国際政治学者の三浦瑠麗氏(41)が、31日の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演し、天皇と上皇の国葬である「大喪(たいそう)の礼」を「たいもの礼」と言い間違えたことにより、ネットで集中砲火を浴びている。「三浦氏といえば、『徴兵制が再び必要』などの発言で有名な保守の論客です。自民党政権下で重宝され、保守層から支持されてきました。これまでも政権を擁護する発言が多かったため、リベラルからは敬遠されてきた近年を代表する保守派インテリの1人でしょう」(全国紙政治部記者)同番組ではこの日、銃撃を受けて命を落とした安倍晋三元首相(享年67)の国葬を巡って賛否が分かれている問題を取り上げた。三浦は「吉田茂がどれほど憎まれていたことか」と、戦後唯一の国葬を行った吉田茂元首相を引き合いに出し、「反対の意見が出ることは健全というか、反対意見が出ない総理大臣なんかいないですよ」と持論を展開。その直後、こう発言したのだ。「日本で少し私が憂慮するのは、天皇陛下の国葬は当然だと、これはもう“たいもの礼”だと。天皇陛下という方は国民のために祈っていただいている、本当にプライバシーを自己犠牲している。だから権威は認めるけど、民主主義で選んだ総理大臣に対して、毀誉褒貶もあろうだけれども、政治はダメってのは民主的にはおかしいと思っているんです」前出の記者は言う。「言い換えると『天皇陛下の国葬は行われるのに、安倍元総理の国葬はいけないというのはおかしい』ということでしょう。こうした波紋を呼びかねないコメントをしていながら、肝心の大喪の礼を言い間違えてしまったのはもったいないですね」この言い間違いにネットが大きく反応した。1日の午前中にはツイッターでトレンド入りするほどに。《これらは、「国際政治学者」を名乗る三浦瑠麗さんの研究分野ではないと?》《政治学者ではなくて単なる政治評論家でしょう。「大喪の礼」を「たいものれい」と言うあたりは、島田紳助なら「君、ほんまに東大出でてるんか」と言うだろうな》《難解な言葉やカタカナ英語を多用して「知的に見せることだけが生命線」の自称政治学者が素人以下だった》《三浦瑠麗さんは「女性国際政治学者役を演じるテレビ俳優さん」だと私は考えています》《大喪の礼を引っ張り出して天皇の崩御とただの元首相経験者の死を同じ土俵同レベルでドヤ顔で語り出してる三浦瑠麗。これが国際政治学者????》もちろん、言い間違いは誰にでも起こりえること。保守派の視聴者もリベラルな視聴者も唸らせる、三浦氏の今後の切れ味鋭い発言を期待したい。
2022年08月02日佐賀県嬉野温泉の老舗旅館・和多屋別荘(代表取締役:小原 嘉元、以下「和多屋別荘」)は、ハウスエージェンシーであり、プロモーション事業・地域創生事業等を手掛ける、株式会社イノベーションパートナーズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:本田 晋一郎、以下「IP社」)と共に、2022年3月よりアーティストへ温泉旅館内の客室をアトリエとして貸し出し、創作活動の支援を行うアーティスト・イン・レジデンス事業(以下「AIR事業」)を開始いたしました。第1号アーティストであるナオキ・シシド(IP社所属コンテンツクリエイター)による、初の個展「浸蝕-shinshoku-」を、2022年7月1日(金)〜8月31日(水)まで和多屋別荘 POP UP STOREにて開催いたします。これまで和多屋別荘で創作してきた34点に加え、今回の個展のタイトルでもある「浸蝕」をテーマにした作品を初披露し、一部作品の販売もいたします。和多屋別荘では昨年11月より、「Reborn Wataya Project」と題して、お茶と読書を愉しむための書店「BOOKS&TEA 三服(さんぷく)」をはじめとする7つの施設のオープンを皮切りに、「旅館=泊まる場所」の垣根を超え、「地元のお客さまにも足を運んでいただける場所」を目指し、館内施設のリニューアルや拡充に取り組んでまいりました。この度、和多屋別荘を起点に嬉野の街をアートの力で活気づけることを目的とした「美術館構想」が当Projectの一環として、始動いたします。和多屋別荘ではこれまでも2万坪の敷地を一つの美術館として、ランタンや書、人間国宝の有田焼作品など様々なアートを展示してまいりましたが、今後はAIR事業を通して、敷地内で創作される作品を、現在は使用されていない宴会場やプール、テニスコートなどを活用し、その空間をアートで蘇らせ、現代アートの美術館として生まれ変わります。今回の作品展示にあわせて開催期間中にはナオキ・シシドによるライブパフォーマンスも予定しております。ぜひともお気軽にお立ち寄りください。■概要企画名 :ナオキ・シシド個展「浸蝕-shinshoku-」日 程 :2022年7月1日(金)~8月31日(水)場 所 :和多屋別荘 POP UP STORE(フロント前)入 場 料:無料 ※期間中は宿泊客以外の方もご自由に作品をご覧いただけます。内 容 :アート作品の展示・販売、作者によるライブパフォーマンスなど。作者が手掛けた雑誌「音楽現代」表紙の原画も展示いたします。一部を除き、作品もご購入いただけます。※ナオキ・シシドのライブパフォーマンスに関する詳細は近日Instagramにて発表いたします。公式インスタグラム: 和多屋別荘POP UP STOREページ: ■出展アーティスト「ナオキ・シシド」Profile1996年生まれの神奈川県川崎市出身。趣味で描いてきた絵を和多屋別荘の代表である小原が気に入り、屏風への作画依頼をきっかけに、本格的な創作活動を開始。自然に恵まれた温泉旅館という環境にインスピレーションを受けながら、これまで約650日もの間、館内で毎日絵を描き続けている。作品の特徴は、生物や機械のモチーフを多用した精緻な異世界描写や感情表現。1本のペンから描き出される世界への独特の解釈を含んだ作品たちは、目にした人々の心を捉えて離さない、不思議な魅力を持つ。【株式会社和多屋別荘 会社概要】代表取締役:小原 嘉元会社設立:1950年11月3日事業内容:旅館業、飲食事業、リーシング事業所在地:〒843-0301 佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙 738公式サイト: 【株式会社イノベーションパートナーズ 会社概要】代表取締役社長: 本田 晋一郎会社設立: 2018年12月5日事業内容: Webプロモーション事業、地域創生事業所在地:・本社グローバルヘッドオフィス 〒106-0047 東京都港区南麻布1-6-30・嬉野温泉アジアヘッドオフィス 〒843-0301 佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙738 和多屋別荘内・ARITAクリエーターハウス 〒844-0024 佐賀県西松浦郡有田町赤坂丙2351番地169アリタセラ内・多久インキュベーションセンター 〒846-0002 佐賀県多久市北多久町大字小侍4644-1 TAQUA内公式サイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月02日新しい展示室やカフェなどをたずさえ、先日リニューアルオープンした泉屋博古館東京。リニューアルオープン記念の第二弾として、5月21日(土)より『光陰礼讃―モネからはじまる住友洋画コレクション』が開催されている。住友コレクションの一角を絞める近代洋画を楽しめる展覧会だ。7月31日(日)までの開催。泉屋博古館が所蔵する「住友コレクション」は、住友家第15代当主である住友吉左衞門友純(号:春翠)が明治時代中頃から大正時代にかけて収集した美術品を中心としている。日本美術や青銅器のコレクションで知られている住友コレクションであるが、近代洋画のコレクションも充実している。この近代洋画コレクションは、春翠が明治30年(1897)に訪れたパリでモネの油彩画2点を入手してからスタートしたもの。春翠は印象派絵画とあわせて古典派の作品も収集。同時代の印象派と古典派の作品がともに揃った特徴的な構成になっている。かつて住友コレクションが飾られていた住友家の須磨別邸の模型(戦災によりコレクションの一部とともに焼失)同展では、光のあり方を追求した印象派と陰影表現を追求した古典派の作品の「光陰」を主軸に日本近代洋画もあわせて紹介していく。展覧会は5部構成。第1章「光と影の時代─印象派と古典派」は、住友春翠がパリで最初に購入したモネの作品《サン=シメオン農場の道》、《モンソー公園》のほか、19世紀のフランスで、アカデミズムの中心的存在だった古典派の作品を紹介する。左:クロード・モネ《サン=シメオン農場の道》1864年、右:クロード・モネ《モンソー公園》1876年 いずれも泉屋博古館蔵ジャン=ポール・ローランスは、画家の鹿子木孟郎がフランス留学時に師事していた、フランス・アカデミズムの中心的な画家の一人。鹿子木は、留学のバックアップをしてもらった見返りとして住友コレクションの構築に尽力していた。左:ジャン=ポール・ローランス《マルソー将軍の遺体の前のオーストリアの参謀たち》 1877年 右:ジャン=ポール・ローランス《年代記》1906年 いずれも泉屋博古館蔵第2章「関西美術院と太平洋画会の画家たち」は、当時のフランスやヨーロッパで、印象派や古典派を学んだ画家たちを取り上げる。フランス古典派の写実表現を探求していた前述の鹿子木や、パリのクリッシー油絵研究所で学んだ仙波均平らを取り上げる。同じフランスであっても、学び取るものは個人により大きく異なっていたことが作品から伺える。鹿子木孟郎《ノルマンディーの浜》1907 泉屋博古館蔵仙波均平《静物》1910年泉屋博古館蔵渡辺與平は新聞や雑誌で竹久夢二と人気を二分した画家。明治末に日本に紹介されはじめた点描表現を取り入れている。渡辺與平《ネルのきもの》1910年泉屋博古館蔵第3章「東京美術学校派と官展の画家」では、黒田清輝がフランスで学んだ外交表現を駆使した画家たちを取り上げる。和田英作や藤島武二、岡田三郎助らの作品は、当時一世を風靡した。展示風景より齋藤豊作は、東京美術学校を卒業後パリに留学し、アンリ・マルタンなどに影響を受けて独自の点描表現を切り開いた画家。独特の色彩感覚に目を奪われる。左:齋藤豊作《秋の色》1912年右:藤島武二《大王崎》1932年いずれも泉屋博古館蔵続く第4章「岸田劉生とその周辺」では、岸田劉生を中心に、第5章「20世紀のパリと日本」では、20世紀初頭のフランス絵画に惹かれた日本の洋画家たちの作品と、ピカソ、ルソー、シャガールなどがあわせて紹介される。1917年に神奈川県藤沢市の鵠沼に移り住んだ岸田劉生は、のどかな風景や子どもたち、そして血色が良くなった自分の顔などを独自の画風で描いていた。左 岸田劉生《二人麗子図(童女飾髪図)》1922年右 岸田劉生《自画像》1921年 いずれも泉屋博古館蔵岸田劉生《晩秋の霽日》1917年 泉屋博古館蔵そして、5章で構成された展覧会と合わせて展示されているのが特集展示「住友建築と洋画―羊羹にはよく似合う」だ。住友コレクションが飾られていた、兵庫県の須磨別邸の外観模型や、戦災をくぐり抜けて現在まで残った絵画作品が展示されている。左:田村直一郎《朝陽荒川上流図》1905年右:川久保正名《海岸燈台之図》1902年いずれも泉屋博古館蔵美術史に名前を残す画家から、あまり記録が残されていなかった画家まで、さまざまな作品が揃う住友コレクション。ぜひこの展覧会その片鱗に触れてみよう。【開催情報】『光陰礼讃―モネからはじまる住友洋画コレクション』5月21日(土)~7月31日(日)、泉屋博古館東京にて開催取材・文:浦島茂世
2022年05月26日トップスター・礼真琴を中心とする宝塚歌劇星組による新作ミュージカル『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』、レビュー『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』が、4月23日(土)より、兵庫・宝塚大劇場で開幕する。本番に向けて稽古を重ねる礼真琴に、公演に向けての思いを聞いた。前作から10年後のアナザーストーリーをお届け『めぐり会いは再び』は、2011年に柚希礼音を中心とした星組で上演された作品。恋する男女が織りなす騒動を華やかにコミカルに描いたハッピーミュージカルとして大好評を博し、翌年には『めぐり会いは再び2nd ~Star Bride~』として続演された。今回上演する第3弾は、前作で礼が演じたルーチェとガールフレンドのアンジェリークを中心に、ミステリー仕立てのラブコメディをお届けする。「2作目で登場したオルゴン家の末息子のルーチェ・ド・オルゴンが、それから10年後、今何をしているのか?というところから物語は始まります。もうすぐ15歳と言っていた2作目から10年。当時、お手紙だけで登場していたアンジェリークというガールフレンドがついに登場します。前作でもけんかが原因でルーチェが家に帰ってきていたのですが、今回もけんかの絶えない、恋愛にはなかなか不器用なルーチェが炸裂しています(笑)」。前回、入団4年目でルーチェを演じた礼。「本当にできなくてできなくて、悩んで泣いていた思い出があります(笑)」と思い返す。「ルーチェの姉上を演じられていた夢咲ねねさんと一緒に、“オルゴン家のひねくれた兄弟たちはどんな風に育ってきたんだろうね”とたくさんお話して、アドバイスをいただいて、本当に助けていただきました。今回、続編として、同じ役が成長した物語を上演するというのはなかなかないことで、まさか今の自分がルーチェをもう一度演じさせていただけるとは思っていませんでした。礼真琴とルーチェの10年間の成長をリンクさせてお届けできればと思います」。『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』ビジュアル(C)宝塚歌劇団舞台は架空の王都マルクト。ルーチェ・ド・オルゴンは大学卒業後も定職に就かず、友人レグルスが立ち上げた弱小探偵事務所の手伝いをして暮らしている。ガールフレンドのアンジェリークとの関係も順調とは言えず、彼女には縁談も舞い込んでいる。ある日、事務所に奇妙な依頼人が現れ、王家に代々伝わる秘宝“一角獣の聖杯”を守ってほしいと頼まれる…。友人のレグルスを演じるのは、礼と同期入団の瀬央ゆりあ。ふたりの関係性も見どころのひとつだ。「レグルスは大学時代からの親友で、(作・演出の)小柳(奈穂子)先生から、ファンの方は、瀬央とふたりで楽しく絡んでいるところを観たいと思うからというお言葉をいただいたので、ふたりがわちゃわちゃしている様子も楽しんでいただきたいです。また、レグルス以外にも大学時代の古くからの友人が登場するのですが、そのメンバーも一緒に星組で育ってきた仲間でもありますので、普段の私たちの、気を遣わないで何でも言い合える雰囲気を出せたらと思っています」。見どころ満載のレビュー、第108期初舞台生のロケットも!第2幕の『Gran Cantante!!』は、スペインの伝統的な祭りをテーマに、スペインにまつわる名曲の数々と魅惑的なスパニッシュダンスで綴るレビュー作品。情熱的であるとともに、大人っぽいショーになっているという。「スペインといえば闘牛士。マントをひるがえして踊るのは、憧れのひとつでした。扱いはとても難しいですが、やりがいを感じながらお稽古しています。主題歌も打楽器を打つ音が耳に残るようなカッコいい曲になっていますし、これまでの宝塚作品の中から、スペインをテーマに作られてきた曲をメドレーにした中詰めなどもあります。以前からご覧いただいている方から最近観始めた方まで、皆さんに楽しんでいただける内容になっていると思います」。また、第108期初舞台生のお披露目公演となる本公演。トップとして初舞台生を迎えるのは今回が初めてだ。「お稽古場で一人ひとり自己紹介してくれたのですが、初々しくて、元気いっぱいでした。私たちもまだ彼女たちがどんなお衣裳を着て踊るのか見ていませんので、楽しみにしています」。そして自身の初舞台生当時を思い返し、今でも鮮明に記憶に残っていると話す。「初舞台生が登場するのは、口上とロケット(ラインダンス)と最後のパレード。ロケットは4分半の大ナンバーで、決して楽ではありませんでしたが、舞台に立ってお客様から手拍子や拍手をいただける瞬間というのは本当に幸せでした。客席の光景も、横に見える仲間たちの景色もすごく覚えています。今でも曲が鳴ったら踊れると思います(笑)」。前作の大劇場公演『柳生忍法帖』『モアー・ダンディズム!』で、令和3年度文化庁芸術祭賞の新人賞を受賞した礼。「先生方や他組の上級生方からもお祝いのお言葉をかけていただいて、本当にありがたい賞をいただいたことを実感しました。まだまだ芸術の道では新人なんだと思いますし、これからもっと成長していけるように突き詰めていきたいです」。取材・文:黒石悦子ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★礼真琴さんの直筆サイン色紙を1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!宝塚歌劇団星組ミュージカル『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』/レビュー『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』【兵庫公演】2022年4月23日(土)~5月30日(月)会場:宝塚大劇場【東京公演】2022年6月18 日(土)~7月24日(日)会場:東京宝塚劇場
2022年04月23日住友洋画コレクションを「光陰礼讃」いうテーマのもと、近代絵画史の流れにそって紹介する『光陰礼讃―モネからはじまる住友洋画コレクション』が、5月21日(土)より六本木・泉屋博古館東京にて開催される。住友コレクションの一角を占める近代洋画は、住友吉左衞門友純(春翠)が明治30年の欧米視察中、パリで印象派の画家モネの油彩画2点を入手した事をきっかけに収集が始まった。その後、パリ留学を支援していた洋画家・鹿子木孟郎を仲介者に、パリの画壇で活躍するジャン=ポール・ローランスなどフランス・アカデミーの古典派の名画を収集。さらに鹿子木は、岸田劉生や、ピカソやルオー、また日本のフォーヴを担った画家たちの魅力ある絵を紹介。そのため、継続的に住友家に名画がもたらされていた。同展では、光を追い求めた印象派と陰影表現による実在感を追究した古典派を「光陰」と捉え、館蔵の洋画コレクションのなかから、この流れを受けて展開していった近代洋画の数々を初公開の作品を含めて公開。明治・大正・昭和という激動の時代を経て、今に伝わる作品たちがくぐり抜けてきた歳月にも思いを馳せてみたい。鹿子木孟郞《ノルマンディーの浜》1907年オーギュスト・ルノワール《静物》1905年頃泉屋博古館東京浅井忠《河畔洋館》1902年泉屋博古館東京岡田三郎助《五葉蔦》1909年泉屋博古館東京【開催概要】泉屋博古館東京リニューアルオープン記念展Ⅱ『光陰礼讃―モネからはじまる住友洋画コレクション』会期:2022年5月21日(土)~7月31日(日)会場:泉屋博古館東京開館時間:11:00~18:00、金曜は19:00(入館は閉館の30分前まで)休館日: 月曜(7月18日は開館)、7月19日(火)。料金:一般1,000円、大高600円美術館公式サイト:
2022年04月19日フジテレビ・ノイタミナ枠にて放送されるTVアニメ「うる星やつら」。この度、内田真礼と宮野真守の出演が決定し、リンクビジュアルとPVが公開された。小学館創業100周年を記念し、選び抜かれた原作エピソードを全4クールに渡って完全新作として描く本作。主人公の“ダーリン”こと諸星あたるを神谷浩史、ヒロイン・ラムを上坂すみれが演じることはすでに発表されているが、今回新たに、あたるのクラスメイトで幼なじみの三宅しのぶを内田さん。転入生で桁違いの資産を持つ面堂財閥の跡取り息子・面堂終太郎を宮野さんが声をあてることが決定。キャラクターとキャストが繋がった、リンクビジュアルも完成した。内田さんは「やはり皆さんの頭の中にしのぶのイメージもあると思いますので、前作を意識しながら新しくしのぶ像を作っていけたら」と意気込み、「彼女が振り回されているのを楽しみながら演じていけたらと思っています」と話す。そして、宮野さんは「改めて作品を見たのですが、面堂は知性とおバカと上品と下品を兼ね備えた絶妙なキャラクターなんです(笑)その魅力を十分に感じながら演じさせていただいています。神谷明さんの面堂をリスペクトしつつ、僕なりの面堂に辿り着かなければならないなと思っています」とコメントしている。また、しのぶと面堂の声が初公開となる、ユニークなティザーPV_version2も到着した。「うる星やつら」は2022年、フジテレビノイタミナほかにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年04月07日’19年10月に開催された即位の礼の晩餐会。天皇皇后両陛下と笑顔で握手していたのは、ウクライナのゼレンスキー大統領とオレナ夫人。オレナ夫人の装いは、晩餐会は青、即位礼正殿の儀では黄とウクライナ国旗色だったーー。ロシア軍がウクライナに侵攻を開始したのは、陛下が「人と人との交流が、国や地域の境界を越えて、お互いを認め合う、平和な世界につながってほしい」とのお言葉を公表された、天皇誕生日の翌2月24日。昨年の天皇誕生日には、親日家であるゼレンスキー大統領から手紙が届き、お祝いの言葉と両陛下をウクライナに招待したい旨が記されていた。両陛下はウクライナの人々を苦しめている戦闘の早急な終結を、強く願われているだろう。
2022年03月12日タレントの熊田曜子、熊切あさ美、フリーアナウンサーの塩地美澄が5日、京セラドーム大阪で開催された「EXIA Presents KANSAI COLLECTION 2022 SPRING & SUMMER」に出演した。「FASHION LEADERS」ステージに3人そろって登場。最初はつば広の帽子にロングコート姿だったが、ランウェイの途中で脱ぎ捨てた。コートの下は3人とも黒色ビキニ。両手をあげたり、手を腰に当てたり、ギュッと密着したりと何度もポーズを決め、惜しげもなく美ボディを披露した。出演後、報道陣の取材に応じた3人。熊田は「すごく楽しかった。前回は1人で歩かせていただいたんですが今回は3人で歩けるということでワクワクしていましたし、ポーズもバッチリ決められたんじゃないかなと思います」と振り返り、「3人ともアラフォー。ボディケアは3人ともすごく気をつけています」とにっこり。熊切は「この3人で写真集も出させていただいているんですけど、まさか関西コレクションにも出られるとは思っていなかったです。すごい楽しかったです」と話し、塩地は「先輩お二人とご一緒できて光栄です。歩いたら快感で、半年先の予定も勝手に埋めちゃおうかなって。病みつきになりそうです」と語った。3人は互いのスタイルを褒め合い、熊田は「熊切さんは全体のバランスもすごくよくて、足が真っすぐで細くて長いのでモデルさん向き。塩地さんはボリュームのある胸もそうですけど、今回コレクションに向けて体重も落としてきたみたいなので、より女性のボンキュッボンのラインが強調されてすごく美しいと思います」と称賛。熊切は「熊田曜子ちゃんは私にはないウエストを持っている。塩地ちゃんは男性ウケする柔らかそうなボディが可愛い。柔らかいおっぱいも残しつつ痩せてきているのですごいなと思いました」と語った。塩地は「私は今日一日お腹をぽっこりさせないために食事を控えたんです。横で熊田さんはめちゃくちゃ食べていらして、それでもおなかぽっこりしないのでどこに胃腸があるのかなって。神の領域にいる」と憧れの眼差し。熊切についても「年上とは思えない若々しさ。心身ともにエネルギッシュで、もともとバレエをやっていらしたのですごいしなやか。歩いている姿が美しかったです」と絶賛した。撮影:蔦野裕
2022年03月06日タレントの熊田曜子、熊切あさ美、フリーアナウンサーの塩地美澄が5日、京セラドーム大阪で開催された「EXIA Presents KANSAI COLLECTION 2022 SPRING & SUMMER」に出演した。「FASHION LEADERS」ステージに3人揃って登場。最初はつば広の帽子にロングコート姿だったが、ランウェイの途中で脱ぎ捨てた。コートの下は3人とも黒色ビキニ。両手をあげたり、手を腰に当てたり、ギュッと密着したりと何度もポーズを決め、惜しげもなく美ボディを披露した。「KANSAI COLLECTION」(関西コレクション)は、2011年2月に大阪で誕生したファッションとエンターテインメントのイベント。22回目となる今回のテーマは、「エンターテイメントの再創」=「Re.Entertainment」。ライブやイベントなどの抑制によりエンターテインメント業界のカタチが変貌しつつある今、以前よりもクリエイティブで生の臨場感あふれる時間を体験してほしいという思いが込められている。撮影:蔦野裕
2022年03月05日気が付けば2022年もすぐに平常運転が始まっています。最近の双子は仲が良い時には一緒にキャッキャと楽しそうにしていますが、ちょっと目を離すと、すぐにつかみ合いのケンカに発展してしまいます。手が出た瞬間に「STOP!」と止めに入っても、どちらかがしつこくケンカを仕掛けるので、家事にも身が入らず、母は常にヘトヘトです。 双子が3歳になりました双子が3歳を迎えました。ときどき双子の妊娠中のことを思い出します。とにかくお腹が大きくて、重くて大変だったこと、常に腹筋の筋がピキピキとつったような痛みと闘っていたことなど…。若干辛い思い出の割合が多い印象ですが、大病を患わずにすくすくと育ったことがとても嬉しく、「親として、自分を成長させてくれてありがとう!」という気持ちでいっぱいでした。 誕生日前日には双子にとっては初の夢の国にも行き、コロナの間にはなかなか会えなかった親戚も集まり、双子のお祝いをしました。なぜか双子自ら歌うバースデーソングが「ディア ママ〜!」でしたが、ふたりで協力してキャンドルを吹き消し、充実した誕生日になりました。 3歳児検診って超大変!驚いたのは自治体から届いた検診のお知らせ。そこには「尿検査」「視力検査」「聴力検査」をそれぞれの家庭でおねがいしますと、記載されてました。「え?視力検査って家でやるものなの!? トイトレも進んでないのに、尿検査? 無理でしょ!涙」とパニック状態に。ネットでいろいろとリサーチすると、似たような感想を書いている人がたくさんいたので、少し安堵しながらも、検診に必要な書類も2倍で、前々日くらいから検診への不安からストレスがマックスに…。夫にもきつく当たってしまいました(苦笑)聴力検査では、耳元で指を擦り、その音への反応を観察する必要があったのですが「ママ、何してるの?」と指示をなかなか読み込めない娘に手こずりながらもどうにか完了。 娘の発達が不安だったので、当日の検診での発達相談も受け、トータルで3時間近くかかり、全ての工程が終わるころには双子も母もげっそり。尿検査に関しては未だクリアできず、タスクを残したまま年を越してしまいました。 尽きない悩み、それは発達の不安双子あるあるなのかもしれませんが、常に比較対象があるため、発達のスピードの差が気になるように。娘は超がつくほどのマイペースなのですが、その性格ゆえに言葉の少なさ、音に敏感だったり、癇癪を起こしやすいなど、集団行動をする際に目につく箇所が増えてきました。保育園の先生との面談や、小児科受診、発達相談など、色々と手をつくしたものの答えは出ず、経過観察に。 日常でも娘が生活をスムーズにおくれるよう考えた結果、息子は夫と、娘は母と過ごす週末をつくることに。今までは4人一緒にお出かけするのが当たり前だったけれど、1対1で娘と接する時間を設けることで情緒も安定し、コミュニケーションもスムーズになるようになりました。息子は長らく妖怪ブームが続いているので、そこは夫にしばらく任せつつ、私は娘のプリンセスブームにもほどほどに応えていこうと思います。 習いごと始めました 小さなころから、自分自身が学習塾に通っていたこともあり、3歳になったら塾に通わせようと計画していました。週に1回、1時間のクラスですが、平日はお風呂上りに10分と時間を決めてコツコツと課題に取り組む習慣ができました。鉛筆もグリップを補助するゴムをつけると、上手に持てるようになり、最近では迷路など楽しんで取り組んでいます。 まだまだ子育ての道のりは長いですが、双子と一緒にお絵描を楽しんだり、カードで遊んだりする日が待ち遠しいです。
2022年03月02日ミュージカル『ボディガード』が今月21日、大阪で初日を迎える。主演の大谷亮平、ヒロインのレイチェル役をトリプルキャストで務める柚希礼音、新妻聖子、May J.、そしてマネージャー役の内場勝則が前日の囲み取材に応じた。本作は90年代にケビン・コスナー&ホイットニー・ヒューストン主演で大ヒットした映画の舞台化。グラミー賞受賞曲『I Will Always Love You』をはじめ、数々の映画挿入歌を日本語歌詞で上演するスリリングな愛の物語だ。ミュージカル「ボディガード」チケット情報2020年の初演はコロナ禍に見舞われ、大阪での5回の上演にとどまった。初日が開くのを前に「感謝の気持ちしかない!」と揃って再演の喜びを口にする登壇者たち。初演メンバーが再集結し、May J.という新メンバーも加わり「新たな『ボディガード』になっております」と柚希。新妻も「少しの幸せと素敵な明日に繋がるような観劇になると思うので、楽しみに待っていてください」と自信を見せる。再演から参加のMay J.は劇場入り後、初めてマスク姿ではない共演者の姿を見たといい「皆さん『こんなお顔をされてたんだ!』って思いました」と笑顔で語った。本格的なライブシーンにも挑むスター歌手役の3人。柚希は「レイチェルは命の危険があっても待っていてくださるお客様がいる限り、絶対にお客様と歌には背を向けない。その姿勢は本当に尊敬する」と語り、「自分自身も長い間舞台に立ってきたので、その思いを重ねながら演じたい」と元宝塚歌劇団星組トップスターの片鱗がキラリ。圧倒的な歌唱力と芝居心に長けた新妻は再演では「物語を伝える」役作りに注力した。その上で「お客様が期待されている華やかなショーや熱唱のシーンを織り交ぜ、いろんな意味で満足度の高い公演にしたい」と意欲を見せる。舞台初主演でもあるMay J.は「とても厳しく稽古していただいた」とし、歌声の変化にも注目してほしいと話す。本作の代名詞ともいえる名曲『I Will Always Love You』に触れ、「May J.としても歌ってきましたが、役を演じる中で歌うとまた全然違ってくる。気持ちも変わるので、その変化を感じていただけたら嬉しいなと思います」。ボディガード役の大谷は「“レイチェル三姉妹”を命がけで守るシーンは格好良く見せたい」と理想の身体作りも上々の仕上がりをアピール。一方、身体は張れないが「違う側面からレイチェル守って行きたい」と内場。役作りでは吉本新喜劇で見せる表情とは真逆の方向性を示唆し「人の命を守るんですからシリアスに、ギャグもおちゃらけも一切なし。大阪弁もダメです」と、神妙に語れば語るほど笑いを誘うさすがの空気感で場を沸かせた。果たして、内場が本当に笑いを封印するのかも観てのお楽しみだ。公演は1月21日(金)から31日(月)まで大阪・梅田芸術劇場メインホール、2月8日(火)から19日(土)まで東京・東京国際フォーラムホールCにて。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2022年01月21日保育園の送り迎えで隅田川を渡るタイミングで、橋の上からスカイツリーがきれいに見えるスポットがあり、そこを通るたびに「この街に住めてよかった」としみじみ感じています。長野から東京に戻って数ヶ月、かなり波乱万丈な日々をおくっておりましたが、イーストサイド東京の生活を双子と共にエンジョイしています。コロナ陽性&2週間の隔離生活の限界少し間が空いてしまいましたが、実は長野から東京に戻ってきてから約1ヶ月でコロナ陽性となってしまいました(現在は後遺症なし)。子どもがタイミング悪く風邪をひいていたのもあって、自分の熱も風邪だろうと甘んじていました。しかし、流石に下がらない熱に不安を感じ、受診した病院にPCR検査を依頼したところ、検査を受けられるのがそこから更に2日後! 発熱してから約10日後に陽性診断が出たので、病院から連絡があった時にはすでに体温も下がっていました。まさか自分がなるとは…というショックと「はやく保育園にも報告しなくては!!!」という焦燥感に駆られ、頭が真っ白に。保育園の先生たちは、すごく丁寧に対応してくれたため、精神的にとても救われました。不幸中の幸いか、双子と夫は陰性。ここから双子との2週間の隔離生活に突入しました。夫はリモートワーク100%に切り変え、不要不急の買い物以外は出かけず、軟禁状態。子どもたちの遊びに行きたいリクエストも却下するのも辛かったですが、おもちゃなどは通販やフリマサイトで購入し、どうにか乗り越えました。2週間終わった時の開放感と言ったら…! 今年は厄年だったのもあり、その後も婦人科などで子宮頸癌の検査をするなど、身体を大事にしようと思うきっかけにもなりました。マンションをリノベしました!夫が学生時代に住んでいた、義実家所有のマンションの一室をリノベーションしました。東京に戻るなら、次は子どもが大きくなるまで定住したい。そんな思いがあったため、リノベーション業者と何度も打ち合わせを重ね、無事に竣工しました!将来的には双子のそれぞれの部屋にすることも想定しながら、壁紙の色を決めたりするのはとても楽しかったです。そして、双子の寝相が悪く、ベッドだと落下する可能性大なので、寝室には工夫が必要。元々持っていたマットレスを生かしつつ、もう一枚追加してドッキングし、キングサイズのマットレスを湿気をとるシートの上に敷いて寝ています。いつか、それぞれのベッドで寝る日も来るのかな? ちょっと寂しくもありますが、ベッドが好きな自分としては、早くベッドで寝たいものです。双子、水族館にはまる都内は車よりも自転車移動の方が気軽なので、週末も基本的には自転車でお出かけを楽しんでいます。蔵前や東日本橋のエリアはここ数年で再開発が急速に進んでいて、お気に入りのブックショップやパン屋さんが点在しており、近場でも楽しめるのがとても嬉しいです。双子のお気に入りは東京スカイツリーの中にある水族館! 毎日のように「フィッシュいこ!」とおねだりされりますが、流石に年間パスポートを所有していても毎日は行けないので、週1のお楽しみとなっています。水族館に着くやいなや双子は「ママ見て〜!」とそれぞれ違う方向に突き進んでいくので、追いかけるのに一苦労(笑)。チンアナゴやペンギン、クラゲなどそれぞれ好きな魚や動物をみつつ、最後はお土産屋さんを物色するのが定番コース。季節ごとにイベントなども開催されていて、飽きることなく楽しめています。運動会で大緊張の巻今年は密にならないように小規模で開催された運動会。新しい保育園にも慣れ、友達もでき、充実した日々をおくる双子の運動会をとても楽しみにしていました。特にダンスが大好きなダン君は、家でも「忍者ダンス」を披露しやる気満々! 運動会自体は20分ほどの短いプログラムでしたが、朝からなぜか私のほうが緊張して胸がドキドキ。入場口から先生と手をつなぎながら歩いてくる姿や、障害物競走に奮闘する双子を見て、涙腺はすでに崩壊していましたが、最後のダンスでその涙がピタリと止む事態に。自分の立ち位置についたダン君は緊張していたのか、目線は宙を泳ぎ、フリーズ状態!!!その隣でマイペースに踊るキリちゃんも流石でしたが、ある意味記憶に残る運動会になりました(笑)最近3才になった双子。どんどんと言葉も増えて、ちょっと生意気にもなってきていますが、これからの成長が楽しみです!
2021年11月25日歌手の赤西礼保が、ネイルサロン「ARCANA」の店舗体験イベントに出席。兄で歌手の赤西仁について「家族ですし、仕事の面で尊敬もしていますし先輩です」と語った。「ネイルとなると女性のものというイメージが強くて」と話す礼保だが、同店を訪れるのは今回が二度目。「プレオープン時に爪をキレイにしていただきました。一度キレイになってしまうともうダメですね(笑)」「継続して綺麗にしたいという心が目覚めました」と満足げだ。爪をケアしたあとには周囲の反応を待てず、自分から「この爪、綺麗でしょう?」とアピールしてしまったという。そんな礼保に「兄の仁さんに綺麗な爪を見せたりは?」と聞くと、「彼は今アメリカにいるのでこの爪を見せることはできませんが、今度電話で会話する機会があったら、僕のメンズネイルケア経験を教えてみたいです(笑)」と回答。「お兄さんはどのような存在?」という質問には、「家族ですし、仕事の面で尊敬もしていますし先輩です。お互いの活動もチェックしているし、先日僕がライブを開催する際は『頑張って!』と事前に連絡をくれて応援してくれました」と明かし、兄弟コラボの可能性については「そうですね、いつか兄弟でコラボレーションできたらいいですね!」と意欲を見せた。
2021年09月30日舞台人としての圧倒的な華と、心が伝わる芝居、ダイナミックなダンスで観客を魅了してやまない。宝塚退団から6年。柚希礼音さんの現在地とは。男性を演じても女性を演じても、大事なのは心だなと。もともとスターの器を持って生まれたきた人だ。しかし、今年の初夏に上演されたミュージカル『マタ・ハリ』での柚希礼音さんの、有無を言わせぬカリスマ性と毅然とした美しさには圧倒されるばかりだった。マタ・ハリとは、世界が戦争に駆り立てられていた20世紀初頭、フランスを拠点に国境を越え活躍していたダンサー。柚希さんにとっては‘18年の初演以来3年ぶりに演じた役。前回も高い評価を受けていたが、今回のマタの神々しさに、やはりこの人は真ん中に立つべき人なのだと再認識した。そんな感想をぶつけると、少し恐縮しつつも笑顔で、「自分でもよくわからないけれど、何かが起きていたんですよね」と続けた。「私自身、舞台上に立っていることを忘れてマタ・ハリとしてそこにいるような感覚になったんです。だからご覧になった方がそう感じてくださったなら嬉しいです。じつは初演の時は、自分が女性を演じることに対してまだまだ戸惑う部分もあったんですね。稽古場では女性っぽくいなければと思いすぎて、演出の石丸さち子さんに『ぶりっ子してるように見える』って指摘を受けたりもしました。今回は前回以上に強く、誰にも媚びず、もっとカリスマで規格外の女性にと言われて、最初はこんなに強くて大丈夫かなと思いました。自分のけがれた過去を語る場面も、小さい声で歌っていたら、『そここそ大きく歌うのよ』と。結果、仁王立ちでいていいんだってところに辿り着いたんですよね」宝塚歌劇団を退団して約6年。在団中は、その実力と人気でレジェンド級トップスターと謳われた人。しかし、女優として歩いてきた年月に対しては「難しかった」と振り返る。「この身長といい肩幅といい、男役というものが自分の何もかもに合っていたんですよね。その前にバレエをやっていた時は身を縮めるようにしてきたからこそ、男役になって、伸び伸びできて体が喜んでいるのを感じましたし。だからこそ、男役を卒業してここから女性を演じるってなった時に、どうしたらいいんだろうって途方に暮れてしまって」それまで自身の強みになっていた体格がコンプレックスに感じられ、男役として積み上げてきたさまざまな技術やキャリアは必要のないもののように思われた時期も。「語尾に『~だわ』ってつけると、心がザワザワしたり。衣装でワンピースを着ている自分が落ち着かなくて、しっかり役に入れないまま舞台に立ってしまったこともありました。コンサバな服で取材を受けた時に、あまりに自分に似合っていなくて、もう終わったと思ったことも。その頃は『髪は伸ばすんですか?』『スカートはいつはきますか?』『ネイルはしてみました?』というような質問を受けることが多くて、逆にそうしないといけないのかなと悩んだり」そんななか、女性としての居方や振る舞いを「その時その時の役が教えてくれた」と話す。「研1(宝塚入団1年目)から男役を始めたのと同じ感覚で。この人はこういう歩き方でこういう喋り方をするんだっていうところから、女性としての型や心を学んでいったような気がします」なかでも大きなターニングポイントになったのが初演の『マタ・ハリ』。「それまでは役をいただくたびに、ファンの方はこれをやることをどう思うんだろうと気にしていました。とくにマタ・ハリは、露出度の高い衣装もあるので、きっと見たくないだろうなと心配したことも。でも、私が本気で役に挑んだら、みなさんそれを受け入れてくれたんです。退団後も応援してくださる方々は、私が男っぽいから好きなわけではないんだということがわかって、そこからは自分が心惹かれる作品や役に真摯に向かっていこうと思えるようになりました。自分にとってそれはすごく大きなことで、宝塚時代に男役として進むべき道を教えてくれた、『スカーレット・ピンパーネル』のショーヴランという役と同じくらいの意味を持っているんです」そこから、初のアングラ劇に挑戦となった『唐版 風の又三郎』や、ヒロインの歌姫を演じた大ヒット映画の舞台化であるミュージカル『ボディガード』、主人公の少年を導いていくバレエ教師に扮したミュージカル『ビリー・エリオット』など、さまざまな役を経験してきた。「いろいろな女性の型を学んでいくなかで辿り着いたのは、結局、男性を演じても女性を演じても、大事なのは心だなということでした。よく考えれば男役もそうだったんですよね。宝塚で約10年かけて男性に見せるための所作を学び、身ぶり手ぶりを身につけてからは、仁王立ちじゃなく立っていても、男役としての型じゃない脚の組み方をしても、男としていられるようになって。そこからは、型よりも心を追求していくことに意識を向けるように変わっていきました。今ようやく、いろんな役から学んできた“型”をあまり意識しなくても女性として舞台上にいられるようになり、役の心と向き合う段階に少しずつ入ってきたのかなと感じています」そんなタイミングで迎えるのが、退団後からスタートさせ、今回で第4弾となる自身のソロコンサート『REON JACK4』だ。「宝塚にいた時は、普段もカッコよくいたほうがいいんだって思って過ごしていました。でも、退団して男役ではない自分として出ていかなきゃいけなくなった時、“全部はカッコよくできないですけれど、心を少しオープンにします”って始めたのが、このコンサートです。ショーの場面では、普段の自分を忘れて思いっきり世界観に入り込める瞬間があったりするのですが、トークの場面になるとそのままカッコよくいられなくて…。それでも応援してくださる方々と、より強い信頼関係を築けた場所な気がします」コンサートと銘打ってはいるが、毎回、柚希さんの代名詞でもある高い身体能力を生かしたダイナミックなダンスもふんだんに盛り込まれる。「自分の芸事の原点にあるのがバレエで、やっぱりダンスは自分にとっては切っても切れないもの。たぶん私は、ダンスというものが好きになるように生まれてきたんだと思うんです。子供の頃、どんな習い事をしても嫌だったのが、初めてバレエをやった時に本当に楽しくて嬉しかったのを今も覚えています。それまでは授業で当てられても人前に出たくないと思っていたのが、バレエでなら表現できた。踊っていると、自分自身がいろんなものから解放されて、血管というか…細胞全体が喜んでいる感じがするんですよね。踊れば踊るほど、魂が浄化されていくような不思議な心地よさがあって。ただ、宝塚を退団すると、ミュージカルの中で少し踊る場面があっても、ショーのようにたっぷり踊れる機会って少ないんです。だから私にとって踊る場所として『REON JACK』はすごく大事なんです」しかも、ただ得意なダンスを踊るだけにとどまらない。バレエはもとより、アルゼンチンタンゴや、ヒップホップやロックなどのストリートダンス、そしてコンテンポラリーと、新たなダンスにも挑戦している。「ひと言でダンスと言っても、種類によってリズムのとり方も、使う筋肉も見せ方も全然違うんです。私のようなバレエ経験者は、ヒップホップが苦手な人が多くて、宝塚時代も自分は必死なのに、動きがダサいってよく言われていたくらい(笑)。前回初めて挑戦した男女ペアのコンテンポラリーでは、テコの原理でお互いがお互いの動きを利用し合うことで振りがどんどん発展していくのが、初めての経験で興味深かったです。私自身は、バレエだけを続けていくことの厳しさを痛感して宝塚という道に進むことを選びましたけれど、『REON JACK』に参加してくださっているのは、ダンスの道一本でやり続けてこられた超一流の方々ばかり。やればやるほど、リスペクトが止まりません。そのみなさんは、私がなかなか習得できない動きがあっても、振りを簡単にしようとはしてくれないんですよね。初日までには絶対できるようになるから大丈夫って、つねに私の前に高い壁を用意してくださるありがたい存在です」今回は3年ぶりの開催。今、生のエンターテインメントにとって困難な状況にあるが、どんな趣向を考えているのだろうか。「これまで私、ファンの方との心と心のキャッチボールをずっと大切にしてきたつもりなんですね。でもこんな情勢になってからは、みなさんと繋がろうと思ってもオンラインイベントとかになってしまって、すごく寂しかったんです。これまでのようにコールアンドレスポンスのようなことは難しいかもしれませんが、心のキャッチボールができて、久々に柚希礼音そのものに触れたって感じていただけるものにしたいと思っています。ストリートダンサーのYOSHIEさんからは、今回はパンキングのレッスンに来るよう言われていますし、振付で参加してくださる辻本知彦さんには、上野水香さんや宮尾俊太郎さんの場面を作っていただきます。演出も手がけるSHUN先生は、明るいのになんだか涙が出ちゃうストーリー性のある場面を作る方なので、楽しみなんですよ。ここまでの我慢や張り詰めてきた気持ちが少しでもほぐれて、面白かった、楽しかった、幸せだったと思ってもらえたら嬉しいです」宝塚在団中も今も変わらず、芸事にはストイック。しかし、以前に比べてどこか肩の力が抜けて、ほがらかで柔らかな印象を受ける。「もう、あまり無理して肩肘張らなくてもいいかなと思っているんです。作品に向かっている時は、それでも自分を追い込んでしまうんですけれど、それ以外のことなら無理して頑張るのはやめて、しっかり休もうという考え方になりました」もともとは、休みとあらばここぞとばかりに予定を詰め込んでいたというが、昨年のステイホーム期間を経て、家で過ごす時間がいかに大切か実感するようになったそう。「休みの日は朝から晩まで体のメンテナンスの予約を入れて、家は寝られればいいやみたいな感じだったんです。でも、家にいる時間が増えて、もっと広いベランダが必要だったなって思って、最近は物件ばっかり見ています。以前は公演がひとつ終わると海外旅行に出かけるのがルーティンでした。海外で何をしているかといったら、ホテルのベランダのチェアに座って、風を受けながらボーッとしていることが多かったんです。今は海外に行けない代わりに、家のベランダにソファを置いて、そこで台本を覚えたり、スマホのチェックをしたりしています。あとは、必要に迫られて料理をするようにもなりました。一度に大量に作って、同じものを何食か続けて食べているんですけれど(笑)」そんな柚希さんに、いま挑戦してみたい作品や役柄を伺った。「まだまだ女として勉強中なので、何でもやってみたいんですよね。マタ・ハリのように、演じることで自分を育ててもらえるような役とまた出合いたいし、すべての公演がそうなれたら幸せですよね。これまでずっと目の前のことを一生懸命やって次に繋げてきたので、あれこれ考えすぎず、目の前にあることを無理なくしっかりやっていきたいです」『REON JACK 4』歌のみならず、各ジャンルの第一線で活躍するダンサーたちとのハイレベルなパフォーマンスやトークなども交えたショースタイルのコンサート。日替わりでさまざまなゲストも。9月11日(土)・12日(日)東京ドームシティホールほか、北九州芸術劇場大ホール、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演。チケットスペース TEL:03・3234・9999(平日10:00~12:00、13:00~15:00)ゆずき・れおん大阪府出身。1999年に宝塚歌劇団に入団し、星組に配属。下級生時代から、そのスター性の高さとダンスの実力で注目され、数々の作品に主演。2009年に星組トップスターに就任し、約6年もの間、組を牽引し続け、‘15年に退団。退団公演の千秋楽には、史上最多となる1万2000人ものファンが劇場前に集まり話題に。退団後は舞台を中心にさまざまな作品に出演。来年1~2月にはミュージカル『ボディガード』への出演が決まっている。シャツ¥48,400スカート(ライナー付き)¥66,000コルセット¥231,000(以上Chika Kisada/エドストロームオフィス TEL:03・6427・5901)上につけたイヤカフ¥220,000(RIEFE/リーフェ ジュエリー TEL:03・6820・0889)下につけたイヤカフ¥18,480(KNOWHOW/ノウハウ ジュエリー TEL:03・6892・0178)その他はスタイリスト私物ノースリーブコート¥308,000パンツ¥96,800(共にMax Mara/マックスマーラ ジャパン TEL:0120・030・535)ピアス¥1,408,000(MESSIKA/メシカ ブティック 日本橋三越本店 本館6階 TEL:03・6262・7688)バングル¥105,000(Buccellati TEL:03・4461・8330)レザーコート¥286,000パンツ¥82,500(共にSportmax/マックスマーラ ジャパン)ネックレス¥201,300上につけたイヤカフ¥220,000(共にRIEFE/リーフェジュエリー)下につけたイヤカフ¥18,480(KNOWHOW/ノウハウ ジュエリー)その他はスタイリスト私物※『anan』2021年9月15日号より。写真・Takanori Okuwaki(UM)スタイリスト・後藤則子ヘア&メイク・赤松絵利(ESPER)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年09月13日柚希礼音が3年ぶりに開催するソロコンサート『REON JACK 4』の開幕を控える9月10日、東京会場となるTOKYO DOME CITY HALL(文京区・東京ドームミーツポート1F)でゲネプロ及び取材会を行った。音楽プロデューサーに本間昭光を迎え、迫力あふれる歌声、そして様々なジャンルの実力派ダンサーを迎えたハイレベルなダンスを次々と披露し、コンサートの枠組みを超えた芸術的なショーとして、高く評価された同公演。「3年ぶりということで、すごく楽しみにしていますし、コロナ禍でコンサートするのも初めてのこと。安全第一で、いつも緊張している心がホッとするような、そして心がひとつになれる温かいコンサートになればいいなと思っています」と抱負を語った。今回もバレエ界の女王上野水香(東京公演)、K-BALLET COMPANYのゲストアーティストで俳優としても活躍している宮尾俊太郎(北九州・大阪公演)、「REON JACK」初回から参加しているアルゼンチンタンゴの名手、クリスティアン・ロペス、ストリートダンサーのYOSHIE、コレオグラファーで柚希の盟友でもあるSHUNこと大村俊介らが集結。開催に先がけてリリースしたCD「PARTY!」に収録の新曲3曲も初披露される。「温かいコンサートにしたいという思いはもちろんですが、やっぱり、ハイレベルなパフォーマンスをお届けしたいという気持ちは譲れない。ご一緒するダンサーの皆さんも、ギリギリまで私を高めようと、ご指導くださって、すごくいいものが出来て上がっていると思います」(柚希)また、初の試みとして日替わりでのスペシャルゲストも決定。甲斐翔真、夢咲ねね、佐藤隆紀(LE VELVETS)、湖月わたる、東啓介、西川貴教といったゲストが登場し、コラボレーションに加えて、素顔をのぞかせるトークも披露することになっており、「できれば、すべて(の公演を)見ていただきたい。本当に楽しみです」と期待を寄せた。12日の17時公演がライブ配信されることも決定しており、「コロナ禍なので、どうしても会場に足を運ぶのが難しいという方もいらっしゃると思いますし、海外からも『どうか配信を』という熱いお声をいただいていた。1回限りですが、配信が実現してうれしい。多くの皆様に、思いをお届けできれば」とコメント。「マスクをしているとはいえ、お客様のお顔を見て、同じ空間でパフォーマンスできるのは、本当に幸せ。想像しただけで、ウキウキしております。配信でもお楽しみください」とアピールしていた。取材・文・写真(会見写真)=内田涼柚希礼音ソロコンサート『REON JACK4』【東京公演】9月11日(土)12:00/17:009月12日(日)12:00/17:00会場:TOKYO DOME CITY HALL[出演]柚希礼音/宮尾俊太郎/大村俊介(SHUN)/YOSHIE/クリスティアン・ロペス/他[9月11日ゲスト]甲斐翔真[9月12日ゲスト]夢咲ねね【北九州公演】9月18日(土) 17:009月19日(日) 13:00会場:北九州芸術劇場 大ホール[出演]柚希礼音/宮尾俊太郎/大村俊介(SHUN)/YOSHIE/クリスティアン・ロペス/他[ゲスト]佐藤隆紀(LE VELVETS)【大阪公演】9月23日(木・祝) 17:009月24日(金) 13:009月25日(土) 12:00/17:009月26日(日) 13:00会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ[出演]柚希礼音/宮尾俊太郎/大村俊介(SHUN)/YOSHIE/クリスティアン・ロペス/他[9月23日・24日ゲスト]湖月わたる[9月25日ゲスト]東啓介[9月26日ゲスト]西川貴教※緊急事態宣言の延長による観客上限変更により、一部公演のチケット販売は9/12(日)23:59で終了しています。(9/13追記)
2021年09月10日マーベル・スタジオの新ヒーロー誕生の物語『シャン・チー/テン・リングスの伝説』の日本版声優として、細谷佳正、内田真礼、山路和弘、ニケライ・ファラナーゼの出演が決定した。「ちはやふる」綿谷新役、「黒子のバスケ」日向順平役、「進撃の巨人」ライナー・ブラウン役など多くのアニメ作品で活躍する細谷さんが吹き替えるのは、一族に伝わる伝説の腕輪<テン・リングス>を受け継ぐ後継者として育てられ、最強の力を持ちながらも、自らの過去を封印した主人公シャン・チー。「二度と戦わない」と力を封印しながらも、悪に染まった父を前に、再び脅威と向き合い葛藤しながらも、本当の強さに目覚めていく。マーベル・スタジオの今後を担う、重要人物となるシャン・チー役について細谷さんは「真っ直ぐで情熱的なシム・リウ氏の表現を見て、勝手ではあるけれど、親しみを感じ、一部かもしれないけれど、共通理解の様なものを得られた気がします。とても魅力的な俳優だと思うし、好きだと思いました」と言い、「年齢・性別を分けること無く、幅広い層の人々が楽しんで観劇できる作品になっていると思います。是非、吹き替え版でも観劇頂けたら嬉しく思います」とアピールした。また、ひとり取り残され、自分自身を守るために心を閉ざし孤高の戦士となったシャン・チーの妹シャーリンを、「アオハライド」「約束のネバーランド」の内田さん。トニー・レオン扮する父シュー・ウェンウーは、過去作でもトニーの吹き替えを担当してきた山路さん。親友・ケイティは、舞台女優としても活動するニケライ・ファラナーゼさんが担当する。山路さんは「久々のトニー・レオン。とても楽しく、演じさせていただいた。 マーベルの新しいヒーローの活躍をぜひお楽しみに」と呼びかけ、内田さんは「シャーリンは、アクションシーンもたくさんあるのですが、彼女の凛とした佇まいや、強さはとてもかっこいいです!シャン・チー、心が沸き立つ映画となっています。是非、劇場でご覧ください!」と役柄を説明。ニケライ・ファラナーゼさんは「心揺さぶられっぱなしの人間ドラマをかっこいいアクションシーンや美しい映像と共に一人でも多くの方に楽しんで頂けましたらこれ以上の幸せはありません!」とコメントしている。『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は9月3日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:シャン・チー/テン・リングスの伝説 2021年9月3日より全国にて公開©Marvel Studios 2021
2021年08月24日過去3度の公演において日本エンタメ界のトップランナーたちが集い、圧巻のステージを見せてくれた柚希礼音の『REON JACK』シリーズ。待望の4作目となる今回は、音楽・ダンス共に深度を増した内容に加え、バレエ界から上野水香と宮尾俊太郎が参加! さらに豪華日替わりゲストも多数登場。今の意気込みを柚希に聞いた。並大抵の苦労では出来ないと分かっていても次を作りたい――3年ぶりの『REON JACK』となりますが、今どんな心境でいらっしゃいますか?これまで『REON JACK』をやってきて、どれも共演者の皆さんやスタッフと一緒にその時々で出来る最高のものをという気持ちでいたので、前回の『~3』では「ここでひとつ完結したな」という感覚がありました。それから3年が経ってまたやりたいと思ったのは、やっぱり私にとって『REON JACK』が特別な存在だから。今の状況下では並大抵の苦労では出来ないというのも分かってはいるんですが、それでも次を作りたいと思いました。――本当に、コンサートなら客席から思いきり声援を送りたいですが、今は声も出せない状況で。毎回、お客様とのやりとりがアツい『REON JACK』なので(笑)、そこをどうするかは、いまスタッフといろいろ考えているところです。たとえば6~7月に出演していたミュージカル『マタ・ハリ』では、お客様が感嘆などのちょっとした声すら出せない分、いつも以上に思いきり大きな拍手で舞台にいる側へ気持ちを届けてくださって……。――そういう客席からの“気持ち”は、舞台上にもしっかり伝わっているんですね。もちろんです!(笑顔)。お客様からそういう“気持ち”が伝わってくると、こちらの想いもお客様にお届けできているんだなと思って、胸がいっぱいになりました。『REON JACK 4』では、より自由にお客様とのコミュニケーションが出来たらということで、今は客席で使える音を鳴らせるグッズだったり、振付講座の動画だったりを考えながら準備中です。――全体的な構成や方向性はどんなものになりそうでしょうか?毎回音楽プロデューサーを担当してくださっている本間昭光さん(ポルノグラフィティなど多くの楽曲提供で知られる作曲家、ミュージシャン)が今回も音楽監修を、そしてバンドメンバーとして参加してくださっているNAOTOさん(ヴァイオリニスト、作曲家)が、今回は音楽監督も兼ねてくださいます。なので、前3作のようにエモーショナルな部分やテンションのピンと張りつめた部分、ワーッと盛り上がるような部分は変わらないのですが、やはり今って、お客様も緊張感が続いている日々を過ごされていると思うんですよね。それで今回は、前半にホッとしていただけるようなシーンを置くつもりです。中盤からは心おきなくテンションをグッと上げていただいて(笑)。ファンへの思いを込めた新曲も披露――今回も大村俊介(SHUN)さん(安室奈美恵さんなど数多のアーティストに振付を提供)、YOSHIEさん(国内での振付はもちろんダンサーとして国内外で著名)、そしてクリスティアン・ロペスさん(タンゴの世界選手権で入賞経験を持つ)と、“柚希組”ともいえる鉄壁のキャストが頼もしいです。毎回、お三方の圧倒的な実力や個性ある存在感に付いていくのに必死なのですが、出演と振付だけでなく曲目も提案してくださるので、お客様にも、他にはない世界観のステージが観られると言っていただけるのが嬉しいですね。――たとえば前回の『~3』では、YOSHIEさんと柚希さんという女性同士で「Gypsy Woman」の曲に乗せて、フリーセッションのような雰囲気で踊るシーンがありました。パワフルなおふたりならではの、バチバチに強くて美しくて、自由でかっこいい、日本ではなかなか見られないダンスにシビれました。あのシーンも楽しかったですねぇ~。とにかく『REON JACK』はキャスト全員が強くて、柄も大きいうえに、「やってるねぇ!」って言いたくなるほど思う存分踊っているステージなので(笑)、そこは今回もそのままで。私はもうレッスンに明け暮れる日々を送っております。――そこに今回は、バレエ界の至宝・上野水香さん(東京公演のみ)と、バレエだけでなく俳優としても活躍中の宮尾俊太郎さん(北九州公演・大阪公演のみ)が参加と。上野さんには『~2』でも出ていただいたのですが、一緒に踊るのはいまだに緊張するんですよ。でも今回も、コンテンポラリーダンスに近い素敵な振付が付いたので、すごく楽しみ! 宮尾さんは『マタ・ハリ』でも共演していて、ダンサーとしても人間的にも素晴らしい方だなと。実は、東京公演では上野さんが女役・私が男役で踊るシーンなのですが、北九州公演・大阪公演では、同じ振付を私が女役・宮尾さんが男役で踊るんです。その組み合わせの妙も楽しんでいただければ。――さらに今回は初の日替わりゲストも決定。豪華すぎるゲスト陣ですが、宝塚在団時にゴールデンコンビといわれた相手役・夢咲ねねさん(東京公演・12日)も出演されますね。「何をしようか?」とふたりで考えていたら、やりたいことがたくさん出てきてしまって(笑)。 日替わりコーナーなので1曲だけではあるのですが、“今この時に、何をお届けしたいか”というのを考えていくと、やっぱりコンビ時代のものがお客様に一番ホッとしていただけるのかなと。それでも思い出がありすぎるので、曲目を絞るのは本当に大変でしたね。――『REON JACK 4』に先駆けてリリースされた新曲「PARTY!」のお披露目も楽しみです。昨年からのこの状況下で私も、人生って何だろう、いま何が必要なんだろうとじっくり考える時間がありました。それでやっぱりファンの方には、心が晴れない日々の中で、気持ちを解放して元気が出る音楽をお届けしたいとスタッフに伝えて出来たのが、この曲なんです。同時収録の「I miss you」のほうでは作詞もしていて、今の心境をそのまま言葉にしました。――「I miss you」、会えなくてさびしいというのは、よく映画などで恋人同士が言うセリフですね。今まではイベントなど舞台以外でもファンの方と直接お話しする機会がたくさんあって、それが普通だったんですよね。でも昨年からはそれが叶わなくなり、自分が皆さまからいただくパワーにどれだけ助けられていたかが分かって……。だから会えなくてさびしい、みんなに会いたいよ! っていうのは、今の私の切実な気持ちなんです(笑)。取材・文:佐藤さくら撮影:藤田亜弓ヘアメイク:CHIHARUスタイリスト:後藤則子柚希礼音ソロコンサート『REON JACK4』2021年9月11日(土)〜2021年9月26日(日)会場:東京・TOKYO DOME CITY HALL他北九州・大阪公演ありチケット情報
2021年08月19日女優・柚希礼音が、8月4日に最新シングル「PARTY!」を発売する。柚希は、宝塚歌劇団星組トップスターを6年間務め、宝塚の歴史の中でも絶大な人気を誇るトップスターとして多くのファンを魅了。2015年の退団以降も、ミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』『マタ・ ハリ』など、話題の作品に次々と出演している。「PARTY!」は、コロナ渦の中、柚希自身が「きっとファンの皆様も心が晴れない期間が続き、その心を解放して元気が出る音楽をいつも応援してくださる皆様に届けたい」という気持ちで制作。リード曲「PARTY!」のほか、 新たなダンスナンバーを作成したいという柚希の言葉からできた楽曲「溺れたい」、自ら作詞を手掛けた楽曲「I miss you」が収録される。また、「PARTY!」のミュージックビデオが収められたDVD、フォトブックレット(24P)も封入。そのほか、柚希本人と1対1で会話ができるオンライン個別お話し会(8月7日12:00~)の開催、HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGEでのミニパネル展(8月4日~29日)の開催が決定。なお、オンラインイベントはHMV&BOOKS onlineからの購入が対象となる。
2021年07月01日ものまねタレントの丸山礼が、7月放送スタートの「ジャニーズWEST」重岡大毅主演新ドラマ「#家族募集します」にレギュラー出演することが分かった。本作は、性格も価値観もバラバラな男女4人と子ども3人が繰り広げる、マギーが脚本を手掛けるオリジナルストーリーのホームドラマ。重岡さんが、ある事情でシングルファーザーになったばかりの主人公・赤城俊平を演じるほか、シングルマザー・桃田礼役で木村文乃、同じくシングルマザー・横瀬めいく役で岸井ゆきの、物語のはじまりとも言える「#家族募集します」という突飛な募集をSNSに投稿し周囲を巻き込んでいく小山内蒼介役で仲野太賀が出演。そして今回、出演が明らかになった丸山さんが演じるのは、俊平が勤める絵本出版会社「エッグプラント」で共に働く伊野三鈴。俊平を尊敬し、陰ながら支える後輩という役どころで、明るい性格のちゃっかり者で、俊平が時折見せるおっちょこちょいな行動には鋭いツッコミを入れるキャラクターとなっている。連続ドラマ初のレギュラー出演となる丸山さん。「緊張はしているのですが、重岡さんが話しかけてくださったりするのでとても楽しいです」と撮影の様子を語り、「いつもはうるさいキャラクターをやることが多いのですが、今回は繊細な表情やセリフなど自分の中で演技の幅が深められたら良いなと思っています。とにかく心温まるし、また明日から頑張ろうと思えるようなドラマなので、皆さんに楽しんでもらえる作品になってるのではないかなと思っています」とコメントした。また、クランクインの挨拶ではモノマネを披露したという丸山さん。早速、現場を笑いの渦に巻き込み、重岡さんも笑顔で歓迎。合間には、本人を前に重岡さんのモノマネを習得しようと試みる一幕も。重岡さんもツッコミを入れ、早くも息が合う様子を見せていたそうだ。金曜ドラマ「#家族募集します」は7月9日より毎週金曜日22時~TBSにて放送。※初回15分拡大(cinemacafe.net)
2021年06月23日食材や技法、演出まで、これまでにない中華に出会えるワインでも中国茶でも、味覚を盛り上げる楽しいペアリング大人だからこそ楽しめる、シックな空間とスペシャルな食体験食材や技法、演出まで、これまでにない中華に出会える乃木坂駅の2番出口からわずか徒歩1分、赤坂通りにオープンした【新華】。好アクセスながら、通りをはさんだ向かいには乃木神社が構えている落ち着いた一角です。乃木坂駅からすぐ。青竹の植え込みが趣あるエントランス料理はコースのみの完全予約制。【礼華】の人気を確かなものにした新山重治シェフが「集大成」と掲げ、自ら腕をふるう料理の数々は中国各地のみならず、和食やフレンチ、イタリアンなどの要素を大胆に取り入れています。華美な装飾を排し、シックな色調でまとめたインテリア。落ち着きとクラス感あるメインダイニングそんな独創性に満ちていながら、中華の一皿として昇華されているのは新山シェフの確かな技術と経験によるもの。季節素材を扱いつつ、月ごとに変わるディナーコースの一部を紹介します。『七宝海鮮盆』7種類の海鮮を彩りのよいサラダ仕立てで楽しむ一皿。コースはランチ11,000円・19,800円、ディナー19,800円(税込サ別)フレンチの前菜かと見紛うような、美しい前菜。くらげや車海老、蟹、帆立、鯛にアボカドとサワークリームを合わせ、イクラとキャビアをあしらって。マイクロハーブとエディブルフラワーで彩り、キウイのソースとともに添えたラー油と花椒の風味がアクセントになっています。『上湯p排翅』吉切鮫のふかひれと中国野菜を上湯スープで香り高い蒸し煮に【礼華】でもファンが多いふかひれ料理は、【新華】では創意工夫を凝らした一皿に。吉切鮫の尾びれは花にらや水蓮菜、広東白菜といった中国野菜と一緒に、耐熱フィルムに包まれて登場。熱いプレートにのせて煮立たせてから、フィルムを開いて供されます。湯気とともに上湯スープの香りが立ち昇る、楽しい演出!上湯スープのクリアな旨みが、ふかひれと野菜の味わいの輪郭を際立たせます。『檸檬煎白肉』煎り焼きにしたイベリコ豚のレモンソース添え。付け合わせはチコリとマッシュポテトスパイス類で一晩マリネしてから、低温でじっくり8時間ほど火を入れ、表面に醤油を塗って香ばしく焼き付けたイベリコ豚。日向夏のほろ苦さと腐乳のコクを加えたレモンのソースと黒酢を添えて。香り・酸味・甘みが、しっとり柔らかなイベリコ豚を引き立てます。新山シェフ自ら、目の前で塊肉を切り分けてくれるプレゼンテーションも、既存店では実現しなかったこと。〆の食事は、4種類から2品を選べるのも嬉しい。担々や麻婆飯といったラインナップの中でも、目を引くのは「シェフ故郷の味 いちご煮のスープ麺」です。ウニと鮑の汁物、いちご煮は青森の郷土料理。これを麺にしたら美味しいはず、という新山シェフのアイデアから生まれたメニュー。お腹が満たされた後も、美麗なデザートと小菓子まで高揚感は続く、何とも楽しいコースです。中華の枠を超えた素材や技法を駆使した料理の数々は、楽しい驚きと新しい美味しさを与えてくれるはず。ワインでも中国茶でも、味覚を盛り上げる楽しいペアリングイノベーティブな料理に合わせたドリンクも、ひと捻りしたセレクトが楽しいものばかり。【礼華】で定評のあるワインとのペアリングは、こちらでも健在です。料理にはもちろん、好みや飲むペースにも合わせてくれるので迷ったら相談を。ワインペアリング11,000円~支配人兼シェフソムリエの吉岡喜代志さんの提案はこの3本。『七宝海鮮盆』には、アルザスのピノグリを。ふくよかな旨みがあり、海鮮の味わいに厚みを持たせてくれます。『上湯p排翅』には意外にもブルゴーニュのピノノワール! こちらはピノノワール特有の酸味が控えめで、繊細な味わいの上湯スープに好相性。『檸檬煎白肉』には、紹興酒のようなニュアンスがあるジュラのサヴァニャン。複雑味あるソースを添えたイベリコ豚によく合います。ワインだけではなく、時には中国酒や日本酒なども織り交ぜておすすめしていただけます。お酒をいろいろ楽しみたい派は、吉岡さんにセレクトを委ねてグラスを傾けたいもの。ハイクオリティのお茶を駆使したペアリングは、ワインに負けず劣らずのマリアージュが楽しい。ティーペアリング5,500円~ノンアルコール派もご安心を。中国茶のペアリングにも、吉岡さんの工夫が凝らされています。例えば、ふかひれの一皿には、料理と同じ上湯をブレンドした阿里山茶という驚きの提案が。お茶を口にすると旨みと香りが広がり、料理の余韻をぐっとふくらませてくれます。これ以上はない組み合わせに納得。他にも、シェーカーで振って空気を含ませ、まろやかに香りを立たせた東方美人茶、菊花や金木犀を加えた凍頂烏龍茶など、革新的な一杯が繰り出されるティーペアリングも【新華】ならでは。大人だからこそ楽しめる、シックな空間とスペシャルな食体験テーブル4卓を設けたメインダイニングと、4名まで利用できる個室が2つ。清潔感と落ち着きがあるインテリアは大人のデートにもぴったり。空間を彩るメニューの数々は華やいだ雰囲気をもたらし、料理に寄り添うワインや中国茶が寛いだ心地にさせてくれます。漆を丹念に塗り重ねた飾り皿をはじめ、さり気なくも上質なテーブルウェアや調度品プライベート感ある完全個室は、家族の団欒や大切な会食にふさわしい新山シェフの挑戦が遺憾なく発揮された料理は、食欲はもちろん好奇心をくすぐることは間違いなし。気になる食材や調理法はすぐに試して新たなメニューのヒントに。創り上げたい一皿はまだまだあるそうです。これまでにストックしてきた乾物の数々。いずれコース仕立ての料理にしたいという新山シェフいま実現を目指しているのは乾物を使ったコース。ふかひれや鮑、ナマコ、鹿のアキレス腱、魚の浮袋…多彩な乾物は中華ならではの食材。手間と時間をじっくりかけて仕上げた、贅沢極まる料理の登場も待ち遠しい!いつもより少しドレスアップして、これまでにない中華のフルコースを味わう。大切な人を誘って、上質なひとときを過ごしたくなる最旬の1軒です。新華【エリア】六本木【ジャンル】中華料理【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】乃木坂駅 徒歩2分
2021年05月19日宝塚歌劇団で再演を重ねるたびに注目を集めてきたミュージカル『ロミオとジュリエット』が、8年ぶりに星組により上演される。2013年の新人公演でロミオを演じた礼真琴が、星組トップスターとして再びロミオ役に挑む。公演に向けて稽古を重ねる礼に話を聞いた。宝塚歌劇星組 宝塚大劇場公演 三井住友VISAカード ミュージカル『ロミオとジュリエット』ぴあ貸切公演チケット情報本作は、ウィリアム・シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』を、2001年にフランスの作詞家・作曲家・演出家のジェラール・プレスギュルヴィックがミュージカル化。2010年に潤色・演出を小池修一郎が手掛け、日本初演。本作へは2010年、2013年に続き、3度目の出演となる礼は、今回の出演について楽しみな反面、プレッシャーも感じているという。「初演ではダンスで心情を表現する“愛”を演じさせていただき、皆様に名前を知っていただくきっかけになりました。2013年の再演ではロミオの親友ベンヴォーリオと“愛”を役替わりで、また新人公演ではロミオを演じさせていただき、もし出会わなければ今の私はいないと思う大切な作品。今回演じるにあたり、これまでとどう変えていくのか、どうすれば超えていくことができるのか、全員でもがきながらお稽古しています。役替わりで演じる人たちが多い中、私がロミオとしてしっかり立って、みんなを支えたいです。また、演出の小池先生が、私と舞空(瞳)の演じるロミオとジュリエットとして、お芝居の中で新たに動きをつけてくださっていますので、自分の身体に入っている経験と感覚を大事にしつつ、新たなものも取り入れていけたらと思います」。恋に落ちる若いふたりの愛の物語を軸に、モンタギュー家とキャピュレット家の対立や仲間との絆など、さまざまな視点から楽しめる本作。印象に残る場面や楽曲も多い。「ロミオのモンタギュー家は仲間同士の仲がいいイメージがあるので、そこを唯一出せる『世界の王』のシーンで、しっかり表現したいです。また、争いや憎しみ合う場面が多い分、ジュリエットと一緒に歌う『Aimer(エメ)』は心が救われる感覚になります。お客様にとってもホッとしていただける場面だと思いますので、その温かい部分を大切に演じたいです」。昨年2月より宝塚大劇場で行われたトップお披露目公演から約1年。コロナ禍で公演や稽古ができない期間もあったが「今年は皆様に感謝の気持ちをお返しできれば」と思いを語る。「4か月の自粛期間を経て舞台に立ったとき、これまでに味わったことのないほど、心の底から幸せを感じました。このような状況になり、皆様がさまざまな思いで戦いながら過ごす中でも、宝塚歌劇に想いを寄せてくださったり、励ましてくださったり。皆様に支えていただきながら公演を再開できていることを、一人ひとりが感じながらお稽古しています。今年はその感謝の気持ちを目いっぱいお返ししていきたいですし、昨年以上に笑顔があふれる瞬間がたくさんある一年にできればと思います」。公演は2月14日(日)から3月29日(月)兵庫・宝塚大劇場、4月16日(金)から5月23日(日)東京宝塚劇場にて。取材・文:黒石悦子
2021年02月09日長野の生活にも慣れ、リズムが整ってきました。夏は夏で暑さにやられてましたが、冬の寒さは東京と比較にならないほど厳しく、心折れそうになっていましたが、初めての冬もなんとか乗り越えられそうです。壁を一つ乗り越えたと思ったら、また新しい壁に打ち当たる、これは子育てをする中で避けられない運命なのかもしれません。そして遂に我が家にもやってきました、あの魔の「イヤイヤ期」が。とうとうやってきた双子の「イヤイヤ期」同じくらいの月齢の子供を持つ友人からは経験談を聞いていたのですが、「うちはイヤイヤ期とは無縁だわ〜」とタカを括っておりました。しかし、2歳を迎えたあたりから息子がだんだんと気難しくなり、今では何をするにも「ヤダ!」「イヤ!」を連発するように。特に保育園に出発する前やおむつ替えの時にはイヤイヤがマックスに!!! パジャマから洋服に着替えるのも一苦労。根気強く説得してみたり、泣き真似して同情を買おうとしても、初めは効果があってもすぐにその作戦は効果がなくなり途方に暮れております。一方、娘はそんなイヤイヤ期の弟をほぼ無視し、マイウェイで毎日笑顔で保育園へ登園しています(なんとも心強い)。最近は某イギリス・キャラクターにどハマりし、毎日動画や絵本、オモチャでどっぷりその世界に浸っております。私自身、両親を「パパ・ママ」呼びだったので、特にこだわりなく「パパ・ママ」と双子にも呼ばせていたのですが、ある時から娘が私のことを「マミー!」と呼ぶように…。それに従い、夫も気がつけば「ダディー」に。家の中だけならいいのですが、外でダディー呼びはちょっと恥ずかしい(苦笑)コロナ禍、双子たちのあそび方以前まで大事なコレクションを双子にボロボロにされるのが怖くて、書斎に封印していたレコードコレクション。つい最近、ターンテーブルと共にリビングに移動させてみました。ずらりと並ぶレコードに興味津々の双子。ダンスするのが大好きな息子はレコードを引っ張り出してきて、かけて欲しいとリクエストするように。マイケル・ジャクソンの「スリラー」を見様見真似で一心不乱にダンスする姿も最高でしたが、レコードの音に合わせて、日々独自のダンスを編み出しております。それを見て娘も「私も私も~」とヘッドホンをつけて欲しいとおねだりしてくるようになり、お風呂上がりは家族でダンスパーティーが定番化しております。以前であれば東京に行ったり、ショートトリップを楽しんでいたのですが、このご時世なかなか難しいですよね。雪でぐちゃぐちゃになった公園で遊ぶのも辛いし、家遊びも限界で、週末がやってくるたびに頭を悩ませていたのですが、夫が室内遊びできる場所をリサーチしてくれたので、先日家族で佐久市にある「こども未来館」へ遊びに行きました。恐竜好きの双子は大きな恐竜の模型に大興奮!動物や宇宙、人体など体験型で学べる仕掛けが沢山あり、大人になった自分も楽しめるナイスな施設でした。天候に左右されず楽しめる室内施設は本当にありがたいものですね。まだまだ寒い冬は続きますが、これからも双子との週末を色々と工夫して楽しみたいなと思います!
2021年02月08日名だたる刀剣が戦士の姿となり、過去へと遡り戦いに身を投じる。刀剣男士たちの生き様を深遠な物語で綴る舞台『刀剣乱舞』。この冬の新作に出演中の本田礼生さんと荒牧慶彦さんに注目。2016年にスタートし、高い人気を誇る舞台『刀剣乱舞』(以下、刀ステ)。今年の新作は、6か月連続の史上最大スケールで、豊臣軍と徳川軍が雌雄を決した大坂の陣を、冬の陣と夏の陣のふたつの物語として描くというもの。現在上演中の冬の陣公演「天伝蒼空の兵 -大坂冬の陣-」で作品の中心を担うのが、一期一振(いちごひとふり)役の本田礼生さんと山姥切国広(やまんばぎりくにひろ)役の荒牧慶彦さん。荒牧:礼生とは以前に別の作品で共演してるんだよね。お芝居では、あまり絡みはなかったんだけど…。本田:僕は以前からまっきーさんの人柄が素敵だと伺っていたんですけど、実際ご一緒したら思ったより天然な方で…。荒牧:(笑)。…鍵の件、でしょ?本田:稽古終わりにまっきーさんが鍵がないってジャケットのポケットを捜してたんですけど、そもそもジャケットが別の人のだったっていう…。もう、どっから突っ込んでいいやらでした(笑)。荒牧:言い訳すると、同じジャケットを俺も持ってたから、何の疑いもなく着て帰ろうとしたんだよね。いつもの習慣で帰る前にポケットの鍵を確認したらなくて…。みんなを巻き込んで捜してたら、「まっきーさん、それ僕のです」って言われて、うそ~んって(笑)。本田:そんな普段お芝居している時とのギャップが素敵だなと。荒牧:あの時は本当に申し訳ない。礼生はさ、体がすごくきれるよね。バネが日本人離れしてるというか。本田:ブレイクダンスとアクロバットを長くやっていたんです。荒牧:あれだけ動けるのがすごい。本田:僕としては、今回初参加なので、まっきーさんみたいな頼れる先輩が一緒で安心したんです。荒牧:ありがたいことに、刀ステは長くやらせていただいているからね。そのぶん思い入れも増すし、戻ってこられてよかったなと思ってるよ。また新しい戦いが始まるプレッシャーもあるけど。本田:刀ステの現場はやらなきゃいけないことが多いですからね。荒牧:まず殺陣が作品の見どころのひとつになってるのもあって、必ず毎日稽古のどこかにアクション稽古が入ってるし。でも俺、刀ステの避(よ)けるか避けないかのギリギリの殺陣、嫌いじゃないんだよね。本番になるとゾーンに入るのかわからないけれど、戦ってる時に剣筋が見えることがあるの。悲伝(’18年「悲伝 結いの目の不如帰(ほととぎす)」)で三日月宗近役の鈴木拡樹くんとやった時なんか、本番中、本当に真剣での勝負みたいに感じる瞬間があって、すごく面白かった。本田:僕はまだ怖いです…。あと今回、劇場がステアラ(IHIステージアラウンド東京)じゃないですか。初参加でステアラの公演で、刀ステってこんなに大変なんだって実感する日々です。荒牧:舞台の一面の幅が、日頃よく立っている劇場の倍あって、それが4面だからなんと8倍。舞台以上に裏で走る量が半端ない。本田:客席の回転に合わせて僕らも移動しながら殺陣をするシーンがありますけど、それが大変で…。荒牧:でも、刀剣男士って人ならざるものだから、そういう部分を特殊な舞台機構を使って表現できるんじゃないかと思うんだよね。いい形で夏の陣公演にバトンを繋げられたら。荒牧:末満(健一)さんは、委ねる部分はすごく役者に委ねてくださるけれど、作品の世界観を守る意味で演技指導は結構厳しいよね。本田:役の解釈が甘かったりすると、「もっと研究してきて」って言われたりしますからね。荒牧:それは、末満さんが『刀剣乱舞』とかそのファンの方々をそれだけ大事にしているっていうことでもある。こちらが疑問を感じたところは、すごく丁寧に言語化してくださいますしね。本田:僕からすると、まっきーさんの芝居は、迷いが全然なく安定して見えます。荒牧:山姥切国広としてやらさせていただいている時間が長いっていうのはあると思う。今回、山姥切国広としては、これまでのシリーズにも登場してきている弥助というキャラクターとどう絡んでくるかが見どころになるかのかな。本田:僕が演じる一期一振は、たくさんの兄弟の中でお兄ちゃんの役割。上品で笑顔は穏やかだけど、どこか物悲しげでもあって。今回はそこがキーになるんですかね。荒牧:以前は廣瀬大介くんが演じていた役だけれど、礼生のは、また別ベクトルになってるのが面白いよね。しかも今回、一期一振は元の主(あるじ)が…。本田:はい(笑)。…おそらく一期一振の新しい一面が出てくるんじゃないかと…。刀剣男士は人ではないですが、すごい人間ドラマですよね。僕、刀ステを初めて観た時、何の前情報もなかったのに、元の主(あるじ)と刀剣男士たちの関係性から生まれる深いドラマに圧倒されたんです。荒牧:そう。深いストーリー性があって、作品単体でも楽しめるんだけど、シリーズで観るとこんなふうに繋がっているんだっていう驚きもある。今回の脚本にも、これは一体どういうことなのって思うようなセリフがあったりして、ここからどう展開していくのか、すごくワクワクしてる。本田:今回の冬の陣は、この後に上演される夏の陣(4~6月上演)に繋がっていくわけで、今回の冬の陣を観てると、夏の陣がどうなるかも気になりますよね。荒牧:うん。いい形でバトンを繋げていけたらいいよね。TBS開局70周年記念舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵 – 大坂冬の陣-Supported by くら寿司上演中~3月28日(日)豊洲・IHIステージアラウンド東京原案/「刀剣乱舞-ONLINE-」より(DMM GAMES/Nitroplus)脚本・演出/末満健一出演/本田礼生、前嶋曜、北川尚弥、佐々木喜英、松田凌、北乃颯希/荒牧慶彦ほかReo Honda1992年10月28日生まれ、愛媛県出身。10代前半から始めたダンスで頭角を現し、その後、俳優の世界へ。その高い身体能力でTHE CONVOYSHOWなどにも参加。この夏には舞台『鬼滅の刃』も控えている。本田さん・コート¥46,000(コノロジカ/HEMT PR TEL:03・6721・0882)ニットジャケット¥46,000(タクタク/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575)シャツ¥13,000(マニュアル アルファベット/エムケースクエア TEL:06・6534・1177)デニムパンツ¥16,900(ウィーク/シーアトリエ TEL:06・6536・3237)スリッポン¥23,000(トス/HEMT PR)Yoshihiko Aramaki2月5日生まれ、東京都出身。原作を深く掘り下げ構築した役作りに定評があり、数多くの2.5次元作品で活躍。近年は映像出演も多く、現在、ドラマ『FAKE MOTION―たったひとつの願いー』(NTV系)に出演中。荒牧さん・コート¥53,000(ハバノス/HEMT PR)ニット¥32,000(タクタク/スタジオ ファブワーク)パンツ¥32,000(イキジ TEL:03・3634・6431)スリッポン¥23,000(トス/HEMT PR)※『anan』2021年2月3日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・鹿野巧真ヘア&メイク・古橋香奈子海野由香(共にLaRME)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年01月30日作詞家で作家・なかにし礼さんが23日に心筋梗塞で亡くなったことを受け、歌手の細川たかしが25日、所属事務所を通じてコメントを発表した。細川は、デビュー曲の「心のこり」や、『第24回日本レコード大賞』を受賞した大ヒット曲「北酒場」など、なかにしさんの手掛けた曲を多数歌ってきた。細川は訃報を聞き「また1人昭和の偉人が亡くなってしまい残念でありません。長い間闘病されていたと聞いていたので今は天国でゆっくりとお休み下さいと祈るばかりです」とコメント。また「心のこり」について「『私バカよね おバカさんよね』冒頭の歌詞が余りにインパクトが強く、よくキャンペーンなどで子供に『あっおバカさんが歩いてる』などと言われる程でした。元々タイトルが『私バカよね』でしたがデビュー曲でこのタイトルは可哀想だと先生が『心のこり』と付けてくれたんです」と秘話を明かす。最後に再び「先生本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りしております」と感謝を告げた。なかにしさんは、大学在学中よりシャンソンの訳詩を手掛け、「知りたくないの」(64年)のヒットを機に作詞家となる。その後もヒットメーカーとして活躍を続け「今日でお別れ」(67年)、「心のこり」(75年)、「石狩挽歌」(75年)、「時には娼婦のように」(78年)、「北酒場」(82年)など、約4000曲の作品を生み出した。日本レコード大賞を3回、同作詩賞を2回、ゴールデンアロー賞など、多数の受賞歴を誇る。近年も、氷川きよし「母」(20年)の作詞などを手掛けていた。
2020年12月25日すっかり前回の更新から日が開いてしまいました。というのも、一大決心をし、東京から長野へ引っ越しをしたことで、てんやわんやしておりました。夫の単身赴任は2020年の初めに決まり、当初は毎週末東京に帰ってくるという予定だったのですが、コロナの影響でいつ帰ってこれるのかも分からない状況になってしまったので、私の仕事を調整し、一家で長野に行くことを決心しました。保育園の手続きや、慣れない土地での新生活で、私は落ち込んだりもしてましたが、その一方で双子は驚異のスピードで環境に適応!! 今回はそんな新生活のお話をさせていただきます。■夫不在、引っ越しの荷造りは双子が寝た後のみ…まずは、東京から長野へ引っ越す際の準備について振り返り。夫は1ヶ月以上帰ってこれない状況が続く中、実家にお世話になりながら私は引っ越しのための荷造りに取り掛かりました。その頃はまだ保育園も再開しておらず、作業ができるのは双子が寝た後のみ(涙)仕事柄、レコードと本が大量にあり、かつ夫が服好きのため、相当な物量で、夜な夜な泣きながら荷造り作業をしておりました。荷造りを終え、引っ越し屋さんに荷物を運んでもらった時は、孤独で長い闘いが終わったようで、とてもほっとしました。長野へ引っ越し、家が決まるまでは夫の元実家を間借りして生活していました。家具がまだ揃っていなかったり、車社会の長野で、自転車もまだ東京から持ってこれていない時期は、あまりにも生活が不便で、ストレスでご飯もろくに食べれない状況に…。それも車を買ったり、家具を揃えたりすることで改善していきました。以前、双子はハイチェアに座って食事をしていたのですが、保育園での環境に合わせて長く使えるローテーブルとチェアのセットを購入。少しずつ生活リズムも整っていきました。■引っ越し後はウイルスの洗礼も!去年の夏もRSウイルスなどに繰り返しかかり、病院に何度もお世話になり、仕事もままならないこともありました。今年の夏は大丈夫かな? と思っていた矢先にまずキリちゃんが高熱に!! かなりの高熱で、なかなか下がらないので不安に襲われましたが、熱が下がってから発疹が出たので突発性発疹だということが発覚。今までかかってなかったことにも驚きですが、ダンくんもすこし遅れて同じ症状となり、入ったばかりの保育園をお休みすることに。熱が下がった後、発疹が出た後には不機嫌になる情報は得ていたのですが、あまりの性格の変貌ぶりに(特に普段穏やかなキリちゃんは怒り狂い別人の様に!!!!)両親共にしばらく振り回されました(苦笑)バタバタしている間に夏からすっかり寒い季節に…!朝はダウンコートを着て保育園に出発するのですが、コートを着せるタイミングになると、キリちゃんは必ずお気に入りのヌイグルミを連れて来ます。もちろん、保育園には持ち込めないので、タイミングを見てヌイグルミを隠さなければならず、毎朝試行錯誤するのですが、「ベア♡」と大切そうに抱き締める姿をみてしまうとついつい許してしまうダメな母親です(笑)最低でも週に1回は東京に行かなければならず、新幹線や車で長野⇄東京を往復するようになり、以前よりもワーキングスタイルがハードさを増していますが、双子の著しい成長を糧に長野での新生活を楽しんでいこうと思います!
2020年11月20日お笑い芸人と動画クリエイターを両立し、“SNSでのお笑い”を確立した第一人者ともいえる丸山礼さん。23歳という若さで、テレビでも活躍する傍ら、YouTubeチャンネル「丸山礼チャンネル」は、約80万人のチャンネル登録者数を誇り、トータルの視聴再生数はなんと1億回超え!自身のファッションブランドを立ち上げ、さらに個性を表現「緊急事態宣言が発令されて、テレビの撮影のほとんどが、自宅からのリモート出演になりました。テレビの現場が、リモートに慣れず四苦八苦している中、私はYouTubeで動画投稿を頻繁にしていたこともあって、新しい撮影のスタイルにもすんなり馴染めました。もっと言えば、スタジオでの収録より、リモートの方が芸風を表現しやすかったので、自分の持ち味を上手く活かせたような気がします。そのおかげもあってか、今ありがたいことにお仕事の幅がどんどん広がっているんです」リモート出演が増えたことで、自宅にいる時間が多くなったと思いますが、不安や寂しさは感じませんでしたか?「全く感じませんでした。ニューヨークにいる友人でYouTuberのkemio君と、毎日電話して、くだらないことを言い合っていたので、それが心の拠り所になりました。それにもともと、ひとり時間を楽しむのが得意なので、自粛中も韓国ドラマをめちゃくちゃ見て、ネタを増やすことができた。好きなことをたくさんインプットできる時間だったし、今そのアウトプットをさまざまな場所で披露しているので、表現の幅がぐーんと広がった良い機会でした。もちろんイベントができなくなって、ファンの方と直接会える機会は減りましたが、その代わりにオンラインでスペシャルミーティングを開催して、生電話したり、新たな繋がりの場を設けることができたのがすごく嬉しかったです。対面しなくても交流は持てるし、自分の個性を表現することもできる。新しい発信方法は増えているので、表現の仕方はもっともっと多様化していくんじゃないかな。だからこれからは、自分を上手に表現できるフィールドを見つけた人、そしてそのフィールドを多く持っている人が活躍していくんじゃないかなと思っています」そんな丸山さんは、今年女優デビューを果たし、さらに間もなくオリジナルファッションブランド『rel’m』を立ち上げる。「過去に配信したYouTube動画で、私服の1週間コーディネートを投稿した際に、『私と同じ体型だから参考になる』という声が、とにかく多かったんです。私の体がわがままボディということもあり、普段から考えていた服への欲求や不満を全て落とし込んで、私が本当に身につけたいと思える理想のアイテムを作り上げました。ワンピースやカーディガンなどのほか、新しい生活様式に合わせて、コンビニなどちょっとしたお出かけにも対応できるセットアップのパジャマやマスクも!大きめサイズも展開する予定だし、ユニセックスのものも用意しているので、幅広い層の人に喜んでもらえると思います。今以上に、この世代として新しいことを率先して発信していけるようになりたいです」これまでのスタイルにとらわれず、自分の個性を表現するフィールドを広げている丸山さん。その柔軟さと発信力に注目したい。まるやま・れい1997年生まれ、北海道出身。2016年、「ワタナベお笑いNo.1決定戦」の決勝に進出して注目を集める。YouTubeチャンネル「丸山礼チャンネル」もファンが多い。※『anan』2020年10月21日号より。取材、文・鈴木恵美(by anan編集部)
2020年10月20日フリーアナウンサーの塩地美澄(しおち みすみ)が、最新イメージDVD『Salty Love』(発売中 4,180円税込 発売元:ラインコミュニケーションズ)をリリースした。2006年から2014年まで秋田朝日放送でアナウンサーとして活躍し、以降はフリーに転身した塩地美澄。2016年に初めての写真集『みすみ』を発表して以来、豊満のGカップバストでグラビア界にも進出して大きな話題を集ている。その彼女が3年ぶりとなるイメージDVDをリリース。セクシーなランジェリーを中心にした衣装を着用しながら、グラマラスなボディーを露わにしている。タイトルの『Salty Love』は直訳すると「塩辛い愛」で、今回のテーマはずばり"不倫"。今年で38歳となった彼女にはリアルで、自宅にとどまらず、オフィスや野外、そして温泉宿などで禁断な行為を繰り広げる。着用した衣装もフリーアナウンサーとは思えないセクシーなモノばかり。ベッドの上ではブラを外して手ブラを披露するなど、際どいシーンも収録されている。手ブラのシーンはもちろん、随所でGカップを強調。その大きさは相変わらずの迫力だ。なお、同DVDの発売を記念したイベントが10月10日に東京・秋葉原のソフマップAKIBA1号店 サブカル・モバイル館6F(12:00~)で開催予定(中止・延期の可能性あり)。
2020年10月02日「Netflix」にてもうすぐ配信されるアニメーションシリーズ「ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ」で吹き替えを務める声優の内田真礼、佐藤元、増田俊樹が、幼少期からの“スピルバーグ体験”を明かすコメントが到着した。本作は、巨匠スティーヴン・スピルバーグらが手掛けてきた『ジュラシック・パーク』シリーズの最新作となるアニメーションで、『ジュラシック・ワールド』(’15)と同じ時間軸を舞台に描かれる物語。有名インフルエンサーでもある少女ブルックリンを本作で演じている内田さんは、スピルバーグ監督について「子供のときに、映画館で『ジュラシック・パークIII』を見て、怖いけどワクワクして衝撃的だった記憶があります。それから前作も観ましたし、博物館にも行った記憶がありますね」とふり返り、「『E.T.』も観ましたが、あのフォルムの生き物は他にいないですよね(笑)。恐竜もそうですし、未知のものといえばスピルバーグ監督を思い出します。ドキドキするものを沢山くれた人です」と印象を語った。また、頭脳明晰で恐竜マニアだが、シャイな少年ダリウスの声を担当した佐藤さんは「映画にハマっていたときに、せっかくスピルバーグ作品を観るんだったら初期のものを観たいと思って、『激突!』を観ました」と話し、本シリーズも好きだそうで「役としては、恐竜に追いかけ回されている命懸けのシーンなので叫ぶんですけど、内心は大喜びしていました」と収録をふり返る。そして、向こう見ずな自称ボスキャラのケンジ役を務めた増田さんは「怖い作品が多いという印象です…(笑)」と率直なイメージを語りつつ、「(スピルバーグが製作総指揮で参加している)『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が大好きで、子供のときも観ていましたし、大人になってからはパッケージが欲しくなって買ってしまった」と思い出を明かしている。今回、各々の“スピルバーグ体験”を語った3名の声優陣が演じるダリウス、ブルックリン、ケンジらをはじめ、6人のイマドキ少年少女たちがサバイバル・キャンプに集まり、ひと夏の冒険として安全に楽しい恐竜たちの世界を体験!…のはずが一転、思いもよらないトラブル発生で島に取り残され孤立状態に。さらに、野放しとなった危険な恐竜たちが、次々と彼らに襲いかかる――少年少女の壮大なアドベンチャーがついに幕を開ける。Netflixオリジナルシリーズ「ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ」は9月18日(金)より独占配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2020年09月21日ミュージカル『ビリー・エリオット ~リトル・ダンサー~』が9月に開幕する。2017年の日本初演に続き出演する柚希礼音に話を聞いた。【チケット情報はこちら】本作は、不況に喘ぐ英国北部の炭鉱の町を舞台に、ひとりの少年と彼を取り巻く大人たちの姿を描いた映画『リトル・ダンサー』(’00年)をもとに、音楽をエルトン・ジョン、脚本・歌詞をリー・ホール、演出を映画版の監督でもあるスティーヴン・ダルドリーが手掛け、2005年にロンドンで初演されたミュージカル。日本初演では約16万人を動員し、多くの演劇賞も受賞。今回は待望の再演となる。今作でビリーを演じるのは、厳しいオーディションを勝ち抜いた川口調、利田太一、中村海琉、渡部出日寿の4人。新型コロナウィルスの影響で開幕が2か月延期した本作。柚希は「とはいえ今も油断はできない状態ですから、とても気を付けながら稽古しています」と話し、観客にも「まずは皆さんの健康と命が一番」と前置きしながらも、「こんな状況だからこそ、この公演を観て本当によかったと思っていただけるように、心して演じます」と強い意気込みを見せた。柚希が演じるのは、主人公ビリーにバレエを教えるウィルキンソン先生。「この作品は人物像がリアルなところがいい。ウィルキンソン先生も、ビリーの才能を見出し導いていく役どころなので“愛情豊か”に描かれそうなものなのに、そうはならない。そういうところが演じていて面白いです」。Wキャストとして、宝塚歌劇団の先輩でもある安蘭けいが今作から参加。「安蘭けいさんと同じ役をするなんて、信じられないです」と喜び、稽古場で一度だけ見たという安蘭の芝居を「また違う役作りで、とうこさん(安蘭)ならではのウィルキンソン先生でした。すごくいいなと思いました」と嬉しそうに語る。本作を「私の人生の中でこれほど最高なミュージカルはない」と絶賛する柚希。「何十年もかけてつくったんじゃないの?と思うほどシーンの一つひとつが緻密。炭鉱夫たちとバレエダンサーたちが交互に見せていくシーンなんて、初めて観た時から『すごすぎる!』と思っています。音楽もすごいし、振付もすごいし、演出もすごい。セットも衣裳も何もかもがすごい!遊び心もあるし、最高なんですよ」柚希が「出る杭は打たれなくていいし、誰かの意見に沿わせなくていい。みんな違うから最高!と思える作品です」と熱く語る本作のオープニング公演は9月11日(金)から14日(月)、東京公演は9月16日(水)から10月17日(土)まで、共に東京・TBS 赤坂ACTシアターにて、大阪公演は10月30日(金)から11月14日(土)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演。取材・文:中川實穂
2020年08月04日保育園が再開し、ワンオペの双子の育児をしながらのリモートワークに限界を感じていた私にやっと光が見えてきました。まだ感染の恐れがあるため、様子を見ながらではありますが、双子も久しぶりに先生やお友達に会えるのが嬉しかったようです。個人的には家だとつい甘えが出て食べないものも、保育園だとしっかり食べてきてくれるのが嬉しい! 野菜や果物をしっかり食べてくれる日は来るのだろうか…まだまだ食事の悩みは続きそうです。食べて欲しいのに、食べてもらえないもの、それは「バナナ」。オンラインの掲示板などで子育ての情報を収集していると、「うちの子どもはバナナが大好物」という投稿を見るので、離乳食をスタートした頃からバナナを食べさせようとトライしてきました。しかし、結果はいつもNG! キリちゃんはお腹が空いた時は食べてくれるものの、ダンくんは口に入れようとしても、口を一文字にして入る隙を与えてくれません。バナナを食べてくれたら栄養価もバッチリなのに…と思いつつも、自分もバナナが苦手なので強くは言えない(苦笑)■双子たちのマイブームキリちゃんの最近のブームは基地作り。ひとりでせっせとクッションやオモチャ、絵本、そして麦茶の入ったマグ、タブレット(遂に購入!)を寝室に持っていき、好きな場所に配置。好きな曲をYoutubeでかけながら、クッションにゴロンと横たわって麦茶をゴクゴクするのにはまっています。あまりに大人しいので時折様子を覗きに行くのですが、我関せずでマイペースにゴロゴロ。私は動いていないと落ち着かないので、キリちゃんのその姿が何だか羨ましくもあります。自粛期間中に買ってよかったものは、子供用のタブレットとペンでなぞるとそのワードを日本語と英語で発音してくれる図鑑でした。おしゃべりブームの(送り迎えで自転車に乗っている時は必ず「ベイビーシャーク」を振り付きで歌ってくれる)ダンくんは、この図鑑が大のお気に入りに。動物や海の生物のページが特に好きでワニをペンで指す度に「スナップスナップ」と言いながら口をパクパクさせるワニの真似をしてくれます。早く動物園に行って本物の動物たちを見せてあげたいな。最近はカメラを向けて「はいポーズ!」と声をかけるとダン君はポーズをしてくれるように。以前、保育園の生活発表会の際に先生たちが作ってくれたパンダやカエルの帽子をかぶっては「撮って撮って!」とリクエストしてくるようになりました。顎のところに手を添えるぶりっこポーズが定番なのですが、自分が幼い時に全く同じポーズをしていたことが発覚(笑)DNA恐るべし…と思った瞬間でした。仕事の時間を確保できるようになって、私もメリハリをつけて子どもたちと遊んだりできるようになり、とても嬉しい! まだまだかつての日常とはかけ離れたものですが、少しずつペースを取り戻したいと思います。
2020年07月29日