マーティン・スコセッシが製作総指揮を務め、『キングコング:髑髏島の巨神』で再来日を果たすブリー・ラーソンや、イケメン俳優アーミー・ハマー、キリアン・マーフィら豪華キャスト競演で贈る『フリー・ファイヤー』。その超ド迫力の日本版ポスタービジュアルが完成した。ある場末の倉庫。銃取引で集まった2組のギャング。しかし、ある揉めごとから交渉がこじれ、突如として壮絶な銃撃戦に!全員瀕死の発狂状態の中で、最後まで生き残るヤツはいったい誰だ!?本作は、北野武監督『座頭市』や園子温監督『地獄でなぜ悪い』も選ばれた、エッジの効いたクレイジーな作品を集めたトロント国際映画祭「ミッドナイト・マッドネス部門」の観客賞を獲得したギャング・アクション。このたび解禁されたポスタービジュアルは、そんな“最狂”映画の称号にふさわしく、劇中の銃声や罵声が、いまにも轟きそうなド迫力のもの。スタイリッシュな北米版ビジュアルとは一線を画す日本オリジナル版では、「交渉決裂!乱闘勃発!」と大々的に示されたキャッチコピーで、本作の単純明快なストーリーを端的に表している。さらに、本作を彩る豪華クセ者キャスト陣が、全員必死な形相で登場!なかでも『ルーム』で母親役を演じ、昨年、見事アカデミー賞主演女優賞を受賞したブリーが、いまにも銃をぶっ放しそうな迫力のキャラに。さらにアーミーやキリアン、『第9地区』のシャールト・コプリー、『シング・ストリート 未来へのうた』のジャック・レイナーなど、映画ファンには堪らない俳優陣のぞれぞれの表情も見逃せない。四方八方に飛び散る薬きょうが、90分ノンストップ&ワンシチュエーションで撃ち合いまくるバトルロワイアルを示すビジュアル。期待と興奮が高まる本作に注目だ。『フリー・ファイヤー』は4月29日(土・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月22日監督作『沈黙-サイレンス-』が日本でも大ヒット中のマーティン・スコセッシが製作総指揮を務め、オスカー女優のブリー・ラーソンはじめ、アーミー・ハマー、キリアン・マーフィら豪華キャストで贈る“最狂”ギャングバトル『フリー・ファイヤー』(原題:FREE FIRE)の日本公開が4月29日(土・祝)に決定。併せて、場面写真が解禁となった。ある場末の倉庫。銃取引で集まった2組のギャング。しかし、ある揉めごとから交渉がこじれ、突如として壮絶な銃撃戦が勃発!全員瀕死の発狂状態の中で、最後まで生き残るヤツは…。2016年、トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門にて、最高賞の“観客賞”を受賞した本作。世界中からエッジの効いたクレイジーな映画を集めた同部門の観客賞といえば、過去には北野武監督『座頭市』(’03)や園子温監督『地獄でなぜ悪い』(’13)が受賞するなど、近年では感度の高い日本の映画ファンからも一目置かれる映画賞となっている。しかも、この狂作を世に送り出したのが、先月、渾身作『沈黙-サイレンス-』を引っ提げ来日を果たした巨匠マーティン・ スコセッシ。その真骨頂ともいえるギャング×狂気をテーマにした本作で製作総指揮を務めるスコセッシが、監督に大抜擢したのは、エドガー・ライトとタッグを組んだ『サイトシアーズ 殺人者のための英国観光ガイド』では独特のブラックユーモアを、トム・ヒドルストン主演『ハイ・ライズ』では階級社会の狂気を見事に描いた注目の気鋭、ベン・ウィートリー。さらに注目なのは、従来のイメージを180度覆して怪演を見せる豪華なキャストたち。主演には、『ルーム』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したブリー・ラーソン。同作での優しいママとは一転、劇中では罵詈雑言&拳銃をぶっ放しまくっている。さらに、『コードネーム U.N.C.L.E.』の長身イケメン俳優アーミー・ハマーや、『第9地区』のシャールト・コプリー、『インセプション』のキリアン・マーフィ、『シング・ストリート未来へのうた』のジャック・レイナー、『高慢と偏見とゾンビ』のサム・ライリーなど、映画ファンには堪らない俳優陣が、いままでにないキャラに扮している。およそ90分間、ワンシチュエーションで見せるクレイジー・バトルロワイアルに、引き続き注目していて。『フリー・ファイヤー』は4月29日(土・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月08日綾野剛主演『新宿スワンII』が現在公開中の園子温監督の代表作にして、日本映画史に残る問題作『愛のむきだし』が、編集段階でカットされたシーンを再構成、新たにTVシリーズとしてJ:COMオンデマンドおよびJ:COMプレミアムチャンネルにて配信・放送されることになった。園監督の23作目の作品にして、代表作・最高傑作と冠される『愛のむきだし』。実話をベースに描く物語の主人公は、ユウ。彼は厳格な神父の父親に懺悔するために、さまざまな“罪作り”に励み、ついには“盗撮”のプロに。女性の股間ばかり狙うユウだが、ある時、探し求めていたマリアに出会う…。主演を、いまをときめく「AAA」のリードボーカル・西島隆弘が務め、ドラマ「カルテット」や映画『愚行録』でも実力派ぶりを発揮する満島ひかり、『百円の恋』で日本アカデミー賞を受賞した安藤サクラが共演。そのほか、渡部篤郎、渡辺真起子、板尾創路らベテラン勢の力演、その後、『新宿スワン』で園監督と運命の再会を果たす綾野さんや、松岡茉優の初々しい姿も登場。また、2010年に惜しまれつつ解散したロックバンド「ゆらゆら帝国」の主題歌も、最初で最後の映画コラボレーションとして伝説と化している。セーラー服で、パンツ丸出しで蹴りをかます満島さんの炸裂する迫力を筆頭に、西島さんのアクティブな“盗撮魔”や、カルト教団の教祖役を怪演した安藤さんなど、瑞々しい個性のぶつかり合いと、4時間という上映時間をまったく感じさせないスピーディな演出が相まって、かつてない衝撃作に。世界にも飛び出し、2009年の第59回ベルリン国際映画祭「国際批評家連盟賞」「カリガリ賞(観客賞)」をW受賞するなど、国内外の数々の映画賞を受賞した。その後、『冷たい熱帯魚』やヴェネチア国際映画祭受賞作『ヒミズ』、大ヒット作『新宿スワン』などへと繋がる、園子温の名を名実共にメジャーに押し上げた作品として、いまなお高い人気を誇っている。そして今回、2007年の撮影開始から、ちょうど10年を経た2017年、4時間(237分)の上映時間となった本作をTVシリーズとして、まったく新しい形でリブート。6時間あった編集初期段階の“ファーストカット”、いわば幻のバージョンを元に、全編脚本通りに再構成し、未使用シーンを1時間以上復元、全音楽・音響も再構築。さらに各話30分のTV仕様に仕上げ、全10話のTVシリーズとなった。まさしく、『愛のむきだし』の【最長版】にして【ザ・テレビショー】。このように映画から変貌するTVシリーズは、過去にはフランシス・F・コッポラ監督が『ゴッドファーザー』『ゴッドファーザーPART2』を時系列に編集し直し、未使用シーンを50分追加、同じように再構成を試みた「ゴッドファーザー テレビ完全版」の放送や、ベルナルド・ベルトルッチ監督が『ラストエンペラー』に膨大な未使用シーンを投入し、再構成を行った「ラストエンペラー・オリジナル全長版」くらいしか存在しないという。本作では映像のクオリティも、10年前からさらに向上させるため、デジタル技術を駆使し、4K化(2K→4Kアップコンバート)を当時の撮影監督・谷川創平氏立会いのもと、より鮮やかできめ細かい高精細・高解像での映像追求も行っている。「完全版」「ディレクターズ・カット」「エクステンディットバージョン」などとは明らかに一線を画す、日本映画ではかつてない別バージョンの最長版にして、TVシリーズ。掟破りのドラマが、製作・撮影開始から10年の記念イヤーに産声を上げる。<園子温(原案・脚本・監督)コメント>あの削除した台詞が、あの削除したシーンが、ついに帰って来た!あの名作が、8年ぶりに完璧な“ドラマ”になって帰って来ただけでも感動的なのに、久々に見るこの作品は、何もかもがいまも新しい。役者達が活き活きと画面を走り抜け、完璧なハーモニーを奏でていた!「愛のむきだし【最長版 ザ・テレビショー】」は、J:COMオンデマンドにて第1話~4話を2月1日(水)より、第5話~10話を2月15日(水)より配信開始。J:COMプレミアチャンネルにて第1話~4話を2月4日(土)・11日(土)22時より、第5話~10話を2月18日(土)・25日(土) 22時より放送。(text:cinemacafe.net)
2017年01月29日俳優の綾野剛が26日、都内で行われた主演映画『新宿スワンⅡ』大ヒット御礼舞台挨拶に登場した。同作は和久井健の同名漫画を園子温監督が2015年に実写化し、今回が続編となる。一文無しで歌舞伎町にやってきた龍彦(綾野)がスカウトマンとして成長し、横浜を牛耳る男・タキ(浅野忠信)と全面抗争を行うことになる。26日に35歳の誕生日を迎えた綾野。前日は「(山田)孝之が誕生日を祝ってくれて」と明かし、「今日、舞台挨拶があるって何度も言ってるのに『主役が酒飲まないでどうするんだ』って散々追っかけ回されまして。僕はさすがにおさえましたけど」と苦笑した。また、この日はサプライズでmiwaと坂口健太郎がケーキを持って登場。映画『君と100回目の恋』(2月4日公開)の舞台挨拶を後に控えた2人が、同じ事務所の先輩のためにかけつけた。綾野はmiwaについて「彼女の歌を聴くと懺悔したくなる」と印象を語り、坂口についても「しっかりお芝居もできますし、またすぐ共演したいよね。かっこええなあ~」と話しかけた。一方、坂口は綾野のことを「偉大な先輩」と語る。「お兄ちゃんのような存在でもあるんですけど、役者としても大先輩として確固たる地位を気づいているし、連絡をくれて、自分を奮い立たせてくれるような言葉をくれる存在」と、その大きさを表した。「めっちゃ嬉しいですね」と心の底から喜んだ様子の綾野は、35歳になった自身について「自分一人のためにやってない」と振り返った。昔は「自分のために何ができるのかということばっかり考えていた」というが、ここ数年で「自分じゃない誰かのためにしか、頑張れない」と結論に達したという。綾野は「自分一人だったらとっくに辞めてます」と言い切り、役者の仕事は「厳しい世界で、ハードルの高いところから仕事していかなきゃいけないので、精神的にもだいぶ体力を使う職業」と説明。現在は「本当に心から、自分はファンの皆さんのために頑張ってるって言い切れる」と断言し、「何の恥じらいもなく言える自分を少しだけでも褒めてあげたいなと思いますし、関わった人みんな幸せにしたい」と客席のファンに語りかけた。
2017年01月26日子役から活躍し、現在も若手実力派として引く手あまたの伊藤沙莉と須賀健太がW主演を務める実話ベースのブラックコメディ『獣道』が、今年夏に公開することが決定。さらに、『太陽を掴め』主演の吉村界人やお笑い芸人のアントニー(マテンロー)、個性派俳優のでんでん、気象予報士や語学に堪能な一面を持つお笑い芸人の矢部太郎(カラテカ)、園子温監督の秘蔵っ子・冨手麻妙らの出演が決定した。とある地方都市で生まれた少女・愛衣(伊藤さん)は次々に宗教団体を渡り歩く母親によって、宗教施設に入れられ、そこで7年もの間生活をしていた。教団が警察の摘発を受けてからは保護され、中学に通い始めるが、そこに居場所はなかった。愛衣はドロップアウトして、ヤンキー一家や中流家庭などを転々としながら居場所を探してゆく。愛衣の唯一の理解者であり、愛衣に恋をする少年・亮太(須賀さん)もまた、居場所を探す不良少年。やがて、亮太は半グレたちの世界で居場所を見つけ、愛衣は風俗の世界に身を落とす。2人の純粋は、地方都市というジャングルに飲み込まれてゆき…。新興宗教団体、ネグレクト、少年犯罪、性産業など、大人に翻弄される地方都市の若者たちを、実話を基に描く本作。親の愛を知らずに育ち、自分の居場所を求めて風俗の世界へ身を転じていく少女・愛衣を演じる伊藤さんと、そんな愛衣に恋する少年・亮太を演じる須賀さんという子役出身の若手実力派が初共演でW主演。さらに今回、豪華追加キャストが明らかになった。亮太の悪友で、地元の不良・佑二を演じるのは、『太陽を掴め』への主演などでいま注目を集めている若手俳優・吉村さん。同じく不良グループの番長・堅太を演じるのは、お笑い芸人のアントニーさん。地元のヤクザ・喜田には、でんでんさん。その舎弟・瀬能には、俳優としても味のある演技で定評のある矢部さんが抜擢。堅太と恋に落ちる水中カメラマン・玲花には『誰も知らない』『悪人』などの韓英恵が務める。また、園監督作『アンチポルノ』主演でも話題の冨手さん。監督作『脱脱脱脱17』が、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016」審査員特別賞を受賞した、本日19歳の誕生日を迎える大注目の新鋭・松本花奈。「第28回東京国際映画祭・日本映画スプラッシュ部門」作品賞、「毎日映画コンクール」スポニチグランプリ新人賞も受賞した『ケンとカズ』主演の毎熊克也。橋口亮輔監督『恋人たち』で「第89回キネマ旬報ベスト・テン/新人男優賞」を受賞した篠原篤と、日本のインディーズ映画界を盛り上げる俳優陣の出演が続々決定。そして、広田レオナ、近藤芳正らキャリアある俳優たちが、しっかりと脇を固めている。オリジナル脚本・監督をつとめるのは昨年『下衆の愛』が話題を呼んだ内田英治。プロデューサーには『下衆の愛』に続いて、英国人プロデューサーのアダム・トレル。この名コンビに加え、名立たるアジア映画を配給しているドイツの名門映画会社「ラピッド・アイ・ムービーズ」も製作に参加し、日独英の3か国共同で製作。なお、本作の宣伝資金は、MotionGalleryにてクラウドファンディングにより募集される(1月24日12時~2月25日まで実施)。撮影は“地元ローカル”の不良少年たちも出演し、地元警察監視のもとで行われたという本作。まさにキリキリとした獣道をゆこうとする、インディーズ界の実力派俳優たちの競演に注目だ。<以下、キャストコメント>■アントニーどうもアントニーです。よくある話なんですが、マネージャーから映画のオファーがありますと言われたとき、確実に「ドッキリ」だと思いました!しかし、ご覧の通りドッキリではなく人生初の映画に挑戦させていただきました!台本を見たときはこの役を自分が演じるのか…しかも堅太役?監督、俺のコト見たことあるのか…一回だけドラマに出たコトあるんですが、そのときの役が“六本木で怪しい薬を売る黒人ボブ”で出演は1分ぐらいだったので不安しかありませんでした。ヤンキー経験のない僕が堅太を演じる楽しさや、キャスト全員が文字どおり『獣道』を歩む台本の面白さに魅了されてしまい、あっという間に終わってしまいました!いま僕も早く出来上がりを見たいっていう感想です!この映画、絶対心に響くものがあるので、皆さん是非ご覧になってください!■でんでんドラマとはいえ殺されるのはイヤだ。自分の葬式シーンを見るときは幽体離脱したような変な気持ちになる。しかし、『獣道』の喜田は違った。どうか誰か早くこいつを殺してくれと願いたくなるような奴だ。また、そんな奴を演じたかった。この『獣道』を読んでて先の展開が読めなかった。だから面白い!貴方は「えーっ」と何度叫ぶだろうか。楽しみです。■矢部太郎内田監督から「パンチにして」と言われてパンチパーマをあてに行きました。床屋さんに「パンチパーマでお願いします」と伝えると、「まかせて! 怖くしてあげるよ!」と言われ数時間後、鏡を見るとリーゼントのアイパーになっていました。「ありがとうございました」といったん店を出ましたが、勇気を出して戻ると「間違えた!」と。なんとそれから撮影の日は毎朝コテで巻いてセットしていただけることになり、最高のパンチになりました。『獣道』は夏、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月24日綾野剛主演の映画『新宿スワンII』が1月21日(土)に公開を迎え、綾野さんをはじめ、共演の浅野忠信、広瀬アリス、上地雄輔、金子ノブアキ、深水元基、園子温監督が舞台挨拶に登壇した。綾野さんは続編の公開を迎えて「嬉しいです」と感慨深げ。これから1回目の上映で映画を見る観客に対し「みなさんが最後の共演者だと思っています」と語り「前作をたくさんの方が愛してくださったおかげ」と喜びを口にする。先日、発表された日本アカデミー賞で綾野さんは昨年の『日本で一番悪いやつら』で優秀主演男優賞を受賞したが、作品は異なるが、この日は会場全体でこれを祝福!綾野さんは改めて、昨年をふり返り「しっかりと走らないといけない年だった気がしています。ひとりで走るのではなく、周りの人を巻き込み、ちゃんと愛することに重点を置かないといけないと思ったし、そのスタートして『新宿スワンII』の撮影があった」と述懐。今回の続編について綾野さんは「未来を見る喜びを与えてくれた作品」と語る。特に今回、敵役として対峙する浅野さんとの共演が大きな刺激だったよう。「世界で戦っている役者さんなので、出てくる空気が違う。対峙すると、見えない拳銃を突き付けられているような恐怖があり、大切な時間を現場で示してくださいました」と感謝を口にした。本作からの参戦となった上地さんは、綾野さん演じる主人公・龍彦のかけがえのない仲間の森永を演じたが「一昨年、剛から電話があって『雄ちゃんとやりたい』と言われたんです」と綾野さんからの直接のラブコールで出演を決めたと告白。2人の共演は『クローズZERO II』以来となるが「いい意味で緊張感があり、心地よかった」と上地さん。綾野さんは、『クローズZERO II』では劇中、上地さんをボコボコにしており「前回は一瞬だったので…(笑)」と今回、ガッチリと共演できた喜びを語った。広瀬さんも本作からの参加となったが「前作を客として見てたので、不思議な感じでした」と明かす。強面で屈強な男たちが居並ぶ現場について「黒い服のおじさん…いや、お兄さんたちが常にたくさんいて、ビクビクしながら現場にいました」と語り、会場は笑いに包まれた。綾野さんは改めて本作、そして龍彦を「心の友と書いて心友(しんゆう)。龍彦は(綾野さんの外に)存在していて、勝手に走っていく」と特別な思いを口にしていた。『新宿スワンII』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:新宿スワンII 2017年1月21日より全国にて公開(C) 2017「新宿スワンII」製作委員会
2017年01月21日笑福亭鶴瓶と森川葵が司会を務め、ゲストの友人や関係者への徹底取材からその素顔に迫るバラエティー番組「A-Studio」。1月13日(金)放送回に俳優の浅野忠信が登場。俳優としての役に対するこだわりなど様々なトークを展開する。90年、『バタアシ金魚』で映画デビューすると2000年公開の『御法度』で報知映画賞助演男優賞受賞。2001年には『地雷を踏んだらサヨウナラ』で毎日映画コンクール男優主演賞受賞。2005年には『誰がために』『乱歩地獄』で毎日映画コンクール男優主演賞受賞。2009年には『ヴィヨンの妻』などで日本アカデミー賞優秀主演男優賞受賞を受賞とその演技力が高く評価され、日本のみならず海外にも進出。『マイティー・ソー』『バトルシップ』と立て続けにハリウッド大作に出演したほか、『岸辺の旅』と昨年公開の『淵に立つ』がカンヌ国際映画祭・「ある視点」部門で2年連続受賞と今や世界的俳優へと成長を遂げた浅野さん。今回も同番組では鶴瓶さんが浅野さんの周辺を極秘取材。スタジオでは「若い人で面白い人が出てくると同じ年齢の役をやりたい」「高校生役をやりたい」などと語る浅野さんに、鶴瓶さんが「壁ドンしたい?」と訪ねると「そうですね、こんななって」と浅野さんが答えるなど浅野さんの演技への熱意などいろいろな話が語られる模様。そんな浅野さんだが出演作『新宿スワンII』が1月21日(土)より全国にて公開となる。同作は綾野剛主演で2015年に公開され大ヒットを記録した『新宿スワン』の続編となり、原作の中でも特に人気の高い「横浜王国編」をベースに、シマの拡大のため横浜進出を目論む新宿バーストと、その新宿さえも飲み込もうとする横浜ウィザードとの裏社会全面戦争が描かれる。監督は引き続き園子温が務めアクション監督に『るろうに剣心』シリーズなどで知られる谷垣健治が新たに参加、迫力ある映像は必見だ。また同じく1月21日(土)にはマーティン・スコセッシ監督の28年越しの渾身作『沈黙-サイレンス-』も全国にて公開。スコセッシ監督が遠藤周作の原作を読んで長年に渡り温め続けてきたという作品で、江戸初期、激しいキリシタン弾圧の中で棄教(信仰を放棄すること)したとされる師の真実を確かめるため、日本にたどり着いたポルトガル司祭の目に映った想像を絶する日本を舞台に、人間にとって本当に大切なものとは何かを描き出す。リーアム・ニーソン、アンドリュー・ガーフィールド、アダム・ドライバーらのほか、浅野さんをはじめ窪塚洋介、塚本晋也、イッセー尾形、加瀬亮、小松菜奈らが出演。浅野忠信がゲストで登場する「A-Studio」は1月13日(金)23時15分~TBS系で放送。(笠緒)
2017年01月13日伊勢谷友介が1月8日に開催された映画『新宿スワンII』の完成披露舞台挨拶に、松葉づえをついて登場した。映画は綾野剛を主演に、新宿でスカウトマンとして成長していく白鳥龍彦の活躍を描くシリーズ第2弾で、伊勢谷さんは、前作に続いて、龍彦を導く先輩の真虎役で出演している。伊勢谷さんの怪我は、事務所の発表によるとプライベート時のもので、重度や全治までの期間などは明かされなかったが、順調に回復へ向かっているとのこと。この日は、綾野さん、共演の浅野忠信、園子温監督らが、劇場内での舞台挨拶の前に、屋外の劇場前で開催されたプレミアイベントにも出席し、TOHOシネマズ六本木ヒルズの前の大階段で写真撮影を行ったが、伊勢谷さんはこちらを欠席。舞台挨拶だけの登壇となった。舞台挨拶には松葉づえをついて登場し「こんな状態ですが、舞台挨拶にあがらせてもらい、嬉しいです」と挨拶。伊勢谷さんのためにイスが用意され、座ってのトークとなった。とはいえ、当人はいたって元気そう。綾野さんが、先日、第一子誕生を発表したばかりの上地雄輔を壇上で祝福すると、隣りにいた伊勢谷さんは「知らなかった!ごめんね!映画の中では(上地さんの役は)とんでもない悪いヤツだけど、お子さんに影響がないといいですね」と独特の口調で祝福した。また、成人式を前に登壇陣全員の20歳の頃の写真が公開されたが、東京芸大出身の伊勢谷さんは20歳当時、ニューヨークにいたそうで「ニューヨークで展覧会を開いていて…」と語り、これには綾野さんも「伊勢谷さんは、20歳の頃から伊勢谷さんだったんですね…」と感嘆!さぞやモテたのでは?との質問には「後ろ髪を長くしてて…(苦笑)、モテなかったです」と明かしていた。舞台上での写真撮影では、伊勢谷さんは松葉づえなしで、綾野さんらの方を借りて立ち上がって撮影に臨んでいた。『新宿スワンII』は1月21日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月09日映画『新宿スワンII』の完成披露プレミアが1月8日(日)に開催。先日、第一子の誕生を発表したばかりの上地雄輔も出席し、主演の綾野剛から「雄ちゃん、おめでとう!」と観客の前で熱い祝福を受けた。この日は綾野さん、上地さんに加え、浅野忠信、伊勢谷友介、深水元基、金子ノブアキ、久保田悠来、桐山漣、中野裕太、佐藤祐基、一ノ瀬ワタル、山本又一朗プロデューサー、園子温監督も来場した。最初に、TOHOシネマズ六本木ヒルズの劇場前の階段に敷かれたレッドカーペットに綾野さんらは登場し、集まったファンに“スカウトマン”として名刺を配布するサービスを実施。報道陣の前に登場すると、マスコミ、そして会場の外から声援を送るファンに向けて、綾野さんは地声で「あけましておめでとうございます!」と新年の挨拶をした。劇場内で行われた舞台挨拶では、綾野さんは「ようやくここまでたどり着きました。この場に立てることを感謝申し上げます」とシリーズ第2弾が、前作から1年半を経てようやく完成し、観客に披露できることに感慨深げ。さらに『クローズ ZEROII』でも共演するなど、親交の深い上地さんがパパになったことに対し「雄ちゃん、おめでとう!私も幸せいっぱいです!」と観客の前で祝福の言葉を贈った。上地さんは、「ありがとうございます」と嬉しそうに笑みを浮かべ、会場からも温かい声援と拍手が贈られた。伊勢谷さんは、上地さんの第一子誕生のニュースを知らなかったようで、その場で知らされて驚きつつ「知らなかった!ごめんね!映画の中では(上地さんは)とんでもない悪いヤツですが、お子様に影響が出ないといいですが(笑)」とユーモアたっぷりに語り、会場を笑いに包んだ。この日は、成人式の前日ということで、登壇陣の20歳の頃の写真が公開され、それぞれの20歳の姿に会場はどよめきに包まれた。綾野さんは、芸能界入りする前の写真で、当時は写真を撮られるのがキライで、ほとんど残ってない中から、選んだ1枚だそうで、上地さんから「だいぶ(いまと)違うね。整形したんだ?」とイジられ「するならもっとちゃんとするわ!」と怒りの返答。当時の自身について綾野さんは「まだ何者でもなかった」と表現し「孤独で、ある種、どん底にいた」とも。「闇の中でしか光を作り出せず、自分を照らすことで一生懸命でした。でも闇の中の光を輝きに変えて、たくさんの人のお力を借りていま、ここに立っていると自負しています」とふり返る。そして、成人を迎える若者たちに向けて「努力が必ず報われるとは限らないけど、それは成長につながる。自分を照らし続けてください。そして、自分を照らしてくれる人をたくさん愛してください!」とエールを送った。『新宿スワンII』は1月21日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月08日どのような表現であれ、その道でトップを走る人や唯一無二の存在となる人は、才能だけでそこに至ったわけではないだろう。集中力、努力、“その表現”でなければならない理由があるに違いない。FASHION HEADLINEで昨年行ったインタビューから、そんな心に刺さる表現者たちの言葉を、アート・音楽編として紹介する。■ライアン・マッギンレーが語る写真とファッション--「最高の1枚を選ぶのは、本質的でリアルであることを追求するのと同じこと」【INTERVIEW】昨年、東京オペラシティアートギャラリーで開催された写真展「ライアン・マッギンレー BODY LOUD!」にあたり来日し、FASHION HEADLINE単独インタビューに応じたフォトグラファーのライアン・マッギンレー。「最高の1枚を選ぶということは、リアルで本質的であることを追求するのと同じこと」と語る彼に、写真とファッションへの想いを訊いた。■写真家・永瀬沙世--キュリー夫人を目指した少女が写真家になるまで【INTERVIEW】「キュリー夫人みたいになったらいいのにな」と父にいわれて育った少女は、いかにしてフォトグラファーになったのか。13歳で写真を撮りはじめ、ギターを弾き、歌を歌ったり、モデルをやってみたり、劇を演じ、絵も描けば、映像も撮ったが、一番ピンときたのが“写真”だったと永瀬沙世は語る。海外での活躍も目覚ましい彼女の、創作の原点を探るインタビュー。■人々がアートを巡る旅に出かける理由。瀬戸内国際芸術祭・総合プロデューサー 北川フラム-- ■北川フラム×大竹伸朗、“瀬戸芸”を通じ出会った両氏のアートの島への想い昨年は、4年に一度の現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」の年。伊勢丹新宿店で、瀬戸芸とのコラボエキシビジョンが開催されたことから、ディレクターを務める北川フラムと、瀬戸芸で多く作品を残している現代美術家の大竹伸朗にインタビューを行った。アートと歴史、観光、文化などをキーワードに繰り広げられた貴重なトークセッションをお届けする。■宇野亞喜良、“絵本でなければ出来ない表現”-- 戦後の日本のイラスト界を牽引してきたレジェンド的な存在の宇野亞喜良。82歳の現在も精力的に活動を続けている彼の、絵本をテーマにした回顧展が伊勢丹新宿店で開催されることを機にインタビューを行った。絵本ならではの表現の面白さ、彼の持ち味である不思議、幻想的、シュール、ファンタスティック、残酷な表現が生きる絵本の世界観について訊く。■映画監督園子温「風化しかけた記憶に対しての小さな詩をつくりたい」日本映画界の鬼才として問題作を世に送り出してきた園子温が、昨年5月にオリジナルの新作「ひそひそ星」を発表した。25年前に書かれていた脚本がようやく映画化に至った経緯や、高校時代から続けているという詩の制作について縦横無尽に語り尽くす。映像、詩、小説、アート、音楽、パフォーマンスなど、ジャンルの垣根なく表現活動を行う園の向かう先とは何か。■音楽にはカタチがある。カセットカルチャーの震源地・中目黒「waltz」角田太郎【INTEREVIEW】中目黒にある「waltz」には、今では見つけることも珍しいカセットテープがところ狭しと並べられている。六本木WAVEとアマゾンでの勤務経験を持つ角田太郎が店長を務める同店はオープン後すぐに話題に。音楽がデータ化された昨今、彼があえてカセットテープにこだわる理由とは何か。音楽カルチャーの未来を見据えた、角田の視点に迫る。
2017年01月04日昨日12月20日(火)、ついに最終回を迎えた新垣結衣、星野源主演のTBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」。初回放送の10.2%から視聴率は常に右肩上がり、一度も視聴率を落とすことなく、最終回ではなんと20.8%を記録。誰も彼もが“恋ダンス”を踊り、“ムズキュン”なる新たなワードを生み出した本作の終了には、“逃げ恥ロス”となった人々が大量発生中。そんな人たちのために、シネマカフェでは“俳優・星野源”のおすすめ出演作をまとめてご紹介!■“彼女いない歴=年齢”のこじらせ男子!『箱入り息子の恋』『箱入り息子の恋』は、親同士の婚活“代理お見合い”を経て、初めて恋に落ちた男の奮闘を描くラブストーリー。相手役の盲目の女性・奈穂子を演じるのは『海街diary』の夏帆。監督を『僕らのごはんは明日で待ってる』の市井昌秀が務めている。星野さんは「逃げ恥」と同じく、“彼女いない歴=年齢”の独身男、健太郎を好演。恋愛を通して一喜一憂しながら成長していくため、「逃げ恥」の平匡ファンは健太郎にもキュンキュンすること間違いなし。キスしようとしたらメガネが奈穂子の顔にぶつかったり、絶叫しながら全力疾走したりと、その不器用な恋の仕方は平匡そのもの。■かつてない冷徹でクールなキャラに!「コウノドリ」【TBSオンデマンド】綾野剛が連続ドラマ単独初主演を務め、新しい命が誕生する現場をリアルに描いた産科医療ドラマ。星野さんが演じるのは、綾野さん演じる主人公・鴻鳥サクラの同期であり、よきライバルである四宮春樹。平匡のように優しく穏やかな雰囲気で、笑顔のイメージが強い星野さんだが、本作では笑顔を封印し、クールな理論派の医師に。物語が進むにつれ、一見、冷徹な態度で妊婦に接したり、融通が利かないように見えるのは、実は目の前の“命”に彼なりに真剣に向き合っているから、ということが分かってくるのが見どころの1つ。■ヤクザに翻弄されるダメキャラ炸裂!『地獄でなぜ悪い』“ヤクザが本物のヤクザ映画を作る”という奇想天外なストーリーが展開する、鬼才・園子温監督のPG-12作品『地獄でなぜ悪い』。星野さんはヤクザから映画監督を任される通りすがりの青年、橋本公次役に。上記2作品とはまた異なり、ヤクザの組長・武藤(國村隼)やその娘ミツコ(二階堂ふみ)、さらに自主映画監督・平田(長谷川博己)に翻弄されっぱなしの、かなりぶっ飛んだ星野さんを見ることができるので、刺激的なシーンを求めている人におすすめ。いずれも映像配信サービス「dTV」にて配信中されており、年末年始にまとめて楽しむことができる。さらに「dTV」では、映画化で話題の「PとJK」ムービーコミック、人気ドラマ「ウォーキング・デッド」の新エピソードなども続々配信していく予定だ。(text:cinemacafe.net)
2016年12月21日2015年に綾野剛主演で大ヒットを記録した『新宿スワン』の新章『新宿スワンII』。このほど、本作最大の見せ場となる、綾野さん演じる白鳥龍彦と、浅野忠信演じる滝マサキにフィーチャーした新ポスタービジュアルとTVスポット映像が解禁された。スカウト会社・新宿バーストのエース格となった白鳥龍彦は、勢力拡大を目論む社長・山城の命により、幹部の関玄介と共に横浜へと送り込まれる。しかしそこは、滝と呼ばれる男が支配する難攻不落の王国だった。早々に手荒い洗礼を受ける龍彦たち。警察やヤクザとも裏取引をする滝の謀略によって窮地に陥った新宿バーストは、龍彦を破門することで事態を回避しようとするが…。「オレは歌舞伎町の番犬だ。この街守るためだったら何でもすんだよ!」龍彦は逆襲の狼煙をあげ、新宿と横浜は全面戦争へと突入していく――。和久井健による人気コミックスを原作に、新宿・歌舞伎町のスカウトマンの成長と、歌舞伎町の裏社会を描いた本作。新章では、原作の中でも特に人気の高い「横浜王国編」をベースに、シマの拡大のため横浜進出を目論む新宿バーストと、その新宿さえも飲み込もうとする滝マサキ率いる横浜ウィザードとの全面戦争が描かれる。監督は引き続き園子温が務め、アクション監督に『るろうに剣心』シリーズなどで知られる谷垣健治が新たに参加していることにも注目。解禁となった新ポスターは、「新宿vs横浜」の対決を全面に押し出した白鳥龍彦と滝マサキが睨み合う大迫力の構図に。TVスポットも、「新宿vs横浜」の激突はもちろん、この2人が繰り広げる壮絶なアクションシーンに期待感が高まる映像となっている。本作最大の見どころ、最終決戦となる綾野さんvs浅野さんのアクションシーンの撮影は、実際に本牧埠頭の倉庫を夜間に借り切って行われた。谷垣アクション監督流の「あるものは全部使うアクション」を構築すべく、倉庫内の構造を充分に活かす演出が発揮されたという。1階から2階と移動しながらの“序破急”を取り入れたテンポよいアクションを、凄まじい集中力で、12カットをわずか2時間で撮影。その後、木箱が大量に積まれた棚に龍彦と滝が突っ込んでいく最も危険な撮影も行われた。別アングルから再撮影するため、崩された木箱は直ぐに組み立てなおされ、埃を巻き上げながらの豪快な屋台崩しは3回も。最後のテイクでは、本来倒れる予定ではなかった柵もなぎ倒し、あまりの迫力にその場にいたスタッフ一同から自然と歓声が沸き起こったという。そんな圧巻のバトルの一端にもぜひ、注目してみて。『新宿スワンII』は2017年1月21日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月10日堺正章、森星、「平成ノブシコブシ」吉村崇の3人がゲストと料理作りとトークで楽しむバラエティ「新チューボーですよ!」が12月3日(土)今夜放送され、ゲストに女優の二階堂ふみが登場。洋食の定番オムライス作りに挑戦する。今回ゲスト出演する二階堂さんはティーン向けファッション誌のモデルから女優業に進出。ドラマなどへの出演を経て2011年に『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』で映画初主演を果たすと、園子温監督作『ヒミズ』での演技が国内外の映画賞を受賞で高く評価され大きな注目を浴びた。2016年だけでも『蜜のあわれ』『オオカミ少女と黒王子』『ふきげんな過去』『SCOOP!』『何者』と5作に出演、内4作で主演、ヒロインを演じるなど、いまや日本映画界の未来を担う若手女優だ。そんな二階堂さんが今回挑む料理はオムライス。洋食の定番ともいえるオムライス。番組では料理好きな二階堂さんが一番手の込んだ料理の話を披露したり沖縄出身ということで普段あまり見られない沖縄弁を披露するほか、恋愛トークも。母へのメッセージは爆笑必至ということで、こちらもお見逃しなく。そんな二階堂さんだが、来年1月8日(日)に放送されるMBS開局65周年記念新春ドラマ特別企画「しあわせの記憶」に出演する。「家売るオンナ」も好評だった人気脚本家・大石静が“現代家族の姿”を描く2時間ドラマとなり、渡辺謙を主演に迎え、その妻役に麻生祐未。2人の娘役で北川景子と二階堂さんが出演するほか、千葉雄大や三浦貴大らも共演する。太郎(渡辺さん)が事業の失敗から離婚し、家を出てから早や5年。元の家には長女・夏波(北川さん)、次女・冬花(二階堂さん)、母・純子(麻生さん)が暮らしている。娘たちは久しぶりに口紅をつけて外出する母の動向が気になる。そんな折、家賃滞納で金策に苦しむ太郎が夏波の会社を訪ねてくる。ネット販売ビジネスが好調の夏波に金の無心に来たのだ。父の代わりに一家を支えてきた夏波は、彼の相変わらずの風来坊ぶりに激怒。結局、太郎はかつて暮らしてきた家に転がりこむ。共同経営者の友人・吉岡(三浦さん)との関係がぎくしゃくする夏波、アルバイト先のコンビニでチーフの田島(千葉さん)に厳しく当たられ、落ち込みがちの冬花。別れた妻・純子は、恋の相手・尾方(菅原大吉)を見つけ、太郎が手放した懐かしい家では、それぞれが新しい人生を歩み始めていた。幸せだった頃の思い出を胸によぎらせながら、太郎は不器用にそれぞれの葛藤に関わっていく――という物語。「しあわせの記憶」は2017年1月8日(日)21時~TBS・MBS系にて放送。「新チューボーですよ!」が12月3日(土)今夜23時30分~TBS系で放送。(笠緒)
2016年12月03日2013年に公開された桜庭ななみ主演映画から始まった「人狼ゲーム」の実写化。この度、新たに主演に古畑星夏を迎え、『人狼ゲーム ラヴァーズ』として来年1月28日(土)より公開されることが決定した。「皆さんにはこれから人狼ゲームをプレイして頂きます。この中には2人の人狼役がまぎれこんでいます。それ以外は村人役。毎日二十時に、住人は自分が人狼だと思う相手に投票してください。最も多くの票を集めた住人が死亡します。人狼は零時から二時までの間に部屋を出て、村人の中から一人を選んで殺害してください」――。今回の参加者は、全員が過去にも同じような殺戮ゲームを勝ち上がった経験者らしい。高野蘭子も同じ。家族を借金から救うために、もう一度このゲームに勝たないといけない。新しく追加された「キューピッド」と「恋人」のルールで混迷する状況の中、「人狼」に加えて「恋人」の役職を得た蘭子は、見え隠れするゲーム運営側の気配を感じつつ完全勝利を目指す――。原作小説&コミカライズが、シリーズ累計70万部突破、アプリゲームもスマッシュヒットとなっている「人狼ゲーム」。実写映画化も桜庭さん主演『人狼ゲーム』(2013年)、土屋太鳳主演『人狼ゲーム ビーストサイド』(2014年)、高月彩良主演 『人狼ゲーム クレイジーフォックス』(2015年)、小島梨里杏主演『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』(2016年)と公開されれきた。そして今回は、これに続く第5弾『人狼ゲーム ラヴァーズ』が公開となる。メガホンを取るのは『人狼ゲーム』シリーズ第3・4弾に続き、鬼才・園子温作品の助監督として活躍する綾部真弥監督。監督は「蘭子を取り巻く人間関係は、シリーズの中でも特に濃密な関係を強いられる。ゲームとしての高度な駆け引きや、捨てきれない感情のうねりが、勝つこと、イコール生きることとして蘭子に迫る」と本作についてコメントを寄せている。そして、今回本作で主人公・高野蘭子を演じるのは、雑誌「Seventeen」専属モデルで女優としても活動する古畑さん。近年『近キョリ恋愛』や「時をかける少女」など話題作に出演し、さらに、実写化プロジェクトとしてドラマと映画が放送&公開予定の「咲-Saki-」や『一週間フレンズ。』にも出演が決定しており、これからの活躍が期待されている人物。今回映画初主演となる古畑さんは、「ものすごく嬉しかったです!不安…というよりも楽しみのほうがはるかに上でした!」と頼もしいコメント。また今回演じる蘭子については「外からみたらとても強い女の子ですが、実は人一倍辛い現実を背負っている子」と説明し、ストーリーについては「みなさんが思っている人狼ゲームは、ゲームに勝って生き残る非現実的な世界だと思っている方が大半だと思いますが、この『人狼ゲーム ラヴァーズ』は、登場人物それぞれが家族、恋人、愛など、様々な事情を抱えていて、リアル世界での問題がぎゅっと濃縮されている作品です」と話した。さらに、共演には「海賊戦隊ゴーカイジャー」や『ライチ☆光クラブ』の池田純矢、来年秋公開予定の『トリガール!』の出演も控える佐生雪、「ZIP!」で流行ニュースBOOMERS担当の平田雄也、モデルで女優の溝口恵、お笑いコンビ「まえだまえだ」の前田航基、「烈車戦隊トッキュウジャー」の森高愛ら、それぞれの分野で抜群の存在感を示す若手俳優たちが集結。今回の映画について、「バイオレンス描写や、映画的に派手な画作りもとても見応えがありますが、本質は若い役者の、いまこの瞬間でしか現れないだろう圧倒的熱量の芝居部分が見どころ」(池田さん)、「見どころは、まさにタイトルの『ラヴァーズ』にあると思います。様々なラヴァーズが作品内を包んでいます」(平田さん)、「見どころは大袈裟ではなく、みんなが魂を削って作り上げた空気が詰まった、濃密な時間が流れているところ」(前田さん)とそれぞれ語る。いま、最もフレッシュなキャストが集結した“極限のデスゲーム・ムービー”。ハードな役どころに挑戦する古畑さんの演技に注目だ。『人狼ゲーム ラヴァーズ』は2017年1月28日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年11月19日鬼才・園子温監督が完全オリジナル脚本で挑んだ最新作『ANTIPORNO(アンチポルノ)』。このほど、主演の新星女優・冨手麻妙が、物憂げに横たわるエロティックなポスタービジュアルが解禁。さらに、浅野忠信主演『淵に立つ』での演技が絶賛されている実力派女優・筒井真理子が、本作で初の本格ヌードを披露していることが分かった。小説家兼アーティストとして時代の寵児となった京子(冨手さん)。極彩色の部屋に籠もり、マネージャーの典子(筒井さん)が伝えるスケジュールを分刻みでこなす毎日。現実と虚構、サディズムとマゾヒズム、自由と不寛容、カリスマと奴隷…寝ても覚めても終わらない悪夢。私は京子なのか?京子を演じているのか?虚構と現実の狭間で、京子の過去の秘密が暴かれていく――。園監督が自身のオリジナル脚本で挑んだ最新作は、製作開始45周年を迎える“日活ロマンポルノ”リブートプロジェクトの一環。そのほか、塩田明彦監督、白石和彌監督、中田秀夫監督、行定勲監督ら第一線で活躍する監督陣が、完全オリジナル新作のロマンポルノを28年ぶりに撮りおろすことでも注目されている。これまで、『愛のむきだし』の満島ひかり、『ヒミズ』の二階堂ふみをはじめ、起用した若手女優や俳優が次々とブレイクしている園監督が、新たに見初めたのは、本作が長編映画の単独初主演となる女優・冨手さん。『新宿スワン』『リアル鬼ごっこ』などにも出演しており、「園監督の作品のためなら脱ぐ」と“裸上等”で難しい役どころに挑戦している。そして、冨手さんが演じる京子のサディスティックな振る舞いを受け止めるマネージャー・典子を演じているのが、本年度カンヌ国際映画祭「ある視点部門」審査員賞を受賞した『淵に立つ』での熱演が絶賛されている、実力派・筒井さん。冨手さんと同様、本作で初めて本格ヌードを披露しており、美しく過激な問題作で真の女優魂を見せつける。もちろんカメレオン女優と評されるだけに、幅の広い演技力で本作に堂々たる存在感を残し、物語中盤の“ある仕掛け”にも最大限の効果を発揮。園監督からの信頼も厚く、これまでも多くの園作品に出演。海外資本で製作され日本での公開は未定のオムニバス映画『Madly』の中で、園監督が手がけた短編『Love of Love』では、主演を筒井さんが務め、冨手さんが共演を果たしている。今回、本作から解禁されたビジュルでは、劇中にも登場する絵画(画家・篠原愛による)が使用され、物憂げに横たわる少女・京子が夢みる虚構の世界を表現。新作ロマンポルノに適用されているルール「10分に1回の濡れ場」がしっかりと守られつつも、園流の映画表現が爆発した作品を匂わせている。さらに、本作は12月8日から開催される第1回マカオ国際映画祭へ招待され、冨手さんが参加することが決定。マカオ国際映画祭は、世界3大映画祭であるベネチア国際映画祭など数々の国際映画祭ディレクターをつとめたマルコ・ミュラーが作品を選定し、今年が立ち上げとなる世界の映画関係者が注目する映画祭。本作は“いま”を表現するアジア映画が対象となるガラ部門「Hidden Dragons」に出品される。『ANTIPORNO』は2017年1月28日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月15日髪の乾燥が気になる季節にP&G ジャパン株式会社は、同社の取り扱うヘアケアブランド「パンテーン」より、「『温ケア』濃厚トリートメント集中プログラム」を2016年11月中旬より発売する。乾燥が気になる季節。暖房による乾燥や、静電気も髪のダメージに繋がる。今回発売する同製品は、パンテーンシリーズ最高のコンディショニング成分を配合した、この季節にピッタリのヘアケア製品だ。湯船で3分温めて髪全体に行き渡らせる同製品は、湯船で3分温めてから使用。この温熱効果によりテクスチャーが伸びやすくなり、コンディショナーが髪全体に馴染みやすくなる。また、従来の製品よりも香りの成分を20%増量しており、まるでスパのような贅沢なバスタイムを楽しむことができる。同製品は、1回使い切り。週に1回スペシャルケアをすることでこの季節特有のダメージケアを叶える。パンテーンは1945年から愛されているヘアケアブランド「パンテーン」はダメージヘアのためのケアブランド。髪の中でビタミンB5になる成分「パンテノール」が由来の同ブランドは、パンテノールにより生成されたビタミンが髪の内側まで浸透して補修する、「プロビタミン処方」が特徴。 1945年から現在まで、世界中で愛されているブランドだ。(画像はプレスリリースより)【参考】※P&G ジャパン株式会社/Digital PR Platform
2016年11月15日園子温監督作・映画『新宿スワン』の続編『新宿スワンⅡ』が、2017年1月21日(土)に公開される。原作は、新宿歌舞伎町を舞台に主人公のスカウトマンの成長と、歌舞伎町の裏社会を描いた同盟の人気コミック。『新宿スワンⅡ』は、綾野剛を主演に、伊勢谷友介、山田孝之、沢尻エリカなどのキャストを迎え、園子温監督が実写化した前作『新宿スワン』の続編となる。綾野剛演じる主人公・龍彦と対峙する滝正樹を演じるのは、日本映画界のみならずハリウッドはじめ海外でも強烈な存在感を放つ浅野忠信。『新宿スワンⅡ』では、新たな舞台となる横浜に君臨し、龍彦らと壮絶なバトルを繰り広げる最恐の敵を怪演する。もちろん、新宿バーストのお馴染みのメンバーも続投。真虎役の伊勢谷友介、葉山豊役の金子ノブアキ、関玄介役の深水元基、時正役の村上淳、そして山城神役の豊原功補が引き続き出演する。さらに、自身のキャリアで初となるキャバクラ嬢・小沢マユミ役として広瀬アリスが新たに参戦するほか、映画オリジナルのキャラクターとして全日本酒販売連合会会長・住友役の椎名桔平、上地雄輔、高橋メアリージュン、要潤ら、アクの強い個性派俳優が名を連ねる。【作品情報】映画『新宿スワンⅡ』公開日:2017年1月21日(土)脚本:水島力也監督:園子温原作:和久井健『新宿スワン』(講談社「ヤンマガKCスペシャル」所載)キャスト:綾野剛、浅野忠信、伊勢谷友介、深水元基、金子ノブアキ、村上淳、久保田悠来、上地雄輔、広瀬アリス、高橋メアリージュン、桐山漣、中野裕太/中野英雄、笹野高史、要潤、神尾佑、山田優、豊原功補、吉田鋼太郎/椎名桔平主題歌:MAN WITH A MISSION「Dead End in Tokyo」挿入歌:UVERworld「エミュー」、MY FIRST STORY「Smash Out!!」【ストーリー】スカウト会社・新宿バーストのエース格となった白鳥龍彦は、勢力拡大を目論む社長・山城の命により、幹部の関玄介と共に横浜へと送り込まれる。しかしそこは、タキと呼ばれる男が支配する難攻不落の王国だった。早々に手荒い洗礼を受ける龍彦たち。警察やヤクザとも裏取引をするタキの謀略によって窮地に陥った新宿バーストは、龍彦を破門することで事態を回避しようとするが…。「オレは歌舞伎町の番犬だ。この街守るためだったら何でもすんだよ!」新宿と横浜は全面戦争へと突入。龍彦は逆襲の狼煙をあげる!■巨大龍彦像展示期間:1月11日(水)~17日(火)場所:大阪・道頓堀グリコサイン前■『新宿スワンⅡ』道頓堀イベント開催日時:1月15日(日)13:10~13:30終了予定場所:道頓堀とんぼりウォーク登壇者:綾野剛©2017「新宿スワンⅡ」製作委員会
2016年11月12日2015年に大ヒットを記録した綾野剛主演、園子温監督の『新宿スワン』。その待望の続編『新宿スワンII』が、2017 年1 月21 日(土)より公開されることが決定。綾野さん、伊勢谷友介、金子ノブアキ、山田優ら豪華なキャスト陣に加え、新たに浅野忠信、広瀬アリス、椎名桔平らの参加が明らかとなり、本予告とポスタービジュアルが到着した。スカウト会社・新宿バーストのエース格となった白鳥龍彦(綾野さん)は、勢力拡大を目論む社長・山城(豊原功補)の命により、幹部の関玄介(深水元基)と共に横浜へと送り込まれる。しかし、横浜はタキ(浅野さん)と呼ばれる男が支配する難攻不落の王国だった。警察やヤクザとも裏取引をするタキの謀略によって窮地に陥った新宿バーストは、龍彦を破門することで事態を回避しようとするが…。「オレは歌舞伎町の番犬だ。この街守るためだったら何でもすんだよ!」龍彦は逆襲ののろしを上げ、新宿と横浜は全面戦争へと突入する――。新宿歌舞伎町を舞台に主人公のスカウトマンの成長と、歌舞伎町の裏社会を描いた人気コミックスを映画化した本作。2015年5月に公開された前作は、綾野さんを主演に伊勢谷友介、山田孝之、沢尻エリカなど豪華キャストを迎え、日本映画界の奇才・園監督が実写化。最終興行収入13億円、最終動員数97万人を記録し、名実ともに綾野さんの代表作の1つとなった。そして今年2月に、続編の製作が決定。園監督が続投し、さらに今回アクション監督には『るろうに剣心』シリーズなどで世界的に活躍する谷垣健治が新たに参加。金髪パーマ頭の主人公・白鳥龍彦を演じるのは、もちろん綾野さん。そして、本作から作品に参加する新キャラクターとして、龍彦と対峙する横浜ウィザード社長・滝正樹を演じるのは、マーティン・スコセッシ監督『沈黙ーサイレンスー』への出演など、国内外で強烈な存在感を放つ浅野さん。本作で新たな舞台となる横浜に君臨し、龍彦らと壮絶なバトルを繰り広げる最恐の敵を怪演する。また、自身のキャリアで初となるキャバクラ嬢役・小沢マユミを演じるのは、主演映画『L-エル-』がまもなく公開する広瀬さん。これまで、『銀の匙 Silver Spoon』でのヒロインやテレビ東京ドラマ「釣りバカ日誌」など、女子学生や明るいキャラクターを演じることが多かった広瀬さんは、新たな境地でキャバ嬢役を熱演、綾野さん演じる龍彦を慕うヒロインとしてスクリーンに華を飾る。さらに、映画オリジナルのキャラクターとして、全日本酒販売連合会会長役・住友を椎名さんが演じ、上地雄輔や高橋メアリージュン、要潤、中野英雄ら、アクの強い個性派俳優が、いずれもキレキレの演技でスクリーンに躍動する。まさに邦画史上最強の布陣が出そろった本作に、音楽面でも強力の布陣が決定。主題歌は、前作同様「MAN WITH A MISSION」が書き下ろし、挿入歌にはこちらも前作同様「UVERworld」、そして「MY FIRST STORY」が新しく参加。公開直前の1月中旬には、挿入歌を担当する両グループが参加する『新宿スワンII』スペシャルライブの開催も決定している。これら豪華な顔ぶれが勢ぞろいした予告編映像では、新宿・バーストの龍彦と横浜・ウィザードの滝との対決だけでなく、まさかの龍彦のバースト破門、さらには広瀬さん演じるマユミの涙や、衝撃の橋からの落下シーンなども…。アクションだけでなく、『新宿スワン』らしい胸熱の絆も描かれている。<キャストコメント>●綾野剛(白鳥龍彦役)エンドロールを観終わったとき、素直に体感しました。続編を皆様に届けられることへの喜びと奇跡に感謝しかないと。この溢れる気持ちを早く皆様と共有したい。そして、『新宿スワンII』にしか生まれることのない熱量と共に「いくぞーーー!」と燃え上がっています。●浅野忠信(滝正樹役)漫画の顔が似ていて横浜出身ということもあり、これは自分がやらせていただけるならと思いました。強さの中にある緊迫感と彼の背負ったさだめは演じていてとても楽しめました。それぞれの俳優さんの迫力はかなりみものです!●広瀬アリス(小沢マユミ役)前作を知っていたので、まさか自分が参加できるとは思えませんでした。綾野さんには本当引っ張っていただきました。マユミという女の子を演じるにあたって壁が沢山ありましたが、現場では綾野さんは常に龍彦として接して下さったので、自分もマユミとしてそこにいることが出来ました。『新宿スワンII』は2017年1月21日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:新宿スワン 2015年5月30日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開(C) 2015「新宿スワン」製作委員会
2016年11月09日綾野剛が主演し、園子温が監督を務める『新宿スワンII』の全キャストと、ポスタービジュアル、予告映像が解禁になった。新作は、和久井健の原作コミックの中でも人気の横浜編が舞台だ。公開された予告映像原作は、新宿歌舞伎町を舞台にスカウトマン・白鳥龍彦の成長と、歌舞伎町の裏社会を描いた人気コミックス。前作は、最終興行収入13億円、最終動員数97万人を動員するヒットを記録。『II』は、主演の綾野、園監督、プロデュースの山本又一朗(『クローズZERO』シリーズ)が続投し、山本は水島力也名義で引き続き脚本も手がける。スカウト会社・新宿バーストのエース格になった白鳥龍彦は、勢力拡大を目論む社長・山城(豊原功補)の命により、幹部の関玄介(深水元基)と共に横浜へと送り込まれる。しかしそこは、タキと呼ばれる男が支配する難攻不落の王国だった…。本作から出演する新たなキャストは、綾野演じる龍彦と対峙する、横浜ウィザードの社長・滝正樹役の浅野忠信。キャバクラ嬢・小沢マユミ役の広瀬アリス。映画オリジナル・キャラクターとなる全日本酒販売連合会会長・住友役の椎名桔平。そのほか、上地雄輔(渋谷パラサイツ幹部・森長千里)、高橋メアリージュン(キャバクラ嬢・アリサ)、要潤(全日本酒販売連合会・梶田)、中野英雄(宝来会総長・田坂晃)、笹野高史(神奈川県警刑事・砂子)ら。そして前作から、真虎役の伊勢谷友介をはじめ、深水元基、金子ノブアキ、村上淳、山田優、、久保田悠来、豊原功補、吉田鋼太郎が続投。MAN WITH A MISSIONとUVERworldも引き続き主題歌と挿入歌を担当する。『新宿スワンII』2017年1月21日(土)全国ロードショー
2016年11月09日『世界の中心で、愛をさけぶ』『ピンクとグレー』の行定勲監督が初のロマンポルノに挑む『ジムノペディに乱れる』が、板尾創路主演で11月26日(土)より公開されることが決定。この度、本作のポスタービジュアルと予告編が到着した。自宅のピアノから流れてくるエリック・サティの「ジムノペディ」の音色。目を覚ました映画監督の古谷慎二(板尾創路)はピアノが置かれた部屋へ足を踏み入れるが、そこにはピアノを弾いていた妻の姿はない――。古谷は久々に新作映画の撮影に入っていた。国際映画祭で高い評価を得た名声は過去のものとなり、いまでは低予算映画の仕事にありつくのがやっとだった。かつては「精神が研ぎ澄まされていれば、金がなくても映画だ」と、どんな条件でもやる気を失わなかったが、いまでは「こんな現場は映画じゃない」と愚痴っている。撮影直前になって、主演女優の安里(岡村いずみ)がラブシーンで愚図りはじめ撮影が進まない。古谷は強引に説得するが、安里と言い争いとなり、険悪な雰囲気のまま撮影は中断してしまう。その日、古谷は昔から関係がつづく衣装部スタッフと一夜を共にする。そして翌朝、彼女から安里が降板したことを知らされる…。映画は製作中止となり、時間を持て余した古谷は、街で会った映画専門学校の教え子・結花(芦那すみれ)の部屋に転がり込む。思わせぶりな態度で挑発してくる結花と体を重ねる古谷。雨の音に紛れてどこからかジムノペディが聞こえてくる…。本作は、今年生誕150年を迎えたエリック・サティの名曲「ジムノペディ」の調べにのせ、ラブストーリーの名手・行定監督が、切なく不器用な大人の愛を官能的に描いている。今年で製作開始から45周年を迎える“日活ロマンポルノ”のリブートプロジェクトの一環で製作された本作。今回メガホンを取った行定監督のほか、塩田明彦監督、白石和彌監督、園子温監督、中田秀夫監督ら第一線で活躍する監督陣が完全オリジナルの新作を28年ぶりに撮りおろすことでも話題。さらに、先日行われた「第21回釜山国際映画祭」でのワールドプレミア上映には、韓国を代表する鬼才映画監督キム・ギドクや、映画プロデューサーのアン・ドンギュなど韓国映画関係者が来場し本作を絶賛した。主演を務めるのは、芸人や俳優など様々な顔を持つ板尾さん。映画監督としても2本の作品を残し注目される彼が、今回は全てを失い自暴自棄になっている映画監督の男・古谷演じる。古谷を惑わすヒロイン・結花には、これまではBOMI名義でミュージシャンとして活動しており、本作が本格的な映画デビュー作となる芦那すみれ。もうひとりのヒロイン・安里には、大河ドラマ「真田丸」の出演など、注目の若手女優・岡村いずみ。2人とも本作で初めて濡れ場に挑戦し、美しく官能的なラブシーンを披露している。そして、本作の見どころの一つとなっているのが、古谷が<1週間>、ヒロイン2人を始め、田山由起、田嶋真弓、木嶋のりこ、西野翔らが演じる様々な年齢層の女性たちと官能的に乱れる姿。さらに、ロマンポルノを代表する女優・風祭ゆきもカメオ出演している。このほど初解禁された予告編には、古谷が女たちの肌のぬくもりに助けられながら、失った何かを探し求める姿が描かれており、古谷をとりまく女たちとの官能的なシーンを想起させる映像がちりばめられている。本作は、中央線沿線が舞台になっており、ロマンポルノにも深い関わりがある映画監督の実話エピソードにもインスパイアされているそう。終盤に放たれる「感じるんだ」というセリフには、不感症で不寛容な時代へ一石投じるものになっている。なお、豪華監督陣による完全オリジナルの新作ロマンポルノを、「新作製作 powered by BSスカパー!」として製作開始。新作公開に併せ「BSスカパー!」にて、各作品の劇場公開同日の深夜0時より【R15+版】で放映される。『ジムノペディに乱れる』は11月26日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2016年10月18日本日から自主映画の祭典、第38回PFFぴあフィルムフェスティバルがスタート。23日(金)までの開催期間中、若手映像作家の登竜門となるコンペティション“PFFアワード2016”をメインに、さまざまなプログラムが組まれている。その中でも本開催の大きな目玉となるのが“8ミリ・マッドネス!!~自主映画パンク時代~”だ。8ミリ自主映画 その他の作品この特集は、石井聰亙(岳龍)、山本政志、諏訪敦彦、手塚眞、矢口史靖、塚本晋也、園子温、平野勝之という現在日本映画界の第一線で活躍する監督たちのまさにスタートラインとなった8ミリ自主映画を集めたもの。ベルリン国際映画祭、香港国際映画祭、そしてPFFと世界巡回企画として、いまや伝説と化しためったに目にできない8ミリ映画の傑作が英語字幕付きでDCP上映される。緒方明監督による『東京白菜関K者』もその中の1本だ。1980年に製作され、1981年のPFFで入選を果たしている本作で、まず、なによりも観る者の心をつかむのが、その設定だ。フランツ・カフカの小説『変身』を下敷きに、本家本元はある朝、主人公が醜い虫になっているが、こちらの主人公は目覚めると、なんと顔だけが白菜に。この世の者とは思えない風貌になってしまったこの男Kが実社会で散々な目に遭うストーリーは、サービス精神旺盛でヤクザに追われたり、ある女性と恋に落ちたり、野菜の高値で身の危険を感じたりと随所に新たな展開が用意され、最後には『私は貝になりたい』的なオチもつけて、とにかく最後まで飽きさせない。あえてジャンルにくくる必要はないが、アクション映画、あるいは不条理ドラマ、逃走劇としても楽しめる魅力がある。また、見逃せないのがスタッフとキャストだ。まず、キャストから触れると、ミュージシャンの近田春夫やバイプレイヤーとして活躍中の諏訪太郎らが出演。そして、当時、“自主映画の女王”という異名をとっていた室井滋が、主人公のKを苦しめる、なんとも不気味ないで立ちの妖女役で登場。一瞬にしてシーンを支配するその怪演ぶりには目が釘付けになるに違いない。一方、スタッフに目を移すと、撮影は今回の特集で『1/880000の孤独』が上映される石井聰亙(岳龍)監督、スペシャルサンクスではこちらも今回の特集で『聖テロリズム』が上映される山本政志監督の名が。そういう意味で、当時の自主映画界をリードしていた人物たちの力が結集していた1作ともいっていいかもしれない。なお、上映当日は『シン・ゴジラ』への出演も話題の緒方明監督が登場予定。当時のエピソードがきける貴重な機会になるに違いない。第38回PFFぴあフィルムフェスティバル9月10日(土)から23日(金)まで東京国立近代美術館フィルムセンター(月曜休館)10月29日(土)から11月4日(金) まで京都シネマ11月3日(木・祝)から6日(日) まで神戸アートビレッジセンター11月11日(金)から13日(日) まで愛知芸術文化センター2017年4月福岡市総合図書館文:水上賢治
2016年09月10日内村光良が「Hey! Say! JUMP」の知念侑李とW主演を務める、初の原作・脚本・監督作『金メダル男』。このほど、知念さんが演じる中学時代の主人公に大きな影響を与える、新人アイドル役の清野菜名によるスペシャルPVが解禁となった。内村さんと知念さんが、あらゆる競技・活動の“1等賞”を目指す主人公・秋田泉一を演じ、ヒロインの木村多江ほか、ムロツヨシ、土屋太鳳、平泉成、宮崎美子、笑福亭鶴瓶ら超豪華“金メダル”級のキャストが起用された本作。今回解禁となったのは、そんな豪華キャストの中でもひと際輝きを放つ、清野さん演じるアイドル・北条頼子による劇中歌「私のサンクチュアリ」にフィーチャーした特別映像。映像には、80年代の歌番組を思わせる歌唱シーンのみならず、内村監督自ら手掛けた楽曲誕生の打ち合わせの様子から、清野さんのダンスレッスン、レコーディングの様子までを収めたメイキングも網羅されている。清野さんが演じた“北条頼子”とは、数多くの部活動でことごとく1等賞を獲り逃し、人生初の“挫折”に悩む泉一が、中学生時代に偶然付けたTV番組「ザ・トップテン」で第10位にランクインしていた新人アイドル。彼女の歌う「私のサンクチュアリ」の歌詞にすっかり感化された泉一は、すぐさま立ち上がり、自ら学校の中庭に部室を立て「表現部」を設立して再起を図ることに。この泉一の人生に思わぬ転機を与えた楽曲「私のサンクチュアリ」は、内村監督自らが作詞・作曲を手掛け、清野さんへの振り付け指導にも積極的に参加。これまで、園子温監督の『TOKYO TRIBE』、押井守監督の『東京無国籍少女』、宮藤官九郎監督の『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』と話題作に次々出演し、さまざまな役柄でアクションをはじめ、圧倒的な存在感を示してきた清野さんは、本作では完璧に“昭和のアイドル”を熱演!汗だくになりながらも笑顔で何度もレッスンを重ね、内村監督の期待に見事に応えている。本映像の冒頭では、クランクインのおよそ2か月以上前の2015年7月22日、内村監督51歳の誕生日に行われたマセキ芸能社・会議室での打ち合わせにて、「私のサンクチュアリ」のメロディを、「キーボードがマセキになかった」という残念な理由からまさかの鍵盤ハーモニカで披露し、「前半が正統派、後半が山口百恵風」というこだわりのイメージを語る内村監督の姿が映し出される。無事、収録後には握手とハイタッチを交わした内村監督と清野さん。彼女に対して「いや~頑張りました」と、労いの言葉をかけた内村監督は、「可愛い。もう、可愛いです。フルコーラスで使おうかなと思っているぐらい。上映時間が二時間半超えるね(笑)」と、清野さんを大絶賛。仕上がった曲「私のサンクチュアリ」についても「良い歌です!!」と自信の表情を浮かべており、一方の清野さんも、「皆さんが本当に優しいし、私をのせてくれたので、どんどん楽しくなりました。家にいるときも口ずさんじゃうぐらい良い曲だな~って思いました!」と、曲への思い入れを笑顔で明かしている。そんな内村監督渾身の楽曲と清野さんの新たな魅力が詰まった歌唱シーンは、劇中でも必見の場面。そのこだわりの一端を、こちらから覗いてみて。『金メダル男』は10月22日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月31日黒沢清、園子温、熊切和嘉、李相日、石井裕也ら、現在の日本映画界を代表する監督を次々世に送り出してきた「ぴあフィルムフェスティバル」(PFF)のコンペティション「PFFアワード」。今年38回目を迎える「PFFアワード2016」の最終審査員に、新海誠監督の最新作『君の名は。』の音楽を担当するロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎ら、5名のクリエイターが決定した。第38回を迎えるPPFは、9月10日(土)~23日(金)まで、京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターにて開催される。そのメインプログラムとなる世界最大の自主映画のコンペティション「PFFアワード」では、今年、483作品の中から入選を果たした20作品がグランプリを競う。手がける監督は、最年少20歳から最年長41歳と幅広く、平均年齢は25歳。世代間ギャップが何かと指摘される現代に、“いまの日本の若者”の想いや状況を色濃く映し出す20作品となっている。そして今回、この20作品を審査する最終審査員が決定。映画監督を含むクリエイターで構成される審査員は、例年、違う顔ぶれとなっている。今年は、『永遠の0』『岸辺の旅』に続き、『続・深夜食堂』を手がける映画プロデューサーの遠藤日登思、松田龍平主演『モヒカン故郷に帰る』が高い評価を受けた沖田修一監督、生田斗真がトランスジェンダーの女性を演じる『彼らが本気で編むときは、』が2017年2月に控える、「PFFアワード」出身者の荻上直子監督、「バガボンド」「働きマン」「宇宙兄弟」などのヒット作を手がけてきた編集者の佐渡島庸平に、昨年、主演作『トイレのピエタ』で映画デビューを果たした野田さんの5名。野田さんが作詞作曲とヴォーカル&ギター&ピアノを手がける「RADWIMPS」は、神木隆之介&上白石萌音が声を務める新海監督の長編アニメーション『君の名は。』の音楽を担当することでも話題を呼んでいる。「PFFアワード」のグランプリをはじめとする各賞は、映画祭最終日23日の表彰式にて、最終審査員が登壇して発表を行う。日本映画界のこれからを担うであろう、次世代の監督誕生に注目していて。「第38回PPF(ぴあフィルムフェスティバル)」は9月10日(土)~23日(金)東京国立近代美術館フィルムセンターにて開催、京都・神戸・名古屋・福岡と全国の会場を巡回。(text:cinemacafe.net)
2016年08月22日9月に開催される第38回PFFぴあフィルムフェスティバルのメインプログラム“PFFアワード2016”の最終審査員が発表になった。本プログラムは、世界最大級の自主映画コンペで、本年度は映画プロデューサーの遠藤日登思、映画監督の沖田修一、荻上直子、編集者の佐渡島庸平、アーティスト/ミュージシャンの野田洋次郎が最終審査員を務める。その他の画像“PFF(ぴあフィルムフェスティバル)”は、世界最大級の自主映画コンペ“PFFアワード”をメインプログラムに据えている映画祭。期間中に、全国から集まった483本作品の中から選ばれた入選作20作品が上映され、最終審査員によって各賞が決定。9月23日(金)の16時30分から表彰式とグランプリ作品上映が行われる。毎年、PFFアワードの最終審査員は映画の作り手だけでなく、編集者、作家、音楽家など幅広いジャンルから参加し、入選作品を決定するプロセス同様、1本ずつ丁寧に作品を観賞し、議論の上で各賞が決定する。これまでの表彰式では最終審査員が作品について、じっくりとコメントする場面もあり、入選監督だけでなく、映画ファンにとっても充実したプログラムになっている。本映画祭では他にも、カンヌ映画祭のある視点部門で審査員賞を受賞した深田晃司監督の『淵に立つ』がクロージング作品として上映。さらに園子温、塚本晋也らの過去の8ミリ作品を丁寧に修復しデジタル上映する“8ミリ・マッドネス!!~自主映画パンク時代~”など、様々なプログラムが行われる。本年度から“PFFアワード”は当日券のみになり、それ以外のプログラムは全席指定で前売り券と当日券を発売。チケットはチケットぴあにて発売中。第38回PFFぴあフィルムフェスティバル9月10日(土)から23日(金)まで東京国立近代美術館フィルムセンター(月曜休館)10月29日(土)から11月4日(金) まで京都シネマ11月3日(木・祝)から6日(日) まで神戸アートビレッジセンター11月11日(金)から13日(日) まで愛知芸術文化センター2017年4月福岡市総合図書館
2016年08月22日昭和時代に人気だった、セックスを描いた映画の数々。その筆頭が、日活ロマンポルノと呼ばれるレーベル。いま映画界で活躍している名監督たちが、新作のロマンポルノの制作に挑戦し、今冬から新宿武蔵野館ほか劇場で公開する「日活ロマンポルノ リブートプロジェクト」が始動。その中の一作を撮り下ろしたのが塩田明彦監督。「初めて日活ロマンポルノを観たのは大学を入学して間もない頃。煙草を吹かす観客がいるシュールな劇場で、紫の煙の向こうに女性たちの肌色が躍るという、素敵な体験をしました。ロマンポルノの魅力は、俳優たちの肉体と存在感だけを武器に、人生の全てをいかに描き出すか、その一点にあります。特に、今回リブートにあたり僕がオマー『恋人たちは濡れた』は、俳優たちの肉体とその動きが映画に奇跡の一瞬をもたらすことを、僕に教えてくれた名作。今回の企画は、世の中にこれほど名誉あるオファーはあるだろうかというのが、偽らざる気持ちでした。僕が手にした2人の役者が肉体をぶつけ、絡ませた結果、リアルでありながらどこかおとぎ話のような映画が完成しました。現代の女性たちにもこの映画を通じて“生きる歓び”を感じてもらえると思います」他にも、『日本で一番悪い奴ら』の白石和彌監督、『ヒミズ』の園子温監督、『リング』の中田秀夫監督、『ピンクとグレー』の行定勲監督らがメガホンを握る。詳細は公式サイトで。www.nikkatsu-romanporno.com≪そもそもロマンポルノって?≫'60年代後半から、日本ではセックス描写が中心の“ピンク映画”が人気に。その中で'71年に日活が、「日活ロマンポルノ」をスタート。低予算の成人映画である一方、“絡みを10分に1回入れること”“上映時間は70分程度に収める”など、一定のルールさえ守れば比較的自由に制作できる側面があり、その自由さに惹かれた新進気鋭の監督がこぞって参加した。映像、内容ともに斬新な作品が多く、当時の若者の知的好奇心を刺激し、一大ムーブメントに。後の日本アカデミー賞受賞監督も輩出した。女優たちのコケティッシュな色気と自由な空気感は、いま観ても新鮮。映画の本編はオールカラー。◇しおた・あきひこ映画監督。宮﨑あおい主演作『害虫』で、ナント三大陸映画祭審査員特別賞・主演女優賞を獲得。近作に錦戸亮と北川景子出演作『抱きしめたい』など。◇『風に濡れた女』塩田明彦監督作品。高介(永岡佑)の前に奔放な女・汐里(間宮夕貴)が現れ、濡れた肢体で一晩泊めてくれと言い…。今年のロカルノ映画祭のコンペティション部門へ正式招待された話題作。(C)2016日活◇『恋人たちは濡れた』浮遊感、倦怠感を切り取った神代初期ロマンポルノの傑作。主演・中川梨絵のファッションも見どころ。海辺の寂れた町の、3人の男女の青春物語。(C)日活◇『白い指の戯れ』普通の女の子がスリの仲間に。'70 年代当時の渋谷、新宿の風景も魅力。1972 年公開作品。『あぶない刑事』などで知られる村川透のデビュー作。(C)日活◇『秘色情めす市場』大阪の西成を舞台にした、売春婦の母と娘の物語。シリーズを代表する女優・芹明香と宮下順子の演技が光る名作。1974年公開作品。(C)日活◇リバイバル上映は常に大人気!'12 年には、日活の創立100年を記念し、特集上映(写真)が行われ、大盛況。今も世界各国で回顧上映が行われるなど、根強い人気がある。※『anan』2016年8月17・24日号より。
2016年08月18日9月に開催される第38回PFFぴあフィルムフェスティバルの全プログラムが発表になった。その他の写真“PFF(ぴあフィルムフェスティバル)”は、世界最大級の自主映画コンペ“PFFアワード”をメインプログラムに据えている映画祭。今年も全国から集まった483本作品の中から20作品が入選作に決定。全作品が映画祭で上映され、各賞が決定する。また、カンヌ映画祭のある視点部門で審査員賞を受賞した深田晃司監督の『淵に立つ』がクロージング作品として上映。さらに園子温、塚本晋也らの過去の8ミリ作品を丁寧に修復しデジタル上映する“8ミリ・マッドネス!!~自主映画パンク時代~”など、映画の“最前線と“可能性”を多角的に楽しめる内容が揃う。このほど新たに発表になったのは、“PFF講座シリーズ 映画のコツ~こうすればもっと映画が輝く~”の2プログラムと、毎年、好評を集めている過去の名作を上映するプログラム。講座シリーズでは、映画祭初日に渡辺謙作監督、前野朋哉、森岡 龍が“俳優業と監督業”と題した講座を開くことがすでに発表されていたが、新たに『恋人たち』の橋口亮輔監督と、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーによる“映画の新しい表現”と、『ディストラクション・ベイビーズ』の真利子哲也監督と、ユーロスペースを立ち上げたことでも知られる堀越謙三プロデューサーによる“作家映画の行方”の開催が決定。また、先ごろこの世を去った巨匠ジャック・リヴェットを追悼し、新しい世代にリヴェット作品の魅力を知ってもらう入門編として1974年の名作『セリーヌとジュリーは舟でゆく』を上映。さらに“傑作発見!”と題した新企画も登場。9月11日(日)と21日(水)には、貴重なドキュメンタリー『我等の時代の映画作家シリーズ ジョン・カサヴェテス』と、ネイティブ・アメリカンの生々しい生活を捉えたケント・マッケンジー監督の『The Exiles エグザイル』を同時上映。18日(日)には、古厩智之監督の未ソフト化作品『まぶだち』を35ミリフィルムで上映する。本年度から“PFFアワード”は当日券のみになり、それ以外のプログラムは全席指定で前売り券と当日券を発売。チケットはチケットぴあにて、プレリザーブ(先行抽選)が受付中。一般発売は、13日(土)から開始される。第38回PFFぴあフィルムフェスティバル9月10日(土)から23日(金)まで東京国立近代美術館フィルムセンター(月曜休館)10月29日(土)から11月4日(金) まで京都シネマ11月3日(木・祝)から6日(日) まで神戸アートビレッジセンター11月11日(金)から13日(日) まで愛知芸術文化センター2017年4月福岡市総合図書館
2016年08月08日妻夫木聡×満島ひかりのタッグで、ミステリー文学界の魔術師・貫井徳郎の直木賞候補作を映画化した石川慶監督作品『愚行録』が、8月31日(現地時間)より開催される第73回ベネチア国際映画祭にて、ワールドプレミア作品を集めたオリゾンティ・コンペティション部門の正式上映作品に決定。由緒ある映画祭で、世界に向け初お披露目されることが分かった。エリートサラリーマン、その妻、そして1人の子どもが何者かによって惨殺された。犯人不明のまま、世間を騒然とさせた一家殺人事件から1年。週刊誌記者の田中(妻夫木聡)は、改めて事件の真相に迫ろうと取材を開始する。だが、関係者のインタビューを通してあぶり出されるのは、理想的な夫婦の外見からはかけ離れた実像。そして次第に浮かび上がってくる事件の真相とは…。これまで、園子温監督『冷たい熱帯魚』『地獄でなぜ悪い』や、西島秀俊主演作『CUT』(アミール・ナデリ監督)、加瀬亮主演『自由が丘で』(ホン・サンス監督)などが出品され、塚本晋也監督『KOTOKO』がグランプリを受賞するなど、日本関係作品が高い評価を受けてきたベネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門。主に長編デビュー作や、革新的、独創的な若手作家・独立系作家の監督作品に焦点を当てる部門としては世界最高峰の1つに数えられている。そこでワールドプレミア上映されることになった本作。第135回直木賞候補作に選出された著者・貫井氏渾身の原作を映像化するのは、ロマン・ポランスキーを輩出したポーランド国立映画大学で演出を学び、本作で長編映画デビューを果たす石川慶監督。脚本は、『マイ・バック・ページ』『聖の青春』などで注目を集めている向井康介が務める。主人公の記者・田中を演じるのは、日本アカデミー賞を受賞した『悪人』の李相日監督作『怒り』も待機している妻夫木さん。田中の妹・光子役には、映画・テレビで幅広く活躍し、『ONE PIECE FILM GOLD』では声優を務める満島ひかり。また、共演には小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜、中村倫也、眞島秀和、濱田マリと平田満ほか、人気実力派俳優たちが集結する。石川監督とっては、カンヌ、ベルリンと並び世界三大映画祭であるベネチアで世界デビューを果たす快挙。本映画祭への出品決定を受け、監督や原作者の貫井氏からもコメントが到着。さらに、一家惨殺事件の真相を追う週刊誌記者・田中に扮した妻夫木さんが、意味深な目線を向ける初の劇中写真も解禁となっている。予想を覆す展開に衝撃が走る超傑作ミステリー群像劇に、世界がどんな反応をするのか、引き続き注目していて。<コメント>■貫井徳郎(原作者)試写を観たとき、これは世界で勝負できる作品だろうと直感しました。だから今回のベネチア国際映画祭への出品は、まったく驚きではありませんでした。世界でどのように評価されるのか、いまはただただ楽しみです。■石川慶(監督)いろいろな人に支えられながら、必死で撮りあげた『愚行録』が、憧れのベネチア国際映画際に選出され、その舞台で長編監督としてのスタートを切れる自分は、ほんとうに幸せ者だと思うと同時に、背筋が伸びる思いでいます。支えてくれた素晴らしいキャスト、スタッフに感謝しかありません。そして、願わくば皆の思いがベネチアの観客に届きますように。■加倉井誠人(プロデューサー)『愚行録』がその質の高さを評価されまして先ずは海外の地で披露される事を光栄に思っております。この冒険心あふれるミステリー作品が新たなる力を蓄えまして、しっかりと日本のお客様にお届けできればと願っております。『愚行録』は2017年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月28日青山真治監督や園子温監督を輩出した「東京学生映画祭」グランプリほか数々の受賞歴を誇り、俳優の斎藤工も絶賛を贈る新星・中村祐太郎監督のもと、吉村界人、浅香航大、岸井ゆきのと注目の若手キャストが出演した劇場映画『太陽を掴め』。本作に、柳楽優弥が友情出演を果たしていることが分かった。本作は、元子役で現在ミュージシャンとして活動するヤット(吉村さん)、フォトグラファーのタクマ(浅香さん)、タクマの元恋人であるユミカ(岸井さん)を中心に、それぞれに歯がゆさを感じながらも日々を生きる都会の若者たちを、音楽を題材に描く青春映画。「第27回東京学生映画祭」にてグランプリ&観客賞をW受賞した、インディペンデント映画界の新星といわれる中村監督のもと若き才能が結集し、現在、完成・公開に向けたクラウドファンディングを9月12日(月)までMotionGallery にて実施中だ。キャストには、『ちはやふる-上の句-』『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』『いいにおいのする映画』など話題作への出演が相次ぐ新鋭俳優・吉村さん。朝ドラ「マッサン」で注目を集め『桜ノ雨』などで演技力が注目されている浅香さん。『ピンクとグレー』『森山中教習所』などで独特の存在感を放ち続ける若手演技派・岸井さんらが集結。さらに今回、兄でありながらヤットを脅迫し金をたかりに来る男・タクロウを、太賀主演『走れ、絶望に追いつかれない速さで』の松浦祐也、ヤットのプロデューサーであり愛人関係にあるキョウコを『アレノ』の内田淳子、ユミカの父親・フミヤを『淵に立つ』の古舘寛治、そしてタクマの兄貴分であり、ヤットを見守る謎の男・ユウスケを柳楽さんが演じることが発表された。柳楽さんは『ディストラクション・ベイビーズ』で共演するなど、主演の吉村さんとはプライベートでも親交が深く、出演を快諾したという。なお、8月7日(日)昼には、渋谷の新施設 LOFT9 Shibuya にてキックオフイベント「ROAD TO 太陽を掴めvol.1 ~映画『太陽を掴め』ってなんだ?~」が開催される予定だ。『太陽を掴め』は今冬、公開予定。(text:cinemacafe.net)
2016年07月26日日米合作、リリー・フランキー15年ぶりの単独主演作『シェル・コレクター』が、現地時間21日(木)、アメリカにて開催されている「第10回JAPAN CUTS ~ジャパン・カッツ!」で上映。そしてリリーさんが、日本映画界に貢献している監督や俳優の功績をたたえる「CUT ABOVE賞 for Outstanding Performance in Film」を受賞したことが分かった。本作は、ピューリッツァー賞受賞作家アンソニー・ドーアの同名小説を原作に、ニューヨークでも活躍してきた坪田義史監督が、舞台を沖縄に置き換えオール沖縄ロケで撮影。厭世的生活を送る主人公、盲目の貝類学者役のリリーさんをはじめ、寺島しのぶ、橋本愛、池松壮亮といった豪華共演者が脇を固めている。今回行われた「JAPAN CUTS ~ジャパン・カッツ!」は、アメリカ・ニューヨーク・ジャパン・ソサエティーで開催される北米最大規模の日本映画祭。10回目を迎える今年は、『シェル・コレクター』をはじめ、29本の長編と21本の短編が英語字幕付きで上映された。今回リリーさんが受賞した「CUT ABOVE」賞は、4年前から日本映画界に貢献している監督や俳優の功績をたたえる賞で、昨年は『百円の恋』に出演した安藤サクラも受賞している。リリーさんは今回の受賞に「僕は幼い頃から、アメリカで生まれた映画、ロックンロール、自由に影響を受け育ったおじさんです。その憧れの国、アメリカで、文化の最先端ニューヨークで作品が公開され、このような賞を頂いたことを光栄に思い誇りに思います」と喜びのコメントを寄せていた。今年2月に日本で公開されると、アーティスティックな映像とキャストの演技が唯一無二の個性を放つ話題作として注目を集めた本作。今回が待望のアメリカ凱旋上映ということもあり、上映前から高い関心を集め会場は満席に。舞台挨拶では、リリーさんが「園子温監督に代わって駆けつけました」と直前に欠席が伝えられた園監督にちなんでマイペースに挨拶し、客席は笑いに包まれた。また、坪田監督は米文学の原作を映画化したことについて「僕のフィルターを通してアンソニー・ドーアさんの静謐な小説が映画になっていく、自分を通してインプットしたものをミックスする作業に興奮した」と語り、改めて日米合作の手ごたえをかみ締めていたようだ。さらに、本作の映画音楽を担当したメデスキ、マーティン・アンド・ウッドのビリー・マーティン、NYと京都を往復して活躍している劇中絵画を手掛けた下條ユリ、ジム・ジャームッシュ作品のプロデューサーとして知られ本作では出演も果たしているジム・スタークも北米プレミアである本上映に駆けつけていた。上映後にはアフターパーティとしてビリー・マーティンによるライブが行なわれ、観客とリリーさん、監督も交流を楽しむなど、日本と世界の一流クリエイターが集う上映となっていた。『シェル・コレクター』は9月2日(金)よりBlu-ray&DVD発売開始※DVDレンタル同時開始。(cinemacafe.net)
2016年07月22日今秋で38回目を迎える映画祭“PFF(ぴあフィルムフェスティバル)”で、ベルリン映画祭と香港映画祭との共同企画による特集上映“8ミリ・マッドネス!!~自主映画パンク時代~”が開催されることが決定した。本特集では“PUNK”というキーワードでセレクトされた11本の8ミリ映画が2Kでスクリーンに甦る。その他の写真1960年代から90年代初頭まで、日本映画史に燦然と輝く8ミリフィルムによる長編映画制作。日本だけに巻き起こったこの熱い映画塊を、PFFでは繰り返し紹介してきたが、その企画が海を越え、今年の2月には第66回ベルリン映画祭、3月には第40回香港映画祭で上映された。加えて台湾、中国、フランス、メキシコ、スペインの映画祭からも上映オファーが届くなど、さらに上映の機会が広がる模様だ。上映作品には、『蜜のあわれ』の石井聰亙(岳龍)監督の『1/880000の孤独』や、『ヒミズ』『地獄でなぜ悪い』の園子温監督の『俺は園子温だ!』と『男の花道』、『ロボジー』の矢口史靖監督の『雨女』、『鉄男』『野火』の塚本晋也監督の『電柱小僧の冒険』など、日本映画を代表する監督たちの原点とも言える、情熱と意欲に溢れた作品が揃う。ビデオがなかった1932年に家庭用の記録機器として生まれ、1960年代から80年代にかけてピークを迎えた、8ミリフィルムを使うムービーカメラ。映画監督への夢を持った若者たちが一巻10分に満たない8ミリフィルムを使って作った、映画の常識をぶち壊すような伝説のパンク映画をこの機会に体験してみてはいかがだろう。第38回PFFぴあフィルムフェスティバル9月10日(土)から23日(金)まで東京国立近代美術館フィルムセンターで開催(月曜休館)※“8ミリ・マッドネス!!~自主映画パンク時代~”は英語字幕付き上映
2016年07月04日