「これまでキラキラした恋愛モノはあまり縁がなくて。ついに僕にもやるチャンスがきたか!とまるで青春を取り戻すような新鮮な気持ちです」そう話すのは、4月8日スタートの新ドラマ『レンアイ漫画家』(フジテレビ系・木曜22時〜)で王道のラブコメに挑戦する鈴木亮平(38)。撮影中は、慣れない“キラキラ感”に戸惑いもあったという。「ものすごくロマンチックなロケも多くて、『こんなキラキラした画(え)のなかでどんな芝居をすればいいんだ?』とちょっとパニックになりそうでした。ただ不安以上に、こういうのをやってみたかったんだよなという楽しさもあります」鈴木が演じるのは、漫画一筋で恋愛下手な天才少女漫画家・刈部清一郎。ヒロイン・久遠あいこ役の吉岡里帆(28)とは初共演だが、印象を聞くと興味深いエピソードも。「僕、女性を見て魅力的だなと思うところが人と違うみたいで、吉岡さんに『変ですね』ってしょっちゅう言われました。撮影中、あいこにキュンとしたシーンの一つが彼女のパジャマ姿のシーンで。お風呂上がりで髪がちょっとボサッとしていて、そういう女性のオフっぽいところにときめきますね(笑)」恋に不器用な人たちの悲喜こもごもが描かれる今作。鈴木自身は、もともと恋愛は上手なほう?「上手ではないですね、振り回されます。でも、振り回されるのも嫌いじゃない。好きになると一直線に気持ちを伝えるので、相手に余裕が生まれて思いのままに行動されてしまうパターンですね(笑)」そんな彼の理想の恋の始まり方を聞いた。「旅先で始まるのが理想ですね。ロマンチックな外国なのか、日本の島なのか。非日常のなかで出会い、恋が生まれ、盛り上がる。それで日常生活に戻ったときに、相手のふだんの姿を見たらさらにキュン!というのが最高です」「女性自身」2021年4月13日号 掲載
2021年04月03日春の訪れと共に、もう間もなく新ドラマがスタート。次のクールは、待望の続編から新感覚コント、王道のラブストーリーと幅広いジャンルの展開に期待が高まっています。今日はドラマニアな筆者おすすめの注目作品をまとめてピックアップ!ご紹介していきましょう。笑いあり、涙あり――実力派が顔を揃えるオリジナルドラマがスタート4月クールは、豪華キャストを迎えてのオリジナルドラマが続々登場。土曜10時枠には、異色の枠組みで構成される「コントが始まる」の放送が決定しています。いまをトキメク実力派俳優の菅田将暉さん×仲野太賀さん×神木隆之介さんが演じるのは、売れないトリオ芸人。彼らのファンになるファミレス店員・里穂子役に有村架純さん、妹・つむぎ役に古川琴音さんと、若手の白熱した演技対決に注目が集まる本作。彼らが行き着く果てにある“幸せ”とは…?毎話トリオのコントから始まるという異色の群像劇、とても楽しみですね。また、水曜10時枠にはオリジナル脚本のラブコメ「恋はDeepに」が登場。海を愛する魚オタクの海洋学者(石原さとみ)と、ロンドン帰りのツンデレ御曹司(綾野剛)。巨大マリンリゾートの開発をめぐり出会う2人の運命の恋――しかし、彼女には大きな秘密があり…。未だかつてない禁断のラブストーリーが幕を開けます。さらに、金曜10時枠では北川景子さんを主演に迎え「リコカツ」の放送が決定。交際期間ゼロで結婚した主人公・咲とその旦那・紘一(永山瑛太)の、離婚に向けた活動=リコカツを進めていく過程を描いていくといいます。正反対の家庭環境で育った2人の生活習慣や価値観の違いが少しずつ浮彫になっていき…。共感を呼ぶ一作となりそうです。懐かしのあの作品が令和に再始動!話題の原作も続々ドラマ化決定次クール大きな期待を集めているのが、日曜9時枠での放送が決定した「ドラゴン桜」シーズン2です。三田紀房さんの同名漫画を原作に、阿部寛さん主演で2005年に放送された同作の続編。舞台となるのは、10年後の龍山高校――弁護士・桜木建二が去った後、下降の一途をたどっていた同校の窮地を、再び桜木が救う姿を描いていきます。受験制度の改革に注目が集まる令和の時代に、一体どう切り込んでいくのでしょうか。気になる生徒役には、「King & Prince」の高橋海人さんをはじめ、平手友梨奈さん、加藤清史郎さん、鈴鹿央士さん、志田彩良さん、細田佳央太さん、南沙良さんら令和を彩るフレッシュなキャストが顔を揃えています。また、月曜9時枠では、竹野内豊さんを主演に迎え「イチケイのカラス」を放送。浅見理都さんの同名漫画を原作に、刑事裁判官の人間くさく温かみのある活躍を描いた本作。竹野内さん演じるみちおは、東京地方裁判所第3支部第1刑事部=通称・イチケイの刑事裁判官で、元弁護士という異色の経歴の持ち主。彼の仕事スタイルを理解できず反発する坂間を黒木華さんが、ニコニコと癒し系のベテラン裁判官を小日向文世さんが演じるとあって、コミカルでシュールな演技対決、その化学反応がとても楽しみですね。さらに、木曜10時枠には「レンアイ漫画家」がやってきます。同名コミックスを原作に、鈴木亮平さん演じる恋愛下手な少女漫画家・刈部清一郎と、ダメ男ホイホイこと崖っぷちアラサー女子・久遠あいこ(吉岡里帆)の不思議な契約関係を描いたハートフルラブコメディー。漫画のネタのために疑似恋愛をスタートさせる2人――いつしか互いの存在が気になり出して…!?気になる恋の行方を見守っていきましょう。以上、いかがでしたか?4月スタートの新ドラマ、是非チェックしてみてくださいね。(text:Yuki Watanabe)
2021年04月01日山崎豊子原作連続ドラマW「華麗なる一族」が、4月18日(日)より放送開始。これに先駆けて、本日3月30日(火)よりSHIBUYA TSUTAYA2階でドラマのスペシャルブースが登場している。放送を記念して登場した今回のブースは、ドラマ「華麗なる一族」の世界観が楽しめるコーナーとなっており、中井貴一演じる主人公・大介をはじめ、長男・鉄平(向井理)、次男・銀平(藤ヶ谷太輔)、大介の愛人・高須相子(内田有紀)、大介の妻・寧子(麻生祐未)と、5名が実際に撮影で使用した衣装を展示。またパネル展示では、今回初公開となるものを含む劇中の場面写真や、キャラクタービジュアルのパネルボード、ポスターデザインの壁面などが見られる。そして大型モニターでは、これから放送されるドラマをより楽しむことができるガイド番組「原作 山崎豊子『連続ドラマW 華麗なる一族』徹底ガイド」(25分)を上映。ストーリーや原作の紹介、キャストインタビュー、美術セット、ロケーションなどの見どころに迫っていく(4月1日よりモニターにて放映)。ドラマ「華麗なる一族」は、大阪万博を間近に控えた日本の高度経済成長期、富と権力獲得の手段として、関西の政財界で閨閥を張り巡らす阪神銀行の頭取・万俵大介を中心に、一族の繁栄と崩壊を描いた物語。衣装展示が行われる5名のほかにも、吉岡里帆、松本穂香、要潤、工藤阿須加、美村里江、石黒賢、加藤雅也ら豪華キャストが出演している。「連続ドラマ W 華麗なる一族」スペシャルブースは3月30日(火)~4月26日(月)SHIBUYA TSUTAYA2階にて開催。連続ドラマW「華麗なる一族」は4月18日より毎週日曜日22時~WOWOWプライム、WOWOW4K、WOWOWオンデマンドにて放送・配信(全12話/第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2021年03月30日劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』が、2021年6月11日(金)全国ロードショー。明石家さんまが企画・プロデューサーを務める。直木賞受賞小説が、アニメ映画化!原作は、第152回直木賞を受賞した西加奈子のベストセラー小説『漁港の肉子ちゃん』。漁港の船に住む共通点なしの母娘・肉子ちゃん×キクコの秘密がつなぐ最高の奇跡を描いた感動のハートフルコメディだ。豪華クリエイター勢が集結映画化にあたっては、企画・プロデューサーの明石家さんまのもとに、豪華クリエイター勢が集結。監督を『海獣の子供』の渡辺歩、キャラクターデザイン・総作画監督を『かぐや姫の物語』で作画監督を務めたスタジオジブリ一期生の小西賢一、そして脚本を『凪のお暇』の大島里美がそれぞれ務めるほか、『映画 えんとつ町のプペル』などのSTUDIO4℃がアニメーション制作を手掛ける。登場人物/キャスト物語を彩る個性豊かなキャラクターには、大竹しのぶや人気声優・花江夏樹など、豪華キャスト勢が終結。中でも初の映画作品にして声優デビューを果たすモデル・Cocomiは、大のアニメ好きであり、声優の養成所にも通った経験もあるのだとか。肉子ちゃん(大竹しのぶ)愛情深い性格ゆえに、数々のダメ男を引き寄せては騙されてきた肉子ちゃん。恋が終わるたびに、娘・キクコを連れて各地を放浪している。大阪出身ではないのに、なぜか大阪弁をしゃべる。キクコ(Cocomi)肉子の娘。豪快な母に比べ、見た目も正確も真反対のしっかり者で大人びた小学5年生。引っ越してきた町で“マトリョーショカ”と噂される肉子ちゃんの存在を、ちょっぴり恥ずかしく思っている。二宮(花江夏樹)キクコの同級生であり、物語の重要な役割を担う風変わりな少年。また、若かりし肉子ちゃんの親友・みう役のボイスキャストに女優の吉岡里帆、霊媒師ダリシア役にマツコ・デラックス、肉子ちゃんが働く焼き肉屋の大将・サッサン役に映画『アウトレイジ 最終章』の中村育二を起用。さらに、ドラマ「相棒」シリーズやドラマ「半沢直樹」の山西惇、大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」やドラマ「半沢直樹」の八十田勇一といったベテラン俳優陣に加え、オーディションを勝ち抜いた14歳の新人・石井いづみなども出演する。その他、アニメ「鬼滅の刃」我妻善逸役を務めた下野紘も参戦。爬虫類の‟トカゲ”役と、肉子&キクコの心の声を代弁するようなセリフを発する‟ヤモリ”役の二役を演じる。音楽にCocomiも参加劇場の音楽には、フルーティストとしての顔も持つCocomi(キリコ役)も参加。本作のほかにも、『思い出のマーニー』『メアリと魔女の花』『夜明け告げるルーのうた』など、数々の映画作品の音楽を手掛けてきた作曲家・村松崇継の発案によって、このコラボレーションが実現したという。【作品詳細】劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』公開日:2021年6月11日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー企画・プロデュース:明石家さんま出演:大竹しのぶCocomi花江夏樹中村育二石井いづみ山西惇八十田勇一下野紘マツコ・デラックス吉岡里帆原作:西加奈子「漁港の肉子ちゃん」(幻冬舎文庫 刊)監督:渡辺 歩キャラクターデザイン・総作画監督:小西賢一美術監督:木村真二脚本: 大島里美音楽:村松崇継主題歌:稲垣来泉「イメージの詩」(よしもとミュージック)作詞・作曲:吉田拓郎編曲:武部聡志サウンドプロデュース:GReeeeNエンディングテーマ:GReeeeN「たけてん」(ユニバーサル ミュージック)アニメーション制作:STUDIO4℃配給:アスミック・エース製作:吉本興業株式会社『漁港の肉子ちゃん』<あらすじ>愛情深い性格ゆえに、これまでの人生、ダメ男ばかりを引き寄せては、何度もだまされてきた母・肉子ちゃん。とんでもなく豪快で、子どもみたいに純粋な母に比べて、しっかりもので大人びた性格の小学5年の娘・キクコ。ふたりは肉子ちゃんの恋が終わるたびに各地を放浪し、北の漁港の町へと流れ着く。漁港で途方にくれる母娘の胃を満たしたのは、一軒の焼き肉屋「うをがし」の焼肉だった。妻に先立たれ、店をたたもうとしていた店主・サッサンは、目の前に現れた肉子ちゃんを”肉の神様”だと思い、「決しておなかを壊さないこと」を条件に肉子ちゃんを雇いいれる。こうして、サッサンが所有する漁港の船を住処に、肉子ちゃんとキクコの新しい生活が始まった……!キクコは地元の小学校に転入する。土地の言葉をきちんと使い、運動神経がよく、まわりの友達から「かわいい」と言われることが多いキクコは、大阪出身でもないのに大阪弁で思ったことをすぐ口に出し、町中でマトリョーシカと噂される母・肉子ちゃんの存在を、最近ちょっと恥ずかしいと思っている。一方、学校ではこの年頃特有の女子グループ間のやっかいな抗争に巻き込まれたり、風変わりな少年・二宮との出会いで、キクコは少しずつ成長し、この漁港の町をどんどん好きになっていく。肉子ちゃんの次の恋が終わったら、またこの町を出て行かなければならない。そんな不安がよぎるキクコと肉子ちゃんの大きな秘密が明らかになり……
2021年03月26日トークバラエティー「グータンヌーボ2」の3月23日(火)深夜の放送回には、映画監督として『ゾッキ』を共同製作した山田孝之と齊藤工が登場する。長谷川京子、田中みな実、西野七瀬、満島真之介がMCを務める本番組。今回は、映画にも出演する満島さんと、山田監督、齊藤監督を迎え、素顔をさらけ出す。プライベートでも仲が良いという3人は、番組でそれぞれ出会ったきっかけを語りだし、山田さんとの出会いは“運命”だと話す満島さんに、「結婚しようか?」とプロポーズしたり、映画作品初監督に挑んだ山田さんが、理想のキャストを射止めた必殺技を明かしたり。エネルギッシュな2人の生き方に「うらやましい」と話す齊藤さんは、常に冷静沈着な理由を打ち明ける一幕も。満島さんは齊藤さんに「彼女といる時ってどんな感じなんですか?」とプライベートを掘り下げ、さらに2人は、齊藤さんの好きな女性のタイプや結婚観に迫るが、本人そっちのけで盛り上がる山田さんと満島さんに、たじたじになる様子も。映画撮影秘話からプライベートに関する赤裸々トークに注目だ。山田監督、齊藤監督、そして竹中直人監督が共同製作した映画『ゾッキ』は、大橋裕之の初期短編集「ゾッキA」「ゾッキB」の中から多数エピソードを織り交ぜて構成し、脚本を舞台演出家・劇作家の倉持裕が書き上げた、ありふれた日常に巻き起こる、不思議な笑い包まれた、なんだかわからないけど、きっと明日を楽しくする、唯一無二のヒューマンコメディ。出演には、吉岡里帆、満島さん、安藤政信、倖田來未、竹原ピストル、松田龍平、國村隼ら豪華メンバーが揃っているのも見どころだ。「グータンヌーボ2」は毎週火曜日深夜0時25分~関西ローカルにて放送中。毎週水曜日10時~カンテレドーガチャンネル(見放題)、カンテレドーガ、TVerほかにて配信。『ゾッキ』は4月2日(金)より全国にて公開。※先行公開あり(cinemacafe.net)■関連作品:ゾッキ 2021年4月2日より全国にて公開©2020「ゾッキ」製作委員会
2021年03月23日M&Oplaysがプロデュースする舞台『白昼夢』が3月20日、本多劇場にて開幕。本多劇場を皮切りに、富山、大阪、島根、広島、愛知まで、全国6都市で上演される。作・演出を務めるのは何気ない日常に潜む人間の痛みや悲しみや可笑しみを独特の目線で描き、他人の日常を覗き見しているような劇空間を作り出す劇作家・演出家としてだけでなく映画監督、俳優と多彩な顔を持つ赤堀雅秋。本作は、赤堀とM&Oplaysとのコラボ公演『流山ブルーバード』に続く第2弾作品であり、赤堀にとっては実に1年ぶりとなる待望の新作公演となる。出演者は、今作が赤堀作品初参加となる三宅弘城、吉岡里帆、赤堀作品には欠かせない俳優・荒川良々、風間杜夫、そして赤堀本人。社会になじめず引きこもりとなった中年男性とその兄、父親をめぐる、落ちこぼれてしまった者たちのもがきと再生、「それでも生きてゆく」日々を、5人の俳優たちが濃密な人間ドラマとして描き出す。この度、作・演出の赤堀をはじめ、出演者のコメントと舞台写真が届いた。■作・演出・出演:赤堀雅秋なかなか手強い戯曲で、正直演出に手こずりましたが、スタッフ・キャストの尽力のお陰でイメージ通りの作品になったと思います。三宅さんは、以前共演した時と変わらず本当に真摯に取り組んでくれています。吉岡さんは、今まで出会った女優さんの中でとりわけガッツがあり、そして素直な感性が素晴らしい。荒川さんは、コメディリリーフ的な印象が強いですが、今回は生々しい存在感に驚きました。風間さんは、とにかく凄い。その一言です。久し振りの物作りの現場に幸せを感じる毎日です。とにかく、無事開幕して、何事もなく千秋楽を迎えることを祈るのみです。生々しい人間が佇む姿を、その呼吸や汗や涙を、劇場に来て感じて欲しいです。よろしくお願い致します。■三宅弘城赤堀さんの演出のもと、不器用ながらも一生懸命生きている5人のヒリヒリした物語が完成しました。純粋な演劇は1年ぶりなので、お客様の前に立てる喜びと、念願だった赤堀作品に出演できる喜びを噛みしめています。赤堀作品は、空気感がとても好きで、その空気感を作っているものが一つの感情ではなく、その人間が、色んな感情を感じ、思い、背負いながらそこで生きることで、舞台上の空気がうねっていたんだなと、やってみてその難しさが分かりました。そして、だから面白いんだと再確認しました。演劇を観ると豊かになるんです。このご時世ではありますが、僕らが舞台上で懸命に生きている姿を観て「それでも生きてゆく」と、お客様にも感じていただけたらと思います。感染対策を万全にして、劇場でお待ちしております!■吉岡里帆以前から赤堀さんの作品には惹かれていて、いつかご一緒することが念願だったので、お話をいただいたときはとても怖くもありましたが(笑)、嬉しかったです。稽古を経て、この作品の演劇でしかできないならではの温度感や生っぽさを感じて、赤堀さんとご一緒できたことが自分の人生においてとても財産だなと思いました。「白昼夢」は、本多劇場ととても相性のいい作品だと思います。登場人物の心の機微みたいなものがダイレクトに伝わると思うので、ぜひ肌で感じて楽しんでいただきたいです。こういう時期なので、来ていただけるだけで本当にありがたいですし、来ていただくからには観てよかったと思っていただけるように全力で向き合っていきます。楽しみに待っていてください!■荒川良々手応えはまだないですが、稽古場でやるだけのことをやりました。あとはお客様にご覧いただいたところで変わっていくこともあるかもしれないので、一生懸命やりたいと思います。三宅さん、吉岡さんは、赤堀作品には初参加ということだったので、大変だったんじゃないかなと思いますが、今はもう、だいぶ自信がついているように見えます。こんな時期にお越しいただけるのは本当にありがたいと思います。僕は出ている側ですし、ホンもずっと読んでいるのであまりわからないのですが、観てくださった方がどんな気持ちになるのか気になります。カラッとした舞台ではないので、受け取り方次第ではあると思いますが、晴れやかな気持ちにはなれないかもしれないです(笑)。■風間杜夫丹念に緻密に時間をかけて作られてきたので、劇場に入って通し稽古をしてみて、確かな手ごたえを感じています。赤堀作品は2本目で、出演できることを楽しみにしていました。赤堀さんと出会った舞台「世界」では、丹念に諦めることなく稽古を続けられる赤堀さんの演出で、役者としてすごく助かりました。ねちっこい演出には慣れているので(笑)。今は、早く幕が開けと言わんばかりに、すぐ飛び出したい気持ちでいっぱいです。コロナ禍で劇場に足を運んでくださることがとてもありがたいです。皆さんの期待に応えられる作品ですので、受け取り方は様々だと思いますが、お芝居をぜひ楽しんで帰ってください。【公演概要】M&Oplays プロデュース『白昼夢』作・演出:赤堀雅秋出演:三宅弘城、吉岡里帆、荒川良々、赤堀雅秋、風間杜夫公式サイト: 公演期間:3月20日(土・祝)~4月11日(日)会場:本多劇場お問合せ:(株)M%Oplays(03-6427-9486)主催・製作:(株)M&Oplays富山公演 4月14日(水)会場:富山県民会館 ホールお問合せ:イッセイプランニング 076-444-6666(平日10:00~18:00)大阪公演 4月17日(土)~4月18日(日)会場:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティお問合せ:梅田芸術劇場 06-6377-3888(10:00~18:00)島根公演 4月20日(火)会場:島根県民会館 大ホールお問合せ:島根県民会館チケットコーナー 0852-22-5556(10:00~18:00)〈休館日〉第2・第4月曜日(祝日・振替休日の場合は翌平日 / 臨時休館日あり)広島公演 4月22日(木)会場:JMSアステールプラザ 大ホールお問合せ:TSS 事業開発部 082-253-1010(平日 10:00~18:00)愛知公演 4月24日(土)~4月25日(日)会場:東海市芸術劇場大ホールお問合せ:メ~テレ事業 052-331-9966(祝日を除く月〜金 10:00~18:00)
2021年03月22日この投稿をInstagramで見る 野川涼太・銀座美容師/大人女性のヘアカタログ(@nogawa_ryota)がシェアした投稿 横顔美人*素敵な大人の外ハネボブ「朝起きてハネていても大丈夫!」家事や仕事に忙しい大人女性に向けたセット簡単ヘアです!!山本美月さんや高畑充希さん、吉岡里帆さんのようなボブスタイルは特に人気です。簡単ヘアでも手抜きに見えない外ハネボブは今季も大人気です。もちろん内巻き、外ハネ、耳掛けなども素敵に決まります。アレンジの幅が広いこともオススメポイントです。横顔美人*素敵な大人の外ハネボブを見る この投稿をInstagramで見る 野川涼太・銀座美容師/大人女性のヘアカタログ(@nogawa_ryota)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る 野川涼太・銀座美容師/大人女性のヘアカタログ(@nogawa_ryota)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る 野川涼太・銀座美容師/大人女性のヘアカタログ(@nogawa_ryota)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る 野川涼太・銀座美容師/大人女性のヘアカタログ(@nogawa_ryota)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る 野川涼太・銀座美容師/大人女性のヘアカタログ(@nogawa_ryota)がシェアした投稿 【40代・50代】ハネづらい*ひし形ボブ銀座でボブスタイルをご希望の方はお任せください!今回はハネづらいひし形ボブをご提案いたします!富岡佳子さんや上戸彩さん、北川景子さんなどの大人世代の方がボブにしています!極力ハネづらいようにカットしています。女性らしい、上品で丸みのあるシルエットは常に人気のスタイルです!ツヤ感やボリューム感が欲しい方はお任せください!また前髪の長さについてもご相談ください!ご希望の長さや、生えグセを見極めて似合わせます!【40代・50代】ハネづらい*ひし形ボブを見る この投稿をInstagramで見る 野川涼太・銀座美容師/大人女性のヘアカタログ(@nogawa_ryota)がシェアした投稿
2021年03月15日日々の肌トラブルの回避法・解決法 抜け感メイク2月26日、Instagramのメイク動画が人気を集めている石田一帆氏による新刊『MAKE UP THE DAY 毎日のトラブルに負けない、抜け感メイクルール』がKADOKAWAから発売された。石田氏はコスメ&アパレルブランド「la peau de gem.(ラ ポ ドゥ ジェム)」のディレクターで、日本化粧品検定1級。新刊はA5判の単行本、144ページ、価格は1,650円(税込)である。肌トラブルとコンプレックスを自然にカバー肌が綺麗で肌の悩みなんてなさそうといわれる石田一帆氏ではあるが、実は幼少期にはアトピーに悩まされ、現在でもアレルギー体質で、特に唇は薬用リップクリームが塗れなくなることがあるほど敏感だという。また、学生時代から目の下のクマ、ニキビなどの悩みも抱えていた。その後も悩みはさらに増えているが、トラブルをどれだけ早く察知し対応できるか、コンプレックスをどれだけ自然にカバーできるかを考えるようにしているという。著者なりのトラブルの回避法や解決法がまとめられているのが新刊である。目の下のクマ、顔のくすみ、悪い顔色、毛穴、むくみ、大人ニキビ、アレルギーなど、誰もが抱えているトラブルの対策が詰め込まれている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※MAKE UP THE DAY 毎日のトラブルに負けない、抜け感メイクルール 石田 一帆:生活・実用書 - KADOKAWA
2021年03月04日眞栄田郷敦と小西桜子が、鈴木亮平主演「レンアイ漫画家」に出演することが決定。眞栄田さんが主演し、小西さんも出演するスピンオフドラマ「レンアイ格闘家」が配信されることも明らかになった。漫画一筋で恋愛が超苦手な少女漫画家・刈部清一郎(鈴木さん)とダメ男ホイホイと呼ばれる崖っぷち女子・久遠あいこ(吉岡里帆)が繰り広げる、笑えて、ほろっとくるコミック・ラブストーリー「レンアイ漫画家」。本作で眞栄田さんが演じるのは、あいこの行きつけのカフェ&バーで店長代理として働く店員・二階堂藤悟。心優しく聞き上手で、仕事や恋に悩むあいこの愚痴聞き役。また、二階堂の何気ない行動が伏線となり、物語が意外な展開に動くことも。眞栄田さんがフジテレビ系連続ドラマに出演するのは今回が初めてで、連続ドラマの出演は「ノーサイド・ゲーム」「私の家政夫ナギサさん」に続き3作品目。また、鈴木さんや吉岡さんとの共演も初となり、「テレビなどで見ていて、鈴木亮平さんや吉岡里帆さんは役者として尊敬するお二人でしたので、ご一緒出来ることがとても光栄に思いました。撮影がより楽しみになりました!」と出演決定時をふり返る。役柄については「ぱっと見は、少しチャラチャラしたように見えますが、真っすぐで素直な人物だと思います」と説明し、「演じる上で、動きや仕草にチャラチャラした感じを取り入れています。でも、ただチャラいイメージにはしたくないので、バランスは難しいです。かっこよさやモテ要素は木村拓哉さんを参考にしている箇所があります」と明かす。そして小西さんが演じるのは、二階堂の店の店員で、彼に好意を寄せている伊藤由奈。二階堂と同様にあいこの愚痴聞き役で、あいこの恋愛ミッションに協力的だが、二階堂とあいこの関係性に嫉妬することもしばしば。『初恋』「猫」など、昨年出演した映像作品は12作品にも及ぶ注目の若手女優・小西さんがフジテレビ系連続ドラマに出演するのは今回が初。「フジテレビのドラマに出るのは初めてで、とてもうれしかったです!この作品は王道のラブコメディーなので、キュンキュンしながらも楽しんでいただけるドラマをお届けできればと思います」と出演を喜んだ小西さんは、「私が演じる伊藤由奈という役は、見た目はいまどきの女の子で、吉岡さん演じるあいこさんとは対照的な恋愛経験豊富な役どころです。二階堂を巡ってあいこさんとライバル関係になったり…、いろんな登場人物と絡んで行くところに注目していただければと思います!」とアピールしている。そして、眞栄田さんが主演を務めるスピンオフドラマ「レンアイ格闘家」の配信も決定。二階堂と由奈を中心としたテンポの良い掛け合いをベースに、男女の恋愛観の違いをテーマに展開されていくシチュエーションコメディとなっている。このスピンオフドラマについて眞栄田さんは「スピンオフはよりコメディー要素が強くなっています。二階堂と由奈の本編では描かれない面も出てきますので、本編よりも笑ってご覧いただければと思っています」と言い、小西さんは「気軽に楽しんでいただける作品になっていると思います。本編では描かれていない由奈のクレイジーさが予想を裏切っていき、その変化を楽しんでいただけるかなと思います!」とコメントしている。「レンアイ漫画家」は4月、毎週木曜日22時~フジテレビにて放送予定。スピンオフドラマ「レンアイ格闘家」はFODにて独占配信。(cinemacafe.net)
2021年03月02日2月22日は「にゃんにゃんにゃん」で猫の日。ということで、猫ラブな芸能人が大集合!おこもりライフを癒してくれる愛しの家族を紹介します♪■藤あや子(59)/愛猫:マル(オス)とオレオ(メス)。ともに雑種、1歳紙袋の中でルームランナーのように猫が走る動画や、双子猫のシンクロ写真をアップするTwitterの投稿が大人気。なかには28万いいねを超えるものも!■吉岡里帆(28)/愛猫:チーズ(オス)。雑種、16歳京都の実家で幼少期から猫を飼っている吉岡。「重度の猫依存症」と公言するほどで、一時は15匹飼っていたそう!Instagramにはたびたび猫と戯れる様子が投稿されている。■中川翔子(35)/愛猫:メポ(オス)。雑種、3歳常に10匹以上の猫と暮らす。自身のファッションブランドの売り上げの一部を寄付するなど保護猫活動にも貢献。■大地真央(65)/愛猫:トリュフ(オス)。メインクーン、5歳猫アレルギーを克服!十分な抜け毛対策をしながら4匹と暮らしている。猫愛がすごい!■古市憲寿(36)/愛猫:モカ(メス)。マンチカン、1歳歯にきぬ着せぬコメントが定評の古市だが、猫には甘口。シュールな写真とコメントが人気を呼んでいる。■サンシャイン池崎(39)/愛猫:風神(メス)と雷神(オス)。ともに雑種、2歳テレビ番組の企画で出合った保護猫を引き取り、猫用のTwitter、“裏垢の極”を開設。YouTubeの広告費から経費を除いた112万円を保護猫団体に寄付して話題に。「女性自身」2021年3月9日号 掲載
2021年02月27日竹中直人、山田孝之、齊藤工の3人が映画監督として共同製作した映画『ゾッキ』。この度、総勢18名の個性的な顔ぶれがひしめくメイン写真と場面写真が解禁となった。3人の映画監督が作りあげた前例のない破格のプロジェクトに賛同し集まったのは、日本を代表する豪華な出演者たち。熱狂的な支持を集める人気漫画家・大橋裕之の原作漫画から飛び出してきたように個性的な総勢18名のキャラクターが勢揃いした。なぜかカゴにたったひとつのみかんを入れて、自転車を漕ぐ藤村役の松田龍平、ボサボサの髪で物が溢れる部屋に座る前島りょうこ役の吉岡里帆。バイト先のレンタルビデオ屋に佇む伊藤役の鈴木福、学ラン姿で楽しげに談笑する牧田役の森優作と伴くん役の九条ジョー、親子でドライブ中の父役の竹原ピストルとマサル役の潤浩(ゆんほ)。サングラスにジャージ姿で怪しさ満点の旅人役・満島真之介、コンビニでカップ麺を手に取る若い女役の柳ゆり菜、教室で看板作りに勤しむ松原京子役の南沙良。道着姿に特徴的な髪型を披露している道場の師範代役・安藤政信、ちょびヒゲを蓄え謎の白いメモを手にする定男(漁師)役のピエール瀧。なぜか花嫁姿の本田役木竜麻生、ゴージャスな毛皮を纏い野外のソファに座り込む足立の女房役倖田來未。白塗り姿も話題沸騰、制服も着こなす幽霊のような女役の松井玲奈、ビールの空き缶を前に虚ろな表情をみせる二十代のマサル役・渡辺佑太朗、縁側で気持ちよさそうにお昼寝する祖父役の石坂浩二、そして、ちょこんと頭にのせたパーティー帽がインパクトを放つヤスさん(漁師)役の國村隼までも。3人の監督が自ら原作から選びぬいた珠玉のエピソードの数々を、あえてオムニバス形式ではなく、1つの物語としてまとめあげ、原作に忠実な世界観を丸ごと詰め込んだ本作。それぞれのエピソードがどう交わるのか、それぞれのキャラクターがどう交差するのか。物語を紡ぐ隠された“秘密”も気になるばかりだ。『ゾッキ』は4月2日(金)より全国にて公開。3月26日(金)愛知県先行公開※一部劇場除く3月20日(土)蒲郡市先行公開(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゾッキ 2021年4月2日より全国にて公開©2020「ゾッキ」製作委員会
2021年02月26日鈴木亮平が、漫画一筋で恋愛が超苦手な少女漫画家を演じ主演する新ドラマ「レンアイ漫画家」に片岡愛之助、木南晴夏、竜星涼、岩田琉聖が出演することが分かった。物語に彩りを添える個性的なキャラクターを演じる。本作は、少女漫画家・刈部清一郎と“ダメ男ホイホイ”久遠あいこという、恋に不器用な2人が繰り広げる、笑えて、ほろっとくるコミック・ラブストーリー。愛之助さんが演じるのは、清一郎(鈴木さん)の担当編集者で、清一郎の才能をいち早く見いだし、売れっ子漫画家に育てあげ、長年支え続けている向後達也。昨今の恋愛事情には少々疎く、自身の経験則と勘に基づくアドバイスは、時にちんぷんかんぷんで空回りすることも。清一郎のスランプを察し、漫画のモデルになるような恋愛を誰かにさせようと提案する。フジテレビ系連続ドラマに出演するのは今回が初となった愛之助さんは「自分の役(向後)にとても驚きました。原作ではユニークな髪型でキャラも濃く、すごい役をいただいたなと思いました(笑)」と言い、「少しちゃらんぽらんで、口八丁手八丁みたいなところがあるので、演じていて楽しいです(笑)。また、あいこと向後の掛け合いも面白さのひとつだと思います」とコメント。木南さんが演じるのは、「少女モーニング」で連載中の売れっ子少女漫画家・金條可憐。刈部まりあ(清一郎)の後輩漫画家にあたるが、可憐は読者アンケート1位の座を巡る最強のライバルとして強烈に意識しており、ベールに包まれたその正体に並々ならぬ関心を抱くキャラクター。ドラマ後半では、清一郎の大ピンチに暗躍し、清一郎とあいこ(吉岡里帆)の関係のカギを握るキーパーソンとなっていく。「原作の漫画を読ませていただき、漫画に登場する自分の役のクセが想像以上に強すぎて、驚きました(笑)」と木南さんもその役柄にびっくりしたそうで、「難しい役をいただいたなと思いました」と出演決定時をふり返る。しかし、徐々に役作りをしていく中で「可憐が今では自分になじんでいます。派手な役なので、つい明るい雰囲気になりがちになりますが、楽しいときでも“ねっとり”を意識して演じています。また、あいこをひっかき回したりするので、意外と大きな役目を担っています!(笑)」とアピールした。そして竜星さんが演じるのは、真面目で爽やかな一流企業勤務のエリートサラリーマン・早瀬剛。あいこが初めて疑似恋愛ミッションをする相手だ。早瀬があいことの朝活デートでみせる胸キュンシーンはひとつの見どころ。竜星さんは「今回は二枚目の役です(笑)!今までは三枚目の役が多かったので、試行錯誤しながら王道のエリート会社員で、誰もが“この人と付き合いたいな”と思ってもらえるような人物を骨太に作り上げていければいいなと思います」と演じる役柄について語り、「キュンキュンしてもらえるような要素がたくさん詰まっている作品だと思います。王道のキラキラとしたハイブリッドサラリーマンを演じておりますので、ぜひとも、まずは第1話でキュンキュンしてもらえたらなと思います!」と視聴者へメッセージを寄せている。また、最愛の父を亡くし、叔父の清一郎が引き取ることになった小学生・刈部レン役には、大河ドラマ「麒麟がくる」で徳川家康の幼少期・松平竹千代を演じ話題となった岩田さんに決定。人の気持ちをよく察し、おとなしく、大人びた性格のレンは、清一郎やあいこと生活を共にするようになり、少しずつその性格にも変化が…。一方、レンの存在はコミュニケーションが苦手な清一郎を徐々に変えていくことになる。「レンアイ漫画家」は4月、毎週木曜日22時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年02月24日赤堀雅秋が1年ぶりに手がける新作のテーマは、「8050問題」。母親の死後から引きこもりになった弟とその兄、老齢の父親、さらにNPO法人の相談員たちが紡ぎ出す、濃密な人間ドラマだ。そこで作、演出、出演の3役を兼ねる赤堀と、長男役の三宅弘城に話を聞いた。M&Oplaysプロデュース「白昼夢」の公演・チケット情報20年来のつき合いながら、赤堀作品に三宅が参加するのは今回が初。三宅は「念願の赤堀作品」と切り出し、「赤堀さんの書く世界と、演出する空気感がものすごく好きで。正直、赤堀さんの作品ならなんでもいいくらい(笑)。俳優としてはナイロン(100℃)で共演したことがあるんですが、すごく真面目ですし、赤堀さんが出て来ると途端に場が生々しくなる。そういうのを体験して、ますます一緒にやりたいと思うようになりました」と、全幅の信頼を寄せる。赤堀に三宅の俳優としての魅力を聞くと、「ご本人を前に恥ずかしいな」と照れつつも、「常に前向きで、少しでも面白くするために常に何かを打破しようとしている。すごく尊敬している俳優さんです」と、こちらも信頼の強さを伺わせた。キャストは5人のみ。長男を三宅、次男を荒川良々、父親を風間杜夫、NPO法人のスタッフを赤堀と吉岡里帆が演じる。この顔ぶれを見て赤堀は、「いいキャストだと思いますよ」としみじみ。「ちゃんと舞台の上で反応し合える人たちだと思うので、その化学変化みたいなものが楽しめるのではないかと思います」と、期待を膨らませる。三宅も「皆さん一緒になって作っていってくれる、チーム感のあるカンパニーになりそうですよね。こちらも気を抜いていられないなと思います」と、背筋を伸ばす。赤堀作品に関して、風間、荒川はすでに経験済みだが、異色なのは吉岡。ドラマ『あさが来た』で共演経験のある三宅は、「『私、小手先で出来ないんです』って言うくらい、すごく体当たりで熱い子」と当時を振り返ると、赤堀は「じゃなきゃ出ないですよね、このメンツで」とニヤリ。さらに「ほんわかしたイメージがありますけど、せっかくならグロテスクな部分も引き出せたら面白いかも」と、気になる言葉も飛び出した。現段階での物語の設定は前出の通りだが、実際どうなるかは赤堀のみぞ知るところ。当の本人は「僕が一番知りたいですけどね」と笑うも、最後にこう語る。「変な手触りの芝居になればいいなと思います。抽象的な言い方ではありますけど、この5人で、等分で、混沌とすればいいんじゃないかなと思いますね」。取材・文:野上瑠美子撮影:源賀津己
2021年02月16日鈴木亮平が主演、吉岡里帆がヒロインを務めるフジテレビ4月期の木曜劇場「レンアイ漫画家」。この度、鈴木さんと吉岡さんが背中合わせになるポスタービジュアルが完成した。本作は、講談社「モーニングKC」刊で2010年~2012年の間連載されていた同名コミックスが原作。鈴木さん演じる漫画一筋で恋愛が超苦手な少女漫画家・刈部清一郎と、吉岡さん演じる運命の恋を探す崖っぷち女子・久遠あいこが繰り広げる、笑えて、ほろっとくるコミック・ラブストーリー。この度完成したポスタービジュアルでは、“恋愛ってナンデスカ?”、“愛を知らない恋愛漫画家と愛を見つけたい迷える女子が送るコミック・ラブストーリー”というコピーともに、Gペン片手にけげんな面持ちで後ろに目をやる清一郎(鈴木さん)と、清一郎の背中にもたれかかり、はつらつとした笑顔を見せる久遠あいこ(吉岡さん)、対照的な2人を象徴するような構図となっている。また、吉岡さんを壁ドンしているスーツの手と、鈴木さんの胸ぐらにある手は一体誰なのか!?登場人物の様々な思いが強く絡み合う、本作ならではの人間模様を意図したデザインも物語の展開を期待させる。アートディレクターの吉良進太郎氏は、「漫画詰めの生活に恋愛がグイグイ入ってくるような感覚を意識しました。このドラマが凝縮されたビジュアルになったと思います!お二人にはミリ単位の要求の撮影に協力していただき、感謝しています!」とコメント。新型コロナウイルスで改めて見直される、家族の存在、大切な人の存在…。その大切さについて、本作は明るくポップでテンポの良いコミック・ラブストーリーで描いていく。木曜劇場「レンアイ漫画家」は毎週木曜22時~フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2021年02月15日大人女性前髪長めのこなれミディアムチークラインが隠れる長めの前髪が小顔効果◎レイヤーが入っていて、セットが苦手な方にも扱いやすいですよ。毛先のみのパーマもかければセットがとても楽になります。勿論結んでも上品に決まります。新垣結衣さんや石原さとみさん、菅野美穂さんのようなミディアムヘアは大人女性に特に人気です。大人女性前髪長めのこなれミディアムを見る この投稿をInstagramで見る 野川涼太・銀座美容師/大人女性のヘアカタログ(@nogawa_ryota)がシェアした投稿 【アレンジ可】素敵な大人のレイヤーミディオーダー率急上昇の今季、一番旬な大人のミディアムレイヤーです。レイヤーのくびれが骨格補正+ボリューム感、抜け感を演出します!仕事や家事の時はササっと結んでも◎一本結びでも可愛い秘訣はレイヤーにあります。毛先が自然とズレてくれるので動きが出ます。また顔周りで後毛を作っておくとこなれた雰囲気が誰でも簡単に演出出来ます!カラーは8トーンのシアーベージュ。こちらも今季流行の透け感カラーです。ツヤと透け感のイイトコ取りです!また白髪染め併用可能です!30代からの大人カラーはシアーベージュがオススメです!【アレンジ可】素敵な大人のレイヤーミディを見る この投稿をInstagramで見る 野川涼太・銀座美容師/大人女性のヘアカタログ(@nogawa_ryota)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る 野川涼太・銀座美容師/大人女性のヘアカタログ(@nogawa_ryota)がシェアした投稿 30代〜【大人可愛い】愛されひし形ボブナチュラルだけどお洒落で素敵!シンプルなひし形ボブに小顔効果アリ。前髪の長さ、幅は似合わせで。カラーは柔らかさとツヤを両立したシアーベージュがこの春のトレンド!職場でもプライベートも場所を選ばない大人可愛いボブスタイルです。高由里子さんや上野樹里さんのような、ナチュラルでお洒落な大人女性を演出します!30代〜【大人可愛い】愛されひし形ボブを見る【ON/OFF◎】働く女性のボブレイヤー仕事にプライベートに忙しい大人女性におすすめです!仕事の時はキッチリ結んで、プライベートはダウンスタイルでもキマる、アレンジが効くひし形ミディアムです。今年はレイヤーがトレンドです!チークラインの前髪から繋がるひし形レイヤーが小顔効果アリ。吉高由里子さんや富岡佳子さんのような仕事もプライベートも気を抜かない、カッコイイ大人女性を演出します!【ON/OFF◎】働く女性のボブレイヤーを見る この投稿をInstagramで見る 野川涼太・銀座美容師/大人女性のヘアカタログ(@nogawa_ryota)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る 野川涼太・銀座美容師/大人女性のヘアカタログ(@nogawa_ryota)がシェアした投稿 横顔美人*素敵な大人の外ハネボブ「朝起きてハネていても大丈夫!」家事や仕事に忙しい大人女性に向けたセット簡単ヘアです!!山本美月さんや高畑充希さん、吉岡里帆さんのようなボブスタイルは特に人気です。簡単ヘアでも手抜きに見えない外ハネボブは今季も大人気です。もちろん内巻き、外ハネ、耳掛けなども素敵に決まります。アレンジの幅が広いこともオススメポイントです。横顔美人*素敵な大人の外ハネボブを見る
2021年02月12日お笑いコンビ・アルコ&ピースの平子祐希と酒井健太が9日、同コンビのYouTubeチャンネル「アルピーチャンネル」で、それぞれが思う「きれいだった女性芸能人」について語った。「【ベタ惚れ】マジで綺麗な女性芸能人ベスト3【アルピーランキング】」と題して公開された動画で、それぞれが「実際に見るとマジできれいだった女性芸能人」を挙げていった。酒井がきれいだと思う女性芸能人1位に挙げたのは吉岡里帆。吉岡が出演した映画のイベントで、コンビでMCを務めたときを振り返って、「マジできれいだった。吉岡里帆ちゃんのマネージャーさんが俺らのラジオを聴いているのもあいまって、すごい好きになっちゃった」と述べた。平子も「めちゃくちゃいい子なんだよね。俺らが(吉岡の)マネージャーさんと話しているときに、すごくニコニコして頷きながら話を聞いてる感じがね」と同意した。一方、平子が1位に推したのは広末涼子。平子は上京したてのとき、広末の公開ラジオイベントでイベント整理のアルバイトをしていたと述懐し、「少しでも近くで見たいというファンにもみくちゃにされちゃって。広末さんが半ば吹っ飛ばされるような状態で。その時に『俺が守るんだ!』っていうことで、身を挺してお守りした経緯があって」と回顧していた。
2021年02月11日吉岡里帆が、4月放送予定の鈴木亮平主演フジテレビ新木曜劇場「レンアイ漫画家」に出演することが決定。ヒロイン役で鈴木さんと初共演する。同名漫画を原作とした本作は、愛を知らない恋愛漫画家と、愛を見つけたい迷える女子によるコミック・ラブストーリー。木曜劇場初出演となる吉岡さんが演じるのは、ダメ男ホイホイと呼ばれる崖っぷち女子・久遠あいこ。夢無し、彼無し、お金無しの彼女は、気立てが良くてお人よし、裏表のない性格で人を疑うことを知らずに騙されてしまうことも多い。いつか運命の人生の相方が現れることを夢見ているが、男運も悪く、30歳を目前にして人生模索中。ある日、葬儀屋で働いていたあいこが、初恋の人の葬儀でその兄・刈部清一郎(鈴木さん)と衝撃的な出会いを果たす。不躾にも清一郎は出会い頭に「俺のためにレンアイしろ!」と、漫画のネタのために疑似恋愛のミッションをしろ、と要求。仕事をクビになったあいこは、お金のために恋愛ミッションという名のリアル体験取材をスタートさせ、清一郎のむちゃぶりの指令のもと、疑似恋愛相手と淡い恋に発展したり、発展しなかったりを繰り返す…。また劇中では、“恋愛ミッション”に応えるために、丸の内OL、ギャル、あざとかわいい女子など、さまざまなクセのあるキャラクターを見事に演じ切る。「“ド直球ラブコメ”作品への出演経験がほとんどないので、すごく新鮮」と今作への出演を喜んだ吉岡さんは、「適度に生活に疲れていて、キャピキャピすることも卒業して、恋愛も少し諦めてしまっている女性です。でも、清一郎に出会うことによって、“もう少しがんばってみよう!”というエネルギーに再び火がつくんです!」と自身が演じるキャラクターについて説明。撮影現場の様子については「作品に込められた明るいメッセージやエネルギーを伝えたいという願いであふれているので、現場は明るく温かいです」と言い、鈴木さんとの初共演は「お会いする前からストイックな方だと伺っていました。現場でも“ラブコメといっても、どこで人はキュンとするのか?”とかを一緒に話し合いながらシーンを重ねていけるのが本当に楽しいです。キュンも二人でストイックに考えています!本編の清一郎とあいこにも通じる感じですね(笑)」と明かしている。「レンアイ漫画家」は4月、毎週木曜日22時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年02月09日仲野太賀、28歳。菅田将暉、神木隆之介、有村架純、吉岡里帆らとともに、「黄金世代」と呼ばれる1993年生まれの実力者たちの一角を担う彼は、いま変革の時を迎えようとしている。2020年には、主演映画『泣く子はいねぇが』をはじめ、7本の出演作が公開。テレビドラマ「あのコの夢を見たんです。」「この恋あたためますか」にも出演し、ますます活躍の幅を広げている。そんな仲野さんの2021年1本目の新作映画は、念願だったという西川美和監督との本格タッグ作『すばらしき世界』(2月11日公開)。人生の大半を刑務所で過ごした元殺人犯の三上(役所広司)が、出所後に“カタギ”として生きようと決意するも、その道のりは険しく…。仲野さんは、三上を取材する元テレビ番組制作会社勤務の津乃田に扮し、いち取材対象を超えて、三上と絆を結んでいく重要な役どころをこなしている。今回は、日本映画界に欠かせない存在へと成長した仲野さんに、単独インタビュー。作品の舞台裏はもとより、芸能界入りした2006年から現在までの彼の歩みを、共に振り返る。西川美和監督作にハマった「日本映画史上最高の瞬間」仲野さんと西川監督の“出会い”はスクリーン越しではなく、中学校の授業だったという。「国語の先生が授業中に、『ゆれる』の小説を薦めてくれたんです。40代くらいのお母さん世代の先生で、大槻ケンヂさんのエッセイを教えてくれるような方でした。先生の言葉で小説を読み始めたらすごく面白くて、その流れで映画も観て、子どもながらに感銘を受けました」。歴史に名を遺す人物は“出会いを引き寄せる力”も持ち合わせているというが、仲野さんもそんな星のもとに生まれたのだろう。「すごい先生でしたね」と恩師に感謝を述べつつ、映画『ゆれる』を観た当時を、仲野さんはこう振り返る。「まず物語の面白さに引き込まれたのですが、香川照之さんの演じた役が一面的ではないところがとても印象的でした。角度によって、全く違って見える…つまり、人間の複雑さを豊かに表している気がしたんです。そこに、西川監督が生み出すそれぞれのセリフだったり状況だったり、人間の芯をついた要素が加わって、とてもえぐられました。観ていて苦しくなったし、『映画が観る人に与えるものってこんなに複雑なんだ』と衝撃を受けたんです。同時に、人間を描く“強さ”も感じて、頭を殴られたような感覚になりましたね」。丁寧に言葉を選びながらも、口調が次第に熱を帯びてくる仲野さん。「香川さんのラストカットが衝撃で…カメラを観てふっと笑って、バンッて映画が終わるんですが、僕にとっては日本映画史上最高のラストカットなんじゃないかと思うくらい好きなんです。香川さんのあの表情を、良く練習していました(笑)」。本人は照れ笑いを浮かべるが、それほどまでに西川監督の現場は目標であり、夢の場所だったのだろう。「ゼロ年代の日本映画からは、特に影響を受けています。憧れていましたし、恋焦がれていました」という仲野さんの言葉からも、そんな思いが感じ取られる。西川監督が2010年に演出で参加したテレビドラマ「太宰治短編小説集」第3シリーズ「駆け込み訴え」 の撮影時には、マネージャーに「何が何でも出たい」と掛け合って現場に参加したとか。その際の出番はわずかだったというが、その後『ゆれる』の主演俳優だったオダギリジョーとは『南瓜とマヨネーズ』で共演し、『すばらしき世界』で西川組に本格出演を果たしたのだから、着実に夢をかなえてきた印象がある。苦悩の時期に道を照らしてくれた、岩松了の存在ただ、芸歴15年間は、決して順風満帆な道のりではなかった。ここからは、仲野さんの言葉と共に、『すばらしき世界』に至るまでを紐解いていこう。「僕はこの仕事を始めた当初から、映画俳優というものにものすごく憧れを抱いていました。自分が好きな俳優さんもそう呼ばれている方が多かったし、その想いがあったがゆえに、見向きもされない時間がとても苦しかったですね。いまは、志が高かったからだと受け止められるのですが、10代の頃はとにかく悔しくてしょうがなかったです。そんななかで、最初に手を差し伸べてくれた感覚があったのは、岩松了さんの演劇に出させていただいたとき(『シダの群れ 純情巡礼編』)。当時は、18歳くらいでした」。仲野さんの口から出てきたのは、意外な人物の名前だった。岩松さんといえば、劇作家・演出家・俳優・映画監督とフィールドを問わずに活動するマルチクリエイター。ある種専門職的な意味合いのある「映画俳優」とは、真逆のポジションではないか。「岩松さんと出会って、『自分がこだわっていた映画に対する想いは、演劇にもあるのか』と気づき、視野が広がったんです。また、僕自身も、見向きもされない期間に『自分は映画俳優にはなれない』と思ってしまって…。それは悲しくもあり、自由になれる瞬間でもありました。そこからは、ドラマや演劇含めて、媒体にこだわらずに様々な方とお仕事をさせていただくように変わっていきました。だから必ずしも映画だけが手を差し伸べてくれたわけではなく、演劇にもドラマにも自分の可能性を広げてくれた人たちがたくさんいて、とても感謝しています」。良薬は口に苦し――。かつての仲野さんが経験した“挫折”は、飛躍への起爆剤でもあったわけだ。彼は「ここ2・3年が転換期だったと思っていて、自分に手を差し伸べてくれた方々や、ご一緒したかった方々と立て続けに仕事ができるようになりました。その最たるものが『すばらしき世界』でしたね。ずっと切望して、恋焦がれていた場所に来られた気がして、本当に嬉しかったです」と顔をほころばせる。「『ゆれる』を観て、西川監督とはいつかご一緒したいと思い続けていましたし、役所広司さんは日本映画の大黒柱であり、共演するのは俳優人生において最大の目標の一つでした。そして、念願かなって現場に入り、周りを見渡すと、数々の日本映画を作ってきたスタッフの方々がたくさんいたんです。僕にとって『すばらしき世界』は、聖域のような場所でした。その中にいられた時間は、本当に楽しくて幸せでしたね」西川監督とシンクロした、入浴シーンもどかしい“我慢の時間”を乗り越えて、ついに夢の場所へと到達した仲野さん。となると気になるのは、「にもかかわらず、なぜあそこまで安定したパフォーマンスを発揮できたのか?」だ。仲野さんは『すばらしき世界』の劇中で、役所さんを相手に堂々と渡り合い、圧巻の存在感を見せつけている。焦りも不安もなく、淡々と「良い芝居」を繰り出せたのは、どうしてだろう?「10年早くここに立っていたら浮足立っていたかもしれませんが、自分は自分なりに様々な現場を踏ませていただいて、何かしら形成されたうえでこの場所に来ることができました。色々な場所に行って、多くの人と出会って…。そのすべてが、僕の自信にもなったんです。だからこそ、ようやく出会えたこの環境に対して、しっかりと自分の仕事をしたいという思いがありました」。無駄なことなど、一つもなかった。知識も経験も蓄えたからこそ、憧れの人々とがっぷり四つに組むことができたわけだ。仲野さんは「西川監督は、どこまでも寄り添ってくれました。僕が感じた疑問を自分のことのように一緒に解決してくれたし、役所さんと共演する喜びすらも、共有できたんです。伴走者のように、どこまでも一緒に走ってくれる方でした」と、西川監督の存在も大きかったと語る。「具体的に『ここをこうしてほしい』というよりは、衣装合わせでお会いした瞬間に、すべてを託していただいたような、そんな感覚がありました。『これが人に何かを“託す”ということなんだ』と、西川監督から教わったかもしれないですね。どこまでも一緒にいるし、手を差し伸べてくれるんだけど、こちらにちゃんと“責任”を渡してくれる。だから僕も、ちゃんと応えなければと思える。とてつもない“信頼”をいただいた気がしています」。仲野さんが感じた、西川監督との絆。一緒に、ものづくりをする意義。その象徴が、津乃田と三上が共に入浴するシーンだったという。「役所さん演じる三上と、津乃田がお風呂に入るシーンは、僕自身も演じるうえでとても重要だと考えていました。本作ではふたりの“距離”をすごく大切にしていて、三上と津乃田が取材対象と取材者だったのが、友人になったり見放してしまったり、関係性がころころ変わっていく。ただ、あの瞬間だけは裸一貫で、人と人として寄り添いあう。その様子が父と子のように見えればいいなと思っていたら、本番前に西川さんが『ここは息子が父を見るような気持ちで演じてほしい』と言ってくださったんです。自分の中で感じていたものと、西川さんが描きたかったものがマッチして、託された身としてはすごく嬉しかったですね」。仲野太賀の演技論:「主観」と「客観」の意識について仲野さんの語りを聞いていると、理路整然とした思考回路と、俯瞰的な視点にうならされる。ある種、演出的な目も持っている彼は、役者としての自身をどう分析しているのか?本人は「全部つながっている感覚がありますね」と前置きしたうえで、言葉を紡いでいく。「演じるうえで、『どういう風に表現したいか』『それがどう見えたほうがいいのか』――主観と、客観はすごく意識はしています。演じる際のディスカッションも、作品に合わせて姿勢を変えていますね。入念に打ち合わせてから本番を迎えるパターンと、本番でまず体験してみるパターンと、やり方は組む人それぞれで違います。やっぱり、言葉を尽くしすぎると“共通言語”がなかった場合、表現にズレが出てきてしまうんです。たとえばお互いに共通言語がなかった場合、やってみたほうが言葉以上に伝わることもあるし、言葉で言い尽くせることをやってもしょうがないという思いもあります」。言葉にならない“演技”という領域を、ここまで的確に解説できるスキルには舌を巻く。やはりこの人は、これから加速度的に、もっともっと上に行くのだろう。そんな確信を抱きつつ、最後に2021年の抱負を伺った。「時代の変わり目という大きな出来事があったからこそ、自分がここからどういう風に映画や演劇やドラマに関わっていくかは、慎重に考えたいなという気持ちにはなりました。外出自粛期間中に、改めて創作の強さを如実に感じたんですよね。自分は何を表現できるのか、何を表現したいのか、どういうものに携わっていきたいのか…より真摯に考えたい。この世界に誠実なものを作っていきたい、観る人に寄り添える何かを作りたいと思っています」。(text:SYO/photo:Jumpei Yamada)■関連作品:すばらしき世界 2021年2月11日より全国にて公開©佐木隆三/2021「すばらしき世界」製作委員会
2021年02月08日この投稿をInstagramで見る 野川涼太・銀座美容師/大人女性のヘアカタログ(@nogawa_ryota)がシェアした投稿 横顔美人*素敵な大人の外ハネボブ「朝起きてハネていても大丈夫!」家事や仕事に忙しい大人女性に向けたセット簡単ヘアです!!山本美月さんや高畑充希さん、吉岡里帆さんのようなボブスタイルは特に人気です。簡単ヘアでも手抜きに見えない外ハネボブは今季も大人気です。もちろん内巻き、外ハネ、耳掛けなども素敵に決まります。アレンジの幅が広いこともオススメポイントです。横顔美人*素敵な大人の外ハネボブを見る この投稿をInstagramで見る 野川涼太・銀座美容師/大人女性のヘアカタログ(@nogawa_ryota)がシェアした投稿 【40代・50代】ハネづらい*ひし形ボブ銀座でボブスタイルをご希望の方はお任せください!今回はハネづらいひし形ボブをご提案いたします!富岡佳子さんや上戸彩さん、北川景子さんなどの大人世代の方がボブにしています!極力ハネづらいようにカットしています。女性らしい、上品で丸みのあるシルエットは常に人気のスタイルです!ツヤ感やボリューム感が欲しい方はお任せください!また前髪の長さについてもご相談ください!ご希望の長さや、生えグセを見極めて似合わせます!【40代・50代】ハネづらい*ひし形ボブを見る この投稿をInstagramで見る 野川涼太・銀座美容師/大人女性のヘアカタログ(@nogawa_ryota)がシェアした投稿 30代〜【大人可愛い】愛されひし形ボブナチュラルだけどお洒落で素敵!シンプルなひし形ボブに小顔効果アリ。前髪の長さ、幅は似合わせで。カラーは柔らかさとツヤを両立したシアーベージュがこの春のトレンド!職場でもプライベートも場所を選ばない大人可愛いボブスタイルです。高由里子さんや上野樹里さんのような、ナチュラルでお洒落な大人女性を演出します!30代〜【大人可愛い】愛されひし形ボブを見る この投稿をInstagramで見る 野川涼太・銀座美容師/大人女性のヘアカタログ(@nogawa_ryota)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る 野川涼太・銀座美容師/大人女性のヘアカタログ(@nogawa_ryota)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る 野川涼太・銀座美容師/大人女性のヘアカタログ(@nogawa_ryota)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る 野川涼太・銀座美容師/大人女性のヘアカタログ(@nogawa_ryota)がシェアした投稿
2021年02月04日竹中直人、山田孝之、齊藤工が映画監督として共同製作する映画『ゾッキ』の予告編とポスタービジュアルが公開された。“ゾッキ”が繰り返される今回の予告編は、「生き物というのは秘密がなくなると死ぬんじゃないだろうか…」というセリフからスタートし、吉岡里帆、鈴木福、松田龍平らが演じる個性豊かなキャラクターたちが軽快に映し出されていく。そして、キャリア初となる音楽監督を務めたCharaと、俳優・シンガーソングライターとして活躍する息子HIMIとの共同制作であり、初デュエットを披露する主題歌「私を離さないで」の楽曲も挿入されており、映画の不思議な世界観を包み込んでいる。さらにポスタービジュアルは、映画のタイトル通り、キャラクターたちが“寄せ集められた”ポップな1枚が完成。(※「ゾッキ」とは、“寄せ集め”という古本市場で使われる特殊用語)また、3月20日(土)の蒲郡市先行公開に伴い「ゾッキの日」の開催が決定。蒲郡市内で様々なイベントを開催する予定だ。『ゾッキ』は4月2日(金)より全国にて公開。3月26日(金)愛知県先行公開※一部劇場除く3月20日(土)蒲郡市先行公開『裏ゾッキ』は春公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:ゾッキ 2021年4月2日より全国にて公開©2020「ゾッキ」製作委員会
2021年02月04日2021年1月20日、俳優の吉岡里帆さんがInstagramを更新。SNSアカウントに他者が不正にログインを行う、『乗っ取り被害』に遭ったことを報告しました。吉岡里帆「トルコの方に乗っ取られていたようです」吉岡さんのアカウントが乗っ取られたのは、同日の夜。犯人は吉岡さんのInstagramアカウントで『インスタライブ』機能を使用し、顔を半分映した状態で何かを話したり、歌を歌ったりしていたそうです。コメント欄には「誰なの」「里帆ちゃんは?」などの声が上がっていました。数時間後、吉岡さんはInstagramのプロフィールを更新。無事アカウントを復旧できたことを次のようにつづっています。皆様ご心配をおかけしました。Instagramがトルコの方に乗っとられていたようです。でもこちらは無事です!応戦もありがとうございます。痛手で言うとヤギのストーリーが消えました。とほほ…皆様も本当にお気をつけ下さい。riho_yoshiokaーより引用トルコ人に乗っ取られたことを報告し、アカウントの無事と応戦してくれたファンへ感謝の気持ちを伝えた吉岡さん。「ヤギのストーリーが消えた」と悲しみをにじませつつ、「皆さまも本当にお気をつけください」と注意をうながしました。その後、吉岡さんは座り込む写真とともにInstagramを更新。「色々考えたのですが…」と、乗っ取り被害後の心境を明かしています。色々考えたのですが、いつかトルコへ旅行しに行こうと思います。出来れば今回頑張ってくれたマネージャーさんと…今日はもう大人しく眠ります。おやすみなさいzzp.s ファンの温かさが沁みました。ありがとう。ありがとう。ありがとう。riho_yoshiokaーより引用 この投稿をInstagramで見る 吉岡里帆(@riho_yoshioka)がシェアした投稿 きっと吉岡さんのマネージャーが、アカウントを復旧するため奮闘したのでしょう。「マネージャーを連れて、いつかトルコへ旅行をしに行こうと思う」とつづっていました。吉岡さんなりに、今回の件を笑い話に転換しようとしているのかもしれません。ファンからは安堵の声が上がっています。・びっくりしました。無事で何よりです。ゆっくりと休んでください。・散々な目に遭いましたね…。悪者からアカウントを無事奪還できたみたいでよかったです。・トルコに旅行だなんて、なんてポジティブなの!吉岡さん、マネージャーさん、本当にお疲れさまでした。・マネージャーさんが頑張って取り戻してくれたのですね。トルコ旅行、いいと思います!ちなみに、他人のSNSアカウントを乗っ取ったり、なりすましたりする行為は『不正アクセス禁止法』として罰せられます。決められたルールやマナーを守り、SNSを楽しみたいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月21日12月30日、『第62回輝く!日本レコード大賞』(TBS系)が生放送された。今年の司会者は安住紳一郎(47)と吉岡里帆(27)が務め、新型コロナウィルス感染防止のために無観客で開催された。今年大ヒットした『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』の主題歌「炎」を歌ったLiSA(33)が、大賞を受賞。年内で活動休止する嵐が特別栄誉賞を受賞するなど、大いに盛り上がりを見せた。そんななか、司会者である吉岡もTwitterのトレンドに躍り出るほどの注目を集めていた。吉岡は瑛人(23)の歌唱中にカメラアングルを向けられると、彼が歌う「香水」に合わせて両手を前にさし出しながら“熱唱”。さらにNiziUが「Make you happy」をパフォーマンス中も、カメラは吉岡の方へ。吉岡はNiziUに合わせて、“縄跳びダンス”を披露したのだった。この思いがけない吉岡のパフォーマンスに、《可愛すぎる》《もう優勝です》といった称賛が相次いだ。いっぽうNiziUは、復帰したばかりのMIIHI(16)もそろってフルメンバー9人でのパフォーマンスだった。ファンにとっては楽しみのはずだったが、番組撮影が物議を醸している。「吉岡さんにカメラアングルが切り替わったタイミングは、MIIHIさんのソロパートでした。29日に行われた『NHK紅白歌合戦』のリハーサルでも、MAYAさん(18)が体調不良で欠席。そんな状況での生放送に、テレビの前で手に汗を握るファンも多かったようです」(テレビ局関係者)Twitterでは、番組に対して不満の声も上がっている。《ミイヒちゃんのパートで吉岡里帆を抜いたレコ大のカメラマン、めっちゃ怒られてほしい》《ミイヒのパートで吉岡里帆映してたレコタイめっちゃ恨む》《吉岡里帆さんが悪いわけじゃないと思うんだけど、ミイヒ見たかったよ、、、全体的にカメラワーク悪かったよ》出演者のパフォーマンス中に司会者が映し出される現象は、12月20日に生放送された漫才日本一決定戦『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)でも見られた。出場者たちが漫才を披露している最中に、司会者の上戸彩(35)がアップで映るといったことが何度もあった。Twitterでは、《漫才に集中できない》《ネタだけ映してほしい》といった不満も散見された。「今年で9回も司会を務めるほど、上戸さんには安定感があります。芸人たちはもちろん、視聴者からも“癒しの存在”として人気です。ただ、M-1やレコード大賞も年に1回の生放送。司会者を映し出すことで、盛り上がりを伝えようとする意図があるようですが、吉岡さんも上戸さんも華がある女優なだけにインパクトが強すぎるのでしょう」(テレビ誌ライター)今年はコロナ禍でテレビ局も、無観客や観覧者を減らすといった対応に追われた1年だった。それだけに、視聴者からの反響も大きかったようだ。
2020年12月31日4月スタートの連続ドラマW「華麗なる一族」より、また新たなキャストが発表された。これで万俵家全キャストが明らかになった。主人公・万俵大介を中井貴一が演じるほか、長男・鉄平を向井理、次男・銀平を藤ヶ谷太輔、大介の愛人・高須相子を内田有紀、大介の妻・寧子を麻生祐未が演じることは既報通り。加えて大介の3人娘、清楚で控えめな性格の長女・美馬一子役を美村里江。縁談において次第に大介や相子と対立していく次女・万俵二子役を松本穂香。好奇心旺盛な三女・万俵三子役を、『思い、思われ、ふり、ふられ』の福本莉子が演じることがこのほど明らかに。美村さんは「共演者の方々との各場面が楽しみです。あの時代ならではの衣装・メイク、また男女観も含め、立体化を目指したいと思います」と意気込み、松本さんは「身に余る思いではありますが、素晴らしい役者さん方から色んなものを吸収し、私らしい二子を演じられたらなと思っています」出演にあたって思いを明かし、「人間の底にある感情が包み隠さず描かれています。時に苦しい場面もあると思いますが、ぜひ『華麗なる一族』を、最後まで見届けて頂けたら」と視聴者へメッセージ。福本さんも「三子は万俵家の三女で、作中で唯一と言えるぐらい自由で何にも囚われていない純粋な女の子です。重厚な人間ドラマの中で、ポジティブな存在として明るく、そして何よりも楽しく華麗なる一族の一員としてこの時代を生きられたらなと思います」とコメントしている。さらに、関西財界の重鎮の令嬢で銀平との縁談を受ける・安田万樹子役を吉岡里帆、元通産大臣の娘で鉄平の妻・早苗役を、主にミュージカルのフィールドで活動する笹本玲奈、そして大蔵省に勤める一子の夫の美馬中役を要潤が演じる。吉岡さんは「手汗握る緊張感もありますが、脚本を読み進めていく手は素直で『早く続きを、どうして?それから?』と高揚感の方がうんと強く胸の高鳴りを感じました」そのストーリーに触れた印象を明かし、笹本さんは「時代背景や山崎豊子さんの原作の世界観にしっかりと馴染めるよう、早苗役を大切に深めて参ります」と意気込む。いつかは山崎作品のドラマに参加してみたいと思っていたという要さんは、今回念願が叶い「このような身に余る大役を頂けることに大変身が引き締まる思いと共に、これまでの自分の芝居をようやく褒めてあげられるのかな、と思います」と喜んだ。この6人もまた、阪神銀行を守るため、阪神銀行の更なる発展を遂げるために、大介が企てた大胆な計画により、大介の野望の歯車となり、大きく運命を狂わせていき、不気味で巨大な権力機構〈銀行〉の波に飲まれていくのだ。連続ドラマW「華麗なる一族」は2021年4月18日より毎週日曜日22時~WOWOWプライムにて放送(全12話/第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2020年12月21日男性の心をつかんで離さない「あざとい」魅力。多少あからさまでも、男性はわかりやすい言動・魅力に惹かれやすいものです。だからこそ、「大人ぶりっ子・あざと可愛い」は、身に付けておきたいモテテクのひとつかもしれません!そこで今回は、大人ぶりっ子・あざと可愛い魅力を持つ有名人の方から魅力アップのコツを学びたいと思います。■ 女っぽいけどシンプル「女性らしいけれど、派手すぎずシンプルなファッションがタイプです。美人でも、服装とか雰囲気が派手な女性にはちょっと引いてしまいます」(28歳・商社勤務)吉岡里帆さんや新垣結衣さんなど、いわゆる男ウケする女性芸能人を見ていくと、女性らしい、かつシンプルで清楚なファッションが多いことがわかります。「主張が強すぎないファッション=服装よりもその人自身に視線がいく」ということ。個性的なファッションに苦手意識を持つ男性は少なからずいます。ファッションは目立つためではなく、自分の魅力を引き立たせるものと捉えることも大人のあざとさなのかもしれませんね。■ とにかく肌がキレイ「芸能人みたいな毛穴のないきれいな肌に魅力を感じます。肌がきれいなだけでポイント高いですね!」(25歳・飲食業)肌のきれいさは魅力を輝かせる大切な要素。あざと可愛い女子・大人ぶりっ子の代表格とも言える田中みな実さんは、美意識が高いことでも有名ですよね。きれいな肌は、清潔感も高まりますし、男性の「触れたい」という本能をくすぐるはずです。顔だけではなく、ボディの肌磨きも忘れないようにしておきたいところ。360°どこから見ても完璧な隙のない美しさを目指すことも、あざと可愛い魅力につながるでしょう。■ 健康的なメリハリボディ「折れそうな華奢なカラダよりも、深田恭子さんのようなメリハリのある健康的な体がセクシーで好きですね」(30歳・会計士)ほどよくふっくらとして健康的なカラダに色気を感じる、大人女性で痩せすぎるのは不健康という男性意見も目立ちました。細く華奢なスタイルは女性の憧れですし、ダイエットを頑張る女性も多いと思います。でも、過度なダイエットは禁物。どんなに細くても、不健康な印象は色っぽさが失われ、魅力半減につながることも……。かといってだらしなく見えるカラダも男ウケはしないもの。あえて健康的にカラダをふっくら見せる、でも締めるところは締めてメリハリを意識することで、あざといけど“惹かれる愛されボディ”に近づけるでしょう。■ 男性が惹かれる魅力とは「清潔感」「女性らしさ」「色気」……と男性はやっぱりわかりやすい魅力に心惹かれてしまうもの。そのわかりやすい魅力を身に付けることが、男性を惑わす大人のあざとさなのかもしれませんね。魅力的な有名人の方を参考に、大人ぶりっこ・あざと可愛い魅力を高めていきましょう!(白藤 やよ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年12月14日●期待に応えられる仕事ができないと意味がない娘が生まれた喜びに浸る夫・たすく(仲野太賀)。父になる覚悟が見えないその姿に、妻・ことね(吉岡里帆)は苛立ちながら、「このままじゃ無理だと思う」「いつか限界になる。絶対」と冷静に言い放つ。ド正論の言葉から目を背けた夫は、地元の伝統行事「男鹿のナマハゲ」で酒を断りきれずに泥酔し、溜め込んだ鬱憤を晴らすように「ナマハゲ」の面をつけたまま、全裸で男鹿の街を疾走。奇声を上げる夫の姿が全国放送され、ことねは画面を見つめながら暗澹たる表情を浮かべる。映画『泣く子はいねぇが』(公開中)が劇場長編デビュー作となる佐藤快磨監督は、「吉岡さんでなければ、あのことねにはなりえなかった」と賛辞を贈り、映画ライターからも「演技が半端ない」と絶賛の声が上がる吉岡。ところが、舞台と重なっていた彼女にとっては「簡単には受けられない」作品だった。その迷いが晴れたのは、監督から届いた一通の手紙。かつて、オーディションに何度も挑戦しながら辛酸をなめ、“がむしゃら”に生きてきた吉岡にとって、新人監督からの熱烈オファーは特別な意味を持っていた。○■舞台と映画の両立に不安――ことねの言葉がグサグサと胸に突き刺さりました。まずは、この作品の感想からお聞かせください。たすくと幸せになってほしいなと思いながら台本を読んでいたんですけど、完成した本編を観ると……親になって子どもを守るために、自分自身が青春から抜け出して前進していかなければならない瞬間があると強く実感しました。たすくが抱く家族への一途な思い、大切な家族を取り戻したいという渇望が切なくて。どうして人は悲しいことが起こるまでそのことに気づけないんだろうと、すごく思いました。子どもや奥さんのことをそこまで大事に思うなら、もっと早く気づくべきなのに……。私の両親は、「あなたが生まれて、親にしてもらえた」と、よく言っていました。「親は子どもと共に成長していく」ということを聞かされて過ごしてきましたが、たすくやことねもまさにそうで。だからこそ、なんとか元に戻って幸せになってほしいと願ってしまいました。――今回の出演オファーは、監督からのお手紙だったそうですね。実は最初にオファーをいただいたのが、長年やりたいと思い続けていた舞台の稽古に集中している頃で。映画に出ると決めたら、舞台の稽古、本番の合間に準備を進めなければいけないのでスケジュールがすごく苦しくなる。正直、両立できるのか不安もあって、簡単には受けられませんでした。でも、監督からお手紙を頂いて、映画にかける思いを強く感じて。同年代の監督で、出身地のことを描いていて、商業デビューとなる作品。監督にとっての記念すべき作品に呼んで頂けたことがうれしくて、お手紙を読んで「出ます!」とお返事させて頂きました。――仕事を受ける上で、「パフォーマンスを維持できるのか」を見極めるのも重要なポイントなんですね。そこは一番大事に考えています。呼んで頂いたからにはその期待に応えたいという気持ちはありますが、実際にその期待に応えられる仕事ができないと意味がないので……これは舞台や映画だけではなく、どの分野でも。今回、私が出ているシーンはすべて秋田県での撮影でした。秋田は特別な空気が流れていて、東京では絶対に味わえないような雰囲気がそこにはありました。秋田に着いた瞬間から、その街の人々の一部になれる感覚があって。「ここなら大丈夫」と思わせてくれたというか、後押ししてもらえたような感じでした。あとは(仲野)太賀くんの存在も大きかったです。以前からお仕事する機会はあったんですけど、ここまで1対1で向き合う役は初めてで。本当にたすくにピッタリというか(笑)。監督は、何年も前から太賀くんを主人公にすることは頭にあったそうで、すごく納得できました。私を、作品の世界観に引き込んでくださるので、「うまくいかないんじゃないか」みたいな不安はなくて。すぐに、「この組に身を委ねよう」という気持ちになりました。――監督や試写を観た映画ライターさんも絶賛されていましたが、何よりも劇中の吉岡さんが怖くて……。それ、めちゃくちゃ言われます(笑)。これは推測なんですけど……監督が脚本を書く段階で、女性スタッフさんの意見を取り入れられていたのが、結果プラスになったんじゃないかと勝手に思っています。撮影に入る前、監督が舞台の稽古場に来てくださって、ことねをどのように作り上げていくかを打ち合わせさせて頂いたんですが、同席されていた女性のプロデューサーさんから「もっと厳しいこと言うんじゃない?」みたいに意見が出ていて。佐藤監督は周りの意見や思いをしっかりと汲み取る監督でした。そういうエッセンスが混ざって、リアリティにつながったのではないかと思います。周りの意見をきちんと汲んでくださる監督だから自分たちの意見も言いやすいし、監督からの要望にも応えたいとより強く思う。すごく良い相乗効果が生まれていた現場でした。●大切にするようになった「事前の心持ち」――監督は、クランクアップで胴上げまでされるような愛されキャラだったそうですね(笑)。そうなんですよ! すごく愛されていて、現地の人に胴上げされる監督なんて、私も初めて見ました(笑)。クランクアップで、監督が「すごく良い作品が撮れました……」と泣きそうになってると、現地の方々が「胴上げだー!」と叫びながら集まって(笑)。後日、私がパーソナリティを務めているラジオ番組に来て頂いたんですが、「もっと言いたいことあったけど、あの胴上げで全部飛んだ(笑)」とおっしゃっていました。そのくらい愛されている、みんながほっとけない方です。監督は誰よりもこの作品に時間を費やしていて、「絶対に良い作品にする」という熱意があって。私も、自然とストイックになっていったような気がします。――監督にとっては大きな転機になる作品だったと思いますが、吉岡さんご自身はこれまでどのようなターニングポイントがあったのでしょうか。『あさが来た』に出させて頂いた時は、街中で役名で呼んでもらえる初めての経験で、役がちゃんと届いているんだと実感できた出来事でした。それから、昨年公開された『見えない目撃者』という作品も私にとっては大きな作品です。題材が難しく、盲目の役だったので撮影でクリアしなければいけない課題がたくさんあって。事前準備のやり方、本番の精神状態に持っていくまでの時間の使い方とか、自分にとって難しいことへの取り組み方がすごく勉強になりました。以前は、「なりふり構わず、来た仕事を必死に全部やっていくスタンス」だったんです。でも、1つの作品に対してしっかりと順序立てて生み出す努力の仕方を、『見えない目撃者』で学びました。そういう意味では、私にとって転機になる作品だったのかなと思います。――『見えない目撃者』の舞台挨拶では、吉岡さんの座長としての姿に感動した共演者の方もいましたね。あと、差し入れの「どん兵衛」がおいしかったという方も。それは日清さんがすごいだけです(笑)。現場が寒かったので、喜んでいただけてよかったです。○■ベストな仕事との向き合い方とは――それまでは、「がむしゃらに働く」時期だったんですね。そうですね。今回の作品は舞台と重なりましたが、健全に集中できる環境が整えられたのでそれも良かったです。――がむしゃら時代から得られたものもありそうですね。デビューしたての頃は、お仕事は基本的にすべてオーディションなので、まずはオーディションに受かるための努力が必要でした。オーディションに受かるようになってからは、頂いた仕事をとにかく全部きちんとやる。監督やプロデューサーさんは随分前から作品のテーマや意図を理解されています。キャストはいきなりその現場に入るので、瞬発力が必要なのはもちろんあるんですけど、やっぱり事前の心持ちはすごく大事だなと思います。――その心持ちは、舞台・ドラマ・映画によって違いはあるのでしょうか?例えば、舞台は数年前からオファーがあります。その期間に、自分にとってどのくらいの容量が必要なのかを逆算して、体力づくりをしたり。でも、それがどのような作品になるのかつかめるようになるタイミングは、ドラマや映画とそこまで変わらないような気もします。『泣く子はいねぇが』もそうでしたが、現場に入って感じ取れることが多いので。事前にできることはしっかりやった上で、あとは現場でコミュニケーションを取って、話し合いながら丁寧に撮っていくのがベストだなと思います。■プロフィール吉岡里帆1993年1月15日生まれ。京都府出身。福田雄一監督の映画『明烏』(15)やNHK連続テレビ小説『あさが来た』(16)などで注目を集める。これまで、『ゆとりですがなにか』(16・日テレ系)、『カルテット』(17・TBS)、『きみが心に棲みついた』(18・TBS)、『健康で文化的な最低限度の生活』(18・カンテレ フジ系)、『時効警察はじめました』(19・テレ朝系)、映画では『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』(18)、『パラレルワールド・ラブストーリー』、『見えない目撃者』(19)、『Fukushima 50』(20)などに出演。映画『ゾッキ』が、2021年春公開予定。
2020年12月04日本島彩帆里氏のお風呂の入り方2020年11月26日、ダイエット美容家の本島彩帆里氏は、インスタグラムを通じて、夜にお風呂に入るときに意識していることを紹介。副交感神経が優位になるように「寝る90分ほど前にお風呂に浸かる」、寝る前に身体に強すぎる刺激をあたえないように「40度くらいの湯船に肩まで浸かる」など、5つのことを挙げている。保湿は、お風呂上りすぐを推奨。身体の水を軽く切った後すぐが、オイルの浸透度が高く、保湿具合もアップしているとしている。その他には、体全体の緊張をほぐすための「入浴したら大きくため息」、睡眠スイッチがONになりやすくなる「入浴後は足首周りを温める」の2点を挙げている。フォロワーからは「参考になります」「90分前入浴やってみます!」などの声が寄せられている。インスタグラムのフォロー数は27万人以上本島彩帆里氏(もとじまさおり)氏は、体質改善によって産後20kgのダイエットに成功。セラピストだった経験を活かして、ダイエット美容家として活躍している。美圧マッサージやボディケアだけでなく、メンタルヘルスの発信にも力を入れている。『ぽかトレ ぽかぽかすれば体は勝手にヤセたがる』『あなたらしくヤセる 太るクセをやめてみた』など著書多数。累計著書は38万部を超えている。(画像は本島彩帆里オフィシャルサイトより)【参考】※本島彩帆里オフィシャルインスタグラム※本島彩帆里オフィシャルサイト
2020年12月03日赤堀雅秋が作・演出を務めた、M&Oplaysプロデュース『白昼夢』が2021年3月20日(土・祝)から4月11日(日)、本多劇場で上演される。劇作家・演出家としてだけでなく映画監督、俳優と多彩な顔を持つ赤堀雅秋。今作は彼の1年ぶりの新作であり、『流山ブルーバード』(2017)に続く、M&Oplaysとのコラボ第2弾作品だ。出演は、赤堀作品には初参加の三宅弘城、吉岡里帆、赤堀作品には欠かせない俳優・荒川良々、風間杜夫、そして赤堀本人。実力派キャストで何気ない日常に潜む人間の痛みや悲しみや可笑しみを独特の目線で描き、他人の日常を覗き見しているような劇空間を作り出す。ストーリーは現代社会に取り残された人々のもがきと再生の物語だ。高橋家の家主・高橋清(風間杜夫)は、妻を亡くし、次男の稔(荒川良々)とふたり暮らし、稔は長年引きこもっていて、家庭内での暴力も絶えない。清は、長年のその暴力に耐え続けてきたが、いよいよ臨界点を超えそうだった。長男の昭(三宅弘城)は、ずっと弟のことを心配し、たびたび実家に顔を出すが、いよいよNPO法人の相談室に駆け込み、現状を吐露。それからある日、訪ねて来たNPO法人の若林(赤堀雅秋)と石川美紀(吉岡里帆)、長男の昭も加わった話し合いがもたれるが、清は外部の人間に現状を話すことを拒む。途方に暮れる昭だが、そこは百戦錬磨の若林が薄ら笑みを浮かべながら優しくリード。その若林も微妙に胡散くさく、石川に至っては腕に無数のリストカットの跡が。そして5人の交流によって不毛で終わりのない物語が始まる。彼らは希望の灯を見出すことができるのか。<作 / 演出:赤堀雅秋・コメント>考えたら1年ぶりの舞台ですが、何だか随分舞台から遠ざかった心持ちです。だから物凄い期待感と不安が入り混じった複雑な状態です。大好きな本多劇場で、大好きな役者たちと濃密な物作りが出来る幸せを噛みしめたい所存でございます。こんな時世ですが、安易に希望を撒き散らすことなく、かといって諦念に酔いしれることなく、それでも生きて行く、そういう物語でありたいと思います。喜劇のつもりです。謙虚に、人間や人生を肯定したいのです。よろしくお願い致します。■公演情報M&Oplaysプロデュース『白昼夢』2021年3月20日(土・祝)~4月11日(日)上演会場:本多劇場作・演出:赤堀雅秋出演:三宅弘城、吉岡里帆、荒川良々、赤堀雅秋、風間杜夫公式サイト:
2020年12月01日映画『泣く子はいねぇが』(20日公開)の公開記念オンライントークイベント「呑んで語らう秋の夕べ」が25日に都内で行われ、主演の仲野太賀、佐藤快磨監督、写真家の草野庸子氏、司会として本作プロデューサーの伴瀬萌氏が登場した。同作は是枝裕和監督が才能に惚れ込んだ、新進気鋭の監督・佐藤快磨の劇場デビュー作で、第68回サン・セバスティアン国際映画祭で最優秀撮影賞を受賞した。秋田県・男鹿半島の伝統文化「男鹿のナマハゲ」から、“父親としての責任”、“人としての道徳”というテーマを見出し、親になることからも、大人になることからも逃げてしまった主人公・たすくが、過去の過ちと向き合い、不器用ながらも青年から大人へ成長する姿を描く。本イベントは、現在下北沢・BONUS TRACKで開催中の「泣く凪へ『泣く子はいねぇが』公開記念写真展」からの生配信ということで、展示写真を見ながらさまざまなエピソードが披露された。仲野は、地元での大失敗から逃げ出した東京で、古川琴音演じる酔い潰れた職場の後輩を家に泊めた翌朝のシーンをセレクト。視聴者からは「アドリブはありましたか?」と質問が寄せられた。後輩の猛烈なアタックに動揺したたすくが思わず掃除グッズを持ってしまうリアクションは仲野からの提案だったが、そのあと落としてしまったのは「事故」だったそうで、結果的に奇跡のシーンになったことが明かされる。続けて、草野氏はたすくの兄役・山中崇と母役・余貴美子が実家で夕食を食べるシーンをピックアップ。仲野は「実は余さんにお母さん役をこれまで3回もやってもらっていて、ここでも親子をやれるんだ、とすごい嬉しかった」と喜びを語った。佐藤監督が選んだのは、たすくと、吉岡里帆演じる妻のことねが車中で会話をする場面。久しぶりに会う2人という緊張のシーンだったため、気軽に写真を撮らせてほしいと言えず、草野氏はこそこそと隠れるように撮影したという。同じくこのシーンでは、寒い中でも堤防で1人感情を作っていた吉岡に、演出のため勇気を出して声を掛けたという佐藤監督。「太賀くんも吉岡さんも僕を受け入れてくれて感銘を受けました」と、監督らしからぬ謙虚な感想が笑いを誘っていた。さらに「太賀さんのお父さんが映画を見に行くと言っていましたが感想はいかがでしたか」という質問に仲野は「とにかく吉岡さんが素晴らしかったと強めにコメントをもらいました」と、父で俳優の中野英雄が吉岡の大ファンであることを明かした。親交の深い柳葉敏郎が出演していることも感慨深かったそうで、その演技には「勉強になりました」と感想を寄せられたそう。さらに、再び見た際にはなんと「隣に佐藤浩市さんの息子さん(出演者である寛一郎。たすくの親友・志波役)がいたぞ!」という意外すぎる報告があったとのことで、爆笑に包まれた。最後に仲野が「『泣く子はいねぇが』との時間が終わってしまうのはさみしいですが、本当に幸せな時間を過ごせて、2020年はこの映画に出会えて本当に幸せでした。ありがとうございました」とカメラの向こうで見守る視聴者に向けて真摯な気持ちを伝え、イベントを締めくくった。(C)2020『泣く子はいねぇが』製作委員会
2020年11月26日新進気鋭の監督・佐藤快磨(さとう・たくま)の劇場デビュー作で、仲野太賀主演の映画『泣く子はいねぇが』が公開中だ。この度、映画公開を記念したオンライントークイベントが、11月25日に本作の写真展が開催されている下北沢BONUSTRACKで行われ、主演の仲野、佐藤監督、オフィシャルスチールを務めた写真家・草野庸子、伴瀬萌プロデューサーが登壇。写真展に飾られている写真にまつわる思い出話や本作への想い、制作秘話などが語られた。本作は、監督・脚本・編集の佐藤快磨が、秋田県・男鹿半島の伝統行事「男鹿のナマハゲ」から、“父親としての責任”、“人としての道徳”というテーマを見出し、親になることからも、大人になることからも逃げてしまった主人公が、過去の過ちと向き合い、不器用ながらも青年から大人へ成長する姿を描いた完全オリジナル作品。9月に行われたサン・セバスティアン国際映画祭(スペイン)のオフィシャルコンペティション部門では、撮影の月永雄太が最優秀撮影賞を受賞している。トークイベントでは、はじめにイベント会場と隣接している飲食店で展開されている本作とのコラボメニュー、映画で登場したサザエおにぎりと秋田名物だまこ汁が全員に振舞われ、ロケ地となった秋田県男鹿市に思いを馳せながら佐藤監督が乾杯の音頭を取った。劇中ではサザエおにぎりを食したたすくが、サザエと米の相性の悪さに思わず「まっず!」と驚愕するシーンを演じた仲野だったが、今回のコラボメニューのおにぎりは「美味しい!なんで劇中ではあんなにまずかったの?」とコラボメニューを絶賛し、「撮影のときのサザエおにぎりはトラウマ級にまずかったです」と答えて笑いを誘った。本イベントは現在、下北沢BONUS TRACKで開催中の「泣く凪へ『泣く子はいねぇが』公開記念写真展」からの生配信ということで、展示している写真をチョイスして、その写真にまつわる出来事や思い出話を披露する形式で行われた。最初に仲野がピックアップした写真は、仲野と古川琴音との共演シーン。地元での大失敗から逃げ出した東京でたすくが、酔い潰れた職場の後輩を家に泊めた翌朝に繰り広げられる、絶妙な間とアドリブで笑いを誘うシーンは「じつは一番やりたかったかもしれない」と語った佐藤監督。視聴者からの「アドリブはありましたか?」という質問に、古川演じる後輩の猛烈なアタックに動揺したたすくが思わずクイックルワイパーを持つ、という部分は仲野からの提案で撮影されたようだが、そのあと落としてしまったのは実は事故だったそうで、結果的に奇跡のシーンが撮れたと裏話を披露した。続けて、草野が選んだ写真は、たすくの兄と母を演じた山中崇と余貴美子が実家で夕食を食べるシーン。仲野は「実は余さんにお母さん役をこれまで3回もやってもらっていて、ここでも親子をやれるんだ、とすごい嬉しかった」と当時のキャスティングについての喜びを語った。また、同シーンについては企画の是枝裕和にも助言を得た上で、完成されたシーンということで、佐藤監督も特に思入れ深いと振り返った。佐藤監督が選んだのは、たすくとことね(吉岡里帆)が車中で会話をする場面。久しぶりに元妻のことねに会うたすくという緊張のシーンで気軽に写真を撮らせてほしいと言えず、草野はこそこそと隠れるように撮影したという。しかしそんな大事な撮影前、寒い中堤防でひとり感情を作っていた吉岡に声を掛けたという佐藤監督。演出のため勇気を出して声をかけたという監督は「太賀君も吉岡さんも僕を受け入れてくれて感銘を受けました」と、監督らしからぬ感想を述べて笑いを誘っていた。視聴者からの質問コーナーでは「娘の発表会のシーンで、成長した娘をさがすたすくの姿が印象的だった」という声に、仲野は「お遊戯会を見に行くシーンは自分も好き。たすくなりの張りつめた感情はどこで緩むべきか、どこで感情の起伏を作るべきか悩んでいたけれど、このシーン一点突破で行けた。とにかく脚本がすばらしかった」と佐藤監督の脚本を絶賛。続けて「エンドロールの後の映像が印象的だった」というコメントに佐藤監督は「ナマハゲがずっと続いてほしいという想いがあった。今日まで絶やさないようにしている方々への感謝を込めたかったんです」と地元・秋田県への愛を語った。また、ナマハゲのシーンでは山に登り、寒さに震えながら撮ったカットでもあったそうで、「使わないと……」という脅迫観念もあったと笑いながら明かした。そのエピソードには仲野も「信じられないくらい手間暇がかかってますね」と感心。さらに“太賀さんのお父さんが映画を見に行くと言っていましたが感想はいかがでしたか?”という質問には、仲野は「とにかく吉岡さんが素晴らしかったと強めにコメントもらいました」と吉岡の大ファンでもあるという中野英雄らしい感想がまずあったとか。また中野英雄と親交の深い柳葉敏郎が出演していることも感慨深かったそうで「(柳葉の演技に)勉強になりました」と感想を寄せた。さらにもう一度見に行った際になんと「隣に佐藤浩市さんの息子さん(出演者である寛一郎)がいたぞ!」という意外すぎる報告があったとのことで、全員が爆笑。終始和やかな雰囲気の中イベントは進行し、最後に仲野が「なかなか初日を終えて後も、こうやってトークライブをさせてもらえてとても楽しかったです。たくさんの視聴者の中には本作を見てくれた方も、まだ見てくれていない方もいると思います。映画を愛し、この作品を愛したスタッフたちが手間暇かけて作った作品です。まだ見ていない方がいたらぜひ劇場に観に来ていただきたいです。『泣く子はいねぇが』との時間が終わってしまうのはさみしいですが、本当に幸せな時間を過ごせて、2020年はこの映画に出会えて本当に幸せでした!ありがとうございました」とカメラの向こうで見守る視聴者に向けて、真摯な気持ちを伝え、イベントの幕を引いた。『泣く子はいねぇが』公開中
2020年11月26日サン・セバスティアン国際映画祭(スペイン)のオフィシャルコンペティション部門に出品され、最優秀撮影賞に輝いた『泣く子はいねぇが』の公開記念舞台挨拶が11月21日、東京・新宿ピカデリーで行われ、主演の仲野太賀、共演する吉岡里帆、寛一郎、柳葉敏郎、本作が長編デビュー作となる佐藤快磨監督が出席した。秋田の男鹿半島を舞台に、覚悟がないまま、父親になった挙句、ある不祥事が原因で、家族と故郷を捨てざるを得なくなった主人公(仲野)の葛藤と成長を描く。2014年、『ガンバレとかうるせぇ』でぴあフィルムフェスティバル映画ファン賞(ぴあ映画生活賞)&観客賞をダブル受賞した佐藤監督が約5年の歳月をかけ、オリジナル脚本を執筆。その脚本にほれ込んだ是枝裕和氏が企画を担当した。ついに主演作が封切られた仲野は「誇らしい気持ちでいっぱいです。皆さんにどんな風に受け取ってもらえるのか楽しみで、ワクワクしています」と期待感。佐藤監督から「昨日(公開初日)、秋田では『鬼滅』(劇場版『鬼滅の刃』無限列車編)に勝ったみたいです」とうれしい報告が飛び出すと、「やっぱり鬼じゃなくて、ナマハゲですね」と声を弾ませた。また、共演した柳葉とは幼少期から親交があるといい「今回、柳葉さんに父親代わりの役どころを演じていただき、強烈な縁を感じました」と感慨深げ。「毎年お正月には、“柳葉詣”するのが仲野家の伝統。ちっちゃい頃からわんさか泣かされて、僕にとってのナマハゲでした(笑)」と振り返ると、当の柳葉は「太賀のことは生まれたときから知っていまして。そんな彼の作品で、この場にいられるのは胸がいっぱいです。ご両親も喜んでいるはず。なっ、太賀、おめでとう!」と目を細め、祝福していた。舞台挨拶では登壇者が自身の出身地の“ふるさと自慢”を披露する場面も。映画の舞台となった秋田県出身の柳葉は、照れくさそうに「柳葉敏郎」を秋田の自慢に挙げ、「この柳葉敏郎を育ててくれた。それだけ心が広い人たちがいる土地なので、ぜひ遊びに来てください」とアピール。本作について「秋田から生まれた作品ですし、ちょっぴり責任を背負いながら、非常に楽しく、本当にあったかい時間を過ごすことができました」と思いを語ると、佐藤監督は「柳葉さんは秋田の若者が頑張っているなら、いつでも力になるとおっしゃってくださった」と柳葉の秋田に対する“恩返し”に感謝を示していた。取材・文・写真=内田 涼『泣く子はいねぇが』公開中
2020年11月21日