東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスで11月20日から、ロンドンを拠点に展開する帽子ブランド・ミサハラダ(misaharada)のデザイナー・原田美砂の日本初個展「『HATS OFF!』- 賛美の帽子 -」が開催される。原田はロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アート(王立芸術学院)を卒業後、帽子ブランドのフレデリック・フォックス(Frederick Fox)にデザイナーとして勤務。エリザベス女王在位50周年記念式典では、パレードで女王が着用する帽子に選ばれ、大きな話題を呼んだ。その後、98年に自身のブランドmisaharadaをスタートしてからは、ジャネット・ジャクソンのワールドツアー用の帽子をはじめ、ジェニファ ー・ロペス、クリスティーナ・アギレラ、ブリトニー・スピアーズ、マリア・シャラポアなど多くのセレブリティーを顧客に持ち、また『Sex and the City』や『アリー my Love』などの TVドラマでも使用されるなどして一躍有名となった。現在は、本国イギリスの老舗百貨店フォートナム & メイソン(Fortnam & Mason)や、パリのボン・マルシェ(Le Bon Marche)、アメリカのブルーミングデールズ(Bloomingdales)など、世界約10ヶ国、およそ200店舗で展開されイギリスを代表する帽子デザイナーとして地位を確立している。同展のタイトル「HATS OFF!」は日本語の「脱帽する」という言葉に近い「お見事!」や「感心!」という意味を表す。会場は「Creation」「Collection」「Client」「Collaboration」の4パートに分けられ、コンセプトスケッチ、帽子作りの仕事部屋(再現)などの製作工程から最新の作品まで、原田が作る帽子とそのクリエーティブの裏側を知ることができる。【イベント情報】原田美砂「HATS OFF!」- 賛美の帽子 -会場:ポーラ ミュージアム アネックス住所:東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル 3階会期:11月20日~12月27日(会期中無休)時間:11:00~20:00(入場は19:30まで)料金:無料
2015年11月18日女優、香里奈と俳優、鈴木亮平の共演で話題を集めるTBS系ドラマ「結婚式の前日に」。この度、本日17日(火)の放送にて、先日開催された日本最大級のオーディションプロジェクト「TOKYO GIRLS AUDITION 2015」で、モデル部門最多賞を獲得したシンデレラガール・19歳の塗木莉緒がドラマデビューを果たすことが分かった。物語の舞台は東京・築地と江ノ島。結婚式まであと100日となったある日、心優しい主人公・ひとみは「脳腫瘍」と診断されてしまう。そんなとき28年ぶりに型破りな母・可奈子が姿を現し…。長年離れていた娘と母が和解し再び絆を結んでいく姿や「家族」のあり方を描くヒューマンラブストーリー。17日放送の第6話では、念願のモデルルームオープンのため奮闘していたひとみ(香里奈さん)だが、無理が祟ってついに倒れてしまう。周りの説得で入院して治療に専念する事にしたひとみ。 そんな状況の中、ひとみに何もしてやれていないと病室で落ち込む父・健介と慰める母・可奈子(原田美枝子)だったが、秘密にしていた過去をひとみに聞かれてしまい…。「TOKYO GIRLS AUDITION 2015」オーディション時に「結婚式の前日に」賞を受賞し、ドラマデビューが決定していた塗木さん。今回演じるのは、香里奈さん演じる芹沢ひとみが入院している病院の看護婦役だ。本作が記念すべきドラマ初出演となるが、「演技もモデルもまだ始まったばかりなので、たくさん経験して自分の力にしていきたいです」と今後の活躍にも意欲をみせた。また収録を終えて、「普段話すときは方言が出てしまう」というが、「演技のことをもっと知りたくなりました!」と、デビューに手ごたえを感じたよう。主演の香里奈さんからは「塗木さんは、とても初々しく フレッシュな空気を現場で感じさせてくれながらも、堂々とお芝居されていました。今後のご活躍に期待しています。また、お仕事でご一緒出来る事を楽しみにしています」と期待感を込めたコメントが寄せられた。さらに塗木さんは、ファッション誌「Soup.」の専属モデルとしてもデビューすることがあわせて発表。2万人を超えるガールズの頂点に立った若干19歳のシンデレラガールが、女優としてモデルとしてスターダムを駆け上がる姿をぜひチェックしてみて。「結婚式の前日に」は毎週火曜日22時よりTBSにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年11月17日時代劇『果し合い』の劇場公開を記念した舞台あいさつが7日、東京・東銀座の東劇で行われ、桜庭ななみ、杉田成道監督が出席した。同ドラマは、10月31日にBSスカパー!で放送された仲代達矢主演の時代劇。視聴者からの好評を受け、東劇で11月7日から1週間特別上映することになり、同ドラマにヒロイン役で出演した桜庭ななみと杉田成道監督が登壇して舞台あいさつを行った。桜庭は「この作品で仲代さん演じる佐之助が美也を助けてくれます。どういう過程で佐之助が助けてくるのか、彼の過去にも注目して欲しいし、美也の恋にも注目してください」とアピール。大御所・仲代の共演については「本当に幸せなことだと思いました。今回共演できて宝物になったし、先日の舞台あいさつでご一緒した時に仲代さんから演技を褒めていただきました。それと原田美枝子さんと仲代さんが30年ぶりの共演したと聞いて、私も何十年後に共演したいと思いましたね」と願望を。すると杉田監督から「もう(仲代は)お墓ですね」という指摘に観客がどよめき、改めて桜庭は「何年後かに共演できるように私も頑張っていきたいと思います」と慌てて言い直して会場の笑いを誘った。また、桜庭について杉田監督は「(今後)吉永小百合さんになって欲しいですね。最近洋風のお顔の方が多い中、清楚な感じで日本的ですから。皆さんもしてあげてくださいね!」と観客に要望も。桜庭とは2010年公開の映画『最後の忠臣蔵』以来で「17歳の時の『最後の忠臣蔵』から5年経って、ちょっとスリムになったし着物が似合ってビックリしましたね。竹林に立っている時は本当に美しいなと。かぐや姫の再来とは思いませんでしたけどね」と笑わせると、桜庭は「思いましたよね?」と杉田監督に迫るなど、終始和やかな舞台あいさつで観客を喜ばせた。
2015年11月07日多くの人気漫画の実写化が話題になっている2015年10月スタートの秋ドラマ。そのほかにも、パートナーや親子など、家族のあり方を問うヒューマンドラマや、イケメン俳優に注目したい医療ドラマなど、注目作品がたくさん!今期は何を見ようか悩んでいる人は、ここで一気に総チェックしちゃいましょう。●完成度の高いとウワサ!人気漫画の実写化ドラマ10月12日にスタートする今期の“月9”は、相原実貴さんの人気少女漫画『5時から9時まで』を実写化した『5→9~私に恋したお坊さん~』(フジテレビ系)。キャリアアップのために仕事に奮闘する桜庭潤子(石原さとみさん)と東大卒でイケメン僧侶の星川高嶺(山下智久さん)の、おかしな出会いから始まる恋愛模様を描きます。東京版『SEX&THE CITY』とも呼び声高い恋愛群像劇には、原作ファンならずとも注目です!火曜22時の『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』(フジテレビ系)は、山崎紗也夏さんのクライムラブ・サスペンス漫画『サイレーン』が原作。松坂桃李さん、木村文乃さん、菜々緒さん、北山宏光さん(Kis-My-Ft2)など、勢いのある若手俳優陣たちのシリアスな演技も見逃せないポイント。上川隆也さん、相武紗季さん主演の『エンジェル・ハート』(日本テレビ系、日曜22時)も、大ヒット作品『シティーハンター』のパラレルワールドが描かれた同名漫画の実写版。上川さんの佇まいは、まさに原作そのものですよね!また、『掟上今日子(おきてがみきょうこ)の備忘録』(日本テレビ系、土曜21時)は、事件を1日で解決する探偵、掟上今日子を新垣結衣さんが演じます。原作を忠実に表現した銀髪ボブカット姿のガッキーが可愛すぎると、すでに評判になっています!●家族の意味を問いかけるヒューマンドラマも多数新しい夫婦の形を描くラブストーリー『偽装の夫婦』(日本テレビ系、水曜22時)は、嘉門ヒロ(天海祐希さん)が、ヒロのかつての恋人で、ゲイである陽村超治(沢村一樹さん)から余命宣告された母親のために偽装結婚してほしいと頼まれるという話。本当のパートナーとは何か、結婚とは何かを正面から見つめます。結婚式の100日前に脳腫瘍と診断された女性と、その母親との関係を描く『結婚式の前日に』(TBS系、火曜22時)は、生きる意味や家族のあり方を見つめるヒューマンドラマ。香里奈さん、鈴木亮平さんが婚約者同士を、原田美枝子さんと遠藤憲一さんが香里奈さんの両親を演じます。主婦の不倫を描き話題となった『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』の脚本家・井上由美子さんが今期、手掛けるのは、『遺産争族』(テレビ朝日系、木曜22時)。向井理さん、榮倉奈々さん演じる夫婦を取り巻く、家族とお金のつながり、しがらみなど、誰にでも起こり得る遺産相続問題を浮き彫りにします。伊東四朗さん、岸部一徳さん、余貴美子さん、室井茂さんなど豪華キャストが脇を固め、重厚なホームドラマの仕上がりに。●イケメン俳優たちの演じるドクター姿も見逃せない綾野剛さんが連ドラ単独初主演となる『コウノドリ』(TBS系、金曜22時)は、リアルな産科医療の現場を描く命の物語。こちらも週刊雑誌『モーニング』(講談社)で人気連載中の漫画が原作です。天才ピアニストの顔も持つ心優しい産婦人科医・鴻鳥サクラをクールな綾野剛さんがどう演じていくのか、要注目!『無痛~診える眼~』(フジテレビ系、水曜22時)は、西島秀俊さんが“神の診察眼”を持つ天才医師を演じ、さまざまな事件を解決していく医療刑事ドラマ。医療のあり方を問いながらも、ハードなサスペンス要素も入ったスリリングな展開を見せそうです。そのほかにも、仕事、恋愛、人間関係、若さなど、現代のアラフォー女性のリアルな苦悩をポップに描く、篠原涼子さん主演の『オトナ女子』(フジテレビ系、木曜21時)や、松重豊さん主演の大人気夜食テロドラマ『孤独のグルメ season5』(テレビ東京系、金曜24時12分)、錦戸亮さん主演のSF歴史コメディ『サムライせんせい』(テレビ朝日系、金曜23時15分)など、バラエティに富んだ作品が並んでいます。秋の夜長に秋ドラマ、必見です!(富士みやこ)
2015年10月10日女優の樹木希林と原田眞人監督が9日(金)、都内の日本外国特派員協会で「Japan Now 監督特集<原田眞人の世界>」のPR記者会見を行い、3度目のタッグ作となる新作映画の構想を明かした。「Japan Now」は、10月22日(木)から31日(土)まで都内で行われる第28回東京国際映画で新たに設立された部門。近年の日本映画界の多様性を象徴する作品および監督を選んで上映するもので、映画『ラブ&ピース』『恋人たち』『野火』などを紹介するほか、特集上映<原田眞人の世界>では『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』『駆込み女と駆出し男』『日本のいちばん長い日』など5本の原田監督作品を上映する。『わが母の記』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞するなど原田監督とはゆかりの深い樹木さんは「今日は原田監督を持ち上げながら、時々足を引っ張りにやってきました」と笑わせながら「原田監督は、黒澤明監督、小津安二郎監督、岡本喜八監督の作品の話をするときは満面の笑みでずっと語っている。その喜びのようなものが映画作りに反映されている。それを乗り越えようとして色々頑張るんです。時には失敗する事もあるけれど……。でもやはり腕がある。そんな事を一俳優が言ってはいけないけれど、上手いのよ」と絶賛と共に紹介した。樹木さんと原田監督は映画『わが母の記』『駆込み女と駆出し男』と2度タッグを組んでいるが、「3度目の構想は?」と聞かれると、樹木さんは「まったくありません」と即答。すると原田監督は「一応あるけれど、オフィシャルには言えないんです」とフォローしながら「とりあえず樹木さんには歴史上の重要な人物で、まさか樹木さんがやるとは誰も思わないような役をやってもらいます」と時代劇映画の構想を明かした。またトム・クルーズ主演の映画『ラストサムライ』(2003)などで俳優としても活動している原田監督は、イギリス人記者から「俳優と監督、どちらが楽しい?」と聞かれると「もちろん監督。セリフを覚えなくて済むから」とジョーク交じりに答えつつ「『ラストサムライ』の時は前日にセリフを変えられてパニックになりました。普段から自分も役者に対してやっているけれど、それはいけない事だと思いましたね」と苦笑いで当時を振り返った。第28回東京国際映画祭は10月22日(木)~10月31日(土)開催。(text:cinemacafe.net)
2015年10月09日10月8日(木)、藤沢周平原作の時代劇「果し合い」の完成披露試写会が開催され、主演の仲代達也をはじめ、桜庭ななみ、柳下大、原田美枝子、杉田成道監督、司会のえなりかずきが舞台挨拶に登壇した。10月よりBSスカパー!にて、藤沢周平原作のドラマが4作品の放送される「藤沢周平 新ドラマシリーズ」。一作目となる「果し合い」では、仲代さん演じる厄介者の庄司佐之助が、桜庭さんが演じる唯一彼の相手をし、面倒をみる甥の娘・美也の窮地を救うために刀を抜く姿が描かれる。試写会終了後、司会のえなりさんの進行のもと桜庭さん、柳下さん、原田さん、杉田監督が登場。仲代さんは会場後方の扉から登場し、多くの来場者に求められた握手や声援にこたえていた。試写の間、会場の2階で作品を鑑賞していたという仲代さんは、思わず涙を流してしまったと述懐。「このようなすばらしい作品の大事な役をさせていただいて、幸せ者だと思います」と、監督とキャストに感謝を述べていた。1985年の黒澤明監督作『乱』以来、30年ぶりに仲代さんと共演した原田さんは、「同じ黒澤組の仲間に会えて嬉しかった」と感慨を語る一方で、本作での仲代さんに対しての、意地悪な役どころを苦笑まじりに話すと、仲代さんは『乱』の際も原田さんの役どころには散々いじめられた事実を話し、会場からは笑いが沸き起こった。公開中の『進撃の巨人ATTACK ON TITAN』にも出演している桜庭さんは、今回の役どころである美也の女性としての強さへの憧れを吐露。桜庭さんについて杉田監督は「子守をしてるようなもの(笑)」と冗談を飛ばすも、杉田監督作の『最後の忠臣蔵』出演時には17歳だった桜庭さんが、「竹林での立ち姿は、遠目から見ても美しいなあと、いつのまにこんな鶴のようになってしまったんだろう」と、桜庭さんの美しさを讃えていた。「果し合い」は、BSスカパー!にて10月31日(土)15時・19時放送。11月7日(土)から13日(金)東京劇場にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月09日女優の桜庭ななみが8日、東京・丸の内ピカデリーで行われた藤沢周平・新ドラマシリーズ「果し合い」の完成披露試写会後の舞台あいさつに、仲代達矢、柳下大、原田美枝子、杉田成道監督とともに登壇した。同作で、想う相手に嫁げず、両親に家柄のいい男との縁組を押し付けられるという役を演じた桜庭は、演じてみての感想を聞かれると「江戸時代の階級社会の中で、自分の思いとは裏腹に、望まない結婚はあったというか、常識だったと思うんですけど、今回は自分の想いを貫いて、女性の強さを持っていて憧れがありますね」と声を詰まらせながら当時の女性たちに思いをはせた。そんな桜庭について杉田監督は「彼女が17歳のときに「最後の忠臣蔵」で一緒になったんですが、元々着物が似合う人ですが、竹林に立つとその立ち姿が遠めから見ても美しいなって。いつの間にこんな鶴のようになってしまったんだろうって思いました」と目を細めた。また、同作で主演を務めた仲代は「80を過ぎまして、このような作品の大事な役をさせていただいて、本当に幸せ者だと思います」と感慨深げにあいさつをし、原田とは黒沢明監督の映画『乱』で共演して以来30年ぶりに共演したそうで「(当時の役で)彼女に散々いじめられまして、今回も多少いじめられまして(笑)。でも彼女の演技は『乱』のときもそうでしたけど、今回も本当に素晴らしいと思いました」と絶賛した。そんな原田は「本をいただいたときから、これを仲代さんがおやりになると聞いて、絶対に素晴らしい作品になると思って、それを今日見させていただいて、仲代さんが何十年も俳優としてやってこられた歴史があるからこそできる作品だから、改めて本当に尊敬しました」と語り、「30年間、一度もお会いしていなかったんですけど、(共演できて)本当に嬉しかったですね。前回は親の仇役だったので、一言も口を聞いていないんですけど、今回も仲が悪くて(笑)。でも同じ黒沢組を通ってきた先輩に会えてうれしかったです」と笑顔で語った。同作は、庄司佐之助(仲代達矢)は生涯の大半を、兄が家督を継いだ庄司家の部屋住みとして無為に過ごしてきた。厄介者扱いする家族の中、唯一心許せるのは甥の娘・美也(桜庭ななみ)だけ。美也に縁談が持ち込まれたところから運命は動きだし、佐之助は再び刀を手にすることとなる――というストーリー。BSスカパー!にて10月31日(15:00~ 19:00~)の2回放送。さらにこの日、仲代の口から東京・築地の東劇にて11月7日~13日の期間で劇場上演されることも発表された。
2015年10月09日香里奈の7年ぶりのTBSの連続ドラマ主演作となる「結婚式の前日に」の発表会見が10月8日(木)に開催され、香里奈をはじめ、原田美枝子、鈴木亮平、山本裕典、真野恵里菜、美保純が出席した。結婚式を100日後に控え、脳腫瘍と診断された主人公・ひとみ、そんな彼女の前に28年ぶりに現れた破天荒な母親を中心に築地を舞台にした人間ドラマが紡ぎ出される。香里奈さんにとっては「だいすき!!」以来のTBSの連続ドラマ主演となるが、7年前と同じスタッフ陣との仕事に「私自身も思い入れのある作品だったのでまたご一緒できるのが楽しみでした。30代になって一発目のドラマなので、20代とは違うものを見せられたらという気持ちでやっています!」と意気込みを口にした。作品については「病気を扱っているものですけど、ひとみが前向きに生きていこうというシーンが多いので、見ている方も前向きに頑張ろうと思える作品になれば」と語る。またひとみが健康診断で「脳腫瘍」という診断を受けることに触れ、「最近、健康診断に行っていないという人、ぜひ検査に行っていただきたいです。今日、行ってください」と改めて定期的に健康診断や人間ドックに行くことの重要性を訴えた。原田さんは、これまでのイメージと異なる型破りな母親を演じるが、かなり体を駆使した撮影もあるよう。「隠れたアクション女優なので大丈夫です」と不敵に笑う。真野さんは、政治家の娘で、ひとみの婚約者である悠一が初恋の相手というお嬢様役だが「見る方からしたら『そこで出てこないで!』と言いたくなるような役なんですが、実は恋敵やイヤな女をやってみたかったんです。嫌われるのを恐れずにやっていきたいです」とノリノリで語る。鈴木さんが演じるひとみの婚約者の悠一は内科医だが忘れ物が多いおっちょこちょいという設定で「そんな内科医、掛かりたくないですね」と苦笑。だが鈴木さん自身と重なる部分が多いようで「誰かが(鈴木さんの私生活を)密告したんじゃないかってくらい、そっくりです。僕もいつも探し物してて、電車の網棚にカバンごと忘れることもよくある(笑)。携帯を探している芝居は日本一うまい自信があります」と妙なところでの自信をのぞかせ、会場は笑いに包まれた。「結婚式の前日に」は10月13日(火)よる10時より放送開始。(text:cinemacafe.net)
2015年10月08日飛騨高山・日本酒「飛騨の酒 山車」醸造元の原田酒造場はこのほど、「山車 飛騨牛地酒カレー」を、原田酒造場本店直営店(岐阜県高山市)にて販売開始した。Webサイトでのオンライン販売は、10月12日より開始予定となる。○カレーのコクに飛騨牛の旨み+日本酒&酒粕使用同商品は、カレーのコクと旨みを"飛騨牛の旨み+日本酒&酒粕"でさらに深くしたレトルトカレー。子どもから年配者にまで好まれ、さらに広く世界に広がる日本の食「カレーライス」をさらにおいしくすべく開発。カレーのコクにこだわり、「飛騨牛」の肉の旨みをルーに溶け込ませ、日本酒と酒粕が持つ「旨み」でさらに味わい深いコクのあるカレーに仕上げたという。使用した日本酒には6年連続モンドセレクション金賞受賞酒の「山車 辛くち」をリッチに使用。スパイスを効かせた辛口な味わいがコクと共に後引く味わいになっているとのこと。具材は、飛騨牛・じゃがいも・にんじん。内容量200gで、価格は680円(税込)。
2015年10月02日モデルで女優の香里奈が7年ぶりにTBS連続ドラマの主演を務め、「脳腫瘍」と診断されたヒロインの結婚式までの100日間を描くヒューマンラブストーリー「結婚式の前日に」。本作の主題を、安田レイが務めることが決定。自身7枚目のシングルにして初のバラード楽曲「あしたいろ」が起用されることが分かった。築地と江ノ島を舞台に、香里奈さん演じる主人公・ひとみが結婚式まであと100日となったある日「脳腫瘍」と診断され、28年ぶりに再会した型破りな母・可奈子と再び絆を結んでいく姿や「家族」のあり方を、観る人の心を明るく前向きにするストーリーで描いていく本作。母・柏田可奈子役には原田美枝子、また、医師でひとみの婚約者・園田悠一には、人気急上昇中の鈴木亮平がキャスティングされ、そのほか、山本裕典、真野恵里菜、美保純、江波杏子ら実力派俳優陣が顔を揃える。本作の主題歌に抜擢されたのは、田中麗奈主演ドラマ「美しき罠~残花繚乱~」や映画『ポケモン・ザ・ムービーXY 光輪の超魔神 フーパ』などの主題歌を務めてきた安田さん。力強い声と確かな歌唱力に定評があり、今回の起用に繋がった。2015年3枚目のリリースとなる新曲「あしたいろ」は、不安や孤独、答えの無い未来に自問自答を繰り返しながらも、前を向いて進んでいこうとする力強さと希望を歌った、心に響くハートフルバラードに仕上がっており、家族の大切さや、生きることの力強さを描いた本ドラマの世界観とマッチしているという。本楽曲について安田さんは「誰しもが悩みや不安を抱えながら生きています。いつも笑顔で、完璧に見える人でも、実は大きな不安を抱えながら生きていたり。辛くて、自分を見失ってしまったときは、“いまできることを自分のペースでやればいいんだ”と思うようにしてみたり、頑張ろう!ではなく、“そんな自分も受け入れてみよう”と思ったりしてみる気持ちが大切なんじゃないかなと思うんです。このドラマを通して、この曲が、想いが、そんな誰かの背中を優しく押せるように、一人でも多くの方に届きますように」と想いを語った。「あしたいろ」は11月11日(水)よりリリース。「結婚式の前日に」はTBSにて10月13日(火)22時より放送。(text:cinemacafe.net)
2015年09月18日『電車男』『告白』『悪人』『モテキ』『バケモノの子』など、数々の大ヒット映画を製作してきた映画プロデューサー・川村元気が発表したLINE連載小説を映画化した『世界から猫が消えたなら』。俳優・佐藤健と宮崎あおいを主演に迎えて贈る本作から初のビジュアルがお披露目された。本作の主人公は、余命わずかと宣告された郵便配達員(30歳)。そんな男の前に、彼と同じ姿をした悪魔が現れ、大切なものと引き換えに「1日の命」を与えると取引を持ちかける。何かを得るためには、何かを失わなくてはならない。電話、映画、時計、そして猫。失われていく世界のなかで、男はかつての恋人に再会する――。本作の主人公“僕”と“悪魔”を演じるのは、話題作への主演が続く、若手ナンバーワン俳優・佐藤さん。今作のヒロインとなる、僕の初恋の“彼女”役は、ヒット映画への出演が続く宮崎さんが好演する。そのほか、濱田岳、奥野瑛太、石井杏奈、奥田瑛二、原田美枝子らキャスト陣が集結している。今回公開されたビジュアルはアルゼンチンとブラジルの二国にまたがる、世界最大の滝であるイグアスの滝の前で撮影したもの。本作は、2014年10月8日に北海道・函館でクランクインし、小樽・室蘭にて撮影。その後、東京都内での撮影を経て、アルゼンチン・ブエノスアイレスにて大規模ロケを敢行した。世界遺産に登録されているイグアスの滝は、佐藤さんと宮崎さん演じる恋人たちが旅行でアルゼンチンを訪れた際に登場する、本作の中でも非常に重要なシーンを担うロケ地。宮崎さんは「イグアスの滝は想像以上に大きく、とてつもないパワーを持っている場所でした。そんな所でお芝居ができたことを幸せに思います」と語った。佐藤さんは「今回の撮影はほぼ毎日自分のシーンだったのですごく長く感じましたが、その撮影が無事に終わって充実感が大きいです」とコメントを寄せている。また、公開されたビジュアルは宮崎さんがイメージキャラクターを務める「earth music&ecology(アース ミュージック&エコロジー)」とのコラボレーションによって生まれたもの。9月18日(金)より各店舗に本作のコーナーが設置され、原作本の一部が試読できる冊子が配布されるほか、人気のアウトドア商品ブランド「アウトドアプロダクツ」から、本作の別注リュックも登場。この別注リュックは、映画のスタイリングを手がけたスタイリストの伊賀大介がデザインを監修し、映画に出演している宮崎さんがデザインした“猫の刺繍”が施されているという。『世界から猫が消えたなら』は2016年全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月11日女優の香里奈が、TBSにて10月期放送の火曜ドラマ「結婚式の前日に」で主演を務めることが決定。相手役には人気急上昇中の鈴木亮平、そのほか原田美枝子、遠藤憲一らが実力派俳優陣が集結。香里奈さんは、本作が7年ぶりのTBS連続ドラマ主演となる。物語の舞台は東京・築地と江ノ島。結婚式まであと100日となったある日、心優しい主人公・ひとみは「脳腫瘍」と診断されてしまう。そんなとき28年ぶりに型破りな母・可奈子が姿を現し…。長年離れていた娘と母が和解し再び絆を結んでいく姿や「家族」のあり方を、シリアス&お涙頂戴ストーリーではなく、観る人の心を明るく前向きにするストーリーで描いていく“ヒューマンラブストーリー”だ。築地育ちで心優しい主人公・芹沢ひとみを演じるのは、2008年1月期に放送した「だいすき!!」以来、7年ぶりにTBS連続ドラマの主演を務める香里奈さん。28年ぶりにひとみの前に現れた型破りな母・柏田可奈子役には原田さんが配役され、「病気上等、人間そんなに簡単に死なない!」「悲劇のヒロインになってんじゃないよ!」などと無茶苦茶な論理と行動でひとみを叱咤激励し、本作の見所の1つでもある“親子喧嘩”を繰り広げる。ひとみの病気を受け入れられず結婚にためらいを見せる婚約者・園田悠一役には、「天皇の料理番」や『俺物語!!』など幅広い役を演じ分け人気を博す鈴木さん。築地で寿司屋を営み、ひとみを心配するあまり過保護になってしまう父・健介役には、遠藤さん。そのほか、山本裕典、真野恵里菜、美保純、江波杏子といった実力派キャストが顔を揃える。7年ぶりにTBSで主演を務める香里奈さんは、「初めて連続ドラマの主演をさせていただいたのが、TBSの『だいすき!!』と言う作品で、自分にとって思い入れが深く大事にしている作品です。今回、またTBSで新たなヒューマンラブストーリーができることになりとてもうれしく思いました」と喜んだ様子で、「主演だからと言って気張らずに、皆さんの力をお借りして演じていければ」と意気込みを明かした。また本作について、「この作品は、サプライズに驚かされるシーンが沢山あると思うので、視聴者の皆さんが置いてきぼりにならないように、より自然体でひとみを演じることで感情移入してもらえたらと思います。この作品を通して、明るく前向きになっていただけたら嬉しいです」とコメントを寄せた。「結婚式の前日に」はTBSにて10月より毎週火曜日放送予定。(text:cinemacafe.net)
2015年08月24日オサムグッズを生み出したイラストレーターの原田治によるエキシビジョン「OSAMU GOODS TRIBUTE」が、8月28日から9月16日まで東京・原宿のトーキョー カルチャート by ビームスにて開催される。80年代から90年代に日本中のティーンエイジャーから絶大な人気を集めたオサムグッズ。弁当箱やマグカップ、バッグ、傘、キーリングなど、シンプルな線で描かれたユーモラスなキャラクターが描かれた様々なアイテムが展開されていた。同イベントでは、古き良きアメリカへの憧憬が反映されたレトロなデザインの空間に、過去のアーカイブからピックアップされた貴重なオサムグッズの数々を紹介。同時に、イラストレーションなど平面作品も展示される。また、原田治に影響を受けた、または原田作品のファンであったデザイナーやイラストレーターによる“原田治リスペクトTシャツ”も販売される。その他、8月28日の18時から20時までは、作家を招いたレセプションパーティーを開催。9月13日の15時から17時までは、原田治本人に加え、「Groovisions」の伊藤弘と「OVERHEAT MUSIC」の石井志津男を交えたトークセッションも行われる。【イベント情報】「OSAMU GOODS TRIBUTE」会場:トーキョー カルチャート by ビームス住所:東京都渋谷区神宮前3-24-7 3階会期:8月28日~9月16日時間:11:00~20:00(最終日は18:00まで)休館日:木曜日入場無料
2015年08月17日大泉洋主演×原田眞人監督の人情エンタテインメント『駆込み女と駆出し男』のブルーレイ&DVDが11月26日(木)に発売されることが決定した。これを記念して、原田監督が映画に関することなど、さまざまな質問に答えるWEB版ティーチインが開催される。監督への質問は、本日から9月27日(日)まで公式サイト内のQ&A特設サイトで受け付けている。その他の画像映画は、井上ひさしの時代小説『東慶寺花だより』を原案に、江戸幕府公認の縁切寺に、さまざまな事情を抱えながら離縁を願う“駆込み女”たちと、その手助けをする“駆出し”の医者が、悲喜こもごもの離婚調停を繰り広げる人情時代劇。大泉のほか、戸田恵梨香や満島ひかり、樹木希林らが出演している。「小学校3年生の頃、太秦の東映、大映、松竹の撮影所で初めてみた時代劇撮影の現場から数えれば、構想55年といった初の時代劇です」という原田監督。ブルーレイ&DVDリリースにあたり「丹念に作った作品です。見どころは全篇。ひとつふたつ抽出するのが困難なほど全シーン、全カット、全登場人物に愛着があります」と話し、「京都で生まれ育ったスタッフを中心に、第一級のスタッフ、キャストが勢揃いして、文句なしの時代劇デビューを飾ることができました」と語った。さらに今後の映画制作を野球に例え「とりあえずは、俊足の一番バッターを打席に送り、足で稼いで二塁まで行けたというところでしょうか。これをホームに帰すための強打の二番、三番も既にユニフォームを着て出番を待っています。『駆込み女と駆出し男』から始まる原田時代劇の大きな波に乗ってください」とコメントを寄せている。原田監督への質問は、メールやTwitter、Facebookなどで募集しており、本作に関することはもちろん、幅広い内容を受け付けるという。回答は8月上旬より特設サイトにて随時発表されていくほか、ブルーレイ&DVDに収録される本編オーディオコメンタリーでも、寄せられたいくつかの質問に監督が回答する予定だ。『駆込み女と駆出し男』ブルーレイ&DVD:11月26日(木)発売※12月2日(水)レンタル開始ブルーレイ【特装限定版】:6800円+税通常版:4800円+税DVD【特装限定版】:5800円+税通常版:3800円+税発売・販売元:バンダイビジュアル※レンタルBD&DVDはポニーキャニオンより
2015年07月30日映画『日本のいちばん長い日』の完成披露試写会が7月15日に開催され、主演の役所広司、本木雅弘、松坂桃李、原田眞人監督が舞台あいさつに登壇した。舞台あいさつその他の写真半藤一利のノンフィクション小説を原作に終戦間際、阿南惟幾陸相、鈴木貫太郎首相、昭和天皇を中心にしたポツダム宣言の受諾を巡るやりとり、陸軍将校による決起事件を描く。「(戦後)70年。たった70年で日本はだいぶ変わった」としみじみと語る役所。「戦闘シーンは出てきませんが、この映画の背景には広島、長崎への原爆投下があり、戦地では兵士たちが飢えに苦しみながら戦っている。それを感じながら見てほしい。戦争って本当に嫌なものです。二度と繰り返さないようにと感じていただければ」と訴えた。本木は昭和天皇を演じたが、そのプレッシャーはやはり並大抵のものではなかったよう。「公開が近づくにつれて『責務を果たせたのか?』という問いが重くのしかかってきます。賛否は全て受けるつもりですので、叱られながら、早く楽になりたい…(苦笑)」と劇場公開を待ちわびる。松坂は陸軍の永遠を信じ決起する将校を演じたが「若者たちを“動”とするなら役所さんや本木さんは“静”。それぞれが国を思い、どうなっていくのか? スピード感のある物語の中で、僕はその静と動が変わっていくさまを『怖いな』と思いました。どうして怖いと思ったのか? みなさんに、観て感じていただければと思います」と呼びかけた。戦後70年を迎え、原田監督は「戦争体験者がどんどん亡くなっている」と当時を知る人間がいなくなり、記憶や歴史が風化してしまうことを危惧し「いま、こういう政治状況にあり、戦後70年の根っこで何が行われたのか? もう一度検証するいい時期であり、この映画の歴史的価値を感じています」と語る。この日も、安保法案が衆院平和安全法制特別委員会で採決され、大きなニュースとなったが原田監督は映画でも描かれる、70年前に阿南陸相、鈴木首相、昭和天皇が国の行く末を案じ、民意を無視した政治と軍の暴走を命がけで止めたという点に言及し「安倍首相の答弁の言葉を借りれば、能力のない政府が総合的に判断し、民意を無視するという事態になっている。国民を救うということ、“民意”とは何か? 日本はどこから来てどこへ向かって行くのか? 自問し行動に移してほしい」と訴えた。『日本のいちばん長い日』8月8日(土)全国ロードショー
2015年07月15日2015年6月13日(土)よりパルコ劇場にて上演されるイタリア人作家ダーチャ・マライーニ作、舞台「メアリー・ステュアート」。1990年に宮本亜門演出、麻実れい×白石加代子で上演し、パルコ劇場では2005年に南果歩×原田美枝子で上演されて以来10年ぶりとなる本作の上演にあたり6月12日(金)に都内で会見が行われ、主演の中谷美紀と神野三鈴が登壇した。16世紀に生きたスコットランド女王メアリー・スチュアートと、イングランド女王エリザベス1世という同時代に同じ島の中に生きた二人の女王を描く。生後6日目でスコットランドの王位を継承し、国や宗教に翻弄されながらも「女」として果敢に生き、奔放ゆえに処刑された、男で身を滅ぼしたと言われるメアリー・ステュアートに挑むのは中谷美紀。今作が舞台「三作目」となる。一方、政治にまつわる男女間の諍いを嫌い、「国家」と結婚をした“ヴァージン・クイーン”エリザベス一世を演じるのは、中谷さんが今、もっとも共演したかったという神野三鈴。井上ひさし作品に欠かすことのできない女優として活躍し、2012年には紀伊国屋演劇賞個人賞を受賞している。本作の登場人物はメアリー・ステュアートとその乳母、そしてエリザベスとその侍女、そしてエリザベスの愛人と結婚した若き女性貴族の5人。しかし、演じるのは中谷さん、神野さんの2人の女優。メアリーを演じる中谷さんはエリザベスの侍女と若き女性貴族を、そして神野さんはメアリーの乳母を演じる。神野さんとの競演を熱望していた中谷さんは、「神野さんの情熱と知識に対して、私はまだまだ新人の状態。今回、神野さんの演劇に対する情熱をたくさん学ばさせていただきました。舞台の上で一緒に遊ばせてくれるような包容力のある方ですね」とコメント。しかし、演出家マックス・ウェブスター氏については「私たち稽古場で『この豚たち』と呼ばれているんです(笑)」と衝撃の発言!劇中に「豚」と連呼するシーンがあり、そこから覚えた日本語だがそうだが、「ひどい言葉を浴びせられながら演出して頂いていますが(笑)、愛情深く理知的な方で、すごく戯曲を読み込まれています」と英国気鋭の若手演出家を絶賛した。一方の神野さんは「役者としてのひとつの夢を与えて頂いたような今回の作品。ちょっと幸せすぎて怖いくらいです。あとはもう美紀ちゃんと舞台の上で愛し合って生きていくのみだと思っております。ぜひ見届けてやって下さい」と本作に対する意気込みを語った。美術にはヨーロッパオペラ界で注目のドイツ人デザイナー、ジュリア・ハンセン、そして衣装デザインには昨年三谷幸喜「紫式部ダイアリー」で久しぶりに日本に戻ってきたワダエミを迎える。そして、今回の最大の特徴は音楽。リュートの生演奏というヒストリカルな色彩の音色と、「Why Sheep?」名義でも活躍する内田学の「音」が絡み、ひとつの世界を作り出していく。本日より上演がスタートする本作。中谷さん、神野さんが創り出す新たな「歴史」を目撃してみては。舞台「メアリー・ステュアート」は6月13日(土)よりパルコ劇場にて上演。(text:cinemacafe.net)
2015年06月13日集英社『ヤングジャンプ』で連載中の人気漫画『テラフォーマーズ』の13巻が発売されることを記念して、資生堂トップヘア&メーキャップアーティストの原田忠が同漫画のキャラクター、アドルフ・ラインハルトを“3次元化”した。原田忠はこれまでに、『ジョジョの奇妙な冒険』や『テラフォーマーズ』といった漫画のキャラクターを、モデルで実写化したヘア&メイクアップとファッション、CGを掛け合わせることで“3次元化”してきた。今回の共同プロモーションでは、『テラフォーマーズ』のアドルフ・ラインハルトを3次元化。さらに、これまでに原田忠が手掛けてきた『ジョジョの奇妙な冒険』と『テラフォーマーズ』の3次元化したキャラクターを、1冊のブックレットに収録。資生堂の商品を取り扱う一部の理美容室に数量限定で配布され、サロン顧客は店内で閲覧できる。更に、5月18日から24日にかけて東京メトロ銀座駅構内の2か所に、原田忠による『ジョジョの奇妙な冒険』と『テラフォーマーズ』のキャラクターをモチーフにした「集英社×資生堂プロフェッショナル」の交通広告を展示している。原田忠は資生堂トップヘア&メーキャップアーティスト。宣伝広告を始め、パリコレクションでのヘア&メイクアップ、ヘアスタイリング剤の商品開発など幅広い活動を行っている。13年には『ジョジョの奇妙な冒険』とのコラボレーション作品を発表し、14年には『テラフォーマーズ』のキャラクターを3次元化した。その他、「東京ワンピースタワー」クルーのヘアメイクディレクションや、映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の主題歌『「Z」の誓い』を歌う「ももいろクローバーZ」のMVヘアメイクディレクションなども手掛けている。
2015年05月19日日本映画界を代表する名匠・原田眞人監督が5月16日(土)に、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われた『駆込み女と駆出し男』の初日舞台あいさつに出席。「素晴らしいキャストとクルー、全員が大傑作を作ったと思っております。今後、この大傑作を皆さんの力で名作に育てていただければ。長い目で応援願います」と初の時代劇に強い自信を示した。初日舞台挨拶その他の写真江戸幕府公認の縁切寺に、さまざまな事情を抱えながら離縁を願う“駆込み女”たちと、その手助けをする“駆出し”の医者が、悲喜こもごもの離婚調停を繰り広げる人情時代劇。井上ひさしの時代小説「東慶寺花だより」を原案に、原田監督がメガホンをとった。舞台あいさつには原田監督をはじめ、主演の大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかり、キムラ緑子、内山理名、武田真治が出席。苦労したシーンを問われると、「首をつられるシーンですね。監督の『カット』の掛け声が遅くて、スタントマンさんがいらっしゃるのに、僕自身がつられてしまって」(大泉)、「ひかりちゃんを背負って、石階段をかけあがるシーンで、足がガタついちゃって。でも監督のカットが遅くて…」(戸田)と同様の“クレーム”が原田監督に届く場面もあった。これに対し、原田監督は「モニターを見ていると、いい表情をしているから、もっと膨らませたくなってしまう。こちらとしては『もう少しで主演賞!』と応援しているつもり」と釈明。すでに続編の構想もあるといい、「ちょうど映画のPRで大泉さんが出ていた番組をヒントに、江戸の学者たちに大泉さんが囲まれて、それが夢だと気づくシーンで始まる」と具体的なアイデアも披露していた。この日は現在、第68回カンヌ国際映画祭に出席中の樹木希林から、ビデオメッセージが届いた。『駆込み女と駆出し男』公開中取材・文・写真:内田 涼
2015年05月16日16世紀のスコットランド女王メアリー・ステュアートと、イングランド女王エリザベス1世。ふたりの女王の激動の生を描いた舞台『メアリー・ステュアート』(ダーチャ・マライーニ作)が10年ぶりに東京・PARCO劇場に登場する。かつて麻実れい×白石加代子(1990年)、南果歩×原田美枝子(2005年)の競演で話題を呼んだ、女優ふたり芝居。今回のタイトルロール、メアリー・ステュアート役を演じるのは、3作目の舞台出演となる中谷美紀だ。ひとり芝居の『猟銃』(2011年)で初舞台とは思えぬ圧巻の存在感を放ち、続く家族劇の『ロスト・イン・ヨンカーズ』(2013年)では読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞。さらなる高みを目指し、本作に挑むこととなった。舞台『メアリー・ステュアート』チケット情報「ふたり芝居という点で躊躇したところはありました。ひとり芝居の場合は自分でペースをコントロールできますし、また群像芝居の場合は、自分がすべてのエネルギーを使わなくても相手のリズムに委ねられる部分が大きいんですね。でもふたり芝居では寸分の隙も見せられないな…と思っています」同時代に同じ島の中で生きたふたりの女王は、史実においては出会うことがなかったという。だがこの戯曲では、相反する個性を持ったふたりが夢の中で激突する。「エリザベスは大変理性的で、自らを律することができる人間。一方、メアリーはその場の感情で動いてしまうような、少し浅はかな部分もある女性です。そんなふたりの対比は、とくに女性の観客の方々にとっては働く女性の在り方や、どのように生きていくのかといったことを考えていただくきっかけになるのではないかなと思いますね」エリザベス1世に扮するのは、多くの舞台で華々しい活躍をみせる実力派、神野三鈴だ。それぞれが女王役を演じるほかに、中谷はエリザベスの侍女に、神野はメアリーの乳母に扮して相手役と対峙する点もこの戯曲の妙味である。「神野さんは圧倒的な存在感と、深みのある、いかようにも変化する声をお持ちの方です。多くを学ばせていただければと思っています。戯曲の上ではメアリーとエリザベスの侍女、二役が頻繁に切り替わるので、それもかなり難しい課題でしょう」気鋭のイギリス人演出家マックス・ウェブスターによる新演出にも注目だ。作品ごとに舞台女優の貫禄を増幅させていると感じる中谷だが、当人は「新たな作品や演出家と出会うことで、これまでの価値観はすべて壊さなければならない。ゼロからのスタートです」ときっぱり。潔く、涼やかな視線で臨む、濃厚な女優対決に期待したい。「女性が社会の中で生きていくのは容易ではないでしょう。身の振り方に迷いを感じている女性はたくさんいらっしゃると思います。ふたりの女王の姿が、ご自身の人生についてあらためて考えていただくきっかけになれば嬉しいです」東京公演は6月13日(土)から7月5日(日)まで。その後、大阪、広島、愛知、福岡でも公演。チケットの一般発売は4月4日(土)午前10時より。取材・文:上野紀子
2015年04月03日ベストセラー作家・角田光代が実際にあった事件の三面記事を元に執筆した異色の意欲作を、2月公開の映画『娚(おとこ)の一生』の監督を務める廣木隆一が映像化した「三面記事の女たち -愛の巣-」(フジテレビ)。この度、心の闇にトラウマを抱えた変わり者の新聞記者に田中麗奈が演じることが明らかになった。田中さんは今回フジテレビ2時間ドラマ初主演となる。18年前、ごくごく普通の主婦だった自分の母が、父を殺害するのを目撃してしまった章子は、ずっとそのトラウマを抱えて生きてきた。「明日私も人を殺すかもしれない」と、絶えず自分の中の狂気におびえる章子の心の闇は、18年の時がたったいまでもそのままだ。当時、事件を担当し、現在は警視庁捜査一課の刑事である梨山里衣子は、章子の心の闇を理解し、章子とは刑事と新聞記者以上の関係で協力し合いながら、事件を解決していく――。主演を演じる田中さんと事件に挑む刑事の梨山役には、『あなたへ』『ぼくたちの家族』などに出演するベテラン女優・原田美枝子。さらに今回のストーリーの核となる、姉妹を演じるのは、寺島しのぶと板谷由夏の実力派女優の2人。夫婦とは?姉妹とは?心の中に多くの闇をしまい込み、“幸せ”を演じきる姉妹の心の葛藤を迫力のある演技で魅せる。男性俳優陣には、千葉雄大、林泰文、柏原収史、宅間孝行、西村雅彦が集結している。以前から角田氏の作品を読んでいたという田中さんは「主演でお話をいただけて驚きました。ストーリーに出てくる女性たちが大人で、すごく思いが深くて…、人間ドラマだけど事件もあるという大人のドラマに出演させていただけることがうれしかったです」とコメント。さらに共演者については「猛獣の中に一人飛び込んでいる感じですよ~。素晴らしい女優さんの中に一人小僧(小娘)が入っている感じです(笑)。原田さんとは10代のころ母娘役でご一緒しました。今回は、新聞記者と刑事という対等な役なので、うれしい反面、大好きな女優さんと共演する怖さも感じます。寺島さんの映画はよく拝見していて、今回ご一緒するのを楽しみにしていました。板谷さんは初共演ですが、板谷さんの演じる房江という役は人間味があって、でもちょっと怖い役なのでどんなふうになるのか楽しみです。寺島さんと板谷さんの姉妹のシーンは、1シーン見るだけでも2人の関係や心情が伝わってきてグッときます」と興奮気味に語った。そんな田中さんと久々の共演を果たした原田さんは「麗奈ちゃんとは、昔映画で一度共演したことがあって、あのころはまだ10代の可愛い女の子でしたけど、すごく女優さんとして成長されていて、うれしいですね」。また、板谷さん演じる妹・房江と憎しみ合う小林美枝子役の寺島さんは、「お互いの幸せをいちいち嫉妬する屈折した姉妹の話で、そういう気持ちは分からなくはないけど、これだけ姉妹で憎しみ合うにはそれなりの背景があるはずだと監督や板谷さんと相談しながら演じました」と“姉妹像”を作り上げることに苦労した様子。妹役の板谷さんは「私が演じる房江は、すごく狂っているようでどこにでもいる普通の女性です。必死にバランスを取っていたのが、旦那さんの浮気や姉への嫉妬で少しずつほころびていってしまう…共感はしないでほしいですが、ぜひ多くの女性に見ていただきたいです」とメッセージを送った。「三面記事の女たち -愛の巣-」は2月20日(金)21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年01月29日1990年に宮本亜門演出、麻実れい×白石加代子で上演、2005年には南果歩×原田美枝子によって上演されたイタリア人女性作家、ダーチャ・マライーニ作の舞台「メアリー・ステュアート」。パルコ劇場では、現在放送中の「ゴーストライター」に出演する中谷美紀と舞台女優・神野三鈴を迎えて10年ぶりに上演が決定した。本作は、血なまぐさい宗教戦争と華やかなイギリス・ルネサンス文芸の黄金時代である16世紀に生きたスコットランド女王メアリー・ステュアートと、イングランド女王エリザベス1世という同時代に同じ島の中に生きた2人の女王を描いた作品。フリードリッヒ・シラーの同名作品の翻案として、イタリア人作家のダーチャ・マライーニが女性の視点からこの2人の女王を主人公に描いた戯曲だ。この作品の登場人物はメアリー・ステュアートとその乳母、そしてエリザベスとその侍女の4人だが、演じるのは2人の女優。メアリーを演じる中谷さんはエリザベスの侍女を、そしてエリザベスを演じる神野さんはメアリーの乳母を演じる。中谷さんは、映画・テレビでの活躍はもちろんのこと、フランソワ・ジラール演出「猟銃」(’11)で初舞台にして、紀伊国屋演劇賞個人賞、読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。そして翌年の三谷幸喜演出「ロスト・イン・ヨンカーズ」では、読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞するという2本目の舞台にして頂点に立つという快挙を遂げている。そして今回演じるのは、生後6日目スコットランドの王位を継承し、国や宗教に翻弄されながらも「女」として果敢に生きたメアリー・ステュアート。中谷さん自身、舞台の参加は3度目となる。一方、メアリーと同時代に生き、政治にまつわる男女間の諍いを嫌い、「国家」と結婚をした“ヴァージン・クイーン”エリザベス一世を演じるのは、中谷さんがいま、もっとも共演したかったという神野さん。井上ひさし作品に欠かすことのできない女優として活躍し、三谷幸喜演出「三谷版桜の園」(’12)、栗山民也演出「組曲虐殺」での演技により紀伊国屋演劇賞個人賞を受賞し注目を集めている。実力派女優が繰り広げる2人の女王の物語は見ごたえのある、熱く、そしてスリリングな舞台になること間違いなさそうだ。以下、出演者コメント。■中谷美紀(メアリー・ステュアート/エリザベスの侍女)今回はステージの上にはたった二人だけですから、掛け合いの妙をお客様に楽しんでいただくためには、寸分の隙も許されません。大変な作品と出会ってしまったというのがいまの正直な気持ちです。女王というポジションは、われわれ市井の人間とは異なった特殊なもの。とはいえ、女性が人の上に立つということでいえば、会社を営んだり、あるいは部署を司ったりということで、彼女と同じ立場にいる女性も多いと思います。そしてその中で、自分の意志だけではなにも決められない、という経験のある方も少なくないのでは。そのもどかしさは、メアリーと現代の女性たちが共通して感じる部分だと思っています。メアリーは、人の上に立つ者であるにもかかわらず、感情に流されやすく愚かな部分もあって、そこが魅力的でもある人物です。エリザベスのように冷静で、自制心をもって国を治める人間と異なり、彼女はその場の感情に流されている。その二人の対比を楽しんでいただきたいですし、対照的でありながら、ともに気高い女王たちの物語を全身全霊で演じたいと思っています。■神野三鈴(エリザベス一世/メアリーの乳母)中谷さんと一緒に二人芝居を、という話をいただき、しかもそれが「メアリー・ステュアート」。演劇史に残るような作品を、大好きな女優さんとご一緒できるなんて奇跡のようです。二人だけで、純粋に作品に取り組む環境を作っていただき、演劇を志した頃の夢が叶いました。エリザベスの人生を演じることで、彼女が抱くものを昇華させてあげられたら、それが、私たちすべての女性の中にあるなにかを昇華させることに繋がったらうれしい。そして、女性ならではの苦しみや幸福、葛藤を一緒に感じていただければ。舞台という生身の人間が立つ場で、中谷さんと私が魂でぶつかり合う姿を見届けていただけたら幸せです。舞台「メアリー・ステュアート」は6月13日(土)~7月5日(日)パルコ劇場ほか順次全国公演予定。(text:cinemacafe.net)
2015年01月26日資生堂トップヘアメーキャップアーティスト・原田忠。同社トップアーティストとして確固たるテクニックを駆使し、ヘアメイク表現の可能性に挑み続ける彼は、『ジョジョの奇妙な冒険』や『テラフォーマーズ』など型破りな作品を世に送り出し、業界を越えたインパクトを起こし続けてきた。その活動はこれまでヘア&メイクに関心が無かった人達の心まで惹きつけている。漫画や映画が好むという彼が生み出す世界観はダークファンタジー。インスパイアされた作品も原田の視点から官能性を孕んだファッションというファンタジーに昇華する。その独特の美意識とクリエーションはどこから生まれてくるのか。 氏にアンケートインタビューを行った。――作品に通ずる構築的な美しさはどのように生まれるのでしょうか。作品のテーマやコンセプトによりますが、一つのエッセンスとして、妖しさや艶かしさを意識し、見る人に感じてもらえるよう表現しています。例えば、男女問わず、体の持つ曲線美や骨格、筋肉の隆起、目元や口元、指先などに意識を払うことで、よりヘアメイク作品としての表現の奥行きや情緒的な感情を醸し出せると考えています。――究極のこだわりがあるように感じます。ディテールフェチなんです。自分はきっと、細部フェチであると思います。自然の造形美や動物、昆虫、絵画や建築などデザインされたもの等々……時間と労力を費やした人の手が作り出した細かい仕事にはとその人の思いを感じて、ついつい魅入ってしまいます。基本的に細かい作業や気の遠くなる作業は嫌いではないです。例えば髪の編み込みは、髪の毛1本1本を丁寧に扱い、制作に時間を要する繊細な作業です。細かいディテールが積み重なって形を成す過程や、作業に集中することで新たな発見に出合える楽しさを見出すことができます。それらのものづくりのエネルギーの結集が作品だと思っています。――妖しい美しさを感じますが、人生で初めてセンシュアリティーを感じた対象はなんですか。1976年公開のアメリカ映画『キングコング』のヒロイン(ジェシカ・ラング)に女性らしい優しさや母性を感じました。時に力強く、時に艶めかしく。キングコングとのコントラストでより際立っていたように記憶しています。その印象は、幼少期の自分の目に強烈に焼き付いた対象と言えます。――原田さんにとってセクシーなアイコンとは?アーマロイド・レディー(漫画『コブラ』のキャラクター)草薙素子(『攻殻機動隊』のキャラクター)キューティーハニー(漫画『キューティーハニー』のキャラクター)キャットウーマン(アン・ハサウェイ、ハル・ベリー、ミシェル・ファイファー)――作品に美しさや官能性を感じるアーティスト・クリエーターがいたら、教えてください。H・R・ギーガー(イラストレーター)空山基(イラストレーター)寺田克也(イラストレーター)荒木飛呂彦(漫画家)池上遼一(漫画家)寺沢武一(漫画家)永井豪(漫画家)――原田さんのクリエーションに裏側にあるものとは?自己に欠けたもの、もしくはまだ見ぬもの、手に入れられないものへの欲求であり羨望。その欲求がより新たな美しさや、価値に向かうことで、自分や周りの他者との美意識の共有化と高次元化を目指すことが、次なるクリエーションにつながる原動力です。――ものづくりをしていて喜びや達成感を得られる瞬間は?作品をイメージし、そのイメージを超える仕上がりと完成度に達した時。また、完成した作品が多くの目に留まるような状況を作り出し、世の中に向けて発信された時。0から1を生み出す一連の流れが、イメージ通り達成できた瞬間です。【原田忠プロフィール】1971年生まれ。群馬県沼田市出身。航空自衛隊航空管制官を経て、資生堂傘下のヘア&メイクスクールSABFA卒業後、2000年資生堂入社。資生堂「ウーノ」の宣伝広告のヘアディレクター、ニューヨーク・パリコレクションでのヘアメイクチーフ、メンズファッショントレンドのヘアメイク分析や予測、ヘア商品開発などを行う。美容業界最高峰の権威を誇るジャパンヘアドレッシングアワードのグランプリを04・12年に2度獲得、その他受賞歴は美容業界内で最多のタイトルホルダー。13年開催した個展「原田忠 全部!! Ver.5.0」(目黒)と、「Japan Original Beauty」展(銀座)の中で発表された『ジョジョの奇妙な冒険』とのコラボレーション作品は、そのクオリティーの高さから国内外で大きな話題になり、来場者数8,000人(10日間)を超える動員、公式HP期間限定の作品公開では300万を超えるアクセス数を記録するなど、ヘア&メイクの枠を超えた革新的なクリエーティブ活動に業界内外から注目が集まる。著書に『一流の男のボディケア』(PHP研究所)がある。
2014年12月23日12月22日(月)から28日(日)まで東京・CBGKシブゲキ!!で上演されるリーディングドラマ『Re:(アールイー)』。開幕に先がけて、出演する原田泰造、小池栄子がコメントを寄せた。【チケット情報はこちら】同作はTVドラマ『斉藤さん』シリーズなどの脚本も担当し、豊かな会話劇でヒット作品を手掛ける劇作家・演出家の土田英生が書き下ろす朗読劇。10年にわたる男女ふたりの愛をメールのやりとりで綴っていくストーリー。ふたりのコメントは以下。■原田泰造朗読劇に出演するのは初めてなのですが、決まったときからずっと「27日、どうしよう…」と(笑)。緊張しちゃいますね。自分が緊張して舞台に立っている様子も、きっとやってる最中も緊張してるって思うんだろうな、というのも想像がつくんだけど、またそれが楽しみですね。今回、リハーサルは1回だけ、最初と最後の部分を合わせたのですが、早く全部をやってみたいと思いました。楽しみです、すごく。栄ちゃんは付き合いも長いですからね、まじめだし、役柄にぴったりだと思いました。以前この作品に出演をしたことのあるチュートリアルの徳井君に「今回僕もやるんだけど」って話をしたら、「大丈夫ですよ、お客さんが空気を作ってくれるから」と言われました。いい話ですよね、台本を最初に読んだ時に、感動して泣いてしまいました。ちゃんと『Re:(アール・イー)』の物語世界が、伝えられたらいいなと、そのプレッシャーを感じています。■小池栄子この戯曲を初めて読んだ時は、素直なふたりの感情のぶつかり合いに心洗われる感じがして気持ちよかったし、メールのやりとりで、こんな風に会うところまで辿り着くという事が、自分には経験がないので面白いと思いました。実際にリハーサルをやってみて、きっと本番でお客様が劇場に入ったら、全然違う空気になるんだろうなと思いました。”今メールを書いている”という感じで読むのであれば、事前にはあまり読み込まない方が良いのかなとも思いますし….緊張しますね(笑)。過去に、別の男女の朗読劇をやらせて頂いた時に、舞台上の二人で創っているだけではなく、お客様にすごく押し上げて頂いたところがあったので、今回も、ちゃんとお客様の空気を感じ取って、流れが創れたらと思います。それは当日じゃないと分からない、一番の楽しみです。泰造さんは凄く信頼してます。いつかお芝居をしっかりやりたいと思っていた先輩なので今回こういった形でご一緒できて、ただただ嬉しいなと。私は泰造さんの声が好きですし、優しい方だから役柄の誠実なイメージに合うな、と思って読んでいました。朗読ですし、目を瞑って聞いていても伝わるよう、色々な事を想像して見てもらえたらいいなと思います。長さも1時間半なので、物語性がちゃんと感じられるように、飽きずに見て頂けるよう頑張ります。同作はふたりのほかにも、田中直樹・三倉茉奈、石井一孝・朝海ひかるペアが日替わりで出演。チケットは発売中。
2014年12月19日シニア女性向け総合ブランド誕生「大人の七難 すんなり解決 プリオール」をコンセプトに資生堂から誕生するプリオール。全33品目65品種が2015年1月21日 (水)より発売開始される。シニア女性の様々な悩みを解決するための、スキンケア、ベースメークアップ、ポイントメークアップ、ヘアの4つのカテゴリーで構成されている。カテゴリーの1つ、ヘア商品の4品目8品種は資生堂ウェブサイトの「ワタシプラス」にて2014年11 月21日(金)より先行発表される予定。プリオール発表会その発売を記念して、2014年11月11日(火)に『資生堂 シニア女性向け新総合ブランド「プリオール」発表会』が開催された。会場が最も盛り上がったのは「理想と本音」をテーマにしたトークセッション。CMモデ ルとなる宮本信子さん、原田美枝子さんがスペシャルゲストとして登場し、プライベートでの実体験を交えながらシニア女性ならではのリアルな悩みや本音がざっくばらんに語られた。もう一つ会場を訪れた人達の目を引いていたのがシニア女性27人の肖像写真。「加齢と上手につきあいながら、私らしく輝 く」人生を謳歌する女性達の新しい生き方が表現されていた。シニア女性の悩みに立ち向かうプリオールは年齢を重ねたシニア女性の様々な気持ちや悩みに対応する 化粧品だ。年齢サインをきれいに見せ、使い方や使用後のイメージもビジュアルでわかりやすく説明してある。同商品によって美しいシニア女性が増えることは間違いない。(画像はプレスリリースより)【参考】・プレスリリース
2014年11月17日映画パーソナリティーとして活躍中の伊藤さとりが、オトナ女子ならではの目線で恋に効くオススメ映画を紹介!記者会見や舞台挨拶の裏話もあるかも!?言葉より行動で愛され女子に~『蜩の記』原作は第146回直木賞に輝き、時代小説としては破格の50万部を突破した葉室麟の同名小説「蜩ノ記」。こちらを『雨あがる』で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した小泉堯史監督が映画化。しかもキャストは名優 役所広司さんと、主演作の『永遠の0』が今年の実写邦画No.1に輝いた岡田准一くん!ある出来事から10年後の切腹とその日までの幽閉生活を申し付けられた、元郡奉公・戸田秋谷(とだしゅうこく)。あと3年で切腹する運命の秋谷を監視することになった青年藩士・庄三郎は、戸田一家と過ごすうちに、村人に愛され尊敬される秋谷の姿から、彼がなぜ、重罪人なのか不審に思い始める......。この物語は、秋谷との日々で、“真の男”としての生き様、“真の正義”や“仁義”について学ぶ庄三郎の成長物語であり、ある家族の愛の物語でもあります。役所さん演じる秋谷は、とにかく文句無しにイイ男!!!当時としては珍しく、食卓の膳を、女性も男性も同じ「間」で、肩を並べて食べることを許す父なわけですよっ!しかも温厚で寛大な心の持ち主。なのに秋谷の罪は、なんとお偉い奥方との不倫疑惑!というんだから、岡田くん扮する庄三郎同様に納得いかない!そんな秋谷の奥様は夫のことをどう思っているのか?観察していると不思議なことに仲良し。余計なことは聞かず、相手を信じ、時々、軽く嫌みを言うくらいで笑ってるよくできた女房!そこまではいかないにしても、仲睦まじくいられる夫婦ってステキ!どうすれば、2人のように夫婦(カップル)円満でいられるのか?男脳と女脳は、わかり合えないと言われているけれど、その理由は両者の脳の構造が異なり、能力もそれぞれ違うから。・女脳=言語能力が高い、全体の状況をすぐにつかめる・男脳=全体のバランスより部分的に特化しがち、数学的、論理的思考が得意なので、言葉で理解し合おうとすれば、すれ違うのは当たり前。長い年月を経た夫婦となると、相手がどんなことを考えているか、今何を欲しているか、阿吽の呼吸でわかってくると言われています。でもそこに至るまでには多くの話し合いをし、衝突もしたに違いなく、全てを乗り越えた結果、その関係が生まれるのです。男性とのコミュニケーションで大切なのは、対話して理解し合おうとするより、相手の行動を見て理解すること。言葉で追いつめるのはかえって逆効果。関係が悪化してくると彼は「会ったら尋問みたいにいろいろ聞かれて、疲れるからイヤだ」と感じてしまいます。彼の行動に、自分への思いやりが感じられたら、女性の得意とする話術で「ありがとう」を言い続けましょう。そうすれば、男性は「俺は良いことをしている」と思い、それが習慣化するもの。イヤな思いをした時は、男性が理解できるよう「端的な言葉」で、うれしい時は、わかりやすい反応をして喜ぶことが、カップル円満の秘訣なのです。あらすじ:群奉行の身で、側室と不義密通し小姓を斬り捨てるという前代未聞の事件を起こした罪で、10年後の夏に切腹すること、また、その切腹の日までに、藩の歴史である「家譜」を編纂し、完成させることを命ぜられた戸田秋谷(とだしゅうこく/役所広司)。その切腹の日は3年後にまで迫っていた。ある日、城内で刃傷沙汰を起してしまった檀野庄三郎(だんのしょうざぶろう/岡田准一)は、家老・中根兵右衛門から、罪を免ずる代わりに切腹の日まで秋谷を監視せよ、という藩命を受ける。監視の内容とは、秋谷の起こした事件が家譜にどう書かれているか報告し、家譜編纂により、藩の秘め事を知る秋谷が逃亡を企てたときは妻子ともども容赦なく斬り捨てよ、というものだった。幽閉中の秋谷を訪ねた庄三郎は、秋谷の妻・織江(おりえ/原田美枝子)、娘・薫(かおる/堀北真希)、息子・郁太郎(いくたろう/吉田晴登)と生活をともにし始める。2014年10月4日(土)全国東宝系にて公開監督:小泉堯史出演:役所広司、岡田准一、堀北真希、原田美枝子他『蜩の記』(ひぐらしのき)()(C) 2014「蜩ノ記」製作委員会伊藤さとり:映画パーソナリティー、心理テストカウンセラー。様々な映画イベントや記者会見のMCを努める映画司会者&映画コメンテーター。年間400本以上の映画を観る。TSUTAYAの店内放送で新作DVD紹介のDJ、Gyao!&ぴあ映画生活&Youtube動画「伊藤さとりと映画な仲間たち」では、監督、俳優、プロデューサー、脚本家らと対談し、映画紹介を行う。Amebaブログ:さとりのひとりゴト あの映画のウラ・オモテTwitter:伊藤さとり@SATORIITO
2014年10月15日映画『蜩ノ記(ひぐらしのき)』が10月4日(土)に公開を迎え、主演の役所広司を始め、岡田准一、堀北真希、原田美枝子、小泉堯史監督が舞台挨拶に登壇した。黒澤明監督の下で長年、助監督を務めた小泉監督が葉室麟の直木賞受賞小説を映画化。ある事件の罪で10年後の切腹とその間に藩の歴史を綴った「家譜」の編纂を命じられた戸田秋谷の元に若き藩士・檀野庄三郎が訪れる。藩からの“見張り役”として送り込まれた庄三郎だったが、徐々に秋谷の人柄に心酔し、その家族とも打ち解けていき…。初日を迎え、晴れ晴れとした表情の役所さん。念願の小泉組への参加となったが「ツイていたと思います。小泉組もそうですがその作品で秋谷という役に出合えたことに縁(えにし)を感じます」と嬉しそうに語る。岡田さんは、劇中の庄三郎と秋谷の関係そのままに役所さんに憧れ、現場でもその立ち居振る舞いに心酔したよう。「主役としての立ち方、そして人としての現場での在り方。黒澤組のスタッフさんたちが、役所さんを見ながら僕に『あれがいい。ああいう人を支えたくなるんだ。お前もああいうふうになれ』と言ってくださいました。その人柄を直に見ることが出来て幸せでした」とふり返る。堀北さんも「いい経験をさせていただきました」と充実した表情。「所作に舞とクリアしないといけないことも多かったですが、いい緊張感の中で臨めたと思います。撮影に入る前に監督とお話をさせていただき(演じた)薫についてたくさん伺い、参考となる本も渡されたのですが、ここまで監督の中にイメージがおありなら、少しでもそこに近づけるように努力しようと思いました」と語る。原田さんは黒澤作品への出演経験もあるが、今回、小泉監督の下に、すでに引退したスタッフも含め、黒澤組を支えた人たちが集結したことについて「懐かしい面々であり、共に戦ってきた仲間です」と嬉しそう。「セットでボーっとした時間を過ごすのが好きなんですが、思いのほか撮影が早く終わってしまって、もう少し長くそこにいたかったというのが本音です」と少しだけ寂しそうに語った。小泉監督は「スタッフはみんな、黒澤監督の教えを受けており、支えてくれるのでやりやすかったです。キャストにも恵まれ、その日、現場に行けば秋国や庄三郎に会えるというのが楽しみでした。そうした雰囲気が『フィルムに出る』と黒澤監督もよく仰ってました」とうなずく。この日は、黒澤組で長くスクリプター(記録係)を務めた野上照代さんが客席で映画を鑑賞したが、コメントを求められると「黒澤さんの声が聞こえます。『小泉、うまくなったな。100点満点やろう』と」と語り、小泉監督は「涙が出てきそうです」と感激。野上さんは撮影現場にも足を運んだそうで、岡田さんはその時の様子について「『頑張れよ!』と言われて帰っていかれて(笑)、カッコいいんです。素敵でした」と目を輝かせていた。『蜩ノ記』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:蜩ノ記 2014年10月4日より全国にて公開(C) 2014「蜩ノ記」製作委員会
2014年10月05日映画『蜩ノ記』に出演する役所広司と原田美枝子が、長年の映画界への貢献を称えられ、東京・日比谷の「合歓(ねむ)の広場」にその手形が飾られることになり、10月4日(土)、共演の岡田准一、堀北真希らに見守られながら舞台挨拶の場で手形作りを行なった。「合歓の広場」は東京・日比谷シャンテ内のある広場で、同館がオープンした1987年以来、映画界に名を残したスターの手形が飾られてきたほか、ゴジラのミニチュア像も設置されている。これまで73名がここに手形を残しており、役所さんにとって師匠にあたる仲代達矢の手形もあるが、日本人俳優として、同所に手形が飾られるのは、1992年6月の緒形拳以来、22年ぶり。また、同一作品出演の2名の俳優が同時に手形をとるのは、今回が初めてのこととなる。壇上で、観客が見守る中での手形作りに原田さんは「照れくさいですね」と語り、役所さんは「光栄です」と喜びを口にする。岡田さんは、本作の撮影、そして劇中の役柄を通じて“師”と仰ぎ、その背中を見つめてきた役所さんが日本映画界の殿堂とも言える合歓の広場にその名と手形を残すことに「僕も嬉しいです」と満面の笑み。堀北さんは劇中の“両親”を前に「歴史的瞬間に立ち会えて嬉しいです」と語る。岡田さんは「僕たちもいつか…」と改めて思いを口にするが、役所さんも「いつか(本作の)家族で並ぶ日が来ると良いですね」と語り、会場は期待を込めた温かい拍手に包まれた。手形を取り終えた役所さんは「横綱になったような気持ちです(笑)」と感想を口にし、原田さんと共に作ったばかりの手形を掲げて写真撮影に臨んだ。なお、こちらの完成した手形は今年11月に合歓の広場に飾られる予定だという。『蜩ノ記』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:蜩ノ記 2014年10月4日より全国にて公開(C) 2014「蜩ノ記」製作委員会
2014年10月05日第146回直木賞を受賞した時代劇小説を映画化した『蜩ノ記〈ひぐらしのき〉』の特別試写会が1日に都内で行われ、初共演を果たした役所広司と岡田准一が出席。同日、「意識的に泣くことで心のデトックスを図る活動」として注目される“涙活(るいかつ)”映画に認定され、「最初はギャグかなと思ったが、(トロフィーを受け取り)結構重みがありますね。光栄です」(役所)、「ありがたいことですね」(岡田)と喜びを語った。その他の写真事件を起こし10年後の切腹を命じられた戸田秋谷(役所)の前に、藩士の檀野庄三郎(岡田)が秋谷の監視役としてやってくる。庄三郎は秋谷のひたむきな生き様や家族愛に触れ、彼が起こした事件の真相を探り始める。舞台あいさつには秋谷の家族を演じる堀北真希と原田美枝子、メガホンを執った小泉堯史監督が同席した。役所は自死が迫るなか、家族との日々を静かに重ねる主人公の姿に「自分で演じていながら、試写を観てずいぶん早い段階で泣いてしまった。特にラストが近づくと『いい家族だな』と涙が止まらなくて…」と自身の“涙活”を告白。岡田が「隣の席で号泣されていた」と明かすと、「岡田君だって泣いていましたよ」と明かしていた。その岡田も「師弟愛、家族愛、夫婦愛が詰まった作品」と感激しきり。役所と原田がふたりきりで愛を確かめ合うシーンを「カメラの後ろで見学させていただいた」といい、「おふたりの芝居や表情の深さがたまらなかった」と振り返った。原田は「息子がサムライの息子として動じちゃいけないと耐える姿に涙した」。秋谷の娘を演じる堀北は「これぞ理想の夫婦だなと思いながら、エンドロールで泣いてしまった」と泣ける本作の魅力をアピール。小泉監督も「素敵なキャストに恵まれて、一緒に仕事ができて良かった」と安どの表情だった。『蜩ノ記〈ひぐらしのき〉』10月4日(土)より全国公開取材・文・写真:内田 涼
2014年10月02日俳優の役所広司と岡田准一が10月1日、共演作『蜩ノ記』の特別試写会に出席した。岡田さんが「試写を観ていたら、横で役所さんが号泣されていた」と暴露すると、役所さんは「岡田君だって泣いていましたよ」と反撃。劇中同様、強い師弟愛(!?)を披露した。前代未聞の不祥事を起こした戸田秋谷(役所さん)は、10年後の夏に切腹し、その日までに藩の歴史である「家譜」を完成させることを命じられる。一方、城内で刀傷沙汰を起こした藩士の檀野庄三郎(岡田さん)は、秋谷の監視役を命じられるが、そのひたむきな生きざまに心揺さぶられる。第146回直木賞を受賞した葉室麟の小説を原作に、役所さんと岡田さんが初共演を果たした。この日、役所さんと岡田さんに加えて、共演する堀北真希、原田美枝子、小泉堯史監督が出席し、「涙活(るいかつ)試写会」と銘打って開催された試写会。 涙活とは、意識的に泣くことで心のデトックスを図る活動だといい、涙活プロデューサーの寺井広樹さんが提唱するもの。このたび、『蜩ノ記』が世界に涙活を広める「全米感涙協会」認定映画第1号となったことを記念し、役所さんに涙のしずくをモチーフにした特製トロフィーが授与された。「今日、(イベントの進行)台本を読んで『これ、ギャグかな』と思った」と役所さん。それでも寺井さんから実際にトロフィーを受け取ると、「結構重いですね。今日映画を観てくださったみなさんの涙とどっちが重いかなあ…。とにかく認定第1号ということで光栄です」と涙、ではなく笑みを見せていた。涙といえば、岡田さんは先日、主演を務めたNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の撮了会見での“男泣き”が大きく報じられたばかり。岡田さん本人も「つい最近、泣いてしまって」と照れ笑いを浮かべた。また、本作に関しては「小泉監督のために、日本映画界のベテランスタッフさんが集まった。まるで日本映画の歴史を目の当たりにするようで、現場にいるだけで泣ける思いだった。本当に、すごい人ばかりだったんですよ」と涙のエピソードをふり返った。『蜩ノ記』は10月4日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:蜩ノ記 2014年10月4日より全国にて公開(C) 2014「蜩ノ記」製作委員会
2014年10月01日資生堂トップヘア&メーキャップアーティスト・原田忠(はらだ・ただし)が、漫画『テラフォーマーズ』(原作:貴家悠、作画:橘賢一)とのコラボレーションによる作品を製作した。同氏による漫画キャラクターの実写化は、昨年の『ジョジョの奇妙な冒険』に続き2作目。集英社『週刊ヤングジャンプ』にて連載中の『テラフォーマーズ』は、人型に進化したゴキブリと人類の戦いを描いたSF作品。コミックス累計発行部数870万部以上を誇る人気作品で、9月26日からはTOKYO MXにてテレビアニメの放送も開始される。今回彼が製作したのは、原作のキャラクターをモデルで実写化したヘア&メイクアップとファッション、CGを掛け合わせたクリエーション作品。実写化が困難と言われていた『テラフォーマーズ』に登場する1人の美人女性キャラクター「ミッシェル・K・デイヴス」をモチーフに、ファッション性に違いを持たせた三つの異なるアプローチで作品を完成させた。「2度目の実写化となる今回は、 ヘアメーク表現の枠を超えて更なる表現の可能性に向かう挑戦でもあった。 信頼できるジョジョの撮影チームをベースに、それぞれの分野でのスペシャリスト達を新たに迎え入れ、 その同志達とのコラボレーション作品となった」と原田氏。招集されたスペシャリストは、スタイリストの高橋毅、コスチュームディレクションの辻沙織、CGアーティストの早野海兵という分野の異なる3名のプロフェッショナルだ。高橋との作品では、「ソマルタ(SOMARTA)」の白のボディスーツと「マサヤクシノ(Masaya Kushino)」の新作シューズを使用し、スタイリッシュにエレガントに表現。辻との作品では甲冑を取り入れ、昆虫のエグさと力強さを実写化した。早野とのCGを用いたビジュアルは11月発売の『週刊ヤングジャンプ』にて公開される。漫画を愛する原田氏同様、この3人もテラフォーマーズを愛読。心で共鳴し、作り上げたようだ。 「それぞれの感性が融合し、化学反応を起こし、美しく力強いミッシェル・K・デイヴスに昇華させることができた。既成概念を打ち破る革新的な美の表現にたどり着くには、志を共にした盟友の惜しみない支援と協力があればこそ。彼らなくしてこのミッションは実現できなかった」と原田氏は製作を振り返る。これらの作品は9月19日発売の月刊誌『ウルトラジャンプ』(集英社)10月号、10月18日発売の同誌11月号にて特集掲載される。また、『テラフォ―マーズ』が連載されている『週刊ヤングジャンプ』でも特集が予定されている。
2014年09月18日