俳優の竹内涼真と志尊淳が出演するソフトバンク「学割先生」新テレビCM『リョウマが解決!志尊のお悩みサッカー』編と『リョウマと志尊のサンキューパス』編が、2月3日より全国で放映開始される。今回、"学割先生"こと教師役の竹内に加えて、壇蜜が物理の先生役として、志尊淳さんが生徒役としてゲスト出演。教師と生徒が繰り広げるコミカルな青春ストーリーを通じて、データ容量50GBの「ウルトラギガモンスター」を1年間月額3,980円から利用できるようになる学割キャンペーン「学割先生」を紹介する。『リョウマが解決!志尊のお悩みサッカー』編では、グラウンドを歩いていた"学割先生"竹内が、落ち込んでいる様子の"生徒"志尊を目撃し、「どうした志尊」と声をかけながら足元に転がっていたサッカーボールをパス。そして、「オレ、なんか要領よく生きられないんですよね」「なんだ、そんな事か」「え?」「要領悪くていいよ」とパスをしながら会話し、竹内が「容量でかい人になれ!」とセンタリングを上げると志尊が見事なヘディングシュートを決め、竹内は「いいじゃないですか!」と笑顔でポーズを決める。『リョウマと志尊のサンキューパス』編では、竹内がサッカーゴールの近くで「なんでオレだけ…」と不貞腐れている志尊を目撃し、「どうした」「学割先生…」「今の君に足りないものがわかるか?」「なんですか?」「感謝だ」「感謝…」とパスをしながら会話。ボールを止めた竹内が「すべてのものにサンキュー、だ。例えばこのパスにも」と再びパスを出すと、志尊は「パスにも?」と首を傾げるも、「感謝は口に出さないと伝わらないぞ」という竹内の助言に、「サンキュー、パス…」と力強いパスを返し、「そうだ!」「サンキュー、パス」「サンキュー、パス」とパス交換を続ける。今回のCMで特技のサッカーの腕前を披露することとなった竹内は、やりにくい革靴でのプレーにも関わらず、ウォーミングアップの時から志尊の足元にピタリと正確なパスを送り、周囲を驚かせた。また、CMで強烈なヘディングゴールを決めた志尊は、学生時代は野球部でサッカー経験はあまりないということだったが、「ボールに行く直前、少し下がって」「怖がらず、最後までボールをよく見て」という竹内のアドバイスを実践し、わずか5回目で、見事ゴールの枠にボールを叩き込んだ。
2018年02月01日俳優の竹内涼真が15日、都内で行われたソフトバンクの新サービスに関する記者発表会に、生瀬勝久、壇蜜、志尊淳、白戸家のお父さん犬と共に出席。サッカーに夢中になっていた学生時代の話になり、その場でリフティングを生披露した。ソフトバンクは1月17日より、学生など25歳以下の人と先生を対象にしたキャンペーン「学割先生」を実施。データ容量が50GBの「ウルトラギガモンスター」を1年間月額3,980円から利用できる。また、「スマホデビュー割」の特別価格対象機種に、iPhone 8とiPhone 8 Plusを追加する。発表会には、新CMで新人教師"学割先生"を演じる竹内、教頭先生役の生瀬、女性教師役の壇蜜、そして、学生役として今後加わる志尊が出席。学生時代の思い出の先生についてそれぞれ話し、5歳からサッカーを始め、高校時代には東京ヴェルディユースに所属しプロのサッカー選手を目指していた竹内は「中学時代のサッカーの監督」を挙げ、「中学3年間教わった。自分のサッカー人生で一番お世話になった」と話した。また、その場でリフティングを披露することになると、今年は「サッカーやっていた人=リフティングうまい」という印象を変えたいと宣言。「サッカーやっていた役者さんやタレントさんがみんな直面する問題なんですけど、リフティングはリフティング。もちろんできますけど、グルグル回すとかは本当にすごい人じゃないとできないんです」と訴えた。そして、「みんなが驚くようなことはできない」と言いながらも、当たり前のようにリフティングを披露。50GBにかけて50回という目標には届かず、結果は38回となったが、サッカーの技術を十分に発揮し、壇蜜、志尊淳らから「すごーい」などと感嘆の声があがった。
2018年01月15日お笑いコンビ、オードリーの若林正恭(39)と女優の南沢奈央(27)が真剣交際中と、1月1日の一部スポーツ紙で報じられた。 記事によると、7年前に民放キー局のバラエティー番組でのコントで共演。読書と戦後を代表する落語家・古今亭志ん生という共通の趣味で意気投合し、昨年9月に交際に発展。双方の事務所は交際を認めている。 「毎年元日は各スポーツ紙が“スクープ合戦”を繰り広げますが、即座に双方に否定されることも多い。この記事のように双方の事務所が交際を認めたうえで記事になるケースはまれです。双方の事務所としても今後の活動にとってプラスになると思い、交際を認めたのでしょう」(芸能リポーター) 若林はこれまでテレビ番組などで「彼女いない歴12年」を公言。記事によると、相方の相方の春日俊彰(38)にすら報告していない極秘交際だったという。 いっぽう南沢といえばデビュー時からその美少女ぶりが話題に。ドラマ版が好評で映画化もされた「赤い糸」などに出演し、好演してきた。 「事務所はタレントのプライベート管理に厳しいことで知られています。またこれまで共演した何人かのイケメンがアタックするも、ことごとく玉砕していたようです。人見知りを公言する南沢さんだけにイケメンよりも、趣味が合う“癒やし系”の若林に心を開いたようです」(テレビ局関係者) 年の差ひと回りのカップルだが、このまま一気にゴールインする可能性もありそうだ。
2018年01月01日志尊淳がトランスジェンダー“女子”を演じるNHKのドラマ10「女子的生活」。このほど、志尊さん演じるトランスジェンダー女子のヒロイン・みきのメインビジュアルが公開された。本作は、坂木司・原作の痛快ガールズストーリーをドラマ化。2017年ブレイク男子の1人、志尊さんがNHKドラマ初主演を務める。“かわいい女子的な生活”に憧れ、田舎から都会に出てきたヒロイン・みき(志尊さん)は、ファッション通販会社に働くOL。でも、ひとつ大きな秘密が。それは、みきがトランスジェンダーであるということ。そんなみきのもとに、ある日、同級生だった後藤(町田啓太)という男が転がりこんできた。みきの姿に戸惑う後藤だが、2人はひょんなことから共同生活をおくることに――。■志尊淳「女性として生きるということに徹した」志尊さんは本作でトランスジェンダー女子を演じるにあたり、「まずは女性になるということをしっかりと意識し、外見の面では表情の作り方、所作、歩き方、体型の維持、肌のケアも入念に行い、女性として生きるということに徹しました」と明かす。それは「男性として無自覚に生きてきたこれまでの自分にとっては想像以上に困難な作業」だったそうで、「その過程は、内に秘めている女性性を探すという作業でもあり、自分とは何か他者とは何かを考えるまでに至りました。いままでアタマでしか分かろうとしていなかったことが、実感として分かったことは大きかったです」と、その役作りを激白。そして、「好きなものを好きと言う。なりたい自分になる。違いを認め合う。いまを大切に生きる。誰でも人を愛する気持ちは同じく尊く、他者を想うことによって人は成長出来る。この作品に込められたメッセージを『みき』の生き様を通して、伝えることができればと思っています」と決意を新たにコメント。■原作者も志尊淳を絶賛!トランスジェンダー指導のバックアップもまた、原作者の坂本氏は、「もともと顔立ちの良い方だとは思っていましたが、志尊さんがきちんとメイクされた姿を見たら本当にびっくりしました。主人公の『みき』そのもの」と大絶賛。「けれど、さらにびっくりしたのは、彼が動いているところを拝見してからです。立ち居振る舞いにさりげない仕草。声の出し方。そのひとつひとつが女性のカリカチュアではなく、きちんと現実的な『女の子』でした」と言う。「それを支えているのはトランスジェンダー指導の西原さつきさんと、素晴らしいスタイリストさんやメイクさん方です。男性の考える『女の子っぽさ』ではなく、すらりとしたスタイルの志尊さんに似合うよう考えられた、リアルなスタイリング。作者の想像を超えた、素晴らしい『みき』でした」とも語り、志尊さんの真摯な役作りや、「さつきぽん」の相性で知られる実際のトランジェンダー女子・西原さんらのバックアップにも称賛を贈っている。なお、合わせて、志尊さん演じるヒロイン・みきや、玉井詩織演じるかおりが働くファストファッション会社「Passeggio(パッセジオ)」の上司・板倉役に羽場裕一が決定。イタリアンテイストのファッションでキメたダンディな板倉にも注目していて。ドラマ10「女子的生活」は2018年1月5日(金)より毎週金曜日22時~総合テレビにて放送(全4回)。(text:cinemacafe.net)
2017年12月08日今年、ドラマ「きみはペット」や映画『帝一の國』『覆面系ノイズ』『探偵はBARにいる3』などで大活躍を見せた若手俳優・志尊淳が、バスケットボールを題材とした青春小説「走れ!T校バスケット部」の実写映画化で主演を務めることになった。これまで、『ウォーターボーイズ』『ピンポン』『ROOKIES―卒業―』など、さまざまな傑作青春スポーツ映画を生み出した邦画界において、メジャーなスポーツながら、なかなか映画化されなかったバスケット映画がついにスクリーンに登場。高校バスケ界で注目を集める主人公を演じるのは、2011年舞台で俳優デビュー後、「烈車戦隊トッキュウジャー」のトッキュウ1号/ライト役で注目を集め、2017年だけでも「きみはペット」「植木等とのぼせもん」とドラマ2本にレギュラー出演、『サバイバルファミリー』から『探偵はBARにいる3』まで映画4本、舞台「春のめざめ」では初主演を果たした志尊さん。来年には、トランスジェンダーを主人公にしたドラマ「女子的生活」(NHK総合)の主人公・OLみき役を演じることでも話題となっている。その甘いルックスそのままの役柄から容姿とギャップのある役まで、幅のあるキャラクターを演じ分け、10~20代の若い女性の間でいま人気上昇中だ。そんな志尊さんは、子どものころから野球・サッカー・水泳・総合格闘技を経験し、スポーツ万能。小学生の時には剣道を始めてわずか2年で、区大会優勝するほどの腕前に。その身体能力の高さは、「きみはペット」ではモダンダンス、『帝一の國』では和太鼓、『探偵はBARにいる3』ではアクションシーンをスタントなしで演じ切るなど、数々の作品でも披露されてきた。そんな彼が、本作では未経験だったバスケットに挑戦!特待生にも選ばれる高校生という役柄に説得力を持たすため、バスケット元日本代表の半田圭史氏に約3か月間の猛特訓を受け、役作りしたという。■志尊淳、強豪私立・特待生から弱小バスケ部へ!「バスケット漬けの日々でした」汗と涙の直球青春スポーツ映画となる本作。志尊さんが演じるのは田所陽一(たどころ よういち)。中学時代、キャプテンとして関東大会2位の実力を残した彼は、バスケの特待生として入学した白瑞高校でイジメにあい、失意の中、通称T校と呼ばれる都立・多田野校に編入。「二度とバスケはしない」と誓うも、連戦連敗の弱小バスケ部から勝負を挑まれ、そのまま入部することに。やがて、個性的なチームメイトと出会い、バスケの楽しさを思い出していく…という役どころ。志尊さんは「練習期間から数えると、3か月間くらいバスケット漬けの日々でした」と語り、これまでになく「“高校生らしく部活をやってる!”と思える現場で、思い返しても、楽しくて、キラキラした空間にいたのだなと感じる、とても濃い日々でした」とふり返っている。バスケット大会のシーンは「体を限界まで動かしたので、2日間くらい動けなかったです(笑)。そのくらい体に鞭打って動きました」とも明かすだけに期待大。「この映画はフェイクドキュメンタリーというか、僕らのいままでの練習期間やカメラが回っていないところで、積み上げてきたコミュニケーションや空気感をのびのびと出せた」と語り、「しっかりとリアリティを持ってシーンごとに積み上げていった皆の気持ちが、最後のシーンで重なり、大きくなって化学反応できたのではないかと思います。僕たちが、無我夢中で走り切った作品を是非観てほしいです」と、自らの手応えを示しながらアピールする。また、テレビ朝日映画事業部長・佐々木基氏は、「烈車戦隊トッキュウジャー」でプロデューサーを務めていたときから「いつか志尊くんでキラキラした青春映画を作ろう」と考えていたそうで、「それには青春スポーツものだ!と、そして志尊くんの最も似合うユニフォームはバスケットだ」と本作を企画した意図を明かし、「撮影での、赤いユニフォームで走り抜けシュート打つ志尊くんの姿は、眩しいくらいにキラキラしていて、最高の青春映画になったと確信しております」と自信たっぷりのコメントを寄せている。監督を務めるのは、『今日、恋をはじめます』『ReLIFE』など、青春恋愛映画を生み出してきた古澤健。本作では17歳の主人公の悩みや葛藤、家族の想い、バスケットチームの仲間との絆を丁寧に描き出していく。『走れ!T校バスケット部』は2018年秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月05日19年のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」の第2出演者発表会が11月29日行われた。 会見には、落語家古今亭志ん生役と語りをつとめるビートたけし(70)ら7人が出席。この日は横綱・日馬富士(33)が引退会見を行ったが、たけしは「どうも、日馬富士です」とあいさつして報道陣を爆笑させた。 和やかな雰囲気の中行われた会見だが、「“情報漏えい”のせいで、もしかしたらたけしさんが会見にいなかったかもしれなかった」と明かすのはNHK関係者。 「大河の出演者選定はかなり極秘裏に行っており、なかなか漏れることはありません。ところが、この日の一部スポーツ紙がたけしの出演を大々的にスクープしたのです。『いったいどこから漏れたんだ!』と制作幹部が激怒していました」 激怒したのには理由がある。大河出演者をめぐっての“黒歴史”が、制作サイドをナーバスにしているというのだ。 「来年の大河ドラマ『西郷どん』の主演が堤真一(57)に決定、と一部スポーツ紙が書き立てました。その時点では最終的にまとまりかけていたが、記事が出たことで話が白紙になったのです。あわてて各方面にオファーして、鈴木亮平さん(34)に決定しました。たけしさんは懐が深いのでそんな事態にはならないでしょうが、万が一ということもあったので局側もヒヤヒヤしていたのです」(前出・NHK関係者) 秘密裏に選考を進めながらも、出場者発表前にボロボロ名前が漏れる紅白とはずいぶんと違うようだ。
2017年11月29日宮藤官九郎オリジナル脚本で“知られざるオリンピックの歴史”を描いていく、2019年の大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺~」。この度、本作の第2弾出演者が発表され、ビートたけし、森山未來、神木隆之介、川栄李奈ら豪華俳優陣の名前が明らかになった。大河ドラマ58作目となるこの「いだてん」は、中村勘九郎と阿部サダヲの2人がリレー形式で主演を務め、1912年の「ストックホルム」から、1936年「ベルリン」、そして1964年「東京」までの3大会を中心に、激動の52年間を描いていく。“オリンピックに初参加した男”金栗四三を演じる勘九郎さんと、“オリンピックを呼んだ男”田畑政治を演じる阿部さんのほか、物語の前半を彩るキャストたちには、金栗四三の妻役の綾瀬はるかをはじめ、大竹しのぶ、生田斗真、役所広司、竹野内豊、杉咲花、永山絢斗、勝地涼らがズラリ。日本で初めてストックホルムオリンピックに挑むという壮大な物語を綴る。今回の第2弾発表では、ビートたけしが古今亭志ん生役で物語をナビゲートしていくほか、運命的な出会いにより落語家を目指していく若き日の志ん生、美濃部孝蔵役を森山未來。志ん生の弟子・五りん役を神木隆之介。明治時代の東京名所“浅草十二階”を根城に客を引く遊女・小梅役を橋本愛。孝蔵とは腐れ縁で金栗と孝蔵を結びつけるキーパーソン、浅草の人力車夫・清さん役を「銀杏BOYZ」の峯田和伸。五りんのガールフレンド・知恵役を川栄李奈。明治の東京で絶大な人気を誇った落語の名人・橘家圓喬役を松尾スズキが演じることが明らかになった。大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺~」は2019年1月、NHKにて放送予定(全47回)。(cinemacafe.net)
2017年11月29日「モノづくり大国」と言われる日本。その中でも「エロ」は世界でも有名。そんなアダルト業界で、自らを「えろ屋」と称しAV女優として活躍する一方、小説家としても活動する紗倉まなをホストに、文化やエンタメを支える様々な「クリエイター」をゲストにお届けする、『紗倉まな対談企画モノづくり大国♡ニッポン』。第2回目は、作家でタレントの志茂田景樹さんをゲストにお届けします。■◆小説家になるまでに、20回ほど転職を経験紗倉まな(以下、紗倉):唐辛子のレギンス、すごいステキですね!志茂田景樹(以下、志茂田):ありがとう。これは夏用だからもうそろそろ終わりなんだけどね。紗倉:あ、季節で違うんですね!志茂田さんのTwitterやLINEブログはいつも拝見しているので、今日はお話できて光栄です。志茂田さんは、小説家になるまでにいろんなお仕事をされたとお聞きしましたが、どんな職業を経験されたんですか?志茂田:弁護士や探偵、保険調査員、週刊誌記者、塾講師などいろんな仕事をしましたよ。紗倉:すごい経験値ですね。最初はどんなお仕事をされていたんですか?志茂田:最初は営業職だったから、わりと頭を下げないといけなくて。犬の保険を販売したり英語の辞書を販売したり・・・・・・。営業の仕事の中でも何度か転職していたんだけど、ある日「僕は頭を下げるの好きじゃない」ってことに気がついて(笑)。紗倉:(笑)。なんか違うなと?志茂田:そうそう。売り上げも上がらないし、それならば頭を下げないで済む仕事をしようと思って。そんな感じで、合わないから転職したり、流れで似たような仕事に転職したりで、合計20社ぐらい渡ったかしらね。紗倉:仕事探しはどういう風にしていたんですか?志茂田:求人雑誌もあったけど、新聞広告で探すことが多かったかな。待遇を見て選ぶこともあったし、鉛筆を立てて、芯が倒れたところにしようって決めたこともあったりして。紗倉:えーー!意外と適当なところもあったんですね(笑)。■◆入院をきっかけに小説家を目指す紗倉:そこからなぜ小説家になろうと・・・?志茂田:小説家を志したのは保険の調査員をしていた、28歳の頃。小説雑誌の新人賞の記事を見て、こういう形で作家になる方法もあるのかと知って。「そういえば僕も書く材料があるな、書きたいことがあるな」と気が付いて、小説家を目指そうという気が湧いてきたのが最初のきっかけでしたね。紗倉:このころはまだ思っていただけで、行動には移されていなかったんですか?志茂田:漠然と考えているかんじだったかな。書くようになったきっかけで言うと、入院だったわね。紗倉:え!?詳しく伺ってもいいですか?志茂田:当時、盲腸と腹膜炎を併発しちゃったことがあって。命が危ない状況にもなったんだけど。紗倉:えぇ・・・。志茂田:だけど、手術して入院したら意外と早く持ち直すことができたの。どんどん回復していくから早く退院したかったんだけど、院長に「ここはじっくり養生するように」って言われちゃったから、一か月ぐらい退院できなくて。あとから聞いた話なんだけど、そこはやぶ病院で、ベッドを開けたくないからなかなか退院させてもらえなかったんだって(笑)。紗倉:それはひどい!!志茂田:でも、その時間があったから「そうだ、小説を書いてみよう」という気持ちになったから。入院がなければ今はなかったかもしれない。それで病院で小説を書いて、新人賞に初めて応募したんだけど、それが二次審査を通ったの。だから、2~3年懸命にやったら受賞できるかなと思って。それで、小説家を目指すことにしました。紗倉:そう思うと、やぶ病院にあたったことは結果的にはよかったのかもしれないですね(笑)。志茂田:紗倉さんは、なぜAV女優になろうと思ったの?紗倉:中学生の頃、14歳ぐらいだったと思うんですが、父の留守中に書斎に入ってたまたまビデオを再生したら、AVが流れ始めたんですよ(笑)。志茂田:あら(笑)。紗倉:本当にたまたまだったんで、かなり衝撃的でした(笑)。「こんなふうに裸で表現をしている女性が世の中にいるんだ!」って・・・。志茂田:14歳からAV女優になりたかった?紗倉:まだ見てはいけない年齢のときだったので、その時は思いを封印していたんですが。「然るべきタイミングが来たときにぜひやってみたい」という思いはずっと持っていました。志茂田:中学卒業後はどうしていたの?紗倉:卒業後は、全然関係のない高専という工業系の学校に通っていました。勉強もすごく楽しかったんですが、裸で表現する仕事をいつかしたいという思いが、心のしこりとして、ずっと残っていて。ネットで「AV女優、募集」と適当に検索をかけて今の事務所に応募して、18歳でデビューしました。■◆国語の試験が読書嫌いを生むことも紗倉:志茂田さんは小さい頃から本がお好きだったんですか?志茂田:読書は好きでしたよ。小学生の頃から大人の小説を読んでいるぐらいだったし。と言っても当時は作家になろうという気持ちは全くなかったんだけど。紗倉さんも小説を書かれているけど、文章を書くのは前からお好きだったの?紗倉:それが、実はすごく苦手で・・・・・・。志茂田さん、以前LINEブログで“センター試験”について書いてらっしゃたことがありましたよね。「100人いたら100通りの国語の答えがあるのに、出題者の邪推のせいで答えが決まっていて、その答えを書かないと正解を得られない仕組みになっている」というような内容の。志茂田:これはとても不条理な問題よね。作家は、読者に迎合して本を書いているわけではないと思うの。自分の感性で書いて、それを読者がどう解釈してどう評価してくれるか?ということだと思うのよね。紗倉:作者は読者を意識しすぎた文章を書かなくていいし、読者は自由な感想を持ってもいいということでしょうか?志茂田:そう。感想は各々違って当然。「限られた文字数で感想を書け」と言われたら、だぶって見えるような部分も出てくるかもしれないけど、細やかな感想は人それぞれ違っているはずなの。なのに試験やテストでは、数行で感想をまとめて無理に採点されたり、持って回ったような言い回しの5つぐらいの回答から一つを選ばなきゃいけない。紗倉:おかしな話ですよね。志茂田:その気になれば全部正解のような気もするし、その気になれば全部間違っているような気もする。どれが正解かなんて、決められるわけがないの。僕は、そんな風に試験に出されることによって、文学作品や小説を読むのが嫌になってしまう人が出てくるんじゃないかというのが不安。紗倉:すごく共感したんです。実は私は、まさに志茂田さんが懸念されていた状態になってしまって。それで本が嫌いになっちゃったんです。志茂田:そうだったのね・・・・・・。それはいつ頃から?紗倉:小学生のころにはすでに。国語のテストの「このとき著者はどう思ったでしょうか?」という問題で、私の答えはことごとくバツにされていたんですよ。自分の感性を否定されているようで、本を読むのが嫌になって。感想を書くような作文も嫌で、いけない話なのですが、当時は母親にかわりに書いてもらっていました。志茂田:そういう風に感じてしまった人は、きっとたくさんいるはずなのよね。でもそこから本を書くようになったなんて、すごい心境の変化!紗倉:自分でも信じられないくらいです(笑)。志茂田さんは入院がきっかけで小説家を目指したとおっしゃっていましたが、実は私が文を書くようになったきっかけも入院だったんですよ。志茂田:あら、一緒。なんの病気だったんですか?紗倉:それが、原因は不明のままで。とりあえず安静をとって4日ぐらい入院することになったんですが、入院したらなんだか元気になっちゃって。志茂田:そこも一緒なのね(笑)。紗倉:病院で静かにしていると安心するのか、不思議と元気になっちゃうんですよね(笑)。それで、やることもなく一人ボーっとしていたんですが、ふと「私、今心の中にすごく溜まってるものがあるのかもしれない」と感じて。それで自分の気持ちを爆発させるじゃないですけど、何か言葉に落とし込みたくなって、携帯に文字を打ち始めたんですよ。志茂田:どのようなことを?紗倉:自分の自叙伝のような、小説のようなものでした。一度打ち始めたら止まらなくなって、人様に見せるのも恥ずかしいようなはちゃめちゃな文ではあったんですが、原稿用紙80枚ぐらい打ち込んでました。志茂田:よっぽど溜まってたのね。紗倉:意識はしてなかったんですけど、とまらなくなってしまって・・・(笑)。それで、書けたっていう達成感のようなものから「今まで避けてきたけど・・・・・・私、もしかしたら書くことが好きなのかも!」と思ったんですよ。これをきっかけに文を書くことにすごく意欲的になって、コラムを始めてみたり、ブログやTwitterを更新する頻度も変わっていきました。■◆いつの間にかTwitterが悩み相談の場に紗倉:Twitterと言うと、志茂田さんは現在ご自身のTwitterでお悩み相談をされていますよね。志茂田:そうね。気が付いたらそうなっていたんだけど。紗倉:よく拝見しています!気が付いたらということは、志茂田さんが始めたいと思って始めたわけではなかったんですか?志茂田:もともとは、僕のTwitterに送られてくるリプに対して、「それは同感できますね」とか「それは違うと思います」ぐらいに答えていたのね。そうしたら、いつの間にか悩み相談みたいなリプが送られてくるようになって。それに答えているうちに、習慣になったって感じかしら。紗倉:流れでそうなっていたわけですか!志茂田さんの説得力ある言葉に、助けを求めたくなるんでしょうね。志茂田:紗倉さんは、普段友人の相談にのったりすることはあるの?紗倉:たまにあります!友人の中にも、孤独を感じている子がけっこういるみたいで。志茂田:僕のTwitterでもだけど、心のリズムを壊してしまっている若い人はずいぶん多いのよね。紗倉:私には強く見えている子も、実はさみしい思いをしてるんだなって、意外に思うことがあります。志茂田:仕事柄、性に関する悩み相談をされることも多いんじゃない?紗倉:Twitterで言うとやっぱり性のお悩み相談はよくありますね。でも、私もこの仕事を長年やっているとは言え、技術があるかと言えばそうではないので(笑)。アドバイスも「気合いだ!」とか、「愛だ!」みたいなことで終わっちゃいます。志茂田:あはは(笑)。紗倉:だから、相談にのって的確なアドバイスを送るって本当にすごいことだなと。それに志茂田さんは、誹謗中傷と言うか、心無い言葉もキレイにかわしてらっしゃるじゃないですか!そこがまたすごい!!志茂田:基本的に、その人の状態を受け入れてあげることが大切なのよね。心のリズムを壊してしまっている人には特に。いきなり相手を否定して「こうでなければいけない」なんて言うのは、ずいぶん上から目線になっちゃうし。だから、どんな悩みや意見を寄せられても、いったん相手を受け入れてから「ではどうしたらいいのか」というのを考えていくようにしてます。紗倉:そういった批判の声とか、社会的なノイズみたいなものは、一回自分の中で受け入れてから対応するっていうのが、志茂田さんのスタイルになるんですかね。志茂田:うーん。そういうことになるのかな。紗倉:志茂田さんは、もともと周りからの意見はあまり気になさらない性格だったんですか?志茂田:ううん、気にはしますよ。でも、そのときはそれなりに傷ついても、長く引きずることはないかな。気持ちの切り替えは、子どものころから早かったかもしれない。紗倉:気持ちの切り替え・・・大切ですよね。志茂田:いつまでもそのことに囚われていてもしょうがないものね。紗倉:SNSは特に、そういう心無い言葉が飛び交いやすい場でもあると思うんです。例えばファッションひとつとっても、いろんな意見を持っている方がいるわけじゃないですか。志茂田さんの個性的なファッションをいいと言っていくれる方もたくさんいらっしゃる反面、それを悪く言う方もいる。そのあたりは気にされることはないんですか?志茂田:それは全然気にしない。SNSってそういうもんですし。自分は安全なところにいるから、強気になって何かを言ってくる人が多い訳で。そんな風に誹謗中傷を言ってくる人は無視するのが一番!だけど、気にしてガクッと落ち込んでしまう人は結構いるのよね。紗倉:デリケートな人が多いのかもしれないですね。志茂田:実際に僕のところにも、そのような内容の相談もたくさん届くし。紗倉:実は私もSNSとかの誹謗中傷はけっこう気にしちゃうほうです・・・・・・。志茂田:そういう誹謗中傷を言ってくる人は、実は弱くてかわいそうな人なんじゃないかな。だから、そんな言葉は気にしなくていいのよ。紗倉:志茂田さんにそう言っていただけると、SNSの誹謗中傷なんてどうでもよくなっちゃうのが不思議です(笑)。■◆来年は小説も執筆予定紗倉:憧れの志茂田さんとお話しできて、また一段と書くことへの意欲が湧いてきました。志茂田:それは嬉しい(笑)。これから書きたいことや発信していきたいテーマは決まってるの?紗倉:今まで書いた小説は、自分の仕事のことと家族のことが題材になっていて。身近なところがテーマになってたので、次は違うところに目を向けて書きたいなと思っています。と言っても、今は私のスポンジがカラカラの状態で、何も絞り出すものがなくて・・・・・・。志茂田さんのブログにも書かれていたんですが、旅に出たり、心を豊かにすることを中心にして生活していきたいですね。あとは、本以外の活動になりますが、絵を描いてみたいなとも思っています。志茂田:絵を描くのがお好き?紗倉:はい!すごく好きです。志茂田:どんな絵を描くの?紗倉:水彩画と、ボールペンで書くようなモノトーンが多いですかね。目玉を大きく描くとか、「闇が深い」と言われるような絵がほとんどです(笑)。なので今後は、志茂田さんのように見る人をハッピーにできるような絵も描いていきたいですね。素朴な疑問ですが、志茂田さんはどんなタイミングで絵を描かれているんですか?描きたいなと思ったタイミングで描くとかでしょうか?志茂田:僕が活動している「KSアーティストクラブ」の作品展が年に1回あるので、最近はそのために描いている感じかしらね。締め切りに近いものがないとなかなか(笑)。紗倉:なんだか安心しました。志茂田さんでも、締め切りがないと描けないときもあるんだなって(笑)。志茂田:腰を上げるのに時間がかかっても、好きなものを描いてるから、描き出しちゃえば楽しいの。本も絵もだけど、本当は「書きたいな」という衝動に駆られたときに書くのが1番よね。紗倉:気持ちが高まったときの作品は、勢いが違いますよね。志茂田さんは今後やっていきたい活動とかはあるんですか?志茂田:1998年にはじめた、子どもへの絵本読み聞かせ活動や、それに連動した絵本や児童書の制作は今後も続けたいです。紗倉:ステキな活動ですよね!小説を書く予定はあるんですか?志茂田:この絵本の活動やTwitterの悩み相談をしている間にも、実は書きたいなというテーマが4つほどたまってきていて。来年は1冊、できれば2冊小説を書くつもり。紗倉:わあっ、すごく楽しみです!志茂田:あとは、僕は成り行きを大事にしてるから、成り行きから生まれたものもやっていきたいと思っていて。小説や絵本でなくても、違うところに分岐していったらそれはそれでおもしろいかなって。自分にとっては未知なこともやってみたい。そのあたりは、明確な目標を作るよりも、成り行きが化けてくれるようなおもしろさに期待したいですね。紗倉:私もそれぐらい心に余裕を持たなきゃなあ・・・。今日は本当に、ありがとうございました!(石部千晶:六識/ライター)(渡邊明音/撮影)(KANAKO/ヘアメイク)(ハウコレ編集部)
2017年11月17日いま注目の若手俳優・志尊淳を主演に迎え、坂木司の痛快ガールズストーリー「女子的生活」をNHKでドラマ化することが決定。NHKドラマ初主演となる志尊さんが、現代社会に生きる、等身大の“女子”を熱演。NHKドラマ10枠にて、来年1月より全4回にわたって放送される。“かわいい女子的な生活”に憧れ、田舎から都会に出てきたヒロイン・みきは、ファッション通販会社に働くOL。でも、ひとつ大きな秘密が。それは、みきがトランスジェンダーであるということ。みきの性別は男性なのだが、見た目はスラリとした美人。しかし、男に興味がなく、好きになるのは女性…。そんなみきのもとに、ある日、同級生だった後藤という男が転がりこんできた。みきの姿に戸惑う後藤だが、ふたりはひょんなことから共同生活をおくることに――。本作は、“戦うヒロイン”の痛快で爽快な物語。ヒロイン・みきを演じるのは、「烈車戦隊トッキュウジャー」「きみはペット」『帝一の國』などに出演し、近日公開の『覆面系ノイズ』ではCDデビューも果たし話題となった志尊さん。今回のオファーを受け、原作を読んだと言う彼は、「現在を生きる自分と同世代のトランスジェンダーの方々が、様々な悩みや不自由さを抱えながら生き抜く、その姿勢に強い感銘を受けました。いままでは彼らのことを知っているつもりでも、全くわかっていなかったと恥じると同時に、どんな逆風が吹く状況でも自己を肯定し、前へ前へと戦い生きるみきちゃんに心を打たれました」とコメント。「誰でも人を愛する気持ちは同じく尊いし、他者を想うことによって成長出来るのだと思います。そのことを伝えるべく、いま自分ができる最大限の努力をしてみきちゃんを演じたいと思います」と意気込みを語り、「とっても前向きで痛快なストーリーに潜む儚く切ない物語。色んな気持ちを抱えている色濃い人物たち。若者たちのリアルを、トランスジェンダーのみきちゃんを通してお伝えできたらと思います。自分にとって、大きな挑戦となる作品です。沢山の方々に見ていただきたい思いでいっぱいです」とメッセージを寄せている。また志尊さんのほかにも、みきの元同級生・後藤忠臣役を「劇団EXILE」の町田啓太。みきの同僚OL・かおり役を「ももいろクローバーZ」の玉井詩織。みきの先輩OL・仲村さん役を『リップヴァンウィンクルの花嫁』『ハイヒール』などに出演する玄理。セレクトショップ店員・ゆい役を『魔女の宅急便』『ガールズ・ステップ』の小芝風花が演じる。ドラマ10「女子的生活」は2018年1月5日(金)より毎週金曜日22時~総合テレビにて放送(全4回)。(cinemacafe.net)
2017年11月07日「テレビに出るようになったキッカケは、師匠の立川談志ですね。談志が生前、『いちばんかわいがってる弟子なのに、なんでこいつがテレビでスターになれねぇんだ』と、ボソッと言ってたと聞きまして。談志が亡くなってから、私が唯一親孝行できなかったことがテレビに出ることだったので、親孝行しようかと」 こう語るのは、情報番組『ひるおび!』(TBS系)のレギュラーコメンテーターを務める、落語家・立川志らく師匠(54)。その歯に衣着せぬコメントが評判を呼び、昨年10月から月〜金曜の毎日出演するという、いまや番組には欠かせない存在に。 「テレビに出ようと決めたのはいいんですが、当初はテレビでやりたいことが自分にはなかったから、事務所から“レポーターはどうですか?”『嫌です』。“クイズ番組は?”『バカがばれるのが嫌』。“ドラマで役者は?”『尊敬している監督以外はやる気がでません』とか(笑)、ワガママ言い放題。そこにたまたま『ひるおび!』のコメンテーターはどうですか?と話がきて『やってみようかな』と」(志らく師匠・以下同) 志らく師匠は’85年10月、日本大学芸術学部在学中に立川談志に入門。’88年、二つ目昇進、’95年、真打ち昇進。東京の落語界で、最も多くの弟子(20人!)を抱えている。また映画好きなことでも有名で、映画監督として日本映画監督協会にも所属。劇団も主宰するなど、幅広く活躍中だ。 そんな志らく師匠が考える、“コメンテーター論”とは? 「たとえば、トランプ大統領の過激な発言を批判するようなテーマだったりすると、ほかのコメンテーターの人たちは“ホント、そうですよね〜”となるんです。だけど私はあまのじゃくで捻くれてるから、その逆から話そうと考える。『ちょっと待ってよ。みんなでトランプをいじめることはないんじゃないの?』と。『トランプを非難してもしょうがないでしょ?悪いのはミサイルを発射する北朝鮮じゃないの?』と」 取り上げるテーマの裏からコメントするのが、志らく師匠流のスタンスだとか。 「みんなが話す方向の逆や斜めから入っていく習慣をふだんからつけているんです。常に逆から行かないとみんなと同じコメントになってしまって面白くもない。ただし、事件や事故のコメントをするときは、さすがに逆からは行けないですけどね」 その発言が、ときにはネット上で批判され、炎上することもしばしば……。 「私は、自分のコメントが非難されてもいいと思ってる。非難する人がいれば、面白がる人もいる。炎上しようが何しようが、視聴者にコメントが引っかからなければ、テレビに出ている意味がない、そう思ってるんです」 志らく師匠がよく使うたとえがある。『10人に好かれるのは偽善者。10人に嫌われるのは悪党。5人に好かれて、5人に嫌われるのが本物』ーー。 「談志にはものすごく敵がいましたが、愛してくれる人もたくさんいた。かつて永六輔さんが、『悪口を言われないヤツは、ろくなヤツじゃない』と言ってましたが、必ずもう一方から悪口が出るほうが健全なんですよ。10人が『あの人はいい人だ』って言ったら、これは怪しい。私も5人から『違うだろ!』と言われても、もう一方の5人から『よく言った!』と言われれば、それでよしと思ってます」 何を言い出すかわからない志らく師匠だけに、番組制作側から“こういうことを言ってはいけない”、あるいは“こういうことを言ってください”という縛りがあるのかと思いきや、「まったくない」そうだ。 「だから本番前の打ち合わせは2〜3分で済みます。そういう意味では毎日がぶっつけ本番。私が何を言うかは誰も知りません。私も自分で何を言い出すかはわかっていない」 志らく師匠は、最後にこう締めくくる。 「いま、梅沢富美男さんがコメンテーターとして重宝がられているのは、世間の代弁者だから。代弁して怒ってくれて、代弁して褒めてくれる。この代弁者としての役割がコメンテーターには必要だと思いますね。ホンネが言える人ってこと」 毎日、ぶっつけ本番の志らく師匠のホンネ発言から、ますます目が離せません!
2017年11月06日こんにちは、島本薫です。「お芝居を観に行かない?」とお誘いすると、「いやいや……」と言われてしまうことが多いのですが、敬遠される一番の理由は「難しそうで敷居が高い」と思われていることのようです。では、難しいことをやさしく、それでいて深く、とんでもなく面白く取り出してくれるお芝居なら、どうでしょう。落語ブームの続く今日この頃。今回は、ユーモアとペーソスあふれる井上ひさしさんのお芝居、こまつ座「円生と志ん生」をご紹介します。■「円生と志ん生」~戦後の満州に“居残り”となったふたりの落語家の物語~これは「語る」ことに命をかけ、ピカピカに芸を磨き上げた人間の喜劇です。敗色の濃い1945年夏のこと。空襲続きで寄席も焼け、落語家は収入のあてもなく、たまの高座も着物ではなく国民服で務めるようなありさまだ。しかし、関東軍の慰問に行けば、白いゴハンがたらふく食べられて、お酒だって飲み放題、おまけにご時世だからと遠慮せず、好きな噺が何でもやれるというではないか。そこで満州に渡ったのが、五代目古今亭志ん生と六代目三遊亭円生(※正しくは圓生)だ。ところがソ連の参戦で軍はさっさと逃げを決め、残されたふたりは南端の大連まで落ち延びたものの、町が封鎖されて帰国できなくなってしまう。もっとも足止めをくらっているのはふたりだけではなく、大連にいる20万の民間人も同じこと。いつになったら日本に帰れるのか、それは誰にもわからない。お酒と賭け事が大好きで、テンポの良い軽妙な芸を得意とした兄弟子の志ん生と、心にしみる人情噺を得意としたマジメで細かい円生。性格も芸風も正反対のふたりだが、日本に帰るその日まで、なんとか手を取り合って生きていくことに。後に「昭和の大名人」と呼ばれるようになる円生と志ん生は、満州での約2年間をどう過ごしたのか――。飢えや寒さはおろか、ロシア兵に殺される危険やシベリア送りになる不安を抱えながらも芸を磨き続けたふたりの噺家の物語を、歌と笑いを盛り込んで描いた傑作喜劇。左から円生役の大森博史、志ん生役のラサール石井(2017年こまつ座東京公演、撮影:谷古宇正彦)■悲しみの奥から、言葉と笑いと音楽の力がほとばしる実はこのお芝居の背景、円生師匠と志ん生師匠が敗戦後の満州から帰国できなくなり、引き上げ船を待ちながら現地でぎりぎりの生活を送ったことは、紛れもない事実です。ふたりの芸が真に花開いたのは、帰国後のこと。ならば、この大連での日々はどのようなものだったのだろう?史実をもとに作家がそんな想像をふくらませ、深く面白く掘り下げたこのお芝居「円生と志ん生」では、井上ひさしさんならではの磨きあげた言葉が光ります。耳に心地よく流れていくテンポのいいセリフの中に、戦争の愚かさ虚しさが覗き、胸を突く。かと思えば状況を逆手にとって笑わせ、笑いの中に良くも悪くも、働く言葉の力が語られる。観客を一時も飽きさせません。「めくりが返り出囃子ひびき客の拍手で座布団にすわりことばのわかる人たちの前で思い切り落語を語りたい!」随所にはさまれる軽快な歌も聴きどころ。意外かもしれませんが、井上ひさしさんのお芝居は、ちょいと小粋な和製ミュージカルの趣があるのです。歌に芝居にと舞台を彩るのは、円生と志ん生を取り巻く女性たち。あるときは旅館の女将、あるときは娼妓、あるときは教師、あるときは名もない母親、あるときは修道女と、場面ごとに4人の女優が20役を演じ分け、当時の大連の様子を描き出すという趣向が凝らされています。左から池谷のぶえ、太田緑ロランス、ラサール石井、大森博史、大空ゆうひ、前田亜季(撮影:谷古宇正彦)左からラサール石井、池谷のぶえ、大森博史(撮影:谷古宇正彦)左から太田緑ロランス、前田亜季、ラサール石井、池谷のぶえ、大森博史、大空ゆうひ(撮影:谷古宇正彦)■たとえこの世が涙の谷でも「笑い」をつくり出すのが噺家の仕事もっとも笑い、もっとも深く胸を打つのが、終幕近くの修道院の場面です。この世にあるものは、いつか必ず滅びる。生きることは、つらいこと。そう語る院長に、ならばこの世に笑いをつくり出すのが噺家の仕事と語る円生と、つらい浮世を乗り越える笑いの力を披露する志ん生。「この世に(笑いが)ないならつくりましょう。あたしたちは人間だぞという証しにね」左から大森博史、大空ゆうひ(撮影:谷古宇正彦)聖書の引用と落語のネタの掛け合わせで、おなかがよじれるほど笑った後だけに、この深い言葉が刺さります。生前の井上ひさしさんは、「笑い」についてこのように語っていました。「『生きていく』そのものの中に、苦しみや悲しみなどが全部詰まっているのですが、『笑い』は入っていないのです。なぜなら、笑いとは人間が作るしかないものだからです」「笑いは、人間の関係性の中で作っていくもので、僕はそこに重きを置きたいのです。人間の出来る最大の仕事は、人が行く悲しい運命を忘れさせるような、その瞬間だけでも抵抗出来るようないい笑いをみんなで作り合っていくことだと思います」『ふかいことをおもしろく――創作の原点』(PHP研究所刊,井上ひさし著)よりむずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに――。そう考えていた井上ひさしさんが、戦争を背景に芸と笑いを描いたお芝居「円生と志ん生」。10年ぶりに再演されたこの機会に、ぜひお見逃しなく。■こまつ座第119回公演「円生と志ん生」公演情報左から円生役の大森博史、志ん生役のラサール石井(2017年こまつ座東京公演、撮影:谷古宇正彦)作:井上ひさし演出:鵜山仁出演:大森博史、大空ゆうひ、前田亜季、太田緑ロランス、池谷のぶえ、ラサール石井演奏:朴勝哲◆東京公演2017年9月8日(金)〜9月24日(日)紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA◆兵庫公演2017年9月30日(土)、10月1日(日)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール◆仙台公演2017年10月8日(日)日立システムズホール仙台 シアターホール◆山形公演2017年10月14日(土)川西町フレンドリープラザこまつ座公式サイト:
2017年09月19日こまつ座の第119回公演『円生と志ん生』が9月8日、東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで開幕した。故・井上ひさしが、昭和の大名人・六代目三遊亭円生と五代目古今亭志ん生との身に起きた終戦前後の史実をもとに、虚実交えて大胆に描き出した傑作音楽喜劇。円生には大森博史、志ん生にはラサール石井が扮する。7日、出演者と演出の鵜山仁が意気込みを語った。【チケット情報はこちら】昭和を代表する国民的落語家である円生と志ん生は戦中、戦地慰問の一環として満州各地を流浪。しかし1945年8月15日、終戦を迎え、ソ連軍によって占領された満州・大連市に封じ込められてしまう……。彼らが命からがら引き揚げるまでの“空白の600日間”、どう人生と戦っていたのか。混迷の大連で日本人を大いに楽しませ、励まし、そのことを通じ自らの話芸も磨き上げていく彼らの姿を描く物語。2005年、2007年に登場した人気作を、キャストを一新し10年ぶりに上演する。天才噺家に挑む大森、ラサールはそれぞれ「円生さんの魅力に引き込まれた。噺を聞いていて、やっぱり人間が好きだったんだなと感じる。独特な人間性があって本当に素敵。彼を演じることは役者冥利につきる」(大森)、「志ん生師匠を演じるのは、芸人のはしくれとして大変恐れ多いこと。師匠の魅力はその破天荒さ、そして稽古が大好きだったとのことですが、一回高座に上がったときに(稽古を)すべて忘れてその場でやるライブ感。また修羅場を生き延び、人間として大きいところもとても魅力です。志ん生さんの落語はたくさん聞いたのですが、(ビート)たけしさんに似てるところもあり、僕の師匠である杉兵助に似てるところもあり、時々勘三郎さんにも似ていたり……。これらの人たちに共通してるエッセンスを出せたらな、と思っています」(ラサール)と話した。また大森、ラサールは、ともにこまつ座初出演。特にラサールは「学生時代から井上作品に憧れていたと」言い、「こまつ座に出るのは昔からの夢。夢が叶ったのですが、これほど初日が怖く、不安なことは初めて。果たしてちゃんとやれるのか……ちょっとでも見守ってほしいと今日、井上さんのお墓参りに行ってきました」と緊張の面持ちで語る。が、その後に「明日は志ん生師匠のお墓にいこうかな(笑)。少しでも、神頼みではありませんが“お墓頼み”で……」と“オチ”をつけるところはさすが。ふたりの珍道中で出会う人々は、大空ゆうひ、前田亜季、太田緑ロランス、池谷のぶえという4人の女優が次々と役を変えて扮していく。元宝塚宙組トップスターである大空は「私もこまつ座には初めて参加させていただきます。ずっと憧れていて、お稽古場から幸せをかみ締めていました。素敵な言葉がたくさんあります。心と言葉を大切にして、師匠ふたりとすごす愛しい時間を毎日楽しみたい」と意気込みを語った。公演は9月24日(日)まで同劇場にて。その後兵庫、宮城公演もあり。
2017年09月11日外はパリパリ中はふっくら。スーパーフードの鰻を関西風で「瓢六亭」の特徴は贅沢な国産鰻を関西風の地焼きで提供していること。関東風は鰻を一度蒸してから焼きますが、関西風は蒸さずに焼くため、パリパリとした香ばしい皮の風味と、ふんわり弾力のある身を一度に食べることができます。食感と香りのコントラストが鰻の旨みをグンと引き立てます。備長炭でじっくり焼き上げた鰻は高級感たっぷりで、一度食べたら忘れられない味!活きのいい鰻が目の前に! 「鰻見せ」のパフォーマンス扱うのは一匹300g以上の大鰻のみで、鹿児島、愛知、静岡など鰻の本場から厳選したもの。鰻は栄養価が高いながらも不飽和脂肪酸が多く、豚よりもビタミンBが多いヘルシーなスーパーパワーフード。内側からパワーがみなぎる、健康的な体づくりをしたい方におすすめです。また、女性が思わず歓声を上げてしまうほどのパフォーマンスも自慢! うな重などを注文すると「鰻見せ」として使用する鰻を見せてくれます。天然鰻を丸ごとペロリ!「天下無双 特上」「天下無双 特上」は、重箱から鰻がはみ出す贅沢メニュー。秘伝のタレにくぐらせた鰻は一級品のツヤとテリで、五感でおいしさを楽しめるのが魅力。ギュッと凝縮された旨みと香りが食欲をそそり、タレの染み込んだごはんがどんどんと進みます。鰻の旨みが炸裂する大人の鍋「鰻しゃぶ」職人技の技・そぎ切りが光る「鰻しゃぶ」は、鰻の旨みをまさに一滴残らず堪能できる大人の鍋。地焼きで香ばしく焼き上げた鰻を、かつお昆布だしでさっぱりといただく贅沢な味わいです。生姜の香りがほんのり香り、旬のみずみずしい野菜を添えて食べると体のすみずみまで元気がみなぎってくるよう。万能ねぎ、もみじおろし、すだち、南高梅干しといった薬味が相乗効果を発揮し、最後の一口まで飽きずに間食できる鍋は必食です。文/萩原かおりスポット情報スポット名:瓢六亭住所:東京都世田谷区奥沢6-33-14電話番号:03-5707-0891
2017年09月06日2016年本多劇場にて演出小泉今日子、主演安田顕で「日の本一の大悪党」の初公演を行った明後日プロデュース。その第2弾公演が芝居噺『名人長二』だ。豊原功補が自ら企画と脚本、演出、主演の4役を初めて担当する話題作。江戸・明治期の落語家、三遊亭圓朝が落語速記(口演を速記で記録したもの)としてまとめた本作を、舞台上にどうよみがえらせるのか。豊原に聞いた。芝居噺『名人長二』チケット情報モーパッサンの短編『親殺し』を下敷きに、圓朝が翻案・創作した『名人長二』。職人気質の指物師・長二郎が偶然自分の出生を知ったことから運命の渦に飲まれていくさまが、圓朝らしく人情味たっぷりに描かれる。「元々落語は好きで、この作品も大ファンの古今亭志ん生のCDで知ってはいたんです。ただ色々と調べているうちに、圓朝本人も高座に上げておらず、その後の落語家も志ん生のほか数人しか手をつけていない“幻の名作”だというのが分かったんですね。だからこそ、これを芝居にしてみたいという気持ちが強くなりました」と豊原は話す。実は『親殺し』と『名人長二』とは、内容がかなり異なる。国はもちろん、発表された19世紀当時の宗教観の違いもあるのだろう。「ただ、今回の舞台化ではモーパッサンの原作に漂う陰惨さと、江戸の匂いがする円朝の世界観、両方の要素を取り入れようと思っています。そうすることで、時代や国を越えて人々の間にどうしようもなく“残ってしまったもの”、普遍的な人間の姿というか、そういった部分が僕なりに描けるような気がしています」と豊原。「落語の“語り”がもつ気持ち良さは残したかったので、初めての脚本書きは大変でしたね(笑)」としながらも、「長二郎の周りの人物像を膨らませて、その背負っているものを描くことで、ひとつの物語としてまとめていきました」と内容の一端も明かしてくれた。一方、こだわりはキャスティングにも及んでいる。これが初舞台となる森岡龍を始め、モロ師岡に梅沢昌代、花王おさむ、山本亨、高橋惠子ら、演劇・映画ファンにはたまらない顔ぶれが揃った。「俳優って、もっともっと“遊べる”と思うんですよ。落語がそうでしょう。声の出し方やリズム、表情やたたずまいで、いくらでも作品の奥行きが広がってゆく。この演者たちとならそれが出来るし、また、出来るんですよっていうのを観る人に知ってほしくて」と豊原は語る。「なんて、自分でハードルを上げてますけど」と笑いつつ、言葉の端々には本作への思い入れがひしひしと。豊原らの身体を通して現代によみがえる“長二”の世界。ナマの舞台の醍醐味を、存分に味わいたい。*明後日プロデュースとは…小泉今日子が仲間たちと立ち上げたプロジェクト。舞台、映像、音楽、出版など、ジャンルに捉われず企画製作している。舞台は東京・紀伊國屋ホールにて上演中。6月4日(日)まで。取材・文佐藤さくら
2017年05月29日落語家・三遊亭圓朝の長編人情噺を原作にした芝居噺『名人長二』が5月25日に開幕。本作は、小泉今日子が仲間と共に立ち上げたプロジェクト「明後日プロデュース」の第二弾公演。小泉が舞台初演出を手掛けた『日の本一の大悪党』に続く作品で、今作は俳優として活躍する豊原功補が企画・脚本・演出・主演の4役に挑む。その稽古場に潜入した。芝居噺『名人長二』チケット情報『名人長二』は、「死神」などでも知られる三遊亭圓朝による落語速記(口演を文章化したもの)。フランスの小説家ギ・ド・モーパッサンの短編小説「親殺し」をもとに、近所に住んでいたという指物師(箪笥や箱などを作る職人)長二郎をモデルにして新聞連載として発表した。圓朝自ら高座へあげたことはなく、古今亭志ん生ほか数人しか手を付けていないため、落語ファンでも未体験の人が多い演目だ。出演者は、豊原のほか高橋惠子、山本亨、森岡龍、モロ師岡、梅沢昌代、花王おさむ、菊池均也、神農直隆、岩田和浩、牧野莉佳という重厚感のある顔ぶれ。稽古開始前の時間。豊原は舞台上に作られた高座でまくら(本題への導入となる小噺)を練習していた。今の状況を落語風に話してみたりと、豊原の落語愛が伝わってくる。そして始まった稽古。まずは代役を立て、演出家として見ていく豊原。芝居全体はもちろんだが、例えばボケツッコミの間合いのよさ、鼻歌ひとつで伝わる登場人物の性格など、“落語の面白さ”とも言える部分に徹底的にこだわりながら場面をつくりあげていく。そうやってシーンを何度か繰り返した後、豊原が役者として参加。そうすると空気が締まり、シーンがよりクリアに見えたのは印象的だった。また、舞台初出演の森岡のダメ出しにこたえる姿にも真摯さが滲み、本番への期待につながった。落語ならではの短いテンポで変わっていく場面は、大掛かりなセット転換ではなく、シンプルに小さなワゴンの移動や組み合わせで表現される。冒頭で、噺家が語り描く世界がワゴンの移動によってするりと“演劇”に転換された様子に、落語が始まるまさにその瞬間のグッと引き込まれ目の前に世界が広がる感覚を味わえた。そのほかにも、小道具が手ぬぐいと扇子で表現されていたり、三味線の生演奏が入るなど、落語の香りを濃厚に漂わせながら、生身の人間が演じる演劇ならではの広がりを感じさせる本作。稽古を見ていると『名人長二』の面白さを知り、落語でも体験したくなった。落語好きは演劇の、演劇好きは落語の魅力を体感できる作品になりそうだ。公演は6月4日(日)まで東京・紀伊國屋ホールにて。取材・文:中川實穗
2017年05月26日「’15年ごろ、『そろそろ2人のお墓のこと、考えない?』と言い始めたのは、志乃でした。私は長男ですが、千葉の実家は弟がすでに継いでいますから、死んだらいくところはなかった」 そう話すのは、池波志乃さん(62)との結婚40周年、ルビー婚式も間近の中尾彬さん(74)。芸能界一の”おしどり夫婦”として知られる2人。特に池波さんの献身ぶりはテレビなどでも話題だ。朝から夫のリクエストに応え、洋食でも和食でも7品ものおかずを、手書きの”お品書”付きで用意するほど。そんな中尾さんと池波さんが“終活”について語ってくれた。 池波さんは’55年3月12日、東京・西日暮里の生まれ。父は十代目金原亭馬生、祖父は五代目古今亭志ん生という落語の名門一家の3姉妹の長女。芸に生きた粋人の祖父や父を母親の治子さんが支える姿を、間近に見て育った。 中尾さんは’42年8月11日、千葉県木更津市の生まれ、酒店を営む実家で、5人兄弟の長男として育つ。武蔵野美術大学油絵科を経て、’61年に日活ニューフェイスとなり、’64年デビュー。ひと回り年の違う池波さんと出会ったころは、先妻との離婚話が進行中だった。 ’78年3月14日、35歳の中尾さんと23歳の池波さんは結婚。交際3カ月という”電撃婚”だった。結婚後まもなく志乃さんは妊娠するが、子宮外妊娠で入院してしまう--。しかし、現実は悩んでいるゆとりなどなかった。地方公演なども含む女優業の傍ら、着物の見立て会などの営業も、それこそ睡眠時間を削ってこなした。夫婦で脇目もふらず、先妻への慰謝料で作った数千万円の借金返済のために働いているうち、子どもを持たない生活を自然な流れで選んでいた。 池波「うちも女ばかりの3姉妹で、私は『中尾姓』でしょう。でも、中尾さんは、そんな姓や家にはこだわりがないという考えなんです」 中尾「私にとっての墓は彫刻作品と思ってくれと言って、自分でデザインしました。ですから、『中尾家の墓』なんて書いてないです。墓石も普通は縦だけど横に3段重なっていて、刻まれているのは『無』の一文字だけ」 子どもを持たない選択をした中尾さんと池波さん。墓まで準備しての終活を進めるなかで頭をよぎるのは、夫婦のどちらかが一人残されたときのこと。 中尾「世間の常識では、私のほうが先だと思っているでしょう(笑)。でも、まあ、残された場合のことを考えたら、食事一つとっても大変とは思います。そこに志乃が、いまから洗濯機の回し方なんて教えようとするから、危なっかしくてしょうがない」 池波「でも、それも終活の一部なのよ。ご飯なんかは、私がちゃんと貯金してあげていたら、外に行けばいいんでしょうけど。身の回りのことは、ある程度は自分でやれなきゃしょうがない」 中尾「だから、いま、徐々に覚えているんだよ」 池波「私はね、一人残されても、ふだんの生活は困らないでしょう。ただ、やる気がなくなっちゃうのが、正直、怖い。『おいしいね』と言って食べてくれる相手がいるから、かつお節だって毎日かいているわけですから。しまいには、食べてもつまらなくなって、何していいかわからなくなるんじゃないか、って。餓死なんてことも考えましたね。あまりにも長く一緒にいすぎて」 中尾「きっと、どこの夫婦も同じだと思うんです。誰でも、60過ぎたら、人生の始末を考えるべきなんでしょうね」 池波「とにかく元気なうちから夫婦で話し合うべき。だって、病気で寝てる人を前にお墓の話はできないでしょう」 中尾「その点、うちはいまでも2時間、多いと4時間かけておしゃべりを楽しむ食事を続けて40年。つくづく私たち夫婦は、子どもがいなかったから、2人なりの違った世界というものがあったな」 池波「そうですね」
2017年05月21日「私は高校を中退して18歳で女優デビューして、中尾さんとは’77年にドラマの収録で初めて共演したんです」 こう語るのは、中尾彬さん(74)との結婚40周年、ルビー婚式も間近の池波志乃さん(62)。芸能界一の”おしどり夫婦”として知られる2人。特に池波さんの献身ぶりはテレビなどでも話題だ。そんな中尾さんと池波さんが2人の馴れ初めを語ってくれた。 中尾「そのときに、当時、ブームになっていた日本酒の『越乃寒梅』をやっと手に入れたという話をロケバスの中でしてたんですよ。そしたら、まだ20歳そこそこの志乃が『私、毎晩、飲んでます』って言うじゃないですか。ふざけんな、と思ったんだけどさ(笑)。それで彼女が行きつけの四谷の店の地図を書いてもらったけど、間違ってた。『何かあったら電話ください』って言っていたから、男としては、わざと間違えて電話を待ってるのかなと(笑)。その夜の飲みっぷりも、見事でした。でも、まあ、志ん生の孫ですから、やっぱり酒は飲む家系なのかなと思いましたけどね」 池波さんは’55年3月12日、東京・西日暮里の生まれ。父は十代目金原亭馬生、祖父は五代目古今亭志ん生という落語の名門一家の3姉妹の長女。芸に生きた粋人の祖父や父を母親の治子さんが支える姿を、間近に見て育った。 中尾さんは’42年8月11日、千葉県木更津市の生まれ、酒店を営む実家で、5人兄弟の長男として育つ。武蔵野美術大学油絵科を経て、’61年に日活ニューフェイスとなり、’64年デビュー。ひと回り年の違う池波さんと出会ったころは、先妻との離婚話が進行中だったという。 中尾「初めて四谷で一緒に飲んだ日に、彼女から誘われて、神田の明神下で芸者遊びをしたんです。気付くと、チョコチョコと志乃と芸者衆が廊下で話している。『あの男はどうなのか』と、品定めされてたんですね」 池波「芸者衆たちが言うには『言われてるほどチャラくないんじゃない』と(笑)。だって、当時は、『あのプレイボーイの中尾彬が』なんて週刊誌にも、さんざん書かれていたじゃないですか。おたくの雑誌とかですよ(笑)」 中尾「実は、最初、挨拶に彼女の家を訪ねたときは、まだ離婚が成立していませんでした。先方が提示した慰謝料などの条件を私が受け入れるだけになっていて」 池波「こっちは、まさか離婚してないとは思いませんよ。だって、浮き名も1つや2つじゃなかったですから。だから聞きもしなかった」 中尾「離婚が成立して、再び家を訪ねて、『志乃さんをいただきます』と言ったら、親父さんは一瞬黙ったあとに、『いただきますというのは、ご飯のときだけでいいんだよ』と。いや、噺家ってうまいこと言うなと思いましたね」 池波「母が、『お父ちゃんとそっくりな男を連れてきたね』とポツリと言ったのが印象的でした」 中尾「ただ、頭にきたのは親父の弟子どもが、いや、弟子のみなさんが(笑)、賭けしてるんだよ。『結婚したって、もって3カ月だよ』と」 池波「それが、40年でしょう。だから誰も賭けに勝った人はいないんです」
2017年05月21日5月1日(月)今夜放送される日本テレビ系「笑神様は突然に…」2時間スペシャルに、俳優の菅田将暉、間宮祥太朗、志尊淳ら映画『帝一の國』のキャストたちが登場。お笑いコンビ「千鳥」とともに本郷の街で個性的な東大生たちと“ガチバトル”を繰り広げる。仲良し芸能人たちのプライベートに密着して「笑いの神」が降りてきた瞬間を紹介する同番組が特番で復活。今回はゴールデンウィークスペシャルとして豪華ゲストを招いてお届けする。MCは内村光良。スタジオゲストに丸高愛実。今回菅田さんは『帝一の國』で共演した間宮さん、志尊さんと共に「チーム菅田将暉」として番組に参加。映画のテーマにちなんで「同世代の賢い人に会って対決したい!」ということで東大のある街・本郷へ。クセのある東大生を探して様々な“対決”を行う。同世代の俳優たち、そして同世代の東大生との交流のなかから“笑いの神”が降りてきた瞬間をお見逃しなく。また同番組おなじみ「鉄道BIG4」が今回も登場。「中川家」中川礼二、ホリプロマネージャーの南田裕介、「ダーリンハニー」吉川正洋、「ななめ45°」岡安章介、女優でタレントの松井玲奈に加え、今回は小泉孝太郎、「乃木坂46」の生駒里奈も参加。「鉄道BIG4」が初となる北海道に上陸。函館電車旅を楽しむ。好評の鉄道川柳(駅名5、7、5)もお楽しみに。さらに「ココリコ」田中、星田英利、「ロッチ」の「チーム動物好き」は福田彩乃と“空前絶後”ネタで人気のサンシャイン池崎を加えて芸達者な動物たちとコラボ。「傷心開運ツアー」には陣内智則、「スピードワゴン」井戸田潤、「バイきんぐ」小峠英二、島田秀平、小倉優子が登場。開運パワースポットを巡る。今回のゲスト、菅田さん、間宮さん、志尊さんが出演している映画『帝一の國』は全国東宝系で公開中。3人のほか野村周平、竹内涼真、千葉雄大といった超人気若手俳優が集結。日本一の名門・海帝高校を舞台に、将来の内閣入りが確約されるという生徒会長の座を巡って、想像を超える命がけの「生徒会選挙」が幕を開ける――という物語。菅田さんが「総理になり自分の国を作る」という野心を持って入学してきた新1年生・赤場帝一を演じ、2年生で次期生徒会長の大本命・氷室ローランドを間宮さんが、アイドル的な存在として大人気の1年生・榊原光明を志尊さんが演じている。「笑神様は突然に…菅田将暉vs東大生空前絶後の2時間スペシャル」は5月1日(月)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2017年05月01日第58作目となる大河ドラマが、「いだてん~東京オリムピック噺~」として2019年1月より放送されることがこのほど明らかに。主演には中村勘九郎と阿部サダヲの2人がリレー形式で務め、宮藤官九郎オリジナル脚本で“知られざるオリンピックの歴史”を描いていく。戦争、復興、そして…平和への祈り。オリンピックには、知られざる日本人の“泣き笑い”の歴史が刻まれている。本作では、1912年の「ストックホルム」から、1936年「ベルリン」、そして1964年「東京」までの3大会を中心に、激動の52年間を描いていく。勘九郎さんは、“オリンピックに初参加した男”マラソンの金栗四三(かなくりしそう)役を、阿部さんが“オリンピックを呼んだ男”田畑政治(たばたまさじ)役を演じる。勘九郎さんは、「この歴史ある大河ドラマを宮藤さんの本そして阿部さんとともにできるというのは本当にうれしいです。幸せですし、誇りに思います」と喜び、「金栗さん、教師時代いつもにこにこにこにこしていて生徒におしゃか様というあだ名を付けられた、というかあだ名がついたそうですので、この1年間長きにわたる撮影でございますけれども、笑顔を絶やさず、体力・気力・努力で走り抜けたいと思います」と意気込み。一方阿部さんは、「いま大河ドラマで『直虎』に出ていて、まさかないだろうなと思っていたので、声が掛かったんで本当にびっくりしてるところで」と驚きが隠せない様子。また、「テレビドラマに宮藤さんの作品10年以上出てないので、『あまちゃん』とかも出てる出てるって言われるんですけど出てないんですよ僕ね。『あまちゃん』に出なくてよかったなっていうか、『いだてん』に出られるってことで本当にすごいうれしいので、一生懸命頑張っていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします」とコメントした。また語り手には、“落語の神様”古今亭志ん生。架空の落語「東京オリムピック噺」の軽妙な語りに乗せ、“笑いの絶えない”ドラマを目指す。さらに、志ん生さん自身の波乱万丈な人生もドラマに挿入。生粋の江戸っ子である志ん生さんの目線で、明治から昭和の庶民の暮らしの移ろい、“東京の変遷”を映像化。そして、初の4K制作で、移り変わる“東京の町並みを映し出していく。2019(平成31)年大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」は2019年1月よりNHKにて放送予定(全50回)。(cinemacafe.net)
2017年04月04日人気コミックの実写ドラマ化「きみはペット」の完成試写会が3日(金)都内で行われ、入山法子、志尊淳、竹財輝之助、柳ゆり菜が出席。志尊さんは節分の日にちなんで“鬼”ならぬ“犬”のつけ耳で豆をまいた。サプライズでキャスト全員に豆と鬼の角のカチューシャが渡されるも、劇中でペット役の志尊さんだけは何故か犬のつけ耳だった。志尊さんは「確実におかしい!しかもこれ劇中でつけたやつ」と苦笑いも、会場のファンからは「可愛い!」の大合唱。「どんなテンションでつけたらいいのかわからない」と戸惑いつつ、志尊さんは犬のつけ耳姿で豆をまいた。累計発行部数420万部を記録した漫画家・小川彌生による同名コミック、2度目のドラマ化。高学歴&容姿端麗のキャリアウーマン・スミレ(入山さん)と謎のペット志望のイケメン男子・モモ(志尊さん)との奇妙な同居生活を描く。志尊さんは「原作を読んで“おお!”って正直思った。これをやるのは大丈夫かなと色々な“おおー!”が出ました」とペット役に不安だったようだが「撮影期間は『きみはペット』漬け。スミレちゃんに対する気持ちに追い詰められて、最初は法ちゃんとも仲良く話していたけれど、バチバチな関係になるにしたがって法ちゃんとはほとんど喋らなくなった」となりきりぶりを報告した。入山さんは「『おはようございます』と『お疲れ様でした』しか話さなかったよね」と頷くと、竹財さんも「バチバチのときは現場の空気が悪くてやりにくかった」と撮影中の険悪ムードをぶっちゃけだ。それに志尊さんは「普段は仲がいいんですよ!昨年末もこのチームで忘年会をしましたから」と不仲説を一蹴し「大丈夫だよ、輝ちゃん」とスマイルを送っていた。「きみはペット」は2月5日(日)からFODにて20:00より毎週2話ずつ先行配信のほか、2月6日(月)よりフジテレビにて毎週月曜初回26:35スタート。(text:cinemacafe.net)
2017年02月03日三遊亭円丈が1970~1980年代、文化の発信地「渋谷ジァン・ジァン」で定期的に開催し、様々な落語家が奔放な新作を生み出した「実験落語」の会。この伝説の会は昨年、「実験落語neo」として復活し、円丈を中心にバラエティ豊かな噺家や芸人が参加している。その第4弾、『実験落語neo~シブヤ炎上するかも~』が開催に。円丈の弟子であり、第1弾からロビーでウエルカム落語を披露し、トークコーナーでMCも務めている三遊亭はらしょうに、会の魅力を聞いた。【チケット情報はこちら】「実験落語neoが普通の落語会と違うのは、全体のテーマがはっきりしている点。会場のCBGKシブゲキ!!が演劇の小屋でもあるので、構成台本に基づき、美術や照明や音響などもきちんと作った中で進行しています。統一された空間だからこそ、誰にでもわかるよう笑いを薄めるのではなく、濃い原液をぼとっと落として楽しんでもらうという、円丈師匠がやってきた“実験落語イズム”が成立するのだと思います」円丈以外の出演者は回によって様々。今回の演者達は、どのようにこの“実験落語イズム”を体現するのだろうか?「立川左談次師匠は不思議な色っぽさがあって、江戸の落語家という雰囲気。とても粋な方です。橘家文蔵師匠は“無頼派”。古典落語の巧さ、迫力たるや、すごいのですが、今回なさるのは古典ではなく新作落語。なかなか聴けませんよね。春風亭百栄師匠はNYで鮨屋をされていた方なので、変わったネタが多い。ご本人とは違うキャラでの、メタ構造的な落語もなさいます。松尾貴史さんは、中島らもさんの新作落語のネタをお持ちで、その中の1本を披露されるとか。らもさんの落語は面白いのに意外と上演されていないので、今回、松尾さんがどう表現されるのか楽しみです。皆さん、個性的な方々で、すごくバランスがいいですよね。MC、緊張します(笑)」もともと一人芝居をしていたはらしょうは、高座で見た円丈の姿に魅了され、弟子入りした。演劇青年を落語に引き込んだ、円丈の魅力とは。「落語は掛け合いが多いですが、円丈師匠の場合、モノローグ的、一人芝居的なんです。柳家小ゑん師匠の原作を円丈が作り直した『新ぐつぐつ』という噺があって、円丈はおでんの具の中の竹輪を演じるんですが、その演技にすごく力が入っていて、着ぐるみも何もないのに、次第に師匠が竹輪に見えてくるんですよ!俺がやりたかったのはこういうことだったんだ、と思いました。弟子として見ていて感じるのは、師匠が自分の面白さに気づいていないということ。常に自分はダメだと思っていて、だからこそすぐ新ネタを作る。最近はネタが覚えられないとぼやいていますが、実験落語neoでもぜひネタおろしをしてほしいですね」かつて、路上パフォーマンスでも腕を磨いたはらしょうならではのウエルカム落語(今回はどこから聞いても楽しめるよう、全編、漫談にするという)を含め、多士済々の演者達による、実験落語独自の空気感を味わいたい。公演は2月6日(月)東京・CBGKシブゲキ!! にて。チケット発売中。取材・文:高橋彩子
2017年01月12日俳優の志尊淳が8日、東京・新木場STUDIO COASTで行われたクリープハイプのライブ「クリープハイプの日」にサプライズゲストとして登場した。志尊淳が出演している日本テレビ系のドラマ『そして、誰もいなくなった』が、11日で最終回を迎える。同ドラマの主題歌「鬼」を歌っているのが、若者からの支持を得ているバンドのクリープハイプで、同ドラマで五木啓太役として出演している志尊淳が、彼らのライブにサプライズで登場した。ライブ前には報道陣の取材に応じ、クリープハイプの魅力について「主題歌の『鬼』は、ドラマの世界観とすごくマッチしているというか、"すげえな!"と思いました。独特の怪訝な感じというか、妙な感じのままストーリーが進むというか、イントロになるとテンションが上がるんです」と熱く語った志尊。クリープハイプのライブに出演が決まった時は「嬉しさはもちろんありましたが、不安の方が強くて『誰だこいつ?』とならなければいいんですけどね(笑)」と不安そうだったが、「役者の友だちもクリープハイプさんのファンが多いので、本当に今日のライブは楽しみでした」と期待を寄せていた。サスペンス要素満載でスリリングに物語が進んでいく同ドラマ。撮影現場は物語とは異なるようで「全然違いますよ(笑)。藤原竜也さんやヒロミさんが直前まで笑いを提供してくれますし、本番に入るとみんなで芝居モードになり、和やかなムードの中でやらせてもらった印象が強いですね」と明かしつつ、最終回の見どころを「今までのストーリーの犯人がわかります。五木自身としての見どころは、衝撃なことをやってからの気持ちの動きを皆さんに共感してもらえる部分があればいいなと思っています」とアピールしていた。
2016年09月09日人気バンド「クリープハイプ」のモバイル会員限定ライブ「クリープハイプの日」が8日(木)に都内で行われ、俳優の志尊淳がサプライズ登場し会場を沸かせた。クリープハイプ(小泉拓/Dr、長谷川カオナシ/Ba、尾崎世界観/Vo&/Gt、小川幸慈/Gt)が、志尊さんが出演する日本テレビ系日曜ドラマ「そして、誰もいなくなった」の主題歌「鬼」を歌っていることから、この日のコラボレーションが実現。志尊さんは企画を聞いた時をふり返り、「嬉しさより不安が強かったです。『誰だコイツ?』みたいにならないかなって。(ファンは)クリープさんの歌を聞きに来ているわけだし…」と心配したことを打ち明ける。しかし、元々クリープのファンであることから、同じステージに立てることに「すごい経験なので緊張すると思いますが、楽しみたい」と大喜び。クリープの面々も「爽やかで優しそう。自分たちにはない真っ直ぐな感じが羨ましいです(笑)」と志尊さんの印象を語りつつ、初タッグに期待を寄せた。ライブがスタートすると、のっけから会場のボルテージは最高潮に達し、クリープは2400人の観客を前に、ファン投票で選ばれた10曲をメインにパフォーマンスを披露。その熱気が収まらない中、アンコールに突入すると、ついに志尊さんが舞台に上がることに。尾崎さんに「突然なんですけど、ゲストを呼んでいまして…。お願いします」と呼び込まれ、「こんにちは」と言いながら志尊さんが現れると、誰だかわからないといった風の観客は「えっ?」と戸惑うが、それが志尊だとわかると「えーっ!」と一気に歓喜の声に変化。尾崎さんが「今日一番盛り上がりました」と嫉妬するほどだった。その後、ドラマ最終話をしっかりアピールした志尊さんは、尾崎さんの「ドラマの曲をやらせていただいてすごく嬉しい。これからも大事に歌い続けていきたいと思います」という決意を聞くと、観客の大拍手を受けながら会場を後にした。そんな志尊さんの後姿を名残惜しそうに見つめる尾崎さんは、思わず「格好いいなぁ」とポツリ。それを受けて客席には「(志尊さんの)顔が小さかった」「身長高かった」と賛辞の声が飛び、尾崎さんをしょんぼりさせるが、そのキュートな素振りがファンのハートをくすぐったようで、自身も「カワイイよ」「イケメン!」と黄色い声援を浴びていた。(text:cinemacafe.net)
2016年09月09日アジアンフェア開催近江ちゃんぽんを取り扱うちゃんぽん亭総本家各店舗で9月1日より「アジアンフェア」が開始される。「アジアンフェア」で販売される商品は、「パクチーチャーハン」と「トムヤムちゃんぽん」の2品。10月31日までの限定となっている。チャーハン王大会優勝商品ちゃんぽん亭総本家を運営するドリームフーズ株式会社の直営店舗の全従業員で行われた大会「天下一料理界2016」第一回目の7月11日「第一回 チャーハン王に俺はなる!!」で優勝商品に選ばれた一品。刻んだエリンギの風味と食感、自家製香味酢が絶妙なハーモニーを醸し出す。国産生パクチーをふんだんに使用したアジアンテイスト満載のチャーハン。脂っぽく重たいイメージのチャーハンだが、パクチーチャーハンは美容にもよく、さっぱりとして女性好みのチャーハンとして発案された商品。デトックス効果や老化防止効果など、言わずと知れたパクチーの美容効果、チャーハンで味わってみてはいかが。ちゃんぽん亭総本家滋賀県彦根に本社を置くちゃんぽん亭総本家は、昭和38年開業の「麺類をかべ」が原点となっていて、おいしく健康的な一杯を届けたいという想いが詰まった近江ちゃんぽんを提供している。2004年から全国にチェーン展開を進めている。「近江ちゃんぽん」は、独自配合の魚節や昆布を使って炊き出した黄金色のスープ、小麦の風味がたっぷりでコシの強い自家製中太麺、たっぷりの野菜を使用し、まろやかであっさり、滋味深く優しいスープが特徴だ。お酢を加えて食べる独自文化も魅力の一つとなっている。ご当地滋賀県では、万人に愛されるご当地グルメとして広く知られ、袋麺やカップ麺などでも販売されているほどだ。全国チェーンは63店舗、6月に出店した水道橋店、7月に都心2号店の「銀座インズ店」も開店し、女性や中高年を中心に人気を集めている。(画像はプレスリリースより)【参考】※ドリームフーズ株式会社プレスリリース(PRTIMES)
2016年08月31日「実験落語」をご存知だろうか。1978年から86年にかけて、渋谷ジァンジァンで毎月開催された、三遊亭円丈が主催していた新作落語の会である。現代的なモチーフと言葉を用いながら新たな方法論でネタおろしを行い、代表作『グリコ少年』等を生み出した。その存在は、春風亭昇太、柳家喬太郎など新作を手がける後進の落語家たちに大きな影響を与えたと言われている。 その「実験落語」が6月、渋谷のCBGKシブゲキ!!で『実験落語neo~シブヤ炎上~』として復活する。高座を目前にした、三遊亭円丈に復活に込める想いを聞いた。『実験落語neo~シブヤ炎上~』チケット情報「渋谷は新しいものが生まれやすい土地だと思います」と語る円丈が、新しい実験に一緒に挑むのは、実験落語メンバーの林家しん平、かつて立川談志門下であり、一時実験落語メンバーでもあったダンカン、実験落語の系譜を汲む落語ジャンクションメンバーでもあり、スタンダップコメディの名手として英国でも大喝采を浴びた清水宏、当代きっての若手講談師・神田松之丞だ。中でも、林家しん平には「天才ですね。三題囃といって、お客さんに適当なお題を三つだしてもらって、即興で演じる演目があるんですが、(しん平くんの三題噺は)時間軸がきちんと推移していく。彼の思考の秘密を解き明かしたい」と信頼を寄せる。円丈いわく、新作落語の一番の魅力は「ネタにならないものはない。どんなことでも落語になるところ」とのこと。「『グリコ少年』はグリコの会長が亡くなったことがただただ悲しくて、その悲しさを落語にしたら、ウケたんですよね。ウケるつもりは全くなかったんですけれど。『競走馬イッソ-』もダービーで負けたから、元を取ろうと思って作りました」元々学生時代より演劇に携わっていた円丈だが、落語の特徴を「落語は感情がシフトできるものだと思います」と分析する。「最初はある男を馬鹿にしていたけれど、側面から見たり、裏から見ると、徐々に悲しみにシフトしていく。ひとりで話し続けているからこそ、ひとりの人物を掘っていけるところがあります。何もないところから作っていける点でも、落語は大したもんだと思います」70代になってもなお、新作落語を作り続ける円丈とこの実験に挑む4人の化学反応をこの目で確かめたい。公演は6月9日(木)午後7時開演。チケット発売中。
2016年06月01日落語家の春風亭昇太(56)が、日本テレビ系演芸番組『笑点』(毎週日曜17:30~18:00)の6代目司会者を務めることが明らかになった。22日に放送された『笑点歌丸ラスト大喜利スペシャル』(17:30~18:55)で、5代目司会者の桂歌丸(79)が発表した。歌丸にとって最後のレギュラー出演となったこの日のスペシャルでは、レギュラーメンバーによる大喜利を生放送。歌丸の引退にまつわるお題で展開された。そして、番組の最後で、歌丸が新司会者について「春風亭昇太さんにお願いしたいと思います」と発表。拍手が沸き起こる中、三遊亭円楽が「お前いくら使った! 世間は俺だろ!」と突っ込み、笑いを誘った。昇太は、打診を受けた時は「え~って思いました」と打ち明け、「歌丸師匠のあとっていうことでプレッシャーはありますけど、考えてもしょうがないので、一生懸命やりたいと思います」と意気込みを語った。歌丸も「昇太さんには昇太さんなりの司会のいいところもたくさんあると思います。今日までのことはすっかり忘れて、今度は昇太さんなりの笑点の司会をやってもらいたい」とエール。昇太は「とりあえず頑張ります!」と頭を下げた。『笑点』の司会は、初代が立川談志さんで、前田武彦さん、三波伸介さん、三遊亭円楽さん(5代目)、桂歌丸と受け継がれ、このたび6代目に春風亭昇太が決定した。
2016年05月22日鉄板料理「あざみ野うかい亭」では、2016年4月28日(木)から6月14日(火)までの間、「風薫るバラの庭園」を開催する。「あざみ野うかい亭」の敷地内に構える欧風庭園では、毎年4月下旬から5月下旬にかけて80種類のバラが咲き誇る。昼は華やかさをそのままに、夜は柔らかなライトアップによって、幻想的な空間へと姿を変える。イベント期間中は、バラ香る春の庭園を眺めながら旬の味覚を楽しむことができる。食後には、ローズティーやバラのフィナンシェなど、季節のプティフールが提供される。【イベント詳細】あざみ野うかい亭「風薫るバラの庭園」期間:2016年4月28日(木)から6月14日(火)住所:神奈川県横浜市青葉区あざみ野南2-14-3営業時間:11:30~23:00(21:00 L.O. ランチコースは15:00 L.O.)定休日:水曜日・第一木曜日(祝日の場合は変更有り)メニュー:ランチ 7,020円、8,640円、12,960円ディナー:10,800円、15,120円、19,440円※食後に、ローズヒップティーやバラ香るプティフールを提供。【問い合わせ先】あざみ野うかい亭TEL:045-910-5252
2016年04月15日落語家の笑福亭松之助が、関西テレビ・フジテレビ系トーク番組『さんまのまんま』に、31年間の番組史上最年長ゲストとして4年ぶりに出演し、弟子・明石家さんまと、90歳とは思えないトークバトルを繰り広げる。関西テレビは9日(13:56~14:25)、フジテレビは10日(13:00~13:30)に放送される。さんまが「世界で一番気を使うゲストですよ」という松之助だが、本番が始まる時間になってトイレに行ってしまうマイペースぶりで、セットに入っても「何か仕掛けしてるんやないやろな?」とソファーを警戒。飲み物を聞かれると「今、飲み物に凝ってんねん」と言った直後に「水道の水」とボケを入れ、さんまにミネラルウォーターを勧められても「カタカナの書いてあるやつはあかん。信用できない」と拒否した上、「君も0.5くらいやで、信用できるのは」と言い放つ。一方のさんまも、松之助が急に杖をつかんだ瞬間「(僕のこと)殴ろうとしたんですか?」と師匠を信用していない様子だ。松之助は、杖をつかんだ理由について「背筋伸ばさんと、茶がのどに入らへんねん」と説明し、「もう90(歳)やろ? こうして座ってるだけでも危ないねん」と話すと、さんまは爆笑。松之助は「君だけやで! わしが弱るの待ってるの」と、たしなめる。そして、話題は松之助が3月31日に出版した自叙伝「草や木のように生きられたら」に移り、この本の帯をさんまが書いていることを紹介。さんまは42年前に弟子入り志願した際、素直な気持ちで「師匠センスありますさかい」と失礼なことを言って怒られてしまったが、それを踏まえて今回の帯には「師匠、文才ありまんな」と書いており、松之助は「これは傑作や!」と絶賛する。その後、さんまが松之助の元での修行時代のエピソードを話そうとすると、松之助は「もうええ! もうええ! 本に書いてあんねん、言うたらあかん」と、ネタバレを心配してカットイン。さらに、さんまが松之助の破天荒なエピソードを紹介しようとすると、「本の宣伝に来たのに、僕の悪いとこばかりさらけ出して!」とクレームを入れる。今回の収録ではほかにも、2人のトーク合戦が止まらない中、松之助の孫・明石家ぽんたが登場。さんまが、ぽんたにテレビの"お約束"を教育する。
2016年04月03日お酒と合う定番つまみの一つ、燻製もの。今年登場した、自宅で燻製できるロースター「けむらん亭」なら、手軽で簡単。そこで、今回は燻製料理に目がないモデル・斉藤アリスさんに、燻製に挑戦してもらった。用意するのは香りづけのチップとアルミホイルのみなのに、無限大に拡がる味わいに驚き。気になる食材にトライした結果、もう一度食べたくなったものとは?1位:トマト「生ものなだけに一瞬抵抗を感じるトマトだったが、燻したことで水分が減り、味が濃縮。いわゆるセミドライトマトの出来上がり。さらに木の風味が加わって、ダシで煮たような奥深さまで生まれた!パンやサラダなど、いろんな料理のアクセントにも使えそう」2位:チョコクッキー「木の香りがプラスされたことでスパイシーな印象に。北欧あたりで食べられている、香辛料強めのクッキーによく似た味わい。たった5分燻しただけなのに、シナモンやローズマリーがほんのり香るおしゃれスイーツに早変わり。甘いカクテルに合いそう!」3位:押し寿司「どうして今までサーモンしかスモークしてもらえなかったんだろう」と不思議に思うほどの美味しさ。鯖の濃厚な味わいと燻製チップの深みある香りがベストマッチ!さらに酢飯にも風味が移って炊き込みご飯のような味わいに。生魚が苦手な人に食べてほしい!」◇さいとう・ありすモデル、ライター。燻製の経験はないが、大のスモークチーズ好きであることから燻製には興味津々。そのにおいにはアロマテラピー効果があるのではと密かに期待を寄せている。※『anan』2015年11月25日号より。写真・中島慶子文・斉藤アリス
2015年11月20日アークミールはこのほど、期間限定メニュー「醤油もろみしゃぶしゃぶ」の提供を全国のどん亭にて開始した。醤油もろみとは、醤油を造るために醸造した液体の中に入っている大豆などが発酵した柔らかい固形物。イソフラボン、大豆ペプチド、大豆タンパクが含まれているという。イソフラボンはコレステロール値上昇の抑制や骨粗しょう症の予防に、大豆ペプチドはダイエットや免疫力向上に効果があると言われている。同商品は醤油もろみを鍋だしに生かしたしゃぶしゃぶ。醤油もろみだしが絡まった牛肉と薬味として使われる豆苗(とうみょう)と長ねぎを一緒に食べるスタイルとなっている。「醤油もろみしゃぶしゃぶ特選牛ロースセット」(1,840円・税別)と「醤油もろみしゃぶしゃぶ特選牛ロース全部食べ放題コース」(3,880円・税別)などのメニューがある。2016年1月中旬までの販売となっている。
2015年11月20日