いま、貧富の差は世界中で問題となっています。もちろん、日本の貧困問題も深刻です。しかし、世界にはもっと苦しんでいる国があることをみなさんはご存知でしょうか。例えば、毎日の食事にありつけなかったり、人として生きていく最低限の安全すら保障されなかったり……。過酷な状況下で、幼い命がどんどん失われているのです。主に、どの国が貧しさに耐えているのか?ちょうどアメリカの情報サイト『Gazette Review』が2016年最も貧しい国を発表したので、状況を見てみましょう。参考までに、それぞれの国の一人あたりのGDPを国名の横に入れています。一般的に、国の富はその人口で割った国で生産されるすべての財・サービスの購買力で一人当たりの国内総生産(GDP) により測定されているのです。要するに、これは国内における一人あたりの購買力を意味します。■10位:ギニア(52,571円)523.10ドル1990年代には鉱業と農業が成長したギニアですが、それ以降経済成長が見られません。農民は時代遅れの農業から抜け出すことができないままでいます。■9位:エチオピア(50,752円)505.00ドル興味深いことに、歴史的にエチオピアは比較的裕福な国として知られています。大規模な政治改革によって、経済成長とその安定性を手に入れました。その結果、2007年以降、エチオピアは南サハラ周辺諸国の中でも上位の豊かさを誇っています。しかし、そういった事実にも関わらず、国民一人あたりのGDPはたったの50,752円のままです。その理由は、国民の多くが発達していない従来からの農業に依存しているという事実にあります。■8位:ガンビア(49,104円)488.60ドルガンビアは、国土が11,000平方キロメートル、人口180万人のアフリカ大陸最少、最貧国のひとつです。経済を成長させるべく奮闘していますが、国民のほとんどが農業と漁業に従事していることから、経済成長を難しくしています。農業も漁業も天候に左右されます。それにより、季節によっても経済効果が左右されてしまうのです。■7位:コンゴ民主共和国(48,662円)484.20ドルコンゴは人口7,700万人と、アフリカで2番目に大きな国です。しかし、コンゴの場合、人口が多いことは必ずしも良いことではありません。近隣のより良い国に行くことができないだけなのです。コンゴは天然資源が非常に豊かな国です。土壌も肥沃で、水源も多くあり、森林も豊かです。それなのに、貧しさから抜け出すことができないのは、その腐敗した政治制度に理由が多くあります。国民の大部分が失業者なのです。■6位:マダガスカル(46,531円)463.00ドルどんな貧しい国でも、経済の安定性を目指しています。しかし、マダガスカルはそうではありません。過去20年以上もの間、国民の生活水準は下がり続けています。人口が2,000万人もいるのに、GDPは一向に上がらないのです。その理由は、工業や農業における技術の未発達にあります。人口が増え続けているのに、技術に投資するだけの経済力がないという悪循環に陥ってしまっています。■5位:リベリア(45,657円)454.30ドル第二次リベリア内戦は、実に1999年から2003年まで続き、当然経済状況をも悪化させる結果となりました。その後も国の経済のほとんどは農業に依存しており、2010年になっても、国民の80%が1日の生活費が125円しかないという結果になっています。■4位:ニジェール(41,747円)415.40ドルニジェールは、いくつかの分野において世界で最も発達の遅れている国としても知られています。教育や幼児の死亡率の減少に力を入れているものの、経済発展がみられません。ニジェールでは金やウラン、石油などの天然資源事業と農業が経済の中心です。しかし、いずれも天候に左右されやすく、安定しないのが現実です。■3位:中央アフリカ共和国(33,486円)333.20ドル中央アフリカ共和国も、リベリア同様長い間続いた内戦によって国民が犠牲となっています。政治が安定しない深刻な状況が続いているのです。国の輸出収入の45%がダイアモンドでまかなえているものの、それ以外のほとんどはインフラが整備されていない脆弱な農業に依存している状況です。■2位:ブルンジ(26,843円)267.10ドルブルンジの歴史もまた、暴力と政治的紛争を繰り返してきました。そのため、自国を再生するための取り組みはされているものの、結果に結びついていません。国民の実に67%が貧困に苦しんでいます。紛争によって少ない土地は荒廃し、悪天候も重なって農業による経済効果が得られない状況です。■1位:マラウィ(22,763円)226.50ドルいま最も貧しい国はマラウィ。人口1,600万人と、アフリカでもっとも小さな国のひとつです。教育、医療、インフラなど、生活環境に必要なほとんどの分野の質が世界標準以下となっています。国の主要事業である農業も、未だに原始的な方法を用いています。そのため、病気や怪我などによる人口減少も深刻な問題です。*人生は楽しいことばかりではありません。時々、生きていることがつらいと感じることもあるでしょう。物事がうまくいかないと嘆くこともあるかもしれません。しかし、私たちの知らないところでは、日々自分の命を守ることすらままならない人々も存在するのです。だからといって、そういった人と比べて自分が幸せだと感じるのではなく、事実を知って、いまの自分の状況に感謝することもときには大事なのではないでしょうか。(文/hazuki) 【参考】※Top 10 Poorest Countries in the World – 2016 List-Gazette Review
2016年07月10日リフレッシュを目的として旅行する大人女子が増えています。1人でも2人でも、少人数でも大人数でも旅行は楽しいですよね♪今回は、そんな大人女子が旅行で海外を選ぶ場合に、夏にオススメの5つの国とそれぞれの平均的なプラン料金をご紹介しますので、ぜひ夏の旅行の参考にしてみてくださいね。 バリ島(インドネシア)6万円以下/5~6日ビーチリゾートとして有名なバリ島は、人気の観光スポットですね。バリ島は、神が棲むとも言われる神秘的な島で、透き通った海と大自然に囲まれて、ゆったりと流れる時間を感じれば、きっと疲れも癒やされます♪夏本番にビーチリゾートでこの価格、文句ナシです!イタリア7万円代~/5~6日世界一、世界遺産が多いイタリアは、古代ローマ時代の遺跡などが多く残り、街並みを見て歩くだけで心が躍ります。有名な観光スポットはもちろん、夏は各地でセールを行っているので格安で洋服や雑貨などか買えるのも嬉しいですね♪南イタリアのアマルフィ海岸も夏にオススメのリゾート地です。グアム6万円代~/5~6日人気のビーチリゾートであるグアムは、東京から3時間半ほどで到着、時差も1時間ほど。現地の人がとてもフレンドリーなのが特徴です。マリンスポーツやイルカウォッチング、ジャングル探検、ショッピング、スパ…沢山のリフレッシュメニューがあるので、大人女子旅にピッタリ♪シンガポール6~7万円前後/5~6日マーライオンが有名なシンガポールは、乾季である夏がベストシーズン。突然のスコールも少なくないですが、大人女子にとってはそんなことさえ非日常的で刺激的!と、楽めるかもしれません♪ 夜景がキレイなスポットも沢山あるので、夜までずっと楽しめそう!韓国3万円以下/4日ブームは少し落ち着きましたが、今でも人気の観光地です。今回オススメした5つの国の中で1番リーズナブル!韓国コスメを安く買って帰るのも、大人女子の楽しみ方の1つです。焼肉や冷麺はもちろん、美味しいグルメは他にも沢山!夜景に屋台に買い物に…リフレッシュしたい大人女子にピッタリ♪おわりに夏の大人女子旅にオススメの国を5つご紹介しましたが、いかがでしたか? フリープランで安く行って、現地でいっぱい贅沢をするのも良いですね!初めて行く国の場合は、治安はもちろんのこと、その国ならではの細かいルールがあることも多いので、事前によく調べましょう。今年の夏、大人女子だけの海外旅行してみませんか?
2016年06月28日仕事とプライベートのバランスは取れていますか?忙しくて自分の時間が持てない、有給休暇が取りにくいなど、会社に対して不満を持っている人もいらっしゃるかもしれません。また女性の場合、働き方は結婚や出産によって変化するもの。株式会社オークローンマーケティングの調査によれば、働く女性の約4人に1人が、仕事と育児の両立に課題を感じているそうです。では、海外はどうなのでしょうか?今回は、アメリカの情報サイト『mother nature network』から、世界で最も働きやすい国をご紹介します。■1:ドイツ経済協力開発機構(OECD)のまとめた統計によれば、ドイツ人は週に27.8時間しか働かないそうです。労働時間が短いと、生活水準も低くなると思われがちですが、ドイツはそうではありません。高い生活水準を保つだけでなく、ヨーロッパのなかでもっともしっかりとした経済を持つ国のひとつなのです。■2:ブルガリアブルガリアは子育てしやすい国です。最大410日間の有給出産休暇があり、母親の給料額の90%が支払われます。また2年目の有給育児休暇でも、最低給与の受給資格があります。さらには、必要ならば母親の代わりに父親や祖父母が2年目の有給育児休暇を取ることも可能です。■3:ブラジルブラジルは、世界でもっとも有給休暇日数が多い国として知られています。フルタイムで働く人ならば、41日間の年休が与えられます。このうち有給休暇が30日、国家法定有給公休日が11日です。自分のために自由に使える時間がたくさんあるのです。■4:フランス経済協力開発機構によれば、他の加盟国と比較し、フランス人は年間の労働時間がおよそ200時間少ないといいます。また休暇日数も多く、トータル40日間のうち、30日間が有給休暇、10日間が公休日です。■5:フィンランドブラジルとフランス、そしてフィンランドは有給休暇の日数が多い国です。フィンランドは、年間で最大40日、うち10日間が公休日です。またフィンランド人の0.4%しか、週に50時間以上働いていないそうです。■6:オランダオランダでは、年間の実労働時間が1,378時間、週ではわずか27.6時間。労働時間が短い国なのです。また毎年28日間の有給休暇、100%の給与が保証される16週間の有給出産休暇があります。■7:ノルウェーノルウェーは、労働者に十分な育児休暇を提供しています。期間中は100%の給与が49 週間支払われるか、あるいは80%の給与が59週間支給されます。また毎年35日間の有給休暇が与えられます。■8:デンマークデンマークは、経済協力開発機構が発表する「ワークライフバランス(仕事と生活の調和)の良い国」ランキングでトップに輝いています。52週間の有給出産休暇、34日間の有給休暇があります。また労働者の0.4%しか、週に50時間以上働いていないのです。■9:リトアニアリトアニアでは、寛大な育児休暇が与えられます。1年間の休暇期間100%の給与が支払われるか、仮に2年間休みを取っても、1年目は70%の給与額、2年目は40%の給与額が支払われます。■10:スウェーデンスウェーデンの育児休暇制度は、世界でもっとも充実しているといわれています。母親と父親あわせて480日間、または16ヶ月の有給育児休暇を取得できます。この480日は、子どもの年齢が8歳になるまでに両親の間で使うことが可能。他にも毎年36日間の有給休暇が与えられます。また経済協力開発機構が発表する「ワークライフバランスの良い国」トップ10にランクインしています。*プライベートの時間をしっかり確保できることで、仕事に対するモチベーションも上がるはず。有給休暇が多い、育児休暇制度が充実している環境は、まさに理想的ですよね。もし移住が出来るとしたら、みなさんはどの国を選びますか?(文/椎名恵麻) 【参考】※The 10 best countries to work in-Mother Nature Network※女性の働き方・働きがいに関するアンケート調査-株式会社オークローンマーケティング
2016年06月19日海外生活に憧れたことはありませんか?外務省によると、日本人で海外に永住している人は2015年で43万6,488人。前年から1万7,741人増加しています。どうやら、「海外に住みたい」という日本人は増える傾向にあるようです。しかし、外国人が住みやすい国とはどこなのでしょうか?どうせなら「移住してよかった!」と思える国を選びたいですよね。アメリカの経済情報サイト『money under 30』が報じた「世界で最も外国人が住みやすい国」を、治安のよさや外国人の働きやすさなどの観点からご紹介します。■9:ニュージーランドニュージーランドはワークライフバランスを考えて働きやすい国です。また文化的に、ニュージーランドの人々は外国人に友好的。インターネット回線が遅いのが少々難ですが、自然が多く、子育てにも向いている国です。■8:シンガポールごみのポイ捨てが厳しく取り締まられており、街がきれいなことで有名。世界的に犯罪が少ない国なので、安心して住むことができます。公用語が英語なのも魅力ですが、家賃は高めです。■7:スイススイスは税金が安く、自然が豊かで住みやすい国です。また、奨学金の制度が充実しており、外国人でもほとんど無料で大学に通うことができます。チョコレートの国でもあるので、チョコ好きは幸せに暮らせそうです。■6:中国仕事が見つけやすいのは中国です。いまや経済の中心地ともいえる国なので、さまざまな仕事があります。生活費が非常に安く済むのも魅力です。■5:香港いろいろな国の人が集まっているので、外国人でも住みやすい香港。交通機関が充実しているのも住みやすさの理由のひとつです。仕事は比較的長時間であることが多いようです。■4:インドインドは金融やIT、技術関係などの分野が急速に伸びており、仕事も増加中。大らかなお国柄で住みよい場所ですが、文化が肌に合わないと生きていけません。■3:エクアドル赤道直下の国、エクアドル。寒いのが苦手な人には天国のような気候です。生活費が安く、夫婦なら月に1,600ドル(約17万円)もあれば楽に生活できます。医療施設も充実しており、住みやすい国です。■2:タイほほえみの国タイは、生活費が安く、気候も温暖で暮らしやすい場所です。パクチーと辛いものが食べられる人なら食事も最高。タイ語が難しいのが少々難です。■1:ベリーズメキシコの南側に位置する国、ベリーズ。生活費が安く、月に1,500ドル(約16万円)ほどあれば生活できます。アメリカドルがそのまま使える場所が多く、また公用語も英語なので便利。唯一の難点は虫が多いことです。虫嫌いには耐えられなさそう。*外国人でも受け入れてくれる国は意外と多いもの。何も、日本在住にこだわる必要はないのです。心機一転して、海外で新しい生活をはじめてみませんか?移住すると、日本で感じていたストレスから解放されて、視野が広がるかもしれないですよ。(文/スケルトンワークス) 【参考】※The 10 Best Countries For Working Abroad-money under 30※海外在留邦人数調査統計-外務省
2016年04月25日東京は、物価や家賃が高いことで有名です。『東京23区住みやすさランキング』によると、最も家賃が高い港区では、一人暮らし向けの物件でも平均家賃は月12万円近く。でも世界には、もっともっと生活費が高くつくところがあるのです。アメリカの経済情報サイト『PROFIT』が発表した、世界の生活費が高い国トップ10を見てみましょう。■10位:香港香港は東京と同様に人口密度が高く、1平方メートルあたりの家賃が非常に高くなっています。物価も高く、牛乳やガソリンはアメリカの3倍ほどだということです。■9位:クウェート世界有数の石油産出国であるクウェート。通貨のクウェート・ディナールは価値が上がっており、1ドルが0.30ディナールほどです。物価も高く、アメリカと比べると平均して3倍ほどです。■8位:ルクセンブルクドイツ、ベルギー、フランスに囲まれた小さな国、ルクセンブルク。30分もかければ国境に行きついてしまう小さい国ですが、物価も家賃も高く、ワンルームのアパートの家賃は1か月およそ15万円です。■7:シンガポール1965年に独立を果たしたシンガポールは現在、アジアの経済の要点として発展を遂げています。シンガポールは家賃もさることながら、車の維持費が高く、一般的な中流階級の家庭では車を持つことができません。当然ながら車自体の値段も高く、フォルクスワーゲンの「ゴルフ」は1,000万円以上で取引されています。■6:デンマーク福祉も充実しており、所得も多いデンマークは、世界でも指折りの重税の国でもありす。特に所得税が高く、所得の低い人でも29.68%、高所得の人では51.95%が所得税として徴収されます。■5:アイスランド人口わずか32万3,000人の国アイスランド。小さな島国のため、多くのものを輸入に頼っており、必然的に物価が高くなってしまいます。アメリカとくらべると、マクドナルドは46%、コーラは73%も値段が高いそうです。■4:ノルウェーデンマーク同様に福祉が充実しているノルウェーでも、税金は高額。消費税などが多めに課されているため、物価が全体に高くなっているのです。ガソリンはアメリカにくらべ、なんと163%の価格です。■3:バハマ西インド諸島の一部で、700ほどの島々から成る国バハマは世界有数の観光地。輸入品が多く、高い関税がかけられているため、物価は高くなっています。また、公共料金はアメリカの164%ほどです。■2位:スイススイスは最低賃金が高いことで有名で、時給の最低賃金がおよそ2,800円という夢のような国。所得が多いことから物価も高く、水はアメリカの145%の価格です。■1位:バミューダ諸島北大西洋にある島国バミューダ諸島は、13,000もの企業が本拠地を置いている裕福な国です。こちらも島国のため、輸入品に関税がかけられており物価が高いのが特徴。また、ワンルームのアパートはアメリカのおよそ2.5倍です。*東京も物価が高いイメージがありますが、トップ10とくらべるとそれほどでもないようです。旅行したり、海外に住みたいと考えたりしている人は注意してみましょう。(文/スケルトンワークス) 【参考】※What Are the Most Expensive Countries in the World?-PROFIT※東京23区の平均家賃相場は?-東京23区住みやすさランキング
2016年03月09日著者撮影アオザイの国はオーダーメイドの国ベトナムと言えばアオザイですよねー。ネットでの「最も美しい民族衣装は?」という議論で毎度名前が挙がるベトナムの民族衣装・アオザイ。少し雑に言えば、露出を抑えたチャイナドレスという印象でしょうか。地面に届きそうなほど長くそして大きくスリットの入ったスカート、その下にはゆったりとしたズボン。この、ズボンの上とスリットの端が重なった、三角窓から見えるお腹がセクシーなんですよね。昔、ニーソックスの上端とスカートの間が「絶対領域」なんて呼ばれたりもしましたけど、アオザイの三角窓は「神の領域」と呼んでも言い過ぎではありません。神社の鳥居の向こう側みたいなもんですね。言い過ぎました。アオザイのもうひとつの大きな特徴に、上半身に対してピタッ!と生地が密着して身体のラインがハッキリと見える点があります。ベトナム人女性に細身の方が多い理由はアオザイを着こなすためとも言われたり。そう、密着している…つまり、アオザイはオーダーメイドが前提にあるんですね。余談ですが、男性用もあってこちらは全く密着していません。まぁ、個人的には「密着して誰が得すんねん」と思いますが。いや、損得は関係ないか!ベトナムと言えばアオザイ、アオザイと言えばオーダーメイド。言い換えますと、ベトナムと言えばオーダーメイド!ということなんです!しかーし、観光に来られた方にとってのアオザイの楽しみ方は限られています。試着して写真撮影、試着して散歩、これが関の山でしょう。が、私は言いました!アオザイはオーダーメイドが前提にあると!用意されたアオザイを着て何が真のアオザイストと呼べるのか!そもそもアオザイストって何なんだ!という訳で今回は、「布生地から選ぶアオザイの作り方」を紹介します。それ以外にもTシャツやスーツやワンピースなんかもオーダーメイドれるんだぜベトナムは!やって来ました、布生地の聖地・タンディン市場著者撮影いきなりテイラーに行っても布生地はあるのですが、その数は限られてしまう訳です。でも、折角つくるなら、食傷するくらいの種類からあなたと運命の赤い糸でつながっている布生地を選んでやりましょうや。だからと言って赤い布生地を選んだらダメですよ。あはは、冗談がくだらねぇ。著者撮影こちらがタンディン市場。外観では中に何があるか分かりませんが……ほい!著者撮影布生地がギ~ッシリ!著者撮影ほ~らほら!この通り、ひしめき合うように布生地が積まれています。境目はよく分かりませんが、ほぼ等間隔で座っている人物(主に女性)が、各店の売り子です。あ、コレいいなぁーと思って布を見たり触ったりしていると「何が欲しいの?」と聞いてくるので、「こういうものを探していてかくかくしかじか…」とか返答しようものならそのままバトル(交渉)に突入です。余談ですが、これらの布生地は韓国やカンボジアからの輸入品らしい。ベトナム製だと思っていたので、その事実を知ったときは少しだけ凹みました。全てがベトナム製だったらなんかカッコイイ、っていうだけのワガママですが。さぁ、それではここで、価格交渉の方法を紹介しましょう。私が実証しております!市場で値切る方法向こうも電卓を持っているので、単純に指差しをしていればなんとなく売買が成立してしまうのですが、少しでもお得に買い物をしたいですよね。という訳で、価格交渉のノウハウをお教えいたしますよ。1.値段を聞くときは指を差しながらバウニューティェン(Bao Nhieu Tien)?これはもちろん「いくら?」という意味。出だしから「ハウマッチ?」と英語で聞いてしまうと、高く見積もまれてしまう可能性があります。観光客の多い市場に比べるとタンディン市場はかなり良心的な価格ですが、それでも現地の言葉を使うことによって、「むむっ、こやつ出来る…!」と思わせれば得をしても損はしません。ただ、当たり前のように価格もベトナム語で言ってくるので、こちらもGoogle先生に聞くなりして押さえておきましょう。途中で英語に切り替えても構いません、ここでは最初の言い値が肝心なのです。2.相場は1メートルが5万ドン(およそ250円)~20万ドン(およそ1000円)これは正直なところ「ものによる」のですが、それでも慣れていないと10倍の額を言われてもピンと来ないと思うので、おおよそこの範囲だと思ってください。で、ほとんどのお店で購入できる最小値が1メートル。価格を知って、その分野に詳しい方ならお気づきかもしれませんが、ベトナムではオーダーメイドこそ安いものの、布生地はそれほど安くありません。輸入品ですし、これはしょうがないのかもしれませんね。3.値切りたかったら、ヒット&アウェイこの市場ではまとめて(具体的にはおおよそ3メートル以上)購入しない限りあまり値切れないと思っておいた方が良いのですが、それでもあなたが値切りたい場合、一度値切ったあとに諦めた体でその場を離れてしまう方法が得策です。まだ価格を落とせる場合は売り子から呼び止めて来るし、本当に下がらない場合はスルーされます(そのときはしばらくしてからまた戻れば良い)。ただ、繰り返しになりますが、タンディン市場は全体的に良心的な価格であることと、彼女たちも商売でやっているのでお互いに幸せになれる交渉になると良いですね。これを「ヒット&アウェイ」と呼べるかどうかは分かりませんが、ただ私が言いたかっただけです。蝶のように舞い蜂のように刺せ!と偉い人も言ってます。上記が価格交渉の方法ですが、1も3も観光地の面を持つ市場であればどこでも通用します。とくに一大観光スポットのベンタイン市場では絶大な効力を発揮!3が三回くらい使えたりするので、一見すると底なしに下がっていく価格に対して「一体どんだけ利益貪っとんじゃ」という猜疑心が逆に生まれて来ます。まぁ、あそこは、市内屈指の土地の高さ(ひいては場所代の高さ)ではありますけどね……。市場グルメもついでに楽しめます著者撮影布生地とは全然関係ありませんが、著者撮影市場内にあるワンタンメンが安くて美味しいですよ。タンディン市場の向かいにも布生地が売られていますさて、価格交渉がどうのこうのと書いておきながら、市場では買わず、ハイバーチュン通りを挟んだ向かいに並ぶ生地屋さんで購入するのもありです。タンディン市場に比べると、店員の声掛けも少ないので、比較的ゆっくりと物色できるはずです。著者撮影市場と同様に、アオザイやスーツに使われる布生地を扱うお店が並んでいます。著者撮影なんだかお金が掛かっていそうなお店を発見。著者撮影アオザイのパンフレットなんてあるんだー、と見ていると!著者撮影モニターの下に……何コレ!?著者撮影ハローワークの窓口……ねぇよ!?すごいですね、ハローワークで使われていたモニターがベトナムのアオザイ生地屋に移動するって、かつて目隠しされて香港まで連れて行かれた猿岩石を遥かに凌ぎます。このたとえ、すっごい分かりづらい!著者撮影ギッシリとひしめく布生地たち。アオザイ用だけあって、個性が強くて美しい。著者撮影いいですねーあーいいですねー(布好きです)。ここまで紹介しておいて、今回そもそもアオザイをつくって着る人間は誰なんだ?というともちろん私ではありません。男性用もあるけれど、女性用の華やかさには敵いませんしね、それもなんだか片手落ち。という訳で、ちょうど友人がアオザイを新調したいという話をしていたのでそこに同行することにしました。著者撮影そんな友人が選んだ布生地がこちら!等間隔にあしらわれた小鳥が可愛いですね。ゴージャスというよりも可愛らしいアオザイになりそうです。著者撮影ちなみに私はいくつかTシャツをつくりたかったので、こちらの布生地を購入しました。つくろう!アオザイ&Tシャツ著者撮影それらを携えて、オーダーメイドショップ……いわゆるテイラーへ向かいます。布生地を扱うお店ではそのままアオザイのオーダーメイドにも対応してくれる場合が多いのですが、友人いわく「ここは前回も利用したので安心」だそうです。ただ、言葉が通じない、かつ住み慣れていない方となると、修正の注文などで苦労すると思うので、日本人が対応してくれるお店が良いかもしれません。そちらはまた後ほど紹介します。店の正面にはアオザイを着たマネキンが二体。著者撮影著者撮影もうちょっと…生やしてあげても良かったのではないか。著者撮影アオザイをつくるためには、なんと15箇所以上の部位を計測します。この部位の多さこそが、あの美しいフォルムを生み出す秘密なんですね。著者撮影このように、全身の計測値をカードに記します。友人から個人情報ではないかと言われたのでモザイク処理を施しました。著者撮影で、私はというと、アオザイではないので別のテイラーへ。日本人のスタッフが対応してくれるお店なので、注文の対応も柔軟なのです。著者撮影これを胸ポケットにして、これを襟に使ってポロシャツに……とあれこれ注文。なお、ここでサンプルとして既成品を一着携えているところがポイントです。現物があれば、気に入った布で同サイズのものをつくるということも可能、つまり布さえあればいくらでも複製できるという訳です。それこそがベトナムにおけるオーダーメイドの最大のメリットのひとつと言えるのかもしれません、最初から型がある場合にオーダーメイドと呼べるかどうかはちょっと微妙だけどね。完成したアオザイを受け取りに行くアオザイは、その日の昼に注文して、翌々日の夜に完成しました。つまり2日間と半日、おそらくこれがローカル店の平均的な最短期間だと思います。ベトナムでの旅行でホーチミンに3日間もいるなら、初日に注文しておくと上手く時間が使えますね。ただ、日本と違って予定通りに進まないことがしばしばあるので、欲を言えば4日間以上あると安心です。さて、指定された日時に取りに行くと……。著者撮影べべべ、べーーーん!著者撮影試着した友人(彼女の右肩にいる人はちっさいおっさんじゃなくて鏡に映った私です)。そして別のお店でつくったTシャツも!著者撮影どどど、どーーーん!著者撮影いいですね!納得のいくものが出来ました。ベトナムでのオーダーメイド・まとめと、ベトナムで布生地選びからオーダーメイドするまでの一連の流れを紹介いたしました。これまでに書かなかった情報も含めて、まとめてみましょう。・ホーチミンで布生地を選ぶならタンディン市場がオススメ。・布生地は1メートルから、相場は5万ドン(およそ250円)から20万ドン(およそ1000円)まで。・合計3メートル以上になると少し安くしてくれる傾向がある。・アオザイのオーダーメイドに掛かる日数は店にもよるが、平均的にローカル店で最短2日間と半日。今回の注文価格は、布生地持ち込みで、50万ドン(およそ2500円)でした。・今回登場した日本人対応のテイラーでの注文から納品までの期間は、アオザイやワンピースは最短1日間から、スーツは最短2日間から。ただし、注文枚数や希望デザインによって変動。価格(布生地持ち込み)はアオザイとワンピースは50ドル、スーツは女性で120ドル、男性で150ドルから、とのことでした。はい!ま、冒頭でつくれつくれと煽ったものの、つくったアオザイを日本で着る機会はそうそう無いでしょう。ただ、女性ならワンピース、男性ならスーツといったように気軽につくっても良いのではと思います。日本ではオーダーメイドって高い印象がありますからね。既成品一着、またはそれ以下の価格で、あなただけの服がつくれちゃう訳ですから!今回登場した市場とお店の店名&住所タンディン市場店名:Cho Tan Dinh住所:Cho Tan Dinh, Hai Ba Trung, District.1, Hochiminh city.ローカルのアオザイ・テイラー店名:Ao Dai Xua Nay住所:599 Nguyen Dinh Chieu, District.3, Hochiminh city.日本人が常駐しているテイラー店名:Tailor Ralan住所:254B Ly Tu Trong, District.1, Hochiminh city.著者撮影最後に全く関係ありませんが、ローカルのテイラーにあった、見てるだけでいじりたくなるスイッチ盤。(text & Photo:ネルソン水嶋)ネルソン水嶋の「勝手にベトナム観光開発局」他の記事を読む>
2016年03月03日世界中の汚職に取り組むNGO組織であるトランスペアレンシー・インターナショナルでは、政治的に腐敗している国のランキングを作成しています。汚職の問題は深刻で、世界の3分の2の国々が汚職に悩まされているといわれています。トップ10に入る国のうち5つは、幸福度の低い国のランキングにも入っています。政治家の汚職は、国民の幸福度とも関係しているのです。それでは、そのランキングはどのようなものなのでしょうか?汚職が多い国トップ10と、汚職が少ない国トップ10をそれぞれご紹介します。■汚職の多い国トップ1010位:チャド・コンゴ民主共和国・ミャンマー9位:ブルンジ・カンボジア・ジンバブエ8位:ウズベキスタン7位:エリトリア・シリア・トルクメニスタン・イエメン6位:ハイチ・ギニアビサウ・ヴェネズエラ5位:イラク・リビア4位:アンゴラ・南スーダン3位:スーダン2位:アフガニスタン1位:北朝鮮・ソマリアアフリカや中東、アジアの国々が多い結果となりましたが、堂々の1位は北朝鮮。この結果には納得です。同率1位のソマリアも、無政府状態が長く続いており、政治的に非常に不安定な状態が続いています。汚職が多い以前に、そもそも政治情勢が安定していない国が多いようです。幸福度が低くなってしまうのもうなずけます。■汚職の少ない国トップ1010位:ドイツ・ルクセンブルク・イギリス9位:カナダ8位:シンガポール7位:スイス6位:ノルウェー5位:オランダ4位:ニュージーランド3位:スウェーデン2位:フィンランド1位:デンマークこちらは北欧諸国が上位を占めています。北欧諸国は全体にクリーンなイメージがありますが、そのイメージどおりの結果となっています。汚職の少ない国の上位は、経済的にも成功している国が多い印象。ビジネスをはじめるときにまず賄賂が必要になる国では、経済も思うように発展していかないのかもしれません。ちなみに日本は汚職の少ない国18位にランクインしています。世界的に見れば、少ない部類に入るようです。とはいえ、汚職がまったくないとはいえません。国民ひとりひとりが汚職を許さない姿勢を示していくことも大切です。日本も汚職が全くない国を目指していきたいですね。(文/スケルトンワークス)【参考】※The ten most corrupt countries in the world-THE WEEK
2016年02月11日あなたは日本が暮らしやすい国だと感じていますか?あまり根拠もなく、自分の国が一番だと思ってはいませんか?実際、生活の様々な局面を比べてみたら一体どうなるでしょうか。国連では、1990年以降毎年発行している「人間開発報告書」の中で、世界200ヶ国の中から、平均寿命、教育、金融資産の現状を踏まえて、暮らしやすい国トップ10を発表しました。これを見ると、他国の良さが垣間見えて、自分の国の長所短所が今までよりもはっきり見えるかもしれません。■10位:ニュージーランドニュージーランドは、平均寿命が82歳の長寿国です。平均寿命が高いということは、国民の多くが健康を維持できているということであり、医療制度が充実していることを物語っています。■9位:カナダ教育水準の高さでは、ニュージーランドと同じくらいです。カナダの居住者の半数が大学卒。教育制度の充実により、多くの国民が大学教育を受けやすくなっているからでしょう。■8位:アメリカ合衆国お金持ちの国というイメージがあるアメリカですが、イメージどおり個人の持つ金融資産では上位にランク付けされました。アメリカ人の平均年収は、約642万円とかなりの高水準です。やはり、選ぶ職業によっては、日本人がびっくりするほどの高収入を得られる国なのでしょう。■7位:アイルランド犯罪発生率の低い国です。最近のデータによれば、殺人率は1,000人中1.2人だそうです。日本も長年、犯罪の少ない安全な国と言われてきましたが、最近では子供の一人歩きが危ないと言われるほど誘拐や無差別殺人のニュースが絶え間なく聞かれるようになりました。それに比べると、アイルランドは非常に安全な国と言えるでしょう。■6位:ドイツ国民の健康状態では、全般において上位に位置しているのがドイツです。平均寿命は81歳。マラリア、エイズ、結核といった病気にかかる人の割合も非常に低いです。これも医療制度の充実によって、健康診断や予防接種を国民の大多数が受けられることで、病気の予防や、早期発見による治療ができていることを示しています。■5位:オランダ国民1人1人の所得の不均衡が、非常に少ない国のひとつです。1990年代中頃からだんだんと不均衡が無くなってきています。生活保護世帯の増えている日本とは、逆の現象が起きていると言えます。■4位:デンマーク男女の賃金格差が現在たったの15%という夢のような国がデンマークです。労働者の賃金格差是正を望む声が高まったことで、格差が無くなってきました。それに対して、アメリカはいまだ64%とかなり高く、男女平等への道のりはまだまだ遠いようです。日本でも近頃、母子家庭の貧困が問題になっていて、女性が安定した賃金を得ることが難しい現状を思うと、デンマークから学ぶべきことがあるかもしれません。■3位:スイス大学の授業料は、子を持つ親にとっては頭の痛い問題です。その点、スイスの大学は非常に授業料が安く、学生はお金の心配をせず、のびのびと勉学に励むことができます。大学は二学期制で、一学期分の授業料は約12万円以下とかなり良心的です。■2位:オーストラリア政府が、過去10年間に教育投資を25%も拡大しました。国連によると、その影響もあってか、オーストラリアでは、20年近くにわたって教育を受け続ける人が多いそうです。世界水準から見ても、一人の人が学校に通い続ける年数としてはかなり長い方でしょう。■1位:ノルウェー栄えある1位に輝いたのはノルウェー。その国の生活環境を物語る指標とも言える平均寿命、教育、生活水準において、12年連続で1位を記録しました。ノルウェーのしっかりした医療制度のおかげで、現在、平均寿命は82歳です。国民の生活の質に配慮した政策の結果と言えるでしょう。*国連の報告によれば、世界は全体として、人が暮らしやすい環境になってきていると言えるようです。1日に2ドル以下の収入しかない人が、いまだ世界に8億3千万人もいるものの、約2億人が過去25年で貧困から脱出することができたのです。この調子で行けば、格差がますますなくなっていくことでしょう。私達日本人は、これから少子高齢化社会という難しい現実を迎えなければなりません。老人や母子家庭の貧困の問題を早めに解決するためにも、今回上位層にある国々の政策を参考にして、国民1人1人の生活の質を向上させることを目標にしてほしいものです。(文 /スケルトンワークス)【参考】※The 10 best countries to live in around the world-TECH INSIDER
2015年12月31日意外と知らない社会的なテーマについて、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは、「社会主義国」です。***資本主義国のアメリカと社会主義国のキューバは、お隣にありながら半世紀近く国交を断絶していました。ところが、ここ最近オバマ大統領が「国交を復活させましょう」と交渉を始めたことが話題になっています。これは、再来年、オバマ大統領の任期が終わるので、それまでに功績を残したいからなのでは……?と言われています。そもそも「社会主義」とは何でしょうか。資本主義国家では個人が自由に利益を追求できますよね。自由競争なので、労働量や能力に応じたお金が支払われますが、その結果、貧富の差が生まれてしまいます。貧しい人をなくし、国民が平等に豊かになるために、国民が働いた全利益を国が管理して、平等に分け与える。その仕組みの理想形が「共産主義」なんです。資本主義から共産主義方向をめざす、間の段階を「社会主義」と呼んでいます。共産主義社会では、全員が国家に勤めているようなもの。職業選択の自由が制限されるケースもあるんです。基本的に、すべての事業を国が管理し、計画的に進めていきます。国民が平等に富むことを理念にしているって、いいことのようにも聞こえますが、実情は、どんなにたくさん働こうが、手を抜こうが、お給料は一緒。すると「いいよ、テキトーで」と、働く意欲がなくなってしまうんですね。みんなが働かないので、国家事業も計画通りに進まない。国全体が富まない。また、国家が権力を持つので、独裁政治に結びついたり、官僚が賄賂で買収されて腐敗政治を引き起こしたりするんです。最大の社会主義国は、ソビエト連邦でしたが、1991年にソビエトが崩壊してロシア連邦になりました。それを機に世界の社会主義国は減ってきています。現在は、共産主義の中国、朝鮮民主主義人民共和国、ベトナム、ラオス、インドやキューバなど。いま資本主義の国では格差が問題になっていますよね。自由競争を放置していると、貧富の差が増すばかりで、国が介入しないといけないのではないかと疑問視されています。政治的には社会主義でも、経済は資本主義を導入していたり、ふたつの境目は少しずつ解け合ってきているんですね。◇ほり・じゅんジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2015年7月29日号より。写真・中島慶子文・黒瀬朋子
2015年07月25日ロングステイ財団が実施している「ロングステイに関する意識調査」の結果が発表され、ロングステイをしたい希望国として「マレーシア」が9年連続して1位となった。マレーシアが人気のわけとは?写真提供:マレーシア政府観光局「マレーシア」が人気の理由は、ロングステイ用のビザ、「マレーシア・マイセカンドホーム・プログラム(MM2H)」制度が充実していることに加え、気候、治安、医療水準の高さが背景にある。人気上位に東南アジア各国がランクイン©Singapore Tourism Boardマレーシアの他にも、ランキング10位以内に、タイ(2位 4年連続)やシンガポール(7位)、フィリピン(9位)、インドネシア(10位)と東南アジアの国々がランクイン。気候の良さに加え、アクセスの良さ、生活水準の高さに比べて物価が安いことなども人気の要因だ。人生に求めるものがより多様化していくこれからの時代、海外でのロングステイへの注目も、益々高まりそうだ。参照元:ロングステイ財団「ロングステイに関する意識調査」
2015年05月29日LINKエンターテインメントは4月4日、第2回「不思議の国アリスの謎解きコン」を不思議の国のアリスをテーマにしたコンセプトレストラン「古城の国のアリス」(東京都・池袋)で開催する。当日は、2対2のグループになって店内外に仕掛けられた謎解きを楽しむ。謎を解いた後は特製ビュッフェと特製カクテルのパーティー「舞踏会」が行われるほか、全6回の席替えもある。時間は13時(受付12時30分)~16時。参加予定人数は男性40人、女性40人で、参加条件は男性22歳~36歳まで、女性20歳~34歳まで。持ち物は身分証明書とボールペン。参加費は男性8,200円、女性4,000円。申し込みは同社サイト内で受け付けている。
2015年03月27日ディズニーストアオリジナルのくまのぬいぐるみ「UniBEARsity(ユニベアシティ)」から、『ふしぎの国のアリス』の登場キャラクターをモチーフにしたアイテムが登場! ユニベアシティ4周年記念日となる2015年1月21日より発売される。【写真】左右の目の色が違う!マッドハッターモチーフの「ミントティー」累計販売数200万個を突破しているユニベアシティは、日本オリジナルのディズニーストア限定キャラクター。それぞれ、「シュー」がアリス、「スフレ」がチシャ猫、「マカロン」がヤングオイスター、「ミントティー」がマッドハッターをイメージしたぬいぐるみで、まるでスイーツのようなかわいらしいパステルカラーが特徴だ。「シュー」が体を小さくする食べかけのクッキーを持っているほか、「ミントティー」の目が左右で違う色をしているなど、細かな部分にもアリスの世界観が垣間見えるぬいぐるみになっている。アリスファンもユニベアシティファンも迷わずGETして!【商品詳細】※すべて税抜き価格アリス:「シュー」2500円チシャ猫:「スフレ」3200円ヤングオイスター:「マカロン」2500円マッドハッター:「ミントティー」3200円発売日:2015年1月21日発売先:ディズニーストア店舗、オンラインストア※オンライン店では発売日が異なります
2014年12月30日美人が多い国? それとも、レディファーストが徹底している国? やさしい人が多い国? それぞれの国にはそれぞれイメージがあるもの。今回は、外国人20人に国際結婚するならどの国の人と結婚したいのか、またその理由についても聞いてみました。・ヨーロッパかアメリカの人。レディファーストだから(タイ/女性/30代後半)・アメリカ、ヨーロッパの男性。女性を尊敬してくれるイメージがあるので(韓国/女性/30代後半)・欧米人はアラブ人から見てセクシーに見えるので、一般的には欧米人が人気ですが、私はアジア人が好みです。アジア人は女性らしいから好きです(エジプト/男性/40代後半)・私の場合、スイス人。恋人がスイス人だから。もし恋人がいなかったら、フランス人がいいと思う。性格がいいと聞いている(ウズベキスタン/女性/20代後半)アジア圏の男女からは、欧米諸国の人がいい、という意見が集まりました。「セクシー」「性格がいい」など、男女とも人気。レディファーストもポイントが高い理由のようです。・日本人、又は東アジア人、がいいと思います。やさしくて、マナーがいいからです(スウェーデン/男性/30代後半)・日本人。優しくて賢い(モロッコ/男性/40代後半)・日本。他人を尊敬したり、年上の人を大切にする文化がマリと似ているから(マリ/男性/30代前半)日本に住む外国人へのアンケート、ということもあって、日本人も人気でした。もう既に日本人と結婚している、という人もたくさんいました。これらの回答はほとんどが男性だったことから、日本人女性の良いイメージが伺えます。「優しい」「礼儀正しい」など、性格面でも評価が高いよう。・理想的にはラテン系の国の人とですが、特に国籍は意識していない。基本的には国際的なバックをもち、価値観が一致している人ならどの国籍でも基本的には構わない(フランス/女性/20代後半)・イタリア人。かっこ良くて、話術もある! イタリア料理も作ってもらえるし(イラン/女性/20代後半)女性からは、イタリアなどのラテン系の男性が人気。セクシーで色気があって、かっこ良くて話も面白い……と最高のイメージですよね。女性の扱いも上手で、すごく大切にしてくれそうです。・インド人。言葉や文化、習慣が合い、美人が多いから(ネパール/男性/40代前半)・習慣をある程度わかってくれるヨーロッパの人がいいです。やはり文化が離れすぎてるとなかなか難しいと思います(ポーランド/女性/20代後半)ネパールの方は、お隣の国インドの人が良く、ポーランドの方も、習慣が近いヨーロッパの人が良い、という意見でした。文化が違いすぎると、その分摩擦も大きく、その人自身を見る前に疲れてしまう部分もあるかもしれません。・どの国でもいいです。人生のパートナーに出会ったら、その人の素性を全面的に受け入れたほうがいいと思います(アメリカ/男性/30代前半)・いい人ならどこの国でも構わない。いい人と結婚ができるなら、いい家族がつくれるから(ラオス/女性/20代前半)結局、ステキなパートナーに巡り会えれば、国籍は関係ないという意見に納得。曇りのない目でいろいろな人と付き合い、自分の可能性をどんどん広げていきたいですね。(文・アリウープ 中嶋絵里)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年04月30日世界のさまざまな国の中で、「人口の多い国」というのはよくクローズアップされますが、逆に少ない国はどんな国々なのでしょうか?人口の少ない国はどこなのか、外務省に問い合わせて調べてみました!●第1位バチカン市国……人口793人人口の少ない国第1位は、世界最小の国土面積を持つカトリック教会の中心地・バチカン市国でした。バチカンの紹介映像などを見ると、もっと多くの人がいるように思えますが、観光施設などで働く職員は国外のイタリアから通勤している人がほとんど。793人の国民の大半が修道者なのだそうです。●第2位 ツバル……人口9,847人第2位はオーストラリアの北東に位置するオセアニアの小国ツバル。美しい海とサンゴだけでなく、海抜が最高でも5メートルと非常に低いため、温暖化による海面上昇で海に沈んでしまう可能性がある国としても有名です。1位のバチカン市国の793人と比べると多く感じますが、日本だと「市」にも認定されないほどの人口です。●第3位ナウル共和国……人口9,947人第3位はオーストラリアの北東、ニューギニアの東に浮かぶナウル共和国です。ツバルとは100人しか人口が変わらないので非常に僅差。日本人にはあまりなじみのない国ですが、第二次世界大戦時には日本が占領したこともありました。●第4位クック諸島……人口1万8,500人ポリネシアにある島国国家のクック諸島が第4位です。上位の3国と比べるとかなり多い人口ですね。クック諸島は全部で24の珊瑚環礁と火山島で構成されていて、ニュージーランドと連合関係を持っている国です。日本は2011年にクック諸島を国家として承認し、外交関係を締結しました。●第5位パラオ共和国……人口2万609人次に人口の少ない国は、フィリピンの南東に位置するパラオ共和国。かつては日本による統治が行われ、現在でも日本から多くの援助を受けている国です。リゾート地としても人気が高いですね。●第6位サンマリノ共和国……人口3万1,735人第6位はイタリア半島の東部に位置するサンマリノ共和国。世界で5番目に小さい国土を持つ国です。現存する共和国としては、世界最古なんだとか。F1の『サンマリノ・グランプリ』が開催されていたことでも有名ですね。●第7位モナコ公国……人口3万5,427人フランスとイタリアの国境付近に位置する都市国家・モナコ公国が第7位。国土はバチカン市国に次いで世界で2番目の小ささ。所得税がないため、お金持ちが大集合している国です。ちなみにモナコはカジノも有名ですが、モナコの国籍を持っている人はカジノで遊んではダメなんだそうです。●第8位リヒテンシュタイン公国……人口3万6,304人第8位はスイスとオーストリアに囲まれた小国リヒテンシュタイン公国です。リヒテンシュタイン家が元首を務め、首相は元首が任命するそうです。人口も少なければ国会議員も少なく、議員定数は25席。ちなみに、UEFA(欧州サッカー連盟)に加入している国の中では唯一サッカーリーグがない国でもあります。●第9位セントクリストファー・ネイビス連邦……人口5万3,051人第9位は大西洋・カリブ海に浮かぶ小国セントクリストファー・ネイビス連邦。日本人にとってはあまりなじみのない国ですよね。面積はアメリカ大陸で最も小さいのだそうです。●第10位マーシャル諸島共和国……人口5万4,816人太平洋に浮かぶ島々で構成されているマーシャル諸島共和国が第10位。こうした太平洋に浮かぶ国は基本的に人口が少ない傾向にありますが、マーシャル諸島共和国は比較的多い感じですね。ちなみに人口の多い国のベスト10は、第1位中華人民共和国……人口13億4,800万人第2位インド……人口12億4,200万人第3位アメリカ合衆国……人口3億1,300万人第4位インドネシア……人口2億4,200万人第5位ブラジル……人口1億9,800万人第6位パキスタン……人口1億7,700万人第7位ナイジェリア……人口1億6,300万人第8位バングラデシュ……人口1億5,100万人第9位ロシア……人口1億4,300万人第10位日本……人口1億2,700万人となっています。中国とインドがずばぬけていますね。人口の少ない国ベスト10はこのようになりました。どの国も日本の市や町よりも少ないですが、バチカン市国はずばぬけています。大きな小学校や中学校よりも少ない可能性もありますよね。バチカン市国より人口が少ない国はそうそう生まれないでしょうね。記事参照:外務省「人口の少ない国」「人口の多い国」人口数出典元:The World Bank - World Development Indicators - Population, total(2011)(貫井康徳@dcp)
2013年03月06日かくれんぼ、おままごと、縄跳び……。どこの国に行っても子どもは子ども。無邪気な遊びが大好きです。ところで、同じ「遊び」でも国によって違いはあるのでしょうか。日本に住む外国人20人に、「子どものころの遊び」について聞いてみました。■Hide and seek(かくれんぼ)日本のかくれんぼと同じ。ただ、じゃんけんポンで鬼を決めるルールがなくて、単に話し合いで決める(イギリス/男性/40代前半)遊びの定番、かくれんぼ。しかし、鬼を話し合いで決めるのは新しいですね。会話例:「ヘンリー、今日は君に鬼をお願いするよ」「えー、今日はマイクが鬼をやってよー」「嫌だよー。ヘンリーが鬼をやらないと始まらないって」「えー」……と、このように遊びが始まる前に交渉が決裂することもありそうです。■バービー人形で遊んだドラマなどで見たストーリーをバービー人形で再現していた(フランス/女性/20代後半)バービー人形はその国の人に合わせた表情や衣装で販売されていることで有名。フランス顔のお人形でドラマの再現、しかもフランス語で。それだけでオシャレ感満載です。■過家家(中国)、Choi do han(ベトナム)(おままごと)友達と2、3人で、子ども用の皿や道具で子供風の家を作って遊んだ(中国/男性/20代後半)(ベトナム/女性/20代前半)遊び方は日本と同じですが、名前の違いが面白いですね。「過家家(発音:ゴウジャアジャア)」は「カカカ」と読んでしまいたくなります。■小川の辺りとかで動物を探したり、ツリーハウスを作ったり動物を捕まえても殺さない。ツリーハウスを作ったらとりでにして、他の子どもから守る(アメリカ/女性/20代後半)大きな木の上に小さな家を作るツリーハウス。自然豊かな環境ならではの遊びですね。トム・ソーヤーみたいです。ところで、出来上がったら守りに入ってしまうのですね。それも遊びの一環?■サバー・トバーッツ(七つの石)七つの石を積み上げて、石を崩すチームと積み直すチームに分かれて対戦する。積み直すチームは崩したチームが投げるボールに当たらないように逃げながら直す(エジプト/男性/40代後半)鬼ごっこのような、ドッチボールのような。長い伝統がありそうな遊びですね。砂漠で土ぼこりをあげながら走り回る子どもたちが目に浮かびます。その他、鬼ごっこ・縄跳び・サッカーなど、日本と同じ方法で遊んでいた、という回答がありました。ちなみに、以下の国の方々から。■鬼ごっこ(タイ/女性/30代前半)(ロシア/女性/20代後半)■縄跳び(スウェーデン/女性/40代前半)(ロシア/女性/20代後半)■かくれんぼ(アルゼンチン/男性/20代後半)(スペイン/男性/20代後半)■サッカー(オランダ/男性/30代前半)(ペルー/男性/50代前半)(ウズベキスタン/男性/20代後半)何千キロメートルも離れている国でも、子どもが好きなことは似ているものですね。人類みな兄弟!とはよく言ったものです。大人になっても変わらず、みな兄弟!でいきたいものです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月28日新興国では、目覚ましい経済成長や財政基盤の強化などを背景に、国債格付に改善傾向がみられており、新興国社債においても、格付の改善に期待が寄せられています。企業にとって社債発行は、長期的な資金や多額の資金を調達するために利便性のある資金調達手段の一つとなっています。特に新興国では、資金調達を銀行融資に頼る企業も多いものの、欧州債務危機などに伴なう金融機関の融資削減や、設備投資の拡大や競争力の強化など強い資金調達ニーズなどから、社債発行は増加傾向にあります。現在、新興国企業の収益拡大とともに財務体質の健全化が進んでいますが、企業の信用力ともいえる社債格付は、個別企業の財務状況に加えて、その企業が属する国の格付の影響も受けることから、企業ファンダメンタルズが良好であっても、格付が低水準にとどまる傾向があると考えられています(※ソブリンシーリング)。これまで国債が段階的に格上げされてきたブラジルを例にみると、国有企業であったブラジル石油公社や、国際的な事業展開を行なうヴァーレなど、一部には国債格付を上回る場合もみられるものの、国債が格上げされると、同時期に社債格付が変更される傾向がみられ、国債格付が一つの判断基準として影響していると考えられます。社債格付の改善による信用力向上は、投資家層の拡大につながると考えられることから、社債の発行も増加するとみられます。また、これによって流動性の向上が見込まれることは、企業の成長性や魅力的な利回りとともに、新興国社債の注目度を高めていくと期待されます。(※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。)(2012年11月21日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月22日近年、各国の外貨準備高は拡大傾向にあり、中でも新興国の伸びが目立っています。外貨準備高とは、国の通貨当局(中央銀行や中央政府など)が対外的な支払いに充てることを主目的として保有している外貨資産を指します。輸入代金の決済や対外債務の支払い目的のほか、急激な為替相場の変動を抑制する(為替介入)際にも使用されています。過去において、新興国の多くは、経常収支に赤字を抱え、資金を海外に依存する状況にありました。そのため、例えば危機時などに、海外から流入していた投資マネーが引き揚げられ、自国通貨に下落圧力がかかっても、為替介入によって自国通貨の価値を防衛することができませんでした。こうした過去の経験から、新興国では、財政健全化を推し進め、経常収支を改善し、危機に対する備えという意味で外貨準備高を積み上げる動きが拡がりました。現在では、新興国の外貨準備高は、先進国の約3.4兆米ドルをはるかに上回る約7.0兆米ドルにまで積み上がっています(2012年3月末時点)。なお、外貨準備高は貿易黒字の拡大などから増える傾向にありますが、危機時における自国通貨の安定のため為替介入が行なえるかどうか、あるいは対外債務が返済可能なのかどうかなど、各国の政策対応余地を見る上で非常に注目度が高い指標です。また、外貨準備高は、健全な財政などとともに、その国の信用力を示す指標となっていることなどもあり、新興国の外貨準備高の増加傾向が、対外的な信用力を高め、それに伴なう海外からの資金流入などによる通貨の押し上げ効果が期待されます。(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。)(2012年8月10日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月10日東京八重洲北口にある山梨県のアンテナショップ「富士の国やまなし館」では7/24(火)~25(水)に「富士の国やまなしフェア」を開催する。これまでも「やまなしマルシェ」として人気を博していたが、今年はさらにパワーアップ。店舗の外の「やまなしマルシェ」ほか、店内では一部の商品をのぞいて10%オフセールを行ったり、通常は富士の国やまなし館には入らない、山梨の人気メーカーの商品が店頭に並ぶ予定だ。今はちょうど桃やすもも、ぶどうの収穫がはじまり、果物の最盛期。新鮮でジューシーな果物のほかに、トマト、きゅうりなどの新鮮な高原野菜、朝獲りのとうもろこし、ジャム、カキ氷などを「やまなしマルシェ」で買うことができる。一方店内では、県内の特産品イベントとして、傘・ストールなどの織物や水晶などの宝飾品の販売のほか、勝沼の老舗ワイナリーの大泉葡萄酒の試飲会も行われる。2,000円以上購入した人を対象に、山梨県内宿泊施設の宿泊補助券や山梨県産ワインなどがあたる抽選会が実施される。観光パンフレットも置いてあるので、夏休みの旅行をどこにするか決める前に「富士の国やまなし館」で下調べをするのもいいだろう。期間:2012年7月24日(火曜日)、25日(水曜日) 10時30分~19時30分 ※やまなしマルシェ開催時間10時30分~16時00分 <やまなしマルシェ参加店(店外)>◆小淵沢きびの会 北杜市小淵沢の高原野菜(トマト・きゅうり・玉ねぎ・にんにく)◆旬果物市場 甲府の新鮮な朝穫りとうもろこし◆佐藤農園 糖度の高い、早生のぶどうの販売◆まるしょう農園 今、注目のフィルム栽培で育てた安心・安全のメロン(カットメロン・ジュース)◆南アルプスファームフィールドトリップ 南アルプス産のすもも・有機栽培の野菜、ジャム・かき氷(7種類の果物ピューレシロップ)◆富士の国やまなし館 作り手が手間をかけ、一枝一実で育てた、こだわりの桃◆風土記の丘農産物直売所(7/25(水)のみ) 甲府市中道の新鮮な青果の販売<やまなしフェア参加店(店内)>◆糸の音会 傘・ストール等の織物の販売◆クラウン商会 水晶・宝飾品の販売◆大泉葡萄酒 勝沼の老舗ワイナリー【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月17日IMF(国際通貨基金)の最新の経済見通しによると、購買力平価基準を用いた新興国のGDP(国内総生産)総額が、2013年にも先進国のGDPを初めて上抜く見通しとなりました。購買力平価基準では、各国の物価の違いを修正して比較できるため、より実質的な評価・比較ができるとされています。2000年には新興国の1.7倍近くあった先進国のGDPは、2008年の世界的な金融危機をきっかけにその差を縮める動きとなり、2013年の逆転を経て、2017年には新興国の0.9倍程度になるとみられています。こうした潮流は、新興国が先進国に代わって世界経済の中心的な役割を担っていくことと同時に、消費市場としての存在感を急速に高めている象徴であると考えられます。新興国の中でも、世界経済を牽引していくと見込まれているのが、ブラジル、ロシア、インド、中国のBRICs諸国と、メキシコ、韓国、インドネシア、トルコなどの国々だとみられます。これらの国々は、先進国と新興国のGDPが逆転するとみられる2013年には世界のGDP上位国になるとみられます。米大手金融グループでは、BRICsにこれら4ヵ国を加えた8ヵ国について、「もはや新興市場ではない」とし、2011年に「グロース・マーケッツ(成長市場)」と新たに定義し直しています。足元で、欧州債務問題を巡る混乱が、世界経済および世界の金融市場を揺るがしています。これらの問題は早期に解決するものではありませんが、こうした状況下にあっても世界経済は成長を続ける見通しであることなどを考えると、「混乱の行方」もさることながら、「世界経済の潮流」を見失わないようにする必要がありそうです。(※上記は過去のものおよび予想であり、将来を約束するものではありません。)(2012年5月18日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月21日