大学生のころから仲の良い友人は、今は隣県に住んでいます。娘と同じ生後10カ月の子どもがいて、今でも定期的に遊ぶママ友でもありました。しかし、遊びの約束をするときモヤッとすることがあり……? 隣県の友人との集合場所は…隣県に住む同月齢の子を持つママ友と遊ぶ約束をしましたが、私はひとつママ友に困っていることがありました。それは、ママ友はいつも私が住む県に来ようとせず、ママ友が住む隣県を集合場所にすることです。生後10カ月になりチャイルドシートを嫌がる娘の機嫌をとりながら隣県まで行くのは大変で、やむを得ず高速道路を使うこともありましたが、往復約4,000円と痛い出費に。とはいえ、地元にママ友がいなかった私にとって、隣県のママ友と過ごす時間はリフレッシュタイムになっていたので、多少の出費は我慢していました。 翌月もママ友から遊びの誘いをもらいましたが、やはり集合場所は隣県のママ友宅。我慢ができなった私はメッセージアプリで「たまにはこっちに遊びに来てよ!」と提案。すると、ママ友は「ん〜、交通費もったいないからな……」と渋ってきます。「それに来てくれる時は、お菓子を用意したり部屋もきれいにしてるじゃん! こっちも大変なんだし、お互い様でしょ〜?」とのこと。確かに準備が大変なことは理解していますし、感謝もしていますが……。やはり毎回往復4,000円かかっているのは家計的にしんどいですし、そのことをなかなか理解してくれないママ友にも少しモヤモヤしてしまいます。 そこで私は、「じゃあ、間をとって県境の公園に行ってみる?」とさらに提案。すぐに返信が返ってこなかったのですが、しばらくして「今月はやっぱり都合悪いかも。また連絡するね」とママ友からやんわり断りのメッセージが……。ママ友は、自腹を切ってまで私と遊びたいわけではなかったのだな、と察した私。それ以来、ママ友から遊びに誘われることがなくなり、私からも誘わないため以前のように遊ぶこともなくなりましたが、後悔はしていません。この出来事をきっかけに、地域の子育て広場や公園にもっと出かけてみようと思えるようになり、仲良しのママ友が何人か新しくできて、よかったと思っています。 今回の件で、お互いの家が遠い場合は、集合場所をお互いの家の間あたりにする、ガソリン代は交代で払う、など相手への気づかいが必要だと感じました。育児の悩みを相談したり、日々のストレスを吐き出したりとリフレッシュにもなるママ友との集まり。せっかくならお互いが気持ちのいい関係を築きたいと思った出来事です。 作画/Pappayappa著者:伊藤まりな
2024年06月29日車が大好きな父。こだわりがつまったマニュアルの新車を手に入れ、父と母、私と5歳の娘でおでかけに行ったときのことです。上機嫌の父でしたが、新車がまさかのことになり……!! ピカピカの新車でおでかけ新車を購入した父は上機嫌。行きは何事もなかったのですが、帰り道でのこと。マニュアル車が初めてだった娘は独特の揺れに酔ってしまったのか、自宅に着くと車内で嘔吐してしまいました。 新車特有のにおいもしんどかったようですが、父が喜んでいるので言い出せなかったそうです。娘は乗り物酔いをしたことがなく、私は車内での娘の様子を見て眠いのかなと思っていました。 私が小さいころは瞬間湯沸かし器だった父。怒られる!と思ったのですが、「いいよいいよ!」と。昔なら絶対に怒っていたのに……!孫には甘々になっている父です。 その後は父のマニュアル車で出かけることはなくなりました。娘も父の車に乗りたいと言うこともなく……。これ以降、気持ち悪くなったときは早めに言ってくれるようになりました。 ◇ ◇ ◇ 楽しい場では自分の体調不良を伝えづらかったりしますよね。大人でも難しいですが、その後はしっかり伝えられるようになったとのことでよかったです。 イラスト/しおん著者:中田瑞希
2024年06月29日ある夏の暑い日のお出かけ。道端ですれ違った高齢の夫婦が、こちらを指さして何やら話している様子。その会話が聴こえてきて、私はとても悔しい気持ちに……。真夏日にパーカーを着ると言い張る娘これは、娘が2歳のころのお話です。ある夏の日曜日、最高気温が20度後半ととても暑い日でしたが、娘が外に行く際に「パーカーを着る!」と譲りませんでした。私が「今日お外あっちっちだから、いらないよ。これ着たら、ふらふらになっちゃうかもよ」と説明しても、娘は譲らず……。 床に寝転がって泣き叫ぶ娘を見て、私は「まぁ薄手のパーカーだし、建物内に入ったらクーラーが効き過ぎて寒いこともあるから、いいか」と、娘にパーカーを着せて出かけることに。 私の娘はかわいそう?家から駅まで向かう道を歩き、アスファルトからの跳ね返りが熱いので娘を抱っこしようとすると、これも拒否。パーカーを脱ぐことは、もちろん拒否。だんだん眠くなってきた娘がグズグズし出したところに、高齢の夫婦が反対側から歩いてきました。 高齢の夫婦の女性が、隣にいる男性に向かって「あれ見て。あの子、こんな暑い日にあんな格好させられてかわいそう。グズグズしているんだから、抱っこしてやればいいのにね」と私たちのほうを指さして言い、男性も「本当だ。かわいそうだね」と返していました。 私は「何にも知らないのに、好き勝手言われた」と、とても悔しい思いで、家に帰ってからもしばらくモヤモヤしていました。ですが、この出来事を後日ママ友に話すと「え? 直射日光を肌で直接受けるより、薄手のパーカー着てたほうが体温が上がりにくいこともあるんだから、結果オーライだよ」と言ってくれました。ママ友の言葉を聞いて、私の気持ちはとてもラクになりました。また今回の経験から、私自身も誰かのことを勝手な判断をして傷つけることのないようにと、心に留めています。著者:吉川 みきな平成20年生まれの女の子と平成30年生まれ、令和4年生まれの男の子の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月29日パパ見知り真っ最中の娘。パパに預けて私だけが出かけることができず、託児つきの美容院へ娘も一緒に連れていくことにしたのですが…。念願の託児付き美容院に娘を連れていったら…当時6カ月だった娘は、絶賛パパ見知り真っ最中。そのため、パパにまかせて私だけが出かけるということができませんでした。 ただ、そろそろ髪を切りたいと思い、保育士在籍の託児ルームがある美容室を探し、娘を連れて行くことにしました。実は、このときが「娘を他人にまかせる」初めての日。そのため、いろいろと準備もしていきました。 カット中も娘の泣いている声が聞こえてきたので気になりましたが、カットは満足の仕上がり! そのため「少し遠くて価格も高いけど、ここを予約してよかったな」と思っていました。しかし、その後、娘の引き取りでショックなことが…。 娘を引き取るとき、保育士さんに「これじゃ、旦那さんがかわいそう」と言われたのです。というのも、娘が保育士さんに預けている間中ずっと泣いていたそうで、そのことを伝えられた時に「パパ見知りで、今は私でしか泣き止まない」という話をしたら、家でママと離れる練習をしなければいけないとか、ネントレしたほうがいいとか…。 その保育士さんは善意で言ってくれていたのかもしれませんが、アドバイスいただいたことは全部試していることで、それでも私から離れることができていないからこそ、悩んでいたのに…。しかも、うちの場合、パパはしたいお世話しかしてくれなくて、パパ見知りなっている気がするのに、それでも「パパがかわいそう」って…。 この時期は夜泣きもすごかったので、私だけいつも寝不足で疲れ果てていたこともあり、私は「もう二度とこの美容室に来るものか」と思ってしまいました。 子どものために、あれをやらないと、これをやらないと、ということは、当事者のママがいちばんわかっていることで、それを初めて会った人にあれこれ言われたくなかったです。それからは、プロだったとしても、思い込みでアドバイスされたくないし、私にも私のやり方があるので、他人にいろいろと話さないようにしています。 作画/加藤みちか著者:星野 遼
2024年06月28日2歳の息子を育てる私たち夫婦は、現在レス歴3年。夫婦仲は良好でお互い第2子を望む気持ちはあるものの、なかなかしようという気持ちになれず、複雑です。ずっと思い悩んでいた私を救ったのは、ママ友からの意外なひと言で……? 目からウロコなママ友の考え方3年目に突入する私たち夫婦のレス。第2子を望む気持ちがあるものの、妊娠・出産・育児で苦しんだ私の姿を見ていた夫は「息子と3人の今の生活も、十分楽しいよ」と二度目の妊娠に消極的です。最初のうちは誘うこともありましたが、今は私自身も夫としたいという気持ちになれず、そんな中で自分の体力的なタイムリミットも意識してしまい、病院へ相談して妊活をすべきなのか気持ちが沈む日々を過ごしていました。 そんなある日、お茶の席でママ友へポロッと妊活への悩みをこぼした私。すると話を聞いたママ友は「もう妊活してるじゃん。悩むことも妊活だよ」とひと言! そのママ友は2児の母。1人目を産んだあとに私と同じようにレスで悩んだことがあるそうです。「レスだと妊活のスタートラインにも立てていない気がして、落ち込むこともあるよね」と私の気持ちに共感しつつ、ママ友は励ましてくれたのでした。「なんだ、私はもう頑張っていたのか」と思うと霧が晴れた気持ちに。そのあとも夫とのレスは続いていますが、以前のように気持ちが落ち込むことはなくなりました。 「具体的な行動に移さなくても、『妊活をすべきか』と悩むことも妊活」という視点は、意外と妊活やレスに悩んでいるときにはたどり着けないものかもしれません。ママ友の言葉を胸に、もう少しラクな気持ちで妊活について考えてみようと思った出来事です。 作画/Pappayappa著者:木村メイ
2024年06月28日子どもを妊娠していたとき、急な腹痛に襲われることがありました。けれども少しすると痛みはおさまるので、妊娠中の症状の1つだと思っていました。産後、しばらく痛みを感じていなかったのですが、子どもが生後10カ月になったころ、再び猛烈な痛みに襲われたのです。それは妊娠中に起こった痛みと似ていて――!? 痛みの原因はまさかの…?突然ののたうちまわるほどの腹痛。どこをおさえても、どこをさすってもラクになりません。だらだらと冷や汗を流しながらうずくまっていたら、最終的に気を失ってしまいました。 その後、しばらく経って目覚めた私。不思議なことに、あの腹痛はまったく残っていませんでした。何事もなかったかのように普通の日常が送れるのです。 しかし、その日以降、夕方になると腹痛に襲われるように……。でもやはり翌日にはケロッと普断通りに過ごせていたので、妊娠中のトラブルの1つなのかなぁとあまり深刻に考えませんでした。 それからしばらくすると痛みが出るのがおさまりました。そして無事に出産を終えて、日々忙しく育児に追われる生活をしていました。出産したから妊娠中の痛みがおさまったのかなと思っていたところ、子どもが10カ月を過ぎたころ、また猛烈な腹痛に襲われたのです! そこでようやく重い腰をあげて病院へ。すると検査の結果「胆のう結石」が見つかったのです。「胆のう症」だということで、即入院となってしまいました。おなかの痛みは妊娠によるものだと思って疑わなかったのですが、しっかり病気が潜んでいたのです。 もともとおなかが弱いタイプで、腹痛を度々起こしていたこともあり、激痛だったのにもかかわらず「病院へ行くほどではないだろう」「妊娠によるもので今だけだろう」と高をくくっていた私。思い込みによって受診しなかったことを後悔しました。やはり痛みの具合がいつもと違うときは病気を疑って、早めに病院で診てもらうことが大切だと痛感しました。今後は異変を感じたときは迷わず受診しようと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。イラスト/ふくふく著者:田中花子
2024年06月28日友だち親子家族と買い物をしたときのことです。価値観の違いを目の当たりにしてしまい、親の非常識さに衝撃を受けました。今後は一緒に出かけるのはやめようと思った出来事です……。「売り物食べてるよ!」声の先には?わが家の6歳・4歳男子と、兄弟共に同い年である私の幼馴染の友だち親子と買い物をしていると、後ろから女性が「ちょっとこの子!売り物食べているよ!」と怒鳴る声が聞こえました。わが子たちは前にいたので何事かなと振り向くと、友だちの下の子が売り物のフルーツを食べていました。 友だちは少し離れたところにいて「あーほっといてください!」と言うだけ。驚いていると店員さんがきて、買い取りをお願いしたので友だちはしぶしぶ買いとりました。 翌日翌日、たまたまスーパーで会い一緒に買い物をすることに。友だちがどんどん進んでいく中ゆっくり見ていた私が振り向くと、友だちの下の子がフルーツへ指を突っ込んでいます! そのことを友だちへ伝えたけれど、なんとフルーツは放置。わが家で買うことにしました。友だちは私が買い取ったのをみても、なにも気にしていない様子でした。 子どもに注意すると…指を挿したフルーツをカゴに入れて買い物を続けていると、前には友だち親子が。友だちの子どもを見ていると、お肉コーナーの端から進行方向へ向かい、お肉のパックを触っていました。 さすがに子どもへ注意したけれど、友だちは知らん顔。二度と一緒に買い物は行きたくないと思うと同時に、わが子は絶対にそうならないようにしようと思いました。 わが家では小さなころから「買わない物は触らない」と教えています。もし生ものを触ったら今回と同じように買うと思います。子どもであれ大人であれ、当たり前と思っていたことが家庭ごとに違うということを痛感しました。各家庭でルールは異なるけれど、社会のルールは守れるように子どもを育てないといけないなと実感した出来事でした。イラスト/まげよ著者:鶴川 こだま
2024年06月28日私は慣れない育児と家事に追われて毎日休む暇なく、遊ぶ暇なく忙しく、子供に神経を使う日々を送っていました。 夫の怪しい言動に…特にうちの子は夜泣きがひどく、昼間は良く動く目が離せない子だったため、私は体力的にも精神的にもギリギリの毎日を送っていました。そんなとき夫がなにやら怪しい動きをとるようになったのです。具体的にはスマホを肌身離さず持ち歩き、普段つけない香水をつけるようになり、スマホにパスワードをつけるようになりました。 ある日机の上に置いた夫のスマホの画面が見えました。LINEの画面でアイコンは若い女の子。文章内容は「明日楽しみにしてるね?」とのこと。 怪しいので何度か夫がスマホのパスワードを解除する画面を観察。パスワードがわかり、ロック解除。女の子との今までのやりとりを確認し、やりとりを全部スクショしました。スクショした不倫LINEを友人に添付。散々悪口を言って、友人も「キモい、最低」を連発してくれて、私も少しスッキリしました。それでもまだモヤモヤするので、結局スマホを昼寝中の旦那に投げつけ、激怒し、二度としないと誓わせました。 作画/miyuka 著者:松田香苗女の子、男の子を育てる母。事務員歴12年内産休&育休トータル3年休
2024年06月28日私の夫は元々家事も積極的にやってくれるタイプでした。共働きだったこともあり、家事は早く帰れる方がやる、休みの人がやる、負担が少ない方がやるというのが我が家のモットーです。夫の豹変に困惑!そんな夫なので、妊娠が発覚したときはとても気をつかってくれて、「俺が食器洗うから座ってていいよ」「弁当作っといたよ」と体調を考慮してくれていました。しかし、私が1つの仕事をやめてパートだけになったり、パートも産休に入ると時間があると思ったのか、「今日のごはん手抜いたね」「ごはん、これだけか?」と言われたり、体調が悪くて動けなかったと言うと「大丈夫、あなたは強いから!」と突き返されるようになりました。お腹が大きくなるにつれしんどくなったり不安定になっていくのに、なぜ?と思う行動が増えました。 ◇◇◇ 夫の言葉を全部受け止めず時々聞き流してみたり、母として強くなれの思いで言ってくれてるのかと思い込むようにして乗り切りました。そんな夫ですが、それでも私が仕事を辞めたり、産休で家にいるときに「休めていいね」など、私が言われたくないような嫌味を言うことはなく、なんだかんだ支えてくれるところもあるので、感謝するようにしています。 作画/さくら著者:山田花子20代、結婚2年目の主婦。品出しのパートをしている。実家で両親と同居、現在産休中。
2024年06月28日子どもと公園に行くと、いつもひとりで遊んでいる年少ぐらいの男の子。ある日、男の子の行動に危険を感じたため、私は思いきって注意したのです。すると、まさかの展開になってしまい――!? いつもひとりでいる男の子私が2歳の息子とよく行く公園には、年少くらいの男の子がひとりで遊びに来ます。その子は息子のほうをちらちらと見ながら、遊んでいました。 いわゆる「放置子」というものなのかな?と一瞬思いましたが、どこかで、少し離れたところできっと保護者が見ているんだろうという思いがあった私は、息子と遊ぶことに集中しました。 男の子に注意すると…!?砂場遊びも飽きた息子は、滑り台へ移動して滑ろうとしました。すると、男の子が片手にバイクのおもちゃを持ちながら、滑り台を逆走したのです。「上から滑ってくるから危ないよ。止めようね」と言うと、男の子は立ち去りました。 私が安心して息子が滑り台を滑るのを見ていたら、また男の子がやってきて逆走をし始めました。次は感情を込めながら低い声で、「止めなさい」と注意したところ、男の子は「ぼく、○んでもいいの?ねえ、いいの!?」と10回くらい大声で私に言ってきます。 私は男の子の言葉に驚きながらも、こちらが言い返してもヒートアップするだけだと思い、悩んだ結果、その後はあえて男の子を無視することにしました。こちらが無視すると、男の子は声を掛けてくることはありませんでした。 強い言葉で気を引きたかったんだなと、今になったら男の子の気持ちもわかります。そのときは息子になにかあっても怖いのでヒートアップしないようにと無視するのが精一杯だったのです。 数日経つと、男の子は公園に来ることはなくなりました。振り返ると、私の口調が強く、注意の仕方が良くなかったかな?と少し反省しています。保護者が近くにいればよかったのですが、近くに見当たらないとき、どのように対処するのが正解なのか悩ましいと感じた出来事でした。自治体の子育てセンターに行く機会があったら相談してみようと思います。イラスト/まげよ著者:鈴木 ゆう監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月28日息子が5歳のころの話です。そのころは、夫の友人の奥さん・Aさんと家族ぐるみで交流がありました。Aさんは都会に住んでいて、流行に敏感なおしゃれレディという印象。お金持ちのようで、普段からわが家とは少し感覚が違うなぁと思っていたのですが……。人との感覚の違いある日、 Aさんがわが家に遊びに来てくれました。手土産も持ってきてくれたのですが、それは流行中の高級菓子で、ブランデー入り。手土産を用意してくれたことにはとても感謝しています。しかしAさんは「これね、今すごく流行ってるから絶対いいと思って。ねぇ、早く食べてみて」と5歳の息子にまですすめるのです……。パッケージがとても華やかで、食いしん坊の息子からしたら物珍しさも手伝って特別おいしそうに見えたのか、食べる気満々でした。 本当に言いづらかったものの、息子には「これね、お酒が入ってるの。息子はお酒を口に入れちゃダメなんだ、ごめんね」と伝えました。 息子は泣きそうな顔。 それを見てAさんは「こんなに食べたがってるのにダメなの? 少しだけならいいんじゃない? 食べてみてよ〜!」とまた息子にすすめます。まさかの発言に私はモヤッ……。そして、悲しい顔をしている息子の目の前で大人だけ食べるわけにもいかず、険悪な空気のままお別れとなりました。 そのあと夫にAさんからメッセージが送られてきたのですが、「すっごい厳しい奥さんなんだね。大変だと思うけど頑張って。つらかったらいつでもうち来てくれていいし、話だけでも聞くよ。うちはいつでも夫婦で大歓迎」という内容に夫婦揃ってびっくり。夫もさすがに返信できず、そのまま疎遠になりました。 感覚が違う人と付き合うのは大変だと実感。しかし、気まずくなったとしても、息子に悪影響がありそうなときははっきりと言うべきだと改めて思いました。今後も息子を守るために、しっかりしようと思った出来事です。 ◇ ◇ ◇ 「お酒入りのお菓子は子どもに食べさせてもいいの?」と疑問に思ったことのある親御さんは、多いのではないでしょうか。 お菓子に含まれているお酒の量や、アルコールが飛んでいるかなどは物によってさまざまですが、基本的には避けたほうがようでしょう。 もしお酒入りだと気づかずに食べさせてしまったという場合は、ひと口程度であれば水分をよく取らせて、様子を見てください。様子がおかしいと感じた場合は、受診しましょう。お菓子をあげる際は、よくパッケージを確認するようにしてくださいね。 作画/さくら著者:近藤 恵美子監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月28日友だちの家に遊びに行った小1の娘を迎えに行った際、驚愕の光景が待っていました。友だちと「美容院ごっこ」をしていた娘。「カットのマネ」という約束のはずが、肩まであった娘の前髪が眉毛の上までカットされていたのです。そしてママ友の言葉に私は唖然としてしまいました……。 肩まであったはずの娘の前髪は…!?小1の娘が、クラスの友だちの家に遊びに行ったときのお話です。お迎えの際、私の目に飛び込んできたのは変わり果てた娘の姿でした。七五三のために肩まで伸ばしていた前髪が、眉毛の上までガタガタにカットされていたのです。 ママ友の説明「七五三で日本髪を結う予定だから髪を伸ばしているんだ」ということは娘の友だちとママ友の間で何度か話題にしていました。子どもたちの話では、娘が「カットするマネならいいよ」と伝えたところ、友だちが「ちょっとだけ」と言いつつ、実際にカットしてしまったのだそうです。娘はうつむいていました。 その話を聞いたとき、娘が前髪を伸ばしていたことを知っていたにもかかわらず、「うちの子が美容師になりきって切っちゃったのよー」と平然と笑って話すママ友に唖然とした私。状況が飲み込めなかったためその場ではあまり話せず、帰宅後に電話して私のやるせない気持ちをママ友に伝えました。しかし、ママ友はあまり意に返さなかった様子だったため、私は憤りを感じました。 後日、旦那さんが…しかし数日後、両親と子どもの3人でわが家に来て改めて謝罪にしてくれたのです。実はあの晩、ママ友はこの事件のことを旦那さん、つまり娘の友だちの父親に話した際、旦那さんから態度を相当たしなめられたと後日談で知りました。旦那さんが娘のことを気遣い、理解してくれたことが救いでした。 ママ友の態度に唖然としたものの、後日謝罪にきてくれたことで和解でき、友だちとの付き合いも以前のように家を行き来する関係を築き直すことができています。娘は数日後、近所の本物の美容師にきれいに整えてもらいうれしそうにしていました。その姿をみてホッと胸を撫で下ろしました。イラスト/きりぷち著者:岩下カナコ
2024年06月28日子どもが3歳だったころの話です。ママ友がわが家へ遊びに来たとき、「なんだかやたらと写真を撮るなぁ……」と思っていたのですが、嫌だと思う気持ちはあったものの、気まずい空気になるのが嫌で「やめて」と言い出せずにいました。意思表示は、はっきりしよう…ママ友を家に招いた数日後、なにげなくママ友のSNSを見ると、『この前ママ友の家に行ってきました〜♪ インテリアが素敵だったので、共有です♡』という文章と共に、わが家のインテリアが写った写真が大量にアップされていたのです……。掲載許可どころか、撮影許可も出していなかったので、ビックリしてしまいました。しかもわが子の後ろ姿までばっちりと写ってしまっている写真もあり、驚愕……。 とても凝った長文と大量の写真からSNSへの熱量を感じましたが、勇気を出して「消してほしい」と言うことに。しかし、無断撮影や無断掲載のことを謝ってくれることはなく、「え〜、せっかく投稿したのに〜」とすごく嫌な顔をされてしまい……。価値観が合わないと感じ、今後のお付き合いは控えようと決めました。 ママ友はおしゃれなインテリアが好きで、自分の部屋の写真をたくさんブログにアップしているので、SNSに家の中の写真を掲載することに抵抗がないのかもしれません。しかし、「撮らないで」と言えなかった私も悪かったかもしれませんが、せめて「撮ってもいい?」「載せてもいい?」など、家主である私に確認してほしかったのが本音です。 この一件で、してほしくないことははっきり伝えないと後悔するのだと実感。今後はトラブルにならないような伝え方で意思表示をしようと思った出来事です。 作画/さくら著者:本田 まき
2024年06月28日同じマンションに、よく声を掛けてくる小学2年生の女の子がいます。4歳の娘が幼稚園から帰宅すると、「今日遊べるでしょ?」といつも強引に娘と遊ぼうとしてきて……? 初対面でまさかの要求夕方に私と4歳の娘が幼稚園から帰宅する姿を見つけると、女の子は「今日遊べる?」といつも声を掛けてきます。ある日、いつもの調子で女の子に誘われたので、マンションの庭で一緒に遊ぶことに。私はそばで見守っていましたが、夕ごはんの支度を始める17時になったので、「そろそろお家に帰ろうか」と言いました。すると、いつもは遊びをやめて家に帰る女の子が「嫌! まだ帰らないで!」と駄々をこね始めます。「また今度遊ぼうね」と言っても女の子は納得しない様子。「行っちゃ嫌!」と娘の腕にしがみつくので、娘も困っているようです。そこに偶然、「娘ちゃん、何してるの?」と、仕事から帰宅した女の子の母親が話しかけてきました。私はホッとして、初めて会う女の子の母親に事情を説明します。しかし、母親は女の子に家へ帰るよう促すこともせず、なんと「娘ちゃんはお友だちとまだ遊びたいの? だったらお家にお邪魔したら?」と提案してきました。慌てて「すみません、夕ごはんの用意がありますし、今日は無理です」と断りましたが、「夕ごはんの用意をしている間、家で子どもたちを遊ばせたらいいじゃない? ね? 私も助かるわ!」と、こちらの事情などお構いなしに笑顔でグイグイ迫ってきます。「このままでは、なし崩しに家に上がられてしまう……!」と焦った私は負けじと笑顔で「こちらの都合もありますから」と、話を打ち切るようにし娘を連れて帰宅しました。初対面にもかかわらず強引に子どもを預けようとする母親に、私は困惑。その後、母親に何か言われたのか、エントランスで会っても女の子が遊びに誘ってくることはなくなりました。 相手の都合を考え、マナーを守ることの大切さを考えさせられるきっかけとなった出来事です。 作画/Pappayappa著者:生田さなえ
2024年06月28日長女を妊娠中、性別が女の子とわかった段階で私の中で決めていた名前がありました。それを夫に伝えたところ、“まさか”のことを言い出して……。 どうしても付けたかった名前が…私のなかで、名前の由来や雰囲気、呼んだときの響きがいいなと思った名前があり、考えれば考えるほどこの名前しかない!と思うように。この名前にしたいという気持ちが強く、その思いを夫に伝えたところ……。 なんと、まさかの、その名前は夫の学生時代に付き合っていた彼女の名前と同じでした。この名前は付けられないんだと思うとショックが大きく……と同時に、夫に対して少しイラっとしてしまいました。 今では、私も夫も笑い話になりました。その名前にしてなくてよかったね〜、付けてたら呼ぶたびに当時の彼女を思い出すかもしれないもんね〜と。この体験で、お互い過去に深く関わった人の名前を子どもに付けるのはやめようと話し合いました。 ◇ ◇ ◇ 名づけで重視する点はさまざまですが、夫婦間でルールを決めておくのもいいですよね。2人の間で意見のすれ違いを減らし、納得した上で名前を決めたいですね。 イラスト/シュー子著者:奈津子
2024年06月28日当時4歳娘の入園をきっかけに知り合った、ママ友のEさん。娘同士が仲が良くなったこともあり、連絡先を交換しました。しかし、このEさんは頻繁に連絡を取り続けたい人で、一方の私はメッセージのやりとりが苦手。ある日、幼稚園でEさんに会うと、私がやりとりを切り上げたことについてお怒りの様子。とっさに私は……。ずっとつながっていたいママ友Eさん娘同士の仲が良かったことをきっかけに、連絡先を交換したEさん。最初のやりとりは「よろしくお願いします」、「こちらこそ」とたわいもない会話で終わりました。私としては「また何か必要なときに連絡することもあるかな」くらいに思っていたのですが……。 すぐにEさんから「娘ちゃんて何か習い事してる?」と連絡がありました。「何か習う予定でもあるのかな?」と思いつつ「何もしてないよ~」と返すと、今度は「うちはピアノと水泳やってるの!」と返事がきました。 正直なところ、私はこまめな連絡が苦手です。ただこのときは「仲良くなりたいのかな?」と思い、頻繁な連絡に付き合っていました。 限界になり連絡を止めると、お怒り!頻繁な連絡に付き合っているうちに、「今日雨降りそうだね」、「昨日食べ過ぎて1kg増えちゃったー」などの連絡がどんどん続いてくるようになりました。 何度も「これで返信しなくても不自然じゃないし、返信せずこれで終わりにしよう」という場面があったのですが、そのたびに新しい話題を振ってくるEさん。「じゃあ、続きはまた幼稚園でね」と終わりにしてみても、翌日には「ところでさ」とまた別の話題を振ってくるのです。 もともと、連絡をとるならメッセージよりも電話してしまう私。メッセージを送り続けることが嫌になり、最終的には「ごめん、ちょっと今家でバタバタしてて」と切り上げてから、新しいメッセージに返信するのをやめました。 すると数日後、幼稚園で会ったEさんはお怒りの表情。会うなり「なんで返事くれないの?」と詰め寄ってきました……。 最初にしておくべきだった断りEさんに聞かれ、とっさに「ごめん! 最初に言っておくべきだったって反省してるんだけれど、私メッセージのやりとりがすごい苦手なの!」と謝りました。Eさんは「え……、そうなの?」と勢いを落としました。「本当にごめんね。普段は全然スマホも見ないし、だからEさんが嫌いだとかそういうことではなくて……」と説明しました。 するとEさんは「それうちの親と一緒じゃん! もー、ごめんね! 同い年だからと思ってガンガンメッセージしちゃったよ!」と笑ってくれ、大きなトラブルに発展することは避けられました。 これ以降、私はママ友と連絡先を交換するときには必ず、「私メッセージのやりとりが苦手なんだけどいい?」と断りを入れるようになりました。最初に断っておくことで相手も「そうなんだな」と認識してくれ、私も無理に「すぐに返さなくちゃ!」とストレスに感じることがなくなり、ずいぶん気がラクになりました。著者:山口花2017年生まれの女の子と、2021年生まれの男の子のママ。夫の地元で個性的な人たちに囲まれながら育児しつつ、教育系ライターとして活動中。
2024年06月28日なんでも興味をもってやってみたい! と挑戦する4歳の息子を頼もしく思っている私。やりたいことは何でも経験させてあげたいと思っていました。ある日、乗り物が大好きな息子にたくさん乗せてやりたいと、家族で遊園地に行ったわが家。しかし、私は自分の軽率な行動を後悔することになったのです……。好奇心旺盛な息子の成長のため4歳の息子は体を動かすことや乗り物が大好き。公園で年齢の大きな子の遊び方を見て「やってみたい」と新しい遊具に挑戦する息子を頼もしく思っています。また、動画サイトで観たダンスを踊ってみたり、おもちゃのレビュー動画を観て持っているおもちゃの遊び方を変えてみたりする姿を見て、「子どもの好奇心とやりたいと思う気持ちは大きな原動力だな」と感じていました。 ある日息子は、子どもが遊園地で遊ぶ様子を撮影した動画を観て、「僕もやってみたい!」と言うように。子どもの成長のチャンスを感じ、さっそく次の休みの日に家族で遊園地に行きました。 失敗! 子どもの好奇心を削いでしまい……私は絶叫系や動きの激しい乗り物がとても苦手。それでも遊園地の雰囲気を久しぶりに味わった私は、独特のワクワク感に気持ちが高揚したことと、次々と乗り物を楽しむパパと息子の姿を見て、苦手だけれど一緒に楽しみたいと思ってしまったのです。 そして息子と2人でコーヒーカップに乗ってみることに。座って動き出すアナウンスが入り、急に恐怖と緊張が私を襲いました。動き出し、回転ハンドルを握る息子に「ギャー! 回さないでー!」と本気で注意! 初めての体験にワクワクしている息子の表情がみるみる曇ってしまいました。 反省と私なりの改善策息子は楽しそうな表情から一変、不安そうに。怖がって叫ぶ私の反応を見ていたら無理もありません。しかし私は恐怖のほうが勝ってしまい、息子を気遣って平気なフリをすることはできませんでした。 コーヒーカップから降りた私は、夫から「そんなに怖がったら息子まで怖くなっちゃうじゃん」と指摘されて猛反省。初めての体験のときは、子どもが安心して取り組めるように見守るだけのほうがいいと思いました。 子どもの成長につながるはじめの第一歩は、好奇心から。初めてみる遊具に興味を持っていた子どもの前で「怖いー!」と叫んでしまい、子どもに過剰な不安を植えつけてしまった私。自分の感情のみで、子どものことを考えていなかった行動をとってしまったと後悔しています。今後は、子どものやる気を削がないように気をつけたいです。著者:三宅ちよこフリーランスとして働きながら1男1女を子育て中の母。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、株や不動産投資を副業としている。ライターとして主婦のためのお得な情報や子育てに関する体験談を執筆している。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月28日保育士の中田馨さんが、パパ育児の「実はNGな行動」について教えてくれました。パパが育児に積極的なのはママにとってもとても助かりますよね。夏は外で遊ぶことも多くなる時季。パパも一緒に遊ぶ機会も増えるので、どのような点に注意して子どもと遊ぶと良いのかを改めて確認しておきましょう!こんにちは! 保育士の中田馨です。今回はパパの育児について。ここ数年で、パパが積極的に育児に参加することが多くなったなと私自身も実感しています。これまで保育園の送り迎え、行事ごとは「ママだけ」が多かったのですが、「ママもパパも」が増えてきました。 実際、私の保育所の保育参観では、数年前まで「ママだけ」だったのが、最近では5家庭中4家庭が「ママもパパも出席」でした。このように、パパも育児に積極的になった昨今だからこそ、これからやってくる夏という季節特有の子育ての中で特に「外遊び」に特化して気をつけたいことをお話しします。 時間帯を考えて外出を!「普段からパパが子どもと一緒にたくさん遊んでくれるので、とっても助かるのですが、子どもが「外で遊びたい!!」と言ったから、カンカン照りの日中に出かけてしまって……。倒れていないかしら? と心配だった。」という話をママから聞いたことがあります。 いくら子どもが「外で遊びたい」と言ったとしても、夏の外遊びを楽しむためには、遊ぶ時間帯も考えて外出したいものです。特に8月は気温が高くなる日が多くなるので、1日の中でも気温が低めの朝早めの時間帯か、夕方は外遊びがしやすいでしょう。 とはいえ、朝早め、夕方と言えども夏はやっぱり暑いので、「1時間だけ遊ぶ」など遊ぶ時間をあらかじめ決めておくとよいでしょう。 服装を考えて外出する! 外では汗を拭く&着替えはこまめに!以前、「週末、パパと2人で山にお出かけしたんですが、虫よけをまったくしてくれなくて……」と手足に虫刺されをたくさん作ってきたお子さんがいました。 夏の外遊びのときは、服装も考えて外出したいですね。例えば、近所の公園に行くときには、半袖半ズボンでよいかもしれません。しかし、山など自然がたくさんあるところに遊びに行くときはどうでしょう? 半袖半ズボンでは、このご家庭のように虫に刺されることもあるかもしれません。夏のお出かけはそういった配慮も必要になります。 私の保育所は山間にあるわけではありませんが、蚊が出てくる時期から、外遊びの際は「薄手の長袖と長ズボンを持ってきてほしいです」とお願いしています。虫よけになるだけでなく、日焼け対策にもなります。 また、汗をかいたらこまめに拭く、着替える、帰宅したらシャワーをすることで、肌を清潔に保ってくれます。こちらも「パパに週末見ていてもらったら、あせもがたくさんできちゃって……」などと聞くこともあります。子どもは大人以上に肌を清潔にしてあげなければいけないということも知っておきましょう。 平日は、お子さんのことを見ているのはママで、パパは週末だけ、というご家庭もあるかと思いますが、普段ママが何に気をつけながら子育てしているのか? をパパに説明しないと伝わりません。「私の姿を見ていればわかるでしょ?」、「いつも私がしているじゃない!」と思いたくなってしまうところですが、ぜひパパにも教えてあげてくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。
2024年06月28日離乳食をまったく食べようとしない娘に悪戦苦闘する私を見た義母は、私のやり方を否定するばかり。そこで義母が作った離乳食を与えることにしましたが……。 私が作った離乳食を、義母が…生後6カ月ごろから離乳食を始めた娘ですが、生後10カ月になってもまったく離乳食を口にしようとしません。それでもなんとか食べることの楽しさを知ってほしいと離乳食を続けていました。 ある日、娘に離乳食をあげるタイミングで義母が遊びに来ます。「今来なくても……」と思いましたが、せっかく準備をしていたので、義母の見ている前で離乳食を与えることに。娘はいつも通り口を閉じ、まったく食べようとしてくれません。すると、そんな様子を見た義母がやれやれと言った様子で「あなたが作った離乳食はおいしくなさそう。それに食べさせ方もよくない。娘ちゃんがかわいそうだわ!」と指摘してきました。その言葉にイラッとしましたが、顔には出さず「私、昔から不器用で……。料理が得意なお義母さんが作ったものなら食べてくれるかもしれないので、ぜひ作ってみてもらえませんか?」と提案してみることに。義母は「最初から、素直にそういえばいいのよ」と得意げです。 後日近所の義実家で、義母が作った離乳食をあげてみることに。当日、義母は時間をかけて離乳食を作り、自信満々な様子で私たちを迎えてくれました。しかし、いざ義母が離乳食を与えようとすると、娘はギャン泣きで義母が作った離乳食をひっくり返します。腕によりをかけて作った離乳食が散乱する様子に、義母はあ然。そして義母は私に「離乳食を食べてもらうことがこんなに大変だなんて思っていなかったわ……。この前はひどいことを言ってごめんなさい……」と言ってくれたのです! 私も「いえ、せっかく作ってくれたのにひっくり返しちゃってすみません」と伝えました。それ以降は離乳食の進捗に口を出さなくなるどころか、「ごはんおいしいから食べてみて~」と娘に声かけをするなど、協力までしてくれるように。 1歳になった娘は、食べる量は少ないもののだんだんと口に入れてくれるようにもなっています。自分と同じ立場を経験してもらうことは、理解を得る近道なのかもしれないと実感。今後も何か問題に直面したときには、相手に実際に経験してもらうことも選択肢の一つにしようと思った出来事です。 作画/Pappayappa著者:伊藤まりな
2024年06月27日娘が1歳のときの話です。もともと胃腸の弱い私。その日も昼過ぎから胃腸のあたりに気持ち悪さを感じていました。どんどん悪くなる体調。水分も取れないほどの強い吐き気に加え、熱も上がってきてしまいました。そこで夫に夜ご飯の準備をお願いしたのですが……? 夫が作ってくれたものはまさかの…吐き気と戦いつつ、娘の様子を見ながら夫の夜ごはんができるのを待っていた私。私のためにおかゆを作ってくれているのだろうと思っていました。しかし、1時間経ってもまだ完成しないのです。この間、吐き気と格闘しながら娘をみるのはなかなかつらいものがあり、夫に早くしてと思ってしまいました。 料理開始から1時間半ほど経ち、ようやく夜ごはんができたと夫が呼びに来てくれました。テーブルについた私と娘の前に置かれたのは……。 香草の効いたビシソワーズでした。 吐き気でしんどい私。そのにおいすらも受け付けず、「ごめんね……食べられそうにない」と謝りました。すると、夫は「せっかく手間暇かけて作ったのに!」と怒ってしまったのです。本当はおかゆが食べたかったとは言えませんでした。それから数カ月後――。 今度は夫が体調を崩しました。寝込んでいる夫に、「何なら食べられそう?」と聞いたところ、不機嫌そうな声で「おかゆ」と言われました。「この状況で香草が効いたビシソワーズが食べられますか?」と質問したい気持ちをおさえておかゆを作りました。 おかゆを作ってくれていると思い込んでいた私も悪いのですが、体調の悪いときは、「何が食べたい?」「何が食べられそう?」と聞いてもらえるとうれしかったなと思いました。手の込んだ料理を作ってくれたことにも感謝していますが、とても驚いた出来事でした。夫が体調を崩したときに「おかゆ」が食べたいと言ったので、次はきっとおかゆが作ってくれると思います。 イラスト/まげよ著者:ぽて子
2024年06月27日外出帰りに眠くなってしまった息子。帰宅後、グズる息子を寝かしつけようとしていたら、同居の義母がありえないことを怒鳴りつけてきたのです。グズる息子を寝かしつけようとしていたら、義母がまさかの…息子が1才6カ月くらいの頃のことです。そのころ、わが家は義母と同居していました。 その日は、夫と私、そして息子で外出していたのですが、帰宅する車の中で寝てしまった息子。家に到着してもまだ寝ていて、眠りが中途半端な状態でチャイルドシートから息子を下ろそうとしたためか、泣き始めてしまいました。 私はこのまま家で寝かせてあげようと思い、急いでいると、家にいた義母に話しかけられたのです。 どうやら、その日義母は隣人とトラブルがあったらしく、それ私に話したくて仕方がなかった様子。でも、私は泣いている息子をもう一度寝かせようと必死だったため、話を聞いている暇はありません。すると義母は 「姑の話を聞く気がない嫁がどこにいる!」と怒鳴ったのです。グズって大泣きしている息子が目の前にいるのに、そんなことお構い無しに自分の話を先に聞け!と怒鳴ってくる義母……。息子が幼かろうが、義母はいつも孫より自分が優先だろ!という方だったので、いつも対応に困りました。本当に気が休まらない同居生活でした。 作画/加藤みちか著者:松尾なつこ
2024年06月27日「こどもまんなか社会」を作ろうと言われている昨今、思わず二度見する写真がXに投稿されていました。写真を見ると、オフィスの真ん中でスヤスヤと眠る赤ちゃんの姿……。一体どのような状況なのでしょう。赤ちゃんがスヤスヤ眠るオフィスは、おもちゃメーカー・ピープル株式会社。赤ちゃんが夢中で遊ぶおもちゃ「やりたい放題」を生み出した会社といえば、ピンと来るのではないでしょうか。 ピープル株式会社では、子どもがいるオフィスが日常なのだそう。泣いても大きな声を出しても誰も嫌がらないという、信じがたいその環境について、ピープル株式会社のママ社員さんに話をお聞きしました。かわいがるのも仕事のうち!? この写真は、オフィスに来ていた赤ちゃんが寝てしまった際の1シーンだそう。コメント欄には「癒される」「素敵な取り組み」という声がたくさん寄せらせていました。 「オフィスに子どもがいる」という環境は、思い起こすこと16年前にはすでにあったと言います。だからといって「子連れ出社制度」などという明確なルールはなく、子どもがいる社員が子連れで出社したいと思ったときに出社する、ただそれだけなのだそう。 コロナ禍以降リモートワークが主流となり、働き方が自由化されたこともあってか、時代に逆行し“ピープル内出生率”は大きくアップしているとのこと。子育て中の社員が増えるにつれ、子連れ出社の頻度は増していると言います。 子連れ出社、邪魔にならないの?しかし気になるのは、子どもが仕事の邪魔をしないのか? 危険はないのか? と言う点。 同社のママ社員に話を聞くと、社内で子どもの存在が仕事を妨げることはないとのこと。そもそも、子どもの興味関心に注目し、好奇心を育てるためのおもちゃを開発する同社にとって、子どもはアイデアの源。子どものすることすべてが興味の対象になっているそうです。 また、幸いこれまで大きなケガや事故は起きていないのだそう。これは、オフィスだからと言って子どものお世話が蔑ろになることはなく、あくまで在宅で仕事をするときと同じ心持ちだからと言います。オフィスでも自宅でも同じ目線で子どもを見守るため、オフィスだから危険、ということはないのです。 しかし、子どもと一緒に出勤する社員が増えている今、より子連れ出社しやすい環境を目指し、見直しをする必要性は感じているとのことでした。子連れ出社の環境は?ママと一緒に出勤した子どもは、思い思いに過ごします。ママの判断で、Xの写真のように一時的にフロアで寝かされる瞬間もあれば、お膝に抱っこされていることもあるのだそう。 厚手のマットにおもちゃを広げ、子どもと一緒に座ってパソコンを操作したり、デスクの横にベビーカーを置いたりと、子連れ出社をした社員は子どもと自身が過ごしやすい環境を作っているのです。 また、他の社員が子どもの相手をしてくれるシーンは、同社では珍しいことではないようです。さらには、子どもが泣きやまないなど、打ち合わせから抜けざるを得ない場合も、快くそれを受け入れてくれる環境だと話していました。 それでも子どもが飽きてしまったり、泣きやなまかったりするときには、早めの退社も可能です。子連れ出社に「子どもを無理やり仕事につき合わせている」という感覚はないと言います。 何より、一緒に出勤する子どもはオフィスが大好き! 見慣れないおもちゃがあることはもちろん、自分のことをかわいがってくれる社員さんがいるオフィスは、夢の国なのだそうです。会社に与えた良い影響実際に子連れ出社をするママ曰く、社内には「子連れで来ちゃってごめんなさい」という雰囲気はないとのこと。それでもママになってすぐは「本当は邪魔かな……」と思ったこともあると話します。 しかし、「子どもを面白がる」という気持ちが、子連れ出社に負い目を感じさせない空気を作っているのだそうで、すぐにそんな気持ちはなくなったと言います。 同社にとって子どもを観察できる環境にはメリットがあり、おもちゃのモニターやアイデアの創出に、子連れ出社をリクエストされることもあるのだとか。 また、子どもがいると社内がやさしい雰囲気になるということも、身をもって感じているそう。ミスをして注意されても子どもが笑う声を聞くと元気になり、自然とキツい言葉も避けるようになります。 子どもがコミュニケーションの潤滑油となり、社員間の関わりも濃くなると話していました。身をもって感じた子連れ出社のメリットさらに、ママとしても子連れ出社には大きなメリットがあるのだそう。 まず、多くの人がそれぞれの目線で子どもの成長を見守ってくれることで、自分では気づけなかった子どもの成長に気づくことができると話します。 また、社内のママ同士、子どもの含めた付き合いができるのもメリットと言えます。同じ年齢の子どもを持つ社員とは、仕事の他に子育てのことを相談できる仲になり、子育ての先輩社員からはアドバイスをもらい、自分だけで子育てをしているという孤独感が薄れるのだとか。 決して至れり尽くせりではないけれど、子どもと一緒に出社することは同社にとっては自然なこと。今ある環境を工夫すれば、不便も迷惑も、危険もないと言います。そして、同社に限らず、それぞれの会社にあった子連れ出社ができる環境が作れるのではと話していました。 ◇ ◇ ◇ 思い返せば、昔は放課後になると親の職場に行って応接室で待つ子どもがいたり、子どもをおんぶして仕事をしているママがいたりしたように思います。今でこそ、職場に子どもがいるという光景は珍しいものですが、話を聞いていると「社会で子どもを育てる」という古き良き原点に戻っているように感じました。 少子化に歯止めがきかない昨今、子どもを生もうと思わない理由を尋ねると「子育てと両立できる仕事が少ない」というひとつの要因が挙げられます。保育園を増やす・子育てにかかるお金を助成するなど、さまざまな政策がありますが、子どもがいても働きやすい職場づくりも、大切な要素だと感じずにいられません。 「こどもまんなか社会」を作るのは国のみにあらず。家庭や会社も同じです。子育てと仕事が両立しやすい社会が広がることを願います。
2024年06月27日息子が1歳半のときの話です。その当時、保育園でアデノウイルスが流行っていました。息子も発熱してしまったので、病院で検査を受けたところ結果は陰性。けれどもその後、驚きの事態に発展したのです―。 後悔の嵐…息子がアデノウイルス感染じゃなかったことにほっとした私。しかし、その後しばらく息子は40度の熱が続き、しんどそうでした。 このときにしっかり対策をしていれば、あんなことにはならなかったのに……。 それから1週間、ようやく息子は快復。しかし、私の目にかゆみが生じたのです。真っ赤に充血した目でかかりつけの眼科に行くと、他の患者さんと隔離されての診察になりました。 そこで告げられたのは、「アデノウイルス陽性」でした。 慌てた私は眼科の先生に息子のことを話しました。すると、「かかったばかりなどはウイルスの量が少なくて、検査で陰性と出てしまうことがあるんです」「息子さんもアデノに感染していたのかもしれませんね」とのこと。そういえば、息子を診てくれた医師も同じことを言っていたのを思い出しました……。 それから1週間、今度は私が40度の熱で寝込むことになってしまいました。 息子が熱を出したあとなどの数日後にもう一度検査してもらっていれば……、ちゃんと家庭内で感染対策していれば……と後悔の念ばかり。 親としてもっとできることがあったと、とても反省しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/まげよ著者:鈴木 茜
2024年06月27日妊娠初期から毎回妊婦健診では「順調ですね」と言われており、持病もなく、近所の産婦人科に通っていました。毎回順調だったため自分も夫も何も心配していませんでしたが、妊娠35週になりいつも通り妊婦健診にいったところ、「血圧が高いので大学病院に行ってください、今日から入院になるかもしれません」と言われました。 本当に…?徒歩10分以内の産婦人科だったので、その日は朝ごはんも食べずにマキシワンピにクロックスというラフな格好で来ていました。なので「一度家に帰って準備したほうがいいか」と聞いたところ、「家に帰らず今すぐに大学病院に向かってください」と言われました。 その当時は体調も悪くなく元気だったため、大げさに言ってるだけで入院にはならないだろうと考えていましたが、大学病院に着くとすぐに入院になりました。朝から何も食べていなくておなかもすいた状態で次から次へといろいろな検査を受け、ストレスを感じたのか私の血圧はどんどん上がってしまい、「これ以上血圧が高くなったら帝王切開します」と言われ、私も夫もそんなにやばい状態なのかとようやく理解しました。 なんとか気持ちを落ち着け、その日は血圧も収まり翌日に陣痛誘発剤を使って自然分娩で出産しました。妊娠36週0日で予定よりも1カ月早い出産となり、生まれた子どもも小さめですぐにNICUに入院になりました。 あんなにずっと順調だったのに最後の最後で大学病院に転院し、急に出産になり、出産は最後まで何があるかわからないというのは本当なんだなと思いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画/市田スナオ著者:相沢 ねこ夫とねこ2匹と暮らす会社員。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月27日当時5歳の息子と3歳の娘を連れ、図書館で本を借りようとしたときのエピソードです。モヤモヤが止まらない!子どもたちが些細なことからケンカをはじめ、娘が館内で大泣きしてしまいました。 いくらなぐさめても泣き止まず、急いで貸し出し手続きをしていたところ、見知らぬ高齢男性が近づいてきて「早く出ていけ」と罵声を浴びせられました。息子は状況がわからずポカン。娘は泣き続け、私はすごく傷つき、そそくさと退出せざるを得ませんでした。ものすごくモヤモヤしたまま図書館をあとにしました。 ◇◇◇ 図書館みたいなみんなが使うところで喧嘩をしたり、大きな声を出したら困る人がいることを教え静かにするよう今でも伝えています。私は同じ状況に出会っても、怒鳴ることはせず子どもにも伝わるような注意の仕方をしようと思いました。 作画/てる子著者:はるのさくら30代、7歳5歳0歳の母。普段はフルタイム。今は育休中
2024年06月27日子ども園の友だちと大きな公園に行ったときのことです。SNS好きのママが投稿した内容に私は驚愕してしまいました……。 バルーンアートの記念写真ある日、公園へ行くと、バルーンアートパフォーマンスがおこなわれていたので子どもたちは1列目の特等席に座って見ることに。バルーンアートパフォーマーがチューリップや犬を作り、次々と子どもたちにプレゼント!後半になってもなかなかもらえなかった娘。しかし、パフォーマンスの最後になったとき、突然パフォーマーに「こっちへ来てもらえますか」と娘が誘導されました。 音楽とともにフィナーレにふさわしい大きいハートの中にかわいい世界中が知っているキャラクターを作ってもらいプレゼントされました。犬のバルーンをもらった娘の友だちが娘に「今だけハートの貸して」と言ったので交換して記念撮影。 ママ友の投稿した内容は…するとその子のママがSNSにその場で写真を投稿!それは良いのですが、私はストーリーズを見て呆れてしまいました。 そこには「最後にハートのバルーンをもらえました!一緒に遊んだ子どもたちの中で最後に選ばれました!」と、事実と異なることが書いてあったのです。投稿後、24時間でストーリーズは消えるので、親の心理として少しでもわが子の自慢をしたかったのでしょうか。 一緒に過ごした立場としては、事実と違う内容の投稿を見るのは、なんだか気分が良いものではありませんでした。私はSNSで娘の写真やエピソードを投稿したことはないのですが、SNSとは程よい距離感で付き合っていきたいなと反面教師にした出来事でした。イラスト/きりぷち著者:伊東理恵子
2024年06月27日私は第1子を里帰り出産することにしました。初めての出産で不安なことと、母の希望もあって決めた里帰り出産。出産予定日の前後3カ月間を実家で過ごしたのですが、快適である反面ストレスが溜まることもあり……。久しぶりの実家での生活産院を転院する関係で、私は出産予定日の2カ月前から実家へ帰ることにしました。実家で長く生活するのは、高校を卒業して以来約10年ぶりのこと。夫を家にひとり残すのはちょっぴり心配でしたが、久しぶりの実家生活をとても楽しみにしていました。 産院は実家から近く、何かあったらすぐに駆けつけてくれる親戚も近くにいました。また、何よりもごはんを作らなくていい実家生活は、妊娠後期で体が重かった私にとって快適なものでした。 「水道光熱費が増えた」と小言が…無事に長男を出産した私は、退院して実家へと戻りました。慣れない育児、眠気と闘いながらボサボサ頭のまま長男のお世話をしていた私。ごはんを作ってくれる母、少しの間でも長男の面倒を見てくれる父の存在は、ありがたいものでした。しかしあるとき、母に「水道代が高い! 先月からすごく増えた!」と言われたのです。 確かに、里帰り中は家にいることが多く……。父と母の2人のときよりも、水道の使用量は増えると思います。トイレも膀胱が圧迫されるせいか1日10回は行っていました。増えた理由を話しても母は納得がいかないようで、「節約するように」と念を押されてしまいました。 電話しただけで大激怒に発展私が里帰りをしてからの水道光熱費が跳ね上がっていることを知った母は、いろいろなことに対して過敏に反応するようになりました。私のスマホが不調だったので実家の電話を使っていたら、「いつまで電話してるの! お金がかかる!」とものすごい剣幕で激怒されたこともあります。 産後1カ月は湯船につかれないため、毎日シャワーを15分程度使っていたら「シャワー使い過ぎじゃない?」と言われたこともあります。私はそんな母の小言に産後の疲れも加わり、とてもストレスを感じるようになってしまいました。おそらく母も同じようにストレスを感じていたと思います。 自宅へ帰る日に“あること”を実行そして長男の生後1カ健診が終わった日、自宅に帰ることになりました。その日に私が里帰りしたことで増えてしまった水道光熱費と食費として、10万円を母に渡しました。この10万は最初から渡そうと思っていたお金でしたが、里帰り中の母の小言を聞いて「絶対渡さなきゃ!」と思った10万でもあります。 お金をもらえると思っていなかった母は、これまでの自分の言動を申し訳なく思ったのか「ごめんね」と一言。そしてどこか納得したような表情を浮かべていました。 今回の里帰り出産で、親子間であってもお金の取り決めが必要だということ、お金を渡す旨も伝えておいたほうがいいということを学びました。そうすることで、私だけでなく、母のストレスも減らすことができたのではないかと感じています。 イラスト/森田家著者:小山田ちよえ2男1女の母、アラフォー主婦。夫の仕事が忙しく平日はワンオペ育児に奮闘中。復職に向けて資格取得を目指している。
2024年06月27日一番上の子が産まれたばかりのころのことです。母乳のみで育てていたため、夜中に何度も起きて母乳を与えていた私。息子が泣いてもまったく気づかない夫にイライラは募るばかりだったのですが……? 夫の衝撃発言その日の晩も、夫はぐっすり眠っていました。それを横目に、3回ほど起こされた私。眠い目をこすりながら、泣いているのに気が付かずに寝ている夫にイライラしつつ、私はおむつを替えたり授乳したりしていました。 そして、次の日の朝――。 「おはよう」と起きてきた夫がかけてきた次の言葉に私は耳を疑いました。 夫は「昨日は3回起きてたね。おとといは2回だったよね。」と言ってきたのです。 寝ていると思っていた夫は、実は泣き声に気付いて起きていたのです。起きていたなら、あやしたりしてくれてもいいのに……「起きてましたアピール」はしなくてもいいのに……今さら何言ってるの!?と怒りが込み上げてきました。 思わず強い口調で「起きたなら手伝ってくれてもいいじゃん!」と言うと、まさか私が怒るとは思わなかったのか、夫は面食らっていたようでした。 その後、夫が夜中に起きて手伝ってくれることは残念ながらほぼなかったものの、「起きてましたアピール」もなくなりました。夫とは、ぶつかる前に小さなことから話し合いをしていかないといけないと痛感した私。第二子、第三子が生まれて子どもが増えた今、話し合いを重ねたからか、夫は少しずつ育児に協力的になっています。 イラスト/海乃けだま著者:青井地球
2024年06月27日妊娠36週目の初日、いつも通り5歳の長女を保育園に送って行きました。そのころは出産間近だったのでおなかも大きく、むくみや腰痛などもあったのですが、その日は何かが違うような気がしました。大量出血の原因は…ひとまず家に帰ってすぐに、布団を敷いて横になった私。するとしばらくして、生理中に大量に出たときのような感覚が……。起き上がって見てみると、布団は血の海でした。1回分のおしっこくらいは出血があったと思います。すぐに産院に電話して、陣痛タクシーを呼びました。産院からは落ち着いてゆっくりいらっしゃいとのことだったので、ひとりで慌てず向かいます。しかし「常位胎盤早期剥離」になりかけているかもしれないとのことで、緊急帝王切開で出産することになりました。あんなに大量の出血を見たのは人生で初めてで、とても驚いたのを今でも覚えています。 入院の準備が何もできていない中の出産だったので、とても大変でした。特に夫が必要な物について何もわかっていなくて、入院準備を代わりにしてもらうためにすべて細かく指示しなければいけなかったのが本当に大変で……。妊娠後期になったら、たとえ出産予定日がまだでも、早めにいろいろと準備をしておくべきだったなと反省。急に入院することになったら自分ひとりで準備はできないので、夫にもあらかじめ詳しく伝えておく必要もありました。備えあれば憂いなし。妊娠時に限らず、普段の生活でも早めの準備を心がけていこうと思った出来事です。 ◇ ◇ ◇ 常位胎盤早期剥離とは、妊娠中に何らかの理由で胎盤がはがれてしまう現象です。胎盤は赤ちゃんに栄養や酸素を届ける役割があるため、はがれてしまうと赤ちゃんの命に関わります。また、はがれる際に大量の出血があることも多く、妊婦さんが亡くなってしまう主な原因の1つでもあるのです。 主な症状としては、出血と下腹部の痛みやおなかの張り、板状硬という腹筋の緊張などがあります。特に、妊娠中に出血があった場合は、たとえ少量だったとしても常位胎盤早期剥離の疑いがないか確認が必要です。 常位胎盤早期剥離は、妊娠32週ごろから急に増え始め、妊娠36週が発症のピークとされています。しかし、それまで順調だったという人も、妊娠30週を過ぎたあたりからは、常位胎盤早期剥離という病気があることや、どんな症状があるのかなどを知って、体調の変化に注意して過ごしてくださいね。 常位胎盤早期剥離は赤ちゃんと妊婦さん本人、両方の命に関わります。一刻を争うため、何かおかしいなと感じたらすぐにかかりつけ医に相談し、指示を仰いでください。 作画/さくら著者:月野 ぷんこ監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月27日当時生後7カ月だった娘を連れ、夫と義実家へ帰省。帰省中に娘を連れて、親戚と一緒に焼肉店へ行きました。そこで、大人が食事する様子を見る娘に向かって、義叔父が驚きの行動をとったのです……。 義叔父が0歳の娘に…夫の実家に帰省中のある日、私たち夫婦は娘を連れて義叔父、義叔母、義理の従兄弟と一緒に焼肉店へ行きました。義父母は予定があり不在でしたが、夫は久しぶりに会う義叔父たちと話をして楽しそう。娘もご機嫌で、大人が食事する様子をじーっと眺めています。娘がぐずらないか心配だった私は、この様子にひとまず安心。 食事も終わりごろ、デザートのアイスが運ばれてきました。義叔父の膝の上に座っていた娘は、義叔父が食べるアイスを興味深そうに見ています。すると、酔っ払った義伯父が「あ〜ん」と、娘にアイスを一口食べさせたのです! 内心かなり動揺しましたが、場の空気を悪くしないよう私は「すみません、娘はまだ離乳食を始めたばかりなので、アイスはやめていただけますか?」と笑顔でやんわり注意。 義叔父は陽気に「そうかそうか!」とこたえてくれましたが、「アイスがダメなら、飲みものはどうかな〜?」と今度はアルコールが入ったグラスを娘の口につけようとしたのです。夫や義叔母たちは会話で盛り上がっていて、義叔父の行動に気がついていない様子……。私が少し語気を強めて「やめてもらえますか?」と念を押すと、義叔父は急に瞳を潤ませて義叔母たちへ「こわいな〜〇〇ちゃん(私)に怒られちゃった」と訴え出します。悪者扱いされて気分が悪かった私が思わず言い返そうとすると、義叔母が気づいたようで「やだ、ごめんなさい。この人、酒癖が悪くってね……」とバツの悪そうな顔で謝ってくれました。どうやら義叔父はこれまでもお酒の席で失敗をしてきており、義叔母はそのたびに迷惑をかけた人に謝ってきたそう。義叔母の一声でその場は解散。酔っ払って歩けない義叔父は、夫と義理の従兄弟がタクシーに乗せました。 その後娘はおなかを壊すこともなく、普通に過ごします。翌朝、義叔父から電話で直接謝ってもらえたので、私の怒りも鎮まりました。酔っ払った人の膝に娘を預けることはやめようと心に誓った出来事です。 ◇ ◇ ◇ お子さんがおなかを壊さなくてよかったです。しかし、やはり赤ちゃんにアイスをあげることは控えた方がよいでしょう。乳脂肪分や糖分が多く、消化機能が未発達な赤ちゃんにとっては負担になります。また、冷たいものに慣れていない赤ちゃんは、胃腸への刺激でおなかが緩くなってしまい、消化機能が低下し、離乳食の進みや哺乳量にも影響が出てしまうということも考えられます。さらに、アイスの製造過程では、加熱していない卵や乳製品を使用していることも多く、それらのアレルギーの有無がわからない場合も、控えた方がよいでしょう。 作画/yoichigo著者:小田 ひな監修者・著者:管理栄養士 久野多恵管理栄養士の資格を取得後、小児科に勤務。子育て中の親御さんの疑問や悩みが多い事に気づき、自身の学んだ栄養学を活かしたいと感じる。エビデンスに基づいた栄養指導の知識を深め、保健指導に尽力する。自身の出産・育児経験を経て、現在は、行政における乳幼児健診時の離乳食・幼児食相談、妊娠期相談を対面で行う。その他、離乳食教室や母親教室の講義を担当し、初めての子育てに不安なママさんへの疑問に向き合い、一緒に解決する機会を設けている。また、成人期・高齢期の栄養相談、講話なども行い、幅広い層への栄養知識を深める活動をする。1男1女の母であり、現在も子育てに奮闘中。
2024年06月27日