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映画『父と僕の終わらない歌』が、2025年5月23日(金)より全国公開される。主演は寺尾聰と松坂桃李。記憶をなくす父と息子が追う“家族の夢”映画『父と僕の終わらない歌』は、アルツハイマー型認知症の父・間宮哲太と、彼を支える息子・雄太の日々を描いた感動作。物語のもとになったのは、2016年にYouTubeに投稿された、ある1本の動画。ドライブ中の父と息子を映したその動画では、抜群の歌唱力で楽しげに歌う父、テッド・マクダーモットの姿が印象的だが、彼は徐々に記憶を失ってしまうアルツハイマー型認知症と戦っていた。動画は、同じ境遇にある世界中の家族に感動と希望を与え、再生回数6,000万回を突破。さらに、動画をきっかけにテッドは80歳でCDデビューを果たし、イギリス最高齢の新人歌手となった。主演 寺尾聰×松坂桃李、夢を追う親子役にそんな奇跡の実話を映画化した『父と僕の終わらない歌』では、寺尾聰と松坂桃李が父子役を熱演。舞台を日本の横須賀に置き換え、若き日にレコードデビューの夢を抱いていた父・哲太と、彼の夢を再び叶えようとする息子・雄太の姿を映す。また、松坂演じる雄太のパートナーである亮一役をディーン・フジオカが務めるほか、佐藤栞里、森三中の大島美幸、齋藤飛鳥、佐藤浩市らも出演する。監督は小泉徳宏監督は、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』、「ちはやふる」シリーズ、『線は、僕を描く』などで知られる小泉徳宏。これまでにも夢に向かってひたむきに努力する人々の姿を描いてきた小泉が、新たにあたたかな家族のドラマを描き出す。映画『父と僕の終わらない歌』登場人物/キャスト主人公・間宮哲太…寺尾聰生まれ育った横須賀で楽器店を営みながら、時折地元のステージで歌声を披露しては喝采を浴びてきた。音楽とユーモアをこよなく愛する人気者。かつてはレコードデビューを夢見ていたが、息子のためにその夢を諦めた過去を持つ。ある日、アルツハイマー型認知症と診断されてしまい……。主人公・間宮雄太…松坂桃李哲太の息子。歌を愛する父を信じ、哲太の夢を叶えるために奮闘する。間宮律子…松坂慶子雄太の母。亮一…ディーン・フジオカ雄太のパートナーで、温かな雰囲気のあるミュージシャン。父のアルツハイマー型認知症の発覚により実家に帰ることとなる雄太の背中を優しく押す。【作品詳細】映画『父と僕の終わらない歌』公開日:2025年5月23日(金)監督:小泉徳宏脚本:三嶋龍朗、小泉徳宏出演:寺尾聰、松坂桃李、佐藤栞里、副島淳、大島美幸、齋藤飛鳥、ディーン・フジオカ、三宅裕司、石倉三郎、佐藤浩市、松坂慶子音楽:横山克原案:「父と僕の終わらない歌」サイモン・マクダーモット著 浅倉卓弥 訳(ハーパーコリンズ・ジャパン)配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
2024年12月30日寺尾聰が16年ぶりに主演を務め、松坂桃李と共にアルツハイマー型認知症の父とその息子の物語を描く映画『父と僕の終わらない歌』の公開が決定。ポスタービジュアルと特報映像も到着した。かつてレコードデビューを夢見たものの、息子・雄太(松坂桃李)のためにその夢を諦めた父・哲太(寺尾聰)。横須賀で楽器店を営みながら、時折地元のステージで歌声を披露しては喝采を浴びてきたユーモアたっぷりで人気者の哲太はある日、アルツハイマー型認知症と診断されてしまう。全てを忘れゆく父を繋ぎ止めたのは、彼を信じ支え続けた息子、強く優しい母、強い絆で結ばれた仲間、そして父が愛した音楽だった――。本作は、2016年のイギリス、YouTubeで話題となった実話を基に、『タイヨウのうた』『ちはやふる』シリーズの小泉徳宏監督が映画化した感動作。アルツハイマーを患う父が、息子と共に再びレコードデビューの夢を追いかける姿を描く。音楽とユーモアをこよなく愛し、生まれ育った横須賀で楽器店を営む父・間宮哲太を演じるのは、俳優・ミュージシャンとして第一線に立ち続ける寺尾聰。『さまよう刃』(2009)以来、16年ぶりに映画で主演を務める。そんな父を支え続ける息子の間宮雄太を演じるのは、松坂桃李。ナイーブさと優しさを併せ持った確かな演技力で、病気の父を前に不安に揺れながらも寄り添う息子を熱演する。寺尾と松坂の共演に加え、哲太の妻で雄太の母・律子役で松坂慶子、間宮家を取り巻く横須賀の人々に佐藤栞里、副島淳、大島美幸(森三中)、三宅裕司、石倉三郎が出演。さらには、齋藤飛鳥、佐藤浩市らも参加する。併せて、横須賀の海辺を背景に、父と息子が満面の笑みで寄り添うポスタービジュアルと、音楽に合わせて楽しそうに歌う父と、その様子を撮影し、SNSで世界中に拡散されていく模様が映し出される映像も到着。寺尾は「正直、最初はこの作品を受けるべきか悩みましたが、息子役が桃李と聞いて、桃李とならやってみたいと、だんだんと心が動いていきました」と出演経緯を明かす。松坂は「今回、寺尾さんの息子を演じられたことは、僕の中では本当に誇りです。もし他の人がやっていたら、きっと悔しかったと思います。寺尾さんはいつも優しく包み込んでくれて、一緒にお芝居すると瞳に吸い込まれそうになる、そんな素敵な方です」とコメントしている。『父と僕の終わらない歌』は2025年5月23日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:父と僕の終わらない歌 2025年5月23日より全国にて公開©2025「父と僕の終わらない歌」製作委員会
2024年12月27日倉本聰原作・脚本、若松節朗監督、本木雅弘主演『海の沈黙』よりポスタービジュアルと予告映像が解禁された。本作は、「前略おふくろ様」「北の国から」など数々の名作を手掛けてきた巨匠・倉本聰が長年にわたって構想し、「どうしても書いておきたかった」と語る渾身のドラマを映画化。孤高の画家・津山竜次を本木雅弘が演じ、小泉今日子、中井貴一、石坂浩二らが共演する。この度解禁されたポスタービジュアルには、本木演じる孤高の天才画家・津山竜次の姿が映し出され、さらに豪華キャストの表情も切り取られている。竜次の横には「あなたのぬくもりを覚えていた」との印象的なコピーが並んでいる。併せて解禁された予告映像では、竜次に長年仕える謎のフィクサー・スイケン(中井貴一)や、贋作事件を追う美術鑑定の権威・清家(仲村トオル)、全身刺青の女・牡丹(清水美砂)ら豪華キャストが登場。世界的な画家・田村修三(石坂浩二)の展覧会で起きた贋作事件と、小樽で発見された女性の死体。このふたつの事件の間に浮かび上がった男。それは、かつて新進気鋭の天才画家と呼ばれるも、ある事件を機に人々の前から姿を消した津山竜次だった。かつての竜次の恋人で、現在は田村の妻・安奈は北海道へ向かう。竜次と安奈は小樽で再会を果たすが、病が竜次の身体を蝕んでいた。残り少ない時間の中で彼は何を描くのか?何を思うのか?彼が秘めていた想いとは…。北海道・小樽を舞台に「美とは何か」を巡る緊迫のドラマと大人のラブストーリーを予感させる映像に期待が高まる。『海の沈黙』は11月22日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:海の沈黙(2024) 2024年11月22日より公開©2024 映画『海の沈黙』INUP CO.,LTD
2024年09月01日公益財団法人 日本オペラ振興会(理事長 渡辺佳英)主催、日本オペラ協会公演『ニングル』が2024年9月6日 (金) 〜 2024年9月19日 (木)にカンフェティストリーミングシアターにて配信されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公益財団法人 日本オペラ振興会公式ホームページ \心揺さぶる感動がここに。大注目の新作オペラ「ニングル」の配信決定!/倉本聰作品初のオペラ化。本年2月、めぐろパーシモンホールでの世界初演となった3日間の公演は、連日10分を超えるスタンディングオベーションが巻き起こりました。“未来につなげ、生命(いのち)の木”“昔に返せ、俺たちの森を”本当の幸せとは、本当の豊かさとは一体何なのか…日本オペラ協会が渾身の力で創り上げた本作。「ニングル」のもつ、壮大な地球の賛歌を、いまご自宅でご堪能ください!作品概要日本オペラ協会公演『ニングル』〈全2幕日本語字幕付〉総監督:郡愛子原作:倉本聰作曲:渡辺俊幸オペラ脚本:吉田雄生指揮:田中祐子演出:岩田達宗配信期間:2024年9月6日 (金) 〜 2024年9月19日 (木)※販売期間:2024年8月23日(金)10:00~2024年9月12日(木)23:59<収録日>2024年2月10日(土)世界初演公演めぐろパーシモンホール 大ホール■出演者勇太:須藤慎吾才三:海道弘昭かつら:佐藤美枝子ミクリ:別府美沙子スカンポ:中桐かなえ光介:杉尾真吾信次:黄木透民吉:久保田真澄ニングルの長(カムイ):江原啓之かや:丸尾有香信子:佐藤恵利ダンサー:木原丹、田川ちか、友部康志、西田知代合唱:日本オペラ協会合唱団管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団■スタッフ合唱指揮:河原 哲也美術:松生 紘子衣裳:下斗米 大輔照明:大島 祐夫振付:古賀 豊舞台監督:伊藤 潤副指揮:諸遊 耕史、鏑木 蓉馬演出助手:三浦 奈綾■配信スケジュール2024年9月6日(金)10:00~2024年9月19日(木) 23:59※視聴ページ初回ログイン後、7日(168時間)以内に視聴を終えてください。※配信期間が先に終わる場合はその前に視聴を終えてください。■チケット料金視聴券:5,500円(税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年08月23日映画『海の沈黙』が、2024年11月22日(金)より全国公開される。倉本聰のオリジナル脚本で描く映画『海の沈黙』映画『海の沈黙』は、ドラマ「北の国から」や「やすらぎの郷」など数々の名作を手がけてきた倉本聰が原作・脚本を務める作品だ。構想に60年もの時間をかけ、「美術品の贋作」をテーマに据え「美とは」「権威とは」という問いを描く。倉本聰自身が「どうしても書いておきたかった」と語る、渾身の映画脚本であり、倉本聰による“最後の映画”となる。主人公は、人々の前から姿を消した天才画家・津山竜次。竜次の秘めたる想いや、美と芸術への執念、忘れられない過去などを背景に、「美とは何か」を巡る人間ドラマと大人のラブストーリーが描かれる。物語の始まりは、世界的な画家の展覧会で起こった贋作事件。この絵を描いたのは一体、誰なのか? 同じ頃、北海道で全身に刺青の入った女の死体が発見される。このふたつの事件の間に浮かび上がった男。それは、かつて新進気鋭の天才画家と呼ばれるも、突然人々の前から消えた津山竜次だった。映画『海の沈黙』登場人物紹介主人公・津山竜次…本木雅弘かつて新進気鋭の天才画家と呼ばれるも、ある事件を機に人々の前から姿を消した。病気を患っており、余命幾ばくもない。多くを語らず、ひたすらキャンバスにあふれる想いをぶつけ、大きなキャンバスを前に創作を続けている。田村修三…石坂浩二世界的な画家。自身の展覧会で展示作品のひとつが贋作だと判明する事件が起きる。田村安奈…小泉今日子かつての竜次の恋人で、現在は田村の妻。フィクサー ・スイケン…中井貴一竜次に長年仕える謎の人物。田村の過去を知り、“美術愛好家”を名乗る。清家…仲村トオル安奈のかつての知人で中央美術館の館長。贋作事件を追う美術鑑定の権威。牡丹…清水美砂全身刺青の女。北海道・小樽で死体となって発見される。アザミ…菅野恵竜次を慕うバーテンダー。主演・本木雅弘、共演に小泉今日子や石坂浩二ら映画『海の沈黙』で主人公・津山竜次を演じるのは、2016年に公開された『永い言い訳』以来の映画出演となる本木雅弘。共演には、小泉今日子や石坂浩二、仲村トオル、佐野史郎、中井貴一など、豪華な俳優陣が名を連ねる。監督は、『空母いぶき』や『Fukushima 50』などを手掛けた若松節朗が務める。映画『海の沈黙』あらすじ世界的な画家、田村修三の展覧会で大事件が起きた。展示作品のひとつが贋作だとわかったのだ。この絵を描いたのは一体、誰なのか? 連日報道が加熱する中、北海道 ・小樽で女の死体が発見される。このふたつの事件の間に浮かび上がった男。それは、かつて新進気鋭の天才画家と呼ばれるも、ある事件を機に人々の前から姿を消した津山竜次だった。かつての竜次の恋人で、現在は田村の妻・安奈は小樽へ向かう。もう会うことはないと思っていた竜次と再会する安奈、竜次に長年仕える謎のフィクサー ・スイケン、贋作事件を追う美術鑑定の権威・清家、全身刺青の女・牡丹、竜次を慕うバーテンダー・アザミ、それぞれのドラマが“真の美”を求め続ける竜次の想いと交錯していく……。【作品詳細】映画『海の沈黙』公開日:2024年11月22日(金)監督:若松節朗脚本:倉本聰出演:本木雅弘、小泉今日子、清水美砂、仲村トオル、菅野恵、石坂浩二、萩原聖人、村田雄浩、佐野史郎、田中健、三船美佳、津嘉山正種、中井貴一原作:倉本聰配給:ハピネットファントム・スタジオ
2024年08月12日青春時代に夢中になったドラマの裏には私たちの知らない“ドラマ”がいっぱい。出演者ご本人を直撃し、今だから話せるエピソードをこっそりお届け!■『前略おふくろ様』(日本テレビ系・’75~’76年)舞台は東京下町の料亭、板前の片島三郎(萩原健一)を中心とした青春ドラマ。母親思いの三郎が書きつづる手紙がナレーションに。照れ屋で優柔不断な三郎だが、かすみ(坂口良子)をはじめ女性にはモテモテ。「脚本家の倉本聰先生には、NHK大河ドラマ『勝海舟』で私が渡哲也さんの妻役を演じたこともあり、すごくかわいがっていただいていました。そんなこともあり『前略おふくろ様』では、倉本先生に『役名もミツ子にしたぞ』とお声をかけていただいたのですが、厳しい方なのですごく緊張したのを覚えています」こう振り返るのは、丘みつ子さん(75)。丘さんの役どころは、老舗料亭の若女将。「倉本先生からは、台本を一字一句、そのままセリフにすることを教わりました。句読点の“間”も一拍おくのか、二拍おくのか、役になりきりながら考えます。先生はオンエアもしっかり見ているので『おい、先週の放送では“よ”が抜けていたぞっ』と怒られることも。台本に『○○したわよ』とあるところ『○○したわ』と言ってしまったんです(笑)」その倉本氏が脚本を書くならドラマに出演すると条件を出したといわれているのが、ショーケンこと萩原健一さんだ。「ショーケンは最初の奥さんがモデルだったこともあって、ファッションも個性的でした。撮影現場には国産車で来ましたが、ショーケンが乗ると、どんな大衆車でも絵になるのですね」撮影が予定より早く終わると、スタッフや出演者が集まって飲みに行くこともあった。「当時の日本テレビがあった麴町近辺や、六本木が多かったですね。ショーケンのなじみのお店に行くことが多かったと思います。自分が前に出るというよりも、聞き上手で、音楽やファッションの話題で盛り上がっていました。坂口良子さんや、大部屋俳優だった拓ぼん(川谷拓三さん)など、よくお酒を飲む人が多くて、楽しかったですね」ショーケンの先輩となる花板を演じた梅宮辰夫さんは、セットの厨房で、たびたび得意の料理を披露したという。「NGを出したときのために、生の魚は多めに仕入れるんです。だから、料理の撮影が終わると辰にいが余った魚をキレイにおろしてお刺身にしたり、お鍋を作ったりして『食えよ、食えよ』と振る舞ってくれました」放送が2クール(半年)に及んだので、撮影期間が長く、出演者同士の結束も強まったという。「明け方まで撮影して、いっぱいお酒を飲んで、朝の9時から撮影開始するなんてこともありました。台本の読み合わせ、立ち稽古、本番など、今のドラマよりも、手間も時間もかかりましたが、みんなが一丸となって作る熱量は特別なもの。かけがえのない時間を過ごしました」【PROFILE】丘みつ子(おか・みつこ)’48年、東京都生まれ。’68年、日活に入社後、すぐに映画『禁断の果実』で主演デビュー。数多くの映画、ドラマに出演。’80年代には「日本のお母さん」とも称されるほど。陶芸作家としても有名
2023年11月12日スタジオポノックの長編アニメーション最新作『屋根裏のラジャー』に、寺尾聰と杉咲花が参加していることが明らかになった。イギリスの詩人・作家A.F.ハロルドによる感動作「The Imaginary」を原作とした本作。アニメーション映画へは今回が初参加となった寺尾さんが演じるのは、映画を牽引する重要なキャラクター、イマジナリの老犬。また、スタジオポノックの長編第1作『メアリと魔女の花』でヒロイン・メアリの声を務めた杉咲さんは、今回は謎に包まれたオーロラの声を担当。寺尾さんは「自分の声を出したときにそのキャラクターに一体化しているかどうか、アニメーションの中のキャラクターに命を与えられるかどうかとても責任重大で、難しくて怖がってこれまでアフレコのお仕事を一切やってこなかった」と今回初挑戦になった訳を語り、「映画の資料を拝見したとき、凄く素敵な話で引き込まれるものがあり、やってみたいと素直に思いお引き受けしました」と今作への参加の経緯を明かす。「大胆さと線の細さのどちらもを心に、まだ行ったことのない魅力的な惑星のなかへ、えいやっ と踏み出していくような時間でした」と参加をふり返った杉咲さんは、「一人の観客としてもとても楽しみです」と完成に期待を寄せている。『屋根裏のラジャー』は12月15日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:屋根裏のラジャー 2023年12月15日より全国にて公開© 2023 Ponoc
2023年10月23日スタジオポノックの長編アニメーション最新作『屋根裏のラジャー』に、寺尾聰と杉咲花が声優として参加していることが発表された。本作は、イギリスの詩人・作家のA・F・ハロルドによる感動作『The Imaginary』が原作。誰にも見えない少年・ラジャーを主人公に、想像から生まれたイマジナリーフレンドたちによる現実と想像が交錯する世界で繰り広げられる冒険譚だ。寺尾は、黒沢明監督作品『乱』や『夢』で注目を浴び、『雨あがる』『半落ち』では日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、2008年には紫綬褒章を受章するなど日本映画界を代表する俳優だが、長いキャリアの中でアニメーション映画への参加は本作が初。「アニメーションの中のキャラクターに命を与えられるかどうかとても責任重大で、難しくて怖がってこれまでアフレコのお仕事は一切やってこなかった」という。今作では映画をけん引する重要なキャラクターとして、イマジナリの老犬に命を吹き込む。また、2017年公開のスタジオポノックの長編第一作『メアリと魔女の花』でヒロイン・メアリの声を務めた杉咲は、本作で謎に包まれたオーロラを演じる。「大胆さと線の細さのどちらもを心に、まだ行ったことのない魅力的な惑星のなかへ、えいやっ と踏み出していくような時間でした。参加することができて嬉しかったですし、一人の観客としてもとても楽しみです」とコメントしている。そのほか本作では、声の出演者として主人公・ラジャー役に寺田心、ラジャーを生み出した少女・アマンダ役に鈴木梨央、アマンダの母・リジー役に安藤サクラ、イマジナリの少女・エミリ役に仲里依紗、猫のジンザン役に山田孝之、リジーの母・ダウンビートおばあちゃん役に高畑淳子、謎の男・ミスターバンティング役にイッセー尾形らが声優を務める。■寺尾聰 コメントアニメーションに声を当てるということが、俳優人生で初めての経験でした。自分の声を出したときにそのキャラクターに一体化しているかどうか、アニメーションの中のキャラクターに命を与えられるかどうかとても責任重大で、難しくて怖がってこれまでアフレコのお仕事を一切やってこなかったのですが、今回オファーをいただいて、西村プロデューサーからいただいた映画の資料を拝見したとき、凄く素敵な話で引き込まれるものがあり、やってみたいと素直に思いお引き受けしました。初めての仕事でしたが百瀬監督や西村プロデューサーなどベテランの方たちから教わることが沢山あると思い、安心して寄りかからせて頂きながら、とても良い温度感を貰ってアフレコさせていただきました。後は映画をご覧になって頂く皆さまが、楽しんで喜んで帰ってくれるかなと、ワクワクして期待しています。■杉咲花 コメント大胆さと線の細さのどちらもを心に、まだ行ったことのない魅力的な惑星のなかへ、えいやっ と踏み出していくような時間でした。参加することができて嬉しかったですし、一人の観客としてもとても楽しみです。■プロデューサー 西村義明 コメントラフな格好でスタジオに入り、「うまくできるかな、俺。ま、やってみるよ」と微笑みながらアフレコブースに入っていった寺尾聰さんでしたが、その第一声が発せられた瞬間、スタジオ内が静まり返りました。そこにいた全スタッフが息を飲む、素晴らしい声の芝居。寺尾さんの声は、この映画に隠されたもう一つの物語を浮き彫りにしていきます。杉咲花さんは、『思い出のマーニー』では第三のヒロイン・彩香を、『メアリと魔女の花』ではヒロイン・メアリ役を演じていただきました。日本映画界で唯一無二の存在感を有した俳優である杉咲さんに、この映画で最も特殊なオーロラ役をお預けしたかった。彼女の声が発せられた時、映画は予想外の展開に引き込まれていきます。想像の友だち《イマジナリ》の人生を感じさせる、日本を代表する俳優・声優陣の素晴らしい声の演技に、ぜひご期待ください。<作品情報>『屋根裏のラジャー』12月15日(金) 公開原作:A・F・ハロルド『The Imaginary』(『ぼくが消えないうちに』こだまともこ訳・ポプラ社刊)監督:百瀬義行プロデューサー:西村義明制作:スタジオポノック■声の出演寺田心、鈴木梨央 / 安藤サクラ / 仲里依紗、杉咲花、山田孝之 / 高畑淳子、寺尾聰 / イッセー尾形公式HP:
2023年10月23日植西 聰 著『くじけない心のつくりかた』2023年7月24日刊行株式会社あさ出版(代表取締役:田賀井弘毅、所在地:東京都豊島区)は、植西 聰著 『くじけない心のつくりかた』 を2023年7月24日(月)に刊行いたします。どうすれば「くじけず」「楽しく」毎日を過ごすことができるのかちょっとした失敗、ちょっとしたトラブル、ちょっとした他人からのひと言に、思いのほか、深く傷ついたり、くじけたりすることはありませんか?人はくじけやすいと、ちょっとしたことで心が疲れ、パフォーマンスが下がってしまいます。さらに自分の可能性や未来を、自ら見捨ててしまうことになります。「くじけない心」を身につけると、毎日が充実し、未来が楽しみになります。著書累計500万部超の人気心理カウンセラーで産業カウンセラーの著者が、心理学と先人の知恵などを用いてあなたの人生を豊かにする、「くじけない心」をつくる方法を教えます。※以下、本書より一部抜粋要約「くじけないため」にもっとも大切な三つのコツ一つめは、「心を立て直す方法を知っておく」ということです。人ならば誰でも、落ち込むことがあります。しかし、落ち込んだままでは辛さは増すばかりです。上手に立ち直る方法を知っておけば、くじけそうになっても立ち直ることができます。二つめは、「失敗することを怖れない」ということです。「怖れ」という感情は、気持ちをくじけさせてしまう大きな原因です。ですから、なるべく楽天的に考え、楽天的に生きていくよう心がけることが大切です。三つめは、「工夫して困難を乗り越えていくことを楽しむ」ということです。「ああイヤだ」「堪えられない」というネガティブな感情が、心をくじけさせてしまいます。たとえ、うまくいかない状況にあっても、それを打開するためにいろいろと工夫することを「楽しむ」という意識を持つことが大切です。幸せで充実した人生を送るには、くじけて動けなくなってしまう時間が少ないに越したことはありません。「くじけない心」をつくる方法を紹介「明確な目標」が、くじけない心を育む「明確な目標」が、くじけない心を育むイラスト:川良くも「仕事でも、趣味でも、勉強でも、何をやっても途中で気持ちがくじけてしまう」という人は、「中途半端になる」ことが、その人の習慣になっています。イギリスの思想家であるバーナード・マンデヴィルは、「人間の強い習慣を変えるものは、一層強い願望のみである(意訳)」と述べました。できれば、その願望は、自分の利己的な欲を叶えるものではなく、世の中に大いに貢献できるもののほうがいいです。なぜなら、そういう形のほうが、より一層強い願望になるからです。強い願望を持つと、辛い試練に見舞われるようなことがあっても、「願望を実現するために、こんなことで負けてはいられない」という強い精神力が働くようになります。その結果、「くじけない人間」に生まれ変われるのです。失敗は「処置の仕方」で発見に変わる失敗は「処置の仕方」で発見に変わるイラスト:川良くも言語学者の金田一春彦は、「失敗は恐れるに当たらない。大切なのはその後の処置である」と述べました。この言葉にある「その後の処置」とは、具体的に言えば、「失敗から学ぶ」ということだと思います。失敗してしまった時は、「なぜ失敗したのか」を考え、そこから教訓を得て、次の現場に生かしていく、ということです。発明王として有名なエジソンは、白熱電球を発明するにあたり、何千回となく失敗を繰り返したといいます。失敗する度に、エジソンは、少しずつではあるのですが、自分が賢くなり、そして成長に一歩一歩近づいていることを実感できていたのです。だからこそ、途中で「もう、やめた」と投げ出すことなく、努力を続けることができたのです。「ほめノート」をつくって「くじけない力」を強くする「ほめノート」をつくって「くじけない力」を強くするイラスト:川良くも自分をほめる」ことも「くじけない力」を強めることに役立ちます。「自分をほめる」ことを習慣化する方法の一つに、「ほめノート」をつくるというものがあります。自分ががんばったこと、よくできたことをノートに書き出すのです。心の中で自分をほめるのでもいいのですが、文字にして書き出すことで、「私は強い」「私はたくましい人間だ」という信念が一層強まっていくのです。そのようにして日々自分をほめる習慣を持つことで、自分への自信がついてきます。強い自信がある人は、少々のことで気持ちがくじけてしまうことはありません。書籍情報表紙タイトル:くじけない心のつくりかた著者:植西聰ページ数:184ページ価格:1,485円(10%税込)発行日:2023年7月24日ISBN:978-4-86667-632-6書籍紹介ページ: amazon: 楽天: 目次第1章くじけやすい「心のくせ」を外す第2章「反発心」を持つ第3章「工夫する心」を忘れない第4章楽天的なくらい「前向き」でいる第5章「今日の目標」を決め、行動する第6章「自分の良さ」に目を向ける第7章日々の心がけで「くじけない心」をつくる第8章「立ち直る力」を身につける第9章「今」に集中して自分を生きる著者プロフィール植西 聰(うえにし・あきら)イラスト:川良くも著述家。東京都出身。学習院高等科・同大学卒業後、資生堂に勤務。独立後、人生論の研究に従事する。独自の「成心学」理論を確立し、心を元気づける著述活動を開始。1995年、産業カウンセラー(労働大臣認定資格)を取得。ベストセラー『「折れない心」をつくるたった1つの習慣』(青春出版社)、『あなたはゼッタイ大丈夫 〜愛されネコが知っているHAPPYにゃルール〜』『心に刻みたい賢人の言葉』『悩みごとの9割は捨てられる―仕事、人生、人間関係がうまくいくコツ』(以上、あさ出版)ほか、著書多数。【報道関係各位】『くじけない心のつくりかた』リリース.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月21日福山雅治が主演する4月期の日曜劇場「ラストマン-全盲の捜査官-」に、吉田羊と寺尾聰の出演が決定。吉田さんは、大泉洋とは犬猿の仲の捜査一課の女性警部補に、寺尾さんは大泉さんの父である元警察庁長官を演じる。福山さんが演じるのは、アメリカから期間限定で交換留学生として来日したFBI(アメリカ連邦捜査局)特別捜査官・皆実広見。人たらしな性格で愛嬌や社交性があり、いつも人の輪の中心にいるような人物。過去のある事故がきっかけで両目の視力を失っているが、鋭い分析力、嗅覚、触覚で事件をかならず終わらせる最後の切り札という意味で、FBIでは“ラストマン”と呼ばれていた。そんな皆実のアテンドを命じられた警察庁人材交流企画室の室長・護道心太朗役を演じるのが大泉さん。代々、警察庁長官を務めあげてきた由緒正しい“護道家”の人間である心太朗は、自ら現場を選択し、捜査一課で圧倒的な検挙数をあげていた。ある理由から悪を絶対に許さないという“並々ならぬ正義感”があり、犯人を捕らえるためにはどんな手段もいとわないいきすぎた一面も。本作は、そんな2人が凸凹バディを組んで難事件に挑んでいく、新時代の痛快なバディドラマ。このたび、福山×大泉の無敵のバディを支える最強チームメイトの1人として、凛としたかっこよさと柔らかさを兼ね備え、同性からの支持も厚い吉田さんの出演が決定。これまで、日曜劇場「半沢直樹」シリーズや、2014年7月期放送の「おやじの背中」、2017年4月期放送の「小さな巨人」など、数々の日曜劇場にゲスト出演しているが、レギュラーキャストとしての出演は今回が初めてとなる。演じるのは、捜査一課で検挙数トップのチームを率いる女性警部補・佐久良円花(さくら・まどか)。凛々しさと優しさを併せ持ったリーダーだが、大泉さん演じる心太朗とはワケあって犬猿の仲。公私共に相性のよいコンビである、大泉さんと吉田さんの“ようようコンビ”のやりとりは必見。さらに、心太朗の父・護道清二(ごどう・せいじ)役で寺尾さんが出演。2016年7月期放送の「仰げば尊し」や2017年10月期放送の「陸王」などで圧倒的な存在感を放ってきた寺尾さんが、約6年ぶりに日曜劇場に登場する。寺尾さん演じる護道清二は心太朗の父で、由緒正しい“護道家”を守り、自身も第21代警察庁長官を務めた。引退した現在は、海の見える別荘で人生を謳歌しているが、日本に来た皆実の動向を気にかけている、という役どころ。<佐久良円花役・吉田羊コメント>私が演じる佐久良は女性初の捜査一課長と目されている検挙数ナンバーワンの凄腕警察官という設定。彼女にとってのファーストプライオリティは犯人を挙げることではありますが、それがスタンドプレイではなく、あくまでチームワークとして地道な捜査を積み重ねて成し遂げようとするところが、根がまじめな人なのかなと感じます。爪を隠すタイプらしく、強さだけではなく内に熱さやしたたかさみたいなものを秘めつつも、あくまで人あたりは柔らかくしなやかで部下からの人望も厚いというキャラクターですので、説得力を持って演じられるように頑張りたいと思います。福山さんとは2作品ご一緒させていただいていますが、キャラクターが崩れるギリギリのアドリブが本当に秀逸で、今回も多く絡ませていただきますのでそれを楽しみにしています。大泉さんは、お芝居でもプライベートでも相手の良さを引き出してくれる方だなと思っています。圧倒的な演技力と人間力がおありの方なので、大泉さんの胸を借りつつ、でも仕掛けるところは仕掛けつつ、共演経験がある私たちだからこそ出せる雰囲気が作れたらいいなと思っています。警察ドラマならではの醍醐味がたっぷり詰まった痛快なエンターテインメント作品となっております。個性豊かなメンバーとともにチーム一丸となって、日曜の夜の楽しみを皆さんにお届けしたいと思います。皆様応援よろしくお願いいたします。<護道清二役・寺尾聰コメント>日曜劇場という枠のことだけで言えば、「仰げば尊し」という作品でとても楽しいドラマを作って、そのあと「陸王」でお声をかけていただいて出演しました。その後日曜劇場は当分ないかなと思っていたら、お声をかけていただいたので楽しみに思っています。脚本の黒岩(勉)さんとは、前に一度他局でご一緒したことがあり、非常に才能豊かなシナリオライターだと実感していたので、非常に惹かれます。どんな展開でどういう流れのドラマを作るのか、その中で私はどういう役割を果たせばいいのか楽しみに感じています。主演の福山さんはお芝居ではご一緒したことがないので、今回お芝居する場面があれば楽しみなのですが、福山さんと大泉さんの2人がお芝居でどういうふうにやり取りするのかなっていうのが視聴者のみなさんと同じようにすごく楽しみです。最近は、“これからスタートするぞ”っていう若い俳優さんとご一緒することがすごく楽しみでしたが、今回のメンバーを見ると皆さん完成されている方ばっかりで・・・ちょっとこっちが緊張しちゃう気がします(笑)。日曜劇場「ラストマン-全盲の捜査官-」は4月、毎週日曜21時~TBS系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2023年03月05日成田凌主演の日本テレビ系新土曜ドラマ「逃亡医F」に、前田敦子、「ジャニーズWEST」桐山照史、和田聰宏、酒向芳、堺小春が出演することが分かった。今回新たに発表されたのは、成田さん演じる主人公・藤木圭介の恋人・妙子の死の謎に大きく関わる登場人物。バイオベンチャー企業「バイオネオ」所属のキャリアウーマンで、妙子とは中学からの付き合いで思春期を共に過ごしてきた大親友の烏丸京子を前田さん。帝都医大の脳外科医で藤木の後輩、重い病気を患っている妻がいる長谷川輝彦を桐山さん。妙子の死の謎を追う破天荒な刑事・筋川二平を和田さん。帝都医大で妙子と新薬の共同研究をしていた大学教授・都波健吾を酒向さん。「バイオネオ」で佐々木(安田顕)に心酔する研究員・幹こずえを堺さんが演じることが決定。それぞれ、一筋縄ではいかないキャラクターとして、真実を追い求める藤木と対峙していく。▼キャストコメント・前田敦子オファーをいただいたとき、先の展開が気になるとてもドキドキする脚本だと思いました。主演の成田さんは俳優さんとしても本当に信頼している方なので、お話をいただけて嬉しかったです。私の演じる烏丸は仕事バリバリのキャリアウーマンでかっこいい、そして謎だらけの女性です。衣装が華やかなこともあって、身の引き締まる思いです。成田さんはどんな世界観、役でもすんなりとそこに存在する、安心してお芝居を一緒にさせていただける方です。この作品ではまだお会いしていないので、楽しみです。先日撮影で松岡さんとご一緒させていただきましたが、明るく現場を引っ張る姿がみんなの兄貴でした。これから他のキャストのみなさんとの撮影が楽しみです。・桐山照史日本テレビのドラマにレギュラーで呼んでいただくのは「ごくせん(第3シリーズ)」以来、約14年ぶりになります。監督、スタッフの方々の中にも当時とてもお世話になった皆さんがいらして、懐かしい気持ちと、成長を見てもらえるということを本当に嬉しく思います。僕が演じる長谷川はすごくまっすぐな人間ですが、一癖も二癖もある登場人物たち、そして渦巻く陰謀の中で、長谷川がこれからどう翻弄されていくのか、僕自身も今からとても楽しみです。・和田聰宏この素晴らしい作品に、ふてぶてしさの中にどこか人間味のある刑事、筋川という役どころで参加させて頂けること、とても嬉しく思います。撮影初日がクランクイン当日というタイミングだったのですが、同い年の松岡さん演じる八神とのシーンは、心理的な駆け引きあり、アクションありと、程よい緊張感が心地よく、翌日筋肉痛になりながらも、確かな手応えを感じました。この先、八神との関係がどう発展していくのか、楽しみにしています。・酒向芳どんな新しい出会いがあるのか――。自分に何が出来るのか――。どんな作品に仕上がってゆくのか――。いつものことですが、それが楽しみです。劇画の世界を超えて?行くのは時に難しくもありますが、監督、スタッフ、俳優が、話し合いながら、時に討論しながらでも、新しいものを創り上げてゆくことができれば幸いです。オペ時に主人公が聴く○○○も楽しみの一つです。・堺小春この作品に参加させて頂ける有り難さと共に、緊張とワクワクが込み上げてきました。偉大なキャスト・スタッフの皆さんと一緒に作品作りが出来ることが何より嬉しいです。私の演じる幹こずえという役はとにかく(安田顕さん演じる)佐々木を崇拝している存在で、傍から見ると少し気持ち悪い関係性だと思いますが(笑)、幹にとっては純粋で真っ当な気持ちなんだと感じました。初めて演じる役柄ですが、開放的にお芝居が出来れば最高に楽しく出来るんじゃないかと、今から凄くドキドキしています。どんな事を言われても「佐々木は神」という精神で頑張ります!「逃亡医F」は2022年1月15日(土)22時~日本テレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2021年12月18日「邦さんは亡くなったけど、五郎はきっとまだここに住んでいる。ひょっこり顔を出す気がする」田中邦衛さん(享年88)が亡くなってから2週間ほどがたった4月上旬、北海道富良野市につくられた献花台の前で、脚本家・倉本聰氏(86)はそんなふうに話していたという。“五郎”とは、もちろん『北の国から』シリーズで邦衛さんが演じた黒板五郎のことである。「『北の国から2002遺言』でシリーズは完結したことになっています。ただ倉本先生には、その後の続編の構想があったようです。邦衛さんの訃報の直後には“続編は頭の中だけにしておこうと思う”なんておっしゃっていたんですが……。だから今回のインタビューを読んで興奮しましたね!」そう『北の国から』ファンが話す“インタビュー”とは次のもの。《実は今年は『北の国から』が放送開始40周年に当たります。10月に向けて最後のドラマを書いているんです》(「財界オンライン」6月12日配信)倉本氏自ら“続編執筆中”だと明かしたのだ。40年前の10月に『北の国から』の初回が放送されたことにちなみ、今年、その前後の時期に富良野で記念行事が予定されている。続編は、テレビではなく、そのイベントでの公開を想定しているようだ。倉本氏はこう続けていた。《それは主人公の黒板五郎が死ぬドラマです》五郎も天国へ――。邦衛さんへの倉本氏なりの供養だろうか。さらにその“死に方”まで――。■「五郎は自ら山に入って死に、肉は動物たちに…」《黒板五郎は自分から山に入って死ぬんです。それで、自分の肉が動物たちに食われ、骨は微生物が分解する》かなり衝撃的な最後である。「海外には遺体を鳥に食べさせる“鳥葬”の風習があるところもありますが、富良野の動物で考えると“ヒグマ葬”“キタキツネ葬”といったところでしょうか。衝撃的ですが、倉本先生は自然のなかで生きてきた五郎の人生を、自然の循環のなかで完結させたいというこだわりを込めているそうです」(前出・『北の国から』ファン)本誌は、地井武男さん(享年70)が演じた五郎の親友・中畑和夫のモデル、富良野市の麓郷木材工業株式会社社長・仲世古善雄さんに話を聞くことができた。仲世古さんは倉本氏とも交流があり、『北の国から』シリーズを長年見守ってきた人物。倉本氏の続編の構想の内容を伝えると、「いやぁ、初めて聞いた。驚いています……。でも倉本先生らしいな……」仲世古さんは“五郎の衝撃の死”にショックを隠せぬ様子を見せながらも、しみじみと次のように話してくれた。「やっぱり倉本先生なりに『北の国から』の最後をね、五郎さんが亡くなるところまでやりたかったんだと思いますね」北海道の自然を愛した自らの分身・五郎の最期を、天国の邦衛さんも見守ることだろう――。
2021年07月12日「彼の芝居は本人はとても悲劇的なのに端から見ているとなんともおかしくなる。これが彼の神髄だと思う。情けなさの中に詩がある」そう追悼したのは、名作『北の国から』(フジテレビ系)を手がけた脚本家の倉本聰さん(86)。田中邦衛さん(享年88)が3月24日、老衰で亡くなった。葬儀は家族葬でとり行われたという。「’02年に『北の国から』が終了してから、体力的な衰えもあり、仕事をセーブするようになりました。’12年8月、同作で共演した地井武男さんのお別れ会に参列して以降、公の場に姿を見せることもなくなりました」(映像関係者)’09年、妻・康子さんは彼の体調について本誌にこう語っていた。「ずっと今まで仕事に頑張ってきたから今、少し休ませてあげているんです。人生最後のご褒美のようなものです。私たち、あと何年生きられるかわかりませんからね」前出の映像関係者は言う。「映画『最後の忠臣蔵』(’10年)が遺作となりました。晩年は老人ホームから自宅に戻り、車いす生活を送っていたようです。最後は家族に看取られながら息をひきとったと聞いています」■健さんが編集部に語った「邦ちゃんの名前だけは…」実は本誌は’12年、交流半世紀の盟友・高倉健さん(享年83)が、主演映画『あなたへ』の次回作で、田中さんとの共演を熱望していたという情報を入手していた。「寅さんのような“テキ屋”が息苦しくなった日本を出て、パリに渡る物語です。真面目で頑固な高倉さんと、お調子者の田中さんが日本人観光客をだまそうと珍騒動を起こす。そこに1人の日本人女性観光客が現れる。だましたつもりがだまされてしまう……。そんなシナリオでした」(映画関係者)本誌が当時、高倉さんの所属事務所に確認すると、編集部に高倉さん本人から電話がかかってきた。「新作映画で邦ちゃんとパリで共演したいという話は事実です。でも実は邦ちゃんはいま、体調があまりよくないんです。この共演の話が報じられてしまうと、彼が無用なプレッシャーを感じてしまうのではないかと心配しています。自分としても心苦しいですので、邦ちゃんの名前だけは出さないでもらえないでしょうか――」本誌もこの約束を守り、当時の記事では田中さんの名を伏せた。2年後、高倉さんは他界。本誌はこの話を田中夫人に打ち明けた。「えっ!私どもも初めてお聞きしました。高倉さんはそんなお話を考えていらしたのですね……。田中は高倉さんをお慕い申し上げていましたから、とても光栄なことでうれしいと思います」生前の田中さんの“静かに見送って”という希望でお別れ会、偲ぶ会の予定もないという。遺族はこんなコメントを発表している。《出演させて頂いた作品を通し、故人を思い出して頂くことがあれば、幸甚に存じます》田中さん、高倉さんの数々の名作は後世に生き続ける――。「女性自身」2021年4月20日号 掲載
2021年04月08日女優として、数々のドラマや映画、舞台、CMなどで活躍している吉田羊(よしだ・よう)さん。高い演技力と、時に見せるクールな表情で男女問わず「かっこいい!」と支持されています。そんな吉田羊さんの若い頃の姿や活動内容、恩人である俳優・中井貴一(なかい・きいち)さんとのエピソードなど、さまざまな情報をご紹介します!吉田羊の若い頃は劇団員!写真も紹介吉田羊さんは5人兄弟の末っ子として誕生。実家は九州・福岡県久留米市にあり、2010年1月3日のブログには、『西鉄久留米駅』をバックに撮影した自撮りショットが掲載されています。そんな吉田羊さんは2001年に劇団『東京スウィカ』を設立。同劇団の旗揚げに携わった女優、比佐廉(ひさ・れん)さんは、2014年9月28日のブログで劇団立ち上げまでのエピソードをつづっています。いろいろあって私は吉田と暮らすことになり、そこで以前映画で共演した石津陽子という女優が共通の知り合いだったことから三人で会ったのが運の尽きw。美しく勘が良いのに三枚目も演じられる吉田羊という人に会い、ダブルキャストという形で共演したことで私はすっかり腹が決まり、つまり「この先の人生、こんなに美人で才能のある人と闘っていくより、彼女に演じてもらう側に周った方が敵は少ない!」と悟ったというのもあって、「羊ちゃんが主演女優をやってくれるなら私は脚本と演出をしたい!」と持ち掛け、さらに「引退を考えている」と語っていた石津に「制作を手伝ってくれたまえ!」と、・・・実際はそんなにすんなりはいかず、色々端折っておりますが、まぁでもだいたいそんな流れでやっとこ『演劇Produce東京スウィカ』旗揚げと相成るわけです。2000年のことでした。比佐廉オフィシャルブログーより引用とあるワークショップで出会った吉田羊さんと比佐廉さん。その後、2人は互いの才能を認め合い、尊敬し合う関係になります。やがて、女優の石津陽子さんも合流。3人で劇団『東京スウィカ』を立ち上げ、数々の素晴らしい舞台を作り上げています。若い頃の吉田羊を見出したのは中井貴一!吉田羊さんは2008年に連続テレビ小説『瞳』(NHK)に出演。共演者の西田敏行(にしだ・としゆき)さんとのアドリブの掛け合いが「素晴らしすぎる」と話題になり、一躍注目される存在になりました。すると、この作品をたまたま観ていた中井貴一さんが、その演技を高く評価。同年、自身が主演を務めたドラマ『風のガーデン』(フジテレビ系)に吉田羊さんをキャスティングしています。同作は脚本家・倉本聰(くらもと・そう)さんが北海道・富良野を舞台に書き下ろした人間ドラマ。死を目前にした男が絶縁していた家族のもとへ戻っていく姿を丁寧に描いています。ここでも吉田羊さんの表現力に圧倒された中井貴一さんは、脚本家などマルチに活躍する三谷幸喜(みたに・こうき)さんに「素晴らしい女優がいる」と紹介。その縁で吉田羊さんは三谷幸喜さんが手がける舞台に抜擢され、演劇やドラマの関係者に広く知られる存在になりました。その後も吉田羊さんは大河ドラマ『真田丸』(NHK)や舞台『子供の事情』など、多数の三谷幸喜さんの作品に出演。2019年には政界を舞台にしたコメディ映画『記憶にございません!』にも出演し、同作で主演を務めた中井貴一さんとの共演も話題になりました。初日舞台挨拶も終了し、『 #記憶にございません !』大ヒット当確であります‼️ ご覧いただいた皆さまの感想を一同心よりお待ちしております♂️ #三谷幸喜 #中井貴一 #ディーン・フジオカ #石田ゆり子 #草刈正雄 #佐藤浩市 #小池栄子 #斉藤由貴 #木村佳乃 #吉田羊 #後藤淳平 pic.twitter.com/0yT6LxvoPD — 映画『記憶にございません!』 (@kiokunashimovie) September 13, 2019 この作品では中井貴一さん演じる内閣総理大臣・黒田と敵対する『白いスーツの野党第二党首』山西あかね役を熱演した吉田羊さん。 @seibu2413 仕事のミスなんて…/記憶にございません!\そんなあなたは…白いスーツの野党第二党党首山西あかね( #吉田羊 )タイプ⁉『 #記憶にございません !』9.13公開 pic.twitter.com/tMVxdpe3Ss — 映画『記憶にございません!』 (@kiokunashimovie) September 13, 2019 中井貴一さんの首をネクタイで絞めあげるという過激なシーンをコミカルに演じ、幅広い演技力を示しました。「国民の怒りは、もうそこまで来ているんです!」野党第二党党首・山西あかね( #吉田羊 さん)✨ 野心にあふれた情熱的な人であります‼黒田総理とは“同期”の間柄ということですが…⁉ #記憶にございません ! #記憶に残るセリフ pic.twitter.com/3nxrj9QWSU — 映画『記憶にございません!』 (@kiokunashimovie) September 24, 2019 三谷幸喜さんの作品以外では、2009年公開の映画『20世紀少年 最後の希望』に出演。当時の姿がこちらです!今から10年以上前の写真なので、どことなく初々しさを感じますね。それでも、美しいビジュアルは現在とほとんど変わりません。吉田羊今は若い頃とくらべて大きく飛躍そんな吉田羊さんは現在も精力的に仕事をこなし、女優としてのキャリアを積み上げています。2020年10月にはドラマ『恋する母たち』(TBS系)に主要キャストとしての出演が決定。ついに今日から10月スタートの金曜ドラマ「恋する母たち」Twitter開始です✨クランクインの3shotを初出し公開笑いの絶えない楽しい撮影現場でした三人の美しい母が危険な恋に落ちていく、大人のラブストーリーにご期待下さい #恋母 #恋する母たち #木村佳乃 #吉田羊 #仲里依紗 pic.twitter.com/lR17YSAc3t — 【公式】金曜ドラマ『恋する母たち』10月スタート✨@TBS (@koihaha_tbs) August 29, 2020 吉田羊さんが演じるのは、売れない小説家で主夫の夫と、高校生の息子を養うバリバリのキャリアウーマン。家庭は順風満帆に見えますが、実は息子が長らく引きこもり生活をしていることを悩んでいる難しい役どころです。原作は、漫画家やエッセイストとして活躍している柴門ふみ(さいもん・ふみ)さんによる同名の人気作品。迷える母たちの恋愛と友情が描かれており、放送前から「楽しみ」「早く見たい!」といった声が殺到しています。 この投稿をInstagramで見る ついに今日から10 月スタートの金曜ドラマ「恋する母たち」instagram開始です✨ 皆さん、ぜひフォローしてくださいね ポスター撮影時の3人は和気藹々としていて、笑いの絶えないとってもいい雰囲気での撮影でした 三人の美しい母が危険な恋に落ちていく、大人のラブストーリーにご期待下さい #恋母 #恋する母たち #木村佳乃 #吉田羊 #仲里依紗 #10月スタート 【公式】金曜ドラマ『恋する母たち』 (@koihaha_tbs)がシェアした投稿 - 2020年 8月月28日午後8時02分PDT同ドラマの撮影に合わせ、2020年8月16日に更新したインスタグラムで数年ぶりに前髪を切ったことを報告している吉田羊さん。共演者の木村佳乃さんと仲里依紗(なか・りいさ)さんとの豪華3ショットとともに、新ヘアスタイルを披露しています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 皆さま、こんばんは。 この度、10月スタートの TBS金曜ドラマ「恋する母たち」に 出演させていただきます。 主演は木村佳乃ちゃん、共演に仲里依紗ちゃん。 このお二人は、普段私が尊敬してやまないお二人。 ご一緒出来ること、本当に光栄です。 また、原作は柴門ふみさん、脚本は大石静さん。 はい、面白くなる気しかしないー。 時間は、毎週金曜夜10時から。 一週間の終わりに、週末の始まりに、 極上の大人なエンターテインメントを。 どうぞお楽しみに。 I'll appear on the new drama from TBS this Autumn. I'm going to act as a mother. She has a husband who is inspired to be a novelist and a son who just stays home. She has a brilliant career in a company and trusted by her co-workers. But what if she finds a new love one day unexpectedly? What would she do? Which would she choose---love, career or family? Why would a woman fall in love despite of having a family and being a mother. (It may be...instinct.) Please look forward to watching the new prime adult love story this Autumn! #TBSドラマ #恋母 #数年ぶりに #前髪を切りました #HERO以来初 #昨日はみなさま #インスタライブ #ありがとうねー 吉田羊( ♀)Yoh Yoshida (@yoshidayoh_official)がシェアした投稿 - 2020年 8月月16日午前6時25分PDT普段のクールな印象から、どこか優しげな雰囲気に変わった吉田羊さんもとても素敵ですね。そんな吉田羊さんには今後も唯一無二の魅力を発揮し、輝き続けてほしいと思います!吉田羊プロフィール本名:吉田羊右子(よしだ・ようこ)生年月日:2月3日(年は非公開)出身地:福岡県久留米市血液型:O型身長:163cm趣味:着物、スキューバダイビング、ピアノ2001年、劇団『東京スウィカ』の旗揚げに参加し、舞台女優として活躍。2007年にドラマ『愛の迷宮』(フジテレビ系)に出演して以来、映像作品への参加も増え、2009年公開の映画『20世紀少年 最後の希望』に出演。その後、2011年の大河ドラマ『江姫たちの戦国』(NHK)や、2014年にはドラマ『HERO』(フジテレビ系)第2期に出演し、一躍脚光を浴びるように。女優業のほかにもバラエティ番組『SWITCHインタビュー達人達』(NHK)ではナレーションを担当するなどマルチに活躍している。吉田羊が年齢を隠す理由に納得の声「結婚しないの?」と聞かれると?[文・構成/grape編集部]
2020年09月14日先日、銀座にオープンしたロエベ(LOEWE)で新作のアウトドアラインのバッグを手にしたとき、ふと何処かへ行きたくなったのがきっかけで、一人旅に出ることにしました。行き先は北海道。今回の旅のテーマは、“デジタルデトックス”。大きな仕事が無事終わりを迎え、常にパソコンやスマホと向き合っていたこの頃。この旅では一度仕事から気持ちを離して、そこに見える風景だけを吸収しようと心に決めました。しかし、冬の北海道はとにかく移動が大変! スマホがないと、乗り換えがわからない...。というわけで、この旅に関する調べ物はスマホOKということにしました。この日は11月末。雪と星空を見たかったのと、行きたいビストロがあったので道北を目指しました。結果、とてもよい旅となり心からデトックスできたのでブログに残すことにしました。冬の北海道の一人旅レポート、どうぞお付き合いください。雪景色と青い池羽田から9時代の飛行機に乗って11時頃新千歳空港に到着(行き先を決めていなかったので、とりあえず千歳空港へ)。雪景色を見ながら電車で旭川駅まで行き、道北バスを利用して美瑛にある「青い池」を目指します。以前、macのデフォルト壁画で見たことがあって、ずっと行きたかった場所。バスに揺られること1時間と少し。大雪山を染める夕日が静かに沈んでゆくのを見届けながら移動します。普段10分でも短縮したいと考える私には、とても貴重な時間でした。「デジタルデトックスの旅」ですから、窓の外を見たり持参した本を読んだり、うとうとしたり…何もしない贅沢を堪能しました。「白金青い池入り口」というバス停に到着、積もった雪をギュギュと踏みながら歩くこと5分。森の中にエメラルドグリーンをした「青い池」が見えてきました。幻想的な青い池には、枯れたカラマツの木々が空に向かってまっすぐ立つ…今まで見たことのない景色に心を奪われます。冬期は寒さで池も凍結していますが、17時からライトアップもしているようです。雪とのコントラストも素敵そう。青い池雪景色と星空冬の北海道での旅の悩みは、移動手段。雪道ともなると車の運転は怖いので公共交通機関に頼るしかありません。今流行りのゲストハウスや、デザイナーズホテルなども興味があったのですが、色々考えた結果、路線バスが停まる「新富良野プリンスホテル」に滞在することにしました。約1時間おきに富良野バスが停車するのと、主要の駅まで循環してくれるのでとても便利! また、館内には、温泉やコンビニ、土産店、少し歩くと山小屋のようなかわいらしい喫茶店やバー、また小さなショップが並ぶニングルテラスもあり、いいことずくめでした。ニングルテラスこの日は、遅い時間の到着になってしまったので、深夜までオープンしているバー「ショーズバー(Soh’s BAR)」に行きパスタをいただきました。腹ごしらえをして外へ出ると、満天の星がお目見え! とてもキレイ…。雪のかすかな音しか聞こえない大自然で、寒さを忘れて数分夜空を見続けていました。脚本家・倉本聰氏が監修した「Soh’s BAR」2日目は、朝からホテル周辺を散策しながらバスを待ちます。晴れた日の雪景色も美しい...。そして、今日は待ちに待った東川町への訪問です。とにかく、東川町への移動手段に悩みました。「デジタルデトックスの旅」のはずなのに、ずっとスマホから離れられませんでした。グーグルマップと時刻表、そして、SNSを駆使しながら最善の移動手段を探します。結果、ホテルから一度旭川空港に行って、そこから10分ほどタクシーに乗るのがベストだったので、予定通り移動を開始。またまた、バスで1時間と少し移動です。>>新富良野プリンスホテル話題の東川町へ今回東川町を選んだ理由は、美食家たちにもファンが多い「ビストロ ヴレ(Vraie)」で食事をしたかったから。タクシーのお父さんに「東京からひとりで何しに来たの? 」と何度もつっこまれながらお店に到着。木のぬくもりたっぷりの店内。お腹も空いていたので早速オーダー。前菜には「豚肉のテリーヌ」を、主菜には「鶏のコンフィー」を注文しました(1,600円~)。テリーヌは、地元の新鮮な野菜と赤キャベツのラペと一緒にいただきます。グリルされた野菜が添えられた「鶏のコンフィ」は外はパリパリで中はふっくらもちもち。おいしすぎてお皿からなくなってしまうのが悲かったほど。さらに、食後の珈琲もおいしくて、カタカタと鳴る薪ストーブの音を聴きながら、時間を忘れてゆっくりいただきました。遠かったけど、お店に行くことができて本当に良かった...(涙)こちらのお店では、週末不定期でデリの販売もしています。食事中、何度もお客さんが予約していたデリのBOXをピックアップに訪れます。近所に住んだら、デリを自宅で味わえるんだ…と羨ましくなりました。>>ビストロ ヴレ東川町は、旭岳を眺めることのできる静かな町。「写真の町」としても有名で、年に一度「東川町国際写真フェスティバル」が開催されるほど、クリエイティブな人たちが集まる町でもあります。中心部には、古い建物をリノベーションしたおしゃれな雑貨屋やセレクトショップ、カフェが点在していて、新旧が混じり合ったとても魅力的な町です。バスの停留所にもなっている「道草館」では、地元の農家や料理家、クリエイターらが創る特産物が並びます。世代を超えた地元の方々が、愛を込めて町づくりをしている様子がよく伝わりました。>>道草館「キッチンファームヤード」のスープカレー東川から夕張郡由仁町という町に移動。北海道で牧場を営む友人に車で連れて行ってもらった「キッチン ファームヤード」というスープカレー屋さん。こちらでは、チキンのスープカレーをいただきました。残念ながら、夜だったので外の風景を見ることができなかったのですが、日中は、北の大地を存分に味わえる、農園が広がっているようです。サラサラのスープカレーに、ほろほろの骨つきチキン、素揚げされたじゃがいもやピーマン、生の葉野菜、ボイルされた人参など、それぞれ野菜のうまみを引き出す丁寧な調理法で、たくさんの野菜を味わうことができました。こんなに野菜たっぷりのカレーは初めて(“宝石箱”とはまさにこのこと! )。一口めからずっとおいしくて、また当分食べられないのかと思うと、悲しくなります。いつかまた、ドライブがてら訪れてみたいです。>>キッチンファームヤード モエレ沼公園道北から札幌へ移動した帰省の日。札幌駅のコインロッカーに荷物を入れて、電車とバスを乗り継ぎ「モエレ沼公園」へ。彫刻家イサム・ノグチによってデザインされたアートパークです。ガラスのピラミッドモエレ山広大な敷地には、有名なガラスのピラミッドに、モエレ山、その他遊具などの施設が配置されています。冬季は、雪が積もりさらに幻想的な雰囲気に。歩くスキー教室も開催されていて、ファミリーで楽しめる公園になっています。>>モエレ沼公園よいモノだけを吸収し、五感をフル稼働して自然と触れ合った、2泊3日の「デジタルデトックスの旅」。たまには、自分へのご褒美も大切ですね! スキーはできないけど、雪をみたいという女子にはオススメの旅プランです。スノーブーツと防寒着だけはお忘れなく...!
2019年12月28日古代インドの国民的な叙事詩であり、「世界3大叙事詩」ともいわれる『マハーバーラタ』。演出家・宮城聰の代表作『マハーバーラタ』では、その中の『ナラ王物語』に焦点を当て、「語る」俳優と「演じる」俳優、そして生演奏の三位一体で再構築。語り継がれてきた“物語”としての壮大な世界観を、絢爛豪華な舞台絵巻として現出させてきた。本日11月23日(土・祝)に池袋西口公園 野外劇場のこけら落としとして上演されるのは、その宮城版に新たなクリエイティブを重ねた、1日限りの豊島区バージョン。野外劇場ならではの開放的な空間に、360度の大パノラマ舞台を設置して、祝祭的なステージを展開する。物語は絶世の美女ダマヤンティ姫が、美貌の貴公子・ナラ王を夫に選ぶところから始まる。だが嫉妬に狂った悪魔カリの呪いによって、ナラ王は弟との賭博に負け、ついには王国をも失うことに。それでもナラに付き従おうとするダマヤンティだったが、眠っている間にナラは去ってしまう。さまようダマヤンティと、運命に翻弄されるナラ。ふたりは再会して、かつての王国を取り戻すことが出来るのか……。初演は2003年、宮城が主宰するク・ナウカ(活動休止中)での公演で、第3回朝日舞台芸術賞を受賞。その後も、宮城が芸術総監督を務める静岡県舞台芸術センター(SPAC)がインドネシアやフランスでも上演し、それぞれの場所にアダプテーションしたステージで高い評価を得た。2014年には、演劇の祭典として名高いフランスのアヴィニヨン演劇祭でも上演、日本で凱旋公演が行われている。それを観劇した尾上菊之助の依頼で、2017年には物語の後半部分(王位の後裔争い)を新作歌舞伎に仕立て、宮城自身の演出で上演されたことも記憶に新しい。常に異文化との化学反応を取り込みつつ成長してきた、宮城版『マハーバーラタ』。今回の豊島区バージョンでは、「インドの叙事詩が、“今の今”の池袋と出会ったらどんなふうに見えてくるのか?!を、皆さんに目撃してもらうスペシャル版」(公式サイトより)と宮城は語る。猥雑な繁華街が熱気を放つ一方で、今年から来年にかけては劇場や映画館のオープンが続き、かつて小説家や画家、劇作家たちが闊歩した“池袋モンパルナス”の雰囲気を取り戻しつつある池袋。こけら落とし公演として、これほどふさわしい演目はないだろう。文・佐藤さくら
2019年11月23日Rock Opera『R&J』の公開ゲネプロが13日に東京・日本青年館ホールで行われ、佐藤流司、仲万美、陣内孝則、鈴木勝秀(脚本・演出)が取材に応じた。同作は、"誰も観たことがない“ロミオ&ジュリエット”として、シェイクスピアの戯曲を鈴木勝秀が大胆に脚色。生歌唱で盛り上げながら、近未来を舞台にした一目惚れの物語を展開する。佐藤は「今回、通し稽古を15回くらいやりましたよね。なのでもう準備万全というところで、あとは本番を楽しむだけ」、仲は「舞台が初めてなので、すごい不安になるのかと思ったら、興奮してしまって。興奮と快感しかない」と頼もしい様子。陣内は「うちの女房には、ロミオ役やるのかと勘違いされて、『高齢者向けの舞台なの?』と言われました」と周囲を笑わせ、「若い女性のファンのハートをガチッとキャッチしたいと思います」と意気込んだ。「Rock Opera」と称した同作について、佐藤は「舞台で歌ったことのない歌い方をしているので、ちょっと聴いていただきたい。心臓に悪い歌い方といいますか、びっくりするような歌もあります」と明かし、「ぶっちゃけ、ロミジュリは予習してこなくても大丈夫です」と強気の発言。「デストロイというか、破壊的な舞台であるということをすごく大切に思ってます」と表現する。さらに佐藤が「ロレンス役の陣内さんも、毎日違うアドリブを随所に入れてきて、半分くらい台本にないですもんね」と暴露すると、陣内は「初日に向けては、台本通りやる。倉本聰先生の作品のようにやる」と弁解し、笑いを誘っていた。脚本・演出の鈴木は「佐藤流司のような、強いハートを持っている若者に出会えて、僕はとても良かった。本当に嬉しかった。万美ちゃんは、強いハートに、激しく共鳴することができて、その2人がロミオとジュリエットで立っている姿を見ると、劇場全体が震えるような気がします」と絶賛。陣内も「流司くんはとにかく達者ですね。歌もうまいし、芝居も長けてるし。万美ちゃんも踊りはとにかくグローバルスタンダートですから、初舞台にして、このセンス。歌に関してもすごく染みる」と実力を褒め称える。また佐藤は「ぶっちゃけダンスとか、少し仕事でやらせてもらうこともあって、『ちょっと俺も踊れるし』とか思ってたけど、次元が違いすぎて」と苦笑。「松田(誠)会長に、万美ちゃんがよすぎて、『お前、もうちょい頑張れよ』ってしっかり発破もかけられた」と明かす。一方、仲が佐藤について「熱いですよね、すごい。両方とも熱い人間で、バカで……」と言うと、佐藤は憮然とした表情に。仲は改めて「流司くんはロミオのような行動をするかわからないけど、(ロミオは)熱くて素敵な人だなと思います」と印象を表した。東京公演は日本青年館ホールで6月14日〜23日、大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて7月4日〜7日。
2019年06月13日キャンディーズ解散から41年、これまで女優として活躍してきた伊藤蘭さん(64)が、5月29日にアルバム『My Bouquet』をリリース。ソロ歌手としてデビューした。’78年、後楽園球場の解散コンサートは、女性シンガーで初めてスタジアムで行われたものだった。その後、役者として復帰し、水谷豊さん(66)との結婚後、35歳で出産。育児と仕事の両立に悩みながらもPTA活動も体験した。「何もしないで後悔するより、やってみて苦労するほうが楽しい」とチャレンジすることで自分を成長させてきた。「“年齢の壁”は笑って乗り越えたい」と6月11、12日には東京で、14日には大阪で「ファースト・ソロ・コンサート」にも挑む――。「ソロのお話は、以前からちょこちょこ言われていたんです。でも、ちゃんと受け止められず、軽く受け流していました。去年の春、もう一度言われて、決めました。あと何十年も元気でやっていられるかわからない。元気もあるし、エネルギーもある、いまのうちに尻込みせず、勇気を出して挑んでみようかなという気持ちになりました。娘もしっかり育ちました。主人も変わらず、エネルギッシュに仕事をしている。ですから、タイミング的にも、よかったんです」夫の水谷さん(66)は、俳優業だけでなく、現在公開中の映画『轢き逃げ 最高の最悪な日』で脚本・監督を務めている。娘の趣里さん(28)は、主演映画『生きてるだけで、愛。』で、今年3月、日本アカデミー賞新人俳優賞に輝いた。「夫からも、娘からも刺激を受けて、私も触発されました。家族それぞれが向かっているものを持っていて、3人が集まったとき、それぞれの話ができるというのは、喜びが3倍になるんです。60代になったからといって、落ち着くモードに入るのは早いかな。オファーがあるとき、それに応えられる私でいたいと思って、ソロデビューを決意しました」蘭さんは’55年1月13日、東京で生まれた。渡辺プロダクションに入ったのは、’69年。14歳のころだ。「もともとね、フォーリーブスに会いたいと思って、そのバックで踊るスクールメイツに応募したんです。最初は母に反対されたんですが、翌年、また、渡辺プロダクションが経営する東京音楽学院を受けて、通いだしたのが、この世界に入るきっかけです」3年後には、NHKの『歌謡グランドショー』のオーディションに合格。同時に受かった田中好子さん、藤村美樹さんと組んで、トリオを結成する。そのとき、NHKスタッフが命名したグループ名が「キャンディーズ」だった。’73年9月、『あなたに夢中』で歌手デビュー。しばらくはヒットに恵まれなかったが、デビュー前からザ・ドリフターズの『8時だョ!全員集合』にレギュラーとして出演し、お茶の間では大人気。スターダムにのし上がったのは、センターを田中さんから蘭さんに交代した5曲目『年下の男の子』(’75年)の大ヒットからだった。「いまでこそアイドルというカテゴライズはありますが、あの当時は、なかったんですね。『私たちはアイドルです』という認識では活動していなかったと思います。3人の意識としては、歌手でした。歌があるから、バラエティもやっていい。でも、真ん中は歌で、歌に戻るんだという意識でした」ところが、絶頂期にあった’77年7月17日、キャンディーズは突然、解散を発表する。「普通の女のコに戻りたい」日比谷野外音楽堂でのライブで、蘭さんが泣きながら放ったこの言葉は、流行語にもなった。解散に踏み切った3人の決意に、ファンも涙ながらに呼応した。大学生を中心に結成されていた全キャン連(全国キャンディーズ連盟)を中心に解散の日に向けてファンが盛り上がりを作っていった。’78年3月にはシングル『微笑がえし』が、キャンディーズ史上初めてオリコン1位を獲得する。解散コンサート当日は、途中経過をNHKニュースが生で放送し、後日、TBSで録画放送されると、単独歌手のコンサートでは最高の視聴率32.3%を記録。その記録はいまだ破られていない。「当時の熱ですか?ふっと1人になったとき、いまひとつ、実感として湧かないので、わからないんです。どこかで、あの(解散の)渦に巻き込まれ切れていない自分があったのかもしれない。なんとなく、別世界という……。あのころは、解散というゴールがあって、そこで終わるという最大の目的に向かって、みなさんに盛り上げていただきながら、がむしゃらに走っていました。スタッフと合宿もしましたし、解散コンサートを一緒に作り上げていく感じがありました。4月4日に向かって、全国各地の大きな会場を回って。50曲以上、歌いました。その集大成が後楽園。あの日、私は、この光景を忘れないよう、目に焼き付けるように歌いました。いまでも、目を閉じると、あの光景が浮かんでくるんですよ」キャンディーズ解散後、蘭さんは芝居の世界に足を踏み入れた。実は中学時代は演劇部の部長を務め、東京都大会で2位に入るほど、演劇に打ち込んでいたのだ。’80年、大森一樹監督の出世作であるATG製作の『ヒポクラテスたち』で、女優デビュー。’81年には、野田秀樹さん率いる夢の遊眠社に参加。ジャージ姿で稽古に励み、舞台『少年狩り』などに出演。その後は、山田洋次さん、倉本聰さん、市川森一さんなど、名だたる監督や脚本家の作品に出演。女優としての地歩を築いた。’89年、水谷豊さんと結婚。翌年には長女・趣里さんを出産して、35歳で母親になった。「子どもが生後5カ月くらいのころから、2時間ドラマはやっていましたが、子育てがおろそかにならないように、バランスを取りながら、仕事をさせていただいていました」両立が大変になってきたころ、蘭さんを支えたのは、青年座の女優・初井言榮さん(90年没・享年61)の言葉だった。「蘭ちゃん、女性はね、本当に我慢して、我慢したときに、内側から素敵な薄桃色の優しさがにじむものなのよ」いまの我慢は後の自分に生きてくる――。この言葉が、蘭さんの心にずっと残っている。「20代のころ、ドラマで共演したときに、言われたんですね。フェミニストの方からすると『えっ?』と思う発言かもしれないけれど、たしかにそういうことってあるなぁと私は思うんです。いろんな角度から、我慢ということを考えることは、必要ではないか。自分が何かを主張したいとき、それをやみくもに主張するのではなく、ちょっと我慢することで、表現の仕方や言い方が変わる。そこが大事なのではないか、と。我慢を重ねることで、表現のバリエーションも増えるし、人間としても豊かになっていくような気がします」蘭さん自身、仕事と子育てを両立させていたこの時期は、葛藤を抱えながら自分と向き合っていた。「振り返れば、子どもに寂しい思いをさせたんじゃないか。もっと寄り添えたんじゃないかと思うこともありましたね。仕事も子育ても、どちらもないがしろにはできない。ひとつのことに専念している方、打ち込める方に比べれば、心身ともに分散してしまいます。あのころは、『仕事も、育児も、どちらもちゃんとやるしかない』と、自分に言い聞かせていました。PTAもやりましたよ。娘が小学生のときに安全対策委員を(笑)。何もしないより、やってみて苦労するほうがいいですよね。お母さん同士のお付き合いで学ぶこともありました。それが楽しくもあり、私を人としても、母親としても、成長させてくれたんです。いまに至る大事な過程だったなと思います」アルバム『My Bouquet』には、そんな蘭さんの人生のスピリットがこめられている。11曲中3曲で、蘭さん自ら作詞も担当した。妻の挑戦を夫である水谷さんはどう思っているのだろう?「今回は、特に相談らしい相談はしていなくて、自分でやると決めてから、『どう?』と、伝えたら『いいんじゃない?』と。音が完成するまで、聴くのを待ってもらっていたんですが、最後には『いいかげん、早く聴かせなさい!』って(笑)。マスタリングが終わったものを聴いてもらったら、3~4回、聴いてくれていましたね。『1曲1曲がバラエティに富んでいて、飽きないね。聴き入っちゃうね』と、言ってくれました」【伊藤蘭さん衣装】ワンピース、カーディガン:HANAE MORI
2019年06月03日今春始まったドラマで、ヒロインを演じる女優たちが多忙を縫って実践している美容&健康にいい「美活」術を一挙公開!その効果を専門家にも聞いてみました――。「朝ドラの撮影現場は長期に及ぶため体調管理が不可欠。今回は北海道での撮影も多く、手軽な栄養補給&美肌維持のため広瀬さんは積極的にいちごを食べています。『ビタミンが摂取できるから大好きなんです』と話していました。1パックは食べられるそうです」(仕事関係者)20%以上の視聴率を保つ『なつぞら』(NHK)主演の広瀬すず(20)は「苺活」。以前、静岡いちごのイメージキャラクターを務めたこともあるほど。すぐ食べられる手軽さが魅力だという。「美容に必須のビタミンCがいちご5粒で約1日分取れます。抗酸化作用のあるアントシアニンも豊富でエイジング対策にも有効です」(美容ライター・梅野利奈さん)姉・広瀬アリス(24)も連ドラ『ラジエーションハウス』(フジテレビ系)に出演中だ。広瀬姉妹は“写活”に励んでいるという。「インスタグラムやツイッターでまだ顔の知られていないモデルや一般人の男女を見て『このコ、イイ!』と言い合いながら、写真をスマホで送り合っています。“私もまだ負けられない”という美意識へつながり、衣装やメーク、演技に生かしているとか」(芸能関係者)続編が多い今回の春ドラマ。なかでも『科捜研の女』(テレビ朝日系)は20周年を迎え、1年間放送される。主演・沢口靖子(53)は「蜜活」に取り組んでいるという。「沢口さんはお手製のジンジャーハニーティーを現場に持参してきています。紅茶にすり下ろしたしょうがを加え、ハチミツをたっぷり入れています。長丁場のロケを乗り切る必需品だとか」と、ドラマ関係者。「新陳代謝を高めてくれるしょうがは、体の冷えから守ります。さらに、熱を加えるとしょうがに含まれるジンゲロールがショウガオールに変化し、より血行促進効果が高まります」(前出・梅野さん)倉本聰脚本の『やすらぎの刻』(テレビ朝日系)も『やすらぎの郷』から2年ぶりの新作。八千草薫(88)の体調問題で“代役”主演となった風吹ジュン(67)は「茶活」にハマっているという。「風吹さんの中国茶好きは業界では有名なのですが、近年はさらにエスカレート。お店で気に入った中国茶を見つけると、店主に頼み込んで茶葉の買い付けに同行するほど。『産地は20カ所以上巡ったわ。中国茶って人生のすべてを洗い流してくれるのよ~』と笑顔で話していました」(ドラマ関係者)『緊急取調室』(テレビ朝日系)は今回が第3弾となる。天海祐希(51)は「発酵活」に熱心だ。「『納豆やキムチ、漬け物などの発酵食品が大好きで、毎日食べています』と話していました。また、撮影が長引き帰宅がどんなに遅くなってもシャワーで済ませず、必ず湯船に入るようにしているそうです」(ドラマスタッフ)天海と同じく、発酵食品好きで「漬活」しているのが『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)に主演する二階堂ふみ(24)。「できる限り自炊していて『自分で漬けた漬け物を、お味噌汁、玄米、お魚と一緒に食べるのが最高~』と話していました。にんじん、かぶ、大根、きゅうりをよく漬けているとか」(仕事関係者)前出・梅野さんは言う。「発酵食品はこうじ菌、乳酸菌などの健康に必須な菌が豊富。整腸効果、美肌効果などが見込まれ、全身が健康になります」春ドラヒロインの「美活」は、日常生活でも役に立つはず!
2019年05月17日ニット帽にサングラス姿で、猫との“会話”を楽しんでいたのは女優・八千草薫(88)。東京都内で1人暮らしをしている彼女は犬と猫を1匹ずつ飼っているが、彼らと過ごす時間は何よりの“やすらぎの刻”なのだろう。路上での語らいが終わり自宅に戻る八千草の後ろ姿を猫は名残惜しそうにじっと見つめていたが、その視線に気づいた八千草が手を振る姿もなんとも可愛らしかった。4月8日からドラマ『やすらぎの刻~道』(テレビ朝日系)がスタートした。’17年放送の『やすらぎの郷』の続編であり、来年3月まで続く大作だが、すでに八千草の撮影は終了しているという。「『やすらぎの刻』で八千草さんは2つの役に出演予定でしたが、今年に入り肝臓がんが発見されたためヒロイン役は降板することになったのです。前作でも登場した九条摂子としてのシーンは、脚本家・倉本聰さんが大幅に台本を書き換えることで対処し撮影済みです」(テレビ局関係者)現在、八千草はどういった治療生活を送っているのだろうか?八千草のマネージャーに聞いた。「おかげさまで治療は順調で病状も良い方向に向かっております。『やすらぎの刻』撮影終了後にいったん入院しましたが、ちょうど自宅に戻ってきたところです」ドラマスタートにあわせて帰宅したということのようだ。「また入院する予定ですが、あくまでも治療のためで体調が悪化したためではありません。『やすらぎの刻』ですか?毎日放映時間にテレビの前にいるのは難しいので、テレビ局から送ってもらったDVDで視ているようですね。禁じられている食べ物などもなく、ふだんどおり生活しているのですが……」実は困ったことがあるという。「本人は出かけてみたいところもたくさんあるのですが、外出を控えざるをえない状態なのです。皆さんが八千草の闘病のことをご存じで、ずっと入院していると思い込んでいらっしゃるのです。だからデパートなどで買い物をしていても、『八千草さん、なんでこんなところを歩いているんですか!?大丈夫ですか!?』という感じになってしまうんですよ」いまの楽しみは治療スケジュールが終わった後の旅行先を考えることだという。旅行計画と愛犬・愛猫たちとの“やすらぎの刻”が、闘病の励みになっているようだ。
2019年04月19日Kis-My-Ft2の宮田俊哉と横尾渉が、27日に放送されたラジオ番組『Kis-My-Ft2 キスマイRadio』(文化放送/毎週水曜24:05~24:30)で、ジャニーズ事務所の風間俊介について語った。4月から放送される倉本聰作の帯ドラマ『やすらぎの刻~道』(テレビ朝日系)で、風間と初共演している宮田は、「風間くんと一緒に芝居してるとき、うめえな!って思う。何が上手いって、人のセリフ聞いてるのが上手いの。役者だなって感じがするの」と尊敬の念。「風間くんの演技って、食いついちゃうよね」と同意した横尾も、「俺、入所したときはジャニーズのことを知らなかったんだけど、『3年B組金八先生』が好きだったから、風間くんに会えたときはマジでうれしかった」とエピソードを披露した。また、Kis-My-Ft2のメンバーが出演しているドラマや映画について、宮田が、「俺はメンバーのやつって、観ると泣けちゃうんだよな」と語る一方で、横尾は、「俺は泣かない。メンバーのを観ると、照れちゃうの。嵐の二宮さんも、松本潤さんのキスシーンとか照れちゃうって言ってたじゃん。メンバーの恋愛ものとか、泣ける話とかキュンって構えちゃうから、面白いドラマに出てほしい」とメンバーたちに懇願。宮田は、「そんな横尾さんも泣けるドラマが始まるのよ。戦時中の話だから、ぜひ観てもらいたいわ」と猛アピールしていた。
2019年03月28日冷え込みが厳しい朝7時、東京都内の自宅から姿を現したのは女優・八千草薫(88)だった。彼女は数日前の2月9日に事務所のHPを通じてがん闘病と仕事の休止を公表したばかり。《一昨年の年末にすい臓に癌が見つかりまして、昨年1月に手術致しました。術後は順調で去年は連続ドラマと舞台に出演させて頂きました。ところが今年に入りまして肝臓にも見つかり……》’47年に宝塚歌劇団に入団してからすでに72年。ほとんど仕事を休んだことがないという八千草の休養宣言は世間を驚かせた。しかし本誌が目撃した彼女の足取りはしっかりしており、元気そうだった。右手には小さな食品保存容器を持っている。近年は自宅に出入りする猫にエサをあげるのも朝の日課になっているそうだが、その日課もきちんと続けているようだ。八千草の夫・谷口千吉氏は’07年に逝去し、彼女は1人暮らしを続けている。知人男性は言う。「八千草さんは動物が大好きで、いまは犬と猫を飼っています。がんの治療についてはよくわかりませんが、88歳なのに本人はいたって元気ですよ。今年になって車も買い替えたばかり。車高が高いので、『眺めがいいのよ』なんて喜んでいました」肝臓がん闘病中という八千草だが、続けているのは猫のエサやりばかりではない。4月スタートの連続ドラマ『執事西園寺の名推理2』(テレビ東京系)は降板したものの、なんと同じく4月スタートの『やすらぎの刻~道』(テレビ朝日系)には出演していくというのだ。八千草のマネージャーは言う。「『やすらぎの刻~道』は(’17年放映のドラマ)『やすらぎの郷』の続編にあたります。今作では八千草はもともと2つの役に出演予定でした。そのうちヒロイン・しの役は降板しましたが、前作でも登場した九条節子役としては出演します」1月に肝臓へのがん転移が発覚した後、倉本聰さんは台本を大幅に書き換えたのだという。「昨年すでに撮影したシーンもありますし、今後は体調と相談しながら、無理をしない程度に撮影を続けていきたいと考えています。本人は仕事がとても好きですので、(九条節子役以外の)降板も苦渋の選択でした。しかし体調が悪化して共演者やスタッフの皆さんにご迷惑をかけるのも申し訳ありませんので、この度のような選択となったのです」「ちょっとゆるやかに、でも少し無理をして」を信条としている八千草はインタビューなどでも“できる限り仕事は続けていきたい”と語っており、さらにHPでも次のようにつづっている。《また番組を楽しみにして頂いておりましたファンの皆様には体調を整えまして、より一層楽しんで頂ける作品に参加できるように帰って参ります》文面からは“女優として、もっといろいろな役を演じてみたい”という、強い意志が伝わってくる。今年買ったばかりだという新車のこともマネージャーに聞いた。「そうなんです。実は車を買い替えるほど、『やすらぎの刻』には意欲を燃やしていたんですよ。山梨県などでのロケも多いので、“もっと乗り心地の良い車にしましょう”と本人がパンフレットも取り寄せて色とか座席とかを選んでいたんです。車高の高いミニバンにしたのも、ロケ先で景色を楽しむためでした。しかし車が届いた矢先に、転移が発見されてしまって、いまはもっぱら病院に通うときに使っています」すい臓がんの際は数時間もの摘出手術に臨んだというが、今後の治療計画はまだ検討中だという。「いまは調子が良いので、しばらくは自宅療養を続けます。しかし、がんのステージによっては入院しての療養に切り替えることになると思います。手術ですか?やっぱり手術は痛みも感じますし、なるべく避けてあげたいですね」八千草の自宅には愛犬や愛猫がいるだけではなく、大切なものも置いてある。彼女の一日は、イーゼルに飾られた亡き夫の大きな写真に挨拶をすることから始まるのだ。2度目のがん闘病でもゆるがない不屈の女優魂を支えているのは、天国の夫の優しいまなざしなのだろう。
2019年02月22日「Kis-My-Ft2」の宮田俊哉が、2019年4月にスタートするテレビ朝日開局60周年記念作品「やすらぎの刻(とき)~道」に出演することが決定。先輩・風間俊介と兄弟役を演じることになった。■「やすらぎの郷」倉本聰が新たに描く来春スタートの“帯ドラマ劇場”本作は、「北の国から」「やすらぎの郷」などの倉本聰が手がける帯ドラマ劇場。2017年4月~9月に放送され大好評を博した「やすらぎの郷」の主人公・菊村栄(石坂浩二)が執筆するシナリオ「道」が映像化されていく、壮大な物語となる。菊村が綴る新たなドラマ「道」は、山梨県のとある山間の村を舞台に昭和、平成を生き抜いた無名の夫婦の生涯を綴るもので、テーマは“ふるさと”。昭和初期からはじまり、戦中、戦後、平成という時代の移り変わりを、1年間をかけて描いていく。作品の前半の主演は、同枠「トットちゃん!」で黒柳徹子役を務めあげ、朝ドラ「半分、青い。」「今日から俺は!!」などで注目を浴びる清野菜名。戦後の高度成長期を経て現代にいたるまでの後半、いわば主人公の晩年を八千草薫が演じる。そして風間俊介は後に清野さん扮するヒロイン・しのの夫となる根来公平を13歳から演じ、橋爪功がバトンを継いでその晩年役に挑む。宮田さんが演じるのは、風間さん扮する公平の兄で根来家の次男・公次役。風間さんが人生初の丸刈りにしたのと同様、宮田さんも役づくりのため「赤ちゃんのとき以来」という短髪に刈り上げ、このほど山梨県内のロケ地でクランクインした。■立場逆転!?風間俊介の「兄ちゃん」に「お、おぅ!ついて来い!」公次役として山梨県内の桑畑でのロケから撮影に加わった宮田さんは、アイドル・「Kis-My-Ft2」の活動時とは180度異なる、仕事着+地下足袋+手ぬぐいという地味な姿で、農作業に没頭するシーンや、クマの出没を知らせるため桑畑を全力疾走する場面を熱演していた。風間さんと宮田さんのドラマ共演は、今回が初めて。「宮田とは彼が事務所に入ったときからの縁なのでずいぶん長いつきあい」と風間さん。実年齢では風間が5歳年上で先輩にもかかわらず、“兄”を演じることになった宮田さんは「実年齢は僕の方が年下だし、風間くんは大先輩だし、超えなくてはいけない壁があるなと思いました…」とプレッシャーを感じている様子。風間さんからも、「作品が終わるまで“公次兄ちゃん”としか呼ばない」と宣言された上、「お兄ちゃんなんだから、僕に敬語を使わないように。“公次兄ちゃん”についていくからね!」と畳み掛けられ、あわてて「お、おぅ!ついて来い!」と“兄”らしく応えましたが、「なんだか新種のパワハラを受けている気分です(笑)」とちょっぴり困った笑顔を浮かべていた。■人生初の短髪に!風間俊介からエールを受けて大作に挑む決意を語る互いの髪型については、「先輩にこんなことを言うのも失礼ですが、“子どもじゃん!”と思いました(笑)。役柄の年齢と違和感がないですね」(宮田さん)、「すごく似合っていますね!」(風間さん)と褒め合っていたものの、「ウチの母が元々ジャニーズ大好きで、小さい頃から“堂本光一くんの写真を持って美容室に行きなさい”という教育を受けてきたので、この短さを見たらビックリしちゃうと思います(笑)なんだかスースーします…」と宮田さん。人生初の短髪にまだ慣れないことを告白した。さらに、風間さんからは「倉本先生の台本で、これだけの名優たちが集まって、しかも普通のドラマよりはるかに長い時間、役と向き合うことができる…。こんな機会は人生でもうめぐってこないので、2人で思いっきり楽しんでいこう」とエールを送られ、「風間くんが言うように、この先、絶対にめぐってこないような大きなチャンスなので後悔はしたくない!」と、役に挑む決意を力強く語っていた。■岸本加世子・平山浩行・板谷由夏ら、豪華キャストも続々決定!合わせて、風間さんと宮田さんの母・根来アヤ役に岸本加世子、本家の兄・根来鉄兵役に平山浩行が決定。アヤは大らかで、行き場がなくなったしの(清野さん)を家族として温かく受け入れる。鉄兵は本家の長男で、年老いた母と2人暮らし。炭焼きと猟師を生業としている。ケンカが強く、暴れん坊として界隈の町にもその名を轟かせており、公平たちにとっては頼りになる兄貴分。公平や公次を厳しくも温かい目で見守る“大人たち”を、熟練の演技で表現していく。また、主人公・菊村(石坂さん)が入居する「やすらぎの郷」に新たにコンシェルジュとして着任した有坂エリ役には、板谷由夏。元CAで、理事長の妻・名倉みどり(草刈民代)の後輩に当たる。亡き母が菊村の妻・律子(風吹ジュン)の幼なじみだった縁で、幼い頃に栄と会ったことがあり…。エリの出現は菊村に新たな胸の高鳴りをもたらすようで、一体どんな騒動を巻き起こしていくのか、期待が高まる。帯ドラマ劇場・テレビ朝日開局60周年記念作品「やすらぎの刻~道」は2019年4月、テレビ朝日系にて放送スタート。(text:cinemacafe.net)
2018年11月15日来春放送予定の帯ドラマ劇場「やすらぎの刻~道」に、新たに風間俊介と橋爪功の出演が決定。風間さんは、本作では人生初の坊主頭で挑むこととなり、先日断髪式も行われた。■「やすらぎの刻~道」とは倉本聰が描く本作は、昨年放送された「やすらぎの郷」の“その後”とともに、石坂浩二演じる主人公・菊村栄が執筆するシナリオ「道」が映像化されていくという壮大な物語。「道」は山梨県のとある山間の村を舞台に昭和・平成を生き抜いた無名の夫婦の生涯を綴るもので、テーマは“ふるさと”。昭和初期からはじまり、戦中、戦後、平成という時代の移り変わりを、1年間をかけて描いていく。清野菜名を前半の主演に、戦後の高度成長期を経て現代にいたるまでの後半、いわば主人公の晩年を八千草薫が演じる。■風間俊介が参戦! 人生初の坊主頭に…そんな「道」で重要な役割を担うキャラクター、根来公平役を、風間さんが演じることが決定。公平は、のちにヒロイン(清野さん)の夫となる養蚕農家の四男。ストーリーテラーとして物語を導いていく。本作で風間さんは、13歳の少年時代(昭和11年)から演じることに。そして役作りのため、坊主頭になることを決意し、“断髪式”がスタジオ内の控室で行われた。人生初の丸刈りだという風間さんが鏡の前にスタンバイすると、“お嬢”こと白川冴子役の浅丘ルリ子が登場。浅丘さんと風間さんは、2008年の舞台「恋はコメディー」の共演をきっかけに、互いに信頼を寄せ合う間柄だそうで、この日は「私が(カットを)やらせていただきますが、よろしいでしょうか?」と浅丘さんが言うと、驚きつつも「うれしいです!僕はルリ子さんに身を委ねます」と風間さん。そしてカット開始からわずか5分後、きれいな丸刈りになった風間さんは「思っていたよりも違和感がないです。“ルリ子カット”だと自慢します!」と言い、一方浅丘さんは「かわいい!」「似合う!」を連発し、「こんなに坊主頭が似合う人はいないわね。俊介は本当に頭がよくて、どんな現場でもやっていける俳優さん。私が保証します」と太鼓判を押した。■いよいよクランクイン! 「僕が公平として生きれば面白くなるはず」断髪式から数日後、風間さんの撮影が神奈川・相模原の川原にてスタート。肌寒さすら感じる山中で冷たい川の水に膝までつかり、幼なじみと魚をとるシーンなどの撮影が行われた。ついに撮影に入った風間さんは、「川の水はすごく冷たかったのですが、ほかのキャストの皆さんと一緒に演じることで、初めて公平という役が見えた気がしました」と初日の感想を語り、「台本を読んで間違いなく面白い作品になると思ったのですが、実際に現場に入ってその手応えが確信に変わっています。僕が公平として生きれば面白くなるはずなので、公平としてきちんと生きていきたい!頑張ります!」と決意を新たにした。■公平の晩年役は名優・橋爪功! “やすらぎ”の新入居者と2役公平役の晩年を演じるキャストには、名優・橋爪功が決定。八千草さんと共に夫婦、そして家族の機微を味わい深い演技で綴っていく。また橋爪はさん、「やすらぎの郷」の“その後”を描くブロックにも“新たな入居者”水沼六郎役(愛称:ロク)として出演。元歌舞伎俳優だが運に見放された人生を歩み、「ツイテナイ」が口グセの男で、菊村はそんなロクに人間的魅力を感じ、公平の人物像に彼を投影させていく。“来た仕事は断らない主義”だという橋爪さんは、「この作品が1年間続くことまでよく考えていなかったから、今、ちょっと後悔しています(笑)」と冗談を言いつつ、「ひとつの作品の中で途中から役者が変わるという展開は、とても面白いと思います。視聴者の皆さんの想像力もかき立てられますし、そのあたり、倉本さんも緻密に計算されているでしょう。僕自身も楽しみにしています」と期待を語っている。帯ドラマ劇場 テレビ朝日開局60周年記念作品「やすらぎの刻~道」は2019年4月、テレビ朝日系にて放送予定。(cinemacafe.net)
2018年10月25日「上川隆也さんは素敵な俳優さんだなと思っていたので、今回の共演がうれしいです。私は(劇中で)車いすに乗っていることが多く、執事の上川さんはいつも後ろにいてお顔があまり見られないの。ときどき前にいらして、お顔を見ると、『やっぱりステキだわ』と思いますね」 はにかむようにほほ笑むのは、八千草薫さん(87)。4月13日にスタートした金曜8時のドラマ『執事西園寺の名推理』(テレビ東京系)で、上川隆也演じる執事の西園寺がお仕えする、優雅で上品な“奥様”の伊集院百合子を演じている。 ドラマの会見では、初共演となる主演の上川が、「“奥様”の八千草さんのかわいらしさをぜひ見てほしい」と、八千草さんの愛らしさを絶賛。 八千草薫さんは’31年生まれ。戦後、宝塚音楽学校に入学。宝塚歌劇団の清楚で可憐な娘役として大人気となり、映画界にも進出。昨年、女優デビュー70年を迎えた、日本が誇る大女優だ。 ’07年に、50年連れ添ったご主人(映画監督・谷口千吉さん)を見送ってからは、一人暮らし。自宅では、イーゼルに飾られた大きな旦那さんの写真に「おはよう」と、毎朝の挨拶を欠かさない。夫が亡くなって11年。今、「老い」について、どう感じているか聞いてみるとーー。 「年を取っていいことは、そんなにないですよね(笑)。ある程度の年齢までは、年を重ねるのは、人生を深く知ることもできますし、とてもいいことだと思います。私がいちばん感じるのは、肉体的なことですよね。これまで、さっと動いたりといった、今までできていたことができなくなったりすると、やはり悔しいわね(苦笑)。『これもできなかった』と、悲しくなることもあります。でもそれはしょうがないですから、受け入れることも大切ですね。『大正生まれは強い』といわれますが、『昭和の生まれ』も強いんですよ。戦争の時代も、当時はつらいとは思ってはいませんでした。我慢強いし、やろうと思ったことはやり通す強さもありますね」 80代後半の今も多忙な日々が続く。今回のドラマに続き、8月には人生の終盤を迎えた夫婦がこれまでを見つめ直し、家族の絆の大切さを描く舞台『黄昏』で主演を務める。秋からは倉本聰作『やすらぎの郷』の続編『やすらぎの刻〜道』(’19年放送)の撮影も。 「仕事がこんなにも長く続くとは思ってもいなかったです。でも仕事をこんなふうにいただけるのは幸せなこと。体が動く限りは女優として、一生懸命演じていきたいですね」 最後に「今後してみたいことは?」と聞くとーー。 「プライベートで自然のあるところに旅行に行きたいです。箱根は近いけど、いいところですね。海外はあまり行きたいとは思いませんが、昔、イタリアに半年間いたことがあって……」 20代のとき、『蝶々夫人』(’54年日伊合作映画)のヒロインに抜擢され、撮影したイタリアのローマが思い出に残っているという。 「もう一度、ローマに行きたいな。ずいぶんと変わってしまったかしらね」
2018年05月03日テレビ朝日開局60周年記念番組として来年4月から昼の帯ドラマ劇場枠で、脚本家・倉本聰氏(83)の新作「やすらぎの刻~道」が1年間放送されると発表された。 同枠では昨年4月から倉本氏脚本のドラマ「やすらぎの郷」を放送し、話題を呼んだ。開局記念ドラマはその関連作品で、昭和から平成を生き抜いた夫婦の物語。主人公を女優の清野菜名(23)と八千草薫(87)がリレー形式で演じるという。 「もともと倉本氏は『やすらぎの郷』の企画をフジテレビに持ち込んだそうですが、却下されたそうです。しかしテレ朝がちょうどシニア層ターゲットの昼ドラマ枠を新設することになり、企画が採用されたといいます。倉本氏と昵懇であるテレ朝・早河洋会長の肝いり企画なので、現場としても力が入っていました」(放送担当記者) 同ドラマは制作準備のため、今年4月から来年3月まで昼の帯ドラマ枠を休止するという。テレ朝の総力を結集する模様。主演に抜てきされた清野の人気・知名度も、格段にアップしそうだ。 「これまで数々の作品に出演している清野さん。昨年は黒柳徹子さんの半生を描いた昼の帯ドラマ劇場枠『トットちゃん!』で主演を演じましたが、インタビューでは自身の知名度がないことを気にしていました。しかし今回の件を受けて、局内では早くも『来年はテレ朝の“看板女優”のような存在にしたいと』と期待の声が上がっていますね」(芸能記者)
2018年01月24日テレビ朝日系「帯ドラマ劇場」枠では、2019年度に清野菜名&八千草薫を主人公に迎え、倉本聰が手掛ける「やすらぎの刻(とき)~道」を放送することが決定。本作は、テレビ朝日開局60周年記念番組と位置づけ1年間にわたって放送、その準備として、2018年度の「帯ドラマ劇場」は1年間休止することを発表した。脚本家・倉本氏の「シニア・高齢層を対象にしたシルバータイムを設置し、帯ドラマを放送すべき」という提案から、2017年4月から創設された「帯ドラマ劇場」。第1弾の「やすらぎの郷」から始まり、「トットちゃん!」「越路吹雪物語」を放送。そして2018年度は休止し、現在「やすらぎの刻~道」の秋からの撮影に向け、倉本氏は昨年から執筆に取り掛かっているという。■ストーリードラマは、「やすらぎの郷」からスタート。「やすらぎの郷」の主人公、作家・菊村栄(石坂浩二)は、以前“ボツ”になったシナリオを思い起こす――。白川冴子(浅丘ルリ子)、水谷マヤ(加賀まりこ)らお馴染みのメンバーが見守る中、菊村はそのドラマをモチーフに、いまは亡き“姫”こと九条摂子(八千草薫)をモデルに据え、どこにも発表する当てのないシナリオを書き始める…。今作は、昭和・平成を生き抜いた無名の夫婦の生涯を描く物語で、テーマは“ふるさと”。「やすらぎの郷」から始まったドラマは次第に菊村の新たなシナリオ世界に変わり、夫婦の生涯をその時代と共に描いていく。また新たなドラマ「道」の展開と共に、「やすらぎの郷」のその後も合わせて描かれていく予定だ。■主人公は清野菜名と八千草薫昭和初期から始まり、戦中、戦後、平成を描く本作。前半の主演は、「トットちゃん!」では黒柳徹子に扮し話題となった清野菜名。そして、戦後の高度成長期を経て現代にいたるまでの後半、いわば主人公の晩年を八千草薫が演じていく。■倉本聰コメント東京ファーストと人は言います。この言葉に私は疑問を持ちます。東京は地方人の集合体です。たとえ、都会のコンクリートの上で生まれ育った人間が圧倒的にいま増えているといっても、人々はどこかで、そのルーツである“ふるさと”の土の匂いに頼っており、そこに郷愁を感じています。中高年層においては、特にそうです。都会といういわばガラス細工の、砂上の楼閣に暮らしていても人はふるさとの原風景を心の中に秘かに刻んでいます。子どものころ親しんだ、田舎の、未舗装の一本の小道。いまは便利になり、アスファルトで覆われ、高速道路が縦横に走る豪華な世の中になったとはいえ、人々が最後に心に描くのは己の貧しい原風景の中にある“ふるさと”の細い小道ではないか。このドラマはそうした小道の変遷を通して、昭和・戦中・戦後・平成、日本の豊饒への歴史を辿りながら、それに翻弄される一組の夫婦の“倖せ”への郷愁を探り、描くものである。帯ドラマ劇場「やすらぎの刻~道」は2019年4月よりテレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2018年01月24日巨匠に愛される二宮和也は、日の本一の屈折男子。『ラストレシピ~麒麟の舌を持つ男~』でもその個性は健在だった。現在上映中の『ラストレシピ~麒麟の舌を持つ男~』(滝田洋二郎監督)を見る前は、クリント・イーストウッド監督の映画『硫黄島からの手紙』(06年)+倉本聰脚本の連続ドラマ『拝啓、父上様』(07年)+山田洋次監督の映画『母と暮せば』(15年)のような作品かと想像していた。主人公・二宮和也が戦火のなかでも人に喜んでもらえる美味しい料理を作り続けるというような、とにかく戦時中の出来事を丁寧に再現しつつ、家族やかかわりのある人物たちとの触れ合いを描いたヒューマニズムにあふれた映画に違いないと。ところがその予測は外れ、二宮演じる主人公は現代の料理人だった。彼と戦争をつなげるのは、一度食べたものは完ぺきに再現できる天才的味覚と料理の腕を買って、太平洋戦争開戦直前の満州で料理人・山形直太朗(西島秀俊)が考案した伝説のフルコース“大日本帝国食菜全席”のレシピを再現してほしいという依頼だった。物語はたちまちミステリーの様相を呈し、二宮演じる・天才料理人・佐々木は、料理探偵のごとく、伝説の料理のヒントを探っていくうち、レシピ誕生にまつわるある重大な出来事を知ることになる。○二宮が出す、どこか世を拗ねた空気映画は、太平洋戦争開戦直前の満州でレシピ作りに全身全霊を注ぐ西島秀俊のパートと、それを調べる現代の二宮和也のパートの2層になっている。ずしりと思い戦争記録映画かと思ったら、ドンデン返しのある娯楽ミステリー映画のような世界に寄せているところもあって、広い層が楽しめるようになっている。後半、出てくる、2つの、ある悲しい出来事の描きがあまりに唐突で、連続ドラマにおける“チャンネルを変えさせないための引き”もしくは“次週も見てもらう引き”みたいで戸惑いを隠せない部分もあったとはいえ(未見の方はぜひ、自分の目で確かめてください)、満州パートも、現代日本パートも、出演俳優はみな真摯で、瞬間瞬間をビビッドに演じている。西島秀俊は、ひたすらまっすぐ料理に勢力を注いでいて、二宮和也は、料理の腕(舌)は確かだが、どこか斜に構え、世を拗ねた空気を出している。この世を拗ねた感は、二宮和也の得意技である。それを、故・蜷川幸雄が好んでつくった映画『青の炎』(03年)や舞台『シブヤから遠く離れて』(04年)は、二宮が演じる屈折男子を存分に味わえる作品になっていた。クリント・イーストウッドの心も捉えたという『青の炎』から14年、『ラストレシピ』の二宮演じる佐々木も、オトナになっても屈折男子というふうで、綾野剛演じる友人に手を焼かれている。とはいえ、最初、料理するとき、料理にまっすぐ向き合ってなさすぎに見えて、『拝啓、父上様』で料理人の役を体験済みなのに……と思っていたところ、佐々木がラストレシピ探しを終える頃、ずいぶんと料理への向き合い方が変わっていくのだ。この映画は、ラストレシピ探しであると同時に、屈折男子・佐々木の自分探しの旅でもある。そのダイナミズムを、二宮和也はじつに巧みに繊細に演じている。大雑把な料理ではない、繊細な繊細な味付けで。主人公とはいえ、佐々木は傍観者のようなもの。にもかかわらず、劇的で俳優が熱っぽい満州パートにかき消されないで、主役として立っていられるのは、二宮だからこそだろう。変化を、台詞などに頼らず、向き合う心情によって、姿勢が変わり、指先への神経の伝わり方も変わり……さらに過去から引き継ぎ、その肉体にひっそり隠れていたものがひょいと顔を出すような神秘な部分まで。やっぱり、イーストウッド、蜷川幸雄、倉本聰、山田洋次など巨匠に起用されるだけはある。○ちょっとちがう角度から真実に光をその演技の原動力は何か。なんといっても二宮和也が、日本を代表する屈折男子だからだろう。屈折とは、世の中に決して埋没しないことだ。誰もが、なんとなく、声の大きな方向に流れていってしまうなか、ほんとうにそれでいいのか? と立ち止まって疑問を発し続けることだ。かつて、倉本聰が二宮に当てた手紙でも、二宮の魅力を逆説的に語っているものがあったが、まさにそれ。『ラストレシピ』も、ともすれば、戦争中の悲劇に「泣けました」「感動しました」(あと「美味しそうでした」とかも)という感想ばかりがついてしまう可能性もある映画になりかねないが、二宮和也の斜に構えた空気がそれを留まらせる。ほんとにそれだけ? と。それは『硫黄島からの手紙』+『拝啓、父上様』+『母と暮せば』+『青の炎』の魂でもある。映画の宣伝で出演したNHK『あさイチ』プレミアムトークで、役者ではなくアイドルだと達観していたことが話題になったが(10月27日放送)、それもまた、彼特有の屈折ゆえの発言ではないかと思う。役者として熱くまっすぐ芝居を語ることなく、ちょっとちがう角度から真実に光を当てる。なかなかできるものではない。巨匠はそういう若者に弱いのだ。ほんとうにニクイほど巨匠転がしである。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。
2017年11月23日今年で10周年を迎えた「東京ドラマアウォード2017」授賞式が10月26日(木)、都内にて開催され、“「逃げ恥」旋風”を巻き起こし、新しい結婚の形を描いた「逃げるは恥だが役に立つ」が作品賞・主演女優賞・プロデュース賞・主題歌賞・演出賞の5部門制覇という快挙を成し遂げた。個人賞の主演女優賞を受賞した新垣結衣は、「うれしいです、本当に」と、にっこり微笑んだ。そして共演の星野源と「とにかく楽しかったよね!」「うん」と撮影をふり返っていた。「世界に見せたいドラマがある」というスローガンのもと始まった「東京ドラマアウォード」は、芸術性や良質な番組といった基準とは異なる、市場性や商業性を重視したアウォード。対象となる作品は、2016年7月から2017年6月までの1年で放送されたTVドラマで、一次審査と二次審査ののち、残った作品の中から、新聞社、TV誌、放送局、通信社などの審査員の投票により作品および個人賞が決定する。「逃げるは恥だが役に立つ」は、職ナシ、彼ナシ、居場所ナシの主人公・森山みくり(新垣さん)が恋愛経験ゼロ、未婚のプロの独身サラリーマン津崎平匡(星野さん)とのビジネス婚を経て、本当の恋に目覚めていくさまを、個性豊かな登場人物たちとの人間関係も交え、生き方の多様性まで描き出した社会派ラブコメディ。みくりを好演した新垣さんは、「ガッキーかわいい!」と視聴者を釘付けにした。新垣さんは、役について「また新しい考え方を教えてもらったと思いますし、どこか心の底で思っていたようなことを台詞として言わせてもらったこともあって。共感するところが、たくさんありました」と、みくりと心が通う部分があったと話した。同作のエンディングでは、主題歌「恋」に乗せてキャスト陣が踊る、通称「恋ダンス」がキャッチーなメロディも手伝って老若男女を虜にし、社会的ブームとなった。主題歌賞を受賞した星野さんは、みくりと結婚する平匡役も担当した。「歌番組でも同時に歌わせてもらえたりして、本当に幸せな時間だと思いました」と当時をふり返った星野さんは、「スタッフさんもお客さんも、全員が踊っていました!すごく見ていて面白かったです」と歌う側ならではの視点でも受賞を喜んでいた。このほか、個人賞では主演男優賞に堺雅人、助演男優賞に草刈正雄が、「真田丸」で受賞となった。天性の勘と武力を頼りに戦力を生き抜いた父と、好奇心にあふれ、冒険を好み、伝説の武将となった息子を演じたふたりが揃って登壇したことも、また会場を沸かせた。また、「あなたのことはそれほど」で、不貞を働いた夫を冷ややかにやりこめる妻を熱演し、助演女優賞を受賞した仲里依紗は、「毎日いろいろな人に『怖い』、『怖い』って言われて…。明るい性格なんですけど(笑)」と穏やかに語っていた。【主要賞一覧】<作品賞(連続ドラマ部門)グランプリ>・「逃げるは恥だが役に立つ」<作品賞(連続ドラマ部門)優秀賞>・「真田丸」・「家売るオンナ」・「カルテット」・「バイプレイヤーズ ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」・「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」<作品賞(単発ドラマ部門)グランプリ>・「破獄」<作品賞(単発ドラマ部門)優秀賞>・「未解決事件 File05.ロッキード事件」・「銭形警部」・「五年目のひとり」<個人賞>主演男優賞:堺雅人「真田丸」主演女優賞:新垣結衣「逃げるは恥だが役に立つ」助演男優賞:草刈正雄「真田丸」助演女優賞:仲里依紗「あなたのことはそれほど」脚本賞:倉本聰「やすらぎの郷」演出賞:金子文紀「逃げるは恥だが役に立つ」「カルテット」<主題歌賞>星野源「恋」(「逃げるは恥だが役に立つ」主題歌)<特別賞>・「精霊の守り人II悲しき破壊神」・「コールドケース」(cinamacafe.net)
2017年10月26日ワイドショー、週刊誌、スポーツ新聞などで報道された芸能ニュースをコラムニストの木村隆志が、「芸能界のしがらみ無視」で厳選紹介! 芸能人の熱愛・破局・スキャンダル・事件……これさえ見れば、一週間の芸能ニュースをサクッとつかめる。■5位:姿を消して7年、田中邦衛『北の国から』で奇跡の役者復帰なるか『女性セブン』の見出しが強烈だった。「田中邦衛(84)感動の帰宅! 車椅子の五郎さんで」「姿を消して7年。『遺言』から15年。『北の国から』最終章構想が―」。表舞台から姿を消してはや7年になる。さらに2015年夏、高熱で入院した田中は、2週間で退院したが、足が悪くなり歩行困難になってしまう。そこで老人ホームへの入居を決意し、足を治して家に戻るためのリハビリに励んでいた。入居から2年が過ぎた現在、田中はようやく自力で歩けるようになり、帰宅の頻度が増えているという。となると、期待されるのは役者復帰。「脚本家・倉本聰は、『北の国から』の最終章構想を持っているが、主役の田中がいないためできなかった」というから、奇跡と感動の復帰が見られるかもしれない。■4位:山下智久、“若きスーパーフィクサー”のサポートで中国進出か『週刊女性』が山下智久(32)の意味深な動向を報じた。「プライベートで1泊2日極秘訪中の真意」「9月下旬、現地のジュエリー会社も訪問」「若きスーパーフィクサーともくろむ本格中国進出」。まさに、眉唾ものの内容だった。主演ドラマ『コード・ブルー』の打ち上げから3日後、山下は上海へ。同行していたのは、2歳年上で、中国と日本の企業間交流をうながすコンサル会社の代表。何と15歳で中国に渡り、17歳で起業した過去を持つほか、アントニオ猪木やYOSHIKIの世界進出をプロデュースした凄腕で、「若きスーパーフィクサー」と呼ばれているらしい。上海では2人でジュエリー会社を訪れるなど、サポートを受けているのは間違いないようだ。『コード・ブルー』は夏期ナンバーワンヒットとなったほか映画化も決まるなど順風満帆だが、山下の視線は世界に向いているのだろうか。■3位:清水アキラ、号泣謝罪。三男・良太郎が覚せい剤逮捕。二度目の不祥事清水アキラ(63)の三男でモノマネタレントの清水良太郎(29)が、覚醒剤を使用したとして逮捕された。捜査関係者によると、10日に派遣型風俗店の女性から「ホテルで男に薬物を飲まされた」と通報があり、駆けつけた捜査員が採尿したところ陽性反応が出たため逮捕したという。良太郎は当初、「使った覚えはない」と否認していたが、観念したのか、徐々に使用を認める供述に変わっていった。一方、緊急謝罪会見に挑んだアキラは、「バカヤローって言って突き放したいですけど家族ですから……」「私の育て方がダメだった」と父親の顔を見せつつも、「自分の事務所はクビにして、自分で歩いてもらいたい」ときっぱり。それ以上に波紋を呼んでいるのは、「ウチは厳しくて何かあればひっぱたいてたりしてたんですが、それが逆に嘘つきになっちゃったんでしょうかね」というコメント。「決して甘やかしていたわけではない」という子育ての難しさを言いたいのだろうが、今年2月に起きた違法賭博騒動以降の手厚いサポートを踏まえると説得力はない。当時、良太郎は『ノンストップ!』のインタビューで、「こんなのちょっとのことじゃないかと思った」などと奔放な発言をしていた。一緒の仕事が多い父だけでなく、次男も家族芸能事務所の社長をつとめているだけに、視聴者が「あやうい」と感じたような感覚が家族にもあれば、違う結果になっていたのかもしれない。■2位:中居正広が6年交際のダンサーと破局。仕事優先の決断か『女性セブン』が中居正広(45)の破局を報じた。中居とダンサー女性の交際が発覚したのは今年3月。6年にわたる交際や同棲などが書かれ、女性の献身的な姿勢から、「結婚の可能性もある」と言われていた。SMAPが解散した今、中居がアイドルではなくなったこともあり、交際に支障はないと思われるが、本人はそう感じていなかったのだろうか。稲垣吾郎(43)、草なぎ剛(43)、香取慎吾(40)がジャニーズ事務所を辞めたが、中居は残留。同誌は「今が仕事の頑張りどきだから」「もっと成長しないといけないから」という破局の理由をつづっている。一方、女性も30代だけに「年齢的にそろそろ結婚したい」という気持ちがあり、「ゴールが見えないなら、ここで区切りをつけましょう」と別れに踏み切ったとのこと。「記者の憶測が多分に入った記事ではないか」とも感じるが、気になるのは中居の夏休み旅行。「東南アジアを旅行する計画を立てていたが、土壇場になってキャンセルした」「一緒に行こうとしていたのは別の人」というのだ。ダンサーではない別の女性がいるのでは……という可能性をにおわせているのはいかにも週刊誌らしく、これも信じがたい。ダンサーとの破局も、別の女性も、まだ真相はわからないが、いつか中居の結婚会見を見てみたい気がする。■1位:戸田恵梨香と成田凌の交際発覚!『FRIDAY』のハリコミ車に衝突で3位の山下と『コード・ブルー』で共演していた戸田恵梨香(29)と成田凌(23)に熱愛報道。しかも「記者のハリコミ車に接触事故」という前代未聞のバレ方だった。2人の熱愛は12日に、サンケイスポーツが報道。ただ、「演技に向き合う互いの真摯な姿に惹かれ、一気に距離を縮めた」「打ち上げの2次会では、隣に座って仲むつまじく会話」「一緒にドライブしていた目撃情報もあり」という模範解答のような記事を見て、「あやしいな……」としか思えなかった。翌日に『FRIDAY』の記事を見て納得。2人の熱愛は同誌のスクープであり、スポーツ紙と芸能事務所による“スクープ対策”だったのだ。渋谷区の路上で、「某アイドルの熱愛を撮るために張り込みをしていた」同誌の車に成田の運転する車が衝突。同誌には警察に調書を取られる2人の写真が何枚も掲載されている。ほほ笑ましいのは、ショックを受けている成田を戸田が優しくフォローしている姿。警察から名前を聞かれると「戸田恵梨香です」と正直に答え、記者には「すみません」と謝り、さらに『FRIDAY』の記者だとわかると、「アハハ、すごいですね」と笑い飛ばしたという。成田は「何て頼もしい女性なんだ」と思ったのではないか。戸田は、村上信五(35)、綾野剛(35)、勝地涼(31)、加瀬亮(42)らとの交際報道があった恋多き女性。ここにきて相手が年下男性なのは意外だが、漢字違いで3人の「りょう(涼、亮、凌)が続いているのは偶然だろう。「呼び方はやっぱり同じなのかな……」と思ってしまうが、今回の対応で戸田の好感度はむしろ上がるのではないか。□おまけの1本「林家ぺー激白! 『パー子監禁・虐待疑惑』の真相とは」『FRIDAY』のネタをもう1本。それは、林家ぺー・パー子夫妻の何とも物騒な、でも笑ってしまうものだった。今夏、2人の地元・赤羽で、「パー子さんがマンションのベランダで『助けて!』『監禁されてる!』と叫ぶ姿が目撃された」という。記者の直撃を受けたペーは、「ウソ。何の話?」と否定。しかし、続けて追及されると、「終わった話よ」と断りながらも、サイゼリアに場所を移して2時間半もの独白がはじまった。ペーの話によると、「3年前、パー子がベランダで花の水やりをしていたところ、なぜか鍵がロックされてしまい、2月の寒い時期だったこともあって、パニックになった」とのこと。そこに偶然ハシゴ車が通って助けてもらったようだが、本当にそんなことがあるのだろうか。バラエティ番組でペーがパー子を怒鳴る場面を何度か見ているだけに信じがたい。ただ、ペーは「泥棒に入られた」「鍵を盗まれた」「防犯カメラのスイッチを切られた」「仏壇の灰に水を入れられた」などの被害に遭い、「犯人は宗教団体」と語った。さらに、「パー子が対人恐怖症になった」こともあり、警察にも相談したという。ペーは愛するパー子のために宗教団体の幹部を直撃。すると、「『ペー・パーに会うだけで功徳になる』と言われているらしい」ことがわかったらしい。「ぜんぶネタなんだろう」とも感じるが、それならパー子は大丈夫なのか。ちょっと心配してしまう。■著者プロフィール木村隆志コラムニスト、芸能・テレビ解説者、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブに毎月20~30本のコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。
2017年10月15日