寒い時期がやってきました。喘息もちの息子と私、風邪をひきやすい夫、目が固く睡眠不足になりやすい娘・・・。この時期はいつ体調を崩してしまうのかと戦々恐々の日々です。特に母である私が倒れると家のことが回らくなる・・・! 子どもたちが小さければ小さいほど、常に「私が元気でいなきゃ」と思っていました。インフルエンザで寝込んだ時、胃腸炎で寝込んだ時、いつもお休みを取って面倒を見てくれる夫よ、本当にありがとう。子どもの身の回りのお世話に加え、家事も引き受けてくれて、私が一人でじっくり休息できる時間を作ってくれるので、いつも本当に助かっています。でも、もしこれが夫の出張中だったら? どうしても抜けられない仕事がある日だったら? ・・・そう思うと恐ろしく「やっぱり母は常に健康でいないと」と改めて思ったのでした。というわけで、私が体調を崩さないように毎日していることとは・・・こんなこと。これをやり始めてから、以前よりも「致命的な体調不良になる日々」が減ったように感じています。体調を崩したとしても、軽くすんでいるようです。ある晩、体のだるさを感じて熱をはかると、なんと37.5度。この時は微熱でしたが、発熱前の独特の倦怠感もあり、これからひどくなることが予想されたので念のため夫に「熱がある」と伝えてから眠りにつきました。ところが・・・夜中の1時ごろでしょうか、寝苦しくて起きると、まだ夫の部屋の電気がついているではないですか。いつもは早寝なのに珍しい。「明日も会社なのに大丈夫かな?」そう思いつつも、だるさから声もかけずに布団に潜り込んで、そのまま眠りました。そして翌日、案の定、熱は39度を超していましたが、7歳と4歳になった子どもたちは、ある程度の身の回りのことは、もう自分たちでやることができるので、「とりあえず幼稚園にさえ送り出してしまえば、あとはゆっくりできる~!(涙)」と、重い体を起こして準備に取り掛かったのです。え、なに、そのものすごく残念そうな顔は・・・。もしや夫は、私の発熱メールを受けて、今日は会社を休む気分になっていたのかもしれません。それで昨晩も夜遅くまでテレビを見ていたのではないか・・・。確かに、子どもたちが赤子時代に同じ状況になったら、確実に夫にお休みをお願いしていたでしょうから。結局、夫はトボトボと出勤していきました。「妻が体調を崩しているから休みを取ろう」という気持ちは、とても嬉しいけれど、なんだかなー(苦笑)と思った出来事でした。いや、休んでもらったほうがいい妻だったのかな? いまだに答えがわかりません。(笑)
2019年11月22日※この漫画はウーマンエキサイト読者の方からお寄せていただいたコメントを元に作成しています。 前編 の続きです。わが家の夫は、家事育児にまったく協力しないうえに、自分が体調不良になるととても大げさなアピールをしてきます。そんなある日、私が体調不良になったときのこと…自分の体調が悪いときは「早く家に帰って来い」というくせに、私の体調が悪いと、早く帰ってくるどころか飲み会に行くことがしょっちゅうです。早く帰ってきてくれたなーと思ったときにも、平気で「俺のご飯は?」と言ってくる。私はどんなに具合が悪くても、お弁当を作って、子どもの世話をしているのに…。「なんで私だけが頑張らなきゃいけないの?」私の中の何かが、ぷつんと切れました。そこで私は、反撃を考えたのでした…。「自業自得で体調不良になった人には、必要最低限の世話しかしない」と夫に宣言。これまでのように心配しすぎることはやめて、淡々とスポーツ飲料、栄養食品ゼリー、レトルトのおかゆの病気セットを並べるだけの対応に変えました。それ以降、夫は「私の限界」を察したようで、以前よりもずいぶん協力的になった気がします。もしかしたらダメ夫を作ってしまっていたのは、夫が「体調が悪い」と言うとすぐにかいがいしく動いてしまっていた私だったのかもしれません。「俺より稼げば家事してやる」収入マウント夫の記事は こちら イラスト・ ねここあんな。
2019年11月04日こんにちは。5歳の双子と2歳の末っ子の三姉妹の育児をしている田仲ぱんだです。私の夫は現在、とても協力的に子どもの寝かしつけに参加してくれています。■年齢の違う姉妹の寝かしつけ子どもが3人いて、年齢が異なると、寝るタイミングがそれぞれ違って、3人一緒に寝かしつけをするのが難しい…。眠りたい5歳のお姉ちゃんたちのうえを、まだ眠りたくない2歳児が転げまわって、お姉ちゃんたちが「うるさ〜い!」「眠れないよ~」と怒る状況になってしまいます。そのため、最近はもっぱら、夫がお姉ちゃんたちを寝室で寝かしつけ、そして、私が別室で末っ子を寝かせてから寝室に連れて行くという形をとっています。今では頼りになる夫も、双子が生まれたばかりのときは、寝かしつけに関しては全く戦力になりませんでした。0歳の双子が夜泣きをしたとき、■疲労と眠気のピーク…夫はゲーム?深夜に起きてミルクを作ろうとしたら、ゲームをしている夫の姿が…!思い返すと、夫はゲームしつつも起きているんだから、私の代わりにミルクをあげられるはずなんです。そうすれば、その間に私は眠れるし。だけど、当時は双子育児に疲れすぎて思考停止。なぜか、ミルクをあげることも、寝かしつけも自分がやらなければいけないことのように思っていて、夫に「起きているなら代わりにミルクをあげてほしい」と提案することすらできなかったのです。そのときの夜、寝れなかった記憶がつらくて、3人目を育てるときは、夫には寝かしつけも協力してほしいと思いました。そこで3人目が生まれる前に夫に対して、子育てに関するお願いを書面に記して渡しました。■末娘の妊娠中に「寝かしつけ協定」締結「私の睡眠不足を補うため、夜21時から深夜1時までに娘が起きた場合の授乳を夫がやること。その時間帯、私は寝ます」ちょうど、当時3歳だったお姉ちゃんたちが寝て、夫がゲームをし始める時間帯。その時間帯を、私の寝る時間にすることにしたのです。末っ子は、抱っこしたままでないと寝ることができない抱っこマンだったので、寝かしつけに関しては正直、双子が赤ちゃんのときより苦労しました。だからこそ、この夜21時から深夜1時までの4時間を完全に夫に任せることによって、私の体力も多少は回復させることができました。子どもを産んでからだと、体力的にも精神的にも消耗しているので、あれやこれやを具体的にお願いすることが難しいことがあります。妊娠中に、夫にやって欲しいことを書面に記してお願いしておいたことは、私たち夫婦にとってはとても効果的でした。もしかして口約束だと、なぁなぁになってしまったかもしれません。この約束があったから、いま、子どもの寝かしつけにも夫が協力的になってくれたんだと思います。そう思うと、最初に書面にしておいてよかったです。
2019年10月28日家事や育児はまったくしてくれない。けれど、まるで物を欲しがるかのように「子ども可愛いし、2人目欲しいな〜」という夫。自分は一人を育てるだけでも精一杯。そのような夫に対して、どう対処したらいいのでしょうか。 「人は変えられない」が基本心理学的には、残念ながら「人は変えられない」が基本の考え方となります。 いくら、「2人目が欲しいなら家事や育児を手伝ってくれないと困る」と伝えておいたとしても、実際にその状況になった際に手伝ってくれることは稀でしょう。深く考えずに2人目を欲しいと言っている男性は、多くの場合「なんとかなる」「やってみなければわからない」と思っています。自分が家事や育児をしなければならないと現実的に考えていないのです。そして、「現実的に考えて」といくら妻が訴えたとしても、夫の身にふりかかって自身の問題として捉えてくれないかぎり、人は変わらないし、変われないのです。 “なんとかしている”現実をわかってもらう家事や育児に参加していない夫の多くは、「子どもがすくすく育っている」という結果だけを見ています。そして「なんとかなっている」と思っています。その裏に、妻の家計のやりくりや、日々の子どもに対する奮闘があることを微塵も考えずに……。 妻がなんとかしている現実について考えてもいないし、そもそも、そんな大変なことがあることに気付いてもいない場合が多いのが現状です。つまり、無邪気に2人目が欲しいという夫に対しては、妻がなんとかしている現実をわかってもらうことが必要になってきます。伝える際は、決して、「わたしはこんなに大変なのよ!」と感情的にならないようにしましょう。夫は、問題を考える前に「うるさいなあ」と感じて、妻の話を聞くことをシャットアウトしていまう可能性が高くなってしまいます。 現実的に起こり得ることを共有する夫が本当に2人目を欲しいと思っていることがわかったら、現実的に起こり得る問題を2人でしっかり話し合いましょう。何を不安に思っているか、何が大変かを夫婦で共有することが大切です。ここで、共有できないようであれば、いったん2人目は待ったほうがいいかもしれません。そして、なによりも大事なのは、自分が欲しいか否かをしっかり考えること。どうしても、妻の負担が多くなってしまうのを避けられない育児。夫の気持ちよりも自分が欲しいのか、についても考えるようにしてくださいね。 育児は、しっかり考えてもその通りにはいかないこともたくさんあります。あまり考えすぎて不安だけが先走り、欲しい子どもを諦めてしまうことはできれば避けたいものです。人は変わらないということを念頭に、とりあえずの不安をできるだけ取り除けるよう、夫と話し合ってみてください。 著者:ライター カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2019年08月05日発達ナビユーザーから寄せられた相談、ひらたともみが「どうすればいいの?」を専門家に取材!四半世紀子育てしているずっと現役ママの私は、10年前にうつ病を発症。現在も治療中です。第1子を出産したのは20数年前。分厚い育児書が必須だったあの頃。インターネットの普及で私たちの暮らしは大きく変化し、情報や人との繋がり方も劇的に変化したと思います。でも、母親の悩みは変わらない。そんなママたちの悩みを少しでも軽くできたらとの想いで、このたび発達ナビユーザーの皆様からお悩みを募集させていただきました。今回はその第2弾です!「理解のない夫を育児・療育に巻き込む方法って?」(発達ナビユーザーからの相談)発達ナビに寄せられたのは、ワンオペ育児に奮闘する30代で2人のお子さんを育てるママからの相談。発達障害のある長男と次男、2人の子育てに加え、仕事もあり、体調を崩してしまうことが増えてしまったそう。無理を重ねて育児と仕事をするうちにどんどん体調が悪化し、救急に。体が思うように動かなくなってしまい仕事も休まざるをえなくなりました。それでも夫はほとんど育児に関わることはなく「自己管理がなっていないからだ」と言うだけ…。どうしたら夫と二人三脚で育児・療育ができるのでしょう。Upload By ひらたともみUpload By ひらたともみ教えて井上先生!ひらたともみが取材Upload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみペアレントメンターとは…専門家ではなく親として、寄り添いや当事者視点での情報提供を行うことで、問題解決的な支援ではなく、寄り添いと繋がりによる支援を提供している。メンターとは、「信頼のおける相談相手」という意味。子育てと同じくらい、長年夫との関係性に悩んできた私は、いつも孤独に苛まれていました。子どもの苦手や発達の遅れに対する不安は、どんなに仲の良い友人にも相談できず、その鬱々とした気持ちを夫に受け止めてもらいたい、理解してもらいたいと思っていました。少しでいいから、この不安の渦から逃れたい、どうしていいか分からないという気持ちを、同じ立場で共有したい。たったそれだけのことなのに、結局面倒で厄介な事柄ばかりが母親である自分の仕事のように感じてしまう…。そう思っていたのはどうやら、私だけではなかったようです。「子どもに発達障害がある」と病院で言われてしまうと、どんなに医師に励まされても、肩を落とさずにはいられない人が多いのではないのでしょうか。確実にだれかが母親を支えなくてはいけない状況で、夫が不安を半分受け止めてくれたら、まだ見ぬ療育の道も、手分けして歩んで行けそうな気がしますよね。それには井上先生のおっしゃるように、少々先回りして、病院の先生に相談しておいてから、夫婦で病院に出向くことを作戦の第一段階にしてみるのがいいと思います。…とはいっても、今回のテーマ「理解の無い夫と二人三脚で育児・療育をするには?」。家庭環境やお子さんの状態、そして父親の状況によって、何十通りも方法があると思います。人を動かす・意識を変えるということは本当に難しいですよね。そして井上先生がすすめてくださった、ペアレントメンター。それまでは、親兄弟にくらいしか相談できなかった、子どもの発達の問題。発達ナビでもおなじみのコミュニティーのような役割を担い、気軽に相談することができます。しかしながらペアレントメンターの養成や活動方法は、まだまだ未整備な地域も多く、また自治体によってあり方が大きく異なっているようです。井上先生に教えてもらったようなアプローチを試しても、すぐに夫は変わらないかもしれない――。でも、いつも感じている不安やつらい気持ちを誰かが聴いてくれ、寄り添ってくれるだけで、ずいぶん心は軽くなるのではないでしょうか。そうして、毎日の暮らしに必要なパワーも湧いてくるかもしれないと思いました。メンター活動の多くは都道府県や指定都市レベルで行われているので、まずは自治体内のメンター活動を調べて、活動先に問い合わせてみるとよさそうです。全国のペアレントメンター組織 | 日本ペアレントメンター研究会ペアレント・メンターと出会うには | 日本ペアレントメンター研究会よくある質問 | 日本ペアレントメンター研究会
2019年07月31日【 前回 のお話】次男が1歳を過ぎてから初めて(!!)夫に子ども2人を託して自分の時間を貰うことを決めた私。目的は美容院に行くためです。がしかし、その前に午前中に長男(3)を習い事へ連れていかなければなりません。なかなか起きてくれない夫にしびれを切らした私は、なかば強制的に次男を夫の枕元へ置いて長男を習い事へ連れ出したのでした。 さぁ、育児に非協力的な夫がはじめて子ども2人と過ごす休日。無事に子守りはできたのでしょうか~!! ■夫、初めての2人子守スタート!長男の習い事に到着して10分後。 さっそく携帯が鳴り出しました。 見ると夫でした。家を出てまだたったの15分。もう?!!!はやーーーっ!! 一体何の用事!? 私:「もしもし」 夫:「ねぇーーーー今日の昼飯何?」ズコーーーッ!!!そんなことでわざわざ電話してきたの!?(という心の声は置いといて)私:「ハヤシライスですけど」 夫:「どこに置いてあるの? このキッチンカウンターに置いてあるやつ?」 私:「いや、、、それは(習い事から帰った後に食べる)私と長男の分のハヤシライスです!」(見ればわかるでしょうよ! どう見てもサイズが違うのに!) 夫:「じゃぁ、オレのはどこに置いてあるん?」 もーーー!!!あたしゃ、オカンか!! てゆうか大人なんだからさぁーその辺よーく見渡してみようよぉーー。鍋の蓋とか開けてみましょうよーーー。 私:「そこのお鍋に入ってますけど…」 夫:「あ、ほんとだ♪ あったわ。じゃ、先に食べとこーーー」 ブツッツーツーツーツー……。 ナニコレ。先が思いやられるーーー。 そして、習い事を終了し家に長男を送り届け、私はいざ念願の美容院に向かいました! だがしかし、同じく出発10分後。 早くも電話がかかってきました!!! 今度はなにー! 私:「もしもし!?」 夫:「ねぇ…次男が全然ハヤシライス食べないんだけど…」 私:「…」 偏食小食の次男、出したものを食べないなんて日常茶飯事です。 夫:「なんか他に食べるものある?」 でぇぇーーーーい!!!そんなのいちいち電話してこないでよ!! 戸棚あけたらどっかに何かしら入ってるでしょうがよーーー! 私:「じゃぁ、戸棚ん中にベビーフードが入ってるから、そっちあげてみて…。ごはんの量はかくかくしかじかで……」 戸棚の位置やご飯の量も懇切丁寧に指示。はぁ…。 次男に関しては、完全に初心者な夫。既に1歳になりますが夫が次男のオムツ替えをした回数は両手以下です。そのぐらい触れ合っていなかったので、私からしたらどうしてそんなことも知らないの!? って思うことも(ものの場所とか次どうしたらいいのかとか)、夫からしたらわからなくて当然なのかもしれません。そして、美容院に到着しその後どうなったかっていうと…。 髪の毛を切ってもらっている間に携帯が鳴る鳴る!!ピローン♪(メッセージ着信音) 夫:「結局次男が全然食わんかった…」 ご丁寧に報告ありがとうございます。報告してくれなくてもどうせそんなもんだと思ってますんで大丈夫です。 ピローン♪ 夫:「家から歩いていけるデザート屋さん知らない?」 私はGoogleか!商店街に行けばドーナツ屋さんかカフェがありますけど。 ピローン♪ 夫:「ラジャ! カフェに三輪車で出動する!」 いちいち報告(笑)はい、いってらっしゃい! ピローン♪ 夫:「てか、教えてもらったカフェ、全然スイーツの種類ないし!!」 そんなの私に今言われたって知らないわよ!!!入り口で確認でもして入っておくれよーー!!!ピローン♪ ピローン♪ ピローン♪ ピロピロピローーーン♪ どんだけ連絡してくんねーーーん!!!! 結局私が美容院から帰ってくると、親子3人でドーナツを食べて三輪車でプラプラ戻ってきているとこでした。すごくテンパっているように見えた夫ですが、夫:「2人ともすごくいい子で、兄弟2人で仲良く遊んで全然手がかからない」 だそうです。あーん! 期待はずれー!ママならやりたい放題なのにパパならなぜか2人ともおりこうさんなんですよね~! おいおいブラザーズ!!! いつものあのややこしさはどうした!? いつもの最強っぷりとくと見せたらんかいっ!! いえ、いいんですけどね。2人ともママがいなくてもご機嫌で過ごしてくれた方がすべてが丸く収まります。また次も面倒見ようか! ってなるし。はい。というわけで夫のはじめての兄弟育児は…妻にいちいちメールで聞きながら、なんとか無事に終わったのでした。 おしまい!
2019年07月04日こんにちは! ちゅいママです。 子ども達がまだ小さかった頃、うちの夫はどちらかというと育児に非協力的でした。正確に言うと、当時は非協力的だとは思っていませんでしたし、むしろ、「世の中の父親はこんなもんだろう」と夫自身が言っていました。私も夫に育児の協力を求めるのを諦めていて(というか期待していなくて)、夫婦の間でなんとなく「夫は外で働くかわりに、妻は家事育児をするのが仕事」という意識で繋がっていました。 当時は非協力的であるという認識はなかったけれど、今、昔の記録を見返してみるとがっつり非協力的でした!(笑)なんだコイツ! こんなんだったんだぁぁぁ~~と驚くとともに(今の夫は随分変わりました)、ひとりで抱えて頑張っていた私を労りたくなりました。長男が3歳、次男が1歳になってすぐの頃のお話です。 ■夫への「はじめてのお願い」今日は、夫にお願いしたいことがあるんです。妻のたってのお願いなんです。ずばり「息子2人の子守をしてほしいの!!」次男が生まれてもう1年もたつけど、今まで一度も夫に息子2人を預けたことはなかったんですよね。なぜなら夫にとって2人も同時に子守するだなんて、完全にキャパオーバーだからです! 子守が苦手な夫にとって1人が限界。 そして私もそんな夫に息子2人を預けると、かえって心配で気が気でなくなるので、今までお願いしたことはなかったんです。怪我をするんじゃないかとかそういう心配じゃなくて、なんていうか…面倒見るといいつつ結局そのへんで昼寝してるだけなんじゃないかとか、スマホ片手にグダグダしてるだけなんじゃないかとか…夫が「私のしてほしい育児」をしてくれない事にモヤモヤしてしまうんですよね。 だけど、今日は違う。 今日は、いい加減、そろそろ預けたい。私、パーマをあてたいんです!!人生で1回だけかけたことがあるパーマ。もはや10年も前の話だけどそれ以来のパーマ!美容院に行きたいから子ども2人の面倒を見てくれないかと、私の胸のうちを思いきって夫に打ち明けてみました。そしたらもちろん、子守りはすぐに引き受けてくれました。次男も卒乳し、おっぱいの心配もなくなったのでハードルはだいぶ低くなっていたようです。 じゃ、お願いします!!だけど余計な一言がふたつもみっつもーーー!!夫:「なんでいきなりパーマなん?」なんでってイメチェンしたいからだよ。 夫:「…なに色気づいてんの?」ハ!? なにそれ!!!! この手のツッコミってすごくハラタツんですよね!! 本人は冗談のつもりなのかもしれないけれど、すごく傷つきます。 そういえば産後、息抜きに洋服を買いに行ったら、「どうせそんなに来て行く場所もないのに」って言われたことがありました。すごーーーーーく悲しかったです。 そりゃ幼い子ども2人いる専業主婦なんですから、せいぜい出かける場所は児童館か幼稚園か小児科かスーパーぐらい。服だってそんなにいらないし、着飾っていく場所もないのは自分がいちばん分かっています。 でも「どうせ着て行く場所もないんだから、服なんて買ったってしょうがない」って妻自身がそう決めるのならいいけれど、周りが決めるのはおかしいですよね。 息抜きに服を買ったっていいじゃない!髪の毛にパーマあてたっていいじゃない!それを色気づいてどうすんのとか言わないでほしい!!夫:「だって、ママの髪の毛なんてゴワゴワなんだから、そんなパーマなんて無理だって。どうせすぐとれるって」ムッ!! 人の髪の毛をタワシみたいに! 夫の失礼発言は無視して、意地でもふわふわのパーマをかけに美容院に向かうことにしました。でも、その前にまずは長男を公文に連れていかなければいけません。11時から習い事に連れて行って、長男と家に戻り、お昼の13時から私は念願のパーマネントへ向かうのです!(夫の兄弟子守は13時からです)でも今日はいつもに増しててんやわんやな朝でした。■毎週末戦力外な夫… ちなみに夫はというと、休みの日はいつもなかなか起きてきません。 昼過ぎまでは毎週末戦力外です。 長男が、「タワーあびたーい」と言い出しました。朝からシャワーが浴びたいそうです。 掃除をしたかったので、「ちょうどいいや!」と思い立ち風呂場で遊ばせることにしました。「お風呂で遊んだらいいよ! ほら、泡立て器でアワアワ作ったら?」と、私の一声で「やるーー!!」と喜ぶ長男。 長男、「ママ、おふろのとちはやたちーねー!」ですって(爆)普段どんだけ優しくないんでしょうか(笑) そして、そうこうしてるうちに次男もお風呂に入りだして、しばらく2人で楽しそうにお水遊びをしていていました(見守りつつ掃除をしています)。ですが、もちろん、ビチョ濡れのまま部屋にあがってきて2人してウロウロするもんだから床は水がボトボト。 ひとつ用事が済んだと思ったら次から次へと用事が出てきます。 もう、どーでもいいや! と開き直り裸ん坊で次男をベランダで遊ばせていたんです。 そして私は洗濯物を干し終わり、部屋に入って洗濯カゴをしまってきたら、長男の呼ぶ声がします。「マーーマーーー!! 次男くんがベダンダでうんちしたったーーー!」 えーーーーー!?しまったーーー!! オムツ履かせておけばよかったーー!!!!(すぐに履かせるつもりだったけどちょっとぐらいいいかと思ってスッポンポンのままにしていました) 早くしないと、習い事も閉まっちゃうし、美容院も遅れちゃうし…あぁぁーーーー! パパ!! ちょっとは手伝ってよーーー!!!!時はすでに11時。いつものように寝室でグーグー眠り続ける夫。もう、私は諦めているので、週末は予定がなければ夫はお昼頃まで眠っています。 いつもは放置していますが、今日、いま、この瞬間はさすがにちょっと手伝ってほしい!! なぜなら、しつこいようだけれど、ひとつ用事が済めば次になにか用事が増えて、一向に準備が進まなかったから…。 思い切って、「ねーー! ちょっと手伝ってくれない?」と起こしてみました。だけど… 完全に無視したんです!! シカトですよシカト!! ひどくないですか!? むむむむむぅーーー! 今日は久々に腹立ってきたぞぉ!!ちょっと今、この時だけ少し手を貸してほしいって訴えてるのに、どうしてそうもグーグー寝続けるのか。あなた言ったよね!?家事は妻の仕事でも、育児は2人の仕事と言ったよね!?そもそも夫婦2人の子どもなのに、なんでこんなに気を使わないといけないんだろう。私が毎日子どもを見るのは当たり前なのに、土日に夫に託すと「子守り」になってしまうのはなぜなんだろう。 よっぽどキレそうになる気持ちをぐぐぐーーーっと押さえ、忍耐忍耐そして忍耐!(この頃の私は自分の気持ちを主張するのがすごく苦手で、私ひとりが我慢すればうまく回るんだと自分に言い聞かせていました)夫には、私がキレそうになってることが完全に伝わってるだろうが、怒りを口にだけは出さないように注意し、なんとかひとりで乗り切り、習い事へと出かけました。 (そしてこういう小さな事が積み重なって、私の心は「夫には何も期待しない」へと変化していきました。夫からしたらその時に眠かったから記憶になかったとしても、「オレだって休みたい」と思っていたとしても私は悲しかったです。きっと聞いてもらえないだろうなって分かっていながらも、ダメ元でお願いをしてみるって勇気がいることなんですよね。起こしたってどうせ起きてくれないだろうな…と思いつつも、「起きて助けてほしい!」と頼んだ時に無視された悲しさといったら…)あぁーーー、もう、ほんと…ひとりでバタバタしてるときに、目に付くところでグーグー寝続けられるとムカつきます。こんなんならいっそのこと仕事でいない方が諦めがつきます。そうそう!今日は半ばヤケクソの当てつけで次男を夫に託して、長男の習い事に出てきました!! 私のささやかな反抗です。 いよいよ、パパ。子守タイムのスタートです!! とりあえず頑張ってもらいましょう!!
2019年06月28日8月に不妊治療をテーマとした『鈴虫』という中編小説を出版したら、即座に何人もの人から「実話ですか?」と聞かれました。「実話だと小説としてではなく、ノンフィクションとして売り出します」なんて、つれない返事ができるわけもなく「いや、まあ」とお茶を濁しました。 小説って、「小説的な書き方」をするから小説になるのであって、実話をもとに書いたとしても、そこにはいわゆる小説的な嘘が含まれているものです。 さて今回は、不妊治療に協力的でない彼に協力してもらうにはどうすればいいのか?について、一緒に見ていこうと思います。とにかくよく話し合うこと!これに尽きる不妊治療にかかわる肉体的な負担は、言うまでもなく女性が一身に受けることになります。「もし子どもを授かれなかったら」という不安や恐怖、それに加え、治療のために会社を早退する時の心苦しさなども、女性が一身に受けることになります。彼にできることは……まずは言うまでもなく、彼女が安心して治療を受けることができる経済的な環境を整えることです。心身の苦痛と経済的不安、それらすべてを女性が引き受けなくてはならないとなれば、女性はもう地獄ですよね。 がしかし、「頑張っても今月も妊娠しなかった」という結果を聞いて、ある旦那さんは近所のスナックに飲みに行くそうです。半分やけ酒みたいなことだろうと思いますが、「そのお金、婦人科に渡せば?」ですよね。彼に悪気はない、理解できていないだけ当たり前みたいに聞こえるかもしれないけれど、不妊治療に協力的でない彼に協力してもらうには、まずは夫婦でよく話し合うことです。これに尽きます。男はなにも悪気があってスナックに行くわけじゃあないんですよね。また、悪気があって「今日の治療も大変だったよ」と言う奥さんの話を聞き流しているわけでもないんですよね。男として、不妊治療がいかに大変かを理解・想像できないから、女性がカチンとくる(あるいは悲しくなる)言動に出るのです。そのような男に、妊娠の大変さをリアルに想像できるまで理解させようと思えば、これはもう話し合うしかないです。 女性は小6か中1の時に、女子だけ集められて妊娠の話を先生から聞かされたと思います。その時、男子が何をしていたか知ってますか?自習です。あるいは自習とは名ばかりのおしゃべり大会。それ以降、男が女性のカラダについて知る機会は……保健体育の授業で「男」の先生がちょろっと教えてくれて……あとはエロ本の世界でしょう。 つまり男って、女性のカラダのことや妊娠のことを、ほぼ何も知らないのです。だから女性が言って聞かせるしかない。不妊治療の「ゴール」を旦那さんと共有しようとはいうものの、不妊治療をしていればお金はどんどん消えていくし、婦人科に通っていれば夫婦ですれ違いの生活になりがちだしで、どうしても、「気がつけば今週は夫と10分しか会話してない」ということになりがちだったりします。夫婦で話をする時間を「強制的に」たくさんつくる――この意識を旦那さんに刷り込むことです。それしかないです。 男って、不妊治療をすれば妊娠すると、牧歌的なことを考えているところがあります。だから、治療の終わりをいつにするのかを考えたことのない人が大勢います。「治療の終わりは妊娠した時であって、それ以外の終わりって、わたしが妊娠しないとわかった時だって言いたいわけ?」というトークは「なし」です。治療の終わり、つまり妊活のゴールが漠然としているがゆえに、夫婦がすれ違うこともあるのだから。いったんすれ違ってしまった夫婦の心には、鈴虫が鳴くのみです。それはあなたにとっても旦那さんにとっても、生き地獄以外のなにものでもないのです。そうなる前に、まずは夫婦でおしゃべりをば。(ひとみしょう/作家)
2018年11月10日よく耳にするイクメンやカジメンといった言葉。女性が家事や育児をすることは当然で、男性ならば褒められるという風潮に違和感を覚える方も多いはず。女性の社会進出が広まってはいるものの、まだまだ古い考えが根強く残っていますよね。このような環境の下、家庭で協力的な夫を育てるにはどうすればいいのでしょうか。そもそも子育てを「手伝う」とは?「子育てを手伝ってくれて協力的な夫 」という言葉さえ、違和感を持たなければならないはずです。なぜなら「子育てをよく手伝う協力的な妻」という言葉が使われないように、女性主体の形態を受け入れてしまっているから 。専業主婦やパートで勤務時間を減らしている女性であれば、家にいる時間が長くなり、家事を担う割合は大きくなります。しかし家事と育児はセットではありません。共働きであろうが、専業主婦であろうが、子育ては夫婦2人で行い、その責任は夫婦2人に平等に生まれているのです。夫婦が2人揃ったからこそ誕生することができた命。夫にも妻と同様のプレッシャー を持って、子育てに取り組んでもらいましょう。女性の子育ては妊娠期から始まっているなぜ女性が主体で子育てを行い、それを男性がサポートするいう構図になりがちなのか。妊娠が女性にしか経験できないことであり、生物学的な違いが発端 となっているのでしょう。妊娠期は女性しか身ごもれない仕組みである以上、女性は既に妊娠期に子育てを始めているのに対し、男性は妊娠前と変わらない生活を送れます。生じる意識のズレが、何年も続く夫婦間における子育ての関わり方への違いに繋がってます。男性は妊娠できませんが、それを踏まえて男性である夫も妊娠という子育てがスタートしていること を理解しましょう。妻のようにつわりは味わえなくとも、身重の妻を気遣いフォローする姿勢は示してほしいもの。すでに子育ては始まっていることを女性が言葉で伝えましょう。ここで子育てに対する意識がズレると一生引きずる ことになるので、事の重大さを叩き込むようにするのが大切です。家庭は従業員2名の会社仕事場では評価を得ている夫の皆さんが、なぜ家庭の中では頼れないと思われがちなのか。その理由は、夫である男性たちの頭の中で、家庭は妻のもの・子どもはお母さんという意識が無意識に存在するから。母親しか妊娠できないからと言って、子どもは母親のものではありません。あくまで夫婦2人にとって平等な子どもなのです。家庭は夫婦2人が従業員であり、子どもが顧客の小さな会社 と言えます。従業員である夫婦は先輩や後輩ではなく同期です。しかし、妊娠期から子育てを始めている妻に後れを取り、産後もつい先輩である妻を怒らせないようにとビクビクしながら、妻の指示通りにしか働かない後輩系・夫が目立ちます。早めに足並みを揃えるようにしないと、年々同期との差は開くばかり です。家庭という会社の中で、頼れる同期がいればこんなに心強いことはありません。初めての慣れない育児を手さぐりにやっている新米ママが、パパにまで指導している余裕はないと考える人も多いようです。いま共にがんばれることが後に楽になると信じて、2人でしっかりと子育てを共有する ようにしましょう。家庭や子育てでストレスを抱えるのは当然!良い妻や良い母になろうとがんばりすぎていませんか?古い時代に成り立っていた家庭像は、現代には当てはまりません。それを無理に当てはめてしまうと、経済的な苦しさを感じたり、家庭での孤独や窮屈さ、自己嫌悪感などを募らせる危険性 も。給与がもらえるわけでもなく、社会的に地位を与えられるわけでもない子育てという大きな仕事を、妻一人が抱える必要は全くありません。夫という子育てのパートナーと、どうすれば妻も夫も子も、家族全員が笑顔でいられるかを話し合いましょう 。妻が一人で苦しむのではなく、全員が笑顔な家庭を目指すには、家事や育児のスタイルを何度でも見直すことが大切です。まとめアメリカでは、子どもが熱を出したときに仕事に出勤するような男は、人としてクズだと会社での評価が下がるそうです。家庭という小さな規模で夫の考えを変えることはさほど難しいことではありません。まずは同期である夫としっかりと向き合い、子育ての苦労や幸せを、一緒に味わってみてはいかがでしょうか。●文/パピマミ編集部
2018年11月01日子育てに旦那が協力してくれない、と悩んでい妻はたくさんいます。問題が根深くなれば夫婦仲は悪くなり、大きな亀裂が生じます。そこで今回、うまく旦那に動いてもらえるような対処法をパピマミ編集部が紹介していきます。まずは考え方を見つめ直す旦那へのイライラを漠然と募らせるだけでは、何も変化していきません。まずは考え方を見つめ直すことが重要 です。旦那に多くを求めているとフラストレーションが溜まりますよね。そもそも旦那は、毎日外で働いて家庭を支えているので、心身共に疲れて帰ってきます。にも関わらず、毎日のように子育てを要求するのは酷 だと言えるでしょう。本当に旦那が担当するべき分野なのか、主婦としてベストの働きができているか客観的に見なければいけません。闇雲に文句を言ってしまうと喧嘩になってしまいがち。自分にかかっている負担を順序立てて説明 しましょう。すると、旦那も理解を示しやすくなります。二人の子どもであるということ子どもは紛れもなく二人の愛の結晶です。旦那が働きに出ているなら、女性が率先して育てるしかありません。しかしパートに出ていれば、負担も大きくなります。もし旦那が「子育て=女性の仕事」と定義しているのであれば、その定義を変えなければいけません 。二人の子どもなので、二人で育て上げるのが普通だという主張をすると有効です。歴史を振り返れば分かるように、子育ては完全に女性の仕事でした。しかし女性の社会進出が当たり前になった今では、崩壊しつつある考えです。つまり、疲れているから子育てをしないという主張は通用せず、ただの怠慢とも取れてしまいます。もし子育ての知識が少ないのであればいきなり全てを任せるのは酷なので、少しずつお願いしてみましょう 。子どもの為に二人で子育て子どもに好かれたいのは、全ての親の願いと言っても過言ではありません。子どもが親をしっかりと認識して、頼ってくれるのは嬉しいものです。しかし子育てにあまり参加しない旦那を子どもが好むでしょうか。現状は旦那にとっても好ましくないので、危機感を煽るという形で子育てをお願い するのも良い手段です。さらに、子どもにとっても夫婦二人の愛を受けた方が良い育ち方をします。親の愛情を十分に受けなかったり、どちらか一方に育てられた子どもは問題行動を起こす確率が上昇するというデータ もあるほどです。当然、問題を起こさずに健全に育ってほしいと願うのが親としての考えなので、このような意味でも旦那は無関心ではいけません。夫婦関係の破綻をにおわせるどれだけ説明しても理解せず、一向に協力しないのであれば、夫婦関係の破綻をにおわせる のも悪くありません。本当に破綻するのは避けたいので、あくまでにおわせるだけです。それだけ苦しんでいる、ストレスが溜まっているということを伝えるだけでも旦那の考えや行動が変わるでしょう。感情的に伝えてしまうと喧嘩になって論点がズレかねないので、冷静に伝えるようにします。少しでも旦那が反省の色を見せたら、子育てに関する情報を伝えてオムツ交換などを直ちに実践 してもらいます。明日から実践するなど子育てを先回しすると、結局何も変わらない日常を迎えることになりかねません。子育て関連で離婚するとなると、悲しむのは子どもです。まとめ子育ては、何もかもが初めての経験でストレスも溜まります。二人で四苦八苦するのであればまだ明るい気持ちにもなれますが、協力すらしないというのは問題のレベルが異なってきます。険悪なムードになって会話が少なくならないように、毎日の会話は心掛けましょう。しっかりとコミュニケーションをして、双方の考えや言い分を突き詰めていけば、納得のいく答えが導き出されるのです。●文/パピマミ編集部
2018年10月26日「家事育児に非協力的」「イラッとする余計な一言が多い」など、日々の暮らしで、夫に対するイライラをつのらせている妻は多いよう。離婚するほど深刻ではないけれど、だったらなおさら、この先の夫との長い生活に少しでもストレスなく暮らしたいものです。好きで結婚したはずの夫が、なぜいるだけでムカつく人になってしまったのか? そんな夫ともう一度楽しく暮らせるようになるためには?そこで、夫に対するイライラの原因&解消法について、「HaRuカウンセリングオフィス」代表、夫婦問題カウンセラー・高草木陽光さんにお話をうかがってきました。高草木さんは、今までに約7,000人のカウンセリングを行い、夫婦問題・家族問題を解決してきた、夫婦問題解決のプロフェッショナル。著書の 「なぜ夫は何もしないのか なぜ妻は理由もなく怒るのか」 は、今まで高草木さんが受けてきた夫婦の相談事例から導き出した、具体的かつ実践的な解決法が満載です。お話をうかがったのは…高草木 陽光(たかくさぎ はるみ)さん「HaRuカウンセリングオフィス」代表、夫婦問題カウンセラー。7年間で約7,000人のカウンセリングを行い、夫婦問題・家族問題で悩む人の心に寄り添いながら解決に向けてのお手伝いをしている。美容師、育毛カウンセラーを経て、その後結婚して専業主婦となったが、夫の束縛や価値観の押しつけに違和感を覚え、「結婚生活とは何か」ということを深く考え始める。その後、「離婚カウンセラー」という職業があることを知り、自分たち夫婦のため、夫婦関係で悩んでいる人たちのために必ず役に立つと確信し、2009年に「NPO法人日本家族問題相談連盟」の認定資格を取得し、夫婦問題カウンセラーとなる。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など幅広いメディアで活躍中。■なにもしないのはどうして? そもそも夫にはない「察する」機能――このテーマで妻たちの声を集めたところ、非常にたくさんの不満をいただきました。特に多かったのは、「家事育児に非協力的」「いつも自分のことばかり優先」という声でした。下記に一例を紹介していますが、高草木さんのところにも、こういった相談は多く寄せられますか?・子どもが生まれてから私の生活は激変したというのに、夫は相変わらず夜は飲み会、休日も自分の趣味優先で、何も変えようとしてくれない。こんなの不平等じゃない?(31歳・子ども1人)・「今日体調悪いから夕ごはん作れない」とLINEしたら、「じゃあ、俺は外で食べてくるからいいよ」と返信が。自分じゃなくて、子ども(と私)のごはんの心配してよ!(37歳・子ども2人)・私は朝から晩まで、家事や仕事、子どものお世話でフル回転だというのに、旦那は家にいると、いつもスマホをいじったり、ソファでゴロゴロしてばかり。私が「少しは手伝ってよ!」と言うと口答えしたり、しぶしぶやるという感じで…。共働きなんだし、もっと積極的に協力するべきでは?(38歳・子ども3人)・子連れで外食する時は、いつも夫は自分が食べたいものを頼んで、私が子どもとシェアできるものを選ぶはめに…。私だって、たまには外で好きな物を食べたいのに!(35歳・子ども1人)高草木陽光さん(以下:高草木さん):こういった「私はこんなに大変なのに、なんでわかってくれないのよ!」と、妻が夫に対してイライラをつのらせるケースはとても多いですよ。こういう不満に対して、まず私が妻側に伝えたいのは、夫に対して「察して」という期待は捨てた方がいいということです。女性は想像力が豊かなのに対して、男性は非常に想像力に欠けるのです。もう、夫とは脳が違うと思った方がいい。これって、冷蔵庫にお湯を沸かしてほしいと求めるのと同じようなものなのですよ。――どういうことでしょうか?高草木さん:冷蔵庫は食品を冷蔵・冷凍保存するもので、お湯を沸かす機能はありませんよね? それと同じくらい、夫に「なんで察してくれないの? と求めるのはムダということです。――なるほど(笑)。高草木さん:イライラしてしまうのは、相手に期待して、期待が裏切られた時なのです。だから、まず期待しないこと。夫から理想通りのこたえが返ってくるなんて、まずありえないと思った方がいいです。ただ、ここでいう「期待しない」というのは、「この人には何を言ってもムダ」という悲観的なものではなく、「夫のことは信頼しているけど期待しない」という感じ。夫に対して、期待のハードルを下げるだけでも、ずっと楽に生きられると思いますよ。 ■なにもしない夫が動く「主語を変える伝え方」――では、夫に察してもらうのは無理なので、妻がしっかり言葉で伝えていかなければならない、というわけですね?高草木さん:伝え方にも工夫が必要です。ひとつのポイントは、言葉を省略しないで、具体的に伝えること。例えば「リビングをちょっと片づけておいてね」ではなく、「リビングに散らかっているおもちゃを全部棚にしまったら、掃除機をかけて、床にモップをかけておいてね」などと具体的に言わないと、夫には通じません。「そんな細かく説明するのは面倒くさい」と思う方もいるかもしれません。でも、それを面倒くさがって省いてしまうと、自分の望みはかなえられません。夫に、自分が望む通りに動いてほしいなら、具体的に細かく伝えることが大事なのです。――なるほど。でも、「頼みごとをすると夫が不機嫌になってムカつく」という声もあったのですが、夫がご機嫌に動いてくれるようなうまい伝え方はありますか?高草木さん:多分、夫が不機嫌になるのは、「〇〇やってよ」というような「YOU」メッセージで伝えているからだと思いますよ。――どういうことでしょうか?高草木さん:YOUメッセージとは、「あなた」が主語になる言い方のことで、「あなたが〇〇やってよ」というふうに、どうしても相手を責めるようなキツイ言い方になってしまうのです。男性にこういう言い方をすると、責められていると思ってシャットアウトしたり、つい反論したくなっちゃうので逆効果なんですよ。――では、どういう言い方に変えたら?高草木さん:「I」メッセージ、つまり「私」を主語にして伝えましょう。例えば、「早く帰ってきてよ!」(=YOUメッセージ)ではなくて、「私は、あなたが早く帰ってきてくれると助かるんだけどな」(=Iメッセージ)というふうに。相手の行動を責めるのではなく、自分の気持ちを伝えればいいのです。人って、自分のことを責められると、つい反論したくなるけど、相手の気持ちについては反論しにくいから、聞き入れてもらいやすくなるんです。たとえ夫婦間に何の問題がなくても、ふだんからYOUメッセージではなく、Iメッセージを心がけてコミュニケーションをとると、夫婦関係が円滑になると思います。そして、これは夫だけではなく、子どもに対しても同じ。お子さんに「早く宿題をしなさい」とか「早く片づけなさい」などという言い方をしていませんか? 子どもにYOUメッセージで伝えると、「今やろうと思ってたのに! お母さんが余計なこと言うからやる気がなくなった!」などと機嫌を損ねて、ますます宿題が終わるのに時間がかかるのがオチです。そうではなく、Iメッセージで「早く宿題をすませてくれると、お母さん、ごはんの準備ができて助かるんだけどな」などと気持ちを伝えた方が、子どもも受け止めやすく、結果、スムーズにことが進むのです。「夫のなににイライラしているのか?」自分の心に聞いてみる高草木さん:Iメッセージでコミュニケーションをすることには、もうひとつメリットがあります。それは、自分の気持ちに目を向けられるということ。例えば、先ほど「夫がゴロゴロしていることにイライラする」という声がありましたが、これもYOUメッセージで、「どうして、あなたはいつもゴロゴロしてるのよ!」と夫に言っても、「疲れているんだからしょうがないだろ?」と言い返されて終わってしまいますよね?そこで、Iメッセージで自分の気持ちを伝えるわけですが、そのためには、まず自分自身に「なぜ私は夫がゴロゴロしているとイライラするのか? 私は夫にどうしてほしいのか?」を問うことになります。――確かに。すぐ文句を言うのではなく、ひと呼吸置いて、ちょっと考えられそうですね。高草木さん:夕飯の準備を一緒に手伝ってほしいのか? 夕飯の準備の間に洗たく物を取りこんでたたんでほしいのか? その間に子どもの宿題をすませてほしいのか? イライラの裏側には、いろいろな思いや目的があるはずです。自分の目的がわかったら、Iメッセージで、「私が夕飯作っている間に、洗たく物を取りこんでたたんでくれると助かるんだけど」などと、具体的に伝えてみてください。自分の気持ちを正しいコミュニケーション方法で細かく伝えれば、さすがの夫も動いてくれるのではないでしょうか? 察しない夫「俺、全然やっていない…」と理解させる“分担の可視化”高草木さん:また、夫に家事や育児に協力してもらうには、可視化することも効果的です。紙に、夫と妻がそれぞれ担当している家事を、朝から夜まで時間軸で細かく書き出します。例えば、ゴミ出しひとつにしても、夫はまとまったゴミ袋を外に持っていくことがゴミ出しだと思いがちですが、ゴミ出しには、日々分別したり、家じゅうのゴミ箱からゴミを集めたり、新たにゴミ袋をセットしたりと、いろいろな工程がともなうわけです。そういうことも、細かく全部書き出す。そうすると、お互いの担っている仕事が一目瞭然になり、夫は「俺ってこんなにやってなかったの?」とビックリするのではないでしょうか?――ただイライラをぶつけるのではなく、Iメッセージを使ったり、可視化したり、妻側も、夫に伝わりやすい賢いコミュニケーション方法を学ばなければならないのですね?高草木さん:ただ感情をぶつけるだけでは、「妻が怒っている」ということしか夫には伝わりません。実際、私のところにも、こういった「妻が一体、なにに怒っているかわからない」という男性からの相談はとても多いのですよ。夫は「なんかよくわからないけど、とりあえず大人しくしておこう」と、その場はうまくおさめますが、怒りの本質がわかっていないので、また同じことが繰り返されるだけです。夫とのコミュニケーションがうまくいかないと思ったら、まず、自分の言動やコミュニケーション方法を見直してみてください。男と女の性質の差を理解して、自分の気持ちや目的を明確にし、行動を意図的に変えれば、きっと夫とムダにぶつからず、今よりずっとストレスなく生活できるはずですよ。お話をうかがって、自分の伝え方を見直してみると、恥ずかしながらYOUメッセージだらけでした…。「早速今日から、Iメッセージで話しかけてみようと思います」と伝えると、高草木さんは、「きっと、Nさんの夫婦関係も今日から変わるはずですよ」と、にっこり笑うのでした。次回は、「プチモラハラ系夫にどう対処する?」をご紹介します。参考図書: 「なぜ夫は何もしないのか なぜ妻は理由もなく怒るのか」 (左右社)高草木 陽光著 1,836円(税込) 夫婦問題カウンセリング7000件の実績をもつ著者が、これまでの相談内容から導き出した解決方法を紹介。具体的な事例をあげ、「夫と妻の考え方の違い」「夫と妻の受け取り方の違い」「問題になりやすい事柄」「改善策につながるヒント」「考え方のポイント」を、家事、育児、会話など38のテーマ別にアドバイス。何らかの問題を抱えている夫婦にも、ひとり頭を抱えて悩んでいる夫・妻にも、「うちは問題ない」と思っている人にも役立つ一冊。まちとこ出版社N
2018年08月08日育児中のママたちからは、「夫が育児に協力してくれない」「育児は母親の役割だと思っている」「私が忙しく動き回っているのに夫はスマホをいじってばかり」という不満の声をよく聞きます。そんな育児中のママたちの悩みである夫をどうしたら“育児に協力的な夫”に変えられるのかについてお話しします。 やってほしいことを細かく伝える私が忙しく家事や育児をしているとき、夫にあれをやってほしいな、と思っても全然してくれなくてイライラすることがよくありました。そもそも男性というのは、多くの場合は“察する”ことが苦手なもの。「言わなくてもわかるだろう」は通用しないのだとこのとき思いました。 夫にやってほしいことがあるときは、ストレートに「○○をやって」と言うことが大事なのです。伝え方にもポイントがあり、育児に不慣れな夫には「赤ちゃんをお風呂に入れて」だけじゃ不十分。「お風呂に入れる前にバスタオルと肌着とパジャマを用意してね。お風呂から上がったらすぐに保湿クリームを塗ってね」と、私にとっては当たり前のことでも、夫には事細かに伝えることが大事だと感じました。 夫のやることにダメ出ししない夫が抱っこをしたら「そんな抱き方じゃダメよ」と注意、おむつ替えをしたら「おしりがちゃんと拭けてない」など、ダメ出しをしてはいけないと思った私。 赤ちゃんといつも一緒にいるママと比べたら、夫は抱っこやおむつ替えなどが下手で当たり前。夫なりに一生懸命頑張っているのにダメ出しばかりされたら、やる気をなくしてしまうのではないかと思いました。 夫に赤ちゃんのお世話をお願いしたときは、どんなに手際が悪くても口や手を出さず見守る。そのうえで、「ありがとう、こうするともっとうまくできるかも」など、“アドバイス”として伝えてあげると、パパも前向きに受け止められると思いそれを徹底しています。 夫に赤ちゃんを預けてみる普段仕事で家にいない夫は、赤ちゃんと2人きりになる時間がほとんどありませんでした。だからどうしても「育児は妻の仕事、自分はお手伝い」という気持ちが抜けきらないのだと思います。 だからこそ、“赤ちゃんと2人きりの時間”をつくってあげることが大切。赤ちゃんと2人きりの場合、いつも頼りっぱなしの妻はいないので、夫は自分であれこれ考えてお世話をしなければいけません。それが育児に対する自信にもつながり、赤ちゃんと2人きりで過ごす大変さがわかって、より育児に協力的になってくれると私は感じたのです。 赤ちゃんのお世話が不慣れな夫に預けるのは、心配でしたが、私だって最初は同じように不慣れだったはず。夫を信じて任せてみよう! と思い任せました。だんだん赤ちゃんのお世話に慣れてきたら、夫に預ける時間を増やしていこうと考えています。 わが家の夫は、これらを実践していくうちに、だんだん育児に協力的になっていきました。 “イクメン”というのは育てるもの! ママの言動1つで、パパはよくも悪くも変わると痛感。これからも夫をうまく育児に巻き込んで、夫婦で協力して育児をしていきたいです。
2018年03月24日最近では、家事や育児に協力的な「イクメン」と呼ばれる夫が注目されることが増えていますよね。でも、まだまだ昔ながらの「家の中のことは何もできない夫」がいるのも事実。特に気になるのが、使ったものを出しっぱなしにしたり、服を脱ぎっぱなしにする「○○しっぱなし」。そんな「○○しっぱなし夫」を持った妻はどう対策をしているのか、ネット上の意見をまとめます。子どもの力は偉大「○○しっぱなし」を改善するのに効果があったとされている意見の中で、最も多かったのが「子どもに指摘させる」方法。特に娘からの指摘は効果が大きいようで、「パパ汚い」と言われたら自分でゴミ箱に捨てたり、片付けるようになったという声や、「夫が耳掃除を始めたら、子どもにゴミ箱を近くへ持っていくようにさせて、綿棒を捨てさせる」など、子どもからパパへプレッシャーを与えるのが、夫婦げんかにもならず、有効な手段として紹介されています(子どもにとっては、いい迷惑かもしれませんが…)。妻の方も意識改革を子どものから注意が有効なのに対して、妻からの指摘の仕方には注意が必要という声も散見されます。たとえば、前述の「耳掃除問題」。夫の使用済みの綿棒が放置されているのに対して、「汚いから捨てて!」と言ってしまうと、「自分が汚いということか!」と反発を招いてしまう可能性が…。○○しっぱなしは、あくまで習慣の違いとして、自分が合わせたり、逆に合わせて欲しいと頼んだりするのが良さそうです。また、よくある注意の仕方でもある「どうしてそんなこともできないの?」といった発言もNGワード。これは、裏を返せば「“そんなこと”くらいなら怒らなくてもやってくれればいいじゃないか」と言えてしまうそう。特にやってもらえる環境で育ってしまった相手に対しては、自分の意見を一方的に押しつけることになっていいないか注意すべきという大人な意見もありました。いろいろなアドバイスが出ていましたが、長い間習慣として、「しっぱなし」が染みついてしまっているものを完全に克服するのは難しそうです。ネット上の意見を参考にしつつ、夫婦の中での妥協点をしっかり相談するのが良さそうですね。(文・姉崎マリオ)
2018年02月11日ウーマンエキサイトの読者のみなさんこんにちは!! 主婦ブロガーの龍たまこです。みなさんの旦那さんは、家事に協力的ですか? それとも、全然やらないタイプでしょうか?今日は、夫に家事をやってもらうときのお話です。では、どうぞ!!「食器下げといてね」って頼んだら、たしかに食器は下げてくれる。ただし、調味料やふりかけは、ポツンと残っている…(食器=食事が載っていたお皿やお箸、コップ類、という認識)。うん、たしかに間違ってはいない。「お皿洗って~」って頼んだら、お皿はきれいになっている。ただし、お鍋やフライパン、ボウルなどはそのままである。うん、これもたしかに間違ってはいない。「言葉通りに頼まれたことを遂行する」という意味では完璧!!!完璧なんだけども…(笑)ネットとかで調べてみると、「夫に家事を手伝ってもらう方法」とか「夫を家事メン化する方法」とかいう情報がいくらでも出てきます…。まるで訴訟回避の商品説明欄のごとく事細かに家事の手順を説明し、しかも、その通りに出来ていなかったとしても、それには目をつぶり「さっすが!!パパに頼むとちがうわ~!!」と、べた褒めして気分をよくしてもらい、またやる気にさせる…。というのが、男の人を動かすコツのようですが…。なんかこれ…。接待ゴルフみたい…。男の人のプライドを傷つけないようにするコツなんでしょうけど、正直わたしは、めんどくさい…。どうして家事1つ手伝ってもらうのにここまで気を遣わなきゃならんのだ!!! と、思ってしまう、女子力が低いわたし。うん、たとえ思った通りじゃなくてもやってくれるだけ良し!!結局ここに落ち着くわたしなのでした。
2017年12月19日「お金を貯めようと思っても、夫があまり協力的でない」。じつは多くのママが感じている不満ではないでしょうか? そんなママたちの共通の悩みについて、今回はお話を伺います。お話を伺ったのは、家計再生コンサルタントの横山光昭さん。これまで1万人以上の家計と向き合ってきました。まずは、横山さんに「協力的でない夫を変える技」を2つ教えてもらいましょう。■その1:家計のミエミエ大作戦「家計簿でも、手書きの予算表でもかまいません。家計の状況を夫の目のつくところにバシっ! と数字で貼りましょう」(横山さん)気をつけて欲しいのは、けっして夫に「これを見て」と言わないこと。でも、必ず目に入るようにします。「え、それだけ?」と思うかもしれませんが、これは横山さんの隠し技リストの中でも、ずば抜けて成功率が高い作戦だそうです。「男には、『言われてやるのはイヤ』という傾向があります。どんなにいいことだと頭ではわかっていても、命令されたらやる気をなくす。ましてや妻から感情的に恨み言を言われたりしたらなおさらです。面倒な生き物ですが、わかってやってください。そして利用してください」(横山さん)嫌でも目に入る数字をみると、自分のおこづかいの高さや飲み会の多さ、趣味に使うお金の高さが理解できます。そうすると妻から言われてもできなかった節約に、自分から取り組む姿勢がみえるように。■その2:パパ頼りになる大作戦次の技は、たとえば外食するとき、遊園地に行くときなど、家族で楽しむ費用を家計から出している、という場合に有効な作戦。●パパ頼りになる作戦♥やり方今まで家計では月に1万5千円レジャー費を使っていて、ここから5千円節約して1万円の予算にしたいとします。その場合は、その1万円の予算を、全部夫の子遣いに上乗せしてあげるのです。「この1万円はパパにあげる。そのかわり、これからは外食する時や遊園地に行く時は、パパが支払いお願いね、任せるから。もちろん余った分は好きに使っていいわ」ということで夫は小遣いが増えたと錯覚します。出典: 『NHK「あさイチ」お金が貯まる財布のひみつ:不安がなくなる貯金の極意』 「ポイントは、子どもたちの前で、お金を出してくれる夫を立てることです。子どもの前で夫が支払うことで、なんだか父親の権威が上がったような気がします。気を良くして、ムダなことには使わないよう画策してくれたりするようになります。もしくは、ちょっといい格好したくて、たとえ少し足が出ちゃったとしても、男気を出して自分の小遣いから補填してくれさえします」(横山さん)「夫に協力的になってもらう技」には、「共通すること」があります。それは、お金と感情の関係。そこのところを、もう少し突っ込んでお話を伺います。■夫婦のスキマとお金の関係「多くの家庭を見てきて感じるのは、お金が貯まらないと嘆く家庭に『夫婦別家計』が群を抜いて多いことです。」(横山さん)●お金が貯まらない家計の典型例住居費や水道光熱費、生命保険料は夫が払い、食費や通信費、日用品は妻が払う、といった費目ごとの支払いを決めているご家庭もあれば、基本別家計だけれども、二人の共通費目は折半にして出し合い、それ以外は個々で支払うことにしているというご家庭もあります。このようなケースは、大概は、夫婦のどちらかが浪費気味になってしまっているそうです出典: 『NHK「あさイチ」お金が貯まる財布のひみつ:不安がなくなる貯金の極意』 「夫婦で力を合わせてお金を貯めるためには、まずは家計を一つにしたほうがいいと私は思います。そして、一番大事なのが、夫婦の話し合いです。お互いを信頼して、壁を作らず、お金のことを本音で話し合いましょう」(横山さん)横山さんは、お金の相談を受けると、まずは相談者を観察して、夫婦間の気持ちの隙間がどこかにないか、探るようにしているそうです。たとえば、こんな例がありました。夫に言われたことは絶対で、妻としてできる限り応えてあげるべきだと一心不乱にがんばる妻。グルメな夫のために毎日手の込んだ料理を出していたりして、一見「いい奥さん」です。でもその家庭は、お金が貯まっていないことが多いのです。原因は、食費が高いというのは想定内で、往々にしてそれ以外にも変なところがあります。生命保険に入りすぎだとか、娯楽費が毎月高いとか、外食が多いとか。この家の場合は、夫婦の気持ちが対等ではなく、妻が一心不乱にがんばることで、ぶつかるのをさけていました出典: 『NHK「あさイチ」お金が貯まる財布のひみつ:不安がなくなる貯金の極意』 「こうした『夫婦間の気持ちの隙間』が、家計に現れたのです」(横山さん)ほかにも、「夫が妻に対して負い目がある」とか、「過去に何かあって妻が夫を信用していない」、「夫の求めるレベルが高すぎて妻が卑屈になっている」など、ありとあらゆるケースがあるのだそうです。「家計の問題というのは、じつは金銭管理能力とは別のところに家計の足を引っ張る『気持ちのすき間』が潜んでいて、本人たちが気づいていないことが多いのです。お金を合わせることで、本当に合わせていきたいのは夫婦の考え方や価値観、二人の力なのです」(横山さん)心理学の専門家によれば、「お金の話は、自己開示の最高レベル」だとか。う~む、すごく深いですね。でも、言われてみれば、思い当たることがアリアリです。自分持ちを深くのぞきこみたくなるような、なりたくないような…。何だか、「心のツボ」を押されたような気持ちになりました。次回は、「お金の不安」を本当になくすことはできるのか?」です。■今回取材にご協力いただいた横山光昭さんの著書 『NHK「あさイチ」お金が貯まる財布のひみつ:不安がなくなる貯金の極意』 (横山 光昭(著), 伊豫部 紀子(著)/新潮社 ¥1,296(税込)
2017年10月01日こんにちは。コソダテフルな毎日のちゅいママです。長男ちゅんたん(小3)・次男ゆいたん(年長)・三男ほーちゃん(年少)の3兄弟の母です。私たち夫婦は18の時に出会ってからというもののそんなに喧嘩をしたことがなく、結婚してからもしばらくはいたって平和に暮らしていました。が、子どもが生まれたらその関係が激変! 不満・不満・不満のオンパレード!長男が1歳ぐらいまでは口を開けば言い合いになってしまうような時期がありました。もっと育児に協力してほしいと何度も訴えましたが夫には響かず、むしろ「俺は精一杯やってる」と堂々としているぐらいでした。そんな小さな歪みが大きな溝になりつつあった時期。本気で夫のことを嫌いになりました。(今は良好な関係を保っているので夫を嫌いになりかけたということになるんでしょうが。)あれは長男のおむつはずしに挑戦中の頃。私ははじめてのトイレトレーニングでしたので手探り状態で、毎日自分なりに研究しては試行錯誤して、あの手この手で頑張っている最中でした。また、同時期にとある資格の勉強中で育児の合間を縫っては勉強に励んでいました。■夫のあるひと言で、ついに爆発!そんなある休日の午後。部屋で遊んでいる長男に、私がトイレにいこうと誘いの声をかけたんです。長男は「やだ」と言いましたが、私はせっかくトイレでおしっこができるようになってきたこのタイミングを逃したくなくて必死に説得していました。そして、その様子をすぐ横で見ていた夫がこう言ったんです。はぁ? 今、なんと??何を手伝うわけでもなく、ただ横でゴロゴロしていただけの夫に「かわいそう」と言われたことに、私は悔しさで震えました。よっぽどのことがなければ泣かない私も、このときばかりは堪えきれず隠れてこっそり泣きました。こんなはずじゃなかったのに…!!私が選んだ人生の伴侶はなんて性格が悪いんだ! とさえ思いました。トイレトレーニングにせよ資格の勉強にせよ、どちらも「そんなに頑張らなくても」「いいじゃん、資格取ったって何になるんだよ」となにかにつけ、引きずりおろそうとする後ろむきな言動が多かったんです。どうしてこの人は頑張ってる人を素直に応援できないんだろうか。私があなたにトイレトレーニングを手伝ってほしいと頼みましたか?私が資格の勉強に没頭して、家事や育児をおそろかにしましたか?子どもの面倒も、家のことも一生懸命やってるのに、どうして何ひとつ協力もしていないあなたに、何も知らないあなたに「かわいそう」だなんて言われないといけないんだ!!あまりにも悔しかった私はしばらく口をきかなかった後、夫にこう言い放ちました。あなたは一切子育てに口出しするな。と。何もやってないくせに文句を言うぐらいなら、金輪際育児に関わらないでくれと啖呵(たんか)を切りました。この子は私が育てるから、あなたはお金だけ稼いできてくれ! というぐらいにまで。がしかし、現実にはやはり私が一人で育てられるわけがありません。夫に頼らざるをえない場面だって出てくるんです。■そんな夫が「1泊2日の子守り」で…資格の試験日が2日連続だったため、私は試験会場の近くに宿泊することにし、長男は夫にお願いすることになりました。それまでろくに子育てしたことのなかった夫がいきなりまる2日間の子守り。でしたが…、長男は慎重派で無口な1才でしたので夫もこの子ひとりぐらい余裕だと思っていたんでしょう。私が出かける頃には余裕しゃくしゃくな様子でした。1日目の夜に電話したときには夫も「大丈夫大丈夫~~」と楽勝な感じで、私自身も拍子抜けしていました。ところが2日目の夕方、家に戻ってみると、ヨレヨレになった夫が泣きつくように出迎えてきました。あの強気な夫はいったいどこへ(笑)そして、一言、絞り出すようにこう呟きました。「仕事のほうがよっぽど楽」よっしゃぁぁーーー!!私はもちろん、心の中でガッツポーーーズ!!ですよ(笑)そうだ!思い知ったか! がははは!!と言いたいところでしたが、理性を保って堪えました。ゼェハァ。どうやら1日目は長男もめったに接しないパパに猫をかぶっていたようですが、2日目からは化けの皮をはいだようで見事に夫を疲れさせたようです。美容院に行く間だけとか、1日だけではおりこうちゃんにできていたのですが、パパと2人きりの夜を共にしてようやく本領を発揮したらしい。この日が、夫がようやく長男の、いや、子育ての現実を知った日でした(デビュー)。それまで言葉の端々に「子育てのどこが大変なの?」「専業主婦って暇でしょ?」とどこか家事と育児を下に見ていた夫が、この日以来、ぐっと子育ての大変さに共感を示してくれるようになりました。共感しようにも子育ての大変さを、我が子の本性を知らないから分からなかっただけ、だったんですね。一度は本気で嫌いになりかけた夫でしたが、こうして少しずつ少しずつお互いの苦労を分かりあい、譲りあい、徐々に徐々に成長してきたと思います。そのきっかけとして、1泊2日で夫に子どもを預けたことが、私たち夫婦の関係にとってもいいカンフル剤となりました。
2017年06月29日「家事や育児に積極的に参加する男性が増えている」という話を聞き、「それにくらべて、うちのパパは…」とため息をついてしまうことはありませんか? 家事・育児に協力的な夫は多いのか? それとも少ないのか? 本当のところはわかりません。しかし、協力してくれない夫に不満を感じている女性が多いのは事実です。それと同時に、「夫の教育に失敗した」と感じている女性もたくさんいる様子。夫に協力してもらうためには、どうすれば良いのか? 働くママたちの体験談をもとに、そのポイントを考えてみましょう。■「手伝って!」はNGワード?「夫が家事・育児にあまりにも無関心だったので、『少しは手伝って!』『なぜ手伝ってくれないの?』と言い続けてきました。その結果、言えば協力してくれるようにはなりましたが、その態度はどう見ても渋々…という感じ。こちらが頼まなければ、自分からは絶対に手伝おうとしません。そんな愚痴を友人にこぼしたら、『手伝って』という言い方がダメだったのでは? と指摘されました。それでは、『家事は妻の仕事』で『夫は手伝い』という意識を持たせてしまうと…。夫の態度を見ていると、たしかに『家事は妻の仕事』と思っていそう。友人の言う通りかもしれません」(Oさん/32歳/福祉)Oさん夫婦は共働き。「手伝う」という言葉より、「役割分担」という考え方でしっかり話し合うべきだったのかもしれませんね。家事・育児に協力してもらうためには、まず夫に「自分のこと」として考えてもらう必要がありそうです。■我慢しすぎて後悔…「夫がまったく家事を手伝わない人で、私はずっとそれが不満でした。ただ、共働きとはいえ夫の方が忙しく、家のことは私がやらないと…。夫に『協力して』と言うことはありませんでした。しかし、結婚してから10年ほどたったころ、私の仕事が急に忙しくなりました。それでもなお家のことに無関心な夫に、私の不満が爆発。『ずっと、もっと協力してほしいと思っていた』と伝えました。すると夫は『協力してほしいと思っていたなんて、まったく気づかなかった』とのこと。無理をしているようには見えなかったそうです。一緒に生活していればわかるだろう…と思っていましたが、もっと早く言葉で伝えるべきだったのかもしれません」(Hさん/36歳/保険会社)Hさん夫婦は現在、どのように家のことを分担するか話し合い中だそう。言わなくても気づいて協力してくれるのが理想ですが、そんなことができる男性はもしかしたら少ないのかもしれません。 ■ダメ出し厳禁!「私の夫は、どちらかと言えば率先して家事・育児に協力してくれるタイプでした。『でした』と過去形になっているのは、今はあまり協力してくれなくなったから。その原因は、私が夫のすることに対して、いちいちダメ出しをしてしまったからです。『このお皿はここじゃなくて、こっち!』『お風呂掃除のときは、ここをもっとこうして!』など、私の家事のやり方を押しつけてしまいました。育児についても、夫が危なっかしくて、ついダメ出しを…。気づけば、夫が自分から協力してくれることはなくなっていました」(Eさん/34歳/教育関連)ついダメ出ししたくなる気持ちは、非常によくわかります…。しかし、ダメ出しばかりされては、誰でも「もうやりたくない」と思ってしまうでしょう。一度任せたら、多少気になる部分があっても口出ししないのが得策。まずは感謝して、褒めて、夫のヤル気を奪わないことが大切です。■もっと話しておくべきだった…「家事のこと、育児のことについて、夫とあまり話をしていませんでした。その結果、夫は家事・育児にすっかり無関心に。少し前に私が体調を崩して寝込んだのですが、『あれはどこにある?』『これはどうしたらいい?』と聞かれ続けて、まったく休めませんでした。『子どもをどうやって保育園に連れて行くのか?』と聞かれてときは、もうどうしようかと…。情報をまったく共有してこなかったことを悔やみました」(Mさん/34歳/商社)中には、「それくらい、わかるでしょう」ということが、わからない夫もいる様子。いざというときに困らないためにも、家事・育児についての情報はできるだけ夫婦で共有しておきましょう。できることなら、家事・育児の面でも夫には頼りになる存在でいてほしいもの。そのためには、夫への接し方や頼み方を工夫する必要がありそうです。
2017年02月21日スウェーデンのEricssonは2月18日(現地時間)、NTTと次世代のクラウドサーバに関する技術協力を開始したと発表した。この合意において、EricssonはNTTとハードウェア分離技術と管理・制御技術によるシステム運用やアプリケーションソフトウェア開発の効率の改善、特に新サービスの市場投入期間削減への効果について検討し、ハードウェア利用率や効率性、運用ならびにアプリケーションソフトウェア開発の簡易性などの向上を目指す。今回の技術協力を通じて、Intel Rack Scale Architectureに基づいたEricssonのHyperscale Datacenter System 8000の能力と機能の検証ならびにデモンストレーションを実施。また、Ericsson Cloud ManagerおよびEricsson Cloud Execution Environmentソリューションもその上に配備する。ハードウェア分離に関する検討の一部は2015年に開始しており、2016年にはHyperscale Datacenter System 8000を用いたコンセプト実証について検討を進める予定だ。今後、ユースケースや要件、ソリューションのコンセプトおよび将来に向けたより先進的なハードウェア分離のための発展的技術の検討へと対象を拡大していく方針だ。
2016年02月23日グンゼは6日、日本電気(NEC)の技術協力により、着るだけで消費カロリーなどの生体情報を計測でき、肌着として日常的に着用できるウェアラブルシステムを開発したと発表した。同ウェアラブルシステムでは、活動量センサーや通信機能を備えたNECの小型ウェアラブル端末を活用しており、消費カロリー、心拍数を計測できる。取得した情報はスマートフォンなどを経由してNECのクラウド上で管理される。そのほか、姿勢や身体の癖・ゆがみといった状態も可視化できるため、姿勢改善や肩こり予防に役立つアドバイスの提供や美容・健康に関するサービスでの活用を期待しているという。肌着としての機能性も確保。グンゼのニット編み技術により導電性繊維をインナーに加工している。これにより、センサーや配線部分もニットで伸縮するため、身体にフィットして動きやすいとのこと。また、洗濯も可能となっている。なお、同製品は1月13日から15日まで東京ビッグサイトで開催予定の「第2回ウェアラブルEXPO(ウェアラブル端末の活用と技術の総合展)」に出展される。
2016年01月06日カネカは11月9日、次世代半導体や太陽光発電に関する研究開発を行うベルギーのimecと包括的な研究協力関係を強化、拡大する3年間の契約を9月1日に締結したと発表した。カネカは、2009年にimecにカネカ太陽電池研究室を設立し、imecの太陽電池研究者と技術交流を行ってきた。また、imecのシリコン太陽電池研究施設を活用し、高変換効率太陽電池セルの研究を進めており、今年9月には銅電極を用いた両面コンタクト型太陽電池の実用セルサイズにおいて変換効率25.1%を達成するなどの成果をあげている。今回の契約は各種研究プロジェクトを速やかに開始するための包括的契約内容を骨子とし、カネカは、同契約によるimecとの研究協力を通して、次世代太陽電池研究に加え、医療機器などのライフサイエンス分野とフィルムエレクトロニクス分野をはじめとする新規技術分野において新しい研究・開発のシーズを探索し、各種研究プロジェクトを立ち上げることを目指すとしている。
2015年11月09日総務省は5月27日、高市総務大臣とエッティンガー欧州委員会委員(デジタル経済・社会担当)の間で、次世代通信ネットワーク(5G)を巡る戦略的協力に関して合意に達し、共同宣言に署名したと発表した。共同宣言では、オリンピック・パラリンピックが東京で開催される2020年の5Gの商用化を目指し、日EU間の5Gに関する協力を強化する。研究開発分野での協力や国際電気通信連合(ITU)等国際機関での議論において協調していく。具体的には、5Gに関する世界的標準化の推進や、相互運用性を確保するための周波数政策の調和、研究活動の促進などを強化する。5Gに関する、大まかな定義、主要機能、目標とするタイムスケジュールなどで共通理解に至るよう努める国際会議の場における協調した標準化作業を支援することを考慮しつつ、5Gに関する世界標準の形成を促す国際的に調和のとれた周波数帯を特定する高い潜在的な社会的価値を提供できる新たなアプリケーション及びエコシステムの発展を支援し、促す
2015年05月28日宇宙航空研究開発機構(JAXA)と科学技術振興機構(JST)は2月19日、研究開発資源の活用や情報交換などの相互連携および協力を円滑かつ効果的に実施することを目的とした相互協力協定を締結したと発表した。同協定のもと両者は、科学技術イノベーション創出に向け、独創的な研究開発の創出、実用化開発の加速や国民への効果的な成果の展開などを行っていくこととなる。協定の主な内容としては、有望な研究課題・成果の発掘および推進・展開、宇宙航空分野の研究開発成果の社会実装、青少年教育の促進、研究開発成果のアウトリーチの促進などに向けた協力する。また、費用負担・知財などの扱いおよび秘密保持などの基本事項も協定に含まれている。両者は今後、同相互協力協定に基づき、社会的課題の解決と日本の競争力向上への寄与を図るのをはじめとして、次世代人材の育成に協力して取り組むなど、日本全体としての研究開発成果の最大化を目指すとしている。
2015年02月19日新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は1月16日、タイ工業省と廃棄物処理分野の計画策定などに係る協力を進めていくことで合意し、協力合意書を締結したと発表した。タイでは近年の急速な経済発展に伴い、廃棄物の埋立処理による環境負荷の軽減が課題となっている。NEDOは1990年代から、同国において60以上の協力事業を実施しており、特にタイ工業省とは、エネルギー・環境分野を中心とした多くの協力事業の実績がある。今回の合意により、NEDOはタイにおける廃棄物焼却施設設立に係る計画策定を支援し、同国の廃棄物処理分野の課題解決に向けて改善方法を検討していくこととなる。さらにNEDOは「タイ工業省との廃棄物処理分野の計画策定等に関する協力を通じて、同国におけるエネルギー・環境問題の解決及び我が国の優れた先進的技術の同国への普及展開を図ります」とコメントしている。
2015年01月16日アネモイはこのほど、日本と世界のワーキングカップル(働く妻・夫)112名を対象に実施した「共働き事情」の調査結果を発表した。調査期間は9月2日~10月17日。調査対象国はアメリカ、カナダ、シンガポール、台湾、ネパール、タイ、中国、ドイツ、ニュージーランド、フィリピン、フィンランド、フランス他。○家事は手短に、家族と1日6時間過ごす!調査ではまず、「家事をするのは好きですか?」と質問したところ、「はい(42.0%)」「どちらでもない(28.0%)」と回答した人は約7割だった。さらに「週何時間家族と過ごしますか?」という質問では、全体の3割超が週に40時間以上と回答。一日当たり約6時間は家族と過ごしていることがわかった。続いて、家事にどれくらい時間をかけているのか聞いたところ、「あまり」と回答した人が圧倒的に多かった。これらの結果から、家事はめんどくさい、大変というイメージがある一方で、家事を楽しんでいる人は割と多く、また、家事を手短に済ませ、家族との時間を楽しんでいることが伺い知れる結果となった。○8割のカップルが、パートナーは家事に協力的と回答次に、パートナーが家事に協力的か聞いた結果、「はい(61.0%)」「どちらでもない(19.0%)」と、8割超の夫婦がお互い良いパートナーシップをもって家事の分担をしているようだ。○やりたいけどできないもの…「勉強」「息抜き」「趣味」「本当はやりたいけどできないものはありますか?」と質問した結果、最も多かったのは「勉強」だった。また、「息抜き(リラックス)」や「趣味」にも票が集まったほか、「ボランティア」や「地域交流」と回答した人も割と多かった。続いて「家政婦やベビーシッターを雇うことについてどう感じますか?」と尋ねたところ、「良い(73.0%)」「普通(10.0%)」「嫌だ(17.0%)」という結果に。全体の8割超が家政婦などの家族以外が家事をすることに肯定的であることが明らかとなった。調査では「時には外部サービスなども利用し、家事ではなくリラックスしたり子供と遊んだりする時間を多くとることで家庭の幸せ度は高くなるのではないか」とコメントしている。
2014年11月12日ARMとCadenceは、TSMCの超低消費電力テクノロジープラットフォームを利用するIoTとウェアラブル機器に関して協力を強化すると発表した。この協力関係により、新しいTSMCのプロセステクノロジー、55ULP、40ULP、28ULP向けに、ARM Cortexプロセッサ、ARM CoreLinkシステムIP、ARM Artisan物理IPと、RF/アナログ/ミックスシグナルIP、およびエンベデッドフラッシュをVirtuoso-VDI Mixed-Signal Open Accessフローで統合するためのリファレンスデザインや物理設計のノウハウが提供されるようになる。また、この協力関係は、Cadenceのデジタル、ミックスシグナル、検証のフローとそれを補完するIP、さらにARM Cortex-A processorsやARM POP IPにより、TSMCの40/28nmプロセス向けに、性能、電力、面積(PPA)を最適化するための既存の複数年におよぶプログラムを拡充するものである。さらに、両社はTSMCの65/55nm以上のジオメトリーノード向けに、ミックスシグナルSoCで使用されるCortex-Mプロセッサ関連のソリューションの継続的な最適化を実施している。なお、TSMC 40LP向けの共同Cortex-M7リファレンスメソドロジーは、この協力関係の最新の成果であるとしている。
2014年10月08日つい学生時代からの友人の旦那さんやママ友の旦那さんと、自分の夫を比べてしまったという経験がある方も少なくないだろう。「隣の芝生は青い」とはよく言われるが、今回はマイナビニュース会員既婚女性200名に、友達の夫をうらやましく思うかどうかを調査した。「友達の夫をうらやましく思うことはありますか」という問いに、「はい」は32.0%、「いいえ」は68.0%。「はい」と答えた人に、それはなぜなのかを聞いた。■高収入だから・「お給料が良く、家を建てたりしたのを見たとき」(27歳女性/医療・福祉/専門職)・「給料が多いので」(48歳女性/その他/その他)・「お金持ちなところ」(30歳女性/ソフトウェア/技術職)■家事や育児に協力的だから・「育児・家事に積極的」(32歳女性/小売店/事務系専門職)・「家事などをしっかりしてくれている人はうらやましい」(29歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「料理上手の旦那さんはうらやましい」(30歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)■夫婦仲がよさそうだから・「子供が生まれてからも夫婦で手をつないだりとラブラブだから」(32歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「主人は照れ屋で愛情表現を一切しないので、指輪をしていたりロポーズのエピソードを聞いたりすると羨ましいと感じます」(31歳女性/人材派遣・人材紹介/販売職・サービス系)・「帰りが早くて夫婦で過ごす時間が多いから」(33歳女性/その他/事務系専門職)■番外編・「友人を招いてもその場にいて、談笑してくれるところ」(30歳女性/その他/事務系専門職)・「運動が大好きでマラソンを趣味としているところ。主人は運動不足で肥満気味なので」(32歳女性/その他/その他)・「同居を強制しない」(27歳女性/商社・卸/事務系専門職)■総評約3人に1人が友達の旦那さんをうらやましく感じたことがあるという結果だったが、同様の男性版アンケートでは、「はい」と答えた既婚男性は18.0%。女性の方が友人のパートナーに羨望のまなざしを向けることが多いようだ。「はい」と答えた女性のうち、自身の旦那と比較して収入が多いことを理由に挙げた方が最も多かった。逆に「イケメンだから」といった容姿に関しての回答者は少数派。家計をやりくりする奥さんの立場からすれば、顔やスタイルのよさよりも金銭的に生活を潤してくれるかどうかがポイントなのだろう。また、男性版アンケートでは、友達の妻が「きれいだから」「かわいいから」という理由を挙げた方が最も多く、男女の違いが如実に表れていた要素ともいえる。次いで多かった意見が、友達の夫は家事や育児を積極的に協力しているからという意見。家庭の仕事を手伝ってくれない旦那さんには、家族愛が薄いと感じてしまう傾向があるのかもしれない。「はい」と答えた人の中には「やさしいから」という理由を挙げた方もいたが、その“やさしさ”には家事や育児への協力も含まれている可能性も。いずれにしても家庭への協力性をチェックの対象にする既婚女性は少なくないようだ。一方、夫婦仲のよさを挙げる回答もあった。自身の夫が照れ屋や寡黙なタイプだった場合、愛情表現豊かな友達の夫がうらやましく思えるのだろう。特に子供のいる家庭では、一般的に結婚前の恋愛感情レベルを維持するのは難しくなるので、恋人同士のような関係性ではなくなってしまった自分たちと比較して、そう感じてしまうのではないだろうか。そのほかには、妻の友人との輪に自然と溶け込める社交性の高さを挙げた意見もあったが、これも自身の夫が照れ屋や寡黙なタイプの方から出た声だろう。もっとも意見の多かった収入面はさておき、それ以外の家事や育児への協力や愛情表現については、いわゆる"亭主関白な昭和のガンコ親父"とは真逆の夫像のように思える。時代が移り変わり、夫婦の関係性や役割が変わってきているという表れに違いない。(文・A4studio 昌谷大介)調査時期: 2013年11月8日~11日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 女性200名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2013年12月23日ヘルスケア分野専門の市場調査会社であるワップは、11月14日の世界糖尿病デーにちなみ、糖尿病の夫をもつ妻(40~69歳)216名を対象に、「夫の糖尿病に関する意識調査」を実施した。調査期間は11月5日~6日。まず、夫の糖尿病治療に対して、妻が協力しているかを尋ねたところ、「協力している」と回答した人は70%だった。また、夫婦の就業状況別の結果では、共働きをしている妻の回答が82%と最も高くなった。次に、夫の糖尿病に対する取り組み状況について尋ねたところ、妻が夫の治療に協力していると回答した夫のほうが、「薬をちゃんと飲んでいる」、「食事を気にしている」、「糖尿病を気にして生活している」という項目において、「該当する」と回答した割合が高いことがわかった。夫の糖尿病治療に対する取り組みには、妻の協力が大きく関係しているといえよう。一方、夫の糖尿病治療に協力していないと回答した妻にその理由を確認したところ、最も多かったのが「言っても聞かないので」というもの。妻は協力したくても、夫の態度により協力することを諦めていることが伺える結果となった。詳細は、同社ホームページ調査結果ページで確認できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月14日みずほフィナンシャルグループは23日、震災復興支援の一環として、東京都が5月より展開する“ふくしま⇔東京キャペーン”に協力すると発表した。具体的には、東京都が展開する“ふくしま⇔東京キャペーン”の内容を、みずほ銀行のさまざまなチャネルを通じて、広く利用者に案内するとともに、グループ社員に対しても福島県産品の販売斡旋等を実施する予定。(1)「駅ナカ」での福島県産品の販売(2)イベント等を利用した福島県産品のPR(3)都庁内食堂等での福島県食材の消費拡大(4)「ふくしまへいこう!」観光PR(5)企業・団体への福島県産品販売等に係る協力要請(6)通信販売による福島県産品の消費拡大【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月24日貿易保険の再保険、協力を拡大政府はアジア各国・地域との間で、貿易保険の再保険での協力を拡大する。海外へ進出する日系企業の貿易について、現地の貿易保険機関が引き受けた保険に、日本の機関が再保険をかけることができるようにする。NEXIが台湾輸出入銀行と締結経済産業省所管の独立行政法人である日本貿易保険のNEXIが台湾輸出入銀行と再保険協定を締結。同協定を結ぶのはアジアで5番目となる。再保険での協力拡大は、日本企業の対アジア貿易を支援するほか、円高などによる貿易量の落ち込みを防ぐのが狙いだ。今後はインドや香港、韓国などとも交渉を進める予定だ。
2010年09月26日