎盤早期剥離という病気があることや、どんな症状があるのかなどを知って、体調の変化に注意して過ごしてくださいね。 常位胎盤早期剥離は赤ちゃんと妊婦さん本人、両方の命に関わります。一刻を争うため、何かおかしいなと感じたらすぐにかかりつけ医に相談し、指示を仰いでください。 作画/さくら著者:月野 ぷんこ監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月27日当時生後7カ月だった娘を連れ、夫と義実家へ帰省。帰省中に娘を連れて、親戚と一緒に焼肉店へ行きました。そこで、大人が食事する様子を見る娘に向かって、義叔父が驚きの行動をとったのです……。義叔父が0歳の娘に…夫の実家に帰省中のある日、私たち夫婦は娘を連れて義叔父、義叔母、義理の従兄弟と一緒に焼肉店へ行きました。義父母は予定があり不在でしたが、夫は久しぶりに会う義叔父たちと話をして楽しそう。娘もご機嫌で、大人が食事する様子をじーっと眺めています。娘がぐずらないか心配だった私は、この様子にひとまず安心。 食事も終わりごろ、デザートのアイスが運ばれてきました。義叔父の膝の上に座っていた娘は、義叔父が食べるアイスを興味深そうに見ています。すると、酔っ払った義伯父が「あ〜ん」と、娘にアイスを一口食べさせたのです! 内心かなり動揺しましたが、場の空気を悪くしないよう私は「すみません、娘はまだ離乳食を始めたばかりなので、アイスはやめていただけますか?」と笑顔でやんわり注意。 義叔父は陽気に「そうかそうか!」とこたえてくれましたが、「アイスがダメなら、飲みものはどうかな〜?」と今度はアルコールが入ったグラスを娘の口につけようとしたのです。夫や義叔母たちは会話で盛り上がっていて、義叔父の行動に気がついていない様子……。私が少し語気を強めて「やめてもらえますか?」と念を押すと、義叔父は急に瞳を潤ませて義叔母たちへ「こわいな〜〇〇ちゃん(私)に怒られちゃった」と訴え出します。悪者扱いされて気分が悪かった私が思わず言い返そうとすると、義叔母が気づいたようで「やだ、ごめんなさい。この人、酒癖が悪くってね……」とバツの悪そうな顔で謝ってくれました。どうやら義叔父はこれまでもお酒の席で失敗をしてきており、義叔母はそのたびに迷惑をかけた人に謝ってきたそう。義叔母の一声でその場は解散。酔っ払って歩けない義叔父は、夫と義理の従兄弟がタクシーに乗せました。 その後娘はおなかを壊すこともなく、普通に過ごします。翌朝、義叔父から電話で直接謝ってもらえたので、私の怒りも鎮まりました。酔っ払った人の膝に娘を預けることはやめようと心に誓った出来事です。 ◇ ◇ ◇ お子さんがおなかを壊さなくてよかったです。しかし、やはり赤ちゃんにアイスをあげることは控えた方がよいでしょう。乳脂肪分や糖分が多く、消化機能が未発達な赤ちゃんにとっては負担になります。また、冷たいものに慣れていない赤ちゃんは、胃腸への刺激でおなかが緩くなってしまい、消化機能が低下し、離乳食の進みや哺乳量にも影響が出てしまうということも考えられます。さらに、アイスの製造過程では、加熱していない卵や乳製品を使用していることも多く、それらのアレルギーの有無がわからない場合も、控えた方がよいでしょう。 著者:小田 ひな/20代女性・主婦。おてんばな1歳の女の子とおふざけが好きな夫の3人家族。毎日ハッピーに過ごすのがモットーな20代ママ。初めての子育てを楽しみ中。イラスト:yoichigo ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています監修者・著者:管理栄養士 久野多恵管理栄養士の資格を取得後、小児科に勤務。子育て中の親御さんの疑問や悩みが多い事に気づき、自身の学んだ栄養学を活かしたいと感じる。エビデンスに基づいた栄養指導の知識を深め、保健指導に尽力する。自身の出産・育児経験を経て、現在は、行政における乳幼児健診時の離乳食・幼児食相談、妊娠期相談を対面で行う。その他、離乳食教室や母親教室の講義を担当し、初めての子育てに不安なママさんへの疑問に向き合い、一緒に解決する機会を設けている。また、成人期・高齢期の栄養相談、講話なども行い、幅広い層への栄養知識を深める活動をする。1男1女の母であり、現在も子育てに奮闘中。
2024年06月27日娘が1歳になる前のこと。食物アレルギーで定期的に通院していたのですが、あるとき皮膚の状態を見ていた医師の動きが止まりました。「ん? これはいつからある?」と聞かれ、娘のおまたのポツポツを診察してもらったところ……。医師「これはもしかしたら……」おまたのポツポツはおむつかぶれだと思っていたので、特に気にしていなかった私。「これはアレルギーの皮膚炎じゃないね。もしかしたらカビかも」と言われました。季節は梅雨。カビが赤ちゃんの体にできるの!? と衝撃的でした。 医師から「カビはなかなか治らないよ。1カ月はかかると思っていて」と言われ、長期戦を覚悟。処方された薬をお風呂あがりに塗り続けました。しかしカビはしぶとく、減ってきたなと思い受診し、医師の指示で薬をやめるとまたポツポツが出現します。一気にカビを減らすために、濃い紫色の薬の原液を塗ることも数回繰り返しました。 当初言われていた1カ月はあっという間に過ぎ、夏になっても治らず。そして夏が終わるころ、ポツポツが消えました。「念のため、あと1週間薬を塗り続けましょう」と念押しの対処を経て、やっと完治してくれました。 カビの原因は思い当たらずカビが原因と言われたので、最初の診断のあとすぐに家の中を大掃除しました。窓枠のカビやサッシの汚れなど徹底的にきれいに。しかし医師が言うには、カビの原因ははっきりとはわからないとのこと。 家の中をきれいにしていても、なるときはなるのだと言われました。結果的に完治するまでにかなり時間はかかりましたが、幸い本人は痒がったり、痛がったりすることなく、日常生活に影響がなかったのはよかったと思いました。 思いかけず長期戦を強いられた、おまたのカビとの闘い。娘本人は気にしていないものの、症状が悪いときにはおむつからはみ出るほどにポツポツが広がっていたので、なんとも痛々しく感じました。それからというもの、とくに梅雨の時期で蒸れやすい場所は清潔にすることを心がけています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:山口花/女性・ライター。2017年生まれの女の子と、2021年生まれの男の子のママ。夫の地元で個性的な人たちに囲まれながら育児しつつ、教育系ライターとして活動中。イラスト:しおん ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月27日年に一度の恒例でキャンプに出かけていたわが家。私の両親と兄家族も一緒でした。4歳と2歳の子どもたちと、兄の子どもたちが楽しそうに川や森の中で遊んで有意義なキャンプでしたが、「おなかが痛い」と言って夕方からテントに引きこもってしまった夫。食べ過ぎたかな、と私は思っていましたが、時間が経つに連れて夫の表情が青ざめていったのです……。 夫の腹痛、原因は…夫が「おなかが痛い」と言ってテントの中で横になり、2時間が経過。「滅多に体調を崩すことがない夫が腹痛なんて。きっとお昼ごはんを食べ過ぎたんだね」と両親と軽く話をしたり、私は「こんなときに体調を崩すなんて困ったな、力仕事もあるのに。まぁ、しばらくすれば治るだろう」と思っていました。 私は時々テントを覗いて夫の様子を確認していましたが、良くなるどころか悪化しているようでした。体をうずめ「ううぅ」と痛みに耐えている夫。夜9時になっても痛みは増しているようで、汗だくで青ざめている姿を見て私たちはひどく心配していました。 そして、夜10時ごろに夫は耐えかねたように「救急車を呼んでくれ……」と言ったのです。ただ事ではないと焦った私は急いで119番通報。10分ほどで救急車が到着。子どもたちは寝ていたので、私だけが付き添いで救急車に乗りました。 診察の結果、虫垂炎(いわゆる盲腸)でした。すぐに手術が必要な状況ではないと判断され、病院で痛み止めを飲み、眠りについた夫。朝になり、両親が病院に迎えに来てくれました。子どもたちは状況がよくわかっていないようで、「なんでパパが病院にいるの? 」と不思議そうでした。 まさかこのタイミングで夫が虫垂炎になるなんて! 想像もしていませんでしたが両親や兄家族がいてよかったと思うと同時に、出掛けた先でも何が起こるかわからないなと心底感じた出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:下園ひかり監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月27日私は9歳、6歳の息子と1歳の娘をもつワーキングマザーです。平日の夜は夕飯やお風呂、寝かしつけとスムーズに進めたいのに、いつもバタバタ。私はイライラしてばかりでつい怒ってしまいます。しかし、そんな生活を変える出来事がありました。それは、長男のある様子がきっかけで……。夕飯時はいつもイライラ…「ママを呼ばないで!」 夕方、学童や保育園から帰宅するとすぐに「おなかすいた〜」の息子たちの声。私は急いで支度しますが、「ママー、遊んでー」とすぐに息子たちに呼ばれてしまい中断することに。 「2人で遊んでいてね」と伝えても「お兄ちゃんが、たたいた!」とすぐケンカが勃発。最終的にテレビを見せ静かにさせるのですが、食事の時間までテレビが続いてしまい、ダラダラ食べてお風呂になかなかいけません。 1歳の娘を背負いながら、息子たちや家事にバタバタ追われ、私はイライラ……。つい怒ってしまう毎日で、「ママを呼ばないで!」と言ってしまうこともあります。 長男がテレビ以外で夢中になったものそんなある日、9歳の長男が小学校から毎週絵本を借りてくるようになりました。黙々と読む姿に「テレビ以外に、集中している!」と私はビックリ。さらに、私は次男や娘が生まれてからまともに絵本を読んでいなかったのですが、次男も長男の絵本を読むように。 「なんだか静かな時間が流れている」と感じた私は次の日、図書館で大量に絵本を借りてきました。するとなんと、学童や保育園から帰ってきた息子たちは大量の本を見つけると、夕飯まで「ママ」と呼ばずに絵本を読んでいたのです。 読書コーナーを設置して「省エネ育児」わが家であまり使われていない1人掛けソファがあります。そのソファの横に大量の絵本が入ったカゴをおくと、そこが読書コーナーに変身。読んだあともすぐに片づけられるので散らかりません。 長男は真剣にソファで読書。私は名前を呼ばれることもなく料理に没頭できます。ホッとしたのもつかの間、「ママー、これ読んで」とキッチンにくる次男。長男と違い、まだまだ文字はスムーズに読めません。 「ちょっと待っていてね」と私はキッチンの危なくない場所に小さな椅子をおきました。お鍋の野菜を煮込むときに、次男のところへ行き絵本を読みました。薄い本なのですぐに料理再開。テレビをつけずに夕飯を食べられるようになり、静かな空間に私も気持ちが落ちつくようになりました。 図書館から毎週絵本を借りるようにしたところ、内容が新鮮だからか、集中できるようです。子どもだけで静かに遊ぶのはまだまだ難しいと思っていましたが、読みたい絵本があれば、夕飯まで静かに待っていられるようになりました。思わぬところから始まった私の省エネ育児。ときには私も、本を借りて1人掛けソファでゆったり本を読んでいます。「こんな時間は久しぶり」と本のある生活にいまは大満足です。著者:巳村 糸9歳、6歳、1歳の子どもを持つアラフォーママ。子育てを両親に頼っていたが、コロナ禍で突然孤独なワンオペが始まる。趣味は断捨離。産休中に収納アドバイザー2級を取得。
2024年06月27日もうすぐ8歳になる長男。語彙(ごい)や文字に関しての能力が高い一方で、いまだに夜尿があります。初めての子だったので、大変でもなんでもとにかく一生懸命に子育てしてきましたが、2、3、4人目を育てる中で「あれ、やっぱり第1子は凸凹があるかも」と感じるようになりました。生活に支障があるほどではないけれど、時折感じる凸凹感。周りの子との関わりで気をつけていることをお話ししたいと思います。言語能力が高い長男は話し始めたのはわりと早く、母子健康手帳の記録には1歳2カ月で「わんわん いた」、「ぶーぶ あっちいった」などと2語文を話したという記録があります。 また本が大好きで、日常の会話でも小難しい単語や表現を使って会話するので、しばしば周りの大人から驚かれてきました。幼稚園児で漢字も少し読め、小学校中学年くらいのボリュームのある本を読み聞かせたり、ひとりで読んだりしていました。 手先が不器用一方、長男は手先が不器用なのか、3歳ごろまでは全然絵が描けませんでした。どの絵を見ても丸がぐるぐる描いてあるだけで、幼稚園の作品展示で周りの子の絵を見てびっくり! ただ絵に興味がないのかも、と本人に絵が描けていないなどとは言わないようにしていました。 幼稚園の先生も絵の端っこに「○○が△△しているところ」などと説明書きをしてくれたり、このときの製作の様子を伝えてくれたりしたので、長男が頑張っていた過程をほめてあげることができました。 夜尿が弟よりも続いている長男が昼のおむつを卒業したのは3歳になる少し前だったのですが、夜のおむつはもうすぐ8歳になる今もまだとれていません。 小児科にも下の子の受診時にさりげなく聞いてみたりしましたが、夜の水分を控えるくらいでもう少し様子を見て、と言われました。すでにおむつが取れている5歳の弟には「お兄ちゃんのことをばかにしちゃだめだよ」と伝えています。 落ち着きがなく強制されるのが嫌長男は落ち着きがなく、1、2歳のお散歩のときはハーネスをつけていたこともあります。ハーネスをつけさせるのは賛否が分かれるようですが、多動児にとっては命綱になることもあり、子どもの命を守るためのものとして販売されています。私がなぜ長男にハーネスを付けていたのかと言うと、どうしても手をつないでくれないうえに、いきなり走り出して道路に飛び出してしまうことがあったからでした。 また、幼稚園でのお遊戯は拒否するし、行事の集合写真も必ず補助の先生がつきっきりで写っていました。ごはん中に立ち歩いてしまうのは今でもなかなか直りませんし、歯磨きの嫌がり方もほかの子と比べると強いです。それでも少しずつ落ち着いてきたように思います。 第1子の発達に凸凹はあるのですが、私は「人と比べない」、「“普通”を求めない」ことが大事かなと思っています。幸いなことに、夫や両親、義両親も教育や障害の専門知識があるので心強いです! これからも子どもたちそれぞれの良いところ、得意なところを伸ばして、自信をつけさせてあげたいなと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:小林まり元小学校教員で3男1女の母。第4子を出産後に一念発起して食育アドバイザーや保育士の資格を取り、現在は療育の現場で奮闘中。自身の体験を元に執筆している。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月27日娘が3歳ごろのことです。鼻風邪を引いた娘を、車で総合病院へ連れて行った私。幸い軽症とのことで、薬をもらって帰ることに。車の後部座席において、ドアを閉めたところで私は真っ青に。数日前からスマートキーが壊れていたので、鍵穴に鍵を差し込んでドアを開閉していたのですが、うっかり手順を間違えて鍵を車内に置いたまま鍵を閉めてしまったのです……。 悩みに悩んだ結果…!鍵の業者を呼ぶべきかどうしようかと、頭はフル回転。運転席や助手席のドアも確かめましたが、やはり鍵はかかったまま。娘が不安そうな目で私を追っていました。 娘はわりと物分かりが良いので、私は車外から落ち着いて話しかけて鍵を解除させることに。運転席に移動して、全部の鍵を解除するボタンを押すよう誘導したのです。娘に私の焦る気持ちを悟られないよう、笑顔を作り、必死の誘導でした。 時間はかかったものの、10分も経たないうちに娘は鍵を開けることができました。鍵が開いた瞬間、私は娘を抱きしめ、そのまま駐車場にへなへなと座り込んでしまいました。二度とこんなことがあってはならない、とすぐにスマートキーを新しく購入し、子どもたちには車内からの鍵の開閉方法を教えました。 子どもたちを危険な目に遭わせないよう、いつも細心の注意を払っていましたが、それでもこんなことが起きてしまい、猛省した出来事でした。 イラスト/はたこ著者:足立香織監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月26日妊娠判明後、初めて友人に会ったときのことです。つわりがあったため、妊娠を隠しておくことができず、子どもを授かったことを伝えると…ショック。友人に妊娠していることを伝えたら…わが子を妊娠して、初めて友人に会った日のことです。 そのとき少しつわりがあったので、妊娠していることを隠すことができず、「実は……」と友人に妊娠したことを報告しました。すると、友人の第一声は 「望んだ子なの??」 でした。私はショックすぎて、言葉が出てきませんでした。 以来、その友人とは会うことをやめました。妊娠中は、いろんなことが不安になり、些細な一言でもすごく気になり、傷つくことが身をもってわかりました。 出産するまで何があるかわからないトツキトウカ。私も妊婦さんとの関わり方、気遣いは忘れないようにしたいです。 著者:しまの子/30代女性・主婦。0歳新米ママ。最近、腱鞘炎とぎっくり腰になり、ボロボロです。 イラスト:加藤みちか ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
2024年06月26日近所のママ友は、子どもが同い年ということもありよくわが家に遊びにくるのですが、毎回子どものおむつなどのお世話セットを持たずに登場。最初は色々日必要な物を貸していましたが、徐々に「ん?」という物まで借りようとしてきて……!? 子どもを連れて、手ぶらで遊びにくるママ友2歳の娘と同い年の子どもがいるママ友は、週に1回くらいの頻度でよくわが家に遊びに来ます。しかし、いつも子どものお世話に必要な物を何も持ってこないのです。遊んでいるとまだ2歳なので、おむつ替えも必要ですし喉も乾くようで……。「ごめん! おむつとおしり拭き忘れたから貸して!」「お茶かジュースもらっていい?」と申し訳なさそうに頼んできました。 最初は忘れただけだと思い気にしていなかったのですが、そんなやりとりが5、6回続き……。ママ友も「あ、今日もおむつ貸して」と軽く言ってくるようになり、私は「持ってくる気ないじゃん……」とモヤッとするように。また、「貸して」と言われても、おしりふき数枚やジュースを返してもらうわけにもいかず、さらにモヤモヤ。とはいえ、ママ友と話す時間でかなりリフレッシュしていた私は、気まずい関係になることを恐れて不満を言い出せずにいました。 そして再びママ友が遊びに来た日のことです。子どもたちがおやつを食べ終わったあと、「最近、おやつのあとも歯磨きをしっかりするようにしてるんだ」と言うママ友。わが家は朝晩しか歯磨きをしていなかったので感心していると、ママ友が「娘ちゃんの歯ブラシのストックある?」といつものように頼んできます。さすがに衛生用品まで貸せないよ! と焦った私は「なかったと思うし、あってもさすがに貸せないよ」と伝えます。ついでに「おむつとかも今度から自分で忘れずに用意してきてね!」とやさしく注意してみることに。すると、ママ友は笑いながら「え~ケチ~! そんなんじゃ他のママたちから嫌がられるんじゃない?」と言ってきたのです。私は「そんなわけないでしょ!」とツッコみたい気持ちを堪え、とにかく歯ブラシは貸せないと伝えます。すると、じゃあ家でしようかなと言ってそそくさと帰ったのです。それ以来ママ友に誘われても断るようにして、距離を置くようになりました。 仲良くしたい相手でも、ときには本音をぶつけ、関係を見直す必要があると感じた出来事です。 作画/ひのっしー著者:沢田 かほ
2024年06月26日5年前に新居を購入し、新生活が始まりました。ご近所付き合いに不安はありましたが、思いのほか仲良くなれました。しかし、5年たった今ではわが家は、ご近所さんの中で浮いている気がするのです……。 いい感じのご近所付き合い引っ越した新居の辺りには、わが家を含め4軒建ち並んでいます。いずれの家も子どもの年齢が近いこともあり、仲良くなることに時間はかかりませんでした。家を行き来したり、公園で一緒に遊んだりすることが増えていきました。 違和感を覚え始めるご近所付き合いは問題なく楽しく過ごせていたのですが、ある事件をきっかけにご近所さんへの違和感を覚え始めました。その事件は、わが家以外の3組の親子が他人の私有地で騒いで遊んでいたときのことです。 すぐに近隣住民から注意を受けましたが、ママたちに反省した様子はまったくありませんでした。結局月日がたつと、また私有地で遊ぶ始末……。注意されたにも関わらず、私有地で平気で子どもを遊ばせるご近所ママさんたちの行動に私は幻滅してしまいました。価値観が合わないご近所さんそれからもご近所ママさんたちの気になる言動は続きました。敷地からはみ出して堂々と車を駐車するAさん。平気で人の庭を使うBさん。「子どもが言うこと聞かないから」とわが家のおもちゃで勝手に遊ばせるCさん。完全に価値観が合わないとわかってからは、ご近所さんたちと関わる機会がグンと減りました。 それからは、わが家以外の3組で遊んでいるのを見かけることが多くなりました。今では4組の中でわが家は浮いた存在になりつつありますが、逆に居心地は良くなりました。はじめは、ご近所さんと仲良くなれてうれしかったのに、今はあいさつや必要なときだけ話す程度になりました。これからは、居心地よく過ごせる家族との時間を一番大切にしながら、ほどよい距離感でご近所さんともうまく関わっていきたいです。 著者:月島りつ
2024年06月26日大きくなったおなかとともに期待と愛情いっぱいで過ごし、迎えた出産予定日当日のことです。おしるしが始まってからというもの、初産だったこともあり、痛みがどのくらいになると生まれるのか未知だったため、我慢に我慢をして病院へ向かったのです。スピード出産後、義母に連絡すると…診察すると、なんともう子宮口が5cm開いており、そのまま入院。そして病院到着から2時間半後には出産という猛スピード安産でした。時間的には早いお産だったものの、その分、産後のダメージは大きく、痛みに耐えながら、義母へ電話で報告することになりました。 そこでひと言、義母からは「軽いお産で本当によかったわね!」と言われました。早いお産と言われるならともかく、軽いと言われたことにイラッとしてしまい、つい「スピード出産だったからこそ傷は大きいです。助産師さんにも頑張ったと褒めてもらいましたー」と言い返してしまいました。 「命懸けで産んだのに……!」と心底憤りの心でいっぱいになった報告電話となってしまいました。このイライラは後日、自分の母親にだけこっそりと愚痴って心のモヤモヤを解消しましたが、ふとしたときのひと言であっても、言葉の重みを痛いほど知った出来事となりました。 産後で、ホルモンバランスの影響もあり、小さなことかもしれませんが、とてもイラッとしてしまったことを今でも鮮明に覚えています。命を産むこと……それは早かれ遅かれとても大きなことで、また命懸けであることを忘れないでほしいと思いました。 著者:西村早紀/女性・主婦。育児に奮闘する新米専業主婦。パクパクと食べてくれる離乳食を日々試行錯誤しながら作るのが楽しみの1つ。 イラスト:miyuka ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
2024年06月26日1人目の子である娘が幼稚園に入園したときに出会ったママ友は、とてもサバサバした性格で明るい方でした。しかし自分の子どものことになると抑えられない部分があり、いつでもどこでもお説教が始まってしまうママ友で困っていました。今回はそのときのことについてお話しします。 なぜ? 解決するまで遊べない!幼稚園に入園し、年少クラスのうちはできないこともたくさんありますが、娘も毎日楽しく登園していました。ママ同士も仲良くなる中で、幼稚園のお友だちと休日に遊びに行くことも増えていきました。子どもたちの年齢が低いこともあり、小さなことでぶつかってしまうことが多々あります。 そのようなときの親の対応はみんなそれぞれ違いますが、ママ友のAちゃんへの接し方に私は疑問を抱くようになりました。そのママ友はAちゃんに揉めてしまった原因を聞き、なぜそうなったのか考えさせ、解決するまで遊びには戻らせないのです。 強い言葉で子どもに話しかけるママ友Aちゃんがしてしまったことは、すべり台の順番を抜かしてしまったというとてもささいな出来事でした。Aちゃん本人は気づかずにうっかり抜かしてしまったようなのですが、その場面を遠くから見ていたAちゃんママはAちゃんを呼び寄せると、みんなの前であるにもかかわらず「ダメでしょ! なんでそんなことしたのか早く答えなさい」とAちゃんに向けていきなり大声で叫んだのです。 周りで子どもたちが遊ぶのを見守っていた私たちは、「よくあることだし気にしないよ〜」と揃って声をかけたのですが、「今Aに聞いてるから!」と聞き入れてもらえませんでした。Aちゃんも驚いたのか答えられず、そのうちに泣き出してしまいました。 周囲の助言で徐々に変化がその後もAちゃんママからは、「Aはあれもこれもまだできないんだ」と、頻繁に聞かされていました。Aちゃんが遊んでいたおもちゃを取られ、取り返した瞬間しか見ていなかったAちゃんママはAちゃんのそばへ行き、またもいきなり大声で怒り始たのです。私は悲しそうな顔をするAちゃんを見て心配になってしまいました。その後もママがいるときのAちゃんは、お友だちと遊んでいるときも笑顔で遊ぶことが少なくなっていたような気がします。 しかし、その後しばらくすると、笑顔でお友だちと遊ぶAちゃんの姿をたくさん見られるようになったのです。あとでAちゃんママに聞いてみると、幼稚園の先生から「子どもへの接し方を変えてみてはどうか。今の年齢ではできないことのほうが多く経験を増やしている段階なので、一緒に見守っていきましょう」とアドバイスをもらったと言っていました。 子どもが間違ってしまったときに叱ることは悪いことではないと思いますが、今回の一件から、タイミングや声のかけ方などは年齢や発達を考慮してあげることが大切だと感じました。私も子どもの叱り方に悩むこともありますが、時には幼稚園や専門の方に相談するなどして、うまく伝えていきたいです。 イラストレーター/星田つまみ著者:高山ななみ2013年、2015年、2018年、2020年生まれの4人の子どたちと夫との6人暮らし。医療系の資格を保有。医療の知識や子育ての経験をもとに、ライターとして活動中。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月26日上の子の1歳のお誕生日のときのお話です。実家での初孫で、何かと可愛がってくれた両親に、1歳のお誕生日プレゼントは何がいいかと聞かれました。そんなこと思っていたの…??義理の実家や私の兄弟からもお祝いをもらう予定があり、なかなか何にするか決まらなかったのですが、主人と相談し、せっかくだからと1万円ほどの少し高級なおもちゃに決め、リクエストしました。実母に商品ページのURLを送り相談したところ快諾してくれ、当日にそのおもちゃを用意してくれていました。娘も大喜びしその日はとても良い1日となりました。 後日たまたま実母と友人のメッセージを見てしまいびっくり。「1万円もするプレゼントを強請られた。」「これからはもう、こっちで勝手に決めさせてもらう」と愚痴がつらつらと書かれていたのです。確かに1万円もするおもちゃは高額ですが、1歳の記念に少しいいものをと思った私が強欲すぎたのでしょうか…。 ◇◇◇ もちろんメッセージを見たことは母には伝えていません。直接母から苦情を言われることもありませんでしたが、その後は、一切両親に何か強請ることはしなくなり、また、向こうからもリクエストは聞かれなくなりました。 作画/まげよ著者:月田花菜20代、5歳の女の子と0歳の男の子を育てる2児の母です!病院で介護士をしております!
2024年06月26日長男が3歳のときのお話です。当時勤めていた職場に、私より1つ年下のママさんがいました。そのママさんと出勤日がたまたま重なったある日、彼女は私に「うちの下の子、男の子なんですよ~」と話しかけてきたのです。えっ!? 耳を疑った後輩の発言後輩は、2歳の女の子と1歳の男の子を育てていました。子育ての話がしたいのかな? と思い耳を傾けると、「先輩の息子さん、もう3歳なんですよね? お下がりとかもらってあげますよ?」と言い出したのです。 私の感覚では、お下がりはあげるほうから「うちの子のサイズアウトした洋服があるんだけれど、もし必要だったらもらってくれない?」と打診するものだと思っていたのです。私の心が狭いのかもしれませんが、なんだか「もらってあげる」という言い方にモヤモヤしてしまいました。 「ないよ」とも言えず、少しあげてしまったので自業自得なのですが、ますますモヤモヤしてしまいました。2人目を意識していることを伝えて断ってもよかったのかな……ともあとから思いましたが、そのときはまだどうなるかわからないからと思い、言えなかったのです。 後輩に悪気はなかったのかもしれません。しかし、言葉の使い方ひとつで印象が変わるものだと、学んだ出来事でした。 著者:きむらりんご/女性・パート。2歳、7歳の男の子を育てる母。介護の現場で11年目。現在は特養でパート勤務している。イラスト:きりぷち ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
2024年06月26日上の子が10歳、下の子が7歳だったころの話です。一戸建てに住んでいたわが家は、お隣さんから「原因不明の悪臭に困っている」と聞いていました。原因不明だなんて大変だなぁと思っていたのですが……。悪臭の正体は!?丁度その話を聞いたころから、わが家の居間にハエが出るように……。ハエがどこから来ているのか辿っていくと、お風呂の照明内に目視でもはっきりわかるほど、数十匹がウヨウヨとうごめいていてゾッとしました。 夫と慌ててくん煙タイプの殺虫剤を焚いたり、ハエ用の殺虫剤を撒いてみたりと対策をしますが、翌日にはまた湧いてくるように出てきます。そのとき丁度、家の建設をお願いした工務店が近所で別の家を建設中だったので、頼んで見てもらうことに。するとなんと、台所付近の下水のパイプが外れていて、床下浸水が起きていたのです! その床下浸水から大量のハエが発生したようで……。悪臭の原因はわが家にあったことが判明。 新築の一戸建てを購入して、8年目くらいの出来事でした。経年劣化というには早過ぎます。工務店がバキュームで水を吸い出し、その後のケアやアフターフォローも請け負ってくれ、悪臭問題は解決。肝心のわが家がまったく悪臭に気づかず、お隣さんには申し訳ない気持ちでいっぱいでした。 著者:足立 栞/30代女性・パート。12歳と9歳の子どもを育てる母。訪問介護のパートをしている。趣味は岩盤浴。イラスト:森田家 ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
2024年06月26日子ども2人を連れて遊びに行った公園で出会った男の子。おもちゃを取ったり「刺すぞ!」と暴言を吐いたり、親子で嫌な気持ちに。忘れようと思っていたのに、まさかの場所で再会して……。娘に向かって「刺すぞ!」娘が3歳、息子が生後10カ月のころのお話です。公園で遊んでいると3歳くらいの男の子がやって来て、息子が遊んでいたおもちゃを突然奪いました。真っ先に声を上げたのは娘で、「それは弟くんの!」と怒り心頭の様子。 すると男の子はなんと、「刺すぞ!」と娘に言い放ったのです。娘は引きつった顔をしていました。おそるおそる私が「この子のおもちゃだから返してくれる?」とやさしく伝えると、返してもらえました。 そこに男の子の母親が登場。状況は見ていたはずですが、笑顔で「すみませ〜ん」と言って、さっさとその場から去ってしまいました。追いかけてひと言おうかと迷いましたが、娘が不安そうな顔だったためそのまま帰宅。 その後も数日間、娘は「刺すぞ」と言われたショックを引きずっているようで、「怖い」「悲しい……」とずっと言っていました。娘には「もうあの出来事は忘れよう」と伝えたのですが……。 数週間後に迎えた新年度。なんと娘が通う保育園の同じクラスに、あの男の子がいたのです! 送迎時に男の子のお母さんに思い切って「数週間前にお子さんに『刺すぞ』と言われたことがショックだったようで、ずっと怖いと言っているんです」と伝えたのですが、お母さんはキョトン顔。 出来事をもう少し詳しく話すと、「ええ〜! そんなことありましたっけ? 記憶力いいんですね!」と大笑いされてしまいました。娘が数週間引きずっている出来事を、相手がすっかり忘れていることにイラッとしましたが、それ以上言っても仕方がないのでその場は適当に話を合わせて帰ることに。 いつまでも引きずってほしくないので、娘へは「あのときは男の子も嫌なことがあって機嫌が悪かったのかも。保育園では仲良くできるといいね。でも何か嫌なことがあったらすぐに先生やママに言ってね」と伝え、さらに「乱暴な言葉は使わない」「人が使っているものは取らない」と教えました。その男の子は、保育園で乱暴な言葉遣いはしていなかったようで、数カ月後には娘も忘れたようでした。 いくら傷ついた気持ちを伝えても、相手が出来事を覚えていなければ意味はありません。娘の気持ちのケアは大切ですが、やはり公園で暴言を吐かれたその場で、お母さんに声をかけるべきだったと反省した出来事です。 著者:大谷りほ/女性・主婦。1男1女を育てるアラサーママ。共働きで転勤族。夫はいつも繁忙期のように帰宅が遅いため、平日はほぼワンオペ状態で仕事と育児に奔走している。家の中のBGMは娘のおしゃべりと歌声。イラスト:Pappayappa ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
2024年06月26日わが家には4人の子どもがいます。性格はそれぞれ違いますが、赤ちゃんのときに一番大変だったのが長女の人見知りです。私以外の人は全然ダメで、夫にすら私の姿が見えないと大泣き。私はトイレやお風呂にゆっくり入れないほどでした。そんな長女を、仕事復帰のため1歳から保育園に預けることに。家族相手にも泣いてしまうのに、「預けて本当に大丈夫なのか」ととにかく心配だったのですが……。人見知りが激しい長女長男と2歳差で長女が生まれ、夫の仕事は時間帯が不規則だったため、私がほぼワンオペで育児をしていました。長男は誰にでも抱っこされて懐いてくれていたので、みんなにかわいがってもらえるタイプ。けれど、長女は抱っこはされるものの、私の姿が見えなくなると大泣きし、私が見えると見事にピタッと泣き止みます。 それは夫に対しても同じでした。夫に長女を見ていてもらい、長男とお風呂に入っていると、長女の泣き声が聞こえます。「早くあがってー!」と夫の声。そのためか、夫はあまり育児に参加しなくなりました。 いざ、長女を保育園へ仕事復帰のため長男が1歳で保育園へ通い始めたように、長女も1歳から保育園に行くことに。不安だらけの中、慣らし保育が始まったのですが、長女は朝から大泣き。それでも慣れてくれないと困るので、心が締め付けられる思いで通わせ始めました。 保育園から「ずっと泣いていて給食が食べられないから、短時間から始めましょう」と提案があり、少しずつ時間を延ばすことに……。すると、少しずつ水分がとれるようになり、給食が食べられるようになり、最終的には保育園で1日過ごすことができるようになったのです。 見違えるほどの成長!1週間の慣らし保育が終わると、朝からも泣かずにニコニコと先生のもとに行く長女。「行ってらっしゃい!」と私に手を振るようになり、お友だちもでき、楽しく保育園生活を送れるようになりました。 長女は、それまでの人見知りが嘘のようにいつもニコニコ笑顔で人と接することができるようになり、たくさんのお友だちができました。それも、泣いてばかりいた長女を、やさしく根気強くお世話してくださった先生のおかげだと、本当に感謝しています。 今は高校生になった長女は、親戚に「あのころは大変だったね」と言われ、今では笑い話になり、かわいがられています。そして、赤ちゃんのころはあんなに苦手だった夫とも、今では仲良く話したり、一緒に買い物に行ったりしています。悩みのタネだった長女の人見知りが、保育園をきっかけに変わることができて本当によかったです。 イラストレーター/大福著者:松田みさと
2024年06月26日