映画『泣く子はいねぇが』(11月20日公開)の公開記念舞台挨拶が21日に都内で行われ、仲野太賀、吉岡里帆、寛 一 郎、柳葉敏郎、佐藤快磨監督が登場した。同作は是枝裕和が才能に惚れ込んだ、新進気鋭の監督・佐藤快磨の劇場デビュー作で、第68回サン・セバスティアン国際映画祭で最優秀撮影賞を受賞した。秋田県・男鹿半島の伝統文化「男鹿のナマハゲ」から、“父親としての責任”、“人としての道徳”というテーマを見出し、親になることからも、大人になることからも逃げてしまった主人公が、過去の過ちと向き合い、不器用ながらも青年から大人へ成長する姿を描いた。仲野は父・中野英雄の兄貴分である柳葉について「僕にとってはお正月は毎年"柳葉詣で"という中野家の伝統行事があって、ちっちゃい頃からわんさか泣かされました。秋田の人にとってのナマハゲがあるとしたら、僕にとっては"ヤナギバ"」と笑わせる。「対面するだけで震え上がるような……」という仲野に、柳葉が「正直に言え」とけしかけると、仲野は「本当に身近な存在でして、そういう方と父親がわり、まるで親子のような関係性の共演ができたというのは、僕自身役者をやっていて本当に感慨深いものがあります」としみじみと語った。柳葉も「くう〜」と顔を覆い、「本当に、生まれた時から知ってまして、来るたびにちょっかい出して、帰る時は必ずベソ書いて帰ってたというね。そんな彼がこうしてこの場にいて、自分が共にできるというのは本当にご両親も喜ばれてると思うんですけど、胸がいっぱいです」と胸中を明かす。「それが功を奏したと言いますか、役の上でもその気持ちを表現できる間柄の設定だったので、現場は本当にあったかい空間の中で過ごさせてもらいました」と振り返り、「な、太賀おめでとう」と祝福した。
2020年11月21日秋田県男鹿市の伝統芸能「男鹿のナマハゲ」をモチーフにした自らのオリジナル脚本を映画化した新鋭・佐藤快磨監督の劇場映画デビュー作『泣く子はいねぇが』。本作で娘が生まれても大人になりきれない不器用な青年に扮した仲野太賀と子供じみた彼に限界を感じ、厳しく突き放す妻のことねを演じた吉岡里帆の対談が実現!佐藤監督の脚本に惚れ込み、出演を快諾。久しぶりに共演したふたりが、役との向き合い方や演じる際の苦労、芝居を交わしたときの相手の印象、佐藤監督ならではの演出スタイルといった撮影の裏話から、本作のテーマでもある「大人になるとは?」に関するそれぞれの考えまでたっぷり話してくれました。そこから見えてくる『泣く子はいねぇが』ならではのかけがえのない世界観と佐藤快磨ワールドとは!?ふたりでガッツリ芝居をするのは今回が初めてだった――佐藤監督のオリジナル脚本を最初に読んだ時はどんな感想を持ちました?仲野素晴らしい脚本だと本当に思いました。いまもそうなんですけど、自分自身20代になって、何でもっと上手くできないんだろう? とか、何でもっと大人になれないんだろう? というモヤモヤした気持ちが漠然とあって。10代のころの気分が心の中心に未だに図太く横たわっているという自覚もあったんです。そんなときにこの脚本を読んだんですけど、大人になりきれない、父親になる自覚がないまま父親になった主人公のたすくには、求められたことに応えたい気持ちはあったけれど、応えられるだけの域に達していなかった僕が投影されているような気がして。この脚本なら、20代の等身大の自分を遺憾なく表現できると思いました。吉岡私は、秋田県出身の佐藤監督が長い時間をかけ、練りに練って脚本を書かれたという話を聞いてから読んだんですけど、構成の緻密さに驚いたのと同時に、監督がいままでやってこられたことをこの作品にぶつけているなというのをすごく感じました。「男鹿のナマハゲ」という文化を通して、未熟な青年の父性を描いていく語り口も面白いですよね。その中で日本人独特の心の機微が描かれていたから、本当にやり甲斐のあるお仕事をいただけたなと思って嬉しかったんですけど、内に籠った個人的な心の葛藤を表現するのは難しい作業になるんだろうな~というちょっとした恐怖も感じました。『泣く子はいねぇが』(C) 2020「泣く子はいねぇが」製作委員会――たすくを仲野さん、ことねを吉岡さんが演じるって聞いたときは、それぞれどう思われましたか?仲野ことねが吉岡さんって聞いたときは本当に嬉しかったです。というのも、吉岡さんと最初にご一緒したのがたぶんドラマの『ゆとりですがなにか』(16)なんですけど、あのときは面と向かってガッツリ芝居をしないまま終わってしまって。その後もあまりご一緒する機会がなかった。ここまでガッツリ芝居をするのは初めてですよね?吉岡うん、初めてですね。仲野しかも、同い年なんですよ、僕たち。吉岡そうなんですよね。仲野だけど、吉岡さんの最近の活躍は知っていたから、そんな吉岡さんがこの映画に参加してくれたことがとにかく有り難くて。すごく濃い時間を一緒に過ごせるんじゃないかなって勝手に思っていました。吉岡太賀さんが主人公のたすくを演じるということは私も事前に聞いていて、それもこの映画に参加したいと思った理由のひとつだったんです。いま、同い年という話もあったけれど、私にとって太賀くんは羨ましい人。やっている仕事、出演している映画を観るたびに、こういう仕事を手繰り寄せる人なんだなと思っていたし、そんな憧れの人とちゃんと仕事をしたかったから、今回、その念願がかなって嬉しかった。しかも、不器用な感じとか、たすくと太賀くんはどこかリンクするところがあって。太賀くんのことをそんなに知らないのに、しっくりくると言うか、台本を読んだときにすぐ、太賀くん演じるたすくの姿が脳内再生できたんです。『泣く子はいねぇが』(C) 2020「泣く子はいねぇが」製作委員会――たすく役、ことね役にはどのようなアプローチで臨まれたのでしょう?仲野僕は、たすくを楽な方へ楽な方へ行ってしまう、ここぞっていうときに何故か逃げてしまう甘えのある役だと捉えていて。それだけ聞くと、どうしようもない奴に思われてしまうんですけど、たすくの中にも彼なりの、ことねと娘に対する愛情がちゃんとあるんですよね。その切実さみたいなのが映れば、たすくが愛おしい存在になるだろうなと思っていたので、ことねや娘のことを思わなかったことは1シーンたりともなくて。吉岡さんとのシーンは数こそ少ないけど、いつもその想いを抱えながら向き合ってました。――たすくに共感できましたか?仲野ことねからしたら最低の旦那かもしれないけれど、共感できる部分はたくさんありました。自分と地続きのキャラクターだと思ったぐらい共感できたし、僕なら(表現)できると思いました。――吉岡さんはいかがでした?吉岡たすくは父親になれなくてもがき苦しみますけど、私が演じたことねもそこは一緒で。母親にならなきゃいけない、母親になったことを受けとめ切れてないから、旦那のたすくとも向き合っているようで、向き合えてないなという印象があって。彼女がそうなってしまったのは、たすくよりもっと向き合わなきゃいけない子供という存在ができてしまったから。その感覚は本人も気づいていないレベルだと思うんですけど、たすくのことより子供が大事と言うか、子供を間に挟んで初めて会話をしているというその意識は常に持つようにはしていました。――ことねは要所要所で出てくる感じでしたが、繋がりに神経は使いませんでしたか?吉岡難しかったです。しかも、センシティブに役を作り上げたから、その感覚を忘れたくないのに、自分の撮影が終わったら東京に1回帰って、全然違う仕事をしてからまた秋田に戻るのを繰り返していたので、その都度、感覚を取り戻すのに苦労しました。それに監督は時間の経過の中で風貌も心境がガラッと変わっていることも表現したいと言われたので、難しいなと。でも、たすくとしてそこにいる太賀くんと秋田の景色を見ると、それだけで、ことねにス~っと戻れたんです。だから、スゴいな~と思いました、秋田県と太賀くん(笑)。それと今回、私は役の心に自然になれるロケハンに感動していて。撮影ということを忘れさせてくれる、生活と地続きの秋田の景色には本当に助けられました。あんな気迫のある吉岡さんは見たことがない!『泣く子はいねぇが』(C) 2020「泣く子はいねぇが」製作委員会――おふたりが一緒のシーンは最初どこから撮影したんですか?吉岡冒頭のシーンからです。胃が痛くなりましたね(笑)。仲野心休まるシーンがひとつもなかったね。吉岡ない! 本当になかった。だから、最初はもう少し愛情表現ができるシーンがあったらいいのにって思ってましたもん。これで本当に大丈夫なのかな~?って思ったぐらい夫婦関係が冷めきってましたね。仲野いや、本当に殺伐としていた。普段あまり会わないし、久しぶりに会ったから近況とか話したかったんだけど、シーンがシーンなんで緊張感がハンパなくて。吉岡とても、そんな気持ちにはなれなかった。仲野でも、僕、初日のあのシーンで吉岡さんと向き合った時に、ウワッ、ことね、強!って思って(笑)。たすくとことねの関係性ももちろんあるけど、それだけではない気迫を吉岡さんから僕は勝手に感じたんです。それが嬉しくて。俺も当然、気合いを入れて臨んではいるんだけど、吉岡さんはたすくが圧倒的に敵わないって思わせられる佇まいでそこにいてくれた。そこには母としての覚悟や女性の強さ、儚さも感じられて、そういったものを孕んだ状態で現場に臨んでくれていたから、本当に“ありがとう”って気持ちでいっぱいになりました。吉岡嬉しいですね~。でも、映画を観た関係者の男性陣には「めちゃくちゃ怖かった」って言われるんですよね。仲野僕もあんな吉岡里帆は見たことがなかった。それは、この映画を見た人はみんな思うでしょうね。勝手な思い込みかもしれないけど、パブリック・イメージの吉岡さんはこの映画にはいない。それをみんなに知って欲しい(笑)。吉岡めっちゃ嬉しい。私もやっぱりプレッシャーを感じながら現場に行っていたし、特にあそこはたすくに影響を与えなければいけない軸になるシーン。だから相当悩みながら臨んだし、悩みすぎて頭がはち切れそうになるぐらい熱くなってたんです。でも、太賀くんは本当にその役と場所に馴染んでいて。それまでそんなに悩んでいたのに、現場でいちばん最初に感じたのはそのことでした(笑)。監督と太賀くんはお互いの愛がぶつかり合っているのを感じた――佐藤監督がたすく役に最初から太賀さんを想定されていたから、それだけフィットしたのかもしれないですね。仲野監督の意図や想いは分からないけど、監督とはけっこうディスカッションしましたからね。愛し合ってるカップルみたいに(笑)。吉岡もう、愛し合い過ぎなんですよ、本当に(笑)。でも、そう思うぐらい、監督は太賀くんのことを大事に思っていらっしゃるなと思って。ふたりの仲のよさを見せつけられちゃったな~みたいな。仲野そんなことないんじゃないですか(笑)。吉岡いや、そんなことあると思う!仲野嘘~!(笑)吉岡本当!(笑)お互いの作品や芝居への愛がぶつがり合っているのをすごく感じました。仲野よくないですね~。吉岡そんなことない。それがすごいよかったし、ふたりを見ていて、この作品は絶対に上手く行くという予感がしたから。仲野僕らはただ真面目に芝居のディスカッションをしていただけなんだけど、周りから見たら、ふたりのたすくらしさが見え隠れしていたのかもしれないし、お互いに甘え合っていたのかもしれないっていま気づいた(笑)。吉岡確かに、ふたりの性格がちゃんと混ざり合っているのかも。相性がいいんでしょうね。水と油のように分離せず、馴染んでいく……溶け合っていく感じがしました。初めての経験でしたね(笑)。仲野恥ずかしいですね(笑)。こんなにスタッフに愛された新人監督に出会ったことがない撮影現場での仲野太賀と佐藤快磨監督――そんな佐藤監督の演出や撮影スタイルで印象に残っていることは?仲野世の中には誰かが決めた平均点みたいなものがあるじゃないですか。佐藤監督は、社会に出て、その平均点にあと少しで届かなかった人をすごく愛おしく描くことができる人だと思っていて。それは監督が人間に対して期待や愛情があるからだと思うんですけど、その足りないものをユーモラスに、ちゃんと愛を持って提示してくれるんですよね。吉岡うわ~、私が言おうと思っていたこととあまりにも一緒だからビックリしちゃった(笑)。佐藤監督は、本当にその足りない部分や、普通の人が見落しちゃったり、人がどうでもいいと思って勝手に切り捨てるようなことでも絶対に切り捨てない。何ならゴミ箱から拾って、「いや、これ、まだ使えるよ」って言いながら、くしゃくしゃになった紙を伸ばしてメモ帳にしたり、手紙を書くことができる人という印象があります。私にオファーしてくださったときもこんな風に期待してくれてるんだ~と思って、すごく嬉しかった。完成した作品を観ても本当に優しい人だから撮れる映画なんだなって思いましたし、言葉や物の選び方に佐藤監督を感じて、一緒に過ごした時間を思い出しました。仲野佐藤監督は今回の『泣く子はいねぇが』が商業映画デビュー作ですけど、僕はこんなにスタッフに愛された新人監督に出会ったことがないです。みんな脚本を信じて、監督を信じていたから、この映画ができたと思うんだけど、やっぱりそれぐらい魅力的な人なんですよ。吉岡自分と同年代にこういう才能のある人がいらっしゃるのは嬉しいし、今回出演できて本当に誇らしい。仲野いや、同年代の映画監督に佐藤監督がいるっていうのは本当に心強い。これ以上心強いことはないと僕は思っています。ラストシーンは現場もスゴかった――吉岡さんはいま、佐藤監督は普通の人が見落してしまうものを拾い上げるって言われましたが、その具体的な例はありますか?仲野そんなの何回もあったよね。吉岡いっぱいある。でも、私がいちばん好きと言うか、心に残っているのは、たすくが娘のお遊戯会を観に来るシーン。たすくは、あそこで自分の子供を見つけられない。父親なのに、自分の娘の顔が分からないなんて、切な過ぎるじゃないですか。その切なさ具合が絶妙で、でも、あり得ることですよね。そこを佐藤監督は脚本に書かれていたから、本当にスゴいと思いました。仲野あのシーンは現場もスゴかった。僕も成長した娘をどの子が演じているのか分からない状態で撮影に臨んでいたから、あのお遊戯会のシーンでは実際にどの子が自分の娘なのか分かってないんですよ。で、その状態から、あのラストシーンに向かっていったから凄まじかったです。――仲野さんは脚本を最初に読んだ時に、あのラストシーンをとにかく演じたいと思ったって言われてましたものね。仲野あのラストシーンは現場もスゴかった。どんなことが起こるのか全然想像できなかったし、実際に演じたときも、言葉ではなかなか言い表せられない複雑な感情になりましたから。吉岡いや~、あのシーン、実際には短い一瞬の時間ですけど、体感的にはすごく長かったですね。目で会話するってこういう感覚なんだって、撮影が終わってからしみじみ思いました。ふたりが語ったラストシーンの詳細は、本作をこれから観る方々の楽しみを奪ってしまうので、ここでは触れない。だが、佐藤監督が脚本を書く際に映像が真っ先に浮かんだというその一連は、仲野太賀と吉岡里帆の魂と魂がすごい熱量でぶつかり合う映画史に残る名シーン。たすくとことねの切実な想いが、セリフではなく彼らの行動からひしひしと伝わってくる映画ならではの表現も秀逸だ。その衝撃と感動を映画館で体感し、この機会に「大人になるとは?」について考えてみるのもいいかもしれない。(取材・文:イソガイマサト/撮影:源賀津己)仲野太賀ヘアメイク:高橋将氣/スタイリスト:石井大吉岡里帆スタイリスト:Maki Maruko/ヘアメイク:百合佐和子(SHISEIDO)
2020年11月20日2016年に初版発行以来、世代を超えて共感の声が広まり続けている小説を森山未來主演で映画化した『ボクたちはみんな大人になれなかった』が、2021年にNetflixにて配信されることになった。「ボクたちはみんな大人になれなかった」(新潮文庫刊)は作家・燃え殻によるデビュー作。ウェブメディアの連載やSNS上で大きく話題を呼び、シンガーソングライターのあいみょんを始め、小沢一敬、会田誠、吉岡里帆、「EXIT」兼近大樹といった様々なジャンルのクリエイターや著名人から絶賛を受けた。誰もが感じる切なさや懐かしさが凝縮されたこの物語は、10代~20代からは時代を超えて感情に訴える“エモさ”で話題を呼び、30代や40代からは舞台となっている90年代を代表するミニシアターや渋谷の街、流行した音楽や映画のタイトルなど当時のカルチャーを懐かしみながら楽しめると様々な年代を魅了し続けている。あいみょんさんは、共感のあまり原作の文庫本にエッセイを寄せている。物語は、ある朝の満員電車の中で、昔フラれた大好きだった彼女に間違えてフェイスブックの「友達申請」を送ってしまった主人公「ボク」の混沌とした1日から始まる。多くの読者が、自分の経験や過去の想いと「ボク」のそれを重ね合わせる、過去と現在をSNSが繋ぐ異色のラブストーリー。主演に迎えるのは、『世界の中心で、愛をさけぶ』『モテキ』『アンダードッグ』ほか数々のヒット作で大役を務めるだけでなく、舞台やコンテンポラリーダンスなど幅広い活躍を見せてきた森山未來。演じるのは昔の大好きだった彼女にSNSを介して再会してしまう主人公「ボク」。森山さんは、「’失われた10年’とも言われる1990年代。そんな不安定な時代に、恋に音楽に仕事に燃えたどこの馬の骨ともしれない主人公。過ぎ去った、その後には何が残っているのだろう。今になってその燃え殻をどう見つめるのだろう。視線をそむけようとも、ただ静かに見守るしかない。この物語にはエンドロールはひとつしかない、ですよね」と原作について語っている。監督を務めるのは森義仁。犬童一心、阪本順治ほか名だたる監督に助監督として師事。その後は様々な企業CMや「欅坂46」や「サカナクション」などのMVを手掛け演出家としての手腕を発揮。2015年にはカンヌ広告祭でフィルムクラフト部門でゴールドを受賞した。「恋のツキ」でドラマ初監督を務め、本作が映画監督としてのデビュー作となる。「誰しも誰かに出会うことで自分を形成し、自分がみる風景を変えていく。そういうどこにでもある人生。森山未來さんが演じる主人公の人生と観ているあなたの人生が交差するような新しい感覚を持った映画にしたいと思います」と、森監督は製作に対する意欲をコメントする。さらに、原作の燃え殻氏からは「90年代、渋谷系といわれた音楽たちがあって、『裏原宿』という言葉に酔っていた人たちの物語。ノストラダムスの大預言がまだ健在で、何かが始まりそうで、終わりそうだった時代。簡単には過去にできない、過去にならなかったボクたちを、森山未來さんを含めた最高のキャストの皆さんで観られることを、今から楽しみにしております」と期待を寄せるコメントが到着している。Netflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』は、2021年Netflixにて全世界配信予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2020年11月20日11月20日(金)に公開される仲野太賀主演の映画『泣く子はいねぇが』のカウトダウンビジュアルと動画コンテンツが、本日11月16日(月)から公開まで毎日1点ずつ公開されることが決定した。本作は、秋田・男鹿半島の壮大な風景を舞台にそこで生きる人々のリアリティを切り取った青春グラフティ。仲野演じる親になっても大人になりきれない青年たすくが、地域に伝承する“ナマハゲ”を通して少しずつ成長していく姿を描き出す。たすくの妻ことねを吉岡里帆が演じるほか、寛一郎、山中崇、余貴美子、柳葉敏郎といった実力派が集結。日本映画界を牽引する是枝裕和監督がその才能に惚れ込んだという新進気鋭の監督・佐藤快磨の長編デビュー作で、スペインのサン・セバスティアン国際映画祭のオフィシャルコンペティション部門で最優秀撮影賞受賞という日本映画初の快挙を成し遂げ、国内外から注目されている一作だ。本日公開されたビジュアルと動画のテーマは「いつまでたっても、男は子ども。」。ビジュアルは主人公たすくと悪友の志波(寛一郎)が歩く中、ふとこちらを見る自然体のたすくの表情を捉えている。この写真は本作の撮影現場に帯同した写真家・草野庸子が現場で撮影したもの。今後も劇中のカットだけでなく、特写として男鹿で生きる人々を捉えた写真が公開される予定だ。また、特別映像でもたすくと志波のシーンを中心に公開されている。大人になっても中身は子供という男性ならではのあるあるが盛り込まれた。冒頭ではかつて逃げ出した故郷へ2年ぶりに戻ったたすくが、娘の養育費を稼ぐために親友の志波と一緒に極寒の海で密猟をしている場面も。見張り役のたすくが崖の上で、“踊り”で合図を出すという何ともコミカルなシーンが印象的だ。明日からも毎日映画公式サイト及びSNSにてアップ予定(毎日正午アップ予定)とのことなので、引き続き注目してほしい。なお、今回のカウントビジュアルを撮影した草野が現場で撮りためた写真を展示する公開記念写真展「泣く凪へ」が東京都・下北沢にあるBonus Track内のギャラリーにて開催中。完全無料となっているので、映画公開に先立ち『泣く子はいねぇが』の世界を堪能してはいかがだろうか。【映画『泣く子はいねぇが』公開記念、草野庸子写真展「泣く凪へ」】<開催日時>前期:11月14日(土)~11月19日(木)/11時〜19時(※初日11/14は13時OPEN/最終日11/19は17時CLOSE )後期:11月24日(火)~11月26日(木)/11時〜19時<開催場所>Bonus Track内ギャラリー(東京都世田谷区代田2丁目36−3)『泣く子はいねぇが』11月20日(金)全国公開
2020年11月16日おとな向け映画ガイド今週の公開作品から、人間って…の3本をご紹介します。ぴあ編集部 坂口英明20/11/15(日)イラストレーション:高松啓二今週のロードショー公開は17本(ライブビューイング、映画祭企画を除く)。全国100スクリーン規模以上で拡大公開される作品は『STAND BY ME ドラえもん2』『フード・ラック!食運』の2本。中規模公開とミニシアター系の作品が15本です。その中から、3本を厳選し、ご紹介します。『ホモ・サピエンスの涙』スウェーデンの“映像の魔術師”、世界のなかで異彩を放つロイ・アンダーソン監督の最新作。ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞した作品です。今年のぴあフィルムフェスティバルでも、コンプリート特集が行われ、特別上映されました。観ている途中で黒澤明監督の『夢』という映画を連想しました。「こんな夢を見た」で始まる黒澤の夢の数々。少年の頃の思い出や、悪夢もありました。最後は牧歌的な楽園で終わります。この作品もロイ・アンダーソンの夢の世界といえなくもありません。難解、という人もいるかもしれませんが、夢の世界なんて不可解なもの。ほとんど脈絡がない33シーンが続きます。どんよりとした空気の北欧の街。陰気にみえる人たちの謎の行動……。1シーン1カットによる5分以内の映像。意表をつく発想もあり、人間の内面がさらけだされる寓話のようでもあり。そのどれもが緻密な構造で描かれた絵画みたい。まさに万華鏡のような映画です。少し紹介すると、恋人たちが戦禍のドイツ・ケルンの上空を舞っている。シャガールの絵『街の上で』からインスパイアされて作られたシーン。牧師が心理カウンセラーの診察室にやってきて「神は去った。私はどうしたらいいのか」と打ち明けるシーン。高台の公園のベンチにすわった中年のカップル、女は「もう9月ね」と、ただ、ぽそっとつぶやくシーンなど。どれが琴線にふれるか、は観る人次第です。ロイ・アンダーソンは独特の映画作りで知られています。すべての撮影が、ロケではなく、自分の所有する巨大なスタジオのセットのなかで、行われます。CGはほとんど使いません。模型を使ったり、遠近法を利用した背景画など、昔ながらの映画のテクニックが駆使されています。有名な役者はキャスティングせず、一般人をオーディションで起用するやり方も、リアル感を高めています。どこかおかしい、愛すべき人間たち。ちょっとブラックなところもあります。絶望的にさせる話もありますが、希望がほの見えるシーンもあります。ほんわりとした後味。不条理を楽しむ、そんな気分で気楽にどうぞ。首都圏は、11/20(金)からヒューマントラストシネマ有楽町他で公開。中部は、11/27(金)から伏見ミリオン座で公開。関西は、11/20(金)からシネ・リーブル梅田他で公開。『フードラック! 食運』もう、肉好きにはたまりません。がぜん、“みすじ”が食べたくなります。 いやいや、滅多に焼肉食べないんだよなぁ、って人も焼肉店に行きたくなってしまうかと思います。これほど焼肉が美味しそうに見える映画は初めてです。食通で知られる、ダチョウ倶楽部・寺門ジモンの初監督作品。これまで番組や雑誌記事で彼の食レポを目にしたことはありましたが、その舌体験がそこここに素敵なスパイスとなり、彼にしかできない、おいしい食と人の映画になりました。EXILE NAOTOがフードライター佐藤くんで、土屋太鳳がサイトの編集者竹中さん。このふたりが、グルメの新サイトで究極の焼肉をとりあげることになり……、と一見『美味しんぼ』的設定。ふたコトめには「この店は食べログ上位です」と、にわか知識をふりかざす竹中さんに対し、佐藤くんは、個人的な食体験から磨きあげた超人的な味覚と嗅覚、そして持って生まれた、おいしいものにめぐりあえる「食運」がついているようです。おそらくジモン監督が食めぐりをするなかで見聞きしたエピソードや、出会った食の達人たちの反映でしょう。でてくる焼肉屋主人たちの一家言がなるほどの連続。演じる役者さんの味のある顔もほれぼれとしますし、確かにこんな感じの親父さんやおかみさん、いますね。寺脇康文、大和田伸也、東ちづる、そして渋いね白竜が。天才佐藤くんのルーツは、りょう演じる母にあったというあたり、泣かせてくれます。彼の肉の焼き方、これ、店でやったら嫌われそうだなぁ、という感じのかなりオーバー・アクション。でも、真似したくなるんだなぁ。『泣く子はいねぇが』大みそかの夜。青年たちが、鬼の赤や青の仮面をつけ、髪をふりみだし、「泣く子はいねぇが」と大声をあげて家々を襲う秋田の伝統行事「男鹿のナマハゲ」。それを受け継ぎ、郷土の文化を守る若者たちの美談とか、そした話ではねえだす。仲野太賀が演じる主人公・たすくは、一応ナマハゲを受け継ぐひとりですが、仕事もなく、だから金もない。結婚して子どもができたのに、妻には愛想をつかされて途方にくれるだけ、そういうどちらかというとみっともない青年です。その年は、テレビの中継も入り、ナマハゲの映像が全国に流されるという晴れの舞台になるはずだったのですが、心にくったくがあったのでしょう。各家でだされる振る舞い酒をしこたま飲んだたすく君は、なんと、とんでもないことをしでかしてしまい……。そこから始まる苦闘の日々。彼が、それでも何とか一人前のおとなの男になろう、父親になろうともがく姿を描きます。監督は、初の自主制作長編作品『ガンバレとかうるせぃ』がPFFアワード2014で映画ファン賞(ぴあ映画生活賞)と観客賞をW受賞した佐藤快麿(たくま)。この作品が劇場デビュー作になります。佐藤監督の原案をバックアップし、映画化にむけた原動力になったのは是枝裕和監督率いる映像制作者集団「分福」(企画協力)。仲野太賀のほか、妻・ことね役に吉岡里帆、親友・亮介役に寛一郎、余貴美子、山中崇、柳葉敏郎(秋田出身)といった豪華な配役が並びます。すでにいくつかの国際映画祭でも上映され、撮影の月永雄太はサン・セバスティアン国際映画祭で最優秀撮影賞を受賞しています。最初と最後に登場するナマハゲ。幼い子どもにとって、その姿は怖いなんてもんじゃないだろうな、と思います。そのナマハゲを見事に活かしたラスト。涙です。「がんばれよ!青年」と声をかけたくなります。
2020年11月15日秋田県の伝統行事「男鹿のナマハゲ」から着想したオリジナル脚本の映画『泣く子はいねぇが』で、鮮烈な劇場監督デビューを飾る佐藤快磨監督。その才能がただならぬものであることは、カンヌ国際映画祭の最高賞パルム・ドールに輝いた『万引き家族』(18)の是枝裕和監督を唸らせ、本作がデビュー作でありながら、権威あるサン・セバスティアン国際映画祭のオフィシャル・コンペティション部門で最優秀撮影賞を受賞したことからも明らかだ。果たして突如、流星の如く現れ、世界の映画ファンを魅了する新時代の映像クリエイターはいったい何者なのか? 佐藤快磨監督を直撃し、過去作から最新作への道のりを辿りながら、彼の脳内とその眼差しの先にあるものを探ってみた。サッカーと同じくらい情熱を捧げられた映画作りとの出会い── 映画を撮り始めたきっかけは?僕は映画をほとんど観てこなかったので、いまこうして映画を撮っていること自体が不思議で。ただ、サッカーをずっとやっていたし、ナイキのCMが好きだったから就職活動で広告代理店を受けたんです。でも、映像作品を作ってなかったので受からなくて。それでニューシネマワークショップという映画学校に1年間通ったんですけど、そこで映画作りを始めたらすごく面白かったんです。サッカーを高校卒業と同時にやめてから情熱を傾けられるものがなかったんですけど、そのときに“これだ!”という感じで映画作りに一生携っていきたいと思ったんです。── ニューシネマワークショップでも監督をしたんですか?卒業制作の監督に選んでいただいて、初めて役者さんに出てもらう『ぶらざぁ』(13)というタイトルの30分の短編を撮ったんです。その現場で、役者さんが自分の書いた脚本通りに演じてくれているのを見たときに、これまで生きてきて感じたことのない濃密な空気と空間を感じて。その衝撃が大きかったですね。── 続く『ガンバレとかうるせぇ』(14)は高校サッカー部の女子マネージャーが主人公の映画ですけど、あの話はどこから?大人になってから、高校時代のサッカー部の仲間やマネージャーとお酒を飲む機会があって。そのときにマネージャーが選手のために裏でしてくれていたことを初めて知ったり、選手とマネージャーの“勝ちたい”という気持ちは違うからと決めつけて、どこか疎外していたことを思い出したんです。そのあたりを、ある種の皮肉を込めて描けたらと考えたんですね。── この作品は、ぴあフィルムフェスティバルPFFアワード2014で映画ファン賞と観客賞をW受賞し、第19回釜山国際映画祭のコンペティション部門「ニューカレンツ」にノミネートされました。その年の「ニューカレンツ」のノミネート作品で僕の映画だけが自主製作だったんですけど、亡くなられた副ディレクターのキム・ジソクさんが「あなたにしか撮れない作品だから選びました」って言ってくれて、それがすごく嬉しかったんです。その言葉が、自分の中では映画を本格的に撮るきっかけなったような気がしますね。── その次の『壊れ始めてる、ヘイヘイヘイ』(16)は、文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2015」の監督に選ばれて撮ったものですね。ええ。この映画は映画学校時代の同級生の原案を僕が脚本にして映画化したんですけど、主演をプロデューサーから推薦された太賀(現・仲野太賀)くんにお願いしたんです。太賀くんとはこの作品で出会いました。── そして、『歩けない僕らは』(19)でSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019の観客賞を受賞しますが、この作品は回復期リハビリテーション病院1年目の理学療法士の女性と脳卒中で下半身が不随になった青年との物語です。この作品が、それまでの中でいちばん大変でした。知らない世界でしたし、下半身不随の人を自分が描くことに対するおこがましさがあって、自分が撮る意味が見い出せなかった。それで脚本が全然書けなかったんです。苦しかったですね。でも、その分思い入れがあるし、自分でも好きな作品です。足りてない自分を感じ、映像制作者集団“分福”へ── 『歩けない僕らは』の撮影に入る前に、是枝裕和監督率いる映像制作者集団“分福”の監督助手募集に応募したのはどんな想いからですか?商業映画の現場にほとんど行ったことがなかったので、現場を見て勉強しないとダメだなと思っていたときに“分福”の監督助手募集を知って。是枝監督の現場に行って、監督のもとで映画の勉強をしたいという想いで応募しました。── 是枝監督の現場を経験されたんですか?いや、監督助手としては採用されなかったんです。でも、そのときに『ガンバレとかうるせぇ』を観てくれたり、『壊れ始めてる、ヘイヘイヘイ』や今回の『泣く子はいねぇが』の脚本を読んでくださった是枝監督が「“分福”に来てもいいよ」って誘ってくださったんです。是枝監督も唸った『泣く子はいねぇが』ラストシーン── 是枝監督は『泣く子はいねぇが』の脚本を読んで唸ったということですけど、どこを評価されたのでしょう?ラストシーンですね。僕も「男鹿のナマハゲ」にインスパイアされたあのラストシーンが真っ先に頭に浮かんだんですけど、是枝監督から「このラストシーンがいちばん泣けるように直せ!」って言われ続けました。でも、あそこは最初の脚本からまったく変わっていないです。── 以前の取材で監督は「父親でもない自分が父性を探す映画を撮ったら新しいものができると思った」と言われましたが、どんな経緯でその考えに行きついたんですか?年齢を重ねれば重ねるほど、父親になったり、家族を持つ自分を想像できなくなったんです。そこから、そんな自分が父性に目覚めるのはタイミングなのか? それともある一定の時間なのか?って考えるようになって。そこを映画を撮りながら探して行けば、新しい父親の物語になるという確信があったんです。キャストと一緒に考えていった「父になるとは?」「母になるとは?」── 主演の仲野太賀さんとは『壊れ始めてる、ヘイヘイヘイ』に続いて2度目のタッグですね。たすく役は、最初から太賀くんに決めていたんですけど、今回は前回と違い、僕も太賀くんも責任と覚悟を持ってこの映画に臨んでいたと思います。だから、意見をぶつけ合うことができたし、考えが共有できるまでふたりとも諦めなかった。それが信頼関係に繋がったような気がします。── 太賀さんの言葉で印象に残っているものは?言葉ではないんですけど、自分の考えが定まっていないときに限って、太賀くんが隣でごはんを食べていたりするんです。それはただ移動するシーンの前だったりするんですけど、どういう目的で移動するのか僕が考えていないと見抜いてぶつかってくる。それで、それが如何に大事なシーンかが分かったこともあったし、太賀くんがいなければ、この映画は違うものになっていたと思います。── たすくの妻・ことねを演じた吉岡里帆さんは、監督が自ら手紙を書いて出演を依頼されたそうですね。NHKのドラマ『京都人密かな愉しみ Blue 修業中』の中の1編『祇園さんの来はる夏』(19)の吉岡さんがすごく無防備な顔をしていて、それがことねという役に繋がったんです。それで、「父親になりきれない男が主人公の映画ですけど、女性も母になれるか不安だし、子供を産んだからといって母親になれたわけではないと思うので、母になるとはどういうことなのか? を吉岡さんと探していきたい」と手紙に書いて、送らせていただきました。「切実な想いを抱えた人に光を当てたい」から映画を撮り続ける── 監督が一貫してこだわっているテーマはありますか?コミュニケーションをしているようでできていない、人間関係に臆病なディスコミュニケーションの人たちは自分を投影しやすいですね。観ていただいた方から「佐藤くんの映画は、最後でいつもナルシシズムが爆発するよね」って言われたこともあります(笑)。── その閉塞感を打ち破っていく感じが、いまを生きる人たちの共感を呼ぶんでしょうね。そうかもしれない。現代人は人間関係を閉ざしてひとりでも生きていけるんだけど、それでも誰かと繋がっていたいという相反する切実な想いも抱えている。僕はその切実さを肯定したいのかも。人と繋がらなくても生きていけるけど、そうじゃないよって言ってあげたいんです。── その想いが、佐藤監督が映画を撮り続ける原動力ですか?切実な想いを抱えた人に光を当てたいんです。自分も映画でそういう人物を見て勇気づけられたから、その人たちの心の内側に光を当てたい。きっと、心の内側を見たいんだと思います。心の内側は見えないし、映画も心の内側は映せないけれど、人の内側を見たいという衝動が、僕が映画を撮り続ける理由かもしれません。新たなる才能の誕生! 自分にしか撮れないものを追及した『泣く子はいねぇが』“映画作り”に自分の一生を捧げたいと思い、“自分にしか撮れない映画”を考え抜いた結果の産物でもある『泣く子はいねぇが』で待望の劇場監督デビューを果たす佐藤快磨監督。その素顔は一見シャイだが、話を聞けば聞くほどいい意味で頑固な、撮りたいもの、撮るべきものがはっきり見えている人だな~という印象でした。その発言の数々は、それを形にしてきた自信と力強さを伴っていて頼もしさすら感じる。実際、過去作を順に観ていくと脚本=ストーリーと構成の精度が回を追うごとにアップし、演出力や映像センスもどんどん研ぎ澄まされていることが分かる。『泣く子はいねぇが』に至っては、是枝裕和監督や“分福”に所属するプロデューサー、女性監督らの厳しい意見も自分のものにしていて、展開に一切の無駄がない。しかも、仲野太賀、吉岡里帆ら俳優陣の力を信じた、攻める映像表現で観る者の心を鷲づかみにしてしまうのだからスゴい! 恐るべき“映画の子供”が登場したものだ。振り返ると、洋の東西を問わず、新たなる映画の才能は30代前後で覚醒し、“自分にしか撮れない”作品で世界中の映画ファンを魅了してきた。スティーブン・スピルバーグ監督が『ジョーズ』(75)を撮ったのは29歳のときだし、ポン・ジュノ監督が『殺人の追憶』(03)を撮ったのは33歳。岩井俊二監督は31歳のときに撮った『Love Letter』(95)で脚光を浴び、クリストファー・ノーラン監督が『メメント』(00)でその名を世界中に轟かせたのも29歳のときだ。佐藤快彦監督は現在31歳だから、ちょうどその年齢。まだ原石かも知れないし、本人も気づいていないとんでもないイマジネーションとそれを視覚化する能力を秘めているかもしれない。いずれにしても、『泣く子はいねぇが』はその第一歩。新たなる才能の誕生を、ぜひ自分の目で目撃して欲しい。取材・文:イソガイマサト
2020年11月12日サン・セバスティアン国際映画祭(スペイン)のオフィシャルコンペティション部門に出品され、最優秀撮影賞に輝いた『泣く子はいねぇが』の公開直前イベントが11月11日、東京・新宿ピカデリーで行われ、主演の仲野太賀、共演する吉岡里帆と寛一郎、佐藤快磨監督が出席した。2014年、『ガンバレとかうるせぇ』でぴあフィルムフェスティバル映画ファン賞(ぴあ映画生活賞)&観客賞をダブル受賞した佐藤監督の劇場デビュー作。秋田の男鹿半島を舞台に、覚悟がないまま、父親になった挙句、ある不祥事が原因で、家族と故郷を捨てざるを得なくなった主人公(仲野)の葛藤と成長を描いた。佐藤監督が約5年の歳月をかけ、オリジナル脚本を書き上げ、その脚本にほれ込んだ是枝裕和氏が企画を担当している。佐藤監督の脚本について、仲野は「なんてすばらしい脚本なんだと。滑稽さも含めた人間に対する愛おしさと深いまなざしを感じ、こんな風に人間を描ける作家さんは稀有だと思った」と回想。特に自身も登場するラストシーンは「強烈だった」といい、「自分が演じてみたいと思ったし、僕が今できる最大限の等身大をいかんなく発揮できる自信があった」のだとか。男鹿市でのロケ撮影は、新型コロナウイルスが感染拡大する直前まで行われたそうで「幸福と奇跡に満ちあふれた現場。僕にとって監督や皆さんとの出会いは、俳優人生のある種の転機であり、正直、自信作だと思います。本当に佐藤監督のおかげですけど、覚悟が決まった大切な作品になりました」と並々ならぬ思いを吐露していた。佐藤監督は、仲野が言及したラストシーンについて「脚本が完成するまで5年かかったが、ラストシーンだけは(当初の構想から)変わっていないし、変えなくて良かったなと思う」と強い思い入れ。「現場では自分が一番(映画製作の)経験がなかったが、スタッフの方々、俳優部の皆さんが技術と感性、情熱をたくさん注いでくださった」と感謝を示し、「男鹿市の皆さんも全面的に支えてくださり、幸せな環境で映画を作れた。本当に一生忘れられない経験になりましたし、今後の基準となる体験をさせていただきました」と感無量の面持ちだった。イベントではタイトルにちなみ、仲野、吉岡、寛一郎の子ども時代の貴重な写真も披露され、「めちゃくちゃ甘えん坊で、お母ちゃんと離れたくなくて、毎日保育園に行く朝は大号泣でした」(仲野)、「太秦映画村のお化け屋敷が怖すぎて、よく泣いていた」(吉岡)と“泣き”エピソードを明かしていた。取材・文・写真=内田涼映画『泣く子はいねぇが』11月20日(金)公開
2020年11月11日新進気鋭の監督 佐藤快磨(さとう・たくま)の劇場デビュー作で、第68回サン・セバスティアン国際映画祭で最優秀撮影賞を受賞した、仲野太賀主演の映画『泣く子はいねぇが』が11月20日(金)に公開される。この度、本作に出演している吉岡里帆のオフショット写真が公開された。本作は、監督・脚本・編集の佐藤が、秋田県・男鹿半島の伝統文化「男鹿のナマハゲ」から、“父親としての責任”、“人としての道徳”というテーマを見出し、親になることからも、大人になることからも逃げてしまった主人公が、過去の過ちと向き合い、不器用ながらも青年から大人へ成長する姿を描いた完全オリジナル作品。大人として、そして父親としての自覚も曖昧な主人・公たすく(仲野太賀)の元妻・ことねを演じた吉岡は、娘をひとりで育てるために懸命に働き続け、生活に疲れ切った母親をリアルに演じ、新境地を切り拓いたと話題を呼んでいる。とくに、たすくの母・せつ子(余貴美子)との久々の再会シーンは、多くを語らず何気ない会話と表情で、“元嫁と元義母”という微妙な関係性と互いを思いやる心情を表現したシーンとなっている。今回公開されたのは、そんなシーンの撮影で緊張感溢れる現場の休憩時間に、吉岡里帆が見せた動物たちとの癒しの時間をとらえたオフショット。予告や場面写真で見せる、ことねの険しい表情から一転し、リラックスした素の吉岡の笑顔を収めた2枚。大の動物好きで、実家でもたくさんのペットを飼っているという吉岡の嬉しそうな姿が確認できる。『泣く子はいねぇが』11月20日(金)公開
2020年11月10日女優の吉岡里帆が出演する『泣く子はいねぇが』(20日公開)のオフショットが10日、新たに公開された。同作は是枝裕和監督もその才能に惚れ込んだ佐藤快磨監督の劇場デビュー作で、第68回サン・セバスティアン国際映画祭で最優秀撮影賞(撮影=月永雄太氏)を受賞。秋田県・男鹿半島の伝統文化「男鹿のナマハゲ」から、“父親としての責任”“人としての道徳”というテーマを見出し、親になることからも大人になることからも逃げてしまった主人公が不器用ながらも青年から大人へ成長する姿を描いた完全オリジナル作品で、主人公のたすくを仲野太賀、その妻のことねを吉岡里帆が演じている。吉岡は、夫に愛想をつかし、娘を一人で育てるために懸命に働き続け生活に疲れ切った母親をリアルに演じ、新境地を切り拓いた。特にたすくの母・せつ子(余貴美子)と久々に再会を果たすシーンは、多くを語らず何気ない会話と表情で微妙な関係性と互いを思いやる心情を表現した名シーンとなっている。今回公開されたオフショットは、緊張感あふれる撮影の休憩時間に目を閉じて幸せそうな笑顔を浮かべる吉岡と犬の2ショット。大の動物好きで、実家でもたくさんのペットを飼っている吉岡の素の表情を捉えた。合わせて、猫に思わず笑顔になるカットも。どちらも動物への愛がにじみ出ている。(C)2020 「泣く子はいねぇが」製作委員会
2020年11月10日是枝裕和監督もその才能に惚れ込んだ新進気鋭の監督・佐藤快磨の劇場デビューにして、仲野太賀を主演に迎えた『泣く子はいねぇが』。この度、仲野さん演じる主人公の元妻を演じた吉岡里帆のオフショットが解禁された。9月に行われた第68回サン・セバスティアン国際映画祭(スペイン)のオフィシャルコンペティション部門で鮮烈のワールドデビューを果たし、撮影の月永雄太が最優秀撮影賞を受賞。続くシカゴ国際映画祭や東京フィルメックスにも正式出品されるなど国内外でも注目されている。本作で大人として、そして父親としての自覚も曖昧な主人公・たすく(仲野太賀)の元妻・ことねを演じた吉岡さんは、娘をひとりで育てるために懸命に働き続け、生活に疲れ切った母親をリアルに演じ、新境地を切り拓いたと早くも話題を呼んでいる。特に、たすくの母・せつ子(余 貴美子)との久々の再会シーンは、多くを語らず何気ない会話と表情で微妙な関係性と互いを思いやる心情を表現した屈指のシーン。そんな緊張感溢れる撮影の休憩時間に吉岡さんが見せた犬や猫との癒しの時間をキャッチ。大の動物好きで、実家でもたくさんのペットを飼っているという吉岡さんが垣間見せる素の表情に注目。『泣く子はいねぇが』が11月20日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:泣く子はいねぇが 2020年11月20日より全国にて公開© 2020「泣く子はいねぇが」製作委員会
2020年11月10日映画『泣く子はいねぇが』(20日公開)の合同記者会見と秋田プレミア上映会が5日、撮影の舞台となった秋田県男鹿市内で行われ、佐藤快磨監督、秋田出身の俳優・柳葉敏郎が登壇した。本作は、是枝裕和監督もその才能に惚れ込んだ佐藤快磨監督の劇場デビュー作で、第68回サン・セバスティアン国際映画祭で最優秀撮影賞(撮影=月永雄太氏)を受賞。秋田県・男鹿半島の伝統文化「男鹿のナマハゲ」から、“父親としての責任”“人としての道徳”というテーマを見出し、親になることからも大人になることからも逃げてしまった主人公が不器用ながらも青年から大人へ成長する姿を描いた完全オリジナル作品で、主人公を仲野太賀、その妻を吉岡里帆が演じている。秋田出身の佐藤監督は、撮影やロケハンで5年間足繁く男鹿半島に通い詰めて地元の人々とのつながりを深めてきた。男鹿市も熱意に応えるように「佐藤監督を応援する会」を設立、全面サポートし、町と一体となった映画が完成。今回の合同記者会見と舞台挨拶には、佐藤監督と、同じく秋田出身で「なまはげ存続の会」会長・夏井を演じた柳葉敏郎、そして男鹿市市長・菅原広二氏が登壇し、本作への熱い思いを語った。柳葉は「自分が育ててもらった地元の話。そして主役が仲野太賀。僕の知り合いの息子で、生まれた時から知っている」と、2つの理由で嬉しいオファーだったことを明かす。また現在秋田に住んでいることから「監督も自分も秋田に対する思いが強すぎて、結構揉めました(笑)。ただ、お互いに何も提供しないで作るよりは、情熱をぶつけ合って作る作品の方が好きです。まさしくそういう現場でした」と笑いを交えながら、「いろんな意味で血の通った作品になっているんじゃないかなと思っています」と平成生まれの若手監督との熱い撮影現場を振り返った。(C)2020 「泣く子はいねぇが」製作委員会
2020年11月06日「今年に入り、多くの人が新型コロナウイルスの脅威におびえながら暮らしています。コロナに負けないためには、感染対策を徹底することと、免疫力と自己治癒力を上げること。それには、第一に“体を冷やさない”というシンプルなことがとても大切なんですよ」そう話すのは、冷えとりアドバイザーの進藤幸恵さんだ。進藤さんは、西洋医学を学んだ医師の進藤義晴さんの娘。義晴さんは患者に現れた症状に対峙して治療に専念していたが、西洋医学だけでは根本的な解決にはならないと、東洋医学を学び始める。約40年前に東洋医学をベースにした「冷えとり健康法」を提唱して以来、父娘二人三脚で多くの人たちの心身の悩みに関する相談に乗ってきた。現在、進藤さんは“冷えとりの伝道師”として、「冷えとり健康法」を普及するべく、活動している。東洋医学における「冷え」は「六淫六邪」(病気を起こす12の要因)のなかの「寒邪」を指し、万病のもととされている。そもそも人間の体は、生命維持に必要な臓器の多い上半身と、臓器の少ない下半身で体温差があるという。上半身は36度前後あるのに対し、下半身は31度前後しかない。このように上半身と下半身の体温差が開きすぎると、血の巡りが悪くなり、「冷え」が生じるのだ。「だからこそ、重点的に下半身を温め、上半身の体温に近づけると、血の巡りがスムーズになり、『冷え』が解消します。すると、臓器の機能もアップして、自律神経が整い、免疫力が高まるのです。血の巡りがよくなると、気の巡りもよくなるので、心もポジティブになりますよ」(進藤さん・以下同)下半身、特に足元を温めるには、「靴下の重ね履き」がとても有効だ。この冷え取り法は、石原さとみ、波瑠、吉岡里帆、水川あさみ、吉田羊など、美意識の高い芸能人たちも実践するメソッドだ。足の裏は内臓と直接つながっていて、もっとも汗腺が発達している器官。運動をしなくても1日コップ1杯の汗をかくといわれている。足元を温かくしていると、体全体の血液循環がよくなり、内臓の働きが活発になるため、内臓にたまっていた毒も外に押し出される。その毒出しのひとつが汗であり、水虫や湿疹、かゆみ、腫れなどの症状として現れる人もいる。靴下の重ね履きは、足元を保温することに加え、この毒出しの作用を高める。さらに足には全身と対応するツボがあるため、これらを刺激する効果も得られる。そして、24時間足先を保温すれば、免疫力をどんどん高めることができるのだ。基本の重ね履きは、4枚の靴下を履く。最初に履くのは絹の5本指靴下だ。次に履くのが綿の5本指靴下(ウールでも可)。3枚目は絹の先丸(指なし)靴下。そして4枚目は綿の先丸(指なし)靴下(ウールでも可)。「毒出しの過程で、靴下が破れることがありますが、絹は毒素を吸い、発散する働きが強いので、靴下の破れた場所で、体の悪い箇所が大体わかります。たとえば、足の裏の親指なら消化器・膵臓・脾臓、人さし指なら肺、中指なら心臓、薬指なら肝臓・胆のう、小指なら泌尿器系(腎臓・ぼうこう)と婦人科系などの調子が悪いということです」自宅でもすぐにできる簡単な免疫アップ法、ぜひ試してみて!「女性自身」2020年11月10日号 掲載
2020年10月29日10月30日から全国で放送される宝くじの新テレビCM『夢見る 宝くじ篇』に、「ジャンボ宝くじ」の妻夫木聡、吉岡里帆、成田凌、矢本悠馬、今田美桜、数字選択式宝くじ「ロト」「ナンバーズ」の稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾、「ビンゴ5」の神木隆之介、上白石萌音、「スクラッチ」の『ワンピース』主人公ルフィという、総勢11人の「宝くじ」のCM キャラクターが登場する。「夢見ることは、未来へと繋がっている。with DREAM で、行く。」というコンセプトのもと、商品の垣根を越えた「宝くじ」CMキャラクターの共演が実現。出演者は役柄を演じるのではなく、本人の等身大の姿で撮影に臨んだ。同CMを通して、「夢を持つことの大切さ」「夢が未来への活力となる」という前向きで力強いメッセージを発信していく。出演者がそれぞれコメントを寄せた。■今回のCM企画を聞いたときの感想妻夫木:「宝くじ」オールスターの方々と一つになるなんてとても豪華で運気が上がった気がしました。個人的には、神木くんと共演するのが18年振りで、とても嬉しかったです。当時まだ9歳だった神木くんが大人になっていることがなんだか感慨深い気持ちになりました。吉岡:ハッピーオーラ漂うみなさんと夢のある「宝くじ」のCMで共演させていただき、とても嬉しく思いました。成田:色んなシリーズの方々とご一緒できた新CMは、観てくださる方に楽しんでいただけるんではないかと思いました。矢本:こんなに豪華な方々と共演できるなんて!! 最高でした。まさかルフィと共演できるなんて、夢のようです。初めて自分のお小遣いで買った ONE PIECE の 1巻を思い出しました。今田:オールスターの企画を聞いた時は豪華な皆さまと共演させて頂けること、嬉しかったですし、どんなCMになるのか楽しみでした!稲垣:2020年の最後に、この様な素晴らしい皆さんと共演出来る事をとても嬉しく思いました。草なぎ:とても豪華でラッキーなパワーをお持ちの皆さんと共演できると聞いてとても嬉しかったです。夢があるCM企画だと思いました。香取:時が止まってしまいそうな今、未来、夢に向かって背中を押してくれる企画に参加できる事を嬉しく思いました。神木:嬉しかったです! 妻夫木さん、矢本君、成田君と、お仕事させて頂いたことのある方たちばかりでしたし、特に、妻夫木さんとは小学校低学年ぶりだったので、懐かしい思いもあり、さらに嬉しかったです。上白石:オールスターという名の通り、錚々たるメンバーの大集結に驚きました。その中に入れていただけて光栄です。■来年叶えたい夢妻夫木:コロナの終息に願いを込めつつ、海外にゆっくり旅行に行きたいです。吉岡:ガラス工房でガラス細工を作ってみたいです。夏に風鈴とか作れたらいいなあと思っています。成田:もし年末ジャンボが当せんしたら、家を建てようと思います!矢本:楽しくて面白い「宝くじ」CMシリーズ続投を願っております!! 今年は、俳優として新しいことに挑戦する機会が多く、個人的にも確かな成長を感じる年になりました。来年は、プライベートを充実させる為に車の免許を取得したいです!!今田:今年はなかなか外に出られない状況も続いているので、来年は世の中も落ち着いて、海外に行ける日が来るといいなぁと思っています!稲垣:僕らを支えてくださっている皆さんに直接感謝の気持ちを伝えたいです。そして、俳優としても色々な作品に参加したいと願っています。草なぎ:来年はギターでステキな曲を作りたいです。香取:応援してくれている皆さんと直接会えるライブが出来ますように。神木:「ジャンボ宝くじ」シリーズの家族の中に入ることです。(笑)上白石:海外旅行がしたいです。来年叶わなくても、いつかきっと!
2020年10月28日竹中直人、山田孝之、齊藤工が監督として共同製作する唯一無二のヒューマンコメディ映画『ゾッキ』に出演する豪華キャストが明らかになった。今回出演が明らかになったのは18名。仲野太賀と共演した『泣く子はいねぇが』が公開を控える吉岡里帆、大河ドラマ「青天を衝け」の出演が待機する満島真之介、グラビアアイドルで女優の柳ゆり菜、『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』『無限ファンデーション』の南沙良、「テセウスの船」への出演が記憶に新しい安藤政信、『舟を編む』『影裏』などで多くの映画賞受賞経験をもつ実力派俳優の松田龍平、国内外の作品で活躍する日本が誇る名俳優・國村隼。ほかにも、元子役の鈴木福や歌手の倖田來未、ピエール瀧、森優作、九条ジョー、木竜麻生、竹原ピストル、潤浩、松井玲奈、渡辺佑太朗、石坂浩二が出演。キャストについて竹中監督は「最高最強のキャスティング!」と自信をみせ、山田監督は「ほんわかしたストーリーには少し刺激が強すぎるかもと思ってしまうくらい、個性豊かで魅力的な方々が集まってくださいました」とコメント。齊藤監督も「キャスティングとは映画作りに置ける一つの到達点(最初の)だと思っております。そう言う意味ではこの方々でしかあり得ない夢のキャスティングが成立したのではないかと」と言い、「未だ多くは語れない本作ですが、個人的にはそのキャスティングのプロセス自体が不思議なくらい奇跡的で、彼らはその偶然を現場で必然にして下さいました」と話している。また今回は出演キャスト名のみの発表となり、どんな役を演じるのかはまだ明かされていない。なお本作は、第33回東京国際映画祭では“TOKYOプレミア2020”作品としてワールド・プレミア上映が決定しているほか、11月5日開催の第40回台北金馬映画祭では、台湾プレミアとして上映されることも決定している。『ゾッキ』は2021年春、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2020年10月21日第68回サン・セバスティアン国際映画祭にて最優秀撮影賞を受賞した仲野太賀主演映画『泣く子はいねぇが』より本予告編が到着した。映像では、父親の自覚を持てないたすく(仲野さん)が、育児に疲れ果てた妻・ことね(吉岡里帆)から「なーんにも考えてないでしょ」と突き放されるシーンからスタート。ナマハゲで大失態を犯し、家族を置いて逃げるが、そこにも居場所はなかった。そして失ったものを取り戻したい一心で帰省するが、周囲の目は冷たく、再会したことねからは「再婚する」と告げられる。だが、ことねの力になりたいと食い下がるも「じゃあ払える?養育費とか、慰謝料とか」と現実を突きつけられてしまう。本作では、数々の著名アーティストからも絶賛される音楽界の新進気鋭、折坂悠太が初めて映画主題歌と劇伴制作を手掛け、今回の予告編では書き下ろし主題歌「春」が挿入され、物語を盛り上げている。2018年リリースの2ndアルバム「平成」がCDショップ大賞を受賞し、昨年は月9ドラマ「監察医 朝顔」の主題歌に抜擢、シーズン2の主題歌続投も決定するなど注目が集まっている折坂さん。本作へ起用されたきっかけは、撮影中、仲野さんから折坂さんの楽曲が本作の世界観にぴったりだという提案から始まったそう。そして曲を聞いたプロデューサーや監督は、折坂さんの作品に強く惹かれ、主題歌だけでなく劇伴も依頼し、今回の起用に至った。折坂さんは「どうだろう。男鹿の土の中で眠る種や幼虫は、芽吹き、這い出す自らの行く末を考えるか。ただ今を、今だと思い、うごめき、もだえているのではないだろうか。この映画は土の中を映す。芽吹く希望を今は知らない、あいつと私。それを映す。エンドロールの先に来る季節を想いながら、音を添えさせてもらいました。是非ご覧ください」とコメントを寄せている。『泣く子はいねぇが』は11月20日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:泣く子はいねぇが 2020年11月20日より全国にて公開©2020「泣く子はいねぇが(仮)」製作委員会
2020年10月09日女優の吉岡里帆(よしおか・りほ)さんが、2020年10月5日にインスタグラムを更新。胸の谷間があらわになったオフショットを公開し、ファンを興奮させています。吉岡里帆、胸元チラリなセクシーショットを公開吉岡里帆さんは自身が表紙を務める同日発売の雑誌『週刊プレイボーイ』42号の発売を告知。続けて、2020年11月5日発売の2nd写真集『里帆採取by Asami Kiyokawa』のオンラインサイン会を同月8日に開催することを報告し、セクシーな写真をアップしています。 この投稿をInstagramで見る 『週刊プレイボーイ42号』本日発売。 そしてひとつお知らせが。 11月8日に写真集 『里帆採取 by Asami Kiyokawa』の発売記念で、 オンラインサイン会を開催することになりました。 抽選で選ばれた方用にサインを書く模様を、 インスタライブで配信する予定です。 詳しくはこちらのサイトをご覧ください。 みなさんのご応募、お待ちしてます photo:熊谷貫 hair make:中野明海 produce:清川あさみ @asami_kiyokawa #写真集 #里帆採取 #11月5日 吉岡里帆 (@riho_yoshioka)がシェアした投稿 - 2020年10月月5日午前2時02分PDT上目遣いでカメラをじっと見つめる吉岡里帆さん。大胆に開いたTシャツからは胸の谷間がチラ見えしています!イチゴを手に持ったまるで小動物のような1枚にファンは大興奮!「かわいすぎる」「鼻血がでそう」とたくさんの絶賛のコメントを寄せています。・サービスショットすぎる。投稿してくれてありがとう!!・セクシーすぎてキュンキュン。そして、かわいい…。・里帆ちゃん、スッゲーきれいになったね!吉岡里帆さんは同年9月2日に更新したインスタグラムで、約2年ぶりとなる写真集の表紙カットを公開しています。 この投稿をInstagramで見る 「里帆採取 by Asami Kiyokawa」 11月5日に2nd写真集を出させて頂きます グラビア作品で多くの写真を撮って頂いた熊谷貫さん、デビュー初期からファッション誌でお世話になっている三瓶康友さん、歴史と信頼のあるお二人に撮って頂きました。 清川あさみさんによる"採取" 多面的で女性的な一冊となります。 様々な想いを写真に託しています。 よろしくお願いします #里帆採取 #集英社 #写真集 #11月5日 @asami_kiyokawa @sampeism 吉岡里帆 (@riho_yoshioka)がシェアした投稿 - 2020年 9月月1日午後10時07分PDT発売まで1か月を切っていることから、ファンからは「待ちきれない」という声が殺到。「早速予約した」といったコメントも寄せられています。吉岡里帆さんの活躍からますます目が離せません!吉岡里帆のインスタがセクシーすぎる!胸元あらわな『ガリバー』ショットが話題[文・構成/grape編集部]
2020年10月07日花田優一が25歳の誕生日を迎えた9月27日、歌手デビューを果たした。花田は28日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)に生出演し、その歌声を披露。配信リリースされたデビュー曲「純青」は、自ら作詞・作曲したという。透明感のある伸びやかな歌声が特徴的ないっぽう、「ボイストレーニングはしていない」とも明かした。花田は楽曲について、「“むき出しの花田優一”を表現した」「生活の一部になるような曲になれば」と説明。さらに「1番はとりたいです。“この人歌手で成功したんだ”っていうのを皆さんに分かってもらえるよう」と意欲。その目標として、『NHK紅白歌合戦』への出場を掲げた。いっぽう、靴職人も続けているという花田。現在は、30足〜40足ほど手掛けているという。納期の目安について「靴は待ってもらわないと届けられない」とし、具体的な日数の明言は避けた。さらに番組スタッフが「細かい手作業ですね」と声をかけると、「そんなことを知らないで世間の奴らは文句ばっかり言ってますから」「見にこいよ」といった“放言”も飛び出していた。花田といえば、靴職人としての活動でトラブルが相次いで報じられたことも記憶に新しい。「花田さんは18年6月、イタリアで開催されたファッションイベントに初出展しました。『絶対、話題になる!』と頼み込んだ彼に代わり、前事務所が渡航費や人件費など総額2千万円近く負担。しかし花田さんが出展した靴はたったの2足でした。さらに靴の製作代金を受け取りながらも、納品が大幅に遅延。顧客からは苦情が殺到し、『面倒見きれない』と事務所から契約解除されました。また同時期には、吉岡里帆さん(27)の実弟Tさんが弟子入り。ですがTさんは、“師匠”に代わってクレーム処理に奔走。最終的に辞めてしまったそうです」(芸能関係者)さらに画家としての顔も持つ花田は、デビュー曲のアートワークも自ら手がけたという。マルチに活動するが、本職や肩書については「こだわりはない」とキッパリ。そして、「花田優一という人間が何かを作り出しているだけ」と答えた。にもかかわらず「歌手で成功したい」という願望は、矛盾しているようにも聞こえるがーー。花田が目標に掲げる「紅白歌合戦」に出場するには、厳しい条件があるという。「NHKでは『今年の活躍』や『世論の支持』、『番組の企画・演出にマッチするか』といった選考基準があります。CDの売上枚数やダウンロード数も指標にされるでしょう。たとえば今年紅白出場が予想されている瑛人さん(23)は『香水』が大ヒットし、数々の音楽番組に出演。YouTubeの再生回数は9月に1億回突破しました。花田さんも彼ほど活躍すれば、出場の可能性はあるでしょう。ただ花田さんはYouTuberにも挑戦したことがありましたが、再生回数が伸びないことから今年7月に辞めてしまったことも。歌手としてスタートを切ったばかりですが、ヒットするまで辛抱強く活動できるかが懸念されますね」(音楽関係者)花田のデビュー曲「純青」は、9月29日(20時30分時点)でYouTube再生回数が23,062回。果たして今後、どれだけ支持されるだろうか。
2020年09月30日タレントの里田まいさんが、2020年9月17日にインスタグラムを更新。長男、長女と仲よく遊ぶ親子ショットを投稿しています。里田まいの投稿に「何かのポスターみたい!」里田まいさんは、2012年にプロ野球選手の田中将大(たなか・まさひろ)さんと結婚。その後、ニューヨークに生活の拠点を移し、2016年2月に長男、2019年6月に長女を出産しました。この日は「2020年夏の思い出」と題し、子供たちと遊ぶ様子をアップ。「ひたすら一緒にいた」とつづり、親子の時間を満喫したようです。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る ひたすら一緒にいた(^^) #2020年夏の思い出 里田 まい (Mai Satoda) (@maisatoda_official)がシェアした投稿 - 2020年 9月月16日午後6時54分PDTどちらの写真でも満面の笑顔を見せている里田まいさんは、とても幸せそうですね。まるで映画のポスターのような写真にファンは「幸せそう」「癒されました」と絶賛のコメントを寄せています。・癒しの写真をありがとう。ほっこりしました。・まいちゃんが女神様に見えた!おきれいです…。・息子くんはパパに似てきた!?かわいすぎるー!今回の投稿以外にも里田まいさんのインスタグラムには家族写真がたびたびアップされています。 この投稿をInstagramで見る 里田 まい (Mai Satoda) (@maisatoda_official)がシェアした投稿 - 2020年 8月月13日午後11時20分PDT この投稿をInstagramで見る 1日遅れたけど、、、 Happy Father'sDay でしたね(^^) 里田 まい (Mai Satoda) (@maisatoda_official)がシェアした投稿 - 2020年 6月月21日午後8時07分PDT この投稿をInstagramで見る お兄ちゃんが遊ぶもの、なんでも興味があっとなんでも壊しちゃう妹 じゃあ、壊すこと前提でやってみたらどうかな?と思い、、、 #プレッシャーパズル 妹の攻撃にも屈することなく時間内にパズルを完成させられるか!?という私が考えたゲームをして遊びました 最後は妹が飽きてどっかいっちゃって完成! お兄ちゃんの勝利〜 里田 まい (Mai Satoda) (@maisatoda_official)がシェアした投稿 - 2020年 5月月25日午前3時42分PDT この投稿をInstagramで見る なんとなくインスタの気分。。。 里田 まい (Mai Satoda) (@maisatoda_official)がシェアした投稿 - 2020年 2月月23日午後7時12分PSTこれからも里田まいさんにはよき妻、そして母として活躍してほしいですね。里田まいの良妻賢母っぷりが「すごい!」と話題に夫・田中将大の不調を受けて考えたことは…
2020年09月18日劇作家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)と、妻で俳優の緒川たまきが、「ケムリ研究室」なるプロデュース・ユニットを旗揚げ。その第一回公演となる『ベイジルタウンの女神』が、9月13日(日)に開幕する。コロナ禍に揉まれた春、開幕寸前に公演中止となった『桜の園』の無念も記憶に新しいKERA。だからといって、歩みをゆるめる彼ではまるでない。KERA作品常連俳優陣によるコントムービーの製作や、あらゆる工夫をこらしたリーディングアクトの配信公演の敢行など、実に彼らしい創作のいくつかを観客に届けた。そんな彼の次なる一歩は、パートナーである緒川たまきとの連名で立ち上げる新ユニット「ケムリ研究室」の始動である。「ケムリ研究室」ロゴKERAの作品作りにはもはや欠かせない存在である緒川。出演者としてのみならず、作り手同士としての意見交換も大いに行われてきたという。そんな彼女が満を持して、共作者として操縦桿を握る本作。KERAのSNSを見ていると、その稽古が上演の実現に向けて、祈るように重ねられていることがわかる。稽古しながら上演が叶わないことの悔しさを、知っている人による言葉たちだ。その旗揚げ作は、KERAの書き下ろし新作『ベイジルタウンの女神』。仲村トオルや水野美紀、犬山イヌコら常連組と、吉岡里帆や松下洸平、高田聖子ら初参加組が入り乱れる布陣だ。山内圭哉や菅原永二、温水洋一ら、小劇場で磨き抜かれた個性派の参戦にもにんまりさせられる。もちろん、小野寺修二のステージングや、上田大樹による映像とのコラボレーションはここでも万全。始まりの予感と熟練の仕事が入り交じる舞台だ。9月22(火祝)18時の回は「PIA LIVE STREAM」での生配信が決定。本編休憩時間と終了後には、キャストによる座談会も予定されている。公演は9月27日(日)まで世田谷パブリックシアター。兵庫、北九州公演あり。文:小川志津子
2020年09月12日女優の吉岡里帆(よしおか・りほ)さんが、2020年9月8日にインスタグラムを更新。胸元と美脚があらわになったセクシーショットを公開しています。吉岡里帆のボディに釘付け!2020年10月に、2021年版カレンダーの発売を予定している吉岡里帆さん。今回、投稿されたオフショットがこちらです! この投稿をInstagramで見る 千原徹也さんディレクション いよいよ恒例行事となってきました。 photo:嶌村吉祥丸 hair make:奥平正芳 styling:相澤樹 @kisshomaru @masayoshiokudaira @mikitiaizawa @thechihara @lemonlife.jp #カレンダー 吉岡里帆 (@riho_yoshioka)がシェアした投稿 - 2020年 9月月7日午後3時39分PDT胸元ががっつり開いたVネックのTシャツからは、美しいデコルテと谷間がチラリ。白く細い美脚も大胆に露出し、スポーティーなコーディネートに色っぽさをプラスしています。投稿を見たファンは「かわいい!」「見とれてしまった…」と絶賛。「カレンダー、買います!」との声も寄せています。・素敵な投稿をありがとう。とても楽しみになりました。・最高すぎる。胸元がセクシーでドキドキしちゃった!・ビックリするくらいかわいい。吉岡里帆さんは、同カレンダーの表紙やハンバーガーをほおばる写真を投稿。発売を待ちわびるファンの期待値をさらに高めています。 この投稿をInstagramで見る カレンダー出させて頂きます (SAMPLE NOT FOR SALE) photo:嶌村吉祥丸 hair make:奥平正芳 styling:相澤樹 「吉岡里帆2021年カレンダー」 発売元:株式会社ハゴロモ 価格:2800円+税 仕様:B2サイズ、8枚物 発売日:2020年10月発売予定 @lemonlife.jp @thechihara @kisshomaru @masayoshiokudaira @mikitiaizawa #カレンダー 吉岡里帆 (@riho_yoshioka)がシェアした投稿 - 2020年 9月月7日午後3時33分PDT この投稿をInstagramで見る 今年も楽しい撮影でした photo:嶌村吉祥丸 hair make:奥平正芳 styling:相澤樹 @thechihara @lemonlife.jp @kisshomaru @masayoshiokudaira @mikitiaizawa #カレンダー 吉岡里帆 (@riho_yoshioka)がシェアした投稿 - 2020年 9月月7日午後3時46分PDT今後の投稿にも注目ですね!吉岡里帆のインスタがセクシーすぎる!胸元あらわな『ガリバー』ショットが話題[文・構成/grape編集部]
2020年09月10日ミュージシャンとして活躍しているあいみょんさんが、2020年9月5日にインスタグラムを更新。『天然パーマ』と題した自撮りショットに大きな反響が寄せられています。 この投稿をInstagramで見る 天然パアマ aimyon (@aimyon36)がシェアした投稿 - 2020年 9月月4日午後10時04分PDT普段はウルフのストレートヘアのイメージが強いあいみょんさんですが、この日は前髪をちょんまげ風に結び、珍しいデコだしスタイルも披露しています。投稿を見たファンは「かわいい!」「似合ってる!」と絶賛。あいみょんさんと親交が深いという女優の吉岡里帆さんも「かわいいってばよ」とコメントするなど、各方面で話題になっています。・天パ!?めっちゃかわいい!!・あいみょんさんはどんな髪型でも似合うなー。・ふわふわで天使みたい!動いているところもぜひ拝見したいです。あいみょんのインスタはファン必見!あいみょんさんのインスタグラムには、ファン注目のお宝ショットが満載!かわいい写真からユニークなオフショットまで、バラエティの豊かさが見どころの1つです! View this post on Instagram A post shared by aimyon (@aimyon36) on Jun 8, 2019 at 2:08am PDT この投稿をInstagramで見る aimyon(@aimyon36)がシェアした投稿 - 2020年 8月月27日午後11時11分PDT この投稿をInstagramで見る aimyon(@aimyon36)がシェアした投稿 - 2020年 7月月12日午前1時32分PDT この投稿をInstagramで見る aimyon(@aimyon36)がシェアした投稿 - 2020年 4月月7日午前4時41分PDT この投稿をInstagramで見る aimyon(@aimyon36)がシェアした投稿 - 2020年 2月月21日午後8時28分PST この投稿をInstagramで見る わたし aimyon (@aimyon36)がシェアした投稿 - 2020年 1月月10日午前3時49分PST この投稿をInstagramで見る ただ私の趣味で撮っているだけの 相変わらず見づらいグッズ紹介をしていますが、 なんとなく、なんとなーくでいいので宜しくお願いします。 ツアーのセットリストも決まりました。 ほぼ。( ◠‿◠ ) aimyon (@aimyon36)がシェアした投稿 - 2019年 9月月23日午前7時06分PDTあいみょんってどんな人?あいみょんさんは2014年にYouTubeにアップした自作曲『貴方解剖純愛歌 ~死ね~』で注目を集め、2015年に同曲でインディーズデビュー。2016年にシングル『生きていたんだよな』でメジャーデビューを果たします。その後、2018年に発売したシングル『マリーゴールド』が大ヒットを記録し、同年に年末の音楽番組『NHK紅白歌合戦』(NHK)へ出場。2019年にはシングル『ハルノヒ』が『映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~』の主題歌に決定。さらに同年発売のシングル『真夏の夜の匂いがする』は、ドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』(TBS系)の主題歌に選ばれています。2020年現在まで、数々のヒット曲を世に送り続けているあいみょんさんの活躍に今後も注目です!あいみょんがクレヨンしんちゃんの映画に出演!?マリーゴールドは再生数1億回以上![文・構成/grape編集部]
2020年09月10日演劇界を牽引する劇作家・演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)と女優・緒川たまきが立ち上げたユニット「ケムリ研究室」の旗揚げ公演、新作『ベイジルタウンの女神』が、9月13日(日)より、世田谷パブリックシアターで初日を迎える。この度、本舞台の9月22日(火・祝)18時開演回(追加公演)が生中継配信されることが決定した。出演は、緒川たまき、仲村トオル、水野美紀、山内圭哉、吉岡里帆、松下洸平、尾方宣久、菅原永二、植本純米、温水洋一、犬山イヌコ、高田聖子など。新作ごとに異なる魅力を放つKERAの待望の新作とあって、チケットは争奪戦必至だ。この度の生中継配信は、コロナ禍の影響で今年既に2本の舞台の中止を経たKERAの「来場できない状況の方にもご観劇頂ける機会を」という思いが発端となった。配信は、「PIA LIVE STREAM」と「WOWOWオンデマンド」で視聴可能。「PIA LIVE STREAM」は、チケットぴあの購入ページより視聴チケットを購入し視聴。「PIA LIVE STREAM」配信では、公演生配信に加え、キャスト座談会映像を併せて収録配信予定だ。「WOWOWオンデマンド」は本編配信のみ、WOWOWの加入者対象の配信となる。「PIA LIVE STREAM」配信のチケットは、9月5日(土)より、チケットぴあ にて発売開始。なお、この日は、『ベイジルタウンの女神』東京公演の後半日程の一般チケット発売日であり、9月22日(火)の追加公演の劇場の観劇チケットもこの日に同時発売される。物語は、ふとした事から貧民街で暮らすことになった、俗世知らずの女社長を巡るロマンティック・コメディ。実力派のキャスト陣がどんな群像劇を繰り広げるのか。幅広い層の観客が楽しく笑えるコメディ作品になるとのことだが、「ケムリ研究室」が届ける笑顔の時間を、劇場で、それぞれの場所で、ひととき共有できればと思う。『ベイジルタウンの女神』9月22日(火・祝)18時開演公演中継生配信「PIA LIVE STREAM」※本編休憩時間&終了後にキャスト座談会付き(予定)予定キャスト・緒川たまき×仲村トオル×水野美紀・温水洋一×犬山イヌコ×高田聖子・山内圭哉×吉岡里帆×松下洸平視聴チケット料金:¥4,000(税込)※生配信のみ。アーカイブ視聴無し視聴チケット販売期:2020年9月5日(土)10:00〜9月22日(火・祝)19:30まで(要チケットぴあ会員登録)※公演の途中からご視聴頂く場合でも、巻き戻し再生はできませんので予めご了承ください。チケット販売ページ ※ご視聴方法、推奨環境、等詳細、お問い合わせにつきましては、 PIA LIVE STREAM( ) のページにてご確認ください。「WOWOWメンバーズオンデマンド」※本編生配信のみ。アーカイブ視聴無し詳細 ■『ベイジルタウンの女神』公演詳細情報ケムリ研究室 no.1『ベイジルタウンの女神』公演概要●スタッフ作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ振付:小野寺修二映像:上田大樹音楽:鈴木光介●キャスト緒川たまき、仲村トオル、水野美紀、山内圭哉、吉岡里帆、松下洸平、望月綾乃、大場みなみ、斉藤悠、渡邊絵理、荒悠平、高橋美帆、尾方宣久、菅原永二、植本純米、温水洋一、犬山イヌコ、高田聖子(※高橋美帆の「高」は、はしご高)公演日程【東京公演】9月13日(日)〜27日(日) 世田谷パブリックシアター※未就学児の入場はご遠慮ください。※車椅子でのご来場は事前にキューブまでご連絡ください。●チケット料金S席12,000円A席 8,800円学生割引席6000円●チケット一般発売日9/13(日)〜20(日)の公演→8/22(土)発売9/21(月)〜27(日)の公演→9/5(土) 発売●お問合せ(東京公演)株式会社キューブ03-5485-2252(平日12:00〜18:00)
2020年09月04日女優の吉岡里帆(よしおか・りほ)さんが、2020年9月2日にインスタグラムを更新。約2年ぶりとなる写真集『里帆採取 by Asami Kiyokawa』の発売を報告しています。吉岡里帆の写真集にファン「待ってました!」吉岡里帆さんは、『里帆採取 by Asami Kiyokawa』の表紙を公開。 この投稿をInstagramで見る 「里帆採取 by Asami Kiyokawa」 11月5日に2nd写真集を出させて頂きます グラビア作品で多くの写真を撮って頂いた熊谷貫さん、デビュー初期からファッション誌でお世話になっている三瓶康友さん、歴史と信頼のあるお二人に撮って頂きました。 清川あさみさんによる"採取" 多面的で女性的な一冊となりました。 "今までとこれから"合わさる事で孵化する感覚や瞬間があるんだと撮影しながら気付きました。 言葉だけでは伝わらない様々な想いを写真に託しています。よろしくお願いします #里帆採取 #写真集 #11月5日 @asami_kiyokawa @sampeism 吉岡里帆 (@riho_yoshioka)がシェアした投稿 - 2020年 9月月1日午後10時07分PDT幻想的で美しいカットに、魅入ってしまいますね。同作は写真集『美女採集』でも知られるアーティスト・清川あさみさん監修のもと、女性としての魅力を『ファッション』『本質』『舞台』『水』といったさまざまなテーマで『採取する』というのがコンセプト。投稿を見たファンは「嬉しい!」「おめでとうございます!」と写真集の発売を喜び、祝福。「早く見たい」といった期待の声も寄せています。・里帆ちゃんの写真集を待ってました!嬉しいです!!・とてもかわいくてセクシーで癒されます。絶対に買いたい!・おめでとうございます!真っ先に予約しました!!今回の投稿で吉岡里帆さんは「『今までとこれから』が合わさることで孵化(ふか)する感覚や瞬間があるんだと気付きました」と撮影中に感じたことをコメント。「言葉だけでは伝わらない、さまざまな想いを写真に託しています」と結び、その出来栄えに自信を見せています。吉岡里帆さんの魅力がたっぷり詰まった写真集の発売が、今から楽しみですね!吉岡里帆のインスタがセクシーすぎる!胸元あらわな『ガリバー』ショットが話題[文・構成/grape編集部]
2020年09月02日2020年8月29日、ドラマ『北の国から』(フジテレビ系)や『Dr.コトー診療所』(フジテレビ系)などで知られる、俳優の吉岡秀隆さんが、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)に感染していたことが、所属事務所の発表により分かりました。所属事務所によると、吉岡さんは出演作の準備のため、同月28日にほかの出演者やスタッフとともにPCR検査を受け、当日中に陽性の結果が出たとのこと。また、吉岡さんの家族以外に濃厚接触者はおらず、吉岡さん本人は29日から宿泊療養に入っていることを報告しています。なお、吉岡さん自身も、陽性の結果を受けコメントを発表しました。私、吉岡秀隆は8月28日に受けたPCR検査の結果、陽性になってしまいました。スタッフやキャストの皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけして、本当に申し訳なく思っています。参加する作品のガイドラインを遵守し、本番と食事以外はマスクまたはフェイスガードを着用し、日常も感染対策を心がけていました。熱や咳などの症状は出ておりません。10日から14日程の隔離生活をいたします。全快に向けて気持ちだけでも前向きに日々を過ごそうと考えております。充分に気をつけているつもりでも感染するのが新型コロナです。どうか皆さまも正しく恐れてください。吉岡 秀隆吉岡秀隆オフィシャルサイトーより引用ワクチンが開発されていない今、コロナウイルスに感染しない、感染させないためにできることは徹底した予防対策のみです。しかし、人込みを避け、手洗いうがいを徹底し、マスクやフェイスガードを着用するなど、どんなに対策していても感染する可能性があるのがコロナウイルスの怖いところ。吉岡さんのコロナウイルス陽性の報告を受け、ファンからは心配の声も上がっています。・出演作を控えていたならなおのこと、吉岡さんも感染対策を徹底していたと思います。それでもこうして陽性になってしまうなんて、怖いですね。気を付けます。・どうか吉岡さんが無事に回復しますように。・「正しく恐れてください」という言葉は、まさにその通り。いろんな意味に受け取れるな。コロナウイルスという未知のウイルスに対する強い不安感は、時に、人の判断力を鈍らせます。「どうかみなさまも正しく恐れてください」という吉岡さんの言葉にもあるように、コロナウイルスへの恐怖心が、例えば差別や風評被害など、感染対策と呼べない行動につながるようなことはあってはなりません。いつどこで誰がコロナウイルスに感染してもおかしくない状況の中、正しい危機感を持ち、私たち一人ひとりが感染対策に努めていきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年08月30日女優の吉岡里帆(よしおか・りほ)さんが、2020年8月23日にインスタグラムを更新。日清食品のカップ麺『どん兵衛』のCMでおなじみの『どんぎつねさん』に扮した写真を公開し、ファンをメロメロにしています。吉岡里帆、浴衣姿のどんぎつねさんに変身!2017年から日清食品『どん兵衛』のCMに出演している、吉岡里帆さん。同作で演じているどん兵衛の精『どんぎつねさん』は、ふわふわな耳と尻尾を着けた姿がかわいらしいと大人気です。そしてこの日は涼しげな浴衣を着用した『どんぎつねさん』の写真を披露。いつにも増してキュートな魅力がたっぷりです!※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る #夏 #どん兵衛 吉岡里帆 (@riho_yoshioka)がシェアした投稿 - 2020年 8月月23日午前4時37分PDT2枚目の写真ではカメラ目線で耳をちょんちょんと触る姿が確認でき、あまりのかわいさにファンは悶絶。「たまらない!」「大好きすぎる!」と大絶賛しています。・きゃーーー!超かわいい!!・浴衣バージョンも夏らしくてかわいくて好きです。・暑さも吹き飛ぶかわいさ!お祭りデートに行きたい…。長年、愛され続けている吉岡里帆さん扮する『どんぎつねさん』は、これからも多くの人の心を癒してくれることでしょう。今後のCM展開にも注目です!吉岡里帆のインスタがセクシーすぎる!胸元あらわな『ガリバー』ショットが話題[文・構成/grape編集部]
2020年08月25日仲野太賀主演、生き方に迷う全ての大人たちに贈る青春グラフィティ映画『泣く子はいねぇが』の特報映像とキービジュアルが到着した。釜山国際映画祭など数多くの国内外映画祭で評価された佐藤快磨監督が、完全オリジナル脚本で挑んだ『泣く子はいねぇが』。佐藤監督初の劇場映画デビュー作となる本作は、「いつから人は大人に?」「大人になるとは?」と、誰もが経験する人生の通過点を圧倒的なリアリティで描き出す。大人として、そして父親としての自覚も曖昧な主人公たすくを仲野さんが演じ、妻・ことねを吉岡里帆、親友・志波を寛 一 郎が演じたほか、山中崇、余貴美子、柳葉敏郎といった実力派俳優が参加している。到着した映像では、子どもが生まれてもなお、父親の自覚がなく、離婚の危機を迎えているたすくが、男鹿半島の伝統文化「ナマハゲ」の最中、酒の勢いで感情を爆発させてしまう。夜の海辺を疾走し叫ぶ姿や、豪華キャストたちの出演シーンも切り取られている。また、映像とあわせて到着したポスタービジュアルには、ナマハゲの面を斜めにかぶるたすくと、彼を取り巻くキャラクターたちの姿が写し出されている。『泣く子はいねぇが』は11月20日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2020年08月13日女優の吉岡里帆(よしおか・りほ)さんが、2020年8月5日にインスタグラムを更新。自身が出演するCMのアイス『パピコ』をくわえたショットを投稿し、「かわいい!」と話題になっています。吉岡里帆のブレブレピースに「かわいすぎる…」江崎グリコのアイス『パピコ』のイメージキャラクターを務めている吉岡里帆さん。 この投稿をInstagramで見る 吉岡里帆(@riho_yoshioka)がシェアした投稿 - 2020年 5月月26日午前7時35分PDTこの日、吉岡里帆さんは8月5日が『パピコの日』であることを祝し、笑顔でアイスを食べる様子を公開しています。 View this post on Instagram 8月5日は"パピコの日"だそうです これは何味でしょうか? #パピコの日 正解はパピベジのキウイ&グリーンでした! 美味しかったです。 A post shared by 吉岡里帆 (@riho_yoshioka) on Aug 5, 2020 at 4:35am PDT食べることに必死なのかピースはブレてしまい、なんだか勢いのある1枚に。「これは何味でしょうか」と難易度の高い質問をぶつけ、「おいしかった」と感想をつづるなどファンを楽しませています。この投稿には25万件を超える『いいね!』が殺到。「かわいすぎ!」「パピコ買いましたよ」といった声がたくさん寄せられています。・パピコがおいしい季節ですね!さっそく買いに走りました!・かわいすぎ!毎日暑いですが、夏バテ注意でお仕事を頑張ってください。・こんなにパピコになりたいと思った日はこれまであっただろうか…。2020年4月23日から全国で放送されている同商品のCMでは、風呂上がりやメガネ姿、マジシャンなど、さまざまな吉岡里帆さんが楽しめます。吉岡里帆出演パピコCMこちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね。吉岡里帆が『風呂上がり』や『メガネ姿』を披露!パピコのCMで見せた姿がかわいい吉岡里帆さんの今後の活躍にも注目です!吉岡里帆のインスタがセクシーすぎる!胸元あらわな『ガリバー』ショットが話題[文・構成/grape編集部]
2020年08月07日●uijinメンバーは家族のような存在昨年10月、Twitterに投稿した「どんぎつね風」写真がきっかけで「吉岡里帆に激似」と話題になり、ものまね番組の出演オファーまで舞い込んだ橘ひと美(25)。今年1月まではアイドルグループ・uijinのメンバーとして活動していた彼女だが、そこに至るまでは不遇の時代ともいえる“空白の2年”を必死に生き抜いていた。「吉岡里帆のそっくりさん」と注目を集める「橘ひと美」とは、一体どのような人物なのか。インタビューを通して、彼女の原点を探る。○■やらずに後悔するより挑戦して後悔したい――今年6月にプラチナムプロダクションに所属して、新たな一歩を踏み出されたところですね。以前からソロ活動を考えていたんですか?地元・福岡にいる時から芸能界に憧れていて、一番なりたかったのは女優さんでした。それを目指して一人で上京して、最初の方はバイトをしながらフリーでモデルをやったり。そんな時に、「アイドルやってみませんか?」というお話を頂きました。当時はアイドルがどういうものかも分からなくて。お声掛け頂いた時に、アイドルのイメージはAKBさんとか乃木坂さんとか、かわいくてキラキラしたイメージしかなかったんですけど、「カッコいいイメージの新しいアイドルを目指している」と聞いて、もともと歌も好きだったので楽しそうだなと思って。アイドルになったのは、「一回挑戦してみるのもアリかな」と思ったのがきっかけでした。――そのアイドル時代にコスプレを結構やっていたそうですね。ハロウィンやクリスマスに合わせてファンの皆さんとのチェキ会があって、メンバーみんなでコスプレすることが多かったんです。――数あるコスプレの中で、吉岡里帆さん風の「どんぎつね」がTwitterで話題に。そうです! それまではコスプレもほとんどやったことがなかったんですが……(笑)。――何か上京するきっかけがあったんですか?福岡の短大に通っていたんですけど、そこには「芸能科コース」があって。リポーター、ウォーキング、ダンス、演技などメディアで活躍するために必要なことを学ぶことができる学科でした。卒業後、芸能界を目指して上京する人が何人かいて、私もその一人でした。――当然、不安もありますよね。めちゃくちゃありました。最初は家族にも「福岡でやればいい」と反対されてたんですよ。でも、人生一度しかないし、やらずに後悔するより挑戦して後悔した方が絶対に自分も納得いく。一度、別の道を探すために就活することも考えたんですけど、やっぱり自分の夢を諦めきれなくて。「支援は受けずに、自立してやっていくのでお願いします」と 親を説得しました。――ご両親とも反対だったんですか?父の方がわりと厳しくて。母は、「それだったら自分のやりたいようにしてくれた方がいい」と。2015年頃に上京しました。――そこから2016年にアイドルとしてデビューするまでは、どのように過ごしていたんですか?生活できるようになるまでは、ひたすらアルバイト生活。アルバイトをしながら、読モやサロンモデルをやったりしていました。――ご家族と連絡取りづらいとか……?家族とは本当に仲良いので、結構頻繁に福岡に帰っていましたよ(笑)。私、男女の双子なんですけど、同い年の兄、4つ下に妹がいます。今もすごく喜んでくれていて、テレビに出た時は、すぐ録ってくれていたり。アイドルをやっていた時も、東京までライブを観に来てくれました。――アイドルとしてデビューするまでの数年間、なぜ耐えられたと思いますか?自分が負けず嫌いというのもあるのと、親に約束して東京に出て来たので、諦めて福岡にのこのこ戻るなんて、自分のプライドが許さなかったというか。そういうのは絶対にできないなと思って、毎日のように自分に喝を入れて闘っていました(笑)。――心折れずに。折れかけたこともありました。水道代が払えなくなりそうになったり……(笑)。――それはつらい(笑)。そんな苦労の甲斐あってアイドルに。今振り返って、アイドルとして学んだことは何ですか?私にとっては濃い3年間でした。デビューする前は、「アイドルって何だろう?」と考えることもありました。「別にアイドルをやりたくないのに、何をやってるんだろう……」と反抗してしまう時期もあったりして。メンバー4人だったんですけど、最初は私だけ温度差があったというか。「メンバーに追いついてない」「私のせいで迷惑かけているんじゃないか」と思ってしまって、何度も辞めそうになったこともありました。本気で頑張っているメンバーに申し訳なくて……。でも、私にとってメンバーは家族のような存在、絆を感じていました。「このメンバーでできるところまでやりたい」と思うようになって。それから、ずっと応援してくださっているファンの皆さんの期待にも応えたいし、笑顔にしたい、幸せにしたいという思いが日に日に強くなりました。私にとっては成長できた3年間だったと思います。●どんぎつね写真に4.8万いいね「奇跡のような出来事」――アイドルになりたての頃と解散間際では、アイドルに対する考え方もかなり変わったと。こんなにすばらしい職業だったんだと改めて感じました。横浜アリーナに立たせて頂いたり、人生で経験できないことをたくさん経験させてもらえたりしたので。みなさんが応援してくださっているおかげで、すばらしいステージにもそうやって立つことができました。――「やりたくないこと」も、時には大事だったりするんですかね。そうですね。やりたくないことこそ頑張ってその壁を越えていけば、その先ですばらしいものが見えるのかもしれない。そう思えるようになりました。――そして昨年、SNSをきっかけに橘さんの存在が世に知れ渡ることに。SNSで話題になって、日清食品さんが私を見つけてくださって。どん兵衛をたくさん送ってくださって、イベント出演のオファーも頂きました。ちょうどその頃に、TBSさんからも「写真を使わせていただいていいですか?」とお話をいただいて。『クイズ! THE違和感』という番組で、吉岡里帆さんご本人がVTRで登場されていました。吉岡さんがVTRでインタビューを受けている途中で何カ所か違うところがある「間違い探し」みたいな企画です。吉岡さんが見せたスマホの写真が実は私で、それに気づけるのかがクイズになっていました。――運命を変えたどん兵衛ですね。昨年10月31日にTwitterに投稿した「どんぎつね」風写真は、6,500以上リツイート、4.8万いいねと大反響でした。ここまで話題になると1ミリも思ってなくて。動揺がすごかったです(笑)。ちょうどバズった日、福岡に帰っている時で。11月2日にZepp FUKUOKAで最後の凱旋ライブがあったので、福岡に帰っていたんです。10月31日の夜にツイートして、次の日に福岡に。写真も、「これでいいかな」くらいの軽い気持ちだったんですけど、通知が止まらなくてビックリ(笑)。隣には母と妹がいて、「いいね」が増えていく瞬間を一緒に目撃して、3人で興奮していました。すごいタイミングですよね。今振り返っても、私にとっては奇跡のような出来事でした。○■運命を変えたテレビ番組出演――そして、今年5月にはフジテレビ系『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』の「顔だけそっくりさんNo.1決定戦」でも話題に。もたいまさこさんのそっくりさんに勝ちましたが、相手も強敵でしたね(笑)。絶対に勝てないだろうなと思いました(笑)。MCの今田(耕司)さんや東野(幸治)さんもすごく優しくて、たくさんお話してくださって。朝11時ぐらいに現場に入って、夜の9時ぐらいまでだったので待ち時間はすごく長かったんですけど、スタジオの裏でみんなでスタンバっている時もスタッフさんが「似てる!」と言ってくださって、すごくうれしかったです。スタジオ収録も初めてでしたし、めちゃくちゃ緊張しました。――出演後の反響はいかがでしたか?「似てる」という声はすごく多かったです!――似せようとしなくても、以前から「似てる」と言われることが多かったんですか?私が当時黒髪ボブだったんですよ。吉岡里帆さんも黒髪ボブのイメージが強かったので、それで言われることが多かったのかなと思います。――そういえば、日清食品から「どんぎつねの歌」のオリジナル歌詞を提供されていましたが、Twitterでは美声と褒めるコメントもたくさん集まっていました。声を使った仕事のオファーもありそうですね。声の仕事もすごく興味がります! もともとファンの方々からも「やってほしい!」とリクエストの声は結構あって。アニメも映画も観るにも好きなので、機会があれば挑戦していきたいです。●noteで誓った「たくさんの人達を幸せに」――今年5月からは、「新たな挑戦」としてnoteを始めましたね。文章を書くのが本当に苦手で、あまりうまくはかけてないと思いますけど(笑)。始めてみて改めて分かりましたが……やっぱり大変ですね。1回の投稿内容を考えるのにすごく時間がかかってしまいます。でも、続けていくことが大切なのかなと。生活していく中で、ネタにできるような面白いこととかあればどこかで話せるかもしれないので、しっかりメモしていきたいと思います。――noteにも書かれていましたが、これまで支えになった言葉も日頃から書き留めていらっしゃるんですね。メモに書いています。きっかけは、アイドルデビューして、本当に挫折というか壁にぶち当たってつらい時期があってからですね。身の回りの方やSNSで見つけたもの、いろいろなところからたくさんの言葉を知ることができるので、忘れないように書いておくようにしています。――中でも支えになっている言葉は?みやぞんさんがおっしゃっていた言葉なんですけど、「『つらい』と思うのはもったいない。『楽しい』にどうやって変えていくのかが勝負」。どんなつらい状況でも、楽しむ方がいい。それがすごく心に響いて。私も常に前向きでありたいと思っています。――芸能界はつらいこともありつつ、救われることも多い。そうですね! 私にとって、「いちばんやりたいこと」なので。○■アイドル時代からのファンも心の支えに――noteには、「たくさんの人達を幸せにできるエンターテインメントな仕事がしたい」というご自身の職業観に触れる一文もありました。小学生ぐらいからテレビっ子。テレビに映っている方々を観て、「私もその世界に行きたいな」と小さい頃からずっと心の中で思っていたと思います。その頃の憧れの存在として覚えているのは、新垣結衣さん。女優さんってステキな職業だなと感じて、芸能界への憧れが強くなりました。――さて、6月からはプラチナムプロダクションに所属し、これからは一人のタレントとしての活動が本格的にスタートします。新たな一歩を踏み出してのお気持ちは?不安よりも楽しみの方が強いです! ワクワクしています。これからの私、どうなっていくんだろうという不安もありつつ、「どういう自分を見せていけるんだろう」と。私より身長(143cm)が低い方、芸能界にはあまりいないんじゃないですかね(笑)? だからアイドル時代の名前がひとちび。最初はすごくコンプレックスだったんですけど、ずっとチビなので今さら気にしててもしょうがないなって。一人でも多くの方に覚えてもらえればいいなと思います。――お名前は芸名なんですか?芸名です。家族みんなが必死に考えてくれて(笑)。家族会議でもめちゃくちゃ揉めて、ギリギリまで悩んで悩んで「橘ひと美」に決めました。改めて語ると……恥ずかしいですね(笑)。――貴重なお話、ありがとうございました。今後のご活躍も期待しています!ありがとうございます。これから一番活動していきたいのは、女優業。ドラマや映画のような演技にかかわるお仕事……本当にどんな役でもいいので経験を積んで、女優業以外のどんなお仕事でも挑戦してきたいです。その中で自分の個性が出していければと。アイドル時代からのファンのみなさんが、今でもたくさん応援してくださっています。そういう方々の期待にも応えられるように、がんばっていきたいです。■プロフィール橘ひと美1995年2月10日生まれ。福岡県出身。2020年1月5日まで、アイドルグループ・uijinのメンバーとして活動。昨年から今年にかけて、SNSや出演番組などで「吉岡里帆に激似」と話題になり、注目を集める。2020年6月からはプラチナムプロダクションに所属。自身初の連ドラ『ほぼ日の怪談。』に出演決定。8月23日19時よりひかりTV、dTVチャンネルで配信、8月26日からはテレビ神奈川で放送がスタート。
2020年08月07日ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)が、パートナーでもある緒川たまきと共に、新たなユニット「ケムリ研究室」を立ち上げ。その第1回公演『ベイジルタウンの女神』の本格始動を前に、KERAに現在の構想を聞いた。【チケット情報はこちら】緒川とのユニットについて、「8、9年前から考えていたこと」と振り返るKERA。というのも緒川は、すでに数々の作品で、KERAのブレーン的役割を担ってきている。「『百年の秘密』とか、ちょっとヘビー目な人間ドラマに関しては、彼女の力がかなり大きいです。でもこれまではすべてノンクレジット。だから共作しているって部分をもっと堂々と打ち出せるものがあってもいいんじゃないかなと。緒川さんからは、『将来的には野外劇やテント芝居もやるぐらいの挑戦的なユニットになれれば』なんて話も出ていますし、ともかくフレキシブルに動けるユニットでありたいんです。」今回緒川が演じるのは、父親の会社を成り行き上継ぐことになった女社長。そんな彼女がなぜか貧民窟で暮らすことになり……というファンタジック・コメディだ。「これまで僕が緒川さんに当てて書いた役って、もともと彼女の中にあるものを拡大していたんですよね。でも今回に関しては、本人にとって若干やり難いところにも踏み込んでもらおうかなと。その方がやりがいもあると思いますし。コメディとしては、ニヤニヤ、クスクス、そしてたまにゲラゲラみたいなところを狙っていけたらと思っています」第1回公演ということで、「幅広い人に受け止めてもらえるような、賑やかで、明るくて、観た後にハッピーな気分になれる作品に仕上げたい」とも語るKERA。その想いは、仲村トオルや水野美紀、吉岡里帆に松下洸平といった、豪華なキャスト陣からも伺うことが出来る。だがこの時期の上演で何よりも気がかりなのは、やはりコロナ問題。「台本を書くとか、その前の段階ですよね。もし台本をフルに書いて上演中止なんてことになったら、今回はちょっと立ち直れないかも……。でも中途半端なものには出来ませんし、自己暗示をかけてでも「やれる」と信じてやっていかないと。もちろん安全第一でね。」また現在、『ケラリーノ・サンドロヴィッチ自選戯曲集1・2』が発売中のKERA。「印刷物フェチ」を自称する彼のこだわりが詰まった2冊で、「自分の仕事が紙で残せることが個人的にすごく嬉しい」と笑みを浮かべる。旧作の戯曲を読みつつ、新作舞台の無事の開幕を、一ファンとしても切に願いたい。9月13日(日)から27日(日)まで東京・世田谷パブリックシアターにて上演後、兵庫、北九州を巡演予定。チケットぴあでは8月10日(月・祝) 23:59まで東京公演の先行抽選プレリザーブ受付中。取材・文:野上瑠美子
2020年08月04日人気音楽グループ『いきものがかり』のボーカルである吉岡聖恵さんが、結婚したことが分かりました。吉岡さんは、自身のInstagramでファンに向け、このようにコメントしています。 View this post on Instagram A post shared by 吉岡聖恵 (@kiyoe_yoshioka_official) on Jul 31, 2020 at 8:07pm PDTいつもいきものがかりを、そして吉岡聖恵を応援して下さる皆様へ私、吉岡聖恵は本日8月1日に、結婚致しました事をここに御報告させて頂きます。お相手は一般の方で、私の事を1人の人間として、そして1人の歌い手として心の底から受け止め、包み込んでくれる、優しく真っ直ぐな心を持った方です。そして私の人生においてとても大切な「歌うこと」に対しても大きな理解を示してくれています。これからも皆様への感謝の気持ちを大切に、1人の人間として成長し、歌手としても素敵な歌を末長く届けていけるように、より一層精進してまいります。あたたかく見守って頂けましたら嬉しいです。コロナ禍がまだまだ続いております。事態の一刻も早い収束を、皆様と心を同じくして願っております。吉岡聖恵kiyoe_yoshioka_officialーより引用「歌手として、素敵な曲を末永く届けていきたい」とこれからの活動にも言及した吉岡さん。結婚発表に、ファンからはたくさんのお祝いのコメントが寄せられています。・おめでとうございます!これからもずっと応援しています!・暗いニュースばっかりの中、嬉しいニュース!おめでとう!・家族が入籍したように感じ、とても感無量です。おめでとう、末永くお幸せにね!これからも、歌手として、『いきものがかり』のメンバーとして、素敵な楽曲を多くの人に届けてくれることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年08月01日