日経ナショナル ジオグラフィック(代表:滝山晋、所在地:東京都港区虎ノ門)は、「ナショナル ジオグラフィック別冊」シリーズの最新刊として『王墓発見100周年記念 特別編集 ツタンカーメン100年 ナショジオが伝えてきた少年王の素顔』を11月14日(月)に発行しました。本書は、ツタンカーメン王墓発見から100年となる2022年、これまでナショジオが伝えてきたファラオに関する記事を集めたツタンカーメンの素顔に迫るビジュアルムックです。1922年11月、英国の考古学者ハワード・カーターは長年探し続けてきた古代エジプト王、ツタンカーメンの墓を発見しました。ほぼ無傷で多くの財宝が残る王墓の発見は、世界中に知られ、古代エジプトへの関心を高めることになりました。ナショジオは、発見から半年後の1923年5月、「ツタンカーメン王墓にて」と題する特集記事を掲載。発見からほどない現場の臨場感を読者に届けました。ツタンカーメンはすぐに「古代エジプトの顔」となり、その後、ナショジオでもたびたび登場することになります。特に2000年代には、彼のミイラのCTスキャンやDNA解析など、若きファラオの素顔に迫る重要な調査が行われ、その成果を誌面で伝えてきました。今回、日本版では、エジプト考古学者でナショジオ・エクスプローラー、そして、テレビやYouTubeなどを通じて活動を発信している河江肖剰氏に監修と執筆を依頼。世界一有名なファラオ、ツタンカーメンの謎めいた素顔に近づける一冊です。『王墓発見100周年記念 特別号ツタンカーメン100年 ナショジオが伝えてきた性根能の素顔』河江肖剰監修/2022年11月14日発売/定価 1,650円(10%税込)/A5変形/144ページ/ソフトカバー/日経ナショナル ジオグラフィック 発行商品のご案内 Amazon 楽天ブックス 【目次】プロローグ 文=河江肖剰ギャラリー:少年王の副葬品 文=河江肖剰 写真=ケネス・ギャレット特集:ツタンカーメン王墓にて(英語版1923年5月号掲載/日本版初掲載)特集:ツタンカーメン死因の謎(日本版2005年6月号掲載)特集:ツタンカーメン解き明かされた系譜(日本版2010年9月号掲載)特集:エジプト初の革命家アクエンアテン(日本版2017年5月号掲載)エピローグ 文=河江肖剰■ナショジオがこれまで伝えてきたツタンカーメンに関する貴重なデータや重要な調査によって得た成果や写真が満載!■監修と執筆に、日本を代表する考古学者、河江肖剰氏を迎え、新たな情報や最新の研究結果も掲載!■豊富なビジュアルとわかりやすい解説で楽しみながら、世界一有名な若きファラオの素顔に近づける!ツタンカーメン王墓発見100周年ナショナルジオグラフィック日本版11月号「総力特集 ツタンカーメン」発売中!世界を驚かせたツタンカーメン王墓の発見から、今年でちょうど100年。古代エジプトの黄金時代を垣間見せた若きファラオの数々の宝物は、大エジプト博物館に集められ、新たな魅力を私たちに伝えてくれます。ナショジオ11月号は「ツタンカーメン不朽の魅力」と題し、総力特集でお届けします! 特別定価:1,250円(税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月22日人気マンガ家・イラストレーターの和田フミ江さんが、実家と義実家の墓じまいに奔走するマンガ「墓じまいできるかな?」。数年前、実家を処分することになった和田さん。仏壇は上の弟が引き取ってくれる予定でしたが、「やっぱり引き取れない」と言われて……。★関連記事: 「仏壇はなくせないよ!」実家の処分にあたり、仏壇問題が浮上して… #墓じまいできるかな? 1母の入院中に、上の弟から「仏壇は引き取れない」と言われ、とりあえず下の弟夫婦と話し合うことになりました。もし下の弟にも拒否された場合はどうすればいいのか、母に何と言ったらいいのか、と不安だったのですが……。下の弟夫婦は「仏壇も引き取るよ。もともとはそのつもりだったし」と、あっさり了承してくれ、かなりホッとしました。しかし、同時に弟から「叔父さんのお墓はどうするんだろう?」と言われ、ハッとしました。うちのお墓の隣には、別の姓を継いだ叔父の家のお墓があり、そこも私の実家が一緒に掃除などをしていたのです。叔父一家が今後地元に帰ってくる予定も、子どもたちがお墓を引き継ぐ可能性もなさそう……。かといって、弟が今後2つのお墓の管理をしていくのは大変。というわけで、細かい経緯は忘れてしまったのですが、私から叔父に、今後お墓をどうするつもりなのかを聞くことになったのでした。-----------------------自分の親が管理していたときはよかったものの、自分たちの代に変わることで、親戚のお墓までは管理ができないこともありますよね。★人気マンガ作品が無料で読める!40代、50代向けのマンガ作品を毎日大量配信中♪ 無料でザクザク読めちゃいます!著者/和田 フミ江(46歳)イラストレーター・漫画家・二児の母。女偏差値43。極度の運動不足・シミ・シワ・白髪・腰痛・片頭痛などなど問題山積みで、ネタに困る気がしない。「ステキなおばあちゃん」を目標に、これから頑張りたい! 雑誌『フォアミセス』で「朝子のムジカ!!」連載中。
2022年11月10日「家のお墓」ではなく、「自分のお墓」が叶います株式会社アンカレッジ(本社:東京都港区、代表:柏 昌宏、矢島 靖擴、以下、「アンカレッジ」)が全国で展開する樹木葬では、従来の承継していく「家墓」ではなく、承継を必要としない1名用・2名用・4名用のお墓を用意。実際の契約者の実に半数を、2名用をご夫婦でご利用になるケースが占めています。 「いい夫婦の日」に合わせ、まだお墓をお持ちでないご夫婦には、お二人の絆の証としての「夫婦だけでのお墓」を検討されることを提案いたします。〔ご夫婦での墓石の彫刻例〕「家のお墓」ではなく、「自分のお墓」が望まれる “多様性” の時代「〇〇家」と書かれた墓石が示す通り、従来のお墓は「家(一族)」で受け継いでいくものだという考えが一般的でしたが、最近ではそういった意識が変わりつつあります。アンカレッジが展開している樹木葬のうち、京都の2庭苑だけで見ると、申込者の実に5割が、ご夫婦のみでのお墓として契約されていることが分かりました。要因として、以下のようなことが考えられます。1)お墓の承継者がいなくなる可能性少子化の進行とともに、唯一の子供が他家へ嫁ぐケースも増え、お墓の承継者不在となる事態が増加しています。自分たちの子供は墓を継げたとしても、孫の代を含めて考えた結果、先々で子供たちの負担になると懸念する方が増えています。2)義実家へ埋葬されることへの疑問女性の自立とともに、女性が当然のように義実家の墓に埋葬されることへ違和感を持つ方も増えました。「夫の家のお墓」ではなく「夫と自分のお墓」を望む声を発しやすい状況になりつつあります。3)親世代(子世代)との家族意識の変化三世代世帯の減少により、親世代と子世代を「別家族」と捉える意識が強まり、親世代とは別の墓を望む(あるいは、親世代が子ども世代への配慮でそれを望む)ケースも増えています。4)「夫婦の絆」をお墓で表現お墓を「生涯を共にした伴侶と、死後も一緒に過ごす場所」として捉え、二人だけの特別感のあるお墓を求める方にも好評です。代々受け継いでいくお墓を望む人も未だ多く、従来のような「家のお墓」の意義も否定されるべきものではありませんが、 “多様性” が言われる昨今では、「家のお墓」に拘らないお墓のスタイルが求められ、また多くの人に受け入れられ始めています。申込者の利用(最終的な埋葬)人数西陣庭苑・上京庭苑みのり 合同見学会承継を必要としない2名用のお墓、あるいは4名用・1名用のお墓を京都市内で検討される方には、アンカレッジの樹木葬「西陣庭苑」「上京庭苑みのり」のご見学をお勧めします。下記日程において、2庭苑での合同見学会を実施。事前予約不要で見学していただけますので、「夫婦だけでのお墓」が叶うことを知らない方にも、この機会に知っていただきたいと思います。<開催概要>【開催日時】 2022年11月11日(金) 10時~13時2022年12月11日(日) 10時~13時2023年1月12日(木) 10時~13時2023年2月11日(土) 10時~13時 以後毎月開催予定【参加方法】 事前予約不要。開催時間内出入自由。【開催場所】 西陣庭苑:京都府京都市上京区妙顕寺前町514 善行院境内上京庭苑みのり:京都市上京区出水通六軒町西入七番町341 本昌寺境内【西陣庭苑Webページ】 【上京庭苑みのりWebページ】 ▪ 京都市内2庭苑で同日同時刻に開催します。タクシーで15分の距離にあり、2庭苑両方の見学も可能です。▪ 境内に樹木葬のご案内スタッフが待機し、ご質問を承ります。(他のお客様の案内中は、対応できない場合があります)▪ 庭苑の見学は屋外です。ご希望に応じて寺院本堂などの屋内もご覧いただけます。〔両庭苑間の移動の所要時間目安〕・お車の場合:約15分・バスの場合:約30分(千本出水バス停 ⇄ 堀川今出川バス停+バス停からの徒歩時間含む)・自転車の場合:約20分※庭苑間の移動(片道)に限り、弊社負担でタクシーの手配をいたします。〔西陣庭苑〕アンカレッジの樹木葬 庭苑シリーズ寺院が経営する墓地の一画に庭園型の樹木葬を作り、宗旨宗派不問でどなたでも受け入れます。一定の個別埋葬期間経過後は、お寺が永代にわたり供養・管理を行う、お墓の承継者が不要な永代供養墓です。由緒あるお寺の中で、四季折々の多様な花と緑に囲まれて眠る当社樹木葬は、現代のお墓のニーズに即した、ご親族への負担の少ないお墓として、多くのお客様に喜ばれております。【アンカレッジの樹木葬の特徴】▪ 石原和幸デザイン研究所監修アンカレッジの樹木葬は、世界的庭苑デザイナー石原和幸氏が専属監修。1年を通して常に花が咲き、明るく四季の移ろいを感じられる庭苑型樹木葬です。▪ 承継者不要、入壇義務なしお墓を継ぐ必要がなく、ご遺族への費用負担も最小限に抑えられます。▪ ゆとりのある墓地区画設計個別で埋葬するタイプの樹木葬です。想いを手向けるゆとりのある墓石と墓域。お墓参りしたくなる場所作りを目指しています。▪ 寺院経営墓地お寺が運営しているので安心してお任せいただけます。信頼できるお寺・法要で故人を悼む場を提供します。▪ ペットも家族の一員として供養コロナ禍でより家族の一員としての注目が高まったペットも、同じ境内に納骨できます。〔アンカレッジの樹木葬 庭苑シリーズ 造成例〕【石原和幸氏略歴】国際ガーデニングショーの最高峰「英国チェルシーフラワーショー」で11回の金メダルを受賞した世界的庭園デザイナー。 生年月日:1958年1月14日生まれ 出身:長崎県 22歳で生け花の本流『池坊』に入門。以来、花と緑に魅了され路上販売から店舗販売を経て、庭造りをスタート。その後、苔を使った独 自の世界観の庭が国際ガーデニングショーの最高峰である「英国チェルシーフラワ ーショー」で高く評価され2019年まで前人未到の計11個の金メダルを獲得し、ショーの総裁を務めるエリザベス女王から「あなたは緑の魔術師ね」との言葉を頂く。〔石原和幸氏〕株式会社アンカレッジ会社概要お寺の住職がつくったお寺のための会社お寺と人々をつなぐ架け橋となる会社に会社ロゴには、お寺、人々にとって困った時に立ち寄る港、アンカーになりたいとの住職の想いが込められています。【会社概要】社名:株式会社アンカレッジ本社所在地:東京都港区高輪2丁目16番13号代表取締役:柏 昌宏、矢島靖擴事業内容: 寺院墓地の企画・設計・販売、寺院における各種イベント企画・運営、寺院での葬儀・結婚式の施行支援、寺院経営における税務・法務・不動産有効活用化の支援、寺院運営のウェブ・システム導入支援設立:2009年4月HP: 【お問い合わせ先】株式会社アンカレッジ西陣庭苑担当:手塚、浦井TEL:03-5447-5285携帯:080-9159-0303(西陣庭苑直通)MAIL: ad@anchorage.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年11月09日人気マンガ家・イラストレーターの和田フミ江さんが、実家と義実家の墓じまいに奔走するマンガ「墓じまいできるかな?」。数年前、実家を処分することになった和田さん。仏壇をどうするか母に聞いたところ……。★関連記事:ステキなBBAになりたい! #ときめけBBA塾 1あれは数年前のこと、私の実家で突然お墓問題が浮上しました。私の父は早逝しており、私と弟2人が結婚して家を出てからは、母が大きな家にひとり暮らし。結局、子どもは3人とも実家以外の場所に家を建てることになり、紆余曲折の末、母は実家を引き払って私の自宅近くにひとり暮らしすることを決意しました。それに伴って、最初は「仏壇をどうするか?」というところから話が始まりました。弟たちと話し合った結果、仏壇は上の弟が引き継ぎ、母が今までしていた掃除などのお墓の管理は下の弟が引き継ぐ、ということでまとまりました。この時点では、将来実家のお墓には母も弟たち一家も、子どものいない叔父や叔母も全員入る予定で、みんなで協力して管理していけばいいよね、という考えでした。しかし、しばらくしてから、上の弟が「やっぱり仏壇は引き取れない。仏壇と墓はセットだから、弟がまとめて見てくれたほうがいいんじゃないか」と言いだし、白紙に……。将来もめないためにも、兄弟でお墓ははっきり分けるべきだ、という考えに変わったようでした。そういう考え方があるのはわかるけれど、それなら最初からそう言ってほしかった……。当時手術して入院中の母に相談するわけにもいかず、下の弟がこれについてどう考えているのかもわからず、実家のお墓に入る予定がない私があれこれ言うわけにもいかず、仏壇&お墓の行方は宙ぶらりんに。うーん、と頭を抱えてしまいました。-----------------------仏壇は場所を取りますし、管理も大変なので、簡単には引き取れないこともありますよね。著者/和田フミエ(46歳)イラストレーター・漫画家・二児の母。女偏差値43。極度の運動不足・シミ・シワ・白髪・腰痛・片頭痛などなど問題山積みで、ネタに困る気がしない。「ステキなおばあちゃん」を目標に、これから頑張りたい! 雑誌『フォアミセス』で「朝子のムジカ!!」連載中。
2022年10月27日タレントの中川翔子さんは、同じく芸能界で活動していた父親の中川勝彦さんの子供です。1994年に勝彦さんは、白血病により32歳の若さでこの世を去りました。勝彦さんの墓には、ファンが思いをつづったノートが置かれているといいます。2箱ぶんにものぼるほどあったというノート。2022年9月27日、翔子さんの母親である桂子さんは、1箱ぶんのノートが盗まれた可能性が高いことをTwitterで明らかにしました。翔子さんは、桂子さんの投稿を引用する形で「ものすごくショック。信じられない行為で、悲しくてやりきれない」とコメントしています。これものすごくショックです信じられない行為。悲しくてやりきれない。 — 20周年の中川翔子 (@shoko55mmts) September 26, 2022 ノートには、ファンだけでなく翔子さんも書き込んでいたといいます。長年書き続けてきたファンや翔子さんの気持ちをも踏みにじる行為に、多くの人が怒りの声を上げました。・こんなことをする人がいるのか…。1日でも早く、ノートを返してあげてほしい。・罰当たりにもほどがあるよ。自分のものにして、何になるんだろうか。・人様の墓にあったものを盗むなんて、ありえない行為だと思う。犯人は、翔子さんが書き込んだものに価値を感じ、盗んだのかもしれません。しかし、他人の墓に供えられていたものを盗むのは許されない行為。犯人が自らの誤りに気付き、1日でも早くノートを返す日が訪れてほしいものです。[文・構成/grape編集部]
2022年09月28日人生100年時代とはいえ、人はいつかは亡くなるもの。それは自分の両親だって例外ではない。旅立った家族との思い出を大切にしておくためにも、きちんと「家じまい」をしていこう。そこで、今回は専門家の教えをもとに「後悔しない家じまい」について考えていきたい。あるじを失った実家を放置しておけば、思いもよらない出費がかさむだけでなく、残されたきょうだいの間での不和の原因にもなりかねない。そうした事態を避けるためのヒントはどこにあるのかーー。■いったいどこから手をつける?家そのものを実際に整理しよう!「家じまいの山場はやはり家財の整理です。特に先祖代々の物まで処分するのはメンタル的にも大仕事なので、モチベーションを維持しながら完遂するためには、事前の準備や工夫が必要です」そう話すのは、ファイナンシャル・プランナーとして約1000件の家計の相談に応じ、自身も、現在まさに家じまいをしているという北見久美子さん。北見さんが推奨するのは、やるべきことの「見える化」。まずは家の中を総点検し、ToDoリストを作成して、やりやすいことから始めるのが無難とのこと。「家財の整理は力仕事ですから、陽気の穏やかな春や秋に着手するのがベスト。親御さんが亡くなったのであれば、ある程度気持ちが落ち着いてくる一周忌や三回忌を機に取り組んでもいいでしょう」ToDoリストを箇条書きにしておけば、全工程を見渡しやすいだけでなく、ミッションを終えるごとに消し込んでいくことでモチベーションも維持できる。「手始めに、内見に訪れた人が、『ここなら住めそう』と思えるくらいの状態まで片づけることを目指しましょう。その後は、順次、大きな家具から処分していくと達成感が得られるうえ、スペースができるので作業しやすくなります」(北見さん・以下同)大きな家具などの処分を民間の業者に頼むと一気に片づき便利ではあるが、かなりの出費に。極力無料で引き取ってくれる自治体を利用すると節約になる。「リサイクル・リユース活動の一環として、無料で引き取ってくれる自治体もありますので、ぜひ確認してみてください」家じまいでは、家具や家電といった「モノ」だけでなく、「縁」の整理も欠かせない。実家を処分しても地縁を切りたくないのであれば、丁寧に対応しておこう。「まだ墓じまいが残っているケースも多く、お盆やお彼岸にはお参りをお願いできる親戚とのつながりも大事。地縁は何らかの形で残しておくのがいいでしょう」見落としがちだが、隣人や町内会との縁もある。実家が空き家になっていることは認識していても、売りに出していることは近所の人にはわからない。ある日、いきなり新たな住人が住み始めて驚かせてしまうような不義理を避けるためにも、家じまいをしていることをきちんと伝えておこう。そして、家じまいの最後の難関となるのが、実家に詰まった「思い出」の整理。「思い出の品の整理は、なんといってもタイミングが大事。元気で前向きな気持ちのときに手をつけましょう。また、きょうだいの私物を勝手に処分してしまうと、もめ事の種になりますので、早めに本人に渡して『行き先』を決めてもらうようにしましょう。貴重なものを誤って処分してしまわないよう、先祖代々伝わるようなものなどは、コーナーを設けてそこに移動させておくのもおすすめです」心身ともにきつい作業となる家じまいをやり遂げるには、その間の体調管理も欠かせない。■家じまいで後悔しないためのポイント8【1】まずは作業の全体をリスト化する「ToDoリスト」を箇条書きで作成。実家の売却を検討するなら、まずは内見に訪れた人が好印象を抱くように家の中を整頓しておこう。その後は家具や家電を順次処分し、貴重品やアルバムなど、思い出の品は最後に吟味。【2】最低1人は地元の人手を確保する粗大ゴミなどは捨てられる日も限られるので、そのたびに実家に帰るのは難しい。地元の友人や親戚など、家じまいの助っ人を確保しておき、頼めることは頼むようにしよう。もちろん感謝の気持ちや簡単なお礼も忘れずに!【3】ご近所への事前の周知は忘れずに家じまいの報告は、親戚や親しい友人だけでなく、近所の人にも漏れなくすること。いきなり「お隣に知らない人が住んでいる!?」とびっくりされてしまうケースもあるので、面倒がらずに町内会などへも挨拶しておこう。【4】入浴施設に泊まって宿泊費を節約電気、水道を止めた実家に泊まっての作業は困難だが、そのつどホテルへ宿泊すると経費がかさんでしまう。そこで活用したいのが宿泊のできる近場の健康ランドなど。節約にもなるうえ、疲れも癒せて一石二鳥に。【5】大型家具は自治体の無料処分を活用大きな家具は業者に有料で引き取ってもらうと手っ取り早いが、自分で持参すれば無料で処分してくれる自治体もあるので調べてみよう。また、傷みが少ないものであれば、リユースやリサイクルでの再活用も探ってみて。【6】上手に「縁」を残しておこう家じまいをしてしまうと地元との「縁」は薄くなってしまいがち。可能であれば、実家の片づけに帰ったときに、仲のよかった同級生などと顔を合わせて、連絡先を交換しておこう。同窓会名簿の変更もお忘れなく。【7】思い出の品は目を通してから処分思い出の品の処分は、後悔を残さないよう、じゅうぶん時間をかけて最後の仕事に。日記やアルバムといった処分がためらわれるものは、一度すみずみまで目を通すと、捨てるふんぎりがつきやすくなることも。【8】自分の代の「家じまい」を想像して両親の家じまいを終えたら、次は自分の家を子世代がしまうことをイメージしてみて。「このままでは大変なことに!」と思ったなら、次の世代に負担をかけないような老後の住まいづくりを心がけていこう。最後に、北見さんは家じまいで失敗しない秘けつを次のように語る。「家じまいには、『いつまでに』という期限がありませんが、自分自身が元気でなくてはできません。大きな負担を次の世代にそのまま残してしまわないよう、自分で自分を鼓舞することが大切です」子や孫の負担を心配しながらでは、自分自身の老後もけっして豊かなものにはならないのだ。
2022年06月15日人生100年時代とはいえ、人はいつかは亡くなるもの。それは自分の両親だって例外ではない。旅立った家族との思い出を大切にしておくためにも、きちんと「家じまい」をしていこう。そこで、今回は専門家の教えをもとに「後悔しない家じまい」について考えていきたい。あるじを失った実家を放置しておけば、思いもよらない出費がかさむだけでなく、残されたきょうだいの間での不和の原因にもなりかねない。そうした事態を避けるためのヒントはどこにあるのかーー。■兄弟姉妹の誰がやる?「家じまい」の主体を決めよう!「ご両親が亡くなるなどして実家が空き家になっている場合、家じまいをするのであれば、家族の誰が主体となって動くのかを初めに決める必要があります。親の名義のままでは不動産を売ることも貸すこともできませんから、できれば家じまいの主体となる人の名義で相続登記をしてください」こう話すのは、ファイナンシャル・プランナーとして約1000件の家計の相談に応じ、自身も、現在まさに家じまいをしているという北見久美子さん。「家じまいというのは、締切りがあるわけではないので、延び延びになりがちです。そろそろ整理していかないと、という実感が湧くのは、子どもが自立した60代以降ではないでしょうか」実際、親が他界しても、「いつかそのうち」と相続登記を怠っている例は多い。揚げ句の果てに相続人が行方不明になり、家が荒れ放題で放置されてしまうようなケースも急増している。そうした事態を受け、’14年には民法が改正。不動産の所有者が死亡した場合、相続人は3年以内に相続登記を完了させるよう定められた。「わが家は、親の遺言では長男である弟に家を相続させる意向でした。けれど弟は現在、遠方に住み、仕事も子育ても多忙な時期ですから、家じまいは現実的ではありません。ですから、子どもたちも自立して手がかからなくなった私の役目として受け入れています」(北見さん・以下同)このように、当事者どうしが納得済みであれば、主体は必ずしも実家の相続人でなくてもかまわない。要は、誰が家じまいのリーダーシップを取るのかを決めるのが重要だという。「大切な形見や貴重品などの行き先は相続人全員であらかじめ決めてしまうこと。任せてもらったあとは、前に進むのみです!」さらに、家じまいはタダではできない。ある程度の費用がかかることも念頭に入れておかなければならない。「家の規模や立地にもよりますが、まず初期費用として不動産の相続登記費用がかかります。古い家ですと、敷地の測量をし直す必要がある場合もありますが、その作業も専門家に依頼することになるので、数十万円単位のお金が必要になります」また、実家を売却するにせよ貸し出すにせよ、家の中の荷物の整理は必須だ。その際の交通費や宿泊費などもばかにならない。「業者に一任するか、すべてのものに目を通して丁寧に手離していくのかによって費用は変わってきますが、主体となる人は、一時的にある程度の持ち出しがあることを覚悟しておく必要があります」気持ちだけでは家じまいの主体は務まらない、と心得ておこう。
2022年06月15日「ここ数年、ずっと気にはなっているけれど、どこから手をつければいいのかしら……」いま読者世代の多くから聞こえてくるのが、こんな実家の「家じまい」についての悩みの声だ。親が施設に入ったり、他界してしまったりしたあとも実家を放置していると、倒壊や不審火などの被害も懸念される。年々、空き家率が上昇するなか、「早めに着手しなければ」と思いながら、モヤモヤを抱えている人も多いだろう。地元との縁が切れてしまうことへのためらいや、遠方の実家に手をかける時間がないなど、家じまいに着手できない理由は人それぞれ。そんななか、「いつかは地元に戻る可能性もあるかもしれない」という長年の思いを断ち切り、家じまいをやり遂げたのが、「実家じまい終わらせました!――大赤字を出した私が専門家とたどり着いた家とお墓のしまい方」(祥伝社)の著書もある、タレントの松本明子さん(56)だ。あるじを失った実家を放置しておけば、思いもよらない出費がかさむだけでなく、残されたきょうだいの間での不和の原因にもなりかねない。そうした事態を避けるためのヒントはどこにあるのか。松本さんの体験談に耳を傾けてみよう。「息子が成長して将来の進路が見えたとき、高松に帰る選択はもうないだろうと思い、家じまいを決断しました。それまでは、いつか芸能界を辞めて帰ることもあるのかも、と思っていたんですが」松本さんは、家じまいのきっかけについてこう語る。’82年、15歳で高松から上京し、翌年に歌手デビュー。芸能界での立ち位置が見えた’93年に、両親を高松から迎えて同居を開始したという。だが、松本さんはその後も空き家となった実家を手放さず、25年の長きにわたって、実家を維持し続けることを選択した。その結果、維持費としてかかったお金は総額なんと1885万円!その経緯を『しくじり先生俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)で告白するや「わが家も同じ問題を抱えている」といった共感の声が多く寄せられ、ついには『実家じまい終わらせました!ーー大赤字を出した私が専門家とたどり着いた家とお墓のしまい方』(祥伝社)という本まで出版することになったのだ。■両親の相次ぐ他界で家じまいを意識することに何をもって「家じまい」とするのか明確な定義はないが、松本さんが「実家をなんとかしなくては」と意識しだしたのは、’03年に父親が、そして’07年には母親が、相次いで他界してからだという。「ですが、両親がやっとの思いで建てた家の処分には簡単に踏み切れませんでした。さらに、まだ幼かった息子が、私の地元と縁がつながっていく可能性があるのかどうか想像がつきませんでしたから」そんな割り切れない思いを抱えていたなか、’11年に起こったのが東日本大震災。それを機に松本さんは、「万が一の場合の避難場所として活用しよう」と水回りを中心に実家のリフォームに着手した。「修繕費は総額600万円かかりました。一方で実家の処分を考え始めていたので、矛盾するようですが、のちのちこのリフォームが無駄ではなかったことがわかります」■いざ売却が決まると次は20トンの荷物を処分松本さんの実家は、購入当時の価格で2000万~3000万円ほど。ご両親は「家は明子に相続させる」意向で、生前から公正証書による遺言書も作成。その代わり、実家の管理は妹の松本さんが担うという、兄妹間での「役割分担」も互いに納得していたという。「私にとっては幼少期から上京するまで10年住んだ思い出の家です。大学入学で上京した兄は3年ほどしか住んでいませんでしたから、より思い入れの強い私に家を託したのでしょう。それに、衣装などの荷物が増えるたびに送っていたので、実家には私の私物のほうが圧倒的に多かったですから」そして’17年、ついに松本さんは、自分名義になっていた実家の売却を決断。空き家バンクに登録すると、翌年に「定年後、親戚やきょうだいがいる地元に再び住みたい」という夫婦が購入を申し出る。内見後に「ここならすぐに住める」と600万円で即決。7年前のリフォームが功を奏する形となったが、じつはここからが「家じまい」の本番。20トンからの荷物を処分しなくてはならなかったからだ。「私も両親も節約家で捨てられない性分なので、家の中には荷物がぎっしり。それを1カ月で空っぽにしなければならない。業者さんにまとめて処分してもらう方法もありましたが、私の性格的にはそれは無理。結局、すべてのものに目を通して、行き先を決めました」難航したのは父親の蔵書。設計士だった父の書棚には専門書が膨大に収められていたが、引き取り価格は二束三文だった。「本棚の奥に収められていた父が蒐集した1000冊のエロい本のほうが価値がありました(笑)」また母親の日記には、「父が浮気しているかも」などとつづられている箇所があり、切ない気持ちにもなったという。ほかにも、母親の約100着のドレスや洋服を近所のスナックのママさんたちに配ったり、アイドル時代の衣装は東京に持ち返り、父親のスーツや着物などはレンタル会社の「東京衣裳」へ寄贈したりするなど、形見の品を丁寧に分別していった松本さんだが、心残りなのは陸軍大佐だった祖父の遺品のサーベルだったそう。「相当価値があるだろうなと思ったので手元に残したかったのですが、銃刀法の関係で断念。やむなく引き取ってもらいました」地元の健康ランドで寝泊まりしながら、期限内に片づけをやりとげた松本さんは、怒濤の家じまいをこう振り返る。「とても大変でしたが、買い手の方がそのまま住んでくれるそうなので、家そのものを残せたことには満足しています。ただ、息子の代に、同じ思いをさせてはいけないなと痛切に感じています」
2022年06月15日公益財団法人日本生態系協会(本部:東京都豊島区、会長:池谷 奉文)が2016年、千葉県長南町に開苑した「森の墓苑」では、2022年4月1日より新しい合葬墓区画の販売を開始いたします。春のお彼岸、樹木葬、終活、SDGsに関する情報の一つとして、お知らせいたします。森の墓苑全景【新しい販売区画の特徴:(1)野草を植えて合祀する、(2)安い料金】これまでの販売区画は、1区画に対し1本の植樹ができる個別墓と、1本のシンボルツリーの周囲を区切った合葬墓の2種類でした。このたび、合葬墓の新しい形として、1つの穴に8柱まとめて納骨し合祀するタイプを販売します。1区画の定員を8名とし、埋葬用に掘られたひとつの長方形の穴(図1)を木枠で8等分(1人あたり30cm四方)に区切り、ご契約順に収蔵します。定員となりましたら土をかけて野草(たんぽぽ又はすみれ)を植え付けて納骨埋蔵を完了とします。定員になるまでは野草を生やした木蓋で区画を覆います。たんぽぽ区画は10穴、すみれ区画は5穴です。これまでの合葬墓・樹(じゅ)図1)新しい合葬墓・野の花(ののはな)価格は、「たんぽぽ」区画 154,000円、「すみれ」区画 176,000円(いずれも消費税込み)です。現地見学や資料請求されたお客様から、「環境はいいがもう少しリーズナブルな価格を」とのご要望に答え、これまでの料金に比べお求めやすい金額としました。料金以外にもこれまでの合葬墓との違いとして、生前契約とペットの納骨は不可となります。詳細は表をご覧ください。「森の墓苑」での区画の種類【森の墓苑について】公式web 森の墓苑は正式な許可を得た人間のお墓です。墓石の代わりに地域にもともとあった木を植え、生きものとともに育むことで、かつて開発で失われた森を再び豊かな自然の森に戻す ―環境の時代にふさわしい樹木葬・自然葬のコンセプトを掲げて、千葉県長南町で2016年に開苑しました。敷地はかつて建設用の土砂採掘跡地で、自然が失われた場所でした。自然の森が残っている周囲の土地も取得しているため、ここから種を集めて苗木づくりから開始しました。適度に育った苗木は墓標として区画に植え、同時に在来の野草の種をまき、外来種の植物は抜くなどの管理をして、50年の歳月をかけ、房総丘陵に昔からある自然の森の姿を取り戻す計画です。このような作業に必要な資金は、区画の契約金や管理料を充てています。最近、増えてきた樹木葬は、購入希望者が持つイメージと違ったという声をよく聞きます。特に、数年から十数年経つとご遺骨を掘り出し、契約した区画から合祀墓に移動することは知られていません。その点、森の墓苑はご遺骨を布袋に入れたあと土の中に埋葬するので、文字通り土に還ることになります。他にも宗教と無関係、ペットと一緒に埋葬できる、子どもや孫に負担をかけたくないといったお墓選びの課題も解決するほか、森づくりの一役を担うことで“亡くなった後に社会貢献できる”との理由からSDGsの時代にあったお墓として、森の墓苑に興味を持つ方が年々増え、全国各地からご契約をいただいています。なお、これまで森の墓苑では、自然の森づくりに関心の高い、学生、NGO、企業の方々の研修受け入れや、一般の方向けに植樹植草イベント・生きもの観察会を実施するなど地域貢献・社会貢献をして来ました。このような活動実績により2020年4月、「体験の機会の場」に千葉県で初めて認定されるとともに、千葉県の「ちば環境学習応援団」(受入型)、「ちばSDGsパートナー」にも登録されました。【協会について】公式web 公益財団法人日本生態系協会は、持続可能な自然と共存する、美しいまちづくり・くにづくりを提案するシンクタンクです。主な事業は、生物多様性の保全等に関する政策の議員への提言、エコロジカルネットワークをはじめとした施策の行政への提案、ビオトープ管理士資格・こども環境管理士資格の認定、企業が所有する緑地のJHEP認証、学校・園庭のビオトープの普及などです。2016年からは、環境団体として日本で初めて、自然の保全と再生を目的とした墓地「森の墓苑」の運営をはじめました。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月04日Dos Monos(ドスモノス)の新曲「王墓」が、2021年12月3日(金)に配信リリース。ダウンタウン・松本人志が企画するAmazon Prime Videoオリジナル番組「HITOSHI MATSUMOTO Presentsドキュメンタル」シーズン10の劇中歌となる。Dos Monos新曲「王墓」が松本人志ドキュメンタル劇中歌にDos Monosは、荘子it、iizuka taitan、没からなる日本の3人組ヒップホップユニット。millennium parade(ミレニアム・パレード)にも参加する石若駿率いるSMTK、崎山蒼志、台湾のIT担当大臣オードリータン、テレビ東京のディレクター上出遼平など、様々なクリエイターとのタッグでも話題を集める。そんなDos Monosの新曲「王墓」は、ダウンタウン・松本人志が企画するAmazon Prime Videoオリジナル番組「HITOSHI MATSUMOTO Presentsドキュメンタル」シーズン10の劇中歌として書き下ろしたもの。シリーズ史上初、歴代王者たちによる“チャンピオン大会”となるシーズン10に、彩りを添える。「笑い」に言及したリリック&バラエティの効果音風サンプル「王墓」は、3拍子イーブンキックの変則的なトラック、「笑い」に言及したシニカルなリリック、バラエティの効果音のようなサンプルなどが特徴。イントロから全編を通して楽曲を引き立てるサックスは、松丸契が担当している。新曲「王墓」ミュージックビデオ公開新曲「王墓」のミュージックビデオは、「HITOSHI MATSUMOTO Presentsドキュメンタル」の異種格闘技戦要素とDos Monosの世界観を掛け合わせた意欲作。荒涼とした砂漠を舞台に、Dos Monosと砂の民のフュージョンを描いた。ジャケットは『チ。-地球の運動について』魚豊の書き下ろしなお、新曲「王墓」のジャケットは、マンガ大賞2021で2位を受賞した『チ。-地球の運動について』の作者・魚豊が書き下ろした。【詳細】Dos Monos 新曲「王墓」配信日:2021年12月3日(金)
2021年12月05日株式会社佛英堂(創業1906年、三重県松阪市中町1993)が運営する、日本初のサブスクリプション型の供養サービス「偲墓(しぼ)」(特許出願2021-40877)の仕組みが評価され、グッドデザイン賞を受賞(一般・公共向け取り組み・活動部門)しました。偲墓のはじまりは手元供養の心残りを聞いたのがきっかけで、終活という言葉が注目を集めている昨今、お寺との関係を煩わしく感じたり、後継者がいないという事情からお墓を作らずに遺骨を自宅に安置する人が増えています。しかし「故人の遺骨を手元に置いてあるけれど、骨壷・骨袋のまま置いておくと、ちゃんと供養できていない感覚になる」という声も多く、そこで考えたのが「偲墓」という新しいお墓のカタチでした。公式サイト: 設置イメージ画像サービスの特徴は、従来のようにお寺との檀家契約を結ぶ必要はなく、自分で決めた期間だけお墓を持って供養を行うことができるという点です。契約期間中はお寺が供養からお墓の管理までを行ってくれ、契約者は身軽に墓参りができます。墓石の価格は従来型に比べて1/5程度と格段に抑えられており、後継者がいない方も利用がしやすくなっております。解約時には追加料金なしで永代供養墓に遺骨を埋葬できます。偲墓には「お墓の初期費用を約80%の大幅削減」「遠方から申し込み可能」「手厚い供養が用意されている」「お墓の管理が不要」「わかりやすい料金設定」「いつでも解約可能」「解約後も永代供養」「寺院の移転ができる」「申込者の宗教・宗派は問わない」という特徴があり、今後も改良を重ね現代のライフスタイルに最適なお墓の形を目指してまいります。2021年10月現在、三重、奈良、愛知、大阪の9カ寺が提携寺院として登録しています。お寺にとっても納骨壇や霊園のような初期費用が要らず導入しやすいうえに、月額利用料が将来の安定収入につながることが期待できます。提携寺院は東海・近畿エリアを中心に順次全国に拡大していく予定で、現在は提携寺院と販売パートナーを絶賛募集中です。発起人の稲森住職は「皆、平等に極楽往生できなければならないのです。同時に皆平等に供養されるべきなのです。様々な事情で供養をしたくてもできないなどあってはならないのです」と想いを話しています。■会社概要名称 :株式会社佛英堂代表者:代表取締役 野呂 英史所在地:〒515-0083 三重県松阪市中町1993創業 :明治39年資本金:1000万円【本件に関するお問い合わせ先】偲墓事務局(株式会社佛英堂 内)担当: 野呂 英旦(のろ ひであき)Mail: sibo@inory.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月20日墓参りに行くたびに、実家に帰るたびに「この墓、この仏壇はどうなるんだろう……」と不安になっているそこのあなた。今回のお彼岸をそう思う最後の機会にしませんかーー?「母が老人ホームに入所したのですが、個室のスペースに限りがあるので、位牌しか持っていけません。仏壇はどう処分すればいいのか……」(50歳女性Aさん)「両親が死に、実家は処分したけど、近くの墓はそのまま。子どもに墓を継がせるのはかわいそうなので、墓じまいして都内の永代供養墓に移したい」(56歳女性Bさん)仏壇を掃除したり、墓参りしたり……毎年、お彼岸の時期になると気になるのが、お墓や仏壇の行方だ。葬祭カウンセラーで行政書士の勝桂子さんはこう語る。「親の死を迎える50代、60代の人たちにとって、切実な悩みです。悲しいことですが、お墓や仏壇が“やっかいなもの”になっているケースが多いんですね」解決したくともお墓や仏壇などに明確な処分方法が決められているわけではない。それだけに、お寺や業者から、過剰な請求をされるというトラブルもある。いったい、処分にはどのような方法があるのか、どのくらいの費用が相場か知っておいたほうがいいだろう。「家具や普通の道具などの処分と違って難しいのは、心の問題があること。安く処分することだけではなく、仏壇、位牌、お墓を大事に守ってきた親たちの“心”を、受け止めることも大事なのです」そう語る勝さんに、“墓じまい”の方法を聞いた。【仏壇】粗大ごみで出せるが、できれば“お焚き上げ”で前出のAさんは、菩提寺に仏壇の処分方法を聞くと、このようなやりとりがあったという。「仏壇を処分したいんですが」「お気持ちの整理ができていれば、大丈夫ですよ」「どう処分すればいいですか?」「まあ、普通に……」「普通にって、粗大ごみですか?」「そんな感じです」「御霊抜きはいいんですか?」「仏壇に御霊が入っている場合もあるし、入ってない場合も……。お気持ち次第ということで」Aさんが続ける。「お坊さんの立場もあるので言葉を濁しながらですが、粗大ごみでよいという答えでした。実際に調べると、粗大ごみなら1,000円で処分できるようでした」費用は自治体によって異なる。たとえば、東京都文京区の粗大ごみの分類では、仏壇は「箱物家具」に含まれる。いちばん小さい分類の高さと幅の合計が135センチ未満のものであれば400円。いちばん大きい360センチ以上でも2,800円というのが廃棄費用だ。「しかし、抵抗があったので、遺品整理業者に依頼し、供養してもらいました。費用は2万円でした」(Aさん)お寺にお焚き上げをお願いする方法もあると、勝さんは言う。「菩提寺に相談しづらいのであれば、近所のお寺でもかまいません。ただし、名目上は“お焚き上げ”でも、実際は粗大ごみにしているケースもあります。役所の許可を得ている一部の神社やお寺を除いて、焼却は防災上できないためです」結果が同じだとしたら、宗教観次第では、そのまま捨ててしまってもいいかもしれない。「しかし、お寺にお願いすればご供養してくれるので、気持ちも楽になると思います。菩提寺に頼むのであれば5,000〜1万円ほど、とくにお付き合いのないお寺に頼むのであれば1万〜2万円ほどが、お布施の相場ですね」(勝さん・以下同)【位牌】法的には一般ごみでも“御霊”は抜いて法的にはごみとして捨てられる。一般的な木製のものであれば燃えるごみ、プラスチック製のものなら燃えないごみに該当する自治体が多い。捨てる場合は、外から見えないように、布や不透明な袋にくるんだほうがいいだろう。「しかし、一部の宗派を除き、一般的に戒名が書かれた位牌には、故人の魂が入っていると考えられています」すでに魂を抜く“御霊抜き”がされている場合を除き、しっかり供養してから処分するべきだ。「菩提寺が遠い場合は、近くのお寺でも御霊抜きと処分を引き受けてくれるはずです。お布施は最低でも5,000円、目安は数万円です」【お墓】かかる費用は菩提寺次第のことも本来、墓じまいの手続きは改葬許可申請書を行政に提出するだけでいい。ただし、書類には墓地の管理者の記名押印が必要になる。将来の管理料やお布施がなくなると寺院運営にとって大打撃なので、“離檀料”を払わないと押印してくれない寺などもあるという。「こうした“墓質”がメディアで取り上げられたこともあり、最近ではトラブルの件数はだいぶ減ったように思います。それでも“お金を請求できる最後の機会”とばかりに、都内であれば、700万円や1,000万円という法外な“離檀料”を要求されたケースも。大事なのは、金額の根拠をしっかり聞き、墓じまいする理由も含め、じっくり話し合うことです」墓地を更地に戻す費用は、必ずかかる。「一般的なお墓でも20万〜30万円ほどかかります。墓が斜面にあったり、床材に大きな天然石を使用していれば重機が必要なため、80万〜100万円ほどかかる場合も。いずれにせよ、複数の業者で見積もりましょう」“離檀料”は法的には根拠のないお金だが、「長年、お勤めを毎日してくれたお礼は払ってもいい」と、勝さんは考える。「どういったお付き合いをしてきたかでお布施の額は変わります。10万〜30万円ほどを支払う人が多いです。家計が厳しければ3万〜5万円でもいいでしょう」十分に話し合いをしても、納得いかない金額を提示されたら……。「最終手段として『放置』というのも一つの方法。それで困るのはお寺ですから」また、近年、気をつけたいのは“逆墓じまい”だ。「お寺も生き残るため、墓地のスペースを区画整理して納骨堂を建てたりしています。墓地の撤去は、寺がその旨を『官報』という政府が出している文書に掲載し、墓の近くに張り紙をして、1年間持ち主から異議がなければ可能です。久しぶりに墓参りに行ったら、墓がなかったというケースも、実際にある。菩提寺とのコミュニケーションは大切です」墓や仏壇の行方は、いずれ決めねばならないこと。ぜひ、このお彼岸を機会としよう。
2021年09月10日「お墓は買うと高いし、管理するのもお金がかかる。それに、墓参りなどで、遠く離れた場所で暮らす子どもや孫たちに負担をかけたくありません……。だったら、“どちらかが先に死んだら、自宅内に置く小さなお墓に遺骨を入れて一緒に暮らそうよ”と、夫と2人で決めました」こう話すのは、兵庫県に暮らす終活中の70代主婦。従来の形にとらわれずに、自宅で故人と“暮らす”……。そんな新しい弔いの様式に注目が集まっている。そのトレンドを作ったのが、滋賀県にある老舗石材店「浦部石材工業」の浦部弘紀社長(50)が開発した”ブックサイズ”の小型のお墓「たくぼ(宅墓)」だ。「6〜7年ぐらい前、無縁墓が大きな社会問題になっていて、『墓じまい』をされる人も増えていました。当時、すでにバブルのころと比べて10分の1ぐらいしかお墓が売れない状況で、危機感を持っていました。それで石材店として何ができるかを苦悩するなか、考案したのが宅墓でした」浦部社長は、故人の遺骨や遺灰を身近に置いて供養する手元供養をヒントに、室内に置ける小さなお墓を思いついたという。開発段階では、室内インテリアとして支障がないデザインを試行錯誤しながら、1人用のコンパクトサイズのお墓を完成させた。そして’15年に「たくぼ(宅墓)」の商標登録、デザインの意匠登録を取って販売をスタートした。販売開始当初の注文件数は月に1〜2基程度だったというが、それでも地道に販売を続けていたところ、地元メディアなどで取り上げられるようになった。すると、“こういうものが欲しかった!”と、全国から注文が殺到。今では月平均で40基の注文が入るという人気ぶりに。「宅墓を選ぶ方は、大きく分けて3つのパターンに分かれます。1つ目は生前に“終活”のために購入される方。自分たちのお墓として注文されます。ご夫婦の場合が多いですね」購入理由は、「後継ぎがいない」、「自分たちの死後、お墓の維持・管理で子どもに負担をかけたくない」などだという。「2つ目は、お墓参りに行くのが大変になり、先祖代々のお墓を閉じて、その一部を宅墓で残すという方です」厚生労働省の統計データによると、すでに墓や納骨堂に納めている遺骨をほかの墓などへ移す「改葬」の件数は、’09年に7万2,050件だったのが、’18年には11万5,384件に。“墓じまい”する人は年々増え続けていることがわかる。「3つ目は、家族が急に亡くなられて、ご遺族が遺骨をどうしようか悩んだ末に、新たに墓を建てるのではなく、宅墓を選択するというパターンです」お墓に対する価値観が多様化している今、弔い方も人それぞれ。墓参りはリビングで、そんな時代がくるかもしれない。「女性自身」2021年4月27日号 掲載
2021年04月30日従来の形にとらわれずに、自宅で故人と“暮らす”……。そんな新しい弔いの様式に注目が集まっている。そのトレンドを作ったのが、滋賀県にある老舗石材店「浦部石材工業」の浦部弘紀社長(50)が開発した”ブックサイズ”の小型のお墓「たくぼ(宅墓)」だ。「6〜7年ぐらい前、無縁墓が大きな社会問題になっていて、『墓じまい』をされる人も増えていました。当時、すでにバブルのころと比べて10分の1ぐらいしかお墓が売れない状況で、危機感を持っていました。それで石材店として何ができるかを苦悩するなか、考案したのが宅墓でした」浦部社長は、故人の遺骨や遺灰を身近に置いて供養する手元供養をヒントに、室内に置ける小さなお墓を思いついたという。開発段階では、室内インテリアとして支障がないデザインを試行錯誤しながら、1人用のコンパクトサイズのお墓を完成させた。そして’15年に「たくぼ(宅墓)」の商標登録、デザインの意匠登録を取って販売をスタートした。販売開始当初の注文件数は月に1〜2基程度だったというが、それでも地道に販売を続けていたところ、地元メディアなどで取り上げられるようになった。すると、“こういうものが欲しかった!”と、全国から注文が殺到。今では月平均で40基の注文が入るという人気ぶりに。浦部社長は、家族以外の人が購入するケースもあったと振り返る。「あるお店の常連さんが亡くなり、その方はほとんど身寄りがなかったそうです。それでお店のオーナーとほかの常連さんたちが、みんなで偲んであげようと、店内に置くことを決めて、購入されました」宅墓は1人用と夫婦で入れる2人用タイプで全4種類あり、使用される天然石の色は5色。価格は1人用が7万円。2人用は14万円。骨壺は別売りで1個1,000円だという(いずれも税込み)。新たな墓を購入する際、永代使用料(土地代)や墓石代など、一般的に150万〜300万円の費用がかかると言われているだけに、値段的にはかなり魅力的に思える。さらに宅墓は、墓地と違って場所を選ばないので、引っ越しする際でも、簡単に持ち運びができるというメリットもある。ちなみに、墓地埋葬法では、遺骨や遺灰を自宅の庭に埋葬することは禁じられているが、自宅など室内で保管したりすることは問題がないという。お墓の問題に詳しいシニア生活文化研究所・小谷みどりさんはこう語る。「これまで、家の中で故人を偲ぶ役割を担っていたのが仏壇でした。ところが、今はマンションで暮らす人たちも増え、仏間や和室がない間取りも当たり前の時代。今後、宅墓が仏壇の代わりになってくるかもしれません」仏壇と違って、宅墓には遺骨を納めることができる。別途、墓を必要としないのだ。「遺骨を家の中に置くことで、故人をより身近に感じることができ、見守ってくれているという気持ちは強くなるでしょう」だが、その一方で、こんな懸念もあるという。「たとえば、自宅に自分の親の宅墓を置いておくのはいいのですが、管理していた自分が亡くなった後はどうするのか。残された家族は、ずっと継承して管理するのか。家族のなかには納骨堂などに納めたいと言う人も出てくるかもしれません。将来を見据えて、家族内でどう管理していくかを事前に決めてから、選択すべきでしょう」「女性自身」2021年4月27日号 掲載
2021年04月30日親が元気なうちに早めに実家をたたむことにしたわが家。今回は仏壇とお墓についてです。亡くなった私の父はいわゆる“本家の長男”。代々守ってきたお墓と位牌、そして仏壇がありました。父亡きあとは母が管理を引き継いできたのですが、母が住まいを移すにあたって大きな仏壇をどうするか、お墓の管理をどうするかで悩みました。信仰心のない私は「いっそ仏壇はなくしてもいいのでは?」と安直に考えてしまったのですが、母にとって事はそう簡単ではありませんでした。仏壇は母にとって「あって当たり前のもの」。なくすなんて考えもしなかったようです。親戚も交えていろいろ話し合った末、仏壇は小さいサイズに買い替えて下の弟が引き継ぐことになり、それに伴ってお墓の管理も母から弟に譲られました。このあたりのやり取りは大変だったんですが(なぜかお墓の場所まで移動することになった・汗)、最終的に気持ちよく引き受けてくれた弟夫婦には本当に感謝の言葉しかありません。とはいえ、先々のことまでは不透明。少子化の進む現代、お墓の維持管理は頭の痛い問題なのだと、今回気付かされました。できれば自分のときは娘たちに負担をかけないような選択をしたいと、40代の今から思っています……。
2020年10月29日【連載】玉置妙憂の心に寄りそう人生相談TBS『グッとラック!』のレギュラーコメンテーターをはじめ、数々のメディアにも紹介され大反響を呼んでいる新書『死にゆく人の心に寄りそう〜医療と宗教の間のケア〜』(光文社)の著者・玉置妙憂さんが毎週、読者の悩みに寄りそい、言葉を贈ります。【今回の相談内容】東京で働いている息子が、“墓じまい”をしたいと言い出しました。私は先祖代々受け継いだお墓を毎月のように掃除しに行っているのですが、息子は「お墓参りなんてしょっちゅうできないし、お母さんが生きている間に処分しておいてよ」と言うんです。私も夫も、亡くなったら先祖代々続くお墓に当然のように入ると思っていたし、息子にもお墓を受け継いでいってほしいと思っていたのに…。あっさり「処分して」と言い出したことにショックを受けました(69歳・主婦・女性)【回答】「人は死んだらどうなるのかしら」という問いの正解は知る由もありませんが、人はそれぞれの心の中に、なんとなくイメージを持っているようです。そのイメージは「人によって違う」ものです。さて、あなた様がご子息に受け継いで欲しいと願っているものは、先祖代々続く大事な「お墓」ですか? だったら、昨今いろいろな代行業者がありますから、ご依頼なさってみるのもひとつの手でしょう。ご子息を煩わせるまでもなく、お墓の掃除、命日のお参りと細やかな管理をして「お墓」を守ってくれるそうですよ。それとも、あなた様がご子息に受け継いで欲しいと願っているものは、先祖を敬う「気持ち」ですか? 自分がこの世を去った後、時々は「母さん。俺、頑張ってるよ。そっちはどうだい?」なんて思い出してくれる。そういう「気持ち」ですか?もし、あなた様がご子息に引き継いで欲しいと願っているものが「お墓」ではなく「気持ち」なら、「墓じまい」云々にはこだわらなくてもよさそうですね。きっとご子息は、「人は死んだら、お墓にいる」というイメージを持っていらっしゃらないのですよ。どう思っていらっしゃるのかしら。もしかしたら、もっともっと亡くなった人を身近に感じることができる方なのかもしれませんね。日々の生活の中で花を見たとき、風を感じたとき、空を見上げたとき、そのつど「母さん、父さん」と心を寄せることができる子なのではないかしら。とても優しい子。そうであれば、「お墓」は必需品ではありません。ものごとはすべて移ろうものです。あなた様が毎月お参りをして大切に守ってきた墓も、時代が変わり、人が変われば、やはり、変わってゆきます。そこには「よい」も「わるい」もない。ただただ、流れてゆくのみです。ご子息のお気持ちに、任せてみたらいかがでしょうか。【プロフィール】玉置妙憂(たまおきみょうゆう)看護師・看護教員・ケアマネ−ジャー・僧侶。「一般社団法人大慈学苑」代表。著書『死にゆく人の心に寄りそう』(光文社新書)は8万部突破のベストセラー。NHK『クローズアップ現代+』、『あさイチ』に出演して大きな話題に。現在、TBS『グッとラック!』火曜のコメンテーターを務める。
2020年02月21日横溝正史による「金田一耕助シリーズ」の金字塔、『八つ墓村』が舞台化される。1971年に原作が刊行され、1977年に映画化されるやいなや、社会現象級の大ヒットを記録した超有名作。いよいよ2月16日(日)に東京・新橋演舞場にて開幕する。映画化もドラマ化も数多い同作の舞台化に挑むのは、日本演劇界が誇る老舗・劇団新派だ。これまで、同じく横溝の『犬神家の一族』や、江戸川乱歩の『黒蜥蜴』などの舞台化に成功している。今回は劇団の歴史を牽引してきた水谷八重子と波乃久里子が「小梅」と「小竹」を演じるほか、金田一耕助を喜多川緑郎が演じ、物語の鍵を握る青年・寺田辰弥役には、関西ジャニーズJr.の室龍太があたる。物語の発端は戦国時代。山中のはずれに住み着いていた8人の落ち武者が、報奨金に目がくらんだ村人のだまし討ちにあい、「末代まで祟ってやる」との言葉を残して死んでゆく。その後、だまし討ちの首謀者である男・田治見庄左衛門が発狂し、村人7人を手にかけて自殺した。その事件から400年が経過した現代。身寄りのない寺田辰弥は、自らが田治見の血縁であることを知らされる。導かれるままその村へ向かうと、跡取りとして歓待される辰弥。しかし、村では再び殺人事件が起こるのだった……。原作の魅力はそのままに、物語の世界観を印象づけた映画版の芥川也寸志による楽曲を挿入歌として使用。耽美でロマンチックな劇世界の中で、人間の激しい怨念とミステリアスな謎と青年の数奇な運命がうごめく。新橋演舞場にて3月3日(火)まで。文:小川志津子
2020年02月15日【今週の悩めるマダム】そろそろ人生の終わりが見えてきました。このまま父が入る家族のお墓に自分が入ることになれば、その後、子どもたちがお墓の管理をし続けなければなりません。そこで「墓じまい」をしたいと考えていますが、先祖を粗末にするとバチが当たるかもしれないと思ってしまい、どうすべきか悩んでいます。(大阪府在住・80代女性)僕ももうすぐ還暦になりますし、母がちょうど奥様と同世代ですから、他人事ではありません。最初に、僕自身の死についての考え方から少しお話をさせてください。僕にとってお墓とは“残された者たちのための祈りの場所”です。死んでいく人たちはこの世を去るのですから、彼らは墓に残るわけではなく、実際には残された家族の心に残るのです。愛した家族のそばにずっといたいからこそお墓を作り、そこに会いに行くというものだと幼いころから思ってきました。実は祖父が一族の骨を粉にして、骨の仏像を作ったのです。この骨仏は今も福岡の勝楽寺にあります。この話については拙著『白仏』に譲りますが……。その祖父の影響もあり、ぼくは幼いころから人間の魂について考えてきました。その中で僕なりの結論を得ています。「もしもの時があったら墓は作らないでほしい」と僕は息子に言い続けています。僕の骨は粉末になるくらい強い火力で焼いて、残ったものは海に撒いてくれと頼んでいます。僕が息子とよく2人で訪れる海があるのです。「海に散骨すれば、いつでもパパと会えるよ」と教えてきました。息子はよく理解してくれています。離婚の後、僕らは世界中の海を旅してきました。2人の年齢差は45歳、どんなに僕が頑張って生きても長く一緒にはいられないのは明白です。ですから、フランスで生きる彼が僕の魂にすぐにふれられる場所に埋葬されたいわけです。ハワイなど、国や地域によっては散骨業者を通して海に撒くことが法律で認められています。そのことは拙著『日付変更線』で詳しく書きました。さて、奥様の場合ですが、永代供養というのをご存じですか?お墓の継承者がいない方も多く、今のような時代は無縁仏も増えています。要は継承できる人が何代まで続くか分からないのが実情なのです。考えてもみてください。地球上には77億以上の人間がいます。全ての人間に墓を作り続けることは不可能でしょう。これが現実でもありますし、永代供養というのは寺院や霊園が継承者にかわって数世代の間(実際にはこれも難しいかもしれませんが、その寺や霊園により一定期間)、管理や供養をしてくれるお墓のことです。結婚しないで一人暮らしを選ぶ方も増えています。お子様のおられない方、いても管理を期待できない関係もあるでしょうし、子孫に迷惑をかけたくないと思う奥様のような方々、といろいろです。何がベストかは人それぞれだと思います。僕の知り合いに問い合わせたところ、永代供養にかかった費用は総額で30万円程度とのことでした。これがベストの選択かどうか、ご家族とよく話し合ってみてください。生きているうちから、人生の後始末を考えることは子孫への思いやりだと思います。そして、愛した死者を忘れないことが一番の先祖への供養になります。【JINSEIの格言】「パパは土の中に入りたくないんだよ。パパの性格をお前は知っているだろう?ずっと自由でいたい。だから法律に則って青い海に撒いてほしいんだ」。息子には、そう言い続けています。この連載では辻さんが恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日ごろの悩みにお答えします!お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-0811 東京都文京区音羽1-16-6「女性自身」編集部宛)にて絶賛募集中。※性別と年齢を明記のうえ、お送りください。以前の連載「ムスコ飯」はこちらで写真付きレシピを毎週火曜日に更新中!
2019年10月15日「昔は墓じまいを生前から考えていたら“縁起でもない!”と思われる風潮がありましたが、最近は検討する人が急増しています。人生の終わりを意識し始める60~70代の人が多いですが、なかには40~50代から考える人もいます」こう語るのは、終活カウンセラーの武藤頼胡さん。約3人に1人が65歳以上といわれている、超高齢社会の日本。連日取りざたされている老後の年金問題に加え、墓の整理についても避けては通れない問題だ。それは決して芸能人も例外ではなかった。9月13日に出演した『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で、司会の黒柳徹子(86)から“墓じまい”について尋ねられたミッツ・マングローブ(44)はこう答えている。「マツコさんと私が最近よく話しているんです。私は弟がいて、弟には子どもがいるんですが、いわゆる徳光家の墓っていうのをどこまで弟の子供たちに背負わせていいのかというのをちょっと考えることがあって……。マツコさんも一人っ子だったりするものですから、『自分たちがおしまいになったときにいろいろ片づけておく手はずはしておかなきゃね』なんて話をしているのが最近、面白くてしょうがなくて。そんな話ばかりしています」レギュラー番組を8本も抱える売れっ子のマツコ・デラックス(46)とともに、“墓活”に挑戦していることを明かしたミッツ。マツコをよく知るテレビ局関係者はこう語る。「マツコさんは一人息子で結婚をしていないので、老後の世話や自分が亡くなったあとに託せる人がいないことが悩みだそうです。雑誌のインタビューでは『家の中で孤独死して誰かに迷惑かけるぐらいなら、外で野垂れ死にしたほうがまし』と語っていましたが、お墓のことは常に気にかけているといいます」実際、マツコは4月24日放送の『マツコ&有吉かりそめ天国』(テレビ朝日系)でこう語っていた。「子どももいないし、散り散りになった家系の墓を整理して、永代供養できるところに、全部のお墓をまとめようと思っているの」しかし、マツコにとってこれは苦渋の決断でもあった――。「マツコさんは『母がいたから今がある』と語るなど、お母さんのことをとても尊敬していました。両親に対して自分の生き方を“申し訳ない”と思っていたそうなのですが、お母さんから励ましの手紙をもらったときは号泣したといいます。しかし3年前にお母さんは亡くなってしまい、お父さんも80代と高齢。そのため最近は親しい友人に、自分が亡くなったときに備えて『そろそろお母さんのお墓を整理しなくちゃいけないのかしら……』と漏らしていたそうです」(前出・テレビ局関係者)そんなマツコの支えとなっているのが、ミッツだったのだ。「2人は20年ほど前の無名だった時代から、親交を深めてきました。マツコさんは、雑誌のインタビューでミッツさんについて『いちばんの友人と言ってもいいくらいの存在』と語るほどの仲です。しょっちゅう連絡を取り合っているそうです」(マツコとミッツの共通の知人)“穏やかな終活”に必要なのは、気軽に相談できる親友の存在なのかもしれない――。
2019年10月11日少子高齢化によって急増する墓の整理問題だが、芸能人にとっても他人事ではない。タレントのミッツ・マングローブ(44)は、9月13日に出演した『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で墓じまいについてこう語っていた。「マツコさんと私が最近よく話しているんです。私は弟がいて、弟には子どもがいるんですが、いわゆる徳光家の墓っていうのをどこまで弟の子供たちに背負わせていいのかというのをちょっと考えることがあって……」徳光和夫(78)を伯父に持つミッツは、かねてから“前向きな終活”に励んでいた。「ミッツさんは、徳光家の家系図を全て頭に入れ、数年前に亡くなった祖父母の葬式では、自ら先頭に立って仕切っていたそうです。和夫さん一家とミッツさん一家のお墓は違うそうですが、独り身の長男ということもあって、お墓について両親ともよく話し合っていると聞いています。そんな“終活の先輩”であるミッツさんをマツコさんはとても頼りにしています。同じ悩みを持つもの同士、仲よく相談しているそうです」(徳光家の知人)入念な“終活準備”を重ねるマツコとミッツ。実際、霊園や寺院などで遺骨を管理する“永代供養”を選択する人が増えつつあるという。終活カウンセラーの武藤頼胡さんはこう語る。「マツコさんが計画しているように、お墓を一本化することも最近では多いです。全国に散り散りでは管理しきれませんし、一カ所にまとめて墓守がいなくてもお金を払えば全部やってくれる霊園もあります。ですので、継承者や守る人がいない場合に、永代供養を選択するのは理にかなっていると言えます。また、ここ数年で墓じまいのサービスを提供する企業が増えています。規模にもよりますが、平均費用は20万~30万円ほどです。3カ所ほど霊園を巡って、自分にあったサービスを選ぶことがおすすめです」ミッツやマツコのような“おひとりさま”ではない人々にも、墓じまいは無縁ではない。「昔は生まれた場所で代々暮らすことが多かったので、お墓の継承もスムーズでした。しかし今は田舎から都会に出てそのまま生涯を終える人が増えたので、『田舎の墓をどうしよう……』と悩む人も少なからずいます」(武藤さん)墓じまいで大切なことは、マツコやミッツのようにあらかじめ丁寧に準備することだという。「墓じまいをするか考えているうちに、母親が認知症になってしまい、意向を確認できなくなってしまう場合もあります。また、『甥や姪に墓の継承を頼みにくい……』という人もいると思いますが、『責任もって継ぎます!』と言う人がいるかもしれません。むしろ放置して死んでしまう、いきなり親族に連絡が行って負担を強いる可能性があります。必要なのは日ごろから話し合うことなのだと思います」(武藤さん)マツコさながらアラフィフでの“墓活”は、今後もはや珍しくなくなるかもしれない――。
2019年10月11日最近は、葬儀関連の費用が全体的に縮小傾向にありますが、それでも相当な額のお金が必要になるものです。特に「お墓購入」は費用負担が大きく、早めに下調べや準備を始めておきたいもの。「お墓の購入費用の相場は?」「購入するまで、どれくらいの時間がかかるものなの?」「お墓の相談は誰にすべき?」……など、たくさんの疑問があります。そこで、お墓購入の実態調査をもとに、お墓に関する様々な疑問にお答えします!■ お墓の購入費用で最も多かったのは100万円未満一般的に、お墓を購入するにあたって必要な費用は、お墓の土地代となる「永代使用料」と石材店で支払う「墓石費用」で、合わせると数百万円になります。monjiro / PIXTA(ピクスタ)ただし、土地や石のタイプによって、価格は大きく前後します。ライフエンディングの総合サイト「ライフドット」の「お墓購入の実態調査」によると、「実際にお墓の購入にかかった費用」では「100万円未満」と回答した方が25.0%ともっとも多い結果となりました。続いて「100万円以上~150万円未満」が23.1%、「150万円以上~200万円未満」が16.6%、「200万円以上~250万円未満」が17.5%。250万円以上になると少数派になりますが、300万円や400万円以上かけたという人も一定数いることが分かりました。お墓にかかる費用は相場が分かりにくく、場合によっては数百万円の差が出ることも。費用の分布を参考に、どれくらいのお金をかけるか、あらかじめ予算をしっかり考えておきましょう。monjiro / PIXTA(ピクスタ)■ お墓を建てるにあたって相談しておきたい人は誰?お墓は残された家族が管理をしたり、親から子へ受け継いでいくものというイメージがあります。個人で完結するものではないため、周囲に相談して決めるという人がほとんどのようです。「お墓の購入に関して誰に相談しましたか?」という質問には、「伴侶(夫or妻)」という回答が56.5%と1番多く集まりました。Rina / PIXTA(ピクスタ)次に多かったのが「父母」で50.0%、さらに、「兄弟・姉妹」(34.1%)、「親戚」(23.7%)、「子ども」(14.0%)の順になりました。「ネット(専門家、掲示板など)」という回答も11.7%あり、現代ならではの動きを感じます。【IWJ】Image Works Japan / PIXTA(ピクスタ)広くいろんな人に相談して進めていくと、情報収集もはかどりそうです。■ 「検討から購入までにかける時間」は長・短の2パターン!次は「検討から購入までにかかった期間」について見ていきましょう。一番多かった回答は、「3か月以上~6か月未満」で25.3%。また、「1か月以上~3か月未満」が21.8%、「1か月未満」が21.1%と、短期間で決定する人も多くみられました。一方で、半年や年単位で検討する人は、3割以上にもなります。manoimage / PIXTA(ピクスタ)どうやら、1か月程度の短期即決タイプか、半年から数年かける長期長考タイプの2パターンに別れるようです。■ お墓探し、我が家の場合は「費用の捻出で大慌て!」我が家では「お墓、どうする?」とふとした会話がきっかけで、4年前に墓地探しをスタート。いろいろな情報を集めるうちに、トータル300万円以上もかかる可能性が出てきて、調べれば調べるほど夫婦で大慌てになりました。freeangle / PIXTA(ピクスタ)子どもの教育費に住宅ローン、車の購入費用など家計に余裕のない中で、それまで考えもしなかった出費が湧いて出たため、焦ったものです。墓地の場所については、予算との兼ね合いはもちろんありましたが、「海が見る所がいい」「すぐに墓参りに行けるように近くがいい」など、いろいろな意見が出てなかなかまとまらず、暗礁に乗り上げた時期もありました。Masamitsu / PIXTA(ピクスタ)幸い、時間だけは十分にあったので、いろいろな人に相談しながらじっくり検討。約2年かけて、ようやくお墓が完成したのでした。Rina / PIXTA(ピクスタ)お墓を作るには、やはり早めの準備が大切だと思います。葬儀は突然のことでも手配が可能ですが、お墓は情報収集から土地の契約、墓石の注文、作成、設置と、完成までとても長い時間がかかります。「四十九日を過ぎても納骨する場所が決まらない」なんてことになると、気持ちも落ち着きません。また、一回限りで終わる葬儀と違い、お墓はその後もずっと残るものですし、お墓参りや管理で通う必要もあります。葬儀と一緒に慌ててお墓を決めると、後々、大変な思いをすることになる可能性も。時間をかけて後悔のないようにしっかり準備をしておきたいものですね。【参考】※お墓の費用 約5割が150万円以下で購入、購入前に知っておきたいのはお墓の管理法、「ライフドット」が「お墓購入」に関する実態調査を実施
2019年04月10日「急死した親が残した家具があまりにも多くて困りました。最終的に、業者に頼んだら遺品整理に100万円近くかかって。“使わないもの”は、もうちょっと断捨離しておいてほしかった」(35・主婦)「父が死んで、残された認知症の母は待ったなしで介護付き高齢者施設に入居しなければなりません。でも、父の財産をまったく把握していなかった。それですぐには資産計画が立たず、入居先の候補すら挙げられなくて」(45・会社員)夫や自分の死後、子どもたちを不幸にするような金銭的な負担、仕事も手に付かなくなるほどの苦労をかけたくないという人は多い。行政書士で葬祭カウンセラーの勝桂子さんも「50歳を過ぎれば死後の準備を始めるべき」と語る。「『終活なんてまだ早い、お金もかかるし面倒くさい』と思っている人もいるかもしれませんが、複雑に考えることはありません。できることから少しずつ始めましょう。それが誰にも迷惑をかけない“スマート老後”の第一歩となるのです」(勝さん)そこで事前にやるべきことを、勝さん、ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんに聞いた。■「死後準備」遠方の“墓参り”は将来、孫の負担にならないか「死後のトラブルを防ぐには遺言書を作成することが大切です。法改正により財産目録はワープロ文書で作ったものでも可能になるなど、今後も遺言の利便性は高まっていくと思われます」(風呂内さん)公証人の立ち会いのもと、公正証書遺言を作成する場合は。「費用は財産額が100万円以下で1人に遺すなら、1万6,000円で作成できます。これに財産価格などにより、手数料が加算されます」(勝さん・以下同)ペットがいれば“次の飼い主”についても遺言で触れておく。「事前に引き取ってもらいたい親類や知人に相談を。新たな飼い主を探してくれるペット信託を扱う保険や団体もあります。ペットが5年生存することを想定し、100万~200万円の費用が必要です」自分の死生観も伝えるべき重要事項。命に関わる医療の選択肢を迫られたとき、積極的な治療で延命を図るか、緩和ケアに切り替えて穏やかに死を迎えるか――。子どもに心理的負担をかけないためにも決めておきたい。また、葬式に関しては“自分の望む形”を作っておくこと。「葬儀に呼びたい人のリスト、形式や料理など、事前予約が無難。生前支払いが基本なので、契約状況を家族に知らせておくこと」死後、問題となるのは墓や仏壇。誰が引き継ぐかでもめたり、子や孫が引き継ぎたいのに、親が勝手に「墓じまい」をしてしまうなど、さまざまなトラブルがある。「家族でしっかり話し合うことが前提。そのうえで墓じまいをして納骨堂に安置するなら、時間をかけて菩提寺に『私の代で終わらせたい』という意思を伝えましょう」親の死の直後に、菩提寺に子が突然「檀家をやめます」と切り出すのは、感情的ないさかいになりがち。「寺の経営が厳しい今、墓じまいの際に50万円、100万円の“離壇料”を求められることは、決して珍しいことではありません」菩提寺との金銭トラブルを避けるためには、親が元気なうちに交渉しておいたほうがよい。「子どもや孫が遠方に住んでいるなど、寺がその事情をくみ取ってくれれば、離壇料など発生せず、墓石の撤去費用(20万~30万円)のみで済むケースが。良心的な寺であれば、仏壇や先祖の位牌も5,000円~3万円ほどで、御霊抜きやおたき上げをしてくれるでしょう」
2019年04月03日春のお彼岸。お墓参りに行く人も多いことだろう。だが、お墓が遠方でお参りに行けない人や、お墓の後継ぎがいないと悩んでいる人など、古いお墓を取り壊して「墓じまい」をしたいと考えている人が増えている。そんな墓じまいについて、経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれた――。墓じまいの件数は5年前から約3割増え、’17年度初めて10万件を超えました(’18年・厚生労働省)。ただ、墓じまいは高額な離壇料を請求されたなど、ひどいケースが注目されがちです。実際の費用は、どれくらいなのでしょうか。墓じまいは、墓地を更地に戻さねばなりません。そのため、古いお墓の撤去費用が必要です。お墓の広さ、立地条件などによりますが、平均20~30万円です。また、お墓を壊す前に執り行うのが閉眼供養。このとき、菩提寺に払うお布施などが、いわゆる離壇料です。3万~10万円だと良心的ですが、もっと高額な場合も。そして、取り出したお骨は、どこかに納めねばなりません。お墓参りがしやすいように、身近な場所に新しいお墓をたてる方もいるでしょう。一般的な石墓だと、200万円ほどかかるようですが、納骨堂のような室内墓だともう少しお手ごろ価格です。また、墓守がいらない永代供養墓を選ぶ方も多いです。たとえば、ほかの方のお骨と一緒に埋葬する合祀墓だと10万円くらいから。樹木葬なども人気があります。こうした墓じまいの手続きは、今埋葬されている菩提寺などの「埋葬証明書」と、新しくお骨を納める霊園などの「受入許可証」を持って、古いお墓のある自治体に「改葬許可申請」を行います。菩提寺ともめると、埋葬証明書を出してもらえず、最悪、墓じまいできない事態にも陥ります。ですから、菩提寺ともめず円満な墓じまいを心がけましょう。菩提寺と日ごろからのコミュニケーションをよくとること。また、墓じまいは早めに事情を話し、相談することが大切だと思います。また、墓じまいのトラブルは、親族間でも起こります。昨年、「無断で墓じまいされた」と、親族を相手に、530万円の損害賠償を求める裁判がありました。墓じまいは家族だけで決めず、親戚などともよく話し合って進めてください。最近では、墓じまいの代行サービスもたくさん出てきました。たとえば、「イオンのお葬式」を展開するイオンライフでは、手続き代行なども含めて、19万8,000円からで請け負ってくれます。さらには、「スマ墓」というスマホアプリも登場しました。故人を思い出す場所をスマホで設定し、そこを訪れると故人の写真やメッセージなどが流れて、故人をしのぶというものです。お骨は、スマ墓アプリを運営する良心石材という会社が、月500円で15年間預かってくれます。新たにお墓をたてる場合などはお骨を送ってくれ、そのままの場合は15年後に合祀墓に埋葬します。弔いの形にも変化があり驚いてしまいますが、お彼岸に、親戚とも話してみてはいかがでしょう。
2019年03月22日お金の問題など、長く生きていれば必ず何かしら想定外のトラブルに巻き込まれるもの。そんなときに頼りになるのは友人の“同情”ではなく、プロの的確なアドバイスだ。「アメリカでは、各家庭のマネープランについて、お金のプロであるファイナンシャルプランナー(FP)に相談することが一般的と聞きます。目先の費用はかかりますが、トータルで見ると得をするためでしょう」そう語るのは、行政書士やFPなど、587もの資格を持つ“資格マスター”の鈴木秀明さん。確かに、人生には家を買う、遺言を残すなど、プロのテクニックや情報力に頼るべきポイントがある。そんなとき、誰に相談して、費用がいくらかかるのか――。こうした疑問に、「レイ法律事務所」松下真由美さん、「東京法務司法書士事務所」岡部美里さん、「こちらOK行政書士事務所」勝桂子さん、ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんら“その道のプロ”が答えを教えてくれた。■子どもが自転車で老人にけがスマホ片手にイヤホンをして自転車に乗っていた子どもが、老人にぶつかって大けがをさせたり、夫が通勤電車で痴漢容疑をかけられ、突然「ご家族が逮捕されました」と警察から連絡があったら、どう対処すればよいのか……。「まずは弁護士に連絡すべきです。逮捕された場合、身柄は最大72時間拘束され、逃亡や再犯の恐れがあれば、さらに20日間、延長されます。仮に学校や会社を何日も休むことになると、勤務先に逮捕の事実が伝わり、冤罪であってもマイナス評価につながります。速やかな釈放が必須です」(松下さん)■退職金の使い道や年金受給退職金を資産運用に充てるべきか、住宅ローンの残金を一括返済すべきか、はたまた年金を受給するタイミングをいつにすればいいのかなど、リタイア後の資金計画はFPが相談に乗ってくれる。とくに公的老齢年金は、受給開始時期が大きなポイント。65歳から1カ月早めるごとに0.5%ずつ減額、60歳から受給を受けると年金額が約30%も減ってしまうので慎重な判断が必要だ。「60歳で退職しても、65歳まで再雇用されれば一定の収入が得られます。月収が減額されても、雇用保険に入っていれば減額分の一部が補填される公的制度もあります。こうした状況をトータルで見て、公的年金や、個人で行っている確定拠出年金などのベストの受給開始年齢を算出して、年金ライフのプランニングを」(風呂内さん)■遺言作成・成年後見人の準備遺言は、公証役場で公証人のアドバイスを受けながら、法的に問題のない形式で残すことができる。しかし、なかには事務的に進められ、自分の思いとはかけ離れた遺言になってしまう場合もある。「後悔しないためにも、行政書士や司法書士、弁護士に遺言作成(10万円前後〜)を依頼するのも、1つの方法です」(勝さん)認知症などによって財産の適切な管理ができなくなった場合、お金の管理、介護状況や介護施設の選定などを請け負う成年後見人に任せる人も多い。「こちらは弁護士やリーガルサポート(成年後見センター)所属の司法書士だと相談しやすいでしょう。地域包括支援センターに相談すると紹介してくれると思います。成年後見人の費用は月1〜5万円です」(岡部さん)■遺産相続遺産相続の最大の山場は、遺産分割協議書に、当事者全員が署名押印をすること。通常、依頼先は司法書士や弁護士だ。「ごく一般的な家庭では30万円ほどが相場でしょう。親族間に争いがあったり、連絡がつかないほど疎遠になっていたり、感情的なもつれがあって相続放棄するなど複雑なケースは、基本料金に、財産が500万円以上の場合はその1%を加算していくと費用設定していることも。トラブルがないよう、費用の確認は忘れずに」(岡部さん)■墓じまい遠方にある親の墓を閉じて、近所の墓地や納骨堂に合祀したいというニーズは高い。改葬手続きは、墓のある役所と移転先の役所に書類を提出するだけなので、個人でも可能だし、行政書士には1万円〜で依頼できるという。問題は、菩提寺から「今後30年間の法要料を払わないと、お墓の移動は認めない」と、多額の“離檀料”を請求され、それを支払ってしまうケースもあること。「お寺との交渉が必要になった場合、改葬手続きに慣れている行政書士に頼むとスムーズ。トラブル内容によりますが、費用の上限は15万円ほどでしょう」(勝さん)弁護士は「法テラス」「日弁連」、司法書士は「日本司法書士会連合会」、行政書士は「日本行政書士会連合会」、FPは「日本FP協会」の公式HPなどから全国支部や相談窓口を探すことができる。誰もが遭遇する、人生の岐路。プロの知恵で乗り越えよう。
2018年11月07日大規模な霊園から、住宅地のなかにひっそりと佇む小さな墓所まで、お墓の種類はさまざまです。お墓の近くの物件を紹介されたりしたら、どうしますか?「大切な人を供養するところ」、「特になんとも思わない」、一方で「なんだか怖い…」などイメージがあると思います。今回は、墓地近隣物件の相場や立地状況を把握することで、お墓の近くに住むメリットをご紹介します。■ 近隣相場より若干安く価格設定する場合があるmonjiro / PIXTA(ピクスタ)賃貸・売買にかかわらず物件探しをしていると、その隣やすぐ目の前にお墓がある建物や土地を紹介されることがあります。そんなとき、その物件を見学に行きますか?お墓がどうしてもイヤ、という人は仕方ありませんが、もしそうでないならぜひ見学することをオススメします。賃貸物件はもちろん特に売買物件は、隣地がお墓だったり視界にお墓が入ったりする物件であれば、その価格を近隣相場より若干安く設定する場合があるのです。立地や利便性がとてもよく、価格が割安になるのであれば検討してみる価値があるかもしれません。■ お墓の近くに住むのは本当は怖くない?PHOTO NAOKI / PIXTA(ピクスタ)お墓と聞くとネガティブなイメージばかりが先行してしまいますが、一度、先入観を捨ててお墓とは何かを考えてみてください。お墓は亡くなられた方を埋葬し供養する場所であるとともに、残された人の「心のよりどころ」となる場所でもあります。亡くなった方のご家族・ご子孫の方からみれば、お墓はこれまでの感謝や現在の報告をしに行く尊い場所であり、決して怖い場所などではないのです。■ 屋敷墓って何?irohana / PIXTA(ピクスタ)たくさんのお墓が立ち並ぶ墓地や霊園ではなく、住宅地の中で墓石が一基や二基ほどの小規模なお墓を見かけることがありませんか?住宅地の中には、このような小規模なお墓が多いエリアと少ないエリアがあります。お墓が少ないエリアは、そのほとんどが区画整理や宅地開発によって新たに生まれた住宅地です。逆にお墓が多いエリアとは、古くから人が住み、敷地が広い家が多くみられる地域で、その広い敷地のなかや付近の田畑、山林に亡くなった方を埋葬し、そこを墓地とする「屋敷墓(屋敷墓地)」といわれるお墓が数多く残る地域です。ABC / PIXTA(ピクスタ)屋敷墓の周辺やその屋敷自体がさまざまな事情で宅地開発されると、住宅地のなかにポツンとお墓が残ることになるのです。首都圏でも郊外ではこのような場所はたくさんあり、このようなお墓の隣接地が売りに出たり、賃貸アパートなどが建てられるケースも数多くあります。■ お墓の近くに住むメリットHAKU / PIXTA(ピクスタ)お墓が隣接していることで得られる大きなメリットは、その場所に建物が建たないことです。建物が建たないということはそのスペース分の日当たり、眺望、通風が保たれることを意味しています。例えば、宅地を選ぶときに人気が高いのは日当たりが良い「南道路に面した土地」ですが、当然、北道路に面した土地よりもその価格は高くなります。しかし、たとえ北道路に面した土地であっても、その南側がお墓なら日当たりが十分に確保できるので、日当たりだけのために高額な南道路に面した土地を購入しなくて済むのです。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)実際の不動産マーケットでも、お墓が隣接している土地で日当たりが良く、さらに市場相場よりもその価格が安めに設定されている物件は、売り手側が想定しているよりも早く売却が決まる場合が多いのです。ネガティブなイメージをもってしまうお墓の近くの物件ですが、見方を少し変えれば、魅力的な住まいを安価で手に入れることができるケースもあるのです。
2018年06月23日2018年4月5日、日本アニメーション界の巨匠・高畑勲監督が亡くなったと報道された。享年82。『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』『かぐや姫の物語』などを手掛け、スタジオ・ジブリで宮崎駿監督と共に走ってきた盟友だった。1935年10月29日に生まれ、82歳でこの世を去った高畑監督。スタジオ・ジブリ設立に携わった人物であり、『柳川堀割物語』『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』『ホーホケキョ となりの山田くん』『かぐや姫の物語』を手掛けてきた。ジブリ設立前は「ルパン三世」や、「パンダコパンダ」「アルプスの少女ハイジ」「未来少年コナン」「赤毛のアン」『じゃりン子チエ』などがある。最後の作品となった『かぐや姫の物語』は製作期間8年、総製作費は50億円を投じて描き、自身でも「ずいぶんお金も時間もかかってしまった」と話し「日本のアニメーションにとって、新しい一歩を進める作品になったような気がします。大変満足を覚えていますし、苦楽を共にしたスタッフにこれほどありがたい気持ちで満たされたことはない」と語っていた。第68回毎日映画コンクールアニメーション映画賞を始め東京アニメアワードでは特別賞「アニメドール」を受賞。さらに、ロサンゼルス映画批評家協会(LAFCA)賞で「長編アニメーション賞」に輝き、2015年の第87回アカデミー賞でも「長編アニメーション」にノミネートされるなど海外からの評価も高かった。宮崎監督や鈴木敏夫プロデューサーからは「パクさん」の愛称で親しまれていた高畑監督。突然の訃報に“高畑ワールド”を愛するファンから悲しみの声がSNS上に溢れている。(text:cinemacafe.net)
2018年04月06日みなさんは、自分のお墓のことを今から考えていますか?女性は結婚したら嫁いだ先のお墓に入るもの、という考え方が一般的だと思います。でも、夫と同じお墓には入りたくない、夫の親や先祖と一緒のお墓には入りたくない、という人も少なくありません。女性のためのコミュニティサイト『ガールズちゃんねる』にも、「【お墓問題】あなたは旦那のお墓に入れますか?」というトピックスが立ち、話題になっています。●夫と一緒はよくても義両親と一緒はイヤ、という女性が多数!トピ主さんは、絶対に旦那さんのお墓には入りたくないとのこと。なぜなら、義両親と死んでからも一緒なんて想像するだけでもゾッとするから、だといいます。そんなトピ主さんは既婚女性たちに向けて、「皆さんは旦那のお墓に入る覚悟ですか?」と問いかけています。この問いかけに対し、『義父母と一緒の墓かぁ…ちょっと…いや…結構嫌かも』『入る気ありません』『できれば実家の墓に入りたい。けど、無理ならそこら辺に散骨してもらいたい』『夫婦のお墓を買いたいと思っています』『長男だけど、義実家と縁切ってるので、新しくお墓を作るつもりです。それが可能なら旦那と入る。縁切ってても義実家墓なら入らない。死別離婚する』『旦那と同じお墓ならいい。でも義父母と同じお墓なら嫌だ』『絶対嫌。死んでまで同じ墓の中で嫌味言われるなんてまっぴらごめん。嫌すぎて既に遺言書いてある』『同居してるのに墓まで義両親、旦那と一緒は勘弁。死んだあとはゆっくりしたい。だから骨は捨ててくれてかまわない』など、「入りたくない」という意見が多数あがっていました。やはりみなさん、旦那さんと一緒はよくても義両親と一緒は嫌、ということのようです。その一方で、『気持ちは嫌だけど、死んで義両親と一緒に過ごす訳じゃないから、どっちでもいい』『実際死んだらわからなくない?』『自分が死んだ後なんてなんだっていい』など、死んでしまったら自分がどのお墓に入ろうとわからないからどうでもいい、というクールな意見も見られました。感情論では語らないあたりが大人ですね……。●義実家のお墓に入りたくない人はどうすればいい?義実家のお墓に入りたくないという女性のほうが圧倒的に多いのは事実。義実家のお墓に入りたくない場合は、夫婦で話し合って自分たちのお墓を新たに建ててしまうのがいいようです。ただその場合、先祖代々のお墓と自分たちのお墓、2つを子どもが承継して行かなければならなくなるでしょう。ちょっと面倒ですね。また、一定の条件を満たせば姓が違っても実家のお墓に入ることもできるそう。自分だけの個人墓をつくる、という人もいるといいます。でも、これだと「夫とは一緒のお墓に入りたい」という人には寂しいですよね……。いずれにしても、夫婦でよく話し合うことが大切。お墓のことを考えるのはまだまだ先と思っていても、いつそのときが来るかわかりません。「絶対に義実家のお墓には入りたくない!」と思う人は、早めに対策を考えておきましょう。●文/パピマミ編集部●モデル/坂井由有紀(央将くん)
2017年08月26日いつかは考えなくてはいけないけれど、つい後回しにしてしまうのがお墓問題。両親のお墓は故郷にあったほうがいいのか、自分たちが墓参りしやすいように家の近所がいいのか。悩みは尽きません。いざというときにあわてないよう、実際にママたちが経験したトラブルをもとに、考えてみませんか?■お墓はどこに建てるべきか?「昨年、亡くなった義父は隣県の出身なのですが、生家にはすでにだれも住んでいないし、その近くに親戚もほとんどいない状態。そこにお墓を作っても私たちは墓参りに行きにくいため、夫と相談して現在の家の近くに建てることにしたんです。でも、義母は『故郷に返してあげて』と言い出して、もめることに。義母も私たちの近くに住んでいるのだから、お墓が近いほうがいいと思うのですが…」(44歳・Sさん)義父は退職後も趣味の店を開くなど、元気に暮らしていたそうですが、がんが発覚してから間もなく逝去。まさかこんなに早く亡くなるとは思わず、お墓のことなど話したことはなかったといいます。隣県とはいえ、Sさんの夫はそこで暮らしたことがないので、「故郷」という実感はほとんどありません。しかし、義母は「死んだら故郷に帰るもの」という考えを持っていて、話し合いは平行線。仕事の都合もあるし、隣県だと墓参りに連れて行けないと義母を説得し、現在の家の近くに墓を建てたのだとか。問題は解決したものの、Sさんは良好だった義母との関係が悪化。「同居していないと年に数回しか会わないし、お墓の話なんかする機会もないけど、だからこそちゃんと話しておけばよかった」と感じているそうです。■お墓の管理費はどのくらい? 誰が負担する?「うちの父はまだ現役で働いています。それでも、孫ができてからは自分が死んだときのことを考えるようになり、『先祖代々の墓に入れてくれればいいから』が口癖に。お墓があるのはいいけれど、お寺の場合は年間10万円くらいかかるという話も聞くし、一生払い続けていく自信がありません」(32歳・Hさん)このお墓にはすでにHさんのお母さんが眠っていることもあり、同じ場所へと考えているとのこと。現在はお父さんが墓を管理しているので、実際にかかる費用は聞いていないそうです。お墓は場所を借りて建てていることが多いため、管理費などがかかるものです。公営墓地なら年間1万程度の場合もありますが、寺院は価格がバラバラなので、事前に確認しておきましょう。その金額が生活を圧迫するほどなら永代供養も考えたいところですが、墓じまいをするにも墓石の撤去などでお金がかかります。この費用をだれが負担するのか、家族で話し合いうといいですね。このとき、片方の親が存命中はもめることが考えられます。「お金がない」というだけでは感情的になりやすいので、子どもの進学費用や結婚資金などを理由に、あくまで「相談」という形をとるといいかもしれません。■自分たちのお墓はどうする?「私たち夫婦は地元が同じですが、故郷とは遠いところに家を買い、ここで一生暮らす予定です。両親はそれぞれ先祖代々の墓に入るだろうけど、自分たちもそこに入れば、いずれ子どもたちに負担をかけてしまいます。新たに墓を買うべきか、悩むところです」(59歳女性・Tさん)まだまだ先のこととはいえ、老後のことを考えるようになったTさん。どの墓に入るにしてもお金が必要になるので、積立貯金を始めたそうです。また、子どもたちの気持ちも大事だと考え、お墓について話し合う機会を作ったところ、「母さんの好きなようにして」と言われたそう。ただし、まだ独身だからそう言えるのかもしれないので、子どもが結婚したときには改めて話し合おうと考えているといいます。「お墓の話なんて縁起でもない!」と言われてしまいそうですが、実際にはとても大事なこと。親が病気になってしまえば聞きづらいこともあるため、元気なうちに話し合いをしたほうがいいでしょう。親世代は先祖代々の墓に入ることが当たり前と思っている人が多く、それとは違う提案には納得しないかもしれません。しかし、形式が変わっても大事なことは故人を弔う気持ちではないでしょうか。親を大切に思うからこそ、しっかり考えていきたいと意志表示することを忘れずに。また、すぐに結論が出る問題ではないので、時間をかけて話し合っていきましょう。
2017年06月03日東京・銀座にあるシャネル・ネクサス・ホールで、6月22日から7月23日まで写真展「東京墓情 荒木経惟×ギメ東洋美術館」を開催する。日本を代表する写真家として第一線で活躍する荒木経惟。妖艶な魅力を放つ花々や緊縛ヌード、愛してやまない東京の街、亡き妻を思い見上げ続けた空景、苦楽をともにした飼い猫チロといった、様々な対象を被写体に独自の死生観を鮮烈に描き出し、海外でも熱狂的な支持を集めている。同展では、2016年にパリにあるフランス国立ギメ東洋美術館で開催した大規模個展「ARAKI」において、荒木の50年間の作家活動を振り返るレトロスぺクティブとともに発表した撮り下ろしの新作「東京墓情」を日本で初公開する。同美術館所蔵の写真コレクションより、荒木がセレクトした幕末・明治期の写真作品も併せて出展。加えて、同展のために撮り下ろした新作も発表し、大病を経験した荒木が抱く、濃密な“死”への意識が垣間見れる写真展となっている。【イベント情報】「東京墓情 荒木経惟×ギメ東洋美術館」会期:6月22日~7月23日会場:シャネル・ネクサス・ホール住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4階時間:12:00~20:00入場無料会期中無休
2017年05月23日シャネル(CHANEL)は、「東京墓情 荒木経惟×ギメ東洋美術館」展をシャネル銀座ビルディング内シャネル・ネクサス・ホールにて開催する。期間は、2017年6月22日(木)から7月23日(日)まで。2017年度第3弾プログラムとなった今回は、世界で活躍する日本人写真家・荒木経惟の写真展を開催。東洋美術専門の美術館としてヨーロッパ最大規模を誇る、フランス国立ギメ東洋美術館にて行われた、大規模個展「ARAKI」にて発表された、新作「東京墓情」を日本初公開する。「東京墓情」は、大規模個展「ARAKI」の中で撮り下ろしの新作として発表されたシリーズ。大病を経験し、そこから得た濃密な“死”への意識。その葛藤を抱きながらも自身の写真家人生を振り返った本作は、今の荒木経惟そのものを映し出す。また、「東京墓情」に加え、荒木がギメ東洋美術館所蔵の写真コレクションよりセレクトした、幕末・明治期の写真作品を併せて紹介。妖艶な魅力を放つ花々や緊縛ヌード、東京の街、亡き妻を思い見上げつづけた空景、苦楽をともにしてきた飼い猫チロなど、さまざまな対象を被写体に、独自の死生観を鮮烈に描き出してきた、写真家ならではの世界観が楽しめるはずだ。【イベント詳細】東京墓情 荒木経惟×ギメ東洋美術館開催期間:2017年6月22日(木)~7月23日(日)時間:12:00~20:00 ※入場無料・無休会場:シャネル・ネクサス・ホール住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F
2017年05月05日