娘が1歳になる前のこと。食物アレルギーで定期的に通院していたのですが、あるとき皮膚の状態を見ていた医師の動きが止まりました。「ん? これはいつからある?」と聞かれ、娘のおまたのポツポツを診てもらったところ……。医師「これはもしかしたら…」おまたのポツポツはおむつかぶれだと思っていたので、特に気にしていなかった私。「これはアレルギーの皮膚炎じゃないね。もしかしたらカビかも」と言われました。季節は梅雨。カビが赤ちゃんの体にできるの!?と衝撃的でした。 医師から「カビはなかなか治らないよ。1カ月はかかると思っていて」と言われ、長期戦を覚悟。処方された薬をお風呂上りに塗り続けました。しかしカビはしぶとく、減ってきたなと思って受診し、医師の指示で薬をやめるとまたポツポツが出現します。一気にカビを減らすために、濃い紫色の薬の原液を塗ることも数回繰り返しました。 当初言われていた1カ月はあっという間に過ぎ、夏になっても治らず。そして夏が終わるころ、ポツポツが消えました。「念のため、あと1週間薬を塗り続けましょう」と念押しの対処を経て、やっと完治してくれました。 カビの原因は思いあたらず…カビが原因と言われたので、最初の診断の後すぐに家の中を大掃除しました。窓枠のカビやサッシの汚れなどを徹底的にきれいに。しかし医師が言うには、カビの原因ははっきりとはわからないとのこと。 家の中をきれいにしていても、なるときはなるのだと言われました。結果的に完治するまでにかなり時間がかかりましたが、幸い本人が痒がったり、痛がったりすることはなく、日常生活に影響がなかったのはよかったです。 思いかけず長期戦を強いられた、おまたのカビとの闘い。娘本人は気にしていないものの、症状が悪いときにはおむつからはみ出るほどにポツポツが広がっていたので、なんとも痛々しかったです。それからというもの、とくに梅雨の時期には蒸れやすい場所は清潔にすることを心掛けています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/しおん著者:山口花1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月27日年に一度の恒例でキャンプに出かけていたわが家。私の両親と兄家族も一緒でした。4歳と2歳の子どもたちと、兄の子どもたちが楽しそうに川や森の中で遊んで有意義なキャンプでしたが、「おなかが痛い」と言って夕方からテントに引きこもってしまった夫。食べ過ぎたかな、と私は思っていましたが、時間が経つに連れて夫の表情が青ざめていったのです……。 夫の腹痛、原因は…夫が「おなかが痛い」と言ってテントの中で横になり、2時間が経過。「滅多に体調を崩すことがない夫が腹痛なんて。きっとお昼ごはんを食べ過ぎたんだね」と両親と軽く話をしたり、私は「こんなときに体調を崩すなんて困ったな、力仕事もあるのに。まぁ、しばらくすれば治るだろう」と思っていました。 私は時々テントを覗いて夫の様子を確認していましたが、良くなるどころか悪化しているようでした。体をうずめ「ううぅ」と痛みに耐えている夫。夜9時になっても痛みは増しているようで、汗だくで青ざめている姿を見て私たちはひどく心配していました。 そして、夜10時ごろに夫は耐えかねたように「救急車を呼んでくれ……」と言ったのです。ただ事ではないと焦った私は急いで119番通報。10分ほどで救急車が到着。子どもたちは寝ていたので、私だけが付き添いで救急車に乗りました。 診察の結果、虫垂炎(いわゆる盲腸)でした。すぐに手術が必要な状況ではないと判断され、病院で痛み止めを飲み、眠りについた夫。朝になり、両親が病院に迎えに来てくれました。子どもたちは状況がよくわかっていないようで、「なんでパパが病院にいるの? 」と不思議そうでした。 まさかこのタイミングで夫が虫垂炎になるなんて! 想像もしていませんでしたが両親や兄家族がいてよかったと思うと同時に、出掛けた先でも何が起こるかわからないなと心底感じた出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:下園ひかり監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月27日私は9歳、6歳の息子と1歳の娘をもつワーキングマザーです。平日の夜は夕飯やお風呂、寝かしつけとスムーズに進めたいのに、いつもバタバタ。私はイライラしてばかりでつい怒ってしまいます。しかし、そんな生活を変える出来事がありました。それは、長男のある様子がきっかけで……。夕飯時はいつもイライラ…「ママを呼ばないで!」 夕方、学童や保育園から帰宅するとすぐに「おなかすいた〜」の息子たちの声。私は急いで支度しますが、「ママー、遊んでー」とすぐに息子たちに呼ばれてしまい中断することに。 「2人で遊んでいてね」と伝えても「お兄ちゃんが、たたいた!」とすぐケンカが勃発。最終的にテレビを見せ静かにさせるのですが、食事の時間までテレビが続いてしまい、ダラダラ食べてお風呂になかなかいけません。 1歳の娘を背負いながら、息子たちや家事にバタバタ追われ、私はイライラ……。つい怒ってしまう毎日で、「ママを呼ばないで!」と言ってしまうこともあります。 長男がテレビ以外で夢中になったものそんなある日、9歳の長男が小学校から毎週絵本を借りてくるようになりました。黙々と読む姿に「テレビ以外に、集中している!」と私はビックリ。さらに、私は次男や娘が生まれてからまともに絵本を読んでいなかったのですが、次男も長男の絵本を読むように。 「なんだか静かな時間が流れている」と感じた私は次の日、図書館で大量に絵本を借りてきました。するとなんと、学童や保育園から帰ってきた息子たちは大量の本を見つけると、夕飯まで「ママ」と呼ばずに絵本を読んでいたのです。 読書コーナーを設置して「省エネ育児」わが家であまり使われていない1人掛けソファがあります。そのソファの横に大量の絵本が入ったカゴをおくと、そこが読書コーナーに変身。読んだあともすぐに片づけられるので散らかりません。 長男は真剣にソファで読書。私は名前を呼ばれることもなく料理に没頭できます。ホッとしたのもつかの間、「ママー、これ読んで」とキッチンにくる次男。長男と違い、まだまだ文字はスムーズに読めません。 「ちょっと待っていてね」と私はキッチンの危なくない場所に小さな椅子をおきました。お鍋の野菜を煮込むときに、次男のところへ行き絵本を読みました。薄い本なのですぐに料理再開。テレビをつけずに夕飯を食べられるようになり、静かな空間に私も気持ちが落ちつくようになりました。 図書館から毎週絵本を借りるようにしたところ、内容が新鮮だからか、集中できるようです。子どもだけで静かに遊ぶのはまだまだ難しいと思っていましたが、読みたい絵本があれば、夕飯まで静かに待っていられるようになりました。思わぬところから始まった私の省エネ育児。ときには私も、本を借りて1人掛けソファでゆったり本を読んでいます。「こんな時間は久しぶり」と本のある生活にいまは大満足です。著者:巳村 糸9歳、6歳、1歳の子どもを持つアラフォーママ。子育てを両親に頼っていたが、コロナ禍で突然孤独なワンオペが始まる。趣味は断捨離。産休中に収納アドバイザー2級を取得。
2024年06月27日もうすぐ8歳になる長男。語彙(ごい)や文字に関しての能力が高い一方で、いまだに夜尿があります。初めての子だったので、大変でもなんでもとにかく一生懸命に子育てしてきましたが、2、3、4人目を育てる中で「あれ、やっぱり第1子は凸凹があるかも」と感じるようになりました。生活に支障があるほどではないけれど、時折感じる凸凹感。周りの子との関わりで気をつけていることをお話ししたいと思います。言語能力が高い長男は話し始めたのはわりと早く、母子健康手帳の記録には1歳2カ月で「わんわん いた」、「ぶーぶ あっちいった」などと2語文を話したという記録があります。 また本が大好きで、日常の会話でも小難しい単語や表現を使って会話するので、しばしば周りの大人から驚かれてきました。幼稚園児で漢字も少し読め、小学校中学年くらいのボリュームのある本を読み聞かせたり、ひとりで読んだりしていました。 手先が不器用一方、長男は手先が不器用なのか、3歳ごろまでは全然絵が描けませんでした。どの絵を見ても丸がぐるぐる描いてあるだけで、幼稚園の作品展示で周りの子の絵を見てびっくり! ただ絵に興味がないのかも、と本人に絵が描けていないなどとは言わないようにしていました。 幼稚園の先生も絵の端っこに「○○が△△しているところ」などと説明書きをしてくれたり、このときの製作の様子を伝えてくれたりしたので、長男が頑張っていた過程をほめてあげることができました。 夜尿が弟よりも続いている長男が昼のおむつを卒業したのは3歳になる少し前だったのですが、夜のおむつはもうすぐ8歳になる今もまだとれていません。 小児科にも下の子の受診時にさりげなく聞いてみたりしましたが、夜の水分を控えるくらいでもう少し様子を見て、と言われました。すでにおむつが取れている5歳の弟には「お兄ちゃんのことをばかにしちゃだめだよ」と伝えています。 落ち着きがなく強制されるのが嫌長男は落ち着きがなく、1、2歳のお散歩のときはハーネスをつけていたこともあります。ハーネスをつけさせるのは賛否が分かれるようですが、多動児にとっては命綱になることもあり、子どもの命を守るためのものとして販売されています。私がなぜ長男にハーネスを付けていたのかと言うと、どうしても手をつないでくれないうえに、いきなり走り出して道路に飛び出してしまうことがあったからでした。 また、幼稚園でのお遊戯は拒否するし、行事の集合写真も必ず補助の先生がつきっきりで写っていました。ごはん中に立ち歩いてしまうのは今でもなかなか直りませんし、歯磨きの嫌がり方もほかの子と比べると強いです。それでも少しずつ落ち着いてきたように思います。 第1子の発達に凸凹はあるのですが、私は「人と比べない」、「“普通”を求めない」ことが大事かなと思っています。幸いなことに、夫や両親、義両親も教育や障害の専門知識があるので心強いです! これからも子どもたちそれぞれの良いところ、得意なところを伸ばして、自信をつけさせてあげたいなと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:小林まり元小学校教員で3男1女の母。第4子を出産後に一念発起して食育アドバイザーや保育士の資格を取り、現在は療育の現場で奮闘中。自身の体験を元に執筆している。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月27日娘が3歳ごろのことです。鼻風邪を引いた娘を、車で総合病院へ連れて行った私。幸い軽症とのことで、薬をもらって帰ることに。車の後部座席において、ドアを閉めたところで私は真っ青に。数日前からスマートキーが壊れていたので、鍵穴に鍵を差し込んでドアを開閉していたのですが、うっかり手順を間違えて鍵を車内に置いたまま鍵を閉めてしまったのです……。 悩みに悩んだ結果…!鍵の業者を呼ぶべきかどうしようかと、頭はフル回転。運転席や助手席のドアも確かめましたが、やはり鍵はかかったまま。娘が不安そうな目で私を追っていました。 娘はわりと物分かりが良いので、私は車外から落ち着いて話しかけて鍵を解除させることに。運転席に移動して、全部の鍵を解除するボタンを押すよう誘導したのです。娘に私の焦る気持ちを悟られないよう、笑顔を作り、必死の誘導でした。 時間はかかったものの、10分も経たないうちに娘は鍵を開けることができました。鍵が開いた瞬間、私は娘を抱きしめ、そのまま駐車場にへなへなと座り込んでしまいました。二度とこんなことがあってはならない、とすぐにスマートキーを新しく購入し、子どもたちには車内からの鍵の開閉方法を教えました。 子どもたちを危険な目に遭わせないよう、いつも細心の注意を払っていましたが、それでもこんなことが起きてしまい、猛省した出来事でした。 イラスト/はたこ著者:足立香織監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月26日妊娠判明後、初めて友人に会ったときのことです。つわりがあったため、妊娠を隠しておくことができず、子どもを授かったことを伝えると…ショック。友人に妊娠していることを伝えたら…わが子を妊娠して、初めて友人に会った日のことです。 そのとき少しつわりがあったので、妊娠していることを隠すことができず、「実は…」と友人に妊娠したことを報告しました。すると、友人の第一声は 「望んだ子なの??」 でした。私はショックすぎて、言葉が出てきませんでした。 以来、その友人とは会うことをやめました。妊娠中は、いろんなことが不安になり、些細な一言でもすごく気になり、傷つくことが身をもってわかりました。 出産するまで何があるかわからないトツキトウカ。私も、妊婦さんとの関わり方、気遣いは忘れないようにしたいです。 作画/加藤みちか著者:しまの子
2024年06月26日近所のママ友は、子どもが同い年ということもありよくわが家に遊びにくるのですが、毎回子どものおむつなどのお世話セットを持たずに登場。最初は色々日必要な物を貸していましたが、徐々に「ん?」という物まで借りようとしてきて……!? 子どもを連れて、手ぶらで遊びにくるママ友2歳の娘と同い年の子どもがいるママ友は、週に1回くらいの頻度でよくわが家に遊びに来ます。しかし、いつも子どものお世話に必要な物を何も持ってこないのです。遊んでいるとまだ2歳なので、おむつ替えも必要ですし喉も乾くようで……。「ごめん! おむつとおしり拭き忘れたから貸して!」「お茶かジュースもらっていい?」と申し訳なさそうに頼んできました。 最初は忘れただけだと思い気にしていなかったのですが、そんなやりとりが5、6回続き……。ママ友も「あ、今日もおむつ貸して」と軽く言ってくるようになり、私は「持ってくる気ないじゃん……」とモヤッとするように。また、「貸して」と言われても、おしりふき数枚やジュースを返してもらうわけにもいかず、さらにモヤモヤ。とはいえ、ママ友と話す時間でかなりリフレッシュしていた私は、気まずい関係になることを恐れて不満を言い出せずにいました。 そして再びママ友が遊びに来た日のことです。子どもたちがおやつを食べ終わったあと、「最近、おやつのあとも歯磨きをしっかりするようにしてるんだ」と言うママ友。わが家は朝晩しか歯磨きをしていなかったので感心していると、ママ友が「娘ちゃんの歯ブラシのストックある?」といつものように頼んできます。さすがに衛生用品まで貸せないよ! と焦った私は「なかったと思うし、あってもさすがに貸せないよ」と伝えます。ついでに「おむつとかも今度から自分で忘れずに用意してきてね!」とやさしく注意してみることに。すると、ママ友は笑いながら「え~ケチ~! そんなんじゃ他のママたちから嫌がられるんじゃない?」と言ってきたのです。私は「そんなわけないでしょ!」とツッコみたい気持ちを堪え、とにかく歯ブラシは貸せないと伝えます。すると、じゃあ家でしようかなと言ってそそくさと帰ったのです。それ以来ママ友に誘われても断るようにして、距離を置くようになりました。 仲良くしたい相手でも、ときには本音をぶつけ、関係を見直す必要があると感じた出来事です。 作画/ひのっしー著者:沢田 かほ
2024年06月26日5年前に新居を購入し、新生活が始まりました。ご近所付き合いに不安はありましたが、思いのほか仲良くなれました。しかし、5年たった今ではわが家は、ご近所さんの中で浮いている気がするのです……。 いい感じのご近所付き合い引っ越した新居の辺りには、わが家を含め4軒建ち並んでいます。いずれの家も子どもの年齢が近いこともあり、仲良くなることに時間はかかりませんでした。家を行き来したり、公園で一緒に遊んだりすることが増えていきました。 違和感を覚え始めるご近所付き合いは問題なく楽しく過ごせていたのですが、ある事件をきっかけにご近所さんへの違和感を覚え始めました。その事件は、わが家以外の3組の親子が他人の私有地で騒いで遊んでいたときのことです。 すぐに近隣住民から注意を受けましたが、ママたちに反省した様子はまったくありませんでした。結局月日がたつと、また私有地で遊ぶ始末……。注意されたにも関わらず、私有地で平気で子どもを遊ばせるご近所ママさんたちの行動に私は幻滅してしまいました。価値観が合わないご近所さんそれからもご近所ママさんたちの気になる言動は続きました。敷地からはみ出して堂々と車を駐車するAさん。平気で人の庭を使うBさん。「子どもが言うこと聞かないから」とわが家のおもちゃで勝手に遊ばせるCさん。完全に価値観が合わないとわかってからは、ご近所さんたちと関わる機会がグンと減りました。 それからは、わが家以外の3組で遊んでいるのを見かけることが多くなりました。今では4組の中でわが家は浮いた存在になりつつありますが、逆に居心地は良くなりました。はじめは、ご近所さんと仲良くなれてうれしかったのに、今はあいさつや必要なときだけ話す程度になりました。これからは、居心地よく過ごせる家族との時間を一番大切にしながら、ほどよい距離感でご近所さんともうまく関わっていきたいです。 著者:月島りつ
2024年06月26日大きくなったおなかと共に期待と愛情いっぱいで過ごし迎えた出産予定日当日でした。おしるしが始まってからというもの、初産だったので痛みがどのくらいになると生まれるのか未知だったため、我慢に我慢をして病院へ向かったのです。 なにそれ!?診察をすると、なんともう子宮口が5cm開いており、そのまま入院。そして病院到着から2時間半後には出産という猛スピード安産でした。時間的には速いお産だったものの、その分お股のダメージは大きく、痛みに耐えながら、義母へ報告の電話をすることになりました。そこでひと言、義母からは「軽いお産で本当によかったわね!」と言われました。速いお産と言われるならともかく、軽いと言われたことにイラッとしてしまい、つい「スピード出産だったからこそ傷は大きいと、助産師さんにも頑張ったこと褒めてもらいましたー」と言い返してしまいました。 「命懸けで産んだのに……!」と心底憤りの心でいっぱいになった報告電話となってしまいました。このイライラは後日自分の母親にだけこっそりと愚痴って心のモヤモヤを解消しましたが、ふとしたときのひと言であっても言葉の重みを痛いほど知った出来事となりました。 産後で、ホルモンバランスの影響もあり、小さなことかもしれませんがとてもイラッとしてしまったことを今でも鮮明に覚えています。命を産むこと……それは速かれ遅かれとても大きなことで、また命懸けであることを忘れないでほしいと思いました。 作画/miyuka 著者:西村早紀育児に奮闘する新米専業主婦。パクパクと食べてくれる離乳食を日々試行錯誤しながら作るのが楽しみの1つ。
2024年06月26日1人目の子である娘が幼稚園に入園したときに出会ったママ友は、とてもサバサバした性格で明るい方でした。しかし自分の子どものことになると抑えられない部分があり、いつでもどこでもお説教が始まってしまうママ友で困っていました。今回はそのときのことについてお話しします。 なぜ? 解決するまで遊べない!幼稚園に入園し、年少クラスのうちはできないこともたくさんありますが、娘も毎日楽しく登園していました。ママ同士も仲良くなる中で、幼稚園のお友だちと休日に遊びに行くことも増えていきました。子どもたちの年齢が低いこともあり、小さなことでぶつかってしまうことが多々あります。 そのようなときの親の対応はみんなそれぞれ違いますが、ママ友のAちゃんへの接し方に私は疑問を抱くようになりました。そのママ友はAちゃんに揉めてしまった原因を聞き、なぜそうなったのか考えさせ、解決するまで遊びには戻らせないのです。 強い言葉で子どもに話しかけるママ友Aちゃんがしてしまったことは、すべり台の順番を抜かしてしまったというとてもささいな出来事でした。Aちゃん本人は気づかずにうっかり抜かしてしまったようなのですが、その場面を遠くから見ていたAちゃんママはAちゃんを呼び寄せると、みんなの前であるにもかかわらず「ダメでしょ! なんでそんなことしたのか早く答えなさい」とAちゃんに向けていきなり大声で叫んだのです。 周りで子どもたちが遊ぶのを見守っていた私たちは、「よくあることだし気にしないよ〜」と揃って声をかけたのですが、「今Aに聞いてるから!」と聞き入れてもらえませんでした。Aちゃんも驚いたのか答えられず、そのうちに泣き出してしまいました。 周囲の助言で徐々に変化がその後もAちゃんママからは、「Aはあれもこれもまだできないんだ」と、頻繁に聞かされていました。Aちゃんが遊んでいたおもちゃを取られ、取り返した瞬間しか見ていなかったAちゃんママはAちゃんのそばへ行き、またもいきなり大声で怒り始たのです。私は悲しそうな顔をするAちゃんを見て心配になってしまいました。その後もママがいるときのAちゃんは、お友だちと遊んでいるときも笑顔で遊ぶことが少なくなっていたような気がします。 しかし、その後しばらくすると、笑顔でお友だちと遊ぶAちゃんの姿をたくさん見られるようになったのです。あとでAちゃんママに聞いてみると、幼稚園の先生から「子どもへの接し方を変えてみてはどうか。今の年齢ではできないことのほうが多く経験を増やしている段階なので、一緒に見守っていきましょう」とアドバイスをもらったと言っていました。 子どもが間違ってしまったときに叱ることは悪いことではないと思いますが、今回の一件から、タイミングや声のかけ方などは年齢や発達を考慮してあげることが大切だと感じました。私も子どもの叱り方に悩むこともありますが、時には幼稚園や専門の方に相談するなどして、うまく伝えていきたいです。 イラストレーター/星田つまみ著者:高山ななみ2013年、2015年、2018年、2020年生まれの4人の子どたちと夫との6人暮らし。医療系の資格を保有。医療の知識や子育ての経験をもとに、ライターとして活動中。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月26日上の子の1歳のお誕生日のときのお話です。実家での初孫で、何かと可愛がってくれた両親に、1歳のお誕生日プレゼントは何がいいかと聞かれました。そんなこと思っていたの…??義理の実家や私の兄弟からもお祝いをもらう予定があり、なかなか何にするか決まらなかったのですが、主人と相談し、せっかくだからと1万円ほどの少し高級なおもちゃに決め、リクエストしました。実母に商品ページのURLを送り相談したところ快諾してくれ、当日にそのおもちゃを用意してくれていました。娘も大喜びしその日はとても良い1日となりました。 後日たまたま実母と友人のメッセージを見てしまいびっくり。「1万円もするプレゼントを強請られた。」「これからはもう、こっちで勝手に決めさせてもらう」と愚痴がつらつらと書かれていたのです。確かに1万円もするおもちゃは高額ですが、1歳の記念に少しいいものをと思った私が強欲すぎたのでしょうか…。 ◇◇◇ もちろんメッセージを見たことは母には伝えていません。直接母から苦情を言われることもありませんでしたが、その後は、一切両親に何か強請ることはしなくなり、また、向こうからもリクエストは聞かれなくなりました。 作画/まげよ著者:月田花菜20代、5歳の女の子と0歳の男の子を育てる2児の母です!病院で介護士をしております!
2024年06月26日長男が3歳のときの話です。当時勤めていた職場に、私より1つ年下のママさんがいました。そのママさんと出勤日がたまたま重なったある日、彼女は私に「うちの下の子、男の子なんですよ~」と話しかけてきたのです。 耳を疑った後輩の発言後輩は、2歳の女の子と1歳の男の子を育てていました。子育ての話がしたいのかな?と思って耳を傾けると、「先輩の息子さん、もう3歳なんでしょ?お下がりとかもらってあげますよ?」と言い出したのです。 私の感覚では、お下がりはあげる方から「うちの子のサイズアウトした洋服があるんだけど、もし必要だったらもらってくれない?」と打診するものだったのです。私の心が狭いのかもしれませんが、なんだか「もらってあげる」という言い方にモヤモヤしてしまいました。「ないよ」とも言えず、少しあげてしまった私は、自業自得なのですが、ますますモヤモヤしてしまいました。2人目を意識していることを伝えて断ってもよかったのかな……ともあとから思いましたが、そのときはまだどうなるかわからないし言えなかったのです。 後輩には悪気はなかったのかもしれません。しかし、言葉の使い方ひとつで印象が変わるものだと、学んだ出来事でした。 イラスト/きりぷち著者:きむらりんご
2024年06月26日上の子が10歳、下の子が7歳だったころの話です。一戸建てに住んでいたわが家は、お隣さんから「原因不明の悪臭に困っている」と聞いていました。原因不明だなんて大変だなぁと思っていたのですが……。悪臭の正体は!?丁度その話を聞いたころから、わが家の居間にハエが出るように……。ハエがどこから来ているのか辿っていくと、お風呂の照明内に目視でもはっきりわかるほど、数十匹がウヨウヨとうごめいていてゾッとしました。 夫と慌ててくん煙タイプの殺虫剤を焚いたり、ハエ用の殺虫剤を撒いてみたりと対策をしますが、翌日にはまた湧いてくるように出てきます。そのとき丁度、家の建設をお願いした工務店が近所で別の家を建設中だったので、頼んで見てもらうことに。するとなんと、台所付近の下水のパイプが外れていて、床下浸水が起きていたのです! その床下浸水から大量のハエが発生したようで……。悪臭の原因はわが家にあったことが判明。 新築の一戸建てを購入して、8年目くらいの出来事でした。経年劣化というには早過ぎます。工務店がバキュームで水を吸い出し、その後のケアやアフターフォローも請け負ってくれ、悪臭問題は解決。肝心のわが家が全く悪臭に気づかず、お隣さんには申し訳ない気持ちでいっぱいでした。 作画/森田家著者:足立 栞
2024年06月26日子ども2人を連れて遊びに行った公園で出会った男の子。おもちゃを取ったり「刺すぞ!」と暴言を吐いたり、親子で嫌な気持ちに。忘れようと思っていたのに、まさかの場所で再会して……。 娘に向かって「刺すぞ!」娘が3歳、息子が生後10カ月のころの話です。公園で遊んでいると3歳くらいの男の子がやって来て、息子が遊んでいたおもちゃを突然奪いました。真っ先に声を上げたのは娘で、「それは○○くん(息子)の!」と怒り心頭の様子。すると男の子はなんと、「刺すぞ!」と娘に言い放ったのです。娘は引きつった顔。恐る恐る私が「この子のおもちゃだから返してくれる?」とやさしく伝えると、返してもらえました。そこに男の子の母親が登場。状況は見ていたはずですが、笑顔で「すみませ〜ん」と言って、さっさとその場から去ってしまいました。追いかけてひと言おうかと迷いましたが、娘が不安そうな顔だったためそのまま帰宅。その後も数日間、娘は「刺すぞ」と言われたショックを引きずっているようで、「怖い」「悲しい……」とずっと言っていました。娘には「もうあの出来事は忘れよう」と伝えたのですが……。 数週間後に迎えた新年度。なんと娘が通う保育園の同じクラスに、あの男の子がいたのです! 送迎時に男の子のお母さんに思い切って「数週間前にお子さんに『刺すぞ』と言われたことがショックだったようで、ずっと怖いと言っているんです」と伝えたのですが、お母さんはキョトン顔。出来事をもう少し詳しく話すと、「ええ〜! そんなことありましたっけ? 記憶力いいんですね!」と大笑いされてしまいます。娘が数週間引きずっている出来事を、相手がすっかり忘れていることにイラッとしましたが、それ以上言っても仕方がないのでその場は適当に話を合わせて帰ることに。 いつまで引きずってほしくないので、娘へは「あのときは男の子も嫌なことがあって機嫌が悪かったのかも。保育園では仲良くできるといいね。でも何か嫌なことがあったらすぐに先生やママに言ってね」と伝え、さらに「乱暴な言葉は使わない」「人の使っているものは取らない」と教えました。その男の子は保育園では乱暴な言葉遣いをしていなかったようで、数カ月後に娘も忘れることが出来たようです。 いくら傷ついた気持ちを伝えても、相手が出来事を覚えていなければ意味がありません。娘の気持ちのケアは大切ですが、やはり公園で暴言を吐かれたその場で、お母さんに声をかけるべきだったと反省した出来事です。 作画/Pappayappa著者:大谷りほ
2024年06月26日わが家には4人の子どもがいます。性格はそれぞれ違いますが、赤ちゃんのときに一番大変だったのが長女の人見知りです。私以外の人は全然ダメで、夫にすら私の姿が見えないと大泣き。私はトイレやお風呂にゆっくり入れないほどでした。そんな長女を、仕事復帰のため1歳から保育園に預けることに。家族相手にも泣いてしまうのに、「預けて本当に大丈夫なのか」ととにかく心配だったのですが……。人見知りが激しい長女長男と2歳差で長女が生まれ、夫の仕事は時間帯が不規則だったため、私がほぼワンオペで育児をしていました。長男は誰にでも抱っこされて懐いてくれていたので、みんなにかわいがってもらえるタイプ。けれど、長女は抱っこはされるものの、私の姿が見えなくなると大泣きし、私が見えると見事にピタッと泣き止みます。 それは夫に対しても同じでした。夫に長女を見ていてもらい、長男とお風呂に入っていると、長女の泣き声が聞こえます。「早くあがってー!」と夫の声。そのためか、夫はあまり育児に参加しなくなりました。 いざ、長女を保育園へ仕事復帰のため長男が1歳で保育園へ通い始めたように、長女も1歳から保育園に行くことに。不安だらけの中、慣らし保育が始まったのですが、長女は朝から大泣き。それでも慣れてくれないと困るので、心が締め付けられる思いで通わせ始めました。 保育園から「ずっと泣いていて給食が食べられないから、短時間から始めましょう」と提案があり、少しずつ時間を延ばすことに……。すると、少しずつ水分がとれるようになり、給食が食べられるようになり、最終的には保育園で1日過ごすことができるようになったのです。 見違えるほどの成長!1週間の慣らし保育が終わると、朝からも泣かずにニコニコと先生のもとに行く長女。「行ってらっしゃい!」と私に手を振るようになり、お友だちもでき、楽しく保育園生活を送れるようになりました。 長女は、それまでの人見知りが嘘のようにいつもニコニコ笑顔で人と接することができるようになり、たくさんのお友だちができました。それも、泣いてばかりいた長女を、やさしく根気強くお世話してくださった先生のおかげだと、本当に感謝しています。 今は高校生になった長女は、親戚に「あのころは大変だったね」と言われ、今では笑い話になり、かわいがられています。そして、赤ちゃんのころはあんなに苦手だった夫とも、今では仲良く話したり、一緒に買い物に行ったりしています。悩みのタネだった長女の人見知りが、保育園をきっかけに変わることができて本当によかったです。 イラストレーター/大福著者:松田みさと
2024年06月26日私はワンオペで1歳と2歳の子どもたちを育てています。いまだに育児に余裕のないことも多く、2人の幼い子どもたちに振り回される毎日に疲れてしまうことも……。そんなある日、2歳の長女が、突然予想外の言葉を私にかけてきたのです。 言葉の成長の早い長女2歳4カ月の長女は言葉の成長が早く、2歳になる前から3語文が出ていました。現在では、助詞や助動詞までじょうずに使って流暢にお話しします。そんな長女は時々うれしい言葉を投げかけてくれます。 ごはんを食べることの大好きな長女が食事中によく言ってくれる言葉は、「ママ、ごはんつくってくれてありがとね。みんなでたべるとおいしいね」という心温まるひと言です。しつこいくらい四六時中食べ物の話をしてくる長女ですが、しっかりと完食しそのひと言を言われると作り甲斐があるなと感じて、いつもうれしくなります。 泣いている次女に対しての言葉先日私が急性の腫れ物ができて、子どもたち2人を連れてクリニックで処置してもらったときのことです。局所麻酔が必要で少し時間もかかるので、子どもたちは病院のスタッフさんが見ていてくれて、私は隣の部屋で処置を受けることになりました。 その間人見知り時期の次女はずっと泣いていましたが、その横で長女が次女に「ママとなりにいるからね、だいじょうぶだよ。〇〇(長女)もいるよ、なかないで」とずっと励ましてくれていたのです。まだ2歳なのに妹に気づかいまでできるのかと感動しました。 極めつけのお礼普段はとっても手のかかる長女なのですが、しっかりお礼を言うこともできます。長女のお気に入りの毛布を洗濯すると、「うーんきもちい!! ぷっぷ(毛布)あらってくれてありがとね」と言ってくれました。 わが家では就寝前は絵本を読む習慣があり、いつものように絵本を読み終えると「いつもありがとう、ねんねしよ!」と。いつもありがとうと言われたときは正直驚いたものです。どこでそういう気づかいの言葉を覚えたのだろうと疑問に思いながらも、「こちらこそありがとう」と返事をしました。 長女の言葉の成長には日々驚かされます。同時に幼児2人のワンオペ育児で心身ともに疲れている私の心にとても響く言葉を言ってくれます。良いことも悪いこともたくさん吸収してしまうこの時期だからこそ、長女の個性を大切に今後も育てていきたいと思っています。 イラストレーター/miyuka著者:雨宮春季
2024年06月25日義妹は独身の24歳。近所でひとり暮らしをしており、ペットの小型犬をよくうちに預けにきます。2歳の娘も喜ぶので受け入れていましたが、義妹はだんだん非常識な行動をするようになり……? ペットを預けに来る本当の理由…ある日、2歳の娘が愛犬と遊ぶ姿を見た義妹が「娘ちゃんも楽しそうだし、一晩お泊まりさせてもいいかな?」とニコニコ。私は1日だけなら……と受け入れました。たまに実家の愛犬を預かることもあるので、幸いトイレやお散歩セットの準備は整っています。しかし、義妹の愛犬は普段と違う場所で夜を過ごすことがストレスなのか、夜はよく吠え、ご近所に迷惑になってないか心配で、私は寝不足。夫は仕事が忙しく、相談にも乗ってくれません。翌朝、愛犬を迎えに来た義妹に「ワンちゃんのストレスにもなるから、お泊まりはやめたほうがいいかもね」とやんわり伝えました。 しかし数日後の朝、「今日から急な出張が入ったから愛犬を預かって!」と義妹が訪ねてきたのです。義妹の切羽詰まっている様子を見た私は断り切れず、預かることに……。娘も喜んでいるからいいか……と思いながらその日の夜に何気なくSNSをチェックしたのですが、そこにはなんと彼氏とお泊まりデートを楽しんでいるらしい義妹の投稿が! どうやら、彼氏と夜に遊びたいのに、愛犬を誰もいない家で放置することができなかったようです。嘘をついてペットをわが家に預けて遊びに行く義妹に腹が立ち「嘘をつくなら、もうワンちゃんは預かりません!」と電話できっぱり伝えました。さすがに義妹も「わかりました……」と反省した様子。気まずいのか、それ以来愛犬をわが家に連れてくることはなくなります。娘が義妹の愛犬と遊びたがったときは、夫と娘の2人で義妹の家に遊びに行くように。 もしもペットを預かってもらいたいならば、きちんと理由を伝えるのが礼儀です。このままだとわが家が便利なペットホテルだと思われていたかもしれません。義妹とはいえ、はっきりした態度で対応してよかったと感じた出来事です。 作画/ひのっしー著者:沢田 かほ
2024年06月25日あなたの周りに、他人の車をアテにする人はいますか? 目的地が同じ方向だったり、本当に困っていたりするならまだしも、あまりに他人の車をアテにされるのも困りもの……。断りにくくて頭を悩ませている人もいるのではないでしょうか。ママ友に「車に乗せて!」と言われたら? 車に乗せたものの、思わぬ行動をとられたら? 車にまつわるママ友あるあるを紹介します。ケース1:これって「車に乗せて」アピール? ある日、ママ友から「子どもが熱出した……。近くの病院は開いてないし、旦那は夜勤だし、どうしよう……」というメッセージが送られてきました。 タクシーで開いている病院に行くようにすすめると、「タクシーはお金がかかるから無理。車があったらなぁ〜」という返事が。これは、私の「車出そうか?」というひと言を期待しているのでは? と思ってしまいました。 おすすめの病院やかかったことのある病院を伝えることはできますが、「車がなくて行けない。タクシーはお金がかかるからどうしよう」と言われても、返答に困ってしまいます。 結局「早く熱が下がるといいね」「ママも休めるときに休んでね」と、当たり障りのないメッセージを返し、その後は既読をつけずに就寝しました。 次の日になっても返信はありません。 ◇ ◇ ◇ ワンオペ・夜間の子どもの発熱は大変です。しかし、自分にも子どもがいる以上、気軽に車を出すよ、とは言えませんよね。自分やわが子が感染しないかも心配です。 次の話では、ママ友とその子どもを車に乗せたときの話です。 ケース2:嘘でしょ!バックミラーを見て衝撃 ママ友とその子どもを車に乗せたときの話。ふとバックミラーを見ると、衝撃が走りました。なんと友人の息子は、ためらいもなく指を鼻につっこんで、ハナクソをほじっていたのです。 ティッシュを持っていなかったであろう彼は、指についた大きなハナクソを座席にこすりつけていました。 ママ友とはそこまで親密でなかったため、注意するのもためらわれ、結局2人を降ろしてから私が拭き取りました。 子どもがしたことなので、仕方がないと思っているものの、子どもは何をするかわかりません。今回はたまたまバックミラーを見たことで、彼の行動がわかりましたが、気づかないこともあるかもしれません。 清潔に保つためには、定期的に掃除をしなければならないと思いました。 ◇◇◇ 大人であれば人の車に乗ったときは汚さないように気をつけますが、子どもはそこまで気を配ることはできないかもしれません。 せめて保護者が責任を持って、周りを見回してから車を降りるようにしてほしいですね。 ケース3: 最悪!車に乗せてもらったママ友がとった行動とは? ママ友が家に遊びに来たとき、突然雨が降り始めたので、車で家まで送ることにしました。しかし、いざ車を出そうとしたとき、私はママ友がシートベルトをしていないことに気がつきました。 「シートベルトお願いね」と声をかけても「大丈夫だよ〜!」とシートベルトをつけないママ友。なぜ頑なに拒否するのか、私には理解ができませんでした。 シートベルトをしないのは、道路交通法違反です。何より、万が一事故にあったときのことを考えるとゾッとします。 何度言ってもシートベルトをしないママ友でしたが、「運転している私の違反になるから、シートベルトして!」と言うと、ようやく私のお願いを聞いてくれました。 車内の雰囲気は最悪。それでも私は、ママ友をおうちまで送り届けたのでした。それ以来、彼女とは距離を置いています。 ◇ ◇ ◇ シートベルトはもちろんチャイルドシートなども、ママ友との車トラブルではよく聞く話。シートベルトやチャイルドシートは義務なので、特別な理由がない限りしっかり装着しなければなりません。 ルールを破って車に乗せると、何かあった際はすべて運転手の責任です。 友だちとの関係性によるかもしれませんが、ルールが守れない、マナーがなっていない人へは毅然とした態度をとって、乗車を断ってもいいのかもしれませんね。
2024年06月25日妊娠初期のころの話です。安定期に入るまではどうなるかわからないので、他の人には伝えないようにしようと思い、私たち夫婦はお互いの両親に知らせるのみに留めていました。しかし、突然私の遠縁の親戚から妊娠祝いのプレゼントが届いたのです……。 高価な贈り物に困惑親戚から届いたお祝いのプレゼント。中身はハイブランドの銀製のスプーンでした。おそるおそる金額を調べてみると……なんと10万円超! とりあえず、私は両親に話を聞くことに。どうやら私の妊娠と初孫に舞い上がってしまった両親が、あちこちで話してしまったと言います……。両親には「これ以上言わないでね!」と釘を刺しました。 安定期に入っていないタイミングで、こんなに高価な贈り物をいただいてしまって、私たち夫婦はモヤモヤ。とはいえ送り返すわけにもいかないので、そのまま受け取りました。 舞い上がってしまった両親の気持ちもわからなくはないですが、妊娠中は何があるかわかりません。妊婦である私の気持ちを分かって欲しかったなと思うと同時に、私たち夫婦もまた、妊娠を伝えた時点でまだ他の人に言わないでと念押ししておくべきだったと反省。 その後、無事私は安定期に入りました。例のスプーンは金庫に閉まっています。使えるのは当分先になりそうですが、いつか生まれたわが子に渡したいなと思います。 イラスト/きりぷち著者:さり
2024年06月25日上の子のおむつかぶれとは0歳児のときからのお付き合いでした。 まさかの診断結果に…おむつかぶれでよく皮膚科のお世話になっており、薬もよく処方してもらっていました。今回もおむつかぶれかなと思い、いつもの薬を塗ったところ良くならず、不思議に思って皮膚科を受診したらカンジダ皮膚炎でした。 カンジタ皮膚炎にはいつも使っているステロイドの薬は逆効果なので、子どもには悪いことをしたなと思っています。1週間程度でよくなりましたが、おしりに薬を塗るたびに、ぬおーっと痛そうな?声をあげていました。ちゃんと病院を受診して診断してもらい、適切な薬を塗ることが大切と改めて実感しました。 ♢♢♢ 助産師さん曰く、カンジダ皮膚炎とはカビの一種であるカンジダが原因で起こるもので、赤い湿疹がポツポツとでき、ひどくなると真っ赤にただれて痛みをともなうこともあるそうです。治療は「抗真菌薬(こうしんきんやく)」の塗り薬を2週間程度使用すること。今回ママがおむつかぶれに使用していたステロイド配合外用薬は、ステロイドの副作用である免疫抑制作用によって、カンジダ菌を繁殖させてしまう恐れがあるのだそう。そのため、症状を悪化したり、症状の長期化により治療を遅らせる可能性があるそうです。気になった際は、病院できちんと診てもらうことを意識していたいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画/加藤みちか著者:酒井育実2児の男児の母。現在産後休暇中。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月25日年子の息子たちがまだ乳幼児だったころ、夫の先輩の嫁・Aママが「ウチも年子で大変だった時に使ってた双子用のベビーカーがあるんだけど、良かったら使う?」との申し出がありました。あれ?これは返すべき…??まだ子どもを自転車にも乗せられず、買い物なども1人をおんぶ、1人をベビーカーで連れて行く状態だったので、有難くいただき愛用するようになりました。高価なものだったので、商品券とお菓子をお礼に渡し2年ほど使用し大変重宝していたのです。そして、もう使わなくなるかなと思っていたころに夫の先輩の嫁・Aママが「ねぇ、友達で双子が生まれたから、あのベビーカー返して欲しいんだけど!」と言ってきたのです。 正直、驚いて言葉もありませんでした。しかし、子どもも大きくなり使用することも無くなったので「処分費がかからない!ラッキー!」と思い、カバーを綺麗に洗濯し本体もピカピカに磨いて、夫から夫の先輩・Aさんに返してもらいました。夫の先輩・Aさんは何も知らなかったようで、恐縮されましたが、Aママとはそれ以来疎遠になりました。 ◇◇◇ こちらはベビーカーを返してスッキリ、人間関係の整理にもなったなと思いましたが。A夫妻は「あげたものを返せとはどういう了見だ?」と揉めたようです。ベビーカーがいろんなものを整理してくれたんだな、と思った出来事でした。 作画/犬野ぽよ彦著者:ニライカナイ年子二人の男児を育てた転勤族ママです。現在はサービス関係で働いています。
2024年06月25日息子を出産した直後の話です。わが家は転勤族で、周りに頼れる人が夫しかいない状況で子育てが始まりました。ワンオペしろと言う夫退院し、新生児の息子を抱えて自宅に戻ったとき、目の前にはタバコ臭い部屋にぐちゃぐちゃの床、密集した部屋干しという光景が……。絶望して泣き崩れました。とても赤ちゃんを迎える状態ではなかったです。 それでも息子を抱っこしながら掃除をして、なんとかきれいになったところで夫が帰宅。私はすかさず「部屋が汚すぎるよ……。子どもが生まれたんだから、きちんと掃除してほしいな。それに、タバコの臭いもひどい。子どもに悪影響だから、部屋では吸わないでほしい……」と伝えました。生まれたばかりの息子の健康のために納得してくれると思っていましたが、夫は「俺は働いててお前は専業主婦なんだから、お前が掃除して当たり前。家事と子育ては全部お前に任せるつもり。俺は毎日の仕事で疲れてるから、休日はいないものとして過ごして」とまさかの発言。そんな人だったのかというショックと、呆れと悲しみ、怒りとが合わさって早々に実家に帰りたくなりました。 家事は私が全て担当するにしても、最低限父親としての役割は果たしてほしかったので、育児については関わってほしいと言い続けました。最初の2年間は本当に何もしてくれなくて、夫の気分がいいときに息子をあやす程度でしたが、それでも根気強く伝え続け、息子が5歳になった今では、休日の3時間程度なら2人で遊びに行ってくれるようになりました。 作画/さくら著者:山田 さき
2024年06月25日長男が2歳、次男が1歳のときの話です。次の日がお弁当ということもあり、保育園のお迎えの帰り道に息子たちを連れてスーパーへ寄りました。すると、とんでもないアクシデントが起こってしまったのです。それは私にとって恐怖の時間でした――。 突然泣き叫ぶ長男、そして…次男が「歩く」と言ってくれたので、長男をカートに乗せ、次男と手をつないでお買い物をしました。レジで会計後、次男に「離れちゃダメよ」と言って手を離し、私は袋詰め。 すると、突然長男が「ギャー!」と大声で泣き叫び始めました。脚を入れるスペースから無理やり出ようとしたのか、その部分に胴体が挟まっていたのです。 痛みで泣き叫ぶ長男を見て、私も気が動転してしまいました。長男を押したり引っ張ったりしたものの、いっこうに抜けません。まわりにいたお客さんが店員さんを呼んでくれて、数人で引っ張ると、ようやく長男はカートから抜けました。 手伝ってくれた方々にお礼を言って、ほっと息をついた私。しかし、一難去ってまた一難……。 今度は、次男がいなくなっていたのです! 慌てて名前を呼んで探し回ると、ほかのお客さんが次男を連れてきてくれました。落ち着いてから話を聞いたところ、泣き叫ぶ長男と集まってきた大人たちにびっくりして、その場を離れてしまったとのことでした。 長男が1歳、次男が0歳のときに離婚してシングルマザーになった私は、ずっと1人で子育てをしてきました。なんでも1人でするのが当たり前になっていて、いつのまにか周りに頼るのは恥ずかしいことだと思い込んでいたのかもしれません。今回見ず知らずの人までが気にかけて下さったことで、自分は1人じゃない、頼ってもいいのだと気付かされました。 これを機に自分の子育てや生活を見直し、困ったことがあったら保育園やママ友などに相談するようになりました。保育園の帰りに一緒にママ友親子と買い物に行くことも増え、とても助かっています。スーパーでの出来事は私にとってとても怖い体験でしたが、同時に見知らぬ人の温かさを知ることができました。助けてくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。 イラスト/きりぷち著者:山本なぎ監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月25日長男が2歳3カ月になったばかりのころの出来事です。買い物から帰り、いつものように集合住宅の駐車場に車を駐めて降りたところ、いつにも増してハイテンションな長男がよそ見をしながら走ってしまい、よろけて脇にある植木にぶつかり転倒。すると息子にまさかの事態が……!こんな枝が鼻に!?ギャン泣きする息子にあわてて駆け寄り立ち上がらせたところ、なんと割り箸ほどの太さの木の枝が鼻の穴に刺さっていたのです! すぐに抜いちゃダメだと思ったものの、息子が暴れて抜いてしまい結構な出血に……。血の量に驚きつつ、急いで止血。すぐに出血も治まり泣き止んだのですが、念のため救急外来へ。 鼻に入った枝を病院へ持っていき、先生に説明。詳しく検査したところ、大事な組織を傷つけることなくきれいに入っていたらしく、次の日の検診では傷がふさがっていたため一安心。しかし、4cmほどの深さまで枝が入ったそうですが、あと2~3cm深く入っていたら脳に達してた可能性があったと聞き、震えが止まりませんでした。今となってはわが家で語り継がれるエピソードですが、一歩間違えれば大変なことになっていたと思うと恐ろしいです。 本当に子どもは何をしでかすかわからないという教訓を得て、今では買い物のときや集合住宅の敷地内を歩くときに、子ども用のハーネスをつけてもらっています。賛否両論ありますが、子どもの身を守るためには必要だと感じました。 作画/森田家著者:夏村 まる絵
2024年06月25日Aちゃんは10代のころから20年以上の付き合いがある親友であり、ママ友です。ある日、公園で子どもたちを遊ばせていたら、公園で遊んでいた男の子とトラブル発生! 強気なママの登場に戸惑っていると、Aちゃんが……? 親友ママの対応に脱帽長男が3歳のころの話です。その日は、ママ友のAちゃんとAちゃんの3歳の息子Bくんといっしょに、郊外の公園へ遊びに行くことに。長男とBくんは、公園のローラー滑り台で楽しく遊んでいました。ところが、Bくんがローラー滑り台を滑り終わらないうちに、後ろから勢いよく小学校1年生ぐらいの男の子が滑ってきたのです。慌てて止めに入ろうとしますが、男の子が滑ってきていることに気づくのが遅れてしまいBくんに激突! Bくんは前のめりに転んでしまい泣きだし、男の子は謝ることもなく走り去ってしまいました。 私たちはすぐにBくんの砂を払い、なだめます。幸いけがはなく安心していると、男の子のママらしき女性が、私たちに近づいてきたのです。その女性はかなり怒っている様子で「そんな小さい子、危ないから遊ばせないでよ」と言ってきます。遊具の対象年齢は3歳。長男もBくんも対象年齢に当てはまっています。それなのにこちらが悪いと決めつけるような言い方ををされ腹が立った私は「けがをしそうだったのはこっちです! 『ごめんね』ぐらい言ったら?」と言い返しそうになりました。しかし、Aちゃんはあくまで冷静。「失礼しました~」と軽く謝り、子どもたちと私を連れてすぐにその場から去りました。 「何なの! 失礼な人ね」と私が愚痴をこぼすと、Aちゃんは「気にしない、気にしない」と穏やかに私のことをなだめます。そして、「きっとスピードがついて止まれなかったんだよ! でもこういうとき、『ごめんね』が言えるといいね! 2人は『ごめんね』を忘れないようにしようね!」と子どもたちをやさしく伝えたのです。泣いていたBくんも、長男も、Aちゃんの言葉に納得した様子。私は感情的になって、子どもたちの前で愚痴をこぼしたことを反省したのでした。 昔からカッとなった私を笑顔で落ち着かせてくれるところがあったAちゃん。子どもにも冷静に語りかけていて、改めて尊敬しました。トラブルが起きたときは、私も冷静に子どもたちへどこが問題か、どのようにしたらいいのかきちんと説明したいと感じた出来事です。 作画/yoichigo著者:内野みお
2024年06月25日義両親と同居していたとき。義母は生まれたばかりの娘をとてもかわいがってくれました。娘のお世話も手伝ってくれましたが、一緒に生活していると「私の頃はこうだった」という世代間の違いがどんどん出てくるように。そんなある日、気づくと義母と娘がいなくなっていて……。 娘をおんぶしていた義母がいない!子育てにおける世代間の違いで最も大きい問題がチャイルドシートでした。義父母が子育てをしていたときは義務化されておらず、チャイルドシートは使ったことがありません。なので、とても面倒に感じるらしく、よく文句を言っていました。 ある日のこと、娘をおんぶした義母がいなくなっていることに気づき……。すると、玄関の方で車の音が。なんと、0歳の娘をおんぶしたまま運転して近所のスーパーまで買い物に行っていました。 あれだけ何度もチャイルドシートについて話をしていたはずなのに、やはり面倒に感じるようです。私が家にいたので買い物に行くなら赤ちゃんを置いていけば済む話なのに、と怒りが収まりませんでした。 それ以降もすれ違うことが多くなり、義両親との同居は解消しました。何かあれば死亡事故にもつながるので、やはりチャイルドシートは大切だと思います。 ◇ ◇ ◇ チャイルドシートは道路交通法で、6歳未満の子どもの着用が義務化されています。シートベルトを正しく装着するには140㎝以上の身長が必要とされているので、年齢や身長によって適切なシートを選び、子どもの安全を守りたいですね。 イラスト/シュー子著者:朝飯炊子
2024年06月25日生後6カ月のころ、健診で歯磨き指導がありました。これまで他人に対して歯磨きをしたことがないため、初めての子どもということもあり、どのように歯磨きをしたら良いのか不安でした。ショックだけど…その通り!不安なことを話せる場だと思い、健診時の歯磨き指導の場で「歯磨きが不安で、歯茎を傷つけないか、どのくらいの強さですればいいか不安です」と指導してくださった歯科衛生士さんに伝えました。すると「お母さんなんだからしっかりしないとダメよ!そんな歯ブラシのあて方をするから悪いのよ!」と威圧的な態度で言われ、とてもつらかったです。 ◇◇◇ 歯科衛生士に言われたことは、つらかったのですが、確かに言っていることは的確で「もっと自信をもって育児をしないと!」と思いました。ただ、あのような態度をされると日々一生懸命頑張っているママたちはつらいなぁと思いました。 作画/てる子著者:E.S30代、小学生のこどもを育てる母。育児に集中したいため、仕事は休職中。
2024年06月25日成長曲線から外れることなく、順調に育ってきた息子。1歳までに歩き、私のマネをして「ママ」と言うこともありました。しかし、マネをしているだけで言葉の意味はわかっていないようでした。1歳半まで意味のある発語が見られないまま健診の日を迎え、そこで発達の相談をし、発達支援施設に通うことになった体験談をご紹介します。体の発達は順調だったけれど……“もしかして、育てにくい子なのかな?”と感じることは何度かありました。生後5カ月のころ、息子を連れて結婚式に参列したときのことです。披露宴会場では私たちの席の近くにスピーカーがあり、音楽や拍手の音がするたびに息子は泣いていました。 生後10カ月のころは、かんしゃくを起こすとなでもかんでも物を投げていましたし、知らない人が近づいてきただけで泣くこともありました。すごく警戒心の強い子だったと思います。 集団健診で他の子と比べると……1歳半健診は初めての集団健診で、息子と同じぐらいの子たちが落ち着いているように見えて驚きました。というのも、息子はじっとしているのが苦手だったのです。人見知りが激しく、初対面の大人がいると泣き出すこともしょっちゅうでした。健診は母子で受けている方が多かったのですが、私は夫にもついてきてもらいました。 息子は体重計に乗るのを嫌がり泣き叫んでしまったので、夫と一緒に計り、夫の体重を引くというかたちでおこないました。積み木を積むなどできるわけもなく、積み木を投げて終了しました。 発達検査を受けることに……健診後に相談し、後日詳しい発達検査を受けることになりました。そのときも人見知り全開で、私が口頭で質問に答え、検査項目のチェックをしてもらいました。予想通り、言葉の遅れが顕著にみられました。 意味のある発語がないだけでなく、言葉の意味を理解していないのです。元々意思の疎通ができていないと感じていたので、あまりショックではありませんでした。それよりも今後どうするべきかを教えてもらえることに安心していました。 安心した専門家の言葉 紹介してもらった発達支援施設に初めて行ったとき、「お母さん、よく頑張っていますね」と言ってもらえたことで、私の育て方が悪いわけではないのだとホッとしました。 2歳9カ月になった今は発語が増え、人見知りもなくなり、簡単なコミュニケーションがとれるようになりました。今でも偏食や感覚過敏な部分はありますが、お友だちと仲良く遊ぶことができています。 わが子が発達障害かもしれないと思うと不安になり、何度も検索しました。発達のスピードも、タイミングも、子どもによってそれぞれ違うものです。私は、これからも専門家のサポートを受けながら、息子の個性を尊重し、成長を見守っていきたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/(c)chicchimama著者:大森りさ0歳と2歳の兄弟の母。長男は発達支援施設に通っている。主に妊娠・出産・子育てについての記事を執筆している。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月25日大学時代から仲のいいママ友は、私の娘と同じ生後10カ月の息子を育てています。ある日、ママ友の家から車に乗り合わせてカフェへ向かうことに。しかし、ママ友の楽観的すぎる発言に私はドン引きして……? え、それ本気…?ママ友と「行ってみたいね!」と話していたカフェは、ママ友の家から車で10分ほどの距離にあります。しかし駐車場が少なく「車は1グループにつき1台まで」という決まりがありました。そこで私たちは、ママ友の家に一度集合し、車に乗り合わせて移動することにします。ママ友の家に車で向かい、私が「娘のチャイルドシート、そっちの車に乗せるね!」と準備を始めると、ママ友は「すぐそこまでだからいらないよ〜、抱っこでいいんじゃない?」と笑顔……。「危ないから、そんなことはできないよ!」と私は慌てて言い返しますが、ママ友は「〇〇(私)ってもしかして神経質ママ? 近いんだし大丈夫だって」と聞く耳を持ちません。その発言にドン引きした私は「それならカフェに行くのはやめよう」とはっきり言いました。するとママ友は、「わかったわかった! チャイルドシート移動しよー」と少しだるそうにいいます。一瞬気まずくなりましたが、大学時代からの友人ということもあり、その後は何ごともなかったかのように会話を楽しみました。 しかし、ママ友との危機意識の違いには驚きました。いくら近い場所とはいっても、万が一の事故があっては後悔してもしきれません。その後は、そのママ友と遊ぶときはどちらかの家か、現地集合にして過ごすようにしています。 作画/Pappayappa著者:高田絵里
2024年06月24日まだ息子が1歳のころ。息子を背中におぶってスーパーに買い物に行った日のことです。 まさかの指摘に…限られた時間の中、あれもこれもとカートに入れ、メモを見ながら買い漏れが無いか見ながら店内を進みました。10キロの米まで買い、やっとの思いでいざレジへ行きました。会計を済ませて、荷物を入れていると、店員さんに「すみません、お会計の済んでいないものがありますよね。」と言われました「こんなに大変な思いをして、やっと買い物をしているのに……とイライラしてしまい、「どういうことですか?」と半ギレ気味に聞いてしまいました。 「あの、お子さんが……」という店員さんの声に背中のわが子を見ると、しっかりとネギを握っておりました。もちろん会計をしておりませんでした。かなり恥ずかしい思いをしました。慌てて店員さんに謝罪し、ネギの代金を払わせていただきました。 普通だったら店員さんにつっかかるような言い方をすることもなかったと思うのですが、当時はかなり切羽詰まっていたのだなと思います。店員さんには申し訳ないことをしたと反省しました。 作画/加藤みちか著者:篠田綾子男児を育てる母。10年以上の教員経験あり。現在は主婦。
2024年06月24日